女性の社会進出がこれからという時代に編集者として活動を始め、ラジオ番組の構成作家に。約1000本のテレビドラマの脚本を手掛け、ヒットドラマの旗手となった向田邦子。1978年には初のエッセイを刊行、その後、短編小説で直木賞を受賞した。こうして残された多くの作品は、時を経ても色褪せることなく我々の心に響き続けている。※新型コロナ感染拡大の情勢を鑑みて、公演は配信のみとなりました。(2020年1月13日時点)旺盛な好奇心で風のように生きた向田邦子と現役クリエイターの共演。注目したいのは彼女のライフスタイル。おしゃれを楽しみ、美味しいものに目がなく、旅が好き。多忙の中でも自分らしく暮らしたいという生き方は今、世代を超えて共感を集めている。没後40年を迎えた今年、彼女の特別イベント「いま、風が吹いている」が開催される。「姉に関するイベントの最後は、打ち上げ花火のように盛大に行い、天に向かって良かったねと言いたい気持ちがありました。今回が最後かはわかりませんが、このイベントは姉を回顧するだけでなく、次世代の様々なジャンルの方と新たなクリエイションを生む、未来に繋がる好機だと思っています」と、末妹でイベント監修者でもある向田和子さん。イベントは展覧会やドキュメンタリーの上映、舞台、コンサート、トークショーなどを中心に構成される。1階スパイラルガーデンでは展覧会が。ここでは彼女の愛用品から生原稿、写真まで約300点の資料を展示するほか、事前予約制のトークショーも開催。3階スパイラルホールでは、作家の角田光代らが出演するドキュメンタリー『向田邦子の贈り物』を上映。また浅田美代子らが出演する舞台『寺内貫太郎33回忌』の公演や、向田のドラマのテーマ曲などをセレクトしたコンサート「向田邦子・風のコンサート」も予定されるなど、盛りだくさんの内容に。ちなみに1階MINA-TOでは、著書ほか約30タイトルを取り扱う期間限定「向田書店」をオープン。スパイラルカフェでは、向田和子さんが営んだ赤坂の小料理屋『ままや』の看板メニューが、料理家・冷水希三子さんのアレンジで蘇る。「ひと口カレー」「人参のピリ煮」「さつまいものレモン煮」などが数量限定で楽しめる。飛行機事故から40年。生前の彼女を知らない世代になぜ今、彼女の生き方が支持されているのだろうか。「姉はささやかな暮らしを楽しむ視点を持っていました。食べること、装うこと、人をもてなすことなど、姉の残した作品や生き方には、自分らしく気持ちよく暮らすことへのヒントがあるのかもしれませんね」1.「これは一生モノ。どんな時にも着られるから」と和子さんが譲り受けたワンピース。冠婚葬祭に大活躍。2.料理にも器にも凝った向田。夢は料理人になることだったそう。実はananとも縁深かった!昭和の辣腕ライター。むこうだ・くにこ1929年、東京都生まれ。22歳で雄鶏社に入社。映画雑誌の編集者からキャリアをスタート。’76~’77年にはananに「男性鑑賞法」なる連載をしていたことも。スパイラル東京都港区南青山5-6-231月14日(木)~24日(日)11時~20時会期中無休TEL:03・3498・1171写真提供:かごしま近代文学館※新型コロナ感染拡大の情勢を鑑みて、公演は配信のみとなりました。(2020年1月13日時点)※『anan』2021年1月20日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年01月17日お笑い芸人のバカリズムと俳優の井浦新がW主演を務めるサスペンスコメディ『劇場版 殺意の道程』が2月5日、全国劇場公開と同時にauスマートパスプレミアムとTELASAで独占配信をスタートする。取引先の社長・室岡義之(鶴見辰吾)の裏切りに遭い自殺した父の仇を取るため、復讐を決意した窪田一馬(井浦新)と、いとこの吾妻満(バカリズム)。キャバクラ嬢・このは(堀田真由)、ゆずき(佐久間由衣)らの協力を得ながら完全犯罪を企てるが、復讐の果てには衝撃の結末が待っていた。フジテレビ系ドラマ『素敵な選TAXI』、日本テレビ系ドラマ『住住』、そして第36回向田邦子賞を受賞した『架空OL日記』など、多彩な作品を手がけるバカリズム。オリジナル脚本をWOWOWで連続ドラマ化した『殺意の道程』が、再編集劇場版として帰ってきた。バカリズムの作品を多数手掛けてきた住田崇監督のもと、ドラマでは1話ごとにクリアしていたミッションが 1本のジェットコースタームービーとして生まれ変わる。劇場版のために新たな編集演出も加わり、ドラマ版の視聴者も再度楽しめる作品となっている。脚本家・バカリズムが紡ぐ独特の世界観の中で、遺憾なく発揮されている主演2人の絶妙な空気感に注目の作品だ。(C)2021『劇場版 殺意の道程』製作委員会
2021年01月08日長瀬智也・主演×宮藤官九郎・脚本で2021年1月よりスタートする金曜ドラマ「俺の家の話」の放送を記念し、動画配信サービス「Paravi」では長瀬さんと宮藤さんがタッグを組んだTBSの過去ドラマ2作品「池袋ウエストゲートパーク」と「うぬぼれ刑事」を配信。この2作品が配信されるのは今回が初めてとなる。「俺の家の話」で宮藤さんが手掛けるオリジナルストーリーで長瀬さんが演じるのは、“ブリザード寿”というリングネームで活躍するプロレスラーの観山寿一。ピークを過ぎたプロレスラー・寿一が能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込み、介護と遺産相続など家族の問題を解決していくというホームドラマ。長瀬さん扮する主人公・寿一を取り巻く個性的なキャラクターとして、戸田恵梨香、桐谷健太、永山絢斗、江口のりこ、井之脇海、平岩紙、そして西田敏行の出演が決定するなど、その豪華キャスト陣にも期待が高まっている。■20年経ったいまも熱狂的ファン多数「池袋ウエストゲートパーク」2000年4月期に放送された「池袋ウエストゲートパーク」は宮藤さんの連続テレビドラマ脚本デビュー作となる。原作は石田衣良による同名小説で、「I.W.G.P」の愛称でも知られている人気シリーズ。池袋を舞台に、果物屋店番兼トラブルシュータ―である主人公の真島誠(長瀬さん)がストリートギャング・Gボーイズの安藤崇(窪塚洋介)らとともに次々起こる難事件を解決する青春ミステリー。長瀬さん、窪塚さんのほかにも、当時は若手俳優だった加藤あい、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二、小雪、佐藤隆太、阿部サダヲら、いまとなっては錚々たる顔ぶれが集結しており、それぞれ人気が急上昇するなどの大ヒットドラマとなった。登場人物それぞれが強烈なキャラクターであると同時に、劇中では斬新でユニークな演出が随所にちりばめられており大きな話題に。伝説の作品として放送から20年たったいまでも熱狂的なファンが多い。なお、連続ドラマから3年後に放送されたスペシャルドラマ「池袋ウエストゲートパークSOUPの回」も合わせて配信する。■生田斗真ら豪華な共演者や長瀬智也のダンスにも注目!「うぬぼれ刑事」2010年7月期に放送された「うぬぼれ刑事」は宮藤さんにとって初めてのオリジナル刑事ドラマの脚本であり、第29回向田邦子賞を受賞した記念すべき作品でもある。長瀬さんが演じたのは、超恋愛体質で捜査に支障をきたすほど惚れっぽく、その惚れてしまう女性はことごとく怪しい容疑者という、理不尽を抱えてしまう刑事。共演者には生田斗真、中島美嘉、荒川良々、要潤、矢作兼(おぎやはぎ)、坂東三津五郎、西田敏行といった超豪華俳優陣。また、長瀬さん演じる“うぬぼれ”が惚れてしまう女性ゲストが毎回豪華なことでも話題を呼んだ。ほかにも、バーで恋愛話に興じるうぬぼれ屋の男5人「うぬぼれ5」の会話や、惚れてしまった犯人の女性に白いスーツで踊りながら近づく長瀬さんのダンスシーンは必見。「俺の家の話」をはじめ、上記2作品にも関わってきたプロデューサー・磯山晶氏は「コロナ自粛の日々、海外のいろいろな配信ドラマを見ましたが、そのたびに『池袋』や『うぬぼれ』も人気配信ドラマに負けないクオリティなので、いつかラインナップに並ばないものだろうか? と思っていました。今回、改めて皆さんに見ていただける機会を得て、大変うれしく思います」とコメント。「私たちの熱いタッグはここから始まりました。宮藤官九郎初めての連続ドラマであり、いまはもう集められないようなスターたちが野放図に集合していた『池袋』、その10年後、宮藤官九郎さん自身が演出した作品で、女優さんたちのキャスティングと慣れないトリックに奮闘した『うぬぼれ』、どちらも自信作です。ぜひ、お楽しみください!!」と熱くアピールしている。「池袋ウエストゲートパーク」(2000)「池袋ウエストゲートパークSOUPの回」(2003)「うぬぼれ刑事」(2010)は12月19日(土)12時~Paraviにて配信開始。金曜ドラマ「俺の家の話」は2021年1月、毎週金曜日22時~TBS系にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2020年12月13日『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた足立紳が、自身の夫婦生活を赤裸々に綴った自伝的小説を、自ら監督・脚本を務めて映画化した『喜劇 愛妻物語』。この度、濱田岳と水川あさみが夫婦役で出演する本作のテーマソングが流れる本編映像が公開された。本作は、結婚10年目、倦怠期、セックスレス…いつまで経っても売れる見込みがない脚本家の豪太と、夫に絶望している妻チカを描く、とんでもなく情けなく、とことん笑える、最笑夫婦のサイテーな悲喜劇。そんな本作のテーマソングは、向田邦子のドラマ「阿修羅のごとく」に使用、『居酒屋ゆうれい』の音楽にインスパイアを与えたトルコの軍楽「ジェッディン・デデン」をベースにしたもの。足立監督が「観終わった後に生命力がみなぎるような気分になるものを」と、音楽の海田庄吾に依頼してできた楽曲となっている。オープニングをはじめ、劇中に何度も出てくるこのテーマソング。到着した映像は、豪太が妻と娘を連れて香川へシナリオハンティングへ向かう場面。香川まで青春18きっぷで向かう家族を、このメロディが盛り上げている。『喜劇 愛妻物語』は9月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:喜劇 愛妻物語 2020年9月11日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2019『喜劇 愛妻物語』製作委員会
2020年08月19日現在、放送中の『ハケンの品格』も話題の脚本家・中園ミホさん。『やまとなでしこ』や『anego[アネゴ]』『Doctor-X 外科医・大門未知子』『西郷どん』などのヒット作を次々と生み出したことで知られていますよね。そんな中園さんは、実は、脚本家デビューする以前は占い師として活動していたそうです。そして、その後も占いを続け、超売れっ子となった今も、四柱推命と気学をベースに開発した独自の占いを実生活に取り入れているのだとか。占いを信じ、その教えに従って行動してきたという中園さんの最新著書『占いで強運をつかむ』について、お話を伺いました。■全体的な運をつかむコツ――四柱推命では、絶対的に運勢が悪い人はいないそうですね。運気の波に乗れる人と乗れない人の違いとは?占い師の私から見ると、特別に運がいい人も悪い人もいません。ただ単に運気がアップしたりダウンしたりするだけで、運の種類や分量はどなたもほぼ同じです。ですから、運のいい人と悪い人の違いというのは運をピークでつかまえられるかどうか、その差だと思います。――運のいい時期だと知っていても、飛び込むのが怖くて、二の足を踏む人は少なくないでしょう。「運の賞味期限」が切れないうちにチャンスをつかむ秘訣は?勇気を出して、思いっきり挑戦することです。占いで「運気の締め切り」を意識したら、今これを逃すといい時期はしばらく巡って来ないと自分に言い聞かせ、人生のギアを入れてほしいと思います。アクティブな運気が、あなたを味方してくれますから、大丈夫。自分自身を信じることも大事ですよ。――おすすめの開運アイテムは?お財布ですね。運気というのは人と人との間で流れているもので、金運を司るのはお財布ですから、金運をアップさせたい方は、ぜひあなたの周りのお金持ちの方からお財布をもらってください。ただし、私の実体験によると、その人の「お金遣いのクセ」までうつってしまうので、ご注意を。――いい気が流れている場所(コンサートやライブ、演劇、映画など)に足を運ぶといい書かれていましたが、今のようなご時勢で人が多い場に行きづらい場合は?人に会えなくても、いい気が流れているものに触れることで、運気の流れは随分変わってくると思います。例えば、ヒットしている作品を見たり、好きな人が書いた本を読んだり、曲を聴いたりしてみましょう。■恋愛面で強運をつかむには?――恋愛運を上げたいときは、どうすればいいですか?運はまわりの人の影響を受けて育っていくものです。ぜひ幸せそうな人、うまくいっている人から、いい運気をシャワーのように浴びてほしいと思います。それに、幸せそうな人と一緒にいると、うまくいっている人の行動や考え方に気づくことがたくさんあると思いますし、あなた自身の気持ちも前向きになっていくでしょう。あなたらしい魅力も出てくると思います。――「空亡期」は判断力が鈍るそうですが、この時期に好きな人ができたり、交際を申し込まれたりした場合、どのような対応をするといいのでしょうか?空亡期は判断力が鈍り、ミステリアスな出会いも多いと言われています。ですから、一気に燃え上がらないで、まずは俯瞰するようなクールな視点で、冷静に観察してみましょう。それでも強く相手を望んだり、望まれたりするのなら、それだけ強い結びつきがあるということですから、私は踏み切ってもいいと思います。――相性について。お互いを高め合う相性ではなく、女性の強い運を男性に渡すことでバランスが取れる相性だった場合、女性が家庭よりも仕事を優先したいと思ったら、関係が破綻してしまうのでしょうか?最近そういった相性のご夫婦を見ましたが、円満でうまくいっていましたよ。こうした組み合わせの場合は、普段から男性が女性をサポートするよう心がけるといいと思います。女性の強運を分けてもらっていることに男性は感謝し、彼女が本当にやりたいことを応援してほしいですね。逆に男性が応援できなかった場合は、破局に向かうこともあります。――「この先ずっと出会いがなさそう」「結婚できないかも」などと悩んでいる女性は、どうすればマイナス思考を断ち切り、前を向けるようになりますか?その変わりたい気持ちを大切に、少しずつ変えていきましょう。ちょっとしたことですが、普段人から褒めたれた時「いいえ、わたしなんて」と謙遜したり、「どうせお世辞でしょう」と受け流したりしていませんか。自分を受け入れ、認めることで、あなたの中に少しずつ前向きな変化が出てくるのではと思います。占いでは、辛い時期を過ぎたら世界が新たなステージに上がるという考え方をします。ですから、私は今の状況をあまり悲観的には捉えていません。運気を知れば、それにそなえたり、何かに挑んだり、何かを始めるきっかけにもできます。前向きにどう生きるか、そのために占いを利用してほしいと思います。プロフィール:中園ミホ脚本家。広告代理店勤務、コピーライター、占い師を経て、TVドラマ『ニュータウン仮分署』で脚本家デビュー。2007年『ハケンの品格』で放送文化基金賞を受賞。2013年には『はつ恋』『Doctor-X外科医・大門未知子』で向田邦子賞と橋田賞をダブル受賞。2014年に NHK連続テレビ小説『花子とアン』がヒットし、2018年には大河ドラマ『西郷どん』(林真理子原作)の脚本も手がける。2020年には13 年ぶりの続編『ハケンの品格』がオンエア。
2020年07月29日今年2月に開設したYouTubeチャンネル「山田邦子クニチャンネル」が人気を集めている山田邦子(60)。「新日本プロレスは和解したのか!?馳浩さんとの確執について語ります」、「有名タレントが今、『大手芸能事務所を辞める』のは何故?芸能人が続々と事務所を辞めていくワケ。」など、動画では暴露トークを連発している。特に、彼女の広範な交友関係から繰り広げられる「お酒が強い人ベスト10」「凄いと思った後輩芸能人ベスト10」といったランキング企画が好評だという。「やっぱりランキングは人気ですね。自分も力が入るし、見る方もワクワクするみたい。いちばん人気が高かったのは『怖かった人ランキング』ですね」現在、100万回再生近くを誇る4月に公開した「山田邦子が選ぶ怖かった芸能人ランキング!」では、裏話を次々と連発していた。《梅宮辰夫さんは入りが早すぎるから勘弁してほしい》《石原さとみさんは危険な唇をしている》《高岡早紀さんは会ったら殺されますよ。今はもう熟女になられましたけど、今でも会っちゃダメ。なんかフェロモンが違う。もう目が合ったら死にますよ》《深田恭子さんもすごい。心全部もっていかれますよ。万が一何かで会うようなことがあったらもう目をつぶっててください。やり過ごしてください》こうした“忖度なし”の内容に、視聴者から《歯に着せないのがすっきり》《世代じゃなかったけど、山田さんってこんなに面白いのか!》といった世代を超えた絶賛コメントが相次いでいる。歯に衣着せぬ発言に称賛が集まるいっぽうで、“忖度なし”の姿勢にクレームがくることも……。「マッチ(近藤真彦・55)が風邪で休んだって話したんですが、ファンの方から『そのとき集まった人たちにマッチが風邪をうつしたって話になってしまう可能性があります。そういう配慮はないんですか?』とお叱りを受けてしまったんです。そこまで気をつけて喋らないといけないんだと、とても勉強になりました。それ以来、コメントはいつも読んでいます」動画のコメント欄にはエールが並ぶいっぽう、《バカ》《ブス》といった心ない言葉も。しかし、山田は意に介していないようだ。「それも商売。『はい、がんばりま~す』『応援よろしく!』なんて書いて返しているんです」そんな山田へ、特別、本誌に向けて「大嫌いな芸能人ベスト5」をお願いすると、「怒られたりして……」と言いながらも答えてくれた。「一番はやっぱり面と向かって『殺したる!』って言われたやっさん(横山やすしさん・享年51)ですかねえ」前出の「怖かった芸能人ランキング」では横山やすしさんと共演した際の怖かったエピソードも語っていた。《大阪の番組のメーク室に入ってきていきなり『なんだお前!』って。私のことを敵だと思ったのか、大阪に私が来たことが気に入らなかったのか『ぶっ殺したるわ、お前なんか!』って。殺されちゃいやだと思って収録をやめて即、東京に帰っちゃった》第2位にランクインしたのは惜しまれつつも昨年、この世を去った伝説のロックンローラー。「最後は大の仲よしになりましたけど。『ひょうきん族』などでの悪ふざけを『山田さん、いいかげんにしてくださいよ』って何回も呼び出されて凄まれた内田裕也さん(享年79)が2位かなあ」そして3位は“因縁”の大人気後輩芸人だ。「私が太田プロをやめるときに『根性なし!』とかみついてきた有吉弘行(46)ですね。“そんなことをお前に言われる筋合いはないんだよ!”って今でも思っています。4位は『やまかつ』のメンバーで何度も一緒に仕事したマーシー(田代まさし・63)かな。覚醒剤で逮捕されて、出てくるたびに応援しようと思うんだけど、また捕まっちゃうから……」5位には意外な大御所俳優の名前も飛び出した。「名高達男さん(69)とはくだらないことが理由で大げんかしたことがあるんです。私が座長だったんですけど、『こんな心の小さい座長なんかについていけない』って言われて私も『はぁ?』ってなっちゃって。今は和解して、仲よしですけどね」「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月26日ステイホームの期間中、家での時間をどうやって過ごそうか悩んだ人も多いのでは?ここでは、女優・秋元才加さんが“実践してみてオススメしたい”と思った、家時間の過ごし方を教えてくれました。IDEA 1:ダンス動画を投稿「欧米がロックダウンに入った直後、一般人のおばさまが替え歌で踊ったり、家族で『レミゼ』を替え歌で演じる動画がSNSに上がっていて、それを見て私、ちょっと元気が出たんです。で、“じゃあ私も踊ってみようかな”と、気まぐれに踊ったのがスタートです。誰かがこれを見て、“ヘンなことやってんな~”って、笑ってくれたらいいなと思ってました。最初は毎日UPしてたんですが、自粛期間が延びたので、5月からは2~3日に一回くらいですね。でも、ありがたいことに少しずつ見てくださる方が増えてきて。これで私を知ってくださった人もいらっしゃるので、続けることって大事だと思いました(笑)」IDEA 2:オンラインで英語の勉強「正直、最初はこんなに自粛期間が長くなると思わなかったので、ぼーっと過ごしてたんです。でも2週間目くらいにふと、“このまま続くとしたらこの時間を無駄にしていいのか?効率よく過ごさねば!”と焦りました。昨夏にハリウッドでの撮影があり、それをきっかけにまた英語を習いたいとは思ってはいたので、改めて勉強を始めました。今は主に中高で習った文法のおさらいや、単語の勉強をしたりしつつ、オンラインの英会話学校に2校入学したので、英会話の実践もやっています。気がつくと、1日10時間くらい英語をやっている時も。勉強のおかげでSNSを見る時間が物理的に減ったことも、思わぬラッキーでした」IDEA 3:Zoomでファンミーティング「今までも、場所を借りてのファンミはやっていたんですが、配信という形では初めて。私はアイドル出身なので、“ファンに育ててもらった、一緒に歩んできた”という気持ちが強いほうだと思います。なので、こんな時だからこそなおさら、Zoomでファンの皆さんの顔が並んでいるのを見られてすごく嬉しかった。週に1回、1週間の間に起こったことや、仕事に関する話を私がフリートーク、ファンの皆さんはチャットにコメントを書く、というスタイルでやっています。ファンミを通して気がついたのは、人の顔を見ながら話すことや、同じ時間を共有することが、実は私は好きだったんだなぁということ。人とつながるって、やっぱりいいことですよね」IDEA 4:ハンモックで揺られる「自粛が始まってすぐの頃、クレジットカードのポイントで交換できるアイテムのリストを見ていたら、ハンモックを発見しまして、“これ、ベランダに置いたらいいかも!”と即オーダー。1人用の小さなハンモックなんですが、自立するのでぶら下げる必要もなく、設置も簡単。最初は映画を観たり読書をしたりしていましたが、最近は夕方から夜の時間に、デトックス茶を飲みながらゆらゆら揺れて、いろいろと自問自答をしております(笑)。1つ困るのは、キャンプ欲が高まること。自粛期間が終わったら、本当の自然の中でハンモックに揺られたいです…」IDEA 5:エッセイなどを読む「自粛期間に入ってからスマホを触っている時間が増えたな…と思い、以前頂いてまだ読んでいなかった『デジタル・ミニマリスト』という本を開いたことが、読書熱に火が付いたきっかけです。デジタルに呑み込まれないように生きる方法について書かれた本だったのですが、まさにこの時期にぴったりでした。他には、Twitterで知って気になっていた高峰秀子さんの本や、脚本家の向田邦子さんの読書遍歴に関する本、それから『国家と教養』は、時代劇の現場でスタッフさんにススメられた一冊。小説よりも、こういったエッセイ系の本のほうが、私は好きみたいです」あきもと・さやか1988年生まれ、千葉県出身。今月より全米で配信されるハリウッド映画『山猫は眠らない』の8作目に出演。ハードなアクションに挑戦した意欲作。※『anan』2020年6月10日号より。取材、文・河野友紀重信 綾(by anan編集部)
2020年06月05日タレントの山田邦子が23日、自身のブログを更新。同日、新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった女優の岡江久美子さんを追悼した。山田は「訃報」と題してブログを更新。「いやーー!!岡江久美子さんが………絶句です」と書き出し、「放射線治療は毎日 病院に通うのでどこでどう感染したのかはわかりませんが、おそらく乳がん手術は成功したから放射線治療に進んだはずだから、残念過ぎます。最後までがんばったんだと思います。つらい、つらすぎます」と悲痛な思いを吐露した。その後、「ショックです」と題して再び更新。「岡江さん、銀座のクラブにもゴルフ場にも、行ってなかったって。タバコも吸ってなかったって。煙を吸わないように気をつけてたって。がん治療がんばってたって」と無念の思いを記し、「遺骨になるまで会えないって。遺骨になっても、ご家族も濃厚感染者なのでしばらくはダメだって。悲しい」とつづった。
2020年04月23日日本を代表する名女優・八千草薫さんが、膵臓がんのため10月24日(木)に都内の病院にて亡くなっていたことが分かった。享年88。1947年に宝塚歌劇団の娘役としてデビューした八千草さんは、三船敏郎主演の映画『宮本武蔵』(’54)が大ヒットとなって映画女優として注目を集め、同作はアカデミー賞で名誉賞(外国語映画賞)を受賞。『男はつらいよ 寅次郎夢枕』(’72)ではマドンナ役を演じた。TVドラマでは、山田太一原作・脚本の「岸辺のアルバム」(’77/TBS)で、現在でもお馴染みのイメージであるおっとりとした優しい“お母さん”とまるで異なる不倫する主婦役を演じ、絶賛された。向田邦子原作のドラマ「阿修羅のごとく」(’79/NHK)では4姉妹の次女役に。2003年に同作が映画化された際には、4姉妹の母親役を演じて第27回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。近年では『ディア・ドクター』『ツナグ』『舟を編む』といったヒット作や、主演作『くじけないで』、「白夜行」「最高の離婚」「やすらぎの郷」「執事 西園寺の名推理」などの話題のドラマに出演。2019年2月に乳がんや肝臓がんの闘病生活について公表し、「やすらぎの刻~道」のヒロイン役を降板して治療に専念していた。所属事務所によれば、故人の希望により、お通夜・告別式等は近親者ですでに済ませたそうで、お別れの会等も予定していないという。心よりご冥福をお祈りいたします。(text:cinemacafe.net)
2019年10月28日「私、失敗しないので」。おなじみのせりふとともに、孤高の天才外科医が帰ってきた。“白い巨塔”に渦巻く権威と闘い続ける大門未知子は、どのようにして生まれたのだろうかーー。「今シリーズは経営難に陥った『東帝大学病院』にリストラやコストカットの波が押し寄せるなか、『医療と病院は誰のためにあるのか』をテーマに、大門未知子の孤高な闘いを描いています」そう語るのは、テレビ朝日でエグゼクティブプロデューサーを務める内山聖子さん(54)。「私、失敗しないので」をきめぜりふに、困難な手術や治療を次々と成し遂げる外科医・大門未知子の活躍を描く医療ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(木曜21時)の第6シリーズが、10月17日からスタートした。内山さんが手がけ、’12年にスタートした本作は、第1シリーズで平均視聴率19.1%を記録。さらに、’13〜’17年に放送された第2シリーズ以降の作品は、いずれも平均視聴率20%超えを獲得。橋田賞、向田邦子賞などドラマの各賞も総ナメにし、国民的人気シリーズへと成長。大門未知子は、いまや米倉涼子(44)の“代名詞”ともいえるキャラクターに。「いわゆる“よき医者”のイメージどおり、見に見える努力や勉強をして患者に寄り添う姿は描きたくなかった。米倉さんが持つ“野生の魅力”を生かした、医学の修業をどこでしたかもわからない医師がいい。大門未知子が特定の病院に所属しない、フリーランスの医師であるのもそこからきています」そして誕生したのが、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、たたき上げのスキルだけを武器に突き進む外科医・大門未知子だった。その設定には、内山さんが、会社員として見聞し、経験したことが多く生かされているーー。「男女雇用機会均等法の施行後の’88年に入社し、はじめは秘書室に配属されましたが、“いつかドラマを作るときのために”と組織内の人間観察を心がけていました」大門未知子のスタンスにこめられているのは、内山さんが若手時代に感じた“違和感”の数々。「社長や役員がエレベーターに乗ってきたら、ほかの社員は先に乗っていても降りて譲る。そんな暗黙のルールを秘書時代に目の当たりにして、驚きました。それなら未知子は、自分が乗るエレベーターにどんなに偉い病院関係者が乗ってきても、微動だにしないようにしよう、と(笑)」制作部に異動し、紅一点の見習いアシスタントプロデューサー時代を経て、プロデューサー職に就いた内山さん。しかし、初めて手掛けたドラマは打ち切りとなるなど、制作部での仕事は“失敗”の連続だった。「テレビの世界は、突出した個性を持つ人たちが多く、そういった組織のなかで“ダメなものはダメ”とキッパリと『NO』をつきつけることができず、知らず知らずのうちにストレスをためこんで、円形脱毛症になったり、顔面まひになったりすることもありました。私も含め、組織で働く人は、“忖度”や“理不尽”といったモヤモヤに悩む人が多い。そんなモヤモヤをはね返すようなヒロインがいたら……という思いから、未知子は生まれているんです」やりたくない仕事についても“いたしません”ときっぱり断る未知子。そんな彼女のスタンスを際立たせるのが、“権力の象徴”ともいえる院長・蛭間(西田敏行)、そして彼の命令に「御意」と徹底的に服従する海老名(遠藤憲一)や加地(勝村政信)たち。「40代になり、私が中間管理職になったころ、『うちの会社には、上司にこびへつらう“御意三兄弟”がいるんだ』という同期の一言が忘れられなくて。それで、海老名や加地は“御意軍団”として描くことにしたんです(笑)」前シリーズの最終話、未知子は後腹膜肉腫を患っていることが発覚し、余命3カ月と診断され、視聴者に大きな衝撃を与えた。「大病にかかり、命をほかの医師に委ねて克服。治療される身になった未知子は、その経験から患者の気持ちを知ります。『医師として患者として、何が怖かったか……』と、未知子の本音に迫るシーンが今作の後半には出てきますよ」
2019年10月24日「今シリーズは経営難に陥った『東帝大学病院』にリストラやコストカットの波が押し寄せるなか、『医療と病院は誰のためにあるのか』をテーマに、大門未知子の孤高な闘いを描いています」そう語るのは、テレビ朝日でエグゼクティブプロデューサーを務める内山聖子さん(54)。「私、失敗しないので」をきめぜりふに、困難な手術や治療を次々と成し遂げる外科医・大門未知子の活躍を描く医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(木曜21時)の第6シリーズが、10月17日からスタートした。内山さんが手がけ、’12年にスタートした本作は、第1シリーズで平均視聴率19.1%を記録。さらに、’13~’17年に放送された第2シリーズ以降の作品は、いずれも平均視聴率20%超えを獲得。橋田賞、向田邦子賞などドラマの各賞も総ナメにし、国民的人気シリーズへと成長。大門未知子は、いまや米倉涼子(44)の“代名詞”ともいえるキャラクターに。内山さんと米倉との出会いは、’04年に放送された『黒革の手帖』までさかのぼる。第一印象は“最悪だった”と笑う。「主演をお願いしようと挨拶に向かったところ、米倉さんは10歳年上の私に、『私、女性のスタッフ苦手なんですよね』と。後から聞くと本人はたまたま体調が悪かったそうですが、当時は目も合わせることなくそう言われたので、カチンときて(笑)。でも、正直にものを言う姿勢、そしてノーメークなのに美しい彼女の顔を見て、“間違いなく面白い悪女になる”と確信。予想どおり、コケティッシュでありながら、すっとんきょうな一面を持ち合わせた悪女を演じてくれました」その後も内山さんは米倉とコンビを組み、『交渉人~THE NEGOTIATOR~』(’08年)、『ナサケの女~国税局査察官~』(’10年)といったヒット作を連発。『ドクターX』の構想は、その当時から内山さんの中で温められていたという。「いわゆる“よき医者”のイメージどおり、目に見える努力や勉強をして患者に寄り添う姿は描きたくなかった。米倉さんが持つ“野生の魅力”を生かした、医学の修業をどこでしたかもわからない医師がいい。大門未知子が特定の病院に所属しない、フリーランスの医師であるのもそこからきています」そして誕生したのが、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、たたき上げのスキルだけを武器に突き進む外科医・大門未知子だった。出会って15年、いまでは米倉と2人でお酒を飲んだり温泉に行ったりと、“相棒”であり“親戚”のような関係になれたと内山さん。「彼女は、人に見えない努力を積み重ねているところが、未知子にぴったりと重なります。孤高の天才外科医・大門未知子は、米倉さん以外、誰にも演じられません」
2019年10月24日吉沢亮が、2021年1月よりスタートする4Kフル撮影によるNHK大河ドラマ第60作「青天を衝け」にて、大河初出演にて初主演。新一万円札の顔としても注目される日本資本主義の父・渋沢栄一を演じることになった。吉沢亮が演じる主人公・渋沢栄一とは…?「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一は、幕末から明治にかけ、約500もの企業を育て、同時に女子教育の普及など約600の社会公共事業にも関わった人物。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補にも2度選ばれている。時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開き、“緻密な計算”と“人への誠意”を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた、生涯青春の人でもあったという。1840(天保11)年、武蔵国榛沢郡血洗島村(現:埼玉県深谷市)の百姓の家に生まれた栄一。幼いころから家業である藍玉の製造・販売や養蚕を手伝い、商才を磨く。農民から攘夷の志士を目指し、一橋家の家臣から幕臣、明治新政府への仕官を経て、実業家に転身。幕臣として渡ったパリ時代に、株式会社(後に合本組織と命名)やバンクの仕組みを学び、帰国後に合本組織「商法会所」を立ち上げ、日本初の銀行「第一国立銀行」の設立に尽力。その道は、幼きころより学び続けた「論語」の精神に貫かれてたという。朝ドラの“天陽くん”で話題沸騰!大河ドラマ初出演にして初主演銀行や保険、製紙、紡績、鉄道、海運、ガス、電気…世の中に必要なものを次々と生み出し、近代日本の礎を築いた渋沢栄一を演じるのは、先日まで連続テレビ小説「なつぞら」でヒロイン(広瀬すず)の幼馴染・山田天陽役を好演し、大反響を呼んだ吉沢さん。「仮面ライダーフォーゼ」シリーズで注目を浴び、その後、数々のテレビドラマ・映画に出演。『リバーズ・エッジ』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。今年、映画『キングダム』では若き王・えい政と奴隷の少年・漂の二役を熱演した。大河ドラマへの出演は今作が初めて。制作統括・菓子浩氏は、「吉沢さんは、硬軟自在な演技で魅せる実力派。骨太な人間ドラマが生まれると確信しています」と自信を覗かせている。脚本は「あさが来た」大森美香「血気盛んな人間味あふれる一人の男」描く2005年、「不機嫌なジーン」で第23回向田邦子賞を史上最年少で受賞し、『プール』など映画監督や小説家としても活躍する大森美香が、大河ドラマの脚本を初めて手がける。NHKでは連続テレビ小説「風のハルカ」や、ディーン・フジオカらをブレイクさせ橋田賞を受賞した「あさが来た」、文化庁芸術祭大賞受賞「眩~北斎の娘~」など。「近代の実業家として有名な渋沢栄一さんですが、そうなる以前は埼玉深谷の【農民】、またあるときは農作物を売る【商人】、またあるときは【尊王攘夷の志士】、またあるときは将軍に仕える【幕臣(武士)】として、幕末から新時代の荒波を生き抜いた貴重な方です」と大森さん。「『あさが来た』では渋沢さんを、主人公を導く【銀行の神様】として描かせていただきましたが、今度は神様ではない、青空を衝く勢いで時代を駆け抜けた、血気盛んな人間味あふれる一人の男として、カッコいい面も、そうでない面も、丁寧に描いていけたらと思っています」と意気込みを語っている。大河ドラマ「青天を衝つけ」は2021年1月~NHK総合ほかにて放送。(text:Reiko Uehara)
2019年09月09日映画『架空OL日記』が、2020年2月28日(金)に公開。脚本・主演はバカリズム。バカリズムが再び“OL”に - 「架空OL日記」映画化バカリズムが原作・脚本・主演を務め話題となった連続ドラマ「架空OL日記」が、再びバカリズムを脚本・主演に迎え、映画化する。原作は、バカリズムは2006年から3年の月日をかけ、“銀行勤めのOL”のフリをしてネット上にこっそり綴っていたブログを書籍化した「架空OL日記」。OL達のリアルな日常生活を描き出したバカリズムの優れた観察力により、ブログの読者の多くがこれを書いている人は「本物のOL」だとだまされていた。書籍の発売と同時に、「女心が分かりすぎている」「いや、頭おかしい」と、多くの話題を呼んだことは言うまでもない。リアルなOL達の日常を描いた物語2017年に連続ドラマ化された際はバカリズム本人が主演を務めた。「仕事して、飲んで、恋して、悪口言って…」といったOL達による物語は、放送が開始されるとすぐに多くの女性の支持を獲得。夏帆や臼田あさ美など豪華女優勢が演じるOLと共に、バカリズム本人がそのままの姿でOLに扮していることでも注目を集めた。連続ドラマ「架空OL日記」は、「第55回ギャラクシー賞」奨励賞を受賞し、脚本も担当したバカリズムは、「第36回向田邦子賞」を受賞している。出演キャストドラマ版キャストが再集結!映画化にあたり、ドラマ版キャストも再集結。主演のバカリズムを取り巻くOLには、前述した夏帆や臼田あさ美をはじめ、佐藤玲、山田真歩、三浦透子らが再タッグを組む。新キャストもまた志田未来や石橋菜津美、坂井真紀、シム・ウンギョらが、新キャストとして本作より出演。人気女優たちが“バカリズムワールド”に初参戦することで、どのような化学反応を起こしてくれるのか要注目だ。劇場版ストーリーは?気になる劇場版のストーリーだが、バカリズム本人は「劇場版だからといって引き続き何もおこりません。引き続き地味なOLの日常で、僕が演じている事だけが引き続き狂気です。」と話す通り、公開された3本の特別映像<OLの朝編>・<更衣室編>・<化粧室編>には、ドラマ版同様、OLとして“普通”に過ごすバカリズムの姿が映し出されている。ドラマ版に引き続き監督を務めた住田崇は、「架空OL日記」という作品について「バカリズム脚本史上、一番クレージーな作品かと。そのクレイジーさを丁寧に紡ぎたいです。」とコメントを残している。<ストーリー>憂鬱な月曜日の朝。銀行員OLの“私”(バカリズム)の1週間が始まった。携帯のアラームを6時にセットするも、実際に起きるのは6時半。眠気に 耐えながらもきっちりメイクして家を出る。ストレスフルな満員電車に揺られ、職場の最寄り駅で合流するのは社内で一番仲良しの同期=マキ(夏帆)。 私と価値観の近いマキとの会話は、時に激しく不毛ながらも不思議に盛り上がる。会社の更衣室で後輩のサエ(佐藤玲)と入社8年目の小峰(臼田 あさ美)、10年目の酒木(山田真歩)が加わり、いつものように就業前のおしゃべりに華が咲く…。音楽は、TVドラマ版お馴染みの主題歌なお映画主題歌には、吉澤嘉代子が手掛けたドラマ版主題歌「月曜日戦争」を再び起用。“憂鬱な月曜日”と戦う等身大のOLの姿を歌い上げた楽曲は、まさに本作の世界観とぴったりな一曲で、主演を務めるバカリズムも「『架空OL日記』になくてはならない曲」とコメント。吉澤嘉代子がアコースティカルに仕上げたアレンジ版が流れるという。作品詳細【詳細】『架空OL日記』公開時期:2020年2月28日(金)脚本:バカリズムキャスト:バカリズム、夏帆、臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子、シム・ウンギョン、石橋菜津美、志田未来、坂井真紀監督:住田崇
2019年07月11日『きみと、波にのれたら』の湯浅政明が監督、「ピンポン」「鉄コン筋クリート」の松本大洋がキャラクター原案、「アンナチュラル」「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が脚本を担当する長編アニメーション映画『犬王』の製作が決定した。後世日本の文学や演劇などに大きな影響を与えた軍記物の名作「平家物語」。その現代語訳を手掛けた古川日出男により「平家物語」に連なる物語として、南北朝~室町期に活躍し、世阿弥と人気を二分した能楽師・犬王の実話をもとに新たに生まれた「平家物語 犬王の巻」をミュージカル・アニメーションとして映画化。犬王は、同時代を生きた観阿弥、世阿弥の父子と同様に三代将軍・足利義満の愛顧を受けて、むしろこの二者よりも贔屓にされていたと伝えられる。600年以上の歴史を誇り、現存する世界最古の舞台芸術と言われる “能楽”を題材とする本作の映像化にあたり、日本を代表するトップクリエイターたちが集結。監督を務めるのは、国内外から注目を集め、最新作『きみと、波にのれたら』が6月21日に公開されるアニメーション監督・湯浅政明。本作では自身初の“能楽”のアニメーション化に挑戦する。また、湯浅監督と「ピンポン THE ANIMATION」以来5年ぶり、2度目のタッグを組み、キャラクター原案を手掛けるのは6月12日より新連載「東京ヒゴロ」(ビッグコミックオリジナル/小学館)がスタートしたばかりの漫画家・松本大洋。原作「平家物語 犬王の巻」の装画を務めた松本氏が初めて小説原作のキャラクター原案となる。そして脚本には、数々のヒット作を世に送り出している野木亜紀子。ドラマ・映画と活躍し、今年、向田邦子賞(「獣になれない私たち」)、市川森一賞(「アンナチュラル」)をW受賞した彼女が自身初めてとなるアニメーション映画脚本に挑む。歴史に消えたポップスター・犬王が現代に再び姿を現すとき、どんな物語が謳われるのか。続報にも期待していて。原作・古川日出男コメント私が書いたのは芸能についての小説だ。芸能とは歌であり演奏であり、感情、感動である。私は文字だけでその物語化を成し遂げようと試みた。今回、それらは一冊の本の内側から解き放たれる。すなわち音が、声が、色彩が。それから感情が、もちろん感動が。その監督やその脚本家やそのキャラクターの設計家や、音楽家や、その他その他によって、それらはついに放たれるのだ。監督・湯浅政明コメント歴史にはわずかにしか書き記されていない、「犬王」という猿楽師を大胆に解釈された古川さんの物語。野木さんの脚本。松本さんのイメージ。・・・これは面白くなるしかないですね。楽しみにしててください!キャラクター原案・松本大洋コメント湯浅監督はじめ作品に関わる人間が楽しんで作ることができたら、きっとすごいアニメーションになると期待しています。僕も邪魔にならないように、少しでも力になれたら嬉しい。脚本・野木亜紀子コメント古川さんが著した『平家物語 犬王の巻』を読んだときの高揚と切なさをどう脚本に落としこむのか、地の文からどう世界をすくい上げるのか、難しくもやり甲斐のある仕事でした。アニメ表現は無限であり実写の何倍も出来上がりの予想がつきません。松本さんのキャラクターと湯浅監督が織りなす『犬王』がひたすらに楽しみです。映画『犬王』は2021年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年06月12日バカリズムが原作・脚本・主演を務めた連続ドラマ「架空OL日記」が、再びバカリズムさん脚本・主演で、2020年に映画化決定。監督はドラマ版も手掛けた住田崇が務める。原作は、バカリズムさんが2006年から3年の月日をかけ、銀行勤めのOLのフリをしてネット上にこっそり綴っていたブログの書籍化「架空OL日記」。2017年には連続ドラマ化され、銀行を舞台にOLたちの日常生活を描いた本作は、多くの女性の支持を獲得。優秀番組・個人・団体を顕彰する賞「第55回ギャラクシー賞」にてバカリズムさんは特別賞を受賞、優れた脚本家に贈られる「第36回向田邦子賞」も受賞した。そんな大きな話題となったドラマ放送から約2年。今回の映画化決定にバカリズムさんは「そのうちやれるとは思っていましたが、率直な気持ちとしては、嬉しいです」と喜ぶ。また、詳しいストーリーなどはまだ明かされていない本作だが、「ドラマ版と一緒で、これといった事件は起きないのですが、見る人が心地好く、ずっと見ていられる作品だと思います」と説明し、映画化するにあたり、脚本上で気をつけた点については「特には、無いですね。逆に、映画だからといって変えることないようにしました。ドラマ版と同じ世界で、その世界が壊れないように。ドラマ版を見ていた人もすんなりと作品に入れるように心がけました」と明かしている。さらに、住田監督も「ここで大々的にドカーンとぶち上げれればいいんですが…正直ありません(笑)。ドラマ同様、淡々とOL生活を描きます。ただ面白いです。そして新キャラクターも登場しますのでご期待ください」とコメント。一体、どんな新キャラなのか?誰が演じるのか?引き続き続報に注目していて。『劇場版 架空OL日記(仮)』は2020年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年06月07日お笑い芸人のバカリズムが原作・脚本・主演を務めたドラマ『架空OL日記』が、2020年に映画化されることが7日、明らかになった。同作は、バカリズムが06年から3年の月日をかけ、銀行勤めのOLのふりをしてネット上にこっそりつづっていたブログの書籍化が原作。ブログを読んでいた誰もが「本物のOL」だと騙された作品で、本人主演で17年に読売テレビなどで連続ドラマとして放送された。多くの女性の支持を獲得して話題となり、ドラマは「第55回ギャラクシー賞」で奨励賞を、バカリズムは同賞の特別賞と「第36回向田邦子賞」を受賞した。ドラマ版から約2年経っての映画化に、バカリズムは「そのうちやれるとは思っていましたが、率直な気持ちとしては、うれしいです。そのひと言ですね」とコメント。「ドラマ版と同じ世界で、その世界が壊れないように。ドラマ版を見ていた人もすんなりと作品に入れるように心がけました」といい、「これといった事件は起きないのですが、見る人が心地好く、ずっと見ていられる作品だと思います」と話す。すでにクランクインしているが、「正直意気込むようなタイプの作品ではないのかなと思っています。意気込むと、リアルではなくなってしまうので、普通に生活している様子を見せられたら、と思っています」と語った。住田崇監督は「バカリズム脚本史上、一番クレージーな作品かと。そのクレイジーさを丁寧に紡ぎたいです」と話し、読売テレビの古島裕己プロデューサーは「多くの人と一緒に映画館で観ていただくことで、より『架空OL日記』の世界観に浸かって幸せを感じていただければと思います」と呼びかけている。(C)2020『劇場版 架空OL日記』製作委員会
2019年06月07日5月31日、お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇(38)が、自身のInstagramで誕生日を迎えた有吉弘行(45)の写真を投稿。有吉が山田邦子(58)を連想させる「925」のロゴTシャツを着ており、ファンから反響を得ている。吉村は「お師匠さんお誕生日おめでとうございます」と有吉の誕生日を祝い。続いて「流石の姿勢品のある座り姿流石のTシャツ」とコメント。写真には、パンダとHAPPY BIRTHDAYのバルーンをバックに、お馴染みの“おばショット”という膝に手を添え微笑む有吉の姿が。また、有吉の着ている白いTシャツには赤い字で「925」とロゴが入っており注目を集めた。この投稿にファンは「おめでとうございますクニコTシャツ(笑)」「925→山田さんのことかな?さっすがー」「シャツのセレクト、さすがですよね~」と有吉の誕生日へのお祝いコメントとともに、925のロゴを山田邦子ではないかと推察するコメントが寄せられた。また、そんな有吉に対し「山田くにこさんをいじり倒してますね」とのツッコミも見られた。所属事務所・太田プロの先輩である山田邦子が、ブログで事務所への不信感を投稿したことを受け、自身のラジオ番組で山田が事務所を辞めるであろうという発言をしていた有吉。これに対し山田は「有吉が悪い!」と指摘し、番組やメディアを介し論争が続いていた。
2019年05月31日「あのころは仕事が終わると、寝るというより、気絶していましたね(笑)」今年で芸能生活40周年を迎えた山田邦子(58)。ゴールデンタイムで冠番組を持った唯一の女性ピン芸人であり、NHK「好きなタレント調査」では8年連続第1位。’80年代から’90年代にかけてレギュラー番組を数多く抱え、多忙を極めていた。「1週間は7日しかないのに週16本くらい出ていましたよ。仕事が午前6時終了で、次の仕事が6時半スタートなんて日もあって。帰れない日は楽屋で寝ていましたね。テレビ局ってお風呂もあるので」まさに働きづめだった。「この後からテレビ局も働き方が変わってきて、夜12時以降の収録がなくなったんです。こんな仕事の仕方をしていたのは私たち世代が最後でしょうね。局入りするキャスターの方を見て、ああ、今何時ごろなんだなと確認していました」学生時代から数々の素人参加番組に出演し、次第にテレビに出るようになる。そして『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)の故・横澤彪プロデューサーから声がかかる。「秋から出ないかと誘われて、“ギャラはいくらですか?”と聞いたら、驚かれましたね(笑)」当時はまだ短大生。ギャラの交渉も自ら行った。「事務所に所属するときですね。卒業後の就職先も内定していて当時の初任給の平均が12万円くらい。すでにいろいろ出ていたんで、その3倍はもらわないとって」事務所に入る前にドラマ『野々村病院物語』(TBS系)に出演し、ギャラは週給4万円。その後、数々のバラエティに出演。デビュー当時からまったくものおじしないタイプだった。「私、小さいときからテレビの世界と、現実の世界を区別していなかったんですね。クレージーキャッツやザ・ドリフターズ、花の中三トリオや新御三家は全部、自分と同じ立場の人。勘違いもはなはだしい(笑)。キャンディーズやピンクレディーも、自分が4人目だ、3人目だくらいの感じ。頭の中では西城秀樹と付き合って、そのあと、郷ひろみを振る!みたいな。原辰徳さんと結婚すると日記には書いてありましたからね」そんな“図々しい勘違い”が幸いし、先輩たちにはかわいがられた。「タモリさんには、酔っぱらっておんぶしてもらったこともあるし、宇津井健さんに靴を買ってもらったり。たけしさんにもどれほどごちそうになったことか。そのときに自分も将来後輩にごちそうするようにしますって誓ったんです」『オレたちひょうきん族』では、薬師丸ひろ子、島倉千代子などのモノマネを披露、担当コーナー「ひょうきん絵かき歌」も大人気に。「台本を開くと“など”と書いてあるだけだったりするのはしょっちゅう。たけしさんが昨日はこんなことがあった、なんてしゃべると、それが面白いから、じゃあそれやろうって。するともう本場です。たけしさん、さんまさんらがいて、みんなで手さぐりだけど勢いがすごくありました」デビューして40年、ドラマ、映画、ミュージカル、司会など、あらゆる仕事をこなしてきた。「私はピン芸が職業だから、最初はドラマや映画の仕事が嫌でした。今はそうした作品が残っていることを勲章のように思いますけどね。気づいたら何でもできるようになっていた。歌もまあだいたい平均点くらい歌えるようになって持ち歌もたくさんあるし、モノマネやイベントも。生放送の仕切りも何か突発的なことがあってもへこたれないですね」
2019年04月01日佐伯泰英によるシリーズ累計発行部数2000万部突破のエンターテインメント時代小説シリーズ、「居眠り磐音 決定版」が、松坂桃李を主演に迎え『居眠り磐音』として映画化されることが決定。凛々しさと優しさを兼ね備えた松坂さんのティザービジュアルも到着した。■ストーリー江戸勤番を終え九州・豊後関前藩に3年ぶりに戻った坂崎磐音と幼なじみの小林琴平、河井慎之輔。3人は同じ道場に通う修行仲間であり、琴平の妹・舞は慎之輔に嫁いでいたため2人は兄弟でもあった。また磐音も、琴平と舞の妹・奈緒と祝言を控えており、3人はただの幼なじみ以上の深い絆で結ばれた関係であった。ところが、これから磐音と奈緒との祝言という運びになったとき、慎之輔が「妻・舞が不貞を犯した」という噂を聞き、舞を斬ってしまった。それに激高した琴平は慎之輔に噂を吹き込んだ人物、さらには慎之助本人を斬るという凄惨な展開に。琴平は罰せられることとなり、なんと磐音が琴平を討ち取るよう命じられてしまった。決死の闘いで琴平を討ち取った磐音は、実の兄を殺した以上奈緒と一緒にはなれないと、奈緒を残し脱藩することを決意。すべてを失い、江戸へ向かう。 磐音は、六間掘の金兵衛長屋で長屋暮らしを始め、不慣れな浪人暮らしを送る中、磐音は昼は鰻割きとして、夜は両替商・今津屋で用心棒の仕事を始めることになり――。■人気時代小説シリーズが映画化原作は、10を超える全シリーズの売上累計が4500万部を突破している佐伯氏の最高傑作であり、2002年に双葉社から文庫が刊行され、シリーズ51巻で驚異の累計発行部数2000万部を突破した、平成で最も売れている時代小説シリーズ。2007年にはNHKでドラマ化もされた。今作が待望の佐伯作品初の映画化となり、映画公開に合わせ、来年3月には文春文庫より「居眠り磐音 決定版」としてシリーズが刊行されていく。■松坂桃李、“居眠り磐音”に主演を務めるのは、近年では、『孤狼の血』『娼年』での体当たりの演技、さらに先日放送終了したドラマ「この世界の片隅に」も好評だった松坂さん。本作が“時代劇初主演”となる松坂さんが演じるのは、江戸で浪人暮らしをしながら昼間はうなぎ屋で働き、夜は両替屋の用心棒として悪と戦う、“時代劇史上最も優しい主人公”坂崎磐音。剣を構えた様子が「まるで春先の縁側で日向ぼっこをして居眠りをしている年寄り猫のよう」ということから居眠り剣法と呼ばれ、普段は人情に厚く穏やかな人柄だが、大切な人を守るためには、颯爽と悪を斬るのだ。■慣れない時代劇に「心が折れそうに」…今回演じるキャラクターについて松坂さんは、「穏やかで静かな空気を纏いつつ心の奥底に青い炎を燃やしている、そんな男です。年寄り猫のような磐音、彼の中で時間がゆっくり流れているような」と説明。本作は3月にクランクインしすでにクランクアップ済み。「クランクイン前に殺陣や所作に加えて、鰻捌きの練習をしてきましたが、非常に難しく心が折れそうになりました」とふり返りつつ、「本木監督はじめ、アクションチーム、京都のスタッフさん、共演者の皆様に支えていただき、何とか最後まで演じきることができました」とコメントしている。■大ヒット請負人、本木克英監督がメガホンをとる!今回監督を務めたのは、『ゲゲゲの鬼太郎』『超高速!参勤交代』シリーズ、『空飛ぶタイヤ』の本木克英。脚本には、大河ドラマ「平清盛」や時代劇「ちかえもん」の脚本を手掛け、同作で時代劇の脚本としては初となる第34回向田邦子賞を受賞した藤本有紀が担当した。■ティザービジュアルが解禁公開決定にあわせて、優しい眼差しを向け、“優しさの中に強さを持った”人柄と物語への期待を感じさせるものと、猫と一緒に写る穏やかな磐音という、対照的な2枚のビジュアルも到着した。『居眠り磐音』は2019年5月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年09月24日9月14日、東京・三軒茶屋・シアタートラムにて『たぶん世界は8年目』が開幕した。2006年に旗揚げした東京マハロの第21回公演となる。上演時間は休憩なし約1時間40分。9月23日(日)まで上演。【チケット情報はこちら】「福島の人、東京の人」を描いた今作の舞台は、原発事故の避難区域にある田所水道店の1階。道を挟んで舞台奥には、田所家の長男が暮らす家がある。田所家の三兄弟はそれぞれ独立し結婚していたが、震災の月命日には喪服を着て集まるのが常になっていた。三兄弟それぞれの生き方に、嫁いで来た女たちは振り回される。町で生まれ育った者、他県の被災者、今は県外で暮らす者など、背景が違う中でそれぞれの思い、ひいては複雑な町の現状が浮き彫りになっていく。彼らは顔を合わせては笑い、好きな漫画で盛り上がる。それは世界のいろんなところで見られる幸せそうな日常だ。家族ならではの遠慮や小さな諍いはあるものの、それはどこの家庭にもありそうなこと。しかし、身内でもある電力会社社員による定例の説明会に、東京に住む町の出身者が現れたことで、田所家の関係に大きな波紋が広がっていく……。彼らにとっての幸せとはなんだろうか。観劇後、副題の「幸せな私たち、興味がないあなた達」が重く響く。主宰・脚本・演出の矢島弘一は、2016年にテレビドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』脚本で第35回向田邦子賞を受賞。近年は『コウノドリ』『健康で文化的な最低限度の生活』などドラマ脚本でも活躍している。矢島の書く人間の複雑な心理が見え隠れする繊細な台詞を、俳優達が誠実に言葉にし、家族の微妙な機微を感じさせる。おそらく誰もが、愛情も憎しみもひっくるめて成り立つ家族関係のどこかに共感するだろう。しかし彼らは、被災者であり、事故を起こした電力会社の親族でもある。その関係性は、家族という共同体の不安定さと絆の強さだけでなく、今の日本に漂う原発事故への“空気”も浮かび上がらせる。けして押し付けるわけではない。私たちが目に留めていなかったもの、実は目を背けたかったのかもしれないことが、家族の物語の隅々に煙のように見え隠れしている。これまでも東京マハロは、不妊治療、いじめ、性同一性障害など様々な現代社会の問題を題材にしてきた。本作は原発事故から数年が経った被災地を舞台にしているが、社会問題だけを描いているわけではない。演劇によって家族を描き、家族の向こうに私たちは“明日”を探すことができる。取材・文・撮影:河野桃子
2018年09月14日お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、5月30日深夜に放送されたラジオ番組『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ/毎週水曜25:00~27:00)で、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭とお笑い芸人・バカリズムへの嫉妬心を明かした。山里亮太番組冒頭、山里は「あー、俺も賞が欲しい…」とポツリ。先日、バカリズムがドラマ『架空OL日記』(読売テレビ・日本テレビ系)の脚本で「向田邦子賞」を、若林がエッセー本『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(KADOKAWA)で「斎藤茂太賞」を受賞したことに対する感想だ。特に若林とは、かつてバラエティ番組『たりないふたり』(日本テレビ系)でともに漫才を作るなど、親交が深い。山里は「若林がどんどん遠くに行っちゃうよ」としながらも、祝福の意味も込めて、LINEで受賞を知らせるニュース記事と「!」マークを付けたメッセージを送ったと明かす。すると若林から、「ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします」と返信がきたというが、山里には「あれだけ本の中で一文字一文字に熱を込められる若林とは思えない、なんの命もこもってない冷たい文字」に感じたという。そんな若林に続けて、「応援じゃない、嫉妬している」という旨のLINEを送った山里。それに対しては「サイン会とかあったら来ていいですよ」という返信があったとのことで、「ズタボロよ、プライドが…」と嘆いていた。
2018年06月01日気鋭のアーティスト・吉澤嘉代子(27)のニューシングル「ミューズ」のジャケットに安達祐実(36)が起用されていると5月8日、わかった。 吉澤からのオファーにより実現した、このコラボ。吉澤は安達について「大人になるほどに神秘的な美しさとさらけだす強さを増してゆく」と表現。いっぽうで、安達は吉澤についてこう語る。 「吉澤さんの事はテレビで拝見させていただいたり、楽曲も知っていて、魅力的な方だと思っていましたので出演させていただきました」 安達は同楽曲について「女性として生まれたことを喜べるような楽曲」とし、「心地よい風に背中を押されているような、煌めいた美しさが伝わってきます」と説明している。 千葉県の海岸沿いで行われたというジャケット撮影だが、安達はヌーブラをつけてほぼ全裸で臨んだという。「ほとんど裸の状態で行っていたのですが、解放的で楽しかったです」と現場を回想し、仕上がりについてこう語る。 「素敵だ!と思いました。びっくりするくらいに」 ネットでは、安達と吉澤のコラボに歓喜の声が上がっている。 《安達祐実さん……!とても好きです 見た目だけじゃなく中身も少女の様に可愛らしい方なんですね》《吉澤嘉代子ちゃんと安達祐実さん!!!最高の組み合わせですね!》《ある意味天才同士のコラボ》 吉澤は14年のメジャーデビュー以降、注目を浴び続けるアーティスト。4月に向田邦子賞を受賞した、バカリズム(42)の脚本によるドラマ「架空OL日記」の主題歌も担当。さらに私立恵比寿中学や紅白出場歌手・クミコ(63)に楽曲を提供するなど、活躍の幅を広げている。
2018年05月09日「向田邦子賞」の第36回選考会が4月3日に行われ、バカリズム(42)の受賞が決定した。受賞作品は昨年放送された「架空OL日記」(日本テレビ系)、バカリズムは脚本だけでなく主演の“OL役”も務めていた。 同作は、バカリズム本人がOLになりきって“架空の日常”を綴ったブログが基になっている。ドラマ化にあたり、当時のブログ内容の抜粋や脚色を施し映像化。受賞に際し「素晴らしい賞に選んでいただき、大変光栄です」とコメントしたバカリズムは、撮影時をこう回想した。 「この作品は出演者でもあったので、撮影をしながら控え室で次回の脚本を直すというなかなか忙しい現場でしたが、楽しんで書くことができました」 続けて「今後もいろいろな作品に挑戦したいと思います」と意気込んだバカリズム。ネットでも受賞を祝福する声とともに、称賛する声が上がっている。 《おめでとうございます。これからも面白いドラマの脚本をどんどん書いてください》《色々と発表し、賞として形になり、本当おめでとうございます》《ドラマ観てたけど本当に会話劇面白いし、変にリアルだし、女優陣も芝居がうまくて》 さらに続編を希望する声も。 《「架空OL日記」面白かったからなぁ、これを機に続編を作って欲しいよ》《起伏があるようなストーリーじゃないんだけど見続けられちゃう可笑しさがあって。続編あったらいいな》《『架空バスガイド日記』だとか『架空主婦日記』だとかもう無限にやってほしい》 昨年10月のインタビューで「(同作に)続編はあるのか?」との質問を受けたバカリズムは「僕はやりたいですね。同じキャストで」と“続編計画”も明かしていたが――。 ファンの願うように、その日は近い?
2018年04月04日向田邦子による同名ドラマ原作をもとに、その3年後を描くふたり芝居『家族熱』。義母の朋子をミムラが、先妻との長男・杉男を溝端淳平が演じる。ふたり芝居『家族熱』チケット情報ドラマでの共演経験を振り返り、「その時の溝端さんはコミカルさがベースながら、自然と“善意”が伝わってくる役どころを演じられていました。それが若干今回の杉男さんと共通する気がして。あっ、面白そうと思いました」とミムラ。溝端は「いつも笑顔で、柔らかいイメージのミムラさんが、朋子が秘めている女性の“業”“色気”みたいなものをどう見せてくださるのか。今からすごく楽しみです」と期待を寄せる。没後36年経った今も、衰えることがない向田作品の人気。熱烈な向田ファンのひとりでもあるミムラは、「向田さんのファンって今でも熱いですよね。『家族熱』というより“向田熱”みたいな(笑)。ただ個人的には、今まで見たことがない人がこれを機に、向田作品に興味をもってくれたらいいなと思っていて…」と、ファンならではの思いも明かす。ミムラと同様に熱烈な向田ファンであるのが、上演台本・演出を手がける合津直枝。そんなふたりの熱量に溝端は、「若干圧倒されています…」と苦笑い。だがそれだけに「すごく勉強になります」と続け、本作の魅力について、「杉男と朋子ってお互い思いはすごく強いのに、どうしてもそれを言い出すことが出来ない。そこに美しさや切なさ、もどかしさを感じますし、またそれが文学的で素敵だなと思います」と分析する。杉男が小学生の時、実母と入れ替わるように黒沼家に嫁いできた朋子。しかし杉男の父が前妻と通じていたことを知り、朋子は13年過ごした黒沼家を去ることに。本作ではその3年後、杉男の祖父の墓の前でふたりが再会するところから幕を開ける――。「彼女が黒沼家に嫁ぐ前、お墓で再会した時、さらにその先を考えなければと考えています。ストーリーの柱がとても強い分、ちゃんと生きた人をつくらないといけないと思うので」とミムラ。溝端は、「家族になる、他人になるって実はとても複雑な問題を含んでいると思うんです。でも杉男はそれには気づかず、自分の思うがままに突き進んでしまう。その浅はかゆえの姿が、逆に残酷に見えたらいいなと思います」と抱負を述べた。またミムラは「ストレートな恋愛譚にはしたくない」とも。ふたり芝居という濃密な劇空間でこそ生きる、向田作品ならではの恋愛劇がここに。公演は5月29日(火)から6月5日(火)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて上演。チケットは3月10日(土)から先着先行プリセールがスタートする。取材・文:野上瑠美子
2018年03月09日4月スタートのテレビ朝日木曜ドラマは、麻見和史「警視庁文書捜査官」を原作にした「未解決の女警視庁文書捜査官」を放送することが決定。初共演となる波瑠と鈴木京香が、女刑事に扮し強力タッグを結成、未解決事件に挑む。本作は、未解決事件の文書捜査を担当する「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)に所属する矢代朋と鳴海理沙が、個性豊かなおじさま捜査官たちや、イヤ~な上司とパワフルに対峙しながら、“文字”を糸口に未解決事件を鮮やかに解決していく爽快感あふれるミステリードラマ。■肉体派の波瑠×頭脳派の鈴木京香、最強バディの誕生!「あなたのことはそれほど」や現在放送中の「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」に出演し、今作では主演を務める波瑠さんが演じるのは、体力と柔術には自信のある肉体派熱血刑事の矢代朋。燃える正義感と情熱、直感を武器に、なりふり構わない無鉄砲な捜査で事件解決に奔走。また、劇中にはアクションシーンも登場するなど新境地を切り開く。そして、文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙を、テレビ朝日の連続ドラマに出演するのは25年ぶりとなる鈴木さんが演じる。理沙はわずかな文章から書き手の性格や思考を言い当てるという稀有な能力を持つ“文書解読のエキスパート”。対人関係が苦手で「人より文字が好き」と豪語する、ちょっぴり浮世離れした女性。一見正反対なタイプの2人だが、バディを組むことで互いの根底に共通するものを見出していく。息の合ったバディへと成長していく姿に注目だ。■コメント到着! 「綺麗なところは鈴木さんにお任せ」「いいバディになりたい」波瑠さんは共演の鈴木さんいついて「以前、舞台を観劇した後に偶然お会いして、すれ違いざまにご挨拶だけさせていただいたのですが…ビックリしますよ!綺麗すぎて!もう『自分が恥ずかしい!』と思うくらい美しかったのが強く印象に残っているので、今回もすごく背筋が伸びる思いです」と話しつつ、撮影が待ち遠しいと語る彼女は、「これから3か月、綺麗なところはすべて鈴木さんにお任せして(笑)私は汗をビシャビシャッとかきながら、汗臭い感じで撮影に臨みたいと思います(笑)男がそこにいるんじゃないか…と思われるくらいの鬱陶しさを全力で出しながら、鈴木さん演じる理沙との差を楽しみたいです」と意気込み。役柄に関しては「バタバタ、ドタドタとやかましく立ち回る役どころ(笑)ひたすら情熱だけはあるキャラクターで、職場の先輩たちからもちょっと煙たがれるような女性です」と説明し、今作ではアクションにも挑戦するということで、「日ごろから運動をして備えようとも考えています」とも話している。「波瑠ちゃんは本当にかわいい!台本にも『目が大きくてかわいい』と書かれていますが、まさにその通り」と波瑠さんの印象を語る鈴木さんは、「一風変わった面白い刑事ドラマを私自身も楽しみながら、波瑠ちゃんといいバディになりたいと思っています」と意気込み。役作りに関しては「理沙は個性的な役ですから、面白いキャラクターにしたいと思う半面、現実にはいないと思われないような“地に足が着いた変な人”をしっかり演じたいと考えています。これから3か月どんなふうに波瑠ちゃんを呆れさせられるか(笑)ワクワクしながらいまも策を練っているところです」と明かし、「理沙は日の差さない地下の第6係から、捜査現場で奮闘する朋に“事件解決につながるパス”を送る立場。いかに良いパスを出せるかが、朋の動きやひらめきに大きく作用すると思いますので、そこにこだわりながら演じたいです」とコメントした。■朝ドラ「あさが来た」コンビが再タッグ本作の脚本を務めるのは、2005年にドラマ「不機嫌なジーン」で向田邦子賞を、2016年には波瑠さんがヒロインを演じた連続テレビ小説「あさが来た」で橋田賞を受賞し、2017年には文化庁芸術祭大賞作「眩~北斎の娘~」の脚本も手掛けたヒットメーカー大森美香。彼女がテレビ朝日のドラマ脚本を担当するのは18年ぶりとなる。第1話ストーリー無鉄砲な熱血捜査で負傷し、1か月の昏睡状態から目覚めた警視庁捜査一課強行班係の刑事・矢代朋(波瑠)は復帰早々、異動を命じられる。異動先は薄暗い地下にある窓際部署――「特命捜査対策室」第6係。未解決事件の文書捜査を担当する「文書解読係」だった。朋は戸惑いながらも、文書解読のエキスパートと呼ばれる不愛想な先輩刑事・鳴海理沙(鈴木京香)らとともに、新部署で働き始めることに。だが、その業務内容の実態は、単なる捜査資料の“倉庫番”にすぎず…。そんな折、強行犯係の刑事たちが理沙のもとへ、つい先日起こった連続変死事件の被害者である女性2人の遺書を持ち込む。その遺書を読んだ理沙はすぐさま犯人像と犯行動機を解析するが、強行犯係たちは懐疑的。その矢先、新たな情報が第6係にもたらされる。先の被害女性2人の部屋に、10年前の日付が記されたミステリー作家・島田泉水のサイン入り自著があったというのだ。実は、泉水は10年前に密室状態の自宅マンションで腹部を刺されて死亡。密室トリックの解明はおろか、犯人の目星さえ付けられないまま、捜査は打ち切りになっていた――。事情を聞いた朋はやる気満々で、強行犯係に10年前の事件の合同再捜査を提案。朋の熱血ぶりを冷めた目で見る理沙だが、朋が聞き込み捜査で直感したという推理を聞くや、興味を示しだし――!?木曜ドラマ「未解決の女警視庁文書捜査官」は4月より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2018年03月05日思春期に引きこもっていた自らの経験を題材にした『ヒッキー・カンクーントルネード』で演劇界にデビュー。いまや岩井秀人さん率いるハイバイの劇団公演は、当日券に長蛇の列ができるほどの人気だ。今回、処女作のその後を描いた『ヒッキー・ソトニデテミターノ』を6年ぶりに再演。独特の風貌と存在感でドラマに映画にと活躍中の古舘寛治さんが、初演に引き続き出演する。岩井:古舘さんと初めてお会いしたのは約10年前ですが、当時から醸し出す雰囲気は面白いし、技術もある方という印象でした。人間が陥る感情や意識を、既視感のある芝居ではなく、自分や周りの人の実体験から素早く持ってこられるのがすごくて。古舘:僕が常に求めているのは、面白くてリアルな作品なんですよ。リアルってどういうことかといえば、セリフにオリジナリティがあるってこと。下手な作家は、皆に合わせようとステレオタイプなセリフを書いて、どこにもない世界にしちゃいがちなんです。でも本来、一人として同じ人間はいないわけで、その会話はオリジナルであってしかるべきですよね。その点、岩井くんの書くものは、オリジナリティがあってリアルで面白いんです。岩井:僕の場合、自分の個人的な問題をこれでもかと突き詰めたものが演劇になっていますから、オリジナリティっていう意味では確かにそうですね。古舘さんの稽古を見てると、僕が書いた役のことを最初っから僕以上に知っていたんじゃないかと思うことがあるんですよ。俳優ってそういうものなんだろうとは思うけれど、なかなかいませんよね。古舘:そう思ってくれてるとしたら、それは台本にそう書かれているからです。僕は俳優の仕事って、役の瞬間瞬間を自分のものにしていくことだと思っています。それってつまり、僕がこの状況に置かれたならこういうリアクションになりますっていうものを、積み上げていくこと。それを観た人が何か感じたり考えたりするとしたら、それは台本がそうなっているからなんですよ。この作品の初演の時、僕、本番中に袖で「幸せだなぁ」って言ったのを今でも覚えているんです。自分が本心から面白いと思える作品で、いい仕事ができていると思えるのって、そんなに頻繁にあることじゃないから。ただ今回は、再演といいながら演出が全然違うものになっているんで、期待と同時に、いまは大丈夫かなとビクビクしていたりもして。岩井:じつはこの数年、ものすごく丁寧に“飽きさせない芝居”を作っていたんです。でもそれって、お客さんの考える隙間をなくしちゃっているんじゃないかと思うようになって。いまは、一方通行の芝居じゃなく、観客の個々の実感や体験を使って考えたり、自分なりの選択をしたりするような、観ている人に意味のあるものにしたいという気持ちが強いんです。演出を変えることで、台本とお客さんの間にあるものも変わってくると思うんです。一緒に考えながら観ていただければ。ふるたち・かんじ1968年生まれ。アメリカで演技を学んだ後、青年団に入団。近年はテレビや映画でも活躍。一昨年には初の舞台演出も。来年の大河ドラマ『いだてん』への出演も決定。いわい・ひでと1974年生まれ。’03 年にハイバイを結成。作・演出を手掛ける傍ら、俳優としてドラマや映画でも活躍。’12 年に向田邦子賞、’13 年に岸田國士戯曲賞を相次いで受賞。元引きこもりの登美男(岩井)は、自分と同じ境遇の人たちを社会的に支援する仕事を手伝っている。その現場で、まるでタイプの違うふたりの引きこもり(古舘、田村)と出会う。2月9日(金)~22日(木)池袋・東京芸術劇場 シアターイースト作・演出/岩井秀人出演/岩井秀人、平原テツ、田村健太郎、チャン・リーメイ、古舘寛治ほか2月12日までは前半割3500円、以降4000円(当日券は+500円、共に税込み)新潟、三重、兵庫、パリ公演あり。※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年02月13日日本映画界の鬼才・中島哲也が、『渇き。』以来5年の時を経て遂に最新作を製作!主演の岡田准一をはじめ、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら日本アカデミー賞常連俳優が集結し、澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)を『君の名は。』の川村元気を企画・プロデューサーに迎え映像化する。■あらすじ愛する妻・香奈(黒木華)と結婚式を終え、幸せな未来に胸を膨らます田原秀樹(妻夫木聡)。そんな彼の会社にある日、謎の訪問者が。取り次いだ後輩いわく、「チサさんの件で」とのことだが、秀樹の脳裏に疑問がよぎる。チサとは、妊娠した香奈と喜び勇んでつけたばかりの娘の名=知紗。まだ二人しか知らないはずの名がなぜ…。訪問者の正体はわからぬまま。“それ”と会話した後輩は謎の死を遂げる――。2年の月日が流れ、「イクメンパパ」として知紗を溺愛する秀樹の周囲で不可解な出来事が起こりだす…。“何かに狙われているのでは?”と恐れた秀樹は、知人の伝手でフリーライターの野崎(岡田准一)と、その恋人で強い霊感を持つ真琴(小松菜奈)を紹介してもらうことに。だが、真琴も“それ”を感知した途端、その強大さを思い知るのだった。そしてついに “それ”にカタをつけるため、真琴の姉で、国内一の霊媒師・琴子(松たか子)をはじめとした神社の神職、沖縄のユタなど、全国から猛者達が次々に集結してくる。クリスマスの夜。「…来る」、琴子が告げ、遂に“それ”との戦いが幕を開ける――。■『告白』タッグ再来!中島監督×川村プロデューサー『嫌われ松子の一生』や『告白』で人間の闇をエンターテインメントに昇華させてきた、日本映画界の鬼才・中島哲也。最新作の題材に選んだのは、「第22回日本ホラー大賞」を受賞した、澤村伊智による小説「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫刊)。中島監督は、原作小説を読んですぐに「映画化したい」と快諾し、1年以上にわたり脚本を執筆。劇団「ハイバイ」を主宰し、岸田國士戯曲賞、向田邦子賞をW受賞した気鋭の劇作家・岩井秀人も共同脚本として参加。企画・プロデュースは、『悪人』『モテキ』『君の名は。』ほか、数々のヒット作を世に放ち続ける川村元気。中島監督と川村プロデューサーは、『告白』以来、2回目のタッグとなる。■日本アカデミー賞常連の主役級キャストが一同に集結!主演を託されたのは、『海賊とよばれた男』で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞、近年数多くの映画に出演し、名実ともに国民的俳優となった岡田准一。中島監督との“初”タッグとなる。そして、妻夫木聡扮する田原秀樹の妻役に黒木華。岡田さん扮する野崎と共に“それ”と戦うことになった女性に小松菜奈。さらに、映画『告白』の主人公としても記憶に新しい松たか子が、最強の霊媒師役で参加。そして正体不明の“それ”に狙われるきっかけとなった重要な役どころを演じるのは、『悪人』と『怒り』でそれぞれ日本アカデミー賞最優秀主演男優賞と最優秀助演男優賞を受賞し、俳優としてますますその動向が注目される妻夫木聡。中島作品への参加は、『パコと魔法の絵本』、『渇き。』(14)に続き3回目となる。■コメント全文掲載!岡田准一【野崎役】コメント今回、初めて中島哲也監督とお仕事させていただくことを光栄に思っております。同世代の妻夫木聡さん、初めてご一緒させていただく松たか子さん、小松菜奈さん、何度かご一緒させていただいている黒木華さん。皆様と中島監督の世界でお芝居ができることをいまから楽しみにしております。中島監督のホラーということで、怖くて脚本を読むのも大変ですが、作品の中で野崎として生きていけるように頑張ります。黒木華【田原香奈役】コメント今回の香奈という役は、自分にとって大変大きくいままでにない挑戦になります。難しい所もあると思いますが、監督と、共演の方々と共に、自分に無いものと在るものも含めて、最大限に楽しめればと思います。小松菜奈【比嘉真琴役】コメント中島監督とは私が女優として映画初出演の「渇き。」以来になります。再び中島監督とお仕事出来ることは嬉しさと怖さがあるのは正直な気持ちです。今回私が演じる真琴は、一風変わったキャラクターですが強さと弱さ、正義感、女性らしさを兼ね備えたとても人間味ある人だと思いました。また内面の役作り含め、今回はビジュアルも監督はじめスタッフの方々と相談しながら作りあげたので、現場に入って監督、共演者の方々と共存する中でどんな真琴が生まれるかいまからワクワクします。そして、真っ直ぐぶつかっていきたいと思います。松たか子【比嘉琴子役】コメント中島監督に再び声をかけていただき、嬉しい気持ちと、何をどうすればいいのかわからない思いの両方で胸がいっぱいです。でも、魅力的な出演者の皆さんとご一緒できることを、本当に楽しみにしています。撮影が始まるまでに、ゼロになることを恐れず、いまのこのいっぱいな心をからっぽにして、現場に向かいたいと思います。妻夫木聡【田原秀樹役】コメント中島監督がみせるホラーとはどういうものか、僕自身とてもワクワクした気持ちでいます。中島監督の作り上げる世界は幻想的でもあり現実的でもあり、いろんな感情が渦巻いたその世界の中で生きることをいつも楽しませて頂いています。本当に怖いものはもしかしたら…と思うような結末は新しいホラーの形となることを確信しています。楽しみにしていてください。川村元気【企画・プロデュース】コメント中島哲也監督と『告白』以来、8年ぶりに映画を作れることに興奮しています。『サイコ』『エクソシスト』『シャイニング』など傑作だらけの恐怖映画の歴史に刻まれる作品を目指し、志高く映画を作っていきたいと思います。本当に恐ろしいのは“それ”なのか“人間”なのか。日本最高峰の俳優たち、そして観客とともに答えを探していく。そんな真新しいエンタテインメントを目指します。『来る』は2019年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月12日WOWOW「連続ドラマW 春が来た」の第1話完成披露試写会が9日(火)都内で行われ、韓国の人気グループEXOのカイ、共演の倉科カナ、高畑淳子、佐野史郎、河合勇人監督が登壇した。日本のドラマ初主演のカイさんは「温カイ春ト、カイガ来マシタ」とダジャレで挨拶しながら、自分で爆笑するチャーミングさを見せつつ「日本のドラマに主演するという想像できないことで驚きと喜びがあった。日本での初めての経験ができるし、演技を通して日本のファンに会えることにもワクワクしました。この作品を通していいご縁ができたので、この作品を選択したことは後悔していません」と喜色満面だった。■カイ、難しかったセリフは?倉科さんから「印象的な日本語セリフ」を聞かれたカイさんは「借金シテマシタ」と意外なワードを挙げて「これが凄く良かった。だってこれは自分には借金があるという意味ですよね?それを言うこと自体が良かった」とニコリ。一方、難しかったセリフは倉科さんの役名である「直子」だそうで、倉科さんは「それを一生懸命練習している姿を見ました。直子、直子、時々“なおこぉ~”になるときがあって面白かった」と目撃談を紹介していた。■サプライズケーキに即興ダンス披露!イベント終盤には、今月14日に24歳の誕生日を迎えるカイさんにサプライズでバルーンケーキがプレゼントされた。カイさんは「凄く嬉しいです。でも驚いて慌てました。このケーキ、切りましょうか?」とジョークを飛ばしながら、即興ダンスを披露。しかし恥ずかしかったようでステージのパネルにもたれかかって顔を隠すと、倉科さんから「凄くカッコよかったし、照れてる姿も可愛い!」といじられていた。名脚本家・向田邦子による短編「春が来た」の現代リメイク。地味でさえない31歳の独身販売員・岸川直子(倉科さん)が、韓国人カメラマンのイ・ジウォン(カイさん)との出会いを通して変化していく様子を描く。登壇を予定していた古畑星夏は体調不良で欠席した。「連続ドラマW春が来た」は1月13日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全5話)。※第1話無料放送(text:cinemacafe.net)
2018年01月09日下町情緒漂う人形町で、歴史を刻んできた老舗東京・人形町にある「芳味亭(ほうみてい)」は、洋食の名店として歴史に名を残すお店です。下町情緒漂う人形町。純和風な建物と、少々レトロな書体で書かれた「洋食芳味亭」の看板が目印です。お店に一歩足を踏み入れると、1階はテーブル席、2階はお座敷というつくり。歴史と品格を感じさせる純和風な空間の中で、絶品洋食を楽しむことができます。1933年創業。名だたる大物に愛される洋食の名店お店が誕生したのは、1933年のこと。歌舞伎役者や芸妓など、人形町界隈で活躍する芸能関係者におなじみの洋食店として、長い間ごひいきにされてきました。横浜の老舗ホテルで修業したという先代。先代からバトンを受け継いだのは、15歳から「芳味亭」で修業を積み、この道40年以上になる土井三郎氏です。手間暇惜しまず、昔ながらの手法で作られる洋食は、人形町の名物として今も多くのファンに愛されています。「芳味亭」といえばこれ! 洋食の粋を凝縮した名物弁当「芳味亭」といえば、名物となっているのが「(上)洋食弁当」です。濃厚なデミグラスソースで煮込んだビーフシチューや、衣はサックリ、中身はトロリととろけるカニクリームコロッケ、ほどよい酸味が心地よいポテトサラダなどを、彩りのよい野菜とともにお弁当箱に詰め込んだ珠玉の逸品です。1ヶ月以上の歳月をかけ、何度も濾して深みとコクを出したデミグラスソースは絶品。歴史の中で培われた、圧倒的なおいしさを体感できるメニューです。お店を訪れたなら、ぜひお座敷で楽しみたい洋食の老舗として、日々多くの人が通うお店。店舗は、中央区の近代建物100選にも選ばれた歴史ある建物です。せっかくお店を訪れたなら、オススメしたいのが2階のお座敷。中でも特等席は、窓際の席。江戸の下町情緒が残る人形町の風景を見わたすことができます。お昼には大行列ができてしまうほどの人気店。ランチ開始の11時に合わせて、お店に到着しておきたいところです。あの女流作家も愛した洋食をいただく作家であり、食通としても有名な向田邦子氏も足しげく通い、彼女の作品には「芳味亭」のコロッケも登場したという逸話を持つお店。創業当初から愛される伝統の味を、守り続けています。2017年2月には、大手町に「芳味亭 大手町ホトリア店」をオープンさせました。東京駅からもアクセス抜群の大手町でも、人形町で愛される伝統の味を楽しむことができます。東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線「人形町駅」が最寄り駅。A1出口より歩いて1分ほどの場所に、お店はあります。80年以上の月日を経て今も多くのファンを持つ洋食は、わざわざ訪れる価値のある絶品です。スポット情報スポット名:芳味亭住所:東京都中央区日本橋人形町2-9-4電話番号:03-3666-5687
2017年12月27日カイ(EXO)主演で贈るWOWOWのドラマ「春が来た」の主題歌が、「EXO」の日本オリジナル楽曲「Lovin’ You Mo’」に決定。あわせてドラマのポスタービジュアルが解禁。主題歌の一部も一足先に聞くことができる特報映像が特設サイトにて公開された。デパートの下着売り場に勤める岸川直子(倉科カナ)は地味で冴えない31歳の独身の販売員。岸川家はうだつの上がらない父・周次 (佐野史郎)、くたびれた部屋着で過ごす母・須江(高畑淳子)、生意気で可愛げのない高校生の妹・順子(古畑星夏)との4人暮らし。 ひょんなことから、ひとりの韓国人のカメラマン、イ・ジウォン(カイ/「EXO」)と出会う。その日をきっかけにジウォンの存在は直子とその家族を少しずつ変えていくのだが…。カイが日本のドラマに初主演する本作は、“家族の再生”という普遍的なテーマを描いた向田邦子の同名傑作短編を原作に現代リメイク。連続ドラマとしてオリジナルストーリーを加筆、再構成し、大胆に現代のヒューマンドラマとしてよみがえらせた。そして今回、本作の主題歌を「EXO」が担当することが決定。「EXO」が日本のドラマの主題歌に起用されるのは初めてとなり、日本語の歌詞で歌われた主題歌は、「春が来た」のために作られた日本オリジナル楽曲。影を帯びたイントロから切ないメロディへと展開、まるで冬の世界から春へと移り変わっていくような曲調は、ドラマをより一層盛り上げてくれるにちがいない。また、到着したポスタービジュアルは、キービジュアル同様に桜をバックに微笑むカイ扮するイ・ジウォンが印象的な1枚に。そして下部には、それぞれ想いを馳せる表情豊かな岸川家の4人の姿が切り取られている。ドラマ特設サイトにて公開された特報映像では、綺麗な桜並木を歩くジウォンと直子の2人の後ろ姿から始まる。さらにラストでは、ジウォンが涙。一体その涙の意味とは…。「連続ドラマW春が来た」は2018年1月13日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全5話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2017年10月20日