5月17日(金) から公開される映画『湖の女たち』より、原作・吉田修一と監督・脚本の大森立嗣のコメントが公開された。吉田修一による同名小説を『日日是好日』『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣が映画化した本作。介護施設での殺害事件を発端に、福士蒼汰演じる濱中圭介と松本まりか演じる豊田佳代が刑事と容疑者という立場でありながら抗えない関係に溺れ、人間の内なる欲望に目覚めるとともに過去から隠蔽されてきた真実を引き摺り出していく。大森と吉田は、2013年に映画化した『さよなら渓谷』で第35回モスクワ国際映画祭にて日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞を受賞し、そのほかにも数々の国内賞を受賞し高く評価された。本作は、『さよなら渓谷』以来2度目のタッグとなる。小説の映画化が最初に提案された際、「吉田修一さんからの挑戦状だと思った」と明かした大森は、原作を読んで『さよなら渓谷』と同じ空気間や流れを感じていたという。「澄んだ水が、次の瞬間流れていってしまうような愛は『さよなら渓谷』。停留し淀んだ水に浮かび上がるような愛は『湖の女たち』。ふたつの愛は純で美しい。けれども、捉えようとすると水面の泡のように消えてしまう。「美は刹那にあり」とでもいうように。吉田修一さんの小説はそれを撮ることを迫ってくる」と2作品で描かれるそれぞれの“愛”のかたちについて解釈を述べつつ、その複雑な人間心理を映像として表現することの難解さも語った。吉田は連載前に取材で訪れた琵琶湖で猛烈な嵐に見舞われたことをきっかけに、本作のイメージが一気に広がったようで「“人間”と“生産性”というふたつの言葉をどんと並べてみると、グロテスクなイメージが湧き上がってくる。それだけを手がかりにして書いていました」と明確なテーマよりもイメージを追うかのように執筆を進めていったことを明かした。また原稿の執筆中に「大森さんが撮ってくれたらどんな映画になるのかな、というのは書きながら思っていました」と大森の存在を意識していたといい、互いに映画化するのは難しい作品だと考えつつも、吉田本人の希望もあって映画化が決まったのだという。吉田は映画化された『さよなら渓谷』を観た時の衝撃を振り返りつつ、「今回の『湖の女たち』については『人間というものが、いかに愚かで美しいものか、その露わな様を表現する手腕はさらに研ぎ澄まされ、湖の魔にとり憑かれた福士蒼汰さんと松本まりかさん演じる男と女の豊かな表情や無表情、その冷えた身体や火照った肌からあふれ出る生命力とエロティシズムに、見る者は溺れるだろう」と、映像化された本作に賛辞を送った。<コメント全文>■大森立嗣(監督・脚本)もし『さよなら渓谷』と『湖の女たち』が似ているのだとしたら、どちらの主人公の男女も惹かれ合うが、決して恋愛ではない。だが、ふと愛が生まれそうになる。澄んだ水が、次の瞬間流れていってしまうような愛は『さよなら渓谷』。停留し淀んだ水に浮かび上がるような愛は『湖の女たち』。ふたつの愛は純で美しい。けれども、いや、だから捉えようとすると水面の泡のように消えてしまう。「美は刹那にあり」とでもいうように。吉田修一さんの小説はそれを撮ることを迫ってくる。■吉田修一(原作)例えば、いかがわしい歓楽街で、この先には進まない方がいいと肌で感じる。だが作家の性なのか、そんな路地にこそ足が向く。そして大森立嗣という映画監督は、そんな路地の先にすでにいる。映画『さよなら渓谷』を観た時の衝撃を未だに忘れられない。赤い橋の欄干から渓流を見下ろす男と女の佇まいに、痺れるほどの生命力とエロティシズムがあった。公開後、主人公かなこを演じた真木よう子さんが主演女優賞を総なめにしていく様子も圧巻だった。あれから10年になる。自分ではこの『湖の女たち』で、さらにいかがわしさを増した歓楽街の、さらに怪しげな路地に入り込んだつもりだったが、やはりそこにも大森監督はすでに立っていた。そして、人間というものが、いかに愚かで美しいものか、その露わな様を表現する手腕はさらに研ぎ澄まされ、湖の魔にとり憑かれた福士蒼汰さんと松本まりかさん演じる男と女の、豊かな表情や無表情、その冷えた身体や火照った肌からあふれ出る生命力とエロティシズムに、見る者は溺れるだろう。『さよなら渓谷』から10年。大森監督が再び分け入った人間ドラマ『湖の女たち』は、さらに奥深い所で見る者を待っている。<作品情報>『湖の女たち』5月17日(金) 全国公開公式サイト: 映画「湖の女たち」製作委員会
2024年04月15日映画『国宝』が2025年に公開される。主演は吉沢亮、共演は横浜流星。吉田修一の長編小説「国宝」が実写映画化「国宝」は、吉田修一による長編小説。歌舞伎界を舞台とし、日本文学の伝統に脈々と流れる芸道小説の金字塔にして、吉田修一の最高傑作と言われる作品だ。2019年には、第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞した。吉田修一が3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を活かして書き上げた「国宝」が、2025年についに実写映画化。名もなき青年が国の宝になるまで任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ芝居だけに生きてきた喜久雄。一方、名門に生まれ、将来が約束された俊介。生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合う。命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語となっている。主人公・喜久雄に吉沢亮、ライバル・大垣俊介に横浜流星主演は、『キングダム』や『東京リベンジャーズ』、NHK大河ドラマ「青天を衝け」など話題作への出演が絶えない吉沢亮。主人公で歌舞伎の世界に飛び込む喜久雄を演じるにあたり、まずは真っ直ぐ歩くことから練習し、次にすり足、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作を学んだ。撮影本番のギリギリまで歌舞伎の稽古に時間を割いたという。喜久雄…吉沢亮任侠の家に生まれ、歌舞伎役者の家に引き取られる。名もなき青年だったが、歌舞伎役者としての才能を開花。女形の歌舞伎役者として脚光を浴びていく。数奇な運命と激動の人生を歩みながら、国の宝 へ上り詰めてゆく。大垣俊介...横浜流星歌舞伎の名門、梨園の御曹司。主人公・喜久雄が引き取られた家の跡取り息子。生まれながら将来を約束され、芸の世界に生き、歌舞伎役者になることが運命づけられてきた。喜久雄の親友でありライバルで、正反対の血筋を受け継ぐ彼らの関係が見所となる。横浜流星コメント「歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。」監督は李相日監督を務めるのは、李相日。『悪人』にて初めて吉田修一作品の映画監督に挑み、第34回日本アカデミー賞13部門15賞受賞、最優秀賞主要5部門を受賞するなど、国内のあらゆる映画賞を総なめにした。脚本は、相米慎二が監督を務めた『お引越し』で脚本家デビューし、『八日目の蝉』、『コーヒーが冷めないうちに』、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』で脚本を務めた奥寺佐渡子が担当する。映画『国宝』あらすじ舞台は戦後から高度経済成長期の日本。任侠の一門に生まれ、数奇な運命をたどり、歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄。一方、歌舞伎の名門に生まれ、幼い頃から将来を約束された俊介。生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていく。血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。運命に翻弄され、もがき苦しみ舞台に立ち続ける二人。「歌舞伎」という鮮やな世界の秘められた裏側で、激動の人生を歩みながら、ただひたすらに芸の道を極めてゆく。【作品詳細】映画『国宝』公開時期:2025年監督:李相日脚本:奥寺佐渡子原作:『国宝』吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)主演:吉沢亮、横浜流星配給:東宝
2024年03月08日『パレード』で山本周五郎賞、『パークライフ』で芥川賞を受賞した吉田修一による小説『国宝』が、吉沢亮主演で映画化されることが決定した。『国宝』は、2017年から朝日新聞にて連載された同名長編小説で、歌舞伎界を舞台にした作品。任侠の一門に生まれながらも歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた喜久雄が、その命を賭けてなお見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語となっている。主演を務めるのは、『キングダム』(2019) で信の親友・漂と玉座を奪われた秦国の王・嬴政の二役を見事に演じ分け、2020年第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した吉沢亮。これまで踊りの経験がなかった吉沢は、まずはまっすぐ歩くことから始め、すり足で歩く、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作を勉強。ほかの仕事をセーブし、撮影本番のギリギリまで日々歌舞伎の稽古を行い、稀代の歌舞伎役者・喜久雄を演じる。メガホンをとるのは、『フラガール』(2006) で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞を受賞した李相日監督。吉田修一作品に挑むのは、『悪人』『怒り』に続き3度目。脚本は、『八日目の蝉』などのヒット作を手掛け、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』などで東京アニメアワード個人賞(脚本賞)を受賞した奥寺佐渡子が手掛ける。撮影は、今月3月からスタートし、6月クランクアップ予定。公開は来年2025年を予定している。左より)吉田修一(原作)、李相日監督■吉田修一(原作)コメント『悪人』『怒り』、そして『国宝』へ。夢が叶う。三たび、信頼する李相日監督に自作を預けられる喜びにあふれている。そしてもうひとつ、夢が叶う。『国宝』執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女方・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて。■李相日(監督)芸に身を捧げ、人生を翻弄される多彩な登場人物たちが織りなす豪華絢爛な歌舞伎の世界観。吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟“に要した年月です。決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです。数多ある困難を超えた先に拡がる未知の世界に、関係者一同胸昂る思いです。■吉沢亮吉田修一先生×李相日監督の3作目。『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何も出来なかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようも無い昂まりと悔しさ。そして『国宝』では当事者としてなにを思うのでしょう。稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です。<作品情報>『国宝』2025年公開
2024年03月05日吉沢亮を主演に迎え、「悪人」「怒り」に続き作家・吉田修一と監督・李相日が3度目のタッグを組む映画『国宝』が2025年に公開決定。吉沢さんは激動の時代を生き抜いた、稀代の女方歌舞伎役者に挑む。原作は、2002年「パレード」で山本周五郎賞、「パークライフ」で芥川賞を受賞。2007年「悪人」では毎日出版文化賞など数々の賞に輝いた吉田修一の最高傑作と呼び声の高い「国宝」。2017年から朝日新聞にて連載され、歌舞伎界を舞台にした本作は連載時から大きな話題となり、2018年に単行本化。芸道小説の金字塔にして、吉田さんの最高傑作と言われている。2019年・第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞し、吉田さん自身が3年の間、歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身の1作。作家生活20周年記念作品として、4年の歳月をかけて書き上げた上下巻800ページを超える大作となり、任侠の一門に生まれながらも歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた主人公・喜久雄がその命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語。主演、吉沢亮は歌舞伎の稽古を行い全身全霊で挑む芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄に挑むのは、吉沢亮。『キングダム』(2019)で信の親友・漂と、玉座を奪われた秦国の王・嬴政の二役を見事に演じ分け、2020年・第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、第62回ブルーリボン賞助演男優賞を受賞。『東京リベンジャーズ』シリーズでは、圧倒的なカリスマ性を持った「無敵のマイキー」こと佐野万次郎を演じ、2021年の興行収入実写作品ナンバーワンの記録に貢献。2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」に主演し、13歳から91歳までの渋沢栄一を演じ切り、第30回橋田賞新人賞を受賞した。吉田修一原作、李相日監督の前作『怒り』(2016)ではオーディションに参加していた吉沢さんが、今回は成長し進化した姿で主演を務めあげる。物語の舞台は、戦後から高度経済成長期の日本。任侠の家に生まれた喜久雄は、数奇な運命をたどり歌舞伎役者の家に引きとられる。激動の人生の中で、やがて歌舞伎役者としての才能を開花させていくのだが――というストーリー。吉沢さんは、まずはまっすぐに歩くことから始め、すり足、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作からの稽古を開始。稽古初日は、まっすぐ歩くことだけで終わったという中、ほかの仕事をセーブし、撮影本番のギリギリまで日々歌舞伎の稽古を行い、不遇の青年が国の宝になるまで、稀代の歌舞伎役者・喜久雄に近づけるよう全身全霊で挑んでいるという。メガホンをとるのは、監督・李相日初めて吉田修一作品に挑んだ『悪人』(2010)は、第34回日本アカデミー賞13部門で15賞受賞、最優秀賞主要5部門を受賞し、第35回報知映画賞作品賞、第84回キネマ旬報日本映画ベストテン第1位、第65回毎日映画コンクール日本映画大賞など国内のあらゆる映画賞を総なめにし、第34回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で最優秀女優賞(深津絵里)を受賞するなど、海外でも高い評価を得た。2013年『許されざる者』ではヴェネチア国際映画祭に招待、再び吉田修一原作に挑んだ『怒り』では第64回サン・セバスティアン国際映画祭コンペティション部門に唯一の邦画作品をして出品され、大きな話題を呼んだ。さらに脚本は、第46回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門招待作品、相米慎二監督の『お引越し』で脚本家デビューし、『八日目の蝉』第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞、『コーヒーが冷めないうちに』や、細田守監督の『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』で東京アニメアワード個人賞(脚本賞)を3度受賞の奥寺佐渡子が手掛ける。主演&原作&監督よりコメント到着■吉田修一(原作)「夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて」「悪人」「怒り」、そして「国宝」へ。夢が叶う。三たび、信頼する李相日監督に自作を預けられる喜びにあふれている。そしてもう一つ、夢が叶う。「国宝」執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女方・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて。■李相日(監督)「機が熟した宿命の出会い」芸に身を捧げ、人生を翻弄される多彩な登場人物たちが織りなす豪華絢爛な歌舞伎の世界観。吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟“に要した年月です。決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです。数多ある困難を超えた先に拡がる未知の世界に、関係者一同胸昂る思いです。■吉沢亮「途方もない挑戦」吉田修一先生×李相日監督の3作目。『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何も出来なかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようも無い昂まりと悔しさ。そして『国宝』では当事者としてなにを思うのでしょう。稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です。撮影は3月からスタートしており、6月クランクアップ予定。『国宝』は2025年公開予定。(シネマカフェ編集部)
2024年03月05日お笑い芸人の南野やじが2月29日に自身のアメブロを更新。訃報が届き、物凄く後悔していることを明かした。この日、南野は「ホーキング青山さんが去年の12月12日に都内の病院で亡くなった事を、友人からのLINEで知りました」とお笑いタレントのホーキング青山さんの訃報に言及し「50歳でした。御冥福を心よりお祈りいたします」と追悼した。続けて「11月27日に平和島の映画館で北野武監督作品『首』を観ました」と報告し「ホーキング兄さんも重要な場面で出演されてました」と説明。「あの時に『兄さん。映画観ましたよ!あの役、ホーキング兄さんだったんですね!エンドロールで名前出てビックリしました!』ってメールすれば良かったです」と述べ「随分、御無沙汰してしまったので、メールするのを遠慮してしまいました。物凄く、後悔してます」とつづった。また「グレート義太夫さんのブログにもホーキング青山さんの訃報について書かれていました」と明かし、ブログには「会おうか、と思った時に会っておかないと2度と会えなくなっちゃう…。」とつづられていたことを説明。「御世話になった先輩方が、次から次へと亡くなっていきます」と述べ「辛いです」と悲痛な胸の内を吐露した。最後に「明日から3月」といい「一日一日を一生懸命、大切に生きていく事を心がけているのですが、あまりにも時の流れが早いです」とコメント。「今月も3分の2は羽田空港での労働の日々でした」と明かしつつ「もう一度、芸人として戦いたいという思いでTikTokの撮影を再び始めました」と報告。「ライブも出たいです。自分が生きた証を残したい」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年03月01日映画『愛に乱暴』が2024年8月に全国公開される。主演は江口のりこ。映画『愛に乱暴』吉田修一の同名小説を実写化映画『愛に乱暴』は、吉田修一による同名小説の実写化作品。夫の無関心や義母のストレスから逃れるようにして“丁寧な暮らし”に勤しむ主婦・桃子を主人公に、人間のエゴや欲望を映し出したヒューマンサスペンスとなっている。主演・江口のりこ、監督・森ガキ侑大監督・共同脚本を務めるのは、CMディレクターとして国内外の広告賞を受賞後、初の映画長編作となる『おじいちゃん、死んじゃったって。』や、ヤマシタトモコによる漫画作品を映画化した『さんかく窓の外側は夜』などを手掛けた森ガキ侑大。主人公・初瀬桃子は、唯一無二の存在感と確かな演技力を見せる江口のりこが演じる。主人公・初瀬桃子...江口のりこ夫と共に、夫の実家の敷地内の離れで暮らす。センスのある装いや手の込んだ献立など“丁寧な暮らし”に勤しみ毎日を充実させているが、徐々に平穏を失っていく。初瀬真守...小泉孝太郎桃子の夫。桃子に対しては無関心な態度を示す。初瀬照子...風吹ジュン真守の母。夫に先立たれた悲しみから、息子に対して強い関心を寄せる。三宅奈央...馬場ふみか真守の不倫相手。映画『愛に乱暴』あらすじ主人公・桃子は、石鹸教室の講師を務めたり、手の込んだ献立にこだわったりと充実した毎日を送っていたが、それらは全て、夫の無関心や義母から受ける日々のストレスを紛らわすためのものだった。そんな桃子の周囲で、不穏な出来事が起こり始める。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、失踪した愛猫、匿名の人物が綴る不気味な不倫アカウント、そして夫からの衝撃的な告白。桃子の平穏な日常が少しずつ乱れていく...。【作品詳細】映画『愛に乱暴』公開時期:2024年8月監督・脚本:森ガキ侑大脚本:山﨑佐保子、鈴木史子出演:江口のりこ、小泉孝太郎、馬場ふみか、水間ロン、青木柚、斉藤陽一郎、梅沢昌代、西本竜樹、堀井新太、岩瀬亮、風吹ジュン音楽:岩代太郎原作:吉田修一『愛に乱暴』(新潮文庫刊)
2024年02月24日『悪人』『怒り』などの吉田修一による同名小説を映画化した『愛に乱暴』が8月より全国公開されることが決定した。夫の真守と共に、真守の実家の敷地内に建つ離れで暮らす桃子は、義母から受ける微量のストレスや、夫の無関心を振り払うように、石鹸教室の講師や、センスのある装い、手の込んだ献立などいわゆる「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、失踪した愛猫、匿名の人物が綴る不気味な不倫アカウント、そして夫からの青天の霹靂の申し出など、桃子の平穏な日常は少しずつ乱れ始める…。原作は、数々の権威ある文学賞を受賞し「悪人」「さよなら渓谷」「怒り」など多くのベストセラーが映画化されてきた吉田修一の同名小説。人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭く炙り出してきた著者が、愛のいびつな衝動と暴走を力強い筆致で描く。「愛に乱暴」©2013 吉田修一/新潮社監督・共同脚本を務めるのは、CMディレクターとして国内外の広告賞を席巻後、初の映画長編作『おじいちゃん、死んじゃったって。』(17)で第39回ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞を受賞、『さんかく窓の外側は夜』(21)を手掛けた森ガキ侑大。「この原作を読んだ時に『今』映画化する意味があると強く感じた」と語る森ガキ監督は、物語に隠されたある仕掛けから、映像化は難しいと思われた原作小説を繊細にアレンジ、フィルムを使って主人公の背後に吸い付くようなカメラワークで撮影、息もつかせぬ緊迫感に包まれた見事なサスペンス映画に仕上げた。主人公の初瀬桃子を演じるのは、唯一無二の存在感とユニークで高い演技力で多数の作品に出演する江口のりこ。手に入れたはずだった平穏な日常が少しずつ不穏な空気を帯び乱れていく桃子を振り切った演技で魅せる。原作ファンだと語る江口さんは「(原作小説が)面白過ぎて、映画化するハードルの高さにモヤモヤしていました。しかし撮影現場で、監督の映画作りの情熱や、共演者の方々のお芝居に引っ張られ、森ガキ組の映画としての『愛に乱暴』を作ればいい!と吹っ切れ、真夏の暑さと共に夢中で撮影しました」と本作にかける想いを語っている。共演は、桃子を空気のように扱う夫・真守役に小泉孝太郎。いままでの“陽”や“清潔”といったパブリックイメージとは真逆の、翳りのあるアプローチを見せる。「実は僕が乱暴な男なのか、奥さんの桃子が乱暴な女性なのか、観て下さった皆さんが『愛に乱暴』というタイトルの意味をどうとらえるのかとても興味があります」とコメント。また夫に先立たれ息子への関心が高まる真守の母・照子役には「脚本と出会い、読むとサスペンスチックに心掻き立てられる脚本で、どんな映像になるのかが、私が唆(そそ)られた部分でした」と語る風吹ジュン。真守の不倫相手・奈央役には女優として確実にキャリアを積んでいる馬場ふみかが扮し、「今まで味わったことのない鋭い緊張感で指先が悴(かじか)み、撮影が終わった瞬間に肩の力が一気に抜ける感覚を覚えています」と撮影をふり返っている。愛のエゴと献身、孤独と欲望の果ての暴走を描くヒューマンサスペンスに実力派キャストが集結。原作者の吉田氏は、撮影現場を訪れたことを「夏の長い宵の中、誰もが美しかった。今この場所で一つの奇跡が生まれようとしているのが分かった」とコメントしている。江口のりこ(初瀬桃子役)コメント原作である吉田修一さんの小説「愛に乱暴」が面白すぎて、映画化するハードルの高さにモヤモヤしていました。しかし撮影現場で、監督の映画作りの情熱や、共演者の方々のお芝居に引っ張られ、森ガキ組の映画としての「愛に乱暴」を作ればいい!と吹っ切れ、真夏の暑さと共に夢中で撮影しました。今回演じた桃子というキャラクターは、映画の中で迷い、暴走し、自分の居場所を見つけようとする女性です。みなさま、是非劇場でご覧になって下さい。小泉孝太郎(初瀬真守役)コメント森ガキ監督とは撮影前に役柄について細かく話す機会をいただき、そこで色々話せたので、真守の独特なキャラクターを固めることが出来たことに感謝しています。真守は何を考え、どんな感情で今いるのか、非常に分かりづらい男だと思います。炎天下での撮影でしたが、そういうとこでも暑いのか暑くないのか、そういう人間の見えやすい感情さえも隠れてしまうような独特な男です。個人的には江口さんと炎天下のなかでもたくさんの雑談が出来て、役では一切笑わないのに、雑談ではずっと笑っていたような記憶があります。たくさんコミュニケーションを取って下さった江口さんには感謝です。この映画では僕は非常におとなしい男ですが、実は僕が乱暴な男なのか、奥さんの桃子が乱暴な女性なのか、それともごくごく普通の当たり前の感情を持っている夫婦なのか、観て下さった皆さんが「愛に乱暴」というタイトルの意味をどうとらえるのかとても興味があります。風吹ジュン(初瀬照子役)コメント『愛に乱暴』の脚本と出会い、読むとサスペンスチックに心掻き立てられる脚本で、どんな映像になるのかが、私が唆(そそ)られた部分でした。心理描写が重要で、役者としてのキャラ作りの課題が大きく面白そうで私には断る理由はなく、主演が江口のりこさんと聞いて、二つ返事でした。撮影中は、森ガキ監督が映画に対して“ガキ”そのもの(笑)で、遊び心を忘れず初めから最後まで本当に楽しそうでいらして。演じた照子は、普通によく居そうな息子愛の強い母親だと思いますが、江口さん演じる桃子からの捉え方で嫌な人物に見えていれば私としては成功かなと思ってます。『愛に乱暴』は観る方其々の楽しみ方が有る作品だと思いますので、ご覧になる方の感性に期待しております。馬場ふみか(三宅奈央役)コメント森ガキ監督は1シーンごとに役者と言葉を交わし丁寧に映画をつくっていく姿がとても印象的で、そんな作品に携われたことが、とても幸せだなと感じる撮影でした。三宅奈央を演じる日々は、暑い夏の撮影でしたが役柄も相まって今まで味わったことのない鋭い緊張感で指先が悴(かじか)み、撮影が終わった瞬間に肩の力が一気に抜ける感覚を覚えています。ぜひ、劇場で体感していただけると嬉しいです。森ガキ侑大(監督)コメントこの原作を読んだ時に「今」映画化する意味があると強く感じました。現代は生産性ばかりを求めている社会が存在していて、世の中の隅に追いやられ孤立している人がいる気がしていました。主人公の桃子は社会の中で葛藤を抱き、もがきながら一生懸命に生きています。桃子の姿は時にユーモラスで、時に刺激的で読んでいる自分の心を動かしました。原作者である吉田修一さんとお会いし、映画化を許可して頂いた時の喜びとプレッシャーは今でも心の奥に残り続けています。この素晴らしい原作を繊細に、そして大胆に演出しました。灼熱の太陽の下、江口さんを始めとする素晴らしい役者陣とスタッフが一緒に死にもの狂いでフィルムに焼き付けた本作には奇跡の連続が宿っています。スタッフ全員で紡いだこの映画が多くの方に届くと強く信じています。吉田修一(原作者)コメント記録的猛暑となった昨年の夏の盛り、神奈川県郊外の撮影現場を訪ねた。これまで何度となくこういった現場には足を運んできたが、こんなにも雰囲気の良い現場は初めてだった。汗まみれのスタッフも熱演するキャストも撮影に協力してくれているご近所の方々も、夏の長い宵の中、誰もが美しかった。今この場所で一つの奇跡が生まれようとしているのが分かった。森ガキ監督の情熱に、江口のりこという俳優の肉体に、スタッフの方々の汗に、この土地が味方してくれているのがはっきりと伝わってきた。一人でも多くの方にこの映画を観ていただきたいと切に願っております。『愛に乱暴』は8月、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月21日「離婚発表直後の撮影現場では、南野さんは異常なくらい明るく振る舞っていました。出演者もスタッフも彼女の離婚に触れないようにしていましたが、あるとき、南野さんから『気を使わせてすみません……』と申し訳なさそうに言ってきました」(テレビ局関係者)南野陽子(56)は現在、ドラマ『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日系)に出演している。彼女が’11年3月に結婚した実業家・金田充史容疑者(52)と離婚したのは11月27日のこと。「金田容疑者はその6日前に逮捕されたばかりでした。’22年10月に静岡県内の社会福祉法人の口座から別の会社の口座に1千500万円を移した容疑です。12月11日には2千900万円の横領容疑で再逮捕されています」(全国紙記者)前出のテレビ局関係者は言う。「金田容疑者は結婚当初から金銭トラブルが絶えない、いわくつきの人物でした。金田容疑者に金を貸したという人物が当時の彼女の所属事務所に電話して『彼から返してもらえず連絡がとれない。南野さんに肩代わりしてほしい』と訴えたとか。金田容疑者と不倫していたという女性からも金銭問題の解決を求める連絡があったといいます。彼女の友人や仕事仲間たちはみんな離婚を勧めたのですが、『父の介護を手伝ってくれるから』とかたくなに拒否していました」南野の知人は、離婚しなかったのには別の理由もあったと語る。「金田容疑者は裏表の差が激しく、立場が上の人にはとても丁寧に対応しますが、従業員などには高圧的な態度をとっていたと聞いています。彼に仕事がないときは南野さんに付きっ切りで、とにかく優しく接していました。南野さんは以前“実はとても人に影響されやすいタイプ”だと話していたことがあります。理不尽なことが続いても耐えてしまうそうです。巧みな弁舌で言い逃れを続ける金田容疑者から離れられなかったのではないでしょうか。逮捕によって、彼女は初めて周囲の意見に耳を傾けることができたのかもしれません」南野は今後どうなるのかーー。「金田容疑者が過去の金銭トラブルで訴えられ、南野さんが一部を肩代わりせざるをえない状況に陥る可能性はあります。あれだけ離婚に踏み出さなかった南野さんだったので、実は仕事仲間の間では“偽装離婚”を心配する声もあります。理不尽な元夫に対して、二度と許さない毅然とした態度を示せることを願うばかりです」(前出の知人)元夫の呪縛を完全に解くには「鉄仮面」が必要なのか。
2023年12月23日俳優・南野陽子(56)の夫であるA氏が11月21日、業務上横領容疑で逮捕された。A氏については、昨年10月に元警察官の男と共謀し、その男が当時理事長を務めていた社会福祉法人の口座から、現金およそ1500万円を自身が関係する別の企業の口座に移した疑いが持たれている。この件に関して、南野は22日、報道各社に対して声明を発表。《ショックです。何故…悲しさ、怒り、情けなさ…いろんな感情が湧いています》《どのような事が行われていたのか全くわかりませんが、夫にはきちんと向き合ってほしいと思っています》などとコメントし、困惑している様子がうかがえる。そもそも、A氏については結婚当初から金銭トラブルや女性問題が絶えなかった。結婚直後に、億単位の金銭トラブルが報じられたほか、’15年には、銀座のクラブに勤める女性との不倫に加え、隠し子をめぐって裁判沙汰に。今年8月にも、『FLASH』で、山形の学校法人の元理事長が、経営再建のためにA氏を理事として迎え入れたところ“借金を肩代わりさせられた”などと告発している。しかし、それでも南野が離婚を決断することはなかった。南野がA氏への信頼を失わなかった理由の一つに、親の介護問題があるという。’22年5月に亡くなった南野の父親は生前、箱根の有料老人ホームに入所していた。’19年3月、南野の知人はそのことに触れ、本誌の取材に対してこう語っている。「南野さんが仕事で遠くに行かなければならないとき、A氏がお父さんを献身的にサポートしてくれていたそうです。老人ホームに2人でお見舞いに行ったことも、一度や二度ではありません。A氏は、彼女の前ではいつも“よき夫”であり続けたのです」A氏は南野の父の世話を自ら申し出たといい、南野も安心して任せていたという。しかし、本誌は当時、A氏が南野の父の介護費用を使い込んだ結果、入居していた老人ホームの支払いが半年分滞っていたという情報をキャッチ。南野はあわてて100万円以上を振り込むことになったという。このときでさえ、南野にとってA氏は“父を支えてくれる良き夫”だったのだ。‘21年9月には、A氏が代表を務める病院の医師数名の給料などが約1年分未払いであることが『週刊文春』によって報じられた。その際、当時の南野のマネージャーは「A氏のこれまでの問題には、うちとしてもほとほと困り果てています」とコメント。傍から見ても”トラブルメーカー”だったようだ。「それでも、南野さんは当時の所属事務所に対して『離婚するくらいなら芸能界をやめる』といったこともあるほど、A氏を信じていたそうです。いっぽうA氏は南野さんの夫という“肩書”を利用し、『大女優の夫なら』と周囲の信頼を得ていたといいます。南野さんとしても、今回の逮捕はショックでしょう」(芸能関係者)報道を受けても、現状は離婚には至っていないという南野。手痛い夫の裏切りに、どう対応するのか――。
2023年11月22日11月22日、夫が業務上横領の疑いで逮捕された南野陽子(56)が所属事務所を通じてコメントを発表した。南野の夫であるA氏は、元警察官の男と共謀し、男が理事長を務めていた社会福祉法人の口座から現金およそ1500万円を、A氏が関係する別の企業の口座に移した疑いが持たれている。南野が4歳年下のA氏と結婚したのは’11年3月のこと。しかし、A氏にまつわる“黒い噂”は今日まで絶えなかった。「結婚直後に『週刊新潮』は、当時住んでいたマンションや経営しているバーのいずれでもA氏が家賃滞納トラブルを抱えていたことを報じています。’19年2月には、A氏が事務長を務める東京・銀座のクリニックで1億8千万円の使途不明金が発覚したと『週刊文春』が報道。お金の管理はA氏が任されていたというが、開業からわずか3ヵ月で支払い督促の通知が届くようになったということです」(芸能関係者)A氏は南野に対しても裏切りともいえる行為を働いていたことを、19年3月に本誌は報じている。南野の父の介護費用をA氏が使い込んでいたというのだ。「当時、南野さんのお父さんは箱根の有料老人ホームに入所しており、毎月の費用はお父さんの専用口座から引き落とされるようになっていました。南野さんは十分な金額を用意していたといいますが、口座はカラになっていたそう。口座の管理をしていたのはAさんで、Aさんの荷物からは支払いの督促状が見つかったそうです」(前出・芸能関係者)その後も21年9月にはA氏が代表を務める病院で医師数名の給料が約1年分未払いだったことが『週刊文春』によって報じられた。さらに、山形県の学校法人の理事に就任したが、A氏自身が経営する医療法人の借金を学校法人に引き受けさせるようにし、学校法人が校舎として使用している不動産に抵当権を設定したと、今年8月に『FLASH』が報じるなど、疑惑が報じられ続けてきた。数々の疑惑が報じられるなかでA氏との結婚生活を続けてきた南野だが、今回の逮捕についてこうコメントしている。《もう少しいろいろ整理させてください。ショックです。何故…悲しさ、怒り、情けなさ…いろんな感情が湧いています。どのような事が行われていたのか全くわかりませんが、夫にはきちんと向き合ってほしいと思っています》逮捕に怒りを見せつつ、悲痛な気持ちをにじませた南野のコメントに、ネット上では胸中を心配する声が。《妻は夫のために謝罪しなくていい》《南野さん 辛いでしょうが頑張ってください!》いっぽうで、南野自身にも累が及んでいただけに、夫の噂は認識していたことは想像に難くない。それゆえ、「ショックです」というコメントに“他人事”と感じた人もいるようだ。ネット上では違和感を表明する声が。《夫婦なのに、どこか上の空、他人事のような対応で少し違和感です。実際はそうなのかもしれませんが、このコメント、私は一歳関係なく、知らないと壁を作ったのかな、と思ってしまいます。夫婦って難しいですね》《昔から、旦那の○○氏には、悪い噂がすごくあったと思うし、これまで何で逮捕を免れてきたのかって感じですけどね。それでも離婚してなかったわけで、今更ショックとか言われても》《結婚当初からとかく悪い噂ばかりの旦那だろう南野本人だって金では苦労させられたはずだいずれはこうなることが予想されただろうに・・・・恋は盲目ならいざ知らずもうそんなこともないだろうから今更ショック何故?もおかしな話だ》
2023年11月22日11月21日、俳優・南野陽子(56)の夫であるA氏が業務上横領容疑で逮捕された。A氏は昨年10月、元警察官の男と共謀し、その男が当時理事長を務めていた社会福祉法人「誠心会」の口座から、現金およそ1500万円をA氏が関係する別の企業の口座に移した疑いが持たれている。南野は’85年にドラマ『時をかける少女』(フジテレビ系)でデビューして以降、’85年の『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』(フジテレビ系)や’87年の映画『はいからさんが通る』(’87年)などで主演を飾り、一躍大ブレイク。また近年も’18年の大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)や’20年の『半沢直樹』(TBS系)といった数々の話題作に出演し、長きにわたって第一線で活躍している。そんな大女優の南野がA氏と結婚したのは’11年3月のこと。しかし、その直後からA氏の金銭トラブルや女性問題など“黒い噂”は絶えなかった。’19年2月には、A氏が事務長を務める東京・銀座のクリニックで、1億8千万円の使途不明金が発覚したことを『週刊文春』が報じている。お金の管理はA氏が任されていたが、開業から3ヵ月で支払い督促の通知が次々と届くようになったという。また当時、南野にも被害が及んでいたことをかつて本誌は報じている。発端はA氏の荷物から、南野の父に宛てた金融会社からの督促状や医療費の支払い督促状などが見つかったことだった。「南野さんのお父さんは箱根の有料老人ホームに当時入所しており、毎月の費用はお父さんの専用口座から引落とされるようになっていました。南野さんは入金のため十分なお金も用意していましたが、口座はカラで、元となるお金も消えていたそうです。そして、口座や入金の管理をしていたのは夫であるAさんでした。つまり、Aさんは介護費用を使い込んでいたようなのです。支払い督促状が来ていることを当時初めて知った南野さんは、施設に問い合わせました。すると実際に半年分も支払いが滞っていたとわかったそうで、彼女はあわてて100万円以上を振り込んだといいます」(南野の知人)その後も’21年9月、A氏が代表を務める病院の医師数名の給料などが約1年分未払いであると、元院長が『週刊文春』で告発。A氏は取材に対し、「元院長に今まで200回は連絡を取ろうとしたが、一切応じなかった」「給与が支払われなかったのは元院長が女性問題を起こし、そのトラブルの処理で違約金を請求され、それに充当したから」と発言したが、元院長は「女性問題など存在せず、でっちあげ。200回も連絡があった事実もない」と反論している。最近になっても、『FLASH』今年8月15日号にA氏への告発記事が掲載された。山形県の学校法人「明徳学園」の理事長を務めてきた長岡由彦氏によると経営再建のためにA氏を理事として迎え入れたものの’21年の夏、A氏は長岡氏ら古株の理事を解任。そしてA氏は自身が経営する医療法人が負っていた借金を学園側が引き受けるように認めさせ、学園側が所有し、校舎として使用している不動産に抵当権を設定したという。この件について『FLASH』はA氏に質問状を送ったものの、期日までに回答は得られなかったという。幾つものトラブルの末、逮捕されることとなったA氏。結婚から12年、傍で支えてきた南野は今何を思うだろうかーー。
2023年11月22日俳優の南野陽子が「関西演劇祭2023」(11月11日~11月19日)の実行委員長に就任。10月4日、東京・神保町よしもと漫才劇場で行われた発表記者会見に出席し、「熱い思いを抱え、チャンスを狙っている人たちが集まると思うので、面白いパワーあふれる瞬間を見せていただくチャンスになるはず。私も一観客として楽しみたい」と抱負を語った。「関西演劇祭」は“つなぐ”をテーマに、劇団、観客、審査員やスタッフなど、参加者すべてをさまざまな形でつなぐ演劇祭として、2019年9月にスタート。5回目の開催となる今年も、全国から多数の参加エントリーが寄せられ、有名無名問わず、選りすぐりの10劇団と共に演劇祭を盛り上げていく。COOL JAPAN PARK OSAKA SSホールを会場に、期間中は、各劇団が45分に込められたオリジナルストーリーを披露する。大小の劇場、ミュージカルからストレートプレイまで多彩なジャンル、スタイルの舞台に挑戦している南野は、「作品や俳優を通して、いろんな意見や考え方を、間近で見せてもらえる。『自分はこうだな』と思いや悩みを気づかせてくれて、自分と向き合えるのも、舞台を観る楽しさ。“推し”を探して、応援するのも楽しい」と舞台の魅力を熱弁。「まっさらな気持ちで、(各劇団の)舞台を見て、思いきり楽しんでもらえれば」とアピールした。発表会見には南野をはじめ、フェスティバル・ディレクターの板尾創路、スペシャルサポーターを務める野上祥子(ネルケプランニング代表取締役社長)、三島有紀子(映画監督) 、岡田健(NHKエンタープライズ ドラマ部エグゼクティブ・ディレクター)、スーパーバイザーの西田シャトナー(劇作家・演出家・俳優・折紙作家)が出席した。板尾創路板尾はスタート当初から、5年連続でフェスティバル・ディレクターを務めることになり、「ありがたいし、(5年間は)あっという間。関われることが幸せだなと、年々思う」と感慨しきり。「お芝居に興味がある人、出たい人に参加していただき、本当に楽しいし、来年も参加したいなと思ってもらえる演劇祭なので、つながりもたくさん生まれるのでは」と期待を寄せた。また、過去に「ベストアクター賞」を受賞した寺井竜哉についてのエピソードも披露。寺井は板尾も出演した映画『リボルバー・リリー』(2023年8月公開)にキャストとして名を連ねており、「試写では気が付かなかったんですけど、(主演の)綾瀬はるかさんと絡んでいて『くそっ!』と思いながら(笑)。勝手につながっていくんですね。大したもんです」と同祭が掲げる“つながり”に思いをはせていた。取材・文・撮影:内田涼<開催概要>「関西演劇祭2023」2023年11月11日(土)~11月19日(日)※11月11日(土)オープニングセレモニー後公演※11月14日(火)・15日(水)は休演日※11月19日(日)表彰式のみ会場:COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール(大阪市中央区大阪城3-6)参加劇団:Artist Unit イカスケ(大阪) / 演劇組織KIMYO(愛知) / 餓鬼の断食(奈良) / 劇団イン・ノート(東京) 劇団FAX(京都) / バイク劇団バイク(東京) / PandA(福岡) / MousePiece-ree (大阪) 無名劇団(大阪) / ヨルノサンポ団(大阪)実行委員長:南野陽子(俳優)フェスティバル・ディレクター:板尾創路(お笑いコンビ130R・俳優・映画監督)スペシャルサポーター:野上祥子(ネルケプランニング代表取締役社長)/ 三島有紀子(映画監督) / 岡田健(NHKエンタープライズ ドラマ部エグゼクティブ・ディレクター)スーパーバイザー:西田シャトナー(劇作家・演出家・俳優・折紙作家)賞:MVO(most valuable opus) / 脚本賞 / 演出賞 / アクター賞 / 審査員特別賞 / 観客賞受賞特典:2024年3月開催「関西演劇祭inTokyo」@新宿シアタートップスへの出演 他協賛:アース製薬株式会社 / 株式会社FIELD MANAGEMENT EXPAND / トワロン株式会社 / コアレックス信栄株式会社企画・製作:吉本興業株式会社 / 関西演劇祭実行委員会チケット情報公式サイト
2023年10月04日「関西演劇祭2023」実行委員長発表会見が4日、東京・神保町よしもと漫才劇場にて開催され、女優の南野陽子が実行委員長に就任することが発表された。会見に臨んだ南野は「パワーあふれる瞬間を見せていただけるのが楽しみ」と期待を口にしていた。2019年9月にスタートした「関西演劇祭」は、“つなぐ”をテーマに、劇団・観客・審査員やスタッフなど、参加するすべての人をさまざまな形でつなぐ演劇祭。5回目となる今年も、全国から多数のエントリーから、選りすぐりの10劇団が魂の芝居を見せる。南野は、実行委員長という大役に「申し訳ないという思いがあります」と胸の内を明かすが「自分も舞台に立たせていただいていますが、俳優の友人もさまざまなジャンルの舞台に立っているので、観劇することが多い」と演劇は身近な存在だという。「演劇をやっている人たちはちょっと変わった、熱い思いを抱えている人間らしい人が多い」と語った南野。そんな情熱を世に送り出すきっかけとなるのが本映画祭。南野は「パワーあふれる瞬間を見せていただけるのはとても楽しみです」と期待に胸を膨らませているというと「まずは観客の視点で楽しみたい」と語った。会見には、フェスティバルディレクターの板尾創路、スペシャルサポーターの野上祥子、三島有紀子、岡田健、スーパーバイザーの西田シャトナーも参加した。5年にわたりフェスティバルディレクターを務める板尾は「この演劇祭に参加した人は、趣旨の通り、繋がっている人が多い」と開催後に飛躍を遂げている人がたくさんいることを特長にあげ、第3回ベストアクター賞に輝いた寺井竜也とは映画『リボルバー・リリー』で作品を共にしたようで「僕は知らなかったのですが、前半綾瀬はるかさんと絡んでいるシーンもあって、『くそ―』って思いながら見ていました」と笑う。板尾にとって、演劇祭出身者が活躍するのは「うれしい反面、悔しい。仕事の上ではライバルですから」と発言し、会場を笑わせていた。若い力の活躍が期待される演劇祭。南野は現在放送中の特撮ドラマ『仮面ライダーガッチャード』にも出演し、若手俳優と芝居をする日々だが「いまの若い子たちはすごくお芝居がうまい。感性も豊かでなんでも器用にこなす。私が若いころはこんなにもできたのかな……と思うことがあります」と賞賛すると「若い人との現場ではとても学ぶことが多いです」と本演劇祭でも多くのことを吸収しようと目を輝かせていた。
2023年10月04日映画『湖の女たち』が2024年5月17日(金)より全国公開される。福士蒼汰と松本まりかがW主演、原作は吉田修一、監督・脚本は大森立嗣。吉田修一原作のミステリー映画『湖の女たち』の原作は、吉田修一による同名小説。琵琶湖近くの介護施設で起きた不可解な事件をめぐる極限のミステリーだ。福士蒼汰&松本まりかW主演主演を務めるのは、福士蒼汰と松本まりか。映画やドラマなどで活躍し続ける2人が初共演となる映画『湖の女たち』で、インモラルな関係性に溺れて行く刑事と容疑者という難役に挑む。主人公・濱中圭介…福士蒼汰介護施設で起きた事件を追う西湖署の若手刑事。取り調べで出会った佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。主人公・豊田佳代…松本まりか100歳の老人が殺された事件が起きた湖畔の施設の介護士。容疑者として嫌疑をかけられる。伊佐美佑…浅野忠信ベテラン刑事で圭介の上司。真実を追求する正義感あふれる刑事であったが、過去に起きた事件の闇に囚われ、圧迫捜査も厭わず事件の容疑者を激しく追い詰める。池田由季…福地桃子週刊誌の若手記者。事件の真相を追いかけるうちに、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていく。松本郁子…財前直見佳代と同じ介護施設で働く介護士。伊佐美の強引な取り調べにより心身共に追い詰められていく。市島松江…三田佳子事件で殺された100歳の老人の謎めいた妻。池田が事件について調査していくうちにたどり着く。大森立嗣が監督・脚本監督・脚本は『星の子』『日日是好日』の大森立嗣。第35回モスクワ国際映画祭で日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞など、数々の賞に輝いた映画『さよなら渓谷』の原作者・吉田修一と再びタッグを組む。映画『湖の女たち』あらすじ事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行なっていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実。それは、我々の想像を超えた過去の闇を引き摺り出す。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とは?【作品詳細】映画『湖の女たち』公開日:2024年5月17日(金)監督:大森立嗣脚本:大森立嗣出演:福士蒼汰、松本まりか、福地桃子、近藤芳正、平田満、根岸季衣、菅原大吉、土屋希乃、北香那、大後寿々花、川面千晶、呉城久美、穂志もえか、奥野瑛太、吉岡睦雄、信太昌之、鈴木晋介、長尾卓磨、伊藤佳範、岡本智礼、泉拓磨、荒巻全紀、財前直見、三田佳子、浅野忠信■原作『湖の女たち』 文庫本情報発売日:2023年7月28日(金)著者:吉田修一出版社:新潮社定価:825円ISBN:978-4-10-128759-1
2023年05月13日吉田修一の原作小説「湖の女たち」が、福士蒼汰と松本まりかのW主演で映画化が決定。本編撮影の中盤で撮られた、禁忌と無垢の間で揺れ動き、抗い合う2人を収めたファーストビジュアルも公開された。琵琶湖近くの介護施設で、百歳の老人が不可解な死を遂げた。老人を延命させていた人工呼吸器の誤作動による事故か、それとも何者かによる殺人か。謎を追う刑事たちと介護士の女、そして過去の事件を探る記者の行方は、深淵なる湖に沈んだ恐るべき記憶にのみ込まれていく――。主演を務める2人は、今回が初共演。福士さんが事件を追う刑事・濱中圭介、松本さんが事件が起きた施設の介護士・豊田佳代。事件が袋小路に入り込むにつれ、インモラルな関係性に溺れていく刑事と容疑者という難役に挑む。原作は吉田修一氏による“現代の黙示録”とも言うべき傑作同名小説。監督・脚本は大森立嗣。第35回モスクワ国際映画祭で日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞の快挙を始め、数々の国内賞を受賞した『さよなら渓谷』のタッグが再び実現した。撮影は、昨年10月から今年2月にかけて、琵琶湖周辺を中心にオールロケによって実施、そして4月に完成。福士さんは「今まで経験したことのない役柄だったので、僕にとって非常に大きな挑戦であり、役者人生におけるターニングポイントと呼べる作品となったと自負しています」とコメント。続けて「原作や台本を読み込み、撮影に向けて準備を整えて臨みましたが、役者がすべきことは"その場の空気に身を置く"こと、思考を取っ払って感じるがままを表現することだと、改めて気付かされた現場でした」とふり返る。松本さんは「あの強烈な映画体験は、生涯この身体から離れることはないでしょう」と、その挑戦的な役どころに全身全霊で向かい合ったことへ熱のこもったコメントを寄せた。『湖の女たち』は11月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2023年05月10日福士蒼汰と松本まりかがダブル主演する映画『湖の女たち』の製作および劇場公開が決定し、ファースト・ビジュアルが解禁。併せて福士と松本、原作者の吉田修一、監督・脚本の大森立嗣の4名からコメントが到着した。原作は吉田修一氏による“現代の黙示録”とも言うべきミステリー小説『湖の女たち』。監督・脚本に『日日是好日』、『星の子』、『MOTHER マザー』の大森立嗣。第35回モスクワ国際映画祭で日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞の快挙を始め、数々の国内賞を受賞した『さよなら渓谷』のタッグが実現した。琵琶湖近くの介護施設で百歳の老人が不可解な死を遂げた。老人を延命させていた人工呼吸器の誤作動による事故か、それとも何者かによる殺人か――。謎を追う刑事たちと介護士の女、そして過去の事件を探る記者の行方は、深淵なる湖に沈んだ恐るべき記憶にのみ込まれていく……。主演は、事件を追う刑事・濱中圭介役に福士蒼汰、事件が起きた施設の介護士・豊田佳代役に松本まりか。映画やドラマなど一線で活躍し続けるふたりが初共演となる本作で挑むのは、事件が袋小路に入り込むにつれ、インモラルな関係性に溺れていく刑事と容疑者という難役。吉田修一氏はふたりに対し「何かを問いかけるような凄みが強く伝わってくる」「ふたりの姿に根源的なことまで考えさせられた」と語る。一方、福士蒼汰は撮影を振り返り、「今まで経験したことのない役柄だったので、僕にとって非常に大きな挑戦であり、役者人生におけるターニングポイントと呼べる作品となったと自負しています」、松本まりかは「あの強烈な映画体験は、生涯この身体から離れることはないでしょう」と、その挑戦的な役どころに全身全霊で向かい合ったことへ、非常に熱のこもったコメントを寄せた。なお、撮影は2022年10月から2023年2月にかけて琵琶湖周辺を中心にオールロケによって実施され、4月に完成。大森監督は「この世のケガレと生の輝きが渦巻くようなものすごい小説」、「大きな挑戦でしたが映画にしたいと熱望し、なんとか完成までこぎつけました」と語る。完成した映画について吉田修一氏は「映画を見ていたつもりが、気がつけばずっとその映画に見られていたような感覚」、「ほんの少しの勇気によって世界が変わることを、あの涙が出るほど美しい湖の風景を通して観客にそっと教えてくれる」と称賛のコメントを寄せた。■福士蒼汰コメント圭介は今まで経験したことのない役柄だったので、僕にとって非常に大きな挑戦であり、役者人生におけるターニングポイントと呼べる作品となったと自負しています。原作や台本を読み込み、撮影に向けて準備を整えて臨みましたが、役者がすべきことは"その場の空気に身を置く"こと、思考を取っ払って感じるがままを表現することだと、改めて気付かされた現場でした。大森監督が僕を原点に引き戻して下さったのだと感じています。"わかりやすさ"や"意味"を求められることが多い昨今ですが、この作品では、人間の奥底で疼く何かを感じていただきたいです。言葉だけでは説明がつかない人間という生き物を、湖の絶景と共に受け止めていただけたらと思います。■松本まりかコメント大森立嗣という人はただひたすらに私を見つめ続けました。何も語らず肯定し続けました。私は認められ解き放たれ自由であることに戸惑いました。芝居は俳優はこうあるべきとか、誰かが決めてくれた常識を鵜呑みして従い縛られ生きることに安心感を覚えていること……なんならその不自由さを求めてすらいることに気がつきました。自分は何者なのか、何がしたいのか、何がしたくてここまできたのか、自分の中に何があるのか、何もない、持たない、結局何者でもないことを突き付けられ、焦り、限界を知り、静かに壊れてゆきました。そこに至って私はようやく、自分を守る、偽るガードが崩れ、その隙から本当に美しいもの、その本質に一瞬、出会うことが出来たのです。それは私であり佳代であり、自分と役を隔てるものはなかったように思います。ラストシーン。彩りを帯びてゆく空と湖、逆光の大森組が三位一体になった夜明け。あんなにも美しい景色を見たのは初めてでした。どうしようもなく此処で生きたいと思ってしまった。「誰かを信じ切る」という監督の揺るぎない覚悟と共に、あの強烈な映画体験は、生涯この身体から離れることはないでしょう。■監督・脚本:大森立嗣コメント吉田修一さんの『湖の女たち』という小説を読みました。この世のケガレと生の輝きが渦巻くようなものすごい小説でした。沸々とした気持ちを抑えられず、大きな挑戦でしたが映画にしたいと熱望し、なんとか完成までこぎつけました。福士蒼汰と松本まりかが主演です。ふたりは本当に素晴らしい演技をしています。今は心に響く映画になったのではないかと思っていますが、どのように伝わるか緊張の中にいます。どうか皆さまに届きますように。■原作・吉田修一コメント海は眺めるものだが、湖はこちらを見つめてくる。本作を観終わって尚、ざわざわと落ち着かぬ心にそんな言葉が浮かんでくる。映画を見ていたつもりが、気がつけばずっとその映画に見られていたような感覚だった。劇中、不毛でアブノーマルな性愛に溺れていく男女を演じる福士蒼汰さんと松本まりかさんからも、その何かを問いかけるような凄みが強く伝わってくる。ふたりが重ね合わせるのは体ではなく、互いの弱さである。互いが日常生活で抱えている服従心である。では人はどのようなときに服従を選択するか。自由を奪われたときである。では自由とは何か。それは恐怖心がないということだ。とすれば、服従心というのは、恐怖心への対抗策であり、自由を希求する心であるとも言える。暗い湖に落ちていくようなふたりの姿に、そんな根源的なことまで考えさせられた。本作で描かれるのはグロテスクな事件であり、目を背けたくなるような人間の弱さである。しかしその人間の弱さこそが、物語を生み、歴史となっていくことを大森立嗣監督は伝えてくる。そしてそれでも尚、ほんの少しの勇気によって世界が変わることを、あの涙が出るほど美しい湖の風景を通して観客にそっと教えてくれる。『湖の女たち』()11月公開(C)️2023 映画「湖の女たち」製作委員会
2023年05月10日ASモナコの人気プレイヤーたちによるオフ共演昨年夏に南野拓実がASモナコに移籍し、話題になった事を覚えている方も多いことでしょう。その後、日本に向けての数々のコンテンツが展開され、 ASモナコの日本での注目度は高まるばかり。そんな中、南野拓実、ケビン・フォラント、エリオット・マタゾの3選手との「ハッピーダイストー ク」という日本人には非常に馴染みの深いトークショー形式の動画が3月29日に発表されます。「ASモナコハッピーダイストーク」スター選手の日常の姿が浮き彫りにアニメや、普段の生活など、話題は選手たちのプライベートにもおよび、緊張感ただよう試合中とは全く違う、笑いがいっぱいのリラックスした若者の表情が映し出されています。南野選手 だけではなく、他の2選手もユーモアセンスでサイコロトークにノリよく答えている様子。日本の視聴者は必ず3選手の事をこれまでよりずっと身近に感じる事でしょう。動画のURLはこちら ASモナコについてASモナコは1924年創立のフレンチチャンピオンシップの由緒あるクラブ。リーグ・アンでの8回の優勝、ナショナルカップで10回、2つのヨーロピアンカップでの優勝(チャンピオンズリーグ2004、ヨーロピアンカップウィナーズカップ1992)と言う輝かしい実績のもと、フランスのサッカー界で最も素晴らしい記録と遺産を誇る。グレース王妃によってデザインされた有名な対角線柄のジャージ、地中海に建設されたスタッド・ルイ・ドゥ、美しきプレイの伝統とT. アンリ、D. トレゼゲ、E. プティ、L.テュラム、K.ムバッペ生み出したアカデミーによる若い才能の育成は、卓越性に重きを置くクラブのユニークポイント。ASモナコは大使を務めるモナコ公国と同様、世界的に有名であり、特にソーシャルネットワーク上では2,200万人を超えるサポーターの大規模なファンコミュニティーを擁し、国際的に高い評価を得ている。AS Monaco - Site Officiel : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月29日サッカー日本代表GKの権田修一選手(清水エスパルス)が14日、静岡県静岡市のツインメッセ静岡 北館で開催された「SDGs推進 TGC しずおか 2023 by TOKYO GIRLS COLLECTION」にシークレットゲストとして出演した。FIFAワールドカップカタール2022でのビッグセーブの数々が記憶に新しい、地元静岡県に拠点を構える清水エスパルス所属の権田修一選手がTGC初登場。ガーベラの出荷量が日本一を誇り、「花の都」と呼ばれている静岡県のステージに出演した。キンギョソウを身につけて初ランウェイを飾った権田選手は、2人組YouTuber・平成フラミンゴ(NICO、RIHO)と合流し、3ショットを披露。その後のトークで「(ワールドカップ)初戦のドイツ戦よりも緊張しました。こんな長いと思わなくて。でも楽しかったです」と語った。2019年より2年連続で開催し、SDGsの推進に取り組んできた「SDGs推進 TGC しずおか」が3年ぶりに開催。今回は「輪-WA-」をテーマにファッションショーやアーティストライブを展開。手を取り合い、SDGs達成に向けて行動し連携していく“輪”を広げたいという思いが込められている。撮影:加藤千雅
2023年01月14日かつてないほどの盛り上がりを見せたW杯カタール大会。日本代表チームの活躍も凄まじく、守護神であるゴールキーパー権田選手も大活躍!日本中が感動の渦に包まれました。凱旋帰国後は数多くのTVやメディア出演で引っ張りだこですが、そんな権田選手を常に支えていたのが、mamagirl公式アンバサダーの権田裕美さんです♡ 裕美さん自身も、ヨガインストラクターやヘルシービューティーフードアドバイザーなどで活動し、健康や食事に精通、人一倍気を使っています。また、日ごろから、サッカーを頑張っている息子くんのために【食育】も実践中! 今回は、愛情と栄養たっぷりのサカママ食育レシピを紹介します♪アンバサダーにサカママ…権田裕美さんってどんな人?いつもおしゃれでかわいく、mamagirlアンバサダーとしてWEBやSNSでも大活躍の裕美さん。サッカー選手であるご主人の健康を日々気遣っていて、ヘルシービューティーフードアドバイザー、薬剤コーディネーターの資格も取得し徹底的にご主人をバックアップ。その一方でヨガの講師を務めるなど、自身もヘルシーライフを満喫しています。「食とヨガ」で肌質や体型改善を叶え、ノーファンデ生活をしているのだそうですよ。さらに、サッカーをがんばっている9歳の息子くんの体作りのためにも、食育にかなり力を入れているんです。その中から、実際のレシピをご紹介します♪練習で疲れて食欲のない日でもペロっと食べられる【タコライス】「練習がハードだったり、学校などで疲れたりして食欲のなさそうな日でも食べやすい、一皿で完結するメニューです。お野菜の写真がイラストなのは、最初に生野菜から出してそれを食べててもらうから。メインをセッティングするころには食べ終わってしまうので、よくお野菜だけ写真を撮りそびれてしまうんです(笑)。まずはそうやって生野菜で酵素を体に取り入れてもらっています。メインは生野菜と一緒に食べるタコライスで消化促進!ひき肉は合い挽きを使うことで豚肉のビタミンB1と牛肉の鉄分を同時に摂取できます。お米を雑穀米にすることで、食物繊維もばっちり。常に腸活も意識しています。 副菜のもずく酢も、腸活に◎。」 ・タコライスのレシピ<材料>(3人分)・合い挽き肉 200g・玉ねぎ 1/4・パプリカ(ピーマン) 一切れ・ベビーリーフ(サニーレタス) 適宜・ケチャップ 大さじ1・レモン汁・スパイス各小さじ1程・醤油 大さじ1・酒 大さじ1・メープルシロップ 大さじ1(なくてもOK)・塩コショウ・タバスコ<作り方>①パプリカ・玉ねぎを細かくカット。玉ねぎの半分は炒め用、半分はサルサ用に分けます②豚肉、玉ねぎを炒める。ケチャップとレモン汁以外の調味料を入れる。③サルサソースを作る。玉ねぎ・パプリカ・ケチャップ・レモン汁を全て混ぜ合わせる。 (大人はお好みでタバスコを入れてもOK)④お米に全て盛り付けたら完成!たくさん運動する日に食べたいメニュー!【レバニラ】「体を動かしてたくさん汗をかくと、ミネラルが体から流れ出てしまっています。そんなときは、補血作用のある【レバニラ】が最適!汗から流れ出てしまう鉄分・亜鉛を補うためにも、レバーを使います。レバーはより鉄分を含む豚レバーをチョイス。また鯖には血流をよくして胃腸を丈夫にし、体力をつける効果があります。このときはご飯が進む味噌煮にしました。定番料理でも、熱に強いココナッツオイルを使うのが私流のこだわりですかね。ココナッツオイルには、脂肪燃焼、免疫力アップ、抗菌作用など、たくさんの効果があるからおすすめ。」 ・レバニラのレシピ<材料>(3人分)・豚レバー230g・ニラ1袋・もやし1袋・ニンニク1片・オリーブオイル 小さじ1A・オイスターソース大さじ1・鶏ガラススープの素・塩コショウ <作り方>①豚レバーをカットしたら、水にさらして下処理をする②オイルとニンニクスライスを香るまでフライパンで熱する③レバーを入れ塩コショウで下味をつける④お肉に火が通ってきたから、野菜・Aの調味料を入れ混ぜ合わせる。⑤最後にごま油を追いがけして香りをつけたら完成成長期に欠かせないタンパク質をがっつり摂取!【手羽元焼き】「今息子はまさにゴールデンエイジに突入したところ。体もどんどんできてきて、運動量も激しくなってきました。そんな成長期に欠かせない栄養素の一つ、たんぱく質を、手羽元でおいしく手軽にとれるメニューです。グリルで焼くから時短になるし、余計な油も落ちて一石二鳥です♪また、副菜としておいたタコに含まれるタウリンで、疲労回復効果にも期待! スーパーフードのキヌア入りご飯や、腸をきれいにする作用がある寒天入りお味噌汁で、この日も腸活を意識したレシピに。」・手羽元のグリル焼き<材料>(3人分)・手羽元肉6本・塩コショウ適宜<作り方>①手羽元は塩コショウで下味をつける②①で味をつけた手羽元を魚焼きグリルで焼くだけ♪今日から真似できる!愛情いっぱいの簡単食育メニューアスリート妻であり、サカママでもある権田裕美さんの食育レシピはいかがでしたか? アスリートでなくても、子どもは日々ぐんぐん成長しているから、食から体作りを考えてあげられるといいですね♪裕美さんのインスタグラムは、自身のプライベートのことを投稿するアカウントと、【「食育」をテーマに、誰でも作れる時短レシピ】を投稿している料理アカウントの2つがあるから、ぜひ毎日の献立の参考に覗いてみて♡▼権田さんのプライベートのアカウントはこちら▼権田さんの料理アカウントはこちらあわせて読みたい🌈サッカー日本代表の守護神!権田選手の妻・裕美さん「ただただ尊敬」スタジアムから感動綴る
2022年12月29日プロサッカー選手の南野拓実が出演する、「HYPER ZONe」「ZONe Ver.3.0.0」の新CM「史上最強ゾーン誕生。MINAMINO in the ZONe」編が1日より放送される。新CMは、 サッカーピッチに現れた巨大な砂の魔物に、南野が立ち向かうストーリー。10番を背負い、「HYPER ZONe」を飲んだ南野の目にはZONe EYEが灯り、その体は青い炎のような光に包まれる。ゾーン状態に入ったまま、行く手を阻む砂の魔物たちを抜き去り、ピッチを縦横無尽に駆ける南野。砂の魔人の鋭いスライディングをいとも簡単にかわし、巨大な砂の魔物が立ちはだかるゴールに向かって「自分の限界を超えられるか」と、強烈なシュートを放ち、砂の魔物ごと吹き飛ばした先には、ブラックホールをモチーフにしたデザインの「HYPRE ZONe」が登場する。○■南野拓実 インタビュー――今回のCM撮影の感想は?こういったCM撮影は初めてだったんですが、自分がプレイしている映像では、いつも通りサッカーを楽しむ感覚でできました。見どころは最後のシュートのシーンですかね。あれはCGではなく、本当に自分が打っているので(笑)。というのは冗談ですけど、かっこいいシーンになっていると思います。――「HYPER ZONe」はどんなときに飲みたいですか?戦う前のタイミングで自分のスイッチを入れるために飲みたいですね。僕だけでなく、試合前にチームメイト全員に飲んでもらいたい。ロッカールームで顔を見て、集中していなさそうな選手に渡したいですね(笑)。――ゾーンに入っているとき、景色やキックの感覚は変わりますか?良いプレイができているときは、サッカーを楽しむ感覚が常にあり、次のプレイで自分が何をするかというのが自然と湧き上がってくるような状態です。ゾーンに入っていたら、シュートまでのイメージがよりスムーズになるし、打った瞬間に入ったと分かります。研ぎ澄まされているんだと思うんですが、その瞬間をすごくゆっくりに感じることもあれば、無意識にシュートするモーションになっていて、気付いたらゴールが決まっているという感覚もありますね。クラブチームだったら、ザルツブルク時代のリバプール戦の時にゾーンに入っていました。
2022年11月01日日本中の誰もが知るあの“さかなクン”の半生を、主演・のん×監督・沖田修一でユーモアたっぷりに描く、沖田作品の集大成とも言える映画『さかなのこ』が、9月1日(木)より公開される。このたび、総勢13名のキャラクター動画の第一弾が到着した。原作はさかなクン初の自叙伝『さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜』(講談社刊)。子供の頃からお魚が大好きだったさかなクンが、たくさんの出会いの中でやがて“さかなクン”になるまでを描いた原作を、劇作家や映画監督でもある前田司郎が、フィクションも織り交ぜながら沖田監督と共にシナリオとして大胆にアレンジ。前田と沖田監督は『横道世之介』以来のタッグとなる。主演を務めるのは、のん。子供のように天真爛漫で好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公“ミー坊”を、性別の垣根を越え生命力いっぱいに演じた。原作者のさかなクンも“ギョギョおじさん”として出演している。このたび到着したのは、おさかな大好きなミー坊が出会う、沢山のバラエティ豊かなキャラクターたち、総勢13名のキャラクター動画を一挙に集めた特別動画。今回の第一弾には、ミー坊と出会うことで人生に少なからず影響を受けることになる、幼なじみやヤンキーなど重要なキャラが登場する。捌いたお魚を剥製にして勉強机に入れていることから、ヤンキーたちに“サカナ野郎”と恐れられる主人公ミー坊役ののんから、動画はスタート。ほかに、“狂犬”と恐れられる強面の不良になったもののミー坊との仲睦まじい過去がバレそうになり内心焦る心優しい幼なじみ・ヒヨ役の柳楽優弥。職場で偶然居合わせたミー坊に幼少期のあだ名で呼ばれ困惑する幼なじみのシングルマザー・モモコ役の夏帆。お魚をバタフライナイフでシメるミー坊に気圧されるツッパリ頭・総長役の磯村勇斗。独特の世界観でミー坊にケンカをふっかけるも結局良いように転がされてしまう総長のライバル不良・“カミソリ籾”役の岡山天音。お刺身の味についてミー坊とシュールな掛け合いを披露する、磯村演じる不良・総長とつるむパンチパーマの田村役の前原滉が続々と登場し、シュールな場面に思わずクスっと笑ってしまうユーモアと、優しさを感じさせてくれる。沖田ワールド全開の魅力的な登場人物たちが、ミー坊の人生にどのように関わり影響が拡がっていくのか楽しみになる1本となっている。『さかなのこ』9月1日(木)より公開
2022年08月18日さかなクンの人生を映画化する『さかなのこ』が、2022年9月1日(木)に公開。主演はのん、監督は沖田修一。“さかなクン”の半生を沖田修一監督で映画化映画『さかなのこ』は、さかなクン初の自叙伝『さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜』を原作とする物語。『南極料理人』『横道世之介』『子供はわかってあげない』などを手掛けてきた沖田修一監督の最新作だ。脚本は、沖田修一とは『横道世之介』以来のタッグとなる、劇作家・映画監督の前田司郎。子供の頃からお魚が大好きだったさかなクンが、たくさんの出会いの中でやがて“さかなクン”になるまでを、フィクションも織り交ぜつつ、温かくユーモアたっぷりに描く。主演のんが“さかなクン”役主演を務めるのはのん。自ら脚本・監督・主演を果たした映画『Ribbon』が公開になるなど、幅広い表現活動を続けるのんが、さかなクン役をのびのびと演じきる。■主人公・ミー坊子供のように天真爛漫で好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公。魚が大好きで、後にさかなクンとなる。柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗など豪華キャストまた、ミー坊を演じるのんの脇を固める豪華キャストが集結。柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、岡山天音、三宅弘城、井川遥と、個性豊かな面々が勢揃いしている。・ヒヨ(柳楽優弥)…“狂犬”の異名を持つ強面の不良でありながら、いつもミー坊のことを気に掛ける心優しい幼馴染。・モモコ(夏帆)…幼馴染のミー坊とひょんなことから再会し、同じ屋根の下で暮らすことになるシングルマザー。・総長(磯村勇斗)…ツッパリ頭が特徴の総長。ある出来事からミー坊との“おさかな好き”という意外な共通点によって絆を深めることになる。ミー坊の純粋さを前にヤンキーとしてのペースを乱し、ワルぶることが出来なくなってしまうなど実は優しい一面も。・籾山(岡山天音)…ミー坊との出会いによってお魚の魅力に目覚める不良。通称“カミソリ籾”。・ジロウ(三宅弘城)…お魚に夢中で周りの子どもとちょっと違うミー坊を心配する父。・ミチコ(井川遥)…ミー坊を心配するよりもむしろ、信じて応援し続ける母。・「海人」の店長(宇野祥平)…ミー坊が上京後に通う行きつけのおさかなショップ「海人」の店長。・ツッパリの一員(前原滉)…不良・総長とつるんでいるツッパリ。・大人になったヒヨの恋人(島崎遥香)・歯科医(豊原功補)…同級生・モモコの紹介でミー坊が出会う、「お客さまにワンダーを提供したい」が口癖の怪しげな歯科医。・水族館の飼育員(賀屋壮也〈かが屋〉)…ミー坊が実習にいく水族館の先輩飼育員。・番組MCとアシスタント(長谷川忍〈シソンヌ〉、朝倉あき)…ミー坊が驚きの出演を果たす番組のMCとアシスタント。・ギョギョおじさん(さかなクン)... ミー坊のモデルとなったさかなクンが、お魚が大好きな謎の人物 として映画初出演。ミー坊の将来を決定づけ、後々大事件を起こしてしまう重要な役どころ。・鈴木先生(鈴木拓)...ミー坊をあたたかく支え、お魚博士への道を大きく開くきっかけを作ることになる先生。さかなクンの中学・高校の同級生であり親友であるドランクドラゴンの鈴木拓が、さかなクン&鈴木拓自身の恩師役を演じる。・ミー坊の幼少期(西村瑞季)…おさかなが大好きでたまらない小学生のミー坊。・ヒヨの幼少期(中須翔真)・モモコの幼少期(増田光桜)・ミー坊の兄・スミオ(田野井健)主題歌はCHAIの新曲「夢のはなし」主題歌は、映画『さかなのこ』のためにCHAI(チャイ)が書き下ろした新曲「夢のはなし」。ミー坊の人生を表現した、ポップでキラキラとした優しい一曲に仕上がっている。映画『さかなのこ』あらすじふつうってなに? どんなときも大好きなお魚だけを追い続けた子は、 いつしか“さかなクン”になっていました。お魚が大好きな小学生“ミー坊”は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。お魚を、毎日見つめて、毎日描いて、毎日食べて。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、母親はそんなミー坊を温かく見守り、心配するよりもむしろその背中を押し続けるのだった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、町の不良ともなぜか仲良し、まるで何かの主人公のようにいつの間にか中心にいる。やがて1人暮らしを始めたミー坊は、思いがけない出会いや再会の中で、たくさんの人に愛されながら、ミー坊だけが進むことのできるただ一つの道にまっすぐに飛び込んで行くーー。【詳細】映画『さかなのこ』公開日:2022年9月1日(木) TOHO シネマズ 日比谷 ほかにて全国ロードショー出演:のん、柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、岡山天音、西村瑞季、宇野祥平、前原滉、鈴木拓、島崎遥香、賀屋壮也、朝倉あき、長谷川忍、豊原功補、さかなクン、三宅弘城、井川遥原作:さかなクン「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」(講談社刊)監督・脚本:沖田修一脚本:前田司郎
2022年03月11日さかなクンの半生を描く、沖田修一監督最新作『さかなのこ』の公開が決定。主演はのんが務める。お魚が大好きな小学生“ミー坊”は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。お魚を、毎日見つめて、毎日描いて、毎日食べて。ほかの子どもと少し違うことを心配する父親とは対照的に、母親はそんなミー坊を温かく見守り、心配するよりもむしろその背中を押し続けるのだった。高校生になり、相変わらずお魚に夢中のミー坊は、町の不良ともなぜか仲良し、まるで何かの主人公のようにいつの間にか中心にいる。やがて1人暮らしを始めたミー坊は、思いがけない出会いや再会の中で、たくさんの人に愛されながら、ミー坊だけが進むことのできるただ一つの道にまっすぐに飛び込んで行く――。本作は、子どもの頃からお魚が大好きだったさかなクンが、たくさんの出会いの中でやがて“さかなクン”になるまでが書かれている、さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~」を基に、劇作家や映画監督でもある前田司郎が、フィクションも織り交ぜながら、沖田監督と共にシナリオとして大胆にアレンジ。沖田監督は「これは、さかなクンの映画であって、さかなクンの映画ではありません。何かを猛烈に好きになった人の映画です」と説明し、さかなクンは「ギョギョッと!感動が大漁の“さかなのこ”がうまれました。この誕生を、さかなクンもキャストの皆さまとギョ制作チームの皆さまと共に、ものすっギョーく心待ちしていました!人とお魚の優しさが詰まった映画でギョざいます」とコメントしている。そして主演・のんさんは、子どものように天真爛漫で、好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公“ミー坊”を性別の垣根を越え、生命力いっぱいに演じる。のんさんは「私がさかなクンの役をやれるなんて、これは凄い事件なんじゃないかな?と思っています。衣装合わせをして撮影現場に入り、これはセンセーショナルなキャスティングではなく、誠実な気持ちでこの役を私に託してくれたんだと感じました。素晴らしい映画ができました。早く皆様に観ていただきたいです」と語っている。『さかなのこ』は夏、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:さかなのこ 2022年夏、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2022年03月08日南野陽子が、16年ぶりの新曲「空を見上げて」「大切な人」を含むベストアルバム『Four Seasons NANNO Selection』を本日12月8日にリリースした。1980年代にアイドルとして活動し、現在は女優としてドラマや舞台で活躍している南野。今作は四季をテーマに本人が選曲した、季節感に溢れた南野の新たな魅力を引き出した作品で、ジャケットや歌詞ブックレットにも南野のビジュアルが満載となっている。また待望の新曲「空を見上げて」「大切な人」は、南野との信頼関係も強い日本歌謡界の巨匠・萩田光雄がサウンドプロデュースを手がけている。また『Four Seasons NANNO Selection』発売にあたり、南野本人からのコメントが届いている。■南野陽子 コメント詞や音から季節や物語を感じていただけるように、色彩感豊かにお気に入り曲を36曲、集めてみました。当時の私の楽曲を知らなくても楽しんでいただける内容だと思います。皆さまに青春時代のその頃、その刻を懐かしんでいただきたいです。そして、南野陽子ワールドには欠かせない萩田光雄さんに、久々の新曲2曲をプロデュースして頂きました!こちらもぜひ聴いて下さい。<リリース情報>南野陽子 ベストアルバム『Four Seasons NANNO Selection』2021年12月8日(水) リリース価格:3,600円(税込)南野陽子『Four Seasons NANNO Selection』初回仕様(三方背スリーブケース)南野陽子『Four Seasons NANNO Selection』ジャケット※CD2枚組 / 34曲収録 / 高品質Blu-spec CD2規格※初回仕様は、CDケース本体のジャケット写真とは違うビジュアルの三方背スリーブケースに収納※南野陽子セルフライナー付『Four Seasons NANNO Selection』特設サイト:
2021年12月08日漫画雑誌『モーニング』にて連載された同名コミックを、ヒロインをドラマ『義母と娘のブルース』の上白石萌歌、相手役にドラマ『ドラゴン桜』の細田佳央太を迎えて、『横道世之介』の沖田修一監督が映画化した青春ムービー『子供はわかってあげない』が公開となった。細田演じる書道部男子・もじくんの、探偵業をしている(?)兄の明ちゃんを演じたのは、近年では音楽番組のMCも務めるなど、活躍の場を広げる俳優・千葉雄大。沖田監督とは『モヒカン故郷に帰る』(16年)でも組んだ仲だ。沖田監督、千葉のふたりに、本作を振り返ってもらった。再タッグについて話すうち、かつて沖田監督が酔っぱらって千葉に「オレの作品に出ろ!」と言い放ったというエピソードも登場した。○■『モヒカン故郷に帰る』以来のタッグ――沖田監督と千葉さんは『モヒカン故郷に帰る』以来のお仕事ですが、今回、もじくんのお兄ちゃんである明ちゃんをなぜ千葉さんにお願いしたのですか?沖田:『モヒカン~』に出てもらって、一緒に仕事をしてとても楽しかったこともあり、また一緒に仕事をしたいと思っていたところ、明ちゃんを千葉くんがやったら面白いんじゃないかと浮かびまして。迷いなく声をかけました。外見ですとか、すごく女性に寄せているわけでもないのに、「お兄ちゃんなんだけど見た目は女の人」という結構難しい役なのですが、千葉くんのもともと持っている柔らかさがうまく出たお兄ちゃんになってくれたと思います。――千葉さんは今回の出演に際して何を思いましたか?千葉:『モヒカン~』に出させていただく前から沖田監督の作品はすごく好きで拝見していました。それが『モヒカン~』に出させていただいて、また今回、呼んでいただけた。すごく嬉しかったです。明ちゃんのような役は結構デフォルメされることもありますが、脚本を読んで、自然な感じで描かれていていいなと思いましたし、作品の世界観に溶け込めればいいなと思いました。実際に演じるとなると難しかったですが、自分でバランスを考えつつ、やりすぎると監督がおっしゃってくださるので、安心してできましたし、最初のシーンで、監督が「ぽい」とおっしゃってくださったので嬉しかったです。――また新たな作品でも呼んでください! という感じですか?千葉:そんなおこがましい。ただ、何かこの役を僕にやってもらいたいと思ってもらえるなら、それはすごく嬉しいです。沖田:昔、酔っぱらって「オレの作品に出ろ!」みたいなことを言っちゃったことがあるよね。千葉:『モヒカン~』のときですね。沖田:いまだかつて、そんなことをしたことはないのですが、舞台挨拶で地方に行ったときに、酔っぱらって「オレの作品に出ろ。オレに任せとけ!」みたいなことを言ったみたいで……。実は全く記憶がなくて。あとで聞いて千葉くんにもう会えないと思うくらい恥ずかしくて、後ろめたい気持ちでいたんです。それで今回久しぶりに会ったときに「あのときのこと、覚えてる?」と聞いたら、「もちろん。それで呼んでいただいたのかと思ってました」って(苦笑)千葉:結構、忘れないタイプなので(笑)○■兄弟役を演じた細田佳央太のことは、好きになれたことが大きかった――本作は2019年の撮影ですから、ドラマ『小さな神たちの祭り』とあわせて、千葉さんは細田さんと、同年に2作で兄弟役を演じられたことになりますね。千葉:そうなんです。こちらの撮影が先で、そのあと夏の終わりくらいに『小さな神たちの祭り』を撮りました。世に出る順番は逆になりましたが。――細田さんとはどんなコミュニケーションを?千葉:別に先輩としてふるまうなんてこともできないので、撮影の合間とかに、たとえばプールサイドのシーンなどで、「普段は何してるの?」「暑いねぇ」「こういう風に撮影するんだねぇ」とか、普通に話してました。沖田:あはは。優しい。千葉:言い方が難しいですけど、細田くんくらいの年代の子って、ギラギラしてる人も多いと思うのですが、そういうのがあまりなくて、すごく自然な子だなと、「好きだな」と思いました。兄弟役を演じるうえで何かあえてしたというより、好きになれたのが一番大きかったです。○■上白石へのヒントにと、監督自ら泣いている姿を自撮り――序盤のシーンで、美波が、劇中アニメの『魔法左官少女バッファローKOTEKO』を観て感動して泣いています。そこの演出として、監督自身が映画を観て号泣している姿を自分で撮った動画を、上白石さんに渡したと聞きました。「感動して泣いているというのはこういうことだ」と。千葉:えー! 観たい。沖田:まだ残ってますよ(笑)。たまたま『ブリグズビー・ベア』という映画を観ていて、まさか泣くとは思っていなかったんですけど、最後めちゃくちゃ感動しちゃって、久しぶりにボロ泣きしまして。「あ、これ今、撮らなきゃ!」と。――ええ!沖田:すごく感動してるんですけど、感動している自分と意識が分断している自分もいて、片手でスマホを持ってRECを押してました。上白石さんへのヒントとして「何かを観て泣いている姿のリアルが撮れる!」と思って撮影したんです。それで上白石さんに最初に会ったときに、「これ」と見せたら、爆笑してました。千葉:あはは! すごいけど面白いです。――千葉さんが演じた明ちゃんも涙もろい役ですが、千葉さんが、自分でも引くくらいに泣いた映画などはありますか?千葉:僕、『レ・ミゼラブル』が大好きなんです。映画も好きですが、舞台が特に好きで、毎回泣きます。今年も行ってマスクびちょびちょにしながら号泣しました。何年も観ていると感動するところが変わってきて、ファンテーヌに思いを馳せて泣いているときもあったんですが、今回はジャベールになって泣きました。○■千葉が「ゆう」から「オレ」に変わった瞬間――千葉さんに質問です。本編でもじくんが「僕からオレに変わる瞬間」があります。千葉さんが僕からオレに変わった瞬間、大人になったと感じたときを覚えていますか?千葉:僕、子どものころ自分のことを「ゆう」って呼んでたんです。あるとき、友達と公園で遊んでいたら、弟が「お兄ちゃん、ママが呼んでるよ」と呼びに来たんです。そのとき「え、お前のとこ、ママって呼んでるの?」と言われまして、「なんで言うんだよ!」と弟と大喧嘩になりました。そこからお母さんと呼ぶようになったし、「ゆう」からオレになりました。――それってまだ小さい頃のときのお話ですよね?千葉:小学校高学年のときですかね。他者を気にし始めてたんですかねぇ。あ、でもそういうことじゃないですよね。実際にオレと言い始めた瞬間じゃなくて、大人になったと感じたという、マインド的な問題ですよね(苦笑)。ひとりの人間として変わってきたのは……、一人暮らしを始めてからですかね。沖田:まとまりかけてたから、最初のでいいよ(笑)○■1年の延期を経ての公開に――美波やもじくんの成長が爽やかな作品ですが、出来上がった作品を観て、千葉さんが惹かれたところは?千葉:自分のところはどうしても、落ち着いて観られませんね。――完成から時間が経ってもですか?千葉:今回また観たんですが、「うちの兄ちゃん、探偵だよ」ともじくんが言った瞬間から、「あ、このあとから出てくる」と思ってお腹が痛くなりました(苦笑)。でも作品としては最初に観たときから本当に好きだと思えたので、自分でもびっくりするくらい「この作品、絶対観て!」と言いふらしてます。沖田:言って、言って!(笑)千葉:萌歌ちゃんと細田くんはもともとご活躍されていますが、自分もイチ観客として観たときに、この作品でさらにファンになって、応援したくなりました。そのこともすごく良かったです。――新型コロナウイルスの影響から、1年の延期を経ての公開になりました。監督、最後にひと言お願いします。沖田:すごく楽しい作品ができたなと思って、早く観てもらいたかったのですが、延期になって正直ちょっと悔しい思いもありました。でも一番いい時期に公開してくれると信じていました。夏に観るべき映画だと思うので、これで良かったと思っています。きっと誰かが好きになってくれるんじゃないかと、期待しながらドキドキしています。よろしくお願いします。沖田修一1977年、愛知県生まれ、埼玉県出身。2001年、日本大学芸術学部映画学科卒業。翌年、短編『鍋と友達』が第7回水戸短編映像祭にてグランプリを受賞し、2006年、初の長編映画『このすばらしきせかい』を手掛ける。商業映画デビューとなった『南極料理人』(09年)が大ヒットし、同時に高い評価も受ける。『キツツキと雨』(12年)、『横道世之介』(13年)をはじめ、国内のみならず、海外でも評価されている日本映画をけん引する監督のひとり。その他監督作に『滝を見にいく』(14年)、『モヒカン故郷に帰る』(16年)、『モリのいる場所』(18年)、『おらおらでひとりいぐも』(20年)。千葉雄大1989年3月9日生まれ。宮城県出身。2010年『天装戦隊ゴセイジャー』のアラタ / ゴセイレッド役にて俳優デビューを果たす。主な出演作に『モヒカン故郷に帰る』『殿、利息でござる!』(16年)、『帝一の國』(17年)、『スマホを落としただけなのに』シリーズ(18年、20年)など。『ピーターラビット』シリーズ(18年、21年)では日本語吹き替え版のボイスキャストを担当。また高い人気を獲得した『いいね! 光源氏くん』(20年)や舞台『ポーの一族』(21年)など、幅広いジャンルと役柄を演じられる実力派としてドラマ、映画、舞台で活躍。近年はバラエティ番組や音楽番組のMCでも存在感を示している。
2021年08月22日広瀬すず、櫻井翔、江口洋介らが出演する現在放送中のドラマ「ネメシス」に南野陽子の出演が決定した。本作は、広瀬さん演じる天才助手・美神アンナと、櫻井さん演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決していくミステリードラマ。第5話まで放送された本作。アンナの父・美神始(仲村トオル)失踪の謎、20年前の事件の真相に近づいていくネメシスだが、黒幕まであと一歩と迫る中、大きな問題が立ち塞がる。そこで、風真のかつての師匠である怪しげなマジシャンの力を借りることになるのだが、そんな元凄腕詐欺師にして現在はマジシャンという異色な経歴を持つ美しきコンフィデンスマン・緋邑晶を南野さんが演じる。中華街を根城とする緋邑は、人を欺くのはお手のもの。風真をポンコツ扱い、アンナをお嬢とあしらう緋邑がチームネメシスを救う…?南野さんは「マジックを実際にするシーンもあり、カードや角砂糖、花札を使ったものが出てくるんですけど、私はあまり器用な方ではないので、おうちでとりあえず100回は練習しようと気合いを入れましたね」と語り、「7話から見始めてもまだまだ間に合うので『ネメシス』をたくさんの方に楽しんでもらえたら嬉しいです。これからの展開を見逃さないでください!」とメッセージを寄せている。また、緋邑が登場する7話以降には、彼女だけではなくスピード狂の医者・上原黄以子(大島優子)のドライビングテクニックや、道具屋・星(上田竜也)の秘密道具、天才的頭脳を持つアンナの親友・四葉朋美(橋本環奈)のひらめき、AI開発者の姫川烝位(奥平大兼)の捜査力に、アクロバティックな料理人・リュウ楊一(加藤諒)のアクションも大活躍。さらに、7話のラストで驚愕の真実が。これまでの物語の全てが伏線になっており、探偵事務所ネメシスが追う事件の真相が明かされていく。「ネメシス」は毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年05月10日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)に対して、原作者の吉田修一がコメントを寄せた。同作は吉田修一による同名小説の実写映画化作。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。原作シリーズの人気を支える大きな魅力の一つが、吉田が紡ぎだす繊細な心情描写。羽住英一郎監督も「自分自身が惚れ込んだ小説の映画化だったので、プレッシャーよりも幸福感の方が勝っていました」と、喜びを語っている。1997年に『最後の息子』でデビューし、同作で第84回文學界新人賞を受賞すると、2002年には『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川龍之介賞を同時期に受賞し大きな話題となった吉田は、『悪人』『怒り』など映画化された作品でも多くの観客の心を惹きつけ、現在は世界各国で作品が翻訳出版されるなど、日本を代表する小説家となっている。これまで繊細な心情描写を描く作品が多かった中、今回アクション要素を大きく加えた本作を執筆するにあたっては「言葉ではなく、身体で何をどこまで語れるのかを意識して書きました」と振り返る。完成された映画については「とにかく贅沢で豪華でスケールの大きな映画だと思いました。若い頃に心を躍らせて、ハリウッドの超大作映画を見に行っていた時の気分が蘇りました」と絶賛。藤原&竹内によるバディについても「とにかくカッコいい。まるでダンスシーンを見ているようなアクションなど、見ていて惚れ惚れしましたし、藤原さん自身が持っている運の強さのようなものと、竹内さんが持っている時代性が見事にスクリーンに映し出されていると思います」と魅力を表す。撮影現場の見学にも行ったというが「とにかく苛酷なアクションシーンの連続でしたので、自分が書いたばっかりに……と、少し申し訳ない気持ちになりました(笑)」と原作者ならではの感想も。「執筆中には、まさかこんな激しいアクションをスタントなしで演じてくれる俳優さんがいるとは思ってもいませんでしたし、まさかここまで壮大な世界観を再現して頂けるとも思っていませんでした。とにかくスタッフキャストの皆さんに心から敬意を表したいです」と語る。さらに映画公開を待ち望んでいる人々に向けては「残念ながらこういう時世でもありますので、ほんのひと時だけでも窮屈な日常を忘れて、多くの方に華やかな映画の世界を楽しんでいただければと思います」とエールを送った。
2021年02月17日ほろ苦くも温かい人間ドラマや独特の笑いのセンスが光る世界観で、多くの映画ファンの心を鷲掴みにしてきた沖田修一監督。今回、常に新作が待ち望まれる沖田監督が初めて人気漫画原作の実写化に挑んだ最新作『子供はわかってあげない』に合わせ、南極基地内の隊員たちの生活をコミカルに描いた『南極料理人』や、お人好しすぎる青年の愛おしい日々を描いた青春群像劇『横道世之介』、無骨な木こりと気弱な映画監督の交流を描いた『キツツキと雨』と、“おうち時間”を満喫できる<沖田ワールド>の作品をピックアップした。個性豊かな隊員のコミカルな日常と“おいしいご飯”『南極料理人』(Huluほかで配信中)実際に南極観測隊に参加した西村淳によるエッセイ「面白南極料理人」を実写映画化した本作。ペンギンやアザラシはおろか、ウィルスさえ生存できない極寒の地、南極ドームふじ基地に派遣された観測隊員8名。そのうちのひとり、料理人の西村(堺雅人)は食事以外楽しみがない彼らのために、日々腕をふるい、ときに贅沢な食材を使い、娯楽の少ない彼らをもてなしていく。過酷な状況下で繰り広げられる、ひと癖もふた癖もある個性派隊員たちのコミカルなやり取りにクスッとさせられることはもちろん、喧嘩をしながらもゆっくりと絆を深めていく彼らの“隔離生活”は、沈んだ心もおのずと明るくしてくれるはず。また、伊勢エビフライや夜食のラーメン、いくらのおにぎり、具だくさんの豚汁など、劇中で次々に登場する豪華なご飯も必見!60歳の木こり×25歳の新人監督が意気投合?2人のふれあいに心癒される『キツツキと雨』(Netflixで配信中)舞台は、人里離れた山あいの村。地元の木こり・克彦(役所広司)は、ゾンビ映画の撮影にやってきた新人監督・幸一(小栗旬)と出会い、ひょんなことから映画のことなど何も知らないまま、映画作りの手伝いをすることに。最初は距離を感じていたふたりが、次第に良い影響を与え合い、心を通わせていくさまを映し出した本作。劇中では、あれよあれよという間に克彦が幸一の映画に出演することになり、愛らしい“ゾンビ演技”を披露。演じる役所さんの怪演(!?)はもちろん、絶妙なユーモアを交えながら描かれる、異色のふたりのふれあいや、緩やかに流れる山村の優しい空気には、思わず心が癒されてしまうこと間違いなし!どこまでもお人好しな世之介が愛おしい!切なくも温かい“大切な思い出”に涙があふれる『横道世之介』(Netflixほかで配信中)吉田修一による同名青春小説を映画化した本作。頼みごとは断れないお人好し・横道世之介(高良健吾)は、大学進学のために上京したばかりの18歳。お調子者の倉持(池松壮亮)を始め、女性に興味を持てずにいる加藤(綾野剛)、大人の魅力を漂わせる千春(伊藤歩)、一方的に世之介へ想いを寄せるお嬢様の祥子(吉高由里子)など、様々な人々と出会いながら、持ち前の明るさで周囲を幸せにしていく――。どこまでも純粋でまっすぐで、ちょっぴり図々しいけど憎めない不思議な魅力を持ち合せる世之介。そんな彼を取り巻く人々との、切ないけれど温かく、かけがえのない大切な思い出に、きっとラストは涙があふれてしまうはず。どこか懐かしくも新しい“宝箱のような夏休み”。いっぱい笑って、ほろりと泣ける青春映画『子供はわかってあげない』(6月26日公開)「マンガ大賞2015」や数々の漫画賞を受賞し、「モーニング」連載時から話題沸騰だった田島列島の傑作コミックが実写映画化。主演を務めるのは、「義母と娘のブルース」「いだてん~東京オリムピック噺~」で注目を集め、瑞々しい魅力と確かな演技力で引っぱりだこの上白石萌歌。相手役には、超新人ながら石井裕也監督作『町田くんの世界』主演に大抜擢された細田佳央太。さらに人間模様を鮮やかに彩るキャストには、豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴、古舘寛治など、実力派の名優陣が大集結し、物語をカラフルに広げる。高校2年の水泳部女子・美波(上白石さん)は、書道部男子のもじくん(細田さん)との運命的な出会いをきっかけに、幼い頃に別れた父親の居場所を探しあてる。何やら怪しげな父・友充(豊川さん)にとまどいながらも、海辺の町でいっしょに過ごすが…。心地よい海風。爽やかに鳴る風鈴に、超能力!?お気楽だけど、けっこう怒濤の展開が待ち受ける。本作で描かれるのは、主人公・美波とシャイで素朴な青年・もじくんとの甘酸っぱすぎ初恋や、“元教祖(?)”の実の父・友充、ジェンダーレスな雰囲気を漂わせるもじくんの兄・明大など、ちょっぴり“ワケあり”でステキな人々との“普通じゃない”夏休み。初めて漫画原作の実写化に挑んだ沖田監督は、原作・田島列島の甘酸っぱすぎる新感覚ボーイミーツガールを見事に表現しつつも、子どもと大人の狭間で揺れ動く高校生、そして大人たちの気持ちをゆるやかにやさしく描く。美波の感情が高まった告白シーンは、監督の新境地シーンとしても必見。いっぱい笑って“ほろり”とする、懐かしくも新しい青春映画の傑作が誕生した。『子供はわかってあげない』は6月26日(金)よりテアトル新宿・イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会横道世之介 2013年2月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2013「横道世之介」製作委員会子供はわかってあげない 2020年6月26日よりテアトル新宿・イオンシネマほか全国にて公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社
2020年04月25日映画『太陽は動かない』が、2021年3月5日(金)より公開。藤原竜也×竹内涼真が初タッグを組む。“映像化は不可能”といわれた、吉田修一の小説が実写化『怒り』『悪人』など、ヒット作を生み出し続ける人気小説家・吉田修一。映画『太陽は動かない』は、そんな吉田が描く通称“鷹野一彦”シリーズ3部作の中の「太陽は動かない」「森は知っている」2編をベースに構築。世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから映像化は不可能と言われた巨編が、『海猿』や『MOZU』シリーズを手掛けた羽住英一郎監督によって実写化される。東欧ブルガリアで、壮絶なアクションシーン&冒頭映像も撮影は、日本国内に加え、東欧ブルガリアにて約1ヶ月にも及ぶ海外ロケを実施。市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、超異例づくしの大規模な撮影が行われた。解禁された映画冒頭映像は、、東欧ブルガリアの古いアパートに監禁されている同僚エージェント・⼭下(市原隼⼈)を救出するシーンから幕開け。監督の強い希望により、キャスト自らがスタントマンなしで、壮絶なアクションシーンを繰り広げる、息付く間もない圧倒的スケールを伺うことができる。ストーリー心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野と相棒の田岡。24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦が始まる。誰が敵か味方が分からない極限の状況の中、2人の心臓爆破のリミットは迫っていた―。24時間ごとにリセットされる、極限のタイムリミット・エンターテイメントが幕を開ける!藤原竜也×竹内涼真の豪華タッグ主演は、『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』『Diner ダイナー』でも主演を演じた藤原竜也。これまで数々の難役をこなしてきた彼が、本作では心臓に小型爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫るという、極限まで追い詰められた男・鷹野一彦を演じる。また、藤原演じる鷹野一彦の後輩であり相棒にあたる田岡亮一役は、『センセイ君主』の竹内涼真が担当。本格的なアクションは初めてだという竹内だが、現場では陸橋から飛び降りるワイヤーアクションや、激しい肉弾戦にも体当たりで挑戦する。鷹野一彦(藤原竜也)藤原竜也演じる鷹野一彦は、謎の組織・AN通信のエージェントであり、心臓に爆弾を埋め込まれている。24時間ごとの定期連絡を怠ると爆死する。田岡亮一(竹内涼真)竹内涼真演じる田岡亮一も鷹野と同じく謎の組織・AN通信のエージェント。心臓に爆弾を埋め込まれており、24時間ごとの定期連絡を怠ると爆死する。佐藤浩市、市原隼人など豪華キャストもまた、佐藤浩市をはじめ、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南沙良、日向亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ、勝野洋、宮崎美子、鶴見辰吾といったキャストも集結。風間武(佐藤浩市)佐藤浩市演じる風間武は、鷹野と田岡の上司。日本から2人に指令を出す。その素性は謎に包まれている。AYAKO(ハン・ヒョジュ)ハリウッド進出も果たした女優・ハン・ヒョジュが演じるAYAKOは、アンディ・黄と手を組んでいる謎の女。鷹野と田岡に何かと絡んでくる。デイビッド・キム(ピョン・ヨハン)ピョン・ヨハン演じるデイビッド・キムは、鷹野に敵対するフリーのエージェント。次世代エネルギーの情報を掴んでいる。山下竜二(市原隼人)市原隼人演じる山下竜二は、謎の組織・AN通信のエージェントで、鷹野と田岡の同僚。2人と同様に心臓に爆弾を埋め込まれており、ブルガリアで監禁される。その他の登場人物菊池詩織(南沙良)…高校時代の鷹野の同級生。鷹野一彦・高校時代(日向亘)…高校時代の鷹野。天涯孤独の身となり風間に拾われ、エージェントの訓練を受ける。柳勇次(加藤清史郎)…高校時代の鷹野の同級生。鷹野と同様、エージェントの訓練を受ける。ジミー・オハラ(横田栄司)…アンディ・黄の裏の実行部隊。アンディ・黄(翁華栄)…中国の巨大エネルギー企業・CNOXの会長であり裏組織のボス小田部菜々(八木アリサ)…小田部教授の娘。小田部教授(勝野洋)…次世代エネルギー研究の第一人者で、ブルガリア・ソフィア大学教授。河上麻子(宮崎美子)…河上の妻。河上満太郎(鶴見辰吾)…日本の大手電機メーカーMETの取締役。King Gnu 新曲『泡』が主題歌に『太陽は動かない』の主題歌は人気バンドKing Gnuの新曲『泡』(あぶく)に決定。音源はKing Gnuの前身であるSrv.Vinciの時代に誕生していたが、それをベースにして完成。常に死と隣り合わせの鷹野と田岡の心情に寄り添うものとなっている。WOWOWでのドラマ版放送もまた映画と同時進行で、連続ドラマ版「連続ドラマW 太陽は動かない-THE ECLIPSE-」もWOWOWで2020年5月24日(日)夜22:00より放送スタート。原作者の吉田修一が監修を務める、オリジナルストーリーとなっている。【詳細】映画『太陽は動かない』公開日:2021年3月5日(金)※2020年5月15日(金)公開予定だったが延期となった。ドラマ版は5月24日(日)より予定通りスタート。監督:羽住英一郎脚本:林民夫出演:藤原竜也、竹内涼真、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南沙良、日向亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ、勝野洋、宮崎美子、鶴見辰吾、佐藤浩市 ほか原作:吉田修一・著『太陽は動かない』『森は知っている』(幻冬舎文庫)
2019年05月24日まさかこの作品の続編が読めるとは。吉田修一さんによる『続 横道世之介』は、青春小説『横道世之介』の数年後の話。1987年を舞台にした前作では、大学進学で上京した世之介の一年が描かれ、今作では卒業から数年後、1994年の1年間が綴られる。「自分でも続編を書くつもりはありませんでした。でも、文芸誌『小説BOC』が創刊される際に連載を依頼され、考えていたら世之介が浮かんできてしまったんですよね(笑)」24歳の世之介は、バイトとパチンコに通う日々を送っている。「人生がうまくいかなかった時期を書こうと思いました。自分も、全然やることがなく、アルバイトをしながらあてもなく小説を書いていたのがこの頃だったんです」確か著者も20代前半、世之介のように湾岸の倉庫街で働いていたはず。「そうです。基本的にこの小説は自分の体験や、実際に見聞きしたエピソードを集めて書いているんです」当時の風俗をよく憶えているなと感心もするが、「当時つけていた日記を見ながら書き進めました。その日観た映画とか、会った人について1~2行書いただけですけれど。年表には残らないようなあの時代の雰囲気が書けたかなと思いますね」世之介は2人の女性と出会う。鮨職人を目指す丸刈りの浜本と、シングルマザーの日吉桜子だ。「浜ちゃんは、10代の頃に女友達が突然角刈りにした記憶が強烈に残っていたので(笑)。桜子は、以前書いた短編集『女たちは二度遊ぶ』に収録された〈殺したい女〉に出てくる、小岩の整備工場の娘をもう一回書きたかったんです。単純にキャラクターとして好きだったので」お気楽で勝手なのに、なぜか周囲に人が集まってくる世之介。「彼は友達が辛い時期に、助けに行こうと思いながらも行かない人。友達にしてみたら、実際に来られても迷惑ですよね。でも辛い時に会いに行くといつでも会えるのが世之介なんです。結果的に、そういう人のほうが、スランプの時に必要じゃないかと思う」前作同様、世之介と関わった人たちのその後が書かれる本作。今回描かれる「その後」は、少し未来、東京オリンピックの年だ。「マラソン競技中のコースの何地点かで同時多発的に何かが起きる小説の構想もあったので、それがこの話と重なっていきました」彼らの中でも「この人が書けたことに達成感をおぼえた」というのが、桜子の兄の隼人だという。中学生の時にケンカ相手が意識障害で寝たきりとなり、ずっと彼の家にお見舞いに通い続けていた青年だ。「隼人のように、その場所から動けなくなっている人に興味があるんですよね。世之介と関わった時間を経て、隼人が自分から動いたことを書けて本当によかったです」世之介がその後どうなったのかは、前作の読者なら知っているはず。知らない人は…とにかく読んで!よしだ・しゅういち1968年、長崎県生まれ。’97年、「最後の息子」で文學界新人賞を受賞しデビュー。’02年に『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞。ほか受賞多数。『続 横道世之介』アルバイト生活を送る世之介、24歳。現在、人生のスランプ期。それでものんきな彼の周囲はいつも明るくて…。映画化もされた青春小説、奇跡的な続編。中央公論新社1600円※『anan』2019年3月20日号より。写真・土佐麻理子(吉田さん)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年03月14日