「反骨精神」について知りたいことや今話題の「反骨精神」についての記事をチェック! (1/2)
この度、BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠「よる8銀座シネマ」と「土曜ゴールデンシアター」では、11月25日(月)より「没後10年 反骨のスター 菅原文太特集」と題して、晩年まで多岐にわたる役柄を演じ分け、生涯で200本以上の映画に出演した菅原文太の主演映画を6夜連続放送いたします!当特集では、東映での第1回主演作品となった降旗康男監督による『現代やくざ与太者の掟』(69年)以降の中島貞夫監督ら名匠が手掛けた任侠映画の名作を、6夜連続で放送。没後10年に際して、俳優・菅原文太の歩んだ軌跡を辿ることのできるラインアップを存分にお楽しみください。【ラインアップ・あらすじ】11月25日(月)夜8時 『現代やくざ与太者の掟』© 東映あらすじ:昭和32年。貧乏のすえ一家心中した家族の生き残りで、少年院や刑務所を渡り歩き、仮出獄した一匹狼の男・勝又五郎(菅原文太)は、あてもなく新宿に向かう電車の中で、全財産である作業報奨金と切符の入った封筒をスられてしまうが、福地鉄男(待田京介)と名乗る男に助けられる。やがて五郎は、手形のパクリを企てたことにより、組織ヤクザの暴力と対決することになる。1969年公開監督:降旗康男出演:菅原文太、待田京介、志村喬、藤純子、若山富三郎ほか11月26日(火)夜8時 『関東テキヤ一家』© 東映あらすじ:昭和20年、浅草界隈に庭場を持つテキヤの菊水一家は、勢力を伸ばしてきた源田一家に苦しめられる。菊水一家の若衆・国分勝(菅原文太)、その仲間の引地(待田京介)と源田の若衆との間にいざこざがおこり、菊水一家親分・市井が狙撃される。源田一家の幹部となっていた国分の幼馴染みである、時枝(寺島達夫)が詫びを入れたことにより決着がつくが、国分は市井からドスの封印を命じられる。だが、源田一家、矢倉一家らを従え、さらには市井を狙う梅乃一家・銭村の悪辣非道な所業に、国分は遂に怒りのドスを抜く!1969年公開監督:鈴木則文出演:菅原文太、待田京介、寺島達夫、土田早苗、大木実ほか11月27日(水)夜8時 『懲役太郎まむしの兄弟』© 東映あらすじ:3年ぶりに出所した政太郎(菅原文太)、通称“ゴロ政”を出迎えたのは、兄弟分の勝次(川地民夫)、通称“不死身の勝”だった。2人は少年院と刑務所を12回も渡り歩く手に負えない輩。チンピラから巻き上げた金で賭場で遊んでいたが、ついに有り金を全部使ってしまい、賭場荒らしを計画する。1971年公開監督:中島貞夫出演:菅原文太、川地民夫、佐藤友美、安藤昇ほか11月28日(木)夜8時 『木枯し紋次郎』© KADOKAWA 1983あらすじ:日野宿の貸元・井筒屋仙松を殺害した罪で三宅島に遠島になった上州無宿・紋次郎(菅原文太)。実は、年老いた母を持つ兄弟分・日野宿の左文治の身代わりになったのだ。しかし、後から島に流されてきた亀蔵から真実を伝え聞いた紋次郎は、島抜けを謀る捨吉、清五郎(伊吹吾郎)、源太(渡瀬恒彦)、お花らと結託。雄山の噴火に乗じ、船出をするのだが…。1972年公開監督:中島貞夫出演:菅原文太、伊吹吾郎、渡瀬恒彦、笹沢左保、江波杏子ほか11月29日(金)夜8時 『日本の仁義』© 東映あらすじ:大阪で千田組と勢力を二分する新宮会の若頭・須藤武男(菅原文太)は、阪鉄社長・稲田のスキャンダル記事を入手、子分の木暮(千葉真一)に、それをネタにして稲田を恐喝し、金を搾り取らせる。この事件が波紋を呼び、新宮会会長・新宮は引退、須藤に二代目を譲る。千田組との強硬対決路線を打ち出した須藤は、阪鉄サブナード建設にからむ恐喝を指示するが、すでに実業家として道を歩み始めていた新宮は、スポンサーをも敵に回す須藤のやり方に激怒し、新宮会の代紋を須藤から剥奪する。徐々に孤立を深めていく須藤を何とか説得しようとする木暮だったが・・・。1977年公開監督:中島貞夫出演:菅原文太、岡田茉莉子、千葉真一、フランキー堺、鶴田浩二ほか11月30日(土)夜9時 『総長の首』© 東映あらすじ:関東大震災のツメ痕が残る昭和10年代の浅草。敵対する大組織、侠友会と花森組の抗争の下、花森組傘下の愚連隊・血桜団の新堂(清水健太郎)ら3人は、侠友会小池組の組員2人を射殺した。血桜団団長の八代は、未成年の団員を自首させることで警察の目を逃れたものの、侠友会はオトシマエをつけさせようと殺気立つ。そして、数日後、八代は小池組の放った殺し屋に殺害されてしまう。一方、中国から帰国した八代の弟・順二(菅原文太)は、兄が殺された事を聞かされる。順二は、兄の復讐のため二代目血桜団団長となり、鮮烈な抗争の渦へ身を投じてていく。1979年公開監督:中島貞夫出演:菅原文太、清水健太郎、田中邦衛、梅宮辰夫、安藤昇、鶴田浩二ほか【放送スケジュール】11月25日(月)夜8時 『現代やくざ与太者の掟』11月26日(火)夜8時 『関東テキヤ一家』11月27日(水)夜8時 『懲役太郎まむしの兄弟』11月28日(木)夜8時 『木枯し紋次郎』11月29日(金)夜8時 『日本の仁義』11月30日(土)夜9時 『総長の首』【BS松竹東急(BS260ch)】<全国無料放送> 2022年3月に開局。映画、歌舞伎・演劇・音楽、スポーツ、オリジナルドラマのほか、あらゆるジャンルを放送する全国無料総合チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします! 平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜夜9時からの土曜ゴールデンシアターで、映画をノーカットで放送。よる8銀座シネマは「一番身近な映画館」、土曜ゴールデンシアターは「魂ゆさぶる映画の時間」をコンセプトに、古今東西の名作・話題作を年間300本以上ラインアップしています。【局公式X(旧・Twitter)】@BS260_official【BS松竹東急をみるには】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年11月22日中村倫也主演ドラマ「Shrink-精神科医ヨワイ-」Blu-rayのリリースが決定した。弱井幸之助(中村)は、新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院を経営している。患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで病名を探り当て、どの患者にも希望を与える。患者は弱井に出会うことで、“自分なりの生きやすい生き方”に巡り会うのだ。初めて精神科で働くことになった看護師・雨宮有里(土屋太鳳)は、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく――。本作は、新宿の下町の路地裏にある小さな精神科医院を舞台に、精神科医・弱井幸之助と看護師・雨宮有里が、患者を迎える心温まる物語。Blu-rayには、第1話「パニック症」、第2話「双極症」、第3話「パーソナリティ症」が収録されており、特典映像としてオールアップ集や「2分PR」が予定されている。さらに、特製ブックレットが封入特典として付属する。「Shrink-精神科医ヨワイ-」Blu-ray品番:NSBS-54392価格:10,560円(税込)/9,600円(税抜)発行・販売元:NHKエンタープライズ(C) 2025 NHK・AX-ON(シネマカフェ編集部)
2024年11月04日リック・オウエンス(Rick Owens)の2025年春夏ウィメンズコレクション「ハリウッド(HOLLYWOOD)」が、フランスのパリで発表された。自由で奇妙な“変わり者”たちの世界2025年春夏メンズコレクションと同じく「ハリウッド」というタイトルが与えられた本コレクション。デザイナーのリック・オウエンスは、ハリウッドを自身と似た“変わり者”あるいは“アウトサイダー”が集まる場所と捉え、その自由でどこか奇妙な空気と、今季のコレクションとを結びつけた。誇張したシルエットでまず目を惹くのは、極端にラインを強調したパワーショルダーのテーラードジャケットやハイネックのブルゾン、まるで岩塊のように膨れたトップスなど、誇張したシルエットのピース。そこに、膝付近までを覆うロングブーツを合わせることで、反骨精神に満ちた風変わりなルックを完成させている。ダークなカラーパレットショーの前半をオールブラックで構成しつつ、後半には、グレーやメタリックゴールドのニットドレス、金メッキを施したデニムのドレスなどを展開。一貫してダークなカラーパレットとなっているのはもちろんのこと、そこに奇抜なシルエットやドレスの光沢、不規則な模様が組み合わさることで、神秘的ともいえる雰囲気が醸し出されている。ハードな中に柔らかさをそんなパンクで大胆なコレクションに、柔らかさが共存している点にも注目しておきたい。体の線に沿うドレスの数々、ドレープ感のあるトップスやシアー素材で作られたオーバーサイズのケープなどは、ハードな中にゆとりをもたらしてくれる。
2024年10月11日プロスケーターの安藤美姫が10日、ABEMAのニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月~金21:00~)に出演。「精神年齢」について持論を語った。○「精神年齢」について特集10日の配信では、人によって定義が異なる「精神年齢」について特集。安藤は「精神年齢を意識したことはないかも」とした上で、「日本では、思ったことをすぐに口にしちゃったり、ボディランゲージが大きかったり、はしゃいだりする人が、『低い』とされている。一方で、海外だと、精神年齢とつなげる人はいない。私は、他人に迷惑をかけなければ、自分らしさを貫いていいと思う」とコメントした。また、公認心理士のゲストが「年相応の思考よりも、自分の言動が周りに与える影響を考え、それをコントロールできるかどうかが大切」と語ると、安藤は「数年前までは指導する際に、競技の点数や順位について『ミスをしたからこの結果だった』などと、ネガティブなことでも伝えないと、と思っていた」と回顧。続けて、「だけど、それが時には選手を傷つけてしまうことがあると学んだ。正直に指摘することが必ずしも正解ではないと学んだ時に、自分も精神的に成熟したと感じた」と明かしていた。なお、この模様は現在、「ABEMA」にて見逃し配信中。【編集部MEMO】「ABEMA NEWS チャンネル」で生配信されているニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月曜〜金曜21:00〜) 。キャッチコピーは「みんなでしゃべるとニュースはおもしろい」。これまでの当たり前や価値観が変わるなか、今の時代らしいネット言論に挑戦する。レギュラーメンバーは総勢70人。さまざまなバックグラウンドをもつ論客たちと多様で新しい議論を届ける。
2024年04月12日京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:平川良浩)は、2025年4月1日(火)に精神障害者保健福祉手帳をお持ちのお客さまを対象とした精神障害者運賃割引を導入します。詳細は以下のとおりです。1.導入日2025年4月1日(火)2.割引対象路線当社線全線3.割引対象者精神障害者保健福祉手帳をお持ちのご本人とその介護者割引条件4.割引条件・10円未満の端数は切り上げます。・1km未満の端数は、1kmに切り上げます。※ご本人が12才未満の場合は、介護者のみ割引を適用し発売します。※介護者が購入できる定期乗車券は、通勤定期乗車券に限ります。5.発売箇所自動券売機・定期券うりば(係員窓口)または自動定期券発行機・発売の際は、「精神障害者保健福祉手帳」の等級記載欄を確認させていただきます。・「精神障害者保健福祉手帳」は紙様式・カード様式のほか、事前にマイナンバーAPI連携されている株式会社ミライロのアプリ「ミライロID(画面)」の呈示による確認も可能です。6.その他・介護者とともに利用する場合は、購入する乗車券の種類・乗車区間・有効期間が同一で、同時にお買い求めいただき、同一の列車に乗車する場合に限り有効です。(ご本人1人に対して介護者1人。ただし、ご本人が車椅子を利用される場合は、介護者2人まで割引)・割引を行った乗車券で乗車されるときは、精神障害者保健福祉手帳をお持ちいただき、係員から確認を求められたときは、ご呈示ください。以上 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月11日叡山電鉄株式会社(本社:京都市左京区、社長:豊田秀明)は、2025年4月1日(火)に精神障害者保健福祉手帳をお持ちのお客さまを対象とした精神障害者運賃割引を導入します。詳細は以下のとおりです。1.導入日2025年4月1日(火)2.割引対象路線当社線全線3.割引対象者精神障害者保健福祉手帳をお持ちのご本人とその介護者4.割引条件・10円未満の端数は切り上げます。※ご本人が12才未満の場合は、介護者のみ割引を適用し発売します。※介護者が購入できる定期券は、通勤定期券に限ります。・発売の際は、「精神障害者保健福祉手帳」の等級記載欄を確認させていただきます。5.その他・「精神障害者保健福祉手帳」は紙様式・カード様式のほか、事前にマイナンバーAPI連携されている株式会社ミライロのアプリ「ミライロID(画面)」の呈示による確認も可能です。・購入する乗車券の種類・乗車区間・有効期間が同一で、同時にお買い求めいただき、同一の列車に乗車する場合に限り有効です。(ご本人1人に対して介護者1人。ただし、ご本人が車椅子を利用される場合は、介護者2人まで割引)・割引を行った乗車券で乗車されるときは、精神障害者保健福祉手帳をお持ちいただき、係員から確認を求められたときは、ご呈示ください。以上240411_eiden.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月11日ヤングスキニーの新曲「精神ロック」が、本日12月13日(水) に配信リリースされた。約3カ月ぶりの新曲となる「精神ロック」は、“ロックとは何か”という問いに対して音楽ジャンルとしてではなく、精神的な定義としての“ロック”をヤングスキニーなりの答えで提示し、音楽やバンドへの熱い想いや愛を叫ぶように歌うパンクロックナンバー。全国対バンツアー『老いてもヤングスキニーツアーvol.2”vol.2あったんだ編』で初披露され、ファンからリリースが待ち望まれていた楽曲だ。ヤングスキニーは、楽曲により様々なアレンジやサウンドを取り入れてきたが、同曲はストレートなバンドの熱さを表現するためにシンプルな4ピースサウンドに原点回帰。ヤングスキニーの新境地ともいうべきサウンドとなっている。併せて公開されたMusic Videoは、『老いてもヤングスキニーツアーvol.2”vol.2あったんだ編』での「精神ロック」の演奏シーンやライブの裏側で構成されている。ヤングスキニー「精神ロック」MV<リリース情報>ヤングスキニー「精神ロック」配信中ヤングスキニー「精神ロック」ジャケット配信リンク:関連リンクOfficial HP::::(ヤングスキニー):(かやゆー):
2023年12月13日精神科医しょう著『精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法』2023年8月16日刊行イラスト:かりた株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は精神科医しょう著『精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法』 を2023年8月16日(水)に刊行いたします。ホントはしんどいのにまわりに言えない・・・それは、笑顔うつのサインかもゆううつな気持ちがずっと続いていたり体が重くなっているにもかかわらず、会社の人や友人たちには明るい表情で接して悟られないようにしてしまう……。こんな状態が続いているのであれば、 “笑顔うつ”かもしれません。“笑顔うつ”は、“笑顔の仮面”をつけて、社会生活をなんとか成立させてしまえるために、サポートが得られず、つらい症状が悪化しがちなのです。この本では、 Instagramフォロワー7万人超の精神科医しょう先生が、笑顔うつの状態を、4つの世界に分け、迷い込んだ世界ごとに“笑顔うつ”から抜け出す方法をイラストや図版とともに解説します。こんな状態が続いているのであれば「笑顔うつ」かもしれません● やりたいことはたくさんあるのに、できなくて落ちこむ● 落ちこみはないけれど、体が重く感じる● 働けてはいるけれど、家に帰るとぐったりしてなにもできない● 人といるときは落ち着いているのに、ひとりになると涙があふれる● つい先走ったことをして、いつも失敗してしまうなんとか社会生活は送れているものの、内面で抑うつ症状や身体の不調を抱えている状態を、「笑顔うつ」と呼んでいます。これは正式な病名ではありませんが、海外でも研究されており、英語では「smiling depression」といいます。うつ病や適応障害の軽症か中等症の状態にあたります。「他人の前では元気そうにできるけれど、心身の不調が続いている」という人は、〝笑顔の仮面〞がとれない「笑顔うつ」になっているかもしれません。言葉にしにくい笑顔うつの状態を、4つの世界に分けて紹介笑顔うつはあらゆる不調が心と体に現れますが、現れ方も原因も人によってさまざま。たいていは“うつうつ島”の4つの世界のどこかに迷いこんでしまっています。言葉にしにくい笑顔うつの状態を、4つの世界に分けて紹介イラスト:かりた“うつうつ島”の4つの世界から抜け出す方法を迷い込んだ世界ごとに解説※本書より一部抜粋要約“うつうつ島”の4つの世界感情をコントロールできない 〝戦わずにはいられない戦地〞思い通りに動けない〝心と体が離れていく街〞落ちこみや不安が強い〝希望が見えなくなる森〞体調不良が目立つ〝歩くと体調が悪くなる道〞「戦わずにはいられない戦地」にいる人の悩み ① イライラが止まらない▶いったん「保留」にするイライラしたときは、ストレスの対象や場所から物理的に離れて、ひとりの時間を持つことが一番です。イライラしていると正常な判断ができませんし、さらによくないことをしてしまう可能性があります。少し時間をおくだけで、問題が少しずつ解決していくこともあります。イライラするときは「いったん保留にする」という判断で、うまく乗り切りましょう。たとえば、家族の言動にイラ立ったら、いったん家を出て散歩や買い物をしにいく。午前中職場でイヤなことがあったら、午後はカフェやコワーキングスペースで働くなど、試してみるといいでしょう。書籍情報表紙タイトル:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法著者:精神科医しょうページ数:248ページ価格:1,540円(10%税込)発行日:2023年8月16日ISBN:978-4-86667-503-9書籍紹介ページ: amazon: 楽天: 目次うつ島MAP第1章いつのまにか「うつうつ島」に迷いこんでいる!?~笑顔の仮面がとれなくなる~第2章落ちこみや不安は感じないけれど、体がおかしくなってきた!~歩くと体調が悪くなる道~第3章体は元気だけれど、落ちこみや不安があってしんどい!~希望が見えなくなる森~第4章感情がコントロールできなくなってきた!~戦わずにはいられない戦地~第5章思い通りに動けなくなってきた!〜心と体が離れていく街〜第6章エネルギーをためて「うつうつ島」から抜け出そう!著者プロフィール精神科医しょう著者:精神科医しょうInstagram(フォロワー7万人超)などSNSを中心にHSP気質やメンタルヘルスについて発信する精神科医。大学病院に所属し、精神科医としての業務に加え、研究にも従事している。著書に『頑張り屋さんのための心が晴れる本』(KADOKAWA)などがある。◦ブログ ◦ラジオ(voicy) ◦ Instagram 【報道関係各位】『精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月31日Y-3(ワイスリー)は、2023年秋冬チャプター 3 コレクションをY-3 国内直営店などにて発売。「スポーツの反骨精神」をメインコンセプトに2023年秋冬シーズンの第3章を飾るコレクションでは、年間テーマの「スポーツの反骨精神(Rebel Sports)」をメインにアディダスのスポーティーなアイコンやシルエット、素材を、デザイナーの山本耀司による視点から再解釈。アクティブさは生かしながら、大胆さやエッジを効かせたウェアがラインナップする。カレッジロゴを配したジャケットやカーディガンなど新作ウェア目を引くのは、これまでのシーズンに登場したカレッジスタイルのモチーフを新たに解釈したウェアだ。ジャケットやTシャツ、フーディーには、バーシティスタイルのフォントから着想を得たグラフィックを、ケトルステッチの刺繍やシェニール織のパッチ、パフプリント、エンジニアドニットといった手法でプラス。ボディをブラックで統一したバーシティジャケットには、白く縁取られた“y3 tokyo”のロゴをフロントに配し存在感のある1着に仕上げた。また、ニットカーディガンには、袖部分にカレッジロゴをダイナミックにあしらい、アクセントをプラス。スリーストライプスを配したアイテムは、ゆったりとしたエレガントなシルエットに仕上げたナイロンワイドパンツや、袖に分量を持たせたブラックの半袖ジャケットなど、フォルムによってモード感のある佇まいを演出している。加えて、アディダス オリジナルスのヴィンテージトラックスーツの製法から着想を得てキルティング加工を施した、ジャケットやベスト、スカート、パンツも登場する。名作シューズ「センテニアル」ベースの新作スニーカースニーカーにも新作が仲間入り。名作バスケットボールシューズ「センテニアル」をベースに、上質な素材で再構築した「Y-3 センテニアル ハイ」「Y-3 センテニアル ロー」が新登場する。また、アディダス オリジナルスの代表的なアーカイブシルエットを、Y-3ならではの視点からアップデートしたシューズ「Y-3 SST」「Y-3 マラソン TR」「Y-3 ガゼル」も揃う。さらに、トートバッグ、ジムバッグ、キャップといった小物類も充実している。【詳細】Y-3 2023年秋冬チャプター 3 コレクション展開店舗:Y-3 国内直営店、指定の小売店、アディダス オンラインショップ、アディダス アプリ、CONFIRMED アプリ(一部アイテム)、Y-3 公式オンラインショップ、Y-3 ZOZOTOWNアイテム例:・ボンバージャケット 113,850円・ラグビーシャツ 41,800円・グラフィックニットカーディガン 88,550円・長袖Tシャツ 25,850円・ナイロン ワイドパンツ 69,850円・ニッツァ ハイ 50,600円【問い合わせ先】アディダス ファッション グループ ショールームTEL:03-5547-6501
2023年07月30日歌舞伎役者、市川猿之助(47)の父母が向精神薬中毒で死亡という衝撃的なニュースから、にわかに「向精神薬」が注目を浴びるようになっている。向精神薬とは、鎮静剤、抗うつ剤、抗不安剤、睡眠導入剤などの総称で、不安、パニック障害、睡眠障害などの治療に用いられる処方薬だ。近年、服用する人が増えている。不安や不眠に苦しんでいたり、気分の落ち込みを解消するために使われるこの薬が、実は死を招くほどのリスクをはらむとは……。「今回の事件では、服用された薬の量や、何を一緒に飲んだのかなどの詳しい情報が報道されていないので推測でモノは言えませんが、昔は、睡眠薬といえばバルビツール酸系で、呼吸抑制や依存性が強く、常用量と致死量も近いものでした。使用には厳重な注意が必要で、今は推奨されていません」こう話すのは、“薬を使わない薬剤師”がキャッチフレーズの宇多川久美子さんだ。「現在は、常用量と致死量の差が大きいベンゾジアゼピン系の薬が安心・安全とされ、最もよく使われています。さらに、近年登場した2種類の薬、メラトニン受容体作動薬とオレキシン受容体拮抗薬も、安全性の面から主流となりつつある薬です。これらの薬は相当量服用しないと死に至りません」(宇多川さん・以下同)そうはいっても、向精神薬は中枢神経に作用することから、多種多様な副作用や依存症のリスクがあるのだそう。「薬が効いているということは、同時に副作用も働いています」【向精神薬の処方箋に副作用として記されているもの】・ふらつき、転倒・頭痛、めまい・排尿障害・認知機能低下・記憶障害、物忘れ・せん妄・肝、腎機能障害・うつ・倦怠感ざっと見ただけでも、これだけの副作用があることを、一体どれだけの人が認識しているのだろうか。「睡眠を目的として服用直後に眠ってしまえば、それでよいのですが、もうろうとした状態で家事をしてそれを覚えていなかったり、歩き回ろうとしてふらついて転倒したり、けがをしたり、ひどいと記憶障害になることも。さらに、向精神薬を服用することで、ふだんならまずしないような行動に走ることもありえます」■向精神薬の需要は世界的に高まる海外のある報告書では、世界の睡眠導入剤市場は’30年まで毎年7%以上の成長率が見込まれているという。日本も例外ではない。特に近年、向精神薬の需要が高まっている背景には、新型コロナウイルスの流行による継続的なストレスや、急激な生活様式の変化によるものなどが考えられると宇多川さんは指摘する。向精神薬は医師であれば、精神科に限らず何科の医師でも処方できる。たとえば、内科や皮膚科でも不眠を訴えると睡眠薬などの処方箋が出るため、多くの人にとってわりと簡単に手に入るようになっている。また、利用者の傾向を見ると、向精神薬の処方は年齢とともに増えている。右肩上がりになるのが、更年期の年代である40~50代から。日本人の40~50代の女性は世界でも睡眠時間が少ないことが知られているが、寝つけない、熟睡できないといった睡眠障害や中途覚醒などから、向精神薬の服用に至る人も少なくない。実際に、更年期障害のある女性の約20%が睡眠薬を処方されているというデータが、’16年に日本睡眠学会で発表されている。その背景を宇多川さんはこう説明する。「更年期世代はホルモンバランスの乱れによる不眠や不安が挙げられます。また、加齢とともに体内時計のリズムが狂い始めます。若いころに比べて運動量も足りないため、体が疲れにくく、夜間の眠りも浅くなります。さらに高齢になるほど周りの人との離別や死別が増え、孤独を感じるようにも。こうした理由が複雑に絡み合って、不眠や不安が起こるのです」■依存症や副作用も。使用法には注意を晩酌しながらの食事を好む人にとってアルコールと薬の併用は禁忌だが、守れない人も多いだろう。「アルコールと同時にお薬を飲むことはなくても、薬を服用している間はアルコールを控えるべきです。アルコールの入った体に睡眠薬を入れると、アルコールの作用が強まったり、急激に薬が効いてしまうなどの“危険な作用”を起こすこともあります」向精神薬を服用するにも、使用は1週間~10日程度の短期間が基本であることを知っておこう。「向精神薬は取り扱いに関する規定が設けられていて、14日、30日、90日と投薬日数が制限されています。これは向精神薬の乱用や依存を防ぐためです。しかし、繰り返し処方してもらえば長期投与となり、依存のリスクも大きくなります」依存状態になると、不安、けいれん、幻聴などの症状が起こり、薬をやめることが難しくなる。薬の長期服用は、肝臓、腎臓の機能にもダメージを与える。「そもそも肝臓には解毒作用、腎臓にはろ過作用がありますが、高齢になるほど多剤服用の傾向がありますから、肝・腎機能に相当な負担をかけているはずです。そういう意味でも、向精神薬の長期服用は注意が必要です」しかし、だからといって、決して独自の勝手な判断で急に服用をやめたりしないように。薬の離脱症状もあるので、まずは少しずつ薬を減らす“減薬”から始めよう。「まず、主治医に減薬の意思を伝えましょう。もし、主治医が減薬に応じてくれない場合、セカンドオピニオンを求めてもよいと思います。今は減薬の重要性を理解して、勧める医師も増えています」■薬に頼らない生活を取り戻すには?できたら毎朝早起きして、朝日を浴びること。セロトニンが分泌されて、夜になるとセロトニンを材料にメラトニンが作られることで自然と眠くなる。日中の運動も心掛けよう。「薬は、眠れなくて生活に支障が出たり、困っているときに一時的に使うためのものです。長期間にわたって使用し、『飲まないと不安だ』という場合はすでに“依存症”です。さまざまな副作用のリスクをはらんでいることを忘れないでください」体は太陽のリズムに反応してくれるし、運動をすることでそのリズムを取り戻すこともできる。頑張って、薬の不要な道をゆこう。
2023年06月05日ご自身や家族が精神疾患かな?と思ったらUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホン診察はどのように行われるの?精神疾患とは、なんらかの脳の働きの変化により心理的な問題が生じ、感情や行動などに著しいかたよりがみられる状態のことです。もしご自身や家族が精神疾患の症状が出ていたら専門機関の受診をおすすめします。診察では、医師はまず患者本人およびその家族から、主訴(何に困っているのか)、現病歴(いつからどのような症状があり今に至っているのか)、既往歴(以前かかっていた病気のこと)、家族歴(家族の精神疾患、ないし同じ症状の人がいるか)、生活史、家庭環境や職場環境などを聞き出します。次に、集めた情報や診察室で観察される症状、さらには病院によっては検査結果などから、総合的に診断を決めていきます。おおむね以上のような流れで進みますが、医師により異なる手順をとる場合もあります。各診療科の特徴精神疾患をみる診療科は精神科や精神神経科、心療内科や神経内科など、かなり名称にばらつきがあります。精神科と心療内科の診察の対象となる病気は、現時点では明確な区別はありません。ただ、心療内科には「内科」とついていることからも分かるように「身体症状」に対する対症療法などの経験が豊富な医師が多いようです。精神科、精神神経科、神経科は、名前が異なりますが診ているのは精神科医です。精神症状なら精神科医の方が経験豊富ですが、医師の資質・経験の差が大きい場合もあるので、自身にあった医師を見つけることが重要です。心療内科は、心理的な問題が原因で、頭痛、倦怠感、不眠、胃潰瘍などの身体的な症状が出ている場合(いわゆる心身症)を対象としています。神経内科(脳神経内科)は、脳や脊髄、神経、筋肉の病気を主な対象としています。認知症やてんかんなどは精神科だけでなく神経内科(脳神経内科)でも診ています。一般的には看板ごとに以上のような住み分けがされていますが、診療科名からどのような病気を対象としているのか確かめにくいこともあるので、あらかじめ電話やホームページで確認するとよいでしょう。どの科においても薬の「飲み心地」などについて話し合えるのが、「良医」であることの1つの指針となります。不安なことや、悩みがある場合、気軽に相談できる病院を選べるとよいでしょう。精神疾患の治療法精神疾患の治療法は、大きく分けて身体的治療と心理的治療の2つに分かれます。以下、それぞれについて紹介いたします。代表的なものが、薬物を用いた薬物療法です。他に、高照度光刺激療法、修正型電気けいれん療法、経頭蓋磁気刺激法(けいとうがいじきしげきほう)などの身体に物理的に働きかける療法もあります。身体療法とは対照的に、心理的な手段を用いて患者の心身に働きかけるもので、さまざまな理論・アプローチがあります。たとえば、認知に働きかけて気持ちを楽にする「認知行動療法」、精神分析を基本として、患者の問題や時間、場所などの条件にあわせて行う「精神分析的心理療法」、重要な他者との関係を見つめ、その対処法を見つけていく「対人関係療法」などが代表的です。医療機関で精神科医が行う面接や心理的治療を「精神療法」、心理士が行うセラピーを「心理療法」と呼ぶことが一般的です。まとめ精神疾患の経過は人によってさまざまです。今はネットなどでいろいろな情報を調べることは出来ますが、悲観的になりすぎないことが必要です。ご自身が精神的な不調に長らく苦しまれているのなら、少し勇気をだして一度医療機関を受診することをおすすめします。自分だけでは分からなかった解決策が見えてくるかもしれません。また、家族がこころの不調で悩んでいると、周りの人、とりわけご家族は責任感を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、精神疾患の原因は複合的なもので、決して一つではありません。たとえ家庭内に少し問題があったとしても、それだけが唯一の原因ではないのです。ご自身を責め過ぎず、疲れを感じた場合は休むことも必要です。一人で抱え込まないためにも、医療機関や福祉サービス、家族会などに救いの手を求めましょう。
2022年10月16日精神疾患とは?Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホン精神疾患とは、なんらかの脳の働きの変化により心理的な問題が生じ、感情や行動などに著しいかたよりがみられる状態のことです。この意味合いで、一般に「心の病」や「精神病」「精神障害」などと呼ばれるものを、より医学的に言い表すときに使われることが多い用語です。ですが、精神医学の領域においても「精神疾患」という言葉は、普遍的かつ確立された定義がありません。使われる場面や診断基準、医師によっても定義や概念にばらつきがあり、いまもなお見解の違いで議論が行われることもあります。精神疾患の症状は?精神疾患の症状にはさまざまな種類がありますが、そのほとんどは精神疾患でない一般の人でも経験するよくあるものです。ちょっとした気分の落ち込みや漠然とした不安感を経験したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?疾患であるかどうか医師の診断によって決まるのは、症状の組み合わせと症状の程度、そして症状が続いている期間です。また疾患名ごとにそれぞれの度合いや組み合わせは異なります。以下において、精神疾患の代表的な症状の一部を紹介します。症状それ自体は健康な人にも生じうるものであって、これがあるから精神疾患だ、ということではありません。あくまでも参考程度にとどめていただき、もし少しでも不安になった場合は専門機関に相談するようにしましょう。・抑うつ気分:憂鬱・むなしい・もの悲しいなどの気持ちになり、気力がでない状態。・幻覚:実際には刺激や対象が無いのに、それについて生じている知覚のこと。幻聴が代表的だが、幻視、体感幻覚などもあり、幻聴にもさまざまな種類がある。・妄想:根拠が無い非合理で訂正不能な思いこみ。本人は妄想とは認識しにくい。・離人:自分が自分であるという実感がしない、あるいは外界と自分との間に奇妙な隔たりを感じてしまう状態。・強迫:止めたい気持ちがありながらも、一方でそれをやらなければ気が済まないようにも感じ、同じ思考や行為を繰り返してしまうこと。精神疾患の原因は?遺伝との関係はあるの?原因の一つとして挙げられるのが「本人の特性と環境のミスマッチ」です。精神疾患の成り立ちを説明するモデルとして、ほとんどの精神疾患にあてはまるといわれているのが、ストレス脆弱(ぜいじゃく)性モデルです。すなわち「その人が元来もっている病気へのなりやすさ(脆弱性)と、病気の発症を促す要因(ストレス)の組み合わせにより、精神疾患は発症する」という仮説です。ここでいう脆弱性とは、遺伝などの先天的な要素と、どのような環境でどのように対応してきたかという後天的な要素により決まるといわれています。一方、ストレスには家庭や職場、学校における人間関係といった日常的なものだけでなく、戦争、災害、家族の死などがありますが、個人により何にどの程度ストレスを感じるかは異なります。思春期という、身体が急激に変化する時期は思春期であること自体がストレスの要因にもなりえます。同じストレスを受けた場合でも、精神疾患を発症する人としない人がいるのは、その人がもつストレスへの脆弱性が低いか高いかによると考えられます。・遺伝のしくみ遺伝には、親から病気の遺伝子を受け継ぐ場合と、親から正常な遺伝子を受け継ぎながら子どもの代で遺伝子に変異が起こる場合(突然変異)があり大きく3つに分かれます。・メンデルの遺伝法則に従って遺伝する単一の遺伝子の異常・複数の遺伝子が作用した上に環境要因も加わり発症する多因子遺伝・突然変異によるもの精神疾患のなかでも遺伝が関与するもののほとんどは、多因子遺伝によるものと考えられています。言い換えれば、特定の病気を引き起こす遺伝子というものはなく、誰もが持っている複数の遺伝子の組み合わせにより、脆弱性が左右されるということです。・遺伝だけが発症を左右するわけではない脆弱性(病気のなりやすさ)には遺伝も関係しますが、環境も大きな要因の一つです。精神疾患のなかでも遺伝の影響が強いとされる統合失調症でさえ、遺伝だけが発症の原因というわけではありません。実際、双生児を対象にして、「一方が統合失調症を発症した場合にもう一方が発症する確率」を調べた研究では、遺伝子が完全に一致する一卵性双生児でも48%、遺伝子が通常のきょうだいと同じ程度に異なる二卵性双生児の場合は17%という結果が出ています。この結果は、遺伝の影響だけが発症原因ではないことを意味すると同時に、その人を取り囲む環境が発症に関係する場合もあることを示しています。参考:6.社会と精神医学|日本医学会 100 周年記念シンポジウム原因探しは必ずしも解決につながらない自分の病気の原因を探し求めても、解決につながるとは限りません。仮に、遺伝や、親の育て方などの環境が関与していることが分かったとしても、そもそも一つないし少数の要因だけで病気が発症するわけではありません。目立つ要因があったとしても、必ずそれ以外にもいくつもの要因が病気の発症には関与しているものです。まして、その要因が今更変えられないものであるなら、そこにとらわれていても解決にはつながらないのです。過去ではなく未来に向かい、今何ができるのかを考えることが必要なのではないでしょうか。
2022年10月15日コンダクター(el conductorH)は、2023年春夏コレクションを発表。前回に引き続き、ウィメンズアイテムも登場している。“ザ ジャッジメントデイ”=審判を待ち受ける日がテーマ“The Judgement Day”=“審判を待ち受ける日”の名を冠した今季のコレクションでは、ボンデージスタイルやダメージアイテムなどによるパンキッシュなムードと、“ゴシック”な要素を併せ持ったスタイルを提示。ブラック&ホワイトをメインカラーに、シルエットや装飾によって個性や存在感を強調したウェアが揃う。尚、ルックとともに発表されたコレクションムービーでは、Kダブシャインの楽曲「ザ ジャッジメントデイ」が使用されている。黒と白のコントラスト“黒と白”という明白なコントラストを効かせたウェアやスタイリングが、凛とした雰囲気を形作っている。黒と白の生地を大胆に切り替えたシャツや、ホワイトのラインで襟や裾、袖口などを縁取ったツイードジャケット、フロントに“The Judgement Day”のロゴを配したラグランTシャツなど、色の対比が際立つウェアが揃う。中でも、しなやかな素材で仕立てたドルマンスリーブのドレスは、修道服を思わせる佇まいが印象的。ハトメの並ぶベルトや、チャンキーソールのレザーシューズを合わせたアナーキーなスタイリングで登場している。総レースや炎のプリントなど装飾また、デコラティブなディテールも目を引いた。華やかな総レースのシャツジャケットは反骨精神に満ちた文脈のルックに用いられることで毒っぽさを帯び、シックな白黒のドレスの上から羽織った色鮮やかなスカジャンは、相反するムードをもたらすことで規律からの逸脱を示唆するかのようだ。ブラックのミニスカートやテーラードジャケットを彩る炎のプリントは、先の尖った火の絵柄を連ねることでより一層エッジの効いた表情に。テーラードジャケットにはメッシュカットソーやタイガープリントのパンツ、ダメージ加工を施したパンツを組み合わせ、パンクなルックに仕上げている。
2022年09月05日コーチは、WINTER 2022 コレクションを発表しました。今シーズンも次世代のレンズを通して、私たちコーチが培ってきたアメリカンヘリテージを見直す旅は続き、アメリカらしさのタイムレスな魅力とゴシックファッションの反骨精神が融合し、高揚感あふれる、ジョイフルなコレクションが誕生しました。それは、まさしく私たちが物語るアメリカンラブストーリーの進化形とも言えるコレクション。ベルベットのやわらかさと原色がもたらす若さならではのナイーブさがダークなニュアンスを打ち破り、ブラックで染め上げられたオーバーサイズのシアリングやヴァーシティジャケットと、ベビードールドレスやスクービードゥーのグラフィックが醸し出す無邪気さとが絶妙なコントラストを描いています。初代ヘッドデザイナー ボニー・カシンのデザインも “ゴシック パンク” に再解釈され、コーチのアイコンであるシグネチャーパターンもダークウォッシュ加工でデニムにあしらわれています。そしてこれからに向けて、新しい世代が、クリエイティビティ (創造性) とオプティミズム (前向きな姿勢) で、ルールを、そして未来も書き換えていきます。Coach Japan Instagram 公式アカウントが開設しました。 日本の皆様にコーチのクラフトマンシップやブランドの世界観についてより理解を深めていただけるコンテンツを充実させていきます。是非フォローしてください。@coach_japan; #CoachJapan; #CoachNYEDITORIAL CREDIT: CoachIMAGE CREDIT: Robbie AugspurgerSOCIAL MEDIA: @Coach, @coach_japan; #CoachNY, #CoachJapanコーチについてコーチは、1941年にニューヨークで創立したグローバルファッションブランドです。クリエイティブ・ディレクターのスチュアート・ヴィヴァースのビジョンと、私たちのホームタウンであるニューヨークの、誰をも受け入れる姿勢(インクルーシブ)、そして勇気ある精神にインスパイアされ、誰もが自分らしくいられるように、永く愛される美しいものづくりを行います。コーチは、タペストリー・インクの所有するブランドのひとつです。タペストリーは、ニューヨーク証券取引所にティッカーシンボルTPRで上場しています。
2022年07月23日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれる「スカッと体験エピソード」をご紹介します!先輩が休みの日だけ売上が伸びず…以前働いていた小売店での話です。先輩から「俺が休みの日はなんで売上が低いんだ」とよく怒鳴られ、悩んでいました。出典:lamireしかし先輩が休みの日だけ普段とは違うやり方をしてみたら、少しではありましたが数字に変化があり、その勢いでお客さんに対して攻めの姿勢で挑んだら、高い売上を確保できました。休み明けの先輩は黙って何も言ってこなかったのでとてもスッキリしました。(男性/会社員)いつか見返してやる…!中学生のとき、自分は目立たないタイプでよく馬鹿にされていました。内心悔しくて絶対いつか見返してやると思い続け、学生時代から大人にかけて筋トレをしたり自分磨きをしたりなど必死に頑張っていました。そして大人になり、中学の同窓会で集まった際に、学生時代に自分を馬鹿にしていた同級生から「見違えるように格好よくなった」や「誰かわからなかった」と驚かれ、非常にスカッとしました。(男性/会社員)いかがでしたか?自分の努力によって結果を出し、周りを見返すことができると、非常にスカッとしますね。ネガティブな状態からうまく脱出した、素敵なエピソードでした。以上、スカッとエピソードでした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年07月15日【著者インタビュー】『知らない自分に出会う精神分析の世界』を著した精神科医・庄司 剛氏が、精神分析の思考で無意識の領域を探る株式会社幻冬舎ゴールドオンライン(本社:東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目9番7号、代表取締役:山下征孝)は、同社が運営する「話題の本.com」( )にて2022年6月27日(月)、著書『知らない自分に出会う精神分析の世界』を刊行した、北参道こころの診療所庄司剛氏のインタビュー記事を公開しました。▼【著者インタビュー】『知らない自分に出会う精神分析の世界』を著した精神科医・庄司 剛氏が、精神分析の思考で無意識の領域を探る私たちは時に、自分でも理解できないような発言・行動をしてしまうことがあります。なぜなら、心には自分で自覚している「意識的な領域」だけでなく、自覚していない「無意識な領域」があるからです。この領域に過去のつらい記憶が残っていて、それが原因で、理解に苦しむようなことをしてしまうのです。ロンドンで研鑽を重ね、現在は北参道こころの診療所の院長を務めている庄司 剛先生は、精神分析を社会に広めることで多くの患者を救おうと日々奮闘しています。精神分析的精神療法とは何か、そして、精神分析について学ぶことで何が期待できるのか、聴きました。インタビュー記事はこちらから : インタビュー記事一部をご紹介――ご著書『知らない自分に出会う精神分析の世界』刊行のきっかけをお聞かせください。「精神分析的な考え方」を、できるだけ多くの人にご紹介したいと思ったからです。精神分析とは、普段は意識することがない心の奥底である「無意識」を探索し、理解しようとする試みです。現代の精神医学や医療心理学の世界ではマイナーな扱いを受けていますが、とても興味深く、面白い学問だと私は考えています。また、心の問題を抱えた人だけでなく、一般の人にも参考になる部分が多いのです。自分の無意識的な領域をひもとくことで、本来の自分でも気づかなかった、あるいはあえて見ようとしてこなかった感情が見え、発言や行動の理由がわかることがあります。精神分析の考え方が世の中に広まれば、社会生活はもっと豊かに奥深く感じられるようになるのではないか。それがこの本を出版した最大の理由です。――カウンセリングと「精神分析」は、どのように違うのでしょうか。カウンセリングとは、悩みや不安を抱えた人の相談に乗り解決を手助けすることを差します。とても幅広い概念で、「来談者中心療法」「認知行動療法」「対人関係療法」「森田療法」など、治療のやり方も千差万別です。精神分析はその中の1分野で、「無意識」に焦点を当てるところが最大の特徴です。本来の精神分析では、週4回以上のペースで治療を行います。ただし、患者さんのご都合を考えるとなかなか難しいのが現実です。そこで精神分析のエッセンスを応用し、週1、2回という利用しやすい頻度でセラピーを行うのが「精神分析的精神療法」です。ーーーーーー以上記事一部抜粋ーーーーーーインタビュー記事全文はこちらから : 書籍情報理由の分からない憂うつ、怒り、不安、落ち込み精神分析でその原因を探る自分でもなぜか理解できない発言や行動の原因は過去の記憶や体験によって抑え込まれた自分の本来の感情が潜む「無意識的な領域」にあった!日常で起こるさまざまなできごとに対して、自分で判断して行動していると思っている一方で、「あんなことを言うつもりじゃなかったのに」「なんであんな間違いをしてしまったんだろう」など自分でも理解できない発言や行動をすることがあります。人の心には、自覚している「意識的な領域」と自覚していない「無意識的な領域」があり、無意識的な領域をひも解いていくと、過去のつらい記憶や体験から抑え込んでいた自分の本来の感情が見えてきます。それを意識的な領域に戻して向き合うことで思いもよらない発言や行動の原因を解明することができるのです。精神科の医師として、不眠症やうつ病・パニック障害などの症状に悩む人を診療してきた著者は、自分でも意識することのできない心の奥底、無意識を探索し、理解しようとする精神分析を行っています。本書では具体的な事例を紹介しながら「精神分析的な考え方」がどういったものかを考察しています。自分自身の心を深く知りたい人に読んでほしい一冊です。書籍情報はこちら : 著者■ 庄司 剛北参道こころの診療所院長1999年に筑波大学医学専門学群卒業後、東京大学医学部附属病院心療内科、長谷川病院精神科を経て2008年~2013年までロンドン、タビストッククリニックに留学。帰国後、心の杜・新宿クリニックに在籍し、2021年より医療法人イプシロン北参道こころの診療所院長に就任日本精神分析学会、日本精神分析的精神医学会などに所属。精神保健指定医、BPC (British Psychoanalytic Council)Psychodynamic Psychotherapist、TSP (The Tavistock Society of Psychotherapist) メンバー。お問い合わせ本記事に関する問い合わせはこちら株式会社幻冬舎ゴールドオンライン〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目9番7号TEL:03-5411-6270URL : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月27日世間では昔から、科学では証明できない不可解な出来事が、多数報告されています。存在しないはずのものが見えたり、どこからか謎の声や音が聞こえてきたり…といった話は、怪談の定番といえるでしょう。また、そうった現象は医学的に見ると、精神的な病気による幻覚や幻聴が原因と判断される場合もあります。精神科を受診した、おばあさんの『幻聴』いちは(@BookloverMD)さんがTwitterに投稿したのは、精神科医になりたてだった頃のエピソード。当時、いちはさんは家族に連れられて病院を受診した、90歳過ぎのおばあさんに出会ったといいます。「赤ちゃんの泣き声が聞こえるの」真剣な様子で、そう訴えるおばあさん。いうまでもなく、女性の周囲に赤ちゃんは存在していません。話を聞くと、おばあさんは数十年前に、生まれたばかりの赤ちゃんを亡くしていたといいます。家族もその話を知らず、驚いていたのだとか。おばあさんの話を聞き、優しく「赤ちゃん、さびしいんですかねぇ」とつぶやいた、いちはさん。その言葉を聞いて、おばあさんと家族は涙を流しました。それ以降、おばあさんだけに聞こえていた『赤ちゃんの泣き声』は止まったそうです。※写真はイメージきっと女性は長い間、1人で心の中に罪悪感や悲しさを封じ込めていたのでしょう。その感情を家族に打ち明け、想いを共有することで、やっと救われたのかもしれません。いちはさんは、「患者さんの訴えを『幻聴』という用語に置き換えることなく、『赤ちゃんの魂』として解釈したことが、彼女にとってはよかったのではないか」と思ったといいます。※守秘義務の観点から、個人が特定されないようエピソードの一部にフェイクを交えています。90歳すぎの女性が「赤ちゃんの泣き声が聞こえる」と家族に連れられ受診。詳しく聞くと、何十年も前、生まれてすぐの赤ちゃんを亡くされていた。家族も知らない過去だった。「赤ちゃん、寂しいんですかねぇ」そう呟くと、女性は涙を流された。同席した家族も涙。以後、泣き声は止まったらしい。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 誰しも、他人に打ち明けることができず、心の中に溜め込んでいる想いがあるはず。そういった想いは意識していなくても、時々ふとした瞬間に思い出してしまったり、悪夢に出てきたりしてしまうものです。おばあさんは自分にしか聞こえない『赤ちゃんの声』を、その経緯を知らない人たちから『幻聴』として否定されてきたのかもしれません。だからこそ、その原因となった出来事をほかの人に打ち明け、事実と受け止めてもらうことで、過去から開放されたのではないでしょうか。いちはさんの投稿は拡散され、多くの人がその内容に考えさせられたようです。・おばあさん、嬉しかったんだろうな。想いを想像したら涙が出た。・幻覚や幻聴に限らず、高齢者の徘徊も本人には理由のある行動なのだと思う。・ハッとした。心の治療に必要なのは共感なのかもしれない。医学が発展した現代では、いろいろな病気の治療で薬が用いられます。しかし、時には言葉が何よりも効果のある薬となり、患者の心を癒してくれることもあるようです。投稿全文はこちら90歳すぎの女性が「赤ちゃんの泣き声が聞こえる」と家族に連れられ受診。詳しく聞くと、何十年も前、生まれてすぐの赤ちゃんを亡くされていた。家族も知らない過去だった。「赤ちゃん、寂しいんですかねぇ」そう呟くと、女性は涙を流された。同席した家族も涙。以後、泣き声は止まったらしい。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 ずっと独りで抱えてきたことがついに重荷となり、「赤ちゃんの泣き声」という症状になった。幻聴という用語に置き換えられず、赤ちゃんの魂が側にいるとして受けとめられたこと、家族に打ち明け家族の前で泣けたこと、家族も涙を流してくれたこと、これらが彼女にとって慰めになったのかもしれない。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 精神科医なりたてのときのエピソード。患者背景や幻聴の内容などだいぶ改変したが、大筋では、「患者さんの訴えを、精神科の用語に置き換えることなく解釈した」ことが功を奏した(ように感じられた)一例。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 似たようなケースで、一人暮らしの高齢患者さんが、「夜中にドーンと大きな音がして、起きると部屋が荒らされてた。寝なおして起きたら片付いてたのでたまげた」と訴え、家族は苦笑。「タヌキに化かされたんですかねぇ」と言うと、患者さんは嬉しそうに爆笑。これもまた、しばらくは治まった。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 客観的には分からない「内的体験」について、幻聴・幻視・妄想という解釈・説明をされるのは、体験した本人にとっては「自分の頭がおかしいと言われている」「否定されている」ようなものだろう。初手でここからスタートすると、後々がうまくいかないのではなかろうか(たぶん)。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 [文・構成/grape編集部]
2022年04月17日Y’s(ワイズ)は、2022年春夏コレクションを発表した。"精神性の強さ”を表現「Power」がテーマの今季は、精神的な強さを表す軸のぶれないスタイルを提示。ルールにとらわれず、自らの意志で構築していくレイヤードスタイルや、要素を型に当てはめず自由に解釈した装いを通して、揺るぎない精神性を追求していく。パンクのスピリットを思わせるほつれや歪み象徴的なのは、パンクのスピリットを落とし込んだアイテムや、大胆なスタイリング。パンクの核となる、一貫した"反骨精神”のエッセンスを随所に散りばめている。オールインワンやジャケット、パンツにあしらわれたステッチはほつれて糸が垂れ下がり、シワ感のある麻のロングコートには、随所にひっかけたようなダメージを施すなど、退廃的な表情のウェアが揃う。さらに、ほつれたチェック柄の布地をスキャンしてプリントしたトップスやスカート、サイドに大きく穴を開けたドレス、断ち切りの部分を残してパッチワークを施したドレスなど、服に擦り切れや歪みを生み出すデザインディテールが見て取れた。レギンスなど大胆なボトムスのレイヤードスタイリングにおいては、レギンスを使ったルックやボトムスの独特なレイヤードがポイント。抽象的なプリントシャツワンピースにボーダーカットソー、レースのレギンスを合わせた着こなしや、裾にベルトを配したレギンスをボトムスやドレスに重ねたコーディネートなどが登場した。ボンデージスタイルやロックファッションを思わせつつ、アクティブな雰囲気ももたらしている。また、テーラードジャケットの裾をデニムパンツの中に入れて着たり、フーデッドコートの上からドレスを重ねて着たりと、意外性のあるレイヤードが堂々とした佇まいを演出する。ブラックのテーラードジャケットの上には、ショルダーストラップ付きの真っ赤なスカートをレイヤード。鮮やかな色のコントラストとユニークなスタイリングで、凛とした存在感を放つ。シャープなチェーンアクセサリー加えて、チェーンのアクセサリーもまた、スタイリングにパンキッシュなムードをもたらす要素として機能している。シャツやジャケットの襟元を大きく開け、チェーンネックレスを見せるようにして着用することで、金属の質感によるエッジを加えた。ネックレスには肌なじみの良いサイズ感のチェーンが用いられており、無骨さよりも研ぎ澄まされたような鋭利さが際立っているのが印象的だ。ネックレスの他、ドレスの上からベルトのようにしてウエストバッグを身に着けたスタイルや、ジャケットの合わせにチェーンをかけたルックも展開された。
2021年10月08日精神科へ行くとき発達が気になるわが子のことで、保護者の方が精神科に相談に行こう!と思っても、「診察でどんなことを相談したらよいのだろう」と迷っていたり、困っていたりしているのではないかと思います。あるいは連れて行くわが子になんと言ったらよいかと思っているかもしれません。ここでは、発達が気になる子どもの保護者の方が精神科に行くことについて、ちょっと考えてみたいと思います。そのうえで精神科でできることについてもすこし考えてみました。そもそも、受診前の保護者の思いは?とても前向きです。おそらくすでにいろいろと学ばれ、ある程度は医療的にどういった診断がつくかも想定されているかもしれません。そのうえで、自身も家族もきちんと理解したうえで、できれば関係者と手を携え、わが子のそだちを応援していきたい、という思いがあるのでしょう。その場合は、医療はきちんとその子の発達の様子を聞き取り、どういった関わりをしていくことが、よりよいかを一緒に相談し、可能な範囲で周辺の関係者とも連携をしていくことになるでしょう。でも…どんなに学んでも、どれほど頑張ろうとしても、本当は、わが子の思いに寄り添い、理解して関わりたい、それが一番の望みではないでしょうか。診断が付いた、関わりも整理できた、味方も得た。でも…本当は気になるわが子がなにを感じて、どう思って日々を送っているか、それが知りたいと思っているのではないかと思ったりしています。確かにわが子の様子も気になるが、まだなにを相談したいか、あるいはもう少しそだちの様子をみてから判断したいと思っている。でも、まだあれができない、これが遅い、あれが心配、これをどうしたら、と言われると、なにもしていない保護者のように思われているような気がする。医療に行ってなんになるという思いと、行くことで、わが子の様子がある程度はっきりするのかもしれない、という揺れる思いでいるかもしれません。だから…なんとなく、今いろいろなことがはっきりしてしまうことに、その後になにをしたらよいのかに、ただちょっと不安だったりしています。家族でも、段々と育っていくのではないかと、いう話になったり、周囲の様子を見て焦ったり、日々揺れています。だから…自分が、これをはっきりさせたいと思ってしまうと、どんどん、待ったなしでことが進んでしまうのではないかと、不安ばかりです。でも…もし、相談に行って、この揺れる思いがちょっと落ち着いて、わが子のそだちに向き合えるようなことになれば、いいなと思っているかもしれません。だから…きっと保護者として知りたいのは、わが子に今なにをすることができるのか、するべきなのか、という示唆なのではないかと思います。そもそも精神科ではなにをしてくれるの?上記のように、保護者はそれぞれ複雑な思いを抱えています。診断もさることながら、わが子にどう関わっていくべきかを知りたい、そして周囲にも理解してもらいたいという思いは一緒かもしれません。精神科は医療のひとつなので、当然病気を治すことに力点を置いてはいます。でもその一方で、困っていることを整理して、ちょっと生活をよくしたいと思う方々へのお手伝いもするところです。つまり、日々の生活をすこしでも過ごしやすくすることです。そのために、もつれているような糸を、一緒にほぐしたいと思っています。もつれは、保護者とわが子の関わりにあるかもしれません。保護者同士、家庭内にもつれがある場合もあります。関係者ともつれているかもしれません。わが子が他の子どもたちとの間でもつれている場合もあるでしょう。それは、それぞれによって異なります。そのもつれをほぐすために、医師は、その子の思いに想像を巡らし、保護者、関係者の思いに近づくために、面接をします。面接や心理検査、いろいろな情報を取得して、その子の言動や考え方を理解しようとします。一見奇妙に見える言動も、こちらの思いが届いていないように見える様子にも、一定の仮説を立てていきます。ひょっとしてこの子は、こんな風に物事を感じて、あんな風に考えているのかもしれないな、と想像し、日々の現実から検証します。想像が外れたら、また別の想定をして、できるだけその子の思いに近づこうとします。その過程で保護者や関係者が感じている、その子理解との検証をしていきます。ある人のその子理解と、別な人の理解は決して同じではないでしょう。かんしゃくを起こした子がいます。ある人はお腹がすいて不機嫌なんだと思うかもしれません。また別の人は好きなメニューでないから、また別の人は早く家にかえりたいから、他にも、さっきの遊びが思うように行かなかったからと、それぞれがその子の思いを代弁します。でも本人はちょっと眠たかったけどそれをうまく言葉で伝えられず、そしてちょっと寝ていいよと、誰も言ってくれないので、かんしゃくを起こした。でもそれは、その子が『眠たい』と言わない限り、なかなかわかり得ないことです。決めつける前に、いろいろとこれまでの経験から一緒に協力して推測する情報交換することで、その子理解は深まります。曖昧ななかでも精神科に相談しようと思った時点で、なにかしら漠然とした思いが保護者にはあるはずです。その思いを言葉にすることで、徐々に輪郭をはっきりとさせて、曖昧な相談が確認したい項目へと整理されていきます。診察室で大切にしていることできるだけ個々の不安や心配事に近づき、整理するお手伝いをしていきたいのです。でもその思いは個々に異なります。両親が来たときも、それぞれの保護者が不安に感じていることは別々なものです。保護者が発達の気になる子どもをつれて受診されたとき、僕は子どもに向かって「今日ここに来ることを、どんな風に説明されたの?」と確認します。ほとんどの子どもは、首をかしげます。「聞いていないのかもしれないね」、「ここは、生活しているなかで困ったこと、いやなこと、心配なこと、相談したいと思っていることを相談する場所なんだ」と伝えます。「もしかして、お父さんやお母さんが、なにか君が相談したいことがあると感じたのかもしれないね」と付け加えることもあります。いずれにしても、多くの子どもは、最初は「ないよ」と話します。初対面の大人に、気楽にべらべらと相談できるほうが、心配な位ですから、僕は「ないか、よかった。今はない。でも、もしこれからなにかあったら、相談しようね。ここはそのための場所だから」と伝えます。「じゃ、同じように今日はお父さんやお母さんからも、心配なことがあれば相談したいので、ちょっと待っていてね」と、子どもにはプレイルームへ移動してもらいます。もっとも、切羽詰まっている子どもの場合は、最初の関わりでたくさんの困りごとを語ることもあります。その場合は、診察室での面接を続けていきます。プレイルームに移動した場合でも、スタッフと遊びながら、ちょっと困ったことを口をしたりすることもあります。そのときは、スタッフは、それを相談したらいいんだよと後押しします。診察室では保護者の困りごとを聞きます。発達のうえで「気になっている」ところ、そして今日、受診するまでにあった思いを聞き取り感じ取りたいと思います。診察室は、子どもの、そして保護者の、今困っているこが語られるところです。そうしたことが、できるだけ肩の力が抜けて相談できるよう、環境、雰囲気を大切にしたいと思っています。精神科は生活相談する場所でもあります。生活相談は多種多彩です。漫画(ドラマ化もされた)『深夜食堂』のマスターの台詞に「できるものなら、なんでもつくるよ」というのがあります。生活相談も「できるだけのことはするよ」というようなことです。同時に子どもたちや保護者、関係者にも「できることはしてね」と思っています。できること、でいいのです。
2021年05月25日はじめまして、児童精神科医の三木崇弘ですはじめまして。フリーランスの児童精神科医をしています、三木崇弘と申します。クリニック以外にも、学校や児童相談所、児童養護施設や保健所などで勤務しています。「困っている子とその保護者」が関わるいろんなシーンにいる人、と思ってもらえるといいかなと思います。第1回となる今回のテーマは「保護者の感情」です。子育て中にはイライラするシーンがつきもの。発達障害のある子どもを育てていると、不安になったり困ったりする場面も多くあるのではないかと思います。今日は「保護者の感情」を子どもがどう感じているかと、その対応についてお話ししたいと思います。Upload By 三木崇弘子育て中のイライラ、どうすればいい?子育てをしていると、どうしても感情がコントロールできないこともあります。声を荒げてしまったり、聞こえるように溜息をついてしまったり…最終的には保護者が自分で収拾をつけるとしても、浴びた側の子どもにとって親の気分や感情はどのような意味を持つのでしょうか?保護者の感情表現は、子どもにとって天気みたいなもの子どもからすると、お父さんやお母さんの気分や感情は家の中の天気みたいなものです。ご機嫌であれば晴れだし、イライラしていれば雨。怒っていれば嵐と言っても良いかもしれません。大人同士であればその天気をある程度距離を取って眺めることもできるかもしれませんが、大人と子ども、まして親子であれば、子どもが保護者から受ける影響は大きいものです。大荒れの天気の中、ずぶ濡れの子どもはどうすることもできず立ち尽くすしかありません。嵐の日があってもいい、でも…お父さんやお母さんだって人間ですから、雨の日があってもいい。そもそも外の世界も晴ればかりではなく、雨の日も風の日も、嵐の日だってあります。子どもにとっていろんな天気を体験することがその後のたくましさを育むのは間違いありません。ただそれが「ある程度は安心で、予報(予測)が可能であること」が大事です。私たちだって、毎日どんな天気か分からないまま暮らすのはとてもストレスです。最近の異常気象で朝晩の気温差があまりに大きかったり、予兆もなく突然雨が降ったりすると、とても大変ですよね。台風だって、いつどこでどれくらいの雨と風が起きそうか分かるから、建物の中で安心して過ごすことができます。だから、大人が不機嫌なときや怒っているときでも、「自分が何をしたからお母さんが怒ったのか」や「怒っていても関係性の根本が変わらないこと」を子どもがしっかり理解できるような関わりが大切です。お子さんの安心・安全を守るために、心がけてほしいことそのためには、普段から「いま大人がなぜ不機嫌なのか」「どういう状態なのか」をしっかりと話すようにすると良いでしょう。子どもは保護者や家族に起きていることを自分の責任だと思い込むことがよくあります。例えば、「私が悪い子だからママが私のことを嫌いになった」「私がちゃんとしてないからパパとママが喧嘩した」という感じです。大人からすると「そんな訳がない」のですが、子どもが自分の理解できる範囲でものごとの因果関係を捉えようとした結果、こういった解釈をします。一昔前であれば同居の祖父母や近所のおばちゃんが「そんなの気にしなくていいよ」「それはパパが悪いね」とニュアンスの調整をしてくれたのですが、今は親が自分でどうにかしないといけない環境であることが多いですよね。だから、余計な不安を与えないように「〇〇ちゃんが約束を守らなかったらママは怒ってるけど、それは〇〇ちゃんを嫌いってことじゃないからね」と声をかけたり、「パパとママは××について意見が合わなくて喧嘩になっちゃったけど、ちゃんと仲直りするつもりだから安心してね」と状況を共有したりすると良いでしょう。気分が不安定なときにこういったひとことを追加するのはとても大変ですが、このひと手間がお子さんの安心・安全を作ってくれると思います。
2021年04月20日青から連想するものを答えるだけで、ズバリあなたの精神年齢が分かります。果たして、あなたの精神年齢はいくつぐらいなのでしょうか?Q.青から連想するものは、次のうちどれですか?A.青空B.海C.宝石D.青薔薇診断できること:『青から連想するものでわかるあなたの精神年齢』青から連想するものは、今のあなたの心の年齢の高さを意味します。この心理テストでは、そんな青から連想するもので、ズバリあなたの精神年齢を診断します。A.10歳Aの果てしなく広がる青空を連想したあなたの精神年齢は、10歳です。若々しい心と夢を持ち、将来の希望に満ち満ちているのではないでしょうか?実際、夢や目標に向かってポジティブに突き進むことで、今後さらなる発展が望めるでしょう。あなたの未来にも、青空のような果てしない幸運が広がっていそうです。B.100歳Bの深い深い海を選んだあなたの精神年齢は、なんと100歳のようです。愛情深く、見返りを求めないあなたですから、人生に対して達観しているのかもしれません。まわりの人に愛情をたっぷりと注ぐことで、自分自身の幸運にもつながる時です。愛情を出し惜しみせずに振る舞うことで、今後、より信頼されるでしょう。C.20歳Cの美しく輝く宝石を選んだあなたの精神年齢は、20歳です。今が一番人生で輝ける時と言わんばかりに、あなたの心は生き生きとしています。子供すぎず、大人すぎないバランスで物事を考えることで、実力を発揮しやすい時でもあります。自分が今一番楽しいと思うことを、思う存分楽しんでくださいね。D.50歳Dの幻とも言われた青薔薇を選んだあなたの精神年齢は、50歳のようです。苦しみを乗り越えて、やっと自分自身の人生を歩める…といった心境にいらっしゃるのでしょう。今は周りの人に愛を向ける時ではなく、自分自身の心に深い愛を注ぐ時です。自分を愛することができれば、さらに達観してより成長することができるでしょう。いかがでしたか?青にはさまざまな意味が隠されています。そんな青色のモチーフから精神年齢を知ることで、さらに良い未来を引き寄せて下さいね!(恋愛jp編集部)
2020年12月30日サンフレッチェ広島ユースで長年指導にあたり、2015年からはU-17日本代表指揮官として久保建英選手らを見てきた森山佳郎監督に、前編では成長するためには自らアクションを起こすことが大事だという事を伺いました。後編では伸びる選手と伸びない選手はどこが違うのか、自ら伸びる選手の環境を指導者と保護者がサポートするためにはどんな関係性を築くのが良いのかを伺いましたのでご覧ください。(取材・文:元川悦子)森山佳郎監督©JFA<<前編:自ら要求できる槙野智章・久保建英のような選手を育てるために、指導者や保護者に求められること■自分の課題がわかっているのに向き合おうとしない選手は成長しない新型コロナウイルス感染拡大によるスポーツ活動の休止や中断によって、選手が自らアクションを起こすことがより重要視されるようになったことは、前回の記事に書きました。U‐16日本代表の森山佳郎監督もその点に注目しながら、7月から再開した活動を行っていると言います。「一番分かりやすいところでいうと、フィジカルの課題を、ひさしぶりの活動となった7月の合宿でテストしたんですね。例えば懸垂。活動自粛期間前の合宿で2~3回しかできなかったのに20数回できるようになった選手もいますし、ハッパをかけていたのにも関わらずまだできなかった選手もいました。後者の選手には、合宿のラストに『自分の課題が分かっているのに、そこに向き合おうとしていない選手は成長しないし、別の選手を呼ぶから』というくらい厳しいことを言いました。もちろん8月以降の合宿で大きく変化してくれればいいなという期待を込めてのことです」森山監督は過去に指導した選手にも時には苦言を呈してきました。「JリーガーになってA代表になるのは、このグループの中で1人か2人。ほとんどの選手が消える」といったインパクトの大きな発言もして、選手たちの反応を伺ってきました。「それをよく覚えているのが、菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)。『森山監督に15歳の時、<天狗になったら消えていく>と言われて、絶対にそうなりたくなくて誰よりも努力した』と何かのインタビューで答えていたのを聞いて、意識レベルの違いを感じました。指導者の言うことを聞いた上で、自分からアションを起こすかどうかで、選手の成長度合いは大きく変わります。3カ月、半年、1年となればとてつもなく大きな差になる。そのことは再認識してほしいですね」■さじ加減は難しいが、1人1人の性格に合わせて臨機応変な対応が必要しかしながら、そういう厳しいことを言われてしまうと、メンタル的に落ち込んだり、自信を失ったりする子どもも少なくありません。森山監督が成長期を過ごした昭和の時代であれば、理不尽なことは当たり前。サンフレッチェ広島ユースを指導していた平成の時代でも、闘争心や忍耐力を養うためにあえて関東までバスで夜通し移動して朝から試合をしたり、早朝練習で1時間ぶっ続けの1対1、土のグランドで毎週1回の激しい対人トレーニングといった厳しさを前面に押し出したアプローチをしばしば取り入れていたそうです。けれども、令和の時代になり、子どもたちの気質も変化しています。指導者は1人1人の性格や特性を把握しつつ、臨機応変な対応をしていくことが必要だと森山監督も考えているそうです。「子どもたちへのさじ加減は簡単ではないですよね。どのくらいまで言うべきか、どのくらいから自己判断させるかは非常に難しい。『この子は数字で示したり論理的に納得しないと動かない』とか『この子は褒めると乗ってくる』『この子は反骨心を煽ると燃える』というのは1人1人違います。言葉掛けや指導法はそこにいる子どもの数くらい必要かもしれない。指導者としての揺るぎない信念も必要ですが、その子に合ったものも頑張って探していくことが大事。僕自身もそうですし、若い指導者の方も頑張ってトライしていくべきだと思います」■親は遠くから子どもを見守るくらいが一番いいそうやって日々、精進を重ねている指導者を保護者には見守ってほしい......。それが森山監督の願いだといいます。監督自身、かつて長男がサッカーをやっていましたが、指導者には一切口を出さなかったそうです。遠藤保仁選手(G大阪)のような名選手でも同じようなスタンスを取っているといいます。やはり保護者と指導者の適度な距離感が子どもにとっては重要なのでしょう。「親は遠くから子どもを見守るくらいが一番いいのかなと僕は思います。息子にも『監督やコーチを信じて、話をしっかり聞きなさい』と言っていました。保護者が指導者の考え方や指導法に対してちょっとした不満を子供に伝えてしまうと、子どもは指導者を信用できなくなり、指導者との信頼関係も損なうことになるんです。親御さんの意見で子どもの目が僕らに向かなくなることは往々にしてありますし、そうなってしまった子どもの成長は非常に難しくなってしまいます。自分が広島ユースの監督をしていた時も『もしご意見があるんでしたら、直接こちらにお願いします』と声をかけていました。『子どもに意見を言ったら、その子がつぶれることにつながりますから』と。僕ら指導者も完ぺきではないし、ご意見をぶつけてくれれば、状況によってはいくらでも改善していく余地がある。努力していい方向に変えていきたいと感じているので、直接いろんなお話がしたいとお願いしていました。保護者と指導者の信頼関係が強固になり、『この人なら託せる』と思ってもらえるようになれば、子どもに対する働きかけの相乗効果も高まるし、成長度も加速する。そういう例を自分も数多く見てきました」■1人1人が自分を成長させるプロデューサー、決めるのは自分自身だと認識を持つこと指導者と保護者、選手の3者が最も密に意思疎通しなければならないのが、進路に関する部分ではないでしょうか。森山監督の教え子も高校生のうちからJリーグデビューしている選手が少なくないですが、全員がJクラブのアカデミー出身というわけではありません。自分を伸ばせる環境を子どもたちが真剣に考え、それを指導者と保護者が一緒になってサポートできるような関係が理想的。森山監督もそう考えています。「中学3年くらいになったら『自分の進路をよく考えなさい』という話はしています。今いるクラブの上のカテゴリーに上がれる子はほとんど上がるんでしょうけど、本当にそれでいいのかどうかは選手次第。西川潤(セレッソ大阪)のように横浜F・マリノスジュニアユースから桐光学園高校に進んだ者もいれば、鈴木冬一(湘南)のように高校2年の途中でセレッソを辞めて、長崎総合科学大学付属高校に行った者もいます。こうした数多くの例を踏まえながら、僕は『みんな1人1人が自分を成長させるプロデューサーなんだよ』とよく言っています。指導者も保護者もアドバイスはできるけど、自分を一番成長させてくれる進路を考え抜いて決めるのは自分。責任を取るのも自分ですから」■スペインでは小学生も「練習の意図」を聞くそういう習慣は一朝一夕には身に付きません。幼い頃から日常的に積み重ねていくべきです。スペインでは小学生でも「どうしてこの練習をするんですか」「僕はこのプレーが得意だからもっと練習したい」「このポジションで使ってくれ」といった要求を口にするそうです。それも自分で思考を繰り返しているからできること。日本もそうなればいいと森山監督は願っています。「親も子どもに考えさせたり、意見を言わせたり、自分で決めさせたりというのはすごく大事なので、そういう場面を増やしていくことを心掛けてほしいですね」考えて判断する、自分で決めて責任を持つといったことは、家庭内で実践可能なことです。日常の中でそのような習慣を身につけていくことが、選手としての伸びにつながるということを意識してご家庭でも実践してみてはいかがでしょうか。森山佳郎(もりやま・よしろう)筑波大学卒業後、マツダに入社しマツダサッカークラブ(現サンフレッチェ広島)に入団。横浜フリューゲルス、ジュビロ磐田、ベルマーレ平塚でプレーした後引退。引退後はサンフレッチェ広島ユースのコーチに就任。広島ユース監督を退任後、U-15/U-16日本代表コーチを経て、2015年にU-15日本代表監督に就任。現在はU-16日本代表監督を務める。広島ユースを高円宮杯4度優勝に導くなど強豪チームに成長させ、トップチームで活躍し日本代表に選ばれる選手を育て上げるなど、高校年代の指導者として高い評価を得ている。
2020年09月24日日本の選手は指導者のいう事を素直に「ハイ」と聞く子が多いと言われますが、試合では常に指示を待って動くわけにはいきません。試合中自分で判断して動けるようになるには何が大事なのか。サンフレッチェ広島ユースで長年指導にあたり槙野智章選手や柏木陽介選手(ともに浦和)ら日本代表選手を育て、U-15/U-16日本代表コーチを経て、2015年からはU-17日本代表指揮官として久保建英選手らを見てきた森山佳郎監督に、思考力や決断力、自己判断力を養うことの重要性についてお伺いしました。(取材・文:元川悦子)取材当日練習に参加していた昌平高校の選手たち■試合では決断の連続だから自己判断力を養うことが大事新型コロナウイルスの感染拡大で、日本代表活動が休止状態になってしまいましたが、7月から年代別代表強化が再スタートしました。U‐16日本代表は7・8月に1回ずつ千葉・幕張のJFA夢フィールドで合宿を実施。9月は静岡で行われる「2020SBSカップ・ドリームサッカー」に参戦する予定になっています。「2004年以降生まれの今のU‐16代表はまだ核になる選手がいないんです。加えてこのコロナ禍で試合に出始めた選手の発掘ができていない。通常の年だと3月や8月はフェスティバルがあったりして、高校1年生を中心に新戦力が出てくるんですけど、今年はそのほとんどが中止になってしまって見つけられていない。海外で強烈な経験をさせる機会も作れませんし、なかなか厳しいですね。それでも選手には45分のミーティング映像4本を配信して見てもらったり、テクニカル面やフィジカル面強化のための発信をしたりしていました。こういう時は自分で考えて行動する力をつける大きなチャンス。日本の選手は指導者の言うことを素直に『ハイ』と聞く子が多いですけど、実際の試合では決断の連続。大人になって生きていくうえでもそうです。思考力や決断力、自己判断力を養うことの重要性に気付いて、やってくれる選手が増えてくれたらいいと思っています」と話すのは森山佳郎監督。サンフレッチェ広島ユースを長年率いて槙野智章選手や柏木陽介選手(ともに浦和)ら日本代表選手を育て、2015年からはU‐17日本代表指揮官に転身し、今は3世代目に突入しています。■久保建英の注目度が高かったことで反骨精神が養われた過去2世代には、2000‐2001年生まれの菅原由勢選手(AZアルクマール/オランダ)や中村敬斗選手(シントトロイデン/ベルギー)、久保建英選手(ビジャレアル/スペイン)ら2017年U‐17ワールドカップ参戦組、2002‐2003年生まれの西川潤選手(C大阪)、若月大和選手(シオン/スイス)、中野伸哉選手(サガン鳥栖)ら2019年U‐17ワールドカップ参戦組がいて、メンタル的に成熟している選手が少なくなかったようです。「2000年世代は自己主張する子が異常に多かったんです。由勢、敬斗、建英だけじゃなく、瀬古歩夢(C大阪)や鈴木冬一(湘南)らも要求が凄かったですね。彼らにとってプラスだったのは、久保の注目度が高かったことで競争心と反骨精神が養われた点。『1学年下の建英ばっかり』という悔しさが募って、『絶対に負けないぞ』というギラギラ、メラメラした感情がつねに感じられました。ハーフタイムに戻ってきてケンカになることもあった。僕が『静かにしろ。落ち着け』と諭したくらい。選手ミーティングを30~40分もやっていて、僕が呼びに行っても『選手だけで話し合ってるから来ないでください』と言われたこともありました(苦笑)。2000年世代はそれに比べると大人しかったですけど、世界大会直前に入ってきた若月や藤田譲瑠チマ(東京V)など自分の意見を持っている選手が入ってきて引っ張ってくれたので、すごくいいグループになりました。最近も西川がJ初ゴールを決め、唐山翔自(G大阪)や田中聡(湘南)や成岡輝瑠(清水)も試合に出始めるなど、お互いに刺激を与えあっています。特に大きいのは16歳の中野伸哉がJリーグに出場したこと。彼は今の2004年の選手と1つしか変わらない。小学校高学年や中学生から見てもほんの少し上です。そういう意味でもインパクトが大きいと思います」■久保建英が他の選手と大きく違った点このように森山監督の教え子からは10代のうちからプロデビューする選手が次々と出ています。その筆頭が久保建英選手ではないでしょうか。バルセロナのカンテラで育ち、14~18歳までFC東京で過ごした彼の成長率の高さは目を引くものがあります。「彼の強みはつねに物怖じせず、つねに自己主張するところ。2015年4月のU‐15代表の立ち上げだったインドネシア合宿の時から先輩を差し置いてFKを蹴ってましたからね。本人に聞いたら『バルサでは3~4人集まってきて<俺だ俺だ>と奪い合うのが普通』と言っていました。槙野などもブレないメンタルを持った選手でしたけど、14歳くらいで初めてきた代表の遠征でそこまで自信を持って主張できる子は見たことはないです。バルサで少年時代を過ごしたことも追い風でしょうけど、彼はもともとそれだけの自己判断力や決断力、責任感がある人間に育ってきていた。そこは改めて強調しておきたいですね」久保選手のように自らアクションを起こせる人間になるには、ある物事に対して自分なりにどうすべきかを考える作業を繰り返すことが大切です。指導者や保護者などの意見を聞くことも大切ですが、それだけでは「言われた通りにしておこう」と受け身になりがち。コロナ感染拡大でこれまで通りの活動ができなくなった今こそ、何事にも自立心を持って自発的に取り組む重要性を子どもたちに再認識してもらうこと。そう仕向けるべきだと森山監督は考えます。■ミスをした時他責にするか、自己反省するかでその後の成果が変わる「実を言うと、僕は中学校1年生の時にバスケットボール部に入ってしまい、1年間サッカーができなかったんです。サッカーから離れてみて『自分はこんなに好きだったのか』と痛感した。その気持ちが40年経った今も続いていますし、それ以来一度もサッカーをやめようと思ったことはありません。仲間と汗を流せる幸せに気づいたことは本当に大きなプラスになっています。今回のコロナ禍にそんな気持ちを強めた育成年代の選手も多かったと思います。それを大事にしてほしいんです。僕は代表活動を始めるに当たって、『意識を変える』『取り組む姿勢を変える』の2つを必ず選手に伝えるんですが、世界を目指そうと思うなら普段の生活を変えないといけない。日常の生活習慣から食事や休息、練習の準備やフィードバックなど全てです。ピッチ上でも何かミスした時に人のせいにするのと、自分に問題があると受け止め、改善していくための策を考え積極的にチャレンジしていくのでは、その後の成果は大きく違ってきます。僕はチャレンジするミスは大歓迎。今年の困難をそうやって自分を変える好機にしてほしいと願っています」ここでアクションを起こすか起こさないか。自分が大きな岐路に立っていることを多くの子どもたちに気づいてほしいものです。森山佳郎(もりやま・よしろう)筑波大学卒業後、マツダに入社しマツダサッカークラブ(現サンフレッチェ広島)に入団。横浜フリューゲルス、ジュビロ磐田、ベルマーレ平塚でプレーした後引退。引退後はサンフレッチェ広島ユースのコーチに就任。広島ユース監督を退任後、U-15/U-16日本代表コーチを経て、2015年にU-15日本代表監督に就任。現在はU-16日本代表監督を務める。広島ユースを高円宮杯4度優勝に導くなど強豪チームに成長させ、トップチームで活躍し日本代表に選ばれる選手を育て上げるなど、高校年代の指導者として高い評価を得ている。
2020年09月14日エルトン・ジョンは、マイケル・ジャクソンが精神的に病んでいたと話している。かなり昔にマイケルに初めて会ったというエルトンは、長年にわたってマイケルのことが心配だったという。自伝『ミー:エルトン・ジョン』からの抜粋の中で、エルトンは「僕はマイケルが13か14歳だった時から知っている。信じられないくらい可愛らしい少年だった」と回顧。「しかし、それから数年間の間にいつの間にかマイケルは世界から自分を隔離するようになり、エルヴィス・プレスリーがしたように現実からも離れていってしまった」とマイケルの変化をつづった。そして、「彼の頭の中では何が起こっていたのか、一体どんな処方薬を摂取していたのか知る由もない。とにかく晩年に僕が彼に会う時は毎回、かわいそうなこの男は正気を失っていると思った。これは気楽に言っているじゃない、本当に精神的に病んでいた。近くにいるとこちらまで心をかき乱されるような人だった」と記した。また、エルトンはマイケルをパーティーに招待した際のこと振り返り、気が付くとマイケルがその場からいなくなっており、エルトンの家政婦の息子と遊んでいるのところを見つけられたことを明かし、「理由は何であれ、彼は大人と一緒にいることができないように見えた」とつづっている。そんな中、今年公開されたダン・リード監督によるドキュメンタリー映画『ネバーランドにさよならを』に関して、マイケルの家族は、同作は完全なるフィクションで茶番だと一蹴。マイケルから性的虐待を受けていたと主張するジェイムズ・セーフチャックとウェイド・ロブソンに焦点が当てられた同作は、先月クリエイティブ・アーツ・エミー賞にてドキュメンタリー/ノンフィクションスペシャル部門を受賞していた。(C)BANG Media International
2019年10月16日■8/9(金)今日のあなたの運勢は??おひつじ座(3.21-4.19)反骨精神が芽生える日です。今日のあなたは「今に見てろよ」「絶対に見返してやる」という燃えるような情熱であふれています。まわりには、そんなあなたを見てリスペクトを感じている人もいるはずです。とはいえ、すぐに牙を剥くのは考えものです。ここで指摘しても、のらりくらりとかわされてしまう可能性が高いでしょう。目上の人に主張をするときは、同調してくれる仲間と団結してからのほうが効果的です。恋愛面では、おせっかいが煙たがられる可能性があります。相手の弱っている心には、上から目線に見られてしまうようです。言い方には細心の注意をはらったほうがよいでしょう。本日のラッキーカラー...レッドおうし座(4.20-5.20)あなたの「プロ意識」が光る日です。今日は、あなたの中にあるこだわりと、まわりとの調和で悩むことがあるかもしれません。その場合は、あなたのこだわりのほうを選択してオーケーです。まわりに合わせてあなたが折れると、あとから後悔してしまう可能性が大です。妥協せずにいきましょう。恋愛面では、破天荒な男性に惹かれがちです。安心感を与えてくれる男性には、満足できないかもしれません。しかし破天荒な男性は仲が深まると、お互いに理解ができないまま終わりそうな予感が大です。セフレとして割り切れるなら構いませんが、本気になりすぎないほうが無難でしょう。本日のラッキーカラー...アイボリーふたご座(5.21-6.21)今日のあなたは、短時間の集中力なら凄まじいものがあります。まわりの話し声もぜんぜん気にならないくらい、どっぷりとその世界に入り込んでしまうでしょう。しかし気をつけたいのは、「短時間」であることです。長時間集中しようとすると、他のことに気をとられてそのリサーチに集中し、さらにまた別のことに気をとられて・・・の繰り返しでなかなか元に戻ってこない可能性もあります。時間を決めて集中して、オフは思いっきりゆるゆるになってまたオンに戻る、というようにオンとオフの切り替えを意識しましょう。恋愛面では、ややクール目な落ちついたファッションやメイクのほうが男性受けする色っぽさが出るでしょう。本日のラッキーカラー...ブルーかに座(6.22-7.22)今日のあなたは、一見マイナスなものをプラスに変えるエネルギーを備えています。例えば、目上の人に怒られてしょんぼりしているあなたを男の先輩が優しく慰めてくれて急接近できたり、お財布を落としたことで煮え切らない関係だったカレのおうちにお泊まりして交際がスタートしたり、なんてこともあり得そうです。「ツイてない」と思うことは、もしかしたら逆転ホームランの予兆かもしれません。そんな運気を利用して、今日は少しくらいしたたかにいきましょう。恋愛面では、男性の「守ってあげたい」を刺激するような相談をもちかけると、親身になってくれて仲が深まりそうです。本日のラッキーカラー...ワインレッドしし座(7.23-8.22)最強のモテ運があなたの味方をしてくれる日です。今日は、チラチラと目が合う男性もいるでしょう。あなたの華やかさと存在感に、どうにも気になってしまうようです。今日は、人が多く集まる場所に出かければ、ちやほやされる気分を味わえるでしょう。ナンパっぽい出会い方でいきなり身体の関係から始まる可能性もあります。愛情よりも「楽しい!」という気分が先行するため、今まで経験したことがないセックスを味わうかもしれません。ただし、妊娠しやすい暗示も出ています。いくら盛り上がったとしても、妊娠を望まないのなら避妊はしっかりしておきましょう。本日のラッキーカラー...ショッキングピンクおとめ座(8.23-9.22)細かいことに気がつきそうな日です。人が求めているものを先取りして「どうぞ」と差し出せるでしょう。髪の毛を切ったことや、調子が悪そうという微妙な変化も感じとれるはずです。そのことを口にすれば、「気がきくやつだな」と思ってもらえるでしょう。ただし、良くも悪くも敏感なため、「あの二人デキてる」とか「誰が誰を好きか」ということまで勘づいてしまいそうです。ときには見て見ぬ振りをすることも必要だと心得ておきましょう。恋愛面では、アーティストのファンミーティングやライブなど、アート関係での場所で出会いの兆しがあります。本日のラッキーカラー...シルバーてんびん座(9.23-10.23)人との会話の中で新たな可能性を見つけられそうな日です。目の前から一気に光が押し寄せてきたような情報が、あなたの元に届くでしょう。「なにそれ!面白そう!」と、あなたは前のめりに食いつくはずです。興味の熱が冷めないうちに、次なる行動に移せる計画をしておきましょう。恋愛面では、シングルの人は、サブカルなどのちょっと特殊な雰囲気のイベントに行くと、笑いのツボが一緒だったり、マニアックなところでノリが合ったりする男性との出会いがありそうです。片思い中の人は、「褒めて伸ばす」を基本としてカレを自分好みの男性に育てましょう。本日のラッキーカラー...カーキさそり座(10.24-11.22)今日は思いついたことやこれまでやってきたことを「根付かせる努力」が必要なときですが、「本当にこれでいいのかな」「ほかに選択肢があったんじゃないかな」と迷いやすい日でもあります。今日は、今の位置から見える可能性よりも、あなたが望む結論から先に考えたほうがよさそうです。例えば、「『条件から考えると、今の会社を辞めたくない』のなら、対人関係で悩みがあったとしてもうまく折り合いをつけるしかない」とか、「『今の彼氏と別れたくない』のなら、あなたが合わせるしかない」という流れで考えましょう。あとはもう選択肢で悩まずに、目の前のことをやるしかありません。本日のラッキーカラー...ブラックいて座(11.23-12.21)「二足のわらじ」が開運のキーワードです。「仕事なら仕事だけ」とならず、例えば「仕事が終わったら、ヨガのインストラクターになる勉強をしているの」といった具合に、あなたの中の世界を2つもつことが大切です。どちらかでストレスを抱えたときに、「いざとなったら私にはもう1つの世界があるんだ」と思えることで、心のバランスがうまく保てるはずです。恋愛面では、しばらく疎遠になっている男性と縁があるときです。「そういえばあの人と話したいな」と思う人がピンと浮かんだら、LINEかメールで近況報告をしあってみましょう。本日のラッキーカラー...オレンジやぎ座(12.22-1.19)大事なことほど、「こっそり根回し」がキーワードになってくるようです。堂々と、「あの人が好き!」「あれが欲しい!」と口にしていると、横から奪われてしまう可能性があります。できることならみんなが気づく前に、根回しを始めて「いつの間に!?」と驚かせちゃいましょう。それはもちろん恋愛面でも同じことが言えます。合コンでは、抜け駆け必須です。みんなが見ていないところで気になる人にアピールしましょう。カップルの人は、浮気するときにはムードに流されたとしてもお泊まりは厳禁です。その日のうちに帰るようにしましょう。本日のラッキーカラー...アクアマリンみずがめ座(1.20-2.18)金銭感覚が狂いやすい日です。収入に対して大きな支出がありそうな暗示が出ています。セールで「安いからたくさん買っちゃえ〜!」とトータル的に大きな金額が出て行ってしまったり、「暑いし面倒くさいからタクシーに乗っちゃえ!」と普段は抑えるようなところにお金を使ってしまったりすることもありそうです。今日、ギャンブルに手を出すと勝てるまでやめられない可能性が高いので、できればゲームセンターにも行かないほうがよいでしょう。恋愛面では、お笑いキャラになりがちです。場を和ませようという心遣いは素晴らしいのですが、恥じらいは持ちましょう。本日のラッキーカラー...ブラウンうお座(2.19-3.20)楽なほうに流されやすい日です。疲れてしまったなら一休みするのはときには必要ですが、今日のあなたは「もういいかな」から始まってずるずると流されてしまいそうなので、注意が必要です。耳が痛いことを言うけれどあなたのためを思って厳しいアドバイスを言ってくれる人を大切にしてください。恋愛面では、急に相手の態度がそっけなく感じてしまうかもしれません。「どうして?私、なにか悪いことした?」と不安になるかもしれませんが、相手の立場になって状況を考えればおのずと答えは見えてきそうです。こんなときこそ、思いやりの気持ちを忘れないようにしましょう。本日のラッキーカラー...グリーン
2019年08月09日精神的に被害を受けるモラハラと精神的DV。どちらも被害者の心を蝕ませる行為ですが、このふたつの細かな違いをご存知ですか?一見似ているふたつの精神的被害の違いや、モラハラ・精神的DVを行ってしまう人の特徴についてご紹介します。モラハラと精神的DVの違いとは?モラハラとはモラハラとは「モラル・ハラスメント」の略。その名のとおり「モラル(道徳)」を振りかざし、自分と世間一般の常識が正しく、相手が悪いといった考えかたから振るわれる精神的暴力がこれに当たります。世間一般の常識と比較しながら「こんなことも言われないとわからないのか」「だからおまえはダメなんだよ」といった発言をすることが多い傾向にあるようです。被害者が「悪いのは自分なんだ」「自分が間違っているんだ」という意識を刷り込まれ、被害者であることに気づきにくいのもモラハラの特徴です。精神的DVとは?DV(ドメスティック・バイオレンス)は、夫婦間や広義では近親者間の暴力全般のことを差しますが、そのなかでも精神的な被害を受けるものが精神的DVと呼ばれています。モラハラとの違いは、加害者が正しいと考えているのが単純に自分であること。 加害内容は言動だけに止まらず、夫婦の場合であれば「生活費を渡さない」「お金を勝手に使う」「家計管理を過度に束縛する」といった経済的なものも見られるようです。また、「交友関係を制限され、友人や実家家族に会いに行けない」「人前でバカにする」といった社会的なものも精神的DVのひとつです。モラハラからDVに発展するケースもモラハラの度合いが悪化し、DVに発展してしまうケースもあるようです。一般的なモラハラは外での態度には問題がないことが多く証明しづらいのも特徴ですが、暴力を振るわれた場合は、言い逃れのできない証拠になります。エスカレートしていく可能性も高いため、速やかに家を出る・警察に相談するといった対策をとりましょう。 どうしてモラハラ・精神的DVをしてしまうのかでは、なぜ加害者はモラハラ・精神的DVを行ってしまうのでしょうか。そうした行為を行ってしまう人の性格的な特徴と、それに至る原因を挙げてみます。モラハラ・精神的DVを行ってしまう人の特徴精神的DVは「自分が」、モラハラは「自分を含めた世間が」正しいとする思考によって行われます。原因となる性格には、極端なプライドの高さが挙げられるでしょう。男女を問わず、極端にプライドが高い人はささいなことで攻撃的になることが多いのではないでしょうか。また、異常に「自分だけが大好き」といった人や、自分の言動によって相手がどう感じるのかを想像できない、想像しようとしない人も多く見られるようです。モラハラ・精神的DVを行うに至る原因こうした性質・性格に至るには、生まれつきの気質以外にも原因があります。極端に過保護に育てられた結果、自己愛精神が肥大化してしまったケース。また、ネグレクトや虐待など、適切な愛情を親から受けられなかった場合も、極端な自己愛に陥ってしまう原因になる可能性が高いと言われています。本人には「自分が異常だ」という意識がないことがほとんどで、そのため改善は難しいとされています。周りの人間によって改善に向かう期待値が低く、適切な距離を取ったり、病院での治療を受けさせるといったことが必要になります。 まとめ離婚原因にもなりえるモラハラ・精神的DV。精神的被害は立証が難しいものではありますが、証拠を用意するなど手順を踏めば、慰謝料の請求も可能な被害です。精神的なダメージは回復までに長い時間を要するもの。今回ご紹介したような言動・行為がみられる場合は、「自分は被害者なんだ」という意識を持って対応を考えることをおすすめします。 参考:モラハラ夫・自己中夫の事例と見極め方心が傷つく言葉の暴力!モラハラと精神的dvの違いとは?dvとモラハラの違い
2018年06月22日精神科は行きにくい場所?出典 : 自分や家族が精神的なつらさを感じている、悩みや困りごとをずっと抱えているという方に精神科の受診をすすめると、「病院に行くほどではないから」と断られることがしばしばあります。精神科はもっと深刻な悩みや症状を抱えた人が行く場所ととらえている方や、子供が行く場所ではないのでは…と考えている方も多いのかもしれません。しかし、もしも何らかの病気や障害だった場合、早めに治療を始めれば症状が軽くなったり、対処法を知ることで生きやすくなったりします。自分や家族だけで悩んでいるだけだと、対応策が見つけられないことも多いものです。専門家の診察があってはじめて、状況を理解して良い方向へ進むことができるようになった人もたくさんいます。そこで今回は、どんな病気の人が精神科にかかっているのか、診察はどのように行うのかなどが理解できる本をご紹介します。これらの本を通して、精神科がどんなところかイメージできるようになると、受診しやすくなるかもしれません。「精神科ではどんな病気をみるの?」が分かる本出典 : 冊目にご紹介するのは、精神科医である斎藤環先生・山登敬之先生の共著である『世界一やさしい精神科の本』。「14歳の世渡り術」シリーズとして出版された単行本の文庫版になります。この本は、発達障害やひきこもり、摂食障害、うつ病、統合失調症といった精神科で診療を行うメジャーな病気や障害、症状について解説されたものです。もともと14歳の子どもたちを対象に書かれた本なので、難しい言葉が使われておらず、とても分かりやすい内容になっています。「発達障害って、そもそもどんな特性があるの?」「ADHDやアスペルガー症候群などと言われるけれど、どう違うの?」といった疑問の解決にも役立つ1冊となりそうです。「精神科医は何を考えながら診察をしているのか」が分かる本出典 : 精神科が対象としている病気や障害について理解ができたら、次に読んでみたいのが『精神科医はどのように話を聴くのか』という本です。精神科医である藤本修先生の著書で、「精神科医はどのようなことを考えながら診察をしているのか」について書かれています。精神科医というと、ただ話を聴いて薬を処方する、というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、その行為の裏にはさまざまな思慮が隠されています。同じ病気であっても、詳しく話を聴かないほうがいい場合もあれば、適切な治療をするためにしっかりと聞いたほうがいい場合もあります。また、病気によっては話を聴き過ぎると逆効果になってしまうこともあり、精神科医は場面ごとに見極めながら対応をしているのです。診察中の医師の考えがわかると、受診したときに何を話せばいいのか、医師がなぜそのような対応をするのかなどが理解しやすくなると思います。そうすると、精神科を受診することへのハードルが低くなるかもしれません。巻末には、藤本先生が提案する「聴き上手になるための10箇条」も掲載されています。子供が悩んでいるときにどう接したら良いのかなど、家族と会話をする上での参考書にもなる1冊です。「精神科って行きにくい…」と感じる人に読んで欲しい本出典 : 最後にご紹介するのは、『ラブという薬』。タレントや作家として活躍するいとうせいこうさんと、精神科医でありながらミュージシャンとしても活動している星野概念さんの対談を本にまとめたものです。帯に書かれている、「つらいことを無理に我慢するのではなく、つらいときはもっと気軽に精神科に行こうよ」というメッセージ。精神科ってすごく困っている状況じゃないと受診してはいけないのでは…と思われがちですが、そんなことはありません。実際にいとうさんは、仕事ができなくなるほど深刻な状態ではなかったけれど、診察を受けるようになって楽になったと本書の中で話しています。風邪をひいたら内科へ行くように、怪我をしたら外科へ行くように、心がつらいときは精神科を頼っていい。そのことが腑に落ちると、我慢しすぎていた「きつい現実」が、誰かを頼ってもいいんだという「少しゆるい現実」に変わっていきます。読み物としても非常に面白いので、精神科の本と難しく捉えずに、ぜひ気軽に読んでいただきたい1冊です。まとめ出典 : 「なんだかつらいけれど、これくらいのことで受診していいの?」「病院に行っても、大したことないって言われたらどうしよう…」そんなふうに悩んでいる方もおられるかもしれません。ですが、悩んでいるうちに問題がより深刻になってしまうことも少なくありません。精神科は、こわいところではありません。もし、受診しようかどうか悩んでいるのであれば、今回ご紹介したような本を少し読んでみてください。精神科を受診するためのハードルが、少し低く感じられるのではないかと思います。
2018年04月14日心療内科とは出典 : 心療内科とは、何かしらのストレスが招いた体の不調を診ることを専門とする診療科です。「内科」とついているところからも分かるように、頭痛やめまいなど体に表れた症状を主に診ます。精神疾患の中には、症状として頭痛や吐き気、めまいなどの体調不良が現れるものがあります。しかしその不調の原因が精神的なものと分からないまま対処しても、なかなか症状が改善しないことがあります。そんなとき、症状の原因となる精神的なストレスに、カウンセリングなどを通してケアも同時に行うのが心療内科です。そのため、本来は精神科の領域のものでも程度が軽いものは心療内科でも診てもらえます。心と体の関係を考えながら、体の不調をケアしてくれるのが心療内科なのです。精神科・内科と心療内科の違い出典 : 心療内科は1996年に政令で表示を許された、比較的新しい名称の診療科です。名前のイメージから、精神科や内科と混同する人も多いようです。それぞれの科によって、診療できる疾患や得意とする診断領域、治療のアプローチが異なることもあります。心療内科ともっとも混同しやすいのは精神科ではないでしょうか。心療内科は大きなくくりで言うと内科です。体に表れた症状を治す診療科ですが、原因がストレスにあるため、カウンセリングなどで精神的なケアも行います。体と心の両方にアプローチして治療をするのが心療内科なのです。一方、精神科は不安や落ち込み、イライラなど心に現れた症状に向き合います。対象となる病気は躁うつ病、アルコール依存症、統合失調症などです。とはいえ厳密にはっきりと線引きされているわけではなく、両方の看板を掲げる病院も少なくありません。うつ病など、本来は精神科の範囲にある病気でも症状や程度によっては心療内科で診ることもあり、心療内科で相談したら精神科を紹介されたというケースもあります。心療内科も内科も、体の不調を治療するという点では同じです。違うのは、心療内科は体だけでなく心も含めて治療をするということです。内科はさまざまな症状に対応してくれるイメージもあるため、原因のよく分からない不調はとりあえず内科へ行く人も多いでしょう。そのため内科の検査では異常が見つからず、心療内科を紹介されたというケースもあります。心療内科や精神科ではなく、「メンタルクリニック」「メンタルヘルス科」という看板を掲げる病院も多くあります。これらは病院によって診療内容のとらえ方が違います。「精神科」という名前に抵抗のある人が多いと考え、精神科でありながらあえて名前を変えているケースもあります。また心療内科と精神科の両方の診療をするため、メンタル全般を診るという意味合いで看板を掲げるケースもあります。【参考】みんなのメンタルヘルス|厚生労働省心療内科の専門領域は、ストレスが招く体の不調出典 : ストレスが招く体の不調には以下のようなものがあります。・頭痛・倦怠感・めまい・不眠・過呼吸・食欲減退、過食・吐き気・腹痛、胃痛・動悸・発汗・抜毛頭痛や吐き気など、身近な症状が多く並びます。このような不調の背景には、以下のような疾患が隠れている可能性があるのです。心療内科の対象となる病気や障害など出典 : 心療内科の対象になる病気をいくつか挙げました。症状の程度や原因によっては精神科など、他の診療科を勧められる可能性もあります。何らかの理由で学校や会社にいけない、あるいは行きたくても行けないのが不登校・出社拒否です。登校や出社をしたい気持ちはあるのに、体がそれを拒否して腹痛や頭痛といった症状が表れるというケースもあります。休んで家にいれば症状が落ち着くこともあり、休むための嘘だと思われてしまうこともあります。ですが、子どもの不登校や配偶者の出社拒否から、本人だけでなく周りの人までストレスで体調を崩してしまうことも少なくありません。そのため、早めのケアが重要となります。主な症状は吐き気や腹痛、倦怠感、動悸などです。うつ病の中でも、心の不調が体の不調に隠れてしまっているものが「仮面うつ病」と呼ばれています。うつ病によくある気分の落ち込んだ状態が見られず、頭痛やめまい、不眠といった症状が目立つため、内科で診断を受けても異常は見つからず、単に調子が悪いだけだと思い込んでしまうことも多くあります。腹痛や下痢、便秘といった腸の不調が見られる病気です。日常生活への支障は痛みによる不快感だけではありません。急におなかが痛くなってトイレへ駆け込む、出勤前にトイレから出られなくなる日が多いなど、学校や仕事に影響が出ることもあります。症状を訴える人は男性と比べると女性が約1.6倍多く、年齢では30代までの比較的若い人に多く見られます。【参考】機能性消化管疾患心療ガイドライン2014|日本消化器病学会自律神経とは、体のバランスを整える神経です。その自律神経のバランスが崩れているというのが自律神経失調症ですが、自律神経の働きは検査ではなかなか正確に測れません。そのため、何となく体調が悪いのに検査では異常の見つからない状態が長く続いているものを自律神経失調症と呼んでいます。症状は倦怠感、不眠、めまい、頭痛、動悸、食欲不振などさまざまです。寝込んで起き上がれないほどの症状になることは少なく、多くの人は「なんだか調子が悪い」という状態がずっと続きます。片頭痛は名前の通り頭の片側に起こる頭痛ですが、両側に起こることもあります。ストレスなどにより頭部の血管が収縮、その反動で血管が広がったときにズキンズキンという痛みが起こります。主な症状は頭痛ですが、ひどくなると吐き気をともなうこともあります。頭や体を動かすと痛みが増すこともあるので、光や音の刺激を避けて安静にすると症状が緩和されます。発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生する障害のことです。広汎性発達障害、学習障害、ADHD(注意欠陥・多動性障害)など、症状や特徴でいくつかの種類に分類されます。不登校やうつ(気分が落ち込んでいる)状態をきっかけに心療内科へ行ったところ、発達障害が判明したというケースもあります。発達障害の場合、環境とのミスマッチや人間関係がストレスとなったりすることも多く、発達障害の二次的な障害として、睡眠障害やうつ、不安障害などが併存するケースもあります。甲状腺の機能異常により起こるのがバセドウ病で、動悸や疲労感、発汗が主な症状です。脈拍も早くなり精神的にも落ち着かないため、「体が常に全力疾走をしている」と形容されることもあります。まぶたの筋肉が緊張することで常に目を見開いているように見えたり、眼球の周りの筋肉が肥大して眼球が突出することもありますが、バセドウ病が必ずしも眼球への変化をきたすとは限りません。突然息苦しさを感じ、呼吸が乱れ、息が入ってこないように感じるのが過換気症候群の特徴です。動悸や胸の圧迫感のほか、手足のしびれや筋肉のけいれんを感じることもあります。発症した場合、呼吸を遅くしたり止めたりすると症状は改善しますが、本人が呼吸をコントロールするのは難しいものです。紙袋などを口に当てて呼吸をするという対処法もありますが、医師の指示を仰ぐのが良いでしょう。【参考】過換気症候群|日本呼吸器学会突然息苦しさや動悸、冷や汗、恐怖感などを感じてパニック状態になり、そのせいで社会生活に支障の出ている状態をパニック障害と言います。電車やエレベーターなど閉鎖された空間では「逃げられない」と感じるため、外出ができず、学校や会社へ行くことができなくなることもあります。状況によってはだれもがパニック状態に陥る可能性はありますが、自宅でテレビを見ているときに突然、寝ているときに突然など、予期しないところで発作が起きるのが特徴です。食事をうけつけなくなる「拒食症」と、無謀な食べ方を繰り返す「過食症」。この両方を合わせて摂食障害と呼びます。食べては吐く、を繰り返すこともあり、その場合は体内のカリウムが下がって不整脈を起こすこともあります。拒食により栄養状態が悪くなり、月経が止まることもあります。拒食と過食、行動は正反対ですが根っこは同じです。拒食から過食へ、過食から拒食へと症状が変化することも少なくありません。「やせたい」という思いから治療を拒むケースもあるため、まずは治療の必要性を理解するところから始まります。生活習慣病と言われる糖尿病ですが、ストレスがホルモンバランスに影響して血糖値を上げることもあります。倦怠感やのどの渇きなどが症状として挙げられます。治療は一般の糖尿病と変わりませんが、運動や食事などの生活コントロールがうまくいかずにストレスをためることにならないよう、注意が必要です。40代以降に見られる、様々な体調不良や情緒面での不安定な状態を更年期障害と呼びます。ホルモンの影響を受けやすい女性に多いのですが、男性にも症状が表れます。症状は自律神経失調症に似ていて、動悸やめまい、疲労感、イライラ、不眠など様々です。ちょうど子どもが就職や結婚で親元を離れる時期と重なることも多く、環境の変化に心がついていけずにうつ状態となることもあります。皮膚に病気や傷がないのに円形に毛が抜けてしまうのが円形脱毛症です。痛みはなく、社会生活に直接の支障はありません。自覚症状がないのが特徴で、美容院で髪を切ってもらうときに指摘され気が付くということもあります。しかし容姿が変わることでショックを受けて、他人の視線が怖くなり外出を拒むなど、間接的に影響が出ることはあります。皮膚に症状が現れるため皮膚科を受診するのが一般的ではありますが、背景にはストレスがかかわっている場合もあります。その点から考えると心療内科で治療を受ける選択肢もあります。心療内科における治療の流れ出典 : 心療内科ではカウンセリングを含めた診察、検査を経てそれぞれの症状に合わせた治療を行います。まずは医師に現状を伝えます。病歴や症状、薬を飲んでいるかなどはもちろん、原因になりそうなストレスや家族との関係、生育歴などを話します。もし同じ病状で他の病院にかかっていた場合はそれも話しておくと良いでしょう。うまくまとめて話せないことも多いため、受診前に簡単に話す内容をまとめてメモしておくとスムーズです。話しているうちに人間関係や仕事の相談をしたくなる気持ちも出てくるかもしれません。ですが、心療内科の医師は体の不調の原因を探るために話を聞いています。悩みを聞いて答えを探してほしいという場合は、カウンセリングルームを利用するという方法もあります。じっくりと話を聞いてもらえますが、保険が適用されないため、1時間で1万円くらいの費用がかかることもあります。問診の後は体の不調の原因や程度を探るため、必要に応じて血液検査、心電図、MRIなどが行われます。心理状態や性格を知るために、心理検査(心理テスト)をすることもあります。簡単な質問に答える検査のほか、カードに描かれた模様を見て何に見えるかを答えるロールシャッハテストなど、あいまいな質問で深層心理を見る検査が行われることもあります。心療内科の対象となる病気は、原因にストレスなどがあると考えられます。そのため、生活習慣や考え方を変えることにより、症状が改善することもあります。内科的な治療としては薬物療法があります。病気やその症状に合わせて抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬、自律神経調整薬といった薬が使われます。最終的には薬物を使わなくても安定して社会生活を送れるように、徐々に薬を減らしていきます。ほかには患者の無意識を探りストレスの原因をあぶり出す精神分析療法、行動を変えて不安を減らす行動療法、認知のゆがみ(思い込み)を正して心を軽くする認知療法といった心理療法が用いられることもあります。診療にはどのくらい費用がかかる?出典 : 心療内科へ行こうと思ったとき、気になるのは費用ではないでしょうか。内科と違って問診(カウンセリング)の分の時間もかかるので、高額なイメージはあるかもしれません。しかしカウンセリングルームとは違って保険が適用されますし、カウンセリングと言っても何十分も時間をとれるわけではないため、驚くような額にはなりません。保険適用で3割負担のため、初診で払う費用の目安は2500円~5000円程度です。症状によっては薬や検査代が別途かかることもあります。臨床心理士によるカウンセリングを行っている場合など、別途予約料が必要なところもあります。予約の要不要を含めて、行く前に病院のシステムを調べておくと安心です。心療内科では、子どもが不登校の場合など、本人以外だけで話を聞きたいという要望にも応えてくれます。ただし本人不在の場合は自費診療となるため、費用も高額になってしまいます。パニック障害など、心療内科の対象となる病気には、自己負担が1割となる「自立支援医療制度」が適用されるものもあります。利用には医師の診断書と市町村での申請が必要で、市町村や都市に指定された「指定自立支援医療機関」でなければ適用されません。治療に時間と費用がかかる場合は、制度の適用について医師に相談してみると良いでしょう。【参考】自立支援医療制度|厚生労働省まとめ出典 : 心療内科は、ストレスが原因と考えられる多様な症状に対応してくれます。費用もほかの診療科とそれほど変わらず、特に高額ではありません。症状の中には自覚しづらいものも多くあるので、気になる症状があれば、一人で抱え込まずに一度心療内科へ行ってみるのも良いでしょう。ストレスの内容や症状について話すことで、客観的に自分を見つめることもできます。あわせて普段からストレスをためないような生活を送ることも重要です。ストレスは多くの病気の引き金になります。学校や仕事、人間関係など、ストレスと無縁に生きることはできませんが、できる限りため込まず上手に発散できると良いですね。
2018年04月05日診察室で、日々、出会うのです。親たちの思いと、言葉に…出典 : わが子のそだちに寄り添うなかに生じる違和感、「なにかが違うんです」という親の思い。そこには、わが子のこころに自分のこころが重ならないことの悔しさともどかしさがある。それが時に自分へのふがいなさとなり、自分を責めたり、わが子のわがままとしてつい追い詰めてしまう。発達障害という診断は、生来的にわが子にある特性として、その日その時にできる関わり方で対応するという医学モデルを提案するもの。診断が下ったとしても、誰も責めあう必要はないのです。親は「私の育て方でも、この子が私を嫌っているからでもないのですね」という安堵と、「でもこれからずっと、その特性と私もこの子もつき合っていくしかないのですね」という荷を背負う覚悟を、時には疲れ果てた思いとともに、語る。画期的な治療方法があれば、なにか魔法のようなものがあれば、ある日、朝起きたときにすべての課題が霧のように消えてしまっていたら。そういう願いを、いつもこころのどこかに抱きながら、親は毎日を送っているのだろうなぁ。僕は診察室での出会いから空想する。診察室で話をしながら、僕は、この子と親が自宅で悪戦苦闘している姿を空想する。リビングで、食卓で、トイレの前で。ゲーム機やタブレット、携帯を間に、激しい言葉のやりとり。モノが飛び交い、時に破損していく姿。そうした光景を走馬灯のように頭のなかで巡らせながら、僕はその子と親を診る。わが子のそだちにつき合っていくのは、もちろん楽しみでもある。しかし、苦痛でもある。先のゴールが見えないだけでなく、今歩いているこの道さえも、本当に正しい道かどうかすら、誰からも正しい助言を、親はもらえない。「日々のわが子の言動に迷いと途方にくれる思いを持ちながら、眼の前のわが子の言動に一喜一憂しながら、親としての時間が過ぎていく」「こんな苦労もそのうち終わると思っているのですが、ひょっとして終わりのない苦労なのじゃないかと思うのです」「いつまで私はこの大変さとつき合っていかないといけないのでしょう」「小さい喜びのあと、決まって大きな哀しみが来ます。最近は笑いながら泣いています」「この子が変わらないなら、私が家を出るしかないと、先日荷物をまとめたことがあります」「家族ですら、私の気持ちを分かってくれる人はいません。本当に疲れてしまいました」「本当は、私のせいではないのですか」僕は、診察室で、このような言葉と出会うのです。そしてその言葉の後ろにある、思いにー。子どもの生きる力を、思いを、翻訳して親に伝える。それが、僕ができることー出典 : 診察室でできることは限られている。育ちの見通しを明確に告げる予言は僕にはできない。せめてこの子の行動に裏にある意味や行動を説明する仮説を設定し、それを言葉にして親に伝えようと、僕は苦心する。時にそれは発達段階としての生物学的説明であったり、思いを言葉にできないゆえの行動であったり、強い個性から生じるちょっと分かりにくい個性的思考であったりする。同時に、言葉を届ける相手の気持ちに思いを馳せる。僕にとってそれほど的を外していないと思われる言葉であっても、今の眼の前の親には届かない場合もある。今、欲しい言葉でないときに、聴きたくないときに、言葉は対話とならずに宙をさまよう。今、最大限伝わると思われる言葉を選りすぐり、僕は親に言葉を贈る。何年やっても、その選択には自信がない。語り合うなかでの、微妙な表情の変化を読み取り、僕の言葉がシャットアウトされていないか、スルーされていないか、誤解されて伝わっていないか、恐る恐る微調整していく。気持ちの乗せ方、発語のスピード、抑揚、一期一会のやりとりである以上、できる限りこころを砕く。思いがこもる発話は、侵襲性が高い場合もある。記号化した言葉よりも、思いが過剰に残像となる場合もある。時に僕は紙に説明文を書き、それを説明して音としての言葉でなく、文字としての言葉を遺すこともしている。言葉は、恐ろしいものである。誤解も簡単に作ってしまう。そもそも、育ちという先の見えない、しかも、すべてが例外という育ちを、平均的に説明すればするほど、眼の前の子どもの有り様が消えていく。発達障害臨床、あるいは子どもの精神医療とは、マニュアル、ガイド化しにくいもので、診断名がついたことで、先が見えるというものではない。常に「じゃ、今を、明日を、これからを、どのように生きていけばよいのですか」。答えのない疑問を共有し、今できる小さいことを提案し、それを積み重ねていく作業を応援していく、それがそだちに関わる僕の仕事である。そのために、なにをおいても親には先に倒れることなく、焦らずに、日々の小さいできごとを、きちんと受け止め、喜び、泣き、次に生きる糧にしてもらいたいと、願う。子どもの育ちの速度を変えることは僕の臨床ではできない。子どもの力を一新することも、僕にはできない。僕にできることは、今のこの子の生きる力を捉え、同時に、この子の思いに近づく努力をし、それを周囲に翻訳し伝えることである。そのためには常に、大きく貢献してきた親への感謝と労いを、言葉にすることが重要なのである。「よく、ここまでそだてましたね」「この子に上手に寄り添っていますね」「この子も安心していることでしょうね」「お疲れさまです。ちょっと休んでよいかと思います」いくら言葉にしても、足りないくらいである。その子のこころに近づこうとすることー発達障害を突き詰めることより、大切なもの出典 : 医学は個々の発達のなかで、ある特性を強く持つ状況を、医学的に病態としてグループ化し、それぞれのグループに診断名をつけた。大きな括りは「発達障害」である。そのなかを、自閉スペクトラム症とか注意欠如多動症とかさまざまな名称で区分けをした。その特性の度合いは一定ではなく濃淡というイメージで、非常にバリエーションがあり、個々のなかでも、生活状況によって流動的だ。しかも、その区分けの境界線も非常に脆いもので、時に複数が混じり合っている場合もある。その特性は、突き詰めると、すべての子どもに濃淡があり、まったくないという子どもは、そもそも存在しないのではないか、鍵は濃淡の度合いになってしまう。すると、時にその特性は、医学的に診断されるものに該当し、ある特性は、存在するが診断されるほどの濃さではないと、医学的に判断される、ということになる。もちろん、大きな戸惑いもなく、判断される濃さもある。診断する側によって右往左往してしまう微妙な濃さもある。発達障害があるかないかという境界線は、実際には、明確さに欠ける部分がある、という感想を僕は診察室で常に抱く。それは、問題視するべきではない、全然大丈夫、という判断をしてもよいということではない。少なくとも、これまで述べてきた親の言葉は生活のなかで紡ぎ出された思いである。子どもたちも、どこか生活場面に戸惑い、追い詰められ、自己判断を否定され、思いを拾い上げてもらえず、糾弾されてしまう、という体験のなかで、苦しみうめいている。この事実に、僕はより生活がしやすい方法を探し、環境調整に苦心するのが精神科臨床であると思っている。明確な診断がつかなくても、診断という海図におおよその目途をたて、難破することなく、巡航できることを計画することはできる。あとは天候に応じて微調整を計り続けるだけである。海図は、あくまでも海図である。そこにリアルタイムな関わりを創造していくのが僕たちの臨床なのだ。発達障害を突き詰めるよりも、この子のこころにより近づこうとするほうが、実際は難しいが必要なことであり、近づく人は、この子の生活に実際に関わるすべての人たちでないといけない。その橋渡しが僕の役割である。僕は、日々を送られる子どもたちとその親を、こころから応援したいと思っている。そしてそれを支える周囲の生活者に敬意を払いたいと思います。
2018年04月03日精神科医って親しみやすさがない、そんなイメージを持っている人は少なくないだろう。今回取材をさせていただいたのは精神科医の星野 概念(ほしのがいねん)先生。精神科医でありながらミュージシャン、執筆活動などマルチに活躍する先生に、「こころ」への接し方をきく。それは同時にユニークな視点を交えたすべての人への生き方のアドバイスでもある。たとえ心の不調を感じても「自分は行くほどではない」「必要がない」そんな風に考えている人は少なくないだろう。また、カウンセリングを受けることに対して「どんなことを聞かれるのだろう」という不安や、「周囲の人間に病気の人という見方をされたくない」という気持ちから抵抗感を抱いている人もいるかもしれない。しかし、実際は様々な人がそれぞれの目的で利用しているということが分かる。「よく分かんないけど最近落ち込んでる」「イケてない」みたいなことをそのまま言ってもらうだけでも構わないんです。じゃあそのよく分かんないっていうのはなんなんですかね、今までの話聞かせてください、って聞いていきます。自分だけでその原因を考えててもわかんないんですよね。それに話すだけ、アウトプットするだけでも違うから僕は気軽に話せる場があればいいなって思う。カウンセリングルームだけじゃなくてたとえば近所のお寺とかでもいいと思う。昔だったら長屋みたいなところに頼れるおじさんがいて…とかあったかもしれないけど、今はそういう機会があまりないじゃないですか。だからカウンセリングは相談の場所として適しているのかなって。うまく話す必要はない。分からないことをそのまま言うだけでいい。そこから患者の心理を紐解いていくのが精神科医や心理学者といったプロなのだ。心に溜まったモヤモヤを自分のなかにしまっておくのは限界があるだろう。だからアウトプットするだけでも気持ちがスッキリしたり、言葉に出してみることでそのモヤモヤが整理されたりする。しかしだからといって星野先生は必ずしもカウンセリングに行くことを勧めているわけではない。自分のことを気軽に安心して話せる相手や場所があるならそれでいい、そういう人や場所を見つけておくことが大事だという。自分や周囲の人が心の不調に陥ったとき、どうすればよいかどう接すればよいのかが分かってきた。では一体、人の心理を紐解くプロは自身がそのような状況に陥った時どう対処するのだろうか。この質問に対して返ってきた答えは「自分を知ること」。自分のことを知っていればもし落ち込んだときでも、落ち込みが浅い段階でわかるし、自分が不調だって分かります。自分がイライラしたときにどういう表現や仕草、言葉遣いをするのか知っておくことが大事なんですよ。準備しておけば、ちょっと落ち込んだ時にすぐ対処ができるから、つまり対処の仕方が分かるような「自分の取扱説明書」を持っておくことが大事というか。例えばこういうお酒を飲むと幸せな気分になれるとか、人によっては場所かもしれないし、本や映画かもしれない。これをしたら気分がよかったっていう経験を調子がいいときに書き留めておくんです。それで不調になったときにそれ見返すと、「あ、あのときこれやったらよかったんだ自分」ってなると思います。自分は何をしている時が一番幸せなのか、どういうときにイライラしてしまうのか。考えて瞬時に答えられる人は意外と少ないだろう。自分のことなのだからよく知っていると思い込んでいても、実際は思うほど自分のことを知らないのかもしれない。自分を知ることとは一見シンプルに見えるが、難しく時間のかかる作業だ。そして他人の言動に気を取られすぎて、その瞬間に自分がどう感じているかをあまり意識していないということもあるかもしれない。他人に対しては敏感なのに自分に対しては鈍感になっていないだろうか。心の不調に陥りにくくなるために、私たちは普段からもっと自分に気づいてあげる必要がある。精神科医とミュージシャンの両立からみえてきたことマルチに活動する星野先生ならではの考え方と言えるかもしれない。自分の持っている素材でしか表現できないけれど、一つの職業に絞らずにやってきたことでいろいろな組み合わせが増えたのだ。だからこその独自の視点がある。もちろん何かの分野の権威になろうとするならば、一つのことに絞るべきかもしれない。しかし職業を絞らずにやりたいと思うことに全力を注げば、その人らしさを表し、ユニークなものへと変わっていく。楽しく上手に生きるために、引き出しのなかに自分の取扱説明書と相談できる場所を持っておくことが大事だ。引き出しにたくさんのものがあればいろいろな組み合わせを考えられる。人生にマニュアルはない。だから自分についてよく知っておく必要がある。自分で自分の感情や行動に意識を向け、新しい自分を発見したら、それを自分の引出しにしまって自由に取り出したり組み合わせたりできるようにしよう。それはきっと人生をより豊かなものにしてくれるはずだ。もし自分に悩み、どうしたらいいのかわからない時は、相談できる場所に行こう。***星野 概念
2017年11月13日