専業主婦の千代子さんは、会社員の夫と小学3年生の息子・翔太と3人暮らし。翔太は引っ越し先のマンションに住む清水さんと、その息子・学と仲良くなり、毎日のように家に通うようになりました。違和感がありながらも、千代子さんは清水さんと付き合いを続けていました。しかし、清水さんの言動は次第にエスカレート。「翔太君はうちの子同然」と言って、翔太の家庭教師代を全額出すと提案してきます。 さらに、お泊り会や夕食の誘いを受け、翔太を家に呼び寄せようとする清水さんに、恐怖感を抱きます。 千代子さんは強い口調で提案を拒否。今後は清水さんと学と関わらないように伝えました。 異常な隣人の行動……衝撃の結末とは ある日、翔太が学校の友だちと遊んでいる姿を見届けて、千代子さんは買い物へ。そのあと翔太を迎えに行くと、翔太の腕を掴む清水さんに遭遇します。翔太によると、清水さんは自販機の裏に隠れて待ち伏せしていたそう。「今後一切、うちの子に近づかないで!」と言い放ち、翔太を連れてその場から逃げ出しました。 千代子さんは夫に相談し、防犯カメラを自宅に設置。学校にも気をつけてもらうよう連絡します。1カ月後、清水さん親子から逃れるように引っ越し、一軒家へ移り住むことに。心穏やかに過ごしていると、ふと背後に嫌な気配を感じます。恐る恐る千代子さんが目をやると、そこには清水さんと学が立っていたのでした。 ようやく平和な生活を取り戻したと思っていた千代子さん。清水さんに対してハッキリと自分たちに近づかないように求めたはずですが、清水さんの翔太に対する執念は想像を上回るものだったようですね。 「息子と仲が良いから」という理由で子どもに執着されてしまっては、たまりませんね。夫や学校、近所の人にも味方になってもらいながら、千代子さん一家がもう一度平和を手に入れられることを願ってやみません。作画:じゅったむ著者:ライター 千代子
2023年10月02日専業主婦の千代子さんは、会社員の夫と小学3年生の息子・翔太と3人暮らし。翔太は引っ越し先のマンションに住む清水さんと、その息子・学と仲良くなり、毎日のように家に通うようになりました。翔太の話によると、学は家庭教師や塾で忙しくしているようです。家庭教師の先生が来る日も、翔太は清水さんの家で遊んでいたなんて……!失礼なことをしていたと、千代子さんは悩み始めます。 しかし、勉強で忙しい学のために、清水さんが遊びの時間を作ろうとしているのかもしれないと思い直した千代子さん。違和感を持ちながらも、清水さんとの付き合いを続けることにしました。 これって普通なの…? ある日のこと。18時を過ぎても翔太が清水さんの家から帰ってきません。千代子さんが清水さんに連絡すると、「今ごはん食べさせちゃってるの」と言われます。事前に連絡もなしに?とモヤモヤする千代子さん。その後、清水さんが学も連れて、翔太を自宅に送り届けてくれました。千代子さんは「そこまでしていただかなくても大丈夫」と清水さんに伝えますが、次はお泊り会をしようと勝手に話を進めてきます。さらに清水さんは、月謝を全額出すから学の家庭教師の元で、翔太も一緒に勉強しようと提案……!「翔太くんはうちの子同然」と言われ、息子を必死で家に呼び寄せようとする清水さんに恐怖を感じた千代子さんは、強い口調で話をすべて断り、翔太に今後は学と遊ばないように伝えたのでした。 千代子さんや子どもたちの気持ちを十分に聞かずに、話を勝手に進めようとする清水さん。仲良くない知人に「お金を全額出すから一緒に家庭教師を」「お泊り会をしよう」「週に何度か夕食を食べて行って」と言われても、困惑してしまいますよね。度を超えた「親切」は怖いものですね。大きなトラブルに発展する前に、一度距離を取るのが得策かもしれませんね。 作画:じゅったむ著者:ライター 千代子
2023年10月01日専業主婦の千代子さんは、会社員の夫と小学3年生の息子・翔太と3人暮らし。翔太は引っ越し先のマンションに住む清水さんと、その息子・学と仲良くなり、毎日のように家に通うようになりました。千代子さんが注意したため、学校帰りに清水さんの家へ遊びに行くのは週4日ほどになった翔太。 千代子さんは、今度から翔太が清水さんの家へ遊びに行ったときは、連絡がほしいと伝え、LINE。しかしその後、翔太が清水さんの家へ行っても清水さんから連絡は来なかったのです。ある日、この件を夫に話していると、夫からとあることに気づかされた千代子さん…… 失礼なことをしていたのは私だ ある日夫に清水さんのことを話すと、私立に通う学は家庭教師や塾で本当は忙しいのではないかと千代子さんは気づかされます。毎日のように翔太が遊びに行くことを黙認し、失礼なことをしていたと悩み始める千代子さんに、夫はきっと気が張ってて気づかなかったんだと言ってくれました。翌朝、翔太に学が塾に行っているのかを聞くと、塾や家庭教師で全教科習っているとのこと。「邪魔になるってわかるでしょ?」と問うも、翔太は清水さんがいいと言うと言います。清水さんが「子どもっぽくない学君が翔太と遊んでいると安心する」と言っていたことを思い出し、学に遊びの時間も与えようとしているのかもと考え、くれぐれも勉強の邪魔をしないことを条件に、遊びに行くことを翔太と約束しました。 一見、良好なご近所付き合い。ママ友関係が築けているように見えますが、一方的にわが子が人の家に行ってばかりだと、親としては気が引けてしまいますよね。相手の子が勉強中とあれば、なおのこと。それでも「遊びに来て」と言う清水さんは、純粋な親切心なのかそれとも……。判断が難しいですね。 作画:じゅったむ著者:ライター 千代子
2023年09月09日専業主婦の千代子さんは、会社員の夫と小学3年生の息子・翔太と3人暮らし。夫の転勤のため引っ越しすることに。千代子さんは引っ越し後の挨拶まわりで、マンションの1階下の階に住む清水さんと、その息子・学に出会いました。学は、翔太よりひとつ上の学年。公立小学校に通う翔太とは違い、私立の小中高一貫校に通っています。学校帰り、毎日のように清水さんの家へ遊びに行く翔太。千代子さんが改めてお礼に伺うと「大歓迎ですよ」と迷惑には思われていない様子。これからいい関係を築く第一歩になると思っていたのも束の間……。 子供部屋で見知らぬ古いナイフのおもちゃを発見した千代子さん。翔太は清水さんがくれたと話します。昔、学がよく遊んでいたおもちゃだと聞き、千代子さんは不気味に感じていました。おもちゃは千代子さんが返すと翔太に話し、清水さん宅を訪ねると…… 興味を持つことは自然だけど…注意しないのかな 連絡先を交換し、翔太が遊びに行ったら連絡してほしいという千代子さんに「防犯対策ですね。わかりました」と快諾した清水さん。それから3日後、また学の家に遊びに行っていたようでしたが、連絡がくることはありませんでした……。 電話をしてみると「あまりにもいつも通りなので忘れてました!」と返事が。連絡すると約束してくれたにも関わらず連絡がこないと、不安になりますね。他人の子どもが連日遊びに行っても迷惑そうにせず、おもちゃを譲ろうとまでする清水さんは、面倒見が良いだけなのかもしれません。ただ、おもちゃをあげるなど良かれと思ってやっていることが、相手にとっては迷惑になる可能性があることも心に留めておきたいものですね。 作画:じゅったむ著者:ライター 千代子
2023年09月08日専業主婦の千代子さんは、会社員の夫と小学3年生の息子・翔太と3人暮らし。夫の転勤のため引っ越しすることに。千代子さんは引っ越し後の挨拶まわりで、マンションの1階下の階に住む清水さんと、その息子・学に出会いました。学は、翔太よりひとつ上の学年。公立小学校に通う翔太とは違い、私立の小中高一貫校に通っています。学校帰り、毎日のように清水さんの家へ遊びに行く翔太。千代子さんがお礼に伺うと、清水さんからは「帰宅した翔太くんを預かる」と提案されて……? 見知らぬおもちゃが息子の部屋に! 清水さんからの少し強引な提案を受け入れた千代子さん。子ども同士の仲が良いこともあり、ご近所さんとのいい関係を築くための第一歩になるだろうと考えていました。それから1週間後、千代子さんは翔太の部屋で見たことないおもちゃのナイフを発見します。翔太に聞くと、どうやら学が昔よく遊んでいたおもちゃを清水さんから貰ったとのこと。千代子さんは学の無表情な顔が思い浮かび、学がナイフで刺すこと自体を楽しんでいたのではないかと想像してしまいます。今度からは人から物を貰うのはやめるよう翔太に伝え、おもちゃを返しに行くことにしました。 学はまだ小学校4年生。たしかに、仕掛けのついたおもちゃのナイフが珍しくて遊んでいただけかもしれませんが、千代子さんが心配してしまう気持ちもよくわかります。また、友だち同士でのおもちゃのやり取りはトラブルに繋がる可能性も。清水さんにおもちゃを返し、しっかり話をすることで、千代子さんのモヤモヤが晴れるといいですね。作画:じゅったむ著者:ライター 千代子
2023年09月06日専業主婦の千代子さんは、会社員の夫と小学3年生の息子・翔太と3人暮らし。夫の転勤のため引っ越しすることに。千代子さんは引っ越し後の挨拶まわりで、マンションの1階下の階に住む清水さんと、その息子・学に出会いました。学は、翔太よりひとつ上の学年。公立小学校に通う翔太とは違い、私立の小中高一貫校に通っています。新生活をスタートさせた千代子さん一家。翔太は学校帰りに清水さんの家に寄って帰るように。 毎日お宅にお邪魔するのは悪いな… 翔太は頻繁に清水さんの家に行って、学と遊んでいるようです。一方、千代子さん自身は清水さんと特別仲が良いわけではなく、翔太を毎日のように遊びに行かせるのは気が引けています。とはいえ、お礼が必要と考えた千代子さんは、菓子折りを持って清水さんの家を伺うことに。清水さんは、翔太が自宅に遊びにくることを歓迎してくれているようで、「毎日でも来てほしいくらい」とまで言っています。それどころか清水さんからは、千代子さんが夕方買い物に出ている間、翔太を預かるという提案まで! 多少強引だと感じながらも、清水さんと良い関係を築きたいと考えていた千代子さんは、その提案を受け入れたのでした。 子ども同士すっかり仲良くなっている様子の翔太と学。引っ越して早々仲の良い友だちができたことは喜ばしいですが、子どもが毎日人の家に通っているとなると気が引けてしまいますよね。それでも、清水さんは翔太が自宅に遊びにくることを歓迎してくれているようです。まだ遠慮が抜けない千代子さんですが、ご近所さんでもある清水さんとは、困っているときにお互いに助け合えるような仲になれるといいですね。作画:じゅったむ著者:ライター 千代子
2023年09月04日専業主婦の千代子さんは、会社員の夫と小学3年生の息子・翔太と3人暮らし。夫の転勤のため引っ越しすることに。千代子さんは引っ越し後の挨拶まわりで、マンションの1階下の階に住む清水さんと、その息子・学に出会いました。引っ越しの荷解きをする千代子さん。素直な息子・翔太も千代子さんの手伝いをしてくれます。 家族で引っ越し!挨拶まわりで出会ったのは…… 新しい学校生活に胸を膨らませている様子の翔太。お手伝いもしっかりしてくれる翔太のことを、千代子さんはとてもうれしく思っています。 荷ほどきを終え、翔太とともに引っ越しの挨拶回りに。千代子さんが最後に訪れたのはマンションの1階下の階に暮らす清水さんの家。清水さんは落ち着いた雰囲気の女性で、その息子・学も玄関先に出てきますが、とても大人しい印象です。翔太のひと学年上の学は、地域でも有名な小中高一貫校に通っているとのこと。翔太の通う学校とは違いますが、マンションで同世代の子どもが他にいないことから、ぜひ仲良くしてくださいと清水さんは言ってくれたのでした。 知らない土地への引っ越しには、不安がつきもの。けれど、翔太は前向きに、新生活に期待を膨らませています。千代子さんもマンションでの生活に少し不安があったようですが、自分と年の近い子育て世帯が階下に住んでいるとなると、心強いでしょう。千代子さん一家の新生活が明るい方向へ進んでいくといいですね。作画:じゅったむ著者:ライター 千代子
2023年09月02日小栗旬×星野源の初共演映画『罪の声』(2020年秋公開)の最新ビジュアル&特報映像&新キャストが24日、明らかになった。同作は塩田武士の同名小説の実写化作。新聞記者の阿久津英士(小栗)は、昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、残された証拠を元に取材を重ねる。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野)は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。何となく気に掛かり再生すると聞こえてきたのは、幼いころの自分の声。それは30年以上前に複数の企業を脅迫して、日本中を震撼させた昭和最大の未解決事件で犯行グループが使用した脅迫テープと全く同じ声だった。最新ビジュアルは、小栗と星野の真剣な表情、そしてそれぞれが見つめる目線の行方が気になるものに。小栗と星野の共演シーンが初解禁となる特報映像は、物語の発端となる脅迫テープの子どもの声から始まり、俊也はその声が自分の声だと気が付き戸惑う。「本当の罪人を、引きずり出します」という力強い言葉と眼差しが印象的な小栗演じる阿久津の姿も映し出され、気になる映像となっている。また、新キャストも明らかに。星野演じる曽根俊也の妻・亜美役に市川実日子、母・真由美役に梶芽衣子、さらに真由美の若き日を阿部純子が演じ、叔父の達雄役に宇崎竜童が決定した。小栗演じる、阿久津英士が所属する大日新聞の元社会部記者・水島洋介役で松重豊、同じく社会部事件担当デスク・鳥居雅夫役で古舘寛治、事件に翻弄される生島一家の母親・千代子役で篠原ゆき子、その娘・望役で原菜乃華が出演する。さらに、2人が事件に翻弄される中で、出会う人物たちとして、スーツの仕立て職人・河村和信役に火野正平、麻雀店の元オーナー・須藤みち役に正司照枝とベテラン勢も出演する。(C)2020「罪の声」製作委員会
2020年06月24日昭和最大の未解決事件に挑む、塩田武士の58万部突破のベストセラー小説を、小栗旬主演、星野源と映画初共演を果たす『罪の声』。この度、本作の最新ビジュアルと特報映像が到着。さらに、新キャストも明らかになった。今回到着した映像では、物語の発端となる脅迫テープの子どもの声からスタート。そして星野さん演じる俊也は、その声が自分の声だと気が付き戸惑う…。また、小栗さん演じる新聞記者・阿久津と言い合うようなシーンや、阿久津が「本当の罪人を、引きずり出します」と力強い眼差しを向ける姿など、30秒と短いながらも見入ってしまう、緊迫感たっぷりの映像となっている。また、運命が交錯する2人をとりまく10名の新たなキャストも明らかに。俊也の妻・亜美役に市川実日子。母・真由美役に梶芽衣子、その若き日を阿部純子。叔父の達雄役を宇崎竜童。そして、阿久津が所属する大日新聞の元社会部記者、水島洋介役を松重豊。社会部事件担当デスク・鳥居雅夫役を古舘寛治。事件に翻弄される生島一家の母・千代子役を篠原ゆき子、娘・望役を原菜乃華。2人が事件に翻弄される中で出会う、スーツの仕立て職人・河村和信役を火野正平、麻雀店の元オーナー・須藤みち役を正司照枝が演じる。最新ビジュアルでは、真剣な表情の阿久津と俊也に加え、今回発表された新キャストの姿も浮かび上がっている。『罪の声』は秋、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:罪の声 2020年秋、全国東宝系にて公開予定©2020「罪の声」製作委員会
2020年06月24日博多華丸と酒井美紀が主演を務める舞台『めんたいぴりり~未来永劫編』が9月22日(日)に東京・明治座で開幕する。2013年から主演を務める博多華丸に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『めんたいぴりり』は、博多土産の定番・辛子明太子の誕生を描いた『明太子をつくった男』(川原健・著)を原作に2013年に福岡でドラマ化され、好評を得て全国で放送された作品。2015年には博多座で舞台化、今年1月には映画化も果たした“メイド・イン・博多”の人気シリーズだ。舞台2作目となる今作『未来永劫編』は、今年3月、4月に博多座で上演された新作。舞台は東京初進出となる。博多座での公演を振り返り華丸は「舞台2作目でプレッシャーはありました。でも幕が開けて、お客さんが“今回もよかった!”と言ってくれたのでホッとしましたね」。今作は、年老いて病床に伏す俊之(華丸)がこれまでの人生を振り返り、「明太子」に情熱を注いだ日々の思い出が走馬灯のように甦る――という内容だが、「初めて描くエピソードもありますよ」と、これまでの映像や舞台を観てきた人にも楽しめる内容になっているそう。華丸が「申し訳ないくらいいい役をやらせてもらっています」と言うのは、日本で初めて明太子を製造・販売した“ふくや”の創業者・川原俊夫をモデルにした俊之役。酒井美紀演じる妻・千代子と共に、戦後の博多で明太子作りに情熱を注ぐ男だ。博多っ子の役は得意なように思えるが、「これは地元の人にしかわからないような違いですが、僕は“博多”ではなく“福岡市内”の人間。だからやっぱり違うんですよ。“博多=商人の町”のあの感じは自分にはないものなんです」と話し、「だから博多山笠(博多の祭)に参加して、皆さんと飲みに行ったりしました。なるべく博多の、そして当時の感じを出そうと思って」と、徹底した役作りに取り組んだのだという。実は本作での芝居の経験は漫才にも生きた。「間(ま)が怖くなくなりました。漫才だけやっていると、どうしても間があくのが心配になるんですよ。でも芝居では間もしっかりと演出してもらえるので、その重要性を感じることができた。それが本業にも生きてる…と妻から言われました。『めんたいぴりり』がよかったっちゃないと?って(笑)」明太子のお母さん(!)スケトウダラ役として映像出演する相方・博多大吉にも「東京でやるからね、ちょっとくらい出てくれよと思ってます」と笑顔をみせた華丸が主演を務める舞台『めんたいぴりり~未来永劫編』は、9月22日(日)から29日(日)まで東京・明治座にて上演。取材・文:中川實穗
2019年08月14日「映画化したらいいねと冗談では言ってたんですけど、いざ現実となると、新宿バルト9とかの大きなスクリーンで上映されることがいまだに信じられないですね」博多華丸(48)の初主演映画『めんたいぴりり』(1月18日より新宿バルト9ほかにてロードショー)は、福岡・博多から日本に明太子を広めた「ふくや」の創業者、川原俊夫をモデルに、’13年にテレビ西日本が制作した昼帯ドラマの映画化。本作で初主演を飾り、ドラマ版続編、博多座での舞台につづき主人公の海野俊之を演じている。華丸は「毎回期待も大きくなっていくので、なんとか応えられるよう必死にやってるだけ」という。三谷幸喜(57)は、華丸が司会を務める『あさイチ』に出演した際に彼の演技を「喜怒哀楽をすべて目で表現する」と評した。「そうそう、おおげさだと!(笑)でも、実際の川原さんの写真を見るとちょっと僕と似てるんですよ。当時の川原さんを知っている人の中に霊感のある人がいて、『おまえ、肩におるぜ』と。僕が東京と福岡を行ったり来たりすると、『今日はおらんね。一回東京行ったろ。あのおじちゃんは東京好かんけんね。飛行機には乗らんとぜ』なんて、冗談まじりに言われたりして」(華丸・以下同)妻・千代子を演じるのは同じく福岡出身の富田靖子(49)。福岡ならではの夫婦愛も見どころのひとつだ。「福岡特有の、悪く言えば男尊女卑のような。山笠のお祭りのときなんか男は働かないで奥さんが全部やる。それを許す土地柄があるんだと思います。外では男がいい顔させてもらって、家に帰れば奥さんに平謝りなんですけど(笑)」駆け出しの芸人時代から支えてくれた、華丸の妻にも共通する。「当時のことを考えたらいくら謝っても足りないくらい、金銭面で多大なるご迷惑をおかけして。死ぬまで尻に敷かれる覚悟でやらせていただいております(笑)」相方の大吉(47)もスケトウダラ役で出演。仲よしコンビとして定評があるが、けんかはあるのか?「コンビのけんかも夫婦げんかもないですね。秘訣は僕が従うこと。口答えしない。『おっしゃるとおりでございます』と言うので、けんかにならない(笑)」本作を見たら明太子を食べたくなると太鼓判を押す華丸に、明太子のおいしい食べ方を聞いてみた。「生のまま、ごはんにのせるのがいちばんです。でも福岡では高級品なので、切れ端を買ってきて『悪なっとうかもしれんけえ、チンしとけ』と弁当にぶち込むのが定番。もうぱっさぱっさですから(笑)」
2019年01月14日