音楽家の古澤巖と俳優の山本耕史がタッグを組み、音楽と言葉でステージを彩るコンサート「Dandyism Banquet」が9月から全国で開催される。本公演は音楽と言葉を融合させて、これまでにないエンターテインメントを描く試みで、8月には本コンサートのメンバーで収録されたミニアルバム「Dandyism Banquet」も発売される。当日は古澤、山本のほか、塩谷哲、小沼ようすけ、大儀見元、井上陽介が出演。Bunkamuraオーチャードホール公演はすでにチケットが発売中で、愛知と大阪公演は今月11日(土)からチケットが発売になる。古澤巖×山本耕史コンサート「Dandyism Banquet」9月4日(日)東京Bunkamuraオーチャードホール9月11日(日)愛知愛知県芸術劇場コンサートホール9月17日(土)大阪NHK大阪ホール10月3日(月)静岡アクトシティ浜松 大ホール11月5日(土)東京かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール12月20日(火)静岡静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ中ホール大地12月21日(水)横浜関内ホール2023年1月28日(土)宮崎野口遵記念館(延岡市)【出演】古澤巖(ヴァイオリン)、山本耕史(語り・歌)、塩谷哲(ピアノ・音楽監督)、小沼ようすけ(ギター)、大儀見元(パーカッション)、井上陽介(ベース)■チケット情報
2022年06月10日ミドルエイジの先輩たちが「自分らしい生き方」に至るまでーー古澤瑛子さん特別支援学校卒業後、飲食店やレンタルビデオチェーンでの勤務を経て、現在はアパレル企業で勤務する古澤瑛子さん(以下、アコさん)。約1年前に実家を離れ、発達障害や知的障害のある人たちが共に暮らす「グループホーム」で生活しています。先天性の遺伝子疾患・ウィリアムズ症候群とADHDのあるアコさんの良き理解者であり、子どもの療育やグループホーム運営を長年続けている「一般社団法人発達障がいのためのハッピーライフ研究会」の高見澤千佐先生と共に、幼少期から現在に至るまでをお話しいただきました。Upload By 鈴木悠平生まれつき心臓が弱く両親は心配していた。先生と出会い、療育でたくさんの経験を――お二人とも、今日はよろしくお願いします。はじめに、アコさんの幼少期のころのお話や、先生との出会いについてお聞かせください。古澤瑛子さん(以下、アコ):活発で、外で遊ぶのが好きな子でした。親からは「すぐどこかへ行っちゃう」って心配されていたみたいです。高見澤先生のところには、4歳から療育に通っています。会ったときからすぐ仲良くなって(笑)、そこからずっと、お世話になっています。Upload By 鈴木悠平高見澤千佐先生(以下、高見澤):ウィリアムズ症候群の特徴で、アコさんは生まれつき心臓が弱いのもあって、お母さんはものすごく緊張感を持って彼女を育てておられたんです。転んで怪我して入院するんじゃないか、なにかあったら死んじゃうんじゃないかって、どこかに連れていくのもすごく慎重で。わたしはいろんな子を見てきたプロなんで、まぁお母さんそんなに緊張しないで、と(笑)。アコさん本人も、わたしと相性が合ったらしく最初っからすごくなついてくれたし、自分で学んで覚えていく力はすごくある子だなと思ったので、どこにでも連れて行って、とにかくいろんなことを体験してもらいました。アコ:はい、いっぱい体験しました!先生のところでは合宿もあって、しょっちゅうお泊まりにも行ってましたね。高見澤:うちの療育にはだいたいいつも50人ぐらいが来ていて、半分が知的障害、半分が発達障害のある子どもたちです。基本的には幼児のときから通ってもらって、二十歳以降の自立を見据えて、一人ひとり課題に取り組んでもらっています。勉強だけでなく、言語療法や運動療法まで、その子がそのとき必要なことを、という感じですね。彼女は、手先の不器用さがあったり、気がものすごく散りやすかったりして、小さいときは集中して取り組むのがなかなか大変だったんですけど、うまくいかなくて泣くことはあっても、次の日にはいつもニコニコで現れて「先生、会いたかったー!」って(笑)。いつも明るいよねー。アコ:今でも先生にベッタリですね(笑)。みんな一緒に過ごしていたはずなのに、「障害がある」というだけで扱いが変わるーー保育園や学校などでの、集団生活はいかがでしたか?アコ:保育園のときは、遊具にうまく登れなくて、運動会の競技に参加できないと言われて…高見澤:運動会で、はしごを登って鐘をカーンって叩く種目があるんですが、参加を遠慮してほしいって園から親御さんに言われたことがあったんですよ。Upload By 鈴木悠平ーーそんなことが…高見澤:でも、わたしが園に行ってコツを教えたら10分でできるようになったんだよね!アコ:はい!先生にコツを教わったらすぐできました。高見澤:運動会当日もバッチリできて、みんなに大拍手をもらったよね。やっぱり当時はまだまだ、「障害があるとみんなと同じことはできないんじゃないか」というような偏見が強くて、本人も「それはおかしいんじゃないか」っていうのはすごく感じ取っていました。アコ:小学校に入ってからも、途中までは楽しく過ごせていたんですが、6年生のときにクラスメイトに思いっきり蹴り飛ばされて、それがすごく辛くて、不登校になっちゃったんです。高見澤:心臓が悪いっていうことは、本人は普段からいろんな人に言ってたんです。それなのに胸を蹴られたっていうのがものすごいショックだったみたいで。アコ:はい、ほんと怖かったし、友達に蹴られたっていうのがショックでした。知らなかったんならともかく、知ってるのにどうしてこんなひどいことするのって。高見澤:障害のある子が疎外感を経験しやすいのがこの時期で、やっぱり難しいですね。だいたい4年生ぐらいまでは、みんなフランクに、障害がある子もない子も一緒に遊んでたりするんですけど、思春期に入りかけると違いを気にするようになって、仲良しグループがつくられるときに障害のある子が仲間はずれにされやすいんですよ。今までは「一緒においで」って言われたのが、急に「え、なんでお前来んの」って言われたりして、そこで本人も違いを自覚して、寂しい思いをすることになる。うちの療育でも、不登校を経験したことのある人は多いです。アコ:そのまま、中学校は3年間ずっと不登校で、先生のところに毎日通ってお世話になっていました。Upload By 鈴木悠平高見澤:フリースクールとして、うちへの出席を学校の出席扱いにしてもらって、そのまま卒業ですね。―中学卒業後は、特別支援学校の高等部に通われたとお聞きしました。通常の高校か特別支援学校か、進学先はどのようにして決めましたか?アコ:やっぱりいじめられたときの印象がずっと残っていて、学校行くこと自体がすごく怖くなってしまっていたんです。でも母親は、やっぱり高校は出てほしいと言うので、先生に相談に乗ってもらいました。高見澤:うちのフリースクールに通ったあと、高校進学せずにそのまま就職できている人もいっぱいいるんですけど、彼女の場合は、お母さんがものすごく思いつめられていてね。「中学校を不登校にさせてしまったから、せめて高校だけでも」って。ただ、アコさんは漢字や英語を書くのがどうしても難しくて、その状態で入れる高校の選択肢が当時はほとんどなかったんです。だったら、就職に向けた訓練もできるし、特別支援学校の高等部が良いだろうと。本人はそういった特別支援学級・特別支援学校的なところをそれまで経験していなかったので、入学当初はかなりびっくりしていましたね。――3年ぶりの学校で、はじめての特別支援学校というと、不安や緊張も大きかったと思います。アコ:もうほんと、毎日泣いてましたね。怖い!行きたくない!って。高見澤:うちの療育にも来ていた彼女の親友が1学年上にいたのが救いで、ほぼ彼女に会うために学校に行ってたようなもんだよね。その分、その子が卒業するときは大変で(笑)。アコ:あまりにショックで「わたしも姉さんと一緒に卒業する!置いてかないで!」って大泣きしてましたね(笑)。高見澤:卒業式、本人よりこの子の方が泣いてたっていうね。働いてお金を稼ぐ。親元を離れて暮らす。自分がどう生きるかを「選べる」ことがとても幸せ――それでは、特別支援学校卒業後の就労についてお聞かせください。アコ:卒業して最初に働いたのは喫茶店です。お客さんの注文を取ったり、飲み物や料理を運んだり、それから清掃とか。高見澤:最初は福祉的就労でしばらく働いたんです。わたしも見に行ったんですが、アコさんはお客さんに合わせて話すのが得意で、「雨ひどかったですねー」とか「今日何になさいますか?」とか、常連さんともすぐ仲良くなって、楽しくやっていましたね。参考: LITALICO仕事ナビ 福祉的就労とはどんな働き方なの?一般就労との違いなどについても説明しますアコ:そのあとに、障害者雇用での就職先をいくつか見に行って、次に就職したのがレンタルビデオチェーンの店舗の仕事です。何年か経ってから、そこが一度障害者雇用を終了するということで辞めなくちゃいけなくなったんですが、就労支援センターに通っている間に今の会社の人が見学に来て、それで就職が決まりました。そこから7年間、今の会社で働いてます。――今のお仕事が一番長いんですね。若い世代に人気のアパレルブランドの、渋谷の店舗で働かれているとお聞きしました。具体的にはどんな業務を担当されているんですか。アコ:わたしの担当は主に倉庫の業務ですね。スペインから送られてきた洋服を出して、輸送用のハンガーから店舗用のハンガーに入れ替えて…という感じで、お店に出る前の商品を整える仕事です。――へええ、なるほど。普段なかなか見られない、バックヤードでのお仕事、興味深いです。仕事の中で、やりがいや楽しさを感じる場面はありますか?アコ:仕事のやりがいは、ええと、そうですね…やっぱり働いてお給料をもらえるのが。Upload By 鈴木悠平高見澤:仕事の内容というか、お金だよねぇあなたは(笑)。アコ:はい、まさにお金ですね(笑)!――シンプルな答え(笑)。働いて稼いだお金は何に使うんですか?アコ:お金を貯めて自分のほしいものをひとつずつ買っています!こないだはiPhoneも買ったし、次はApple Watchとか、Bluetoothのイヤホンを買いたいなって。高見澤:あとは食だよね。グループホームではお昼ごはんの提供はないので、ご実家からお弁当を持って行くことが多かったんですけど、せっかく毎日渋谷に通勤してるんだしということで、「ランチを自分のお金で食べる」という念願を叶えて、いろいろ好きなもの食べて楽しそうですよ。毎日、わたしが仕事で忙しい中、お昼になると「先生、今日はポークチョップです!」「今日は中華♡」とかって写真が送られてきて(笑)。アコ:ふふふ(笑)。高見澤:なかなか攻撃力のある「飯テロ」をしてくるんですよ(笑)。アコ:でも今はApple Watchを買うために節約モードに入ってて…今日もカップ麺でした。高見澤:耐え忍んでますね(笑)。でもほんとに、お金は楽しいみたいだね。アコ:楽しいですね。なんか、初めてなんですよ。ケータイを自分で選んで変えられるとか。――自分でお金を稼いで、自分で使いみちを選べる。アコ:そうそう、それは本当に感動しましたね。高見澤:やっぱりお家にいる間は、全部親御さんがやってくださっていたんでね。このグループホームの個室の家具やカーテン、彼女は全部自分で決めたんですよ。いろんなお店を回って、毎回店員さんに詳しく説明してもらって、すっごく悩んで決めてって、もう大変で(笑)。「わたし、カーテン選んでいいんですか!?」ってすごく感動しててね。Upload By 鈴木悠平アコ:実家にいるときは、そんなことをやらせてもらえなかったんですよ。高見澤:毎月、給料が入ってきたら「これがあなたのお給料です。どう使おうか」って、テーブルの上に出すんですよ。グループホームに生活費として入れる額をよけて、残りの中で「この中からあなたは今月いくら貯金したい?」「お昼にいくら使いたい?」「何かほしいものありますか?」って、毎回やるんだよね。アコ:はい、そうです。先生と一緒にやってます。高見澤:彼女、すごい悩んで吟味するので、いつも2時間から3時間かかりますよ(笑)。でも、自分でお金の使い方を決めるっていうのはほんとに楽しいみたいですね。やっぱりどうしても親御さんがいると心配しちゃって「あなたのお小遣いはこれね」「だけどそれは買っちゃダメ」とか「ほしいんだったらお母さん買ってくるから」ってなっちゃってたので。アコ:そうですね。お金以外でも、「どこどこ行ってくるよー」って外出するときも「1人で行かないで」って親が心配してついてくるというパターンがほとんどで。――ご両親も心配ゆえなのでしょうけど、アコさんにとって「自分で決める」機会を持てたのは、大きな変化だったんですね。グループホームでの日々の暮らしについても教えていただけますか。高見澤:ここは男性2人女性2人の、彼女を含めて4人で暮らしています。朝晩は食事の提供があって、昼はそれぞれ。この人はごはんが何より楽しみで、「今日の夕飯なんですかー!」って仕事からもルンルンで帰ってくるよね(笑)。アコ:はい!もう、ごはん大好きで!高見澤:共有スペースの掃除や片付けは、4人で分担決めてやってます。で、各自の部屋は、自分で掃除なんだよね。アコ:はい、やってます。掃除も洗濯もやっぱり、実家で親がいると頼りっぱなしというか…自分も甘えが出ちゃうので、それもなくしたかったんですよ。自分の部屋を持って一人暮らししつつ、みんなと一緒に家事をして、気持ちや思い出を分かち合えるっていうのが、すごく嬉しいですね。――なるほど、食事付きのシェアハウスみたいな感じですね。楽しそうです。高見澤:区が募集をかけるようなグループホームだと、知らない人同士で入居して、あんまり交流がなくて、というかたちになることも少なくないんです。わたしが運営しているグループホームは、それまで療育に来ている人たちが入るので、だいたいが顔見知りですね。月に1回ぐらいは、みんなで焼肉屋に行ったりとかしてますよ。――いいですねえ。高見澤:もちろん中には、グループホームの共同生活で、まわりにどう接していいかわからなくて困っちゃう人もいるんですが、彼女はそういうときにすごく自然に声をかけてくれてね。最初は黙ってた子が、気づいたら「あ、おはようアキコ」「今日また夜、会おうね」って言って会社に行くようになってたりね。お互い影響し合っていい感じに変化していくんですよ。アッコムードの力だなって(笑)。アコ:ふふふ(笑)。高見澤:彼女のこのキャラクターが、家では「お節介」って言われがちだったんですよ。「あんたそんな他人のことはいいから、自分のことやんなさい」っていっつも言われてたんだけど。ここではそのお節介が、すごくうまく作用してるんだなって思います。わたしはずっと、自分が大好き高見澤:ご両親との関係や、お互いが願うことのギャップの話もいろいろしてきましたが、彼女のずっと変わらない、素敵だな、美しいなって思うところが、すごく自分のことを愛していることなんですね。ウィリアムズ症候群は先天性の疾患で、本人も割と早くからそのことを理解していたんです。どうしても、障害のある子を産んだ親御さんは思いつめやすくなる面はあって、彼女のお母さんも「ウィリアムズに産んじゃってごめんね」って思っていた時期があったんです。わたしも彼女本人がどう思っているか少し心配していたので、療育に通ってしばらくしてから「ウィリアムズ嫌だ?」って聞いたことがあったんですけど、「いや、わたしは自分のこと大好きだから、ウィリアムズに生まれてよかった」って、あっさりでした。それ、今でも言うよね?アコ:はい、言いますね、ずっと言ってます(笑)。自分のことは、好きですね、ふふ。お母さんに「産んでごめんね」って直接言われたときにも、「いや、わたしはウィリアムズに生まれて嬉しいなって思ってるよ」って。Upload By 鈴木悠平――自分を大好きでい続けられるって、素敵です。きっとお母さんもアコさんにそう言われて楽になったと思います。高見澤:ほんと、ずっと言ってるよね。ウィリアムズ症候群の親の会があるんですけど、「わたしもそこに入って、後輩と会いたい」って言うぐらいで。親の会は親じゃないと入れないって言ったら悔しがってましたね(笑)。アコ:なんで本人は入れないの、行きたいじゃん、みたいな(笑)。――最後に、進学や就職、将来の生活について、不安や悩みのある若い読者に向けてメッセージをお願いします。アコ:そうですね…やっぱり、楽しく暮らしてほしいなっていうのが一番ですね。落ち込んだり、学校行けなくなったりとか、そういうこともあるけど、将来もあるし、前向きに生きていってほしいなっていうか。発達障害でも知的障害でも、ウィリアムズでも、好きなことをやったり、恋人をつくったり、いろんな幸せを感じて生きていけばいいじゃないかって、わたしは思っているんです。――アコさんにとっての、高見澤先生や、特別支援学校が一緒だった先輩、ここで一緒に過ごす友達みたいな、一緒に幸せを分かち合える存在をつくっていけるといいですよね。アコ:そうですね。ほんとに大事な存在です。嬉しいです。高見澤:ずっと朝から晩まで、けらっけら笑って生きてるよね。アコ:もうけらっけらけらっけら、ずっと笑ってます(笑)。――アコさんのように、いじめや不登校を経験している子もいると思います。そうした時期を経験して大人になったアコさんから、なにか伝えたいことがあれば。アコ:いじめられたときはとにかく、1人で抱え込まないでほしいなって思いますね。わたしもつらかったですけど、相談できる人が1人でも2人でも増えるといいなって。高見澤:あんたそんなこと言うようになったの、すごいね。はっはっは(笑)。アコ:わたしも抱え込んでたときがあったんですよ(笑)!高見澤:抱え込んでたって、毎日のようにわたしとワーワーワーワー言ってたじゃん(笑)。アコ:だから!抱え込んじゃってたからそうやって先生に相談したんじゃないですか(笑)。Upload By 鈴木悠平先天性の遺伝子疾患を抱え、両親に心配されたり、学校でのいじめや不登校を経験しながらも、ずっと「自分が大好き」だと語り、周りとも明るく活発にかかわりながら生きているアコさん。インタビュアーの私も、アコさんのお話を聞いているだけで明るい気持ちにしてもらいました。アコさん自身の明るい性格もさることながら、高見澤先生やグループホームの同居人をはじめ、日常を分かち合える大切な人たちの存在が、きっとものすごく大きなエネルギーになっているのだろうな、とも感じました。実家暮らしでも一人暮らしでもない、「グループホーム」という選択肢も、ぜひ読者のみなさんに参考にしていただければ幸いです。取材・文:鈴木悠平編集:佐藤はるか撮影:鈴木江実子LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年02月28日4月19日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では、大相撲の横綱・白鵬(34)が日本国籍取得に向けた動きを見せていると特集。そのなかで東国原英夫(61)による発言が波紋を呼んでいる。白鵬はモンゴル国籍からの離脱を同国政府に申請。外国出身力士が親方になるには日本国籍が必要で、白鵬も以前から親方として部屋を持ちたいと希望していた。そのための日本国籍取得に向けた手続きと見られている。番組では来年の東京オリンピック開会式では”横綱土俵入り”の実施が予想されており、白鵬が土俵入りを熱望していると紹介。これに東国原は「僕は貴景勝派だから」と貴景勝の土俵入りを願っていると語った。司会の坂上忍(51)が「白鵬がいるのに?」と問うと、東国原は「私は貴景勝派なんです。日本出身といってしまうと…差別じゃないですよ。私は国籍が変わると寂しいと思う方ですから、できれば日本出身の方にやっていただきたいという気持ちが個人的にはあるもんですから、貴景勝派」と発言した。Twitter上では東国原の発言に対し「差別ではないか」との指摘が相次いている。《どこの出身だろうと力士は力士。横綱は横綱だ》《横綱に国籍は関係ない。白鵬の問題行動と切り離して考えないと単なる外国人差別》《白鵬の問題行動は賛成できないです。でも、日本国籍をとったならもう日本人なんだから。これだけ優勝経験のある横綱に土俵入りしてもらうのはありがたいでしょ》‘98年の長野五輪では、アメリカ・ハワイ州出身で当時横綱だった曙(49)が土俵入りしている。「東国原さんが白鵬と貴景勝、どちらのファンであっても構いませんが『日本出身かどうか』を理由にするのは問題があります。宮崎県知事や衆院議員も務めた東国原さんですが、在職中であれば辞職を求められてもおかしくない発言です」(スポーツ紙記者)
2019年04月20日4月15日に放送された「バイキング」(フジテレビ系)での、元宮崎県知事・東国原英夫(61)の発言が物議を醸している。同番組では先日話題となった、東京大学入学式での上野千鶴子氏(70)の祝辞を取り上げていた。同大学の名誉教授である上野氏は祝辞で、学ぶ環境での性差別などについて触れ「恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれない人々を助けるために使ってください」と述べていた。番組MCを務める坂上忍(51)は上野氏の祝辞にある程度賛同した上で、「ここまでのことを言う女性ってなんで少ないんだろう」と話した。さらに「政界では、なんで女性の議員さんって少ないんだろう」と疑問を投げかけた。すると東国原は昨年できた「候補者男女均等法」に触れた。同法は各政党に、男性と女性の候補者数をできる限り均等にするよう促すものだ。それについて東国原は「今回の統一地方選挙で、ある政党のある地域が女性を公募したら、ゼロだったんです」と話した。さらに「なりたいという女性が少ない」といい、「めんどくさいことがヤだとか、子育てできない結婚できないって、そういう理由であきらめる方もいらっしゃる」と述べた。さらに東国原は、WEFが毎年発表するジェンダーギャップ指数についても言及した。日本は低い水準であると長らく指摘されているが、東国原は持論を展開した。「主体的にジェンダーギャップを埋めようとする女性が少ない。例えば結婚について『専業主婦の方がいいわ』と自分で考える方が多いと思うんです。それは国民性なんですよ。それを、無理やり引き上げなくてもいいんじゃないかと」さらにジェンダーギャップ指数とは社会的な地位に関することだと前置きした上で、こう話した。「家庭内だと圧倒的に女性の方に権力がある。でも数値化できないんですよ。そこも数字に入れたら、日本って女性の方が上になると思いますよ。そういう数字を入れてないところ、先生に忖度していただきたかったなと思いますね」そう話すとスタジオは笑いに包まれた。その後、坂上は同コーナーを「若い人たちにぜひ頑張ってもらいたい」と結んだ。東国原の発言は“日本では女性が主体的に行動していないため彼女たちの社会進出が捗っていない。社会的なギャップを埋めようとする女性は少ないが、いっぽう家庭内では力を持っている。そこを含めると日本のジェンダーギャップ指数は上昇するはず”ということだが――。Twitterでは非難の声が殺到している。《東国原、女性が壁を破ろうとしてないとか、めんどくさいことをやりたがらないとか、家庭内では女性が強いとかバリバリ男尊女卑思考じゃねぇか》《女性が社会進出の強い意志がないからと言うけど、まず女性だけが強い意志がないとなれないようなマッチョな社会がおかしくて、結局は男性社会に染まれということでしょ?性差別している側の男性が女性の責任にするのはおかしい》《女性は子育てとかに忙しいけれど、協力しない男性が多いのも現実でしょ?だからやりたくても諦めざるを得ない女性も多いでしょ?自分ら男性のことを棚に上げて、「女性は消極的」ってレッテルを貼らないでよ》さらに番組では、社会的に責任の重い立場になることを女性たちが避ける傾向にあるとも指摘していたが……。視聴者とのギャップは深まるばかりのようだ。
2019年04月15日東国原英夫(61)が電気グルーヴ・石野卓球(51)のツイートについて持論を展開。それに対してスタンドアップコメディアンとして国内外で活躍するぜんじろう(51)が反論し、ネットで大きな反響を呼んでいる。石野は4月4日同じく電気グルーヴのメンバーであるピエール瀧(51)が釈放される際、Twitterで《えー!?死刑じゃないの?》《早く瀧に会いたいなー》などとツイートしていた。4月5日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演した東国原はそういった石野の発言について「意地になってるんですかね?石野さんは」とコメント。さらに「電気グルーヴを知らない人たちが見たときに“この人、社会人として大丈夫なのか”っていう目でみられるっていうことを自覚されているのか心配」と語った。そんななか、ぜんじろうはTwitterを更新して東国原に反論した。《ここまで騒いで、叩いて、ましてや容疑者でもないメンバーのツイートの中身をあげつらって、正義面でこんなに叩いて商売してる番組を平気でやってるほうが “社会人として大丈夫なのか?”》このツイートは大反響を呼び、8,200件以上のリツイートと2万5千件以上の“いいね”を記録。さらに《卓球さんは容疑者ではないので叩く理由はないですね》《悪いのは当人。保護者たるプロダクションが謝罪するのはまだしも、なんで相方まで連帯責任追わないかんねんと毎回思ってます》といった声が上がった。東国原は6日にTwitterを更新し、 “社会人として大丈夫なのか”発言の真意を9つのツイートに分けて説明。さらに7日にも《不祥事を起こした本人もしくは本人の関係者等が謝罪・事情説明等をするかしないかはあくまで、本人もしくは本人の関係者の考え・価値観・判断次第です》と前置きし、《僕は、特に刑事事件等に関わる事案に関しては、コンビ・グループ・近しい関係者等の『何らかの謝罪・説明等があって然り』という立場です》とツイートした。しかし68万人以上のフォロワー数を誇る東国原だが、一連のツイートは多くて“200いいね”ほど。《東国原のやってることはモラルハラスメントなんだよ》《最後は、「謝罪するかどうかは本人の自由」って言い出した》《何の根拠もなしに自分達の考えが社会の規範だとか思ってるなら傲慢すぎるでしょ?》といった否定的な声が多く上がっていた。瀧被告の誕生日となる8日、石野はTwitterで《ツイッター今日でやめます》と宣言。その理由について《いっぱい変なの湧いてきたので》としている。
2019年04月08日元衆院議員でタレントの東国原英夫(59)が23日、フジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)に生出演。覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕され、19日に不起訴処分で釈放された歌手のASKA(58)について、尿検査でお茶を提出した行為を批判した。番組では、22日にASKAが「尿とお茶」というタイトルで更新したブログを紹介。ASKAは、お茶を提出したことについて「見つかった時には『なんちゃって』と、笑って見せ、素直に検査に応じようと考えました」とつづっており、この発言に東国原は、「『なんちゃって』で終わらそうと思っていたと。僕はこの発言、言葉を失いましたよ」とコメントした。そして、「警察の捜査は、任意であったとしても誠実に応えるのが義務。それをいい加減にお茶を入れたっていうのは…」と批判。ASKAはブログで、その行為に至った背景に警察の取り調べで答えた内容と違うものが発表された過去があると訴えたが、東国原は「警察にどれだけ不信感があったとしても、警察のルールをねじまげては社会全体が混乱してしまう」と語った。東国原はまた、警察の捜査についても、「尿が出るところをきちっと確認しなかったのは、ずさんな調査と言わざるを得ない」と指摘した。
2016年12月23日元衆議院議員の東国原英夫が、あす17日に放送される関西テレビのトーク番組『おかべろ』(毎週土曜14:24~14:54、関西ローカル)にゲスト出演する。テレビ局近くの飲食店へ収録の合間に訪れる有名人に、常連客のナインティナイン・岡村隆史と、店主のロンドンブーツ1号2号・田村亮が質問をぶつけていくという設定の同番組。東国原は、大きなキャリーケースを持って登場し、早速開けてみると、似たような下着や靴下、Tシャツが次々と出てくる。さらにポーチを開くと、同じせっけんがゴロゴロと出てきて、岡村が「浮気する人は、ボディソープとか全部持ち歩くって聞いたことある!」と指摘。これに、思わず東国原は慌ててしまう。また、政界で活躍してきたゆえの弊害を告白。今年夏の東京都知事選では「出馬しない」と宣言していたものの、なかなか信じてもらえず、テレビ収録の際も、後で出演部分を編集しやすいように「他の演者のトークに被らないでください」とお願いされたり、1人だけ席を離されたりしたこともあったと明かす。
2016年12月16日元衆院議員の東国原英夫が、28日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』の3時間スペシャル(レギュラーは毎週水曜19:00~19:56)に登場。これまで会えなかった2人の同級生の現在が判明し、「感動しました」とスタッフに感謝した。学生時代の同級生の現在を取材していく同番組。今回登場する同級生を、東国原は宮崎県知事時代にも探していた。しかし、いつも集まる20~30人の同級生のアンテナにも引っかからなかったそうで、「それだけに、彼らに何かあったのかな、というドラマを感じていましたね」と感慨を語る。40年近く会っていなかった2人に対しては「人間的に大人になっていた」「髪も薄くなっていたり、この歳になると年輪を感じます」と印象を述べながら、「みんな地に足をつけてしっかり生きている」と成長を感じた様子。また、自身がビートたけしに弟子入りしたことを重ねて、「みんなもいろいろ決断して、いろいろやっているんだなと思いました」としみじみ。「1人は40歳のときに会社がなくなったと言っていましたが、僕も40歳のときに不祥事を起こして謹慎していましたから、同じような境遇だったんだという感じがしました」と通じるものがあったようだ。この日の放送では他にも、筧利夫、ココリコ、サンドウィッチマン、平井理央がゲスト出演する。
2016年09月21日元宮崎県知事でタレントの東国原英夫が、きょう29日深夜に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『EXD44』(毎週月曜24:15~24:45 ※一部地域を除く)で、ネット住民との直接対決に挑む。AKB48グループ総合プロデューサーの秋元康氏が企画監修を務め、"EXD44"と命名されたテレ朝の若手ディレクター11人が、毎週出されるお題に沿った映像コンテンツを制作していく同番組。今回は、今年6月に放送した、ネット住民と直接対決する「オレに文句があるなら面と向かって言ってくれ!」の第2弾を放送する。第1弾は、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が、Twitterで厳しいコメントを送ってくる一般人と対面し、「芸人か絵本作家かどっちかにしろ!」と迫られた同企画。これをスタジオで見ていた東国原が「オレにもこの企画をやらせろ!」と強く要望し、第2弾が実現することになった。東国原は「特にひどい内容を毎日しつこく送ってくる人物が3人いる」といい、自身のTwitterで、フォロワーたちに直接対決の日時を告知。そして、東京・神保町の喫茶店でついにネット住民たちと対面し、次々に辛辣な意見を浴びることになる。この中で「また選挙に出るつもりなのか?」と詰め寄られると、東国原は衝撃の発言を繰り出す。
2016年08月29日元衆院議員でタレントの東国原英夫(58)が29日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演し、上西小百合衆議院議員を批判した。これまでツイッター上などで上西議員と激しいバトルを繰り広げてきた東国原。この日は、舛添要一都知事の政治資金私的流用問題の話題から上西議員の話になり、「上西こそ辞めるべき。舛添さんと同じくらい悪い。税金の無駄遣いですよ。即刻クビですよ」と持論を展開した。そして、「衆参ダブル選挙になると期待してたの。そしたら落ちるから」と告白。最後に上西議員へのメッセージを求められると、カメラ目線で「コラーッ! 上西!」と大きな声で呼びかけた。舛添知事については「疑惑じゃなくてほとんど黒」とバッサリ。また、爆笑問題の田中裕二から「次の都知事候補に名前が挙がっている」と言われると、「俺は無理だって。叩けばほこりは出るって。もうちょっと出る」と返した。
2016年05月29日元衆院議員でタレントの東国原英夫が、きょう11日からスタートするテレビ朝日系バラエティ番組『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(毎週月曜23:15~24:15 ※一部地域を除く)に出演し、橋下徹に対してダメ出ししていく。この番組は、8年ぶりにバラエティに復帰した前大阪市長・橋下と、フリーアナウンサー・羽鳥慎一がタッグを組み、3月に放送された特番で実施した3つの"お試し企画"から展開。初回は、ゲストが"今の日本はここがおかしい!"と思っていることを訴えるトーク企画「橋下さん!日本のこんな所オカしくないですか?」を中心に放送する。東国原英夫はその特番を見て、Twitter上で「今のテレビ界に喝を入れるような画期的・斬新な企画・番組になると期待していた。正直、肩すかし」と苦言。そこで、レギュラー初回のオープニングトークに参加して、その真意を明かしつつ、橋下に「テレビ界の先輩として言いたいことがある!」と物申す。「強烈な批判を書いておいて、普通、スタジオに来ますかね!?」とけん制する橋下に対して、東国原は「あれは愛情を持って書いたんです!」と説教。加えて、「バラエティをなめてんのか!」とゲキを飛ばしていく。一方で東国原は、橋下を「政治行政の世界では風雲児」と評価。その当人が「テレビ界に風穴を開けるような企画をやるっていうので」との期待から特番を視聴したことを打ち明けながらも、「まさかの食べ歩きとは!」と落胆する。食レポへもダメ出しを繰り出すほか、リアクションが小さいなど政治家時代のような真剣さが見られないとして、橋下に"愛のムチ"を向ける。橋下の持ち味を生かす新企画を提案するなど暴走気味の東国原は、その後もスタジオに残って、トーク企画にパネラーとして参加。ここで橋下は、東国原の挑発にのってしまい、嫌いなコメンテーターを告白してしまう。その相手は知事時代、教育改革に痛烈な批判をしていた尾木直樹氏で、この喧騒を聞きつけて登場。橋下×尾木の対決に、羽鳥はスタジオで四面楚歌(そか)になっていく。この日の放送には、加藤紗里や、小島慶子、テリー伊藤が出演。加藤は、ネット上の真偽不明の書き込みから勝手に想像を膨らませるマスコミへ批判を展開する。(C)テレビ朝日
2016年04月11日元衆院議員でタレントの東国原英夫(58)が、28日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『ビートたけしのTVタックル』(毎週月曜23:15~24:15、4月3日から毎週日曜11:55~12:55)で、スクープを連発する週刊誌『週刊文春』に名誉毀損(きそん)裁判で勝利した過去を得意げに話した。今回、「2016年1月~3月怒涛のお騒がせニュース総括SP」と題して、『文春』がスクープしたベッキーの不倫疑惑騒動や宮崎謙介元衆院議員の不倫問題などのスキャンダルを取り上げた。そして、LINEなどSNSの個人情報を記事に掲載することは名誉毀損にならないのかという話題に。すると東国原は「僕は『文春』とは2012年に名誉毀損裁判をしたんです。あの『文春』に勝ったんですよ!」と話し、「今、僕ちょっと鼻高々ですよ!」とコメントした。続けて、東国原は「街中で国会議員にもかかわらずナンパしていると。そのナンパをした相手が『文春』の記者だったんです。その女性記者が私に寄ってきて、それに対応したらナンパをしているって書かれた」と当時を振り返り、「ハニートラップって言いましょうか」と説明。その裁判では、東京地裁は名誉毀損を認め、『文春』に220万円の支払いを命じた。
2016年03月29日シンガーソングライターの古澤剛が、3月1日(日)横浜中華街Fusion Dining TRESより、初の全国カフェライブツアーを開催する事が決定した。カフェライブは、古澤が昨年9月より横浜中華街Fusion Dining TRESで毎月行なっている公演。同公演が、立ち見が出るほどの盛り上がりを見せていることもあり、「横浜だけでは無く全国へこのライブを伝えたい」という本人の強い願いからツアーの開催が決まった。ツアーは古澤の生まれ故郷である大分でのライブを含め、9公演が行なわれる。また、同ツアーは全公演完全弾き語りスタイルで行なわれるが、4月4日(土)東京・下北沢440-four forty-でのファイナル公演はスペシャルバージョンとして、サポートミュージシャンの参加を予定している。古澤剛は1983年、大分県出身。高校卒業後、福岡で5年間音楽活動したのち、2010年に拠点を東京に移す。現在は都内のライブハウスを中心に活動している。なお、チケットの一般発売に先がけて、チケットぴあでは先行先着プリセールを実施。受付は1月30日(金)午前10時から2月6日(金)午後6時まで。■『古澤剛 Cafe Live Tour 2015 "春の声"』3月1日(日)横浜中華街Fusion Dining TRES(神奈川県)3月7日(土)大分CANTALOOP2(大分県)3月8日(日)福岡DREAM BOAT(福岡県)3月19日(木)大阪digmeout ART&DINER(大阪府)3月21日(土)名古屋I・Cメイツ(愛知県)3月27日(金)秋田LOCALOOP(秋田県)3月28日(土)盛岡Breandi(岩手県)3月29日(日)仙台HEAVEN(宮城県)4月4日(土)下北沢440-four forty-(東京都)FINAL SPECIAL!
2015年01月28日