東京・上野にある東京藝術大学大学美術館で「大吉原展」が開かれています。江戸時代のファッションや芸術の発信地だった遊廓地、吉原。華やかな日本文化が集まる場であるとともに、負の歴史も背負う吉原をテーマにした異色の展覧会について、専門家のお話や展示風景などをレポートします。文化発信と売買春の場所…展示室入り口※本記事の写真は、主催者の許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 330本展では、江戸時代に約250年も続いた幕府公認の遊廓・吉原で発達した江戸文化や芸術などについて、国内外からの名品で紹介。大英博物館や千葉市美術館、細見美術館などが所蔵する浮世絵や美人画などの絵画をはじめ、工芸品や着物なども展示されています。そもそも吉原とは、どんな場所だったのでしょう?江戸幕府が1617年に遊廓として許可した吉原は、最初は現在の東京都中央区・人形町にありました。1657年、明暦の大火を機に吉原は台東区・千束に移転。日本の代表的な遊廓として繁栄しましたが、明治以降は衰退し、1958年の売春防止法により消滅しました。プレス内覧会では、本展学術顧問で法政大学名誉教授の田中優子先生から、展覧会の趣旨などについて詳しい説明がありました。以下、要約してお伝えします。田中先生吉原は、文学や絵画、工芸などさまざまなものが生まれた場所です。遊女たちはすばらしい着物を身につけ、絵師たちは深い関心と尊敬の念をもって彼女たちを描いています。吉原は遊廓ですが、文化が凝縮し、新しい文化が生まれる拠点にもなっていたという側面は、日本の文化史において見過ごしてはならない点です。しかし、吉原の経済基盤は売買春であり、膨大な借金を抱えた遊女たちが働かされていました。これは明らかに人権侵害です。遊廓という組織は二度と出現してはならない場所であり、その存在が現在に至るまで日本社会で「女性」についての固定観念をつくってしまったのは間違いのないことです。日本文化の発信地であり、売買春の場でもあった吉原ですが、その片方を見ることによりもう片方を隠してしまうことに問題があると私は思います。両方があることを知ってください。なぜその両方が両立できたのか、それを考えつつ、吉原文化を見ていただきたいと思います。夜桜見物を描いた大作!歌川豊春《新吉原春景図屏風》天明(1781〜89)後期〜寛政(1789〜1801)前期、個人蔵【通期展示】では、展示の見どころをいくつかご紹介していきます。地下二階にある最初の展示室では「吉原入門」というテーマで、吉原の町を描いた作品や、喜多川歌麿の大判錦絵などが並んでいます。この部屋で特に注目したいのは、浮世絵界の有名な流派「歌川派」の祖、歌川豊春の《新吉原春景図屏風》。夜桜見物でにぎわう町の景色をテーマにした肉筆画の大作です。吉原ではさまざまな年中行事が行われ、例えば桜の季節になると、本物の桜の木を植木屋が運び込み、客が遊女たちと一緒に花見を楽しめるように演出されました。この作品には、遊女や客など町を行きかう人々が桜を楽しんでいる様子が生き生きと描かれています。花魁が泣いて怒った作品とは…展示風景より、中央に見えるのが高橋由一《花魁》[重要文化財]明治5年(1872)東京藝術大学所蔵地下二階の第二会場では、錦絵美人画や蔦屋重三郎の出版物、明治期の絵画などが展示されています。ここでの見どころは、日本初の洋画家として知られる高橋由一の作品《花魁》。本展を企画した東京藝術大学大学美術館教授の古田亮先生は、この作品について次のように解説しています。古田先生本作品は、実際にいた遊女を油絵で描いたものです。それまで遊女は、浮世絵の美人画として描かれていました。本作のように写実的に描かれたのは初めてだったため、花魁は驚いて「私はこんな顔ではありません」と泣いて怒ったという逸話が残されています。この作品は数年前から修復しており、今回の展覧会で修復後はじめて公開となりました。顔のツヤや目の輝きなど、描かれた当時の微妙な質感を見ることができるようになり、高橋由一の技量がわかると思います。吉原にタイムスリップ!展示風景より三階の第三会場に入ると、雰囲気がガラリと変化。吉原の町並みが現れ、三味線の音色も流れて、江戸時代にタイムスリップした気分を味わえる展示空間になっています。例えば「京町一丁目大文字屋サロン」のようにテーマごとに区切って、浮世絵や工芸品などを展示。本展のキービジュアルにも使われている喜多川歌麿の華やかな肉筆画《吉原の花》をはじめ、溪斎英泉や歌川広重、歌川国貞などの作品も楽しめます。展示風景より特に目を引いたのは、三味線の展示。古田先生は、次のように述べています。古田先生これは、18世紀前半に実在した「玉菊」という花魁が使っていたと伝わる三味線です。才色兼備で諸芸に通じ、吉原の人々から愛された玉菊は25歳で亡くなりました。その死をいたみ、吉原では玉菊供養の燈籠(とうろう)を飾るようになり、それが年中行事のひとつになりました。遊廓の美しい模型も!辻村寿三郎、三浦宏、服部一郎《江戸風俗人形》昭和56年(1981)台東区立下町風俗資料館所蔵【通期展示】最後の展示室では、《江戸風俗人形》を展示。台東区立下町風俗資料館のコレクションで、3メートル近い台の上に文化文政期時代の美しい遊廓の世界が再現されています。檜細工師の三浦宏氏による建物は、国産の木材を使用。部屋のつくりなど細かな部分まで再現されています。江戸小物細工師・服部一郎氏が各部屋の調度品を手がけ、人形師・辻村寿三郎氏が制作した人形は、刺繍された美しい衣装を身につけています。女性たちの化粧も当時流行したものになっていて、見ていて飽きません。本展では、遊廓の華やかで美しい一面だけでなく、遊女たちが置かれた境遇についての説明もあり、吉原の歴史についても考えさせられました。吉原文化の光と影を感じられる展覧会、ぜひ一度訪れてみてください。Information会期:2024年3月26日(火)~5月19日(日)開館時間:午前10時 ~午後5時(入館は午後4時30分まで)※会期中、作品の展示替えがあります前期展示:3月26日(火)~ 4月21日(日)後期展示:4月23日(火)~5月19日(日)会場:東京藝術大学大学美術館休館日:月曜日、5月7日(火)(ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館)観覧料:一般 ¥2,000、高校・大学生 ¥1,200、中学生以下無料
2024年04月14日お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が2日、ベルーナドームで行われた西武ライオンズの本拠地開幕戦で始球式を務めた。■春日俊彰当初の目標だった古賀(悠斗)選手のキャッチャーミットを焦がすところまでいけなかったのが悔しいね。自己採点をするなら、、、矛盾するけど120点だね。今シーズンはなるべくベルーナドームに足を運んで、青炎隊長自ら声を出して周りを巻き込んで応援していきますよ。松井(稼頭央)監督の胴上げをリーグ優勝と日本一の2回見たいからね。新生活を迎えたあなたも、慣れてきたら全員ベルーナドームに来なさい。そしてライオンズファンになれば、明日をがんばる活力になるからね!ホーム試合は全部勝つ獅かない!!
2024年04月02日映画『氷室蓮司』(4月12日公開)の完成披露舞台挨拶が2日に都内で行われ、本宮泰風、山口祥行、本田広登、喜矢武豊、山岡樹、辻裕之監督が登壇した。同作は、任侠シリーズ「日本統一」の10周年記念作品第1弾。台湾でシリーズ初の海外ロケを行ない、シリーズの主人公の1人である氷室蓮司(本宮泰風)の姿を描いている。○■本宮泰風、実子にそっくりな“息子”山岡樹に親心「応援してあげて」「日本統一」シリーズ初の海外ロケとして台湾で撮影された同作。総合プロデューサーも務める本宮は「実は昨日まで台湾にいて、台湾のファンの方と交流する機会があったんです」と明かす。続けて「僕たちは、『日本統一』ファンのことを“一門”と呼んでいるんですが、台湾のファンの方々もかなり『日本統一』を愛してくれていて、すごいびっくりした」と話し、「一人ひとり日本語を覚えてきてくれて、自分の伝えたいことを伝えてくれて。しかもそれがハッとするような、本当にこの作品を愛してくれているんだと感じる内容でびっくりして……日本の皆さんと仲良くして頂けたらなと思いました」と台湾での人気に手応えを感じていた。また、本宮は今作で息子を演じた20歳の新人 山岡について「彼はオーディションからこの役に入った。これからどんどん活躍していくと思いますので、皆さん応援してあげてください! 台湾に5,000円しか持ってこないで来ました(笑)」と親心を見せる。本宮の実子も知っているという山口は、山岡の写真を見たときに驚いたそうで「あれ、これ泰風の子どもじゃねぇの? と一瞬思うくらい面影も雰囲気も似ている」と絶賛した。
2024年04月02日お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、昨年3月から1年間極秘で英語のレッスンを受けた様子を収めたNHK『世界の春日プロジェクト』が26日に放送された(後10:40)。これまでに、ボディビル、エアロビ、フィンスイミング、東大受験など、さまざまなチャレンジを行ってきた春日だが、新たなミッションは英語。忙しい日々の中で、毎日30秒の日記動画を英語のコメント付きで撮影。ネイティブの英会話講師とのマンツーマンレッスンを毎週2時間、5週に1回のペースでレベルチェックテストも受けた。しかも、番組収録まで英語を学んでいることが周囲にバレないようにしなければならなかった。相方の若林正恭も春日の妻・クミさんにも内緒を貫いた。ロサンゼルスでは「バーガーショップでの注文」「マッサージをレポート」「ハリウッド関係者に接触」「パーティーを盛り上げる」などに挑戦。挑戦を終えた春日は「勉強した成果は出せたと思う。英語が私の体の一部になっている。世界で戦える、日本の文化があるでしょう?その一部よ、KASUGA。とにかく今できることは、すべて置いてきた」と振り返っていた。
2024年03月26日お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、昨年3月から1年間極秘で英語のレッスンを受けた様子を収めたNHK『世界の春日プロジェクト』が26日に放送された(後10:40)。これまでに、ボディビル、エアロビ、フィンスイミング、東大受験など、さまざまなチャレンジを行ってきた春日だが、新たなミッションは英語。忙しい日々の中で、毎日30秒の日記動画を英語のコメント付きで撮影。ネイティブの英会話講師とのマンツーマンレッスンを毎週2時間、5週に1回のペースでレベルチェックテストも受けた。しかも、番組収録まで英語を学んでいることが周囲にバレないようにしなければならなかった。相方の若林正恭も春日の妻・クミさんにも内緒を貫いた。冒頭では、春日が「言いたいことを“チャンク”で学んでいく」様子を届けた。その中で、あいさつのワードとして「Greetings」を学び、代名詞である「トゥース!」に代わるあいさつとして習得していた。
2024年03月26日2024年3月26日(火)より、東京藝術大学大学美術館では、『大吉原展』を開催する。約10万平方メートルもの広大な敷地に、約250年の長きにわたって続いた江戸の吉原。公界としての伝統と格式を備えた幕府公認のこの遊廓は、常に贅沢な非日常の世界を演出することで多くの人々をひきつけた。遊廓は現在の社会通念からは許されざる制度だが、そうした負の歴史も踏まえて、吉原遊廓における江戸の文化と芸術を、国内外の名品の数々で丁寧に検証する。同展最大の特徴は、展示室全体で吉原の五丁町を演出する展示構成。来館者は吉原見物の客になった気分で、大門、常燈明、見返り柳などのある吉原の街を疑似体験する。独得のしきたりや風習、遊女の生活やファッションなど、吉原の文化や歴史は、菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎らの厳選された浮世絵で紹介。明治時代に入って高橋由一が描いた油彩画《花魁》は、修復後初の公開だ。さらに辻村寿三郎の人形たちが妓楼「三浦屋」を舞台に生活を繰り広げる、3メートル四方の巨大ミニチュアワールドも出現。各部屋に置かれた精緻な作りの調度品なども注目だ。また今回は、アメリカ合衆国最古の公立美術館、ワズワース・アテネウム美術館や大英博物館から、数々の名品が里帰りする。とくに前者から出品される喜多川歌麿の《吉原の花》は、箱根、岡田美術館所蔵の《深川の雪》、アメリカ、フリーア美術館所蔵の《品川の月》と合せた三部作のひとつとして知られている。18000円の特典付き夜間特別開館チケット購入者が展示場内で実際に花魁道中を見ることができる「お大尽ナイト」や、江戸東京研究センター特任教授・田中優子による記念講演会など、スペシャルな企画多数。その他のイベントも合わせて、詳細は展覧会公式ホームページで確認を。<開催概要>『大吉原展』会期:2024年3月26日(火)~5月19日(日)※会期中展示替えあり会場:東京藝術大学大学美術館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)料金:一般2,000円、大高1,200 円チケット情報: ()公式サイト:
2024年03月12日3月26日から東京藝術大学大学美術館で開催予定の展覧会「大吉原展 江戸アメイヂング」。その公式サイトの内容が、SNSで物議を醸している。「大吉原展」は、江戸幕府公認の遊郭だった吉原をテーマとした展覧会。公式サイトには「江戸のメディア王も、新進気鋭のクリエーターも、最新のエンタメもここから生まれた!」とのキャッチコピーとともに、展示について「美術館が吉原になる!」「桜満開の上野に江戸吉原の美が集結!」と紹介している。さらに吉原について、こういった説明も。《武士であっても刀を預けるしきたりを持ち、洗練された教養や鍛え抜かれた芸事で客をもてなし、夜桜や俄など季節ごとに町をあげて催事を行いました》《約250年続いた江戸吉原は、常に文化発信の中心でもあったのです。3月にだけ桜を植えるなど贅沢に非日常が演出され仕掛けられた虚構の世界だったからこそ、多くの江戸庶民に親しまれ、地方から江戸見物に来た人たちが吉原を訪れました》このように、「大吉原展」ではその様子や、その空間ゆえに発展した文化を知ることができるようだ。江戸文化に触れる、貴重な機会になることは間違いない。一方で、そもそも吉原は女性たちが性的に搾取されていたと指摘されている場所でもある。この展示で講演会を行う、法政大学名誉教授の田中優子氏は、著書の『遊廓と日本人』(講談社現代新書)の冒頭で、《遊廓は二度とこの世に出現すべきではなく、造ることができない場所であり制度である》と述べており、遊女として働く女性が「借金のかた」として自由を奪われていた事実を”人権侵害”と厳しく批判している。しかし、「大吉原展」の公式サイト上では、そのような点に触れている様子はない。また、吉原の風物詩を伝えるコーナーを紹介する際には「エンタメ大好き!」「お江戸吉原は年中イベント三昧」との文言が。また、吉原は「ファッションの最先端」で「イケてる人は吉原にいた」など、華やかな面を強調するコピーライティングが随所になされている。吉原が江戸文化の発祥地であることは確かであるものの、負の側面に一切触れず美しい面のみをフォーカスしている今回のWEBサイトの表現に対しては、“軽薄”だとして批判する声がSNS上で相次いだ。《人身売買や性的搾取という厳然たる側面に一言も触れずに、アートや芸術を標榜する軽薄さが痛々しい》《東京藝術大学美術館の大吉原展”イケてる人は吉原にいた!”という表現に違和感”生れては苦界 死しては浄閑寺“の句の如く人身売買された挙句に捨てられた吉原遊女がどれだけいたことか…だけど見どころにはそんな女性哀史には全く触れず…》《大吉原展のホームページ見たけど、暗い部分綺麗に排除されてて不自然さがすごかった》《「大吉原展」と銘打つなら負の部分も同程度にきっちり紹介すべきでは?「美の集結」だの「エンタメ」だの、軽すぎる。言葉も思想も軽すぎる。何を示そうとしているのか、全く分からん。あかんよ、ほんまに》そこでキャッチコピーに込めた意図や批判への見解などについて「大吉原展」の広報事務局に問い合わせると2月8日20時、担当者から次の回答があった。《本展の開催について、さまざまなご意見をいただいていることから、展覧会の主催者よりご説明申し上げます。本展のテーマである「吉原」という場所は、江戸時代に幕府公認のもとで作られました。この空間はそもそも芸能の空間でしたが、売買春が行われていたことは事実です。同時に、徹底した非日常の空間演出をはじめ、廓言葉の創造、書や和歌俳諧、着物や諸道具の工芸、書籍の出版、日本舞踊、音曲、生け花や茶の湯など、文化の集積地でもありました。その結果、多くの文化人が集い、膨大な絵画や浮世絵、書籍などを生み出す場となりました。本展は、今まで「日本文化」として位置づけられてこなかった「吉原」が生み出した文化を、美術作品を通じて再検証し、江戸文化の記憶として改めて紹介する趣旨で開催を決定いたしました。しかしながら一方で、上述しましたように、本展がテーマとする、花魁を中心とした遊郭「吉原」は、前借金の返済にしばられ、自由意志でやめることのできない遊女たちが支えたものであり、これは人権侵害・女性虐待にほかならず、許されない制度です。本展では、決して繰り返してはならない女性差別の負の歴史をふまえて展示してまいります。》そして、その30分後、同様の声明文が「大吉原展」の公式サイトにアップされた。
2024年02月09日株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、社長:飯窪成幸)は、2024年1月4日(木)に、佐伯泰英著『恋か隠居か新・酔いどれ小籐次(二十六)』を発売しました。本作が、佐伯泰英さんの文庫書下ろしの時代小説としては300冊目となるのを記念し、文藝春秋デジタル・マーケティング部と光文社文庫は合同で、江戸の地図と現代の地図を重ねて表示できる古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」内で1月15日(月)より「300冊刊行記念!佐伯泰英作品で江戸めぐり」スタンプラリーを実施いたします。◆◆スタンプラリー概要◆◆「佐伯泰英作品で江戸めぐり」は、古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」内で、佐伯泰英作品の舞台となったスポットをめぐり、クリアしていくというスタンプラリーです。古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」をインストールしていただければ、どなたでも無料で参加可能です。※「大江戸今昔めぐり」は、江戸の町を描いた古地図と現代の地図を正確に重ねた地図が表示できる古地図アプリです。◆◆スタンプラリー開催期間◆◆「佐伯泰英作品で江戸めぐり」は文藝春秋と光文社が合同で開催。2024年1月15日~2月28日に文藝春秋篇、3月1日~4月15日に光文社篇と前後半に異なるコースを用意、2コースで3カ月間実施いたします。※2月29日はスタンプラリー開催期間外となります。どちらか片方のコースだけの参加も可能です。◆◆スタンプラリー報酬◆◆「佐伯泰英作品で江戸めぐり」では、参加者はアプリ上に設定されたスポットをクリアするごとにスタンプを取得できます。既定の個数以上スタンプを集め、簡単なアンケートに答えていただいた参加者にはオリジナルの「完走証」をプレゼントいたします。◆◆スタンプラリー参加方法◆◆参加するには「大江戸今昔めぐり」アプリをお手持ちのスマートフォンにインストールしていただく必要があります(インストールならびに、スタンプラリーへの参加は無料です。別途通信費はかかります)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月11日『梨泰院クラス』のキム・ダミが主演する映画『ソウルメイト』が、2024年2月23日(金) に公開されることが決定。併せて本予告映像と本ビジュアルが公開された。第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『少年の君』のデレク・ツァンによる単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』をベースとし、韓国・済州島を舞台に新たに製作された本作。性格も価値観もまるで違うふたりの幼馴染が想い合い、時には激しくぶつかり合いながらも紡がれる深い友情を描く。本作でキム・ダミは、絵を勉強しながら世界中を旅したいと夢見る、主人公のミソ役を演じる。映画『The Witch/魔女』では特殊な力を持つ最強の“魔女”を、『梨泰院クラス』ではIQ162の天才少女に扮するなど特殊な役を演じることが多かったが、本作では等身大の女性を好演。表向きは自由奔放で明るく振る舞う一方、複雑な家庭環境で育ち、心の奥底に悲しみを抱える繊細なキャラクターを、高校時代から30代まで巧みに演じ分けている。そのほか、両親から愛されて何不自由なく育つも、自分の意志では生きることができない親友・ハウン役でチョン・ソニ、ふたりの関係に深く関わるジヌ役でピョン・ウソクが出演する。併せて公開された映像では、ミソとハウンが海ではしゃぐ様子や、スクーターにまたがり歌を口ずさみながら道を駆け抜けていく微笑ましいふたりの姿が印象的。そんな楽しい生活はこれからもずっと続いていくように思えたが、ジヌとの出会いをきっかけに彼女たちの関係は急激に変化していく――。突然の別れや環境の変化、互いの知らない一面に戸惑い、次第にすれ違っていくミソとハウン。そしてある日、ハウンは忽然と姿を消してしまうが、映像では残された手紙を目にして静かに声を震わせ涙するミソの姿も映し出され、ふたりに待ち受ける切ない未来を予感させる。さらにハウンと親友であることを隠し、彼女の居場所を尋ねるジヌに対してもなぜか無言を貫き通そうとするミソの姿も。16年間、ただお互いを見つめてきたミソとハウン。終始ノスタルジーな空気が漂い、切なくも温かいふたりの絆にぎゅっと胸が締め付けられる内容となっている。『ソウルメイト』本予告映像<作品情報>『ソウルメイト』2024年2月23日(金) 公開公式サイト: CLIMAX STUDIO, INC & STUDIO&NEW. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年11月22日2023年11月20日放送のバラエティ番組『何か“オモシロいコト”ないの?』(フジテレビ系)に、ゲスト出演したお笑いコンビ『オードリー』の春日俊彰さん。出演者全員でのゲーム中、ハプニングが発生して悲鳴が上がる事態となりました。増えてしまう、春日俊彰の『椅子破壊伝説』収録中、春日さんはほかの出演者と同じく、猫耳を付けて楽しくパーティーゲームに興じていました。しかし、俳優の黒島結菜さんの手番の時、ハプニングが発生。両手を交互に上下する『猫のポーズ』をしていただけにもかかわらず、春日さんの椅子が壊れ、床にひっくり返ってしまったのです!覚えのある状況に、「やだー!椅子がバラバラになった!」と叫ぶ春日さん。ほかの出演陣も「怖ーい!」「どういうこと?」「なんでこんなバラバラになる!?」などの悲鳴を上げ、美術チーフも焦る事態となりました。番組の説明によると、「『ドッキリ』でも演出でもなく、単なるハプニングである」とのこと。急きょ春日さん用に別の椅子が運ばれてくると、お笑いコンビ『シソンヌ』の長谷川忍さんが、次のようにツッコミます。ちょっと待ってよ、替わりの椅子がそれって…。ちょっと待ってよ!何か“オモシロいコト”ないの?ーより引用オレンジ色で統一されたセット内に運ばれたのは、パイプ椅子!ミスマッチ具合に、タレントの若槻千夏さんも声を上げました。ねえ!オレンジの(椅子を)持って来てよ!何か“オモシロいコト”ないの?ーより引用さらに、長谷川さんがこのように被せ、出演陣や視聴者の気持ちを代弁しています。「番組の世界観を大事にしてこい」っていったじゃないですか!何か“オモシロいコト”ないの?ーより引用2016年に出演したバラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で、耐久性のある椅子をアピールしようとした結果、弾みをつけて壊してしまい、人々に衝撃を与えた春日さん。その後、バラエティ番組『どうぶつピース!!』(テレビ東京系)に出演した際も、問題に回答しようと上体を反らした瞬間、椅子の座面部分が割れるというハプニングが発生しました。それらのエピソードに続くハプニングは、ネット上で話題となり、こんな声が相次いでいます。・椅子事件、再び。・破壊の才能を感じる。・たまたまテレビ番組を見ていたら、また春日さんが椅子を壊していて笑った。・ただ座っているだけで椅子が崩壊したよ!見事な粉砕っぷりだった!・1人だけパイプ椅子はウケる。世界観を返して。もはや、体格のいい春日さんを支えきれただけで、『すごい椅子』と呼べるかもしれません。この様子だと、春日さんの『破壊エピソード』はまだ増えるのではないでしょうか…![文・構成/grape編集部]
2023年11月21日俳優たちがスポーツやゲームといった様々なジャンルでバトルを繰り広げる『ACTORS☆LEAGUE』とは一味も二味も違う『あくたーず☆りーぐ』。唐橋 充、髙木 俊、寺山武志がプロデューサー、総合演出は小林顕作が務め、俳優たちが絵画、音楽、ファッション、食など、アートの名のもとに集結。よみうりランド、HANA・ BIYORIの様々なエリアを貸し切って“アートの祭典”を展開する。開催まで1ヶ月程度となったタイミングで、プロデューサー3名に意気込みやプロジェクトの詳細を伺った。本家との違いもありつつ、変わらない楽しさや青春を届けたい――まずは意気込みをお願いします。寺山今年は本家『ACTORS☆LEAGUE』にも携わらせていただきましたが、やっぱり規模感やゴージャス感がすごいなと思いました。それとはまた違ったカラーで、同じように楽しかったと思ってもらえるように頑張りたいです。髙木他の『ACTORS☆LEAGUE』との違いは戦わないこと。本当に笑顔があふれるものにしたいと思っています。今回屋外エリアもあり、天候にも左右されます。当日はハプニングも起きると思いますが、そこも含めて楽しんでいただけるようなものにしたいです。唐橋本家は俳優たちが戦って、流れる汗や涙に大感動をいただけるイベント。分家のこちらは休息場というか。『ACTORS☆LEAGUE』って、とても懐かしさや青春を体感できるんです。ではその最たるもののひとつ、文化祭をやったらどうだろうかと。のんびりと勝敗のないところで。――それぞれがプロデュースする企画についてもう少し詳しく知りたいです。唐橋私は「HANA・BIYORI」という生花がたくさん展示されていて、時折花びらが落ちてくるような素晴らしい空間で、50名強の俳優の皆さんにご提供いただいた作品の展示を行います。さらに、4つの空間に粘土を置き、お客様にも作品を作っていただこうかなと。粘土を一個置くだけでも作品になる実感、みんなと時間や空間を共有できているという喜びを感じていただきたいという気持ちがあって参加型アートにしました。豪華ゲスト陣と作品を作るワークショップもあります。外では3人でアイデアを出した巨大オブジェが皆様をお迎えするのと、ミニステージでのライブペイントなども予定しています。髙木フードエリアはキッチンカーなどいろいろご用意して、1日目と2日目で内容も変える予定。色々な食事が楽しめるようなエリアにしたいと思っています。俳優とのコラボメニューがあったり、料理の仕上げを俳優が行ったりということも考えています。俳優さんたちの素の部分が見られるスペースになるかもしれません。寺山僕が担当しているイベントはかなり即興性が試されるものになると思います。各コーナーで俳優さんがあたふたしてしまう可能性もありますが、俳優だから表現できる直感を活かしたアートが生まれたら大いに盛り上がると思います。各エリアに見所が盛りだくさんのプロジェクト――特に楽しみにしている企画や注目ポイントを教えてください。唐橋まずは参加いただいている豪華俳優陣ですよね。とんでもない数のスーパースターが集まりました。アートを見た後でご飯に舌鼓を打ち、イベントを見て笑って外に出ると素晴らしいイルミネーションが見られます。みんなが集まるとこんなすごいことができるんだと感じています。髙木縁日エリアもあって、そこで色々楽しむと福引券をもらえるようになっています。その券をJU-JUエリアの抽選会場に持ってきていただくと参加賞から豪華景品まで色々当たります。サプライズ的な景品が当たる可能性もあり、かなり楽しいコーナーになると思います。寺山僕は他のおふたりが担当するエリアが気になりますね。打ち合わせを経てこんなふうにブラッシュアップしているんだ、さすがだなと思いますし、完成に向かう道のりと仕上がりがとても気になっています。――プロデューサーとして、お互いに期待することはありますか?寺山唐橋さんは知識量、「ここは絶対譲れない」というこだわりポイントに対する姿勢が素晴らしいです。「アート」というイベントの軸を担っていただいており、負担がかなり大きいと思いますが、本当に楽しみにしています。しゅんりーさん(髙木)は料理上手なことを知っているので、絶対成功間違いなし。細かい部分まできっちり仕上げる職人的なスキルが遺憾無く発揮されたエリアになると思います。コメディ俳優の先輩でもあるので、どんなエッセンスを入れてくるのか。心配になるくらい盛り上がるんじゃないかと思っています。髙木本人は認めてくれませんが、唐橋さんは僕らのリーダー。会議ですごく引っ張ってくれています。アートに対するこだわりが本当に強く、妥協しなきゃいけない部分があっても、その分新しいことを提案してくれる。その発想力にアーティストなんだなと感じましたね。唐橋さんのエリアは試行錯誤を重ねてすごく楽しい空間になると思います。寺山くんが担当するイベントエリアは、実は一番大変なんじゃないかと思うんですが、寺山くんっていい意味で馬鹿(笑)。面白いアイデアをどんどん提案してくれます。寺山くんとはコンビのような舞台をずっとやらせてもらっていて、そこでも助けられていました。イベントエリアは見たことのないような楽しい空間になると思います。唐橋僕は友達が少ないんですが、『あくたーず☆りーぐ』のプロデュースを通して友人ができた気がしています。僕はひとつのアイデアからなかなか離れられず、予備のプランのなさに落ち込むんです。でもふたりが窓口になったり翻訳家になったりしてくれて、3人寄れば文殊の知恵じゃありませんが、3人でよかったなと思いますね。それぞれ得意なこと、良さを出してくれるので打ち合わせが本当に楽しいです。のんびり楽しめる、いい意味でドキドキしないイベント――まだ1回目の準備段階ですが、今後も続くとしたらやってみたいことはありますか?寺山今回は「平和とアート」でしたが、チャンスがあるなら「平和と笑い」とかでやってみたいですね。普段はキラキラしているかっこいい俳優さんたちにコントや漫才をやってもらいたい。「高野洸の無限一発ギャグ百選」とか。唐橋いいねぇ(笑)。寺山絶対やってくれないだろうけど(笑)。この3人でまたやれるなら、「笑い」というテーマも楽しそうだと思います。髙木今回はよみうりランドという場所と絡んで色々考えていますが、次にやるならまた新しい場所でも面白いなと思いました。場所が変わるだけで無限に色々なものを生み出せそうな気がします。――最後に、楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。唐橋本家との決定的な違いは、戦わない・休息場ということ。共通点はその場限りということです。2日間ありますが、メニューやイベント登壇者は違いますから、ぜひ楽しみに来てください。髙木唐橋さんが「休息」というキーワードを出してくれましたが、本当にそうです。『ACTORS☆LEAGUE』は皆さんドキドキしながら観たと思います。でもこのイベント、いい意味で1個もドキドキしません!心臓に優しいです。自分のペースで、自分なりの楽しみ方を見つけてほしいです。寺山しゅんりーさんのおっしゃった通り、楽しみ方はお客様次第。多発的に色々な仕掛けと驚きを交えながら、アートを通して楽しめる場所を作れるように打ち合わせを重ねています。楽しもうという気持ちは持ちつつ、ハードルはあまり上げずに来てください(笑)。唐橋それ大事(笑)!取材・文:吉田沙奈<公演情報>『あくたーず☆りーぐ アートフェスタ in よみうりランド』プロデューサー:唐橋 充、髙木 俊、寺山武志2023年11月18日(土)・19 日(日)会場:よみうりランド / HANA・BIYORI(よみうりランド隣接チケット情報:公式サイト:
2023年11月13日東京都渋谷区にある太田記念美術館では、2023年11月1日(水)より、『葛飾応為「吉原格子先之図」―肉筆画の魅力』展が開催される。葛飾北斎の娘、応為の《吉原格子先之図》を中心に、館所蔵の浮世絵師による肉筆画の優品を紹介する展覧会だ。葛飾応為の本名はお栄。父の北斎にいつも「おーい!」と呼ばれていたことから、画号を「応為(おうい)」にしたという(諸説あり)彼女の絵は、世界で十数点しか作品が確認されていないにもかかわらず、北斎とは異なる印象的な作風で、多くの人を魅了し続けている。そんな応為の代表作のひとつが、太田記念美術館が所蔵する《吉原格子先之図》。江戸の遊郭、吉原の夜をドラマチックに描いた名品で、妓楼の格子に群がる客が持つ提灯の光や、見世から漏れる光が、人々の姿を闇の中に浮かび上がらせる幻想的な作品だ。同作が展示されるのは約3年半ぶり。ぜひこの機会に、北斎の娘が描いた貴重な名品を堪能したい。また今回は、北斎、歌麿、清親ら太田記念美術館所蔵の肉筆画コレクションも公開される。肉筆画は、彫師や摺師と協業で一度に大量に摺られる版画と違い、絵師が紙や絹に描いて仕上げた一点もの。本展では、それらを「人を描く」「市井を描く」「風景を描く」「物語を描く」という4つのテーマに分けて紹介する。なかでも注目したいのは、応為と同じく夜の光を描いた明治の浮世絵師、小林清親の《開化の東京両国橋之図》だ。巨大な橋やその上を行き交う人々を黒いシルエットであらわし、提灯やガス灯、家の窓から漏れる灯りがぽつぽつと光る「光線画」で、江戸の情緒と文明開化の雰囲気が混在する、ノスタルジックな風景画となっている。<開催情報>『葛飾応為「吉原格子先之図」―肉筆画の魅力』会期:2023年11月1日(水)~11月26日(日)会場:太田記念美術館時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)休館日:月曜料金:一般1,000円、大高700円公式サイト:()
2023年10月16日展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。いわさきちひろと師・中谷泰の姿に迫る戦争と家制度に翻弄されながらも、いわさきちひろは絵を描くことへの情熱を断ち切れず、終戦後画家になることを決意。そんなちひろが画家として巣立つまでの過程を見守った唯一の画家が、戦中にちひろが師事した中谷泰(なかたに たい)であった。油彩や2人の交流の証を紹介展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」では、戦後美術の奔流の中、それぞれの道を模索したちひろと中谷の姿に迫る。会場では、戦災を逃れた唯一のちひろの油彩《なでしことあざみ》や、戦時中に中谷がちひろをモデルに描いたとされる油彩《婦人像》が展示される。さらに2人が一緒に滞在した旧満州(中国東北部)での資料や中谷の油彩、終戦後にちひろが中谷へ送った手紙など、歩んだ道は少しずつ違えど亡くなるまで続いた2人の交流を紹介する。“民主主義的な表現”を求めていた画壇の潮流に近づきながらも、ちひろと中谷は終戦後、身近な人物や静物を見つめ、独自のリアリズムを追求した。1960年代後半以降、ちひろは絵本を舞台に活躍の幅を広げ、絵で展開する絵本シリーズで新たな表現の可能性を切り拓いた。一方の中谷は、常滑の陶工や、炭坑風景など同じ題材に繰り返し取り組みながら、実直に自身の造形世界を深めていった。そんな中谷が度々訪れた常磐炭坑は、ちひろも取材し作品として残していることから、2人の交流が続いていたことが見て取れる。会場では、2人が描いた炭鉱の風景も鑑賞することができる。展覧会概要展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室1・2住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:いわさきちひろ 約55点、中谷泰 約20点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日プロムジカ・コンティヌオ株式会社(所在地:豊島区池袋、代表取締役:圓谷 俊貴)が運営する古楽団体「プロムジカ使節団 <Promusica Baroque Academy>」の2023年度の年間スケジュールが決定しました。小規模公演ならではの、歌手・奏者の息づかいを感じていただける、魅力的なラインナップとなっております。是非主催公演、そして、出演協力の演奏会にお運びください!2023年度「プロムジカ使節団」年間スケジュール■音楽家兼代表取締役 圓谷 俊貴の挑戦プロムジカ・コンティヌオ株式会社は、国内外で活躍する若手プロ演奏家による古楽団体・プロムジカ使節団の運営、およびコロナ禍で需要が高かった録音・録画・動画編集・配信事業で実績を上げ、今年3期目に入りました。コロナが明けようとしている今、本来、やりたかった事業に邁進するにあたり、自らが現役チェンバロ奏者にして指揮者でもある代表取締役・圓谷 俊貴(35)が今後の展望を語ります。2023年1月《ロ短調ミサ》公演で指揮をする圓谷氏■ニッチな古楽がアフターコロナで跳躍するために古楽とは、クラシック音楽の中でもモーツァルトやベートーヴェンより古い時代のバロック音楽、ルネサンス音楽、中世音楽の総称です。多くは当時の楽器(古楽器、オリジナル楽器、ピリオド楽器などと言われています)を使って当時のスタイルで演奏されます。そもそも、市場規模4,237億円(2019年「ライブ・エンタテインメント白書」より)の日本の音楽シーンにおいて、クラシック音楽は7.5%のシェアしかありません。さらにコロナ禍により、2022年には2019年度の51.2%減という悲惨な状況でした。クラシックの中でもニッチな古楽業界が受けた打撃は想像を絶するものだったと言えるでしょう。そんな中で助成金を効率的に得て、音楽家が音楽で食べていくため、さらにアフターコロナに跳躍するための株式会社設立でした。圓谷「欧米では当たり前の“音楽家が演奏で収益を得て生活する”ことが日本ではまだまだできていません。教職や個人レッスン、アマチュア団体の指導など演奏外の活動で補うか、助成金を得るか。その助成金も赤字を前提としないともらえない。そういう現状を打破して演奏を中心とした音楽事業で収益を上げ、演奏者に還元できるシステムを構築することを目指し、覚悟を持って株式会社を立ち上げました。おかげさまで、私たちのオーケストラとしての活動実績はクレッシェンド(だんだん大きく)になっています」。2022年12月サントリーホール公演 集合写真■今年後半、そして2024年度に向けての展望圓谷「日本の古楽器オーケストラとして海外にもその名を知られ、高い評価を得ているBCJことバッハ・コレギウム・ジャパンと出会ったのは、私がまだ福島から東京藝術大学で声楽を学ぶために上京した18歳でした。その後、チェンバロに転向してからも、バッハをはじめヘンデルやヴィヴァルディといったバロック音楽が大好きで、今もそれが続いています。私たちの目指すところをすでに歩いているBCJを心から尊敬するとともに、私たちもまた、日本発のバロック音楽を世界に発信していけたらという思いを持っています」。「ゆがんだ真珠」を意味するバロック時代の音楽は、感情表現豊かで個性的な魅力にあふれています。プロムジカ使節団にも、バロック音楽やその時代の楽器の音色やタッチを愛し、優れたテクニックを持つ個性的な音楽家が集まっています。圓谷「会社とオーケストラの設立からこれまで、若くて才能あふれる演奏家を集め、演奏活動を通してファンを増やし、土台作りをしてきました。2023年度はさらに演奏のクオリティを上げていきたい。そして、数あるバロック作品の中で次の世代に伝えたいと思う作品を取り上げて、この時代、この空気、この奏者でなければできない、ワクワクするような演奏をお客様にお届けし、世界に向けて発信するために録音を残していきたいと考えています。2024年はバッハが「ヨハネ受難曲」の第1稿を作曲してからちょうど300年のメモリアルイヤーにあたります。そこに向けての企画も視野に入れつつ、歩みを進めていこうと思っています」。インタビューに応える代表<取材・構成 沢井 まみ>編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。企業広報誌、教育分野を中心に取材記者として活躍。一方、20代から古楽のコンサートマネジメントを務め、古楽業界に幅広い人脈を持つ。オフィスサワイ代表。沢井 まみ■会社概要商号 : プロムジカ・コンティヌオ株式会社法人番号: 4010401157145代表者 : 代表取締役 圓谷 俊貴所在地 : 〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋4・5階設立 : 2020年12月11日事業内容: 音楽事務所資本金 : 1,000千円URL : 圓谷 俊貴 Toshiki Tsumuraya福島県古殿町出身。チェンバリスト・ピアニスト。2020年12月発足の古楽オーケストラ『プロムジカ使節団』Promusica Baroque Academyを主宰し通奏低音および指揮を務める。4歳よりピアノ・18歳より声楽・20歳よりチェンバロを学び、東京藝術大学音楽学部声楽科テノール専攻、同大学器楽科古楽チェンバロ専攻の2つの科で学び両科とも卒業。『ゴルドベルク変奏曲』リサイタル(郡山市立美術館主催、2020年)等のソロ活動に加え、通奏低音奏者としてバッハカンタータアンサンブル、N響メンバーによるアンサンブル、石田組等に参加するなど、日本各地で演奏活動を展開。《アンサンブル室町》メンバー、《オルケストル・アヴァン=ギャルド》理事及び通奏低音奏者。また、ピアニスト、コレペティートルとしても評価が高く、様々な歌手や奏者がその共演者に指名。第88回日本音楽コンクール木下賞《共演》受賞。声楽を鈴木 寛一、Gerd Turk、Rufus Muller、野々下 由香里、チェンバロを大塚 直哉、ピアノとフォルテピアノを小倉 貴久子、指揮法を根本 卓也の各氏に師事。合唱団 Collegium Vocale Purafonte 指揮者、Promusica Continuo Co., Ltd. 代表取締役。Twitter: @Tsmulan (個人)、@PBA_Promusica (プロムジカ使節団) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月28日俳優の本宮泰風が19日、都内で行われた映画『静かなるドン』(前編5月12日、 後編5月19日公開)の完成報告会見に出席し、初共演の伊藤健太郎を絶賛した。同作は新田たつお氏による人気コミックの実写化作。関東最大規模の暴力団新鮮組のひとり息子・近藤静也(伊藤)は「ヤクザなんて嫌い、カタギとして平和に生きたい」と願い、デザイン会社で働き、イマドキの草食系男子として生きている。しかし普通に生きたいだけなのに、新鮮組の危機に直面した静也の生活は一変する。この日のイベントには、主演の伊藤をはじめ、筧美和子も参加。劇中で静也の教育係である猪首硬四郎を演じた本宮は、「作中では静也の教育係のようなことをしておりますが、プライベートでは伊藤健太郎の教育係をしようと思っています」と挨拶して笑いを誘い、これには伊藤も「お願いいたします!」とタジタジの様子だった。本宮は今作の総合プロデュースも務め、「伊藤健太郎がどういう俳優かというところから始まったのですが、役者として素晴らしかったのにびっくりして。それをどう活かすかがテーマでもありました」と印象を告白。また、殺陣のシーンでは伊藤の運動神経の良さにも驚いたそうで、「夜のシーンでサングラスをかけながら刀を振るというのがどれだけ大変か、なかなか映像では伝わりづらい。僕らはその厳しさがわかるのですが、よくがんばった。目を見張るものがありました」と称えた。共演して印象に残った人を聞かれると、伊藤は「寺島進」と回答。「色んな作品で観させていただいてましたし、すごく嬉しかった」と振り返り、「現場でお会いしたらすごくフランクな方で自分のことを快く受け入れてくれた」と謝意を示す。特に寺島がビンタをするシーンが衝撃的だったそうで、「テイクを重ねるごとにどんどん(威力が)強くなっていく(笑)。しかも、本宮さんが『あいつ、まだいけるって言ってます!』と……言ってないのに(笑)」と告白。「終わるころ、(相手キャストの頬が)真っ赤になっていて……僕じゃなくてよかったと思いました(笑)」と安堵の表情で語った。しかし、本宮が「でも、撮影後に寺島さんからの食事の誘いを断っていたよね?」と明かすと、伊藤は「違う違う違う!」と狼狽。「タイミング的に次に仕事があって……」と申し訳なさそうな表情を浮かべると、本宮は「また誘うって言ってました」とフォローしていた。
2023年04月19日神奈川フィルハーモニー管弦楽と京都市交響楽団でコンサートマスターとして活躍する石田泰尚(いしだ やすなお)が2014年に企画・結成した弦楽アンサンブル『石田組』のアルバム発売記念全国ツアー2022/2023のCM映像が到着。全国ツアーは5月3日の兵庫公演を皮切りに北海道から九州まで全国各地での開催を予定している。『石田組』は、プログラムによって様々な編成で演奏をするスタイルを取っており、メンバーは“石田組長”こと石田泰尚が信頼を置いている首都圏の第一線で活躍するオーケストラメンバーを中心に公演ごとに“組員”が召集される。レパートリーはクラシックから映画音楽、ロックまで幅広いジャンルの名曲で構成されるのだが、これらの『石田組』の特徴について、石田泰尚氏に聞いた。『石田組』組長・石田泰尚氏へのインタビューQ:『石田組』のプログラムは1部がクラシック、2部にロック、映画音楽などで構成され、幅広いジャンルが特徴的です。どうしてこのような構成にされているのでしょうか?また、どうやって楽曲を選んでいるのでしょうか?A:できるだけ多くの人に僕らの演奏を聴いてほしいのでプログラムのジャンルを広げています。クラシックは好きじゃないという人もいると思いますので。自分はクラシックしか知らない人間で、日常で洋楽や邦楽問わず音楽を聴くことがないんです。なので、クラシック以外は本当に知らないのですが、マネージャーから石田組に合うんじゃないかと提案された曲のアレンジを想像してみて、「いいね!」と思った曲をプログラムに入れています。原曲を何度も聴いて、どういうビート、メロディ、ハーモニーの曲なのか身体に染み込ませ本番に挑んでいます。Q:『石田組』のメンバーは各公演によって異なるのはどうしてでしょう。A:『石田組』のメンバーにはオーケストラで活躍する奏者が多くいます。固定のメンバーにしないことによって、スケジュールが組みやすくなります。また、各公演地にゆかりのあるメンバーを選んだりもします。毎回同じメンバーより、馴れ合いの関係も防げるし、何より刺激になりますね。Q:メンバーに求めていることはありますか?A:メンバー全員、演奏技術は間違いないです。上手いです。求めることは、楽しんで欲しいということくらいですかね。オーケストラも会社と同じで色々あります。組織やコミュニティあっての個人ですので、自分にとって大事な場所ですが、時には窮屈に感じることもあります。皆さんだってそうでしょう?!だから、メンバーには『石田組』で演奏する時だけは、自分を解き放って楽しんでほしいって思っています。その楽しさは、お客さんに必ず伝わるものだから。Q:石田さんは二つのオーケストラでコンサートマスターを務め、ソロ、デュオ、客演公演に『石田組』全国ツアーと大変ご多忙ですが、石田さんの今後の目標はなんですか?A:一生現役でいたいと思っています。今、50歳ですが、自分は本当にバイオリンを辞めないでやっていて良かったなと思っています。やらせてくれた両親に感謝しかないです。だから、一生演奏していたい。そのためには、「謙虚でいる」「良く寝る」この二つを守っていきたいと思っています。石田組2023/2024 アルバム発売記念ツアー スケジュール予定2023年5月3日(水祝)兵庫兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール5月4日(木祝)京都京都コンサートホール・大ホール5月19日(金)静岡焼津文化会館5月21日(日)新潟三条市体育文化会館5月26日(金)27日(土)長野八ヶ岳高原音楽堂6月4日(日)鹿児島霧島国際音楽ホールみやまコンセール7月9日(日)佐賀佐賀市文化会館7月30日(日)熊本八千代座8月6日(日)愛知愛知県芸術劇場コンサートホール8月13日(日)東京サントリーホール8月16日(水)大阪フェスティバルホール9月9日(土)神奈川神奈川県立音楽堂10月1日(日)北海道札幌コンサートホール Kitara10月5日(木)千葉船橋市民文化ホール10月7日(土)秋田アトリオン音楽ホール10月14日(土)北海道網走市民会館10月29日(日)長野軽井沢大賀ホール11月23日(木祝)神奈川ミューザ川崎シンフォニーホール11月26日(日)滋賀びわ湖ホール12月1日(金)宮城電力ホール12月3日(日)福岡北九州市立響ホール12月10日(日)東京かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール12月16日(土)埼玉東松山市民文化センター2024年1月27日(土)福島ふくしん夢の音楽堂3月3日(日)静岡アクトシティ浜松3月17日(日)石川北國新聞赤羽ホール3月20日(水・祝) 鹿児島川商ホール第2ホール各地のチケット販売情報、メンバー、プログラムはアーティストHP( )に決まり次第、順次更新いたします。Violinist of a Legend : 《アルバム詳細》タイトル:『石田組 2023・春』アーティスト: 石田組発売日・配信日:2023年4月26日品番:UWCD-10002価格:¥4,000(税込)SHM-CD + DVD【収録予定曲】1.キル・ザ・キング(レインボー)2.輝ける7つの海(クイーン)3.ボーン・トゥ・ラブ・ユー(クイーン)4.ニュー・シネマ・パラダイス(エンニオ・モリコーネ)5.バック・トゥ・ザ・フューチャー(アラン・シルヴェストリ)6.スマイル(チャップリン)7.4つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調、作品3-1 RV549 (ヴィヴァルディ)8.ルーマニア民俗舞曲(バルトーク)9.アンダンテ・フェスティーヴォ(シベリウス)10.ファランドール(ビゼー)【特典DVD (約15分)】2022年8月19日ミューザ川崎シンフォニーホールでのLIVE録音石田組ヴァイオリニスト石田泰尚の呼びかけにより2014年に結成された弦楽合奏団。プログラムによって様々な編成で演奏をするスタイルを取っており、メンバーは“石田組長”が信頼を置いている首都圏の第一線で活躍するオーケストラメンバーを中心に公演ごとに“組員”が召集される。レパートリーはバロック音楽から映画音楽、プログレッシブ・ロックまで多岐にわたり各々のスタイルをぶつけ合いながら織り成す演奏スタイルは弦楽アンサンブルの新しい世界を切り拓く存在として各方面から注目され2017年にリリースされたデビューアルバム“THE石田組”はレコード芸術誌上で特選盤の評価を得た。単独公演のみならず渡辺克也氏、工藤重典氏ら著名な音楽家との共演や組員自ら指導に当たる教育プログラムの実施など活動は多岐に渡る。2018年にNHK-FM「ベストオブクラシック」及びNHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」で紹介されその熱いステージの模様が大きな反響を呼び、2019年にEテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれた。2021年に3年ごとに行われる音楽の友誌クラシック音楽ベストテン、「あなたの好きな室内楽グループ」部門にて第4位(日本人グループ最高位)に選出された。2022/2023シーズンには全25公演となる初のツアーを開催した。石田泰尚(いしだ・やすなお)プロフィール神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり現在は首席ソロ・コンサートマスターとしてその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。結成時から20年以上参加するYAMATO String Quartet、自身がプロデュースした弦楽アンサンブル“石田組”など様々なユニットでも独特の輝きを見せる。2018 年には石田組がNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部」 で放送されその熱いステージの模様は大きな反響を呼び、2019年にはEテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれた。2020年4月より京都市交響楽団特別客演コンサートマスターを兼任。最新アルバムは2021年12月リリースされた“PIAZZOLLA LIVE”。2022年6月に初の著書となる「音楽家である前に、人間であれ!」を刊行。使用楽器は 1690 年製 G.Tononi、 1726 年製M.Goffriller。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月05日韓国・梨泰院での群衆雪崩事故。世界的ヒットを記録したドラマ『梨泰院クラス』では、ここを舞台にしたハロウィンのシーンがあった。いわば、多くの若者にとっての「聖地」でもあるここで起きた凄惨な事故。どうにか身を守る術はあるだろうかーー。韓国の梨泰院で10月29日に起きた群衆事故は、日本人2人を含む156人の命を奪った。関西大学で群集安全学が専門の川口寿裕教授は「通常では考えられない密集状態で群衆雪崩が起きた」という。川口教授いわく、一般に人は肩幅が約50センチで胸の厚みが約20センチ。1平方メートルの正方形に、隣同士に2人、前後に5人の計10人が並ぶと、前後左右が密着した状態で限界だという。だが事故付近には1平方メートルに15~16人いたとされ、自力で立っているのでなく、前後左右がもたれ合い浮いているような状態と考えられる。事故の映像で、群衆が揺れているのがその証拠だそう。そんな密集状態で誰かがつまずいたりしゃがんだりすると、つっかえ棒がはずれたように前後左右の人が一斉に倒れ、雪崩は同心円状に広がっていく。何重にも人が重なり、下敷きになった人は想像を絶する圧力で押され亡くなった。さらに、立ったまま圧死した人もいたと報じられている。「強く圧迫され、胸を膨らますことができずに窒息するのが圧死です。立ったまま圧死するなんて、尋常ではない密集状態だと思います」(川口教授)特に女性は、背が低く密集に埋もれ、全身で圧力を受けた人が多い。被害者の3分の2が女性だったのはそのためだろう。あまりの凄惨さに心が痛むが、これから年末年始に向かい、日本でもカウントダウンや初詣でなど密集が起こる機会が多い。同じような事故は起きないのだろうか。「ないとは言い切れませんが、日本では場内を一方通行にして人々を誘導し、狭い路地は通行禁止にするなど、そのつど、警備態勢をつくります。最近は、警備員の確保や警備予算が厳しいために中止するイベントもあるほどです。警備が徹底された日本では、あれほどひどい事故は考えづらいでしょう」(川口教授)しかし、大地震などの災害が起きたときは危ないという。「災害発生当初は、警察や消防なども救助に人員を割くため警備は手薄です。それぞれ個人の判断で、密集状態をつくらないよう行動することが大切です」(川口教授)出先で災害にあうと多くの人が駅に向かう。電車は動かないことが多く、駅周辺は人があふれどんどん密集する。情報が明らかになるまで、川口教授は「動かないのが賢明」だという。■群衆の動きが止まったら危険また、麻布消防署元署長で市民防災研究所の坂口隆夫さんはいう。「イベント会場など屋内の施設でも、不慣れな運営だったり収容定員を守らないことがあると危険が。収容定員の何倍もの人が詰め込まれた会場でアクシデントが起こると、群衆雪崩につながるかも」悲惨な事故に巻き込まれないための方策を坂口さんに聞いた。【1】“異常”を早めにキャッチするたとえば群衆の歩みが止まったり動いたりを繰り返す、前から来る人が見えているのによけられない、歩く先の状況が見えないなどの異常を察知したらすぐ逃げよう。【2】狭い路地には入らない広い通りから狭い路地に入ると、人が集中し急に密集状態になる。【3】坂・階段・歩道橋・地下道は×逃げ場のない場所には入らない。【4】警備員のいない場所に行かない規制のないところは、危険な状態に陥っていてもわからない。【5】道路の端を歩く道に面した店舗などに逃げ込んだり、壁をよじ登ることもできる。【6】行きより帰りに注意行きは徐々に人が集まるが、帰りは集中する。イベントの終了を待たず、早めに帰路につくのも◎。密集の危険性を意識し、危険を感じたら早めに引き返す勇気が必要だ。万が一、危険な状況になってしまったときは呼吸ができるように胸元を守ろう。人混みから逃げるときに、両腕を胸の真ん中に上げたボクサーのようなポーズをとると胸の前に空間ができ、押しつぶされそうになっても呼吸ができる可能性が上がる。「過去の経験から(画像参照)、日本は警備態勢を構築してきました。しかし、命を守るためにも、万が一を想定するのは重要です。群衆雪崩が起きるような密集に巻き込まれては、逃げることは困難。少しでも危険そうなら、早めに脱出しましょう」(川口教授)悲しい事故を教訓に、密集の危険性を察知して、命を守ろう。
2022年11月10日女優のシム・ウンギョンが2日、都内で行われた「第35回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーに登壇。10月29日に韓国・ソウルの繁華街・梨泰院で起きた雑踏事故の犠牲者を追悼した。コンペティション部門の審査委員を務めたシム・ウンギョンは、最優秀男優賞と最優秀女優賞のプレゼンターとして登壇。発表の前に「10月29日に発生した梨泰院の雑踏事故に心から哀悼の意を表します。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします」と神妙な面持ちで語り、頭を下げた。なお、最優秀男優賞は『ザ・ビースト』のドゥニ・メノーシェ、最優秀女優賞は『1976』のアリン・クーペンハイムが受賞した。
2022年11月02日wahoo.tv(有限会社ジブトリマーズ)は、若き天才と呼ばれた刀鍛冶・吉原義一の生前から4年間、最後の作刀に密着したドキュメンタリー映像を本日2022年11月1日(火)に公開・DVDを発売いたします。刀鍛冶・吉原義一刀匠 鍛錬■刀鍛冶【日本刀鍛錬道場 吉原】について吉原一門の日本刀は、伊勢神宮の御神刀を3度も受け、日本のみならず海外においても高い人気があり、刀匠で唯一、アメリカ・ボストン美術館や、NYメトロポリタン美術館などにも買い上げられています。映画監督の<スティーブン・スピルバーグ>氏や<ジャッキー・チェン>氏も吉原の工房を訪ね、吉原の日本刀を注文した話は有名で、海外でも認知度・人気も高く、世界の名だたる著名人の訪問・注文も多数。■最後の蛙子丁子乱!作刀映像化プロジェクトの背景史上最年少36歳で刀鍛冶としての最高位「無鑑査」となった刀匠・吉原義一(よしはら・よしかず)。蛙子丁字と呼ばれる刃文が特徴的な義一の日本刀は、世界中のファンを魅了しました。その吉原義一の作刀を世界により広めたいと思い2016年から撮影をしていたものです。が、しかし、撮影中に癌を発病し、闘病中も作刀に励み、当作品となっている日本刀を完成させました。その直後の2018年、病気のため51歳で義一は他界。日本人の魂である日本刀として「千年も先の人々に受け継がれていくであろう」という思いを込めて、義一は、この刀に「一期一会」と銘を切りました。この義一の魂のこもった作刀・技術を「千年先に、刀と共に映像として残したい!」という想いから、最初で最後のドキュメンタリー作品とし、発売・配信します。刀鍛冶・吉原義一刀匠義一作「一期一会」■当作品は、「文部科学省 教育映像等審査」社会教育 青年向き・成人向き選定作品となり、映画祭に関しては、下記となりました。・iHollywood Film FEST <BEST International Documentary>(ハリウッド・米)・Cannes World Film Festival <BEST Educational Film>(カンヌ・仏)・Los Angeles Film Awards <Honorable Mention:Documentary Feature>(ロス・米)・HEART INTERNATIONAL ITALIAN FILM FESTIVAL <FINALIST>(イタリア)・New York International Film Awards <FINALIST>(NY・米)・CINEMAGIA Movie Awards <Official Selection>(イタリア)映画祭受賞月桂樹■当社は、義一が人生をかけた「日本刀」という日本の美、伝統文化がこの「一期一会」ともに未来へと繋げられればという想いで制作しました。また、クラウドファンディングCAMPFIRE様にて、製作費の一部を海外を含めた義一のファンの方々から支援を受けました。本日、11月1日からAmazon.co.jpでいち早く発売となります。 JANコード<4582143510210>オンデマンドでの視聴日本語版 有料配信(無料予告編あり) 英語版 有料配信(無料予告編あり) ■刀匠・吉原義一 1967年3月29日 - 2018年5月1日(享年51)無鑑査・刀鍛冶 吉原義一刀鍛冶の名門、吉原家に4代目として生まれた。父は、世界的に有名な無鑑査・刀鍛冶 吉原義人(よしはら・よしんど)。曾祖父は、1940年当時「現代刀匠人気大番付」で、東の横綱とされた刀匠界の重鎮、初代・吉原國家(よしはら・くにいえ)。18歳で刀鍛冶として修行に入り、わずか5年という最短の修行期間で刀匠としての難関に合格。初出品した新作名刀展では「努力賞」と「新人賞」を受賞、その後、快挙と言われる10年連続の特賞を受賞。「高松宮賞」も3度受賞。36歳の時、刀剣界の最高位、「無鑑査」となった。これは、史上最年少での無鑑査認定となり、この記録は未だ破られていない。さらに、42歳の時、東京都葛飾区の指定無形文化財にも認定。義一は、日本が誇る伝統の日本刀文化を受け継ぐ若きリーダーだった。■義一丁子「蛙子丁子乱」義一は、「蛙子丁子」(かわずこちょうじ)という刃文を得意とする。「蛙子丁子」とは、おたまじゃくしの形に似た丁子乱れ刃で、平安時代から室町時代の備前伝の特徴的な刃文。丁子乱れとはスパイスとしても使われる植物・丁子(clove)の実の形からきている。■wahoo.tvについて有限会社ジブトリマーズのDVDレーベルおよびドメイン名。2005年より日本文化を世界に発信することを思い描き設立。主な作品は、にっぽんむかし影絵ばなしをはじめとする知育影絵シリーズ。ネイチャードキュメンタリーとして、世界的に有名な雪の中で温泉に入る日本猿を追った「雪猿」。四国お遍路さんの文化を弘法大師の足跡をもとに巡った「四国遍路寺」シリーズ。「雪猿」「四国遍路寺」は、地上波、BS、CS放送にて国内全国放送。「雪猿」は、シンガポールやアメリカPBSなどでも上映・放送。作品公式Facebook : wahoo.tv : 有限会社ジブトリマーズ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日wahoo.tv(有限会社ジブトリマーズ)は、若き天才と呼ばれた刀鍛冶・吉原義一の生前から4年間、最後の作刀に密着したドキュメンタリー映像作品を2022年11月1日(火)よりDVD発売・配信します。刀鍛冶・吉原義一刀匠刀鍛冶・鍛錬する吉原義一刀匠■刀鍛冶【日本刀鍛錬道場 吉原】について吉原一門の日本刀は、伊勢神宮の御神刀を3度も受け、日本のみならず海外においても高い人気があり、刀匠で唯一、アメリカ・ボストン美術館や、NYメトロポリタン美術館などにも買い上げられています。映画監督の<スティーブン・スピルバーグ>氏や<ジャッキー・チェン>氏も吉原の工房を訪ね、吉原の日本刀を注文した話は有名で、海外でも認知度・人気も高く、世界の名だたる著名人の訪問・注文も多数。■最後の蛙子丁子乱!作刀映像化プロジェクトの背景史上最年少36歳で刀鍛冶としての最高位「無鑑査」となった刀匠・吉原義一(よしはら・よしかず)。蛙子丁字と呼ばれる刃文が特徴的な義一の日本刀は、世界中のファンを魅了しました。その吉原義一の作刀を世界により広めたいと思い2016年から撮影をしていたものです。が、しかし、撮影中に癌を発病し、闘病中も作刀に励み、当作品となっている日本刀を完成させました。その直後の2018年、病気のため51歳で義一は他界。日本人の魂である日本刀として「千年も先の人々に受け継がれていくであろう」という思いを込めて、義一は、この刀に「一期一会」と銘を切りました。この義一の魂のこもった作刀・技術を「千年先に、刀と共に映像として残したい!」という想いから、最初で最後のドキュメンタリー作品とし、発売・配信します。義一作刀「一期一会」■当作品は、「文部科学省 教育映像等審査」社会教育 青年向き・成人向き選定作品となり、映画祭に関しては、下記となりました。・iHollywood Film FEST <BEST International Documentary>(ハリウッド・米)・Cannes World Film Festival <BEST Educational Film>(カンヌ・仏)・Los Angeles Film Awards <Honorable Mention:Documentary Feature>(ロス・米)・HEART INTERNATIONAL ITALIAN FILM FESTIVAL <FINALIST>(イタリア)・New York International Film Awards <FINALIST>(NY・米)・CINEMAGIA Movie Awards <Official Selection>(イタリア)映画祭受賞月桂樹■当社は、義一が人生をかけた「日本刀」という日本の美、伝統文化がこの「一期一会」ともに未来へと繋げられればという想いで制作しました。また、クラウドファンディングCAMPFIRE様にて、製作費の一部を海外を含めた義一のファンの方々から支援を受けました。11月1日からAmazon.co.jpでいち早く発売となります。(近日情報公開) JANコード<4582143510210>オンデマンドでの視聴日本語版 有料配信(無料予告編あり) 英語版 有料配信(無料予告編あり) DVDジャケット刀匠吉原義一■刀匠・吉原義一 1967年3月29日 - 2018年5月1日(享年51)無鑑査・刀鍛冶 吉原義一刀鍛冶の名門、吉原家に4代目として生まれた。父は、世界的に有名な無鑑査・刀鍛冶 吉原義人(よしはら・よしんど)。曾祖父は、1940年当時「現代刀匠人気大番付」で、東の横綱とされた刀匠界の重鎮、初代・吉原國家(よしはら・くにいえ)。18歳で刀鍛冶として修行に入り、わずか5年という最短の修行期間で刀匠としての難関に合格。初出品した新作名刀展では「努力賞」と「新人賞」を受賞、その後、快挙と言われる10年連続の特賞を受賞。「高松宮賞」も3度受賞。36歳の時、刀剣界の最高位、「無鑑査」となった。これは、史上最年少での無鑑査認定となり、この記録は未だ破られていない。さらに、42歳の時、東京都葛飾区の指定無形文化財にも認定。義一は、日本が誇る伝統の日本刀文化を受け継ぐ若きリーダーだった。■義一丁子「蛙子丁子乱」義一は、「蛙子丁子」(かわずこちょうじ)という刃文を得意とする。「蛙子丁子」とは、おたまじゃくしの形に似た丁子乱れ刃で、平安時代から室町時代の備前伝の特徴的な刃文。丁子乱れとはスパイスとしても使われる植物・丁子(clove)の実の形からきている。■wahoo.tvについて有限会社ジブトリマーズのDVDレーベルおよびドメイン名。2005年より日本文化を世界に発信することを思い描き設立。主な作品は、にっぽんむかし影絵ばなしをはじめとする知育影絵シリーズ。ネイチャードキュメンタリーとして、世界的に有名な雪の中で温泉に入る日本猿を追った「雪猿」。四国お遍路さんの文化を弘法大師の足跡をもとに巡った「四国遍路寺」シリーズ。「雪猿」「四国遍路寺」は、地上波、BS、CS放送にて国内全国放送。「雪猿」は、シンガポールやアメリカPBSなどでも上映・放送。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月20日「梨泰院クラス」「その年、私たちは」のキム・ダミや、俳優としても活躍する「EXO」D.O.ことド・ギョンスらが出演するシネマティックロードムービー「Off the Grid 秘密の足跡」が10月、「Mnet」および「Mnet Smart+」にて日本初放送・配信されることが決まった。普段、韓国トップ俳優たちは常にカメラの前に立ち、多くの人に注目される生活を送っている。そんな彼らが世間の視線から脱し、癒しを求めて2泊3日の旅へ。独りの時間を過ごすために、自ら車を運転し人里離れた場所へ向かう。ストレスの多い日常から離れ、全ての感情から解き放たれたとき、彼らは何を思い、何を感じるのか。「梨泰院クラス」で人気を博したキム・ダミをはじめ、「EXO」のメンバーで「100日の郎君様」など俳優としても活躍するド・ギョンスから、ハン・ジミン、キム・ヒエ、チョ・ジヌン、ムン・ソリなど韓国を代表する俳優たちが出演。何の計画もなく心が引かれるまま旅に出て、独りで自由な時間を過ごすスターたちの多彩な素顔はもちろん、映像美やBGM、出演者本人たちによる心に響くナレーションにも注目だ。「Off the Grid 秘密の足跡」は10月21日より毎週(金)21時~Mnetにて放送(全6編×各2話、全編合計12話)。Mnet Smart+では本放送後すぐにVOD配信。(text:cinemacafe.net)
2022年08月22日IMPACTors / ジャニーズJr.の横原悠毅と椿泰我がW主演を務める「ミュージカル『世界でいちばん美しい』~鎌倉物語~」が、10月から11月にかけて東京と大阪で上演されることが決定した。本作は、第31回織田作之助賞を受賞した藤谷治による同名小説が原作のミュージカル。音楽を3回聴いただけでピアノで弾くことができるほど音楽の才能を持つ雪踏文彦(せったクン)と、幼馴染で彼の才能を認める親友の島崎哲を中心とした物語が展開される。そのほか出演者として蒼乃夕妃、柳 美稀、原田優一、ブラザートムらが名を連ねている。今回初のミュージカル作品に挑む横原は「ミュージカル作品での歌唱だったり初めてのことに挑戦する不安や、主演を務める事への責任感もありますが、信頼できるメンバーと共にW主演としてこの舞台に挑める事を嬉しく思います。少しでも興味をお持ちの方は、是非この舞台に足を運んでいただけたらなと思います。」とコメント。また同じくミュージカル初挑戦となる椿は今回のオファーに驚いたとのことで、「ミュージカル作品を経験出来ることはIMPACTorsのグループ名にも入っている、“actors”の部分をより確立させる事が出来る素晴らしい挑戦だと感じました。(中略)全力で稽古を重ねて、最高の作品を皆さまにお届けしたいと思います!」と意気込みを語った。脚本・作詞・演出は、『フットルース』『プロデューサーズ』『ガイズ・アンド・ドールズ』などのブロードウェイ・ミュージカルの翻訳・演出も数多く手がけ、近年ではミュージカルのオリジナル作品にも精力的に取り組む菅野こうめいが担当。劇中の音楽は、蜷川幸雄、前川知大演出の作品などの舞台、ミュージカル、映画の音楽を多数手がけてきた、かみむら周平が携わり、舞台上で生演奏が届けられる。■横原悠毅 コメント全文今回、『世界でいちばん美しい』にて雪踏文彦役で主演を務めさせていただくIMPACTorsの横原悠毅です。僕は今回のこの舞台が初めての主演作品であり、初めてのミュージカル作品でもあります。ミュージカル作品での歌唱だったり初めてのことに挑戦する不安や、主演を務める事への責任感もありますが、信頼できるメンバーと共にW主演としてこの舞台に挑める事を嬉しく思います。少しでも興味をお持ちの方は、是非この舞台に足を運んでいただけたらなと思います。■椿泰我 コメント全文IMPACTorsの椿泰我です。今回、横原悠毅と「W主演でミュージカル」というお話をいただいた時は、グループではラップを担当しているので本当にびっくりしました。それと同時に、ミュージカル作品を経験出来ることはIMPACTorsのグループ名にも入っている、“actors”の部分をより確立させる事が出来る素晴らしい挑戦だと感じました。初の主演ミュージカルでメンバーとW主演。今までに経験したことの無い事ばかりの稽古期間になると思います。全力で稽古を重ねて、最高の作品を皆さまにお届けしたいと思います!是非、たくさんの方に劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。楽しみにしていてください!■菅野こうめい(脚本・作詞・演出)コメント僕は原作小説の作家である藤谷治さんには、「船に乗れ!」の舞台化以来、すごく親近感を感じている。彼の方が僕より少し年下だが、ほぼ同世代。お互い、お坊ちゃま育ちのくせに不良っぽさで武装して、作品はそうでもないけど、無頼派を気取って生きてる感じが似てるなあ、と勝手に思っている。「世界でいちばん美しい」は「船に乗れ!」の続編スピンオフみたいなところがあって、藤谷さんの作品はどれもそうだが、ずっとバックに音楽が流れていて、シーンに合わせて自分なりの選曲でセットリストを作って聴きながら読んで行くと、もうそのままミュージカルなのだ。勿論、そんな読み方が出来る奴は僕以外にいるわけがないから、僕のうぬぼれも一流だとは思うが、躊躇うことなくミュージカル化を決心した。「世界でいちばん美しい」ってタイトルも一切、外連味がなくてミュージカル向きだし。それと、男2人の話しと言うのがいい。ミュージカルと言うと男女の恋愛ものってイメージがあるけど、意外と男2人の人生を描いているものが魅力的だったりする。『GUYS DOLLS』のネイサンとスカイ、『RENT』のロジャーとマーク、『レミゼ』のバルジャンとジャベールと、なかなか名作が多い。それに、ミュージカルだからって、無理矢理ロマンチックコメディやラブストーリーをやることはない、と思うのだ。特に今のこの時代に。とは言え、この小説は昭和から平成、しかもバブルど真ん中が舞台。それ故に、不器用に一生懸命に生きるしかなかった、せったクンと島崎君みたいな関係と言うかストーリーって、ジャニーズJr.の中にまるごとリアルにありそうだから、ぴったりかもしれないな、とも考えた。で、横原君と椿君に会ってみたら、あまりにも「まんま」な感じで、今は、これはやるしかない!と思っている。2人ともミュージカル初主演、しかも、オリジナル・ミュージカルだ。相当の努力が必要だろう。僕も、僕のミュージカル人生で得たノウハウを全部注ぎ込んで真正面から向き合うつもりだ。もちろん、ミュージカル作家としての新たな挑戦も忘れてはいない。是非、期待して欲しいです。だけど、これは「世界でいちばん美しいのはどっちだ?」と言う話ではありませんので、悪しからず……。<公演情報>ミュージカル『世界でいちばん美しい』~鎌倉物語~原作:藤谷治「世界でいちばん美しい」(小学館文庫刊)脚本・作詞・演出:菅野こうめい音楽:かみむら周平【出演】横原悠毅(IMPACTors / ジャニーズJr.)椿泰我(IMPACTors / ジャニーズJr.)蒼乃夕妃 / 柳美稀 / 原田優一ブラザートム【演奏】かみむら周平(キーボード)岩永知佳(キーボード) / 大島純(チェロ) / 赤間慎(ドラム・パーカッション)【東京公演】10月28日(金)~11月6日(日) 品川プリンスホテルステラボール(全14公演)お問い合わせ:キョードー東京TEL:0570-550-799(オペレーター平日11:00~18:00 / 土日祝10:00~18:00)【大阪公演】11月11日(金)~13日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールお問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(平日・土曜11:00~18:00)【チケット料金】(全席指定・税込)S席:9,800円A席:8,100円一般発売日:10月2日(日) 10:00~公式サイト:公式Twitter:
2022年08月05日ヴァイオリンの石田泰尚が5月から続けている「熱狂の夜」。最終回は、自らがコンサートマスターを務める神奈川フィルハーモニーとの協奏曲の一夜だ[9月6日(火)ミューザ川崎シンフォニーホール]。指揮は川瀬賢太郎。2曲の現代アメリカ作品を並べたプロがクールだ。ジャズ・トランペッターのウィントン・マルサリスのヴァイオリン協奏曲(2015)は、昨年2月に今回と同じメンバーで日本初演されたばかり。「持ってきたのは川瀬ちゃん。これ、絶対石田さんに合ってますと勧めてくれました。45分ぐらいかかる大作ですが、たぶんあっという間。絶対に面白いはずです。あらかじめ予習してくる必要なんかありません。クラシックがあったりタンゴがあったり、ブルースが出てきたり。いろんな要素があって楽しいんですけど、ただ、ちょっと難しすぎない?っていうぐらい、超絶技巧がすさまじくて。聴きどころは曲の冒頭。僕の弾くラの音から始まるんですけど、すごく静かに、p×3つぐらいから入るのが印象的です。ミューザの客席をそこでいきなり引き込むことができるかどうか、今から楽しみですね。あとは、打楽器とのコラボみたいなカデンツァも見ものです。打楽器奏者がオーケストラの前に移動してきて、2人で演奏します」一方のミニマル・ミュージックの大家フィリップ・グラスのヴァイオリン協奏曲第1番(1987)も、2006年に神奈川フィルと弾いている(下野竜也指揮)。「ミニマル・ミュージックはそれまで全然接点がなかった。グラスの存在も知りませんでした。かっこいいけど、同じことを繰り返すのを同じように弾いても、ヘタしたらつまらなくなる。お客さんも飽きるでしょうしね。テクニック的にはマルサリスほどではないんですけど、そういうことが意外に難しいんじゃないかと思います」神奈川フィルでのコンマス歴はすでに20年を超える。2014年から今年春まで常任指揮者を務めた川瀬とも気心の知れた仲だ。互いの信頼も厚い。「彼はフレンドリーで、団員とも壁がないので、みんな話しやすかったと思います。それは彼の良さなんじゃないかな。そして、どんな曲でもすごく勉強してきますよね。音楽と真摯に向き合っている」最終夜だけに気合も入ると意気込む。「でも、とにかく楽しみたい。5回全部聴きに来てくれるお客さんもいっぱいいるので、全部聴いてよかったと思えるような夜にできればうれしいですね」(取材・文:宮本明)
2022年07月08日兵庫県立美術館では、「2022年コレクション展II」を、2022年7月30日(土)から12月18日(日)まで開催する。2021年度の新収蔵作品や吉原治良を特集兵庫県立美術館のコレクション展では、特定のテーマのもとで同館の収蔵品を展示する「特集」と、展示室の一角を使用した「小企画」を開催している。今期は、2021年度に新たに収蔵された作品を紹介する特集1「リ・フレッシャーズ─新収蔵品紹介展」、具体美術協会を率いた吉原治良の作品と資料群を展示する特集2「没後50年吉原治良の小宇宙(ミクロコスモス)」、そして前期には、手で触れて作品を鑑賞できる小企画「美術の中のかたち─手で見る造形彫刻の中のからだ」を開催する。3つのテーマのもとで新収蔵作品を紹介特集1「リ・フレッシャーズ─新収蔵品紹介展」では、「リフレイン」「リフレクト」「リフレッシュ」の3つのキーワードのもと、2021年度の新収蔵作品を紹介。今回の新収蔵作品には、反復やくり返しを特徴とするものが多く含まれる。「リフレイン」では、そうしたくり返しのリズムが感じられる中村一美《仙丈II》などの作品を集めて展示する。また、「リフレクト」では、作品に映しだされた作者の姿や経験などに焦点を合わせ、郭徳俊《カーターと郭》や青木千絵《BODY 10-1》などを読み解く一方、「リフレッシュ」では、柳瀬安里や棚田康司をはじめ、これまで兵庫県立美術館が所蔵していなかった兵庫ゆかりの作家や若手作家などの作品を紹介する。「具体」創設者・吉原治良の創作に迫る2020年度に兵庫県立美術館は、前衛美術グループ「具体美術協会」の創設者・吉原治良の素描を中心に、多数の作品と資料の寄贈を受けた。特集2「没後50年吉原治良の小宇宙(ミクロコスモス)」では、これらの新収蔵作品に加えて、《牧歌》や《作品(二の字)》など従来のコレクション作品も展示し、吉原の創作活動を探ってゆく。手で触れて鑑賞する展示──ブールデルの彫刻を中心に兵庫県立美術館では、前身である兵庫県立近代美術館時代から、作品を手で触れて鑑賞できる展覧会「美術の中のかたち─手で見る造形」を継続的に開催してきた。今回は、同館の彫刻収集第1号であるエミール゠アントワーヌ・ブールデル《風の中のベートーヴェン》が返却されることにあわせて、ブールデルによる彫刻作品を特集。ブールデルがどのように身体を把握していたのかに光をあてるとともに、ほかのフランス近代彫刻作品との比較も行う。展覧会概要2022年コレクション展II会期:2022年7月30日(土)〜12月18日(日)[前期 7月30日(土)〜9月25日(日) / 後期 10月8日(土)〜12月18日(日)]会場:兵庫県立美術館住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日(9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館)、9月20日(火)、10月11日(火)※展示替え期間中(9月26日(月)〜10月7日(金))は常設展示室を閉室観覧料:・当日券=一般 500円、大学生 400円、高校生以下 無料、70歳以上 250円、障がい者(一般) 100円、障がい者(大学生) 100円・団体料金(20名以上)=一般 400円、大学生 300円、高校生以下 無料、70歳以上 200円、障がい者(一般) 100円、障がい者(大学生) 50円・特別展とのセット料金=一般 300円、大学生 200円、高校生以下 無料、70歳以上 150円、障がい者(一般) 50円、障がい者(大学生) 50円※障がい者1名につき介護者1名無料、ただし「美術の中のかたち」展開期中(前期)は障がい者も無料※一般以外の料金には証明できるものの提示が必要※毎月第2日曜日は公益財団法人伊藤文化財団の協賛により無料※団体(20名以上)での鑑賞の際には事前に連絡のこと■展示構成・特集1「リ・フレッシャーズ─新収蔵品紹介展」(常設展示室1・2・3(前後期)+4(後期))・特集2「没後50年吉原治良の小宇宙(ミクロコスモス)」(常設展示室6)・小企画「美術の中のかたち─手で見る造形彫刻の中のからだ」(常設展示室4(前期のみ))・近現代の彫刻(常設展示室5)・小磯良平記念室・金山平三記念室【問い合わせ先】兵庫県立美術館TEL:078-262-1011
2022年07月04日日本リメイクも決定した「梨泰院クラス」を手掛けたキム・ソンユン監督とチ・チャンウクら豪華キャストが贈るファンタジー・ドラマ「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」が5月6日(金)よりNetflixにて独占配信開始。チ・チャンウクの歌声が魔法の世界へと誘う、壮大なファンタジーの世界と心震えるドラマを予感させるキャストコメント入りの特別予告編が解禁となった。ネトフリ韓ドラでは、4月から配信となったNetflixシリーズ「私たちのブルース」「グリーン・マザーズ・クラブ」、Netflix映画『夜叉 -容赦なき工作戦-』など、次なるヒット作となる話題の注目タイトルが大集結、今週末より始まるGWにもおすすめの新作がラインアップされている。「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」5月6日全話一挙配信「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」の監督は、「梨泰院クラス」では自らの信念を貫く青年パク・セロイを主人公に、仲間とともに歩むサクセス・ストーリーを描き、世界中の視聴者の心を動かしたキム・ソンユン。「ヒーラー~最高の恋人~」や「都会の男女の恋愛法」などに出演するトップ俳優チ・チャンウクが主演を務める。解禁となった映像では、まず冒頭に、魔術師リウルを演じるチ・チャンウク、悩める少女ユン・アイ役の映画『スタートアップ!』「怪物」のチェ・ソンウン、「女神降臨」のファン・イニョプら豪華キャストが登場し、「高校生の2人が、不思議でミステリアス、好奇心旺盛なリウルと出会う、ファンタジックなミュージックドラマです。是非ご覧ください~」と作品の魅力を笑顔でコメントする。予告編の中では、日々の生活に悩み未来に希望を見出せないユン・アイが、とあることをきっかけに廃墟の遊園地に迷い込み、リウルに出会う姿が映し出されている。最初は魔術師という存在に半信半疑だったユン・アイだが、「アンナラスマナラ」という謎の言葉とともに突如現れ、自身のピンチを救ってくれたリウルに少しずつ心を開いていくことに。さらにリウルの魔法によって廃墟の遊園地が一瞬にして光を纏っていく幻想的な映像とともに、希望を取り戻していくユン・アイが映し出されており、心動かされるドラマ展開を予感させている。キム・ソンユン監督は、「この作品には大人になるとはどういうことなのか、というメッセージが込められています。魔法というテーマに音楽を融合させることで、物語のメッセージを効果的に伝えられると思いました」と語っている。Netflixシリーズ「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」は5月6日(金)より独占配信。4月配信作品も話題沸騰中「私たちのブルース」は、日本にも多くのファンを持つ国際的俳優のイ・ビョンホン、「海街チャチャチャ」のシン・ミナ、「むやみに切なく」以降久々のドラマ復帰となったキム・ウビンら、豪華キャストが総出演のオムニバスドラマ。都会の喧騒から離れゆっくりと時が流れる済州島を舞台に、島で生きる人たちの甘くも苦い人生をリアルに描き、笑って泣いて心温まる物語。また、「BTS」のジミンと「Wanna One」出身ハ・ソンウンの2人がOST(オリジナル・サウンドトラック)にコラボで参加し、美しい歌声を披露したことでも大きな話題となっている。「グリーン・マザーズ・クラブ」は、イ・ヨウォン、チュ・ジャヒョンら実力派俳優出演のヒューマンドラマ。“ママ友コミュニティ”を舞台に、友達でも同僚でもない“母親たち”のリアルすぎる距離感や緊張感を描き、「続きが気になる…!」「めちゃくちゃママ友あるあるで面白い」など、日本でもすでにハマる人が続出している。『夜叉 -容赦なき工作戦-』は、実力派俳優のソル・ギョング、「イカゲーム」のパク・ヘス、日本人俳優・池内博之ら出演のダークな世界観のスパイアクション映画。極秘工作チームの調査に乗り出した検事が、危険なスパイ戦争に巻き込まれていく迫力溢れるアクション満載の作品。日本でも配信開始後に「今日の映画 TOP10」で1位にランクインするなど話題となっている。さらに、日本でも「今日の総合TOP10」で1位を獲得した大人気恋愛リアリティ番組「脱出おひとり島」のシーズン2制作決定のニュースや、5月6日に開催される韓国のゴールデングローブ賞とも呼ばれる「百想芸術大賞」では、世界的ヒットとなった「イカゲーム」や、社会派ドラマ「D.P.-脱走兵追跡官-」「未成年裁判」をはじめとする7作品がNetflixからノミネートされている。Netflixシリーズ「私たちのブルース」「グリーン・マザーズ・クラブ」、Netflix映画『夜叉 -容赦なき工作戦-』はそれぞれ独占配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年04月25日パペットを用いたアニメーション作家として活躍する村田朋泰の個展『Small Landscape』が、4月9日(土)よりGALLERY MoMo Ryogokuにて開催される。2000年、東京藝術大学の卒業制作作品『睡蓮の人』が、2002 年の第5 回文化庁メディア芸術祭にてアニメーション部門最優秀賞を受賞。同年、Mr.Children「HERO」のプロモーションビデオを手がけたことにより、一躍注目を集めた村田。2006年には目黒区美術館で、2008年には平塚市美術館で個展を開催し、現在はNHK子供向け番組プチプチアニメ「森のレシオ」を制作するなど、幅広い層から支持されるアニメーション作家として活躍している。同展では、2011年の東日本大震災と福島の原発事故を契機に、生と死に関する記憶の旅をテーマにした、シリーズ4 1/2作目となる映像作品の制作様子を「祈りのリハーサル」として公開する。このシリーズは、日本列島の起源及びアイデンティティを探る、叙事詩的映像作品を5つの物語で構成。第1作目となる『翁舞 / 木ノ花ノ咲クヤ森』は福島の原発事故を、第2作目の『天地』は活断層でできた日本列島をテーマにし、第3作目となる『松が枝を結び』は震災をテーマにしている。シリーズ4 1/2作目は、古事記の一節カグツチ神話をベースに、縄文時代を背景として制作中。今まで1/7スケールで制作していたパペットやセットを、1960年代にミニチュア制作で用いられていた1/50スケールに変更。今までと違うスケールで撮影することで、神話が持つ抽象的な感覚を忠実に描けるのではないかと考え、「ミニチュアのミニチュア」での撮影を試みる。また、ギャラリーに定点カメラを設置し、村田の最新作の撮影の様子をギャラリーだけでなく、YouTubeでも生配信。普段、見ることのできない制作の裏側や、制作のプロセスを覗き見ることができる。村田朋泰『Small Landscape』【開催概要】村田朋泰『Small Landscape』会期:2022年4月7日(土)~5月9日(土)会場:GALLERY MoMo Ryogoku時間:11 : 00~19 : 00休廊日:日月祝ギャラリーHP:
2022年03月31日3月12日(土)から京都市京セラ美術館で始まった『京都市京セラ美術館開館1周年記念展森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』。森村泰昌と言えば、これまで何かに扮した自身のポートレート写真や、そのインスタレーションといった作品で知られる、日本の現代美術を代表するアーティストのひとりである。この入口のビジュアルや展覧会タイトルからして、「今までの森村さんと違う気がする」のは、私だけではないだろう。会場入口のひとつ「空装門」展覧会場にある5つの入口はそれぞれ「空装門」、「鏡影門」、「だぶらかし門」、「烈火門」、「迷宮門」と名付けられ、どこからでも出入りできるようになっている。さぁ、入ってみよう。『京都市京セラ美術館開館1周年記念展森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』展示風景「えっ?」展示風景より「M式 写真回廊」《ワタシの迷宮劇場》「えっ!?」どんなに歩みを進めても、額に入ったインスタント写真(拡散転写式印画)とドレープの効いた水色のカーテンで構成された「M式 写真回廊」が続く。前を向いても、振り返っても、同じ空間が広がり、いま歩いてきた方向さえ見失う。展覧会タイトルの通りに、本当に迷宮に入り込んでしまったようだ。展示風景より「M式 写真回廊」《ワタシの迷宮劇場》インスタント写真(拡散転写式印画)は、これまで森村作品を見たことがある人であれば、「知ってる!」と思い出すものも多いだろう。これらは森村が1984年から撮りためたもので、全291点、823枚も並んでいる。森村泰昌というひとりのアーティストが何者かになるだけでなく、しかしそれは何者にもなっていないというひとり遊び=「自由演技」である、と森村は語る。会場は「M式 写真回廊」とは別に、3つのセクションがある。展示風景より「夢と記憶の広場」《夢と記憶が出会う場所》撮影:三吉史高「夢と記憶の広場」は、森村が扮した30人の「ワタシ」が流れている映像と、そのためのメイク(化粧)する森村を撮影した映像という、ふたつの映像インスタレーションの空間だ。私たちが見ている森村作品は「何者かに扮した『後』」であることに気付かされる。同時に、作品制作の裏側を知ってしまった罪悪感や秘密のような気持ちも、感じるかもしれない。映像に登場する30人の人物たちが手にしている本や、身に着けている衣装は、「衣装の隠れ家」にある。展示風景より「衣装の隠れ家」再び、あの迷いそうな「M式 写真回廊」を歩くとあった。ここだ。別のセクション「衣装の隠れ家」は、この隙間に顔を入れて、見ることができる。展示風景より「衣装の隠れ家」衣装に使われている布地の触感、その色の鮮やかさなどで、視覚以外の感覚がぞわぞわする。衣装を見ながら、「あの女性の服はどこかの女王かしら?」といった妄想するのも楽しい。そういえば、入口(鏡影門)で予約した「声の劇場」の時間になった。行ってみよう。展示風景より「声の劇場」《影の顔の声》撮影:三吉史高「声の劇場」は、中心に四畳半の畳が舞台のように据えられ、それを取り囲むように鑑賞者は座る。約26分のサウンドインスタレーション《影の顔の声》は、立ち込めるお香のにおいや光とともに、森村が1994年に書いた「顔」という小説を改編したミステリー仕立ての物語が、点在するスピーカーや古いラジカセから聞こえてくる。実はこの「顔」の制作と連動して生まれた写真も、「M式 写真回廊」には置かれている。探してみるのも面白いだろう。展示風景より「M式 写真回廊」《ワタシの迷宮劇場》春になって、久しぶりに美術館へ行ってみようか、京都に行ってみようか、という人も多いだろう。この『京都市京セラ美術館開館1周年記念展森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』は、忘れかけていた五感すべてを一気に覚ますことができるはずだ。取材・文:藤田千彩【開催概要】『京都市京セラ美術館開館1周年記念展森村泰昌:ワタシの迷宮劇場』会期:2022年3月12日(土)~2022年6月5日(日)会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜日(3月21日、5月2日は開館)料金:一般2,000円、大学1,600円、高校1,200円、中小800円■美術館公式サイト:
2022年03月16日「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のキム・ゴウンと、「梨泰院クラス」「マイネーム:偽りと復讐」アン・ボヒョンが共演し、韓国で人気を博したドラマ「ユミの細胞たち」が3月4日(金)よりPrime Videoにてプライム会員向けに見放題独占配信。“ラブラブ”な2人の場面写真が解禁となった。本作は、大失恋を経験して仕事一筋になった不器用な主人公キム・ユミが、会社の後輩から紹介されたク・ウンとの運命的な出会いを果たし、長く失っていた恋愛感情を少しずつ取り戻していくラブコメディ。累積閲覧回数32億回という大人気ウェブ漫画のドラマ化で、3Dアニメと実写が融合する。解禁された場面写真には、愛細胞をフル稼働させているユミ(キム・ゴウン)と、恋人ク・ウン(アン・ボヒョン)のラブラブなショットが写し出される。実はユミは、同じ会社に勤める後輩チェ・ウギのことが気になっていたのだが、そのウギから紹介されたのがウンだった。ウギには初めからその気がないことを知り、意気消沈するユミと細胞たち。対するウンは、ユミと出会った瞬間にひと目ぼれ。全く気のない素振りを見せるユミにもめげず、持ち前の明るさを武器に果敢にアプローチする。最初こそ無関心なユミだったが、ウンの人柄や優しさが垣間見えてくるにつれ、次第にウンに惹かれていく。場面写真からは、初々しい恋人同士のようにウンの耳元でささやくユミや、浜辺で手を握り合う2人、そしてハグをしながら洗濯物を干す2人など、徐々に距離を縮めていくユミとウンのドキドキするような恋模様が切り取られている。ユミとウンの物語を語る上で外せないのが、彼らの細胞たち。理性、感性、空腹、心配、そして愛など、ユミを構成する様々な細胞たちが2人を温かく見守る。この細胞たちの存在こそ、この作品を唯一無二のラブコメディにしている大きなポイントの1つ。過去に負った失恋の傷から、恋に不器用になってしまったユミの心の葛藤を、3Dアニメーションで表現された“彼ら”が分かりやすく説明してくれる。そして失恋によって行方不明になったと思われていた愛の細胞が戻ってきたとき、ユミの中で小さな恋心が芽生えていく…。登場人物たちの心情を3Dアニメ化し、実写のドラマと融合させた斬新な映像表現が注目の本作だが、役を演じたキャストたちにとっても、これまでにない全く新しい経験になったようだ。ユミを演じたキム・ゴウンは、「この企画に参加できたのが凄く楽しかったです。役を演じるうえで私が悩んだのは、細胞たちがケンカをして、ユミの言葉を遮る時に、どんな表情をしたらいいかということでした。細胞たちの感情をその時々に合わせて出した方がいいのか? それとも普通にしていた方がいいのか? 監督とはどのような表情が面白いかを随分と話し合いました」と、撮影現場での試行錯誤を明かす。ウンを演じたアン・ボヒョンは、「細胞たちのセリフが多く、合わせながら演技することに、初めのうちは戸惑いました」とやはりその難しさを語りつつ、「出来上がった作品を見ると、細胞たちのおかげでこんなにも面白いドラマになったのだなと思います」と続け、3Dアニメで表現された“細胞たち”の存在こそが、この作品をこれまでにない新感覚ラブコメディに仕上げていることを明かしている。「ユミの細胞たち」は3月4日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信開始(全14話)。(text:cinemacafe.net)
2022年03月03日ジャニーズJr.・IMPACTorsの椿泰我が主演を務める舞台『マウストラップ~ねずみとり』の公開ゲネプロと取材会が12日、東京・俳優座劇場で行われた。同作は、アガサ・クリスティの同名小説を原作に、世界中で上演されてきた名作。ストレートプレイ初挑戦の椿が主演を務め、山荘のゲストハウスを営む主人・ジャイルズを演じる。共演には富田麻帆、鷲尾修斗、反橋宗一郎、伽代子、松田将希、河相我聞、釈由美子が顔をそろえた。舞台はジャイルズ(椿)とモリ―(富田)夫婦が経営する山荘のゲストハウス。ロンドンで起こった殺人事件の犯人が逃走中というニュースや、大雪に関する気象情報がラジオから流れる中、予約客4名が次々に到着する。さらに「車がスリップしたから泊めて欲しい」と現れた外国人風の男性も。その翌日、ロンドンで起きた殺人事件の捜査で訪れたトロッター刑事(反橋)が夫婦に捜査協力を要請するが、その後、宿泊客の1人であるボイル夫人(伽代子)が何者かに殺害されてしまう。アガサ・クリスティが得意とする密室殺人劇の中で登場人物は全員が怪しく、刑事の推理によって彼らの本音や過去が明らかになっていく。上演前に行われたゲネプロでは、開幕前に椿が1人で登壇。前説で上演中の注意などを述べた後、初の既婚者役を演じるために付けていた結婚指輪を報道陣に披露するなど、開演前から会場を大いに盛り上げた。コメントは以下の通り。■椿泰我イギリスで2万2千回以上公演を重ねてきて、ストレートプレイとしてのギネス記録も持っている作品に、僕たちが携われることをすごく嬉しく思います。僕たちは、この舞台に真摯に向き合って、今日まで稽古を重ねてきたので、僕たちの作り上げた作品を楽しんでいただけたらと思います。
2022年01月13日「梨泰院クラス」や「ヴィンチェンツォ」のユ・ジェミョン、アカデミー賞6部門ノミネートの『ミナリ』のハン・イェリが共演する新作ドラマ「ホームタウン」(原題)が、2022年2月21日よりMnetにて日本初放送されることになった。連続殺人事件を追う刑事と、拉致された姪を探す女性が、史上最悪のテロリストに隠された秘密を暴くミステリアスな物語。主演を務めるのは、パク・ソジュン主演の大ヒットドラマ「梨泰院クラス」で強烈な印象を残し、映画『声もなく』も控えているユ・ジェミョンと、2021年アカデミー賞で6部門にノミネートされた映画『ミナリ』で母親役を演じたハン・イェリ。さらに、映画『楽園の夜』や「約束の地-SAVE ME」出演の演技派俳優オム・テグ。事件の裏に隠された不気味な宗教団体の実態、次々と起こる不審な殺人事件…。失われた記憶を取り戻したとき、謎に包まれたこの物語の真実が明らかになる。個性派俳優3人が作り出す世界観に引き込まれる、犯罪ミステリースリラーが日本に初上陸する。あらすじ1999年、サジュ市で発生した連続殺人事件。捜査を担当した刑事チェ・ヒョンイン(ユ・ジェミョン)は、1987年に起きたガステロ事件と関係があると疑い始める。そんな中、チョ・ジョンヒョン(ハン・イェリ)の姪が何者かに拉致される。姪を探しながらガステロ事件の真相を探るジョンヒョンは、後に衝撃の事実を知ることに――。「ホームタウン」は2022年2月6日(日)17時~1話先行放送。2月21日(月)より毎週月曜・火曜22時~ほかMnetにて放送(全12話)。※Mnet Smartでは本放送&7日間見逃し配信で視聴可能(text:cinemacafe.net)
2021年12月15日