「固太り」という言葉を知っていますか?筋肉や脂肪が固くなってしまっている状態のことを指し、痩せにくい太り方のひとつとも言われています。今回はそんな固太りの原因や簡単な見分け方、さらにおすすめのストレッチやマッサージのやり方までご紹介します。固太りとは固太りとは、筋肉や脂肪が多く硬い状態であることを指します。筋肉や脂肪が固いということは、血流を阻害している可能性があり、老廃物の流れが滞っているため、なかなか脂肪が落ちにくく、疲労も取れにくくなってしまいます。したがって、痩せにくい、そして冷えている方が多いです。固太りかどうかを見分ける方法脂肪や筋肉をつかんでみて、つかみにくい、硬い、痛い、セルライトの凸凹が見えるなどが目安です。脂肪をつかんでつかみにくい、硬くて痛いと感じた場合は、その奥にある筋肉も凝っていることがあります。それは、筋肉が凝ることによって、筋膜に緊張が生まれ、その硬さ・緊張は伝搬していくからです。そして、筋肉、筋膜、脂肪などの硬さや緊張が、血管を圧迫して血流が悪くなり、冷えていきます。固太りになる原因筋肉が固くなりやすい人は、固太りになりやすいと言えます。ストレスを溜めたり、精神的にも緊張しやすいと、筋肉も緊張し固くなってしまいます。また運動の後にクールダウンをしないなど、ケアが足りていない場合も筋肉を固くする原因に。さらに薄着をしていて外側から体を冷やしてしまうことも、筋肉や脂肪を固くし、セルライトを作りやすくします。固太りを解消するためのダイエットの進め方筋肉を緩める・リラックスができる方法で運動をするヨガはその点、筋肉を使いはしますが、使った後リラックスさせる目的があるので、向いています。温水プールやジャグジーで歩くことも、筋肉をリラックスさせますが、体が冷えないように注意しましょう。脂肪や筋肉を柔らかくするセルフケア脂肪や筋肉に刺激を与えることも、血流を良くするために大切です。後ほどマッサージのやり方をご紹介します。体を冷やさず温めるようにする薄着をせず羽織れるものや膝かけを持っておく、首や足首を温める、入浴をするなど、体を冷やさないようにしましょう。ストレスを溜めないようにするストレスも筋肉を緊張させ、血流が悪くなるので、発散もしくは癒しの方法を持っておくといいでしょう。固太り解消に効果のあるストレッチわにのポーズ<やり方>STEP1:仰向けになり、右ひざを左手で引き寄せます。息を吐きながら膝を左へと倒していきます。STEP2:右腕は右へ伸ばして目線で右手を見ておきます。呼吸をゆっくりと繰り返します。STEP3:こぶし、または手のひらで、お尻や外もも、腰回りなどをさすってゆるめます。テニスボールをころころ転がしてもいいでしょう。STEP4:反対側も同様に行います。コアラのポーズ<やり方>STEP1:仰向けになり、両膝を立てます。右足首を左ひざにかけたまま持ち上げ、左膝裏を左手で持って、ゆっくりとお腹の方に引き寄せます。STEP2:右手のこぶし、または手のひらで、お尻や外もも、腰回りなどをさすってゆるめます。テニスボールをころころ転がしてもいいでしょう。STEP3:反対側でも同様に行います。固太り解消に効果のあるマッサージ皮膚から脂肪をつまんで引っ張ります。例えばももや二の腕なら、横長につまみます。縦長につまむよりもつまみにくく、硬くて痛みを感じやすいはずです。つかみにくい方向でつかんで、引っ張ってみましょう。お腹でも腰でも、どこでも大丈夫です。こうすることで筋膜を通して筋肉にも刺激が伝わります。痛みの刺激は、脳に伝わり、脳はその部分に血流を送るように指令を出します。つかむことで内出血の赤みが出る場合がありますが、毛細血管の内出血が引いていくときに、周りの老廃物を毛細血管に回収してくれます。固太りは筋肉や脂肪をほぐして解消固太りチェックの結果はいかがでしたか?もし脂肪や筋肉が固くてつかみにくかったり、痛かったりした場合は、あなたも固太りをしている可能性が大。ストレッチやマッサージで筋肉を緩めつつ、体を冷やさないようにすることも大切です。美宅 玲子ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター
2019年11月07日サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート『「固太り」ってどうしたらいいの? 原因と解消法は? 』を公開した。太っている人は大きく分けると、見た目がやわらかそうな「ぽっちゃりタイプ」と、肉質が固そうに張っている「固太りタイプ」の2つのタイプに分かれるという。固太りの可能性がある人は、「太っていても筋肉量が多いように見える」「全体的にがっちりした印象」「上半身よりも下半身が太く見える」「肉をつかみにくい」「便秘がち」「食事量や内容を見直したり運動をしたりしてもなかなかやせない」といった特徴があるとのこと。ダイエットをした場合、固太りタイプはやせにくいと言われているという。固太りは、長期間にわたりスポーツをしてやめてしまった人がなりやすいそうで、筋肉の間に脂肪が入りこんでいる「霜降り肉状態」のため固くなっており、実際に触ってみてもぽっちゃりタイプよりも固いという。スポーツの経験が特にないのに固太りしている人の場合は、血流が悪いことも原因として挙げられるとしている。血流が悪化すると新陳代謝が滞るため、老廃物が排出されるまでに時間がかかるという。古くなって弾力を失った細胞が留まることが「固太り」につながり、シミ・シワ、ケガの治りが遅いなどのトラブルも現れるとのこと。固太りを解消するには、血流を良くすることが重要なポイントで、「食事」「運動」「生活習慣の改善」の3つを組み合わせると相乗効果が得られるという。「食事」は、量ではなく食べる内容を変えることをすすめている。冷たい食べ物・飲み物を日常的に口にしていると、体は冷えて血流が悪化する。口に入れるものは、なるべく常温~温かいものにするほか、体を温める効果があるとされる食品を摂取するのがよいという。「運動」で気をつけたいのは、激しい運動をしないようにする。固太りの人が激しい運動(無酸素運動)をすると、速筋という固い筋肉がつき、固太りの解消にはならないとのこと。ウォーキング、ランニングなどの有酸素運動やストレッチ、ヨガなどのゆっくりとした運動が効果的であるという。有酸素運動やゆっくりした運動を行うと血流がよくなり、基礎代謝のアップやインナーマッスルも鍛えられ、固くなった脂肪が燃焼しやすくなるとのこと。固くなっている部分をもみほぐすようにマッサージすることを日課にすると、さらに効果的だという。自律神経の乱れも血流を悪化させ、固太りを招く原因となるため、「生活習慣の改善」も重要とのこと。食事をなるべく決まった時間に規則正しく食べるようにすると体内時計が正しく機能するようになり、体のさまざまな機能も適切に働くようになるという。入浴の習慣化も大切で、38~40度のお湯にゆっくり浸かると血流がよくなるだけでなく、リラックス効果があるので質の良い睡眠が得られるという。詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事『「固太り」ってどうしたらいいの? 原因と解消法は? 』で解説している。
2017年10月02日