値上げの嵐が吹き荒れるなか、4月から参院麹町議員宿舎南棟の家賃が引き下げられることに批判の声があがっている。2月に参院議院運営委員会は経年劣化で5年ごとに家賃が下がる国家公務員宿舎の規則に準じ、東京都の千代田区にある参院町宿舎南棟の2LDKの部屋の家賃を9万2,210円から8万9,642円に引き下げることを決定。4月から実施された。「麹町の議員宿舎は東京メトロ有楽町線麹町駅から歩いて3分ほどの好立地に建てられており、駐車場も無料で使用できます。周辺で2LDK~3LDK物件の家賃相場は30万円から40万円台ですので、約9万円は破格ですね」(不動産関係者)議員宿舎が都心の一等地にあって家賃が相場の4分の1である理由を全国紙記者が説明する。「災害などが起きた際に、迅速な対応ができるように都心に建てられています。また家賃が民間の相場に比べて格安なのは、地方選出議員の東京と地元を往復する生活を保障するためです。地方と東京で2つの住居が必要で、東京に家を借りる資金がないことが議員に立候補する障害になることを防ぐ狙いがあります。ただ国会の会期中に在京するための家にしては75平方メートル2LDKは広すぎるのではないかという声もあります。さらに首都圏の新築マンションの平均価格は10年前と比べて約1.6倍になっているなかでの値下げが疑問視されています」議員宿舎の家賃引き下げにSNS上では批判の声が多数あがった。《同じ地区の同等物件に比べて賃料は1/4程度とのこと。そこから更に値下げ、どんだけ国民をバカにすれば気がすむんだろう。》《議員宿舎の家賃値下げは、国民を舐め腐ってるとしか思えない!》《衆院議員宿舎は9万円てなんやねん!こちとら家賃上がって物価高で賃金上がらず困窮しとんじゃ》《私も麹町に9万円で住みたい…》
2023年04月04日昨年の参院選で電撃当選を果たすも、3月15日の参院本会議で除名処分となり、その翌日には名誉毀損などの疑いで警視庁が逮捕状を取った“ガーシー”こと東谷義和容疑者(51)。絶体絶命のピンチに立たされるなか、ガーシー容疑者の“親友たち”にも注目が集まっている。ガーシー容疑者は、昨年に“暴露系YouTuber”として彗星のごと現れ、勢いそのままに7月の参院選で当選を果たしてからは、帰国すると逮捕されることなどを理由にあげドバイに滞在していた。しかし、当選以来、国会に一度も出席せず、議場での謝罪にも応じなかったことで、除名処分をくだされることに。さらに、俳優の綾野剛(41)やドワンゴ創業者の川上量生氏らを常習的に脅迫するなどした疑いで警視庁は逮捕状を請求しただけでなく、国際刑事警察機構を通じて国際指名手配する方針を固めるなど、一転して“お尋ね者”に。包囲網が狭まるなか、当のガーシー容疑者はというと、16日のネット配信で「すごい国やわ日本は。これで一生、帰国しないことを覚悟できました」「きょうね、この後、家に帰ってシャワー浴びて、準備して引っ越しします。念のため。引っ越し先は誰にも言わない」などと語り、“逃亡”を宣言している。日本に帰国しないまま、選挙公約に掲げていた「47個の実名暴露」もほとんど実現することなく除名されたガーシー容疑者には日本中から批判が殺到。暴露により芸能界からもマークされていたガーシー容疑者だが、心強い“味方”もいた。超人気バンドONE OK ROCKのTaka(34)とUVERworldのTAKUYA∞(43)だ。「ガーシー容疑者は、暴露系YouTuberになる前から芸能界にも数え切れないほどの知人がおり、TakaさんとTAKUYAさんもその一人でした。暴露を始めたことで、ほとんどの芸能人の知り合いはガーシー容疑者から離れていきましたが、TakaさんとTAKUYAさんは離れませんでした。Takaさんは昨年4月のライブ配信で、『彼は俺の中でまだ友達』と語り、8月のInstagramの配信ではコラボもしています。TAKUYAさんもガーシー容疑者のオンラインサロンの番組に出演するなど、ともに強い絆があるようです」(スポーツ紙記者)ガーシー容疑者は昨年9月30日に配信された「SmartFLASH」の記事の中で、2人との仲についてこう語っている。《タクヤはやっぱり冷静によう見てますよ。積極的にものを言ってくるのもタクヤやし。タカも含めて、この2人は今のところ僕にとっていてもらわないといけない。この2人は僕のサロンにすぐ出てくれたし、タクヤなんかは事務所の承諾も得ずに出てくれたんです》ガーシー容疑者が芸能界の暴露を始めた後も、交流を続けたまさに“親友”ともいえるTakaとTAKUYA。しかし、ここ最近は表立った交流がないだけでなく、ガーシー容疑者の除名や逮捕状請求については一切コメントを発表していない。国会欠席や脅迫容疑といった自らの行為によって“親友”が追い込まれるなか、沈黙を守る2人についてネット上ではこんな声が。《しかしガーシー容疑者とオトモダチ宣言してた ワンオクのtakaとかUVERworldのTAKUYA∞とかどうすんの???》《ガーシーが、自分がつるんでいる有名人を褒めている動画を観て「やっぱり俺らのTAKUYAは良い人!」言ってたuberworldのファンの人達元気?》《ガーシーださすぎる TAKUYA∞はよ縁切ってくれよ》3人の友情は永遠なのだろうか――。
2023年03月22日’22年7月の参院選当選以来、国会への欠席を続けた結果、3月15日の参院本会議で除名処分となった“ガーシー”こと政治家女子48党の東谷義和容疑者(51)。その翌日にはYouTubeなどを通して著名人を中傷したなどとして、警視庁が暴力行為処罰法違反(常習的脅迫)や名誉毀損などの疑いで逮捕状を請求した。「現在ガーシー容疑者はドバイに滞在中で、警視庁はパスポートの返納命令を外務省に要請。また国際刑事警察機構、いわゆるインターポール(ICPO)を通じて国際手配する方針を示しています」(全国紙記者)するとガーシー容疑者は16日、SNS上で音声のみのライブ配信を行い、「一生帰国しないことを覚悟いたしました。すごい国ですわ。名誉毀損で国際手配かけるのは日本くらい」とコメント。さらに「パスポートはなくなってもいい。心配せんでも、もう日本に帰らんから。お引っ越しをします。引っ越し先は誰にも言わない」とドバイを脱出し、逃亡生活を行うことを示唆した。「ガーシー容疑者が現在住んでいるドバイはUAE内にあり、ICPO加盟国。そのためパラオや台湾などの非加盟国に出国して、拘束を逃れようとしているのです」(前出・全国紙記者)そんななか、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(50)が“動いた”。堀江氏は16日、自身のYouTubeチャンネルに動画をアップし、ガーシー容疑者の今後について「逃亡し続けるんじゃないか」などと予想。そして、こう続けた。「僕はまたガーシー、出馬したら当選するんじゃねえかなと思います。立花(孝志)さん、オファーするんじゃねえかな、また」「立花さんみたいな人がいないと当選させることはなかなか難しいかもしれないですけども。国政政党で、ガーシーを立候補させる胆力がある国政政党が他にないと思うんで。もし立候補するんだったら、ガーシー、また(旧)NHK党から出るのかな」実はこの発言は、堀江氏からの「国政にまた携わるべき」という“エール”と見ることもできるという。「現在、政治家女子48党の齊藤健一郎副党首(42)が注目を集めています。齊藤副党首は堀江さんの秘書を務めてきた人物で、’21年の衆院選の際、齊藤副党首の政見放送に出演した堀江さんは『齊藤くんが当選したら、秘書をやろうかなと思っているんですよ』と宣言。当時、齊藤副党首は落選しましたが、今回ガーシー容疑者が除名されたことによって繰り上げ当選となる見込みとなったため、堀江さんが齊藤副党首の秘書になる可能性が出てきたんです。もともと懇意にしていた同党の副党首に、秘書という形で携わる可能性の高い堀江さんが『出馬したらまた受かる』と話したことは、ガーシー容疑者の再出馬の可能性があるとも取れます。現在、ガーシー容疑者は国際手配されていますが、参院選では約28万7000票を集めたという実績があります。将来、再び国政に挑戦することで、また“新たな風を吹かせてほしい”と堀江さんは考えているのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)17日、政治家女子48党の大津綾香党首は会見で「ガーシーは党員ではない、という見解」と説明。党規約上、除名となった15日付で党籍はなくなっているというが「政治家女子48党としては応援していく」とした。ホリエモンが思い描く、ガーシー容疑者の“再出馬”。その青写真は、いつか現実となってしまうのだろうか。
2023年03月17日《短い期間でありましたが、どのような結果になろうとも従いますが、受け入れることは永遠にないと思っていてください》’22年7月の参院選当選以来、ドバイなどに滞在して帰国せず、国会への欠席を続けた政治家女子48党(旧NHK党)の議員だった“ガーシー”こと東谷義和氏(51)。3月14日の懲罰委員会では同党の浜田聡政調会長(45)がガーシー氏による冒頭のコメントを代読するシーンもあったが、翌15日、参院本会議ではガーシー氏に対し議員資格を失う「除名」という最も重い処分がくだされることに。除名処分は72年ぶりのことで、国会欠席を理由とした除名は初となる。「ガーシー氏は初登院の日となるはずだった8月3日召集の臨時国会から一度も国会に姿を見せませんでした。事前に参議院に海外渡航届を提出していましたが、参院議院運営委員会の理事会は全会一致で否認。登院しないガーシー氏は参議院を悩ませる存在となり、2月22日の参院選本会議で“議場での陳謝”を科す懲罰が決まったものの、ガーシー氏は陳謝文を読み上げる動画を国会に送るのみで訪問先のトルコから帰国せず、議場での陳謝も拒否したのです。そこで14日の懲罰委員会での除名処分が決定しました」(全国紙記者)もともと暴露系YouTuberとして有名になったガーシー氏は参院選時、NHKでの政見放送で47パターンのイニシャルトークで裏話を披露。そして“当選した暁には実名での暴露”を公約に掲げていた。さらに当選後の8月12日、当時NHK党の党首だった立花孝志氏(55)は会見で、ガーシー氏の“仕事”について「政治家のスキャンダルを出し、辞任などの成果を出すこと」と説明。ところが公約は守られず、立花氏が期待していた政界を揺るがすような暴露もなかった。「ガーシー氏が当選直後にしたことは、男女のYouTuber2人のキス動画をInstagramのストーリーで“晒したこと”です。女性のYouTuberは誹謗中傷に悩まされることとなり、突発性難聴を発症し活動休止にまで追い込まれました。また、9月にはライブ配信サービス『ツイキャス』で男性芸能人2名の実名をあげた上で、ゲイ疑惑があると発言。あくまで疑惑ですが、当人が公言していないセクシュアリティを勝手に明かすことはアウティングといい、精神的に追い詰められる当事者もいます。そのためSNSでは《人として一番やっちゃダメ》といった非難が相次ぎました」(スポーツ紙記者)また’22年12月28日、ガーシー氏は『Sexy Zoneのマリウスは今スペインにいる』と「ツイキャス」で言ったものの、当時Sexy Zoneの公式Instagramには長野旅行を楽しんでいるマリウス葉(22)含めたメンバー5人の姿がアップされていた。さらにSexy Zoneは同月27日夜と28日昼に長野からインスタライブを行っていたため、《ガーシー、マリウスの件で余計信ぴょう性薄れたね》などとガーシー氏の持つ情報の正確さを疑う声がSNSで上がっていた。■立花氏との仲間割れ、不逮捕特権の喪失…7ヵ月半で窮地にさらにガーシー氏は、帰国すると言いつつ何度も延期したため《帰国するする詐欺》とSNSで揶揄されていた。「ガーシー氏はYouTubeに投稿した動画が原因で’22年の12月、著名人たちから脅迫や名誉棄損で告訴され、任意の事情聴取を要請されました。翌年1月にはガーシー氏の関係先へ家宅捜索も入りました。立花氏は『国内に戻って事情聴取に応じることについて本人から連絡があった。本人は来年1月あるいは2月に戻りたい意思は持っている』と述べましたが、ガーシー氏は1月中旬に自身の交流サイトで『3月上旬に帰国する。警視庁側にも帰国したら事情聴取に応じると伝えた』と帰国を先延ばしすることを明かしました。そして一度も国会に登院していないことを理由に2月22日の参院本会議で“議場での陳謝”を科す懲罰が決まり、3月5日に行われたインスタライブでは『飛行機(の席)はおさえています』と帰国を示唆したものの、2日後のインスタライブでは『陳謝のタイミングで帰国するのはよくないという判断になりました』と話しました」(前出・全国紙記者)3月10日、立花氏はガーシー氏が帰国しなかった責任を取って党首辞任を表明。すると、ガーシー氏はSNSの音声配信で「俺を帰国させれんかったって、あんた『帰国せんでいい』って俺に言ったやん」などと憤り“仲間割れ”が発覚した。そして今回の除名処分によって国会議員の不逮捕特権が失われ、警視庁が逮捕状請求に踏み切る可能性があると「スポニチアネックス」は報じている。7ヵ月半の議員生活を終え、ガーシー氏は窮地に立たされているようだ。
2023年03月15日7月10日に投開票が行われた参院選。その二日前に自民党の安倍晋三元首相(享年67)が銃撃事件によって死去するという事件が発生した。そんな異例の選挙戦だったため、SNSでは「“弔い選挙”になるのでは」といった声が多数上がっていた。「安倍元首相が亡くなったため、香典のように自民党へ投票する人たちが増えると考えられていました。それに合わせて、『投票率も上がるのでは』という声も。いっぽう『#投票は香典じゃない』というハッシュタグが生まれるなど、『雰囲気に流されないように』と危惧する人たちもいました」(政治部記者)しかし、蓋を開けてみれば投票率は52.05%。’19年に行われた前回の48.80%を3.25ポイント上回ったとはいえ、これは過去4番目の低さとなる。また、自民党の議席数は63だった。「参院選の前に議席獲得数を各週刊誌が予測し、自民党は62~63だろうというのが大方の見解でした。つまり、ほぼ予想通りなんです。安倍元首相が亡くなったことは、投票率にも議席数にもそれほど影響を及ぼしていないといえます。また自民党に入れるつもりだった人も、そうじゃなかった人も、事件がキッカケで投票先を変えることはあまりなかったのかもしれません」(前出・政治部記者)今回の参院選では“風が吹かなかった”といえそうだ。
2022年07月12日「その問題の支出については、私は関与していない」17日の記者会見でこう強弁したのは自民党の二階俊博幹事長(82)。その問題とは、19年参院選の広島選挙区での河井案里氏(47)陣営に自民党本部が提供した1億5千万円の選挙資金のことだ。この問題により2月、河井氏は公職選挙法違反で有罪判決を受けている。強気な発言で自民党を支えてきた二階幹事長だが、窮地に追い込まれている。報道各社が実施した世論調査によると、5カ月連続で菅義偉内閣の不支持率が支持率を上回る形に。時事通信が5月7~10日に実施した調査では、支持率は32.2%と、内閣発足後最低の数字を記録したという。「支持率急落の最大の要因は間違いなく新型コロナウイルス対策でしょう。ワクチン接種が遅々として進まず、感染者も増え続けるなか、菅内閣は“東京オリンピックだけは絶対にやる”という意思を変える素振りがない。国民の命より五輪を優先するような姿勢の菅政権に自民党支持者でさえも離れつつあるそうです」(全国紙政治部記者)この状況にはさすがの二階幹事長も危機感を露わに。17日の会見で、「持って行き場のない怒りだ。政府や与党にそういうご意見が集まってくることはやむを得ない」と身内への怒りをにじませた。しかし、果たして二階幹事長の怒りは“持って行き場のない”ものなのだろうか。自民党を牽引する最前線でいながら、二階幹事長は数々の失言で注目を集めてきた。今年1月19日放送の『クローズアップ現代+』(NHK)で、アナウンサーから新型コロナ対策の不備を指摘されると、二階幹事長は「いちいちそんなケチをつけるものじゃないですよ。与党になっていればいい時ばかりじゃない。いかなる時も与党は与党としての責務を果たさなければいけない。それが与党の責任」と逆ギレ。また2月に東京オリンピック組織委員会・森喜朗会長(当時)の“女性蔑視発言”によって、ボランティア辞退者が続出するなか、二階幹事長は「そんなことですぐ辞めると瞬間には言っても、協力して(大会を)仕上げましょうとなるのでは」と発言していた。再三にわたって、国民の感情を逆なでし続けてきた二階幹事長。支持率急落への“怒り”表明に同情する声は少なく、呆れる声が相次いだ。《自業自得も分からないとは……。定年を大幅に超えてらっしゃるのですから、引退なさっては?》《諸悪の根源の自覚が無い》《その怒りは自分自身と自党に持っていってください。文字通り殺される勢いであんたらの苛政に税金ぶんどられてる私らは怒りどころやありません》
2021年05月18日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「参院選ふり返り」です。新たな政治のスタート。ふり返りは必須。7月に行われた参議院議員通常選挙は、人々の不平や不満を一手に引き受けた2つの政党が注目を集めました。一つは、「消費税廃止。税金は稼いでいる人から取る」と、反貧困をテーマにした、れいわ新選組。もう一つは、集金方法や報道体制などNHKに対する不満を訴えた、NHKから国民を守る党(N国)です。どちらの代表もこれまで、地道な政治活動を続けてきました。れいわ新選組代表の山本太郎さんは、当選はしませんでしたが、個人名票を99万票集め、賛同者から4億円の寄付を集めました。それだけ大勢支える人がいることは与党に対するプレッシャーにもなっています。今回の選挙では、立憲民主党や共産党が比例選挙区の票数を減らしており、れいわやN国に流れたといわれています。この状況について、「人々が飛びつきやすいテーマを掲げたポピュリズムだ」と言う人もいますが、そう捉えるのは早計でしょう。既存の政党が、漠然とした理想を掲げるにとどまり、市民のリアルな声を聞いてこなかった結果の表れではないかと思います。また、48.8%という、過去2番目の投票率の低さも問題になりました。僕は街に出て、20~30代の若者に取材をしましたが、投票に行かない理由は、政治に対する諦めや不信感からではなく、「国の政策と自分の生活につながりがあると思えない」という、接点のなさからだと気付きました。しかし、「日々の生活をするのに精一杯」のあなたの状況は、社会の制度を変えることで改善できるかもしれません。なにも発言しないまま選挙にも行かず、社会のルールづくりに参加しなければ、不利益な状況を打破できず、搾取され続けることになるかもしれません。また、世界に目を向け、他の国の暮らしや制度と比べて日本の現状を知ることも大事だと思います。いままでの日本は豊かでしたが、働く人口はますます減り、日本企業は、いつの間にか世界から後れをとっています。教育レベルも思うようには伸びていません。参院選が終わったいまこそ、当選した新しい議員がどんな働きをしてくれるのか、注目の2党は期待に応えてくれるのか、目を離してはいけません。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年9月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年08月29日参院選で当選した2人の障害者議員に対するツイートが、物議を醸している。7月21日投開票の参院選では、「れいわ新選組」から出馬したALS患者の舩後靖彦氏(61)と、重度の身体障害を持つ木村英子氏(54)が当選。2人は手足を自由に動かすことができず、大型の車いすを使っている。国会内のバリアフリー化協議が進む一方、以下のようなツイートが24日に投稿され、26日時点で4.7万回もの「いいね」を集めている。《こういう方々の声を届ける『代弁者』が政治家であって、本人たちが出てきて議事進行に支障をきたすのは、キツイ言い方だけど迷惑行為にしかならない。それを助けるのが『優しさ』でもない》このツイートには《民主主義も人権も否定する剥き出しの障害者差別》《最低ですね》と批判が殺到している。また《舩後さんと木村さんは当事者でありかつ代弁者として第一線で活躍してきた人なんだけど》という反論も。舩後氏は介護サービス会社で副社長や大学講師、木村氏は3つの当事者団体で代表や幹部として活躍してきた。「迷惑行為」とのツイートをしたのは「岩崎ルイ54世」という名前のアカウント。ツイート投稿時、お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世(44)の写真をプロフィール画像に無断使用しており、なかには山田の発言だと誤解する人も。すると25日、山田ルイ53世本人が自身のツイッターで《髭男爵 山田ルイ53世 のツイッターは、当公式アカウント @higedanshakuY53 のみです。他は一切関係ありませんので、よろしくお願いします。とりいそぎm(_ _)m》と注意喚起。《他人に対して失礼で、敬意に欠けたツイートに自分の画像が添えられるのは不本意ですが、今後は事務所が対応するとのこと。お任せしました。》と報告した。さらに山田は、以下のようなツイートを書き添えた。《ただ一つ。誰に対してであれ、始める前から、「ちゃんと出来るの?」などとハードルを上げるような論調自体が、すでにバリアで、フリーではなく、理不尽で傲慢だなと思います。出来る環境をつくればいいのでは。「山田ルイ53世」としては誰でもルネッサンス出来る社会の方が好みです。》この山田のツイートには《本物の貴族!》《ルネッサ~ンス!》と賛同の声が相次いでいる。なお、与野党は25日の参院議院運営委員会の理事会で、介助者の本会議場への入場や介助者による代理投票、パソコンなど必要な機器の持ち込みなどを認めることで合意している。
2019年07月26日(Photo by Alex Holton / Adapted.)少し前の話になるが、日本では7月に参院選が行われた。 7月の参院選では、選挙年齢が20歳から18歳に変わったものの、18歳の投票率は51.1%、19歳のにいたっては39.6%という投票率だった。 なぜか? やはり若者にとって政治は「タブー」? それとも「難しい」? あるいはあなたに「関係のない」こと? 実は、投票促進、差別是正、環境保護などのキャンペーンの際に、オンラインでもオフラインでも大活躍なポスター。 そんなポスターが社会に与える衝撃を「ポスター・インパクト」と名付け、これからテーマごとに紹介していきたい。 第一回目のテーマは「政治」。 政治に興味がある人もない人も、どちらでもない人も、世界で巻き起こる「ポスター・インパクト」を知ってほしい。 AIGA(2016)まずは、2000年から開始したAIGAによる「投票へ行こう(Get Out the Vote)」キャンペーンから、6枚のポスター(フリーダウンロードなどが可能)をご紹介。 AIGA(the American Institute of Graphic Arts)は1914年に創立された、アメリカのデザインのための専門職団体。 現在AIGAでは、2万5000人ものデザイナーがメンバーとなっている。 ■ブルーク・ネルソン(Brooke Nelson)(Photo by Brooke Nelson)「ただ投票に行け」は、ブルーク・ネルソン(Brooke Nelson)による作品。 上部に小さく「完璧な選択肢なんてない」というメッセージ。 「どちらの候補も選べない」「投票したところで未来は変わらない」と思うことは、残念ながらよくあることだろうが、何もせず、誰かに未来を任せることはできない。 「完璧」な候補がいればそれに越したことはないだろうが、そうでない場合は、「完璧」ではなく「最悪」を防ぐこと、まずはそこから始めることが大切なのではないだろうか。 ■ジョン・アリオラ(John Arriola)(Photo by John Arriola)「あなたの未来に投票を」は、ジョン・アリオラ(John Arriola)による作品。 遠目から見るとアメリカ国旗色に見えるこのポスターには、異なる手書きフォント(すべての市民がアメリカをつくっていることを象徴しているという)で書かれた白い文字がぎっしり。 これらの文字を、自分のこととして捉え、理解を深めてほしいという思いが込められているという。 ■デニス・セントン(Dennis Sengthong)(Photo by Dennis Sengthong)「投票ーあなたの声が重要だ」は、デニス・セントン(Dennis Sengthong)による作品。 立体的なアメリカ国旗柄の「VOTE」の文字が、シンプルながらも印象的。 ■ケヴィン・ガリソン(Kevin Garrison)(Photo by Kevin Garrison)「われわれ合衆国の民」は、ケヴィン・ガリソン(Kevin Garrison)による作品。 アメリカ合衆国憲法前文の「われわれ合衆国の民」にインスパイアを受けているという。 ■ニキ・ブレーカー(Niki Blaker)(Photo by Niki Blaker)「永遠の監視」は、ニキ・ブレーカー(Niki Blaker)による作品。 自由と経済的な繁栄を享受するためには、投票を通じて政府に声を届けなくてはならない。 ポスターにある「『羊』の国は、『オオカミ』の政府を生むだろう」という文言は、ジャーナリスト、エドワード・R・マローからの引用だ。 投票者が羊のように従順であれば、政府は全体主義の独裁者に奪われてしまうことだろう。 それを防ぐために、「永遠の監視」という不断の努力が必要だ。 ■アレックス・ホールトン(Alex Holton)(Photo by Alex Holton)「見ていることは、行動ではない」は、アレックス・ホールトン(Alex Holton)による作品。 「選挙の過程に参加することなく、成り行きをただ眺めるだけでは、選挙結果に怒りを覚える権利すらないだろう」とアレックスは考える。 デモシスト(2016)(Photo by Demosistō)(Photo by Demosistō)香港の民主化デモ「雨傘革命」のリーダーたちが新たに立ち上げた政党「デモシスト」のポスター。 力強さの中に爽やかさを感じさせる。 ポスターに写るネイサン・ロー(羅冠聡)氏は、最年少23歳で当選を果たした。 キット・ニール(2016)(Photo by Kit Neale)ロンドンのデザイナーであるキット・ニール(Kit Neale)が、EU離脱を問う投票の際に製作したポスター。 二つのカラフルなポスターの下には、EU残留を求めるメッセージが書かれている。 「平和と結束を愛する(LOVE PEACE AND UNITY)」ポスターの下には、「EUの役割を無視するのは馬鹿げている」と印字されている。 市民連合(2016)(Photo by 市民連合)「市民連合」が、2016年7月の参議院選挙の際に製作したポスター。 Tシャツには、「権利を尊重して」「平等」「戦争ではなく、平和を」「ノー・ヘイト」「憲法を守れ」といった文字がプリントされている。 ポスターで変わる政治、動くヒト第1回目は、政治に関係するポスターをご紹介した。 政治は私たちの暮らしとは不可分なもので、政治を考え、行動していく義務が私たちにはある。 ポスターを通して、より楽しく積極的に、政治を考えるキッカケを掴んでほしい。 「こんなポスターがあるんだよ」と、政治に興味のない人に教えるのもいいだろう。 それでは、次回もお楽しみに! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!【台湾発】若者を救う「ロン毛」で「タトゥー」のヘビメタ政治家。 世界の政治が変革期を迎えている昨今。日本でも、次回の選挙から18歳以上の国民が選挙権を得るなど、何かが少しずつ変わりつつある。それに比例するように、長年懸念... ーBe inspired!
2016年10月11日参院選の最中から話題をさらってきた東京都知事選も、いよいよ7月31日の日曜日には、新しい知事が誕生することになります。それにしても、今回ほど盛り上がった都知事選はなかったのではないかと思うほど、参院選よりもたくさんの報道がなされたように感じますね。そもそも、今回選挙が行われることになったのは、前知事の舛添要一氏がお金の問題で辞任し、連日その報道がされたことが背景にあるからでしょう。舛添前都知事の問題は、春ごろから報道が始まり、約3ヶ月間「東京の話題」でいっぱいだったということになります。事実上の候補者は3人。あなたの一票を誰に捧げるかさて、都知事選では、これまでで最多の21人が立候補していますが、事実上は、自民党・公明党・日本のこころを大切にする党が推薦する増田寛也さん、野党四党が推薦する鳥越俊太郎さん、どこの推薦も受けない小池百合子さんの、この3人で争われることになりました。増田寛也さんは、直前の参院選でも国民から信任を受けた政権与党から推薦を受けているという信頼や、旧建設省出身で岩手県知事を務めたという経験から実務能力があることをアピール。鳥越俊太郎さんは、ジャーナリスト出身ということで、都政の問題や都民の問題意識に「聞く耳」を持っていることをアピールしています。そして、小池百合子さんは、現役の自民党衆議院議員ながら、自民党の推薦を得られなかったということから、組織(特に自民党の都連)の論理ではなく、都民が考える都政の実現を掲げています。待機児童や高齢者の問題、首都直下型地震への対応など、東京が抱える問題についての各候補者の考えについては、三者三様ではあるものの、裏付けとなる財源については、知事になってみないと分からないという点も多く、候補者が掲げる政策はまだ実現可能性としては未知数です。それに、何を一番重視していくのかということになると、都民も個々に関心が違うでしょう。都民の有権者は約1100万人。都民全員が納得できる政策など、なかなか難しいと思います。都知事を選ぶ重要ポイントは?では、何を基準に都知事を選べばよいのかを考えると、私は「東京都知事の資質」として何を求めるのか、ということになると思っています。首都・東京のトップとしてふさわしいのはどういう人なのかということです。舛添前都知事も、ご本人は頭脳明晰、申し分のない経歴をお持ちでしたが、公私混同など「資質」を疑うことが多々あったことで、都民からの信用を無くし、辞任することになりました。それが今回の選挙の原点であるならば、都知事としてふさわしい資質のある人を選ばなくてはなりません。東京都は、世界第三位の経済大国・日本の首都。人口は約1300万人で、都政の予算規模はスウェーデンに匹敵する13兆円。都庁で働く人も16万人もいます。これは先ごろ、EU離脱で話題になった英国で働く日本人の数ともほぼ同じ。その巨大組織を束ねる立場としては、やはり組織での指導力が必要です。同時に、首都の顔としの華やかさや話題性も必要です。4年後の東京パラリンピック・オリンピックを控え、国を挙げて準備をしていくことを考えると、政権との関係も重要です。また、今回は、主な候補者が出そろったのが、告示2日前。参院選が重なったこともありますが、政党は候補者選定に手間取り、その過程では政党のさまざまな思惑が働いたことも、それなりに報道され、私たちの前にさらけ出されましたね。政党の論理ではなく、都民のためにいかにあるべきかということをどれだけ考えているかということはとても重要です。いよいよ、あと数日で新しい都知事が決まることになりますね。その新しい都知事を決めるのは、都民有権者です。ぜひ、東京都知事としてふさわしいと思う人を、しっかり考えて、投票に行ってほしいと思っています。
2016年07月30日参院選に自民党比例代表で出馬し、当選確実となったダンスボーカルグループ・SPEEDの今井絵理子氏が10日、日本テレビ系『NNN参院選特番 ZERO×選挙2016』(21:00~23:30)に中継で出演し、心境を語った。嵐の櫻井翔から「今井さん、櫻井です」と声をかけられ、「どうも~櫻井さん! こんな場所で」と笑顔で手を振った今井氏は、選挙戦の感想を聞かれると、「18日間、梅雨の時期ということで雨の中が多かった選挙戦ですが、たくさんの方々が雨の中でも足をとめてくださり、耳を傾けてくださったこと、感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。そして、「選挙というのは自分1人で戦うものではないということを知りました。地元議員の方々、先生方、たくさんのスタッフの皆さんと一緒に戦ったという感覚があります」と語った今井氏。ピースの又吉直樹がライブのステージとの違いを聞くと、「ライブだとチケットを買って私の歌を必ず聞くというスタンスがあるけど、選挙カーに乗ると通りすがる人もいたり、応援する声も、また、厳しい声も直接聞ける機会だった」と振り返った。また、桐谷美玲がSPEEDのメンバーから祝福があったか聞くと、「LINEが来ました!」と明かし、「『選挙行ってきました。本当に頑張れ。陰ながら応援してる』ということを聞きました」と報告した。
2016年07月10日SKE48の松井珠理奈(19)が、第24回参議院議員選挙の投開票当日となる10日に約6時間半にわたって生放送するTBS系参院選特番『激突!選挙スタジアム2016』(19:56~)で、"18歳選挙特別リポーター"を務めることが4日、わかった。今回の18歳選挙で初めて投票することになった松井が、最前線で取材する。この参院選特番では、"究極のデータショー"をコンセプトに与野党の激突を生実況する。その戦いの一方で注目されているのが、初の18歳選挙。今回から選挙権が20歳から18歳に引き下げられることになり、10代の若者たちの投票は選挙結果にどう影響するのか、注目を集めている。先日行われたAKB48選抜総選挙で3位に輝いた19歳の松井珠理奈は、今回の18歳選挙で初めて投票する側になり、候補者だったアイドルが有権者に。これを機に政治に興味を持つようになり、ドラマの撮影の合間を縫ってパソコンやスマホで各党の公約をチェックし、選挙についての情報収集を始めたという。番組では、松井を"18歳選挙特別リポーター"に起用。TBSキャスター竹内明とともに実際の選挙戦を見に行き、リポートする。松井はまた、竹内とともに激しい選挙戦が繰り広げられている街頭演説を初めて見学。そして、候補者本人を直撃し、若い人にアピールするためにどんなことを意識しているのか直接聞いた。各党で繰り広げられている若者とターゲットにしたインターネット選挙の実態も取材し、さらに松井は、東京・渋谷で10代の若い人たちが今回の投票についてどう思っているのか街頭インタビューを試みる。松井は「初めて実際の選挙戦を見て、熱いエネルギーを感じました。私も10代の1人として責任を持って投票したいと思います」とコメント。松井を起用した谷上栄一プロデューサーは「感受性豊かな松井珠理奈さんが実際の選挙戦を見たときにどんな反応があるのか楽しみです。選ばれる側から選ぶ側になった彼女でしかできないコメントにも期待したいと思います」と話している。(C)TBS
2016年07月05日嵐の櫻井翔とNEWSの小山慶一郎が、日本テレビ系の参院選特番『ZERO×選挙2016』(7月10日19:58~26:00)に、番組冒頭から出演することが26日、明らかになった。今回は、18歳選挙権がスタートする選挙ということで、同局系平日夜のニュース番組『NEWS ZERO』で1票の大切さを訴えてきた櫻井が、冒頭から6時間にわたる生放送に登場。同番組からは村尾信尚、小正裕佳子、桐谷美玲、又吉直樹、さらに、平日夕方のニュース番組『news every.』から、小山らも参加し、開票状況を伝える。櫻井は「若い世代がより広がる歴史的な夜になるわけです。私と同世代の働く世代。そして私よりもずっと若い世代。皆さんがこれからの日本に何を求めるのか。そして、どうしたいのか。新たに加わる、約240万人の有権者の皆さんと共に考える夜にしたいと思っています」とコメント。小山は「まさに目の前で"日本が動く瞬間"を現場からお伝えすることに、大きなやりがいを感じています」といい、「独自のアングルを、汗をかいて見つけながら、熱のこもった現場の"今"を、駆け回ってお伝えしようと思います」と意気込みを語っている。
2016年06月26日モデルの藤田ニコルが、7月10日(19:58~25:55)に放送されるフジテレビ系の参院選開票特番『みんなの選挙』に出演することが24日、明らかになった。今回の選挙から18・19歳も選挙権を得たことを踏まえ、番組には18歳代表として藤田がスタジオに登場。藤田は与野党の政治家にも直撃し、本音を引き出していく。藤田は「選挙の番組っていっつもつまんない! だから、にこるん(自分)が出ることで、少しでも同世代の子が選挙に興味をもって見てくれたらうれしいです」と意気込みを見せている。また、お笑い芸人の厚切りジェイソンことジェイソン・ダニエルソンが、各地の選挙戦を取材し、外国人の視点から日本の選挙の"WHY!?"を斬っていく企画も展開。メインMCは『Mr.サンデー』の宮根誠司と、『みんなのニュース』の伊藤利尋アナウンサーが務め、深夜24時からは『直撃LIVE グッディ!』の安藤優子が登場。さらに、政治好きタレントの春香クリスティーンが、伊藤アナとともに政党の裏側を徹底取材する。フジテレビの高田圭太チーフプロデューサーは「ズバリ、楽しく深く…みんなで政治を考える、これまでにない特番です。速くわかりやすい選挙速報はもちろん、18歳も参加する今こそ、見逃しがちな、選挙・政治・政党の不思議な実態に切り込み、日本が抱えている問題を鋭くわかりやすく"まる暴き"していきます」と話している。
2016年06月24日タレントの壇蜜(35)が3日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に出演。自民党が今夏の参院選で壇蜜を擁立しようとしていると一部で報じられたことについて、「するわけない」と否定した。番組のエンディングで、爆笑問題の田中裕二に「出馬するって噂になっているよ。新聞に載っていたけど?」と聞かれた壇蜜は、「するわけないじゃないですか」と否定。「エープリルフールは2日前に終わってますよ」と冷静に返した。自民党は今夏の参院選で、不倫スキャンダルによって擁立を見送った作家・乙武洋匡氏の代わりに、目玉候補として壇蜜を擁立しようと白羽の矢を立てていると、一部で報じられた。
2016年04月03日ヤフーは12月5日、12月14日に投開票が行われる衆院選において、ビッグデータ分析を活用した議席数予測を発表した。議席数予測は、2013年の第23回参院選に続いて2回目。参院選の予測は、投票結果の92%が的中したという。今回の予測方法は、参院選と同じ「Yahoo!検索」のデータを基にした「投影モデル」。投影モデルは、過去の選挙事例をベースとし、公示日前後の検索量の変化を増加率としてスコア化し、公示前の検索数を用いて得票数を推定する。11月20日~12月1日までのデータを用いた。投票率が得票数に大きく影響することを受け、投票率が50%台前半と60%前後の2パターンで予測した。まずは比例区の予測結果だ。比例区の定数は180議席。投票率が50%台前半の場合、自民54、公明39、民主37、共産23、維新18、その他9、60%前後の場合、自民50、公明38、民主40、共産25、維新14、その他13という結果となった。どちらの投票率でも、公明、民主、共産が議席数を増加する一方で、自民と維新は議席を減らした。公明党の躍進により、与党の議席数は解散前よりも増やした。続いて小選挙区の予測結果を見てみよう。小選挙区の議席は全295。投票率が50%前半の場合、自民246、公明9、民主32、維新2、その他6、60%前後の場合、自民261、公明9、民主21、維新0、その他4となった。全国的に自民が圧勝して多くの議席を獲得する。ただし、投票率が下がるにつれ、北海道、北陸、信越、東海などで議席を減らし、民主が議席を伸ばすことがわかった。比例区と小選挙区の合計は、50%台前半の場合は自民300、公明48、民主69、共産23、維新20、その他15、60%の場合は自民311、公明47、民主61、共産25、維新14、その他17となった。自民党は、どちらの結果でも単独で300議席に乗り、公明を含めた与党の合計は少なくても348議席と、解散前より与党の割合が増すようだ。野党では、民主党が議席数を伸ばし、共産党も解散前の2倍以上の議席を獲得した一方で、維新は半分近くまで議席を減らす予測となった。なお、ヤフーは最新データを用いた最終予測を追加で公開するとしている(日時は未定)。
2014年12月06日