乃木坂46の井上小百合が主演し、元℃-uteの矢島舞美、ドラマや映画の話題作への出演が続く富田望生と注目キャストがそろう舞台「フラガール-dance for smile-」。10月18日(金)の初日を前に、ゲネプロ、囲み取材が行われ、出演者らが登壇。日本アカデミー賞を総なめにした傑作映画を舞台化、上演するにあたっての意気込みを語った。「フラガール-dance for smile-」の公演情報フラガールのリーダー、谷川紀美子役を演じる乃木坂46・井上小百合は、フラダンスの稽古について聞かれ、「びっくりするぐらい稽古がしんどくて、最初のほうは動けなくなっちゃって。これは大変だぞ!と思っていました」とコメント。都会のダンサーだった過去を持ち、炭鉱の娘たちをフラガールへ育てる平山まどか先生役の元℃-ute・矢島舞美も「フラダンスは普段使わない筋肉をたくさん使うんです。私は先生の役なので、日に日に上達していくフラガールたちを見ていると、感動をおぼえてしまうほどでした。みんなが特訓した成果は、観に来てくれるお客さんにもリアルに感じていただけると思います」とフラガールたちの上達ぶりに自信をのぞかせた。「フラガールは思い出ばかりの作品」と話すのは、作品の舞台である福島出身の富田望生。本作の映画版では南海キャンディーズ・しずちゃんが演じたひきこもりの娘・熊野小百合役を演じる。「震災当時のわたしの担任の先生が、東京まで観に来てくれる予定なんです。台風や地震もありますが、楽しみにしてくれている方がいるってことが、やっぱり“やんなきゃいけねぇな!”という気持ちになります。力をあわせて素敵な舞台になるようがんばります」と意気込みを語ってくれた。最後に井上が公演について「この作品は実話だというのがすごく大きいです。舞台でも昭和40年の時代背景が濃く表現されていますし、何よりこういう少女たちが本当にいたというのが感動的なストーリー。今回演じることができて、すごくありがたいな、がんばらなきゃな、と思っています。とても力をもった作品なので、観に来てくださった方に“明日もがんばろう”“勇気をもらえた”と感じてもらえるように、一生懸命取り組んでいきます」と熱い思いをのぞかせた。本作には、Wキャストで太田奈緒(AKB48) 福島雪菜(劇団4ドル50セント)、味方良介、伊藤修子、有森也実、山崎銀之丞らも出演。舞台『フラガール - dance for smile -』は、10月18日(金)から27日(日)まで東京・日本青年館ホール、11月2日(土)から4日(月・祝)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。チケットぴあでは各公演、当日10時まで購入できる当日引換券を発売中。
2019年10月18日乃木坂46・井上小百合が主演する『フラガール -dance for smile-』の稽古場が公開され、キャストによるダンス披露と会見が行われた。【チケット情報はこちら】2007年に日本アカデミー賞 最優秀作品賞を獲得した映画『フラガール』を舞台化する本作。トレンディドラマのみならず、舞台や映画も手がけてきたフジテレビの河毛俊作が総合演出を、岡村俊一が構成演出・プロデュースを担当する。キャストには井上のほか、矢島舞美、富田望生、太田奈緒(AKB48)、福島雪菜(劇団4ドル50セント)、伊藤修子、味方良介、中山優貴(SOLIDEMO)、有森也実、山崎銀之丞らが名を連ねた。まず報道陣に発表されたのは、出演者が日ごろ取り組んでいるダンスレッスンの成果。『フラガール』Tシャツに南国の花があしらわれたパレオ姿で稽古場に現れた彼女たちは、劇中のワンシーンを再現した。映画では南海キャンディーズの山崎静代が演じた、内気な性格で引きこもりの熊野小百合(富田)は踊りの輪を乱しながら登場。しかし次第に、ウクレレやギターが奏でるアップテンポな楽曲に合わせた見事なタヒチアンダンスに変化する。「GO!フラガール!!」の掛け声に続いて始まったのは、スローで穏やかな2曲目。他のキャストより稽古に入ってからの日が浅い井上も加わり、女性らしい腰づかいや波を表す手つきが特徴的なフラを優雅に披露した。約3週間後に迫る開幕に向けて彼女たちの踊りがどのように成長するか──。結果はぜひ劇場で見届けよう。会見では、河毛が本作を「今日的なテーマが内包されている」と分析。石油化の波に飲み込まれる常磐炭鉱の苦境は、テクノロジーの進化でAIに仕事を奪われる現代に通じる点があるとして「この難局を、笑顔とエンタメの力で乗り越える作品につくり上げたい」と抱負を述べた。「映画を一緒に観た母が出演をいちばんに喜んでくれた」と語る井上は「寂れた炭鉱町を変えるほどの、少女たちの強くまっすぐな気持ちも描かれています」と見どころを紹介する。「観に来てくださった方に“明日もがんばろう”と希望や勇気を与えられる作品になるよう、精一杯がんばります!」とメッセージを送った。公演は10月18日(金)から27日(日)まで、東京・日本青年館ホールにて。その後、11月2日(土)から4日(月・祝)まで大阪・サンケイホールブリーゼに巡演する。チケット発売中。取材・文:岡山朋代
2019年09月30日映画『フラガール』が10月に舞台化されることが決定した。2006年に公開され、キネマ旬報ベストテン1位、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した日本映画の傑作「フラガール』。李相日が監督を務め、昭和40年代、需要の下がる福島県いわき市の炭鉱町を背景に、常磐ハワイアンセンター設立までのエピソードを映画化。フラガールに生まれ変わっていく少女達を笑いと涙で描き、大きな感動を呼んだ。フラガールたちにはフレッシュなキャストが集結。フラガールのリーダー谷川紀美子役に、乃木坂46の井上小百合。かつては都会のダンサーだったにもかかわらず炭鉱の娘達にフラダンスを指導することになる平山まどか先生役に元℃-uteのリーダー、矢島舞美。映画版では南海キャンディーズの山崎静代が演じた、父親に勧められフラガールに参加する引きこもり・熊野小百合役に富田望生。また、フラガールのメンバーには、ドラマ『トクサツガガガ』のみやびさんで話題の吉田美佳子、『おっさんずラブ』のまいまい役で個性派女優として注目の伊藤修子なども顔を揃える。フラガールたちをとりまく男優陣には、「熱海殺人事件」で3年連続主演を務めた味方良介、ボーカルユニットSOLIDEMOのボーカリスト中山優貴らが出演。また炭鉱を支え続ける事が女の生き方と信じ、娘・紀美子と対立する母親 谷川千代役に有森也実、炭鉱を閉じ常磐ハワイアンセンターへの計画を進めるも、頼りない企画部長・吉本紀夫役は、NHK 朝の連続ドラマ小説『朝が来た』で炭鉱夫の主を演じた山崎銀之丞が出演。また新作舞台化するにあたり河毛俊作が総合演出を、岡村俊一がプロデュースと構成演出を務める。日本映画の傑作を再び蘇らせる、舞台「フラガール」。公演は10月18日(金)から27日(日)まで東京・日本青年館ホール、11月2日(土)から4日(月・祝)まで、大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケット一般発売は9月予定。
2019年08月20日手塚治虫の“黒い”作品群の代表作を原作に、上演台本・演出を中屋敷法仁、主演を五関晃一(A.B.C-Z)が務める舞台『奇子(あやこ)』が現在上演中。その東京公演開幕に先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には五関と梶原善、そして中屋敷が出席した。会見で中屋敷が「水戸でのプレビュー公演(7月14日・15日上演)では興奮しました。こんなに好きな原作を、こんなに好きな俳優さんで、僕の好きな演出でやってくれている。夢を見ているみたいな感じです。五関くんが本当にかっこよくて、水戸公演から東京公演まで早く観たくて仕方ない気持ちでした」と熱く語った本作。青森で500年の歴史を誇る大地主でありながら、終戦後の農地改正法を境に衰えていく天外(てんげ)一族を中心に、一族の体面のために土蔵の地下に22年ものあいだ閉じ込められる奇子を巡り起こる物語について五関は「時代背景も、それぞれが持っている欲も、初めて読んだときはファンタジーに感じたくらい、自分とはかけ離れた出来事だと思いました」と話し、だからこそ演じるうえで「それをリアルとして突き詰めていくのは大変でした」と振り返る。梶原も「重いです。観ている方はどう思っていらっしゃるのか」と語るように、遺産のために妻を実の父に差し出す天外家の長男・市朗(梶原)をはじめ、次男の仁朗(五関)、三男の伺朗(三津谷亮)、東京で奇子と出会う波奈夫(味方良介)ら登場人物の奥底に持つものが、奇子(駒井蓮)という存在によって暴かれていくような内容で、同じ手塚作品『鉄腕アトム』などからは想像しにくい残酷さも描かれている。マンガの内容を約1時間45分に凝縮した舞台は「そのシーンそのシーンで主人公が変わるので、そのぶん、それぞれの欲や目を疑いたくなる行為が怒涛のように押し寄せてくる」と五関。登場人物の心情が芝居や時にはダンスによって滴るような生々しさで表わされ、特にそれぞれが追い詰められたときの姿、今際の際に語る言葉は強烈。観ている側もどこか剥き出しにされていくような感覚に陥る作品だ。中屋敷が「演出や原作の手が届かないくらい俳優同士のやりとりが濃密。だからこれからも(公演を重ねるにつれ)勝手に深まっていくんじゃないか」と話す、手塚治虫生誕90周年記念事業PARCOプロデュース2019 舞台『奇子』は、7月28日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中。その後、8月3日(土)4日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。ぴあでは下記特別サイトにて発売中。また、東京公演は公演当日午前9時30分より11時まで当日券専用ダイヤル(0570-00-2321)にてチケット発売中。取材・文・撮影:中川實穗
2019年07月23日主演・木村拓哉、脚本・君塚良一という豪華初タッグで、2020年新春に2夜連続放送されるスペシャルドラマ「教場(きょうじょう)」。この度、木村さん演じる主人公の警察学校教官の教え子役として、工藤阿須加、川口春奈、林遣都、葵わかな、井之脇海、富田望生、味方良介、村井良大といった8人の豪華キャストが決定した。今作は、警察小説の新境地としてベストセラー(累計55万部)となった長岡弘樹の「教場」シリーズを原作とした大作エンターテインメント・ミステリー。木村さんが、これまでにない冷酷無比な役どころを演じることも話題となっている。多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた原作だけに、個性あふれる生徒役の配役にも注目が集まっていた中、木村さん演じる警察学校教官・風間公親の教え子たちが決定した。青春群像にして今作。シンクロする若手俳優たちのリアルな姿…警察学校という極限状態を生き抜く、生徒たちのよこしまな思惑を監察力に長けた教官が暴いていくミステリー作品であり、過酷な警察学校で覚醒していく生徒たちの青春物語であり、厳格なカリスマ教師が個性あふれる生徒たちと“ガチンコ”で向き合う人間教育の物語である今作。生徒役のキャストには役柄同様、個性豊かな実力派俳優が集結し、複雑に絡み合う人間ドラマにより一層深みを与えることとなった。クランクイン前から、実際の警察学校さながらに、元警察官の指導のもと厳しいトレーニングに挑み続けているキャストたち。撮影現場では、一切の妥協を許さない中江功監督のもと、冷徹な教官を演じる木村さんと生徒役のキャストたちが芝居で“ガチンコ”に向きあい、ドラマ本編同様の緊張と高揚感にあふれている。また、撮影合間のオフで見せる和気あいあいとした和やかな雰囲気とのギャップが、今作のキャスティングの魅力を物語っている。なお、警察学校の女生徒ということで、多くの女性キャストがいままで見せたことないフレッシュで印象的なショートカット姿を見せている点にも注目だ。工藤阿須加/宮坂定 役生徒の中で、物語の語り部となる宮坂定(みやさか・さだむ)を演じるのは、現在放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」で主人公の幼なじみを演じるなど、持ち前の爽やかな魅力で老若男女問わず人気を集める工藤阿須加。演じる宮坂は、事故で死にかけたところを警官に助けられたことで警察官に憧れ、2年の小学校教職生活をへて、夢を叶えるべく入校。落ちこぼれの同級生に手を差し伸べるなど優等生ぶりを発揮するが、ほかの生徒から教官の飼い犬と揶揄されるようになる。木村さんと初共演になる工藤さんは、「まだ撮影は始まったばかりですが、現場での集中力、緊張感、教場の空気感を作ってくださっていてすごく引っ張っていってもらっているなと感じます。最後まで全力でついていきたいです」とコメントする。川口春奈/菱沼羽津希 役一方、風間教場一の美貌を誇り、教官の風間にも取り入ろうとするなど、かなりの自信過剰な女生徒・菱沼羽津希(ひしぬま・はづき)を演じるのは、『にがくてあまい』『一週間フレンズ。』『九月の恋と出会うまで』など、数々の映画で主演を務め、同年代の女性から絶大な支持を得ている川口春奈。男装の女子高生からヒモの彼氏を養う看護師まで、様々な役をこなしてきた川口さんは、色香を使ってサバイバルゲームを生き抜く生徒に扮する。「本番になると(木村さん演じる)風間の威圧的な空気や張り詰めた緊張感で現場がしまります」と川口さん。自分は、「自信にあふれていて強気で、だけど教場の中で少しずつ成長し変わっていく羽津希を演じたいと思います」と意気込む。林遣都/平田和道 役警官の息子でありながら様々な職を転々とし、警察学校が最後のチャンスだと思っているクラスいちの落ちこぼれ、平田和道(ひらた・かずみち)を演じるのは、林遣都。数々のヒット作・話題作で主演・助演問わず活躍し、今年も『劇場版おっさんずラブ』ほか、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の後半と連続テレビ小説「スカーレット」への“掛け持ち”出演も発表されるなど、ますます勢いを増している。今作でも劣等感を抱え、周りの期待に振り回される難しい役どころを林さんが迫真の演技で見せる。「平田は物事を深く掘り下げて捉える事が出来ず、周りの気持ちや人に対する感情も著しく欠けています。自分の意志や人格が形成されないまま歳を重ね、親の敷かれたレールをそのまま歩んで学校に入るという役ではありますが、必死に取り組んでいる平田を通じて警察官の厳しさが伝わればいいなと思っています」と林さん。木村さんのたたずまいに「深く感銘を受けました。常に心地よい緊張感があり『撮影現場はやはりこうじゃないと』と日々感じています」と明かす。葵わかな/岸川沙織 役気が弱くて頼りない、体力にも自信がない。そんな自分を変えるために警察官を目指す岸川沙織(きしかわ・さおり)を演じるのは、葵わかな。連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインに抜てきされ、一躍人気女優となった葵さんは、今年、エランドール賞新人賞を受賞。9月には映画『任侠学園』の公開を控えている。ドラマ、映画、CMに引っ張りだこで、若い女性を中心に人気の彼女が、等身大の演技で生まれ変わろうと努力し、警察官を目指す役どころを演じる。木村さん演じる風間教官は「厳しさの中に深い愛があって、そんな所が木村さんご自身と重なるなぁと感じました。怖そうな見た目や雰囲気に反して実はきっと一番優しい、そんな風間教官の元で生徒を演じられる事をうれしく思います」と葵さんは語る。井之脇海/ 南原哲久 役そして、人当たりが良く周りには溶け込むが、物に対するこだわりが強く、拳銃マニアという趣味が高じて警官を目指すことになった南原哲久(なんばら・てつひさ)を演じるのは、現在、TBS日曜劇場「集団左遷!!」に出演中の井之脇海。映画『トウキョウソナタ』で注目を集めた井之脇さんは、大河ドラマや連続テレビ小説に相次いで抜擢され、TBSドラマ「義母と娘のブルース」で一気に知名度がアップ。若いながらに数々のドラマ、映画に出演している注目の若手俳優だ。井之脇さんは、「僕の演じる南原は、動物に例えるとカメレオンのような人物で、環境や相手に合わせて集団に溶け込むのが上手い。一見、警察学校にも向いている南原にも譲れない何かがあって…。そこを大事に演じられたらと思います」と気になるコメント。「僕自身も、木村さんに負けないよう必死に食らいついて行こうと思います」と言う。富田望生/枝元祐奈 役元・女子レスリング選手という異色の経歴を持つ枝元祐奈(えだもと・ゆな)を演じるのは、映画『ソロモンの偽証前篇・事件』で映画デビューした際、2か月で15キロ増量という驚異の役作りに挑み、最近も「3年A組―今から皆さんは、人質です―」や朝ドラ「なつぞら」、映画『町田くんの世界』など数々の話題作に出演する富田望生。今作でも抜群の演技力で、ドラマに奥行きを与える。富田さんは「行動や役との向き合い方、話をしてくださる目や距離感も常にみなさんのことを考えてくださっていると感じます」と木村さんの印象を語り、「作品を良くしようという思い以上にスタッフの方々や生徒たちに愛情をもって接してくださっているなと思いました」とコメントしている。味方良介/都築耀太 役成績優秀で何事もそつなくこなすが、ポーカーフェイスで感情をあまり見せないため、クラスでも浮いた存在の都築耀太(つづき・ようた)を演じるのは、ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンや舞台「熱海殺人事件」などで知られる演技派俳優・味方良介。舞台・ミュージカル界にはなくてはならない存在の彼が、今回満を持してテレビドラマに初挑戦。教官・風間に果敢に反抗するキーパーソン・都築を演じ、“風間教場”を引っかき回す。「まさか自分が映像の世界に飛び込むとは思ってもいなかったですし、フジテレビ開局60周年という節目(の作品)に自分が名を連ねる驚きは今も夢のよう」と味方さん。主演である木村さんに対峙し「もう言葉に出来ません。唯一無二のオーラと役に対する姿勢に圧倒されていますが、都築という役を通して、大きくて手の届かない牙城を崩せたらと思います」と語る。村井良大/石山広平 役クラスのムードメーカーの石山広平(いしやま・こうへい)を演じるのは、村井良大。人気ミュージカル「テニスの王子様」や、大人気舞台「弱虫ペダル」主演、さらにブロードウェイミュージカル「RENT」で主演を務めるなど活躍の場を広げ、女性を中心に人気を集めている。村井さんは「確実に濃密な時間を過ごせそうな気がする」と語っており、木村さんについて「風間教官としてだけではなく、役者としても一人の人間としても尊敬できることばかりで、とても刺激的で充実しており勉強になる日々を過ごさせていただいています」と明かしている。彼らは“風間教場”を生き抜けるか?「警察学校は適性のない人間をふるい落とす場である」と考え、生徒がトラブルに見舞われた途端、退校届を突きつける教官・風間(木村拓哉)が務める警察学校・初任科第198期短期課程。警察学校の教室は“教場”と呼ばれる。日々、早朝6時起床から激しいトレーニングにさらされる生徒たち。何より厳しいのがルール厳守。その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯責任で負う。うそがバレたら即退校。その厳しさに耐えられず、自ら退校していく者も少なくない。そんな辛苦ともいえる究極の試練が待ち受ける警察学校には、様々な背景を持つ生徒たちが様々な動機で集まってきている。また、警察学校という閉塞した極限状態で生徒たちが抱える葛藤も様々。警察学校という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻いていく。“風間教場”のクラスメートは30人。果たして何人が最後まで生き残り、誰が卒業証書を手にすることができるのか?さらに風間は、生徒たちが起こす窃盗、薬物、ガス中毒、傷害といった様々な事件、複雑に絡み合った真相をそれぞれ解決していくことはできるのか?そして、生徒たちに非常識ともいえる謎の試練を与え続ける風間の真の狙いとは…?フジテレビ開局60周年記念特別企画「教場」は2020年新春、フジテレビ系にて2夜連続放送。(text:cinemacafe.net)
2019年06月19日新月から満月の時期は、心身ともにエネルギーに満ち活動的になるので、何か新しいことをスタートさせるのに、とても適していると言われています。この「月の満ち欠けリズム」の時期に出会った相手となら、素敵な恋を始められるかもしれません。そこで、「月の満ち欠けリズム」を味方にして恋を楽しむ方法 をご紹介しましょう!ぜひ、あなたの恋愛にもうまく取り入れてみてくださいね。新月の時期新月の期間は、恋のスタートにもぴったりな時期です。特定の相手がいないシングルの方や片思いをしている方は、気持ちを真っ新にして、恋の計画を立てましょう。カップルの方は、これからの二人がどうなればいいか、将来の方向性を明確にしていくと、今よりもっとより良い関係が生まれるでしょう。新月~上弦の月の期間新月から上弦の月の期間は、恋愛においても、前向きなパワーがみなぎる時期です。自分のペースで計画を立てて、焦らずに一歩ずつ前進していきましょう。そして、意中の相手に連絡を取りデートを重ねて、気持ちの意思疎通を図ってくださいね!上弦の月~満月の期間上弦の月~満月の期間は、大人しい方もついつい情熱的になってしまう時期です。恋愛の階段を上るためには、二人の絆をさらに深めていかなければなりません。いつもよりも、大胆に攻めていきましょう。また、性的な力も強まる時期ですので、セクシーアピールを効果があります。満月の期間満月の期間は今までの結果が出ます。もっとも活動的になり、積極的に動ける時期ですので、勇気をもって行動しましょう。出会いを求めるなら、合コンやイベントなどへの参加もよいでしょう。カップルの方は情熱的なセックスを楽しめる時期です。満月~下弦の月の期間満月~下弦の月の期間は、エネルギーダウンの時期になります。恋愛においては、一旦ペースダウンしてしまうので、自分自身をみつめなおして、相手のテンションと自分のテンションを合わせる努力をしてください。下弦の月~新月の期間下弦の月~新月の期間は、手放す時期になります。恋愛においては、お互いの愛情が試される時期になります。ですので、精神的な結びつきがどれだけあるのかがキーポイントに。相手とは性的な関係よりも、精神的な関係を大切にして愛を育みましょう。もしも、相手と別れたいのなら、この時期がベストです。相手に縁を感じないのなら、きっぱりとお別れしてくださいね。
2019年06月01日アイドルグループ・Sexy Zoneの菊池風磨が、舞台『HAMLET ―ハムレット―』で単独初主演を務めることが17日、明らかになった。同作はシェイクスピア四大悲劇の一つで、デンマーク王・ハムレットが父王の死に復讐を誓い、狂気を装って、王座を継いだ叔父・クローディアスに迫る。演出は『クレシダ』『The Silver Tassie 銀杯』『プラトーノフ』等、卓越した演出力で高い評価を得ている気鋭の演出家森新太郎が務める。菊池にとっては、2015年9月に上演された「DREAM BOYS」以来約4年ぶりとなる舞台出演で、CDデビューから8年目となるSexy Zoneメンバー初の、外部舞台への挑戦となる。ハムレットの婚約者・オフィーリア役には南沢奈央、オフィーリアの父・ボローニアス役には大鷹明良、ハムレットの叔父・クローディアス役には大谷亮介、ハムレットの母・ガートルード役には安蘭けいと、豪華な面々が顔を揃える。更に、宮崎秋人、章平、風間由次郎、小柳心、味方良介、末原拓馬、福原冠、冨永竜、森田甘路、駒井健介、天野勝仁、新垣ケビン、花王おさむと、若手からベテランまで個性あふれる役者がそろった。東京公演は東京グローブ座にて9月8日~10月6日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて10月9日~15日。○菊池風磨 コメント今回出演が決まって、まさか自分がハムレット役をやらせて頂く事になるとは思ってもみなかったので、とにかく驚いた次第でございます。もちろん、喜びもありましたが、何より驚きが大きかったです。『ハムレット』は、作品自体に歴史と伝統があり、国内外においても、様々な方々が演じられてきた由緒正しき役であることは私でも百も承知ですので、かなりのプレッシャーを感じていることは否めません。ですが、やりたいと思ってやらせて頂ける役ではないからこそ、この機会に全身全霊で向き合いたいと強く思っております。ストレートプレイに対する意識は強く、恐縮ながら役者としても活動させて頂く以上、一度はストレートプレイの舞台に立ちたいと思っていたので、これ以上光栄なことはございません。Sexy Zoneの可能性を広げるきっかけになれればと思っております。ハムレットという大役を、歴史と伝統に則り、真摯に演じて参りたいと思っております。その表現の中で現れる新たな菊池風磨をお見せすることを約束致しますので、是非ご覧ください。○森新太郎 コメントそこに活劇としての魅力があるとはいえ、『ハムレット』が相当血なまぐさい復讐劇であることは確かです。主要人物のほとんどが残酷な死を遂げます。「復讐せよ」とハムレットに命じた父の亡霊もまさかこれほどの事態になるとは想像していなかったのでは。人間の理性を信じ “正義”や“名誉”というものを希求して止まなかったハムレット。そんな彼による凄惨な復讐劇だからこそ、この物語はいま上演する意義があり、現代にも通じる問題作として我々の前に立ちはだかるはずです。古典戯曲の金字塔に真っ向勝負で挑んでいけたらと思います。
2019年05月17日春のつかこうへい復活祭VOL.2『銀幕の果てに』が4月24日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕、それに先がけ囲み取材と公開ゲネプロが行われ、主演の矢島舞美、味方良介、木崎ゆりあ、石田明、佐久本宝、松本利夫が出席した。【チケット情報はこちら】『銀幕の果てに』は、1994年に発表されたつかこうへいの長編小説で、秩父山中にあるという設定の大東映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描きながら繰り広げられる告発サスペンス。今回、岡村俊一の演出で初めて舞台化される。囲み取材ではそれぞれの役どころを紹介。矢島は「私は大女優の野火止玲子という役をやらせていただきます。圧倒的な強さと、みんなを包み込むようなやさしさを持っている人。17歳から60歳までを演じますが、気持ちはずっと若い人なのであまり気にしないようにしています」、味方は「僕は村雨官房長官という、物語とは一線を置いたところにいる役です」、木崎は「凉子という大部屋女優の役です。玲子にいじめられる役ですが、リアルでは仲良しです」、石田は「復讐に燃えて大東映画撮影所に戻ってきた謎の脚本家という役を演じます。とても執念深い役です(笑)」、佐久本は「僕は照明家で、間違ったことは『間違ってる!』とビシッと言う役です」、松本は「牛沢という映画監督の役です。ぶっちゃけこのストーリーの中だと自分が何なのかわからなくなってくるのですが、そういう部分も楽しんでいただければ」とそれぞれ話した。この日は、つかこうへいの誕生日。矢島は「たくさんの方がつかさんに影響されてきたと思います。その責任や覚悟を持っていかないとという気持ちは強いです」と話す。また、「春のつかこうへい復活祭VOL.1」として同じ紀伊國屋ホールで4月21日まで上演されていた『熱海殺人事件』から続けて本作に出演する味方と石田は「覚醒状態」(石田)、「どこまでも行ける気がしています(笑)」(味方)とコメント。共演者たちを笑わせた。伝説の女優・玲子のまわりで起きた奇っ怪なエピソードや、撮影所に隣接する原子力発電所の意味、燃料棒の中に浮かび上がるハサミの謎、荒唐無稽な設定と、どこからどこまでが撮影している映画なのか現実なのかが錯綜する本作を、キャスト達が全身全霊で演じ切る。そこにあるものはなんなのか、ぜひ劇場で確かめてみてほしい。東京公演は4月29日(月・祝)まで東京・紀伊國屋ホールにて、その後大阪公演が5月8日(水)9日(木)にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。取材・文・撮影:中川實穗
2019年04月25日つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』が今年も東京・紀伊國屋ホールで開幕した。それに先がけ囲み取材と公開ゲネプロが行われ、取材には木村伝兵衛部長刑事役の味方良介、水野朋子婦人警官役の今泉佑唯、犯人・大山金太郎役のダンスボーカルユニット「lol-エルオーエル-」佐藤友祐、富山から来た田舎の刑事・熊田留吉役のお笑いコンビ「NON STYLE」石田明、演出の岡村俊一が登壇した。【チケット情報はこちら】1973年に書き下ろされ46年目となる今作は“LAST GENERATION 46”と銘打ち上演。大阪公演を終えて、演出の岡村は「長い歴史のある『熱海殺人事件』の中でも出色の出来栄えだと思っています。現時点で、この世代で考え得る最高のキャストです。皆さんビックリすると思います。私も大阪でビックリしましたから。傑作だと思いますのでぜひご期待ください」と絶賛。味方も「僕は『熱海殺人事件』が3度目になるのですが、この座組だったら、自分が3度目をやる意味、平成最後にこの作品をやる意味というものをちゃんと皆さんにお伝えできるんじゃないかなと思います」と意気込んだ。昨年欅坂46を卒業し、これが本格的な女優デビューとなる今泉は大阪公演を振り返り「稽古とお客様の前でお芝居するのは全く違って。あの稽古はなんだっただろう…」とポツリ。不安だったことを明かすと、佐藤にも「稽古中に“私、はずされるかもしれない”と言っていて」と暴露され大笑いとなったが、岡村が「今泉は人に観られると力が出る」と太鼓判。「皆さんと本番を迎えられてホッとしています」と語った。また、佐藤が「台本をもらったときは、自分にできるか不安で眠れない日が続きました。今でも不安はありますが、キャストの皆さん、スタッフの皆さんに常に支えられて、常に救われています。だからこそ絶対に全力でやる。それをこの作品で学びました」、石田が「毎公演違う物語になるくらい、誰が主役になるかわからないような仕上がりになってきました。そこを楽しんでもらえたらと思います」と話したことを受け岡村は「この作品は登場人物4人それぞれの人生のようなものを別々に描いていながら、ちゃんとその4人が支え合って2時間過ごすようにつくられている。だから誰かが力尽きそうになると誰かが支えるような不思議な構造を持っているんです。それで4人それぞれが力を持っていると、こんなにも競い合っておもしろくなるんだというのはぜひ観ていただきたい」と話した。その後の公開ゲネプロでは会見で語られた通り熱い公演をみせた、つかこうへい復活祭2019 VOL.1「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」。東京公演は4月21日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中。取材・文:中川實穗
2019年04月09日舞台『春です!!つかです!!熱海です!!つかこうへい復活祭 2019 VOL.1 熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』の公開ゲネプロが4日、同所で行われ、味方良介、今泉佑唯、佐藤友祐、石田明が報道陣の取材に応じた。同舞台はつかこうへい氏の代表作でもある『熱海殺人事件』の再演。46回目の再演となる今回は"LAST GENERATION 46"と銘打ち、木村伝兵衛部長刑事は味方良介、捨て身の潜入捜査を行う水野朋子婦人警官は元欅坂46の今泉佑唯が演じる。すでに大阪公演が終わり、翌日に東京公演の初日を迎えるこの日は、報道陣向けの公開稽古を実施。主演の味方は「大阪で5公演やってきました。稽古で得ることができない熱や緊張感を大阪公演でたくさん吸収してきて、一回りも二回りも大きくなってきました。平成最後にこの作品をやる意味を皆さんにお伝えして、最後まで突っ走っていきたいと思います」と気合十分。欅坂46卒業後、同舞台が本格的な女優デビューとなる今泉は「大阪公演を終えて本当に色んなことを吸収させていただきました。東京公演は17公演ありますが、もっともっと皆さんと力を合わせて上を目指していきたいです」と意欲を見せた。その今泉について石田は「情緒不安定ですね(笑)。急に元気になって『何だお前は?』という感じ(笑)。でも面白いですよ。変化があってすごい面白くて普通に笑っちゃいます。可愛いやつですよ」と好印象の様子。佐藤も「最初の稽古をふたりでやったんですが、不安がって『私外される』とか言って本当に良くわからないです」と今泉の天然ぶりを暴露しつつ、「本番が始まった時に誰よりも楽しんでいます。スターだなと改めて思いました。今は頼り切っています」と期待を寄せた。今泉は「稽古の段階や今もそうかもしれませんが、何も出来てなかったので、これは外されるとずっと思いながら(大阪公演初日の)前日までヒヤヒヤしていました」と偽らざる本音も。その不安は大阪公演で払拭できたようで「無事こうやって皆さんと迎えられてホッとしています」と放していた。同舞台は、4月5~21日(9・15・19日は休演)に東京・新宿の紀伊国屋ホールで公演される。
2019年04月05日25歳のつかこうへいが当時最年少で岸田國士戯曲賞に輝いた、代表作『熱海殺人事件』。1973年の初演以降、幾度となく上演が繰り返される不朽の名作が平成最後の節目に『熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』と銘打ち上演される。演出はつかこうへいの懐刀、岡村俊一。大阪城公園内に誕生した新劇場COOL JAPAN PARK OSAKATTホールで行われた最終舞台稽古の模様をレポートする。「熱海殺人事件 LAST GENERATION 46」チケット情報タキシードを着た東京の部長刑事が自分の美学を貫き、三流の殺人犯を“一流の犯人”に仕立てる破天荒な物語。大音量のチャイコフスキー「白鳥の湖」を合図に、のっけから部長刑事が電話口でがなりたてる。足元にはスモークがたかれ、真っ赤な背景にピンスポットを浴びた部長刑事のただならぬ存在感。そこへ、富山では名の知れた田舎刑事が赴任してくると、手渡す書類を寸前で床へ落とし「拾ってください」と上から目線。すかさず「テーマは愛!」と高らかに宣言するや、納得いく殺人の“シナリオ”を完成させるよう田舎刑事に迫るのだった。かくして賄賂に偽造、でっち上げもお手のもの。「我こそルール!」と無法地帯と化した警察所内で、真剣勝負のシナリオ合戦が始まる。愛人婦人警官、張本人の犯人も加わり、丁々発止のやり取りから浮かび上がるのは、各々の過去。どうしようもない生い立ちや貧乏、差別が彼らの人生に暗く影を落としているのが分かる。そこに愛が絡むと、人間はつい衝動的な言動に駆り立てられるのかもしれない。とはいえ、実人生がそうであるように、しみったれた感傷も長くは続かない。劇中には小ボケからコント仕立ての笑いまでが次々に差し込まれる。心を射抜く爆音のBGMにきらめく閃光、宙に舞う大量の花びら。愛も憎も盛り込んだ文字通り目まぐるしい展開、このトゥーマッチ感こそつか戯曲の真骨頂だ。木村伝兵衛部長刑事には、歴代最年少の24歳で同役に抜擢されて以降、3年連続で主演を務める味方良介。美しいビジュアルに堂々とした佇まい、何より膨大な台詞量にもスピード感を損なうことなく明瞭に言葉を届ける。荒唐無稽な戯曲を成立させる台詞回しが圧巻だ。愛人の水野朋子婦人警官には、元欅坂46の今泉佑唯。1st写真集が10万部超えのヒットも伊達じゃない初々しい存在感で本格女優デビューを飾っている。犯人の大山金太郎には新鋭ダンスボーカルユニット「lolエルオーエル」の佐藤友祐。殺しの再現で魅せる真に迫った演技は見もの。そして、田舎刑事・熊田留吉には、お笑いコンビNON STYLEの石田明。2016年『新・幕末純情伝』で坂本龍馬役を演じ、昨年は『熱海殺人事件』『火花』などに出演。味方にも劣らぬ台詞量で物語を牽引し、笑いのセンスも遺憾なく発揮している。公演は3月28日(木)から31日(日)までCOOL JAPAN PARK OSAKATTホール、4月5日(金)から21日(日)東京・紀伊國屋ホールにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年03月29日2017年に解散したアイドルグループ・℃-uteでリーダーを務め、現在は歌手や女優として活躍している矢島舞美。矢島が、4月に上演されるつかこうへい原作の舞台『銀幕の果てに』で主演することになった。矢島と、演出を担当する岡村俊一に舞台への意気込みなどを語ってもらった。【チケット情報はこちら】原作は1994年に発表されたつかこうへいによる長編小説。山中にある映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描く告発サスペンスだ。どこからどこまでが撮影している映画なのか、どれが現実でどれが物語なのかが錯綜する展開。1989年に発表された戯曲『今日子』をベースに着想されたが、より設定が複雑化している。矢島が演じるのは、伝説の女優「玲子」で、17歳から60歳までを演じる。役について、矢島は「コンプレックスを持ちながら、女優としての一線を歩んでいる人。堂々としているけれど、裏では自分に自信がない部分がある人だと思っているので、そういう部分をしっかりと演じられたら」と話す。つか作品の出演に関しては「つかさんの作品は初めて。女性が格好良く、力強く描かれるイメージがあるので、私も頑張らなくては」演出の岡村とは『LADY OUT LAW!』(2018年)以来2度目のタッグ。矢島は「前回は自分の中で葛藤があった。芝居に正解はないと思うが、やればやるほど分からなくなってしまった部分があり、正直、悔しさが残った。今回は葛藤を繰り返しながら、でも自分なりに納得していけるように、悩み抜いた先に何か見つけられるようにやりたい」と話す。そんな矢島について、演出の岡村は「迫力があって豪快だなと感じる部分がありながら、些細なところにこだわるという繊細さも兼ね備えている。日常感がない人なので、今回の作品のように、“女優”を戯画化した役はぴったりだと思っている」とコメントしている。アイドルを卒業して早くも1年半がすぎた。矢島は「アイドルはアイドルとして精一杯活動をしてきて、もう悔いはないと思ったから解散を決めた。これからは本当に甘えなしでやっていきたい」と覚悟を決めている様子。これからの意気込みを尋ねると、矢島は「大人な芝居を磨いていきたい。そして、いろんな年齢層の方に芝居をみてほしい」と語った。東京公演は4月24日(水)から29日(月・祝)まで紀伊國屋ホールにて。大阪公演は5月8日(水)、9日(木)、COOL JAPAN PARK TTホールにて。出演は矢島のほか、味方良介、木崎ゆりあ、石田明、佐久本宝、久保田創/岡田帆乃佳(劇団4ドル50セント)、黒川恭佑、磨世/松本利夫。取材・文:五月女菜穂
2019年03月04日大豆は健康と美容の味方日本人に馴染みの深い大豆は、良質なたんぱく質を含む食材です。肉と違うのは、カルシウムや食物繊維を含み、脂質の半分が抗酸化作用のあるリノール酸でサポニンと共に血中コレステロールを下げる点です。その他、大豆に含まれるダイズオリゴ糖は善玉菌を増やす働きがありレシチンは高血圧予防の働きがあるので、ダイエットや生活習慣病の予防の為にも意識して摂取しましょう。一方しっかりと加熱しないと青臭く消化にかかりますし、いくら身体に良いからといって、食べ過ぎると逆効果になりますので注意しましょう。大豆イソフラボンについて女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きがあり、細胞にダメージを与える「活性酸素」の働きを抑える優れものです。多くとっている人は、更年期障害が出にくいという報告や、美肌効果(大豆以外のタンパク質を適量とり、コラーゲン生成を助けるビタミンCも合わせて摂取した場合)、癌のリスクを下げ骨粗鬆症を予防(カルシウムを含む食材と合わせて摂取すると効果的)するとされています。大豆イソフラボン過剰摂取について摂取しすぎると、乳がん発症や再発のリスクの可能性があるという事が話題になりました。イソフラボンを強化した特定保健用食品の過剰摂取による摂りすぎには注意が必要です(特に、妊婦や子供)。食品安全委員会では、毎日欠かさず長期間摂取する場合の上限値として「大豆イソフラボンアグリコンの一日摂取目安の上限値を70~75mg/日」とし上限を超えても直ちに健康被害に結びつかないとしています。おおよそ納豆2パックで71mg、豆腐1丁80mg、豆乳2パックで82mgとされています。イソフラボンも自然な形で、適量、バランスが大切です。大豆や大豆製品を手軽に摂取するには茹でた大豆をストックしておくと煮物やサラダに使用する事が出来ます。ダイエット中の方は、おからなどハンバーグの中に加えるとカロリーが抑えさえられるのでヘルシーに仕上がります。豆腐、豆乳、きなこ、高野豆腐、おから(おからパウダー)など、大豆の加工品が豊富に出回っているので、それらを多岐に活用しましょう。ヨーグルトにきなこをかければ、食物繊維やミネラルが補給され、腸内環境が整うので便秘や美肌が期待できます(甘みが欲しい方は蜂蜜や甘酒を加えると良いでしょう)。高野豆腐は、鉄分が多いので貧血の方にオススメの食材です。煮物や味噌汁に加えても良いですし、高野豆腐をおろしてパウダー状にして米を炊くときやお菓子作りに加えても良いでしょう。健康や美容にオススメな大豆や大豆製品の食べ方大豆は食物繊維が豊富なので、食事の最初に豆腐サラダや湯豆腐などを摂取すると血糖値の上昇が緩やかになるので、ダイエットや血糖値が気なる方に良いでしょう。飲酒をするとアルコールの代謝が優先されるので、ダイエット中の方や生活習慣病の方は、おつまみの選び方が重要になりますが、大豆や大豆製品には、アルコール代謝を高めるビタミンB1が多く含まれるので、おつまみの唐揚げをおからや厚揚げにかえたり、枝豆や湯葉など大豆製品を使用したものを選ぶと良いでしょう。監修・文章/宮本そのみ(管理栄養士)
2019年02月23日3月28日(木)に開幕する『熱海殺人事件』LAST GENERATION 46の制作発表会が行われ、出演者の味方良介、今泉佑唯、佐藤友祐、石田明、演出の岡村俊一が登壇し、MCを久保田創が務めた。【チケット情報はこちら】『熱海殺人事件』は、1973年に文学座に書き下ろされ、再演を重ねられてきたつかこうへいの代表作。46年目そして平成最後の年の上演となる今回は“LAST GENERATION 46”と銘打ち、3年連続で主演を務める味方、昨年欅坂46を卒業し本作で本格的な女優デビューを果たす今泉、ダンス&ヴォーカルユニット「lol-エルオーエル-」の佐藤、昨年に続いて出演するお笑いコンビ「NON STYLE」の石田が出演する。キャスト登場シーンの披露から始まった会見。岡村は今年の『熱海殺人事件』は特に若いキャストが揃ったことに触れ「この作品はつかさんが22、23歳のときに着想したものなんです。つまり大学生の発想なんですね。そういう若い人の考えた寂しさとか幸せとかは、本当に若い人がやるのが1番いいんじゃないかと常に思っています。リアルな若さから出てくるもの、若者にしか出せないエネルギーがあると思うので楽しみにしています」と話した。さらに今回の演出について「今泉が歌えるということで、ミュージカルシーンをふんだんに盛り込んで歌い踊る『熱海殺人事件』にしていければ」と明かした。木村伝兵衛部長刑事役の味方は「今年は、(去年に続き)石田さんがいるのでその安心感があります。2年目ならではの石田さんとの戦いをみせていけたらと思います。そして今年は新しい若い力が入ってくるので、その力を最大限に引き出せるようバックアップしたいです」と3度目ならではのコメント。水野婦人警官役の今泉は初舞台ということで「今、イチからお芝居を学んでいます。本当にやるしかないので、この期間でひと回りもふた回りも成長した姿を皆さんにお届けできたら」と笑顔をみせた。犯人・大山金太郎役の佐藤は「演出の岡村さんに僕の身を捧げて、どれだけこの役を演じられるかというところが勝負になってくるかなと思います」と意気込み、2年連続で熊田留吉刑事役を演じる石田は「イチから見直して、さらに上の熊田留吉を演じていきたい」と語りつつ「途中で脱線部分のコメディがあるのですが、そこは完全に僕作になります。そちらも楽しみにしていただけたら!」と新たな演出に意気込んだ。公演は3月28日(木)から31日(日)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、4月5日(金)から21日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演。東京公演は追加公演も決定した。取材・文:中川實穗
2019年02月15日昨年11月に人気アイドルグループ・欅坂46を卒業した今泉佑唯が、劇作家つかこうへいの代表作と言える舞台『熱海殺人事件』に出演することが分かった。今泉は本作で、女優として本格的な一歩を踏み出す。どんな思いなのか。今泉と、演出を手掛ける岡村俊一に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『熱海殺人事件』は1973年に初演され、映画やドラマにもなった。つかが2010年に亡くなってからも、つか作品を数多く手掛ける岡村の演出で上演され続けている。今年で46年目となり、春の風物詩とも言える舞台だ。2019年版では、昨年に引き続き、木村伝兵衛部長刑事を味方良介、富山から来た刑事熊田留吉をNON STYLEの石田明が演じ、今泉は過去に内田有紀や黒木メイサらが演じてきたヒロインの婦人警官・水野朋子役に挑む。今泉は「アイドルを卒業したら、絶対に演技をやりたいと思っていたので、やっとはじめの一歩を踏み出せます。長年愛されてきた作品で、平成最後となる上演に出演させていただけることがとても嬉しいです」と出演を喜ぶ。「タイトルに『殺人事件』とあるので怖い舞台なのかなと想像してしまっていたのですが……実際の過去の舞台映像を見たら、踊りのシーンがあったり面白いシーンがあったりしました。稽古が今から楽しみです」と期待に胸を膨らませた。そんな今泉を、演出の岡村は「堂々としているし、気が強そうだから大丈夫でしょう」と評価する。毎年脚本を書き変えているという岡村は、舞台の構想について「時代に即した『熱海殺人事件』にしたい。そのために、現代のヒロイン・今泉が必要。彼女のファン必見の作品にしたいですね」と答えた。「ひとつのことに縛られずにどんな役でも演じられる女優さんになりたいです」と夢を語る今泉。「きっと私のことを知らない方がたくさん見に来てくださると思うので、この作品をきっかけに私自身のことを知っていただきたいです。今まで応援してくださっていたファンの方にもぜひ見ていただけたら嬉しいなぁと思います」と話した。「『熱海殺人事件』LAST GENERATION46」は3月28日(木)から31日(日)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、4月5日(金)から18日(木)まで東京・紀伊國屋ホールにて。ぴあでは、2月6日(水)19:00より先着先行受付開始。文:五月女菜穂
2019年02月06日人気声優の内田真礼が、男女二人の朗読劇『ラヴ・レターズ』に挑む。幼馴染で、人生の長い期間、手紙を交わし続けたアンディーとメリッサ…。作品への思いを内田に聞いた。【チケット情報はこちら】まず、台本の感想を聞くと、内田は次のように語った。「自分のことのように思えました。心の中の痛いところを突かれるな、と。メリッサのほぼ一生を、自分がまだ経験していない年代まで演じますが、歳を重ねた焦り、諦めにも近い思いが胸に刺さります。本を読めば読むほど、ストーリーが自分のことのように思えてきました」また、自らが演じるメリッサについて問うと、「自由奔放で、画家として自由に生きている分、生き急いでいる感じ。じっくり待って何かを成すタイプではなく、瞬間瞬間を切り取って生きる。感情の揺れ幅が大きくとても女性らしい。共感するところもありますね」と、共通点を見出したようだ。相手役アンディーの味方良介の印象については、「真面目で真っ直ぐ。声がストレートに響く方だと思いました。役もあるのでしょうが、イメージとしては真っ直ぐすぎて、ちょっとからかいたくなるような(笑)」と笑顔を見せた。演じていて楽しいシーンについては、「(ふたりが)喧嘩するところ」だと言う。「手紙なのに喋っているような勢いで、心の距離が縮まる感じが楽しいです。表情にも出るし、アンディーの長話を聞いているだけでも嫌になっちゃう。いつまで喋っているんだろう?とため息をつきたくなる瞬間もあって、それすら面白い。やはり感情が露わになるシーンが好きですね」と見どころを語った。「堅物なアンディーは女子から見ると、突っ込みどころが多いのでは?」という問いについては、「ほんと、わかってないなぁって思いますね」と気持ちを込める。「メリッサが結婚して、アンディーからもらう手紙には腹が立つ(笑)。手紙の中に女性の影も感じて、人をなんだと思っているんだ!って。メリッサの気持ちがよくわかります。でも、きっとアンディーの視点で見たら、女子ってこうだよなぁってなるんでしょうね」メリッサが幸せな人生を送ったと思うかについて問われると、「うーん」と考え込みつつも、「ただ少なくとも、一生をかけて彼女らしさを貫いたとは思います。もし二人がもっと近くにいたら…いや、この距離感だから、上手くいっていたような。ある意味、ゲームのキャラクターを介して、一緒に冒険したり会話したりする関係に似ているかも」と、内田ならではの解釈を語った。「約2時間、私ならではのメリッサの存在を伝えて、演じられる喜びを残したいです。ぜひその瞬間を見届けてください!」と語る内田真礼の出演回は11月18日(日)。そのほか、良知真次&中川翔子(14日(水))犬飼貴丈&大野いと(15日(木))、小池徹平&平野綾(16日(金))、寺脇康文&春野寿美礼(17日(土))。東京・サンシャイン劇場にて。チケット好評発売中。取材・文:三浦真紀
2018年11月15日“しょこたん”ことマルチタレントの中川翔子が、俳優の良知真次とともに、朗読劇『ラヴ・レターズ』に挑戦する。本作品は男と女が交互に手紙を朗読していく2人芝居で、1989年ニューヨークでの初演以来、世界中で上演され、日本でも繰り返し上演されている作品だ。【チケット情報はこちら】中川は「たくさんの方々に愛されてきた、歴史ある作品。私もその世界の中のひとりとして参加できるというのはとても名誉なことです。カップリングによって全然違った世界の色に染まる作品ですが、自分にしかない声の色があると信じて、全力で挑みたいです」と意気込む。彼女の初舞台『ブラック・メリーポピンズ』(2016年)でも共演した良知については「初舞台で色々と助けてくれた頼もしい方なので、良知さんの指示通りに動きたいなと思います」と信頼している様子だ。中川が演じるメリッサという役柄については「こんなに愛によって人生が翻弄されていくような、熱のある女性は演じたことがない。自分も20代の時は特に仕事を優先して、貴重な恋愛のチャンスをいっぱい逃してきて…。人生の中でずっとひとりの人を想い続けることができるのはとても素敵なことだと思います。だから、メリッサを演じられることがすごく楽しみです」と話す。声優としての活動もしている中川。今回初挑戦となる朗読劇という形式については「演技力と表現力と色々なスキルが兼ね備えられていないと成り立たないですよね。全てを言葉と心で表すというのは本当にすごい。声のお仕事で色々な役をやらせていただいたので、その経験が今回も生かせたら嬉しいです」と語る。『ラヴ・レターズ』を長年支えてきた翻訳・演出家の青井陽治が昨年9月に亡くなり、その跡を藤田俊太郎が継いだ。稽古1回、本番1回が原則というのがこの作品のお決まりなのだが、中川は「めちゃめちゃ不安ですが、試されているような気がしています。中川翔子という名前をお客さんが聞いた時に“え、大丈夫かな?”ではなくて“うん、大丈夫だね”と思っていただけるような人になりたいと思っているので、頑張りたいです」。余談だが、手紙にまつわるエピソードを聞いたところ、中川は「私が後悔しているのは、小学生を卒業する最後のバレンタインデーに、好きだった男の子に“忘れないでほしいでござるよ”という手紙をイラストとともに書いたこと。年に1回ぐらい思い出して消えたくなります…」と話した。中川翔子の出演回は11月14日(水)。そのほか、犬飼貴丈&大野いと(15日(木))、小池徹平&平野綾(16日(金))、寺脇康文&春野寿美礼(17日(土))、味方良介&内田真礼(18日(日))。東京・サンシャイン劇場にて。チケット好評発売中。取材・文:五月女菜穂
2018年11月01日アイドルグループ℃-uteの元メンバーで女優として活躍する矢島舞美が舞台『LADY OUT LAW!』でヒロインを務める。9月14日(金)の開幕に先駆けて、ダイジェストによる公開稽古をおこない、ダイナミックなアクションを披露した。本作は、第三次世界大戦により荒地となった地球を捨てた人類が、広大な宇宙ステーションへと移住した西暦2250年が舞台。各国が競い合うように宇宙事業を拡大させる中、宇宙ステーションを破壊して回る半身機械の少女の出現によって巻き起こる宇宙アクションファンタジー。新鋭作家の池田純矢が書き下ろした新作で、岡村俊一が演出を手掛ける。公開稽古で矢島は、襲いかかる男性キャストを剣で次々と倒し、キレのある見事な殺陣を披露。力強くスピード感のあるアクションはハラハラドキドキと気持ちを高ぶらせ、舞台の熱気が伝わってきた。「精神的にも肉体的にも強い女性の役。かっこよく、説得力のある役ができるように頑張ります」と矢島は抱負を語った。岡村が演出する舞台に数多く出演している味方良介は、「岡村さんの演出ではこれまでとは違うというか、なかなか最近見ないようなスピーディで深くて、でもシンプルな作品。新しい感覚でキャストに伝わっているように感じます。みんなで出しあったものを日々積み上げていくというおもしろい時間を過ごしています」と手応えを持って稽古に取り組んでいるよう。池田も、「自分で書いた台詞がさらに深みを増していて。書いた自分でも気づかなかったような瞬間があったり。早く客席で見たいですね」と嬉しそうに語った。キャストには、神尾佑が「自分以外は全員平成生まれ。昭和の最後の砦として頑張りたいと思います」と意気込みを語るように、池田が主宰する「エン*ゲキ」にも出演する鈴木勝吾や、小野健斗、松井勇歩、増子敦貴、ダンスヴォーカルグループDream5の元メンバー日比美思ら、最近舞台で活躍する若手が揃った。矢島は、「この舞台を観て、生き方や日頃の意識がなにか変わったって言ってもらえるように、キャスト、スタッフで力を合わせて素敵な熱い舞台を作っていきたいと思います。魂のぶつかり合いを観に来てください」とPR。エネルギーにあふれた作品になりそうだ。『LADY OUT LAW!』は9月14日(金)から24日(月・休)まで、品川プリンスホテル クラブeXにて上演。全14ステージ。チケット発売中。取材・文/門宏
2018年09月04日脚本・池田純矢×演出・岡村俊一のオリジナル舞台「LADY OUT LAW!」が9月より上演される。主演の矢島舞美、味方良介、小野健斗に話を聞いた。【チケット情報はこちら】脚本は俳優でありながら作・演出としても活躍する池田の書き下ろし、演出はつかこうへい作品や舞台『あずみ』、少年隊ミュージカル『PLAYZONE』などを手掛けた岡村という、新たなタッグで生まれる本作。平和な宇宙ステーションに突如現れた半身が機械仕掛けの少女が、なぜ世界を破滅に導こうとするのかが描かれる。本作で主演を務める矢島は「すごく嬉しいです」と笑顔をみせ、「苦しくなるようなシーンもありますが、すごくいろんなことを考えさせられる作品で。もし自分が観たら“いろんなものを得られた”と嬉しさを感じるだろうなと思いました。皆さんにもそれをお届けしたいです」と意気込む。円形舞台を宇宙船に見立て、最新映像技術を駆使し、その中でハードなアクションを繰り広げる“映像宇宙アクション”。それについて味方は「未知ですよね。新しいものがつくれる予感がしているので楽しみです」と期待を寄せ、これまで3度タッグを組んでいる演出の岡村は「わからないところを逃さずに教えてくれる方です。それによって言葉(台詞)に嘘がなくなる。それは演劇をやるうえで大切なことだと思います」と印象を語る。小野が「味方と(鈴木)勝吾が出演して、純矢が脚本というのを聞いて、嬉しかったです」と言うように、小野・味方・鈴木・池田は以前ミュージカル『薄桜鬼』シリーズで共演したメンバー。そんな池田が手掛けた脚本に「池田純矢すげーな!と思いました。頭の中どうなってるんだ、と。面白かったです。普段の彼とかけ離れているので、池田純矢という人に興味が湧きましたね」と嬉しそうに語る。味方と小野は当時のお互いの印象について「(味方は)元気だな!と思ったんですけど(笑)、作品に対して想い、表現したいことに対してストイックなんですよ。それ、すごい尊敬しています」、「(小野は)器用さがすごいんですよ。なんでもすぐに覚えるし、芯も捉えているし。久しぶりの共演なので、僕も経験してきたものをぶつけたいです」アクションシーンも見どころだが、矢島は5年ぶりのアクション。「もともと身体を動かすのは好きなのですが、アクションは難しかった記憶がありますし、今回もしっかり体力をつけて挑みたいです。私が演じる役はカッコいい女性ですし、がんばります!」「観るたびに気付くことがある作品だと思うので、何度でも観ていただきたいです」(矢島)という本作は、9月14日(金)から24日(月・祝)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演。チケットぴあでは7月29日(日)午後11時59分までプリセール先着先行を実施中。取材・文:中川實穗
2018年07月23日7月7~30日(9・17・23日は休演)に東京・新宿の紀伊國屋ホールで上演されるつかこうへい生誕70年特別公演『「新・幕末純情伝」FAKE NEWS』の制作発表と稽古場公開が10日、都内で行われ、主演の北原里英が、味方良介、小松準弥らとともに登場した。つかこうへい生誕70年年特別公演『「新・幕末純情伝」FAKE NEWS』の制作発表と稽古場公開に出席した北原里英同舞台は、戦後の演劇界で一時代を築いた劇作家・つかこうへいの代表作でもある『幕末純情伝』のリバイバル公演。つかこうへい生誕70年にあたる今年、命日でもある7月10日を挟み、つかこうへいの本拠地でもある紀伊國屋ホールで上演され、10代目の主人公・沖田総司役にAKB48グループを卒業したばかりのNGT48元キャプテン・北原里英が務める。稽古4日目となったこの日は、劇中の1シーンを報道陣の前で披露してから記者会見。本格的な舞台初めてとなる北原は「稽古自体初めてで何からやるのか分からないまま稽古場に入りましたが、皆さん優しいので甘えさせてもらっているし楽しいです」と共演者や演出の河毛俊作に感謝。殺陣も初めてとなるが、「一人で秘密の特訓を2日間やって皆さんと合流しました」と稽古4日目とは思えない殺陣を披露すると、相手役の味方良介から「素晴らしいですね。中々女性ではやらない体勢をされて、それが出来た時の格好良さがすごいですよ。これができるということは、この先が楽しみです」と絶賛される場面も。それに気を良くした北原は「そこを大きく書いてください(笑)」と報道陣におねだりしながら「河毛さんがハードエロティックな部分を出していきたいと仰っていたので、今までの『幕末純情伝』よりも一番抱きたいと思われる沖田総司になれるように頑張っていきたいです」と意欲を見せていた。北原がキャプテンを務めていたNGT48の荻野由佳が、6月16日に名古屋のナゴヤドームで開催されるイベント「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」の速報で1位に。「2年連続で速報1位は実力だと思います。去年はまぐれだとか言われましたが、今年は実力だと思うので、このまま1位を獲ってくれたらうれしいです」とかつての後輩に期待。続けて「個人的にはずっと一緒にやってきた宮崎美穂ちゃんや大家志津香ちゃんも久しぶりのランクインを見たいので、これから投票したいと思います」と語っていた。
2018年06月11日メジャーリーガーのロッカールームで繰り広げられるドラマを描いた「Take Me Out 2018」が現在、東京・DDD青山クロスシアターにて上演中。本作は2003年のトニー賞で演劇作品賞など2部門受賞した作品で、日本では2016年12月に初演され、今回はその再演となる。前作に引き続き翻訳は小川絵梨子、演出は藤田俊太郎が手掛けるほか、キャストは栗原類、味方良介、小柳心、Spi、章平、吉田健悟、竪山隼太、田中茂弘が続投。さらに今作から玉置玲央、浜中文一、陳内将が参加する。【チケット情報はこちら】物語は、メジャーリーグの黒人プレイヤー・ダレン(章平)がメディアを通して「自分はゲイである」と告白することから始まる。ダレンの告白に理解をみせる者、差別する者、拒絶する者、さまざまな人間が現れるが、スタープレイヤーのダレンは「自分のアイデンティティに苦しんでいる子供の励みになれば」と意に介す様子はなかった。しかし、二軍から上がってきた抑えの投手・シェーン(栗原)がインタビューで語った言葉がある事態を巻き起こす――。メジャーリーグチームのロッカールームという野球だけが共通項の人間が集まる閉鎖的な空間で、人種、LGBT、宗教、教育、家柄…などさまざまな要素が絡み合い、登場人物たちの正義や価値観、考え方、性質が浮き彫りになっていく作品。客席が舞台と地続きで両側から覗き見るような構造は、登場人物の感情の揺れが「今ここで起きていること」として生々しく感じられ、客席までロッカールームが広がってくるような感覚にも陥る。再演ということもあり、深みを増した芝居も魅力。新キャスト続投キャスト関係なく、キャスト一人ひとりの芝居がより繊細に、そしてより明確にこの世界をつくりあげており、伝えることへの強い意思を感じた。ダレンの会計士・メイソン役の玉置は、作品の中では唯一野球の外側にいる人間であるメイソンがダレンにもたらすものをくっきりと鮮やかに見せ、それがダレンの心の動きをも際立たせる。また、ダレンのチームメイト・キッピー(味方)のくせものぶりも見事。キッピーが上手に隠すさまざまな“意図”を、小劇場ならではの繊細な芝居によって初演以上にしっかりと伝えていた。また今回は作品の舞台が2003年であること――2001年にNY同時多発テロが起き、イラク戦争が開戦したという時代背景を意識すると、台詞の端々に込められたものもより深く理解できるはず。公演は5月1日(火)まで。チケットは発売中。取材・文:中川實穂
2018年04月03日あるメジャーリーグチームのロッカールームを舞台に巻き起こるさまざまな出来事を描いた「Take Me Out 2018」が3月30日(金)に開幕する。その稽古場に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は2003年のトニー賞で演劇作品賞など2部門受賞した作品で、日本では2016年12月に初演され、今回はその再演。前作に引き続き、翻訳は小川絵梨子、演出は藤田俊太郎が手掛けるほか、栗原類、味方良介、小柳心、Spi、章平、吉田健悟、竪山隼太、田中茂弘が出演。さらに今作から玉置玲央、浜中文一、陳内将が参加する。立ち稽古が始まって2日目というこの日の稽古は、オープニングからスタート。今回も舞台は中央に設置され、両側に客席があるというつくり。ロッカールームをイメージした可動式のセットも健在で、パズルのように動かすことでさまざまな表現に活用される。“再演”と銘打たれてはいるが、芝居や音楽も一変していた。稽古中、例えば陳内の動きを見て藤田が「今のいいね!」とすぐに取り入れるなど、キャストと演出家の間で積極的にアイデアをやり取りしながら、シーンがどんどんブラッシュアップされていく。そうやって全員で新しい「Take Me Out 2018」をつくりあげようとしていることが伝わってくる。この日は稽古の最初に藤田から「“言葉の演劇”にしたい」という話があり、稽古中も、台詞の奥にあるものや台詞の表現の意味を丁寧に確認し合う姿、台詞をきちんと伝えるために動きを工夫する姿などが見られた。アメリカのメジャーリーグという日本とはどこか違う環境の物語だからこそ、そこがくっきり伝わると印象や理解度は大きく変わってくる。また、両側にある客席から選手のロッカールームを覗き見しているような感覚になる構造は、この作品の魅力のひとつ。ただ、そのロッカールームでキャスト達は着替えなども行うため、舞台上でさまざまなことが同時に起きることになり、そこは本作の面白さでもあるのだが、ともすれば中心で起きている出来事を見逃しかねない。しかし藤田が、ストーリーを進める俳優以外に“今求める動き”を丁寧に解説し、俳優たちもそれに高い能力で応えるため、シーンを重ねる度に出来事がよりクリアに浮かび上がってくる印象を受けた。稽古中、藤田の口から何度か「お客さんを当事者にしたい」という言葉が俳優たちにも伝えられ、そのための演出もつけられていた。思想や宗教、見た目も違うさまざまな人種が、野球をするために集まっているロッカールーム。スター選手のある告白を機に巻き起こる出来事は遠い世界のはずだったのに、覗き見しているうちにいつの間にか自分自身がそこにいた…そんな感覚をぜひ劇場で体感してほしい。公演は、3月30日(金)から5月1日(火)まで、東京・DDD青山クロスシアターにて。取材・文:中川實穂
2018年03月20日『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』が、2月17日に東京・紀伊國屋ホールで開幕。それに先駆け、公開ゲネプロと囲み取材が行われ、味方良介、木﨑ゆりあ、α-X’sの敦貴と匠海、NON STYLEの石田明が登壇した。【チケット情報はこちら】つかこうへいが1973年に文学座に書き下ろした代表作「熱海殺人事件」。その45周年上演となる本作は、演出を岡村俊一が手掛け、昨年はじめて木村伝兵衛部長刑事を演じた味方が引き続き同役を務めるほか、水野朋子婦人警官を木崎ゆりあ、犯人・大山金太郎をWキャストで敦貴と匠海(公開ゲネプロには匠海が出演)、富山から来た田舎の刑事・熊田留吉を石田という布陣で上演される。囲み取材で、味方は「45周年ということでかなり気合いが入っているとともに、稽古を通して、このメンツなら絶対に勝てるという確信があります。ぜひたくさんの人に観てもらい、『「熱海殺人事件」ってすげーな』『演劇っていいな』と思ってもらえるように精一杯やっていきます」と熱くコメント。木崎は「この作品に出会えてよかったと心から思っています。観に来てくださる方にもそう思ってもらえるように、しっかり届けられたら」と笑顔。Wキャストで出演する敦貴は「歴史ある作品に貢献できるよう全力でがんばります!」、匠海は「僕にしかできない大山金太郎をやろうと思っています!」と共に緊張を漂わせる。石田は「この中で私はダントツ年上で踏んできた場数も違うので、羽生(結弦)くんばりのノーミスで届けたいです。そのくらいの気持ちでみんなを引っ張っていけたら!」とキャスト達を笑わせる。稽古を振り返り、木崎が長台詞への苦労を明かすと、味方は「稽古開始当初は正直、『これ完成するのかな』と思ってましたけど、長台詞をきちんと使いこなして、意味を捉えながら発するパワーを感じて。稽古って裏切らないんだなと学びました」と語り、石田も「ここ1か月は(稽古後も)ずっと舞台の話をしていた。それがちゃんとカタチになってる」と自信をのぞかせた。公開ゲネプロでは、取材でも「これだけまっすぐな目をして台詞を言えるこの力は、なかなか見られない」(味方)、「『熱海殺人事件』の一番きれいなところを表現してるんじゃないか」(石田)と語られたように、若い木崎と匠海が全身全霊の体当たりで熱演。味方と石田の深く熱い芝居と絡み合い、このメンバーだからこそ浮かび上がる戯曲の魅力を見せつけた。「50年、100年とこの作品が続いていくように、僕らがつかさん、岡村さんの想いを背負って、最後の最後までたくさんの人に愛を届けられたら」(味方)という本作は、3月5日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中。取材・文:中川實穗
2018年02月19日舞台『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』の公開ゲネプロが、東京・紀伊国屋ホールで行われ、味方良介、木﨑ゆりあ、敦貴(α-X’s)、匠海(α-X’s)、石田明が取材に応じた。同作は故・つかこうへいさんにより1973年に発表された戯曲で、2018年で45周年となる。3人の刑事が、熱海で起こった女工殺しの犯人を前に、理想の事件に仕立てるよう迫る。昨年、歴代最年少で主演を務めた味方は「この面子なら絶対に勝てるという確信があります。『熱海殺人事件』ってすごいな、演劇っていいなと思ってもらえるように頑張ります」と意気込みを語った。AKB48卒業後、初舞台となった木﨑は「すごい緊張してるんですけど、この作品に出会えてよかったなと心から思っているので、観に来てくれる方にも作品に出会えてよかったと思ってもらえるように、しっかり演技を届けたい」と語る。Wキャストでゲネプロには出演しない敦貴も「(出演しないのに)すごく緊張してます。本番もこの歴史のある作品に貢献できるように」と心境を吐露し、匠海は「とても緊張しておるんですけど、大山金太郎という役が19歳という年齢で、僕にしかできない大山金太郎をやろうと思っているので、ぜひ頑張ります」と意気込んだ。石田は「羽生くんばりのノーミスで届けたいと思います」と、平昌オリンピックで活躍する羽生結弦選手の名前を出し、「全員が羽生くんになったつもりで。羽生まみれでお届けしたいと思います」と周囲を笑わせた。また木﨑は注目選手を聞かれると「たか、たか……高梨(沙羅)さん。すごくメイクがお上手ですよね。髪の毛の色も変わって」と意外なポイントに注目。「飛ぶのもすごい勢いで飛ぶので、かっこいいです」と答え、石田から「オリンピックの話聞かれて、メイクで返すって!」とつっこまれていた。石田は若いメンバーについて「本当にバカなんですよ。最初、『熱海がどこにあるかわかるか?』と聞いたら、こいつら全員『長崎』って言いました」と苦笑。木﨑は「漢字が読めないのが大変でした。いろんな方に教えてもらいながら。人との関係性って大事だなって」と苦労を明かした。
2018年02月16日舞台『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』が2月17日(土)、東京・紀伊國屋ホールで開幕する。舞台「熱海殺人事件」CROSS OVER 45」チケット情報つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』の45周年を記念した本作は、演出を岡村俊一が手掛け、木村伝兵衛部長刑事を味方良介、水野朋子婦人警官を木崎ゆりあ、犯人・大山金太郎をWキャストでα-X’sの敦貴と匠海、富山から来た新任の刑事・熊田留吉を石田明(NON STYLE)という布陣で上演される。昨年に引き続き、木村伝兵衛を演じる味方に話を聞いた。「今年はより木村伝兵衛という役の重さを感じています」と語る味方。「去年はどこかがむしゃらな部分もあって、『俺が木村伝兵衛をやるんだ』という気持ちが前に出ていたし、『若さで勝負するんだ』という気持ちがあったけど、今年はそれが取り払われて。もっとこの役と向き合っていかなければ、もっと本質で向き合っていかなければ、『熱海殺人事件』という本を僕が理解して、全部を回していかなければって。そう考えると、これほど大変なことはないなと感じますね」と、昨年初めて木村伝兵衛を演じ、その中でただひとり、続投で出演する意味や役割を全身全霊で受け止める。石田や木崎、敦貴、匠海との共演には「異種格闘技戦」的な魅力を感じているという。「まず自分の部下役に石田さんがいるって、これほど怖いことはないです。圧倒的な芝居スキル、心を持ってる人なので。稽古してても泣かされそうになるんですよ。伝兵衛なのに、やばいやばい負ける負ける、みたいな。強力な仲間だけど一番のライバルです。ゆりあちゃんやα-X’sのふたりには、稽古場で『あ、新しい空気が入ってきた』と感じています。初舞台だったりもするので、純粋な部分がやっぱりあって。役者ってどうしても計算でやる部分があるんだけど、そうじゃない生のもの、わからずにやってるからこそ出てくるものがあるんですよね。それに心が動かされる瞬間があります。このカンパニーの新たな『熱海殺人事件』ができると思います」この作品には表面上の物語とその奥にある想いという構造があるが、観るうえで準備は必要か聞いてみると「もちろん本質を知って欲しいという気持ちもあるけども、でも『なんかすげーもん観たな』と思って欲しいんですよね。『すげーことやってんな』『自分たちにはできないな』と思ってもらえればもらえるほど、僕は嬉しい。だから前情報なしでいいと思います。その中で気になったらもう1回足を運んでもらって、誰かひとりだけを観てみたり、人間模様を観察してもらうとまた楽しめると思う。無理に話を理解しよう理解しようと思って観ると、置いてかれちゃいますから!」。公演は2月17日(土)から3月5日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2018年02月05日つかこうへいの代表作として上演され続けてきた「熱海殺人事件」の45周年公演『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』が2月17日(土)に開幕する。その公開稽古と囲み取材が行われた。舞台『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』チケット情報つかこうへいが1973年に文学座に書き下ろし、以降、東京・紀伊國屋ホールを拠点に“春の風物詩”と呼ばれるほど再演を重ねられてきた「熱海殺人事件」。2010年につかが亡くなった後も“つかこうへい復活祭”として紀伊國屋ホールで上演され続ける作品だ。今年はその45周年を記念し“CROSS OVER 45”と銘打ち、演出を岡村俊一、木村伝兵衛部長刑事を味方良介、水野朋子婦人警官を木崎ゆりあ、犯人・大山金太郎をWキャストでα-X’sの敦貴と匠海、富山から来た刑事・熊田留吉を石田明(NON STYLE)というメンバーでつくりあげる。公開稽古では、稽古が白熱しすぎてボロボロ(!)という服装で登場したキャスト陣が冒頭から15分ほどのシーンを披露。木崎は大人の恋心を秘めた婦人警官を体当たりで演じ、石田は未熟な若手刑事を笑いも織り交ぜながら繊細につくりあげ、Wキャストで(公開稽古では途中交代で出演)恋人殺しの犯人を演じた敦貴と匠海は圧倒的な透明感で新たな大山像をみせた。そして昨年、馬場徹と並び史上最年少の24歳で木村伝兵衛を演じた味方は、より圧倒的な存在として場の空気を動かし、“CROSS OVER 45”ならではの『熱海殺人事件』をみせつけた。稽古後の囲み取材では、味方が「新たなメンバーと、45年間の想いを背負いながら僕らの『熱海殺人事件』をつくれたら」、石田は「ひとり、お笑いですけど、この歴史のある作品の名を汚さないようにがんばりたいです」、木﨑は「AKB48を卒業して初の仕事がこの舞台でよかったなとすごく思っています。心強い先輩方もいらっしゃいますし、自分もがんばらなきゃと思うような後輩たち(敦貴・匠海)もいるので。やりがいがあって楽しいです」と笑顔。敦貴は「同じグループのメンバーとWキャストで演じることができて幸せですし、ライバル心を強く持って取り組みたい」、匠海は「僕にとって初舞台ですが、敦貴には負けたくないので精一杯がんばります!」と意気込む。石田が「この舞台は変な人しか無理ですから。ひと癖もふた癖もないと台本に食われちゃう!」と話す本作。コメディタッチな演出に質問が及ぶと味方が「実はその裏に何があるのか、僕らの台詞の裏に何があるのか、ということに気づくと、メッセージがすごく詰まっていて。表だけで探っていくと見つからない部分、この人はなんでこんなこと言うんだろう、こんなことやっているんだろうっていう部分がある」と解説する場面も見られた。公演は2月17日(土)から3月5日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて。撮影・取材・文:中川實穗
2018年02月01日寒い冬だからこそ、その寒さを味方につけて思い切りイチャイチャしてしまいましょう♡スキンシップはカップルのコミュニケーションには欠かせないもの。冬こそ2人の愛を深めるチャンスです。コタツでイチャイチャ冬にイチャイチャするのにコタツはうってつけです。鍋なども囲む機会も多いでしょうから、部屋に好きな人や彼氏を呼ぶきっかけにもなります。隣同士で寄り添い合いながら座るのが理想ですが、向かい合わせで座ってもお互いの足をつんつんしたり絡ませたりしてイチャイチャするチャンスはあります。直接的なスキンシップがなくても映画を見たり、コタツの上で温かい料理を2人で一緒に作って食べるだけでもお互いの心まで温かくなり、愛も深まるでしょう。屋外デートでイチャイチャ防寒対策やファッションで手袋をつけるのもいいですが、好きな人や彼氏とデートの時はせっかくなのでポケットに手を入れさせてもらいましょう。手袋を忘れたや冷え性で手が冷たいなどと理由をつけて彼のポケットに手を入れれば、そのポケットの中で彼が手をつないでくれるはずです。普段恥ずかしがって手をつないでくれない彼でも、ポケットの中でしたら外から見えないのでつなぎやすいことでしょう。少し長めのマフラーを持っているなら、ひとつのマフラーを2人でするという手もありますが、こちらは恥ずかしいと思う男性が多いようです。しかし、歩きながらはダメでも座っているときや夜景を見ている時など一時的だったらオッケーという男性もいるので、ダメもとで誘ってみるのもいいかもしれません。普段はシャイな彼でも、寒い冬なら温まることを理由にイチャイチャできる機会が多くなりそうです。体の距離が近づくと心の距離も自然と近づくといいますが、冬にはそういったきっかけが多くなり、2人の関係もより温かくなることでしょう。彼とイチャイチャしたいけど今まであまり機会がなかったという人も、冬に思う存分イチャイチャして温かくなってください。
2018年01月27日『ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-』が2017年12月31日に開幕した。本作は、枢やなによる同名漫画を原作にした2009年から上演されるミュージカルシリーズの最新作。19世紀の英国を舞台に、名門貴族ファントムハイヴ家に仕える万能の執事でありその正体は悪魔のセバスチャンと13歳の当主・シエルが、女王の密命によって裏社会の事件を闇で片付けていく作品で、今作では昨年劇場版アニメも公開された人気エピソード「豪華客船編」(原作コミック11~14巻に掲載)が描かれる。【チケット情報はこちら】前作に続きセバスチャン・ミカエリス役を古川雄大、シエル・ファントムハイヴ役を内川蓮生が演じるほか、約2年ぶりにグレル・サトクリフ役の植原卓也、ドルイット子爵役の佐々木喜英が出演。さらにロナルド・ノックス役の味方良介、スネーク役の原嶋元久、エリザベス・ミッドフォード役の岡崎百々子ら初参加キャストも注目の顔ぶれが揃う。演出は、今作から児玉明子が手掛ける。今作の舞台は豪華客船『カンパニア号』。セバスチャンとシエルは、ある噂を調査するため船に乗り込むが――。本シリーズの世界観を大きく広げる楽曲はもちろん、豪華客船ならではの華やかな舞台美術、美しい衣装に身を包んだキャラクターたちによる殺陣、映像を多様に活用した演出など、実にさまざまな魅力が詰め込まれた本作。さらに、決してシエルから目を離さない古川の細やかな芝居や、古川と内川の抜群のコンビネーション、植原と味方のコミカルでテンポのいいやり取り、佐々木の“イラッとさせる”個性派キャラ、岡崎がみせる鮮やかなギャップなど、俳優陣による色とりどりの芝居が作品を豊かにふくらませる。主演の古川が「(稽古の)過程はとても過酷なものとなりましたが、出来上がったものは想像以上のものになりました」とコメントしたように、ダイナミックな演出と俳優たちの繊細な芝居が引き立て合う、児玉版ミュージカル「黒執事」が誕生した。今作では、セバスチャンとシエルが「一人の子供と一匹の悪魔」から「伯爵と執事」になるまでの回想や、普段はセバスチャンに守られる立場のシエルが婚約者・エリザベスのために戦う姿なども見どころ。原作ファンはあの“合言葉”もぜひ楽しみにしてほしい。公演は1月14日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演後、兵庫、愛知、石川、福岡を巡演。2月12日(月・祝)の千秋楽公演はライブビューイングも行われる。撮影・取材・文:中川實穗(C)2017 枢やな/ミュージカル黒執事プロジェクト
2018年01月10日2018年も『熱海殺人事件』が東京・紀伊國屋ホールで上演される。婦人警官・水野朋子を演じる木崎ゆりあと、演出を手掛ける岡村俊一に話を聞いた。舞台「熱海殺人事件」CROSS OVER 45チケット情報“春の風物詩”と呼ばれるほど紀伊國屋ホールで上演されてきた『熱海殺人事件』。1973年に初演、映画化、ドラマ化もされたつかこうへいの代表作で、2010年につかが亡くなってからも、つか作品を数多く手がける岡村俊一の演出で同劇場で上演され続けている。その2018年版は、木村伝兵衛部長刑事を昨年に引き続き味方良介、水野朋子婦人警官を木崎ゆりあ、犯人・大山金太郎をWキャストでα-X’sの敦貴と匠海、富山から来た刑事・熊田留吉に石田明(NON STYLE)で上演する。木崎はこの9月にSKE48・AKB48を卒業したばかり。女優としてやっていきたいという木崎の、卒業後初の演技仕事となる。「今はビックリというのが一番簡単で分かりやすい気持ちです。『熱海殺人事件』は有名な作品ですし、4人芝居のうちのひとりとして演じるというのも驚きました。早口大丈夫かなとか(笑)、不安なことはいっぱいありますが、その何倍も楽しみ。これ以上ないくらいありがたいです」。そんな木崎を岡村は「AKB48時代からパンチ力がある役柄をやってのけることができる勢いや思い切りの良さがある。今回は傷だらけのゆりあを(笑)、演じてもらおうと思っています」。木崎が演じるのは水野朋子婦人警官役。これまでもさまざまな女優に演じられてきた役柄だが、岡村は「水野朋子はすごいパワハラとセクハラにあう役なので、それに生の反応で返せばいい演技になっていく。俳優というのは『こういうことが起きたときにあなたはどうしますか』と問われ続ける職業だと思うので。だから頭で考えて『こんな役にしようと思ってる』では通用しない。特につかこうへい流の作品は。追い込まれている姿を見せるというような、そういう芝居になると思います」。その中でも木崎は「攻撃陣3人を受け止めて返す側。そのときどきできちんと二塁打を打ったりバントをしなきゃいけない」(岡村)と4人芝居ならではの苦労もありそうだが、木崎自身は「舞台経験がほぼないに等しいので、それでこの極限まで持ってかれる舞台に参加するのが楽しみです!」と頼もしい。岡村の演出作品には、『あずみ』の川栄李奈、『新・幕末純情伝』の松井玲奈と元メンバーが出演しているが「川栄にも松井玲奈ちゃんにも負けたくない気持ちがあります。稽古で『川栄はもっとできたぞ』『松井はもっと動けたぞ』と言われたら悔しいし。超えていきたいですね」公演は2018年2月17日(土)から3月5日(月)まで東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2017年12月27日古い下着を着ていませんか?下着は新調しましょう!新しい下着を身に着けると、気分もあがりますね。古い下着は、定期的に処分することでいい運がめぐってきます。トップセールスマンは、新規の顧客を訪問する際、必ず新品の下着で挑むらしいです。私、営業マンじゃないしと思うかもしれませんが、よく考えてください。好きな男性に自分を売り込むわけです。新しい顧客は、彼で、売り込む商品は、あなたです。ちょっとやり手の営業マンになって、いい成績をあげましょう。自分には色気が足りないと思っている方は、赤の下着をつけると異性を引き寄せる効果があります。鏡は大切です曇った鏡は、あなたの運気を下げてしまいます。家にある、あらゆる鏡を磨きましょう。ただしベッドのそばに鏡を置くのはやめましょう。寝姿がうつるのは、あなたのせっかくの運気を鏡が吸い取ってしまいます。ベッドからか鏡を遠ざけるか、布をかけておきましょう。ベッドの位置は東南にベッドの位置は、部屋の東南に置きましょう。中国の古い言い伝えで、良縁は東南からという言葉があります。また、枕元に、天然石のローズクォーツを置くことで、部屋の中にパワースポットができます。そして、いい香りのものを置くのも恋愛アップにつながります。アロマキャンドル、アロマ精油を含ませた小石など。好きな香りに包まれて眠りにつくのもいいですね。化粧ポーチは恋愛運アップのアイテム小さいバッグには、愛情が集まってくると風水では言われています。色もピンクなど、パステルカラーがいいでしょう。リボンなどついていると、完璧です。いや、いつもモノトーンで統一しているので、ぶりっ子な感じは無理です。と言う方もいるかもしれませんが、ポーチなら人目につくことも少ないですよね。もし人に見られたとしてもそのギャップに惹かれる人もいます。そして、この化粧ポーチ、使い込んで処分している時はどうしていますか?生ごみなどの、ごみと一緒に捨てるのは、絶対にやめてください。できれば、使い切って、新しいポーチを買っても、綺麗な布などに包んで保管してほしいのです。そして、神社などで、「どんど焼き」というのがあります、そこでお正月で使った門松や、お飾りなどと一緒に燃やしてほしいのです。(大体1月15日ごろに開催)奉納するときは、綺麗な紙に包んで、「今までありがとう」と手を合わせてあげてください。化粧ポーチといえば、毎日、通勤電車に一緒にゆられ、会社にいつも持って行って、苦楽を共にしてきた、いわば仲間です。ねぎらってあげてください。美にまつわるものを大切にすると、美意識、そして恋愛運もアップしますよ。
2017年10月23日