有川浩の同名小説を岡田准一と榮倉奈々の共演で実写化した『図書館戦争』の続編となる『図書館戦争-THE LAST MISSION-』の製作が決定し、ふたりのコメントが公開された。本作は岡田、榮倉のほか田中圭、福士蒼汰ら前作の主要キャストが続投し、来年10月に公開される。その他の画像映画『図書館戦争』は、国家によるメディア検閲が横行する近未来を舞台に、読書・表現の自由を守るために図書館が組織した自衛組織“図書隊”と、国家権力のバトルを、ハードなアクションや青春ラブコメディの要素を絡めて描いたエンターテインメント作品。『…-THE LAST MISSION-』では、前作で描かれた図書防衛の戦闘“小田原・情報歴史図書館攻防戦”から1年半後を舞台に、過去最大の難敵に立ち向かう堂上篤(岡田)と笠原郁(榮倉)ら図書隊の姿が描かれる。岡田は「続編をやらせていただけることをうれしく思います。また『図書館戦争』の世界に入ることができるのが今から楽しみです。前回を超えるスケールを目指し、前作同様のスタッフ、キャストの皆様とともに頑張っていきたいと思っています」と意気込みを語り、榮倉は「前回の撮影から1年半、ついに来たかという感じです。台本をいただいて、前作で岡田さんからしごかれた思い出がよみがえりました(笑)。個人的に郁ちゃんの成長した部分を披露したいと思っていたので続編と聞いてうれしく思っています。みなさん成長した郁の姿を楽しみにしていてください」とコメント。前作に引き続きメガホンを執る佐藤信介監督は、「前作から続編を望む声が多く、その声に押されて実際に取り組むことができて、スタッフはもちろん、キャストも喜んでくれています。近未来とはいえ、現実の日本で起こる戦争を題材にした作品は他にないと思いますし、そこに恋愛ドラマも入っている映画は無いと思っています」といい、「続編は、1作目より人間ドラマもアクションも、さらにパワーアップをさせて、他のどの作品でも味わえない見たこともない世界を作り上げていきたい。一度、戦いを終えた仲間でもあるので、実現できると思います」と語っている。原作者・有川氏は「続編がこんな形で叶ったのは、『図書館戦争』を愛してくださった方々の起こした奇跡です。奇跡をスクリーンで見届けるのを心待ちにしています。皆さんもぜひご一緒に!」とコメントを寄せている。『…-THE LAST MISSION-』には、岡田、榮倉、田中、福士のほか、西田尚美、橋本じゅん、栗山千明、石坂浩二が出演することが発表されており、12月中旬にクランクインを迎える予定。『図書館戦争-THE LAST MISSION-』2015年10月公開
2014年12月04日Amazon.co.jpは29日、Kindleストアに「Kindle アーカイブ」カテゴリを設置し、国立国会図書館所蔵で、近代デジタルライブラリー上で公開しているパブリックドメインの古書をKindle版として販売を開始した。Kindle アーカイブで販売する作品は、安藤広重の「東海道五十三次」、葛飾北斎の「富嶽百景」などの浮世絵や曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」、芥川龍之介の「羅生門」など、日本の著作権保護期間を満了した作品を1タイトル100円で販売する。取り扱いタイトルは、2014年内に1000冊以上を目指す。なお、kindle アーカイブの作品は、Kindle等の電子書籍リーダー、Fireタブレットシリーズ、Kindle Cloud Reader、iPad、iPhone、iPod Touch Androidスマートフォン・タブレットで無料のKindleアプリで閲覧できる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月29日NTTデータは10月20日、同社が構築したデジタルアーカイブシステムによってデジタル画像化されたバチカン図書館所蔵の貴重な手書き文献が、同日より順次バチカン図書館によって本格公開されると発表した。同社は、2014年3月20日にバチカン図書館と初期契約を締結したバチカン図書館デジタルアーカイブ事業において、デジタル画像化された貴重な手書き文献を長期保存・公開するため、デジタルアーカイブソリューション「AMLADR」をベースにデジタルアーカイブシステムの構築を行ってきた。デジタルアーカイブシステムの提供が開始されたことで、AMLADが提供する高機能閲覧ビューワーにより、デジタル画像化したデータを閲覧可能になった。同ビューワーは、バチカン図書館のWebサイトから直接アクセスでき、PCに加えてスマートフォンやタブレット端末からの閲覧にも対応している。バチカン図書館では現在、ボッティチェリの挿し絵が入ったダンテの『神曲』、西暦400年頃ローマで制作された『ウェルギリウス』、ルネッサンス期の装丁芸術における最高傑作とされる『ウルビーノ聖書』、1613年に作成された日本の信者42人が殉教を誓った連判状、日本舞踊の11枚の水彩画など、8冊の文献を公開している。同社は今後、バチカン図書館との初期契約に基づき、2018年3月末までに3000点の手書き文献の電子化を進め、公開点数の増加に伴い、2014年度末をめどに検索機能等の機能拡充を図る。
2014年10月21日NTTデータは20日、同社が構築したデジタルアーカイブシステムで画像化されたバチカン図書館所蔵の手書き文献が、バチカン図書館により公開されたと発表した。文献はバチカン図書館の公式サイトにて無料閲覧できる。同社は2014年4月より、バチカン図書館が所蔵する文献のデジタル画像化作業や、電子化された文献画像データの長期保存システム、画像公開用の閲覧ビューワーなどを含むデジタルアーカイブシステムの構築を、デジタルアーカイブソリューション「AMLAD」をベースに進めてきた。今回、デジタルアーカイブシステムの提供を開始し、「AMLAD」の閲覧ビューアにより、デジタル化した画像をWebサイト上で閲覧できるようになった。画像データは、公式サイトのメイン画面から閲覧可能。最初に表示される言語選択画面で「English」を選択した場合は、「Digitized Collections」の見出し下にある「Digital Collection Viewer」をクリックすることで表示される。同社は2018年3月末までに、3,000冊の文献をデジタル画像化する計画。また、2014年度内をめどに検索機能の追加など、機能拡充を図る予定だ。
2014年10月20日昭和33年に開館した、演劇・映画専門の図書館、松竹大谷図書館(東京都中央区)が、運営資金調達を目的としたプロジェクト“歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。”を、オーマが運営するクラウドファンディング“READYFOR?”にて10月23日(火)まで実施することが発表された。その他の写真松竹大谷図書館は、松竹の創立者のひとりである大谷竹次郎が、昭和30年に文化勲章を受賞したのを記念して設立された図書館。演劇や映画に関する貴重な資料を後世に残し、一般に公開したいという思いのもと、歌舞伎やその他の演劇、映画の台本・ポスターなどを収集・整理・保存して一般公開している。なかでも映画『男はつらいよ』シリーズの第1作から最終48作までの台本など、他では見ることのできない貴重な資料もあり、約43万点所蔵されている。しかし、毎年9000点もの資料が増えていく中で、一点一点資料を整理して公開する作業は困難を極めていることから、現在は運営が厳しい状況にあるという。本プロジェクトは、そんな古きよき本図書館を運営の危機から守るために立ちあげられた企画。平成24年度の運営資金200万円を集めることを目的としており、支援希望者は一口3000円、5000円、1万円、3万円、5万円で参加できる。また、“READYFOR?”は既存の寄付とは異なり、支援額に応じて支援者は、3000円を寄付すると歌舞伎や映画の特製ポストカードがもらえ、1万円を寄付すると、本図書館に所蔵されている演劇や映画台本のうちの100タイトルから作品を選んで、その台本カバー(台本を保護するための手作りカバー)に名前を載せられる権利が与えられるというものだ。“日本の映画・演劇の歴史が刻まれた図書館を守りたい”という思いからはじまる本プロジェクトを、チェックしてみてはどうだろうか。“歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。”プロジェクト9月3日(月)~10月23日(火)
2012年09月03日「フリーター、家を買う。」など女性読者を中心に高い支持を集める人気作家・有川浩による人気シリーズ小説で、累計280万部を超える「図書館戦争」(角川文庫刊)が、初共演となる岡田准一と榮倉奈々を迎えて実写映画化されることが決定した。舞台は2019年の日本。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた近未来。不当な検閲から“本”を守るため、武力行使を許された自衛組織「図書隊」の隊員たちによる命を賭けた戦いと、図書隊員の教官・堂上篤(岡田さん)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉さん)の恋愛模様を描き出す。自衛組織「図書隊」で“鬼教官”堂上篤役を演じる岡田さんは、今回の抜擢について「初共演となる榮倉奈々さんを始めとするキャストのみなさまと、原作者の有川浩さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう撮影に臨みたいと思います」とコメント。「大人気シリーズの原作の映画化ということで、原作ファンの母にも喜んでもらえると思います」と一層気合を込める。これまでにも『SP』シリーズを筆頭に、数々の本格アクションをこなしてきた岡田さんだが、本作でもド派手なアクションシーンに挑むことになりそう。一方、本格アクションは初挑戦となる榮倉さんは、さぞかし緊張しているだろうと思いきや、原作を読み「SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。いつしか本当に図書館戦争のような組織ができるのではないかと思ってしまうくらい日常になじむ、不思議な感覚でした」とその独特の世界観にどっぷり浸かっている様子。また「ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」とコメントを寄せている。2人を率いて斬新な世界観を映像化するのは、『砂時計』や『GANTZ』など、恋愛映画からアクション大作まで幅広いジャンルでヒット作を送り続ける佐藤信介監督。岡田さんと榮倉さんのキャスティングについて、原作者・有川さんは「岡田さん、榮倉さんは以前『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティングです。堂上と郁役には最初からこのおふたりしか挙がっておらず、原作を大事にしたいという意志を痛いほど感じました。お任せしたいと思いました」と後押しをする。映画『図書館戦争』のクランクインは今年10月から、公開は2013年GW予定。TVアニメ、劇場版アニメーション化もされてきた人気作が、果たして実写ではどう描かれるのか?■関連作品:永遠の0(ゼロ) 2013年、公開予定© 2013「永遠の0」製作委員会図書館戦争 2013年GW、全国東宝系にて公開図書館戦争革命のつばさ 2012年6月16日より角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開© 有川浩・角川書店/図書館戦争フィルムパートナーズ 2012天地明察 2012年9月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012「天地明察」製作委員会
2012年08月01日シリーズ累計280万部を突破した有川浩の人気小説『図書館戦争』が、岡田准一、榮倉奈々の初共演で実写映画化されることが決定した。その他の情報『図書館戦争』は、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められ、武力行使が許される近未来の日本を舞台に、不当な検閲から“本”を守る、自衛組織“図書隊”の隊員たちによる奮闘や恋愛を描いたヒューマンドラマ。『砂時計』『GANTZ』2部作などを手がけた佐藤信介が監督を務める。物語は、岡田演じる図書隊員の鬼教官・堂上篤と、榮倉演じる新米女性隊員の笠原郁を軸に、ふたりの恋愛模様やアクションシーンも繰り広げられるという。ふたりの配役について原作者の有川は、「『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティング」だといい、「映像化の企画段階のイメージキャストは複数の役者さんが挙げられるものですが、堂上と郁は最初期からこのおふたりしか挙がっておらず、お任せしたいと思いました」とコメントを寄せている。岡田は「原作者の有川さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう、撮影に臨みたいと思います」といい、榮倉は「原作を読ませていただきました。SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。また、佐藤監督は「本を守るという、特別な使命を持った“図書隊”の過酷なバトルがある一方で、コミカルで瑞々しいラブストーリーでもある。それが『図書館戦争』の魅力であり、多くのファンを生んだ秘密ではないかと思いました。有川先生の生み出された、他では決して味わえないこの世界を、映画化できることにとても興奮しています」とコメントしている。撮影は10月にクランクインし、2013年のゴールデンウイークに公開される。『図書館戦争』2013年GW 全国東宝系にて公開
2012年08月01日明治大学和泉キャンパスに5月1日、地上4階建て、総面積約9,000平方メートルの新図書館がオープンする。スタイリッシュな外観に、ホテルのラウンジのような開放感にあふれた館内。蔵書数は約30万冊からスタートし、最終的には約60万冊にまで増やす予定だという。テーブル席やソファ席、ブース席など用途に合わせてさまざまなタイプの閲覧席を用意し、総閲覧席数は1227席あるとのこと(ベンチタイプの席を含めると1259席)。また、図書館には珍しくカフェを併設。コーヒーを飲みながらゆっくり読書を楽しむ事もできるなど、快適な環境を備えた“滞在型図書館”になる。また、地下にある事が多い書庫も、同図書館は2~4階にガラス張りの「積層集密書庫」を配置。棚は通常よりも4度傾いているために、地震でもすぐには書籍が落下しない仕組みとのこと。1階にはホール(124席)を設け、講演会や図書館に関する授業など多目的に使用できる。新図書館は学生や教職員以外にも、杉並区民の方々(20歳以上)も登録すれば利用可能。開館時間は平日8時30分~22時、土曜日は8時30分~19時。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日難民キャンプでの図書館活動を支援アイエヌジー生命保険は、日本の大手NGOである社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)が実施するミャンマー(ビルマ)難民キャンプでの図書館活動を支援します。2007年から4年連続でSVA主催の「絵本を届ける運動」に参画している経緯から、タイにあるミャンマー(ビルマ)少数民族の難民キャンプでの図書館再建を支援し、社員ボランティアを派遣するなどの計画を進めています。支援対象は、図書館の再建、現地の言葉での童話絵本や紙芝居の出版などに加え、図書館の継続的な運営のための支援などを含みます。アイエヌジー生命保険では、今年も全体の8割近い社員が絵本作成ボランティアに参加し、絵本作成冊数は、2007年から今年(2010年11月末時点)まで過去4回分をあわせると4,000冊を超えます。
2010年12月25日国立国会図書館に足を運ぶことがたびたびあります。整然とした館内で「あの文献の後はあれを見たいな~」と考えているだけでゾクゾクと興奮を覚えるというか、いるだけで「勉強している」気がしてきます。「ヨガを始めようと思ったらまずヨガウエアとヨガマットをそろえるタイプ」ですが、好きです国立国会図書館。そんな国立国会図書館。一利用者として訪れるたびに、気になっていることがあります。何かというと、館内にいるスタッフの方の多さ。もちろん、年間の利用者数は45万7,140人(平成20年)という巨大な図書館なのでスタッフさんが多くて当たり前。でも、図書カウンター(※1)や複写カウンター(※2)など複数の受付カウンターで働いている方の数を見るだけで、それぞれざっと数十人もいらっしゃるんです。皆さん、慌ただしく業務を行っているので、とても忙しいのだと思います。見えているところだけでもこの数なのであれば、一体、全体ではどのくらいなのか……。想像して途方に暮れたので、広報の方にぶつけてみました。広報の渡辺さん「国立国会図書館は東京本館(永田町)、関西館(京都・精華町)、国際子ども図書館(上野)の3館があります。3館合わせた職員数は現在898人です。東京本館については、現在約720人の職員がいます。ちなみに、建物の総面積は新刊と本館を合わせて148,000平方メートル。東京ドームの3倍以上です。ただ、大部分を書庫が占めるので、利用者の方はそれほど広くは感じないと思います」―そんなに!図書カウンターにいらっしゃる方だけでもすごい人数ですもんね。渡辺さん「現在カウンターの受付の一部や検索パソコン近くで操作のサポートしているのは外注業者なのです。ですから、職員の数には含まれません」ちなみに、外注業者の人数は増減があるので正確な人数を出すのは難しいそう。―それでは、720人の職員の皆さんはどんな業務をしていらっしゃるんですか?渡辺さん「利用者の方にあまり知られていない業務では、国会議員のレファレンスに対応する、調査及び立法考査局という部署があります。調査依頼に応えるほか、審議に使われそうなテーマを事前に予測してレポートにまとめます」―それは知りませんでした!渡辺さん「このほか、毎日納入される蔵書の受け取りとデータの作成や、壊れてしまった本の補修。『近代デジタルライブラリー』などウェブサイト上のさまざまなコンテンツ作成に関わるスタッフがいます」―分かりました。ありがとうございました。きっとすごい人数だろうと思ってはいましたが、私のちっぽけな予想をはるかに超えていました。これから利用する際には、書庫に眠るたくさんの蔵書だけでなく、働いているたくさんの方にも思いをはせたいと思います。すごく有益な勉強している気分になれそうです。※1蔵書はすべてスタッフしか立ち入ることができない書庫にあるので、利用者は図書カンターで利用したい蔵書を請求し、取り出してもらう(混んでいる際は20分くらい待つこともある)※2利用者が自分でコピーを取ることはできない。複写カウンターで依頼する(こちらも混んでいる際は20分くらい待つ)(小川たまか/プレスラボ)【関連リンク】国立国会図書館なかに食堂もあります銀行の窓口で、後ろでこちょこちょしてる人って何してるの?人のお仕事は気になる
2009年10月21日