意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「世界選挙イヤー」です。本当の民主主義が危うい状況。政治不信の払拭は急務。今年は世界50の国や地域で、国のトップを選ぶ、大選挙イヤーです。関わる有権者は約20億人に及ぶといわれています。すでにバングラデシュ、台湾、エルサルバドル、アゼルバイジャン、パキスタン、フィンランド、インドネシアでの選挙が終わり、これからロシア、韓国、インド、ウクライナ、欧州議会など、11月にはアメリカ大統領選挙もあります。選挙という民主的な手続きは取られていますが、ロシアや北朝鮮のように権力者が続投し続ける「名ばかり民主主義」の国が実は増えています。インドもモディ首相が3期目を務めるだろうといわれています。アメリカ大統領選挙では、バイデン大統領とトランプ前大統領の一騎打ちが濃厚。しかし、トランプ氏は4つの刑事事件で起訴されています。「有罪でも大統領になれば、恩赦もしくは不起訴にできる」となると、法治国家の基盤が根底から覆されることになってしまいます。1月に台湾総統選を取材しましたが、台湾では投票のために帰国する人が多く、成田も羽田も空港は台湾人で溢れていました。日本で働く29歳のある台湾人女性は、普段から政治に関心が強いわけではないけれど、国の未来を決める一票なので、投票するのは当たり前だと話していました。10代の頃にひまわり学生運動を友達と見に行き、皆で声をあげる大切さを知り、意識が変わったのだそうです。支持する党派にかかわらず、有権者たちは一様に「政治汚職を断ち切ってほしい」と訴えていました。政治への不信感が募ると、他国による認知戦により内側から崩されかねません。大きな選挙があるということは、その国の政治を変えやすい状況が生まれますから、「選挙介入」のリスクが高まります。台湾総統選も中国の介入をどう防ぐかがテーマになっていました。欧州では「暮らしが良くならないのはウクライナ支援をしているから」というような認知戦をロシアが仕掛け、「ウクライナを支援する政治家を選ぶな」というムードを作り、欧州議会選挙に揺さぶりをかけています。選挙制度を利用した権威主義が増えると、世界はより独裁的なパワーが強くなりますから、注意が必要です。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年3月13日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年03月09日皆さんは、町長に不満を抱いた経験はありますか?今回は「町長選挙の演説」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!選挙の期間に…主人公が住む町で、町長選挙が行われたときのことです。現町長の選挙カーがやってきて…。大音量の演説出典:エトラちゃんは見た!周りの迷惑を考えない大音量で演説を始めた現町長。園児のお昼寝を妨害された保育士たちは「時間帯考えてよね!」と激怒しました。さらに現町長は、他の立候補者が演説しているところにやってくると…。演説を邪魔するように、大声で演説を始めたのです。あまりのうるささにイライラした町民たちは「あの人が町長やってから何かいいことあった?」と文句を言い始めます。主人公は町長の人望のなさに、呆れてしまうのでした。読者の感想町のためと演説しながら、園児たちを起こしていくなんてありえないですよね。人望がないことや町民の不満に気づかず、大声を出し続ける町長に驚きました。(20代/女性)大音量で演説を始めた町長には、周りへの配慮がないですね。イライラした町民たちが言っているように「あの人が町長やってから何かいいことあった?」がそのまま表れていると思いました。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年01月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「台湾総統選挙」です。三つ巴の選挙戦。対中関係の行方に世界が注目。1月13日に台湾総統選挙が行われます。中国・習近平体制は、香港同様、台湾も一つの中国に組み込もうとしています。これに対し、現在の蔡英文政権は中国との対立を鮮明にしてきました。台中の緊張が高まっていることから、世界が選挙の行方に注目しています。ただ、台湾は昔から中国とは密接な関係にありました。台湾からすれば「メインランドは我々」。中国が貧しかった時代には、台湾の方が先に経済発展し、世界に認められました。その後、中国が目覚ましく発展し、台湾企業も中国との貿易がなければ生き残れない状況になってしまいました。総統選に立候補しているのは3名。与党・民進党の頼清徳氏は蔡英文政権の副総統。医師から政治家になった人です。最大野党・国民党の侯友宜氏は新北市長で元警察官僚のトップ。第3の候補者、野党第2党・民衆党の柯文哲氏は前台北市長で、若者に人気があります。3人の支持率は拮抗しており、ほぼ25~30%。野党は候補を一本化しようという呼びかけがありましたが、柯氏が拒否して三つ巴となりました。争点の一つは対中国のスタンス。3人とも現状維持を謳っています。頼氏は、台湾独立を唱える蔡英文氏の右腕ですが、「対等で尊厳を保つ前提のもと、対話や交流を行う」と慎重姿勢を示しています。国民党は台湾独立には反対ですが親中まではいかず、若干距離を置きたいという立場。民衆党の柯氏は「国民党は中国に対して従順すぎ、民進党は戦いすぎる」と、中間的姿勢を表明しており、「中国との公式な交流の再開が必要」と語っています。習近平主席は11月の米・バイデン大統領との会談で、「平和的な統一を目指す」と話しました。実際に台湾の政治家を中国に招待しています。しかしこれは、中国の発展を見せて取り込んで、親中政権を樹立し、内側から一つの中国を成し遂げようとする選挙への介入だと、台湾政府は反発しています。近隣地域で、民主主義を謳うのは日本と韓国と台湾のみです。個人の自由を重んじる社会の価値を共有する数少ない仲間。台湾の自由が失われると、世界はますます中国やロシアのような独裁的価値観が広がってしまいます。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年1月17日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年01月14日こんにちは!マイナビウーマン読者パートナーのえりかです!先日、ハーゲンダッツの2023年下半期(7月~12月発売)フレーバー総選挙が行われ、その結果が発表されました。アイス大好きな私はどうしても気になって1位~9位にランクインしたフレーバーを実際にそろえてみました!今回はその中から上位3位のレビューと、私的No.1フレーバーを発表したいと思います。■豊富なバリエーションがランクイン今回のフレーバー総選挙にはミニカップ6種類、クリスピーサンドが3種類、バー1種類がランクイン。みなさんは、どれが1位だと思いますか?◇1位:苺好きにはたまらない「苺のトリュフ」今回1位に選ばれたのは、12月5日に発売された「苺のトリュフ」です!苺の甘酸っぱさと、チョコレートの甘さが絶妙なおいしさ!パリパリとしたチョコレートの食感を楽しむことができます。苺好きな方、チョコレート好きな方にはたまらない商品です。一度食べたらリピートしたくなること間違いなし。◇2位:バニラアイスの概念を覆す「熟成バニラ芳醇な香り」そして2位に選ばれたのは、「熟成バニラ芳醇な香り」です!まずこの黒いパッケージにびっくりしました。私の中でのハーゲンダッツのイメージよりもシックで大人っぽくてかっこいい!熟成されたバニラ原料が使用されているとのことですが、確かに口の中に入れると鼻に抜ける芳醇な香り!上質で贅沢な味わいを楽しむことができます。今までのバニラアイスクリームの印象とは全く違う印象でした。◇3位:まるでパフェのような贅沢感。クリスピーサンド「木苺とバニラのパフェ」そして3位は、クリスピーサンド「木苺とバニラのパフェ」です!個人的にクリスピーサンドのサクサクのウエハースが大好きでたまりません。ベースは甘いバニラアイスクリーム、そして上品な甘酸っぱさの木苺ソースが添えられて、まわりはホワイトチョコレートでコーティングされています。まるでパフェを食べているような感覚。ちょっとしたご褒美にぴったりのクリスピーサンドです。◇私的No.1は「吟撰きなこ黒みつ」そして個人的に大好きなのが、ミニカップ華もちの「吟撰きなこ黒みつ」です!フレーバー総選挙では5位という結果でしたが、なんと今回はきなこが増量されています。なんといっても、この商品の魅力はアイスクリームの上にのっているお餅ではないでしょうか。少し溶けるのを待ってからスプーンで食べると、下のアイスクリームとお餅、たっぷりのきなこと黒みつの相性が抜群です!ランクインした商品はどれも、とってもおいしくて、1日1個と決めて食べていましたが、あやうく2個食べそうになってしまう日も……(笑)。ちょっとした自分へのご褒美や、おやつにもぴったりのハーゲンダッツ。みなさんもぜひこの年末年始にMyランキングを作ってみてはいかがでしょうか?■商品概要・「苺のトリュフ」351円・「熟成バニラ芳醇な香り」383円・「木苺とバニラのパフェ」351円・「吟撰きなこ黒みつ」351円(えりか)
2023年12月30日選挙の面白さを伝え続けるフリーランスライター・畠山理仁を追いかけたドキュメンタリー映画『NO選挙,NO LIFE』が全国順次公開中。この度、東京と大阪にて“東西応援合戦”上映が行われた。フリーランスライターの畠山理仁は、国政から地方選、海外まで、選挙取材歴は25年を超え、候補者全員を取材することを記事を書く上での信条としている。それらを書籍にまとめた「黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い」(集英社)は、第15回開高健ノンフィクション賞を受賞するなど、高い評価を受けてきた。そんな畠山さんの肩越しにカメラを据えると、一体どんな世界が映り込むのか。日本の民主主義の現在地と、選挙に憑りつかれたフリーランスライターの情熱と苦悩に迫っていく。今回、先の上映になった大阪・第七藝術劇場では前田亜紀監督、畠山さんがリモートで応援上映に参加し、上映後舞台挨拶を行った。畠山さんは「リモートで応援するのは難しいですね、ただ、かつてない取り組みで、とても面白かった」と話し、前田監督も「リモートで応援上映を行った作品はドキュメンタリー映画ではまずないと思うので、実験的な企画でしたね」とリモート舞台挨拶に参加し、来場者に感謝の思いを述べた。第七藝術劇場でのリモート参加後、東京のポレポレ東中野では2回目の実施となる応援上映に参加。上映中は畠山さんが次の演説場まで走っているシーンで「がんばれ!ころぶな!」など声が飛び交い、「もう選挙取材をやめたい」とインタビューに答えるシーンでは「やめるな!まだできる」といった声援も上がった。上映後の舞台挨拶で畠山さんは「これだけの方に応援され、最後泣いちゃいましたよ。感無量です」と涙を浮かべながらコメント。前田監督が「お客様の中で、応援上映とは知らずにきちゃった方、いらっしゃいますか?」と投げかけると、数名が挙手。その反応を見て「大丈夫でしたか? びっくりしませんでした?」と訊ねると会場から大きな拍手が起こり、「よかった!ありがとうございます。すごいですね、応援上映。みんなで体験できる。これが映画の醍醐味だと再確認しました」と改めて感謝を述べた。『NO選挙,NO LIFE』は全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:NO 選挙,NO LIFE 2023年11月18日よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開(C)ネツゲン
2023年12月25日●選挙の現場には面白い何かが絶対にある選挙の候補者全員を取材することを信条としている、フリーライター・畠山理仁の取材活動を追ったドキュメンタリー映画『NO選挙,NO LIFE』が11月18日からポレポレ東中野ほかで公開される。なぜ畠山は「手間も時間もかかる割に、身入りが少ない」という選挙取材にのめり込んでいったのか、同作を監督した前田亜紀監督とともに選挙の"魔力"について聞いた。――まずは、畠山さんと選挙との出合いから伺えますか?畠山理仁:学生時代から編プロでライターのアルバイトをしていたんですが、編プロの人から「今度知り合いが選挙に出るから手伝いに行って」と頼まれて。選挙カーを運転したり、「カラスボーイ」をやったりしていたんです。しかも、選挙事務所には普通に暮らしていたら絶対に会えないような多種多様な人たちが集っていて、嘘みたいに面白い話がいくらでも転がっている。今の自分の選挙取材のスタイルの原点は、「週刊プレイボーイ」誌で「大川興業」の大川豊総裁と始めた連載「政治の現場すっとこどっこい」なんですが。――当初、「十番勝負」だったはずが、名前を変えて7年も続いた連載ですね。畠山:ある日、大川総裁から「出馬しているのにたった1行しか新聞に載っていない候補者に会いたい」「どこに行ったら会えるんだ?」と尋ねられまして。それこそ宝探しをするような感覚で、手あたり次第に調べて、「何月何日にどこで演説をやるみたいです」って、総裁と一緒に話を聞きに行って。そこで出会った候補者たちが、ものすごくパワフルで、「新聞にはこれしか出ていないけど、候補者の中にはこんなに面白い人もいたんだ!」って驚いて。それこそ大宮ソニックシティの大ホールを貸し切って演説すると聞きつけて、行ってみたらなんと聴衆は、僕と大川総裁の二人きり。で、「せっかくだから君も話せ!」とマイクを渡されるような、そんな自由な空間があることにまたさらに驚いて。演説現場で、自分より遥かに年上の人たちが、生き生きと自由に楽しく走り回っている姿を見て、本当に勇気づけられて、「彼らのエネルギーを世の中の人にも知ってもらいたい」と思うようになったんです。それで「全候補者取材」を思い立ち、あっという間に四半世紀が経ちました(笑)。――そんな畠山さんのただならぬ熱量に、前田監督が引き込まれて密着取材されたのが、本作『NO 選挙,NO LIFE』というわけですね。前田亜紀:そうですね。畠山さんを見ていて、「選挙って、人がそこまで熱狂的にハマるほど、面白いものなのか」「だとしたら、私も畠山さんの肩越しに同じように見つめてみたい」という興味から、「取材する畠山さんの肩越しにカメラで撮らせてください」とお願いしたんです。最初のうちは、「果たして選挙取材は本当に面白いのか。それとも、畠山さんがちょっとおかしいだけなのか。どっちなんだろう?」という疑問も抱きつつ(笑)、「まぁ、密着するうちに結論が出るだろう」と思いながら、一緒に回っていたという感じですね。――そもそも、全候補者に会いに行くついでに地元の名産品も食べて、まるでフェスのように街頭演説を楽しみ尽くす「選挙漫遊」という言葉自体、私は初めて知ったのですが。畠山:僕が作った造語なので、きっと皆さん初めてだと思います(笑)。――映画をきっかけに自分でもあれこれ調べていく中で 「え!? そんなのありなの?」と「選挙のルール」に驚いて。「選挙ってなんだろう?」と、改めて思わされました。畠山:そうなんです。仕事柄、僕は一般の人よりいろんな選挙を見てきているし、いろんな角度から選挙を見ているはずですが、それでもやっぱり「自分は選挙のことが全然わかってないな」って思うんです。ということは、世の中の人は僕よりもっと選挙に対する見方が一面的なんじゃないかって、現場で取材をしながら感じています。そもそも選挙があることすら知らない人も多いし、独立系の候補者の場合は僕しか聴衆がいないような現場がほとんどなわけで。前田さんから「密着取材をしたい」と言われた時にすごくありがたいなと思ったのは、「僕がいま目の前の候補者と向き合っているという事実を、第三者として見届けてくれる人が現れた」「2人目の聴衆がようやく現れた!」ということなんです。――しかも前田監督のカメラの先にはテレビやスクリーンがあって、全国の方々に見てもらえるわけですからね。畠山さんの肩越しに候補者をご覧になった前田監督は、どんな候補者にも誠実に対応する畠山さん越しだからこそ、見えてきたコトやモノもありますか?前田:確かに、やっぱり、純然たるフラットな目線を持つ畠山さんが取材しているからこそ、相手から返ってきた球というのもあるとは思うのですが、そもそも私自身のなかにも独立系の候補者に対してどこかレッテルを張っていたことに気づかされたというか。実際に会ってみると本当に真面目で誠実な方ばかりだったことに驚かされました。当たり前の話なんですが、 「候補者一人一人が人間なんだな」って。だからこそ、エールの1票を誰に投じるかに意味があるというか、「私の1票には何の力もない」みたいなことは全く考えなくはなりましたよね。「すべての候補者と向き合いたい」と思うようになりました。――取材中、車の中で畠山さんがご自身の心情を吐露されるシーンでは、日々さまざまな葛藤を抱えながら取材をされていることが明らかになって、胸に迫るものがありました。畠山:完成した映画を観て、僕自身も「オレ、辛そうだな」って思いました(苦笑)。まさかあんなに「やめたいやめたい」と言っている場面が、使われているとは思わなくて……。――「そろそろ、選挙取材も潮時かもしれない」って、何度も言いながら(笑)。畠山:なかなか潮が引かないんですよね(苦笑)。前田:「選挙漫遊」は、こんなにも楽しいものなんだけど、「もうやめなきゃ」「さすがに続けられないな」っていうね。「楽しさと表裏一体の悲哀」みたいなものが伝わりますよね。畠山:いやいや、本当に楽しいです(笑)!前田:今回は畠山さんの肩越しにカメラを置いて、選挙の面白さを見出せるかがテーマだったので、それこそそんな話になるとは私は夢にも思わなくて。「今回の取材はどうでしたか?」「この戦況をどう見ていますか?」といった選挙戦の総括で締めるはずが、畠山さんが「さすがにもう限界だな」と言い始めて。「え!? ちょっと何の話?」みたいな(笑)。――予期せぬ事態だったんですね。前田:もちろんちょこちょこそういった話も出てきてはいたので、いずれどこかのタイミングでその話もしっかり聞きたいなとは思っていたんですが、普通に考えたら選挙戦のことを聞かないと成立しないだろうと。でも、畠山さんが直面している経済的な葛藤も聞きたいなという気持ちもあったので、畠山さん駐車料金を払うタイミングで「大変ですよね」と声をかけたら、「大変ですね……」という言葉が、畠山さんから返ってきたんです。――畠山さんには「選挙漫遊の現実を伝えたい」という思いがあったということですか?畠山:いや、僕は「選挙漫遊の苦しさは伝えるべきじゃない」と思っていました。――ご著書のなかに「心の貯金に勝るものはない」とありましたが、これまで2,000人以上の候補者を取材されている畠山さんには、「心の貯金」がたくさんあるんだろうなって。畠山:はい。心の貯金はいっぱいあります。もう億万長者です(笑)。前田:畠山さんって、とにかくフットワークが軽いんですよね。――その分、持ち出しが多いということですよね。畠山:そうですね。自分で勝手に取材に行っているだけなので。でも、選挙の現場には面白い何かが絶対にあることがわかっているから、行っちゃうんですよね。前田:しかも、選挙期間中って、忙しいじゃないですか。朝から晩まで取材するから、2時間くらいしか寝られなくて。むしろ、執筆の依頼すら断っていたりもするんですよ。畠山:「選挙取材があるからごめんなさい」って(苦笑)。もちろん、本来なら選挙期間中にアウトプットするのが一番いい効率がいいわけですが、取材に行けなくなるのが怖い。選挙はまさに「一期一会」であり、「その時その瞬間にしかない」と僕は思っているので。前田:だから、選挙取材中こそ、畠山さんには原稿を書いている時間がない、と(笑)。畠山:さすがに「選挙中毒気味」なので、いまは「選挙断ち」をしているところです。――(笑)。「ご家族もいらっしゃるのに、どうやって成り立っているんだろう?」と不思議に思ったのですが、監督がご自宅に取材に行かれた理由とは?前田:畠山さんの著書の『黙殺 報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』のなかに、畠山さんのお連れ合いの洋子さんのエピソードがあって、「すごい方だな」と思っていたんです。でも畠山さんとやり取りをするなかで素晴らしいエピソードを何度も耳にするうち、途中から「本当にこんな素晴らしい人が実在するのか?」という疑念が湧いてきて。これは「本当にそう言ったんですか?」って、直接ご本人に会って確認しなければ、と。――で、いざ蓋を開けてみたら、とても幸せそうなご家庭だった、というわけですね。前田:洋子さんも息子さんも、畠山さんのことを「一人では生きていけない人だから」と、とても理解があって。むしろ畠山さんには、ご家族が絶対に必要なんですよ。畠山:そうですね。洋子さんがいなければ続けられていないです。本だって、彼女が書いたようなものですからね。彼女にはすごくセンスがあって、話していると面白いんです。――それは映画からも伝わりますよね。その一方で、普段は温厚な畠山さんが珍しく語気を強めて、電話越しに取材相手と揉めていた場面も印象に残っていて。畠山:「フリーの記者の撮影はダメだ」って言われたときですね。●寄付に頼ることなく経済的にも自由が両立できるような方法をひねり出したい――「フリーだからそういうことをするんですか?」と訴えている姿を目にして、「たとえお金にならなくても、俺は意義があることをやっているんだ」という、フリーランスライターのプライドを感じたのですが、畠山さんにとってフリーランスで生きる意味とは?畠山:フリーランスの利点としては、やっぱり圧倒的に自由であることですよね。そこに経済的な自由がついてくれば最高なんですが……。好きなことをやり続けるためには、経済的な自由もある程度獲得できることも証明していかないと、次に続く人が出てきてくれないと思っていて。僕は自分が伝えられる選挙の取材のノウハウは全て若い人たちにお伝えしていて、仕事として継続する上でのモデルケースにならなければという使命感を持って取り組んではいるのですが、なかなかうまくいかないですね。僕の場合は「お前がやっていることは面白い!」と、無理やり別荘の木を切る仕事を発注してくれたりして応援してくれる人がいるから、何とか成り立ってはいますけど、このやり方は他の人にはさすがにおススメできないです。そもそもジャーナリズムは、手間も時間もかかる割に、身入りが少ない仕事で、「お前も寄付を受けつけた方がいい」とフリーの先輩からアドバイスもいただくんですが、出来れば僕はそれ以外の方法でやりたくて。僕自身は人からお金を受け取ってしまうと、その人のために何かしなくちゃいけないと思ってしまう人間なので、僕には向いてないなというだけで。決して寄付ジャーナリズムを否定するわけではないんですが、寄付に頼ることなく経済的にも自由が両立できるような方法を、なんとかひねり出したいです。選挙取材にさえ行かなければ、ライターだけでも全然食べていけるので。――ある意味、選挙によって、人生を狂わされた、と。畠山:本当に。選挙は、魔物ですよね……。――でも、それが畠山さんの生きる活力にもなっているわけですよね?畠山:まさに! そうなんですよ。――映画のなかで、畠山さんが独立系の候補者のことを咄嗟に手助けしていた場面が印象的に残っていますが、カメラ越しにそのやりとりを見つめた監督は、どう感じましたか?前田:映像の場合は特に関係性が全て映り込むものなので、取材者側としては被写体との距離感に一番神経質になるんです。でも畠山さんの場合は、そこを「ポン」って飛び越えられてしまう。「あ、そうなんだ!」って。「私は絶対やらないな」って思ったんですが、 でも「それって誰が決めたルールなの?」とも思うわけですよ。取材者にはそれぞれのやり方があるし、私の場合はこうだけど、畠山さんの場合はああなんだって。で、その先にあるのは、畠山さんの底なしの優しさなんですよ。それは何も候補者との向き合い方に限った話ではなくて、あらゆる物に対する優しさが、畠山さんは本当に底なしなんです。そういうところに、取材者の人間性が滲むんだなって、改めて思わされましたよね。畠山:いや、僕だって葛藤しましたよ。それこそ過去には候補者から「お金を貸してくれ」と言われたことだって何度もありますけど、さすがにお金は貸さないです。そこまでは優しくできないです。――やはり、いちライターとして取材するのと、ドキュメンタリーの監督として取材するのとでは、立ち位置が違うのからこそ、畠山さんはそこを踏み越えていけたのかなと。畠山:いや、でもあれは本当に後悔していて……。現場でも手を出すかどうか実は葛藤していたんです。僕自身も取材対象には介入すべきではないと思っているので。中村さんの手がカタカタ震えていた時、「早く収まってくれ~!」って必死でテレパシーを送っていたんです。――それは、前田監督がカメラを回していたからですか?畠山:カメラが回っていてもいなくても、取材者としてその場にいる限り、常にいろんな人から見られているという意識は僕にもあるので、誤解を与えるような行動は慎まなければと思っていて。応援者の一人であると見なされることは、候補者の人にとってもよくないことだし、僕自身の取材のスタンスも疑われかねないという意味で、絶対に介入してはいけないと思っていたんですが、残念ながら僕には超能力がなかったようで(苦笑)。咄嗟に「押さえなきゃ」と思って、思わず手を出してしまった。中川さん(候補者)ののぼり旗が倒れた時も、「錘をつけた方がいいですよ」とか言いながら直してしまったところを、前田さんに撮られてしまって、「あ~ぁ」って(苦笑)。――でも、あれこそ密着取材しているから捉えられた畠山さんの本質的な部分ですよね?前田:そう。あれは私も大好きなシーンです。テレパシーを送っていたなんて聞いて、ビックリですよ。だって、畠山さんと同じく横に並んでいた私には、「収まってくれ~」とか「風で飛ばないでくれ」なんて思うこと自体、1ミリもなかったですから(笑)。でもだからこそ畠山さんは取材対象から信頼を得られて、選挙取材を続けられているのかもしれないですね。目の前に困っている人がいたら畠山さんは助けずにはいられない人なんです。――私自身はなんでも斜めから見る意地悪な人間なので、映画を観て、さらに今こうして畠山さんとお会いして、「こんなに善良な人が本当にいるんだ」ってビックリしたんです。畠山:「絶滅危惧種がこんなところにいたのか!」って(笑)。――畠山さんという奇特な取材者の生き様を通して「人間の良心を伝えたい」というのも、前田監督の狙いだったりもするんですか?前田:私も畠山さんのすべてを知っているわけではないですが、取材期間中ずっと行動を共にして、いろんな話をするなかで、私の目には畠山さんがだんだん「民主主義の応援団長」のようにも見えてきたんです。ライターという肩書きのもと、「民主主義」というものすごく広いグラウンドを、一生懸命ひとりで整備している畠山さんがいる。そんな人のことを私は応援したいと思ったし、こうして映画にすることで、一人でも多くの人に知ってほしい。ここ数年「投票率アップ運動」を自分なりのテーマにして映画を作ってきたこともあって、まずは本作の劇場公開を成功させることが一番の目標ですが、日本における主権者教育のとっかかりの一つとして、この映画を生かしてもらえたら本望ですね。でも、聞くところによると畠山さんって、結構"ワルい"らしいんです(笑)。――結構ワルい(笑)。前田:私よりもっと長く畠山さんと付き合いのある方から、「彼にも黒い部分はありますよ」って、耳打ちされたこともあるので(笑)。畠山:こう見えて僕、結構ワルいですよ。ワルいところは、ワルいです(笑)。■畠山理仁(はたけやま みちよし)1973年生まれ。愛知県出身。早稲田大学第一文学部在学中より、雑誌を中心に取材・執筆活動を開始。雑誌『週刊プレイボーイ』の連載「政治の現場すっとこどっこい」を担当したことをきっかけに選挙取材を始める。2017年に『黙殺報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』(集英社刊)で第15回開高健ノンフィクション賞を受賞。2021年には『コロナ時代の選挙漫遊記』(集英社刊)で咢堂ブックオブザイヤー2021の選挙部門で大賞。ほか、『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社刊)などの著書がある。■前田亜紀(まえだ あき)1976年生まれ。大分県出身。東京学芸大学卒業後、テレビマンユニオンで番組契約スタッフとして働く。2009年にフリーとなり、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)、『情熱大陸』(MBS・TBS系)などで演出を担当。2014年にネツゲンに入社し、探検家・関野吉晴氏のゼミ活動を追ったドキュメンタリー映画『カレーライスを一から作る』(2016年)では監督を務めた。ほか、映画『園子温という生きもの』(2016年)、『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020年)、『香川1区』(2022年)などをプロデュース。
2023年11月17日10月22日に衆議院の長崎4区と、参議院の徳島・高知選挙区での補欠選挙が行われた。与党である自民党は長崎4区で新人の金子容三氏(40)が勝利するも、徳島・高知選挙区では野党系無所属の広田一氏(55)が当選し敗北を喫した。「今回の選挙は野党候補が一本化され、実質与野党が対決する構図となりました。当初の見立てでは、どちらの選挙区も『岸田派の選挙』とも言われるほど自民優勢とみられていましたが、1勝1敗という結果に。“増税メガネ”と批判されている岸田首相への不満や疑問が強く表れた選挙だったといってもよいかもしれません」(全国紙政治部記者)報道各社が実施した直近の調査でも支持率が過去最低を記録するなど、岐路に立たされている岸田政権。年内に解散総選挙を行う可能性が各所で報じられていたが、投開票から一夜明けた23日朝、岸田文雄総理大臣(66)は「先送りできない課題に専念すべき時で、今は考えていない」と衆院解散には否定的な考えを見せた。いっぽうで、公明党の山口代表は23日に「(選挙が)いつあってもおかしくないという心構えで準備をしたい」と語り、24日には野党・立憲民主党の岡田幹事長も「年内解散の可能性はかなり高い」と発言するなど、各党はすでに“臨戦態勢”のよう。そんな選挙のたびに問題視されるのが、高齢議員の多さだ。「SmartFLASH」の調査によると、現在、73歳以上の国会議員は衆参合わせて60人、そのうち80歳超えの議員は9人にのぼるという。先日も、体調不良を理由に衆議院議長を辞職した細田博之氏(79)の会見内での受け答えの様子に、「あまりにも声が弱々しく、何を言っているのか分からない」と批判が集まったばかりだ。そこで本誌は、WEBアンケートツールにて、20代から70代の男女500人を対象に「もう出馬してほしくないと思う高齢議員は誰か」についてアンケートを取った。今回、高齢議員については70歳以上の議員を対象としている。まず、第3位に選ばれたのは、59票を獲得した立憲民主党の小沢一郎氏(81)。田中角栄を師として慕い、自民党時代は元内閣官房副長官などの要職を歴任。’11年に、通称陸山会事件にて強制起訴され党員資格の停止処分を受け、’12年、民主党(当時)に離党届を提出。離党後は自身を慕う「小沢チルドレン」と共に新党・国民の生活が第一を結成し、精力的に活動していたものの、’19年に国民民主党に合流し、現在は立憲民主党に所属している。1969年に初当選して以来54年にわたって議員を続けている政界の生き字引ともいえる小沢氏だが、最近は目立った実績もあまりないことから《もう政治に影響力ない。何か態度が偉そうに見える》《もう影響力もないのに居座られても困るから》と、影響力のなさを指摘する声が多かった。そんな小沢氏に圧倒的な差をつけ、131票を獲得し2位に選ばれたのは、自民党の麻生太郎氏(83)。小泉政権や第一次安倍政権で外務大臣や総務大臣に就任したのち’08年には内閣総理大臣を務めたが、’09年の衆院選で歴史的敗北を喫し1年足らずで陥落。現在は自民党副総裁として、岸田政権を支えている。“歯に衣着せぬ”物言いで知られる麻生氏だが、それだけに失言も多い。これまでナチスドイツを引き合いに「手口を学んだらどうか」「子供を産まなかったほうが問題」などと、例をあげればキリがない。そのため《失言が多く、時代錯誤感が強いため》《もうあの毒舌を聞きたくない》《市民感覚とずれまくっているから。あの口調がバカにされている感じがする》《国民感情を理解せずに独りよがりな失言を繰り返しているから》と不快感を示している人も多いようだ。麻生氏を3票差という僅差で抑え、1位に選ばれたのは、134票を獲得した自民・二階俊博氏(84)。’83年に初当選し、離れていた時期もあったが、03年に自民党に復党して以降、幹部として君臨している党を代表する重鎮だ。二階氏は今年、現在所属する国会議員としては最高齢となる84歳を迎えたこともあって、《高齢過ぎる》《もう高齢でご勇退されたほうがいいと思うから》と体調面を心配する声が。また麻生氏に負けず劣らず強気な発言が多く、これまでも安倍元首相の国葬反対派に対して「国葬やらなかったらばか」NHKのインタビューで「(政府に)いちいちケチをつけるもんじゃない」と発言し、多くの批判を浴びてきた。そのため《自分の考えに固守しすぎて、柔軟に対応できないから》《考え方が古く、時代似合っていないため》《発言が偏っているから》《国民のことは一切考えておらず、自分の都合に合わせて政治をしているので》という声も多かった。またアンケートでは、特定の議員に限らず、《国民のためにならないから。今を知らない人達がなんで居るのかずっと不思議です。政治家も定年を一般企業と同じ年齢にするべきです。全ての70オーバー反対です》《いつまでも古い考え、固い頭で政治の場に居座ってもらっては困る。有望な若手が出てこないのも問題だが、昔の栄光に縋ってるような高齢議員は自ら退いて欲しい》といったように、議員そのものに定年制の導入を求める声もあった。次期衆院選を巡っては立憲民主党の菅直人元首相(77)が、出馬しないことを10月21日に表明したばかり。果たして、その流れは続くのかーー。最終結果は下記の通り。【もう出馬してほしくない70歳以上の衆議院議員ランキング結果一覧(敬称略)】1位:二階俊博(84歳・自民)134票2位:麻生太郎(83歳・自民)131票3位:小沢一郎(81歳・立憲民主)59票4位:細田博之(79歳・自民)31票5位:菅 直人(77歳・立憲民主)27票6位:櫻田義孝(73歳・自民)26票7位:甘利 明(74歳・自民)11票8位:菅 義偉(74歳・自民)8票9位:阿部知子(75歳・立憲民主)7票10位:海江田万里(74歳・無所属)6票11位:衛藤征士郎(82歳・自民)5票12位:平沢勝栄(78歳・自民)2票13位:額賀福志郎(79歳・自民)1票13位:穀田恵二(76歳・共産)1票その他:51票【調査方法】実施期間:2023年10月20日調査対象:20〜70代の男女500人調査方法:クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用
2023年10月25日民意を反映する、大切な機会といえる選挙。重要な1票ですが、若者の投票率の低さが問題視されています。その背景には、候補者の情報収集に時間が割けないことや、選挙で未来をよくできると信じられないなど、さまざまな理由があるようです。投票したくなるアース製薬の総選挙2023年4月18日、日用品を中心に事業を展開しているアース製薬株式会社(以下、アース製薬)は、東京都千代田区にある本社前に設置された、選挙ポスター掲示板の写真をTwitterに投稿しました。通常、ポスターに印刷されているのは候補者の顔とキャッチフレーズ…ですが、様子がおかしいのです!なんか弊社内でバチバチの選挙はじまってるけど pic.twitter.com/mfpAZiU32P — アース製薬株式会社 (@EarthOfficialJP) April 18, 2023 並んでいるのは、殺虫剤の『ゴキジェットプロ』や液体ハミガキの『モンダミン』、虫除け剤の『サラテクト』など、アース製薬の商品ばかり。なぜなら、これはアース製薬商品の総選挙だから!数ある商品の中から勝ち残った、人気商品のみが、実際の選挙さながらに掲示されていたのです。Instagramでは、『立候補者』がそれぞれ決意表明をしていくとのこと。同日には、『ゴキジェットプロ』の決意表明が投稿されていました。※画像は複数枚あります。スライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 【公式】アース製薬(@earthofficialjp)がシェアした投稿 アース製薬のユーモアあふれる総選挙は注目を集め、Twitterの投稿には「めっちゃ面白い」などのコメントや、7万件を超す『いいね』が寄せられるなどの反響がありました。・こんなに悩む選挙はなかなかない。・すごい有能ぞろい。日本の明るい未来が見える。・ゴキブリを駆逐してくれる、御鬼十飛さんに1票入れたいです!・いつもお世話になっているものばかりだ…。・街頭演説があったら聞いてみたいな。商品を使った時の効果が分かりやすく、「生活がよくなる予感しかしない」というポイントも人々の心をつかんでいるようです。アース製薬によると、撮影やSNSへの投稿は大歓迎とのこと。同月24日午前まで掲出しているため、ポスターの実物を見たい人は、アース製薬本社まで足を運んではいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年04月19日統一地方選挙について知っていた17~19歳はどのくらい?日本財団が全国の17歳~19歳の男女1,000人に対して定期的に行っている18歳意識調査。本記事では、2月に実施された「第55回 地方議会」の中から、統一地方選挙にかかわる部分をご紹介します。約3割が統一地方選挙の実施を知らなかった4年に1度の統一地方選挙。「実施されることを知らなかった」という回答が全体の約3割を占めました。また、統一地方選挙の意味をよく知らなかったという人は約4割に上っています。質問1:道府県と政令指定都市の首長と議会議員選挙は4月9日、それ以外の市区町村の首長と議会議員選挙は4月23日に行われます。あなたは統一地方選挙が行われることについて、知っていましたか。(選択式/単一)日本財団「18歳意識調査第55回地方議会」より自分の地域で選挙があるのを知っていた人は15%次に、選挙が予定されている地域に住民票がある18歳以上の男女は、統一地方選挙があることを知っていたのか、見てみましょう。「選挙がある」と認識していた人は全体の15%程度にとどまり、選挙について知らなかった人が8割以上に上るという結果でした。実際の投票行為とかかわってくる点ですが、投票以前に、選挙の認識がない人が多数を占めるようです。質問2:あなたの住民票がある地域では4月に統一地方選挙が行われる予定ですか。(選択式/単一)日本財団「18歳意識調査第55回地方議会」より※1 質問1で統一地方選挙の実施について「実施されることを知らなかった」もしくは「統一地方選挙の意味などをよく知らなかった」と回答した人を「統一地方選挙の実施自体を知らない」に分類した。※2 選挙が予定されている地域に住民票がある18歳以上の回答者のみを集計した。選挙が予定されている地域については、総務省「令和5年統一地方選挙執行予定団体に関する調査(令和5年1月1日時点)」を基に判断した。選挙の実施を知っていた人の投票意欲は高いでは、投票への意欲はどうなのでしょうか。自身の住民票のある地域で選挙があることを知っていた18歳以上の男女のうち、「投票する」と回答した割合は8割以上と高い結果でした。質問3:あなたは今年4月の統一地方選挙で、投票する予定ですか。(選択式/単一)日本財団「18歳意識調査第55回地方議会」より※※選挙が予定されている地域に住民票がある18歳以上の回答者のうち、選挙があることを認識していた回答者のみを対象とした質問。選挙が予定されている地域については、総務省「令和5年統一地方選挙執行予定団体に関する調(令和5年1月1日時点)を基に判断した。投票しない理由ちなみに、「投票しない」と回答した人に理由を聞いた結果は次の通りです。N数が少ないため参考値となりますが、「どの候補者がよいかわからない/違いがよくわからないから」、「投票に行くのが面倒くさいから」、「選挙に関心がないから」といった解答が上位になりました。日本財団「18歳意識調査第55回地方議会」よりまとめ日本財団の「18歳意識調査」から、統一地方選挙に関するアンケート結果をご紹介しました。総務省によると統一地方選挙の投票率は長年、減少の一途をたどっています。18歳前後の若者に限って言えば、選挙があることと候補者についてどのように周知していくかがポイントになることがうかがえる結果でした。(マイナビ子育て編集部)調査概要■18歳意識調査「第55回地方議会」/日本財団調査対象:全国の17歳~19歳の男女回答数:1,000実施期間:2023年2月22日(水)~2月27日(月)調査手法:インターネット調査<関連記事>✅高校生が「親になりたくない」と思う理由、4割超を占めた回答が意外!?「子どもが嫌い」を上回ったものとは✅子どもの人権問題、1位「いじめ」に次ぐ2位が衝撃的!56%に及んだものとは。あなたは大丈夫?✅万引き、遅刻、テストを白紙で出す、いつも同じ洋服…これらの行動が意味する子どものサインとは
2023年04月10日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「アメリカ中間選挙」です。人権と環境を守る。民主主義の良心が守られた結果に。11月8日にアメリカ中間選挙が行われました。現職大統領の評価が問われ、与党は不利になることが多く、今回も共和党のイメージカラーである赤の「レッドウェーブ」が起きる(共和党圧勝)と予想されました。しかし、実際には上院は民主党と共和党が同数で、下院は共和党が多数になったものの、圧勝にはなりませんでした。民主党の善戦に大きく影響したのは、人工妊娠中絶の問題です。50年近く「中絶は憲法で定められた女性の権利」とされていました。ところが、トランプ政権時に、アメリカの連邦最高裁判所は保守派の判事が多く占めることになり、その権利は覆されました。保守派は中絶に反対しており、保守の多い州では中絶を禁止、規制する動きが増え、人工妊娠中絶ができる病院が閉鎖したり、中絶薬を販売するだけでも違法になりかねない状況に。そんななか、今年の6月、オハイオ州の10歳の少女が性暴行の被害を受け妊娠、隣の州に行かなければ中絶手術を受けられなくなったことが社会問題化しました。女性の権利を守ろうという論調に合わせる形で、民主党がある程度議席をとったのではないかといわれています。民主党は、環境問題にも積極的で、GX(グリーントランスフォーメーション)など、環境分野で産業を起こすことを明確に打ち出しています。今回は20代の若い世代の投票が目立ち、気候変動対策をここで終わらせてはいけないという思いが票に結びつきました。さらにトランプ氏の出馬予想を受け(のちに出馬を表明)、共和党支持者のなかにも、トランプ化を防ぎたいという動きが影響したのではという意見も上がっています。刹那的な富を求める資本主義というよりは、持続可能で誰もが幸福追求できる社会のあり方を政治は調整するべきだという主張が、素直に反映されました。「民主主義の良心」が守られたともいえる中間選挙だったと思います。この直後にバイデン大統領は習近平国家主席と初対面しました。国民の支持を集めたバイデン大統領に、中国も真摯に向き合いました。世界情勢においても混乱を避け、やや安定のメッセージを示すことができたと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2022年12月21日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年12月16日「政府としては、(2%という)数字ありきということは一度も申し上げておりません」参議院選挙前の6月の党首討論で、防衛費をGDPの2%にするときの財源について問われ、こう答えた岸田首相。しかし、やはり“数字ありき”だったようだ……。12月6日、岸田首相はGDP2%を実現のために、防衛費を5年総額で43兆円とするように支持。さらに、8日の政府与党政策懇談会でこう言い放ったのだ。「約1兆円強については国民の税制でご協力をお願いしなければならない」“国民の税制”とはつまり増税のこと。《嘘でしょ??物価上昇で値上げにもついていけないのに、増税なんてされたら、もう生活していくの無理。》《他国から攻めいられる前に、増税での生活苦で死ぬわ》ツイッターではさっそくこんな怨嗟の声があがっている。それもそのはず。この10年、給与は増えず、税や社会保障の負担は増すばかり。その結果、国民全体の所得に占める税金と社会保障費の負担割合である国民負担率が急激に上昇しているのだ。1990年代から長らく35%前後を推移していた国民負担率は、長引く不景気や税・社会保障費の引き上げもあって、2005年ごろから上昇を始める。10年前の2012年には39.8%に。だが、ここからの急上昇がすさまじかった。翌2013年には40%代に突入。消費税が8%に増税された2014年には42.4%、10%に増税された2019年には44.4%に。2021年には48.0%と、所得のほとんど半分が税と社会保障の負担に消えるという水準に達した。今年2022年はコロナ禍で落ち込んだ景気の回復による所得の増加でやや下がったものの、それでも46.5%になっている。わずか10年で7ポイント近く増加したことに。政治部記者はこう語る。「2012年末の政権交代から自民党政治10年は、あると言われたトリクルダウンは起こらず、ただ税負担が増えるだけの“増税の10年”だったといっていいでしょう。岸田首相もその路線を踏襲しているだけにすぎません。そもそも、岸田首相は防衛費対GDP比2%の数値目標に消極的でした。しかし、ここにきての支持率低下で、自民党内の求心力を高める必要があった。生前の安倍晋三元首相が求めていた“2%”を実現することで、最大派閥の安倍派に秋波を贈りたいという狙いもあるのでしょう」選挙前には微塵もいわなかった増税を、選挙が終われば実行する。この10年に繰り返されてきたこの欺瞞に、国民はいつ気づくのだろう。
2022年12月10日「すべて選挙応援に収れんします。安倍さんは、自民党総裁として、選挙に勝つための、支援組織の一つとして位置づけていたのでしょう。特に参議院の比例区は、雲をつかむような選挙。1万でも2万でも候補者にとってはのどから手が出るほど票が欲しいのです」国会議員が旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と関係を築くメリットを、前参議院議員で統一教会に詳しいジャーナリストの有田芳生さんがこう語る。統一教会の組織票の投票先を決めていたのは安倍晋三元首相(享年67)だったという。伊達忠一元参議院議長(83)は北海道テレビの取材に対し、2016年の参院選挙で比例区から出馬した宮島喜文氏(71)に統一教会の票を回すように安倍氏に依頼。宮島氏は12万2833票を獲得して当選したが、6万人の信者がいるとされる統一教会の票の存在は大きかったとみられる。さらに、今年7月の参院選において伊達氏は、ふたたび宮島氏に統一教会の票を回すように安倍氏に口利きを頼んだが、井上義行氏を支援することを理由に断られたという。宮島氏は当選の見込みなしとして出馬を断念、井上氏は当選を果たしている。選挙経験が豊富な、ある自民党関係者はこう語る。「支持母体が弱い議員にとっては頼みの綱になりますし、安倍さんにとっても党内で影響力を強めることができます。複数の議員が統一教会と関係を深めたのも、助けてくれるならばなんでもお願いしたいという思いがあったからでしょう」■安倍氏が統一教会との関係を“党公認”状態に自民党関係者は「票以上に影響があるのは、無償ボランティアの派遣」だという。「告示期間で使える資金は1500万円から2000万円などと決まっています。ところがカラー印刷のポスターや名刺は、ほとんどゴミになってしまうんですが(笑)、地元のミニ会合などでは何百枚も配り、数百万円かかります。さらに選挙管理委員会に届出したスタッフの給与、選挙カーの手配などで活動資金はなくなり、ボランティア全員の弁当を満足に配ることもできないのが現状。それでも、選挙スタッフの仕事は多忙です。たとえば『◯◯氏、来たる』のような、大物政治家の応援演説を知らせる立て看板も、電柱にくくりつけます。本当は違反で警察に黙認してもらっているので、演説が終わればすぐに撤去しなくてはなりません。ポスターが剥がれ落ちたりすると、有権者からクレームの電話がかかってくるので、雨や風の翌日は、朝4時、5時に見回らなければならないんです。こうした条件で働いてくれるスタッフなんて、そうそう見つかりません」宗教的な動機を背景に非常に勤勉に働く統一教会から派遣されたスタッフは選挙戦の大きな戦力になったという。しかし、そんなありがたい存在だとしても、統一教会は霊感商法や合同結婚式などで社会問題になってきた団体だ。「かつては統一教会の行事への出席は躊躇されるものでした。ところが、自民党総裁で首相の立場でもあった安倍さんが教団との関係を深めたことで状況は一変。安倍派の議員を中心に、堂々と名前を出して祝電を送り、イベントに参加するようになっていったのです」(自民党関係者)統一教会の霊感商法の被害額は35年で1237億円、直近5年でも54億円。だが、そんな団体との交際は、もはや“党公認”状態といってもよかった。「党のトップの安倍さんが堂々とやっているから、議員たちが統一教会との関係を広げることに、党として誰も忠告できなくなったのです」(自民党関係者)
2022年08月17日与野党でのタレント候補の出馬も目立った第26回参議院選挙。俳優や元アイドル、現役YouTuberなど華々しい経歴が並んだが、注目度が高いだけに言動が物議を醸した人物も。激戦の末に当選したものの、政治家としての活躍は期待できるだろうか。そこで本誌は、「期待できないタレント議員」についてアンケートを行った(7月13日~7月14日)。当選早々、「期待できないタレント議員」で上位にランクインしてしまったのは……?第3位となったのは、れいわ新選組の比例代表で初当選したお笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士議員(59)。これまでもTwitterなどで政権批判をしてきたことでも知られており、歯に衣を着せぬ物言いはしばしば賛否を呼んだ。“れいわ旋風”として期待も寄せられるが、《失言しそう》(20代女性・アルバイト)、《発言や行動が怖いので危なそうだから》(30代男性・アルバイト)と言動に危うさを感じる人もいるようだ。水道橋博士氏は、日本維新の会の松井一郎代表(58)から個人の言論を封じ込める目的の“スラップ訴訟”を起こされたことを機に出馬したと公言している。各メディアのインタビューでは、政治家になった暁には「反スラップ法を作る」と息巻いていた。加えて、同党公式サイトでは《お笑い芸人の反骨精神で権力観察を続けており、また政策的には「消費税をゼロ」「インボイス制度反対」「改憲反対=若者を戦場に送るな!」という立場の主張を自論としており、それらは「れいわ」の政治姿勢とは合致します》とも記している。このような乱立する政策に困惑する人もいるようで、《政策がよく分からない》(20代男性・契約社員)との意見も目立った。■注目度は高くても「政治家の資質を感じない」続いて第2位となったのは、自民党から出馬した元おニャン子クラブの生稲晃子議員(54)。選挙期間中はNHKが実施した立候補者アンケートをほぼ無回答で提出し、東京新聞に掲載されたアンケートも回答が他候補者と酷似していたことで波紋を呼んだ。他にも、毎日新聞のアンケートには「富裕層への課税強化に反対」と答えるも、朝日新聞のアンケートでは「所得や資産の多い人に対する課税を強化すべきだ」との設問に「どちらかと言えば賛成」と回答。釈然としない主張に、“矛盾している”との指摘も相次いだ。さらに物議を醸したのは、『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)で選挙特番インタビューを一切受けないと各テレビ局に伝えていたことが明かされたこと。その理由として「生稲氏が国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りない」と伝えられたが、陣営は後に“時間の問題”だったと猛抗議。しかし、《事前調査やインタビューを見る限り、自分の考えを一切持っておらず、政治に関しても無関心そうに見えたから》(20代女性・会社員)、《テレビ番組に出演拒否という時点で、政治家の資質を感じないから》(40代男性・アルバイト)、《自分の言葉で何も語れないから》(20代男性・学生)と、政治家としての資質に疑問を抱く声が目立った。■公約は芸能人47人の暴露話…「国政と暴露は別問題」そして残念ながら第1位になってしまったのは、NHK党の比例代表で初当選した暴露系YouTuber“ガーシー”こと東谷義和議員(50)。これまで数々の芸能人の暴露話をYouTube上で披露することで知名度を上げてきた。参院選においてもNHK党の政見放送内で東谷氏のビデオメッセージが公開され、実名を伏せる形で“芸能人47名の暴露話”を紹介していた。東谷氏は当選した暁には“47名の実名を晒して暴露する”と公約しているが、《暴露話だけでは政治は出来ないのでは?》(60代女性・主婦)、《暴露なんて興味もないし、国政と暴露とはまた別問題だ》(20代男性・無職)、《話題性のみで国民の代理という意識が低そう》(30代男性・自営業)と政治との乖離を指摘する声が。現在、ドバイに滞在中の東谷氏は、詐欺騒動による逮捕や暴露行為に対する報復行為の可能性があることから当面は帰国しない意向だという。国会を欠席することも予想されるため、《国内に居ないから》(40代女性・アルバイト)との声も上がっている。【政治家としての活躍を最も期待できないタレント議員は?】(複数回答可)1位“ガーシー”こと東谷義和:(NHK党)47.2%2位生稲晃子(自民党):30.8%3位水道橋博士(れいわ新選組):7.2%4位松野明美(日本維新の会):6.4%5位猪瀬直樹(日本維新の会):3.6%6位中条きよし(日本維新の会):3.2%7位青島健太(日本維新の会):1.6%国会議員となったからには、不安を払拭するように責務を果たしてもらいたい!
2022年07月20日自民党が単独で改選過半数となる65議席を獲得するなど、与党が大勝した第26回参議院選挙。いっぽうで、今回の選挙戦ではタレント候補者の出馬も目立った。熾烈な選挙戦を勝ち抜き、当選した7名のタレント議員のなかで、強い発信力をもって政治家として活躍してくれそうなのはいったい誰か。そこで本誌は、「期待できるタレント議員」についてアンケートを行った(7月13日~7月14日)。個性的なタレント議員が並ぶなか、「期待できるタレント議員」で上位に選ばれたのは……?まず第4位に食い込んだのは、NHK党の比例代表で初当選した暴露系YouTuberの“ガーシー”こと東谷義和議員(50)。今年2月にYouTubeチャンネルを開設し、次々と“芸能界の裏側”を暴露することで知名度を上げた東谷議員ならではの活躍を望む声が多かった。《政界の暴露をやってくれると思うから》(60代女性・会社員)、《色々なスキャンダルを暴きそう『森友問題』や『桜を見る会』など、これまでの政治でもスキャンダルはあったが、そういった『政治の闇』を暴き、より透明性のある政治を目指してくれそうだから》(20代女性・会社員)と、芸能界だけでなく“政界の闇”を暴くことにも期待が寄せられている。また、《普通じゃできないようなことを自分勝手にズバズバやっていきそうなところ》(20代女性・アルバイト)と、革新的な活躍も求められているようだ。■生稲晃子は苦労経験が評価、水道橋博士は強い発信力に期待第3位となったのは、自民党から出馬した元おニャン子クラブの生稲晃子議員(54)。80年代におニャン子クラブのメンバーとして芸能活動を始め、解散後は女優業を続けていた。プライベートでは’03年に結婚し、’06年に第1子を出産。その一方で’11年に乳がんが見つかり、手術をするも2度の再発によって右胸を全摘出したことを公表している。そんな生稲氏が今回の選挙戦で訴えていたのは、病気を抱える人が仕事と治療を両立していく「トライアングル型支援」の拡充だ。生稲氏は’16年9月に、安倍晋三元首相(享年67)が議長を務める「働き方改革実現会議」の民間議員に選ばれ、闘病経験をもとにこの支援体制を提唱し採用された実績がある。《アイドル時代から苦労している》(60代男性/派遣社員・契約社員)、《ガンを患った経験があるから》(50代男性/管理職)と、困難を乗り越えてきたことが評価されたようだ。また、投開票日直前に凶弾に倒れた安倍元首相が生稲氏の応援演説に駆けつけるなど全面支援をしていたことから《いろいろなことを経験しておられるから。安倍元総理が応援していたから》(20代男性/無職)との意見もあった。続いて第2位となったのは、れいわ新選組の比例代表で初当選したお笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士議員(59)。出馬のきっかけは日本維新の会・松井一郎代表(58)を批判する内容の動画をTwitterで紹介し、松井代表本人から訴えられたこと。水道橋博士氏はいわゆる“スラップ訴訟”だとして、今年5月に山本太郎代表(47)の遊説先で「国会で反スラップ裁判法を立法化してほしい」と直訴。すると、山本代表から“自らやってみてはどうか”と勧められ、出馬を決意したという。これまでも政権を批判する発言で注目を集めていたこともあり、《以前から政治社会に関して自己の意見や主張を表明してこられている。所属党は支持しないが彼が自由に発言することで議論は活性化すると思う》(50代女性/パート)、《おかしいことを忖度なしにおかしいと指摘し、正しい方向に導こうと努力しそうだから》(40代女性/専業主婦)と発信力に期待する声が。ただ、《自論を持っており、確固たる意志がある。しかし、下手すると独りよがりになり得そう》(40代男性/管理職)との指摘も。他には《山本太郎がいるから》(50代男性/無職)、《れいわ新選組を支持している》(30代男性/パート・アルバイト)と、同党の支持を根拠に挙げる声もあった。■都知事経験が圧倒的な強みにそして堂々の第1位に輝いたのは、日本維新の会から比例代表で初当選した作家の猪瀬直樹議員(75)。猪瀬氏は東京都副都知事を経て、’12年12月に石原慎太郎前都知事(享年89)の辞職に伴う都知事選で当選した経歴の持ち主だ。そのような経験に信頼を寄せる人もいるようで、《都知事の経験もあり、いろいろと考えてくれそうだから》(50代女性/パート)、《都知事の経験があり、ビジョンを持っていると思います》(60代男性/会社員)、《都知事時代、不祥事はあったが良かった》(20代男性/学生)といった声が。その一方で《元都知事経験者なので他よりはましだと》(30代男性/アルバイト)、《誰も期待できないので、とりあえず政治経験者にしておきました》(40代女性/無職)と、他候補と比較して“消去法”で選んだという人もいた。加えて、《タレントとされているがもともとジャーナリストの方で、東京都知事の経験もあり、最も期待できるが、国政は、東京だけを見ていてもいけないので、地方にも目を向けていただけることが条件になる》(60代男性/公務員)といった要望も寄せられた。最終結果はこちら。【政治家としての活躍を最も期待できるタレント議員は?】(複数回答可)1位猪瀬直樹(日本維新の会):22.8%2位水道橋博士(れいわ新選組):19.4%3位生稲晃子(自民党):18.0%4位“ガーシー”こと東谷義和:(NHK党)16.0%5位松野明美(日本維新の会):10.6%6位青島健太(日本維新の会):7.2%7位中条きよし(日本維新の会):6.0%果たして、期待に応えてくれる活躍ぶりを見せてくれるだろうか?
2022年07月20日前代未聞の事件が起こりつつも、自由民主党の大勝で終わった参議院選挙。その結果が招くのは高齢者やそれを支える家族に厳しい未来だーー。7月10日に第26回参議院選挙の投開票が行われた。これから3年間は大きな選挙がないことから、岸田文雄首相(64)は思いどおりの政策ができる「黄金の3年」を迎えることになるーー。「“世論の支持”を大義名分に岸田首相は2024年の介護保険制度の“改悪”に突き進むのではと、介護現場は危機感を募らせています。財務省の諮問機関である財政制度等審議会が、介護保険サービスの利用者負担を“原則2割”にすることを提案しているからです」そう語るのは「認知症の人と家族の会」の花俣ふみ代副代表だ。“介護の社会化”のフレーズを掲げ、2000年にスタートした介護保険制度。それまで家族が担っていた介護を社会全体で支えていくはずだったが、少子高齢化によって膨れあがる社会保障費に、これまでも「負担の見直し」が何度も議論されてきた。介護度によって決まる支給限度額の範囲内であれば、一定の負担割合で介護サービスを利用することができる。負担割合は、所得に応じて1〜3割の範囲内で決まる。年金やその他収入の合計額が単身世帯では280万円未満、65歳以上が2人以上いる世帯では346万円未満であれば、負担割合は1割になる。現在、この「1割負担」の世帯が全体の約9割を占めている。■介護負担増で懸念される“介護控え”しかし、今年5月25日付の財政制度等審議会の「歴史の転換点における財政運営」と題された提言集にはこんな記述が。<介護保険サービスの利用者負担を原則2割とすることや2割負担の対象範囲の拡大を図る>介護保険制度は3年ごとに改定されるが、同審議会が提案しているのが、2024年の改定で2割負担を原則化したり、その対象者を増やしたりすることだ。これは実質的に財務省の意向といってよく、「黄金の3年」でこうした提案が実現する可能性は高まったという。「その影響は計り知れない」と警告するのは、社会福祉学が専門の淑徳大学の結城康博教授だ。「原則2割負担になれば、多くの利用者の負担は2倍になります。訪問介護(ヘルパー)や通所介護(デイサービスなど)の介護保険サービスの利用料を毎月2万円払っている人は4万円に。物価高に加え、社会保障費や税金が上がっているのに、昨年度から年金は0.4%減額されました。介護サービスの利用負担が2倍になれば、要介護者がいる世帯の家計への影響はさらに大きくなる。必要なサービスを減らす人や、利用そのものをあきらめる“利用控え”が増加します。認知症の症状が進んだり、身体機能が低下したりすることが危惧されます」【図解】「2割負担」原則で介護のお金はこんなに増える!■「要介護2」で年24万円の負担増もそこで、本誌では「原則2割負担」になった場合を想定し、介護サービス利用時の限度額を「目安」に自己負担額を試算してみた。その結果、認定者数が多い「要介護1」では年20万1千180円、「要介護2」においては年23万6千460円も負担が増えることが明らかになった。「要介護3」以降は、所得に応じて決まる自己負担額の上限を超えた分が還付される〈高額介護サービス費〉が適用される。現在の1割負担の世帯のなかでもっとも多いと思われる“住民税が課税されている人がいる世帯”の上限額は月4万4千400円。これ以上の負担額は払う必要はないが、2割になったら、要介護3の場合は年20万8千224円の負担増となる。原則2割で懸念される介護費による家計の破綻や利用控えによる症状の悪化。自民党を支持した人も、支持しなかった人も、等しく待っているのは“介護地獄”のようだ。
2022年07月19日大阪国際大学(大阪府守口市、学長:宮本郁夫)経営経済学部経済学科は、門真市との包括連携協定の取り組みの一つとして、第26回参議院議員通常選挙に係る期日前投票立会人の仕事に協力しました。主催:門真市選挙管理委員会協力学生:村井麻夏さん 経営経済学部 経済学科 公共人材・公務員コース吉末美羽さん 経営経済学部 経済学科 金融・経済コース場所:門真市役所立会人の主な仕事:投票が行われる際に、投票事務に参与するとともに、投票事務が公正に行われるよう立ち会うこと。【協力した学生の感想】村井麻夏さん「私は将来、市役所で公務員として働きたいと考えています。そのため、大学で投票立会人を募集するという話を聞き、公務員の仕事内容を知る良い機会であると考え、参加しました。参加してみると、平日のお昼だったにも関わらず、たくさんの方が期日前投票に来られていたことに驚きました。担当職員の方は、足の不自由な方や手が不自由で文字が書けない方などのサポートをされていました。市職員の方々の思いやりにあふれた仕事ぶりを間近で見学する良い機会になりました。また機会があれば参加したいと思います。」吉末美羽さん「私は市役所で2日間、選挙区と比例区の投票に立ち会いました。投票箱の施錠や閉鎖など、普段見ることの出来ない作業を目にしましたが、担当職員の方の作業の速さに驚きました。実際に市職員の方が働いておられる現場を見ることができ、大変興味深かったです。また、現場で立会人として参加してみて、若い人の投票率の低さを実感しました。今後も選挙の機会はたくさんあるので、どの候補者・政党が良いかをしっかりと考えたうえで、必ず投票しに行きたいと思いました。」【本件に関するお問い合わせ】大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部 地域協働センター住所: 大阪府守口市藤田町6-21-57TEL: 06-6902-0617(直)FAX: 06-6902-0619Mail: collabo@oiu.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月13日7月10日、第26回参議院選挙で初当選を果たした東京選挙区に自民党から立候補した元「おニャン子クラブ」の生稲晃子氏(54)。この日、テレビ各局のインタビュー取材を一切受けなかった生稲氏の対応が波紋を呼んでいる。ことの発端は、7月10日の参院選投開票に伴って放送された、「池上彰の選挙ライブ」(テレビ東京系)。番組内では、生稲氏がこの日テレビ各局のインタビュー取材を一切受けないことが伝えられた。さらにその理由について同局の記者が取材したところ、陣営の関係者が匿名を条件に“生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから”と回答したという。この報道に対し、生稲陣営は猛抗議。「よろず~ニュース」によると、取材に対し「当確が出るのが遅くなるのが見込まれ、各社のインタビューを受ける時間がないので、0(全く受けない)か100(全部受ける)かを選ぶとなった時に、0を取った」と説明していたという。さらに、匿名の関係者による“国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りない”という発言に対しては「誰がそんなことを言ったのか。ありえない。未確認の情報を公共の電波で話さないでもらいたい」と怒りを示したという。また、生稲氏のマスコミ対応責任者だという自民党の川松真一朗東京都議も、自身のツイッター上でテレビ東京の報道に対し反論。《全マスコミに本件説明をしたのは私。8時当確のような候補者ならテレビインタビューは受けていた。「陣営の関係者」なる者の発言を公共の電波を使って一方的に批判した事への怒り。》などと投稿。インタビューを受けなかったのは“時間の関係”のため、と強調した。“インタビュー拒否”の真相を「時間の問題」とした生稲陣営だが、今回の選挙期間中、生稲氏の行動はネット上でたびたび波紋を呼んでいたのも事実。NHKが実施した立候補者アンケートをほぼ無回答で提出したり、東京新聞に掲載されたアンケートでも回答が他の候補者と酷似していたのだ。前者に対して生稲氏陣営は“担当者のミス”と釈明、後者についても“党に確認しながら回答を作成した結果”と説明している。こうした“不手際”が選挙期間中に相次いで発覚していた状況の中、インタビュー出演拒否騒動に反論した生稲氏陣営。ネット上では“逆ギレ”と呆れ声が相次いでいる。《これ言い訳になってないよね?当選の報が入っていようがいまいが普通は答えるもんだよ。昨年落選した辻元さんだって選挙特番のインタビューは受けてた。》《そもそも、当確時間云々言うけど他の候補者だって同じですよね。苦し紛れの言い訳ばっかするから叩かれるんだよ。》《勉強不足だったのは分からないけど、やはり皆さん仰る通り、1社でも時間の許す限り受けるべきだった気はします。》《よく言うよ。これから勉強みたいな候補を立てといてただの逆ギレじゃないか。》《怒ってんのは国民だよ、言い訳すんな。そもそも0:100の考えがおかしいんだよ。変なプライドなんか持つな。》《落ちた人でもインタビュー応えるのに、当選した人が答えないって終わってるやろ?怒る所間違ってるやろ。》選挙期間が終わり、時間はたっぷりできるはず。国民への説明が求められる。
2022年07月11日2022年7月10日は、第26回参議院選挙が行われました。支持する候補者に一票を投じるため、各地の投票所に出かけた人は多かったでしょう。デザイナーの山口良太(@slow_camp)さんも、5歳の息子さんを連れて投票に行きました。すると、父親の投票を見ていた息子さんが「大人だけずるい!」といいだしたそうです。たしかに、大人が投票するところを見ていたら、子供だって、やってみたい気持ちになるでしょう。そこで、山口さんは息子さんでも、投票ができる『選挙』を思いつきました。Twitterで「いいアイディア!」と称賛された、選挙の内容は…。5才児と選挙に行ったら「おとなだけずるい!」とのことなので、今夜のおかず総選挙を実施しました pic.twitter.com/HilFn4Fn7m — 山口良太 (@slow_camp) July 10, 2022 『今夜のおかず総選挙』を実施!この日、候補者のポスターと投票用紙、投票箱を用意して、晩ご飯のおかずを決める総選挙が行われました!候補者は『日本ハム党シャウエッセン』『グリーンマーク党ポークウインナー』『ニチレイ党特から』。どれも有力なおかずばかりで、迷ってしまいますね…。しかし結果として、『日本ハム党シャウエッセン』と『ニチレイ党特から』に票が集まっていました!山口さんいわく、シャウエッセンはスーパーマーケットで特売の時にしか買わないとのこと。『特別感』があったことが当確の要因になったのかもしれません。投稿を見た人たちからは、たくさんのコメントが寄せられました。・これはいい勉強になる!「投票したい」って気持ちを大事にする家族が素敵。・迷ったけど、シャウエッセン氏に、日本の食卓の未来を任せたいです!・ポークウインナーの人気がなさすぎて笑いました。・アイディアが素晴らしいですね!うちもやってみたい。この後さらに、息子さんの発案で『デザート総選挙』と『飲み物総選挙』も実施され、アイスクリームの『ハーゲンダッツ』と炭酸飲料の『スコール』が圧勝したそうです!近年、選挙の投票率低下が問題となっていますが、子供の頃から身近なテーマで楽しく投票を学べたら、関心を高められるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年07月11日当キャンペーンは、一般社団法人選挙割協会と協力して実施しています。鉄道模型買取ジーオ堂(神奈川県川崎市川崎区宮前町8-13 大幸ビル4F)では、「センキョ割学生実施委員会」の活動に賛同し、2022年7月10日に投開票が実施される第26回参議院議員通常選挙で投票した方を対象に査定金額10%アップキャンペーンを行います。詳細ページ センキョ割について 7月10日(日)に投開票される第26回参議院議員通常選挙において、期日前や当日に投票した方を対象に「買取金額アップキャンペーン」を実施します。センキョ割は投票に行くことで、参加している企業から様々な割引・特典が受けられる仕組みです。政治への関心を一層高めていただき、投票へ行くキッカケになればと思い参加しました。センキョ割の概要実施期間:2022年7月10日〜2022年7月24日対象者:期間内に査定をご利用いただいた方が対象です。利用方法:票済み証明書または、投票会場での看板の写真撮影の提示ください。【店頭買取の場合】投票済証明書または投票会場での看板画像をご提示ください。【宅配買取の場合】投票済証明書または投票会場での看板画像をメールにて添付してください。特典内容:鉄道模型の買取金額を通常時より10%アップします。※買取金額が5,000円以上の場合に限ります。センキョ割学生実施委員会について全国各地域の有志、各企業と「選挙へ投票してお得な割引・特典を受けられる”センキョ割”」の運営をしています。「選挙を無意識でポジティブに捉えられる国民的行事に」「選挙割文化で社会参加意識向上のきっかけをつくる」といった選挙を盛り上げる活動している団体です。センキョ割に参加している企業・団体一覧はこちらから検索できます お問い合わせ会社名:株式会社Q.E.D.パートナーズ所在地:神奈川県川崎市川崎区宮前町8-13 大幸ビル4FURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月09日7月10日『選挙ステーション2022』は、4時間半の生放送物価高騰の経済対策、ウクライナ情勢によって揺れる安全保障、そして政治とカネ―。広島の有権者はどんな政策を重視して投票するのでしょうか。先行きが見えない中、7月10日(日)に投開票を迎える参議院選挙。広島選挙区では、改選2議席を巡り、過去最多10人の候補者が熱い舌戦を繰り広げています。広島ホームテレビ(本社:広島市)では、地上波放送とインターネットライブ配信にて、運命の開票結果はもちろん、喜怒哀楽の人間ドラマをどこよりも「速く熱く面白く」お伝えします。■地上波放送選挙ステーション20227月10日(日)よる7時58分~深夜0時25分 放送『選挙ステーション2022』内で、広島選挙区の最新情報を随時お送りします。参院選 特設サイトはこちら : 選挙ステーション2022ホームページはこちら : ■出演MC:榮真樹・坪山奏子(HOMEアナウンサー)解説:小川富之(広島大学・法科大学院・客員教授)記者解説:岡森吉宏(広島ホームテレビ県政担当)中継:渡辺美佳・小嶋沙耶香(HOMEアナウンサー)榮真樹アナウンサー坪山奏子アナウンサー渡辺美佳アナウンサー小嶋沙耶香アナウンサー■ライブ配信【速報LIVE】参院選2022広島7月10日(日)よる7時50分~地上波に先駆けYouTube「HOME広島ニュース」チャンネルにてライブ配信番組をお届け。広島選挙区の動向をより速く、より詳しくお伝えします。広島選出の総理《岸田》政権の中間評価にも位置付けられる今回の参議院選挙。投票結果の先に待つ日本の課題、広島の課題も視聴者の皆さんと一緒に考えます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月07日KEC近畿予備校(ケイ.イー.シー.株式会社 本社:大阪府枚方市、代表取締役社長:木村 剛、以下 KEC)は、令和4年7月10日投票日の第26回参議院議員通常選挙にて投票をした高校3年生並びに高卒生を対象に、KEC夏期集中講座2022の受講料の一部を免除する「選挙割」を実施いたします。KEC近畿予備校 枚方本校【選挙割実施の背景】令和3年10月に実施された第49回衆議院議員総選挙では、20代の投票率36.50%を上回ったものの、10代の投票率は43.21%に留まりました。これは、20代の次に低い投票率となっています。本来は、日頃から社会課題を認知した上で投票すべきですが、投票したことがない10代の若者が投票権を行使する際に社会にある問題を見つめ、知り、自身のキャリアのあり方を考えることも彼らにとって大切であるとKECは考えています。そこで、高校3年生・高卒生を対象に選挙割を実施することにより、彼らの投票のための行動の一歩目を踏み出すことを促すことができればと思っています。【選挙割の内容】令和4年7月10日投票日の第26回参議院議員通常選挙にて、投票し、投票証明書をKEC近畿予備校事務局に提出をした高校3年生並びに高卒生を対象に、KEC夏期集中講座2022の受講料を1,000円分(税込1,100円)免除します。今後もKEC近畿予備校では、選挙割に限らず、中学生・高校生が社会課題を認知できるような取り組みを行って参ります。■企画概要企画名 : 選挙割実施場所: KEC近畿予備校 14校(大阪府・滋賀県)URL : ■会社概要商号 : ケイ.イー.シー.株式会社代表者 : 代表取締役社長 木村 剛所在地 : 〒573-0031 大阪府枚方市岡本町4-10設立 : 1974年2月事業内容: 教育サービス業(塾予備校・英会話・日本語教師養成・国家試験対策 等)資本金 : 1,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月07日7月10日投開票の参議院選挙に向けて各党が激しい選挙戦のただなかにある。国民の大きな関心事となっているのは、今夏の電力政策だ。<安全が確認された原子力の最大限の活用を図ります>(「自由民主党・参院選公約2022」より)<安全性が確認できた原子力発電所については可能な限り速やかに再稼働します>(「日本維新の会・マニュフェスト」より)そのなかで、自由民主党や日本維新の会などは原子力発電所の再稼働を選挙公約に盛り込んでいる。6月28日には岸田文雄首相(64)が「審査の迅速化に取り組み、最大限活用する」と原発の再稼働に言及した。日本で稼動している原発は現在4基のみ。7月中旬には定期検査中の大飯原発4号機(関西電力)の再稼働が見込まれているが、電力ひっ迫の解消にはまだまだ至りそうにない。現在、停止している原発がいっせいに再稼働すれば解消するという声も多いが、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長はこう指摘する。「現在止まっている原発には、テロ対策のずさんさによって、原発の安全性を審査する原子力規制委員会によって稼働を認められなかったり、津波対策が不十分だとして裁判所に稼働を差し止められているものもあります。政府が動かしたいからといって、直ちに動かせるものではないのです」事故時の住民の避難計画の不備が指摘されている原発もある。福島第一原発事故では、「想定外」を理由に責任から逃げ続けた国や東京電力。“想定”されるあらゆる懸念が解消されるまで、安易な再稼働が許されないのは論を待たない。■原子力への固執で遅れた再生可能エネルギーの普及原子力政策そのものを見直すべき時期に来ているという。「6月17日、最高裁は福島第一原発の事故における国の賠償責任を認めないという判断を示しました。つまりは、今後、原発事故が起こった場合、電力会社がすべての損害賠償の責任をとることになる。しかし、そんな責任を電力会社が負うことはできないでしょう。さらに、ウクライナでは稼働中の原発をロシア軍によって占拠されるという事態も発生。原発が安全保障上においてもリスクであることが明白になりました。これらの問題を無視して再稼働を進めるのは民主主義国家として許されないことです」(飯田所長)政府が原子力発電に固執した結果、再生可能エネルギーへの転換が遅れたと飯田所長は指摘する。「技術的な進歩で、太陽光や風力など再生可能エネルギー(以下、再エネ)は圧倒的に低コストとなり飛躍的に普及しました。再エネは、日本では全発電量の2割に過ぎませんが、欧米ではデンマークが8割、ドイツが4割超などと、ずっと広がっている。これらの国で電力不足は起きていません」一方、日本は世界から一気に取り残されたという。「日本では2016年に電力の小売り全面自由化、2020年に発送電分離など電力自由化が進められ、再エネを普及させるシステムを目指しましたが、実質的な独占を維持したい大手電力会社によって“骨抜き”にされました。結局、“電力自由化”は中途半端で、かつての安定供給も手放してしまい、いわば『途上国型の電力不足』に直面している状況です。不完全な“改革”と事実上の独占が絡みあった構造上の問題ですから、解消するには時間がかかることでしょう。今年の冬だけでなく、来年や再来年も、電力危機に襲われる可能性は高いのです」(飯田所長)歴代の政府の失策のせいで、どうにもならないところまで追い込まれている日本のエネルギー事情。岸田首相には、これ以上失策を重ねるのではなく、抜本的な構造改革を行ってほしい。
2022年07月07日《NHK「第26回参議院選挙候補者アンケート」への私の回答に不備があり申し訳ありませんでした。》6月28日、自身のツイッターに動画をアップしてこのように謝罪したのは、7月10日に投開票が行われる参院選で、自民党から出馬している元「おニャン子クラブ」メンバーの生稲晃子氏(54)。生稲氏のNHKの候補者向けアンケートのほとんどが無回答だったこと対し、ネット上で批判が殺到。謝罪する事態となったのだ。生稲氏の選対広報担当を務める自民党の川松真一朗都議によると、アンケートへの「無回答」は事務局責任者の処理ミスで本人は回答を出していたという。そうした騒動も冷めやらぬなか、生稲氏の別のアンケートに新たな疑惑が。今度は他候補と回答が酷似していると波紋を呼んでいるのだ。疑惑が生じたのは、7月5日の東京新聞朝刊に掲載された「コロナ対応の緩和」についての質問に対する生稲氏の回答。その内容は以下の通り。《新型コロナは致死率や重症化率が高く、さらなる変異の可能性もあり、5類にすると、入院措置をはじめ健康状態の報告・把握、外出自粛等の要請ができなくなります。今後の状況等を踏まえつつ、適切に対応していきます》実は、この内容が同じ紙面に掲載されていた、自民党候補者の朝日健太郎氏(46)のものと酷似しているというのだ。朝日氏の回答は以下。《新型コロナは致死率や重症化率が高く、さらなる変異の可能性もあり5類にすると入院措置をはじめ健康状態の報告・把握・外出自粛等の要請ができなくなってしまう。今後の状況等を踏まえつつ適切な対応をすべきだ》確かに見比べてみると、語尾や句読点の個数が違うほかは一字一句同じだ。紙面に二つの酷似した回答が並んだことに対し、SNS上では“ほぼほぼコピペ”、“いくらなんでも同じすぎ”と批判が相次いだ。一体なぜ、生稲氏と朝日氏の回答が酷似しているのだろうか?生稲氏の選挙事務所に問い合わせたところ、担当者より以下のような返答を得た。「回答を作成する上で、間違いがあってはいけないので党の専門的な部分に確認しました。朝日先生のことはわからないので推測ですが、同じように確認をされたのかもしれません」所属する自民党に確認しながら回答を作った結果、似た内容になったという。また、酷似していることについての見解を求めたところ、回答は得られなかった。
2022年07月06日6月21日の『news zero』(日本テレビ系)に出演して、こう明言したのは岸田文雄首相(64)。参議院議員選挙の公示にあたっての発言だ。今回の参議院選挙で自民党が大勝すれば、次の国政選挙がある’25年までは「黄金の3年間」となり、さまざまな政策を実行しやすくなる。発言の裏にあるのは、政府が6月14日に閣議決定した、’22年版の「男女共同参画白書」。その中で、配偶者控除や第3号被保険者制度などの社会保障制度の見直しが提言されたのだ。「配偶者控除及び配偶者特別控除は、妻(配偶者)の年収が150万円以下なら、夫(納税者)の税負担が減少する制度。夫の年収に応じて控除額は変動しますが、最大38万円が所得控除されます。第3号被保険者制度は、厚生年金に加入する夫の配偶者が、自分で保険料を負担することなく年金を受け取れる制度。この場合、妻の年収が130万円以下であることが条件です」(全国紙記者)これらの制度の対象となるためには、妻の年収が上限以下でなければならない。さらに、その金額を超えて働くと、税や社会保険料の負担が生じ、年収が低いときのほうが、手取りが多いという逆転現象が生じる。男女共同参画白書では、このことが女性に年収を低く抑えて働く“就業調整”をさせ、社会進出を阻む要因になっていると主張されているのだ。■働きたくても働けないケースもある配偶者控除自体は、妻が家庭内で家事や養育などの役割の中心となり、夫の収入の獲得に大きな貢献をしているという「内助の功」を評価して’61年に設立されたもの。しかし、國學院大學経済学部の水無田気流教授(社会学)は、若い世代では今後これらの制度の恩恵を受けない世帯も増えると語る。「この制度自体は“サラリーマンの夫の収入が十分にあり、妻は家計の補助的に働く”という戦後に確立した家計モデルが前提。ただ、現在でも女性では非正規雇用が多数派なのは、正規雇用での就業と家事、育児、介護などの両立が困難だからです。さらに若年層の総体的な賃金水準の低下により、30代の男性の収入は、’97年には500万円台の人が最も多かったのが、’07年には300万円台が最多に。今後は、共働きで“壁”を考えずに働かなければ家計を維持できない世帯の増加が見込まれます」その一方で、水無田氏は「制度だけを取り去ってしまえば、特に働きたくても働けない人に負担がのしかかる」と懸念を示す。「専業主婦のなかには、夫の年収が低すぎて保育サービスにすらお金を払えずに働きに出られない人や、子どもが保育所に入れなかったり介護の必要な親を抱えていたりなど、働きたくても仕事との両立が難しいケースも少なくありません。さらに、未婚率や離婚率が上昇するなかで、親の介護をしている未婚者やシングルマザー・ファーザーなどは配偶者控除自体を受けることができないのです」仮に、配偶者控除が廃止になった場合、夫の年収が400万円で所得税率20%の家庭なら、減税されていた7万6千円が新たな負担に。また、第3号被保険者制度が廃止された場合、これまで夫の会社が負担してきた基礎年金の保険料を、国民年金保険料として月1万6千590円を支払わなければならない。年間にすると19万9千80円だ。さらに、年金だけでなく健康保険の扶養制度も廃止された場合、国民健康保険料として年間7万1千900円(新宿区、妻の収入がない場合)を新たに支払う必要がある。単純計算で年間34万6千980円が家計への負担となってのしかかることになるのだ。■配偶者控除なくすなら“介護控除”の創設を残念ながら、現状ではまだまだ女性が働きやすい環境になっているとは言えない。減少しているとはいえ、自治体が認可した保育施設に入れない「待機児童」は昨年4月の時点で約6千人存在し、介護現場の人手不足も深刻だ。水無田さんも、制度廃止の前にさらなる支援が必要だと指摘する。「先進諸国では家事代行業やベビーシッターの託児料などは税制控除の対象になっている場合が多く、おおむね2~7割が控除対象になります。しかし日本では、仕事のためにベビーシッターを利用しても控除にはなりません」女性が働いても、その収入が保育料に消えてしまうのであれば、当然働くメリットは薄くなる。さらに、水無田さんは、男女や立場の違いを問わず、個人ごとの事情や負担に応じた手当や支援が求められると続ける。「たとえば未婚・既婚を問わず育児を担う人には“育児控除”、介護を担う人には“介護控除”など、個人が負担するケアワークの状況に応じてきめ細かな控除の適用を検討するなども必要です」立命館大学産業社会学部の筒井淳也教授も、制度の見直しには、“働き方改革”をセットで行わなければ、女性の地位は低いままだと指摘する。「働く女性が増えたといっても、それは主にパートタイム労働者の話。夫が稼いでそれを妻が支えるという構図はまったく変わっていません。このような状況のまま制度をなくしても、非正規雇用の女性が労働時間を延ばすだけ。時間外労働や転勤をなくすなど、職場での抜本的な働き方改革が不可欠です」さらに「暮らしと経済研究室」主宰の山家悠紀夫さんは、これらの制度変更の目的が税収を増やすことだけにあるのではないかと懸念する。「保守政党である自民党にとっては女性の経済的な自立よりも、少子高齢化した社会の中で、税収や保険料収入を増やすことのほうが目的である可能性は否めません」男女共同参画白書では、世帯から個人への保障の切り替えや、男女がともに家事、育児、介護等の無償ケア労働を行いながら働くことができる環境作りへの言及もなされている。しかし、これらがどこまで実施されるかは不透明だ。「’20年の総裁選の際に岸田首相は食卓に座る自身と、エプロン姿で立つ妻、というまさに昭和の家庭観そのままの構図の写真をSNSに投稿していました。岸田首相が、どこまで女性の活躍を本気で考えているのか、私には疑問が残ります」(水無田さん)外で稼いで、家では育児も介護もしっかりやれでは、女性の体はいくつあっても足りないぞ。
2022年06月30日7月10日に投開票が行われる参議院議員選挙。各党が投開票日に向けてしのぎを削っている日々だ。「メディア各社の序盤の情勢調査では、自民党と公明党の与党が優勢という結果が出ていました。しかしここにきて、立憲民主党や日本維新の会を中心に野党が支持率で追い上げを見せており、まだまだ情勢には変化が起こりうる局面です」(政治部デスク)議席獲得に向け、各党の代表も全国津々浦々で候補者の応援演説に立っている。そんななか、6月26日に立憲民主党の泉健太代表(47)がJR秋葉原駅前で行った演説が、SNSのガンダムファンを中心に“失笑”を買ってしまった。その演説は、次のようなものだった。「この物価高には、もっともっと怒って頂きたい。まさに『立てよ、国民』。私は皆さんにお伝えしたい。この悲しみ、この苦しみを怒りに変えて「立てよ、国民」。我々は自由民主党に比べれば戦力は少ないけれど、しかし、正義の戦いをしている」ところが、引用したキャラクターは残虐非道な“悪役”。あまり反応は良いものではなく……。「泉代表が引用したのは、『機動戦士ガンダム』のキャラクターであるジオン公国軍を率いる独裁者、ギレン・ザビ総帥の演説です。同作では、地球連邦軍とジオン公国軍による『一年戦争』がストーリーの軸になっていて、ギレン総帥は国民をカリスマ的な指導力と選民思想で扇動し、ジオン軍の残虐非道な大量虐殺を主導した“悪役”として描かれています。こうしたこともあってか、SNS上の反応は、あまり好意的なものが多くないようですね」(ガンダムに造詣のある政治部記者)《あれ独裁者の言葉だぞ?》《作中で父を謀殺し妹に暗殺された人物だというのは承知でやってるのかな》《ジオン軍の側でいいのか》《元の演説が弟の死を政治利用するやつなのに…》SNSでの反応を受けて、泉代表自身もTwitter上で説明を余儀なくされた。「演説の内容に批判的なツイートに対して、泉代表は『あの一節を叫んだからといって、現実世界の皆様が簡単に扇動されることはありませんよね』『ガンダムの秀逸な点は、敵味方両軍の愛や哀しみを描き、政治体制の違いも、扇動の危険も描いていたところ』と発信したり、一定の説明を行っています。もちろんガンダムが大好きなことや、作品へのリスペクトも示していることは結構なことですが、フィクションとはいえ独裁者の演説を引用するというのは、少し軽率だったのではないかと個人的には感じてしまいます」(前出・政治部記者)泉代表も、甘いようで……。
2022年06月28日選挙啓発イメージキャラクターを務める歌舞伎俳優の市川猿之助、女優の生田絵梨花が出演する、「第26回参議院議員通常選挙」の新CM「投票する。一票は、私の声だから。」投票日周知編、期日前投票周知編、感染症対策周知編が22日より放送される。さらに「新型コロナウイルス感染症対策について」編も同日にWEB上で公開。新CMでは、「私たちの暮らしのために、明日のために、声を届けよう。投票する。一票は私の声だか ら」と二人が力強く呼びかけ、期日前投票や感染症対策を周知していくもの。WEBで公開される「新型コロナウイルス感染症対策について」編では、投票所における感染症対策の内容と、来場者へのお願いとして、マスクの着用と咳エチケット、ソーシャルディスタンス、筆記用具持参が可能であること、期日前投票の積極的な活用について、猿之助と生田が説明する。○■市川猿之助、生田絵梨花コメント――撮影を終えての感想をお聞かせください。猿之助:投票を呼び掛けるCMは、CMのなかでも非常に特殊で、なかなか体験できませんけど、今回お声掛けいただいて、貴重な役目をできて、そして投票所以外で投票箱を初めて見たので、それは役得ではないかと思いましたね。生田:こんな重大な役割を担わせていただくということで、すごく緊張して現場に入ったのですが、とても明るい雰囲気ですぐに安心しました。投票がより皆様に身近に感じていただけたらいいなと思いながら撮影させていただきました。――投票のデモンストレーションをしてみた感想を教えてください。猿之助:筆記用具は自分のものが使えるというのを初めて知りました。普段は会場に用意してある筆記用具を使うので。今度は自分の筆記用具を持っていこうと思うのですが、大体鉛筆を忘れてきてしまうので、しっかり持っていきたいと思います。生田:今日はまだ穏やかな感じで出来たので、たぶん今日よりも当日の方が緊張すると思います。――人生で初めて選挙で投票した時の気持ちや、これまでの選挙、投票についてのエピソードなどについて教えてください。猿之助:初めて投票した時は至れり尽くせりで、分からなくても係の方がちゃんと説明してくださいますし、行って、名前を書いて、投票というと結構時間がかかるのかなと思っていたら、意外とスムーズに出来ました。本当に忙しいなかでも舞台が立て込んでいる間でも行って短時間で出来るんだ、意外と簡単なんだなと。投票ということ自体は重い行為ですけど、手続きとしては非常に簡単だという思いはありますね。(初めて投票した時の気持ちは)本当にこの声が届いているのかなと思いました。ただ、そういう小さなものが一つ一つ集まって、大きなものになるので、塵も積もればではないですが、小さい一票かもしれませんけど、確実にそれは声となって届くとは信じてますね。生田:やっぱり大人になったということで選挙はちゃんと行かないとね、と家族で話し合って、 それで近所の小学校に投票しに行きました。一票にすごく責任を感じ、想いを込めて投票しました。――これまで選挙のある日はどのように過ごされていましたか?猿之助:日常の一部ですね。特別なことではないと思っているので。普通の国民としての生活の一部ですからね。普通に生活して、普通に投票に行って、普通に仕事をするという。 期日前投票は聞いたことはあるけれどやったことは無いですね。今度やってみようかなと。行ったほうが早いと思うから、てくてく行ってしまうんですけどね。生田:私もまだ当日にしか行ったことがないので、期日前投票は今度やってみたいと思います。 当日は一日中TVをつけ、どうなっているかなと見て過ごしています。――CMをご覧になる方にメッセージをお願いします。猿之助:日本ではなかなか投票に行くということに対する意識が海外に比べてまだまだですが、自覚を持って行こうと心新たに自分に言い聞かせました。生田:今回このような機会をいただけて、私も一票の重みや大切さといった意味を感じながら 投票に臨みたいと思いましたし、皆さんが「よし投票行こう!」とか、「もっといろんなことを知ろう!」と思うきっかけに少しでもなれたら嬉しいなと思います。
2022年06月22日参院選に先立ち、6月19日、主要8党への公開質問状の回答をまとめたサイト『みんなの未来を選ぶためのチェックリスト -参議院選挙2022-』が公開された。『チェックリスト』では憲法や安全保障、税制など、選挙において争点になりうる20項目についての質問に対し、各党候補が回答。しかしそのなかで、自民党のある回答が問題視されている。物議を醸しているのは、性的マイノリティに関しての「性的指向や性自認に関する差別禁止を明記した『LGBT平等法』を制定しますか?」という質問について。各党が「LGBT平等法」を制定するとの意思表示をするなか、唯一自民党だけが「×」と答えていたのだ。さらに、その補足として「差別を禁止するよりも、性的マイノリティに関する広く正しい理解を促進するとともに、多様性を受け入れる寛容で温かい社会を築きます」との説明がなされていた。「この質問に対し、たとえば立憲民主党は『国や事業者が性的指向や性自認による差別取扱いをすることの禁止等を定めるLGBT差別解消法案を国会に提出しました』と回答しており、すでにLGBTに対する差別をなくすための取り組みを進めています。国民民主党も『今国会において国民民主党は議員立法である「LGBT差別解消法案」に賛成し、共同提出を予定しております』と回答しました。自民党だけが『差別を禁止するよりも』と、差別を容認するかのような説明をしているのです」(政治部記者)各党が具体的な取り組みを説明するなか、現在の与党である自民党の姿勢にネット上では批判が集まっている。《差別を禁止する気がない国で生きてるの気が遠くなる》《この解答だけでも絶対自民党には投票しない。なんだ?「差別を禁止するよりも」って!? まともな政党なら「差別を禁止するだけでなく~」だろ。差別を許容するおまえたちの「広く正しい理解」も「寛容で温かい社会」も恐怖しか感じないよ》《「差別を禁止するよりも」とか与党が言ってんのまじでありえないし、その与党が同性婚認めないしマイノリティ教育にも後ろ向きなの、ほんと令和の政党とは思えないしこんな政党が政権握ってるのも個人的にはまじで信じられない》22日の公示を前に、自民党にとって大きな痛手となってしまったようだ。
2022年06月21日お笑いコンビ・EXITが、参議院選挙投開票当日の7月10日にABEMAで生配信予定の選挙特番でMCを務めることがわかった。9日のニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月~金曜21:00~)で発表された。『ABEMA Prime』でニュース番組MCを務めてきたこれまでの2年間においても独自の視点で選挙にまつわるニュースを斬っていき、その度に反響を呼んだEXITも選挙特番MCは今回が初挑戦。りんたろー。は「まず『僕らをキャスティングするなんて正気ですか?』と聞いた」と告白。続けて、「選んでいただいたからには、僕らがMCをやる意味を持たせられるように一生懸命やりたいと思う」と決意を語った。一方の兼近大樹は、「他局でMCを務める爆笑問題の太田(光)さんを超える炎上をしたい(笑)」と冗談を飛ばしつつも、「いろんなことを勉強しながら、自分なりに、適当にやってやろうかなと思ってます。気楽にやりますので、皆さんも気楽に観てください」と呼びかけた。(C)AbemaTV,Inc.
2022年06月09日7月10日に投開票が予定されている参議院議員選挙。まだ公式には日程発表されていないが、6月4日に自民党の茂木敏充幹事長(66)が甲府市内で開かれた会合で言及したため有力視されている。そんななか、TBSでは参院選特番『選挙の日 2022 私たちの明日』の放送を発表。総合司会は井上貴博アナ(37)と小川彩佳アナ(37)が務め、キャスターにはホラン千秋(33)、石井亮次アナ(45)が。加えてスペシャルキャスターとして、爆笑問題の太田光(57)が発表されたのだった。太田の起用がネットニュースで報じられると、たちまち賛否を呼ぶ事態となった。《そっかー、変わらないなら見ないかな。正直、選挙って国にとって重要な事で、太田さんの発言にヒヤヒヤしながら見てたくはない》《開いた口が塞がりませんでした。局ぐるみの炎上商法。確信犯》《太田さん色々言われて社長にも怒られて柄にもなく反省してましたが変わらない攻めの姿勢を期待したいですね》《太田さん、今回も期待していますよ!!》同局の選挙特番といえば、昨年10月31日放送の『選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ』で太田が炎上したのも記憶に新しい。「苦戦する自民党の甘利明氏(72)と中継が繋がった際、太田さんは『これもう戦犯ですよね?もし負けたら』などと追求しました。さらに追い討ちをかけるように、笑いながら『ご愁傷様でした』と言い放ったのです。他にも当選した二階俊博氏(83)に『いつまで政治家続けるつもりですか?』と投げかけ、本人から『失礼だよ!』と嗜められた一幕も。選挙速報の経過を真剣に見ていた視聴者も多くおり、太田さんの茶化すような言動に批判が殺到しました」(テレビ局関係者)大きな批判を受けた直後、太田は『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で「もう罵詈雑言。『言葉遣いが悪い』とか、おっしゃるとおり。何も反論できない」と反省。さらに太田の妻で事務所社長の太田光代氏(57)から、「あんたは態度が悪い。口の利き方、気をつけなさいよ」ときつく説教されたことも明かしていた。■甘利氏への「ご愁傷様」発言の真意そんな光代社長は昨年11月、本誌の取材に「本人にはめちゃくちゃ怒りましたよ」と語っていた。一方で太田の発言をめぐっては、とりわけ甘利氏に対する「ご愁傷様でした」との発言が問題視された。太田がこの言葉を発した真意について、光代社長はこう説明していた。「あの発言には太田なりの想いがあるんですよ。『太田総理』で甘利さんとも何度もお会いしているわけで、二階さんもそうですけど太田の考え方やキャラクター、発言をちゃんと理解してお話しされているんです。あの時の甘利さんは、まさかという選挙結果の中で太田と話されているわけで。太田からすれば『ご愁傷様でした』という言葉に単純な意味合いではなく、激励的な意味合いもあったと思いますし、甘利さんもわかって話されていたと思います」光代社長が言う「太田総理」とは、’06年~’10年まで放送された討論バラエティ番組『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』(日本テレビ系)。そこで太田は二階氏や甘利氏とも共演を重ねてきた。つまり太田の発言は、彼らとの信頼関係があったからこそできたというわけだ。そんな光代社長は「今後も選挙特番のような番組のオファーをいただけるのであれば、出演し続けることがむしろ太田の考えをちゃんと理解していただけると思うんです」と、太田の“再起用”に期待を寄せていた。一連の騒動を経て、今年も選挙特番への出演が叶った太田。出演するにあたり、「参院選特番の『台風の目』にしたいです。前回色々ありましたが、私の“芯”は変わらないし、今回も何が起こるかわからない感じにしたい」とコメントしている。すっかり“選挙の顔”となったが、果たして今回も嵐を巻き起こすのか――。
2022年06月09日一般社団法人菊池観光協会(熊本県菊池市)は、2022年3月6日(日)から20日(日)の期間、菊池ファンクラブ創設1周年記念企画として「菊池の観光プラン総選挙 ~全国の菊池ファンとつくるオンリーワンの観光プラン~」を開催します。菊池の観光プラン総選挙■菊池ファンクラブとは全国に34万人いるとされる菊池(地)姓など菊池一族ゆかりの人や歴史ファン、菊池市出身者、菊池に愛着を持つ人たち(市民含む)を「菊池ファン」と位置づけ、菊池市と継続的につながるための仕組みです。多様なかたちで地域に貢献していただける関係人口(菊池ファン)を創出・拡大することで、人口減少や少子高齢化といった地域課題を解決し、将来的に持続可能なまちを目指すことを目的に、2021年2月に官民連携で創設しました。菊池ファンクラブ■withコロナでも楽しめる新たな観光プランをファンと一緒に作りたい!昨年2月の菊池ファンクラブ創設記念キャンペーンで開催した「九州国首都 菊池 代表総選挙」では、インターネット投票が3万件を超えるなど好評を博し、次回の開催を期待する声が多く届きました。こうした声に応えたいという思いもあり、本キャンペーンを開催する運びとなりました。withコロナでも楽しめる新たな観光プランをファンの皆さまと一緒につくり、菊池市の観光振興を図るとともに、新たな菊池ファンの獲得につなげたいと考えています。■菊池ファンクラブ公式サイト ■「菊池の観光プラン総選挙」キャンペーン概要(1)企画内容:昨年「九州の首都・菊池 代表総選挙」を戦った4人の党首(歴史・刀剣党、食・グルメ党、自然・温泉党、全国34万人のきくちさん党)が、それぞれの推しをテーマに観光プランを持ち寄ってプレゼン大会(YouTube動画配信)を行い、インターネット上で人気投票を行います。投票と同時に募集するアイデアや意見を基に、一番得票数が多かった観光プランをブラッシュアップして商品化します。さらに、菊池ファンクラブの会員で投票していただいた方の中から抽選で「菊池温泉旅館宿泊割引券」または「菊池の特産品セット」をプレゼントします。(2)投票期間:2022年3月6日(日)午前0時から20日(日)午前0時まで(3)投票場所:菊池ファンクラブ公式サイト内( )(4)投票方法:特設サイトで投票したい党の投票ボタンをクリックします。1時間に1回複数の党に投票できます。YouTubeプレゼン動画の「いいね」数も投票数としてカウントします。(5)集計方法:公式ウェブサイトの投票数+YouTubeプレゼン動画のいいね数で競います。(6)プレゼント:菊池温泉旅館宿泊券 50,000円分 1名、30,000円分 2名菊池の特産品セット(4,000円相当) 30名※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。■熊本県菊池市の紹介(1)13もの○○百選がある自然豊かなまち人口約48,000人。熊本県の北東部に位置し、阿蘇外輪山や菊池渓谷など、豊かな自然に囲まれた「癒しの里」です。日本名湯百選や日本名水百選、日本の名滝百選など、13個もの○○百選があります。(2)高品質な食材が豊富!米食味ランキングで11年連続特Aを獲得している「菊池米」をはじめ、原木しいたけ、七城メロン、旭志牛、水田ごぼう、走る豚など、数々のブランド産品を産み出しています。2000年に渡る菊池川流域の米作り文化は日本遺産にも選ばれました。(3)昔は九州の首都だった!約650年前の南北朝時代、武士団の菊池一族が九州を治めていた頃、菊池市は首府として栄えていました。菊池(地)姓の方は子孫といわれ全国に34万人います。ちなみにあの西郷隆盛も菊池一族の子孫で、奄美に隠居していた際には「菊池源吾」(吾の源は菊池にあり)と名乗り菊池一族の精神を大切にしていたとされています。こうした豊富な地域資源を活用したまちづくりに官民連携で取り組んでいます。熊本県菊池市の紹介■法人概要法人名: 一般社団法人菊池観光協会代表者: 代表理事 合志 和洋所在地: 〒861-1331 熊本県菊池市隈府1273-1URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月04日