昨年10月、星組の新トップコンビに就任した礼真琴と舞空瞳の本拠地お披露目となる、幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』と、Show Stars『Rayー星の光線ー』の2本立て公演が、2月7日(金)、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で開幕する。すでにふたりは昨年12月、フレンチ・ミュージカル『ロックオペラ モーツァルト』を引っさげて、大阪と東京でプレお披露目公演をおこない、高い評価を得ているが、今回は芝居、ショーともに、新トップコンビを中心とする新生星組のために書き下ろされたオリジナル作品だ。今後を占う上でも、この公演が試金石となるのは間違いないだろう。前半の芝居『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』は、宝塚の大先輩でもある謝珠栄が作・演出・振付を手がける歴史ファンタジーで、紀元前800年頃の中国大陸を舞台に、壮大で幻想的な物語が繰り広げられる。礼真琴が演じる周の新任大夫・丹礼真は、周の統治下に置かれた小国・ブンの聖地“眩耀の谷”の探索を命じられ、そこでブン族の舞姫・瞳花(舞空瞳)と出会う。タイトルはもちろん、役名にもそれぞれの芸名が織り込まれるなど、お披露目を祝う作り手の思いがあふれる作品だ。このほか、専科から星組に組替えした愛月ひかるが、礼真が崇拝する周の勇将役、礼と同期の瀬央ゆりあが、礼真を谷に導くブン族の謎の男を演じ、トップコンビをしっかりと支える。後半のショー『Rayー星の光線ー』は、中村一徳の作・演出で、星組の“新しい時代への始まり”を描く。こちらのタイトルも、光線や熱線を意味するRayと、礼真琴の礼をかけ、圧倒的な歌唱力、ダンス力で宝塚を代表するショースターでもある新トップへの大きな期待が伺われる。新トップ娘役の舞空も、抜群のダンス力に加え、歌唱力にも定評があり、Rayから連想する“礼”や“麗”をテーマに、歌と踊りをたっぷり堪能できるショーになりそうだ。3月9日(月)まで宝塚大劇場、3月27日(金)から5月3日(日)まで東京宝塚劇場で上演される。文:原田順子
2020年02月06日宝塚歌劇団宙組東京公演、『El Japon(エル ハポン)-イスパニアのサムライ-』と『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』が、本日1月3日から2月16日(日)まで東京宝塚劇場で上演される。1幕の宝塚ミュージカル・ロマン『El Japon-イスパニアのサムライ-』は、スペインに渡った日本の侍が、異国の文化に触れ、現地の人たちと交流しながら、絆を深めていく物語で、作・演出の大野拓史が、スペイン南部の町コリア・デル・リオに、日本を意味するハポンという姓の人々がいて、“サムライの末裔”を自認していることに想を得たという作品だ。主人公は、1613年、伊達政宗が派遣した慶長遣欧使節団に、支倉常長らと共に参加した仙台藩士で、夢想願流剣術の名手・蒲田治道(真風涼帆)。実在の人物だが、ここでは宝塚オリジナルのストーリーが展開する。愛する女性を守れなかったことで心に深い傷を負った治道は、使節団が滞在していたセビリア郊外のコリア・デル・リオで、夫を亡くし、女手ひとつで残された宿屋を切り盛りするカタリナ(星風まどか)、そして、アレハンドロと名乗る謎多き剣士(芹香斗亜)と出会う。凜としたカタリナの姿に、かつて愛した人の面影を見出し、彼女と過ごす日々に心の傷が癒やされていく治道だったが、やがて使節団の帰国の日が迫る。後半のショー・トゥー・クール『アクアヴィーテ!!~生命の水~』は、これまでにも『Cocktail-カクテル-』や『Sante!!~最高級ワインをあなたに~』など、お酒をテーマにしたショーを手がけてきた作・演出の藤井大介が、都会的で大人のムードあふれる宙組のために作った、ウィスキーをテーマにしたショーだ。アイリッシュやスコッチなど、いろいろな種類のウィスキーのボトルや味わいからイメージを膨らませた場面が、時にしっとりと、時に賑やかに、時にスタイリッシュに繰り広げられるが、まず幕開きから、スツールに座り、ウィスキーグラスを手にした真風がセリ上がり、物憂げにブルースを歌うという、ファンにとっては溜め息ものの演出で魅せる。ショーの中盤、客席降りしてきた出演者と一緒に、その場で踊ることができる観客参加の楽しい場面もあり、東京でも大いに盛り上がりそうだ。文:原田順子
2020年01月03日宝塚歌劇団雪組によるミュージカル『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』が、1月1日(水)、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で開幕する。この作品は、1984年に公開された映画、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の世界初のミュージカル化で、脚本・演出を手がけたのは、同劇団のヒットメーカー小池修一郎。これまでにも、『カサブランカ』や『オーシャンズ11』など、人気ハリウッド映画をミュージカル化して成功を収めた実績があり、加えてこの映画は小池自身が大ファンで、以前から舞台化を切望していたという。前評判の高さも当然だろう。物語は、ニューヨークを舞台に、禁酒法真っ盛りの1922年と、1930年から禁酒法が終わる33年まで、そして1958年と、3つの時間軸が交錯しながら進む。その中で、マンハッタンの貧民街で暮らす移民の少年たちが、暗黒街に足を踏み入れ、仲間との絆、裏切り、別れや再会を経験しながら成り上がっていく様子が、友情や恋を絡めながらドラマチックに描かれる。主人公のユダヤ系移民の二世ヌードルスには、人気と実力を兼ね備えた雪組トップスター望海風斗、彼の憧れの存在で、同じくユダヤ系移民の出身ながら、ショービジネスの世界で成功するデボラにトップ娘役の真彩希帆、やはりユダヤ系移民で、ヌードルスの親友であり最大のライバルでもあるマックスには彩風咲奈が挑む。演技力にも定評がある望海たちが、少年期、青年期、壮年期をどう演じ分けるかにも注目したい。宝塚大劇場での公演は2月3日(月)まで、その後、2月21日(金)から3月22日(日)までは東京宝塚劇場で公演が行なわれる。文:原田順子
2019年12月30日浅利演出事務所主催の『思い出を売る男』が、12月21日(土)から28日(土)まで東京・浜松町の自由劇場で上演される。昨年7月に逝去した、劇団四季創立者で演出家の浅利慶太を偲び、同劇場で4月から上演されてきた“浅利慶太追悼公演”全5作の掉尾を飾るものだ。これまでの『ユタと不思議な仲間たち』『ジーザス・クライスト=スーパースター』『エビータ』『李香蘭』と同様、浅利が劇団四季を率いて歩んできた軌跡をたどる上で、外すことはできない作品だが、前の4作と比べると趣が異なり、詩劇と呼んでもいい、言葉と音楽で綴られた美しく繊細な舞台になっている。この戯曲は、浅利や日下武史ら劇団創立メンバーが師と仰ぎ、心の支えとしてきた劇作家・加藤道夫が1951年に発表したもので、劇団四季による初演は1992年。演出の浅利ほか、照明も同じく創立メンバーの吉井澄雄が手がけ、音楽は、浅利、日下とは慶應高校時代の同窓で、共に加藤に心酔していた林光が、旗揚げ公演以来、40年ぶりに担当。劇団創立40周年記念公演の一環として、新宿のシアターサンモールで上演された。その際には、日下をはじめ、やはり創立メンバーの水島弘、井関一もキャストに名を連ねている。第2次世界大戦の爪痕が残る東京の薄暗い路地裏で、ひとりの男がサクソフォンの音色を響かせ、手回しオルゴールを鳴らしながら、“思い出”を売っていた。そこに、親を亡くした幼い花売り娘、奇抜な格好の広告屋、愛する人を戦争にとられて身を落とした街の女、故郷に恋人を残してきたG.I.の青年、明るく陽気な乞食、そして裏社会の顔役などが次々と登場しては、また去って行く。男が求めに応じて奏でる音楽で、客が束の間、幸せな思い出をよみがえらせるシーンが、悲しく美しい。辛い過去を背負いながらも、たくましく生きる人々に希望を託した作者と演出家の、優しくあたたかな視線が感じられる秀作だ。文:原田順子
2019年12月19日宝塚歌劇星組によるフレンチ・ミュージカル『ロックオペラモーツァルト』が、本日11月20日、大阪・梅田芸術劇場 メインホールで開幕する。この公演は、前トップコンビ、紅ゆずると綺咲愛里の同時退団に伴い、新たに星組トップスターに就任した礼真琴と、同じく新トップ娘役に就いた舞空瞳のプレお披露目公演で、大阪では27日(水)まで。続く12月3日(火)から15日(日)までの東京公演は、池袋にできた新劇場、東京建物ブリリアホール(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズの一環として上演される。お披露目が重なり、新トップコンビにとっては幸先のいいスタートになりそうだ。『ロックオペラモーツァルト』は、35歳で夭折した作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのドラマティックな半生を、妻のコンスタンツェや、彼の才能に嫉妬するイタリア人の宮廷楽長、アントニオ・サリエリらとの関係と絡めて描いたミュージカルで、音楽は、『太陽王』『1789』『アーサー王伝説』、そして『CASANOVA』の楽曲で宝塚ファンにはお馴染みの、ドーヴ・アチアが手がけたオリジナルのロックサウンドと、モーツァルト本人が作曲したクラシックの調べで構成されている。2009年にパリで初演された後、フランス国内ツアーやヨーロッパツアーでも大ヒットを記録し、それを受けて世界各地で上演。日本では2013年に、フィリップ・マッキンリーの演出で、山本耕史と中川晃教がモーツァルトと敵役のサリエリを日替りで交互に演じ、話題になった。今回の宝塚版では、芝居とショー、どちらの演出にも実績があるベテランで、『アーサー王伝説』の潤色・演出も手がけた石田昌也が、再びドーヴ・アチアの作品を担当する。モーツァルトを演じる礼真琴は、宝塚屈指の歌唱力に加え、抜群のリズム感とダンス力で、今、宝塚でもっとも“ロックオペラ”が似合うトップスターだろう。妻コンスタンツェの舞空瞳もダンスが得意な娘役で、世界三大悪妻のひとりと言われる女性をどう魅力的に描き出すか、注目が集まる。さらに、モーツァルトの才能を誰よりも認め、憧れ、それ故に激しく嫉妬する難役、サリエリに挑む専科の凪七瑠海も、歌唱力には定評があり、礼とのデュエットは聴き応えがありそうだ。文:原田順子
2019年11月20日原田知世が明日11月17日、東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールで「原田知世『L’Heure Bleue』リリース・ツアー2019」の公演2日目を行う。女優として人気ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)で主演を務め、注目を浴びた原田知世。彼女は歌手としても昨年末に4年半ぶりのアルバム『L’Heure Bleue』をリリース、1月に一夜限りのライブを披露していた。「原田知世『L’Heure Bleue』リリース・ツアー2019」は数多くの再演の声を受けて実現したツアーだ。演奏は原田をはじめ、ギター・伊藤ゴロー、ピアノ・佐藤浩一、ベース・鳥越啓介、ドラムス・みどりん、パーカッション・角銅真実、ヴァイオリン・伊藤彩、納富彩歌、ヴィオラ・三木章子、チェロにロビン・デュプイという豪華な布陣となっている。すでに広島公演を終え、残すところは本日と東京での千秋楽。ぜひ歌手としての原田の世界観に触れ、素敵な時間を過ごしてほしい。■公演情報「原田知世『L’Heure Bleue』リリース・ツアー2019」11月17日(日)開演17:00東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール11月19日(火)開演19:00Bunkamura オーチャードホール
2019年11月16日11月24日(日)に宝塚を退団する花組トップスター、明日海りおのサヨナラ公演、Musical『A Fairy Tale-青い薔薇の精-』とレヴューロマン『シャルム!』が、10月18日、日比谷の東京宝塚劇場で幕を開けた。宝塚創立100周年の節目に当たる2014年の就任時から、もっとも歴史ある花組のトップとして、組のみならず、宝塚全体を牽引してきた明日海が、『A Fairy Tale-青い薔薇の精-』で最後に演じるのは、薔薇の精霊。咲き誇る薔薇の中でもっとも高貴で美しく、選ばれし者を意味する“エリュ”という名を持つ彼は、可憐な少女シャーロット(華優希)と出会って心を通わせる。しかし、精霊と交流を持った人間の記憶は消さなければならない掟を破って少女と会い続け、その罪で、この世にはない青い薔薇の精として、闇と孤独の世界に閉じ込められてしまう。時は流れ、エリュがいなくなって枯れ果てた庭を再生させようと、植物研究家のハーヴィー(柚香光)が庭を訪れるが、そこへ霧の中からエリュが現われ、彼に自分とシャーロットの物語を語って聞かせる。妖しくはかなく繊細な薔薇の精エリュは、明日海の出演作を何作も手がけてきた作・演出の植田景子が、明日海りおのために書き下ろした、まさに明日海りおにしかできない役と言えるだろう。単なるフェアリーテイル(お伽噺)では終わらず、水質汚染などの環境問題も織り交ぜているところが、この演出家の作品らしい。併演のショー『シャルム!』は、明日海と組んで『宝塚幻想曲』をヒットさせた稲葉太地が作・演出を担当。芝居とは打って変わり、男役明日海りおの17年間の集大成として、スーツ、軍服、黒燕尾などに身を包み、時に熱く激しく、時にクールで端正に、時に危険な香りさえ漂う、さまざまな明日海の魅力を堪能することができる。中でも、ANJU(元花組トップ安寿ミラ)振付の黒燕尾の群舞から、明日海が次期トップスターに決まっている柚香光の背中をそっと押して歩き出させるシーン、その後の明日海のソロナンバー「CHE SARA(ケ・サラ)」までの一連の流れは感動的だ。宝塚歌劇花組公演 三井住友VISAカード シアター Musical『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』、三井住友VISAカード シアター レヴューロマン『シャルム!』は11月24日まで東京宝塚劇場で上演。文:原田順子
2019年10月19日宝塚歌劇団月組が、オーストリアで大ヒットしたミュージカルを、『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』と題して日本初演する。公演は、兵庫・宝塚大劇場が10月4日(金)~11月11日(月)、東京宝塚劇場は11月29日(金)~12月28日(土)。この作品は、『エリザベート』『モーツァルト!』『ダンス オブ ヴァンパイア』などで知られるウィーン劇場協会の制作で、オーストリアの国民的シンガーソングライター、ラインハルト・フェンドリッヒの名曲の数々に乗せ、「故郷」「家族」をテーマにした物語が描かれる、いわゆるカタログミュージカルだ。どんな作品になるのか、日本版潤色・演出の齋藤吉正に聞いた。「『I AM FROM AUSTRIA』は、ウィーン・オペレッタにルーツを持つ『エリザベート』などのウィーン・ミュージカルとは性格が違い、むしろブロードウェイ・ミュージカルに近いですね。まずフェンドリッヒさんという、日本で言うと谷村新司さんや桑田佳祐さんのような、オーストリア人なら誰もが口ずさめる曲を書いてきたミュージシャンの楽曲ありきで作られていて、それが物語とうまく融合しているなというのが第一印象でした」特にタイトルにもなっている「I AM FROM AUSTRIA」は、第2の国歌と言われるほど、オーストリア人にとっては特別で、「前奏を聴いただけで涙してしまうような曲」なのだという。「オーストリアをはじめ、ドイツ語圏の国々は、他国に侵略されて国が変わってしまうという負の歴史を抱えてきましたが、この曲には、それに対する強い思いや、立ち向う勇気が秘められています。そんなオーストリアという国のもろさ、そして希望、夢という壮大なメッセージを、若いふたりの恋愛と成長物語にどうやってリンクさせるか、頭では理解できていても、センテンスにするのはとても難しい作業でした」この、美しくも強いメッセージ性をはらんだナンバーを太い幹にして描かれた『I AM FROM AUSTRIA』に、齋藤は、「故郷は甘き調べ」という邦題を付けた。話の中でも、繰り返し口にしたのが、“故郷イコール家族”という言葉だ。「珠城りょうが演じる主人公のジョージはホテルの御曹司で、古い老舗ホテルを自分なりに改革したいと思っていますが、伝統を重んじる家族と距離ができてしまいます。美園さくらが演じる女優のエマ・カーターも、オーストリアを飛び出し、ハリウッドで活躍する中で、“FROM AUSTRIA”というルーツを忘れかけている。このふたりが出会い、自分探しと成長の末に、家族、故郷に帰って行く。そこで故郷イコール家族というエンディングにたどり着けたらいいなと思っています。この“甘い調べ”には、音楽の都ウィーンを舞台にした物語という意味も込めました」主演コンビの他、怪我による休演から復帰した月城かなとが、エマのマネージャーで、ひとりで怒っては笑う、「ちょっと劇画チックな役」に挑み、鳳月杏が、倦怠期を迎えて妻から浮気を疑われるジョージの父を、海乃美月が、女社長で夫を尻に敷く気丈な母を演じる。そんなストーリーに絡むアルゼンチン代表のサッカー選手役は暁千星。個性的な登場人物たちが、若い男女の恋愛物語だけでなく、夫婦愛などさまざまな愛を描いていく。「ウィーン版は役が少なく、話の辻褄を合わせたり、流れをわかりやすくするためもあり、アンサンブルなど、可能な範囲で宝塚版オリジナルの役や場面を作っています」「故郷」「家族」という、どの国にも、どの時代にも通じる普遍的なテーマを扱いながら、「スマホを使ったり、ツイッターで情報が拡散したりという、ごく最近の出来事を反映しながら物語が展開する」のも面白い。宝塚ファンならずとも共感できる部分も多いだろう。しかし、そこはファンの好みを知り尽くした座付演出家らしく、華麗なレビューシーンもたっぷり用意されているようだ。もちろん宝塚ならではのフィナーレもつく。「美術や衣裳はウィーン版とまったく違うものになります。宝塚のお客様は華やかな舞台がお好きですし、出演者の人数が多いので、オリジナル以上に華やかで賑やかなナンバーを作りたいですね。映像を駆使するのが最近のミュージカルの主流ですが、宝塚歌劇105年の伝統の中で培われてきた書き割りの世界観は、やはりお客様が安心できる部分だと思うので、LEDにもトライしつつ、吊り物のチェンジ、盆やセリで、いかに流麗にシーンチェンジしていくかを考えながら、宝塚らしい楽しい演出を心がけたいと思っています」齋藤は、最近の宝塚にはあまり見られなくなった、芝居とショーの両方を手がける演出家だ。華やかなレビューシーンが見せ場の本作の演出は、まさにうってつけと言える。「究極の便利屋になれたらいいなと。プロ野球で言ったら、エースではないけれど、ブルペンで肩を作っていつでも出られるようにしておくのが、宝塚のなかでの僕の役割だと思っているので、そのためにもいつも自己啓発しておきたいですね」この公演でも、試合を勝利に導く最強のクローザーになってくれそうだ。取材・文:原田順子宝塚歌劇月組日本オーストリア友好150周年記念UCCミュージカル『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』10月4日(金)~11月11日(月)宝塚大劇場11月29日(金)~12月28日(土)東京宝塚劇場
2019年09月11日歌手で女優の原田知世(51)が9月8日にインスタグラムを更新した。《「あなたの番です」毎週楽しみに観て下さった皆さま、本当にありがとうございました》とつづり、ダブル主演の田中圭(35)とウエディングドレス姿で写真を投稿した。ドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)は、半年間連続で2クール放送された壮大なミステリー。最終回の平均視聴率は19.4%を記録した。その人気ぶりのあまりTwitterでは、《あな番ロスすぎて今週の日曜の夜もテレビ付けちゃいそう笑 終わった感覚がない》《ツイッターであなたの番です考察を見る癖が治りませーん!》といった「あな番ロス」を訴える声が。さらに、女優・原田知世への賛辞もこう上がっている。《あなたの番ですが終わって悲しいのは田中圭が見れなくなるからでも横浜流星が見れなくなるからでもない 原田知世ロスなのです》《田中圭さん、原田知世さんの演技が凄まじかった。 ちょっと演技に見えない。役に入り込むというより、翔太と菜奈として全身全霊で生きていると言った方がしっくりくるなぁ ミステリーとしても面白かったけど、演技の凄みを魅せて頂いたドラマでした。役者さんって凄い!》原田にとって「あな番」は、16年ぶりの民放連ドラ出演作となる。さらに「あな番」は2クールにわたって放送されるため、“飽きられる”という懸念材料もあった。原田が出演を決断する陰に、昨年の朝ドラ「半分、青い。」(NHK総合)の影響が大きかったようだ。「原田さんは佐藤健(30)さん演じる“律”の母役。61歳で死んでしまう和子役は視聴者からも好評でした。原田さん自身も和子役に引き込まれていたようです。“和子役を自分自身に当てはめてみて、あと10年しか生きられないとしたらどうするか。真剣に生きることを考えるようになった”と聞いています」(原田の仕事関係者)「61歳」は役柄だけでなく、原田にとって大きな意味を持つ年齢だ。「原田さんには10歳離れたお兄さんがいたのですが、彼は07年に亡くなりました。もし生きていれば今年61歳。“人生、何があるかわからない。兄の人生と自分の役柄を重ねて、この10年は仕事に生きよう”と改めて決心。還暦に向かって邁進するよう努めているようです」(原田の知人)原田は今年4月に、同ドラマへの抜擢を受けて日刊スポーツ紙に語っていた。「新しい作品に入ったらこれまでのキャリアは関係ない。ゼロから始める気持ち。緊張もたくさんしたいけど、緊張しても何にもならない」と話し、「いい緊張はすべきだけど、体や心が疲れるだけの緊張はしてはいけない。日々、自分に『頑張れ頑張れ』と言い聞かせています」と明かしていた。撮影中は2期連続ドラマの主演という大役を全うするために、体力作りに余念がなかった。そのいっぽうで“安らぎ”も大切にしていたようだ。「アンティグラビティというハンモックを使ったエクササイズで体幹を鍛えて、身体づくりをしていました。いっぽうで気分転換に友人と陶芸教室に行ってお皿を焼いたり、近所に住むお姉さんと過ごしたり。気の置けない仲間たちと楽しいひと時を過ごすことで、ちょうどいい息抜きになっていたみたいです」(音楽関係者)視聴率絶好調のまま、“緊張と弛緩”で2クールを完走した原田。その奮闘の陰には、プライベートでドラマ以上のドラマがあった――。
2019年09月09日明るく元気なイメージとは裏腹に、独特の穏やかなキャラで周りを和ませる原田泰造さん。そんな彼が熱くなるのがサウナとテレビのこと。止まらない、熱い愛を語ります!サウナを出て休憩しているおじさんを見て、“大人だな”って憧れていました。口を大きくあけた笑顔や共演者とはしゃぐ姿など、テレビでは、にぎやかなイメージのある原田泰造さん。でも、取材場所に現れたのは、ほんわかとした雰囲気を漂わせた、穏やかで優しそうな大人の男性。カメラマンの「カッコいいですね~」という言葉に照れ笑いしながら、「ありがとうございます」と返す姿が印象的だ。そんな原田さんが、「普段の俺と変わらない役です」と話すのは、ドラマ『サ道』の主人公・ナカタアツロウ。伝説のサウナー(サウナ好きのこと)を追って、全国を旅する男である。――原田さん自身、無類のサウナ好きだと伺いました。ドラマの原作であるタナカカツキさんの漫画『サ道』はご存じでしたか?原田:サウナに行くとタナカさんの漫画のポスターが貼ってあって。よく目にしていたし、実際に漫画を読んでサウナの入り方が変わりました。それまではサウナ水風呂サウナ水風呂、だったのが、途中で休むことを取り入れるようになった。だから、オファーが来た時は嬉しかった~。まず、『サ道』がドラマになること自体が嬉しかったし、それに出られることも嬉しかった。撮っているあいだも、いろいろなサウナ施設に行けて嬉しかったし、プレッシャーとかを感じる前に、嬉しかった!――気持ちが伝わってきました(笑)。自分と同じサウナ好きの役は、いかがでしたか?原田:漫画のキャラクターに近づけようと思えば思うほど、あんまりいつもの俺と変わらないなと。役作りとかはなく、普段のままです。――そんな普段の原田さんは、どんな人なのでしょうか。原田:とにかく、しゃべらない。サウナと映画館に行って、あとは家で引きこもっている感じです。だから、会話をするチャンスがないですね。家にいても、奥さんの話をずっと聞いてる感じだし。しゃべるより、人の話を聞くほうが面白いの。多分、自分が無だからだと思う。思想とか何も持っていないし。ワイドショーのコメンテーターがいろいろしゃべっているのを見ると、すごいなって思うよ。――観た映画のことを話したりもしないですか?原田:別に話さなくていいの。どうやら、共感するポイントが人と違うみたいで。口コミを見て、あまり評価がよくない作品に迷いながら行くと、すごく面白かったりするからね。なんであんなにボロクソ言うんだろうなって思うよ。――原田さんの思うサウナの魅力とは、どんなところでしょう。原田:毎日、思っていることだけど、体を温めて、汗をかいて、体を冷やして休むっていうのが、ただただ気持ちいい。運動して汗をかいて、シャワーを浴びるのが気持ちいいのと同じ。服を着て汗をかくと不快だけど、裸だから最高です。――実は私、サウナが得意ではなく…。熱い場所が苦手なんです。原田:あ、(名倉)潤ちゃんと一緒!「ミイラになる」って言うんだよね(笑)。20歳の頃、地元のサウナに行ったのが始まりだったかな。でも、当時は、サウナ上がりに休憩室でごはんを食べながらテレビを見ているおじさんに憧れて行っていた部分が大きいと思う。“タバコを吸ってみたい”“お酒を飲んでみたい”と同じ感覚で、行ったことのない場所に行くのが楽しかった。大人になった気がしたね。――作中、サウナで究極のリラックス状態を味わうことを表現した「ととのう」という言葉が登場しますが、ご経験はありますか?原田:多分、これだろうなというのはあるけど、漫画のように「ととのったー!」というパキーンとしたものじゃなく、俺のはウニョ~ンって感じ。ドラマでは、ドゥオ~ンという感じに表現されていて、そのほうが近いかな。きっと、人それぞれ違うんだろうね。――今作は、共演者にもサウナ好きの方が多かったそうですね。原田:偶然さん役の三宅(弘城)さんとは、以前、本当に偶然、サウナで会ったことがあって。撮影中、“前も同じことがあったな~”って思っていました。しかも、その日の撮影後に行ったサウナでも、偶然会ったからね(笑)。地方でのロケ終わりには、スタッフさんも含め、みんなとサウナで会って、みんなで熱波を浴びて、すごく楽しかった。――その時、みなさんで話したりしますか?原田:すっごい熱いから、しゃべれないの。“何が楽しいんだろう?”って思うくらい熱い(笑)。俺は目を開けて、熱波を感じてます。男同士は無言が多いかもね。杉並区にある「秀の湯」ってところは、おじさん同士がよくしゃべってるんだけど、それは珍しいと思う。そう、一昨日、笹塚にあるサウナに行ったら、俺が入った時は浴場に3人いるだけでサウナには誰もいなかったの。なのに、体を温めて、水風呂に入って外気浴をして、もう1セット行こうとサウナに入ったら、まさかの満室。この怖さわかる?夜中の0時過ぎてるんだよ!?で、少し席をズレてもらって、人がいっぱいいる中で汗をかく。たまに肌が当たってヌルンとして、「すいません」と言ったり…。その世界は、不思議だけど面白いよ。――サウナといえばフィンランドが有名です。原田:行ってみたいけど、ちょっと怖いかな。小屋みたいなサウナに入って、湖に飛び込んだりするから、おっかない。水中に生き物がいたりしたら、嫌じゃない?(笑)はらだ・たいぞう1970年3月24日生まれ、東京都出身。1993年にネプチューンを結成。『しゃべくり007』『ネプリーグ』などに出演。また、『アウトレイジ 最終章』(2017年)などの映画や、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(‘10年)、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(’13年)に出演するなど、俳優としても活躍中。全国のサウナー必読の同名漫画(講談社モーニングKC刊)が原作のドラマ『サ道』。原田さん演じる主人公のナカタアツロウ、中年サラリーマンの偶然さん(三宅弘城)、経営コンサルタントのイケメン蒸し男(磯村勇斗)というレギュラーメンバー3名のサウナトークで物語が展開。毎週金曜深夜0:52~、テレビ東京ほか。※『anan』2019年8月7日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年08月02日5月末に女性ファンとの不倫を報じられ会見で謝罪した俳優の原田龍二(48)が7月4日、フジテレビ系「アウト×デラックス」に出演した。この日の放送は蒼井優(33)と結婚した南海キャンディーズの山里亮太(42)、義理の妹でタレントの松本明子(53)らと“アウト流謝罪会見”を行うというもの。マツコ・デラックス(46)や女性芸能リポーター陣から散々追及されるなか、“先制攻撃”をしかけたのは進行役のナインティナイン・矢部浩之(47)。不倫発覚前、原田に『女性の扱い方が雑でアウト』という内容のオファーをしていたと明かしたのだ。愛車で女性との行為をわずか10分で済ませて帰らせていたことが報じられていた原田。5月31日に行われた謝罪会見とは違い、今回の番組では“車中10分不倫”に質問が集中。原田はタジタジで、それでも「不徳の致すところです」と猛省していた。そんな原田だが、思いのほか仕事への影響は最小限にとどまったようだ。そこには理由があった。「本来なら、不倫騒動によって仕事が激減してもおかしくなかったでしょう。しかし不倫が報じられた翌週に山里さんと蒼井さんが結婚会見を開いたのです。その数日後には吉本芸人たちの闇営業問題が発覚。2つのスクープに対する世間の関心はかなり高く、原田の不倫はすっかり“過去のもの”となってしまいました。ある意味、“救われた”かっこうになりました」(芸能記者)とはいえ原田は今後も、出演番組で共演者たちからイジられる日々が続きそうだ。
2019年07月05日女優の藤原紀香が7日、オフィシャルブログを通じ、主演舞台『サザエさん』で共演予定だった俳優・原田龍二が降板したことについて、一部報道を「フェイクニュース」として完全否定した。原田は、5月30日発売の『週刊文春』で自家用4WD車内での不倫が報じられたことを受け、会見を開いて謝罪。『サザエさん』主催のフジテレビジョンと明治座は、原田に代わって葛山信吾がマスオ役を務めることを報告し、「主催者として作品と役柄の持つイメージにそぐわないと判断し、所属事務所と協議の上」で降板を決定したという。藤原は「お伝えしたいこと」と題した7日のブログで、「この度の一連のことで原田龍二さんが降板となってしまいしたが、ある報道で、私が原田さんとはもうお芝居をしたくないとか、そのことで降板させたというような、事実ではない内容のことが書かれており、とても悲しく、残念に思いました」と落胆。「フェイクニュースが溢れている世の中、普段は面白おかしく嘘を9割書かれていても、これまで自身は、あはは と受け流していましたが、今回の件は心無い憶測の記事で、人を傷つけることになりかねないと感じたので、私の気持ちをここで伝えさせていただきます」と記事投稿の真意を伝えた。その上で、「まことしやかに書かれた憶測でしかない私の言葉や行動を、原田さんやご家族、ファンの方が目にしたらどんなに不快な気持ちになるか…共演者の感情で、人の進退を左右することはあってはならないことだと思いますし、もし私が本人なら、少なからずこの状況のなかそうなんだ…と信じてしまうかもしれません」とし、「事実、原田さんとは初めての共演で、発表された時からお芝居を合わせることが楽しみでなりませんでした。一連のニュースを知り、このままマスオさんが続投できるのか、いったいどうなるのかと、日々不安で、心が騒いでいましたが、役者側は 決定を待つしかありません。主催者側から降板の連絡があった時、これまでマスオさんは原田さんだといろんなイメージもしていましたし、心に穴が空いたような感じでした…」と吐露する。「その数日後、葛山信吾さんがマスオさんに決定したと聞いて、以前の楽しかった夫婦役のことを思い出し、とてもご縁を感じましたし、また舞台に向けて、よし頑張ろう!!!と気持ちを新たにしました」と現在の心境を正直につづる藤原。「こんな次第なので、これ以上、無責任で心がない残念なニュースが流れることのないよう、よろしくお願いします」と呼びかけ、「原田さんとはまたご一緒できる機会があればと思っております」「人生いろいろです」「私もがんばります」と結んでいる。藤原がブログを開設しているアメブロには、記事内にハッシュタグを付けることができ、藤原は「#藤原紀香」「#サザエさん」「#マスオさん」「#秘密の奥さん」「#共演者」のほか、「#残念なニュース」「#フェイクニュース」と追記し、ここでも強い否定の意志を表明している。
2019年06月07日俳優の原田龍二が5日、自身が水曜パーソナリティを務めるニッポン放送『DAYS』(毎週月曜~木曜 13:00~16:00)で、不倫騒動を謝罪した。5月30日発売の『週刊文春』で自家用4WD車内での不倫が報じられた原田。番組冒頭、「聞いてくださっている皆さま、スポンサーをはじめ関係各所の皆様、この度は僕自身の、本当に軽率な行動によって、多大なご心配ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ありませんでした」と声を震わせながら謝罪。続けて「僕の思いを少しでもお伝えできたらと思います」とあいさつした。番組パートナーの東島衣里アナは「たまったもんじゃないですよ、原田さん! 泣いてるんじゃないですよ! この気まずさ、どうします?」と原田に振り、「たしかにアウトだと思いました。擁護はしません」とした。その上で、「ただ、番組のチームの1人として、言葉が適切かどうかわかりませんけど、心配の気持ちがあったのも正直なところです」と伝えた。原田は5月31日の記者会見の後、自宅に帰ったといい、「妻と子どもに『本当に申し訳なかった』と謝ったんですが、妻は『一生許さない』と。その前に、メールのやり取りで息子から『お母さんを悲しませるなんて、僕は絶対に許さない』と」と振り返った。続けて「今まで一生懸命して…一生懸命仕事するお父さんを……見てて尊敬してたのに。僕は許さないという怒りのメールをもらって」と涙で途切れながら話した。そして「言葉で言うのは簡単なので、妻と子どもには、これからのお父さんの行動を見ててくれということを伝えました」と明かした。
2019年06月05日「帰ってくれ!」そんな怒号が響きわたった。不倫騒動の渦中にある原田龍二(48)の実父だ。さいたま市内にある古民家カフェ。看板には「原田龍二の父の店」と誇らしげに書かれている。記者が声をかけると、奥のカウンター越しに実父が不機嫌そうな声で「何ですか」と答えた。そこで「原田さんの件でお話をうかがいたいのですが……」と伝えたところ、冒頭のように激高。そこには、自慢の息子に対する憤りがあふれているようだった――。『週刊文春』6月6日号で複数の女性ファンとの不倫が報じられた原田。記事によると、彼はインスタグラムを通じて女性ファンと接触。呼び出した女性を愛車で駅まで迎えに行くと、そのまま近くの公園に直行。ライトやエンジンを消し、車内で事に及んでいたという。そして行為を10分ほどで終えると、すぐに女性を駅まで送って別れたというのだ。原田はこうしたマイカー内での不倫を、別のファンとも行っていたという。記事では“車内で何をしていたのか”という直撃取材に対して、彼は「……してはいけないことです」と不倫の事実を認めていた。すると、彼がとった“女性への雑な扱い”に世間から批判が殺到。原田は5月31日、会見を開くことになった。会見の冒頭で深々と頭を下げ謝罪した原田。そして続けて「妻と2人の子供につらい思いをさせたこと、深く反省しております」と語っていた。「原田さんと奥さま(45)が結婚したのは、01年のこと。翌年には長男(16)が生まれ、06年に長女(13)が誕生しました。奥さまは元女優で、10年間もの交際を経てゴールインしました。彼は、そんな昔から支え続けてくれた“糟糠の妻”を裏切っていたのです」(芸能関係者)子供たちはあきれ顔のようで、原田は「息子からは『ママにこんな悲しい思いをさせて許さない』というメールが来ました。娘からは『何やってんの?』と……」と情けなさそうに語った。ただいっぽうで、妻から「原田、アウト!」と冗談まじりに言われたとも告白。そして「励ましのつもりだったのかわかりませんが……」と妻への感謝を口にしていた。だが妻が許してくれたとはいえ、決して円満解決したわけではない。記者会見の前、原田は家族会議を開いていたという。参加者は原田夫妻、そして実弟で俳優の本宮泰風(47)と妻でタレントの松本明子(53)。そして原田の実母の5人だ。「原田さんの謝罪に対して本宮さんと松本さんは『大丈夫』と言ってくれたのですが、お母さんは泣き崩れたそうです。お母さんは原田さんを幼いころから塾に通わせるなどしてきた教育熱心な方。その息子が世間を騒がせたことに心を痛めているのでしょう」(前出・芸能関係者)そんな実母を泣かせた原田に怒りをあらわにしたのが、冒頭の実父だった。そこには、“理由”があったという。「原田さんのお父さんは厳格な人です。男として曲がったことが大嫌いな、昔かたぎの“鬼父”でした。そんなお父さんは原田さんに1つの“家訓”を言い聞かせてきました。それは『人に迷惑をかけるな』というものです。しかし原田さんは今回、周囲の人たちに多大なる迷惑をかけてしまいました。そのことが、どうしても許せなかったようです。ふだんはお店でも、原田さんのことをうれしそうに話すこともあったといいます。しかし騒動以降、お父さんはふさぎ込んでしまっているとも聞きました」(別の芸能関係者)実際、記者が質問しても「話すことはない!」と言う父。そこで最後に「家族会議が行われたそうですね?」と聞いてみたところ、しかめっ面になって「帰れ!」と怒鳴ったのだ。店の看板で宣言するほど息子を誇らしく思っていた父。だからこそ今回の失態には、ことさら“裏切られた”という思いが大きいようだった――。
2019年06月04日発売中の「週刊文春」(文芸春秋)でファン女性2人との愛車内での不倫を報じられた俳優の原田龍二(48)が5月31日、TOKYO MXの情報番組「5時に夢中!」生出演後に会見を行い謝罪した。会見の冒頭に原田は神妙な面持ちでスポンサーやファン、さらには妻と2人の子どもに頭を下げて謝罪。記事の内容をほぼ認め、ファンを“ナンパ”したインスタグラムのアカウントを削除したことを報告した。“裸芸”でブレークしたが、結婚前の浮気歴も明かすなど包み隠さず報道陣の質問に答えた。「会見前、所属事務所の社長は『質問がなくなるまでやります』と宣言。もう失うものはないまさに“裸一貫”の心境で会見に臨んだだけに、『性欲は強いのか』と聞かれても『強いです』と即答。さらに『車内での行為は好きか』という質問にやや動揺したものの、『大好きではありません』と答えていました」(取材した記者)これまで多くの芸能人による不倫スキャンダルが報じられてきたが、不貞行為を行う場所はシティホテルなどが多かった。だが、原田は車内での不倫。その理由が気になるところだったが……。「原田さんは会見で『不倫相手に好意はなかった。食事をしたことも、プレゼントをあげたことも、車外で会ったこともなかった』と明かしていました。その理由について『妻にスケジュールを抑えられ、財布のヒモを握られていた。だからデートや遠出は難しかった』と語っていました」(前出・取材した記者)「こんなバカな僕にお仕事をいただけるなら全力でやります」と誓った原田。今後は“恐妻家キャラ”になりそうだ。
2019年05月31日俳優の原田龍二(48)の不倫を、5月29日に「文春オンライン」が報じた。また30日発売の「週刊文春」でも詳細が伝えられている。記事によると原田は郊外のスポーツ公園の脇道にマイカーを駐車し、数名のファン女性と不倫を重ねていたという。またロケ先の地方で関係を持った女性も。相手の女性たちとはイベントやSNSのメッセージ機能でつながったという。この報道を受けて原田のもとには取材が殺到。所属事務所は不倫を認めたうえで、「31日に記者会見でお話します」と回答している。原田はドラマ『水戸黄門』の5代目助さん役や情報番組のMCなどを務め、正統派俳優としてお茶の間に知られている。今回の報道について、ネット上では落胆の声が上がった。《さわやかで良いイメージの素敵な役者さんが不倫や、不貞行為ですか…残念ですね…》《真面目な人だと思っていただけに残念な感じだ》そんな原田、昨年10月にはセクシー写真集をデジタル出版していた。写真集のテーマは「原田龍二と不倫旅行をしている気持になれる」という、まさかの内容!一糸まとわぬバックヌード姿や、はだけた浴衣でカメラを構えるプライベートフォト風写真もある。また同年11月15日発売の「アサヒ芸能」ではテリー伊藤と対談。子育て話の直後、浮気を認める驚きの発言も飛び出していた。対談中盤で「子供がよく行く近所の公園を掃除している」と“良き父”らしく語りだした原田。しかしテリーから「浮気なんてのは…」といじられると、「あー、します、します。全然経験ありますよ」と堂々の浮気宣言。テリーから「ちょっとちょっと」と突っ込みを受けても、「いや、でも、するものなんですね。僕は神でも仏でもないので」と開き直っている。「あ、でも昔の話ですし、『愛人を作った』みたいな、そういう話でもないんですけどね。信頼のおける、危険じゃない女性と1回きりみたいな感じです」と補足していた原田。テレビ番組から受ける印象とは違う顔を持っていたようだ。
2019年05月31日世間のムードが騒がしいなか、あるスクープが舞い込んで来ました。俳優の原田龍二さん(48)が複数のファン女性と車中不倫を繰り返していたと、週刊文春によって報じられました。原田さんといえば01年に結婚し、現在は二児の父親。爽やかで品行方正なイメージですが、16年に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)の年末特番「絶対に笑ってはいけない科学博士24時」に出演。その際にアキラ100%と丸腰刑事姿で登場するなどしてイメージを覆し、話題を集めました。最近ではそのギャップに注目が集まっていたわけですが、今回は私生活の“丸腰ぶり”が明らかに。多くの波紋を呼んでいます。■“車中不倫”という雑さ100%の不倫「まだ普通の不倫だったら良いものを……」と落胆と失笑の声が聞こえる今回の不倫。現場は原田さんのマイカー内で起きました。記事によると原田さんはファン女性をマイカーに乗せ、郊外のスポーツ公園に停車。そこで行為に及んでいたといいます。所要時間はわずか10分たらずというから、驚きです。他にも地方ロケで別の女性と関係を持つなど、“雑さ100%”不倫を繰り返していたそうです。女性たちからも露骨な扱いへの嫌悪感が集まっていた今回。不倫のイメージダウンも去ることながら、爽やかなイメージとは真逆の行為によって“人としての冷たさ”までも露呈することとなりました。■原田龍二のイメージやいかに!?・ファン女性に手を出す・ホテルに行かずに車で済ます・かける時間はわずか10分どこを切り取っても雑さしか感じない今回の不倫。謝罪会見が開かれるようですが、今後の彼のキャラクターにどう影響するか考えてみましょう。まず意外なブレイクのきっかけとなった年末の“ガキ使”では、どのような禊が行われるのが注目です。“アパ不倫”でお馴染みの袴田吉彦さん(45)との共演なのか。クズ男として本音を“ポロリ”するのか。何かしらの笑いに変えてくるのかなあという気もしています。ただ個人的な意見としては、今回の不倫は笑えない要素も多々あります。それは「雑に扱っていた」という事実は不貞だろうが普通の恋愛だろうが、許せない女性が多いのではないかという点です。少なくとも筆者はそんな毎回車で、それも10分で行為を済ませて帰すような男は受けつけられません。時間もお金も労力もいとわないのは、雑というよりクズのすること。だからこそこれからどうリカバーするのか、個人的には「キツいなあ」と思えてならないのです。(文・イラスト:おおしまりえ)
2019年05月30日実力派声優の森川智之と竹内順子が、シリーズ最新作『トイ・ストーリー4』に登場する“新たなおもちゃ”に声をあてることが決定。併せて、日本版声優陣8名からコメント、さらに日本版本予告映像も到着した。新しいおもちゃが参加!今回明らかになった森川さんが声をあてるのは、バイクスタントのおもちゃ、デューク・カブーン。明るくお調子者のように見えるが、実はかつて持ち主だった子どもとの過去にトラウマを抱えているというキャラクターだ。そして竹内さんは、ボー・ピープの相棒でボーの過去を知るシリーズ最小のおもちゃ、勝ち気な婦人警官ギグルの声を担当する。森川智之「はやく皆さんに観てもらいたい」オリジナル版ではキアヌ・リーブスが声を担当しているデューク。『マトリックス』シリーズなど数多くの作品でキアヌの吹き替えを担当してきた森川さんは「とても強烈な個性を放っております。アフレコも終始笑いの絶えない楽しいものでした。はやく皆さんに観てもらいたいです!」と自身の役について語る。竹内順子「マスコット的存在なのかと思いきや…」また竹内さんも「とてもとても小さく、お人形のボーの肩にちょこんと乗っているのが印象的です。小さいギグルなのでマスコット的存在なのかと思いきや、ボーとは相棒のような関係です。そこがまた意外性があって可愛らしい」と演じるおもちゃをアピールした。お馴染みキャラ続々! 日本版予告到着また到着した日本版予告編では、ウッディやバズをはじめ、シリーズ2作目以来の再登場となるボー・ピープ、フォーキー、ダッキー&バニー、ジェシー、レックス、ポテドヘッド夫妻などなど、新しいおもちゃやシリーズお馴染みのおもちゃたちがたくさん登場するワクワクする映像に仕上がっている。しかし、ワクワクだけじゃない、ドラマティックな結末も予感させる場面も。フォーキーが逃げ出したことでウッディたちの新たな冒険が始まり、ボーとの運命的な再会も果たすウッディ。おもちゃたちの現在の持ち主ボニーを大事に想い、「ボニーに必要なのは俺じゃない」と語ったり、ボーが「子ども部屋の外にも世界は広がっている。あなたが輝ける場所はここかもしれない」と、ウッディの今後を匂わせる意味深な発言も飛び出している。「今回も期待を裏切りません」お馴染みキャラ担当声優からコメントさらに今回、すでに続投が決定している日下由美、三ツ矢雄二、辻萬長、松金よね子。そして、レジェンドからキャラクターを引き継いだ辻親八、咲野俊介からも作品愛溢れるコメントが到着した。日下由美(ジェシー役)おもちゃにも人間にも必ず訪れる出会いと別れ…。トイ・ストーリーのおもちゃ達は老いることはないけれど、何度も出会いと別れを経験して、確実にみんな成長している。ジェシーも健気でたくましい。そんな姿に私は励まされています。この映画を観る方にも感動と勇気を早く味わっていただきたいです。三ツ矢雄二(レックス役)恐竜なのに、気弱で優しいレックスが大好きです。サイズもおもちゃサイズで可愛いし、甘えっ子っぽいところも気にいっています。事件が起きると、すぐパニックになるところが玉に瑕ですけどね…でもやっぱりかわいい!笑えて泣けるトイ・ストーリーも第4作目を迎えることになりました。今回も、ハラハラドキドキしながら、おもちゃの友情と子供たちに対する愛情を感じていただけたらなぁと思います。見終わった後、ほっこりとした気分になれるトイ・ストーリー。今回も期待を裏切りません。ぜひご覧になってください。咲野俊介(ハム役)愛らしいブタの貯金箱から発せられる、ちょっと毒のある気だるそうな台詞…初めて『トイ・ストーリー』を観たとき、大塚周夫さんの一見意外な配役と、演技の妙に感動しました。皮肉屋だけど小心者、そんなハムの魅力を、私なりに引き継ぐ事が出来ればいいなと思っています。前作の最後でボニーの家に来ることになったおもちゃ達、新作ではただただボニーと楽しく遊んで暮らす毎日の描写に…なるわけありませんよね?大冒険を期待しています!辻親八(スリンキー役)『トイ・ストーリー』に出演出来るなんてまさに青天の霹靂です。すでに公開されている特報を収録した時に、この作品に出るのだと改めて実感しました。今回シリーズ4作目になる訳ですが、1作目から出演されていた方々とはぐれないように、と過去作品で勉強しているうちについ楽しんでしまいました。今回も観た方に楽しんでいただける作品になるようにスリンキー頑張ります。辻萬長(ミスター・ポテトヘッド役)おもちゃたちの中では一番年上。仲間を好きだからこそ、時に言わなくてもいいようなことを、ボソッと言っては、みんなの顰蹙を買う、一言居士のポテトヘッド。でも、憎めないあの風貌。時として非協力的に見えるけど、みんなへの愛は強く感じる魅力あるおじさん。いいなあ。『トイ・ストーリー4』では、前作同様に、あの愉快な集団が、それぞれの意見を戦わしつつも、最後は一体となって行動し、活躍する時の快感がまたあるといいなあ。松金よね子(ミセス・ポテトヘッド役)今回も新しい仲間が加わって、ウッディとおもちゃ達のハラハラドキドキの冒険が始まります。どんなときも諦めないこと、信じること、そして精いっぱい生きることの大切さを教えてくれる『トイ・ストーリー4』お楽しみ!ミセス・ポテトヘッドも出ていますよォ。『トイ・ストーリー4』は7月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:トイ・ストーリー4 2019年7月12日より全国にて公開©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2019年05月09日秋元康企画・原案、原田知世と田中圭のW主演で2クールにわたり放送中の「あなたの番です」。5月5日にオンエアされた第4話では原田さん演じる菜奈の“衝撃の真実”が明かされ、視聴者から「まさかの展開すぎ」「間違いなく今期No.1」などの声が殺到中だ。原田さん演じる手塚菜奈と田中さん演じる手塚翔太の“年の差新婚夫婦”が都内のとあるマンションに引っ越してくる。入居早々住民会に参加した菜奈はそこでひょんなことからはじまった“交換殺人”ゲームに加わってしまうことに。その後管理人が転落死、さらに住人の藤井(片桐仁)が殺人ゲームで書いた医師がバラバラ死体で発見され、藤井の元には“あなたの番です”という手紙が送られてくる。さらに近所のブータン料理屋の店主が爆発事故で亡くなる…という展開。原田さん、田中さんの他、元「乃木坂46」西野七瀬、木村多江、生瀬勝久、三倉佳奈、片桐さん、真飛聖、田中要次、大友花恋、袴田吉彦らがマンションの住人として、さらに事件を追う刑事役で浅香航大、ある秘密を持った存在として野間口徹も出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は中国人留学生のシンイー(金澤美穂)のバイト先の店長が死亡、シンイーの元に「あなたの番です」と書かれた包丁が送られ、シンイーは今度は自分が殺さなければいけないのかと怯える。そんななか定例の住民会が開かれ、お互いが疑心暗鬼になるなか浮田(田中要次)は、この混乱に乗じて美里(峯村リエ)が姑の幸子(大方斐紗子)を殺すのではないか?と言い出す。しかし実際に殺されたのは美里とその夫だった…というのが今回のストーリー。今回も「見たあと怖いんだよね」「毎回終わる10分前ぐらいから怖い」などの声が相次ぐなか、終盤、ホラー展開以上の衝撃が視聴者を襲う。なんと菜奈の“本当の夫”が登場、それは翔太のジムに通う細川(野間口さん)だった。その瞬間から「一瞬で鬼面白くなった」「展開が急すぎて?????????ってなってる」「は???どーなっとるん??は???」「あなたの番ですすごいことになってきたぁ!」「なんかやばない、あなたの番ですやばない」「ホラー映画よりはるかに怖すぎ」などのツイートが殺到。まさかすぎる展開に驚いた視聴者の困惑ぶりが伝わってくるような投稿が放送後も途絶えることなくタイムラインを流れ続けている。(笠緒)
2019年05月06日【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情334】今人気のドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)。深田恭子さん演じる、しくじり鈍感女子・順子は、教え子の男子高校生、学生時代の同級生、従兄弟(エリート商社マン)から好意を寄せられています。異なるタイプの3人にモテモテの順子をうらやましく思う女性も多いのでは?今回は、いろんなタイプの男性にモテる女性の特徴をご紹介します。■パッと見、上品で連れて歩きたくなるまずドラマの中の順子は、アラサーだけどおばちゃん感が一切なく、かわいらしい女性。そう、いろんなタイプの男性にモテる女性って、上品なおしゃれが板についているタイプです。みなさんは普段、どんな服装をしていますか?ボーイッシュでカジュアルな格好が多い人もいれば、ギャルっぽい服が好きな人、フリルのついたTHE女子な服が好きという人もいるでしょう。もちろん自分好みのファッションでいいのですが、いろんなタイプの男性にモテたいなら、かわいさの中に上品なオトナっぽさを感じさせるような、フェミニンスタイルが最強だと思います。筆者の友達にも、年上から年下まで様々なタイプの男性にモテる子がいるのですが、その子いわく「地味すぎず、派手すぎない“女子”っぽいファッションにしてからモテるようになった」と。■何事も一生懸命で打算がないドラマを見ている人ならおわかりでしょうけど、順子は何事にも一生懸命な人。打算で行動することはなく、相手のために力を尽くすタイプです。たとえ空回りや失敗をしても、努力する人は素敵。何もしないで言い訳ばかりしている人より、一生懸命な人のほうが何百倍も魅力的に見えます。また自分の利益のために動く人は、取り繕っても心が汚れているのがバレるもの。いくら鈍感な男性だって、しばらくすると「この子、打算的…?」と気づくでしょう。時には計算も必要ですが、あまりにも損得勘定が強く、人によって態度や言動を変えていると、まともな男性は近づかなくなります。意外かもしれませんが、実は夜の世界でもそれは同じ。ホステス時代、クラブで一番人気のお姉さんは、天真爛漫で喜怒哀楽をしっかり表現する人でした。■ほどよく鈍感、だけど芯があるあらゆるタイプの男性からもモテる順子のような女性は、往々にして、しっかりして見えてどこか抜けています。ほんの少し鈍感で、でも優柔不断ではなく芯があり、天真爛漫で子どものような無邪気さも持つ…。少女のままオトナになったけど、年相応の色気や知恵や知識がある、というタイプはモテますね。年上だからしっかりしなくちゃ!と変にお姉さんぶったり、若く見られたいからとぶりっ子したりするのではなく、自然体を目指したほうがいいでしょう。別のキャラを演じると、どうしても違和感が出てしまいます。人によってはそこを見抜くし、壁があるように感じる男性もいるはず。好きなものは「好き」と言える無邪気さを垣間見せつつ、今のオトナのあなたの魅力を振りまければ、きっと年齢、タイプを問わず、いろんな男性に好かれるようになりますよ。別にみんなにモテたいわけじゃない。一人に愛されれば十分という場合も、気になる人の女性の好みがわからないのなら、「きっとこういう感じが好きに違いない」とイメージをしぼり込むより、全方位モテを目指したほうが、手っ取り早く彼と距離を縮められるかもしれません。■恋も人生も、もっと楽しく出会いのチャンスを広げたいのなら、いろんなタイプの男性に好かれやすい女性になるのも一つの手。多くの男性が「いいな」と惹かれる女性に近づけば、選ばれる立場ではなく選ぶ立場になれることも。そうしたら恋も人生も、もっと楽しく感じられるのではないでしょうか?
2019年02月25日原田ひ香さんの『DRY』。タイトルのこの一語に、物語のいくつもの鍵が込められている。この生き方しか知らないという女の言葉が重い。渾身の犯罪小説。執筆のきっかけは、ネットニュースで見た実在の事件だという。「加害者の娘は50代後半とかで、被害者の母親は70代。頭に血が上って衝動的に老親を刺してしまったというのは10代20代の子が起こすような未熟さを感じました。一方で、50にもなって親から些細なことでガミガミ言われたらきついだろうなぁと同情する部分もあったんです。それで妙に印象に残っていました」プロットをつめていく中で、加害者には娘がいて3世代の関係性を書くことや、家が袋小路のような閉鎖的な環境にあることなど、ディテールが決まっていった。不倫が原因で離婚した北沢藍は、事件を起こして収監されている母の孝子から、保釈を頼まれ、しぶしぶ力を貸してやる。金銭的な事情もあり、3世代同居を始めた藍だが、男にだらしない母やお金にうるさい祖母との生活は、想像以上に鬱憤がたまった。淀んだ空気が藍を蝕む。「そんな境遇もあって、藍は幼なじみの隣人・美代子と親しくなります。2代続きで介護をさせられていた美代子は、就職も結婚もできないまま40代になってしまった。美代子のようなヤングケアラーという存在に、私自身も関心がありました」やがて、藍は、美代子の家のおぞましい秘密を知ってしまう。「藍は美代子を同じ介護の問題を抱える友達と思えばこそ、踏み込みすぎないでいようという遠慮もします。そういう中で、藍が美代子の秘密に巻き込まれていくようにするにはどうしたらいいのか、自然な流れを作り出すのが難しかったですね」女性の貧困や介護など社会問題がモチーフになっているが、原田さんがつぶさに描くのは女性の心理だ。「本作は、先行の『ランチ酒』や『三千円の使いかた』のような作品と一見かけ離れているようですが、お金や家族の話という意味では地続きだと思っているんですね。藍や美代子が互いに関わる中で変わっていく、ギリギリを生きる女性たちのリアルにどこまで迫れるだろうと、『もっともっと』と編集さんに煽られるままに自分を鼓舞して(笑)ここまで書けた。できていなかったことができたような充足感はあります」『DRY』原田さんの小説らしく、つましい生活の中でもおいしい料理を工夫する藍や美代子。〈メンチカツの卵とじ〉などリメイク料理の描写も楽しい。光文社1600円はらだ・ひか1970年、神奈川県生まれ。シナリオライターとして活動後、2007年に「はじまらないティータイム」ですばる文学賞を受賞。『母親ウエスタン』『彼女の家計簿』など著書多数。※『anan』2019年2月27日号より。写真・土佐麻理子(原田さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年02月21日劇団四季のミュージカル『キャッツ』東京公演が、8月11日(土)、大井町に建てられた専用劇場、キャッツシアターで開幕した。東京公演は、4年6か月のロングラン記録を作った五反田・大崎公演以来9年ぶり5回目。首都圏でも、横浜公演以来6年ぶりとなる。ロングラン中には、11月11日(日)に日本上演35周年の節目を迎え、来年3月12日(火)には、日本公演通算1万回を達成する予定だ。キャッツシアターに入って、まずやることと言えば“ゴミ探し”だろう。都会のゴミ捨て場を舞台に、24匹の個性的な猫たちが歌い踊る『キャッツ』の劇場は、客席の壁面が、猫から見たサイズに拡大されたゴミのオブジェで埋め尽くされる。そこで毎回話題になるのが、その公演地にゆかりのある“ご当地ゴミ”だ。この東京公演では、東京土産の定番〈東京ばな奈〉、東京タワーの公式キャラクター〈ノッポン兄弟〉、劇場のある品川区の観光大使〈シナモロール〉のぬいぐるみ、読売巨人軍のキャップなどが作られていて、この日も、開演前や休憩時間には、約3000点のゴミの中から、これら“ご当地ゴミ”を探す観客の姿が多く見られた。撮影:下坂敦俊また、今公演から、『マンゴジェリーとランペルティーザ~泥棒猫~』のナンバーが、歌詞はそのままで、明るい曲調に変わっている。一瞬、「おや?」という顔をした人も多かったが、初日は熱心な四季ファンが多かったためか、既にその情報を知っていたり、先行して使われていた『ソング&ダンス The Spirt』や『ソング&ダンス65』で聴いていた人もたくさんいたようで、皆、ノリのいい曲調にすぐ馴染んで楽しんでいた。さらに、初演や再演を観たファンには懐かしい『ランパスキャット~けんか猫~』のナンバーが、装いも新たに再登場。31年ぶりの復活ということで、大多数の観客にとっては初めて耳にするメロディだろう。また以前聴いた人も、ビジュアルや振付が新しくなって、新鮮に感じられるはずだ。今回の東京『キャッツ』は、これまでとはちょっと違う。新しいキャッツワールドを体験したい人は、早めにチェックしよう。文:原田順子
2018年08月12日“欽どこ”の母親役で一時代を築いた女優・真屋順子さん(享年75)。昨年12月28日の急逝に先立つ3カ月ほど前、病床の真屋さんに“感動の対面”があった。 明かすのは、真屋さんの最期を看取った長男・高津健一郎さん(55)。夫婦を演じた萩本欽一(76)が昨秋、見舞いに訪れていたのだという。 「9月に、見栄晴さんとお見舞いにきてくださったんです。1時間以上もいてくださったと思います。最初お互いに照れていたのですが、萩本さんが“欽どこ”時代のエピソードをたくさん母に話してくださって。『上品な番組になったのは、お母さんのおかげ』と繰り返し感謝の言葉をくださいました」 絶妙なやりとりで一世を風靡した“夫婦の再会”に、真屋さんも感慨ひとしおだったことだろう。 そして年が明けて訃報が流れると、健一郎さんのもとに真屋さんを偲ぶ声が多く寄せられたという。 「本当に愛されていたんだなと思いました。『勇気をいただいた』とか『真屋さんに励まされた』と周りの方に言っていただいてうれしかったですね」 真屋さん、安らかに――。
2018年01月18日12月28日、都内の病院で全身衰弱のため亡くなった女優の真屋順子さん(享年75)。真屋さんは69年、俳優の故・高津住男さん(享年74)と結婚。当時6歳だった健一郎さん(55)は高津さんと前妻の息子で、真屋さんは結婚と同時に“一児の母”になった。 血のつながらない母子ながら、実の母子以上に育児に励んだ母の姿を、健一郎さんが本誌だけに語ってくれた。6歳から家族として暮らしてきた真屋さんとの数々の思い出がいま、健一郎さんの脳裏に懐かしく蘇る。 「僕は小学2年生まで、母のことを『詔子(本名)おねえちゃん』と呼んでいたというんです。それが突然、学校から帰るとランドセルを放って『お母さん!』と言ったらしいんですよ。僕はよく覚えていないんですけど、初めて『お母さんと言ってくれた!』と喜んで、母は祖母と抱き合って泣いたと言ってました」 真屋さんは、参観日でなくとも1人で授業参観に来ることもあったという。 「連れ子なので、母は早く距離を縮めようと考えてくれたんだと思います」 だが、愛情がときに行き過ぎて、健一郎さんを戸惑わせることもあった。 「義理の母子ということで、複雑な機微もありまして……。20代のころ、母に反対されて結婚が破談になったことがあるんです。相手は劇団の女性で、母にとっては後輩。『あの子に結婚はまだ早い』と。そのとき父が『真屋はね、嫉妬してるんだよ。お前を取られちゃうと思って』と言いました。それは事実だったらしいです。夫婦の間でそういう会話があったそうですから」 その後、病に倒れ、最愛の夫まで失った真屋さんは、ますます健一郎さんだけを頼りに生きてきた。 「もう、私しか頼れるものはいないという、とても心細い思いだったのでしょう。でも、実は私、55歳になるんですけどやっと結婚しまして。娘も去年の6月に生まれました」 入院生活を送る真屋さんの元に通い詰め、独身のまま献身的に介護を続けてきた健一郎さん。そんな孝行息子が、とうとうパパに――。 真屋さんには、孫の誕生をどう報告したのだろうか。 「写真と動画で『女の子だよ』と母に見せました。そのときは『会いたい。かわいい』と言うんですけど、面会のたびに忘れてしまうので、そのたびに伝え直しました。孫に会わせれば元気になるんじゃと思いましたが、さすがに療養病棟に赤ちゃんを連れていくわけにもいかなくて。悩んでいるうち、昨年12月に容体が悪化してしまったんです」 待望の初孫との対面は、ついにかなわなかったという。 「母に孫の顔をじかに見せてやれなかったことだけが、心残りです。元気だったら、娘のことを本当にかわいがってくれたでしょうね。一昨日だったかな、部屋で1人になったとき『娘ができたんで、ごめん、僕はもうちょっと呼ばないで。娘を守ってやってほしい』と母に言いました」 その願いは、真屋さんに間違いなく届くはずだ。
2018年01月18日「12月に入って、主治医から『食事がとれなくなりました。点滴も十分に入らない状態です。これからは衰弱する一方になります。携帯電話はつねに通じるようにしていてください』と言われました。それで、亡くなる前日にも4人の知人や親せきが病室に来てくれました。みなさんが母の寝顔を指さして『なんか元気になったんじゃない?』と言ってくれたほどで、しゃべれはしませんでしたが、口や瞳を動かして血色もよく、これなら新年を迎えられると思っていたんです。それなのに、安心して帰宅した後の深夜2時過ぎに容体急変を知らせる電話が……」 人気番組『欽ちゃんのどこまでやるの!?』の母親役で親しまれた真屋順子さんが昨年12月28日、都内の病院で全身衰弱のため亡くなった。75歳だった。 真屋さんは00年に脳出血で倒れ、左半身マヒなどの後遺症を抱えながらも、03年に舞台復帰。その後の15年4月、さらに脳梗塞を発症し、治療とリハビリに励んでいた。最期を看取った長男・高津健一郎さん(55)が、本誌に真屋さんの闘病の日々を語ってくれた。 1月11日、記者が都内の自宅を訪れると、生前の真屋さんが使っていた部屋で迎えてくれた健一郎さん。冒頭のように、亡くなった日は知人らの見舞いに喜び、真屋さんは元気を取り戻したようだったという。 「みんなの声掛けにもすごく反応がよくて、私もホッとして帰ったんですが、夜中に病院から『呼吸と心拍がなくなりそうです。すぐ来てください』と。混乱したまま、車ですぐ駆けつけました。この17年間、リハビリや治療で死ぬような苦しみを味わってきたので、なんとか最期くらいは苦しませたくないと思っていたら、母は苦しんではいませんでした。顔が歪んでいるとか、うめいているとかまったくなくて、微笑んでいるような穏やかな顔だったんです。そんな母を見守っていたら、ドクターが聴診器を胸に当てて『ご臨終です』と言われました」 2日後の12月30日に、内輪だけでひっそりと葬儀が行われた。 「葬儀には30人の方が集まってくださいました。家族は私しかおりませんので、どうなるかと思いましたが無事に終えられました。母は、最後まで女優だったと思います。ですから、僕は自然に『お疲れさまでした』という言葉で見送りました。いつも、母の稽古や本番が終わると投げかけていた言葉ですね……」 思わず涙があふれ、声をつまらせる健一郎さんだった――。
2018年01月18日11月28日、渋谷・Bunkamuraオーチャードホールで原田知世のデビュー35周年ツアーは千秋楽を迎えた。この日は原田の50歳の誕生日。彼女は観客に向かってこう語りかけた。 「皆さん、これからもいっしょに歩んでください」 だがその胸のなかでかけ巡っていたのは、いっしょに歩むことが叶わなくなった人との思い出だったかもしれない。故郷長崎で暮らしていた実父・聰さんが亡くなったのは、今年の初めのことだったという。享年90――。 原田知世は’67年11月28日に長崎県長崎市で、4人きょうだいの末っ子として誕生した。父・聰さんは建築会社を経営しつつ、“原田左斗志”という号で俳人としても活動。原田は42歳のときに新聞のインタビューに、父についてこう語っている。 《俳句がまさにそうですけど、短く表現された言葉が、受けとめる人によって、ふわーっと膨らんだりしますよね。(いっしょに)旅行に行ったりしたときに言葉の意味や使い方を教えてもらったり。父は今も一番の相談相手です》 事前に渡されたメロディから、言葉を削ったり磨いたりすることにより、歌詞を生み出していく彼女にとって、父は頼りになるアドバイザーでもあったのだ。 本誌は2年前に父・聰さんを電話で取材している。実はこの取材の数年前に聰さんの長男であり、原田より10歳年長の兄が逝去していた。 「(長男が亡くなったのは)とても寂しいですが、娘たちが東京で、それぞれ頑張ってくれているのが、私の励みになっているんです……」 長崎の原田家の知人は言う。 「聰さんが体調を崩したのは、2年ほど前からだったと思います。今春に亡くなる前は、ずっと入院されていました。本人のご意向もあったようで、葬儀も想像していたより小規模なものでした」 バースデーライブの前日の夜、本誌は原田が自宅からほど近いマンションに入る姿を目撃している。 「そこはお姉さんの貴和子さん一家が住んでいるマンションと聞いています」(原田家の別の知人) 姉妹水いらずの誕生会で語り合ったのは、長崎から見守り続けてくれた父の思い出だったに違いない。
2017年12月05日240年余の歴史を誇るモスクワのボリショイ・バレエが、6月2日から、広島を皮切りに東京、大津、仙台、大阪の全国5都市で、2年半ぶりの日本公演を行う。公演に先立ち、ロシア大使館で記者会見が開かれた。ボリショイ・バレエ チケット情報今年は同バレエ団の初来日から60年。また、ロシア政府が自国の文化芸術を紹介する “RUSSIAN SEASONS”の最初の開催国が日本に決まり、この公演がオープニングを飾ることになって、二重の意味で注目が集まる。プログラムは、ユーリー・グリゴローヴィチ振付の『白鳥の湖』と『ジゼル』、アレクセイ・ラトマンスキー振付、日本初演となる『パリの炎』の3作で、出演者には、世界的な舞姫スヴェトラーナ・ザハーロワをはじめ、エカテリーナ・クリサノワ、来日直前にブノワ賞受賞が決まったデニス・ロヂキンらスターダンサーに加え、将来を担う有望な若手も名を連ねる。会見に出席したマハール・ワジーエフ監督は、「ボリショイ・バレエの監督として来日するのは初めてですが、日本に来る時はいつも特別な思いがあります。今回のツアーは我々ボリショイ・バレエにとっても特別で、60年間来日し続けられたのは、日本の皆様に認めてもらえたからだと思います。これからさらに新しい歴史を紡いでいけるのではと期待しています」とにこやかに語った。「また日本に来られて嬉しいです。『パリの炎』を踊るのは初めてで、『ジゼル』も日本では初めてで責任を感じますが、同時にワクワクもしています。回を重ねるごとに気分が高揚して、素晴らしい舞台を作れるのではないでしょうか」と期待を込めるのは、プリンシパルのエフゲーニヤ・オブラスツォーワ。その2作で相手役を務めるリーディング・ソリストのイーゴリ・ツヴィルコは、「来日は2度目です。素晴らしい先輩たちの舞台に引けをとらないように、誇りを持って踊っていきたい」と力強く話す。入団1年目で抜擢されたアリョーナ・コワリョーワは、「初めて日本に来ることができ、喜びと共に責任と名誉も感じています。バレエを愛する日本のお客様の前で『ジゼル』のミルタを踊ることになり、とても緊張していますが、気持ちを込めて踊りたいです」と初々しく話した。世界最高峰のバレエを堪能できる贅沢な時間が始まる。東京公演は6月4日(日)に『ジゼル』にて開幕。6月7日(水)から12日(月)まで『白鳥の湖』。6月14日(水)・15日(木)は『パリの炎』を東京文化会館にて上演。チケット発売中。文:原田順子
2017年06月02日「原田いちごファーム」でいちご狩りを体験しよう「原田いちごファーム」は、兵庫県三田市にあるいちご狩りスポット。2015年にオープンしたばかりの新しい農園ですが、今年から一般公開でいちご狩りを始めたため、すでに多くの人々の注目を集めています。開園期間は12月中旬から6月頃まで。いちご狩りは完全予約制なので、訪れる際は事前の予約が必要となります。“原田いちごファーム ご予約はこちらから”出典:大粒でジューシー! ほっぺが落ちる美味しさの「紅ほっぺ」「原田いちごファーム」のいちご狩りは、30分食べ放題。大人は1人1,700円で美味しいいちごをお腹いっぱい食べることができます。メインの品種である「紅ほっぺ」はその名の通り、ほっぺが落ちるような食味の良さが魅力。果皮と果肉が美しい紅色をしているので、色鮮やかな見た目も楽しめます。美味しいいちごを自宅に持ち帰りたい場合は、量り売りでの購入(100gあたり250円)も可能です。天候に左右されないビニールハウス栽培なので、急な雨も気になりません。「吹上の森」で、いちごを使ったスイーツを食べよう「吹上の森」は、原田いちごファームから車で6分ほどの位置にある喫茶店です。趣のある外観、どこか懐かしさが感じられる店内は、訪れた人にほっと一息つける空間を作り出しています。メニューはいちごを使ったスイーツを中心に展開。「いちごのクレープ」(税抜750円)、「ほっこり春のいちごパフェ」(税抜850円)、「いちごのティラミス」(税抜550円)など、魅力的ないちごメニューが豊富となっています。いちご好きならきっとファンになる、美味しいスイーツが楽しめるお店です。美味しいいちごを心ゆくまで堪能したい人におすすめの「原田いちごファーム」と「吹上の森」。友人や家族と一緒に、素敵な時間が過ごせます。ぜひ一度訪れてみてください。スポット情報スポット名:原田いちごファーム住所:兵庫県三田市尼寺417電話番号:TEL 090-6986-2926 電話受付時間9:00~15:00
2017年04月21日俳優の原田龍二が16日、自身のブログを更新。俳優の渡瀬恒彦さんが14日に胆のうがんのため死去したと報じられたことを受け、追悼の意を表した。原田は「大先輩」というタイトルで更新。「2006年、2012年にドラマ『おみやさん』にゲストで出演させて頂いた際に、主演の渡瀬恒彦さんに大変お世話になりました」と感謝の思いを記し、「京都の撮影所ではよくお会いし、ダンディーと鋭さが同居している魅力的な大先輩として拝見していました」とつづった。続けて、「共演した際も、暖かく厳しい目で僕の芝居を受け止めてくださり、嬉しかったことを思い出します」と振り返り、「昔から見ていた偉大な先輩…大変ご苦労様でした。渡瀬さん、ゆっくりお休み下さい。御冥福を心よりお祈り致します」と偲んだ。
2017年03月16日資生堂(SHISEIDO)トップヘア&メーキャップアーティスト・原田忠初の作品集『原田忠全部』が発売。また、それに合わせて企画展「原田忠全部展」が、2017年7月1日(土)から7月9日(日)の間開催される。2017年8月実写映画化される漫画『ジョジョの奇妙な冒険』や、伊藤英明主演で実写映画化された『テラフォーマーズ』など、人気キャラクターをヘア&メーキャップとファッションで3次元化するなどして、ビジュアル表現による無限の可能性に挑戦し続けてる原田忠。これまで、高度な美容技術と独自の世界観で、ユニークで人々の記憶に残る作品を生み出してきた。本書では、15年におよぶ過去作品から厳選された作品180点以上を収録。中には、新作撮り下ろしも。すべてオールカラ―で表現された、原田の世界観を存分に堪能できる1冊となっている。また、この作品集『原田忠全部』から、厳選した数十点を集めた企画展「原田忠全部展」が、東京・紀伊國屋書店 新宿本店で開催。会場には、『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターを3次元化した、特大作品をはじめ、本書撮り下ろし作品、撮影で用いたヘアウィッグなどを揃える。また期間中は、原田本人が来場し、ヘアピース制作する実演イベントや、トークショー&サイン会も開催される。【アイテム詳細】■『原田忠全部』8,000円+税発売日:2017年1月25日(水)仕様:A4 変形、272ページ(オールカラー)発行:株式会社女性モード社<内 容>・第I章 冥闇の領域・第II章 光彩の領域・第III章 幻造の領域・第IV章 かたちと理の領域・第V章 彩色の領域・第VI章 幽世と浮世の領域・第VII章 紡ぎ編む領域・第VIII 幻像の領域章■企画展「原田忠全部展」開催期間:2017年7月1日(土)~7月9日(日)会場:紀伊國屋書店 新宿本店 4階フォーラム住所:東京都新宿区新宿3丁目17‐7入場料:無料・編み込みヘアピース制作実演日時:7月4日(火)13:00~、16:00~(各回約1時間)・トークショー&サイン会日時:7月9日(日)13:00~、16:00~(各回約45分)※イベントの参加に事前申し込みは不要。先着順での案内。※編み込みヘアピース制作実演は、来場者様多数の場合、入場制限する場合有り。※トークショー&サイン会は、定員(各回60名)に達したら、入場制限する場合有り。
2017年01月20日