皆さんは友人関係の悩みはありますか?今回は同級生の行動に悩まされる高校生のエピソードを紹介します!作者:おばけてゃの怖い話(@obaketeya_horror)エピソード:2ちゃんねる『洒落怖スレ』イラスト:あいば<<HPはこちら!>><<作者Instagramはこちら!>>イトウという人物高校1年生の主人公は、ある同級生の行動に悩まされていました。その同級生が初めて話しかけてきたのは、夏休み明けのこと。何の脈絡もなく突然「イトウって知ってる?」と聞かれました。覚えがない出典:instagramイトウという名前の人物に覚えがなかった主人公は知らないと応えますが、同級生は納得がいっていない様子。その後も「地元の友達だろ」「同級生だろ」と何度も聞かれ続けました。そしてそれから数日後、同級生は再びイトウの話をしてきます。「お前と仲良かったらしいぞ」としつこく絡んでくる同級生をあしらっていると、同級生は「しらばっくれるなよ」と声を荒げます。そんな同級生に主人公もつい腹を立ててしまい、2人は喧嘩になってしまいます。その後頭を冷やした主人公は卒業アルバムを確認してみるのですが、やはりイトウという人物はおらず、困惑するしかないのでした。なぜムキになるのか同級生との喧嘩にまで発展してしまった「イトウ」の存在。なぜ同級生がそこまでムキになるのかもわからずゾッとするエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月22日同級生から「会えないか」と連絡があった投稿者さん。会いに行くと、お金を貸してほしいという話で……。今回は、実際に募集した「金銭トラブルエピソード」をご紹介します。同級生が……社会人3年目頃の話です。突然、小・中学校時代の同級生から「会えないか?」と連絡がありました。疑問に思いましたが、私の仕事終わりに会うことに。当日、彼に「仕事を辞めるので、少し生活費を借りられないか?」と言われました。悩んだものの、「1ヶ月後には必ず返すから」という言葉を信じ、20万円を貸し……。しかし1ヶ月経っても連絡はなく、何度電話をかけても着信拒否。その後、彼からの連絡は一切ありませんでした。結局、彼にとって私はただの金づるだったのでしょう。その後私は彼の存在を忘れるため、同窓会やLINEグループには一切顔を出さず、全ての連絡を切ることにしました。(30歳/会社員)全ての連絡を……同級生に20万円貸したものの音信不通になり、ショックのあまり周囲と一切の連絡を絶ってしまったという体験談。皆さんはこのエピソード、どう感じましたか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月06日卒業式前日に同級生から「話したいことがある」と連絡を受けた投稿者さん。式当日に話しかけられることはなく帰宅すると、その同級生からLINEが来て……。今回は、実際に募集した「LINEエピソード」をご紹介します。卒業式の後同級生が……中学校の卒業式前日、「明日伝えたいことがある」と異性の同級生から連絡がきました。以前から好意を伝えられていたのですが、執着気質であまり良くない印象。しかし式当日、一向にその異性が話しかけてくる様子もなく。こちらも好意を抱いているわけではなかったのでそのまま帰宅。するとLINEで「今、家の前にいるから話したい」と連絡が。家を教えていなかったので思わずゾッとしました。しかも私が家にいることを知っている様子だったので、断るにも断れず……。なんと返信すれば会わずに済むのか……と困りました。(27歳/美容部員)困惑……住所を教えていない同級生からゾッとするLINEが届いたエピソード……。皆さんはこのエピソード、どう感じましたか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年01月02日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!なんでも否定する同級生中学生時代に、必ず人の意見を否定する同級生がいました。たとえば、私と友人が「今日の給食のカレーおいしかった」と話していると、「ほんま?あれはおいしくないよ、手抜き手抜き」とわざわざ言いにくるタイプの子です。おそらく自分だけ異を唱えることで目立ちたかったのでしょう。そんな性格なので、みんなからは疎まれていました。出典:lamireある日廊下で「〇〇先生はモテそう」という話をみんなでしていると、案の定その子が割り込んできて「あれはブサイクの部類」と否定しはじめました。するとちょうどそのとき、曲がり角からその先生が姿を現しました。普段優等生キャラなその子は非常にバツが悪そうな顔をして去っていきました。あのときはスカッとしました。(男性/学生)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月30日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介!「きれいになりたい」第9話です。中学生になったナエ子さんは変な笑い方のせいでクラスの子に変な目で見られそのままイジメの標的になってしまいました。そんな時、隣のクラスの子がなんでそんな笑い方をしてるのと話しかけてきました。えっと…出典:instagram歯並びが悪くて…出典:instagramふーん出典:instagram!?出典:instagramあのね出典:instagramもうちょっと出典:instagram行かなくちゃ出典:instagramタッタッ出典:instagramぽわあ出典:instagram変な笑い方の理由を説明すると女の子はみんな笑顔が素敵な生き物だと言われました。だからもうちょっと自分の笑顔に自信を持ってみたら?と…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月10日<那月side story>人気者だった梨沙ちゃんと比べ、私は当時転校してきたこともあり人見知りが激しく、地味で大人しいタイプでした。そんな彼女が十数年ぶりに会う私のことを覚えていてくれたのもうれしかったし、これからの大変であろう出産も育児も、励まし合いながら乗り越えていこう! と励ましてくれ、とても心強く感じたのを覚えてます。この時はまさかこの関係が、あんなことになるなんて予想もしていませんでした。次回に続く(全11話)12時間後更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ のばら
2021年11月24日SNSの普及にともない、昔の友人や連絡の途絶えた幼馴染などをインターネット上で見つけ、再び連絡をとりあうことができるようになりました。昔の友人とつながることは懐かしい話で盛り上がったり、現在の姿に驚いたりと、楽しいものですよね。古市憲寿「18年ぶりに話せた!実は大学の同級生で…」2021年2月9日、社会学者の古市憲寿さんがTwitterを更新。音声SNS『Clubhouse(クラブハウス)』で、18年ぶりに会話したある友人とのエピソードを明かし反響を呼んでいます。クラブハウスとは、自分でルーム作りそこに友人を招待して会話を楽しんだり、ルームに入って話を聞いたりすることができるサービス。驚きの声が多く寄せられた、投稿がこちらです。クラブハウスで水嶋ヒロくんと18年ぶりに話せた!実は大学の同級生で、入学当初に会っていたのを覚えていてくれた。あと昔、YouTubeの悪口を言ったのもばれていた— 古市憲寿 (@poe1985) February 9, 2021 なんと、古市さんと俳優の水嶋ヒロさんは、2003年に慶応義塾大学へ入学した『同級生』だといいます。音声での会話を楽しめるクラブハウスで、水嶋さんと久しぶりに会話した古市さん。投稿では、「昔水嶋さんのYouTubeチャンネルの悪口をいったことがバレていた」と冗談交じりに明かしました。きっと、水嶋さんが18年経った今でも自分のことを覚えていてくれたことを、嬉しく思ったことでしょう。ネット上では、古市さんと水嶋さんの意外な関係に、驚きの声が上がっています。・まさかすぎる2人でした…!どちらも好きなので、嬉しい!・覚えていてくれてよかったですね。意外な組み合わせだったのでビックリです!・古市さん、悪口はほどほどに!クラブハウスで聞いていましたが、とても楽しいやりとりでした。SNSを通じて、学生時代を振り返った古市さんと水嶋さん。同窓会などができない中でも、SNSを通じて懐かしい友人とやりとりをするだけで、ちょっとした同窓会気分を味わうことができるかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年02月10日幼稚園のころまでは家でも外でも、遊常におとなの目の届く範囲で遊んでいた息子。わが家では未就園児の娘もいっしょのことが多いので、自宅の敷地内で遊ぶときも、もちろんそばで見守っていました。■小学生になり、ひとりで行動する同級生も…しかし、小学生ともなると関わる年代が増えるためか、同級生の中には上級生にまざって放課後の校庭で駆け回ったり、ひとりで友人の家を訪ねたりする子もいる。「それならうちもひとりで」…と、いきなりほっぽり出すのは心配だし、まだ不安がありました。わが家は、あくまで子ども自身の成長に合わせてと思いつつ…とはいえ、焦るわけではないが「付き添いはいつまで?」「どのくらいの距離感で?」と最近は、「見守りの距離感」をはかりかねていました。1学期、息子の様子はというと、新しい環境や人間関係に浮かれ楽しんではいるが、やはり不安もあるよう。公園などでは、私の付き添いに安心感を感じているようにみえました。そして学校生活にもすっかり慣れた2学期。■新しい環境に馴染み、成長する息子「危険に対して先回りし安全第一! トラブル発生時はダッシュで駆け寄る!」(←ちょっとオーバーに表現しています)というイメージの、乳幼児期のような接し方を見直す時期かな~、と思えました。おとなの目が届かない部分は増えるが、子ども自身がそれを望むなら(当然、心配や不安はありますが)、まずは子どもを信じることが大事かなとも思います。そして「やっていいこと」「いけないこと(交通ルール含む)」など、公共のルールや危険については、繰り返し一緒に考えたり、言葉で伝えていったりする必要があるなと思いました。具体的に防犯上の約束としてわが家では、以下の3点はとくに口を酸っぱくして伝えています。・ひとりでは遊ばない。(夕方のチャイムの前でも、みんなが解散したら息子も帰る)・親子で一緒に確認した道以外は通らない。・外で、知らない人はもちろん、知っている人に声をかけられても付いていかない。とにもかくにも…息子の「外ヅラ(?)」に成長を感じたのでした。
2020年03月25日前回からのあらすじママ友とのつきあいに悩む友里を、夫の亮が突然ソファに押し倒し…。自分をぞんざいに扱うくせに、同僚を助けようとする夫。疲れ果てた友里だったが、クロッキーを描き出した途端…。 疲れ果てたママ友との関係、夫が私を雑に扱う理由は? ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■夫と向き合えない日々の中、彼からLINEが…それからというもの、時間をやりくりしてはクロッキー画やデザインラフを描く日々が続いた。もちろん、悠斗にきちんと向き合うのは当たり前。一緒に登園し、買い物しながら家に帰り、ごはんを食べて、お風呂に入って寝かしつける。悠斗と心を通わせながら、そのなかで湧き出てくるものをクロッキー帳にまとめていく。クロッキー帳は常に持ち歩いて、ふとした瞬間すらも逃さず描けるようにした。亮くんはそんな私に対して何も言わないし、私も亮くんがなにをしているか聞かないようにした。ただ、ごはんを食べてくれれば、そして、何事もなければそれでいい、と。そんな日々が続いたある日。再びイナガキくんからLINEが届いた。“友里ちゃん、今週金曜にホテルをチェックアウトすることにした。だから、その前に会ってくれないかな?”この間、泣きながら電話してみたものの、私が迷惑かけてはいけないとすぐに切ってそれっきりになってしまっていた。(イナガキくんには、きちんと話しておきたい)私は少し悩んだけれど、会いたいと返事をした。*そして、待ち合わせ当日。悠斗にはちょっと申し訳ないけど、また預かり保育をお願いした。「ママ、今日も遅くなっちゃうけど、いい子で待っててね」悠斗は、「はぁい」と返事をしてひまりちゃんたちと遊び始める。その様子に後ろめたさを感じないわけではないけど、自分の心の整理のためと言い聞かせて私は教室を後にした。正門を出た途端、背後からカオルさんに呼び止められた。「あんた、最近ちょっと様子がおかしいんじゃない? 今だってやけに急ぎ足だし……」「あ、ごめんなさい。本当に急いでいるのですみません~」私は話を遮るようにそそくさと歩き、自転車に飛び乗り力を込めてペダルをこぎ始める。「ねえ、仕事でも始めたら教えなさいよー」遠くからそんな声が聞こえたけれど、私の時間はだれかの許可が必要なものではないとうことを十分わかってる。だから、もう人の意見に左右されっぱなしの毎日はやめるんだ。■思い出の彼との別れ。そして新しい一歩待ち合わせ場所は、私とイナガキくんが出た高校の最寄り駅。電車から見る景色は、10数年前とだいぶ変わったようにも感じるが、実際は大きく変わっていなかった。葉桜がしげる橋を渡ったとき、少し胸が締めつけられた。もう、あのころには戻れない。なぜかそんな思いが頭をよぎる。ホームに降りると、すでにイナガキくんがベンチに座って待っていた。「待ってたよ、いこっか」私はうなずき、イナガキくんの半歩後ろを歩き始める。駅舎を出ると、そのまま学校のほうに向かっていた。「学校に行くわけじゃないけど、久しぶりに通学路を歩きたくなってね。こんな時間からつき合わせちゃってごめんね」イナガキくんはそういいながら微笑んだ。どこか、寂しさを含ませながら。「ううん、大丈夫。それより、話って何?」そう言うと、イナガキくんは深く息を吐いて私の顔をすっと見つめた。「僕、日本を離れることになったんだ」……え? イナガキくん、いなくなっちゃうの?こうなる予感はしていたのに、いざ言われるとなんて返せばいいのかわからない。「一年間、フランスを拠点に活動することになったんだ。詳しいことはまだ話せなんだけどね。仕事の合間にオリジナルのテキスタイルを作れたなぁと思ってね……あれれ、友里ちゃん。そんな顔しないで」そういわれても、気持ちは追いついていかない。「せっかく、再会したのにもうお別れなんだなって思ったら、急に……」私はイナガキくんから視線を逸らしぎゅっとくちびるを噛み締める。これ以上言葉を紡いだら、何かが壊れそうな気がしたから。「これを逃しちゃいけないんだ……」優しい口調だけど、強い決意を秘めているように聞こえた。「そうだよね。私も少しずつ……」進まなきゃ……と言いたかったけど声にならない。でも、お互いがいま、それぞれの道を進み始めるときだということは、言葉にしなくてもわかった。■離れていく彼。私が選んだ夫「そっかー。そんなことがあったんだ」私は、歩きながらイナガキくんにこれまでのことを丁寧に話した。就職のこと、結婚や出産のこと、亮の転勤でこちらに戻ってきたときのこと、孤独な育児、幼稚園入園、そして――。「友里ちゃんはそういう生活のなかで妙に人に気を遣う子になっちゃったんだな。この間は、よく聞きもしないでホントごめん」「ううん、私もいろいろ気づかされることがあったから別にいいの。それに、私はその場にうまくなじもうとするあまり、自分を出さないようにしていたみたい」「その通り。友里ちゃんは“みんなと同じ”を安心するタイプじゃないのに、無理やりそういうキャラになろうとしてるからね。出る杭は打たれるっていうけど、出過ぎた杭は打ちようがないのが僕の持論」「出過ぎた杭って、もしかして自分のこと言ってる?」私は真顔で尋ねると、イナガキくんは笑いながら私の髪をわしゃわしゃとなでまわす。「なにするのー?」私が体をよじりながら避けようとすると、「これだよこれ、友里ちゃんのいいところ! 的確なツッコミ! 鋭い切れ味超サイコー!!」ケタケタ笑うイナガキくんに、私もつられて笑っていた――。*楽しい時間は過ぎ、帰りの電車を待つホームで、ふいに疑問に思ったことを確かめたくなった。「ところで、聞きにくいことなんだけど、ご両親、最近どうしてるの?」「一昨年、父親が倒れちゃってさ。あ、たいしたことないんだ、単なるギックリ腰だから。それでちょっと寂しくなっちゃったみたいで……」「誰かいい人と再婚したの?」「それがね、なぜか母親に連絡取ったみたいで、いろいろ食事の差し入れとかしてもらってるうちに復縁しようという話になって、今、温泉地にあるマンションでふたりで暮らしてるよ。だからね。今、夫婦仲が怪しくても、長い目で見れば大丈夫なんじゃないかなって思ってる。それにね」イナガキくんは言葉を切ると、そっと私の耳に唇を寄せてくる。「友里ちゃんが選んだ人なんだ、自信持っていいと思うよ」そう囁くように言われ、私は妙にどきりとしてしまった。私はひたいの汗を拭うためにハンカチを取り出そうとして、バッグの中身を盛大にぶちまけてしまった。慌てて拾い集めると、いつの間にかイナガキくんがクロッキー帳を手にしていた。「あ、それは……」恥ずかしくて返してほしくて手を伸ばしてもそのたびにイナガキくんは身体を反らして渡してくれない。「友里ちゃん、何枚か貰うね。ちょっといろいろ参考にさせてほしい」リングから切り取るとイナガキくんは自分のバッグに入れていた。その目は、さっきまでと打って変わって真剣なものだった。電車はあっという間に駅に着き、改札でイナガキくんが振り向きながら「じゃ、僕はここで」そういってスタスタと歩き出そうとしたので、私は引き止めるように「あ、ホテルまで送るよ?」とついて行こうとした。だけど、「ダメ……ぶっちゃけ今の僕はキミに何しでかすかわかんないから」イナガキくんは私に背中を向けて手を振り、タクシーに乗り込んだ。(イナガキくん……)唐突に現れたた、少女だった私が大切にしていた青い糸の彼。そして彼はきっとまたいつか多くの人に希望や夢を届ける商品を紡ぎだしてくれるのだろう。*季節は廻り、秋。年に一度の、おゆうぎ会の季節がやって来た。しばらく続いた穏やかな日常に、ひっそりと暗い影が忍び寄る。次回更新は3月17日(火)を予定しています。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第9話」のお話 ≫ 疲れ果てたママ友との関係、夫が私を雑に扱う理由は? \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月10日前回からのあらすじ幼稚園のママ友の逆鱗に触れ、怒りとともにどうしていいかわからなくなる友里。さらに夫の不穏な行動で不安になる。そんなとき同級生だったイナガキの誘いで出かけたのだが…。 「ママ友の逆鱗、夫の不穏な行動…心折れた私が頼ったのは」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■意外なダメ出し。私は変わった…?レストランに着いた私は、店の外観にたじろいでしまった。子どもがいては到底利用できないラグジュアリー感。それは雰囲気的な問題もあるけれど、頭を掠めるのはやっぱりお金のこと。(これ、ランチだけで2000円超えてくるよね……)夫に食べさせてもらっている立場で、こんなところに行けるはずもなく思わず後ずさりしてしまう。「どうしたの? 入ろうよ」「うん……でも……」「いいからっ!」イナガキ君は私の後ろに回ると、背中をぐいっと押して無理やり店に入らせようとする。「わかったわかった、入る。入るからやめて」席に案内されると、イナガキ君はいきなり笑い出した。「だってさ~、友里ちゃんおかしかったんだもん。覚えてる? 高校3年のときの文化祭で隣のクラスがお化け屋敷やってて、怖がって入ろうとしなくて背中押したの」「うん、なんとなく」「あのときとなんか一緒の顔してたんだよなあ。もしかして、値段とか気にしてた?」図星を突かれて私は押し黙ってしまう。「大丈夫だよ。ここはランチだけはお得なんだ。ディナーに使うとそれなりにとられちゃうけど、メニュー見てみて。ランチセットはみんな千円札でおつり来ちゃうから」イナガキ君のそのセリフに店員さんが苦笑いした。「さ、好きなもの頼んでよ」そう言われてメニューを見ても、私は何も選べなかった。結局、イナガキ君がハンバーグステーキセットを頼んだので同じものを頼むことにした。*「で、どうしたの? さっきすごく浮かない顔してたよ」私はことの顛末を話した。すると――。「友里ちゃんってさ、いつからそんなに人の顔色窺うようになっちゃったの? 高校のときは、そんなんじゃなかった気がするよ」イナガキ君に私のよくない変化を指摘されて、口をつぐんだ。「あのさ、文化祭でコスプレ衣装作ったじゃない。そのときにどうしてもセルリアンブルーの布地が欲しいって電車で1時間半もかけて県庁近くの手芸用品店行ったじゃない。んで、めちゃくちゃかっこいいもの作るんだってクラスのみんな巻き込んでさ。すっごく大変だったんだけど、あのときの友里ちゃんはかわいかった」「えっ……」かわいかったとはっきり言われ、あっという間に耳まで真っ赤になる。「もう、褒められなれないコはすぐそうなっちゃうんだから。いくらでも言ってあげるよ。キミはかわいいって」その後もハンバーグをひとくち口に運ぶたびにかわいいとかステキとか連呼され、食べ終わるころには身体中が熱くてかなわなかった。「あー、おもしろかった。やっぱり友里ちゃんはからかいがいがあるなぁ」「もう、そういうところ小学生のときから変わってない」「でも……話戻しちゃうけど、顔色うかがうようになっちゃったのいつからなの? ママになってから? それより前あたり?」そう尋ねられて私は言葉に詰まってしまう。「まあいいや。そろそろ出ないと、幼稚園のお迎え間に合わないんじゃないの?」言われて時計を見ると、2時半近くになっていた。今日は延長保育を頼んであるから大丈夫と告げると、イナガキ君はじゃあ行きたいところがあるからと店を出て歩き出した。■人の顔色ばかりうかがうようになったのはナゼ?歩き始めてすぐに、高校近くの並木道ということに気がついた。「懐かしいよね……」私はそう水を向けるも、イナガキ君はさっきまでの様子とは打って変わって神妙な顔つきになっていく。互いに無言のままどれくらい歩いただろうか。そして、イナガキくんが不意に立ち止まるとこう切り出してきた。「あのさ、友里ちゃん。今日僕は友里ちゃんに伝えたいことがあって呼び出したんだけど、今のキミにとても話すことはできないって思った」「え……?」「キミは、いつの間にか顔色をうかがうことを覚えて正当なことと理不尽なことの区別がつかなくなってる。僕はまだしばらくホテルにいるから、できればこっちにいる間に……」そこまで言って、イナガキ君は口ごもり、少し俯いた。すぐに顔を上げると、さっきまでの明るい表情に戻っていた。「今日は僕が時間切れ。ホテルに戻ったらさっきの香水渡すから」ホテルに戻ると、イナガキくんは香水を取りに部屋に向かった。(正当なことと理不尽なことの区別……か)そんなこと考えたこともなかったなと思っているところに、イナガキ君が戻ってきた。「さっきはちょっとひどいこと言っちゃったけど、できればまた近いうちに会ってほしい。そのときは、この香水の感想を聞かせてね」わかったとうなずいて、私はホテルを後にした。■抜け出せない地獄と思っているのは、私だけ?イナガキ君の指摘を引きずりながら幼稚園に迎えに行くと、ちょうど上田さんと鉢合わせる格好になった。上田さんは、建築パースの仕事をしていて、ときどき延長保育を使っていることを保護者会の席で話していた。「あ、立花さん。今日は延長したんですね」「はい、ちょっと人に会う用事があって。個人的な用事で制度を使うのってあんまりよくはないんでしょうけど」「ちょっと待って、よくないって誰が決めたの?」「誰がってことはないですけど……先生方の負担を考えると申し訳なくて」私はとっさに言葉を濁す。脳裏に浮かんでいるのはカオルさんたちの姿で、しきりと園に甘えるのはよくない、母親なんだから自分のことは後回しにすべきだと言われたことが頭のなかで響いている。「あのね、制度として存在しているものに対して、“本当は使ってほしくないんじゃないか”と遠慮するの、自分の首を絞めるだけだと思うのね。だって、その制度をうたっているんだから、それを利用することのどこが悪いの? ルール違反はだめだけど、規約の範囲内なら罪悪感を持つ必要はないと思うわ」「……」「もし、もしもね、それに対して裏でグチグチいうような園だったら、私はここに入れていないと思うの。それに、『本当は嫌なんだけどね』なんて言い出すくらいなら、最初から制度化しなきゃいいだけの話だと思わない?」私は、ただ黙って上田さんの話を聞いていた。園の門にさしかかったとき、上田さんは一呼吸おいて私と向き合った。「ねえ、言いたくなかったら別に言わなくてもいいけど。もしかしたら園ママの誰かに“良妻賢母とは”みたいな感じの話をされた?」私はぎくりとした。まさにカオルさんにその説教を繰り返し言われているところだったから。「いえ、あの…。確かに、言われたこと、あります。でも、それがなにか……?」「あなたが言われた『理想のママ』というものが苦しかったのなら、それはスルーしちゃっていいと思うのよ」上田さんの凛とした、でもなぜだかもっと聞いていたくなる言い方に、わずかに心が動く。そんなふうに振る舞えたら、どんなにか楽だろう。周りの声を気にするがゆえに、クモの糸が絡みついたように身動きが取れなくなっているいまの自分を思い、にわかに焦りを感じ始めた。早くこの状況を抜け出さなければ……。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第7話」のお話 ≫ ママ友の逆鱗、夫の不穏な行動…心折れた私が頼ったのは \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月18日前回からのあらすじ夫を見送りに行った先で偶然出会ったのは、幼なじみで友里がひそかに好意を寄せていたイナガキだった! その出会いに驚きながらも、自分が忘れようとしていたある思いに駆られていく友里。そしてイナガキからホテルに誘われる…。 「夫への不信感、そして昔好きだった彼とLINE交換で私は…」 ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒で、現在は人気デザイナーカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長※このお話はフィクションです■ママ友からの激しい糾弾! そのとき助けてくれたのは…イナガキ君との待ち合わせ当日の朝。6時に起きてダイニングを覗くと、亮くんが飲んだと思しきコーヒーカップが置かれたままになっていた。(え……早出なんて聞いてないよ)いつの間にか出勤していた亮くん。私のなかに言いようのない不安が広がっていく。取り敢えず、悠斗だけはきちんと園に送り届けないと。そう思い、悠斗の前では普段どおりに振る舞った。「じゃあね、ママ。行ってきま~す」悠斗の無邪気な笑顔に心がチクリと痛みながら、踵を返す。すると、いつの間にかカオルさんが背後に立っていた。これまで見たことがない、まさに頭から湯気が立っている…という表現がぴったりの顔つきで。「お、おはようございます」「…………」カオルさんは無言で私を睨み、腕を掴むと、そのまま引っ張りながら歩き出す。「え、え、なにこれなにこれ……?」*状況が飲み込めないまま、連れて行かれたのは近くの月極駐車場だった。「あんた! あんな良いマンション住んでて招待しないってどういうことなのよ!!」「え……!?」「とぼけないで! この子がたまたま親戚の用事とかで近くを通りかかったら、悠斗と一緒に家に入ってくところ見たっていうんだから!!」カオルさんのとなりには、バツの悪そうな顔をしてる園ママがふたり。そのうちの一人は私が一番最初にお茶会に招待されたママ、佐々木さんだった。「あの、私、社宅だから無理って……?」「だから何だって言うの? オンボロ官舎の佐々木さんにかぶせて言ってくるからうっかり騙されたじゃない! 社宅は社宅でも借り上げマンションじゃないのよ、この卑怯者!」(どうしてここまで……あっ!!)とっさに、スーパーの生け垣でのことが思い浮かんだ。あのときから、私はこのふたりのどちらかにつけられていたのかもしれない…そう考えると急に悔しさと怒りがこみ上げてくる。「あの、お言葉ですけど……」私が言いかけた途端、誰かが駆け寄ってくる砂利の音が聞こえてきた。「あー、いたいた。カオルさん、園長先生がちょっと話がしたいって言ってたから探しちゃった」みんなが一斉に声の主を見ると、息を切らせた上田さんがいた。「えぇっ……なんなの、もう!」「私にもよくわからないけど、とにかくそういうことだから」カオルさんはしぶしぶと園のほうに戻っていき、園ママたちもモヤモヤした表情でその場を離れた。「……ありがとうございました」私が礼を言うと、上田さんは「なんのこと?」と笑顔で言いながら立ち去った。■なつかしい彼の背中嫌な気分を引きずったまま待ち合わせのホテルのロビーに着くと、イナガキ君とすぐさま目が合った。「ごめんね、急に呼び出したりして」「ううん、大丈夫だよ」「そっか、じゃ、行こうか」そう言って立ち上がるイナガキ君の顔を、つい見つめてしまう。「……ん? まさか友里ちゃん、僕の部屋に一緒に行くなんて思ってる?」そんなこと思ってもいなかったはずなのに、なぜだか心を見透かされたような気分になり、私は顔を真っ赤にしながら激しく首を横に振った。「あはは、冗談だよ。昔からそっち方面の話に弱いよね~」そう言いながらロビーを歩くイナガキ君の背中に、高校時代の思い出がよみがえる。いつも、私はイナガキ君にからかわれてた。軽口を叩かれ、ムキになって顔を赤くしながら怒ったりしてた。だけど、どこか居心地がよかった。ずっとこのままでいたいと思ってたけど、お互いに大学合格したのと同時にイナガキ君のご両親の離婚が決まり、よく遊びに行ってた家も取り壊されることになった。壊されていく家を見ながら、涙を流していたイナガキ君。私はどうしていいかわからずに、ただ見守ることしかできなかった――。その背中を抱きしめたいと思いながら…。■「彼にすがりたい!」セルリアンブルーは背徳の色?「セルリアンブルーだな、今日の空。季節が違うはずなのに、あのときの空の色に似てる気がするのは、友里ちゃんがいるからかな」一足先にロビーを出たイナガキ君が、そうつぶやくので私も空を仰ぎ見る。青い空はどこまでも眩しく目がチカチカと痛くなった。「お昼なんだけど、壁紙やナフキンなどに僕のテキスタイルを使ってくれてるレストランがあるからそこ行こう」私たちはエントランスに横づけにされているタクシーに乗り込み、イナガキ君は運転手に行き先を告げた。タクシーのなかは、少し寒さを感じるほどに冷房が効いていて、私は思わず「寒っ……」と身体を縮こませる。すると、「はい、これ羽織りな」ふわりとイナガキ君にジャケットを掛けられ、服についていたフローラル系の香りが鼻腔をくすぐった。「イナガキ君、これいい匂い……」「あ、気に入った? 先週出たばかりのフレグランスなんだけど、限定パッケージデザインを担当したんだ。ちょうど持ってきてたから後で戻ってきたときにあげるね」「いいの? ありがとう」タクシーは街道を進んでいく。すると、遠目にカオルさんとよく似た人が見えて思わず私は顔を伏せた。「なにしてんの? 別に僕たちはやましいことをしてるわけじゃない」「そうなんだけどね……」「う~ん、なんかあるっぽいな。着いたら話してよ」イナガキ君の優しい言葉に、つい私は涙腺が緩みそうになる。(ダメだあぁ! ここで泣くのはよくないって!)それでも、最近降りかかってきたいろいろなことで心が折れかけている私は、つい彼の言葉にすがってしまいたくなっていた。それが、どんな結果を招くのかも知らずに――。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第6回」のお話 ≫ 夫への不信感、そして昔好きだった彼とLINE交換で私は… \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月11日前回からのあらすじ幼稚園のママ友からの執拗なダメ出しに疲れていく友里。さらに夫の亮のスマホには、意味深なメッセージが届く。心にわだかまりが残る中、夫に頼まれた封筒を届けに行った先で、懐かしい顔と再会するのだった! 「ママ友の執拗なダメ出し、夫への不穏な通知…心のわだかまりが解けない」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないマキ:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で気が合うカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてるイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった※このお話はフィクションです■心に暗い感情がのしかかる中、再会したのは…夫のスマホに届いた不穏なメッセージ。そして急に決まった出張。何もかもが怪しく思えてしまう夫の行動を、結局私は何ひとつ問いただせないまま、出張に出かける夫を見送った私。そのホームで偶然再会したのは、幼なじみで小学校から高校まで一緒だったイナガキ君だった。「イナガキ君、久しぶり! 元気だった?」「うん、相変わらず元気でやってるよ! 今日はどうしたの?」私は、夫の忘れ物を届けに行って、ついでに見送りまでしてきたことを話した。「そっか、いい奥さんしてるんだね。僕はまだ独身だからなー」そう言って微笑むイナガキ君は、高校時代とまったく変わりのない笑顔だった。「懐かしいなー。このままお茶でも誘いたいけど、あいにくアポイント入ってて。LINE交換しない?」LINEを交換したイナガキ君は、颯爽とホームの階段を下りていった。イナガキ君こと、イナガキアキラはいまもっとも注目を集めるイラストレーターだ。最近では、大ヒットゲームのキャラクターデザインを担当したり、お菓子のパッケージデザインを担当したりと活動は多岐にわたっている。私とは、小学校と高校が一緒で、家も近所だったことからよく互いの家に遊びに行っていた。イナガキ君のお母さんがつくる餃子がとても美味しかったのを覚えている。そして私は、あの頃ずっとそっとだけどイナガキ君を見つめ続けていたんだった…。それはもしかしたらイナガキ君も………?(でも……イナガキ君の実家、もうないんだよね)*亮が出張から戻る日。悠斗と二人で餃子を作った。「おにくこねこね、たのしいー!」悠斗のその言葉に、ちょっぴり昔のことを思い出す。イナガキ君のお母さんの前で餃子のひだを作ったこと、うまくできなくて泣いちゃったこと、顔じゅうがオイスターソースだらけになっちゃったこと。全部が愛おしく、懐かしい時間だ。「ママー、これでいいの?」悠斗が私のほうを見上げながら、慣れない手つきで餃子を包んでいく。ちょっと不格好な餃子だけど、焼いてみればたぶん世界でいちばん美味しいはず。餃子は、出張から戻ってきた亮にも食べてもらった。悠斗が包んだことを話すと、とても喜んでくれた。おなかも心も何となく満たされて、眠りに就こうとすると、またLINEが鳴った。カオルさんグループからだ。『明日、久々にお茶会するよー。場所はまだ未定だけど、みんな集まってねー』慌てる気配が漏れてくるほど、「わかりました」メッセージが一斉に届く。私も、何とか遅れないように通知することができて、少しだけ安堵する。■恐怖のママ友お茶会は順番制!?幼稚園に着くと、カオルさんたちが待ち構えていた。場所は一番初めにお茶会をやったママさんのところになったらしい。「ペンキ塗り、終わったからまたみんなをお招きできます」彼女は引きつり笑いでそう言った。道すがら、カオルさんが何か思い出したような顔をしながら、私とマキちゃんに向かって言い出した。「ねえ、1回もあんたたちの家に行ったことないんだけど、いつなら行かせてくれるの?」私とマキちゃんは顔を見合わせる。「うち、実は官舎に住んでるんです。ちょっと古い建物で、とてもじゃないけど人をお招きできるようなところじゃなくて……」「へー。官舎ってことは旦那さん公務員なんだー。佐々木さん、しっかりしてそうだもんね。で、あんたは?」話を振られて私はしどろもどろになりながら社宅であることを伝えた。「そっかー。なかなか厳しいんだね、悪かったよ」私とマキちゃんは、顔を見合わせた――。その日のお茶会はお昼で解散になり、マキちゃんがそっと私に耳打ちした。「これから、私の家に来ない?」■前に進み始めるママ友。私の手放した糸の先は…招きに応じてマキちゃんの家に行くと、マキちゃんは私に手作りクッキーとオーガニックの紅茶を出して、それぞれの味の感想を求めた。「このクッキー美味しい! もしかして、野菜スイーツ?」「その通り。じつは、野菜スイーツを作り出したのには理由があるのね」マキちゃんの告白はとても衝撃的だった。ひまりちゃんの偏食にずいぶん悩まされてきて、時に手を上げたくなるほどつらかったこと。もともと料理は好きだったけど、ひまりちゃんに食べてもらいたくて一から勉強しなおしたこと。その過程で本当に子どもにとってふさわしいご飯やおやつを作りたくなったこと。管理栄養士になろうと思ったけれど、国家試験に通ってもなかなか就労が厳しい現実を知ったので、それならいっそ自分で店を開いてみたいと思うようになったこと。「だからね、今年の夏休みは間借りカフェに挑戦しようと思うんだ。じつはもう、借りる店も決まってるの」そう言うマキちゃんの笑顔は晴れやかで、どこか一本、芯が通っている感じがした。(はぁ……私、最近なにやってるんだろう)夜、窓の外を見ながらなんとも言えないやるせない感覚に見舞われる。服作りを諦めて一般企業に就職を決めたときから、私は現実だけを見て生きていこうと決めた。あのころ、夢なんて見なくてもいいと平静を装っていたけれど、いまのイナガキ君やマキちゃんを見ていると、夢や目標がどれだけ人にとって必要なものなのか思い知らされる。イナガキ君がデザインした商品を目の前にするたびに甘酸っぱい気持ちとともに、もうひとつ隠し続けている想いが心の奥底でうごめくような気がするのだ…。手放した糸の先には確かに大きな夢がついていた。そして…またLINEの通知音が鳴る。ため息をつきながら見ると、イナガキ君からだった。『急だけど、明日ちょっと付き合ってくれない? 11時30分に○△ホテルでどうかな?』……え? いきなりどうしたんだろう? そしてホテル?イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第5話」のお話 ≫ ママ友の執拗なダメ出し、夫への不穏な通知…もしかして不倫?! \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月04日前回からのあらすじ幼稚園のママ友に誘われたお茶会は家チェックの場だった! さらにクラス委員長からの提案がさらなるLINE通知を加速していく…。そんなある日、幼稚園を休んだ友里は買い物中、背後に気配を感じるが…。 「幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友。※このお話はフィクションです■もしかしたら外出先をチェックされていた!?家に帰ってひと息ついていると、カオルさんからグループLINEのほうにメッセージが来ていることに気がついた。『今日、幼稚園休んだんだって? 朝見かけなかったから心配になったけど、なんかあった?』予防接種のことは園に伝えてあるから別に問題ないはず。そう思ってありのままを伝えてみた。そうしたら…。『あのさー、幼稚園とはいえ学校なんだよ。自分の都合で休んじゃダメだよ。土曜日混むからとかどうせそんな理由で平日に予約入れたんだろうけど、それは我慢しなきゃ』私はドキッとした。『そうですよ。先生だって内心快く思ってないかもしれないですよね。それに、帰りに買い物なんてしてたらあんまりいい気持ちしてないと思いますよ』そう追い打ちをかけてきたのは、先日のお茶会で突然お邪魔させてもらったママさん。たしかに、そう言わればそうかもしれない。先生は、いいですよなんて言っていたけれど、あからさまに反対できる理由でもない。私は、グループLINEのなかで、以後気をつけますと送信した。翌朝、またいつものように悠斗を幼稚園に送り届けると、カオルさんが背後から話しかけてきた。「ちょっとあんたに話したいことがあるんだよね。いろいろ問題が起きないうちに伝えた方がいいって思ってさ。立ち話になるけどいい?」少しならと言って、カオルさんに連れられた公園には、マキちゃん以外のこの間のお茶会メンバーがそろっていた。「あんたさ、建前と本音の区別、ついてる?」カオルさんに指摘され、私は口ごもってしまった。たしかに、相手の言葉を額面通りに受け止めてしまうところはある。短絡的な思考を自覚しつつも、苦手なところに目を背けている部分はあった。「幼稚園としては、『親の都合で休んでも構わない』って言ってるけど、それは建前でしょう? 本音では、休んでくれるなってこと。そんなことも理解できないの?」私はいくつもの冷たい視線に晒され、何も反論できないまま、ただただカオルさんから幼稚園で過ごす上でのルールや「母親とは」という理想論にうなづくしかできなかった。結局、解放されたのは迎えの時間ぎりぎり……。こんなことがあってからというもの、私は次第に周りの顔色をうかがうようになってしまった。そうして、フルに幼稚園に預ける日々が始まったけれど、何かしら理由をつけられ、カオルさんたちに呼び出されては愛想笑いでダメ出しを受けるなんてことを繰り返すようになっていった。■夫のスマホに現れた不穏なメッセージある日の夜。悠斗を寝かしつけたあと、缶チューハイ片手に亮の帰りを待っていた。(ここのところ、ちょっと帰り遅いよね……どうしたんだろ)と、思っていたらちょうどよく玄関のドアが開いた。「ただいま~。今日は飯食ってきたからいらない。お風呂沸いてる?」そう言って、亮はスマホを無造作にテーブルの上に置くと、そそくさとお風呂に入っていく。(ごはん食べてくるならそう言ってくれればいいのに……)用意してある食事を片づけようと席を立った途端、亮のスマホの画面が光った。『先輩、今日はお食事ご一緒できてよかったです☆また今度……』(なんなの……これ? 、もしかして……)動揺しているところに、亮がお風呂から上がってきた。「ねえ、ビール出してくれない?」私は、いま見たことを切り出すわけにいかず、悶々とした気分が拭えない。■夫と入れ替わりに目の前に現れたのは…――朝起きると、亮がベッドにいなかった。あれ? と思い、リビングのカレンダーを見ると「大阪出張」と書かれてある。(昨日まで書かれてなかったのに……)悶々とした気分のまま、私は悠斗を幼稚園に送り届ける。悠斗は「あのね、きょうもひまりちゃんとあそぶんだよ~」と、上機嫌。「そっか~、よかったね」と私は話を合わせるけど、心のなかはまるで、ポケットに入れたまま洗濯してしまったハンカチみたいにぐちゃぐちゃだ。アイロンを使ってもどうしてもこのしわは消えそうにない。カオルさんと目が合う。彼女が満面の笑みで近づき、まさに口を開こうとした瞬間、私のスマホが鳴った。慌てて電話を取ると、亮からだった。「ごめーん、悠斗送って行ったばかりだと思うんだけど、リビングに封筒忘れたんだ。今日、大阪出張で使うやつなんだよね。あと1時間は駅で待てるから、悪いけど届けてくれない?」私はあいさつもそこそこに慌てて自転車に乗り自宅へ戻った。駅の新幹線口には、亮が困った表情を浮かべて立っていた。「ごめん、遅くなって」私は亮に封筒を手渡す。「助かったぁ……ありがと。それじゃ」と亮があっさりと封筒を受け取りホームに行こうとしたので、慌てて私も入場券を買って新幹線を待つことにした。だって昨日のことをまだ聞き出せていないから……。春の空気は、まだまだ冷たいときがある。のぞみが通過するたびに、びゅううっと風が吹いて、薄手の服ではまだまだ鳥肌が立ちそうだ。しかも、そのたびに話は遮られ、何を話せばいいのかわからなくなる。「なんだよ、友里」「……」亮が乗るひかりが着いた。ドアが開くと、次々と人が下りてくる。「じゃ、見送りありがと。行ってくるね」と言いながら亮が乗り込むとき、鮮やかな色彩の服に身を包み、柔らかなフローラルの香りをまとった男の人とすれ違う。そして、新幹線は、発車ベルとともにホームを離れた。「行っちゃった」私が、踵を返したそのとき、さっきすれ違った男の人と目が合った。「……あれ? ねえ、友里ちゃんだよね!!」その言葉に思わず私は立ち止まって、彼の顔を見た。まじまじと見ると、急に懐かしさが込み上げる。「あ……もしかして、イナガキ君? 久しぶり」――小学校6年間、高校3年間をともに過ごした友だちと、こんなタイミングで再会するなんて思ってもみなかった。込み上げる思いを抑えつつ、しばらく心地良い会話を交わした。まだ春のはずなのに、どうしてだか澄み切ったセルリアンブルーの青空が広がったような気がした。あの日、たしかにすぐ隣にあった青い糸で結んだ絆を密かに感じながら。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第4話」のお話 ≫ 幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月21日久々に会った同級生や、同期の男性が以前よりかっこよくなってると思ったり、前からいいと思っていたけれど久々に会ったらますます素敵な男性になっていた…そんな時、ちょっとした一言で自分の事を意識させることができれば、恋が始まるきっかけになるかもしれません。同級生や同期の彼とイイ感じになりたいのであれば、どんな一言が効果があるのでしょうか。『前から思ってたんだけど、やっぱり〇〇君って優しいよね!』彼があなたが何か困っていることを手伝ってくれた時や、さりげなく気遣いをしてくれた時などに、笑顔でこの一言を言ってみてください。「前から思ってたんだけど、やっぱり〇〇君って優しいよね!」男性の優しさを褒めているこのセリフのポイントは「前から思っていた」という所です。自分のことをよく見てくれていて、周りへの気遣いや優しさを褒めてくれたというのはもちろんですが、前からずっと自分のことを見ていてくれたのかと思うと、男性も急に相手の女性を意識してしまうものです。彼の何気ない行動を見逃さないで、彼の優しさに気が付いた時にはこの言葉をかけてみてください。『〇〇君って、昔から頼りになるよね!』男性は女性から頼られて悪い気はしないものです。むしろ、人から「頼られる」のは、自分がその相手から高く評価されていると思えたり、自分は価値のある人間なんだと自己肯定感が高まり、気分がよくなったりします。「〇〇君って、昔から頼りになるよね!」という一言は、男性の自尊心をくすぐります。また、以前から自分をそんな風に評価してくれていたのかと思って嬉しくなりますし、そんな風に言ってくれる女性と一緒にいるのは心地よく感じて、「この子といるのは居心地がいいな」と意識してもらえるでしょう。『〇〇君のその表情、好きだな』彼が久々の再会で自分の趣味や仕事の話を熱心に語っている時、彼の顔を見て微笑みながらこの一言を言ってみましょう。「〇〇君のその表情、好きだな」彼は「好き」という言葉に反応して、あなたのことを意識しはじめるでしょう。直接告白をしているわけではないのに、彼はあなたの「好き」という言葉に反応して、思わずドキっとしてしまうはず。さらにうまくいけば彼はそのドキドキを恋の始まりと錯覚して、あなたとの距離が一気に縮まるはずです。勇気を出してその一言を!男性に意識してもらうためには、話しかける時は言葉の内容だけでなく、笑顔で相手の名前を会話の中に入れて話すと効果が高まります。あなたと彼の距離がぐっと近づきますように!
2019年05月04日先日『同級生から性的な発言をされ非常に困っている。どうしたらいいか』という中学生からの相談が新聞に掲載され、タレントの壇蜜さんが回答をつけて話題になりました。壇蜜さんの回答は『悪ふざけは上手にあしらい、大人の余裕を見せつけましょう』という彼女らしいもの。 ネット上では賛否両論あり、ちょっとした議論にも発展しました。この相談内容、年ごろの子どもを持つ親にとっては他人事ではありませんよね。もし自分の子どもが同級生からのセクハラにあっていたとしたら、あなたは迷わず対応できますか?今回は、都内複数の学校でスクールカウンセラーとして勤務し、多くの事例にあたってきた臨床心理士のS先生に“同級生セクハラの対応策”についてインタビューしてきました。●同級生によるセクハラは“イジメ”! 無視せず迅速な対応をS先生によると、まず大前提として全員がおさえておかなければならないことがあるといいます。それはこの行為がれっきとした“イジメ”であるということです。『同級生からの性的な発言やちょっかい。これは相手の嫌がる言動をし続けるという意味ではイジメの範疇です。校内で行われている場合は当然、生活指導の対象となります』年齢的にこれくらいは誰でもすること、大げさに騒ぎ立てる必要はないのでは?という意見もあるようですが、それは間違い。お子さんから被害報告を受けたなら、迅速に対応すべき なのですね。●まず伝えるべき言葉は「あなたが悪いわけじゃない」被害を受けていることを子どもから打ち明けられたら、親はどう対処したらよいのでしょうか。S先生は次のように述べています。『「自分が悪いから、そういった言動をされている」と感じる必要はない 。これを最初にお子さんに伝えてあげてください。性格や発育には個人差があるものですが、どのようなものであれセクハラをしていいという理由にはなりません』被害にあうと、なにか自分に否があるのでは?と思い悩んでしまう子が非常に多いそうです。まずそこを正してあげましょう。●可能な限り学校側へは報告しておくことさて、次に考えるべきことは“先生に伝えるかどうか”ですね。伝えることで、被害がより一層大きくなってしまうかもしれないと悩む親も多いようですが……。『私は可能な限り伝えたほうがいいと思います。この問題の場合、悩みの深刻さを学校側に伝えておくのは非常に大切です 。また学校としても、相談してもらえれば加害側の子を教育指導することができます』とはいえ、担任の先生が必ずしも頼りになるタイプとは限りません。その場合はどうしたらいいのでしょうか。『担任にこだわる必要はないですよ。保健の先生やスクールカウンセラーも役に立ちます。伝える相手を決める際には、自分たちの感覚を信じること。その人は自分たちのことを本気で考えてくれるかどうか 、じっくり考え見極めましょう』また、自分の子どもには次のようにアドバイスするといいそうです。『「その行為をされて本当に困っている」ということを自分の力で誰かに伝えられればベストです。そのように後押ししてみてください。もしも難しいなら、休み時間は友だちと過ごすように勧めてみましょう 。一人でいる子が狙われやすいのは事実です。女子同士が固まっておくだけで、男子からのセクハラはかなり減るんですよ』●「何かあったの?」異変を感じたら必ず声をかけることしかし、10代は何といっても難しいお年頃。恥ずかしさもあいまって、親にはなかなか打ち明けたがらない子も多いでしょう。悩みをはっきりと伝えてもらえない場合には、どうしたらいいでしょうか。『異変を感じてもスルーしないことですね。普段と違う様子に気づいたら必ず本人に「何かあったの?」と聞いてください 。親には詳しく話したくないし、助けて欲しいとは思わないけれど、知っていて欲しいという年齢です』ちゃんと気づいているよ!という意味で、きちんと言葉に出して言ってあげることが重要なのですね。●“うちの子応援団”を作ってみんなでバックアップ!S先生によると、大人が対応に取り組むときにもチーム体勢を組むことが大切だそうです。『子どもと同じように、親もひとりで抱え込んではいけません。普段子どもに関わる大人たちに、「うちの子、最近変だから注意して見ていて欲しい」とお願いしたり、学校での様子を聞いたりしましょう。そこから分かることはいろいろあります。大人同士が連携して“うちの子応援団”を作るような意識 でいてください。周囲が協力する姿を子どもはちゃんと見ています。“うちの子応援団”が後方支援してくれている気配を感じれば、子ども側も大人に相談しやすくなるというものです』●絶対ダメ! 子どもそっちのけでの“犯人探し”行為最後に、親のNG対応について聞いてみました。『親御さんが絶対にしてはいけないのは、“誰が悪いのか探し、犯人決めをすること” ですね』子どもが被害にあっていると知ったら、そんなヒドイことをしているのはどこの誰だ!という気にもなってしまいそうなものですが……。『中学校はコミュニケーションのあり方を学ぶ場でもあるんです。そして、中学生間で起きるセクハラは、主にその未熟さから来ている。これは悪い意味ではなく、男子も女子もこれから良い方法を知る段階であるということ。子どもそっちのけで大人同士がケンカをしてしまうと、彼らが本来この問題を乗り越えて身に付けるべきだったコミュニケーション能力や問題解決能力を奪ってしまうことになりかねません』セクハラ事案も、よりよいコミュニケーションのあり方を学ぶためのきっかけとして生かすことができるもの。大人はその学びを支える立場であるべきだ、とS先生はおっしゃいました。----------いかがでしたか?全体を通して大切なのは、親が子どもの変化にどれだけ気付くことができるかなのかもしれません。小さな違和感でもなにか引っかかるようであれば、無視せずに声をかけること。それが、親ができる一番最初のアクションなのでしょう。●文/パピマミ編集部
2016年08月29日ピクシブは、漫画家・中村明日美子(なかむら あすみこ)原作による人気作品「同級生」の劇場上映を記念した展覧会『-劇場上映記念-「同級生」展』を開催する。会期は2月11日~2月23日 12:00~19:00(水曜定休)。会場は東京都・中野のギャラリーpixiv Zingaro(中野ブロードウェイ2F)。入場無料。同展は、BLアンソロジーコミック誌「OPERA」で好評を博し、現在アニメーション制作が進行中の人気マンガ「同級生」(原作:中村明日美子)の、2月20日からの劇場上映を記念して開催されるもの。会場では、アニメーションスタッフによる版権イラストや原画の展示を中心に、美術ボードやキャラクター設定などのアニメーション制作資料が展示されるという。また、同展に向けた会場限定商品として、中村氏の描き下ろしイラストの複製原画や、ポスター入り東府第一高等学校卒業証書セットが数量限定で販売されるとのことだ。なお、映画「同級生」は、2016年2月20日より全国の映画館で上映予定。アニメ「同級生」公式サイトでは、トレーラーが公開されている。
2015年12月24日こんにちは。ライターの和です。今回は16歳高校生の方からの質問に答えさせていただきます。「同級生が最近ちょっと変です。その同級生は、LINEでも現実でもそっけない態度ですが、頼れば相談に乗ってくれたりする間柄です。何年か同じクラスなのですが、今年になってから誕生日プレゼントをくれたりイベントに誘ってくれたりするようになりました。しかし逆に皆がいるときに話しかけると無視されたり突き放されたりします。たまに暴言を吐かれたりもします。彼には好きな人がいるらしくその人について話すこともあるのですが、好きな人の特徴が私と一致しているような気がしています。この前「まだ(誰だか)分かんないの?この調子だと一生分かんないね」と言われました。これは好きな人が私だと思っていいのでしょうか?でもよく馬鹿にしてくるし、無視もされたのでこれはただの自惚れかな?とも思っています。告白ドッキリみたいなことを昔他の人にされたことがあるので、今回も反応目当てかな?と思ってしまいます。私は恋愛に疎いので、同級生の気持ちが分かりません。どなたか、意見が欲しいです。」思春期の男子って何を考えているのか分からない時がありますよね。彼の気持ちを一緒に考えてみましょう。■1.彼は相談者様のことを好きな可能性が高い断定はできませんが、十中八九彼は相談者様のことが好きなのではないかと感じました。少なくとも好きでもない人とイベントに行ったり、誕生日プレゼントを渡したりすることは女性でも有り得ませんよね?みんながいる時に冷たくするのも彼の中で照れや周りに好きな気持ちを悟られたくないという思いがあるからでしょう。思春期の男子って好きな子をからかいたくなったり、自分の気持ちとは裏腹に素直になれなかったりするものです。相談者様は「彼は私のことが好きなんだろうな」と思ってしまって大丈夫だと思いますよ。■2.あなたに気付いて欲しいゆえの遠回し告白彼はあなたに「気付いて欲しい」という思いがあるから自分の好きな人の特徴を話したりするのだと思います。彼からすると相談者様に「それって私のこと?」と言って欲しいのでしょう。もし彼のことが好きで、相談者様に勇気があるのなら「○○君の好きな人ってちょっと私と似ている人なんだね。」と軽くかまをかけみても良いかもしれません。もし無理そうであれば彼が告白してくるのを待ってみましょう。彼もそこまで行動に移しているのであれば、告白も恐らく時間の問題だと思います。今は少女漫画の主人公のような「彼との微妙な距離を楽しむ」ことも悪くないのかもしれません。■3.男心も複雑なもの相談者様が「彼の気持ちが分からない」と思っているように同級生の彼も「自分がどうしたら良いか」悩んでいるんだと思います。だからこそ時に冷たい態度を取ってしまうこともあるのでしょう。ただ、彼は「告白ドッキリ」のような人の気持ちを弄ぶようなことはしないと思います。それは恐らく、一番彼の性格を知っている相談者様が分かっているのではないでしょうか?女心同様、男心も複雑なんだと思います。そのような彼の気持ちも考えてみると少し彼の心情も見えてくるはずですよ。■おわりにいかがでしたか?思春期の頃はまだ恋愛経験も少なく、男子もスマートに動けないものです。彼との関係が上手く行くことを願っています!(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年10月17日社会に出て多くの男性と出会ったけれど、なかなかいい人に巡り会えない…そんなとき、ふと思い出す、懐かしい同級生のこと…。しかし、再び巡り会えたとしても、恋に発展するなんてことはあるの? そもそも彼は昔馴染みを恋愛対象に見てくれるのかしら…? そんな疑問も浮かびます。では、いったいどうすれば昔馴染みの同級生が恋人に格上げされるのでしょう?■「同窓会などの再開からの恋愛に期待する人は多い「同窓会」のお知らせだけでなく、Facebookなどから再度つながった仲間たちとの飲み会のお知らせが届くことも増えてきました。本格的な同窓会のみならず、そんなプチ同窓会的な出会いに期待する人は少なくありません。こんなアンケート結果ありました。「同窓会で恋愛をしてみたい人」5人に1人!期待を抱いて参加する人は必ずいるはずですね。また、10人に1人が実際に「同窓会で再会した異性に恋心」を抱いたと答えています。懐かしさだけでなく、異性としての魅力を感じ、そこから恋愛に進展…ということも十分起こりえるといえるでしょう。■過去は美化されるからこそチャンス!その一方で昔の思い出は美化されやすいので、現実を見てガッカリ、なんてことも多そうです。ただ、逆に、美化されているからこそのチャンスも。そもそも、どちらかというと女性より男性の方がロマンチスト。男性が飲みの席などで「昔好きだったんだ」というのも、女性にとっては「何を今さら…」というパターンが多いのですが、男性からすれば「やっと伝えられた」「あわよくばここから進展を」と思っていたりすることも。同窓会は、懐かしい顔ぶれを見てタイムスリップし、ノスタルジックな気分に浸りやすいもの。美しい過去の思い出がよみがえり、ふと、思いを告げたくなる男性も少なくないようです。当時は好きでなかった相手でも、大人にになって素敵な男性になっていれば、これは大きな進展のチャンスですね! ■「進化」していることは必須とはいえ、もし自分が良くも悪くも昔のままなら、あまりドラマティックな展開は期待できないかも。お互い大人になって「いい意味での昔とのギャップ」がさらなる関心をひき、魅力となるもの。大人の美しさを身につけていること、社会人としての常識やマナーが出来ていること、昔は気が回らなかった相手に対する女性らしい気遣いが出来るようになったこと…これら「大人になったからこそ生まれる過去とのギャップ」が身についていればこそ、美しい思い出がさらにグレードアップして彼をますます惹きつけるでしょう。社会に出て日々戦い、奔走する中で、ふと戻れる懐かしい場所が「旧知の仲間との再会」。そんな安らぎの中に大人の魅力を身につけた彼や彼女がいたら、そんな時こそ、「同級生が恋人に格上げされる瞬間」かもしれません。
2015年05月05日対照的な同級生コンビである。昨季、浦和レッズの左サイドで阿吽のコンビネーションを見せた槙野智章と宇賀神友弥のことだ。ご存知の通り、浦和はリーグ終盤に失速し、ガンバ大阪に逆転優勝を許した。残り3試合で勝点5差を引っ繰り返されるまさかの大逆転を、宇賀神は「結果が付いてこなかったということがすべて。チームを優勝に導く働きができなかったのが情けない」と振り返るのに対し、槙野は「タイトルに届かなかったのは非常に残念だけど、自分たちが積み重ねたサッカーの内容、質そのものには満足のいくシーズンだった」と語った。浦和レッズ チケット情報槙野の言葉をタイトル獲得に淡白だと誤解してはいけない。昨季の経験を「絶対に無駄にはしたくない。始動日から、みんなギラッギラッしている。掴みかけていたものが掴めなかった悔しさは、まだ癒えてない」(槙野)と言う。2014シーズンを振り返った言葉は好対照だが、ふたりはペトロヴィッチ監督が描くサッカーに共鳴している。「とにかくミシャのサッカーで優勝したい。やっていて、こんなに楽しいサッカーはない。ミシャのサッカーでという思いは、槙野や(柏木)陽介の方が強いと思うけど、自分も負けないぐらい『ミシャのサッカーで優勝したい』と思っている」(宇賀神)「まず、2014シーズンのテーマは間違いなく守備だった。その部分に関しては本当に手応えがあった。ただ、その反面、攻撃のところでは2013年よりも物足りなかった。ミシャ監督のサッカーは、やっぱり攻撃サッカーですから。そこがチームとしての成果と課題だと思う」(槙野)目指すタイトルは『2015明治安田生命J1リーグ』だけではない。槙野も宇賀神もすべてのタイトルを渇望する。クラブはズラタンや石原直樹など実績を残すFW陣をはじめ11名を補強した。フロントも指揮官も選手も、昨季の悔しさを何倍にもして返すつもりだ。「『ACL』は2年前に初めて経験したけど、『こんな楽しい戦いがあるのか?』と思った。そういう試合を1試合でも多くやりたいし、『ACL』を獲れるだけのメンバーは確実に揃っている」(宇賀神)「『ACL』も『明治安田J1』も獲れるだけのメンバーは揃っている。『天皇杯』や『ナビスコカップ』も獲りたいし、目の前の試合はすべて勝ちたい。負けるの嫌いじゃけんさ」(槙野)浦和レッズ スペシャルインタビュー 槙野智章×宇賀神友弥の完全版はこちら(。浦和は2月25日(水)の『ACL』に始まり、その3日後にはガンバ大阪との『FUJI XEROX SUPER CUP 2015』、さらにその翌週には『2015明治安田生命J1リーグ』開幕戦に臨む。3月14日(水)のホーム開幕戦となる『明治安田J1』モンテディオ山形戦など6カード、『ACL』3試合のチケットは2月14日(土)一般発売。
2015年02月13日