先日最終回を迎えた、TBSドラマ日曜劇場『オールドルーキー』。綾野剛さん演じる主人公は元サッカー日本代表で、引退した選手がその後、どうキャリアを築いていくかがテーマとなり、話題を呼びました。オールドルーキーで描かれた、スポーツマネジメントの監修を務めたのが、株式会社スポーツバックス代表取締役の澤井芳信さんです。澤井さんはスポーツマネジメント会社を経て独立し、2013年に同社を創業しました。学生時代は京都成章で甲子園準優勝を果たすなど、プロ野球選手を目指していた澤井さんに、スポーツマネジメントの仕事について話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)<<関連記事:選手を支える仕事は他にも!川崎フロンターレの選手を支える「ホペイロ」の業務サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■アスリートをマネジメントする仕事とは澤井さんが社長を務めるスポーツバックスは、アスリートのマネジメントが主な仕事です。同社には現役メジャーリーガーの鈴木誠也選手を始め、元メジャーリーガーの上原浩治さん、元水泳選手の萩原智子さん、元新体操選手の畠山愛理さんなどが所属しています。澤井さんは業務内容について、次のように説明します。「現役選手のマネジメントに関しては、選手が競技に集中する環境を作り、結果を出すサポートをするのが主な仕事です。具体的には、練習環境を整えたり、トレーニングや身体のケアのサポート、スケジュール管理や取材の窓口、スポンサー探しなどを行っています」■現役時代の経験を活かしたサポートスポーツバックスには、澤井さんが会社を立ち上げた頃から上原浩治さんが所属しています。元読売巨人軍のエースであり、メジャーリーグ移籍後も活躍した名投手です。澤井さんは「引退した選手であれば、それまでの社会経験や競技経験を活かして、どんなことができるかを考えてマネジメントしています」と話します。上原さんは一浪して大学に入り、卒業後、巨人に入団しました。浪人してプロ野球選手になる人は珍しいですが、世の中に目を向けると、浪人経験のある人はたくさんいます。そのような視点から「ビジネスをする方との共通点があるのではないかと思い、現役時代はスポーツ誌だけではなく、ビジネス誌にコラムを書いてもらったり、引退後は、企業の社長と対談する番組にも出演しています」と、アスリートの経験を活かしたサポートを行っています。上原さんはYou Tubeでも人気ですが、澤井さんは「コロナ禍になる前に、You Tubeをしませんか? と提案したんです。おもしろいと言っていただけるのはうれしいですね」と笑顔を見せます。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは■スポーツマネジメントの世界に入ったきっかけは映画だった高校生時代は京都成章で甲子園に出場し、キャプテンとして準優勝を経験した澤井さん。スポーツマネジメントの世界に入ったきっかけは、ある映画だったと言います。「トム・クルーズ主演のザ・エージェントという映画を見て、こういう世界があるのか、かっこいいなと思ったのが、スポーツマネジメントに興味を持ったきっかけです」プロ野球選手を目指し、大学を経て社会人野球を経験しましたが、夢はかなわず。そして、もう一つの夢だったスポーツマネジメント会社に就職。経験を積んで独立し、現在に至ります。オールドルーキーをきっかけに、スポーツマネジメントの仕事に興味を持つ人も増えたそうで「学生さんからの問い合わせも多いです。弊社は新卒採用はしていないのですが、連絡をくれた人には極力会うようにしています」と話します。「スポーツの仕事は、アスリートマネジメント以外にも、球団やリーグで働くこと、栄養士になって選手のサポートをしたり、企業に勤めてスポーツに絡んだ仕事をするなど、いろんなやり方があります。学生さんたちには、視野を広げて、自分は本当に何をしたいかをしっかり考えた方がいいよとアドバイスをさせてもらっています」■競技をやりきることもマネジメント業務に活かせるスポーツマネジメントに興味を持つサカイク読者に向けて「学生時代にしておいたほうがいいこと」を尋ねると、次のようなアドバイスをくれました。「スポーツをしている学生であれば、その競技を全力でやりきることですね。僕は野球でしたが、サカイクを読んでいる方はサッカーが多いと思うので、まずはサッカーを全力でがんばること。嬉しいこと、悔しいこと、両方を経験した方がいいと思います。目標を立てて、それに向かって努力することは、スポーツでも、社会に出てからも活きると思います」さらに、こう付け加えます。「僕自身、学生時代に経験してみたかったのは、チームのマネージャーです。裏方としてマネジメントして、どうすればチームを勝たせるのか? という視点でサポートするのは、おもしろい試みだと思います」マネージャーというと、チームや選手のお世話をするイメージが強いですが、それ以外にも「どんな相手と練習試合を組むと強化になるのか」など、チームを強くなるためにどうすればいいかを考えてサポートをすることは、新たな視点と経験の獲得につながりそうです。■スポーツ選手が活躍する裏側には、多くの支えてくれる人がいるドラマ「オールドルーキー」で、スポーツマネジメントの世界にスポットライトが当たったことで「こんな仕事もあるんだ!」と知るきっかけになった人も多いはず。それと同時に、アスリートが活躍する裏には、多くの人が関わっているという発見もあったのではないでしょうか。次回の記事では、サカイクが大事にする「考える力」や「感謝の心」について、トップアスリートと身近で接する澤井さんのエピソードを紹介します。澤井芳信1980年10月26日京都出身京都成章高校時代に、春夏甲子園に出場。80回記念大会となる夏の甲子園では松坂大輔擁する横浜高校にノーヒットノーランで負け、準優勝。同志社大学に進学し、硬式野球部に所属。大学3年の時、秋季リーグ戦で遊撃手としてベストナインを受賞。その後、プロ野球選手を目指し、社会人野球の新日鐵君津硬式野球部(現在は新日本製鉄かずさマジック)に在籍するが、4年後に現役を引退。引退後、エージェントの仕事に憧れ、スポーツマネジメント会社に転職。2013年に独立し、株式会社スポーツバックスを設立する。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年09月22日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。チームワーク、信頼、夢、応援。我々に熱いメッセージを伝えてくれた『オールドルーキー』がついに最終回を迎えた。社長 VS 社員の意地の張り合い見込みのないアスリートを切る高柳社長のやり方に反発した新町(綾野剛)。もう後には引けないといった状態で彼はビクトリーを後にした。「現役時代に買ったタワマンのローンはどうなるのか…?」とも一瞬思わされたが、果奈子(榮倉奈々)がインフルエンサーとして活躍しているから、ひとまずは安心である。ビクトリーを辞めてすぐさまデリバリーのアルバイトを始めていた新町の行動の早さにも驚きだ。大きめのリュックを背負い、笑顔で配達する姿はビクトリーにいた時よりキラキラして見えた。絶大な信頼を置いていた新町がいなくなることで困ったのはビクトリーに所属していたJリーガー・伊垣(神尾楓珠)であった。それが気に食わなかったのか、新町を潰そうとするラスボス・高柳社長が動き出す。しかし、そんな高柳社長に対抗し始めたのが塔子(芳根京子)と城(中川大志)だった。高柳「私のやり方が気に入らないというなら、会社を辞めてもらっても構わない」塔子「じゃあ辞めます!」城「僕も!」コントかと思うくらいのスピード感で、二人のビクトリーの退社が決まった。熱い想いも大切だが、この時ばかりはお互い意地を張っているようにしか見えなかった。社長ももう少し冷静かつ寛大であれば、こんな優秀な社員を勢いで失うことはなかったのに。夢を追う人間は輝いて見える「そんな感情的になって仕事辞めて大丈夫!?」と誰もが心配したが、新町と夢を追いかける3人はもう誰にも止められない。伊垣の移籍に無我夢中で取り組む彼らは、「自分たちだけでやってみせる!」「絶対に成功させる!」というただ一心であった。そんな情熱を持って働いている人たちが世の中にどれくらいいるだろう。とりあえず毎日、目の前のタスクをこなし、月に一回来る給料日を待つ。やりがいも目標も気付けば見失っていた社会人に3人は仕事に対する姿勢を思い出させてくれたように思えた。誰かを応援することの楽しさ頑張っている人を見ると応援したくなる気持ちはわかる。スポーツ観戦の醍醐味はそこだろう。一生懸命何かに打ち込む人の姿や想いに圧巻され、パワーをもらえる。こちらが応援すればその応援はスポーツ選手のパワーになる。最初は現役から裏方にまわり歯痒い想いをしていた新町が、スポーツマネジメントの良さに気付きのめり込むことができたのは、応援することの楽しさを知ったからだろう。高柳社長も然り、広いスタジアムで語り合う二人の根底には同じものがあったのだと確信した。ようやくわだかまりが解け、新町はビクトリーに戻ることが決まる。ラストはこれぞハッピーエンドといった演出で締めくくられ、喜び合いながらビクトリーの仲間たちと抱き合う姿は最高だった。個人的には、くっつきそうでくっつかない梅屋敷と塔子の関係も大好きだったのだが、塔子を支える梅屋敷や、梅屋敷を見つめる塔子の目を見ていたら、ドラマで描かれなくとも、この二人が結ばれるのは時間の問題だなと確信した。お互いワインに酔って寝ている相手の頭を撫でたり、ほっぺをツンツンとしたり、最終回の二人は可愛さで溢れていた。スポーツマネジメントというこれまでに馴染みのなかった職業にフォーカスを当てた今作。裏方であるように思われがちだが、その楽しさややりがい、働く人のスキルの高さは計り知れない。頑張る主人公を応援できた3か月間は、一視聴者として、とても楽しい時間となった。ドラマを見終わった今、もっと誰かを応援したい、そんな気持ちが残る素敵な作品に出会えたことに感謝している。コラム連載に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。過去の『オールドルーキー』コラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2022年09月10日綾野剛主演の日曜劇場「オールドルーキー」が9月4日の放送でフィナーレを迎えた。国立競技場でのラストシーンに「綾野剛に0地点ですか?それはMIU404」「綾野剛が国立競技場ってゼロ地点…」などの声が続出。SNSでは大きな盛り上がりを見せている。サッカーだけの人生を歩んできた主人公が突如現役引退することに。しかしスキルや経験が何もないためどん底に追い込まれ、そんななか出会ったのがスポーツマネージメントの世界だった…スポーツマネージメントとアスリートのセカンドキャリアを描いてきた本作。高柳と対立、「ビクトリー」を解雇されてしまった新町亮太郎役で綾野さんが主演。綾野さんのほかスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の優秀な若手社員・深沢塔子に芳根京子。新町の妻・留美と親しくなっていくサッカー好きな城拓也に中川大志。塔子のことが好きな梅屋敷聡太に増田貴久。高柳と一緒に「ビクトリー」を立ち上げた葛飾吾郎に高橋克実。「ビクトリー」社長秘書の真崎かほりに岡崎紗絵。元人気アナウンサーで料理本がヒットした新町の妻・新町果奈子に榮倉奈々。果奈子の妹で料理ライターをしている糸山留美に生田絵梨花。新町の新たな道を理解し応援するようになった娘・泉実に稲垣来泉。その妹の明紗に泉谷星奈。“すべてのアスリートにリスペクトを”という企業理念を掲げ「ビクトリー」を立ち上げたが、20年を経てビジネス中心のマインドに変化していった社長の高柳雅史に反町隆史といったキャストが出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では「ビクトリー」を解雇された新町に続いて、塔子と城も会社を退職。3人で伊垣(神尾楓珠)の海外チームへの移籍を実現させようとする。交渉は難航するがそこに矢崎(横浜流星)が現れ、自分のチームのGMが伊垣の出場する代表戦を見に来ると話す…。1話に登場した矢崎の再登場にSNSでは「初回最終話と出演する横浜流星キーパーソンすぎてとても素敵な演出!」「金髪の横浜流星かっこよすぎたな」「金髪の横浜流星くんかっこよい」などの声が送られる。さらに伊垣が出場する代表戦でのユニフォームにも「日本代表が発表されたばかりの代表ユニ着てるの驚き」「日本代表ユニフォームが、先日発表された最新版という抜け目のなさ」「日本代表のユニフォームも既にニューユニフォームってゆ~のが凄い」などの反応が集まり、最新ユニフォームでの代表戦シーンにも多くの視聴者が注目した模様だ。伊垣の海外移籍が決まった後、高柳は新町を国立競技場のコートに連れてきて、そこでビクトリーに戻るよう告げる…。このラストシーンに「国立競技場で最終回そして、綾野剛とかMIU404と被るなw」「綾野剛に0地点ですか?それはMIU404フラグか?胸熱」「綾野剛が国立競技場ってゼロ地点…」「綾野剛くんが国立競技場にいる!0よ0!」など、綾野さんが主演した「MIU404」の最終回を思い出す視聴者が続出している。(笠緒)
2022年09月05日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。諦めずにひたむきに努力することは大切なことだ。しかし、ある組織の中でそれを行うには時に弊害も出る。『オールドルーキー』第9話では、会社に属するということを改めて考えさせられる回となった。今回は新町(綾野剛)が担当する水泳選手・麻生健次郎(渡辺翔太)が、ドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡される。本人は潔白を主張しているが、処分を覆すのが現実的に難しいことは明らかだった。しかし、麻生の年齢を考えると4年間の資格停止は引退を意味するもので、到底受け入れがたい。麻生は、水泳のメダリストだった父親との約束もあり、オリンピックに命をかけていた。そんな彼が絶対にドーピングに手を染めるわけがない。高柳(反町隆史)は、早々に麻生の契約解除を決断するが、新町はそれに反発し、高柳に内緒で、麻生を助けるためにドーピングの潔白を証明することを決意。高柳はそんな新町の身勝手な行動に憤りを感じていた。高柳の考えは、アスリートと自分だけならまだしも、ビクトリーには大勢の社員と所属するアスリートがいる。一人が身勝手な行動をすることで、会社に損失を出し、他のアスリートにも不安と緊張を仰ぐような事態にはしたくないのだろう。会社を守らなければならない経営者として当然の判断であった。震えるほどの綾野剛の熱演!綾野剛と反町隆史の熱い演技が見られた社内での言い合いシーンも、今回ならではの見どころ。熱い想いがぶつかり合う、二人は体も震え、目が血走っていた。さすが大物俳優同士の共演。こちらも二人の緊張が伝わってきて息をすることを忘れてしまう。周りで驚きつつも気配を消していたビクトリー社員の気持ちがよくわかる。「たった一人のために他のアスリートを潰すつもりか?」と問う高柳社長に、新町が放った一言。「たった一人のアスリートを守れないでどうするんですか!!!」これを聞いてハッとさせられた。会社を守りたい社長と今目の前にいるアスリートを守りたい新町の考えは全く異なる様で実は近いのかもしない。二人とも何かを守りたいという気持ちは同じだから。「木を見て森を見ず」という言葉があるが、高柳の言う会社とは森のことで、新町の言うアスリートは木に近い。木だけを見ていては森のことは把握できないだろう。しかし、森を守るためには一本一本の木を大切にしなければならないのも確かである。経営者と社員の立場の違いにより、見えている景色が異なることも面白い。新町の行動は身勝手な部分もあるが、会社のため、利益のためにと本来の企業理念が薄れていってしまっている高柳に喝を入れたようだった。ビクトリーの初期メンバーである葛飾(高橋克己)が、「20年前の社長は新町君と同じこと、言ってましたよ」と言っていたこともあり、新町の言動は忘れかけていた高柳の当時の想いを再確認するきっかけになったに違いない。ついにクビ!?会社に属するということドーピングの潔白を証明するため、可能性がありそうなものをしらみ潰しに探した新町。ビクトリーの仲間たちの協力もありながらも、なかなか上手くいかず、塔子が見つけてきてくれたドーピング違反について詳しい弁護士の先生を頼ることに。そしてこれまで飲んでいたサプリメントを調査機関で検査し、潔白であることが証明された。その結果、4年の資格停止が4か月に軽減。ドーピングの処罰が軽減されることは極めて稀な例である。ハッピーエンドかと思いきや、今回、サプリメントを検査機関に出した費用、世界スポーツ仲裁裁判所への申し立て金、弁護士費用、通訳費用など…ざっと合わせただけでも500万円を超える損失を出した。果たして新町の行動は正しかったのか。一会社員として考えさせられる。会社に属すると言うことは会社に利益を出さないといけないのだから。オリンピックを目指していた麻生が受けるダメージが軽減されたとしても、ビクトリーが受けたダメージとは釣り合わない。「君はクビだ。ビクトリーを解雇する」社長命令を無視したあげくに、これだけの損失…ここまで来ると、さすがに庇えないだろう。視聴者も皆そう思った。次回はついに最終回。新町も心配だが、むず痒い梅屋敷(増田貴久)と塔子(芳根京子)の関係も気になるところ。約3か月間、見守ってきた新町とビクトリーの仲間たちの物語が、いよいよ終わりを迎える。[文・構成/grape編集部]
2022年09月04日綾野剛が主演を務める「オールドルーキー」。その第9話が8月28日放送。新町と果奈子、来泉ら家族に「いい家族だな」「新町さんの味方は家族」など感動の声が送られる一方、衝撃的なラストに「新町さんどうなっちゃうんだろう」など動揺の声も広がっている。サッカー日本代表にまで上り詰めた元アスリートがセカンドキャリアとしてスポーツマネージメントの世界に。元アスリートが現役アスリートの苦悩に向き合う…というストーリーが展開する本作。キャストはスポーツマネージメント会社「ビクトリー」に勤務する新町亮太郎に綾野さん。「ビクトリー」入社5年目の深沢塔子に芳根京子。梅屋敷聡太に増田貴久。城拓也に中川大志。葛飾吾郎に高橋克実。社長秘書の真崎かほりに岡崎紗絵。ビクトリー社長・高柳雅史に反町隆史。新町の娘・泉実には稲垣来泉。果奈子の妹で料理ライターの糸山留美に生田絵梨花。新町の妻でインフルエンサーとして人気になった新町果奈子に榮倉奈々といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。新町が担当する水泳選手・麻生健次郎(渡辺翔太)がドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡された。4年の資格停止は事実上の引退を意味するものだった。本人は潔白を主張しているが処分を覆すのは現実的には難しく、高柳は契約を切ると言い出す。しかし新町はその決断に反発し、麻生の無実を証明したいと言い出すが、高柳は新町の行動を監視するようかほりに命じる。麻生のドーピングの件が公になると、マネジメントしている新町が元Jリーガーであることもあり、ビクトリーにも批判の矛先が向かう。さらに新町の娘、来泉にも影響が…というのが今回の物語。帰宅した来泉の表情が暗いことに気づく果奈子。その夜帰宅した新町が果奈子に迷惑をかけていることを謝罪していると、来泉がやってきて「パパは間違ってないよ。パパのことで意地悪なこと言ってくる子はいるけど私は平気」と新町に告げる。「パパはなんにも悪いことなんかしてない。私は信じてる」と言う来泉の言葉に涙ぐむ新町。果奈子も「みんな信じてる」と新町を励ます…。このシーンに「ちゃんと話しして愛し合ってて、いい家族だな」「新町家ほんとうにかわいいみんなかわいい」「麻生さんの味方は新町さん 新町さんの味方は家族」「新町さんのお子様、めちゃくちゃしっかりしてるし、偉すぎる」などの声が送られる。塔子がドーピング問題に詳しい弁護士の風間敬子(山村紅葉)を見つけ、風間の尽力で麻生のドーピングが故意ではないことが判明する。しかし高柳は麻生の名誉回復にかけたコストとビクトリーが受けた損害を考え、所属復帰させることはできないと新町に告げ、さらに会社に無断で麻生の記者会見をセッティングした新町に解雇を告げる…。「ぎゃああああビクトリー解雇になっちまった」「え、ちょっと待ってください社長」「新町さんどうなっちゃうんだろう」など、まさかのラストに視聴者の間にも動揺が走っている。【最終回あらすじ】新町は解雇され、高柳と今後スポーツマネージメントには関わらないことを約束し、ビクトリーを去る。妻の果奈子や娘たちにも理解してもらい再び新町の仕事探しが始まるが、塔子たちはやりきれない思いでいた。そんななか「ビクトリー」所属のJリーガー・伊垣(神尾楓珠)の海外チームへの移籍交渉が暗礁に乗り上げ、塔子と城もビクトリーを自ら退職する…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月29日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。第8話は、アスリートとそれを支えるコーチの関係、また、お互いを高め合う夫婦について描かれていた。今回担当するバレーボール選手・古川舞(田辺桃子)は、イタリアの強豪『トリエステ』からの移籍の話を断ろうとしていた。舞の想いを尊重したいものの、ビクトリーのためにも何としてでも移籍を進めたい高柳社長との間で板挟みになる塔子は頭を抱えていた。不安な要素を取り除く!塔子&新町のやり方舞が移籍を断る理由は、チームに迷惑をかけたくない想いとアシスタントコーチの宮野紘也(大谷亮平)への恋愛感情だった。しかし、宮野は舞にトリエステへ行くよう勧める。プロならより強いチームで競技できることが良いに決まっているからだ。宮野は舞をサポートするために現役をやめてコーチとなった過去があった。それほど応援しているからこその移籍の勧めだったのだと思う。塔子と新町は二人で話し合ってもらおうと、二人を体育館に呼び寄せる。そして、ずっと舞を支えたいという想いから、宮野自らもイタリアへ行くことを決断し、舞のトリエステへ移籍が決まった。少しお節介すぎるかと思ったが、ただ「移籍しなさい」と頑なに説得するよりも、ずっといいのかもしれない。問題点は何か、解決策は何か、私たちにできることは何か…悩みがいくつもあるなら一つずつ解決していけばいい。不安な要素を一つずつ取り除いていけばいい。非効率かもしれないが、塔子と新町の行動は結果的に舞の決断を自主的に変えることに成功した。強引に丸め込むのではなく、問題を取り除くことで前進させることができたのは、「すべてのアスリートにリスペクトを」というビクトリーの企業理念にも基づいている。今回このような解決ができたのは、これまでのビクトリーの仲間たちの軌跡のおかげだ。新町のアスリートへ対する想いから伝線して、城(中川大志)や梅屋敷(増田貴久)もこれまでアスリートのために行動してきた。それがあったからこそ、高柳社長に反抗するという塔子の成長は素晴らしく、今回の見ものだったといえる。順調すぎて怖い!?『オールドルーキー』の今後の展開新町がビクトリーに入社してからこれまで、ほとんどと言っていいほどアスリート関連の交渉が上手く行っているのも事実だ。また、新町の妻である果奈子(榮倉奈々)も、新町が引退してからSNSで手作りお弁当の発信に注力し、書籍出版にまでたどり着いている。今や、家庭を支える元アナウンサー妻のセカンドキャリアとして世から注目を集めているのである。彼らは一度は壁にぶつかるが、考えて、行動して、その壁を確実に突破してきている。しかし、現実で考えると、ここまで順調なのもなんだか不穏である。物事の全てが上手く行くとは限らない。今回、高柳社長が懸念していたのが新町の独立。行動力のある人間は、アスリートを引き連れて、会社から独立することがあるのだという。そうは言ってもまだ入社して間もない新町にそんな考えがあるのだろうか?ここまで果奈子のお弁当の話題がドラマでピックアップされているのも少し気になる。自分の力で地位を築いて行っている果奈子に新町も影響される日が来るのだろうか?また、社長の懸念することもわからなくはない。腰が低く、影響力があり、チームワークを大切にする新町は人望も厚い。もしかしたら、ビクトリーの仲間を引き連れて独立という可能性も捨てきれないのである。そんな不穏な空気が流れた瞬間だった。ドラマ自体、新町の引退という最初の挫折からどんどん物事が上手く行っているので、クライマックスでどんな展開が待っているのか楽しみである。次回はドーピング問題。果たして新町は次の困難をどう解決するのか?高柳社長とのバトルが見られるのか?是非皆で『オールドルーキー』のラストスパートを見届けよう。[文・構成/grape編集部]
2022年08月27日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第7話は、車いすテニス吉木修二(福山翔大)と梅屋敷(増田貴久)の熱意がマッチした見応えのある回となった。ビクトリーでは、初めてとなるパラアスリートのマネージメントをすることになったのだが、普段なら利益にシビアな梅屋敷が今回は並々ならぬ熱意で参加をしていた。その理由は、大切な姪っ子への想いからだった。家族を通じて、会社を通じて、このドラマでいま最も心情が変化している梅屋敷。最初はカリカリしていて、いつも怒っている様子だったが、今はどうだろう。表情がどことなく柔らかくなったように思える。また、社内の人間やアスリートに対する思いやりも一段と増している。最初はイケ好かないと思ったけど、実はいいヤツだった。これが梅屋敷の正体である。今回は梅屋敷が目に見えて変化をしていった要因を紐解く。車いすテニスにかける梅屋敷の想い梅屋敷にとって大きな存在となっていたのは、車いすに乗る姪っ子の近藤桜(池端杏慈)だった。桜もテニスをやっていたが、中学1年生の時に脊髄(せきずい)の病気で、その後は車いす生活を余儀なくされ、テニスからも離れてしまっていた。そんな桜のために、梅屋敷は車いすテニスで活躍する吉木の姿を一度見て欲しいと思ったのだろう。同じ境遇で頑張る人に会えば、何か生きるヒントをもらえるかもしれない。しかし、梅屋敷のそれはある種の同情だった。可哀想だから手を差し伸べていた感覚に近いのだと思う。しかし、吉木が熱心にテニスに打ち込む姿を見て徐々に考えが変化していったのである。その想いはスポンサーへ向けた梅屋敷のプレゼンではっきりとわかった。「吉木さんのことも、どこかでかわいそうって思っていたんです。でも、必死に頑張っている姿を見て、間違っていることに気づきました。パラスポーツは特別なものではない。どのスポーツともなんら変わらないです。障害はハンデじゃない。君の個性だよって」ビクトリーの社訓である「すべてのアスリートにリスペクトを」を大切にしている梅屋敷の想いが伝わる言葉であった。この想いが届いたのか、吉木の試合後、姪っ子の桜は「車いすを買って」とおねだりをしていた。姪っ子の心境の変化と希望に満ちた言葉に、顔を赤くして涙が溢れ出す、梅屋敷の姿はとても胸に来るものがあった。新町の影響とライバルだった塔子の存在梅屋敷が変化したのは、新町(綾野剛)と、ライバル関係にあった塔子(芳根京子)の存在もあるだろう。最初の頃の梅屋敷を思い返してみると、「自分さえ出来ていれば良い」という考え方だったのかもしれない。仕事が出来る人にありがちである。仕事が出来ない人に手を貸すこともしなければ、仕事が出来る人を目にすると危機感なのか異常にライバル心を燃やす。しかし、ここ数話でその関係が変わって来ている。それは新町のチームワーク精神のおかげだ。前回のバスケットボール選手の回では、新町が周囲にお手伝いをお願いし、チーム一丸となって仕事を成功させた。個々で戦っていたビクトリーのメンバーが今はチームで仕事をするようになったのである。今までライバル視していた塔子の見方が変化したのもそのおかげだと思う。ライバルから仲間に変化したことで梅屋敷のより人間らしい一面が見られたのではないか。『オールドルーキー』の初回で増田貴久の演技を見たときは、梅屋敷の怒りっぽいイメージに結びつかなかった面もあったが、優しさが溢れ出す今は増田貴久ならではの良さを感じた。塔子への闘争心が恋心に変わったのは意外であったが、これはこれで今やドラマを盛り上げる要素となっている。1話だけでなく長いスパンで見ることで、登場人物の心境の変化や主人公が与える影響が見えてくることもある。『オールドルーキー』はただの1話完結ドラマではない。最初とは明らかに違う、ビクトリーメンバーの成長や変化にも注目していただきたい。[文・構成/grape編集部]
2022年08月22日綾野剛主演「オールドルーキー」の第8話が8月21日放送。トップスイマー役で出演した渡辺翔太に「飛び込みも泳ぎも、演技も自然」「泳いでる姿綺麗すぎ」などの声とともに、プロバレーボール選手役でゲスト出演した田辺桃子の演技にも注目が集まってる。サッカーだけの人生を歩んできたトップアスリートが突如引退、スポーツマネージメント企業でセカンドキャリアを歩んでいく姿を描く本作。キャストはスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社員になった新町亮太郎に綾野さん。アスリートとの結婚を目論んでスポーツマネジメントの道に進んだ深沢塔子に芳根京子。インフルエンサーとして人気になった元アナウンサーで新町の妻の新町果奈子に榮倉さん。ビクトリー社員の城拓也に中川大志。ビクトリーの社長秘書・真崎かほりに岡崎紗絵。梅屋敷聡太に増田貴久。ビクトリー創業メンバーの葛飾吾郎に高橋克実。果奈子の妹・糸山留美に生田絵梨花。ビクトリー社長の高柳雅史に反町隆史といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。塔子が担当するバレーボール選手・古川舞(田辺さん)に、イタリアの強豪・トリエステから誘いがかかるが舞は移籍を断る。移籍を強く推し進めたい高柳と塔子は対立。高柳はかほりも担当につけ舞を説得しようとする。一方、レシピ本が人気となった果奈子には地方での講演依頼が舞い込み、長期間家を空けることに。新町が家事を担当することになりつつ、水泳選手の麻生健次郎(渡辺翔太)を担当することになる…というのが今回の物語。練習中の麻生のもとを訪ねた新町。麻生は新町に「プロになるつもりなんです」と宣言。自分が恵まれ過ぎた環境にいることで甘えが出てしまうと言う麻生は、ハングリーになって自分を追い込みたいと、その理由を語る…。渡辺さんの水泳選手ぶりに「飛び込みも泳ぎも、演技も自然だったしそこにいたのは水泳選手の麻生君だった」「泳ぎもすごく綺麗だった いつもの翔太くんと全くの別人麻生健次郎さんだった」「水泳選手の役、すごく素敵だった。演技もすごくよかった」などの声が送られる。特にその泳ぎに「入水とても綺麗だった」「泳いでる姿綺麗すぎ」といった反応も。一方、舞が移籍を躊躇していた理由がアシスタントコーチの宮野紘也(大谷亮平)への恋愛感情だったことが判り、アスリートのプライベートに踏み込むことを躊躇していた塔子だが、宮野に対し、舞の想いに答えを出して欲しいと頼み込む。宮野は舞のために自分もイタリアについて行くと舞に伝え、舞は移籍を決意する…という展開に。舞の想いに宮野が答えるシーンのやり取りにも「大谷亮平と田辺桃子ちゃんのシーン、うますぎて泣けた」「田辺桃子ちゃんの演技やっぱ良い、泣き笑いの演技が良かった」などの反応が寄せられている。【第9話あらすじ】麻生がドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡される。本人は潔白を主張するも処分を覆すのは現実的には難しく、麻生の年齢を考えると4年間の資格停止は引退を意味するもので、到底受け入れ難い。さらにドーピングスキャンダルの影響はビクトリーにも大きく影響、高柳は麻生の契約解除を決断するが新町はそれに反発。高柳に内緒で麻生を助けるために行動を起こす…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月21日綾野剛主演「オールドルーキー」の第7話が8月14日放送。増田貴久演じる梅屋敷に「今週すんげぇキラキラしてる」「実はめちゃくちゃいい奴」などの声が殺到。生田絵梨花演じる留美と中川大志演じる城の恋の進展にも多くの注目が集まっている。サッカー日本代表にまで上り詰めたアスリートが37歳にして突如現役引退に追い込まれる。彼のセカンドキャリアとなったのはスポーツマネージメントの世界。元アスリートとして現役アスリートの苦悩に向き合うことになった主人公と家族の物語となる本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」の正社員となった新町亮太郎を綾野さんが演じるほか、元アナウンサーで新町と結婚したのちは専業主婦をしていたが、インフルエンサーとして人気になりレシピ本も出版した新町果奈子に榮倉奈々。「ビクトリー」入社5年目で新町とコンビを組むことになる深沢塔子には芳根京子。いつも毒舌を放ち冷めた視点でものを見ている梅屋敷聡太に増田貴久。サッカー好きで新町に敬意の念を抱いているビクトリー社員の城拓也に中川さん。果奈子の妹で料理ライターの糸山留美に生田さん。ビクトリーで社長秘書をしている真崎かほりに岡崎紗絵。ビクトリー創業時からのメンバーでもある葛飾吾郎に高橋克実。果奈子の大ファンのビクトリー社長・高柳雅史に反町隆史といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は車いすテニス選手の吉木修二(福山翔大)がビクトリーにマネジメントして欲しいとやって来る。パリパラリンピックの日本代表候補である吉木は、国際大会のために世界を転戦する資金が必要でスポンサーを探してほしいと言う。しかしこれまでビクトリーではパラアスリートのマネジメントを手がけたことはなかった。そんななか梅屋敷が吉木を所属させるべきだと熱く語り始める。いつもと全然違う梅屋敷に亮太郎らは驚くが、そこには事情があった。梅屋敷には姪がおり、彼女は小学生時代からテニスをしていたが、中学生になって病気を患い車いす生活になっていた…というのが今回のストーリー。「塩対応な梅屋敷さんがパラスポーツに必死になる理由は可愛がってる姪っ子さんのためだったのね」「そうたおじちゃん、オンオフ切り替えてんの表情だけでも分かる」「梅ちゃん、今まで目が死んでたのに今週すんげぇキラキラしてる」「梅屋敷、ずっと嫌な奴だったけど 実はめちゃくちゃいい奴じゃないか!」など、これまでと違う表情を見せる梅屋敷に多くの視聴者の注目が集まった模様。吉木の試合を見た姪は梅屋敷に競技用車いすを買って欲しいと告げ、自分も車いすテニスを始めたいと口にする…「姪っ子ちゃん興味持ってくれてよかった 梅ちゃんも嬉しそう」「まっすーの困惑→歓喜に変わった泣き顔とても良かった!」など、姪の決意に涙する梅屋敷に感動した視聴者からの投稿も多数。一方、生田さん演じる留美が城ともんじゃを食べに行き、彼に“あ~ん”と食べさせるシーンには「着実に距離詰めてんな~笑」「留美ちゃん!!積極的すぎるんよ」「城、子犬のようで笑いました!」など、2人の関係の進展に注目するコメントも寄せられている。【第8話あらすじ】塔子が担当するバレーボール選手・古川舞(田辺桃子)に、イタリアの強豪・トリエステから誘いがかかった。世界で活躍するまたとないチャンスだが舞は移籍を断ると言う。高柳は何としても彼女を説得するように言うが塔子は躊躇。古川との付き合いから彼女が断るのには何か大きな理由があるはずだと考えていた…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月15日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第6話は、増田貴久演じる梅屋敷聡太役の意外な一面が見られる貴重な回となった。梅屋敷は、スポーツマネジメント会社ビクトリーでもエリートであるが、ツンとしていて他人にあまり心を開かないタイプだ。演じている増田貴久も同様に、恋愛のイメージがあまり結びつかない。最近出演していた『古見さんは、コミュ症です。』(NHK)でも学生の甘酸っぱい青春が描かれていたが、恋愛要素はそれほど強くなかった。ドラマでもバラエティでも個性的で独自の世界観を貫く彼の恋愛をしている姿は新鮮ではないだろうか。今回は主人公・新町亮太郎(綾野剛)が晴れて正社員となって初めて担当する業務に加え、視聴者も予想していなかったであろう、梅屋敷と塔子(芳根京子)の関係についてピックアップする。『何事も諦めない姿』は応援される日曜劇場の最大の魅力である、主人公の仕事に対する前向きな姿勢は毎回私たちに月曜から働く活力をくれる。正社員となった新町が初めて担当することになったのはバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)。しかし、新垣が大ケガを負ったことでほぼ確実だった移籍は白紙となり、所属していたチームの契約も満期で終了してしまうことに。復帰には半年以上かかる状態での移籍交渉は非常に厳しいものとなった。周囲も諦めムードの中、主人公の熱意だけは冷めなかった。どんな時も笑顔を絶やさない主人公を演じる綾野剛。彼の演技には惹きつけられるものがある。ただ元気がいい時もあれば、少し無理して笑っている時の絶妙な違いも上手く表現されている。厳しい状況の中、どうすれば移籍先を説得させられるのか、頭を抱えて必死に考える姿は視聴者の心を掴む。そして今回はビクトリーの仲間たちの協力のもと、ケガから復帰した選手のデータを資料にすることに。みんなで徹夜で仕事に励む姿は、学生の時の学園祭準備を思い出させる。一生懸命、チームで取り組むことの素晴らしさを感じさせてくれた。あの梅屋敷でさえも、手伝いたい意思を見せていたのは驚きだった。「この人のためなら手伝いたい」そう思わせてくれるのは、何事も諦めずに取り組む姿なのかもしれない。資料のおかげで移籍を勝ち取った新町。彼のおかげで会社全体の潮目が変わったように思えるラストも見事だった。梅屋敷の恋愛の行方予想外だったのが、梅屋敷と塔子の関係である。二人はビクトリーでもトップの成績を誇り、互いをライバル視している関係であった。しかし、どちらから誘ったのであろうか、仲良く並んで食事をする二人。気付けば隣でほろ酔いの梅屋敷。普段は強気な態度なのに、お酒に弱いというギャップも可愛らしい。お酒のせいなのか、塔子のせいなのか定かではないが、熱を冷ますように「ふう~~」と息を吐く姿は少しあどけない子供っぽさもあった。お酒が弱いのに見栄を張ってワインを飲んでいるところもなんだか憎めない。最も衝撃だったのはこの発言である。「深沢が俺を酔わせるんだ」あの梅屋敷から…あの増田貴久から…!予想すらできなかった言葉に視聴者も驚いたことだろう。仕事とは異なるプライベートな梅屋敷も「もっと見たい」と思わせてくれた。恋愛になると途端に不器用になる姿、今回のシーンでキュンと来た視聴者も多いはず。いつもはカリカリしていて近寄りづらいが、それでも嫌いになれないキャラクターなのは増田貴久だからこその魅力だろう。これからの二人の恋の行方が気になるばかりだ。オールドルーキーの楽しみがまた一つ増えた瞬間だった。仕事に、恋愛に、いろんな楽しみ方をくれるオールドルーキー。後半戦もこの勢いのまま完走したい。[文・構成/grape編集部]
2022年08月13日綾野剛、芳根京子、榮倉奈々、反町隆史らが出演する現在放送中の日曜劇場「オールドルーキー」第7話(8月14日放送)に、声優の津田健次郎と平田広明がゲストとして登場することが分かった。「ビクトリー」として初の試みであるパラアスリートのマネージメントに挑戦し、梅屋敷(増田貴久)の新たな一面が描かれる第7話。「最愛」では刑事役、「ナンバMG5」では愛犬の声、「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」ではヒロインの元上司役と近年、ドラマ出演に注目が集まる津田さんが今回演じるのは、車いすテニス選手・吉木(福山翔大)が競技で使用する車いすを無償で提供する車いす製造・販売会社の社員で技術担当の矢部浩一郎。選手の体の一部となる車いすの調整をミリ単位で求められるメカニックは、競技には欠かせない存在。長い付き合いである吉木と矢部の遠慮のないやり取りを目の当たりにした主人公らは、2人の関係の深さに圧倒される。「第7話は熱いドラマが繰り広げられています」と今回の物語について語った津田さんは、「現場に入るのが本当に楽しみでした。一番びっくりしたのが、実在する車いすの製造会社で撮影したことです。実際に車いすテニスの競技にも使われている車いすが現場にあり、細部へのこだわりを感じました。その分、いい芝居をしなければと思っていましたが、現場の空気感のおかげで自然にその世界に入っていくことができました」とふり返り、「マイペースなところがある一方、心の中に熱いものもある。とても愛情あふれるエンジニアを演じておりますので、ぜひご覧ください!」とコメント。「ONE PIECE」のサンジの声や、ジョニー・デップの吹き替えでも知られる平田さんが演じるのは、主人公らが吉木のスポンサー獲得のためにプレゼンを行う大手企業「日本海上運送」の社長・湊啓一郎。物語のカギを握ると言っても過言ではない人物だ。平田さんは「車いすテニスという競技は、今注目を浴びていると思います。国枝慎吾選手の活躍のおかげで、車いすテニスをはじめとしたパラスポーツ全般までみなさんの意識が広がっていると思います。このドラマがきっかけでさらにパラスポーツに興味を持っていただけたらなと思います」と話し、「梅屋敷による熱い説得が特に見どころだと思います。津田健次郎にも注目してぜひご覧ください!」と見どころも明かしている。そのほか、「おカネの切れ目が恋のはじまり」以来2回目のドラマ出演となる河井ゆずる(アインシュタイン)が、吉木の所属会社の社員役で出演する。「オールドルーキー」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月11日綾野剛、芳根京子ら出演の「オールドルーキー」第6話が8月7日放送。綾野さん演じる新町と榮倉奈々演じる妻・果奈子の関係性に「最高の夫婦」といった声が殺到。娘・泉実と手をつないで歩く姿にも「よかった親子の亀裂なくなって」などの声が送られている。スポーツしか知らないまま突然引退しなければいけなくなったトップアスリートが、スポーツマネージメント企業で働くことになり、現役アスリートの苦悩や困難に寄り添っていく…という本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」で見習いから正社員になった新町亮太郎を綾野さんが演じるほか、新町とコンビを組むことになる深沢塔子に芳根さん。専業主婦をしていたが人気インフルエンサーとなる新町の妻・新町果奈子に榮倉さん。サッカー好きなビクトリー社員の城拓也に中川大志。ビクトリーの社長秘書・真崎かほりに岡崎紗絵。塔子にライバル心を抱く梅屋敷聡太に増田貴久。ビクトリー創業メンバーでもある葛飾吾郎に高橋克実。グルメライターをしている果奈子の妹・糸山留美に生田絵梨花。新町の娘・泉実に稲垣来泉。果奈子の大ファンでもあるビクトリー社長の高柳雅史に反町隆史といった面々も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。正社員になった新町はバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)を担当することに。新垣は家族のため所属するBリーグの千葉ジェッツから琉球ゴールデンキングスへの移籍を希望。移籍はほぼ確実だったが新垣が練習中に大ケガをしてしまい、キングスとの交渉は暗礁に乗り上げ、契約切れとなるジェッツに戻ることもできなくなる。引退の危機に追い込まれた新垣に対し、現役時代に大ケガを経験していた新町は高柳に「自分が新垣の戻る場所をみつける」と言い切る…というのが今回の物語。新垣の移籍先がなかなか決まらず、途方に暮れて帰宅した新町に果奈子は「次当たるしかないじゃん、諦めちゃだめ」と言葉をかける。「そうは言うけどどうしよっかなぁ…」と弱気な新町に「諦めませんって言いなさい」と“命令口調”になる果奈子。すると新町は彼女の方を向いて「はい、諦めません」と答える。その後果奈子は泉実のサッカー練習の送迎を新町にお願いする。すると新町は予定を確認し「午前中大丈夫だよ!」と即答する…。2人のやりとりに「果奈子ちゃんの手のひらで転がされる亮太郎!きゃわ」「前の頑張りますって言いなさい、と同じで可愛すぎるでしょ ホント、このやり取り、好き」「子どもの予定の擦り合わせも思いやりがあってこの夫婦最高だ」などの声が殺到。そして泉実のサッカー練習に付き添うことになった新町。練習後に泉実と手をつないで歩く姿にも「泉実ちゃんと亮太郎の仲が抜群に良くなってて泣いちゃう」「ううう泉実かわいい、、、よかった親子の亀裂なくなって」「泉実ちゃんが笑顔でうれしい しかもパパを応援してくれる…感無量」など、感動の声が送られている。【第7話あらすじ】車いすテニス選手の吉木修二(福山翔大)がビクトリーにやって来る。パリパラリンピックの日本代表候補である吉木は、世界を転戦するためのスポンサーを探してほしいと言う。競技用の車いすを無償提供している会社で、吉木との強い信頼関係を目の当たりにし感動する新町だが、その矢先、吉木が別の会社の車いすに乗り換えたいと言い出す…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月08日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第5話は、中川大志が演じる城拓也の大きな成長が見られる回となった。中川大志といえば、転機となった作品はテレビドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)だろう。その後も『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)や『G線上のあなたと私』(TBS系)などのヒット作に出演し、恋愛ドラマにおいても硬派な役で女性の心を掴んだ。また『親バカ青春白書』(日本テレビ系)では天然で可愛らしい大学生を演じ、また違ったギャップを見せた。『オールドルーキー』では明るく職場のムードメーカー的存在である若手社員・城拓也。ジョークを言ったり、少しおちゃらけた表情が見られたりするところもまた新鮮である。今回はそんな中川大志の演技が光った第5話のシーンを紹介していこう。新町との衝突、城の葛藤を演じる中川大志サッカーファンの城は、ビクトリーに入社したての新町を、誰よりもリスペクトし、いつも明るい笑顔で話しかけていた。そんな新町と城が今回、初めてタッグを組むことになる。二人が担当するのは、無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真あみ)。城が初めてスカウトした選手である。だからこそ気合が入っていたのだが、三咲はどうしてもテレビやグラビアに出るのは嫌だという。彼女は多くの人にフェンシングを広めたいという想いがあるが、極度の人見知りだったのだ。ある化粧品会社から、新商品のイメージキャラクターに三咲を起用したいと申し出があるも、三咲はやはりCMの絵コンテを見るなり、出演を拒んだ。社長の高柳雅史(反町隆史)も彼女のわがままに怒り、結局マネージメントは解除となることに。せっかく見つけて自分でスカウトした選手であっただけに、城は悔しい表情を見せる。少し顔が赤く、三咲のわがままな態度が頭に来ているのがわかる。しかし新町から「お前はどうしたいんだよ、城」「あの時の情熱、どこ行ったんだよ」と言われた時の城は、マネージメントしたい気持ちと社長である高柳の決断には逆らえない気持ちが葛藤している表情をしていた。中川大志のセリフの間の取り方、怒りと悔しさで体が震える様子、新町と言い合いになり、息が荒くなっている状態も、どれも演技が細かく、丁寧で見入ってしまった。新町との衝突シーンに胸が締め付けられた人も多いだろう。それは、城の想いを全身を使って表現した中川大志の成果ではないだろうか。この時の新町はいつもより挑発的だったが、それもまた城に火をつけさせるためだったのかもしれない。これが『アスリートファースト』について考え直すきっかけとなるのであった。城の成長が見られた反論シーン三咲とのマネージメントはしないことになっていたにもかかわらず、CMを契約してきた城と新町。もちろん高柳は勝手な行動をした二人に激怒していた。以前、「自分は社員だから社長に反論できない」と言っていた城がそこで放ったセリフ。「間違ってたのはビクトリーの方だと思います!」視聴者もみな驚いただろう。「よくぞ言えた!」と拍手したい瞬間だった。そこから間髪入れずに自らの行動がどうビクトリーに利益をもたらすか、しっかりと自分は会社に貢献しているということまでハッキリと伝えていた。これまでどことなく頼りなく、長いものには巻かれろな雰囲気だった城が、このときはとてもたくましく見えた。中川大志の真っ直ぐな視線と、迫力のある演技には惚れ惚れする。またこれまでと違った新しい一面を見ることができ、嬉しい限りである。日曜劇場では、主人公の成長も見られるが、主人公に影響して周囲の成長も描かれる。日常生活もそうやって、日々、誰かの影響を受けたり、誰かに影響を与えたりすることで変化していく。自分も城のように変わりたいと思った人もいれば、新町のように誰かを変えてあげたいと感じた人もいるだろう。第5話は中川大志の演技に見入りながら、日常にそんな気付きをくれた良回であった。新町もこれにて正社員へと昇格し、ますます勢いがます『オールドルーキー』。後半戦が楽しみだ。[文・構成/grape編集部]
2022年08月06日綾野剛主演「オールドルーキー」第5話が7月31日放送。フェンシング選手役でゲスト出演した當真あみに「透明感あるしキラキラしてる」などの声が殺到。またフェンシングを理解しようと勉強する新町にも「アスリートも信頼できる」といった反応が送られている。プロサッカー選手を引退しセカンドキャリアを歩むことになった主人公が、スポーツマネージメント企業で現役アスリートのマネジメントを担当することになる…というストーリーが展開する本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」で見習いとして働く新町亮太郎を綾野さんが演じ、サッカー好きで新町に憧れている城拓也に中川大志。「ビクトリー」入社5年目でいつもは新町とコンビを組んでる深沢塔子には芳根京子。毒舌で塔子に対抗心を抱く梅屋敷聡太に増田貴久。元人気アナウンサーで新町と結婚、専業主婦をしていたが人気インフルエンサーとなった新町果奈子には榮倉奈々。果奈子の妹で城に興味がある糸山留美に生田絵梨花。ビジネスにはクールな姿勢を見せるが果奈子の大ファンでもある「ビクトリー」社長・高柳雅史に反町隆史といった顔ぶれも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。城は無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真さん)にスター性を感じ「ビクトリー」にスカウト。高柳は城に新町とコンビを組むよう伝え、城は新町との初タッグに気合いも入る。しかし三咲は極度の人見知りで活動費とフェンシングの認知度を上げたいと思いつつ、そのためにテレビに出演したり、グラビアの撮影をするのは嫌だと言う。そんななかある化粧品会社から三咲を新商品のイメージキャラクターに起用したいと申し出がある。大きなチャンスに高柳も新町や城とともに打ち合わせに参加するが、CMの絵コンテを見た三咲は撮影を拒み、高柳は三咲と契約できないと結論を出してしまう…というのが今回のストーリー。三咲役の當真さんは「妻、小学生になる。」での演技も話題となった注目の女優。視聴者からは「當間あみさん、見たことあるな~と思ったら!「妻、小学生になる。」の出雲ちゃんだった」「當真あみさん、透明感あるしキラキラしてるし。これから楽しみ」などの声が殺到。三咲をタレント的に売り出そうとしていたが考えが合わず、彼女をマネジメントすることをあきらめる城に対し、フェンシングの本を読んで勉強し、彼女の考えを理解しようとする新町には「フェンシングしかり、2話のスケートボードしかり、ちゃんと勉強する新町さんえらいよね」「アスリートのことをちゃんと理解しようとその競技そのものを勉強してる新町さん素敵だよな」「競技のこときちんと勉強して理解しようとする新町さん良いよね。アスリートも信頼できると思う」いった反応も送られている。【第6話あらすじ】正社員になった新町はバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)を担当することに。ベテランの新垣は家族のために移籍を希望しており、実力からしても移籍はほぼ確実だったはずが新垣が練習中に大ケガ。移籍先との交渉は暗礁に乗り上げ、契約切れとなる元チームにも戻れなくなる。引退の危機に追い込まれた新垣に対し、高柳もマネージメント解消を考え始める…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月01日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。かつて日本代表として活躍していた主人公がスポーツマネジメントという分野で第二の人生を歩む日曜劇場『オールドルーキー』。仕事に熱心に取り組む主人公の姿はいつも視聴者に元気を与えてくれる。しかし『オールドルーキー』第4話は、これまでと少し異なる『味変』の回となった。主人公・新町(綾野剛)が仕事ではなく、家族と向き合う重要な回である。綾野剛だからこそできる父親役の魅力綾野剛が演じる、父親としての新町は、明るく、笑顔で優しい反面、少し臆病なところがあり、強く叱ったり、居心地が悪いと感じたらその場から逃げたりするところがあった。よく考えると、我々はこれまで数々のドラマや映画で、喧嘩に強く、怖いと感じる役を演じてきた綾野剛を見てきたはずだ。それなのに『オールドルーキー』の新町が、本気で怒る姿は一ミリも想像できない。子供や妻に強く当たっている姿なんて考えられない。不思議である。これが綾野剛が作り上げたキャラクターであり、私たちは先入観さえ消えてしまうマジックにかけられているのか。先入観をなくしてくれることで、彼のまた新たな一面に出会えた気持ちになる。回を重ねるごとに綾野剛という俳優の未知数な魅力に取り憑かれているのは確かだ。そのマジック状態で見ることができたからこそ、第4話では、わだかまりを解くことに時間がかかってしまった新町の家族への想いがさらに伝わってくるのであった。娘との冷戦についに終止符娘はずっと「サッカー選手のかっこいいパパ」でいてほしかったのだろう。引退が決まってから、娘は口を聞いてくれなくなっていた。そして新町自身もサッカーへの未練を断ち切ることができていなかったのである。そこでビクトリーの社長や妻からの許しをもらい、現役復帰にチャレンジすることになった。娘たちにも、「これでもしダメだったらパパを許して欲しい」と伝えたうえでの挑戦だった。しかし結果は現役復帰ならず。こうなることはわかっていたかもしれないが、許すと言ったはずの娘も泣きじゃくっていた。やはり、サッカー選手のパパが見たかったのだろう。どこかで期待していた分、悔しい想いがあったに違いない。新町も自分の力不足と本当の引退を受け止めるしかなかった。そして後日、新町の引退試合が行われることに。やはり、これまで『不完全燃焼』で終わっていたことが最大の心残りだったのである。共に働くビクトリーの仲間や、サッカー選手時代のファンや仲間に見届けられ、ようやく新町はサッカー選手生命を終えることができた。盛大に祝福されるラストはやはり感極まるものがある。そして、娘とのわだかまりも解け、家族の絆がさらに深まった。何事も自分も予期せぬタイミングや、突然の流れで終わってしまうこともあるが、区切りをつけるということは気持ちの面でも大切なのかもしれない。ここから新町の第二の人生がスタートすることを、改めてはっきりと感じることができた瞬間だった。スポーツ選手のシビアな部分このドラマの良さは、スポーツ選手の活躍しているかっこいいところだけでなく、悩みや引退といったリアリティな部分まで扱っているところだ。今回、『横浜DeNAベイスターズ』2軍選手の北芝謙二郎(板垣瑞生)は、梅屋敷(増田貴久)からマネージメント契約が間もなく終了することを告げられていた。北芝はベイスターズに入団して6年目を迎えたが、ずっと2軍のまま。まだ24歳だが、待っていたのは今季限りでの戦力外通告だった。スポーツ選手というのは実力主義の世界。成績が悪ければ24歳でクビということも起こり得るのだ。会社と違って定年までその仕事が保証されることがない。選手の悲しい表情を見ていると、そのシビアで残酷な世界を改めて実感させられる。世界の選手たちはそんな思いをしながら、日々努力しているのかと思うとこれから我々もスポーツを見る目が変わるだろう。第二の人生をスタートさせた新町と、スポーツの世界をこれからも共に楽しみたい。[文・構成/grape編集部]
2022年07月30日綾野剛主演の日曜劇場「オールドルーキー」第4話が7月24日オンエア。新町の引退試合に「涙が止まらなかった」と感動の声が上がる一方、高柳社長の意外な一面と塔子がビクトリーに入社した理由にも多くの反応が送られている。日本代表にまで登り詰めたがその後低迷し所属チームが解散し引退することになったプロサッカー選手が、サッカー以外のスキルや経験が何もないなか第2の人生を歩むことになり、あるきっかけからスポーツマネージメントの道を進む…という本作。37歳で現役引退、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」で働くことになったが、いまだサッカーへの未練が断ち切れない新町亮太郎を綾野さんが演じ、ビクトリーで亮太郎とコンビを組むことになる深沢塔子に芳根京子。サッカーが好きで新町に憧れているビクトリー社員の城拓也に中川大志。ビクトリーの社長秘書をしている真崎かほりに岡崎紗絵。仕事に対し冷めた視点を持っている梅屋敷聡太に増田貴久。最年長社員の葛飾吾郎に高橋克実。元アナウンサーでインスタグラマーとして話題になっている新町の妻・新町果奈子に榮倉奈々。果奈子の妹でグルメライターの糸山留美に生田絵梨花。新町のプロ復帰を願っている娘の泉実に稲垣来泉。その妹・明紗に泉谷星奈。ビクトリーを立ち上げた社長の高柳雅史に反町隆史といった面々も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。サッカーへの未練を断ち切れない新町は、今季限りで戦力外通告を受けるであろう横浜DeNAベイスターズ2軍選手の北芝謙二郎(板垣瑞生)と接するうちに現役復帰への意欲を強くする。そんな新町のもとに湘南ベルマーレの加入テストの話が。結局入団は叶わなかった新町だが、果奈子がビクトリーを訪れ、新町の引退試合をセッティングして欲しいと相談。ビクトリーの社員たちも参加して新町の引退試合を行うことになる…というのが4話のストーリー。「新町さんが引退試合でステキな結果を迎えられてよかた」「亮太郎さんの涙に涙腺崩壊 感動の引退試合だった」「最後にあんな素敵な笑顔になっているところを見たら涙が止まらなかった」など、サッカー選手として完全燃焼した新町に感動の声が上がるとともに、試合後に新町に駆け寄って抱きしめる泉実に「いずみちゃんの「パパかっこよかったよ」に涙 仲直り出来てよかった」「泉実ちゃんに変化があったのすごくよかった…」といった反応や「パパに駆け寄る泉実ちゃんをみて涙を流す果奈子さんに涙腺崩壊」と、果奈子の涙に触れた投稿も。一方、これまでクールな印象が強かった高柳が果奈子のファンだったことが判明。「果奈子ちゃん」とちゃん付けで呼び、果奈子が来社した際にはツーショット撮影を願い出るなど、“果奈子ヲタ”ぶり全開の姿に「社長おもろすぎるでしょ」「社長のかつてない程のハシャギよう」「こんな女性にデレデレの反町さん、GTO以来だろ」などの声が。さらに果奈子を前にした塔子も興奮のあまり、元々アナウンサー志望でスポーツ選手と結婚できるかもと考えビクトリーに入社したと“超ミーハー”な入社理由を告白。こちらにも「塔子さんワンチャン狙いでビクトリー入社してたのw」「塔子ちゃんそういう理由でビクトリーに?笑」「塔子ちゃんんんんん(笑)ビクトリー入社理由本音出過ぎてかわいい」といった反応も送られている。【第5話あらすじ】新町はサッカー日本代表候補で人気Jリーガーの伊垣尚人(神尾楓珠)から「助けて欲しい」と連絡を受ける。一方、城は無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真あみ)にスター性を感じ「ビクトリー」にスカウト。さらに新町とも初タッグを組むことになり、気合いが入っていた。しかし三咲は極度の人見知りで新町たちは思うようにマネージメントができずにいた…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年07月24日先ほど第4話が放送された日曜劇場「オールドルーキー」の次週第5話(7月31日放送)に、神尾楓珠がゲスト出演することが分かった。「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「左ききのエレン」「いいね!光源氏くん」などに出演し、春ドラマ「ナンバMG5」の伍代役が大きな注目を集めた神尾さん。日曜劇場初出演となる今作では、人気も実力もある日本サッカー界の将来を背負って立つ存在、FC東京所属のJリーガー・伊垣尚人を演じる。第4話は、切羽詰まった表情で主人公・新町(綾野剛)に連絡をしてきたところで終了したが、奇しくも現役時代の新町と同じポジションであり将来有望な伊垣は、新町にどのような影響をもたらすのか。また、サッカー経験者であり、一時はプロを目指そうとしていたという神尾さんのサッカーシーンにも注目だ。神尾さんは「デビュー作がサッカー部員の役だったので、これまでも何度か作品でサッカーを披露したことはあり、僕自身、子どもの頃の夢がサッカー選手でした。現実ではなれなかったのですが、役を通してサッカー選手として生きられることが楽しみです」と話し、「これから徐々に登場していくので是非お楽しみにしていてください!」と視聴者へ呼びかけている。第5話あらすじ城(中川大志)は無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真あみ)にスター性を感じ、「ビクトリー」にスカウト。さらに、新町(綾野剛)とも初タッグを組むことになり、気合いが入っていた。しかし、三咲は極度の人見知りのため、テレビ出演やグラビア撮影は嫌だと言い、思うようにマネージメントができずにいた。そんな中、ある化粧品会社から三咲を新商品のイメージキャラクターに起用したいと申し出がある。願ってもないチャンスだったが、CMの絵コンテを見た三咲は、撮影を頑なに拒否。同じ頃、新町はサッカー日本代表候補で人気Jリーガーの伊垣尚人(神尾楓珠)からとある連絡を受けていた――。「オールドルーキー」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月24日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛の演技といえばどんなイメージがあるだろうか。『コウノドリ』(TBS系)のような優しいイメージもあれば、『アバランチ』(フジテレビ系)のようなワイルドで力強いイメージもあるだろう。そんな綾野剛を見てきたからこそ、現在、放送中の『オールドルーキー』(TBS系 日曜夜9時〜)は少し違和感を覚えないだろうか。私の言う違和感というのは、綾野剛が『普通』なことである。誰にでも優しくて、仕事に真面目で、情に厚い。感情表現も豊かである。ドラマの主人公としてあるべき姿をしているはずなのに、なんだか物足りない。この物足りなさは、きっとこれまで数々の作品で、綾野剛という俳優の異色を放つ演技を見続けていたからではないだろうか。良い意味で『目立たない』主人公。でも、その目立たなさがいかに大事なのかを第3話で気付かされたのである。綾野剛はあえてこのような役を作り上げているのかとさえ感じた。第3話は、アイドルグループの『SixTONES』メンバーとしても活躍する田中樹演じる、マラソンのトップランナー、秀島との絆を描いた回であった。メインはマラソンランナーの秀島と、彼を入社時からサポートしていた塔子(芳根京子)。大口を叩いたものの、大会で結果を出せなかった秀島が世間からの批判に耐えられず、方針を変えるため、担当から塔子を外すよう希望した。一方で新町(綾野剛)が、秀島を担当することになり、彼にとっては正社員への切符がかかった大事な任務となる。しかし、新町は自分のためではなく、秀島と塔子の関係の修復を試みるのであった。二人の間に入り、想いを代弁してあげ、すれ違う二人を結ばせようと必死に動いていたのである。恋愛ドラマならこれはありえない。主人公が完全にアシスト側にまわっている構図になっていたのだ。でも、新町が取った行動は間違っていない。なぜなら、その人にとってベストな方法を提案するのが彼のモットーだからだ。『塔子が担当することが秀島にとって最良』だと判断した結果なのである。もし、新町が個性の強いキャラクターだったらどうなっていただろう。今回のゲストはマラソンランナーの秀島だったが、ビックマウスといい、発言も強気なキャラクターとは、主張がぶつかっていたのではないだろうか。塔子も仕事に責任感を持って取り組んでおり、自信もある。新町まで我が強いキャラだときっと反発しあっていただろう。オールドルーキーは様々なスポーツ選手が登場するが、ゲストが豪華なだけあってやはり皆、個性も強い。綾野剛が演じる新町はこれらのキャラクターとぶつかり合わないような設計になっているのではないだろうか。この塩梅がちょうどいい故、このドラマは最高のバランスで成り立っている。新町は自分の意見をはっきり伝えることもできるが、相手の意見をしっかりと聞くこともできる。そして謙虚だ。話している時の優しい雰囲気は誰からも好かれるに違いない。主人公だからといってひたすらに存在感を放つのではなく、周囲とのバランスを考えた上でキャラクターを仕上げる。これこそが綾野剛のなす技なのだと思った。このドラマを見始めて感じていた違和感の答えがようやく見つかった気がする。俳優の想いや計算され尽くした役作りは底知れない。これからも新たな発見を楽しみにドラマを視聴したいと思う。秀島のビックマウスに隠れた弱さ、アスリートの苦悩スポーツ選手の記者会見を思い返してみると、謙虚な人もいれば、それは無理でしょと言わんばかりの大口を叩く人もいる。自由な発言が求められる記者会見の場では『その人らしさ』がより現れるのだろう。「あの選手はなぜ、そんな発言をしたのか?」と深く追求することで、その人の本質が見えてくる。その点に注目した今回の展開は実に興味深いものだった。マラソンランナーの秀島は自他共に認めるビックマウス。試合前の記者会見では日本記録更新で優勝すると断言するような男だ。しかし、このビックマウスには隠れた本心があった。それは『自信のなさ』である。秀島は自信のなさをビックマウスによって打ち消すタイプなのであった。人前で宣言すれば、プライドも相まって有言実行をしないといけない気持ちになる。それを利用して自分を奮い立たせるのだ。やる気の出し方は人それぞれだが、あえて大口を叩くやり方も悪くないように思えた。最後まで秀島がビックマウスを直さなかったのも、彼が発言に伴った『結果を出す人間』であるという、一つの表現かもしれない。次回は新町が、サッカー選手として現役復帰のリベンジをする。ようやくスポーツマネジメントの面白さに気付き始めたところで、この展開。『オールドルーキー』の今後を左右する一大事だ。[文・構成/grape編集部]
2022年07月23日関東でも猛暑日が続いていた6月下旬、本誌が千葉県で目撃したのは綾野剛(40)。この日は日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系)のロケが行われていたのだ。『オールドルーキー』は3話続けて視聴率は2桁を超え、好スタートをきっている。「綾野さんの最近の出演作でいえば、『恋はDeepに』の平均視聴率が8.4%、『アバランチ』の平均視聴率が8.6%でした。いま撮影中の日曜劇場は人気枠ですし、綾野さんとしても『もう一桁俳優は返上したい』という思いが強いようです。ふだんの綾野さんは、現場で共演者によく話しかけるタイプなのです。しかし今回はコロナ禍での撮影でもあり、また役作りに集中するためか、共演者から離れて、ひとりでスマホを見ている姿がよくみかけられています。ゲスト出演者にも、軽い挨拶程度ですませ、すぐに撮影に入ることが多いですね」(TBS関係者)また綾野が節減しているのは言葉数だけではないという。「綾野さんがかなりやせていたので、心配した共演者がその理由について聞いたところ、『お酒を飲むとむくみやすい体質なので、少し控えているんです』と、答えていました」(前出・TBS関係者)酒豪とも報じられている綾野が、まさかの節酒宣言。やはり「二桁視聴率死守」への強い覚悟を固めているようだ。
2022年07月21日綾野剛が主演の「オールドルーキー」3話が7月17日オンエア。田中樹演じる秀島がみせた“笑顔”に「心臓やられた」「反則すぎる」などの声が殺到。新町の“現役復帰”を匂わせるラストにも「先が読めなくなって来た」など多くの反応が寄せられている。サッカーに人生をかけ日本代表にまで上り詰めたが怪我の影響で低迷。37歳で突如現役引退に追い込まれ、サッカー以外のスキルが全くないなかセカンドキャリアを歩むことになった主人公が、スポーツマネージメント企業に拾われ、現役アスリートたちと向き合うことになる…という本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」で見習いとして働き出したものの、サッカーへの未練を残したままでいる新町亮太郎を綾野さんが演じるほか、「ビクトリー」入社5年目で7人のアスリートのマネージメントを担当、新町とコンビを組むことになる深沢塔子には芳根京子。元人気アナウンサーで新町と結婚し現在は専業主婦をしているが、新町が引退したことで自分も家族のため動き出す新町果奈子には榮倉奈々。引退した新町と口をきかなくなった娘・泉実に稲垣来泉。妹の明紗に泉谷星奈。果奈子の妹・糸山留美に生田絵梨花。「ビクトリー」で塔子に対抗心を抱く梅屋敷聡太に増田貴久。新町に憧れるサッカー好きの城拓也に中川大志。社長秘書の真崎かほりに岡崎紗絵。温和な葛飾吾郎に高橋克実。人気アナウンサーだった新町の妻・新町果奈子に榮倉奈々。冷徹な顔も覗かせる「ビクトリー」社長・高柳雅史に反町隆史といった面々も共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3話では塔子が入社当時からマネージメントを担当している秀島修平(田中樹)が、満を持して臨んだレースでまさかの惨敗。メディアや世間から袋叩きにあい、秀島は塔子を担当から外し、新町を担当につかせるよう要求してくる…という展開に。再び秀島のマネジメントを担当したいと頭を下げる塔子だが、2か月後のレースには出ないよう進言する。最初は険しい表情で話を聞いていた秀島だったが、塔子の半年スパンを空けて臨んだ試合では結果を出しているという分析を聞くと、秀島は「深沢さんの言う通りにします!」と笑顔を見せる…。このシーンに「自分のことを考えて意見してくれる人が欲しかったってこと?」「最後に素直になった。1番の味方が見つかって良かった」「突然のスマイルに心臓やられた…秀島がんばれ」「素直になった秀島さんの笑顔は反則すぎる…」などの反応が殺到。結局正社員になる機会を逃した新町だったが、そんな彼に果奈子は「現役復帰したいなら、私は反対しない」と口にする。「ダメ元でいいからあがいてみれば」と現役復帰へのトライを奨める果奈子の言葉に、新町は涙ぐみながら「現役復帰はない」ときっぱり断言する…。このラストシーンに「新町さんが現役に戻りたい気持ち、凄くわかるよ」「先が読めなくなって来た。まさかの現役復帰!?」「ビクトリーで頑張るのか、サッカー選手に復帰するのか展開が読めないっ!」「来週はいよいよ現役復帰に向けて、また展開が楽しみ!」など様々な声が寄せられている。【第4話あらすじ】ビクトリーで梅屋敷が横浜DeNAベイスターズ2軍選手の北芝謙二郎(板垣瑞生)に、マネージメント契約が間もなく終了することを告げる。あっさりと北芝を見限ろうとする梅屋敷にいたたまれなくなって新町は、北芝の最後のマネージメントを名乗り出る。そして彼と接するうちに、新町はある決意を固める。それは、自身の現役復帰…。「オールドルーキー」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年07月18日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。「明日からまた1週間が始まる…」社会人も学生も日曜の夜は憂鬱な気持ちになってしまう人が多いだろう。そんな夜にこそ見てほしいものが日曜劇場である。気持ちが高まり「明日からまた頑張ろう」と思わせてくれる作品に出会えたら、良い1週間のスタートを切ることができるだろう。だからこそ、この枠は『日曜劇場らしさ』が大切だと思っている。ここで指す、日曜劇場らしさというのは、主人公が目の前のことに誠意を持って、熱心に取り組む姿が見られることだ。目標に向かって努力することで、チームワークもできる。そんなドラマの中の登場人物はいつだってキラキラと輝いて見えるのだ。仕事や勉強に一生懸命取り組む姿は、時に感動を与え、私たちに日常との向き合い方を改めて考えさせてくれる。それが私たちのパワーとなるのだ。開始早々、好感触を得ている綾野剛主演の『オールドルーキー』(TBS系)。引退を余儀なくされた元サッカー日本代表の主人公・新町亮太郎が、スポーツマネジメント会社の社員として第二の人生を歩む。第2話ではアスリートに向き合う新町と、増田貴久演じる梅屋敷颯太の苦労も描かれ、日曜劇場らしい見応えのある回となった。早くも仕事の本質に辿り着いた主人公高柳社長(反町隆史)から新たに任されたのは、9歳のスケートボード選手・牧村ひかりのスカウト。ひかりは全国大会で優勝したものの、まだ無名な小学生。今のうちにマネージメント契約を結び、育てて行きたいという方針である。しかし、立ちはだかるのは父親の壁。他人ではなく、自らがスケートボードを教えてひかりを育てたいという父親の意見を尊重するべく、塔子(芳根京子)は要望に合うスポンサー探しを行っていた。そしてスポンサーを獲得し、いざ契約が決まるという直前。新町は待ったを入れた。父親の意見を尊重してきたが、ひかり自身はどう考えているのか。大切なのは本人の意見である。また9歳だからといって、本人の主張に耳を傾けないのはおかしい。「アスリートに寄り添うこと」それが自分の仕事であり、使命である。新町はスポーツマネジメントという仕事の楽しさに早くも気付いたようだった。マネジメント契約が選手のためじゃなく、会社の利益を優先すべきものなら、この仕事は続けられない。自分のやり方を貫く、これでこそ日曜劇場の主人公だと思った。契約寸前で保留となったことに最初は怒りをあらわにしていた塔子だったが、新町の考えを聞いて何も言い返せないようだった。結果的に、ひかりの意見も尊重され、マネジメントは他社と協力し共同マネジメント契約を結ぶことで合意。新町の信念により、選手にとってベストな方法を提案することが出来たのである。増田貴久の独特な存在感新町・塔子ペアが奮闘するなか、同じく増田貴久演じる梅屋敷も仕事に奮闘していた。増田貴久と言えば、近年ドラマ界でじわじわとその存在感を発揮している。火付けになったのは『ボイス110緊急指令室』(日本テレビ)。主人公の部下として、職務に奮闘する姿を見せながらも、中盤で組織を裏切るという重要な役を器用に演じていた。芝居を見ていて思うが、髪型や表情からはどことなく少年のような幼さを感じさせるものの、声は低音で男らしい。『ボイス』では鍛え上げられた肉体も披露していたが、普段のニコニコとして優しい印象からは到底結びつかない仕上がりだった。そのギャップに惹かれる人が多いのも頷ける。増田貴久は口元の表情が豊かだ。怒ったり、悲しんだり、口角がわかりやすく上下する。彼から感じるマスコットキャラクターのような雰囲気はそんな多様な表情から来ているのかもしれない。しかし、オールドルーキーでは自他共に認める会社のエースを演じており、性格も怒りっぽく、これまでの役とは一味違った印象を受ける。今回、梅屋敷が担当していたのはプロゴルファーの高槻(竹財輝之助)。ペットロスが原因となり、極度のスランプに陥っていた。布団の販売からスポーツマネジメント会社に転職した梅屋敷はスポーツ経験がない故、スランプの改善方法がわからず困り果てる。匙を投げそうになりながらも、自腹でペットをプレゼントすることで高槻はスランプを乗り越えることに成功した。自分だけではどうしようもできない、これがスポーツマネジメントの仕事の難しさなのだ。にしても、自腹でペットを購入した展開は驚きの展開。梅屋敷の仕事に対する熱意が伺える。もどかしさに怒りをぶつけたり、スランプを克服し、嬉し涙する姿は締めにふさわしいシーンとなった。増田貴久の持つ独特な存在感が発揮された証である。これからも彼の俳優としての可能性には大いに期待したい。第2話では、改めて人をサポートする仕事の向き合い方や難しさを知ることができた。少しずつ成長する主人公と、ビクトリーの仲間たちの奮闘をこれからも見守っていきたい。[文・構成/grape編集部]
2022年07月09日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。今活躍している人も、現役でバリバリ働いている人も、その終わりがいつ来るかなんてわからない。自分はまだいける!そう思っていたとしても世間の評価は無惨にも異なる場合がある。もし明日、チームが解散になったら?会社をクビになったら?私たちは現実と向き合うことはできるだろうか。プライドを捨てて新しい人生を歩むことはできるだろうか。2022年6月26日より、綾野剛主演の日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系)がスタートした。人生はいつだってやり直せる。まさに人生の教科書になってくれそうな新たなドラマの誕生である。『オールドルーキー』の主人公は綾野剛演じる、元サッカー日本代表の新町亮太郎。いわゆるサッカー選手としての全盛期はとっくに過ぎてしまっているものの、また日本代表へ返り咲こうと闘志を燃やしていた。周囲から「それは厳しいでしょ」と向けられる視線にも気づいていない、ちょっぴり痛めな主人公である。ある日、所属していたチーム「ジェンマ八王子」が突然、経営難で解散することになった。同僚は他チームに移籍する中、新町は年齢のハードルもあり、いっこうに移籍先が見つからない。そこで、移籍先を見つけてもらうため、スポーツ選手のマネジメントを行う会社ビクトリーと出会う。しかし、現実はそう甘くなかった。結局、移籍先は見つからず、そのまま『現役引退』を余儀なくされたのである。住宅ローンや幼い娘2人の教育費など、これから大事だという時に無職になる不安は考えただけでも恐ろしい。妻が頭を抱えるのも当然だ。新町の全盛期、J1にいた頃の年俸は5000万以上。よく「生活の質は簡単に下げられない」というが、新町は、まさにソレだった。J3のジェンマ八王子に移籍してから年収は400万円台になったにも関わらず、妻には「またJ1に返り咲いてやる」と言いながら高級車や時計など浪費を繰り返していたのだ。それなのに、いざ、叩きつけられた引退という現実。これまでサッカーしかやってきていなかった新町は、もちろんパソコン操作やサラリーマンのような営業もできない。転職活動は上手くいかなかった。世間はそう甘くない。そう主人公が身を呈して教えてくれたのだが、ドラマとはいえ、初回から目をそむけたくなるような残酷なスタートである。これまでスポーツや仕事などで大きな挫折の経験がある人は共感できる部分が多かったのではないだろうか。綾野剛の表情豊かな演技に視聴者も感情移入!数々のドラマを視聴してきたが、ここまで陰と陽のキャラクターを上手く使いこなす俳優は他に出てこない。最近だと『アバランチ』『MIU404』『恋はDeepに』『コウノドリ』など、どれも違った綾野剛を楽しむことができた。声のトーンが高く、ヘラヘラとした様子で喋るのも綾野剛であり、ドスの効いた声に鋭い目つきで睨むのも、微笑みながら包み込むような優しさを見せる姿も綾野剛なのである。ここまで対照的なキャラクターを演じ分けながら、どちらを見ても「綾野剛だ!」と認識させられることに感心する。そして本作の綾野剛は陽の印象が強い。いつもニコニコとしていて、よく喋り、周囲を明るくするタイプだ。サッカー選手というみんなの憧れであるからこそ、キラキラとした弾ける笑顔が似合う。初回では、そんなキャラクターが世間の厳しさを目の当たりにし、徐々にプライドがボロボロになっていく姿を綾野剛ならではのキャラクターで演じて魅せた。悲しみを笑顔で取り繕っている感じも繊細に表現されている。本当は辛いけど笑うしかないんだろうな。そう感じさせられる表情を見ることで、こちらも自然と感情移入されてしまうのである。また、涙のシーンはさらに箔が付く。日雇いの交通整理の仕事をしながら、虚しくなった新町が「俺、何やってんだ…」と、涙ぐむ姿には多くの視聴者が胸を締め付けられたのではないだろうか。幅広い表情を見せてくれる綾野剛の演技が今後も楽しみだ。個性豊かなレギュラーメンバーも見どころ!社長の厚意もあり、ビクトリーで働くことになった新町だが、そこには愉快なキャラクターも数多く登場。バリバリ仕事ができる若手のホープ・塔子(芳根京子)は、初回から新町の教育係として奮闘。ゲストである、横浜流星演じるサッカー選手との商談シーンも、凛として応じる姿は非常に魅力的であった。また塔子と同様に成績優秀で社長にも買われている梅屋敷(増田貴久)。仕事ができると自覚しているが故に鼻につく態度が個性的で可愛らしい。最近ドラマに引っ張りだこな増田貴久の演技も見どころである。第二の人生を再スタートさせる主人公が仲間と共にこれからどう成長してくのか、夏ドラマにふさわしい、熱いパワーをもらえる作品になりそうだ。[文・構成/grape編集部]
2022年07月02日King Gnu(キングヌー)の新曲「雨燦々」が配信リリース。綾野剛主演のTBS系日曜ドラマ「オールドルーキー」の主題歌として書き下ろした。King Gnu新曲「雨燦々」がドラマ主題歌に2021年末は、映画『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌「一途」や同映画のエンディングテーマ「逆夢」のリリースで話題を呼んだKing Gnu。2022年も菅田将暉主演ドラマ「ミステリと言う勿れ」主題歌「カメレオン」の発売や、初の東京ドーム公演の開催など、ホットなニュースが絶えない。そんなKing Gnuが、新曲「雨燦々」をリリース。TBS系日曜ドラマ「オールドルーキー」の主題歌として書き下ろした楽曲だ。King Gnuの新たな一面が垣間見えるような一曲に仕上がっているようで、常田大希は「我々としましては今までの自分達には無い、新しいラインの楽曲に仕上がりました」と語っている。新曲「雨燦々」MV公開新曲「雨燦々」のミュージックビデオは、8月16日(火)20:00に公開。PERIMETRON(ペリメトロン)のOSRIN(オスリン)が監督を務めており、「眩しく赤い青春を描きました。 私のこの夏は雨燦々、一色。 あの頃みたいに 一緒に帰ろって言って チャリンコでまたねって。 またやりたいな〜。 スイカ食いながら見てください。」とコメントを寄せている。綾野剛主演ドラマ「オールドルーキー」なお、「オールドルーキー」は、綾野剛主演の日曜ドラマ。ドラマでは、綾野扮する元サッカー日本代表・新町亮太郎がスポーツマネージメントの世界で奮闘する姿が描かれる。<King Gnu 常田大希コメント>日曜劇場『オールドルーキー』の主題歌のために「雨燦々」という楽曲を書き下ろしました。お話を頂き脚本を読み込んで行く内に、登場人物達の魅力に引き込まれて時間を忘れて読み耽ってしまったのが良い思い出です。こんなポジティブなエネルギーに満ちた作品に力を添えられた事をとても嬉しく思っております。意外にもKing Gnu としては剛ちゃんとの初作品になりますね!我々としましては今までの自分達には無い、新しいラインの楽曲に仕上がりました。聴いていただくのが楽しみです。どうぞ宜しく!<綾野剛コメント>『オールドルーキー』にとって最後のピースがそろいました。誰一人として孤独にならぬよう照らしてくれる煌めき。いつだって寄り添ってくれる力強い愛。そして涙以上に染み込む雨がこんなにもあったかいなんて。また僕らを眩しい世界へと導いてくださいました。これからの時代を切り開き、生きる人すべてへふりそそぐ応援讃歌。ここに誕生です!【詳細】King Gnu 新曲「雨燦々」配信日:2022年7月15日(金)※綾野剛主演ドラマ「オールドルーキー」主題歌■TBS系日曜ドラマ「オールドルーキー」放送日時:2022年6月26日(日)より毎週日曜21:00~21:54※初回25分拡大出演者:綾野剛、芳根京子、中川大志、岡崎紗絵、増田貴久、生田絵梨花、稲垣来泉、 泉谷星奈、高橋克実、榮倉奈々、反町隆史
2022年06月23日福田靖脚本の新ドラマ「オールドルーキー」に芳根京子、反町隆史、中川大志の出演が決定した。本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底に主人公・新町亮太郎(綾野剛)が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために37歳の新人が奮闘する家族再生の物語。芳根さんが演じるのは、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社長も期待する、デキる若手社員・深沢塔子。責任感が人一倍強く、バリバリ働くキャリアウーマンで、入社5年目にして7人のアスリートのマネージメントを担当。元々、アナウンサー志望であり、スポーツ選手と結婚できるかもと思い、ここに入社したというミーハーな一面もある。そして、新町の教育係としてバディを組むことになる。今回の役作りで髪を20cmほどカットしたという芳根さん。「ここまで思い切ってバッサリ切ったのは初めてで、自分でも鏡を見るたびに驚いてしまいますが、新たな自分をお見せできるのではないかなと思っています」と言い、「撮影が始まったばかりで、塔子という女性をどう魅力的に生きていくか模索中ですが、新町さんとのコンビが、見ていてすっと入ってくるような気持ちいいコンビになるといいなと思っています」と意気込む。日曜劇場初出演となる中川さんと反町さんが演じるのは、「ビクトリー」の高学歴若手社員・城拓也と「ビクトリー」の社長・高柳雅史。新町に憧れてサッカーを始めた根っからのサッカー好きで、遊び感覚で仕事を楽しんでいる“ムードメーカー”城役の中川さんは「普段俳優という表舞台に立つ職業をしていますが、僕自身、裏方の仕事にも常に興味を持ってきました。今作の台本を読んで、アスリートと全力で向き合い、どうやったら良いパフォーマンスをして貰えるのか、どうやったらその人の魅力が一番伝わるのか、常に考え、裏から支えていくマネージメントの仕事にとても魅力を感じました。幼い頃から、スポーツには沢山の感動を貰いました。アスリートの方々、スポーツ業界で働く方々へのリスペクトを忘れず、存分にその世界を楽しみたいと思います!」とコメント。城拓也役の中川大志“ある目的”があって新町をわざわざ入社させたという、敵か味方か分からない高柳役の反町さんは「人生をかけてきた『仕事』が頓挫し、人生の第二ステージに立った時、人は何に支えられ、どう試練や葛藤を乗り越えていくのか?セカンドキャリアと一言で言っても、環境も人間関係もゼロからのスタートはどんなチャレンジなんだろうと想像しつつ、妥協しない『ビクトリー』の社長役を演じています。魅力的な出演者が織りなす人間関係にも注目して、お楽しみいただけたら幸いです」とメッセージを寄せている。高柳雅史役の反町隆史「オールドルーキー」は7月期、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月30日サッカー以外何もないどん底主人公が新たな目標に向かい、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する、福田靖脚本のドラマ「オールドルーキー」。この度、綾野剛演じる主人公の妻を榮倉奈々が演じることが分かった。妻・果奈子は、主人公・新町の一番のサポーターとして時には厳しく、時に優しく彼を鼓舞してきた元人気アナウンサー。2人の娘・泉実(稲垣来泉)と明紗(泉谷星奈)を育てるためにも、新町の第二の人生を必死でサポートしていくが、現実に直面し、心が折れそうになる新町に複雑な思いを抱えていくことに。そして、自分自身も家族のために大きく動き出していく。榮倉さんは「亮太郎の一番の応援団であり、一番の理解者であり、きっとこれまでも亮太郎を献身的に支えて・・・手のひらで転がして・・・きたであろう、夫婦のこれまでのストーリーが垣間見えるような、家族のシーンを作っていけたらと思っています」とコメントしている。「オールドルーキー」は7月期、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月29日俳優の中川大志が、7月期に放送される綾野剛主演のTBS系日曜劇場『オールドルーキー』(毎週日曜21:00~)に出演することが29日、発表された。本作は、現役を引退したサッカー元日本代表が新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。綾野が演じる主人公・新町亮太郎は、底抜けに明るく、サッカーに人生をかけてきたプロサッカー選手。しかし、怪我の影響で低迷し、J3のチームに所属後、37歳で突如現役引退に追い込まれてしまう。37歳にして新人。社会人デビューとしてはあまりに遅すぎる新町がどん底の中で出会ったのは、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」。サッカーを心底愛し、スポーツを誰よりもリスペクトしているからこそ、そして、サッカー選手だった自分を誇りに思っていた娘たちのために、新町はそこで働く決意をする。5月23日からスポーツマネージメント会社「ビクトリー」で働く個性豊かな面々をはじめとしたドラマ出演者たち=本作のベストイレブンを随時発表している。このたび、2019年に第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、その演技力を伸ばし続けている中川大志の出演が発表された。役者歴が長く、映画はもちろんドラマ、バラエティやラジオなど多岐にわたって活躍している中川。NHK大河ドラマへの出演は4作品にもなるという実力派だが、意外にもTBS日曜劇場へのレギュラー出演は今作が初となる。中川が演じるのは、「ビクトリー」の高学歴若手社員・城拓也(じょう・たくや)。育ちがよく、スポーツが大好きという理由で入社したため、遊び感覚で仕事を楽しんでいる。小学生の頃に、日本代表戦に出場していた新町に憧れてサッカーを始めたという根っからのサッカー好き。新町が同じ会社の“オールドルーキー”として奮闘する姿は、純粋に新町をリスペクトする城にどのような影響をもたらすのだろうか。○■中川大志コメント中学生の頃から、TBSドラマの現場では沢山のことを学び、その後の俳優としての核となる、かけがえのない時間を過ごさせていただきました。いつか絶対に立ちたい! と夢見ていた、憧れの日曜劇場に初めて参加出来ることが本当にうれしくて、ドキドキしています。普段俳優という表舞台に立つ職業をしていますが、僕自身、裏方の仕事にも常に興味を持ってきました。今作の台本を読んで、アスリートと全力で向き合い、どうやったら良いパフォーマンスをして貰えるのか、どうやったらその人の魅力が一番伝わるのか、常に考え、裏から支えていくマネージメントの仕事にとても魅力を感じました。幼い頃から、スポーツには沢山の感動を貰いました。アスリートの方々、スポーツ業界で働く方々へのリスペクトを忘れず、存分にその世界を楽しみたいと思います! お楽しみに!
2022年05月29日「NEWS」の増田貴久が、福田靖脚本で贈る7月期のTBS新日曜劇場「オールドルーキー」に出演することが分かった。サッカー以外のスキル&経験なしのどん底主人公・新町亮太郎(綾野剛)が、新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語にもなっている本作。今回、増田さんが演じるのは、そんな主人公が働くことになるスポーツマネージメント会社「ビクトリー」のエース・梅屋敷聡太。自身の学歴に激しくコンプレックスを持つ梅屋敷は、仕事が上手くいった同僚や、自分より優れた後輩を猛烈にライバル視する一面も。彼が仕事にかける情熱やその背景が明らかになるとき、どのような彼の葛藤が見えてくるのか注目だ。TBS連続ドラマへの出演は、「レジデント~5人の研修医」から10年ぶりとなった今回。増田さんは「久しぶりにTBSのドラマに呼んでいただけてうれしいです!」と喜び、「この作品の素晴らしさを伝える1つのピースとして、精一杯頑張ります」と意気込んでいる。「オールドルーキー」は7月期、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月25日福田靖脚本ドラマ「オールドルーキー」より、綾野剛演じる主人公が働くスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社長秘書役で岡崎紗絵が出演することが分かった。本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底主人公・新町亮太郎が、新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。新町を綾野さんが演じるほか、上司役に高橋克実、愛娘役に稲垣来泉と泉谷星奈が決定している。今回新たに発表された岡崎さんは、『シノノメ色の週末』「パーフェクトワールド」「ナイト・ドクター」「ドクターホワイト」やバラエティ番組などに出演、モデルとしても活躍し、マルチな才能を見せている。本作で演じるのは、「ビクトリー」の社長が絶大な信頼を置く凄腕社長秘書・真崎かほり。夜な夜な飲み会を開いては優しい言葉を投げかけることから、社員たちにとって女神のような存在で、一目置かれている。一方で、社長秘書として社長の辛辣な社員評価を知り尽くしているが、そのことは決して社員には明かさないという小悪魔系女子でもある。「名だたる俳優の皆様とご一緒できるのはとても光栄です」と出演を喜んだ岡崎さんは、「葛藤するけども、持ち前の明るさと強さで打開し、新たな道を切り拓いていく。今までにない考え方や行動で、周りをも巻き込んで影響させていく。熱を伝導していくパワーを持った主人公に、私も熱く感化されて、希望溢れる作品の一員になりたいです」と意気込んでいる。「オールドルーキー」は7月期、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月24日7月期のTBS新日曜劇場は、綾野剛主演の「オールドルーキー」を放送。「HERO」「海猿」シリーズの福田靖脚本による完全オリジナルドラマとなる。本作は、サッカー以外のスキルや経験が何もない、どん底に追い込まれた主人公・新町亮太郎が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために、37歳の新人が奮闘する家族再生の物語。日曜劇場初主演となる綾野さんが演じる新町は、サッカーに人生をかけてきた底抜けに明るいプロサッカー選手。日本代表まで上り詰めたが、怪我の影響で低迷。その後、J3のチームに所属していたが、37歳で突如、現役引退に追い込まれてしまう。社会人デビューとしてはあまりに遅すぎる新町がどん底の中で出会ったのは、現役アスリートの代理人やマネージメントを行うスポーツマネージメント会社「ビクトリー」。サッカーを心底愛し、スポーツを誰よりもリスペクトしているからこそ、何よりもサッカー選手だった自分を誇りに思ってくれていた娘たちのために、新町はそこで働く決意をする。しかし、その娘たちには、引退したことを言えないでいる…。また、心のどこかでは “引退”が未だ受け入れられない自分がいて、現実の間で揺れ動いていく新町。仕事でも大きな壁に直面する――。そんな「ビクトリー」で働く個性豊かなエージェントたちが対峙するのは、顧客となる現役アスリートたち。今作では、実際のトップアスリートたちに緻密な取材を行っている。例えば、野球では現役で活躍する鈴木誠也選手に取材し、選手としての葛藤や、自身が所属しているスポーツマネージメントの話などを聞いたほか、有名アスリートたちの生の声も反映させているという。綾野さんは「脚本の福田靖さんが描く新町や登場人物に対する愛がとても深く温かく、時に苦しく、それでも前進するための人生において大切なメッセージをたくさん受け取ることができ、ドラマチームの真摯な眼差しと志と向き合いに僕自身とても勇気をいただきました。登場人物だけが主役なのではなく、作品自体が主役なのだと思える作品に出会わせていただきました」と本作について語る。また、撮影に向けてサッカーの練習中だという綾野さん。「初日はシュートも打てず、無人ゴールなのにネットを揺らすこともできず、本当に何もできないところからのスタートでした。ですが信頼するコーチ、スタッフと共に日々サッカーと向き合うことこそが本当のスタートだと毎日自身を鼓舞しています」と報告し、「毎日新たな発見があり、まさに日々成長です。やりがいが、生きがいに進化した新町が辿ってきた軌跡を、そして登場人物全ての、これからのオールドルーキーを一緒に紡いでくれるチームと全霊で挑みます」と意気込みを語っている。日曜劇場「オールドルーキー」は7月期毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年03月23日13歳&9歳子鉄兄弟の母で、日々のささいなできごとなどをマンガにしている山田黒蜜さん。今回は、新しい職場で働くことになったお話。フレッシュではない四十路の新人、山田さんにかけられた言葉は……。★前回:「アホらしい…」息子から学んだ最高の夫婦喧嘩の解決法 #40代ダイアリー 5こんにちは、山田黒蜜です。転職し、新人だけどフレッシュではない私は、物覚えが悪いため大量のメモを持ち歩きながら働いています。手に職があり、資格が必要な職人気質の人が多いからか、とても落ち着いた環境で、平均年齢はなんと54歳!ゆえに、四十路の私にも「若い子が来てくれてよかったね」「平均年齢下がったよ」と、20年くらい前に言われたせりふを再び言ってくれて、ちょっとうれしいです。あと、今の職場は制服があるのですが、制服って年齢が顕著に出ますね。腰周りとかおばさんだな、と。「若い子は後ろ姿スッキリしてるな~」って、いつも眺めています(笑)。★関連記事:「薄毛・抜け毛の救世主?」日本の伝統ヘアケアアイテムを手に入れたいけれど… #アラフィフの日常 41★関連記事:「え? 血尿!?」脇腹が痛く、頭痛に吐き気、悪寒まで… #43歳で腎がんになった話 1★ウーマンカレンダー連載マンガ著者/山田 黒蜜(45歳)13歳&9歳子鉄兄弟との日々ささいなできごと諸々をマンガにしている。乗り好きママ鉄初心者。Instagram:@yama_da_diary
2021年11月02日