4月6日、小室圭さんがいわゆる「金銭トラブル」について説明する文書を発表し、大きな波紋を呼んでいる。計28ページ、約4万字という特大ボリュームとなっている小室さんの文書。宮内庁長官は「非常に丁寧」と評価したが、欧州の王室に詳しい関東学院大学教授の君塚直隆さんは「保身の手紙になってしまっている」と指摘する。君塚さんに、小室さん文書について聞いた。――今回の小室さんの文書は、天皇陛下や秋篠宮さまが求めていた「多くの人の納得」を得られる内容と言えるでしょうか。「残念ながら、今回の文書は『多くの人の納得』は得られないと思います。たしかにご自身の状況についての説明にはなっておりますが、文書を出すまでにもここまで時間がかかってしまった経緯や、今後はどう元婚約者の方に対処するつもりなのかについては、判然としませんでした。国民の多くの方々にこの点は理解していただきたい……という誠意を感じ取ることができませんでした。とにかく“保身の手紙”となっていて、しかも一般の国民目線に立った書き方とは言い難い。すべてに気遣いが足りていないと思いました」――今回の文書発表を踏まえても、小室さんは会見するべきでしょうか。「当然です。この程度の文書で国民に説明を尽くしたなどと思ってしまってはいけません。正直、このような何を伝えたいのかわからない文章を28ページも書き連ねるよりは、ひとりで記者会見し、記者からの厳しい質問に受け答えしながら、誠意をもって話したほうがずっといいでしょう。まさに『百聞は一見にしかず』そのものですよね」君塚さんは以前、国民の反対を覆して結婚を遂げた例として、ノルウェーのメッテ=マリット王太子妃を挙げていた。ノルウェーのホーコン王太子と結婚したメッテ=マリット王太子妃は、連れ子のいるバツイチで、過去にマリファナパーティにも参加していたことが明るみになり、国民から結婚への猛反発が巻き起こった。しかし彼女は婚約会見で、自らの過去の過ちを認め涙ながらに謝罪。会見を機に、ノルウェー国民の見方も変わっていったのだ。――小室さんの文書発表は、メッテ=マリット王太子妃と比較していかがでしょうか。「小室さんのちぐはぐな対応は、メッテ=マリット王太子妃と比べるに値しません。現在、有識者会議で話し合われている皇位継承問題に関わる議論にも水を差すものといっていいでしょう」小室さんは今回の文書の目的を《金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正すること》とし、それ以外の事柄にはあえて触れなかったという。そのため、解消されていない疑問はいくつもある。さらに4月12日には、小室さんが“解決金”を支払う意向であることが代理人から明かされ、突然の方針転換に戸惑いの声が上がっている。小室さんが会見を開いてすべてをさらけ出せば、国民の見方が一変する可能性もあるが、はたして――。
2021年04月14日「結局、元婚約者から金銭を援助してもらった事実は変わらないのに、小室さんの無念、屈辱、恩人への恨みをも感じさせる文章です。かえって小室さんの人柄が、眞子さまと結婚するにはふさわしくないと示してしまっていないでしょうか」そう語るのは、皇室の歴史に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さん。4月8日、母・佳代さんとその元婚約者男性との間の“金銭トラブル”について説明する文書を公表した。約4万字という長文で経緯を記した文書を、西村泰彦宮内庁長官は「非常に丁寧に説明されている印象だ」と評価していたが、皇室に詳しい識者からは厳しい声が上がっている。ただ、宮内庁関係者は、「眞子さまと小室さんの結婚は既定路線」と話す。「小室さんは曲がりなりにも、金銭トラブルについて文書という“形”にしました。今後は結婚に向けての動きが粛々と進められると思います」皇嗣職大夫によれば秋篠宮ご夫妻も「いろいろな対応が見える形になるように努力したもの」と受け取めているようだという。「秋篠宮ご夫妻としても“もう打つ手はない”と諦められたのでしょう。しかし天皇陛下が『多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております』と会見で発言された真意は、内親王の結婚相手としてふさわしい人柄であることを国民に示してほしいということではなかったのでしょうか」(前出・宮内庁関係者)象徴天皇制を研究する名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんは、小室さんに「オンライン会見」を勧める。「この文書は、結婚に反対する人々を納得させるどころか、むしろ火に油を注いだように感じます。やはり私は、小室さんがオンラインでもいいから会見に臨んで、表情や声で自分の思いを伝えるべきだと思いました」欧州の王室に詳しい関東学院大学教授の君塚直隆さんも、次のように話す。「こんな保身ばかりの文書で、国民に説明が済んだなどと思ってしまってはいけません。国民に誠意を示したいならば、一人で会見に出て、記者たちから浴びせられる厳しい質問に答えたほうがいいでしょう」眞子さまを守り、国民の理解を得るためには、小室さんが矢面に立つしかないだろう――。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月13日「私たちは水問題の解決に向け、連携し、結束していく必要があります」天皇皇后両陛下は2月12日、世界の水をめぐる衛生問題について話し合う国際会合に、オンラインで出席された。陛下は特別来賓として英語であいさつされ、「水問題は世界の紛争、貧困、環境、農業、エネルギー、教育、ジェンダーなど様々な分野に関わってきます」と、研究の意義を語られた。会合には国際機関の幹部ら30人余りが参加し、オランダのウィレム=アレクサンダー国王の姿もあった。「’20年にはイギリスご訪問や東京五輪の開催も予定されていました。両陛下が国際親善に活躍される1年になるはずでしたが、コロナ禍でストップしてしまったのです。今回のオンライン会合出席は“皇室外交”のリスタートになったといえます」(皇室担当記者)水問題に取り組むウィレム=アレクサンダー国王は、天皇陛下とは無二の親友。また、雅子さまは適応障害で療養に入られていた’06年夏、陛下や愛子さまとご一緒に約2週間、オランダで静養されている。オランダ王室からの招待だった。「その後、’13年にウィレム=アレクサンダー国王の戴冠式に出席するため、雅子さまは再びオランダを訪問されます。実に11年ぶりの海外ご公務でした。このときはマキシマ王妃から雅子さまに直接電話があり、招待されたそうです」(前出・皇室担当記者)■コロナ禍でこそ皇室の役割に期待’19年の即位の礼では各国の王族が日本に招かれたが、雅子さまと各国の王妃・皇太子妃との交流が話題となった。マキシマ王妃はもちろん、スペインのレティシア王妃やベルギーのマティルド王妃、デンマークのメアリー皇太子妃との親密なやりとりは、各国の王室との信頼関係を印象づけた。欧州の王室に詳しい関東学院大学教授の君塚直隆さんはこう語る。「ヨーロッパの王室は、環境問題や人権問題などの社会問題に積極的に取り組んできました。こういった国同士で利害が生じるテーマにおいては、とくに王室の働きが重要になります。公式訪問は難しい状況でも、水問題などの社会問題への取り組みを通じて海外の王室と交流を深めることができるはずです」新型コロナウイルスの感染拡大で各国が入国規制の措置をとり、交流は途絶え、ワクチンの供給をめぐって対立も生じている。「雅子さまは今後、世界の王妃との連携を深めていくおつもりではないでしょうか。コロナ禍で軋轢が生じている今こそ、王室や皇室が育んできた絆が世界の分断を止めるはずです」(前出・皇室担当記者)オンラインで始まった新たな国際交流。雅子さまは世界の王妃と手を携え、分断を乗り越える――。「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月17日昨年11月、女性皇族に「皇女」という呼称で、皇籍離脱後も公務を続けてもらう案が政府内で出ていると報じられた。「皇女」案とは、皇族減少に伴い公務の担い手不足を打開するために、女性皇族が結婚して皇籍を離脱したあとも特別職の公務員として公務を担ってもらうというもの。皇女という制度が実現すれば、愛子さまや佳子さま、そして小室圭さんとの結婚を控える眞子さまも対象になるとみられる。皇族数の減少が深刻な問題となっているなかで、女性皇族に求められる役割も変化していくことになる。英国王室をはじめとする欧州の王室では、女性の王族がどういった役割を担っているのか、近現代イギリス政治外交史が専門で『立憲君主制の現在―日本人は「象徴天皇」を維持できるか―』の著者・君塚直隆さん(関東学院大学教授)に聞いた。「英国王室では、王族として生まれた女性たちが活躍しています。エリザベス女王の長女・アン王女(70)は、結婚後も王室の一員として英国オリンピック協会の総裁をはじめ320以上もの団体のパトロン(後援者)であり、年間の公務も600件を超える多忙さです。これだけの数でありながら、お飾りの名誉職ではなく、実際に団体のために尽力しているので、実に多忙な生活となっています。またエリザベス女王のいとこにあたるアレキサンドラ王女(84)も、110もの団体のパトロンであり、王族としての義務を果たし続けており、女王からの信頼も厚いです。英国国民は、王室が国民に何をしてくれているかに注視しているので、王族としての義務を果たしているアン王女やアレキサンドラ王女は高く評価されます。エリザベス女王や王室そのものは国民から尊敬を集めていますが、彼女たちはそのことに大きく貢献しているのです」王室全体では、女王をはじめ成人している王族20人で3,000以上に及ぶ各種団体のパトロンを務め、年間3,000件以上の公務も分担しているという。宮内庁のウェブサイトを確認すると、秋篠宮さまは14の団体の総裁もしくは名誉総裁を務めている。眞子さまは日本工芸会の総裁と、日本テニス協会の名誉総裁の2つ。イギリス王室と比べるとかなり少ない水準といえる。「王室と皇室の違いから単純に比較することはできませんが、今後も皇室を残していくのであれば、もっといろいろな団体に関わって公務を増やし、国民の理解を深めていく必要があります。現在の皇室が大多数の国民から支持されている理由も、男系男子による継承ということだけではないことは明らかです。皇室がより国民と関わっていく方向に進むのであれば、皇女制度のような皇室を離れた“非常勤職員”では難しく、男女関係なく宮家を作っていくべきです」(君塚さん)自民党内の保守系グループからは「女性・女系天皇を認める布石になる」との声が上がるなど、女性宮家に否定的な意見が根強い。しかし君塚さんは、欧州王室では公務の分担だけでなく王位継承についても男女の性差は問われないと語る。「英国王室では男女関係なく公務を担っていますが、王位継承についても同様に、男女の性差は問われません。エリザベス女王ほど尊敬されている人は英国にはいません。王ではなく女王だから軽んじられているのかというと、そんなことはまったくありません。それは女王として立派に王室を率い、国民に対する義務を果たしているからにほかなりません。ベルギーの王位継承順位1位のエリザベート王女(18)は、去年には王立士官学校でライフルの射撃訓練などに参加しました。これは男女関係なく行われるベルギー王室の伝統で、次期女王となるための義務といえるでしょう。スペインの王位継承順位1位のレオノール王女(15)は、14歳で『アストゥリアス皇太子賞』の授賞式でスピーチをこなし、国民からも高く評価されました。ほかにもオランダのカタリナ・アマリア王女(17)、ノルウェーのイングリッド・アレクサンドラ王女(16)と、ヨーロッパは女王の時代を迎えます。日本の皇室でも大正時代から側室制度は廃止されており、一夫一婦制で男系男子のみによる継承は成り立たなくなっています。それならば、ヨーロッパの多くの王室のように男女問わず第一子が継承すること、つまり愛子さまが天皇になることは自然なことです」各メディアの世論調査では、女性天皇容認への賛成は8割前後となっている。菅政権は皇位継承問題に関する有識者会議を発足させる予定だが、新型コロナウイルスへの対応に追われるなかで見通しは立っていない。今年12月には愛子さまも20歳を迎えられ、これから数年の間に結婚され、皇籍を離脱される可能性もある。菅政権には、皇族数の減少、そして皇位継承問題について一刻も早く取り組むことが求められている。
2021年01月18日「小室さん側が沈黙することでかえって国民の皆さんに誤解を与えることになってしまう」宮内庁の西村泰彦長官は昨年12月24日、定例会見でこのように発言。小室さん側に改めて金銭トラブルについての説明を求めた。小室さんの代理人を務める上芝直史弁護士は本誌の取材に対し「(ICUの)学費は全額、奨学金で賄っています」と、小室さんの母・佳代さんが元婚約者から受け取った金銭は学費に使っていないと明言している。今後、上芝氏が正式に金銭トラブルの経緯を公表することとともに、小室さん本人の対応も求められることになりそうだ。秋篠宮さまが会見でお二人の結婚を「認める」と明言された一方で、眞子さまと小室さんの結婚に対して国民からの反発の声も根強い。秋篠宮さまも「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」と発言されている。近現代イギリス政治外交史が専門で欧州の王室にも詳しい君塚直隆さん(関東学院大学教授)は「小室さんが記者会見を開くしかない」と語る。「小室さんが多くの人から理解され支持されるためには、記者会見を開いて釈明するしかないでしょう。実際、ヨーロッパ王室の結婚でも、過去に記者会見によって国民の見方を一変させた例があります。ノルウェーのホーコン王太子と結婚したメッテ=マリット王太子妃は、連れ子のいるバツイチで、過去にマリファナパーティにも参加していたことが明るみになり、国民から結婚への猛反発が起こりました。彼女の元夫は麻薬常習者で服役していました。8割あった王室の支持率が4割に激減したほど、すさまじい批判を浴びたのです。そういった状況のまま婚約会見に臨みましたが、そこで彼女は、真摯にネガティブな過去を認め謝罪し、涙ながらに『過去は変えられないが、未来は変えられる』と訴えたのです」自ら会見で謝罪したメッテ=マリット王太子妃。会見を機に、国民の見方も変わっていったという。「その誠実さが国民に受け入れられ、今では人気のある王族の一人になっています。嘘をつかずに隠すことなく白日の下にさらし謝罪し、国民に向けて説明したことで、国民から道徳的資質が認められて大逆転を生んだのです。小室さんが記者会見ですべてをさらけ出し、そこで国民が小室さんに道徳的資質を見出すことができれば、状況が一転することもあるかもしれません」(君塚さん)現在、ニューヨークへ留学中の小室さん。論文のコンペで準優勝を勝ち取るなど、学業では成果を残しているが、金銭トラブルについては’19年1月に文書での説明をして以来、沈黙が続いている。はたして小室さんは記者会見で”道徳的資質”を示すことができるのか――。
2021年01月18日放送作家、脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督の最新作『グッドモーニングショー』。この度、本作の公開を記念して、『グッドモーニングショー』と同じく君塚監督が手掛けた「踊る大捜査線」とのスペシャルコラボが決定した。本作は、ワイドショーを舞台に落ち目のキャスターが陥る災難だらけの1日を追った抱腹絶倒のオリジナルコメディ。このキャスターが、女子アナから交際関係をバラすと迫られ、プロデューサーからは番組の打ち切りが告げられ、さらには、立てこもり事件に巻き込まれ、犯人と直接交渉するハメになる、“人生サイアクの日”を描く。主人公のキャスターには実力派俳優・中井貴一を迎えるほか、サブキャスターの女子アナに長澤まさみ、そのほか志田未来、濱田岳、吉田羊、松重豊、時任三郎などバラエティに富んだ豪華俳優陣がキャスティングされている。そして、今回発表されたスペシャルコラボでは、国民的シリーズ「踊る大捜査線」の名物トリオ“スリーアミーゴス”が、『グッドモーニングショー』のために4年ぶりに復活!明日9月30日(金)21時からの「金曜プレミアム ターミネーター4」の中で放送予定となっている、『グッドモーニングショー』スペシャルコラボ映像に一夜限りで登場する。“スリーアミーゴス”は、「踊る大捜査線」シリーズで人気を博した湾岸署の署長、副署長、刑事課長ら3人の総称で、北村総一朗、斉藤暁、小野武彦が演じる神田署長、秋山副署長、袴田課長3人のユーモアあふれるかけあいは、「踊る」シリーズに毎回欠かせない名物シーンとして話題となっていた。2012年公開の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』を最後に「踊る」シリーズが完結し、スリーアミーゴスも見納めとなっていたが、しかし今回、現役をリタイアした3人が帰ってくるのだ!コラボ映像では、勇退した3人が趣味のゴルフの最中、ゴルフ場のレストランで見たテレビのワイドショーで立てこもり事件発生を知る、という設定。この立てこもり事件こそ『グッドモーニングショー』本編で描かれる事件で、この事件を中継しているのが、中井さん演じるキャスター・澄田真吾となる。撮影では、スリーアミーゴス4年ぶりの復活にも関わらず、息ピッタリの3人。アドリブを交えた3人の掛け合いは、現役時代に勝るとも劣らず、スタッフからは笑いが絶えない撮影となった。収録終了後3人は、「4年前にそのまま戻ったような気分!若返った気分」(北村さん) 、「(踊る大捜査線が)スタートした時のスリアミの関係性に戻りますね」(小野さん)「3人集まると、阿吽の呼吸で、何も言わなくても芝居ができちゃう」(北村さん)とそれぞれ再会を喜ぶと共に、小野さんが「(また3人で)ぜひ恒例にしたいね」と話すと、それを受け斉藤さんと北村さんは「やるなら早めにやらないと」(斉藤さん)、「もう年だからね。でも、年をとってもそれはそれで面白いんじゃない?また一緒にやらせて頂ければ嬉しいね」(北村さん)と今後の復活にも意欲を示していた。君塚監督が生んだ愛すべきキャラクター、スリーアミーゴスと澄田真吾の一夜限りの夢の共演をぜひお見逃しなく。「『グッドモーニングショー』スペシャルコラボ映像」は9月30日(金)21時からのフジテレビ系「金曜プレミアム ターミネーター4」内で放送予定。『グッドモーニングショー』は10月8日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月29日