女優・中谷美紀がテレビ東京系ドラマスペシャル 宮部みゆきサスペンス『模倣犯』(2016年放送)に主演することが28日、わかった。同作は小説家・宮部みゆきのベストセラーが原作。「第52回芸術選奨文部科学大臣賞」「第55回毎日出版文化賞特別賞」「第5回司馬遼太郎賞」「このミステリーがすごい!2002年版」などを受賞し、発行部数は420万部を突破している。2002年には、中居正広主演の映画版も公開された。事件を追うルポライター・前畑滋子を演じる中谷は、「宮部さんは、人間の美しい部分も醜い部分も見事に表現されるので、読んでいて、連続殺人事件の真相をのぞき見したくなるような自分の嫌な部分を突きつけられる気がします」と、原作の深さを讃えた。役柄については「事件が起こったときのテレビの視聴者だったり、新聞や雑誌の読者の方々に一番目線が近い存在」と表現し、「いち主婦が何かを覆してみるというところが、視聴者の皆さんも共感しやすいキャラクターではないかと…夫と共に婚家の工場に住んでいますし、思いっきり庶民派です」と、背景を説明した。そして、「この作品のもっとも愛すべきところは、凄惨な事件が繰り広げられるけれど、その一方で、市井のこつこつと生きている人々の日常をものすごくいとおしく描いているところ。そんな日常の尊さをお伝えできたらいいなと思っています」と意気込んだ。原作は14年前の作品だが、中川順平チーフプロデューサーは「時代設定も、ネットや携帯、SNSの発達した現代にアレンジ」と明言。さらに、「恐ろしい犯罪と立ち向かわざるを得なくなった時、人はいかにふるまい、どう、それを乗り越えていくのか。強烈なサスペンスはもちろん、何よりも、ごく普通の人々が持つ、勇気と希望の物語にしたいと考えます。ご期待ください」と視聴者にメッセージを送った。このドラマは、同局が今年、新本社へ移転することを記念した「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル第1弾。キャスト陣に注目の若手からベテランまでを迎え、大型スケールでの特番となっている。
2016年06月28日「好きな人を振り向かせるためにはどうしたらいいんだろう…」。そんな恋がニガテな人に読書家の著名人3人から恋の教科書になる本を3冊教えてもらいました。料理家の瀬尾幸子さん、ライター、ブックカウンセラーの三浦天紗子さん、テレビ東京アナウンサーの森本智子さんのみなさんです。男心や悩み相談…。こういった読み方もあるのか!と目からうろこのセレクト作品には、さまざまな方向から彼を振り向かせるヒントが詰まっています。≪瀬尾さんおすすめ!≫■『竜馬がゆく』司馬遼太郎坂本竜馬の波乱に満ちた生涯を中心に、同時代に生きた若者たちを描く長編小説。「これに描かれた竜馬は本当にかわいい。でもかわいいだけじゃなく、破天荒で計算高いところもあって、かなりの女たらしといえるかも。こんな男を女が放っておくはずもなく、竜馬は行く先々で魅力的な女たちに惚れられます。それぞれの女と竜馬の微妙なやりとりや、一途な女の想いを読み取ると、とってもおもしろいのです」。文春文庫(一)650円≪三浦さんおすすめ!≫■『恋愛がらみ。不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』高山 真“知的ゲイエッセイスト”の著者が、不器用な女子たちの悩みに答える。女性誌の連載を書籍化。「著者の視点は、やさしいのにシャープ。言いっ放しじゃなく、読者への愛を感じるので、<恋愛を成果主義で考えるのはつまらない><もらえるモノだけで男を選ぶのは、そろそろ卒業>など名フレーズが素直に刺さります。実践できたら、好きな男に振り向いてもらえそうだし、何よりいい女になれそう」。小学館1300円≪森本さんおすすめ!≫■『冷静と情熱のあいだ』Blu:辻 仁成Rosso:江國香織永遠に忘れられない切ない恋の軌跡を、男女両方の視点で描く純愛物語。「大学生時代にハマり、恋愛に関しては一番影響を受けた本。女性目線で描かれた赤の物語、男性目線の青の物語があり、それぞれの視点から恋愛を見つめることができ、男性の気持ちも勉強になります。恋愛において、冷静と情熱の間には何があるのか、何が一番大切なのか、考えさせられます」。角川文庫480円(Blu)520円(Rosso)◇せお・ゆきこ料理家。小誌の連載ほか、雑誌やテレビで簡単かつおいしいレシピを紹介。『これだけで、ラクうまごはん』(新星出版社)、『これでいいのだ! 瀬尾ごはん:台所まわりの哲学』(ちくま新書)など著書多数。◇みうら・あさこライター、ブックカウンセラー。小誌ほか雑誌やウェブで作家や漫画家のインタビュー、女性の健康などを手がける。著書に『そろそろ産まなきゃ』(CCCメディアハウス)など。ツイッター@asatian◇もりもと・ともこテレビ東京アナウンサー。経済ニュース『WBS』ではゲストがお薦めの一冊を紹介する「スミスの本棚」の進行を務め、現在は『NEWSアンサー』『主治医が見つかる診療所』などを担当する。※『anan』2016年6月15日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE) 文・熊坂麻美
2016年06月12日テレビで見ない日はないと言っても過言でない、お笑いコンビ・おかずクラブさん。そんな大活躍中の二人に人生を変えた運命の本を紹介してもらいました。小さい頃から大の本好きというゆいPさんと、「小説よりマンガ派」というオカリナさん。好対照な二人が選んだ一冊とは?***ゆいP:オカリナが選んだ本、司馬遼太郎の『項羽と劉邦』?オカリナ:うん。専門学校生時代にたまたま図書館で借りたんだけど、ほら私、普段あまり本読まないじゃん?上巻を読むだけで半年もかかっちゃった。でも途中からだんだん面白くなってきて、中と下はもう一気読み。ゆいP:それは、図書館もさぞ迷惑しただろうね…。オカリナ:『項羽と劉邦』って、中国の歴史物語だから、途中からどちらが勝つかわかってくるじゃない。最初は栄華を極めていた項羽が徐々に追い詰められていくサマが辛くて辛くて…。ゆいP:オカリナ、もう涙目!オカリナ:ゆいPは、歴史物よりもグロい系の話が好きだよね。ゆいP:うん。ホラーとか殺人とか、胸がザワザワするような作品が特に。おすすめは、平山夢明さんの短編集『独白するユニバーサル横メルカトル』の中の「無垢の祈り」。両親に虐待されている少女が、巷を騒がせる殺人鬼に興味を持つって話なんだけど…。オカリナ:その本さ、何度も薦めてくれるけど、絶対に貸してくれないよね?読んだこともないのに、ストーリー覚えてるもん。ゆいP:これはオカリナも読んだら絶対にハマると思う!少女の祈りが無垢でね…超泣けるのよ。オカリナ:でも貸さないでしょ?ゆいP:うん、それは無理(笑)。◇『項羽と劉邦』司馬遼太郎「楚の項羽が漢の劉邦に敗れて包囲されたとき、漢軍の歌う楚の歌を聞き絶望したというクライマックス」(オカリナさん)。新潮文庫上710円、中630円、下670円◇『独白するユニバーサル横メルカトル』平山夢明「少女が殺人鬼に残したメッセージ。世間から疎まれる殺人鬼も、彼女にとってはヒーローだった。そう思うと、切なくて涙が出ます」(ゆいPさん)。光文社文庫600円◇おかずクラブお笑いコンビ。2009年結成。「それがお前らのやり方かぁー!」などのネタで一躍注目を浴びる。現在、日本テレビ系『ヒルナンデス!』火曜レギュラーを務めるなど、バラエティを中心に活躍。※『anan』6月15日号より。写真・内山めぐみ文・瀬尾麻美
2016年06月09日特別展「没後150年 坂本龍馬」が、2017年4月29日(土)から6月18日(日)まで東京都江戸東京博物館で開催。その後、7月1日(土)から8月27日(日)まで静岡に巡回する。日本の歴史上の人物の中で、現在最も人気のある人物の一人である坂本龍馬。彼の没後150年を迎えようとする今、龍馬が現代の日本人を惹きつける理由は何かという観点で、本展は構成されている。彼の自由な発想や先見性、行動力、交友の広さ、家族への愛情、楽しげな文章表現などは、それを知った作家の創作意欲を掻き立てることもしばしば。それによって生まれた作品たちが、様々な媒体を通じて現代の日本人を魅了し続けている。現在の龍馬のイメージを形作ったのは、昭和30年代後半に書かれた司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』。しかしながら、明治時代に生きた龍馬を知っていた人々は彼の功績をすでに理解しており、明治39年の没後40年祭には、すでに主要な手紙や遺品が集められ、展示公開されていたという事実がある。本展では、薩長同盟や大政奉還などの歴史的評価はさておき、龍馬直筆の手紙に焦点を当て、彼の心根の真実に迫る。特に、坂本龍馬が「新国家」という言葉を用いて、新政府樹立に専心していたことを示す手紙は高知県以外での一般公開が初となる貴重品。本展では6月6日(火)から18日まで期間限定で公開されることとなった。暗殺5日前、中根雪江あてに書かれたその手紙で龍馬は、福井藩の財政を立て直した三岡八郎(後の由利公正)を新政府の財政担当にするよう、同藩重臣の中根に懇願している。新たな国づくりに情熱を傾けた彼の様子が窺える。また、京都国立博物館に収蔵されている遺品の公開や、近年発見され、解明が進む書状、剣術免状など、彼の資料が幅広く集結。さらに書物だけでなく、龍馬の愛用した刀も展示。彼が近江屋で暗殺された時に所持していたであろう刀や、坂本家に戻されたものがお披露目される。また、北辰一刀流の目録が複数あったことや、刀の最新の研究成果も同時に閲覧することができる。龍馬のファンもそうでない人も、彼の人となりや現代に与えている影響を、展覧会で実感してみてはいかがだろう。【概要】特別展覧会 没後150年 坂本龍馬■東京都江戸東京博物館期間:2017年4月29日(土・祝)〜6月18日(日)休館日:毎週月曜日(5月1日と5月15日は開館)開館時間:9:30〜17:30(土曜日は9:30〜19:30)※入館は閉館の30分前まで。住所:東京都墨田区横網1-4-1料金:・一般 特別展専用券1,350円(1,080円) / 特別展・常設展共通券 1,560円(1,240円) / 特別展前売り券 1,140円・大学・専門学生 特別展専用券 1,080円(860円) / 特別展・常設展共通券1,240円(990円) / 特別展前売り券 870円・中学生(都外)・高校生・65歳以上 特別展専用券 680円(540円) / 特別展・常設展共通券 780円(620円) / 特別展前売り券 470円・小学生・中学生(都内) 特別展専用券 680円(540円) / 特別展・常設展共通券 なし / 特別展前売り券 470円※( )内は20名以上の団体料金。※前売券は3月1日(水)~4月28日(金)まで販売予定。※特別展・常設展共通券の前売はなし。※会期中は当日料金で販売。※未就学児童、および身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳の携帯者と、その付き添い(2名まで)は、入場無料。※高・大学・専門学校生は学生証を、65歳以上は年齢を証明するもの(健康保険証、運転免許証など)を要提示。※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は観覧料が無料。■静岡市美術館期間:2017年7月1日(土)〜8月27日(日)休館日:月曜日(7/17、8/14は開館、7/18は休館)開館時間:10:00〜19:00※入館は閉館の30分前まで。住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F
2016年05月16日昔話の主人公たちが共演するau"三太郎"シリーズの新CMが、9日から全国で放送され、今回は浦島太郎が乙姫への恋の告白を、桃太郎に相談する。施策「恋愛相談」編は、浦島太郎(桐谷健太)が、妄想の中で乙姫(菜々緒)への告白をイメージし、竜宮城で「僕と結婚してください!」と手を差し出すが、乙姫は「え、いきなり?」と困惑。ここで現実に戻り、桃太郎(松田翔太)から「全然ダメだね」とダメ出しされる。その後も、浦島は桃太郎のアドバイスを受けながら、想像で「僕と住むところ、まとめてみない?」「君のすべてをまとめて面倒みたい!」とプロポーズすると、乙姫はうっとりして「浦ちゃん…」と手を握り、告白成功。桃太郎に「さすが恋愛マスターっす!」と感謝するが、再び浦島が「まとめて面倒みたい!」と手を差し出すと、乙姫は迫力ある形相で「覚悟あんのか?」と睨(にら)みつけてくる。桃太郎と浦島の会話は、松田と桐谷のアドリブで、本当に恋愛相談のように進行。菜々緒は、普段の乙姫のキャラクターからは想像できない、ときめきの表情も浮かべたが、最後のカットでカメラを睨みつける菜々緒の眼力に、スタッフは皆圧倒され、スタジオが爆笑に包まれた。
2016年04月08日著書『四季を楽しむ丸の内弁当』や自身のインスタグラムに載る、見た目も美しいお弁当の数々。Webディレクターとして日々多忙に仕事をこなしながら、お弁当づくりを欠かさない柚木 涼子(ゆのき りょうこ)さんは、デーブルコーディネート、写真撮影もすべて自分で行っています。仕事だけでてんやわんやの筆者にとって、「毎朝5時に起きてお弁当づくり」なんて、ほとんど神業……。柚木さんにお会いするまで、「どんなスーパーウーマンなのだろう」とびくついていましたが、お話すると「おいしいものに貪欲なだけですよ~」ととても自然体の女性でした。Webディレクターという、いかにも忙しそうな仕事を続けながら、早起きをして、おいしいものをおいしく味わう心と体を整えている柚木さん。そのライフスタイルのちょっとした習慣を、3つだけ聞いてきました。【柔軟な考え方になる】1日15分〜30分、本を読む「本は、自分とは違う価値観、考え方に触れられる、もっとも身近なもの。本を通じて、毎日、国や文化、時代背景が異なる世界を知ることができるのが面白くて、1日15分以上、本を読む時間にあてています。自分では考えもしなかった意見に触れると『そんな視点もあったか』ととらえ方が広がるので、仕事やプライベートでも『そういう考え方もあるよね』と柔軟に受け入れられるようになるんです」ちなみに現在は、お母さまの好みである随筆、お父さまがよく読む司馬遼太郎作品、友人が読む理系の学術本を、毎朝、お気に入りのお茶を飲みながら読んでいるそう。「人が好む本を読むのって、その人の頭の中をのぞいているみたい。自分では絶対に選ばないような1冊に出会えるので、世界も広がりますよ」【素直なココロを養う】感性で「いいな」と思うものを「料理やお弁当には流行りがあります。インスタグラムをやっていると、『“おにぎらず”作ってみました』『○○のキャラクターお弁当、完成!』などと、流行が波のように押し寄せてきます。私が大切にしているのは、周りがやっているからではなく、自分がやりたいかどうか。本当に食べたい?作ってみたい?と自問して出てきた答えに素直に従っています。私はお弁当箱を15個以上持っていますが、すべて、素材や形や色が気に入ったものたち。自分の感性で『いいな』と思ったものは、いつまでも飽きないし、大切にしようと思えます。これは、昔から母の口癖が『よそはよそ、うちはうち』だったからかもしれません」【ワクワク】朝がくるのが楽しみになるように!「毎朝5時に起きるだけで、街がゆっくりと動き出していく静かな時間を楽しめて、とても贅沢な気分になれます。仕事で疲れて眠いときももちろんあるのですが、起きてやりたいこと、小さな楽しみを作っておくと、1日をワクワクした気持ちでスタートすることができます。私はもっぱら、『お気に入りのティーカップでおいしい紅茶をいれよう』『先日買ってきたクッキーを食べよう』と食べる楽しみばかり(笑)。最近は、春を感じさせる色どり豊かな和菓子を抹茶と一緒に食べるのがお気に入りです」
2016年04月01日阿部サダヲを主演に、<a href="">『武士の家計簿』</a>などの原作者で知られる“平成の司馬遼太郎”との呼び声も高い磯田道史の近著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を映画化する<a href="">『殿、利息でござる!』</a>。この度、4月1日(金)“エイプリルフール”である本日、阿部さん演じる穀田屋十三郎が新党“つつしみ党”を立ち上げ、その選挙ポスターが公開となった。いまから250年前の江戸時代、藩の重い年貢により夜逃げが相次ぐ宿場町・吉岡宿に住む十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から町を救う計画を聞く。それは藩に大金を貸付け、利息を巻き上げる逆転の発想だった! 3億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦勃発。ビンボー庶民が、殿を相手に一世一代の大勝負に挑む――!<a href="">『白雪姫殺人事件』</a><a href="">『予告犯』</a><a href="">『残穢』</a>などを手掛ける中村義洋監督がメガホンを握る本作。キャストには、主人公で造り酒屋を営む傍ら、街の行く末を心配する穀田屋十三郎役の阿部さんをはじめ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華俳優陣が集結している。今回完成したのは、阿部さん演じる250年前に実在した穀田屋十三郎が、“知恵”と“勇気”と“我慢”で立ち上った決意の雄姿を「選挙風」に表現したポスター。 ビンボーなわが町・吉岡宿を救うため、十三郎は知恵者の篤平治とともに「藩に大金を貸し付け、利息を巻き上げ分配する」という奇想天外な計画を思いつく。自分のことより、人のこと。私財を投げ打ち、お上に立ち向かう姿はまさにいま、日本が求める理想のリーダー!そんな計画が進む中、周囲から羨望のまなざしを集めるようになった彼ら吉岡宿のメンバーたちの間で、いい気になったり、偉そうにしたりしないよう、仲間内で「つつしみの掟」というルール立ち上げた。穀田屋十三郎が立ち上げた新党・つつしみ党の「つつしみの掟」には、「一、ケンカや争いは、つつしむ」「一、“計画”についての口外を、つつしむ」「一、寄付するときに名前を出すことを、つつしむ」「一、道を歩く際も端を歩くよう、つつしむ」「一、飲み会の席でも上座に座らず、つつしむ」と5か条が定められている。「日本を取り戻す。」と掲げ、まっすぐ前を見つめる十三郎の姿は頼もしく、思わず清き一票を投票したくなる!?新党立ち上げはエイプリルフールにちなんだジョークだが、本作で描かれる物語は実話。「町を救うために破産するほど私財を投げ打ち、遺言は“人に話すな”。こんな人がいた、ということを伝えねばならない、いまの日本を辛うじて救っているのは、こうした精神なのではないか…」と、熱い想いを抱く中村監督の描く、本編にも期待をせずにはいられない。また、4月1日限定で公式サイトもエイプリルフール仕様に変更されるという。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月01日4月10日よりTOKYO MXほかにてTVアニメの放送がスタートする人気コミック作品『とんかつDJアゲ太郎』を題材としたリアル謎解きゲーム「とんかつDJアゲ太郎×ドラマチック謎解きゲーム『アガらないフロアからの脱出』」が、4月16日より都内・よだかのドラマチックルームにて開催される。本企画は、ニコニコ超会議やゲームマーケットなど大規模イベントで、体感型のリアル謎解きゲームを開催してきたよだかのレコードの新規公演となる。参加者は『とんかつDJアゲ太郎』の世界観の中、さまざまな課題をクリアしてアゲ太郎を救い出すミッションに挑戦する。イベントは解説を含め100分程度で、6人のチーム戦になるという。アニメと同じく声優の山下大輝が主人公・勝又揚太郎の声を担当する。『とんかつDJアゲ太郎』は、漫画雑誌アプリ『少年ジャンプ+』(集英社)で連載中のコミック作品。とんかつ屋の三代目の勝又揚太郎が、とんかつ屋とクラブDJに共通点を見いだし、一人前のとんかつ屋とDJを目指すというユニークな設定が話題を呼んでいる。(C)イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・とんかつDJ製作委員会
2016年03月17日『コードネームU.N.C.L.E.』のDVD&ブルーレイリリースを記念し、3月14日(月)、都内で特別イベントが開催。イベントには女優の遼河はるひ、タレントのGENKINGが登場した。遼河さん、GENKINGさんは、“史上最高にセクシーで、史上最悪の相性の、史上最強のスパイコンビ”ナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)、イリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)さながらに登場。「久々の男装で決めてみました」という遼河さんだったが、さすがは元宝塚の男役。「スカートにヒールよりも、スーツを着た方が落ち着きます」と、優雅にポーズを決めてみせた。GENKINGさんについて「女性から見ても綺麗だし、男性から見ても綺麗だろうし、不思議な存在ですよね。これは負けると思って、今日はつけまつ毛を付けました」と会場の笑いを誘った。本作は、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が、1960年代に人気を博したTVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を映画化したスパイ・サスペンス。GENKINGさんは、「普段男っぽい映画はあまり見ないんですけど、この作品を見たらワクワクして、久々に男の血が騒ぎました」と明かすも、「クリヤキンの顔が好きだけど、中身はソロ」と、すぐさま乙女の一面を見せた。一方、遼河さんは「二人とも格好良さが違うんです。ソロは茶目っ気もあって素敵だし、クリヤキンはピアさも出てきて、女心をくすぐられるんです。切っても切っても格好良さが出てくるので、女性はキュンキュンすると思います。男性の方は少しでもセクシーさを勉強して欲しいです」と熱く語った。『コードネームU.N.C.L.E.』ブルーレイ&DVDは3月16日(水)発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2016年03月14日松田翔太、濱田岳、桐谷健太という“中堅派”と呼べる人気俳優たちが、それぞれ桃太郎、金太郎、浦島太郎に扮し、さらに菅田将暉、有村架純、菜々緒といった最旬俳優も参加するau「三太郎」CMシリーズ。先日から、花咲爺さんとしてベテランの笹野高史も参戦し、さらなる笑いと話題を呼んでいる。また、2016年元旦からTVでオンエア、その後配信もスタートしたAIの歌うCMソング「みんながみんな英雄」はiTunes、レコチョクなど各配信サイトで軒並み1位を獲得。これまでのCM総集編のような形で「みんながみんな英雄」フルバージョンを収めた特別映像がYouTubeで公開されるや、10日間ですでに100万回以上の再生回数となっている。CM好感度ランキングでも歴代最高となる“好感度”を記録(CM総合研究所調べ)、2年目に突入しても人気は留まることを知らない「三太郎」を、その魅力とともにふり返ってみた。2015年元旦にスタートしたこのシリーズは、昔話の“英雄”たちがお互いを「桃ちゃん」「金ちゃん」「浦ちゃん」と呼び合う友達同士だったという設定や、「マジで」「ガチで」など現代的な言動の数々、昔話の「あれって実際どうなの?」という素朴な疑問への答え(!?)が次々と明かされていき、人間味あふれるそれぞれのキャラクターに俳優陣の好演も見事ハマって、日本全国があっという間に夢中になった。松田さん演じる桃太郎は、いつも優しくクールで冷静。鬼退治で一攫千金をなした、いわばボンボンタイプ?はしゃぎがちなほかの2人にツッコミを入れるのもたいてい彼だが、有村さん演じる“かぐちゃん”ことかぐや姫とおつき合いし、シリーズの最中に“家族”に。それぞれ桃と竹から、「パッカ~ン!」と生まれたことがなれそめだという。とはいえ、かぐや姫には“鬼嫁”疑惑(!?)も根強く、日ごろは尻に敷かれているのかもしれない…。また、濱田さん演じるのが金太郎。鬼を倒したり、竜宮城に行ったりするメジャーな2人と比べ、自分は熊と相撲をとるだけという、ちょっぴり地味な物語を卑下しているところもあったが、もしかしたら一番“純粋”で“自由”なのは彼かも。桃太郎のキジに対する優しさに「家族一人一人…」と涙したり、超軽い“鬼”ともすぐに打ち解けたり、どんなに寒い日もノースリーブで耐えてきた健気な一面も。いまでは学校へ通い、金太郎ならぬマジメな“金次郎”と化している。今年一番おはぎをもらっていたのは、彼だった(ただし、母から)。桐谷さん演じる浦島太郎は、いちばんの天然キャラといえそう。菜々緒さん演じる竜宮城の乙姫に、届かぬ想いを寄せている。竜宮城には“週3”で通っているが、どうもツンデレな悪女風の“乙ちゃん”にすっかり手玉に取られている様子。その乙姫の妹がかぐや姫で、「旦那さんと子どももいる」とのかぐや姫の辛辣なジョークには、Wショックを受けてしまったことも…。しかし、そんな切ない想いを歌に込めた浦島太郎(桐谷健太)名義の「海の声」は大きな話題となり、CMソングの枠を越えてロングランヒットとなっている。そして、3人の友情を改めて噛みしめながら鬼退治に向かった先に現れたのは、菅田さん演じる鬼。彼こそ、かつて桃太郎が退治した鬼だったが、「うぃっす~、久しぶりっす~」と超軽い!「喧嘩の後は友達っすよね」と仲よくなった桃太郎&鬼コンビは最強で、最初はやや混乱気味だった金太郎、浦島太郎とも、いまでは友達に。実は5人の子を持つイクメンパパであることが判明した鬼は、子どもに「キラキラネーム」をつけたり、雷様として副業をこなしたりと、三太郎を凌ぐほどの強烈キャラとして人気を集めている。そんなシリーズに、鬼ちゃんと同じくらいにお調子者の花咲爺さんとして、笹野さんが登場したばかり。「みんながみんな英雄」篇ではこの「花咲爺さん」など、数々の昔話やおとぎ話がフィーチャーされていたが、もしや今後も新キャラが登場していくのか、期待せずにはいられない。しかも、シリーズを通じて、あの一寸法師が“一瞬”だけ登場しているという点も見逃せない。“どこに一寸法師がいるのか”も含め、CMの世界観をギュッと凝縮した特別篇では、新発見もたくさんありそうだ。(text:cinemacafe.net)
2016年03月06日青森県八戸市は2月1日~29日、「TANESASHI CAFE」をカフェ「Shibuya City Lounge」(東京都渋谷区)で開催する。同イベントは、三陸復興国立公園・種差(たねさし)海岸のPRを目的に開催する。種差海岸は、青森県八戸市東部の蕪島から金浜までの海岸とその後背地を含めた10km以上にわたる地域の総称で、樹齢100年以上の松並木がつづく「淀の松原」、鳴き砂の有名な砂浜「大須賀海岸」といった海岸がある。今回、オープンするカフェの中心には、種差海岸を象徴する鳥「ウミネコ」の300羽以上の群れを表現した2m級のオブジェを用意。さらに、司馬遼太郎も絶賛したという種差海岸の天然芝生をモチーフにした造形物や、種差の風景写真を10点以上展示する。ランチメニューとして、全国一の水揚げを誇る八戸産のイカを中心に、青森の食材を使用した「スルメイカとみどり野菜のジェノベーゼパスタ 田子にんにくのガーリックトースト添え」(税込1,000円)を提供する。ディナーには、「焼きスルメイカと春野菜のチーズリゾット パルメジャーノ飾り」(税込1,300円)が楽しめるとのこと。
2016年01月27日カシオ計算機は11月25日、プロゴルファーの石川遼選手との所属契約を、2016年4月から2年間の契約で更新することで合意に達したと発表した。石川選手は2013年4月からカシオ計算機の所属選手としてトーナメント出場している。石川遼選手は2013年4月からカシオ計算機と3年間の所属契約を結んでいたが、このたびそれを更新。今後もカシオ計算機の所属選手としてPGA TOURを主戦場に、トーナメントを戦っていく。石川選手のコメント「カシオの所属選手として3回目の大会となるカシオワールドオープンでプレーすることを誇りに思います。そして、今後もカシオのロゴを身に着けてトーナメントを戦うことができることになり光栄に感じます。ファンの皆様の期待に応えられるように努力してまいります。」カシオ計算機 代表取締役社長 樫尾和雄氏のコメント「類稀な才能を持ちながら、常識にとらわれることなく技術を磨いて努力を積み重ね、世界で勝つことに挑戦し続ける石川選手を支援することで、人々に夢を伝えていきたいと思います。世界でのトップランク獲得に向けた活躍に期待しています。」
2015年11月27日全国各地の城へ足を運び、その雰囲気を味わうことを趣味にする人が急増中。同じ趣味の人同士で城巡りをして、周辺の歴史を学びワイワイ旅する「城ガール」も登場しています。そんな城好きはもちろん、これまでお城になんの感情も抱いてこなかった人にも読んでほしい本が、『城巡りが10倍楽しくなるおもしろ探訪日本の城』(今泉慎一著、扶桑社)。お城にまつわる雑学や知られざるエピソードが満載の一冊です。今回は、著者で古城探訪家の今泉慎一さんに、「石垣がスゴイお城トップ5」を伺いました。なにをもって「スゴイ」のかと伺うと、「例外もありますが、石垣はもともと、西日本の城の特徴。瀬戸内海のように石の名産地があったのと、当時もっとも築城技術が発達していたのが近畿だった、ということが大きいです。防御力でいうと『高さ』がいちばん重要ですが、それだけではなく『見た目にも美しい』石垣がたくさんあるのです」と今泉さん。マニアックな視点から観察したランキングを、さっそく紹介していきましょう。■5位:高取城(奈良県)奈良県高市郡高取町にある高取城は、日本三大山城のひとつで、ふもとと本丸の高低差は約400mで日本一となっています。山奥に突如現れるのは、昔の面影を残した雰囲気のある石垣。今泉さんは「城下町から歩くと約2時間。とんでもない山の中に、あれだけの石垣が組まれていることに驚きます。木立に囲まれた、天守台の石垣の美しさには目を見張り、苔むす感じがまた、廃城風情を感じさせてくれるのです」と熱く語ります。高取城は「日本のアンコール・ワット」だと、作家の司馬遼太郎さんも例えています。ちなみにいまは、山頂まで車道があるのでご安心を。■4位:岩村城(岐阜県)岐阜県の小高い山の上にあり、霧の湧きやすい気象までもが城造りに活かされ、別名「霧ケ城」とも呼ばれています。六段壁といわれる、立体的に組まれた石垣群と、複雑に折れ曲がる登城道が特徴。「攻め手の気分で登ると、その工夫が実感できます。また、夫を亡くした夫人が女城主となったものの合戦となり、最後はなんと、攻め手の総大将から『城を明け渡し、ワシの嫁になれ』とのラブレター(?)を受け入れ、城を明け渡したとのエピソードも。そして2人は後に信長軍に攻められ、最期は磔(はりつけ)の刑にされてしまうのです」と、今泉さんは女城主の悲哀にも注目。■3位:丸亀城(香川県)うどんで有名な香川県丸亀市にそびえ立つ丸亀城の石垣は60m!日本一の高さです。内堀から天守へ向け4層に重ねられている曲線は「扇の勾配」と呼ばれ、緩やかな組まれた石垣がやがてまっすぐ天へと反り返るように美しく、まさに石の芸術品。「段々になった石垣と、それを彩る緑の調和が美しい。小さいが品格のある現存天守も必見」とのこと。これは実際に行って見てみたくなりますね。■2位:竹田城(兵庫県)兵庫県朝来市にある竹田城は「日本のマチュピチュ」といわれ、雲海のなかに浮かぶ天空の城として、近年、大ブームになっています。2005年度に約1万2,000人だった観光客が13年度には50万人に急増!幻想的な景色が見られるとあって、平成24年に「恋人の聖地」として認定されたので、登山デートにもおススメ。ちなみに、雲海に浮かぶ城の全景が見られるのは、竹田城と町を挟んで向かい側の「立雲峡」という斜面です。今泉さんは「あんな山の上までどうやって、あれだけの量の石を運んだのか。想像を膨らませると、絶景の感動がより深まるはず」とアドバイス。標高354mの古城山の山頂にある城跡は戦国時代の遺跡。討ちにくいように工夫がなされ、わざとジグザグの地形になっているなど凝っている山城です。■1位:熊本城(熊本県)熊本城の石垣は、加藤清正が率いてきた石工集団によってつくられました。「宇土櫓と、その裾に伸びる高石垣。徐々にカーブがきつくなる『武者返し』は惚れ惚れするほど美しいです」それが、今泉さんが1位とする理由。地面に近い位置の傾斜は30度程度ですが、上の方はほぼ垂直に近い絶壁になっているので、お城への侵入者を追い返す意味合いがあったのでしょう。西南戦争で西郷軍を撃退し、不落の名城として真価を発揮しました。また、軟弱な地盤に建っていることも考慮され、末広がりの形には石垣の崩壊を防ぐ役割もあったようです。今泉さんは「ここの石垣はどこよりも金と手間をかけてつくっている」と絶賛。*お城の数だけ、そこに伝わる不思議な歴史や逸話が残されているもの。本を読んでみて気になるお城を自分の足で確かめに行けば、お城が築かれた当時にタイムスリップしたような気分になれるかもしれませんよ。(文/中田蜜柑)【取材協力】※今泉慎一・・・古城探訪家。1975年広島生まれ。編集プロダクション・風来堂代表。旅、歴史、サブカルチャーなどを中心に、取材、編集、執筆、撮影などをこなす。好きな城は松本城(長野県松本市)、杣山城(福井県越前町)、八上城(兵庫県篠山市)など。【参考】※今泉慎一(2015)『城巡りが10倍楽しくなる おもしろ探訪 日本の城』扶桑社※歴史魂編集部(2013)『城ガール―1泊2日で大充実のお城めぐり』アスキーメディアワークス『城巡りが10倍楽しくなる おもしろ探訪 日本の城』を、5名様にプレゼントします。応募は、imada@furaido.netまでどうぞ。メールの件名は「『城巡りが10倍楽しくなる おもしろ探訪 日本の城』プレゼント応募」で、本文には必ず、名前・書籍送付先の郵便番号・住所を明記してください。〆切は、2015年11月30日までです。なお、ご応募いただいた方の個人情報は、賞品の発送にのみ使用いたします。
2015年11月09日『武士の家計簿』などの原作者で知られる“平成の司馬遼太郎”と呼び名も高い磯田道史の近著「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」の映画化『殿、利息でござる』。阿部サダヲを主演に迎えることで話題の本作だが、この度、本作の公開日決定と共に、第一弾のポスタービジュアルが解禁された。金欠の仙台藩は百姓町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。さびれ果てた小さな宿場町・吉岡藩で故郷の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸付利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打首確実。千両=三億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨ててただ人のために私財を投げ打ち悲願に挑む――。本作で監督を務めるのは、『白ゆき姫殺人事件』や『予告犯』、さらに最近では美女W主演で話題の『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』などを手掛け、いま最も注目を集める中村義洋。そして、本作の主人公で造り酒屋を営む傍ら、街の行く末を心配する穀田屋十三郎を演じるのは『舞妓 Haaaan!!!』『アンフェア』シリーズなど舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍する阿部さん。共演には同じく『アンフェア』や「ラッキーセブン」(フジテレビ)に出演していた瑛太と、『感染列島』『悪人』などに出演し数々の賞を受賞した妻夫木聡ら豪華俳優陣が集結する。今回解禁されたポスターは、阿部さん扮する主人公・十三郎が、前代未聞の妙案で殿相手に一世一代の大勝負に挑み、一発逆転を図ろうと決意する、その身の程知らずな“どや顔”で、頭には、黄金に輝く小判…ではなく庶民の扱う“小銭”のマゲが結われている。キャッチコピーの「ゼニと頭は、使いよう」が表すように、銭に苦しめられる庶民が、自ら銭を使って、知恵と工夫でいかにこの難局を乗り切るのか。という本作の設定を、意表をついた斬新なビジュアルで表現したポスターとなっている。阿部さんら豪華俳優陣が出演する奇想天外な物語。このピンチ、どう乗り越えるのか公開を楽しみにしたい。『殿、利息でござる!』は2016年5月14日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月06日世の中の酸いも甘いもわからない少女にカレシがいない場合、「恋に恋する状態」などと言ったりします。でも、30歳過ぎて彼氏ナシの場合、どんな理由があるのでしょう。「いたって大していいもんじゃねえしな」なんて意見もありそうです。辛い現実を知ってしまったわけです。この際、シングルを満喫しきるために、心の萌えは現実ではなく少女マンガで消化しましょう、ええ、そうしましょう。「これさえあれば、男なんかいらないわ……」っていう少女マンガ、ご紹介します。刀剣乱舞をきっかけに、『風光る』にも再びハマった!『風光る』(渡辺多恵子/小学館 フラワーコミックス)既刊37巻最近、また新選組にほんのりハマっています。その理由は「刀剣乱舞」というオンラインゲームです。イケメンの姿をした刀剣を育てて戦わせるという夢いっぱいのゲームです。バカはまりです。それまで新選組隊士の持ってる刀なんてまったく興味がなかったけど、今や「和泉守兼定」やら「大和守安定」やら「堀川国広」やら、刀剣男子で頭がいっぱいです。ちなみに、私の推し刀剣は「骨喰藤四郎」です。というわけで、『風光る』です。刀剣つながりで読み返してます。この作品は、とある事情があって男子と偽って新選組に入隊した少女の物語です。作者の渡辺多恵子さんは短編がとても上手な作家さんですが、もう18年も連載してます。リアル新選組の活動自体はせいぜい5年とかなので、幕末5年の歴史に40巻近くかかっていて、『サザエさん』現象とまでは行かないけど、限りなく光速に近づいてる感じはしますね。あまりに連載が長いので、当初、主人公のセイが新選組に入隊した理由とかは、最近もうホントどうでもいい感じです。ちなみに雑誌連載では現在、沖田総司はさすがにヨレヨレです。『薄桜鬼』は史実を見事にファンタジーにアレンジしているところが魅力のひとつだったわけですが、『風光る』は、恋愛部分以外はちゃんと描いているようなので、この先どうなるかがわかっているぶん切ないです。ちなみに、土方が兼定を手に入れたくだり(これはフィクションのようだけど)とか、刀の種類についてとか、刀剣うんちくネタもいくつか出てくるので、審神者の方々にもお勧めです。司馬遼太郎、『新撰組!』、『銀魂』……移り変わる新撰組のイケメンイメージhydropeekそんなこんなで先日、「日野市立新選組のふるさと歴史館」に行ってきました。そのときやっていた展示が、新選組漫画の変遷というもので、とてもおもしろかったのです。現在の新選組像を作ったのは司馬遼太郎大先生。“司馬新選組”以前は、土方歳三たち隊員をおっさんが演じてたりしたそうです。もったいないことです。しかし、“司馬土方歳三”があまりにかっこよかったので、以来すっかり新選組=イケメン集団という、今日の新選組イメージの基礎ができあがったのだとか。その後数十年、“司馬新選組”が日本を支配していましたが、大河ドラマ『新選組!』で近藤勇が主人公として描かれ、ようやく新選組は司馬色から脱出し始めたらしいです。そして『銀魂』です。沖田と土方は試衛館の門弟です。沖田は土方よりも年下だけれども、試衛館での段位は上だったのだとか。しかし新選組では、当たり前のように土方が副長になっていて、そりゃ沖田としたらおもしろくないでしょうよ、という前提で描かれたのが、ちょっとひねくれた沖田像だそうです。その理由が「なるほど納得」だったため、『銀魂』以来、それまで素直で明るかった沖田総司像が、ちょっとひねくれ意地悪沖田に変わったのだとか。“司馬新選組”の信者たちは、“司馬新選組”こそ史実だと思って止まない傾向にあるそうですが、“司馬新選組”もかなり創作が入っているのは周知の事実。しかし、“司馬新選組”が浸透したのは史実だからではなく、単純におもしろかったから。そして、おもしろい新選組作品が出るたびに、新しい新選組イメージに塗り替えられていくというのです。この『風光る』は、かなり作者が勉強して描かれていて、史実を少女漫画風にがっちりアレンジしてくれています。男子の集団に紛れ込むとか、男子と互角にやり合うとか、でも本当に頼れる人には守ってもらえるとか、女子の好きなテイストが盛りだくさん。勉強嫌いの娘さんに読ませるとよいでしょう。土方歳三は豪快で明るく、近藤勇は実物そっくりにエラが張ってて、斉藤一は無口で真面目なキャラです。私は明るく元気な男子キャラにはそれほど惹かれないので、『風光る』では沖田総司よりも斉藤一のほうが好きなんですが、Wikipediaの彼の写真を見て後悔しました。ああ、ほんとうに少女漫画って夢があっていいですよね……。Text/和久井香菜子
2015年07月08日『武士の家計簿』の原作者として知られる磯田道史の「無私の日本人」収録の一編「穀田屋十三郎」の映画化『殿、利息でござる!』の公開が決定。キャストに、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡が出演することが明らかになった。“平成の司馬遼太郎”との呼び声も高い磯田道史による、実話に基づいた原作の映像化に挑む本作。監督は、現在公開中の生田斗真主演作『予告犯』の中村義洋が務め、自身初の時代劇の監督となる。物語の舞台は、今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちがいた。実在した穀田屋十三郎ら9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿を描く。造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎を、『寄生獣』『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の阿部サダヲが演じ、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治に『まほろ駅前狂騒曲』の瑛太、そして十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内には、『バンクーバーの朝日』の妻夫木聡が演じる。そしてこのほど、主要キャスト3人よりコメントが届いている。■阿部サダヲ時代劇だと聞いて、馬に乗ったり派手な立ち回りがあるのかと勝手に思っていたのですが(笑)そういのが全く無いのに、スゴイかっこいい男達の話で、とても新鮮でした。自分も時代劇の主演は初めてですし、中村監督も時代劇初めてお撮りになるということで、新鮮な時代劇が産まれるといいなぁと思います!!■瑛太中村監督に9年ぶりに呼んでいただけて、しかも阿部サダヲさんをはじめ素晴らしい方々と映画作りを出来る事はとても幸せです。清々しい気持ちで役を演じ、良い作品になるよう日々精進して参ります。■妻夫木聡ずっと、ご一緒したいと願っていた中村監督にお声をかけて頂けて幸せです。今はただただ撮影が楽しみでしょうがありません。一日一日を楽しみたいと思います。本作の基になっている町人たちの実話は、誇ることをせず、何の栄誉も受けとらず、子孫には先祖が偉いことをしたと言ってはならないという戒めのため、これまでその町人たちの子孫によっては多く語られず、広く語り継がれることがなかったという。そんな“無私の精神”の精神を貫いた町人たちの姿に涙したという中村監督は、「こんな人がいた、ということを伝えねばならない、今の日本を辛うじて救っているのは、こうした精神なのではないか……自分でも恥ずかしいほど一途な思いで脚本を書き、その思いに応えるように、ここぞという時には必ず呼ぼうと決めていたサダヲさん、瑛太くん、妻夫木くんら、頼もしいキャストの方々が集まってくれました。」と、本作への意気込みとキャストへの期待を語っている。武士より武士らしかった百姓たちと、私欲や保身しか頭にない武士の対決が描かれているという本作。本作の中での町人たちの“無私の精神”は、現代の私たちの胸をきっと打つはず。来年の公開を心待ちにしたい。『殿、利息でござる!』は2016年夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月04日●クリエイティブ業界のキーパーソンがキャリアを振り返る「eAT KANAZAWA 2015」最後のセッションでは、「コミュニケーション~eATがつないだ才能」と題して、モデレーターに中島信也氏(東北新社専務取締役)、パネリストには秋山具義氏(アートディレクター)、小西利行氏(コピーライター)、加藤拓氏(NHK・エグゼクティブプロデューサー)という、クリエイティブ業界でも影響力の高いメンバーが壇上に上がった。モデレーターである中島氏自身はCMディレクターとして、原始時代の大地を舞台に、槍を手にした原始人の狩人集団が巨大な野生動物に追いかけられるストップモーションが印象的な日清食品のカップヌードル「hungry?」シリーズや、アクロバティックな器械体操を作品化したサントリーの燃焼系アミノ式「グッパイ、運動。」シリーズなど、話題作で多数の受賞歴を持つ伝説の人物だ。そんな氏が冒頭に「なんだかベテランばっかり集まっちゃった」と笑いながら、自身のキャリアについて「決して順風満帆ではなかった」と切り出した。氏は東北新社に入社後CMプランニングを何本か手がけるが、その結果は「イマイチだね」と反応も薄く、中にはその場でプロジェクトを降ろされ別の人に交代させられるという仕打ちに会い「毎日クビにならないように生きていくのに必死だった」という。その中でさまざまな人と出会いつながることでコミュニケーション能力を高めた氏は数々の「名作」と呼ばれるCMたちを作り上げていった。「自分はクリエイターではなく調停者だった」と振り返るが、それでも「未来的なものは好きだった」と自身の作品を提示し、常に最先端なものとは何かを意識していたという。秋山具義氏が振り返る自身のキャリアそれを受けて、秋山氏も自身のキャリアを振り返った。秋葉原生まれの生粋の東京人である氏は、日本大学藝術学部を卒業後「ほかにどこも採用してくれなかった」ということでI&S BBDOに入社。アートディレクターとして数多くの作品を輩出することになる。最近のものでは、AKB48のCDジャケットシリーズや、壇蜜、前田敦子、ふなっしーなどの写真集のデザインや、TOYOTAの「もっとよくしよう」キャンペーン、Samantha Tiaraの冬コレクション、マルちゃん製麺のパッケージデザイン、UHA味覚糖と進撃の巨人のコラボ「進撃のちょ人」など、とにかく挙げればきりがないほど、その作品は我々の目の前にある。「そもそもキャリアプランなんてなかった」と語ったが、それでも仕事を通じてさまざまな人と交流する中で自身のスキルやコネクションを広げていった結果が今の自分につながっているのだと感じているという。●「とにかく無我夢中で駆け抜けてきた」小西利行氏のコピーライティングのキモ次いで、小西氏も「自分の人生もそんなに華々しいものではなかった」と話し始める。大学卒業後、博報堂に入社したが、そこで最初に行われる「適性試験」の結果、氏はコピーライターとして制作局に配属された。しかし実は「定員12名のところに13番目の補欠として入れられた」とあとで聞かされたというほど、当初の氏にはコピーライティングのセンスがなかったという。「とにかく書けなくて、毎日先輩や上司に怒られた」というが、その中でコピーライティングの本質を自分なりに理解したという。大切なのは「伝える」ことではなく「伝わる」ことが重要なのであって、コピーライトの意義はここにあるのだと氏は考えている。「膨大なメッセージの中から、もっともわかりやすく理解しやすい言葉を抽出して見せる」という手法に基づいた作品は、日産自動車のセレナ「モノより思い出」やソニーのプレイステーション「暮らし、イキ!イキ!」、サントリー「伊右衛門」の一連のシリーズや、秋山氏と手掛けたTOYOTAの「もっとよくしよう」キャンペーンなど明快なメッセージを持つものが多い。「初日の菅野さんのメッセージに《Art, Copy & Code》というフレーズが出てきて本当に嬉しかった」と述べるが、クリエイティブの間でどうしても見落とされがちなのがコピーライトなのだという。「ここを拾い上げていく人生だったが、結果として良かったと思う」と振り返り、これからもコピーライトの持つチカラを広げてクリエイティブを広げていきたいと熱く語ってくれた。○大河ドラマ「八重の桜」に傾けた情熱3人目となる加藤拓氏は「壇上にいるパネリスト3人ともが同世代」というキーワードをひもときながら、自身のキャリアを紹介した。NHKのドラマ部門に所属し、エグゼクティブプロデューサーとして活躍する氏だが「実は手掛けた作品はそれほど多くはない」という。それは、司馬遼太郎氏原作のドラマ「坂の上の雲(2009~2011年)」の制作に携わっていたからだという。放送そのものは3年、氏が担当したのはその中の第3部(2011年)だったが、プロジェクト自体は10年以上かけて準備されたものであり「10年間一本の作品を作り続けたのはちょっとない事例」という本人の弁もあるとおりの異例のものだったが、そのクオリティの高さは、頻繁に再放送を繰り返されいることからも人気の高さが伺える。デジタル技術にも積極的な意欲を見せる氏は、演出を担当した大河ドラマ「八重の桜」をメイキングを含めて紹介してくれた。坂の上の雲に続いて手掛けた歴史物だったが「よりリアルな表現がしたかった」ということで積極的にCGによる合成を導入。鶴ヶ城はもとより、江戸城の松の間、京都御所前のシーンなど通常のセットでは組めないようなスケールでの展開を毎週放送のある大河ドラマの枠でやってのけた。「おそらくこれだけの量のCGを合成で使ったのは大河ドラマ史上では最多」の演出も説得力のある表現に積極的な氏ならではの取り組みだ。最近では「歴史物以外もやりたくて」と村上龍氏原作の「55歳からのハーローワーク」を手掛けるなど自身の演出技法の幅を広げるのに余念がない。4人の共通として、「とにかく無我夢中で駆け抜けてきた」という認識があるのだという。先の事など考える余裕もなく「今を生きるのに精いっぱい」で、むしろ未来を見据えて何かをしようと考える若手たちには自分たちにはないものさえ感じる、というのが正直な感想のようだ。しかし、そんな中でも変わらないのは「人の縁」であり、このeATに参加したことが新たな繋がりを生んで次のクリエイティブワークへと進んで行っているのは間違いない。eATは発見の場であり、同時に出会いの場であることを登壇者自身も自覚している、まさに「eATがつないだ才能」というタイトルにふさわしいセッションとなった。○交流こそがeATの本質普通のイベントであればここで終了といったところだが、eATの「本番」はある意味ここからである。セッションの後には恒例の「夜塾」が開催された。この夜塾では、テーマや分野ごとにわかれた5~6人で編成された小さなグループを複数作る。参加者はその中から好きなグループに加わってディスカッションすることが可能だ。内容も昼間のセッションに関連したものや、クリエイター自身たちが関わっていたり普段考えていることなどを聞いても構わない。中には自分のビジネスプランや進むべきキャリアなどを質問するなど、まさに「制約なし」の自由な時間でトップクリエイターたちと文字通り「膝を突き合わせて」語り合うことができる時間が提供されている。夜塾に参加するメンバーは登壇者のほかにも土佐氏や中島氏といった実行委員、さらにはスペシャルゲストの林信行氏(ジャーナリスト)、菱川勢一氏(映像作家)、川井憲次氏(作曲家・ミュージシャン)、樋口真嗣氏(映画監督)などが加わり、さまざまなジャンルのプロたちと夜通し熱い語り合いが続いていた。行政主催のeATは今回いったん終了となるが、実行委員長の中島氏を中心とした運営メンバーの士気は高く、来年以降もイベントそのものは民間主体に軸を移したまま継続するという。日本の最先端クリエイティブを牽引するタレントたちが一堂に会するだけでなく、直接意見交換をできる機会までが提供されている「奇跡的」とも呼べるこのイベントだが、地元金沢以外からの参加も「クリエイターの育成」という視点で見るとメリットも大きい。生まれ変わるeATが来年、どういった形で開催されるのかも含めて注目すべきイベントだ。(氷川りそな)
2015年04月20日東京都・南青山の岡本太郎記念館では、岡本太郎の「生命体」展を開催している。開催期間は6月14日まで(火曜休館、祝日の場合は開館)。開館時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)。入場料は一般620円、小学生310円。同展は、一般公開されていない「生命の樹」の模型をはじめ、岡本太郎が手掛けた作品の中でも特に生命のエネルギーにあふれる油彩など約30点を展示し、太郎が表現しつづけた"いのちの強さと尊さ"に迫っている。岡本太郎は、生涯にわたって"いのち"を描きつづけてきたが、その代表的な作品が、太陽の塔の胎内に内臓されている「生命の樹」。太陽の塔を構想したとき、太郎はその胎内に"生命体"を内蔵しようと考え、アメーバから人間にいたるすべての生き物が一体となって組織する一つの"樹"を創り出した。それは動脈となり、リンパの流れとなって太陽の塔に生命を吹きこんでいる。さらに会期半ばより、第17回岡本太郎現代芸術賞で太郎賞を受賞したアートユニット「キュンチョメ」と、敏子賞を受賞した「サエボーグ」による新作の特別展示も行われる。4月1日~20日に開催するキュンチョメの「もう一度太陽の下でうまれたい」展では、太郎作品の中でも太陽をモチーフにしたものをとりあげ、新たな解釈とともに状況に抗おうとする意欲的な展示となる。なお、今年度の受賞作品を紹介している「第18回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展も、4月12日まで川崎市岡本太郎美術館にて開催されている。
2015年03月20日松田翔太さんが桃太郎、桐谷健太さんが浦島太郎、濱田岳さんが金太郎を演じる新CMが話題になっていますね。昔話の人気キャラ3人が実は友達だった――というストーリー、これからどんなふうに展開していくのかとワクワクしている人も多いのでは?筆者が見ていて特に気になったのは、桃ちゃん(桃太郎)が彼女持ち、しかも相手は「かぐや姫」だったというところ。「俺は桃から。彼女、竹から。それつながり」って…。どちらかというと、瓜から生まれた「瓜子姫」のほうが近いんじゃ?とか余計なことを考えてしまいました。さておき、あの3人って実際にお付き合いしたらどんな感じなんでしょう?cocoloni PROLOでは以前、「桃太郎はブラック彼氏!?」なんて記事も公開しましたが…。誰と付き合ったら一番幸せになれるか、というのを独断と偏見で分析してみようと思います。≪恋人を一番幸せにしてくれる太郎は?≫◆桃太郎:恋人の提案を却下する男鬼ヶ島の鬼が人々を苦しめていると聞き、退治に向かった桃太郎。まさに正義の味方!という感じですが、実際に鬼の暴れっぷりを見たわけではなく、村人の話を鵜呑みにして戦いに行ったのはやや軽率だったかも。相手がどの程度強いのかもわからないのに、犬・猿・キジだけを連れて出かけた無鉄砲さも、若さゆえという印象です。勝ちたいなら、まずは敵を知ることが大事。状況も知らぬまま乗り込んで行き、一方的にたたきのめした男といったら、英雄どころかちょっとひどい奴にも感じられます。こういう男性は自分が一番偉いと思っていて、周りの意見に耳を貸さない可能性大。女性とデートをする際も、自分が行きたい所にばかり連れて行き、相手が退屈していても気づいてくれないかもしれません。もしくは恋人が、「あそこに行きたい」「あれ面白いよ」と自分の知らないことについて話しても「くだらない」と却下したり。ちなみにCMでは、桃太郎は犬・猿・キジとは「団子コミュニケーション」を取っていて、団子がない日は相手にされていない様子。とりあえず、「何があってもこの人のために尽くしたい」と思わせるほどの人物ではないみたいです。◆浦島太郎:いい人すぎてだまされる男子どもたちにいじめられていた亀を助け、そのお礼として竜宮城に連れて行かれた浦島太郎。弱い者いじめが許せない心優しい青年であることは間違いありません。ただ、もしかしたら子どもと亀がグルの詐欺師だったかも、という可能性を考えることもなく、軽い気持ちで行ってしまったのは怖いもの知らずというか何というか…。良くも悪くもだまされやすい人なんじゃないでしょうか。しかも乙姫さまが「決して開けないで」と言った玉手箱を開けてしまった、約束を守れない男でもあります。こういう男性は、作り話にコロッとだまされるタイプ。恋人がいても、美女が猫をかぶって泣きついてきたら、「かわいそう」という理由で受け入れ、簡単に浮気してしまいそうです。「あの子を助けたいから」とデートの約束をドタキャンしたり、恋人からお金を借り、なかなか返してくれなかったり…優しさは大きな魅力ですが、人がよすぎるのも考えものですよね。CMでは、竜宮城に連れて行ってくれるはずの亀が驚くほど小さかったことから、桃太郎に「だから浦ちゃんモテないんだよ。彼女とかいないから乙姫にだまされるんだ」と言われていた浦島太郎。だまされやすいという解釈は間違っていないようです。◆金太郎:タフで包容力のある男毎日、山の動物たちと相撲を取り、大きなクマと戦っても負け知らずの金太郎。ある日、谷間に橋がなくて向こう岸に渡れないと困っている動物たちのため、巨大な木を倒して橋をかけてあげたそう。金太郎の歌にも「気は優しくて力持ち」という歌詞がありますが、文字通り、包容力があって頼りになる人なんですね。ちょっと若すぎる(むしろ子ども?)のと、ほとんど動物としかコミュニケーションを取っていなそうなのが気になりますが、年下&女慣れしていない男性が好きな人には合っているんじゃないかと。橋がないなら作ればいい、という柔軟な発想も素敵です。こういう問題解決力のある人って、女性としては一緒にいて安心できますよね。サバイバルスキルも高いだろうから、もしものときにも助けてくれそうだし。なので、何を考えているかサッパリわからない男性より、ピュアで単純明快な男のほうが好み!という女性には自信を持ってオススメします。あまりにもわかりやすい男は退屈でイヤという人はやめておいたほうがいいと思いますが。CMでは、桃太郎や浦島太郎と比べて「俺ってイケてない」といじけていた金太郎。でも、最終的に一番いい女を捕まえるのは、かっこいい桃太郎や、ひたすら優しい浦島太郎ではなく、地味だけど実はすごい彼のような気がします。ということで、桃太郎・浦島太郎・金太郎の中で、最も恋人を幸せにしてくれそうなのは、CMではいじられキャラの金ちゃんこと金太郎でした。…なんて妄想を繰り広げつつCMを見たら、また別の楽しみ方ができるかも!?(文=編集J)※画像はau「 あたらしい英雄、はじまるっ」よりあの人がこれまでにしてきた恋愛のすべて【無料占い】
2015年01月23日江戸一は1月31日まで、食べ放題レストラン「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」「すたみな太郎NEO」にてお笑いコンビ「日本エレキテル連合」とのコラボレーションキャンペーンを実施している。「すたみな太郎」は、焼き肉・寿司・デザートを中心としたメニューを提供するバイキングレストランで、2014年7月現在で国内に129店舗を展開している。このほど行われたキャンペーンの記者発表会では、同社代表取締役社長兼CEOの小澤和貴氏が登壇し、「お客さまのニーズに対応するため、常にすたみな太郎は革新的でなければならない、変化し続けなければならないと思っています。そこで今回は、エンターテインメント界の革新的存在であるエレキテル連合のお力を借りました」とコラボレーションについて語った。今回のキャンペーンでは、日本エレキテル連合とのコラボレーションメニューを販売するほか、音声ポスターの設置やコラボレーショングッズのプレゼントなどを行う。コラボレーションメニューは「朱美ちゃんの白湯豚しゃぶしゃぶ」「細貝さんの昭和あったかおでん」の2種類で、どちらも食べ放題となる。「朱美ちゃんの白湯豚しゃぶしゃぶ」は、同コンビが演じるキャラクター「朱美ちゃん」の白い顔をイメージした白湯ダシを使った豚しゃぶしゃぶで、鶏ガラを使用した濃厚な旨みが特長。「細貝さんの昭和あったかおでん」は、同コンビが演じる「細貝さん」の"昭和っぽい風貌"をイメージしたおでんとなる。「白湯豚しゃぶしゃぶ」は「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」、「昭和あったかおでん」は「すたみな太郎」のディナーのみでの提供で、いずれも「すたみな太郎NEO」では提供しない。発表会には「朱美ちゃん」と「細貝さん」に扮(ふん)した日本エレキテル連合の2人も登場し、「細貝さん」を演じる中野聡子さんは自身とコラボレーションした同社について「攻めた会社だと思いましたよ。私たちを広告に持ってきてくださるこの英断! 」とコメント。コラボメニューのおでんについては「オヤジ1人でもよし、家族でもよし。古き良き日本を思い出す素晴らしい一品でございます」と語った。「朱美ちゃん」を演じる橋本小雪さんはコラボメニューの豚しゃぶしゃぶについて「朱美とろけちゃう! 」と一言。独特の世界観を披露していた。他にも同店では、店舗のQRコードから日本エレキテル連合出演の限定ムービーにアクセスできるほか、店内のパスワードを入力することで公式WEBページからカレンダーなどのコラボグッズもダウンロードできる。また、バスタオルやちゃぶ台セットなどのグッズが抽選で当たるプレゼントキャンペーンも展開する。店頭にはボタンを押すと同コンビの音声が流れるポスターを設置し、小学生以下の子どもがいるグループには「朱美ちゃん」をモチーフにした福笑いもプレゼントする(なくなり次第終了)。また、1月12日までは「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」にてディナー限定の食べ放題メニュー「熟成黒毛牛中落ちカルビ」も提供。40日間熟成させた豪州産の牛肉で、なくなり次第終了となる。
2015年01月08日森トラストグループは2015年春、スターウッド ホテル&リゾート ワールドワイド Inc.と協働で京都・嵐山に「翠嵐(すいらん) ラグジュアリーコレクションホテル 京都」を開業する。スターウッド ホテル&リゾート ワールドワイドInc.は「ウェスティンホテル」や「シェラトンホテル」など世界約100カ国で1,200のホテルを所有・運営しており、「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」は同社の最高級ブランド「The Luxury Collection(ラグジュアリーコレクション)」として日本初の開業となる。京都・嵐山は景勝地として知られている。中でも同ホテルは、作家の司馬遼太郎氏が『街道をゆく』の中で「目の前に、嵐山の翠巒(すいらん)が盛り上がっている。丘としては日本でもっとも美しい。」と称賛した嵐山の稜線(りょうせん)を保津川越しに望む立地に誕生する。その自然美を最大限に生かして実現する世界観を「翠嵐」という言葉に込めたとのこと。客室には「月」をテーマとした空間デザインが施されており、「翡翠」「菫」「藍」など日本の伝統色をキーカラーとしたインテリアとなっている。1枚のびょうぶ絵のように窓一面に嵐山の景色が広がる部屋や、保津川と渡月橋を一望できる部屋、月見台を有する部屋などさまざまな種類をそろえる。部屋数は全39室で、うち露天風呂付スイートルームが4室、露天風呂付特別室が2室、露天風呂付和客室が12室、標準客室が21室となる。敷地内には、会席料理や個室での鉄板焼きを楽しめるレストランの他、築100年超の和風建築をリニューアルし、保津川を望むテラスを備えた甘味所・カフェもそなえる。また、ホテルレセプションには離宮の装飾である御簾(みす)や格子をオマージュした装飾を施し、中庭を眺めながらチェックインのひとときを過ごせるという。このほど行われた同ホテルの発表記者会見では、スターウッド ホテル&リゾート上席副社長のロタ・ペール氏と森トラスト・ホテルズ&リゾーツ代表取締役社長の伊達 美和子氏が登壇した。ロタ・ペール氏は「またとない体験ができる場所になる。このホテルが日本で初めての『ラグジュアリーコレクション』となったことは、私たちにとってとても喜ばしいニュースだ」とコメント。伊達氏は「由緒正しい京都・嵐山の歴史と品位を損なわず、かつこの土地にもう一度光を当て再生することがデベロッパーである私たちの使命と感じています」と嵐山という土地への思いを語った。なお、客室の宿泊料金は標準客室で4万円~10万円以上となる見込みとのこと。
2014年12月15日Amazon.co.jpは12日、販売中の日本語Kindle書籍に対し、新機能「X-Ray」の提供を開始した。X-Rayは、登場人物や地名、画像など、電子書籍に含まれる主要キーワードを、付帯情報とともにピックアップする独自サービス。読書中に「X-Ray」ボタンを押すと、書籍に含まれる主要キーワードが「人物」「トピック」「画像」に分類され、該当キーワードが書籍内のどの部分に出てきたかを示すバー付きで表示される。「人物」や「トピック」については、Wikipediaから抜粋した説明記事を合わせて表示。「人物」では別名やニックネームなどもまとめて表示される。また、「画像」メニューをタップすると書籍内の画像のみを表示でき、画像をタップすると直接該当ページを開くことができる。X-Ray対象書籍は、12日時点では、既存の英語書籍15,000冊に加え、吉川英治著「三国志」シリーズ、司馬遼太郎著「竜馬がゆく」など日本語書籍1,500冊強。今後対象書籍を拡大する予定で、すでに購入済みの書籍がX-Rayの対象になると自動的にアップデートされ、同機能を利用できるようになる。X-Rayの対応端末は、「人物」と「トピック」が国内の全KindleシリーズとFireタブレットシリーズ、iOS/Android向けの最新版Kindleアプリで利用可能。X-Rayの「画像」は、2013年以降に発売したKindleシリーズ、Fireタブレットシリーズ、Android向けの最新版Kindleアプリで利用できる。
2014年12月12日森トラストグループはスターウッド ホテル&リゾートと共同で、2015年春に「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」をオープンする。“ラグジュアリーコレクション”は、スターウッド ホテル&リゾートでも最高級カテゴリーに位置するブランド。 “翠嵐”は司馬遼太郎が嵐山の緑豊かな自然を称えた言葉から取られており、その自然美を最大限に活かすと共に、日本のおもてなし文化を象徴する旅館の空間演出やサービスをホテルに融合させた。渡月橋にほど近い保津川沿いの好立地で、嵐山を散策した足でそのままチェックイン出来る。客室は“月”をテーマとする華美に優れた39室で、翡翠や菫といった日本伝統の色調をインテリアに用いた和客室となっている。日本庭園や嵐山の眺望が1枚絵のように窓越しに切り抜かれ、テラスや月見台などの施設も完備。スイートルームなど一部の部屋では、嵐山温泉の湯を引いた専用露天風呂を用意した。レセプションエリアは御簾や格子をオマージュした格調高い空間となり、チェックイン後のひと時をくつろげるようにと、庭園を望むカウンター席を配置。館内のレストランでは現代のアレンジを加えた懐石料理の他、プライベートな個室で鉄板焼きが味わえる。また、甘味処やカフェは築100年を超える建物を再生しており、宿泊の際には和の趣のある店内や保津川を望むテラス席で、癒やしのひと時を過ごしたい。
2014年12月08日建築家・永山祐子の展覧会「建築から始まる未来-豊島×横尾忠則、宇和島×束芋×ほしよりこ-」が、東京・表参道のジャイル(GYRE)内アートスペース、アイ・オブ・ジャイル(EYE OF GYRE)で開催されている。11月24日まで。入場無料。本展では、今夏永山が手掛けた瀬戸内海周辺での二つのアートプロジェクトを、映像や写真、建築模型を用いて紹介。建築やアートのエネルギーによる地域再生を目指し、新たなコミュニティーを創造する取り組みとして話題となったプロジェクトのビジョンを提示する。一つ目の「豊島横尾館」は、現代美術家の横尾忠則の絵画作品「原始宇宙」の平面作品11点と、円塔の中や庭園でのインスタレーション作品、建築と一体となった美術館。もう一つの「AT ART UWAJIMA 2013」からは、作家の司馬遼太郎らが滞在したことでも知られる1911年創業の宇和島の老舗の「木屋旅館」をリノベーションするというアートプロジェクトを紹介。畳の一部をアクリル板にし、欄間(らんま)や壁、天井などに漫画家・ほしよりこが書く小説に基づき現代美術家の束芋が制作した映像が映し出された。他にも、宇和島のアーケードにある文具店をリノベーションしたプロジェクトや、 理想の街をつくる観客参加型の展示も登場する。会期中の11月17日には、永山と束芋によるトークショー「建築×アートの可能性」も開催。司会は、アートダイナミクスの生駒芳子が担当する。また関連商品の販売も実施。「AT ART UWAJIMA 2013」のために書かれた、ほしよりこの小説「そういう事がずっと続く」(700円)、束芋デザインの「宇和島Tシャツ」(2,500円)、宝飾品にならない真珠を蘇らせた「リパール」で作った、ほしよりこ、束芋、永山祐子監修のオリジナル限定商品などがそろう。
2013年11月08日コロワイド東日本は「手作り居酒屋甘太郎」の35周年を記念し、名前に太郎が付く人にお得なサービス「太郎割」を11月1日より開始する。同サービスは「甘太郎は、太郎に甘い。」がコンセプト。名前が「甘太郎」の人には、グループ全額無料(割引上限10万円)。名前に「太郎」が付く人、または含まれる人には、グループのドリンクまたは料理が半額(割引上限5,000円)、グループの宴会コース料金が10%OFF(割引上限2万円)等のサービスが受けられる。実施する店舗は、関東・関西・北海道の「手作り居酒屋 甘太郎」のほか、「遊食三昧 NIJYU-MARU」、「北の味紀行と地酒 北海道」、「うまいものいっぱい いろはにほへと」、「うまいもん酒場 えこひいき」、「贔屓屋」、「地酒とそば・京風おでん 三間堂」、「うまいもの市場 TAPA」、「Foodiun Bar 一瑳」、「魚活鮮とあぶり焼 海へ」全店舗。利用には、名前が確認できる免許証等の身分証明書が必要。団体名や社名、通称、あだ名などは不可となる。実施期間は11月1日~12月31日まで。店舗によっては利用できないサービスも一部ある。また、他券の併用や食べ放題・ランチ・タイムサービス宴会・12月の金、土曜日は利用不可。詳細は「太郎割」公式サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月30日ヨネックスは8月下旬より、同社契約の石川遼プロや若林舞衣子プロが着用する2012年秋冬ゴルフウェアを順次発売する。同社の秋冬ゴルフウェアには、繊維表面および繊維間に赤外線吸収剤を配合し、太陽光と人体から発する赤外線を熱に変えることで、従来の防寒系素材に比べ約3度の暖かさを実現する「ヒートカプセル」や、綿よりも1.5~1.8倍の吸湿性をもつユーカリの天然パルプから作られた新天然素材「ユーカリコットン」を使用したウェアなど、石川プロも絶賛する独自のテクノロジーを採用。デザインは、スポーティーな「Athlete」、カジュアルな「Surf&Green」という2つのスタイルを用意。冬のゴルフに欠かせないニットキャップやミトン、ネックウォーマーなどの防寒小物類も豊富に取りそろえる。レディスウェアは、メンズのコンセプトやデザインを踏襲しつつ、スカートやショートパンツといったレディスならではのアイテムをラインナップに加えた。ジュニアウェアも、メンズ・レディス同様のデザインと同社独自のテクノロジーを採用したウェアをラインナップ。石川プロや若林プロと同じ着こなしが楽しめる本格派のゴルフウェアがそろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日ベルト・革小物の企画製造販売を行う丸正はこのほど、プロゴルファー・石川遼選手のオリジナルブランド「RYO」商品を発売した。第1弾はシグネチャーラインのベルトだ。ブランドターゲットは30~50代のビジネスマンを想定し、石川遼選手を一流のプレイヤーとしてリスペクトする男性ゴルファーで、おしゃれ意識の高い大人の男性をイメージ。ビジネスシーンでのドレスダウンスタイルや、ゴルフでのクラブハウススタイルを提案する。このほど発売されたベルトは、石川選手の「センス・スタイルの良さ」「清潔感」「超一流プレイヤー」などの魅力と、同社の持つ「品質」「匠の技」「最新の機能」「コーディネート力」を融合させた魅力的な商品に仕上がった。8モデル全36品の展開で、百貨店並びに丸正オンラインストア楽天市場店にて販売中だ。これらの第1弾アイテムに、石川選手は、「夏場の汗をかいているときでも色落ちせず、通気性があることで蒸れないのでとても快適です。カラーも豊富でコーディネートもしやすいです。ベルト1本で目を引く着こなしになるので、必要不可欠なアイテムになると思います」とコメントしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月06日1987年のデビュー以来、舞台、映画、ドラマ、ラジオなど、さまざまなジャンルで幅広い活躍を見せる別所哲也。そんな経験豊富な彼にさえ、「初めてづくし」と言わしめる舞台が「朗読活劇レチダ・カルダ『義経』」だ。レチダ・カルダとは、イタリア語で「熱い朗読」の意味。朗読をベースに、小説の主人公を演じる芝居と演奏家よる音楽や舞などで構成され、仏閣や歴史的建造物を会場に開催する。日本の歴史や文化を感じて欲しいという趣向だ。2009年の初演以降、作品や演者を変え上演してきたこの舞台に、初めて出演する別所が心境を語った。「朗読活劇レチタ・カルダ」チケット情報「朗読・芝居・音楽を織り交ぜながら進行していく朗読活劇自体が初めてだし、舞手と音楽家とのコラボレーション、そしてひとり芝居、屋外劇と、今回の舞台は初めてづくし(笑)」と話す。しかし彼からは未体験への不安は感じられない。それどころか、新しい挑戦への昂揚感が高まっている様子。「朗読活劇は多重構造なんです。映画やドラマは、役柄とシチュエーションを理解して物語を作っていく。朗読劇は、語り手として観客の空想力、想像力を膨らませ、物語の中へ誘う道先案内人みたいなもの。朗読活劇はさらにハードルが上がり、語り手もあれば、芝居もある。さらに舞や音楽との共演まであるから、まさに玉手箱状態。それだけにどんな舞台に創り上げられるか楽しみ」なのだとか。司馬遼太郎原作の『義経』を、語り手、演技者として演じるにあたっては、「誰もが知っている名作ですから、観客もいろんなイメージを抱いて来ると思います。司馬遼太郎先生が描く『義経』というヒーロー像を借りて演じますが、偶像化されたカッコいいヒーローではなく、義経の時代にあった価値観や、死生観、結婚観などから、今の時代に共通している部分が見えてくる作品になればいいと思います」と抱負を語る。上演は一夜限り。今回は東京・池上本門寺が会場となる。「歴史のある寺院で、それも屋外。いくら作品を創り上げても、当日の天候やその場の空気感によっては、演じる姿勢も変わるかもしれない。その時限りの一期一会の関係、その瞬間に何が生まれるか、(観客に)目撃者となって欲しいし、体感して欲しい。それが舞台というリアルなアナログの面白さだと思います」。公演は5月19日(土)に池上本門寺にて開催。チケットは発売中。取材・文藤田正恵
2012年04月06日ナイキ スポーツウェアカテゴリーにおけるグローバル広告契約を結んだプロゴルファーの石川遼選手が、同カテゴリーのプロダクトを身につけ、第1弾のビジュアルとしてナイキスポーツウェアのホームページに登場している。ナイキ スポーツウェアは、スポーツにインスピレーションを受けたカジュアルシューズやカジュアルウェアを展開し、普段履き・普段着として世界中の人々に広く着用されているナイキ唯一のライフスタイルカテゴリーだ。今回は同カテゴリーが掲げる”ONLY THE STRONG”のコンセプトの下、石川選手がナイキスポーツウェアの2012年SUMMER COLLECTIONのアイテムを身につけ、撮影が行われた。世界の頂点に立つため、全力で走り続ける彼の思いを表現したマニフェストもあわせて公開されている。石川選手が登場するこのキャンペーンでは、「夢を実現するためには自分に勝たねばならない、心の強い自分であらねばならない」というメッセージを伝えていく。今後さまざまな出版物や映像、デジタル、またナイキの店頭ツールなどにも石川選手が登場する予定。さらに、本契約はグローバル契約となるため、世界各国でナイキ スポーツウェアを着用した石川選手を見られるかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月06日ナイキは5日、プロゴルファーの石川遼選手と、「ナイキ スポーツウェア」カテゴリーにおけるグローバル広告契約を結んだことを発表した。石川選手は3月下旬以降、出版物や映像、デジタル、ナイキの店頭ツールなどにおいて、同カテゴリーのプロダクトを身につけて登場する予定だ。「ナイキ スポーツウェア」はナイキ唯一のライフスタイルカテゴリーで、スポーツにインスピレーションを受けつつ、普段履き・普段着として世界中の人々に広く着用されるカジュアルシューズやカジュアルウェアを展開している。今回の石川選手との契約は米国のナイキ本社とのグローバル契約となるため、日本のみならず世界各国で同カテゴリーのプロダクトを着用し、登場する可能性があるという。「ナイキとスポーツウェアの契約を結ぶことができ、うれしく思っています。普段でもスニーカーはナイキを履いていました」と石川選手はコメントした。彼が登場するキャンペーンでは、「夢を実現するためには自分に勝てねばならない、心の強い自分であらねばならない」というメッセージが込められているという。自分に勝って夢を実現すべく、ランニングやクロスカントリーなど厳しいトレーニングに励む石川選手の姿を伝える一方、オフの時間に大好きなサッカーの練習をするなど、充実感やさわやかな達成感も表現されるという。今回のグローバル広告契約に、石川選手は、「この機会をバネにして、『世界のRyo』といわれるように、これからも精進していきたい」と述べている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月06日