実写化決定の第一報から約半年。累計発行部数3600万部を超える原泰久の人気コミックを原作にした映画『キングダム』の主要キャストが10月9日、都内で行われた製作報告会見の席で発表された。主人公の信を演じるのは山崎賢人。果たして、本プロジェクトの勝算は?原作の原泰久氏が脚本に参加!「僕は5回泣きました…」人気コミックの実写映画化において、一番のキモとなるのが脚本。長年、連載を重ねた原作の壮大な世界観を、およそ2時間の映画に収めるのは至難の業であり、結果的には“それっぽい”シーンをただ詰め込んだり、原作とは逸脱した“新機軸”に踏み込んだりと、ファンにとっては「コレジャナイ」作品に仕上がってしまうこともしばしばだ。『キングダム』実写化に関しては、原作者の原氏が脚本に参加(脚本としてクレジットされているのは原氏をはじめ、黒岩勉氏と佐藤信介監督)。製作報告会見では、以下の通り、原氏のコメントも発表された。「実写化不可能と言われた『キングダム』が、ついに映画になります!『激情』と『躍動』――。監督、役者の方々をはじめとした映画チームの本当に妥協なき取り組みで、原作に込めたテーマを見事に映画化していただけました。また、僕自身も脚本に関わらせていただけました。原作とは異なる場面の追加、改編、セリフを一から生み出したシーンもあり、早く皆さんに見てほしい気持ちでいっぱいです!仮編集の段階ですが、僕は5回泣きました…(笑)。公開が本当に待ち遠しいです!」原作者の太鼓判が、必ずしも作品のクオリティを保証しないことは、原作ファン、映画ファンなら一度や二度は経験済みのはず。それでも本作においては、原作者と映画化の距離感が非常に密接だと考えれば、世界観の崩壊という悲劇は起こりにくいのではないだろうか。いま『キングダム』を撮れるのは、この人しかいない!当然ながら、誰がメガホンをとるかは最重要ポイント。その点で、佐藤信介監督は「いま『キングダム』を撮れるのは、この人しかいない!」と断言できる人選だ。近年のフィルモグラフィーをふり返っても『GANTZ』『図書館戦争』両2部作、『アイアムアヒーロー』『いぬやしき』『BLEACH』など話題作が多数。その特徴は、日本映画離れしたVFXとアクションの追求と、それらの融合を通したダイナミックなストーリーテリングである(製作報告会見の場で公開された約3分間の予告編&本編映像からも、その一端は垣間見えた)。そんな佐藤監督は、製作報告会見の席で「まだ、完成に向けたポストプロダクションの段階ですが、大きな手応えを感じている。作品を送り出せるのを、いまから心待ちにしている」と自信を示した。「本作にいちばんふさわしい」(佐藤監督)中国での大規模ロケを敢行。製作費は非公表だが、佐藤監督によると「日本映画としては最大規模の予算」が投じられ、現地では中国のプロダクションとのコラボレーションも実現した。ソニー・コロンビア・ピクチャーズが製作に参画しており、「日本的なファンタジー色もあり、中国の皆さんにも新鮮に見えるはず。ぜひ、中国の方々にも見ていただける機会があれば」という佐藤監督の発言からも、現段階で中国公開を視野に入れているのは間違いないはず。すでに『銀魂』が大ヒットを記録した巨大な中国市場で、勝負に打って出る価値は大いにあるだろう。キリがないキャスティングの賛否、ファンの意識に変化も主演を務める山崎さんについては、2年前に制作された『キングダム』連載10周年記念動画にも主演していたため、現時点でSNSなどでは「やはり…」という意見が多数を占めている。もちろん、「役柄に合っている」という肯定意見、「またあ?」という否定的な声が入り混じってもいるが、「そもそも、生身の人間が演じる以上、キャスティングについて議論してもキリがない」というファンの意識変化もあり、以前のような激しい拒絶反応は見受けられない。何より、さまざまな実写化作品で主演を張り続ける山崎さんの“意地”と“覚悟”こそが、『キングダム』実写化という巨大プロジェクトには必要不可欠。柔和で穏やかなイメージが強い山崎さんだが、『キングダム』製作報告会見の席では「こういう仕事をしていますので、僕自身もどんどん上がっていきたい気持ちがあります。なので、信にはとても共感しました」と役柄に自身をシンクロさせながら、静かな野心を燃やしていた。この“役柄への共感”は、ときに俳優を大いに覚せいさせる。山崎さんにとって、実は本作が大きな転換点になる可能性があるのだ。また、他キャストに目を向けると、特に吉沢亮(後の秦の始皇帝となる若き王・えい政)、本郷奏多(成きょう役)に対する「ハマっている」「やばい」の声が数多くあがっており、早くも盛り上がりを見せている。長澤まさみ(楊端和役)、橋本環奈(河了てん役)ら女性キャストの躍動。大沢たかお(王騎役)、高嶋政宏(昌文君役)らベテラン勢も参戦し、層の厚いキャスティングが、壮大な時代スペクタクルに命を吹き込む。本編が完成していない現段階では、まだまだ判断材料が乏しいが、もしも実写版『キングダム』が興行的な成功を収めれば、長らく続く「実写邦画の低迷」を打破するかもしれない…。そう期待させるだけの好条件はそろっている。(text:Ryo Uchida)■関連作品:キングダム 2019年4月19日より全国東宝系にて公開Ⓒ原泰久/集英社Ⓒ2019 映画「キングダム」製作委員会
2018年10月09日累計発行部数3600万部を超える原泰久の人気コミックを実写化する『キングダム』の製作報告会見が10月9日(火)、都内で行われた。今年4月の「実写映画化決定」の一報から約半年。ついにメイン出演者が明らかとなり、主人公・信を演じる山崎賢人らが会見に登場した。■主人公・信に「とても共感しました」(山崎賢人)主演を務める山崎さんは「原作がもつ熱さを胸に、死ぬ気で挑んだ。身を削る思いでした」と開口一番、力強いコメント!半年間ほどアクションの修行を積んだといい「これだけがっつりのアクションは初めての経験。野性的な、ピョンピョンした動きで信らしさを表現したかった」と明かした。信は戦争孤児という設定で「食事制限をし、細い体にしました」と肉体面でも自身を追い詰めたのだとか。中国・春秋戦国時代を舞台に、戦乱の頂点を目指すという役どころについては「こういう仕事をしていますので、僕自身もどんどん上がっていきたい気持ちがあります。なので、信にはとても共感しました」とふり返った。■中国の巨大セット「町なんじゃないかと思った」(吉沢亮)会見には山崎さんをはじめ、吉沢亮(後の秦の始皇帝となる若き王・えい政)、長澤まさみ(楊端和役)、橋本環奈(河了てん役)、本郷奏多(成きょう役)、満島真之介(壁役)、高嶋政宏(昌文君役)、要潤(騰役)、大沢たかお(王騎役)、メガホンをとる佐藤信介監督、製作に参画したソニー・コロンビア・ピクチャーズ代表のサンフォード・パニッチ氏が出席した。山崎さんは「亮くんとは、これで4回目の共演。普段から仲がいいし、友だちとしても、役者としても信頼している」と劇中でも強い絆で結ばれる吉沢さんに、全幅の信頼を寄せた。一方、吉沢さん演じるえい政は冷静沈着で深い洞察力を持ち、「しゃべりや立ち姿といった外見だけではなく、内から出るオーラをどうしたら表現できるか考えた」と役作りを回想。中国に建設された巨大セットについて「町なんじゃないかと思った!」と目を白黒させていた。■「二人の切磋琢磨する姿に刺激を受けた」(長澤まさみ)長澤さんは“山界の死王”と呼ばれた山の民の最大勢力の王・楊端和を演じ「本格的なアクションは初めてで不安もあった」。それでも「山崎さんと吉沢さん、二人の切磋琢磨する姿に刺激を受けました。本気の思いがこの映画を作っていると感じ、私も現場で出せるだけの力を出せた」と全身全霊の現場に、強い達成感を覚えている様子だった。(text:cinemacafe.net)
2018年10月09日映画『キングダム』(2019年4月19日公開)の製作発表会見が9日に都内で行われ、山﨑賢人(信役)、吉沢亮(嬴政・漂役)、長澤まさみ(楊端和役)、橋本環奈(河了貂役)、本郷奏多(成蟜役)、満島真之介(壁役)、高嶋政宏(昌文君役)、要潤(騰役)、大沢たかお(王騎役)、佐藤信介監督、サンフォード・パニッチ(ソニー・コロンビア・ピクチャーズ代表)が登場した。同作は原泰久による、累計発行部数3,300万部以上の人気コミックスを実写化。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍となる戦争孤児・信(山﨑)と、後の始皇帝となる嬴政(吉沢)が、ともに中華統一を目指す。4月から中国ロケが行われ、原作者の原も脚本に参加した。原作10周年のSP動画でも主役の信を演じた山﨑は「運命的なものを感じている作品で、本当に大好き。原作の持っている熱さを胸に持って、死ぬ気で、身を削る思いで撮影に挑ませていただきました」と思いを表す。佐藤監督は「紀元前200年にこういう熱い人たちがいて、いろんな思いがあったんじゃないか。キャストの皆さんのイマジネーション、空想力に助けられた」と撮影を振り返り、「役者の皆さんのパワーや、いざ始まった時のスイッチの入り方に驚きましたし、僕目身も影響を受けました」と心境を明かした。ともに中華統一を目指すことになる信と政だが、山崎は「吉沢亮君は4回目の共演なんですけど、一緒に何年も仕事をしてきましたし、友達としても役者としても信頼している人なので。亮君が、一緒に育ってきた漂と、これから一緒に統一しようとする政を演じてくれて、助けられた部分がたくさんあった」と感謝した。「もともと原作の大ファンだった」という吉沢は、「王様ということで、立ち姿やしゃべり方を、意識しながら演じていた。まだ何の権力もないけど、とんでもない輝きを持ってる王様という役だったので、どうしたら内からのオーラが出るのかなと、試行錯誤しながらやっていた現場でしたね」と苦労を明かす。山の王・楊端和を演じた長澤も、若手の2人について「戦いのシーンをはじめに撮って、2カ月後くらいに久々に撮りに行ったら、以前現場で会った2人とは違う風格をまとっていて。2人の空気感、本気の思いがこの映画を作っているんだな」と、実感。作中でも、2人に心を動かされて戦いに身を投じるが、「実際に2人に感銘を受けて、役と同化していけた感覚はあって、すごく楽しく撮影もできましたし、面白いものになるんじゃないかなと感じていました」と語った。河了貂役の橋本は「今まで男の子っぽく見られることがなかったので、ショートカットにして、サバサバした感じ、男っぽさを出すことを、心がけてはいた」という。「映画の中の、クスッと笑えるポイントを作ってるんじゃないか、メリハリになってるんじゃないか。マスコット的な、コロンとした可愛らしいキャラクターではあるので、笑っていただけたら」と期待した。
2018年10月09日原泰久の中華歴史漫画「キングダム」の実写化のキャストが、10月9日(火)製作報告会見にて発表された。主人公を山崎賢人が演じるほか、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈らが出演する。2006年「週刊ヤングジャンプ」(集英社)9号より週刊連載開始し、現在単行本は51巻まで刊行、累計発行部数3,600万部超えを記録した「キングダム」。本作は、紀元前中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政(後の秦の始皇帝)を壮大なスケールで描いた歴史大河漫画。今回この大ヒット漫画を原作とする歴史エンターテインメント映画がついに始動する。本作のメガホンをとるのは、『GANTZ』『図書館戦争』シリーズ、『いぬやしき』の佐藤信介監督。漫画原作ながら史実に基づいた世界観、登場人物の心情を、佐藤監督ならではの手腕で描いていく。主人公・信を演じるのは、多くの漫画実写化作品に出演し、「トドメの接吻」「グッド・ドクター」での好演が話題となった人気若手俳優の山崎賢人。2016年に連載10周年を記念して行われた、実写による特別動画プロジェクトでもこの信を演じていた山崎さん。泥まみれでの熱演も話題に。今回の映画では、これまでの山崎さんのイメージを覆すような信を作り上げているという。また、若き王・えい政役には、「サバイバル・ウェディング」『銀魂2 掟は破るためにこそある』『ママレード・ボーイ』など数々の話題作に出演する吉沢亮。山の民の美しき王・楊端和役に主演作『コンフィデンスマンJP』の映画化が発表された長澤まさみ。信、えい政と行動を共にする河了貂役を『暗殺教室』『銀魂』シリーズ橋本環奈。秦の六大将軍・王騎役を「JIN-仁-」の大沢たかお。そのほか、本郷奏多、満島真之介、高嶋政宏、要潤と実力派が集結した。『キングダム』は2019年4月19日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年10月09日今年連載12年目を迎える原泰久の中華歴史漫画「キングダム」が、4月19日(木)発売の新刊でコミックス50巻を達成。この度、この最新刊発売を記念して実写映画化されることが発表された。「キングダム」は、紀元前の古代中国、春秋戦国時代の秦国が舞台。身寄りのない戦争孤児の少年・信が、後の始皇帝となるえい政と運命の出会いを果たし、「天下の大将軍」という夢を胸に戦場に繰り出してゆく歴史大河漫画だ。2006年「週刊ヤングジャンプ」(集英社)9号より週刊連載開始し、最新刊50巻を含め累計発行部数は3500万部を突破した本作。2012年にはNHKBSプレミアムにてTVアニメ化され、また2013年には第17回手塚治虫文化賞においてマンガ大賞を受賞した。原作者・原泰久のコメント「50巻到達大感謝!!!そして、その嬉しいタイミングで何と実写映画化発表です!!この1年脚本会議にも加えて頂き、意見を尊重して頂き感謝しております。納得の脚本です!!予算も破格!!キャストの皆様も超豪華!!絶対面白いです!!(撮影はこれからですが!)公開は、ちょっと先ですがどうぞ皆さま楽しみにしておいてください!!!」なお、今回の映画化についての詳細は後日段階的に発表していくという。「キングダム」第50巻は4月19日(木)発売。(cinemacafe.net)
2018年04月09日東京・品川にある原美術館では、創業者であり館長の原俊夫が自ら選定した「現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展(My Favorites: Toshio Hara Selects from the Permanent Collection)」を、前期と後期に分けて2018年1月6日より開催する。草間彌生「自己消滅」1980 年 ミクストメディア サイズ可変©Yayoi Kusama一つひとつ丹念に収集した1950年代以降の絵画、立体、写真、映像、インスタレーションなど所蔵作品約1,000点の「原美術館コレクション」から、館長の原俊夫が初めて自ら選びキュレーションするコレクションが揃う。1970年代後半より1980年代前半までの初期収蔵作品を主とする前期を2018年1月6日から3月11日まで、企画展の開催などをきっかけに収蔵された作品を主とする後期を3月21日から6月3日まで行い、約40年に渡る原美術館の活動の一端を紹介する。ナム ジュン パイク「キャンドルテレビ」1980 年 テレビ、ろうそく 33x41x24 cm©Nam June Paik前期は、アメリカの作家で戦後絵画に大きな影響を与えた抽象表現主義のジャクソン・ポロックやマーク・ロスコ、その後続世代を代表するロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズ、世界を席巻したポップアートの代表者であるアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンシュタインなどの作品を展示。前衛的、実験的精神に溢れたヨーロッパの作家たちとして、絵画のジャン・デュビュッフェやカレル・アペル、彫刻のアルマンやセザール、ジャン・ティンゲリー。日本の作家からは、戦後日本美術を牽引した今井俊満、河原温、工藤哲巳、宮脇愛子などの作品が集結する。また、今も現役で活躍する草間彌生、篠原有司男、杉本博司、李禹煥、さらに世界に影響を与えたアジアの作家として、ナム・ジュン・パイクや艾未未(アイ・ウェイウェイ)などの作品が一堂に会する。蜷川実花「PLANT A TREE」2011 年 C プリント 48.5x72.8 cm©mika ninagawa Courtesy of Tomio Koyama Gallery後期は、安藤正子、荒木経惟、ヤン・ファーブル、加藤泉、ウィリアム・ケントリッジ、森村泰昌、奈良美智、名和晃平、蜷川実花、野口里佳、マリック・シディベ、杉本博司、束芋、ミカリーン・トーマス、アドリアナ・ヴァレジョン、やなぎみわの作品展示を予定。詳細は後日、ウェブサイト()にて発表する。原美術館の歴史を物語る作品が集結する貴重な機会、現代美術の魅力を存分に感じてみては。【イベント情報】現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展会期:2018年1月6日〜6月3日(前期1月6日~3月11日/後期3月21日〜6月3日)会場:原美術館住所:東京都品川区北品川 4-7-25時間:11:00〜17:00(祝日を除く水曜は20:00まで)休館日:月曜(祝日は開館)、1月9日、5月1日(展示替え休館3月12日~20日)
2017年12月21日今週10月30日(日)放送の「情熱大陸」に、コミック売り上げ累計2,600万部突破、日本中に旋風を巻き起こし、山崎賢人が主演を務めた連載10周年実写化プロジェクトも話題を呼んだ「キングダム」の原作者、漫画家・原泰久が登場する。「週刊ヤングジャンプ」で10年もの長きにわたって連載が続いている歴史漫画「キングダム」。累計2,600万部を超える単行本は、2015年の青年コミック売上げ1位、第17回手塚治虫文化賞受賞、お笑い芸人やスポーツ選手など著名人の間にも熱烈なファンが多いことでも知られる大人気作品だ。物語は、2,300年前の中国・春秋戦国時代が舞台。大将軍を目指す貧しい少年・信と、後の始皇帝となる秦国の若き王の成長と友情を軸に、“天下統一”へ向けて駆け上がっていく若者たちのアツい人間ドラマや緻密な軍略の駆け引きを、中国の歴史書「史記」を基に描き出していく。原さんはいまでこそ“超売れっ子”だが、30歳で漫画を本業にした、いわば遅咲き。大学在学中に手がけた2作品が「ちばてつや賞」ヤング部門期待賞と準大賞を受賞するも、大学院卒業後にはシステムエンジニアとして働き始める。しかし、漫画家になる夢を諦めきれず27歳で脱サラ。その後、歴史物の読み切り漫画「覇と仙」が「第23回MANGAグランプリ」にて奨励賞を受賞し、その3年後に「キングダム」連載が決まる。同時に、「スラムダンク」「バカボンド」の超人気漫画家・井上雄彦の下で4か月間アシスタントを務めたという経歴の持ち主。その社会人・アシスタントの経験があったからこそ、“大人の格好よさ”を肌で感じ、それが現在の作風に繋がっているという。「キングダム」連載開始にあたり、「これまで誰も描いていない中国の春秋時代をテーマにしても読者の関心を集めないのでは?」と編集者から反対されたというが、「真っ白い雪の上に一歩踏み出したい」という強い思いで突き進んだ結果、若者だけでなく大人もハマる稀代のメガヒット作品が誕生することになった。本番組では、連載10周年実写プロジェクトが始動して大きな注目を集め、ストーリーのターニングポイントを迎えた「キングダム」の創作に悪戦苦闘する、原さんの5か月間に密着!原さんは、毎週18ページもの連載を届けるため、福岡県の仕事場でまさに“不眠不休”で原稿を描き続けたかと思うと、〆切の合間を縫って博物館に足を運び情報収集したり、サラリーマン時代の同僚の飲み会にも律儀に顔を出したり…という多忙ぶり。“一度読めば必ず虜になる”ともいわれる壮大なスケールの物語で読者の心を掴み続ける超人気漫画家の原点に迫っていく。「情熱大陸」(出演:漫画家・原泰久) は10月30日(日) 23時 ~MBS/TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年10月29日お笑いコンビ・雨上がり決死隊が30日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた、同局系バラエティ番組『日曜もアメトーーク!』(10月16日スタート、毎週日曜18:57~19:58 ※初回2時間SP)の記者会見に登場。宮迫博之は、日曜激戦区への参入に「やりがいは感じています」と意気込みを見せた。同番組は現在、毎週木曜(23:15~24:15)に放送されているが、これに加えて日曜ゴールデンにも進出し、週2回の放送体制に。会見は、日曜初回放送1本目の「芸人体当たりシミュレーション」の収録後に行われたが、宮迫は「今、撮り始めて『無理やな』と思いました」と弱気を見せながら、「週2回同じタイトルでやるのは初めてなので、この大役を任されたのはうれしい」と喜びを語った。相方の蛍原徹は、「うれしかったです。やっと来たか!」と待ちに待った週2放送だったそうで、「僕は帯(月~金曜)目指してますんで」とさらに意欲。しかし、この日は声がガラガラで、収録でもほとんどしゃべることができなかったそうで、一方の宮迫も「ぎっくり腰になりかけ」と、コンビそろって満身創痍(そうい)の状態で収録に臨んでいることを明かした。会見には、さまざまな体当たり競技に挑戦する「芸人体当たりシミュレーション」に出演した、狩野英孝、田中卓志(アンガールズ)、村上健志(フルーツポンチ)、カズレーザー(メイプル超合金)も出席。田中は「ゴールデンに行ったらコンプライアンスとかあるから、企画が緩くなると思ったら、深夜よりエグくなってる」と訴え、カズレーザーも「なんでゴールデンで熱した鉄板の上に…。中世の拷問でしか見たことないんですけど、テレ朝の上層部どうなってるんですか」とクレームを入れた。日曜19時は、日テレ『ザ!鉄腕!DASH!!』が視聴率トップを走り、TBSは『クイズ☆スター名鑑』、フジテレビは『フルタチさん』と強力な新番組を投入する激戦区。ここに参戦することに、宮迫は「できることならすごく楽な枠が良かった…」と言いながら、「テレビ業界全体を面白くしていくためには、それぞれ強いところで戦う方が、より向上していくんじゃないかなと思うので、やりがいは感じています」と意気込んだ。蛍原は「視聴率のことは分かりませんね…」と言いながら、「やらせてもらえるだけでも幸せなんで、強い枠の方がダメ元みたいな感じで、気が楽になるかもしれないですね」と謙虚に語っていた。会見では、ゴールデン進出のお祝いとして、漫画『キングダム』の作者である原泰久氏による、出演者のイラスト色紙が登場。「天下をつかめ!」と応援コメントも記されており、出演陣らは決意を新たにしていた。なお、このイラスト色紙は、あす10月1日から、東京・六本木のテレビ朝日本社1階アトリウムで展示される。また、10月16日の日曜初回2時間スペシャルの「芸人体当たりシミュレーション」には、吉村崇、澤部佑、尾形貴弘、小宮浩信、小峠英二、あばれる君、サンシャイン池崎も出演し、ゲストは清水富美加。この日は「ついつい食べ過ぎちゃう芸人」も放送され、小杉竜一、塚地武雅、伊達みきお、江上敬子、ゆりやんレトリィバァ、とにかく明るい安村、ノブのほか、ゲストとして渡部建、二階堂ふみが出演する。
2016年09月30日東京・品川の「原美術館」にて、2014 年秋の「開館35周年記念 原美術館コレクション展」以来となる全館を使ったコレクション展示「みんな、うちのコレクションです」が、8月21日(日)まで開催中だ。「原美術館」は、もともと個人邸宅として 1938年に建てられたもので、西洋モダニスム建築を取り入れ、中庭を包みこむように緩やかな円弧を描いた空間デザインが特徴的。居間や寝室であったスペースは企画ごとに展示を入れ替えるギャラリーに変わった一方、浴室や洗面所などのユーティリティースペースは、アーティストに依頼してユニークな常設展示作品に生まれ変わっているほか、建物の中以外の、敷地内の庭にも、野外の常設作品が点在している。大規模な美術館とは一風異なり、作品と同時に、美術を鑑賞体験する“場”そのものも味わえる場所だ。1979年の創立以来収集してきたコレクションは、国内外の多彩な現代アーティストの絵画・彫刻・写真・映像作品など、現在約1,000点にのぼる。その中から、横尾忠則、加藤泉、クリスト&ジャンヌ=クロード、ウィリアム ケントリッジをはじめとする絵画・彫刻・ドローイング・映像作品を展示。今回は、中国を代表するアーティストであると同時に、積極的な社会活動でも知られる艾未未(アイ・ウェイウェイ)の貴重な初期作品や、日本から帰化してブラジル美術界の巨匠となり、昨年惜しくも亡くなったトミエオオタケ(大竹富江)の絵画も展示される予定だ。原美術館では、増築した多目的ホールや中庭を利用して多彩なイベントも随時開催されており、会期中には、8月13日(土)、14(日)に「トヨダ ヒトシ 映像日記・スライドショー」が行われる。また、日曜日と祝日には、同館学芸員による展示解説も行われる。展示解説は、14:30から約30分間で予約は不要。(text:cinemacafe.net)
2016年06月30日人気漫画『キングダム』の連載10周年を記念して制作された実写特別動画の総再生数が100万回を突破したことを受け、主演の俳優・山崎賢人が27日に公開された動画を通じてあらためて作品への思いと共に喜びを語った。原作は、原泰久氏が漫画誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載している同名コミック。中国で撮影された特別映像は、公開から1週間で総再生回数100万回を突破し(実写特別動画、ナレーションなし版、60秒TVCM、メイキングの総計)、国内外からもメッセージが寄せられた。主人公・信を演じた山崎は、実際に『キングダム』のファン。27日に公開された新たな映像では、視聴者に向けた感謝と同作のファンが増えている喜びのコメントが収められている。冒頭で、2日間にわたったという中国での撮影を振り返る山崎。「スケールのでかさというか、そういう熱い思いを持ってみんなが撮影してた感じ」とまっすぐな視線で回顧する。また、「好きなキャラいっぱいいるんですけど」とはにかみ、「魅力的なキャラがたくさんでてくるっていうのが見ててすごく面白いし、時には泣けるし、かっこいいなーって男が見て思うところも」と言葉を練って話しながら、「好きなシーンがありすぎて語りきれない」と感慨を口にする。そんなところで、「原先生からプレゼントがあります」と原作コミックが手渡されると「えっ…!?」と驚きながらも、巻頭を見るや否や目を皿にしてさらにビックリ。そこには、原氏によるサインと実写演技への感謝のメッセージがしたためられており、山崎は「すげー! ちょっと、見せますね」とカメラにサインを向け、「超うれしい! やばいっすね!」と大喜び。「いいんですか? もらって。自慢、自慢ですね!」と先の落ち着いた様子とは打って変わって興奮気味に言葉を重ねている。さらに、4月25日から5月1日は実写特別動画のシーンと漫画が競演するポスターが登場。JR山手線渋谷駅の階段をジャックする。また、4月29日からは、映画『テラフォーマーズ』や『レヴェナント:蘇えりし者』の上映前シネマ広告として、特別動画が上映される。(C)原泰久/集英社
2016年04月27日人気若手俳優の山崎賢人が、大人気漫画「キングダム」の連載10周年記念実写特別動画にて、主人公の信を熱演した3分間の特別動画が先日より公開。大きな反響を呼んでいる中、昨日4月19日、自身のブログにて本撮影時のオフショットを初公開した。ときは紀元前、春秋戦国時代。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年もの間、動乱期にあった。戦国七雄の一つ“秦国”の身寄りのない少年・信と漂は、いまは奴隷のような身なれど、いつか武功をあげて天下一の将軍になることを夢見ながら、修行に励む。そんな2人が偶然、秦国の大臣に出会ったことから、運命の歯車が動き出し…。原作は、原泰久による中国・春秋戦国時代を舞台にした大人気漫画。若者から40代の幅広い年齢層に絶大な人気を誇り、累計発行部数は2,300万部を突破。最近では、アニメ化やバラエティ番組で特集が組まれるなどさらに話題となっており、この度、原作漫画が「週刊ヤングジャンプ」にて連載10周年を迎えた記念に、実写による特別動画の制作が決定。ファンの間からは不安と期待が入り交じる声が多く上がっていた。今回、山崎さんは主人公の信を熱演。山崎さんといえば、『L・DK』『ヒロイン失格』『orange』『オオカミ少女と黒王子』と少女漫画原作の映画に立て続けて出演し、ヒロインとラブストーリーを繰り広げるイケメン役を数多く担当。その爽やかな笑顔と演技力で大勢のファンを虜にしている若手実力派俳優だが、3分間に渡る本特別動画の中では、泥まみれになりながら、敵に立ち向かう迫真の演技を披露。撮影は、中国浙江省にある“東洋のハリウッド”と呼ばれる世界最大級の映画撮影所・横店影視城で行われ、山崎さんの演技はもちろん、舞台装置や衣装など、細部に至るまで「キングダム」の世界観を秀逸に再現した動画に仕上がっている。本撮影について山崎さんは自身のブログで「キングダムの世界にタイムスリップした気分で、キングダムの世界を、名シーンを表現することに、ワンシーンワンシーン、興奮しながら撮影してました」とふり返り、ファン待望のオフショットを初公開。壮大なスケールのロケ地を背景に、衣装に身を包んだ山崎さんが、剣を振りかざす姿やキメ顔を向けているショットからは、本編の“信”とは違い、無邪気な笑顔が垣間見え、撮影を楽しんでいる様子が伺える。また、公開された動画について「カッコイイ信に似てる」「キングダム、動画見ました!いままでの賢人くんが演じてきた役と、かけ離れていて、すごく新鮮でした元々、キングダムは知らなかったのですが、これを機に見てみたいと思います!」「腕の筋肉に ドキッとしました 凄く 男らしくて 素敵です」「キングダムいつもの賢人くんと違う感じがしてすごい楽しみ!!」など…多くの反響が寄せられている。さらに、熊本震災について「熊本のみなさん、九州のみなさんのことが心配です」と綴り、「ファンの皆さんからは、いつもパワーを頂いています。僕もみなさんにパワーを送りたいです。僕の仕事を通じて、少しでも皆さんの励みになったり背中を押すきっかけになったら良いなと、強く思って日々を送っています」とブログを通してエールを送った。(text:cinemacafe.net)
2016年04月20日「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の人気マンガ「キングダム」の連載10周年を記念して、実写による特別動画プロジェクトが始動。日本アカデミー賞「新人賞」受賞し、<a href="">『オオカミ少女と黒王子』</a>『四月は君の嘘』『一週間フレンズ。』など、今年も引く手あまたの山崎賢人が主演を務める本プロジェクトから、果敢に敵に立ち向かう山崎さんの姿を収めた迫力の劇中写真も解禁となった。時は紀元前、春秋戦国時代。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年もの間、動乱期にあった。戦国七雄の一つ“秦国”の身寄りのない少年・信と漂は、いまは奴隷のような身なれど、いつか武功をあげて天下一の将軍になることを夢見ながら、修行に励む。そんな2人が偶然、秦国の大臣に出会ったことから、運命の歯車が動き出し…。「キングダム」といえば、原泰久が描く中国・春秋戦国時代を舞台にした大人気マンガ。若者のみならず30~40代の幅広い年齢層から絶大な支持を得ており、累計発行部数は2,300万部を突破。第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞し、NHKでTVアニメ化されているほか、人気番組「アメトーーク!」で「キングダム芸人」特集が放送されるなど話題を呼んでいる。今回、山崎さんは「キングダム」の主人公・“信”役に抜擢。中国浙江省の“東洋のハリウッド”と呼ばれる世界最大級の映画撮影所・横店影視城で、日本のマンガ作品としては初めてとなる大規模撮影が敢行された。太陽、砂埃、雨、泥が入り交じった過酷な撮影環境の中、山崎さんは逆境に立ち上がる主人公を見事に演じきっていたという。4月18日(月)の映像公開を前に、ティザーサイトがオープン。また、4月19日(火)23時からのフジテレビ「有吉弘行のダレトク!?」内で60秒スペシャルバージョンのTVCMもオンエア予定というから、楽しみにしていて。「キングダム」実写特別動画(3分)は 4月18日(月)13時より特設サイトにて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月12日TVアニメ『キングダム』と、全国で飲食事業などを展開するTBIは、『キングダム』原作の連載10周年を記念して、3月5日から期間限定で「キングダム酒家」をオープンしている。『キングダム』は、漫画雑誌『週刊ヤングジャンプ』にて、2006年より連載を開始した漫画作品。このたび開催されている「キングダム酒家」では、「信(しん)のおにぎり~大将軍になることを夢見て~」や「タジフの石球ポテト添え」など『キングダム』の世界観やキャラクターを表現したコラボメニューを用意。そのほか、コラボメニュー1,000円(税込)の飲食につき、称号が上がるスタンプカードシステムを実施している。スタンプを集めるたびにポストカードや称号バッジなどのオリジナルグッズをプレゼントするとのこと。詳しくは公式サイトを参照。○期間限定コラボメニュー(一部抜粋)(C)原泰久・集英社/NHK・NEP・ぴえろ
2016年03月08日千葉県・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2016」(会期:12月19・20日)のバンプレストブースにて、「一番くじ」やプライズの新商品が一挙公開された。ブースで長蛇の列を作ったのが、「ワンピース JEANS FREAK Vol.1 ジャンフェスカラーver.」(1プレイ/300円)が景品となるクレーンゲーム。「ジャンプフェスタ」限定のレア化必至アイテムのため、ファンは気合十分でゲームに臨んでいた。この「ワンピース JEANS FREAK」は、ベストジーニスト2015でも紹介され大きな話題となったことに加え、ブースでは巨大パネルやイラストをデニム生地にプリントして展示するなど凝った演出に、記念撮影するファンが多く見られた。また会場では、12月下旬に登場する「一番くじ ワンピース~military style」の先行販売も行われた。公式サイトでは、プロモーション動画を見てクイズに答えると、抽選で15名に一番くじオリジナルの「ルフィジャン」が当たるキャンペーンも開催しているという。また、歌舞伎バージョンに続き、和装バージョンのフィギュア「一番くじ 咲き誇れ! 艶色 麦わら絵巻」(2016年2月上旬登場予定)も話題に。『週刊少年ジャンプ』本誌の扉絵などでも、たびたび登場してきた「和柄」デザインとなっており、艶やかな麦わら一味をひと目見ようとファンは足を止めていた。『ドラゴンボール』関連の商品も多数展示され、「天下一武道会」のステージには新作&未発売のクレーンゲーム用フィギュアがズラリ。このコーナーでは海外ファンの姿も多く見られた。また、『暗殺教師』や『ハイキュー!!』、『銀魂』、『ジョジョの奇妙な冒険 第三部 スターダストクルセイダース』に登場するクールなスタンド使いの犬「イギー」の新作アイテムが展示されていた。ブースステージでは「ワンピース JEANS FREAK スペシャルパフォーマンスショー」や「黒子のバスケ CROSS COLORS シャドウバスケタイム」などのパフォーマンスショーが行われたほか、『終わりのセラフ』や『ハイキュー!!』のコラボシールプリント「charapot(キャラポット)」ブースも女性ファンの心を掴んでいた。そのほか、『ドラゴンボール』と『ワンピース』のキャラクターをフィギュア化してその造形力を競う「造形天下一武道会5」「造形王頂上決戦V」も開催。選び抜かれた作品が集合した。(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション(C)2015 BANPRESTO CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.(C)バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション(C)原泰久・集英社/NHK・NEP・ぴえろ(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!セカンドシーズン」製作委員会・MBS(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会(C)松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会(C)空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
2015年12月20日TVアニメ『キングダム』の第2シリーズが6月8日から放送開始に。それに先立ちアフレコ合同取材が行われ、主人公:信(しん)役の森田成一、政(せい)役の福山潤と、第2シリーズから登場する蒙恬(もうてん)役の野島裕史、王賁(おうほん)役の細谷佳正が参加した。『キングダム』は原泰久の人気漫画(週刊ヤングジャンプにて連載中)をアニメ化した作品で、春秋・戦国時代の秦を舞台に、天下の大将軍を目指して戦場を駆ける少年・信と、秦の若き王で後の始皇帝となる政の成長と活躍を中心に描く春秋・戦国大河ロマン。【他のキャストの集合写真、メインビジュアルを見る】第2シリーズに移り、演じるキャラクターや演技面での変化について、森田は「信は、第1シリーズは激情にかられ怒りに任せた行動が多かったが、第2シリーズでは頭を使ったり、感情を抑えることができるようになった。それは己の強さがわかってきたからだと思う。信にとってはもの凄い成長で、そこを見て欲しい。以前は自分の意見を突きつける感じだったが、成長して相手の心を感じて発言しているので、声を太くし低いトーンで話している。ただ太過ぎると大人になってしまうし、荒々しさも失くしてはいけないので、微妙なさじ加減を意識している」と語った。福山は「政は第1シリーズはまだ幼少で、気を張って誰にも心を開かなかったが、第2シリーズでは信といる時は笑ったり、物腰が柔らかくなったりしている。そういう人間らしい少年の顔や、ささやかなニュアンスの変化を出せればいいと思う、そこが僕自身も大きく変わっていくところかな。政の力はまだまだ微々たるものだが、幼い王が今後どう成長していくのか注目して欲しい」と語った。細谷と野島は、第2シリーズからの参加。演じるキャラクターや意気込みについて、細谷は「王賁は偉大な父を持ち、英才教育を受けて育った士族のエリート。将軍にならなければというプレッシャーがあり、自由に生きている信を意識したり、うらやましく思うなど、強固なバリアの中に寂しさや弱い部分がある。第1シリーズからの世界観や時代の空気感を壊さないように気をつけて演じている」、野島は「男臭い作品が大好きだが、蒙恬は意外と男臭くなくて……でもイケメンを演らせてもらえるので嬉しかった(笑)。セリフが現代用語に近いので、作品の世界を壊さないように体に染み込ませていければ。常に死が間近にあった時代で、そんな時代の緊張感を伝えたい」と語った。最後にファンに向けて、細谷「キングダムに関わることができて幸せ。男性に“王賁いいね”って言われるよう頑張りたい」、野島「迫力や熱量が凄い作品。そのウェーブに乗っていきます!」、福山「原作ファン、アニメからの方、どちらからも愛されるよう頑張りたい。実は早く言いたい台詞がある」、最後に森田が「キングダムのテーマ“生き抜く”、そして命の大事さを伝えたい。皆見てくれよな!」と力強く締め括った。『キングダム』第2シリーズは、6月8日(土)よりNHK BSプレミアムにて毎週(土)午後11時45分~放送開始。第1シリーズは4月よりNHK 総合テレビにて毎週(月)((日)深夜)午前1時10分~再放送中。
2013年05月17日「サザンオールスターズ」の“原坊”こと原由子が来年公開のアニメーション映画『ももへの手紙』で自身5年ぶりの映画主題歌を担当することが明らかになった。原さんが作詞作曲を手掛けた主題歌には夫の桑田佳祐もコーラスで参加。瀬戸内の島を舞台に綴られる家族の愛の物語に夫婦で彩りを加える!監督デビュー作『人狼 JIN-ROH』がベルリン国際映画祭に出品された俊英・沖浦啓之の7年ぶりの新作となる本作。作画監督を『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』の安藤雅司が務めるほか『AKIRA』の井上俊之に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の本田雄、『サマーウォーズ』の青山浩行、さらに美術監督に『魔女の宅急便』の大野広司と、日本の長編アニメーションを支えてきた才能が集結。仲たがいしたまま死別した父への思いを抱える少女・ももが、母と移住した瀬戸内の島で成長していく姿を通して家族の愛が描き出される。原さんは本作のために主題歌「ウルワシマホロバ〜美しき場所〜」を書き下ろした。“マホロバ”とは「美しい場所、住みやすい場所」を意味する古語で、アコースティック中心のアレンジと原さんの透き通るような歌声が映画の舞台となる瀬戸内の美しい自然を思い起こさせる。原さんにとって映画の主題歌は『リトル・レッドレシピ泥棒は誰だ!?』の際の楽曲「大好き!ハッピーエンド」以来5年ぶり。その間にサザンの活動休止に夫・桑田佳祐の食道がんによる休養と復帰などもあり、自身は昨年6月にソロ楽曲やサザンの楽曲などあらゆる曲からセレクトしたベストアルバム「ハラッド」をリリース。翌7月には19年ぶりとなるワンマンライヴを鎌倉で行ったが、今回、1年ぶりに“原坊”が本格的に活動を開始する。原さんは「小さい頃からアニメが大好きですので、『ももへの手紙』に音楽で参加させて頂けたことはとっても嬉しく光栄です。この映画への熱い想いを語って下さった監督にも感動しましたし、監督のお気持ちに寄り添えるよう心がけたつもりです。お父さんを想うももちゃんの気持ちに、私自身の大切な人、そして美しい故郷への想いをプラスして、心を込めて歌いました。とても素敵な映画ですので、どうぞお楽しみに」とコメント。ギターの斎藤誠にベースの角田俊介、ドラムの鎌田清など長年活動を共にしてきた面々はもちろん、桑田佳祐もコーラスとして参戦!夫婦で優しい想いを歌い上げる。『ももへの手紙』は2012年GW、全国にて公開。■関連作品:ももへの手紙 2012年G.W、丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011『ももへの手紙』製作委員会
2011年07月11日