花總まりが、喜劇作家ニール・サイモンの代表作『おかしな二人』で本格的なコメディに挑戦する。開幕を約2週間後に控えた稽古場で語る心境に、耳を傾けた。【チケット情報はこちら】1965年に米ブロードウェイで初演され、映画やTVドラマに派生した本作。いずれもニューヨークにあるアパートの一室を舞台に、性格が正反対の男性2人が巻き起こす騒動が描かれる作品だが、85年には登場人物の性別を入れ替えた別バージョンが上演された。今回はこの85年版を下敷きに“無精者”のオリーブを大地真央、“病的なまでに几帳面”なフローレンスを花總が演じ、その脇をシルビア・グラブ、宮地雅子、平田敦子、山崎静代(南海キャンディーズ)、渡辺大輔、芋洗坂係長といったコメディの腕利きが固める。これまでミュージカルの出演が続いた花總は、まず「膨大なセリフ量を覚えて発することに必死で、内容のおもしろさを的確に伝えるのが難しいですね」と会話劇の洗礼を受けている様子を明かした。同時に“コメディエンヌ”と称される大地と向き合う中で「自然なお芝居の中に絶妙なテンポ感や間があって……さすがだな、と日々勉強させてもらっています」と喜劇の“先輩”から学ぶ姿勢を欠かさない。演出を手がける原田諒とは、花總が宝塚歌劇宙組のトップ娘役に就いていた2003年から面識があり「演出助手として入団した原田さんが今ではテキパキ指示を飛ばしており、時の流れを感じました」と笑顔を見せた。原田の演出は「神経質なフローレンスなら、きっとここを片付けたくなるはず」といったように、芝居の動きを整えて作品の精度を上げていくもの。「役を昇華して自分の中へ浸透させる参考になります」と信頼を寄せる。キャストやスタッフから薫陶を受けるだけでなく、映画(68年)も自らの血肉に変える花總。「何も取り繕わない、あるがままの2人の小競り合いがこれほどおかしいなんて」と感想を述べると、「このおもしろさを伝えるには大地さんとのキャッチボールが重要」「力を抜いて楽しみます」と“爆笑コンビ”を誓った。楽しく華やかな歌唱ナンバーが続くスペシャルカーテンコールと併せて、花總が見せる新たな一面に注目してほしい。公演は10月8日(木)~25日(日)に、東京・シアタークリエにて。その後、11月5日(木)~8日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティと巡演する。ぴあでは、座席指定できるチケットを販売中。取材・文:岡山朋代
2020年09月28日「ビタミンC」×「乳酸菌」×「ビタミンD」のパワーハウスウェルネスフーズは、「C1000」×「乳酸菌」の力で健康管理をサポートとするレモン風味飲料「C1000ビタミンレモン乳酸菌L-137」を、9月14日から発売する。レモン50個分のビタミンCが入った人気のレモン風味飲料「C1000ビタミンレモン」シリーズの新たなラインナップ。手軽にビタミンCが補給できるのはもちんのこと、「乳酸菌L-137」を加えることで、今まで以上にパワーアップした。さらにビタミンDを8.5μg配合。ビタミンDは日光を浴びると体内でも作られる。しかし、テレワークなどの増加で、日光に当たる時間が不足する人が増えている。ビタミンD不足が気になる人にもおすすめだ。独自開発の「まもり高める乳酸菌L-137」で腸活効果「C1000ビタミンレモン乳酸菌L-137」には、ハウスの独自商品である「まもり高める乳酸菌L-137」が100億個入っている。乳酸菌は糖を発酵して「乳酸」を作る菌の総称で、その数は数千種類に及ぶ。ハウスウェルネスフーズが研究開発している「Lactobacillus plantarum L-137」は、東南アジアの伝統的な発酵保存食である「なれずし」から発見された。乳酸菌は熱を加えるなど加工や保存状態によって変化しやすいが、研究によって乳酸菌L-137は加熱処理で安定化することがわかった。常温・長期保存が可能で、買い置きや持ち運びにも便利。日々の暮らしに取り入れやすい、乳酸菌となっている。ビタミンC、乳酸菌、そして不足しがちなビタミンDが手軽に取れるレモン風味飲料。リフレッシュタイムの飲み物に、取り入れてみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※ハウスウェルネスフーズ株式会社のプレスリリース
2020年09月13日牡丹の花をモチーフにしたワイズ フローラル・コレクションを、日本国内では8月7日に、Y’sストア全店と公式オンラインブティックで発売します。京友禅の老舗「千總」の絵師がY’sのために描いた牡丹の花を、刺繍表現で鮮やかにあしらったワイズ フローラル・コレクション。象徴的な「Y’s(ワイズ)」と「adidas(アディダス)」によるフットウエアは、2017春夏/2017-18秋冬コレクションで好評を得たコラボレーションシューズ「Y’s Diagonal Stan Smith」をベースにしたデザイン。アウトサイドのアッパーを覆うように、大胆に刺繍を施し、今までにない見た目のインパクトを醸し出しています。花の細かな陰影を忠実に再現するために刺繍糸の色を多種もちいた拘りの表現。牡丹の図案を千總が刺繍で表現し、それをY’s がデザイン構成、幾度ものやり取りを重ね、adidasと共に「Y’s Diagonal Stan Smith」の上に忠実に再現しています。白と黒のボディに朱色の牡丹が鮮やかに映えます。壮麗で、女性の美しさを形容する諺(ことわざ)に使われ、百花の王と言われる、風格のあるふくよかな佇まいの牡丹。伝統的にもちいられる花の図案を、現代に描き起こし、ストリート(普段着)と融合させたデザインは、Y’sの服づくりの理念をそのまま体現しているようです。同様に、刺繍が施された口金バッグとトートバッグ、プリント表現されたスカーフがコレクションを華やかに彩ります。フットウエアはサイズを23cm~29cmまで展開するジェンダーレスコレクションです。Y’s Floral CollectionY’s | adidasY’s Diagonal Stan Smith FloralDiagonal(ダイアゴナル/斜線)というネーミングの通り、斜めに編み上げたシューレースでアッパーをツイストさせたようなユニークなデザインに、朱色の牡丹が鮮やかに配されたフットウエア。ヒールタブの「Stan Smith」やアッパーの外踵に印字された「Y’s」「SUPER POSITION」のグラフィックテキストもアクセントになっています。ホワイトとブラックの2色展開で、サイズを23cm~29cmまでご用意し、ウィメンズ、メンズ共に楽しんでいただけるユニセックスモデルです。ホワイト / ブラック3万4,000円(税抜・本体価格)サイズ展開:01-23.0 / 01-24.0 / 03-25.0 / 04-26.0 / 05-27.0 / 06-28.0 / 07-29.0cm (ユニセックスモデル)Floral clasp bagブラック4万4,000円(本体価格・税抜)Floral drawstring toteブラック4万2,000円(本体価格・税抜)Floral wool stoleホワイト / ブラック3万2,000円(本体価格・税抜)Y’s Floral Collectionは、日本国内では8月7日より、Y’sストア全店と、公式オンラインブティックでお買い求めいただけます。Y’s ONLINE BOUTIQUE SHOP YOHJI YAMAMOTO内)公式オンラインブティックでは、10時発売予定Social networksInstagram/Twitter: @ys_theofficialFacebook: @theofficialysY’s企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年08月03日Y’s(ワイズ)とアディダス(adidas)「スタンスミス」のコラボレーションによる、“牡丹の花”刺繍スニーカーが登場。ユニセックスサイズが、2020年8月7日(金)より、Y’sストア全店、公式オンラインブティックで販売される。“牡丹の花”を刺繍したスニーカーY’sとアディダスによる“牡丹の花”スニーカーは、「Y’s フローラル コレクション」から登場。スニーカーのアッパーに、京友禅の老舗「千總」の絵師がY’sのために描いた牡丹の花を、刺繍で施している。花の陰影を繊細に表現するために、さまざまな色の刺繍糸を用いたこだわりの一品だ。“ツイスト”させたアディダス「スタンスミス」がベースベースとなったスニーカーは、2017年春夏、2017-18年秋冬コレクションで好評を得たコラボレーションシューズ「Y’s ダイアゴナル スタンスミス(Diagonal Stan Smith)」。ダイアゴナル=斜線が意味する通り、斜めに編み上げたシューレースでアッパーをツイストさせたようなデザインを特徴に持つ。カラーは、ホワイト&ブラックの2種類。モノトーンの「スタンスミス」に、“百花の王”とも称されるふくよかな牡丹の花が映える。さらに、ヒールタブの「Stan Smith」や、アッパーの「Y’s」「SUPER POSITION」のロゴでアクセントを加えた。バッグやスカーフも「Y’s フローラル コレクション」には、スニーカーの他にも、“牡丹の花”刺繍を施した口金バッグやトートバッグ、イラストをプリントしたスカーフが揃う。【詳細】Y’s フローラル コレクション発売日:2020年8月7日(金)販売店舗:Y’sストア全店、公式オンラインブティック(10:00発売開始予定)・Y’s Diagonal Stan Smith Floral 34,000円+税(ユニセックスモデル) ※ホワイト、ブラックサイズ展開:01(23.0cm)/02(24.0cm)/03(25.0cm)/04(26.0cm)/05(27.0cm)/06(28.0cm)/07(29.0cm)・Floral clasp bag 44,000円+税 ※ブラック・Floral drawstring tote 42,000円+税 ※ブラック・Floral wool stole 32,000円+税 ※ホワイト、ブラック【問い合わせ先】Y’s プレスルームTEL:03-5463-1500
2020年08月03日ファミリーマートは、老舗和菓子店・榮太樓總本鋪監修の新作スイーツ「黒みつしみうま生どら焼」 を、2020年5月29日(金)より数量限定発売。終売になったエリアも、6月23日(火)より再販が決まり、北海道・中国・四国・沖縄を除くファミリーマート店舗で展開される。「黒みつしみうま生どら焼」 は、榮太樓總本鋪の黒みつとつぶあんを使用した生どら焼だ。黒みつを染み込ませた生地にあんこをのせ、さらにホイップクリームと黒みつホイップクリームを丸く絞って、インパクトある見た目に仕上げた。黒みつには沖縄県産黒糖を使用し、まろやかでコクのある味わいに。またつぶあんは、小豆本来の味を楽しめるよう製作した。榮太樓總本鋪こだわりの味を存分に楽しめる1品となっている。【詳細】『榮太樓總本鋪』監修「黒みつしみうま生どら焼」276円+税発売日:2020年5月29日(金)取扱店舗:全国のファミリーマート(沖縄のぞく)■再販スケジュール発売日:6月23日(火)※中部・北陸・関西・岡山・九州は6月16日(火)より発売中。取り扱い店舗:全国のファミリーマート(北海道・中国・四国・沖縄を除く)※店舗によって取り扱いは異なる。
2020年05月30日ファミリーマートは、 外出自粛の中でもご自宅で手軽に本格的なお店の味を楽しんでいただきたいという思いから、 有名専門店とのコラボレーション商品を続々とラインアップしております。 ご自宅でのお食事の機会が増える中、少しでも充実したひと時を楽しんでいただく取り組みといたしまして、 あの名店・レストランの味を、お近くのファミリーマートからお届けします。第5弾のコラボレーション商品といたしまして、2020年5月29日より、1818年創業の老舗和菓子店、榮太樓總本鋪監修商品の「黒みつしみうま生どら焼」を全国のファミリーマートで発売いたします。本商品は2018年12月の発売以来、100万食以上を販売いたしました大人気スイーツです。【商品特長】<黒みつしみうま生どら焼>老舗和菓子店「榮太樓總本鋪」様の『黒みつ』と『つぶあん』を使用しました。ひとつひとつこだわった素材を組み合わせて、贅沢な味わいに仕上がりました。★つぶあん:蜜漬け製法にて作成された小豆の味わいをより感じられるあんこ★黒みつ :沖縄県産黒糖にこだわって作られた黒みつ★生地 :有機丸大豆しょうゆを使用し、香ばしさをプラス★クリーム:北海道産純生クリームをブレンドした、乳脂26%のホイップクリームと、黒みつホイップクリームのWクリーム仕立てどら焼皮にたっぷりとしみこませた黒みつがじゅわっと口に広がります。ホイップクリームを丸く大きく絞ることで、インパクトのある見た目に仕上げました。中身の贅沢さが伝わるようどら焼皮を開いていますので、ぜひスプーンでお召し上がりください。こだわりの『黒みつ』と『つぶあん』をホイップクリームと一緒にほおばる、ぜいたくな味わいの生どら焼で、おうちでしあわせファミマスイーツ!※写真は2月時点、現在改装工事中につき休業いたしております。<榮太樓總本鋪様からのコメント>榮太樓の【黒みつ】は、小浜島と西表島の黒糖を厳選してブレンドし、まろやかでコクのある味わい。全て国産原料にこだわった【つぶあん】は、小豆本来の味をお楽しみいただける榮太樓こだわりの味です。【商品情報】商品名 『榮太樓總本鋪』監修「黒みつしみうま生どら焼」価格 本体:276円 税込298円発売日 2020年5月29日(金)取扱店 全国(沖縄除く)※軽減税率対象商品につき、税率は8%で表示しております。ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月28日マルニ(MARNI)のポップアップストア「マルニ マーケット(MARNI MAKRET)」に、「フロシキスカーフ コレクション(FUROSHIKI SCARF COLLECTION)」の新作が登場する。フロシキスカーフ「GREEN DOT」(7,500円 / 92x94cm)新作として発売されるのは、フロシキスカーフ1型とバンダナ4型の計5型。どれもアーカイブプリントをアレンジした、リズミカルなデザインが施されている。「フロシキスカーフ コレクション」は、創業460年の歴史をもつ、京友禅着物の老舗「千總(ちそう)」グループのエスニシムラとのコラボレーションによって誕生。熟練した職人によって1色ごとに型を作り染色していく手捺染の手法によって染められたアイテムは、同ブランドを象徴する色鮮やかな発色が特徴。バンダナ「STARRY NIGHT」(3,700円 / 53x53cm)バンダナ「PINK/BURGUNDY FLOWER 」(3,700円 / 53x53cm)フロシキスカーフとバンダナ共に、軽やかなコットンローン素材を使用しているので、スカーフとしてはもちろん、バッグのハンドルに巻き付けたり、アクセサリーとして取り入れるなど、アイディア次第で様々なアレンジが楽しめる。また、ロゴ入りのスリーブでパッケージングされているので、ギフトとしてもおすすめだ。3月20日より阪急うめだ本店3階 「マルニ フラワー カフェ」 で発売された後、4月3日12時より阪急百貨店公式通販 HANKYU FASHION&BEAUTY E-STORES()での取り扱いが開始される。
2020年03月16日ミュージカル『エリザベート』の製作発表が12日に都内で行われ、小池修一郎(演出/訳詞)、花總まり、愛希れいか、井上芳雄、山崎育三郎、古川雄大、池田篤郎(東宝 取締役演劇担当)が登場した。同作は1992年にウィーンで初演をむかえて以来、世界中で上演されているミュージカル。日本では1996年から宝塚歌劇団、2002年からは東宝版の上演が行われている。オーストリア=ハンガリー帝国の皇后・エリザベート(花總、愛希)の生涯を描き、ハプスブルク家の崩壊の物語に、"死"の概念である黄泉の帝王・トート(井上、山崎、古川)を絡めた。製作発表にはオーディエンス招待200名に1万人の応募があったというが、小池は「何かの縁ですから、これからも死ぬまでエリザベートを見続けてください」とアピール。また「エリザベートを一文字で表すと?」という難質問には井上が「断ることもできるんですか?」と戸惑いつつも、「僕、愛だ思います。言ったもん勝ちだと思うので!」と手を挙げる。そんな井上の様子を見た出演者陣はどんどん挙手し、古川は「僕も愛……」、花總は「エリザベート的には、"生"きるです。どんな時も生きる!」、山崎は「熱。お客様の熱」と回答。愛希は「欲! 人間の欲の部分が人間らしくて良いかと思います」と新たな視点で、周囲を驚かせていた。「それぞれにとってエリザベートとは?」という質問には、花總が「自分の人生を変えるほどの大切な節目となった作品です。初演の時はまだ22歳。その時に初めて演じさせていただいた役を今こうしてまだ演じる機会をいただけていることが奇跡だと思いますし、なくてはならない作品であり、役になっております」としみじみ。愛希は「ずっと憧れだったので、演じている今でも『夢なんじゃないか』という瞬間もありました。なかなか乗り越えられない壁というか、登れたと思ったらまたさらに高い壁が待っているという感じで、ずっと憧れの作品ですし、役です」と心境を吐露した。井上は「作品としては奇跡のようなバランスで生まれたミュージカルだと思って、何十年に1本だと思います」と見解を披露。「だからこそ、僕たちにチャンスをくれる。熱狂させるのは保証されているので、その分いろんなチャレンジができる。僕もそのチャレンジの一環で生まれたと思うんですけど、ミュージカル観客を増やすことができるし、たくさんの人にチャンスを与え続けてる、全部ひっくるめて奇跡の作品だと思います」と語った。2015年からルキーニ役として出演し、今回トート役に初挑戦する山崎は「毎回ルキーニとして舞台に立つ時には自分のセリフから始まるんですけど、何公演やっても緊張するという舞台は初めて」と振り返る。これまでルドルフ役として出演し、2019年よりトート役を演じている古川が「ともにミュージカル人生を歩いた作品。オーディションのときとか考えると失礼な態度をとったり、稽古中も先生に対してちょっと反抗的な態度をとったり。でも先生が愛をもって接してくださったおかげで、今では言われたら『はい』と答えるようになった」と成長を表すと、井上がすかさず「飼い慣らされて行ったってことですか?」とつっこんだ。製作発表後の取材で「反抗的な態度」を深掘りされてしまった古川は「成長ということを表すために、誇張した部分はあります。言われたことを自分ができないということに対しての苛立ちから、少しムスっとしたり……」と説明する。弁解する古川の様子を、山崎は「よくしてた」、花總は「してたよね。私たち見てた」と笑顔で見守り、古川は「誇張してないのかもしれません」と苦笑していた。東京公演は帝国劇場にて2020年4月9日~5月4日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月11日~6月2日、名古屋公演は御園座にて6月10日~28日、福岡公演は博多座にて7月6日~8月3日。○キャストエリザベート(Wキャスト):花總まり、愛希れいかトート(トリプルキャスト):井上芳雄(大阪、名古屋、福岡公演)、山崎育三郎(東京公演)、古川雄大フランツ・ヨーゼフ(Wキャスト):田代万里生、佐藤隆起ルドルフ:三浦涼介ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ:未来優希ゾフィー(トリプルキャスト):剣幸、涼風真世、香寿たつき(東京、大阪公演)ルイジ・ルキーニ(トリプルキャスト):尾上松也(東京、大阪公演)、上山竜治、黒羽麻璃央
2019年11月12日18世紀の京都で新しく興った円山・四条派。その江戸中期から昭和初期までの系譜を一挙に見ることができる『円山応挙から近代京都画壇へ』展が、京都国立近代美術館で11月2日(土)から12月15日(日)まで開催されている。円山応挙の写生による生き生きとした描写に、当時の京都の人々は魅了された。応挙が確立した円山派は、息子の応瑞をはじめ、多くの画家たちが続き、中でも呉春は四条派と呼ばれる一派を生んだ。この二派を合わせた円山・四条派は、京都画壇の主流となり、近代日本画へ継承されていった。展覧会では、自然、人物、動物といったテーマを設定し、それぞれの表現や特徴を追うことができる。例えば、保津川や嵐山という画題は、たんに名所を描いたのではなく、画家が好んだ場所であり、その場の臨場感までも写し出していることが作品を見ると分かるだろう。さらに人物画では、他派とは異なり、温和で品格のある女性像や伝統を超えた画風を試みている。また、孔雀や虎、犬といった鳥や動物も、よく観察して写生し、毛の一本、動きひとつまでも描こうとしている。それは応挙だけでなく、弟子たちにも引き継がれたことが分かる展示構成である。なかでも一番の見どころとなるのが、重要文化財、大乗寺障壁画の特別展示だ。京都では約24年ぶりとなる、円山応挙の最晩年の作品「松に孔雀図」全16面のうち4面が体感できる。大乗寺客殿各室の雰囲気をそのままに再現した会場はまさに圧巻。これまでにない規模と会場構成で、京都画壇を展望できる展覧会だ。なお、展覧会は前期後期で大幅な展示替えがあるので注意して出かけて欲しい。【関連リンク】 展覧会公式サイト( )重要文化財「写生図巻」甲巻(部分)円山応挙、明和8年~安永元年(1771~72)、株式会社 千總蔵、後期展示重要文化財「写生図巻」乙巻(部分)円山応挙、明和7年~安永元年(1770~72)、株式会社 千總蔵、前期展示「楚蓮香之図」上村松園、大正13年(1924)頃、京都国立近代美術館蔵、後期展示「山中採薬図」呉春、 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館蔵、後期展示重要文化財「牡丹孔雀図」円山応挙、明和8年(1771)、京都・相国寺蔵、後期展示重要文化財「郭子儀図」(全8面のうち4面)円山応挙、天明8年(1788)、兵庫・大乗寺蔵、通期展示目《アクリルガス》 制作:2018年
2019年11月03日ミュージカル『エリザベート』の合同取材会が1日に東京で行われ、花總まり、愛希れいか、井上芳雄、古川雄大が登場した。同作は1992年にウィーンで初演をむかえて以来、世界中で上演されているミュージカル。日本では1996年から宝塚歌劇団、2000年からは東宝版の上演が行われている。オーストリア=ハンガリー帝国の皇后・エリザベート(花總、愛希)の生涯を描き、ハプスブルク家の崩壊の物語に、"死"の概念である黄泉の帝王・トート(井上、古川)を絡めた。井上は「ミュージカルブームと言われて久しく、追い風が吹いてる気はしてるんですけど、日本のミュージカル界にとっては独自の進化を遂げている演目だと思う」と同作について表し、「『レ・ミゼラブル』には負けてられない」と意気込む。作品の中で好きな楽曲として「最後のダンス」を挙げ、エリザベートを振り回す同曲に「こんなに自分の中にSっ気があったのか」と周囲を笑わせていた。2018年11月に宝塚版の同作で同役を務めて退団した愛希は「作品の大ファンでしたので、出演できることがすごく嬉しかったのと、宝塚歌劇団でも演じまして、もう一度挑戦できるんだという気持ち。すごく愛されてる作品ですので、責任があるな、頑張らなきゃなと思いました」とオファー時を振り返る。また同作にはこれまでルドルフ役で出演していた古川は「前回(2016年)の最後のカーテンコールで、『ルドルフは卒業します』と宣言したんです。しばらく『エリザベート』は出れないのかなと思ってたんですけど、早くチャンスをいただけたなという気持ちで、すごくびっくりしている。プレッシャーとか不安の方が大きいです」と気持ちを表した。1996年に日本で初めてエリザベートを演じ、井上から「レジェンド」と呼ばれている花總は、今回Wキャストとなった愛希について「『マリー・アントワネット』公演を観にきてくださって、挨拶をしてくださったんですけど、宝塚やめたてほやほやで、湯気が出てました」と語る。湯気の内容についてきかれると、「熱気でしょうか」と説明し、愛希は「すごく緊張していたので」と恥ずかしがった。逆に愛希は花總に対し「ずっと拝見してて、お姫様というイメージが強かったんですけど、お会いしてすごく気さくに優しく話してくださった」と感謝していた。取材会はさらに、同作の演出を務める小池修一郎の話題に。宝塚歌劇団の演出家である小池について、花總が「宝塚の演出のとき、生徒の私たちに対するときと、(宝塚以外では)微妙に違う印象かもしれない」と考えを述べると、井上も「OGの方には、厳しいかもしれない」と同意。花總は「私たちには何を言ってもいいみたいな。このお稽古中にあれ? と思うかもしれない」と苦笑し、愛希は「覚悟して……」と息を飲んだ。井上が「古川くんだっていろんな目にあってるよね?」と話を振ると、古川は「小池先生の演出の作品じゃなくても楽屋にきて、胸からダメ出しノートを取り出して……」と明かし、「正しいことおっしゃってるなというのを感じるので、悔しいんです。どこまでも愛が深い」と感謝。また古川と同じく、ルドルフ役を経てトートを演じている井上は、「『闇が広がる』のデュエットで、ルドルフのとこ歌いそうになる。わけがわからなくなるから気をつけて」とアドバイスしていた。
2019年04月01日マルニ(MARNI)は、表参道ヒルズに世界最大の旗艦店「マルニ 表参道」を2019年4月26日(金)にオープンする。それを記念し、期間限定ストア「マルニ マーケット 表参道」を3月21日(木・祝)から29日(金)まで表参道ヒルズ西館 1Fに出店する。世界最大旗艦店に先駆けて「マルニ マーケット 表参道」オープン「マルニ マーケット」は、マルニのクラフトマンシップとオリジナリティに溢れたユーモアたっぷりの空間。これまでも各地で開催されてきたが、今回は世界最大旗艦店のオープンに先駆けた一層特別なマーケットとなる。店内は、まるで異国のマーケットに足を踏み入れたかのような雰囲気。そしてマーケット内には、人気の「ストライプバッグ」、「カナパバック」、「ピクニックバッグ」などが至る所に置かれている。また、マーケットでくつろぐ動物たち、あらゆるところに植えられたサボテンは、すべて購入できるオブジェだ。表参道の「マルニ マーケット」には特別なアイテムがいっぱい!「クロシェバッグ」が東京初上陸名古屋イセタンハウスの「マルニ マーケット」で一足先に上陸していた「クロシェバッグ」が東京初上陸。コロンビアの職人が1点ずつハンドメイドで製作したというレトロでカラフルなデザインは、春夏の軽やかなコーディネートに活躍してくれるはず。マルチカラー、グリーンレッドオレンジ、パイナップル、ブラック、そして人気のブラックチェリー、計6色の展開となる。人気の「ピクニックバッグ」には最新&限定デザインがラインナップピクセル画のようなプレイフルなデザインとカラフルな色合いで人気を博す「ピクニックバッグ」の最新デザインと限定デザインも展開。今回は、ミニサイズやラージサイズなど様々なタイプが集結し、計40種以上を揃える。表参道限定デザインでは、表参道の並木をイメージしたツリー、車、電話、エイリアン、UFOをモチーフにした。これらが、日本のタクシーの配色から着想を得たマルチカラーで表現されている。そしてこれら「ピクニックバッグ」は、入口正面、天井にまでディスプレイされており、店内に入るとそのカラフルな世界が目に飛び込んでくる。「ストライプ バッグ」には新色が登場「ストライプ バッグ」には、これまでのカラー展開に加えて、新色のラッカーレッドとピンクキャンデーが仲間入り。ナイロンメッシュの透け感のある素材に、ハンモックからインスピレーションを得たというマルチストライプを施した。収納力がある「ストライプ バッグ」は、サブバッグとしてもおすすめしたいアイテム。孔雀モチーフのチェアなどインテリアグッズもバッグだけではなく、ユーモアたっぷりのチェアやオブジェなどにも注目したい。マーケットを彩るのは、孔雀が羽根を開いているようなフォルムの「ピーコックチェア」や、動物の顔のかたちをした「アニマルバスケット」など部屋が楽しくなるインテリアグッズだ。今回は、ミラノサローネでも登場していた、リゾート気分を味わえるハンモックのほか、家の形をしたブックラックも販売している。ティーカップや扇子など色とりどりの雑貨類ちょっとした手土産にもぴったりな雑貨類も豊富に揃えた。そのラインナップは、マルニのアーカイブテキスタイルを使用した扇子、バッグに添えたくなるアニマルモチーフのブローチ、京友禅の老舗「千總(ちそう)」と製作したバンダナ、さらには家のモチーフが愛らしい色鉛筆など。また、レジ横には「マルニ マーケット 表参道」限定のチョコレートバッグも発売している。なお、オープン初日に世界初展開の「ハンモック バッグ」は完売。気になる人は早めに足を運ぶことをおすすめする。【詳細】マルニ マーケット 表参道オープン日:2019年3月21日(木・祝)~29日(金)会場:東京都渋谷区神宮前 4-12-10 表参道ヒルズ西館 1FTEL:03-3403-8660営業時間:11:00~21:00 ※24日(日)は20:00まで■以下すでに抽選終了済。※人気バッグの発売日には、販売会場への入場について、デジタルチケットサービス「Pass Market」による、入場時間の抽選を実施。入場希望者は下記URLより3月14日(木)11:00~3月18日(月)11:00までに申し込み。※入場時間を決めるための抽選であり、商品購入を確約するものではない。■アイテム詳細ストライプバッグ 18,000円+税カナパバッグ 8,600円+税 ※3月24日(日)発売ピクニックバッグ 25,000~28,000円+税 ※一部表参道オープン記念商品、および一部アイテムは3月24日(日)以降発売。クロシェバッグ 22,000円+税 ※3月23日(土)発売ピーコックチェア 85,000円+税アニマルバスケット 21,000円+税トランクバッグオブジェ 19,300円+税チョコレートバッグ マルニマーケット表参道限定ボックス 2,700円+税※ハンモックバッグ(17,000円+税)はすでに完売。
2019年03月17日Y’s(ワイズ)の2018-19年秋冬コレクションから、京友禅の老舗・千總(ちそう)とのコラボレーションアイテムが登場。2018年10月17日(水)から10月23日(火)まで、京都タカシマヤにオープンする限定ショップにて販売される。山本耀司監修の着物の柄がストールに発売されるアイテムは、ストールやバッグなど。以前、千總の450周年に際して山本耀司が監修した着物の柄から、3種をセレクトして、特別アイテムとして展開する。モノトーンのストールにはまばらな水玉模様が、巾着バッグには格子柄やストライプを組み合わせたジオメトリックな模様が描かれている。1点ものの手差し友禅アウターまた、Y’sの服に、千總・図案室のアーカイブから選ばれた大判の花柄を、手差し友禅で施した一点物のアイテムも登場。前見頃に真っ赤な花を咲かせたアウターなど、各型1点限りの4ピースを並べる。友禅着想のスカートも先行発売限定ショップではその他にも、Y’sの2019年リゾートコレクションから"友禅"に着想したスカート&パンツが、12月の展開に先駆け先行発売される。【限定ショップ詳細】Y’s 2018-19年秋冬コレクション Y’s | CHISO期間:2018年10月17日(水)~10月23日(火)場所:京都タカシマヤ1階(ゆうとりうむ特設会場)住所:京都市下京区四条通河原町西入真町52アイテム例:・Y’s CHISO ストール 43,000円・Y’s CHISO バッグ 38,000円・Y’s CHISO 友禅染・1点物 460,000円<タカシマヤ限定>・Y’s 2019年リゾート スカート 95,000円<先行発売>
2018年10月20日ミュージカル『マリー・アントワネット』の製作発表が3日、都内で行われ、花總まり、笹本玲奈、ソニン、昆夏美、田代万里生、古川雄大、吉原光夫、シルヴェスター・リーヴァイが登場した。同作は『エリザベート』『モーツァルト!』など数々の傑作を生み出したミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイが手がけるミュージカル。2006年に日本で初演を迎えて以来世界で上演され、今回12年ぶり・新演出版で日本上演される。フランス革命で散った王妃マリー・アントワネット(花總・笹本)と、庶民の娘マルグリット・アルノー(ソニン・昆)、2人の“MA”の運命が交錯する。初演の際にもキャスト候補として名前が挙がったものの、当時は宝塚歌劇団に所属していた花總。「新演出版でも私に役を与えてくださったことに光栄ですし、身の引き締まる思いです」と感謝し、「マリー・アントワネットは、1人の女性として、1人の母親として、フランス王妃として、ものすごく成長を遂げていく。彼女がどんどん変わっていく生き様をぜひ自分なりに追求して、皆様にいろんなことを感じていただけたらいいなと思います」と意気込んだ。初演時はマルグリット・アルノーを演じ、今回出産を経て王妃を演じることとなった笹本は「 体型も戻りましたし、しっかりとドレスを着てマリー・アントワネットとして最後まで立つことができるように頑張りたいと思います」と語る。マリー・アントワネットが当時の王族には珍しく、母乳で子供を育てていた点に注目し「芯の強さを感じましたし、最後まで誇りを持っていた姿を演じたい」と役への思いを明かした。演出家から「フランス革命は、世界で一番最悪な革命だったと言われている」と聞いたというソニンは、「こないだまで(『1789 -バスティーユの恋人たち-』で)革命を信じて戦ってたのに……と思っていたんですけど、人々が革命というのに酔いしれて、自分を見失うような狂気じみた行動が出てくる。全然切り取り方が違うフランス革命を体現していて、深い」と、フランス革命の物語の魅力を分析。昆は「12年前にこの作品に出会ってから大ファンでして、『いつ、また上演されるのかな』とずっと思っていたので、自分が出演させていただけるという驚きと、日々感謝を感じている」と喜びを表した。またマリー・アントワネットの愛人となる、フェルセン公爵を演じる田代と古川の2人は「貴公子」感が大事だという紹介に笑みを浮かべる。田代は「初演を演じた井上芳雄さんが先日稽古場にいらして。お帰りになる時に『どうでした?』と聞くと、(井上は)『ほとんど知らない曲だった』と。それくらい新鮮に見てくださったようです」と、新演出版の違いを明かした。一方古川は「光夫さんから『君だけ、(『花より男子』の)道明寺みたいだね』言われて。僕も万里生さんの衣装を見てちょっとびっくりしたんですけど、 この衣装のように違いのあるフェルゼンを演じられるように頑張っていきたいです」と語り、周囲の笑いを誘っていた。オルレアン公役の吉原は、マリー・アントワネットについて「この世の中で初めてメディアに中傷された人、嘘偽りで殺されていった人」と分析。「地面がゆるい世の中じゃないですか。なんでもメディアがそう言えばこっちに行ったり」と現代の風潮に苦笑しつつ、「そういう時代の中ですが、自分は何なのかということを、作中の誰もが持っている」と、同作の魅力を表した。キャスト陣は400人のオーディエンスの前で、6曲の歌唱も披露。「100万のキャンドル」(昆夏美+アンサンブル)、新曲の「遠い稲妻」(田代万里生)、「私こそがふさわしい」(吉原光夫)と、歌い上げていく。さらに製作発表に駆けつけたリーヴァイがピアノ伴奏を務めた新曲の「孤独のドレス」(笹本玲奈)、「もう許さない」(ソニン+アンサンブル)、「あなたへ続く道」(花總まり+古川雄大)と続き、会場からも拍手が沸き起こっていた。
2018年09月02日ミュージカル『シークレット・ガーデン』の公開ゲネプロが10日、東京・シアタークリエで行われ、石丸幹二、花總まり、石井一孝、昆夏美、松田凌、池田葵、大東リッキーらが登場した。同作は、フランシス・ホジソン・バーネットによる世界的名作『秘密の花園』を1991年にブロードウェイでミュージカル化、同年のトニー賞では3部門を受賞した。妻のリリー(花總)を亡くして日々をむなしく生きる男・アーチボルト(石丸)の元に両親を亡くした少女・メアリー(池田/上垣ひなた Wキャスト)がやってくる。メアリーはリリーに導かれ、庭と家族を再生させていく。原作では描かれなかった大人たちの苦悩にも焦点を当てた同舞台は、児童向け名作を原作としながら死者の匂いもまとい、過去と現在が交錯しながら進む大人の物語に。6月11日から7月11日まで、シアタークリエで上演される。○石丸幹二コメント舞台稽古に入り、演出の"アリマ・マジック"に掛かりながら、『シークレット・ガーデン』の世界観がより深まっていくのを感じています。原作小説は子供の目線で描かれていますが、このミュージカル版は大人の物語でもあり、人生の喜び、哀しみを深く味わえる作品になっています。アーチボルドという一人の男が、伴侶の喪失から再生していく…。誰しもが経験する肉親との別れ、人生の最大の危機を乗り越えるための鍵穴が、ここにあります。アーチボルドに心を添わせてください。皆さんの心の中に堅く閉ざされた扉があるなら、きっと鍵を見つけて頂けると思います。○花總まりコメント原作の『秘密の花園』を子供の頃に読んだことのある女性は多いと思います。ミュージカル版も観れば観るほど心に響いてくる作品になりそうだなと、お稽古をしながら日々感じています。一度だけではこの作品の全貌を知ることが難しいかもしれません(笑)。ぜひ何度でもご覧ください。そして、皆様それぞれの人生と重ね合わせて、何かを感じて頂けるととても嬉しく思います。劇場でお待ちしております。
2018年06月10日花總まりが主演を務める「ミュージカル『Romale』~ロマを生き抜いた女 カルメン~」が、東京芸術劇場プレイハウスにて上演中だ。【チケット情報はこちら】本作は、オペラとしても有名なメリメの小説「カルメン」をベースに、次々と男性を翻弄し“魔性の女”と呼ばれるカルメンが、ロマ(ジプシー)として当時の社会でどのように生き抜いてきたかを演出・振付の謝珠栄の視点で描く作品。10年前に謝珠栄の演出・振付で上演された『Calli~炎の女カルメン~』をもとに台本・音楽を一新したもので、何もかもが違う白人男性への恋の苦しみや葛藤、そしてロマの女への差別など、カルメンの別の一面が描かれる。カルメンを演じるのは花總まり。カルメンによって人生が変わるドン・ホセを演じるのは松下優也。カルメンに翻弄される、ホセの上司スニーガを伊礼彼方、カルメンの夫ガルシアをKENTARO、イギリス貴族のローレンスを太田基裕が演じる。物語は、カルメンの真実を研究する社会人類学者ジャン(福井晶一)が、カルメンを知っているという老人(団時朗)と出会うことから始まる。「あの女と暮らしたジプシーから聞いた」と話し始める老人。そこで語られるのは、白人の衛兵ホセがロマの女カルメンと出会い始まった宿命の恋だった。カルメンに身も心も溺れ、「私って女はきっとあんたを不幸にする」と告げられながらも共に生きることを選んだホセ。だが、その狂おしいほどの想いはいつしか嫉妬で乱れ、カルメンが関わる別の男たちに手をかけるようになっていく――。カルメンをロマの女として“自分のもの”にしたがる男たちの中で、すべてを飛び越えひとりの女性として恋するホセ。松下の真っ直ぐに伸びる歌声や、わき目もふらず彼女を愛する芝居はホセという男の心情だけでなく、カルメンがこれまで男たちにどう扱われてきたのかをもあぶり出す。そんなホセを嫉妬させる男たちを演じる伊礼やKENTARO、太田は、傲慢さやしたたかさを感じさせながらも、それぞれが違うタイプの男性としての魅力や色気も漂わせる。そしてその中で踊るように自由にふるまう、花總のカルメン。男に取り入る姿や、情熱的なフラメンコダンス、自分を殺せとホセに迫る姿など、いわゆるカルメン像が描かれながらも、この作品ではその一歩奥へと踏み込んだ想いや視点が存在する。花總が演じるカルメンは、定番のカルメン像とリンクさせながらも本作ならではの魅力や美しさが鮮明に表現されていた。舞台となるスペインのテイストが取り込まれた音楽やダンス、華やかな殺陣も注目の公演は、4月8日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演中。その後、4月11日(水)から21日(土)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。取材・文:中川實穂
2018年03月26日上野風月堂より、銀座木村屋總本店との初のコラボレーション商品「あんぱんプティゴーフル」が登場。2018年2月19日(月)から、上野風月堂本店及び全国の百貨店・量販店にて発売される。今回登場する「あんぱんプティゴーフル」は、上野風月堂と銀座木村屋總本店が、新たな東京土産を誕生させるべく、両社の伝統と技術を融合させた商品。上野風月堂伝統の“はさみ焼き”技法で焼きあげた丸いウエハースの間に、銀座木村屋總本店の代表商品「酒種 桜(桜あんぱん)」をイメージしたクリームをサンド。クリームに、餡子パウダーや酒かす、塩漬けにした桜のパウダーを加え、「酒種 桜」の独特な甘さや風味をプティゴーフルで表現した。1枚ずつ個包装のため、持ち運びやお土産としても便利な新しい東京土産だ。【詳細】あんぱんプティゴーフル発売日:2018年2月19日(月)価格:10袋入 594円(税込)/20袋入 1,080円(税込)発売場所:上野風月堂本店、全国百貨店、量販店※店舗によっては、商品の取扱いがない場合あり。※商品の発売時期は、店舗により異なる【問い合わせ先】株式会社 上野風月堂TEL:0120-336-758
2018年02月17日ミュージカル『Romale ~ロマを生き抜いた女 カルメン~』の制作発表会見が2月14日、都内で開催された。主役のカルメンは、元宝塚歌劇団トップ娘役の花總まりが扮する。ホセ役は松下優也。ミュージカル「Romale」チケット情報オペラなどでもよく知られる物語だが、今回の舞台では、演出・振付の謝珠栄が新たな視点でカルメンを描くという。謝は「カルメンという女性の印象が強い物語ですが、私はホセとカルメンの愛の絆についてもっと知りたかった。またメリメの原作も“白人の男性から見たカルメン像”であって、女性の私から見るとカルメンはもっと違う女だったのではという疑問を抱きました。そのことがこの作品を作り出すきっかけ。情熱的で男を魅了する恋多き女の代名詞のように言われているカルメンですが、その光の部分ではなく影の部分、そして(虐げられながらも誇り高く生きる)ロマ族として生きた女・カルメンに焦点を当てたい」と創作意図を熱く語る。そのカルメンに扮する花總は1999年、宝塚時代に同じく謝が演出した『激情-ホセとカルメン-』でカルメンを演じ、好評を得ている。脚本・音楽は違えど同じ役に再び挑むことになるが「カルメンを知り尽くした謝先生と一緒に、もっと深く深く、カルメンという女性を作っていきたい」と意気込みを。またカルメンについては「すべてが魅力。その魅力をたくさん皆さまにお見せできるような作品にできれば。いい意味で皆様の期待を裏切りたいですし、期待通りのところにもいきたい」と話した。ホセ役にはNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』栄輔役でも話題になった松下が抜擢された。この日は会見冒頭で劇中歌を花總とデュエットで披露、まずは「歌い終わってほっとしています」と心境を語る。そして「今回、このように素晴らしい役を演じさせていただくこと、すごく嬉しく思っています。このメンバーの中では一番若いので、自分で言うのは変ですが“若いパワー”で頑張っていきたい」と話した。さらに「役者人生初、ヒゲをはやしました。今回はドスケベな役。自分も少し前だったらホセのポジションだったんですが、こうやってヒーローからヒールにシフトチェンジしていくんですね」と語った伊礼彼方、「僕は根っからの悪役でヒーローをやったことがない」と迫力のメイク姿でボヤいたKENTAROらが場を盛り上げ、カンパニーの和気藹々とした空気感も伝わってくる会見だった。ほか、太田基裕、福井晶一、団時朗らが出演する。公演は3月23日(金)から4月8日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、4月11日(水)から21日(土)まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは発売中。
2018年02月15日1月22日(月)から28日(日)の7日間、新宿NSビル地階イベントホールにて開催中の日本最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ2018」。例年同様、大混雑の会場の中でも注目は、行列ができるイートイン・スイーツ! 今回は「アンリ・ルル―」のフォンダン・ショコラをご紹介。さらに、来日中の2代目シェフ、ジュリアン・グジアン氏に新作ショコラについてインタビューを敢行!◆アンリ・ルルー悶絶のフォンダン・ショコラをチェックせよ「サロン・デュ・ショコラ」常連ブランドで、世界で唯一のショコラティエ・エ・キャラメリエ「アンリ・ルルー」が、今年も「サロン・デュ・ショコラ2018」に出展中。ブースでは、テイクアウトだけでなく、イートインもできる「フォンダン・ キャラメルC.B.S.」が登場!ショコラをふんだんに使ったフォンダン・ショコラに、スペシャリテのキャラメル「C.B.S.(塩バターキャラメル)」の美味しさを合わせたこの「フォンダン・ キャラメルC.B.S.」は、ショコラティエとキャラメリエという2つの称号を兼ね備えた「アンリ・ルル―」ならではの美味しさを閉じ込めたスペシャルなスイーツ。フォンダン・ショコラの生地を割ると、中から甘いバター風味とともにほんのりとした塩味でなめらかな食感のキャラメルと、濃厚かつビターな味わいのショコラがあふれ出てくる。まさにとろける様な悶絶スイーツだ。さらに、東京会場限定の塩キャラメル風味のソフトクリームをトッピングした「フォンダン・キャラメルC.B.S. グラッセ」 は、ショコラ・キャラメル・ソフトクリームのひんやりとした食感と、その下にあるアツアツのフォンダン・ショコラのホットな食感が絶妙な温度差スイーツに仕上がっていて、熱気ムンムンの会場の中で、ちょっとクールダウンするのにもぴったり。◆2代目シェフ、ジュリアン・グジアン氏にインタビューフランスから来日中の2代目シェフ、ジュリアン・グジアン氏に新作「フォンダン・キャラメルC.B.S. 」について話を聞いた。「このスイーツは、ショコラとキャラメルのコンビネーションをテーマにした、まさに「アンリ・ルル―」のブランドを表現するにふさわしい自信作です。昨年のイートイン・スイーツとしてお出ししたクイニー・アマンも好評を博しましたが、今年も「フォンダン・キャラメルC.B.S. 」を召し上がっている会場の皆さんの好反応を見て、大変嬉しく思います。今年も皆さんに驚きと感動を感じてもらえるようなスイーツをお届けしたいと思います。」◆リボンのパッケージがロマンティック!今年は香りがテーマの新作も会場では、フランスの権威あるショコラ愛好会「C.C.C.」より最高評価である5タブレットや金のタブレットを受賞した歴代のボンボン・ショコラを詰め合わせた、限定商品がラインナップ。「アンリ・ルルー」のバレンタインと言えばふんわりと大きなリボンが定番の「コフレ・アローム」をはじめ、“香りによって開く、新たな世界の扉”をテーマにした「コフレ・フュメ」は、中国茶のラプサンスーチョンのスモーキーな香りやアイラ島モルトのピート香、ナッツの焙煎香、様々な香りを加えた新作ショコラを詰め合わせた一押しコフレだ。「コフレ・アムール」「コフレ・フュメ」ともに京都友禅着物の老舗「千總」とコラボレーションした注目の2018年バレンタインコレクション。◆1000円以下のハイセンスなチョコを選ぶならコレ!「アンリ・ルルー」ならではのアイデアが詰まったタブレット各種は、価格が864円、972円(フレーバーにより異なる)とリーズナブルでありながら、「サロン・デュ・ショコラ2011」でイノベーション賞を受賞した「ユズマッチャ」など洗練された味わいが楽しめる。リボンモチーフのパッケージがお洒落で義理チョコなどプチギフトにぴったり!◆リボンにまつわる2つの企画!今回の「アンリ・ルルー」のバレンタインでは、“リボン”に関する素敵なプレゼント企画2種類が展開中だ。一つは、バレンタイン商品販売期間中(2月9日まで)にリボンを付けて伊勢丹新宿店・高島屋玉川店に来店した人全員に、「アンリ・ルルー」を代表するボンボン・ショコラ「C.B.S.」の試食1個をプレゼント。服、バック、アクセサリーなどリボンモチーフがついているものであれば何でもOKで、店頭で提示するだけ。(※各日、限定数に達し次第終了)二つ目の企画は、期間中(※)にオンラインショップおよび、伊勢丹新宿店・高島屋玉川店にて「コフレ・フュメ」または「コフレ・アローム」を含む5,400円(税込)以上の購入で「アンリ・ルルー」オリジナルデザインの蝶ネクタイをプレゼント。※オンラインショップの場合、1月17日(水)AM10:00から先着で200名にプレゼント。(なくなり次第終了)※店舗の場合、2月10日(土)・11日(日)の2日間限定で購入者先着順にプレゼント。(伊勢丹新宿店は各日先着30名、高島屋玉川店は各日先着15名)※高島屋玉川店は地下1階店舗にて実施(6F特設会場では実施なし)■「アンリ・ルル―」商品詳細価格:「フォンダン・キャラメルC.B.S.」432円(税込)「フォンダン・キャラメルC.B.S. グラッセ」(ソフトクリーム付)648円(税込)「サロン・デュ・ショコラ限定詰め合わせ」5個入り 2,052円(税込)、8個入り 3,348円(税込)販売期間:1月22日(月)~1月28日(日)「コフレ・フュメ」6個入り 3,132円(税込)、12個入り 6,048円(税込)「タブレット」各種、864円(税込)、972円(税込)※フレーバーにより異なる販売期間:2月14日(水)※各店舗により異なる店舗:伊勢丹新宿店、高島屋玉川店、アンリ・ルル―公式オンラインショップ(text:cinemacafe.net)
2018年01月24日「アンリ・ルルー」から、“開香”(かいか)をテーマにしたバレンタインコレクションが1月17日より発売中。 ピスタチオ本来の香りと色を楽しめる「ピスタチア(Pistacia)」、シングルモルトを口に含んだような風味とショコラの香りが大人な「アイレイ(Islay)」、スモーキーで独特な紅茶の香りをまとった「ラプサン(Lapsang)」、ペルー産カカオのガナッシュがフローラルでスパイシーな味わいの「リマ(Lima)」、4種類の新作ボンボン・ショコラが誕生し、この新作ボンボン・ショコラを中心に詰め合わせた「コフレ・アローム(Coffret Arôme)」、「コフレ・フュメ(Coffret Fumé)」2種類の限定パッケージも登場。この限定パッケージは京友禅着物の老舗「千總」とコラボレーションし、花のつぼみがゆっくりと開いていくイメージと、様々な素材による香りの世界を表現している。「コフレ・アローム(Coffret Arôme)」4個入り(1,600円)「コフレ・アローム」はカカオのみならず、ナッツやフルーツなどの素材の香りを楽しめるコフレ。新作ボンボン・ショコラ「リマ」の他、パッションフルーツのキャラメルを閉じ込めた「ルイゾン・パッション」、重厚なヘーゼルナッツの香りが楽しめる「ノワゼッティンヌ・ノワール」などをメインにした詰め合わせ。4個入り(1,600円)、8個入り(3,200円)、11個入り(4,200円)の3種類を販売している。「コフレ・フュメ(Coffret Fumé)」6個入り(2,900円)「コフレ・フュメ」は、新作ショコラ「ラプサン」「アイレイ」「ピスタチア」をメインに詰め合わせた。6個入り(2,900円)と、12個入り(5,600円)を販売。アンリ・ルルーならではのアイデアが詰まった、バレンタイン限定のタブレットも登場。取り扱いは伊勢丹新宿店、高島屋玉川店、オンラインショップ()にて、1月17日から2月14日まで販売中(各店舗によって異なる)。さらに、オンラインショップ、伊勢丹新宿店、高島屋玉川店にて「コフレ・フュメ」または「コフレ・アローム」を含む、税込5,400円以上の購入者にはオリジナルデザインの蝶ネクタイをプレゼントする。オンラインショップの場合は17日の10時から先着で200名にプレゼント、店舗の場合は2月10日と11日の2日間限定で先着順にプレゼント(伊勢丹新宿店は各日先着30名、高島屋玉川店は各日先着15名)、いずれも無くなり次第終了。
2018年01月18日アンリ・ルルー(HENRI LE ROUX)は、2018年1月17日(水)よりバレンタインコレクションを発売する。2018年は「開香」をテーマに、味だけでなく香りも楽しめる4種の新作ボンボン・ショコラが登場。また、その新作ボンボン・ショコラを中心に詰め合わせた2種類の限定コフレにて、多彩な香りの世界を表現している。新作ボンボン・ショコラ新作ボンボン・ショコラは、軽く焙煎したピスタチオのプラリネが香る「ピスタチア」、モルトとショコラが深みのある香りを織り成す「アイレイ」、スモーキーな紅茶のフレーバーが広がる「ラプサン」、ペルー産カカオがフローラルでスパイシーな「リマ」の4種。素材の持つ奥行きのあるアロマがチョコレートを彩る。京友禅コラボの限定コフレ限定コフレ「フュメ(Fumé)」「アローム(Arôme)」は、京友禅着物の老舗「千總」とのコラボレーションによるパッケージ。ナッツやフルーツなどの素材の香りを楽しめる「アローム」には、パッションフルーツのキャラメルを使用した「ルイゾン・パッション」や、重厚なヘーゼルナッツの香りが楽しめる「ノワゼッティンヌ・ノワール」、新作「リマ」をメインにセット。鮮やかなレッドのパッケージにリボンをかけたパッケージが、バレンタインならではの特別感を演出する。“香りによって新しい世界の扉をひらいていく”というイメージから作られた、繊細で華やかなデザインのパッケージが目を惹く「フュメ」は、様々な香りのバリエーションを楽しめる1箱。新作ショコラ「ラプサン」「アイレイ」「ピスタチア」をメインに詰め込み、新しく、芳醇な味わいを存分に楽しめる。リボンのサービスアンリ・ルルーのバレンタインではおなじみの、リボンにまつわるサービスも。タブレットにはバレンタイン限定でパッケージにリボンをあしらっている。また、リボンを付けて1月17日(水)から2月9日(金)までの期間中にて伊勢丹新宿店・髙島屋玉川店に来店すると、ボンボン・ショコラ「C.B.S.」の試食1個をプレゼントする。詳細アンリ・ルルー バレンタイン発売日:2018年1月17日(水)~2月14日(水)販売場所:伊勢丹新宿店、髙島屋玉川店・コフレ・アローム 4個入 1,728円、8個入 3,456円、11個入 4,536円・コフレ・フュメ 6個入 3,132円、12個入 6,048円■関連イベント〈ボンボン・ショコラ“C.B.S.”試食プレゼント〉期間:2018年1月17日(水)~2月9日(金)条件:期間中リボンを付けて伊勢丹新宿店・髙島屋玉川店に来店。※服、バッグ、アクセサリーなどリボンモチーフがついているものであれば何でも可。※各日限定数に達し次第終了。〈オリジナル蝶ネクタイプレゼント〉期間:2018年2月10日(土)、2月11日(日)条件:伊勢丹新宿店・髙島屋玉川店にて「コフレ・フュメ」または「コフレ・アローム」を含む5,400円(税込)以上購入者※先着順※髙島屋玉川店は地下1階店舗にて実施(6F特設会場では実施なし)
2018年01月18日ショコラ界を代表するトップメゾンから新作が登場。ショコラティエの個性と繊細な手仕事が生む、魔法のようなとびきりの一粒を心ゆくまで。ラ・メゾン・デュ・ショコラ/ジャルダン パリジャン(4個入り¥2,025)スタイリスト・岡尾美代子今シーズン、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のニコラ・クロワゾー氏は、私たちをパリの庭園へ誘う。それはチョコレートを通した散策。果物やハーブのショコラをいただいて目を閉じれば、瑞々しい香りの先に花壇や並木の景色が次々と広がる。例えば「ミエルドゥ ティユール シトロネ」。ミルクチョコレートのこくまろな口どけにリンデン(菩提樹)の香り、レモンの爽やかさが重なり、蜂蜜がゆったりとした印象を残す。そこには確かに、パリの菩提樹並木の木陰でのんびり過ごす清々しいシーンがあった。オレンジ園の鮮やかな香りはじけるショコラも、ジャスミンの優しさに包まれる一粒もどこか呑気で、幸福感に満ちている。パリの生活に欠かせない庭園をテーマに、散策で感じられる香りやイメージを表現。ネーブルとブラッド、2種のオレンジの生き生きとしたノートが広がる「オランジュレ」、バニラ風味のマンゴージュレとジャスミン香るミルクガナッシュの「ジャスマン フリュイテ」など4つの風景が収まる。1月中旬発売予定。●東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1FTEL:03・3201・600611:00~20:00無休アンリ・ルルー/コフレ・フュメ(6個入り¥2,900)スタイリスト・岡尾美代子スモーキーな中国茶ラプサンスーチョンに、スコットランド・アイラ島産モルトのピート……キャラクターの濃い燻香とショコラ。個性がケンカしそうだが、『アンリ・ルルー』2代目シェフ、ジュリアン・グジアン氏は、燻香でショコラの知られざる深みを引き出していく。「ラプサンスーチョン」は自家製マジパンに混ぜてガナッシュと2層にすることで、強烈な香りを和ませ魅力的な個性に。その層はマジパン3mm、ガナッシュ8mmと導き出した、厳密なバランスで成り立っていて、舌に全てが溶け合う時、スモーク香の中にカカオの豊かなコクが現れる。そこにはルルー氏から受け継がれる繊細な手仕事が垣間見えるのだった。香料着色料を一切入れないで作るピスタチオプラリネのボンボンショコラ「ピスタチア」は、香り高さが段違い。モルトを使った「アイレイ」はピート香の余韻がダンディ。ボックスは昨年に続き、京友禅着物の老舗『千總』とコラボ。販売期間1/17~2/14。●東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿本店B1TEL:03・3352・1111(大代表)10:30~20:00不定休※紹介している商品は、掲載アドレス以外に直営ブティックやオンラインショップでも購入可能。※『anan』2018年1月17日号より。写真・枦木 功(nomadica)文・chico構成・綿貫あかね撮影協力・AWABEESUTUWA
2018年01月12日あけましておめでとうございます。新しい年を迎え、皆さまいかがお過ごしでしょうか。お正月飾りや初詣、おせち料理に年賀状。新年は、1年のうちで最も「和」を感じる季節。そんな時期におすすめの本をご紹介します。■挿絵も美しい百人一首の本『千年後の百人一首』。タイトル通り、内容は百人一首です。ただ、「千年後の」とあるように、清川あさみさんが、布や糸・ビーズで描きおろした情景(挿絵)と、最果タヒさんの現代語訳で表現されているため、学生時代に学んだ百人一首とはひと味もふた味も違います。まず、清川あさみさんの挿絵が、本当に美しいのです。ひとつの歌につき、挿絵もひとつなので、当然、挿絵は百あります。歌の内容によって、挿絵の趣もそれぞれ異なり、月や水のような自然を感じるものから、季節を感じるもの、詠み人の切なさや寂しさ、恋心や情念のような感情を感じさせるものなどさまざまで、文章を読まずとも挿絵だけでも引き込まれるほどです。ページをぱらぱらとめくって、この百の挿絵を眺めるだけでも、美しいものに触れる時間を堪能でき、ある意味、芸術鑑賞といってもいいかもしれません。■不倫の歌でさえも情緒のある表現もちろん、最果タヒさんの現代語訳も素晴らしく、たとえ、恋心なんてとうの昔にどこかに置いてきてしまった、という人でも、グッとくるものがあるのではないかと思います。例えば、「なにはがた短き葦のふしの間も逢はでこの世を過ぐしてよとや」この、「なにわがた~」と読まれた瞬間に、札を取りにいこうと必死になってしまう歌が、かぼそく生えゆく葦の節と節の、このわずかな隙間ほどの時間も、あなたは私にくれないのだと、わかってしまう。わかってしまった。(19ページより引用)と、切なさを感じさせる訳になっているのです。単純に古文の授業のように直訳したのではなく、意訳であるために、「こういう気持ち、わかる」とか、「私も昔、こんなこと思っていたかも」と、日々の忙しさで忘れていた、さまざまな感情が湧いてくるので、さっと読み進めるのではなく、ひとつずつ、じっくりかみしめながら読みたくなります。また、現代語訳を読んで思いを馳せるだけでなく、巻末の解説を読むのも面白いです。詠まれている単語がどういう意味なのかはもちろん、どういう状況で詠んだのかや、詠み手と歌を送られた相手、また他の詠み手との関係性、そのほかの豆知識も興味深いです。「わびぬれば今はたおなじ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ」この歌は、元良親王が、皇后・京極御息所との密通が噂されたときに詠んだ歌で、「すべてが知られ、糾弾されても、身を滅ぼしてもあなたに会いたい」という内容なのですが、今でいうと、不倫発覚後に発表されたコメントということになるのかもしれないが、近頃の政治家や有名人とは雲泥の差である。(解説20から引用)と、書かれていて、クスッと笑えつつも、千年前は不倫すらもこんなに美しく、情緒のある表現をしていたんだな、と、日本語の奥深さを感じずにはいられません。■新年に、千年前の「和」に触れてみては?この本のもうひとつ面白い点は、「トノ」「ヒメ」「ボウズ」と、挿絵の横に詠み人が誰かが書かれていること。切なくて胸が締めつけられるような歌を「トノ」が読んでいたり、恨みますと言わんばかりのドロドロとした歌を「ヒメ」が読んでいたりして、これを見ていると、千年前も男性はロマンチストで、女性は怒らせると怖かったりしたのかな、と、長い時を経ても、人の思いというのは変わらないのだなと感じさせられます。意識的であろうとなかろうと、気分が「和」に向きやすい新年のこのタイミングで、学生のとき以来の百人一首に触れてみては。昔は勉強に必死で感じ取れなかった、歌に込められた思いも、今なら新鮮な気持ちで感じ取ることができるかもしれませんよ。
2018年01月02日世界的クリエイターたちが最先端の技術と共に着物を表現する展示会「キモノロボット(KIMONO ROBOTO)」が、表参道ヒルズにて開催する。会期は2017年12月1日(金)から12月10日(日)まで。今回の展示会では、皇室献上作家など熟練の職人たちによる貴重な着物13点を見ることができる。その美しい作品に魅了された世界のクリエイターたちが、新しい解釈と最先端の技術をもとにした斬新な演出に挑戦している。振袖を着たロボットが出現、ビョークはミュージックビデオで着用特に注目の作品は460年の歴史を持つ京友禅の老舗「千總(ちそう)」が総力を上げ制作した、「束熨斗文様振袖(たばねのしもんようふりそで)」。江戸時代の染織技術を駆使した色鮮やかな振袖をもとに、現代の職人が2年かけて復元制作した逸品だ。この作品の演出にはアイスランドを代表するアーティスト、ビョーク(Björk)が参加する。最新ミュージックビデオで、祝福や繁栄を意味する束ね熨斗の柄を描いた朱色の振袖を着こなした。また、会場には着物を着用したロボットが出現する。アームの先端に設置されたカメラを操作すると、職人が施した技術の詳細をディスプレイで確認できる仕掛けになっている。ピーター・リンドバーグ、土井浩一郎の写真もその他にも、現代ファッション写真の巨匠、ピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)は着物とファッションの出逢いを撮影。ファッション・スチールで有名な日本人写真家の土井浩一郎は、ドラマチックな静物画として着物を表現した。【概要】KIMONO ROBOTO会期:2017年12月1日(金)~10日(日)時間:11:00~21:00 ※日曜は11:00~20:00、最終日は16時終了会場:表参道ヒルズ本館 B3F スペース オー住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10TEL:03-3497-0310(表参道ヒルズ総合インフォメーション)入場料:無料
2017年11月23日2012年に世界遺産条約採択40周年を記念してスタートした「PIECE OF PEACE-『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-3」。これまでに約300万人を集めた話題の展覧会が、東京・松坂屋上野店の本館6階 催事場にて10月28日から11月9日まで開催している。今回の展覧会は、11月4日にグランドオープンを迎えるPARCO_yaと松坂屋上野店、初の共同企画となっており、メイン会場となる松坂屋上野店に加え、サテライト会場としてPARCO_ya 2F 特設スペースでも開催(11月4日から、無料)。メインは「LOVE EARTH/LOVE ASIA『レゴ®ブロック』で作った世界遺産」と題し、レゴ®ブロックで作った世界34カ国の世界遺産50作品が展示される。他にも、ユネスコ世界遺産活動紹介コーナーや、レゴ®グッズを中心にたくさんのアイテムが揃う「レゴ®ブロック期間限定ショップ」、来場者参加企画「みんなで作るPEACE!プレイコーナー!」を展開。また、「未来に残したい、私のたからもの」をテーマに、参加アーティストによる作品と文化人によるメッセージの展示も開催される。こちらでは、国内・外で活躍中のアーティスト、クリエイター、写真家、イラストレーター、現代美術家などからのメッセージアートの共演。文化人・ミュージシャン・著名人からのメッセージの紹介を行う。参加アーティストは、AMKK<東信、花樹研究所>/石川直樹/伊藤桂司/今井淳裕<株式会社千總>/楳図かずお/エンライトメント/大岩Larry正志/リリー・フランキー/Rolito/河森正治/Candle JUNE/季里<きり>/Kinpro<新矢千里>/黒田征太郎/小宮山秀明<TGB design.>/坂口恭平/さとうりさ/SUNDAY VISION/JEFFREY FULVIMARI/地主晋/タイクーングラフィックス/大日本タイポ組合(タイポ組合員)/髙橋理子/高橋正実/立本倫子<コロボックル>/タナカカツキ/土屋アンナ/土屋秋恆/Daisy Balloon/デビルロボッツ/でんぱ組.inc/TOMATO/生意気/ひびのこづえ/Hastings International Airport’<HIA><Karl Hyde/Underworld, John Warwicker/tomato, ToruYoshikawa>/本城直季/牧かほり・南志保/MATTHEW WALDMAN+NOOKA/松山智一/みうらじゅん<withビルダー 三井淳平>/宮下マキ(写真家)/ロドニー・アラン・グリーンブラット(アーティスト)となっており、展示内容は一部変更になる場合もある。なお、11月4日からはPARCO_yaが本展のサテライト会場となり、無料で一部モデルの展示が行われる。【イベント情報】「PIECE OF PEACE-『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-3」会期:10月28日〜11月9日会場:松坂屋上野店 本館6階 催事場住所:東京都台東区上野3丁目29番5号時間:10:00〜20:00(最終入場は閉場の30分前まで、最終日は16:00閉場)入場料:大人(中学生以上)600円(500円)、小学生300円(200円)、小学生未満無料※( )内は大丸松坂屋のクレジットカード等やパルコカードを持っている方が対象の優待料金
2017年11月02日ショコラティエ・エ・キャラメリエ「アンリ・ルルー」が、1555年創業の京友禅「千總」とコラボレーションし、“Voyage au Japon(日本への旅)”をテーマにした限定パッケージを発売。「アンリ・ルルー」は2017年、創業から40周年、日本での展開から10周年を迎える。これを記念した今回の限定ボックス。新作ショコラは、日本の伝統模様゛七宝柄゛を天面にあしらったほうじ茶×レモンの「Kyoto(キョウト)」、牡丹、梅、鉄線などさまざまな季節の草花を天面にあしらいユズ×ミントの「Yuzu Menthe(ユズ・マント)」、末広がりを意味する日本の伝統模様“青海波”をあしらったユズ×バジルの「Yuzu Basilic(ユズ・バジリック)」など、ジュリアン・グジアンシェフが日本の素材から刺激を受け、味わいはもちろんのこと、見た目にも美しい珠玉のショコラが完成した。パッケージは、「千總」の職人が手書きで書き起こしたオリジナルのデザインで、古くから日本の旅のモチーフである御車に、四季の花々をあしらった古典柄の花車が美しく描かれている。側面には、「アンリ・ルルー」のブランドロゴのコロンバージュ(木骨造)と日本の伝統紋様の中でも、ブルターニュを連想させる柄を浮かび上がらせた。商品ラインナップは、6個入り3,132円(税込)。12個入り6,048円(税込)。販売は2017年2月1日(水)~予定。販売店舗は、伊勢丹新宿店、高島屋玉川店、オンラインショップ、そのほか催事店頭にて。(text:cinemacafe.net)
2017年01月02日アンリ・ルルー(HENRI LE ROUX)の2017年バレンタインコレクションが、2017年1月18日(水)より発売予定。2017年は“Voyage au Japon(日本への旅)”をテーマに、日本の食材からインスピレーションを得た新作ボン・ボン ショコラが登場。レモンの皮とほうじ茶の香りが調和した“キョウト”や、ユズのガナッシュにミントを加えた“ユズ・マント”、バジルの苦みとユズの酸味を合わせた“ユズ・バジリック”など、日本へのオマージュが込められた珍しいフレーバーが揃う。パッケージは、京友禅の老舗「千總」とコラボレーションし、職人が手書きで書き起こしたモダンな和柄を採用した。新作と定番のボン・ボン ショコラをバランスよく詰め込んだバレンタインコフレは、4個入り、8個入り、11個入りの3種類。さらに、2月1日(水)からは、ブランド創立40周年と日本上陸10周年を記念した限定ボックスも登場する。【詳細】アンリ・ルルー 2017年バレンタインコレクション発売予定日:2017年1月18日(水) ※ヴォワヤージュ・オ・ジャポンは2月1日(水)より発売販売店舗:アンリ・ルルー伊勢丹新宿店、髙島屋玉川店、その他催事にて販売価格:・コフレ・ビズ(4個入り) 1,600円+税・コフレ・アムール(8個入り) 3,200円+税・コフレ・アンサンブル(11個入り) 4,200円+税・ヴォワヤージュ・オ・ジャポン(6個入り)2,900円+税、(12個入り)5,600円+税
2016年12月23日新時代の和装「KIMONO COUTURE」を纏った6人のモデルたちを撮影したライブフォトシューティングが、10月19日に東京・銀座の街で開催された。このライブフォトシューティングは、10月に東急プラザ銀座KIRIKOラウンジにて開催されていた、ソマルタ(SOMARTA)のデザイナーである廣川玉枝による展覧会「廣川玉枝『SOMARTA KIMONO COUTURE』展 -新時代の和装が奏でる伝統×革新-」の一環として実施されたもの。同展では、廣川が創業460年を誇る京都友禅染の老舗「千總」をはじめ、「岡重」・「和晃苑」、西陣織の「細尾」4社の伝統技術とデジタル技術を融合した新時代の和装「KIMONO COUTURE」を、メイクアップや華道の要素を組み合わせ、“装粧華美”をテーマに紹介した。10月19日に行われたライブフォトシューティングでは、同展で紹介された「KIMONO COUTURE」を纏った現代の日本の美を象徴する6人のモデル、萬波ユカ、福士リナ、KASUMI、YiRan、鈴木亜美、シェン田中を東京・銀座の街中で撮影。フォトグラファーで華道家の勅使河原城一が「KIMONO COUTURE」を纏ったモデルたちをイメージした花を活け、資生堂トップヘア&メイクアップアーティストの計良宏文がヘア造形で粧いを仕上げた。廣川の「現代の女性たちが現在の東京の風景の中で着てこそのKIMONO COUTURE」というコンセプトのもと6人の女性達が銀座の街へと繰り出して撮影される様子を、多くの人が見守った。同展について廣川は、「今のままではあと百年もしたら、日本で着物をつくることが出来なくなるでしょうと言われました。産業は縮小の一途をたどり、毎年工場は少しずつ閉鎖されています。私が生まれた当時から、日本は西洋と和のミックス文化が複雑なバランスで成り立ち、西洋服を着ることは当たり前で、着物は民族衣装の名残で特別な機会に着ることが多くなりました。かつて全ての日本人のファッションは、着物でした。着物のかたちは時代とともに、環境に合わせ少しずつ進化してきました。現代において進化が止まり今日に至らせてしまったのは、私のようなファッションデザイナーに、大きな責任が在るのだと感じます。文化を守り100年、200年先の未来に繋げる事もデザイナーの仕事だからです」と語っている。
2016年11月21日エルメス(HERMES)が11月3日、京都・祇園にエルメス祇園店(京都市東山区祇園町南側570番地8)をオープンする。12月9日より第2弾となるイベント「WINTER TIME」が始まった。詳しくはこちらからチェック。このブティックは、2017年7月31日までの期間限定。11月3日から9ヶ月にわたって、エルメスのものづくりの精神や世界観を様々な形で展開していくという。その第一弾として、オープンから11月30日まで、エルメスのアイコンとも言えるスカーフの「カレ」にフォーカスしたイベント「HERMESMATIC」が行われる。店内では、一つとして同じものはない限定300枚のディップダイの「カレ」と、16-17AWシーズンのアクセサリーも展開される。ブティックを構える地は、景観保全修景地区に指定されている祇園の中心を通る花見小路沿い。八坂神社や建仁寺にも程近く、周りには由緒ある茶屋や料亭が立ち並ぶ。ブティックオープンの発端は、建築様式“京町家”が形成された江戸時代中期、同地で創業した大丸が2017年に300周年を迎えるにあたって、失われつつある“京町家”を保存・活用しようと始めた「町家プロジェクト」にある。一方で1837年、馬具工房としてフランスで創業したエルメスは、その伝統と共にある美しい手仕事を頑なに守りながら革新を続け、時を超える価値を生み出してきた。今回、日本とフランス、異なる文化を持ちながらも、伝統と革新、職人の技、ものづくりへのこだわりが京都とエルメスを結び、伝統的な町家を舞台とした期間限定ブティックが実現した。改装前は、住居や茶屋として利用されていたというこの町家は、花見小路に馴染んだ情緒ある佇まい。入り口の引き戸を開けて、暖簾を潜り、エルメスの世界へ誘われる――。「エルメス祇園店」釘や接着剤を一切使わず、格子状にはめ込み組み立てた「木組み」という伝統的な技法が用いられた壁面。京友禅着物の老舗 千總が1枚1枚グラデーション染めを施したシルク布を用いた什器。建築家・鬼木孝一郎率いる鬼木デザインスタジオが手掛けた内装設計には、随所にものづくりに対する誠実な精神が宿っている。1階フロアの中央カウンターでは、エルメスを象徴するオレンジカラーに染まった洗濯機と乾燥機が出迎える。これは、エルメスが今回用意したとっておきのおもてなし。日本では初となる「HERMESMATIC」イベントだ。今まで長年愛用してきた、あるいは大切にクローゼットにしまっておいた、はたまた祖母や母から受け継いだなど、様々な想いの込められた自身の「カレ」を持ち込むと、無料で後染めを行ってくれるという同サービス。ピンク、ブルーの2色からカラーを選び、預かりから約2週間後、染めを施し新しい命が吹き込まれた「カレ」が手元へ返ってくる(店頭持込/受渡のみ受付)。続いて奥の階段で2階へ上がると、京都に縁のある著名人の愛用する「カレ」をディップダイした、全19品が一堂に展示されている。中には、書家の川尾朋子、騎手の武豊、株式会社スマイルズ代表取締役社長の遠山正道、ファッション・ジャーナリストの生駒芳子などが参加しており、会場ではディップダイ前の「カレ」の写真と共に、各人のエピソードを読むことができる。今後もエルメス祇園店では、町に寄り添い、季節や時節に合わせ、常に変化とウィットに富んだ提案が行われて行く。12月にはクリスマスシーズンに向け、スカーフ、アクセサリーといったアイテムが展開される予定だ。【店舗情報】エルメス祇園店期間:2016年11月3日~2017年7月31日(「HERMESMATIC」は11月30日まで、2階の展示は11月20日まで)住所:京都市東山区祇園町南側570番地8営業時間:11:00~19:00
2016年11月02日アンリ・ルルー(HENRI LE ROUX)が17年2月1日、ブランドスタートから40周年、そして日本での展開から10周年の節目を記念して、京友禅の老舗・千總(ちそう)とのコラボレーションパッケージ(6個入り/2,900円、12個入り/5,600円)を発売する。日本へのオマージュが込められたボンボン・ショコラの限定ボックスは、“Voyage au Japon(日本への旅)”をテーマにしたもの。レモンの皮を混ぜたほうじ茶のプラリネを、ショコラ・ノワールでコーティングした「キョウト(Kyoto)」や、ユズを使用したガナッシュにミントをプラスした「ユズ・マント(Yuzu Menthe)」、ユズの酸味とバジルの苦みをあわせ、バジルの独特の風味をたたせた「ユズ・バジリック(Yuzu Basilic)」と日本の素材から刺激を受けて作られたショコラをそろえた。パッケージデザインは千總の職人が手書きで書き起こしたオリジナルとなっており、古くから日本の旅のモチーフである御車に、四季の花々をあしらった古典柄の花車が描かれている。側面には、アンリ・ルルーのブランドロゴのコロンバージュと、日本の伝統文様の中でもブルターニュを連想させる柄をあしらった。また、アンリ・ルルーのバレンタインの定番である深紅にリボンの限定ボックス(4個入り/1,600円、8個入り/3,200円、11個入り/4,200円)も、1月18日より登場。こちらも“Voyage au Japon(日本への旅)”をテーマに、千總監修のデザインとなっており、新作の「キョウト」、「ユズ・マント」と定番のボンボン・ショコラを詰め合わせた。
2016年10月28日ソマルタ(SOMARTA)のデザイナーである廣川玉枝による「廣川玉枝『SOMARTA KIMONO COUTURE』展 -新時代の和装が奏でる伝統×革新-」が、10月18日まで東急プラザ銀座6階のKIRIKO LOUNGEにて開催されている。同展のタイトルにもある「KIMONO COUTURE」は、日本の伝統的な着物産業が次第に縮小していることに対し危機感を抱いた廣川が、着物の文化や技術を未来に継承していくためには伝統的な着物のデザインを現代のライフスタイルに寄り添う形に進化させることが必要だと考えてはじめたもの。創業460年を誇る京都友禅染の老舗「千總」の他、「岡重」、「和晃苑」、西陣織の「細尾」の4社とともにテキスタイルを開発し、シルクジャカードの生地に機械捺染と手描き箔、刺繍加工を施したハイブリッド友禅をはじめ、元来より引き継がれている伝統的型友禅、ぼかし染、漆や和紙、箔を織り込んだ西陣織の技術を取り入れ、デジタル技術と職人の伝統技術を融合させた新時代の和装を生み出した。同展ではそうして誕生した「装(KIMONO COUTURE)」に、「粧(メイクアップ)」と「華(華道)」のピースを掛け合わせ、“装粧華美”をテーマに作品をラインアップ。また、ソマルタの作品展示も行われる。その他、10月19日の15時から16時まではライブフォトシューティーングイベントを開催。当日は廣川に加え、同展展示作品のヘア造形を手がける資生堂トップヘア&メイクアップアーティストの計良宏文と華道家でフォトグラファーの勅使河原城一を迎え、KIMONO COUTUREを身に纏った日本人モデルたちを撮影するライブフォトシューティングを実施する。また、10月20日から23日まではKIMONO COUTUREの作品を展示販売するポップアップストアも開催される予定だ。【イベント情報】「廣川玉枝『SOMARTA KIMONO COUTURE』展 -新時代の和装が奏でる伝統×革新-」会場:KIRIKO LOUNGE住所:東京都中央区銀座5-2-1会期:10月7日~18日時間:11:00~23:00(日祝日は21:00まで)
2016年10月16日