ロバート・ルイス・スティーブンソンの名作『ジキル博士とハイド氏』をもとに、三谷幸喜が生み出した珠玉のコメディ『酒と涙とジキルとハイド』。その4年ぶりの再演が決定、そこで初演に引き続きジキル博士を演じる片岡愛之助に話を聞いた。舞台『酒と涙とジキルとハイド』チケット情報ジキル博士が開発した、人間の人格を善と悪のふたつに分けてしまう新薬。しかしその薬がまったく効かないことに気づいたジキルは、役者のビクターにハイドを演じさせ、“ふたりひと役”の替え玉作戦で乗り切ろうとするのだが…。「当たり前ですが、僕らが想像していた『ジキル博士とハイド氏』とはまったく違うものでした(笑)。ただジキルもビクターも、そしてジキルの婚約者イヴも、みんなそれぞれ真剣に生きているだけなんですよね。そして演じる僕らが真剣にやればやるほど、その人を一生懸命に生き抜くほど、作品としてはより面白くなっていく。だから僕にとっては初のコメディでしたが、スッと役に入ることが出来て…。それこそまさに三谷さんのホンの力だと思います」。今回の再演では愛之助だけでなく、ビクター役の藤井隆、イヴ役の優香も再登板。息の合ったやり取りがまた期待出来そうだ。「藤井さん演じるハイドは…、思い出しただけでも笑っちゃうくらい(笑)。常にエンジンが温まっているような、すぐレッドゾーンみたいなキャラをつくられていて、本当天才的に面白い方ですね。優香さんは前回が初舞台でしたが、志村(けん)さんのところでコントはずいぶんなさっていますから。さらにこの4年間で、それぞれみんな積み上げてきたものがあるでしょうし。そこでどういった化学反応が起こるのか、僕自身とても楽しみです」。奇しくも東京では、ミュージカル版の王道『ジキル&ハイド』がこのひと月前に上演されており…。「そうなんですよ!だからそちらをご覧になった方は、たぶんビックリすると思います。本当に突拍子もない、これまでの『ジキル博士とハイド氏』のイメージをぶち壊すような作品ですから(笑)。でもとにかく一度は観に来ていただきたいですね。それでどう違うのか。同じ題材でここまで異なるものが書けるのか。そのすごさをぜひ感じ取っていただけたらと思います」。なお本作は、東京公演に先駆け台湾での上演も決定。自身初の海外公演に、「ワクワクしています」と愛之助も胸躍らせる。4年という歳月と、台湾での経験が、この舞台をさらなる高みへと引き上げてくれるはずだ。『酒と涙とジキルとハイド』は4月27日(金)から5月26日(土)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。東京公演のチケットは現在発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年01月29日わが子が幼稚園生の頃、「今日、ゾンビが出る夢を見た…」と怖い夢の話をしてくれたことがありました。初めて夢の話をしてくれたので、今でも鮮明に覚えています。そこで思ったのは、子どもっていつ頃から夢を見るようになるのか、ということ。眠りながら笑っているのを見て「楽しい夢でも見ているのかな」と思ったことのあるママも少なくないのではないでしょうか。でも、赤ちゃんに直接尋ねるのは難しいですよね。そこで子どもの夢について、専門家の方にお話を聞いてみることにしました。■子どもはいつから夢を見る?今回お話を伺ってきたのは睡眠学会所属で医学博士でもある、鈴木みゆき先生です。―― 先生、本日はよろしくお願いします! 早速ですが、息子が幼稚園のとき初めて夢の話をしてくれたことがあって。子どもはいつから「夢」を見始めるものなのか、気になっています。「子どもがいつから夢を見るか、また夜泣きの原因が夢にあるのかどうか…。そういったことは、実は詳しくは分かっていないんです。睡眠には『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』と呼ばれるものがありますが、夢を見るのはレム睡眠の時なんですね。その時に情報を整理したり、記憶を定着させたり、逆に消去したりしていて。赤ちゃんの時は、このレム睡眠の割合がすごく多いんです。言葉がまだ話せないので夢を見ているのかどうかは分からないけど、泣いたり、笑ったりはもしかしたら夢を見ている可能性もあるのかもしれません。」■レム睡眠中かどうかを見分ける方法がある?!―― レム睡眠とノンレム睡眠の話は私も聞いたことがあります! 交互に繰り返しているんですよね。素朴な疑問なんですが「あ、今レム睡眠中だな」とか「今はノンレムだな」と、子どもの寝顔を見て判断できたりするものですか?「レム睡眠は、急速(Rapid)眼球(Eye)運動(Movement)からきています。アメリカのある睡眠学者が一晩寝ている人を観察してる最中、目がまぶたの下で動いていることに気づき、寝ている人を起こして聞いてみたら『今、テニスの夢を見ていた』と言ったそうです。そこからレム睡眠はきているんですね。だから、まぶたの下で目が動いている時は『今はレム睡眠中だな』と思っていい。逆にノンレム睡眠で最も深い眠りの時は、揺り動かしても起きません。まぶたの下で目がキョロキョロしていたら浅い眠りのレム睡眠の可能性が高いと思ってもらうといいですね。」―― 昼寝から起こす時、ふか~い眠りから起こすよりも、浅い眠りのレム睡眠で起こせば、すんなり起きてくれることもあるかもしれませんね! ■深い眠りで「脳を休ませる」ことが大事―― 「眠ること」が大事とは、いろいろなところでよく聞くんですが、そもそもどうして人は眠るんでしょう?「浅い睡眠のレム睡眠と違い、ノンレム睡眠には1、2、3、4とステージがあります。出典: 小学生のための早寝早起き朝ごはんガイド - 保護者・指導者向け - (「早寝早起き朝ごはん」全国協議会)ステージ1、ステージ2…となるごとに眠りは深くなり、その深い睡眠は脳自体を休ませてくれます。だから、脳が疲れると眠るんですね。もうひとつは、昼行性の生物として昼間動いて、夜寝るという体内時計をもっているからというのが、人が眠る理由です。その時計のリズムに合わせて眠るんです。深い睡眠は脳自体を休ませている時間です。その間に、人の体は成長ホルモンが出たり、免疫物質を作ろうとしています。だから、しっかり寝ておかないと脳が働かなくなり、意欲や気持ちのコントロールなどさまざまなところで影響が出てきてしまうんですね。」■「良い眠り」を与えるために、できることは?―― 学力にも影響が出るとは…! 子どもに質の良い睡眠をとらせるために、親が意識すべきことはありますか?「暗くしてあげることですね。小学校2年生くらいになると、真っ暗にした部屋で怖い話をしたら寝ないこともありますよね。そんな時は、豆電球をつけたりして、臨機応変に。それから、スマホやタブレットはブルーライトは眠りを妨げます。できれば1時間くらい前には、おしまいにしましょう。そして、部屋は暗くできるなら徐々に暗くして、眠りの準備に入ります。子どもにとって安心で安全な環境を作ってあげるようにしましょう。」今回は、「夢」の話から、睡眠周期リズム、良い眠りのために親ができることまでたっぷりとお話を聞くことができました。今まで重要視してこなかった「夜の眠り」。子どもの健康的な成長のために、これからは睡眠の優先度をあげていこうかなと思っています。貴重なお話、ありがとうございました!<取材先>医学博士 鈴木みゆき先生 独立行政法人 国立青少年教育振興機構 理事長日本睡眠学会所属。前和洋女子大学こども発達学類教授。2001年「子どもの早起きをすすめる会」を小児科医2人と設立し、「子どもの早寝・早起き」の重要性を広める活動をおこなっている。3人のお子さんを育てあげ、現在はお孫さんが2人。日本音楽著作権協会正会員。趣味は「遊び歌をつくること(作詞)」でNHK「みんなのうた」「おかあさんといっしょ」等に詞を提供。
2018年01月06日セオリー(Theory)は、2018年春ウィメンズコレクションをモデルプレゼンテーション形式で発表。2017年11月24日(金)ギンザシックス13FのTHE GRAND GINZAで開催された。今季、セオリーが打ち出すのは穏やかな気持ちへと誘ってくれるワードローブ。さくっと羽織れる軽量なジャケットやシーズンレスで活躍してくれるシャツドレス、軽快な動きを叶えるフラットサンダルなど、身に纏うだけで心躍る“万能なアイコン”が揃っている。共通キーワードは清々しく軽やかに。コレクションの主役となるのは、独自素材「Perform Tech」で仕上げたテーラードアイテムだ。ファーストルックを飾ったジャケットをはじめ、ダブルのジャケット、細身のパンツなど、揃ったピースはどれもビジネスシーンで活躍できる気品を保ちながらも機能面を充実。伸縮性のあるストレッチ素材にして、アクティブなシーンでも起用できるように設計されている。コーディネートはクールであることが基本。フォーマルピースに合わせてるのは、セオリーらしいクリーンな印象を保ちつつも、大人の遊び心を加えたアイテムだ。白シャツは胸元のステッチや丈感で遊びを加え、センタープレスパンツやスエードコートは青や緑に染めて春色に。度々登場するクロップド丈パンツはレギンスさながらのタイトフィットで仕上げている。ファブリックは光沢感やテクスチャー、パレットをアレンジして情感を持たせた。涼しげな麻、いくつかの色彩が混ぜ込んだミックスニット、ダブルフェイスのサテン、暖かな季節に最適なクレープ地など。ドレスの類は、カシュクールタイプやVネックなど着脱しやすいものが多く、袖を通すものの心を最優先させて、リラックスできるサイズ感でデザインされている。
2017年11月27日セオリー(Theory)が、次世代を担うクリエイティブリーダーシップによる新ライン「Theory 2.0」のカプセルコレクションを発表した。20年前、どのブランドとも異なる新しいことを求めて、セオリーで最初のチームが誕生。業界初のライクラ素材のパンツを生み出した同ブランドは、創設時のイノベーションを生かし、次世代の才能にブランドの未来を形作るツールを提供する。サスティナビリティへの取り組みから社会貢献活動、商品作りにいたるまで、2.0チームがイノベーションとエボリューションというミッションに取り組んでいく。最初のカプセルコレクションでは、デザインにセオリーらしさを採り入れながらも多様性に重心を置く。使用するファブリックをすべて吟味し、どんな生活スタイルでも対応できるような仕上がりを目指している。最新素材を選び生産し、流通ルートを合理化することで、どのアイテムも発売初日からベストバリューで提供される。なお、取り扱いはセオリーの一部店舗及び、eコマースのみで販売を予定している。また、9月6日から12日まで、伊勢丹新宿店本館2階=イーストパーク/プロモーションにてポップアップを開催している。同ポップアップではショールーム形式でサンプルを紹介。伊勢丹のオンラインサイトのみで購入可能となっている。
2017年09月08日ユニクロ(UNIQLO)とセオリー(Theory)のコラボレーションによるメンズポロシャツ3型が6月5日より販売を開始する。常に革新的で、感性されたフィット感、上質な素材の着心地が人々を虜にするセオリー。2期目となる今回のコラボレーションではセオリーのファッション性と、速乾性に優れたユニクロの機能性素材の掛け合わせで実現したコレクションとなっている。同コレクションではトレンドのゆったりしたドロップショルダーデザインでフルオープンタイプのドライコンフォート フルオープンポロシャツ(2,990円/4色)、前立てのジップ部分が隠れることでシンプルで洗練されたデザインに仕上がったプルオーバータイプのドライコンフォート ジップポロシャツ(2,990円/4色)に加え、スポーティーで襟のカッティングが特徴的なスタンドカラータイプのドライコンフォートスタンドポロシャツ(1,990円/4色)の3型展開となっており、いずれも裏地にはドライ機能と接触冷感機能を搭載。全国のユニクロ店舗、オンラインストアで展開されるが、スタンドカラーポロシャツは一部店舗のみの取り扱いとなっている。
2017年05月19日『ソー:ラグナロク』にも出演するジェフ・ゴールドブラム(写真:Shutterstock/アフロ) 『ジュラシック・パーク』(1993)、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)でイアン・マルコム博士を演じたジェフ・ゴールドブラムが、『ジュラシック・ワールド2(原題)』に出演することが決定した。The Hollywood Reporterが報じている。 第一作では、皮肉屋の数学者として登場し、パークを設立したジョン・ハモンドの孫を助けるために奮闘。このキャラクターが大人気を博士、続編の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』では主役に昇格。しかし、作品の評価は低く、続く『ジュラシック・パーク3』には名前のみの登場となった。キャストとスタッフを一新した続編『ジュラシック・ワールド』(2015)にも、ファンの願いは届かずカメオ出演すら叶わなかった。しかし、次回作でゴールドブラムはついに帰還を果たす。 2018年6月22日公開予定の『ジュラシック・ワールド2(原題)』で、ゴールドブラムは保険コンサルタントとしてパークに招かれる数学者イアン・マルコム博士として登場する。64歳になったゴールドブラムの円熟した演技に期待が高まっている。
2017年04月26日お笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士が7日、Twitter上で、ウーマンラッシュアワーの村本大輔に「君ねー。それは酷いよ!」と怒りをあらわにした。事の発端は、村本がMCを務めるAbemaTVの生番組『ウーマンラッシュアワー村本大輔の土曜The NIGHT』(毎週土曜深夜1:00~3:00)の今月11日の回に、水道橋博士とジャーナリストの堀潤氏がゲスト出演する予定だったが、ともに出演予定だったジャーナリストの上杉隆氏が急きょ日米首脳会談の取材を優先させると言い、出演を取りやめたこと。番組の趣旨が「博士が上杉さんのことを酷く言ってたので、なぜ博士が上杉さんを嫌いかに興味があり、上杉さんがどこの誰とでも話すとおっしゃってたので、欠席裁判にならないよう、おふたり同時に話してみたくて」(村本のTwitter)という経緯から、上杉氏の出演がNGとなったことで、本番4日前にして企画自体が無くなることになった。この企画は、昨年11月からTwitter上で村本自らが「今週か来週」でオファーに乗り出したものの、なかなか調整がつかず、ようやく2月11日に実現することに。だが、結局キャンセルになったことで、土曜深夜のスケジュールを空け続けた博士は「もはや呆れ返る!訴訟沙汰だわ!」と、上杉氏への怒りをぶつけた。一方で、村本は7日までフランス旅行中だったが、その間にAbemaTVのスタッフが博士に送った台本について、博士が「ボクは教育問題を語るってことになっている」と困惑していることをツイート。それに対し、帰国後に村本が「それはうちのスタッフがとりあえず作った台本をお送りしたみたいです」「説明不足のまま博士に台本を送るスタッフ、僕にラインで確認せず誤解のまますぐツイートする博士」と指摘すると、博士の怒りの矛先は村本にも向けられ、「君ねー。それは酷いよ!君がもともと事務所も通さずtwitterで始めたキャスティングじゃないか!」と憤慨した。博士の怒りは止まらず、「会社の正規ルートで問い合わせて『村本さんがフランスにいて確認できません』と言われ続けたんだよ!」と事情を伝え、「どれだけ吉本のマネージメントは酷いんだよ。呆れ返るわ!」とバッサリ。「君がtwitterを通じて出演者を呼びかけたのだろ?君のスタッフが君がフランスの居る間に対応しないでどうするんだよ?」と疑問を呈した。すると村本は、今回のキャスティング問題を含め、「僕の責任です。この数ヶ月振り回してご迷惑かけてすいませんでした」と謝罪し、対する博士は「それだけで良いです!!何処に問題があったかスタッフを含めてジックリ話し合い、ボクの他にも振り回された人にもいたわってくださいね」と要望。これを受け、村本は「もちろんです。色々勉強になりました。ありがとうございました」と返答し、事態は一応収束したかに見えたが、一夜明けた8日にも博士と村本のTwitter上でのやり取りが行われている。
2017年02月08日毎年恒例となった“ガキ使”大晦日スペシャル「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル!『絶対に笑ってはいけない科学博士24時!』」が12月31日(土)18時30分~日本テレビで放送される。2003年の「温泉宿一泊二日の旅」からスタートした「絶対に笑ってはいけない」シリーズ。これまで「高校」「警察24時」「病院」「新聞社」「ホテル」「スパイ」「空港」「熱血教師」「地球防衛軍」「大脱獄」「名探偵」と様々なテーマで行われてきたが、今年は「科学博士」がテーマ。ダウンタウンの松本人志と浜田雅功、月亭方正、「ココリコ」の遠藤章造と田中直樹の5人が、「ガースー黒光り研究所」の新人科学研究員としてどんなことが起こっても絶対に笑ってはいけないというルールのもと、板尾創路や蝶野正洋などおなじみゲスト陣に加え1月スタートのドラマ「視覚探偵日暮旅人」から松坂桃李と住田萌乃が笑いの刺客として登場するなど“ゲスト刺客”が仕掛ける笑いのトラップに立ち向かう。新人科学研究員になったメンバーが本部に向かうバスの道中では人気俳優や名物のあの人が登場。超有名俳優が研究所の所長に扮して5人を驚かせるほか、新人の体力強化訓練やレクリエーション大会では大物タレントが助っ人参戦。研究発表会ではあの国際派タレントがロボット研究を発表し、名誉博士に扮した超大物女優がトレンディーな研究を発表、超大物俳優が不審者になって研究所に侵入。因縁の体張りバトルもさらにスケールアップ。また今年も「笑ってはいけない」ブロックに加え更にパワーアップした「驚いてはいけない」ブロックが登場。これまでに見た事もない大仕掛けで楽しませてくれるという。よりスケールアップしてさらに面白さを増した「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル!『絶対に笑ってはいけない科学博士24時!』」は12月31日(土)18時30分~、日本テレビにて放送。(笠緒)
2016年12月31日『博士と彼女のセオリー』(14)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズが、16日に公開を迎えた『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演した。彼女が演じる女性は波乱万丈の人生をサバイバルするジン・アーソで、愛を知らない孤独な女戦士だ。闘うヒロインは最近のトレンドではあるものの、フェリシティ本人は「女性であることが、共感ポイントにはしたくなかったの」とキャラクター像を分析する。主人公のジン・アーソの魅力、そして『スター・ウォーズ』サーガの魅力について、日本公開直前に来日を果たしたフェリシティに、直接インタビューした。――来日記者会見で撮影現場にマーク・ハミルが遊びに来ていたと言われていましたが、"レジェンド"との対面はいかがでしたか?マークは初めて会った時にとてもオープンに触れ合ってくれたわ。私たちが体験していることは、彼は体験済みだから、すごく理解してくれたの。でも、マークはルークのイメージが強かったから、近くにいてなんだか不思議な感じがしたわ。――ギャレス・エドワーズ監督は『スター・ウォーズ』シリーズのマニアですが、撮影現場での様子はいかがでした?彼はとても情熱的で、カメラのオペレーションを監督自身がしていたの。それは、カメラの重みを作品の重みとして感じ続けていたことでもあるのよね。それほどギャレスにとっては特別な物語で、語るべき物語だったと思う。こだわりやディテールも素晴らしいわ。――映画で戦うヒロインが最近のトレンドではありますが、ジンは中でもズバ抜けてアウトローな上にジャンヌ・ダルク的なキャラクターを連想させますね。彼女のどこに魅力を感じますか?ただ、皆よりも一歩秀でた、すごい女性にはしたくなかったの。たくさんいる仲間のひとりで、観ているほうが共感を覚えながら物語に入っていければいい。だから、中世的と言うとヘンかもしれないけれど、女性であることは特に共感のポイントではないのよ。一人の人として、男性にも女性にも等しく共感してもらえるようなキャラクターにしたかった。女性だからということはまったく関係なく、この物語に入っていけるようなキャラクターにしたつもりなのよ。――とはいえ女戦士だったので、優れた戦闘能力を発揮する、大変そうなシーンもありました(笑)彼女は戦闘力が高い女性だったから、肉体的なことをここまで要求される作品に出会ったことはなかったわね(笑)。『インフェルノ』(16)でスタントを経験したけれど、基本的に走っているだけだったから、戦うことは今回が初めて。たまにトム・クルーズっぽくて「イケてるんじゃない?」って思う瞬間もあったけれど、一日終わるとアザだらけだったわ。――『スター・ウォーズ』ユニバースに加わることへの抵抗はありましたか? およそ俳優さんなら喜ぶと思いますが、同時に重責でもありますよね?不安とプレッシャーはあったわ。だって、アイコンですもの! しかも30年以上の歴史があって、かかわっているわたしたちは大きな責任を毎日感じていた。だから監督がOKテイクを出しても、もう1テイクと懇願して。それくらいキャストのわたしたちも献身的に作っていたのよ。――本作も『スター・ウォーズ』らしく、親子の物語でもありますよね。ジンと父親については、どういう関係だと解釈しましたか?そのとおりだわ。『スター・ウォーズ』はシェイクスピア的な側面が濃い物語ではあるけれども、彼は父親と娘の関係に興味を持っていたのよね。それが今回の作品の中心にもあるわけで、親の言動がどれだけ自分のアイデンティティーに影響するのか、そういうことを今回の作品では模索して掘り下げているのよ。『スター・ウォーズ』は、そのキャラクターのアイデンティティーがどこにあるのか、親の存在に対して子どものアイデンティティーはどうとか、その中で自立したアイデンティティーを見つけていくことがテーマでもある。それは、ほかの過去の作品でもあると思うわ。――『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は"希望"がテーマでしたが、ご自身ではどういう希望を感じましたか?『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の希望は団結することだと思っているけれど、それぞれの違いを忘れて一つの目的を持てた時に一つにまとまることができる、それこそがローグ・ワンのチームよね。目的があるからこそ、お互いの違いなどどうでもよくなる。そのことが素晴らしいと思ったわ。――さて今回の作品、初めて観る人には、何と言ってすすめますか?私たちが『スター・ウォーズ』に恋したように、今回もアドベンチャーが魅力なのよね。パークにいってライドに乗ってアトラクションを満喫するように、2時間くらい没入する状態が楽しい! それこそがローグ・ワンだと思うので、そういう楽しみ方をしてほしいわ!■プロフィールフェリシティ・ジョーンズ1983年、イギリス生まれ。幼い頃から演技に興味を持ち、12歳の時にTVムービー『The Treasure Seekers』(96)に出演。その後もいくつかのTVシリーズに出演した後、オックスフォード大学に進学。2005年にはOUDS(オックスフォード大学演劇協会)の一員として来日、シェイクスピアの「間違いの喜劇」の舞台に立った。以降、映画にも進出して、初のメジャー映画になる『アメイジング・スパイダーマン2』(14)を経て、『博士と彼女のセオリー』(14)でホーキング博士の妻ジェーンを好演。アカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ(ドラマ部門)主演女優賞にノミネートされ、世界中の注目を集めた。近作ではダン・ブラウンのベストセラーを映画化した『インフェルノ』(16)でトム・ハンクスと共演。(C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2016年12月17日エディ・レッドメイン共演の『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズが、『スター・ウォーズ』最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を引っさげ、初来日することが決定。イケメン将校キャシアン役のディエゴ・ルナ、メガホンをとるギャレス・エドワーズ監督とともに、アメリカで行われるワールドプレミアにも先駆け、アジアで唯一、日本を訪れることになった。本作は、これまでの「スター・ウォーズ」シリーズでは語られたことのなかった、『エピソード4/新たなる希望』の直前までが描かれる物語。反乱軍の寄せ集め極秘チーム<ローグ・ワン>が、銀河全体を脅かす帝国軍の究極兵器<デス・スター>の設計図を奪うミッションに挑む姿が明らかになる。新たなヒロイン、ジン・アーソを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』や『インフェルノ』で知られるフェリシティ・ジョーンズ。イギリスの名門オックスフォード大学の出身でもある彼女は、見た目の可憐な美しさに重ねて知的な雰囲気も醸し出す、まさしく“才色兼備の女優”。そんな彼女が本作では、15歳のころからたった1人で生きてきた孤独なアウトローという、これまでにない役柄を演じることでも注目を集めている。究極兵器<デス・スター>の開発者が父ゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)だと知り、反乱軍のローグ・ワンのメンバーとして戦う一方、帝国軍に加担する父を“信じたい”という思いを抱えた複雑なジンという役柄を、フェリシティは熱演。また、初の本格的なアクションにも挑戦しており、カンフーのトレーニングを積んで、肉体面はもちろんのこと、精神面においても鍛練したという。今回、映画のプロモーションとしては初来日を果たす。また、ジンのお目付け役で情報将校のキャシアン・アンドーを演じるのは、メキシコ出身のイケメン俳優ディエゴ・ルナ。子役時代から活躍し、2000年、ハビエル・バルデム主演の『夜になる前に』でハリウッドデビュー。以来、本国やハリウッドで俳優として活躍する一方、ガエル・ガルシア・ベルナルと共に自身の映画製作会社を立ち上げ、映画監督・プロデューサーとしてもマルチな才能を発揮。今年のカンヌ国際映画祭では、「ある視点」部門で審査員を務めた(深田晃司監督作『淵に立つ』が受賞)。ディエゴは「第4回スペイン・ラテンアメリカ映画祭」で以来、9年ぶり2回目の来日となる。そして、「スター・ウォーズ」オタクを自認する、ギャレス・エドワーズ監督はハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』以来、2年ぶりの来日に。ゴジラ好きが高じて同作でメジャーデビューを果たし、本作にも大抜擢されたエドワーズ監督は、少年時代はニンテンドーのドンキーコングに夢中だったそう。本作に込められた、日本の“サムライ魂”についてどう語ってくれるのか、実に楽しみだ。彼ら3人は、なんとアメリカで行われるワールドプレミアの前に世界に先駆けての来日。『ローグ・ワン』の主要メンバーが集結するのはアジアで唯一、日本だけとなり、日本映画や日本文化から多大な影響を受けている『スター・ウォーズ』シリーズだからこそ、実現した特別な機会となる。3人は滞在中、レッドカーペットイベントや特別映像上映会など、日本のファンと直接交流するほか、来日記者会見を予定している。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月25日“ガキ使”恒例年越しスペシャルが、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル!『絶対に笑ってはいけない科学博士24時!』」と題して今年も大晦日に放送されることが決定した。昨年の大晦日に放送された“絶対に笑ってはいけない名探偵24時”に引き続き、11年目を迎えた2016年の大晦日も18時30分から24時30分までの約6時間で放送される本番組。今回のテーマは、“科学博士”。「ガースー黒光り科学研究所」を舞台に、新人科学研究院たちが様々な抱腹絶倒の活動を行う。科学研究所という設定で起こり得る、数々の訓練やイベントはもちろん、移動中のバスの中で仕掛けられたネタなど、「ダウンタウン」、月亭方正、「ココリコ」の前に“絶対に笑ってはいけない”数々のトラップが待ち受ける!また例年通り、板尾創路や蝶野正洋などお馴染みの常連ゲストはもちろん、大晦日にふさわしい超豪華ゲストも登場…?11月上旬、廃校になった中学校2校を貸し切り、総スタッフ約400名、CCDカメラ台数は昨年より50台増の230台と壮大な規模で、長時間に及ぶロケを敢行。ロケ終了後には、「何度か気持ちが折れそうになる瞬間もあったんですけど、5人だからこそ乗り越えられたんじゃないかと思っています」(田中直樹)、「いろんな方に出ていただいて、お尻の痛さは年々しんどくなってきているんですけど、この5人で11回目の大晦日が終わったんで、よかったと思います」(遠藤章造)とそれぞれ感想を語る。また、「ダウンタウン」松本人志は「相方の女装趣味にいつまで付き合わないといけないのかなと思いますけど、好きなんだからしょうがないですね。性癖は治らないなって思います。“科学的に”僕らのお尻は大丈夫かな…」とコメントを寄せた。なお、昨年放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! Blu-ray&DVD第22弾『 (罰) 絶対に笑ってはいけない名探偵24時』」が11月30日(水)よりリリース予定。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル!『絶対に笑ってはいけない科学博士24時!』」は12月31日(土)18時30分~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月16日皆さんは好きな人や付き合っている彼と、うまくいっていますか?ずっと片思いをしている彼と付き合いたい、結婚に消極的な彼をその気にさせたい、など恋愛に悩みは尽きないですよね。そんな悩みを抱えている女性にぜひ読んでもらいたいのが、あの人気恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士の著書です。『彼に本気で愛されるための24の処方箋 ~ぐっどうぃる博士の恋愛ユニバーシティ~』(マイナビ出版)、思わず引き寄せられるタイトル…その中身とは?●1万人以上の恋愛相談に乗ってきた、カリスマ恋愛カウンセラーぐっどうぃる博士とは、毎月100万が訪れている恋愛のお悩み解決サイト「恋愛ユニバーシティ」を主宰するカリスマ恋愛カウンセラー。生命科学分野で理学博士号を持つ経歴と自身の体験から、人間の行動を独自の恋愛メソッドとして展開しています。これまで恋愛相談に乗ってきた女性は、延べ1万人以上にものぼるんだとか!本書では、実際に女性たちから寄せられた24もの恋愛相談と、それに対する博士の丁寧な分析や具体的な対策が詰まった1冊です。女性の言動によって男性の心がどのように動き、彼に愛されるためにどのように行動したら良いのかが分かりやすく書かれています。今回はこの本の中から、女性が陥りやすい恋愛シチュエーションとぐっどうぃる博士のアドバイスをいくつかご紹介します。●すごくモテる彼を恋人にするには?顔も格好良くて気さくな性格、さらには仕事もデキる年上の独身男性…と聞くと、周りの女性からたくさんアプローチをされていそうですよね。そんな、恋のライバルが多い男性を好きになってしまった場合、どうやったら恋人になれるでしょうか。ぐっどうぃる博士によると、「そんなモテるタイプの男性は女性が自分のどこを好きになるかを知っているため、敢えてそれを悟られないようにし、“彼のことを好きな大勢の女性の一人”と思われないことが大事」なんだとか。具体的には、共通の知人に彼への気持ちをバラさない、肩書きではなく人格や価値観を対等な立場で尊敬する、まずは女性としてではなく友人としてアプローチして彼の気持ちを惹きつける、などです。さらに博士は、「好きな男性がすごくモテる」と思うのは、彼をなかなか手に入れられないが故の錯覚だと言います。また、恋愛に悩む女性は、思い通りにならない好きな人を考えているうちに脳内にその人の事を考える一定領域「恋愛回路」(博士独自の概念)が出来上がってしまい、強い執着心や衝動で苦しんでしまうんだそう。彼と物理的に離れたり自分を客観視したりして恋愛回路を小さくし、自分をコントロールすることが大事だと説いています。●彼が浮気をしているみたい…どうすればいい?好きな人と恋人・夫婦関係になれても、彼の浮気や不倫の心配はつきものですよね。いけないとわかっていても、つい彼の携帯を見てしまった時、万が一、元カノや他の女性とのラブラブメールを発見してしまったら…?博士は、「恋人がいても、常に良い女性がいないかを探して女性たちを天秤にかけたり、手に入った距離にいる女性に対して気持ちが冷めたりする男性は多い」と言います。今付き合っている女性よりも良い人が現れたらそっちに乗り換える、という具合です。彼にこうした兆候を感じたら、彼に対して興味を失った素振りを見せることで、「相手が自分を愛していると確信できない状態」に置くこと、そして、思い切って突然彼との連絡を絶つことで、他の女性ではなく自分だけを選ぶことを誠実な行動で示させ、徐々に関係を戻していくといった方法が効果的なんだそうです。いかがでしたか?本書にはご紹介したような実際の恋愛相談へのアドバイスの他にも、「落ちない男を落とす方法」、「冷めてしまった彼の心を取り戻す方法」、「復縁の可能性を高める方法」など、具体的な恋愛メソッドが詳細なステップごとに解説されています。今回は、こちらの本をシティWeb読者に抽選でプレゼントも!皆さんもぐっどうぃる博士の恋愛処方箋で、彼に本気で愛される恋愛を手に入れてくださいね。(富士みやこ)
2016年09月21日『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞に輝いたエディ・レッドメインが2年連続で主演男優賞にノミネートされ、アリシア・ヴィキャンデルが同助演女優賞を受賞した『リリーのすべて』。その待望のブルーレイ&DVDリリースを前に、本作から、エディが“リリーになるまで”に迫ったスペシャル映像がシネマカフェにて解禁となった。本作は、いまから80年以上前、トランスジェンダーや性別移行という言葉はもちろん、その概念さえもなかった時代に、世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話を題材にした物語。男と女として結婚したアイナーとゲルダ。だが、アイナーは“自分らしく”、リリーとして生きるために、世界で初めての性別適合手術を受けることを決意。ゲルダはそんなリリーを必死に理解し、支え続けることを決意する…。車いすの博士から一転、トランスジェンダーの女性という難役に挑んだエディは、俳優魂を全身全霊つぎ込み、再び世界中から絶大な称賛を浴びて第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネート、賞レースを席巻した。今年は、あの『ハリー・ポッター』の新シリーズとなる『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で主演を務めるなど、いま最もアツい演技派俳優の1人だ。また、ゲルダ役のアリシアも、アカデミー賞視覚効果賞受賞作『エクス・マキナ』をはじめ、『ジェイソン・ボーン』、『トゥームレイダー』リブート版など、話題作への出演が続く最注目の若手女優。本作では見事、助演女優賞に輝いた。この2人の名演に思わず引き込まれる本作から到着した、今回のスペシャル映像。エディとは『レ・ミゼラブル』でもタッグを組んだ監督のトム・フーパーは、「驚くほど熱心で誠実」と、彼の仕事ぶりを語る。一方、エディはアイナー/リリー役を演じるにあたり、トランスジェンダーの人たちに事前に会ってリサーチをしたという。「勇気や強さも持ち、複雑な事情や現実について話してくれた人はみんな、若いころから自分の性別に違和感を持っていた」と語る。そして、彼が演じる上で一番気をつけたことは、内なる自分が現れたのがいつだったのか、本来の“性の目覚め”の部分だったことを明かした。また、リリーの姿をどうするかは、撮影の1年前からすでに思案されており、『博士と彼女のセオリー』のスタッフでもあったジャン・スウェルがメイクで身体的な変化を表現、エディの演技の手助けにひと役買うことになった。そんなエディが演じるリリーを初めて見たとき、アリシアは「とにかく抱きしめたくなった。正真正銘のリリーで、彼女のことを知りたくなった」と告白、繊細にリリーを演じ切ったエディに大絶賛を贈る。さらに、「エディに匹敵する相手役を探すのが大変だった」と言うフーパー監督は、「アリシアがいてくれて本当に良かった」と、映画史に残る愛の物語を体現した2人の俳優をそろって称えている。『リリーのすべて』ブルーレイ+DVDは9月7日(水)よりリリース、同日ブルーレイ&DVDレンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2016年09月01日『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞にノミネートされ、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ最新作『インフェルノ』でもヒロインを演じるなど、今年、最も注目されるフェリシティ・ジョーンズがヒロインを務める『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。このほど、あの世界一有名な悪役ダース・ベイダーを思わせるクールな“デス・トルーパー”と、お馴染みストームトルーパーの新たな場面写真が解禁となった。昨年末に公開され大ヒットとなった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の感動も冷めやらぬ中、これまで全く語られることのなかった「スター・ウォーズ」の“アナザー・ストーリー”となる本作は、ダース・ベイダーの誕生を描いた『エピソード3/シスの復讐』と、シリーズの原点『エピソード4/新たなる希望』の“架け橋”となる物語。今回、解禁となった2枚の場面写真は、本作から新たに登場し、漆黒のボディがダース・ベイダーを連想させる“デス・トルーパー”と、そしてシリーズのファンにはお馴染みではあるものの、見たこともないシチュエーションのストームトルーパーのもの。ストームトルーパーは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では脱走兵のフィン(ジョン・ボイエガ)やカイロ・レン(アダム・ドライバー)とともにファースト・オーダーという組織に属し、スッキリとした新デザインに生まれ変わっていたが、本作ではオリジナルに近いデザイン。しかも、南の島を連想させる美しい海の中を歩く姿は、長年のファンにとっては驚きの光景だ。また、注目なのはもう1枚。全身が黒くダース・ベイダーのような禍々しい邪悪さを匂わせ、美しいビーチに猛攻撃を仕掛けるために上陸したデス・トルーパーの一群。彼らデス・トルーパーは、本作ではダース・ベイダーの部下でありながら、ダース・ベイダーを常に出し抜こうとする野心的な悪人オーソン・クレニック(演:ベン・メンデルソーン)が率いてる兵士。その黒いボディからダース・ベイダーを彷彿とさせるが、彼ら黒いデス・トルーパーと白いストームトルーパーとの関係性も気になるところだ。「もうスクリーンで会うことができないの…」と諦めかけていたダース・ベイダーが再登場する本作の監督ギャレス・エドワーズは、撮影中にダース・ベイダーと初めて対面した際、「情報セキュリティの関係上、本当はいけないことなんだけど自分を抑えられなくて…ケータイのカメラで写真を撮りまくってしまったよ」というエピソードを明かす。彼もまた、J.J.エイブラムスらと同様、幼少期から「スター・ウォーズ」を愛し続けてきた1人であり、子どものころ近所のおもちゃ屋さんに特別ゲストとして登場したダース・ベイダーに興奮し、街中に自慢して回っていたという。ただ、彼の“スター・ウォーズ愛”と発想力ははるかにパワーアップし、「本物に会ったの?」と聞かれたときには、「いや、俳優さんだよ。だって“本物のダース・ベイダー”は宇宙にいるから!」と答えていたとか…。そんな本作で、フェリシティが演じる主人公ジン・アーソという女性は、15歳のときからたった1人で生きてきた、一匹狼の“やんちゃなヒロイン”。ルーカスフィルムの社長で、本作ではプロデューサーを務めるキャスリーン・ケネディは、「ジンは波瀾万丈の過去を抱えているの。反乱軍に身柄を拘束された彼女は、そのスキルを彼らの戦いに役立てることで、罪を帳消しにするチャンスを与えられる。この物語におけるジャンヌ・ダルク的存在ね」と説明する。その彼女が反乱軍の仲間と共に挑むのは、帝国軍の究極の兵器“デス・スター”の設計図を入手する決死のミッション。「エピソード4/新たなる希望」でレイア姫(キャリー・フィッシャー)がR2-D2に託した“設計図”はいかにして入手されたのか、本作でついに明らかにされる。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月12日こんにちは、仲人士の忽那里美です。先日、人間関係とコミュニケーションの分野において世界一の知名度と実績を持つ心理学者、『ジョン・グレイ博士』の講演に参加してきました。博士は“男性と女性の違い”をわかりやすく書いた、『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』『男は火星人女は金星人―すべての悩みを解決する恋愛相談Q&A』などのベストセラー作家でもあります。一度はお読みになったり、耳にしたりしたことがあるのではないでしょうか?「男性・女性の感じ方・考え方はこんなにも違うのだ」 ということを知っているのと知らないのでは、人生の幸福度まで変わってくるのではないか?と思うほど大切な内容でした。今回は学んできたことをシェアさせていただきたいと思います。●日々のストレス解消方法も、男女ではこれだけ違う●男性は“自分だけの世界”に閉じこもる時間が必要急に男性が黙り込んだり、話しかけても「別に」などとそっけなくなったりするのは、女性を嫌いになったわけではない。何か問題を抱えたときに、男性はひとりで解決するため自分の世界に閉じこもるだけ。●男性をそっとしておいてあげることが大切時間が経てば必ず解決方法を持って、女性のところに戻ってくる。そのあいだ、女性は自分の好きなことをして待っていれば良い 。●女性は“話を聞いてもらうだけ”で幸せになれる女性は抱えている問題を言葉にすることで解決の糸口をみつけようとする。「話を聞いてもらった」「相手と共感できた」これがなによりの満足感を得る方法。しかし、聞き方には注意してもらいたい。男性がしてしまいがちな“アドバイス” はいらない。●ただ黙って最後まで話を聞いてあげることが大切ただし、女性は感情的に気持ちをぶつけるのではなく、「話してすっきりしたいから、3分間ただ話を聞いてもらえる?一大事というわけではないの」と頼むこと。そして、聞いてくれたことにきちんと感謝を示す こと。----------男女の違いの一例ですが、1時間の講演でこの部分を何度も語っていました。そして、『常にパートナーとの関係を良くするための努力をし続けること』が大切なのだとも。この知識を一方だけが知っているのではなく、パートナーで共有することができたならば、素晴らしいコミュニケーションがとれるのではないでしょうか?仕事で成功することも、富を得ることも魅力的なことかもしれません。しかし、最も人生を豊かにしてくれるのは“ベストパートナーとの愛ある日常の積み重ね”だと、私は思うのです。【参考文献】・『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』ジョン・グレイ(著)・『男は火星人女は金星人―すべての悩みを解決する恋愛相談Q&A』ジョン・グレイ(著)・『ジョン・グレイ博士の「愛される女」になれる本』ジョン・グレイ(著)●ライター/忽那里美(仲人士)
2016年05月30日俳優の小栗旬が、映画『テラフォーマーズ』(4月29日公開)で演じる本多晃博士を捉えた本編映像が28日、公開された。本作は、累計発行部数1,600万部を突破している同名コミックを原作とするSFアクション。2599年の人口激増により貧富の差が激しくなった日本を舞台に、火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」とそれらを駆除するために特殊能力の手術を受けた人々との戦いを描く。メガホンを取るのは、三池崇史監督。小栗のほか、主人公・小町小吉役の伊藤英明、武井咲、加藤雅也、山田孝之らが出演する。小栗が演じる本多博士は、天才的頭脳と奇抜なファッションセンスを誇る、尊大で無慈悲な科学者。原作での同じ人物とは異なるキャラクター設定となっており、これは三池監督が小栗を想定し、当て書き(役者に合わせてキャラクターを描いていく手法)したものであるという。映像では、そんな本多博士が「やあ、堂島くん」と火星にいる堂島啓介艦長(加藤)と通信する姿が映される。続けて、お気に入りのファッションを自画自賛する奇妙な決めポーズを披露。「い~ねっ、良いね」と喜びもだえつつも、ふっと真面目な表情に戻り、「このミッションが成功すれば、日本は他の国を圧する技術を確立する」と確信を込めて口にする。さらに、「素晴らしいね。堂島くん。君の肩に日本国の浮沈がかかっているというわけだ。じゃあ、よろしく」とプレッシャーを与えるような言葉も。そこで通信は遮断され、やや不気味な静寂だけが残る。その身のこなしや巧みな話術から、本多博士の奇怪な人物像の一端が垣間見える映像となっている。(C)貴家悠・橘賢一/集英社(C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会
2016年04月28日<a href="">『博士と彼女のセオリー』</a>でアカデミー賞「主演男優賞」に輝いたエディ・レッドメインが、いまから80年以上も前に、自らの性別違和に勇気を持って向き合ったリリー・エルベを演じる<a href="">『リリーのすべて』</a>。本作でメガホンをとったトム・フーパー監督が「脚本を読んで3回泣いた」と明かしていたが、それを上回る“4回泣いた”人もいるなど、本作で描かれた美しく、力強いラブストーリーに涙する人が続出していることが分かった。命の危険を冒してでも、本当の自分のまま生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす究極の愛と魂の触れ合いのドラマを、エディと本作でアカデミー賞「助演女優賞」を受賞したアリシア・ヴィキャンデルが、心揺さぶる演技で魅せる本作。女性を中心に幅広い年齢層の人々から支持されており、「喉の奥が熱くなり、言葉が出ない。美し過ぎるストーリーでした。この作品に出会えたことに心から感謝です」、「沼地のように深い深い愛。ラストは静かな涙が止まりませんでした」、「涙があふれて止まらなかった」と涙ながらの感想が数多く寄せられている。また、「美しく力強く、性別を超えたラブストーリーに感動!」、「いままでないくらい泣きました。終わってもダイレクトに伝わってくる気持ちにいまも涙がでそうです」、「エディとアリシアの演技は圧巻」とエディとアリシアの熱演にも絶賛の声が届いており、特に、ゲルダの“夫婦”という肩書きや性別を超えた愛の体現に感動したという声が続出している。フーパー監督は「本当に女性に見えてきた」と言われるエディの演技について、「エディが最も気にかけていたのは、リリーの感情の遍歴だった。それを彼が労力と時間をかけて追究した結果、リリーの外見的な要素もおのずと後からついてきた。全ては内面からあふれ出た努力の結晶」とエディの努力に賞賛を送っており、アリシアについても「エディと渡り合える女優を探すのはとても難しいことでした。アリシアに出会えたことは本当にラッキーだった。アリシアはゲルタと同じくとても広い心を持った慈悲深い女性で、この愛の物語をより輝かしいものにしてくれました」と語り、2人は監督にとっても最高のキャスティングだったことに言及する。また、アリシア本人は「この作品で描かれているのはとても特別な物語だから、12年もの間、製作に向けて戦った人々がいることをうれしく思うわ。いまようやく、トランスジェンダーの人々の声が世間に届き始め、議論がされるようになってきたの。そのような時期にこの映画が公開されるのは素晴らしいことだし、変化をもたらす何かのきっかけになれば光栄だわ」と語り、リリーとゲルダのような愛の力で“変化”が起こるよう、本作に込めた願いを明かしている。『リリーのすべて』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日18日(金)から公開になる映画『リリーのすべて』の特別映像が公開になった。トム・フーパー監督、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメイン、本作でアカデミー助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが作品の魅力についてじっくりと語っている。特別映像映像にまず登場するのは、1928年のデンマークで暮らす風景画家アイナーと肖像画家のゲルダの夫妻だ。ある日、アイナーは妻に女性モデルの代役を頼まれたことをきっかけに、自分の内側に潜む女性の存在に気づき、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えるが、しだいに心と身体の不一致に苦悩するようになる。本作はトランスジェンダーの先駆者のドラマを描きながら、その中心には“夫婦のドラマ”が据えられている。フーパー監督が「彼女の存在がリリーの変化を支えた」と語る通り、リリーの隣にはいつも妻ゲルダがいた。最初は“遊び”ではじめたことがきっかけで、アイナーはゲルダの予想外の変化を遂げる。映像にはその事態をうまく受け入れることができずに混乱するゲルダの姿が登場するが、やがて彼女はリリーこそが夫のあるべき姿であることを受け入れていく。本作は実話を基に大胆な設定のドラマを描くが、その根本にあるのは“愛する相手の変化を受け入れることができるか?”というテーマで、ヴィカンダーは「ふたりのラブストーリーだけど、究極的にはいかに自分を愛するかの物語」だと分析し、レッドメインは「本作は愛の深遠さを教えてくれる。真の愛を決めるのは、ジェンダーとの違いなどではない。人の魂なんだ」と語る。人間にとって“あるべき姿”とは? 人間はそれを見つけることができるのか? 愛する相手の変化を人はどこまで受け入れることができるのか? 特別映像では映画のダイジェストシーンを盛り込みながら、作品が投げかけるメッセージの一端を垣間見ることができる。『リリーのすべて』3月18日(金)全国公開
2016年03月11日エディ・レッドメインが実在のトランスジェンダーの女性を熱演し、2年連続でアカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされている映画『リリーのすべて』。本作でのエディの役作りについて、彼にオスカー像をもたらした『博士と彼女のセオリー』のスタッフが再び協力していることが明らかとなり、エディやスタッフたちからコメントが到着した。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞したトム・フーパー監督が、世界中で大ヒットした『レ・ミゼラブル』に続いてエディとタッグを組んだ本作。いまから80年以上も前に世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人女性リリー・エルベの生涯を描き、エディがアカデミー賞「主演男優賞」、相手役のアリシア・ヴィキャンデルが「助演女優賞」にノミネートされている。本作で、アイナー・ヴェイナーの心の中で生まれ、やがてひとりの女性としての人生を獲得していくリリーを演じたエディは、『博士と彼女のセオリー』で共に仕事をしたムーブメント・ディレクターのアレックス・レイノルズから今回も大きなサポートを得ることができたことを明かす。「アレックスは素晴らしい才能のセンスを持っているんだ。彼女は僕が何に良く反応し、何に反応しないかを知っていて、自分自身を解放できるようにしてくれた。動きは外的なものだけれど、同時に内的なものでもあるから。自分自身を解放して、リリーの物語に可能な限り真実に近く、入り込めることができるようにしてくれたんだ」と、彼女のサポートによって、容姿だけではないリリーの内面の輝きや葛藤を表現できたことを語る。そして、「役の身体的な特徴は、僕がいつも取り入れたいと思っているものの一つなんだ。なぜなら、身体的な特徴はその人自身をよく表しているから。手の動きについても、常に興味を持っている。僕は、リリーが“アイナーとして”生きていたときでも、本来の彼女を表現したいと思っていた。彼女はこういう風に寝ていたのだろうか?とか日常の些細なことでも考えていたよ」と明かしており、徹底した役作りへの姿勢を伺わせた。また、同様に『博士と彼女のセオリー』のスタッフであるメイクアップ&ヘアデザイン担当のジャン・スウェルも本作に協力しており、ジャンは「リサーチは興味深いものだったわ。リリーのトランジションに応じて、すべてのわずかな変化を映し出す必要があったの。完全にリリーになる前の段階では、わずかだけど、ぎこちなさが残っていなければならなかった。最初に女性らしさを加える細かいメークを施して、髪の毛を少し脱毛したり、横糸を加えたりね。エディと私は、誰にも分からないようなわずかなことについても意見が一致して、最善を尽くすことができたわ」と言う。さらにエディの役作りの姿勢についても、「エディは情熱的で、準備にしっかり備え、かつ正確なの。それに、彼はすべてを吸収するから本当に素晴らしいわ。例えば、彼の妻(ゲルダ)が口紅を塗るところを観察して、練習していたりね。私がほかの役者のメイクアップをしているところも観察していたのよ」と、その熱心に取り組む姿を絶賛。エディもまた、「ジャンは、とても素敵な感受性を持っているよ。彼女と僕は撮影の約1年半前から、リリーの身体的なイメージについて構想を始めていたんだ」と、早い段階で本作の役作りへ取り掛かっていたことを明かしている。ゲルダ役のアリシアは、「エディとシーンを演じる中で、リリーがリアルすぎて彼女を知ることに夢中になったわ。エディと仕事していると、毎回次のテイクがどんなふうになるのか想像がつかないからワクワクした。私はチームプレーとなるようにエディの出方を見てから、それに反応するように演技をすることを心掛けたわ」と語っており、エディの役作りには共演者も感化されるほど。スティーヴン・ホーキング博士を演じた『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇したエディは、本作ではより内面から女性を体現する演技に挑んでいるようだ。「リリーのすべて」は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURES
2016年02月04日俳優・小栗旬が、映画『テラフォーマーズ』(4月29日公開)で演じる本多晃博士役のメイキング写真が6日、公開された。本作は、『あいうら』(2013年)などを手がけてきたLIDENFILMSの制作で2014年にTVアニメ化もされた同名コミックを原作として、準備に約2年を費やし実現したSFアクション。2599年の人口激増により貧富の差が激しくなった日本を舞台として、火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」とそれらを駆除するために特殊能力の手術を受けた人々との戦いを描く。メガホンを取るのは三池崇史監督。重要な役割を担う宇宙船"バグス2号"のセット製作には約1億円を投じ、3カ月間をかけて原作の世界観を忠実に再現している。小栗が演じるのは、火星地球化(テラフォーミング)計画の鍵を握る本多晃博士。火星地球化計画とは、大量のコケとゴキブリを送り込むことで、平均気温マイナス58度の火星を温め上げるプロジェクトだ。その計画が遂行されてから500年後、小町小吉(伊藤英明)らが本多によって選ばれ、宇宙船に乗って火星へ向かうことになる。公開された写真は、スラムと化した日本の街に降り立ち、バグス2号の乗組員候補者を迎えに行く本多を捉えた1枚。すでに発表されているポスタービジュアルでも、ホログラムで火星に浮かぶ姿が話題になっていたが、今回のカットも中性的なメイクと特徴的なアシンメトリーのヘアスタイルで怪しい雰囲気を醸し出している。(C)貴家悠・橘賢一/集英社(C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会
2016年01月06日『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞したトム・フーパー監督が、『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇したエディ・レッドメインと『レ・ミゼラブル』以来のタッグを組んだ『リリーのすべて』。いまや若手演技派のトップに君臨するエディが、世界初の性別適合手術を受けた女性を熱演する本作から、初の映像となる予告編と初の場面写真が解禁となった。本作は、いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも、本当の自分らしく生きることを望んだ主人公リリーと、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑いながらも一番の理解者であり続けた妻・ゲルダが織りなす、魂の触れ合いのドラマを描き出す。今回到着したのは、アカデミー賞の前哨戦ともいわれる第20回サテライト賞で「監督賞」「主演男優賞」「助演女優賞」ほか7部門にノミネートされるなど、早くも賞レースで注目を集めている本作の、初めての映像となる予告編。映し出されているのは、心の示すままに生きることを決めたリリーの姿と、そのすべてを受け入れ、共に生きることを選んだゲルダの究極の愛の形だ。風景画家のアイナーと彼の内側に潜んでいた女性・リリーの葛藤を熱演するエディ、すべてを受け入れる妻・ゲルダを演じた『コードネーム U.N.C.L.E.』のアリシア・ヴィキャンデル、さらに『007 スペクター』のベン・ウィショーら、ハリウッドを代表する若手演技派が見せる心揺さぶる演技と、フーパー監督の作り上げた美しい映像、そして音楽が見事に調和し、共鳴しあう2人の魂のラブ・ストーリーを作り上げているのが見て取れる。『レ・ミゼラブル』を撮影中に監督から直接脚本を受け取ったというエディは、「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。描かれているのは、“愛とは何か”ということ。それに、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」とコメントを寄せている。誰にも理解されなくても、互いの味方であり続けた2人が紡ぐ言葉のひとつひとつが胸を打つ映像を、まずこちらからご覧あれ。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日『レ・ミゼラブル』の巨匠トム・フーパーが監督を務め、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメインを主演に迎えた映画『リリーのすべて』の予告映像が公開された。本作は、エディ演じる風景画家のアイナーと、アリシア・ヴィキャンデル演じる妻ゲルダの愛を描いた感動のドラマだ。『リリーのすべて』予告映像映画は世界で初めて性適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話に基づくドラマ。1928年、画家のアイナー(エディ)は、肖像画家の妻ゲルダ(アリシア)に女性モデルの代役を頼まれたことをきっかけに、自分の内側に潜む女性の存在に気づく。やがてアイナーは“リリー”という名の女性として過ごす時間が増え、心と身体の不一致に苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく姿に戸惑いを隠せないが、いつしかリリーこそがアイナーの本質だと理解するようになる。予告編に描かれているのは、アイナーとゲルダの深い愛だ。ゲルダの絵のモデルとして初めて女性の姿になったアイナーの戸惑いとときめきから、次第に男性から女性へと変化していくアイナーの心。それでも決してアイナーから目をそらさずすべてを受け入れるゲルダの強い眼差しと言葉から、深い愛情が伝わってくる。命の危険を冒してでも性適合手術へと踏み切ったアイナーに“生きて欲しい”と願うゲルダの思いと、本当の自分に気づかせてくれたアイナーのゲルダへの愛と感謝から、すべてを超越した究極の愛の形を垣間見ることができる。エディが「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。描かれているのは、“愛とは何か”ということ。それに、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」とコメントしているように、本当の姿を受け入れ、味方でい続けてくれたゲルダがいたからこそ、アイナーは前例のない手術に挑む勇気が出たのかもしれない。性別や立場を超えて尊敬し、愛し合うふたりを描いた本作は、多くの人々の心を震わせることになるだろう。『リリーのすべて』2016年3月18日(金)全国公開
2015年12月03日ヤフーは11月26日、博士号を持つ修了者などを対象とした「サイエンスプロフェッショナルコース」と、博士研究員(ポスドク)などを対象とした「特任研究員コース」(任期付き)を新設して、毎年20名程度の博士号取得者とポスドクの採用を目指すと発表した。両コースで採用された博士号取得者とポスドクは、100以上のサービスから集まる同社独自のビックデータを活用し、「自然言語処理」「画像処理」「音声処理」「機械学習」「情報検索」「レコメンデーション」「コンテキストアウェア」「ヒューマン・コンピュータ・インタラクション」「大規模分散処理」「統計モデリング」「セマンティックウェブ」といった11分野の研究に携わる。研究成果は、同社の人工知能技術やIoT、広告技術などへ導入するという。また同社は、研究成果を積極的に国内外の主要な学会で発表していくことで、ほかの企業や研究機関との技術分野での連携拡大にもつなげていきたいとしている。
2015年11月26日ヤフーは11月26日は、2015年10月より博士号を持つ修了者などを対象とした「サイエンスプロフェッショナルコース」と、博士研究員(ポスドク)などを対象とし、自身の研究をより深めるためにYahoo! JAPAN研究所で任期付きで研究ができる「特任研究員コース」を新設し、毎年20名程度の博士号取得者とポスドクの採用を目指すと発表した。研究分野は、自然言語処理、画像処理、音声処理、機械学習、情報検索、レコメンデーション、コンテキストアウェア、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、大規模分散処理、統計モデリング、セマンティックウェブの11文野採用された場合、Yahoo! JAPAN独自のマルチビックデータを活用して、「自然言語処理」や「機械学習」など11分野の研究に携わり、研究成果は、自社の人工知能技術やIoT、広告技術などへの導入に加えて、研究成果を積極的に国内外の主要な学会で発表していくことで、他の企業や研究機関との技術分野での連携拡大にもつなげていくという。
2015年11月26日『博士と彼女のセオリー』でオスカー俳優となったエディ・レッドメインが、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人を演じる『リリーのすべて』。この度、11月21日(現地時間)にロサンゼルスにて本作のプレミアイベントが行われ、主演のエディを始めとしたキャスト&スタッフ陣が登場した。1930年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた“女性”の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく…。いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークのリリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。全米公開に先駆けて開催されたプレミアに参加したのは、リリー・エルベを演じるエディ、その妻ゲルダを演じるアリシア・ヴィキャンデル、アンバー・ハード、そして本作のメガホンをとったトム・フーパー監督。エディは「グッチ(GUCCI)」のスーツで妻のハンナ・バグショーと共に登場。『ハリー・ポッター』スピンオフ主演も決まり、いま最も注目を集める俳優であるエディは、本作について「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。これは、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」と真摯にコメント。『レ・ミゼラブル』以来のタッグとなったフーパー監督についても「トム(・フーパー)と一緒に『レ・ミゼラブル』を撮影していて、文字通りバリケードの中で歌っていたとき、彼が『新しい脚本を貰った。何も言わず、ただ読んで感想を聞かせて欲しい』とだけ言って、この物語を渡してきた。とても美しく深い感動的なラブ・ストーリーで、できることならこの作品に関わりたいと思ったんだ。トランスジェンダー・コミュニティの方々にも出来る限り会いに行ったんだけれど、とても寛大に自分自身の経験を共有してくれた。僕がリリーという役をより忠実に演じるために必要なことだったから、とても素晴らしい経験だった。多くの友人も出来たし、幸運だったと思う」と喜びを語った。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のドレスで会場に登場したのは、『コードネーム U.N.C.L.E.』で注目を集めるハリウッドの“イットガール”アリシア。エディとの共演について「初めてエディと読み合わせをしたのは撮影の10か月前だった。彼はその段階で既に膨大な知識を持っていたわ。彼は演じるとき全てを役に捧げるの。恐れずに、演じたことのない役に挑戦しようと思わせてくれる。素晴らしい俳優とはそういうものなのだと思うわ」と称賛した。そして2人のよき友人を演じたアンバーは「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」のパンツスーツ姿で来場。夫ジョニ―・デップと手を繋ぎ、仲睦まじい様子を見せた。豪華キャストの登場に、世界中から集まったファンは大盛り上がりだった。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月25日『博士と彼女のセオリー』で車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士を熱演し、英米のアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメインと、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞した巨匠トム・フーパー監督が、『レ・ミゼラブル』に続いてタッグを組む『The Danish Girl』が、邦題『リリーのすべて』として3月18日(金)に日本公開されることが決定。併せて、エディと『コードネーム U.N.C.L.E.』のアリシア・ヴィキャンデルの美しさが際立つポスタービジュアルが解禁となった。1930年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた“女性”の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するように。そして、移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがて、彼らの前にひとりの婦人科医が現れる――。本作は、いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークのリリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。『博士と彼女のセオリー』で難病に冒されながらも自らの道を模索し続けたホーキング博士を熱演し、アカデミー賞獲得のみならず、若手演技派スターのトップに躍り出たエディが、本作では、命の危険を冒してでも“自分らしく生きる”ことを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂のドラマに挑む。アイナーとリリー、双方の葛藤と成長を圧倒的な演技力で演じきったその姿は、2年連続のアカデミー賞を予感させるほどだ。また、そんなエディに負けない存在感を発揮するのが、アイナーの妻・ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデル。勝ち気でキュートな女性を演じた『コードネーム U.N.C.L.E.』で日本でも注目度急上昇、本作とさらに『ボーン』シリーズ新作のヒロインにも抜擢された彼女は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の今季秋冬キャンペーンの顔としても活躍。本作では、リリーと共にゲルダが味わう悲しみと、それを乗り越えていく愛の強さを鮮やかに表現。その演技には、エディと並びアカデミー賞候補確実の声が上がっている。そのほか、彼らを取り巻く共演陣には、『007 スペクター』のベン・ウィショー、『マジック・マイクXXL』のアンバー・ハード、『フランス組曲』『ヴェルサイユの宮廷庭師』マティアス・スーナールツと、注目のキャストが集結。誰にも理解されなくとも、お互いの味方であり続けたふたりの姿を追い、“人を愛するとはどういうことなのか”ということを斬新な角度から描き上げた本作。最愛のひとが本当の自分として生きたいと願ったとき、あなたはすべてを受け入れることができるか…。魂と魂で共鳴しあう至高のラブ・ストーリーに、引き続き注目していて。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月19日『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督が、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインを主演に迎えた最新作『リリーのすべて』が来年3月18日(金)に公開されることが決定した。デンマークの風景画家アイナー・ヴェイナーと妻のドラマをじっくりと描いた感動作だ。その他の情報本作でレッドメイン演じるアイナーは妻ゲルダと暮らし、公私ともに充実した日々をおくっていたが、妻に頼まれて女性モデルの代役を務めたことを機に自身の内側に潜んでいた“女性”に気づく。それからアイナーは自身を“リリー”と名乗るようになり、ゲルダはリリーこそが真の姿なのだと思うようになる。本作は、デンマークで本当にあった実話を描いた作品で、世界で初めて性別適合手術を受けた人物の物語を主軸にしながら、様々な困難や悲しみ、偏見、自身の中の思い込みと迷いと向き合い、お互いの“本当の姿”を見つめようとした夫婦の心情を繊細なタッチで描き出していく。リリーを演じたレッドメインは『博士と彼女のセオリー』でオスカーを受賞した若き名優で、ゲルダを演じるアリシア・ヴィキャンデルは『ボーン』シリーズの新作にも出演が決まっている新星だ。本作は題材から完成前にはセンショーナルな作品だと紹介されることもあったが、映画はどんな時もお互いのことを想い、愛し続けるふたりのラブ・ストーリーになっているようだ。『リリーのすべて』2016年3月18日(金)全国公開
2015年11月19日みなさん、「マッチングセオリー」という言葉をご存知でしょうか。これは、人は自分と釣り合いの取れている相手を選びやすいという、心理学上の理論です。こちらをうまく利用すれば、どんな人でも素敵な恋人ができるはず!「私なんて……」と諦めているあなた、以下のことを試してみませんか?≪マッチングセオリーとは≫お互いの外見や性格、社会的地位などに大きな格差がなく、なんとなく似ていたり、釣り合いが取れていたりする相手を好きになりやすい、という考え方。これは周りからの意見によって決めるのではなく、自分自身が判断し、また感じるものです。例えば、街を歩いていて、「何でイケメンがあんなブスを連れてるの!?」というカップルを見かけることもありますよね?それは周りから見るとチグハグかもしれませんが、本人たち同士にとっては釣り合いが取れているのです。≪分相応の相手だと安心する≫仮にあなたが庶民で、超セレブの男性と交際したとしましょう。その場合、最初は「ラッキー」と喜んでいても、だんだん不安になってくるはず。「高価なものをもらっても、どうお返ししたらいいかわからない」「実は私のことを見下しているのではないか」「貧乏くさいと思われたらどうしよう」と、次から次へとふたりの格差に頭を悩ませることに……。一方、相手が同じステイタスだったら、こんな不安は起こりません。背伸びせずにいられる相手はとても楽。だから長続きもしやすいのです。≪美人すぎるとモテにくい?≫美人はモテると思っている人はたくさんいますし、実際、第一印象での人気は高いでしょう。ところが、いざ付き合うとなったとき、男性の多くは「自分には釣り合わない」と考えて諦めてしまいます。まず、勝手にモテモテだと思い、ライバルがたくさんいそうだからと断念する人。すでに恋人がいるだろう、と考えてアプローチすらしない人。このあたりをクリアしたとしても、マッチングセオリーの影響で、「やっぱり美人とは付き合えない」と判断する男性も少なくないでしょう。こうなると俄然、美人ではない女性に有利な風向きとなります。≪自分だけ評価で測らないようにしよう≫マッチングセオリーの基本となるのは、自分が自分をどう評価するか、にあります。例えばの話、芸能人と交際するとイメージしてみてください。「キムタクとは恐れ多くて付き合えない!」とか、「福山雅治なんてとんでもない!」。でも、「出川哲郎なら安心して付き合えそう」などという答えが出たとしたら、あなたは「私は出川哲郎と釣り合うビジュアル」と自己評価していることになるわけです。だからといって、周りもあなたを同じように見ているとは、思わないこと。容姿に自信のない人が消極的になりがちなのは、単なる自己評価なのに「みんなもそう思っているはず」と思い込むから。でも周りには、「あなたなら素敵な人と付き合えると思うよ」と言う人もいるでしょう。自己評価と周りの評価はイコールではないことのほうが多い、と覚えておきましょう。≪マッチングセオリー、振り返り≫◆あなたもイケメンと付き合えるかも超イケメンを好きになったとしても、「恋人がいるだろうな」と思い込んで諦めるのは早合点。誰もが不釣り合いになるのを恐れてアタックしない可能性があるので、むしろ成功率は高いかもしれません!その代わり、交際が成功した後、マッチングセオリーによってあなたが不安を抱える可能性もあります。そこはイケメンを落としたのですから、自信を持ちましょう!◆人は自分と釣り合う相手を選ぶ自分では「このレベルくらいの人しか相手にしてもらえないだろう」と感じていても、周りの人はそうは思っていません。もしもウソみたいに素敵な男性からアプローチされたら、その相手はあなたと釣り合いが取れていると判断して声をかけてきたのだということ。それを信じましょう。ただし、詐欺師やカラダ目当ての男性の場合は、マッチングセオリーを超えてくるほど口がうまく、あなたに合わせてくる場合も。そこは冷静な見極めが必要です!(文=くらげ)【プロフィール】占いライター、恋愛コラムニスト、心理カウンセラー。あの人があなたに抱いた第一印象【無料占い】
2015年09月04日エディ・レッドメインが天才物理学者スティーヴン・ホーキング博士を熱演し、本年度アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した『博士と彼女のセオリー』のブルーレイ&DVDが、いよいよ8月5日(水)よりリリースされる。世界が絶賛したこの心揺さぶる愛の物語から、長きにわたって博士を支えた妻・ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズのインタビューが到着した。宇宙の起源の解明に挑み、現代宇宙論に多大な影響を与えたホーキング博士。ALS(筋委縮性側索硬化症)を抱えながらも研究を続け、たびたび公の場にも登場する彼だが、博士による偉業がひとりの女性によって支えられていたことは、これまで、あまり知られていなかった…。そんな博士とジェーンのひと目惚れの出会いから、余命2 年と宣告されながらも、お互いの存在を必要としあった愛の過程、さらに、きれいごとだけではない夫婦の現実、そして予想外の結末に至るまで、2人のおよそ50 年分の半生を、エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズという若手実力派俳優で描いた本作。世界中から絶賛を受け、エディは見事オスカーを獲得、フェリシティも同「主演女優賞」にノミネートされた。159cm と小柄で、どことなく少女らしさを残しつつも、31 歳の大人の女性としての凛とした美しさを併せ持つフェリシティ。先日、エディは『ハリ-・ポッター』シリーズ初のスピンオフ作品の主演に決定したばかりだが、彼女も本作で一躍注目を浴び、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第3弾『インフェルノ』(2016 年10 月公開予定)や、今夏クランクイン予定の『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ作品『Rogue One』(原題/2016 年12 月16 日公開予定)のヒロインに大抜擢されている。本作では、病いと闘いながらも生きる意味を全うし続ける博士と、それを支え続けた女性ジェーンの、いわば夫婦よりも深い関係が観る者の胸を打った。「すばらしいラブ・ストーリーの要素がこの映画にあった」と、フェリシティも言う。「これはスティーヴンとジェーンの2人についての映画で、2人の愛が困難な状況を乗り越えていくことの映画なの。それに、この脚本はある意味で日常的な物語で、恋愛について語られていたところがとても気に入ったわ」と、初めて脚本を読んだ感想を語る。「実在の人物を演じるのは、その人物に対してもの凄い責任感が伴うものなの。だから、ジェーンがどんな人物であるかを知るために、私にできることは何でもしたわ」と彼女は言う。「ジェーン・ホーキングの記録映像やドキュメンタリーの映像を見ることから始めたの。スティーヴン・ホーキングについてのドキュメンタリーが70年代から現在に至るまで、たくさん作られているから、その中でジェーンの部分があれば、たとえ3分だけの映像でも、私の携帯に録画して、その動画をパソコンに入れて、何度も見返したわ」。映画の原作になったジェーンの本も熟読し、役に対する思いが固まりつつあったころに、ジェーン本人と会うことができたという。「ジェーンと実際に会ったことで、私の場合は、役作りがかなり楽になったわ。彼女はとても陽気な人で、彼女の身のこなし方は素晴らしかったわ。声も素敵だったわね。彼女と会ったことで、たくさんのことを役作りに生かすことができたわ」。博士とジェーンが、同じ日に撮影中のセットに現れたこともあったそうで、「セットの傍らでスティーヴンとジェーンがそれぞれ離れたところにいる中で、本人を演じるのはとんでもない瞬間だったわ。特に撮影の最初の週は、ちょっと気後れしそうになったわね」と、フェリシティ。また、博士本人からも「若いころの自分をみているよう」と太鼓判を押されたエディとの共演は、「彼との仕事は素晴らしかったわ。エディは、演技に対して熱心で、誠実に取り組むの」とふり返る。「彼は自分自身の演技のことを考えるだけじゃなくて、周りの役者を後押しして、手を差し伸べてくれたわ。そういう人が現場にいるのは、とても新鮮なものだったわ。そういう意味で、彼はとても献身的な人よ」。だが、やがて、博士とジェーンはそれぞれ別の人との人生を選択することになる。「彼女はとても信心深い人なんだけど、禁欲的にはなっていないの。むしろ、とても官能的な女性なの。そして、彼女はジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズ(チャーリー・コックス)を愛してしまって、彼らはそのことで思い悩んでしまうのよ。スティーヴンがその2人の関係を知る根拠はたくさんあって、複雑な状況から三角関係になるの。ジェーンにとって、スティーヴンとの生活は重荷や負担になっているから、彼女には信仰と歌と音楽という別の生活の側面があったわ。そこでは、彼女が自分自身を表現できて、慰めと支えになっていたの」。今回、ブルーレイとDVDには、泣く泣くカットされた未公開シーンも収録されているが、フェリシティが挙げたのは、「スティーヴンが手を使って書くことができなくなって、ジェーンが彼の論文と『ホーキング、宇宙を語る』の初期の原稿を書き上げる」というシーン。「彼女は彼の研究の始まりにかなり深く関わっていたことが分かるシーンなの」と語るように、ジェーンはまさに公私にわたって博士を支えていたのだ。少しずつすれ違いが生じながらも、お互いを想わずにはいられなかったジェーンと博士との関係を、この機会に改めて見つめ直してみて。『博士と彼女のセオリー』は8月5日(水)よりブルーレイ&DVD発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:博士と彼女のセオリー 2015年3月13日より全国にて公開(C) UNIVERSAL PICTURES
2015年07月19日「anan」1963号7/15発売は「運命を変える絶対セオリー。」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。木村拓哉さんの「運命を変えるジャンプ」誕生の瞬間。6月某日、スタジオに入るとそこには、幅約5メートルものトランポリンが鎮座。そう、木村拓哉さんの躍動感あふれるポーズは、これを使って生み出されたのです。今回、編集部とカメラマンさんの事前の打ち合わせで、「運命を変える」というコンセプトを表現するためにと出た案が、トランポリンによるジャンプ。表紙撮影での編集者の仕事は、スタッフさんとのやり取りから飲み物の買い出しまで多岐にわたります。が、しかし!まさかトランポリンの手配をすることになるとは、編集部2年目の私には思いもよりませんでした。さらに加えて、木村さんが万全の態勢で飛べるようにとトランポリンのインストラクターも探すことに。するとなんと、元オリンピック強化指定選手の方に来ていただけることになったのです…!こうして迎えた撮影日。その跳躍は、私たちの期待をはるかに上回るものでした。当日、お着替えが終わった木村さんは、すぐにトランポリンの上へ。最初の数回のジャンプで、早くも表紙候補か!?というカットが続々と。ここで私たちはその完璧なまでの運動神経を見せつけられるのです。モニターを覗きながら、スタッフ一同「うわぁ~」と歓声を上げるばかり。普通、ジャンプしながら撮る時は、顔がぶれてしまうことが多いらしいのですが、木村さんの場合、体の軸がしっかりしているので、ぶれは全くありません。サクサクと撮影が進みます。カメラマンさんがちょっとハードめな要求をすると、「まじかよ~」と言いながらも嬉しそうに体を弾ませる木村さん。ときにはご自分からインストラクターさんに跳び方を質問するなど、とっても意欲的。少年のような表情に、私たちは釘づけです。そばでずっと見ていたインストラクターさんも、「普通の人はいきなりここまでできませんよ」と、そのハイレベルぶりに舌を巻いていました。ときにシャツをはためかせ、ときにネクタイを空に躍らせながら、「運命は自分次第で変えられる」という特集テーマを力強く表現してくださった木村さん。本誌中面には、表紙同様に息を呑むグラビアがロングインタビューとともに8ページ詰まっています。どうぞご堪能ください!(K)
2015年07月14日