大衆演劇の舞台ですぐれた業績を上げた芸術家を表彰する「第37回菊田一夫演劇賞」の授賞式が4月20日、都内で行われた。菊田一夫演劇大賞は、『国民の映画』『ベッジ・パードン』『90ミニッツ』の作・演出が評価され、三谷幸喜が受賞。演劇賞には、今夏ミュージカル『シカゴ』で米国・ブロードウェーでのデビューが発表されたばかりの米倉涼子のほか、石丸幹二、瀬奈じゅん、宝塚歌劇団星組の柚希礼音が受賞。特別賞にはこまつ座と司葉子が受賞した。三谷幸喜のチケット情報受賞式後に行われた会見で三谷は、「いろんな賞をいただきましたが、この賞が一番嬉しいです。ほかの授賞式の時もそんなことを言った気がしますが」と笑いを誘いながらも「菊田先生はエンタテインメントとしての演劇に貢献され、僕自身も演劇を芸術というより、多くの人に楽しんでもらうことを目的に作っていますので、(思いが同じである分)とても嬉しい」とコメントした。また、「もらえるもの(賞)は全部もらいたい。ノーベル賞も欲しいし、ゆくゆくは“平成の菊田一夫”と言われて、最終的には菊田先生のように東宝の取締役になりたい」と野望も口にしていた。『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役の演技に対しての受賞となった米倉は「今回久しぶりに胸がドキドキしています。三谷さんが本当に嬉しいとおっしゃっていましたけど、私はそれ以上に嬉しいです」と喜びを爆発させていた。『シカゴ』の稽古については「今、特訓しています。インターネットのスカイプを使って、向こうのコンダクターともコミュニケーションを取ったりしてます」と順調に準備を進めている様子がうかがえた。なお、石丸、瀬奈、柚希、こまつ座は代表の井上麻矢、司はそれぞれ次のようにコメントした。「今までの自分のキャラクターではない、悪の香りがするダークな役で受賞できたので、やってきたことに自信を持つことができました」(石丸)。「宝塚歌劇団に入団して昨年で20年が経ちましたが、女優としてはやっと3年目です。これからもこの賞をいただいた誇りを胸に、この賞に恥じぬよう精進していきます」(瀬奈)。「この賞は、スタッフや一緒に舞台を作った星組のみんな、すべての関係者への賞だと思っております」(柚希)。「井上ひさしがいなくなりまして、2年間、必死の覚悟でやってきましたが、私たちのような小さな劇団に力を貸してくださった皆さまやスタッフに心から御礼を申し上げます」(井上)。「この賞は本当に欲しいと思っておりました。生前、菊田先生からお誘いいただいて舞台に出させていただきました。やっと舞台で賞をいただいて、私はこれから、舞台俳優としてスタートしたと思っております」(司)。受賞者には記念たてと、大賞は副賞として賞金100万円、演劇賞には50万円が進呈された。
2012年04月23日4月4日、第37回菊田一夫演劇賞と、第3回岩谷時子賞が発表された。菊田一夫演劇賞は、大衆演劇の中で優れた業績を残したスタッフ、キャストに贈られる、日本有数の演劇賞。今回は『国民の映画』『ベッジ・パードン』『90ミニッツ』の作・演出が認められ、三谷幸喜が演劇大賞に選ばれた。そのほか、演劇賞には米倉涼子、石丸幹二、瀬奈じゅん、宝塚星組の柚希礼音。演劇賞特別賞には、こまつ座、司葉子が選出された。また、岩谷時子賞は日本の音楽・演劇界の明日を担う人材や、その向上・発展に功労のあった人物・団体に授与されるもの。こちらは現在、世界的に注目が集まっている由紀さおりが受賞。また岩崎宏美、平幹二朗が特別賞を、瀬奈じゅんが奨励賞を受賞した。瀬奈じゅんは、菊田一夫演劇賞と岩谷時子賞をW受賞したことになる。
2012年04月04日相田翔子がクリスマスイブのブログで妊娠を公表!一時期、一世を風びしたアイドルデュオWinkの一人、相田翔子(41)が自身の24日のブログで第一子を妊娠していることを公表した。相田はブログで妊娠8ヶ月と報告『そろそろ可愛い家族が増えたらいいなぁと思っていた矢先にふわりと新しい命が舞い降りて来てくれました』と記し、妊娠3ヶ月ころに、お互いの家族とスタッフの一部にだけ伝えており、仕事もかなりセーブしながら過ごしてきたという。相田の結婚披露宴には早々たる顔ぶれが集まった2008年10月30日に結婚した相田だが、お相手の両親は、元衆院議員・相沢英之と大女優の司葉子。披露宴の主な出席者は当時の麻生太郎首相、河野洋平衆院議長が出席、歌手のつんくや堀内孝雄は新婦側から出席。司会は徳光和夫が務め、乾杯の音頭は当時の鳩山邦夫総務相が務めたという。元の記事を読む
2011年12月27日雑誌「CanCam」「AneCan」の専属モデルを経て、現在は映画コメンテーター・モデルとして、雑誌、TV、CMなど幅広く活躍する堀内葉子さん。シネマカフェの「Life is like a movie」で映画にまつわるブログも連載するなど映画好きな一面も披露している。そんな彼女が「2011年の一番の感動作!」「涙をこらえるのに必死だった…」と絶賛するのは、ハリウッドきっての色男ヒュー・ジャックマン主演、スティーブン・スピルバーグ&ロバート・ゼメキス製作総指揮という最強コラボで贈る『リアル・スティール』だ。ロボットが登場する男性向きの映画と思われがちだが、実は女性の方がハマってしまう見どころが満載!「女性にこそ観てほしい」と、堀内さんを虜にした『リアル・スティール』の魅力とは──。「『リアル・スティール』は、今年観た中で一番興奮したって言っても大げさじゃないくらい、それほど興奮しましたね。ものすごくアドレナリンが出た映画!でも、観る前はこんなに感動するとは思わなかったんです。スポーツ映画やアクション映画はもともと好きだけれど、ボクシングみたいな格闘技って(観ていて)痛そうじゃないですか?だからあまり得意ではなくて…。それに、ロボットがメインのエンターテインメント?というイメージが強かったので、ほんと意表を突かれました」。映画を観た直後ということもあり、言葉一つ一つが熱を帯びている。堀内さんが「興奮した」というのは、高性能ロボットたちの闘いのこと。『リアル・スティール』は、人間の代わりにロボットたちが死闘を繰り広げる時代が舞台。最先端テクノロジーを駆使した驚異のロボット格闘技が次々と映し出される。「スピルバーグが製作総指揮ということで、彼がプロデューサーならきっと…という、作品に対する期待が大きかったのは確かですが、ここまでスケールが大きいとは思っていなくて。おまけにスケールが大きいだけでなく、敵陣の女性のファッションが素敵だったり、試合前のマックスくん(ダコタ・ゴヨ)のダンスがとってもかわいいんですよ!父と子の絆にも感動しましたね」と声を弾ませる。そして「すごくダメな父親だけど…」と堀内さんが愛しい眼差しを向けるのは、ヒュー・ジャックマンが演じるチャーリーというキャラクター。仕事も夢も失い、ロボット格闘技のトレーナーとして生計を立てる元ボクサーのチャーリーは、自分の夢のために恋人を捨て、その恋人が事故で亡くなっても息子を引き取ることもしない、かなりのダメっぷりキャラ。けれど、期限付きの息子・マックスとの暮らしのなかで、徐々に自分にとっての本当に大切なものに気づいていく。親子の絆、男同士の友情に深く心を動かされたのだと言う。「ヒュー・ジャックマンは女性にモテモテの男性という感じで、ダメなお父さんというイメージはないですよね(笑)。そんな彼が今回のチャーリーのような、とても味のある役を演じているのがいいですね。チャーリーはたしかにダメなお父さんだけど、格好つけずに自分をありのまま出しているところは(人間的に)魅力的だし、そういうお父さんの本質を息子のマックスくんも見抜いて、心を開くんだと思うんです。また、そういう男性を女性なら誰でも支えたくなるもの。だからベイリーの気持ちもよく分かる。映画を観ながら、もしも自分がベイリーの立場だったら…って、重ね合わせてしまいましたから(笑)。支えたいと思う人って、自分にはない何かを持っている、それが魅力でもあるんですよね」。人生に挫折した男の再起、そのきっかけとなる息子の存在、支え続ける女の愛──女性が涙する絶妙なポイントを捉えている映画というわけだ。さらに、デートムービーとしてもおすすめだと大プッシュ。「私、スポーツものアクションもののほかに絶対に観に行ってしまうのがラブコメなんです。ただ、ラブコメって、女性にとって外せないけれど男性にとっては微妙なラインだったりして(苦笑)、男女一緒に観るのはなかなか難しいジャンルでもありますよね。そういう意味では『リアル・スティール』は女性も男性も楽しめる映画。この映画観たいんだけど…って言ったら、きっと男性はこういうロボットもの、アクションものの映画を女の子も観たいんだ!って喜んでくれると思うんです。だからデートにおすすめ!私ももう一度観に行くとしたら、好きな人と観に行きたいです!」大好きな人と感動を共有できる映画は、きっと想像以上の幸せ感を運んでくれるはず。そして、そのときに感じた幸せは一生、記憶に残るはず──。(text:Rie Shintani)■関連作品:リアル・スティール 2011年12月9日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© DreamWorks II Distribution Co. LLC■関連記事:天海祐希インタビュー女性が憧れる女性の「理想の女性」とは?父子の絆に感涙必至!『リアル・スティール』レビュアー限定試写会に50組100名様ご招待全米堂々の1位で初登場『リアル・スティール』予告編映像が到着!天海祐希、セクシーな黒ドレスでH・ジャックマン最新主演作のプレミアに登場スピルバーグ×H・ジャックマン『リアル・スティール』試写会に5組10名様ご招待
2011年11月25日