歴史的出来事も占いで決められていた?そんな世界に残る伝説を、手相占い芸人の島田秀平さんに聞きました。信じるか信じないかは、あなた次第。実は、偉人たちは占い好きだった!?「昔から、大きな決断を迫られる人は占いに頼りがちでした」と、島田さん。権力者と占いにまつわる逸話は、数々あるそう。「そもそも政治のことを『政(まつりごと)』といいますが、その中には占いという意味も含まれています。邪馬台国の女王・卑弥呼も、占いなど呪術を使って国を治めていたといわれていますよね。秦の始皇帝は、占いで旅先を決めていたとも。歴史の一部は、こうして占いによって作られているんです」さっそく島田さんのナビゲートのもと、偉人にまつわる占い世界史を見ていきましょう!紀元前300年代:アレクサンドロス大王は“夢占い”で敵地攻略を予知!?「ギリシャの英雄・アレクサンドロス大王は、父親譲りの夢占い信者。そもそも父のフィリッポス2世が見た夢を、お抱え夢占い師のアリスタンドロスが『獅子のように勇ましい子が生まれる』と解釈し、誕生したのがアレクサンドロス大王だったといわれています。そんな大王が、テュロス(現レバノン)を攻略しようとしてなかなかできず、数か月過ぎたある夜、夢に見たのがギリシャ神話の半神半獣・サテュロス。これをアリスタンドロスはテュロス陥落の前兆とし、その直後に実現したとか」1500年代:武田信玄には敵を欺くための“手相影武者”がいた!?「その時代、風水や陰陽五行説が流行っていた中、武田信玄が注目していたのは手相占い。証文に使われる敵将の手形を取り寄せて、手相が観られる軍師に線の様子を読み解かせ、『この相手は運が強いから味方につけましょう』『こっちは弱っているので今が攻め時です』と助言を受けていたよう。また、信玄に仕える武将の中から一番手相のいい者を呼んで、自分の“手相影武者”にしていたという話もあります。そうやって敵を牽制したり、混乱させたりして情報戦を制していたんでしょうね」1600年代:徳川家康は“陰陽道”を駆使して江戸の町を作っていた!「徳川家康が江戸の町を守るため、北東の鬼門に寛永寺と神田神社を、南西の裏鬼門に増上寺と日枝神社を建てたというのは有名な話。その根拠とされたのが、陰陽道です。ただ、これは家康のアイデアではなく、南光坊天海というお坊さんの進言によるもの。この人は、武田信玄などにも仕えた実績の持ち主だったんですね。そもそも江戸の土地を風水の観点から『アリ』と判断したのも天海。江戸城設計の仕掛け人なんていわれますが、長年続いた江戸時代の泰平の立役者ともいえるのでは?」1800年代:ナポレオンは“ファラオの占い”で連戦連勝を達成!?「フランス革命後の混乱を収めて、軍人からフランス帝国の皇帝にまで上り詰めたナポレオン。その躍進の陰に、ある占いの書があったといわれていることをご存じですか?その書とは、古代ファラオの占いを伝えるパピルスの書で、ナポレオンのエジプト遠征の際に、同行した学術調査団が発見したとされています。のちにこれは『運命の書』と呼ばれ、人生を左右する大きな決断を下すときに、彼は必ずこの書を用いたとか。ところが戦いのどさくさで失くしてしまい、その後、失脚しています」島田秀平さん手相占い芸人。これまで1000人以上の芸能人の手相を鑑定。新書『島田秀平が3万人の手相を見てわかった!「ご縁」のつかみ方』(SB新書)が2018年1月6日に発売!※『anan』2017年12月27日号より。写真・土佐麻理子イラスト・沼田光太郎取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2017年12月23日数年前から“せんべろ酒場”なんて言葉が20代女子の間でもおなじみになりましたが、味のある酒場が一番似合う人たちといえば、そう、おじさん。そんな素敵なおじさんたちがいる酒場の“いい景色”を、愛ある画と言葉で綴った書籍が、いま密かに話題です。著者は、酒場が大好きなライター&編集者の山田真由美さんと、おじさん大好きなイラストレーターのなかむらるみさん。お二人に、酒場の聖地・立石の立ち飲み串揚げ屋で、お話を伺いました。「酒場には人生の悲哀を感じさせる独特の哀愁があり、そこにはおじさんがよく似合う。溶け込むように佇む彼らを見ていると、私は彼らの生きてきた道筋がすごく知りたくなるんです。酒場の縁は一期一会、運が良ければそんなおじさんの人生の一片を語ってもらえることも。そんなふうにして聞かせてもらった楽しい話や、眺めて胸に響いた風景をまとめたのがこの本です」(山田さん)「私の中では、喫茶店、お祭り、そして酒場が、おじさんが輝くステージなんですね。おじさんがいる酒場はおいしそうに見えるし、一人で飲んでいるおじさんの背中には物語が見えてくる。あの、酒場の茶色い空間に自然にスッと“収まれる”のは、おじさんにしかできない芸当です」(中村さん)本書は、酒場好きにはたまらないお店25軒分のおじさんエピソードを掲載。加えて、酒場道のパイオニア・太田和彦さんとの鼎談も収録。どこを読んでも、切なく優しくそして温かい、あの酒場独特の空気感がたっぷり。今すぐ暖簾をくぐりたい、そんな気分になってくる。ということで、酒場&おじさん初心者におすすめの店をお二人に聞いてみました。「どちらにも慣れていない人は、ますは渋谷の『富士屋本店』がいいでしょう。一番入りやすく居心地も良いはず。酒場には慣れているけれどおじさんはまだ…な人は、武蔵小山の『牛太郎』かな」(山田さん)「逆におじさんは得意でも酒場は初心者の場合は、銀座の『三州屋』へ。いずれにしてもそのお店がある街によって、おじさんの雰囲気も随分変わります。その違いを楽しむのもオツですよ」(なかむらさん)お酒好き、呑み好きに愛される酒場25軒の魅力と、そこで見かけたおじさんの愛らしい様子を描いたエッセイ集。巻末にはおすすめ酒場100軒のリストも。亜紀書房1400円。右/やまだ・まゆみ出版社勤務を経てフリーに。日本全国の酒場を訪ねるのが至上の喜び。好きが高じ、今年、下田に酒場をオープン。左/なかむら・るみイラストレーター。おじさん愛が炸裂した著書『おじさん図鑑』(小学館)は13万部超えのベストセラーに。※『anan』2017年12月27日号より。写真・土佐麻理子(by anan編集部)
2017年12月21日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、タレントの高田夏帆さんです。タフ&天真爛漫な性格も魅力!注目を集める仮面ライダーヒロイン。高校生のときにたまたま出演したTV番組が事務所の目に留まり、芸能界へ。「初めてのことだらけで辛いこともあったけれど、昔から“何でも楽しんだもの勝ち”と思える性格なんです。肌はストレスに正直で荒れちゃうんですけどね(笑)」。現在は『仮面ライダービルド』のヒロインを演じている。「親戚からLINEがきたり、1回の放送でインスタのフォロワーが100人も増えたり、反響が嬉しい!」。今後は、「お芝居はずっと続けたい。女優だけでなく、今できることに挑戦していきたいですね」4年前から飼っているカエルのたまちゃん。オタマジャクシから育てました。触るとぷにぷにしていて可愛いんです♪仮面ライダー愛でついつい買っちゃう!仮面ライダーのお菓子はコンビニで必ずゲット。グミやチョコが大好き。21歳、お酒を飲んで大人の階段上ってます。梅酒と酒のおつまみが大好き。「とりあえず生で」って言うのが憧れです!たかだ・かほ1996年生まれ。女優、タレント。『王様のブランチ』ではリポーターも務める。※『anan』2017年12月27日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年12月21日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、女優、タレントの坂ノ上 茜さんです。「王様のブランチ」の新リポーターとして奮闘中。中学生の時にデビューし、女優として活動してきた坂ノ上さん。この秋からは、人気情報バラエティ番組のリポーターに就任。「いろんな場所に行けて楽しいです。初めてのロケは台湾で、急いで実家からパスポートを取り寄せました(笑)。食レポなどまだ慣れないんですが、技術がないからこそ、素直に感じたままを表現しています。ブランチは地元・熊本でも放送されているので、家族に見てもらえるのも嬉しい」。来春には大学を卒業予定。「女優業もさらに頑張りたいです。ああ、卒論書かなきゃ…!」ラクな服が好きだけどたまにはフェミニンに普段はメンズライクな服が多いけど、背中開きやスリットに弱いんです。毎日食べたいほどお肉LOVE一人焼き肉してしまうほどの肉好きです(笑)。これは京都で食べた近江牛。ロケで行ったおかげ横丁。また行きたーい!風情があって素敵でした。蓮台寺柿のジュース、おいしかったなあ…。さかのうえ・あかね1995年生まれ。2015年に『ウルトラマンX』のヒロイン役で本格女優デビュー。インスタグラム(@sakanoueakane)にはブランチロケのオフショットも。※『anan』2017年12月20日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2017年12月17日Back number1年ぶりの新曲は『瞬(まばた)き』。佐藤健×土屋太鳳ダブル主演による映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の主題歌だ。いままでもドラマや映画の主題歌を数多く歌ってきた彼らだが、今回は「実はかなり苦労した」と清水さん。「実話を映画化した作品なので、誰かの人生に大きく関わることに気を遣いましたし、主人公の尚志さんと僕に共通点があまり見つからなくて……。彼は本当に一途に彼女のことを思い、素晴らしい行動をした方ですし、なかなかできる行為ではないわけです。でき上がるまで、すごく悩みました」(清水)今まで清水さんが書いてきた歌の主人公は、どこか清水さん自身を思わせるキャラクターでもあった。「やっぱり自分の歌として感情移入できないと、歌い続けることは難しい。ただ、いろいろ考える中で、何のために生きているのか、というキーワードが浮かんできたんです。人生って何だろう、生きるって何だろうと、自分と対話しながら書いていきました。その結果、すごく強い歌になったと思います」(清水)≪幸せとは~大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ≫というフレーズから始まり、切ないメロディながらも聴き終わるころには少しだけ力をもらえる、そんな曲だ。清水さんのいつも以上にハイトーンなボーカルが、ひしひしと心に迫る。「言いたいことは、この歌い出しに凝縮されている気がします。日常生活の中で幸せを感じる瞬間はたくさんありますけど、僕の場合は、この歌詞のように、誰かのためになったんだなって実感するときに、幸せや、やり甲斐を感じます。それは音楽を作ることにも、似ているんですよね」(清水)「歌い出しは決まったものの、作詞にかなり悩んでいるとは聞いていました。でも完成したものを聴いたら、さすがだな、いい歌詞だなと素直に思いました。試写会で『瞬き』が流れてきて、映像とすごくマッチしていて感動しましたね」(栗原)「作品に寄り添いたいと思いつつも、最終的にはback numberとして納得できる一作を作ることを優先しました。映像と歌が一緒に流れてはじめて、おおー!こうなりますか、って」(清水)昨年末ベスト盤をリリースし、今年30万人を動員したアリーナツアーも大成功に終わった。この『瞬き』を皮切りに、来年は次のステージへ、さらに羽ばたいてくれるはず。「ベスト盤の選曲を通し、過去を振り返ることができました。それでまた自分たちが聴きたい歌、歌い続けたい歌とは何かが見えてきたので、そういう作品を作り続けていこうと、決意を新たにしました」(小島)「気持ちの部分では新しいバンドをやってるような感じですが、さあ変わろうぜ、でもないし、変わらずこのままで、みたいな気持ちもない。素直に自分たちがやりたいことが自由にできているのは、ファンの皆さんのおかげですし、すごく幸せなバンドだと思っています」(清水)17th single『瞬き』(映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』主題歌)【初回限定盤CD+DVD】¥1,800DVDには「瞬き」のMVと、レコーディングやMV撮影の模様を収録。【通常盤CD】¥1,000(UNIVERSAL SIGMA)12月20日発売。バックナンバー写真左から、小島和也(B)、清水依与吏(V&G)、栗原寿(D)。2011年『はなびら』でメジャーデビュー。今年はバンド史上最大の全国アリーナツアーを行い、人気を不動のものにした。※『anan』2017年12月20日号より。写真・土佐麻理子文・北條尚子
2017年12月16日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、女優の井本彩花さんです。15代目“国民的美少女”はバレエが特技の14歳!今年の「全日本国民的美少女コンテスト」で8万人超の応募者の中からグランプリに輝いた井本さん。「まさか自分が、と思いましたが、事務所の方からは『度胸があるのがよかった』と言っていただきました。長年バレエを習っていてコンクール経験もあるので、人前で緊張しないほうなんです。目標は武井咲さんのような、幅広い役を演じられる女優さんになること。あと、ファッションショーに興味があります。ライトを浴びて、ランウェイを歩いてみたい!やっぱりステージに立つのが好きなのかな」子供の頃から踊ることが大好き。バレエを始めて8年目。カラダの柔らかさと姿勢には自信があります!キャラクターグッズに癒されています。かわいい系はもちろん、「ぐでたま」「ニセたま」などシュールキャラも。夢の女優デビュー!休憩中は台本に没頭。初ドラマはバレリーナを目指す女の子役。バレエをしていてよかったです。いもと・あやか2003年生まれ。『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の第9話(12月7日放送)で女優デビュー。。※『anan』2017年12月13日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2017年12月12日近年、数々の演劇賞を受賞し、注目を集めている「劇団チョコレートケーキ」。その甘く可愛い劇団名からは想像できないような、歴史的事件や社会的テーマを扱った、硬質で濃密な作品を作り続けている。その中核を担うのが脚本担当の古川健さんと、演出担当の日澤雄介さんだ。ひとつの歴史の裏と表を描いた2作。「もともとは脚本のネタに苦しんで、どうしたら苦しくなくなるかを考えたときに、自分の興味のあることを書いてみようと思ったのが発端でした」(古川さん)あさま山荘事件や大正天皇など、歴史や社会的な事象を扱いながらも、古川さんが描くのは、「そこに関わる個の人間の感情の機微。あくまでも等身大の人なんです。自分の感性に落とし込んで観られるからこそ、多くの人に支持してもらえたんだと思います」(日澤さん)そこに、「演劇はやっぱり娯楽だと思うんです」と古川さんも続ける。「そのために、もっともらしい嘘を入れることもたびたび(笑)。ただ、僕自身の主張を語らせるような嘘はつきたくないと思っています。モチーフに対するリスペクトを失ったら、作品が途端に胡散くさいものになりますから」(古川さん)それを演出する日澤さん側は、「あえて知識を入れないようにしている」という。「もともと本をあまり読まないのもあるんですが、基本的に、脚本に書かれたものがすべてだと思うようにしています。僕のような史実を知らない人間が観たとき、ちゃんと枠組みを理解して楽しめるのかが大事だと思うので」(日澤さん)社会派劇というとなんだか小難しそうに感じるけれど、この完全分業システムが、題材について何も知らずに観ても、わかりやすく、楽しめる舞台を生み出している。そんな彼らの次回作は、初演時から2本同時上演されてきた『熱狂』と『あの記憶の記録』の再々演だ。「そもそものコンセプトは、第二次世界大戦を直接描かずに表現したいというもの。この2本はいわば、そのプロローグとエピローグに位置しています」(古川さん)『熱狂』ではヒトラーが国民の心を掌握していく過程を、『あの記憶~』では戦後25年を経た中東の家族を軸に、過去の記憶が描かれる。「ひとつの歴史の表と裏で、全然カラーが違う作品です」(古川さん)「1本だけでも楽しめる強度を持っている作品ですが、2本観ていただけたら、我々が伝えたいものが明確に伝わると思います」(日澤さん)『熱狂』『あの記憶の記録』初演は’12年。その翌年、劇場との特別提携公演として再演。第二次世界大戦というどっしりと重い題材を、まったく違う時代や国を舞台にした2作で描くという企画の面白さとドラマの重厚さで、観客の大きな支持を得、CoRich舞台芸術アワード!を受賞。撮影・池村隆司(共に2013年の公演より)12月7日(木)~19日(火)池袋・東京芸術劇場前売り3800円当日4000円2作品共通チケット7000円初日割3500円U25(25歳以下、要証明書)3000円*すべて税込み劇団チョコレートケーキTEL:080・9080・1861(月~金曜11:00~18:00)ふるかわ・たけし、ひさわ・ゆうすけ’00年に劇団チョコレートケーキを結成。’09年より古川さんが脚本を、’10年より日澤さんが演出を手掛けるようになり現在に至る。’15年に紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞。※『anan』2017年12月13日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年12月11日元夫は、著名な映画プロデューサーで、映画監督。一緒に暮らし始め、籍を入れ、最後の3年間は別居していた。鈴木マキコさんの『おめでたい女』は、25年にも及ぶ結婚生活の愛憎を、赤裸々に描いた私小説だ。「夫は、謝らなかったし一度も説明せず逃げていった。信頼を何度も踏みにじられ、本当にどん底でした」執筆のきっかけのひとつは、ある女性カメラマンが放ったひと言。〈あなたのご主人、あなたのお金で好き勝手出来て、本当に良かったわね〉「そのとき感じた苦しみは、怒りや悲しみから来たというより『それ、本当ですか、本当によかったですか』という疑問です。あの1秒後からずーっと心の中から消えません。結婚生活という言葉があるなら、離婚生活という言葉も成立するだろう。離婚というたった2文字では表せない関係が始まるのだ。一生一度の大ネタ、仕留めなければ私はもの書きではない。そう思いました。とはいえ発表のあてがあったわけではなかったんです」つてをたどって、文芸誌に表題作の掲載が決まった。鈴木さんは、2年半ほどの日々を本作だけに懸けた。4話の連作形式。表題作に続く、「ガスコンロとわたし」「亀とわたし」「チュールとわたし」というタイトルからは、どんなエピソードが織り込まれているか見当もつかないだろうが、ここでは触れない。だが、〈わたしが心配して何か尋ねると、「君は知らなくていいから」(略)でも毎回、後から起こる不都合な結果だけを突然押しつけられるのでした〉という部分から察してほしい。一方で、鈴木さんが決して恨みつらみから書いたわけではないのもわかる。夫失格、父親失格ではあっても、作品には敬意を払い、子どもたちからは慕われていたこと、ときには徹底的に妻の味方をしてくれたことにも触れているからだ。「どういう結末になるかわからないまま書き始めましたが、元夫がこんなに早く死ぬとは思いませんでした。ただ、彼が死んだことで、他人の残酷さや無責任さ…それをよく考えましたね。あの霊安室には、いい気になっている他人が大勢いました」だが、告別式の翌朝、鈴木さんは、元夫のためにある決意をするのだ。死んでなお深い「夫婦」という業を、あなたはどう読むだろう。すずき・まきこ作家。2016年より、夏石鈴子改め「鈴木マキコ」名義で創作開始。著書に『逆襲、にっぽんの明るい奥さま』(小学館文庫)、エッセイ集『虹色ドロップ』(ポプラ社)などが。『おめでたい女』執筆に際しては、来る日も来る日も、カバーにある寺門孝之さんの絵を、書きものもするダイニングテーブルに置いてじっと見ていたという。小学館1500円※『anan』2017年12月6日号より。写真・土佐麻理子(鈴木さん)水野昭子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2017年12月05日数あるトイレ用芳香洗浄剤。洗浄力や香りで選ぶだけではなく、トイレのインテリアを損ねないデザインにもこだわりたいのが本音では?好みのインテリアで飾った統一感はそのままに、面倒なトイレ掃除の回数を減らしてくれるアイテム《ToWhiteトワイト》について、アース製薬のブランドマネージャー・西牧哲朗さんに特徴や使い方、トイレ掃除の基本までお聞きしました!実用性とおしゃれのいいとこ取り!オールインワントイレ芳香洗浄剤——芳香洗浄剤《ToWhiteトワイト》について教えてください。西牧哲朗さん(以下、西牧さん):《ToWhiteトワイト》には置くタイプの液体クリーナーと、貼るタイプの固形クリーナーがあります。どちらにも共通しているのは洗浄効果と汚れ防止効果、さわやかな芳香が挙げられます。なかでも当社が長年の研究を経て完成したのが貼るタイプの固形クリーナーです。《ToWhiteトワイト》固形クリーナー貼るタイプ——貼るタイプのクリーナーはここ数年、よく見かけるようになっていますが、《ToWhiteトワイト》の“貼るタイプ”にはどんな特徴があるのでしょう。西牧さん:もともと貼るタイプのクリーナーは欧米で販売されており、数年前から日本でも流通するようになりました。当社も当時から開発を進めていたのですが、納得できる洗浄効果が得られるまで開発に時間がかかったという経緯があります。《ToWhiteトワイト》の貼るタイプの最大の特長は〝固形”ということです。固形タイプだから有効成分を凝縮させることができ、高い洗浄効果を持続させることができます。また、使い捨てタイプなので一度便器に触れたものを次の使用までとっておく必要もありません。フィルムをはがし、便器に貼り付けて、容器は捨てればいいので取り扱いが簡単!——1回使い切りタイプは清潔に保管できるのは嬉しいですね。《ToWhiteトワイト》の効果的な使用方法などはありますか?西牧さん:例えば、便器ボウルの左奥から水が出てくる便器であれば、《ToWhiteトワイト》を便器ボウルの左手前に貼っていただくことで、水流によって有効成分が便器全体に広がるように設計しております。2週間以上経っても固形クリーナーが残っている場合は、トイレブラシで擦ってトイレ用洗剤としてもご使用いただけます。また、便器を掃除してから使用すると効果が高まります。そもそもトイレの汚れは何が原因?——トイレはこまめに清掃しているつもりでも、いつの間にか黒ずみやピンク色の汚れが付着していることがあります。この汚れは何が原因なのでしょう?西牧さん:トイレの汚れで一番気になるのは排泄物による汚れだと思いますが、旅行などで留守にしていると黒ずみやピンク汚れが発生することがあります。この正体は“カビ”です。カビそのものの着色や、カビにほこりなどが付着して黒くなってしまう等が考えられます。——カビとの戦いは避けられないんですね。主婦目線では、トイレ掃除の画期的なコツもぜひ伺いたいのです。西牧さん:コツというと「やはり、毎日でもゴシゴシとブラシで擦って、目に見えないカビまで落とすということでしょうか」——えっ、そうなんですか!?西牧さん:残念ながら……(笑)。なので掃除のやり方を変えるというよりは、むしろ“掃除の回数を減らす”お手伝いをしたいと我々は考えているんです。《ToWhiteトワイト》は、排出物による汚れ防止はもちろん、“黒ズミ・ピンク汚れ防止”もオールインワンですから。——なるほど。貼るタイプの《ToWhiteトワイト》なら、便器内に直接洗浄剤を貼ることができるので、汚れを落とすだけではなく、汚れ防止にも役立つということですね。また、香りもいかにも“トイレ”という芳香ではなく、さわやかなのも嬉しいですね。西牧さん:「サボンフィズ」と「フラワーパルフェ」、「フルーティーリーフ」の3種類の香りは、ルームフレングランスのような上品な香りになっています。トイレ空間もいまやひとつの空間としてインテリアにこだわる方が増えているため、香りもイメージに合わせてお選びいただくことができます。面倒なお掃除の回数を減らし、トイレ空間を自分らしく演出《ToWhiteトワイト》液体クリーナー置くタイプ——トイレ空間も部屋の一部。トイレを自分らしく演出する人が増えているため、デザインにもこだわったトイレ用芳香洗浄剤は今後ますます需要が高まるのではないでしょうか。西牧さん:置くタイプの液体クリーナーも白を基調としたシンプルなデザインになっており、トイレ空間のインテリアを邪魔しない工夫がされています。トイレは小さな空間だからこそ、季節ごとに衣替えをしたり、壁紙を張り替えたりできる自由度があるようです。どんなトイレ空間にもマッチする白くてシンプルな《ToWhiteトワイト》は、DIY好きな方にもおすすめです。掃除は「回数を減らす」が正解!忙しい主婦にとって、トイレは清潔に保ちたいけれど、掃除の回数はできるだけ減らしたいもの。トイレを使用するたびにしっかり洗浄してくれる《ToWhiteトワイト》なら、掃除をサボってしまったときの罪悪感も軽減してくれるというわけですね。白いトイレが続く《ToWhiteトワイト》で、トイレを清潔に、自在におしゃれに演出してみては?●ライターねこりょうこ●写真土佐麻理子ToWhiteトワイト
2017年12月05日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、歌手の日南響子さんです。女優と歌手、2つの顔を持ち、多方面でマルチな才能を発揮中!小さい頃から女優と歌手に憧れていたという日南さん。「中学1年生で受けた雑誌モデルオーディションがデビューのきっかけ。女優のお仕事をしながら映画の主題歌も歌わせていただいて、夢が叶いました」。それから精力的に音楽活動をすることを決意。約3年前から「珠麟‐しゅりん‐」名義でライブや配信を行う。「ゼロからのスタートだったので、ライブ会場に音源を送って、あえて名前と顔を隠して路上ライブをするところから始めました。音楽活動は、自分の体が使えなくなるまで続けたい!」血が繋がってないのに2羽はいつも一緒。文鳥のやつめとちょぼ。懐くまで時間がかかったけど、こんなに親密に!愛らしい見た目と性格にメロメロなんです!こよみくんは、歌をうたったり、おもちゃで遊んだり、かなりやんちゃ!愛鳥家から人気の鳩笛を集めています。「ほ~」と音が出る鳩笛。作られた地域によって色や形が違うのも魅力的!ひなみ・きょおこ1994年生まれ。「日南響子」名義で女優、「珠麟」名義で歌手活動を行い、多彩な表現力で多くのファンを魅了。※『anan』2017年12月6日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年12月04日部屋の印象を決定づける家具。特にソファやテーブル、ダイニングセットなどの大型家具は空間の「顔」となります。そのため、購入になかなか踏み切れなかったり、お財布事情から買い替えが難しいという方も多いのでは?そんなインテリアの「困った」を解消してくれるのが、通販でおなじみのディノスの購入検討型家具レンタルサービス〔flect(フレクト)〕です。その魅力を、家具レンタル事業室エキスパートの結城健さんにお伺いしました!借りながらじっくり検討!〔flect〕で失敗しない家具選び——購入検討型家具レンタルサービス〔flect〕の詳しいサービス内容と特徴を教えてください。結城健さん(以下、結城さん):まず、レンタルという言葉から、「中古品を共有する」というイメージを連想されると思いますが、〔flect〕は新品をご用意させていただいているのが大きな特徴です。24ヶ月の期間中、月々レンタル料をお支払いいただきながら、じっくり購入を検討いただけるサービスとなっています。——実際に使用することで使い心地を確かめられるのはかなり大きなポイントですね。ディノス・セシールといえば通信販売の最大手ですが、なぜ、レンタルなサービスをはじめたのですか?結城さん:ソファやベッド、ダイニングテーブルなどの家具は、初期費用がかかるため、なかなか購入に踏み切れない、いざ、購入を決めても手軽に買い直せないことから失敗できないという声が多かったことがきっかけです。また、存在感が大きい家具は一つ投入することで部屋の印象がガラリと変わるため、実際に置いてから購入を決めたいという声も。例えば、「デザインは気に入ったけれど、実際に置いてみるとカーペットに合わなかった」「ソファで横になることが多く、肘掛の高さが気になる」など、家具は共に暮らすことでメリット・デメリットが見えてきます。ソファの座り心地やベッドの使用感なども含め、シーズンを通してお使いいただくことで、その家具がライフスタイルに本当にあっているかをじっくりご検討いただくことができます。家財を“持たない“ミニマム世代の暮らしにも!——購入検討型家具レンタルサービスということですが、家具をレンタルしながら模様替えを楽しむといった利用は可能なのでしょうか?結城さん:もちろん可能です。レンタル期間は24ヶ月を基本とし、期間が終了したらまた新たにお好みの家具をレンタルいただくことができます。洋服と同じように、お部屋を模様替えする感覚でご利用いただければうれしいですね。また、家財を所有しないミニマムなライフスタイルにもマッチしているのも〔flect〕の特徴のひとつです。レンタル料金が実際の商品価格を超えることはなく、24ヶ月が経過したらご購入か返却かをお伺いさせていただき、ご要望によってはそこから1年間無料で期間を延期することもできます。——〔flect〕なら、憧れの輸入家具やデザイナーズ家具をインテリアとして楽しむことができ、手軽に理想のライフスタイルを手にいれることができそう!そこで気になるレンタル料金ですが、どのようなシステムになっていますか?結城さん:〔flect〕は10万8,000円(税込)以上からのご利用となっています。これは、家具一点ではなく、ソファ、ベッド、ダイニングテーブルなどを組み合わせた通常販売価格の合計金額となっています。レンタル料金はお申込金として総額の15%を初回にお支払いいただき、月々の利用料は全体の3.5%をお支払いいただきます。例えば、20万円(税込)のご利用であれば初期費用がお申込金3万円、月々のお支払いが7,000円(税込)の計算になります。——レンタル期間中についてしまった汚れやキズ。返却時に料金が発生することはありますか?結城さん:レンタルとはいえ、ご自身の家具のようにお使いいただき、その家具をじっくり検討いただくことが本サービスの目的となっています。暮らしているうちに汚れがついたりキズがついたりするのは当然のこと。小さなお子さまやペットがいらっしゃるご家庭でもご自身の家具と同じ感覚でご利用ください。生活の中でついてしまった汚れや傷については、返却時に別途料金が発生することはありません。〔flect〕でDIYライフがもっと楽しく!——新品家具をリーズナブルにレンタルできる〔flect〕ですが、LIMIAユーザーにオススメの使い方を教えてください。結城さん:DIY好きの方であれば、壁紙や棚などをお好みのテイストで仕上げ、それに合わせて家具をレンタルされてはいかがでしょう。お部屋のトーンに合わせて毎回家具を買い替えるのは難しくても、〔flect〕なら手軽にレンタルすることが可能です。また、お子さまの成長に合わせてそのときどきで必要なサイズの家具をレンタルで替えていくのもオススメです。——なるほど!確かにソファやベッドは気軽に作ることは難しいため、部屋のテイストに合わなくても我慢して使っている人が多いかもしれません。〔flect〕なら、DIYで部屋のテーマを変えるごとに家具を新調できるので、まさに理想の空間が手に入るというわけですね。現在、約200点の商品がそろう〔flect〕は、webでの受付になっています。今後、どんどんラインアップが増えていくのでチェックをしてみてくださいね。また、現在、オープンキャンペーン中につき、送料・開梱設置・組立無料という、うれしい特典も!初期費用のストレスなく、お気に入りの家具とともに暮らす幸せ。ぜひ、〔flect〕で憧れの生活を手に入れましょう!〔flect〕公式サイトはこちら●書き手ねこりょうこ●写真土佐麻理子
2017年12月02日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、女優の山田杏奈さんです。モデル、女優と才能を開花。今後は歌にも興味あり!デビューのきっかけは、小学5年生のときに受けた漫画雑誌モデルのオーディション。「芸能界に興味があったというより、グランプリの副賞だったニンテンドーDSが目当てで応募しました(笑)」。それからモデル、女優の経験を積み、天職だと確信したそう。「今は仕事と学業の両立が良い刺激に。好きな教科は英語。いつか海外の仕事で、英語で話せたらと思っています」。今後は、「真面目な役が多いので、道を踏み外すワルな役も演じてみたい!あと、大好きな歌を歌う機会があれば嬉しいですね」。インスタグラム、最近始めました!フィルムカメラで撮ったり、アプリで加工したり、一枚一枚こだわってます。家を平和にしてくれる愛犬のノア君中学1年生のときからずっと一緒。休日は散歩に連れていくのが楽しみ♪梅のお菓子は、新作も必ずチェックします!さっぱりした味が気分転換に最高。特に、「男梅」シリーズが好きです。やまだ・あんな2001年生まれ。『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)や『セトウツミ』(テレビ東京系)第7話(11月24日放送)に出演。Instagram(@anna_yamada_)も必見!※『anan』2017年11月29日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年11月28日『anan』の本を紹介するコーナーでいつもステキな新刊を紹介してくれる、ライターの瀧井朝世さん。書評や作家インタビューで引っ張りだこなので、ほかの媒体で瀧井さんの文章を読んだことのある人もいるはず。新潮社の雑誌『波』で7年にわたって連載している書評コラムが、ついに書籍化!読みたい本が連鎖していく、人気ライターの偏愛読書コラム。「私は書評家ではなくライターですので、上から薦めるのではなく、この本、面白かったよねっておしゃべりしているような雰囲気にしたいと思いました。アンアンで著者インタビューをするときは、アンアンの読者が好きそうな作品を選んだりしますが、これに関しては好き勝手にやらせていただきましたね」本書のキーワードは、タイトルにもある“偏愛”。毎回新刊を1冊ピックアップし、そこから自由に連想した好きな作品2冊とともに、合計3冊について語るのが基本形。膨大な読書量のなかから、偏愛本が芋づる式に出てくるのだが、そのテーマと取り上げる本が実に幅広く面白そうで、読書欲が大いに刺激される。「奇をてらわず、頭に浮かんだ作品を素直に挙げているだけなんです。だから自分の読書傾向が、知らず知らず出ちゃってると思います」瀧井さんが書評を執筆する際に細心の注意を払っているのは、書き手としてのスタンス。「取り上げた作品をすでに読んでいる人も、私の原稿を読むのだと意識しています。新刊本を私よりも先に読んでいる人や、より多くの本を読んでいる人が絶対にいるのだと思いながら、読んでくれる人のほうを向いて書いていますね」なかには雑誌に発表した時期からかなり時間が経っているものも。それを踏まえて、作者のその後の活躍や、作品に対する追加情報を新たに注釈で補ってくれているのも、読む人のことを考えた嬉しい心配り。「やっぱり本は無理やり読まされるよりも、自分で選んで読んだという気持ちになれたほうが、楽しめると思うんです。好きな本について語り合ったあとみたいな気分で、これをきっかけに誰かが何かの本を読んでくれたら、私にとってはそれが一番嬉しいことだと思っています」偏愛本ばかりなのに、読者に寄り添っているところはさすが。とっても信頼できる読書仲間を得たような、そばに置いておきたい一冊だ。たきい・あさよライター。数々の雑誌で作家インタビュー、書評などを担当。『王様のブランチ』ブックコーナーの出演を経て、現在はブレーンを務める。’18年2月にインタビュー集を出版予定。『偏愛読書トライアングル』2010年から現在も『波』で連載中の「サイン、コサイン、偏愛レビュー」。そのなかから56本を厳選。160冊以上の偏愛本を網羅している。新潮社1700円※『anan』2017年11月29日号より。写真・土佐麻理子(瀧井さん)水野昭子(本)インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2017年11月26日ドラマ『ひよっこ』で米子を演じた伊藤沙莉さんが次に挑むのは、鄭義信さん作・演出の舞台『すべての四月のために』。稽古での苦労や楽しみについて語っていただきました。毎日打ちひしがれながらも、稽古場にいる幸せを感じています。思わず「米子っ!」と声を掛けたくなる。ドラマ『ひよっこ』で、気の強い米屋の娘・米子を面白く魅力的に演じていたのが伊藤沙莉さん。その次回作は、鄭義信さん作・演出の舞台『すべての四月のために』だ。「舞台出演は3作目になるんですが、演出家も共演者も、これだけガッツリ舞台の方とやるのは初めてで…お芝居の現場に来た、って感じです。皆さん、演出がつく前から、その場でセットの中で自由に動いて芝居をしていくんです。一方の私はといえば、動線を決められないと動けなくて、一度座ると座りっぱなし。難しいって言うのは嫌なんですが、自分だけ全然できていなくって…」稽古当初は「経験豊富な先輩方を前に緊張で吐きそうだった」と苦笑。「最初の頃は、私の恐縮する気持ちが芝居に出ちゃっていたんですよね。そんななか、2日連続の稽古休みが入って、いい意味で開き直れたんです。いまも毎日打ちひしがれることばかりですけれど、鄭さんから言われたことを一個一個クリアしていくのが楽しいし、自分の芝居をこんなに丁寧に見て演出してくださることに幸せを感じているんです」第二次世界大戦下、朝鮮半島近くの小島に暮らすコリアンの夫婦と4人の娘たちを軸に物語は展開していく。伊藤さんが演じるのは、明るくも強い意志を持つ四女の春子。「すごく真っすぐな女の子で、世の中を自分たちの手で変えていくんだと信じている人。春子を演じていると心が浄化される感じがあります」刻一刻と戦況が変わる状況下、島に暮らすコリアン家族と駐留の日本人軍人たちの交流や葛藤が描かれる。「いろんな悔しさや悲しさを、鄭さんは家族の日常の話として、冗談を交えた笑いで描いている。でも、だからシンプルに胸に刺さるんです」いとう・さいり1994年5月4日生まれ、千葉県出身。‘15年『TRANSIT GIRLS』主演に抜擢。以降、ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』『ひよっこ』等人気作への出演多数。第二次世界大戦下、日本の植民地である朝鮮半島近くの島の理髪店では次女の秋子(臼田あさ美)と萬石(森田剛)の結婚式が行われていた。そんななか店に日本軍の辞令が下る。11月11日(土)~29日(水)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス作・演出/鄭義信出演/森田剛、臼田あさ美、西田尚美、村川絵梨、伊藤沙莉、麻実れいほか全席指定9500円(税込み)パルコステージTEL:03・3477・5858※『anan』2017年11月15日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年11月14日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルで女優の田鍋梨々花さんです。月9出演で熱視線を浴びた弱冠13歳の美少女モデル。昨年「ミスセブンティーン」グランプリに輝き、モデルデビュー。今夏放映のドラマ『コード・ブルー』では、病と闘う天才ピアニストを見事に演じ、注目を集めた。「お芝居はほぼ未経験だったので、緊張しすぎて最初は声が出ませんでした。先輩方の迫真の演技を目の当たりにして、私も表現力を身に付けて、たくさんの作品に携わりたいと思うようになりました」。そう語る姿は大人っぽいけれど、素顔はまだ中学生。「仕事と勉強の両立は大変。国語が好き、数学は苦手の典型的な文系人間です!」人生のほとんどを一緒に過ごしています。愛犬、シーズーのらんちゃん。10年前に祖母がプレゼントしてくれました。赤リップがマイブーム!ピンクが好きだったけど、最近は、赤。大人っぽい印象になるのがうれしい。マグロのおいしさに開眼しました。最近マグロにハマったんです。今までなぜ見過ごしていたんだろう…(笑)。たなべ・りりか2003年生まれ。雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデル。DHC「薬用アクネコントロール」の広告などに出演中。※『anan』2017年11月15日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2017年11月12日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、女優の矢崎希菜さんです。特技の阿波踊りとモノマネを武器に夢だった女優の道を突き進みます!意外な場所でスカウトされ、デビューした矢崎さん。「中学3年生のとき、地元の夏祭りで。こんなところで?!と、びっくりしたけど、女優の仕事に憧れていたので嬉しかったです。学生のうちに学園モノ、朝ドラに出るのが目標!」。特技は11年間続けている阿波踊り。「飽きっぽいのに、これはずっと続いています。お祭りで家族みんなと踊るのが楽しいんです♪」。さらに、もうひとつの特技はモノマネだそう。「とあるオーディションのときもモノマネで笑いをとりました(笑)。受かってよかった~!」ミステリー小説にハマっています!色々読むけど、特に湊かなえさんの小説が好き。いつか演じてみたいです。ついつい集めちゃう大ぶりのイヤリング。新宿ルミネエストに約300円で買えるお店があるのでよく行っています。お肉は3日間連続で食べても飽きません!上ミノや赤身肉が好き。胃がもたれるのでさっぱり系を希望です(笑)。やざき・きな2001年生まれ。高い演技力と透明感あるルックスが話題となり、映画、TV、CM、舞台、雑誌と幅広く活躍中。宮城県発信映画『君の笑顔に会いたくて』にも出演している。※『anan』2017年11月8日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花
2017年11月06日置いてあるだけでキッチンがパッと華やぎ、料理へのモチベーションを上げてくれるアイテムといえば、なんといっても〔ル・クルーゼ〕。どんな料理もおいしく仕上げてくれると、フレンチのシェフから料理ビギナーまでの幅広いユーザーを魅了するお鍋の魅力や、イチオシのアイテムについて、ル・クルーゼジャポン株式会社の小林ケイコさんにうかがいました。グルメ大国、日本で〔ル・クルーゼ〕が愛されるワケ――ル・クルーゼの歴史について教えてください。小林ケイコさん(以下、小林さん):北フランスの小さな村で〔ル・クルーゼ〕が誕生したのは1925年のことです。〔ル・クルーゼ〕と聞けば、鮮やかに輝く赤やオレンジのお鍋を思い浮かべる方が多いと思いますが、当時のフランスでのオレンジの鍋は斬新で、暗い色ばかりだった鋳物(いもの)鍋に新風を吹き込んだとして話題を集めました。オレンジは今でも〔ル・クルーゼ〕のシンボリックカラーとして親しまれています。――日本で展開を始めたのはいつからですか?小林さん:〔ル・クルーゼジャポン〕ができたのは1991年です。その前からも、フランスで修業していたシェフや料理家の愛用品として雑誌などで紹介され、“知る人ぞ知る”鍋ではあったのですが、日本で展開を始めたときは「やっと日本で買える!」と多くの方に喜んでいただきました。現在、70を超える国々に愛されている〔ル・クルーゼ〕ですが、日本の市場はなんと世界2位。1位は意外にもフランスではなくアメリカで、不動の1位と安定の2位はここ何年も変わっていません。――日本から世界へ発信する製品もあるそうですね。小林さん:日本はグルメ大国と言われるだけあって、食のトレンドがめまぐるしいサイクルで展開していきます。それと同時に伝統的な食文化も大切にしていて、食の多様化は世界でも指折りです。市場もしっかりしていますし、日本の食スタイルにあわせたアイテムをどんどん提案していくべきと、日本発のアイテムを開発する権限をフランス本社から与えられています。日本でしか売られていない商品を、わざわざ海外から買いに来る方もいらっしゃるんですよ。フタの薄さに、おいしさの秘密があった!?――日本で一番人気のお鍋はどれですか?小林さん:《ココット・ロンド》という鍋で、赤とオレンジが一番人気です。サイズは〔ル・クルーゼ〕を初めて使うという方には、炊飯や煮込みに便利な20cmか22cmをおすすめします。「この大きさなら、カレーが何人分できますよ」とお伝えするとわかりやすいようです。なかには何十個も使い分けている方もいます。ご結婚やご出産といった“料理”が身近になる節目をきっかけに〔ル・クルーゼ〕に出会い、ひとつずつ買い足していらっしゃる方が多いようです。「祖母から母へと受け継いだ鍋を、いま私が使っているんですよ」というお客様がいらして感激しました。思い出を味とともに伝えていく……、それができるのが〔ル・クルーゼ〕の鍋です。――素敵なお話ですね。それだけ丈夫ということですね。小林さん:〔ル・クルーゼ〕の最大の特徴が、鋳物に施されるエナメルコーティング技術です。エナメルはガラス加工なので、技術がよくないと割れたりヒビが入ったりしてしまいます。〔ル・クルーゼ〕の鍋は衝撃や温度差にも強く、汚れがつきにくいのも特長です。加工技術は誕生から90年以上ずっと進化を続けているんですよ。――料理をおいしく仕上げてくれる理由はどこに?小林さん:鋳物の最大の特徴は、優れた熱伝導と蓄熱性です。ゆっくりとムラなく素材に熱が入り、甘みや旨みを引き出します。あとは、「スチームコントロール」という技術も特長です。〔ル・クルーゼ〕の鍋はあえて密閉性を持たせていません。ゆっくりと均一に蒸気が抜けるので素材の雑味が抜け、あえて蒸気を逃すことで吹きこぼれを防ぎ、安心して料理することができます。――フタが軽いなって前から思っていました。小林さん:よく気づいてくださいました。鋳物は重いことも特徴のひとつですが、〔ル・クルーゼ〕は“フタ”の薄さと軽さにはこだわっています。料理中、鍋は火にかけたままでいいですが、フタが重ければ何度も開閉するのもひと苦労。フタを軽くすることで作業がしやすくなりますし、軽くすることで蒸気も逃げやすくなります。フタをドーム型にしたのは、熱と蒸気が食材を包み込むように対流しやすくなるからです。――いろんな工夫がされているんですね。小林さん:昨年リリースした《シグニチャー》というラインのお鍋は、最新のエナメル加工を採用しています。ハンドルは重さを感じにくくする設計にして、つまみにはふくらみをつけて持ちやすくしました。フタ表面の3本のラインやロゴも際立たせ、より使いやすくなったとご好評をいただいています。――もっとも人気のある《ココット・ロンド》が実力を発揮するのはどんな料理でしょう?小林さん:鋳物は煮込み料理が得意というイメージが強いですが、意外と何にでも使えるんです。たとえば、お米は炊飯器より簡単においしく炊けると私は思っています。それから揚げ物もカラッとおいしく仕上がりますよ。――揚げ物!?煮込みのイメージが強かったのでトライしたことがありませんでした。小林さん:もっと驚かれるのは、鍋でパンが焼けること。発酵させて焼くまでのすべての工程が1時間でできるレシピもあるんです。内側がマットブラックの鍋だけは“スモーク調理”もおすすめしています。ホームページにはいろんなレシピが載っていますので、ぜひ作っていただきたいです。〔ル・クルーゼ〕のプロが選ぶイチオシアイテムは――小林さんがお気に入りのアイテムはどれですか?小林さん:〔ル・クルーゼ〕でフライパンを作っていることはあまり知られていないのですが、これは本当におすすめです。友人にも「使ってみて、もし良くなかったら私のお財布から全額返金するから!」というぐらい太鼓判を押しています(笑)。丁寧にフッ素加工されているので、こびりつかず、焼きムラもできません。コーティングが丈夫なのできれいなまま長く使うことができます。――マニア心をくすぐるアイテムはどれですか?小林さん:〔ル・クルーゼ〕では、年に2度のコレクションを発表し、バレンタインやイースターといった季節ごとのプロモーションでも新作を期間限定で販売しています。今年の秋冬コレクションでは、1980年代にフランスで発売されていたデザインを復刻させた《PeacockPalette(ピーコックパレット)》を紹介しましたが、レトロな懐かしい雰囲気が人気です。いろんなシーンで人の幸せを作る〔ル・クルーゼ〕――ストーンウェアも充実していますね。小林さん:私は2011年に入社してすぐ、ストーンウェアの開発に携わったのでとくに思い入れがあります。〔ル・クルーゼ〕のストーンウェアは、260度の耐熱性があるのですべてオーブンでお使いいただけます。美しい色合いが特長ですが、鍋同様、この色を出すのがとても難しく、何度も試作して「これで大丈夫!」と思っても、本社からNGが出ることもしばしば。それだけ色づくりにはこだわっています。――なにか使いやすいアイテムをひとつ挙げるなら?小林さん:おすすめを聞かれるといつも困ってしまうのですが、やはり《マルチオーバルプレート》でしょうか。だ円形のお皿で”仕切り“がある製品です。煮込みハンバーグのソースやたっぷりのドレッシングが隣に移らないように、仕切りの高さにはこだわりました。小さいほうのスペースは、ストーンウェアのラムカンや小ぶりなディッシュなどのアイテムが組み合わせられるようにしています。スタッキングができて、オーバルなので省スペースになり、収納のしやすさにもこだわりました。料理をワンプレートにすると見栄えがしますし、何をどう乗せようか考えるのもすごく楽しいですよ。――出産祝いやブライダルにも人気なんですね。小林さん:ピンクやブルーがかわいらしい《ル・クルーゼベビー》は日本発のブランドです。出産祝いなどのギフトに人気で、現在は全売り上げの約10%を占めるまでに成長しました。子ども用の食器やグッズほか、〔今治タオル〕とコラボして、ストーンウェアとタオルやスタイをセットにしたものも人気です。お子さまは色に敏感ですし、口当たりもいいので「牛乳が苦手な子どもが、〔ル・クルーゼ〕のカップなら飲むんです」というお声もよく聞かれます。小さな頃からいいものにふれさせるのも教育で、大切にして大人になっても使ってほしいとギフトにする方が多いようです。――最後に、〔ル・クルーゼ〕のお鍋をどんな方に使ってほしいですか?小林さん:お料理好きな方は、きっと〔ル・クルーゼ〕の良さをご理解いただいているはずです。むしろ、料理をあまりしない、もしくは苦手だという方にぜひ一度使ってみていただきたいです。私自身、〔ル・クルーゼ〕の鍋のおかげで料理の楽しみを知りました。何よりも手軽に何でもおいしく仕上げてくれるので、外食をほとんどしなくなりました。料理が好きになると、器やテーブルコーディネートにも興味を持って楽しみが広がります。誰かにおいしいものを作ってあげたいという気持ちも高まります。〔ル・クルーゼ〕の鍋を通じて、暮らしを豊かにしていただけたらうれしいですね。【小林ケイコ(こばやしけいこ)】ル・クルーゼジャポンマーケティング部商品開発シニアマネージャー。2011年に入社し、ストーンウエアの商品開発を経て、現職に。商品の企画開発から品質管理に至るまで、製品に関わるさまざまな業務を行っている。趣味はご主人と愛犬とともに楽しむアウトドア。〔ル・クルーゼ〕の鍋でいかに無駄なくおいしいアウトドア料理をできるかを考えているときが、一番のリラクゼーションタイム。●書き手大森りえ●カメラ土佐麻理子ル・クルーゼ ジャポン
2017年11月01日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の萩原みのりさんです。新体操で培った負けず嫌いな性格で険しい女優の道を突き進む!地元、名古屋でのスカウトが人生の転機に。「長年続けてきた新体操をやめたときだったんです。上京しても不安より楽しい気持ちが大きくて、レッスンに没頭しました」。幼い頃から培った負けず嫌いな性格が、仕事にも活きている。「監督から厳しい指導を受けることもありますが、そのほうがむしろ頑張れるんです」。7月公開の主演映画『ハローグッバイ』ほか映画出演も続き、忙しい毎日。癒しは?「実家です。時間を見つけては帰省していて。超ファザコンで、母とは父の取り合いです!(笑)」頑張ったあとは必ずドクターマーチン!自分へのご褒美に購入。色物や柄物を着ないので、足元で少し遊びます!お母さんに嫉妬するほど、お父さんLOVE!大好きなパパ。お父さんと結婚したお母さんが羨ましい~!運動も兼ねて、できるだけ徒歩移動。歩きながら音楽を聴くのが好き。極力、バスや電車には乗りたくない!はぎわら・みのり1997年生まれ。2013年、テレビドラマ『放課後グルーヴ』で女優デビューを果たす。11/4より『ゆらり』、11/11より『一礼して、キス』の映画が共に全国順次公開。※『anan』2017年11月1日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年10月28日出産という女性にとって最大の命題を笑いも交えつつ軽やかに(そして泣ける!)綴ったエッセイ『産まないことは「逃げ」ですか』。著者の吉田潮さんにお話を伺いました。自分を主語にして決断すれば、産んでも産まなくても後悔はない。子どもを産みたいかどうか、多くの女性は一度は考えたことがあるのではないだろうか。苦労なく授かる人もいれば、子どもは必要ないという人もいるし、産みたくても叶わない人も。だけど、なぜ欲しいのか、あるいは欲しくないのかじっくりと理由を問われると、そこは意外と曖昧だったりもする。34歳で「子どもが欲しい病」にかかり、39歳で不妊治療をして、結果的に「産まない人生を選んだ」という吉田潮さんも、当初は深く考えていなかったという。「過去の日記を掘り起こしたら、子どもがすごく欲しくて不妊治療をしていたはずなのに、妊娠していないとわかったとき、『ホッとした』って書いていたんです。あのときの自分は、不妊治療を頑張っていることを世間にアピールしたかっただけというか、自分ではないものに突き動かされていたのかもと思いました」突き動かされていたものの正体は「女性は子どもを産むべき」という世間一般の価値観や、「親が喜ぶに違いない」という思い込み。“自分”がどうしたいかではなく、“世間”や“親”などに主語がすり替わり、不自由さを感じていたからこそ本音が漏れてしまったのだ。「女に生まれたからには産んでおかなきゃっていう内なるプレッシャーがあった、という知人がいるのですが、彼女も自分が産みたいかどうかではなかった。勝手にリミットを設けて焦る人も多いと思うんです」吉田さんは、封印しておきたかったであろう不妊治療のときの心境や、具体的な費用、夫とのやりとりを赤裸々に綴り、「産む・産まない・産めない」それぞれの立場の間に存在する溝や、両親や夫の胸の内、本書のタイトルになっているドキリとする疑問にも軽やかに切り込んでいく。「『自分が主語』ってわがままに聞こえるかもしれないけれど、産む産まないに関しては特に、そうしたほうが気が楽になると思うんです。絶対正しい答えなんてない。一方からしか見ていなかったものは、反対側から見たら全然違う!っていうような気づきがあると嬉しいですね」“自分が主語”という考えは、産む産まないに限らず、家族とのあり方、働き方など、生き方そのものについても共通なのだと気づかされる。豪快だけど繊細な吉田さんの優しさ溢れるメッセージは、女として最強の友を得たような気持ちになれる。よしだ・うしおライター兼絵描き。『週刊新潮』での「TVふうーん録」ほか、アラサー女性応援サイト「WOTOPI」で「産むも人生 産まないも人生」を連載。コメンテーターとしても活躍。『産まないことは「逃げ」ですか』出産という女性にとって最大の命題を笑いも交えつつ軽やかに(そして泣ける!)綴ったエッセイ。ひとりで抱え込まず、パートナーにも読ませるべし!KKベストセラーズ1200円※『anan』2017年10月18日号より。写真・土佐麻理子文・兵藤育子(by anan編集部)
2017年10月16日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、女優の白石 聖さんです。コンプレックスの塊だけど、演じると忘れられるんです。CMやドラマでの活躍が目覚ましい白石さん。今夏には「午後の紅茶」のCMで、友人に恋のライバル宣言をする女の子を演じて注目を集めた。「TVに映る自分にまだ慣れなくて。私、コンプレックスの塊なんです。演じる時は『今は別人!』って自分に言い聞かせる(笑)。でも、最近は気持ちに余裕が出てきて、仕事をしている時が幸せって思います」。今してみたいことは、髪を派手な色にすること。「そういう役をやってみたいんです。真面目な役を演じることが多いので、ぶっ飛んだ役に興味アリ!」友達のSNSアイコン用似顔絵を描きました♪友人の子供の頃の写真をイラストにしました。絵を描くの、好きなんです。暇な時はもっぱらスマホでゲーム。「うたの☆プリンスさまっ♪」というリズムゲームにハマっています。小学生の頃から飼っている愛猫モウちゃん。育児放棄されているのを発見し、家族になりました。実物は更にカワイイ。しらいし・せい1998年生まれ。高校2年生の時に原宿でスカウトされ、芸能界入り。今月スタートのドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)や来年公開の映画『栞』に出演。※『anan』2017年10月18日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2017年10月14日15周年を記念し、2枚組のベストアルバムをリリースした一青窈さん。アルバムについて、また今後の方向性について、お話を伺いました。これから歌いたいのは、みんなを明るく元気にするポップス。名曲『もらい泣き』でデビューして15年、一青窈さんがアニバーサリーイヤーを迎えた。「気づけば15年。あっという間でした。でも、自分の気持ち的には、まだ新人みたいな感じもあります。たぶん『もらい泣き』や『ハナミズキ』をずっと歌い続けているからかもしれないけど、そんなに時が経ったのかー、と感慨深いですね」15周年を記念してリリースしたのが、2枚組のオールタイムベストアルバム『歌祭文(うたざいもん) ~ALL TIME BEAT~』。過去の名曲ばかりでなく、新曲、新録音の作品も加わったスペシャルなアルバムだ。「聴いてもらうなら、ぜひ新しいものを入れたいと思いました。1枚目は“一青歌祭文”と題し、『ハナミズキ』などシングル曲をメインに収録し、もう一枚の“新盤歌祭文”には、最新シングルの『七変化』や、『他人の関係 feat. SOIL&“PIMP”SESSIONS』など、近年の作品や新曲を入れました。出産前にできるだけ頑張って書いて歌って、という感じでしたね」そう、7月に2人目のお子さんが生まれ、2児の母になった一青さん。とくに“新盤歌祭文”のほうは、「臨月に向かって作りあげた」記念すべき作品になった。「とはいっても、ミラクルは特に起きず(笑)。やっぱり子供がいると、歌詞を書くモードになかなかなれないし、インプットも減っていますからね。かなり大変でした。『七変化』はドラマの舞台となる旧黒門町を歩き回り、柳川鍋を食べて、江戸東京博物館を見学して書きました。『会いたかったのは僕の方』は、作曲をお願いしたBEGINの上地さんが、一青窈版の『こんにちは赤ちゃん』を作りたいと言ってくれたので割とサクッと歌詞が書けました」いきものがかりの水野良樹さんが書き下ろした「七変化」(NHK BS時代劇『伝七捕物帳2』主題歌)は、しっとりとした切ない歌が多かった一青さんのイメージとは正反対の、カラリと明るいアッパーソング。「今の気分がアッパーでハッピーなので、この曲が私の心情にもピッタリ。子供たちを見てても、踊りながら歌うってナチュラルな反応だし、踊ることの良さ、楽しさを再確認しました。本能のままにイエー!って歌って踊ってほしい曲です」ハッピーオーラに包まれた一青さん。以前の妖艶な美しさを残しつつ、キラキラと輝くような魅力も一層増し、さらにパワーアップした存在に。「一生ひとりで生きていくと思っていたんですけどね(笑)。強がり、若さゆえで。でも母になった途端、人の助けがありがたく感じるようになりました。今は歌うためなら、猫の手を借りてでも歌います、そんな気持ち。15周年を機に、これから歌うべきものも分かってきました。以前はしっとりした歌詞や悲しみを前面に押し出した曲が一青窈らしさでしたけど、今の気分としては、みんなを元気にさせるポップスを歌いたい。陰の部分は自分の内に秘め、明るいことを歌に書いていくのが、今の気分にも合っている。それは私にとって大きな変化になりました」『歌祭文 ~ALL TIME BEST~』【初回限定盤2CD+DVD】¥4,9802枚組に新曲含む30曲を収録、特典DVDには「一青窈 with プラハ国立歌劇場管弦楽団@東京芸術劇場」のライブを収録。【通常盤2CD】¥3,200(EMI Records)ひとと・よう2002年『もらい泣き』でデビュー。音楽活動以外に映画や舞台で女優としても活躍してきた。10月14日より全国ツアー「一青窈 Tour2017~御目見得饗宴~」がスタート。※『anan』2017年10月18日号より。写真・土佐麻理子ヘア&メイク・岩永あやか文・北條尚子(by anan編集部)
2017年10月12日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、DJのLicaxxxさんです。音楽シーンを縦横無尽に飛び回る新世代マルチアーティスト。DJ、ラジオパーソナリティ、WEBメディアの編集とマルチに活躍するLicaxxxさん。「大学在学中から趣味でDJを始めました。研究室でも、音を使ったメディアアートを作っていて。好きでやっていたことが、いつの間にか仕事になっていました。目標は海外進出。音楽の修業がしたいし、日本から出ても、オーディエンスにちゃんと通用するのか試してみたいんです」。モデルのようなルックスだけど、DJスタイルは骨太。「男っぽいんですよね。声も低いし。中高の女子校時代は正直、モテました(笑)」攻殻機動隊は何十回も観ています。SF が好きなんです。最近は諜報機関についての本にもハマっています!「ジョー マローン」の香水を重ねづけ。「イングリッシュペアー&フリージア」と「バジル&ネロリ」を愛用中。暇さえあれば、猫をディグる(笑)。インスタグラムで猫の動画を見るのがマイブーム。ブサかわいい子が◎。リカックス1991年生まれ。慶應義塾大学卒業後、本格的にDJとして活動開始。『BAZOOKA!!!』(BSスカパー!)や『SONAR MUSIC』(J-WAVE)にレギュラー出演中。※『anan』2017年10月11日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2017年10月04日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、5歳から子役として活躍していた吉川愛さんです。5歳から子役として活躍。引退期間を経て、再び女優の道へ!ドラマ『愛してたって、秘密はある。』で演じた、ミステリアスな女子高生役が記憶に新しい吉川さん。実は学業に専念するために昨年引退しており、この作品が約1年ぶりの復帰作に。「引退期間中は勉強を頑張りつつ、初めてのバイトも経験。また演技をしたいな…と思い始めた矢先、スカウトされて。今、とても新鮮な気持ちでお仕事させてもらっています」。クールな役を演じることが多いけれど、素顔は?「周りの人いわく、テレビでの顔とは違うって。自分ではクールなつもりなんですけどね…(笑)」愛犬と戯れるのが一番の幸せタイム。パピヨンとミニチュアピンシャーの女の子。見事に性格が違って面白い!ドキンちゃんの大ファンです!好きすぎて、テレビはもちろん、映画も観ます。一途でかわいいの。セレーナ・ゴメスのグッズを集めています。彼女のルックスや歌声が大好き。昨年の初来日公演も行きました♪よしかわ・あい1999年生まれ。映画『ひみつのアッコちゃん』、ドラマ『ホタルノヒカリ』や『あまちゃん』など数々の作品に出演。※『anan』2017年10月4日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2017年09月30日中高生の頃、古文の授業は好きだったという角田光代さん。 「『枕草子』や『方丈記』などのエッセイ系が好きで、『源氏物語』には特に思い入れはなかったんですが、今回訳して面白さに気づきました」現代語訳に取り組んだ日本文学全集『源氏物語』の上巻は、「古文が苦手だった人でもすらすら読める」と評判だ。「目指したのは読みやすさ、格式のなさ(笑)。複雑な敬語、建物のつくりの説明などは省き、人の感情の動きを際立たせるようにしました」全体を俯瞰して、何が起きているのかもよく分かるようにしたかった、と角田さん。ひとつのエピソードを読むだけでは分からない、全体の流れが見えてくるのが本書の特徴。「たとえば上巻の後半で光君が都を離れて明石の君に出会いますが、それよりずっと前に、家来たちが明石の君の噂をする場面があります。その時からもう、明石の君との一連の出来事は始まっているんですよね」読み進めれば、エンタメ性の高さに改めてびっくり。「男の人たちが恋愛談議をするボーイズトークがあったり、光君と頭中将のやけに親しい感じがBL的だったり。みんなすぐ和歌を詠みますが、それは現代のインスタグラムのようなもの。日本人は今も昔も、瞬間を切り取ることが好きなんですね」さまざまなタイプの女性たちが登場するのも読みどころだが、「“気が強い”“おしとやか”といった性格ではなく、その場の感情によって個性が表現されているのも面白いです。その気持ちは理解できるぞ、というのが多いですね。光君があまりに美しくて引け目を感じる様子は、私も若い頃きれいな男性がいると“きれいだと思っていると思われないようにしなきゃ”と意識しすぎて言動がおかしくなったりしたので、よく分かります(笑)」また、翻訳を通して光君の印象もずいぶん変わったという。「スーパーヒーローだと思っていましたが、実はクヨクヨしたりすねたりと人間らしい。感情のある男の人だなと思って。それが魅力だし、だから女性たちはみんなこの人が忘れられないんでしょうね」現在、中下巻の翻訳作業中だが、さらに感情描写が深みを増しているとか。上巻を読んでしばし待たれよ。かくた・みつよ作家。1967年生まれ。’90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞など多数受賞。『源氏物語』の現代語訳に角田光代さんが挑戦。上巻は二十一帖の「少女」までを収録。中巻は来年5月刊行、下巻は来年末の刊行予定。河出書房新社3500円※『anan』2017年10月4日号より。写真・土佐麻理子(角田さん)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2017年09月29日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル&イラストレーターのローレン・サイさんですずっと憧れていた日本での活動。二足のわらじを履いて表現します!『テラスハウス ALOHA STATE』に出演し、一躍有名に。「高校生のときにハワイから交換留学で広島に。日本のアニメや雑誌にハマりました。日本で仕事をしたかったので、ドラマで日本語を覚えたり」。さらに、イラストレーターとしてもクリエイティブな才能を発揮中。「憧れのイラストレーターは、寺田克也さんやキム・ジョンギさん。いつも、そのときの感情を絵にしますが、ストレートな表現はしません。例えば、彼氏と別れたときに犬の絵を描く…とか。いつか自分の画集を出版したいです!」しゃぶしゃぶLOVE。「温野菜」常連です!家族とよく一緒にしゃぶしゃぶを食べていたので、実家を思い出します。絵本や写真集を読んで創造力を刺激。絵本や写真集を読むと、絵の創造力やインスピレーションが刺激されます。2歳のときから絵を描くのが大好き。仕事の合間や飛行機に乗っているとき、時間ができると絵を描いています。1998年生まれ。TV、CM、雑誌に出演する傍ら、イラストレーターとして個展を開催するなど、多岐にわたり活躍中。SNSも人気。※『anan』2017年9月27日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年09月26日昨年逝去した蜷川幸雄さんが率いていた高齢者劇団、さいたまゴールド・シアター。巨星を失った劇団の新たなスタートとなる次回作さいたまゴールド・シアター第7回公演『薄い桃色のかたまり』は、過去に2作の戯曲を書き下ろした岩松了さんが作・演出を手がける。「台詞をスラスラ言うのだけが演劇の面白さじゃないと思う」「蜷川さんという人は、演劇のなかで、人がどの立場に立っているかという“場”を重視していた方だと思います。僕はこれまで家庭の中のいびつな世界を描いてきましたが、蜷川さんに託す戯曲に関しては、あえて社会的な問題を意識して書いてきました。そこでなら、お互いが繋がれるような気がしていたんです」その蜷川さんと話していた次回作のモチーフが福島だったという。「いま避難指示解除地域では、家の中にイノシシが入り込んでいるっていう状況があるんですよね。福島が抱える一番の問題は放射能だと思うのですが、放射能を直接的に描くのではなく、イノシシの問題に置き換えて物語にできたらと思ってます」福島を舞台に、住民と、東京から恋人を捜しに来た女、事故を起こした会社側の人間…さまざまな立場から震災後の様子が描かれていく。「今回は、被害者を中心とした話ではありません。被害者側から書けば、どうしたって善悪の話になりますが、それは演劇の役目じゃない。あくまで演劇として、被害者、加害者双方を等価に書くことで、渦中で軋轢を感じている人たちの間に起きているドラマを表したいんです」取材前、稽古を見学させてもらった。言葉の一文字一文字に含まれた微妙なニュアンスが対話に緊張感をもたらしていく岩松戯曲は、台詞を覚えるのもままならないゴールドのメンバーにとってかなり手ごわい。それでも何度も根気強く丁寧に演出をつける姿が強く印象に残った。「確かに台詞を覚え切れないことにジレンマは感じますが、スラスラ言えれば面白いかといったら、そうじゃないですよね。いろんな要素が絡み合って、ある空気が醸し出される。それが演劇だと思っています」いわまつ・りょう劇作家、演出家、俳優。今年5月に上演した舞台『少女ミウ』でも福島をモチーフに。「ひとつの世界をふたつに分けて書いたつもりです」’06年創設時の平均年齢は66.7歳。フランス、香港でも公演し、高い注目を集めた。現在平均年齢78.0歳。『船上のピクニック』(’07年)、『ルート99』(’11年)。共に岩松さんの脚本。さいたまゴールド・シアター第7回公演『薄い桃色のかたまり』9月21日(木)~10月1日(日)与野本町・彩の国さいたま芸術劇場 インサイド・シアター(大ホール内)作・演出/岩松了全席自由4000円(税込み)SAFチケットセンターTEL:0570・064・939※『anan』2017年9月27日号より。写真・土佐麻理子(岩松さん)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年09月26日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル・女優のSUMIREさんです。アンニュイな雰囲気を漂わせて、モデル、女優と表現の幅を広げる!服飾系の大学に通いながらモデル、女優の仕事をしているSUMIREさん。「母の服をお下がりでもらったりして、洋服やメイクなどのオシャレに芽生えるのが早かったんです。いろんなヘアスタイルをしたくて自分で髪を切ってしまったことも(笑)。メイクさんになるのもいいな、など色々考えましたが、大好きな洋服を着て表現したいと思い、モデルに興味を持ち始めました」。活動の幅を広げる彼女が今後挑戦したいことは?「今の仕事を続けながら、アクセサリーなどのデザインもしてみたいですね」家族旅行で沖縄を楽しみました♪久しぶりに家族で沖縄へ。シュノーケリングをして、沖縄料理を堪能しました。ジョーダンのスニーカーが好き!メンズ用でストリートっぽく見えるけど、意外と合わせやすいんです。シンプルなシルバーアクセが鉄板。ピアスやリングを愛用。ちなみに、ピアスは片耳7個ずつ開いています!すみれ1995年生まれ。母であるCharaのMVに出演して話題を集め、2014年より『装苑』専属モデルに。2018年公開の映画『サラバ静寂』のヒロイン役で、映画デビューが決定。※『anan』2017年9月20日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年09月16日バストにまつわる知られざる事実やためになる最新情報をお届け!ランジェリースタイリスト直伝ブラの選び方をご紹介。世の中に下着ブランドは数あれど、着け心地やデザインなど、自分の理想的な一着にまだ出合えていない、という人は多いもの。そんな迷える女性に対して、バストの悩みを解決しながら最適なアイテムを提案してくれる“ランジェリースタイリスト”という職業をご存じだろうか。「主な仕事は、個人のお客様へのスタイリングです。その方のカラダやライフスタイルに合わせて最適なランジェリーを提案しています」と中根菜穂子さん。中根さんは元下着メーカーの販売員。25歳という若さで大手百貨店売り場のリーダーとなり、6年間で約5000人もの女性の下着のお悩みを解決してきた。そんな彼女に、失敗しないブラ選びのコツを伺った。「あまり知られていませんが、ブラジャーを選ぶ際はバストの輪郭である“バージスライン”のフィット感を確認することが大事。例えば、同じC70サイズのブラでも、バージスの長さによって着け心地は大きく変わってきます。カラダにフィットするブラがわかれば、自分に自信が持てて、ランジェリー選びもより楽しくなりますよ」そんな中根さんのいまイチオシの下着ブランドは?「ブラを選ぶ際は着け心地はもちろん、“自分がどんな女性になりたいか”を考える必要があります。華やかさやデザイン性を求めるなら、海外のブランドに目を向けてみるのもおすすめです」。そこでインポートを中心に、中根さん注目のブランドをピックアップ。あなた好みの一着は?セルマルク「スペイン発のブランド。自社工場を持っているため価格も手頃で、美しいバストメイクができるのが魅力です」アンドレサルダ「同じくスペインから。色の組み合わせとセンスの良さは唯一無二。他を寄せ付けない世界観を持つブランド」L’Agent「イギリスの高級下着ブランド『Agent Provocateur』のセカンドライン。鮮やかな色とデザインが印象的!」ナオランジェリー「こちらは日本のブランドですが、インポートライクな美しさと、着け心地の軽さを併せ持っています」※『anan』2017年9月20日号より。写真・土佐麻理子文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2017年09月16日バストにまつわる最新情報がたくさん!“お胸様ニュース” を今年もお届け。“背中にEMS” で、なぜかバストアップしちゃった、の謎。クリニックやエステサロンで導入され、ダイエットや筋トレに効果があるとされるEMSマシン。その仕組みは、カラダに電流を流すことで筋肉の収縮を促し、運動効果を得るというもの。実はこのEMSを使っていたら、偶然にも「バストアップしてしまった」と語る女性に遭遇。さっそく話を聞くことに!話してくれたのは大手化粧品メーカーに勤務するOL小沢真美さん(仮名)・29歳です。――そもそも、どうしてEMSを使うことになったんですか?小沢:通っていたエステで、背中にEMSを当てて筋肉を鍛えるというメニューがあったんです。もともと背中が凝りやすく、肩甲骨まわりのお肉も気になっていたので、ダイエットのつもりで始めてみたのですが、回数を重ねるごとに胸が大きくなっていることに気づいて…。――最終的に、どのくらい大きくなりましたか?小沢:Bカップが3か月でDカップに。これはすごい効果だと思い、自分でも家庭用のEMSマシンを購入したほどです。背中を鍛えたらバストアップしたという、まるで嘘のような本当の話。専門家に尋ねると、「頭皮をマッサージすると顔がリフトアップするのと同じで、背中の筋肉が刺激され、姿勢が整うことでバストが引き上がったと考えられます」(「神楽坂ホリスティック・クーラ」代表・石垣英俊さん)とのこと。“バストアップしたかったら、まずは背中を狙え”。これからは美容界では常識になるかも!?エクリア リーン中周波と低周波を組み合わせた電気刺激により、効果的な引き締めを実現。HCT-P01PN2¥14,120(エレコム総合インフォメーションセンターTEL:0570・084・465)※胸に直接貼るのは避けてください。商品の使用上の注意をよく読んでご使用ください。※『anan』2017年9月20日号より。写真・土佐麻理子文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2017年09月15日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の志田彩良さんです。シリアスな役を演じることにやりがいを感じています。中学生の頃にティーン誌の専属モデルとしてデビューし、近年は女優としても活躍する志田さん。9月16日には、主演映画『ひかりのたび』が公開に。「長編映画では初めての主演。悪徳不動産ブローカーの父に反発する娘、というちょっと重めの役なのですが、私、なぜか暗い役をいただくことが多いんです。自分とかけ離れた役は、やりがいがあって楽しい!映画が大好きなので、今後できる限り多くの作品に関わりたい。ポスターに写る自分の顔を見ると、いまだに恥ずかしいんですけどね…(照)」写真を撮るのにハマっています。日々、一眼レフや「写ルンです」で友達や風景を撮りためています。いつものメイクはリップを中心に。ファッションに合わせてチョイスします。特に赤リップが好き。ついつい買っちゃうアクセサリー。お気に入りのサングラスやピアスたち。買い物は悩まないタイプです!しだ・さら1999年生まれ。2013年から2年間、雑誌『ピチレモン』の専属モデルを務め、現在はCMやドラマ等で活躍。『ひかりのたび』は、9/16より新宿K’s cinemaほかで全国順次公開。※『anan』2017年9月13日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2017年09月12日