今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は歌手の吉田凜音さんです。高校生になって初のワンマンライブを9月に開催します!「りんねラップ」で一躍女子高生ラッパーとして有名に。パワフルな歌声と個性的なファッションセンスが同世代女子から支持されている。「ラップをやったことがなくて、りんねラップが初挑戦でした。押し付けられたものではなく、自分の意思でやりたいことをやるのがポリシー。そんなところをラップにのせて歌っていきたいです」。16歳とは思えない落ち着きようは、プライベートでも。「先日はお風呂カフェに行ってきました。漫画もあって一日中まったり。若い子がする遊びはあまりしないかも(笑)」キープ力が抜群だからライブのときに活躍!エチュードハウスのリップは、プチプラだし全然落ちない!2色愛用中。ぼーっとできる公園が私にとって癒しの場。仕事や友達のことなど、色々なことを考えてます。自然に囲まれるのが好き。かき氷の食べ歩きにハマってます。マンゴーかき氷は新大久保で。氷そのものも好きでよく食べてます(笑)。よしだ・りんね2000年生まれ。Twitterにアップされた「りんねラップ」Music Videoで話題に。8月23日にアルバム『STAYFOOL!!』を発売。※『anan』2017年8月30日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年08月29日ガールズバンド、たんこぶちんのメンバー、吉田円佳が13日、東京・渋谷のHMV & BOOKS TOKYOで写真集『吉田円佳写真集 MADOKAと円佳』(発売中 2,750円税抜き 小学館刊)の発売記念イベントを行った。メンバーが佐賀県出身のガールズバンド・たんこぶちんのギター兼ボーカリストを担当している吉田円佳が、初めての写真集を出版。ヒロインを務めた映画『二度めの夏、二度と会えない君』の出演を記念して制作された同写真集は、冬の長野、夏の沖縄で撮影が行われ、露出度の高いセクシーなショットを披露している。初めての写真集を手にしながら「予想していたもよりもすごく良い出来で、素敵なものになってうれしいです」と笑顔を見せ、「普段バンドをやっていますが、その時に撮った写真というよりも、普段着ないような衣装をたくさん着させていただき、いつもの私ではなくまた別の自分を見せられた気がします」と感想を。オファーされた当初は「私なんかで大丈夫かな」と思ったそうだが、「たんこぶちんを知ってもらえる機会だと思って」と決意したという。また、ファンが気になるセクシーなショットについては「普段そんなに露出することもないですし、照れましたね(笑)」と赤面し、「撮影した時が20歳だったので、その時に色んな姿を残せていただいたので、それはそれでありがたかったです」と充実した表情を見せた。ヒロインを務めた映画の話題となり、「いつものライブの現場とは人の数も雰囲気も違って、撮影初日は緊張してどうしようかという感じでしたが、共演者の方が優しく気を遣ってくださり、私もじょじょにその雰囲気に慣れました」と振り返り、「不思議でたまらなかったですね。自分が写っているスクリーンを冷静には見られませんでした。時間が経ったらまたゆっくり見たいと思います」と話した。初めての写真集に映画出演と、ソロ活動として脚光を浴びている彼女だが、今後の目標は「写真集も映画もバンドを知って欲しいからやらせてもらったので、これからもたくさんの人に知ってもらうのが目標です」と意気込んでいた。
2017年08月13日グレゴリー・ペックが新聞記者のジョーを、そしてオードリー・ヘプバーンがアン王女を演じた名作『ローマの休日』(1953年)。近年では、当時のアメリカで吹き荒れた“赤狩り”でハリウッドを追われた脚本家ダルトン・トランボが、名前を隠して原作を書いたことでも知られている。この舞台版では、脚本・演出担当のマキノノゾミが、ダルトンが抱えていた背景をジョーに投影。映画版の叙情性にひとさじの社会性を加え、2010年の初演時には見事、菊田一夫演劇賞を受賞した。今回は再々演にして、初演でアン王女を演じた朝海ひかるが復活。7月30日、東京・世田谷パブリックシアターで初日の幕が開いた。【チケット情報はこちら】1950年代のイタリア。新聞のローマ支局に勤めるアメリカ人記者ジョー(吉田栄作)は、ある晩、泥酔した様子の若い娘を部屋に泊めることになる。翌朝彼は、その娘が表敬訪問中の某国のアン王女(朝海)であること、さらに今朝の会見が中止になっていることを知る。早速スクープのネタにしようと、カメラマンのアーヴィング(小倉久寛)を呼び出し、アンを“ローマの休日”に連れ出すジョー。そんな中、アンは、ハリウッドのシナリオライターだったジョーが新聞記者をしている理由を聞かされる。一方のジョーも、次第に無邪気でまっすぐなアンに惹かれてゆき……。吉田は安月給の記者に身をやつしながらも、アンとのやりとりの中に本来の誠実さをのぞかせるジョーを好演。しなやかな立ち姿がオードリーのアン王女そっくりの朝海は、コミカルな序盤から終盤の毅然とした振る舞いまで、生き生きと演じて魅力的だ。生硬さが持ち味のふたりに対し、小太りながら伊達男を気取るアーヴィング役、小倉の軽妙さが効いている。ジョーと自分が巻き込まれた“赤狩り”をアンに語る場面では、小倉の静かな語り口に味わいがある。ヘプバーンやイタリア名所を味わう映画版が水彩画とすれば、本作は、ジョーの物語を鉛筆で丁寧に描いたスケッチのおもむきだ。シンプルだが温かみにあふれた舞台は、物語に潜む普遍性をハッキリと浮き彫りにする。ジョーがふと漏らす“人生は、ままならない”という言葉に、アン王女が“私もそうよ”と返すシーンが、新たな感慨をもって胸に迫る。初日の特別カーテンコールでは、吉田が「ひとつの作品に7年ごしに携われる幸せを感じています。こうして今日、舞台で生きていられることに感謝したい」と想いを込めて挨拶。朝海も「この作品に再び戻れることが出来て、本当に幸せです」と感動しきり。小倉が「今回は3回め(の上演)なので、ひと回りもふた回りも(演技を)大きくして……」と言いながら腹を揺らすと、客席からは大きな笑いが。舞台版ならではの温かさを存分に感じた初日となった。公演は8月6日(日)まで。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2017年08月01日オードリー・ヘップバーン主演で知られる同名映画を原作にした舞台『ローマの休日』が、7月26日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて開幕した。「ローマの休日」チケット情報マキノノゾミが作・演出を手掛ける本作は、2010年に吉田栄作、朝海ひかる、小倉久寛を迎えて初演され、マキノが第36回菊田一夫演劇賞を受賞。今回が5年ぶり3度目の上演となり、初演キャストが再集結。衣裳もセットもモノトーンで作られた舞台の中、時代を思わせる心地よい音楽が流れ、3人が円熟味を増した演技でそれぞれの人物を色濃く演じている。1950年代のローマを舞台に、新聞記者のジョー・ブラッドレー(吉田)とヨーロッパ各国を表敬訪問中のアン王女(朝海)との出会いと別れを描いた物語。ジョーと親友・アーヴィング(小倉)との友情も絡めながら、3人だけで展開していく。街中のベンチで眠る見知らぬ娘を仕方なく家に連れて帰ったジョーは、翌朝、彼女がアン王女と気付き、カメラマンのアーヴィングと共にスクープを狙おうと企む。しかし一緒の時間を過ごすうち、ふたりの間には予想外の感情が生まれ始めて…。シンプルな空間だからこそ、観客の想像力をかき立て、それぞれの演技も際立つ。ジョーの背景には赤狩りでハリウッドを追われた原作者ダルトン・トランボを重ねて描き、物語に深みを与えている。ジョーを演じる吉田は男らしさを感じさせる包容力と渋さ、そして優しさで魅せ、朝海が演じるアン王女は、気品がありながらも無垢で可愛らしい。ビジュアルからオードリーのイメージそのままで、普段は着ることのないパジャマを着て寝ることに興奮する姿、バッサリと切った髪をジョーに褒められて照れる姿、街中でベスパを乗り回したり、真実の口に恐るおそる手を入れたりと、初めて見るもの、触れるもの、自由を手にした彼女の素直な反応すべてが微笑ましい。それだけに、楽しいひとときの終わりを感じさせる演出には切なさが増し、胸がグッとなる。アーヴィングを演じる小倉も、ジョーの同士として、ふたりを見守る存在として、安心感と温かみのある演技で楽しませてくれる。映画をリスペクトしながら数々の名シーンを再現しつつ、物語としても見せ方としても、舞台ならではの見どころが満載。観劇後にはじんわりと切ない余韻を残すこの舞台版『ローマの休日』。盤石のキャストが織りなす上質な舞台に浸ってほしい。公演は、7月30日(日)から8月6日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2017年07月27日東京・恵比寿で開かれた「明治プロビオヨーグルトR-1」新CM発表会に、レスリング女子の吉田沙保里さんと俳優の大森南朋さんが参加!なんと、吉田さんが純白のウェディングドレス姿を初披露されました!!新CM発表会、スタート!イベント会場は、恵比寿のウェスティンホテル東京。結婚式でも人気の高いおしゃれなホテルで、まさに結婚会見さながらのイベントがはじまります。今回新しく作られた「明治プロビオヨーグルトR-1」のCMでは、吉田沙保里さんと大森南朋さんが体調管理を第一に考える新婚夫婦を演じています。このCMシリーズの第一弾、“体調第一家族” 登場篇は二人の結婚式シーンからはじまるということで、今回のイベントでも吉田さんがウェディングドレス姿を見せてくれるそうです。こちらはイベント会場の入口。ウェルカムボード風の写真も用意され、本物の披露宴みたいな雰囲気です。新郎新婦の登場!大勢の報道陣が待ち構えるなか、いよいよイベントのスタートです。まず、新郎役の大森南朋さんが登場。優しい笑顔がステキ♡そして、バージンロード風のレッドカーペットに吉田さんが現れました! 純白のウェディングドレス姿、かわいいです!新郎にエスコートされ、二人でご挨拶のあと高砂席に着席されました。金屏風の前に座った吉田さんは、「夢だったドレスを着ることができ、とてもうれしいです!」と興奮ぎみ。大森さんも新婦のドレス姿に「大変キレイです」と終始にこやか。時折見つめ合うので、本当に結婚会見みたいです。イベントは、まず新CMの初披露からスタート。美しいチャペルで式を挙げる二人の様子や新婚家庭の映像が流れました。このコマーシャルは、吉田さん演じる“さおりん”が夫や家族の健康を気づかう女性を演じていくシリーズで、7月25日から全国で放映がはじまっています。続いては、指輪のお披露目。吉田さんが「夢だった」と語る左手薬指の指輪を見せてのフォトセッションが行われました。さらに、CMで共演された舅役の志賀廣太郎さんと姑役の木野花さん、レスリングの栄和人監督と登坂絵莉選手によるお祝いメッセージ映像まで流れました。ものすごい凝った演出です。本当に、吉田さんの結婚披露宴に出席している気分になってきました。最後は、明治プロビオヨーグルトR-1で乾杯をして、披露宴風セレモニーが終了しました。今回、コマーシャルの撮影やイベントで初の純白ウェディングドレスを着た吉田さん。MCから「自分の結婚式より前にウェディングドレス姿を見せてしまうと、結婚が遠のくというジンクスがありますが…」とふられると、実はドレスを着たのは今回がはじめてではなかったと告白。吉田さん監督の結婚式に出たとき、監督の奥様が着たドレスを私も着てしまったんです!式が終わった後に「着たい!」と言って着せてもらって…。それは赤いドレスでしたけど、今回は純白で。私、2回も着ちゃっているのでヤバいかもしれないです! でも、がんばります!また、CMでは大森さんが吉田さんを “お姫様だっこ” する場面が出てきます。そのときの感想を聞かれた大森さんは、「かわいらしくて……軽かったですよ」とコメント。吉田さんも、「いつもは持ち上げるほうなんで、持ち上げられてうれしかったです!」と笑顔で答えていました。最後に、メッセージ!大森さん今日は多くの方にお集まりいただき、ありがとうございました!明治プロビオヨーグルトR-1をよろしくお願いします。吉田さん未熟な二人ですが、支え合って “体調第一家族” をつくっていきたいです。この家族を、R-1をよろしくお願いします。最後まで “夫婦” を演じ、サービス精神たっぷりのお二人でした。“体調第一家族” の新CMはすでに放映がはじまっています。本物のチャペルで撮影された結婚式の様子や、初々しい吉田さんの新妻姿もぜひチェックしてみてくださいね。以上、明治プロビオヨーグルトR-1イベントレポートでした!Information
2017年07月25日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の吉田志織さんです。夢のハリウッド女優に向かって猪突猛進するパワフルガール!「ハリウッド女優になりたいんです」と、目を輝かせて語る吉田さん。夢を叶えるため、北海道から上京してきた。「地元の居酒屋でアルバイトをしているとき、ふと、『私、何をしたいんだろう?』と思ったんです。その日のうちに居酒屋を辞めて、母に夢を話して、翌日には東京行きの飛行機に乗っていました」。まさに思い立ったが吉日。目指す女優像は?「ハリウッドを目指すからには、闇を抱えた役からアクションまでできる女優になりたいです。今20歳なので、あと4年でハリウッドに行きたい!」吉田拓郎さんに憧れてギターを始めました。大好きなハナレグミの「家族の風景」を2日間でマスターしました!並んでも食べたい地元、札幌の名店!『suage+(すあげプラス)』のスープカレーは、日本一の美味しさです!ハリウッド進出に向け英語を猛勉強中です。独学に加え、ネイティブの先生と英語で話すレッスンを受けています。よしだ・しおり1997年生まれ。フジテレビ系ドラマ『クズの本懐』でデビュー。下着姿の体当たりな演技が話題に。7月22日公開の『心が叫びたがってるんだ。』で映画初出演を果たす。※『anan』2017年7月26日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年07月25日吉田栄作、朝海ひかる、小倉久寛出演、マキノノゾミ脚本・演出の『ローマの休日』が5年ぶりに3度目の上演。朝海をアン王女役に迎えてのバージョンは初演以来7年ぶり。オードリー・ヘップバーン主演の不朽の名画を、登場する俳優を3人に絞ったストレートプレイに。主役の新聞記者ジョー・ブラッドレーにダルトン・トランボ(映画『ローマの休日』の脚本家。“赤狩り”でハリウッドを追われた)を投影させるなど大胆なアレンジを効かせつつ、映画に負けずとも劣らない切ない余韻を残す“日本産”の名作だ。プログラム用ビジュアル撮影の様子をレポートする。【チケット情報はこちら】見学したのは、ともに映画から抜け出たような絵になるふたつの場面。ジョー(吉田)とアン王女(朝海)の「真実の口」でのカットと、ふたりにジョーの友人でカメラマンのアーヴィング(小倉)が加わったカフェでの3ショットだ。劇中で使用される音楽がBGMとして流れ雰囲気が整ったところで、本物そっくりの「真実の口」のセットの前に立つ吉田と朝海。長身小顔のこのカップルは、うっとりするほど絵になる。ジョーが“口”に手を入れ、それを見たアン王女が慌てて引っ張り出そうとするが、口から抜くとジョーの手首はなく(もちろんジョーの悪戯)、アン王女が手で顔を覆って嘆き悲しむ……という一連の動きを、ふたりがスローモーションで演じる。映画の名場面のひとつで、舞台版にも当然登場するおなじみの動きだけにふたりとも手慣れたもの。撮ったばかりの写真を確認しながら朝海は「私も現地でこうやって口に手を入れて写真を撮ったの」とニッコリ。対して吉田は「たまに朝海さんをオードリーと錯覚するんですよ」。ファッション、髪型、そして雰囲気を含めたこの“再現度”の高さでは無理もない。スタジオ内で場所を移動し、小倉を加えた3人でカフェテーブルを囲む。和気藹々とした雰囲気で、スタンバイ中は“エアコンの快適な温度”をテーマに会話が盛り上がる。この撮影では小倉扮するアーヴィングが持つライターが活躍。『ローマの休日』ファンにはおなじみの小道具だが、本番での働きもお楽しみに。「3回やらせてもらう役というのは僕のキャリアの中でも特別。『カッケーな!』という理想も含めて、自分の中でとてもしっくりきている役です」(吉田)「大好きな作品だったからこそ触(さわ)れないものと思っていたんですが、7年経ったからこそ見えるものがあるのではと。リベンジではないですが、前回やりきれなかったところに挑めるチャンスをいただいたと思っています」(朝海)「マキノさんはロマンチストなんですね。今回はジョーとアーヴィングの男の友情の部分をより深く演出してくれている感じがします」(小倉)。撮影終了後、キャストは最新版への思いをこう話した。モノクロ映画さながら、モノトーンの劇空間で繰り広げられる、大人にこそ沁みるホロ苦ドラマ。映画とはまた異なる味わいを堪能してほしい。7月26日(水)・27日(木)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、7月30日(日)から8月6日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターで上演。チケット発売中。取材・文:武田吏都
2017年07月19日近代日本画の巨匠、吉田博の絵画を展示する「生誕140周年 吉田博展 山と水の風景(YOSHIDA HIROSHI A Retrospective)」が開催される。東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて2017年7月8日(土)から8月27日(日)まで。「絵の鬼」吉田博今回開催される「吉田博展」では、明治から昭和にかけて風景画の第一人者として活躍した吉田博の作品を初期から晩年まで一挙公開。10代から「絵の鬼」と言われるほどの鍛錬を積み、欧米を中心に世界各国で活躍した吉田博の絵画の魅力を存分に楽しむことができる。自ら渡米しデトロイト美術館で個展を開催、名声を確立する吉田の名声を確固たるものにしたのは、確かな絵の腕はもちろんその行動力であるともいえるだろう。仏留学を国費での留学をせず、自費でわずかな生活費を持ち渡米、デトロイト美術館で作品を売り込み1000ドル分もの自らの絵を売り上げた。当時の1000ドルは、小学校教諭の生活費13年分に相当したという。これ以後、吉田は欧米で次々に展覧会を成功させていき、GHQマッカーサーやイギリス王室のダイアナ妃など海外の要人からも高い評価を得ていった。日本アルプスを美しく描く山岳画家としての顔も自然美に強く心惹かれていた吉田博。とりわけ高山への関心は高く、題材として多く起用した。毎年日本アルプスの山々に登っていたという吉田の自然への思いが伝わってきそうな美しい山々の絵画は見どころの一つだ。浮世絵を吉田流に再解釈した「木版画」アメリカで、風俗画としての浮世絵が人気であることに不満を覚えた吉田博は、後半生以降木版画に取り掛かった。洋画のタッチを基調に、高度な伝統技術を組み合わせ鮮やかな色彩表現を可能とした木版画は吉田の代表作となっていく。陽光のきらめきや帆船の影のゆらぎを見事に表現した「瀬戸内海集 帆船 朝」は、水を描かせたら右に出る者はいないといわれた吉田がその真骨頂を示した作品と言えるだろう。【詳細】生誕140周年記念 吉田博展 山と水の風景会期:2017年7月8日(土)~8月27日(日)※月曜日休館 (ただし7月17日・18日は開館)※会期中展示替えあり。記事中に紹介した作品は全会期で展示前期 2017年7月8日(土)~7月30日(日)、後期 2017年8月1日(火)~8月27日(日)会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1丁目26−1開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)観覧料:一般1,200(1,000)円、大学・高校生800(650)円、65歳以上1,000円※かっこ内団体・前売り料金※中学生以下無料※障害者手帳提示で本人と付添の方一名無料※2回目以降は有料半券提示で一般800円、大学・高校生 500円、65歳以上 800円【問い合わせ先】ハローダイアルTEL:03‐5777‐8600
2017年07月01日(撮影:松蔭浩之) 「吉田選手とは、リオ・オリンピックの日本選手団の結団式(’16年7月)で同席したのが最初でしたね。あのときは、代表選手たちに『声を大きくあげて、国家を歌うように』とおっしゃった偉い方(森喜朗東京オリ・パラ組織委員会会長)がおられましたね(笑)」 そう話すのは、鮮やかな“ゴールド・ジャケット”で颯爽と現れた小池百合子都知事(64)。東京都議会議員選挙を控え、分刻みのスケジュールを空けてまで都知事が「どうしても会いたかった」相手は、レスリングでオリンピック3連覇を果たし、世界選手権13連覇中で“霊長類最強女子”とも呼ばれる吉田沙保里選手(34)。ともに数々の“女性初”の偉業を成し遂げてきた2人が、「仕事と恋愛(結婚・出産)の両立やバランス」について語ってくれました。 吉田「レスリングの世界でも、『恋愛との両立』は人それぞれですが、『競技に集中したい』というタイプが多いかとは思います。私は、オンオフ切り替えができるので、『仕事と恋愛を両立できるタイプ』かなと……いま、彼氏はいないんですが(笑)」 小池「私はね、都庁で『ライフ・ワーク・バランス』つまり、『ワーク(=仕事)』より『ライフ(=人生)』が先でしょ、と申し上げています。有名な選手だと『誰とおつき合いしている』というだけで報道されてしまうので気の毒だなあと思いますが、選手同士でおつき合いしている方も、けっこういるでしょ?」 吉田「そうですね、ちょこちょこはあると思いますけれど、それがプラスになる選手がいれば、逆に彼氏とケンカすることで悩んでしまうコもいる。性格次第なんですね」 小池「彼氏の存在が競技に向かうモチベーションになればいいし、『現役女子選手は恋愛NG』などと縛るのはよくないと思うんです。両立は、仕事、選手生活、そして人生になによりもプラスになる」 吉田「そうですよね!とくに『出産』は女性しか経験できないし、素敵なことだと思います。でも妊娠・出産で1年近く、子育てに専念すれば2〜3年は復帰できないので、それは引退後になることがほとんどなんです」 小池「世界の女子レスリングも似たような状況なの?」 吉田「海外では、出産後に復帰する選手もけっこういるんですよ。後輩の登坂絵莉がリオの決勝で闘った相手のスタドニク選手(アゼルバイジャン)は、2児の母ですね。ただ、格闘技は出産後の復帰がとくに難しいと思うんです」
2017年06月22日「初演時、東京公演の千秋楽でのこと。小倉さんが役の上で煙草を吸ったんです。その火だねが小倉さんのズボンの裾の折り返しに落ちてしまって、あわやボヤ騒ぎに。前列のお客様に教えていただいて、助かったんですよ」 そう語るのは、女優の朝海ひかる。無垢で愛くるしいヨーロッパ某国のアン王女と特ダネを狙うアメリカ人新聞記者ジョー・ブラッドリーの、身分違いの淡い恋がせつない名作映画『ローマの休日』。その舞台版が7年ぶりに朝海、吉田栄作、小倉久寛のオリジナルキャストで開幕。舞台では、映画ではあまり描かれなかった彼らの人物像を掘り下げる。 「王女様が育った環境やふだんの生活を思い浮かべてみると、私自身は王女よりもいろんな雑学や雑念を持ってると思うんです。ですから、まず王女っぽさを出すためにそういうものを排除して、シンプルに王女をイメージします」(朝海・以下同) ジョーとアーヴィングを「赤狩り」で追放されたジャーナリストに設定し、原作にはないテーマ「籠の鳥と自由」を強調。単なるラブロマンスではなく、ハリウッドの暗黒時代の空気も。また、ローマ市内の観光名所の映像を背景に、ステージ上でスクーターを乗り回したり、人形とダンスをして群衆を表現したり、工夫が楽しい。半面、映画よりも深く各役柄の人生を描き込み、人生の岐路で将来を自分の意志で決める姿に、観客は自分を投影できるだろう。では、朝海自身の転機や決断は? 「宝塚音楽学校に受かったこと、そして入学を決めたのは人生の大きな転機でした。なにしろ宝塚の舞台を一度も観ずに入ってしまったので(笑)」 本作は’10年度に演出・脚本で菊田一夫演劇賞を受賞。年齢を問わず誰からも愛され再演を繰り返すのも頷ける。
2017年06月10日公開初日を迎えた映画『花戦さ』の舞台あいさつが3日、東京・丸の内TOEIで行われ、野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、篠原哲雄監督が出席した。この日は、豊臣秀吉に立ち向かう主人公の花僧、初代・池坊専好を演じた野村萬斎をはじめとするキャスト陣と篠原監督が勢揃い。主演の野村は「本当に今日という日を迎えられて嬉しいです。じっくり観ていただきたい映画で、1つ1つのシーンも見どころだと思いますが、何度も観ていただけたらと思います」とあいさつ。その野村扮する専好と秀吉(市川猿之助)、織田信長(中井貴一)、千利休(佐藤浩市)、前田利家(佐々木蔵之介)が共演した冒頭のシーンについて野村は「ロイヤルストレートフラッシュという噂もありますけど(笑)」と笑わせつつ、「もちろん撮影中は緊迫感がありましたけど、みんな仲良くというか、大勢人が出るシーンは時間が掛かるので、和気あいあいとやりました。みんながわりと京都弁に慣れようと京都弁を話している時に無理やり参入しようか戸惑っていました」と振り返り、初めて織田信長を演じた中井は「このメンバーだから1日で終わったんでしょう。異種格闘技戦みたいな感じで頑張りました」とジャンルが違えど芸達者な5人の力で乗り切ったことを賞賛していた。日本の伝統文化において同じ心を通じ合わせた天才花僧の専好と天下の茶人・千利休を演じた野村と佐藤。MCから「演じて分かり合えたことは?」という質問に佐藤は「この人(野村)の前で文化芸能は語れないでしょう」と恐れ多い様子だったが、「改めてというよりも野村萬斎を間近で見られる面白さはすごく楽しめましたね。お客さんになれました」と刺激を受けた様子で、野村も「2度目の共演で、けったいな役が多いので受け止めていただける方がいるってことは幸せなことだと思います」と佐藤に感謝しきりだった。野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐藤浩市といった狂言、歌舞伎、日本映画界を代表する俳優陣が共演を果たした本作。暴君と化した豊臣秀吉(市川猿之助)の圧政から町衆を守るため、真っ向から秀吉に挑んだ花僧、初代・池坊専好(野村萬斎)の大勝負を描く。
2017年06月04日野村萬斎、市川猿之助、佐藤浩市らジャンルを超えた豪華キャストが集結し話題の『花戦さ』が6月3日(土)に公開。萬斎さん、猿之助さん、佐藤さんに、佐々木蔵之介、中井貴一、森川葵、山内圭哉、和田正人、吉田栄作、篠原哲雄監督が舞台挨拶に登壇した。萬斎さんが華道の池坊専好、佐藤さんが千利休、猿之助さんが秀吉を演じ、天下人に“花”をつかってケンカを売る花僧の姿を痛快に描き出す。この豪華キャストの登場に客席からは割れんばかりの拍手が!映画では冒頭、信長(中井さん)が登場する岐阜城でのシーンで、萬斎さん、猿之助さん、佐藤さん、佐々木さん、中井さんらが一堂に会したが、萬斎さんは「“ロイヤルストレートフラッシュ”といううわさもありますが」と楽しそうに述懐。猿之助さんは「(現場に生けられている)花が素晴らしく、インパクトがありました!これをスタジオに生けるのかと」と興奮した面持ちでふり返る。佐々木さんは、その猿之助さんから「ふすまの開け方を教わりました」と明かすが「映画で見たら、猿之助さんは耳の穴かっぽじってて、所作も何もなかった(笑)」と語り、会場は笑いに包まれる。和田さんからは、茶の湯の祖・千利休を演じる佐藤さんが現場で役衣装のまま「コーヒーを飲んでた(笑)」という暴露があり、佐々木さんも「しかも紙コップで(笑)」と指摘。佐藤さんは「茶碗でコーヒー飲んでるほうが変でしょ」と苦笑交じりに語っていた。ちなみにこの岐阜城のシーンはおよそ80カットを1日で撮り切ったそうで、ここが唯一の出演シーンだった中井さんは「このメンバーだからこそ。異種格闘技戦みたいに、みんないろんなところから来て、頑張りました」と満足そうに語っていた。また、刃ではなく花で敵を討とうとする本作にちなんで、壁にぶつかったり、挫折したときの自分なりの対処法を尋ねると、萬斎さんは「昔は爆音でエレキギターを弾いてました」と明かし、会場は驚きに包まれていた。『花戦さ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年06月03日6月3日公開の映画『花戦さ』の公開直前会見が29日、都内で行われ、野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、高橋克実、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、篠原哲雄監督が出席した。野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐藤浩市といった狂言、歌舞伎、日本映画界を代表する俳優陣が共演を果たした本作。暴君と化した豊臣秀吉(市川猿之助)の圧政から町衆を守るため、真っ向から秀吉に挑んだ花僧、初代・池坊専好(野村萬斎)の大勝負を描く。市川とは本作で初共演となった野村は「僕とのシーンも素晴らしいんですけど、浩市(千利休)さんを踏んづけたりと憎々しさが本当に楽しくて、素晴らしい秀吉でした。こんな嫌な奴がこんなにチャーミングに見えて、本当に素晴らしいと思いました」と絶賛し、当の市川は「大先輩の佐藤さんの頭を踏んづけるのが本当に嫌でしたが、役だから仕方ないですよね。だから心の中で『ごめんなさい』と言いながらやっていました」と佐藤を気にかける場面も。その市川から足で踏まれた佐藤は「僕らみたいなのは、熱がかからないと(芝居が)出来ないので、猿之助くんに『もっと踏んで! もっと踏んで!』とお願いをさせていただきました。違う意味に取られますが」と笑わせ、佐藤と長い付き合いのある中井は「佐藤さんがMだというのは長い付き合いの中で何となく分かっていましたよ」とコメントして会場の笑いを誘った。ヒロインの森川は、野村扮する専好に助けられた娘・れん役。「みなさんそれぞれの個性を持たれた素敵な俳優さん。私がその中に紛れていて不思議な感覚です」と話しながら「作品をやっていても、同じ年齡の人とやることが多いので、こうして同じ作品に出させていただいて本当に幸せです」と大先輩の演技に刺激を受けた様子。とはいえ、「皆さんそれぞれ素敵なので、もし選べと言われても絶対に選べないです(笑)」と言及を避け、登壇した男性陣を安堵させた。映画『花戦さ』は、6月3日より全国公開。
2017年05月29日狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する痛快エンターテインメント『花戦さ』の完成報告会見が5月29日(月)、都内で行われ、主演の野村萬斎(池坊専好役)、市川猿之助(豊臣秀吉役)、佐藤浩市(千利休役)ら豪華キャスト勢が出席した。実在した京都の花僧・池坊専好の奇想天外な半生を描く本作。天下人にして、暴君である秀吉に、「刃」ではなく「花」で戦いを挑んだ男の秘策とは?萬斎さんは「非常に濃い時間を体現し、人生の半分を生きたような濃密な映画になっております。ずいぶん面白おかしく演じさせてもらい、演技の楽しさを知る機会になりました」と『のぼうの城』以来となる時代劇映画をふり返った。秀吉が鬼気迫る怒りの表情で、千利休の頭を踏みつけている衝撃的なシーンも話題になっており、萬斎さんは「憎々しさがすばらしい。こんなにイヤな奴なのに、チャーミングに見える」と猿之助さんの“暴君ぶり”を絶賛。当の猿之助さんは「浩市さんの頭を踏んづけるなんて、本当にイヤでした。なんて役なんだろうって…。でも役だから、しょうがないので(笑)『ごめんなさーい』の気持ちで」と苦しい胸中を告白した。ところが頭を踏まれた佐藤さんは、「萬斎さんや猿之助さんは、型がある伝統芸能で生きた方々だから、エアー(力を入れない)なんですよ」と語り、「僕は路傍の石みたいな俳優なんで、力を入れてもらわないと感情が入らなくて…。だから、『もっと踏んで、もっと踏んで!』と思った。違う意味にとられちゃうけど(笑)」と知られざる願望(?)を明かし、会場の笑いを誘っていた。会見には中井貴一(織田信長役)、佐々木蔵之介(前田利家役)、高橋克実(吉右衛門役)、山内圭哉(専伯役)、和田正人(専武役)、森川葵(れん役)、吉田栄作(石田三成役)、篠原哲雄監督が出席した。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年05月29日アメリカでもお馴染みの調味料“ヨシダソース”の生みの親・吉田潤喜の半生を描いたミュージカル「ソーォス!」が7月に東京とロサンゼルスで上演される。本作は、今ではNewsweek誌(日本版/05年)で「世界で最も尊敬される日本人100」にも掲げられる吉田が、裸一貫でアメリカへ渡り、“空手の腕”と“人の縁”をたよりにアメリカンドリームを掴み、年商500億のグループ企業を築き上げるまでを描く。舞台では吉田をなだぎ武が演じるほか、渡辺大輔やモト冬樹が出演する。今回、ポートランドで暮らす吉田が来日し、なだぎと対談した。【チケット情報はこちら】自身の半生のミュージカル化について吉田は「光栄ですよ」と喜びながらも「そしてこれが何かの一歩になれば。これでソースが売れることは考えてへんけど(笑)、これで終わりじゃつまらんと思う」とその人生が垣間見える感想を語る。吉田を演じることについてなだぎは「(吉田の)半生を読んだら、すごいことがありすぎて!どれをとってもうまみしかない人という印象なので、それを楽しみながらやりたいです。人への感謝とか、なにくそ根性で頑張れば何かがある、動けば何かにつながる、ということを伝えられたら」。本作は、『人生も商売も出る杭打たれてナンボやで』(幻冬社アウトロー文庫)を原作にしたオリジナルミュージカル。吉田は「日本でちゃんとしたもの作ったら、僕はブロードウェイ出せると思う」と話し、その第一歩としてロサンゼルス公演が決定している。英語タイトルは、KARATE MUSICAL「SAUCE」。プロデューサー・まきりかは、吉田の人生を切り開いた“空手”の存在に加え、東京オリンピックで空手が正式種目になりアメリカでは空手ブームが起きていることも挙げ「“KARATE MUSICAL”と題し、空手のパフォーマンス要素も加わったミュージカルになります」と構想を語る。なだぎも「やっぱり“KARATE MUSICAL”にみんな引っかかってるんですよね。そういう意味でも『初めて観るな、こんな感じのやつは』っていう作品になれば」。「僕ね、自分自身がおもろいな思うんです」と吉田。「僕の人生って結局、“片目(吉田は幼い頃に右目を失明した)”と“いじめ”からアメリカ行って。悲しいんだけど、その中になんか笑いがあった。悲しいとこばかり見てもしゃーない。目を失ったことも、それでアメリカに行くことが決まったんと思う。みんな人生に不幸はあるんですけど、それはなにかいいことに繋がってるんだよというメッセージもいれてもらいたい」。東京公演は7月6日(木)から13日(木)まで全労済ホール スペース・ゼロにて。チケットの一般発売に先がけて、抽選先行プレリザーブのエントリーを実施中。受付は4月10日(月)午前11時まで。取材・文:中川實穗
2017年04月07日佐藤浩市を主演に迎え、2014年3月に2夜連続放送された「LEADERS」の続編となる大型スペシャルドラマ「LEADERSII」が、3月26日(日)今夜放送。今回は日本の自動車を世界に販売することに情熱を賭ける人々が描かれる。2014年に放送された前作「LEADERS」は第二次世界大戦前後の日本で、未来のために仲間を信じもの作りに人生を賭けた人々の生き様を、史実に基づきトヨタ自動車全面協力のもと、壮大なスケールと究極のリアリティで描き出した。今回の「II」では国産自動車開発から販売へと物語のテーマを移行。国産自動車の開発に邁進する愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語が繰り広げられる。1934年(昭和9年)、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から、日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、GMの本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘はアメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、ことあるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを、背広のまま修理する男・愛知佐一郎に出会う。これがアイチ自動車売店第一号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎亘と佐一郎の運命の出会いであった…。主人公の愛知佐一郎役には佐藤さんが続投するほか、アイチ自動車の販売店第1号である日の出モータース支配人・山崎亘役に内野聖陽、日の出モータースの若き営業マン・日下部誠役に東出昌大、裾野の広い自動車部品の協力工場を献身的に束ねる大島プレス工業の大島磯吉役で山崎努、山崎が訪れる割烹料亭・成田亭の若き女将、飯田キヨ役に菅野美穂、アイチ自動車のライバル「若草自動車」の若き常務、浅田に尾上菊之助、GM(ゼネラルモーターズ)の販売店「酒田ガレージ」の社長で日の出モータースの山崎とはライバル関係となる酒田健太郎役に郷ひろみ、後半部のキーパーソンとなる「若草自動車」販売部門の社員・菊間武二郎役で大泉洋といったキャストが新たに参加。また前作に引き続き北川隆二役の吉田栄作、近藤利郎役の萩原聖人、三宅光男役の高橋和也、太田耐介役の緋田康人、島原清吉役にえなりかずき、島原美鈴役には前田敦子、高瀬善三役の須田邦裕、神田征太郎役の神保悟志、佐一郎の妻・晴子役の山口智子、佐一郎の夢をバックアップする石山又造役の橋爪功らも出演する。大型スペシャルドラマ「LEADERSII」は3月26日(日)21時~TBSにて放送。(笠緒)
2017年03月26日俳優・吉田鋼太郎が、3月12日(日)今夜放送の「情熱大陸」に登場。蜷川幸雄作品を始めとした数多くの舞台に出演し、近年はドラマや映画でも活躍中の吉田さんに番組のカメラが半年に渡り密着、その横顔を追うなかで見えてきた“素敵過ぎる”58歳の実像に迫る。同番組はエンターテインメントからスポーツ、学問まで、様々な分野の第一線を張る人物の魅力に迫るドキュメンタリー番組。今回番組が密着した吉田さんは1959年生まれの58歳。高校生のときにシェイクスピア喜劇を観て役者を志し、上智大学在学中、シェイクスピア研究会公演で初舞台を踏むと、大学中退後、劇団四季などを経て1997年に劇団AUNを結成。シェイクスピアやギリシャ悲劇を筆頭として活躍。俳優だけでなく演出も手がけるようになる。また2007年の「オセロー」をはじめ「ヘンリー四世」「ジュリアス・シーザー」など蜷川幸雄演出作品の常連でもあり、それもあって藤原竜也や小栗旬らとの親交も深い。50代に入って本格的にドラマや映画へも活躍の場を広げ、ドラマ「半沢直樹」で半沢の理解ある上司を演じたと思えば、「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜」ではキレッキレの悪役を演じるなど、舞台で鍛えられた確かな演技力でブレイク。「花子とアン」で演じた無教養で不器用だが情の深い成金の炭鉱王・嘉納伝助役が中高年女性から熱い支持を得て“伝助萌え”と呼ばれたのは記憶に新しい。長年の功績が評価され2015年には芸術選奨演劇部門文部科学大臣賞も受賞している。そんな吉田さんは去年亡くなった蜷川氏の遺志を引き継いで、さいたま芸術劇場主催の「彩の国シェイクスピアシリーズ」二代目芸術監督に就任。密着するカメラに対し吉田さんは、稀代の演出家と言われ文化勲章も受章している蜷川氏に対してリスペクトだけではない複雑な思いを抱いていたことを告白。去年4度目の結婚を果たすなど、プライベートもシェイクスピア作品のような人生を送る吉田さんだが、周囲からすると「役者としての圧倒的な才能に対しプライベートではちょっぴり隙があって、お酒は入ると放送できないような話が飛び出すのも日常茶飯事。だけどそんなところが“放っておけない”」のだという。58歳にして「ようやく世間が俺に気づいてくれた」とうそぶく吉田さんの“真の魅力”が詰まった30分をお楽しみに。「情熱大陸」は3月12日(日)23時10分~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年03月12日佐藤浩市・主演、菅野美穂、東出昌大、山口智子、尾上菊之助ら豪華俳優陣の共演で贈る大型スペシャルドラマ「LEADERSII」。この度、本作の新たなキャストとして、日本を代表するポップシンガー・郷ひろみの出演が決定。「TBS テレビ60周年特別企画 天皇の料理番」以来、2年ぶりのドラマ出演にして、デビュー45周年で自身初の“ヒール”役を演じる。1934年(昭和9年)、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から、日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、GMの本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)はアメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、ことあるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを、背広のまま修理する男・愛知佐一郎(佐藤浩市)に出会う。これがアイチ自動車売店第一号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎亘と佐一郎の運命の出会いであった…。2014年3月に2夜連続で放送されたドラマ「LEADERS」の続編となる本作では、第1弾で明かされなかった新たな真実に光を照らしてく。ストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開し、国産自動車の開発に邁進する主人公・愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語となるという。キャストには、主演の佐藤さんが愛知佐一郎を演じるほか、新キャストとして内野聖陽、東出さん、山崎努。また第1弾に引き続き、後のアイチ自動車の労働組合委員長になる北川隆二役の吉田栄作、経理部長の近藤利郎役の萩原聖人、高橋和也、緋田康人、えなりかずき、前田敦子ら豪華キャストが出演する。この度、新たにキャスト発表された郷さんが演じるのは、GM車の販売店・酒田ガレージの社長・酒田健太郎。名古屋市内で同じGMの販売店である日の出モータースの山崎亘(内野聖陽)とはライバル関係。戦後はアメリカ製自動車を一手に扱う販売店になり、アイチ自動車販売に移籍した山崎とはことごとく対立することになる。このアイチ自動車にとっては敵役とも言える役どころだが、デビュー45周年で自身初となる“ヒール”を演じる郷さんに注目だ。初の悪役に郷さんは、「どう演じたら嫌な奴に見えるのかを考え、色々なパターンの表現ができるように準備しました」と役作りを明かし、「男たちが熱いドラマを繰り広げる中で、私が演じた酒田のような人間がいるからこそ、彼らがより一層“燃える”のだと思います。その火を燃やす燃料となれるよう、頑張ります。視聴者の皆さんに、『本当に嫌な奴だなぁ』と感じて頂けたら嬉しいです」とコメントを寄せた。なお、3月20日(月・祝)19時からは、「LEADERSディレクターズカット」(仮)が、4時間の大型番組として放送されることが決定。前作を見ていない人はもちろん、見た人も今作放送開始前にぜひこちらでおさらいしてみて。大型スペシャルドラマ「LEADERSII」は3月26日(日)21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年02月26日「来年は“50歳目前”と見られるでしょ。だから、今年が実質的な40代最後の年。負荷をかけないと、と真摯に思っています。そこで、ジャンルが違う3本の舞台に出ようと決めました。これをやり遂げられないようじゃ50代には行けないぞ、と緊張感を持って。30代で『オットーと呼ばれる日本人』という厳しい舞台に臨むとき、クリアしないと充実した40代はないという覚悟で背伸びして自分を鼓舞したように」 そう話すのは、1月に48歳になった吉田栄作。目標を定め計画的に邁進するのが、若いころからの彼の流儀だ。そんな吉田の今年最初の舞台、音楽劇『私はだれでしょう』(3月5〜26日、東京・紀伊国屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて)は、敗戦後の日本のラジオ界を生きた人たちの物語。吉田は、占領下の放送を監視する民間情報教育局のラジオ担当官、日系二世のフランク馬場を演じる。 「フランクが遠い存在に思えないんですよ。同じ神奈川県出身で、彼は僕も何年か暮らしたカリフォルニア育ちで日本名も持っている。そんな縁で思い入れが深まり、物語の奥に隠されているテーマが心を揺さぶりました」 ’95年、芸能活動を一時休止して渡米する前に、憧れのシンガー・ソングライターの浜田省吾は『真夏の路上』という楽曲を書き下ろした。 「帰国して30代になると、あえて物事を複雑に考えて、ちゃんと実現できるよう努力しました。でね、35歳のときに浜田さんから『もう少しでラクに仕事ができるようになるね』って言われたの。ご自身の体験から出た言葉なんだろうな。そんなときが僕にも来るんだと心に留めていたら、40歳、朝ドラ『だんだん』のころにラクになってきた。その流れでここまで来られたんだけど、このまま50代に行きたくなくて」 最後に吉田は、音楽劇『私はだれでしょう』の見どころをこう語る。 「平和な今の日本で、この平和が本物なのかを深く考えてみる視点も持たないとダメだと思う。演出家の栗山民也さんの狙いは、観客に“自分とは……日本人とは誰なのか?”を考えてもらうことなのでしょう」
2017年02月19日2014年3月に2夜連続で放送された、佐藤浩市主演ドラマの続編となる「LEADERSII」。日本の技術力で自動車を生産、販売する夢を追い求めた男たちの熱いドラマに、歌舞伎界を担うスター、尾上菊之助の出演が明らかになった。前作の「LEADERS」は、第二次世界大戦前後、日本の未来のために仲間を信じ、モノづくりに人生を賭けた人間たちの生き様を、史実に基づいて描いたオリジナルドラマ。トヨタ自動車が全面協力を行った。その続編となる本作は、ストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する主人公・愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語に。自動車販売店・日の出モータース支配人の山崎亘と佐一郎との交流を軸に、“自動車の品質”向上に徹底的にこだわった製造チームと“販売の品質”向上を目指した販売チームたちが、時に反目しながらも、「国産自動車を世界中に走らせる」という同じ夢のためにアイチ自動車をひとつにまとめ上げ、支えるようになっていく。自分たちの技術力で、国産自動車の生産を目指すアイチ自動車に対し、アメリカから技術を買って自動車を生産する若草自動車。太平洋戦争をきっかけに、考え方が異なる2つの会社がそれぞれの販売部門を1つに統合し、自動車配給会社として国の管理下に置かれることとなる。同じ会社となったことで、若草の販売部門の面々も愛知佐一郎の熱い志に影響を受け、アイチ自動車に移籍を希望することに。そこで、菊之助さんが演じるのは、アイチ自動車のライバル会社・若草自動車の若き常務の浅田。アイチ自動車への移籍を希望する若草の販売部門の面々と対峙するシーンでは、緊張感と切なさがあふれる演技が見どころとなっている。主人公・愛知佐一郎は前作に引き続き佐藤さんが演じ、アイチ自動車の販売店第1号となった日の出モータース支配人の山崎亘には内野聖陽、その山崎の人柄や考え方に惹かれ、彼とともに苦楽を共にする「日の出モータース」の若き営業マンには東出昌大が参加。山崎がたびたび訪れる割烹料亭・成田亭の若き女将、飯田キヨには菅野美穂、そのほか吉田栄作、萩原聖人、前田敦子、山口智子、橋爪功、山崎努らが出演する。菊之助さんは、本作への出演に「今回初めて参加させていただきましたが、福澤(克雄)組独特の、一つの作品に懸ける皆さんの非常に熱い思いをひしひしと感じることができる現場でした。もっと長くいたいと思える、素敵な現場でした」と語り、前作をはじめ「半沢直樹」「下町ロケット」を生み出してきた撮影チームとのタッグに充実感をにじませている。大型スペシャルドラマ「LEADERSII」は3月、TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年02月19日TBSが3月に放送する、佐藤浩市主演大型スペシャルドラマ「LEADERSII」。この度、本作の新たなキャストとして菅野美穂の出演が決定。割烹料亭の若き女将役で登場する。1934年(昭和9年)、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から、日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、GMの本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)はアメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、事あるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを、背広のまま修理する男・愛知佐一郎(佐藤浩市)に出会う。これがアイチ自動車売店第一号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎亘と佐一郎の運命の出会いであった…。本ドラマは、2014年3月に2夜連続で放送したドラマ「LEADERS」の続編で、第1弾で明かされなかった、新たな真実に光を照らしていく。前作では第二次世界大戦前後、日本の未来のために仲間を信じ、モノづくりに人生を賭けた人間たちの生き様を、史実に基づいたオリジナルドラマとして放送されたが、続編ではストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する主人公・愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語となるという。主演には、前作から引き続き愛知佐一郎役で佐藤さんが務めるほか、新キャストとして内野聖陽、東出昌大、山崎努が出演し、第1弾に引き続き後のアイチ自動車の労働組合委員長になる北川隆二役の吉田栄作、経理部長の近藤利郎役の萩原聖人、高橋和也、緋田康人、えなりかずき、前田敦子ら豪華キャストが集結。そんな中今回新たに決定したのは、金曜ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の主演が記憶に新しい菅野さん。彼女が今回演じるのは、GM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)がたびたび訪れる割烹料亭「成田亭」の若き女将・飯田キヨ。山崎の熱い志や人間性に惹かれ、山崎を温かく支えていく役どころだ。前作を見ていたと言う菅野さんは、今回の出演に光栄だと語り、「福澤監督の現場はエネルギーと刺激的な緊張感に溢れ、またある意味の阿吽の呼吸があって、撮影が終わるのが名残惜しかったです。仕上がりが楽しみです」と放送を心待ちにしているとコメント。また、先日行われた京都・綾部でのロケに参加した菅野さんは、愛知佐一郎の妻・晴子役の山口智子とのシーンを撮影。必死に働く工員たちに差し入れのカレーを振る舞う晴子たちのもとに、稲荷寿司を差し入れてしまうキヨ。「カレーにお稲荷さんじゃ合いませんね」と、遠慮して持って帰ろうとするキヨに対し、晴子は「別にいいじゃないですか?みんなあればいくらでも食べちゃいますよ」と、温かく包み込む印象的なシーンで、国産自動車の製造と販売、それぞれの立場で意見を戦わせる佐一郎と山崎の融和を思わせる重要な場面となっている。「LEADERSII」は3月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月11日今年3月、TBSにて放送予定の佐藤浩市主演大型スペシャルドラマ「LEADERSII」。この度、数々の映画やドラマで活躍中の東出昌大が本作に出演することが明らかになった。1934年(昭和9年)、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から、日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、ゼネラルモーターズ(GM)の本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)は、アメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、事あるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを、背広のまま修理する男・愛知佐一郎(佐藤浩市)に出会う。これがアイチ自動車売店第1号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎亘と佐一郎の運命の出会いであった…。本ドラマは、2014年3月に2夜連続で放送したドラマ「LEADERS」の続編。「LEADERS」では第2次世界大戦前後、日本の未来のために仲間を信じ、モノづくりに人生を賭けた人間たちの生き様を、史実に基づきドラマ化したが、今回の「LEADERSII」では、ストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する主人公・愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語となる予定だ。キャストには、主演の佐藤さんが愛知佐一郎を演じるほか、吉田栄作、萩原聖人、高橋和也、緋田康人、えなりかずき、前田敦子。今作からの新キャストとして、日の出モータース支配人・山崎亘役に内野聖陽、後に協愛会の会長となる大島プレス工業の大島磯吉役で山崎努が登場する。そんな中、新たに『デスノート Light up the NEW world』『聖の青春』などに出演する東出さんの参加が決定。東出さんが演じるのは、GM車販売店「日の出モータース」の支配人である山崎亘の人柄や考え方に惹かれ、山崎とともに苦楽を共にする「日の出モータース」の若き営業マン・日下部誠役。GMから鞍替えして、愛知佐一郎が開発した国産車の販売を取り扱うこととなった「日の出モータース」に、ただ一人残ることになる、という役どころだ。日本の自動車産業黎明期における「製造」と「販売」の物語となる本作におけるキーマンのひとりとなっている。東出さんは「内野さん演じる山崎亘が文系とすれば、私が演じる日下部誠は理系、言わば“デコボココンビ”です」と役どころについて話し、「そんな上司と部下の関係や、このドラマが持つ熱量が伝わるように演じていければ、と思っています」と意気込みを語っている。また東出さんは、先日行われた中国・上海の「上海影視楽園」において、ドラマとしては異例の規模で敢行された海外ロケにも参加し、佐藤さん内野さんと共に撮影に挑んだ。ロケ日数は、実景撮影も含め計5日間に及び、昭和初期の名古屋市内の街並を完全再現。現地エキストラは最大300人にも及び、街全体が舞台という壮大なスケール感も本作の見どころのひとつとなりそうだ。大型スペシャルドラマ「LEADERSII」は3月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月05日吉田羊主演ドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」が、12月6日(火)今夜放送の第9話から、いよいよ最終章へ突入。吉田さん演じる主人公の“闇”に迫る展開になるという。本作は、吉田さん演じる天才外科医・橘志帆を中心に、吉田羊、相武紗季、吉岡里帆、白鳥久美子(たんぽぽ)、滝沢沙織、笛木優子、伊藤蘭といった解析診断部の女医7人によるメディカルチーム“レディ・ダ・ヴィンチ”が原因不明の病に立ち向かう、爽快な医療ミステリードラマ。いよいよ次回の最終回に向けて最終章に突入するのだが、そんな第9話は、天才ピアノ少女の藤原ひかり(根岸姫奈)が、コンクールの直後に意識を失い、痙攣を起こして運ばれてくる。ひかりと対面した志帆は彼女と以前に会ったことがあるような気がするが、思い出せない。翌日、突然胸を押さえて苦しみ出したひかりを処置していた志帆は、背中に見覚えのある傷痕を発見。目の前にいる少女が背負った運命に気付き、呆然とする。心臓を詳しく調べた結果、ひかりは狭心症を発症していることが判明。意識消失とけいれんもモヤモヤ病によるものだと分かる。狭心症は投薬治療で改善するものの、モヤモヤ病は脳外科手術が必要だった。そのとき、「私がやる」と名乗りをあげたのは志帆。「どうしても私の手でひかりちゃんを助けたい」という言葉に葉子(伊藤蘭)は執刀を許可するが、雪野(相武紗季)はいつもと違う志帆の様子が気になる。その真意を尋ねる雪野に、志帆は2年前に起きた爆発事件の現場に、自分たち親子とひかりがいたと話し出し…という展開に。相武さん演じる雪野の問いかけに、「幻覚だってわかってる。でも、誰かに迷惑かけてるわけじゃないでしょ?私には真央が必要なの。幻覚とかそんなの関係ない」と志帆が衝撃の告白をした前回。今回は、志帆が抱える“闇”が明らかになり、「もうメスは握らない」と決めていた彼女が、ついに再びメスを握ることを決断するのだ。志帆の言葉に隠された真意とは、天才外科医がメスを置いた本当の理由とは一体…。「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月06日2014年3月に2夜連続で放送された佐藤浩市主演ドラマ「LEADERS」。この度その続編として、来年3月に大型スペシャルドラマ「LEADERS2」が放送されることが決定。今回は、前作では明かされなかった新たな真実に光を照らす。1934年(昭和9年)、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から、日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えてアメリカのフォード、GMの本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)は、アメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、ことあるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを、背広のまま修理する男・愛知佐一郎(佐藤浩市)に出会う。これがアイチ自動車売店第1号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎亘と佐一郎の運命の出会いであった…。「LEADERS」は第二次世界大戦前後、日本の未来のために仲間を信じ、もの作りに人生を賭けた人間たちの生き様を、トヨタ自動車全面協力のもと、史実に基づいたオリジナルドラマ。今回の続編では、ストーリーの主軸を、国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語となるようだ。愛知佐一郎役で佐藤さんが続投するほか、キャストには佐一郎の人柄と情熱に惚れ込み、輸入自動車販売店からアイチ自動車の販売店第1号にとなった日の出モータース支配人・山崎亘役に映画やドラマ・舞台と多方面で活躍する内野聖陽、裾野の広い自動車部品の協力工場を献身的に束ね、後に協愛会の会長となる大島プレス工業の大島磯吉役を名優・山崎努が演じる。主演の佐藤さんは「前回のドラマを撮影していたときは、まさかこのような形でもう一度、佐一郎を演じることができるとは思っていませんでした」と今回の続編に喜び、「このチームで集まることは久しぶりですが、普通のドラマとは違って、総移動距離が、地球半周分に及ぶくらい、海外や地方での撮影が多かったこともあって、結束力が非常に強いチームです。そこで培った力が前作以上に作品に反映できると思いますし、今作から出演される内野聖陽さん、山崎努さんといった新しい風が、作品に新たな化学反応を起こして下さると思います」と新キャスト参加に期待を語った。そんな新キャストのひとり、内野さんは前作を観てぐいぐいと引き込まれたと語り、「前回の男たちやそれを支える女たちの熱い物語を引き継ぐ役回りは、重圧も感じますが、それ以上に大きなやりがいを感じています」とコメント。また「ある実在した一つの企業をモデルにした物語という特殊性をふまえつつ、普遍の物語として、力強いものになるように、気を引き締めて臨みたいと思っています」と意気込んでいる。そのほか、前回に引き続き、佐一郎と共に国産自動車開発の夢を追いかけ、後にアイチ自動車の労働組合委員長になる北川隆二役の吉田栄作、経理部長の近藤利郎役の萩原聖人、総務部長の三宅光男役の高橋和也、挙母工場長・太田耐介役の緋田康人、佐一郎を慕う若手製造員・島原清吉役のえなりかずき、その婚約者で後に妻となる島原美鈴役の前田敦子、佐一郎と国産自動車の開発の夢を追いかける高瀬善三役の須田邦裕、アイチ自動車販売担当取締役神田征太郎役の神保悟志が出演。さらに、内助の功で佐一郎を支え続ける妻・晴子役を山口智子、愛知自動織機の社長から後のアイチ自動車副社長へと転じ、佐一郎の夢をバックアップする石山又造役を橋爪功が演じる。大型スペシャルドラマ「LEADERS2」は2017年3月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年12月05日野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という「狂言×歌舞伎×日本映画界」のトップが共演する痛快エンターテインメント映画『花戦さ』。この度、本作の公開日が来年6月3日(土)に決定。併せて主要キャスト11人の劇中姿が初披露となる写真が到着した。16世紀後半。織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が天下人に対して武器としたのは、刃ではなく命ある花の美しさだった――。本作は、織田信長、豊臣秀吉といった戦国武将と関わりを持つ千利休とも親交があった、“池坊専好”という実在した京都の花僧の物語。戦国時代、時の天下人である秀吉に、専好が単身立ち向かう姿を痛快に描く。キャストには、花を生けることで戦乱に生きる人々の心を救う花僧・池坊専好役に萬斎さん、専好と対立することになる天下人・豊臣秀吉役に猿之助さん、茶人・千利休役に佐藤さん、織田信長役に中井さん、前田利家役に佐々木さん、吉右衛門役に高橋克実、れん役に森川葵が出演。さらに今回、新たに4人のキャストの出演が明らかに!専好の兄弟子・専伯役として、連続テレビ小説「あさが来た」では両替屋加野屋の大番頭で注目を集めた山内圭哉。専好の弟弟子・専武役に、俳優集団「D-BOYS」のメンバーであり、現在放送中のドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」にも出演中の和田正人。秀吉を支える智将・石田三成役に、実力派俳優の吉田栄作。多数のドラマ・映画に出演し、司会やナレーターなど幅広いフィールドで活躍する竹下景子が、専好の良き相談相手として頼りにする尼・浄椿尼役で出演する。そして、すでに発表されているキャストと、今回新たに発表されたキャスト合わせて11名の劇中姿で勢揃いしたビジュアルが到着。“花戦さ”というタイトルにふさわしく、中央に立つ萬斎さんが手にもつのは、刀ではなく勝負をかけた菖蒲の花が。役者陣の表情と共に、洒落っ気に溢れたビジュアルに仕上がっている。萬斎さんは「今回、豪華で個性豊かなキャストたちとお手合わせをする楽しさ・緊張感は一つの大きな醍醐味でした。ドラマの中では、対決の部分と仲間意識というものとのコントラストが場面ごとにあり、それぞれとの演技の掛け合いで造形されていった部分が多くあったかと思います」と今回の共演を喜び、「奥行きのある、とにかく見どころ満載の映画になったと思います。どうぞご期待下さい」とコメントを寄せた。なお、今回のビジュアルは、横幅約5m50cm×高さ約2m40cmの大パネルとして、11月9日~14日の間、京都高島屋にて開催される旧七夕会池坊全国華道展にて展示される予定だ。『花戦さ』は2017年6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月20日女優の吉田羊が10月12日、都内で行われた主演ドラマ『連続ドラマWコールドケース ~真実の扉~』の完成披露試写会に出席した。アメリカで2010年まで放送されていた人気ドラマ『コールドケース』の日本版。吉田にとって初の連続ドラマ主演となり、「日本が世界に誇れるドラマが仕上がった」と強い自信を示した。その他の写真オリジナル版ではフィラデルフィアが舞台だったが、本作では舞台を神奈川に移し、吉田演じる神奈川県警捜査一課の女性刑事・石川百合をはじめとした未解決の殺人事件=通称“コールドケース”を扱う捜査チームの奮闘を描く。WOWOW開局25周年記念作として、全編4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)で制作された。「オリジナル版は全体的にとてもドライで、(日本人として)違和感もあったので、日本人らしい人情味を私たちで出せたらなと思った」と振り返る吉田は、「現場が志をひとつにし、同じゴールを目指す贅沢さを痛感した。とても居心地が良く、俳優陣が互いにリスペクトし合える関係性を築くことができた」と役柄を超えたチームの“結束”を語った。完成披露試写会には吉田をはじめ、永山絢斗(高木信次郎役)、滝藤賢一(立川大輔役)、光石研(金子徹役)、三浦友和(本木秀俊役)、波多野貴文監督が出席。実力派キャストに囲まれ、若手の永山は「ガチガチでした」と緊張を告白し、滝藤は「この作品で女性ファンが増えれば」と思わずニンマリ。一方、光石は約3か月半に及んだ撮影を終え「本当にさみしくて、コールドケース“ロス”になりました」としみじみ。三浦はオリジナル版のキャストを引き合いに「きっと僕より年下なんでしょうけど、ものすごく風格で(笑)。とにかくそれに負けないように頑張った」と話した。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話取材・文・写真:内田 涼
2016年10月12日吉田羊が主演を務めるドラマWの新作『コールドケース~真実の扉~』と神奈川県警が先ごろ、タイアップポスターを発表したが、吉田が14日に一日警察署長を務めた。その他の写真本作は、神奈川県警捜査一課に所属する主人公・石川百合(吉田)らが未解決事件に隠された真相を見つけ出していくもので、主演の吉田は14日に、加賀町警察署長の吉田忠之署長から“一日署長”として委嘱された。彼女が訴えるのは“振り込め詐欺撲滅”で、友人の家族が被害あったことを紹介し「“お金を取られたことも悔しいけれど、自分を守りたいと思った親心を利用されたことが腹立たしかった”と友人が語っておりました」と語って、注意を呼びかけた。その後、加賀町警察署を出た吉田は、中華街などをパレードしながら“詐欺撲滅”を訴え、集まった人々に「家族の絆を悪用する振り込め詐欺は絶対に許すことができません。ひとりひとりが警戒心を強め、日頃から家族と密に連絡を取り合うことが、撲滅への第一歩になると思います。みなさま、ご協力をお願いします」と語りかけた。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話
2016年09月15日「さんま御殿2時間SP美女もおブスも花嫁姿&玉木宏もノリノリ祭」が6月7日(火)今夜放送され、現在全国公開中の映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』から玉木宏と広瀬アリスらキャスト陣ほか豪華ゲストが出演する。同番組は明石家さんまが芸能人ゲストたちとトークを繰り広げる「踊る!さんま御殿!!」の2時間スペシャル。今回はスペシャルということで「ノリノリ芸能人」と「独身女子ウェディングドレスSP」の2部構成で放送され、玉木さんと広瀬さんは「ノリノリ芸能人」コーナーに出演、映画でも共演している小倉久寛、渡辺邦斗の2人をはじめ、藤田ニコル、りゅうちぇる、ゆうたろうら今注目の“個性派キャラ”芸能人、人気アイドル「でんぱ組.inc」の最上もが、「りこぴん」の愛称で注目される“日本一カワイイ女子高生”永井理子ら話題の芸能人たちとともにスタジオでさんまさんとトークで盛り上がる。また番組恒例企画となった「独身女子ウェディングドレスSP」では独身女子のゲストたちが華麗なウェディングドレス姿で登場。「モテる女とモテない女の違いはなにか!?」など、まだ見ぬ相手との恋愛について爆笑討論を繰り広げてくれる。玉木さんと広瀬さんが出演している『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』は、島田荘司による人気ミステリー「御手洗潔シリーズ」の最新刊となる「星籠の海 THE CLOCKWORK CURRENT」(講談社刊)をベースに「相棒シリーズ」を手がける和泉聖治監督がメガホンを取って映像化する。主人公・御手洗潔を昨年放送されたドラマ版に引き続き玉木さんが演じるほか、映画オリジナルキャラクターとして登場する編集者の小川みゆきを『ちはやふる』で妹の広瀬すずと“姉妹共演”したことも話題の広瀬さんが演じる。そのほか今回番組にも出演した小倉さん、渡辺さんをはじめ、石田ひかり、要潤、谷村美月、吉田栄作などが脇を固め、35年の歴史を誇る同シリーズ初の映画化に彩りを添えている。「さんま御殿2時間SP美女もおブスも花嫁姿&玉木宏もノリノリ祭」は6月7日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年06月07日俳優・玉木宏が11日、都内映画館で行われた主演映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』(6月4日公開)完成披露上映会の舞台あいさつに、共演の広瀬アリス、石田ひかり、小倉久寛、吉田栄作、和泉聖治監督とともに出席した。同作は島田荘司原作のミステリー小説で、1981年のシリーズ第1作目発表以来、初の映画化となる。探偵・御手洗潔(玉木)が、編集者・小川みゆき(広瀬)から聞いた、瀬戸内海の難事件に挑む。撮影の思い出を聞かれた小倉が「玉木くんなんか、寒くてダウン着てくるんですけど、裸足なんですよ。この人の暑い寒いという感覚はどうなっているのか!」と振り返ると、玉木は「そんなに寒い日ありましたっけ!?」と驚いた様子。小倉が「マネージャーがユニクロにダウンを買いに行った日があったんですよ! その時もビーチサンダル一つだったんですよ」と畳み掛けると、玉木は「そんなこともありましたっけ」と記憶を遡っていた。また玉木は、人気シリーズの映像化に「不安はあった」と心情を吐露した。さらに、2015年にTVドラマ版が放映されたが、実は「映画化の方が先に決まっていて、それに合わせてドラマが作られたんです」と明かした。玉木は「御手洗潔という役をやらせてもらうのは2回目」でありながら、「(ドラマから)監督・スタッフ・キャスト、全て変わってしまったんですね」と状況を説明。「役をつなげるのが僕しかいなくて、任された部分があるので、ちゃんとやらなきゃという思いで臨みました」と映画への思いを語った。
2016年05月12日俳優・玉木宏が11日、都内映画館で行われた主演映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』完成披露イベントに、共演の広瀬アリス、石田ひかり、小倉久寛、吉田栄作、和泉聖治監督とともに出席した。同作は島田荘司原作のミステリー小説で、1981年のシリーズ第1作目発表以来、初の映画化となる。探偵・御手洗潔(玉木)が、編集者・小川みゆき(広瀬)から聞いた、瀬戸内海の難事件に挑む。広瀬は、撮影中の玉木の様子について「よくゴキブリのおもちゃを投げてくるんですよね」と暴露。広瀬はさらに、「撮影が終わってしばらく経った後に、朝ドラ(『あさが来た』)のニュースがありまして、主演の波瑠さんが『玉木さんがゴキブリのおもちゃを投げてくる』と言っていて、『まだやってるんだ!』と思いました」と、笑いをこらえながら話した。意外な一面を明かされた玉木は「やっぱり現場ではコミュニケーションを取らなければいけないと思いますし、会話が生まれた方がきっと、いい関係も芝居上で表せるんじゃないかと思って」と、たじたじになりながら言い訳。しかし、『あさが来た』と、本作の撮影がかぶっていたため「ゴキブリのおもちゃは、ちょっと使い回しでした」と告白した。これを受けて、小倉も「ゴキブリ、アリスちゃんにやるのはわかるんですけど、僕にもやるんです」と告白。「車運転するシーンのところ、手を添えるから見たらゴキブリがあって。『俺にもやる!?』と思って」と驚きを語り、観客の笑いを誘っていた。
2016年05月11日