生田斗真主演によるホームコメディー「俺の話は長い」の第5話が11月9日オンエア。今回は春海の進学を巡る綾子との親子ゲンカに「日常すぎてハマる」などの声が上がったほか、倉科カナ演じる“新キャラ”の登場に期待する声も上がっている。31歳独身、職無し、実家暮らし、でも屁理屈を言わせりゃ右に出るもの無しの“ダメ男”岸辺満に生田さん。自宅の建て替えのため実家に一時的に引っ越して来るバツイチで満に厳しい姉・秋葉綾子に小池栄子。元デビュー経験もあるミュージシャンだが、綾子の尻に敷かれている夫・光司に安田顕。好きな男子が親友と付き合ってしまい悩んでいる綾子の元夫の娘の春海に清原果耶。満と綾子の母親・岸辺房枝に原田美枝子。満と光司が通う「Bar クラッチ」で働くバーテンダーの駒野海星に杉野遥亮。房枝に気がある牧本求に西村まさ彦とといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回も1時間枠で2つのエピソードが展開。「銀杏と爪切り」は春海の模試の成績が急落、綾子は春海が想いを寄せる同級生の高平陸(水沢林太郎)と同じ高校に行きたいがために、わざと成績を落としてるのではないか?と疑う。一時の感情に流されないようにと春海を諭す綾子に、満は反論。さらに光司が陸に電話して2人の志望校が違うことを確認する。光司と陸が連絡を取り合っていたことを自分だけ知らなかった綾子はショックを受けてしまう…というおはなし。進学先を巡って母子が言い合うというどこの家庭でもありそうな会話劇に「面白い。会話がなんかリアル」「ハマってしまう。なんて事もないのに。日常すぎてハマる」などの声が上がるほか「マジでうちのお母さんそっくり」「うちのオカンまんま」など、小池さん演じる綾子が自分の母親にそっくりだという若い世代からの反応も。後半に放送された「シャンパンと合い鍵」は、満が犬の散歩のバイトの最終日に、飼い主の社長・明日香と部屋で鉢合わせする。家の晩ごはんの買い出しのために帰ろうとする満だが、明日香に引き留められてしまう。わざと満を怒らせるような態度をとる明日香に怒り帰ろうとすると、明日香は突然「今日誕生日なの」「お願いです。ご飯だけ一緒に食べてもらえませんでしょうか?」と言い出して、2人は食事を共にすることに…というストーリー。倉科さん演じる社長・明日香だが、次回予告にも顔を出していることから「生田斗真と倉科カナのやりとり最高!」「倉科カナが出てきたら俄然オモロくなってきた」「もしかしてこれはくっつく方向で話がすすむのかしら?と思うと楽しみ」など、今後の展開を期待する視聴者からの声も多数寄せられている。(笠緒)
2019年11月10日生田斗真演じる“屁理屈が上手すぎるダメ男”と彼の家族や取り巻く人々を描くホームコメディ「俺の話は長い」の4話が11月2日にオンエア。今回は間宮祥太朗がゲスト出演。生田さんと間宮さんの演技合戦に視聴者はどんな感想を抱いた!?31歳独身、起業に失敗し今はニート生活だが、屁理屈を言わせりゃ右に出るもの無しの“ダメ男”岸辺満を生田さんが演じ主演。生田さんのほか満に厳しい姉・秋葉綾子に小池栄子、綾子の再婚相手の光司に安田顕、綾子の元夫の娘・春海に清原果耶、満と綾子の母親・岸辺房枝に原田美枝子、満と光司が通う「Bar クラッチ」のバーテンダー・駒野海星に杉野遥亮といった俳優陣が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。春海は光司と陸がメールしていることを知る。光司が写っている画像に満のスニーカーが写り込んでることに気付いて、満を問い詰める春海だがはぐらかされてしまう。光司に陸と連絡先を交換した理由を聞いた春海は「これからも仲良くしてやってよ」と意外なお願いをする…という「アイスと夜の散歩」満房枝の店の常連客である薗田(本多力)から、会社の中途採用試験を受けないかと言われた満。薗田が待つ場所には満と同じように大学を中退し世界中を放浪、その後就職したという後輩の渡利(間宮さん)も同席していた。満に親近感を抱く渡利だが、満は「働く気のない人間に上から目線で働くことを強要して逆に恥ずかしいとは思わない?」といつもの屁理屈で応戦する…という「バーニャカウダと犬の散歩」の2本を今回はオンエア。初対面ながら食い気味で満に対して絡んでくる渡利に、多少引いた表情をみせていた満だが、得意の屁理屈で猛反撃を開始。さらに駒野も加勢して薗田は劣勢に…挙句の果てに渡利を泣かせてしまう。涙目で混乱する渡利を演じた間宮さんに「間宮祥太朗可愛い。なんでこんなに可愛いんだ」「涙目の間宮祥太朗が愛おしさの極み」「間宮祥太朗の顔がとてもとてもきゃわいい」など視聴者からの声が続々。また陰口を暴露され怒った薗田から「見た目がいいからって調子乗るなよ」と怒られた駒野が、「見た目が勝ってるだなんて思ってもみませんでした」とクールに切り返す様にも「毒があるwww好き!」「悪戯な顔で笑う爆イケ具合を自覚してる海星くん優勝」「えっなに今の…海星さんカッコよすぎるでしょ」などの反応が集まっている。(笠緒)
2019年11月03日生田斗真が屁理屈が上手すぎるニートを演じる「俺の話は長い」の3話が10月26日に放送。今回はハロウィンにまつわるエピソードと、亡くなった父への想いを巡る家族の物語が展開。人間味あふれるキャラたちに「ホッコリする」と視聴者からの声が上がっている。コーヒーにはまり起業したものの失敗、6年間にわたり無職ニートを続けてきた岸辺満を生田さんが演じ主演。家の建て替えのため実家に一時的に住んでいる満の姉・秋葉綾子に小池栄子。綾子の再婚相手で完全に尻に敷かれている夫・光司に安田顕。綾子の元夫の子どもで娘の春海に清原果耶。満と綾子の母親・岸辺房枝に原田美枝子。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は房枝がもらったカボチャをポラリスでハロウィンの特別メニューにすると聞いて、カボチャを高額で転売しようともくろむ満は激怒。「ハロウィンに手を染めることを軽く考えすぎてない?」と噛みつく。満の屁理屈に押し切られた房枝が仕方なくハロウィンと謳わずにカボチャ料理だけを出すと言うも、しつこくカボチャを自分のものにしようとする満。一方、春海は自分をふった陸から“告白”される――という「カボチャと喫茶店」。月命日で父の墓参りへ行く満と房枝を、たまたま買い物に出ていた秋葉家3人が発見。満が房枝に請求する墓参りのためのガソリン代とお花代を誤魔化しているのを見た綾子はその夜、満の不正を追求する。「姉ちゃんの何が最低か教えてやろうか?ガソリンスタンドと花屋まで尾行してきたクセに墓参りには尾行して来なかったことだよ」と開き直る満に、綾子は父の入院中に満がたった1回しか見舞いに行かなかった話を持ち出す――という「酢豚と墓参り」の2本を放送。ラブストーリーでもサスペンスでもなく、ある家族の姿をほのぼのと丁寧に描いていくホームドラマである本作。そのスタイルに「こういう懐かしい感じ好き」「懐かしい雰囲気だけど古くなくて会話がテンポよくてめっちゃおもしろい」など懐かしさを感じる視聴者が続出。登場人物に「人間味を感じてホッコリする」「なんかリアル感あってものすごい好き」などの声とともに、「今シーズンイチオシで良いドラマだ…。ほのぼの染みる」「ほのぼのだけどじーんとくるところも良い」「こういう雰囲気のドラマ癒やされる」という感想も多数寄せられている。(笠緒)
2019年10月27日生田斗真が4年振りの連ドラ主演で“ヘリクツの天才”を演じる土曜ドラマ「俺の話は長い」。毎回繰り広げられる“舌戦”に多くの反響が寄せられている中、11月2日(土)放送の第4話に間宮祥太朗が登場することになった。生田さんが31歳独身、職なし、実家暮らし、でもヘリクツを言わせりゃ右に出るものなしの“ダメ男”・岸辺満を演じる本作。共演者には、義兄・安田顕(秋葉光司役)、姉・小池栄子(秋葉綾子役)、姪・清原果耶(秋葉春海役)、母・原田美枝子(岸辺房枝役)ら家族をはじめ、満と光司が通う「Barクラッチ」のバーテンダー駒野海星役に杉野遥亮ほか、クセのある芸達者な俳優ばかり。30分×2本立てという新機軸ならではのテンポのよさも注目を集めている。今夜10月26日(土)に放送された第3話でもハロウィンに対する満の主張が炸裂したが、もちろん来週放送の第4話でも全開。その対戦相手となるのが、渡利潤平を演じる間宮さん。喫茶「ポラリス」の常連の薗田(本多力)が、自社の中途採用試験を受けてみないかと満を誘う第4話。間宮さんが演じるのは、満と同じく大学を中退しバックパッカーで世界中を旅していた薗田の後輩社員・渡利。薗田と共に満を就職させようと説得を試みるが、満のヘリクツに見舞われることになり…。「台本を読んだ時に生田斗真さんの台詞量に愕然」としたと語る間宮さん。「いざ撮影では流暢に放たれるその言葉たちと確かな説得力により一層衝撃を受けました」と、その舌戦の裏側をふり返っている。「俺の話は長い」は毎週(土)22時~日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2019年10月26日生田斗真主演、安田顕、小池栄子、清原果耶、杉野遥亮、原田美枝子らが共演するホームコメディー「俺の話は長い」の2話が10月19日にオンエア。春海を演じる清原さんと“涙の演技”を絶賛する声、杉野さんのバーテン姿に魅了された声がSNS上に続々と上がっている。大学卒業後起業に失敗、6年間無職ニート生活を続けてきたが、姉家族がマイホーム建て替えのため一時避難してきたことで状況が一変する岸辺満に生田さん。満に当たりが強い姉の秋葉綾子に小池さん、そんな綾子の尻に敷かれている夫の光司に安田さん、綾子の元夫の娘・春海に清原さん、満の行きつけ「Bar クラッチ」でバーテンをしている駒野海星に杉野さん、満と綾子の母親・岸辺房枝に原田さんといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。春海が登校拒否していた理由は、好きだった同級生の陸(水沢林太郎)が親友と付き合いだしたことが理由だった。再び学校を休むと言い出した春海を説得するよう、綾子は満に成功報酬5千円で頼む。春海が学校に行きたくなかったのは午後の授業がフォークダンスの練習で、陸と親友がダンスするのが陸と彼女が踊るのに耐えられなかったからだった。その夜、綾子が満に千円しか渡さなかったことから2人が口論になる…という「焼きそばと海」。満は寝る前の朝5時半に、起きてきた房枝に珈琲を入れるのを日課にしていたが、その習慣に綾子から物言いがつく。綾子は満が起業に失敗した時の道具が入った段ボールをまだ捨てずにいるのを目撃し、珈琲への未練が断ち切れてないことを責めたことで満はへそを曲げてしまう。そんな満を光司はクラッチに誘う。実は光司も綾子に内緒でバンド時代のベースを隠し持っており、それをクラッチで預かってもらおうとしていた…という「コーヒーと台所」の2本を今回はオンエア。「焼きそばと海」では先週に引き続き清原さんの演技力に感嘆する声が続々。「演技上手だなー。自然的で嘘っぽく見えない。すらすら頭に入ってくる」「清原果耶ちゃんはやっぱり上手いね。生田斗真くんも上手いから見応えある」などの声が寄せられるほか、学校帰り、満に連れられ夜の海を見ながら涙を浮かべるシーンには「瞳に涙を溜めて演技、透明なゆりかごの時も凄かった」「彼女の涙の演技は心に染みる」などの声も多数。「コーヒーと台所」では駒野役の杉野さんに注目した視聴者が続出。「杉野くんのBAR行きたい。手がいい、ずっと手先を見てしまう」「俺の話は長い の杉野くんが爆イケ あんなお店なら通いたい」と杉野さんのバーテン姿に魅了される視聴者たちからのツイートがタイムラインにひしめいている。(笠緒)
2019年10月20日生田斗真主演でおくるホームコメディー「俺の話は長い」が10月12日から放送開始。生田さん演じる主人公のニート&偏屈ぶりに「演技上手い」などの声が寄せられているほか、また清原果耶にも注目の声が上がっている。本作は生田さんが31歳独身、職無し、実家暮らし、でも屁理屈を言わせりゃ右に出るもの無しの“ダメ男”岸辺満を演じ、満の奮闘や挫折やしょうもなさと、それに翻弄されながら絆を深めていく家族を笑いながら見守るコメディーホームドラマ。1時間枠のなかで2本のストーリーが楽しめる構成になっている。バツイチで満に厳しい姉・秋葉綾子に小池栄子、綾子に尻に敷かれている夫・光司に安田顕、綾子の元夫の子どもで不登校になっている娘の春海に清原果耶、満と綾子の母親・岸辺房枝に原田美枝子。満と光司が通う「Bar クラッチ」のバーテンダー・駒野海星に杉野遥亮といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は満の家に綾子と光司が訪ねてくる。家を建て替える間の3か月、仮住まいさせてほしいという綾子と光司の頼みを最初は断る満だが、そこに春海がやって来る。すき焼きを食べ終わった満は春海を家まで送ることになる…という「すき焼きと自転車」。結局秋葉夫妻が仮住まいすることになり引っ越しの準備が始まる。いらなくなった古本を処分しに行く満と光司だが、古本を処分した金で満は光司を連れ行きつけのバーに。遅くまで飲んで帰宅した光司を綾子が怒ると、それをきっかけに満と綾子、春海による言い合いが始まって…という「寿司とダンボール」の2本がオンエア。放送開始直後からSNSには満の“屁理屈”ぶりにイラつく視聴者からの投稿が殺到。「満の性格しんどい」「絶対に友達になりたくないタイプ」「主役が凄まじく嫌みで良いところ無し」などの声が続々と寄せられる。また「ここまで横柄ではないがおのれを見るようだ」「うちの長男見てるみたいでホント面倒くさい」「主人公の性格リアルに弟に似ててしんどい」「生田斗真が実兄すぎて見ていられなくてリビングから逃げちゃった」など、自分自身や家族を思い出したという反応も。また春海を演じた清原さんにも数多くの反応が。朝ドラ「なつぞら」から彼女に注目している視聴者も多いようで「千遥っぽい暗めな役しか見たことなかったから新鮮」「なつぞらで気になってたから新土曜に早くも出てるの嬉しい」などの声から「演技が素晴らしい演じている人物そのもののように見える」といった演技力を讃える声まで様々な反応が集まっている。(笠緒)
2019年10月12日「嵐」大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人がゲストとトークやゲームで盛り上がるバラエティー「嵐にしやがれ」。10月12日(土)今夜放送回は、俳優の生田斗真、綾野剛、ムロツヨシをゲストに迎え、デスマッチ企画や「THIS IS MJ」をお届けする。『彼らが本気で編むときは、』や『友罪』、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にも出演中で、「嵐」メンバーとは事務所入所の時期も近く共演経験も多い生田さんは「行列グルメデスマッチ!」企画に参戦。刺激系ラーメンに7時間煮こんだ牛タンをのせたオムライス、石窯で焼き上げる新食感ホットケーキなど、リピーター続出の並んででも食べたい絶品メニューが続々登場する。一方『日本で一番悪い奴ら』『怒り』「コウノドリ」の綾野さんと、『空飛ぶタイヤ』『ダンスウィズミー』、夏放送の「Iターン」も好評だったムロさんは、松本さんとクールに対決する企画「THIS IS MJ」に登場。今回の対決は宣材写真変更をかけた三番勝負ということで、ARを駆使した次世代スポーツや、バランスボールの上に乗りながらのテーブルクロス引きといった対決を実施する。今夜のゲスト、生田さんが主演を務める新土曜ドラマ「俺の話は長い」は10月12日より毎週土曜日22時~日本テレビ系で放送開始。生田さんが31歳独身、職無し、実家暮らし、でも屁理屈を言わせりゃ右に出るもの無しの“ダメ男”の主人公・岸辺満が、姉家族と同居することになったことで人生が一変する…という物語。小池栄子、安田顕、清原果耶、原田美枝子らと共演する。「THIS IS MJ」に出演する綾野さんは、ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を映像化する主演最新作『楽園』が10月18日(金)より全国にて公開。12年前に幼女誘拐事件が起こった限界集落で暮らす綾野さん演じる豪士が、誘拐事件で心に深い傷を負った紡と出会うが、再び少女が行方不明となり犯人と疑われる…というストーリー。杉咲花、佐藤浩市らも出演。上白石萌音が主題歌を担当する。ムロさんは吉永小百合が主演、天海祐希らと共演した『最高の人生の見つけ方』が現在絶賛公開中。人生のほとんどを“家庭”と“仕事”に捧げてきた2人が余命宣告を受け、少女(鈴木梨央)の様々な夢を叶える旅に出る…というもので、「ももいろクローバーZ」のライブに出演するシーンなども見どころ。「嵐にしやがれ」は10月12日(土)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年10月12日日本テレビ系「アナザースカイII」の10月11日(金)オンエア回に、今週末より放送が開始されるドラマ「俺の話は長い」で主演を務める俳優の生田斗真がゲスト出演。今回生田さんはカリブ海に浮かぶ島国・キューバを訪問する。11歳でジャニーズ事務所入りし子役として「天才てれびくん」や連続テレビ小説「あぐり」などに出演。2007年放送の「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」で俳優として大きく注目されると、『人間失格』『ハナミズキ』の2作の演技でキネマ旬報ベストテン、ブルーリボン賞の各新人賞を受賞。その後も『彼らが本気で編むときは、』『友罪』などの映画から放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」まで幅広い作品で演技派としての実力を発揮する生田さん。そんな生田さんは今回“カリブ海の真珠”とも呼ばれるキューバを訪問。飛び入りダンスレッスンでジャニーズJr.時代を想い出し、街中では華麗なダンスを披露。音楽や踊りが溢れるエンタメの楽園で生田さんが感じたこととは?ジャニーズ事務所所属には珍しい俳優メインでの活動を続け、その実力を磨いてきた生田さんが、この秋4年ぶりに連続ドラマに主演。31歳独身、職無し、実家暮らし、でも屁理屈を言わせりゃ右に出るもの無しの“ダメ男”を演じるのが新土曜ドラマ「俺の話は長い」。自分のダメさを巧みな屁理屈で誤魔化し続けて生きてきた生田さん演じる岸辺満だが、マイホーム建て替えのために姉家族が一時避難で転がり込んできたことで彼の人生は一変する…という物語。生田さんのほか弟の屁理屈を単なる現実逃避と断じ、弟がこうなったのは母さんにも責任があると詰め寄る姉・秋葉綾子に小池栄子、綾子の再婚相手で完全に尻に敷かれている夫・光司に安田顕、綾子の元夫の子どもで娘の春海に清原果耶、満と綾子の母親・岸辺房枝に原田美枝子といった顔ぶれ。新土曜ドラマ「俺の話は長い」は10月12日より毎週土曜日22時~日本テレビ系で放送開始。「アナザースカイII」は10月11日(金)23時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年10月11日主演ドラマ「スカム」が好評を博した若手俳優・杉野遥亮が、生田斗真主演の新土曜ドラマ「俺の話は長い」に出演することが決定。杉野さんからコメントも到着した。「俺の話は長い」は、生田さん演じる“ダメ男”岸辺満の奮闘や挫折、それに翻弄されながら絆を深めていく家族を笑いながら見守るコメディーホームドラマ。先日、安田顕、小池栄子、清原果耶、原田美枝子と、家族を演じるキャストが発表されたが、今回出演が明らかになった杉野さんが演じるのは、満と光司(安田さん)が通う「Bar クラッチ」のバーテンダー・駒野海星役だ。「花にけだもの」や『覆面系ノイズ』、『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』など漫画原作の作品への出演が目立ち、今後は主演を務める『羊とオオカミの恋と殺人』の公開を控える杉野さん。今回の出演に関して「バーテンダーといえば、色気だったり、豊富な人生経験からくる大人の余裕がある人というイメージが自分の中であるので少し不安もありますが、これまでとは少し違った一面をお見せしていければと思います」と意気込み。また「生田さんをはじめとした頼れる先輩方に胸を借りてお芝居ができるのを楽しみにしています。僕自身、家族で見たいなと思う作品です。ぜひ一家団欒の話題になりますように」と期待を寄せている。「俺の話は長い」は10月12日(土)22時~日本テレビ系にて放送スタート。(cinemacafe.net)
2019年09月14日歌手で女優の原田知世(51)が9月8日にインスタグラムを更新した。《「あなたの番です」毎週楽しみに観て下さった皆さま、本当にありがとうございました》とつづり、ダブル主演の田中圭(35)とウエディングドレス姿で写真を投稿した。ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)は、半年間連続で2クール放送された壮大なミステリー。最終回の平均視聴率は19.4%を記録した。その人気ぶりのあまりTwitterでは、《あな番ロスすぎて今週の日曜の夜もテレビ付けちゃいそう笑 終わった感覚がない》《ツイッターであなたの番です考察を見る癖が治りませーん!》といった「あな番ロス」を訴える声が。さらに、女優・原田知世への賛辞もこう上がっている。《あなたの番ですが終わって悲しいのは田中圭が見れなくなるからでも横浜流星が見れなくなるからでもない 原田知世ロスなのです》《田中圭さん、原田知世さんの演技が凄まじかった。 ちょっと演技に見えない。役に入り込むというより、翔太と菜奈として全身全霊で生きていると言った方がしっくりくるなぁ ミステリーとしても面白かったけど、演技の凄みを魅せて頂いたドラマでした。役者さんって凄い!》原田にとって「あな番」は、16年ぶりの民放連ドラ出演作となる。さらに「あな番」は2クールにわたって放送されるため、“飽きられる”という懸念材料もあった。原田が出演を決断する陰に、昨年の朝ドラ「半分、青い。」(NHK総合)の影響が大きかったようだ。「原田さんは佐藤健(30)さん演じる“律”の母役。61歳で死んでしまう和子役は視聴者からも好評でした。原田さん自身も和子役に引き込まれていたようです。“和子役を自分自身に当てはめてみて、あと10年しか生きられないとしたらどうするか。真剣に生きることを考えるようになった”と聞いています」(原田の仕事関係者)「61歳」は役柄だけでなく、原田にとって大きな意味を持つ年齢だ。「原田さんには10歳離れたお兄さんがいたのですが、彼は07年に亡くなりました。もし生きていれば今年61歳。“人生、何があるかわからない。兄の人生と自分の役柄を重ねて、この10年は仕事に生きよう”と改めて決心。還暦に向かって邁進するよう努めているようです」(原田の知人)原田は今年4月に、同ドラマへの抜擢を受けて日刊スポーツ紙に語っていた。「新しい作品に入ったらこれまでのキャリアは関係ない。ゼロから始める気持ち。緊張もたくさんしたいけど、緊張しても何にもならない」と話し、「いい緊張はすべきだけど、体や心が疲れるだけの緊張はしてはいけない。日々、自分に『頑張れ頑張れ』と言い聞かせています」と明かしていた。撮影中は2期連続ドラマの主演という大役を全うするために、体力作りに余念がなかった。そのいっぽうで“安らぎ”も大切にしていたようだ。「アンティグラビティというハンモックを使ったエクササイズで体幹を鍛えて、身体づくりをしていました。いっぽうで気分転換に友人と陶芸教室に行ってお皿を焼いたり、近所に住むお姉さんと過ごしたり。気の置けない仲間たちと楽しいひと時を過ごすことで、ちょうどいい息抜きになっていたみたいです」(音楽関係者)視聴率絶好調のまま、“緊張と弛緩”で2クールを完走した原田。その奮闘の陰には、プライベートでドラマ以上のドラマがあった――。
2019年09月09日生田斗真主演の新土曜ドラマ「俺の話は長い」に出演する新たな俳優陣が決定。安田顕、小池栄子、清原果耶、原田美枝子が家族を演じる。大学卒業後コーヒーにはまり起業したものの失敗し、6年前から無職のニート。自分でも何とかしたい気持ちはある。だが、彼には屁理屈上手で口げんかだけは誰にも負けない…という特殊能力があり、現実逃避のために、「自分のふがいなさを人のせいにし」生き延びてきた。ところが、「夫が残した喫茶店を営む母親」に寄生しながら生活している彼の人生が、「マイホーム建て替えのため一時避難で転がり込んでくる姉家族」によって一気に動き出す…。先日、“お茶の間大乱闘”を主人公・満(生田さん)と繰り広げる家族として、姉、義兄、姪、そして母と、それぞれの幼少期写真が公開。そんな中、今回ついにこの4名を演じる俳優陣が発表!弟の屁理屈を単なる現実逃避と断じ、弟がこうなったのは母さんにも責任があると詰め寄る姉・秋葉綾子役を、先日最終回を迎えた「わたし旦那をシェアしてた」で主演を務める小池栄子。綾子の再婚相手で完全に尻に敷かれている夫・光司役に、「下町ロケット」「正義のセ」などの安田顕。綾子の元夫の子どもで娘の春海役を連続テレビ小説「なつぞら」でも話題となった清原果耶。満と綾子の母親・岸辺房枝役を大女優の原田美枝子が演じる。幼少期写真公開時は、SNS上で「義兄はヤスケンだなぁ!」「姪役って、、、 かやちゃんだよね!?」「姪 清原果耶 母 藤真利子 義兄 安田顕 姉 わからんww」などと予想が立てられており、見事正解していた人も。また、今回のキャスト発表に伴い、家族写真も公開。だるだるな生田さんも登場している。●キャストコメント●安田顕/秋葉光司役(義兄)生田君を筆頭に、素晴らしい共演者と面白い脚本に巡り合ったと思っています。岸辺家に住むちょっと変わった人たちの、家族としてのいい空気感を大切にしながら、家族ならではの会話の妙や、ほほえましい掛け合いを、気負わず、演じていければと思います。大笑いして見終わった後に、温かい気持ちになるようなホームドラマですので、ぜひご家族揃ってご覧ください。小池栄子/秋葉綾子役(姉)舞台で長いこと共演していた生田さんが主演、しかもホームコメディということで私自身とても楽しみです。家族って縁の切れない存在ですし、岸辺家みたいな会話がある家族ってすごく良いと思うんです。家族そろっての食事のシーンが多い作品なので、私たちがあーだこーだ言いながら料理に箸を伸ばしているところを、ぜひ家族みんなで、あーだこーだ言いながら見ていただければと思います。清原果耶/秋葉春海役(姪)自分自身、未知の世界に一歩踏み出すような気持ちで臨む作品ですが、生田さんをはじめ、頼りがいのある先輩方に囲まれて秋葉春海という役を生きられる事がとても楽しみでもあります。春海は少し複雑な事情を抱えた女の子です。でもこういったホームコメディ作品なので、家族との関係がどう描かれていくのかにも注目にしていただきたいです。日常の延長線として楽しんでもらえるような空気感の作品になるよう、演じていければと思います。原田美枝子/岸辺房枝役(母)ありそうでなかった、こんなに素敵なドラマの中にいられることを嬉しく思っております。普段はすごくシリアスな役をやることが多いので、明るくてのんびりしたお母さんを演じるのが楽しみです。脚本を読んで、家族ですき焼きを食べるだけでこんなに面白い掛け合いが生まれるのかとびっくりしました。ああ言えばこう言う、満くんをはじめ、一家の会話のキャッチボールの面白さを楽しんでいただける作品だと思います。放送を楽しみにお待ちください。「俺の話は長い」は10月12日(土)22時~日本テレビ系にて放送スタート。(cinemacafe.net)
2019年09月07日明るく元気なイメージとは裏腹に、独特の穏やかなキャラで周りを和ませる原田泰造さん。そんな彼が熱くなるのがサウナとテレビのこと。止まらない、熱い愛を語ります!サウナを出て休憩しているおじさんを見て、“大人だな”って憧れていました。口を大きくあけた笑顔や共演者とはしゃぐ姿など、テレビでは、にぎやかなイメージのある原田泰造さん。でも、取材場所に現れたのは、ほんわかとした雰囲気を漂わせた、穏やかで優しそうな大人の男性。カメラマンの「カッコいいですね~」という言葉に照れ笑いしながら、「ありがとうございます」と返す姿が印象的だ。そんな原田さんが、「普段の俺と変わらない役です」と話すのは、ドラマ『サ道』の主人公・ナカタアツロウ。伝説のサウナー(サウナ好きのこと)を追って、全国を旅する男である。――原田さん自身、無類のサウナ好きだと伺いました。ドラマの原作であるタナカカツキさんの漫画『サ道』はご存じでしたか?原田:サウナに行くとタナカさんの漫画のポスターが貼ってあって。よく目にしていたし、実際に漫画を読んでサウナの入り方が変わりました。それまではサウナ水風呂サウナ水風呂、だったのが、途中で休むことを取り入れるようになった。だから、オファーが来た時は嬉しかった~。まず、『サ道』がドラマになること自体が嬉しかったし、それに出られることも嬉しかった。撮っているあいだも、いろいろなサウナ施設に行けて嬉しかったし、プレッシャーとかを感じる前に、嬉しかった!――気持ちが伝わってきました(笑)。自分と同じサウナ好きの役は、いかがでしたか?原田:漫画のキャラクターに近づけようと思えば思うほど、あんまりいつもの俺と変わらないなと。役作りとかはなく、普段のままです。――そんな普段の原田さんは、どんな人なのでしょうか。原田:とにかく、しゃべらない。サウナと映画館に行って、あとは家で引きこもっている感じです。だから、会話をするチャンスがないですね。家にいても、奥さんの話をずっと聞いてる感じだし。しゃべるより、人の話を聞くほうが面白いの。多分、自分が無だからだと思う。思想とか何も持っていないし。ワイドショーのコメンテーターがいろいろしゃべっているのを見ると、すごいなって思うよ。――観た映画のことを話したりもしないですか?原田:別に話さなくていいの。どうやら、共感するポイントが人と違うみたいで。口コミを見て、あまり評価がよくない作品に迷いながら行くと、すごく面白かったりするからね。なんであんなにボロクソ言うんだろうなって思うよ。――原田さんの思うサウナの魅力とは、どんなところでしょう。原田:毎日、思っていることだけど、体を温めて、汗をかいて、体を冷やして休むっていうのが、ただただ気持ちいい。運動して汗をかいて、シャワーを浴びるのが気持ちいいのと同じ。服を着て汗をかくと不快だけど、裸だから最高です。――実は私、サウナが得意ではなく…。熱い場所が苦手なんです。原田:あ、(名倉)潤ちゃんと一緒!「ミイラになる」って言うんだよね(笑)。20歳の頃、地元のサウナに行ったのが始まりだったかな。でも、当時は、サウナ上がりに休憩室でごはんを食べながらテレビを見ているおじさんに憧れて行っていた部分が大きいと思う。“タバコを吸ってみたい”“お酒を飲んでみたい”と同じ感覚で、行ったことのない場所に行くのが楽しかった。大人になった気がしたね。――作中、サウナで究極のリラックス状態を味わうことを表現した「ととのう」という言葉が登場しますが、ご経験はありますか?原田:多分、これだろうなというのはあるけど、漫画のように「ととのったー!」というパキーンとしたものじゃなく、俺のはウニョ~ンって感じ。ドラマでは、ドゥオ~ンという感じに表現されていて、そのほうが近いかな。きっと、人それぞれ違うんだろうね。――今作は、共演者にもサウナ好きの方が多かったそうですね。原田:偶然さん役の三宅(弘城)さんとは、以前、本当に偶然、サウナで会ったことがあって。撮影中、“前も同じことがあったな~”って思っていました。しかも、その日の撮影後に行ったサウナでも、偶然会ったからね(笑)。地方でのロケ終わりには、スタッフさんも含め、みんなとサウナで会って、みんなで熱波を浴びて、すごく楽しかった。――その時、みなさんで話したりしますか?原田:すっごい熱いから、しゃべれないの。“何が楽しいんだろう?”って思うくらい熱い(笑)。俺は目を開けて、熱波を感じてます。男同士は無言が多いかもね。杉並区にある「秀の湯」ってところは、おじさん同士がよくしゃべってるんだけど、それは珍しいと思う。そう、一昨日、笹塚にあるサウナに行ったら、俺が入った時は浴場に3人いるだけでサウナには誰もいなかったの。なのに、体を温めて、水風呂に入って外気浴をして、もう1セット行こうとサウナに入ったら、まさかの満室。この怖さわかる?夜中の0時過ぎてるんだよ!?で、少し席をズレてもらって、人がいっぱいいる中で汗をかく。たまに肌が当たってヌルンとして、「すいません」と言ったり…。その世界は、不思議だけど面白いよ。――サウナといえばフィンランドが有名です。原田:行ってみたいけど、ちょっと怖いかな。小屋みたいなサウナに入って、湖に飛び込んだりするから、おっかない。水中に生き物がいたりしたら、嫌じゃない?(笑)はらだ・たいぞう1970年3月24日生まれ、東京都出身。1993年にネプチューンを結成。『しゃべくり007』『ネプリーグ』などに出演。また、『アウトレイジ 最終章』(2017年)などの映画や、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(‘10年)、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(’13年)に出演するなど、俳優としても活躍中。全国のサウナー必読の同名漫画(講談社モーニングKC刊)が原作のドラマ『サ道』。原田さん演じる主人公のナカタアツロウ、中年サラリーマンの偶然さん(三宅弘城)、経営コンサルタントのイケメン蒸し男(磯村勇斗)というレギュラーメンバー3名のサウナトークで物語が展開。毎週金曜深夜0:52~、テレビ東京ほか。※『anan』2019年8月7日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年08月02日誰もが愛したくて、愛されたくて、受け入れたくて、受け入れてほしくて……そして偏見がある。サンシャイン劇場で上演している舞台、三ツ矢雄二プロデュース LGBT THEATER Vol.1「MOTHERS AND SONS ~母と息子~」は、そんなひとりの女性とゲイカップルの家族の話だ。上演は8月4日(日)まで。【チケット情報はこちら】ニューヨークに住むキャル(大塚明夫)とウィル(小野健斗)は同性婚をし、バド(阿部カノン、中村琉葦ダブルキャスト)という11歳の息子と暮らしている。クリスマス前のある日、そこに突然、前触れなくキャサリン(原田美枝子)が訪ねてきた。彼女は、キャルのかつての恋人・アンドレの母親だ。アンドレは20年以上前にエイズで亡くなっており、最近に夫を亡くしたキャサリンは、喪失感のなか「なぜ息子は死んだの?なぜ自分は孤独で、あなた達は幸せなの?」とキャルや自分も追いつめていく……。本作は第68回トニー賞(2014年)戯曲賞にノミネートされた。近年、ブロードウェイではLGBTにまつわる作品が増えている。この舞台となるニューヨークで同性婚が合法となったのは、2011年7月。日本では今月同性婚を認めないのは重大な人権侵害」と日本弁護士連合会が意見書を国に提出したばかりと、ニューヨークに比べてかなり遅れている。そのため人によっては、本作内で交わされる会話に馴染みが少ないかもしれない。ただこれは、タイトルにもあるようにすべての“母親”という役割の女性と、誰かの息子たちの心を巡る物語だ。小ぎれいで広々としたリビングでの1時間40分の会話劇。互いに相容れない気持ちを持ちながら、拒絶することもせず同じ時間を過ごす。原田の不安定だけれど力強い佇まいが、大塚と小野演じるゲイカップルに対して際立つ。しかしその影で、3人それぞれが抱える偏見がちらほらと露呈もする。大人達の複雑な思いなどまだ知らず、少年・バドだけは輝くばかりの未来を見つめて微笑んでいる。素直でまっすぐで甘えん坊なバド。彼の幸せそうな様子から、ここがどんな温かい家庭で、キャルとウィルがどれだけ良い両親なのかが想像できる。バドがダブルキャストなので、演じる俳優によって男3人の家庭から受ける印象も変わるだろう。登場するのが同性愛カップルだからこそ、「血の繋がりや家族とはいったいなにか」という命題が立ち上る。愛し合うこと自体は複雑なことではないはずなのに、なぜ噛み合ないのか……今の時代に突きつけられた、大きな課題でもある。取材・文:河野桃子
2019年08月02日5月末に女性ファンとの不倫を報じられ会見で謝罪した俳優の原田龍二(48)が7月4日、フジテレビ系「アウト×デラックス」に出演した。この日の放送は蒼井優(33)と結婚した南海キャンディーズの山里亮太(42)、義理の妹でタレントの松本明子(53)らと“アウト流謝罪会見”を行うというもの。マツコ・デラックス(46)や女性芸能リポーター陣から散々追及されるなか、“先制攻撃”をしかけたのは進行役のナインティナイン・矢部浩之(47)。不倫発覚前、原田に『女性の扱い方が雑でアウト』という内容のオファーをしていたと明かしたのだ。愛車で女性との行為をわずか10分で済ませて帰らせていたことが報じられていた原田。5月31日に行われた謝罪会見とは違い、今回の番組では“車中10分不倫”に質問が集中。原田はタジタジで、それでも「不徳の致すところです」と猛省していた。そんな原田だが、思いのほか仕事への影響は最小限にとどまったようだ。そこには理由があった。「本来なら、不倫騒動によって仕事が激減してもおかしくなかったでしょう。しかし不倫が報じられた翌週に山里さんと蒼井さんが結婚会見を開いたのです。その数日後には吉本芸人たちの闇営業問題が発覚。2つのスクープに対する世間の関心はかなり高く、原田の不倫はすっかり“過去のもの”となってしまいました。ある意味、“救われた”かっこうになりました」(芸能記者)とはいえ原田は今後も、出演番組で共演者たちからイジられる日々が続きそうだ。
2019年07月05日女優の藤原紀香が7日、オフィシャルブログを通じ、主演舞台『サザエさん』で共演予定だった俳優・原田龍二が降板したことについて、一部報道を「フェイクニュース」として完全否定した。原田は、5月30日発売の『週刊文春』で自家用4WD車内での不倫が報じられたことを受け、会見を開いて謝罪。『サザエさん』主催のフジテレビジョンと明治座は、原田に代わって葛山信吾がマスオ役を務めることを報告し、「主催者として作品と役柄の持つイメージにそぐわないと判断し、所属事務所と協議の上」で降板を決定したという。藤原は「お伝えしたいこと」と題した7日のブログで、「この度の一連のことで原田龍二さんが降板となってしまいしたが、ある報道で、私が原田さんとはもうお芝居をしたくないとか、そのことで降板させたというような、事実ではない内容のことが書かれており、とても悲しく、残念に思いました」と落胆。「フェイクニュースが溢れている世の中、普段は面白おかしく嘘を9割書かれていても、これまで自身は、あはは と受け流していましたが、今回の件は心無い憶測の記事で、人を傷つけることになりかねないと感じたので、私の気持ちをここで伝えさせていただきます」と記事投稿の真意を伝えた。その上で、「まことしやかに書かれた憶測でしかない私の言葉や行動を、原田さんやご家族、ファンの方が目にしたらどんなに不快な気持ちになるか…共演者の感情で、人の進退を左右することはあってはならないことだと思いますし、もし私が本人なら、少なからずこの状況のなかそうなんだ…と信じてしまうかもしれません」とし、「事実、原田さんとは初めての共演で、発表された時からお芝居を合わせることが楽しみでなりませんでした。一連のニュースを知り、このままマスオさんが続投できるのか、いったいどうなるのかと、日々不安で、心が騒いでいましたが、役者側は 決定を待つしかありません。主催者側から降板の連絡があった時、これまでマスオさんは原田さんだといろんなイメージもしていましたし、心に穴が空いたような感じでした…」と吐露する。「その数日後、葛山信吾さんがマスオさんに決定したと聞いて、以前の楽しかった夫婦役のことを思い出し、とてもご縁を感じましたし、また舞台に向けて、よし頑張ろう!!!と気持ちを新たにしました」と現在の心境を正直につづる藤原。「こんな次第なので、これ以上、無責任で心がない残念なニュースが流れることのないよう、よろしくお願いします」と呼びかけ、「原田さんとはまたご一緒できる機会があればと思っております」「人生いろいろです」「私もがんばります」と結んでいる。藤原がブログを開設しているアメブロには、記事内にハッシュタグを付けることができ、藤原は「#藤原紀香」「#サザエさん」「#マスオさん」「#秘密の奥さん」「#共演者」のほか、「#残念なニュース」「#フェイクニュース」と追記し、ここでも強い否定の意志を表明している。
2019年06月07日是枝裕和監督を中心に設立された制作者集団「分福」が手掛ける、志尊淳の主演作『潤一』から、志尊さんが6人の女優たちと絡み合う予告編が解禁された。この度解禁となった予告編は、メガホンを取った北原栄治監督自らが映像を制作。「何て言うの? 下の名前」「潤一」というセリフから始まる映像は、6人の女性たちの目の前に現れてはそれぞれを虜にしていく潤一(志尊淳)のはかなげな姿を映し出した後、寄る辺ない日常に埋もれていた女性たちの寂し気な表情を映し出す。そして潤一と出会い、刹那的に輝きを取り戻した彼女たちは潤一と口づけを交わし、一夜を共にする。自身初となるヌードに挑戦した志尊さんを中心に、蒔田彩珠が制服を脱ぐシーン、夏帆や伊藤万理華とのキスシーン、藤井美菜や江口のりことのベッドシーン、さらに未亡人を演じる原田美枝子が自転車を漕ぐ潤一の背中で笑顔を見せている。潤一と出会い、眩いひとときを取り戻す6人の女性たちの姿と、潤一の妖艶さと孤独感も浮き彫りにする観る者の心を掴む予告編となっている。併せて、志尊さんの上半身バックショットをはじめ、予告編でも印象的なシーンを映した本作の場面写真も解禁。新境地を切り開いた志尊さんに期待が高まるカットばかりとなっている。映画『潤一』は6月14日(金)より丸の内ピカデリーにて1週間限定上映。Amazonプライムビデオ、iTunesほかにて6月26日(水)よりデジタルセル先行開始。TVドラマ「潤一」は7月12日(金)25時55分~関西テレビにて放送、放送終了後国内プラットフォームにて見逃し配信予定。7月13日(土)23時~日本映画専門チャンネルにて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年06月05日俳優の原田龍二が5日、自身が水曜パーソナリティを務めるニッポン放送『DAYS』(毎週月曜~木曜 13:00~16:00)で、不倫騒動を謝罪した。5月30日発売の『週刊文春』で自家用4WD車内での不倫が報じられた原田。番組冒頭、「聞いてくださっている皆さま、スポンサーをはじめ関係各所の皆様、この度は僕自身の、本当に軽率な行動によって、多大なご心配ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ありませんでした」と声を震わせながら謝罪。続けて「僕の思いを少しでもお伝えできたらと思います」とあいさつした。番組パートナーの東島衣里アナは「たまったもんじゃないですよ、原田さん! 泣いてるんじゃないですよ! この気まずさ、どうします?」と原田に振り、「たしかにアウトだと思いました。擁護はしません」とした。その上で、「ただ、番組のチームの1人として、言葉が適切かどうかわかりませんけど、心配の気持ちがあったのも正直なところです」と伝えた。原田は5月31日の記者会見の後、自宅に帰ったといい、「妻と子どもに『本当に申し訳なかった』と謝ったんですが、妻は『一生許さない』と。その前に、メールのやり取りで息子から『お母さんを悲しませるなんて、僕は絶対に許さない』と」と振り返った。続けて「今まで一生懸命して…一生懸命仕事するお父さんを……見てて尊敬してたのに。僕は許さないという怒りのメールをもらって」と涙で途切れながら話した。そして「言葉で言うのは簡単なので、妻と子どもには、これからのお父さんの行動を見ててくれということを伝えました」と明かした。
2019年06月05日「帰ってくれ!」そんな怒号が響きわたった。不倫騒動の渦中にある原田龍二(48)の実父だ。さいたま市内にある古民家カフェ。看板には「原田龍二の父の店」と誇らしげに書かれている。記者が声をかけると、奥のカウンター越しに実父が不機嫌そうな声で「何ですか」と答えた。そこで「原田さんの件でお話をうかがいたいのですが……」と伝えたところ、冒頭のように激高。そこには、自慢の息子に対する憤りがあふれているようだった――。『週刊文春』6月6日号で複数の女性ファンとの不倫が報じられた原田。記事によると、彼はインスタグラムを通じて女性ファンと接触。呼び出した女性を愛車で駅まで迎えに行くと、そのまま近くの公園に直行。ライトやエンジンを消し、車内で事に及んでいたという。そして行為を10分ほどで終えると、すぐに女性を駅まで送って別れたというのだ。原田はこうしたマイカー内での不倫を、別のファンとも行っていたという。記事では“車内で何をしていたのか”という直撃取材に対して、彼は「……してはいけないことです」と不倫の事実を認めていた。すると、彼がとった“女性への雑な扱い”に世間から批判が殺到。原田は5月31日、会見を開くことになった。会見の冒頭で深々と頭を下げ謝罪した原田。そして続けて「妻と2人の子供につらい思いをさせたこと、深く反省しております」と語っていた。「原田さんと奥さま(45)が結婚したのは、01年のこと。翌年には長男(16)が生まれ、06年に長女(13)が誕生しました。奥さまは元女優で、10年間もの交際を経てゴールインしました。彼は、そんな昔から支え続けてくれた“糟糠の妻”を裏切っていたのです」(芸能関係者)子供たちはあきれ顔のようで、原田は「息子からは『ママにこんな悲しい思いをさせて許さない』というメールが来ました。娘からは『何やってんの?』と……」と情けなさそうに語った。ただいっぽうで、妻から「原田、アウト!」と冗談まじりに言われたとも告白。そして「励ましのつもりだったのかわかりませんが……」と妻への感謝を口にしていた。だが妻が許してくれたとはいえ、決して円満解決したわけではない。記者会見の前、原田は家族会議を開いていたという。参加者は原田夫妻、そして実弟で俳優の本宮泰風(47)と妻でタレントの松本明子(53)。そして原田の実母の5人だ。「原田さんの謝罪に対して本宮さんと松本さんは『大丈夫』と言ってくれたのですが、お母さんは泣き崩れたそうです。お母さんは原田さんを幼いころから塾に通わせるなどしてきた教育熱心な方。その息子が世間を騒がせたことに心を痛めているのでしょう」(前出・芸能関係者)そんな実母を泣かせた原田に怒りをあらわにしたのが、冒頭の実父だった。そこには、“理由”があったという。「原田さんのお父さんは厳格な人です。男として曲がったことが大嫌いな、昔かたぎの“鬼父”でした。そんなお父さんは原田さんに1つの“家訓”を言い聞かせてきました。それは『人に迷惑をかけるな』というものです。しかし原田さんは今回、周囲の人たちに多大なる迷惑をかけてしまいました。そのことが、どうしても許せなかったようです。ふだんはお店でも、原田さんのことをうれしそうに話すこともあったといいます。しかし騒動以降、お父さんはふさぎ込んでしまっているとも聞きました」(別の芸能関係者)実際、記者が質問しても「話すことはない!」と言う父。そこで最後に「家族会議が行われたそうですね?」と聞いてみたところ、しかめっ面になって「帰れ!」と怒鳴ったのだ。店の看板で宣言するほど息子を誇らしく思っていた父。だからこそ今回の失態には、ことさら“裏切られた”という思いが大きいようだった――。
2019年06月04日発売中の「週刊文春」(文芸春秋)でファン女性2人との愛車内での不倫を報じられた俳優の原田龍二(48)が5月31日、TOKYO MXの情報番組「5時に夢中!」生出演後に会見を行い謝罪した。会見の冒頭に原田は神妙な面持ちでスポンサーやファン、さらには妻と2人の子どもに頭を下げて謝罪。記事の内容をほぼ認め、ファンを“ナンパ”したインスタグラムのアカウントを削除したことを報告した。“裸芸”でブレークしたが、結婚前の浮気歴も明かすなど包み隠さず報道陣の質問に答えた。「会見前、所属事務所の社長は『質問がなくなるまでやります』と宣言。もう失うものはないまさに“裸一貫”の心境で会見に臨んだだけに、『性欲は強いのか』と聞かれても『強いです』と即答。さらに『車内での行為は好きか』という質問にやや動揺したものの、『大好きではありません』と答えていました」(取材した記者)これまで多くの芸能人による不倫スキャンダルが報じられてきたが、不貞行為を行う場所はシティホテルなどが多かった。だが、原田は車内での不倫。その理由が気になるところだったが……。「原田さんは会見で『不倫相手に好意はなかった。食事をしたことも、プレゼントをあげたことも、車外で会ったこともなかった』と明かしていました。その理由について『妻にスケジュールを抑えられ、財布のヒモを握られていた。だからデートや遠出は難しかった』と語っていました」(前出・取材した記者)「こんなバカな僕にお仕事をいただけるなら全力でやります」と誓った原田。今後は“恐妻家キャラ”になりそうだ。
2019年05月31日俳優の原田龍二(48)の不倫を、5月29日に「文春オンライン」が報じた。また30日発売の「週刊文春」でも詳細が伝えられている。記事によると原田は郊外のスポーツ公園の脇道にマイカーを駐車し、数名のファン女性と不倫を重ねていたという。またロケ先の地方で関係を持った女性も。相手の女性たちとはイベントやSNSのメッセージ機能でつながったという。この報道を受けて原田のもとには取材が殺到。所属事務所は不倫を認めたうえで、「31日に記者会見でお話します」と回答している。原田はドラマ『水戸黄門』の5代目助さん役や情報番組のMCなどを務め、正統派俳優としてお茶の間に知られている。今回の報道について、ネット上では落胆の声が上がった。《さわやかで良いイメージの素敵な役者さんが不倫や、不貞行為ですか…残念ですね…》《真面目な人だと思っていただけに残念な感じだ》そんな原田、昨年10月にはセクシー写真集をデジタル出版していた。写真集のテーマは「原田龍二と不倫旅行をしている気持になれる」という、まさかの内容!一糸まとわぬバックヌード姿や、はだけた浴衣でカメラを構えるプライベートフォト風写真もある。また同年11月15日発売の「アサヒ芸能」ではテリー伊藤と対談。子育て話の直後、浮気を認める驚きの発言も飛び出していた。対談中盤で「子供がよく行く近所の公園を掃除している」と“良き父”らしく語りだした原田。しかしテリーから「浮気なんてのは…」といじられると、「あー、します、します。全然経験ありますよ」と堂々の浮気宣言。テリーから「ちょっとちょっと」と突っ込みを受けても、「いや、でも、するものなんですね。僕は神でも仏でもないので」と開き直っている。「あ、でも昔の話ですし、『愛人を作った』みたいな、そういう話でもないんですけどね。信頼のおける、危険じゃない女性と1回きりみたいな感じです」と補足していた原田。テレビ番組から受ける印象とは違う顔を持っていたようだ。
2019年05月31日世間のムードが騒がしいなか、あるスクープが舞い込んで来ました。俳優の原田龍二さん(48)が複数のファン女性と車中不倫を繰り返していたと、週刊文春によって報じられました。原田さんといえば01年に結婚し、現在は二児の父親。爽やかで品行方正なイメージですが、16年に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)の年末特番「絶対に笑ってはいけない科学博士24時」に出演。その際にアキラ100%と丸腰刑事姿で登場するなどしてイメージを覆し、話題を集めました。最近ではそのギャップに注目が集まっていたわけですが、今回は私生活の“丸腰ぶり”が明らかに。多くの波紋を呼んでいます。■“車中不倫”という雑さ100%の不倫「まだ普通の不倫だったら良いものを……」と落胆と失笑の声が聞こえる今回の不倫。現場は原田さんのマイカー内で起きました。記事によると原田さんはファン女性をマイカーに乗せ、郊外のスポーツ公園に停車。そこで行為に及んでいたといいます。所要時間はわずか10分たらずというから、驚きです。他にも地方ロケで別の女性と関係を持つなど、“雑さ100%”不倫を繰り返していたそうです。女性たちからも露骨な扱いへの嫌悪感が集まっていた今回。不倫のイメージダウンも去ることながら、爽やかなイメージとは真逆の行為によって“人としての冷たさ”までも露呈することとなりました。■原田龍二のイメージやいかに!?・ファン女性に手を出す・ホテルに行かずに車で済ます・かける時間はわずか10分どこを切り取っても雑さしか感じない今回の不倫。謝罪会見が開かれるようですが、今後の彼のキャラクターにどう影響するか考えてみましょう。まず意外なブレイクのきっかけとなった年末の“ガキ使”では、どのような禊が行われるのが注目です。“アパ不倫”でお馴染みの袴田吉彦さん(45)との共演なのか。クズ男として本音を“ポロリ”するのか。何かしらの笑いに変えてくるのかなあという気もしています。ただ個人的な意見としては、今回の不倫は笑えない要素も多々あります。それは「雑に扱っていた」という事実は不貞だろうが普通の恋愛だろうが、許せない女性が多いのではないかという点です。少なくとも筆者はそんな毎回車で、それも10分で行為を済ませて帰すような男は受けつけられません。時間もお金も労力もいとわないのは、雑というよりクズのすること。だからこそこれからどうリカバーするのか、個人的には「キツいなあ」と思えてならないのです。(文・イラスト:おおしまりえ)
2019年05月30日俳優・志尊淳が体当たりヌードで挑む官能ラブストーリー「潤一」が、ドラマ配信・放送に先駆け6月14日(金)より丸の内ピカデリーにて1週間期間限定で公開されることが決定。特別ビジュアルも到着した。無職、宿無し、気まぐれに女から女へと渡り歩く潤一。出産を控えた妊婦、映子。妹の旦那と寝る姉・環。亡くなった夫の不倫を疑う未亡人のあゆ子。夫に束縛された装丁家の女・千尋。処女を捨てたい女子高生・瑠依。毎日男漁りに出掛ける女・美夏…。それぞれの孤独な日常の隙間に、潤一はいつの間にか現れて、消える。寄る辺ない日常に埋れていた女たちの人生は、潤一との刹那の愛で輝きを取り戻すが、潤一は一人の女のそばには決してとどまらず、小さな波紋だけを残してふらりと去っていく――。『万引き家族』の是枝裕和監督を中心に設立された制作者集団「分福」が手掛ける渾身のプロジェクト「潤一」。カンヌの国際ドラマの祭典「カンヌシリーズ」のコンペティション部門に日本作品として初めて出品され、公式上映では現地の関係者から絶賛を浴び、注目を集めた。原作は、直木賞作家・井上荒野の同名連作短編集。主演を務めるのは、「自分の概念が否定された」と本作原作に感銘を受けた志尊淳。「女子的生活」、「ドルメンX」、連続テレビ小説「半分、青い。」などで近年話題の彼が、今作では6人の女性たちを虜にする妖艶な青年を華麗に演じ、自身初となるヌードに挑戦。官能的なベッドシーンも披露し、新境地を切り開いている。劇場公開決定と合わせて公開された特別ビジュアルでは、濡れた上半身裸に儚い視線…これまでとは違った雰囲気の志尊さんが大きく写し出されている。そんな志尊さん演じる青年・潤一の虜となる女性たちには、藤井美菜、夏帆、江口のりこ、蒔田彩珠、伊藤万理華、原田美枝子が扮している。監督は『歩いても 歩いても』以降の是枝監督作品を支えてきた北原栄治と、是枝監督の愛弟子で『夜明け』の広瀬奈々子、脚本は「分福」の砂田麻美が務めた。映画『潤一』は6月14日(金)より丸の内ピカデリーにて1週間限定上映。Amazonプライムビデオ、iTunesほかにて6月26日(水)よりデジタルセル先行開始。TVドラマ「潤一」は7月12日(金)25時55分~関西テレビにて放送。放送終了後国内プラットフォームにて見逃し配信予定。(cinemacafe.net)
2019年05月28日俳優、声優として活躍する三ツ矢雄二が、新たに“LGBT THEATER”を立ち上げ。第1弾として『MOTHERS AND SONS―母と息子―』を、7月26日(金)から、東京・サンシャイン劇場で上演する。そこで演出も手がける三ツ矢と、主演の原田美枝子に話を聞いた。【チケット情報はこちら】自らゲイであることを公言し、LGBTの活動にも協力している三ツ矢。その中で自分は何が出来るかを考えた結果、行き着いたのがLGBT THEATERだったと言う。「自分が出来ることって、やっぱり芝居しかないんですよね。ブロードウェイにはいいゲイの戯曲がいっぱいあるし、じゃあそれをやろうと。1本目をこれにしたのは、ゲイが笑いに走るものではなく、ちゃんとしたドラマをやりたいと思ったから。僕自身、とても感動した作品であり、LGBTの現状を知ってもらうためにもいい題材だと思ったんです」物語は、年の離れたキャル(大塚明夫)とウィル(小野健斗)という同性婚カップルのもと、キャルの元恋人アンドレの母親キャサリン(原田美枝子)が訪ねて来るところから始まる。キャルたちの間にはバド(阿部カノン・中村琉葦Wキャスト)という子供もおり、理想的な家庭を築いている一方、キャサリンは夫に先立たれ、息子のアンドレもエイズで亡くしている。原田が演じるのは、そんな複雑な感情を秘めたキャサリンだ。「親にとって1番の不幸って、子供が先に死ぬことだと思うんです。それこそキャサリンも身を切られるほどの想いだったろうと。そういう悲しみが怒りになり、孤独になり、さらにはエイズや同性愛に責任転嫁していってしまう。ただキャルもウィルも子供を育てるということにおいては、キャサリンと同じく、母性を理解し始めているんですよね。そのあたりの構成が、非常によくできた戯曲だと思います」原田のキャスティングについて三ツ矢は、「見た目はとてもたおやかで儚げですが、1本体幹に根性が座っている(笑)。それがキャサリンという女性にぴったりだと思ったんです」と全幅の信頼を寄せる。また原田も「“いいお母さん”というのが日本の母親役では主流ですが、これまで生きてきて思うのは、女の人ってもっといろんな面があって面白いということ。だから今、こういう母親役をやれるのはとても楽しみです」と期待に胸を膨らませる。最後に三ツ矢はこう言う。「LGBT THEATERをライフワークにしたい」と。さらに「回を重ねていくことで、LGBTだってなにも変わりはない。普通だよと。で、LGBTって言葉自体がなくなってしまうのが1番の理想だと思います」と展望を語る。そのための大きな一歩、ぜひ劇場で見届けたい。取材・文:野上瑠美子
2019年05月10日秋元康企画・原案、原田知世と田中圭のW主演で2クールにわたり放送中の「あなたの番です」。5月5日にオンエアされた第4話では原田さん演じる菜奈の“衝撃の真実”が明かされ、視聴者から「まさかの展開すぎ」「間違いなく今期No.1」などの声が殺到中だ。原田さん演じる手塚菜奈と田中さん演じる手塚翔太の“年の差新婚夫婦”が都内のとあるマンションに引っ越してくる。入居早々住民会に参加した菜奈はそこでひょんなことからはじまった“交換殺人”ゲームに加わってしまうことに。その後管理人が転落死、さらに住人の藤井(片桐仁)が殺人ゲームで書いた医師がバラバラ死体で発見され、藤井の元には“あなたの番です”という手紙が送られてくる。さらに近所のブータン料理屋の店主が爆発事故で亡くなる…という展開。原田さん、田中さんの他、元「乃木坂46」西野七瀬、木村多江、生瀬勝久、三倉佳奈、片桐さん、真飛聖、田中要次、大友花恋、袴田吉彦らがマンションの住人として、さらに事件を追う刑事役で浅香航大、ある秘密を持った存在として野間口徹も出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は中国人留学生のシンイー(金澤美穂)のバイト先の店長が死亡、シンイーの元に「あなたの番です」と書かれた包丁が送られ、シンイーは今度は自分が殺さなければいけないのかと怯える。そんななか定例の住民会が開かれ、お互いが疑心暗鬼になるなか浮田(田中要次)は、この混乱に乗じて美里(峯村リエ)が姑の幸子(大方斐紗子)を殺すのではないか?と言い出す。しかし実際に殺されたのは美里とその夫だった…というのが今回のストーリー。今回も「見たあと怖いんだよね」「毎回終わる10分前ぐらいから怖い」などの声が相次ぐなか、終盤、ホラー展開以上の衝撃が視聴者を襲う。なんと菜奈の“本当の夫”が登場、それは翔太のジムに通う細川(野間口さん)だった。その瞬間から「一瞬で鬼面白くなった」「展開が急すぎて?????????ってなってる」「は???どーなっとるん??は???」「あなたの番ですすごいことになってきたぁ!」「なんかやばない、あなたの番ですやばない」「ホラー映画よりはるかに怖すぎ」などのツイートが殺到。まさかすぎる展開に驚いた視聴者の困惑ぶりが伝わってくるような投稿が放送後も途絶えることなくタイムラインを流れ続けている。(笠緒)
2019年05月06日志尊淳が主演を務める連続ドラマ「潤一(じゅんいち)」が、4月にフランス・カンヌにて開催されるフランス・カンヌ国際シリーズフェスティバル「CANNESERIES=Cannes International Series Festival」コンペティション部門の正式出品作品に日本ドラマとして初めて選ばれた。「CANNESERIES(カンヌシリーズ)」は、2018年からスタートした連続ドラマを対象とする国際的ドラマの祭典。世界中から応募されたドラマ作品の中から選ばれた作品が、4月にカンヌで開催される「カンヌシリーズ」でノミネート作品として上映され、その中から作品賞・主演賞・脚本賞・音楽賞・特別賞が選出される。「カンヌシリーズ」に日本のドラマがノミネートされるのは今回が初めて。■是枝裕和・西川美和の制作者集団「分福」が企画本作は、是枝裕和や西川美和を中心に設立された制作者集団「分福」が企画、『二重生活』『あゝ、荒野』『愛しのアイリーン』や『新聞記者』(6月28日公開)など話題作を作り続けるスターサンズがプロデュース。直木賞作家・井上荒野の作品の初ドラマ化となり、第11回島清恋愛文学賞受賞の同名小説が原作。女性たちを瞬時に魅了するミステリアスな青年・潤一と、様々な背景を持った16歳から62歳までの女性たちとの刹那の愛を描いた連続短篇集を映像化した。■志尊淳、初のベッドシーン・オールヌードも!官能的な映像作品に挑む主人公の潤一を演じるのは志尊淳。文化庁芸術祭テレビドラマ部門放送個人賞受賞「女子的生活」で演じたトランスジェンダーの女性役とも、『帝一の國』のカワイイキャラとも全く違った“気まぐれな不良”をエロティックに演じ、本作で初のベッドシーン・オールヌードに挑戦する。そんな潤一と一瞬出会って、そして別れていく孤独な女たちを演じる女優陣たちには、藤井美菜、夏帆、江口のりこ、蒔田彩珠、伊藤万理華、そして原田美枝子と国内外で活躍する注目の6名が集結。監督は「分福」に所属する北原栄治と広瀬奈々子。北原監督は「分福」の作品を企画プロデュースの面から支えてきた存在で、広瀬監督は現在公開中の柳楽優弥主演『夜明け』で長編監督デビューを果たしている。脚本は同じく「分福」の砂田麻美(ドキュメンタリー『エンディングノート』)が担当した。■カンヌ・国際ドラマアワード出品に「嬉しい気持ちと夢の様な気持ちでいっぱい」志尊さんは原作小説を読み、「今まで物事を理屈的に解釈をしようとしていた自分の概念が否定された気持ちになりました。人の関わり、感情には理屈だけではない、“何か”が潜んでいて、それを凄く体現しているのが“潤一”だと。明確にわからない“何か”を自分と見つめ合い、潤一と寄り添い、模索していきました」と役作りに触れてコメント。「本能的な感情に嘘をつかず、人の心の隙間に入っていく」“潤一”というキャラクターを「0から作る事ができたこの作品は自分の財産です」とまで語る。また、今回のカンヌ出品に「嬉しい気持ちと夢の様な気持ちでいっぱいです。国内外問わず沢山の人に“潤一”をお届けできるよう頑張ります」と意気込みを新たにする。北原監督は、「2回目の開催となる若いドラマ祭で、日本のドラマとして初めて選ばれたことは非常に名誉で感慨深いです。カンヌは是枝作品で何度か訪れていますが、志尊さんを美味しいお店に連れていくことを今から楽しみにしています」とコメント。「志尊淳さんのプロフェッショナルな仕事ぶりには、本当に関心しました。そして、各話の素晴らしい女優さんたちと仕事をするのはとても刺激的でした」とキャスティングに恵まれたことに触れている。■ストーリー無職・宿なし、気まぐれに女から女へと渡り歩く潤一。出産をひかえた妊婦、映子(藤井美菜)。妹の旦那と寝る姉、環(夏帆)。亡くなった夫の不倫を疑う未亡人、あゆ子(原田美枝子)。夫に束縛された装丁家の女、千尋(江口のりこ)。処女を捨てたい女子高生、瑠依(蒔田彩珠)。毎日男漁りに出かける女、美夏(伊藤万理華)…。それぞれの孤独な日常の隙間に、潤一はいつの間にか現れて、消える。潤一はどこから来て、どこへ行くのか…。「潤一」は7月、カンテレにて放送予定(配信も予定)。※全6話(text:cinemacafe.net)
2019年03月14日原田ひ香さんの『DRY』。タイトルのこの一語に、物語のいくつもの鍵が込められている。この生き方しか知らないという女の言葉が重い。渾身の犯罪小説。執筆のきっかけは、ネットニュースで見た実在の事件だという。「加害者の娘は50代後半とかで、被害者の母親は70代。頭に血が上って衝動的に老親を刺してしまったというのは10代20代の子が起こすような未熟さを感じました。一方で、50にもなって親から些細なことでガミガミ言われたらきついだろうなぁと同情する部分もあったんです。それで妙に印象に残っていました」プロットをつめていく中で、加害者には娘がいて3世代の関係性を書くことや、家が袋小路のような閉鎖的な環境にあることなど、ディテールが決まっていった。不倫が原因で離婚した北沢藍は、事件を起こして収監されている母の孝子から、保釈を頼まれ、しぶしぶ力を貸してやる。金銭的な事情もあり、3世代同居を始めた藍だが、男にだらしない母やお金にうるさい祖母との生活は、想像以上に鬱憤がたまった。淀んだ空気が藍を蝕む。「そんな境遇もあって、藍は幼なじみの隣人・美代子と親しくなります。2代続きで介護をさせられていた美代子は、就職も結婚もできないまま40代になってしまった。美代子のようなヤングケアラーという存在に、私自身も関心がありました」やがて、藍は、美代子の家のおぞましい秘密を知ってしまう。「藍は美代子を同じ介護の問題を抱える友達と思えばこそ、踏み込みすぎないでいようという遠慮もします。そういう中で、藍が美代子の秘密に巻き込まれていくようにするにはどうしたらいいのか、自然な流れを作り出すのが難しかったですね」女性の貧困や介護など社会問題がモチーフになっているが、原田さんがつぶさに描くのは女性の心理だ。「本作は、先行の『ランチ酒』や『三千円の使いかた』のような作品と一見かけ離れているようですが、お金や家族の話という意味では地続きだと思っているんですね。藍や美代子が互いに関わる中で変わっていく、ギリギリを生きる女性たちのリアルにどこまで迫れるだろうと、『もっともっと』と編集さんに煽られるままに自分を鼓舞して(笑)ここまで書けた。できていなかったことができたような充足感はあります」『DRY』原田さんの小説らしく、つましい生活の中でもおいしい料理を工夫する藍や美代子。〈メンチカツの卵とじ〉などリメイク料理の描写も楽しい。光文社1600円はらだ・ひか1970年、神奈川県生まれ。シナリオライターとして活動後、2007年に「はじまらないティータイム」ですばる文学賞を受賞。『母親ウエスタン』『彼女の家計簿』など著書多数。※『anan』2019年2月27日号より。写真・土佐麻理子(原田さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年02月21日山田孝之初の全面プロデュース作品『デイアンドナイト』の公開を記念して、来年1月11日(金)よりシネマート新宿スクリーン1にて、山田さんが出演する映画の特集上映が行われることが分かった。「FRIDAY AND NIGHT SHOW」と題されたこのイベントでは、山田さんが出演した作品の中から、人間の内面に迫る厳しい心理描写が描かれる作品、個性豊かなオリジナル作品など、厳選された3作品をそれぞれ一夜限りで上映する。なおチケットは、シネマート新宿の窓口とオンラインにて販売中だ。気になる上映3作品は以下の通り。●1月11日上映『凶悪』(2013年公開)白石和彌が監督を務め、その年の国内映画賞を席巻した衝撃のノンフィクション映画『凶悪』。死刑囚の告発をもとに、ジャーナリストが闇に葬られようとした殺人事件を暴き出し、犯人逮捕へと導いた顛末を綴った新潮45編集部編「凶悪-ある死刑囚の告発-」(新潮文庫刊)の映像化だ。本作で山田さんは凶悪事件の真相を追う主人公のジャーナリスト・藤井を熱演。死刑囚・須藤をピエール瀧が演じたほか、池脇千鶴、リリー・フランキーら豪華キャストが出演している。●1月18日上映『ミロクローゼ』(2012年公開)山田さんが1人3役を演じた奇想天外なラブ・ファンタジー『ミロクローゼ』(石橋義正監督)。失恋した3人の男たちが繰り広げる奇想天外な冒険を、全3部のオムニバス構成で描いた。出演には、山田さんのほかにもマイコ、石橋杏奈、原田美枝子、奥田瑛二ら。●1月25日上映『その夜の侍』(2012年公開)劇作家で演出家の赤堀雅秋が、自ら書き下ろした戯曲を映画化した初監督作『その夜の侍』。理不尽なひき逃げ事故で最愛の妻を亡くし、喪失感や葛藤を抱えた主人公が、刑務所から出所した犯人に復讐をしようする物語だ。妻の復讐を誓う主人公・中村健一を堺雅人が、主人公と対峙する残忍で狂気的なひき逃げ犯・木島を山田さんが演じた。ほかにも、綾野剛、谷村美月、高橋努、安藤サクラ、新井浩文らが出演している。<「FRIDAY AND NIGHT SHOW」イベント概要>日時:・1月11日(金)21:00~『凶悪』・1月18日(金)21:00~『ミロクローゼ』・1月25日(金)21:20~『その夜の侍』場所:シネマート新宿 スクリーン1(新宿区新宿3-13-3新宿文化ビル6F)料金:1,200円(税込)均一販売場所:12/28(金)12:00よりシネマート新宿6F窓口・オンラインにて販売開始『デイアンドナイト』は2019年1月26日(土)より全国にて公開。※1月19日(土)秋田県先行(cinemacafe.net)■関連作品:その夜の侍 2012年11月17日より全国にて公開© 2012「その夜の侍」製作委員会ミロクローゼ 2012年11月24日シネクイントほか全国にて順次公開© 2012「ミロクローゼ」製作委員会凶悪 2013年9月21日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2013「凶悪」製作委員会デイアンドナイト 2019年1月26日より全国にて公開 ※1月19日秋田県先行公開©2019「デイアンドナイト」製作委員会
2018年12月28日人生では居場所を見失ってさまよってしまうこともありますが、女性として自立するうえではそういう経験もときには必要なこと。そこで、今回ご紹介するのは、愛に翻弄されながらも成長していく女性を描いた話題作です。それは……。NYの日本人コミュニティが舞台の映画『MAKI マキ』!【映画、ときどき私】 vol. 200ニューヨークにある日本人高級クラブでホステスとして働くマキ。英語も話せないままアメリカ人の彼氏を追いかけて日本を飛び出したが、いまはクラブのボーイであるトミーと同棲していた。クラブ内での恋愛は禁止されていたため周囲には秘密の関係。しかし、マキはトミーとの子を妊娠していたのだった。そんなマキの異変に気が付いたのは、クラブのママでもあるミカ。トミーに不信感を募らせ、動揺していたマキをいたわり、優しい言葉をかけていたが、実はミカにはある思惑があった。はたして、マキの運命はどうなってしまうのか……。ananweb読者たちと同世代の女性が主人公ということもあり、興味を持っている人もいるかと思いますが、今回は本作の舞台裏などについて、こちらの方にお話を聞いてきました。それは……。イラン出身のナグメ・シルハン監督!新鋭女性監督として注目を集めているシルハン監督ですが、本作が長編2作目。これまで日本に10回ほど来たこともあるという日本通の監督から見た日本の魅力や撮影秘話などについて、語っていただきました。―今回は日本人女性が主人公で、アメリカの日本人コミュニティが中心に描かれていますが、このストーリーはどのようにして生み出されたものなのでしょうか?監督私自身がイラン出身のアメリカ育ちということもあり、アメリカに住んでいる外国人の気持ちがよくわかるというのがまずありました。あとは、昔から日本映画が大好きで、日本の文化にも興味があったので、「これを映画の題材にすれば、もっと日本に触れることができるんじゃないか」と思ったんです。―そういった思いもあって、あえてアメリカに住むイラン人ではなく、日本人を描こうと思ったのですか?監督1作目でカナダに住むイラン人の物語を撮っていたこともあり、同じようなものを作るのはおもしろくないなと感じていたというのもありますね。そのうえ、アジアのなかで、私にとって一番興味があったのが日本。自分で研究することによって、とても勉強になると思いましたし、私はチャレンジすることが大好きなんです。―同じ異国に住む女性として、マキに自身の経験などを反映したところはありましたか?監督半分くらいはそういう部分もありました。でも、マキのように「自分が何をしたいのかわからない」といった経験はみなさんもしているんじゃないでしょうか?それは海外か自分の国に住んでいるかは関係なく、そういう思いを抱いている人はたくさんいるはずです。権力を振りかざす女性は世界中どこにでもいる―原田美枝子さんが演じるクラブのママであるミカは、権力で他人を支配するような女性でしたが、モデルになった人もいたのでしょうか?監督ママさんみたいな人はいろんなところにいますよね(笑)。リサーチのために日本のホステスクラブにもたくさん行き、いろいろな方と出会いましたが、こういう女性はけっこういるんだなと思いました。「こういう女性」というのは、50代、60代で権力を振りかざしていたり、「権力者になりたい」と思う女性のことですが、日本だけでなく、どこに行ってもいるものですよ。私が昔住んでいたイランやイタリア、フランス、そしてアメリカで出会った数々の女性をイメージして書きました。だから、私も人生ではたくさんのママさんに会っていますね(笑)。ちなみに、フランスにいたときにあるプロダクションの会社で働いていましたが、そこのボスが女性で本当にママさんと同じような動作や話し方をする人でした。それから、そういう女性はなぜかだいたい若い男の子が好きなんですよね(笑)。―では、世界中にいるミカのような女性を集結して描いたんですね(笑)。監督そうですね。だから、ある意味この作品は、ママさんのような女性に対するリベンジみたいなものかもしれないです(笑)。でも、私はこの作品のミカは好きなキャラクターなので、嫌いではないですよ。―私も海外に留学していたときに、どの国にも日本人のコミュニティがあることを知りましたが、監督の目にはどのように映っていましたか?監督日本人はコミュニティという名の“巣”を作って、そのなかに集まっているという印象を受けました。たとえば、アメリカのホステスクラブにいる日本人女性のなかには、2~3年アメリカにいても英語がしゃべれない人もいましたが、巣のなかにいるだけで外のことを知らずに帰国する人もいるんですよね。そういう人たちは、いったいどういう利益を求めて海外にいるんだろうと思いながら、見ていたこともありました。今回の撮影で日本人の心に近づくことができた―以前、監督はニューヨークで日本人コミュニティと親しくしていたこともあったそうですが、その際に驚いたことなどがあれば教えてください。監督一番印象に残っているのは、グループのなかに入ろうとしても、日本人以外はなかなか入れないようなところがあることですね。でも、この映画を作るにあたって日本人のエキストラの方もたくさんいたので、この作品のおかげで少しずつ日本人の心に近づいていくことができたと思います。―ちなみに、イラン人のコミュニティというのは、どのようなものですか?監督もちろんイラン人コミュニティもどこにでもありますし、同じように自分たちだけで固まって、楽に感じている人もいますよ。だから、これは日本人特有なことではないと思います。―監督は日本がとても好きだということですが、師匠であるアミール・ナデリ氏の影響で日本に興味を持ち始めたのですか?監督ナデリ監督に会う前から、日本の映画をたくさん観ていましたし、日本の音楽も聴いていたので、日本にはとても興味がありました。なぜ日本に惹かれたかというと、非常に深いところで物事を見ていて、芸術的にも繊細であるにも関わらず、ひけらかすことなくすごく控えめで、デリケートなところを感じたからです。―今回、日本のキャストたちと仕事をしてどのように感じましたか?監督まず、ミカ役の原田美枝子さんとお仕事ができることはとても光栄なことであり、とても楽しみなことでもありました。というのも、以前の作品でも、今回の作品でも、出演者はほとんど素人で、原田さん以外はプロの俳優が少なかったからです。だからこそ、「偉大な監督たちとお仕事をしている原田さんと一緒にできるんだろうか」みたいなことを思ったりもしました。でも、原田さんはとても素晴らしい方なので、現場ではたくさんのことを学ぶことができたと思います。原田さんがいたからこそ、この作品ができた―確かに、ベテランである原田さんが存在するだけで、そのシーンに緊張感が走って重みを増すような感じはありました。監督劇中では舞台のような雰囲気を感じる場面もありましたが、それは原田さんの大きな存在感があったからこそ。彼女のパワーのおかげでそういったシーンを撮ることができたと感じています。今回、原田さんには事前に脚本も読んでもらいましたが、最初から参加すると言ってくださいました。そのあと、出資集めやキャスト選びに時間がかかり、撮影に入るまで1年近く間が空いてしまったのですが、原田さんは一度もやめると言うこともなく、ずっと待ってくださったのです。それは私にとっては大きなことでしたし、一番のいい思い出でもあります。原田さんがいたからこの作品ができたところもあるので、まるで天使のような存在でした。絶対に良い映画になると信じてくれた原田さんのおかげで、とても心強かったです。―マキ役のサンドバーグ直美さんとトミー役のジュリアンさんは長編映画初だったそうですが、キャスティングしたきっかけを教えてください。監督まず、マキとトミーはセットで考えないといけないと思っていました。つまり、何よりもこの2人のケミストリーが合わなければ、すべてが壊れてしまうと感じたからなんです。今回は先にジュリアンと会いましたが、そのときに「あなたに合いそうなお友達はいない?」と何となく聞いたところ直美を呼んでくれました。その後、2人と初めてカフェであった瞬間、「この2人だ!」と確信してお願いすることにしたんです。ポルノ映画と勘違いされて追い出されそうになった(笑)―今回は、低予算ということもあり、短期間の撮影では難しいことも多かったと思いますが、一番苦労したのはどんなことでしたか?監督クラブでの撮影はとにかく大変でした。というのも、本物のホステスクラブを借りていたので、私たちが撮影することができたのは営業以外の時間でのみ。そのため、営業が終わる朝5時に入って、夕方の6時までに終わらせないといけなかったので、セッティングしては元に戻すというのを毎日繰り返していました。それが本当にきつかったですね。あとは、マキが別荘に行くシーンも、1本分の映画と同じような内容を3日間で撮らないといけなかったので、違う意味で大変だったシーンです。とはいえ、全部大変でしたね……。―そのなかで、何かハプニングが起きたりしたことはなかったですか?監督実は、マキのアパートは友達から借りていたのですが、そこのオーナーがポルノ映画を撮っていると勘違いして、追い出しにきたことがありました(笑)。どんなに違うと言っても、わかってもらえず、毎日のように言われ続けて大変でしたね。原田さんもいたので、とても恥ずかしかったです。「絶対に負けない」という気持ちを受け取って欲しい―この作品を通じて、ananwebを読む日本の女性たちにも感じて欲しいことがあればメッセージとしてお願いします!監督若い人たちに伝えたいのは、がんばればどんな願望も手に入れられるんだという勇気を与えられる映画だということ。それは「絶対に負けない」という思いを持ったマキやトミー、そしてミカからも感じることだと思いますが、カメラの後ろにいるスタッフたちも同じような気持ちでこの作品を作ったので、そういうところはみなさんにも感じて欲しいと思っています。女性の持つ強さを感じずにはいられない!大人の女性として新たな一歩を踏み出すことの大切さを感じさせてくれる本作。欲望と孤独が渦巻く大都会ニューヨークで、愛を求めて生きる女性の姿に、思わず自分を重ね合わせてしまう人もいるはずです。それぞれの思いが交差する予告編はこちら!作品情報『MAKI マキ』11月17日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー配給:ユーロスペース
2018年11月16日12月28日公開の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の完成披露試写会が12日、都内で行われ、大泉洋、高畑充希、三浦春馬、渡辺真知子、竜雷太、綾戸智恵、佐藤浩市、原田美枝子、前田哲監督が出席した。第35回大宅壮一ノンフィクション賞・第25回講談社ノンフィクション賞のダブル受賞を果たした渡辺一史原作の『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』を、『ブタがいた教室』(2008年公開)などの前田哲監督が映画化した本作。難病を患って身体が不自由にもかかわらず、自由気ままに生きた鹿野靖明と、そんな真っ直ぐな生き方をする彼に会って変わっていく人々の姿を描く。主人公の鹿野靖明さんは実在の人物で、同じ北海道出身の大泉洋が熱演している。主演の大泉は「皆さんと北海道で1カ月間過ごしましたが、最初は素敵なタイトルで一体どんなお話なのかと興味を持って台本を読みました」と撮影前の本作に対する印象を語り、「鹿野さんがあそこまでわがままをいったのか、鹿野さんが目指していた社会、日本がどうあればいいのかという思いも込めて彼がどう行動していたのか、見終わった後に伝わればいいと思います」と話した。鹿野に最初は反発したものの、良き理解者になっていく新人ボラ・美咲役の高畑は「美咲という役がお客様の目線に似た役でした。最初は鹿野さんのわがままをこの野郎と思いますが、終わる頃には鹿野さんのことが大好きになっていく映画だと思います」とアピールした。映画のタイトルにかけて、「◯◯なのに◯◯かよ」というお題で◯◯を埋めて共演者の意外な一面を披露するコーナーも。「ランニングなのに止まるなよ」と回答した大泉は「私の役は太る訳にいかなくて、ダイエットしていたんですが、撮影は北海道でしたから美味しいご飯を食べてもらいたいと思って皆さんと一緒にご飯を食べました。食べた後にランニングをしてたら、春馬くんと高畑さんが走りたいと言って一緒に走ったんですよね。でも高畑さんは10m走ると止まる訳ですよ。全然長く走ってくれなかったな~」と暴露すると、名指しされた高畑は「かなりマイペースなランニングでしたね。すみませんした」と恐縮しきり。また、佐藤浩市について大泉が「撮影の前乗りでゴルフして、撮影して、帰りにゴルフをするという。浩市さんがゴルフをする日は晴れて、撮影は雨。言った言葉が『やっぱり俺さすがだよな』と。本当に何しに来ているのか分かりませんでしたよ。夏の北海道の撮影だったから来てくれたと思います」と明かして客席は大盛り上がり。すると佐藤は「休みの日は何やっても良いんだよ!」と自分の行動を正当化して再び笑いを誘っていた。映画『こんな夜更けにバナナかよ 悲しき実話』は、12月28日より全国公開。
2018年11月13日俳優の大泉洋が11月12日(月)、都内で行われた主演作『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』の完成披露試写会に登壇。ウケを狙った不可解な舞台挨拶の演出に「こんな小ボケ、テレビにのらない(放送されない)よ」と苦笑していた。■ツッコミのタイミング奪われ、あきれ顔の大泉さん大歓声を浴びて、ステージにあがる際、スタッフからマイクの代わりにバナナを手渡された大泉さん。本来なら「舞台挨拶のマイクがバナナかよ」とツッコミを入れたいところだが、その隙もないまま、スタッフがバナナを回収し、本物のマイクを手渡したため、大泉さんは「このタイミングで取り換えるなら、本当に要らないボケ。バナナを持ったまま、しゃべり出すくらいのことは考えていた」とあきれ顔だった。実話を基に、筋ジストロフィーを患いながら、病院を飛び出し、自分で大勢のボランティアを集め、風変わりな自立生活を始める鹿野靖明(大泉さん)の生き様を描いた。舞台挨拶の演出について、ひとしきりダメ出しを続けた大泉さんだったが、本作については「鹿野靖明さんの愛おしいワガママが、皆さんにどう受け止めていただけるか。観終わった後に、このタイトルがどう心に響くか楽しみにしております」と真摯に語っていた。■故郷の北海道ロケは太る?大泉さん「おいしいものが多いので、ついつい」舞台挨拶には主人公を支えるボランティアを演じた高畑充希と三浦春馬、共演する渡辺真起子、竜雷太、綾戸智恵、佐藤浩市、原田美枝子、メガホンをとった前田哲監督が登壇した。映画は大泉さんの故郷である北海道で、約1か月にわたり撮影。役柄上、太れない大泉さんだったが、「やっぱり、おいしいものが多いので、ついつい食べてしまった」。体型維持のため、ランニングを欠かさなかったというが、「高畑充希ちゃんが『私も走りたい』って言ってくれて。でも高畑さんは10m走っては、すぐ止まるので、そのペースに合わせるのが大変だった」とここでも苦言。ちなみに三浦さんも一緒に走ったといい、気分を盛り上げるため、スマホから「爆風スランプ」の名曲「Runner」を流していたのだとか。その三浦さんは「力をもった素敵なキャストの皆さんとご一緒できる幸福感でいっぱいでした」と本作の撮影をふり返っていた。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は12月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
2018年11月12日