読売巨人軍・球団社長付きアドバイザーの宮本和知氏が、15日に放送されるTOKYO MXのバラエティ番組『サバンナ高橋の、サウナの神さま』(隔週土曜21:00~21:30)にゲスト出演する。同番組は、サウナ好きで知られるサバンナ・高橋が毎回豪華ゲストと一緒にサウナに入り、いわゆる“ととのった”状態になってからトークを繰り広げるサウナトーク番組。各界のトップランナーを迎え、人生の“ととのった”瞬間=「人生のターニングポイントでの決断の瞬間」に迫る。15日放送回には、自宅にサウナと水風呂を併設した「野球界一のサウナ好き」だという宮本が登場し、現役さながらの肉体美を披露。トークでは、左ひじ手術後に練習生から再出発した際のエピソードや、ロス五輪で金メダルを獲得後、ドラフト3位で巨人軍に入団という順風満帆な野球人生に訪れた大きな挫折と苦悩について語った。また、現役当時の「槙原・斎藤・桑田」巨人3本柱に埋もれない、実践的な生き残り処世術のほか、巨人軍投手コーチに就任した際の原監督との舞台裏エピソードや、巨人1軍メンバーのみぞ知るエピソードも明かす。
2022年01月13日「子育ては子どもが成長していく喜びが段階的にありますが、介護は出口が見えません。ダブルケアになって介護を続けていると、そういう不安が大きいと思います」こう語るのは、一般社団法人ダブルケアサポートの理事を務める植木美子さん(46)。「ダブルケア」とは、介護と子育てを同時に行っている状態を指す言葉だ。近年の晩婚化にともなう出産年齢の高齢化で、子育てをしている最中に、自分や夫の両親の介護に直面する女性が増えている。植木さんも息子が2歳だった34歳のとき、義母と義父の介護が始まったダブルケア経験者だ。7月に発表された「ダブルケアに関する調査2018」(ソニー生命調べ)では、子どもを持つ50代女性のダブルケア経験率は41.1%。さらに4.7%が近い将来直面する見込みだと答えている。介護と子育ての両立は精神的、肉体的負担だけではなく、経済的な負担も大きい。ダブルケアについて経済的側面からアドバイスしているソニー生命保険のライフプランナー・和知俊行さん(30)が話す。「要介護2で在宅介護の場合、およそ年間80万円ほどかかるといわれています。それ以外にも介護に関わる交通費や家族の諸経費などを考えると、だいたいの費用は月々10万円ぐらいと見ておいたほうがいい。ここに子どもの教育費が重なることになるんです」子どもの大学進学が重なれば、年間360万円がかかるケースもあるという。迫りくる危機に備えて、今すぐやるべき対策は?「まず、親が元気なうちに、親やきょうだいたちと話し合うことがいちばん重要です。介護になった場合にどうするか。親の退職金、年金、貯金がいくらあるかを把握し、そのお金をどのように使い、誰がメインで介護をするかなど、親族間で共通認識を持つことです。それから地域包括支援センターなどの相談窓口の連絡先を調べておくこと。そして自分たちも、必要なお金をできるだけためておくことです」和知さんは、今後必要なお金を把握しておくために、“家族年表”を作ることを勧めている。「何年後に子どもが高校や大学に入学するか。夫の定年時に、子どもや両親は何歳か……、家族全員のライフプランを年表に書き込む。これで、どの時期にどれぐらいお金が必要かを認識できるので、マネープランが立てやすくなります」ダブルケアに直面した際、当面安心できる貯金額の目安としては、介護される親と自分のものを足して1,000万〜1,500万円ほどだという。これくらいあれば、経済的な不安はかなり減る。「貯金額や親の年金額が不安な場合、親が健康な間に、民間の介護保険(終身介護保障保険)に加入してもらうという手もあります。契約内容や加入年齢にもよりますが、月5,000円〜1万円超の掛け捨てで、要介護2以上と認定されれば、初年度に120万円、以降は毎月60万円が支払われる商品があります。要介護2以上の状態が続けば保障は一生涯続き、保険料の納付も不要になります」(和知さん)一時的にお金を借りようとする家庭もあるかもしれないが……。「介護ローンの金利は一般的に奨学金の金利よりも高くなっています。ダブルケアで、どうしてもお金を借りなければならない状態になったときは、金利の低い奨学金を借りる方が得です」じつは和知さんも10歳のころ、両親が自宅で祖母の世話をするダブルケアの状態になった。「介護が始まってから、旅行や外食に行く機会が一気に減ってしまい、さみしい思いをしました。そういう思いをさせないためには、子どもにしっかりと家庭の状況を伝えて理解させたうえで、ときどき介護をデイケアなどの外部に任せて、子どものためだけの時間を作ってください。時間のメリハリが大切です」前出の植木さんも同意する。「介護はできるだけ介護サービスを利用することで負担を減らし、子育てをしっかりやることが大事」
2018年08月29日