江口のりこが主演、吉田修一による同名小説を『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大監督が映画化した『愛に乱暴』から、特報映像とティザービジュアル2種が解禁された。本作では、物語に隠されたある仕掛けから、映像化は難しいと思われた原作小説を繊細にアレンジ、フィルムを使って主人公・桃子の背後からまとわりつくようなカメラワークで撮影、息もつかせぬ緊迫感に包まれた見事なヒューマンサスペンスとして見せる。WEB限定のティザービジュアルでは、江口さん扮する桃子の日常といえる、ゴミ捨て場のふとした瞬間の姿と、裏庭で慈しむようにスイカを抱える姿の2つのパターンが公開。これから桃子に降りかかる事件を予感させる、不穏な空気漂うミステリアスなビジュアルとなっている。さらに特報は、桃子が夕暮れ時にひとり鼻歌を歌いながら線路沿いを歩く様子が切り取られている。口ずさんでいるのは、エリック・サティの有名曲「ジュ・トゥ・ヴ~あなたが欲しい~」。電車が通過する轟音にかき消されまいと、桃子の鼻歌は徐々に叫びのように大きくなっていく。わずか20秒の映像ながら、江口さんの存在感と“桃子”という狂気をはらんだキャラクターを強烈に印象づける映像となっている。『愛に乱暴』は8月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:愛に乱暴 2024年8月、全国にて公開予定©2013 吉田修一/新潮社©2024 「愛に乱暴」製作委員会
2024年04月22日吉田羊が大きな挑戦をする。きっかけは女性キャストのみで演じた『ジュリアス・シーザー』(21年)だった。そこで出会った演出の森新太郎から、今度はハムレット役をと望まれた。しかも、上演に使われるのは、3種類の原本がある『ハムレット』の戯曲の中の原型と言われているQ1版。通常とは違うハムレットになるのである。話題のドラマに出演し、映像でも大活躍している吉田だが、舞台でしか目撃できない顔がある。この『ハムレットQ1』は見逃せない。「森さんの演出ならば絶対に有り体のものにならない」──ハムレットという有名な役を演じることについてはまずどういうお気持ちでいらっしゃいますか。プレッシャーを感じられることはなかったのでしょうか。難役ではあるなと思いました。でも、同じくシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』でご一緒した演出の森新太郎さんから、そのとき演じたブルータスとは対極にある役で、また違った顔を見せてほしいと言っていただき、その気持ちに応えて挑戦してみたいと思ったんです。また今回は、Q1版という一般的に上演されているバージョンではない戯曲ですし、森さんの演出ならば絶対に有り体のものにならないという思いもありましたので。「新しいハムレットを見せるぞ」とむしろ燃えました(笑)。──そのQ1と呼ばれる戯曲は、通常の『ハムレット』の半分の長さの凝縮版ですが、どんな印象をお持ちになりましたか。あちこちに刈り込みが入ったことで非常に疾走感があり、ハムレットの感情の流れがシンプルで分かりやすいと感じました。かつ、シンプルになったことにより、復讐のための狂気だと思っていたものが、原動力はひとつではないことも見えてきて。復讐に関連して起こる度重なる不当な仕打ちをもたらす人間たちへの憎しみや悲しみ、絶望も感じられました。ハムレットと言えば「イケメンキャラクターの筆頭」ですが、むしろそんな負の感情を抱えきれずに七転八倒する、不格好な人だなと感じます。また、ハムレットの父親を殺した叔父のクローディアスのキャラクターがとても人間っぽく、兄を殺めてしまった後悔や懺悔をしっかりと見せていたりするのも面白いポイントです。するとハムレットも、身内である叔父に剣を向けることへのためらいも生まれたりするのかな。それは、実際にお芝居をして動いてみないとわからないことではありますが、とにかく稽古でいろいろ試したいと思っています。──とすると、単なる凝縮版ではなく、まさしく新しいハムレットになる。そう思います。森さんがこんなこともおっしゃっていました。通常より上演時間が短くなるメリットのひとつに、取りたいところで十分に間が取れることがあると。だから、シェイクスピア作品はセリフ量が膨大で、タンタンタンと進めていかなければならないことが多いけれども、間を取ることで見え方が違ったり、相手のリアクションが変わったり、その間によってお客さんに「今何を思っているんだろう」と考える余裕が生まれたり、ということが、今回は起こるかもしれません。あのセリフがどう新訳されているのか、ぜひ楽しみにして──セリフに関しては、名セリフが多い作品です。口にしてみたいと楽しみにしていらっしゃったものもありますか。それこそかの有名な「to be,or not to be」は、このお話が決まったときから、「生きるべきか、死ぬべきか」と言う気満々でいました(笑)。ところが、今回の松岡和子さんの日本語訳は違っていて。その新しい訳には、「生死」をハムレットがどう捉えているかのヒントがあるような気がしています。どう訳されているのか、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思います。──どんな作品を目指していくか、演出の森さんとお話されていることはありますか。このQ1版を読んだ感想として、私はまず、ハムレットとガートルードの関係性がシンプルに息子と母親に見えたんです。母親に女性的なものを求めているわけではなくて。その解釈は森さんと一致していて、エディプスコンプレックスを全面に押し出したハムレットにはしたくないね(笑)、という話はしています。──先ほど、「森さんの演出ならば絶対に有り体のものにならない」というふうにおっしゃっていました。前回の『ジュリアス・シーザー』ではどんな稽古をされたのでしょう。一週間の本読み稽古から違いました。セリフ量が膨大なので、先ずはそれを言う「体」を作ってくださる。身体で言えるまで、何度も何度も繰り返し(森さんは100本ノックで有名です)、本を読むだけなのに立ち稽古の後のようにへとへとになりました。なかでも、共演していた松井玲奈さんの身体が、読むうちにみるみる開いて、身体全部で言葉を発していくようになったのは印象的でしたね。森さんは人物造形がとてもお上手で、セリフからその人物の性格や感情を想像し、エピソードを作ってくださるんです。群像劇の中で、ひとり一人に特徴を持たせてひとりとして埋もれる人を作らない。役への愛情が深い方だなと思います。森さんが素敵だなと思うのは、昨日演出したことを「ごめんごめん、違ってた」と謝られて、180度違うことを試してみたりするところ。だから、演じる側も間違えてもいいんだと安心していろいろ試せる。稽古は楽しくも厳しいんです。何度も繰り返し稽古をやってへとへとになったあと通し稽古をして、やっと終わったと思ったら、「あそこのシーンをもう一回やりましょう」と言われたりして(笑)。でも、稽古場では森さんが一番元気でいてくださるので、彼のバイタリティに役者はモチベーションを引っ張り上げていただいてます。前回、本番であの膨大なセリフを飛ばさずに言えたのは、森さんのスパルタ稽古のおかげだったなと思っています。──その森さんとの二度目のタッグで、ここまで挑戦できたらと思われていることはありますか。森さんはどんどん面白い解釈を出してきてくださるので、前回以上にそれを面白がりながら、まずはやってみることを大事にしたいと思います。実際、動いてみて初めてわかることは多いんです。何なら本番中に気づく瞬間もあって(笑)、「あのセリフはこういう意味だよね」と報告したら、「なるほど、そうだね」と解釈が変わっていったり。森さんは、千秋楽のあとにもダメ出しをされるんです。そして「これが良くなることはもうないけどね」と言って帰って行く(笑)。これはシェイクスピアだからなのかわからないですが、本当にいろんな解釈ができるし、掘っても掘っても次から次へと新しい気づきがあるので。今回も発見することをあきらめないでいたいなと思います。──座長としてはどんな稽古場にしたいと思われていますか。この難易度の高い、それも厳しいと有名な森新太郎さんの演出の作品に参加しようという共演の方々はそもそもガッツがおありだと思うので(笑)、作っては壊し作っては壊しを面白がれる座組にできるのではないかと思っています。そのためにも、誰でもアイデアや疑問を口にできる自由度の高い風通しのいい稽古場にしたいですし、森さんもそう望まれているから大丈夫ですが、萎縮したり遠慮したりして作品が小さくなってしまうことがないよう、その環境作りは率先してやっていきたいなと。あと、大事なのはケータリングでしょうか(笑)。おいしいものがあれば人は頑張れますから、ちょこちょこ差し入れをして、それをモチベーションにできたらいいなと思います。女性役との体の距離感を意識したい──前回の『ジュリアス・シーザー』は女性キャストだけで上演されましたが、今回は男女混合の座組の中で、吉田さんは男性役を演じられます。だからこそできるのではないかと思われていることはありますか。まず、前回と同様に、男役を意識した芝居はしたくないと思っています。男性を演じようとすると逆に女性っぽく見えるということを、前回発見できたので。その中で今回意識してみたいなと思うのは、女性役の方との体の距離感です。例えば相手の体に触れることも、同性同士であれば少しハードルが低くなるので、体の距離を縮めたり離れたりすることで、お互いにどんな感情が生まれるのか、いろいろ試してみたいと思っています。──そんなふうに試行錯誤できるのは舞台ならではだと思いますが、ご自身にとって舞台はどんな場所になっていますか。小劇場出身なので、自分にとって舞台はやっぱりホームグラウンド。舞台に立つと、あの匂いに懐かしさと安心感を覚えて、力をもらえるんです。ただ、ここ最近は、それと同時に自分を鍛える場にもなっていて。芝居の勘や身体の使い方などを鍛えるという意味で、定期的に舞台に立ちたいという気持ちもあるんです。やっぱり、「これは無理なんじゃないか」と思うような高い山を自分に課していかないと、すぐダメになると思いますから。それこそ今回も、セリフを覚えるスピードが遅くなったことを感じますし(笑)。でもそこであきらめるのではなく、挑戦し続けて、アップデートしていきたいと思うんです。──舞台に立つたび、鍛えられたという手応えはあるものですか。少なくとも前回の『ジュリアス・シーザー』では、苦手としていたシェイクスピアが楽しめたという手応えがありました。今回は前回以上にセリフ量が膨大なので、これをやり切れたら、「よく頑張った」と褒めてもいいのかなと思いますが、いかんせんまだ始まっていないので、頑張りますとしか言えません(笑)。──凝縮版と言っても、ハムレットの独白はたっぷりありますからね。台本のページをめくってもめくっても喋っているんです(笑)。でも森さん曰く、「ハムレットは復讐を周りに気取られないように狂気を演じるけれど、お客さんには全部話すんだよ。だから独白こそ外へ出せ、お客さんを巻き込め」と。それに、舞台を見慣れていないお客様にとっては、全部喋ってくれるのは助けになると思うんです。だから舞台好きの方はもちろん、初心者の方にも楽しんでいただけるのではないかなと思っています。──『ハムレット』を観たことがない人にも、何度も観ている人にも、どちらにも新たな刺激を与えてくれる作品になりそうですね。そうなるといいなと思います。私自身もすでに、この戯曲からいろんなことを考えさせられています。復讐劇が軸になってはいますけど、憎しみの連鎖や、許すことの難しさも感じるし、「死」がもたらすものは、果たして必ずしもネガティブか? という問いも今生まれています。観てくださる方にも、今回のハムレットから、何か感じていただけたら嬉しいなと思います。取材・文:大内弓子撮影:石阪大輔<公演情報>PARCO PRODUCE 2024『ハムレットQ1』作:ウィリアム・シェイクスピア訳:松岡和子演出:森新太郎出演:吉田 羊飯豊まりえ牧島 輝大鶴佐助広岡由里子吉田栄作ほか【東京公演】2024年5月11日(土)~6月2日(日)会場:PARCO劇場【大阪公演】2024年6月8日(土)・9日(日)会場:森ノ宮ピロティホール【愛知公演】2024年6月15日(土)・16日(日)会場:東海市芸術劇場大ホール【福岡公演】2024年6月22日(土)・23日(日)会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホールチケット情報:()公式サイト:
2024年04月22日蜷川幸雄さんから「彩の国シェイクスピア・シリーズ」のバトンを引き継いだ吉田鋼太郎による新シリーズ「彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd」の第1作目『ハムレット』が5月より上演される(5月7~26日 埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、6月1~2日 宮城・仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール、6月8日~9日 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、6月15~16日 福岡・J:COM北九州芸術劇場 大ホール、6月20日~23日 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。チケット発売中)。吉田は台本・演出とクローディアス役を務め、主演のハムレット役は柿澤勇人に決定。北香那、白洲迅、渡部豪太、高橋ひとみら豪華キャストの中で初舞台を踏むのが、俳優の豊田裕大だ。2019年、第34回メンズノンノ専属モデルオーディションをきっかけにデビューを果たし、昨今は『推しが武道館いってくれたら死ぬ』、『それってパクリじゃないですか?』、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』、『夫婦の秘密』などドラマや映画に次々と出演している。そんな豊田に、初舞台への意気込み、演じるフォーティンブラス役について話を聞いた。○舞台は「怖いけど飛び込んでみたい世界」――豊田さんにとって初舞台ということで、この取材時はまだ稽古前なのですが、今の心境を教えてください。緊張しています。怖いな、と。オーディションに送った動画の一言アピールでも「怖いけど、飛び込んでみたい世界です」とありのままの気持ちを伝えたのですが、今も変わらず、どうなるんだろうとドキドキしています。――出演はオーディションで決まったんですか。お芝居の動画を送って、書類審査のような形でオーディションに参加させていただきました。マネージャーさんに相手役をやっていただいて、2時間くらいかけて撮影したので、これで落ちたらマネージャーさんに申し訳ないなと。マネージャーさんの台詞間違いで撮り直すこともあったのですが(笑)。――マネージャーさんも緊張しますよね(笑)。でもその分、合格したときは一緒に喜べたのでは。そうですね。「受かったよ!」って、いつも以上にテンションの高いLINEが来て、僕もテンションが上がって、「ああ、よかった」って。○野村萬斎・藤原竜也の『ハムレット』を見て勉強――台本を読んだ感想を教えてください。舞台の台本を読むこと自体が初めてだったので、ドラマや映画とは量がまったく違って驚きました。現代の言葉じゃない表現もたくさんあって、一度では理解できないような。でも、現代の言葉じゃないからこそ、かっこいい言い回しもたくさんあって。昔の人が書いたものなのに、今に通ずることがあるなと思いながら面白く読めたので、これが昔も今も愛されている作品のすごさなのかと実感しました。――鋼太郎さんの「彩の国シェイクスピア・シリーズ」には、「より多くの方に気軽に楽しんでもらうことを目指す」「より理解しやすいシェイクスピア演劇を届ける」というコンセプトがありますが、理解のしやすさは台本からも感じましたか。感じました。先に本で『ハムレット』を読んだときよりも、台本で読んだときのほうがすっと頭に入ってきて、伝えたいところが強調されているのかなと思いました。――フォーティンブラスを演じることの楽しみや不安は。要所に出てくる役で、ずっと舞台に出ずっぱりではないからこそ、登場したときのインパクトをどう残せるかが勝負だなと。絶対爪痕を残してやるぞと気合いは入っているのですが、不安もあり、楽しみもあり、という気持ちです。――フォーティンブラスにはどんな印象を抱きましたか。僕が最初に持った印象は、気高い革命児。全員が亡くなった後にいきなり入ってきて、今まで主役だったハムレットの亡き骸を埋葬して、「今はもういないから」と指揮を執り始めるって、相当な胆力と自信がないとできないですよね。それを周りが許してくれる存在だというところに、かっこよさを感じました。――役について、すごく考えているんですね。いえ、まだまだ足りないのですが、舞台のDVDをいただいて、野村萬斎さんの『ハムレット』と藤原竜也さんの『ハムレット』を見たんです。そしたら、フォーティンブラスが全然違っていて。藤原竜也さんの『ハムレット』のフォーティンブラスは、僕が想像していたフォーティンブラスではなく、静かでうつろげで、こんな見せ方もあるんだと。僕がフォーティンブラス役に決まったとき、いろんな人に「どういう役になるんだろうね」と言われた意味が、そのときなんとなく理解できたというか。ある意味、僕のフォーティンブラスで舞台が締めくくられるから、しっかりやらなきゃいけないなという責任も感じますし。――皆さんがどんな『ハムレット』を見てきたかによって、フォーティンブラスに抱いているイメージも違うというか。だからできるだけいろいろなフォーティンブラスを見たいと思って、WOWOWに入ったら岡田将生さんの『ハムレット』に出演された、村上虹郎さんのフォーティンブラスが見られると思って頑張って加入したのですが……タイミングが悪かったのか、見られなかったです(笑)。――(笑)。これまで何人もの方が演じてきた役に挑戦するというのも、ドラマや映画ではなかなかない経験だと思うのですが、役作りもこれまでとは違ってきますか。そうですね。映画やドラマは、現場に自分で作っていって、それを監督が見て調整していくことが多いですが、舞台は本番までたくさんの時間をかけて、ゼロから皆で一緒に考えながら役を作っていけるので、楽しみです。今回僕は最年少で、出演されるのは、年上の経験豊富な俳優さんばかりなので、皆さんのお芝居を見られることがすごく勉強になるんだろうなと。この機会をとにかく無駄にしたくないので、一生懸命食らいついていきたいです。○事務所の先輩・中村倫也に稽古場への持ち物聞く――初めての稽古に臨む心境を教えてください。皆さんの台詞量を見ていると、初日からどれくらい入ってるものなんだろうとかいろんな想像が膨らみます。1カ月丸々稽古に費やすということ自体が初めてで、稽古場に何を持ってけばいいんだというところから分からないんですよね(笑)。先日、事務所の先輩の中村倫也さんにお会いしたのですが、たくさん舞台を経験されているので、聞いてみたんです。そしたら「台本と着替え? 着替えもいらねえな、台本だけ」って言われて。本当にそれで大丈夫かな!? って(笑)。――今、豊田さんのお話しの仕方が似ていて、中村さんの声まで想像できました(笑)。上演台本・演出とクローディアス役を務める吉田鋼太郎さんには、どんな印象を持っていますか。役をどんなふうに作られるのかすごく楽しみですし、ずっとテレビで見ている方なので、もう一般人としての目線で見ると、バラエティの印象から親しみやすい方なのかなと思っていますが、舞台の演出では“蜷川幸雄さんイズム”を受け継いでいると聞いているので、怖いのかなと緊張しています。でも、食らいついていきたいです!――舞台は埼玉で始まり、その後、宮城・愛知・福岡・大阪と全国を巡りますが、楽しみなことは。僕ご飯を食べることがすごく好きなので、大阪だったらたこ焼きとか、その土地でおいしいものを食べられたらいいなと思っています。――舞台だと、カンパニーの皆さんで一緒にお食事に行ったり、先輩が連れていってくれたりする機会もあるかもしれません。最年少ということですが、甘えるのは得意なほうですか。どうなんですかね。自分では分からないのですが、兄弟の中では末っ子なので勝手に身についてるところもあるのかなと。皆さんと、たくさんお話しできればうれしいです。■豊田裕大1999年4月10日生まれ、神奈川県出身。2019年、第34回メンズノンノ専属モデルオーディションで「ラボ シリーズ賞」を受賞し、専属モデルとしてデビューを果たす。2021年、ドラマ『じゃない方の彼女』(テレビ東京)で俳優業もスタートさせ、昨今はドラマ・映画『推しが武道館いってくれたら死ぬ』、ドラマ『沼る。港区女子高生』、『それってパクリじゃないですか?』、『夫婦の秘密』、『高額当選しちゃいました』、映画『銀河鉄道の父』、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』、『法廷遊戯』に出演。2024年5月から上演される「彩の国さいたま芸術劇場開館30周年記念 彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd Vol.1『ハムレット』」で舞台デビューを果たす。
2024年04月19日株式会社吉田印刷所(本社:新潟県五泉市、代表取締役社長:吉田 泰造)は透けるくらいの薄紙への印刷に特化した新しい印刷サンプル資料を販売開始いたしました。デザイナーの皆様が実際の印刷プロジェクトに役立てることができるよう、16種類の薄紙素材に印刷されたカラーチャートや、実物大の薄紙サンプルをセットにしてお届けします。薄紙印刷サンプル資料■資料の内容吉田印刷所の薄紙印刷で対応しているさまざまな薄紙への印刷のカラーやサイズ感がわかりやすい資料になっています。●薄紙印刷サンプル(A5サイズ):カラーチャート柄を含む多様な16種類の薄紙素材●薄紙印刷サンプル(A4サイズ):カラフルな柄を印刷した6種類の薄紙素材●薄紙最大サイズサンプル :実際の包装用途に合わせられる6種類の大判サンプル●グラスパックサンプル :環境に優しい半透明の紙製平袋5サイズ●案内パンフレット :薄紙印刷のスペック表や採用事例集●特典クーポン :薄紙の「1100円プリント」で使える500円割引クーポン■価格・購入方法薄紙印刷サービス「スーパーライトプリント」のYahoo!ショッピング店で購入できます。法人・団体・個人のどなたでも購入いただけます。インボイス対応の領収書発行も対応しています。価格 : 500円(税込・送料込み)販売ページ: 発送 : お支払い確認から1~3営業日以内に出荷■資料内容の詳細【薄紙印刷サンプル(A5サイズ)】カラーチャート柄印刷の薄紙16種類カラーチャート吉田印刷所で対応可能な薄紙にカラーチャート柄を印刷したサンプルです。CMYKの単色だけではなく、掛け合わせのカラーを印刷しています。11種の素材にグラシン、純白ロールの厚さパターン、色もの薄紙の色パターン合わせて16種のサンプルにカラーチャート柄を印刷しています。薄紙の素材と合わせて、印刷した際の発色を確認することができます。●グラシン紙 薄口28.5g/m2・厚口30.5g/m2(厚さ2パターン)●tカラペ ホワイト 18.7g/m2●新YPラップ 21.0g/m2●5リーフN 30.0g/m2●純白ロール 30.0g/m2・35.0g/m2(厚さ2パターン)●薄葉紙 菊 14.0g/m2●瑞穂レーヨン雲竜紙 #5311 30.0g/m2●レーヨン紙ナガロン 20.0g/m2●パレットカラー 20.0g/m2(PEラミ加工紙)●LHW耐油紙 35.0g/m2●色もの薄紙 30.0g/m2(白・浅黄・黄・桃の4色)【薄紙印刷サンプル(A4サイズ)】薄紙印刷サンプル印刷サンプルのカラフルな柄カラフルなラッピングペーパーをイメージしたA4サイズのサンプルです。6種の素材にそれぞれ2パターンの柄を印刷したサンプルが入っています。●グラシン紙 厚口30.5g/m2●tカラペ ホワイト 18.7g/m2●新YPラップ 21.0g/m2●LHW耐油紙 35.0g/m2●薄葉紙 菊 14.0g/m2●純白ロール 30.0g/m2【薄紙最大サイズサンプル】薄紙最大サイズサンプル6種類の用紙で仕上げ可能な最大サイズのサンプルです。実際に包んでみて、紙質と合わせて用途に適当なサイズを確認することができます。●グラシン紙 厚口30.5g/m2……736×480mm●tカラペ ホワイト 18.7g/m2……913×608mm●新YPラップ 21.0g/m2……913×608mm●薄葉紙 菊 14.0g/m2……913×608mm●純白ロール 30.0g/m2……913×608mm●LHW耐油紙 35.0g/m2……913×608mm※サイズサンプルは印刷されていない白紙(無地)です。※サイズサンプルは畳んだ状態でお送りするため、折り目やシワがあります。【グラスパックサンプル】グラスパックサンプルグラスパックに印刷物を入れた様子グラシン紙で作成した中身が見える半透明の紙製平袋「グラスパック」の5サイズのサンプルが入っています。薄紙印刷は包装紙などの包材として使われることが多いため、吉田印刷所で製造している薄紙で作った紙包材の「グラスパック」のサンプルを同梱しています。接着はヒートシール加工ではなく、糊を使った環境に配慮した製袋加工です。脱プラ推進の意識が高まる社会情勢の中、OPP袋の代替として注目されている製品です。※グラスパックサンプルは印刷されていない白紙(無地)です。グラスパック製品紹介ページ: 【案内パンフレット】案内パンフレット薄紙印刷で対応している紙のスペック表や採用事例集、グラスパックの資料をセットにしています。【特典クーポン】薄紙を1枚1,100円(税込)で印刷するサービス「1100円プリント」で使える500円割引クーポンを発送後のメールにてお送りします。「1100円プリント」は業務用オンデマンド印刷機による印刷で、オフセット印刷機で大量印刷する前の試作などで使えます。1100円プリント対象印刷サービス: ■株式会社吉田印刷所について2021年に創業100年を迎えた株式会社吉田印刷所は、2012年より枚葉印刷機による薄紙印刷の技術開発をすすめてきました。薄紙印刷の技術を活かし、2014年には「そ・か・な」としてペーパーアイテムの製造・販売を開始しました。また、2022年にはグラシン紙を使用した包材「グラスパック」を製造・開発し、オンラインショップにて販売しています。■会社概要会社名 : 株式会社吉田印刷所本社所在地: 〒959-1835 新潟県五泉市今泉947-1代表者 : 代表取締役社長 吉田 泰造設立 : 1957年(昭和32年)10月URL : 事業内容 : ビジネス向け印刷サービス・薬袋製造販売・ペーパーアイテム製造販売※リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後、予告なしに変更されることがあります。■お客様からのお問い合わせ先株式会社吉田印刷所 スーパーライトプリント(薄紙印刷)係TEL : 0250-43-6144(平日9:00~17:00)公式サイト : メールフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月18日5月17日(金) から公開される映画『湖の女たち』より、原作・吉田修一と監督・脚本の大森立嗣のコメントが公開された。吉田修一による同名小説を『日日是好日』『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣が映画化した本作。介護施設での殺害事件を発端に、福士蒼汰演じる濱中圭介と松本まりか演じる豊田佳代が刑事と容疑者という立場でありながら抗えない関係に溺れ、人間の内なる欲望に目覚めるとともに過去から隠蔽されてきた真実を引き摺り出していく。大森と吉田は、2013年に映画化した『さよなら渓谷』で第35回モスクワ国際映画祭にて日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞を受賞し、そのほかにも数々の国内賞を受賞し高く評価された。本作は、『さよなら渓谷』以来2度目のタッグとなる。小説の映画化が最初に提案された際、「吉田修一さんからの挑戦状だと思った」と明かした大森は、原作を読んで『さよなら渓谷』と同じ空気間や流れを感じていたという。「澄んだ水が、次の瞬間流れていってしまうような愛は『さよなら渓谷』。停留し淀んだ水に浮かび上がるような愛は『湖の女たち』。ふたつの愛は純で美しい。けれども、捉えようとすると水面の泡のように消えてしまう。「美は刹那にあり」とでもいうように。吉田修一さんの小説はそれを撮ることを迫ってくる」と2作品で描かれるそれぞれの“愛”のかたちについて解釈を述べつつ、その複雑な人間心理を映像として表現することの難解さも語った。吉田は連載前に取材で訪れた琵琶湖で猛烈な嵐に見舞われたことをきっかけに、本作のイメージが一気に広がったようで「“人間”と“生産性”というふたつの言葉をどんと並べてみると、グロテスクなイメージが湧き上がってくる。それだけを手がかりにして書いていました」と明確なテーマよりもイメージを追うかのように執筆を進めていったことを明かした。また原稿の執筆中に「大森さんが撮ってくれたらどんな映画になるのかな、というのは書きながら思っていました」と大森の存在を意識していたといい、互いに映画化するのは難しい作品だと考えつつも、吉田本人の希望もあって映画化が決まったのだという。吉田は映画化された『さよなら渓谷』を観た時の衝撃を振り返りつつ、「今回の『湖の女たち』については『人間というものが、いかに愚かで美しいものか、その露わな様を表現する手腕はさらに研ぎ澄まされ、湖の魔にとり憑かれた福士蒼汰さんと松本まりかさん演じる男と女の豊かな表情や無表情、その冷えた身体や火照った肌からあふれ出る生命力とエロティシズムに、見る者は溺れるだろう」と、映像化された本作に賛辞を送った。<コメント全文>■大森立嗣(監督・脚本)もし『さよなら渓谷』と『湖の女たち』が似ているのだとしたら、どちらの主人公の男女も惹かれ合うが、決して恋愛ではない。だが、ふと愛が生まれそうになる。澄んだ水が、次の瞬間流れていってしまうような愛は『さよなら渓谷』。停留し淀んだ水に浮かび上がるような愛は『湖の女たち』。ふたつの愛は純で美しい。けれども、いや、だから捉えようとすると水面の泡のように消えてしまう。「美は刹那にあり」とでもいうように。吉田修一さんの小説はそれを撮ることを迫ってくる。■吉田修一(原作)例えば、いかがわしい歓楽街で、この先には進まない方がいいと肌で感じる。だが作家の性なのか、そんな路地にこそ足が向く。そして大森立嗣という映画監督は、そんな路地の先にすでにいる。映画『さよなら渓谷』を観た時の衝撃を未だに忘れられない。赤い橋の欄干から渓流を見下ろす男と女の佇まいに、痺れるほどの生命力とエロティシズムがあった。公開後、主人公かなこを演じた真木よう子さんが主演女優賞を総なめにしていく様子も圧巻だった。あれから10年になる。自分ではこの『湖の女たち』で、さらにいかがわしさを増した歓楽街の、さらに怪しげな路地に入り込んだつもりだったが、やはりそこにも大森監督はすでに立っていた。そして、人間というものが、いかに愚かで美しいものか、その露わな様を表現する手腕はさらに研ぎ澄まされ、湖の魔にとり憑かれた福士蒼汰さんと松本まりかさん演じる男と女の、豊かな表情や無表情、その冷えた身体や火照った肌からあふれ出る生命力とエロティシズムに、見る者は溺れるだろう。『さよなら渓谷』から10年。大森監督が再び分け入った人間ドラマ『湖の女たち』は、さらに奥深い所で見る者を待っている。<作品情報>『湖の女たち』5月17日(金) 全国公開公式サイト: 映画「湖の女たち」製作委員会
2024年04月15日吉田鋼太郎さんは過去3回の婚姻歴を経て、2016年に一般女性と再婚。2021年、62歳のときに女の子が誕生しています。番組で吉田さんは、娘について「ものすごく可愛いですね」とデレデレ。「よく一緒に道を歩いていると『お孫さんですか?』と言われて。ちょっと嫌な気持ちになる」と、60歳を過ぎてからのお子さんならではのエピソードも明かしました。「可愛いからずーっとこのままでいてほしいという思いもするし、早く大きくなった姿も見てみたいし、いろいろ複雑な心境です」と本音も吐露していましたが、親なら誰もが思うことかもしれません。長女は吉田さんと似ているところがあるそうで「まず声が大きいですね。3歳にして腹から声が出ています」「それから我が強い。僕も役者をやっていますから我が強い方なんですね、きっと」「人の話を聞かない」と、溺愛の様子が伝わってきます。さらに「お絵描きが好きですし、楽器や音楽に合わせて踊るのも好き」だそうで、アーティスト性も垣間見えるよう。ただ、現在3歳の娘は最近母親にべったり。「寝るときや朝起きたときは『ママ、ママ』」「寝起きで僕の顔を見ると泣く」と、プチ“パパイヤ期”のようで、「昼間はくっついているので寂しい」と漏らしていました。そんな吉田さんは俳優の小栗旬さんとパパ友で、「小栗くんの子どもがうちに来て遊んでいったり、うちの子を小栗くんのところに預けたり、持ちつ持たれつでやっています」と、家族ぐるみの付き合いも明かしました。吉田家と小栗家で一緒にディズニーランドへ行ったこともあるといい、もし吉田さんと小栗さんが家族同士でディズニーランドを楽しんでいるところに遭遇したらびっくりしてしまいますね。
2024年04月14日俳優の吉田鋼太郎が主演を務める、映画『おいハンサム‼』(6月21日公開)の特報映像が、公開された。○■伊藤家5人が描かれた映画『おいハンサム‼』特報映像『おいハンサム‼』は、父・伊藤源太郎(吉田)と、幸せを求め人生に迷う三姉妹 長女・由香(木南晴夏)、次女・里香(佐久間由衣)、三女・美香(武田玲奈)、そしてマイペースな母・千鶴(MEGUMI)という伊藤家5人が織り成す、「恋」と「家族」と「ゴハン」をめぐる、ありそうでなかった新感覚コメディ。2022年1月に東海テレビ・フジテレビ系で放送され、Season2が6日から放送がスタートしている。今回公開された特報映像では、本編映像を初解禁。猪突猛進でちょっとウザいけど強い父・源太郎、恋に仕事に迷走する三姉妹、そしてすべてを包み込む超越した母・千鶴の姿などが描かれているほか、腹巻き&ステテコで娘たちの幸せのために爆走する源太郎の姿も。さらに、大森(浜野謙太)らドラマでもお馴染みの個性派キャラクターたちも登場している。【編集部MEMO】『おいハンサム!!』は、漫画家・伊藤理佐氏の複数の作品を大胆にリミックスした実写化作。『おいピータン!!』『おいおいピータン!!』を中核原作に、『渡る世間はオヤジばかり』、『チューネン娘。』『あさって朝子さん』などをモチーフに、『ナニワ金融道』『きらきらひかる』『ランチの女王』『闇金ウシジマくん』などを手がけてきた山口雅俊氏が脚本・演出・プロデュースを担当する、家族×食×恋をテーマとしたコメディ作品となる。
2024年04月10日吉田修一の原作を映画化した吉沢亮主演『国宝』に横浜流星が出演することが決定した。2017年から朝日新聞にて連載され、歌舞伎界を舞台にした吉田修一の同名小説を映画化した本作。この度、吉沢亮演じる主人公・喜久雄の親友でライバルとなる、歌舞伎界の御曹司・大垣俊介役を横浜流星が務めることが分かった。名門の跡取り息子として、幼い頃から芸の世界に生き、歌舞伎役者になることを運命づけられた俊介。任侠の一門に生まれた主人公・喜久雄と、喜久雄が引き取られた家の跡取り息子である俊介が、親友となり共に芸を磨いてスターダムを駆け上がっていく。名門の血を引く俊介と、芸でのしあがる喜久雄、そのライバル関係もまた、この映画の大きなみどころとなる。NHK大河の主演を務めた吉沢さんと、これから務める横浜さん。ともに、国民的俳優となる2人の共演に期待が高まる。踊りの経験がなかった横浜さんは、昨年3月よりまず、まっすぐ歩くことから稽古を始めたという。元極真空手世界チャンピオンの体幹の強さもあり、めきめきと踊りの腕をあげ、先に稽古を始めていた吉沢さんに追いつけ追いこせと、ほかの仕事の合間を縫って休むことなく日々稽古に励み、自宅での自主練習も欠かさず、歌舞伎の家に生まれた役者に見えるようにと、全身全霊を捧げて本作の役に挑んだ。初めて吉沢さんと2人で踊った昨年12月、スタッフ全員が驚くほど息のあった舞踊を見せた。撮影中のいまも空き時間を見つけては稽古に励んでいる。本作の監督を務める李相日とは、横浜さんが「俳優人生の転機となった」と語った2022年の『流浪の月』以来の再タッグ。李監督は「難役であるほどに研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません」と語っている。横浜さんは「目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います」と熱いコメントを寄せた。コメント■横浜流星李組に再び参加できることを光栄に思います。歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。歌舞伎の魅力を一人でも多くの方々に届けられるよう、キャストスタッフ一丸となって全力で務めますので、ご期待下さい。■李相日(監督)ひとたび役が宿ると、あの長いまつ毛の下の瞳に情念が見え隠れする。『流浪の月』では嫉妬の炎がその瞳を歪ませたが、梨園の御曹司という過酷な宿命、流転の人生を背負った瞳の奥には何が立ち顕れるのか。難役であるほどに研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません。『国宝』は2025年公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:国宝 2025年公開予定©吉田修一『国宝』(上 青春篇/下 花道篇)朝日文庫
2024年04月10日元NMB48のメンバーで、モデル・タレントの吉田朱里(27)が8日、地元・大阪のMBSテレビ『よんチャンTV』(月~金後3:40※関西ローカル)に生出演し、あらためて結婚を報告した。6日に自身のYouTubeチャンネルを通じ、一般男性との結婚を発表していた。共演者やスタッフから祝福され、吉田は喜びいっぱい。「お仕事の方向性も変えていくつもりはないので、あまり変わらないな」とはにかみながら、祝福に感謝した。お相手について「どんな人なんですか?」と聞かれ、「私、14歳でNMBに入ってるんですけど、NMBとか入る前から知ってる人です」と明かすと、スタジオからは「エーッ!」と驚きの声。もちろん当時は「お付き合いはしてなかった」としたが、「小学生ぐらいから(知ってる)?」と向けられ「そうです、そうです」と答えた。共通の趣味も「ない」という。自身はプライベートで趣味がないというが「私とは真逆でいろんなことに興味がある人」と紹介した。プロポーズは「マネージャーさんとかも一緒になって、YouTubeの撮影っていってロケに連れて行かれて…。コテージを紹介してくださいみたいな感じで撮影に行ったら、バルコニーに旦那がいて『結婚してください』って。すごいサプライズをしてもらった」とおノロケ。インフルエンサーらしいYouTubeドッキリで、動画は「偽ロケのお蔵入り」と笑っていた。吉田は1996年8月16日生まれ、大阪府出身。NMB48の1期生として活躍し、2020年12月に卒業。モデルなどのほか、ブランドプロデュース、YouTuber、インフルエンサーなどとして多彩に活動する。
2024年04月09日銀座の星付きフレンチ【ドミニク・ブシェ】の元料理長として腕を揮っていた吉田能シェフ。コロナ禍中に料理動画の配信をスタートし、今では絶大な人気を誇るYouTuber「George ジョージ」としても知られています。その活躍の中、視聴者から届く「食べてみたい」という声から次第に大きくなった「食べてもらってこそ料理人」という思い。2022年11月、満を持して白金台に8席のみのカウンターフレンチ【CIRPAS】をオープンさせ、ミシュランガイド東京2024「セレクテッドレストラン」に選出されました。「George ジョージ」の名でも知られる、【SPICA】を監修した吉田能シェフそのフランス料理界で注目を集めてきた吉田シェフが、この度新たに監修することになったお店は“イタリアンダイニング”。一瞬、全く違う世界へと飛び込んだかのように思われるかもしれないこの試みですが、実は、彼が発信を続けていた料理動画に大きく通じるものがありました。表参道ヒルズ本館3階にある、開放的でスタイリッシュな印象の店内明るく輝く星“スピカ”。ラテン語で穀物の穂先の意味を持ち、古代ローマ時代から穀類が人々の食を支えてきたことに由来し店名にYouTube登録者数100万/突破、SNS総フォロワー数約190万人というメガコンテンツを抱えるシェフの動画で配信しているのは、「フランス料理で培った技術をもとにジャンルにとらわれず家庭でも簡単に再現出来る料理から、プロ目線の本格的な料理まで」の幅広いコンテンツ。そこで【SPICA】では、動画で見た“あの料理”をさらに進化させた一皿や、【SPICA】のために開発したここでしか食べられない料理の数々を楽しむことができる、カジュアルイタリアンを中心とするジャンルレスな料理がラインナップされていると言います。シグネチャー料理となる『シェフが辿り着いた圧巻の仔羊ハンバーグ』をはじめとする多様なアラカルトに加え、シェフズコースでのみ味わえる『〆の濃厚ビスクリゾット』は、蟹の濃厚な旨みと香味野菜にトマトが混然一体となる【SPICA】の象徴的な一皿。ワインセレクトは【CIRPAS】ソムリエであり、吉田シェフの右腕としても活躍する古内将道氏が担当。厳選したワインがさらに料理の完成度を高めます。(お料理の一部をご紹介)『シェフが辿り着いた圧巻の仔羊ハンバーグ』『ブラータチーズとフルーツの一番おいしい食べ方』『限界を超えた反則のガーリックシュリンプ』『普通にはもどれないミントのジェノベーゼ』『記憶に残る〆の一皿 〆の濃厚ビスクリゾット』+700円(2p~)お米はイタリア産を使用。※ディナーコースのみこの新店【SPICA】でも、「吉田シェフのあの料理を食べてみたい」という思いがよりカジュアルな居心地の良い空間で叶えられるという、元々シェフのファンだった方にとっても嬉しいメニューが満載。吉田シェフ独自の視点で料理の本質を追求する料理動画のメニューが、洗練されたひと皿へ昇華する【SPICA】をお見逃しなく。SPICA【エリア】原宿/明治神宮前【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-
2024年04月06日アナザーサイドからの発想で吉田拓郎が自ら選曲したベストアルバム『Another Side Of Takuro 25』が、6月12日(水) にリリースされる。本作には、デビューした1970年から99年までの30年間の中から「たえこMY LOVE」や「大阪行きは何番ホーム」「全部抱きしめて」など全25曲を収録。全ての楽曲を吉田が自ら選曲、オリジナルマスターテープから最新のデジタル技術でリマスタリングされている。また、アルバムに封入するセルフライナーノーツにも、吉田自身のそれぞれの楽曲への思いを綴っている他、収録曲に合わせた各時代の吉田の写真集も特典として付属する。さらに、ボーナストラックとして阿久悠の作詞で加藤和彦が作曲し、吉田と加藤がデュエットした作品「純情」(99年12月)も収録。本楽曲は、テレビ東京のドラマ『織田信長』の主題歌として起用され評判になったナンバーとなっている。<リリース情報>『Another Side Of Takuro 25』6月12日(水) リリース【収録曲】■Disc-101. どうしてこんなに悲しいんだろう〈『人間なんて』1971(ELEC)〉02. せんこう花火〈『元気です。』1972(CBS Sony)〉03. 君が好き〈『よしだたくろう LIVE’73』1973(CBS Sony)〉04. ペニーレーンでバーボン〈『今はまだ人生を語らず』1974(CBS Sony)〉05. 風邪〈『伽草子』1973(CBS Sony)〉06. I’m in Love〈シングル 1983(FORLIFE)〉07. たえこMY LOVE〈シングル 1976(FORLIFE)〉08. もうすぐ帰るよ〈シングル 1977(FORLIFE)〉09. 流れる シングル〈『となりの町のお嬢さん』 B面 1975(FORLIFE)〉10. この歌をある人に〈『アジアの片隅で』1980(FORLIFE)〉11. いつか夜の雨が〈『Shangri-La』 1980(FORLIFE)〉12. あの娘に逢えたら〈『大いなる人』1977(FORLIFE)〉13. 午前0時の街〈『明日に向かって走れ』1976(FORLIFE)〉■Disc-214. 裏街のマリア〈『ロ-リング30』1978(FORLIFE)〉15. 冷たい雨が降っている〈『ロ-リング30』1978(FORLIFE)〉16. 夜霧よ今夜もありがとう〈『ぷらいべえと』1977(FORLIFE)〉17. Y〈『無人島で・・・。』1981(FORLIFE)〉18. 大阪行きは何番ホ-ム〈『FOREVER YOUNG』1984(FORLIFE)〉19. とんと御無沙汰〈『Long time no see』1995(FORLIFE)〉20. マスタ-の独り言〈『Long time no see』1995(FORLIFE)〉21. 全部抱きしめて〈『Hawaiian Rhapsody』1998(FORLIFE)〉22. 伽草子〈『みんな大好き/吉田拓郎とLOVE2 ALL STARS』1997(FORLIFE)〉23. 車を降りた瞬間から〈『176.5』1990(FORLIFE)〉24. 吉田町の唄〈『吉田町の唄』1992(FORLIFE)〉25. 気持ちだよ〈シングル 1999(FORLIFE)〉■ボーナス・トラック26. 純情〈シングル(加藤和彦&吉田拓郎)1993(東芝EMI)〉オフィシャルサイト:
2024年04月06日ビューティフルピープル(beautiful people)と吉田カバンのブランドPOTR(ピー・オー・ティー・アール)のコラボレーションアイテムが登場。2024年4月12日(金)より、直営店全店ほかで発売される。ビューティフルピープルとPOTRが初コラボビューティフルピープルとPOTRの初コラボレーションでは、「シカクいカバンがマルクくなる。」がテーマ。吉田カバンの代表的なアイテムをベースに、角を丸くアレンジしたバッグ2型を展開する。丸みを帯びたナイロンバッグラインナップするのは、吉田カバンのアイコニックなヘルメットバッグとショルダーバッグの2つをベースにした、丸みを帯びたシルエットが特徴の「POTR × bp ヘルメットバッグ イン ナイロンツイル(POTR × bp helmet bag in nylon twill)」と「POTR × bp ショルダーバッグ イン ナイロンツイル(POTR × bp shoulder bag in nylon twill)」の2型。中綿ボンディング生地を採用することで、より独特な膨らみがポイントのバッグに仕上げた。ボディやストラップなど全体には、耐久性に優れたナイロンツイルを使用している。また、ベースとなった2型が備える機能的な仕様も、そのまま活かしたデザインに。前面にポケット2つ、内部にも荷物を小分けにできる収納ポケットを配し、荷物の整理がしやすいように仕上げている。カラーは、ビューティフルピープルのブランドカラーである生成色のエクリュ、柔らかな印象を与えるオリーブ、チャコールグレーの3色を用意。オールジェンダーで使いやすいニュアンスカラーとなっている。また、ファスナーをはじめとする付属品、背面のPOTRロゴはすべて、本体と同色にしているのもポイントだ。【詳細】ビューティフルピープル×POTR発売日:2024年4月12日(金)※3月30日(土)~オンラインストアにて先行予約開始。※4月6日(土)~ビューティフルピープル伊勢丹新宿店にて先行発売。※5月1日(水)~POTR POP-UP レフ(ref.)にて発売。取扱店舗:ビューティフルピープル直営店(青山・阪急うめだ・伊勢丹新宿・ジェイアール名古屋タカシマヤ・渋谷パルコ)、POTR POP-UP レフ、ビューティフルピープルオンラインショップ価格:・POTR × bp ヘルメットバッグ イン ナイロンツイル 49,500円(H25×W25×D22cm)・POTR × bp ショルダーバッグ イン ナイロンツイル 39,600円(H16×W16×D10cm)
2024年04月06日元NMB48のメンバーで、モデル・タレントの吉田朱里(27)が6日、自身のYouTubeチャンネルを通じ、結婚を発表した。「応援してくださる皆様へ」と題した動画で、吉田は純白ウエディングドレス姿に。まずカメラに向かっていつものようにメイクを伝え、準備が整うとドアを開けて、階段を降りた。すると、夫が待っており、幸せそうに2ショットで写真撮影。夫は顔出しこそなかったが、背中や手などがちらりと映り、指輪も光った。そして、吉田は「ということで、見てもらった通り、私、吉田朱里、結婚しました!」と報告。「お相手は、ずっとYouTubeでもお話ししていた一般男性の方です」と説明。結婚発表について「私も芸能人っぽく文章で書いて、かねてよりお付き合いさせていただいておりました…みたいな書こうかとかいろいろ考えていたんですけど」としながら、NMB48卒業などの際と同様「今回もYouTubeで皆さんにお伝えしようということで、こういう形をとらせていただきました」と語った。「これからステキな家庭を築けるように。そして、一女性としてもっと魅力的になれるように頑張っていきたいなと思います」と意気込み。結婚しても活動は変わらないとし、「これまでどおりやっていきたいと思ってますし、今プロデュースしているブランドのプロデュース業も続けていきたいし、タレント活動もモデル活動も全部全部、これまでよりももっともっと頑張っていきたいなと思っていますので、皆さん変わらず応援していただけますとうれしいです」と呼びかけた。吉田は1996年8月16日生まれ、大阪府出身。NMB48の1期生として活躍し、2020年12月に卒業。モデルなどのほか、ブランドプロデュース、YouTuber、インフルエンサーなどとして多彩に活動する。
2024年04月06日明石家さんま主演、ギャグドラマシリーズの21年ぶりの最新作「心はロンリー 気持ちは『・・・』FINAL」に、吉田羊が出演することが分かった。本作は、さんまさん演じるベテラン刑事・轟木竜二を主人公に据えた人間ドラマ。定年を間近に控え、最後の事件に立ち向かう轟木と、その家族の物語が情感豊かにつづられていく。そんな“轟木とその家族の物語において、極めて重要な役どころを担うのが、今回発表された吉田さん。演じるのは、轟木の元妻で、寺沢和来(川口さん)の母親・寺沢早紀。撮影をふり返り、「さんまさんの、現場への気遣いと空気作りが尋常ではありませんでした。朝“おはよう!”と声高らかに現場に入ってこられ、監督の演出には“あいよ!”と朗らかにお返事、カメラセッティングの間には冗談を言って現場を和ませる…全方向に目を配り、1秒たりとも気を抜いておられないのが分かりました。あんな完璧な主演の役者さんは、なかなかいらっしゃらないのではないでしょうか」と吉田さん。視聴者へ向けて「昔ご覧になっていた皆様には懐かしく、初めてご覧になる方には新鮮に楽しんでいただけたら幸いです。ドラマのようなコントのような不思議な世界をご堪能ください」とコメントしている。そして、轟木が勤める「犬顔警察署」刑事課2係の仲間たちとして、熱血刑事・三竹由真役で松本薫、ことなかれ主義の係長・塚原太志役ででんでん、陽気な性格の刑事・結城一馬役で入江甚儀が登場。最後の事件の陰でうごめく謎の研究所のメンバーとして、所長の幕部澄夫を高田純次、研究員の高松寛治を菅原大吉が怪演。事件のカギを握る若い男を、中尾明慶が熱演。また、カフェプロデューサーの和来が手掛けるカフェ「bouquet」のオーナーを村松利史、店員を生越千晴、轟木のかつての後輩刑事を青山隼が演じる。そのほか、磯野貴理子、一ノ瀬ワタル、岩井ジョニ男(イワイガワ)、川端健嗣(フジテレビ)、キンタロー。、「次長課長」、ジミー大西、ジョニー志村、せいや(霜降り明星)、関根勤、中垣みな、「ニューヨーク」、「ブラックマヨネーズ」、堀口文宏(あさりど)&後藤藍、マギー審司、みかん、Mr.シャチホコ、三宅デタガリ恵介、八木亜希子、山口もえ、礼二(中川家)ら、“ワンシーン出演者”たちも21年ぶりのシリーズ復活を盛り上げる。本作の主題歌は、「THE ALFEE」の新曲「ロマンスが舞い降りてきた夜」に決定。4月10日(水)放送の「週刊ナイナイミュージック 拡大号」では、「THE ALFEE」がゲスト出演し、本楽曲をTV初披露する。土曜プレミアムフジテレビ開局65周年企画「心はロンリー 気持ちは『・・・』FINAL」は4月27日(土)21時~フジテレビにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月05日俳優の吉田鋼太郎が4日、都内で行われた東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『おいハンサム!!2』(6日スタート)の『第1話プレミアム試写会・舞台あいさつ』に参加した。吉田は、抽選で選ばれたファンに向けて「倍率が40何倍だったという話を聞いて、それだけの方に応援していただけることが素直にうれしいですし、楽しんでいただけたらいいなと思っていました」とあいさつし、その後山口雅俊監督から受けた“ムチャ振り”などを明かしながら笑いも誘う。そうした演出に見事に応え切った吉田に対し、原作漫画の作者・伊藤理佐氏は「さすが鋼太郎!と思いました」と絶賛。出会いを聞かれると、吉田は「撮影を見学しに来てくださったのが初対面」と振り返るが、伊藤氏は「そのときに鋼太郎に抱いてもらって…」と大胆発言を繰り出した。実は「腰を抱かれただけ」だそうだが、「端折って『鋼太郎に抱かれて来ました』といろいろなところで話しています」とにっこり。吉田から「それは誤解を生むって…」とたしなめられていた。その後も伊藤氏の“舌好調”ぶりは衰えず、吉田が「見学に来てくれたのが寒い日だったんです。それで先生にいいところを見せようと思って、自分が着ていたベンチコートを渡したのは覚えている」と言うと、「後ろから着させてくれて…」とうっとりしつつ、「実は着させてもらうために、スタッフさんが『寒くないですか?』と持ってきてくれたベンチコートを一度断っていたんです」と告白。続けて「でも、その日は抱かれた日とは別の日ですね」と指摘し、吉田はすっかりタジタジに。最後に、伊藤氏は「私を抱いた吉田さんにやってもらえて、面白がってくれるお客さんがいっぱいいて、漫画ってすごいなって思っています」と思いを伝え、「私も地上波で見るのが楽しみです。一緒に見ましょう」と呼びかけた。本作は、2022年1月8日から2月26日まで東海テレビ制作・フジテレビ系「土ドラ」枠で放送された深夜ドラマ『おいハンサム!!』の続編。吉田演じる娘たちの幸せを心から祈る偉大な父・源太郎と、幸せを求めさまよう三姉妹・由香(木南晴夏)、里香(佐久間由衣)、 美香(武田玲奈)、そしてすべてを包みこむ母・千鶴(MEGUMIが織りなすホームドラマとなっている。6月には、映画版が東宝配給で公開されることも発表されている。
2024年04月04日俳優の吉田鋼太郎が4日、都内で行われた東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『おいハンサム!!2』(6日スタート)の『第1話プレミアム試写会・舞台あいさつ』に参加し、脚本と監督を務めた山口雅俊氏との撮影エピソードを明かした。抽選で選ばれたファンが集まったこの日。吉田は「倍率が40何倍だったという話を聞いて、それだけの方に応援していただけることが素直にうれしいですし、楽しんでいただけたらいいなと思っていました」とあいさつ。そして客席を見渡しながら「どう思われているのか…やや疑心暗鬼になっています(笑)」と言いつつも、「僕としては面白かったです。台本も撮影風景も知っているにもかかわらず爆笑してしまった」と自信をのぞかせた。6日に放送される第1話ではコルセット姿となる吉田だが、「自由を奪われた状態で演技をしている自分は初めて見たわけですけど、これは監督の嫌がらせだなと。おそらく『僕の演技がうるさすぎる』と思っているはずなので、こうして自由を奪いに来た」と語気を強めた。続けて「監督は、口うるさく注文を言う人ではないんです。いつも一言二言で納得行く説明をしてくださるから、すばらしい言葉遣いをされる方だなと」と敬意も伝えるが、「ただ、変更が多い。もちろん良いものにするための変更ですから悪いことではないんですけど、『ちょっと変えますね』の“ちょっと”が全然ちょっとじゃない」と“クレーム”も。“ちょっと”の度合いは「10行20行のセリフをその場で覚える」程度だと言い、「覚えることで精いっぱいだから、プラン立てしていた演技をする余裕なんてない。セリフをただ言うだけになってしまう」と明かす。しかし「完成してみると、それが意外といい」そうで、「だったら僕がこれまでやってきた演技とはなんだったのか…」と肩を落とす。俳優として歩んできた道に思わず疑問符を付けてしまうほどの演出だが、一方で「“演技をなるべくしない吉田”というものに開眼させてくれた。その点で、山口監督の演出を受けられるのは有意義なことだと思っています」と感謝も。しかし、すぐさま「ダメなんですよ?」とたしなめ、「僕も含めてキャストも『いいものを作りたい』ということでノッてしまうので、この現場では破綻しない」とチームの団結力や向上心を誇った。イベントにはこのほか、原作漫画の作者・伊藤理佐氏も参加した。本作は、2022年1月8日から2月26日まで東海テレビ制作・フジテレビ系「土ドラ」枠で放送された深夜ドラマ『おいハンサム!!』の続編。吉田演じる娘たちの幸せを心から祈る偉大な父・源太郎と、幸せを求めさまよう三姉妹・由香(木南晴夏)、里香(佐久間由衣)、 美香(武田玲奈)、そしてすべてを包みこむ母・千鶴(MEGUMIが織りなすホームドラマとなっている。6月には、映画版が東宝配給で公開されることも発表されている。
2024年04月04日カーリング女子の北京五輪銀メダル、ロコ・ソラーレの吉田知那美選手(32)が3日、自身のインスタグラムを更新。水着姿の“サップヨガ”ショットを公開した。「いつかのハワイでの初めてのサップヨガ」と、海での写真をアップ。水着姿の吉田選手がサップボードの上で“3点倒立”に挑む様子をとらえたもので、4枚目ではバランスを崩したのか海の中へ落ちる姿も。その横では妹が無邪気に笑っており「周囲の期待を裏切らなかったわたしと見守る妹の4コマ」と、ユーモアたっぷりに紹介した。この投稿に対して「スゲ〜ポーズ笑」「凄いバランス!って思ってたのに(笑)見事に落水ですね」「凄い〜 バランスもだけどお尻」「ちなっちゃん、セクシー」「さすがに体幹いいですね」「美しい!」など、さまざまな声が寄せられている。
2024年04月04日俳優の吉田鋼太郎が、4日に放送されるフジテレビ系『超ド級!世界のありえない映像大賞』(後7:00)に出演する。スタジオの審査員が世界中の“ありえない映像”の中から、究極の「ありえない映像大賞」を決める同番組。19回目の放送(一部地域を除く)となる今回は吉田が初出演にして初の審査委員長を務める。審査員には、ギャル曽根、陣内智則、綱啓永、なえなのと各界から豪華な面々がそろい、“超ド級のありえない映像”の数々を見ていく。6日スタートの土ドラ『おいハンサム!!2』(東海テレビ・フジテレビ系)で主演を務める審査委員長の吉田が「非常に感動いたしました」と挙げた映像は、“父と娘の23年間のダンス”という映像。これは、アメリカ・ジョージア州で撮影されたとある家族の映像で、父と花嫁姿の娘が結婚式でダンスをしている映像だが、実はこの親子、娘が生後数週間と間もない頃から一緒にダンスを踊っており、そこから数年おきにいつもダンスを踊っては、それを映像に残していた。それは娘が結婚するまでの23年間の記録だった。そしてその映像はまるで、結婚式でダンスをするまでの予行練習かのよう。親子の愛が一瞬で伝わる、父と娘の感動の映像は必見だ。また、愛犬家としても知られる吉田は「ワンちゃんの映像がすべて好きでした!それぞれの姿が、自分が飼っているワンちゃんの姿に重なるんですよ」とお気に入りの映像を3つピックアップ。カナダには、飼い主のゴミ出しをいつも手伝っているとても賢いイヌがいる。この日もいつも通りゴミ袋をくわえて運んでいると、とあるハプニングに見舞われる。アメリカ・ジョージア州では、散歩から帰って、犬小屋に入ったイヌが、小屋ごと階段を滑り落ちてしまう。連日猛暑が続いていたタイでは、あまりの暑さに耐えられず、冷蔵庫で涼むようになってしまった子イヌの映像が。飼い主が冷蔵庫から出そうとするも、頑固なワンちゃんのかわいさに、吉田も思わず映像を見ながら笑みがこぼれる。海外のあらゆるネットワークを駆使して集めた、世界各国の“超ド級のありえない映像”を、「まばたき禁止!ハッと息をのむ部門」「思わずニッコリ!かわいすぎる部門」「ハラハラドキドキ!目が離せない部門」「エッ!そんなこと…まさかの部門」「あっと驚いた!見逃せない部門」などの各部門に分けて紹介。世代や男女を問わず、誰しもの心を揺さぶる映像がめじろ押しとなっている。■吉田鋼太郎コメント――収録の感想。「全ての映像が面白く、のめりこんで観ることができたので時間の経つのを忘れてしまいました。あっという間に時間が過ぎ去ってしまってびっくりしています」――特に印象に残ったVTRは?「“父と娘の23年間のダンス”は非常に感動いたしました。あとはワンちゃんの映像がすべて僕は好きで、特に“冷蔵庫に入って出ようとしない暑がりのワンちゃん”、それから“ゴミ袋を持ってくるシェパードとそれを邪魔するワンちゃん”、それから“犬小屋が移動されているのに気づかず小屋ごと階段から滑り落ちるワンちゃん”、ワンちゃんの映像がすべて好きでした!それぞれの姿が、自分が飼っているワンちゃんの姿に重なるんですよ。愛すべき動物なんだなぁと改めて思います」――視聴者へメッセージ。「アップダウンの激しいジェットコースターみたいで、アッと驚いたかと思うと、エッと目を疑ったり、心臓がドキドキするぐらいビックリしたり、感動したり、思わずほほ笑んでしまったり、非常にバリエーション豊かな映像ばかりなので、おそらく皆様も時間を忘れて観る事ができるのではないかと思います。どうぞお楽しみください!」
2024年04月03日俳優の吉田羊が3月31日、自身のインスタグラムを更新。「#ソファーで爆寝」の“寝顔ショット”を披露した。吉田は「プロみたいな写真を撮る友達のカメラセンスたるや」とつづり、1枚の写真をアップ。「#不適切見たあと #寝落ちしただけの写真」とハッシュタグを用いて、状況を説明した。すやすやと眠る姿をとらえたプライベート感あふれるレアショットに、ファンからは「羊さんも寝落ちするんだ!!」「羊さんめっちゃ可愛い」「美しすぎる」「天使の寝顔ばい」「いいアングルの写真」「無防備ひつじ、あな愛し~」「友達、ナイスっす!」「なかなか私たちが見られないショットを載せてくださってありがとうございます」など、さまざまなコメントが寄せられている。
2024年04月01日4月6日(土)放送開始の「おいハンサム!!2」より主演の吉田鋼太郎からのコメントと撮影リポートが到着した。吉田さんが、ただひたすら娘たちの幸せを祈る父・伊藤源太郎を演じる本作は、幸せを求めさまよう三姉妹・長女・由香(木南晴夏)、次女・里香(佐久間由衣)、三女・美香(武田玲奈)。そして全てを包み込み、時に受け流す母・千鶴(MEGUMI)の伊藤家5人が織り成す人気コメディドラマの続編。6月21日(金)には映画も公開される。吉田さんのクランクインは、源太郎が勤める会社・鵯越コンサルティングからスタート。台本を手に現れた吉田さんは、立ち位置まで歩く間、スタッフに何度も「おはようございます」と頭を下げていく。撮影開始に向けスタッフがせわしなく動く中、吉田さんは部下役の俳優たちに優しい微笑みを送った後、一人静かに目を閉じ、持っていた台本を開くことなく、セリフを確認するかのように口元を動かしている。主役にして上司役である吉田さんのその真摯な姿勢に、少し離れた位置から憧れの眼差しを送る部下役の俳優たち。吉田さんは現場に入ってものの数分で、Season1と変わらない鵯越コンサルティングの雰囲気を作り出していた様子。そこにSeason1からのレギュラー陣で、源太郎の取引先で公私ともに仲の良い大森(浜野謙太)と大森の部下・渡辺(太田莉菜)が合流。脚本・演出の山口雅俊が立ち位置を指示し、俳優たちの動きを見ながら台本にないセリフを次々付けていく。そんな“変更の嵐”はSeason1からお馴染みの光景なので誰一人驚かない。むしろ、吉田さんをはじめ俳優たちは、その変更を「ライブ感」と口々に言い、撮影を楽しんでいた。それについて吉田さんは「シーズン1の方が大変だった。今回はもう慣れたのかもしれないですね(笑)。その場でセリフを覚えるということはアドリブをやる余裕もなく、セリフを言うので精一杯だという心残りが前作では少しはあった。でも、オンエアを見ると、むしろ芝居を何もしない方がいい場合が映像にはあると気づいたんです。山口さんは長年役者をやっている自分の、演技のやり方を少し変えてくれた恩人ですよ」と感謝の気持ちを語った。第1話の注目ポイントのひとつは、寝違えて首が回らなくなりコルセットをすることになった源太郎だ。鵯越コンサルティングのシーンでも“コルセットをしているがゆえの言動”が新しいセリフとして加わったのだが、その表現の可笑しさに撮影中スタッフは笑いを必死にこらえていた。コルセットをつけて行う演技について吉田さんは「体の自由を50%ぐらい奪われる演技はしんどかったですね~。なかなか難敵でした」と苦笑い。吉田さんと三姉妹役の木南さん・佐久間さん・武田さん、母親役のMEGUMIさんの5人揃ってのSeason2の撮影は、伊藤家の居間のシーンから始まった。芝居が始まると見事に2年前と変わらぬ伊藤家が展開された。例えば、居間の食卓に皿を並べながら皆でしゃべるというシーン。ここでも吉田さんはコルセットをして演技をしているのだが、そのトリッキーさとは別に、姉妹で会話をしなくても自然に手分けして皿を並べる手際や家族の距離感や空気感、各人のセリフの言葉のチョイスに「おいハンサム」ファンなら「そうそう、伊藤家ってこういう感じ!」と思わずニヤニヤしてしまうだろう。また別の日に撮影された、5人がテレビを見ながら芋けんぴを食べているというシーンでは、畳の上での座り方ひとつ、芋けんぴの取り方や食べ方ひとつとっても全員が個性を出している。ある者はガサッと手に取ったうえで食べ始め、ある者は菓子入れから1本ずつ取って食べるというふうに、それぞれの役の性格まで表現しているのだ。伊藤家の女性陣について、吉田さんは「Season1の時はほとんどの方が初顔合わせのようなものだったので、演技中も待ち時間も何となく探り合いといった印象でした。Season2では少し気持ちがほぐれて、待ち時間も少し冗談を言えるような関係に。気心が知れた分、前回より家族味が出てきたんじゃないかな。娘たちも母さんも、役に同化している感じがすごくしたし、それぞれがちゃんと実生活の重みみたいなものを反映させられる素晴らしい俳優さんたちでした」と感心しきり。また、伊藤家の撮影現場である古民家については、「素晴らしいお家なんですよ。実際に長く使われていた民家なので、セットでは絶対出せない古さがある。伊藤家の空気感はこの家じゃないと出せないだろうなと行く度に思いますね」と絶賛。さらに、撮影中に印象に残ったシーンについては、「やっぱりゴハンが出てくるシーンですね。この作品はゴハンもひとつの売りなので、そのシーンとなると山口さんがいつも以上に気合が入る。豆腐の位置ひとつにも時間をかけ、テイクも重ねる。伊藤家の誰一人文句は言わないけれど顔がちょっとイラッとしてくる(笑)。普通のドラマなら、そんなにこだわらないところにこだわる。でも、そういうゴハンへの最後のこだわりが実は大事で、このドラマならではだと思いますね」と誇らしげに語った。最後に、源太郎という役について吉田さんは「もう自分の分身みたいで、演じていて非常に無理がなく、ずっと演じ続けていたいと思う役。だから『おいハンサム!!』が自分の代表作か?と誰かに聞かれたら、そうです!と答える役に今なっていますね」と笑顔で答えた。土ドラ「おいハンサム!!2」は4月6日より毎週土曜23時40分~東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送(全8回予定)。映画『おいハンサム!!』は6月21日(金)より全国にて公開。「おいハンサム!!」Season1はNetflix・FOD・日本映画NET(Amazon Prime Videoチャンネル)にて配信中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月01日俳優の内山理名(42)が3月31日をもって、26年所属した事務所「スウィートパワー」を退所。4月より夫で俳優の吉田栄作(55)の事務所「株式会社Dhuta」に所属となる。スウィートパワーが公式ホームページで発表。内山も自身のインスタグラムで伝えた。スウィートパワーは発表で「この度、弊社所属タレントである内山理名が、2024年3月31日を持ちまして弊社を退社することをご報告いたします」と報告。「1998年に弊社所属タレントとして活動を開始した内山と弊社は、26年の長きにわたり共に歩んで参りました。弊社が芸能プロダクションとして現在に至りますのも、内山の功績があってのことと心から感謝しております」と伝え、「『今後は自分のペースで活動を行いたい』という内山の意思を尊重し、この度円満に契約を終了する運びとなりました」と経緯をコメント。最後に「ファンの皆様、関係者の皆様に心より御礼を申し上げますとともに、これまでと変わらず、内山理名への温かいご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします」とつづっている。内山も自身のインスタグラムで「私、内山理名は、26年間お世話になりました株式会社スウィートパワーとの契約が2024年3月31日をもって満了し、新たな環境でスタートすることをご報告させていただきます」とし、「芸能界のことを何も知らない私を女優として一から育ててくれた事務所の社長、スタッフには、心から深く感謝しております」と伝えた。また「デビューしてから、計り知れないほど沢山の出会いや経験をさせていただきました。このご縁は私の人生の中で、とても大きな財産です」と感謝を述べつつ「そして、今後はこれまでのご縁に感謝をし、家庭を大切にしながら、株式会社Dhutaにて、一歩一歩学びながら、ゆっくりと新たなステージの中で進めてまいります」とつづった。
2024年04月01日TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(毎週金曜後10:00)の最終回(29日)の放送を直前に控え、向坂サカエ役・吉田羊のクランクアップコメントが到着した。宮藤官九郎氏が書き下ろす、意識低い系タイムスリップコメディー。1986年から2024年の現代へタイムスリップした“昭和のおじさん”小川市郎が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくストーリー。<向坂サカエ役・吉田羊>みなさま本当にお世話になりました! 楽しかった! 一生分“おっぱい”って言いましたし、恐らく私は今後未来永劫“宜保愛子”って呼ばれるんだろうなと思います(笑)。本当にこんなに面白い役をあてていただきありがとうございました。気持ちの良いみなさんとご一緒できて幸せでした。またご一緒できるように頑張ります!■最終回のあらすじタイムマシンバスが運行できるのも残り1往復。遂に昭和に戻る決心をした市郎(阿部サダヲ)は、令和での身辺整理を着々と進めていた。最後のタイムスリップは落ち込んでいる渚(仲里依紗)のために使おうと決めた市郎は、秋津(磯村勇斗)やゆずる(古田新太)、井上(三宅弘城)らに別れを告げ、渚と共にバスに乗り込み昭和へ向かうのだった。昭和に戻り、すっかり真面目な受験生となった純子(河合優実)に再会した市郎。だが、変わったのは純子だけではなく、令和に馴染んだ市郎の内面もまたアップデートしていた。昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持ちつつ、これから起こる自分たちの未来について思いをめぐらした市郎は…!?
2024年03月29日シンガーソングライター・吉田拓郎のベストアルバム『Another Side Of Takuro 25』が6月12日にフォーライフから発売される。デビューした1970年から99年までの30年間の中から「たえこMY LOVE」や「大阪行きは何番ホーム」「全部抱きしめて」など25曲を収録。吉田が自ら選曲し、オリジナルマスターテープから最新のデジタル技術でリマスターリングした。さらに、アルバムに封入するセルフ・ライナーノーツには、それぞれの楽曲への思いを綴っている他、収録曲に合わせ、各時代の吉田を追っての写真集も内装する。歌手活動からの引退を表明して2年が経つが、吉田にとって来年はデビュー55周年。同時に井上陽水、泉谷しげる、そして小室等が集って設立したレコード会社「フォーライフ」も50周年を迎え、まさに“アニバーサリー・イヤー”である。今回の『Another Side Of Takuro 25』は、そのタイミングを前にして発売されるが、吉田にとっても自らの音楽人生を振り返った究極のベスト・アルバムとなることは確か。因みに、吉田自ら関わった形で作品集を古巣のフォーライフから出すのは実に26年ぶりとなる。アルバム発売のいきさつは、フォーライフが吉田に「何かやりましょう」と相談したところ、「ベストをやりましょう」ということになり、作品そのものの企画は吉田が発案。タイトルも吉田が付けた。昨年夏の終わり頃から2~3ヶ月かけて選曲し、今年の頭頃からライナーノーツを書き始めたという。収録曲は吉田がデビューした70年から99年までの30年間にエレック・レコード、CBS・ソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)、そしてフォーライフの3メーカーから発売した作品の中から吉田がセレクト。収録曲に対して、その作品を選曲した理由や思いなどを自らライナーノーツに綴っている。まさに「もう一つの吉田拓郎」をコンセプトにしたベストアルバムとなっている。関係者によると、対象作品はシングルも含めた26枚のオリジナル・アルバム。「およそ330曲を拓郎自ら聞き直し感慨深い作品、印象に残っている作品を選んだ」と言う。その作品は71年11月にエレックから発売したアルバム『人間なんて』から、「どうしてこんなに悲しいんだろう」をピックアップしている他、13週間に渡ってオリコンアルバムランキング1位を獲得した72年7月のCBS・ソニー移籍第1弾『元気です。』からは「せんこう花火」。さらにフォーライフから第2弾目のシングルとして76年12月に発売した「たえこMY LOVE」、アルバム『吉田拓郎とLOVE2 ALLSTARS』(97年)に収録し、Kinki Kidsもカバーして大ヒットした「全部抱きしめて」などを収めている。一方、ミツカン酢のCM曲だった「吉田町の唄」やフジテレビ系アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の挿入歌だった「気持ちだよ」なども盛り込んでいる。また、ボーナストラックとして阿久悠氏の作詞で加藤和彦氏が作曲し、吉田と加藤氏がデュエットした異色の作品「純情」(99年12月)がプラスされている。この作品はテレビ東京系ドラマ『織田信長』の主題歌として起用され評判になった。関係者は、これまでのベスト・アルバムとは一線を画したものだとし「アナザーサイドから拓郎の作品を振り返っている」と説明する。CDは7インチサイズ(シングルジャケットサイズ)の豪華ボックス仕様を予定しており、アルバム特典として60ページのフォトブックも付くという。フォトブックの写真は「現在、選別中」と言うが「収録曲に合わせ、各時代を追ったものを考えています。ファンにとってもレアな内容の写真集に仕上げていきたい」と意気込んでいる。
2024年03月28日元レスリング選手の吉田沙保里が25日に自身のアメブロを更新。“あまりにも可愛い”女優の白石麻衣との2ショットを公開した。この日、吉田は「本日は朝からUT×GAME カプコン40周年 UT発売イベント」と明かし「白石麻衣さんと初めての一緒のお仕事でした」と報告。「衣装がスト2のTシャツだった」といい「あまりにも可愛い まいやんに思わず…テイ!しそうになりました」とお茶目につづった。続けて「激ムズっ!のゲームも実況してくれた」とイベントでの様子を明かし「いいところまで頑張れました」と報告。「とても楽しかったです ありがとうございました」と述べ「今度ご飯行こうね」と白石へ呼びかけ、ブログを締めくくった。
2024年03月26日国連が定めた世界ダウン症の日の3月21日に合わせて、米ニューヨークでイベントが行われ、ダウン症のある俳優・吉田葵(17)がスピーチを行った。「スピーチは、英語が初めてだったので最初は難しかったけれど、練習したらできるようになりました。本番では、英語のところは原稿を見ないで言えたので嬉しかったです!」と、スピーチ後に感想を語った吉田葵。米アカデミー賞にノミネートされた映画『PERFECT DAYS』(公開中)に出演したほか、2023年に放映された『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(NHKBSプレミアム)の河合優実が演じる主人公の弟役でも話題となっていた。国際ダウン症協会主催で4年ぶりの現地開催となったイベントのテーマは「健康の公平性」。日本で活動する俳優・ジェイソン・ハンコックさんとともに登壇した吉田は紋付き袴姿で、「僕は軽い心臓病を持っていて、必ず定期検診を受けています。まわりのダウン症の先輩や友達も健康に不安を感じている人が多いです。みんな定期検診や手術を受けたり、薬を飲んだりして頑張っています。みんなが元気でいられたら最高です」と、必要な医療が世界中で平等に受けられることの重要性を訴えた。翌日には国連本部で行われた世界ダウン症連合の会合に出席。この日は、「思いこみを想いなおそう」というテーマで、各国からの集まったダウン症の人たちによる意見交換が行われた。障害のある役を、その当事者が演じることが少なかったドラマの現場。吉田は連続ドラマという長期間にわたる撮影でも、健康管理に気をつけて1日も休むことなくこなし、演技でも高い評価を受けた。会合に出席した感想を吉田さんはこう語る。「アメリカ、ブラジル、フランス、タイ、中国、ポーランド、フィリピンなど世界各国からダウン症のある人たちが参加しましたが、ダウン症のある人同士、波長が合うからか言葉があまり通じなくても、すぐに仲良くなっていました!みんなともっと話せるように英語を勉強したいです。このご縁を大切にして、世界中のダウン症の人たちとパーティーしたいという僕の夢が叶えられるとうれしいです」思い込みがなくなればダウン症の人が、さまざまな分野で活躍できるーー吉田の夢はさらに大きくなったに違いない。
2024年03月25日3月上旬、都内の公園でスタッフに囲まれて、吉田羊が桜の木の下を歩いていた。社会学者で、主人公親子と同居する向坂サカエ役を演じるドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)のロケだった。「出演者もスタッフもテンションが高かったですね。ドラマが好調なだけに、現場の雰囲気もノリもよいのでしょう」(目撃した人)吉田は出演中の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)でも、藤原道長(柄本佑)の姉・詮子というキーパーソンを演じている。「謀略家の父・兼家に翻弄される難役を好演しています。詮子役について吉田さんは『演じれば演じるほど孤独感にさいなまれてしまう。自分の目標達成のため手段を選ばない父親は憎悪の対象』と話されていました」(制作関係者)そんな吉田の私生活はベールに包まれているがーー。「“上京後、3回は結婚しようと思ったけれど、もう独り暮らし歴が30年過ぎちゃった”なんて話をしていました」(前出・制作関係者)吉田は福岡県久留米市で5人きょうだいの末っ子として生まれた。地元時代をあまり語らない彼女だが、’01年11月3日付の『西日本新聞』では、こう綴られていた。《転機は大学3年のころ。何気なく眺めていた情報誌で、ページの欄外にある小さな“役者募集”の記事が目に止まった。注意して探した記事ではないが、何かが気になった。福岡県久留米市の実家は教会。子どものころから賛美歌が好きだった。人前で歌ってハーモニーを聞かせ、拍手をもらうのが気持ちよかった。「それに、8歳上の姉が演劇をやっていて、きらきらと輝く姉の姿にあこがれを持っていました」(*「 」内は吉田の発言)》俳優業は両親には事後報告で、一切反対されなかったそうだ。自ら劇団を立ち上げ、20〜30代は都内の小劇場を中心に活躍。『HERO』(’14年)出演を機に遅咲きのブレークを果たすことになる。幼稚園教諭として5人を育て上げた母は’17年に他界した。最期は仕事のためリモートで看取ったという。’21年5月21日に配信された「AERAdot.」の対談では両親について彼女はこう語っている。《うちの父はね、基本的に、世のため人のために生きている人。(略)家族よりも、困っている人、悲しんでいる人を優先して生きているんです》《私ね、父親っ子なんですよ、ファザコンで。何かしてあげたいとしか思ったことがない》《父のことが好きすぎて、母とはちょっと険悪になることが多かったなぁ。(略)それは多分、母も自覚してたと思います》■「ご家族でお父さまの活動を支えてーー」実は吉田の父は教会での仕事に加え、地元のホームレス支援を行っていた。吉田の知人は言う。「彼女の父親は’91年から地元・久留米市内で野宿生活を強いられているホームレスを支援しています。もともとは’90年、久留米市内で起こった野宿者同士の殺人事件が契機となり、市内の野宿者をサポートする必要性を感じた吉田さんの父が支援団体『久留米越冬活動の会』を立ち上げたのです。公園での炊き出しや衣類配布、悩み相談に乗ったり、凍死や人権侵害を未然に防止する活動を長年行っています。一般の方にも広く援助を呼びかけています」「久留米越冬活動の会」の担当者は本誌の取材にこう語る。「吉田さんはご夫婦で活動されていました。羊さんもお父さまと一緒にボランティア活動に参加していましたね。十数年前かな、まだ彼女がそこまでテレビには出ていないとき、炊き出しなどに来られていたのです。久留米市の小頭町公園で、ホームレスさんにご飯を作って、汁物を提供するようなことを一緒にされていました。当時は何度も来られていましたよ。お父さまを尊敬していらっしゃったし、活動に賛同してご一緒にされていたんだと思います。お父さまはご年齢のこともあって、もう退いておられますが、ごきょうだいは今でも来ています。お母さま亡き後も、ご家族でお父さまの活動を支えられているのです」別のインタビューでは、吉田は実父への感謝をこう明かしていた。《母が他界して、残された父にこの先、いつまでも笑って暮らしてほしい。だから、父の考えに耳を傾け、尊重していく。それが育ててくれた恩返しであり、子の務めだと思います》(「日経クロスウーマン」’21年6月4日配信)23年前の地元紙で記者に「地元公演は?」と尋ねられた吉田は、「今は東京で地盤を固める時期。まだまだ先の夢ですね」と語っていた。今年6月には主演舞台『ハムレットQ1』で初めて故郷・久留米市のステージに立つ。父も“凱旋”を楽しみにしているはずだ。
2024年03月22日藤本タツキ原作の劇場アニメ化『ルックバック』に、河合優実と吉田美月喜がW主演することが分かった。コミック配信サイト「ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキ原作「ルックバック」を劇場アニメ化した本作。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた押山清高が、監督、脚本、キャラクターデザインを務める。本作で藤野役に抜擢されたのは、『あんのこと』(24)主演や『四月になれば彼女は』(24)などの出演作も控える、注目俳優・河合優実。河合さんは「息や声を吹き込むというかたちで、藤野と京本の生きた時間を新たに彩る試みをしました」と語り、声優初挑戦となる本作に対し、「はじめて参加の機会を頂いたアニメの世界でしたが、絵の中ですばらしく躍動する藤野の身体に添う切実な声を乗せられるよう、精一杯取り組みました」と真摯に役に向き合ったことを明かした。そして、京本役をオーディションで勝ち取ったのは、ドラマ「今際の国のアリス」(20)「ドラゴン桜」(21)などの話題作に出演、『あつい胸さわぎ』(23)『カムイのうた』(24)では主演を務め、6月から上演の主演舞台「デカローグ」デカローグ7「ある告白に関する物語」が控え、活躍目覚ましい、吉田美月喜。河合さんと同じく、本作で初の声優挑戦となる。吉田さんは「初めての声優のお仕事でしたが、精一杯心を込めて演じています」と語り、初めて映像を見た際は、「『うわ!あの世界が生きている!』と未完成の絵ながら感激して、収録中に思わず涙が出てきてしまうくらい更に藤野と京本が愛おしく大好きになりました」と作品愛あふれるコメントを寄せた。■藤野役・河合優実 コメント藤野役を演じました、河合優実です。『ルックバック』は、多くの人々の心を動かした漫画です。今回、押山監督はじめ制作陣の皆さんはそれをアニメーションにすることで、そして私は息や声を吹き込むというかたちで、藤野と京本の生きた時間を新たに彩る試みをしました。はじめて参加の機会を頂いたアニメの世界でしたが、絵の中ですばらしく躍動する藤野の身体に添う切実な声を乗せられるよう、精一杯取り組みました。映画『ルックバック』、ぜひ劇場でご覧ください!■京本役・吉田美月喜 コメント『ルックバック』を初めて読んだ時、藤本タツキ先生が描かれた臨場感溢れる世界に衝撃を受けて、この作品がどのように映像化されるのだろうと凄く楽しみにしていました。オーディションで京本の役を頂き初めて映像を観た時「うわ!あの世界が生きている!」と未完成の絵ながら感激して、収録中に思わず涙が出てきてしまうくらい更に藤野と京本が愛おしく大好きになりました。初めての声優のお仕事でしたが、精一杯心を込めて演じています。是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。『ルックバック』は6月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年03月14日野外音楽フェス「頂-ITADAKI- THE FINAL」が、2024年6月1日(土)・2日(日)に静岡県榛原郡の吉田公園特設ステージにて開催される。野外音楽フェス「頂-ITADAKI-」2024年が最終回に“最高の音楽を最高のシチュエーションで”をコンセプトに掲げる静岡発の野外音楽フェス「頂-ITADAKI-」。17年目を迎える2024年度は、“THE FINAL”の副題通り最後の開催となる。フィッシュマンズ、ペトローズ、Kroiら出演そのフィナーレを飾るステージに立つのは、「頂-ITADAKI-」らしい多彩なジャンルのアーティストたち。2023年に活動を再開した初登場のフィッシュマンズ、アットホームでピースフルなフェスのイメージにぴったりのペトローズ、1月に日本武道館でのワンマンライブを成功させた次世代バンドのKroiら、様々な音楽性が楽しめる全25組みが出演する。出演アーティストフィッシュマンズ/ペトロールズ/大橋トリオ/Kroi/思い出野郎Aチーム/YOUR SONG IS GOOD/GOMA & The Jungle Rhythm Section/EGO-WRAPPIN’/never young beach/Rickie-G/ASOUND/THA BLUE HERB/韻シスト with KenKen, 鎮座DOPENESS, RITTO/Kan Sano (Solo Set) / Moon Stage/Calm with Kakuei, Yao, Yuichiro Kato / Moon Stage /手嶌葵 / Candle TIme/栗コーダーカルテット / Candle Time/電気グルーヴ/水曜日のカンパネラ/ハナレグミ/渋さ知らズオーケストラ/PJ,PAPA U-Gee, Keyco, PUSHIM, 元晴, icchie with HOME GROWN/ガチタンバリン×KenKen×元晴 (Welcoming Performance)/ピアニカの魔術師(Kids Area Show)/Duniyah and friends (Sunset Tribal Vibration)※最終出演アーティスト。開催概要「頂-ITADAKI- THE FINAL」開催日:2024年6月1日(土)・2日(日)会場:吉田公園特設ステージ(静岡県榛原郡吉田町川尻4036-2)チケット発売日:2024年4月1日(月)〜 チケット全種一般発売
2024年03月08日映画『国宝』が2025年に公開される。主演は吉沢亮、共演は横浜流星。吉田修一の長編小説「国宝」が実写映画化「国宝」は、吉田修一による長編小説。歌舞伎界を舞台とし、日本文学の伝統に脈々と流れる芸道小説の金字塔にして、吉田修一の最高傑作と言われる作品だ。2019年には、第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞した。吉田修一が3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を活かして書き上げた「国宝」が、2025年についに実写映画化。名もなき青年が国の宝になるまで任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ芝居だけに生きてきた喜久雄。一方、名門に生まれ、将来が約束された俊介。生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合う。命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語となっている。主人公・喜久雄に吉沢亮、ライバル・大垣俊介に横浜流星主演は、『キングダム』や『東京リベンジャーズ』、NHK大河ドラマ「青天を衝け」など話題作への出演が絶えない吉沢亮。主人公で歌舞伎の世界に飛び込む喜久雄を演じるにあたり、まずは真っ直ぐ歩くことから練習し、次にすり足、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作を学んだ。撮影本番のギリギリまで歌舞伎の稽古に時間を割いたという。喜久雄…吉沢亮任侠の家に生まれ、歌舞伎役者の家に引き取られる。名もなき青年だったが、歌舞伎役者としての才能を開花。女形の歌舞伎役者として脚光を浴びていく。数奇な運命と激動の人生を歩みながら、国の宝 へ上り詰めてゆく。大垣俊介...横浜流星歌舞伎の名門、梨園の御曹司。主人公・喜久雄が引き取られた家の跡取り息子。生まれながら将来を約束され、芸の世界に生き、歌舞伎役者になることが運命づけられてきた。喜久雄の親友でありライバルで、正反対の血筋を受け継ぐ彼らの関係が見所となる。横浜流星コメント「歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。」監督は李相日監督を務めるのは、李相日。『悪人』にて初めて吉田修一作品の映画監督に挑み、第34回日本アカデミー賞13部門15賞受賞、最優秀賞主要5部門を受賞するなど、国内のあらゆる映画賞を総なめにした。脚本は、相米慎二が監督を務めた『お引越し』で脚本家デビューし、『八日目の蝉』、『コーヒーが冷めないうちに』、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』で脚本を務めた奥寺佐渡子が担当する。映画『国宝』あらすじ舞台は戦後から高度経済成長期の日本。任侠の一門に生まれ、数奇な運命をたどり、歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄。一方、歌舞伎の名門に生まれ、幼い頃から将来を約束された俊介。生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていく。血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。運命に翻弄され、もがき苦しみ舞台に立ち続ける二人。「歌舞伎」という鮮やな世界の秘められた裏側で、激動の人生を歩みながら、ただひたすらに芸の道を極めてゆく。【作品詳細】映画『国宝』公開時期:2025年監督:李相日脚本:奥寺佐渡子原作:『国宝』吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)主演:吉沢亮、横浜流星配給:東宝
2024年03月08日新国立劇場が2024/2025シーズン、バレエ&ダンスのラインアップを発表した。2月28日に実施した説明会では、吉田都舞踊芸術監督が各演目への思いを述べ、同時に2025年7月に実施するロンドン公演についても意気込みを語った。4つの新制作を含む9演目に取り組む来シーズン、芸術監督として5年目を迎える吉田は「With a Sense of Adventure」をテーマに掲げ、「冒険心を持って」突き進むシーズンとし、新たな挑戦にも一歩踏み出す。吉田が冒頭で触れたのは、昨年実現した劇場内の新スタジオのオープンや、東京医科大学と包括連携協定による医療体制の充実化について。これまでグループで実施していたコンディショニングのセッションも、ダンサー一人ひとりのニーズに応じたパーソナル・コンディショニングに変えたという。芸術監督就任以来、ダンサーを取り巻く環境の改善に積極的に取り組んだ成果といえるが、吉田はよりよい環境づくりへとさらなる意欲を見せる。続いて、吉田自身による各演目の紹介が行われた。■こどものためのバレエ劇場2024『人魚姫〜ある少女の物語』(新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演2024年7月27日~30日)振付:貝川鐵夫音楽:C.ドビュッシー、J.マスネほか新国立劇場で22年間ダンサーとして活躍し、振付家育成プロジェクト「NBJ Choreographic Group」でいくつもの作品を発表してきた、貝川鐵夫による新作だ。同プロジェクトから誕生した全幕バレエはこれが初。こどもも大人も存分に楽しめるバレエをと、吉田も期待を寄せる。■『眠れる森の美女』(2024年10月25日~11月4日)振付:ウエイン・イーグリング(マリウス・プティパ原振付による)音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー2014年に新国立劇場で新制作されたイーグリングによる古典全幕作品。「全12回公演になりますので、きっとデビュー・キャストが多くなると思います。私自身楽しみでもあります」と話す吉田。彼女の薫陶を受けたフレッシュな才能の活躍が期待できそうだ。眠れる森の美女(撮影:鹿摩隆司)■「DANCE to the Future 2024」(2024年10月25日~11月4日)「DANCE to the Future 2024」Choreographic Group作品集「NBJ Choreographic Group」で生まれた選りすぐりの作品を上演するシリーズ。小㞍健太をアドヴァイザーに迎え、ダンサーたちが創作にのぞむ。「すでに2回ワークショップをしていただいて、いろいろな身体の使い方、動きに挑戦したり短い振付にアドヴァイスをもらったりと、勉強になります」(吉田)。■『くるみ割り人形』(12月21日~2025年1月5日)振付:ウエイン・イーグリング音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキークリスマスの風物詩として親しまれている作品だが、新国立劇場では近年、年末年始まで公演期間を延長し、ファンを掴んでいる。「次回は全18回公演とチャレンジングなのですが、今シーズンの年末年始は2万6千人を超える方々にお越しいただき、とても嬉しく思います。公演だけでなく、劇場自体を楽しんでいただきました。キャストについては、デビューもあるかもしれませんね」(吉田)くるみ割り人形(撮影:長谷川清徳)2025年7月には『ジゼル』のロイヤル・オペラハウス公演も■「バレエ・コフレ」(2025年3月14日~3月16日)『エチュード』〈新制作〉振付:ハラルド・ランダー音楽:カール・チェルニー編曲:クヌドーゲ・リーサゲル『精確さによる目眩くスリル』〈新制作〉振付:ウィリアム・フォーサイス、音楽:フランツ・シューベルト『火の鳥』振付:ミハイル・フォーキン、音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキーコフレとはフランス語で宝石箱の意味。バレエのレッスン風景へのオマージュである『エチュード』、鬼才フォーサイスの先鋭的バレエ、ロシアの民話を題材としたバレエ・リュスの傑作と、スタイルの異なる20世紀の3作品を同時に楽しめる魅力的なトリプル・ビルが実現する。吉田自身が好きだという『エチュード』は、以前から上演を希望していたが、著作権保有者から上演許可を得られなかった。「どんなレベルのバレエ団なのか、知らないバレエ団には上演許可は出せないと言われ、そのままコロナ禍へ。でもその後、ありがたいことに先方から『ぜひ上演していただきたい』とご連絡をくださった。とても嬉しく思います」(吉田)。火の鳥(撮影:鹿摩隆司)■Co.山田うん『オバケッタ』(2025年3月29~3月30日)作・振付・演出:山田うん音楽:ヲノサトルダンス公演は、山田うん率いるダンスカンパニーによる、大人もこどもも楽しめる作品を上演。2021年3月に新国立劇場でつくられた本作は、「死んだらみんなどこに行くの?」をテーマに、個性際立つダンサーたちが妖怪や怪物になってあの世と小この世を行ったり来たり、人間の生死を優しく温かく描く。Co.山田うん『オバケッタ』(撮影:長谷川清徳)■『ジゼル』(2025年4月)振付:ジョン・コラリジュール・ペローマリウス・プティパ演出:吉田都音楽:アドルフ・アダンステージング・改訂振付:アラスター・マリオット2022年、新国立劇場開場25周年記念公演として新制作。吉田自ら演出を手がけ、好評を得た。「作品は繰り返し上演することで育っていく」と、再演への意欲、その意義を述べた吉田。3カ月後のロンドン公演への前哨戦ともなる、重要な舞台となる。ジゼル(撮影:鹿摩隆司)■『不思議の国のアリス』(2025年6月12日~6月24日)振付:クリストファー・ウィールドン音楽:ジョビー・タルボット英国ロイヤル・バレエで2011年に上演、ルイス・キャロルの世界をバレエ化、色彩豊かな独創的な舞台は、世界各地の劇場で人気を博した。新国立劇場では2018年に新制作。物語のキーパーソン、手品師/マッドハッター役のタップダンスがユニークな魅力を放つ。「タップダンスに興味のあるダンサーを募ったところ、何名か声を上げてくれて既に練習を始めている。タップは向き不向きもあると思いますし、なかなか難しい役柄。誰が役を掴むのか、楽しみにしているところです」(吉田)。不思議の国のアリス(撮影:長谷川清徳)■「Young NBJ GALA 2025」(2025年7月12日〜13日)パ・ド・ドゥ集『O Solitude』振付:中村恩恵音楽:ヘンリー・パーセル福田圭吾による新作(新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演)2023年秋にも実施した、若手ダンサーを中心としたシリーズ公演。若手がクラシックのパ・ド・ドゥに取り組む難しさを感じた前回の公演を、吉田はしみじみと振り返るが、真摯に、また果敢に挑戦する若手の姿に触れる貴重な機会となる。『O Solitude』は、2013年の「DANCE to the Future」にて新国立劇場初演された中村恩恵によるソロ作品。また、かねてから創作にチャレンジしてきた新国立劇場バレエ団ダンサーの福田圭吾による新作も。ダンサーが振付に取り組む場を与えたのは、2010年から14年に芸術監督を務めたデヴィッド・ビントレーだが、「(『人魚姫』の貝川も福田も)ずっと、たくさんチャレンジしてくれていたダンサーたち。今回こうして新作を依頼できてとても嬉しく思っています。ビントレーさんの思いが実を結んできたのかなと思います」(吉田)。続いて吉田は、2025年7月24日から27日に実施予定のロンドン、ロイヤル・オペラハウスでの『ジゼル』公演についても言及。「これまでにも海外公演を実施しているけれど、いずれも招待公演でした。今回は自ら進んで行くので、心配な部分は数えられないほどあります。まずは、作品。サー・ピーター・ライトの『ジゼル』を踊って育った私ですが、その私が演出した『ジゼル』を……、というプレッシャーは大きく、ダンサーたちについても、 “ちゃんと踊る”だけでは足りない。お客さまに喜んでいただけるレベルまでもっていけるのかという不安はありますが、これまで積み上げてきたものがある。私も含め、覚悟を決めて頑張っていきたいと思います」。海外公演は4年ほど前から準備を進めていたというが、彼女自身がロイヤル・バレエのプリンシパルとして数々の作品に主演したロイヤル・オペラハウスの舞台に、ダンサーたちを連れていってあげたいという強い思いがあった。「あの舞台のあの空気、あのお客さまの前で、実際に踊ってみないとわからないことがある。それを経験したあとのダンサーの変化がとても楽しみですし、だからこそ、今後はどんどん自分たちから海外公演を実施していく必要があると思っています」。コロナ禍の厳しい時期を乗り越え、医療分野を含むダンサーたちの環境改善、公演回数を増やすこと、若手活躍の場つくること、さらには海外公演と、ダンサーたちの未来を見据えての芸術監督の取り組みは多岐にわたる。来シーズン、彼らの進化を実感できるシーズンとなりそうだ。取材・文:加藤智子
2024年03月07日