綾野剛主演で和山やまの漫画を映画化した『カラオケ行こ!』が、早くも各配信サービスに登場することが分かった。今年1月より上映がスタートした本作は、綾野さん演じる絶対に歌が上手くならなければならないヤクザが、思春期に悩める合唱部の中学生(齋藤潤)に歌のレッスンを頼み、次第に絆を深めていく物語。主題歌は、「Little Glee Monster」がカバーした「X JAPAN」の「紅」。監督は『苦役列車』『味園ユニバース』の山下敦弘、「獣になれない私たち」の野木亜紀子が脚本を担当した。まもなく、「Netflix」や「U-NEXT」での配信が始まるが、ファンからは「早々の配信ありがとうございます!」、「これでいつでも好きな時に観られる」、「配信も見ますし、円盤も買います!」、「どうかどうか、DVDかBlu-rayの発売を…!!」、「円盤も待ち望んでおります!是非特典映像てんこ盛りでお願い致します」などと、配信決定の喜びとともに、Blu-ray&DVDリリースを待つ声も多く見られる。『カラオケ行こ!』は全国にて公開中、4月12日(金)各配信サービスにて配信開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-カラオケ行こ! 2024年1月12日より全国にて公開©2023「カラオケ行こ!」製作委員会
2024年04月02日和山やまの漫画『カラオケ行こ!』が綾野剛主演、齋藤潤出演で実写映画化。2024年1月12日(金)に公開される。監督は山下敦弘、脚本は野木亜紀子が務める。和山やまの人気コミックを実写映画化『カラオケ行こ!』は、「このマンガがすごい!2021」オンナ編第5位、マンガ大賞2021第3位をはじめ、数々のマンガ賞にランクインを果たし、累計55万部のヒットを飛ばしている人気漫画。たった3年で発表した全ての作品が主要漫画賞を受賞するなど、輝かしい功績で注目を集める和山やまによる作品だ。歌が上手くなりたいヤクザと、真面目だけど毒舌な中学生の“奇妙な友情”が描かれている。主演・綾野剛が“歌が上手くなりたい”ヤクザに成田狂児…綾野剛四代目祭林組の若頭補佐。カラオケはX JAPAN の「紅」が十八番。豪雨の中、傘もささずに絶望の淵に立たされた表情で街をさまよっていたところ、突然聞こえてきた歌声に導かれ、全国合唱コンクールの地方予選が開かれている市民ホールへとたどり着く。そこで出会った中学生の岡聡実に歌の指導を頼む。成田狂児を演じるのは綾野剛。映画『ヤクザと家族 The Family』『ドクター・デスの遺産』『最後まで行く』など話題作に出演し様々な役を演じ分ける綾野が“中学生に歌の指導を頼むヤクザ”という一風変わったキャラクターに挑む。岡聡実…齋藤潤大阪府の強豪校である森丘中学校合唱部を率いる中学3年生の部長。真面目だが毒舌な性格。変声期で高い声が出づらくなっているのが悩み。ヤクザの狂児にカラオケに誘われ困惑する。岡聡実役は、オーディションを勝ち抜き選ばれた期待の新星・齋藤潤が担当。綾野剛もオーディションの様子を見守る中、誰よりも成長を見せたという齋藤が、物語のカギを握る真面目だが毒舌な中学生を演じる。綾野剛とどのような化学反応を見せてくれるのかに注目だ。祭林(まつりばやし)組の組長…北村一輝狂児を悩ませるカラオケ大会の主催者であり、恐怖の刺青師。小林…橋本じゅん“ハイエナの兄貴”。カラオケ大会で万年最下位脱出を企むヤクザ。唐田…やべきょうすけ声がカスカスな熱血ヤクザ。大会に向けて歌の練習を重ねている。銀次…吉永秀平ビブラートの癖が強すぎるヤクザ。尾形…チャンス大城“キティの兄貴”。去年の最下位で組長によるひどい刺青の餌食となったヤクザ。峯…RED RICE(湘南乃風)前職は幼稚園の先生とは思えないほど強面なヤクザ。森本もも…芳根京子聡実が部長を務める合唱部の副顧問。部員からは「ももちゃん」の愛称で呼ばれている明るく元気な先生。映画オリジナルキャラクター。松原…岡部ひろき合唱部の優しい指導コーチ。中川…八木美樹練習に励む合唱部のメンバー。しっかり者で面倒見の良い副部長。和田…後聖人(うしろきよと)思春期の真っ只中で聡実と同じボーイソプラノ担当の後輩。岡優子…坂井真紀思春期の息子・聡実を見守る母親。岡晴実…宮崎吐夢優子と同じく息子を気に掛けながらもどこか気遣いがズレている父親。和子…ヒコロヒー狂児の母親。田中正…加藤雅也狂児の祖父。 原作マンガでも人気の、狂児の“ある由来”が明かされる回想シーンに登場。山下敦弘×野木亜紀子のタッグで映画化映画『カラオケ行こ!』の監督を務めるのは、『リンダ リンダ リンダ』『味園ユニバース』『1秒先の彼』などを手掛けてきた山下敦弘。脚本はドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「逃げるは恥だが役に立つ」、映画『罪の声』などヒット作を世に送り出してきた野木亜紀子が手掛ける。一流のスタッフがタッグを組み、傑作コミック『カラオケ行こ!』を実写映画化する。主題歌はLittle Glee MonsterによるX JAPANの「紅」主題歌は、Little Glee Monster(リトル グリー モンスター)によるX JAPANの「紅」。Little Glee Monsterは、“成田狂児の十八番”という劇中でもカギとなる名曲「紅」をカバーするにあたり、第76回全日本合唱コンクールで金賞・文部科学大臣賞に輝いた強豪校、府中市立府中第四中学校の合唱部総勢90名とレコーディングした。映画『カラオケ行こ!』あらすじ「歌がうまなるコツ教えてくれへん?」 歌が上手くなりたいヤクザの男がレッスンを頼んだのは、真面目だけど毒舌な中学生!?合唱部部長の岡聡実はヤクザの成田狂児に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲は X JAPAN の「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしかふたりの関係には変化が・・・。聡実の運命や如何に?そして狂児は最下位を免れることができるのか?【作品詳細】映画『カラオケ行こ!』公開日:2024年1月12日(金)監督:山下敦弘脚本:野木亜紀子出演:綾野剛、齋藤潤、芳根京子、橋本じゅん、やべきょうすけ、吉永秀平、チャンス大城、RED RICE、八木美樹、後聖人、井澤徹、岡部ひろき、米村亮太朗、坂井真紀、宮崎吐夢、ヒコロヒー、加藤雅也、北村一輝原作:和山やま(ビームコミックス/KADOKAWA 刊)主題歌:Little Glee Monster「紅」(Sony Music Labels Inc.)配給:KADOKAWA■公式ブック発売日:2023年12月12日(火)~※予約は10月21日(土)~順次受付開始。・映画『カラオケ行こ!』公式ビジュアルブック (A4判/88ページ) 2,420円・映画『カラオケ行こ!』シナリオブック (四六判/152ページ) 1,276円
2022年06月13日Webで発表していた作品を大幅に加筆修正、描き下ろしも加えて刊行された、和山やまさんの漫画『夢中さ、きみに。』。作品への思いを聞きました。一風変わった高校生たちが織りなす可笑しみのある日常がクセになる。新人離れした画力と、文学性さえ感じるストーリーのオリジナリティで読者を魅了。和山やまさんの『夢中さ、きみに。』は、8つの読み切りとあとがきからなる。前半の4話は林、後半の4話は二階堂明という男子高校生を軸に話が進む。「林の場合、『何を考えているかわからない奴』を描こうと思ったように記憶しています。腹の底が見えないキャラクターは、現実にいると気になって魅力的に見えるものです。二階堂も同じですね。自分が考えたキャラといえども他人ですから、知らない面もたくさんあります。程よい距離感を保ちつつ、『こういう一面もあるのか』と発見しながら描いていきました」物語はあまり大きく動かず、登場人物たちの思いだけがぐるぐるする。「キャラクターやストーリーが頭の中である程度まとまったら、ネームに移る前に『人物の会話』のみを一字一句狂いなく書いていくんですね。口数は多いか少ないか、露骨に言うタイプか婉曲に言うタイプかなど、言い草や口癖で人間が見えると思うので、話し言葉は慎重に考えます」絵のタッチには独特のムードが漂う。「(ホラーマンガ家の)伊藤潤二を感じる」と言われることもある。「学生時代、新人賞に応募したときの講評でも指摘されました。伊藤潤二先生の絵の魅力は何といっても、人物の横顔の美しさだと思っていて、影響は受けていると思います」描かれている人物の表情や教室風景などはシリアスで、ときに不穏な雰囲気さえあるのに、林が絵のキャンバスを干しいも作りの道具にしていたり、上のカットのように、目つきやバックの色だけで二階堂が別人のように見えたりと、突如現れるコメディ演出が、名状しがたい面白さを醸し出す。「ギャグはいちばん自信がない部分で、感覚で描いているとしか言えないんですが、自分の性格上、テンション高めにギャグを放つことにはたとえマンガであっても気恥ずかしさを感じます。しかしギャグは描きたい…。葛藤は常にあるんです。なので、その狭間をさらにうまくモノにできたらいいなと思っています」和山やま『夢中さ、きみに。』Webで発表していた作品を大幅に加筆修正、描き下ろしも加えて刊行。標題は、和山さんが好きなバンド「チューリップ」の楽曲がヒントに。KADOKAWA700円。©和山やま/KADOKAWAわやま・やま沖縄県出身。本書で商業デビュー。現在も同人誌即売会などで精力的に作品を発表。古谷実、伊藤潤二、釋英勝、御茶漬海苔らを敬愛。※『anan』2019年10月23日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)池田エライザさんのヘルシービューティのヒミツ
2019年10月21日