俳優の古川雄輝が、舞台『室温~夜の音楽~』の主演を務めることが28日、明らかになった。同作はケラリーノ・サンドロヴィッチが2001年に作・演出を手がけ第五回鶴屋南北戯曲賞を受賞した作品を河原雅彦が演出し新たに上演する。田舎でふたり暮らしをしているホラー作家・海老沢十三(堀部圭亮)と娘・キオリ(平野綾)だが、12年前、拉致・監禁の末、集団暴行を受け殺害されたキオリの双子の妹・サオリの命日の日に、様々な人々が海老沢家に集まってくる。巡回中の近所の警察官・下平(坪倉由幸)、海老沢の熱心なファンだという女・赤井(長井短)に加えタクシー運転手・木村(浜野謙太)が腹痛を訴えて転がり込み、さらに加害者の少年のひとり、間宮(古川雄輝)が焼香をしたいと訪ねてくる。それぞれの奇妙な関係は物語が進むに連れ、死者と生者、虚構と現実、善と悪との境が曖昧になっていき、やがて過去の真相が浮かびあがってくる。演出を手掛ける河原は、2021年に『カメレオンズ・リップ』で初めてケラ作品を手掛け、ケラからの厚い信頼を受ける。この戯曲にほれ込み上演を熱望したことで、記録にも記憶にも残る傑作戯曲が誕生から21年ぶりに復活することとなった。作品のタイトルにもある通り本作のカギとなる音楽は、“新しい時代のディープファンクバンド”在日ファンクが手掛け、全公演に出演。生演奏による物語と音楽のセッションも注目となっている。古川は3年ぶりの舞台主演で、ケラ作品、河原演出と初顔合わせでホラー・コメディという異色なジャンルの作品に挑む。共演には平野綾、坪倉由幸、浜野謙太、長井短、堀部圭亮と実力派俳優が結集した。東京公演は世田谷パブリックシアターにて6月25日〜7月10日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて7月22日〜24日。○河原雅彦 コメント音楽が好きだ。小さな頃からずーっと。でも、自分が就いた職業はミュージシャンでもなければDJでもない。気がつけば舞台演出家になっちまった。なのでね。せめて音楽との繋がりを求めて、がっつりミュージシャンとコラボ出来る作品を、「ええのはねぇがー、ええのはねぇがー」と、ナマハゲさながら血眼で常々探している次第。筋肉少女帯、O.L.H.(ex面影ラッキーホール)、レキシ、昨年は東京事変の伊澤さんや亀田さん、そして今年の『ロッキー・ホラー・ショー』。個人的にいずれも大変充実した作品になった。『室温〜夜の音楽〜』を在日ファンクでやる。初演のバンドはたまだった。たまと在日ファンク・・・ギャップ半端ないでしょ?でも僕の見立ては当たるんです。これはね、きっとはまる。KERAさん特有のヒリヒリぞわぞわした名作を、一癖も二癖もある素敵俳優陣とディープに混ぜ合わせ、2022年僕なりに蘇らせます。演劇好き音楽好きの皆々様、お楽しみに。○在日ファンク 浜野謙太 コメント在日ファンクで舞台の生演奏をとオファーをいただいたのはチャンスだと思いました。ブラスセクションのある大所帯バンドって、きっとたいそうフェスを盛り上げてくれるんだろうくらいのイメージで見られがちなんですが、今回は長編の物語であるわけで色んな場面で演奏しなくてはいけない。物語を彩るわけですが同時に色んな感情やシーンの表現が僕らの音楽にも返ってくる。在日ファンクの楽曲はこんなに多面的に立体的に楽しめるんだというのがお客さんも僕らも発見できると思うんです。在日ファンクのホラーな部分(あるんです、あるつもりなんです)に気づいてもらえると思います。バンドも1演者として頑張ります。きっと濃い濃い作品になると思うので是非見に来てください!○古川雄輝 コメント久しぶりの舞台に出られるということで大変嬉しく思います。ゾッとするホラー的な要素が詰まった緊張感のある物語なのですが、シリアスなシーンなのに思わずクスっと笑ってしまうようなコメディの要素も混ざっていて、ホラーとコメディが融合した、とてもおもしろい台本だと思いました。僕の役は、ある罪を犯した青年の役です。犯罪者の役を演じた経験は、今までそれほど多くないので、そういう姿もぜひ劇場に観に来ていただければと思います。○平野綾 コメントケラさんの生み出す世界観、ケラ・ワールドにいつか携わってみたいと思っていたので、出演が決まって本当に嬉しかったです。私自身、ストレートプレイが久しぶりなので、今から本当に楽しみです。私は、12年前に双子の妹を殺された姉の役で、底知れぬ感じがある女性じゃないかなと思います。一度はまってしまうとかなり中毒性のある、危険で抜け出せないこの作品。時期的に、ちょうど湿度が上がり暑くなってくるタイミングでの上演だと思うので、ちょっとひんやりしつつ、じめっとしつつ、絶妙な空気感の中、いろんなところに散りばめられたケラさんのトリックを楽しんでいただけたらなと思います。○堀部圭亮 コメント僕自身、ケラさんの作品への参加を切望していましたので、やっと念願が叶い、しかも演出は河原さん。本当に楽しみにしています。僕の役は「何かあるぞ…」っていう作家です。物語の冒頭から「何かある感」満載です。舞台作品は、演じている役者と観客が同じ空間にいることで、音や気配、匂いや空気を一緒に感じてもらえるというのが、すごく魅力だと思います。この作品は「思わず笑っちゃったけど、なーんかヒドい事になってない?…不快だなぁ…後味悪いなぁ…けど不思議と心地好い…あっ! ホラーコメディって、そういうことか!?」そんな感じです。ぜひ劇場に〝不快に〟なりにきてください。
2022年02月28日俳優の坂口健太郎、女優の古川琴音が出演する、アットホームの新WebCMシリーズ「物件条件劇場 〜この部屋に住んだら〜」(全4話)が18日より、同社の公式YouTubeチャンネルと公式SNSアカウントにて順次公開される。同シリーズは、住まい探しをする際のこだわり条件をテーマに、演劇の舞台で「ウォーリー」と「ウェンダ」がやり取りを繰り広げる物語。本日公開の第1話「ロフト百景」編では、赤いはしごのあるロフトを舞台に、無限に広がるロフトでの暮らしの楽しみ方が、不思議でユーモラスな世界観で描かれる。○■坂口健太郎、古川琴音インタビュー――本の舞台演劇CMを演じてみていかがでしたか?坂口:楽しかったですね。セットもすごくかわいかったし、舞台の上にセットが立っていて、「ウォーリー」と「ウェンダ」の生活を楽しく演じられたと思います。舞台ですが映像として撮影しているので面白い CMになったと思います。古川:(TVCMとは違って)お部屋の中のお芝居なので「ウォーリー」と「ウェンダ」の日常が垣間見えるというか、二人の自然なやりとりが濃く見える形になっていて、楽しかったです。――物件探しをするときのこだわりの条件は?坂口:ロフトが条件の撮影もしましたが、ロフトいいなって思っちゃいました。古川:(「ロフト百景」編の)セットが再現できたらありかもなって私も思いました。坂口:勝手にロフトって生活必需品じゃないものをしまっておくスペースな感覚だったんですけど、カフェ風にしてみたり、映画館風もすごくかわいかったし、いいですね!古川:まさに秘密基地って感じ。狭い空間ならではの楽しみ方がいいなって思いました。――お二人が今探しているものは?古川:花屋でお花を買ったのですが、ポットのものだったので、それに合う小さな植木鉢を探しています。坂口:植物いいですね。僕は2シーターのソファーを全然違う素材でL字にしたいと思ってずっと探しているのですが、家具も家探しもめぐりあいなので、ずっと探しています。――物件条件劇場で「ウォーリー」と「ウェンダ」がサプライズをしますが、お二人のサプライズにまつわるエピソードは?坂口:サプライズではないですが、お土産を買うときに、この人にこれを買おうと決めずに、お土産を買ってから、誰にプレゼントしようって考えてプレゼントしたりします。そうすると自分のなかでもいつも相手のことを考えるアンテナがはれますし、相手の方も予期してないからサプライズになって、とても喜んでもらえます。古川:いいですね。私もやってみたいです。私は中学生くらいに、クリスマスに家族でお揃いのフリースをプレゼントしました。父は今も使ってくれていて大事にしてくれています。
2022年02月18日舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』が2022年2月7日から東京芸術劇場 プレイハウスほかで上演される。開幕を前にした6日、ゲネプロ(総通し舞台稽古)と記者会見が行われた。本作は、17世紀にフランスに実在した、詩人にして剣豪のシラノが主人公。大きな鼻のコンプレックスに悩みながらも、ひとりの女性を慕い続けたシラノの愛の物語だ。エドモン・ロスタン作の戯曲は1897年に初演されて以来、世界各地で幾度となく上演が繰り返されてきたが、2019年秋~20年までロンドンで上演された、マーティン・クリンプ脚色、ジェイミー・ロイド演出の公演は前代未聞の『シラノ・ド・ベルジュラック』と絶賛され、ローレンス・オリヴィエ賞でリバイバル賞を受賞。このマーティン・クリンプ脚色版の傑作が、谷賢一の翻訳・演出のもと、日本初演される。舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』ゲネプロより主人公のシラノを演じる古川雄大は「谷さんにしかできない、ここでしか観られないものが出来上がったのではないかと思う」と挨拶。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を危惧しながらも「先日開幕した北京五輪で選手のみなさまが頑張っていることを励みにして、僕らも一致団結して頑張れた気がする。まだまだ気を引き締めて、千秋楽まで頑張っていきたい」と決意を語っていた。舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』ゲネプロよりこれまでの稽古の様子を問われると、古川は「谷さんの作り出す柔らかい空気、温かさ、ときに鋭さを感じた。大変ではあったが、おかげで前を向いて稽古できた。谷さんのプランを聞くのが常に楽しみだったし、しっかりついていきたいなという思いだった」。それに対して谷は「豊かな言葉は、不安や緊張があると生まれない。瞬間的には、追い詰めれば出るのかもしれないが、ちゃんと言葉を耕して発酵するには、安心してトライできることだと思う。俳優たちが心と体が解れるようにしたいなという気持ちでいた」。ヒロインのロクサーヌを演じる馬場ふみかは「何回も何回も本読みをした。こんなにたくさん本読みをした稽古場は初めて」と語り、「この作品は言葉を大切にしている。言葉の一つひとつの意味をみんなで理解しながら稽古したので、新鮮だったし、有意義だった」。若き兵士のクリスチャンを演じる浜中文一は、自身がコロナに感染して稽古を一定期間休んだことに触れて「復帰後も変な感じになることなく、温かく迎えてくださった。ありがたかったし、楽しい稽古場だった」。古川にとっては10年ぶりのストレートプレイ主演となるが、自身は「還ってきたというより初心者の気持ち」といい、「シラノは誰もがやりたい役。プレッシャーはあるが、日々楽しくやっている」と話す。そんな古川について浜中は「同い年だが、なんか頼れるお兄ちゃんみたいな雰囲気」と評し、「僕は稽古が終わったらなるべく早く帰りたい人だけど、(古川さんは)最後までいる。僕には絶対できへんから本当に尊敬する」。馬場も「いつも最後まで稽古場に残って本を読んでいる。本当に真面目」と語りつつ「(古川さんが)昼から夜の稽古で7個もドーナッツを食べていて、びっくり。それだけカロリーを使うんだと思った」とも明かした。舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』ゲネプロよりシラノが大きな鼻がコンプレックスだったことに絡めて、それぞれのコンプレックスについて尋ねられると、古川は「いっぱいある。人の2、3倍はある。本当に言えないことばかりだけど」。明かせる範囲では「乾燥肌」がコンプレックスだといい、それに対して、本作で古川と手を握るシーンがある馬場は「いつもハンドクリームを塗っているけど、心配になるぐらい手がカサカサ」などと突っこんでいた。改めて『シラノ・ド・ベルジュラック』という作品の魅力については、古川は「シラノという人物に僕は憧れる。頭が良くて剣も強くて、ユーモアもあって。コンプレックスのせいで奥手だし、結果自分は報われないが、とてもピュアに愛を書く。その姿に少し憧れを持つ」と話した上で「3人の中で描かれる〈好き〉とか〈嫌い〉とか、そういうことでは表せない、本当に複雑な恋愛模様がこの作品の魅力」と熱弁。そして「この作品のあふれる魅力を伝えるべく、毎公演感謝を込めて舞台に立ちたいと思う。北京では熱い闘いが繰り広げられていますが、ここ池袋・東京芸術劇場で言葉の熱い闘いを繰り広げたい。ぜひ劇場に足を運んでいただけたら」と呼び掛けた。上演時間は約2時間45分(休憩20分含む)。その他、大鶴佐助、章平、堀部圭亮、銀粉蝶ら実力俳優が出演。東京公演は2月20日(日)まで。大阪公演は2月25日(金)〜27日(日)、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール。取材・文・撮影:五月女菜穂■チケット情報
2022年02月07日大きな鼻のコンプレックスに悩みながらも、美しいひとりの女性を深く慕い続けたフランスの詩人シラノ・ド・ベルジュラック。口下手で学識のない恋敵の身代わりとなり、彼女に恋文を綴り続けたシラノのせつない物語は、日本でもストレートプレイやミュージカル、はたまた新派の舞台となって多くの人の心を惹きつけてきた。2019年秋、その有名なラブストーリーがマーティン・クリンプによって脚色され、ロンドンのプレイハウス・シアターに登場。「前代未聞の現代版シラノ・ド・ベルジュラック」と評された作品は、ローレンス・オリヴィエ賞でリバイバル賞を受賞し、大絶賛を受けた。NT(ナショナル・シアター)ライブの上映でも話題を呼んだ本作が、古川雄大主演、谷賢一翻訳・演出のタッグで日本で初めて構築される。台詞のみならず、ラップが飛び交う!? 想像を超えた『シラノ・ド・ベルジュラック』、開幕を前に、古川と谷が本作に仕掛けられた“謎”について語った。挑戦状のような作品――古川さんは10年ぶりのストレートプレイ主演だそうですね。本作に心惹かれたポイントを教えてください。古川ミュージカルをやらせていただく機会が多い中で、ずっとストレートプレイをやりたいと思っていました。いつでもぜひ!という気持ちで、自分のためにやらなくては、勉強したいなという思いでいたんですね。『シラノ・ド・ベルジュラック』という作品を知っていく中で、単純に面白いストーリーだなと。たぶん、男は誰しもシラノの生き方をカッコいいと思うんじゃないでしょうか。谷さんがシラノのことを「心優しいモンスター」とおっしゃいましたけど、とても憧れを感じる主人公です。また今回は、時代的な衣装やカツラを使わず、まったく飾らない状態で表現していかなきゃいけない。とても恐ろしいことですけど、これに挑んだら自分の中で変化が起きるだろうなという期待もありました。――谷さんには、エドモン・ロスタン作の原作戯曲を現代的に書き換えた、今回のマーティン・クリンプ脚色版の印象をお伺いしたいです。谷僕はクリンプ脚色の戯曲を読む前に、NTライブの映画を観ていたので、その演出(ジェイミー・ロイド)込みの印象にはなるんですけど、原作のテイストをしっかり残しながら現代的に換骨奪胎しているさまは、本当に鮮やかだなと思いましたね。原作通りの話とも言えるけれど、強調されているポイントはずいぶん違う。まるで現代に書かれた話としか思えないように響いてくるのはなぜだろう……と、そんなことを思いながら今、稽古をしています。新派に翻案された『白野弁十郎』などを読んではいたので、話の枠組みはわかってはいたんですが、シラノという男が二重、三重にも演技をしていき、嘘と本当、代役であること、本人であること……といった点に非常にフォーカスして書かれているので、演劇をやっている人間への挑戦状のようにも感じますね。――谷さんはこれまでも海外戯曲の翻訳を数多く手掛けて来られましたが、今回の、畳みかけるようなラップの言葉が盛り込まれている翻訳台本を拝見して、相当に難関な作業だったのではと感じました。どのようなことを意識して取り組まれたのでしょうか。谷そうですね、ご想像の通り、おそらく今までやったホンの中では一番時間がかかったし、いまだにちょっとずつ直しているのは僕にしては異色なことで。普通は書斎で完成させて、稽古場ではほとんど変えないんです。NTライブの映画ではマイクを使うシーンが多くてラップのイメージが強いんですが、よく見るとラップじゃない詩の形式を使っていたり、単純に口上の切れ味の良さで勝負しているところもあって、全部ラップにすればいいというものでもないんですね。日本語のさまざまな面白さや切り口を見せていきたいなと思って翻訳していきました。もう自分の引き出しがすっからかんになるまで開けてまわる……といったことを続けています。だから苦しんでいるのは英語の難しさではなく、日本語の奥深さと言えるかもしれません。なのですごく苦労しましたけど、楽しかったです。ぜひいろんな人に読んで、聞いて、見てもらいたい台詞になっていると思います。――まさしく、井上ひさし風の切れ味の良さを感じて、さすがだな!と……。谷ハハハ、いえいえ〜足元にも及ばないです(笑)。でも、井上先生の言葉に対するユーモアは、作家は皆、憧れますよね。「稽古場での古川さんはものすごく勇敢」(谷)「もう飛び込んでいくしかないな、という感じです」(古川)――古川さんは、谷さんの翻訳台本の言葉にどんな感触を得ていますか?古川そうですね、言葉に対していろんな感情が出て来ています。とても残酷なものでもあり、愛しいものでもあり、素晴らしいものでもあり……みたいな。この言葉の裏側にはいろんな感情が渦巻いていて、この台詞になっている。その感情を言葉にして伝えなきゃいけない難しさを今、すごく感じていて。言葉の可能性は無限だな、とも思います。谷稽古場での古川さんはものすごく勇敢で、本当に素晴らしいですよ。今回ちょっと複雑なことも入っていて、ラップを踏みながらフェンシングをしろ、みたいな無茶なシーンがあるんですけど(笑)。そんなのやったことがある人、日本ではいないと思うんですけど、よし、やってみよう!と失敗を恐れずに、創意工夫を凝らして、前のめりにトライしていくさまは非常に素晴らしいです。古川もう飛び込んでいくしかないな、という感じです。自分でイメージしてやったものが180度違っていたり(笑)、谷さんの話を聞いて、そういう発想なんだ!全然予想しなかった~みたいな部分もあったりしたので。本当に飛び込んで、どんどんバカな質問もして(笑)、そうするうちに一歩前進する瞬間みたいなものが……。たとえば、有線のマイクを使ってラップしながら殺陣をする、なんてシーンも、「それは絶対に無理、コードがついているのに回れないです」って最初は言っていたんです。でも実際にやってみたら、あ、こうすれば回れるね!って解決法が見つかって。自分にとっては大きな壁がいろいろとありますけど、それを一段一段上っていく過程がすごく楽しいですし、テンションが上がります。――稽古場での谷さんの演出、その人となりについてもどんな風に感じていらっしゃるか、教えてください。古川完璧な人だなと。とても頭のキレる人だと思いますし、つねに面白いことを探しているんだろうなと。ご自身の中である程度のイメージを持ちながらも、それをギリギリまで教えてくれないS(エス)さもあり(笑)。谷フフフフ。古川今回、ものすごく印象的なセットになっていて、最初に見た時に「マジか!」と思ったくらいで。この特殊なセットだからこそ見せられる演出を感じた時には、あ〜なるほどな!と。この変化で時代の流れを表現するんだ!とか、表現方法という点では驚きばかりですね。すべてが新鮮です。「台詞が全部本当のことを言っているとは限らない」――谷さんはどのようなシラノ像を求めていて、古川さんはどういう人物として立ち上げたいと考えていらっしゃいますか。古川たとえばひとつのセリフにしても、一色の絵の具で塗りつぶせないものがあまりにも多いんですね。シラノって、複数の色が混ざった言葉を吐き、複数のお面を顔の三方につけて首をくるくる回しながら生きているような人なので。それでも、この人の真ん中にあるもの、本質は何かしらあるはずじゃないですか。そこは忘れずにいたいけれど、人に対してどう振舞うか、いわゆるペルソナの部分が、シラノを演じるにあたって重要だと考えます。この時はあえて笑っているんじゃないか、この時はめちゃくちゃ怒っているんじゃないか、でも怒りながら自分の境遇を悲しんでいるんじゃないか……というふうにひとつずつ掘り下げていくと、本当に複雑な役だということがわかる。なので、人物像をひとことで……というのは、今回はなかなか難しいですね。谷言葉で攻撃し、言葉を盾にして、自分をどんどん隠している人だと思うんですけど、本質としてはとてもピュアで、ものすごく弱い人間なんだろうなと感じています。観客の方々もそれぞれにいろんな想像をして、いろんな風にシラノを見ると思うんです。最終的に彼は何だったんだ!? ってことも、正直まだ自分でもわからなくて。ひとつの答えに決めるべきなのか、決められるものなのか……、ちょっとまだ考えているところです。谷また、お客さんに対するなぞなぞみたいなところもあるだろうなと。台詞って、全部本当のことを言っているとは限らないんですよね。その人が虚勢を張っていたり、嘘をついていたり、隠していたりしてしゃべっていることもあるし。とくに今回のシラノは、古川さんも言ったように「これが本音だ」ということをしゃべるシーンがすごく少ない。シェイクスピアのモノローグが自分の悩みを全部説明してくれるのとは違って、結局シラノは何を考えていたんだろうな〜というのは、かなり巧妙に隠されているんです。当然我々は「きっとこういうことを考えているんだろうね」と話しながら稽古をしていきますが、舞台上ではそれは語られないので。お客さんが古川さんの演技と言葉を頼りに「あの人、本当はどう思っているのかな」と想像する、そういったなぞなぞ的な要素があると思っています。「醜男」といわれるシラノだが、はたして美醜の基準とは・・・?――シラノは“大きな鼻”であることに、つまり自分の容姿にコンプレックスを持つ人物ですよね。NTライブの主演俳優ジェイムス・マカヴォイにしても古川さんにしても、端正な資質を持った俳優さんがシラノの役を演じる、その効果についてはどう思われますか?谷ああ〜、ということは、古川さんのことを醜男だとは思わないんですか?――えっ!(思いがけない切り返しに動揺…)そんな、思ったことないです。谷美醜の基準って何だろう……と、僕もわからないんですよ。アンケートを取ったら、おそらく100人中の99人は「古川さん、カッコいいよね」って言うだろうけど、その定規を誰も持っていないのに、皆でそう言うのは不思議だなと。今回、芝居の中で古川さんは何度も何度も「醜男」と言われるんですよね。そうなると「醜いって何だっけ!?」って皆で考えるようになったりして……。――観客も混乱してくるかもしれない!?谷そうだと思う。この稽古場でそういうことを話していると、とても難しく思えて来て、「古川さん、イケメンだね」なんてことも、あっさりとは言えなくなって来る。誰かの容姿に関して触れることを、ものすごくしたくない気持ちになって来るんです。でも何か、基準というものはあるよな……と思うし。そうやって、稽古場の僕らも美醜って何だろうというなぞなぞを考えさせられていますが、お客さんもご覧になりながら、考えてくれるんじゃないかなと思います。――シラノという人物がどう見えるのか、なぞなぞにどんな答えを出すことになるのか、これまでにない観劇体験になりそうです。古川表現の可能性といったものに衝撃を受ける方もいるんじゃないでしょうか。とても新感覚であり、奥深い作品だと思います。僕自身も初日までにその深さを全部知り尽くすことは難しいですし、幕が開けてからもどんどん発見していく楽しさがあるような気がします。お客さまも1回じゃわからないと思うので(笑)、2回、3回と観てほしいです。谷たぶん演劇をやっている方は皆、感じたことがあると思いますけど、稽古の初期や中盤ではオーバーだったり、強い表現をしていたのが、中盤から後半になるとむしろシンプルに、削ぎ落とされた表現になっていく場合がある。今、我々は言葉を持って、掘って、色付けしている段階ですけど、本番が始まったら逆に削ぎ落としていくことになるのかなと。お客さんにとっても、言葉を浴びながら自分の中で想像が広がっていく、実はそれこそが演劇の正体なんだ、ってことに気づいてもらえる芝居です。言葉の迷宮、その虜になって、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。取材・文:上野紀子撮影:川野結李歌ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント古川雄大さんのサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『シラノ・ド・ベルジュラック』【東京公演】2022年2月7日(月)~2022年2月20日(日)※2月7日はプレビュー公演会場:東京芸術劇場 プレイハウスチケット情報【大阪公演】2022年2月25日~2022年2月27日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールチケット情報
2022年02月07日女優の古川琴音が出演する、サントリースピリッツ「ほろよい」の新CM「ほろよい飲んで、なにしよう? 30s」が、6日より放送される。新フレーバー「ほろよい〈レモみかん〉」が8日に発売されることに際し、放送となる今回のCM。「ほろよい飲んで、なにしよう?animation ver.30s」(以下:「アニメver.」)が5日より、それにリンクする「ほろよい飲んで、なにしよう? 30s」(以下:「実写ver.」)が6日より放送される。CMで流れるのは、tofubeats「水星」と小沢健二「今夜はブギーバック nice vocal」を組み合わせたマッシュアップアレンジ楽曲。「アニメver.」では、kZm・佐藤千亜妃のカバーによる「今夜はブギーバック nice vocal」× 「水星」、「実写ver.」では、池田智子・TENDREのカバーによる「水星」×「今夜はブギーバック nicevocal」が、それぞれの世界観を彩る。■tofubeatsコメント水星という曲自体が、KOJI1200の楽曲を我々がカラオケボックスで作り直したものですが、それが今度は古川琴音さんの部屋で流れるオシャレなバージョンとしてまた作り直されるというのは驚きです。ほろよい気分で皆様も楽しんでください!■小沢健二コメント変なコメントかもしれないのですが、本やギターで散らかった、ふしぎな間取りの小さな部屋。ブギーバックを作っていた自分の部屋を思ってしまいました。古川さんの雰囲気に、90年代の『オリーブ』を思ったり。しかしそういう過ぎてゆく日々を踏みしめつつ、今日も一人暮らしの部屋たちは未来へ。ほんと変なコメント、すみません!■古川琴音インタビュー――撮影を振り返ってみていかがでしたか?すごく楽しかったです。ひとつのCMでこんなにヘアメイクや衣装を変えることは今までなかったですし、一つひとつの部屋のコンセプトがすごくかわいくて、スタッフさんたちの愛情を感じました。――お好きな部屋やメイクはありましたか?〈グレープ〉の紫の部屋がすごく好きでした。香港をイメージしたネオンのきいたお部屋だったんですが、その時のメイクも洋服も好きだし、お部屋もすごく気に入りました。ちょっとストリートが入ったようなファッションや、ああいう奇抜な髪型は今までもあまり無いかもしれないです。――「ほろよい」のお気に入りのフレーバーを教えて下さい。本当にたくさん種類があるのですが、今の気分で言うと、ハッピーな気分になれるので、〈ハピクル サワー〉です。母も「ほろよい」が本当に大好きで、いつも実家に帰ると何本か種類が違うのをストックしていたので、今回のCMが決まったことを報告したら、大喜びしていました。――今回のCMでは「ほろよい飲んで、なにしよう?」というメッセージが使われていますが、「ほろよい」を飲みながらしたいことはありますか?普段母親とじっくり話す時間とかもないので、「ほろよい」が大好きな母と「ほろよい」を飲みながら、夜更しを一緒にしたいです。――今回のCMは「ほろよい」が新しく生まれ変わるような世界観になっていますが、古川さんが新しく始めたいことや挑戦したいことはありますか?農業をやってみたいです。田舎のほうに農業をしに行きたいなと考えていて、食べるのがすごく好きなので、自分が作った野菜とか食材を使って料理をするのに憧れがあります。
2022年02月04日舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』が2022年2月7日(月)から東京芸術劇場 プレイハウスほかで上演される。本作は、17世紀にフランスに実在した、詩人にして剣豪のシラノが主人公。大きな鼻のコンプレックスに悩みながらも、一人の女性を慕い続けたシラノの愛の物語だ。エドモン・ロスタン作の戯曲は1897年に初演されて以来、世界各地で上演が繰り返されてきたが、2019年秋〜20年までロンドンで上演された、マーティン・クリンプ脚色、ジェイミー・ロイド演出の公演は前代未聞の『シラノ・ド・ベルジュラック』と絶賛され、ローレンス・オリヴィエ賞でリバイバル賞を受賞。このマーティン・クリンプ脚色版の傑作が、谷賢一の翻訳・演出のもと、日本初演されるというわけだ。開幕まで2週間を切った1月某日、都内で行われている稽古場を取材した。この日の稽古は、ラップでセリフを言うシーンや殺陣のシーンの確認から始まった。ロンドン版をご覧になっていない方などは「ラップでセリフ!?」と驚くかもしれないが、本作で詠まれる詩の韻やリズムを最大限に楽しみ、味わうための一つの表現方法として採用している。どうしたら観客が聞きやすいか、俳優の言葉として馴染みやすいか。言葉のニュアンスを細かく丁寧に修正・変更していたのが印象的だった。ラップ監修の益田トッシュのアドバイスもありつつ、やはり谷が翻訳と演出を兼ねているからこそできるのだと思う。その後の通し稽古で、1幕だけ見学させてもらった。仮組みされた階段舞台の上には基本的にモノがない。シンプルに俳優の存在が大きく感じられ、観客に想像の余地がある。本作の特徴でもあるが、シラノの大きな鼻を付け鼻にするわけでもなく、17世紀当時の扮装をするわけでもない。17世紀の物語ながら、ジェンダーやポリティカルコレクトネスに触れ、現代を生きる我々にも響くような要素が散りばめられていて興味深かった。今回がおよそ10年ぶりのストレートプレイ主演という古川雄大。数々の話題のミュージカル作品や映画・ドラマに出演し、確実に俳優としての力をつけてきている古川だが、本作を通して、また一皮も二皮も剥ける予感がある。まだ通し稽古の段階とはいえ、圧倒的なセリフ量を身体の隅々まで馴染ませていて、シラノが言葉の天才と呼ばれた由縁を見事に体現していた。人物としても、表現としても難役だとしみじみ思うが、ストイックで芝居好きな古川ならば、初日が開ける頃までにきっと“完成形”に近づけてくるだろう。そのほか、馬場ふみか、浜中文一、大鶴佐助、章平、堀部圭亮、銀粉蝶ら実力派の俳優がそろう舞台。開幕が非常に楽しみだ。東京公演は2月20日(日)まで。大阪公演は2月25日 (金)〜27日(日)、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて開催。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂撮影:神ノ川智早
2022年02月02日自身初となるミュージカルコンサート『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』が、4月1日(金)〜4月10日(日)まで東京・IHIステージアラウンド東京にて開催されることが決定した。昨年夏に予定されていたが、惜しくも公演中止となった本コンサート。古川本人が「いつの日か必ず実現させます」と誓っていた、その想いが結実することとなる。ダンスを武器に長野から上京。2007年のミュージカル『テニスの王子様』を皮切りに一歩一歩、着実に実力を身につけ、2018年には『モーツァルト!』で帝劇初主演を果たすなど、今やミュージカル界に欠かせない一人となった古川。一方、近年では映像での活躍も目覚ましく、昨年は『女の戦争〜バチェラー殺人事件〜』でTVドラマ初主演を果たしたほか、『私の正しいお兄ちゃん』では主演に加え、主題歌「指先、手」の作詞・作曲・歌唱まで担当するといった、マルチな活躍ぶりを見せている。さらに今年2月には、英国で最も権威ある賞とされるローレンス・オリヴィエ賞受賞のストレートプレイ『シラノ・ド・ベルジュラック』に主演予定と、その躍進はミュージカルにとどまらない。そんな彼の歩みにおいて欠かすことのできないミュージカルに、初めて的を絞って創り上げるコンサート。古川自ら、改めて過去の出演作を振り返り選定する楽曲群には、それぞれに強い想い入れが含まれている。3度にわたり主演を務めた『ロミオ&ジュリエット』、ハマリ役の呼び声が高かった『黒執事』シリーズ、死の化身トート役の新たな像を構築した『エリザベート』など、出演作は豪華かつバラエティー豊かで、珠玉の楽曲ラインナップになること間違いなし。さらには、今まで歌ったことのない新たな楽曲にも挑戦する予定だという。開催決定にあたり、古川本人からコメントが到着した。―――――――――――――――――――――――――――――――――――昨年夏、残念ながら公演中止となってしまいました「古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-」を春に開催させていただけることになりました。いつか必ずと願っていた初めてのミュージカルコンサートがこんなに早く改めて実現できることになったのは、たくさんの方々が関わり、協力して下さったのはもちろん、何より皆様の応援のお陰だと思っております。本当にありがとうございます。いただいたこの機会に感謝し、初めてのミュージカルコンサートではありますが前回目指していたもの以上のクオリティで、最高のステージをお届けできるよう努めます。皆様と会場でお会い出来る日を楽しみにしております。―――――――――――――――――――――――――――――――――――また、豪華日替わりゲストも決定(4月9日のみゲストなし)。常日頃から古川が先輩として慕い、共に『モーツァルト!』のタイトルロールを務めた山崎育三郎、『エリザベート』で共演を重ねた花總まり、愛希れいかのほか木下晴香、黒羽麻璃央、佐藤隆紀(LE VELVETS)、田代万里生、廣瀬友祐といった、縁の深い面々が顔を揃えた。また、千秋楽には、初共演となる明日海りおが登場。彼らと共に創り上げる時間にも期待したい。現在から過去、未来までを俯瞰する、古川雄大デビュー15年の集大成ともいうべきコンサートとなりそうだ。【公演概要】古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-【出演】古川雄大<ゲスト>明日海りお木下晴香黒羽麻璃央佐藤隆紀(LE VELVETS)田代万里生花總まり廣瀬友祐愛希れいか山崎育三郎※50音順〈コーラス〉塚本直堤梨菜川口大地脇卓史〈スタッフ〉演出 / 振付:TETSUHARU編曲:小澤時史編曲 / 音楽監督:栗山梢日程:2022年4月1日(金)〜4月10日(日)会場:IHIステージアラウンド東京チケット料金:11,500円(全席指定・税込)一般発売日:2月26日(土)AM10:00〜特設サイトURL: 主催:TBS / 研音 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月29日俳優・千葉雄大によるWEBラジオ『千葉雄大のラジオプレイ』の“クリスマススペシャル生放送”が、きょう25日21時頃から公式YouTubeチャンネルにて実施される。『千葉雄大のラジオプレイ』は、ラジオ好きを公言する千葉雄大のやりたい企画を詰め込んだWEBラジオ。隔週金曜日にYouTube公式チャンネルにて配信している(千葉雄大オフィシャルファンクラブにて先行配信あり)。今回、クリスマス当日にスペシャル生配信を行う。【配信日程】2021年12月25日21:00頃~※開始時間は変更になる可能性あり※放送終了後に準備ができ次第アーカイブ映像を公開予定【視聴方法】『千葉雄大のラジオプレイ』YouTube公式チャンネルにて生配信
2021年12月25日「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に出演中で、「極主夫道」や朝ドラ「エール」などでも注目を集めた古川雄大が主演する、モリエサトシ原作のFODドラマ「私の正しいお兄ちゃん」が、1月10日(月・祝)よりフジテレビにて地上波放送されることになった。原作は、2018年から講談社「BE・LOVE」で連載されたモリエサトシによる漫画。大学生の理世がアルバイト先で両親の離婚のため生き別れになった兄に似た面影を持つ海利という青年に出会うところから物語は始まる。理世は海利に惹かれていくが、あるきっかけで海利は殺人者なのでは? という疑惑が持ち上がり…。謎多き青年で、大学生・木崎理世のアルバイト先の先輩・内田海利を演じているのが古川雄大。幼いころ生き別れになった兄に似た海利に惹かれていくヒロインの理世役は山谷花純が演じている。主演の古川さんは、今作のために作詞作曲した自身初の主題歌「指先、手」を歌っており、作品の世界観にマッチしたこの曲がドラマを一層盛り上げている。毎話のラストに衝撃の事実が発覚し、次のストーリーが気になってしまう、まさにジェットコースター・クライムサスペンスにして、かつ過去を背負った男女の切ない純愛ラブストーリー。FODでは10月から全8話が配信中となっているが、視聴者からの反響が大きく、今回の地上波放送が実現した。古川さんは「FODでご覧になれなかった方々は是非楽しみにしていただきたいですし、既にご覧になった方々は展開を知った上で海利や理世の複雑な心理描写、そして葛藤し、変化していく2人の様子など見ていただけるとより深くこの作品を知ってもらえると思います」と期待を込めてコメント、「原作ファンの方にも楽しんでいただけると嬉しい」と語っている。「私の正しいお兄ちゃん」は2022年1月10日(月・祝)より25時05分放送スタート、以降、毎週月曜24時25分~より放送予定(全8話/関東ローカル)。(text:cinemacafe.net)
2021年12月13日2022年2月に東京・東京芸術劇場 プレイハウス、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホールにて、古川雄大主演で上演することが決定した『シラノ・ド・ベルジュラック』のメインキャストと公演の詳細が発表された。『シラノ・ド・ベルジュラック』は17世紀フランスに実在した詩人にして、剣豪で、勇気のあるシラノを主人公にした、エドモン・ロスタン作の戯曲。大きな鼻のコンプレックスに悩みながらも、ひとりの女性を慕い続けた壮麗で高潔無比で自由な精神を持つシラノの永遠の愛の物語は、1897年に初演されて以来、世界各地で上演が繰り返され、たくさんの人を魅了してきた。そして、2019年秋~2020年までロンドンのプレイハウス・シアターでジェイミー・ロイドの演出によって上演された際に、マーティン・クリンプによって現代的な脚色がなされ、前代未聞の全く新しい『シラノ・ド・ベルジュラック』が誕生。ローレンス・オリヴィエ賞でリバイバル賞を受賞し、世界中から絶賛された。このマーティン・クリンプ脚色版の傑作をついに日本で初めて上演する。先日発表された通り、美しい心を持つ英傑なシラノを演じるのは、確かな演技力で話題の古川雄大。今回ミュージカルの舞台から満を持して、ストレートプレイにて10年ぶりに主演を務めることになった。また美しくて理知的なロクサーヌを演じるのは、モデルをはじめ、ドラマや映画で主演を務めるなど幅広く活躍し、多彩な演技力を持つ馬場ふみか。口下手で学識のないクリスチャンを演じるのは、見る人を惹きつける確かな演技力で数々の舞台やミュージカルに出演している浜中文一。シラノの仲間であるリニエール役には、古典から現代劇までジャンルの垣根を超えた役を演じ、柔軟な演技力が持ち味の大鶴佐助。シラノの頼りになる親友、ル・プレ役には翻訳劇から井上ひさし作品まで広く出演し、様々な演出家からの信頼も厚い実力派俳優の章平。シラノを敵対視する横暴な伯爵ド・ギーシュ役には、俳優としてだけではなく放送作家としても活躍しマルチな才能を持つ堀部圭亮。さらに、恋するロクサーヌを支えるマダム・ラグノを演じるのは、“最後のアングラ女優”とも言われ、変幻自在な演技力でドラマや映画など多彩に活躍し、確固たる存在を確立している銀粉蝶が務める。個性豊かなキャストが贈る、『シラノ・ド・ベルジュラック』にぜひ期待してほしい。【公演概要】『シラノ・ド・ベルジュラック』作:エドモン・ロスタン脚色:マーティン・クリンプ翻訳・演出:谷賢一<出演者>シラノ・ド・ベルジュラック……古川雄大ロクサーヌ……馬場ふみかクリスチャン……浜中文一リニエール……大鶴佐助ル・プレ……章平ド・ギーシュ……堀部圭亮マダム・ラグノ……銀粉蝶他●東京公演日程:2022年2⽉7⽇(月)〜2⽉20⽇(日) ※2⽉7⽇(月)はプレビュー公演会場:東京芸術劇場 プレイハウス東京公演チケット料金:通常 10,500円 / プレビュー 9,500円(全席指定・税込)★プレビュー公演とは…稽古場での創作をお客様の前で上演し、改良や修正を加えながらさらに作品の完成度を高めるための公演です。●大阪公演日程:2022年2月25日(金)~2月27日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール大阪公演チケット料金:11,000円(全席指定・税込)一般発売日:12月26日(日)チケット取り扱い:近日公開お問合せ:東京公演……ゴーチ・ブラザーズ03-6809-7125(平日10:00~18:00)大阪公演……キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00〜16:00 日・祝休業)公式サイト: 主催:「シラノ・ド・ベルジュラック」製作委員会
2021年11月22日スティーヴン・ソンドハイムが作詞、作曲を手がける名作ミュージカル『INTO THE WOODS』を、熊林弘高の演出で上演。そこで出演者のひとりである古川琴音に話を訊いた。本作が舞台2作目となる古川だが、ミュージカルへの出演は念願だったそう。「私が舞台で好きなのは、稽古期間があって、みんなで何度もトライアンドエラーが出来ることです。そのうちにだんだん共通認識が芽生えてきて、自由に演じられるようになっていく。それがとても楽しくて。また歌に乗せて、体全身を使って表現する、ということが出来るようになりたいとずっと思っていました。今回は初ミュージカルながら、非常にハードルの高い作品。ただやりたい、出来るようになりたいというのは大きなモチベーションだったので、出演が決まった時はとても嬉しかったです」作品の舞台は、タイトルにもある通り“森”。その中で『赤ずきん』や『シンデレラ』など童話の登場人物たちが、さまざまな想いを胸に、交錯していく。「古典的なおとぎ話とは違って、登場人物がとても人間らしいと思いました。それぞれ言葉に出来ないような気持ちの狭間にいて、リアルな森と同時に、心の森の中にも彷徨い込んでいく。さらに童話の登場人物を使いながら、人間のリアルを語るという皮肉やユーモアもあって、とても面白い作品だと思いました」古川が演じるのはシンデレラ。国王が開くフェスティバルに行くことを夢見ているが…。「童話に比べるともっと身近で、ひとりの女性という面が強いんじゃないかと思います。自分が欲しいと思うものはあるけれど、本当にそれを望んでいるのか。そしてそれを得たからといって幸せになれるのか、彼女自身もよくわかっていない。でもそういう部分って誰にでもあることで、迷いの中にいる彼女に共感を覚えますし、それがこのシンデレラならではの魅力だと思います」共演者には、宝塚歌劇団退団後初のミュージカルとなる望海風斗や、音楽活動と並行して、俳優としても活躍する渡辺大知ほか、実力派がそろう。「大先輩ばかりなのでもちろん不安もありますが、しっかりと学ばせていただきたいと思っています。ミュージカル初参加の今の自分にしか出せない声、出来ない芝居があると信じつつ、色々なジャンルの方々と一緒にひとつの作品を作っていけたらなと。そしてお客さまが少しでも日常から抜け出して楽しんでいただけるよう、頑張りたいと思います」文:野上瑠美子【公演概要】ミュージカル『INTO THE WOODS-イントゥ・ザ・ウッズ-』2022/1/11(火)~31(月) 日生劇場 (東京都)2022/2/6(日)~13(日) 梅田芸術劇場メインホール (大阪府)出演:望海風斗(魔女) / 古川琴音(シンデレラ) / 羽野晶紀(赤ずきん) / 福士誠治(ジャック) / 瀧内公美(パン屋妻) / 渡辺大知(パン屋) / 他
2021年11月19日2022年2月に東京・東京芸術劇場 プレイハウス、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて、古川雄大主演『シラノ・ド・ベルジュラック』が上演されることが決定した。『シラノ・ド・ベルジュラック』は17世紀フランスに実在した詩人にして、剣豪で、自由と勇気のあるシラノを主人公にした、エドモン・ロスタン作の戯曲。大きな鼻のコンプレックスに悩みながらも、一人の女性を慕い続けた壮麗で高潔無比なシラノの永遠の愛の物語は1897年に初演されて以降、世界各地で上演が繰り返され、幾度となく映画化・ミュージカル化されており、シラノの生き様や心意気はたくさんの人を魅了してきた。2019年秋~2020年までロンドンのプレイハウス・シアターでジェイミー・ロイドの演出によって上演された際には、マーティン・クリンプによって現代的な脚色がなされ、ミニマムな衣装と舞台セット、ラップやボイスパーカッションで気持ちを綴る……といった前代未聞の全く新しい『シラノ・ド・ベルジュラック』が誕生。大きな話題を呼び、英国演劇界最高峰の賞といわれているローレンス・オリヴィエ賞でリバイバル賞を受賞した。この世界中から大絶賛された、マーティン・クリンプ脚色版の傑作がついに日本で初めての上演となる。主演・シラノ・ド・ベルジュラック役に挑むのは、連続テレビ小説『エール』、映画『コンフィデンスマンJP』など数々の話題作に出演し、近年では連続ドラマ『私の正しいお兄ちゃん』、『女の戦争~バチェラー殺人事件~』など主演作も続く、確かな演技力で話題の古川雄大。今回、ミュージカルの舞台から満を持して、ストレートプレイにて10年ぶりに主演を務めることになった。正統派な役から個性豊かな役まで幅広い役を演じ、まだまだ役者として成長し続ける古川が、美しい心を持つ英傑なシラノを、初めて立つ東京芸術劇場プレイハウスで存分に表現する。翻訳・演出を手掛けるのは孤独な個人の声を拾い上げる実験公演や、2年半に渡るリサーチを経て書き下ろした『福島三部作』など、異色の演出で注目されている谷賢一。イギリスで演劇学を学び、翻訳だけでなく、外国演出家の作品の演出補や台本執筆なども行っており、国内外問わず人気のある谷が手掛ける新しい『シラノ・ド・ベルジュラック』に期待してほしい。<コメント>■翻訳・演出:谷賢一これは言葉で戦う演劇です。もちろんすべての演劇が言葉で戦うものですが、『シラノ』はまさに言葉で敵と向き合い、愛を勝ち取ろうとする物語です。日本語の持つ言葉の楽しさ・豊かさに満ちた舞台に仕上げたいと思います。先日古川雄大さんとも言葉に関するワークショップでお手合わせさせて頂きました。かなりの無茶振りをしたにも関わらず、全くひるまず好奇心旺盛に課題に挑むストイックな姿を見て、その場にいる全員が心奪われてしまいました。めちゃくちゃカッコいい。今から稽古が楽しみです。■シラノ・ド・ベルジュラック役:古川雄大シラノといえば、あの特徴的な鼻。しかし今回はその鼻をつけずに、セットも飾らず、当時の衣装も着ず、小道具も使わず、身体と言葉だけで表現する新しい演出になっており、そこに原作で語られる詩の美しさの表現としてラップを加え、現代版「シラノ・ド・ベルジュラック」として、生まれ変わった作品の日本初演を務めることができて本当に光栄です。そして僕自身、10年ぶりのストレートプレイへの挑戦になります。最高の作品を、そしてシラノの淡い恋物語の中に隠されるさまざまなメッセージを皆様にお届けできるように努めます。ご期待ください。【公演概要】『シラノ・ド・ベルジュラック』作:エドモン・ロスタン脚色:マーティン・クリンプ翻訳・演出:谷賢一出演:シラノ・ド・ベルジュラック / 古川雄大 ほか2022年2月 東京芸術劇場 プレイハウス(東京)、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪)にて上演お問合せ:ゴーチ・ブラザーズ 03-6809-7125(平日10:00~18:00)公式サイト: 主催:ゴーチ・ブラザーズ
2021年11月08日俳優の坂口健太郎、女優の古川琴音が7日、都内で行われた「アットホーム株式会社 新CM記者発表会」に出席し、初共演の感想を語った。不動産情報サービスのアットホームは、坂口と古川を起用した新CMシリーズを9日より放映する。新CMは『ウォーリーをさがせ!』の絵本の中でずっと探されていたウォーリーが、探す楽しさに気づき、アットホームで理想の住まいを見つける物語。絵本を実写化した世界の中で坂口がウォーリーを、古川がウェンダを演じる。発表会で坂口と古川は、ウォーリー&ウェンダの衣装で登場。坂口は「まさか自分が子供の頃に読んでいたウォーリーになる日がくるとは想像してなかったんですけど、撮影していてとても楽しかったです」と感想を述べ、古川は「自分で言ったらいけないと思いますが、私は似合っているんじゃないかなと思います。すごく気に入っています」と照れ笑い。坂口も「とっても似合っています」と声をかけた。坂口と古川は今回が初共演。坂口は「ウォーリーとウェンダだからできる心地よい掛け合いが多かったので楽しかったです」と感想を語った。古川は「ずっとテレビで拝見していて、すごい優しい方なんだろうなという印象を持っていたんですけど、すごく頼もしい。今も舞台裏で『もし困ったら話振っていいからね』って。すごく助かるんです。心の支えにもなっていただいて」と坂口に感謝。「撮影現場でもいろいろ楽しくお話しいただいて、その空気感も(CMに)出ていると思います」と語った。
2021年10月07日俳優の坂口健太郎、女優の古川琴音が7日、都内で行われた「アットホーム株式会社 新CM記者発表会」に出席。『ウォーリーをさがせ!』のウォーリーとウェンダに扮した姿を披露した。不動産情報サービスのアットホームは、坂口と古川を起用した新CMシリーズを9日より放映する。新CMは『ウォーリーをさがせ!』の絵本の中でずっと探されていたウォーリーが、探す楽しさに気づき、アットホームで理想の住まいを見つける物語。絵本を実写化した世界の中で坂口がウォーリーを、古川がウェンダを演じる。発表会で坂口と古川は、ウォーリー&ウェンダの衣装で登場。坂口は「まさか自分が子供の頃に読んでいたウォーリーになる日がくるとは想像してなかったんですけど、撮影していてとても楽しかったです」と感想を述べ、古川は「自分で言ったらいけないと思いますが、私は似合っているんじゃないかなと思います。すごく気に入っています」と照れ笑い。坂口も「とっても似合っています」と声をかけた。また、坂口は「小さい頃から、図書館で友達とやったり、かわいらしい絵の中から1人のウォーリーを探すのを楽しんでいました」と絵本を楽しんでいた思い出を明かし、「自分がウォーリーに……子供の頃から好きだったものになれるのはうれしく思いました」とにっこり。古川も「私も小学校のときにお昼休みに図書室に行ってみんなで探していました」と語った。
2021年10月07日俳優の千葉雄大が30日、都内で行われた「学研教室」新CM発表会に出席した。10月1日から全国で放映開始される本TVCMは、勉強という概念を実体化した"勉強くん"を演じる千葉が、子どもと親に向け「お子さんは僕(勉強)のこと、好き?嫌い?」とまっすぐに問いかけ、そのチャーミングかつ真摯な表情が必見の仕上がりとなっている。妖精をイメージしたというCM衣装で登場した千葉は、同CMのオファーがきた際の心境を尋ねられると「お子様たちに興味を持ってお勉強していただきたいなと思ってくれるように頑張りたいなと思いました」と吐露し、「大人の方のそういうの(期待も)背負っていかないといけないんですけど、お子様たちにはそれが伝わらないように、勉強を好きになってもらえるように心がけました。大人の責任は僕が背負っていきたいと思います」と力を込めた。また、"勉強くん"を演じる上で心がけたことを聞かれると「お子さんに『好き?嫌い?』と問いかけたときに、『好き!』って言ってもらうお話になっているので、『好き!』って言っていただけるように気をつけましたね」と言いつつ、「あと、お金を出すのは親御さんなので、お母さんの心にも刺さるようにというのも裏設定としてあります」とコメントして笑を誘った千葉。MCから「刺さりました」と声が飛ぶと、「いいお客さんですね(笑)」と声を弾ませた。自身はどんな子どもだったのか尋ねられた千葉は「小学生のときは児童会長に立候補するような子でした。なんで立候補したのかわからないんですけど、給食の時間とかタスキをつけて演説して、公約みたいなことを言ったんですよ」と懐かしみ、「結果的に副会長だったんですけど、僕の子ども時代は"副"が多くて、テニス部だったんですけど副部長でしたし、2位が多いですね」とポツリ。褒められたり、評価されたいという願望が強かったのかと聞かれると「褒められたかったんですかねえ。今は褒められるのが得意じゃないというか、嬉しいんですけど、どう返していいのかわからないので…。人生いろいろですね」と語り、「かっこいい」などと褒められることが多いのではと追求されると「心が汚れてしまったのか、"本当に思っているのかな"って疑うようになってしまったのが悲しいですね。立候補したときの自分に戻りたいですね」と嘆いた。さらに、子どもの頃にこうしておけばよかったなと後悔していることを聞かれると"習い事等継続"と答え「僕はピアノと水泳をやっていたんですけど、できることが多いというのは無駄ではないと思いますし、ピアノとかも続けていたら、そういう役がきたときにできるのになとか思ったりします」と後悔をにじませ、「何か好きなことがあれば突き詰めてみるのもいいのかなと思います。頑張ってください」と子どもたちへエールを送った。加えて、苦手なこと克服するためのアドバイスを求められると"苦手な中にも好きな所を見つける"と書き「僕は数学が苦手なんですけど、算数が得意じゃないと言っちゃうと全部が嫌になっちゃうけど、分数は好きとか、先生が好きとか、なんでもいいので好きなところを見つけると前向きになるかなって大人になってから思います」といい、「僕はノート作りが好きだったんですけど、楽しむためには好きなところを見つけるのがいいのかなと思うので、苦手な教科ほどそういうのを頑張ってみるのもいいのかな」とメッセージを送った。そして、自身が今後、勉強したいことを尋ねられると「臨床心理士に興味があるので、心理学だったりの勉強をしてみたいですし、エジプトが好きなので、ヒエログリフとか勉強したいですね」と目を輝かせた。
2021年09月30日綾野剛主演の新ドラマ「アバランチ」に千葉雄大が出演することが決定。謎に包まれたアウトロー集団・アバランチのビジュアルも公開された。藤井道人がチーフ演出として参加することでも注目の本作は、綾野さんが演じる主人公・羽生誠一が所属する謎に包まれたアウトロー集団・アバランチの活躍を描き、人々の正義感に訴えかける劇場型ピカレスク・エンターテインメント。千葉さんが演じるのは、そんなアバランチのメンバーである牧原大志。普段は優秀なデイトレーダーとして、株式相場で巨額の利益を得る一方、官公庁や大企業のデータベースに侵入する天才ハッカーとしての顔も持っている。そして、アバランチは牧原を含めた6人で構成されることが明らかに。ほかのメンバーは、すでに発表されている警視庁特別犯罪対策企画室室長・山守美智代(木村佳乃)、山守の部下の警察官・西城英輔(福士蒼汰)、元自衛官・明石リナ(高橋メアリージュン)、元所轄刑事・打本鉄治(田中要次)。別々のバックグラウンドを持つ彼らがなぜ、アバランチに集結したのか、目的は何なのか――。そんな謎は、それぞれが抱える過去や本心といった“裏の顔”と共に、物語が進むにつれて明らかになっていくという。「アバランチ」は10月18日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2021年09月29日杉咲花、杉野遥亮、奈緒、鈴木伸之らが出演する新水曜ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に、古川雄大が出演することが分かった。本作は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生ユキコと、喧嘩っ早いけど純粋な不良少年の森生、運命の出会いをした2人が惹かれ合っていく、新世代ラブコメディー。今回新たに出演が決定したのは、「エリザベート」「モーツァルト!」など多くのミュージカル作品に出演する古川さん。今作で演じるのは、ユキコ(杉咲さん)が通う盲学校近くのハンバーガーショップの店長・茶尾。ユキコをはじめクラスメイトの空、青野の3人を温かく見守る、陽気でおしゃべり好きなキャラクターだ。また、「チャオ!」が口癖であり、ゆえにチャオ店長と呼ばれている。「かわいいタッチで純粋な恋愛が描かれていく中で、社会への強いメッセージや人のあるべき姿を胸に訴えかけられ、心が震えました」と原作を読んだ印象を明かした古川さんは、「素敵な作品に杉咲さん、杉野さんをはじめ素晴らしいキャストの皆様とご一緒できてとても幸せです。是非ご覧いただけると嬉しいです」とコメントしている。「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」は10月6日より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月27日「アクターズ・ショート・フィルム2」の放送・配信が決定し、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が監督として参加することが分かった。WOWOW開局30周年を記念して行ったプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」は、ルールは<1.尺は25分以内2.予算は全作共通3.原作物はなし4.監督本人が出演すること>と同条件で、5人の俳優たちがショートフィルムを製作。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すというもの。第1弾では、磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來がそれぞれ監督を務めた。そんな第1弾の反響を受けて、今回第2弾の始動が決定。今回監督として参加するのは、自宅にいるときは常に映画やドラマを鑑賞しているという「劇団EXILE」の青柳さん。主演を務めた『玉城ティナは夢想する』が「SSFF & ASIA 2018」のナショナルカテゴリーでグランプリに輝いた玉城さん。俳優はもちろん、『ピーターラビット』シリーズでピーターラビットの吹き替えを担当した千葉さん。「アクターズ・ショート・フィルム」の『in-side-out』で主演を務めた永山さん。「AERA」で映画にまつわる連載「前田敦子@試写室」を基にしたエッセイ「前田敦子の映画手帖」を出版している前田さんと、すでに俳優として輝かしい実績を持つ5人が、初監督に挑戦する。千葉さんは「今まで出会った監督からしていただいてうれしかったことをまねっこしつつ、ぼくも自分なりに彩っていけたら」とコメントし、永山さんも「現場で楽しむ事を大切にして立ち向かっていきたい」と意気込んでいる。▼監督コメント青柳翔映画を愛し、作品づくりの苦しみを乗り越えた一握りの経験豊富な人が出来るものだと思っていたので、オファーを受けた時は、僕がやって良いのか?と、正直、ひるみました。前作(第一弾)の全作品を見終わった後、皆さんの作品が素晴らしかったので、自信がなくなりました。でも、ありがたい事に、とても優秀で経験豊富な人達が周りにいるので、その方々に助けて頂きながら、作品を一から作る苦しみや楽しみを味わっております。意固地にならず、人の意見をちゃんと聞き、良い作品を作っていきたいと思っております。必ず最高の作品を作る為にベストを尽くします。玉城ティナ自分で物語の指揮を取るのは早すぎる気もしましたが、このままではいつまで経っても今だ、という時期は来ない、とも思ったので有り難く引き受ける事にしました。この時の私はこういう風に感じていたのだな、と未来の自分が見てクスリと笑えるような作品になれたら、嬉しいです。とにかくのびのび気楽に出来たら一番だと思っています。前回の監督達の作品、メイキングに映る表情を観て、そういう気持ちが大事なんじゃないかと思いました。宜しくお願いします。千葉雄大文章を書くことは昔から好きで、少し前から脚本を書くことに興味を持ち始めたのですが、いざやるとなると大違い。自分とにらめっこの日々です。好きという気持ちを忘れてしまいそうにもなりますが、たのしいです。前回監督されたみなさんの作品それぞれに違った彩りを感じられたので、自由にやっていいんだと背中を押されました。今まで出会った監督からしていただいてうれしかったことをまねっこしつつ、ぼくも自分なりに彩っていけたらと思います。でも、その自由っていうのが意外と鬼門で、ないものねだりですね。みてくださった方に少しでもお土産をお渡しできますよう務めます。永山瑛太前回のアクターズ・ショート・フィルム、森山未來監督作品で出演させて頂き、その後、プロデューサーから、撮りたいですか?とお声掛け頂き、嬉しさのあまり直ぐにやります!と、構想を練り始めました。テーマは、生きる、です。勿論、一筋縄ではいかない事は承知していますが、結果よりプロセス、現場で楽しむ事を大切にして立ち向かっていきたいと思います。前田敦子映画の世界が私は大好きです。私がまさか監督を、、びっくりしました。ですが新しい入り口に手招きしていただけてワクワクせずにはいられませんでした。そこから私が撮るならこの人たちと一緒にやってみたいと頭にパッと浮かんできました。その夢が全て叶ってしまい。。準備は着々と進んでいます。これは撮影を楽しみにせずにはいられません。初めてのことだらけで手探りですが、皆さんに教えていただきながら、やれることは精一杯やります。何よりも楽しい現場にしたいです。今回参加される皆さんが同じタイミングでどんな世界を作品にするのかそれもものすごく楽しみにしています。「アクターズ・ショート・フィルム2」は2022年、WOWOWにて放送・配信予定。「アクターズ・ショート・フィルム」全5作品&「アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー」はWOWOWオンデマンドにて配信中。(cinemacafe.net)
2021年08月18日第1話の冒頭から主人公・哲也の死という衝撃の展開で幕を開けたドラマ『女の戦争~バチェラー殺人事件~』。巨大ホテルグループの御曹司でバチェラーの彼の愛を巡りテレビ番組を通じて集められた7人の女性たちの強烈で壮絶なバトルが展開中。哲也役の古川雄大さんと参加者のひとりである志倉若菜役の葵わかなさんは、かつてミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で運命の恋人同士を演じた間柄ですが――?古川:葵さんとまた共演できると知ったときは嬉しかったです。葵:ホントですか!?古川:一回ミュージカルで長い時間ご一緒させていただいたので、安心感がありました。葵:間合いなのかテンポ感なのか、久々にお芝居をして「ああ、こんな感じだった」と懐かしかったです。古川:ちゃんとしていて芯が強い人という印象は変わらないですが、今回、お話しして、意外に面白いというか…ユニークなところがあるんだなと思いました。以前は作品の話ばっかりしてたので…。葵:そう。今回は泊まりがけのロケだったから、結構みんなでプライベートな話もしましたよね。雄大さんてクールなお顔立ちだからか、人見知りなのかなと思い。共演の女性たち全員から、古川さんってどういう人なの?と聞かれましたよ。古川:そうなの?葵:じつは面白いことが好きで、めちゃくちゃ笑い上戸ですよね。クールな面もあるけれど、いい意味で普通の感覚を持っていらっしゃるし。古川:僕も、葵さんはツッコミの精度がめちゃくちゃ高い方なんだなという発見がありました。葵:現場はすごく朗らかな雰囲気でしたよね。シーン自体は殺伐としてるんですけど…「ちょっと強く叩きすぎちゃった~!」って(笑)。古川:(真飛)聖さんを叩くシーン、すごいいい音がして女性陣がかなり盛り上がってたよね。葵:「いいところに入っちゃったね~」とか言いながら笑ってました。古川:この作品、見るかたにどう楽しんでもらえるんだろうって興味があるんだよね。ベースはサスペンスだけど結構笑えるところが多いし。葵:そうですね。バチェラーが最後に誰を選ぶのかというのと、それぞれの女性たちが隠し持っている裏の顔がだいぶパンチ力があるので、そこを楽しみにしていただければ。古川:女性たちがガッと本性を見せるところ、かなり見せ場だよね。葵:じつはそこで言ってることって、結構まともだったりするんですよね。古川:そう。正論なんだよね。葵:哲也さんの返事もなるほどって思うし。…結構深い作品なのかも?古川:この先、僕も含めてみんなの過去が鍵になってくるんだけど…。葵:哲也さんとお父さんのシーンとか、私自身も楽しみにしています。古川:衝撃の展開が待ってます(笑)。『女の戦争~バチェラー殺人事件~』結婚式当日、巨大ホテルグループの御曹司で新郎である鳴戸哲也(古川)が殺害された。その少し前、テレビの恋愛バラエティ番組にバチェラーとして出演していた彼。花嫁の座を巡り、7人の女性たち(葵ほか)の表と裏の顔が交錯する。毎週土曜23:25~テレビ東京系で放送。ふるかわ・ゆうた1987年7月9日生まれ、長野県出身。連続テレビ小説『エール』で注目される。8月27日より自身初のミュージカルコンサート『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 ‐collectionof musicals‐』を開催。あおい・わかな1998年6月30日生まれ、神奈川県出身。ドラマ、映画のほか、舞台でも活躍。近作にドラマ『年の差婚』『インフルエンス』や舞台『The PROM』などがある。衣装協力(葵さん):YUEQI QI、mamian、SOPHIE BUHAI、CHARLOTTE LEBECK※『anan』2021年7月28日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・根岸 豪(古川さん)武久真理江(葵さん)ヘア&メイク・平山直樹(古川さん)石川奈緒記(葵さん)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年07月26日女優の森矢カンナ(33)が1日、インスタグラムを通じ、バスケットボール日本代表の馬場雄大(25)との結婚を発表。あわせて、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)からの独立と芸名を本名の「森カンナ」に改名することを報告した。森は直筆の文書をアップし、「この度、私、森カンナはバスケットボール選手の馬場雄大さんと入籍した事をご報告させていただきます」の書き出しから、「人の人生に寄り添うということ、結婚とはなんぞやと、今はまだ分からない私ですが、世界が大きく変わってしまった今、いつも穏やかに笑う彼が隣にいると思うと、私はなんだか強く生きていける気がして、家族が出来るとはこういうことなのかと、嬉しい気持ちでいっぱいです」と心境を吐露。また、「そしてもう一つご報告があります。この度、SMAを退社し本名である森カンナに変更し活動していく事にいたしました。何が起こるか分からないこの時代で自分自身がしっかりと地に足をつけ人生を歩んでいくために、独立し、責任をもって表現の世界で生きようと思いました」と独立と改名に至った経緯を明かし、「私のこの決断を理解し、応援して下さるSMAの皆様に心から感謝いたします」と意志を尊重してくれた前事務所への思いもつづった。「突然の重ねてのご報告となりましたが、これからも人として俳優として心豊かに愛をもって生きていきたいと思います」と決意を新たにする森。「いつも本当にありがとうございます」と締めくくり、ファンからは多くの祝福の声が寄せられている。
2021年07月01日2021年7月3日からテレビ東京で放送開始予定のテレビドラマ『女の戦争~バチェラー殺人事件~』のメインビジュアルが解禁されました。『女の戦争~バチェラー殺人事件~』豪華出演者が集結同作は、お金と権力を持ち合わせた独身男性をめぐり、女性たちがしのぎを削る『バチェラーデート』をテーマにしたテレビドラマ。『女の戦争~バチェラー殺人事件~』では、主演にミュージカル界の貴公子・古川雄大さんを迎え、7人の美しい女性たちが欲望にまみれた愛憎劇を繰り広げます。古川雄大さん演じる主人公・御曹司バチェラーを奪い合う7名の女性たちには、葵わかなさん、トリンドル玲奈さん、寺本莉緒さん、尾碕真花さん、北原里英さん、成海璃子さん、真飛聖さんと、個性豊かな俳優陣が集結。また、ドラマ内の番組MC役に松大航也さん、AD役に喜多乃愛さん、芹沢瞬さん、主人公の父・鳴戸栄一郎役に羽場裕一さんと、新旧を代表する俳優陣がわきを固めます。メインビジュアルに隠された『秘密』とは今回解禁されたメインビジュアルには、まるで絵画のようで魅惑的な主人公を取り囲むように、華やかなドレスに身を包んだ、仮面を持った7名の女性達が写っています。メインビジュアルには、作品の面白さが秘められているといい、気になるのは主人公の写真についた傷。誰が主人公に選ばれ、そして誰が主人公を手にかけるのか…予測しながら、本作の放送を待ちましょう。[文・構成/grape編集部]
2021年06月30日2021年7月からテレビ東京で放送開始予定のドラマ『女の戦争~バチェラー殺人事件~』の追加キャストと主題歌が発表されました。テレ東新ドラマ『女の戦争~バチェラー殺人事件~』追加キャスト主演にミュージカル界の貴公子・古川雄大さんを迎えた同作は、7人の女性たちの欲望にまみれた愛憎サスペンスドラマ。葵わかなさん、トリンドル玲奈さん、寺本莉緒さん、尾碕真花さん、北原里英さん、成海璃子さん、真飛聖さん演じる7人の美女たちが、古川雄大さん演じる御曹司バチェラーを奪い合います。また、脇を固めるのは、次世代の若手スターから大御所俳優、さらにはYouTuberと個性豊かな面々。劇中で展開される恋愛リアリティショー『ゲット・ザ・バチェラー』の番組MC・ケリー豊田役を、朝の連続テレビ小説にも出演した松大航也さんが務めます。さらに、ADの楓役には、次世代スターとして注目されている、喜多乃愛さん。同じくADの斉藤役には、チャンネル登録者数22万人以上の人気YouTuber・芹沢瞬さんがキャスティングされました。そして、主人公の父親・鳴戸英一郎役には、さまざまな作品で活躍する大御所俳優、羽場裕一さんが決定しています。『女の戦争~バチェラー殺人事件~』主題歌はCö shu Nieが担当主題歌は、人気アニメや映画主題歌を手掛け、注目度が急上昇中の2人組ロックバンド『Cö shu Nie(コシュニエ)』が担当することも発表されました。「作品のプロットを読み、登場人物達の欲望に忠実に、猪突猛進するエネルギーに衝撃を受けた」と語る、『コシュニエ』の2人。主題歌の『undress me』は、『ある人物が、どういう理由で愛する人の命を奪うだろう』と、心の機微をしたためた1曲だといい、物語にどのような華を添えるかにも期待が高まります。豪華キャストで送る『女の戦争~バチェラー殺人事件~』は、2021年7月3日、毎週土曜23時25分から放送開始予定です。[文・構成/grape編集部]
2021年06月24日「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」がいよいよ6月25日(金)より全国公開される。日本語吹替キャストには前作からの続投でピーターを千葉雄大、新たに登場するバーナバスに哀川翔が声を当てた。本作は、ビアトリクス・ポターの同名絵本を映画化した「ピーターラビット」の続編。生まれ育った湖水地方を飛び出し都会へ向かったウサギのピーターが、地下組織を率いるバーナバスに出会い“ワル”になっていくさまが描かれる。声優として、この物語をどうとらえて、2匹のウサギの葛藤や成長を演じたのか? ふたりに話を聞いた。いいことも悪いことも経験をして自分を見つめられる「ピーターの成長物語」――千葉さんは続投での吹き替えですが、2作目として気をつけた点や、逆に今回初めて取り組んだことなどはありましたか?千葉:ピーターの元気でやんちゃなところは、前作とそのまま変わらず出せるようにしました。今回は、自暴自棄になったりするピーターが描かれているところが、今までと違う部分です。そういったナーバスな雰囲気のピーターがたくさん出てくるのは、今作ならではないかと思います。――今作でピーターは「他人から評価される自分」と「自分で思う自身」に乖離を感じ悩み、バーナバスはじめ普段共にしない動物たちと一緒にいることからも、本当の自分らしさに気づき成長するところが描かれました。千葉さんご自身はピーターに共感するところ、逆に自分とは違うと思った点はありますか?千葉:ピーターの場合は、マグレガーさんや近しい人からそう見られてしまっているという点で悩み苦しんでしまったという点があったと思うので、知らない人たちからも色々なイメージを持たれる俳優という仕事をしている僕とは少しリンクしないのかなとは思います。近い人、自分が信頼したい人から誤解されたり、わかってもらえないというのは、ピーターは辛かったと思うし、だからこそ自分で「自分自身」を振り返って見る事ができた経験が、今回成長に繋がったのかなとも思いました。――哀川翔さんはバーナバス役の吹き替えで、今回声優初挑戦ということでしたが、演じてみていかがでしたでしょうか?哀川:一言で、とても面白かったです。自分の声と見えている姿が違うので、どういう風になるのかなという楽しみを持ちながらやりましたが、出来上がりを見てイメージ通りにできたと感じました。初挑戦の不安などよりは、やってみたことのないことへのワクワクする気持ちの方が勝っていましたね。他の方達と一緒に収録ができなかったので、目の前に相手がいない状態での会話シーンなどとても要求されることもあったなと感じましたが、出来上がりを見てこんなに自然になるもんなんだなと思いました(笑)。長く役者をやる中で、その人の生い立ちを考えながら演じてきた――今作のキーキャラクターである、哀川さん演じるバーナバスについてどういう印象を持ちましたか?その上で、ご自身にオファーがあったことをどう思われましたか。哀川:バーナバスは人間嫌いで人間に恨みを持っているところがありますが、動物的にはそういう気持ちがわかります。生きていく上でなぜそうなってしまったか、彼のその流れを感じつつ、僕も色々な経験があるのでそういうところを探りつつ、自分の経験も基に演じられたらいいかなと自分でも思って演じました。この話のバーナバスについては、「なぜ悪くなっていってしまったか」が重要なポイントだと思います。長く役者をやって来て、その人の生い立ちを考えながら芝居して来ました。人は生まれて急には悪くならないので、どうしてそうなってしまったかという点は様々な経験からなので、僕のそういう点も見てもらっていてこの役のお話が来たのかなと思っています。今回は動物でウサギの役ではありますが、悪くなってしまったきっかけの出来事や、都会に住んでいる悲しいサガがあることなどは、充分共感できることだとは思います。僕は悪い役が多いのでそのイメージもあると思いますが(笑)、ただ「悪い」といってもそこには色々な悩みがあり、生きる必死さというものが人でも動物でもあります。悲しいことだけど、「生きるためには悪の道を行かないといけなかった」という場合もあるということかなと思っています。――おふたりは一緒に収録はできなかったとのことですが、お互いの印象や演じられた役についてどう思いますか?千葉:初めての共演にも関わらず、現場がご一緒できず残念でした。出来上がりを見て、哀川さんが演じられた、バーナバスのやさぐれ感があるのに優しさが見え隠れするのがすごくカッコよくていいなと思いました!コミカルなシーンと冷静なシーンの違いも良かったです。いつものイメージより声色を低く、クールに表現されていたところはとても印象的でした。哀川:前作から見ていて、千葉くんの声がもうおなじみのピーター!だと思いましたね。千葉くんの印象は、何と言ってもとにかく好青年ですね〜。好奇心旺盛で、まだ色んなことをこれからやっていって面白くなっていく人だと思います。今はガンガン仕事も遊びもやって、40代以降ちょっとまた落ち着いてきたときにも楽しみに見ていきたい人です。哀川さんと2匹でいるシーンは成長させてもらいました――完成された映画をご覧になって共演シーンで何か印象に残っているところはありますか?千葉:家族や仲間とは違うところに住んでいる、バーナバスとその仲間たちといういつもと違う動物たちとの出会いや自分のテリトリーから出ていったことなどは、普段と異なる環境に身を置いてみたことから得た体験は本当にピーターを成長させたと思います。なので、ピーター(僕)としては、特に2匹でいるシーンは成長させてもらった体験という印象が強いですね。哀川:ピーターが悪の道に誘われて、バーナバスと一緒にいても、そこで起きる出来事や体験によって自分自身で、やってしまっていることに「え?」と気づき感じ取るところがとにかくグッと来て、今作ではピーターの成長がすごく見えたと思います。ということは、千葉くんも成長したということですよね(笑)。――ピーターが、「パイにされ人間に食べられてしまった自分の父親」の面影をバーナバスに見る、という点も今作の大きなポイントで「父親」というのがポイントだと思いますが、何を感じられましたか?哀川:あんまり話すとネタバレしちゃうので(笑)、そもそもバーナバスがどうしてそういう道に行かざるを得なかったのかや、若い衆に何を伝えたたかったのかはぜひご覧いただき感じていただきたいです。やはりいいも悪いも成長には大事な中で、どこかバーナバスは人間的なところがあるような気がしていて、「言わなくても自分で気づいてわかるだろ。自分の道は自分で気づいて開いていけ」というようなことを父親ほど離れた歳のバーナバスが、実は態度でも伝えていたように僕は思いました。バーナバスのラストシーンはぜひみて、何かをみなさんに感じ取って欲しいところです。千葉:自分の父親を知っているバーナバスに出会ったことで父親のことを知り、またその感情を通して、ピーターとしてはそこにマグレガーさんに対する父親像が見えたような気が僕はします。そこには優しさがあって、とても好きです。ビアが全面的に優しい人、という印象が前作ではありましたが、今作ではマグレガーさんにはビアとは違う優しさがあって、そこはピーターとしては新しい発見だったんじゃないかなと僕は思いました。実際のシーンをぜひ見ていただきたいのですが、あそこまで悪目立ちさせられて「父親」(実際は父親代わりのマグレガーさん)から誤解されたらそりゃピーターグレるよね(笑)っていう感じで、「子供」が拗ねてしまうというのは当然のことだなと思わされました。みんなから逸れてピーターが一人で歩くシーンは、切なくて好きな場面でもあります。――今作の見所についても教えてください。哀川:やっぱり、「ピーター、悪の道に行くのか!?」というところについては注目ですね。人もそうですが、「色々なことを経験して成長して行く。いいことだけでなく悪いことも知って成長していく。そしてそこをどこで気付けるか」というのが人生で大事なことだと思います。そういう教えもしてくれる映画と僕は思います。色んなことをして人は成長して行くので、ピーターは何で気づいたかをぜひ見て欲しいです。あとは、1作目ではピーターはマグレガーさんと恋敵のような感じで終わったと感じますが、今作でマグレガーとビアは結婚し、いわばみんなの「お父さん」になるので、そんなお父さんになったマグレガーさんとピーターの関係も見所だと思います。千葉:「自分らしさ」とは色んな形があると思いますが、いつもと違う動物や人たちといてみた中でピーターもそんなことを考えたと思います。灯台下暗しで、「近くにいてくれる人」について考えさせられる映画でもあります。マグレガー夫妻の話とも同時進行しているので、「両者(人間たちとウサギたち)が同じタイミングで気づきを得たりする」という、ウサギたちとリンクしているストーリー展開も見ものです。人間の心理描写が面白くみられる点だと思います。ぜひ、親の視点、子の視点からでそれぞれ感想があると思うので、ご家族で見て色んな話をして見てもらえたら嬉しいです。映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は6月25日(金)より全国ロードショー。撮影/奥田耕平、取材・文/田村沙智
2021年06月24日前作から3年、今度は“モフワル”になって帰ってきたピーターを描く『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より、本作の日本語吹き替えに参加している千葉雄大と哀川翔のアフレコ模様を映し出した映像が公開された。千葉さんは前作に引き続きピーター役を、映画アフレコデビューとなった哀川さんは、都会の地下組織の大ボス・バーナバス役を演じている本作。到着した映像では、人間の冷蔵庫から絶妙なコンビネーションで野菜を盗み出す、“ピーターのモフワルデビュー”の場面に声をあてる2人の姿がとらえられている。また、そんな溢れんばかりに詰め込まれた野菜や果物に驚くピーターは、「どこの家の冷蔵庫もこうなの?」と問うと、「大抵はテイクアウトの容器と特別な日のためのシャンパンしか入っていない。飲む日なんて来ないのに」とバーナバス。「それって悲しいね」と都会で生き抜く動物たち以上に、悲壮感に溢れた人間たちの姿を絶妙な間合いで語り合っている。今回の哀川さんとの初めての共演について、千葉さんは「声を聞いて、すごく嬉しくなっちゃって。あっ哀川さんだっ!て。バーナバスっていうのは悪い一面もありつつ、でも人がついていきたくなるようなウサギだと思うので、哀川さんの本当についていきたくなる優しさとか、大きい背中とか声がすごく素敵だなと思いました」とふり返る。一方、ピーターのモフワル師匠を演じた哀川さんは、“ウサギのワル”という一風変わった役作りに試行錯誤したようで、「物語の展開が早いんで、テンポを崩さず、その上で“ある程度落ち着きを持ってるバーナバス“を演じるというところが難しかった」と苦労を明かしつつ、「大丈夫かってくらい(“モフワルの道”)へ引き込みました」とコメントしている。『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は6月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ピーターラビット2/バーナバスの誘惑 2021年6月25日より全国にて公開
2021年06月14日ミュージカル『刀剣乱舞』の三日月宗近を演じるなど、以前から2.5次元界で人気を博していた黒羽麻璃央さん。近年はグランドミュージカルにも進出。演技や歌唱のみならず、舞台上での存在感もぐっと増して、今後の活躍にますます期待が高まるひとりです。好意がわかりやすく顔に出ちゃうタイプ。秘めているのが苦手なんです。昨年、大作ミュージカル『エリザベート』で、作品中でもクセが強い難役といわれるルキーニ役に大抜擢。続く、人気漫画の舞台化であるミュージカル『るろうに剣心 京都編』では、主人公の最大の敵で、シリーズを通して高い人気を誇る志々雄真実役に。ミュージカル俳優として大きく羽ばたく一年になる…はずだった。が、時世もあり、公演はどちらも中止に。しかし、それで歩みを止めたわけではない。『SUITS/スーツ2』をはじめ数々のドラマに出演するほか、バラエティでも活躍。そしてこのたび、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』では、タイトルロールであるロミオを演じる。――‘19年に同作に出演した時は、ロミオの友人のマーキューシオ役でしたが、ついにロミオですね。黒羽:作品の真ん中に立たなきゃいけない役ですから、それなりに説得力のあるロミオにしていかなきゃなと思っているところです。まだ勉強中の部分もありますけど、そのための準備はいろいろしてきたつもりですし、今回、フレッシュなキャストの方が多く、生まれ変わったロミジュリじゃないですけど、新しい時代がきたなって思ってもらえたらいいですね。――前回のマーキューシオを拝見したんですが、いきいきと演じられていたのが印象的でした。あの作品以降から何となくですが、舞台上での頼もしさが増したというか…自信がついたのかなと感じていたのですが、何かありました?黒羽:なんでしょうね…(笑)。でも純粋に、ミュージカルがより楽しくなりましたね。劇中の歌と芝居上での感情がリンクする気持ちよさとか、歌で表現することの楽しさを知って、もっと上手くなりたいなって思うようになりました。それまでは、似た経歴をたどってきた同世代の俳優と一緒に作品を作ることが多かったんです。でも、帝国劇場の舞台に出ているような方々とご一緒したことで、自分もこんな表現者になりたいなって具体的な目標として憧れを抱けたことが大きかったかなと思います。――とくに衝撃を受けた方はいらっしゃいますか?黒羽:ロミオを演じていらしたおふたかた(古川雄大、大野拓朗)ですね。袖で見ていても、楽曲がいいのはもちろんなんですけれど…おふたりともちゃんと自分の歌にして届けている。そこにとくに憧れるし尊敬もするし、ひとりの俳優としては嫉妬する部分もあるし。――それが繋がっているのかわかりませんが、今年1月のミュージカル『刀剣乱舞』五周年記念 壽乱舞音曲祭(以下、音曲祭)で、存在感もさることながら、歌の技術も上がっていて驚きました。黒羽:あの公演の最初の頃は、若干コロナの後遺症を引きずっていて声が出づらくて、焦ってたんですよ。公演を重ねるうちに喉の筋力が戻ってきましたけど。――そうなんですね。でも、音程やピッチが以前より安定したように感じて、歌のレッスンをされているのかなと思ったのですが?黒羽:確かに、なるべく時間を作ってボイストレーニングに通ったりはしていました。『エリザベート』の稽古では低い音程が出なくて、日常生活でもなるべく低い声を出すようにしていたら、少し音域が広がったりもしたんです。高い音はもとからそんなに苦じゃなく出てはいたけれど、よりクリアに出せるようにはなったのかな。あと、音曲祭の稽古で久々に刀ミュ(ミュージカル『刀剣乱舞』)の現場に参加したら、みんな歌が上手いし、意識高いし、負けてられないなっていう気持ちになったのもあったと思います。――『ロミオとジュリエット』という題材については、どんなふうに思っていますか?黒羽:悲劇ではありますけれど、みんなこういう愛情に飢えているんじゃないかって気がするんですよ。相手を追いかけて死ぬとか、そこまでの恋愛ってロマンティックだし。ただ現代では、自分の身を挺して相手のためにみたいなことを恥ずかしげもなく言うのって、ともするとカッコ悪いってなっちゃうじゃないですか。僕はそう思ってる人のほうがカッコ悪いって思っちゃいますけどね。――黒羽さんは恥ずかしがらずに熱くなれるタイプ?黒羽:もちろん恥ずかしさはあるけれど…好意がわかりやすく顔に出ちゃうし、伝えちゃうタイプです。伝えずに秘めているのが苦手なんですよね。逆に、苦手なこともすぐに顔に出ちゃうし、吐き出したくなってポンポン言っちゃいます。黒羽さん出演のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、5 月21 日(金)~ 6 月13 日(日)、TBS赤坂ACTシアターにて上演。その後、大阪・愛知公演も予定。2001年にフランスで誕生した作品で、日本では‘10年に宝塚歌劇団によって初演。今回、ロミオ役は黒羽さんと甲斐翔真さんのWキャストに。梅田芸術劇場 TEL:0570・077・039くろば・まりお1993年7月6日生まれ、宮城県出身。2012年のミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで俳優デビュー。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ三日月宗近役で注目を集める。ドラマ『恋はつづくよどこまでも』、Paravi配信中『リコハイ!!』など映像作品も多数。7月20日に自身の企画プロデュース『ACTORSLEAGUE 2021』開催。コート¥66,000Tシャツ¥20,900パンツ¥49,500(以上ETHOSENS/ETHOSENS of whitesauce TEL:03・6809・0470)シューズはスタイリスト私物※『anan』2021年5月26日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・ホカリキュウヘア&メイク・Haruka(Lomalia)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月21日誰もが知るシェイクスピアの恋愛悲劇を元にフランスで生まれ、2010年に宝塚歌劇団によって日本初演されたのち、同じ小池修一郎の潤色・演出により<日本オリジナルバージョン>として誕生したミュージカル『ロミオ&ジュリエット』。2011年の初演以来たびたび再演されてきた人気作の10周年を記念した公演が、5月21日(金)、TBS赤坂ACTシアターで開幕する。ジェラール・プレスギュルヴィックの音楽と小池修一郎の日本語詞が見事にマッチした、ロマンティックかつ疾走感あふれる楽曲が大きな輝きを放つ作品だ。加えてこの<日本オリジナルバージョン>の魅力と言えばやはり、上演のたびに話題をさらうキャスティング。初演でタイトルロールを務めた4人は、ロミオの城田優と山崎育三郎こそすでに地位を確立し始めていたが、ジュリエットの昆夏美とフランク莉奈は“無名の新人”と言っていい存在だった。その後も古川雄大、柿澤勇人、大野拓朗、そして清水くるみ、生田絵梨花、木下晴香、葵わかなと、小池がオーディションで選んだロミオとジュリエットたちは、今となっては日本ミュージカル界に欠かせない主役級の俳優ばかり。今回の新キャスト、黒羽麻璃央と甲斐翔真、伊原六花と天翔愛も、数年後には「ロミジュリの時からいいと思ってた」と自慢できるような存在になることだろう。話題になるのはタイトルロールだけでなく、期待の若手が配されるティボルト、ベンヴォーリオ、マーキューシオ、舞踊界の才能が参入する“死”、そして実力派が揃う大人キャストも毎回注目の的。前回マーキューシオから今回ロミオの黒羽、前回ヴェローナ大公から今回ロレンス神父の石井一孝、前回キャピュレット卿から今回ヴェローナ大公の岡幸二郎と、ロングラン作品ならではの“役替わり現象”も活発化している。いずれは初演のロミオとジュリエットたちが大人キャストとして帰ってくることも、なくはないのかも……? そんな“妄想”を膨らませながら、まずは10周年を見届けよう。文:町田麻子公演情報ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』原作:ウィリアム・シェイクスピア作:ジェラール・プレスギュルヴィック潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)出演:黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト)伊原六花/天翔愛(Wキャスト)味方良介/前田公輝(Wキャスト)新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)春野寿美礼原田薫石井一孝宮川浩秋園美緒兼崎健太郎岡幸二郎松村雄基小尻健太/堀内將平<K-BALLET COMPANY>(Wキャスト)他※小尻健太の「尻」の字は、正しくは旧字体です。【東京公演】2021年5月21日(金)~6月13日(日)会場:TBS赤坂ACTシアター【大阪公演】2021年7月3日(土)~7月11日(日)会場:梅田芸術劇場メインホール【愛知公演】2021年7月17日(土)~18日(日)会場:愛知県芸術劇場 大ホール
2021年05月20日ドラマや映画など、映像作品でも活躍の場を広げるミュージカル俳優の古川雄大が 2021年夏、 東京・大阪の2拠点で 『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』を開催することが決定した。2007年に、ミュージカル『テニスの王子様』でデビューして以降、2010年『ファントム』、2012年『エリザベート』とキャリアを重ね、グランドミュージカルでも欠かせない存在となっている古川。2013年には『ロミオ&ジュリエット』、2015年には『黒執事』で主演を務め、2018年には『モーツァルト!』で帝劇初主演を果たした。端正なルックスと高身長、華麗なダンスに歌唱力とミュジーカル俳優に求められるすべてを有している古川は、昨年2020年にNHK連続テレビ小説『エール』で朝ドラ初出演。“ミュージックティーチャー”こと御手洗清太郎役で鮮烈な印象を残し、TVドラマ『極主夫道』でもオタク刑事役をチャーミングに演じるなど、演劇ファン以外にも広く知られるようになった。2021年春には、 3年ぶりの再演となった『モーツァルト!』に出演。 さまざまな経験を経て、 表現力もスケールも増した、 2度目のヴォルフガング役は東京公演の千秋楽で演出家・小池修一郎もその成長ぶりに舌を巻くほど。今年で芸歴15年目となる古川だが、 “ミュージカル”と銘打ってのコンサートは今回が初めてとなる。コンサートは、 タイトルの通り彼の出演作からはもちろん、 出演してない作品からも様々な楽曲を披露。 また、日替わりで豪華ゲストも登場する。数々の共演経験がある山崎育三郎や、 『エリザベート』で相手役を演じた、花總まり、愛希れいかなどとのデュエット。そのほか出演予定の木下晴香、黒羽麻璃央、昆夏美、廣瀬友祐、渡辺大輔との共演にも目が離せない。■古川雄大この度、 初めてのミュージカルコンサート 『古川雄大 The Greatest Concert v ol.1 -collection of musicals- 』 を開催させていただきます!東京 は思い入れのあるTBS赤坂ACTシアター、 大阪は初めて訪れるCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行います。今までアーティストとしてのライブ活動の中で、オリジナル曲と共にミュージカル楽曲を披露させていただいていましたが、今回は全曲ミュージカルの楽曲でコンサート、ショーとして皆様にお届けしたいと思っております。初めての試みなので 、 実現に向けて期待が膨らんでいます!今、 入念な打ち合わせを重ねている最中で、 楽曲や構成など様々な可能性を広げながら、組み立てています。皆様に、最高のモノをお見せできるよう 努めます 。 是非ご期待下さい!【開催情報】『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』出演:古川雄大ゲスト:木下晴香黒羽麻璃央昆夏美花總まり廣瀬友祐愛希れいか山崎育三郎渡辺大輔 (50音順)演出 / 振付:TETSUHARU音楽監督 / 編曲:小澤時史●大阪公演 2021年8月27日(金)~29日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール●東京公演 2021年8月31日(火)~9月5日(日)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:11,000円(全席指定・税込)一般発売日:7月24日(土) 10:00~特設サイトURL: 主催:TBS / 研音
2021年05月17日俳優の古川雄大が、ミュージカルコンサート『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』を開催することが14日、明らかになった。2007年の『テニスの王子様』でデビューし、『ファントム』(10年)、『エリザベート』ルドルフ役(12年)と順調にキャリアを重ね、2013年の『ロミオ&ジュリエット』、2015年の『黒執事』では主役、2018年には『モーツァルト!』で帝劇初主演を果たすなど、ミュージカル界に欠かせない存在となっている古川。2019年にはいつかは演じたいと目標にしていた、『エリザベート』のトート役を射止め、2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』で朝ドラ初出演。“ミュージックティーチャー”こと御手洗清太郎役で鮮烈な印象を残し、演劇ファン以外にも広く知られるようになり、ドラマ『極主夫道』でもオタク刑事役をチャーミングに演じた。2021年春には、3年ぶりの再演となった『モーツァルト!』に出演し、東京公演の千秋楽で演出家・小池修一郎もその成長ぶりに舌を巻くほどに。芸歴15年目となる古川が、初の“ミュージカル”と銘打ってのコンサートを行う。出演作からはもちろん、出演してない作品からも様々な楽曲が披露される予定だ。大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて8月27日~29日、東京公演はTBS 赤坂ACTシアターにて8月31日~9月5日。日替わりで豪華ゲストも登場(9月4日のみゲストなし)し、山崎育三郎や、『エリザベート』で相手役を演じた花總まり、愛希れいかなどとのデュエットにも期待が高まる。他、木下晴香、黒羽麻璃央、昆夏美、廣瀬友祐、渡辺大輔らの出演を予定している。○古川雄大 コメントこの度、初めてのミュージカルコンサート『古川雄大 The Greatest Concert v ol.1 -collection of musicals-』を開催させていただきます!東京は思い入れのあるTBS 赤坂ACTシアター、大阪は初めて訪れるCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行います。今までアーティストとしてのライブ活動の中で、オリジナル曲と共にミュージカル楽曲を披露させていただいていましたが、今回は全曲ミュージカルの楽曲でコンサート、ショーとして皆様にお届けしたいと思っております。初めての試みなので、実現に向けて期待が膨らんでいます!今、入念な打ち合わせを重ねている最中で、楽曲や構成など様々な可能性を広げながら、組み立てています。皆様に、最高のモノをお見せできるよう努めます。是非ご期待下さい!
2021年05月14日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が日本初演から10周年を迎え、新たなキャストで上演される。シェイクスピアの名作を2001年にパリでミュージカル化した同作は、全世界でヒットし、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後2011年に日本オリジナルバージョンを上演して人気を博し、今回は2019年以来2年ぶりの上演で、10周年を迎える。『エリザベート』『モーツァルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』といった“名作の世界初のミュージカル化”も成功させている小池修一郎氏が潤色・演出を手がけ、過去のロミオ役では城田優、山崎育三郎、古川雄大、柿澤勇人、大野拓朗、ジュリエット役には昆夏美、フランク莉奈、清水くるみ、生田絵梨花、木下晴香、葵わかなとミュージカルスターの登竜門に。2021年の公演では、ロミオ役に黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たちが、ジュリエット役に伊原六花と天翔愛というフレッシュな2人が抜擢された。今回は、2年前にマーキューシオ役を演じ新たにロミオ役となった黒羽、そしてロミオと敵対するティボルト役となった立石俊樹にインタビュー。同い年で東北出身という共通点のある2人に、同作への思いや互いの印象などについて話を聞いた。○■ジュノンボーイの時から見ていた——お二人の仲の良さが写真や動画撮影の時から伝わってきたのですが、黒羽さんの出演されていたドラマ『パパ、はじめました』に立石さんがゲストに来られたのが初対面でしょうか?黒羽:そうなんです。もちろんその前から知っていましたけど、その時から様子がおかしかった……。立石:その時、特にやばかったんじゃないかなあ。黒羽:“特に”だったの!?(笑) 僕たちが出演していた『テレビ演劇 サクセス荘3』でも共演できる回がなかったので、そのままの印象で止まっていたんだけど、最近はミュージカル『黒執事』にも出られていて「かっこいいな」と思って、久々に会ったら今日もやっぱり変でした(笑)。飲まれちゃいそうになるんです、立石ワールドに! 危ない危ない。立石:印象が変わってない(笑)。逆に麻璃央くんは普段どういう感じなの?黒羽:真面目に、このままの感じ。立石:そうなんだ! 東北出身で同い年なんですよね。僕、麻璃央くんがジュノンボーイ(ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト)に応募していた時から知っていたんです。僕も多分同じ時に申し込んだような……。黒羽:えっ、そうなの!? 第23回! 高2の時!立石:出してる! 高1で最初に申し込んで周りの目が恥ずかしくてやめて、高2でも申し込んで、恥ずかしくてやめて……だから当時から「同じ東北出身としてすごいな」と思ってた。黒羽:東北人にはそういう仲間意識があるんです。平和でのほほんとしてる。立石君を見てるとわかるけど、平和な人が多いから(笑)。だからやっぱり、今回ティボルト役なのは意外でした。みんな驚いたと思うけど、そんなキャスティングをする小池先生の中には、やっぱり何か考えがあるんだと思います。稽古場でどんなティボルトが見られるのか、すごく楽しみです。立石:麻璃央くんは前回の『ロミジュリ』でマーキューシオを演じていて、僕も活躍を見て刺激を受けていましたし、こうして憧れの『ロミジュリ』で新たにロミオとティボルトとしてバチバチできることは、不思議ですし嬉しいです。いい意味で新しい風を吹かせられたら。黒羽:間違いなく、違う風は吹く(笑)。楽しみです。色々な風が吹いた方がいいから。○■自分の色を出すためには——小池先生のお話も出ましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまったミュージカル『エリザベート』のルキーニ役、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の志々雄真実役に続いて、今回『ロミオ&ジュリエット』で黒羽さんがロミオ役に抜擢されているので、すごく期待がかかっているのかなと思いました。黒羽:ありがたいことに……。『エリザベート』が中止になってしまった時に、『るろ剣』でリベンジしたいと思っていたけれど、『るろ剣』も中止になってしまって。悔しい思いが積み重なってきていて、難しい役ですが、その思いを発散して期待に応えられるように頑張りたいと思っています。——立石さんは、もう小池先生とはお話などされたんですか?立石:オーディションの時に少しお話ししました。ティボルトを演じて歌ってみて……4時間ぐらいスタジオにいたのかな。その時はどういう方なのかまだわからなかったのですが、期待に応えたいというか、自分の持てるもの全てを出し切りたいと思わせてくれる方だなと思いました。黒羽:さらけ出したくなるよね。あとは心の中まで見透かす方だから、本当に全力で挑んでいかないと。——テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)に出られていた方には、稽古場で「ラケットを振ってみて」と無茶ぶりするという噂も…。黒羽:ちょっと「いいのかな」と思いながら応えるんですが(笑)。今回、立海出身のキャストが多いんです。前回は青学(せいがく)が多かった。立石:確かに!——皆さんが歌う「世界の王」が、色々な背景を持った若い方たちが集まっている『ロミジュリ』自体と重なるような気持ちにもなります。黒羽:今回、R&Jダンサーの方も含めて若い方が多いので、「若気の至り」を全開に出していく、令和版の『ロミジュリ』が作れるんじゃないかなと思っています。大人になればなるほど、冷静になって考えちゃう部分もあるけど、若い時は突っ走るしかない、みたいなところがあるから。立石:名作中の名作ですし、僕自身は、まず本当に素直に嬉しい気持ちが先行しています。ミュージカルをもっとやっていきたいという気持ちがあって、そういう中で抜擢していただいたので、難しいことは考えられなくて、シンプルに「全力でやる」という気持ちです。——ちなみにお二人はどの曲が好きですか?黒羽:僕はロミオの1発目の「いつか」という曲が好きです。いろいろ運命が動き出す曲でもあるし、まだジュリエットとロミオはその時はまだ出会ってないけど、同じ物に手を伸ばしている。結末を知っているからこそジーンと来るものもあるし、色々なことが始まるという意味でもすごく好きです。立石:僕はいっぱいあるんですけど、自分の役で言うとやっぱり「ティボルト」。唯一、「ティボルト」という名前が曲名になっているので。黒羽:すごいよね、曲名が「ティボルト」だもん。立石:曲中でもすごく「ティボルト」と出てくるし、自分の名前を歌うぐらい、誇りとか色々と感じるものがあるのかな。——ティボルトとして、ワイルドさは出して歌われるんでしょうか?立石:難しいですけど、稽古の中で自分が演じる意味を見つけないといけないと思います。まだ僕自身も過去の皆さんが演じられていたティボルトを重ねてしまう時があるし、お客さんも重ねるところもあるだろうし。黒羽:難しいよね。たくさんの偉大な方々が演じてきているから、「こうでなくちゃいけない」というのが作られるのは非常に怖い。演じている側としても、自分の中でちゃんとその感情になるように噛み砕く時間が欲しくて、たくさん稽古をしたいです。今回はもし自分の中で「違う」という気持ちが生まれたら、ちゃんと言おうと思ってるんです。実は「そうしないと、今後苦しくなるよ」というアドバイスもいただいて。前回は初めてカンパニーに入ったし、過去の映像をたくさん見て、前の方がどう動いていたのかに沿いすぎてしまったところがありました。今回は自分の気持ちで動いた通りに演じることも大事にしていかないと、自分の色が出て来ないから。○■「柔軟に」というアドバイス——黒羽さんから立石さんに、小池先生の稽古に挑むにあたってのアドバイスはありますか?黒羽:昨日ついた稽古がころっと変わったりもするけど、そこは柔軟に(笑)。柔軟にしないと、「この感情で動くはずだったのに」と、パニックになっちゃう。立石:なるほど、柔軟に……。黒羽:でも間違いなく良い方向に運んでくださるので! 2年前はWキャスト自体が初めてだったし、「こんなに演出が細かいんだ」と驚いたんです。手の角度や倒れ込んだ時のポーズまで演出がついていてびっくりしたんですけど、いざ劇場で自分が出ていない時の場当たりやゲネプロを観ると、やっぱりすごくきれいで。「こんなに計算して作られてるんだ、すごいな」と気付くことが出来ました。——それはWキャストならではですね。では、最後に改めてメッセージをいただければ。黒羽:僕は『ロミジュリ』という作品に出会って、「もっと上手くなりたい」「これからもミュージカルをやっていける人間になりたい」と思うようになりました。色々な出会いをくれた作品ですので、今回も新たな出会いが楽しみだし、また面白いことが始まっていく予感がするので、ぜひお楽しみに!立石:僕はとにかくワクワクしています。1度、他の作品(MANKAI STAGE『A3!』)の劇中劇でティボルトを演じたことがあって、縁も感じています。そのワクワクや嬉しい気持ちを力にして、全力で向き合って楽しみたいです。ここでしっかり力をつけて、劇場で皆さんにお届けしたいと思います。——そんなお二人のバチバチ具合も楽しみにしています。黒羽:青あざを作ってたらごめんなさい(笑)立石:プライベートは普通で(笑)■黒羽麻璃央1993年7月6日生まれ、宮城県出身。2010年に第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて準グランプリを受賞し、芸能界入り。主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』2ndシリーズ(12年~14年)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ (15年~)、舞台『黒子のバスケ』(16年~)、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(19年)、映画『いなくなれ、群青』(19年)、ドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』シリーズ、『テレビ演劇 サクセス荘』シリーズ(19年~)、『恋はつづくよどこまでも』『SUITS/スーツ2』(20年)など。配信中のParaviオリジナルストーリー「リコハイ!!」に出演中。7月には自身が企画プロデュースする野球イベント「ACTORS LEAGUE 2021」が開催予定。■立石俊樹1993年12月19日生まれ、秋田県出身。男性ダンス&ボーカルグループ「IVVY」のボーカルとして2015年から音楽活動を開始する。主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』シリーズ(17年~)、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(18年~)、ドラマ『チョコレート戦争~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~』『社内マリッジハニー』(20年)、映画『遮那王 お江戸のキャンディー3』、映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』、舞台『チョコレート戦争~a tale of the truth~』、主演ミュージカル「黒執事」~寄宿学校の秘密~など。
2021年05月14日女優の古川琴音が出演する動画配信サービス「Paravi」の新テレビCMが、29日より関東、関西地区にて放送される。新CMは、『Paravi ドラマの欲求、満たします。篇』『Paravi もっとバラエティ楽しみたいやん。篇』『Paravi テレビじゃ推し足りないアナタに。篇』の3種類。古川は、仲の良い会社の先輩の家に何かと理由をつけて入り浸る後輩社員をコミカルに演じている。古川と共演した先輩役の辻凪子とのアドリブ連発の掛け合いが見どころ。テレビを見ながら出てくる話題やつい口にしてしまう言葉など、日常の“あるある”が満載の内容となっている。なお、同CMからキャッチコピーを『テレビ、さらに、Paravi』に変更。国内ドラマやバラエティ番組などテレビコンテンツの見逃し配信やアーカイブ配信、さらにはオリジナル作品や韓流コンテンツなどをParaviで楽しんでもらいたいという思いを表現している。Paravi公式YouTubeでは、古川のインタビューを収録したCMメイキング映像も公開する。新CMのストーリーは以下の通り。■『Paravi ドラマの欲求、満たします。篇』先輩の家で飲みながらドラマを見ている2人。今週も良いところで終わってしまい…。■『Paravi もっとバラエティ楽しみたいやん。篇』東京出身の後輩だが、最近よく言ってしまう言葉があって…。■『Paravi テレビじゃ推し足りないアナタに。篇』会社帰り、“推し”が出演するテレビを見るために半休をとった先輩の家に行くと…。Paravi では4月25日~5月9日に「Paravi ゴールデンウィーク4週間無料キャンペーン」を実施。新規会員登録限定で配布する4週間無料クーポンコードを利用することで、新規登録後の無料体験期間が、通常は2週間のところ4週間となる。
2021年04月29日