俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)に出演する藤原隆家役・竜星涼、朱仁聡(ヂュレンツォン)役・浩歌、周明(ヂョウミン)役・松下洸平の扮装写真が公開された。竜星涼が演じる藤原隆家は、伊周、定子の弟。兄と同じく、道長との闘いの末、一家没落の憂き目を見るが、冷静かつ闊達な性格で乗りこえていく。のちに大宰府に赴任し、大陸から攻めてきた刀伊(とい)と対峙することに。浩歌が演じる朱仁聡は、宋からやってきた商人らの長。船が漂着し、越前に逗留している。実は宋の朝廷から、ある密命を負っており、越前国守の藤原為時と交渉にあたる。松下洸平が演じる周明は、朱仁聡らとともに越前にやってきた、宋の見習い医師。まひろに宋のことばを教えてくれ、二人は親しくなっていく。優しく穏やかだが、どこか謎めいたところがある男。主人公・紫式部/まひろは、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性。「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い。その男性の名は藤原道長。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語だ。脚本は大石静氏が務める。
2024年03月09日現在放送中の吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」より、新たな人物たちの扮装写真が公開された。吉高さんが紫式部を演じる本作。今回新たに公開された扮装写真は、竜星涼演じる藤原隆家、浩歌演じる朱仁聡(ヂュレンツォン)、松下洸平演じる周明(ヂョウミン)の3人。隆家は、道長の甥で、伊周、定子の弟。のちに大宰府に赴任し、大陸から攻めてきた刀伊と対峙することとなる。そんな人物について竜星さんは、出演発表時に「平安時代にして、貴族でありながらも雅みやびな人生とは真逆な武闘派であり、自分の信念を守り屈服しない強い人間」と人物について印象を明かしていた。藤原隆家/竜星涼また朱仁聡は、宋からやってきた商人らの長で、船が漂着し、越前に逗留。実は、宋の朝廷からある密命を負っており、越前国守の藤原為時と交渉にあたる。浩歌さんも出演発表時、「親分肌や面倒みのある気性があり、人徳のある人物と感じております。彼の言葉の節々に見られる“信用する”“信用される”というワードは朱の人柄をも想起させ、ご覧いただく視聴者の皆様にも好感を与える人物なのでは」と役どころについて語っていた。朱仁聡/浩歌そして、「史実にはいないオリジナルの役ということもあり、監督や共演者の皆様と、芝居を重ねながらリアリティーを追求していけたら」と意気込んでいた、松下さん演じる周明は、朱仁聡らと共に越前にやってきた、宋の見習い医師。まひろに宋のことばを教え、親しくなっていく。しかし、どこか謎めいたところもある男だ。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月08日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)に出演する豪華キャスト47人の関係性を網羅した最新相関図が8日、公開された。さらに藤原隆家役・竜星涼、朱仁聡(ヂュレンツォン)役・浩歌、周明(ヂョウミン)役・松下洸平の扮装写真も解禁された。「越前編」は、第21回(5月26日)から放送開始予定。主人公・紫式部/まひろは、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性。「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い。その男性の名は藤原道長。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語だ。脚本は大石静氏が務める。
2024年03月08日現在放送中の吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」が、5月から“越前編”を放送。3月7日(木)本日、滋賀県高島市内でロケが行われ、地元メディアを対象とした取材会が実施された。吉高さんが紫式部(まひろ)を演じる本作。今回撮影されたのは、紫式部が生涯で唯一、都を離れて暮らした越前に向け、琵琶湖を舟で移動するシーンや、湖畔の船着き場で夕立の中、舟から荷物を降ろすシーン(※ともに第21回 5/26放送予定)。第21回琵琶湖を舟で渡るシーン吉高さんは「久しぶりに空が広い外のロケでワクワクしています。実際に来てみると、朝と昼でも風の強さが全然違うんだなって、驚きました」と話し、「越前編では、まひろは生きている価値というか、見当たらない志を模索して苦しんでいる時期でもあるんです。 国司という父上の仕事姿も初めて目にして、父上と2人3脚で頑張ろうしていきます。そして福井の熱がすごいんです!『京都だけのドラマじゃないぞ』という越前市をはじめ福井県の皆さんの熱もすごく感じていてうれしいです」とコメント。取材会には、藤原為時役岸谷五朗も参加。「やっぱりこの琵琶湖の自然はすごいですね。まひろと一緒に舟で湖上に出たんですけど、風の勢いも感じましたね」とロケの感想を。また「越前編では、まひろが自分の心と対じしたり、まひろの恋心がどうなっていくのかドキドキする父の気持ちもあったり。素晴らしい新たなキャストも登場するなど、『光る君へ』の画がガラッと変わります。我々もびっくりするぐらいなので、見てくださっている視聴者の皆さんは、どうなっちゃうんだろう!というぐらいです」と見どころを語っている。なお、越前編放送開始は第21回から。第15回(4/14放送予定)で石山寺が登場することも明かされた。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月07日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)で、きょう7日に滋賀県高島市内でロケが行われた。この日は、紫式部が生涯で唯一、都を離れて暮らした越前に向け琵琶湖を船で移動するシーンなどを撮影。ロケ風景含をはじめ、吉高、藤原為時を演じる岸谷五朗のコメントが到着した。吉高は「今回の琵琶湖ロケは、久しぶりに空が広い外のロケでワクワクしています。実際に来てみると、朝と昼でも風の強さが全然違うんだなって、驚きました。まひろとしては、先日放送した『遠くの国』(第9回のサブタイトル)というワードがずっと残っているんです」。「向こうへ行ったら、私の知らない世界。まひろのことも誰も知らない世界。そこで 新しく生まれ変わることもできるんじゃないかという気持ちも込み上げてきます。越前編では、まひろは生きている価値というか、見当たらない志を模索して苦しんでいる時期でもあるんです」。「国司という父上の仕事姿も初めて目にして、父上と2人3脚で頑張ろうとしていきます。そして福井の熱がすごいんです!『京都だけのドラマじゃないぞ』という越前市をはじめ福井県の皆さんの熱もすごく感じていてうれしいです」とコメントしている。岸谷は「やっぱりこの琵琶湖の自然はすごいですね。まひろと一緒に舟で湖上に出た んですけど、風の勢いも感じましたね。当時は相当の志とドキドキで移動したんでしょうね。越前の国司になるまでは、まひろとの関係性って父親と子供。割とベクトルは向かい合っていたんですよね。 親子でもめたり、いろんなことあったんですが、越前編では2 人が1つのことに立ち向かっている感じが、初めて描かれるんです」。「越前編では、まひろが自分の心と対じしたり、まひろの恋心がどうなっていくのかドキドキする父の気持ちもあったり。素晴らしい新たなキャストも登場するなど、『光る君へ』の画がガラッと変わります。我々もびっくりするぐらいなので、見てくださっている視聴者の皆さんは、どうなっちゃうんだろう!というぐらいです」とメッセージしている。制作統括・内田ゆきチーフ・プロデューサーは「越前編は、同じドラマとは思えないぐらいに印象が変わると思います。松原客館に逗留(とうりゅう)する宋の人々や当時とても貴重であった越前の紙に出会うなど、物語は大きな転換点を迎えます。特に、のちに作家となる主人公のまひろにとっては、人生の中で最も大切な経験の1つとして見てもらえるとうれしいなと思っています」と伝えている。この日行われた撮影シーンは、都を離れ、まひろや為時、乙丸などが越前へ向け、琵琶湖を舟で渡るシーンや湖畔の船着き場で夕立の中、舟から荷物を降ろすシーン。ともに放送予定は第21回(5月26日)を予定している。
2024年03月07日吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」第10回の相関図が公式サイトにて公開された。「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く本作。紫式部/まひろ役を吉高さんが務めるほか、柄本佑、井浦新、高畑充希、三浦翔平、本郷奏多、塩野瑛久、竜星涼、黒木華、松下洸平らが出演している。3月10日(日)放送予定の第10回は「月夜の陰謀」という物語。兼家(段田安則)が道長(柄本佑)たち一族を巻き込み、秘密裏に花山天皇(本郷奏多)を退位させ、懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画が進んでいく。そのころ、まひろ(吉高由里子)は家に帰ってこない為時(岸谷五朗)を案じ、妾の家を訪ねると、身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに、道長からの恋文が届き、まひろは道長への文をしたため始める…という内容になっている。第10回相関図<まひろの家族><道長の家族><倫子の家族><市井の人々><朝廷の人々>大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月04日大河ドラマ「光る君へ」より、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイトにて公開された。吉高由里子が紫式部に扮する本作。今回公開された「君かたり」には、まひろ(紫式部)ののんびりとした弟・藤原惟規役の高杉真宙、まひろとは特別な絆がある藤原道長役の柄本佑、町辻で風刺劇を披露する散楽の一員である直秀役の毎熊克哉が登場。それぞれ、演じる役柄やまひろについてなどを語っている本映像。高杉さんは、「助けたくなる姉」「なくてはならない存在」と姉・まひろや乳母・いと(信川清順)について語る。柄本さんは、直秀について「同じにおいを感じる」「自由さみたいなものに対する、憧れみたいなのも意外に道長の中にはちょっとあるんじゃないかな」と考えを述べた。そんな直秀を演じた毎熊さんは、「若いときに失ったこととかが、むしろ何か得るタイミングだったりする気がしていて、それを忘れないでほしい」「若いときに味わった気持ちを汚さずにというか、やっぱり人生いつまで生きるかわからないですけど、大事なものっていうのはそんなに何個もないはずなので、そういうのを持っていてほしいなと思いますね」とまひろと道長への思いを明かしている。第10回あらすじ兼家(段田安則)は道長(柄本佑)たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇(本郷奏多)を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画を進め始める。その頃まひろ(吉高由里子)は、家に帰ってこない為時(岸谷五朗)を案じ、妾の家を訪ねてみる。そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたため始めるが――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月04日吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」。その9話が3月3日放送。直秀の運命を決めた道長の選択を嘆く視聴者からの投稿がSNSに続々寄せられている。時は平安時代、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書き上げた紫式部を主人公に、変わりゆく世を変わらぬ愛を胸に懸命に生きた彼女の物語を紡いでいく本作。キャストは紫式部/まひろ役で吉高さんが主演を務めるほか、捕らえられた盗賊が直秀だと知り愕然とする藤原道長に柄本佑。散楽としての顔と義賊としての顔を持つ直秀に毎熊克哉。まひろの母の命を奪ったほか、父・兼家の汚れ仕事を引き受けてきた藤原道兼に玉置玲央。道長、道兼ら兄で兼家の嫡男である藤原道隆に井浦新。夫・円融天皇に毒を盛った兼家へ憎しみを抱く道長の姉・藤原詮子に吉田羊。突如病に倒れた道長の父・藤原兼家に段田安則。花山天皇の教育係を務めるまひろの父・藤原為時に岸谷五朗。まひろとは対照的に勉強が苦手な弟の藤原惟規に高杉真宙。倒れた兼家の元を訪れ祈祷する安倍晴明にユースケ・サンタマリア。お腹の子と共に亡くなった忯子への想いが断ち切れない花山天皇に本郷奏多といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。直秀が盗賊だと知った道長は武者たちに盗賊を検非違使に引き渡すよう告げたうえで、「早めに解き放ってもらいたい。手荒なことはしないでくれ」と検非違使に袖の下を渡す。金を受け取った検非違使は「承知しました」と道長の頼みを受け入れる。一方捕われた盗賊たちは自分たちの罪がむち打ち30回程度だと考える。その後、道長は盗賊たちが無罪になるという話と、明日の卯の刻(早朝)に出立することを知る。まひろを連れ出立する直秀に会いに行く道長だが、門番からはすでに獄を出て鳥辺野に向かったと言われる。道長はまひろを連れ鳥辺野に急行するが、すでに直秀は息絶えた後だった。自分が告げた言葉が検非違使に曲解され直秀を死に至らしめたことを悟った道長は「私が殺してしまった」と号泣。まひろと直秀を土に埋める…。「道長が検非違使に心づけを渡さなければ、鞭打ち30回で済んだ筈だったのに」「賄賂が逆の意味に受け取られたのか‥‥。道長が何もしなければムチ打ちで終わったと」「手荒な真似を控えろという貴族の指示に検非違使は「苦しまずに楽にする」で応えたのか」など、道長の配慮が直秀を死に追いやったことを嘆く投稿が視聴者から相次いで寄せられる。また「直秀はさぁ、ずっとまひろと三郎のそばで二人を見守っていくんだって思ってたじゃん…」「まだ3月だよ!?もっと見てたかった!見てたかったよ!直秀!」「この先もまひろたちを見守ってからかってくれるんじゃなかったの?えええ……?」と直秀の早い退場を惜しむ声とともに、「まさか平安時代舞台で鬼脚本を見せつけられるとは思わないじゃん…」などといった反応も多数寄せられている。【第10話あらすじ】兼家は道長たち一族を巻き込み秘密裏に花山天皇を退位させ、孫の懐仁親王を擁立する計画を進める。まひろは家に帰ってこない為時を案じ妾の家を訪ねる。そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届き、まひろは道長への文をしたため始める…。「光る君へ」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。(笠緒)
2024年03月04日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)の第9回「遠くの国」が3日に放送され、直秀(毎熊克哉)が退場する悲劇的な展開を迎えた。道長が「この者らは誰も殺めてはおらぬ。命まで取らずともよい。検非違使に引き渡せ」と直秀らに手荒なまねはしないよう命じ、看督長に処分を軽くするよう“心づけ”も渡したものの願い届かず。流罪と決まった盗賊団は、屍の捨て場と呼ばれる「鳥辺野」で無残に死体となって見つかった。責任を感じた道長は「皆を殺したのは俺なんだ」と号泣する。そしてまひろとともに手で懸命に土を掘り、直秀らを埋葬した。一連のシーンに視聴者からは「鎌倉殿ばりの地獄脚本」「直秀も道長もつらすぎ」「直秀ぇぇぇぇぇぇ」「まだ序盤なのに退場は早すぎる」「直秀…もう会えないの…もうちょっと3人の関係を見ていたかった」「直秀…こんなに早く退場とは…とほ」などの声が寄せられている。主人公・紫式部/まひろは、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性。「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い。その男性の名は藤原道長。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語だ。脚本は大石静氏が務める。
2024年03月04日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)の第9回「遠くの国」が3日に放送され、悲劇的な展開を迎えた。第9回は、東三条殿に入った盗賊の正体は直秀(毎熊克哉)ら散楽一座だった。道長(柄本佑)の命で検非違使に引き渡される。一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろ(吉高由里子)は盗賊仲間と勘違いされ、獄に連行される…というストーリーだった。盗賊の正体を知った道長は「この者らは誰も殺めてはおらぬ。命まで取らずともよい。検非違使に引き渡せ」と直秀らに手荒なまねはしないよう命じ、看督長に処分を軽くするよう“心づけ”も渡した。しかし、その行いが裏目に出る。流罪と決まった盗賊団は、道長たちの情報よりも早くに出発した。どこに向かったのか問い詰める道長に門番は「鳥辺野」だと答える。屍の捨て場と呼ばれる場所だ。まひろと道長が急いで駆けつけるも、無残に刺殺された直秀たちの遺体が転がっていた。やがて道長は遺体を前に合掌し、まひろとともに手で懸命に土を掘り、直秀らを埋葬して「皆を殺したのは俺なんだ」と慟哭する。一連のシーンに視聴者からは「直秀も道長もつらすぎ」「直秀ぇぇぇぇぇぇ」「まだ序盤なのに退場は早すぎる」「直秀…もう会えないの…もうちょっと3人の関係を見ていたかった」「直秀…こんなに早く退場とは…とほ」「直秀と別れの言葉もないなんて…」などの声が寄せられている。主人公・紫式部/まひろは、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性。「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い。その男性の名は藤原道長。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語だ。脚本は大石静氏が務める。
2024年03月03日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)の第10回「月夜の陰謀」が、10日に放送される。主人公・紫式部/まひろは、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性。「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い。その男性の名は藤原道長。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語だ。脚本は大石静氏が務める。■第10回のあらすじ兼家(段田安則)は道長(柄本佑)たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇(本郷奏多)を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画を進め始める。その頃まひろ(吉高由里子)は、家に帰ってこない為時(岸谷五朗)を案じ、妾の家を訪ねてみる。そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたため始めるが…
2024年03月03日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)の第9回「遠くの国」が3日に放送され、兼家(段田安則)のある行動に注目が集まっている。第9回は、宮中では、花山天皇(本郷奏多)と義懐(高橋光臣)の関係が悪化し、代わって道兼(玉置玲央)が信頼を得始めていた。その頃、兼家を看病する詮子(吉田羊)を思いもよらぬ事態が待ち受けていた…というストーリーだった。道長(柄本佑)が帰宅すると、倒れていたはずの兼家が目覚めていた。我が子らを前に兼家は事の真相を語る。内裏で倒れたあと、兼家は安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)の祈祷で意識を取り戻し、ある作戦を企てたという。「これは我が一族の命運にい関わる話じゃ。身を正してよく聞け」。亡きよし子(井上咲楽)が怨霊となって右大臣に取り憑いたといううわさを内裏に流す。その後も不吉な出来事が続き、晴明は花山天皇によし子の霊を成仏させるには、帝が出家するしかないと告げる。一連のシーンに視聴者からは「兼家パパが怖かった。あの瞬間が」「兼家ッ!汚い!(喜んでる)」「転んでもただでは起きないの極みすぎる兼家」「兼家さんのサイコっぷりが止まらない」「やっぱり全部作戦だったのね兼家さんマジで恐ろしいな」などの声が寄せられている。主人公・紫式部/まひろは、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性。「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い。その男性の名は藤原道長。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語だ。脚本は大石静氏が務める。
2024年03月03日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)の第9回が放送され、毎熊克哉が演じる直秀が志半ばで退場した。このほどインタビューに応じた毎熊が撮影秘話を語ってくれた。主人公・紫式部/まひろは、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書きあげた女性。「光源氏」の恋愛ストーリーの原動力は秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への想い。その男性の名は藤原道長。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語だ。脚本は大石静氏が務める。前作『どうする家康』の大岡弥四郎役に続き、2作連続の大河ドラマ出演となった毎熊。「撮影現場でやっていることに関しては、衣装に着替えて、メイクをして、演技をして…と、大河ドラマでも映画でも変わらない」と前置きをした上で「ただ、そこに集まってる主要キャストやスタッフの方々は、準備も含めて膨大な時間、人生そのものを作品に費やしているわけじゃないですか。“ 大河をやるんだ“ というエネルギーを強く感じて、僕は9回までにはなりましたけど、その熱量に一緒になって挑まないとと思いながら作品に臨みました。撮影は3ヶ月で終わったんですけど、僕自身も一年分の気持ちになって挑んだというか…。それは他の作品ではなかなか生まれない感覚で、すごく責任重大だなと思いました」と話し、充実感をにじませた。また、直秀役のオファーを受けた段階で「序盤に殺されるということは知っていました」という毎熊。流罪が決まった盗賊団のメンバーたちがその道中で惨殺されたシーンに話題が及ぶと「カラスに食われているという描写がとてもいいなと思いました」と客観的に語る。続けて「理由を説明するのが難しいのですが、ただ死ぬだけじゃなく、死んだ後にカラスに食われているというのがすごく残酷に思えたというか…。鳥って自由の象徴のような感じがして、直秀は、自分の意思で自由に生きていけるというキャラクターでした。その人が鳥に食われてるっていうのは、なんかいいなって思いましたね」。変わり果てた直秀を見て、まひろと道長は慟哭する。毎熊は「まひろと道長に影響を与える役でしたが、重く長くのしかかるシーンだなと思います」と振り返った。さらに「台本には書かれていないのですが、演出の中泉さんに直秀の最期の姿はどんなものか…と相談をうけて、手に泥を握りしめているというのを提案しました」と告白「その姿を道長が見つけて、泥を払って扇子を持たせてやるというシーンになりました」。その意図については「一つは権力の抵抗。そしてその悔しい思いを道長にバトンタッチするかのように泥を握りしめました」と明かしてくれた。町辻で風刺劇を披露する散楽の一員で、当時の政治や社会の矛盾を面白おかしく批判していた直秀は、近いうちに都を離れ、山を越えて、海が見える遠い国を目指す予定だった。最後に毎熊へ“まひろへ残す言葉”を問うと「いつかは海を見てほしいなと思いますね。都の外にはこんなにきれいな場所、景色がいっぱいあるんだと知ってほしい。こんな狭っ苦しい、生きづらい世界ではなく、もっとのどかで美しい世界を見てほしい」と願うように呼びかけていた。
2024年03月03日俳優の吉高由里子が主演を務める、大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)の第9話「遠くの国」が、3月3日に放送される。前回は、倫子(黒木華)たちの間では、打きゅうの話題で持ち切り。斉信(金田哲)らの心無いことばを聞いたまひろ(吉高由里子)は心中穏やかでない。そんな中、宮中で兼家(段田安則)が倒れる。安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)のおはらいが行われるが効果はなく、道長(柄本佑)ら兄弟が看病にあたる。一方、為時(岸谷五朗)を訪ねて道兼(玉置玲央)がまひろの家に突然現れる。母の仇と対峙することになったまひろだったが…今回は、東三条殿に入った盗賊の正体は直秀(毎熊克哉)ら散楽一座だった。道長(柄本佑)の命で検非違使に引き渡される。一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろ(吉高由里子)は盗賊仲間と勘違いされ、獄に連行される。宮中では、花山天皇(本郷奏多)と義懐(高橋光臣)の関係が悪化し、代わって道兼(玉置玲央)が信頼を得始めていた。その頃、兼家(段田安則)を看病する詮子(吉田羊)を思いもよらぬ事態が待ち受けていた。
2024年03月03日吉高由里子が紫式部を演じる現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」より、藤原道兼役・玉置玲央のインタビュー映像が公開された。「知らなくていいコト」「星降る夜に」などでも、吉高さんとタッグを組んだ大石静が手掛ける本作。吉高さんのほかにも、藤原道長役の柄本佑、藤原道隆役の井浦新、さらに、高畑充希、黒木華、町田啓太、塩野瑛久、毎熊克哉、松下洸平、ユースケ・サンタマリアらが出演。今回インタビュー映像が公開された玉置さん演じる道兼は、道長の次兄で、まひろ(紫式部)との間に、ある因縁がある人物。映像では、役との共通点や、好きな登場人物・安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)について語っており、視聴者からは「道兼が嫌いだったのは第一話がマックスで、その後はその哀しさや純粋さがダイレクトに伝わってきて目が離せない登場人物になりました!」、「これからの話もとても楽しみにしてます!」、「嫌いになれない…」、「話数を重ねてきて、玉置さんの演技力の素晴らしさもあり、ずっと孤独な道兼の心の置き場もなんとかしてあげたいと情を感じるような気持ちが湧き立ちました」、「複雑で繊細な玉置玲央さんの演技が素晴らしいと思う」、「光る君へにこんなにハマれたのは道兼がいてくれたからだと思う」などとたくさんのメッセージが寄せられている。▼第9回「遠くの国」(初回放送:3月3日)東三条殿に入った盗賊の正体は直秀(毎熊克哉)ら散楽一座だった。道長(柄本佑)の命で検非違使に引き渡される。一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろ(吉高由里子)は盗賊仲間と勘違いされ、獄に連行される。宮中では、花山天皇(本郷奏多)と義懐(高橋光臣)の関係が悪化し、代わって道兼(玉置玲央)が信頼を得始めていた。その頃、兼家(段田安則)を看病する詮子(吉田羊)を思いもよらぬ事態が待ち受けていた――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月28日吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」第9回の相関図が公式サイトにて公開された。本作は、吉高さん演じる紫式部/まひろの人生を描く物語。大石静が脚本を手掛け、吉高さんのほかにも、柄本佑、井浦新、高畑充希、三浦翔平、本郷奏多、塩野瑛久、竜星涼、黒木華、松下洸平らが出演する。今回相関図が公開された第9回は、3月3日(日)に初回放送を迎える「遠くの国」。盗賊の正体が、直秀(毎熊克哉)ら散楽一座と判明し、道長(柄本佑)の命で検非違使に引き渡される。一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろは、仲間と勘違いされ、獄に連行されてしまう。そして宮中では、花山天皇(本郷奏多)と義懐(高橋光臣)の関係が悪化し、代わって道兼(玉置玲央)が信頼を得始める――という内容だ。第9回相関図■まひろの家族■道長の家族■倫子の家族■市井の人々■朝廷の人々大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月26日大河ドラマ「光る君へ」第8話が2月25日放送。母の仇、道兼を前に琵琶を奏でるまひろに「凄い迫力」「あのシーンはホラーすぎる」などの声が上がる一方、為時に近づく道兼の行動には「安倍晴明の策略なのか?」といった推測も広がっている。「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を、「大恋愛~僕を忘れる君と」や「知らなくていいコト」などで知られる大石静が脚本を務め描いていく本作。公任らの会話を立ち聞きし精神的ショックを受ける紫式部/まひろを吉高由里子が演じ、直秀の腕を傷を見て彼が盗賊ではと疑念を抱く藤原道長に柄本佑。散楽の一員でありながら盗賊でもあり、まひろと道長を繋ぐ存在となる直秀に毎熊克哉。まひろにとっては“母の仇”だが道長の次兄でもある藤原道兼に玉置玲央。兼家に仕え、花山天皇に教育を施したまひろの父・藤原為時に岸谷五朗。まひろとは対照的な性格の弟。藤原惟規に高杉真宙。道長の長兄で兼家の嫡男・藤原道隆に井浦新。道兼や兼家を恨む道長の姉・藤原詮子に吉田羊。権力掌握のため影で様々な策を図る道長の父・藤原兼家に段田安則。まひろと交友を深める源倫子に黒木華。勝気な性格のききょう/清少納言にファーストサマーウイカ。宮中で急速に力を強めていく藤原義懐に高橋光臣。花山天皇の叔父恋愛より家の繁栄が大事だと考える道長の友人・藤原公任に町田啓太。花山天皇の女御で策謀に巻き込まれ命を落とした藤原忯子に井上咲楽。忯子の死を激しく嘆く花山天皇に本郷奏多といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。8話では公任と斉信の会話を聞いたまひろが道長への想いを断ち切ろうとする。そんななか宮中で兼家が倒れ、お祓いのためにやってきた安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)は兼家と二人きりにするよう道隆らに告げる。その後、お祓いの最中に倒れた巫女が忯子を名乗り「子を返せ」と言って暴れ出す。その後、道兼は為時に自分が幼少期から兼家に“虐待”されてきたと告白。さらに道兼は為時の家を訪ねてくる。道兼と為時が酒を酌み交わす前で、まひろは道兼に殺められた母を想い琵琶を弾く。その音色を聴いた道兼は胸打たれ涙する…という展開。母の仇を前に涙をこらえながら琵琶を弾くまひろに「まひろの殺意の琵琶やばすぎ。あのシーンはホラーすぎる」「琵琶を弾くまひろ、怨念半端ねぇ。道兼も怨念に飲み込まれているし、凄い迫力」「まひろは恐らく母を失った哀しみ、道兼への憎しみを込めて琵琶を奏でたであろうに、その琵琶の音色が道兼の心に響くとは何という皮肉」といった感想が続出する一方、「道兼君がまひろの琵琶を聞いて涙するのは本気?、それとも懐柔策?」といった声も。兼家が倒れてからの道兼の行動には疑念を抱く視聴者も多く、SNSでは「突然近づいてきた道兼こえーな。おいおい、何企んでるんだ?」「道兼くんの告白は、本当か(花山帝の懐に入り込むための)小芝居か、どっちだ?」「よし子の憑依と呪詛は、果たして安倍晴明の策略なのか?道兼が為時に語った父からのDVは、果たして真実なのか?」「あれが兼家の策略だとして、それをそのまま実行する道兼を思うと地獄ですね」などの投稿が数多く寄せられている。【第9話あらすじ】東三条殿に入った盗賊の正体は直秀ら散楽一座で、道長の命で検非違使に引き渡される。一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろが盗賊仲間と勘違いされ獄に連行される。宮中では花山天皇と義懐の関係が悪化、代わって道兼が信頼を得始めていた。兼家を看病する詮子には思いもよらぬ事態が待ち受ける…。「光る君へ」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。(笠緒)
2024年02月26日吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ『光る君へ』に出演中の黒木華(33)。藤原道長役の柄本佑(37)の正妻・源倫子が“ハマり役”だとSNSで話題になっている。《黒木華さんが平安顔すぎて違和感なさすぎる》《黒木華ちゃん、絵巻に描かれた女性そのもの。十二単似合いすぎ。まさに平安の姫様》芸能関係者はこう明かす。「黒木さんご本人も平安顔であることは自覚しているみたいですね。知人に『光る君へ』での好演を褒められたときに、『平安時代のお姫さまを演じるのは難しいけど、あの平安顔は一切役作りナシ!』と笑って話していたそうです」そんな黒木はデビュー前に意外な仕事をしていた。「大学生時代に京都のお化け屋敷で時給800円のバイトをしていたそうです。そのお化け屋敷は演技を勉強する学生たちの手作りで、黒木さんは白装束にロングヘア、青白いメイクを施した幽霊役に扮し、まるで貞子のようだと評判だったとか。あるとき、番組のロケでチュートリアルの徳井さん(48)がそのお化け屋敷を訪れたそうです。徳井さんは血だらけのメイクで地面を這って現れた黒木さんのことがすごく印象に残ったらしく、その後、彼女が女優デビューした時に『あの幽霊の人だ!』とすぐに思い出したのだとか。数年後に番組で共演した際には『あの幽霊だけ他と違った』と話していました」(前出・芸能関係者)幽霊役で身につけた役作りが、今後『光る君へ』でさらに生かされるかもしれないという。「黒木さん演じる倫子は、今はまだ身分が低い主人公のまひろに対しても平等に接する優しい役どころですが、これから徐々に豹変していくそうです。黒木さん自身も《道長の出世に伴って、政治に巻き込まれて、倫子も変化せざるをえなくなると思います》(『NHK大河ドラマ・ガイド 光る君へ 前編』)と話しているので、この先、彼女の“恐怖”の演技が期待できるかもしれません」(前出・芸能関係者)黒木の平安顔が恐ろしい表情に変わるとき、この役はさらなるハマり役になるだろう。
2024年02月21日現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」第8回の相関図が公式サイトで公開された。吉高由里子が主演する本作は、「源氏物語」を生み出した、紫式部の人生の物語。「星降る夜に」「知らなくていいコト」の大石静が脚本を担当し、吉高さんが主人公の紫式部/まひろを演じている。ほかにも、柄本佑、井浦新、高畑充希、三浦翔平、本郷奏多、塩野瑛久、竜星涼、黒木華、松下洸平ら豪華なキャストが出演する。今回公開されたのは、2月25日(日)に初回放送予定の第8回「招かれざる者」の相関図。第8回は、打きゅうの話題で持ち切りの中、斉信(金田哲)らの心無いことばを聞いたまひろ(吉高由里子)は、心中穏やかでない。さらに、宮中で兼家(段田安則)が倒れ、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)のお祓いが行われるが効果はなく、道長(柄本佑)ら兄弟が看病にあたる。一方、為時(岸谷五朗)を訪ねて道兼(玉置玲央)がまひろの家に現れ、母の仇と対峙することに――という内容になっている。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月19日大河ドラマ「光る君へ」7話が2月18日放送。毎熊克哉演じる直秀の正体に「一体何者なのか」など視聴者がざわめくなか、公任たちの下劣な会話にショックを受けるまひろには「早とちりするな」「一緒に泣きそう」など、悲しみの声が広がっている。まひろ/紫式部を吉高由里子が演じる本作。共演にはまひろに惹かれる藤原道長に柄本佑。散楽の一員で盗賊でもある直秀には毎熊克哉。まひろと親しくなっていく源倫子に黒木華。ききょう/清少納言にはファーストサマーウイカ。道長の友人・藤原公任に町田啓太。同じく友人の藤原斉信に金田哲。道長の次兄・藤原道兼には玉置玲央。道長の長兄・藤原道隆には井浦新。まひろの父・藤原為時には岸谷五朗。権力にためであれば手段を選ばない道長の父・藤原兼家には段田安則。花山天皇には本郷奏多といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。斉信の妹で花山天皇に入内した藤原忯子(井上咲楽)が早逝し、悲しみにくれる斉信は気晴らしにと打毱をすることを提案。打毱にはまひろ達女性貴族も招かれる。だが打毱の当日、急遽欠員が出てしまい、道長は直秀を“最近見つかった弟”として参加させる…。視聴者からは「いきなり連れてこられたのに、打毬のルールちゃんと知ってて活躍できちゃう直秀」「直秀がいきなり打毱が出来てしまって良い腕してるのは、そういう生まれってことなのかな」「それにしても、いきなり打毬が出来てしまう直秀は一体何者なのか。運動神経が良いだけの人じゃないのは確実」など、打毱初体験のはずの直秀に対し、その出自に対し想いを巡らせる投稿が続出。打毱が終わるとともに雨が降り出し、倫子の猫・小麻呂が逃げ出してしまう。倫子に代わり探しに出たまひろは小麻呂を見つけるが、そこに打毱を終えた道長たちがやってきたためまひろは思わず身を隠し、濡れた身体を拭きながら道長らが交わす“ボーイズトーク”を立ち聞きすることになるのだが、そこで交わされる会話の内容にまひろは愕然とすることに…。まひろを「地味でつまらんな。あれはないな」と評した公任は、「ききょうに首ったけ」だと言う斉信に「女ってのは本来、為時の娘みたいに邪魔にならないのがいいんだぞ。あれは身分が低いからダメだけど」と言い放つ。さらに公任は自分たち男性貴族にとって大事なことは恋愛ではなく、身分の高い女性貴族の婿となった女子を産ませ入内させ家の繁栄を守ることだと続け、「女こそ家柄が大事だ。そうでなければ意味がない」と語ると、「そうだろ、道長」と道長に同意を求める。その言葉に決して同意したわけではない道長だったが、会話だけを立ち聞きしていたまひろからは彼の表情を読み取ることはできず、激しいショックを受けたまひろはその夜、道長からの手紙を燃やしてしまう…。「まひろが手紙焼いてしまうのも分かるんだけど道長はこの会話に同意してないのよ、まひろ…」「待って色々としんどいわ、とりあえず道長の言葉を聞いてないんだから早とちりするなまひろ、手紙燃やすな!」「まひろもわかってたけど、まひろの散楽を見たかったって言ってくれた道長を信じたかったんやろな。でも手紙燃やしちゃった…まひろと一緒に泣きそうでした」など、このラストにSNSは同情と悲しみにあふれる事態となっている。【第8話あらすじ】公任たちの話を立ち聞きしたまひろがショックを受けるなか、宮中で兼家が倒れる。安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)のお祓いが行われるが効果はなく、道長ら兄弟が看病にあたる。一方、為時(岸谷五朗)を訪ねて道兼がまひろの家に突然現れる。母の仇と対峙することになったまひろだったが…。「光る君へ」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。(笠緒)
2024年02月19日「第5回放送分で、まひろ(吉高由里子)は、母・ちはや(国仲涼子)を殺害したのは、思いを寄せる道長(柄本佑)の兄・道兼(玉置玲央)だったと知り、倒れるほどのショックを受けました。初回放送で、ちはやを背後から刺殺した道兼こそ、今回の大河で最大のヒール役でしょう。物語の大きな鍵を握る道兼役をまた玉置さんが演じているのも、NHKが絶大な信頼を寄せている証しといえます。特に“影のある役”での突出した表現力の高さから数年来、NHKの出演作が絶えず、いまや“NHK御用達俳優”といってもいいでしょう」(制作関係者)玉置は『光る君へ』の初回放送直後、SNSで《玉置玲央や俺が演じる大河ドラマの道兼は嫌いになっても、『光る君へ』は嫌いにならないでください。どうか次回も視ていただけたら幸いです》と呼びかけていた。そんな彼は05年「劇団柿喰う客」で役者デビュー。高い身体能力を武器に、多数の舞台に出演している実力派だ。民放では『恋する母たち』(20年、TBS系)などにも出演しているが、NHKの出演作品数は群を抜く。大河ドラマでは『真田丸』(16年)、連続テレビ小説は『花子とアン』(14年)『おかえりモネ』(21年)、そのほか『サギデカ』(19年)『伝説のお母さん』(20年)『大奥』(23年)など数多くのNHK作品に出演しているのだ。テレビウオッチャーの桧山珠美氏は玉置についてこう評する。「民放のドラマにもけっこう出ていますが、NHKの作品では目立つ役柄を演じていることが多いので、NHKと相性がいいのでしょう。NHKに初お目見えしたのは、2014年の土曜ドラマ『足尾から来た女』(脚本・池端俊策)でした。足尾銅山で起こった、日本初の公害・足尾鉱毒事件をテーマに描いたオリジナルドラマで、主演は尾野真千子。文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門優秀賞をはじめ、この年のテレビ賞を数々受賞した作品でした。玉置が演じたのはアナーキスト・大杉栄。鈴木保奈美演じる社会主義に傾倒する活動家・福田英子のもとに出入りする社会主義者の役どころでした。少ない出番ながら、若き活動家として異彩を放ち、俳優・玉置玲央の名を世に知らしめた作品といえます。さらに、その年の朝ドラ『花子とアン』にも出演し、奇しくもこちらでも社会主義に傾倒する学生役でした。玉置の内に秘めたギラギラとしたなにかが、そういう役に選ばれがちなのかもしれません。この2つのドラマと、さらに大河ドラマで、知る人ぞ知る存在だった舞台俳優が、お茶の間のドラマ好きに知られることとなったと見ています。『花子とアン』から7年後、朝ドラ『おかえりモネ』では、テレビ局の社会部記者役をリアリティをもって演じ、いい意味でこういう普通の役柄もできることを証明しました。大河ドラマ『真田丸』では織田信忠、『麒麟がくる』では鉄砲鍛冶師の伊平次、そして今回の『光る君へ』藤原道兼と、大河ドラマにも次々と起用されています。朝ドラ、大河とNHKを代表する二大ドラマに重用されているのはNHKとの相性がいい証しだと思います」■時代が求める“クセつよ俳優”が不足してきている桧山さんは“NHKが好む俳優”についてこう分析する。「そもそも、NHKは劇団や小劇場などで、研鑽する俳優を好んで使う傾向があります。民放に比べてNHKの制作者は人数も多く、比較的、時間的余裕も予算もあり、新人発掘のため、大小関わらず劇場に足を運び、常にいい俳優をみつけようとしています。それゆえ、NHK御用達俳優が生まれるのではないかと。たとえば、朝ドラ『ブギウギ』でアホのおっちゃん役の岡部たかしなども、ずっと『城山羊の会』で研鑽を積み、民放ドラマにも出ていましたが、大河ドラマ出演は『龍馬伝』『八重の桜』『真田丸』『西郷どん』『青天を衝け』と5回。朝ドラも『ひよっこ』『なつぞら』『エール』そして、4月からの『虎に翼』ではついにヒロインの父親役として出演します。今回の道兼は、危険な香りを通り越して、猟奇的すらありますが、これを演じられる俳優はそうそういません。新井浩文、木下ほうか、永山絢斗、香川照之らがあんなことになって、いい役も普通の役もヒールもできる“クセつよ俳優”は不足しています。特に、妖しいオーラを放つセクシー系となるとさらに少なくなっています。コンプライアンス仕様の品行方正なイケメンには物足りなさを感じている視聴者にとって、そういう俳優が逆に求められている時代でもあります。それゆえ、玉置玲央に魅せられるのではと思います。遠藤憲一や松重豊、大杉蓮さんも、なかなかのコワモテ俳優でしたが、年齢を経るに従って、いいひと俳優になった面もあります。ですから、玉置玲央にはずっと尖っていて、ヤバい男でいて欲しいです」2月12日、玉置は出演したラジオ番組で兼家の今後の展開についてこう語っている。「時代が進んでいって、人間関係も変わって、新しい登場人物も出てくる。立場も変わっていくんですよ。道兼も道兼なりに成長していって。今はダークサイドに堕ちているかもしれないんですけど、少し変化が起こっていくんじゃないかな」NHKが信頼し続ける玉置だけに、どうやら道兼も“単なるヒール役”では終わらなさそうだ。
2024年02月18日吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」第6話が2月11日放送。ファーストサマーウイカ演じる清少納言に「キャスティング決めた人ありがとう」「イメージ・ザ・そのもの!!」など絶賛の声が上がっている。平安中期を舞台に世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部を吉高さんが演じ、脚本を「大恋愛~僕を忘れる君と」や「知らなくていいコト」などで知られる大石静が手がける本作。道長に母・ちやはが道兼に殺されたことを告白した紫式部/まひろ役の吉高さんはじめ、兄である道兼の所業を知り、彼を殴りつけた藤原道長には柄本佑。和歌や漢籍に通じる文人であるまひろの父・藤原為時には岸谷五朗。姉とは対照的に勉強が苦手なまひろの弟・藤原惟規には高杉真宙。父・兼家から汚れ仕事を押し付けられている道長の次兄・藤原道兼には玉置玲央。才色ともに優れた道長の長兄・藤原道隆には井浦新。藤原氏の中でも名門中の名門である道長の父・藤原兼家には段田安則。宇多天皇のひ孫である源倫子には黒木華。散楽の一員でまひろと道長をつなぐ役割もする直秀には毎熊克哉。道長の姉で兼家を憎む藤原詮子には吉田羊。また藤原公任には町田啓太。藤原斉信には金田哲。藤原実資には秋山竜次。花山天皇には本郷奏多いったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。6話ではまひろが道長と距離を取るため、そのライバルの左大臣家で間者を続けることを決断。そんななか、宮中で勢いを増す義懐一派に対抗するため、道隆は若い貴族たちを招いて漢詩の会を催すのだが、そこでまひろはききょう/清少納言と出会う…というストーリーが展開。ファーストサマーウイカ演じる清少納言はまひろとは対照的な性格。漢詩の会で公任の詩をたたえるまひろに、強めの口調で異を唱えるなど、自己主張も強いその姿に「清少納言パイセンはやっぱ現代の感覚で表現すると陽キャつよつよギャル」「ウイカさん演じる清少納言は、私の想像の何倍も強い(勝ち気?)女性」「清少納言って現代に生きてたら絶対にTikTokやってるよな」などの反応が。「清少納言のキャスティング決めた人ありがとう。完全に腑に落ちた」「ファーストサマーウイカさんが清少納言のなんとなくなイメージ・ザ・そのもの!!」などウイカさんの演技にも高い評価が送られている。また「清少納言」だと思ってたけど 「清 少納言」なのね」「清少納言のイントネーションを今まで間違っていたことに気がつきました」「清少納言のイントネーション私もすごく衝撃だった」など、清少納言の“読み方”について触れたコメントも多数SNSに投稿されている。【第7話あらすじ】道長への想いを断ち切れないまひろは没頭できる何かを模索し始め、散楽の台本を作ろうと思い立ち直秀に直談判。まひろの演目は辻で披露され次第に大盛況に。うわさを聞きつけた藤原家の武者たちが辻に駆けつけ大騒動となる。一方、道長や公任ら若者たちは打きゅうに参加、招待されたまひろは倫子たちと見物に行くことになる…。「光る君へ」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。(笠緒)
2024年02月12日吉高由里子、永山瑛太、松下奈緒、稲垣吾郎らの出演で昨年、NHKBS4K・8Kで放送された特集ドラマの劇場版『風よ あらしよ 劇場版』の初日舞台挨拶が2月9日(金)に行われ、原作・村山由佳と演出・柳川強が上映前に登壇した。吉川英治文学賞を受賞した村山さんの同名評伝小説を原作に、向田邦子賞受賞の矢島弘一が脚本を担当。本作の柳川監督は「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の波乱万丈の人生を描いたNHK連続テレビ小説「花子とアン」のディレクターも務めており、本作でも主演を演じきった吉高さんとは9年ぶりのタッグとなった。大正の時代、筆一本の力で、結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた女性、伊藤野枝を描いた本作。作品をイメージした着物をまとった村山さんは、「連載をしていた時の気持ちを思い出します。まさかこんな日が来るなんて、皆さんに映像で観ていただける日が来るなんて思ってもいませんでした」と語り、「原作へのリスペクトをこうして映像にしていただけたということが一番の喜びです」と感謝の念を述べた。また、女性解放運動家・伊藤野枝について「いつかこの人たちを映像で描きたいとずっと思っていました。でも虐殺される人の話、あと社会主義者のお話でもあるので、なかなか難しかった。そんな時に村山さんの本に出合えたんです」と柳川監督が述べると、村山さんは「生まれるのが早すぎたというか。でもあの時代に彼女たちが活動してくれたからこそ今があると思ってます」と、100年前の伊藤野枝が生きた時代と今の私たちの生活についてつなげて話した。当時の女性について「大正時代の女性というのは、すごく男尊女卑の世の中だったんですけど自己主張をするようになってきた世の中なんだな、という気がします」と柳川監督。それに続く形で「確かに、ただあの時代に女がものをいうという、まだ参政権がないような時代ですからね。そういう中で彼女が本当にへこたれないんですよね。まわりから何を言われても何をされても。彼女が持って生まれた魂というか、そういったものが野枝の場合は本当に突出していたと思います」と村山さん。舞台挨拶の最後には柳川監督から「役者さんが、魅力です。主演を演じた吉高由里子さん、僕は10年前に『花子とアン』をやりましたけど、存在感がすごく太くなったという感じがします。そして彼女を取り巻く役者のみなさん、みんな魅力的な人物を魅力的に演じてます。魅力的な人物と魅力的な演者さんをぜひ堪能していただきたいです。100年前と今を結びつけて、皆さんにどう結び付けて感じていただけるかすごく興味があります」とコメント。また村山さんは「2時間でこんなに中身の濃いものを作っていただけるというのは驚きでした。初めて観たときは最初から涙がボロボロでました。みなさんにも気持ちの中にズン、と来るものを感じていただけたらと思います」と初日の観客に向けて改めて感謝を述べて舞台挨拶は終了。上映後には会場で拍手が起こっていた。『風よ あらしよ劇場版』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:風よ あらしよ 劇場版 2024年2月9日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開©風よ あらしよ 2024 ©村山由佳/集英社
2024年02月10日現在放送中の吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」が、新たなビジュアル【二人 ver.】と【書 ver.】を公開した。今回公開されたのは、吉高さん演じる紫式部/まひろと、柄本佑演じる藤原道長という生涯のソウルメイトが、背中合わせに写る【二人 ver.】。そして、紫式部/まひろが筆をとる【書 ver.】の2種類だ。大河ドラマ「光る君へ」【書 ver.】なお、番組関連コンテンツとして、平安時代の仮名文字で文を作る“かなふみ”が公開。本作の題字と書道指導を担当する書家・根本知が書いた122文字の仮名文字と、NHKアーカイブスの背景素材やNHKキャラクターなどを組み合わせてメッセージ画像を作ることができる。コメント■制作統括内田ゆきチーフ・プロデューサー深い絆で結ばれている紫式部と藤原道長。そして、書かずにはいられない女、紫式部=まひろ。「光る君へ」が描こうとしているもの二つが、柔らかな光の中にしっかりと表れているビジュアルが完成しました。二人バージョンでは、お互いの存在を強く感じつつ、眼差しにはそれぞれの意志がある。まさにドラマの中のまひろと道長の関係が表されています。書バージョンには、この時代ならではの、たたずまいの自由さがあります。気負いなく筆にまかせて、でも心からあふれる言葉と真剣に向き合っているまひろです。この二つのビジュアルが加わって、「光る君へ」を貫くものがより明らかになり、魅力をお伝えできると自負しております。■クリエイティブディレクター・市耒健太郎「あなたの心を触りたい」「言葉にできない文学がある」1000年前も、今も、変わらないこと。それは、きっと、愛というものが、根源的には自由ではないこと。そして、才能というものは、つかみようがなく不定形であること。はたして人生とは、運命がひらくのか、意志がひらくのか。今も世界中から愛される『源氏物語』の作者にして、謎に満ちた才女、紫式部。もしも彼女が現代に生きていたら、なにを表現して、だれに恋をしたのでしょう。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月09日現在放送中の吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」より、花山天皇役・本郷奏多のインタビュー映像が公開された。本作は、「大恋愛~僕を忘れる君と」「知らなくていいコト」「星降る夜に」の大石静が、「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く、大河ドラマ第63作目。吉高さんが主人公の紫式部/まひろを、柄本佑が藤原道長を演じるほか、本郷さん、高畑充希、三浦翔平、竜星涼、塩野瑛久、黒木華、町田啓太、井浦新、松下洸平らが出演。本郷さんが演じる花山天皇は、東宮のころから藤原為時による漢籍の指南を受け、懐仁親王が東宮になると、早々の譲位を画策され、大事件が起きる。今回公開された映像では、本郷さんが“苦労した点”、“共通点”など質問に答えている。視聴者からは「花山天皇が1番好きです」、「もっともっと観たいです」、「花山天皇の今後も大いに期待しております」、「ハマり役」、「変な人だけど嫌いになれない花山天皇、本郷さんのお芝居に引き込まれています」、「退位してからの出演も楽しみです」などとコメントが寄せられている。第6回「二人の才女」(2月11日放送)まひろ(吉高由里子)は、道長(柄本佑)と距離を取るため、そのライバルの左大臣家で間者を続けることを決断。一方、道長は道兼(玉置玲央)の口から、まひろの母の事件をもみ消したのが兼家(段田安則)であることを知り、一家が背負う闇の深さに戦りつを受ける。そんな中、宮中で勢いを増す義懐(高橋光臣)一派に対抗するため、道隆(井浦新)は若い貴族たちを招いて漢詩の会を催すことに。参加を申し出たまひろだったが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月06日大河ドラマ「光る君へ」第5話が2月4日放送。まひろは道長に母の死について語る…その際のまひろの言葉に視聴者からも悲しみの声が広がる一方、道兼に対し怒りを露わにした道長を見た兼家の様子にも「ド外道」「感覚が狂ってる…」などの反応が集まっている。「大恋愛~僕を忘れる君と」や「知らなくていいコト」など数々の作品を手がけてきた大石静の脚本で、「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く大河ドラマ63作目となる本作。紫式部/まひろを吉高由里子が演じるほか、幼い頃にまひろと出会い、その後再会した藤原道長に柄本佑。まひろの父・藤原為時に岸谷五朗。まひろの弟の藤原惟規に高杉真宙。道兼に殺されたまひろの母・ちやはに国仲涼子。まひろの母を殺した道長の次兄・藤原道兼に玉置玲央。道長の長兄・藤原道隆に井浦新。権力を手中におさめようと画策する道長の父・藤原兼家に段田安則。“五節の舞”で舞う役目をまひろに替わってもらった源倫子に黒木華。散楽の一員だがまひろや道長と接点も持つ直秀に毎熊克哉。道長の友人・藤原公任に町田啓太。道長、同じく道長、公任らの友人・藤原斉信に金田哲。花山天皇に仕える藤原実資に秋山竜次。安倍晴明にユースケ・サンタマリア。為時に学問を学んだ花山天皇に本郷奏多。道長の姉で夫・円融天皇に毒を盛った道兼や兼家を恨む藤原詮子に吉田羊といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。“五節の舞”の場で道長が母の仇・道兼の弟だと知ってしまったまひろは、ショックのあまり寝込んでしまう。まひろが倒れたことを知った道長は彼女に手紙をしたためる。手紙には「倒れられたと聞いた。胸を痛めた。会って話がしたい。次の満月の夜、為時殿の屋敷を訪ねる」と書かれており、まひろは直秀に道長が会いに来ることを伝えたうえで「為時の前では話せないことがあるから、だからどこかで会わせて」と懇願する。そして次の満月の夜、道長と落ち合ったまひろは「6年前、母はあなたの兄に殺されました。私の目の前で…」と、母・ちやはが道兼に殺されたことを告白する…。そんなまひろの姿に「あの日、私が三郎に会いたいと思わなければ…、母が死んだのは私のせい」と号泣するまひろの姿に「自らの行動を悔いるまひろが切ない」「まひろの6年の苦しみは、道兼への恨みでもあるけど、それを上回る後悔と自責の念よね」「ずっと私のせいって言いたくて言えなかったのな…自分への憎しみとか後悔の方が大っきかったんだ」など、SNSにはまひろの心情に寄り添ったコメントがタイムラインにあふれる。一方、まひろの話を聞いて「俺はまひろの言うことを信じる。すまない」と謝罪する道長には「道長から見ても『あー、あいつならやりかねないな…』って兄ちゃんだったもんね」「まひろの言うことを信じる、だけでなくて『あの父とあの兄ならやるな』ってのも十分思ってると思う」といったコメントが。その後、道長は道兼のもとを訪れ、6年前のことを問いただし、ちやはを虫けら呼ばわりする道兼を殴りつけるのだが、そんな道長の姿を見て「道長に熱き心があったとは知らなかった。これなら我が一族の行く末は安泰」と高笑いする兼家には「思いがけない道長の姿を見た兼家がこれで我が家も安泰って笑い出すとは思わなかった」「パパ上のド外道発言にさすがの道兼も若干引いてる」「道兼もたいがいだけど、兼家も父として人として感覚が狂ってる…」といった反応も集まっている。【第6話あらすじ】まひろは道長と距離を取るため、そのライバルの左大臣家で間者を続けることを決断する。道長はまひろの母の事件をもみ消したのが兼家であることを知る。そんななか宮中で勢いを増す義懐一派に対抗するため、道隆は若い貴族たちを招いて漢詩の会を催すことになり、まひろも参加を申し出る…。「光る君へ」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。(笠緒)
2024年02月05日「吉高由里子さん(35)と初めてお会いしたのは、’22年の夏ごろ。『光る君へ』がクランクインする1年ほど前の顔合わせでした。まだ設定なども細かくは決まっていませんでしたので、書道の歴史や平安文学などの話をすることから始めました。平安時代の書道と現代の書道の違いなど、私の書への愛情を一方的に伝えていたのですが(笑)、吉高さんも『こんなに平安の書が好きな人とお仕事をするのだから、私も頑張るよ!』と言ってくださったので励まされました」そう語るのは書道家の根本知さん。根本さんはNHK大河ドラマ『光る君へ』の出演者への書道指導を担当している。流麗なタイトル文字を揮毫したのも根本さんだ。「演出家の方から、『紫式部が秘めた想いを持つ藤原道長へ恋文を書くとしたら、どんな題字になるかを見てみたいです』と言われて、筆を動かしたのです。するとまるで、まひろ(紫式部)と道長の想いが入り交じるような題字になりました。平安時代の“へ”は現代とは異なり、横線を一本引いているような感じなのです」歌人で作家の紫式部が主人公という作品だけに、ドラマでも筆をとるシーンが多く、ストーリー展開上も重要視されているという。根本さんに具体的な指導法を聞くと――。「私が書いたものを見ながら文字を書いていただきます。ただ平安時代のかな文字は、かなり数が多かったのです。現在のひらがなは46文字ですが、当時は150文字もありました。それが崩し字になっているので、そもそも読めないことも多く、どんな文字かを説明するところから始まります。特に吉高さんからは、筆の動きを間近で見てから書きたいと希望されていますので、私が書き順や筆のタッチをお見せしてから、稽古しています。見ているときは『こんなにきれいな線引けないよー!』とか、『なんでこんな難しい文字を書かせるのよ!』とか、大きな声を出してとてもにぎやか。リアクションが面白くて思わず笑ってしまうのですが、いざ稽古に入ると、集中力がとても高いので、日々上手になっています。最初のころは失敗すると、『ぎゃー!』と大きな声を出していましたが、最近ではそんな声を聞くことはあまりなくなりました」吉高も根本さんとの稽古を楽しんでいるようだ。昨年11月9日付のXでは、こんなコメントを発信していた。《今日は琵琶の稽古と書の稽古でしたっと写真は書の根本先生の手手がすんごい美しいのねっ私はこの手が大好きなのですもう授業が終わる頃に慌てて撮らせてもらいました左利きを恨む期間はまだまだ長いですが稽古に励んでおります》■実は字が下手だったという藤原道長吉高は左利きだが、作中では紫式部として右手で筆を運ばなければならない。その苦労について根本さんはこう語る。「私たちが想像するより難しいことだと思います。稽古を始めたときから私がアドバイスをしているのが、『気楽にしていいですよ』ということ。当時はかな文字が整理されていく過渡期で、のちの時代のように洗練されてはいなかったのです。だから『書道家や字の上手な人から見たら下手でも、気にすることはないですよ』と伝えています。いつも私自身が反省しているのですが、筆の使い方をうまく見せようとすると、技術に走ってしまって、ついつい筆を強く握ってしまいます。でも吉高さんは利き手でないこともあって、強く握りません。力まずに、本物の貴族のような柔和な持ち方なのです。SNSでも、“まひろの筆を持つ姿が雅”といった書き込みがありましたが、左利きだったからこそ実現できた雅さなのだと思います。まさに奇跡ですね」吉高のキャラクターもあって、撮影現場は和気あいあいとしているという。「吉高さんは、空気を読む人ではなく、空気を察する人だと感じています。現場では監督や助監督だけではなく、若いスタッフたちにも、『寒くない?』『いつもと雰囲気違うね』などと声をかけているのです。撮影手順に滞りがあったために、少しいら立ったスタッフがいたときも、吉高さんは少し笑いながら『ねぇ、怒ってるの?』と、あえて話しかけていました。するとスタッフも『えっ、怒ってなんかないですよ、そう見えましたか?』と、笑顔を見せてくれたのです。そういった吉高さんならではのフォローもあって、現場のいい雰囲気が保たれているのだと思いました」紫式部の“生涯のソウルメイト”藤原道長を演じているのが柄本佑(37)だ。「道長直筆の『御堂関白記』という本があり、筆跡が伝わっています。しかし細かいことを気にしない性格だったのか、あまり上手には見えないのです。きちんと墨をすっていない箇所があったり、筆を寝かせて書いたりしています。柄本さんも書道は未経験、その拙さを演出にうまくいかせればという思惑もあったようですが、それが功を奏したこともありました。“道長の字”がドラマに登場するシーンがあり、最初はそれを私が書くはずだったのです。しかし演出家の方から『道長の字にしてはうますぎる』とか『下手に書こうとする作為が感じられる』などと指摘され、困り果てました。そこで試しに柄本さんがいちばん初めに書いたものを演出家さんに見せたら、『これを使いましょう!』ということになりました。柄本さんの書く文字はユニークなので、周囲からは“佑フォント”と呼ばれていました。そんな柄本さんですが、いまでは上達しすぎて、以前の下手だったころの字をまねて、わざと下手に見せるように努力しています」根本さんの吉高や柄本への書道指導は今年11月まで続く予定だという。“書は人なり”ともいわれるが、ドラマに登場する文字に注目することで、さらに『光る君へ』を楽しむことができるだろう。
2024年02月04日現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』。『源氏物語』の作者で、吉高由里子(35)演じる紫式部/まひろの生涯を描いた本作は、初回視聴率は12.7%、1月28日放送の第4話は11.3%と視聴率の点では苦戦しているものの、女性ウケがとてもよいと評判だ。「私の周りの女性たちは、『どうする家康』よりも面白い!と大興奮。放送後はLINEで、『光る君へ』の話題で盛り上がっています。歴史を知っていても続きが気になってしまうんです。視聴率が前作より悪いというのは、不思議に思います」と本誌の60代女性記者も太鼓判。いったいどのような点が魅力なのだろうか?TVコラムニストの桧山珠美さんに解説してもらった。■韓流ドラマを思わせる展開が見どころ「平安絵巻の雅な世界を舞台に、セックス&バイオレンスが地上波で、しかもNHKの大河ドラマで楽しめるとは思っていませんでした。制作統括の内田ゆきさんを始め、演出・脚本・音楽など製作陣に女性が多いことも影響しているでしょう。民放ドラマでもプロデューサーや演出を女性が手掛けることは多くなりましたが、大河でこれほど多いのは初めてのことでは」物語の舞台、”平安”という時代も女性に刺さりやすいと分析する。「やはり女性はベルばらやエリザベートの世界観が好きです。それを日本に変換すると、平安時代だったのでしょう。王侯貴族のドレスは、平安絵巻で描かれる美しい着物に通じるんでしょうね。昔は、“朝ドラは女性”“大河は男性”というイメージがありました。そのため大河は家康・信長・秀吉で、たまに新撰組などの幕末が入って、チャンチャン、バラバラとやってきました。だから大河で、あえて雅な世界を描こうと考えるのは、女性の感覚が活かされたはず。実は、NHKでは’21年に、千葉雄大さんが現代にタイムスリップした光源氏を演じた『いいね!光源氏くん』というドラマを放映しています。つねに烏帽子をかぶっていて、おいしいものを食べるなどして興奮すると和歌を読んでしまうというコメディタッチの作品ですが、このころから“平安時代は鉱脈アリ”と見抜いていた優秀なスタッフがいるのかもしれません(笑)」ドラマの展開でも、やはり女性を意識した作りになっていると感じるという。「御曹司との身分違いの恋や、惹かれ合う二人が実は兄妹だったとか、事故で記憶喪失になったりという衝撃展開は韓流ドラマあるあるですが、それを彷彿させる展開も見もの。『光る君へ』も、平安絵巻な雅な世界観だと思わせといて、第1話のラスト、主人公・まひろの母親(国仲涼子)が刀でブスッと刺されて殺されてしまいます。さらに4話では、その母の仇が、あろうことか自分が思いを寄せる人の兄弟であると気づく。同じ藤原家でも名門の道長(柄本佑)と下級貴族のまひろでは身分違いで決して結ばれることはない、という展開も韓流好きの人は“こういうのお好きでしょ”という感じです。元々韓流は、百恵ちゃんの赤いシリーズに代表される大映ドラマが基礎となっているとも言われています。日本が誇る大映ドラマが逆輸入されて、パワーアップして帰ってきたという印象です」だからこそ、桧山さんが大石静さんの脚本に寄せる期待は大きいという。「大石さんが手がけた『セカンドバージン』(’10年・NHK総合)で長谷川博己さん、『オードリー』(’00年〜’01年・同)で佐々木蔵之介さんや堺雅人さん、近々では『星降る夜に』(’23年・テレビ朝日系)で北村匠海さんなど、とにかく”イケメン”眼力が凄い。『光る君へ』でも町田啓太さん(33)をはじめとし、イケメンを多く取り揃えています。で、なぜか大石さんが描くと、ロバートの秋山竜次さん(45)や、はんにゃの金田哲さん(37)も雅なイケメンに見えてくるから不思議。これぞ大石マジック。見た目だけじゃなく、人間的な魅力を引き出す脚本なんだと思います」■“平安時代のセックス&バイオレンス”に期待!その大石氏が’22年の制作発表記者会見で掲げたのが、桧山さんも期待を寄せる“平安時代のセックス&バイオレンス”だ。大石氏の手にかかった麗しい登場人物たちが、その世界観を繰り広げている。「バイオレンス担当の玉置玲央さん(38)が演じる”ヒール” 藤原道兼が、おそらく当ドラマで、大石さんのイチオシキャラではないかと。粗暴で主人公の母親を刺し、父の寵愛を兄ばかり受けている腹いせに、柄本佑さん(37)演じる弟の藤原道長を、子供時代にボコボコにします。しかも、その道兼が負わせた足の傷跡を見て、数年後、2人が再会した時、まひろが道長(幼名・三郎)と気づくという、少女漫画チックな展開に繋がります」“セックス”担当は、花山天皇役の本郷奏多(33)だ。「日曜22時の『アイのない恋人たち』(テレビ朝日系)では、童貞役を演じている本郷奏多さんがかなりクセツヨです。かりにも天皇がこんな悪い奴で、宮内庁からクレームが来ないのか心配になるほどです。東宮時代、足で扇子を挟んでふざけながら、母と娘との性行為の素晴らしさを滔々と語るシーンには驚愕しました。さらに、第4話ではついに天皇となり、入内した井上咲楽さん(24)演じる女性の帯を解いた後に、両手首を結ぶ緊縛プレイ。狂気性を感じる演出で、セックスレス夫婦や小さな子供がいる家庭のお茶の間では、ざわつくシーンとなるので、とても一緒には見られないのでは。あとで個人的に見逃し配信を見ている人が多いと思います。それが低視聴率という結果につながっているのかもしれません」だが、高視聴率を追い求め、ゆるい内容になるよりも、現在のセックス&バイオレンス路線を維持してほしいと熱望している。「ドラマでは、いよいよ紫式部演じる吉高由里子が宮中に入ります。家政婦のミタばりに覗き見する、『源氏物語』で描かれた、宮中で巻き起こるセックス&バイオレンスがどう展開していくのが、すごく楽しみです」
2024年02月04日俳優の井浦新が、現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」で共演する吉高由里子との写真を自身のXで公開し、話題となっている。大河ドラマ「光る君へ」は、「源氏物語」を書き上げた、紫式部の物語。今回公開されたのは、道長(柄本佑)の長兄・道隆役の井浦さんと、紫式部/まひろ役の吉高さん、そして次兄・道兼役の玉置玲央が写る写真。ドラマ「最愛」でも共演している井浦さんと吉高さん。写真公開にファンからは「加瀬さんと梨央ちゃん!!!」、「無事、平安時代でも再会できましたね後は大ちゃんとの再会ですね」、「素敵なお二人」、「嬉しい再会」、「ツーショありがとうございます!!!」、「はぁ、尊い」、「写り込む道兼がなんかじわる」などと反響を呼んでいる。第5回「告白」(2月4日放送)道長(柄本佑)の素性を知ってしまったまひろ(吉高由里子)は、ショックで寝込んでしまう。道長は、直接会って弁明したいとまひろに文を送るが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合にて放送中(再放送 翌週土曜13時5分)。BS・BSP4K/日曜18時、BSP4K/日曜12時15分。(シネマカフェ編集部)
2024年01月29日ムロツヨシが主演で、吉良上野介とその弟の二役を演じる時代劇『身代わり忠臣蔵』が2月9日、全国公開される。大ヒットし、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した『超高速!参勤交代』の土橋章宏による同名小説を映画化した作品。大石内蔵助役は、ムロとは『サマータイムマシン・ブルース』(2005) 以来の共演となる永山瑛太。赤穂浪士に討ち入りされた吉良上野介は、実は身代わりの影武者だった! という破天荒なコメディなのだが、なるほどと、おとなが観ても納得でき、十分楽しめるエンタテインメントになっている。『身代わり忠臣蔵』製作統括と配給は東映。昭和の東映時代劇黄金時代には、大作といえばオールスターの『忠臣蔵』が鉄板だったが、1978年に萬屋錦之介が大石内蔵助を演じた『赤穂城断絶』(監督:深作欣二)以来、なんと45年ぶりに手がけた忠臣蔵映画という。忠臣蔵は、今から250年前の江戸中期、五代将軍綱吉治世におきた「赤穂事件」が元。幕府の公式行事の運営をまかされた浅野内匠頭がノウハウを持つ上役吉良上野介のいじめに耐えかね、江戸城で斬りつけ、とり押さえられて切腹。そのため、お家取り潰しとなった赤穂藩・浅野家の家来たちが雌伏ののちに、仇討ちに成功する……。いまの言い方でいえば実話のドラマ化だが、歌舞伎、講談、浪曲、落語……映画では外伝などの関連ものをいれると100本はあるという強力コンテンツだ。最近みかけない理由は、お金がかかるわりに、それほど受けないというコスパの悪さかと思う。もちろん、耐えて忍んで「主君のために仇討ち」といったテーマが現代人のメンタリティにあわなくなっているのも作られないもうひとつの要因。だが、忠臣蔵、あなどってはいけない。江戸城松の廊下での刃傷沙汰から討ち入りまで。どこをとっても話の膨らませどころが多く、登場人物も多種多様。大作が無理ならアイデアで勝負。本作は嫌われ者の悪役、吉良上野介に着目した。この手は前代未聞ではないか。しかも、上野介は江戸城で斬られたダメージが大きく、わりとあっさり他界してしまい、よく似た末弟が、影武者となるなんて、意表をついた設定だ。これは金勘定の視点から描いた『決算! 忠臣蔵』(2019) の上を行く発想だ。上野介が、幕府の儀式などを司る高家筆頭という職を利用して、賄賂をとるごうつくばりで、意に沿わない大名をサディスティックにいじめぬくというキャラはこれまでと同じ。一方、末弟の孝証はなまぐさ坊主で、金の無心にきては上野介にうとまれている。五人兄弟のなかでもことのほか姿形がよく似ていて、旅暮らしの苦労で顔もくたびれていて、髪を整え、ちゃんとしたみなりにすればうり二つ。だが、兄貴と違って、ちゃらんぽらんだが、人にやさしく、おつきの女中・桔梗(川口春奈)に恋い焦がれるという純な一面もある。浅野内匠頭(尾上右近)の江戸城での刃傷で、赤穂・吉良両家は、将軍綱吉(北村一輝)、側用人柳沢吉保(柄本明)にとってはともに不快な存在。実力者上野介がいなくなれば、赤穂家同様、吉良家も断絶の可能性がある。危機をのりきろうと上野介の側近斎藤宮内(林遣都)が考えたのが、身代わり作戦というわけだ。この二役にムロツヨシを持ってきたところが、大正解。企画・プロデュースの橋本恵一は初めて企画書を書いた段階から主演はムロツヨシに決めていた。「ムロさんって、すごくムカつく役をやられても、なぜか愛される不思議なオーラがある。本作は吉良上野介というイヤな奴と、孝証という最初はダメだけど変化していく奴の二面性、いや三面性が必要。それにはムロさんしかいなかった」という。ムロツヨシが演じる、身代わりとなった孝証の「間違えたら謝ればいいじゃん」といったりする現代的な感性、いい加減さ、軽快さが、ドラマを思いもかけぬ方向へ引っ張っていく。さらに大胆なのは、この身代わり上野介が、こともあろうに、大石内蔵助と顔見知り、どころか、親友といってもいい関係だったというのが、2番目のぶっとびどころ。せしめた身代わり料で、遊郭に繰り出し、どんちゃん騒ぎをする孝証は、なんとその店で、これまた大宴会中の侍と出会う。偽名を名乗り、おたがいの実の姿を知らないで意気投合。後日、ふたりは再会し……。ここからは、とんでもない展開、と申し上げておきましょう。荒唐無稽! でもありえるかもと思わせるストーリーだ。永山瑛太が大石内蔵助、ときいて、ちょっと若すぎなのではと思った。永山は41歳。が、調べてみると、大石は諸説あるようだが、討ち入りのときは、44歳前後のようで、それほど無理はない。古くは長谷川一夫とか、萬屋錦之介、三船敏郎といった、大御所で、貫禄たっぷりの俳優が映画やテレビで演じた役なので、もっと年をとっていると思い込んでいた。吉良上野介は61歳。ムロツヨシは48歳になったばかりだが、二役で演じる吉良家五人兄弟の末弟ということなので、こちらもわりと自然。ともに、カジュアルでのりもいい。特にムロツヨシは、登場するだけで何かやらかしてくれそうなわくわく感を感じさせる。永山の大石も、主君の仇討ちに命を賭けるという悲壮さよりも、路頭に迷って行き場のない家来たちの行く末を考えての、行動というところが、これまでとちがう大石像だ。できた映画は、さすが時代劇の東映製。京都撮影所最大のスタジオに建てられた江戸城松の廊下、吉良邸セットは立派。京都各地の寺社、風景を活用したロケ地選びも、撮影所スタッフの持つノウハウを駆使したもの。衣装や小道具、大道具など、まさにアナログ映画技術、職人技の魅力がつまっている。そのクライマックスは討ち入りシーン。永山瑛太の大石内蔵助はじめ、浪士には、森崎ウィンの堀部安兵衛、廣瀬智紀の片岡源五右衛門、濱津隆之の奥田孫太夫……。吉良側では、寛一郎の清水一学、本多力の堀江半右衛門……。若い出演陣のチャンバラと、意表をつくアクションシーン、そして東京スカパラダイスオーケストラのエンディングテーマまで、軽快にぶっとんだまま突っ走る。監督はNetflixドラマ『全裸監督』や映画『総理の夫』の河合勇人。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2024年01月29日