今 敏監督による長編アニメーション映画『パーフェクトブルー』4Kリマスター版が、2023年9月15日(金)より全国51館にて期間限定で劇場上映される。今 敏の長編アニメーション映画『パーフェクトブルー』日本を代表するアニメ監督のひとりとして、『千年女優』や『パプリカ』など、寡作ながら国内外で高く評価される名作アニメーションを世に送り出した今 敏。その初監督作品として知られる『パーフェクトブルー』は、人気絶頂のアイドルグループを突如脱退し女優への転身をはかった霧越未麻を主人公に、彼女の周りで起こる様々な事件を描いたサイコサスペンスドラマだ。公開25周年を記念して再び劇場上映今回は『パーフェクトブルー』の公開25周年と、今作品のアニメーション制作を手がけるスタジオ「マッドハウス」の50周年を記念して、全国51館での劇場公開が決定。8月26日(土)から27(日)に開催されるマッドハウス50周年記念上映イベントでのお披露目に続く、『パーフェクトブルー』初の4Kリマスター版での上映となる。女優への転身をはかったものの、その思惑とは裏腹に、過激なグラビアやTVドラマの仕事が舞い込んでくる未麻。周囲の急激な変化に困惑する彼女の周りでは様々な事件が起こる。次第に現実と虚構の区別がつかなくなっていく彼女が、物語の最後に迎える結末とは。名監督・今 敏のデビュー作にして出世作でもある本作、この機会に劇場の大スクリーンで鑑賞してみてはいかがだろう。映画『パーフェクトブルー』あらすじ人気絶頂のアイドルグループを突如脱退し女優への転身をはかった霧越未麻。ところが、彼女の思惑とは裏腹に過激なグラビアやTVドラマへの仕事が舞い込んでくる。周囲の急激な変化に困惑する未麻。そんな折り、彼女の仕事の関係者が犠牲者となった殺人事件が多発する。そして、ファンからは「裏切り者」のメッセージが...。追い詰められた彼女の前に今度は“もうひとりの未麻”が現れる。自分は狂ってしまったのか?これは夢なのだろうか?連続殺人犯は自分なのか?次第に現実と虚構の区別がつかなくなっていく未麻。果たして彼女の見た“もう一人の自分”の正体とは一体...。上映情報映画『パーフェクトブルー』4Kリマスター版公開日:2023年9月15日(金)より期間限定上映公開劇場:全国51館※劇場により、公開日・上映期間が異なる。※一部の劇場では2Kでの上映となる。※来場者特典としてポストカードを数量限定で配布。1人1回の鑑賞につき1点を配布。先着・数量限定のため、配布期間内でもなくなり次第終了。監督:今 敏原作:竹内義和脚本:村井さだゆき出演:岩男潤子、松本梨香、辻 親八、大倉正章、古川恵実子、新山志保レイティング:R15+<劇場>■9月15日(金)〜9月21日(木)[北海道]札幌シネマフロンティア[宮城]MOVIX仙台[福島]まちポレいわき[埼玉]MOVIXさいたま[千葉]キネマ旬報シアター(※9/16〜1週間)[東京]新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷[神奈川]小田原コロナシネマワールド、イオンシネマ港北ニュータウン、kino cinema 横浜みなとみらい[石川]金沢コロナシネマワールド[福井]福井コロナシネマワールド[岐阜]イオンシネマ各務原、大垣コロナシネマワールド[愛知]ミッドランドスクエア シネマ、MOVIX三好、センチュリーシネマ、中川コロナシネマワールド、豊川コロナシネマワールド、安城コロナシネマワールド、小牧コロナシネマワールド[京都]MOVIX京都[大阪]なんばパークスシネマ[兵庫]塚口サンサン劇場、kino cinema神戸国際[広島]福山コロナシネマワールド[福岡]中洲大洋映画劇場、小倉コロナシネマワールド[熊本]熊本ピカデリー■9月22日(金)〜9月28日(木)[群馬]イオンシネマ高崎[埼玉]イオンシネマ大井[千葉]イオンシネマ市川妙典[東京]イオンシネマ板橋、イオンシネマ日の出、109シネマズ木場[神奈川]イオンシネマ新百合ヶ丘、イオンシネマ海老名、イオンシネマ座間、イオンシネマ茅ヶ崎、109シネマズ川崎[長野]イオンシネマ松本[愛知]イオンシネマ大高、イオンシネマ岡崎[三重]109シネマズ四日市[大阪]イオンシネマ シアタス心斎橋[兵庫]109シネマズHAT神戸[岡山]イオンシネマ岡山[広島]イオンシネマ広島西風新都[香川]イオンシネマ宇多津[福岡]イオンシネマ大野城※チケット販売は各劇場にて。※価格は1,600円均一(各種サービスデーや他の割引サービスは利用不可)。©1997MADHOUSE
2023年08月26日「古谷さんは、‘20年に急性胃潰瘍で緊急搬送されて以降の2年ほどは体調があまりすぐれず、仕事もセーブしていました。今秋の仕事復帰を目指してスポーツジムでトレーニングをおこなう日々だったそうですが、容態が急変。亡くなる数日前から顔色が悪く、自ら『入院してくる』と告げ病院に行き、丸1日も経たないうちに息を引き取ったと聞いています」(スポーツ紙記者)『名探偵・金田一耕助シリーズ』、『金曜日の妻たちへ』(ともにTBS系)などで人気を集めた古谷一行さん(享年78)が、8月23日に逝去した。遺作は昨年1月に公開された映画『おもいで写眞』となった。生前の撮影現場での古谷さんについて関係者は明かす。「風格漂うクラシックカーを自ら運転して現場入りしていて、とても様になっていましたね。しかし現場を移動する際、スタッフからもらった地図と住所だけでは心配だったのか『車の後ろを着いていっていい?』と甘える場面もありました。車のナンバーは芸名の“いっこう”をもじった“・・15”にしていたのが可愛らしかったことを覚えています」(ドラマ制作関係者)さらにひょうきんな一面もあったとドラマ制作関係者関係者は続ける。「若手の共演者に演技についてアドバイスをすることもあり、みんなから慕われていました。一方で、じゃんけんで負けた人が参加者全員のジュースをおごる遊びのジュースじゃんけん、通称“ジューじゃん”を、しきりにやりたがるなど、お茶目なところもありました」現場を積極的に盛りたてていた古谷さん。天国でもあの優しい笑顔をみせていることだろうーー。
2022年09月06日『横溝正史シリーズ』(毎日放送)や『名探偵・金田一耕助シリーズ』、『金曜日の妻たちへ』(ともにTBS系)などで人気を博した古谷一行さんが、8月23日に亡くなった。78歳だった。古谷さんの所属事務所フロム・ファーストプロダクションは9月2日、公式サイト上で《弊社の誇るべき俳優として、数多の作品に出演し、かけがえのない財産を残してくれましたこと、心より感謝の気持ちを持ってお見送りさせていただく所存でございます》とコメントを発表。続けて、《病克服後、次なる挑戦に向けて、家族の見守りと共にトレーニングに通う日々を送っておりました矢先、この度の訃報となる予期せぬ出来事に見舞われてしまいました。余りにも突然な事に、ご遺族のご心痛は、計り知れないものでございます》と記している。「古谷さんは’11年10月に肺がんが発覚し、同年11月に腫瘍の摘出手術を受けました。’14年には脳への転移が見つかりましたが、放射線治療によって克服。肺がんが見つかって以降は、禁煙や運動を心がけるなど健康に気を使っていたといいます。病気後も出演作は絶えませんでしたが、’20年9月に急性胃潰瘍で救急搬送されて以後は公に姿を見せていませんでした。’21年1月に公開された映画『おもいで写眞』が遺作となってしまいました」(芸能プロ関係者)晩年は病と闘ってきた古谷さん。スポニチアネックスによると、古谷さんの長男でロックバンド「Dragon Ash」のボーカル・降谷建志(43)は、古谷さんが生前に「胃がんで胃を全部取っていて、抗がん剤も止めていた」と明かしていたという。そんな降谷は2日にInstagramを更新し、息子で古谷さんの孫にあたる凪くんと親子3代での袴姿の写真を公開。そして、天国へと旅立った父親に、追悼のメッセージをこう綴った。《親父お疲れ様最後まで本当に勇敢に闘い抜いたねバチくそ格好良かったよ俺にはまだやりたい事も観たい景色も山程ある。だからそっち行くのはちょと先になると思うんよな役者仲間達と楽しくやって待っててよ親父の息子にしてくれてありがとう生まれ変わってもイカした俳優とイカしたバンドマンの親子になろぜ愛してるよじゃね》■「僕と違うところで仕事してるというのは、すっごくありがたい!」“生まれ変わっても親子でいよう”と結んだ降谷。息子からも愛されていた古谷さんは、’00年2月に本誌に登場した際、こんなエピソードを語ってくれていた。「子供が生まれた時に考えたのは、子供が生まれたからって、自分の生活態度が変わるわけじゃない。この子のために、俺の人生、あるわけじゃないってことかな。やっぱり俺は俺。俺の人生を満喫するって思いましたよ。それで、子供が物心つくころから、俺は本名が一行(かずゆき)だから建志にも“カズユキ”って呼ばせてた。“お父さん”とか“パパ”じゃなく。親子でも人間同士というのかな、個と個みたいな意味合いでそうしようと思ったね。でも、学校に行くようになってから、彼は自分でやめちゃったんだけど。恥ずかしいらしいんだ」時には、厳しくしつけたこともあったというが、「基本的には個として認めよう」と息子と向き合ってきた古谷さん。伸び伸びと育ち、ミュージシャンとしての道を切り拓いた降谷について、こう話していた。「彼が、僕と違うところで仕事してるというのは、すっごくありがたい!役者だったらちょっと気になったり、接点もあれば『息子がお世話になっています』とかさ、ついつい、言わなきゃいけないだろうし。でも、全然、違うところでやってるからね。それはいいですよね」また、古谷さんは仕事以外ではスーツを着なかったそうで、息子からもらったジーンズを大切にはいていることも教えてくれた。「ブラックジーンズは、『これ、カッコいいからはけ』って言って、くれたのが2本ばかりある。はいてますよ、ちゃんと」当時、ドラマ撮影の合間の休憩時間にお願いしたインタビューだったが、約束の時間を30分も延ばして答えてくれた古谷さん。息子の話をする際には、目尻を下げて優しく微笑む姿が印象的で、家庭の温かさが伝わってきた。これからも天国から、優しく家族を見守り続けてくれることだろう。
2022年09月04日2022年9月2日、俳優の古谷一行(ふるや・いっこう)さんが亡くなっていたことが分かりました。78歳でした。古谷さんの所属事務所『フロム・ファーストプロダクション』のウェブサイトによると、同年8月23日に亡くなったそうです。弊社所属俳優 古谷一行が 2022 年 8 月 23 日 火 永眠いたしました。ここに皆様からの生前のご厚誼に深謝し、心から哀悼の意を表しますとともに、謹んでご報告申し上げます。弊社の誇るべき俳優として、数多の作品に出演し、かけがえのない財産を残してくれましたこと、心より感謝の気持ちを持ってお見送りさせていただく所存でございます。病克服後、次なる挑戦に向けて、家族の見守りと共にトレーニングに通う日々を送っておりました矢先、この度の訃報となる予期せぬ出来事に見舞われてしまいました。余りにも突然な事に、ご遺族のご心痛は、計り知れないものでございます。マスコミ各社様には、どうぞそのお気持ちに寄り添って頂き、ご取材、ご弔問はご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます。なお、葬儀はご遺族の意向により、御家族のみで既に執り行われ、供花、お香典に関しましても、固くご辞退申し上げます。少し先にはなりますが、ご親族と相談の上「お別れ会」を執り行う予定です。決定いたしましたら詳細を改めてお知らせしたく存じます。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。株式会社フロム・ファースト プロダクション代表取締役 小口 文子FROM FIRST PRODUCTIONーより引用テレビドラマ『金田一耕助シリーズ』の名探偵・金田一耕助役や、テレビドラマ『失楽園』(日本テレビ系)などで活躍した古谷さん。2011年に肺がんが発見され、腫瘍の切除手術を行っていました。突然の訃報に、ネット上では「残念です」「悲しい…」「ショック」など、悲しみの声が広がっています。古谷さんのご冥福をお祈りします。[文・構成/grape編集部]
2022年09月02日ひとり出版社・風鯨社から駒沢敏器の長編小説『ボイジャーに伝えて』を2022年7月22日に出版します。『ボイジャーに伝えて』表紙カバー+帯『ボイジャーに伝えて』背表紙カバー+帯<作家 駒沢敏器について>駒沢敏器は、ルポルタージュやトラベローグ、小説を中心に、音楽、建築、料理とジャンルを超えて執筆をしていた作家です。数多くの著作や翻訳を残し、いまでも多くのファンに愛されています。例えば1994年に出版した『伝説のハワイ』は、のちに英訳されハワイ大学の教科書にも使用されるなど、物事の本質や裏面を見抜く鋭い文章で今もなお読む人を魅了し続けています。【プロフィール】1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家・翻訳家に。主な著書は、小説に『人生は彼女の腹筋』(小学館)、『夜はもう明けている』(角川書店)、ノンフィクションに『語るに足る、ささやかな人生』(NHK出版/小学館文庫)、『地球を抱いて眠る』(NTT出版/小学館文庫)、『アメリカのパイを買って帰ろう』(日本経済新聞出版)、翻訳に『空から光が降りてくる』(著:ジェイ・マキナニー/講談社)、『魔空の森 ヘックスウッド』(著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/小学館)、『スカルダガリー』(著:デレク・ランディ/小学館)など。2012年逝去。<「ボイジャーに伝えて」について>今作「ボイジャーに伝えて」は、2005年7月~2007年6月の2年間、小学館の小説雑誌「きらら」にて連載されていた小説です。連載終了後、単行本化のための編集のさなかに駒沢さんが逝去したことにより、そのままお蔵入りとなっていたものです。この小説の主人公は、世界中の自然音を録音しながら音の向こうの世界を見出そうとする公平と、レコーディングスタジオで働く恭子。2人が出会ったことにより、物語が始まります。~風にゆれる稲穂を山形で録音しているときに、田んぼの持ち主が面白いことを言いました。「山の神が風になって、稲穂のなかで遊んでいる」と言うのです。僕が探しているものは、もしかしたらそのようなものかもしれません。自然の音に宿っている何か。それを知ることができれば、僕は日本を実感できるのかもしれません。~(本文より)セント・ギガ(実在したフィールドレコーディングを中心にしたラジオ局)に感銘を受けて自然音を採取し録音作品を作り始めた公平は、見えない音の向こう側にある世界を見出そうと日本を旅し、沖縄にたどり着きます。その旅路の中で恭子という女性と出会う。2人はお互いの存在を通して、それぞれが自分自身のあり方について真摯に模索し続けるという物語です。『ボイジャーに伝えて』は、世界中を巡りながら紀行文を書いてきた駒沢さんの抱えていたテーマや思想が、フィクションという形で展開された小説なのです。見えない世界を旅する。そのための自然をもっと理解すること。主人公公平が大切なことを今教えてくれる。~「死を、いま生きている対極に置くんじゃなくて、いのちをいのちたらしめているものとして、自分の中に親密に取りこんで、その死との関係性のなかで生きることが、人生を充実させるように思ったんだ。」~~「きみがいて、いつかそこへ僕は戻る。そういうことを頭に置かないで、録音の旅ができるだろうか。自分のしていることを伝える相手がいないまま、それでも何かをすることは可能だろうか。不在がもたらしてくれる何かがあるとしたらそれだ、と僕は思う。」~(本文より)<今回の出版について>風鯨社は、女性ひとりで始めたばかりの小さな出版社です。駒沢敏器さんのファンだった私は、連載「ボイジャーに伝えて」を毎号楽しみに読んでいて、単行本化を心待ちにしていました。しかしその日がこないまま、駒沢さんは亡くなられてしまいました。ずっと「あの作品が読みたい」と思っていたところ、ご縁で駒沢さんのご親友の平田公一さんと知り合うことができ15年ぶりに読んだ作品は、あの時からまったく色あせることなく、むしろあの時よりももっと鮮明に、心の中に飛び込んできました。「あぁ、あの人に読んでほしい、この人にも読んでほしい」と知人友人の顔が次々と浮かび、この作品をこのまま眠らせておくのはもったいない。今読むべきメッセージもふんだんに込められている。なんとか世に出せないだろうかと動き出したところ、駒沢さんが作家を志すきっかけとなった冊子「Morgen Rote」を一緒に発行していた平田さんから、当時の担当編集者 稲垣伸寿さんを紹介していただき、このたびの出版となりました。没後10年、「人生は彼女の腹筋」の装丁も手がけた鈴木成一デザイン室に今回も装丁をしていただき、仮フランス装の素晴らしい装丁で『ボイジャーに伝えて』は書籍として出来上がりました。私は、ひとりの読者として、ずっと読みたかった本がついに手元に現れた喜びで胸がいっぱいです。<風鯨社>2020年5月、代表鈴木が出版業界未経験のままひとりで始めた出版社。2021年12月に1冊目となる『自分らしさを見つけるための手相の本』を出版。『ボイジャーに伝えて』は2冊目となる。2022年8月に神奈川・小田原に書店「南十字」開業予定。風鯨社HP : 風鯨社Twitter : 南十字(書店)twitter: <Morgen Rote>駒沢敏器が高校時代に仲間たちと発行し始めたミニコミ雑誌。同じ市内在住の片岡義男さんのポストに毎号投函していたことから片岡さんと知り合い、彼の紹介でスイッチ・パブリッシングに入社したことから、駒沢敏器の創作人生が始まりました。駒沢さんが逝去した際に仲間たちが作成し、数多くの関係者が寄稿した追悼特別号は、Morgen Roteウェブサイトから読むことができます。 <書籍情報>【ボイジャーに伝えて】著 :駒沢敏器定価 :2,530円(税込)四六判/仮フランス装/全448ページ装丁 :鈴木成一デザイン室/装画:朝光ワカコISBN :978-4-9911568-1-6発売予定日:2022年7月22日※書籍詳細情報(版元ドットコム) 駒沢敏器という作家が残した最後の長編小説『ボイジャーに伝えて』を通して、彼の見ていた深淵で静謐な世界に、ぜひ出会っていただけたらと思います。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月01日『機動戦士ガンダム』の初のリメイクとなる映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開中。15歳のアムロ・レイを再び演じることとなった古谷徹さんに新作への想いを伺いました。1979年に放送された『機動戦士ガンダム』(通称・ファーストガンダム)は、日本のアニメの転機となった作品として、その後続くガンダムサーガの原点として、多くの熱狂的ファンを生んだ。その劇場版3部作公開から40年となる今年、初めてのリメイクとなる映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開された。今作を手がけたのは、『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイン、作画監督を務めた安彦良和さん。安彦さんが描く生き生きとしたキャラクターと、最新の技術で蘇ったガンダムとザクとの迫力あるモビルスーツ戦が、この作品の大きな魅力となっている。また、ファンの間で伝説のエピソードと呼ばれる「ククルス・ドアンの島」(テレビ版の第15話)は、主人公のアムロ・レイが脱走兵、戦災孤児たちと心を通わす物語。戦争というテーマと真正面から向き合った作品で、映画ではさらに核の脅威や人間の残虐さといった要素も加わり、アムロと脱走兵のククルス・ドアンとの人間ドラマを中心に、ガンダムをこれまでに観たことがない人たちの心にも響く、エンターテインメント作品に仕上がっている。そして繊細な“15歳のアムロ”を再び演じるのは、第一線で活躍し続ける声優の古谷徹さん。ファーストガンダムの初リメイクという記念碑的作品について、また40年以上演じ続けているアムロへの想いを、古谷さんに伺いました。――「ククルス・ドアンの島」が映画化されると聞いて、どう思いましたか?古谷:今回の新しい作品は、安彦良和さんが手がける『機動戦士ガンダム』のリメイクと聞いていましたが、まさか「ククルス・ドアンの島」のエピソードとは思いませんでした。テレビ版全43話の中の、わずか30分間のひとつのエピソードだし、ファーストガンダムが描く一年戦争の中でも突出した特異なストーリーですよね。ただ、当時のアフレコの様子はあまり覚えていませんが、とても印象的なエピソードとして記憶に残っています。だからよく考えてみると、映画化するにはとてもいい題材なのかなと思いました。この「ククルス・ドアンの島」は、アムロの成長と戦争の哀しみをひとつのエピソードに詰め込んだ素晴らしいストーリーだし、安彦さんはそこに魅力を感じたのかなと。――“15歳のアムロ”を再び演じるのは、難しかったですか?古谷:10代のアムロは、安彦さんが手がけた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でも演じました。改めて劇場版作品の主人公として40年ぶりに“15歳のアムロ”を演じるというのは、もちろんとても嬉しいことでしたが、安彦さんの情熱に再び応えられるかな、という不安もありました。でも、アフレコの時、安彦さんが描いてくれた“15歳のアムロ”がちゃんと目の前にいてくれたんですよね。そして、映像の中のアムロがリアルで自然な芝居をしてくれているので、とても助かりました。外国映画の吹き替えをするぐらいの感覚で、役に入りやすかったです。――“15歳のアムロ”を演じるのはこれが最後、と発言されていましたが……。古谷:安彦さんが『機動戦士ガンダム』のアニメを作るのはこれが最後とおっしゃったので、僕も「劇場版作品として“15歳のアムロ”を演じるのはこれが最後です」と言いました。それならば、この作品でアムロというキャラクターが僕の声と共にみんなの記憶に残ってほしいなと思いました。でも、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にはまだアニメ化されてないエピソードがたくさん残っています。この映画を大ヒットさせて、安彦さんを説得して(笑)、再び“15歳のアムロ”を演じられたらと思っています。今回のアフレコでも感じましたが、安彦さんが描くホワイトベースのクルーたちを見ると、一瞬で43年前に戻れるんですよね。家族といるみたいな、とても安心感があります。だから、アムロを演じる機会は、これからもあると信じています。――25歳の古谷さんがアムロを初めて演じた時のことを教えてください。古谷:『機動戦士ガンダム』で音響監督をされていた松浦典良さんからオーディションに呼ばれて受けました。第1話のセリフをいくつか収録して、それを監督の富野由悠季さんが他の候補者と聞き比べて、僕が選ばれたようです。最初、シャア役の池田秀一さんもアムロ役でオーディションを受けたらしいですが、池田さんはそのスタジオにあったイラストのキャラクター表からシャアを選んで、その場でシャアのオーディションをお願いして、役を手に入れたと聞きました(笑)。――当時は、熱血ヒーロー役をたくさん演じられていました。古谷:そうですね。『巨人の星』の星飛雄馬の役でブレイクして、その情熱的なヒーロー役が自分の体にも染み付いてしまい、『鋼鉄ジーグ』『グロイザーX』など続けて熱血ヒーローをいくつか演じましたが、キャラクターは違うのに熱いセリフを言うと、なぜか星飛雄馬になってしまうというジレンマがありました。声優として、役が違えば違う声を出さなければという思いがありましたが、なかなかうまくいかず、そんな状況の時にアムロ・レイと出会いました。――アムロの役作りは、どのようにされましたか?古谷:オーディションの最初に、「戦いたくない主人公です」と説明されてびっくりしました。それまでのアニメでそんな主人公はいなかったので。だから、このアムロというキャラクターは、肩の力を抜いてできるんだ。必殺技を叫ばなくてもいいんだと。どこにでもいる少年の、日常会話のボリュームでやればいいのかなと思いました。――第1話でアムロが登場して発する最初のセリフも印象的ですね。古谷:新しい役を演じる時は、第一声で90%が決まると思っています。だから、「ハロ、今日も元気だね」という最初のセリフにはすごく気を使いました。独り言なので、ボソボソッとした感じで、マイクに声が乗らなくてもいいというつもりで演じました。ただ、同じ第1話でも、アムロがガンダムに乗ってザクに切り掛かっていくシーンは、すごく怖いと感じていると思ったので、マイクが壊れてもいいやというくらいの声量で、「ワ~!」と叫びました。そういった僕のさまざまなアプローチを、スタッフのみなさんが許してくれたので、「ああ、いけるかな」と思いましたね。――そうした演技は、どのように学んだのですか?古谷:幼い頃からこの仕事をしていましたが、アムロを演じる前、声優、俳優の仕事を一度お休みして、普通の学生として大学生活を過ごしました。そこでいろいろなことを実際に体験して、自分の頭でちゃんと考えて、日常生活を送りましたね。そうした実体験や記憶が、きっと演じる役に幅を持たせてくれていると思います。――当時のアフレコのスタジオの雰囲気を教えてください。古谷:熱血ヒーロー役は演技のパターンが出来上がっていますが、『機動戦士ガンダム』は日常会話の場面も多く、難しい演技が多かったですね。当時は、僕も必死でしたので、冗談のひとつも言えずずっと台本とにらめっこしていました。アフレコのスタジオの中は座る場所が決まっていて、入り口に近い方がジオン軍、奥の方が連邦軍で(笑)、そういう雰囲気は最後までありました。ただ、永井一郎さん(ナレーション)や白石冬美さん(ミライ役)など、いろいろな作品でご一緒した先輩たちがいてくれたので、とても心強かったです。そういえば、シャア役の池田さんとブライト役の鈴置洋孝さんは収録後、よく二人で仲良く飲みに出かけていましたね(笑)。――シャア役の池田さんとは、どんなやりとりがありましたか?古谷:池田さんは子役の大先輩だったのですが、周りの方が親しみを込めて、「秀ちゃん」と呼んでいたので、僕もつい「秀ちゃん」と呼んだら、「君に秀ちゃんと呼ばれる覚えはない」とあの声で池田さんに言われてしまいました(笑)。敵同士でしたし、なあなあにならない方がいいという考えが池田さんにあったのだと思います。今は仲がいいですよ(笑)。『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』主人公のアムロ・レイは通称「帰らずの島」にガンダムで偵察に向かうが、ジオン軍の脱走兵であるククルス・ドアンと、一緒に暮らす子供たちと出会う。そこでアムロはドアンの過去と秘密を知ることに。ブライトやセイラなどホワイトベースのクルーも登場。ククルス・ドアン役は武内駿輔。全国184館にて公開中。©創通・サンライズふるや・とおる1953年7月31日生まれ。声優、俳優、ナレーター。5歳から子役として活躍。中学生の時にアニメ『巨人の星』の星飛雄馬でブレイク。代表作は『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ、『聖闘士星矢』のペガサス星矢、『名探偵コナン』の安室透など。※『anan』2022年6月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Masateru Abeヘア&メイク・氏川千尋取材、文・辻村雅史(by anan編集部)
2022年06月28日〜大井×Shionが辿る。兼田敏と保科洋、盟友の旅路〜日本で最も長い歴史と伝統を誇る交響吹奏楽団のOsaka Shion Wind Orchestraを有する公益社団法人大阪市音楽団(本社:大阪市住之江区/理事長:石井徹哉)は、2022年10月10日(月・祝)に京都コンサートホール 大ホールにて、「第5回京都定期演奏会」を開催いたします。毎年ご好評いただく京都定期演奏会。今回は日本の吹奏楽を黎明期から支えてきた作曲家であり、お互いの追悼の音楽を書くまでに至った盟友である、兼田敏と保科洋を取り上げます。惜しまれつつも早逝し、今年で没後20年となった兼田敏の作品からは、永遠の金字塔「パッサカリア」や最晩年の「バラードV」を。そして、今なお精力的に作曲活動に勤しみ、交響曲・オペラと八面六臂の活躍を続ける保科洋の作品からは、大阪市音楽団が委嘱初演した「交響曲」の26年ぶりの改訂初演と、代表作「風紋」、「復興」をラインナップしました。この両者の世界観を、保科から大きな信頼を受ける指揮者、大井剛史がOsaka Shion Wind Orchestraと初共演でお届けします。チケットの一般発売は2022年7月19日(火)10時からです。皆様のご来場を心よりお待ちしております。公演概要日時:2022年10月10日(月・祝) 開場14:00/開演15:00指揮:大井 剛史吹奏楽:Osaka Shion Wind Orchestra会場:京都コンサートホール 大ホール(京都市左京区下鴨半木町1番地の26)プログラム:■ 兼田 敏:嗚呼!■ 兼田 敏:吹奏楽のためのパッサカリア■ 兼田 敏:吹奏楽のための交響的音頭■ 兼田 敏:吹奏楽のためのバラードⅤ■ 保科 洋:風紋(原典版)■ 保科 洋:交響曲 第1番※改訂初演■ 保科 洋:復興※やむを得ぬ事情により、出演者、曲目等が変更になる場合がございます。予めご了承ください。公演の詳細はこちら : 新型コロナウイルス感染防止の対応についてはこちら : チケット■ 料金:S席5,000円、A席4,000円、B席3,000円※全席指定・消費税込※学生割引(各席種1,000円引き)は、Shionチケットセンターのみでの販売となります。※就学前のお子様のご入場はご遠慮ください。■先行発売:6月27日(月)10:00より「がんばれ!Shion応援団 プレミアム応援団」会員限定で最速先行販売開始■一般発売:7月19日(火)10:00〜■プレイガイド:・Shionチケットセンターフリーコール:0800-919-5508(土・日・祝を除く10:00〜17:30)・Shionオンラインチケット ・チケットぴあ 【Pコード:219-933】・ローソンチケット 【Lコード:52084】・イープラス ・京都コンサートホールTEL:075-711-3231(10:00〜17:00/休館日第1・第3月曜日※休日の場合は翌平日)・ロームシアター京都TEL:075-746-3201(10:00〜19:00/年中無休※臨時休館日除く)主催・お問い合わせ主催:公益社団法人 大阪市音楽団助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会後援:京都市、京都府吹奏楽連盟、大阪市教育委員会お問い合わせ:公益社団法人 大阪市音楽団大阪市住之江区緑木1-4-138フリーコール 0800-919-5508(土・日・祝を除く10:00~17:30)出演者プロフィール指揮:大井 剛史©︎K.Miura1974年生まれ。17歳より指揮法を松尾葉子氏に師事。若杉弘、岩城宏之、レヴァイン、マズア、ジェルメッティ、カラプチェフスキーの各氏から指導を受ける。 東京藝術大学指揮科を卒業後、1999年同大学院指揮専攻修了。1996年安宅賞受賞。2000~01年、仙台フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者として研鑽を積み、2007~09年、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団にて研修。 2008年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで第2位入賞。 2009~16年までニューフィルハーモニーオーケストラ千葉(現・千葉交響楽団)常任指揮者、2009~13年山形交響楽団指揮者、2013~17年同正指揮者を歴任。現在、東京佼成ウインドオーケストラ正指揮者。このほかほとんどの国内主要オーケストラを指揮し、多彩なレパートリーと誠実な指揮でいずれも高い評価を得ている。 新進作曲家の現代作品や、吹奏楽、オペラ、バレエ、など幅広い分野で意欲的に活動している。 東京藝術大学音楽学部器楽科非常勤講師(吹奏楽)。尚美ミュージックカレッジ専門学校客員教授。吹奏楽:Osaka Shion Wind Orchestra©︎飯島 隆1923年(大正12年)に誕生以来「Shion(しおん)」の愛称で親しまれている交響吹奏楽団。 2015年3月に「大阪市音楽団」より「Osaka Shion Wind Orchestra」と改称。クラシックからポピュラーまで誰もが楽しめるコンサートを展開し、各都市での演奏会や吹奏楽講習会、CD録音など、幅広い活動を通して音楽文化の向上と発展のために力を注いでいる。 これまでに3度の大阪文化祭賞、日本民間放送連盟賞、日本吹奏楽アカデミー賞演奏部門賞、大阪芸術賞、なにわ大賞を受賞。現在、音楽監督に宮川彬良、芸術顧問に秋山和慶が就任している。★Shion公式WEBサイトはこちら【ホームページ】 【Twitter】 【Instagram】 【Facebook】 【Youtube】 ★「がんばれ!Shion応援団」応援団員募集中! ★ふるさと寄付金でShionを応援してください! ★ポスター・チラシ設置店大募集! 本リリースに関するお問い合わせ公益社団法人 大阪市音楽団〒559-0022 大阪市住之江区緑木1-4-138フリーコール:0800-919-5508(土・日・祝を除く10:00~17:30)広報担当:吉本 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月13日今敏監督の最後の映画作品『パプリカ』が、1月31日(月)深夜の「映画天国」(関東ローカル)にて放送されることが分かった。精神医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる画期的テクノロジーDCミニが盗まれた。それを機に研究員たちは次々に奇怪な夢を見るようになり、精神を冒されていく。謎の解明に挑む美人セラピスト千葉敦子は、極秘のセラピーを行うため、性格も容姿もまったく別人の夢探偵パプリカに姿を変え、クライアントの夢の中へと入り込む。しかし、狂ったイメージに汚染された夢の中では、おぞましい罠がパプリカを待ち受けていた…。本作は、映像化不可能と言われた筒井康隆の同名小説を、『PERFECT BLUE』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』の今監督が映画化。夢に入り込み、夢を犯すテロリストに立ち向かう夢探偵“パプリカ”の活躍が描かれる。主人公・パプリカ/千葉敦子役は、『名探偵コナン』灰原哀役、「ポケットモンスター」ムサシ役などでお馴染みの林原めぐみ。江守徹、堀勝之祐、古谷徹、大塚明夫、山寺宏一らが出演している。キャラクターデザイン・作画監督は、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』などでも作画監督を務めた安藤雅司。制作はマッドハウスが担当し、ハイクオリティなアニメーションを作り上げた。幻想と現実が交錯する、アニメーションならではの醍醐味に溢れ、第63回ヴェネチア国際映画祭・コンペティション部門に選出され、世界中で絶賛された。安藤さんは、今回の放送にあたって、「今さんとお仕事をご一緒出来たことは、自分にとって大きな財産となっています。緻密で情報量に溢れるアイデアに満ちた画面、巧みで大胆なカット割り、ドライながらも機知に富んだ台詞で魅せる多面的な人間描写。それらを合理的で効率的に、かつ最大限効果的な手法を駆使して実現させる手腕。様々な面で"今敏"という類い稀なる大きな才能に触れ、己れの不甲斐なさを恨み猛省させられました。もし仮に今さんがまだご存命だとしたら、明らかに今のアニメーション界はもっと豊かなものに映ったであろうと強く確信します」とコメントを寄せている。『パプリカ』は2月1日(火)2時9分~(1月31日深夜)日本テレビ「映画天国」にて放送。※関東ローカル(cinemacafe.net)■関連作品:パプリカ (2006) 2006年11月25日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2006 MADHOUSE / Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc.
2022年01月11日俳優・古谷一行(75)の孫・降谷凪(ふるや なぎ・10)が、20年1月公開の映画『ラストレター』で俳優デビューする。岩井俊二(56)を監督とする同作は、松たか子(42)が主演。さらに福山雅治(50)や広瀬すず(21)、神木隆之介(26)などが出演する。降谷は松が演じる岸辺野裕里の息子・瑛斗を演じる。同役の抜てきにあたって、岩井監督のイメージに合う役者が見つからなかったという。何度かオーディションを行い、約200名の中から降谷が選出された。降谷は出演にあたり、こうコメントを寄せている。《映画の撮影現場に行くのは初めてだったから緊張したけど、スタッフの皆さんに優しくしてもらったので楽しかったです》とし、《休み時間には、岩井監督にオモチャでいたずらをしたりしました。触ったら変形するオモチャで、監督に渡したら「わー!」ととても大きな声で驚いていました。『ラストレター』で経験したことや気持ちを大切に、面白い表現が出来る役者になりたいです》そんな降谷は人気バンド・Dragon Ashのヴォーカル降谷建志(40)と女優のMEGUMI(38)を両親に持ち、さらに祖父は『金田一耕助シリーズ』(TBS系)で金田一耕助を好演した古谷だ。「テレビ番組でも凪さんを古谷一行さん似だと語っていたMEGUMIさんは、初めから凪さんを俳優として育てようとしていなかったようです。子供には進路の選択肢を多く持てるようにしてあげたいと語っていました。凪さんは様々なことを体験した上で、俳優にチャレンジしたようです」(芸能関係者)“サラブレッド”とも言える降谷に、ネットでは期待の声が上がっている。《古谷一行の孫がデビューということはリアル金田一少年ってことですね!!すっげぇ!!!》《降谷建志とMEGUMIの長男・降谷凪くんが俳優デビューするらしいけど、祖父の古谷一行が金田一耕助なんだから金田一少年の事件簿の続編があるなら絶対に金田一役やってほしい》《MEGUMIさんの長男が漂うイケメン感…子供ながらにイケメンって凄!!》
2019年12月09日TBSの古谷有美アナウンサーが9日、TBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』(毎週土曜6:00~7:00)に生出演。2日放送の同番組を寝坊のため欠席したことについて謝罪した。パーソナリティーのとんねるず・木梨憲武から「今日はすっげぇ早い時間からいるそうですよ。古谷アナおはよう」と紹介された古谷アナは、「先週は本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。「本当に健康的な寝坊です」と明かした。前日23時くらいにアラームをセットしたものの、起きたのは番組終了後の7時すぎだったそうで、「携帯のアラームかけて充電したんですよ。ただ、携帯電話には充電器ささっていたんですが、壁側のコンセントが抜けていたみたいで、朝電源が入っていなくて」と説明。「なので、体調不良でも飲み過ぎでも仕事行きたくないでもなく、ひたすら穏やかな朝を迎えるという健康的な寝坊でした」と話した。起きたときは、太陽の高さから「確実に2時間ぐらい寝坊しているな。確実に生放送終わった時間だな」と感じたと言い、「本当にうわーでした」と回顧。電源が復活してからディレクターに電話して説明し、その後は「なぜか熱い風呂に入りました。何をしていいのかがわからなくて。冷静にならなければと思って」と明かした。そして、「アナウンサーとして、一番ちゃんとしていかなければいけない職業なので…。知人からは『人間失格というバーがあるからそこに行こう』と言われてしまいました。本当にごめんなさい。もう二度としません。申し訳ありませんでした」と猛省する古谷アナ。木梨は「そんなことないですよ。何かあるでしょ、でっかかろうが小さかろうがミスは。今日も来なかったら面白いのにな」と優しくフォローしていた。2日の放送では、「古谷アナがまだ到着していないということで。事故でなければいいんですけど。寝坊だったらいいんですけど」と伝えられ、番組ツイッターでも「#木梨の会おはようございます今日は、オンリー憲武さんです。古谷アナ大丈夫かしら?」とツイート。番組終了後に「#木梨の会聞いて下さったみなさまありがとうございました。古谷アナアンサーは事故や病気でなく無事に捕まりました。ご心配頂いたリスナーさん本当に申し訳ありません」と無事が報告された。
2019年03月09日今野敏による人気小説「任俠」シリーズより、特に根強く愛され続ける『任俠学園』が、西島秀俊と西田敏行のダブル主演で映画化される。2019年9月27日(金)より全国公開。任侠と人情を重んじる“正統派ヤクザ”が主役、人気小説「任侠」シリーズ「任俠」シリーズは、累計45万部を突破する今野敏による人気小説。善悪の基準が問われる時代、任侠と人情を重んじ、正論で攻めていく地元密着型ヤクザ“阿岐本組(あきもとぐみ)”の活躍を描いた同シリーズは、「仕事をする上でとっても勉強になる!」、「彼らと一緒に働いてみたい!」など書店員からの口コミから人気を博すようになった。そんなシリーズの中でも特に根強い支持を集めるのがる『任俠学園』。高校を舞台に繰り広げられる、⼈情コメディが幕を開ける︕『任俠学園』あらすじ困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ”阿岐本組”。組長は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組NO.2の日村は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだったー。西島秀俊と西田敏行のW主演阿岐本組員である主人公を演じるのは、西島秀俊と西田敏行。日本映画界には絶対に欠かせない2人の俳優の競演が叶った。阿岐本組ナンバー2の日村:西島秀俊西島は、『任俠学園』までに「義理と人情の任俠役を演じてみたい」と熱望し続けていたという。2018年には、『散り椿』や『人魚の眠る家』へ出演、2019年も主演作『空母いぶき』の公開を控える西島が、本作では、時に空回ってしまうお茶目な側面を持つ、昭和過ぎる阿岐本組ナンバー2の日村を演じる。阿岐本組・阿岐本組長:西田敏行そして、西田敏行が演じるのは、西島演じる日村やその弟分たちを、振り回しながらも、そのストレートな言葉で多くの人の心を揺さぶる阿岐本組・阿岐本組長。『釣りバカ日誌』シリーズで20年以上にもわたり演じた“浜ちゃん”の陽気さに、『アウトレイジ』シリーズで日本中を震撼させた強面っぷりをも加えた、西田にしか演じられない“究極のキャラクター”は必見だ。主演を取り巻く個性派俳優そんな阿岐本組組員を迎え撃つべく集まった生徒役には、葵わかなや葉山奨之、桜井日奈子といったフレッシュな顔ぶれが揃う。無気力・無関心の“イマドキ”高校生の彼らと、情熱を燃やす阿岐本組組員とのコミカルなやりとりに注目だ。・小物感満載のチンピラ風ヤクザの稔(みのる)役…伊藤淳史・料理上手の武闘派というトリッキーな男・健一役…池田鉄洋・チャラ男風の金髪若手組員・真吉(しんきち)役…佐野和真・切れ者で頭脳派の徹(てつ)役…前田航昭和を代表するベテラン俳優勢も⽣瀬勝久、中尾彬、光⽯研、⽩⻯、⾼⽊ブー、佐藤蛾次郎といった、パワ ー全開な豪華ベテランキャスト勢も出演。ヤクザの組長から、生徒の父親役まで、様々な役柄に扮するようだ。・永神組の組⻑であり、学園の再建を兄弟分の阿岐本に押 し付けた張本⼈…中尾彬・学園の⽗⺟会代表であり、学園で⽣徒会を務める優等⽣・美咲の父親役…光⽯研・巨⼤ヤクザ 組織・隼勇会組⻑…⽩⻯・学園の校⻑…⽣瀬勝久・⾼⽊組の組⻑…⾼⽊ブー・阿岐本組馴染みのガラス⼯務店・⻄潟役…佐藤蛾次郎『劇場版 ATARU』を手がけた木村ひさしが監督監督は、「99.9 –刑事専門弁護士-」シリーズや「民王」などの人気ドラマ、そして『劇場版 ATARU』を手がけた木村ひさしが務める。原作者の今野が「主人公が主人公だけに、映像化はないものと思っていた」という『任俠学園』をどのように繰り広げるのか。観る機会が減った“ヤクザ”映画を、笑いあり涙ありの温かくコミカルな人間ドラマは、是非スクリーンで。東京スカパラダイスオーケストラが主題歌書き下ろし映画『任俠学園』のため、東京スカパラダイスオーケストラが新曲「ツギハギカラフル」を書き下ろし。主題歌として作品に彩りを添える。なお、東京スカパラダイスオーケストラにとってコメディー映画への書き下ろしは、初めての試みとなる。またそんな東京スカパラダイスオーケストラと、本作で阿岐本組の組長を演じる西田敏行が奇跡のコラボレーションを実現。メンバーの演奏に合わせて、西田が情熱的に歌い上げる楽曲「また逢う日まで」は、劇中の挿入歌として使用される。【詳細】任俠学園公開日:2019年9月27日(金)出演者:西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、葵わかな、葉山奨之、池田鉄洋、佐野和真、前田航基、桜井日奈子 ほか原作:今野敏「任俠学園」(中公文庫刊)脚本:酒井雅秋監督:木村ひさし企画・制作プロダクション:ROBOT幹事・配給:エイベックス・ピクチャーズ製作:映画「任俠学園」製作委員会
2019年01月28日リコーイメージングスクエア新宿にて2016年1月6日~18日、中西敏貴氏の写真展「ORDINARY」が開催される。同氏は2012年に北海道美瑛町に移住した風景写真家。「ORDINARY」では、北海道美瑛町の丘の風景を既成概念にとらわれず大胆かつ繊細に表現した作品を展示。アワガミ和紙にプリントしたカラー作品約50点で構成される。また、2016年1月初旬には風景写真出版より写真集「ORDINARY」が発売される予定だ。リコーイメージングスクエア新宿の場所は、東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB (中地下1階)。同写真展の入場は無料となっている。
2015年11月18日V6の森田剛が、古谷実原作の『ヒメアノ~ル』(2016年公開)で映画に初主演することが23日、明らかになった。クランクインは3月末を予定している。映画は、『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』などで知られる古谷氏が、『週刊ヤングマガジン』(講談社)で2008年から2010年まで連載していた同名漫画が原作。ビルの清掃会社でパートタイマーとして働く岡田が同僚と恋愛に悩む平凡な日常とともに、彼の恋人となるユカをつけ狙うサイコキラー、森田の心の闇を描く。タイトルは、爬虫類の「ヒメトカゲ」のことを指し、「強いものの餌になる弱者」を意味している。連載当時、その過激な内容からファンの間で物議を醸し、実写化不可能とも言われていた。本作では、人をターゲットとしか思わない連続殺人鬼・森田正一を森田が演じる。平凡な男・岡田を俳優の濱田岳、森田にストーキングされるヒロイン・ユカを女優の佐津川愛美が演じ、2人ともこれまでにない体当たりの演技に挑む。監督は、『さんかく』(2010年)『銀の匙 Silver Spoon』(2014年)の吉田恵輔監督。原作を忠実に映画化するため、R15指定も辞さない覚悟で臨むという。出演が決まってから原作を読んだという森田。「人間がしっかり描けている所が、とても読みやすく面白い」と感じたという。しかし、"殺人鬼"という難しい役どころについては「決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、なかなか理解するのが難しいと感じています」と打ち明ける。その上で「森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたい」と気持ちを語り、「キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と意気込みを述べた。メガホンをとる吉田監督は、「高校生の頃からバイブルだった古谷実さんの漫画を監督できるなんて夢のようです」と喜びを明かす。そして「ドス黒さあふれる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです」と思いを語り、主演の森田に「"普通なんだけど普通じゃない"という感じを表現していただきたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います」と期待を寄せた。(C)古谷実・講談社/2016「ヒメアノ~ル」製作委員会(C)古谷実/講談社
2015年03月23日「第27回東京国際映画祭」のTOHOシネマズ日本橋会場にて26日、「東京国際映画祭×円谷プロダクション」スペシャルイベント「『ウルトラセブン』HDリマスター2.0 ~円谷プロ特撮への誘い!~」が行われた。イベントでは、神戸港でセブンと宇宙ロボットキングジョーが激闘を繰り広げる第14話、第15話が特別上映されたほか、上映前には森次晃嗣(モロボシ・ダン隊員役)、ひし美ゆり子(アンヌ隊員役)、古谷敏(アマギ隊員役)、満田かずほ(「ウルトラセブン」監督)、樋口真嗣(実写版『進撃の巨人』監督ほか)によるトークショーを実施。MCはTBSの小林悠アナウンサーが務めた。最初に登場した樋口監督は「控室に"本物"がいて緊張した。神なので……」と興奮気味。「『ウルトラセブン』は真っ暗なんですよね。夜が多くて非情に怖いけどクールというか、映像はもちろん音楽が当時の洋楽っぽくてすごく洗練されていた」とクリエイター視点で語る。当時は単に格好いいと思って見ていたが、大人になってから「デザイン化された世界観の中で30分のTVドラマをやっていた」ことがわかったという。その"本物"こと満田監督と役者陣が登場。今回上映された第14話、第15話『ウルトラ警備隊西へ』の思い出を聞かれた満田監督は、「スポンサーだった武田薬品のお招きにより神戸でロケを行い、宿泊費と交通費は先方持ちだった」と明かす。「夜は飲み会をしたいから、脚本家に夜のシーンはなしにしてくれと頼んだ」との裏話もあり、宿泊した日本旅館には飲み専用の部屋も用意して、お酒は満田監督が、おつまみはキリヤマ隊長役の中山昭二が用意したという。『ウルトラ警備隊西へ』のほかに印象的だった話として、満田監督は『ノンマルトの使者』を挙げる。脚本の金城哲夫氏と店で待ち合わせをしたものの、同じ店名が2件あったためにすれ違ってしまい「彼が書き直す前の第一稿がどのようなストーリーだったのかいまだに謎だ」という携帯電話がない時代だからこそのエピソードを語られた。森次が選んだのは「超兵器R1号」「第四惑星の悪夢」「ノンマルトの使者」「史上最大の侵略(最終回)」。最終回といえば「僕はね、人間じゃないんだよ」と告白する名シーンが有名だが、このシーンを見ると今でも涙が出るらしく「いいシーンを作っていただきました」と満田監督に感謝を述べていた。すべて印象に残っているというひし美は、あえて印象に残っていない話として「V3から来た男」「魔の山へ飛べ」「アンドロイド0指令」をチョイスし、いずれもアンヌ隊員が出ていないからという理由。古谷は三浦半島でのロケで苦労した「700キロを突っ走れ!」や「散歩する惑星」が印象的だという。さらに松坂慶子が出た話も挙げると、ひし美から「16歳の松坂さんを毎日送っていたよね」との暴露も。みんなから突っ込まれ「当時のことですよ」と笑って答えていた。また、樋口監督は、アンヌ隊員の髪の長さが話によって違うことは子供の頃から気になっていたという。それについて満田監督は「女性の長い髪が好きだったから。ウルトラ警備隊の給料でウィッグぐらい買えるだろうと思って」と語り、髪はウィッグという設定だったことを明かした。すると「あれ自前なんですよ。高かったんです」とひし美。実は最近まで満田監督も自前だったとは知らなかったという。変装するシーンの時に購入して以降使っていたそうで、そんな思い出話でも盛り上がった。トークショーの途中には、フルハシ・シゲル隊員役である毒蝮三太夫からのメッセージビデオも公開。円谷英二氏がよく語っていた「ウルトラマンもウルトラセブンも帰ってきたウルトラマンもいないんだ。地球は地球人で守れ!」という気持ちが、今の時代にこそ届いて欲しいと想いを語った。そうこうしていると、会場にはなにやら怪しい気配が。なんとゴース星人が現れアマギ隊員を連れ去ってしまう。「アマギ隊員がピンチなんだ!」とダンが走り去りウルトラセブンが登場。ウルトラセブンがゴース星人と戦いを繰り広げるという最終回さながらのパフォーマンスに、詰めかけたファンはもちろん、役者陣も大喜び。最後には、それぞれからメッセージが伝えられる。森次が「宇宙人役ということでどう演じようか悩みましたが、24歳の僕がそのまま突っ走ればモロボシ・ダンになるのではないかと1年間やった作品です。Blu-rayになってものすごく鮮明になっていますので、また『ウルトラセブン』を堪能していただければと思います」と語り、トークショーは終了した。『ウルトラセブン Blu-ray BOX』は全2巻でリリース。BOXIは11月21日、BOXIIは2015年1月28日に発売される。また、今回森次がかけていたメガネは、青山グループのアイウェア「ウルトラセブン×ブラックアイス」。森次や古谷が着ていたカットソーは、ヨウジヤマモトの新コンセプトショップ「Ground Y」と、ウルトラマン関連のコラボレーションアイテムも続々と展開されている。(C)円谷プロ
2014年10月28日「第27回東京国際映画祭」が23日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナに敷かれたレッドカーペットを、ウルトラヒーローたちが国内外の豪華ゲストとともに映画祭のオープニングを飾った。「東京国際映画祭」と円谷プロダクションのコラボレーションは昨年も行われており、その時はウルトラ怪獣たちがレッドカーペットを大行進して話題に。今年のオープニングセレモニーに駆けつけたのは、初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、ゾフィー、そして、最新作の『ウルトラマンギンガS』からウルトラマンギンガストリウムとウルトラマンビクトリーの8人のウルトラヒーロー。あいにくの雨にもかかわらず会場を埋め尽くした多くの映画ファンたちに迎えられ、ウルトラヒーローたちはレッドカーペットをゆっくりと行進。ファンからの声援に手を振って応えたり、ファンと握手を交わしながらステージに登壇した。各々がウルトラポーズを決めると会場からは大歓声が沸き上がり、オープニングセレモニーを大いに盛り上げた。なお、このセレモニーには、ジョン・ラセターやドン・ホール&クリス・ウィリアムズ、嵐の5人や中谷美紀、安倍晋三内閣総理大臣やドラえもんなど、上映作品の監督・出演者をはじめとしたさまざまな豪華ゲストが登壇している。また、10月26日には東京・TOHOシネマズ日本橋にて、『ウルトラセブン』Blu-ray BOX I(11月21日にバンダイビジュアルより発売)の発売を記念した「『ウルトラセブン』HDリマスター2.0~円谷プロ特撮への誘い!~」と題したジャパンプレミアを開催し、キングジョーの登場する第14話~第15話「ウルトラ警備隊西へ」の前後編を上映。当日は、モロボシ・ダン隊員役の森次晃嗣、アンヌ隊員役のひし美ゆり子、アマギ隊員役の古谷敏、そして、満田かずほ監督や樋口真嗣監督など、スペシャルゲストを交えたトークショーも開催される。「第27回東京国際映画祭」は、10月23日~31日の期間中、東京・六本木を中心に行われる映画祭で、今年は「アニメーション」に注力したラインナップを展開。『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督が手がけたTVアニメ・劇場公開作品に加えて、自主制作された短編・CM・PVなど、約50作品を特集上映する「庵野秀明の世界」やアニメーション映画『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が特別招待作品として出品される。(C)円谷プロ
2014年10月24日10月23日より開催される「第27回東京国際映画祭」と円谷プロダクションがコラボレーションを果たし、歴代のウルトラマンたちが国内外の豪華ゲストとともに映画祭のオープニングを飾ることが明らかになった。昨年行われた「東京国際映画祭」では、ウルトラ怪獣が大行進して話題となったオープニングのレッドカーペットだが、今年は初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、ゾフィー、そして、最新作の『ウルトラマンギンガS』からウルトラマンギンガストリウムとウルトラマンビクトリーが、国内外の映画スターとともに登場する。また、10月26日には東京・TOHOシネマズ日本橋にて、『ウルトラセブン』Blu-ray BOX I(11月21日にバンダイビジュアルより発売)の発売を記念した「『ウルトラセブン』HDリマスター2.0~円谷プロ特撮への誘い!~」と題したジャパンプレミアを開催し、キングジョーの登場する第14話~第15話「ウルトラ警備隊西へ」の前後編を上映。当日は、モロボシ・ダン隊員役の森次晃嗣、アンヌ隊員役のひし美ゆり子、アマギ隊員役の古谷敏、そして、満田かずほ監督や樋口真嗣監督など、スペシャルゲストを交えたトークショーも開催されるという。「第27回東京国際映画祭」は、10月23日~31日の期間中、東京・六本木を中心に行われる映画祭で、今年は「アニメーション」に注力したラインナップを展開。『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督が手がけたTVアニメ・劇場公開作品に加えて、自主制作された短編・CM・PVなど、約50作品を特集上映する「庵野秀明の世界」やアニメーション映画『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が特別招待作品として出品されることでも話題となっている。(C)円谷プロ
2014年10月08日「東京国際映画祭×円谷プロ創立50周年」スペシャルイベントが18日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、記者会見に続いてトークイベントが行われた。『ウルトラマン』がHD Remaster2.0 Blu-ray BOXとして復活することを記念して実施された本イベントには、ハヤタ隊員役の黒部進、フジ・アキコ隊員役の桜井浩子、ウルトラマンを演じた古谷敏、円谷プロダクション大岡新一社長らが登場。イベントでは『ウルトラマン』第13話「オイルSOS」、第19話「悪魔はふたたび」、最終話「さらばウルトラマン」が上映され、各話にまつわる秘話が続々と明かされた。トークには、まず黒部、桜井、古谷のキャスト陣が登場。撮影当時を振り返った黒部は「もう半世紀なのであまり覚えてないんですが、朝早くて夜遅くて弁当がまずかったことだけ覚えています。ただ走り回るだけだったので、実は僕は恥ずかしくて映像見たくないんですよ」と苦笑い。古谷は第13話「オイルSOS」をあげて、「BDを見返すとコンビナートのシーンが大変きれいで。当時撮影中、ガソリンで頭が燃えた人がいて大変だったことを思い出しました」という驚きのエピソードも。桜井は「ハヤタやアラシのような、怪獣のような男の子がいっぱいいたので大変でした」と、懐かしそうに振り返っていた。最終話「さらばウルトラマン」については、空に帰っていくウルトラマンを子どもたちが見送るシーンの話へ。黒部は「熱いものがこみ上げましたね。現実でも子どもたちが、ああこれでウルトラマンとお別れなんだと胸を痛めたのではないかと思います。僕も、もうウルトラマンと会うことはないんだなと思いました」と思いを巡らせた。桜井は「実は私はさよならとは言いたくなかったです。だから監督の円谷一さんに号泣しろって言われたけど、泣かなかった(笑)」と意外なエピソードを披露。飛び去るウルトラマンを演じていた古谷が「あのシーンは飛ぶのが本当に大変だったんです。桜井さんにさよならって言ってもらえたから飛べたんですよ!」と笑いながら裏側を明かすと、黒部が「ウルトラマン39話を支えた影の功労者は古谷さんだと思うんです」と感慨深く語っていた。後半には、撮影当時の現場関係者に間近に接した人物として、円谷プロの大岡社長が登場。ミニチュアと大規模な火薬・ガソリンを駆使した第13話「オイルSOS」について、「撮影したセットは、この劇場ぐらいの広さがありました。室内でガソリンを発火させるために火薬を仕掛けるという危険なもので、今こんな企画があったら絶対通さないし、消防法でできません。カメラマンは上から俯瞰で撮っているんですが、画面のフレームの上に火が抜けているということは、カメラマンの周りにも火が入ってるんです。現場のテンションが高まっているから見られた色々なカットが撮れたんだと思います」と、当時の現場を解説。自身も撮影中にガゾリンが天井に跳ねて炎が降ってきた経験を交えて語り、「当時はそういう危険と隣り合わせで撮影していたんです」と過酷な撮影環境を明かした。さらに、大岡社長からはコアファンに向けたこぼれ話として、第19話「悪魔はふたたび」の撮影に初代社長・円谷英二氏が関わっていたことや、初代『ウルトラマン』は科特隊基地からの発進バンクを途中で追加撮影しているため、よく見るとビルの窓や角度がほんの少し違うシーンがある……といったディープな話も続々と披露。最後に大岡社長は、最終回・4月9日放送の番組が3月30日にクランクアップ(特撮処理はさらにそこから行う)した強行スケジュールを紹介し、「徹夜続きで疲弊しながら、なんとかウルトラマンを届けるんだという使命感で作られた作品です。円谷プロの礎を作ってくれたスタッフたちが僕にとってのヒーローです」と締めくくった。トークショーの最後には、黒部、桜井が古谷演じるウルトラマンと共にふたたび登場。桜井の音頭で「さようなら、ウルトラマン!」と唱和してトークは幕となった。「『ウルトラマン』HD Remaster2.0 Blu-ray BOX I」は現在発売中。「『ウルトラマン』HD Remaster2.0 Blu-ray BOX I」は現在発売中。「『ウルトラマン』HD Remaster2.0 Blu-ray BOX II」は10月25日、価格18,900円で、バンダイビジュアルより発売される。(C)円谷プロ
2013年10月20日「行け!稲中卓球部」で知られる漫画家・古谷実が「ヤングマガジン」(講談社刊)に連載した異色作「ヒミズ」が、『冷たい熱帯魚』、『愛のむきだし』の園子温によって映画化されることが発表された。「稲中」などギャグ漫画家として人気を博してきた古谷さんだが、「ヒミズ」ではこれまでのギャグ路線を封印。“普通の人生”を望む男子中学生が、ある事件をきっかけに心に闇を抱えて普通とは程遠い人生を歩んでいくことになるさまを描く。人間の心の奥に潜む暗部をえぐり出した残酷な青春劇として熱狂的な支持者を生み出した。この過激な物語を、過激な暴力描写では引けを取らない鬼才・園子温が映画化することに!これまでに原作のノベライズ版が刊行されているほか、2004年には舞台化もされたが、映像化は今回が初めてとなる。撮影は茨城県で特設セットを設置して5月いっぱいをかけて行われ、すでに編集段階に入っているとのこと。気になるキャストだが、主人公の住田を演じるのは、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』に主演し、来年公開の『ALWAYS 3丁目の夕日 ’64』への出演も決まっている若手実力派の染谷将太。そして、原作で住田と同じクラスという設定の女子・茶沢を『ガマの油』で鮮烈なデビューを果たし、最近では『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』のヒロイン役で強烈な印象を残した二階堂ふみが演じる。住田も茶沢も複雑な内面を抱えた役だけに、若い2人がどんな掛け合いを見せるのか楽しみなところだ。『冷たい熱帯魚』のヒットおよび国際的な高評価に続き、水野美紀を主演に迎えての『恋の罪』の公開も決まるなど、その勢いが留まるところを知らぬ園監督。どんな激しい描写で若者たちの内面をさらけ出すのか?『ヒミズ』公開は2012年春、シネクイントほか全国にて。■関連作品:恋の罪 2011年公開© 2011「恋の罪」製作委員会ヒミズ 2012年春、シネクイントほか全国にて公開冷たい熱帯魚 2011年1月29日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開© NIKKATSU■関連記事:【カンヌレポート8】テーマが明確な作品が勝利の鍵?気になるパルム・ドールの行方【カンヌレポート番外編】カンヌに華をそえる!スターたちのファッションチェック吹越満、“血まみれ”園子温監督現場をふり返り「笑ったねぇ」キーワードを集めて幻の“超過激”映像を観よう!『冷たい熱帯魚』動画キャンペーン吹越満インタビュー「いつも『俳優になりたい』って気持ちで仕事してます」
2011年06月10日