特別展「毒」が、東京・上野の国立科学博物館にて2022年11月1日(火)から2023年2月19日(日)まで開催される。「毒」がテーマの展覧会、国立科学博物館で初開催特別展「毒」は、国立科学博物館にとって初となる「毒」をテーマにした展覧会だ。この世界のあらゆるところに存在する毒を、各研究部門のスペシャリスト9名が徹底的に分析し、様々な「毒」世界を探求。「毒」は基本的に生体に対して害を与える物質として理解されているが、「毒」には多面的な要素があり、薬効を持つものもある。例えば人体に有用なものでも、摂りすぎると毒になることがあったり、アレルギー反応に見られるように、感受性の高低によっても毒性は異なっている。自然界のあらゆるところに存在し、様々な一面を持つ「毒」を動物学、植物学、地学、人類学、理工学と多角的な視点から掘り下げ、国立科学博物館ならではの貴重な標本資料などを用いて解説。総展示数はおよそ250点と、見応えのある展示になっている。有毒生物の巨大模型や標本例えば、身を守るため、捕食のために用いられる有毒生物の「毒」のシステム・仕組みは、巨大模型や、剥製などの標本を使って説明。有毒な植物や毒虫、有毒爬虫類、有毒両生類などを一気に紹介していく。見所は、迫力いっぱいの“巨大模型”。ハブは実物の約30倍、オオスズメバチは約40倍、イラガは約100倍、セイヨウイラクサは約70倍サイズの巨大模型が会場に登場する。菌類による「毒」や人工「毒」もさらに、様々な中毒症状を引き起こす毒きのこをはじめとする、菌類による「毒」、鉱物など生物以外のものに含まれる自然界の「毒」、クジラの体内から見つかったマイクロプラスチックなどの、歴史の中で人間が作り出した“人工毒”と、様々な「毒」に迫っていく。「毒」と進化&「毒」と人間の関係また、「毒」のある生物への擬態や、「毒」に耐える性質の獲得、「毒」を利用した種子の散布など、「毒」と生物の進化の関係、「毒」に起因する多様性についても紐解く。例えばコアラが食べるユーカリにはタンニンやテルペン、青酸配糖体、フェノール化合物などの毒性をもつ化学物質が多く含まれているため、コアラは毒に対抗する様々な機能が発達している。肝臓の酵素で解毒を行う他、ユーカリの葉の毒性を味・匂いで選別し、より毒性の少ない葉を選び取ることができると考えられている。さらに、古代から「毒」を武器や薬として使用してきた人間との関係も紹介。「毒」と人間の歴史を辿りつつ、科学の進歩による「毒」の解明、そしてその利用などの「毒」の研究も紹介していく。【詳細】特別展「毒」会期:2022年11月1日(火)~2023年2月19日(日)会場:国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室住所:東京都台東区上野公園7-20開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日、12月28日(水)~1月1日(日・祝)、1月10日(火)※ただし1月2日(月・休)、 9日(月・祝)、2月13日(月)は開館※会期等は変更になる場合あり。※入場方法等の詳細は公式サイトを確認。■チケット〈要日時指定予約〉入場料:一般・大学生 2,000円、小・中・高校生 600円チケット発売:公式チケットサイト(ART PASS)、美術展ナビチケットアプリ、各種プレイガイド※未就学児は無料。※障害者手帳を持参した本人とその介護者1名は無料。※時間ごとに入場定員あり。入場者は公式サイトより日時指定予約が必要。※当日、博物館で販売する当日券での入場枠もあり。ただし、入場待ちとなる場合や、入場枠が完売となる場合あり。※学生料金で入場の際には学生証の提示が必要。※本展を観覧した人は、同日に限り常設展(地球館・日本館)も観覧可能。ただし、常設展示の開館時間内に限る。また、日時指定日の指定時刻の前に常設展示を観覧することはできない。※チケットのキャンセル・券種変更・払い戻し・再発行は不可。再入場は不可。※会場内の混雑等により、入場待ちとなる場合あり。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年04月17日国宝、重要文化財などを多数所有する奈良国立博物館の所蔵品を、名品展として東京で初公開する『SHIBUYAで仏教美術 ―奈良国立博物館コレクションより』が、4月9日(土)より渋谷区立松濤美術館にて開催される。明治28(1895)年4月、帝国奈良博物館として開館して以来、127年の歴史を有する奈良国立博物館。仏教と関わりの深い古美術品や考古遺品などの保存、調査・研究、展示を通じて、優れた仏教美術の魅力とその背景にある豊かな歴史・文化を、長きにわたり多くの人々に伝えてきた国内有数の博物館で、毎秋に開催される『正倉院展』の会場でもある。同展では、奈良国立博物館の数多くある所蔵品の中から、国宝《牛皮華鬘》、重要文化財《如意輪観音菩薩坐像》など、これまで、東京ではまとまった形で公開したことのなかった、主に仏教に関する美術工芸品83件を名品展という形で紹介する。新型コロナウイルスの影響で、国内の移動もままならない現在。奈良にある名品を東京で鑑賞することで、心やすらぐ時間を過ごすことができるだろう。《如意輪観音菩薩坐像》 木造 古色(現状)平安時代 9~10世紀重要文化財 画像提供:奈良国立博物館《烏樞沙摩明王像》 絹本著色 鎌倉時代 14世紀 画像提供:奈良国立博物館【後期展示】《辟邪絵 天刑星》(部分) 紙本著色 平安~鎌倉時代 12世紀 国宝 画像提供:奈良国立博物館【前期展示】《泣不動縁起》(部分) 紙本著色室町時代15世紀 画像提供:奈良国立博物館【前後期で場面替え有】【開催概要】『SHIBUYAで仏教美術 ―奈良国立博物館コレクションより』会期:2022年4月9日(土)~2022年5月29日(日) ※会期中展示替えあり会場:渋谷区立松濤美術館時間:10:00~18:00休館日:月曜、5月6日(金)料金:一般1,000円、大学800円、 高校・60歳以上500円、中小100円※土日祝は小中学生無料、金曜日は渋谷区民無料※土日祝、最終週は「日時指定予約制」。公式サイト:
2022年04月08日印刷博物館P&Pギャラリー企画展『グラフィックトライアル2022 -CHANGE-』が4月23日(土)~7月24日(日)にかけて、東京・印刷博物館P&Pギャラリーで開催される。本企画は、第一線で活躍するクリエイターと凸版印刷が協力して新しい印刷表現を探るプロジェクト。色数や用紙、インキ等に制限を付けず、究極の色再現やリアルな質感再現を印刷技術の力で最大限に引き出すことで、印刷が持つ豊かな表現の可能性を追求している。展覧会ではクリエイターの独創的なアイデアと印刷技術を組み合わせて完成させたポスターと、制作過程での数々のトライアルが紹介される予定だ。16回目を迎える今回のテーマは「CHANGE」。コロナ禍で拍車がかかった様々な変化の波、新たな価値観や世界観の到来を居山浩二、GOO CHOKI PAR、小玉文、田中良治、増永裕子の5名がポスター作品に昇華する。一般的に印刷は変化しないものだが、テーマを受けて絵柄が変わる作品、存在感が変わる作品など、全てが「変化するポスター」に仕上がっているという。さらに網点の形を変える「スクリーンメーカー」をはじめ、 オフセット印刷でホログラムを再現した「オフセットホロ」、 繊細な水滴を印刷で再現した「結露印刷」など、今までにない印刷表現にも期待だ。また日本を代表するアートディレクターのひとりである葛西薫氏(「グラフィックトライアル2019」参加クリエイター)が音声ガイドのナレーターを担当。印刷に精通する葛西氏の目線からの解説も楽しめる。それぞれのアーティストが表現と技術のコラボレーションの先に見出した“CHANGE”の形をぜひ現場で目撃してほしい。■展示情報『グラフィックトライアル2022 -CHANGE-』4月23日(土)~ 7月24日(日)時間:10:00~18:00休館日:毎週月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火)会場:印刷博物館 P&Pギャラリー入場料:無料※印刷博物館展示室の入場料は必要※事前入館予約を実施※本展および関連イベントは、 新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止もしくは延期など変更になる可能性あり。なお、開館する場合でも入場制限の措置あり。<関連イベント>「クリエイタートークイベント」4月22日(金)18:00~19:30出演:居山浩二、 GOO CHOKI PAR、 小玉文、 田中良治、 増永裕子(凸版印刷)オンライン開催 / 参加無料定員:300名 / 事前予約制・先着順詳細・申し込みは公式サイトへ
2022年04月06日世界有数の博物館のひとつ、エルサレムのイスラエル博物館より、選りすぐりのピカソ作品が初来日する『イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ―』が、4月9日(土)より、パナソニック汐留美術館にて開催される。同展では、イスラエル博物館が所蔵にする800点以上のピカソ・コレクションから、版画作品を中心に、油彩、素描から写真までの作品を通して、長く、豊饒な創作の軌跡を展観。世紀の変わり目の1900年頃の絵画から、亡くなる3年前の1970年の作品までを年代順に紹介していく。青の時代の傑作銅版画《貧しい食事》を含む〈サルタンバンク・シリーズ〉、1930年代の〈ヴォラール連作〉、戦時期の《フランコの夢と嘘 I、II》、86歳で制作した〈347シリーズ〉など、画風の移り変わりと技術的な実験の軌跡、そしてモチーフの変容を紹介し、ピカソのインスピレーションの源に迫る。【開催概要】『イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ―』会期:2022年4月9日(土)~6月19日(日)会場:パナソニック汐留美術館時間:10:00~18:00、5月6日(金)、6月3日(金)は20:00(入館は閉館30分前まで)休館日:水曜(5月4日と5月18日は開館)料金:一般1,200円、65歳以上1,100円、大学700円、高校500円※予約サイトでの日時指定予約が必要▪美術館公式サイト:
2022年03月23日国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出し、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館の4つの国立博物館が収蔵品を貸し出す「国立博物館収蔵品貸与促進事業」において、2022年度事業の実施対象館が決定いたしました。これにより国立博物館が所蔵する地域ゆかりの文化財113件が、愛知、島根、栃木、鹿児島、滋賀、沖縄の6つの施設で順次公開される予定です。■2022年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 実施対象館(会期順)美術館・博物館名:刈谷市歴史博物館(愛知県)展覧会名 :伊勢物語とかきつばた会期(予定) :2022年4月23日(土)~2022年6月5日(日)貸与予定件数 :3件美術館・博物館名:島根県立古代出雲歴史博物館(島根県)展覧会名 :ハニワの世界へようこそ会期(予定) :2022年7月1日(金)~2022年8月28日(日)貸与予定件数 :9件美術館・博物館名:足利市立美術館(栃木県)展覧会名 :あしかがの歴史と文化再発見!会期(予定) :2022年7月30日(土)~2022年10月10日(月・祝)貸与予定件数 :16件美術館・博物館名:鹿児島県歴史・美術センター黎明館(鹿児島県)展覧会名 :茶の湯と薩摩会期(予定) :2022年9月22日(木)~2022年11月6日(日)貸与予定件数 :30件美術館・博物館名:滋賀県立安土城考古博物館(滋賀県)展覧会名 :大岩山銅鐸里帰り展(仮称)会期(予定) :2022年10月8日(土)~2022年11月20日(日)貸与予定件数 :6件美術館・博物館名:沖縄県立博物館・美術館(沖縄県)展覧会名 :琉球 ―美とその背景―会期(予定) :2022年10月14日(金)~2022年12月4日(日)貸与予定件数 :49件注目は、本土復帰50年の節目を迎える沖縄県で開催予定の「琉球 ―美とその背景―」展(会場:沖縄県立博物館・美術館)。東京国立博物館からは、「黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙」や「三線」など28件、九州国立博物館からは、「浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳」や「鳳凰螺鈿七弦琴」など21件、合計49件の文化財を貸し出します。左:黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙 沖縄本島 第二尚氏時代・18世紀末~19世紀 東京国立博物館蔵、右:浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳 第二尚氏時代・19世紀 九州国立博物館蔵(沖縄県立博物館・美術館で展示予定)また、開館30周年を記念する滋賀県立安土城考古博物館では「大岩山銅鐸里帰り展(仮称)」が開催されます。滋賀県野洲市の大岩山遺跡から出土した、現存する日本最大の銅鐸(重要文化財、総高 約135cm)をはじめ、竜王町高塚山出土の銅鐸など、東京国立博物館から6件の考古資料を貸し出します。さらに2021年に市制100年を迎えた足利市では、100周年記念に続く取り組みのひとつとして、足利市立美術館において「あしかがの歴史と文化再発見!」展が開催されます。東京国立博物館から、 熊野山古墳や十二天塚古墳(いずれも足利市)などから出土した考古資料16件を貸し出します。■2022年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 展覧会概要(会期順)◆刈谷市歴史博物館「伊勢物語とかきつばた」 貸与予定件数:3件「伊勢物語」に登場する三河の「かきつばた」が広く受容された歴史を紹介する展覧会会期 : 2022年4月23日(土)~2022年6月5日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 愛知県刈谷市をはじめとする西三河地域は、かきつばたの名所として知られます。これは、平安時代の歌物語「伊勢物語」第九段の「東下り」で、在原業平といわれる主人公が八橋(現・愛知県知立市)で「かきつばた」を歌に詠んだことに由来します。公家の教養であった「伊勢物語」は、江戸時代には尾形光琳(1658~1716)や乾山(1663~1743)といった琳派によって八橋のかきつばたが描かれ、出版文化の隆盛とともに庶民にも活字で読まれるようになりました。本展では、「伊勢物語絵巻(模本)」などを東京国立博物館から、「伊勢物語絵巻 上巻」を京都国立博物館から貸し出し、江戸時代に焦点をあて、伊勢物語やかきつばたが広く受容された歴史を紹介します。伊勢物語絵巻(模本) 巻第一(部分) 古藤養成(他)模 江戸時代・天保9年(1838) 東京国立博物館蔵◆島根県立古代出雲歴史博物館「ハニワの世界へようこそ」 貸与予定件数:9件山陰地域出土品を中心に、形象埴輪の魅力に迫る展覧会会期 : 2022年7月1日(金)~2022年8月28日(日)URL : みどころ: 古墳上に埴輪を立て並べる習慣は、前方後円墳が全国的に築造されはじめるのにあわせて各地に広まりました。古墳時代後期には、古墳の一角を区切り、人物や動物、武具等の様々な器物を表現した埴輪を並べ、被葬者の生前の活躍や首長継承のまつりを再現するようになります。こうして埴輪は、より表情豊かで多彩なものへと変化していきました。本展では、東京国立博物館から「馬形埴輪」(重要文化財)をはじめとする考古資料を貸し出し、そのほか山陰地域出土の形象埴輪を中心に、人物や動物をかたどった様々な埴輪を展示します。制作時期や地域ごとの特徴や違いといった考古学的な比較だけでなく、個々のハニワが持つデフォルメの妙や豊かな表情など、形象埴輪の魅力を紹介します。重要文化財 馬形埴輪 古墳時代・6世紀 埼玉県熊谷市上中条出土 東京国立博物館蔵◆足利市立美術館「あしかがの歴史と文化再発見!」 貸与予定件数:16件足利ゆかりの文化財から市の歴史と文化を辿る展覧会会期 : 2022年4年7月30日(土)~2022年4年10月10日(月・祝)URL : 公式Twitter: みどころ : 2021年に市制100周年を迎えた足利市では、100周年記念に続く取り組みとして、郷土を見つめ直す企画展を開催します。本展では、東京国立博物館が所蔵する、熊野山古墳や十二天塚古墳(いずれも足利市)などから出土した考古資料を貸し出します。そのほか、足利ゆかりの文化財等を一堂に集め、これらを受け継いでゆく子どもたちにもわかりやすく、足利市の歴史と文化の源流を紹介します。埴輪 童女 古墳時代・6世紀 栃木県足利市 熊野山古墳群出土 山田宗治氏他寄贈 東京国立博物館蔵◆鹿児島県歴史・美術センター黎明館「茶の湯と薩摩」 貸与予定件数:30件薩摩の茶の湯文化の歴史について紹介する展覧会会期 : 2022年9月22日(木)~2022年11月6日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 日本の伝統文化のひとつである茶の湯は、中国から伝来した喫茶法をもとに育まれました。室町時代には将軍家を中心に権威の象徴となり「唐物」が愛好されましたが、安土桃山時代に千利休(1522~1591)が侘茶を大成すると、新たに価値づけされた「和物」が登場し、政権者から大名、町衆へと広がりました。本展では、東京国立博物館から、薩摩焼を代表する文琳形茶入として名高い「黒釉文琳茶入 銘 望月」をはじめとする23件、九州国立博物館からは「油滴天目」(重要文化財)を含む7件を貸し出し、侘茶との出会いや大名茶への展開など、歴史の動向や様々な文化交流によって拡がる薩摩の茶の湯文化の歴史について人的交流を軸に紹介します。左:黒釉文琳茶入 銘 望月 薩摩 江戸時代・17世紀 松永安左エ門氏寄贈 東京国立博物館蔵、右:重要文化財 油滴天目 中国・建窯 南宋時代 九州国立博物館蔵◆滋賀県立安土城考古博物館「大岩山銅鐸里帰り展(仮称)」 貸与予定件数:6件開館30周年を記念し、日本最大の銅鐸が里帰りする展覧会会期 : 2022年10月8日(土)~2022年11月20日(日)URL : みどころ: 開館30周年を記念し、日本最大の銅鐸が里帰りをします。弥生時代後期の大岩山銅鐸は、滋賀県野洲市の大岩山遺跡から明治14年(1881)、昭和37年(1962)の調査によって計24個が出土しました。本展では、東京国立博物館所蔵の、大岩山遺跡から出土した現存する日本最大の銅鐸(重要文化財)をはじめ、「扁平鈕式銅鐸」や「三角縁二神二獣鏡」など、地域ゆかりの考古資料6件を貸し出します。重要文化財 突線鈕5式銅鐸 弥生時代(後期)・1~3世紀 滋賀県野洲市小篠原字大岩山出土 東京国立博物館蔵◆沖縄県立博物館・美術館「琉球 ―美とその背景― 」 貸与予定件数:49件王都・首里や村々で花開いた琉球文化の美を紹介する展覧会会期 : 2022年10月14日(金)~2022年12月4日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 2022年に本土復帰50年を迎える沖縄県は、古くから海を通じて様々な国と交流し、独自の文化を発展させてきました。王都・首里を中心として発展したもの、島々で花開いたもの、各地域によって多様な文化を見ることができます。本展では、東京国立博物館から「黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙」や「三線」など28件を、九州国立博物館からは「浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳」や「鳳凰螺鈿七弦琴」など21件を貸し出します。島々・村々で享受された「美」を地理的・歴史的な視点のみならず、民俗的な視点も含めて紹介します。キンカブ 奄美大島 第二尚氏時代・18世紀 東京国立博物館蔵※上記6つの展覧会の概要・貸与予定作品は2022年3月22日現在のものです。今後、変更になる場合があります。最新情報は各美術館・博物館の公式ウェブサイトなどでご確認ください。■2023年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」募集予定2022年4月1日(金)から、2023年度国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館の申請受付が開始されます。申請受付期間:2022年4月1日(金)~6月30日(木) [17時必着]貸与促進事業の申請、展覧会情報に関する詳細は、以下の〈ぶんかつ〉公式ウェブサイトでご確認いただけます。URL: 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしています。2023年度国立博物館収蔵品貸与促進事業 募集チラシ■国立博物館収蔵品貸与促進事業とは国内各地の美術館・博物館に対し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出し、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館の4つの国立博物館が収蔵品を貸し出すこの事業は、各地ゆかりの文化財を展示に活用し、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信ならびに地方創生・観光振興、次世代への文化財の継承に寄与することを目的としています。■文化財活用センターとは文化財活用センターは、国内外のさまざまな人が日本の文化財に親しむ機会を拡大するため、2018年7月、国立文化財機構のもとに設置された組織です。愛称は〈ぶんかつ〉。貸与促進事業のほか、文化財を通じて豊かな体験と学びを得ることができるよう、文化財を活用した新たなコンテンツやプログラムの開発、文化財のデジタル情報の公開、また文化財の保存環境に関する相談窓口を開設、文化財の保存と活用を目的とした寄付金の募集を行っています。▼ぶんかつSNSYouTubeチャンネル : Instagram @cpcp_nich: Twitter @cpcp_nich : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月22日東京国立博物館は、今年も「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を実施します。本館の各展示室で、絵画や陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品をお楽しみいただき、本館北側に広がる庭園ではさまざまな種類の本物の桜を堪能できます。建物の内外で桜を楽しんだ後は、その印象を俳句にしてみませんか。「花見で一句」と題して投句を募集します。※昨年と同様本年も、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、ワークショップやギャラリートーク等の建物内の関連イベントは見合わせることとなりました。ご了承ください。「博物館でお花見を」キービジュアル■本館桜めぐり本館内の各展示室では、「飛鳥山花見」(三枚続)など花見の風景を描いた浮世絵や、桜と山吹を描いた屏風にさまざまな季節の草花を描いた色紙を貼った上に時代を代表する書の名手が和歌を書いた「桜山吹図屏風」などの書画、また桜をモチーフにした陶磁器など様々な工芸作品を展示いたします。該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。【主な展示作品】※作品はすべて東京国立博物館蔵、期間表示のないものは全期間展示飛鳥山花見(三枚続)<飛鳥山花見>鳥居清長筆 江戸時代・18世紀本館10室桜の名所、飛鳥山をワイドな画面を使って効果的に描いています桜山吹図屏風(6曲1双のうち右隻)<桜山吹図屏風>伝俵屋宗達筆 江戸時代・17世紀 6曲1双 田沢房太郎氏寄贈本館7室2022年3月23日(水)~5月8日(日)展示桜と山吹が咲きほこる春。宗達風の意匠美豊かな屏風です観桜図屏風(部分)<観桜図屏風>住吉具慶筆 江戸時代・17世紀 西脇健治氏寄贈本館7室3月23日(水)~5月8日(日)展示江戸時代のやまと絵の典型で、公卿が穏やかな風景の中で桜をながめています桜に春草図<桜に春草図>尾形乾山筆 江戸時代・18世紀 山本富子氏・山本賢二氏寄贈本館8室3月23日(水)~5月8日(日)展示満開の桜と春の草花。和歌は咲き誇る桜を将軍の権力にたとえた祝いの歌です色絵桜樹図透鉢<色絵桜樹図透鉢>仁阿弥道八作 江戸時代・19世紀本館8室3月23日(水)~6月5日(日)展示白、赤、青で点描画のように描かれた桜が、鉢の中に咲きほこります。江戸後期の京焼の名工仁阿弥道八による乾山風の代表作です小袖 紫白染分縮緬地笠扇桜文字模様<小袖 紫白染分縮緬地笠扇桜文字模様>江戸時代・18世紀本館10室歌を「カタカナ」で散らす点が珍しい友禅染の優品です桜蒔絵硯箱(蓋部分)<桜蒔絵硯箱>室町時代・15~16世紀本館12室金銀蒔絵で装飾する硯箱。蓋表から身の懸子、水滴まで全体に桜の意匠で統一した桜尽くしの作品です桜花山鵲図鐔<桜花山鵲図鐔>塚田秀鏡 明治3年(1870)本館13室向かい合う二羽の鳳凰と、咲き誇る桜の枝を金・銀で表現しています。塚田秀鏡(1848~1918)は、江戸に生まれ、大正2年帝室技芸員となりました色絵桜樹図皿(5枚組のうち)<色絵桜樹図皿>鍋島 江戸時代・18世紀本館13室鍋島焼が発案した見込中央白抜きのデザインで、春爛漫と咲き誇る桜の富貴な気分を描きます■「トーハクなび」でスタンプラリー形式のクイズを開催!東京国立博物館 公式鑑賞ガイドアプリ「トーハクなび」(※)にて、3月15日(火)~4月10日(日)の「博物館でお花見を」期間限定で、スタンプラリー形式のクイズ「さくらスタンプラリー」を開催します。スタンプラリーは、イベント開催中、アプリ内から参加することができます。本館展示室内に設定されたスタンプラリーのポイントでは、その展示室にある作品にちなんだクイズが出題されます。すべてのクイズに正解した方は、期間限定でオリジナルのプレゼント画像をダウンロードできます。「さくらスタンプラリー」スタート画面のイメージ(画像は2021年のものです)*お手持ちのスマートフォンやタブレットなどの端末に「トーハクなび」をダウンロードした後、アプリ内の「スタンプラリー」ボタンより参加できます。*「さくらスタンプラリー」に参加するには、「トーハクなび」を最新のバージョンにアップデートしてください。*「さくらスタンプラリー」は日本語のみです。※「トーハクなび」とは東京国立博物館 総合文化展の公式鑑賞ガイドアプリです。展示中のおすすめ作品を、音声と文章で紹介しています。さらに、テーマごとの鑑賞コースガイド、体験型コンテンツ、スタンプラリーを楽しむことができます。*「トーハクなび」のダウンロードは無料です。*「トーハクなび」の詳細については、以下のURLをご参照ください。 「トーハクなび」アプリ起動画面のイメージ■東博句会「花見で一句」を募集します!「博物館でお花見を」開催期間中に桜をモチーフにした作品や桜をテーマにした俳句を募集します。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。■庭園開放について本館北側の庭園を開放します。ソメイヨシノをはじめ、約10種類の桜をご覧いただけます。改修が完了し、ベンチなどを増設、園内を散策しやすくなりました。【開放時間】10:00~16:00*悪天候により中止する場合がございます。*茶室内には入れません。庭園風景※写真はイメージです■「博物館でお花見を」来館案内入館方法について詳細は、東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。会期 : 2022年3月15日(火)~4月10日(日)会場 : 東京国立博物館開館時間 : 9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 : 月曜日、3月22日 ※ただし、3月21日、28日は開館観覧料 : 一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。交通 : JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)ウェブサイト: ※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。※2022年4月1日(金)より事前予約なしでご入館いただけます(3月31日(木)までは事前予約<日時指定券>推奨です)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月17日東京都江戸東京博物館休館前イベント「またね!江戸博」が開催される。東京都江戸東京博物館は平成5年の開館から約30年が経過した。この間、設備をはじめ施設全体の経年劣化が進んできていることから、全面的な設備機器更新等の大規模改修工事を行うため、令和4年4月1日から令和7年度中(予定)まで全館休館となる。これを受けた休館前イベントとして、各種イベントを開催。皮切りとなるのは、東京都江戸東京博物館分館「江戸東京たてもの園」との連携企画となる、ギタリストの村治佳織ミニコンサートだ。「江戸東京たてもの園の魅力や見どころ」について、学芸員の10分間の解説の後に、村治のクラシックギターの生演奏が堪能できる。その他にも家族で楽しめるファミリー寄席など見どころ満載。全館休館前の江戸博に、ぜひ足を運んでほしい。■東京都江戸東京博物館休館前イベント「またね!江戸博」「村治佳織ミニコンサート」<整理券配布制>2月5日(土)※1回公演 / 約50分(途中休憩なし)15時開演(14時15分開場)会場:京都江戸東京博物館1階大ホール出演者:村治佳織(ギタリスト)解説:小林愛恵(江戸東京たてもの園学芸員)司会:高橋英久(江戸東京たてもの園学芸員)日本舞踊公演<整理券配布制>3月12日(土)・13日(日)※1日2回公演 / 約40分1回目:14時開演(13時30分開場)2回目:16時開演(15時30分開場)会場:東京都江戸東京博物館1階大ホール「ギボちゃんに会いに行こう」3月21日(月・祝)※1日2回 / 約30分1回目:11時~11時30分2回目:13時~13時30分会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室 6階日本橋付近※当日の常設展観覧券でご参加いただけます。「ファミリー寄席 江戸芸かっぽれ」3月28日(月)※1日2回 / 約30分1回目:11時30分~12時00分2回目:13時30分~14時00分会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室 5階中村座前※3月28日(月)は開館記念日のため、常設展入館料は無料。「落語と太神楽曲芸・和妻」<整理券配布制>3月28日(月)※1日2回公演 / 約60分1回目:14時開演(13時30分開場)2回目:16時開演(15時30分開場)会場:東京都江戸東京博物館1階大ホール※3月28日(月)は開館記念日のため、常設展入館料は無料。「殺陣公演と体験教室」【体験教室】<事前応募制>※小中学生対象3月29日(火)・30日(水)※1日1回 / 約50分11時00分~11時50分(10時30分開場)会場:東京都江戸東京博物館1階会議室【殺陣公演】<整理券配布制>3月29日(火)・30日(水)※1日2回公演 / 約50分1回目:14時開演(13時30分開場)2回目:16時開演(15時30分開場)会場:東京都江戸東京博物館1階大ホール「えどはく寄席」ファイナルコンサート・東京大衆歌謡楽団<整理券配布制>3月31日(木)※1日1回公演 / 約60分14時30分~15時30分会場:東京都江戸東京博物館1階大ホール出演:東京大衆歌謡楽団「またね江戸博クイズラリー」3月23日(水)~3月31日(木)会場:東京都江戸東京博物館1階・5階・6階・7階※当日の常設展観覧券で参加可能。※3月28日(月)は開館記念日のため、常設展入館料は無料。「江戸東京博物館の思い出ものがたり」3月23日(水)~3月31日(木)会場:東京都江戸東京博物館1階特別展示室※誰でも参加可能。※3月28日(月)は開館記念日のため、常設展入館料は無料。
2022年02月02日国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉は、令和5(2023)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」実施対象館を募集します。本事業では、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館(いずれも国立文化財機構)が全国の美術館・博物館に対し、地域ゆかりの収蔵品を貸し出し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出します。※令和5(2023)年4月下旬から令和6(2024)年3月末までに開催される展覧会が対象です。本事業によって、立地条件等により、これまで国立博物館の収蔵品に親しむ機会が限られていた地域に対し、文化財が広く公開されること、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信、地域文化の創生、次世代への文化財の継承、観光振興につながることをめざします。募集チラシこれまでに23施設16都府県で貸与促進事業の展覧会が開催過去の事業実績(展覧会)はこちらから ◆事業内容<主な展覧会開催費用について>本事業では、次の費用を〈ぶんかつ〉が支出します。(1)国立博物館貸与品の梱包・開梱および展示・撤収作業にかかる費用(2)国立博物館から貸与先へおよび貸与先から国立博物館への本事業の貸与品の輸送にかかる費用(3)国立博物館貸与品の保険にかかる費用※詳細につきましては必ず申請要項をご確認ください。<以下のいずれかのカテゴリーへの申請が可能です。>(1)【大規模貸与】1申請につき21~50件の国立博物館収蔵品を貸与/各年度1~2か所を選定予定(2)【小規模貸与】1申請につき20件以内の国立博物館収蔵品を貸与/各年度4~5か所を選定予定<申請にあたっては、以下のいずれかの方法で借用希望作品リストを作成してください。>(方法1)国立博物館の収蔵品の中から申請館が自ら設定したテーマに沿って作品を自由に選択してリストを作成。(方法2)貸与可能作品が掲載されたリスト(a. 【日本考古】およびb. 【黒田】)を活用し、必要に応じてその他の国立博物館の収蔵品を加えてリストを作成。a. 【日本考古】東京国立博物館所蔵の各時代や地域を代表する日本考古資料の優品28件。(『申請要項』別紙1-(1)参照)貸与可能作品例左:深鉢形土器(縄文時代〔中期〕・前3000~前2000年、長野県伊那市宮ノ前出土)、中央:みみずく土偶(縄文時代〔晩期〕・前1000~前400年、埼玉県鴻巣市滝馬室出土)、右:埴輪 馬(古墳時代・6世紀、群馬県伊勢崎市下触町出土)※いずれも東京国立博物館所蔵b. 【黒田】東京国立博物館所蔵の黒田清輝の代表作12件。(『申請要項』別紙1-(2)参照)貸与可能作品例左:読書(明治24年〔1891〕)、中央:重要文化財 舞妓(明治26年〔1893〕)、右:重要文化財 湖畔(明治30年〔1897〕)※いずれも黒田清輝筆、東京国立博物館所蔵◆本事業の対象となる美術館・博物館について文化庁長官の承認を受けた公開承認施設および博物館法で定められた登録博物館、博物館相当施設であれば、公私立を問わずにご応募いただけます。貸与条件や事業内容の詳細ならびに申請方法につきましては、<ぶんかつ>WEB掲載の「2023(令和5)年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館申請要項」を必ずご確認ください。<ぶんかつ>WEB 2023年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 申請要項URL: 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしております。◆これから開催される令和3(2021)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」展覧会「やまと絵のしらべ ―帆山花乃舎と復古大和絵―」展 会場 : 桑名市博物館(三重県)会期 : 2022年1月22日(土) ~ 2022年2月27日(日)貸与件数 : 18件公式サイト: 見どころ : 桑名出身の帆山花乃舎(1823~1894)は、復古大和絵派の絵師として活躍した画僧です。花乃舎は内国勧業博覧会への作品出品で全国的に名声を高めた一方で、桑名萬古焼の再興に挑んだ初代森有節(1808~1882)に絵を教えるなど、地域文化と芸術の発展に大きな貢献を果たした人物でした。花乃舎が師事した浮田一けい(草かんむり+惠)(1795~1859)や渡辺清(1778~1861)、そして復古大和絵の祖である田中訥言(1767~1823)の作品など18件の文化財を、東京国立博物館ならびに京都国立博物館からお貸し出しし、花乃舎の画風の源流とその功績を紹介します。桑名市博物館「やまと絵のしらべ ―帆山花乃舎と復古大和絵―」展チラシ(令和3年度国立博物館収蔵品貸与促進事業)※最新情報は博物館の公式サイトなどでご確認ください。▼ぶんかつSNSYouTubeチャンネル : Instagram @cpcp_nich: Twitter @cpcp_nich : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月11日ナポリ国立考古学博物館の至宝約150点が一挙集結する、特別展『ポンペイ』が1月14日(金)より東京国立博物館平成館にて開催される。紀元後79年、イタリアのナポリ近郊ヴェスヴィオ山で大規模な噴火が発生し、火山噴出物に飲み込まれたローマ帝国の都市ポンペイ。埋没したポンペイの発掘は18世紀に始まり、現在まで続いている。日本では1967年に初めてポンペイ展を開催。イタリアにとってもポンペイで発掘された出土品を紹介する初の海外での展覧会となったが、出展作品は当時ナポリ国立考古学博物館とポンペイ遺跡の倉庫に眠っていた作品ばかりだった。同展では、モザイク、壁画、彫像、工芸品の傑作から、豪華な食器、調理具にいたるまで、ナポリ国立考古学博物館が所蔵するポンペイ遺跡の膨大な遺物から優品約150点を展示。当時の人々の文化や暮らしを多面的に紹介する。ポンペイ繁栄の歴史を示す3軒の邸宅「ファウヌスの家」「竪琴奏者の家」「悲劇詩人の家」に注目し、会場内に邸宅の一部を再現するほか、8Kの高精細映像も上映。臨場感あふれる映像で遺跡の詳細まで見ることができる。また、18世紀からの発掘の歴史を振り返り、最新の発掘調査や出土品の修復、保存といった作業について紹介するコーナーも。2000年前に繁栄した都市とその文化をこれまでにない規模で解き明かしていく、ポンペイ展の決定版ともいえる展覧会だ。ポリュクレイトス「槍を持つ人」ブドウ摘みを表わした小アンフォラ(通称「青の壺」)テーブル天板(通称「メメント・モリ」)踊るファウヌス【開催概要】会場:東京国立博物館 平成館会期:2022年1月14日(金)~4月3日(日)時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(3月21日、3月28日は開館)、3月22日(火)料金:一般2,100円、大学生1,300円、高校生900円公式サイト: ※事前予約(日時指定券)推奨※日時指定券は2022年1月5日(水)より販売開始予定※東京展終了後、京都、宮城、福岡に巡回予定
2022年01月02日京都国立博物館では、ネイキッド(NAKED, INC.)によるプロジェクションマッピングショー「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」を、2022年3月5日(土)から3月21日(月・祝)までの期間で開催されます。「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」重要文化財である明治古都館を舞台にした本イベントは、「花」をテーマにした大規模なプロジェクションマッピングショーです。明治から令和の時代の流れを見守ってきた明治古都館の壁面に、いつの時代も美しい「花」をモチーフにした光と音の演出を投影。春を待つ初春の京都を、それぞれの時代をめぐる色鮮やかなストーリーが彩ります。光のアートと京の味覚また、会場には京都ならではの限定食が楽しめる飲食販売ブースも出店予定。京都の歴史・伝統に最新のテクノロジーが融合した光のアートと、季節と風情を感じる京の味覚を同時に楽しめるイベントとなっています。開催概要「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」開催期間:2022年3月5日(土)〜3月21日(月・祝)※本イベント開催中(17:00以降)は京都国立博物館の展示は観覧不可。開催場所:京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町527)開催時間:18:30〜21:30入場料:大人 1,000円 / 小中学生 800円※未就学児無料※全国のコンビニで2022年1月発売予定演出・制作:NAKED, INC.【問い合わせ先】株式会社日商社TEL:075-211-3571時間:平日10:00〜17:00
2021年12月23日京都国立博物館では、ネイキッド(NAKED, INC.)によるプロジェクションマッピングショー「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」を、2022年3月5日(土)から3月21日(月・祝)までの期間で開催する。「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」重要文化財である明治古都館を舞台にした本イベントは、「花」をテーマにした大規模なプロジェクションマッピングショーだ。明治から令和の時代の流れを見守ってきた明治古都館の壁面に、いつの時代も美しい「花」をモチーフにした光と音の演出を投影。春を待つ初春の京都を、それぞれの時代をめぐる色鮮やかなストーリーが彩る。光のアートと京の味覚また、会場には京都ならではの限定食が楽しめる飲食販売ブースも出店予定。京都の歴史・伝統に最新のテクノロジーが融合した光のアートと、季節と風情を感じる京の味覚を同時に楽しめるイベントとなっている。開催概要「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」開催期間:2022年3月5日(土)〜3月21日(月・祝)※本イベント開催中(17:00以降)は京都国立博物館の展示は観覧不可。開催場所:京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町527)開催時間:18:30〜21:30入場料:大人 1,000円 / 小中学生 800円※未就学児無料※全国のコンビニで2022年1月発売予定演出・制作:NAKED, INC.【問い合わせ先】株式会社日商社TEL:075-211-3571時間:平日10:00〜17:00
2021年12月19日東京国立博物館は、2022年も1月2日より開館し、恒例の正月企画である「博物館に初もうで」を開催します。「博物館に初もうで」は今年で18年目を迎え、毎年大好評をいただいている企画です。2022年の干支は「寅(トラ)」です。干支をテーマにした作品の特集や当館の新春の目玉である、国宝「松林図屏風」(長谷川等伯筆)をはじめ、本館の各展示室では新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。また、いけばな等の新春イベントも開催!ぜひ美しい日本の文化にふれ、心豊かな新年のスタートをお迎えください。11_ポスタービジュアル■特集「博物館に初もうで 今年はトーハク150周年!めでタイガー!!」1月2日(日)~1月30日(日) 本館 特別1室・特別2室干支にちなみ、日本はもちろん、東アジアから南アジアまで、虎を表した作品に注目します。虎は、古代より悪霊を退ける動物として、また、すぐれた武勇を示すイメージとして、多くの作品に登場してきました。さらに江戸時代には、博物学的な視点からリアルな写生図も残されるようになりました。一方、東南アジアや南アジアの虎に目を向けると、身体の特徴や色遣いなど、日本のものとは一味違ったユニークな表現を見ることができます。2022年は当館開館150周年の記念すべき年にあたります。皆様とトーハクのさらなる未来へ向けて、さまざまな虎たちがにぎやかに新年をお祝いします。1_陣羽織 白呉絽服連地虎模様描絵陣羽織 白呉絽服連地虎模様描絵江戸時代・19世紀 アンリー夫人寄贈武士が鎧の上に着用する上着です。大胆な虎の描絵はサムライ魂を表しています【主な展示作品】※展示作品はいずれも東京国立博物館蔵です2_龍虎図屏風(左隻)龍虎図屏風(左隻)曽我直庵筆 安土桃山~江戸時代・17世紀竹林から現れた虎の姿を描きます。画面から飛び出てきそうな迫力です3_漆絵画帖漆絵画帖柴田是真筆 明治時代・19世紀名工・是真が漆で描く絵画。洒脱な画面に冴えた技量が見られます4_博物館写生図(虎皮)博物館写生図(虎皮)江戸~明治時代・19世紀写生図には虎皮のサイズがメモされており、鼻先から尾までは2m50cmほどです5_白釉鉄絵虎形枕白釉鉄絵虎形枕中国・磁州窯 金~元時代・12~13世紀横河民輔氏寄贈虎の体は素地に白化粧を施し、褐釉と鉄絵で表しています。魔よけの願いがこめられた陶製の枕です■新春吉祥作品紹介本館では、新年の訪れを祝して選んだ作品を展示します。【主な展示作品】※展示作品はいずれも東京国立博物館蔵です6_松林図屏風国宝 松林図屏風 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀本館2室(国宝室) [1月2日(日)~1月16日(日)]当館のお正月といえばこの作品!絶妙な空気感をご体感ください7_古今和歌集(元永本)下帖国宝 古今和歌集(元永本)下帖平安時代・12世紀 三井高大氏寄贈本館3室 [1月2日(日)~1月16日(日)]日本の書ならではの連綿と余白の美にご注目ください8_唐織 淡茶紅緑段霞菊地紙模様唐織 淡茶紅緑段霞菊地紙模様奈良・金春家伝来 江戸時代・18世紀本館9室 [1月2日(日)~3月6日(日)]末広がりの扇形や、竹や若松など、吉祥の模様が散りばめられた能装束です9_富士山草花図扇面散屏風富士山草花図扇面散屏風酒井鶯蒲筆 江戸時代・19世紀本館7室 [1月2日(日)~2月6日(日)]富士山や花鳥で鮮やかに彩られた扇が、四季を表しながら金地の上に乱舞しています10_名所江戸百景・するがてふ名所江戸百景・するがてふ歌川広重筆 江戸時代・安政3年(1856)本館10室 [1月2日(日)~1月30日(日)]本作品で描かれている越後屋は、現在の日本橋三越と、三井記念美術館のある三井本館です■新春イベント・いけばな 1月2日(日)~1月16日(日)正門、本館玄関、本館大階段 真生流・山根由美氏・TNM & TOPPAN ミュージアムシアターよりプレゼント 1月2日(日)・3日(月)VR作品を鑑賞された方にはプレゼントがあります。※鑑賞には別途料金および当日の予約が必要です。※上演作品等の詳細はウェブサイト( )をご覧ください。・ミュージアムショップからお年玉 1月2日(日)・3日(月)東京国立博物館の全ミュージアムショップで合計3,000円(税込)以上お買い上げのお客様にミュージアムショップのグッズをプレゼントします。(両日ともになくなり次第終了。当館の全ミュージアムショップでのお買い物が対象、引き渡しは本館ミュージアムショップでのみ対応)※例年行っておりました美術図書バーゲンセールは、今回中止といたします。・ホテルオークラレストラン ゆりの木ではお食事代を割引 1月2日(日)・3日(月)ゆりの木で5,000円(税込)以上ご利用のお客様は、お会計から10%分をお引きいたします。・寛永寺根本中堂特別参拝 1月2日(日)・3日(月) 10:00~15:00根本中堂中陣および四天王像(台東区登録文化財)・十二神将像・宝物を特別公開します。※例年行っておりました獅子舞と和太鼓につきましては、今回中止といたします。【来館案内】入館はオンラインによる事前予約(日時指定券)推奨としております。1月2日(日)、3日(月)に限り、正門にて当日のみ有効の日時指定券(9:30~12:30、12:30~16:30)を若干枚数お配りいたします。ただし、開館後早々に予定枚数が終了となる可能性があります。配布終了後、「日時指定券」をお持ちでない方はご入場いただけません。※詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。開館時間:9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 :月曜日、1月4日(火)、1月11日(火)※2022年1月3日(月)、1月10日(月・祝)は開館観覧料 :一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※ユネスコ無形文化遺産 特別展「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」(2022年1月7日[金]~3月13日[日])、特別展「ポンペイ」 (2022年1月14日[金]~4月3日[日])は別途観覧料が必要です(事前予約〈日時指定券〉推奨)。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、当館ウェブサイトでご確認ください。交通:JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分 東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月30日「博物館でアジアの旅 空想動物園」が、東京国立博物館 東洋館にて2021年9月14日(火)から10月17日(日)まで開催される。「博物館でアジアの旅」“空想動物”を表現した作品が登場東京国立博物館の「博物館でアジアの旅」は、今回で8回目を迎える秋の恒例企画。東洋の美術・工芸・考古遺物が集う「東洋館」を舞台に、テーマに沿った名品を館内随所に展示するイベントだ。2021年は「空想動物園」をテーマに掲げ、アジアの造形芸術の中でも大きな位置を占める空想上の動物を表現した作品の数々を紹介。龍・麒麟といったなじみのある動物から、正体不明の動物まで、“動物園”さながらの個性豊かな作品が集結する。ヒンドゥー教の神“ガネーシャ”や最強の生物“グリフィン”象の頭に人間のからだを持ち、富と知恵をつかさどるヒンドゥー教の神をモチーフにした「ガネーシャ坐像」や、ライオンとワシの属性を合わせもつ“最強生物”であるグリフィンを表現し棺の護符として用いられた「グリフィン像飾板」などインパクトのある作品が勢揃い。古代王朝・殷(いん)の宮殿で用いられていた可能性があるという、謎の生物「石彫怪獣」や、空想上の猛獣である「三彩鎮墓獣」など不思議な佇まいの作品にも注目だ。空想動物をデコラティブに表現また、葡萄とつる草の中を駆け回る獣を表現した「海獣葡萄鏡」や、龍・鳳凰などを描いたカラフルな五彩の焼物「五彩龍鳳文面盆」などは細やかな装飾が魅力。古代の青銅器にならって製作された七宝の器物「饕餮七宝卣」は、怪獣が目玉を輝かせている豊かな表情と、デコラティブなフォルム、鮮やかな色彩が目を引く。尚、会期中は、「博物館でアジアの旅 2021 調査ノート」を東洋館インフォメーションにて数量限定で無料配布予定。また、各展示室では、空想動物にまつわる作品のそばに目印を添え、どれが空想動物の作品かわかりやすい仕様に。お目当ての空想動物や、お気に入りの作品を探しながら鑑賞を楽しめる。【詳細】博物館でアジアの旅 空想動物園〈事前予約制〉会期:2021年9月14日(火)~10月17日(日)会場:東京国立博物館 東洋館住所:東京都台東区上野公園13-9開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで。休館日:月曜日、9月21日(火) ※ただし、9月20日(月・祝)は開館観覧料:一般 1,000円/大学生 500円※総合文化展観覧料および開催中の特別展観覧券(観覧当日に限る)で観覧可能。※事前予約制(日時指定券)につき、全ての来場者は入館にあたりオンラインでの日時指定券の予約が必要となる。詳細は、東京国立博物館ウェブサイトに記載。※詳細は東京国立博物館ウェブサイトを閲覧のこと。※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものを提示。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳など提示。※春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46(9月4日[土]~11月28日[日])、伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」(10月12日[火]~11月21日[日])は、別途事前予約(日時指定券)および観覧料が必要。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合あり。最新情報は、東京国立博物館ウェブサイト等にて告知。※敬老の日(9月20日[月・祝])は総合文化展が観覧無料。ただし、オンラインでの事前予約(日時指定券)が必要。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2021年08月19日東京・上野公園にある東京国立博物館、文化財活用センターは、常設の体験展示スペース「日本美術のとびら」を2021年6月22日(火)にオープンする。日本美術の流れ&鑑賞ポイントがわかる体験展示東京国立博物館 本館に新たにオープンする体験展示「日本美術のとびら」は、日本美術に初めて触れる人にもわかりやすく、日本美術の文脈や鑑賞のポイントを伝える展示室。日本文化紹介映像を上映する「みる」、日本美術のデジタル年表を展示する「たのしむ」、高精製複製品を紹介する「かんじる」の3つのコーナーから構成されている。日本の美意識に迫る映像まずはじめに登場する「みる」のコーナーでは、所蔵コレクションを代表する数々の名品を紹介する映像「日本文化紹介映像 A GLIDE ON THE GREAT WAVE」を上映。四季折々の風景や伝統行事などを通して育まれてきた、日本の美意識に迫る。インタラクティブな日本美術史デジタル年表「たのしむ」コーナーのデジタル年表は、幅14メートルもの巨大スクリーンに表示されるインタラクティブな体験コンテンツ。代表的な16の作品が映し出され、それぞれの作品と連動した「わくわくポイント」に立つと作品画像が立ち上がり、回転したり、拡大したり、ページをめくったりして楽しめる。作品が作られた当時の人々の心情や暮らしを想像しながら、日本美術史を体感できる。貴重な文化財の高精製複製品を間近に「かんじる」コーナーでは、文化財の屛風と掛け軸といった、2種類の絵画作品の高精細複製品を、季節にあわせて展示。最新のデジタル技術と伝統的な職人の技によって本物そっくりに制作された複製品を、ケースに入れられていない状態で間近に見ることができる。日本の文化財は、光や熱、湿度に弱いものが多く、作品保護の観点から温湿度の管理を徹底し、年間の展示日数にも制限を設けている。また、他館への貸し出し以来も多いため、東京国立博物館で展示できるのは数年に一度ということも。複製だからこそ可能な、名宝との出会いを楽しめる。季節ごとに展示替えを行う「かんじる」コーナー。オープン時から2021年8月29日(日)までは、尾形光琳の「風神雷神図屛風」、酒井抱一の「夏秋草図屛風」といった重要文化財の屏風が登場。現在は保存のために別々の屏風に仕立てられているこの2作品が、複製品ではかつての姿のように表裏一体となっている。加えて、国宝「孔雀明王像」も2022年3月末まで展示予定。現存する孔雀明王像の中でも最高傑作とされる「孔雀明王像」は、目を引く華やかな彩色や、巧みなハイライト、ぼかしによって柔らかでふっくらとした印象の作品だ。本物は、作品保護のため明るい光のもとで見ることができないため、はっきりと作品の魅力を感じ取れる貴重な機会となる。複製品では彩色を忠実に再現し、金の表現も楽しめる。【詳細】体験展示「日本美術のとびら」〈事前予約制〉オープン日:2021年6月22日(火)会場:東京国立博物館 本館特別3室住所:東京都台東区上野公園13-9開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)※特別展の開館時間は、別途確認が必要。休館日:月曜日、2021年12月14日(火)、年末年始(2021年12月26日(日)~2022年1月1日(土・祝))、2022年1月4日(火)※ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館。※その他臨時休館あり。観覧料:(総合文化展観覧料) 一般 1,000円、大学生 500円、高校生以下 無料※東京国立博物館の総合文化展観覧料または開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)で観覧可能。※入館にはオンラインによる事前予約(日時指定券)が必要。※大学生の方は、学生証の提示が必要。※障がい者とその介護者各1名は無料。入館の際に障がい者手帳等を提示。※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上は、総合文化展について無料。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、健康保険証、運転免許証など)を提示。※混雑緩和のため、東京国立博物館では事前予約制(日時指定券)を導入。入館無料の対象者や観覧券持参者も含め、全ての入館者はオンラインでの日時指定券の事前予約が必要。予約は各時間枠の開始前まで。■複製品の今後の展示予定2021年8月31日(火)~11月28日(日) 国宝 観楓図屛風(高精細複製品)2021年11月30日(火)~2022年2月27日(日) 国宝 松林図屛風(高精細複製品)2022年3月1日(火)~5月29日(日) 国宝 花下遊楽図屛風(高精細複製品:復元)
2021年06月24日特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」が、国立科学博物館にて2021年10月14日(木)から2022年1月12日(水)まで開催される。その後、2022年2月5日(土)から5月8日(日)まで神戸市立博物館に巡回。大英博物館から“6体のミイラ”が来日特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」は、“人類の文化遺産の殿堂”として知られるイギリスの大英博物館が誇る世界最大級の古代エジプト・コレクションより、6体のミイラを含む約250点の文物を展示する展覧会。古代エジプト文明の研究でも世界を牽引してきた大英博物館の研究成果を紹介する。CTスキャンによってミイラの謎を解明注目は、選りすぐった6体のミイラのCTスキャンを用いた画像解析。王家の葬祭儀式を担う役人、代々続く名家の神官、既婚女性、幼い子どもといった、様々な年齢、性別、社会的立場、時代のミイラを解析し、CTデータをもとにした解説映像や、それぞれのミイラに関連する展示物を交えつつ、外側からはうかがい知れないミイラの謎を解明していく。神々の像やミイラ作りの道具といった史料からは古代エジプトの信仰や死生観が垣間見える一方で、女性の装飾品や子どものおもちゃなど、現在と変わらない暮らしの痕跡も見て取ることができる。遺跡発掘の最前線も紹介さらに、エジプト・サッカラ遺跡で進行中の日本エジプト合同調査隊による発掘現場の最前線なども紹介。最新のミイラ研究によって明らかになった、古代エジプト人の様々な生き様や文化を身近に感じられる展覧会となっている。【詳細】特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」会期:2021年10月14日(木)~2022年1月12日(水)※会期等は変更になる場合あり。会場:国立科学博物館(東京・上野公園)住所:東京都台東区上野公園7-20問い合わせ先TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)※開館時間や休館日、入場料等の詳細は決定次第、公式サイトで告知。■巡回情報会期:2022年2月5日(土)~5月8日(日)会場:神戸市立博物館住所:兵庫県神戸市中央区京町24番地
2021年06月07日巡回展「ポケモン化石博物館」の開催が決定。2021年7月4日(日)よりスタートする北海道・三笠市立博物館での開催を皮切りに、2023年夏まで島根・東京・愛知など複数都市の会場を巡回予定です。「古生物とポケモン」をテーマにした展覧会「古生物とポケモン」をテーマにした本展は、「ポケットモンスター」シリーズに登場する「カセキ」「カセキポケモン」と、現実の世界で見つかる「化石」「古生物」の違いを比較・観察、それぞれの世界の化石研究の共通点と違いを明らかにすることで、楽しみながら古生物について学べるよう企画された展覧会です。複数館の化石コレクションが集結、カセキポケモンの骨格想像図も会場には、国立科学博物館、三笠市立博物館、群馬県立自然史博物館、豊橋市自然史博物館、島根県立三瓶自然館サヒメルなどの化石コレクションが集結。カセキポケモンによく似た古生物の実物標本・複製標本・模型が、描き下ろしのポケモン/古生物のアート、カセキポケモンの骨格想像図などと併せて展示されます。カセキポケモンの骨格をイメージした実物大模型また、「もしも、ポケモンの世界の博物館でカセキポケモンの骨格模型が展示されていたら?」をコンセプトにした実物大模型も本展の見どころの一つ。ガチゴラス、トリデプスの2体の骨格イメージ模型のほか、復元されたオムナイトなどの実物大模型数点が展示予定となっています。開催概要「ポケモン化石博物館」開催期間:2021年夏〜2023年夏(予定)<巡回会場>・三笠市立博物館(北海道三笠市幾春別錦町1-212-1)会期:7月4日(日)〜9月20日(月)・島根県立三瓶自然館サヒメル(島根県大田市三瓶町多根1121-8)会期:2021年秋・国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)会期:2022年春・豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238)会期:2022年夏※以降の巡回先については調整中。
2021年05月07日巡回展「ポケモン化石博物館」の開催が決定。2021年7月4日(日)よりスタートする北海道・三笠市立博物館での開催を皮切りに、2023年夏まで島根・東京・愛知など複数都市の会場を巡回予定だ。「古生物とポケモン」をテーマにした展覧会「古生物とポケモン」をテーマにした本展は、「ポケットモンスター」シリーズに登場する「カセキ」「カセキポケモン」と、現実の世界で見つかる「化石」「古生物」の違いを比較・観察、それぞれの世界の化石研究の共通点と違いを明らかにすることで、楽しみながら古生物について学べるよう企画された展覧会だ。複数館の化石コレクションが集結、カセキポケモンの骨格想像図も会場には、国立科学博物館、三笠市立博物館、群馬県立自然史博物館、豊橋市自然史博物館、島根県立三瓶自然館サヒメルなどの化石コレクションが集結。カセキポケモンによく似た古生物の実物標本・複製標本・模型が、描き下ろしのポケモン/古生物のアート、カセキポケモンの骨格想像図などと併せて展示される。カセキポケモンの骨格をイメージした実物大模型また、「もしも、ポケモンの世界の博物館でカセキポケモンの骨格模型が展示されていたら?」をコンセプトにした実物大模型も本展の見どころの一つ。ガチゴラス、トリデプスの2体の骨格イメージ模型のほか、復元されたオムナイトなどの実物大模型数点が展示予定となっている。開催概要「ポケモン化石博物館」開催期間:2021年夏〜2023年夏(予定)<巡回会場>・三笠市立博物館(北海道三笠市幾春別錦町1-212-1)会期:7月4日(日)〜9月20日(月)・島根県立三瓶自然館サヒメル(島根県大田市三瓶町多根1121-8)会期:2021年秋・国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)会期:2022年春・豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238)会期:2022年夏※以降の巡回先については調整中。© 2021 Pokémon. © 1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
2021年04月23日愛知県豊田市に「豊田市博物館(仮称)」が誕生。2024年秋の開業を予定している。歴史・文化と自然がテーマの“総合博物館”「豊田市博物館(仮称)」は、歴史・文化、自然を一体的に取り上げる総合的な博物館として、豊田東高等学校跡地に既存の豊田市美術館と隣接して建設される。目指すのは、すべての人に開かれた“みんなでつくりつづける博物館”、多様な価値や魅力を守り、伝え、育む“豊田市ならではの総合博物館”、そして回遊性や持続性に配慮した“21世紀の建築としての博物館”だ。豊田市にまつわる歴史資料や標本、ジオラマなど常設展示「常設展示室」では、豊田市の歴史や自然、人々のくらしにまつわる所蔵資料の展示に加え、ジオラマ、映像で紹介。中でも高さ7.8mの壁面集合展示では、スケールの大きい展示を楽しめる。収蔵品は、《織田信長像》や《長篠合戦図屏風》、《太刀 銘行安》、《豊田大塚古墳出土須恵器》といった史料をはじめ、アユやヤマネ、ツキノワグマなどの標本やメタセコイアの化石といった、豊田市に関する地質・生息する生物の標本など多岐にわたる。公募した豊田市の風景・くらしの記憶や、参加者とともに集めた昆虫・岩石の自然標本など、参加型の展示も「常設展示室」にて行う予定だ。企画展&国宝など指定文化財のコレクション展示さらに、「企画展示室」では大規模な巡回展や歴史・文化・産業・自然などをテーマにした展覧会を開催。「コレクション展示室」では、国宝や重要文化財を含む、豊田市の指定文化財などを展示する。庭園の芝生広場やウッドデッキもまた、それぞれの展示室に加え、講演会などを行うセミナールームや、資料の閲覧や調査・研究ができる共同研究室、ミュージアムショップ、屋外イベントや民俗芸能の発表などに適したウッドデッキ、芝生広場なども備えている。建築は、大分県立美術館や静岡県富士山世界遺産センターなども手掛けた坂茂(ばんしげる)が手掛ける。アメリカのランドスケープ・アーキテクト、ピーター・ウォーカーが手掛けた庭園には、芝生広場の他、生き物が観察できるビオトープや、江戸時代の民家を移築した体験施設も登場する。【詳細】豊田市博物館(仮称)開業時期:2024年秋 予定場所:豊田東高等学校跡地住所:愛知県豊田市小坂本町5-80※詳細情報は変更となる場合あり。※画像はイメージ。
2021年04月05日ズーシー(ZEESEA)から、“大英博物館”とコラボレーションしたハイライト「ZEESEA × 大英博物館エンジェルキューピッドキスハイライター」が登場。2020年10月17日(土)より、全国のプラザ(PLAZA)にて発売される。「ZEESEA × 大英博物館エンジェルキューピッドキスハイライター」は、まるでアートの中から飛び出したような、“キューピッド”をモチーフにしたハイライト。絵画のように美しいコンパクト同様、パレットにも愛らしいキューピットの姿をあしらった、心ときめくビジュアルが魅力的だ。また気になる仕上がりは、きめ細やかな超微細パウダーを採用したことで、肌を明るくみせるナチュラルな輝きを実現。頬や鼻など、骨格の高いパーツに乗せることで、上品な艶をもたらすと同時に、立体感のある華やかな表情へと導いてくれる。カラーは、ヌーディーな「シャンパンゴールド」と、艶めくパールカラーの「パールホワイト」の全2色を用意。いずれも全てのフェイスカラーに馴染む、自然な仕上がりとなっている。【詳細】「ZEESEA × 大英博物館エンジェルキューピッドキスハイライター」全2色 各1,680円+税発売日:2020年10月17日(土)取扱店舗:全国のプラザ(PLAZA)・プラザ(PLAZA)公式オンラインストア※店舗によって取り扱い内容が異なる場合あり。
2020年10月19日文化財指定の建造物を間近で見学可能リアル謎解きゲームを使ったプロモーションを提案する株式会社ハレガケが、愛知県犬山市の「博物館明治村」で、リアル謎解きゲーム「博物館明治村×TVアニメ『ゴールデンカムイ』黄金の村を開放せよ!編」を2020年9月19日から開催します(2020年11月23日まで)。67件の移築展示建造物(うち11件が重要文化財、1件が愛知県指定文化財)を誇る「博物館明治村」は、名鉄「犬山駅」からバス約20分の場所にある野外博物館。全国でも屈指の展示数を誇る文化財を間近で見学できます。宇治山田郵便局舎(重要文化財)内にある博物館明治村簡易郵便局では、10年後に手紙が届くサービス「はあとふるレター」を利用可能。このほか蒸気機関車やレンタル衣装などの体験コーナーやグルメなどを通じて楽しく明治時代を体感することが可能です。番組にちなんだオリジナル限定メニューも必見今回実施される「博物館明治村×TVアニメ『ゴールデンカムイ』黄金の村を開放せよ!編」は「博物館明治村」の雰囲気と「ゴールデンカムイ」の世界観を楽しめる体感型ゲームイベント。制限時間はないので、ゲームの合間に明治村の文化財を見学したりグルメを味わったりすることも可能。開催期間中は「不死身の杉元ミックスベリーソーダ」や「エゾシカ肉入りライスカレー」といった「ゴールデンカムイ」にちなんだ限定メニューやオリジナルデザインの明治村住民登録票(パスポート券)が販売されます。2018年4月に第1期放送をスタートした「ゴールデンカムイ」は、埋蔵金をめぐるアクションとサスペンスを軸に狩猟、グルメ、歴史などの五感を刺激する内容で話題を呼んでいるTVアニメ。2020年10月からは第3期の放送がスタートします。(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会※オリジナルデザイン住民登録票はゲーム開催期間中のみ有効。(画像はプレスリリースより)(画像は博物館明治村より)【参考】※株式会社ハレガケのプレスリリース/@Press※博物館明治村
2020年09月18日東京都江戸東京博物館にて、『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話』展が、11月21日(土)から2021年4月4日(日)まで開催されることが決定した。ベルリン国立博物館は、ロンドンの大英博物館、パリのルーブル美術館などと並ぶ世界有数の総合博物館。その一部門を成すエジプト博物館は、数千年にわたるエジプト史を網羅するエジプト・コレクションを有している。同展は、その膨大なコレクションから、「天地創造と神々の世界」「ファラオと宇宙の秩序」「死後の審判」などのテーマに沿った作品を選りすぐり、古代エジプト神話に焦点を当てるもの。ミイラ・マスクや死者の書、棺や像、陶磁器など、国立ベルリン・エジプト博物館が誇る多数の優品が来日する予定だ。貴重な古代エジプトの美術品・文化財とともに、天地創造の神話を巡る時空を超えた旅が味わえるはず。この機会をお見逃しなく!【開催情報】『国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話』11月21日(土)〜2021年4月4日(日)まで東京都江戸東京博物館にて開催【関連リンク】 国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話()《セクメト女神座像》 前1388~前1351年頃 (C) Staatliche Museen zu Berlin, Ägyptisches Museum und Papyrussammlung Berlin / J. Liepe《タレメチュエンバステトの「死者の書」》 前332~前246年頃 (C) Staatliche Museen zu Berlin, Ägyptisches Museum und Papyrussammlung Berlin / A. Paasch(C)《ネスコンスパケレドのカルトナージュ棺》 前756~前722年頃 Staatliche Museen zu Berlin, Ägyptisches Museum und Papyrussammlung Berlin / S. Steiß《三匹の魚とロータスを描いた浅鉢》 前1450~前1400年頃 (C) Staatliche Museen zu Berlin, Ägyptisches Museum und Papyrussammlung Berlin / S. Steiß
2020年09月15日アメリカ・ロサンゼルスにて、来年4月30日(日本時間5月1日)に「アカデミー映画博物館」(Academy Museum of Motion Pictures)が開館。これを記念して、館内に「宮崎駿展」が開催されることが決定した。アカデミー賞を主催するアメリカの映画芸術科学アカデミーによる「アカデミー映画博物館」は、映画の芸術と科学に特化した世界最高の施設。映画の世界観を与えるだけでなく、実験的で教育的な要素も含み、単なる博物館という域を超えて、映画や映画製作のほかに類を見ない体験と見識を提供する予定だ。同館内で開催が決定した「宮崎駿展」は、スタジオジブリの企画制作協力で北米で初めて宮崎駿監督に焦点を当てた回顧展。『となりのトトロ』、『千と千尋の神隠し』などから海外初出品のものを含む、オリジナルイメージボード、キャラクターデザイン、絵コンテ、レイアウト、背景画、ポスター、セルなど約300点以上をダイナミックに展示、半世紀を超える宮崎監督のキャリアをふり返る。複数のエリアに区切られている本展は、まず、『となりのトトロ』のメイの後を追って、監督の魅力的な世界へ誘う「ツリートンネル」ギャラリーへ。ここをくぐり、「クリエイティングキャラクター」ギャラリーに移動すると、宮崎作品の主人公たちの映像がマルチスクリーンで上映。ほかにも、初期の作品を中心に紹介する「メイキング」、宮崎駿監督の幻想的な世界を彷彿とさせる「クリエイティングワールド」ギャラリー。ゆったりとした時間を過ごしたい、一休みしたい、考えたい、夢を見たい、という思いを表現した「スカイビューインスタレーション」など様々な角度から宮崎監督の世界を堪能することができるようだ。スタジオジブリ代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫は本展示に際して「アカデミー映画博物館の開館記念の展覧会に、宮崎駿展を開催いただけること、大変光栄に思います。宮崎の才能は、見たものを記憶する力です。頭の中の引き出しから記憶を引っ張り出したりし、オリジナリティの強いキャラクター、風景、建物を作り上げて来ました。今回の展示では、宮崎駿の創作活動の全てを見ていただければ幸いです」とコメントしている。「米アカデミー映画博物館」は2021年4月30日(金)オープン。(cinemacafe.net)
2020年09月11日滋賀県立琵琶湖博物館は、6年にわたるリニューアルを経て、2020年10月10日(土)にグランドオープンします。6年のリニューアルを経て琵琶湖博物館グランドオープン「湖と人間」というテーマのもと、自然と文化の両方を扱う総合博物館である琵琶湖博物館。全国でも珍しい淡水専門の水族展示を持つ日本最大級の展示施設となった2016年の第1期リニューアル、空中遊歩道「樹冠トレイル」や標本や剥製など実物資料を手に取って楽しめる知的空間「おとなのディスカバリー」などを新設した2018年の第2期リニューアルを経て、第3期リニューアルが完了。満を持してグランドオープンを迎えます。新コンセプトは「びわこのちから」新たな琵琶湖博物館のコンセプトは「びわこのちから」。400万年の時を経てきた日本で一番大きい古代湖・琵琶湖と、生き物、人の長く深い繋がりこそが「びわこのちから」だという意図が込められています。400万年前の琵琶湖や生き物の変化を辿るA展示室第3期リニューアルでは、2つの展示室が装い新たに登場。400万年前の琵琶湖や自然、生き物の変化について、現在の環境との関わりとともに紹介する「A展示室」では、化石や地層の標本、過去の環境を体感できる復元ジオラマなどを展示。大きく変化し続けてきた琵琶湖と生き物のストーリー、琵琶湖の自然の魅力を紹介します。人と自然の向き合い方、環境史を紹介するB展示室もう1つの展示室「B展示室」では、「森」「水辺」「湖」「里」を舞台に、人は自然とどのように向き合ってきたのかを紹介。「龍」をナビゲーターとして、琵琶湖を中心とした環境史をたどっていくことで、今の人々の暮らしにどのようにつながっているかを明らかにしていきます。スポット情報スポット名:琵琶湖博物館住所:滋賀県草津市下物町1091電話番号:077-568-4811
2020年08月31日「博物館でアジアの旅 アジアのレジェンド」が、2020年9月8日(火)から10月11日(日)までの期間、東京国立博物館 東洋館で開催される。「博物館でアジアの旅」2020年は“レジェンド”がテーマ今回で7度目の開催となる「博物館でアジアの旅」。東洋の美術・工芸・考古遺物を展示する東京国立博物館の「東洋館」を舞台に、毎回テーマにちなんだ名品の数々を紹介する、東京国立博物館の毎年秋の恒例企画だ。2020年のテーマは“レジェンド”。元々“伝説”という意味を持ち、近年では“偉人”や“殿堂入り”を果たした人物を指す際にも用いられる“レジェンド”という言葉にまつわるアジア各地の美術作品を3つの観点から紹介していく。東洋館の中に散在する“レジェンド”にちなんだ作品を鑑賞しながら、アジアを旅しているかのような気分を味わえそうだ。レジェンドを表わしたもの1つ目のカテゴリー「レジェンドを表したもの」としては、神話上の英雄や古代都市国家の領主など伝説的存在に関する作品を展示。インド神話のクリシュナを描いた絵画、ギリシャ神話のヘーラクレースの像などを鑑賞できる。レジェンドが作ったもの2つ目のカテゴリー「レジェンドが作ったもの」としては、レジェンドと称えられる人物が創作した書跡作品が登場。中でも注目は、“書の巨匠”として後世に多大な影響を及ぼした、中国・唐時代の顔真卿による『顔氏家廟碑』。革新的な書人として現在まで伝わる彼の代表作であるこちらの作品は、9月22日(火・祝)までの展示となる。レジェンドが集めたものそして、「レジェンドが集めたもの」として、東京国立博物館が誇る東洋陶磁コレクションの中核を担う、建築家・横河民輔の寄贈品を多数紹介。中国・南宋時代の重要文化財『青磁輪花鉢』や朝鮮・朝鮮時代の『白磁壺』といった、東洋陶磁収集のレジェンドである横河が集めた貴重な美術品を見ることが出来る。【詳細】博物館でアジアの旅 アジアのレジェンド会期:2020年9月8日(火)~10月11日(日)時間:9:30~17:00(最終入館は閉館の30分前まで)会場:東京国立博物館 東洋館住所:東京都台東区上野公園13-9観覧料:一般 1,000円、大学生 500円休館日:月曜日、9月23日(水)※金・土曜日は21:00まで開館。※9月21日(月・祝)は開館。※入館は事前予約制。入館予約の詳細については東京国立博物館公式サイトを要確認。※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上、障がい者とその介護者1名は入館無料。要証明書。ただし、オンラインでの事前予約(日時指定券)が必要。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間などについては、今後の諸事情により変更する場合あり。最新の情報は、東京国立博物館公式ウェブサイトにて確認を推奨。公式ウェブサイトURL:【問い合わせ先】東京国立博物館TEL:03-5777-8600
2020年08月22日北海道小樽市にある小樽市総合博物館。小樽市の歴史や、北海道の交通史などを展示しています。新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく臨時休館をしていましたが、2020年6月1日から再開しました。絶賛の声が相次ぐ感染防止ポスター再開するにあたって、マスクの着用や団体見学は断るなど感染防止対策もしっかりとっているといいます。小樽市のTwitterでは、「来館者にお願いが多く心苦しいため、せめて貼り紙だらけの状態を笑ってもらいたい」としてポスターを掲示したことを公表。ある有名小説を参考に作られ、「センスがいい」と反響が上がっているポスターがこちらです。 #小樽市総合博物館 は6月1日より再開しますが科学展示室やチャレンジラボなど休止が多く、マスク着用、団体見学のお断りなど、皆様へお願いも多く、誠に心苦しい状態です。せめてそんな貼り紙だらけの状態を笑っていただこうと「注文の多い博物館」のポスターを掲示しました pic.twitter.com/gdQsec0Ynf — 小樽市 (@OtaruCity) June 1, 2020 当館は注文の多い博物館ですからどうかそこはごしょうちください。注文はずいぶん多いでしょうが一いちこらえてください。「どうか手や指にアルコールえきをたくさんよくもみこんでください」「マスクをしていますか。お持ちでない方は簡単マスクをつくれます」「お客さまがた、ここではきちんとして、ほかのお客さまと2メートル(クマ1頭分)のきょりをとってください」いろいろ注文が多くてうるさかったでしょう。お気の毒でした。もうこれだけです。「とてもこみ合ったときは入館をおまちいただくことがあります」いや、わざわざご苦労です。たいへん結構にできました。さあさあおなかにおはいりください。@OtaruCityーより引用宮沢賢治の『注文の多い料理店』を参考にして作られたこのポスター。手に塗るのはクリームではなく、アルコール液です。さらに、ソーシャルディスタンスとして取るべき2メートルの距離を、クマ1頭分という北海道らしい表現で感染防止をお願いしていました。よく見るとポスターの下には、ヤマネコが食事している絵もあります。ポスターを見た人たちからはさまざまなコメントが寄せられていました。・これはついつい読んでしまう。文字のフォントも最高。・とてもセンスがいいです。かわいらしいですね。・洒落てるポスターですね。ぜひ、塩もお願いします。・これを読んだら行きたくなってきた。しだいに臨時休館していたところも再開の動きが広がりつつあります。感染防止のために、たくさんの『注文』があるかもしれません。それでも自分や他人の命を守るために注文を守りながら楽しみたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月04日「集合!#CURQTORBATTLEの時間です。今日のテーマは“#CreepiestObject(最も不気味なもの)”」2020年4月17日。イギリスのヨークシャー博物館(@YorkshireMuseum)が世界中のミュージアムにむけて呼びかけました。MUSEUMS ASSEMBLE! It's time for #CURATORBATTLE ! Today's theme, chosen by you, is #CreepiestObject !We're kicking things off with this 3rd/4th century hair bun from the burial of a #Roman lady, still with the jet pins in place...CAN YOU BEAT IT? pic.twitter.com/ntPiXDuM6v — Yorkshire Museum (@YorkshireMuseum) April 17, 2020 メッセージと一緒にアップしたのは、3~4世紀頃のローマ人女性が使っていたとされるhair bun(つけ毛)。間違いなく誰かが使ったであろう、ジェットピンが刺さったままの状態の髪の束はなんとも気味が悪いですね。このツイートに、世界中のミュージアムが負けじと自慢の不気味な収蔵品で応じました。不気味な物が苦手な方は2ページ目には行かないでください。スコットランドの国立博物館は、ヤバ過ぎる「人魚」のツイートで応戦します。Our #CreepiestObject has to be this ‘mermaid’... ♀️ #CURATORBATTLE #TroublingTaxidermy pic.twitter.com/GMSosyuqIX — Natural Sciences NMS (@NatSciNMS) April 17, 2020 イギリスのノリッジキャッスルミュージアムは、ピンクッション(針刺し)。 @RedHeadedAli how can we ignore such a call to arms?This particular item has caused a few nightmares for our followers this week. Our #CreepiestObject is...this pincushion! Complete with tiny children's heads. You're welcome, Twitter. #CURATORBATTLE pic.twitter.com/0YdmCE5dYD — Norwich Castle (@NorwichCastle) April 17, 2020 豆のサヤに見立てたピンクッションですが、中の豆の部分が子供の顔になっていてちょっとキモい…これに針を刺すかと思うとゾッとしますね。中にはこのバトルに参加するためだけにTwitterを始めた博物館も登場します。Our museum joined twitter solely to participate! This contribution is an early 19 c. wax child mannequin from Germany. It was stored face-down in a heated attic for many years, flattening its features into a snout. Please enjoy. #CreepiestObject #CURATORBATTLE pic.twitter.com/W3kitF7Utt — Museum of Fear and Wonder (@MuseumFear) April 21, 2020 「私たちは参加するためだけにTwitterに入りました。19世紀初頭のドイツからのワックスの子供のマネキンです」投稿したのはカナダのミュージアム・オブ・フェア・アンド・ワンダー。この人形は、暖房付きの屋根裏部屋で長期間裏向きに置かれていたために鼻がぺちゃんこになったのだそう。これまた薄気味悪いですね。このほかにもたくさんの不気味な所蔵品が投稿されています。軽い気持ちで覗くと後悔する人もいるかもしれません。覚悟してアクセスしてみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月06日展覧会「博物館でお花見を」が上野・東京国立博物館で開催。当初、2020年3月10日(火)から4月5日(日)までの開催を予定していたが、開催スタート日を延期。3月17日(火)以降の実施を予定している。なお、スケジュール詳細は追って明らかとなる。春の恒例企画「博物館でお花見を」“桜”にちなんだ美術品が勢揃い東京国立博物館の春の恒例企画「博物館でお花見を」が2020年も開催。本館では、桜を描いた絵画や、桜をモチーフにした工芸品、陶磁器など、桜に関連した日本美術の名品を展示する。絵画では桜を讃え歌を詠む惟喬親王と在原業平を描いた「観桜図屏風」や、桜の名所・三囲神社を背景に吉原へ向かう遊客の姿を捉えた「隅田川の花見船図」などが出展。また、工芸品では皿や器面いっぱいに桜をあしらった「色絵桜樹図皿」「色絵桜樹図透鉢」などを観ることが出来る。春の庭園解放&桜ライトアップもまた、本展と時期を同じくして本館北側の庭園の一般開放を実施。開放期間中は臨時でカフェも出店するので、ゆったりとお花見を楽しむことが可能だ。さらに開放期間中毎週金・土曜日は、19:30まで桜のライトアップも実施。昼の桜とはまた一味違った夜桜を、日本最古級の博物館の庭園で眺めてみては。【詳細】博物館でお花見を会期:2020年3月10日(火)~4月5日(日)※当初、2020年3月10日(火)~4月5日(日)の開催を予定していたが、国内における新型コロナウイルス感染症の発生を受け開催スタート日を延期。開幕日は未定。なお、2020年2月27日(木)から3月16日(月)まで東京国立博物館は臨時休館。開催場所:東京国立博物館■春の庭園解放期間:3月10日(火)~4月19日(日)時間:10:00~16:00※毎週金・土は19:30までライトアップ実施。<東京国立博物館詳細>開館時間:9:30~17:00(金・土は21:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)住所:東京都台東区上野公園13-9観覧料:・2020年3月31日(火)まで一般 620円、大学生410円・2020年4月1日(水)より一般 1,000円、大学生 500円※高校生以下および18歳未満、満70歳以上は無料。※特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」(3月13日(金)~5月10日(日))は別料金。【問い合わせ先】東京国立博物館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2020年02月21日上野・東京国立博物館が、「博物館でお花見を」を2019年3月12日(火)から4月7日(日)まで開催する。展示室を彩る“桜”モチーフの名品期間中は、東京国立博物館の展示室に桜をモチーフにした名品が勢揃い。満開の桜の下で、陽気に宴を楽しむ人々の様子を描いた狩野長信作の「国宝花下遊楽図屛風」や、美しい桜の下で、厳かに舞楽が奉納されている様子を表現した「舞楽図屛風」といった屛風をはじめ、桜をあしらった武家女性の華やかな打掛「打掛鶸色縮緬地桜風景模様」や、佐賀の鍋島藩が将軍家などへの贈答用に焼いた「色絵桜樹図皿」など、当時の文化を色濃く映し出した春らしい作品が並ぶ。庭園で桜のライトアップもさらに桜の開花時期に合わせて、期間限定で庭園がオープン。約10種類の桜が咲き誇る空間では、さくらカフェの出店や桜のライトアップなど、この時期ならではのコンテンツを楽しむことが出来る。【詳細】「博物館でお花見を」期間:2019年3月12日(火)~4月7日(日)開館時間:9:30~17:00※金・土曜日は21:00まで※入館は閉館の30分前まで休館日:3月18日(日)・3日4月1日(月)観覧料:一般 620円(520円)/大学生 410円(310円)※()内は20名以上の団体料金※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上は無料(入館時に年齢を証明するものを提示)※障がい者とその介護者1名は無料(入館時に障がい者手帳などを提示)※高校生以下および満18歳未満1名につき同伴者2名までは、団体料金で観覧可能 ※特別展は別料金■春の庭園開放日時:3月12日(火)~5月19日(日)10:00~16:00※桜ライトアップ実施日は19:30まで桜ライトアップ日程:3月22日(金)、23日(土)、29日(金)・30日(土)19:30まで※悪天候により中止の場合有り
2019年02月17日古代オリエントの香りに包まれる夜株式会社サンシャインシティは、古代オリエント博物館において、女性限定のヨガレッスンを2019年1月23日(水)に開催します。キーワードは「ステキ女子への扉を開けよう!」今回の企画は、女性のために様々なアクティビティを提供している「サンシャイン女子道」のイベントです。ブルーロータスやバラなど、古代オリエントの香りを用い、心身ともにリラックスできるヨガレッスンは「博物館Nightヨガ」。約60分間のレッスンの後には、中近東の民族衣装を着て記念撮影できる時間も用意されています。募集概要定員は女性のみ25名で、応募者多数の場合は抽選となります。料金は一般2,500円。開催中の「ベツレヘム聖誕教会モザイク壁画の発見」の観覧も楽しめます。(画像はプレスリリースより)【参考】※サンシャイン女子道 ウェブサイト※プレスリリース
2018年12月23日2019年後半に開館予定のアカデミー映画博物館で、宮崎駿監督をテーマとしたオープニング展を開催されることになった。同博物館のディレクター、ケリー・ブラワーが映画芸術科学アカデミーの公式サイトで発表した。ブラワーによれば、“Hayao Miyazaki”展(仮題)では、宮崎監督とスタジオジブリの『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などの作品に関するアイテムを展示するとのこと。スケッチ画やセル画、フィルムクリップなど200以上のアイテムを展示し、訪れた人たちが「宮崎監督が描く映画の世界を堪能できる」内容となるそうだ。アメリカにおいてこの規模で宮崎監督の展覧会が開かれるのは初めてだという。宮崎監督の展覧会の後は、2020年秋から”Regeneration: Black Cinema 1900-1970“というタイトルの、展覧会が決定。アメリカの映画史において、重要かついままで認識をされてこなかったアフリカ系アメリカ人のフィルムメーカーたちに焦点を当てる。また、天井高10メートルを超えるプロジェクトスペースでは、日本の学際的なウルトラテクノロジスト集団「teamLab」が作品を手掛ける予定。長期的な展覧会としては、2フロアを使って“Where Dreams Are Made: A Journey Inside the Movies”(仮題)が開かれる。映画の誕生から社会や文化への関わりにフォーカスしているという。(Hiromi Kaku)
2018年12月05日