山下智久主演の金曜ドラマ「インハンド」の第4話が5月3日放送。今回はゲストで子役時代に山下さんと『クロサギ』で共演したこともある吉川愛が登場。11年ぶりとなる再共演に「こんなに大きくなったの」と驚きの声が殺到している。右手が義手の天才寄生虫学者・紐倉哲を山下さんが、お人好しな救命救急の専門医で紐倉の助手となる高家春馬を濱田岳が、紐倉と高家のもとに事件調査の依頼を持ち込む官僚・牧野巴を菜々緒が演じる本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回の第4話は紐倉が“人を自殺させる病原体”の謎に迫っていく物語。外務事務次官・創子(紫吹淳)のもとに「“人を自殺させる病原体”をバラまく」という脅迫状が届く。ただの嫌がらせにも思われたが脅迫状に名前が記載されている女性の1人は実際に自殺。もうひとりは自殺未遂、男性も2日前から行方不明になっていた。そして次のターゲットは創子の娘・恵奈(吉川愛)だという。本当に“人を自殺させる病原体”などが実在するのかを確かめるため、牧野は紐倉のもとを訪ねる。すると紐倉は「可能性はゼロじゃない」と珍しく自ら調査に協力し出す…。その後、脅迫状は恵奈が書いたものであることが発覚。恵奈は幼なじみ達を治験のバイトに誘ったが、そこで服用した鎮痛薬により、幼なじみ達が感染していた“ボルナ病ウイルス”による脳症が発症、彼らが異常行動を起こした引き起こした…というストーリーだった。今回ゲスト出演した吉川さんは今から11年ほど前、映画『クロサギ』で山下さんと共演しており、子役から大人の女優へと成長しての再共演に「クロサギのあの子こんなに大きくなったのね」「クロサギ以来の11年振りの山Pと共演エモすぎ」「山Pとの2人のシーン多くて嬉しかった」などの声が殺到。また吉川さんは今年に入り「初めて恋をした日に読む話」、『十二人の死にたい子どもたち』などの作品が立て続けに放送、公開され注目度が急上昇中。「はじこい」で演じたギャル系女子高生とは全く雰囲気を変えて挑んだ官僚の娘という役柄に「誰だっけって考えてたけどエトミカか!!雰囲気違くて分からんかった」「エトミカのときと雰囲気が全然違って気づかなかった」「役と髪型でめっちゃ印象変わる」など視聴者からは“エトミカ”からの変貌ぶりにも驚愕の声が寄せられている。(笠緒)
2019年05月03日乃木坂46の堀未央奈が主演を務める、映画『ホットギミック』(6月28日公開)の正式タイトルと特報映像、ポスタービジュアルが21日、公開された。同作は累計450万部超、相原実貴作の同名コミックを実写化。どこにでもいる平凡な女子高生・成田初(堀)は、優しい兄・凌(間宮祥太朗)、元気な妹・茜と両親と、ごく普通の家庭で暮らしていたが、ある日、同じマンションに住む橘亮輝(清水尋也)に弱みを握られ、亮輝の無茶な命令に振り回されることに。そんな時、数年前に突然引っ越していった幼馴染の人気モデル・小田切梓(板垣瑞生)と付き合うことになったが、実は梓にはある目的があった。さらに、初は兄・凌の秘密も知ってしまう。正式タイトルは、『ホットギミック ガールミーツボーイ』に決定。「お決まりの恋物語」という意味も持つ「ボーイミーツガール」を反転させた言葉で、少女が主人公であることを強調している。ポスタービジュアルは、朝・昼・夕それぞれの時刻の東京の街と初・亮輝・梓・凌の4人の写真を組み合わせることで、時間の流れと人の心情が等しく移りゆくものであることを表現した。特報映像では、登場人物それぞれの生きづらさや葛藤を吐露したセリフ回しと音楽で、10代のリアルな心情を表す。「バカは生きづらくて大変だ。何のために生まれてきたんだろ」「永遠に愛してるって思っても次の瞬間いらなくなっちゃうんだよ」「幸せって願うものでしょ」「絶対にいつか終わっちゃうってわかってるのにずっと好きでなんていられないよね」という、力強い言葉が畳み掛けられた。今回使われている音楽は、『溺れるナイフ』『21世紀の女の子』に続いて山戸監督とタッグを組む坂本秀一が手がけた。また、今回の特報で吉川愛、志磨遼平、黒沢あすか、高橋和也、反町隆史といった実力派キャストが出演していることも明らかになった。○山戸結希監督コメント『ホットギミック』を映画化するにあたり、サブタイトルを、『ガールミーツボーイ』と、添えさせていただきました。恋愛物語における永らくの代名詞であった、「ボーイミーツガール」を反転する、「ガールミーツボーイ」としての芸術を、描いてみようと決めていました。自分自身の主体性を奪われる恋ではなくて、自分自身の主体性を知るための恋が、もしもこの世にあるのなら、そのようなものをこそ、今新しく生まれる青春映画に映し出してみたいという念願がありました。“ホットギミック ガールミーツボーイ”、孤独な少女の漂流譚を、ぜひ、お楽しみにされてください。
2019年03月21日相原実貴の漫画「ホットギミック」を堀未央奈主演で実写化した映画の正式タイトルが、『ホットギミック ガールミーツボーイ』に決定。併せて、特報映像とポスタービジュアルが到着した。『溺れるナイフ』『21世紀の女の子』に続いて山戸結希監督とタッグを組む坂本秀一の劇伴が彩を添える今回の特報映像では、「バカは生きづらくて大変だ」「永遠に愛してるって思っても次の瞬間いらなくなっちゃうんだよ」「幸せって願うものでしょ」などと、登場人物それぞれが生きづらさや葛藤を吐露、10代のリアルな心情を表現している。また、シーンの切り替えに写真を挟み、一瞬時が止まったような、まるで青春の1ページを切り取ったかのような演出がされているのも注目ポイントだ。そしてポスタービジュアルでは、朝・昼・夕と、それぞれの時刻の東京の街、初・亮輝・梓・凌の4人の写真が組み合わされ、時間の流れと人の心情が等しく移りゆくものであることを表現している。なお、サブタイトルの“ガールミーツボーイ”は、<お決まりの恋物語=ボーイミーツガール>を反転させた言葉。山戸監督は「自分自身の主体性を奪われる恋ではなくて、自分自身の主体性を知るための恋が、もしもこの世にあるのなら、そのようなものをこそ、今新しく生まれる青春映画に映し出してみたいという念願がありました。“ホットギミック ガールミーツボーイ”、孤独な少女の漂流譚を、ぜひ、お楽しみにされてください」とコメントしている。さらに、本作の主人公・成田初役の堀さんをはじめ、清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗、桜田ひよりら注目の若手が出演する中、彼らを支える実力派、反町隆史、黒沢あすか、高橋和也。吉川愛と志磨遼平の出演も今回明らかになった。『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホットギミック 2019年6月28日より全国にて公開Ⓒ 相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会
2019年03月21日深田恭子主演、横浜流星、永山絢斗、中村倫也が共演する「初めて恋をした日に読む話」の第8話が3月5日放送。中村さん演じる山下の“バイカー姿”と「チュー」発言に視聴者から興奮の声が殺到中だ。高校までは“ガリ勉”だったが東大受験失敗を契機にしくじり鈍感アラサー女子への道を歩んでしまった春見順子に深田さん。大物官僚の息子だがピンク頭の不良、順子との出会いをきっかけに東大を目指す由利匡平に横浜さん、順子のことを20年も想い続けている東大卒エリート商社マンの八雲雅志に永山さん、かつて順子に恋した不良上がりの匡平の担任・山下一真に中村さん。この“四角関係”を中心に物語は展開、また4人を取り巻く登場人物たちを安達祐実、吉川愛、檀ふみ、生瀬勝久、鶴見辰吾らが演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。匡平の東大模試が迫るなか、経歴詐称していた牧瀬(高梨臨)も含め順子、雅志、山下、美和(安達祐実)らが集結、同窓会を仕切り直す。そこで模試の日に順子と山下、雅志と牧瀬がそれぞれデートをする流れに。一方匡平の模試の成績は芳しくない。さらに順子が山下とデートしていたことを知り匡平はショックを受ける。そこに父・菖次郎(鶴見さん)が汚職に関与しているという疑惑も持ち上がって匡平は混乱してしまい、受験を投げ出してしまう…というのが今回のストーリー。山下の元妻が汚職の渦中にある官房副長官の娘だったことから、山下は匡平のために教師を辞め再婚、地盤を継ぐことに。さらに雅志にもロシア転勤の話が…というラストだった。山下を演じる中村さんに毎週多くの注目が集まる本作だが、今回もバイクで順子とデート、さらに順子に「チューしていい?」と“ド直球”に迫る場面、さらに匡平のために大物政治家と“取引”と見せ場がたっぷり。特に「チューしていい」発言には「山下くんの“チューしていい?”はドキッ」「“チューしていい?”なんでこんなにもたった一言に破壊力があるのだろう」「あの年で“チューしていい?”が許されるのは中村倫也くんだけ」などテキストから興奮ぶりが伝わってくるようなツイートが殺到。「中村倫也めちゃくちゃキュンキュンさせてきよる!」「中村倫也が尊すぎて苦しい」「中村倫也さんイケボすぎて、ずっと喋っててほしい」など中村さんを讃える声がタイムラインを濁流のように流れ続けている。ここに来て順子を巡る恋のレースから山下が“脱落”、さらに雅志にも大きな“危機”が迫っている模様。いよいよ終盤に突入した「はじこい」から目が離せない。(笠緒)
2019年03月06日深田恭子主演、横浜流星、永山絢斗、中村倫也らが共演する「初めて恋をした日に読む話」の第7話が2月26日にオンエア。横浜さんの“ハグ”に“葉っぱまみれ”の中村さんと今回も見せ場たっぷりの展開に視聴者の反応は!?本作は親の言うがまま青春を受験に捧ぐも東大に落ち、そこからしくじりアラサー女子の道を歩んでしまった予備校講師・春見順子を深田さんが演じ主演。順子と出会い東大を目指すことになるピンクヘアの不良高校生・由利匡平を横浜さんが、高校時代から順子に想いを寄せ続ける東大卒エリート商社マン・八雲雅志を永山さんが、順子、八雲とは同級生でいまは匡平の担任をしている高校教師・山下一真を中村さんが演じ、順子を巡る“四角関係”を中心に物語は進行。そこに安達祐実演じる順子の頼もしき“悪友”松岡美和、吉川愛演じる由利に想いを寄せる女子高生・江藤美香、浜中文一演じる雅志が勤める商社の後輩・西大井司らも絡んでいく。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。順子は匡平をなんとしてでも東大に合格させるため、理数科目だけ東大受験専門塾「花恵会」に通わせることにする。乗り気ではない匡平を連れ花恵会に行くと、そこで一番人気の美人講師百田朋奈(高梨臨)と出会う。若く美しく超エリートの百田は匡平に対しやけに優しく、順子は複雑な感情を抱く。美和はそれを“嫉妬”だと言う。実は百田の経歴は偽りで、彼女は高校時代八雲に告白し振られたことを恨み、順子をいじめたことがある同級生だった…というのが今回のストーリー。匡平がついに順子を抱きしめるというラストで幕を閉じた。このラストシーンに「今日も最上級にかっこよかったゆりゆり」「最後の抱き寄せで全部持ってかれた」「ゆりゆりの爆イケに癒された」「手を握って引き寄せるってこんなかっこいいのある!?」などネットは歓喜の渦に包まれている。そんな匡平をけなげに思い続ける美香にも声援が。今回は匡平の学校に乗り込んでくるなどアクティブな美香に「エトミカ、ブレないなぁ(笑)」「笑顔癒されるわ~」「冷たくされてもまったくめげない吉川愛さんエトミカ大好き」などの反応多数。また今回も順子の部屋に木の葉まみれで乗り込んでくるなど“ヤンチャ”ぶりを見せてくれた山下にも「今日ドラマで葉っぱ乗ってるの可愛かった笑」「頭に葉っぱ乗せてやってきた中村倫也も良かった」などの声が寄せられている。(笠緒)
2019年02月27日深田恭子主演で人気コミックをドラマ化した「初めて恋をした日に読む話」の第4話が2月5日にオンエア。放送後には深田さん演じる順子の“超鈍感”ぶりに翻弄される匡平と雅志それぞれを応援する声がネット上を駆け巡った。親の言いなりで青春を受験に捧ぐも東大に落ち、その後は人生の目標を見つけられないまま32歳になってしまった鈍感アラサー女子春見順子を深田さんが演じる本作。順子とたまたま知り合ったことから想いを寄せ東大を目指すことになる不良高校生・由利匡平に横浜流星、20年間順子のことを想い続けている東大卒エリート商社マンの八雲雅志に永山絢斗、かつて順子に告白したことがある匡平の担任の高校教師・山下一真に中村倫也。さらに匡平の想いを知りながら順子に恋のバトルを挑む江藤美香に吉川愛、順子の幼馴染でキャバクラオーナーをしている松岡美和に安達祐実といった面々も加わって、順子を巡る恋の駆け引きが繰り広げられる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回、順子に“バックハグ”告白した雅志だが、超鈍感な順子はそれを告白だと受け取らない。現場を目撃した匡平も雅志の気持ちを知り複雑な気持ちを抱く。そして2018年4月、匡平は高校3年生になった。驚異的な成績アップをみせる匡平だが、母を中学時代に亡くしていたことを知り今まで以上に匡平を気にかける順子だが、匡平は子ども扱いされていると感じイライラを募らせる…というストーリー。いよいよ本格化してきた順子を巡る匡平と雅志の恋のバトル。2人きりになったロッジで順子に「俺にもご褒美ください」と甘えてみたり、インフルエンザで寝込んだ順子の手にそっとキスするなど、本格的に順子にアタックを仕掛けていく匡平には「この役はハマり役だよねお姉さんファン増えそう」「キュンキュンしすぎた、、、横浜流星ことゆりくん最強すぎる」「横浜流星くんあかんすぎるムリ寝られへん」など、順子目線で胸キュンしまくる視聴者が続出。一方、匡平の猛攻ぶりに焦り順子の予備校の強化合宿にまで付いてきて、露天風呂に誘うも雨に降られるなど相変わらず“ドジっ子”ぶりを発揮する雅志にも「3枚目の役も良く似合う」「永山絢斗適役すぎ」「不器用男子枠で永山絢斗くんの右に出るものはいない」など、永山さんのコミカルな演技を称賛する声も多数寄せられている。(笠緒)
2019年02月06日出演者がチームでクイズやゲームに挑戦するバラエティ「ネプリーグ」。その2月4日(月)今夜放送回に杉咲花、橋本環奈、北村匠海、高杉真宙ら映画『十二人の死にたい子どもたち』のキャストが参戦。長嶋一茂らベテラン俳優チームと対決する。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞を受賞、昨年放送の「花のち晴れ~花男 Next Season~」も大人気だった演技派女優の杉咲さん。『ハルチカ』のひたむきな女子高生役から「今日から俺は!!」のスケバンキャラまで幅広い演技でファンを魅了、先日20歳の誕生日を迎えたばかりの橋本さん。映画『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、俳優として活動しながらダンスロックバンド「DISH//」のボーカルも担当する北村さん。昨年は『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』『虹色デイズ』など話題作が立て続けに公開、「スカッとジャパン」で演じたイケメンキャラで一躍ブレイクした高杉さん。彼ら豪華若手俳優4人に名倉潤を加えた『十二人の死にたい子どもたち』チームが、元プロ野球選手にして2本の主演作を持つ俳優でタレントの長嶋さんと2時間ドラマの新女王として知られる中山忍に原田泰造、林修、堀内健を加えたベテラン俳優チームと対決する。本番組を「小さい頃から見てました」という杉咲さんをはじめ、いまをときめく豪華若手俳優たちの常識力が試される!今回のゲスト、杉咲さん、橋本さん、北村さん、高杉さんが出演している『十二人の死にたい子どもたち』は集団安楽死をするために廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、13人目の生温かい死体が…そこから12人の死にたい理由が明かされていき、さらに死体の“犯人捜し”が追及されていく…というもの。新田真剣佑、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、とまんらも共演する。『十二人の死にたい子どもたち』は全国公開中。「ネプリーグ」は2月4日(月)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年02月04日新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、杉咲花、高杉真宙、竹内愛紗、橋本環奈、萩原利久、坂東龍汰、渕野右登、古川琴音、吉川愛(50 音順)が演じる12人の未成年たちが、廃病院で集団自殺を確実に実行すべく奮闘する問題作『十二人の死にたい子どもたち』(原作:冲方丁 監督:堤幸彦 以下『シニコド』)が公開中。去年、『シニコド』の情報が発表になったとき、十二人の俳優の顔がわからないようになっていて、少しだけのぞく顔のパーツや、短い映像の「死にたい」という声などから誰が誰だか推理する楽しみがあった。その後、11人の俳優が明かされたが、ただひとりだけ秘密のままの女性がいた。12月下旬まで、役名“秋川莉胡”で紹介されていたその人物は、橋本環奈だった。すばり当てていた人もいっぱいいたようだ。秋川莉胡は芸名で、自殺の集いにはリョウコとして参加しているという設定。誰もが知る人気女優の秋川莉胡がなぜ「死にたい」のか……とても気になるではありませんか。リョウコは宣伝のみならず、映画の中でも長らく帽子とマスクで顔を隠している。演じる橋本環奈は、福岡で活動していたときの「奇跡の1枚」の写真が話題になって、この美少女は何者? と一躍注目され、全国区の人気に。だからこそ、彼女の魅力の筆頭にどうしたって“美少女”が挙げられる。だが、アイドルを卒業し、俳優になってからの橋本は、俳優への矜持からか、主に、福田雄一監督作『銀魂』シリーズ、『斉木楠雄のΨ難』『今日から俺は‼』などで、美少女なのに激しい変顔も厭わず、見る者を驚かせてきた。そのきっぷの良さ、豊かな表現力とそれによるみごとなギャップが彼女を“美少女”ではない(美少女だけど)“俳優”なのだと周知させた。それだけではまだまだ……ということなのか、橋本環奈は『シニコド』で、その顔自体を封印してしまった。なんて俳優だ。よく考えてみたら、『シニコド』は、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙のイケメンを全員眼鏡にし、橋本環奈の顔を隠し、黒島結菜を化粧っ気なく髪の毛ひっつめにして、杉咲花は黒ずくめ。いまどきのイケメン、美少女のオーラを完全封印している。みんなそろって“死にたい子どもたち”役だから、控えめというのは筋が通っているともいえるけれど。○美少女とは精神の表れ話を戻して。若干、リョウコに関するネタバレを。決定的なことは書かないが、まっさらな気持ちで見たい方は、お気をつけください。橋本環奈が『シニコド』で最後まで顔を見せなかったら、さすがに、ファンならずとも拍子抜けするだろうし、ある瞬間、ようやくその顔を見せることになる。そこは安心してほしい。その場面は映画の見どころのひとつでもある。そして、それこそ、橋本環奈が圧倒的な美少女であることが効を奏する。堤監督はプレスシートで「国宝級美少女」と讃えていて、まさにそういうありがたい感じがして必見だ。眼鏡をかけて地味にしていた子が、あるとき、眼鏡を外して大変身という少女漫画などによくみられる伝統芸のアップデート版といえるような場面。姿勢がよく、すっと長くのびた首にそっと乗った小さな顔。宝石自体も素晴らしいが、それを乗せた台座もすばらしく値打ちがありひれ伏すみたいな感じなのである。このときの、現世に絶望し、死にたいと思いつめている少年たちの反応が受ける。でも、実のところ、橋本環奈、おそるべしと思うのは、御尊顔を表す前から、力が発揮されていることなのだ。顔を隠してもなお圧倒的な自信が漂っていて、只者じゃない感じがするのだ。リョウコ役を橋本環奈にキャスティングした人はすばらしい。あることをしている様子をある人物にくもりガラス越しに目撃される場面でも、ぼんやりしか映っていないにもかかわらず、いわゆるオーラがあった。着ているワンピースが素材も高級のちょっといいものということも助けになっているのかもしれないが、美少女とは見た目だけでなく、精神のあらわれなのだと橋本環奈には思わされる。インタビューしていても、立て板に水という話し方で、頭の回転がよいなあと目を見張るばかり。○任せなさい感を出していた橋本自信が人を美しくさせるのか、美しいから凛となるのか、コロンブスの卵のようではあるが、何にも動じない強さを感じさせる俳優だ。主演映画『セーラー服と機関銃 —卒業—』(16)では、突然、女子高生ながら暴力団の親分として組を率いるヒロインを演じ、それもよく似合っていただけあって、ものすごく小柄にもかかわらず、強烈な、任せなさい感がある。『シニコド』でも、古川琴音演じるミツエ(ゴスロリ少女)がリョウコに感情をぶつけるシーンで監督が何テイクも重ねたとき、芝居を受ける橋本が「何度芝居を繰り返しても大丈夫ですよ」と任せなさい感を出していた。そういうふうにしてもらえると相手役は安心するだろう。そうかと思うと、杉咲花演じるアンリ(理屈ぽくキツイ物言いをする少女)と対峙する場面では、互いが一歩も引かない、タイマン! という迫力を見せる。とにかく、なんだかすごいとしか言えないのだが、橋本環奈は、つまるところ、美少女であることを、何倍にも効果的に使っているのである。美少女を元手に、ギャップで驚かせたり、外観だけでない精神性の強さに思いを馳せさせたり、顔を見せないけど先入観を生かしてなんかすごそうと思わせたり、何通りものイメージを付加していく。まるで、元手を何億にも増やす、やり手のトレーダーみたいな俳優だ。橋本環奈を「美のトレーダー」と私は呼びたい。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年02月04日12人の未成年たちが廃病院で集団自殺を確実に実行すべく奮闘する問題作『十二人の死にたい子どもたち』(原作:冲方丁 監督:堤幸彦以下『シニコド』)が公開中。12人の気鋭の俳優たちの中から注目の俳優たちについてレビューする短期企画。第1回のノブオ役・北村匠海については“ネタバレしない俳優”というテーマで書いた。彼と、サトシ役の高杉真宙と3人で、眼鏡対決する(注意:お話の中で対決するわけではありません。小道具使いの上での話です)シンジロウ役の新田真剣佑のことは、“瞳がキラキラしすぎる俳優”として書いてみたい。○すべてを受け止めた男の芝居各々悩みを抱えた十二人(新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、杉咲花、高杉真宙、竹内愛紗、橋本環奈、萩原利久、坂東龍汰、渕野右登、古川琴音、吉川愛 以上50 音順)で集団自殺をしようと思ったら、なぜか死に場所にすでに死体があり、その謎を解くにあたって、シンジロウは探偵役を担い、その才能を存分に発揮する。病気で身体の自由がきき辛いため、思考することを唯一の楽しみにしている設定だから。あと、ほかにも理由があるが、それはぜひ映画を見ていただきたい。ともあれ、思考することが唯一の楽しみと聞くと、なんだか気の毒に思えてしまうが、いいえ、そうではない、シンジロウは絶望に負けず、生きる強さをもっている、少なくとも、新田真剣佑はそう感じさせてくれる。新田真剣佑は、名アクション俳優・千葉真一の息子としてアメリカで生まれ育った。俳優としてアメリカでも活動したのち、2014年に日本でデビュー。真剣佑という個性的な名前は、まつるぎ・ゆうなのか? まつ・けんゆうなのか? いや、まっけんゆうであるというような話題にもなりつつ、16年、映画『ちはやふる - 上の句 - / -下の句 -』(16)で注目され、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。現在の芸名・新田真剣佑の由来にもなった『ちはやふる』シリーズ(『上の句』『下の句』のときは"真剣佑"だった)で演じた役は、広瀬すず演じる主人公ちはやのカルタ仲間・新(あらた)。ちはやに影響を与えるカルタの才能を持ちながらも、名人である祖父の介護や死によってカルタから遠ざかり、それが物語を劇的にする。視力が悪くこどものときから眼鏡をかけていて、性格もわりとおとなしげでなにかと受け入れてしまう新は、こどものとき、眼鏡を幼馴染の太一(野村周平)に隠されて試合に負けたことを成長してから聞かされても、怒ることがないし、祖父に自分の青春をささげてしまっている節もある。いつも受け身。よく言えば、どんな運命も受け入れる懐の広さをもっている。これが、『シニコド』のシンジロウにも共通しているように感じた。『シニコド』の劇場用パンフレットで「すべてを1回受け止めた男の〜〜(後略)」という新田真剣佑の回答がいい。シビれる。ぜひ、インタビューページを手にとってしっかり読んでいただきたい。ちなみに、インタビューで回答する新田真剣佑は、とても仕事に対して真面目に取り組んでいる印象だ。役の扮装をしたままのコメント録りだと、役のように話すし、本人として話すときは、役についていろいろ考えていることがわかる。「すべてを1回受け止めた男」がどうするか、『シニコド』で印象的な部分は、完全にネタバレなので書けないが、12人の死にたい理由が千差万別のなかで、シンジロウがある人物の死にたい理由と自分の死にたい理由を比べて、ある判断を下す場面の表情だ。なんともいえない。見た人によって様々な解釈ができるだろう。おそらく、それは、見た人の気持ちを映し出している。もうひとつ、すべてを受け止めた男の芝居といえば、13人めの死体の謎を検証する場面で、珍しく体を使った方法をとって不思議な声を出してしまうところ。これは、堤監督が現場で急にやってとリクエストしたものだという。まさに、堤監督の要求を受け止めた男。シンジロウのイメージと違うようだが、抑制している強い生命力の現れにも思える名場面になった。○目ヂカラを眼鏡で抑制ところで、シンジロウと『ちはやふる』の新が共通しているのは、運命を受け止める役柄だけではない。もうひとつある。眼鏡で目ヂカラを抑制しているところだ。シンジロウは、主張の強い八角形の眼鏡をかけ、しかも伏目がちにして、いつも何かを考えているような雰囲気を出している。唇に指で手をやる仕草はアップが多いのでアクセントとして考えたものだそうだ。溌剌としたキラキラ感を抑えてもなお、生命力がにじみ出てしまうのだから、やばい。もともと、新田真剣佑の大きな瞳はどれだけ光を集めることができるのか、と驚くほど、キラキラしていて、生きる希望に満ち満ちている。いま、放送中のドコモのCMの彼の瞳は好奇心でいっぱいである。瞳の印象が強すぎて、顔全体がわからないというか、全身瞳のような、例えば、鬼太郎のお父さん目玉の親父をやっても、新田真剣佑だとわかってしまうに違いないというような魅惑の瞳をもっている。太陽の光を集めるインテリア・サンキャッチャーというものがあるが、新田真剣佑の瞳は、生きたサンキャッチャーである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年02月03日●「役に関する何かを逃す」危機感冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、現在ヒット中の映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」で集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。1番のサトシは、12人を廃病院に集めた企画者だが、演じた高杉は、今回の撮影に「緊張した」「全然周囲の人と話せていない」と語る。○「集中しないと」という現場――今回は、取材した方に他の方の印象を聞いておりまして、新田さんから見た高杉さんは「不敵な笑みを浮かべる人」。役柄のイメージが強かったそうです。今回僕が、不敵に見えてたら嬉しいです。ありがたいです(笑)。――皆さんの輪の外にいるような役でもあったと思いますが、不敵さは意識していたんですか?もちろん役としては意識していましたが、単純に、緊張して余裕がなかったところもありました。今回、別のことを考えると何かを失うんじゃないかという恐れがあったので、できるだけ、役のことと現場のことを考えて生きていたいなと思って。本当はもっとみんなとお話したかったし、ゲームの話もしたかったんですけど……。ゲームの話をしてる人が多くて「そのゲーム、やってるやってる!」と思いながらも、聞いてるだけの時もあったので、ある意味で不敵さに見えてたなら、嬉しいです。――そんなに緊張されてたんですね。堤監督や、このメンバーで仕事できるというような、諸々のことで緊張しちゃって、「集中しないとダメだな、どこかで何かを逃すんじゃないか」と、思っちゃってました。掴めそうなもの、というと難しいですけど……役に関する何かを。●黒島結菜は…「また出会いたい人」――最初にこの作品について、話を聞いた時はどのような印象だったんですか?原作の冲方丁先生はアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』で知っていたので、嬉しかったです。12人が密室の中、会話で物語を成立させるのはすごい熱量だと思いますし、それだけで見せていくのは大変だとも思いました。でも完成した作品を見ると、圧倒される場面も多くて、会話の中のテンポ感も良くて、謎が紐解かれるすっきり感もあります。題名で「怖そう」と受け取られるかもしれないけど、エンターテインメントとしてすごい作品だと思います。受け取る人によっては違うものが生まれてくると思うので、まずは観に行ってほしいなと思います。――撮影方法も独特で、5台カメラがあったと伺っております。カメラがマルチなので、どうしても……緊張しました。こっち向いてもあっち向いてもカメラがあるって、緊張するんですよ!(笑) 自分の長台詞より、他の方の長台詞の方が緊張します。もちろん、映っていなくても演技はするんですけど、他の方がこれだけしゃべった後に、俺が変なことして、やり直しになってしまったら……と思ってしまって。――男子チームは、裏でよく話し合ってたという話もありましたが。今回は本当に、マジで誰とも喋れてないです! ご飯に誘ってもらったりもしたんですけど、余裕がなさすぎて……。そこに行ったら、持っているものを落とすんじゃないかなとずっと思っていました。――そこまで緊張する現場って、なかなか珍しいでしょうか?この緊張感は、ちょっと舞台に近いかもしれないですね。何か間違うと、1本の線が切れちゃうかもしれない……という感覚。ふっと素になって、糸が切れてしまうのが嫌で、その瞬間を産まないための行動、だったのかもしれないです。○試したくなる表情ばかり――すごい作品だったんですね。これまで皆さんにはくじで引いた方の印象をお話いただいていたのですが、高杉さんが最後なので、ぜひ黒島さんの印象を教えてください。1回『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』でご一緒してるのですが、良い意味ですごく印象が変わりました。黒島さん本人の印象は変わらないけど、役としてのイメージが全然違ったので、素敵だなと思いました。「こういう表情をしたら、こういう風に見えるんだ」という、自分も試したくなる表情ばかりで、見ていてすごく楽しかったです。僕はみなさんを観察できる立場の役なので、一人一人の表情がよく見えるんですよ。だから「メイコさんがこんな表情を」というのが面白くて、印象が本当に変わりました。――これを「〇〇な人」でまとめるとしたらいかがですか?うーん……「また出会いたい人」。――締めに、すごく素敵な表現をありがとうございます!やった!(ガッツポーズ)■高杉真宙1996年7月4日生まれ、福岡県出身。09年、舞台『エブリ リトル シング’09』で役者デビュー。10年には『カルテット!』で映画初主演。TV特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』で二面性のある役どころを演じ、演技力の高さで注目を集める。主演映画『ぼんとリンちゃん』(14)で、第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。2017年は映画『PとJK』『散歩する侵略者』などに出演し、第9回TAMA映画賞最優秀新人俳優賞、第72回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞などを受賞。2018年は『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』『世界でいちばん長い写真』『虹色デイズ』『ギャングース』が公開、現在『笑顔の向こうに』(2019年2月)、『賭ケグルイ』(2019年春)が公開待機中となっている。
2019年02月01日12人の未成年たちが廃病院で集団自殺を確実に実行すべく奮闘する問題作『十二人の死にたい子どもたち』(原作:冲方丁 監督:堤幸彦 以下『シニコド』)が公開中。集団自殺を誰かが阻止しようとする物語はよくあるが、この話には、死にたい人しかいない。放っておけば、すぐにそろってジ・エンドのところ、なぜかメンバーがひとり多く、13人いたうえに、その13人めはすでに死んでいた。ルールに沿ってないことに不安や不信を抱いた12人が13人めの死の謎を探っていくと、思いがけないことが待ち受けている……。いわゆる予想の斜め上をいく展開の映画で、その魅力のひとつに、十二人が新鋭ぞろいということがある。新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、杉咲花、高杉真宙、竹内愛紗、橋本環奈、萩原利久、坂東龍汰、渕野右登、古川琴音、吉川愛(50 音順)U25俳優の選りすぐりで構成された座組による瑞々しい芝居が心を震わせる。生と死に引き裂かれる若者の叫びに満ちた2時間強。そのなかのひとり、北村匠海はノブオ役。12人は皆、死にたいと思いつめているだけあって、見た目や言動にちょっとワケあり感が漂うが、そのなかで最もそつなく見える人物だ。だからこそあやしいともいえるのがこの手の物語のお約束だが、はたしてノブオは?○イケメン3人のメガネの奥にはノブオは逼迫した状況でも余裕の笑みをいつも浮かべているが、この映画には、微笑み男子がふたりいるところがポイント。高杉真宙演じるサトシと、ノブオである。若き俳優の演技バトルを見どころのひとつにしている『シニコド』において、このサトシとノブオの笑顔対決も見逃せない。ちなみに、シンジロウ役の新田真剣佑も入れて三つ巴の眼鏡対決もある。なぜかイケメンと言われる3人が全員、眼鏡。3人の個性が出た眼鏡を見比べつつ、その奥の瞳の繊細な感情もしっかり見たい。眼鏡もいろいろ、笑顔もいろいろ。ノブオとサトシの笑顔はまるで違う。高杉は最初、サトシを笑わない人物かと思っていたら、堤監督に笑うように指示されて、集いのリーダーとしてミステリアスな微笑みを終始浮かべている。対してノブオは安心感をもたらす微笑み担当。基本、12人が集まって喧々諤々話し合ったり、廃病院をうろついたりする場面が多いのだが、初めて顔を合わせた者同士、本心を隠し、相手のことを探りあう。そんな中で、ノブオはつねに穏やかな微笑みを浮かべている。とりわけ、ある人物のその笑顔に対するリアクションに注目。現場で堤監督がこのリアクションを足していた。なにもかもうまくできそうに見えるのに、この人はなぜ死にたいのだろうかと気になる。丸メガネに、麻のジャケット、身につけているものはいまふうのもので、おしゃれに気を使っている設定のノブオを、北村匠海はじつにさらりとやっているように見える。私は映画のオフィシャルライターで現場に入って、コメントももらったのだが、質問に対する回答がすらすらとよどみない。パンフレットでは、堤監督と誕生日が同じで共感するところがある(大意)と言っていた。ものの見方のことを言っていたようだが、インタビューで、どんな質問にも間を空けず、すらすらと答える反応の良さが、堤監督に少し似ている気がした。○ネタバレのない演技北村匠海は主に、青春ものの映画やドラマで活躍している。ブレイクのきっかけは、初主演作『君の膵臓をたべたい』(17)。病気の少女を想う少年の揺れる心を描く作品をみごとに演じることは、若手演技派の登竜門となる。さらにこの映画には、大きなドンデン返しがあるので、そのときの演技もすごく大事。そのへんもうまいこと演じていたと思う。とかく脚本を最後まで読んで展開がわかっているうえでの演技だから、図らずとも先を計算して演じてしまう、要するに、自らネタバレしている感じ(私は振られます。私が犯人です。私が最後に死にます、など)が大なり小なりありがちだ。でも、北村匠海にはそれがないように見える。つねに、いま、ここ、のような、いい意味のラフさがある。テレビドラマ『隣の家族は青く見える』(18)では、ゲイの役を演じた。昨今、LGBTの役を社会的背景なども学んだうえでしっかり演じると、演技派として認められるという傾向がある。北村が演じた役は、パートナーは性的指向を隠したいが、当人はオープン。その違いでふたりが悩み苦しむ。基本、あっけらかんとして、欲望に正直な人物を、北村は魅力的に演じて、人気を博した。このときも、ゲイだからといってなにかを変えて演じるのではなく、あくまで自然体なところが良かった。プレスシートによると堤幸彦監督は北村匠海のことを、「イケメンの顔の内側に硬い信念や、独特のリズムがあっておもしろい」と評価しているから、きっと俳優として人として、ちゃんと考えているのだろうけれど、それを、他者に押し付けない柔らかさがある。自意識で自分と他人の境界線という輪郭を描かないような俳優。『シニコド』でも、監督のある意味無茶振りにも、淡々と応えていた。リアルな人生、先が見えないもの。いつなんどき何が起こるかわからない。北村匠海の演じる役は、先の見えない道に立っている感じが見る者をひきつけて止まない。役の先は見えないが、当人の未来は大物になる予感が……。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年01月31日●監督は、イケメンに変な声を出させる冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、現在ヒット中の映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」で集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。北村が演じた9番のノブオは爽やかな好青年だが、そんな彼がなぜ自殺したいと決意したのか……北村はノブオについて、「普通の少年」と語る。○■役を暗く作りがちになってしまっていた――かなり特殊な設定の物語で、しかも同世代が集まって……という作品ですが、最初に内容を聞いたときはどういう印象でしたか?『十二人の死にたい子どもたち』というタイトルですが、それぞれの生き方や人生という話にもなってくるし、エンタメとして面白いものができそうだなと思いました。これだけ役者がそろって、堤監督のもとで、みんなが真摯に映画と向き合えば、面白いものできそうだなというのが、率直な感想でした。――これまでの取材でも、現場が特殊で大変だった……というお話を聞いております。いやあ、過酷でした。会話劇なので、座って話しながらの40分長回しもあったり、各々きついところがありました。まっけんは長ゼリフが大変だし、それを見守ってる方も撮られているから大変だし、同じく寝てるとまんくんも……。それぞれが自分自身と戦いながら撮影してたんじゃないかな。物語としても、一人一人にスポットを当てられる瞬間がちゃんとありますから、各々課題があったと思います。この男子3人(新田、北村、高杉)なんて、みんなメガネかけてますからね。――そこはちょっと気になっていました。たまたまなんですが(笑)。自殺願望があって集まっているという役だから、どうしても最初はみんなが暗く作りがちで、トーンが被ってしまう、という問題もありました。各々がクリアにして行って、みんなでこの映画が出来上がった気がします。――堤監督については、どういう印象を抱いていたんですか?誕生日が一緒なので、「11月3日生まれのすごい人」としてよく名前を拝見していました。映像業界に革新的な撮影技法を取り入れた方ですし、作品も見ていたので、撮影も楽しみだったんです。だからこんな豪華なキャストのみんなと堤監督で映画を作れる、ということだけで、撮影前からワクワクしていました。――よく意識していた方と、今回ついに一緒だったんですね。堤監督か、手塚治虫か、みたいなところで(笑)。憲法が公布された日でもあるし、11月3日生まれって芸術肌の人が多いらしくて、シンパシーを感じます。監督と会った時も、資料で見ていただいてたのか、真っ先に「誕生日が一緒だね」と言っていただきました。本当にユーモアのある方だったし、ブラックジョークも面白くて。イケメンに変な声出させがちだと思うんですが、今回、まっけんが矛先を向けられてました。間近で見ていて「あ、堤さんのフェチが出てる」と思いました(笑)。●橋本環奈は…「華がある人」――若手実力派の皆さんで演技合戦、という面もあったと思いますが、いかがでしたか?みんながみんな個性的で、お芝居も色があって、意外と僕の役は普通の少年だったので、「普通に見える少年も、自殺の決意に至るんだ」というところを体現したいと、演じていました。それが、誰かの刺激になればいいなと思いつつ。元から知っている人たちのすごさも肌で感じたんですが、僕は萩原利久くんがすごかったな、と思いました。飄々として明るくて能天気でふんわりした空気の利久が、タカヒロを違和感なく演じていましたし、台本読みの段階で完成していたんです。「すごい子だな」と思い、感動しました。――全員にスポットが当たっていますし、本当にそれぞれ刺激を受けそうな現場ですよね。結局お芝居も、誰か一人が突き進んでいくのでは面白くならないと思うんです。ちっちゃくて些細なお芝居の積み重ねで良い作品ができるのかな、とも思います。今回の『十二人の死にたい子どもたち』は本当に13人、さらに堤監督を入れた14人が同じ歩幅で進んでいった感覚があって、すごく心地良い時間だったし、完成した作品を観たときに純粋に面白くて、関われて良かったな、と思いました。○■あんなにフラットな女性はいない――今回は、取材した方に他の方の印象を聞いておりまして、黒島さんから見た北村さんは「大人子どもな人」だそうです。黒島さんとは、現場ですごく話したわけではないんですけど、同じ空気感があったように思いました。僕は環奈ちゃんやまっけんと共演経験があり、花ちゃんとは久しぶりに会ったので、結構喋っていました。そこに、物静かに輪の中にいる黒島さんがいて、人を観察しているんだろうな、と思います。――北村さんの写真が好きだともおっしゃってました。本当ですか! 黒島さんも写真を勉強されているんですよね。率直に嬉しいです。――くじで引いた方へのメッセージをお願いしているので、あと2枚なんですが、北村さんもぜひ1枚引いていただければ。お、4番の環奈ちゃん。「華がある人」って、こういう人なんだろうなと思います。自然と人が集まってくるし、どこかで「もっと見たい」と思わせる。だからこの映画における4番という立ち位置に、絶大な効果があると思いました。――セリフでも、ノブオが「本当にかわいいね」と言ってましたよね。ありましたね(笑)。僕は、映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』で共演したんですが、環奈ちゃんは人と接するときに「そんなフラットに来る!?」くらいの絶妙な距離感で、すごくサバサバとしたところがある。僕は、よく中身がおじいちゃんと言われるくらいなので、気が合いました。昔同じイベントに出ていたこともありましたし、もちろん、僕には想像できない時間もあるかもしれないですけど、あんなにフラットな女性はなかなかいないと思います。■北村匠海1997年生まれ、東京都出身。2008年、『DIVE!!』で映画初出演。2013年にはダンスロックバンド・DISH//のメンバー(Vo.&G)としてメジャーデビュー。音楽・映像それぞれのフィールドで活躍する。初主演作『君の膵臓をたべたい』(17)では、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な作品に『セーラー服と機関銃 –卒業–』(16)、『あやしい彼女』(16)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『恋と嘘』(17)、『勝手にふるえてろ』(17)など。
2019年01月30日●『十二人の死にたい子どもたち』で女優役に冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。発表時には存在が隠され、誰が演じるのか注目の的となっていた4番・秋川莉胡(リョウコ)。橋本だと明かされると大きな話題となった。自らを"大人たちに作られた虚像"であると信じ、葛藤を抱える女優……という、本人の職業とも重なる役となっている。○■もともと原作を社長にも勧めていた――今回の企画内容を聞いた時は、どのような印象を受けられましたか?小説が好きで、もともと原作を読んでマネージャーや社長にも「面白いよ」と渡していたので、映画化するのかと、楽しみになりました。まず「何番?」と聞いて、「4番!」と思いましたし、「他のキャストは誰なんだろう?」と気になりました。同世代が中心で、これだけ密室空間で話が展開するので、どういう撮り方でどういう監督で、どういうキャストの皆さんでやれるのかな、という点も楽しみでした。――12人だけで、ワンシチュエーションで、演技合戦という面もあったのでしょうか。これだけ同世代のみんなが、密室で、すごい熱量で演じている。何かしらの化学反応が起きないわけない現場でした。若い世代ならではのパワーもありますし、露骨ではないけど、空間の中での緊張感もありました。誰かがそれまでと違うアクションをすれば、みんなが乗っかって、新たなものが生まれていくという、相乗効果のある空間でした。――相手のお芝居に「こう来たか!」みたいなこともあったんですか?たくさんありました! 段取りと本番で監督に言われて直すこともありますし、理論的に考えるよりも、肌で感じることの方が大きかったと思います。――今回演じた秋川莉胡(リョウコ)は、女優という点で、橋本さんと重なる部分もあったかと思いますが、どう思いながら演じていたんですか?リョウコは周りの大人たちの思惑に従わされて、どうしても自分の思うようにいかなくて……という感覚だったと思うんですけど、私は自分のやりたいようにやらせていただいているので、リョウコみたいにはならないかな(笑)。それでも、リョウコの気持ちをわかってあげたい、と思いました。●新田真剣佑は…「オリジナルの世界観を持ってる人」――大作でベテラン勢に囲まれて……ということも多かったと思いますが、今回同世代のみなさんが集まったのはいかがでしたか?同世代が集まることで、絶対に意識も変わってくると思うんです。それぞれ、ベテランの方の多い現場で揉まれている人たちが集まった時、良い意味で個々が尖っていました。誰も立ち止まることがなく演技を追求して、全速力で突っ走っていました。あの時にしか撮れない瞬間を切り取っていただいているな、と思います。だからこそ、今、このメンバーが集まって全く同じものを撮ろうといっても、絶対に無理だと思うんです。会議室のシーンなんてずっと長回しで、しかも順撮りだったので、一人一人の心情の変化が露骨に出ていました。さらに堤監督はが本当にすごいなあと……。これだけ役者が尖ってるのに、絶対にまとめてくださる。だからのびのびとやれてて、新しさも出せるんだと思いました。――お話を聞いていると、橋本さんがご自身でそういうところを把握しているところもすごいなと思いまして、ふだんから俯瞰して見ているようなところはあるんですか?"秋川莉胡"として、というのはあると思います。でも私自身も、いつも客観的に見ることを意識しています。自分に依存しないように、というのは心がけています。――先ほども話に出てきた、堤監督についてはどのような印象でしたか?ずっとご一緒したいと思っていた監督だったので、すごく嬉しかったです。しかも撮り方が独特で。1度みんなの芝居を作ったら、あとはモニターからマイク越しで指示されますし、編集の人がずっといて、撮った映像を次の日に見せてくださるんです。だから、撮ったものを見た中で「次はこうしよう」と進んでいけて、一人一人の意識も高かったと思います。「一緒に作っていこう」という感覚が強かったです。○■新田真剣佑に感じた"天才"性――最後に、今回みなさんに番号を引いていただいて、出てきた方について「〇〇な人」という言葉で語ってもらっているんです。こちらを引いていただければ……。5番、まっけん(新田真剣佑)だ! まっけんは誰だったんですか?――新田さんは高杉さん、黒島さんは北村さんについて語っていただきまして、橋本さんはまだ出てきていないです。出てないんですか! 気になります(笑)。新田さんは……天才肌で、「オリジナルの世界観を持ってる人」かな。何が、と具体的にはわからないんですが、ずば抜けていました。すごく変わってるし、"新田さん流"が強くて、天才。あれができる人って、絶対いないと思います! 多分、自分のことを全て理解しているんじゃないかな?今回演じたシンジロウを見て、最初は「全然イメージと違う」と感じました。だけど、それがまっけん自身の中にもある部分なんだろうな、と思うと、さらに深みが増して見えました。――お芝居の面で世界観を感じたんですか? それとも性格の面で思われたんですか?お芝居の面でも独特だし、性格的にも「変わった人だなあ」と思います(笑)。普通じゃないところが、本当にすごい。でも、すごく悩む人なんだろうな、とも思いました。悩みながら自分流の生き方を貫いて、それでも空回りしていない。すごく頭がいいけど、ファンの方が愛くるしく思うような抜け感があったり、時々計算があったり(笑)。世間がハマっちゃうようなところがあるんじゃないかな。本当に唯一無二の人だと思います。■橋本環奈1999年2月3日生まれ、福岡県出身。2011年、『奇跡』で映画初出演。その後映画、TVドラマで活躍し、2017年には第40回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。主な出演作に『暗殺教室』(15)、『暗殺教室~卒業編~』(16)、『セーラー服と機関銃 -卒業-』(16)、『ハルチカ』(17)、『銀魂』シリーズ(17~18)、『斉木楠雄のΨ難』(17)など。公開待機作に『キングダム』(19)がある。
2019年01月28日映画『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が26日に都内で行われ、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。登壇者は皆ブラックの衣装で登場した同イベント。4番・リョウコ役の橋本は、肩を露出し胸元なシースルーになっている大人シックなドレスで登場し、同作を通じて成長した点について聞かれると「切り替えや集中力」と語る。「現場がセットで40分長回し。セットに入るだけで気持ちも変わるし、緊迫感もひしひしと感じていて」と振り返り、「(作中の)1日をこんなに濃く撮るというのは珍しいと思うので、集中力を欠かさないようにやってたんじゃないかな」と分析した。また、「ハワイで打ち上げしたい」と希望した橋本。堤監督から「最近ないですよ。新宿の大きいカラオケボックスとかで」とつっこまれると、「ないからこそなんですよ! 昔はあったとかって聞くじゃないですか」と主張。しかし、堤監督から「自分で計画して友達と行ってきたら?」と言われ、「じゃあ、行きます!」と宣言していた。
2019年01月26日人気作家・冲方丁の密室サスペンスを映画化した『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が1月26日(土)、都内で行われた。当初、登壇予定だった出演者の新田真剣佑は、インフルエンザと診断され欠席した。新田真剣佑さんからメッセージが到着舞台挨拶では、新田さんからのメッセージが到着し、司会者が代読した。以下、全コメント。「本日は寒いなか、劇場に足を運んでくださり、ありがとうございます。インフルエンザのため、欠席となってしまい、大変申し訳ありません。今日という日をとても楽しみにしていたので、皆さまとお会いすることがかなわず、本当に残念に思っています。皆さまにこの映画を楽しんでいただければ、とてもうれしく思います」舞台挨拶には”11人の子どもたち”が勢ぞろいこの日の舞台挨拶には新田さんをのぞく、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という“11人の子どもたち”に加えて、メガホンをとった堤幸彦監督が登壇した。安楽死を望む12人の未成年たちが集まった廃病院で、いるはずのない13人目の少年の死体が発見されたことで、真犯人捜しが始まる。疑心暗鬼に陥る彼らのウソが交錯するなか、それぞれの“死にたい”理由が明らかになり…。「死にたいから、殺されたくない」子どもたちがたどり着く結末は?北村匠海さん、「自分も歳とったな…」としみじみ?北村さんは「どの現場でも、僕がいちばん年下のことが多いんですが、今回は自分より年下の方もいらっしゃって」と現場を振り返り、「竹内さんは、現場で宿題していましたよね?数学でしたっけ。自分も歳とったな…って(笑)」としみじみ。高杉さんも「こんなに同世代が集まる現場は初めて」だと言い、「普段は人見知りなんですが、(同世代が多かったので)コミュニケーション力が少し成長しました」と話していた。『十二人の死にたい子どもたち』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月26日映画『十二人の死にたい子どもたち』の公開記念舞台挨拶が26日に都内で行われ、杉咲花、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。前日の25日に、インフルエンザによる舞台挨拶欠席を発表していた新田真剣佑は「皆様にお会いすることが叶わず、とても残念に思っています」とコメントを寄せる。坂東は「昨日まっけんから電話があって。『板ちゃん、俺の分も楽しんで、頑張って』」と明かした。タイトルにちなみ「十二人の〇〇〇〇子どもたち」という言葉を考えてくるコーナーでは、物語の設定を考えてきた渕野(「脱獄したい」)、古川(「補欠を決められない」)、竹内(「サバイバルな」)、丸かぶりだった高杉&北村(「ゲームがしたい」)、吉川(「ゲーマーな」)、願望をのぞかせた橋本(「ハワイで打ち上げしたい」)、坂東(「うれたい」=熟れたい)、さらに萩原(「入れ替わった」)、黒島(「大人な」)と個性豊かな結果に。また欠席している新田の「個性の違う」という回答が映し出されると、プライベートでも親交の深い北村は「真面目だな〜」としみじみ。「真剣佑らしい。人への愛情がすごいので、この映画に出てるみんなのことが大好きだったんですよ。フォローしておきます」と、この場にいない新田の回答を補足していた。「もぐもぐしたい」と回答した杉咲は、「現場で、新田真剣佑さんが、大量のピザを差し入れてくださったんですよ。でも重いシーンも撮っていたので、和気藹々と食べるよりは、それぞれが食べる感じだったから、今度はみんなで楽しく食べたいな」と希望する。杉咲は、新田へも「真剣佑君がここに立てなくて残念だったんですが、ご本人が一番悔しいと思うので、早く、みんなでピザを食べられるくらい元気になってほしいなと思います」とメッセージを送った。
2019年01月26日●ひねくれてるし、共感もできない!?冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、公開前から話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死するため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。今回話を聞く黒島が演じたのは、インパクトの強い6番のメイコ。自ら「嫌われ役」と言うメイコについて、黒島はどう捉えていたのか。○■撮影は「しびれる感じ」――かなり特殊な設定の物語で、しかも同世代が集まって……という作品ですが、最初に内容を聞いたときはどういう印象でしたか?これだけの同世代が集まって、それぞれの見せ場もあって……最初、プロデューサーさんに「演技対決になるよ」と言われ、「どうしよう」と思いました(笑)。ピリピリした感じになるのかなと思ってドキドキしてたんですけど、私が演じるのは嫌われ役のようなキャラクターだったので、自由にやれば面白くなるのかな、と思って、楽しみでもありました。――メイコは表情も鬼気迫るようで、少し狂気を感じるような部分が印象的でした。「本当にひねくれてるな」と思いましたし、あまり共感できるところもなくて……でもみんなとの会話で成り立つものだと思ったので、現場で相手のセリフをちゃんと聞いて、その時の気持ちを演じればいいかな、と。考えすぎずに臨みました。――自分が未成年の頃と比べて、気持ちがわかる、というようなところはあったんですか?本心じゃないことを思わず言ってしまうようなところは、「もっと言い方を考えればいいのに」と思いました。もっと違う言い方をすれば相手に伝わるし、ギクシャクしないですむのにな、と。自分もそうなんですけど、思ったままを言ってしまったりすると、良くない方向に行ってしまうこともあるから。――12人しか出てこなくて、一室で、相手と対峙する場面がすごく多かったように思いますが、それは楽しかったですか? それとも、難しかったですか?お芝居はすごく楽しかったんですけど、ワンシーンワンシーンがとても長くて、集中力を保つのが大変でした。途中で何度も「やばい、これは大変だぞ」と思いましたし。でも、みんな同じ環境で演じているし、弱音もなく一生懸命だったので、「私も頑張らなきゃな」という気持ちでした。カメラも5台あって、何十分も長回しでなかなかカットがかからないし、終わった時はみんな「は~っ」となってましたね。誰かと目が合ったら、「これやばいね、頑張ろう」とアイコンタクトをする感じ。「こんなになると思ってなかったあ」って、結構しびれてました(笑)。だから、逆に、楽しんでできました。――共演者の皆さんとは、濃密な時間を過ごした、戦友みたいな感覚だったんでしょうか。最初は、もう少しライバル意識が出てきたりするのかな? と思ったけど、全然そんなことなくて、「頑張ったよね!」という雰囲気でした。みんなで一生懸命頑張った作品だと思います。●北村匠海の印象は…「大人子どもな人」――新田さんは、男子チームでごはんに、という話もされてました。男子メンバーはみんな仲が良くて、ゲームしたりお弁当を食べたりしていました。新田さんのおうちに何人か泊りに行って、台詞を練習してるという話も聞きましたし、結構、新田さんがお兄さん的な感じだったのかな。――ここが難しかった、印象的だったというシーンを教えてください。セイゴ(坂東龍汰)に向かって、自殺しに来た理由を早口で言うシーンは、自分でも「よく噛まなかったな」と思いました。噛んだりつっかえたりしたら面白くないですし、瞬きもしないで、口だけペラペラ動かせるようにしたかったんです。犬の散歩をしながら、ブツブツセリフを覚えました(笑)。――あの過激なセリフを、犬の散歩しながら!以前は目の前にセリフを貼って、家でごはんを作りながら覚えていたりもしたんですけど、実際はカメラの前で動きながらセリフを言っているので、意外と動いていないとダメなんですよね。私には、歩きながらセリフを覚えるのが合っていて、散歩の甲斐もあって、長台詞を頑張れたと思いました。あと、作品を見て、「私、こんなに眉毛が動くんだ!」と驚きました(笑)。おでこを出していて、顔が全部出ているから、自分でも発見ができて面白かったです。○■北村匠海への印象は?――それは新発見ですね。今回インタビュー連載として、くじで引いた方へのメッセージをお願いしているので、ぜひ1枚引いていただければ。ええ~! ……これ! 9番、ノブオ君(北村匠海)ですね。――北村さんを「〇〇な人」と表すと、どんな方ですか?……大人子ども、な人!(笑) 演じていたノブオとリンクする感じもして、年の割には大人だと感じる部分もあるんですが、時々見せる子どもらしさみたいなところが印象的でした。――黒島さんは大学で写真を学ばれてますが、北村さんもカメラが趣味ですよね。そうなんです。前から「素敵な写真を撮る方だな」と思っていました。でも、そう言うのも、恥ずかしいじゃないですか(笑)。カメラの話、一切しませんでした。向こうもきっと私が写真をやっているのは知ってるだろうし、もう少し話してみたかったという、微妙な距離感でした。2回目、3回目の共演があったら、話せるようになるかもしれないですね(笑)。■黒島結菜1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。2012年から芸能活動を開始した。2013年、『ひまわり~沖縄は忘れない、あの日の空を~』で映画デビュー。『あしたになれば。』(15)、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?』(18年)で主演、『サクラダリセット』(17)でヒロイン役。堤幸彦監督作品ではSPECサーガ完結篇『SICK’S 恕乃抄 ~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』(18)、『SPECサーガ黎明篇 サトリの恋』(18)に出演している。公開待機作に『カツベン!』(2019年12月公開)がある。
2019年01月26日平成最後に絶対見るべき映画!言いたいけど言えない、衝撃のラストとは!? ショッキングなタイトルに思わず心を奪われる、映画「十二人の死にたい子どもたち」。ベストセラー作家の冲方丁(うぶかたとう)原作で、直木賞の候補作となり話題となった現代サスペンスの傑作が実写化されました。2019年1月25日(金)全国公開を前に、ネットにてアップされた予告動画の再生回数がとんでもないことに!公式Twitterでは瞬く間に600万回(24時間)、公式Youtubeは100万再生(24時間)を超え、凄まじい反響を呼んでいます。もはや社会現象!これは絶対観たい!ということで、PeLuLu編集部はひと足先に鑑賞してまいりました。 それぞれの“死にたい”理由を抱えた子どもたちが、安楽死を求めて廃病院に集うことから物語の幕が上がる。 自殺サイト管理人のサトシの厳正なる審査のもと12人の未成年たちが、廃病院の密室に集まった。 ▼目的12人同時の安楽死。▼ルール・12人の意見が合わないと実行できない。・全員一致するまで議論すること。・途中で退出することも可能。退出した場合は、秘密厳守。 「みんなで死ねば怖くない」気持ちは全員一致のはずでした。ところが、そこにまだ生温かい13人目の死体が現れることで、事態は思わぬ展開へと変化していきます。 「13人目の正体とは?」「自殺か他殺か?」「殺したのは誰か?」 その謎を解き明かそうとすればするほど、疑心暗鬼に陥っていく12人のウソとダマしあいの心理ゲームが始まる。果たして彼等は安心して“死ねるのか”怯えながら“殺されてしまうのか”……。12人の死にたい理由と13人目を巡る真実が明らかになったとき、あなたはを衝撃のクライマックスを体験する! 舞台となる廃病院は仄暗く、子どもたちが抱えている闇も深い!でも物語が進んでいくうちに、不思議と青春ドラマを観ているような清々しい気持ちになっていきます。もちろん、堤監督の繊細でドラマチックな映像美も存分に楽しむことができる作品でした。特に空の描写は素晴らしく、劇中の時間の流れと子どもたちの感情の変化を美しく写し出しているよう。 “未成年ではあるものの、もう自分の命に対して決断できる。”大人と子どもの狭間で揺れ動く個性豊かな12人の誰かしらに感情移入してしまう、人間模様もこの映画の大きな魅力のひとつです。自らの命を終わらせるために議論していたはずが、いつの間にか生きることの意味に向き合っていく12人の姿に心が熱くなる、素晴らしい映画でした! 全員平成生まれ!!日本を代表する次世代俳優たちの演技バトル 出演するのは2018年の日本映画界をことごとく席巻した杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈など若手超オールスターキャストに加え、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「SPEC」シリーズで数々の若手俳優を発掘し続けてきた堤幸彦監督にオーディションで選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗ら将来の活躍が期待される俳優6人。な、なんとこの12人“全員平成生まれ”……!日本を代表する若手俳優達の凄まじい才能のぶつかり合いが、この映画の大きな見どころであることは言うまでもありません! PeLuLu編集部が個人的に気になったのは、10番 セイゴの役を務める坂東龍汰(ばんどうりょうた)君。劇中では、不良キャラながらも繊細で心優しい一面も垣間見えるキーパーソンです。その繊細な表情の変化や演技力の高さに目が離せませんでした!デビューから1年余りで次々と出演作も決まり、若手実力派俳優として注目を集めています。▼坂東龍汰主な出演作:映画「EVEN~君に贈る歌~」、ドラマNHK BS「春子の人形」(主演)など公開待機作に、「十二人の死にたい子どもたち」(1/25公開)、「峠 最後のサムライ」(2020年公開予定)がある。 伏線だらけの謎解きミステリー×現代の死生観をめぐる人間ドラマ×次世代を担う若手俳優の演技バトル『十二人の死にたい子どもたち』、これは間違いなく平成最後に観るべき映画NO.1です! ■公式サイト■公式Twitter@shinitai12movie■公式Instagram@shinitai12movie■ハッシュタグ#しにたい12©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月26日杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈らを迎え、“映像化困難“といわれた冲方丁の密室サスペンスを映画化した『十二人の死にたい子どもたち』。この度、本編映像やメイキング映像が盛りだくさんに詰まった特別映像が到着した。今回到着した映像には、初解禁となる“名場面”が散りばめられ、豪華な顔ぶれによる登場人物の紹介とともに舞台裏の模様も収録。“激しい心理戦”を繰り広げる劇中の鬼気迫る演技とは一転、笑顔を覗かせるオフショットも織り込まれた特別映像となっており、そのギャップこそ彼らの演技力の高さを証明するものとなっている。■全てが“ネタバレ”の密室サスペンス!言いたいけど、言えない…「みんなで死ねば、怖くないから」――。その日、安楽死を望み、廃病院の密室に集まった12人の未成年たち。ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇する。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさか、この12人の中に殺人が…?死体の謎と犯人を巡ってウソとダマしあいが交錯、12人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。全員、ヤバい。気が抜けない。いつ誰が殺人鬼と化すかも分からず、パニックは最高潮に。彼らは、安心して“死ねるのか”、それとも怯えながら“殺されるのか”…。■豪華スタッフ結集!“映像化困難“の壁を越え、原作者も絶賛の仕上がりに物語は、時系列や舞台となる廃病院の構造を利用し、かつ、個性的な登場人物それぞれの背景などが緻密に組み上げられているため映像困難と思われていたが、その高い山に挑んだのが、『人魚の眠る家』も記憶に新しい堤幸彦監督。脚本は今回が初めての映画脚本となる倉持裕。演劇界では故・蜷川幸雄、「劇団☆新感線」のいのうえひでのりらと組んできた才人だ。原作を読み込み、構造分析、解体、再構成…を繰り返し、2年近く試行錯誤を重ねた結果、原作の魅力を余すことなく残し、見事、映像化となる脚本が完成した。撮影を担当したチーフカメラマンは「トリック」「SPEC」シリーズでライブ感を大事にした撮影を行ってきた斑目重友。青みを強めた映像に、全体的にフィルム的な効果も施している。■豪華若手俳優の演技バトルは見逃せない!杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈という若手オールスターキャストと、「池袋ウエストゲートパーク」「SPEC」シリーズで数々の若手俳優を発掘してきた堤監督により、オーディションから選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗といった将来の活躍が期待される面々が出演。個々の役柄構築を始め、お互いがお互いを意識しコラボレートしていく集団演技が要求された彼らは、撮影現場で凄まじい“演技力”を発揮。ライブのような空間に晒された役者たちは、それぞれが互いを警戒し合いながら本心を隠し、平然と振舞う表情や仕草の生々しさに思わず息をのむ、“この瞬間”にしか生まれない芝居を誕生させた。台本は6、7ページにわたるのはざらで、クライマックスの場面はなんと12ページにも及んだという。■衝撃!異常なまでの大反響!公開前から“現象化”衝撃的な特報が解禁されるや否や、ネット上では異例のペースでリピートする若者が続出。さらに11名のキャストと予告編、そして12人目のキャスト・橋本環奈の解禁と、作品の情報が少しずつ明らかになる度に、若者を中心に異例の盛り上がり見せている。「10代女子が選ぶ“2019年流行りそうなコト”」(マイナビティーンズ調べ)では、強い支持を得て見事1位になるなど、まさに1つの現象と化している。『十二人の死にたい子どもたち』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月25日●思わぬ展開にハラハラする作品冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化し、公開前から話題を呼んでいる映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)。「12人全員一致」をルールに集団安楽死をするため、廃病院に集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れる…という衝撃的な展開を見せる。さらに、堤幸彦監督のもとに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗と若手の実力派が集まったことで、さらに注目度が上がっている。今回マイナビニュースでは、新田、北村、高杉、黒島、橋本の5人にインタビューを決行し、それぞれの同作にかける思いを聞いていく。トップバッターは、推理好きで薬や医療機器に詳しい「5番」シンジロウを演じる新田真剣佑。念願の堤監督作品で、芝居合戦といった様相を呈した同作に、ワクワクしていたという。○■芝居をし合うのが好き――特殊な設定の物語でしたが、内容を知ってどのような印象を受けましたか?新しい密室ゲームの映画だと思いました。特に、ほぼ12人の若手だけが集合して芝居し合うことはなかなかないので楽しみでしたし、堤監督とご一緒したかったので、お話をいただいて、ワクワクしました。芝居をし合うのが、好きなんです。――実際に、完成した作品を見ての感想はいかがでしたか?一人ひとりの役者さんが魅力的で、プラス堤監督ワールドに包まれた映画なので、思わぬ展開にハラハラしますし、魅力が飛び交ってる映画です。解釈の仕方は人それぞれだと思うんですけど、命の大切さ、そして人の価値観が伝わる映画になっていると思います。――シンジロウは推理力もある設定でしたが、探偵役への憧れなどはありましたか?推理が好きな役でしたね。でも、僕自身は役者がやりたいです(笑)。――念願の堤監督は、どのような印象でしたか?監督が一番ミステリアスでした。ふざけたことばかり言って……と言ったら、悪口になっちゃうのかな?(笑) 面白い方で、僕は大好きです。撮影中は、役の話をたくさんしました。シンジロウの話を、たくさん。僕が「こうしたいんです」という思いを伝えて、撮影当日も「これでやるので、監督が編集で決めてください」とお願いしました。自分から自由にやらせてもらいながら、最終的に監督を信じて委ねていました。――『OVER DRIVE』では、北村匠海さんとのシーンが少なかった……というお話でしたが、今回はがっつりでしたね。今回は2人とも闇を抱えてる役で、たっぷり芝居するシーンがあったので、よかったです。匠海以外は初共演だったのですが、匠海がいたので、気持ちの面では少し楽でした。今回は12人同じ条件下での密室劇でしたが、もしまた二人でやるなら、匠海が黒幕でがっつり敵対する作品とかもいいな、と思いました。その時は全力で受けます。――吉川さんとはマイナビウエディングのCMでもご一緒されることになりましたね。あまり役的な絡みはなかったんですが、実力がある方だと思いました。12人みんな、役者としてしっかり向き合えていたと思います。●1番、高杉真宙は…「不敵な笑みを浮かべる人」――"死体"役のとまんさんも入れて、ほぼ13人だけがメインで出演する映画って、なかなかないですよね。そうなんです。だから、アップが多いですよね。撮り方も舞台のようで、40分くらいカメラを回し続けて、感情が途切れることがありませんでした。そういう意味では、やりやすかったです。ただ、セリフの量はかなりありました。台本でいうと、13ページくらいを一気に、しかも何度も演じるので、その点は大変でした。――撮影の合間は何をされていたんですか?印象的だったのは、男子チームでごはんを食べたことでした。ずっと病院の中での撮影だったので、昼休憩で部屋に集まって「さっきのシーンどうだった?」とか、話しながら食べていました。(セイゴ役の)坂東龍汰は「俺大丈夫かな!?」ってすごく気にしてたことを覚えています。――新田さんが普段役者として面白いことや、今回の作品でワクワクしたことを教えてください。芝居同士でぶつかり合う所に、すごくワクワクしました。展開が読めないですし、その瞬間にしか撮れない、役の気持ちが映っている……と考えるとものすごく良いですね。2度と同じことはできない。毎回そうですけど、今回の映画でも、そういうシーンがたくさんありました。――今回このシーンが、と挙げるとしたらどこでしょうか?やっぱり、シンジロウが感情をあらわにするシーン。そこに向けて、気持ちを作っていきました。本当に監督には自由にやらせてもらって、逆に「いいのかな?」と、怖かったくらいです。後から聞いたら大丈夫だったらしくて、安心しました。○■新田が語る高杉の印象――最後になりますが、このくじを引いていただいて、出てきた番号の方について語ってください。1番、高杉真宙君ですね。終始不敵な笑みを浮かべるサトシという役なんですけど、だんだん、普段から不敵な笑みで何かを企んでるようにしか見えなくなってきて(笑)。一緒にお弁当を食べたんですけど、お弁当食べながらも、何か企んでるのかな? と思っていました。最初に高杉君が13人目として部屋に入ってくるシーンも印象的で。本当は、すごく優しいお兄ちゃんなんです。でも、その優しさも不敵に見えてくる。――となると、高杉さんの印象を一言で表すと…「不敵な笑みを浮かべる人」ですね(笑)。■新田真剣佑1996年生まれ、米ロサンゼルス出身。2014年より日本を拠点に活動をスタート。『ちはやふる –上の句–/–下の句–』(16)で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。主な作品に『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)、『ピーチガール』(17)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『ちはやふる –結び–』(18)、『パシフィック・リム:アップライジング』(18)、『OVER DRIVE』(18)、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(18)など。1st写真集『UP THE ROAD』が2月1日発売。
2019年01月24日「嵐」の大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤がゲストとともにトークやゲームで盛り上がるバラエティー「嵐にしやがれ」の1月19日(土)今夜放送回のゲストに女優の杉咲花が出演。「タカアンドトシ」は親友・相葉さんと富士山ツーリングに繰り出す。味の素「Cook Do」のCMで回鍋肉をおいしそうに食べる姿が話題になると「夜行観覧車」での演技も高く評価され、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」ではヒロインの妹・美子役に抜擢、『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞をはじめ各映画賞に輝くと『無限の住人』への出演に『メアリと魔女の花』では声優としてアニメ映画初主演。昨年「花のち晴れ~花男 Next Season~」でヒロイン・江戸川音を演じ同作が大ブームを巻き起こすと秋には『パーフェクトワールド 君といる奇跡』で映画初主演。この1月からは大河「いだてん」に出演中の杉咲さん。そんな杉咲さんが今回「絶品パスタデスマッチ」企画に参戦。パスタ激戦区の群馬県・高崎からのキングオブパスタに、ひたひたカルボナーラ、名古屋の絶品あんかけパスタなど各地の絶品パスタが続々登場。杉咲さんと「嵐」メンバーは激ウマパスタにどんな反応をみせる!?そして相葉さんと親友だという「タカアンドトシ」は富士山にツーリングへ。3人の織りなすマル秘トークにも注目。また櫻井さんは話題の東大レゴ部を訪れ東大生のすさまじいレゴ作りに仰天。リアルすぎる圧巻レゴジオラマは必見。さらに櫻井さんの感性が爆発したレゴ作品も。今回ゲスト出演した杉咲さんは1月25日(金)から公開される映画『十二人の死にたい子どもたち』に出演。同作は12人の未成年の少年少女が織りなす密室サスペンス。安楽死を求め廃病院の密室に集まった12人の未成年。彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇、突然の出来事に彼らの安楽死は阻まれる。この12人の中に殺人鬼が――?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中、うそとダマしあいが交錯するなかで12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく…という物語。杉咲さんのほか、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、とまんら若手キャストが大集結する。「嵐にしやがれ」は1月19日(土)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年01月19日モデル・俳優のとまんが、映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)に出演していることが11日、明らかになった。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という若手豪華キャスト情報が発表されると、解禁と同タイミングでワーナーブラザースジャパン公式Twitterに投稿された特報映像の再生数は24時間で600万回を突破。公式Youtubeにアップされた新たな予告編も24時間で100万再生を超える大反響となった。さらに今回明らかになったとまんが演じるのは、安楽死を求め廃病院の密室に集まった12人の未成年たちの前に立ちはだかる、ルール違反の"13人目"=死体役。「彼は誰なのか」「なぜ死んでいるのか」「自殺なのか、他殺なのか」という謎をめぐり、疑心暗鬼の中でウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。また、公開を記念して、とまんが死体役を生実演。とまん自らが19日、新宿ピカデリーの1Fエントランスに死体役として登場する。時間は正午から不定期で、劇場オープン時より整理券配布の上、各回人数制限を設け複数回実施する予定。
2019年01月11日映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のキャラクター画像が10日、公開された。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。キャスト情報が明らかとなると、解禁と同タイミングでワーナーブラザースジャパン公式Twitterに投稿された特報映像の再生数は24時間で600万回を突破し、『銀魂』『ファンタビ』を超え、2018年ワーナー作品におけるNo.1の再生数を記録(ワーナー調べ)。公式Youtubeにアップされた新たな予告編も24時間で100万再生を超える大反響となった。さらに中国でも関心を集め、公開が決定していない日本映画の予告、また無字幕の映像にも関わらず、再生回数は200万回を超えているという。公開されたキャラクター画像は、12人それぞれが抱えている“死にたい理由”のヒントとなる二字熟語が表され、画像の片隅にはそれらを象徴するアイコンが添えられている。さらに今回場面写真も一挙解禁に。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈と2018年をことごとく席巻した若手オールスターキャストと、堤監督にオーディションによって選び抜かれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗ら将来の活躍が期待される新鋭たちのキャスティングが反響を呼んだが、今回公開された場面写真は彼らの息の詰まるような心理戦が垣間見える画像となっている。
2019年01月10日映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のジャパンプレミアが9日に都内で行われ、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。作品にちなみ、人生で「決断した場面」を聞かれたキャスト陣。「ロスで生まれて、日本に拠点を移したこと」(新田)、「大学を目指して勉強してたけど、芸能1本でやることを決めた」(北村)、「小学6年生の時に、福岡からの上京を決めたこと」(高杉)、「地元(沖縄)から上京したこと」(黒島)と、仕事に関わる決断を明かしていく。さらに、橋本も「本当に同じことで申し訳ないんですけど、私もそうなんですよ」としみじみ。「結果的にみんな年齢が近いので、節目となると、上京だったりに。福岡から上京するというのは、今までの人生の中では、一番大きな決断でした」と振り返った。決断の際の心境を聞かれると、「結構、ざっと! 潔く決断をしました」と力強く答えていた。
2019年01月09日映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のジャパンプレミアが9日に都内で行われ、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。12人のメインキャストが集結したジャパンプレミアでは、監督以外の全員が全身真っ白な衣装に身を包み登場。いくつかの質問が全員になされ、トータライザーに「YES」と答えた人数だけが示されていく。「12人の中に好きな人がいる?」という質問には、9人がYESと答え、真っ先に疑われた坂東は「押した。マッケン」と、あっさり自白。北村も「好きだよなあ、マッケン」と納得していた。「共演者のとんでもない秘密を知っている」という質問には、新田が「セリフ合わせに付き合ってもらってて、(萩原、渕野、坂東が)1週間くらい連続で家に泊まりにきてくれて……」とエピソードを披露。「坂東龍汰が隣に寝てくる。すると、足を絡めてくる」と高杉を使って実践すると、会場もざわつく事態に。坂東は「夏だから、冷房が逆に寒くて!」と弁解していた。また、新田は挨拶の際に「十二人の子どもたち……あれ?」とタイトルをマジボケし、「間違えちゃった」と頭をかく。杉咲は「この映画は、衝撃的な内容なのはもちろんそうなんですけど、ひとくくりにできない。アクションもないし恋愛も描かれてないのに、ハラハラドキドキしたりクスッとしたり、心がキュッとしたり、ひとくくりにできないのがこの映画」と表し、「意外な仕掛けがいっぱいある、秘密箱みたいな映画だと思います」と語った。
2019年01月09日若手オールスターキャストが話題の映画『十二人の死にたい子どもたち』のジャパンプレミアが1月9日(水)、ヒューリックホール東京にて行われ、主人公となった十二人のキャスト陣と堤幸彦監督が勢揃いした。堤監督が命名「十二人の見切った子どもたち…」ジャパンプレミアでは、トータライザーを用いて、キャスト同士の本音を暴く企画が行われた。「堤監督の次回作にぜひ出演したい人はボタンを押して」という問いを受けて、堤監督は「それはもう、ねえ」とホクホク顔だったが、電光掲示板にはなんと「0人」という数字が表示された。愕然とした堤監督は「十二人の見切った子どもたち…」と力なくリアクション。すると、杉咲花が「もうあんな現場耐えられないですよ!…というのはうそです(笑)。監督をだまそうって、みんなでさっき話し合いをしてあえて押さなかったんです」と告白。結果、全員がボタンを押し、堤監督も「大変素敵な役者がそろった!」とご満悦だった。ベストセラー作家・冲方丁による同名原作の実写映画化となった『十二人の死にたい子どもたち』は、安楽死を求める十二人の未成年の登場人物による密室サスペンス・エンターテインメント。ひとりではなく、みんなで楽に死ねることを求めて廃病院に集った彼らだが、すでに十三人目の予期せぬ先客がいて、すでに死んでいた。集まった中に殺人者がいるのではとそれぞれに疑惑の目がいく中、互いの本音がさらけ出される。新田真剣佑、北村匠海の大きな決断とは?登場人物は大きな決断をして集まるが、自分たちの人生の大きな決断について尋ねられたキャスト陣。新田真剣佑は、「僕はロスで生まれ育ちまして、日本で役者をやっていくと決断したのが一番の決断かもしれません。悩みませんでしたね。意外とすんなりサッと決められました」とふり返った。公私共に新田さんと仲良しの北村匠海も、「僕も18のときに、大学か、役者をするかの選択があったので決断でした。芸能一本の決断をしてすぐの作品で、真剣と出会いました。そこから自分にとっては大きな作品にたくさん出られて、いまとなってはすごくいい決断したな、と思います」と感慨深そうに新田さんを見つめる。新田さんは、「いま、初めて知った!」と驚き顔を見せると、北村さんは「そりゃそうですよ。当時は真剣、会話の途中に英語まじりまじりでね」と懐かしそうに思い出話を繰り広げていた。ジャパンプレミアには、そのほか、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗が登壇した。『十二人の死にたい子どもたち』は1月25日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2019年01月09日堤幸彦監督が手がける、安楽死志願の未成年12人による密室サスペンス『十二人の死にたい子どもたち』で、マスクとニット帽で素顔が隠されていた4番を演じるキャストが、橋本環奈であることが発表された。11月にキャスト陣が明らかになると、同タイミングでワーナーブラザースジャパン公式Twitterに投稿された特報映像の再生数は瞬く間に増え、24時間600万回を突破、『銀魂』や『ファンタビ』を超え、2018年ワーナー作品におけるNo.1の再生数を記録(ワーナー調べ)。また、公式Youtubeにアップされた新たな予告編は24時間で100万再生を超える大反響に。その波は日本国内に留まらず、中国まで伝染。ショッキングな作品タイトルと共に“未体験リアルタイム型・密室ゲーム”の世界観は海を超えて高い関心を集め、中国公開が決定していない日本映画の予告編・字幕なしの映像にも関わらず、再生回数は200万回を突破する、驚異的な事態となった。未成年12人を演じるのは、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜ら日本映画界を席巻した若手スター俳優5人と、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「SPEC」シリーズで数々の若手俳優を発掘してきた堤幸彦監督にオーディションから選ばれた吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という新進俳優6人。“全員平成生まれ“の注目の気鋭の俳優12人が凄まじい才能を惜しみなく披露し、”これぞ演技バトルの真骨頂“という熱演を密室の中で繰り広げていく。そしてこの度、橋本環奈が“秋川莉胡”こと「4番 リョウコ」役を演じていることが明らかとなった。彼女は、自らを“大人たちに作られた虚像”であると信じ葛藤を抱える人気女優。劇中では自らを「作られた人間よ!大勢の大人が時間とお金をかけて作った商品よ!」と言い放つ衝撃的な台詞も…。超豪華若手オールスターキャストが連なる中、モザイクを外してもなおマスクとニット帽で顔を隠し、ひときわ異様な雰囲気を醸し出していた“4番”の存在は、さらなる謎を呼び、12月12日より行われたキャスト予想キャンペーン「Guess Who No4 Is」には様々な女優たちの名前が飛び交い、大盛り上がり!その中にはもちろん橋本さんの名前もあった。■橋本環奈、同世代との共演に発奮「ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて」このところ、「今日から俺は!!」や『銀魂』シリーズなどでコメディエンヌとしても才能を開花させた橋本さん。今回は弾けるような笑顔を封印しており、本作でのシリアスかつ鬼気迫る迫真の演技、新たな一面に期待が高まる。橋本さんは発表までをふり返り、「緊張しました。逆にここで私だって発表されてがっかりされたら辛いし…」とコメント。だが。「こういう出し方をしたことによって、『4番誰??』っていうことで、SNSでも盛り上がっていただいたみたいで、それがすごくうれしくて」と話す。今回のシリアスな役柄を演じるにあたり、「素を出さないことですかね(笑)っていうのも違うんですけど」と言いながら、「ここに集まってる人たちは、子どもたちはみんな、死が終わりじゃないって思っていると思うんですね。そういった題材のシリアスなものだったので、私自身も死について考えるというよりは、人生について考えるきっかけになった作品だなと思います」と真摯に語った。しかも、本作では同世代の俳優、女優による、白熱の演技合戦も大きな見どころとなる。「めちゃめちゃ刺激受けました」と橋本さん。「ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて、それこそ、同世代で集まることによって、そういった化学反応みたいなものが生まれてくるのを、堤さんが予想していたとするならば、怖いです(笑)。たとえばシンジロウ(新田真剣佑)が泣くシーンで、台本には泣くって書いてないのに、全員が泣いちゃったりとか、感情も感染していきました」と、壮絶な撮影現場の様子を明かしている。『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2018年12月24日女優の橋本環奈が、映画『十二人の死にたい子どもたち』(2019年1月25日公開)に出演することが23日、明らかになった。同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。これまでに杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗という若手スターの出演が発表されていた同作。もう一人、モザイクが取れても顔がわからなかった秋川莉胡を、橋本が演じることが今回明らかになった。橋本が演じる「4番 リョウコ」は、秋川莉胡という芸名で活躍している女優で、自らを“大人たちに作られた虚像”であると信じ、葛藤を抱える。劇中では自分自身について「作られた人間よ! 大勢の大人が時間とお金をかけて作った商品よ!」という衝撃的な台詞も披露される。今回の発表に向け、12日より解禁の事前告知が行われ、キャスト予想キャンペーン「Guess Who No4 Is」も様々な女優たちの名前が飛び交い盛り上がっていた。そして解禁は東京・名古屋・大阪の3大都市に位置する大型ビジョンと連動で行われた。他のメンバーはすでに発表されていたために、橋本は「逆にここで私だって発表されてがっかりされたら辛いし……。いろいろ考えました。こういう出し方をしたことによって、『4番誰??』っていうことで、SNSでも盛り上がっていただいたみたいで、それがすごくうれしくて」と心境を明かす。『銀魂』や『今日から俺は。』のような、コメディエンヌの面を見せることが多かった橋本が、シリアスな役を演じることについては「素を出さないことですかね(笑) っていうのも違うんですけど」とお茶目な面を見せ、「ここに集まってる人たちは、子どもたちはみんな、死が終わりじゃないって思っていると思うんですね。そういった題材のシリアスなものだったので、私自身も死について考えるというよりは、人生について考えるきっかけになった作品だなと思います」と真摯に語った。また、同世代が多く出演し「演技合戦」となる同作については「めちゃめちゃ刺激受けました。ひとりが成長すると、相乗効果がすごくて、それこそ、同世代で集まることによって、そういった化学反応みたいなものが生まれてくるのを、堤さんが予想していたとするならば、怖いです(笑)」という。「たとえばシンジロウ(新田真剣佑)が泣くシーンで、台本には泣くって書いてないのに、全員が泣いちゃったりとか、感情も感染していきました」と撮影を振り返った。(C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2018年12月23日映画『十二人の死にたい子どもたち』が2019年1月25日(金)に公開されます。ベストセラー作家・冲方丁さんの同名作を実写映画化した作品です。『劇場版SPEC』シリーズや『20世紀少年』などを手掛けた堤幸彦さんがメガホンを取り、12人の新進気鋭の俳優陣が主要キャストとして登場します。話題沸騰中の映画『十二人の死にたい子どもたち』本作は、情報解禁前に出演者全員の顔が塗りつぶされたポスターと、「死にたい」と言い放つ衝撃的な映像のみが発表され話題となっていた作品。巷ではキャスト予想などで盛り上がり、注目度の高さがうかがえました。集団安楽死をすべく廃病院に集まった12人の未成年者たちだが、13人目の生あたたかい死体が現れ状況は一変。12人の中に人殺しがいるのでは、と疑心暗鬼に陥っていくというサスペンス映画です。人気急上昇中の若手オールスターが集結杉咲花さん/アンリ役杉咲花さん『杉咲花のFlower TOKYO』より杉咲花さんは、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞や新人俳優賞受賞など数多くの賞を受賞する実力派女優です。映画やドラマ数々の作品に出演し、コミカルな掛け合いやシリアスな台詞まで幅広い演技で人々を魅了しています。本作の役柄は、17歳の女子高生“7番”の「アンリ」。全身黒づくめで知的な女性を演じます。インスタグラム:hanasugisaki新田真剣佑さん/シンジロウ役新田真剣佑さん (C)神藤剛アメリカでの映画出演を経てから日本での活躍を始めた新田真剣佑さん。舞台やCM、ドラマ、映画とマルチに活動し、テレビではバラエティー番組に出演するなどさまざまな一面を見せています。新田真剣佑さんは、薬や医療機器に詳しい高校生“5番”「シンジロウ」を演じます。推理好きな17歳がどのような活躍をするのか注目です。ツイッター:新田真剣佑 Mackenyuインスタグラム:mackenyu.1116北村匠海さん/ノブオ役「DISH//」ワンマンライブ中の北村匠海さん音楽ユニット「DISH//」のメンバー北村匠海さんは、音楽活動だけでなく俳優としても積極的に活動をしています。映画『君の膵臓をたべたい』や『君は月夜に光り輝く』では主演を務め、高い演技力と独特の雰囲気に注目を集めています。本作で北村匠海さんは、爽やかな青年で学校の人気者“9番”「ノブオ」を演じます。インスタグラム:take_me_1103高杉真宙さん/サトシ役「めちゃコミック」のインタビューを受ける高杉真宙さんまもなく芸歴10周年を迎える高杉真宙さん。中学生の頃より舞台などで活躍し、2012年に映画で主演を務めました。『仮面ライダー鎧武』では、2面性のある難しい役を演じ切り、スタッフなどから演技力を高く評価されています。高杉真宙さんが演じるのは、15歳の冷静沈着な高校生“1番”「サトシ」。死に憑りつかれ、安楽死の集いを主催した青年を演じています。ツイッター:高杉真宙【公式】インスタグラム:mahirotakasugi_黒島結菜さん/メイコ役黒島結菜さん「野菜生活100 Peel&Herb」より朝ドラや大河ドラマに出演経験のある黒島結菜さんは、繊細な表情づくりで脚光を浴びています。沖縄出身でくっきりとした目鼻立ちながらも透明感があり、多くの作品で強い存在感を放っています。黒島結菜さんは、18歳の女子高生“6番”「メイコ」を演じます。利己主義でクールな役どころをどのように演じるのか、期待が高まっています。インスタグラム:yuinakuroshima公開が待ちきれないネット上の声人気急上昇中の若手俳優たちが集う本作は、11月21日の情報解禁日にはツイッターのトレンド1位になるほど注目されています。ツイッター上の声「原作を読んでから見るか、読む前に見るか迷う。」「メンツ強すぎ!」「見たことのない真剣佑!予告だけで高まる!」「大きなスクリーンで花ちゃんの演技を見れるのが楽しみ!匠海くんとの共演もヤバイ」インスタグラム上の声「今回の真剣佑は、雰囲気が違って初めて見る感じ」「原作と違うのか、同じなのか楽しみ」「誰が出るのか気になってたやつ!」「好きな女優さんが共演してくれて泣ける」謎の“4番”とは誰なのかキャスト発表したものの1人だけ正体不明の“4番”が誰なのか、推測が飛び交っています。公式サイトでは、「秋川莉胡/リョウコ」という人物が載っていますが、本当に存在する人物なのかさえも分からないのです。「秋川莉胡」という俳優なのか「リョウコ」が役名なのか、なにも分からない謎だらけの人物“4番”。役原作中では中盤で容姿が明らかになるとのことですが、本作がどのような展開になるのか大注目です。飛び交うネット上の声「秋川莉胡って何者?」「一番知りたかったリコことリョウコ役がまだ謎」「橋本環奈さん?広瀬すずさん?」映画『十二人の死にたい子どもたち』詳細情報公開日2019年1月25日(金)スタッフ監督:堤幸彦脚本:倉持裕音楽:小林うてなキャスト杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗原作冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』(文春文庫)詳細公式HP:映画『十二人の死にたい子どもたち』オフィシャルサイト公式ツイッター:映画『十二人の死にたい子どもたち』公式インスタグラム:shinitai12movie(C)2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2018年12月05日安楽死志願の未成年12人による密室サスペンス映画『十二人の死にたい子どもたち』。この度、堤幸彦監督が描く本作のキャストがついに解禁され、本予告と死にたい子どもたち”の顔が明らかになった本ポスタービジュアルも公開された。その日、12人の未成年たちが安楽死を求め廃病院の密室に集まった。「みんなで死ねば、怖くないから」。ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさかこの12人の中に殺人鬼が…?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく――。先日、出演者の顏が塗りつぶされたポスタービジュアルが発表された本作。今回到着したポスタービジュアルでは、ついにその顔が明らかに。ビジュアルには、『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞と新人俳優賞をW受賞した杉咲花、『ちはやふる』シリーズや『OVER DRIVE』の新田真剣佑、「DISH//」のリーダーで『君の膵臓をたべたい』で注目を集めた北村匠海、続編や映画化も決定した「賭ケグルイ」での演技が話題となった高杉真宙、そして「時をかける少女」『サクラダリセット』の黒島結菜といった、ドラマや映画で活躍中のいま話題の若手俳優。さらに、子役時代に数々の話題作に出演した吉川愛、7月期のドラマ「グッド・ドクター」にも出演していた萩原利久、舞台「ハイパープロジェクション演劇ハイキュー!!」の渕野右登、2020年公開予定の『峠 最後のサムライ』への出演が決定している坂東龍汰、「部活、好きじゃなきゃダメですか?」の古川琴音、『リベンジgirl』で桐谷美玲の妹役を演じた竹内愛紗といった将来の活躍が期待される6人が抜擢。そして、モザイクを外してもなおマスクと深めに被ったニットで顔が見えない秋川莉胡役は一体誰なのか…続報に期待したい。同時に公開された本予告映像では、12人が演じる廃病院に集団安楽死をするために集まった未成年たちに加え、想定外の13人目の死体が…。そして、杉咲さんや北村さんらが「死にたい」と口にしたり、誰かが突き落とされたり…意味深なシーンが散りばめられた映像となっている。なお、主題歌は「The Royal Concept」の「On Our Way」に決定した。<キャストコメント>1.台本を読んだときに感じた感情とその理由2.もし、自分がこの集団安楽死というミッションに参加することになったら、自分はどうなると思うか選択(集団安楽死を全うする/殺されてしまうかも/生きのびる)◆杉咲花1.虚無感に襲われながらもどこかにある光を探し続けている自分がいた。2.該当なし理由:自殺願望がないからです◆新田真剣佑1.また新しい役柄で、人の闇を映し出す作品だと感じました。2.参加しない。◆北村匠海1.タイトルのインパクトから入り、この物語をこのメンバーでやれることがとても嬉しかったです。選択することの自由みたいなものを改めて考えました。2.僕は全うしたい。自分の選択した意思には、負けたくないから。◆高杉真宙1.衝撃的。SNSなどで知らない人と繋がり良い意味でも悪い意味でも影響されることの出来る今だからこそ観て欲しいと感じました。2.生きのびたい。自信はないですが、、、殺されたりはしたくないです。◆黒島結菜1.これはある意味面白くなる作品になるのではと感じました。2.集団安楽死を全うする。相当な覚悟をもって参加していると思うから。◆吉川愛1.読み進めていくうちに色々な感情が生まれて、撮影がとても楽しみになりました。2.生きのびる。死ぬなら寿命を全うして死にたいと思っているので、ミッションに参加することになっても生きのびたいです。◆萩原利久1.とても興奮しました。同世代の皆さんとエネルギーをぶつけ合いながらお芝居するのが楽しみでした。2.騙されやすいのでそんな状況に追い込まれたら殺されてしまうかも。◆渕野右登1.集団安楽死というワードに衝撃を受け、読んでいくうちに人間の本質が見えてきて、鳥肌が立ちました。2.生きのびるいざ、実行する。となったら、絶対に躊躇してしまうし、なんでみんなは死にたいのか聞いてから、みんなが生きのびるようにひたすら話し合い、説得をすると思います。◆坂東龍汰1.個性豊かなキャラクターとのリアルな子供達の感情が描かれていて撮影が楽しみでした。2.生きのびる。死のうとする瞬間こそもっと生きたいと思う気持ちが強くなると思うから。◆古川琴音1.驚愕。興奮。想像を超える数々の出来事や真相に手に汗握りながら読みました。2.集団安楽死を全うする。幸いにもこれまで死を思ったことが無いので、そう決めたら揺らがないと思います。◆竹内愛紗1.面白かったです。個性豊かな12人の目線でそれぞれの時間を追う展開に夢中になりました。2.私は生きのびると思います。話し合って他の人の事情を聞いたり、同じく悩んでいる人に出会うことで自分の心は死ではなく生の方に動くと思ったからです。『十二人の死にたい子どもたち』は2019年1月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:十二人の死にたい子どもたち 2019年1月25日より全国にて公開©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会
2018年11月21日