WOWOWで放送される「生中継!第76回トニー賞授賞式」のナビゲーターとして、井上芳雄と宮澤エマの出演が決定した。アメリカ・ニューヨークのユナイテッド・パレスで開催される「第76回トニー賞授賞式」。該当期間中にニューヨークのオン・ブロードウェイで開幕した演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界で最も権威のある賞。作品賞や俳優賞はもちろん、演出家、デザイナーらスタッフへの賞が演劇とミュージカルそれぞれの部門に設けられており、まさに1年のブロードウェイを総括するアワードといえる。昨年に引き続き、授賞式の司会は2年連続でアリアナ・デボーズ。昨年、オープニングで数々のミュージカルナンバーを散りばめた圧巻のパフォーマンスを披露し、会場を多いに盛り上げたが、今年のオープニングにも期待が集まる。そして、今回で9回目となるWOWOWの中継では、スタジオからのナビゲートを添えて、授賞式の様子を生中継・ライブ配信。そのナビゲーターを、井上さんと宮澤さんが務める。2人がタッグを組むのは、3回連続3度目。井上さんは、WOWOWが中継をスタートした第68回から番組に出演し、今回で9度目。宮澤さんは、今回で3度目の出演となる。「生中継!第76回トニー賞授賞式」は6月12日(月)8時~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送・配信(※同時通訳日本時間)。字幕版は6月17日(土)21時~WOWOWライブ&WOWOWオンデマンドにて放送・配信。※放送終了後WOWOWオンデマンドにてアーカイブ配信(生中継版:6月17日(土)20:59まで/字幕版:7月2日(日)23:59まで)(cinemacafe.net)
2023年04月26日WOWOWオリジナルミュージカルコメディ番組『福田雄一×井上芳雄「グリーン&ブラックス」』より、1月27日(金) に放送される第70回出演者のコメントが到着した。「グリーン&ブラックス」は、珠玉のミュージカルナンバーが堪能できるミュージックショーや、おなじみのミュージカルコメディコーナーなどをお届けする番組。今年1回目の放送では、レギュラー出演の井上芳雄ほか、朝夏まなと、昆夏美、濱田めぐみ(※五十音順)によるスペシャル楽屋トークをオンエア。舞台上では見ることが出来ない素の表情や、プライベートでのエピソードも飛び出すトークは必見だ。また、ミュージックショーのコーナーでは、井上芳雄が福岡・博多座で出演中のミュージカル『エリザベート』より幻の名曲「夢とうつつの狭間に」を披露する。「夢とうつつの狭間に」は、2000年の東宝版初演時に、エリザベートのソロ曲として書き下ろされ、再演時からは歌唱されていない楽曲。井上は、「かつて日本の『エリザベート』にはこの曲があったことを知ってもらえたらいいな」と自身も思い入れのあるナンバーを歌い上げる。井上芳雄さらに、新納慎也は2月7日(火) より日生劇場にて上演予定のミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』より「Haled’s Song About Love」を披露。本作に警察音楽隊の楽隊員カーレド役で出演する新納は、「本編の舞台でこの楽曲がどのように歌われるのか、楽しみにしていただきたいですね」と開幕に向けての意気込みも語った。新納慎也「グリーン&ブラックス」#70は、1月27日(金) 23時30分よりWOWOWプライムにて放送(※「グリーン&ブラックス」#70は通常の放送・配信時間と異なります)。そして、「グリーン&ブラックス」を楽しむためのショート動画シリーズ「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#10も1月27日(金) 23時30分よりWOWOWオンデマンドで配信(※「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#10は通常の配信時間と異なります)。今回はスペシャル楽屋トークに出演した井上芳雄と昆夏美のトークをお届けする。<スペシャル楽屋トーク メッセージ>■井上芳雄いや~今回もよく喋りました。 トークの中で、昆ちゃんが“サウナー”になったことが印象的でしたね。 しかも、もともとはそうじゃなかった……、僕とめぐさん側だった人が、こんなにも変わるのかと。 そこにちょっと興味を持ちました(笑)。 僕、ほかのお仕事で、ミュージカル俳優じゃない人たちのトークを回さなきゃいけない時も最近あるんですけど、やっぱりすごく難しいんですよ。 それこそ「はじめまして」の方や大御所の方などに「どうですか最近?」なんて、どの口が言ってるんだよお前!って自分にツッコミながらやっているんです。 今回、やはりミュージカル俳優の皆さんはいろいろな話題を、お互いによく知っているので話しやすいな~と。 めぐさんの昭和感漂う(笑)素敵なトークをメインに、面白いおしゃべりが繰り広げられていると思いますので、どうぞお楽しみに!■朝夏まなとめぐさんと昆ちゃんと久しぶりにお会いして、たくさんお話が出来て嬉しかったです。芳雄さんも相変わらず、とても面白かった~(笑)。笑いもありながら深い話も聞けて、「そうなんだ~」「へえ~」と初めて知ったこともたくさんありましたね。以前はご飯を食べながらそんな話も出来たけれど、今はそれが難しいので、すごく貴重な時間だったなと…時間が足りなかったですね(笑)。本当に普段の私たちの楽屋トークという感じなので、覗き見している気分で楽しんでください。■昆夏美本当にリアルな、稽古場の休憩時間のようなトークでした。先輩方が皆さん明るくて、オープンマインドで話を聞いてくださるのが後輩としては本当にありがたいなと思いますね。そしてサウナの話題に皆さんが食いついてくださるとは思わず……、一回行っただけなんですが(笑)。真面目な話から笑える話まで、ほとんど素のままの私たちのトークをぜひ楽しんでいただけたらと思います。■濱田めぐみ今回の4人のトーク、面白かったですね~。そんなにしょっちゅう会えないメンバーなので、収録していることも忘れて普通に喋っていました(笑)。4人それぞれの素が思いっきり出ていると思いますし、質問に対する答えが皆、すごくバラエティに富んでいるのが想定外でしたね。そこはぜひ楽しみにしていただければと思います。<「夢とうつつの狭間に」(ミュージカル『エリザベート』より)>■井上芳雄これは東宝版『エリザベート』初演で、エリザベートを演じる一路真輝さんのために書き下ろされた曲です。 僕にとっては初舞台ですから思い入れがありますし、一路さんがこの曲を練習されている時に後ろで聴いていて、「どう思う?」って聞かれて「いい曲ですね!」と答えたことを覚えていますね。 現在の『エリザベート』にはない曲で、埋もれて忘れられてしまうのはもったいない、ちゃんと残していきたいという思いで今回、歌わせていただきました。 けっして派手ではないけれど、じんわりとエリザベートの気持ちが伝わるいい曲なんですよね。 またグリブラで、女性の登場人物の曲を日本語詞で歌うことはなかったんじゃないかなと思うので、そういう意味でもいい機会でした。 おそらく最近のミュージカルファン、『エリザベート』ファンの皆さんはご存知ない曲だと思います。 かつて日本の『エリザベート』にはこの曲があったことを知ってもらえたらいいなと。 そして機会があったらぜひ歌ってみてください(笑)。<「Haled’s Song About Love」(ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』より)>■新納慎也今回のこの曲だけを聴くと「アメリカの古いジャズがベースのミュージカルかな?」と思うでしょうが、こういうノリの曲は、『バンズ・ヴィジット』ではこれ一曲で、あとは全部中東の音楽なんですね。 とても新感覚の楽曲ぞろいです。 だから舞台を観て「これまでのミュージカルでは聴いたことのない楽曲ばかりで、すごく良かった!でも一曲だけ異質だったね」となるのがこの曲なんです。 グリブラは音合わせからとても丁寧に収録してくださるし、何よりバンド演奏でこの曲を歌ったのは初めて。 ミュージカルはだいたい稽古ではピアノに合わせて歌っていて、本番直前にオーケストラやバンドが入って、初めて「あ、こういうリズムなんだ」と分かるんです。 先にその感覚を知ることが出来て嬉しかったです(笑)。 本編の舞台でこの楽曲がどのように歌われるのか、楽しみにしていただきたいですね。 とてもセクシーな大人の楽曲…って皆、思ったでしょ!? さて、これを舞台では誰に向かって歌うのか!? ご期待ください!<番組情報>『福田雄一×井上芳雄「グリーン&ブラックス」』#702023年1月27日(金) 23:30 [WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド]※「グリーン&ブラックス」#70は通常の放送・配信時間と異なります。【スペシャル楽屋トーク】企画・演出:福田雄一レギュラー出演:井上芳雄ゲスト出演:朝夏まなと/昆夏美/濱田めぐみ(※五十音順)【ミュージックショーコーナー】井上芳雄:「夢とうつつの狭間に」(ミュージカル『エリザベート』より)新納慎也:「Haled’s Song About Love」(ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』より)「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#102023年1月27日(金) 23:30配信 [WOWOWオンデマンド]※「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」#10は通常の配信時間と異なります。番組公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:
2023年01月24日俳優の井上芳雄、古川雄大らが出演するミュージカル『エリザベート』が、30日(17:00~)と31日(12:00~)に配信サービス・uP!!!で生配信される。今回、生配信が決定したのは、福岡・博多座の大千穐楽公演。30日(17:00~)公演には、エリザベート役で愛希れいか、トート役で井上、31日(12:00~)公演には、エリザベート役で花總まり、トート役で古川が出演する。また、アーカイブ配信は生配信終了後に準備でき次第開始し、30日公演は2月6日まで、31日公演は2月7日まで配信される。同公演はイベント割の対象となっており、視聴チケットは、一般4,400円(通常5,500円)、auスマートパスプレミアム会員は4,000円(通常5,000円)で販売。30日公演は2月6日(20:00)まで、31日公演は2月7日(20:00)まで購入することができる。
2023年01月12日12月30日(金) に放送・配信されるWOWOWオリジナルミュージカルコメディ『福田雄一×井上芳雄「グリーン&ブラックス」』第69回の詳細が発表された。珠玉のミュージカルナンバーが堪能できるミュージックショーや、おなじみのミュージカルコメディコーナーなどが展開されている同番組。年内最後の放送となる今回は、井上芳雄、浦井健治、甲斐翔真、柿澤勇人、加藤和樹、昆夏美といった豪華出演者による名曲勢ぞろいのミュージックショー拡大版がオンエアされる。井上は映画『魔法にかけられて』より「そばにいて」を披露。舞踏会のワンシーンで流れるロマンティックな名曲を井上が甘美に歌いあげる。また2023年1月12日(木) より新国立劇場 中劇場で上演予定のミュージカル『キングアーサー』より、アーサー王役として出演する浦井が「私は立ち上がる」、メレアガン役の加藤が「奪われた光」を披露。天から下される運命に立ち向かう主人公アーサー役の浦井と、最強の騎士として評されアーサーの敵として立ちはだかるメレアガン役の加藤が、役柄そのままに上演間近の貴重な2曲をパフォーマンスする。浦井健治加藤和樹甲斐はミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』より「I’m Alive」を披露。ひとつの家族の姿を通して社会的なテーマを扱う本作は、今年3月に日本独自の演出・デザインで上演。主人公・ダイアナの息子・ゲイブ役を演じた甲斐の魂を揺さぶる歌唱が見どころだ。甲斐翔真柿澤はミュージカル『シティ・オブ・エンジェルズ』より「Funny」を披露。本作はトニー賞6部門、ローレンス・オリヴィエ賞2部門を受賞した傑作ミュージカルコメディ。日本では2018年に、演出・上演台本を福田、主演を山田孝之と柿澤が務めたことでも話題に。今回柿澤は、およそ5年ぶりに当時の役さながらのパフォーマンスをストリングス隊を迎えてドラマティックに披露する。柿澤勇人昆はミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』より「どこかにある緑に囲まれた場所」を披露。『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』は日本でも昨年8月に上演されたのを含め、これまで幾度となく再演された名作だ。今回は、少々ブラックな物語に心躍るポップな音楽が印象的な本作の一端を感じられるシーンが届けられる。昆夏美さらに、同番組を楽しむためのショート動画シリーズ「グリーン&ブラックス 居残りゼミ」の第9回が、12月30日(金) 22時よりWOWOWオンデマンドで限定配信されることが決定。今回は、開幕間近のミュージカル『キングアーサー』に出演する、浦井&加藤によるトークが展開される。<番組情報>WOWOWオリジナルミュージカルコメディ 福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』毎月末金曜日 22:00~放送・配信(WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド)【第69回:ミュージックショー拡大版】(※名前五十音順)・井上芳雄「そばにいて」(映画『魔法にかけられて』より)・浦井健治 withコーラス 当銀大輔・加賀谷真聡・MAOTO・大井新生「私は立ち上がる」(ミュージカル『キングアーサー』より)・甲斐翔真「I’m Alive」(ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』より)・柿澤勇人「Funny」(ミュージカル『シティ・オブ・エンジェルズ』より)・加藤和樹 withコーラス 当銀大輔・加賀谷真聡・MAOTO・大井新生「奪われた光」(ミュージカル『キングアーサー』より)・昆夏美「どこかにある緑に囲まれた場所」(ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』より)「グリーン&ブラックス居残りゼミ」毎月末金曜日 22:00~配信(WOWOWオンデマンド)関連リンク番組公式サイト:::
2022年12月12日●ディズニー作品初参加「夢の中にいる感じ」 父親としての顔もネプチューンとして第一線級で活躍する一方、俳優としてもコンスタントに映画・ドラマに出演し、高い評価を受けている原田泰造。そんな彼が、来年100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーが贈る最新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』(公開中)で主人公サーチャー・クレイドの日本版声優に挑んだ。50代になって巡り合った「ほぼ初めて」という声の芝居。長年エンターテインメントの最前線で活躍してきた原田にとって、この年齢になったことで感じた思いとはどんなものだったのだろうか――。「まだまだ夢の中にいるような感じなんですよ」と初となるディズニー・アニメーション作品に参加した思いを語った原田。映画やドラマなどで渋い演技を披露しているが「声優は、昔に少しだけやらせてもらったことがあったのですが、ほとんど覚えていなかったので、初めてに等しかったんですよね」と苦戦することも多かったという。それでも「映像が素敵で、サーチャーと一緒に驚いたり、息を飲んだり……と冒険しているような感覚。とても面白かった」と充実したアフレコ体験だったという。自分で声を吹き込んだキャラクターが作品の中で動き回るのを観ると「スゲー。本当にディズニー作品に参加したんだ」と実感が湧いてきた。トリオを組むネプチューンの名倉潤や堀内健からも「おめでとう」と声を掛けてもらい、家族も「おーまじか」と自分以上に興奮していたという。前述のとおり、最初はディズニー作品に参加しているという実感はなく「フワフワした感じ」だったという。さらに「自分の声が作品の世界観を壊してしまったらどうしよう」というプレッシャーも襲ってきた。しかし物語に入り込むと、そこは壮大で胸躍るファンタジーの世界が広がっていた。原田は「本当にワクワクするような冒険の旅に魅了され、気がついたら不安みたいなものはなくなっていました」と語ると、「そんな壮大な世界である一方、普遍的な家族の絆の物語であるので、そこはスッと入っていくことができました」と作品の大きなテーマに触れる。○■年々出不精に「出掛けると言えばサウナぐらい」原田が言及するように、本作はサーチャーを中心に、父である偉大な冒険家・イェーガー、サーチャーの息子イーサンという親子3代の物語でもある。自身の夢を追い求めるイェーガーを観ていたサーチャーは冒険嫌いになり「安定こそが一番の幸せ」という考えを持つようになる。そしてその思いを息子のイーサンにも受け継がせようとする。「この3人は、多くの人が備えているような気質を持ち合わせているので、誰にでも感情移入しやすいキャラクターだなと思いました」と感想を述べると、「サーチャーと僕が似ているところは、冒険嫌いなところですかね」と笑う。アクティブなイメージがある原田だけに意外な回答に感じられたが「もう、僕はずっと家にいます。奥さんや子供たちはイェーガーみたいに冒険好きで、いろいろなところに出かけるのですが、僕はほとんど家にいますね。年々出不精になってしまって……まあ自分の部屋が好きなんですよ。出掛けると言えばサウナぐらい」と笑う。さらに、サーチャーのように自分の考えを子供に主張するようなところがあるのか聞いてみると「もう子供は成人しているのですが『お前の幸せはこれだ』みたいな父親ではなかったですね。たまに『え、それはやらないほうがいいんじゃないかな』って言うぐらい。基本はやりたいことを応援していたと思います」と語ってくれた。またサーチャーは、イーサンの友達の輪にも入っていくようなところがあったが「僕のお父さんがあんな感じだったんです。野球をしているところに来て混ざろうとしたり……。それがすごく嫌だったので、僕は絶対そういうことをしない父親になろうと思っていました(笑)」と語ると「サーチャーって『俺についてこい! お父さんだから頑張るぞ』ってタイプじゃないですよね。ずっと巻き込まれていく感じ。それでも息子を守らなければ……と一生懸命。それが格好良く映りましたね。僕も家族を引っ張っていくタイプではないし、(サーチャーの妻)メリディアンがしっかりしているところも、うちの家庭に似ているかも」と笑っていた。●「認められたい」という気持ちが強かった若手時代からの変化現在52歳の原田。この年齢になってディズニーの世界に足を踏み入れた。「すごく楽しかったですね」とキラキラした目を向けると、「とてもありがたいことでした」と今回のチャレンジについて語る。お笑い界でも俳優としてもベテランの域に突入しているが「あまり番組や作品に臨む姿勢は若い頃と変わっていないんですよね」と振り返ると「でも楽にはなってきたし、今が一番面白いかな」とつぶやく。その要因を問うと「若い頃はどうしても結果を求めるというか、認められたいという気持ちが強かったけれど、今はとにかく楽しみたいなという気持ちが強いからですかね」と回答する。自分がしっかりと楽しめれば、周囲の評価はまったく気にならなくなったという。本作も「とても楽しくできた」というと「これからもずっといまやっている芸能の仕事を大切にしながら、自分のキャパシティのなかで続けていけたらいいなと思います」と柔らかい表情を見せる。すでに確固たる地位を確立しているように思えるが「この仕事がなくなったら嫌だなと心から思うんですよ。だから大切にしていきたいですね」としみじみ語った。■原田泰造(はらだ・たいぞう)1970年3月24日生まれ、東京都出身。ネプチューンのメンバー。バラエティやCMで活躍する一方、俳優としても数々の作品に出演し高い評価を得る。主な出演作に大河ドラマ『篤姫』『龍馬伝』や連続テレビ小説『ごちそうさん』(NHK)、ドラマ『全力失踪』(NHK BS)、『サ道』(TX)、映画『ボクの妻と結婚してください。』(16)、『ミッドナイト・バス』(18)、『アイネクライネナハトムジーク』(19)、『夏への扉 -キミのいる未来へ-』(21)など。
2022年12月01日原田知世が、デビュー40周年を記念したスペシャルコンサート『原田知世 40th Anniversary Special Concert “fruitful days”』を10月16日に東京・東京国際フォーラム ホールAで開催した。今年デビュー40周年を迎えた原田は、これまで応援してくれたファンへ感謝の気持ちを伝えるべく、2022年は歌手活動をメインに展開。本公演は4,000人の観客を動員し、定刻から5分を過ぎたころ、場内が暗転し演奏がスタート。そしてステージ中央に赤いワンピースを身にまとった原田が現れると、大きな拍手が起こった。1曲目はラヴソングカバーアルバム『恋愛小説3~You & Me』(2020年)からナイアガラ・トライアングルの「A面で恋をして」。歌い出しからトレードマークの透明感はそのままに、伸びやかなヴォーカルが会場内を包み込む。原田をサポートする伊藤ゴロー率いるバンドは、ここ10年近くレコーディングやライヴを共にしているメンバー。この日はストリングカルテットやホーンが加わり、原田含め総勢11名がステージに立った。最初のMCでは、「今日が40周年最後のライヴになります。今回は大好きなゲストの方が次々とステージに上がってくださいますので、“知世まつり”に参加するような気持ちで楽しんでください」と語った。「恋をしよう」、「ユー・メイ・ドリーム」(シーナ&ザ・ロケッツのカバー)と華やかなナンバーが続いたのち、先ほどのMC通り、早くも1人目のゲストである大貫妙子がステージに招かれた。披露されたのは、原田のデビューミニアルバム『バースデイ・アルバム』(1983年)で大貫が提供した名曲「地下鉄のザジ(Zazie dans le métro)」。初録音から40年におよぶ深い信頼関係を物語る、相性抜群のデュエットを聴かせた。そして、デビュー当時に主演ミュージカルの主題歌として松任谷由実から提供された「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」をしみじみと歌ったのち、2人目のゲストの土岐麻子がステージに登場。土岐が作詞を手掛け、デュエット・ヴァージョンも録音した「ping-pong」を軽やかに披露した。第1部の最後では、『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』の主題歌になった「冬のこもりうた」を、スクリーンに投影される美しい映像をバックに感動的な歌唱を繰り広げた。休憩をはさんだ第2部は、最新作『fruitful days』収録の「Like This」からスタート。降りたままのステージ幕にさまざまなイメージが投影され、その背景で幻想的な演奏が繰り広げられる。曲が終わって幕が上がり、原田のシルエットがステージ後方に浮かび上がると、楽曲は川谷絵音提供の「ヴァイオレット」へ。そして、白いワンピースに着替えた原田はファルセットを交え、切ないメロディを凛とした表情のヴォーカルで歌い上げた。続いては、ポップエレクトロニカバンド、pupaで活動を共にした高野寛が3人目のゲストとして登場し、高野が作詞を手掛けた『fruitful days』収録曲「邂逅の迷路で」を演奏。高野のギターとコーラスが加わることで、楽曲がよりドラマチックに変貌を遂げたのが印象的だった。そして、最後のゲストとしてムーンライダーズの鈴木慶一がステージに招かれた。鈴木は1992年から96年にかけて原田のプロデュースを手がけ、アイドルからアーティストへの扉を開いた歌手・原田にとっての最重要人物。高橋幸宏とのユニット、THE BEATNIKS名義で『fruitful days』に提供した「アップデートされた走馬灯」にギターとコーラスで参加。同曲は今回がステージ初披露となった。コンサートの終盤には、自身で作詞を手がけた「夢の途中」や、「もっと多くの人に届けたいので、これからも大切に歌っていきたい」と紹介した「一番に教えたい」という、現在の原田の想いが込められたナンバーが並んだ。そして本編ラストは「銀河絵日記」。作家 / 作詞家の高橋久美子が手がけた人生をあてのない旅になぞらえた歌詞を軽やかで芯のある歌声で表現し、これから先の原田を予感させるパフォーマンスとなった。今日この時を皆さんと共に過ごせていることを本当に幸せに思いますアンコールは、まず1997年のヒット曲「ロマンス」。ファンへの感謝のしるしとしてこの曲のみ観客も撮影OKとなり、原田はステージの左右まで歩いていき客席に笑顔を振りまく。演奏後には、胸いっぱいの表情で「14歳の私はこんな日が来るなんて、あの時は想像できませんでした。本当にたくさんの素晴らしい出会い、そして愛をいただきながら、ここまで歩んでくることができました。なにより、一緒に歩んできてくださった皆さんが温かく見守ってくださっていて、こうして今日この時を皆さんと共に過ごせていることを本当に幸せに思います。40周年で、いつも応援してくださっている皆さんにお返しをする一年にしようと思ってやってきましたが、逆にたくさんの勇気や力を皆さんからいただきました」と語った。そして最後は「時をかける少女」。ここで観客が携帯電話のライトを点灯し左右に振るサプライズが。客席全体が星空のような空間となり、まさに時をかける素敵な演出となった。原田は感激のあまり涙を流し、時おり声を詰まらせる場面もあったものの、最後まで大切に歌いきった。心にしみるパフォーマンスに、客席からは惜しみない拍手が送られた。歌い終わり、出演者全員がステージから去ったあとも、原田は何度も観客に向けて感謝の気持ちを繰り返していた。なお11月2日には初のオフィシャルカバーアルバム『ToMoYo covers』がリリース予定だが、アルバムからの先行シングル第2弾となる、kiki vivi lilyの「ロマンス」が10月19日に配信リリースとなる。MELRAWやLAGHEADSのメンバーで構成されるk.v.l Bandによるトラックに、唯一無二のウィスパーヴォイスと趣向を凝らしたコーラスワークが乗る、軽やかでフレッシュなカバーに仕上がっている。撮影:三浦憲治<公演情報>原田知世 40th Anniversary Special Concert “fruitful days”10月16日(日) 東京・東京国際フォーラム ホールAセットリスト1. A面で恋をして2. 恋をしよう3. ユー・メイ・ドリーム4. 地下鉄のザジ(Zazie dans le métro)(with 大貫妙子)5. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ6. ping-pong(with 土岐麻子)7. 冬のこもりうた~休憩~8. Like This9. ヴァイオレット10. 邂逅の迷路で(with 高野寛)11. アップデートされた走馬灯(with 鈴木慶一)12. 夢の途中13. 一番に教えたい14. 銀河絵日記Encore15. ロマンス16. 時をかける少女原田知世(vocal)伊藤ゴロー(bandleader, guitars) / 佐藤浩一(piano, keyboards) / 鳥越啓介(bass) / みどりん(drums) / 織田祐亮(trumpet) / 藤田淳之介(saxophones) / 伊藤彩ストリングカルテット(violin:伊藤彩, 沖増菜摘, viola:三木章子, cello:結城貴弘)<リリース情報>原田知世『原田知世のうたと音楽~デビュー40周年記念ベスト・アルバム』Now On Sale●限定盤(2CD+DVD):5,500円(税込)原田知世『原田知世のうたと音楽~デビュー40周年記念ベスト・アルバム』限定盤ジャケット●通常盤(2CD):3,850円(税込)原田知世『原田知世のうたと音楽~デビュー40周年記念ベスト・アルバム』通常盤ジャケット【CD収録内容】■Disc11. 悲しいくらいほんとの話2. 時をかける少女3. ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ4. 愛情物語5. 天国にいちばん近い島6. 雨のプラネタリウム7. 彼と彼女のソネット8. さよならを言いに9. 早春物語10. 100 LOVE-LETTERS11. ロマンス12. シンシア13. 恋をしよう14. Tears of Joy15. 空と糸 -talking on air-■Disc21. くちなしの丘2. Anywhere / pupa3. FINE4. 名前が知りたい5. 夢の人(I’ve Just Seen a Face)6. September7. やさしさに包まれたなら8. 地下鉄のザジ(Zazie dans le métro)9. 銀河絵日記10. 冬のこもりうた11. A面で恋をして12. A Doodlin’ Song(duet with 細野晴臣)13. ヴァイオレット14. 一番に教えたい15. 時をかける少女(2017 version)【DVD収録内容】※限定盤のみ■Music Video Selection・ロマンス・シンシア・空と糸 -talking on air-・くちなしの丘・FINE・夢の人(I’ve Just Seen a Face)・September・ロマンス(2017 version)・銀河絵日記・A面で恋をして■Live at Bunkamura Orchard Hall 2022・冬のこもりうた・時をかける少女購入リンク:『ToMoYo covers~原田知世オフィシャル・カバー・アルバム』11月2日(水) リリース価格:3,300円(税込)『ToMoYo covers~原田知世オフィシャル・カバー・アルバム』ジャケット【収録内容】1. 天国にいちばん近い島(土岐麻子)2. 早春物語(藤原さくら)3. ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ(中納良恵)4. シンシア(堀込泰行)5. ロマンス(kiki vivi lily)6. ヴァイオレット(indigo la End)7. 冬のこもりうた(橋本絵莉子)8. くちなしの丘(キセル)9. 時をかける少女(Plastic Plastic)予約リンク: vivi lily「ロマンス」10月19日(水) 配信リリースkiki vivi lily「ロマンス」ジャケット関連リンク公式サイト:::ユニバーサル ミュージック 原田知世サイト:
2022年10月17日ミュージカル界の“プリンス”井上芳雄が、新曲「静かな夜」を11月16日(水) にデジタルリリースすることを発表した。「静かな夜」はコロナ禍でリモート制作され、自身がパーソナリティを務めるTBSラジオ『井上芳雄 by MYSELF』内で初披露された楽曲。作詞は井上芳雄自身と井上のコンサートなどの構成・演出を担当している安倍康律のふたりが担当した。作・編曲は井上のコンサートで音楽監督を務め、『井上芳雄 by MYSELF』でも共演する相棒的存在であるピアニスト・大貫祐一郎が参加。大貫が、今回のデジタルリリースの為に新たなアレンジを施し、これからの季節にぴったりのバラード曲が完成した。今回のリリースにあたり、井上は 「いつも舞台の上でミュージカルの曲ばかり歌っている僕ですが、例えば自分の部屋で静かに聞けるような曲も歌いたいなと思って作りました。ピアニストだけでなく作曲家としても歩み始めた大貫祐一郎さんと、ミュージカル作家でもあり俳優でもある安倍康律さんと一緒に創作した、大切な曲です。誰かに少しだけ、『大丈夫だよ』と背中を押してもらいたい夜に、そっと寄り添えるような曲になりますように。」 とコメントしている。併せて、デジタルリリースを記念して井上芳雄の音楽ルーツをたどるプレイリスト<井上芳雄Roots Music>が公開された。<リリース情報>「静かな夜」2022年11月16日(水) 配信リリース「静かな夜」配信ジャケットLyrics:安倍康律 / 井上 芳雄Music:大貫祐一郎Arranged by 大貫祐一郎<井上芳雄Roots Music>プレイリスト<井上芳雄Roots Music>プレイリスト サムネイル井上芳雄 オフィシャルサイト井上芳雄 日本コロムビア特設サイト
2022年10月16日深町秋生の問題作「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を名匠・原田眞人監督が実写映画化した『ヘルドッグス』。主演を務めるのは、原田監督と映画『関ヶ原』、『燃えよ剣』と時代劇でタッグを組んだ岡田准一。初の現代劇となる本作でも、技闘デザイン(アクション構成)を担当した岡田は、原田監督との現場は「ハリケーンみたい」と笑う。そんな岡田演じる元警察官でヤクザ組織に潜入捜査を行う兼高とバディを組む制御不能のサイコボーイ・室岡を演じるのが坂口健太郎だ。圧倒的な熱量で周囲を巻き込むハリケーンのような原田監督の現場は、彼にとっても俳優として大きな気づきがあったようだ。“相性98パーセント”というバディを組んだ岡田と坂口が熱すぎる撮影現場を振り返った。ハリケーンのような現場では、ハプニングすらも正解に!本作について岡田が原田監督から相談されたのが「ジャパニーズフィルムノワールというか、モノクロ時代のフィルムノワールを撮りたい」ということだったという。岡田自身「台本を読んでセクシーであり暴力的であり、ぶっ飛んだ世界観だなと感じたんです」と感想を述べると「キャストたちを見たとき、MIYAVIさんがいて大竹しのぶさんがいて、その他にも濃いキャラクターばかりで(笑)。さらに朝ドラとかでさわやかなイメージだった坂口君がこんな作品に出ていいのかなと思いつつ、このメンバーでどんなフィルムノワールになるのか」とワクワクしながら現場に入ったという。過去2度原田監督とタッグを組んできた岡田だったが、本作でも「ハリケーンのような人」は健在だったようで「既存のやくざ映画ではないというのは大前提だったので、あれこれ筋道立てて考えていてはついていけない。監督の熱量を浴びるような覚悟で臨むこと」に徹した。坂口も初の原田組の感想を「息つく間もなく終わりました。本当に怒涛の日々でした」と振り返ると「1日の撮影が終わるとものすごい疲労感でした。しんどかったという意味ではなく、心地よい疲労感で、非常に充実した毎日を過ごしていました。現場で起きていることがものすごくスピーディーで、突発的に起きたことも原田監督はすくい上げる方なので、ボーっとしていると飲み込まれてしまう感じ」と岡田と同じようにハリケーンに襲われたような現場だったと語る。現場で起こるハプニングすらも作品に取り入れるというドキュメンタリー性。台本上は“ミス”とカウントされるようなことでも、面白ければそれが正解になる。役に対する既成概念を取っ払わなければ対応することができない。原田組に必須な俳優としての能力とは?原田監督の撮影スタイルはハリウッド方式だという。岡田は「全方向から回数を重ねて撮る。カメラサイズも変えるので、テイク数的には多い」と特徴を挙げると「引きの画は基本的なサイズがあり、動きも合わせるのですが、寄りのときは好きに動いていいというスタイルなので、何度テイクを重ねても新鮮さが失われることがないんです。特に決まりきったカメラワークを求められていないので、画に入るすべての人が、どこの場所にどう映るかを意識しなければいけない。その意味では、自分の役だけではなく、全体像を俯瞰で把握していなければ務まらない」と原田組は非常に頭を使う現場だという。坂口も「俳優陣に求められるクオリティが非常に高い」と語ると「フィジカルだけではなく脳みそもすごく使う。僕が演じた室岡は、サイコパシーな一面を持っているのですが、表面的な演じ方では面白みがない。いろいろと考えることが多かったのですが、現場で室岡のことだけを考えていると弊害が出てくる瞬間もありました。シーン全体のことを考え、監督がいま何をすくい取ろうとしているのかを敏感に察知しないといけない。いろいろなことを一度に考える必要がありました。それも疲労感につながっていると思います」と撮影を振り返っていた。今回、初の原田組を経験した坂口は「原田組だからなのか『ヘルドッグス』という作品だったからなのかは分かりませんが、かなり特殊な現場だったと思います」とほかの作品とは一線を画していた撮影だったことを明かすと「これまでの作品が決して緩いということではないのですが、どんなことがあっても対応する図太さみたいなものは、原田組を経験して身についた気がします。本作のあと違う現場に行ったとき『なんかアクションの動き分かってんじゃない?』って言われたことがあったのですが、それは原田組で岡田さんとのお芝居を経験できたからだと思います」と変化を述べていた。岡田准一のすごさは「ケガをしないこと」アクションを含め、がっつりと対峙した岡田と坂口。岡田は「アクションは一歩引いてやらなければいけないことが多いのですが、いざやり始めると結構極端な方が多いんです。でも坂口くんは割と中庸というか、バランスがすごく良いのでやりやすかったです」と感想を述べると、坂口も「岡田さんはとても自在な方。アクションはもちろん、技闘デザインも担当されているので、たくさんの方々の芝居を受け、エネルギーをぶつけられていると思うのですが、ちゃんとすべてに反応されている。僕自身も岡田さんの胸を借りられるからこそ、いろいろなチャレンジができました」と頼りになる背中だったという。さらに坂口は「何よりケガをしないことがすごい」と岡田のフィジカルの強さを絶賛すると「安全に配慮して撮影は行われますが、言ってもちょっと打撲しちゃったり、擦りむいたりはあるものですが、岡田さん全然そういうのもないですよね」と感嘆していた。多くのカタルシスが得られるという原田組だが、撮影は体と頭をフル稼働しハードさを極める。岡田は「撮影中はあきらめるしかないですね」と疲れには抗わないというが、それでも限界に近づいたときは「漢方薬ですかね」と笑う。坂口も「今回の撮影はスイッチをオフにする必要がないぐらいスッと寝てしまいました」と“特別”な体験だったことを強調していた。『ヘルドッグス』9月16日(金)公開取材・文:磯部正和
2022年09月14日ミュージカルのみならず、様々なジャンルの舞台作品への出演が続く井上芳雄。次に登場するのは、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)によるKERA・MAP#010『しびれ雲』である。作品について今わかっている情報はほとんどない。でも、「未知だから面白い」と井上の表情はほころぶ。この頼もしい俳優から飛び出す言葉は、KERAの新作への期待を高めていく。井上がKERA作品に参加するのは、『陥没』(17年)、舞台稽古まで終えながら全公演中止となった『桜の園』(20年)に続いて3度目。その創作を「魔法のようだ」と表現する。「KERAさんは稽古をしながら台本を書かれることが多いと聞いていたんですが、徐々に上がってくるものが本当に面白くて。これは他のKERAさんの作品にも言えることですけど、最終的にものすごく高いクオリティで、観たことのない世界ができあがり、お客さんに喜んでもらえる。こんなことができる人がいるんだと、初めてご一緒したときはびっくりしました」。今回の『しびれ雲』も、現時点でわかっているのは、KERA・MAP#007/#009『キネマと恋人』(16年/19年)の架空の島が舞台になるということくらい。しかし、井上は楽しそうに語る。「『陥没』のときも予想とは全然違う話になりましたし(笑)。僕自身は、全くわからないで始まるなんてこんな楽しいことはないと思うんです。わからないから下準備もいらないし(笑)。『キネマと恋人』で緒川たまきさんが話されていた島の架空の方言をやらなきゃいけないかもしれませんけど、それもそのときになって頑張れば何とかなると思っています」。KERAのコメントには、小津安二郎、岸田國士、アキ・カウリスマキの名前が並ぶ。「小さな、喜び、悲しみ、驚き、嫉妬、幸せ、不幸、ぼんやりした時間を描きたい」ともある。ビジュアル写真からも、「昭和の映画みたいな匂いは感じる」とか。「なので、必要であれば小津安二郎さんの映画なども観たいと思いますし。KERAさんの作品って、ニュアンスの強弱とかちょっとしたことの積み重ねでできあがっていくイメージで、誰一人欠けてもその世界が成立しない感じがするので。カンパニーの皆さんと一緒にただただその世界に入り込んで、そこで右往左往して泣いたり笑ったりできたらと思います」。しかも、東京公演が上演されるのは、井上にとって初となる本多劇場。ミュージカルで帝劇などの大劇場に立つことの多い井上の繊細な芝居が目撃できるはず。「小劇場の下北沢のお客様と、ミュージカルの日比谷のお客様が、行き来するきっかけにもなったら嬉しいです」。舞台を愛する俳優の心からの言葉だ。(取材・文:大内弓子)
2022年08月30日本日8月26日22時より放送・配信されるWOWOWオリジナルミュージカルコメディ「福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』」第65回の詳細が公開された。珠玉のミュージカルナンバーが堪能できるミュージックショーや、おなじみのミュージカルコメディコーナーなどが展開されている同番組。今回は井上芳雄、大山真志、昆夏美、中川晃教、望海風斗、濱田めぐみ、東啓介、藤岡正明、三浦宏規によるミュージックショーの拡大版が放送される。井上と三浦は、9月17日より東京・東京建物Brillia HALLで上演予定のミュージカル『ヘアスプレー』より「You Can’t Stop The Beat」を披露。リンク役として本作に出演する三浦と、三浦が「大好きな人」だと語る井上との熱いパフォーマンスや、作品の魅力を最大限に感じることができるコーラスとの歌唱が見どころとなっている。10月6日より東京・日生劇場で上演予定のミュージカル『ジャージー・ボーイズ』より、チームBLACKとして出演する中川、藤岡、東、大山は「Jersey Boys Medley」「My Eyes Adored You〈瞳の面影〉」「Who Loves You〈愛はまぼろし〉」を披露。稽古真っ最中の彼らが奏でるハーモニーで、同番組だけのスペシャルメドレーはこの日限り。アンサンブルの綿引さやか、小此木麻里、大音智海、山野靖博も駆けつける、貴重なシーンとなりそうだ。元宝塚歌劇団雪組トップスターの望海は、ディズニーのアニメ映画『ムーラン』より「リフレクション」を披露。1998年にアニメ映画が公開され、2020年には実写版の映画も公開された人気作の名曲を望海が歌い上げる。濱田は9月5日より新国立劇場 小劇場にて上演予定で、自身も出演する新作ミュージカル『COLOR』よりメインナンバーの「COLOR~いのちの色」を披露。ノンフィクション作品をベースにミュージカル化した作品で、シンガーソングライターの植村花菜が初のミュージカル作品を担当することでも話題に。本作で母役を務める濱田が作品に寄り添いながら歌唱する。昆は昨年の夏に上演され自身も出演したミュージカル『The Last 5 Years』より「I Can Do Better Than That」を披露。2001年にアメリカ・シカゴで上演されたのちオフブロードウェイに進出し、2014年には映画化もされた作品で、ヒロインの心情を描いた楽曲を彼女が繊細に歌い上げる。また、同番組を楽しむためのショート動画シリーズ「グリーン&ブラックス居残りゼミ」の第5回が、8月26日22時よりWOWOWオンデマンドで限定配信される。今回は、朝夏まなと&吉野圭吾のトークが届けられる。■井上芳雄 コメント三浦くんとはまだ共演したことがなくて、今回の「グリブラ」で初めてご一緒しました。23歳ってことは20歳違うんですよね…、なかなか“V6感”のあるデュエットじゃないかと(笑)。この楽曲は以前から好きで、別バージョンをよく歌っていたんですが、今回の日本初演版の訳詞で歌うと、いや~難しい!でもすごくノリのいい、これぞミュージカル!という曲ですよね。コーラスの皆さんも入っていただいて、楽しかったです。三浦くんは若いけれど、とても柔らかな印象で、いろんなものを受け入れる度量があるんだなと感じました。僕と三浦くんの初絡み、その新鮮な感じと、世代の違う二人が一つの曲を仲良く歌っているところを見てほしいですね(笑)。それから『ヘアスプレー』日本初演!素晴らしいミュージカルなのでその期待感も高まったらいいなと思います。■三浦宏規 コメント芳雄さんと一緒にこの曲を歌える…と思って収録の前日はドキドキしていました。本番では緊張しましたが、すごく楽しかったです。実は本公演とはハモるパートが違っていて、僕は主メロディを歌ったことがなかったんですよ。ちょっと不安でしたけど、もう芳雄さんの目が!(笑)グイグイ引っ張っていってくれたので、楽しく歌い終えることが出来ました。本当に光栄で、芳雄さんと一緒に歌ったこの曲は、僕の宝物になりました。大好きな楽曲を、大好きな人と歌えている、この僕の幸せそうな顔をぜひ観て、感じてください!■中川晃教 コメント僕たち4人の役割分担があって、それが稽古が始まる直前ですけど、すでに役同等の役割分担がプライベートでも始まっています。今回は大貫さん率いるグリブラバンドのサウンドを、リハーサルのなかで一緒に構築してくれるマサ(藤岡正明)、音の面やハーモニーの面では僕たちがそれぞれで役割があり作り上げていく安心感がありました。僕たちにとってこの作品は体にしみこんでいる作品で、作品とともに歩んでいる時間や月日があって、新たにジャージーメンバーに加わってくれた大山くんや東くんがいて、そして初演から一緒に作ってきているジャージー・ガールズ、ジャージー・ボーイズが同じパートを歌ってくれているんですね。この一体感がこの作品にはあるので、ぜひ「グリブラ」を通して少しでも感じていただけて、それが劇場に来ると聴こえ方とかが熱を帯びてくると思うので楽しんでいただけたらと思います。■藤岡正明 コメント個人的に「グリブラ」は久しぶりでしたが、楽しいですね。刺激的ですし、素晴らしい結集が「グリブラ」の中にはあって、照明一つとっても秀逸だなと感じますし、バンドメンバーの方々も本当に素晴らしいなと思います。そのなかで、まもなく本格的に稽古も始まっていくので、『ジャージー・ボーイズ』という作品自体の持っている音楽の力であるとか、4人の才能や実力みたいなものが圧倒的に出ていないといけない作品なので、そういう意味では気が引き締まったなという思いです。「グリブラ」スペシャルという、実際に本公演とは微妙にパートが違ったり、より音楽に寄り添った構成になっていたりと「グリブラ」ならではの曲を楽しんでいただけたらいいなと思っています。■東啓介 コメント2年前のコンサート公演ぶりでしたが、体って覚えているもんで。コンサートをやったチームが一緒なので、4人の声があったときに、「あ!これこれ!」っていうのがありましたね。僕は本公演が初になるので、この新しい4人の歌を「グリブラ」で聴いていただいて音楽の素晴らしさであったりとか楽しさであったりとか、音楽の間奏でこの物語はどんどん転換していき四季を感じられる作品なので、ぜひ「グリブラ」で曲を聴いたのちに劇場に足を運んでいただいて感じていただけたらと思います。■大山真志 コメント緊張はしましたが、あのジャケットを着させていただくと気が引き締まり、いよいよ「ジャージー・ボーイズ」が始まるんだなという気持ちですね。これから台本もいただいたりもするのですが、コンサートの時点ではストーリーを追っていき四季折々を描いていくので、ストーリーは理解しているのですが、自分のセリフや役どころを落とし込むのは楽しみです。メドレーは、『ジャージー』の一番おいしい部分がつまっていると思うので、そこも楽しんでいただけるのと、なかでも「Who Loves You」は作品の最後のほうで流れる曲なんですけど、僕自身が好きな曲でもあるので、皆さんとも共感できればと思います。■望海風斗 コメントレア・サロンガさんが歌っているこのナンバーを以前から聴いていて、すごく心地よくてリラックス出来ていいな~と感じていたんですね。私も歌ってみたいと思って挑戦させていただきましたが、難しかったです。でもこれまでわりと強い歌を歌うことが多く、こうした柔らかい歌にも挑戦したみたいと思っていたので、歌えて良かったなと。ただ、プレビューで自分の姿を見たら、歌声は宝塚時代からだいぶ変わったと思うんですけど、立ち姿はまったく変わってない(笑)。キレイな衣装を着せていただいて、キレイな演出をしていただいたのに、立ち方は反省ですね(笑)。そこも楽しんでいただき、あ~変わってないな~と安心していただけたら。反省点は克服して、今後も色々な楽曲にチャレンジしていけたらと思います!■濱田めぐみ コメントこれは今、稽古中のオリジナルミュージカル『COLOR』のメインナンバーで、作曲は「トイレの神様」を手掛けた植村花菜さんです。“自分だけの色を見つけなさい”という作品のテーマが込められた一曲ですね。人は十人十色、皆違っていて、皆いい。今回も歌っていて、いいメロディ、いい言葉だな~と胸にジ~ンと来ました。作品は記憶喪失を題材としているので、けっして軽い内容ではありませんが、この曲を聴いていただき、もしメロディや歌詞が心の琴線に触れたなら、ぜひ劇場で、キャラクターたちの歌声を間近で感じていただけたらと思います。■昆夏美 コメントジェイソン・ロバート・ブラウン作曲のミュージカルはこのほかにも『ソングス・フォー・ア・ニュー・ワールド』という舞台も経験しているんですが、彼の楽曲は難しいけれどすごくお洒落!という共通点がありますね。「The Last 5 Years」もとてもお洒落な舞台で、このナンバーは本公演のほか、自分のコンサートではスタンドマイク一本で歌ったりしました。今回の「グリブラ」では、また違うアプローチの仕方で歌えて良かったなと思います。私が演じていたキャシーが、未来を信じ、幸せを感じながら人生の一番明るい時間を生きていた時の歌なので、楽しさ、軽やかさを意識して歌ってみました。<番組情報>WOWOWオリジナルミュージカルコメディ 福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』毎月末金曜日 22:00~放送・配信(WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド)「グリーン&ブラックス居残りゼミ」毎月末金曜日 22:00~配信(WOWOWオンデマンド)関連リンク番組公式サイト:::
2022年08月26日日本版『ダディ・ロング・レッグズ』は2012年の初演以来、井上芳雄と坂本真綾が脚本・演出のジョン・ケアードやスタッフ陣と共に、大切に大切に作り上げてきたガラス細工のような作品だ。何かが1ミリずれただけで別物になってしまうような、精巧で繊細で、それゆえに強度が高く美しいミュージカル。それだけにキャスト変更はないものと思われていたが、おめでたい理由で今回の出演を辞退した坂本に替わって登場した新ジルーシャ、上白石萌音がやってくれた。ガラス細工の形を変えることなく、新しい色で満たすような見事な演技だ。物語はよく知られた「足ながおじさん」。匿名の慈善家から援助の申し出を受けて孤児院から大学に進学した少女ジルーシャと、彼女から手紙を受け取るうちに匿名ではいられなくなっていくジャーヴィスの心の交流が、二人芝居ならぬ二人ミュージカルの形で綴られていく。ケアード版の根幹をなすのは、ピアノ、ギター、チェロのみで演奏されるポール・ゴードン(『ナイツ・テイル』『ジェーン・エア』)の音楽と、本で埋め尽くされたジャーヴィスの書斎とたくさんのトランクから成るデイヴィッド・ファーリーの舞台美術。どちらも重厚でありながら優しく、何より温かい。そんな音楽・セットと、同質の温かみと品を持った俳優でなければこの舞台にはそぐわない。稀有なそれらを井上と坂本と同様に備えた上で、上白石は彼女らしい明るさで作品を塗り替えていく。内に秘めた意志を抑えた演技から浮かび上がらせていた印象のある坂本ジルーシャとは対照的に、喜怒哀楽を素直に表現する上白石ジルーシャを観ていたら、“おきゃん”という少々古風でおどけた語感の言葉が頭に浮かんだ。それは彼女が物語の時代の中に生きていたためであり、また作品に若干のコミカル要素を加えていたためでもあるだろう。おきゃんな上白石ジルーシャに引っ張られるかのように、井上ジャーヴィスも今まで以上にコミカルに見えたのは気のせいだろうか。相手役が実年齢のほぼ同じ坂本から20歳近く離れた上白石になることで、包容力が増して感じられるかと思いきや、どちらかというとジルーシャの掌の上で転がされているように見えるから面白い。とはいえもちろん、その魅力は全く変わらず。温かみと品、喋るように歌える歌唱力、大人の余裕と少年のようなかわいらしさ、そして“ツンデレ感”の全てが味わえるジャーヴィスはやはり、間違いなく井上最大の当たり役のひとつだ。ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』ゲネプロ時カーテンコールより取材・文=町田麻子撮影=川野結李歌
2022年08月15日2011年に亡くなった俳優・原田芳雄さんの孫・原田琥之佑(こうのすけ)が10日、都内で行われた映画『サバカン SABAKAN』(8月19日公開)の完成披露舞台挨拶に出席した。本作は、1980年代の夏の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険に出る2人の少年、久田孝明(番家一路)と竹本健次(原田琥之佑)のひと夏を描いた物語。撮影は、2021年8月から9月にかけて、長崎県を中心に実施。主演の番家も、共演の竹本も、本作が映画デビューとなる。舞台挨拶には、竹本役の原田、久田の母・良子役の尾野真千子、久田の父・広重役の竹原ピストル、大人になった久田役の草なぎ剛、金沢知樹監督が出席。番家も登壇予定だったが、新型コロナウイルス陽性のため欠席し、ステージには番家の等身大パネルが用意された。原田は初めての映画撮影を振り返り、「緊張しましたね。初日からガックガクだったので。山に登ったりして足がガクガクで、言葉もガクガクで、全部ガクガクで。撮影が終わったあとは、『あ、はい』しか言えなかった。ずっと緊張していました」と明かし、「一路の笑顔に救われました」と話した。また、共演者から芸能界で生きていくためのアドバイスをもらった原田。尾野は「そのままでいい! そのままのびのび成長していってください」と言葉をかけ、草なぎも「そのままで。原田くんにしかない魅力がある。で、感謝の気持ちを忘れずに。感謝の気持ちを持っていれば、絶対にうまくいくと思う」とメッセージ。竹原は「やりたいようにやったらいいと思います」と伝え、金沢監督は「本当に嫌なことがあったら俺は逃げていいと思う。(頑張るだけでなく)どっちも大事」とアドバイスしていた。
2022年08月10日グラニフ(graniph)から、原田治「オサムグッズ」とのコラボレーションコレクションが登場。2022年8月16日(火)より、全国の店舗で発売される。グラニフ×「オサムグッズ」のコラボコレクション1976年に商品化されて以来、多くのファンに愛され続けるイラストレーター・原田治の作品「オサムグッズ」。今回のコラボレーションでは、近年のレトロブームで再び注目を集めている「オサムグッズ」の世界観を落とし込んだ、全23種類のアイテムが展開される。長袖シャツ「ベッドタイム ストーリー パターン 2」たとえば、長袖シャツ「ベッドタイム ストーリー パターン 2」は、人気の「ベッドタイム ストーリー」シリーズのイラストを総柄であしらった一着。ハリのあるさらりとした肌触りを特徴とするタイプライター生地を使用したベーシックな長袖シャツに、ドット柄のパジャマを着たジルがプリントされている。長袖Tシャツ「キャラクターズ 2」風合いの良い天竺を使用したリブタイプの長袖Tシャツ「キャラクターズ 2」には、ジャック、キャット、ドッグ、ジルを描いたシンプルなグラフィックをプリント。袖の切り替え部分にハンプティ・ダンプティをデザインした、グラニフらしい遊び心あるディテールもポイントだ。リバーシブルブルゾンやパーカーワンピースなど全23種のアイテムこのほか、ジャック、ジル、キャット、ドッグらお馴染みのキャラクターたちをドット風に組み合わせたパターン柄のリバーシブルブルゾン「キャラクターフェイス パターン」、ポケットの上に座るハンプティ・ダンプティとジルを刺繍で表現したパーカーワンピース「シッティング」、胸元にワンポイント刺繍を施したロンパース「ベビー(ダンス トゥ ユア ダディ)」と、バリエーション豊かなアイテムの数々が用意されている。商品情報グラニフ×「オサムグッズ」コラボレーションコレクション発売日:2022年8月16日(火)※グラニフ公式オンラインストアでは、8月2月(火)0:00〜15日(月)23:59までの期間で予約販売を受付。取扱店舗:グラニフ国内店舗(キッズ・ベビーアイテムは一部店舗除く)、公式オンラインストア(C)OSAMU HARADA / KOJI HONPOLICENSED by COSMO MERCHANDISING
2022年08月05日想像でどこまでも行ける字のない絵本「ふわふわのくま」作者、原田みどりの展覧会『ふわふわのくま2022夏』を東京・京都で開催します。原田みどりが来日ドイツ在住「ふわふわのくま」の作者、原田みどりがこの夏、日本にやってきます。メディアで人気のウクライナくまぬいぐるみの販売や、新作ウクライナ絵本・スウェーデンカレンダーなどを刊行予定。在廊中はご要望に応じる直筆の色紙も随時受け付けます。ぜひあなたも原田みどりの世界を体感してください。<入場無料>●東京会場○期間: 2022年8月6日(土)~8月14日(日)○開催時間: 11:00~20:00○会場: 東京交通会館3階グリーンルーム○住所: 〒100-0006東京都千代田区有楽町2丁目10-1○アクセス: 各線有楽町駅徒歩1分●京都会場○期間:2022年8月18日(木)~8月21日(日)○開催時間:11:00~18:00○会場:さろん 淳平○住所:〒606-0826京都市左京区下鴨西本町31-4○アクセス:地下鉄烏丸線 北大路駅東へ向かって徒歩15分市バス『府立大学前』『洛北高校前』下車徒歩2分(画像はプレスリリースより)【参考】※特設ページ
2022年07月10日原田知世が、デビュー40周年記念スペシャルコンサート『原田知世 40th Anniversary Special Concert “fruitful days”』を10月16日に東京・東京国際フォーラム ホールAで開催することが決定した。1982年のデビュー以来、俳優と歌手の両方で活躍を続ける原田。本日6月20日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われた東名阪ツアー『原田知世 40周年アニバーサリーツアー2022 “fruitful days”』のアンコールMCで発表された本公演では、40年間のキャリアの代表曲が多数披露される予定で、ゲストとして大貫妙子、鈴木慶一、高野寛、土岐麻子が出演する。ゲストの4名はいずれも原田の歌手活動にゆかりの深い面々。大貫は原田のデビュー時に「地下鉄のザジ」を提供、以降もシングル「彼と彼女のソネット」の日本語訳詞を手がけるなど交流を続けてきた。近年では2020年発表のカヴァーアルバム『恋愛小説3~You & Me』で大貫の名曲「ベジタブル」をデュエットで録音している。鈴木は1992年から96年にかけて原田のプロデュースを手がけ、アイドルからアーティストへの扉を開いた“歌手・原田知世”にとっての最重要人物。今年3月に発売された最新アルバム『fruitful days』では、高橋幸宏とのユニット・THE BEATNIKS名義で新曲「アップデートされた走馬灯」を提供した。高野とは2005年公開の原田の主演映画『サヨナラCOLOR』の音楽を、高野が在籍するNathalie Wiseが担当したことで交流が深まり、その後高橋の呼びかけで結成されたポップ・エレクトロニカ・バンド・pupaではバンドメイトとして活動を共にした。土岐は、2018年に発表された原田のオリジナルアルバム『L’Heure Bleue』に収録の「ping-pong」に作詞で参加。続く『恋愛小説3~You & Me』に収録された同曲のリメイクヴァージョンでは、原田と息の合ったデュエットヴォーカルを披露している。チケットは、6月30日までオフィシャル先行受付を実施中。<コンサート情報>原田知世 40th Anniversary Special Concert “fruitful days”10月16日(日) 東京国際フォーラムホールA開場16:00 / 開演17:00スペシャルゲスト:大貫妙子 / 鈴木慶一 / 高野寛 / 土岐麻子【チケット料金】SS席:税込16,500円(1階最前5列)S席:税込12,000円(1階中通路前)指定席:税込8,800円※未就学児童入場不可オフィシャルHP先行受付:6月30日(木) 23:59までお問い合わせ:ホットスタッフ・プロモーションTEL:03-5720-9999(平日12:00〜18:00)<リリース情報>原田知世 ニューアルバム『fruitful days』Now On Sale●限定盤(SHM-CD+DVD):4,070円(税込)原田知世『fruitful days』限定盤ジャケット●通常盤(SHM-CD):3,300円(税込)原田知世『fruitful days』通常盤ジャケット【CD収録内容】※全形態共通1. 一番に教えたい作詞:高橋久美子 作曲:伊藤ゴロー2. ヴァイオレット作詞作曲:川谷絵音3. 邂逅の迷路で作詞:高野 寛 作曲:網守将平4. 真昼のたそがれ作詞作曲:辻村豪文5. 守ってあげたい作詞作曲:松任谷由実6. 鈴懸の種作詞:高橋久美子 作曲:伊藤ゴロー7. Like This作詞作曲:伊藤ゴロー8. アップデートされた走馬灯作詞:鈴木慶一 作曲:THE BEATNIKS9. シンシア作詞:原田知世 作曲:Ulf Turesson,Johnny Dennis【DVD収録内容】※限定盤のみ■fruitful days - tiny performance・くちなしの丘・一番に教えたい・Like This原田知世「一番に教えたい」(tiny performance)購入・配信リンク:関連リンク公式サイト::::ユニバーサル ミュージック 公式サイト
2022年06月20日ミュージカル『ガイズ&ドールズ』が6月9日、東京・帝国劇場で開幕。初回上演を前に、天才ギャンブラーのスカイを演じる井上芳雄をはじめ、明日海りお、浦井健治、望海風斗、来日中の演出家マイケル・アーデンが取材に応じ、抱負を語った。1950年のブロードウェイ初演を皮切りに、1200回のロングラン公演を記録し、トニー賞にも多数輝いた人気コメディミュージカル。育ちも環境も性格も正反対のギャンブラー・スカイと堅物の救世軍軍曹・サラ(明日海)。ギャンブラーたちの仕切り役・ネイサン(浦井)と人気ショーダンサーのアデレイド(望海)。30年代のニューヨークを舞台に、2組のカップルが誤解とすれ違いに翻ろうされる。「参加できて幸せだなと思える作品で、もしこれが最後(の舞台)でも満足だなと思える。まだ、引退はしませんけど(笑)」と強い手応えを示す井上は、「こうやってアメリカからマイケルをお迎えして、新しい『ガイズ&ドールズ』を作れるのは、非常に貴重な経験。コメディミュージカルですが、そこにいろんな人間が生きているドラマになっている」とアピールした。元宝塚歌劇団花組トップである明日海は「ワクワクする世界観に自分も生きている。まるで魔法にかかったような幸せを感じている」と満面の笑み。明日海、そして元宝塚歌劇団雪組トップの望海は、井上にとっては、妹の初輝よしやと“同期”という間柄で「妹いわくふたりとも真面目で努力家。気持ちとして兄なのか、親なのか(笑)。おふたりとも素晴らしい女優さんになられた」と話していた。ネイサン役の浦井は「このカンパニーならではの2022年版『ガイズ&ドールズ』がようやく船出するので幸せな気持ち」としみじみ。「何より井上芳雄さんのスカイが、空に届くほどかっこいい」と褒めたたえ、「そういう台詞があるんだよね。そればっかり言っている」(井上)、「はい、台詞の反復です!」(浦井)と息の合ったコンビネーションも披露。また、「スカイとサラが『ロミジュリ』のような真実の愛なので、僕としては、アデレイドを演じる望海さんとどれだけふざけられるか(笑)。楽しみながら、作品のスパイスになれれば」と意気込みんだ。望海は「この数年は我慢することことも多く、最近も心痛むニュースが多いですが、こうして明るい作品をマイケルさんと一緒にみんなで作れて、お客様を迎えられるのが、どれだけ幸せか」と感無量の面持ち。明日海との共演シーンについては「(宝塚)音楽学校に戻ったような、懐かしい感覚がある」と話していた。演出のアーデンは、『春のめざめ』『アイランド』のリバイバル公演でトニー賞候補に挙がり、ブロードウェイ史上初めて35歳以下で2度のノミネートを果たした、注目の若手演出家。「70年以上前に書かれた戯曲ですが、描かれる人間模様は、歳月を経ても変わっていない。そういう部分をお見せしたいし、譲り合い、寄り添いながら変化する登場人物のドラマは、昨今の世界が学ぶべきこと」と語り、日本人キャストに対しては「仕事に対する美学、哲学、誠意を感じる。それは日本の文化全体にも通じるものがある」。さらに「完ぺきさを目指すのではなく、自分らしさを出すことにチャレンジしてほしい。観客は俳優の欠点やもがく姿も含めて、見たいと思っているのですから」とエールを送った。取材・文・写真=内田涼【公演情報】ミュージカル『ガイズ&ドールズ』演出:マイケル・アーデン出演:井上芳雄、明日海りお、浦井健治、望海風斗製作:東宝【東京公演】2022年6月9日(木)~7月9日(土)会場:帝国劇場【福岡公演】2022年7月16日(土)~29日(金)会場:博多座
2022年06月10日女優、ダンサー、振付家として幅広く活躍する原田薫によるソロ公演『DARAHA ORUKA〜ダラハオルカ〜』が2022年5月5日(木)から浅草九劇で上演される。原田薫にとって『モノクローム』(2014)に続き、2回目のソロ公演。原田は「8年前に初めてソロ公演をやったときもなかなか踏み切れなくて。それから定期的にやる予定ではいたのですが、結果、8年も経ってしまいました」と振り返りつつ、劇団ぼるぼっちょを主宰する安倍康律が作・演出を引き受けたことで「リハーサルをしていたときの緊張感やワクワク感、大変さが蘇ってきて、すごくやりがいを感じています。楽しんでおります」。タッグを組む安倍は、原田の魅力を「素晴らしいスキルを持っているのに、全然おごらないところ」と話す。「薫さんよりも圧倒的にダンスがヘタクソな僕なんかの提案も、聞いてくれるんです。よく笑いますしね。そういう薫さんの人の良さが表現にも出ているんでしょう。最高です」。今回はリサイタルのような公演をイメージしているといい、原田のダンスはもちろん、芝居も歌もたっぷり詰め込んだ公演になりそうだ。原田は「初めてのソロ公演から8年。この間で、歌や芝居のみで役をいただく機会が増えました。今できること、自分が経験してきたことを入れたいなと思って。とはいえ、(安倍さんの書いた脚本は)想像以上のセリフ量。これも挑戦です」と笑う。そして、「観に来てくださる人のために、常に新しい自分でいたい。ワクワクや感動を与えられる存在でいたい。自分の積み上げてきたものもあるんですが、それにプラスして、新しいことに挑戦してみたいと思っています」。原田が今注目しているダンサーである松出直也とKosukeも出演。原田は「それぞれがしっかりと自分のスタイルを持っている。踊りもとても魅力的だし、作品の雰囲気に合うと思った。パッと顔が浮かびました」という。ちなみに、公演のタイトルは「ハラダカオル」を入れ替えたもの。安倍が試行錯誤の末、思いついたものといい、安倍は「薫さんの魅力を余すところなく伝えたいと思って。それにネットで検索しても、他に出てこないタイトル。唯一無二なところがいいでしょう」と話していた。観客へのメッセージを尋ねると、安倍は「言わずもがなダンスがすごいです。それにプラスして新たな薫さんの魅力が見つかると思う。半世紀を越えた原田薫の魅力を感じにきてください。生で見ると、本当にすごいですから」と話し、原田は「劇場という空間にこだわってずっとやってきました。今の私にできることを、顔を赤くして、必死になってやっています。皆様に楽しんでいただけるように精一杯頑張りますので、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいです」と呼びかけた。上演時間は1時間15分(予定)。公演は5月15日(日)まで。取材・文:五月女菜穂
2022年04月27日ミシュランレストラン「アロマフレスカ銀座」のオーナーシェフ・原田慎次が手掛けるイタリア料理店「シンクロニア ディ シンジハラダ」が、2022年4月1日(金)、京都・烏丸御池の「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都」内にオープンする。「アロマフレスカ銀座」の原田手掛けるイタリア料理店がオープン名店がひしめく東京・銀座の地で、国内外の多くの人を魅了してきたイタリンレストラン「アロマフレスカ銀座」。「シンクロニア ディ シンジハラダ」は、15年連続で「ミシュランガイド東京」にも掲載されている同店のオーナーシェフ・原田慎次にとって初の関西進出となるイタリア料理店だ。「アロマフレスカ」の料理を踏襲、和の要素を重ねた料理料理は、イタリア料理の文化をリスペクトしつつ、日本全国の食材がもつ素の魅力をシンプルに表現する「アロマフレスカ」の料理を踏襲しつつも、原田にとって挑戦となる工夫を加えているという。現代イタリア料理に京都ならではの伝統と和の要素を重ねた、朝食、ランチ、ディナーを提供する。ランチとディナーは、冷製カッペリーニからはじまり、前菜3品、パスタなどで構成される全7品、または前菜3品、パスタ、魚料理&肉料理などからなる全8品のコースを用意する。レストランでの朝食提供は、30年以上イタリア料理の経験を持つ原田にとっても初となる試みとなる。なお、「シンクロニア」は、イタリア語で“同期”“共鳴”の意味を持つ言葉。原田の拠点である東京と、今回新たに出店する京都の2ヶ所で、素材の味と香りをシンプルに表現する料理の考え方がシンクロし、東京と京都でお互いに高め合っていきたいという想いが店名に込められている。「シンクロニア ディ シンジハラダ」概要オープン日:2022年4月1日(金)場所:ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都 1F住所:京都市中京区東洞院通押小路下る船屋町420番、御池通高倉西入高宮町194番、間之町通押小路下る高田町510番2(地番)営業時間:朝食 7:00~10:30 、ランチ 11:30~15:00、ディナー 17:30~22:00料金:朝食(宿泊者のみ) 3,630円、ランチコース 5,808円 / 10,285円、ディナーコース 9,075円 / 11,495円※ランチ・ディナータイムには、アラカルトの用意あり。※料金はサービス料10%を含む。※ランチ・ディナーコースの料金は、パン・ミネラルウォーター代を含む。■「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都」概要開業日:2022年4月1日(金)施設構成:客室(125室)、レストラン、バー、パティスリー、宿泊者用ラウンジ、大浴場延床面積:7,399㎡(2,238坪)構造・規模:RC造(一部S造・SRC造)、地上9階アクセス:京都市営地下鉄 烏丸線・東西線「烏丸御池」駅(1号出口)より徒歩約2分問い合わせ先:075-241-1110(受付時間:平日 9:30~19:00、土日祝 9:30~17:30)
2022年04月02日「原田治展『かわいい』の発見」が、名古屋のテレピアホールにて2022年3月19日(土)から5月8日(日)まで開催される。“オサムグッズ”原田治の回顧展「原田治展『かわいい』の発見」は、1970年代後半から90年代にかけて人気を集めた「オサムグッズ(OSAMU GOODS)」の生みの親であるイラストレーター・原田治の網羅的な回顧展。東京や神戸などでも開催された、没後初の全国巡回展だ。キャラクターグッズの先駆け、ブームを牽引原田治の描くキャラクターは、1950-60年代のアメリカのコミックやテレビアニメ、ポップアートなどから影響を受けた、簡潔な描線と爽やかな色彩が特徴。1976年に登場した「オサムグッズ」はキャラクター雑貨やファンタジーグッズの先駆け的存在となり、サンリオの「ハローキティ」とともにキャラクターグッズブームを牽引した。原田治のキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えている。幼少期や初期作品など初公開資料も「原田治展『かわいい』の発見」では、原田治の創作を幼少期まで遡って紹介。すでに画才を発揮していた小学校時代のスケッチブックや、イラストレーターとしてデビューするきっかけになったニューヨーク滞在時の作品などの初公開資料を展示する。さらに、イラストレーターとして活動するきっかけとなった1970年代の『an・an』や書籍、ミスタードーナツやカルビーなどの企業広告、各種グッズ、絵本、エッセイ『ぼくの美術帖』などを通じて、多岐にわたる原田治の創作の全貌を見渡していく。「オサムグッズ」新作&復刻アイテムを販売また、展示に加え、グッズショップも併設。「オサムグッズ」の新作アイテムや、復刻アイテムなど多彩なグッズが店頭に並ぶ。【詳細】原田治展「かわいい」の発見 Osamu Harada: Finding “KAWAII”開催期間:2022年3月19日(土)~5月8日(日)会場:テレピアホール住所:愛知県名古屋市東区東桜1-14-25 テレピア2F時間:平日 10:00~16:00 / 土日祝 10:00~17:00 ※最終入場は閉場30分前入場料:・当日 一般 1,200円、小中学生 600円・前売 一般 1,000円、小中学生 500円・ペア早割チケット 2枚1組 1,800円チケット販売:チケットぴあ(Pコード:993-553)、イープラス、ローソンチケット(Lコード41778)、セブンチケット※前売とペア割チケットの販売期間は2月10日(木) 10:00~3月18日(金) 23:59※未就学児無料 ※小学生以下のみの入場は不可※会場の混雑状況に応じて、整理券の配布や入場制限の場合あり※会期などが変更となる場合あり、最新情報は公式ホームページで要確認【問い合わせ先】東海テレビ放送 事業部TEL:052-954-1107(平日10:00~18:00)
2022年02月12日ミュージカル『リトルプリンス』ゲネプロ&初日囲み取材が東京・日比谷のシアタークリエで行われ、土居裕子、加藤梨里香、井上芳雄、大野幸人、花總まりが初日開演前に取材に応じた。サン=テグジュペリ不朽の名作「星の王子さま」を原作に、1993年に誕生した音楽座ミュージカル『リトルプリンス』の東宝版として上演される本公演。小さな惑星を飛び出し、地球にやってきた王子の旅路を描き出す感動作だ。主人公の「王子」は多くの舞台経験を持つ実力派の加藤と、音楽座ミュージカル初演から王子役を演じてきたオリジナルキャストの土居のWキャストとなる。1993年の初演で王子を演じたオリジナルキャストの土居は「およそ30年ぶりで、まさかもう一回王子をやるなんて、夢にも思ってなかったので、感謝の気持ちでいっぱいです」と晴れやかな表情を見せる。「『リトルプリンス』をクリエで、しかも芳雄さんが飛行士の役をやると聞いて。絶対ピッタリだしぜひやってほしいと言っていたら、いつの間にか私もやらないかということになり……。バカ言ってるんじゃないよ、そんなの無理に決まってるじゃん、なんて言っていたのに騙されましたよ。怖いですね」と冗談めかしつつも、その決意の裏には井上の言葉もあったそうで、「井上さんが『1日でいいから出てくれないか』ということで」と説明する。その言葉を受けた井上は「簡単に言ってますけど、無理やりねじ込んでくださったんです。ほかの作品の本番・稽古もあったので、誰よりも遅くきたんですよ。だから稽古期間がギュッとしてて。およそ30年ぶりということだけでなく、この短期間でこれをしているというのがすごいなと思います」とすっかり感服した様子。そしてもうひとりの「王子」役となる加藤は「ついにこの日が来てしまったか」と切り出しつつも、「稽古をすればするほど、王子という役はとんでもない役だなと思いました。しかも土居裕子さんとダブル主演ということは震えるくらいとんでもないことだなと思いでした」と述懐。「でも稽古の途中から土居さんがいらっしゃって。誰よりも王子のことをたくさん考えてきた方ですから、裕子さんからもらえることがたくさんあった。こんなに心強いダブルキャストはいないんじゃないかなという。とてもすてきな環境で挑ませていただけるなと思っているので、全身全霊で王子として駆け回りたいなと思います」と意気込んだ。さらに「こんなにも違う作品を観ているような気持ちにさせてくれるダブルキャストはないなと思いました」と語る井上は、「土居さんは本物の王子が来たという感じでしたし、(加藤)梨里香ちゃんは年齢や精神性といった存在感という意味で、王子が子どもなんだということを信じさせてくれる。両極端の王子が観られる。本当に比べようがないんですよね」と王子役の二人について言及するひと幕もあった。井上自身は飛行士とキツネの二役を演じることになったが、「(キツネの衣装は)まだ慣れないというか。気恥ずかしい感じもありましたけど、『キャッツ』にあこがれてミュージカル界に入ったので、猫ではなかったですけど、半分夢がかないました」と笑いながら付け加えた。そして観客に向けたメッセージを求められた加藤が「温かいカンパニーが作った作品だからこそ、作品にも温かさが流れているのかなと思います」と語ると、土居も「星を見るのが大好きになるんじゃないかなと。そして地球のことをあらためてすばらしい星だから大切にしたいなという気持ちになってくださったらいいなと思います」と付け加えた。ミュージカル『リトルプリンス』は1月8日から31日まで日比谷・シアタークリエにて(愛知公演あり)会見写真撮影:壬生智裕
2022年01月08日原田知世が2022年6月にライブツアー『原田知世 40周年アニバーサリーツアー2022』を開催することが決定した。2019年11月以来2年半ぶりに行われる本ツアーは、2022年に迎える原田のデビュー40周年を記念したもので、大阪・オリックス劇場、愛知・名古屋市公会堂、そして東京・Bunkamuraオーチャードホール2DAYSまで全国3カ所4公演が開催される。チケットはオフィシャルホームページ先行抽選が12月26日まで行われている。デビュー以来俳優・歌手の両方で活躍を続ける原田は、田中圭とのW主演映画『あなたの番です 劇場版』が12月10日に公開されるほか、歌手としてもニューシングル『ヴァイオレット』を12月15日にリリースする。なおタイトル曲「ヴァイオレット」はゲスの極み乙女。やindigo la End、ジェニーハイなど多岐にわたる活動で知られる川谷絵音が作詞作曲およびサウンドプロデュースを手がけている。<ツアー情報>『原田知世 40周年アニバーサリーツアー2022』6月16日(木) 大阪・オリックス劇場開場 18:00 / 開演 19:00お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888URL:月18日(土) 愛知・名古屋市公会堂開場 15:00 / 開演 16:00お問い合わせ:サンデーフォークプロモーションTEL:052-320-9100URL:月20日(月) ・21日(火) 東京・Bunkamuraオーチャードホール開場 18:00 / 開演 19:00お問い合わせ:ホットスタッフ・プロモーションTEL:03-5720-9999URL:【チケット情報】全席指定:8,800円(税込)※未就学児童入場不可■オフィシャルホームページ先行抽選受付受付期間:12月9日(木) 12:00〜12月26日(日) 23:59受付URL:※事前にチケットぴあの会員登録が必要です。■一般発売日:2022年4月16日(土)<リリース情報>原田知世 ニューシングル『ヴァイオレット』2021年12月15日(水) リリース価格:1,320円(税込)原田知世『ヴァイオレット』ジャケット【CD収録内容】1. ヴァイオレット作詞・作曲:川谷絵音Sound Produced & Arranged by 川谷絵音2. 守ってあげたい作詞・作曲:松任谷由実Produced & Arranged by 伊藤ゴロー3. ヴァイオレット(instrumental)4. 守ってあげたい(instrumental)予約リンク:関連リンク原田知世 公式サイト:原田知世 公式Twitter:原田知世 公式Instagram:原田知世 ユニバーサル ミュージック公式サイト:
2021年12月09日深町秋生の小説を実写化する映画『ヘルドッグス』が、2022年9月16日(金)に公開される。主演は岡田准一、監督は原田眞人。原田眞人監督が人気小説を実写映画化『ヘルドッグス』映画『ヘルドッグス』は、デビュー作『果てしなき渇き』で2004年・第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生による小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』を実写映画化するもの。潜入捜査官の葛藤を描き、“警察小説を超えた問題作”として話題になった小説を、『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』などのヒット作を生み出した原田眞人の監督・脚本で実写映画化する。岡田准一が“狂犬”潜入捜査官に&坂口健太郎とコンビに主演は、『関ヶ原』『燃えよ剣』に続き、原田眞人監督と3作品目のタッグとなる岡田准一。正義も感情も捨て、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入しのし上がる元警官・兼高昭吾を演じる。■主人公・兼高昭吾(かねたかしょうご)...岡田准一ヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官。「愛する人が殺される事件を止められなかった」というトラウマを抱え、闇に落ち、正義も感情も捨て復讐することにのみ生きていた男。その闇と狂犬っぷりに目をつけた警察組織から、関東最大のヤクザ組織「東鞘会(とうしょうかい)」への潜入という危険なミッションを強要される。■室岡秀喜(むろおかひでき)...坂口健太郎兼高が潜入を強いられるヤクザ組織の一員。死刑囚の息子という境遇ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在。満腹中枢が壊れており、常に空腹で何かを食べている。感情を抑えられないサイコパスな室岡だが、警察のデータ分析によると、兼高との相性がなんと<98%>。警察は、兼高に室岡に喧嘩を売り、それをきっかけに組織へ潜入するよう指示を出す。もちろん、二人の相性は抜群で、二人は最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで組織を上り詰め、なくてはならない存在となっていく。■吉佐恵美裏(きさえみり)...松岡茉優極道の女。兼高と室岡が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人でありながら兼高とも関係を持つ、刺激大好きで挑発的なグリーンヘアの女。■土岐勉(ときつとむ)...北村一輝兼高と室岡のボスで、東鞘会最高幹部である「東鞘会三羽烏」の一人、筋の通った任侠100%の人情組長。人情に厚い。■衣笠典子(きぬがさのりこ)...大竹しのぶ東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む、潜入捜査員の連絡係。武器は毒針。■十朱義孝(とあけよしたか)...MIYAVI東鞘会・七代目会長。ヤクザ社会では異例の人事で会長の座に就任し、組織をアジアで勢力を伸ばすにまで成長させたインテリヤクザで、新時代を引っ張る若きカリスマ。組織をのし上がっていく兼高が、室岡と共に護衛を務める事となる。頭が切れ、語学堪能、趣味は美術鑑賞、そして端正な顔立ちで耳にはピアス、さらに洒落たスーツに身を包みビジネスマンのような規則正しい生活を送っている。反面、華奢に見えて高い戦闘能力と、凶暴性も持ち得ている。・阿内将…酒向芳兼高の上司・警視庁組織犯罪対策部特別捜査官。狂犬・兼高の素質を見抜いてスカウトし、東鞘会へ潜入するよう指示する。警視庁の裏捜査のエース。・熊沢伸雄…吉原光夫十朱の秘書・熊沢組組長。組織の最⾼幹部として兼⾼、室岡にも⽬をかける通称“レスラー熊沢”。・三神國也…金田哲(はんにゃ)東鞘会のインテリチキン、東鞘会の三次団体である三神組の組長。兼⾼・室岡とは何かと対立しがちなライバル的存在で、2人に突っかかっては波乱を起こす。・大前田忠治…大場泰正東鞘会理事長。⿐を嚙み切られ、常に“鮫⽪のマスク”をつけている。関東最⼤のヤクザ組織を束ねる幹部の⼀⼈。・勝所杏南(ぜぜあんな)…木竜麻生高級鉄板料店のシェフ。室岡とある繋がりを持つ。・ルカ…中島亜梨沙東鞘会の面々が訪れる会員制クラブ「天童」のキャスト。・番犬…村上淳⼗朱の⼿下。“ある処理”を忠実に⾏う拷問場の管理⼈。・サロンの常連客…尾上右近阿内や兼高が密会する、とあるサロンの常連客。・恭子…杏子会員制クラブ「天童」のママ。・熊沢の妻・佐代子…赤間麻里子リーゼント&サングラススタイルが特徴的な、熊沢の妻。岡田准一が振り付け“ハードなアクション”にも注目裏社会をドラマティックに描く映画『ヘルドッグス』は、ハードなアクションシーンも見どころ。岡田准一が、アクションシーンの技闘デザイン(アクション振り付け)を担当した。クランクイン前から原田眞人監督と綿密な打ち合わせを行い、劇中のキャラクターの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを振り付けている。『ヘルドッグス』あらすじ真実は、誰にも明かせないーーかつて警官だった出月梧郎は、管内で起きた強盗殺人事件によって愛する人を失う。警官でありながらも彼女を守ることができなかったことを悔やみ、自ら犯人に復讐することを決意。1人、また1人、実行に移していく。強盗殺人事件の首謀者マッド・ドックを闇に葬った直後、警視庁組織に捕らわれる。そこで、出月は関東最大の広域暴力団・東鞘会に潜入するという危険なミッションを強要される。その日から兼高昭吾として第二の人生を歩き出すことになるのであった...。作品詳細映画『ヘルドッグス』公開日:2022年9月16日(金)出演:岡田准一、坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶ、⾦⽥哲、⽊⻯⿇⽣、中島亜梨沙、杏⼦、⼤場泰正、吉原光夫、尾上右近、⽥中美央、村上淳、酒向芳監督:原田眞人脚本:原田眞人原作:深町秋生「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント※PG12
2021年12月04日原田龍二(51)と妻の原田愛(48)が11月22日、愛の著書『別れない理由』の発売を記念して講談社で神前結婚式を行った。今年で結婚20周年を迎えた原田夫妻。各メディアによると、人生初の白無垢に身を包んだ愛は「20年前は結婚式の指輪の交換もしなかった」と明かし、「主人も20年目にして『指輪をしてみようか』と言ってくれた」と感無量の様子だったという。’92年放送の『キライじゃないぜ』(TBS系)での共演を機に、恋仲に発展した2人。愛は原田との交際を機に芸能界を引退し、’01年12月に結婚した。その後、夫妻は1男1女に恵まれ家族円満のように思えたが、’19年5月に原田に“4WD不倫”が報じられたのだった。「愛さんは夫の不倫を“許すことはできない”としつつも、離婚は踏みとどまったのです。愛さん自身も両親の離婚を経験していますし、子供たちからの反対もあったといいます。仲良く過ごしてきた原田さんとの付き合いを振り返り、『これからもうまくやっていける』と前を向く決心をしたそうです」(ワイドショーデスク)■「人間的に尊敬できる女性」一方、原田の不倫は世間的に大きく取り上げられたものの、その“代償”は最小限にとどまった。「不倫などの不祥事を起こした芸能人は、CMやタイアップなどを打ち切られることが通例になってきています。ただ、原田さんは報道直後の初動も早く、謝罪会見は時間無制限で実施。報道陣からの質問に一切言い訳することなく、正直に答えていました。原田さんは愛さんに『こんな馬鹿な亭主でごめんなさい』と謝ったところ、『原田、アウト!』とジョークを交えて叱られたとエピソードも明かしていました。そんな寛大な妻に、原田さんは『人間的に尊敬できる女性』と感謝しきりでした」(芸能リポーター)そんな反省ぶりが受け入れられたのか、現在も原田は映画やドラマ、バラエティ番組など幅広く活躍しており、仕事を失う事態には陥らなかった。なかでも原田が’18年にCMキャラクターとして起用された山本漢方製薬では、不倫報道後も原田は降板を免れる形に。さらには今年6月に同社商品「大麦若葉」の新CMで夫婦共演し、愛さんが“復帰”を果たしたのだ。同社の社長はスポーツ紙のインタビューで、原田について「撮影現場でみんなと楽しく仕事をしてくれます」と評価。不倫報道で降板とならなかった理由については、「契約を解除するのは普通なら当たり前の判断ですが、それではあまりにも寂しい。期待以上の仕事をしてくれるので、何とかしてあげたいという思いでした」と語っていた。また夫婦共演については、「家族愛」をテーマに「日本中を元気にしたい」との思いで愛にオファーをしたという。「子育てがひと段落してきたこともあり、愛さんは『いつまで経ってもチャレンジ精神を忘れたくない』との思いで快諾したと語っていました。約30年ぶりに原田さんとの共演になりましたが、原田さんは『あのようなことがなければ、夫婦共演のCMも来なかった』と振り返っていました。騒動後も仕事が続けられるのは、“妻のおかげ”と思っているようです。愛さんはオファーがあれば芸能活動を続ける意向のようで、将来的に夫婦共演が増えるかもしれません」(テレビ局関係者)真珠婚式となる次の10年に向けて、夫婦二人三脚で手を取り合っていくことだろう。
2021年11月23日俳優の原田龍二と妻の愛が22日、都内で神前結婚式を挙げ、その後、記者会見を行った。愛の著書『別れない理由』の発売を記念し、メディアの前で“永遠の愛”を誓う神前結婚式を行った2人。桂由美ブライダルハウスの協力で、「Yumi Katsura」の紋付き羽織袴と白無垢で登場した。2019年に龍二の不倫が報じられた際、「原田、アウト」の名言を放った愛は、『別れない理由』で、実は前科が2回あったと告白。3回も浮気されても龍二のことをパパと呼んで愛し、なぜ離れないのかをつづっている。愛は「私たちがなぜ別れなかったのか、今日ここに立っているまでの道のり……いろんな夫婦の形があると思いますが、私たちはこんな風にして今日に至っていますという内容が書かれています」と説明。「ありのままの私たちのいざこざを書いたものですが、あの人のうちどうなっているのかなと思った方々に読んでもらえたらうれしいです」と語った。すでに同書を読んだ龍二は「名古屋で仕事がありまして、名古屋で電車に乗って品川駅に着くまでに全部読んだのですが、新横浜あたりで目頭が熱くなりました。それまでは僕の浮気遍歴しか書かれてなくて自責の念に駆られていたんですけど、新横浜くらいで思わずグッときてしまいましたね。まさかあんな素晴らしい一言があると思いませんでした」と妻の言葉に感激したという。愛は、同書を執筆して「やっぱり自分の愛する人なんだなと再確認しました」と告白。「今回の本も原田愛として書かせてもらったんですけど、主人あっての私ですので、日々一緒に過ごしていくことでこれからも夫婦で思い出やらいろんなことを作り上げていけたらいいなと思っています」と夫婦の絆の強さを感じさせた。
2021年11月22日俳優の原田龍二と妻の愛が22日、都内で神前結婚式を挙げ、その後、記者会見を行った。愛の著書『別れない理由』の発売を記念し、メディアの前で“永遠の愛”を誓う神前結婚式を行った2人。桂由美ブライダルハウスの協力で、「Yumi Katsura」の紋付き羽織袴と白無垢で登場した。結婚式を終え、原田は「愛が出版したという、その記念という意味合いが強いかと思いますが、結婚指輪も交換させていただく儀式を執り行うこともできましたので、とてもうれしく思います」としみじみ。愛が「結婚して今年で20周年になるんですけど、20年前は結婚式も指輪の交換もしなかったので、今回神前式を開いてくださるということで、主人も指輪してみようかと言ってくれたので用意して式に備えました」と語ると、龍二は「決して指輪をしたくなかったわけではないですよ。俳優をしていると指輪をはずす機会が多くて失くしたくないというのと、基本的に装飾品をつけないので」と補足した。また、愛は「まさかこんな素敵なお着物を結婚20年目にして着させていただけるとは、感激しております。20年前はウエディングドレスを着て写真だけ撮らせてもらったんですが、出版記念に和装で用意してくださり本当に感謝しています」と感激。妻の白無垢姿に、龍二は「えーって感じはまったくない。常に見ている人なので、全裸だったとしても『えーっ全裸!?』みたいな感じにならない。それくらい違和感ない」と話し、愛が「きれいとか……」とツッコむと、「きれいだと思います。もちろんそれは言わずもがなっていうやつで」と照れ笑いを浮かべた。一方、愛も「凛々しい」と龍二を見つめ、「素敵なお着物を着させていただいて、気持ちが引き締まる。感激しています」と語った。謝罪会見から2年半。龍二は「もちろん精進中ですよ。死ぬまで執行猶予だと思っていますから」と述べ、「神様に見られても恥ずかしくない生き方をしようと思っていますので不穏な動きはないと思います」と語った。2019年に龍二の不倫が報じられた際、「原田、アウト」の名言を放った愛は、『別れない理由』で、実は前科が2回あったと告白。3回も浮気されても龍二のことをパパと呼んで愛し、なぜ離れないのかをつづっている。
2021年11月22日原田知世がニューシングル『ヴァイオレット』を12月15日にリリースすることが決定した。今作は2022年に迎える原田のデビュー40周年に先駆けて発売されるもので、表題曲「ヴァイオレット」はindigo la Endやゲスの極み乙女。、ジェニーハイなど多岐に渡る活動で知られる川谷絵音が作詞作曲およびサウンドプロデュースを担当。切ないメロディと原田の透明感ある歌声が絶妙に融合した1曲となっている。カップリングには、デビュー当時の1983年にカヴァーした松任谷由実の楽曲「守ってあげたい」を伊藤ゴローのアレンジ&プロデュースにより再カヴァー。併せて公開された今作のジャケット写真は、「ヴァイオレット」の歌詞の主人公をイメージしたイラストレーター・前田ひさえによる描き下ろし作品があしらわれている。またCDリリースに先駆け、「ヴァイオレット」が12月1日に先行配信されることが発表された。■原田知世 コメントデビュー40周年に向けて、現在ニュー・アルバムを制作しています。その中から、ファンの皆さまにひと足早く新曲をお届けしたいと思って、シングルをリリースすることになりました。川谷絵音さんが書き下ろしてくださった「ヴァイオレット」は、これからの私の歌手活動において大切な一曲になるであろう、とても素敵なナンバーです。来年はアルバムを携えて皆さまに会えることを楽しみにしています。<リリース情報>原田知世 ニューシングル『ヴァイオレット』2021年12月15日(水) リリース価格:1,320円(税込)原田知世『ヴァイオレット』ジャケット【CD収録内容】1. ヴァイオレット作詞・作曲:川谷絵音Sound Produced & Arranged by 川谷絵音2. 守ってあげたい作詞・作曲:松任谷由実Produced & Arranged by 伊藤ゴロー3. ヴァイオレット(instrumental)4. 守ってあげたい(instrumental)予約リンク:関連リンク原田知世 公式サイト:原田知世 公式Twitter:原田知世 公式Instagram:原田知世 ユニバーサル ミュージック公式サイト:
2021年11月05日傷ついた人の心にそっと寄り添う、ドラマ『スナック キズツキ』で、ママ・トウコを演じる原田知世さん。原田さんの役への寄り添い方とは。仕事先で、恋人から、家族から向けられた何気ないひと言に、小さく傷つく。誰にも身に覚えのある経験だけど、そんな傷ついた人が辿り着く、アルコールのない小さなスナックがある。お客たちはそこで溜め込んだ心の澱を浄化し、また日常へと戻っていく。そんな益田ミリさんの人気コミック『スナック キズツキ』がドラマに。「シンプルなお話ですけれど、読んでいてあたたかいものが伝わってくる作品ですよね。これが映像化されて、命を吹き込まれた登場人物たちが動きだすとどうなるんだろうと想像したら、とても面白そうで楽しみになりました」とは、スナック キズツキのママ・トウコを演じる原田知世さん。この人物、一風変わったキャラクター。お客が吐き出す悩みや愚痴を受け止め、慰めるでも励ますでもなく、歌に合いの手を入れたり演奏したり、踊ったり。気づけば、客たちのぎゅっと縮こまった心がゆる~く解きほぐされていく。「最初に原作を読んだときは、自分が演じる姿がなかなか想像できなかったんです。言葉遣いも結構ぶっきらぼうなので、どう言ったらいいかとか。たとえば、来店した人にまず『うち、アルコールないけど』って言うんですけど、もし私が初めてのお店でそう言われたら怯んじゃうと思うんです。それでもスナック キズツキには、お客さんをあたたかく受け入れる感じだったり、来た人が肌で感じる居心地のよさがあるんですよね。そこをどう見せたらいいかなと考えたとき、個性の強いキャラクターとして作り込むのではなく、自然に役と向き合うことで見えてくる気がしました。ただ、普段の私とも違うので、セリフひと言ひと言のニュアンスに気をつけながら演じていくうち、だんだん見えてきたというか…。撮影初日、昭和のスナックを思わせるセットに入ったら、へんに緊張もなくスッと馴染めたんです」この作品が魅力的なのは、誰かが一方的に傷つけたり傷つけられたりするのではないところ。何かに傷ついた人も、別のどこかで無自覚に誰かを傷つけている。そんな当たり前だけれど、見落としてしまいがちなリアルを、丁寧にすくい想像させてくれる。「誰しもが、どちらも経験していると思うんです。自分の人生だから自分が主人公であるべきで、主観的になってしまうのは仕方のない当たり前のことではあります。でも、どこかで誰かと関わるときに、相手の立場だったり想いみたいなものも想像して振る舞わなきゃと考えさせられます。この作品では、1話ごとに年代も性別も違ういろいろな人が店を訪れますけれど、多分誰かに共感したり、身近な人に重ねたりできると思うんです。それぞれは知らない同士だけれど、じつは思わぬところで繋がっていて、最終話まで見たときに全体像が見えてくるという展開の面白さもあります。ご覧になりながら、トウコさんという存在というか空気感みたいなものに触れて、ホッとしたり、癒されたりしてもらえたらいいですね」作品についてどこか楽しげに、丁寧に語りながら、ふと「トウコさんのスナックに、私も行ってみたいなって思います」と言ってフフフと笑った原田さん。「もし行けたら、ダンスしたいです。体を動かすことって、ガチガチになっていたものがポンて外れるというか、解き放たれる感覚がありますよね。ひとりで『さあ踊って』と言われたらやれないかもしれないけれど、トウコさんは、解き放つためのお手伝いを全力でやってくれるし、一緒に楽しんでくれる人。そういう人に導かれたら踊っちゃう気がします(笑)」視聴者としては、原田さんがママを務めるスナックならばぜひ訪れてみたい、と思うのだけど…。「トウコさんは魔法使いのようにいろんなものを出してきますよね。私にはそこまでのことはできないと思いますけど、一緒にカラオケを歌ったり、一緒に踊ったりはできますよ。相手が心を開いてくれたら、私、結構思い切って飛躍できるタイプだと思いますから」予想外の言葉に「ノリノリで?」と尋ねると「はい」といたずらっぽい笑顔で返された。可憐な雰囲気の中に、お茶目な一面も覗かせる。かわいらしい人、と言ったら失礼だろうか。「この作品ではずっと受け身の芝居で、トウコさん自身が自分を語ることはないんです。でも多分彼女も、すごく頑張ったり、心が折れそうになったり、悲しみもあったり、いろいろな経験をしてきたはずで。そして今、ちゃんと自分自身で地に足を着けて生きられている。飄々としていてユーモアのセンスもあって、心がとても健康的ないい大人だと思います」ドラマ24『スナック キズツキ』傷ついたものだけがたどり着ける店“スナック キズツキ”。オズオズと扉を開けた客をママがいざなう世界とは……!?毎週金曜24時12分~(テレビ東京系)放送中。【主演】原田知世【原作】益田ミリ『スナック キズツキ』(マガジンハウス)【監督】筧昌也、湯浅弘章【脚本】佐藤久美子、今西祐子©『スナック キズツキ』製作委員会はらだ・ともよ1967年11月28日生まれ、長崎県出身。’83年に映画『時をかける少女』でスクリーンデビュー。一昨年に出演したドラマ『あなたの番です』も大きな話題に。今年12月には『あなたの番です 劇場版』も公開に。Vネックニット¥58,000ギャザースカート¥55,000(共にhumoresque TEL:03・6452・6255)ネックレス¥153,000左手薬指のリング¥49,000左手小指のリング¥21,000右手のリング¥15,000(以上MAISON RUBUS. TEL:03・6427・9917)靴はスタイリスト私物※『anan』2021年10月20日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト、ヘア&メイク・藤川智美(Figue)(by anan編集部)
2021年10月18日1979年に生まれ、2000年に帝国劇場デビューを飾ったという共通点を持つ二人のスター、堂本光一と井上芳雄のために、世界的演出家ジョン・ケアードが脚本と演出を手がけて創り上げたミュージカル『ナイツ・テイル』。2018年の世界初演時、これほどにハイレベルな新作ミュージカルがここ日本で観られるとは……と感慨深かった作品が、2020年のコンサートバージョンで生まれた新曲を加えた形で再演されている。大阪公演を終え、東京初日を翌日に控えた10月5日に帝劇で行われたゲネプロを取材した。初演時に驚かされた、それぞれに主張の激しい音楽・美術・振付・衣裳・照明が、しかしこの上なく美しく溶け合っている“総合芸術”ぶりは今回も健在。ケアードが、シェイクスピアとその弟子の共作による「二人の貴公子」、彼らが原作にしたチョーサーの「騎士の物語」、そのさらに元となっているボッカッチョの「テセイダ」にも敬意を払いながら脚本を書いているため、物語は初めこそ取っつきにくい。だが、深い友情で結ばれていながら常に小競り合いを繰り返してもいる従兄弟同士の騎士、アーサイトとパラモンを演じる堂本と井上の軽妙で生き生きとした――初演以来の公私に渡る親密さが生んだのであろう、“役として”の範囲をギリギリ逸脱しない絶妙なラインの――やり取りを見ているうち、いつしか物語を身近に感じ始める。あとはもう、隅々にまで創意が満ち溢れた舞台に身を委ねるだけだ。音月桂(エミーリア役)上白石萌音(牢番の娘役)タイトル通りの騎士の物語であると同時に、女性たちの物語であるのもまたケアード脚本の面白いところ。アーサイトとパラモンが同時に一目惚れするエミーリア役の音月桂の気品に満ちた純真さ、パラモンに恋をする牢番の娘役の上白石萌音の琴線に触れてやまない歌声、アマゾネスの女王ヒポリタ役の島田歌穂の凛とした強さ、そのどれも忘れがたい。彼女たちに導かれてやがて訪れる、愛と赦しの大団円からの祝祭的なエンディング――ミュージカルの喜びに満ちた一作だ。島田歌穂(手前・ヒポリタ役)と岸祐二(シーシアス)役どんな演出がつくのか注目されたコンサートバージョン発の新曲たちは、まずオーバーチュアは多方面からの光が舞台を照らす、始まりの予感に満ちたオープニングシーンに。堂本と井上のソロ曲は、ダンスと歌という二人それぞれの持ち味が最大限に生かされる形に。さらには、コンサートバージョンにもなかったシーシアス(岸祐二)・エミーリア・ヒポリタの新曲《妹よ》まで加わり、まさに“完成形”を謳うにふさわしい再演となった。取材・文:町田麻子ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』東京公演2021年10月6日(水)~2021年11月7日(日)会場:帝国劇場【福岡公演】2021年11月13日(土)~2021年11月29日(月)会場:博多座
2021年10月07日この度、株式会社UMA design farm 代表取締役 原田祐馬氏が、コミュニケーションディレクターに就任しましたのでお知らせします。「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」に向けて、一層地域社会とのつながりを強固にし、より多くの方に花園近鉄ライナーズを認知いただくよう努めてまいります。原田祐馬(ハラダ ユウマ)1979年、大阪府吹田市生まれ。京都精華大学芸術学部デザイン学科建築専攻卒業。UMA/design farm代表。どく社共同代表。名古屋芸術大学特別客員教授、グッドデザイン賞審査委員。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「ともに考え、ともにつくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。著書に『One Day Esquisse:考える「視点」がみつかるデザインの教室』。メッセージはじめまして。原田祐馬です。地域に関わるブランディングやコミュニケーションデザインの専門性を活かし、クラブチームと地域の未来を一緒に考えていきたいと思います。父親の影響で、8歳から15歳まで吹田ラグビースクールに通い、高校でも3年間、ラグビーに熱中していました。高校卒業後は、吹田ラグビースクールで、20歳までサポートコーチとして参加していました。そこからは学業に専念し、観戦専門でしたが、これからは自分のスキルを活かして花園近鉄ライナーズの力になれるよう尽力します。よろしくお願いします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月02日俳優の井上芳雄が主演を務める音声劇『クンセルポーム・クンセル塔の娘』が、10月19日13時から11月21日17時までPaskip Liveで配信される。同作は、出演者が井上1名の“聴く”ミュージカルで、作・演出に安倍康律氏を迎え、愉快な物語と色彩豊かな歌をオンラインで届ける。タイトルにある「クンセルポーム・クンセル塔の娘」のエレーネをはじめ、エレーネに会いに塔の頂きを目指す王子や家来、学者とその助手、島民たちに至るまで15役を全て井上が一人で演じる。どこを聴いても井上だらけという異色の音声劇となっている。井上、安倍氏のコメントは以下の通り。■井上芳雄これまでいろんな表現に挑戦してきましたが、そんな僕にとっても、今回の企画は思いもよらない初めてだらけのチャレンジでした。音声だけで、オリジナルミュージカルで、しかも一人芝居。これは安倍康律のあふれる才能とみなぎる創作意欲の賜物ですし、今この時期でなければ生まれなかったアイデアでしょう。初めてだらけ故、収録は大変でした。でも、一人でこんなにいろんな声を出して喋りまくり、歌いまくることは、生の舞台ではできません。音声劇でしか表現できない世界が確かにここにあります。是非、皆様にも初めての経験を楽しんでいただけたら嬉しいです。そして、ミュージカルの新しい表現の形として、ミュージカル俳優にとっての新たな可能性として、この企画がこれからも続いていきますように……。■安倍康律コロナ禍で、安心安全に楽しめるモノは……と考え、このカタチ、ひとりぼっちょ音声劇に行き着きました。これは、ひとりの役者がひとりで何役もの登場人物を演じ分け、歌い、語る、音楽と声をお届けする劇です。この劇は想像力なくしては楽しめないモノになっておりますが、演劇は想像力を使った方が楽しめるモノだと思います。皆さん、様々な登場人物やら景色やらを思い浮かべ、クンセルポーム・クンセル塔に想いを馳せてくれることでしょう。その世界へ皆さんを誘うのが井上芳雄さんです。舞台上では決して見ることのないであろう、あんな役やこんな役の、そんな声でどんな歌⁉ 色々な想像が膨らむことと思います。皆さん、ひとりひとりの想像の中でしか見られない世界だけれど、もしかしたら、誰かと同じ景色、同じ登場人物を思い描いているかもしれません。ひとりの役者がひとりで演じるからこそ、どこまでも広がり、どこかで繋がれる。芳雄君が、ひとり歌い語る物語を、皆さんの無限の想像力で楽しんでいただければ幸いです。
2021年09月30日