タレントの穴井夕子が13日に自身のアメブロを更新。夫でプロゴルファーの横田真一氏らとの家族LINEを公開した。この日、穴井は「どうなるか!」というタイトルでブログを更新。12日から開幕した横田氏が出場する大会『アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップダイヤモンドカップゴルフ2022』について言及した。続けて「予選通過なるでしょうか!」とコメントし「本日二日目!通過したら土日本戦です!」と報告。「60位タイまでが通過です!」と明かし「かなりのボーダーライン頑張れ!」と横田氏へエールを送った。その後、更新したブログでは「予選通過ならず。。。」と残念な様子で報告し「今日の家族ラインこちら」と家族のLINEグループでのやりとりのスクリーンショットを公開。横田氏からの「来週ゴルフパートナー」「レギュラーツアー!」とのメッセージに「入らなかったけど、ふんふんこう言うことね」と納得した様子でつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「素敵なご家族」「素晴らしい親子関係」「仲良しでいいですね!」などのコメントが寄せられている。
2022年05月14日堤真一、森田剛、伊藤蘭らが出演するCOCOON PRODUCTION 2022 DISCOVER WORLD THEATRE vol.12『「みんな我が子」-All My Sons-』東京公演が5月10日よりBunkamuraシアターコクーンで開幕。それに伴い、スタッフとキャストからのコメント、舞台写真が公開された。『セールスマンの死』(ピューリッツァー賞・トニー賞受賞)、『るつぼ』などで有名な、20世紀を代表するアメリカの劇作家アーサー・ミラーの代表作のひとつとされる戯曲が『みんな我が子』だ。1947年にアメリカ・ブロードウェイで初演され、第1回トニー賞を受賞、その後世界各国で上演、1948年と87年には映画化。近年では、2019年にイギリス・ロンドンで上演、同年ブロードウェイでのリバイバル公演は、第73回トニー賞の演劇リバイバル作品賞を受賞するなど、初演から70年以上の時を経ても色褪せることなく、世界中で上演され続けている。第二次世界大戦後の一見円満そうなとある家族の葛藤と崩壊が描かれ、悲劇的なラストに至るまでにこめられた胸に刺さる台詞の数々は、今もなお多くの観客の心を揺さぶるはずだ。シアターコクーンでの公演としては、2016年にDISCOVER WORLD THEATREシリーズ(以降DWT)の第1弾公演として上演した『るつぼ』以来のアーサー・ミラー作品となる。演出はリモートながらも高い完成度で上演した2020年のDWT vol.9『十二人の怒れる男』から2度目の登場となるリンゼイ・ポズナー。1991年に上演した『死と乙女』にてイギリス演劇の最高峰ローレンス・オリヴィエ賞作品賞を受賞し、多彩な現代劇作家作品の演出で評価を得ているポズナーが、2009年にイギリスで手掛けた『橋からの眺め』以来となるミラー作品をどのように手掛けるのかに期待だ。家族のためにただひたすらに生きる父ジョー・ケラーには堤真一。戦争から戻らない次男ラリーの無事を信じ、家族を愛する母ケイトには伊藤蘭。ケラー家の長男クリスには森田剛。ラリーの婚約者アンには西野七瀬。アンの兄ジョージには大東駿介。そして、ケラー家の隣人ドクター・ジムには山崎一と、日本屈指の俳優陣が本作に挑む。<リンゼイ・ポズナー(演出):コメント>私のプロセスは、まずかなり長い時間をかけて俳優の皆さんとひとつひとつの台詞について1行ずつ、ト書きも含めて心理的動機や社会・歴史的背景を話し合います。それからきめ細かく、何度も短いセクションを繰り返しながら立ち稽古をし、最終段階になったら通し稽古を行います。このような進め方が初めての方もいらっしゃったと思いますが、皆さんとてもオープンで私のやり方をすぐに理解し対応してくださり、クリエイティブで心がひとつになる関係を築くことができたと強く感じています。個人、そして社会全体に対する罪の意識と責任というテーマを扱っているアーサー・ミラーの素晴らしい戯曲を日本で演出できることは本当に名誉なことですし、学びの多い経験となりました。またこの戯曲は、家族の肖像と家族が抱える問題を見事に描いており、これは普遍的に理解されるものであると信じています。私たちのプロダクションが、ご覧になる観客の皆様の心を深く動かし、そして個人と社会における責任の本質について問い直すものになることを願っています。<ピーター・マッキントッシュ(美術 / 衣裳):コメント>来日することができなかった『十二人の怒れる男』(20年上演)を、コロナ禍の最中にもかかわらず上演できたこと、困難を乗り越えてやり遂げたことは、信じられないほど感動的でした。あの経験も、かけがえのないものだったと思います。今回の『みんな我が子』においても、創作過程の一部はリモートで行いましたが、来日できて非常に嬉しく思っています。もし来日が叶っていなかったら、成し遂げることができなかったことも出てきていたことと思います。リモートで行った作業を、来日後にやり直さざるを得なかった部分もありますが、皆さん果敢にチャレンジしてくださっているので、とても充実しています。日本のカンパニーの皆さんは本当に全力を尽くしてくださっていて、共に楽しい時間を過ごすことができています。全ての要素が極めて美しく仕上がり、素敵な作品を創り上げることができました。俳優の皆さんの演技には目を見張るものがあり、ご来場いただく皆様には素晴らしいひと時をお過ごしいただけると思います。どうぞお楽しみください。堤真一・森田剛・西野七瀬らキャストコメント全文「ひと色ではない思いを持ち帰っていただけたら」<堤真一・コメント>やればやるほど難しい台本だなと感じます。ジョーは学もなく単純な人間で、想像力もない。戦場は経験しておらず、戦争はあくまで“外”で行われていることで、人の命に対する感覚が薄れている。最初に台本を読んだ時は「なんて酷い父親だ!」と憤りを感じましたけど、役柄を理解すると、そのどこがいけないんだ?という彼の主張もわからないではないんです。ジョーを演じる上で、落ち着いた強い父親でありたいとは思うものの、声や身体の使い方も含めて、今までにない挑戦です。この強烈な自己主張に満ちた人間を、一見“正しく見える人間”にできるように創り上げたいと思います。それにしてもアーサー・ミラーはやっぱりすごいなと。いかに人間が完璧じゃないかということを突きつけられますね。人は時に自分を正当化しながら生きるものであり、直接・間接に人を巻き込む戦争がいかに馬鹿げたものかも痛感させられる。この父親も観る人によって意見はさまざまでしょうけど、ひと色ではない思いを持ち帰っていただけたらと思います。<森田剛・コメント>会話のスピード感、人物たちの思考がものすごい速さで動いているので、その言葉のキャッチボールはとても演劇的だなと思います。言葉と腹の中で思ってることが全然違う、そんな人がいっぱい出てくる話なので、観る人によって解釈も違ってきますよね。笑っている人の腹の中には絶対にその反対があるな、と思って見ちゃうけど(笑)、意外にそのまんまの笑顔の人だったり。また、怒りの感覚を相手に向けて発散するのと、自分に向けて発散するのでも、見え方がずいぶん違って来る。そういう意味では、クリスはどう見られるんだろうな、という楽しみもあります。稽古が苦しくて逃げ出したくもなりましたが、でも忘れちゃうんですよ。舞台ってそんなものかもしれない。いいことばかり残って嫌なことは忘れちゃう。クリスとして生き生きと、真っ直ぐに立つ自分を想像して、そこを信じてやるしかないなと思っています。<西野七瀬・コメント>海外の戯曲、海外の演出家さん、共演させていただく皆さんも初めての方が多く、初めての経験ばかりです。自分の幸せを実現するために、やむを得ずとはいえケラーを追い詰めるきっかけを作るのはアンです。台本を読む前までは、こんなに物語の鍵を握る役割があるとは想像していませんでした。どうしてこれほど贅沢で素晴らしいお話をいただけたのだろう?と思う一方で、難しい挑戦の方がやりがいがあるということは今までの経験上わかっていました。毎回葛藤しますが、安定の道には行きたくないタイプで、どうしても難しそうな方に興味を引かれてしまう。挑戦は大好きですね。実際はめちゃめちゃ弱音を吐いていますが(笑)、とても充実しています。生の声でちゃんと客席に届けられるのか、もっと細かくリンゼイさんのリクエストに応えたいのに全然できていないところなど、考えなければいけないことばかりで頭が一杯一杯ですが、挫けずにこの壁を乗り越えていきたいです。<大東駿介・コメント>リンゼイさんの演出は面白いです。丁寧に、丁寧に進めていくので、発見がすごく多いんです。こうしてとことん繊細に台本と向き合える時間をもらえたことは本当にありがたいし、演劇はこうして作られるんだ!という楽しさを実感できて、すごく嬉しいですね。この戯曲を最初に読んだ時、いち家族の出来事のなかに、その時代の痛みや悲しみ、そこから先に進もうとする人間の強さみたいなものをすべて見せていると思って、とんでもない重圧を心に感じたんです。その圧の強さをしっかりと舞台の上に表せられるようにしたいですね。ちゃんとその時代の風が、劇場に吹けばいいなと。今、本当に戦争の最中であるという現実、ニュースの映像に対して、どこまで僕らがリアリティを感じられるのか…といったことも考えずにはいられません。それでも僕たちは生きていく、そうした小さな、灯火みたいな命のエネルギーに、向き合える時間になればいいなと思っています。<山崎一・コメント>ミラー作品は「これでもか!」としつこいぐらいに打ちのめされるようなところが面白いと思える人と、そこが苦手な人と、二手に分かれる気がします。僕はこのヒリヒリする感覚が好きですね(笑)。それにやっぱり構成が上手いんですよ。サスペンスめいた部分もありつつ、でも全てが理詰めで成立しているわけじゃない。すごく曖昧な部分も残されている。おそらくケラー家っていい家族だと思うんです。でもひとつの嘘だけが重くのしかかっている。もちろんそれは許されないことだけれど、寛容な心を持って見るならば、その1点のみで友達関係を壊すことをしなかったんじゃないかな。加えて、戦場を経験しながらピュアな心を持ち続けているクリスの存在もジムの心を動かしたんじゃないか…と、勝手に解釈しています(笑)。ジムは知的で、ちょっと皮肉ったジョークも言い、周りが見える人物。ユーモアがありつつも視野が広く、やさしい眼差しを持っている、そんな風にできればいいなと思っています。奇しくも今、ウクライナで戦争が起きて、現実と作品がリンクしています。戦争で犠牲になるのは誰にとっても「我が子」なのにと思ってしまいますね。<伊藤蘭・コメント>繰り返し台本を読んでみると、登場人物一人一人の悩みや葛藤に改めて惹きつけられます。1日に凝縮された中で濃密すぎる出来事が起きていきますが、時に滑稽でもある人物たちが愛おしくなってくるんです。心理的サスペンスのような側面もありつつ、そんな風にそれぞれの人間らしさが浮き出てくるところが、このお芝居が長く愛されてきた理由ではないかなと思っています。強烈な個性の母親役は色々と経験してきましたが、ケイトはひときわアップダウンが激しくて、まるでジェットコースターみたい(笑)。精神的に不安定な人のように見えて、並外れてエネルギーが大きい人だと思います。彼女の判断や深謀は自分でも言う通り愚かかもしれませんが、最後まで揺るがない夫婦の結束、夫に対する愛情という一点は大切にしたいです。ケイトとしては子供たちに愛情を分け与える一面と、感情が沸騰して心の奥底が覗く部分と、メリハリをつけて表現できればと思います。■公演情報COCOON PRODUCTION 2022 / DISCOVER WORLD THEATRE vol.12『みんな我が子』 -All My Sons-作:アーサー・ミラー翻訳:広田敦郎演出:リンゼイ・ポズナー美術・衣裳:ピーター・マッキントッシュ出演:堤真一、森田剛、西野七瀬、大東駿介、栗田桃子、金子岳憲、穴田有里、山崎一、伊藤蘭ほか<東京公演>5月10日(火)~30日(月)全25回会場:Bunkamuraシアターコクーンチケット料金:S席11,000円A席9,000円コクーンシート5,500円(全席指定・税込)※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。<大阪公演>6月3日(金)~8日(水)全8回会場:森ノ宮ピロティホールチケット料金:11,500円(全席指定・税込)大阪公演のチケット公式先行販売中。受付日時:~5月11日(水)23:59受付URL: ※抽選での受付になります。※注意事項詳細は、受付ページをご確認ください。
2022年05月10日千葉県鴨川市にグランピングドームテントとプライベートプール、客室内温泉付プライベートヴィラの複合型リゾート施設〈シーサイドテラス千葉鴨川〉が3月18日にオープン。昨年12月3日オープンした全室オーシャンフロントの一棟貸切リゾートヴィラ「藍水」を含めた、内覧会をレポートします。温泉&プライベートプールつきの贅沢なリゾートヴィラ。首都圏から約2時間、JR江見駅駅から徒歩7分、太平洋に面した美しいロケーションに昨年誕生した〈プライベートオーシャンヴィラ藍水〉は、1日限定6組のリゾートヴィラです。各客室に鴨川の天然温泉を備え、プライベートデッキには海を眺めるダイニングスペースとプライベートプールを完備しています。それぞれ建物の前に駐車できるので、荷物を運ぶ際も楽。お部屋に入ると太平洋を眺める絶好のロケーション。ゆったりとソファに腰をかけて、ラグジュアリーなプライベート空間を満喫。都会の喧騒から離れ、心地よい海風を感じながら過ごせます。使い勝手の良いキッチン、そしてダイニングテーブルも広め。お部屋からも海が一望できる。80㎡を超える オーシャンフロントデッキ。和室もあるので3世代での旅に最適。広々した洗面台。アメニティもひと通り揃っている。お鍋やフライパンなどの調理器具も揃っている。レンジやポット冷蔵庫も完備。お茶やコーヒーも自由に飲める。カトラリーもひと通りあるので、用意がいらない。お皿もたくさんあり、料理をするのが楽しい。ゆったりくつろげる寝心地の良いベッド。〈藍水〉にステイする人は、ブランドアメニティが選べます。海外ブランドアメニティが選べるのは嬉しい。「スンダリ」はボディーローション。空と水平線が交錯し、インフィニティプールのよう。波の音もよく聞こえ、まるで海に浮かんでいるような感覚に。泳ぎが苦手でも、キラキラ光るプールを眺めているだけで癒されます。各棟には客室内温泉として「鴨川温泉」も完備。24時間いつでも入れます。硫黄がほんのりと香るなぎさの湯は、肌の不要な角質や毛穴の汚れを取り除くため、入るだけでつやつやお肌に。別名「美肌の湯」と呼ばれることもあり特にお肌の弱い女性や子どもにも優しい泉質です。【泉質】含硫黄・ナトリウム・塩化物、炭酸水素塩冷鉱泉〈VILLA 藍水 ransui〉千葉県鴨川市江見青木395予約050-3085-6198公式サイト3月18日オープンの〈シーサイドテラス千葉鴨川〉はヴィラ&グランピング。〈ヴィラ 藍水〉から車で5分ほどの場所に3月18日にオープンした〈シーサイドテラス千葉鴨川〉は、24時間利用できる天然温泉&プライベートプールを備えた贅沢なリゾートヴィラです。一棟貸切型で、キッチン、リビング、和室、寝室と大人数での滞在も可能。2階建て3LDKで、住みたくなるほど広くてオシャレ。ゆったりとしたソファが設置されたリビングは、アイランドキッチンやダイニングテーブルなどが備わり、それぞれが好きな場所で過ごせます。奥に和室もあるので、ベッドが苦手な人もエキストラ寝具を利用すれば安心して眠れます。普通に憧れる広々したキッチン。お料理がはかどりそう。2階の窓から見た景色。水平線が広がる太平洋や打ち寄せる波、プライベートプールやウッドデッキ。そして、丸くて白いドームテントなど、リゾート感を満喫できます。セミダブルサイズベッド2台とエキストラ寝具6組。ウッドデッキ横には、BBQコンロを完備した部屋も。〈ヴィラ 藍水〉と同じく「鴨川温泉」が楽しめる。海を眺めながら極上のリゾート体験が楽しめる。琉球畳が落ち着く和室。1年を通して快適なグランピングが楽しめる「グランピングエリア」。「グランピングエリアのドーム型テント」は、全室冷暖房完備、個別の食事スペースを備え、専用のトイレ&シャワーなどのサニタリースペース付き。一般的なテントと比較して優れた断熱性があり、1年中グランピングが楽しめます。ユニークなドーム型テントの中はかわいいインテリアに囲まれ、広々とした空間が広がる。波音や木々の囁き、鳥の声をBGMにベッドでひと休み。日々の疲れも吹き飛ぶリラックスタイムを過ごしました。火起こしがいらないのですぐに煮たり焼いたりできる。夜は明るい照明があるので、ほとんどホテルなどの室内と変わらない明るさで過ごせる。女子トークが弾んで夜更かししちゃいそう。間接照明だけにするととってもムーディー!カーテンを閉めれば完全にプライベート空間に。外から見た夜の雰囲気。各テント別で使えるサニタリールーム。タオルも2種類完備。アメニティもひと通り揃う。ドライヤーも備わっているので、しっかり髪を乾かせる。トイレもシャワーも清潔だから安心。ボリューミーな「千葉県産こだわりのグランピングBBQ」で千葉を味わい尽くす。〈ヴィラ 藍水〉と〈シーサイドテラス千葉鴨川〉の両方で楽しめる「千葉県産こだわりのグランピングBBQ」付きのプランは、地場産の食材をふんだんに使用したお料理の数々が味わえます。【メニュー】・国産黒毛和牛のサーロインステーキ・国産ポークリブトマホークのハーブスパイス仕立て・ホタテの浜焼きバター仕立て・地魚のアクアパッツァ・カマンベールチーズのチーズフォンデュ・トマトベースのラタトゥイユ・新鮮野菜のサラダ・デザート・バケットキメ細かくサシが入った牛肉と骨付きポークチョップがワイルド!BBQはやっぱりお肉を味わいたい。お肉と海鮮両方食べられるなんて幸せ過ぎる~。2種類のお肉と大粒のホタテが贅沢!「カマンベールチーズのチーズフォンデュ」。「地魚のアクアパッツァ」。熱効率の良いスキレットであっという間にできあがり!「ガトーショコラ」。小鳥のさえずりと波音を聞きながら食べる朝食で至福のひとときを。翌朝は朝焼けを見るためにちょっぴり早起き。まだ明けきらぬ空を眺めながら、ヨガやランニングをするのも楽しみ方のひとつです。景色を眺めているだけでも、自然と一体になった気分に浸れます。デッキには海を望む「ダイニングスペース」があり、BBQが存分に楽しめる。そして朝8時に予約してあった朝食が届き、テントの外で食べることに。普段は食べたり食べなかったりなのですが、自然に囲まれた環境にいると、なぜかお腹が空いちゃいます(笑)。シャキシャキの新鮮野菜としっとりローストビーフ、モチモチのベーグルで朝食!【メニュー】・自家製ローストビーフ・サラダ・ベーグル・オレンジジュース朝食を食べてチェックアウトしたら、海沿いドをライブがてら観光へ。〈シーサイドテラス千葉鴨川〉と〈ヴィラ 藍水〉の間に、「道の駅 鴨川オーシャンパーク」もあり、お土産を買うのにピッタリです。ステイ中は外に出ることもなく、プライベートな空間で自由に過ごせました。他の宿泊者の存在も気にならず、コロナ禍の旅のスタイルにもマッチした施設でした。自然豊かな環境の中、美味しいお料理と贅沢な空間で、身も心もすっかりリフレッシュ! ヴィラとグランピング、どちらもマイペースに過ごしたい時のステイにおすすめですよ。〈シーサイドテラス千葉鴨川〉千葉県鴨川市江見太夫崎300予約050-3085-6198公式サイト
2022年03月26日麗澤大学(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)と、千葉県立松戸国際高等学校(千葉県松戸市/校長:加茂進)は、高大連携に関する協定を締結します。これに伴い、調印式を2022年3月9日(水)に麗澤大学にて執り行います。この高大連携協定の目的は、「品格あるグローバルリーダーの育成」を目標に、質の高いグローバル専門教育を提供している麗澤大学と、「松国力を高め、社会力豊かなグローバル人材を育成する」ことを教育目標として、国際理解教育と語学教育を強みとする松戸国際高等学校が、相互の教育活動の連携と交流を深めることにより、高校生および大学生の成長や資質向上、教育内容の充実や教育活動を活性化することです。麗澤大学と松戸国際高等学校は、これまでも教育連携を行ってきましたが、今回の協定締結を契機として、科目等履修生制度による本学の授業への受入れ及び単位認定をはじめ、出張講義や高大連携プログラムの開発などより一層の交流をしていきます。麗澤大学学長の徳永澄憲(とくながすみのり)は、「グローバル社会で活躍できる人材の育成という同じ教育方針を持つ麗澤大学と、松戸国際高等学校が高大連携協定を締結することに意義があると感じています。高校生、大学生の学びの幅を広げより充実させることで、千葉県から世界と地域に貢献できるグローバルリーダーの輩出を目指していきます」とコメントしています。松戸国際高等学校校長の加茂進(かもすすむ)は「本校は2017年にユネスコスクールに認定されて以来、ESD(持続可能な開発のための教育)の推進拠点として活動してきました。今年度は、『SDGsを意識した特色ある教育活動の推進』を重点目標の一つに掲げ、SDGsをテーマとした探究活動を始めとした様々な教育活動を進めてきました。今回の連携協定はこうした活動をさらに後押しし、社会に貢献できるグローバル人材の輩出につながるものと確信しています。」と述べています。高大連携協定の主な内容と、調印式の詳細は下記をご確認ください。【高大連携の主な内容】・教育についての情報交換および交流・出張講義・進学相談会など進路・キャリア選択に関わる教育連携・大学の授業科目の履修に関する連携・その他、双方で協議の上、必要と認める連携【高大連携協定調印式】■日時:2022年3月9日(水) 13:30~14:30■場所:麗澤大学校舎あすなろ2階iFloor(アイフロア)交通アクセスはこちら : 校舎あすなろ2階iFloor(アイフロア)【麗澤大学について】麗澤大学は昭和 10 年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘) に開塾したことから始まります。「知徳一体」という教育理念のもと、心豊かな人間性を養い、国際社会に貢献できるグ ローバルリーダーの育成を目指し、教育改革を進めています。「THE 世界大学ランキング日本版」の国際性分野では 2017 年から連続して千葉県 1 位の評価を受けています。麗澤大学WEBサイトはこちら : 【千葉県立松戸国際高等学校について】松戸国際高校は昭和48年、松戸東高校として開校し21年を経た平成6年、英語教育・国際理解教育を重視した学校として、校名を現在の松戸国際高校に変更しました。「希望(ESPERANZA)」を校訓、「心情・智能・体軀・希望力行」を教育方針、「松国力を高め、社会力豊かなグローバル人材を育成する」を教育目標に掲げています。英語におけるオールイングリッシュによる4技能統合型の授業を始め、主体的・対話的で深い学びの授業を多く展開しています。千葉県立松戸国際高等学校WEBサイトはこちら : 【プレスリリース】松戸国際高等学校高大連携調印式原本.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月02日幻となった千葉さんを『偲ぶ会』の祭壇には、明石家さんまやダウンタウン、関根勤など錚々たる名前が並んでいた「遺品を無断で持ち出したなんて、ありえません」怒りを露にするのは、昨年8月に急逝した俳優の千葉真一(本名・前田禎穂)さんのマネージャー・A氏と、千葉さんが設立したジャパンアクションクラブ(以下JAC)の代表・西田真吾氏。「千葉さんの死後、親族間のトラブルが幾度となく報じられてきましたが、講談社『FRIDAY』が2月11日号から3週にわたって驚きの記事を掲載。所属事務所の代表を名乗る鈴木哲也氏が、千葉さんのマネージャーをA氏、西田さんをB氏、千葉さんを金銭的に支援していた方をC氏として、3名が“黒幕”だと告発。千葉さんの実姉・昌子さんも、彼らが“弟の死をいいように利用した”と主張しました」(スポーツ紙記者)千葉さんの周囲については、四十九日の法要が2回行われたことや、『お別れの会』と『偲ぶ会』が同日の開催という形で発表されたことなど、ことあるごとに“分裂状態”が取り上げられてきた。これは、千葉さんと野際陽子さんとの間の長女・真瀬樹里とその支援者である鈴木氏側、そして千葉さんと一般女性Tさんとの間の長男・新田真剣佑&次男・眞栄田郷敦と、その支援者であるA氏・西田氏・C氏側という様相だが、記事によると、後者の3名が一家断絶の黒幕だという。真相を探るべくA氏と西田氏に接触を図ったところ、冒頭にある怒りの反論を寄せた。鈴木氏の主張は千葉さんの命日、8月19日まで遡る。真瀬は、西田氏から千葉さんの容体について《今日は大丈夫だと思う》というニュアンスの報告を受けたというのが、鈴木氏の言い分だが……。「19日の昼、私は樹里さんに《具合がよろしく無い報告を受けました》とメッセージを送っています。その後通話し、医師から聞いたとおり“夜が山場だ”と伝えました。彼女からは《稽古には出ないとな感じなので、終わってすぐ向かいます》との返信が。しかし稽古の間、夕方ごろに千葉さんは息を引き取りました。鈴木氏が樹里さんにしっかりその事実を確認していれば“今日は大丈夫だと思う”と私が伝えたなんて話にはなっていないはず」(西田氏)真瀬が病院に到着したのは夜のこと。昌子さんも駆けつけたが、ここでも記事とは異なる事実が。千葉真一さんの通夜は行われていない「樹里さんと昌子さんが着いてから、火葬の話に。ところが樹里さんは“稽古があるから行けない”と言い、昌子さんも“私は行けない”と……。親族が排除されたことはなく、火葬の件は間違いなく伝えていますし、欠席したのはおふたりのほう。複数の人間が聞いています」(西田氏)『FRIDAY』によると、昌子さんは知人から「お通夜に行ったら前田家の人が誰もいなかったけど、なぜ?」と聞かれて愕然としたというが、これも奇妙な話で……。「そもそも、通夜は行われていません。コロナの影響を鑑みて、告別式と通夜は開かなかった。昌子さんは連絡がなかったことを理由に、通夜と火葬に参列できなかったと語っていますが、通夜は存在しませんし、火葬の話は病院でしています」(A氏)「お通夜に行った」という昌子さんの知人は、いったい何者なのか……。多くの疑問が浮かぶが、A氏と西田氏が強く否定するのが、冒頭の遺品の持ち出しについて。2人は、遺品を千葉さんの自宅から勝手に持ち出したとされている。「ありえません。千葉さんは生前、何度も“断捨離”を行っていた。大量の衣装や小道具などを、私を含めたJACの関係者などに譲ってくださっていたんです。『お別れの会』で展示した物も、すべて生前に私や関係者が譲り受けていた物や、個人が所有していたグッズです」(西田氏)記事には《千葉さんのお通夜》の際に西田氏が《車いっぱいに遺品を積んで持ち去った》との記述がある。「繰り返しますがお通夜は行われていませんし、私は火葬にも参列していません。それに、千葉さんの周りの方ならみなさんご存じですが、私は車も持っていなければ運転もしません。いったいいつ、誰が何を持ち出したと言っているのか……」(西田氏)“形見分け”に関しての記述も、事実とは異なる。「千葉さんと生前親しかった方にお渡ししている物も、すべて生前に譲り受けていた品々です。遺品を勝手に持ち出したという事実は、いっさいございません」(西田氏)真っ向からぶつかり合う両者の主張だが、鈴木氏や昌子さんの主張にいくつか不可解な点が生まれたことは事実。真相を確かめるべく、2月中旬、鈴木氏に話を聞いた。「完全なる勘違い」─8月19日、西田さんは樹里さんに《具合がよろしく無い報告を受けました》というメッセージを送っています。「はい。そのメッセージを受けて、樹里さんから電話を折り返しています。駆けつけたいけど、仕事があるから事務所に相談する、と。“父はかなりまずい状態か”と質問したところ、西田さんは“よくないけど、今日どうこうなるとかではないと思うけど……”と答えたと、ぼくはそう聞いています」鈴木氏は、火葬についても“親族でもないBが骨を拾っている”と主張していたが、『週刊新潮』(新潮社)2月17日号では西田氏が火葬に参列していないことが報じられている。そのことについて触れると……。「それはぼくの勘違いですと、『新潮』にもう言ったと思うんですけど……。ぼくと西田さんは千葉さんの初七日に行ってるんですが、(火葬と)同じようなメンバーがいたので、間違えていただけです」(鈴木氏、以下同)誤った事実を主張しておいて、単なる「勘違い」ではすまされない気もするが……。「そこはぼくが間違っていたんで、100%謝罪します。完全なる勘違いで、本当に申し訳なかったです」─病院で、樹里さんと昌子さんは火葬を欠席する意向を示していたとのことですが。「ぼくはその場にいなかったから、何とも言えないですけど……。本人たちからは“骨が拾えないと聞いたから行かなかった”と聞いています」ニュアンスが異なるのは「しょうがない」─火葬と通夜から親族が排除されたことになっていますが、通夜はそもそも行われていないのでは?「通夜っていうか、あれですよね、火葬の夜が通夜というスタンスですよね」─昌子さんは通夜に行った知人がいると話しています。「そこは昌子さんがどう受けとっているかわかんないですけど……。(誰がいたかは)ぼくも混乱しているので、はっきりとは」存在しない「通夜」についてさらに問うと、こう答えた。「昌子さんは頭に血が上ってる状況で話しているから、ぼくもそうですけど、そういう状態でそういう(ニュアンスの異なる)ことを言ってしまうのは、しょうがないと思いますけどね」頭に血が上っていれば、誤った主張をしても許されるのだろうか……。A氏と西田氏は、事実と異なる鈴木氏の主張に対して、法的措置を検討しているという。鈴木氏の告発により、さらに混沌とした事態に陥った千葉さんの周辺。稀代のアクションスターの身の回りが落ち着くのは、まだまだ先のことかもしれない……。
2022年02月15日「私たちは、すべて千葉への愛情“だけ”でやり切りました。有名人じゃない僕らで作った割には、素晴らしいお別れ会になったと自負しています」こう語るのは、昨年8月に亡くなった千葉真一さん(享年82)のお別れの会「さらば!千葉真一」を発起人としてジャパン・アクション・クラブ(JAC)代表の西田真吾さん(58)だ。1月22日に東京・芝公園の増上寺光摂殿で行われた千葉さんのお別れの会は、千葉さんと親交の深い関係者や、ファンの計約500人が参列。なかでも、注目を集めたのが千葉さんの息子で俳優の新田真剣佑(25)、眞栄田郷敦(22)兄弟が、連名で寄せたコメントだった。《父と同じ俳優となり、生前、父が見つめる景色をぼんやりとですが最近見え始めたところです。僕たちの心の中には父として、そして俳優として今も変わらず息づいています。その父、千葉真一を僕たち同様、愛し続けていただけると幸いです》逝去後も何かと話題に事欠かない千葉さんだが、その息子たちである真剣佑と郷敦の活躍も目覚ましい。西田さんは、晩年まで千葉さんのそばにいた“最後の愛弟子”だ。真剣佑と郷敦兄弟にとっても、頼れる兄貴分で、普段から連絡をよく取り合うという。「お別れ会の翌日に、現在『ONE PIECE』(Netflixドラマ)の撮影で海外にいるマッケン(真剣佑)が、『ご苦労様でした、ありがとう!』と、わざわざお礼の電話をかけてきたんです。会にマッケンの友達もいっぱい来ていたそうです。僕は友達の顔を知らなかったので、その時はじめて知ったのですが(笑)。普段のマッケンは、抽象的で独特な言い回しをする男なのですが、その彼がストレートに『ありがとう』と言ってくれた。驚きましたし、それだけでもうれしいですよ。郷敦は、大阪でファンイベントをやることが以前から決まっていたので、お別れの会は欠席したのですが、そのイベントの中でも会のことを話してくれたと聞きました」千葉さんの最期を看取った西田さん。その姿を真剣佑に伝えたのも、西田さんだった。「千葉さんが亡くなった日、マッケンはハリウッド映画『聖闘士星矢』の撮影で海外にいましたから、すぐには連絡が取れない状況でした。ところが不思議なことに、千葉さんが亡くなった瞬間にマッケンから電話がかかってきたんです。電話口で彼の声を聞いたとき、思わず僕は泣き崩れました。それでもマッケンが気丈に言うんです。『西田さん大丈夫?スタッフのみんなは大丈夫?僕は大丈夫だから』と……。本当はアイツの方がつらいはずなのに……。それでまた僕も泣けてきたんですけどね」■真剣佑なりの“弔い”真剣佑は千葉さんの遺骨に対面していないが、西田さんによると、彼なりの“弔い”をしているという。「四十九日が終わった10月下旬、マッケンは君津市にある千葉さんの自宅に行っているんですよ。千葉さんの自宅は森のなかにあるので、よく野良猫がベランダとかにやってくるんですが、みんな人に懐かない猫ばかりなのです。ところが、マッケンが訪れた時に、ある1匹の猫がめずらしく彼に懐いたんです。その猫を気に入ったのか、マッケンは『この子をお父さんだと思ってかわいがろうね!』なんて言うのです。お父さんがずっと住んでた家で、マッケンなりの弔いのつもりなのでしょう」現在真剣佑は、撮影のため、南半球のある国に滞在中だという。「マッケンは、いま身体づくりの真っ最中で、日本からも専属トレーナーを連れて行って頑張っています。数日前に、『まだ時間があるから(ボクシング漫画の)『はじめの一歩』を読んでるよ』なんて連絡が来ました。『聖闘士星矢』のことは、生前の千葉さんは聞いていましたが、『ONE PIECE』出演のことは知らずに亡くなりました。それだけに『ONE PIECE』では、偉大な父を喜ばせる演技をしてくれるはずです」天国の千葉さんも、さぞ頼もしいことだろうーー。
2022年02月15日霜柱が立つ冷え込んだ1月下旬の朝8時半ごろ、東京郊外の私鉄駅前にあるバスロータリー近くの広場でロケが行われていた。中心にいたのは、堤真一(57)。ドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)の主役として、娘役の蒔田彩珠(19)とともにテンポよく撮影を進めていた。堤を発見した高校生グループから声がかかると、堤は手を上げて応えていたーー。57歳で主演作の早朝ロケに挑む堤は9年前に結婚。現在は8歳と4歳の娘2人のパパでもある。「堤さんにとって、16歳年下の奥様はいわば“娘”で、2人の子供は“孫”のような感覚だそうです。最近は親しい人たちに『長女が20歳のとき、僕は70歳。長生きせなアカン!』と公言して健康的な生活を心がけています。飲み会を断り、早々に帰宅するようになりました」(テレビ局関係者)2児の父としても奮闘する堤だが、実は故郷から90歳の実母まで呼び寄せたという。最近のインタビューでこう語っている。《母を(実家の兵庫県から)東京に呼んだということもあって、実家は大きな仏壇だったんですけど、自宅には小さい仏壇を置いて、毎日、お線香をあげています》(『終活読本ソナエ』2022年新春号)前出のテレビ局関係者は言う。「堤さんは20歳のときにお父さまを亡くされました。製鉄会社に勤めていた典型的な九州男児で、寡黙な方だったとか。一方で、お母さまは、髪を薄紫色に染め、よくしゃべる典型的な“関西のおばちゃん”だとお話しされていました。2年前、堤さんが『A-Studio』(TBS系)に出演した際、ビデオ出演したお母さんの陽気さにMCの鶴瓶さんも大笑いしていました。テレビ出演はお母さんの希望だったとか。堤さんはお母さまのおにぎりが大好物だったそうで『お袋の手にはダシがついている!』と笑顔で話されていました」ある舞台関係者は、母親を呼び寄せたのには理由があると話す。「数年前、お母さまが脳梗塞で倒れて以来、言葉がうまく出てこない時期もあり、堤さんは気がかりだったそうです。地元に住む堤さんのお姉さんがサポートしていたようですが、また体調を崩されたこともあり、療養のため東京へ連れてきたと聞いています」「株式会社ねこの手」代表で介護コンサルタントの伊藤亜記さんは「育児と介護の両立は本当に大変です」と堤を気遣う。「コロナ禍で県またぎの移動や面会がNGというケースもあるため、実家から親を呼び寄せる人が増えているのではないでしょうか。家族がお互いに優しくいられるようプロの手を借りることが大事です」次女の小学校入学時には還暦となる堤。公私の奮闘は続くーー。
2022年01月28日「1月22日に、都内で千葉真一さんの『偲ぶ会』が開かれるのですが、真田さんも発起人として名前を連ねていることに、2人の関係を知っている関係者の間では驚きの声が広がっています」(スポーツ紙記者)現在はハリウッドで活躍する真田広之(61)にとって、昨年8月に亡くなった千葉真一さん(享年82)は、俳優としての“恩師”だ。真田は幼いころに、千葉さんが創設したJAC(ジャパン・アクション・クラブ)に入団。アクションの英才教育を受け、実力を養ってきた。JAC13期生の若山騎一郎(57)は、真田が在籍していた当時をこう振り返る。「そのころの広之さんの愛称は、“ミスター・パーフェクト”。アクションにまったく無駄がないし、どんなに激しい動作をしても息一つ乱れなかったからです。そんな広之さんを、オヤジ(千葉さん)はあまたいるJAC所属俳優の中でも、“秘蔵っ子”として特にかわいがっていました」1980年代に入り、『里見八犬伝』や『麻雀放浪記』など主演映画が増えた真田は、1989年にJACから独立する。その原因は、真田のギャラを巡って師弟が“絶縁”してしまったことにあった。「映画のほか、テレビドラマやCM、レコードデビューと、真田さんは着々と売れていきました。しかし、どんなに働いても、真田さんの月収は100万円ほど。若かった彼は『このギャラではやっていけません』と、千葉さんに直訴したのです。ところが千葉さんは『なら辞めろ!』と突き放し、千葉さんの“真一”の“真”と、本名である“前田禎穂”の“田”を組み合わせて名付けられた“真田”という芸名を返すように強く求めました。真田さんはそれを拒み、千葉さんとたもとを分かったのです」(当時を知る芸能プロ関係者)■真田が挨拶しても千葉さんは無視…千葉さんの生前、2人が和解することはなかった。「ある大物俳優の法事の席で2人が顔を合わせたときに、真田さんが挨拶しても千葉さんは見て見ぬふり。結局、晩年まで真田さんの名を口にすることはありませんでした」(前出・芸能プロ関係者)そんな真田が、「偲ぶ会」に名を連ね、33年目の“電撃和解”を果たす橋渡しをしたのは、千葉さんの愛娘・真瀬樹里(47)だった。「彼女が幼いころ、よく千葉さんの自宅に真田さんや志穂美悦子さんが遊びに来て、樹里さんもかわいがられていました。大きくなってからも、彼女は真田さんを“ひろ兄”と呼んで慕っていました」(千葉さんの知人)真瀬は真田の出身大学である日本大学藝術学部に入学、背中を追うかのように、真田も所属した殺陣同志会に入る。父と“ひろ兄”が絶縁してもなお、交流は続いていたという。「樹里さんは、真田さんが生前ずっと千葉さんと没交渉だったことを強く悔やんでいました。そうした経緯から、樹里さんが『偲ぶ会』の発起人を務めてほしいと声をかけたのです。 真田さんは当日出席できないそうですが、やっと“和解”できたと、2人を知る人はみな胸をなで下ろしています」(前出・知人)師弟の“雪解け”がようやく果たされたーー。
2022年01月20日俳優の堤真一が17日、都内で行われたアニメーション映画『鹿の王 ユナと約束の旅』(2月4日公開)の完成披露試写会に出席。本作で声優に初挑戦した感想を語った。2015年度本屋大賞、日本医療小説大賞をW受賞した上橋菜穂子氏のベストセラー巨編『鹿の王』を映画化した本作は、謎の病を巡る緻密な医療サスペンスと感動の物語が組み込まれた冒険大作。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』という、邦画の歴代ランキング上位5作品のうち3作品の作画監督を全て担ったトップアニメーター・安藤雅司氏が、本作で初監督・キャラクターデザイン・作画監督を務めた。主人公の孤独な戦士・ヴァン役で声優に初挑戦した堤。「原作のファンだったんですけど、アニメにしても壮大すぎて難しいだろうなと思っていた。お話をいただいたとき、うれしかったんですけど、アテレコの経験がなかったので、『我慢して我慢して何回NGを出してもいい環境でやらせてください』とお願いしました。僕には無理だなと思っていて」と振り返り、「もう二度とやりたくないくらい難しかったです」と吐露した。新型コロナウイルスの影響で二度の公開延期を経て、ようやく公開を迎える。堤は「疫病というものを中心に描かれているんですけど、今のこの時期に見るべき作品だと思います。この状況だからこそ明るいものをもらえるし、力ももらえる作品になっている。それぞれの立場でそれぞれ共感できる役が必ずあるし、より多くの方に見ていただきたいと思います」と作品の魅力を伝えた。舞台挨拶には、もう一人の主人公で謎の病の治療法を探す天才医師・ホッサル役を演じた竹内涼真、抗体を持つ者を追う暗殺者・サエを演じた杏、安藤監督も参加。安藤監督は、3人の演技について「皆さん本当に素晴らしくて、録音ブースのこちら側で『いい声だな』というのが何度聞こえたことか。堪能させていただきました」と絶賛していた。
2022年01月17日株式会社マイファーム(本社:京都府京都市下京区、代表取締役社長:西辻 一真/以下、マイファーム)は、千葉県千葉市と「令和3年度新規就農アドバンス研修」についての業務委託契約を締結しました。つきましては、開講式を1月12日(水)に開催する運びとなりましたのでお知らせします。千葉市新規就農アドバンス研修日時・会場(1)日時令和4年1月12日(水)13:00~13:30(2)会場千葉市役所3階市長応接室(3)研修生2人(トマト研修希望1人、イチゴ研修希望1人)(4)内容ア 市長挨拶イ 研修生決意表明ウ 記念撮影(5)その他研修生への取材については、開講式終了後を予定します。(14:00まで)(6)取材申し込み先下記、メールまたは電話にて取材希望の旨をお送りください。メール: chiba-advance@myfarm.co.jp 電話:080-2456-3423担当:マイファーム萩原・杉原(7)申し込み締め切り令和4年1月10日(月)17:00まで新規就農アドバンス研修(1)事業目的本研修は1年間の研修期間を通じて、研修終了後、スムーズに千葉市での就農が可能になる講義プログラムを展開し、トマトもしくはイチゴでの新規就農者を育成するものです。大きく「技術」、「経営」、「就農サポート」を軸とした講義を受講し、研修生は専門知識や実践に役立つノウハウを習得していただきます。本研修では講義だけでなく、研修生の自主学習性も重視し、自ら考え、動き、学び、地域に入っていける人材を育成します。(2)主な研修内容ア農政センター内施設での実習(生産指導)イ座学・就農準備講義ウ現地農家研修エ技術及びメンターフォローアップ株式会社マイファーム本社所在地:〒600-8216京都府京都市下京区東塩小路町607番地 辰己ビル1階代表者:代表取締役西辻 一真設立日:2007年9月26日資本金:100,000,000円事業内容:耕作放棄地の再生及び収益化事業/体験農園事業(貸し農園、情報誌の発行)農業教育事業(社会人向け新規就農学校、農業経営塾)/農産物生産事業および企業参入サポート流通販売事業(農産物の中間流通・通信販売)URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月06日今年も多くの偉大なスターが、たくさんの思い出をわれわれに残してこの世を去った。そんな故人と親交が深かった方から届いた、愛あふれるラストメッセージを紹介。題して、「偉大なるあなたへ、愛をこめて」ーー。■千葉真一さん(享年82・俳優・8月19日没)へ。谷隼人(75・俳優)千葉さん、どうしてですか?あれほど切磋琢磨して肉体を鍛えていた人が、こんな形で逝かれてしまうなんて。残念でなりません。『キイハンター』(’68〜’73年・TBS系)で共演したのは、自分が東映に入社して3年目。メインキャストの丹波哲郎さん、野際陽子さん、千葉さんに付いていくだけで精一杯でね。忘れもしないのは、自分にとって初の激しいアクション。ジープに乗っている僕らが追っ手から逃げる場面で、突然、「谷、飛び降りるぞ!」って千葉さんが。「こんな猛スピードの車から?」と怯みましたよ。でも、やるしかないじゃない(笑)。その後、JACを設立し、後進を育成した人でしたが、俺にはなにも教えてくれませんでした。食事をご馳走になったこともない。それは、自分が高倉健さんの舎弟分だったからですよね。高倉さんが生きざまを見せてくれる人だとしたら、千葉さんは、自分の肉体で表現するということを見せてくれた、唯一無二の役者でした。野際さんのことは、「お姉ちゃん」と呼んでいました。2人が結婚したときは心から喜んでね。いつだったか、宿泊先のホテルで野際さんの部屋を訪ねたら、扉が開いたときにさっと身を隠す人影が見えた。「あの俊敏な身のこなしは千葉さんだ!出番のない千葉さんがここにいるってことは、2人は付き合っているの!?」と、そのとき初めて気がつきました(笑)。「谷、『キイハンター』の続編をやろうよ!」。会うと必ずその話になりましたね。千葉さんが本気だったら、俺はなにがなんでも後押ししようと思っていた。そして、もう一度見たかったですよ、体でドラマを見せてくれる千葉真一を。今はそれだけが心残りです。
2021年12月30日俳優・千葉雄大によるWEBラジオ『千葉雄大のラジオプレイ』の“クリスマススペシャル生放送”が、きょう25日21時頃から公式YouTubeチャンネルにて実施される。『千葉雄大のラジオプレイ』は、ラジオ好きを公言する千葉雄大のやりたい企画を詰め込んだWEBラジオ。隔週金曜日にYouTube公式チャンネルにて配信している(千葉雄大オフィシャルファンクラブにて先行配信あり)。今回、クリスマス当日にスペシャル生配信を行う。【配信日程】2021年12月25日21:00頃~※開始時間は変更になる可能性あり※放送終了後に準備ができ次第アーカイブ映像を公開予定【視聴方法】『千葉雄大のラジオプレイ』YouTube公式チャンネルにて生配信
2021年12月25日真剣佑《この度、Netflixの実写版『ONE PIECE』でZoro役を演じさせていただくことになりました》11月10日、自身のインスタグラムを更新し、日本中のファンを沸かせる報告をした俳優の新田真剣佑。「『ONE PIECE』は、尾田栄一郎氏原作の世界的な人気を誇る漫画作品。真剣佑さんが演じるロロノア・ゾロは主人公の右腕となる凄腕の剣士の役で、映画『るろうに剣心』で見せたような華麗な殺陣にも大きな期待がかかります」(スポーツ紙記者)9月には、同じ日本の漫画作品『聖闘士星矢』のハリウッド実写版で主演を務めることを発表したばかり。世界の舞台で活躍の場を広げる真剣佑だが、今年の夏には多くの人も涙した“別れ”があった。「8月19日、父の千葉真一さんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなりました。海外での撮影に参加していた真剣佑さんは、10月に行われた四十九日法要に間に合うよう手を尽くしましたが、帰国後の“隔離期間”の関係で間に合わず……」(同・スポーツ紙記者)一度も父の遺骨と対面できないまま、四十九日法要は執り行われた。そして11月26日、千葉さんの百箇日を迎えたのだが……。■窓や戸が外され、部屋が荒らされた「遺骨を持つ長女の真瀬樹里さんは千葉県君津市で百箇日の供養を開きましたが、一方、生前千葉さんと親交の深かった関係者の方たちは、都内にあるお寺で同じ日に法要を執り行いました。都内で行われた法要には、真剣佑さんと弟の眞栄田郷敦さん、おふたりの関係者からお花が届いていました」(映画関係者)いったいなぜ、2つの場所で法要が行われたのか。「遺骨を持っているのは真瀬さんですが、千葉さんには生前懇意にしていたお寺が都内にあって、そのお寺の宗派に改宗までしていました。親しかった方たちは、そのお寺で供養してあげたいと考えていたのですが、真瀬さんは千葉さんのご両親が眠るお墓での供養を考えていたようです。四十九日の際も、双方で法要が開かれました」(同・映画関係者)四十九日に引き続き、2つの場所で執り行われる“異例”の形となった千葉さんの百箇日供養。息子たちは騒ぎになることを懸念して参列を見送ったようだが、この日、長男の真剣佑の耳に入ったのは思いもよらない知らせだった。「生前、千葉さんが暮らしていた君津の家は、今は真剣佑さんの別荘になっています。そこには千葉さんの仏壇があるんですが、その日、線香をあげるべく別荘を訪れた関係者から“空き巣が入った!!”と連絡があったようで……。知らせを受けた別の関係者が警察とやりとりをしながら現場を確認すると、窓や戸がはずされていて、部屋の中が荒らされていたそうです」(芸能プロ関係者)■長男・真剣佑は遺骨と対面できず父の百箇日という大事な日に突きつけられた、非情な現実。しかし、不幸中の幸いともいえることが。「何者かが侵入したのは確かですが、金目の物や家財などが盗まれた形跡はなかったそう。幸い何かが壊されたような被害もなかったため、警察も窃盗や器物損壊といった形で扱うことができず、とりあえずは被害届を提出しないことになったみたいですね」(近隣住民)住人の許可なく家屋に入ることは、れっきとした“不法侵入”にあたる。異変があったのは、百箇日より前のことだったという。「数日前に、窓がはずされているのを見かけた近所の人が、不審に思って警察に通報したんです。でも、別荘の鍵を持っている人がその場におらず、誰も関係者に連絡がとれないため詳しい確認ができなかったようで……。11月26日に真剣佑さんの関係者の方が来られたので、ようやく本人たちに事態が伝わったみたい」(同・近隣住民)予想だにしないトラブルに見舞われた真剣佑。しかし、彼にショックを与えたのはそれだけではなかった。「安全のため、不法侵入があった現場の確認は関係者の方が行ったそうなんですが、実はその前に“真瀬さんが執り行う形で、千葉さんの遺骨をお墓に納めた”という報告の連絡が来ていたようで……」(前出・芸能プロ関係者)周囲の人々にとっては、心が痛む報告だった。「まさか、長男である真剣佑さんが一度も対面しないまま、遺骨がお墓に納められてしまうなんて……。関係者の方々も、落胆を隠せない様子でした。真剣佑さんは、とうとう一度もお父さんの遺骨に触れることすらできないまま、次の仕事のため日本を発つことになってしまったんです。納骨がすんだと聞いたときは、本人もショックを受けていたと聞きます」(同・芸能プロ関係者)悲しみに追い打ちをかけるように起こった“不法侵入騒動”。さすがに心配だったようで、関係者による現場の確認が終わった後、真剣佑自身も別荘に駆けつけた。■ふたつの悲報に思うこと「夜になって、千葉さんの仏壇に線香をあげたそうです。手を合わせることはできましたが、結局最後までお父さんの遺骨には会えず……。“きょうだいの中で、長男の真剣佑さんだけが対面できないなんて……”と、多くの関係者も悲しみに沈んでいます」(前出・映画関係者)出国前の真剣佑にもたらされた2つの悲報。事実を確認するため、真剣佑の所属事務所に問い合わせた。─真剣佑さんの別荘が不法侵入の被害にあったことは、事実でしょうか?「不法侵入の形跡があったことは、事実として確認しております。窃盗や器物損壊の被害がなかったため、被害届の提出は見送らせていただきました」─今後の対策は?「今回は、まず近隣の方が発見してくださったということで、今後は何か異変があり次第、私どものほうに連絡をいただくようお願いさせていただきました」─真剣佑さんが、一度も千葉さんの遺骨と対面できないまま出国したというのは事実でしょうか?「11月28日、海外での撮影に向かうため出国いたしました。千葉さんのご遺骨との対面は叶っていませんが、すでに納骨はすんだとお伺いしております」別荘に侵入した人物の目的は定かではないが、親子の思い出が詰まった“宝物”に無断で踏み込むことは、許される行為ではないだろう。
2021年12月07日千葉真一さん(享年82)の百箇日法要と納骨式が11月26日、千葉県内の寺で行われた。法要の施主は、千葉さんの長女である真瀬樹里(46)が務めた。千葉さんを“オヤジ”と慕い、弟子として唯一法要に参列した若山騎一郎(57)は、こう語る。「出席者は、オヤジの親戚や知人など10人ほど。千葉さんのご両親が眠るお墓に納骨され、施主の樹里も、四十九日のときは泣きはらしていましたが、無事に納骨できて感慨深そうでした」一方で同日に、都内のある寺でも“百箇日法要”が営まれていた。「生前の千葉さんを支援していたOさんという女性が取り仕切った法要でした。千葉さんの弟子筋の多くはそちらに出席したようです」(映画関係者)しかし、千葉さんの遺骨と対面していなかった長男・新田真剣佑(25)は、どちらの法要にも姿を現すことはなかった。「真剣佑さんは9月下旬に米国から帰国しましたが、四十九日法要にも自主隔離のため参列せず、その後も遺骨と対面していません。誕生日の11月16日を日本で迎えた直後、再び渡米しました。実写版ドラマ『ONE PIECE』のロケ先に直接向かったと聞いています」(真剣佑の知人)父への供養はハリウッドでの活躍と言わんばかりに、日本を離れた真剣佑。だが実は、弟・眞栄田郷敦(21)への嫉妬も、早々の渡米の理由の1つだったという。「最近、郷敦さんの役者としての評価は上昇中です。『ノーサイド・ゲーム』『プロミス・シンデレラ』(ともにTBS系)などヒット作に出演し、漫画『キン肉マン』の実写化にまつわるドラマでは主演を務めるまでになりました。先にデビューした真剣佑さんは、“国宝級イケメン”としてブレークしましたが、事務所を退所し、海外に拠点を移したこともあり、現在では日本でドラマや映画のオファーがなくなってしまいました」(芸能プロ関係者)立場が逆転した兄弟の距離は広がりつつあるという。「郷敦さんはおっとりしていて意識していませんが、真剣佑さんのほうが弟へのライバル心が強い。実は真剣佑さんより、アクション指導を直接受けた郷敦さんのほうが、お父さんの薫陶を色濃く受けているのです。こうした点も、真剣佑さんの嫉妬心をかき立てているのでしょう。兄弟共演のオファーも、決して受けないと聞いています」(前出・知人)役者として競い合う兄弟を、天国の千葉さんは頼もしく思っているのかもしれないー―。
2021年11月29日堤真一が主演するドラマ「妻、小学生になる。」。この度、主人公の家族として、石田ゆり子、蒔田彩珠、毎田暖乃(まいだ のの)の出演が明らかになった。本作は、10年前に愛する妻を亡くし生きる気力を失った夫とその娘が、生まれ変わって小学生になった姿の妻(母)と再会するところから始まる、ちょっと変わったホームドラマ。堤さん演じる主人公・新島圭介の他界した妻・貴恵役には、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の東京都知事役が記憶に新しい石田さん。人気の洋食屋に勤めているシェフの貴恵は、家族にとって太陽のような存在だ。娘・麻衣役には、連続テレビ小説「おかえりモネ」、『朝が来る』の蒔田さん。母が突然亡くなり、母から生きる術を学べないまま大人になってしまった麻衣は、高校卒業後は就職したものの、現在は無職の二十歳。恋愛にも消極的で、自分の人生を歩まなければいけないと分かってはいるが、将来に夢や希望を持てないでいる。生まれ変わった圭介の妻で、10歳の白石万理華役を、連続テレビ小説「おちょやん」で主人公の幼少期と姪の2役に挑戦した毎田さんが演じる。万理華として生きていたある日、10歳の誕生日を前に、自分が新島貴恵であると突然思い出し、新島家を訪ね、夫と娘に再会。自分の死を引きずったままの2人の尻を叩いていくキャラクターだ。▼キャストコメント・石田ゆり子原作を読み、なんて素敵なファンタジーなのだろう! と参加できることをとても幸せに思いました。私の演じる新島貴恵さんという人は太陽のように明るく、周りにいる人みんなを幸せにするような人。その根本にあるのはきっと、絶対的な母性。そのことだけを心の奥にしっかりと留めて、生き生きと演じたいと思います。生まれ変わった貴恵を演じる毎田暖乃さんと二人で一つの役を演じるつもりで、自分が映っていなくても現場に顔を出そうと思っております。そのときは邪魔にならないようにひっそり現場にいるつもりです。主演の堤真一さんとは、二回目の共演で、前回も夫婦でした。私がどんな芝居をしてもどーんと受け止めてくださる堤さん。またご一緒できることが楽しみでなりません。金曜の夜のひととき、上質なファンタジーをお届けできるように、精進します。・蒔田彩珠ファンタジーではあるのですが、現実で本当にありそうな、あったらいいなと思えるような素敵な脚本だなと思いました。麻衣はお母さんに再会するまでお父さんと二人で過ごしてきて、ずっと笑わないまま生きてきたので、お母さんと再会することで、一歩踏み出すというところは大事に演じたいなと思います。脚本を読んだときに、絶対に素敵なドラマになるだろうなと思ったので、みなさん楽しみにしていてください。・毎田暖乃最初に原作の漫画を読んだのですが、すごく不思議なお話だなと思いました。台本を読んだ感想は、物語の想像がしやすくて、撮影するのがすごく楽しみになりました。私はまだ小学生なので、妻とか母という気持ちを想像するのがすごく難しいのですが、人からお話を聞いたり、教えてもらったりしながら、少しでも妻と母の気持ちを心に置いて演じたいなと思います。このお話に出会って家族の大切さをいつも以上に感じるようになりました。泣けて笑えて、すごく勇気をもらえるお話です。難しい役ですけど、一生懸命頑張ります。みなさんぜひ見てください。「妻、小学生になる。」は2022年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月26日俳優の堤真一さん主演のTBS新金曜ドラマ『妻、小学生になる。』の出演者が発表されました。原作は村田椰融の同名漫画『週刊漫画TIMES』で連載中の村田椰融(むらた・ゆうや)さん原作の同名漫画を実写化した『妻、小学生になる。』。10年前に妻を亡くし生きる気力を失った夫とその娘が、10歳の少女に生まれ変わった妻(母親)と再会し、生きることに再び向き合おうとするホームドラマです。堤さんが演じるのは、主人公・新島圭介。今回、新たに10年前に他界した妻・新島貴恵、圭介と貴恵の一人娘・新島麻衣、そして、生まれ変わった圭介の妻で10歳の白石万理華のキャストが発表されました。キャストコメント全文妻・新島貴恵を演じるのは、同局で放送していたテレビドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』での、東京都知事役が記憶に新しい石田ゆり子さん。10年前に他界したものの、その後、生まれ変わり、小学生の姿で圭介と麻衣の前に現れます。石田ゆり子コメント原作を読み、なんて素敵なファンタジーなのだろう! と参加できることをとても幸せに思いました。私の演じる新島貴恵さんという人は太陽のように明るく、周りにいる人みんなを幸せにするような人。その根本にあるのはきっと、絶対的な母性。そのことだけを心の奥にしっかりと留めて、生き生きと演じたいと思います。生まれ変わった貴恵を演じる毎田暖乃さんと二人で一つの役を演じるつもりで、自分が映っていなくても現場に顔を出そうと思っております。そのときは邪魔にならないようにひっそり現場にいるつもりです。主演の堤真一さんとは、二回目の共演で、前回も夫婦でした。私がどんな芝居をしてもどーんと受け止めてくださる堤さん。またご一緒できることが楽しみでなりません。金曜の夜のひととき、上質なファンタジーをお届けできるように、精進します。そして、母親を失い、父親・圭介同様に生きる気力を失っていた娘・麻衣を演じるのは、蒔田彩珠さん。NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』で主人公の妹役を好演し注目を集めた、人気急上昇中の若手俳優の1人です。蒔田彩珠コメントファンタジーではあるのですが、現実で本当にありそうな、あったらいいなと思えるような素敵な脚本だなと思いました。麻衣はお母さんに再会するまでお父さんと二人で過ごしてきて、ずっと笑わないまま生きてきたので、お母さんと再会することで、一歩踏み出すというところは大事に演じたいなと思います。脚本を読んだときに、絶対に素敵なドラマになるだろうなと思ったので、みなさん楽しみにしていてください。そして、貴恵の生まれ変わりであり、姿は小学生だが中身は大人という難しい役どころを演じるのは、毎田暖乃さん。2021年時点で10歳ながら、2020年に放送されたNHKの連続テレビ小説『おちょやん』で、主人公の幼少期と姪の二役を見事に演じ分け話題を呼びました。毎田暖乃コメント最初に原作の漫画を読んだのですが、すごく不思議なお話だなと思いました。台本を読んだ感想は、物語の想像がしやすくて、撮影するのがすごく楽しみになりました。私はまだ小学生なので、妻とか母という気持ちを想像するのがすごく難しいのですが、人からお話を聞いたり、教えてもらったりしながら、少しでも妻と母の気持ちを心に置いて演じたいなと思います。このお話に出会って家族の大切さをいつも以上に感じるようになりました。泣けて笑えて、すごく勇気をもらえるお話です。難しい役ですけど、一生懸命頑張ります。みなさんぜひ見てください。テレビドラマ『妻、小学生になる。』は、2022年1月放送開始予定です。『妻、小学生になる。』あらすじ新島圭介(堤真一)は、10年前に最愛の妻・貴恵(石田ゆり子)を亡くしてから、妻のいない残りの人生を“余生”だと思って生きている元愛妻家。全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱な男に見られている。たった一人の家族である一人娘の麻衣(蒔田彩珠)の幸せを誰よりも願っているものの、生活費を稼ぐ以外何もしてやれていないことが心苦しく、コミュニケーションすらうまく取れていない。二人の時間は、10年間止まってしまっていたのだ。同じ家に住みながらもバラバラな父と娘。そんなある日、ランドセルを背負った見知らぬ女の子(毎田暖乃)がこの親子を訪れる。[文・構成/grape編集部]
2021年11月26日左から、千葉真一、高倉健、渡辺謙これまで、日本を舞台にした映画はたくさんありましたが、私たちから見て「??」という描写があったことも事実。サムライやアニメなどでリスペクトされているかと思いきや、海外事情に詳しい人々によると日本に対する価値観は緩やかにしか変わっていないといいます。そのうえ、間違った日本観を発信しているのは、当の日本だという見方も……。世界市場の中心であるハリウッドと、そこにおける日本の実際の立場を紹介します!■ハリウッドが抱く日本人像は記号的ジョニー・デップが主演を務める映画『MINAMATA』が、9月23日から全国公開された。日本における四大公害病のひとつである水俣病。その背景や事実を世界に知らしめた写真家、W・ユージン・スミスをジョニー・デップが演じるという日本の出来事を題材とした映画なだけに、出演陣には真田広之、國村隼、浅野忠信といった日本人俳優もずらりと並ぶ。振り返れば、日本を題材、あるいは舞台にしたハリウッド映画は少なくない。ところが、“フジヤマ・サムライ・ゲイシャ”に代表される一辺倒な日本人像、はたまた『ティファニーで朝食を』に登場したミッキー・ルーニー演じる日本人キャラ「ユニオシ」のような、日本を明らかに茶化したような要素など、「なんか違う……」といったモヤモヤ感があるのも事実。『ブラック・レイン』で描かれる日本人像も、特殊な世界観の中に生きるYAKUZAの姿だったり、ハリウッドが抱く日本人像は記号的というか、ステレオタイプな気がしないでもない。「求められているのは、寡黙な日本人ですね。感情表現がうまくなく、表情が読めない。『ラスト サムライ』で、渡辺謙さんが演じた役もそうでした」こう説明するのは、『ラスト サムライ』、『ピンクパンサー2』、『硫黄島からの手紙』など超大作に出演する、日本人ハリウッド俳優の松崎悠希さん。ロサンゼルスで人種的マイノリティー俳優として20年間ハリウッドを見てきた先駆者だからこそ、映画の中で描かれる日本人像の変化について一家言を持つ。日本人はミステリアスで異質─。長きにわたり、その認識がハリウッドには根づいていたが、ある作品が日本人像に変化をもたらしたと話す。それが、全米で大人気ドラマとなった『HEROES/ヒーローズ』(’06年)だ。「マシ・オカさんの活躍によって、極端な言い方をすれば“笑ったり泣いたりする日本人像”が生まれました。また、日本人=テック関係に強いというイメージも『HEROES/ヒーローズ』の影響です。それまで日本人が演じる役と言えば、寿司職人、日本兵、サラリーマン、サムライというように数えるほどしかなかった。僕が『ピンクパンサー2』で演じた役も、マシ・オカさんがいなければ絶対に生まれてないキャラクターです」(松崎さん、以下同)■画一的な日本人像になるワケまた、役の設定だけではなく、「日本兵を演じるにしても基本的に悪役がセオリー」と話すように、キャラクターの立場も紋切り型だったと笑う。実際に自身が演じた役を例に挙げて教える。「ある短編映画に出演した際、抵抗の意思がない日本兵を、逆上したアメリカ人の兵士が銃殺するというシーンがありました。『一切抵抗はしない。死んだも同然だ』というセリフだったのですが、完成して字幕を見ると、『お前らは全員死ぬ。この船は沈む』と表示されていた(笑)。悪役が定石ですから、そういったニュアンスにしないと受け入れられないということで翻意になった。こういったことは珍しくありません」ところが、戦争映画においても『HEROES/ヒーローズ』のように流れを変える作品が現れる。クリント・イーストウッドが監督を務めた『硫黄島からの手紙』だ。「職業軍人として描かれるだけではなく、日本兵ひとりひとりに家族がいてドラマがある。『硫黄島からの手紙』によって、日本兵を描く場合、人間に近づけなければいけないという意識が広がった」同作品が公開されたのは2006年。つい15年前まで、ハリウッドの固定観念が根強かったとは驚きだ。「製作陣が特定のキャラクターを日本人にする理由は、日本人であるがゆえに特定の何かをさせることでストーリーを進行させるという狙いがある。ですから、画一的な日本人像になる」ゾンビ映画でカップルが登場する際はおおかた悲惨な死を遂げる─ではないが、日本人も同じように「記号」として扱われていたというわけだ。寿司職人、日本兵、サラリーマン、サムライ以外で日本人が描かれる、いうなれば変化球の日本人が突然変異で描かれることもある。映画ライターのよしひろまさみちさんは、「ハリウッドは、その時代にいちばん景気がよかったり、注目を集めている場所にフォーカスしたりする傾向が強い」と指摘する。「『ブラック・レイン』は、バブルで盛り上がる日本を牛耳る存在としてのマフィアが描かれている。また、『ダイ・ハード』ではナカトミビルという名のビルが登場します。日系企業という設定で、社長も日本人。そこにテロリストが乗り込んでくるお話。現在のハリウッドにおける中国のような存在だったと言えば、想像しやすいかもしれません。そのときイケイケの国を題材にするため、’80年代は日本を扱ったハリウッド作品が少なくない」(よしひろさん、以下同)今年公開された『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で、東京が登場するのにも理由があるという。「ワイルド・スピードシリーズは、中東やリオデジャネイロ(ブラジル)という具合に、そのとき観光などで盛り上がっている場所を舞台にします。コロナ以前は、多くの外国人が日本を訪れたいと思っていましたし、東京を舞台にした第3作と関連性をもたせることもできる。そういったことを鑑みて、日本が取り上げられたんでしょう」■変わりつつあるハリウッドの日本人像外的要因によって、日本が取り上げられる─。その意味では、サブカルチャーは最たる例と話す。「’00年代後半くらいから、ハリウッドはネタが枯渇し始めます。オリジナル脚本で新しい作品をゼロから作るとなるとリスクが高い。そうなるとシリーズものを続けることが、もっとも効率的。そういった状況下では、すでに固定ファンもいて、採算が取りやすいだろうサブカルチャーとの相性がいい。日本のゴジラを題材としたり、人気ゲーム『バイオハザード』が映画化されたりと、’00年代後半から顕著になります」『HEROES/ヒーローズ』や『硫黄島からの手紙』などの恩恵を受け、変わりつつあるハリウッドの日本人像。しかし、松崎さんは「まだまだですよ」と苦笑する。「2015年公開のAmazon配信のドラマ『高い城の男』に出演した際、空手の道場というセットに飾られていた掛け軸には、なぜか“ハブ薬局”と書かれてあった。これはフィリップ・K・ディック原作の歴史改変SFドラマであり、コメディーではないので、まったく意味不明でした(笑)。制作サイドは、そもそも日本語の意味なんて気にしていないんです」これで許されてきた原因を、松崎さんはこう語る。「まず、日本人が抗議の意を示さないことです。あるハリウッドの大物プロデューサーが、中国に配慮した表現をすると話していたので、『でも、あなたがプロデュースした作品の中には、日本兵を悪く描いたものもありましたよね?』と聞いてみた。すると、彼は『だって、日本人は怒らないだろ。中国人や韓国人は、自分たちが気に食わない表現に対し烈火のごとく怒るし、すぐストライキをする』と顔色ひとつ変えずに話した」そして、もうひとつ。「日本自体が海外に対して、いまだにサムライや着物、直毛で黒髪……といった、あなたたちが好きなのって、こういった日本像でしょ─というものを提示しすぎるがあまり、ハリウッドも『やっぱりそうなんだ』となってしまう」(松崎さん、以下同)。「ハリウッドに迎合するのではなく、こちら側から今の日本ってこうなんですよという新しいものを提示していかなければ、日本人像は広がっていかない。例えば、韓国はBTSを通じて、新しい韓国人像というものがアメリカに広がっています」日本側から“攻め”の姿勢がなければいけない。前出のよしひろさんも、「日本は受け身すぎる」と同調する。「ハリウッドは、たまたま話題になっているから日本を取り上げているだけ。日本側から何かをしているわけではない。しかも、日本に関心があるだけでも御の字なのに、日本でロケを行うのはとても難しい。『MINAMATA』もそうでしたが、日本を題材とした大作のロケ地は大半が日本以外の場所にセットを作っているし、世界的な観光名所ともいえる渋谷のスクランブル交差点での撮影は、国内外を含め映画のロケの許可が下りたことがない。こういった内向きな姿勢が続くことも問題でしょう」(よしひろさん)■いろいろな日本人がいることを発信すべき漂う閉塞感。だが、光明がないわけではない。今年10月から、ディズニープラスで『TOKYOMER~走る緊急救命室~』(TBS系)が国内だけではなく世界に配信される。責任あるポストに就く人物が女性だったり、外国人の就労問題をテーマにしたりと、現代の日本を描いていることも話題となった作品だ。主演・鈴木亮平に英語を指導した松崎さんも期待を寄せる。「日本人といってもいろいろな日本人がいるんですよということを、発信していかなければいけない。こういう取り組みが増えれば、日本人の魅力が画一化することも減ってくるのではないか」(松崎さん)『MINAMATA』では、日本人像がどのように描かれているのか─その点に注目しても面白いかもしれない。最後に、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』でジョニー・デップと共演している松崎さんに、彼の印象を尋ねると、「本当に気さくな人。スーパースターとは思えないほど、フレンドリーで驚いたくらいです。撮影の合間に雑談をしていたら、『日本を訪れたら東急ハンズという店へ行ってみたいんだ』と言っていました。今度来日した際は、東急ハンズに向かうかもしれませんよ」(松崎さん)日本には、ハリウッドスターを夢中にさせるものがあふれている。だからこそ、こちら側からハリウッドをアッと言わせるような土壌があることや、作品を発信していかなければいけない。●代表的な日本を舞台にしたハリウッド映画1955年『東京暗黒街・竹の家』ロバート・ライアン、山口淑子、早川雪洲1956年『八月十五夜の茶屋』マーロン・ブランド、グレン・フォード、京マチ子1957年『東京特ダネ部隊』オーディ・マーフィ、志摩桂子、斎藤達雄1958年『黒船』ジョン・ウェイン、安藤永子、山村聡1961年『太陽にかける橋』ジェームズ・シゲタ、キャロル・ベイカー、丹波哲郎1966年『海底大戦争』千葉真一、ペギー・ニール、フランツ・グルーバー1966年『歩け走るな!』ケーリー・グラント、サマンサ・エッガー、高美以子1967年『007は二度死ぬ』ショーン・コネリー、若林映子、浜美枝1973年『ザ・ヤクザ』ロバート・ミッチャム、高倉健、岸惠子1978年『がんばれ! ベアーズ大旋風 -日本遠征-』トニー・カーティス、ジャッキー・アール・ヘイリー、若山富三郎1983年『ニンジャ2修羅ノ章』ショー・コスギ、アーサー・ロバーツ、アシュリー・フェラーレ1986年『ガン・ホー』マイケル・キートン、ゲディ・ワタナベ、ミミ・ロジャース1986年『ベスト・キッド2』ラルフ・マッチオ、ノリユキ・パット・モリタ、タムリン・トミタ1989年『悪魔の毒々モンスター 東京へ行く』桂木麻也子、安岡力也、関根勤1989年『ブラック・レイン』マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作2003年『ロスト・イン・トランスレーション』ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン2003年『キル・ビル Vol.1』ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、千葉真一2003年『ラスト サムライ』トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之2004年『THE JUON/呪怨』サラ・ミシェル・ゲラー、ビル・プルマン2005年『SAYURI』チャン・ツィイー、渡辺謙、ミシェール・ヨー2006年『バベル』ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、菊地凛子2006年『硫黄島からの手紙』渡辺謙、二宮和也、加瀬亮2010年『バイオハザードIV アフターライフ』ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ウェントワース・ミラー2013年『47RONIN』キアヌ・リーブス、真田広之、浅野忠信2016年『沈黙 -サイレンス-』アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、窪塚洋介2020年『MINAMATA-ミナマタ-』ジョニー・デップ、真田広之、國村隼お話を伺ったのは……松崎悠希(まつざきゆうき)さん●1981年宮崎県生まれ。英語劇団で7歳より舞台に出演。高校卒業後、アメリカで俳優になるため渡米。ホームレス経験など苦難を乗り越え、テレビ、舞台、ミュージカルなどに多数出演するように。在ハリウッドで活躍する日本人俳優の中心的人物。現、多様性が受け入れられた日本を舞台にした新しいコンセプトの探偵ドラマ『MOSAIC STREET』を制作中。お話を伺ったのは……よしひろまさみちさん●1972年生まれ。映画ライター・編集。音楽誌、女性誌、情報誌などの編集部を経てフリーに。連載多数。日本テレビ系『スッキリ』で月1回レギュラーの映画紹介のほか、テレビ、ラジオなどでも映画の紹介を手がける。《取材・文/我妻アヅ子》
2021年11月08日来年1月スタートのTBS新金曜ドラマは、堤真一が主人公を演じる「妻、小学生になる。」を放送することが決定した。本作は、「週刊漫画TIMES」(芳文社)にて連載中の村田椰融による同名漫画の映像化。累計発行部数(紙+電子)が130万部を超える話題作。愛する妻を失い、生きる意味を失った夫とその娘が、小学生の女の子に生まれ変わった妻(母)と奇跡の再会をするところから物語がスタート。彼らのみならず、一家に関わる周りの人々が生きることに再び向き合おうとする、ちょっと変わったホームドラマだ。堤さんが演じるのは、10年前に最愛の妻を亡くしてから、全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱な男に見られている主人公の新島圭介。TBSのドラマに出演するのは、「セーラー服と機関銃」(’06)以来16年ぶりとなる堤さんは「もうそんなに経ったのですね・・・」としみじみ。本作については「脚本がすごくおもしろかったです。原作の漫画は随分前に読んだことがあるのですが、ドラマの脚本は漫画の世界とはまた違って、非常にリアルに描かれていて、これが今後どう展開していくのか、僕自身が今ものすごく楽しみにしています」と期待し、「これから撮影に入るのですが、みんなで楽しく撮影できればいいなと思っています。とても不思議な設定の作品ですが、僕自身も最終回までどうなっていくのか本当に楽しみにしております。1月スタートの金曜ドラマ『妻、小学生になる。』をぜひご覧ください」とメッセージを寄せている。金曜ドラマ「妻、小学生になる。」は2022年1月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月03日8月19日に亡くなった千葉真一さん(享年82)。長女の真瀬樹里(46)と、新田真剣佑(24)、眞栄田郷敦(21)の実子3人がいま直面しているのは、千葉さんの“億超え”の借金問題だという。親交のあった会社経営者は、千葉さんの経済事情をこう明かす。「借金は総額で1億円以上あるにもかかわらず、不動産や家財など、残された財産は多くありません。ただ、高倉健さんにもらったものと、野際陽子さんと結婚していたころに手に入れた腕時計を、千葉さんはずっと大切に持っていましたが……。君津市内の自宅も借家でしたが、『いずれは真剣佑に使ってほしい』と千葉さんは改装を進めていました。しかし、その改装費用もすべて払い終えずに、千葉さんは亡くなってしまいました」千葉さんが残した莫大な借金について、真剣佑・郷敦兄弟と、真瀬の意向は異なっていて――。「真剣佑さんと郷敦さん兄弟は遺産相続を放棄すると聞いています。でも真瀬さんは、『形見だけでも相続できないか』と話していました」(映画関係者)「弁護士法人・響」の古藤由佳弁護士はこう解説する。「相続人は、今ある財産も負債もすべて引き継ぐことになるので、借金が残されていれば、返済する義務が生じます。逆に、相続放棄すれば、返済義務はなくなります。相続放棄は、法定相続人個人の判断で行うことができます。真剣佑さんと郷敦さんの2人が放棄し、真瀬さん一人が全財産を相続するのは可能です」■形見分けできる意外な方法は…だが、前出の映画関係者は「真瀬さん一人で、千葉さんの億単位の借金を返済するのは難しく、最終的には相続放棄せざるをえないでしょう……」と話す。だがせめて、“形見分け”することは法的にできるのだろうか。「借金だけ放棄して、財産はすべて残すということはできませんが、『限定承認』という手続きを取ることはできます。たとえば、1千万円の財産を相続したのに対して、債務が1億円あったとしても、差し引いた9千万円分の債務は、相続人が払わなくてよいというものです。親の財産の全容が明らかでない場合は、余計な借金を子供が引き継がずにすみます。また『限定承認』を行うと、残された財産は家庭裁判所を通じて換価されますが、『先買権』を行使することができ、相続人が残したい財産を取得することもできます」(前出・古藤弁護士)一方真剣佑は、「11月上旬に再び渡米します。遺骨と会わずとも、“仕事に専念することが父への供養”という思いがあるようです」(千葉さんの知人)。子供たちはそれぞれの“供養”を胸に、今日を生きる――。
2021年10月25日新田真剣佑《この度、Knights of the Zodiacに主演させていただくことになりました》9月22日、自身のインスタグラムを更新した俳優の新田真剣佑。彼が主演を務めるのは、日本でも多くの人が知るあの作品だ。「車田正美氏原作の人気漫画『聖闘士星矢』の実写版です。撮影は海外で行われましたが、真剣佑さんはクランクアップ後すぐの9月25日に帰国。8月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった父・千葉真一さんの四十九日法要に間に合うよう手を尽くしたようですが“コロナ隔離期間”の関係で参列はできませんでした」(スポーツ紙記者)千葉さん(本名・前田禎穂さん)の法要が行われたのは10月8日のこと。2週間の隔離が必要だったため、あと一歩のところで参列が叶わなかった。さらに1週間がたち、ようやく父を弔うことができたのかと思いきや……。「真剣佑さんは、いまだに千葉さんの遺骨に手を合わせられていないんですよ。前田家の長男は彼ですから、本当は四十九日までになんとかしてあげたかったんですが……」(千葉さんと親交のあった映画関係者)法要に参列できなかったことはさておき、遺骨に対面すらできていないというのは、いったいどういうことか。■真剣佑に(遺骨を)渡したら“戻ってこなくなる”「四十九日に間に合わない真剣佑さんのため、10月3日に関係者が千葉さんの遺骨を一時的に預かり、彼のもとに届けるかたちで対面させてあげる予定だったんです。遺骨を持っている姉の真瀬樹里さんも了承していたんですが、直前になって“やっぱり法要の後にしてほしい”“そもそも(真剣佑が)会いに来るべきだと思う”と言いだして……。結局、一度も手を合わせられないまま四十九日を迎えました」(同・映画関係者)父と子の対面が叶わぬことに周囲は悲しみと疑問を抱きつつも、しぶしぶ受け入れることに。しかし、四十九日を終えても対応は変わらなかった。「法要後、関係者が遺骨を預かろうとしたら、真瀬さんが“ちょっと待って”と。理由を聞くと“真剣佑に渡したら、戻ってこなくなるかも”と話したそうで……。長女とはいえ、彼女は前妻の野際陽子さんの家の人です。真剣佑さんの手に遺骨が渡ることに、何か不都合でもあるのでしょうか」(同・映画関係者)頑なに遺骨を手放さない様子だが、千葉さんが息を引き取ったとき、真っ先に駆けつけたのは次男の眞栄田郷敦とその母の2人だった。「真瀬さんは“稽古があるから”と言って遅れてきたそうです。翌日の火葬にも、仕事を理由に参列しませんでした。ここ数年は、千葉さんと食事に行くこともほとんどなかったし、交流は少なかったんじゃないかな。長男の真剣佑さんが不在だったこともあって、一時的に遺骨を預かってもらうことには周囲も納得していたんですが、それを渡さないことには前田家の方々も困惑していますよ」(千葉さんの知人)真瀬の母である野際さんは’17年に肺腺がんのため亡くなっている。千葉さんとの離婚を発表したのは’94年のことだった。「お互い憎しみ合ってけんか別れしたわけではありませんが、お金に関してルーズな千葉さんの性格にはかなり苦労したようで、離婚後はほぼ絶縁状態だったと聞きます。樹里さんは野際家に入りましたから、それにともなってお父さんとは疎遠になっていたみたい」(同・千葉さんの知人)■真剣佑の困惑親交が深かったとはいえない様子。一方、真剣佑については、週刊女性が行った生前最後のインタビューで千葉さん本人がこのように語っていた。《手前味噌ですけど、日本であんなに動ける役者はいないと思った。(中略)今の真剣佑の動きにはついていけない。初めて、『俺を越えたな』と思える役者が出てきた》同じ俳優として、惜しみない賛辞を送る千葉さん。その表情はどこか悔しそうでありながらも、父としてのうれしさにあふれていた。インタビューの直後、まさかこの世を去ることになるとは誰も考えられなかった。偉大な父を失った真剣佑は、自身のインスタグラムに英文で以下のように綴っていた。《私がどこにいても、あなたはいつも私の心の中にいる。お父さんのことを、本当に愛しています》どれだけ離れようと、深く心がつながっている父と息子。そんな2人の対面について、真瀬の中では何か引っかかっていることがあるのだろうか。所属事務所に話を聞くと、本人がこのように答えた。「父の遺骨を預けるのを10月8日の法要後に延期しましたのは、私のスケジュールの都合で、弟(真剣佑さん)に直接預けられるタイミングがとれなかったことが原因です」真瀬は真剣佑に遺骨を直接渡したいと考えており、その予定がうまく組めなかったのだという。そのうえで、彼がいまだに遺骨に会えていない現在の状況を認めた。「事実として、現時点では弟は父の遺骨に対面できないでおります。もちろん、四十九日法要の後、私から弟に対し、“(父の遺骨のある)私の自宅まで(父に)会いに来ませんか。都合がつかないようでしたら、スケジュールをすり合わせて百箇日法要を営むこととし、その法要の席で会うのはいかがでしょうか。それも難しければ、私が父を連れてそちらに赴きます”と提案いたしました。現在、弟からのお返事を待っているところです」あくまでも自身の手で、弟と父の対面を叶えてあげたいと考えている様子。「私にとってはもちろんのこと、弟にとっても大切な父ですから、弟にも父に会っていただきたいと思っております。そのために、私はできる限りの努力をしておりますし、弟も同様にできる限りの努力をされていると思います。私たち遺族は、父を供養するとともに、平穏で安らかな日々を送ることを心から願っております」さまざまな事情があるようだが、対面が先延ばしにされ続け、いまだに果たされていないことは確かだった。帰国後も法要に参加できず、遺骨にも会えていない今の状況を、真剣佑本人はどう考えているのだろうか。「真剣佑さん自身、遺骨に会えていない状況に困惑しているようです。納骨の話も、このままでは先が見えません……」(前出・千葉さんの知人)世界的アクションスターの父と同様、海を越えて活躍する息子。2人が穏やかな再会を果たすのは、いったいいつになるのか。
2021年10月19日千葉真一さん、今年7月には『週刊女性』のインタビューに登場、元気な姿を見せていた女優・冨士眞奈美が語る、古今東西つれづれ話。今回は、昭和の名優たちの話。■プライベートもアクションさながらに破天荒先日亡くなった千葉真一さんは、“明朗な破滅型”という言葉が似合う人だった。妻だった野際陽子さんは、千葉さんと結婚する前、文京区にある「川口アパートメント」に暮らしていた。「川口アパートメント」は、1964年に竣工(しゅんこう)された、当時の最新技術を採用して建築したモダンな高級集合住宅。直木賞受賞作家・川口松太郎さんの自宅建て替えを兼ねて建てられたアパートメントでもある。そんな最先端の集合住宅に、樋(とい)を伝って野際さんの部屋に侵入する男がいたらしい。目撃者は、同じく当時、「川口アパートメント」に居を構えていた加賀まりこさん。何を隠そうその男こそ千葉真一さんだった─というから、噴き出してしまう。さすがはスタントマンを使わずに自分でアクションをしてしまう人である。私生活でもキイハンターだったとは……恐れ入ります。また、千葉さんと野際さんの一家は、毎年、中原早苗さんの一家とともにスキーに行っていたんだけど、あるとき野際さんが宿泊先のホテルのある部屋のドアを何げなく開けると、なんと千葉さんと婚外恋愛の相手が─というのでびっくり。プライベートも、アクションさながらに破天荒。底抜けに明るい人だけど、破天荒は破滅と隣り合わせ。野際さんは、本当に大変だったと思う。昔の俳優さんは、豪傑な人が多かった。梅宮辰ちゃんや山城新伍ちゃん。千葉さん同様、松方弘樹さんも、もっと生きていてほしかったひとりだったな。華やかなりし昭和の東映を回想したとき、今でもお元気なのは北大路欣也さんだけになってしまった。松方さんのお父さまは、殺陣(たて)の達人・近衛十四郎さん。北大路さんのお父さまは旗本退屈男・市川右太衛門さん。昔、和子っぺ(吉行和子)が「二世の俳優はさすがに違う」と言っていた。クローズアップになったときオーラがあるのと、雰囲気がまったく違うと。二世といえば、三國連太郎さんのご子息である佐藤浩市さんが赤ちゃんだったとき、私は彼を抱っこしたことがある。尾崎士郎の「ホーデン侍従」を映画化した『欲』という映画で三國さんとご一緒した際、うれしそうに「子どもが生まれた」と話されていた。あまりにうれしかったんだろうな。私にも「見に来て」と声をかけてくださって、社交辞令みたいなもの。ところが、同席していたペコ(大山のぶ代)ったら、人懐っこいものだから「見に行こう」とノリノリになってしまった。ペコの勢いに押されて三國さんのお宅へ行くと、「ホントに来たの!?」と半ばあきれぎみに驚いていらした。お祝い品も持たず赤ちゃん見物……なんてばつの悪さを感じつつ、抱っこさせてもらった新生児のまばゆさといったら。その、玉のような男の赤ちゃんが、今では渋くて素敵な役者さん。時の流れをいや応なしに感じてしまう。昭和の名優といえば、高倉健さんを忘れるわけにはいかない。かつて私は、多岐にわたるジャンルの方々にインタビュー(対談)する胸躍る仕事をしていた。長嶋茂雄さん、北の湖さん、開高健さん、吉行淳之介さん─。ある号で、脚本家の倉本聰さんにお話を伺う機会を得た。お話の中で、倉本さんが脚本を書かれた名作に数多く出演されていた高倉健さんに対談をお願いできないかと尋ねたところ、「やめたほうがいい」と。どうしてと聞くと、「絶対に本当のことは言わない。高倉健であり続けるから面白い話を聞けません。がっかりすると思いますよ」と。たとえば長嶋茂雄さんだったら、“クリーニング店の前を通って「この服いいな」と買いそうになった”なんてエピソードがたくさん転がっている。でも、同じスターでも高倉健さんは、そういった話が転がっていない。スクリーンの高倉健のまま。孤高のスターを堅固に守る。それがファンに対する作法。思えば、昔の俳優さんは、唯一無二な人が多かった。冨士眞奈美 ●ふじ・まなみ静岡県生まれ。県立三島北高校卒。1956年NHKテレビドラマ『この瞳』で主演デビュー。1957年にはNHKの専属第1号に。俳優座付属養成所卒。俳人、作家としても知られ、句集をはじめ著書多数。〈構成/我妻弘崇〉
2021年10月14日左上から時計まわりに鈴木亮平、三國連太郎さん、大竹しのぶ、千葉真一さん日本のアクション俳優の草分けである千葉真一が8月19日に亡くなった。千葉といえば、映画『魔界転生』にて炎上する江戸城の中で行った、若山富三郎との迫力ある殺陣が有名。炎の中で長丁場の撮影を耐え抜いた千葉の役者魂は今も語り草である。最近では、『全裸監督』シーズン2で村西とおるを演じるにあたり2年かけて脂肪のみ10kg増やした山田孝之、病弱な役のときは20kg落とし、西郷隆盛を演じる際は100kgにまで増量した鈴木亮平のストイックさも話題だ。■サプリをドイツから取り寄せ役者魂が如実に伝わる名優たちのこのようなエピソードは枚挙にいとまがない。映画『異母兄弟』に出演した当時34歳の三國連太郎は、老人の役を演じるため上下10本の歯を抜いたという。数々の映画やドラマを手がけてきた脚本家の竹山洋さんは「三國連太郎は怪優」だと語る。「僕が助監督をやっていたあるドラマに、三國さんが犯人役として出演したんです。『どんなメイクをしてくるのかな?』と思っていたら、顔から身体から本当に人を殺したみたいな雰囲気を醸し出していました。逆に言えば、『三國さんとは絶対共演したくない』と拒否反応を示す役者もいた。ラブシーンなんか本気で来られるから、特に女優さんは嫌がる人もいたみたいですね」(竹山さん)役作りで歯を抜いた役者といえば、映画『楢山節考』で老女を演じるため40代にして自ら前歯を抜いた坂本スミ子や、チンピラ役を演じるために11本もの歯を抜いたり削ったりした北村一輝もいる。俳優の谷隼人さんは、“兄貴分”と慕う高倉健から言われた言葉を今も胸に刻んでいるという。「『メロドラマをやろうがアクションものをやろうが、俳優は身体を鍛えていなきゃダメだぞ』と口酸っぱく言われました。冬の旭川の露天風呂の外を全裸で走らされ、その後、風呂場で腕立て伏せをさせられたことも。もちろん、健さんも一緒に腕立て伏せしていましたよ。昭和40年代の初頭にもうジムに通っていたし、撮影所に来る前は栄養剤の注射を打っていたし、ドイツから取り寄せたというビタミンCなどのサプリメントを毎日飲んでいた。いろんな薬を知っていたから『高倉薬局』って言われてましたから」(谷さん)高倉といえば、私生活を厚いベールで覆う神秘性も特徴のひとつだ。「僕が休日にホテルのプールで身体を焼こうとしたら、『お前、金取れねえな』と高倉さんから言われたことがあります。そんなことをしたら、人に見られて『昨日、谷が隣でオイル塗って身体焼いてたぞ』などと言われてしまうから。健さんは身体を焼くためにわざわざハワイに行くし、食事はお客さんが全員帰った後に知人の店を貸し切り。自分を“映画館でしか見られない人”にするため徹底していたんです。健さんからは常々『役者は生き様を見せるものだ』と言われてきました。僕は、あの人が最後の映画俳優だと思っています」(谷さん)■「女優は魂が入れ替わる」高倉から薫陶を受けた谷さんも役者魂の伝わるエピソードを持っている。彼が主役を務めた映画『ワル』に、「お前の目は飢えた狼の目だ」と谷さんが言われる場面があった。「自分を本当に“飢えた狼”にしておきたかったから、衣装合わせを含め約40日間は一切夜の営みをしませんでした。そのころはガールフレンドがいっぱいいたんですけど(笑)」(谷さん)今までの俳優歴の中で、谷さんが「いちばん芝居がうまい!」と断言する女優は小川真由美だ。「『アイフル大作戦』(’73年・TBS系)というテレビ映画で彼女と1年間ご一緒したんです。監督は深作欣二さんなんですけど、現場入りしたら2人の『台本のここが違う!』というやり合いが朝から必ず始まっていて。だけど、カメラが回ると抜群にカッコいい人でした」(谷さん)女優の恐ろしさは、竹山さんも骨身にしみている。「私が脚本を書いたドラマの稽古があるからとNHKに見に行ったら、三つ指ついて座っている人がいるんです。『いい女がいるなあ』と思ったら、かたせ梨乃ちゃんなんですよ。びっくりさせようとしたわけじゃなく、脚本家が来るということで敬意を表してやったと思うんですけど、あんなふうにやられたら普通の人は太刀打ちできませんよ」(竹山さん)女性ならではの力を感じさせる存在としては、寺島しのぶという女優も欠かせない。「寺島さんは不思議な女優で、美人で売っている人ではないけれど、役に入るとものすごく美しくなる。情念のある役をやると『なんていい顔してるんだ』と思わせてくれるんです。トム・クルーズはビルからビルに飛び移ったり、どんな映画にもスタントマンを使わず、全部自分でやる肉体的なアプローチの役作りをしますよね。でも、女性は基本的には肉体的なアプローチの方法をとらない。魂が入れ替わるというか、いきなり別人になる。そこに私としては女の怖さ、すごさを感じますね」(竹山さん)■独立が功を奏した元SMAP肉体的な角度から役作りに臨む男優と、役に憑依して入り込んでいく女優。ひと言で役者といっても、男女でアプローチの仕方はまったく違う。そういえば、大竹しのぶは20代のころにミュージカル『にんじん』で14歳の少年の役を演じ、入り込みすぎて生理が止まったことがあるらしい。岩下志麻は映画『極道の妻たち』で台詞覚えをしている際、友人からかかってきた電話に「わてや!」と答えてしまったそうだ。どちらも、役に憑依する女優らしいエピソードである。一方、大河ドラマ『八代将軍吉宗』(’95年・NHK)で徳川家重を演じた中村梅雀は家重が運動機能と言語機能に障害があったことを知り、ろう学校を回ったという。また、お家騒動で意気消沈した家重を演じる際、数日眠らずに心身ともに弱った状態を作り出したとか。男優ならではのアプローチの仕方といえるだろう。“江戸時代にタイムスリップする寂しさ”を理解するため、携帯電話を持たずにイギリスへ飛び、アパートで3か月ひとり暮らしをしてから『JIN―仁―』(’11年・TBS系)の撮影に臨んだという大沢たかおも然りだ。ただ、男優にも例外がいる。「水谷豊には人たらしの才能がある。パーティーなんかで会ったとき、今や大俳優なのにスタッフみたいにいろいろやってくれる。普段からコロコロ表情を変えるんですよ」(竹山さん)どちらかといえば、水谷は女優タイプに近い。肉体的なアプローチは特に見られないのに、『傷だらけの天使』(’74年・日本テレビ系)から『相棒』(’00年・テレビ朝日系)まで幅広い役柄を自由自在に演じられてきたのは、その気質が理由か?また、竹山さんが役者魂を感じ、称賛しているのはあの元アイドルたちだ。「草なぎ剛さんと稲垣吾郎さんは、いい役者ですよね。アイドルであり、歌手でもあったから、みんなが求める存在になることに慣れてきているためか、制作側が求める像になることにためらいがないのでしょう。複雑な役を演じているときの彼らはとても生き生きとして見えます。独立したことが功を奏したのではないでしょうか」映画『天国と地獄』で、画面に映り込む民家を気にした黒澤明がその家を取り壊したというエピソードは映画界に今も伝わる武勇伝である。「われわれは若いときからその話を聞かされていて、助監督たちは『自分がそんなことを言われたらどうしよう』と戦々恐々でした」(竹山さん)黒澤明が巨人ならば、『仁義なき戦い』監督の深作欣二も巨人である。■勝手に台詞を変えた“ショーケン”「明日、撮影が朝8時からと予定されていたら、俳優さんたちはわざと深作さんをガンガンに飲ませ、酔い潰れさせて開始時間を遅らせようとするんです。でも深作さんは、8時にはいつも意気揚々としていたらしい。役者さんたちはまだ倒れているのに。みんな、『深作さんにはかなわない』と思ったみたいですよ。作品を作るとき、役者と制作陣はケンカしたほうがいい。言葉で殴り合ったり、態度で殴り合ったりしないと理解し合えないです」(竹山さん)竹山さんにも態度で殴り合った役者がいた。ショーケンこと萩原健一だ。自身が脚本を担当した大河ドラマ『利家とまつ』(’02年・NHK)に明智光秀役で出演したのが萩原だった。「ディレクターから『萩原さんが台詞のここを変えたいって言うんだけどダメでしょうか?』って電話がかかってきたんです。でも、一字一句直さないというのが脚本家の矜持だから断りました。で、上がってきた試写を見てみると、僕に言わずに自分勝手に結構直していたんです。そのとき、『ショーケンに会ったら言ってやろう!』と僕は思ったけど、別に怒っていたわけじゃなく、その芝居がすごくよかったんです。僕が書いた台本は、常識人の光秀が世の安定のために破天荒すぎる信長を討つ芝居だったけど、ショーケンが演じた光秀は声が裏返ったりと、かなり興奮した状態だった。『なるほど、こういう解釈もあるんだな』という芝居をしていた。役に寄せるだけでなく、その役を活かすために、ときには制作陣を敵に回す気概を持つというのも役者魂なんだと思います」(竹山さん)三國連太郎や萩原健一といった男たちは、心の肉体を使って芝居する役者の代表格である。「映画や映像ってただの絵ではなく、ある種の匂いがあるんです。ぶつかり合って、肉体で作らないとそういう匂いって生まれない。最近の映画やドラマは肉感的な面白さが薄れてきている気がします」(竹山さん)心の肉体、つまり魂がある役者の芝居をこれからも見続けたい─。谷隼人さん1946年、鹿児島県生まれ。1961年、子役としてデビュー。その後、日活のニューフェイスを経て、東映に入社。『キイハンター』『風雲!たけし城』などテレビでも活躍。女優・松岡きっことのおしどり夫婦としても有名。竹山洋さん1946年、埼玉県生まれ。テレビ局演出部を経て、脚本家となる。主な作品に、連続テレビ小説『京、ふたり』、大河ドラマ『秀吉』『利家とまつ』、映画『四十七人の刺客』ほか多数。1994年に第2回橋田壽賀子賞、2001年に『菜の花の沖』で第51回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2007年に紫綬褒章、2017年に旭日小綬章受章。取材・文/寺西ジャジューカ
2021年10月03日8月19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため急逝した千葉真一さん(享年82)。生前の千葉さんはワクチンを接種していなかったと報じられているが、その背景には“水素カプセル”への傾倒があったのだという。千葉さんの知人はこう明かす。「生前、千葉さんは“水素カプセル”というサプリメントの一種を愛飲していました。販売会社の“広告塔”を買って出ていて、販売会社の代表と一緒に、全国を回って宣伝活動までしていました。千葉さんは代表のK氏に、“健康指南役”と言っていいほど傾倒していました。その影響からか、『俺は水素を飲んでるから、コロナにかからない』と豪語するほどだったんです」本誌が“水素カプセル”の販売会社代表を務めるK氏を直撃すると、実は一貫してワクチン接種を勧めていたのだという。「カプセルを愛用するみなさんにも、『水素を飲んでいるからといって、デルタ株には効かないよ』と言っています。ずっとワクチン接種を周囲に勧めていて、これから一回目を接種する予定です。5月ごろから、私は千葉さんに『ワクチンを打ったほうがいい』とアドバイスしていたんです。しかし8月3日になって、千葉さんから私に電話があった。『デルタ株に感染したみたいです』と言うんです。すぐ病院に行くように勧めましたが、『もうちょっと自宅で頑張ります』と話していた。私が、ワクチンを打たなかったのかと確認すると、千葉さんは『打ってない』と……」K氏と千葉さんが最後にやりとりしたのは、亡くなる11日前の8月8日だった。■感染後、千葉さんは「必ず打つ」と…「千葉さんは電話で、『いま、肺が厳しくて。これから救急車が来ます。治ったらワクチンを必ず打ちます』と話していました」販売会社のホームページに掲載されていた千葉さんの写真は、千葉さんが亡くなった日には削除されていた。その理由を聞くと――。「危篤と聞いてから、マネージャーさんに『何かあったら削除してもいいか』と話していました。千葉さんの息子たち(新田真剣佑と眞栄田郷敦)とはデビュー前から会っていて、彼らも7年ぐらい水素カプセルを飲んでいますよ」長年家族ぐるみの交流があったからこそ、K氏は千葉さんの死をこう悔やんだ。「千葉さんは今後も水素を広めていきたいと頑張っていたのに、無念です。無理やりにでもワクチンを打たせておけばよかった……」生還したら必ずワクチンを打つ。その言葉は実現しないまま、千葉さんは天国へ旅立った――。
2021年09月06日アクションや人柄で、多くの人を魅了してきた千葉さんが旅立ってから1週間が過ぎた。しかし、その予期せぬ死は残された人々に波紋を――。「オヤジは、“自分が死ぬ”なんてこれっぽっちも思っていなかったでしょう。いつも、『俺がやりたいことをやるには、あと80年足りない』と言っていましたから」新型コロナウイルスによる肺炎のため急逝した千葉真一さん(享年82、本名・前田禎穂)のことを、“オヤジ”と呼び慕う俳優の若山騎一郎(56)は、千葉さんとの突然すぎる別れをこう振り返る。初七日法要が営まれた8月25日には、千葉さんの長女・真瀬樹里(46)、元妻のA子さん、次男である眞栄田郷敦(21)ら近親者約10人が、千葉県君津市にある自宅に集まった。「遺骨は、喪主の樹里さんが納骨までしばらく預かることになりましたが、四十九日まで誰かが焼香に来てもいいように、定期的に君津市の自宅に持ってくることにしたそうです」(千葉さんの知人)千葉さんの“遺志”を継ぐように、長男の新田真剣佑(24)は、仕事のため渡米中で、父と最後の別れができていない。「10月に予定されている真剣佑さんの帰国後に、改めて納骨の時期などを話し合うことになっています」(前出・知人)だが、映画に情熱を傾け続けた千葉さんの人生には、常に“借金トラブル”がつきまとってきた。■千葉さんの死後、自宅には借金取りが押しかけ…「1990年に千葉さんは10億円の製作費をつぎ込んで監督を務めた映画は不入りで、負債は2億円まで膨らみました。さらに2008年に開校した俳優養成学校をめぐる金銭トラブルは訴訟にまで発展して、騒動の果てに3千万円もの借金を作るなど、どんどん膨らんでいきました。千葉さんは、総額で5億円近い借金を負うことになったのです。1973年に結婚した野際陽子さんも、ご自身の私財や土地などを売らざるをえないほど、千葉さんの借金に苦しんで、1994年に離婚しています。現在は数千万円台までに減っていると聞きますが、『借金はもっとあるんじゃないか』と、関係者はみんな心配しているんです」(映画製作会社関係者)実際に千葉さんが亡くなってから、“借金取り”たちが自宅に押しかけてきたという。「千葉さんは交友関係が広く、また積極的に映画ビジネスに関わってきましたから、金銭関係の全容を把握している人がいない状況なんです」(千葉さんの知人)さらに、真剣佑ら子供たちにとって、もうひとつの“騒動”が起きているという――。「千葉さんが入るお墓について、親族にとっては“寝耳に水”の話が持ち上がっているんです」と明かすのは、千葉さんの後援会関係者だ。「もともと前田家には、先祖代々のお墓が千葉県内にあります。しかし、千葉さんを支援してきたOさんという女性が、『生前に千葉さんと話して、もうお墓を購入している』と言うのです。千葉さんは長男で、先祖代々のお墓があるなら、そこに入るのが筋だと思うんですが、Oさんは長く千葉さんを支えてきただけに、親族や関係者も困惑しているんです」(前出・後援会関係者)8月20日、遺骨となって自宅に戻った千葉さん。そのとき位牌を抱いていたのは、Oさんだった。彼女は、都内で飲食店などを経営し、チャリティイベントなどに携わってきた。彼女のSNSには、千葉さんもたびたび登場している。本誌がOさんに、“お墓を買った”件について聞くと――。■親族に無断で墓建立した支援者が語った真相「私が独断で、お墓を準備していたわけじゃありません。千葉さんご本人が、『あそこの寺がいい』と、東京都内にある寺を希望されたんです。そこで私が、その寺の住職を千葉さんに紹介したらお互いにすごく気が合ったんです。もともと千葉さんは別の宗派だったんですが、それをきっかけに改宗したんです」Oさんは、千葉さんがその寺のお墓を望んだ理由をこう話す。「千葉さんは、富士山が大好きでしたから……。そのお墓は、富士山が一望できる場所にあります。皆さんには、『千葉さんのご意向に従ったことをしましょう』と話しているのですが……」(前出・Oさん)だが、千葉さんの愛弟子で、最期を看取ったJAC(ジャパンアクションクラブ)代表の西田真吾さんに尋ねると、「(墓のことは)まだ決まっていません」と話す。千葉さんが急に天国へ旅立ったということもあってか、遺言書は残されていないという。「少し前に会ったとき、オヤジはすこぶる元気で、『また映画を作る!』と言っていた人が、遺言なんて作っているはずがありませんよ」(前出・若山騎一郎)新しい墓の建立を聞かされていたというのはOさんだけ。遺族たちは困惑しているというのだ。千葉さんのように急に亡くなり、遺言書などがないために、残された家族が困るケースは少なくないと話すのは、家族問題評論家の池内ひろ美さんだ。「借金は相続放棄すればいいのですが、そうすると家などの不動産や遺品も相続できないので、“やっぱり放棄しない”と言って揉める、ということもあるんです。ですので、親は元気なうちから”エンディングノート”をつけておくことで、相続やお墓の問題などでトラブルを回避することができます。どんな親も、自分の死後に子供たちが揉めることは望みませんから……」予期せず旅立った千葉さんも、混乱が長引くことはけっして望んでいないはずだ――。
2021年08月30日8月19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった千葉真一さん(享年82)。本誌に見せていた野際陽子さん(享年81)との日々を本誌秘蔵写真で振り返るーー。60年を超える芸能キャリアでも、常にマスコミをにぎわせてきた千葉さん。その中でも本誌の取材がとりわけ多かったのは、野際さんとの夫婦生活だった。東映アクションドラマ『キイハンター』での共演がきっかけで、’73年に結婚した2人。日の出とともにエーゲ海の船のうえであげたという結婚式の思い出とともに、1カ月余りの旅行から帰国すると、「指輪とヒゲがお土産なのよ!」と報告してくれた。その後、のちに女優となる真瀬樹里(46)が生まれ、おしどり夫婦として知られたが、SONNY CHIBAとしてハリウッドでの活動を本格化したい千葉の思いによって離婚。2人そろって記者会見を行った。野際さんは’17年に死去。千葉と同じく、晩年まで精力的に活動していた。天国で再会し、残した家族や俳優仲間たちをいつまでも見守ってくれるだろう。
2021年08月27日左から千葉真一さん、新田真剣佑、眞栄田郷敦8月19日、俳優・千葉真一さんがこの世を去った。昭和、平成、そして令和を駆け抜けたアクションスターだった。「1960年に俳優としてデビューして以来、60余年間で出演した映画は1500本以上。これは日本の俳優では最多です。中でも殺陣などのアクションをふんだんに取り入れた時代劇は彼の独壇場でした。代表作の『柳生十兵衛』シリーズをはじめ、数々の作品を当てました。それだけではなく、一流のアクション俳優を世界に送り出そうと俳優養成所“JAC”こと『ジャパンアクションクラブ』を設立して、若き日の真田広之さんや堤真一さん、伊原剛志さんといった俳優たちを育て上げたんです」(スポーツ紙記者)自らも日本を飛び出して、「“サニー・チバ”としてアメリカのハリウッドにも進出して、大ヒット映画『キル・ビル』などに出演を果たしました。あのキアヌ・リーヴスもチバさんの大ファンを公言するくらい、日本が世界に誇る映画人のひとりでしたね」(同・スポーツ紙記者)■野際陽子さんとの結婚、離婚プライベートも芸歴に負けず劣らず、華やかだった。「1973年に野際陽子さんと大恋愛の末に結婚して、後に女優となる長女の真瀬樹里さんをもうけましたが、1994年に離婚。ところがその2年後に28歳も下の女性と再婚して、2児のパパに。それが長男の新田真剣佑さんと次男の眞栄田郷敦さんです。2人目の奥さんとも離婚しちゃったんですが、その後も、女子大生との交際を報じられたりね(苦笑)。いや、本当にいつまでもお元気な方でした」(情報番組スタッフ)金遣いも豪快奔放……すぎた。「野際さんと結婚していたころから、映画製作にお金をつぎ込んでは、方々に借金をしていて。“3000万円版権詐欺疑惑”が報じられたり、京都に俳優養成学校を開校した際にはスポンサーと金銭トラブルを抱えてしまって、訴訟合戦にまで発展したこともありましたっけ」(同・情報番組スタッフ)2人目の妻─真剣佑・郷敦兄弟の母との離婚も、千葉さんのあまりの“金欠っぷり”が理由のひとつになったという。「でも、どんなに苦しい状況になっても、千葉さんは毎回、不死鳥のように表舞台に復活してきたんです」(同・情報番組スタッフ)そんな千葉さんですら、衰える気配を見せない新型コロナウイルスの猛威の前に力尽きてしまった。「7月末にコロナに感染し、当初は自宅で療養していたそうなんですが、病状が悪化して肺炎の症状が見られたので8月8日に入院した、と。それからたった10日ほどですから。お考えがあったのか、ワクチン接種をしていなかったのも影響したようです。真剣佑さんはアメリカでの映画撮影があって日本を離れていて戻ってこられず、郷敦さん、樹里さんも感染のおそれがあることから最期をみとることができなかったそうで……。あれだけお元気だったのに」(前出・スポーツ紙記者)千葉さんは、80歳を超えてもなお、本当にエネルギッシュだった。亡くなる2か月前の6月25日、千葉さんは週刊女性のインタビュー取材にも笑顔で応じてくれていた。担当編集者が振り返る。「最近は、こうした取材で息子さんたちの話ばかり聞かれるのが不満だったそうで。“俺はまだまだ現役”という思いだったんでしょうけれど、当日も取材時に“この後、映画会社に企画の売り込みに行くんだ!”とおっしゃっていたくらいで。まさか、こんなことになるとは信じられないですね……」■最後まで語った映画人の情熱結果的に“生前最後の肉声”となってしまったこのインタビューでも、千葉さんは“まだまだ現役”そのままに、演じること─映画人としての情熱をほとばしらせた。「毎日が自分との戦いですよ。特別なトレーニングというよりも、日ごろの積み重ねでしょうね。身体を鍛えることは、役者である以上当たり前。アクションというのは、肉体を使って飛んだり跳ねたりすることではなくて、身体を使って演技をすること。肉体は俳優の言葉であり、表現を具現化するためのものだからね」日本の映画界─中でも衰退の一途をたどっている時代劇に対しても、危機感をあらわにし、苦言を呈した。「日本の時代劇が連綿と受け継いできた殺陣の力強さや美しさ、侍の魂が感じられるような所作があまりに少ない。重さやリアルさが足りないんです。そして、これは昨今の邦画全体に言えることですが、いい脚本が少ない。脚本は映画の心臓。ハリウッドは、脚本にお金も時間もかけますが、日本はそうではない」日本映画界に厳しい視線を投げかけている千葉さんが認めていたのが、誰あろう真剣佑だった。「長い間、どうして僕を越える動きをする日本人の役者が出てこないんだろうと思っていたんです。でも彼が出演した映画『るろうに剣心』を見てね、手前みそですけれど、“日本であんなに動ける役者はいない”と思った。いい動きだった。“今の真剣佑の動きにはついていけない”って。初めて“俺を越えたな”と思える役者が出てきたよね。越されましたね」そう言って目尻を下げたときだけ父親の顔に戻っていた千葉さんは、週刊女性に大きな夢を語ってくれた。■息子とハリウッド時代劇で共演「日本の時代劇を復活させるためにね、いくつか企画書を映画会社に提出しているんです。とりわけやってみたい時代劇があって……」それが、このインタビューの前に、自ら映画会社に売り込んできたという企画だった。どんな構想だったのか?「80歳を過ぎた僕が、まだ身体も動く中で今、演じたら面白いだろうなって思うのが『水戸黄門』。絶対に面白いと思わない?なぜ水戸光圀は世直し全国行脚をすることになったのか、そこに至るまでのお話……いうなれば“水戸黄門エピソード・ゼロ”を作りたいんですよ。ストーリーもできあがっていて、これは自信がある!」実現すれば、千葉さんのこれまでの映画人人生の集大成となる作品になっただろう。「そうだなぁ……“助さん”“格さん”は真剣佑と郷敦でもいいかな。実はね、この話、彼らも乗り気になっているんだよ(笑)。時代劇を盛り上げたいという人の力を借りて、世界を振り向かせるような時代劇を作りたいんですよね。ぜひ楽しみにしていてほしい」生涯現役を貫いた“映画バカ”だった─。
2021年08月24日19日に82歳でこの世を去った千葉真一さん。葬儀は20日に千葉県君津市内の斎場で行われ、次男の眞栄田郷敦(21)が喪主を務めた。ハリウッド進出のため、アメリカ滞在中の長男・新田真剣佑(24)は10月に帰国し、千葉さんと対面すると各メディアは報じている。ドラマ『キイハンター』でアクションスターの地位を確立、さらに国境を越えて活躍する日本人俳優の草分け的存在でもあった千葉さん。80歳を超えてもなお自分の体には自信を持っていたという。そんな千葉さんの命を奪ったのが新型コロナウイルス。所属事務所によると、千葉さんは7月末に感染し、しばらくは自宅療養を続けたが症状が悪化し、8月8日に入院。回復することなく、そのまま旅立ってしまった。現在、国から接種が推奨されているワクチンを一度も受けっていなかったという千葉さん。40年以上の交流がある俳優・若山騎一郎(56)はこう語る。「自分の父(※若山富三郎さん)よりも長い時間をいっしょに過ごしてきました。最後に会ったのは7月初め、オヤジ(※千葉さん)の行きつけの中華料理店でした。そのとき『ワクチンは打ったんですか?』と聞いたら、『俺は大丈夫だから打たない!』と、言っていて。あのとき怒られても接種を強く勧めていれば……と、後悔しています。コロナで入院したことは聞いていましたが、亡くなったことを聞いて、『まさか』と思いました」
2021年08月23日報道陣が見守るなか、新型コロナウイルスによる肺炎のために逝去した千葉真一さん(享年82)の遺骨は千葉県君津市内の“わが家”に無言の帰宅を果たした。この自宅にはトレーニングルームも完備されている。「次男の眞栄田郷敦さん(21)が俳優としてデビューする前、千葉さんは、郷敦さんと同居して自分の所作を肌感覚で覚えさせることがベストだと考えました。君津市の家では体力作りやアクションの基礎をかなり厳しく教えていたのです」(千葉さんの知人)“昭和の大スター”というイメージどおりの豪快な性格だった。’18年、本誌記者は千葉さんの女性関係について報じたことがあった。事前に所属事務所に連絡すると、意外なことに本人から編集部に電話がかかってきたのだ。■「聞きたいことは僕に直接聞いてくれ」スターからの電話「ほかの人間を介すと、うまく意図が伝わらないこともあるからさ。今度から聞きたいことがあったら直接聞いてくれよ。答えられることはきちんと話すから」半信半疑で受話器を置いた記者だったが、千葉さんの言葉に嘘はなかった。その後、昨年末までに3回、千葉さんに連絡をすると、どんなに忙しいときでも丁寧に対応してくれたのだ。’19年3月、すでに“国宝級イケメン俳優”とも呼ばれていた長男・新田真剣佑(24)に続き、郷敦の俳優デビューが公表された。その当時の取材では“父子の約束”について教えてくれた。芸能界を志した次男に、こう言い聞かせたのだという。「お前は日本でタレントになるという意味を理解しているのか?お前は俺や兄のおかげで真剣佑よりも、いい環境で仕事を始めることになる。日本には“二世タレント”という言葉がある。お前の場合は真剣佑の2倍は成功しないと、二世ではなく“ニセ者”と呼ばれてしまうんだ。“ニセ者俳優”と呼ばれたくなければ、俺のことも真剣佑のことも超える覚悟でやれ!それができずに負けるようなら、すぐに芸能界をやめろ!」さらに千葉さんは、“本物の俳優とはどんな存在か”を突き詰めることを助言したという。「台本を理解できない読解力のない俳優は絶対に大成しない。台本を何十回も読み込むことで、登場人物はどんな人間なのか?このシーンで人物は何を感じているのか?……など、台本にはっきり書いていないことが理解できるようになるまで読み込め」千葉さんの逝去が報じられた後、郷敦は事務所を通じてこんなコメントを発表した。《一方的な約束をしてきました。それを守るだけです》“父と兄を超える俳優になる”という決意をあらためて亡き父に捧げたのだろうか。■繰り返し語っていた「ハリウッドでの親子共演」千葉さんの長年の願いは、息子たちをハリウッドスターに育てあげることだった。さらに本誌に、ときには冗談めかしながらこんな夢も繰り返し語っていたのだ。「親子共演?具体的には言えないけれど、アメリカから(共演の)オファーも来ているし……」40年以上の交流がある若山騎一郎(56)とは最後の食事でも親子共演の話題で盛り上がっていたそうだ。「(まん延防止等重点措置で)お酒は飲めなかったのですが、息子さん2人の俳優としての成長ぶりをうれしそうに話していましたね。実はオヤジは何年も前から水戸黄門をモチーフにした作品を計画していたのです。真剣佑と郷敦が助さん格さんで、自分は陽気な水戸黄門を……、そんな構想について、ずっと語っていました」千葉真一版・水戸黄門は日本向け作品のようだが、千葉さんはハリウッド映画製作のためにも着々と準備を進めていた。昨年末、千葉さんは本誌の最後の取材に次のように語っていた。「いまは脚本作りに力を入れています。もちろん目指すのはハリウッドで通用する作品ですよ!いまも10本くらいはアメリカで映像化したい脚本があって、アメリカのプロデューサーたちとも話し合っているところです。現代劇もあり時代劇もありますよ。僕は嘘っぱちが嫌いなので(笑)、実際にあった事件を基にしたストーリーが多いですね。その作品に真剣佑が登場するか?それは彼自身が役に魅力を感じるかどうかだけど、今後、何らかの形で同じ作品に関わる可能性はあるよね。もっと将来的には(郷敦も含めた)3人でハリウッド映画に携わることも期待してもらっていいと思いますよ」逝去するまで、映画製作や家族への情熱を失わなかった千葉さん。そんな父に真剣佑はインスタグラムで、“どこにいても、あなたは私の心の中にいる”と、英語でメッセージを送っている。そしてもちろん千葉さんの熱い生きざまは、私たちの心の中でも生き続けるだろう――。
2021年08月23日日本のアクション俳優の草分けとして活躍した千葉真一さんが8月19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため死去した。82歳だった。’68年の主演ドラマ『キイハンター』(TBS系)でアクション俳優としての地位を確立した千葉さん。映画『仁義なき戦い 広島死闘篇』やドラマシリーズ『服部半蔵影の軍団』(関西テレビ系)といった作品ではさらなる人気を呼んだ。そんな千葉さんだが、プライベートで注目を集めることも。女優の野際陽子さん(享年81)と’73年に結婚した千葉さん。女優の真瀬樹里(46)を授かったものの、’94年に離婚。そののち’96年に28歳年下の一般女性と再婚することに。そして、2人の間に生まれたのが俳優として大活躍中の兄弟・新田真剣佑(24)と眞栄田郷敦(21)だ。しかし’15年、再び離婚。当時の千葉さんは、借金問題などのトラブルが重なっていた。「元奥さんは署名済みの離婚届を千葉さんに渡し、京都の実家に帰ってしまったそうです。真剣佑さんは東京に残ったものの、郷敦さんは京都に移住したといいます。いっぽう千葉さんはなかなか離婚届に判を押さなかったそうです」(家族の知人)2度の離婚を経験することとなった千葉さんだが、’18年11月には新たな恋人が発覚。傘寿を前にできた恋人は25歳、なんと54歳年下だった。「その女性と千葉さんは過去にも交際報道があり、一旦疎遠になっていたそうです。しかし、突如復縁。真剣佑さんと郷敦さんも思わず、驚いたといいます。波乱万丈の人生のなかで、千葉さんは常に多くの人たちを魅了し続けてきました。まさに、スターと呼ぶにふさわしい人でした」(スポーツ紙記者)最期まで恋することを止めなかった千葉さん。天国でも多くの人たちを魅了するはずだ。
2021年08月21日千葉真一さん《少し前に、電話で父の元気な声を聞いたばかりでした。私にとっても、突然のことで、まだ現実感がありません》自身のSNS上で、複雑な心境を綴ったのは、8月19日に82歳で他界した俳優・千葉真一さんの長女で女優の真瀬樹里。■キアヌ・リーブスからも“巨匠”と慕われて仕事を終えて急いで駆けつけたものの、父親の最期には立ち会えなかったという。「7月末に新型コロナウイルスに感染したあと、千葉県内の病院に入院した千葉さんですが、肺炎の症状が悪化。酸素吸入を続けるも症状は改善せず、そのまま永眠されました。ワクチン接種は受けていなかったとのことです」(スポーツ紙記者)’68年放送のTBSドラマ『キイハンター』や映画『仁義なき戦い 広島死闘篇』や『柳生一族の陰謀』など、数多くの作品に出演し、日本のアクションスターとして業界を牽引してきた千葉さん。「アクション俳優やスタントマンを育成するために『ジャパンアクションクラブ』を設立し、真田広之や伊原剛志などの俳優などを輩出。その活躍は国内だけに留まらず‘60年代から海外との合作映画やハリウッド映画にも出演し、“サニー千葉”の愛称で世界から愛される存在でした。あのキアヌ・リーブスからも尊敬の念を込めて“マエストロ(巨匠)”と呼ばれていたほどです」(同・前)■息子2人がブレークして「寂しいね」突然の訃報で、国内外には驚きと哀しみの声が溢れている状況である。今年に入ってからも千葉さんと交流を続けていたAさんも、驚きを隠せない。「つい最近まで、元気な姿を見せていたし、80歳を超えているとは思えないほど身体も鍛えておられたので、今でも信じられません……。千葉さんは80歳を超えてからマジックにハマっており、“これがまた、奥深いんですよ”と楽しそうな顔で話していて。今年2月ごろだったかな、千葉さんが目の前でトランプマジックを披露してくれたんですよ」そんな千葉さんが晩年、周囲にずっと働きかけ、奔走し続けていたのが真瀬、新田真剣佑、眞栄田郷敦という3人の子どもたちとの“夢”だった。「“いつか、家族で何かしたい”というのが彼の口癖だったのですが、ここ数年は実際、映画制作のための出資を集めるため、東奔西走していたんです。その理由を聞くと“やっぱり最後に映画を作って子どもたちと共演したいんだよね”って。以前は息子さん2人と一緒に暮らしていたのですが、2人がブレークしてからは別々で暮らすようになったそうで“嬉しい反面、ちょっと寂しいね”ともこぼしていました」(Aさん)郷敦も真瀬同様に病院へ駆けつけるも、最期を看取ることはできなかったそうだが、「一方的な約束をしてきました。それを守るだけです」と事務所を通してコメントを発表した。子どもたちが遺志を継いだ姿を、千葉さんはこれからも天国でずっと見守っていくことだろう−−。
2021年08月20日