取材・文:瑞姫撮影:大嶋千尋編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部人との出会いと別れ、新しい環境でのスタート。多くの人が変化を感じる春ですが、その環境の変化に疲れてしまう人が多いのも事実です。けれど、そんな変化にも少しずつ対応して日常を豊かにしていければ、それに越したことはありませんよね。SNSをきっかけに芸能界デビューして1年と少しが経過し、現在放送中のTBS系ドラマ「ペンディングトレイン」に出演中の片岡凜さんも、一人暮らしを始めた際には環境の変化で寂しさを感じたと言います。しかし、最近では「お部屋で春っぽいBGMを流したり、お花を飾ったりして、気持ちが爽やかになれるようにしています」と、日常を豊かにする“小さなアップデート”をすることで、生活環境の変化に対応していることを教えてくれました。デビューからわずか1年で多くの話題作に出演し、若手ながらも圧倒的な表現力と透明感あふれる雰囲気で注目を集めている片岡凜さん。彼女自身が経験した“環境の変化”について聞いてみると、19歳の彼女らしい等身大のアップデート術を知ることができました。■芸能界デビュー、一人暮らしでの生活の変化――昨年デビューした片岡凜さんですが、デビュー前後で生活に変化はありましたか?あまり明確に変わったことはないのですが、この仕事を始めさせていただいてからはより一層、時間を気にするようになりましたし、健康でポジティブにいられるよう意識が高まったかなと思います。毎日運動するようにしていて、朝起きたら30分から1時間くらいお散歩したり、走りに行ったりしています。普段の食生活では野菜をたくさん摂るように心がけていますね。――なるほど。上京して、一人暮らしを始めてからはどうでしょうか?一人暮らしを始めてからの変化はあるかなと思います。実家で家族と過ごしていた時は、夜にご飯を食べた後に家族団らんの時間があったのですが、今はそれが無いので寂しくて。暇さえあれば家族にビデオ通話で「今何してるの?」と連絡したりしています(笑)――生活環境が変わると慣れるまでに時間がかかりますよね。一人暮らしを東京で始めてから、ホームシックがひどくて……(笑)。今まで家族と過ごしていた分、趣味の時間がすごく増えました。本を読んだり、映像作品でお芝居を勉強したりしています。――ちなみに、環境が変わると新しい人間関係などが広がると思うのですが、片岡さんはすぐに周りと馴染めるタイプですか?苦手な方ではないのですが、自分から積極的にいくタイプではないですね。仕事の方だと、ヘアメイクの方やスタッフの方へは、何かきっかけがあったらそこから話をさせていただくことはあります。私もコミュニケーションが得意な方ではないのですが、相手の好きなものと自分が好きなものが似ていたら、そこから話題が広がることも多いので、共通点を探して、それを会話のきっかけにすることが多いですね。■俳優は感情で動くお仕事――デビューしてから1年と少し経ちましたが、デビューしてから一番印象に残っていることは何ですか?最初にいただいた、優里さんの『レオ』という曲のMV撮影です。それまでお芝居の経験が無かったので、本当に初めての現場だったのですが「俳優というお仕事はこういうものなんだ!」とリアルに実感しました。監督もそうですし、スタッフの方や他のキャストの方、皆さんが「人の持っている感情」を大事にされているんだなと感じたんです。人の感情で動くお仕事なのだと再確認させられました。――MVは基本的にセリフが無い分、ドラマとは違った難しさもあると思うのですが、心の動きや成長の変化を出すために、何か気をつけられていたことはありますか?『レオ』のMVは、幼い頃から大人になっていく成長を表現する必要があったのですが、例えば中学生のシーンだったら、中学生の時の自分が考えていたようなことを思い出しながら、仕草だけで幼さが出るように気をつけました。「大事な人に触れる感じはどんな感じだろう」と考えながら犬に触るなど、セリフが無い分、そういった小さな部分まで丁寧に演じようというのは頑張った部分ではあります。――ドラマ『リエゾン』(テレビ朝日系)の第四話でも、摂食障害の女子高生という難しい役柄を演じられていましたよね。当時演じるにあたって、表現のための体作りや、演技で勉強されたことはありましたか。食事制限と運動をして、顔がコケるようにしました。4キロくらい落としたのですが、結構大変でしたね(笑)。演技は、摂食障害の方が持っている「食事を控えなきゃ」「でも食べたい」という食べ物に対する強い思いや葛藤を表現するために、役に対して考える時間をすごく取るようにしました。例えば、映画で『空の味』(2016年・塚田万理奈監督)という作品があるのですが、その作品を観ながら仕草などを勉強しました。ひたすら見ながら、感覚をつかんで、という感じです。――片岡さんは演じられるとき、どういうふうにして作品のキャラクターを作り上げているのかなと気になっていました。私は自分と演じる作品のキャラクターには、絶対に何か共通点があると感じているんです。例えばドラマ『石子と羽男』(TBS系)では、心を閉ざして生きている川瀬ひなという役を演じさせていただいたのですが、誰かを大事に思う気持ちや、彼女が常に持っていた反骨精神にはすごく共感できる部分がありました。そうやって、自分とキャラクターの似ている部分をひたすら台本を読みながら照らし合わせて、「こういう子なんだな」というベースを私は毎回作っています。その中で、演じる人物の生い立ちを見ながら構築していく感じですね。■自分の気持ちを豊かにして、日常をアップデート――これまで繊細な心情を演じる役柄が多かった片岡さんですが、今後やってみたい役柄はありますか?体を動かすのは好きなので、アクションがあるような、アクティブな役は演じてみたいです。あとは、今まで同世代の子たちと一緒の学校を舞台にした作品はやったことがないので、すごくやらせていただきたいです。――これから新たに挑戦したいことを教えてください。新しい言語を学ぶことです。最近、韓国語を新しく勉強し始めました。今は世界中で韓国の作品が注目され、評価されているので、言語が分かれば作品を見た時に習得できることや得られることが多くなるんじゃないかなと思って。ドラマ『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』(Netflix)を観た時も、役者さんの演技力がすごいなと感じたので、いつか韓国の作品にも携わらせていただけたらありがたいなと思います。――片岡さんがこの春「アップデート」したいことはありますか?プライベートなことでいうと、日常を豊かにしたいなと思っているので、日々楽しめることを色々探している途中です。例えば、本を読むとか、植物を育てるとか。今までそういったことはあまりしてこなかったのですが、一人暮らしを始めてから何でも自分で全部やる大変さに改めて気づきました。そんな中でも小さな楽しみを見つけられたら、自分の気持ちが豊かになって日常をアップデートできるんじゃないかなと思っています。――ありがとうございました。
2023年05月05日“情熱のピアニスト”として人気を博している及川浩治のサントリーホールでのピアノ・リサイタルが9月16日(土)に開催されることが決定した。及川は1995年の正式デビュー以来、ほぼ毎年、サントリーホール、ザ・シンフォニーホールなど中心に大ホールでのリサイタルを開催しており、今春には《及川浩治ピアノ・コレクション》と題して「大ホールとは異なる演奏者と客席の距離が近いホール」で「及川自身が、その時一番弾きたい曲目を自由にプログラム」することをコンセプトにした新シリーズのリサイタルを始動するなど精力的に活動している。今年のサントリーホールは“ピアノ名曲集”と呼ぶべき演目になる。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番「月光」で始まり、第23番「熱情」で締めくくる構成で、究極のピアノ・ソナタともいえる2曲に、及川が愛してやまない数々のピアノの名曲が挟まれるプログラムだ。ピアノ曲を代表する名曲として「英雄ポロネーズ」「幻想即興曲」をはじめとしたショパンの作品群、リスト「愛の夢」、ドビュッシー「月の光」「亜麻色の髪の乙女」などが演奏される。及川浩治 (C)Ayumu Gombi今回はベートーヴェンの「月光ソナタ」と「熱情ソナタ」を最初と最後に配置した名曲プログラム、有名であると同時に作品そのものの質が素晴らしい“真の名曲”をお届けします。「月光」はベートーヴェン自身が幻想風ソナタと言っているように、それまでのピアノ・ソナタの型を破った作品でもあります。「熱情」はおそらくピアノ・ソナタの頂点にある作品で、ある意味においてベートーヴェン以降の誰も到達することが出来ていない偉大なソナタです。この2曲の間に配置した名曲の数々は、僕がこれまでにずっと愛奏してきた作品ばかりです。作品の内容・知名度共にMAXの名曲集をお楽しみください。及川浩治及川浩治ピアノ・リサイタル9月16日(土) 14時開演サントリーホールベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第 14 番「月光」 嬰ハ短調 op.27-2リスト:愛の夢 第 3 番リスト:ラ・カンパネラ (ブゾーニ編)ショパン:ワルツ第 3 番 イ短調 op.34-2ショパン:ワルツ第 1 番「華麗なる大円舞曲」 変ホ長調 op.18ショパン:即興曲第 4 番「幻想即興曲」 嬰ハ短調 op.66ショパン:ポロネーズ第 6 番「英雄」 変イ長調 op.53ドビュッシー:月の光ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女クライスラー:愛の悲しみ (ラフマニノフ編)スクリャービン:エチュード第 12 番「悲愴」 嬰ニ短調 op.8-12ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第 23 番「熱情」 ヘ短調 op.57■チケット情報
2023年04月13日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙は、"めるる"こと生見愛瑠さん。今月よりドラマ『日曜の夜ぐらいは…』に出演します。ここでは、表紙を手掛ける及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。イラスト
2023年04月10日RINNEEE(吉田凜音)の新曲「文句BOO」が本日4月7日(金) に配信リリースされた。女優、音楽の両方でマルチな活躍を続けているRINNEEE。「文句BOO」は、いつか(Charisma.com)をプロデューサーに迎えて制作された楽曲で、パワフルでユーモアとセンスにあふれた楽しい1曲となっている。併せて同曲のMusic Videoも公開された。RINNEEE「文句BOO」MV<リリース情報>RINNEEE「文句BOO」配信中RINNEEE「文句BOO」ジャケット配信リンク:関連リンクHP:::
2023年04月07日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙は、フワちゃん。ここでは、表紙を手掛ける及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。イラスト
2023年03月08日TVアニメ「ちびまる子ちゃん」3月の放送は、4週にわたり“ゲスト声優まつり”となっている。この度、ゲスト声優から浜口京子と及川光博のコメントが到着した。浜口さんが演じるのは、19日放送の「まる子、気合いを入れる」の巻に登場する、空き地でトレーニングをするお姉さん。東京から来たというお姉さんは、偶然出会ったまる子に“レスリングでオリンピックの金メダルを取りたい”という夢を語る…というあらすじ。「お話を頂いて、かつて女子レスリングがオリンピックの正式種目になることが決まったときと同じくらい、まるで人生が大きく変わるような喜びと驚きがありました」と出演決定時をふり返った浜口さんは、「まるちゃんと一緒に“気合いだー!”と叫ぶシーンがあって、感激でした」「まるちゃんたちのひとつひとつのセリフが温かくて、演じていて波長が合いました。正直なところ、まだ夢の中にいるような気持ちです」と演じた感想を語る。一方、及川さんが演じるのは、26日放送の「花輪くんとミッチーとビー玉」の巻に登場する男の子・ミッチーこと愛川光真。公園で悪ガキたちに絡まれていたところを、花輪くんに助けられたミッチーは、花輪くんと意気投合。その週末、ミッチーはまる子やたまちゃん、みぎわさんと一緒に、花輪くんの家に遊びにいくことに…というストーリーだ。及川さんは「人生の記念にと思ってお受けしたのですが、そのあとに台本を頂いたらまたびっくり。近所のお兄さん役とか花輪くんの親戚役で少し登場するくらいなのかなと思っていたのですが、しっかり出番があって、しかも小学生の役!正直、“これはしまった!”と思いました(笑)」と心境を明かし、「(愛川光真は)まるでミッチーが40歳若返ったようなキャラクターです。そして、物語はほろっと泣けるヒューマンドラマになっているので、ご家族のみなさんで、ノスタルジーを感じつつ、ほんのりと感動していただけたら幸いです。ぜひお楽しみに!」と視聴者へメッセージを寄せている。なお、今回ゲスト声優として、2人に加えて芳根京子、みやぞん(ANZEN漫才)も参加する。「ちびまる子ちゃん春が来た!花咲くゲスト声優まつり」は3月5日、12日、19日、26日(日) 18時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月05日山田裕貴主演、4月より放送の金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」に、日向亘と片岡凜が出演することが分かった。本作は、都心へ向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまい、乗客たちはともにサバイバル生活を生き抜くことになる、予測不能のヒューマンエンターテインメント。主人公・萱島直哉役の山田裕貴この度出演が発表されたのは、未来へ飛ばされてしまう電車に乗り合わせた高校生カップル役の2人。日向亘が演じるのは、名門高校に通う医者志望の受験生・江口和真。いつも冷静で、時に大人顔負けの正論を放つ聡明な高校生だ。幼い頃から、名医である父をとりまく人間関係を見てきたため、両親や教師など大人に対して強い警戒心を持っている。そんな彼が様々な大人たちと生活をともにすることで生まれる心境の変化、成長に注目だ。日向さんは特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」で高校生としては6年ぶりに仮面ライダー役を演じ話題を集め、現在放送中の日曜劇場「Get Ready!」では若き万能ハッカー役で出演中の若手注目俳優の一人である。そして、日向さん演じる和真の恋人であり幼なじみで同じ高校に通う佐藤小春を演じるのは、片岡凜。SNSで注目を集め、昨年放送の金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」でテレビドラマデビューを果たすと、ドラマ初出演とは思えない演技力で話題を集めた。本作で演じる小春は、名門校に通う成績優秀な彼氏の和真を尊敬している女子高校生。いまどきの高校生らしい振る舞いもある一方、妙に大人びた一面もある。そして和真も知らない秘密を隠しており、この秘密が今後の乗客たちの運命、そして物語を大きく動かしていくことになる。▼日向 亘コメント脚本を読んでみて、脚本だけでは想像もつかないことが沢山あるので、これから現場で色々と答え合わせしていきながら撮影するのがとても楽しみです。年齢も職業も性格も違う人たちといきなりサバイバル生活が始まったら、自分だったら何ができるかなと想像しました。様々な性格の登場人物が出てくるので、人間のいいところも悪いところも全てが詰まった作品だなという印象を受けました。“電車”という社会の縮図のような空間で、見ず知らずの人たちと知識を出し合い知恵を絞りながら、現実と非現実が混ざり合った世界にどう立ち向かって希望を見つけていくのか、一緒に考察しながら楽しめる作品だと思いますし、視聴者の皆さんもご自身に置き換えて楽しんでいただけたらうれしいです。▼片岡 凜コメント年齢や境遇、生き方も全く違う人々が、電車の一車両という空間で関わりを持ち、タイムスリップした未来の世界で人間関係を築いていくという物語の奇抜さを感じ、この先どんな展開になっていくのかとても気になりました。作品を通して非日常な現実を味わえるということはとても楽しみですし、佐藤小春にしっかり向き合い、サバイバル生活の中で生きる意味や喜びを知ることができたらと思います。どんな状況においても現代人が必要とするスマートフォン。手元から得られる情報源を無くしたとき、人と人との繋がりがどれだけ大切か、またどれだけ複雑かを考えさせられる、そんな作品になっていると思います。金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」は4月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2023年03月04日「第30回読売演劇大賞」で杉村春子賞に選出された女優の大原櫻子が24日、都内ホテルで行われた贈賞式に出席した。『ミネオラ・ツインズ』『ザ・ウェルキン』の演技を評価され杉村春子賞に輝いた大原。昨年同賞を受賞した那須凜がプレゼンターとして登壇し、「あなたにブロンズ像を渡すことができたら、こんなにうれしいことはない」と大原に話していたことを明かし、「大好きな素晴らしい櫻子にこのブロンズ像を贈れることが何よりのご褒美だなと思いました。櫻子、本当におめでとうございます」と祝福すると、大原は涙した。そして、那須からブロンズ像を受け取り、ハグを交わした大原。「那須凜さんのお話を聞いたら涙してしまうかなと不安だったんですが、思った通り(涙が)出てしまいました。この賞の知らせを受けたときは大寒波が到来していましたが、私の心には温かな春風が吹くようでした。このたびは杉村春子賞という栄えある賞をいただき誠にありがとうございます」と感謝し、「今回選考対象となった2作品は私の人生にとても深く刻まれました」と語った。贈賞式の模様は、読売新聞オンラインの特設ページでライブ中継している。○「第30回読売演劇大賞」受賞一覧最優秀作品賞:『生き残った子孫たちへ戦争六篇』最優秀男優賞:段田安則最優秀女優賞:上白石萌音最優秀演出家賞:五戸真理枝最優秀スタッフ賞:前田文子杉村春子賞:大原櫻子芸術栄誉賞:草笛光子選考委員特別賞:舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』
2023年02月24日山崎育三郎主演「リエゾン-こどものこころ診療所-」の第4話が2月10日放送。ゲスト出演した片岡凜に「大物新人女優と言われる意味が改めてわかった」など絶賛の声が上がるとともに、共演した鈴木梨央の成長ぶりに驚く視聴者からの投稿も多数寄せられている。本作は郊外の児童精神科クリニックを舞台に、発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが、様々な生きづらさを抱える子どもとその家族に、真っすぐに向き合い寄り添っていく姿を描く医療ドラマ。自身もASDで誰よりもその苦悩を理解し、患者の子どもとその家族とじっくり向き合う時間を大事にしている「さやま・こどもクリニック」の院長・佐山卓役で山崎さんが主演するほか、ミスが多すぎて一度は医者になることを諦めようとするが、「さやま・こどもクリニック」で研修医をするなかで、自らも発達障害と診断を受ける遠野志保役に松本穂香。佐山の一番の理解者として優しく見守りながらサポートする「さやま・こどもクリニック」の臨床心理士・向山和樹役に栗山千明。またロリータファッション好きの姉御肌な言語聴覚士・堀凛に志田未来。「さやま・こどもクリニック」で受付をしている市川渚に是永瞳。佐山卓の叔母で、幼い頃の志保が世話になった佐山りえに風吹ジュンといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。過度なダイエットをしていた女子高生・古川朱里(片岡さん)が自宅で倒れ、内科からの紹介でさやま・こどもクリニックに来院する。朱里に佐山は摂食障害の疑いがあると告げるが、朱里はダイエットをやめることも治療を受けることも拒否する。朱里は高校受験に失敗したことをきっかけにダイエットを開始。ダイエットしたことでSNSのフォロワー数も増え、失った自信を取り戻していた。さらに痩せたことで友達が増えたことにも喜びを感じていた。頑なに治療を拒む朱里に、佐山は食べたものの記録だけでもしてほしいと約束する。しかし朱里は友達の前ではダイエットをしていることを隠しており、太ることを恐れるあまり、自分で吐くように。さらにその反動で過食もするように。一方、志保は学生時代にアルバイトをしていた映画館が閉館することになり、久しぶりにアルバイトの仲間たちと集まることに。志保はそこで発達障害であることをカミングアウトするつもりであることを佐山と向山に相談するが、佐山と向山は心配の表情を浮かべる。当日発達障害であることを伝えた志保だが、皆からの思いもよらぬ反応に戸惑う…というのが今回のおはなし。「リエゾン観て、片岡凜ちゃん大物新人女優と言われる意味が改めてわかった」「片岡 凜さん、素晴らしいね。味のある女優になると思う」「片岡凛?メインゲストの女優さん大物女優になること間違いなし」など、朱里を演じた片岡さんを絶賛する声とともに、朱里の友人・しずく役で出演した鈴木さんにも「リエゾンに鈴木梨央ちゃん出てたけど最初気づかなかった!大きくなったね…」「しずくちゃん、声は鈴木梨央ちゃんやのに大人っぽくなってて、クレジット見るまで自分を信じられんかった」「鈴木梨央ちゃん良かった 安定の演技、さすがだよ」など、その成長ぶりに驚く声も多数寄せられている。【第5話あらすじ】小学校でスクールカウンセラーもしている向山は、ある日6年生の足立茜(古川凛)の話を聞く。担任によると茜は脳梗塞で右半身に麻痺が残った母・由香(奥菜恵)の面倒を一人で見ており、成績は良かったのだが塾にも通えなくなり受験に失敗してしまったという。向山は茜との面談を申し出るが、面談をしても茜は自分がヤングケアラーだという認識はなく、そそくさと切り上げてしまう…。「リエゾン-こどものこころ診療所-」は毎週金曜23:15~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年02月11日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙は、俳人の夏井いつきさん。ここでは、表紙を手掛ける及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。イラスト
2023年01月11日凜とした美しい空気とともにスタートした2023年。この1年の運気を速報でお届けします!2023年のビッグウェーブに乗ることができるのは誰なのか、星座別に占い師の五十六謀星もっちぃさんに予測してもらいました。【2023年の全体運】おひつじ座3/21~4/19年の始まりから、猛烈な勢いで前進していけそうです。2023年は、やりたいことをしっかり形にできる1年になるでしょう。おうし座4/20~5/20どっしりと構えることができる1年になるでしょう。周りにいる誰もがあなたの存在を愛し、受け入れてくれそうです。ふたご座5/21~6/21春先くらいまでは勢いよく、あらゆる課題をエネルギッシュに解決していけるパワーを秘めています。かに座6/22~7/22穏やかな気持ちで、楽しく過ごせる1年になるでしょう。守られているという安心感に包まれながら、平和に過ごすことができるはず。しし座7/23~8/222023年は、これまでに諦めていたことを実現できるようになるでしょう。夢や目標に大きく近づけそうです。おとめ座8/23~9/22この1年間で、幸せになるために必要なものが手に入りそう。欲しいものを得るための最短ルートが見えてくるでしょう。てんびん座9/23~10/23人間関係が充実し、いろいろなことが思いのままにはかどる時期になりそうです。人生を楽しむために全力投球してよい時期かもしれません。さそり座10/24~11/22尊敬できる人や、ワクワクできるものに囲まれて楽しく過ごせる1年になるでしょう。さっそくお正月から、楽しいことがたくさんあるかもしれません。いて座11/23~12/21希望の光に照らされる2023年です。この1年は、日常を離れて遠くの世界を探求していけるでしょう。やぎ座12/22~1/19運命の荒波の中でも、2023年は自分らしさを発揮して楽しく過ごせそうなとき。不安を覆して、大きなチャンスにつなげることができそうです。みずがめ座1/20~2/182023年は効率的に過ごすことができそうです。湧き上がってくる様々な疑問を一つずつ解決しながら知的成長を遂げ、充実した1年となるでしょう。うお座2/19~3/202023年は、小さな成功を重ねながら安心して過ごすことができる予感。どちらかと言うと、守りの1年になりそうです。五十六謀星もっちぃ10代の頃から占い一筋に生きる職業占い師。著書『1日2時間で月10万円 はじめよう 電話占い師』(同文舘出版)©yorkfoto/fizkes/gettyimages文・五十六謀星もっちぃ
2023年01月01日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙は、愛称の「村神様」が流行語大賞にもなった村上宗隆選手。ここでは、表紙を手掛ける及川先生のイラストメイキングを公開いたします。イラスト
2022年12月10日北川景子主演ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」に及川光博が出演することが分かった。本作は、裁判官で実務家担当教員の主人公・柊木雫(北川さん)と、彼女を取り巻く人々を描く、法曹界のあり方を問うリーガルエンターテインメント。及川さんが演じるのは、柊木が実務家教員として赴任することになる「青南法科大学院」の学院長・守宮清正。柊木に信頼を寄せるとともに、彼女のよき理解者でもある。ローの存続のため、司法試験合格率を上げるという課題を達成しなければならない一方で、効率重視ではプロとして長く活躍できる法律家を育てることができない、というジレンマに頭を悩ませていた守宮。そんな現状を打破するため、柊木を合理主義の教員・藍井仁(山田裕貴)と組ませることで、化学反応を起こそうとする。大学生時代は法学部に通い、弁護士を目指していたという及川さん。「直感で強い縁を感じましたね。また、若手俳優たちが演じるロースクールの学生たちが、悩みながらも成長し、進化していく過程を目の当たりにしたいという気持ちになりました」と話し、「守宮というキャラクターを一言で表現するならば、“ほほ笑みのナイスミドル”です(笑)。主人公、柊木との関係性も楽しみにしてください」と呼びかける。また、北川さんとは今回が初共演。撮影現場では、ユーモアのあるキャラクターで常に周囲を明るくさせつつも、本番に入ると説得力のある演技を見せて作品に豊かさを与えているという。「女神の教室~リーガル青春白書~」は2023年1月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年12月06日(有)オフィスコットーネ主催、オフィスコットーネプロデュース 綿貫 凜 追悼公演第33回下北沢演劇祭参加作品『磁界』が2023年2月9日(木)~2月19日(日)に小劇場 B1(東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホ-ル地下1階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて12月28日(水)19:00より先行発売開始です。カンフェティにて12月28日(水)19:00よりチケット先行発売開始 公式ホームページ 2023年新春のオフィスコットーネは、JACROWの中村ノブアキ氏とタッグを組み、新作書下ろしに挑みます。2022年10月末に急逝した弊社代表 綿貫凜の追悼公演と銘打ち、作・演出を担う中村ノブアキ氏、魅力的なキャスト陣とともに、渾身の作品をお届けします。コメントプロデューサー 綿貫 凜作・演出家の中村ノブアキは、社会的な問題を材にリアリズムを追求した緊迫感のある人間ドラマで近年高く評価されています。ひとつの事件を1年という時間をかけて取材し、綿密な下調べを基に俯瞰した目線で創るドキュメンタリータッチの作品―――。閉鎖的な環境において人間は社会性が失われ、モラルが欠如し隠蔽さえも正当化されていく世界をワぁーオ!!創りたい。実験的なフィールドを大切にするオフィスコットーネが、中村ノブアキと魅力的な俳優陣とで「きな臭い登場人物たち」をさらに煙にまいてみようと思います。作・演出 中村ノブアキ今回、プロデュース公演ならではの、スタッフ、キャストとのセッションがどんな化学反応を起こすのか、新しい実験に臨む科学者のように心からワクワクしている。さてオファーされるにあたって「警察組織内部を描いた芝居にしたい」と言われた。テレビで偶然、あるドキュメンタリーを見たことがきっかけという。ビジネスドラマを得意とする私なら、リアリティある組織の事情を描けるんではないかという目算らしい。もちろん大変光栄ではあるが、でも「会社と警察、全然違うだろ」と心の中では思っていた。それでも知らない世界への好奇心からオファーを受諾、私なりに警察とは何かを考え続ける日々だ。ぜひその答えを目撃しに来ていただきたい。公演概要オフィスコットーネプロデュース綿貫 凜 追悼公演第33回下北沢演劇祭参加作品『磁界』公演期間:2023年2月9日(木)~2月19日(日)会場:小劇場 B1(東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホ-ル地下1階)■出演者西尾友樹(劇団チョコレートケーキ)井上拓哉(劇団 Patch)異儀田夏葉狩野和馬(JACROW)柿丸美智恵谷仲恵輔(JACROW)青山 勝(劇団道学先生)大滝 寛(文学座)■スタッフ美術:根来美咲照明:阿部康子音響:泉田雄太衣裳:竹内陽子舞台監督:金安凌平演出助手:野月 敦音響操作:秋田雄治宣伝美術:郡司龍彦Web 製作:木村友彦プロデューサー補:小野塚 央制作:落合直子 佐藤 栞制作協力:J-Stage Navi制作デスク:津吹由美子主催:(有)オフィスコットーネ助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)独立行政法人日本芸術文化振興会◆協力(50 音順)オフィス PSC/木内 希/krei inc./劇団チョコレートケーキ/劇団道学先生/劇団 Patch /JACROW/地球儀/ハイエンド/文学座/ワタナベエンターテインメント■チケット料金お得チケット:4000円一般:4500円シード(U25):3000円(前売当日共・全席指定席・税込)※シードは受付にて年齢確認あり。枚数限定販売。オフィスコットーネのみの取り扱い。※公演中止・開演時間変更の場合を除き、チケットの払い戻しは致しません。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月06日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙は、襲名披露興行中の市川團十郎さん。ここでは、表紙を手掛ける及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。襲名披露は、11月、12月の2カ月にわたる歌舞伎座での公演を皮切りに2024年10月まで南座や大阪松竹座ほか全国各地で上演予定。市川團十郎家所縁の演目や新團十郎、初舞台を踏む新之助の誕生を祝う華やかな舞台の数々が披露されます。<公演情報>「十一月吉例顔見世大歌舞伎」2022年11月7日(月)~28日(月) 歌舞伎座詳細はこちら:チケット購入リンク:イラスト
2022年11月08日『POP-UP SHOP』限定のアイテムも登場2022年10月6日、元タカラジェンヌの実咲凜音は、「初!POP-UP SHOP」というタイトルにて自身のオフィシャルブログを更新。10月29日と10月30日に、東京都内において『Misak in tokyo POP-UP SHOP』を開催することを明らかにした。同SHOPでは、Misakiアクセサリーを実際に手に取って選ぶことが可能。POP-UP限定商品と、過去の商品が販売される。開催場所は東京都渋谷区鉢山町13−12 ミズレイコ72ビル3F ARC・T Cafe Gallery。開催時間は各日12:00から17:00まで。『Misak in tokyo POP-UP SHOP』実施日には、実咲凜音も店頭に登場する予定だ。完全予約制となっており、1人1枠まで予約が可能(同行者は2名まで)。「Misaki POP-UP ご予約フォーム」にて、予約を受け付けている。実咲凜音オフィシャルインスタグラムのフォロワーからは、「沢山の方が来場して 大盛況&大繁盛 になりますように」「嬉しいです~予約しました!」などのコメントが寄せられている。トップ娘役として活躍実咲凜音(みさきりおん)は1989年7月5日。兵庫県神戸市出身。2009年に宝塚歌劇団に入団し、『Amour それは・・・』で初舞台を踏んだ後、花組に配属される。2012年に宙組トップ娘役に就任。『エリザベート』 エリザベート役などを務める。2017年に退団。現在は(株)ホリプロ・ブッキング・エージェンシーに所属している。インスタグラムのフォロワー数は60,000人以上。(画像は実咲凜音オフィシャルブログより)【参考】※実咲凜音オフィシャルブログ※実咲凜音オフィシャルインスタグラム※Misaki POP-UP ご予約フォーム※ホリプロ
2022年10月10日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開。今月はサンドウィッチマンの富澤たけしさんが単独で登場です。イラスト
2022年10月09日人気ピアニスト及川浩治の秋のリサイタルは、4回目となる「名曲の花束」だ[10月10日(月・祝)サントリーホール大ホール]。「ロマン派」をテーマにしたプログラムについて聞いた。「名曲の花束は、みなさんにピアノ曲というジャンルを超えた名曲の数々を聴いていただこうというシリーズです。タイトルを見たことがなくても、メロディを聴けばわかるような曲が入っているプログラム。今回は、同時代に活躍したシューマン、ショパン、リスト、メンデルスゾーンに、シューベルトを加えた初期ロマン派。そしてリストが高く評価した、娘婿でもあるワーグナー。そんな作曲家のつながりのあるプログラムです」プログラムは以下のとおり。●シューマン:トロイメライ●ショパン:ロマンス(ピアノ協奏曲第1番より第2楽章)●シューマン(リスト編):献呈/春の夜●リスト:荒野の狩/愛の夢第3番/死の舞踏●メンデルスゾーン(リスト編):歌の翼に●シューベルト(リスト編):魔王/アヴェ・マリア●リスト:ラ・カンパネラ●ワーグナー(リスト編):タンホイザー序曲「歌曲の編曲作品が多いんですね。シューマン/リスト編の〈献呈〉〈春の夜〉〈愛の夢〉〈歌の翼に〉〈魔王〉〈アヴェ・マリア〉。僕はもともと、ピアノは歌う楽器だと思っているんです。鍵盤を叩いたあとは音が減衰していくというピアノの弱点を乗り越えて、いかに歌わせることができるか。若い頃からそれをずっと模索してきました。歌が好きなんです。リストが編曲してくれてありがとう(笑)。編曲したということは、当時から広く愛されていた歌だったという証ですよね。じつは編曲ものは難しくて、自分にとってのチャレンジにもなります。たとえば〈アヴェ・マリア〉。有名なメロディなので簡単そうに聴こえるかもしれませんけれども、左手と右手の真ん中にメロディが書いてあるような編曲で、それを歌に聴こえるように弾くのはなかなか至難の業なんですよ」歌曲以外では、〈トロイメライ〉や〈ラ・カンパネラ〉などのピアノ曲はもちろん、協奏曲や〈死の舞踏〉などオーケストラ曲の作品も並ぶ。まさにジャンルを超えた、ピアノ1台によるガラ・コンサートのような選曲が楽しい。プログラムの最後に〈タンホイザー序曲〉を置いたのには理由がある。「なぜ最後に“序曲”を弾くのか。いま、コロナや戦争や、いろいろなことが起きていて、夢や希望を持っていないと、なかなかしんどい世の中です。ただ、残念ながら人間の歴史は疫病や戦争の歴史でもあります。その中で生まれてきたクラシック音楽には、苦しみを共有し、人を癒やす力があると思うのです。コンサートでそんな音楽に浸っていただいたあとは、それがこれからのみなさんの人生の序曲・序章になれば、という気持ちです。勇気や元気を感じていただければと思います」(宮本明)
2022年09月21日2022年9月18日、フィギュアスケート選手の宇野昌磨(うの・しょうま)さんが自身のウェブサイトを通じて交際発表をし、反響を呼んでいます。お相手は、過去に一部メディアで交際が報じられた、同じくフィギュアスケート選手の本田真凜(ほんだ・まりん)さん。宇野さんは「報道内容におきましては一部事実と異なる部分がある」としつつも「今後とも温かく見守っていただけますと嬉しいです」とコメントしています。この度の一部報道にもありましたように、私、宇野昌磨は本田真凜さんと以前より良いお付き合いをさせて頂いております。報道内容におきましては一部事実と異なる部分もございますが、今後とも温かく見守って頂けますと嬉しいです。どうぞ宜しくお願い致します。宇野昌磨宇野昌磨公式サイトーより引用日本フィギュアスケート界を代表する宇野さんと本田さんの交際発表に、ネット上では祝福の声が殺到。また、ジュニア時代から活躍してきた2人なだけに、まるで親目線のようなコメントも目立ちます。・お似合いの2人だし、とってもほほ笑ましい。・交際宣言をするとか、かっこいい!・あの小さかった2人が今や恋人同士とは…。これまでにもSNSなどで、仲むつまじい姿を披露してきた宇野さんと本田さん。交際発表した今、さらに2人に対する注目が集まりそうです。[文・構成/grape編集部]
2022年09月18日女優の水嶋凜が12日、大阪・北区のカンテレ本社でミュージカル『シンデレラストーリー』の囲み取材に応じた。17年ぶりに上演されることとなったミュージカル『シンデレラストーリー』はファンタジーとして物語の大筋は変えることなく、「魔法が解けたのに、ガラスの靴だけはそのままだったのはなぜ?」「家事ばかりしていたシンデレラが、華麗なダンスを踊れたのはどうして?」など、リアルに考えると避けては通れない問題に、鴻上尚史氏が独自の視点で回答していくミュージカル。シンデレラ役を加藤梨里香と水嶋がWキャストで演じ、王子役に大野拓朗、廷臣・ピエール役に入野自由、王妃・ガードルート役に彩吹真央、そして佐藤アツヒロがシンデレラ継母・ベラドンナを演じる。シンデレラを助ける魔法使い役は、今回が舞台初出演となるアン ミカが務める。女優・斉藤由貴の長女で、今春美術大学を卒業したばかりの水嶋。9月6日には母の曲「予感」のカバーで歌手デビューを果たしたが、今回は初舞台でいきなりの初主演。「自分がどれほど大きなものを抱えているのか実感がなく不安でしたが、小さい頃から知っている作品に出られるというワクワク感もありました」と率直な気持ちを述べる。4公演終えた今は「毎日出てくる課題に追いついていませんが、毎日ひとつでも克服できるように頑張っています。毎回すごく楽しくて、新しい発見とワクワク感で幸せオーラに包まれています。不安はだいぶ小さくなりました」と心境の変化を語った。また、今作は作詞を斉藤が手がけたことでも話題に。「母はすでに2、3回観劇していて、そのたびにダメ出しシートを書いて渡してくるんです。たくさん書いてあるので全部は覚えていませんが、最後のまとめのところに『心から、本心で思ってそのセリフを言えば、演技も心も動くから』と書いていたことは覚えています」と女優の先輩である母からの言葉を明かした。水嶋が初出演で初主演の大役を務めることに関しては「私がくよくよする性格なので、(心配な気持ちを)一回とっぱらって、堂々としていればいいというニュアンスのことを言ってくれました」と母ならではのアドバイスも。歌手デビュー曲となった「予感」にもアドバイスがあったのかと聞かれると「歌に関するアドバイスはそんなになくて。カバーだから、好きに解釈して歌えばいいかなと思って歌いました。『音楽プロデューサーの武部(聡志)さんのおかげで、すごく完成度が高いね。すてきな曲になったね』と言ってくれました」と明かした。「母が出ていたドラマはよく見ていたので、確かに(演技面で)影響されているところはあるのかもしれないです。落ち着きのあるところとか」と語った水嶋。母娘で似ているところ、違うところについて聞かれると「似ているのは、流れている時間がゆっくりしているところ。違うのは、私は用心深くて、母は用心深くないところ。私は今も楽屋に置いている携帯が心配になるくらい、物を置いて行けないのですが、母は海外でも財布まるだしで置いてるんです」ととっておきのエピソードで笑いを誘った。今作は19日まで東京・日本青年館ホールで上演。その後24日・25日に愛知・東海市芸術劇場 大ホール、10月1日・2日に福岡・キャナルシティ劇場、10月7日〜10日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで行われる。
2022年09月13日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙は、映画『グッバイ・クルエル・ワールド』が本日より公開される西島秀俊さん。ここでは、表紙を手掛ける及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。『グッバイ・クルエル・ワールド』は、大森立嗣監督が手掛けたクライム・エンタテインメント作品で、主演を務める西島さんは元ヤクザで今は家族との平穏な暮らしを望む男・安西幹也を演じています。そのほか本作には斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和と豪華俳優陣が集結しています。<作品情報>『グッバイ・クルエル・ワールド』公開中【出演】西島秀俊 / 斎藤工 / 宮沢氷魚 / 玉城ティナ / 宮川大輔 / 大森南朋 / 三浦友和 / 奥野瑛太 / 片岡礼子 / 螢 雪次朗 / モロ師岡 / 前田旺志郎 / 若林時英 / 青木柚 / 奥田瑛二 / 鶴見辰吾監督:大森立嗣脚本:高田亮オープニング曲:「What Is This」Bobby Womack(Universal Music)劇中曲:「Let’s Stay Together」Margie Joseph(Warner Music Japan)/「Back In Your Arms」Wilson Pickett(Warner Music Japan)エンディング曲:「California Dreamin’」Bobby Womack(Universal Music)公式HP:『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会イラスト
2022年09月09日有村架純と中村倫也が演じる“石羽コンビ”が、身近な珍トラブルに挑むリーガルエンターテインメンドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が放送中。この度、8月26日(金)放送の第7話に小林星蘭と片岡凜がゲスト出演することが分かった。第7話は、石子と羽男がキッチンカーを破損させた人物を捜してほしいという依頼を受けやってきた、居場所を求める若者たちが集まる繁華街で、ある少女たちと出会う。小林さんが演じるのは、そこで石子と羽男が話を聞こうとする家出少女・東美冬。今回のオファーに「すごく驚きましたし、すごくうれしかったです」と喜んだ小林さんは、「美冬は地雷系のお洋服を着るのですが、今まで着たことがなかったのでちょっとワクワクしました。家出少女という設定なのですが、彼女の一人で決断していくところは自分にもちょっと似ているなと思いました。セリフ自体は決して多くないですが、心に秘めているものがすごく大きいんだろうなと、そういう面でも共感するところがありました。美冬は言えないことが多いので、ぜひ放送を見て楽しんでいただけたらと思います!」と役柄について語っている。また、同じく繁華街に集まり、美冬とひょんなことから意気投合し、行動を共にする川瀬ひな役で、片岡凜がドラマデビュー。昨春に開設したTikTokとInstagramが注目され、昨年末に芸能事務所に所属したばかりの片岡さんは、コミック誌の表紙やアーティストのMVへの出演経験はあるものの、ドラマへの出演は今回が初めて。「初めての地上波のドラマということでうれしくて、この役でいろんな方に私の名前を知っていただけるように、100%の気持ちで臨みたいと思いました」とコメントしている。第7話は、石子と羽男が2人に出会ったことで、思わぬ方向にストーリーが展開していく。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月20日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開。今月はサンドウィッチマンの伊達みきおさんが単独で登場です。イラスト
2022年08月08日自主的に母親のペットとなった30代の息子とその家族を描き、型破りな映画として注目を集めている『猫と塩、または砂糖』。いよいよ公開を迎えるなか、ヒロインに抜擢されたこちらの方にお話をうかがってきました。吉田凜音さん【映画、ときどき私】 vol. 504歌とラップを織り交ぜたポップな楽曲で話題となり、Z世代に人気の吉田さん。歌手、女優、モデルなど幅広い活躍を見せるなか、女性ラッパーたちが競い合う中国の音楽ドキュメンタリー番組に唯一の日本人として出演するなど、現在は国内外で注目度の高い存在でもあります。本作で吉田さんが演じているのは、主人公の一郎を翻弄し、父親のために白くて無垢なアイドルでいようとする謎の美少女・絵美。そこで、役との共通点や現場でのエピソード、そして幸せを感じる瞬間などについて、語っていただきました。―まずは、脚本を読んだときにどのような印象を受けましたか?吉田さんどんな作品になるのか、まったく想像がつかなかったので、「どうなるんだろう?」と頭のなかはハテナマークがたくさんになりました。でも、わからなすぎて、逆に興味が湧いてきたので、現場に入るのは楽しみでしたね。―そんななかで、役作りをするのも大変だったのでは?吉田さん私としては、お父さんのために生きている普通の女の子の役かなと思ったので、まずはその部分を考えるようにしました。ただ、感情を表に出さない子でもあるので、無表情のまま感情を表現するのは難しかったです。とはいえ、一郎の家族と出会うことで絵美にも徐々に感情が表れてくるので、そのあたりは意識して演じています。こんなに役になりきれることはあまりないので、すごく楽しかったです。何にでもなれる白みたいな人になりたい―演じるうえで、共感するところもありましたか?吉田さんそうですね。私もたまに「感情あるの?」と聞かれるタイプなので、そういうところは似ているのかなと(笑)。特に、撮影当時はまだ18歳くらいで、感情をあまり見せないようなところもあったので、絵美の気持ちは理解できました。―監督からは、どういった演出があったのでしょうか。吉田さん私たちキャストが考えていたことと、監督が目指しているところが同じだったこともあり、演技指導のようなことも特にありませんでした。そんななかで、監督が何よりもこだわっていたのは、絵美を真っ白な存在にすること。4人が一緒のシーンでも、一瞬しか映らないようなシーンでも、私だけずっとライティングされていたので、本当に徹底しているなと感じました。おかげで、私はつねに光っています(笑)。―そのかいあって、絵美はまぶしいほどの白さが印象的でしたが、もし自分を色に例えたら何色ですか?吉田さん私は白みたいな人でありたいなとは思いますね。白って、何にでもなれる色ですから。―ちなみに、お好きな色も教えてください。吉田さん好きなのは、逆に黒です。特に、10代の頃の私服は「真っ黒じゃないと嫌」というくらいでしたね。でも、20代に入って心境の変化があったのか、最近は白い服が増えた気がしています。音楽活動と女優業は生きてると感じられる場所―劇中では、一郎を演じる田村健太郎さんをはじめ、宮崎美子さんや池田成志さんといった先輩俳優の方々がそろっています。現場で思い出に残っていることはありますか?吉田さんボクシングのゲームをしているシーンで汗をかいていないといけなかったので、田村さんと一緒に家の周りを走ってみたり、川を見に行ったりしました。宮崎さんは本当のお母さんみたいに優しかったですし、池田さんも本当のお父さんみたいに私を守ろうとしてくれて、うれしかったです。―本作では「幸せとは何か」というのも題材となっていますが、ご自身の“幸せのベクトル”が向かっている先を教えてください。吉田さん私が幸せを感じるのは、やっぱり音楽活動と女優業をしているとき。どちらも、私が生きていると感じられる場所でもあります。曲作りをしていたり、現場に入ったりするたびに、ここに私の幸せがあるんだと実感しているところです。―逆に、落ち込んでしまったときはどのようにして乗り越えていますか?吉田さんどんなに悔しいとか、辛いと感じることがあっても、それ以上に「こんなところで負けていられない!」という思いが自分のなかにあるので、意外とすぐに忘れて前を向いていけるタイプです。そもそも、何があっても寝ればわりとすぐに立ち直るほうですからね(笑)。―では、仕事をするうえでやめたいと思ったこともないと。吉田さんそれに関しては、中国で番組に参加しているときにリタイアしたいと何度も悩んだことはありました。いま振り返っても、あの半年間は21年生きてきたなかで一番大変だったかなと。でも、「中国まで来てこんな経験はいましかできない」と考えたら、最後まで残ることができました。あのときにめちゃめちゃ鍛えられたので、いまでは自分のことを“無敵”だと思っています(笑)。人にパワーを与えられる存在でありたい―いまとなっては、素晴らしい経験になったんですね。また、監督は常識という価値観を押しつけられることが嫌で本作にその思いを込めたそうですが、ご自身も周りに持たれるイメージと素の自分の間にギャップを感じることもありますか?吉田さん私は仕事もプライベートも家族といるときも、全部が素の状態。もちろん、いろんな顔を持ってはいますが、かわいこぶったりもできないのでありのままで生きてきました。ファンの前でも全部を見せているので、おそらくみなさんも知っているのではないかなと思いますが(笑)。―吉田さんは、その飾らないところが魅力だと思います。ご自身が影響を受けている方はいらっしゃいますか?吉田さん子どものころから尊敬しているのは、中川翔子さん。小学2年生のときに見に行ったしょこたんのライブでたまたま舞台に上げていただき、それがきっかけでアーティストを目指すことに決めました。テレビの3分クッキングの音楽にも合わせて踊っていたくらい、小さいときから踊ることが大好きで、最初はダンスを習っていたんですが、しょこたんとの出会いで歌も習うことに。そこからは歌手になることだけを目指してがんばってきました。あとは、東京事変さんとかも好きですが、やっぱり音楽そのものに大きな影響を受けていると思います。特に、ライブで感じる音からはパワーをもらいますが、私も人にパワーを与えられる存在でありたいです。20代は先を見ながら進んでいけるようになった―今後、さらに力を注いでいきたい活動や挑戦してみたいことがあれば、お聞かせください。吉田さんもともと演じることは好きですし、音楽活動と女優業は「表現する」という意味では似ているところも多いので、これからもこの2つはずっと続けていきたいと考えています。女優のお仕事では新たな感情を教えられることがあり、それを音楽に活かすことで歌詞が生まれる場合もあるので、その連携されている感じも好きなところです。いまやってみたい役を挙げるなら、悪役。これまでは活発な子やおとなしい子とか、意外と”普通の子“みたいなキャラクターが続いていましたから。ぜひ、めちゃくちゃ悪い役を演じてみたいです(笑)。―楽しみにしています!現在21歳ですが、20代に入ってから変わったことはありましたか?吉田さん仕事に対する思いは変わっていないですが、目の前のことばかりに立ち向かってきた10代に比べると、20代は先を見ながら進んで行くことができるようになったと感じています。あとは、お酒が飲めるようになったので、いろんな人と出会う機会が広がったのではないかなと。でも、そのくらいですね。かっこいいと思うのは、好きなことをしている人―美容面で続けていることや最近始めたことがあれば、教えてください。吉田さん私は美容がものすごく好きなので、お風呂から出たあとにいろんなケアをしているときが本当に楽しいです。どちらかというと、それによって得られる結果よりも、ケアの工程を楽しんでいるのかもしれません。ちなみに、最近買ったのは、人気のダーマペンのなかでも、ダウンタイムが必要ないとされている光のダーマペン。使い始めたばかりで効果についてはまだわかりませんが、美容の最新情報を追いかけるのが大好きなので、いつも欠かさずチェックしています。―いま目指している理想の女性像などもありますか?吉田さんやっぱり好きなことをしている人が一番かっこいいなと思います。そんなふうに毎日を過ごしている女性は輝いているので、私もそうなりたいです。―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。吉田さんこの映画については、どこがおもしろいとか、何も言えない作品なので、まずはとにかく観てほしいです。人によって感じ方もまったく違うはずなので、幅広い年齢の方に観ていただけたらいいなと思っています。私自身に関しては、これからも好きなようにやっていけたらと考えているので、ぜひ応援していただけたらうれしいです。インタビューを終えてみて……。驚くほど高い透明感と、目力の強さが印象的な吉田さん。仕事の話をしているときのキラキラした表情からは、いかに充実しているかがうかがえました。今後、歌手としても女優としても、どのような振り幅を見せてくれるのか楽しみです。クセが強くて、目が離せない!多様性が重視される時代になったとされてはいるものの、いまだに仕事や結婚、子育てなど、社会の多数派による“常識”を押しつけられて生きづらさを感じている人も多いはず。そんなときだからこそ、一癖も二癖もある主人公たちが新たな“幸せのベクトル”を見つけようと模索する姿を観察してみては?写真・北尾渉(吉田凜音)取材、文・志村昌美ストーリー舞台は、日本のどこにでもある住宅街に建つ一軒家。社会を拒絶し、自主的に母のペットである“猫”になった息子の一郎は、慎ましい母とアル中の父の3 人で淡々と暮らしていた。そんなある日、母親が元カレと再会。得体の知れない金持ち紳士風の男は、父親のためにアイドルとして生きる娘とともに家にやってくる。そして、いつの間にか5人の奇妙な同居生活が始まることに……。予測不能な予告編はこちら!作品情報『猫と塩、または砂糖』7月23日(土) より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー配給:一般社団法人PFF/マジックアワー️©2020 PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/一般社団法人PFF写真・北尾渉(吉田凜音)
2022年07月20日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開。今月は映画『エルヴィス』が公開中のエルヴィス・プレスリーさんです。<作品情報>『エルヴィス』公開中【出演】オースティン・バトラー(エルヴィス)トム・ハンクス(トム・パーカー)ヘレン・トムソン(グラディス)リチャード・ロクスバーグ(ヴァーノン)オリヴィア・デヨング(プリシラ)ヨラ(シスター・ロゼッタ・サープ)ションカ・デュクレ(ビッグ・ママ・ソーントン / ペンテコステ派シンガー)アルトン・メイソン(リトル・リチャード)ケルヴィン・ハリソン・JR(B.B.キング)ゲイリー・クラーク・JR(アーサー・“ビッグ・ボーイ”・クルーダップ)デヴィッド・ウェンハム(ハンク・スノウ)ルーク・ブレイシー(ジェリー・シリング)デイカー・モンゴメリー【スタッフ】脚本・監督・製作:バズ・ラーマン製作・美術・衣装:キャサリン・マーティン製作:ゲイル・バーマン / パトリック・マコーミック / スカイラー・ワイス脚本:サム・ブロメル / クレイグ・ピアース脚本・原案:ジェレミー・ドネル撮影:マンディ・ウォーカー編集:マット・ヴィラ / ジョナサン・レドモンド音楽・音楽総指揮:エリオット・ウィーラー公式HP: Warner Bros. Ent. All Rights Reservedイラスト
2022年07月09日1920年代のNY、モダンガールに憧れて田舎からやってきたミリー。仕事にはりきり、下宿先で知り合ったドロシーや偶然の出会いを繰り返すジミーと仲良くなったり、新しい生活を楽しんでいた彼女だが、NYでは若い女性が行方不明になる事件が勃発。そんな中、ドロシーが誘拐されて……。ジュリー・アンドリュースが主演した1967年公開のミュージカル映画を原作に、楽曲をほぼ一新し製作、2002年トニー賞作品賞ほか計6部門を受賞した大ヒットブロードウェイ・ミュージカルがいよいよ日本で上演される。もともとは2020年4月に上演予定だったが、開幕直前に新型コロナウイルス蔓延にともなう緊急事態宣言が発令されたため全公演中止に。2年を経てメインキャストが全員集結する待望の公演だ。主人公ミリー・ディルモント役の朝夏まなと、ジミー・スミス役の中河内雅貴、ミス・ドロシー・ブラウン役の実咲凜音が、溢れる『モダン・ミリー』への思いを存分に語る。あの時の、悲しい気持ちを超えるくらいのワクワク――『モダン・ミリー』が待望の上演です! もともとは2020年に上演されるはずだった作品。この時は稽古場での稽古も最後まで終え、劇場ではセットも組まれ、あとはキャストが劇場に入るだけ、本当に上演直前での中止だったと聞いています。まずはこの時の心境を振り返っていただけますか。朝夏稽古中から、なんとかして上演したいなと思っていましたが、中止になってしまった。最初の緊急事態宣言が出された時だったので、あの時期はすべてが止まりましたよね。今は公演がなくなるというのはあり得ることだとわかっているし、そう思うのが当たり前になっているのも怖いのですが、当時は公演がなくなる、舞台が止まるということが現実に起こるなんて思ってもいませんでした。舞台に立つことが私たちの仕事ですので、それがなくなるって怖いなと思ったし、本当に悲しかったし切なかった。一方で命に関わることですのでどこかで仕方がないとも思っていましたが……。でもしばらくは立ち直れなかったし、役として生きる共演者の皆さんを良く知る前にさよならをしなければいけなかったのもやりきれなかった。実咲楽屋に荷物を取りに行く時間も(被らないように)決められていましたしね。朝夏そうそう。不完全燃焼で、悶々としていました。中河内僕も、舞台がなくなってしまうというのが初めての経験でした。複雑な感情が入り混じり、しかも僕らの仕事は不要不急とされ、社会的にも優先順位の高くないところに立たされていた風潮もあり、「これからどう生きていけばいいんだろう」とも思いました。でも『モダン・ミリー』がまたいつかできる日はきっとくると、漠然とした希望は抱いていましたし、実際こうして上演できる喜びは言葉では言い表せないくらい嬉しい。今感じているワクワクは、あの時の悲しい気持ちを超えるくらいの大きさになっています。実咲私も、まぁさま(朝夏)がおっしゃったように2020年の4月は、こんなことが起こるんだという驚きとショックがありました。「ほんとに、舞台がなくなるんだな」と……。世の中の状況もわかっていましたので、仕方ないと自分に言い聞かせ、でもどこかで再演があると確信していましたし、祈っていました。それが2年でこうしてまたやらせていただけるのは、本当に良かった、というのが一番大きな気持ちです。――共演者とお別れも言えなかったのですね……。朝夏グループLINEも作る前に終わっちゃったよね。実咲個々で「また会いましょう」とご連絡することしかできませんでした。朝夏今回は早急に作りましょう。稽古初日に作ろうね!「どこまでもご縁がある」元トップコンビの共演――2年前よりさらに遡りますが、朝夏さんと実咲さんは宝塚時代、トップコンビを組んでいらっしゃいました。元トップコンビが退団後に、OG公演などではない作品で共演するというのはめったにないことだと思います。共演のお話が来た時はどう思われましたか。朝夏面白い! と思いました。宝塚時代をご覧になっていた方には男役と娘役、というイメージがあるかと思いますが、私は彼女のことを舞台人として尊敬していましたし、相手役ではあるけれどそれ以上に戦友だと思っています。なので俳優同士になっても、関係性が変わるといったこともなく……(実咲に)“普通”だったよね? 特に『風と共に去りぬ』(’13年)では、私がスカーレットを演じた時に彼女はメラニーを演じていて、自然と女性役同士でお芝居をしていたこともあり、今回もまったく何の違和感もなく受け止めました。実咲私は「どこまでもご縁があるな」と嬉しかったです。宝塚でも組替えするタイミングも一緒で、私の宝塚人生を一番見てくださっていたのが朝夏さん。一番近くにいて、私の良いところも悪いところも全部率直に言ってくださっていました。またこうやって違う形で作品を一緒に作っていけるのは、どこかで糸が繋がっているんじゃないかというご縁を感じます。いつも勉強させてもらっています。朝夏いやいや、2年前の(『モダン・ミリー』の)お稽古中は、私の方が「ここはどうやって歌ったらいいのかな」とか、教えてもらっていました!――中河内さんから見て、おふたりの関係性はいかがですか。中河内素敵です。今だって会話にすごく入りたかった(笑)。自分たちが長年いたところから外の世界に出て第一線で一緒に仕事ができるのはとても素敵だと思いますし、やっぱり縁があるんでしょうね、羨ましいです。でも僕も『宝塚BOYS』(’13年)で宝塚には入団していましたし……元月組トップ娘役の旦那だし……。(※中河内さんの奥様は元宝塚歌劇団月組トップ娘役・蒼乃夕妃さん)実咲そうですよ、もう月組生ですよ(笑)!朝夏アハハ(笑)。――ちなみに実咲さんは朝夏さんのこと「まぁさま」と呼んでいらっしゃいますが、中河内さんはなんとお呼びしているんですか。中河内「まぁちゃん」です。……え、違う方がいいですか!?朝夏というか、まぁちゃんって呼んでよ、くみちゃん(実咲)!実咲えっ……それは無理に等しいです……! まぁさまでお願いします。私にとってはまぁ“さま”です!2年を経て深まった、ミリーという役の魅力――朝夏さんがミリー、中河内さんがジミー、実咲さんがドロシーを演じます。役作りで考えていることや、演出の小林香さんから言われて印象的だったことなどを教えてください。朝夏ミリーは元気で大胆で、NYで玉の輿に乗るぞ、女性として道を切り拓くぞと田舎から出てくる。私も佐賀から宝塚を経由して東京に出てきていますので、2年前は自分とかぶる部分もあるなと思っていたのですが、いざ演じて見るとなかなか掴みどころがなくて……。彼女はけっこうおとぼけで、天然っぽさもあり、なんでも口にしちゃう。その可愛さをどう出せばいいのか悩み、結果、あまり答えを掴めずに前回は稽古が終わってしまった。でも今回、改めて台本を読んだらすごく想像が広がり、よりミリーという役を膨らませそうだなと手応えを感じています。それは自分がこの2年間で重ねた経験があるからだと思います。香さんが「まぁちゃんがミリーを好きにならないとミリーはできないよね」とおっしゃっていたのですが、当時はその“好きになるための材料”がちょっと少なかったと思う。香さんも「2年前よりもっと面白くする」とおっしゃっていましたし、私も色々なアイディアを出しつつ、もっと深いところまでミリーを掘り下げたいです。中河内僕も2年前の反省点は「ちょっと真面目に作りすぎたかな」です。ジミーにはあまりコメディ要素がないので、それは正解ではあると思うのですが、作品の根底はコメディミュージカル。ですからジミーとしても全部を正面で受けるのではなく少しズラして軽く受けてみたりと、キャッチャーミットを大きくできるんじゃないかなと、2年の月日を経て思っています。自分の受け皿や引き出しを多くしていたら、きっとお芝居の相手役の方の反応も変わってくると思いますので。実咲ドロシーは裕福な育ちのお嬢様なのですが、普段の自分とは違いすぎて(笑)。前回は、あまり彼女の天然さなどは考えず「お嬢様はわりとゆったりしゃべるだろう」といった感覚で演じていました。先日たまたま残っていた前回の稽古動画を見ていたら「もうちょっと反応を大きくした方がいいぞ」とか、自分で色々と思うところがありました。時を経て客観的に見て気付くことがたくさんありましたので、ある意味、今やらせていただく方が、2年前よりいいものをお届けできるなとポジティブに考えています。――衣裳もとても素敵だとか。気に入っているポイントは。朝夏私は20年代のヘアアクセサリーが大好きなんです。(海外ドラマの)『ダウントン・アビー』でも、20年代になると一気にファッションが変わりますよね。あんな雰囲気。あの時代らしいフリンジと、ヘアアクセを着けられるのが嬉しいです!中河内わかる~。朝夏禁酒法時代のファッションって独特ですよね。すごく好きなんです。実咲よく覚えていらっしゃいますね。私は……(考える)。朝夏ドロシーはおぼうぼ(帽子)が……。おっきいおぼうぼ。実咲あ! (見どころは)おぼうぼです(笑)。中河内(小声で)おぼうぼ……。実咲久しぶりに被らせてもらいました。女性の衣裳は本当に可愛い。前回、みんなが着ている衣裳がおしゃれだなと思っていました。目でも楽しめる作品です。中河内僕もその年代の服は好きで、ファッション雑誌などでもけっこう見ています。『モダン・ミリー』の衣裳はちゃんと時代性を取り入れ、でも現代のキャストが着て似合う絶妙さ。素敵です。ジミーの衣裳に関しては……自分ではわからないな(笑)。朝夏おしゃれスーツですよ!中河内そうだっけ。スリーピースは好きなので素敵だなと思ったけど、細かくは覚えていないや(笑)。本番をお楽しみに(笑)。みどころは「耳にも心にも残る音楽」とスーパーダンス!?――音楽の魅力も教えてください。中河内オーバーチュアからいいですよね。幕開きはまるでテーマパークか何かに来たような高揚した気持ちになれる。あの音楽を聴くと「ああ、ブロードウェイ・ミュージカルが始まる!」って思います。実咲ワクワクしますよね。中河内プラス、訳詞もとても素敵だなと稽古場で感じていました。僕はミリーと一緒に歌うナンバーがずっと頭に残っていて、気付いたら今でも口ずさんでいる。耳にも心にも残るいい曲です。朝夏名言ですね、「耳にも心にも残る音楽」! メロディラインがどの曲も綺麗ですよね。私たち、前回はバンド合わせが出来なかったので、あの音楽をバンドで聴けるのが楽しみです。中河内確かにそうだった。実咲私は、まぁさまと一緒に歌う最初のデュエットが印象に残っています。朝夏可愛いデュエット。お互い言っていることが噛み合っているようで噛み合っていないけれど(笑)。同じキーの曲を一緒に歌うのも新鮮だった。実咲そうなんです。キャッチーなナンバーですし。……まぁさまは、ソロの曲ですよ!! あれこそメロディラインが美しくて、綺麗だな~と聴いていました。朝夏ジミーを思って歌う曲ね。それこそディズニーランドみたい。間奏のスケール感がすごくて、ロマンチックで美しいナンバーです。――最後に、ここは見逃さないでほしいというポイントを教えてください。朝夏見逃さないでほしいところしかないです!中河内まぁちゃん、出ずっぱりだしね。朝夏そうだっけ(笑)。中河内どのシーンにもいますよ。実咲頭からずっと出ています。しんどいっておっしゃっていた覚えが(笑)。朝夏実は2年前、中止決定後にシアタークリエの舞台に組まれたセットを観に行ったんです。稽古場ではセットは2階までしかありませんでしたが、本番は3階建て。ミリーは1階から3階まで上る動きがあるのですが、実際のセットを見て「これを……昇るんだ……」って思った(笑)。実際に上に上がってみたら、めちゃめちゃ高かった!実咲毎日トレーニングですね。朝夏走り込んで臨みたいと思います(笑)。そうか、ハードだった。思い出してきました。実咲今までで一番ハードかもとおっしゃっていました。朝夏これまでに一番肉体的にハードだったのは『LITTLE WOMEN -若草物語-』(’19年)だったけれど……『モダン・ミリー』は実際にまだ舞台でやっていないし、抜くかもしれないね(笑)。ダンスナンバーもたくさんある。最近の作品ではしばらくダンスをしていないので、舞台上で踊れるのは嬉しいです。しかも中河内さんとは、台本に「フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのような」と書いてある素敵なデュエットを踊りますから。中河内それを歌って踊る場所が……。朝夏3階(笑)。未知の世界だよね。中河内やってみないとわからない(笑)。すごく怖いけれど、でもすごく素敵なシーンなので、そこもみどころのひとつかな。朝夏本番はアドレナリンで乗り越えましょう! みりおん(実咲)もグレイドン(廣瀬友祐)とスーパーダンスがあるじゃない!?実咲たくさん踊ります。リフトしてぐるぐる回転して。朝夏アクロバティック・デュエット・ダンス!実咲コメディらしいダンスなんですが、最近、あそこまでリフトされることってあまりないかも……。鍛えておきます!朝夏みんなが、鍛えて臨む作品です(笑)。ぜひお楽しみに!取材・文=平野祥恵撮影=川野結李歌<公演情報>ミュージカル『モダン・ミリー』2022年9月7日(水) ~9月26日(月) 東京・シアタークリエ2022年10月1(土)・2日(日) 新歌舞伎座公演ありチケット一般発売:6月25日(土) 10:00より
2022年06月23日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。今月は映画『極主夫道 ザ・シネマ』が公開中の川口春奈さんです。<最新出演作品>『極主夫道 ザ・シネマ』公開中【出演】⽟⽊宏川⼝春奈 / 志尊淳古川雄大 / ⽟城ティナ / MEGUMI / 安井順平 / ⽥中道子 / ⽩鳥⽟季水橋研⼆ / 本多⼒ / くっきー︕(野性爆弾)/ 中川大輔 / 片岡久道 / 新川優愛 / 渡辺邦斗 / 猪塚健太 / 藤⽥朋子安達祐実 / 橋本じゅん / 松本まりか / 滝藤賢⼀吉⽥鋼太郎(特別出演)/ 稲森いずみ / 竹中直人【スタッフ】原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社バンチコミックス刊)監督:瑠東東⼀郎脚本:宇⽥学 / 瑠東東⼀郎⾳楽:瀬川英史主題歌:Creepy Nuts「2way nice guy」(ソニー・ミュージックレーベルズ)公式HP:「極主夫道 ザ・シネマ」製作委員会イラスト
2022年06月05日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラストレーション制作過程を「making of」として公開いたします。今月は5月27日より公開の映画『トップガン マーヴェリック』に出演するトム・クルーズさんです。最新出演作品『トップガン マーヴェリック』2022年5月27日(金) 公開監督:ジョセフ・コシンスキー脚本:クリストファー・マッカリー出演:トム・クルーズ / マイルズ・テラー / ジェニファー・コネリー / エド・ハリス / ほか公式HP: 2021 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.イラスト
2022年05月09日凜と生きる大人女性に寄り添う、繊細でハイクオリティなアクセサリーブランド「Takahashi Naomi(タカハシ ナオミ)」は、2022年4月、新作アクセサリーを発売します。春夏の日差しに似合う華やかな大ぶりのピアスと、ポップでかわいい3連ピアスをそれぞれ3色で展開。店頭で手に取れないカスタマー向けのオンライン相談も開始し、詳細説明やカスタマイズなどのオーダーにも対応します。■新作ピアス「Matsu(L) Earrings」(マツ L ピアス)Matsu(L) Earrings<Matsu(L) Earrings(マツ L ピアス)>素材 : Silver925カラー : ロジウム/Goldfilled/Rose-Goldfilled価格 : ¥30,800(税込)商品ページURL: 人気の「マツ ピアス」の大ぶりバージョンです。思わず見入ってしまうレースのように繊細な金属の編み目や、身に付ければ机や壁に映る美しい松模様の影も楽しめます。横幅が約6.5cmと大ぶりでありながら、極細のワイヤーを用いているため、わずか5g(片耳)で軽やか。Matsu(L) Earrings Rose-Goldfilledカラーバリエーションは、花咲く春から夏にかけての季節にぴったりの淡いピンク・シルバー・ゴールドをご用意しました。■新作ピアス「3Puku Earrings」(3連 ぷくピアス)3Puku Earrings<3Puku Earrings(3連 ぷくピアス)>素材 : Silver925 セラミック塗装カラー : 白/ブルー/ピンク価格 : ¥24,200(税込)商品ページURL: 金属の細い糸を丸く編み上げた「ぷく」モチーフを縦に3つ連ねました。人気商品の大ぶりな「ぷく(L)」モチーフがポップで遊び心に富んでいるのに対し、新商品の小ぶりな3連ぷくは可憐さを感じさせ、幅広い年代・ファッションにマッチします。3Puku Earrings(White)カラーバリエーションも、上品なかわいさを演出できる小ぶりの「3連ぷく」ならではの淡いピンク、白、ブルーをご用意しました。■オンライン相談サービスも開始今回の新商品をはじめとするアクセサリーを、遠方やコロナ禍等によって店頭で手に取って見るのが難しい方のため、オンラインで相談できるサービスも開始しました。●オンラインショップ商品のより詳しいニュアンスについて●手持ちのアクセサリーのリメイクについて●オーダーやセミオーダーのご相談など、予約制にてZoom無料相談を実施しています。時間帯:平日(営業日)9:30~15:00 ※土日は別途ご相談下さい。形式:無料オンライン会議アプリ「Zoom」にて。基本的に画像とマイクはオフにしZoomのチャット機能を使用します。必要に応じて画像をオンにし商品などをご覧いただきます。予約専用ページ: ■Takahashi NaomiとはTakahashi Naomiは、シルバーなどのごく細い金属を編んで作り上げた唯一無二のアクセサリーを展開するブランドです。ブランドオーナーでありデザイナーのTakahashi Naomiが、ネックレス、ピアスやイヤリング、ブレスレット、ブローチなどの全アイテムをその手で編み上げています。amutokoro他ではなかなか見かけない銀線の繊細なクリエイティブは、Takahashi Naomiがロンドン留学時代に出会ったチェーンを作る技法をもとに試行錯誤の末確立したオリジナルの技法によるもの。金属ならではの強さと、線だけで成り立つしなやかさを併せ持つ世界観は、まさに自分を持ち凛と生きる大人の女性にぴったりです。Doily(ST) Earrings公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月13日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラストレーション制作過程を「making of」として公開いたします。今月は4月8日より映画『とんび』が公開される阿部寛さんです。最新出演作品『とんび』公開中監督:瀬々敬久原作:重松 清「とんび」(角川文庫刊)出演:阿部寬 / 北村匠海 / 杏 / 安田顕 / 大島優子 / 濱田岳 / 宇梶剛士 / 尾美としのり / 吉岡睦雄 / 宇野祥平 / 木竜麻生 / 井之脇海 / 田辺桃子 / 田中哲司 / 豊原功補 / 嶋田久作 / 村上淳 / 磨 赤兒 / 麻生久美子 / 薬師丸ひろ子公式HP:『とんび』製作委員会イラスト
2022年04月08日