いま、最も注目を集めているCMのひとつといえば、“元”有名アニメキャラが勢ぞろいするソフトバンクの「MOON RIVER」シリーズだろう。小泉今日子が元「セーラームーン」となり、堺雅人が元「鉄腕アトム」、広瀬すずが元「ちびまる子ちゃん」、満島真之介が元「おぼっちゃまくん」、市川海老蔵が元「北斗の拳」のケンシロウ、小日向文世が元「ゴルゴ13」、又吉直樹が元「あしたのジョー」にそれぞれ扮しているが、往年の伝説的アニメから国民的アニメの主人公たちが、“現在”はダイニングバーのママだったり、歌舞伎役者や、小説家、総理大臣だったりするから驚きだ。さらにCM界では、最旬俳優たちがより身近に、職場や学校にいそうな等身大のキャラクターとなって、続々と登場している。そんなイケメン俳優たちに注目した。■こんな同僚が会社にいたら…仕事が手に着かない!?まず、「花子とアン」でブレイクし『俺物語!!』が大ヒット中の鈴木亮平、「あまちゃん」以降も映画・ドラマに活躍著しい福士蒼汰、「マッサン」以来の主演ドラマ「誤断」が控える玉山鉄二という“朝ドラ”トリオが登場する「みずほ銀行oneMIZUHO」のCM。舞台は、とあるオフィス街、ランチタイムのおそば屋。3人は同僚らしく、玉山さんが一番のお兄さんで飄々とした性格の持ち主、鈴木さんはグループ一番の頭脳派で面倒見がよく、福士さんは素直で明るい若手社員と、その設定は普段のイメージそのもの。いったいどんな会社?どんな部署?この3人と机を並べて仕事をする妄想だけで、どんなタイトな1日も乗り切れるに違いない(!?)CMとなっている。また、「住友生命」のCMで、ちょっぴりヘタレな32歳のサラリーマン・上田一(うえだはじめ)の“かすかな成長”を演じるのは、瑛太。集合写真を撮れば、たいてい後ろの端にかろうじて写り込んでいるような、何だか冴えない男。前回「仕事で1UP本人の証言」篇では、上司のズボンのチャックを指摘。さらに第2弾「部会で1UP」篇では、カラオケで先輩の歌う曲にハモリを乗せていくという高度なワザをクリアして、さらに“1UP”してみせた。完全にイケメンオーラを消している瑛太さんに加え、先輩の荒川良々、保険営業の吉田羊の証言つきという点もおもしろい。さらに、ドラマ「デスノート」などで改めて演技派であることを印象づけた窪田正孝は、先輩社員・スズキとして、パリッとしたスーツ姿で「dヒッツ」のCMに登場する。「はじまりの歌」篇では無表情な新人・サトウくんが周囲に馴染めず、落ち込んでいる様子にいち早く気づき、「ゲスの極み乙女。」の「オトナチック」をきっかけに心を通わせる。続いて「ぼくらのテッパン」篇では、職場の仲間とカラオケに興じている中、やっぱり空気を読めないサトウくんに助け船を出す優しい先輩ぶりを発揮。ほんのちょっぴり歌声も聴くことができ、また違った窪田さんの姿を楽しめるはずだ。先輩・後輩といえば、「MINTIA BREEZE(ミンティア ブリーズ)」のCMで北川景子の後輩社員に扮した吉沢亮も「あのイケメンは誰?」と話題を呼んでいる。仕事の合間のリフレッシュタイム、「充電してるの、人生を」と語るカッコいい北川さんに対し、「それ、俺と一緒にどうですか?」とハニカミながら話す様子がとってもキュート。吉沢さんは平成仮面ライダー出身で剣道2段の腕前を持ち、ドラマ「オトナ女子」や『通学シリーズ通学電車』に出演中の注目株。なお、「MINTIA(ミンティア)」CMシリーズでは、「コウノドリ」でも好演を見せる綾野剛がアツいビジネスマンに扮するバージョンもあるので、そちらもチェックしておきたいところ。■初々しい学生の言動に胸キュン必至!素敵なスーツ&メガネ男子の斎藤工が、おもむろに「人間なんて、ラララ~ラ~♪」のメロディで歌い出す「三井住友VISAカード」のCMで、上京したばかりの大学生を初々しく演じているのは、村上虹郎。ドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で、“じんたん”を熱演していたことも記憶に新しい。満員電車の中で母親からの「大学生活には慣れましたか」というメールを横目で見てしまった斎藤さんが、どこか不安げな大学生・村上さんに「これからの君の生き方次第」と伝えるのだが、その言葉で意を決した表情になるのが印象的。村上さんといえば、父・村上淳と共演しカンヌにも出向いたデビュー作『2つ目の窓』以降も、アンドロイドと人間が初共演する『さようなら』が11月21日(土)に公開され、2016年には柳楽優弥&菅田将暉&小松菜奈との共演作『ディストラクション・ベイビーズ』などが控えており、今後の活躍が楽しみな1人。また、好感度CMの「ソフトバンク」白戸家シリーズに新たに参戦したのが、ドラマ「恋仲」や映画『ビリギャル』などで注目を集め、2016年早々に公開の『ライチ☆光クラブ』では美少年のリーダーを演じる野村周平だ。「恋仲」では高校生から医師のタマゴ、『ビリギャル』では金髪の受験生、『日々ロック』ではヘタレなロッカーを演じていたが、このCMでは、これまでにない等身大の役柄ともいえるごく普通の大学生に。放送以来、文字どおりうわさに上った「教室でうわさ話」篇は、実際の大学キャンパスで撮影しただけあって、空気感がとてもリアル。登場する会話もリアルそのもので、清野菜名が扮する“うわさの彼女”は、野村さん演じる「絶対、宮田くんのタイプ!」と賑やかな女友だちが太鼓判を押す女の子。気にしてない素振りはしても、彼女が教室に入ってきたときの彼の表情を見れば、タイプか、そうでないかは一目瞭然。むしろ、“ストライク”過ぎて固まっている様子が微笑ましい。現在の「告白篇」では、彼女も含めてグループで遊ぶようになったものの、本音は2人きりでデートしたい宮田くんに対し、白戸家パパが背中を押すことに!?2人の恋の進展も気になるシリーズとなりそうだ。(text:cinemacafe.net)
2015年11月18日樹木希林と又吉直樹が、TBSで昨年に続いて放送されるスペシャルドラマ「このミステリーがすごい!」で、前回に引き続き番組案内人を務めることになり、11月16日(月)に収録が実施され、その後、報道陣の取材に応じた。TBSと「このミステリーがすごい!」大賞を主催する宝島社のコラボによるこちらの企画は、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家による書き下ろし短編小説をドラマ化する。今年は中山七里、喜多喜久、降田天が原作を担当しており、それぞれ財前直見、上野樹里、檀れいが主演する。樹木さんと又吉さんは昨年に続き視聴者と作品をつなぐ番組案内人を務め、樹木さんがベテランの女性編集者、又吉さんは売れないミステリー作家に扮して2人芝居を繰り広げる。去年とは状況が変わり、芥川賞作家となった又吉さんが、売れない作家を演じることになったが、希林さんは「こんなことになるとは思わなかった」と状況の変化に驚きを口にしつつ、受賞後の又吉さんについて「そのまんまで佇まいが変わらない。たいがい、浮足立つところが見えてくるものだけど、こんな大きな賞を獲っても腰が据わってる」と変わらぬ姿勢を称賛する。一方で自身のこの1年での変化を問われると「私は老けたなと実感してます。(先日亡くなった)加藤治子さんの葬儀でお顔を見たら、92歳なのにきれいでした。死ぬと、しわもシミもなくなるんだから『なまじ整形しないでお互いに良かったね』と言いました。以前から加藤さんと私と浅田美代子さんの中で整形に行くって話をしてたので」と独特のユーモアあふれる口調で語った。ちなみに、2人はミステリーを読むことはあるのかと尋ねると、又吉さんは「読みます。江戸川乱歩や京極夏彦さんなどを」と明かすが、樹木さんは「私は読まないです」とのこと。それでも、又吉さんの芥川賞受賞作「火花」は読んだそうで「ほぉって感心して読みました。身近に感じながら、親戚の人が書いたような気持ちで『はぁ、こんな風に書くんだ』と感心しました」と明かす。さらに、又吉さんの受賞についても「普段はひとが受賞しても喜ばないんですが、今回は『わぁ』と喜びました。それは又吉さんの人柄もありますよね」と振り返る。又吉さんは、以前にも過去の著作について希林さんに「読んだよ」と声を掛けられたことがあったそうで「嬉しかったです」と笑顔で述懐する。希林さんは「どうしてこれがこんなに面白くなるのか?と思って声を掛けました」と明かしていた。また、タイトルにちなんで最近体験したミステリーな出来事を問われると、又吉さんは「タクシーに乗ってて、道端に(空車を停めるために)手を挙げてる人がいたんですが、(又吉さんが乗ってるタクシーの)運転手さんが、僕が乗ってるのに徐行して停まりかけて『あぁ、ちゃうわ!』とまた走り始めました(苦笑)」と芥川賞作家と思えぬ存在の忘れられやすさを発揮した模様?スタジオは笑いに包まれた。ドラマ「このミステリーがすごい!」は11月30日(月)夜9時よりTBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日今年、ピースの又吉直樹さんと芥川賞を同時受賞した羽田圭介さん。見ての通りすこぶるハンサムな色男。しかし授賞式で、又吉さんの横でちょっと深めのVネックのシャツにジャケットで佇む羽田さんには、何か妙な存在感が…。受賞後、バラエティ番組に出演するにつれ、“個性的で味のある素顔”が明らかに…!!「最初に出たのがフジテレビの『アウト×デラックス』だったんですが、確かに、50人前のカレーを作ってひたすら食べ続けるとか、クッキーを焼くとか言いましたけど、それ、そんなに面白いですかねぇ…?芥川賞作家に対する世間のイメージとのギャップがあるのか、あるいは芥川賞作家が、ロボットのペッパーくんみたいにいろいろやらされてるのが面白いとか?ペッパーくんに似てるって、別々の現場で言われたんですよ。その後いろんな番組からお声がけいただきますが、みんなあの番組の印象で僕を呼び、似たような話を引き出そうとするんです。でももはや自分は“出がらしの素人”なので、もう引き出しなんてないんですよ。最近はテレビの方と打ち合わせをしていても、僕が面白いエピソードをなにも持っていない、そしてその場で嘘話をねつ造して提供する気が一切ないので、相手がイライラすることが多くなった気がします」素をどこまで、あるいはどこを見せるか。作家個人によってその線引きは異なるもの。羽田さんは、情報コントロールをしてる感が見え見えの人はカッコ悪いと、バッサリ。「キレイなところだけ見せるのって、都合が良すぎると思う。密着番組なのにカメラの前で、バッチリ整った髪型にオシャレな格好で原稿書いてる作家とか、不自然さ丸出しで馬鹿みたいですよね。いつも同じアングルで宣材写真撮ったりとかも。僕自身はどう見られたいとか全然ないので、カッコいいところを見せようとも思わないし、どうでもいいことならいくらでも晒します。だって、テレビに出るのは本を売りたいから、ですからね。でも、正直自分が思ってたほど、テレビに出ても、本、売れないです…。テレビを面白がる人と、本を買う人は種類が違いました。最近、講演会の出待ちまでしてくれる方がいて、どうやらテレビを見てファンになってくれたみたいなんですが、その人、僕の本一冊も読んだことないらしいですしね」◇はだ・けいすけ小説家。’85年生まれ。高校時代に『黒冷水』で文藝賞を受賞。今年『スクラップ・アンド・ビルド』(文藝春秋)で芥川賞を受賞した。◇芥川賞の発表を待ちながら、銀座のカラオケ店で先輩作家らとカラオケに興じていた羽田さん。その顔には、デーモン閣下のメイクが…。これで世間がざわつき始めました。※『anan』2015年11月18日号より。写真・松木宏祐イラスト・タテノ カズヒロ
2015年11月13日ほっこりした笑いがちりばめられた作風で知られる西加奈子さんと、プロのお笑い芸人である又吉直樹さん。お互いに“笑いのツボが似ている”というおふたりにとっての笑いとは?笑うこと、笑われることへの優しさがあふれる対談が実現!***西:又吉さんとは、最初はイベントでお会いして。私が『炎上する君』という短編集を出した時に帯コメントをお願いしたんですよね。又吉:それがきっかけでお会いするようになって、最初はすごく質問されたんです。興味を持って聞いてくださっているのかなと思ったけれど、だんだん、研究されてんのかなと思えてきまして…。西:つい聞いてまうねん(笑)。「今なんでそれ言ったん?」「今、最後に言ったやつは、最初から頭の中にあったん?」とか。又吉:「最初から頭にあって、はやく言いたいと思いながら喋ってました」と言ったら「ほう…」って。西:だって又吉さんは、どうしたら思いつくんだろうってことを言うから。又吉さんの笑いには2種類あると思うねん。ひとつは、例えば小学校の授業中に校庭に犬が入ってきて興奮する、という思い出みたいな笑い。それって、うちの世代にとっては「あるある」やん?でも、そんなこと人に言われるまで思い出さないでしょう?又吉さんは「ああ、そういうことあった!」って思い出させて、私の中の体温をあげてくれるの。もうひとつは、私の体の中にはまったくなかった熱が、隕石が落ちたようにバーン!と入ってくるような笑い。又吉さんが、どちらの笑いも持っていることにおののいてしまう。又吉:自分ではあまり分からないですね。「こうなったらこうなる」とは考えずに、「こんなんあったら面白いな」とは思うんですけど。西:又吉さんは自分はどっちもできまっせ、みたいに気取ってないでしょう。超フラット。帯コメントをお願いしたのは、そんな人が、もしも自分の本を「面白い」と言ってくれたら、すごく自信になるなって思ったから。又吉さん、昔、「優しい人は必ず面白いです」って言ってましたよね。又吉:言ったかもしれません。西:その時は、すぐには分からなかった。「面白い人は優しい」なら分かる。誰かを楽しませようって気持ちは美しいし、誰かに笑われてもいいっていうのは、心が大きいことだし。その逆が分からなかったけれど、今は分かる。又吉さんは絶対にスカさないし、どんな無茶なことや寒いことを言われても「そうですね」と受け入れてますよね。又吉:ああ、それだけは決めているかもしれないです。自分たちがMCをする番組に後輩が来ると、めっちゃ緊張して訳の分かんないこと言い出す奴がいっぱいおるんです。その時に「何言うてんねん」とは言わず、一回そいつの言葉を信じて、質問していくんです。それでおもろなる時があります。西:おもろなくなる時もあるでしょう?又吉:そん時は、みんなでおもろない方向に突っ走っている1~2分がおもろなっているというか。それが芸人としていいのかは分からないですけれど。「芸人やったら笑われんと笑かせ」とは、先輩たちが言うてきた言葉ですけれど、僕はあまり気にしいひんというか。西:『火花』にもそういう話がありましたよね。又吉:そう、自分の小説に書いた時、先輩から批判されるかなと思ってたんです。でも、木村祐一さんがいろんな芸人さんたちにインタビューした映画が京都国際映画祭で上映されたんですが、そのタイトルが『ワレワレハワラワレタイ』なんです。むっちゃいいタイトルだと思って。木村さんに話したら、「俺も先輩に怒られるかと思ったけれど、でもみんなの話を聞いていて、そう思ってん」って。嬉しかったですね。西:人から笑われたいって、めっちゃ懐深いことだと思う。又吉:自分が笑っていたいんです。人が笑っているのを見るのは嬉しいですし。◇にし・かなこ 1977年、テヘラン生まれ、大阪府育ち。’04年に『あおい』でデビュー。『通天閣』で織田作之助賞、『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、『サラバ!』で直木賞受賞。◇またよし・なおき 1980年、大阪府生まれ。芥川賞作品「火花」の、俳優・堤真一による朗読CDが発売中。2016年春にはNETFLIXでのドラマ『火花』が配信スタート予定。※『anan』2015年11月18日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)取材、文・瀧井朝世
2015年11月12日「デアデビル」や「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」、「センス8」といったオリジナルドラマシリーズのクオリティの高さでも話題の世界最大級のオンラインストリーミング「Netflix」。このたび、「デアデビル」に続き、マーベルとの共同実写テレビシリーズ第2弾となる「ジェシカ・ジョーンズ」の全世界同時配信が決定。併せて予告編映像とキーアートが解禁となった。Netflixは50か国以上で6,900万人の会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミング。日本では9月にサービスを開始し、その後も「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」の放送や、第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹の著書「火花」の初映像化・独占配信などで注目を集めた。『アベンジャーズ』『X-MEN』『スパイダーマン』を生み出したマーベルの本格アクション・エンターテイメントドラマ「デアデビル」の次にNetflixが放つ注目のオリジナル作品が、11月20日(金)より全世界同時配信となる「ジェシカ・ジョーンズ」だ。悲劇的な事件をきっかけに、スーパーヒーローを辞め、“私立探偵”としてのキャリアを開始することで自分の生活を取り戻そうとしていたジェシカ・ジョーンズ。しかし、ニューヨークの闇は彼女を捉えて離さず、様々な事件に巻き込まれていく――。いままでスーパーヒーローだけを描き続けていたマーベルが、苦悩しながら戦い続ける「元ヒーロー」を描くのはこれが初めて。今回解禁となった予告編映像でも、少し重めのトーンで、ジェシカのまわりで巻き起こる事件が次々と映し出されており、この映像だけでも彼女が男に媚びないタフでクールなヒロインであることが伺える。主人公・ジェシカを演じるのは『恋する遺伝子』でスクリーンデビュー後、人気ドラマ「ブレイキング・バッド」のジェーン役で人気を博し、いまハリウッドで最もホットな女優として注目を浴びるクリステン・リッター。ポスト“アン・ハサウェイ”との呼び声高く、日本でもモデル経験のあるクリステンだが、このたび主人公・ジェシカの親友役レイチェル・テイラーと共に11月2日(月)に来日することも決定している。美しい元ヒーローが主人公となる本作。マーベルとNetflixがどのような世界観を描くのか、期待をせずにはいられない。「ジェシカ・ジョーンズ」は11月20日(金)より全世界同時配信。(text:cinemacafe.net)
2015年10月27日又吉直樹が第153回芥川龍之介賞を受賞した「火花」を映像化し、「Netflix」が世界独占配信する連続ドラマの監督、及びメインキャストが決定!主人公の若手芸人を林遣都、その先輩芸人を波岡一喜、その同棲相手を門脇麦が演じ、全10話の総監督を『ストロボ・エッジ』や『娚の一生』などを手がけてきた廣木隆一が務めることが分かった。現段階での発行部数は239万部に達し、芥川賞受賞作品としての単行本発行部数が歴代1位となるなど、社会現象化した又吉さん原作「火花」の初の映像化となる本作。全10話の連続ドラマではあるものの、「Netflix」により一斉ストリーミング配信開始となるため、一般のTVドラマのように毎週1話ずつ、決まった放送時間枠などの形式はなく、1話ごとに異なった尺で各話約40~50分ほどになるという。売れない先輩後輩の芸人2人が、様々な人との関わり合いの中で「笑いとは何か」「生きるとは何か」を模索する、若者の苦悩と葛藤を描いたこの作品で、お笑いコンビ「スパークス」のボケ担当で、常に憂鬱な性格の主人公・徳永を演じるのは、2007年に映画『バッテリー』の主演で俳優デビュー、日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テンなど多くの新人賞を受賞し、その後も映画やドラマで活躍中の林遣都。そして、その徳永が師と慕う「あほんだら」のボケ担当で天才肌の芸人・神谷を演じるのは、映画『パッチギ!』や『クローズZERO』シリーズなどに多数出演、最近では『図書館戦争』シリーズにも出演するなど、実にさまざま役柄をこなす波岡一喜。その神谷と同棲し、作品中で“絶対的な美”として描かれている女性・真樹を演じるのは、映画『愛の渦』での体当たりの濡れ場が話題となり、NHK連続テレビ小説「まれ」での好演も記憶に新しい新鋭女優・門脇麦。さらに、全10話の総監督を廣木監督が務め、各話の監督には、『凶悪』で第37回日本アカデミー賞「優秀監督賞」「優秀脚本賞」を受賞した白石和彌をはじめ、『ストロボ・エッジ』『マエストロ!』などで助監督を務めてきた久万真路、『横道世之介』や『モヒカン故郷に帰る』の沖田修一の3名がそれぞれ担当する。本作の製作陣は、今回の起用に関してそれぞれ、「(徳永役:林さんは)繊細に見える容姿の中に熱い信念が感じられる俳優で、彼の技量と努力によって芸人がリアルに表現できる」、「(神谷役:波岡さんは)これまで芸人を演じた経験や芸人との親交も厚く、強さと哀愁を兼ね備えた演技力は、神谷役に適任」、「(真樹役:門脇さんは)人間の温かみと神秘性を併せ持ち、原作にある儚い距離感を表現できる」とコメント。大きな注目を集める本作で、又吉さんの分身のような芸人役を演じることに「命懸けで取り組みます」と気合い十分の林さんは、「神谷さんを師と敬い、ただ一人の相方・山下と向き合い続けたいと思います。波岡一喜さんは本読みの段階から“神谷さん”でした。お芝居を超えた、芸人さんが放つ空気感を目指します」とコメント。原作を読み、「シュールなやり取りの中に光る芸術的な表現、一人一人の人間らしさがひしひしと伝わってきて、夢中になり引き込まれました。この本に詰め込まれている又吉さんのお笑い哲学、お笑い愛を必死に読み解きながら、責任を持って徳永を演じさせていただきたいと思います」と意気込みを語った。また、若き名バイプレイヤーとしてさまざまな作品を経験してきた波岡さんは、「ただただ芸人さんの稽古と同じように、僕も相方と共に漫才の稽古を日々やるつもりでいます。稽古が自信に変わるまで」と語る。「又吉さんが大好きなのでとても嬉しかった」という門脇さんは、「火花」を読み、「自分の思い出と重なってほろ苦く甘酸っぱい気持ちを久しぶりに鮮明に思い出し、でも読み終えた後、その思い出にあたたかい眼差しを向けている自分がいました。心の片隅にあるいつかは忘れてしまいそうなほど脆い感情が凝縮されている素敵な作品でした」と、心を動かされたことを明かし、芸人を支える女性の役を「強くしなやかに表現できたらと思います」とコメントした。廣木総監督も、「芥川賞受賞作品の映像化ということはとても光栄であり、太宰治にも通じる暗さが現代にも通じると信じられる作品にしたい」と意気込みを語る本作。今後は、11月上旬にクランクイン、2016年2月ごろにクランクアップ予定だ。連続ドラマ「火花」は2016年春、Netflixにて全話を一斉配信予定。(text:cinemacafe.net)
2015年10月19日リード エグジビション ジャパンなどは10月6日、メガネが最も似合う著名人に贈られる「第28回 日本 メガネ ベストドレッサー賞」の表彰式を東京都・有明の東京ビッグサイトで開催した。表彰式には受賞した桐谷美玲さん、中村アンさん、乃木坂46、又吉直樹さん、片岡愛之助さん、見城徹さん、岸田文雄外務大臣が出席した。「第28回 日本 メガネ ベストドレッサー賞」は直近の過去1年を通じて「最も輝いていた人」そして「めがねの最も似合う人」を各界から選考し表彰するもの。国際メガネ展IOFT(International Optical Fair Tokyo)の開催を契機に、1988年から毎年実施されている。今年の受賞者には賞状とトロフィーのほかに、副賞として7種のメガネが贈られた。今回、女性の芸能界部門での受賞となった女優の桐谷美玲さんは「子どもの頃からメガネをかけていて、私の生活にはなくてはならないものなので、受賞できてうれしい」と笑顔を見せた。オフタイムにはメガネをかけるとリラックスできるという。一方で「オンタイムのときでもいろんなメガネをコーディネートして楽しむのが好き」とメガネ好きをアピールした。また、サングラス部門で受賞したのはモデルの中村アンさん。サングラス姿で表彰式のスピーチをしようとするも、冒頭に「私の顔を見てほしいので(サングラスは)外したいと思います」と宣言。会場の笑いを誘った。現在50個ほどのサングラスを持っているという中村さんは無類のサングラス好きで、同じようなデザインのものでも少し違いがあると買ってしまうという。「自分の好きなサングラスをかけてインスタグラムなどで発信してきたことが、受賞につながったと思う。人生何がおきるか分からない」と喜びを表現した。今後メガネをかけてほしい人に授与される特別賞には、乃木坂46が選ばれた。表彰式には「メガネ選抜」として、白石麻衣さんらメンバー6人が出席。中学2年生のときからメガネを持っているという白石さんは「いろんなメガネをかけて、メンバーみんなでメガネを愛していきたい」とコメントした上で「いつかメガネを取り入れたミュージックビデオも作れたらいいと思います」と意欲を見せた。このほか、男性の芸能界部門では芸人の又吉直樹さん、文化界部門では歌舞伎俳優の片岡愛之助さん、経済界部門では幻冬舎・代表取締役の見城徹さん、政界部門では岸田文雄外務大臣がそれぞれ選ばれた。
2015年10月07日お笑いコンビ・ピースの綾部祐二さんが主演する昼ドラ『別れたら好きな人』(フジテレビ系)が本日スタート。相方の又吉さんが芥川賞を受賞する一週間ほど前にはこのオファーを受けていたそうですね。又吉さん同様、彼も時の人となりうるのか、星占いでチェックしてみました!◆綾部さんは陽気な芸人サバイバー。綾部祐二さん(1977年 12月13日 生まれ)のホロスコープ彼の太陽星座は射手座。射手座の本質は精神性とレベルの高い学びです。凡庸であることを嫌い、立ち止まらない、理想に向かう、上の上を行く、そういった頂上合戦を好むタイプ。そのため、綾部さんのお仕事は芸人としてとか、お笑いだけとか、ひとつにこだわるよりも、数打てば当たるといった柔軟な精神を活かしたマルチな活動が目立つことに。相方・又吉さんの芥川賞受賞は、むしろ彼のやる気スイッチを押したことでしょう。コンビ間格差?なんて騒がれますけど、綾部さんを占う限り彼は陽気な芸人サバイバー。『又吉が芥川賞なら僕は日本アカデミー賞主演男優賞だな』などと本気で考えている可能性大。そういう部分を、人によっては天狗っぽいと感じるのかもしれません…。◆俳優業で彼の才能が花開く!?綾部さんは金星星座も射手座です。こういう人は、誰に対しても屈託なく社交的な傾向を持ちます。どんなジャンル、シチュエーション、世代からお呼びがかかっても、基本的にはノーと言わないタイプ。そういった誰もが話しかけやすい雰囲気は芸能界で必要な好感度にもつながるでしょう。運が良ければ視聴率にも。ちなみにドラマのスタート日である今日は、彼の星回りの幸運日でもあります。このドラマをきっかけに彼の魅力も才能も花開き、人気に拍車がかかる予感。『しあわせ』を探し、人生を模索し続ける主人公は、果てしなく理想を求める綾部さんには適役といえるでしょう。◆熟女好きというより、実は淑女好き!?彼の月星座は山羊座。山羊座はハメを外すことを恐れます。「熟女好き」と公言する彼の恋愛傾向にはこのことも関係していて、恋には精神性と大人な価値観を重視する傾向あり。大胆に、時には大博打を打つような恋に走る場合もあるのですが、一方でとても正統派なんですね。彼がガンガン攻めたとしても、相手には「淑女として品を保った女性であってほしい」みたいな…。彼は激しさの裏にビビリな一面を持つ自分を上手にさばき、大きな愛で包んでくれる女性を求めています。そうなると…必然的に年上、淑女、熟女がターゲットになりますよね…。◆知的でビビリなコンビ!又吉さんとは相性100%又吉直樹さん(1980年 6月2日 生まれ)のホロスコープ又吉さんの太陽星座は双子座。そして月星座は綾部さんと同じ山羊座です。月星座というのは『本当の私』を表すもの。おふたりは知性に磨きをかけることと、ビビリってところがよく似ています。山羊座の魅力は晩年運を持つこと。コツコツと長く続けてきたものが晩年になると開花します。おふたりとも、本業のお笑いで頑張りながらも、別の舞台で次々と大勝負に挑戦するのかも!(文=はゆき咲くら)【プロフィール】土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中✴略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡Hayuki Sakura Official Blog年×月×日の無料占い誕生日占いパレット【無料占い】
2015年09月28日本日9月15日(火)19時から日本テレビにて放送される「踊る!さんま御殿!!」には、映画『ヒロイン失格』の公開を控える桐谷美玲、向井理主演のスペシャルドラマ「磁石男2015」の相武紗希や松岡茉優を始め、芥川賞受賞の「ピース」又吉直樹、初参戦のじゅんいちダビットソン&とにかく明るい安村ら、いま話題の人物たちが一挙に集結。「話題の人気女優大集合」と題し、さらに坂口杏里や大久保佳代子、小林麻耶らが登場する「見る目のない女涙祭」と二本立てスペシャルで、明石家さんまと爆笑トークを繰り広げることが分かった。話題の人SPでは、「私の周囲のビックリした言動 」「私が出会った嫌な女・嫌な男」というテーマを語りに、旬な美女たちが「さんま御殿」に登場!初登場の桐谷さんは「親友が私の知らないところで○○○してた!?」「私って、もしかして嫌われている!?」とプライベートの悩みを大激白するが、ちょっぴり悲しすぎるリアル体験を相談し、スタジオは騒然。また、いま流行りの方法で相武さんの連絡先を入手していたというさんまさんに、「いつ連絡来るのかなぁと思ってずっと待ってました」と相武さん。その発言にさんまさんも思わずタジタジとなるが、さんまさんのムチャぶりから、相武さんがまさかのマル秘モノマネを披露。相武さんが赤面するひと幕もあった。そして若手随一の“カメレオン”女優・松岡さんは、渾身のモノマネを披露。福田彩乃も驚く意外な完成度にスタジオ大爆笑。だが、全員からメッタ打ちされてしまうそのワケとは!?さらに芸人で史上初の芥川賞受賞者となった「ピース」又吉は、芥川賞受賞によって起こった悩みを告白。とにかく明るい安村が、又吉さんの理解不能な言動=「とにかく暗い遊び」を大暴露するも、さんまさんが又吉さんにまさかのお願いを…?今回、ティーンを中心に絶大な人気を誇るモデル・女優の松井愛莉も初登場。バラエティに緊張気味の18歳の松井さんに、福澤朗が発声法を伝授するもそれを生かせず、さんまさんが思わずキレる!?また、メンズモデル・大倉士門は、さんまさんからありがた~い(?)あだ名を伝授されるも、さんまさんを「○○」呼ばわり!? さらにスタジオをかき乱し、さんまから痛恨の「ブロック」宣言を受けてしまう。かき乱すといえば、大ブレーク中のとにかくあかるい安村が、「安心してください!履いてますよ!」とあの格好で初登場。だが、その履いてるはずの水着を脱ぎ出してしまう事態にスタジオ中が全く安心できない展開に。一方、「見る目のない女涙祭」では、うわさの彼との破局報告するもオトボケ発言連発の坂口さんに、ナゾのパイロット男との“騙された”恋愛を激白する大久保さん、離婚当時、ある夢にうなされていたというバツイチの西川史子らが体験談を激白。バツイチ、シングルマザーのモデル・結子の、渋谷・センター街にいたトンデモない最低男のエピソードには一同驚愕!さらに、小林さんは、自身に告白してふられた男性がすぐさま妹(小林麻央)に告白したエピソードを披露するも、「妹より先に告白されたことを自慢したかっただけじゃねえか!」と逆炎上、ゲスト全員から総叩きをくらった様子だ。「踊る踊る!さんま御殿!! 2時間SP 話題の人気女優大集合&見る目のない女涙祭」は9月15日(火)19:00~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月15日映像配信の“黒船”として、ついに日本に上陸を果たした「Netflix」。シネマカフェは国内サービスが正式スタートした9月2日(水)、来日したリード・ヘイスティングス氏 (ファウンダーおよびCEO最高経営責任者)へのインタビューを敢行した。Netflixは50か国以上で6,500万人を超える会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミング。ハイクオリティな画質や低料金の月額定額制、視聴者に新たなタイトルとの出会いを提供する革新的なレコメンド機能など、さまざまな特徴があるが、競合他社との差別化として注力するのがオリジナルコンテンツの製作・配信だ。ネット配信作品として初めてエミー賞に輝いた「ハウス・オブ・カード 野望の階段」は同社の代表作である。「我々がオリジナルコンテンツに求める条件は、クオリティと多様性です。その上で誰もが楽しめる平均的なものではなく、例えば10人中2~3人が情熱的に応援してくれるコアな作品を望んでいます。そうした作品がバラエティ豊かに揃っていれば、結果的には多くの視聴者を満足させることができる。優れたクリエイターに、自由に才能を発揮してもらうことも非常に重要だと思います。それがNetflixの理念なんです」(ヘイスティングス氏)。「ハウス・オブ・カード 野望の階段」に加えて、マーベル原作の「デアデビル」、『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟が手がけるドラマチック・スリラー「センス8」、全米で社会現象を巻き起こした「オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ブラック」といったオリジナルTVシリーズは1話の尺やエピソードの数に制約がなく、基本的には全話が一斉配信されるため、その気になれば第1話から最終回まで「いきなり一気見」できるのが大きな魅力だ。すでに発表されている通り、“テラハ”の新シリーズである「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」、桐谷美玲主演の「アンダーウェア」、そして第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の「火花」初映像化など、日本でのオリジナルコンテンツ製作にも強い意欲を見せる。ヘイスティングス氏は「日本進出を前に、かなりの時間をかけてリサーチを重ねました。非常に規模が大きく、そして特殊なマーケットだからです」とふり返る。「例えば、『アナと雪の女王』が大成功する一方で、同じようにアメリカでヒットした映画のすべてが受け入れられるわけではない。韓流ドラマの人気も特徴的です。国内サービスが始動したいま、私たちは視聴履歴などから、日本についてより多くを学ぶことになるはず。それを踏まえて、世界中のNetflixユーザーが日本製作のオリジナルコンテンツを楽しんでくれるのが私の理想です。来年、全米配信する『テラスハウス』の反応が楽しみです」。映画ファンにとっては、同社が長編映画の製作にも積極的である点は見逃せない。ブラッド・ピットが主演する『ウォー・マシーン』(原題:War Machine)や、アンジェリーナ・ジョリーの監督最新作などが2016年に独占配信・劇場公開される予定だ。「たとえ日本の映画館で上映されない作品でも、Netflixなら本国と同タイミングで視聴できます。劇場とは敵対関係ではありませんし、映画はどんどん製作したいですね」(ヘイスティングス氏)。(photo / text:Ryo Uchida)
2015年09月09日10月に開催される「京都国際映画祭2015」のプログラム発表会見が7日、京都・よしもと祇園花月にて行われ、司会のお笑いコンビ・ピースをはじめ、木村祐一、村上ショージらが出席した。「京都国際映画祭」は、「京都映画祭」から伝統と志を引き継ぎ、「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマとした映画祭として昨年スタート。2年目となる今年は、「京都は、変も乱も好き」をキャッチコピーに、新たな文化を創り上げることを目的として、アジアを含む全世界に向けて発信する。会見では「映画部門」「アート部門」「クリエイターズ・ファクトリー部門」の詳細が発表され、「映画部門」では、上映作品を紹介。また、同映画祭で上映される『ワレワレハワラワレタイ(仮)』の監督として107組の芸人へインタビューを敢行した木村は「2013年2月雨上がり決死隊から始めて、昨日オールアップした」と明かし、「その中から10組ほどのインタビュー映像を、いろんな会場でご覧いただこうと思う。芸人が悲喜こもごもを自然な姿で応えてくれている、そういったところを見てもらいたい」と見どころを語った。「アート部門」では、村上ショージが、得意な墨絵の作品を誓願寺に展示することを発表。「畳一畳の大きさの竹の紙なのに、ちっぽけなものしか描けない。人間がちっちゃいからです」と謙遜して笑いを誘い、最後には「おかけんたプロデューサーをビックリさせるような作品を描いてます! ドゥーン!」と力強く宣言した。ピースの又吉直樹も、同じく誓願寺で「又吉直樹×『文学』の世界」を開催。芥川賞受賞作『火花』の表紙を飾る装画『イマスカ』(作・西川美穂)や、又吉が考えた奇想天外な四字熟語を書道家の田中象雨が描く『新・四字熟語』などが展示される。又吉は、『イマスカ』の魅力を「赤の強さと、謎というか、どういう絵なんだろうと思わせるところ」と説明し、「ぜひお怪我のないように、安全に過ごして、僕の作品も楽しんでほしい」と呼びかけた。そして、「クリエイターズ・ファクトリー部門」として、新たな才能を発掘するためのコンペティションを実施。エンターテインメント映像部門とアート部門/子ども部門に分けて展開し、それぞれ優秀賞を選出する。「京都国際映画祭2015」は10月15日~18日、よしもと祇園花月をメイン会場に、京都市内各所にて開催。
2015年09月08日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が3日、都内で行われたトークバラエティ番組『ラジオな2人 リレー』の制作発表会に、相方の綾部祐二らとともに出席した。『ラジオな2人』は、人気とトークの実力を兼ね揃え、個々での活躍の場も広げているよしもと芸人たちコンビで登場するトークバラエティで、コンビでの出演だからこそ実現する独特のはっちゃけトークを展開。パワーアップした『ラジオな2人 リレー』では、ゲストコンビが毎回登場し、2組でトークリレーを繰り広げることになった。パワーアップ前の番組で又吉は、バースデー企画で綾部はセッティングした合コンで3人の女性と会ったことをMCから紹介され、進展を聞かれると「その中の1人と約束をしてご飯を食べに行きました。素敵な方でした」と告白、綾部は「番組公認でやっているので、(又吉)先生には、食事に行った場合は報告をくださいと言ったんですけど、報告せずにガチでご飯を食べに行くという(笑)」と暴露し、会場を沸かせた。その後の進展は何もないという又吉は、報道陣から更なる追及を受けると「一見ギャルっぽいんですけど、しっかりお仕事をされている人でしたね」と明かし、次に会う予定はまだ立ってていないそうで、このままフェイドアウトするのではと質問が飛ぶと「なんて言っていいか分からないですけど、つながりはありますよ」と示唆的な発言。そんな又吉は、綾部について「コーナータイトルを言ったあとに、綾部さんがいつも変顔をしてくれるんですよ。最初は楽しいやつだと思っていたんですけど、最近分かったんですけど、たぶんクセなんですよ。それが分かってからすごく怖くなってきた」と、ストレスを感じていることを明かし、「これは1人では抱えきれないので、(ゲストコンビの)皆さんと共有したい」とパワーアップ後の番組を寄せた。トークバラエティ『ラジオな2人 リレー』は、全国無料のBSテレビ局・Dlifeにて10月4日(日)より毎週日曜日(23:55~)に放送。このほか、同会見にはブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)、千鳥(大悟、ノブ)、ハリセンボン(近藤春菜、箕輪はるか)も出席した。
2015年09月04日「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」「アンダーウェア」といった日本オリジナル作品や、マーベルの「デアデビル」など数多くのコンテンツを取りそろえる「Netflix」が、ついに本日9月2日(水)より日本でのサービスがスタート。業務提携を結んだソフトバンクとのコラボポスターが解禁となり、あの白戸家のお父さんから喜びのコメントも到着した。「Netflix」は、独自製作のオリジナルシリーズ、ドキュメンタリー、長編映画などを含め、良質なTVドラマや映画を低料金の月額定額制で配信する世界最大級のオンラインストリーミング。TV、パソコン、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、セットトップボックスなど、インターネットに接続したさまざまなデバイスに対応し、オンライン視聴ができる。Netflixオリジナルのドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」は、エミー賞などTV業界の各賞で大きな注目を集め、レオナルド・ディカプリオ製作のドキュメンタリー『ヴィルンガ』はアカデミー賞「長編ドキュメンタリー賞」にノミネートされるなど、いずれもクオリティの高い作品ばかり。日本では、そのほか、マーベルの本格アクションドラマ「デアデビル」、ウォシャウスキー姉弟監督の初のSFドラマ「センス8」、日本オリジナルコンテンツの「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」、桐谷美玲主演「アンダーウェア」、日本のTVドラマや邦画なども配信する。また、2016年には、又吉直樹の芥川賞受賞作「火花」の初映像化作品を始め、アカデミー賞受賞作『グリーン・ディスティニー』の続編、ブラッド・ピット製作・主演作『ウォー・マシーン』、アンジェリーナ・ジョリー・ピット製作・監督作『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファーザー:ドーター・オブ・カンボジア・リメンバーズ』など、注目の長編映画の配信が続々と控えている。ソフトバンクは、この「Netflix」と業務提携し、日本での申し込み受け付けから請求までまとめてサービスを提供。今後、オリジナルコンテンツの共同制作も視野に入れているという。Netflixの最大の特徴の一つ、地上波ではなかなか見られない、良質で刺激にあふれた、オリジナルドラマの数々に、白戸次郎さんも「テンション上がってキタ――!!!」とコメント。このコラボポスターは、本日よりソフトバンク店頭の主要14店舗で掲出され、9月10日(木)より、そのほかの店舗(量販店含む全国約6,000店舗)で掲出予定という。「Netflix」は本日9月2日(水)よりサービス開始。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日ネットフリックス株式会社が9月2日(水)、世界最大の映像配信サービス「Netflix」の国内サービス開始記念イベントを東京・中央区のソフトバンク銀座で開催。両社は業務提携を結び、加入の申し込み受付が、ソフトバンクの店舗や家電量販店の窓口で可能になっている。Netflixは50か国以上で6,500万人を超える会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミング。同日より、ソフトバンクの携帯電話、もしくは光ブロードバンドサービス「SoftBank 光」の利用者を対象に、店頭に加えて、利用者専用サイト、ソフトバンクのコールセンターで「Netflix」加入申し込みを受け付けている。月額利用料金は、画質や同時視聴できるストリーミング数などにより、3つのプランが用意されており、ソフトバンクの通信料金とまとめて支払うことができる。イベントには来日中のリード・ヘイスティングス氏(ファウンダーおよびCEO最高経営責任者)と、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太が出席。リード氏が「素晴らしいコンテンツを作るには、お金もかかります。ネットフリックスが日本で成功するか、命運は山里さんにすべてかかっています」と重責を託すと、山里さんは恐縮しきり。さらに“ネットフリックス永久会員権”をプレゼントされると、山里さんは「何か大きな力を手にした気分。本を書いたら、映像化してもらえそう」と、ベストセラー小説「火花」がNetflixで映像化される同期芸人・又吉直樹を意識したコメント。山里さんはNetflixで配信中の「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」に出演している。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日世界最大のインターネット映像配信サービス「Netflix」のジャパンローンチパーティが9月1日(火)、東京・六本木の国立新美術館で開催され、同サービスで第153回芥川龍之介賞を受賞した著書「火花」の初映像化・独占配信が決定した又吉直樹が出席した。芸人の作品として史上初めて芥川賞を受賞しただけではなく、発行部数は純文学として異例の230万部を突破し、いまや社会現象となった「火花」。その映像化だけに、熱い注目を集めているが、2016年の配信という以外、キャストや監督などについては「まだ、決まっていないんです」(又吉さん)。それでも、「Netflix」とのタッグを組むことに「選んでいただき、うれしいです」と喜びを語った。一方、Netflix K.K. 代表取締役社長グレッグ・ピーターズ氏は「又吉さんは素晴らしい才能の持ち主。これをきっかけに、優れた日本のクリエーターとともに、オリジナル作品を作っていきたい」と意欲満々。同席したリード・ヘイスティングス氏 (ファウンダーおよびCEO最高経営責任者)も「国内外のクリエイティブなパートナーと手を組み、グローバルに発信できる作品を生み出したい」と抱負を語った。Netflixは50か国以上で6,500万人を超える会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミング。当初、9月2日(水)の国内サービス開始が予定されていたが、パーティの席で「せっかくだから、いまから開始しよう!」(ピーターズ氏)、「よし、いまからアメリカの本社に電話するよ」(ヘイスティングス氏)と話がとんとん拍子で進み、9月1日(火)の21時頃にサービス開始が前倒しされる“サプライズ”もあった。パーティにはNetflix製作のオリジナルドラマに出演するペ・ドゥナ (「センス8」)、ラヴァーン・コックス (「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、ウゾ・アドゥバ (「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、YOUと山里亮太(「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」)が来場。また、「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」の新レギュラーとして、映画『ソロモンの偽証』で謎の転落死を遂げる中学生を演じた14歳の若手イケメン俳優、望月歩が起用されることが発表された。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日世界最大のインターネット映像配信サービス「Netflix」が9月1日(火)、都内で会見を実施。翌9月2日(水)の国内サービス開始を前に、リード・ヘイスティングスCEO は「日本の皆さんにも受け入れてもらえるはず」と自信を示した。Netflixは50か国以上で6,500万人を超える会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミング。テレビ、パソコン、スマートフォン、タブレット端末、 ゲーム機、セットトップボックスなど、インターネットに接続したあらゆるデバイスに対応したオンライン視聴が可能になっている。コマーシャルや契約期間の拘束がなく、思いのままに再生、一時停止、再開することができるほか、HDや4K:フルHDなどハイクオリティな映像を提供する。ヘイスティングス氏は「わが社にとって、とても大きなマーケット」と日本の重要性を強調し、「比較的安い価格設定ですし、とにかくコンテンツのクオリティには自信があります。特にドラマは質の高さはもちろん、全エピソードを一気配信するので、『すぐに次が見たい』という声にも応えられる。まずは視聴してもらい、利便性も含めて体験してもらえれば」とNetflixの特長をアピールした。すでに「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」「アンダーウェア」、さらに第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の「火花」初映像化など、日本独自のオリジナルコンテンツの製作にも意欲的で、「テラスハウスに関しては、日本での配信後、全世界でも配信を行います」と話していた。会見にはリード・ヘイスティングス氏(ファウンダーおよびCEO最高経営責任者)をはじめ、グレッグ・ピーターズ氏(Netflix.K.K. 代表取締役社長)、大崎貴之氏(同副社長)Netflix製作のオリジナルドラマに出演するペ・ドゥナ (「センス8」)、ラヴァーン・コックス (「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、ウゾ・アドゥバ (「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)が出席した。「センス8」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」9月2日(水)よりNetflixにて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日世界最大のインターネット映像配信サービス“Netflix”が9月1日に都内で記者会見を行い、翌日の国内サービス開始を控えるなか、リード・ヘイスティングス氏(ファウンダーおよびCEO最高経営責任者)は「日本の皆さんにも、受け入れてもらえるはず」と“日本上陸”に強い自信を示した。その他の写真50か国以上で6500万人を超える会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミングNetflix。テレビ、PC、スマートフォン、タブレット端末、 ゲーム機などネット接続されたあらゆるデバイスに対応したオンライン視聴が可能だ。コマーシャルなしで再生、一時停止、再開できるほか、HDや4K、フルHDなどハイクオリティな映像を視聴できる。「質の高いコンテンツに加えて、月額650円からという価格設定やネットならではの利便性がある」と魅力をアピールするヘイスティングス氏。日本進出を前に数年間のリサーチを行ったといい、「非常に大きなマーケット。現時点では、数値目標というよりは、とにかく視聴体験を通して、評価を高めていきたい」と語った。映画、ドラマの配信はもちろん、同社オリジナルコンテンツの製作も大きな特徴で「特にドラマは、基本的に全エピソードが完成した時点で、一気に配信しますから、『早く続きが観たい』という声にも応えられるはず」とヘイスティングス氏。日本独自のコンテンツにも注力しており、すでに『TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY』『アンダーウェア』の製作、また第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の『火花』初映像化が決定済みで、「テラスハウスは、全世界で配信する予定です」と話した。会見にはヘイスティングス氏をはじめ、グレッグ・ピーターズ氏(Netflix.K.K.代表取締役社長)、大崎貴之氏(同副社長)、Netflix製作のオリジナルドラマに出演するペ・ドゥナ(『センス8』)、ラヴァーン・コックス(『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』)、ウゾ・アドゥバ(『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』)が出席した。『センス8』『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』9月2日(水)よりNetflixにて独占配信開始取材・文・写真:内田 涼
2015年09月01日Netflixは28日、第153回芥川賞受賞作「火花」を映像化し、映像配信サービス「Netflix」で独占配信すると発表した。配信時期は2016年。国内外へ向け配信される。「火花」は、吉本興業所属のお笑いタレント、又吉直樹氏が執筆した青春小説。売れない芸人を主人公に、笑いを通じて人間の根本を描いた中編小説となる。Netflixは、独自に制作したオリジナルドラマシリーズやドキュメンタリー、長編映画などを視聴できる、米最大手の定額制映像配信サービス。9月2日に日本でもサービスを開始する。Netflix日本法人 代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は、以前から「火花」の映像化を希望していたとし、「日本と世界で配信できることになったのを心より嬉しく思っています」とコメント。また、作者の又吉直樹は、「どうなるのか僕も楽しみです。早く見てみたいです!」とコメントを寄せている。
2015年08月28日第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹作「火花」の初映像化がこのたび決定。あわせて、2016年に「Netflix」にて独占配信されることが明かされた。お笑いタレント・又吉さんによる初の中編小説「火花」は、又吉さんの本格小説デビュー作。純文学とエンタテイメント両方の要素を兼ね備えつつ、人間の根本を描ききった青春小説となる。「火花」は芸人の作品として史上初めて芥川賞を受賞しただけではなく、発行部数は純文学として異例の230万部を突破。評価、売り上げ共に近年の文学界では類を見なかった記録ずくめの話題作となっている。一方、世界50か国以上で6,500万人を超える会員を抱える「Netflix」は、これまで独自製作したオリジナルドラマ「ハウス・オブ・カード」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」がエミー賞の常連作品となり、ドキュメンタリー「ヴィルンガ」がアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど、クオリティーの高い数々の作品を世に送り出してきた。またアカデミー賞受賞作『グリーン・ディスティニー』の続編やブラッド・ピット製作・主演作『ウォー・マシーン』など期待の長編映画の配信も控えており、注目を集めている。このたびの「火花」映像化にあたり、作者である又吉さんは「どうなるのか僕も楽しみです。早く見てみたいです!」とその仕上がりに期待を寄せる。そしてNetflix K.K. 代表取締役社長グレッグ・ピーターズ氏は「日本にたくさんあるストーリーの中でも、以前より又吉直樹さんの『火花』をぜひNetflixにて映像化したいと思っておりました。この度、弊社で『火花』を映像化し、日本、そして世界で配信できることになったのを心より嬉しく思っています」とコメントした。「Netflix」は、9月2日(水)よりサービス開始。(text:cinemacafe.net)
2015年08月28日●「Netflix」とはソフトバンクは24日、世界最大手のインターネット映像配信ネットワーク「Netflix」(ネットフリックス)と業務提携し、日本国内でサービスを提供開始すると発表した。9月2日から、ソフトバンクショップ店頭などでNetflixが申し込めるようになる。本稿では都内で開催されたサービス発表会の模様をお伝えする。○Netflixとは?サービス発表会には、ソフトバンクの宮内謙社長、日本法人Netflixのグレッグ・ピーターズ社長が登壇して概要を説明した。Netflixは、オリジナルドラマやドキュメンタリー、長編映画などをフルHDや4Kなどの高画質な映像で提供する月額定額制のサービス。さまざまなインターネット接続デバイスから、好きな時に、好きな場所で、好きなコンテンツを視聴できるのが強みとなっている。先行するアメリカ市場では、会員数が6,500万人を超えている。宮内氏によれば「レコメンド機能」が秀逸だという。これはビッグデータによる分析を徹底的に行い、利用者に最適な映像をレコメンドするというもの。宮内氏は「レコメンド機能により、利用者の75%がレコメンドされた映像を視聴している」と解説した。今回のサービス開始にあわせ、ソフトバンクでは3つの視聴プランを用意。画質、同時に視聴できるストリーミング数に応じて利用料金が異なる仕様で、例えば標準画質(SD)のベーシックプランであれば月額税別650円で利用を開始できる。ソフトバンクではソフトバンクショップをはじめとするソフトバンク取り扱い店などで、Netflixの申し込みを受け付ける。グレッグ氏は、ソフトバンクを評して「革新的なサービスを提供する、あくなき情熱を持っている、リスクを厭わない。まさにそんな会社」と評価。続けて「今後両社では、素晴らしいコンテンツをつくること、素晴らしい体験を創造して世界中のお客様に届けることを共通のミッションとして、事業を展開していく」と抱負を語った。宮内氏によれば、10月以降にソフトバンクが提供する端末には、Netflixの専用アプリをプリインしていく予定だという。ソフトバンクとNetflixは、オリジナルコンテンツの製作でも協力していく方針だ。●宮内社長が話す独占契約のメリット○独占契約のメリットは? UULAとの関係は?独占契約の内容に関して記者から質問があがると、宮内氏は「ソフトバンク以外のユーザーが、個人的にWebなどを通じてNetflixと契約することはできる。しかし、ショップ店頭や家電量販店などで視聴体験し、その場で申し込み、専用アプリが利用でき、携帯電話の請求にまとめて支払えるのはソフトバンクだけ」と回答。Netflixと一緒にプロモーションできるのもソフトバンクだけで、これも独占契約のメリットだという。ソフトバンクでは、Netflixの提供を通じて同社の強力な通信ネットワークをアピールし、また光ブロードバンドサービス「SoftBank 光」、スマートフォンとのセット割などのサービスを拡大していきたい考え。そのため、ソフトバンク取り扱い店などを通じてNetflixと契約する場合は、SoftBank 光や、携帯電話などの契約が必須になる。オリジナルコンテンツの製作にはどのように関わるのか、との質問に宮内氏は「詳しい内容はまだ決まっていない。ファンディング、ビッグデータの活用などを考えている」と回答。またグレッグ氏は「お互い、これから学ばなければならないこともある。両社の可能性を最大限に発揮していきたい」と回答した。ソフトバンクでは、映像配信サービスUULAも提供している。これについて今後の関係を問われると、宮内氏は「サービスはこれからも継続していく。UULAは音楽をベースにした映像サービスが中心。映画とドラマに集中しているNetflixとは根本的に違うと考えている」と回答した。●発表会には品川庄司の2人が登場○テレビのリモコンを持ってアピールこのあと、ゲストとして舞台にはデーブ・スペクターさん、品川庄司の2人(品川祐さん・庄司智春さん)、ダコタローズさんが招かれた。デーブさんは、Netflixについて「私は埼玉県出身なので、字幕がついた洋画が楽しめるようになって嬉しい。これで戸田奈津子さんに翻訳を頼まなくて済む」などと冗談を飛ばして記者団を笑わせた。デーブさんによれば、アメリカで出回るテレビのリモコンにはNetflix専用のボタンがついているとのこと。それほど消費者層に浸透したサービスということだろう。どのようなNetflixオリジナルコンテンツをつくりたいか、というテーマに品川さんは「ハッピーエンドとバッドエンドの2通りの最終話を用意するなど、映画でもテレビドラマでも実現できないNetflixならではの映像作品をつくってみたい」とコメント。又吉直樹さんの小説「火花」の映画化にも意欲をみせていた。庄司さんは「子供を寝かし付けた後で、夫婦で映画などを見るのが幸せな時間」と話し、Netflixの日本上陸を歓迎。ダコタローズさんは「アメリカでは、家族みんなでNetflixを見ている。日本でも視聴できるようになって嬉しい」と素直な感想を述べていた。
2015年08月24日芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説『火花』が全文掲載されている、月刊『文藝春秋』9月特別号(7日発売)が、5万部増刷されることが24日、発表された。同誌はこれで3刷目。8月後半に入っても書店からの引き合いが多く、品薄状態が続いている上、芥川賞の贈呈式が21日に行われ、この報道効果で需要が膨らんだため、今回の増刷を決めた。これで、累計発行部数は110.3万部。第130回芥川賞を受賞した『蹴りたい背中』(綿矢りさ)、『蛇にピアス』(金原ひとみ)が掲載された、歴代1位の2004年3月号(118.5部)まで、8.2万部まで迫っている。同誌には、選考会翌日に行われた、又吉へのインタビューも掲載されており、子供時代や、文学に出会った頃のこと、初めて読んだ芥川賞作品の思い出など、1時間にわたって語っている。このほか、又吉と同時受賞となった、羽田圭介氏の『スクラップ・アンド・ビルド』と、羽田氏へのインタビューも掲載。また、選考委員9人の選評も掲載されている。
2015年08月24日世界最大のインターネット映像配信サービス「Netflix」が8月24日(月)、都内で会見を行い、ソフトバンクとの業務提携を発表。注目を集めていた月額利用料金について、スタンダードプラン(月額950円税抜)をはじめ、3つのプランを明らかにした。「Netflix」は世界50か国以上で6,500万人を超える会員を誇る世界最大の映像配信サービス。長編映画やテレビドラマ、独自製作のオリジナルシリーズを月額定額制で配信する。日本上陸の発表以来、大きな関心が寄せられた月額利用料金は、画質や同時視聴できるストリーミング数によって、ベーシックプラン(月額 650円税抜)、スタンダードプラン(月額950円税抜)、プレミアムプラン(月額1450円税抜)という3つのプランが用意されることになった。会見には「Netflix」のグレッグ・ピーターズ代表取締役社長、ソフトバンクの代表取締役社長兼CEO宮内謙氏が顔を揃え、「パートナーとして必要なのは、あくなき想像の追求と革新性です。ソフトバンクはリスクをいとわず、目の前の壁をチャンスとして捉える企業」(ピーターズ氏)、「Netflixが、他の映像配信サービスと違うのは、科学的なアプローチ。わが社と共通した理念がある」(宮内氏)とがっちり握手を交わしていた。サービスが開始される9月2日(水)を前に、ソフトバンクと業務提携を結び、同社が「Netflix」申し込みの受付から請求までまとめて提供。今後は、両社によるオリジナルコンテンツの共同制作も検討されている。会見にはデーブ・スペクター、「品川庄司」の品川祐と庄司智春、ダコタ・ローズが駆けつけ、「Netflix」のサービス開始をお祝い。品川さんは、「又吉先生(芥川賞を受賞した又吉直樹さん)に、全力で頭を下げて、『火花』をNetflixで映像化したい!」と抱負を語っていた。(text:cinemacafe.net)
2015年08月24日今年で16周年を迎える「ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015」。本作に「Kis-My-Ft2」の玉森裕太や、先日芥川賞を受賞してマルチな活躍を見せる「ピース」又吉直樹の出演が発表されたが、今回、斎藤工&高梨臨ら主演を演じる出演者たちが決定した。過去の「ほん怖」では、何度か出演している出演者もいる中、今回各エピソードの主演を務める俳優・女優陣は全員が「ほん怖」初出演。ドラマ、映画、舞台、監督など多岐にわたって活躍する斎藤さんや、NHK連続テレビ小説「花子とアン」で一気に注目を集めた高梨さんを始め、『劇場版 零~ゼロ~』でミステリアスな主人公を演じた中条あやみ、「ナースのお仕事」シリーズなどさまざまドラマに出演してきた観月ありさが、「嵐の中の通報」「黒い日常」「閑却の社」「奇々怪々女子寮」でそれぞれ主演を務める。「嵐の中の通報」で警官役を務める斎藤さんはホラー作品出演について「“見たくないけど、見てしまう”引力をすごく感じます」と、ホラー作品への興味を語る。「“ほん怖”は、みんなで共有できる夏の思い出。みんなが楽しみにしている作品だと思うので、出演が決まった時は、“うれしい”というか、“役割を全うしたいな”と思いました」。「黒い日常」で慣れない仕事に奮闘する中で不可思議な体験をする女性を演じる高梨さんは、「現実感もありますし、想像すればするほど怖くなっていく作品。“ほんとにあった”話ですけど、ほんとにあったらイヤだな…と思いながら台本を読みました」とコメント。さらに自身の体験についても「一時期、癖のように金縛りに遭っていた」「女の人のハイヒールの音が近づいてきて部屋の前で消えた」「見えているわけじゃないけど、私には確実に亀(の霊)だって分かっていた」と霊の存在を感じたりと、さまざまな心霊体験をしている様子。ホラー映画『劇場版零~ゼロ~』の主演で、鮮烈な映画デビューを飾った中条さんが出演するのは「閑却の社」。「暗いというシチュエーションだけでも怖いのに、今回の話はそれだけじゃ終わらないんです。短い話なのに、究極に怖い要素がたくさん入っていたので、見た人が感じるスリルを壊したくないなって思いました」と演技に気持ちを込めた。「奇々怪々女子寮」の主演・観月さんは「ハートウォーミングな作品への出演が多かったので、久しぶりに怖いホラーへの出演が決まって楽しそうだなと思いました」と、出演が決まった際の思いをふり返った。連続テレビドラマの主演を24年間連続で務めるという驚異的な記録を、2015年現在も更新し続けている観月さん。意外にもホラー作品への出演は、1991年の映画「超少女REIKO」以来。自身の心霊体験について聞くと、「ラジオをやっていた当時、そのラジオ局が、非常に“よく出る”と噂の局で、夏の企画もので、(本番前に)局内の心霊スポットを見に行こうという話になった」と、心霊体験のエピソードを披露してくれた。夏の風物詩ともいえる「ほんとにあった怖い話」。超豪華なキャスト陣で魅せる、いままでにも増してさらに怖い「ほん怖」の世界をぜひ堪能して。「ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015」は8月29日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月14日お笑い芸人として初の快挙となる芥川賞を受賞したピースの又吉直樹が、フジテレビにて放送される「ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015」にて、芥川賞受賞後初のドラマ出演、さらに自身初となるホラー作品への出演を飾ることが明らかとなった。1999年に放送スタートし、フジテレビ夏の風物詩となっているオムニバス形式のリアルホラードラマ「ほんとにあった怖い話(通称:ほん怖)」。本番組では、日本中から届いた本当に起きた心霊現象や不思議な体験を忠実にドラマで再現、恐怖VTRを見た「SMAP」の稲垣吾郎をナビゲータとした“ほん怖クラブ”のメンバーたちがスタジオで怖さを吹き飛ばすおまじないを唱えるのが定番となっている。又吉さんは、アパートで同じフロアに住む家族の秘密を描き、日常に潜む不可思議で怖い体験を描いた作品「つきあたりの家族」に出演。「“ほんとにあった怖い話”のシリーズは好きですね。(過去の作品も)よく見ていて、怖いものもあったり、あったかいものもあったりで好きだったので、この話が決まってうれしかったです」と初出演の喜びを口にした。芥川賞作家としてのドラマ出演は、「きれぎれ」(’11)で第123回芥川賞を受賞した町田康が「いま何待ち?」(2002年10月~2003年3月放送)に出演して以来となる。作家としての次回作にも注目が集まる又吉さんだが、ホラー作品への挑戦について話が及ぶと「ホラーは特殊な技術がいるということは聞いていて、そう簡単に書けるものではないことも分かってるんですけど、怖いものは割と好きなので、一回書いてみたいですね」と意欲をにじませた。“Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男監督が繰り出すリアリティーあふれる演出と、又吉さんや、玉森裕太(Kis-My-Ft2)を始めとする豪華俳優陣の出演による恐怖実話が見どころの「ほん怖」。「季節的にも(怖い話は)最高ですし、やっぱり怖い話を見て涼むっていうのもいいですし、不思議な話は家族で見てもひとりで見てもどこかワクワクするような魅力がありますし。期待して見ていただきたいと思います」と語る又吉さんが本編で体験する恐怖とは?寝苦しい夜が続くこの夏の、涼しいひとときとなりそうだ。「ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015」は8月29日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日ピース・又吉直樹さんの小説『火花』の芥川賞受賞が話題ですね。発行部数は200万部を突破!発行元としては村上春樹さん以来の快挙だそうです。これほどメディアで騒がれていると、普段あまり本を読まない人も興味が沸いてくるのではないでしょうか。暑い日はまだまだ続きますし、たまには部屋にこもって読書…なんて過ごし方も◎。≪おすすめ!官能的な作品たち≫といっても、こう暑いと、硬めの小説はなかなか頭に入って来ないかもしれませんね。せっかくならセクシーな気分に浸れる作品を読んだりするといいかも…。ということで今回は、賞そのものが注目を浴びている芥川賞・直木賞受賞作家の作品の中から、官能的な世界に浸れる小説を厳選してご紹介します!≪ある意味“純愛”≫■村山由佳・著『ダブル・ファンタジー』『星々の舟』で2003年に直木賞を受賞した村山由佳さんは、いわずと知れた恋愛小説の名手。2009年刊行の『ダブル・ファンタジー』は、中央公論文芸賞をはじめ三冠を受賞し話題になりましたが、文壇に衝撃を与えたのはむしろその内容のほうでした。主人公である脚本家の奈津は、自身のマネージャーを務める夫から逃れ、次々と男と体を重ねていく…レビューからは“淫乱”で“自分勝手”という言葉も散見されますが、心と体の結びついた官能を求める奈津の様子は、“純愛”とも取れそうです。自分の行動の結果は自分で引き受ける、そんな生きる強さももらえるはず。『ダブル・ファンタジー』〈上〉 (文春文庫)≪耽美な官能世界に浸れる≫■小池真理子・著『欲望』1995年に『恋』で直木賞を受賞した小池真理子さんが、次に発表した長編小説『欲望』。単行本の刊行が1997年と少し古い作品ですが、2005年にはR-18指定で映画化もされています図書館司書の女性・青田類子、美しく性的不能者の正巳、“存在そのものが性器”と言われる阿佐緒の3人は中学時代の同級生。阿佐緒の夫である袴田亮介を加えた4人の男女の物語です。3人が偶然再会したことで各人の感情は大きく揺れ動き、様々な形の性、愛、そして死が描かれます。ドラマチックでリアリティに欠ける点はあるものの、だからこそ日常を忘れ、耽美な官能世界に浸ることができるでしょう。『欲望』 (新潮文庫)≪ラブホテルにまつわる人間模様≫■桜木紫乃・著『ホテルローヤル』“新官能派”と呼ばれ注目を集める桜木紫乃さんが、直木賞を受賞したのが『ホテルローヤル』。道東にある、タイトルと同じ名称のラブホテルが舞台となる連作短編集です。最初の1編は、ケガでアイスホッケー選手を引退した恋人に請われ、廃墟となった“ホテルローヤル”で投稿ヌード写真撮影を行う女性店員の物語。そこから時間は遡り、性の欲望が行きつくラブホテルという場所に関わる、様々な人たちの人間模様が描かれます。セックスシーンは控えめですが、まずは直木賞受賞作を読んでから、その他の作品に手を伸ばしてみても。『ホテルローヤル』 (集英社文庫)≪生が絡み合うストーリー≫■石田衣良・著『sex』石田衣良さんといえば、『池袋ウエストゲートパーク』シリーズや直木賞受賞作『4TEEN フォーティーン』のように、男性同士の友情をテーマにした作品が有名ですが、恋愛小説も多数発表しています。その中のひとつ、どストレートなタイトルの『sex』は、様々な男女の性をテーマにした12編から成ります。最初は、夜道を歩きながら、お互いの体を刺激し合う夫婦の話。ポルノ的な小説とは一線を画する、“生”が絡み合うセックスストーリーをぜひ。『sex』 (講談社文庫)≪ほのかな性のエッセンス≫■三浦しをん・著『小暮荘物語』三浦しをんさんというと、直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』を思い出す人も多いのでは。同作を彷彿とさせる人間ドラマ小説『小暮荘物語』は、安普請のぼろアパートを舞台に、住人たちの哀しみ、それを癒す心地よい繋がりを描いた7編の連作短編集…なのですが、随所に“セックス”という言葉が登場します。“セックスがしたい”と思春期の男の子のように願う大家の老人、刹那的な恋にのめり込む女子大生、覗きが趣味のサラリーマン、消えた恋人を思いながら別の男性を受け入れる女性…。セックスの直接的な描写は多くありませんが、個性的な人々の“人生”に没頭しながら、ほのかな性のエッセンスを楽しんでみて。『木暮荘物語』(祥伝社文庫)≪番外編:青春時代の恋を思い出す≫■窪美澄・著『よるのふくらみ』芥川賞・直木賞の受賞歴はありませんが、R-18文学賞でデビューした背景もあってか、官能的な作品を多く発表している窪美澄さん。その中でも、マイルドな部類に入るのがこちら、『よるのふくらみ』です。あらすじだけをざっとご紹介すると、同じ商店街で育った文房具屋の娘・みひろと、酒屋の兄弟・圭祐と裕太、3人の物語。セックスレスからの三角関係…と言ってしまうと陳腐な印象を受けるかもしれませんが、どうにもならない複雑な気持ちが丁寧に書き込まれ、不思議と爽やか。デビュー作で映画化もされた『ふがない僕は空を見た』より官能シーンは控えめですが、胸がちくりと痛むような、青春時代の恋愛を思い出させてくれるはず。『よるのふくらみ』(新潮社)いずれも、いわゆるポルノのような露骨なものではなく、物語の一要素としてセックスが描かれているので、気軽に手に取れるのも魅力。日本を代表する文学賞を射止めた、実力作家たちが紡ぐ官能の世界を、ぜひお楽しみください。(文=橘いつき)誕生日で占うふたりの体の相性【無料占い】
2015年08月12日芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説『火花』が全文掲載されている、月刊『文藝春秋』9月特別号(7日発売)が、13万部増刷されることが10日、発表された。これで累計発行部数は105.3万部となり、「昭和天皇独白録」を掲載した1990年12月号の105万部を抜いて歴代第2位に。歴代1位は、第130回芥川賞を受賞した『蹴りたい背中』(綿矢りさ)、『蛇にピアス』(金原ひとみ)が掲載された、2004年3月号の118.5部となっている。なお、『火花』の単行本は、またもや20万部の増刷が決定し、これで19刷に。累計発行部数は229万部となった。さらに、『火花』と芥川賞W受賞となった、羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』の単行本も、7日に発売されたばかりだが、すでに3刷で、累計発行部数は11万部となっている。
2015年08月10日芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説『火花』が全文掲載される、7日発売の月刊『文藝春秋』9月特別号の発行部数が、異例の92万3,000部となることが6日、明らかになった。月刊『文藝春秋』は、芥川賞の受賞作を、発表後に毎回全文掲載しているが、今回はその中でも異例の部数。選考会翌日に行われたインタビューも掲載されており、又吉は、子供時代や、文学に出会った頃のこと、初めて読んだ芥川賞作品の思い出など、1時間にわたって語っている。このほか、又吉と同時受賞となった、羽田圭介氏の『スクラップ・アンド・ビルド』と、羽田氏へのインタビューも掲載。また、選考委員9人の選評も掲載されている。
2015年08月06日蓮佛美沙子を主演に迎え、成宮寛貴、速水もこみち、藤木直人、水野美紀ら豪華キャスト陣が集結し話題を呼ぶ木曜ドラマ劇場「37.5度の涙」。この度、8月6日(木)放送回に、「ピース」綾部祐二が初の父親役でゲスト出演することが分かった。「月刊Cheese!(チーズ!)」で大好評連載中の椎名チカ著の人気同名漫画を実写化した本作。体温が「37.5度」を超え、保育園から“お迎えコール”がかかった子どもたちを、働く親に代わってサポートする病児保育士の奮闘を描いており、蓮佛さんは、新米の病児保育士・杉崎桃子を熱演している。今回、綾部さんは妻が入院して不慣れな家事に混乱する伊藤敬二役として出演。娘の春奈(中村美乃莉)が熱を出し、杉崎桃子の世話になるという役どころだ。綾部さんは共演した蓮佛さんについて「蓮佛さんは24歳くらいだとお聞きしましたが、引き込まれるような魅力をお持ちの方で、僕の大好きな熟女のような包容力と若さの両方を兼ね備えていて、もう場数が違うという雰囲気でした」と絶賛。さらに自身の役どころに触れ、「初めて父親役をいただいて、僕もそんな年齢になったのかなと思いました。まだ独身ですが4歳の姪っ子がいて娘役の美乃莉ちゃんとちょうど同じくらい。パパごっこじゃないですけど合間に少しだけ遊べて楽しかったです」と感想を述べると「ちょっとダメな父親役なのである意味やりやすかったところもありますが、芸人がやりすぎるとコントになっちゃうのでナチュラルを心がけました。でもいま思うと、もうちょっと面白くやっても良かったですかね(笑)」と撮影をふり返った。先日、芥川賞に輝いた相方の又吉直樹へと話が及ぶと「コンビで片方がバーンと上がる(売れる)ことはよくあることですが、僕の場合は相方がもうどこへ行っちゃったんだっていう感じ(笑)。2人とももちろん芸人ですから、笑いという仕事がメインであるうえで相方が作家なら僕は俳優で頑張って、最終的には“ハリウッドを目指す”って言っています。『37.5度の涙』の出演もその大きな一歩。まずは日本でアカデミー賞をいただいて相方に並んで、世界のアカデミー賞で追い越せです」と芸人らしく笑いで現場を和ませた。「37.5度の涙」は毎週木曜日21時よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月04日芥川賞を受賞した、お笑いコンビ・ピース又吉直樹の小説『火花』がさらに25万部増刷され、累計発行部数が169万部になることが30日、出版元の文藝春秋から発表された。これで17刷となる。28日に20万部の増刷を発表したばかりだが、引き続き売れ行きが落ちないため、お盆前の店頭着荷を目指して再び増刷を決定。150万部を一気に突破した。また、8月7日発売の「文學界」9月号に、又吉が芥川賞受賞後に書き上げた最新作「芥川龍之介への手紙」が掲載されることが決定。芥川への手紙という形式をとったエッセイとなっており、「今回、あなたの名前が付いた賞を受賞できたことを嬉しく思います。(中略)創作に没頭する瞬間瞬間を積み上げて行き、その都度、脱皮を繰り返すようなイメージで過ごして行こうと思います」といった文章で、自らの創作にかける思いが、6ページ(400字詰め原稿用紙12枚分)にわたって書き下ろされている。同号では「新芥川賞作家スペシャル」と題して、50ページにわたり、又吉と、もう1人の受賞者である羽田圭介氏を特集。又吉と、芥川賞選考委員の川上弘美との対談や、中村文則、中森明夫らによる「又吉直樹論」「羽田圭介論」などが掲載されている。
2015年07月31日芥川賞を受賞した、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説『火花』(文藝春秋)が、オリコン8月3日付の週間"本"ランキング(集計期間:7月20日~7月26日)のBOOK(総合)部門で、2週連続の1位を獲得したことが30日、明らかになった。同作の週間1位は、これで7回目となる。週間売り上げは18.3万部で、これで累計82.1万部に。この週間売り上げは、集計期間中に芥川賞の発表があった、前週(7月13日~7月19日)の11.8万部を大きく上回り、同作の最高を更新した。この勢いを受けて『火花』は増刷を繰り返しており、現在累計発行部数は144万部に達している。『火花』は、売れない芸人・徳永と、その彼が師と仰ぐ先輩芸人・神谷の姿を通して、「笑いとは」「才能とは」「生きるとは」「人間とは」を描いた、又吉にとって初の純文学作品。掲載された文芸誌『文学界』は、2月号の掲載時から話題となり、異例の大増刷を記録している。
2015年07月30日