最新作『パラサイト半地下の家族』が公開中のポン・ジュノ監督の過去作を集めた特集上映「鬼才ポン・ジュノの世界!」が東京・渋谷のユーロスペースで開催されている。ポン・ジュノ監督は新作『パラサイト…』でカンヌ映画祭最高賞パルムドール、アカデミー作品賞など数多くの栄冠に輝いたが、作品を描く姿勢や題材の選び方は、どの作品にも共通する部分が多い。複数のエピソードを巧みに描き分ける短編『支離滅裂』や、子犬の失踪事件を追う主人公を描いた長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』、連続殺人事件を追う刑事たちの姿を通してその背後にある社会を描いた『殺人の追憶』……どの作品も、登場人物のキャラクター表現のうまさ、観客の意表をつくギャグ表現、緊迫感みなぎるラストの展開、そして小さな社会や家族から国家や社会システムを見通す視点など多くのポイントで共通点があり、続けて観ることでポン・ジュノ監督の“作家性”がしっかりと浮かび上がってくる。その一方、監督はキャリアを重ねるごとに映画の“語り”を洗練させてきた。日常の風景を少し変わったカメラ位置から切り取る点や、画面いっぱいにひろがる同一のモチーフ(集合住宅のドア、夜に浮かび上がる家々の灯り)、モンタージュ表現を用いて語りを加速させる手法など共通点は多いが、そのスキルは作品を重ねるごとに進化。海外の映画人とのコラボレーション作品『スノーピアサー』、『オクジャ』を経て、“映像で語ること”のレベルが格段の進化を遂げており、作品を時系列で観ていくことで『パラサイト』にいたる道すじが見えてくる。今回の特集ではポン・ジュノ監督の過去作4本を連日上映。改めて振り返ることで、ポン・ジュノ監督の“変わらない姿勢・視点”と“映画作家としての進化・成熟”の両方を感じられるはずだ。特集上映「鬼才ポン・ジュノの世界!」『ほえる犬は噛まない』『殺人の追憶』デジタルリマスター版『母なる証明』『スノーピアサー』ユーロスペースで開催中
2020年03月22日第92回アカデミー賞最多4部門を受賞した話題作『パラサイト 半地下の家族』の舞台挨拶が2月24日(月・祝)に行われ、ポン・ジュノ監督と主演ソン・ガンホが凱旋来日した。そして、両氏の大ファンである草なぎ剛が花束を手にサプライズで登場、お祝いムードをさらに盛り上げた。草なぎさん、流暢な韓国語で挨拶&思いを語る草なぎさんは興奮した面持ちで、「一番尊敬する俳優さん、いつもおふたりから力をいただいています!」とポン監督とソンさんに流暢な韓国語で気持ちをぶつける。これまでのポン監督の作品群も「『スノーピアサー』以外、観ています!」と言い、『パラサイト』においても、「本当に一流のエンターテインメントになっていて、退屈するところがひと時もなかった。観終わった後に、あそこがどうだ、こうだと話したくなるような作品で、家族愛も描かれていて」と上映後の場内とあって、ネタバレも解禁しながら感想をよどみなくしゃべる。後半のあるシーンについて、草なぎさんは「“計画を立てなければ失敗することはない”っていうセリフ、基本的に僕もノープランなんで(笑)、とても心に響いたシーンです。監督とガンホさんのタッグは『殺人の追憶』とかも好きで、鬼気迫った場面でもブラックユーモアが利いていて、大変なときでも違うことを考えたりするのかなと感じます」と自身の思いを織り交ぜながら、終始テンション高く語っていた。『パラサイト』は全員失業中、半地下住宅で暮らす貧しいキム一家の物語。大学受験に失敗し続けている長男ギウは、エリート大学生の友達に家庭教師の仕事を紹介され、身分を偽りIT企業を経営するパク社長一家が暮らす高台の大豪邸に勤め出す。続けて、美術家庭教師として妹ギジョンを紹介し、徐々にパク一家にパラサイトしていくキム家族。しかし、彼らが辿り着く先には、誰にも想像し得ない衝撃の光景が待ち構えていた。ポン監督&ソンさん、オスカー受賞について「観客の皆さんの熱い反応がうれしい」アカデミー賞4部門に輝いたことについて、当時の感想を聞かれると、ポン監督は、「まったく計画していたことではないです。けど、訪れた賞に関してはうれしくもあり、少し気が動転しているような感じでした。本当に貴重な賞をいただいたと思っていますし、トロフィーは大切に家にしまっています」と微笑む。しかし、「アカデミー賞以前に日本や様々な国で、観客に熱烈な反応をいただいたのがうれしいことです。皆さんに知っていただいて、大きく受け止められて熱い反応をいただけたこと、受賞以上に、観客の皆さんの熱い反応をとてもうれしく感じているんです」と真摯に観客に感謝を伝えた。ソンさんも共鳴し、「韓国の観客は日本の映画を、日本の皆さんは韓国映画を楽しむ、触れ合って共感できることが何より大切です。以前から日本の巨匠と呼ばれる監督の映画が公開されてきましたし、こうして共感できるきっかけになった気がして、とてもうれしく思っています。『パラサイト』が心の中にずっと長く残る映画になってくれたらうれしいです」と映画を通しての交流について思いを打ち明けていた。『パラサイト 半地下の家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年02月24日ミスタードーナツの「ポン・デ・リング」シリーズに、新作「ポン・デ・リングバラエティ」が登場。2020年2月21日(金)から5月下旬までの期間、ミスタードーナツ全店にて発売される。人気素材2種類を組み合わせた「ポン・デ・リング」「ポン・デ・リング」の生地リニューアルに併せて開発された「ポン・デ・リングバラエティ」は、新しい生地と食感や風味の相性が良い、ミスタードーナツの人気定番素材を2種類組み合わせた期間限定の新作ドーナツだ。全3種類がラインナップシャリシャリのココナッツとカリカリのトッピング、チョコレートとストロベリーチョコのコーティングを1度に味わえる「ポン・デ・ココ&ゴールデン」、チョコクランチとアーモンドの異なる2種類の食感が楽しい「ポン・デ・クランチ&アーモンド」、ホイップクリームとカスタードクリームを同時に味わえる「ポン・デ・ホイップ&カスタード」の全3種類で展開される。商品情報「ポン・デ・リングバラエティ」販売期間:2020年2月21日(金)〜5月下旬販売店舗:ミスタードーナツ全店(一部ショップを除く)展開商品:・「ポン・デ・ココ&ゴールデン」テイクアウト 172円(税込)/イートイン 176円(税込)・「ポン・デ・クランチ&アーモンド」テイクアウト 151円(税込)/イートイン 154円(税込)・「ポン・デ・ホイップ&カスタード」テイクアウト 172円(税込)/イートイン 176円(税込)【問い合わせ先】ミスタードーナツお客さまセンターTEL:0120-112-020
2020年02月22日第92回アカデミー賞授賞式が2月10日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、監督賞に『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督が輝いた。受賞コメントではマーティン・スコセッシ監督、クエンティン・タランティーノ監督に対する感謝を述べた。今年のアカデミー賞では作品賞をはじめ、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞、美術賞、編集賞の計6部門にノミネートされており、ポン・ジュノ監督は初ノミネートで、監督賞を受賞した。韓国人の映画監督として、初めて同賞を手にする快挙を達成。なお、1月に発表された第25回放送映画批評家協会賞授賞式では、サム・メンデス(『1917 命をかけた伝令』)とともに監督賞を同時受賞している。映画はセレブ一家の豪邸に、家庭教師、家政婦、運転手として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれる姿を描いた。共同脚本も手がけたポン・ジュノ監督は、学生時代に家庭教師のアルバイトをした経験があるといい、昨年末に来日した際「他人の私生活を覗き見る奇妙な感覚…。それが映画のアイデアの源泉になっている」と語っていた。受賞コメント「さきほど国際長編映画賞を受賞して今日の仕事は終わったなと思いました」とユーモアたっぷりに語ったポン・ジュノ監督。「映画を勉強していた若い頃、最も印象に残ったのは「個人的なことこそが、もっとクリエイティブなことだ」という言葉でした。その言葉は、偉大なるマーティン・スコセッシによるものでした。わたしはスコセッシ監督の作品で、映画を学んだのです。ですから、こうして候補者として名前が並んだことだけで光栄です」と語ると、会場はスタンディング・オベーションとなり、マーティン・スコセッシ監督に向けて拍手が沸き起こった。さらに、ポン監督は「私の映画をアメリカの人が知らなかったときに、私の作品をいつもリストにあげてくれたクエンティン・タランティーノ監督ありがとうございます。愛しています。もちろん、トッド・フィリップス、サム・メンデスもすばらしい監督ですし、アカデミー協会が認めてくれるなら、このオスカー像を5つに分けたいと思うほど。」と感謝を述べた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年02月10日第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた、現在公開中のポン・ジュノ監督作『パラサイト 半地下の家族』が、昨日1月27日までで興行収入10億円を突破したことが分かった。韓国では動員1,000万人を突破、フランス動員も170万人を突破、全米でも昨年の外国映画興行収入第1位、歴代興行収入でも現在第7位と、各国で動員記録を塗り替える大ヒットとなっている本作。ゴールデングローブ賞を筆頭に、すでに各国で140以上もの映画賞を受賞と、賞レースを賑わせる本作が、日本では1月10日(金)より上映がスタート。休日はもちろん、平日までも全国的に満席が続出する爆発的大ヒットスタートを切った本作は、SNS上でも「震えるほどすばらしい映画!」「見終えてすぐに立ち上がれなかった!」「こんな映画体験今までにした事がない」などと絶賛の声が相次いでいる。そして、週を追う度に勢いは増し、3週目の土日の動員数と興行収入は、先週比120%を記録。今回興行収入10億円超えが発表されたが、韓国映画が10億円を超えるのは、中山美穂主演の『サヨナライツカ』(’10)以来となり、10年ぶり。なお、製作も主演も韓国人が務めた韓国映画では、『私の頭の中の消しゴム』(’05)以来、15年ぶりの快挙だ。また現在、上映回数や席数を増やす劇場もあり、上映劇場も緊急拡大中だという。『パラサイト 半地下の家族』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年01月28日現在日本で公開中のポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が、米HBOのリミテッドシリーズとしてドラマ化。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『バイス』などのアダム・マッケイとポン・ジュノ監督がタッグを組むと「ハリウッド・レポーター」などが報じている。全員失業中の貧しいキム一家とIT企業を経営する裕福なパク社長一家という、相反する2つの家族の出会いが想像を遥かに超えた展開へと加速していく様を、コメディ、サスペンス、ホラーなどジャンルをまたいで描く本作。この度、Netflixとの熾烈な権利争いの末、「ゲーム・オブ・スローンズ」「チェルノブイリ」などのHBOが権利を獲得。チェイニー元・米副大統領を描いた『バイス』やジェニファー・ロペスら出演の『ハスラーズ』(製作)、ゴールデン・グローブ賞受賞のHBOドラマ「サクセッション(メディア王~華麗なる一族~)」などを手がけるアダム・マッケイ監督とポン・ジュノ監督が組み、英語でリミテッドシリーズを製作。映画の続編となるのか、リメイクとなるのかはまだ不明という。カンヌのパルム・ドールを皮切りに、先日の第77回ゴールデン・グローブ賞では外国語映画賞に輝き、第73回英国アカデミー賞にも4部門にノミネート、アカデミー賞では作品賞ノミネートもあり得るのでは?といわれている『パラサイト』。アメリカでは2300万ドル超えという外国語映画として異例の大ヒットとなっており、国内の主要賞を席巻。日本でのヒットにもさらに拍車がかかりそうだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年01月10日先日発表された第77回ゴールデングローブ賞で、見事、外国語映画賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』。共同脚本も手がけたポン・ジュノ監督、主演を務めるソン・ガンホが昨年末、そろって来日を果たし、インタビューに応じた。面白い映画を撮りたいという一心だった昨年、第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画として初めてパルムドール(最高賞)に輝いて以来、数多くの映画賞で快進撃を続け、国内外の興行記録を更新。アメリカでは外国語映画の歴代興収トップ10入りを果たした。いまや、第92回アカデミー賞でも作品賞の有力候補と目されるほどの一大旋風だが、当のポン・ジュノ監督は「まったく予測していなかった事態。いつも通り、淡々と撮った作品ですが、公開後に予期せぬことが次々と起こった。胸躍るアクシデントとでも言うべきでしょう」と笑みを浮かべる。――セレブ一家の豪邸に、家庭教師として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれてしまう本作。監督も大学時代、家庭教師の経験があるそうですね。ポン・ジュノ監督:そうです。映画同様、ある知り合いの紹介でした。その知り合いとは、今の私の奥さんなんですが(笑)。紹介された家庭が偶然、とても裕福だったんです。豪邸の2階にサウナがあったことを覚えています。幸い、2か月で解雇されましたが(笑)、他人の私生活を覗き見る奇妙な感覚…。それが映画のアイデアの源泉になっています。――貧富の格差が生み出す社会、そして人々の分断が重要なテーマになっています。ポン・ジュノ監督:その上で貧しいキム一家が暮らす半地下の家、彼らが足を踏み入れるIT企業社長の大豪邸という2つの“宇宙”を生み出しました。実際、映画のおよそ9割はどちらかの家で物語が展開していますから。ただ、私は経済学者や社会学者のように、世界の二極化を強く訴えたり、分析する意図はありませんでした。――それ以前に、学生時代の経験がベースになっていると。ポン・ジュノ監督:ただただ、オリジナリティあふれる面白い映画を撮りたいという一心だったので。映画のアイデアは、とても些細であり、日常にあふれていると思います。ですから、それらを的確にキャッチするため、日頃からアンテナは鋭敏に張っているつもりです。あえて『パラサイト 半地下の家族』の特徴を挙げるとすれば、善悪の境界がとてもあいまいだという点です。だからこそ、ご覧になる皆さんは展開が予測できないと思うし、おぞましい悲喜劇が起こったとしても、そこに“悪魔”は存在しないのです。進化の先を想像すると、誇らしくもあり、怖い気さえします韓国映画界のトップに君臨し続けるソン・ガンホ。ポン・ジュノ監督と4度目のタッグを組んだ『パラサイト 半地下の家族』では、貧しい4人家族の大黒柱キム・ギテクを演じている。「監督から映画の構想を聞き、私はてっきり富豪の役を演じるんだと思ったんです。年齢を重ねて、それなりに品位も身に着けたつもりだったので(笑)。ところが、監督は私を半地下に連れて行った」と笑いを誘う名優が取材中、絶えず口にしたのは、ポン・ジュノ監督への敬意と誇りだった。――ずばり『パラサイト 半地下の家族』が国際的な支持を集めている理由は何だと思いますか?ソン・ガンホ:この物語が韓国に限らず、欧米諸国や日本も含めた、地球上すべての人々にあてはまるからだと思います。何より、ポン・ジュノ監督らしい、鋭くも温かな視点で描かれている。そこが支持される理由ではないでしょうか。――ポン・ジュノ監督とは『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『スノーピアサー』でタッグを組んでいます。『殺人の追憶』は2003年の作品ですから、15年以上の歳月が経っています。ソン・ガンホ:私は長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』から、ポン・ジュノ監督に注目してきました。ですから“ファン歴”20年なんです。その間、期待をこめて監督の動向を見守り続けましたが、『パラサイト 半地下の家族』はポン・ジュノという映画作家の進化を示した1つの到達点といって間違いないでしょう。常に新作が心待ちですが、いまは進化の先を想像すると、誇らしくもあり、怖い気さえします。それほど、私たちをドキドキさせてくれる存在なんです。――逆にポン・ジュノ監督の「ここは変わらない」という部分はありますか?ソン・ガンホ:俳優のクリエイティブを最大限に信頼してくれる点ですね。撮影を前に、何か相談や打ち合わせ、リハーサルを重ねることはほぼありません。だからこそ、私たちも役柄を自分なりに解釈し、表現できる。それが豊かなイマジネーションの源泉になっているのではないでしょうか。今回演じたキム・ギテクに関しては、タコのような軟体動物を意識しました(笑)。一見、みすぼらしい彼ですが、隠し持った吸盤で社会に食らいついているのです。今という時代を、いかに生きるべきと問いかけている豪邸という閉鎖空間で、相反する2つの家族が繰り広げる駆け引きがスリリングに、ときに毒気あふれる笑いも振りまきながら展開する『パラサイト 半地下の家族』。サスペンス、コメディ、社会派ドラマ、果てはホラー(?)と表情を変えながら、映画は誰も予測できないクライマックスへとたどり着く。阿鼻叫喚という言葉がふさわしい結末について、もちろん詳細は記さないが、2人の証言から「シナリオとは違う結末になった」ことが明らかに!――あのクライマックスには、言葉を失いました。ポン・ジュノ監督:ある登場人物の行動について、シナリオでは意図をあいまいにしたままでした。「意志を持ってあえてそうしたのか、それとも偶発的な出来事なのか」その中間を漂っていたんです。ただ、シナリオに基づき、絵コンテを描き進めるうち(※ポン・ジュノ監督は自ら絵コンテも描く)、より瞬間的な感情の高ぶりを重んじようと決断しました。ソン・ガンホ:事前にシナリオは読んでいましたが、監督から相談を受けて、私もぜひそうしようと同意しました。これぞ、正解だと。なぜなら、私たちが生きる現実世界は、映画のクライマックスをも上回るほど、残酷で冷酷だからです。ポン・ジュノ監督:先輩であるソン・ガンホさんに背中を押されたこともあり、非常に複雑なシーンでありながら、撮影そのものはとてもスムーズで、驚くほどとんとん拍子でした。議論を巻き起こすかもしれないと躊躇もありましたが、「あっ、これを演じるのはソン・ガンホさんなんだ」と気づいた瞬間、観客の皆さんを納得させられると確信し、安心できた。ソン・ガンホさんとは、そんな存在なのです。ソン・ガンホ:私は『パラサイト 半地下の家族』での“水”の表現を大変気に入っています。人々が抱える悲しみや哀れみが、水を通して描かれているんです。そしてこの映画は決して格差や分断、それらの対立を描くだけの映画ではありません。私たちが今という時代を、いかに生きるべきと問いかけているのです。(text:Ryo Uchida/photo:You Ishii)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年01月07日第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルム・ドールを受賞した『パラサイト 半地下の家族』の公開を記念して、同作でメガホンを取ったポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』が12月30日(月)深夜に放送される。2006年に公開され、韓国の歴代観客動員数第6位に輝いた『グエムル-漢江の怪物-』をはじめ、カンヌ国際映画祭の“ある視点部門”に正式出品された『母なる証明』や日仏韓合作によるオムニバス作品『シェイキング東京』などの作品で国際的にも評価の高いポン・ジュノ監督の2作目となる本作。韓国で1980年代後半に発生した、10人もの犠牲者を出しながら未解決となった華城連続殺人事件を基にしたストーリー。1986年、ソウル近郊の農村で若い女性が裸で死んでいるのが発見され、その後も同じ手口の連続殺人事件が相次いで発生。特別捜査本部が設置され、地元の刑事、パク・トゥマン(ソン・ガンホ)と、ソウル市警から派遣されたソ・テユン(キム・サンギョン)は、この難事件に挑む。性格も捜査方法も異なる2人は対立を続け、何度も失敗を重ねながらついに有力な容疑者を捕らえるのだが…というストーリー。主演は『シュリ』や『グエムル-漢江の怪物-』のほか『タクシー運転手 約束は海を越えて』など数々の作品で主演を務め、韓国国内では数々の映画賞にも輝くソン・ガンホと、韓国で大ヒットしたドラマ「大王世宗」で知られるキム・サンギョンによる圧巻の演技合戦も見どころだ。本作をはじめとした数々の作品で世界的な評価を受けるポン・ジュノ監督の最新作『パラサイト 半地下の家族』はTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田の2劇場にて先行公開中。2020年1月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開される。全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが… この相反する2つの家族の出会いは、誰も見たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――という物語。『殺人の追憶』は12月30日(月)深夜25時50分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2019年12月30日俳優の吉沢亮が12月27日(金)、都内で行われた韓国映画『パラサイト半地下の家族』のプレミア上映会にサプライズ登場!来日中のポン・ジュノ監督とソン・ガンホと対面を果たした。吉沢亮「こんなエンタメがあるんだ」と知ってほしいもともとポン・ジュノ監督の大ファンだと言う吉沢さんは「緊張しすぎて、うまく話せない」。そんな吉沢さんの緊張を解そうと、ポン・ジュノ監督が「自分がこれだけイケメンだって、いつ頃気づいたんですか?」と質問すると、吉沢さんは「小5ですかね(笑)」と笑顔。これに対し、ポン・ジュノ監督は「なぜ、もっと早く気づかないんですか?」とツッコミを入れ、会場を盛り上げた。また、ポン・ジュノ監督は吉沢さんの出演作『リバーズ・エッジ』を観ているといい「とてもすてきな青春を演じている」と評価すると、「うれしいですね。この場にいるのも、おこがましいですが、映画を観てもらったのは、すごく不思議な気持ちです」と喜んでいた。本作について「本当に純粋に、スゲーと思った」と吉沢さん。「ここ何年か観た中で1番です。圧倒的なエンタメ感で、笑いや涙、ホラーにサスペンスといろんな要素が完ぺきに融合している」と絶賛し、「映画好きは100%観ると思いますけど、普段映画館に行かない人にこそ『こんなエンタメがあるんだ』と知ってほしい」とアピールしていた。ポン・ジュノ監督、是枝裕和監督のエールに感激!韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた『パラサイト半地下の家族』。先日発表された第77回ゴールデングローブ賞で3部門にノミネートされ、第92回アカデミー賞でも作品賞を含めて“本命”の呼び声があがっている。セレブ一家の豪邸に、家庭教師として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれてしまう。アカデミー賞について、ポン・ジュノ監督は「そればかりは、自分ではわからないですね」と苦笑い。それでも、「トロントで是枝裕和監督にお会いしたとき、『今年はきっと忙しくなるはず。大変だと思うけど頑張ってね』と言ってくださった。是枝監督もパルムドールに輝いた後、オスカー候補にもなりましたから」とエールに感激しきりだった。ポン・ジュノ監督と4度目のタッグとなった名優のソン・ガンホは、キム一家の父親を演じており「最初に監督から、映画の構想を聞いたとき、てっきり自分は裕福な社長を演じるのだと思っていた(笑)。ところが、私が半地下に連れていかれたんです(笑)」と明かし、「この作品は格差による分断や闘争を描いているのではなく、人間はどう生きるべきかを問いかけているんです」と話していた。『パラサイト 半地下の家族』はTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田にて先行上映中。2020年1月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2019年12月27日瑛太(37)が芸名を本名の「永山瑛太」に改名すると12月25日に発表した。その決意に、ネットではエールが上がっている。同日、瑛太のホームページには「来る2020年最初の出演ドラマとなるTBS『あしたの家族』(2020年1月5日放送)より瑛太は永山瑛太に改名することをお知らせ致します」と掲載された。瑛太は「改名については以前から考えてきました」「令和になったという節目の年に本名でやっていきたいという思いに至りました」と理由について明かし、「これからも、俳優として表現者として日々を精進してまいります」と意気込んでいる。すでにTwitterのアカウントを「永山瑛太」にしていた瑛太。改名当初、《瑛太は改名するのかな?本名で活動するのかな?Twitterの名前変わってる》《瑛太のTwitterに【永山】の苗字がついた!このまま改名するのかな》《プロフィールも“永山瑛太”だって。改名するのかな?》と話題になっていた。新元号をキッカケに、俳優としての決意を新たにした瑛太。ネットでは、エールがこう送られている。《瑛太さん、前から改名のことは言ってらしたしツィッターではもうなってましたからいつか本名になるのかなと思ってました。瑛太さんでも永山瑛太さんでもどちらにしてもこれからもずっと応援して行きます》《俳優の瑛太が本名の永山瑛太に。すごい判断だ。名前が売れているのに本名に変えるのは勇気がいっただろうな》《瑛太、永山瑛太に改名だって!!本名でも今までのように頑張ってください!》
2019年12月25日俳優の瑛太が改名し、本名の永山瑛太として活動することが公式サイトにて発表された。瑛太さんは、自身の公式サイトにて「改名については以前から考えてきました。俳優としてまだまだ未熟者ですが、令和になったという節目の年に本名でやっていきたいという思いに至りました」と改名の経緯について説明。そして、「これからも、俳優として表現者として日々を精進してまいります」と続けた。なお、改名時期に関しては、2020年最初の出演ドラマとなる、石井ふく子プロデューサーが贈る新春ドラマ特別企画「あしたの家族」より適用されるという。本作は、宮崎あおい、瑛太さん、松重豊、松坂慶子らが出演し、家族の物語を描くドラマ。瑛太さんは宮崎さん演じる小野寺理紗の恋人・兵頭幸太郎役を演じる。1982年12月13日生まれ、現在37歳の瑛太さん。モデルとして活動を開始し、「ランチの女王」「WATER BOYS」「オレンジデイズ」などに出演。近年では、大久保利通役で出演した大河ドラマ「西郷どん」や、新垣結衣とW主演を務めた『ミックス。』、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”を描いた薬丸岳のミステリー小説の映画化『友罪』などが話題に。実弟は永山絢斗。(cinemacafe.net)
2019年12月25日俳優の瑛太が25日、公式サイトを通じ、2020年から本名の「永山瑛太」として活動していくことを発表した。所属事務所によると、改名のタイミングは2020年1月5日放送のTBS系新春ドラマ特別企画『あしたの家族』から。同作の公式サイトは、現時点では「瑛太」となっている。発表に合わせて、「改名については以前から考えてきました」と明かす瑛太。「俳優としてまだまだ未熟者ですが、令和になったという節目の年に本名でやっていきたいという思いに至りました」と経緯を説明し、「これからも、俳優として表現者として日々を精進してまいります」と意気込みを伝えている。瑛太は2003年放送のフジテレビ系ドラマ『WATER BOYS』で注目を集め、数々の映画やドラマに出演、2010年6月に歌手の木村カエラと結婚した。瑛太の弟・永山絢斗も、俳優として活動している。
2019年12月25日ロサンゼルス映画批評家協会賞の作品賞など3冠をはじめ、アメリカの映画賞レースを席巻中の『パラサイト 半地下の家族』。この度、ポン・ジュノ監督自らやソン・ガンホらキャスト陣が語る、本作の撮影現場をとらえた5分にわたるメイキング映像が解禁となった。本作は、“半地下”の家で暮らす、しがない内職で日々を繋ぐ貧しいキム一家と、豪邸に住む裕福なパク社長一家との出会いが予測不能な展開を迎えていく。役者のセリフや動き、小道具、背景など画面に映る全ての要素にメッセージを込める繊細さから“ボンテール(ポン・ジュノ+ディテール)”という造語まで生まれるほどのこだわりを持つポン・ジュノ監督。そんな監督の最新作撮影の現場は、果たしてどのような現場だったのか、映画ファン必見の映像となっている。ソン・ガンホ「唸らされた」…キャストも興奮のポン・ジュノ監督新作映像の冒頭、本作のテーマを「共生することの難しさ。そこから生じる笑いと恐怖。悲しみの悲喜劇です」と語るポン・ジュノ監督。メイキング映像をバックに、主演のソン・ガンホが「とても精巧で、その細かさと構成力はさすがポン監督だと唸らされました」と語る。続いて貧乏一家の長男役チェ・ウシク、豪邸に住む裕福な社長夫人を演じたチョ・ヨジョンなど、キャストたちも予想を超えて展開するポン・ジュノ監督のストーリーテリングを絶賛する。「ユニークな出来事の連続かと思いきや、十分に起こり得ることかと」というコメントに、本作が世界中で高く評価されている理由が伺える。“ボンテール”を支える精鋭スタッフ美術監督・撮影監督がこだわり抜いたポイントとは?「脚本を書いた時点で人物の動線がすでに頭の中にありました」というポン・ジュノ監督の緻密な脚本を見事に映像化した立役者が、ポン・ジュノ監督とは『オクジャ/okja』(’17)に続き2度目のタッグとなる美術監督イ・ハジュンと、『母なる証明』(’09)、『スノーピアサー』(’13)につづき3度目のタッグとなる撮影監督ホン・ギョンピョ。ハジュンが「リアルそのものです」と語る貧乏家族の暮らす半地下の家は、古びた家財道具や地下特有のカビ臭さまでが映像から匂い立つような再現度。一方、「落ち着いた色合いと建築資材で、すっきりと清潔感のある家」であるパク社長宅は、ポン監督のこだわりに応えるために大規模なセットが組まれ、パク社長を演じたイ・ソンギュンも「圧倒されました」とふり返っている。ふたつの家族の生活の格差が現れているのは美術のみにとどまらない。キム一家の暮らす半地下は「日光が入らず夜は緑がかった蛍光灯」、パク一家の暮らす豪邸は「高級感を出し黄色みのある照明」と、撮影監督ギョンピョがこだわった対照的な光の演出にも注目だ。カンヌを筆頭に世界中を沸かせた俳優たちの演技メイキングの終わりには、キャストによる役柄紹介も。ロカルノ国際映画祭でアジア人初のエクセレンスアワードを受賞したソン・ガンホは「僕が演じたギテクはまるで軟体動物のように彼特有のスタイルで状況を解釈して受け入れます」と自身の役柄を語る。カンヌ国際映画祭をはじめ、世界中で高い評価を受けているキャスト陣の役柄の解釈と、各々の演技に対する監督や共演者からのコメントは必見。最後に、貧乏一家の長女を演じたパク・ソダムが本作を「見終わったあとで一杯飲みながらいろいろ語り合える映画です」と表現。ソン・ガンホが「これまでにない新しさと独創性にあふれた映画です」とアピールする。そして「あれこれ考えてもらえたら嬉しいです」というポン・ジュノ監督のもと、キャスト、スタッフ一丸となってこだわり抜いた舞台裏が凝縮されたメイキング映像となっている。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より全国にて公開。12月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田にて先行公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月16日ミスタードーナツの定番人気ドーナツ「ポン・デ・リング」シリーズのリニューアル。2020年1月10日(金)の営業開始時より、新しくなった「ポン・デ・リング」の販売がスタートする。ミスド人気No.1「ポン・デ・リング」がリニューアル2003年に発売されて以降、モチモチの食感と4つの球状ドーナツが繋がった独特の形状、そして様々なバリエーションのフレーバーで、長きに渡って人気No.1の座を守り続けている「ポン・デ・リング」。今回のリニューアルでは、食べたときに少しでも長く心地よいモチモチとした食感を楽しめように生地を改良。また、「ポン・デ・リング」生地を食べたときの後味に、従来はなかった爽やかな甘みがほのかに感じられる“風味”をプラスしているという。なお、リニューアルに合わせて、税込価格で「ポン・デ・リング」と「ポン・デ・黒糖」が10円、「ポン・デ・ストロベリー」が11円の値上げとなる。商品情報ミスタードーナツ「ポン・デ・リング」リニューアル発売日:2020年1月10日(金)改定価格:「ポン・デ・リング」・テイクアウト 現行 108円(税込)→新価格 118円(税込)・イートイン 現行 110円(税込)→新価格 121円(税込)「ポン・デ・黒糖」・テイクアウト 現行 108円(税込)→新価格 118円(税込)・イートイン 現行 110円(税込)→新価格 121円(税込)「ポン・デ・ストロベリー」・テイクアウト 現行 129円(税込)→新価格 140円(税込)・イートイン 現行 132円(税込)→新価格 143円(税込)【問い合わせ先】ミスタードーナツお客さまセンターTEL:0120-112-020
2019年12月13日今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた家族を描く『パラサイト 半地下の家族』から、ポン・ジュノ監督とソン・ガンホが13年ぶりに揃って来日することが決定した。ゴールデングローブ賞3部門ノミネートに加え、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、ハリウッド映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ワシントンDC映画批評家協会などで作品賞受賞やノミネートを重ね、オスカーレースを席巻中の本作。そんな日本でもSNSなどで大注目の本作から、ポン・ジュノ監督と主演のソン・ガンホが、2006年に『グエムル -漢江の怪物-』で来日して以来、実に13年ぶりに2人揃っての来日が実現。本作の公開は来年だが、12月27日(金)よりTOHO シネマズ日比谷、TOHO シネマズ梅田にて先行公開が決定しており、2人は27日のTOHO シネマズ六本木ヒルズで行われる特別上映での舞台挨拶に登壇する。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より全国にて公開、2019年12月27日(金)よりTOHO シネマズ日比谷、TOHO シネマズ梅田にて先行公開。(cinemacafe.net)
2019年12月11日カンヌ国際映画祭では韓国映画史上初となるパルムドールに輝き、アカデミー賞前哨戦といわれる各賞を席巻中のポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』が、「2020年まで待てない!」「いち早く観たい!」という映画ファンの熱烈な声に応え、監督・キャストの特別メッセージ映像付きで先行公開されることが決まった。ハリウッド映画批評家協会賞では作品賞、脚本賞、監督賞、外国語映画賞、編集賞の5部門にノミネート、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは外国語映画賞を受賞するなど、賞レースを席巻中の本作。外国語映画にして史上初の作品賞受賞への期待も高まり、「アカデミー賞の歴史を変えるか」(ハリウッドレポーター)と米メディアも大盛り上がり。日本でも、11月に行った日本最速試写で映画ファンを大熱狂させ、マスコミ試写は連日大行列で溢れ変えるほどの大盛況。Twitterなどでも「来年まで待てない!」「今すぐ観たい!」という声が多く上がっていたことから、急きょ12月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田の2劇場にて先行公開が決定。また、2020年1月9日(木)までの2週間限定となる先行上映期間中は、両劇場でしか観ることができないポン・ジュノ監督、キャストによる激レア特別メッセージ映像付きとなっている。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月06日カンヌ・パルムドールに輝き、全米ではすでに今年の外国映画興行収入第1位となる大ヒットとなっているポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』。“伏線”となるアイテムが散りばめられた本予告、本ポスターが解禁となった。今回解禁された本ビジュアルは、全員失業中の貧しいキム一家と、IT企業を経営する裕福なパク一家が、まるで“ひとつの家族”のように、広々としたリビングで肩を並べている姿が収められ、全員に目線が入っている。背景には、意味深に置かれた“石”、“前衛的な絵画”、そして“投げ出された脚”が配されているほか、目を凝らすと数々の散りばめられた“アイテム”が浮かび上がってくる。また、90秒予告は、キム一家の長男ギウ(チェ・ウシク)が、身分を偽り裕福なパク一家の家庭教師になったことから生活が変わっていく様子を映し出す。パク社長夫人ヨンギョ(チョ・ヨジョン)に取り入った彼は、さらに美術の家庭教師として妹(パク・ソダム)を紹介することになるのだが…。果たして、ギウの計画とは!?スケール感のある映像と、加速していく物語を垣間見ることができる予告となっている。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月20日韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた『パラサイト半地下の家族』のポン・ジュノ監督が緊急来日。11月7日(木)に都内で行われた国内最速試写会に、サプライズ登壇し、日本のファンを驚かせた。「ただ純粋に面白い映画を撮りたかっただけ」セレブ一家の豪邸に、家庭教師として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれてしまう。主演を務めるのは、ポン・ジュノ監督と4度目のタッグとなった名優のソン・ガンホ。来年2月に開催される第92回アカデミー賞の国際長編映画賞に韓国代表として出品されている。すでに各国では、エンターテインメント性と社会的なメッセージの共存した内容に絶賛の声が集まっているが、ポン・ジュノ監督自身は「ただ純粋に面白い映画を撮りたかっただけ」と断言。「登場人物たちは、政治に高い関心があるわけでもないし、富裕層に闘争を仕掛けようとも思っていません。彼らは皆、明確な善悪で判断できない、つまり私たちの周りにいるリアルな存在なのです。だからこそ、結果的に社会的なメッセージにつながったのかもしれませんが」と分析した。パルムドールからアカデミー賞へ「是枝監督と同じ道を歩めれば」アカデミー賞の国際長編映画賞に関しては、早くも“最有力”の呼び声も高い。その点については「オスカーの投票方法は複雑なので、期待をしていいものなのか」と苦笑いし、「ただ、昨年パルムドールを受賞した是枝(裕和)監督の『万引き家族』が、アカデミー賞で同じ部門にノミネートされましたから、韓国では同じ道を歩めれば…と期待されています。そちらのほうがプレッシャーです」と胸中を語った。実現間近?日本での映画製作にも意欲かつてオムニバス映画『TOKYO!』で、香川照之を主演に日本での撮影に挑んだ経験があるポン・ジュノ監督。実は「一昨年前から日本のプロデューサーと持続的にお会いし、また日本で映画を撮る構想を練っている」のだとか!また、関心がある日本の俳優を聞かれると浅野忠信、広瀬すずの名前が挙がった。「それに尊敬する樹木希林さんとは、お仕事をしたかった。『母なる証明』を日本でリメイクするなら、母親役は樹木希林さんではないでしょうか」と話していた。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月07日今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いたポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』の公開日が、来年1月10日(金)に決定した。『殺人の追憶』『オクジャ/okja』などを手掛けるポン・ジュノ監督。本作は、全員失業中の貧しい一家と、IT企業を経営する裕福な社長一家という、相反する2つの家族の出会いから、想像を遥かに超える展開へと加速していく。本国・韓国では、動員1,000万人を突破し、フランス動員は160万人を突破、各国で爆発的な盛り上がりをみせている。さらにアメリカでは、ロサンゼルス&ニューヨークで公開を迎え、オープニング館アベレージ で2019年の最高記録を樹立。公開2週目では、33館(上位は平均3000館)での公開ながら、全米の興行収入ランキングで11位にランクインするなど、アメリカでも熱狂的に支持されている。そんな各国で話題、第92回アカデミー賞での受賞が有力視されている本作が、2020年1月10日(金)、日本でも公開される。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月02日ミスタードーナツの「ポン・デ・ショコラ」シリーズが復活。2019年11月1日(金)から2020年3月下旬までの期間、全国の店舗で発売される。人気の「ポン・デ・リング」シリーズをアレンジした「ポン・デ・ショコラ」は、モチモチとした食感のポン・デ・リング生地にココアパウダーを練り込んだドーナツ。2005年の初登場以来、複数回に渡って期間限定で発売されている人気シリーズだ。今回は、ヘーゼルナッツ風味が隠し味の「ポン・デ・ショコラ」、チョコレートをコーティングした「ポン・デ・ダブルショコラ」、ストロベリーチョコレートをコーティングした「ポン・デ・ストロベリーショコラ」に加え、チョコレートとザクザク食感のクランチをトッピングした「ポン・デ・ザクショコラ」が新たにラインアップに加わる。【商品情報】ミスタードーナツ「ポン・デ・ショコラ」販売期間:2019年11月1日(金)〜2020年3月下旬 ※順次販売終了予定販売店舗:ミスタードーナツ全店(一部ショップを除く)
2019年11月01日ポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』が先日、アメリカで公開、大ヒットスタートを切ったことが分かった。今後も追加公開が予定されており、さらなる爆発的動員が予想されるという。今年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いたポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』は、全員失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という相反する2つの家族の出会いから、想像を遥かに超える展開へと加速していく物語が描かれる。すでに、韓国動員数は1,000万人を突破し、フランス動員160万人突破。そのほか各国で動員記録を塗り替える驚異的な盛り上がりをみせているが、そんな中、現地時間10月11日にアメリカで限定公開がスタート。ロサンゼルスとニューヨークの3劇場で公開されると、376,264ドルの興収を記録し、米国限定公開のオープニング館アベレージで今年の最高記録を樹立。3館以上の劇場で限定公開された作品としては、日本でも大きな注目を集めたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』以来、最高の興収に。さらには、外国語映画としても『モーターサイクル・ダイアリーズ』(’04/ウォルター・サレス監督)、『アメリ』(’01/ジャン=ピエール・ジュネ監督)などを大きく上回り、歴代最高記録となる快挙となった。また今後、ロサンゼルスとニューヨークでの上映劇場追加に加え、ボストン、シカゴなどで公開が予定されているという。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年10月16日『万引き家族』『パラサイト 半地下の家族』にて、それぞれカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを受賞し、東アジアに2年連続の栄冠をもたらした是枝裕和監督と、ポン・ジュノ監督。世界から高い注目を浴びるふたりの鬼才が対談し、互いの作品について鋭い考察や質問を投げ合うオリジナル番組「日韓から『家族』を描く是枝裕和×ポン・ジュノ」が、12日、日本映画専門チャンネルにて放送される。是枝監督作品の常連だった樹木希林や、これからを担う女優・広瀬すずについても語られた。テレビのドキュメンタリーの演出を経て映画監督デビューを果たし、『誰も知らない』『そして父になる』などを発表してきた是枝監督。この11日からはカトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュを迎えた日仏合作の『真実』が公開となった。『ほえる犬は噛まない』で劇場長編デビューしたポン監督は、『殺人の追憶』や『グエムル―漢江の怪物―』などで、日本でもファンを獲得。新作『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月に日本公開される。ポン監督の『オクジャ/okja』のとき以来、2年ぶりの再会となったふたりだが、普段から交流はあり、ポン監督のパルムドール受賞の際には、是枝監督からすぐに祝辞のメールが入ったという。ふたりの対談では、矢継ぎ早にポン監督から是枝監督への質問が続いた。『万引き家族』の海辺のシーンに感極まったというポン監督。監督が作品を観たのは、樹木希林が亡くなった後のことであり、特別な思いを持って、そのシーンを観たと振り返る。是枝監督は、同シーンでの樹木のセリフにまつわる秘話を明かすとともに、樹木がポン監督の『母なる証明』をとても好きだったと伝えた。また同じく『万引き家族』より、終盤での安藤サクラの演技にまつわる話では、安藤の意外な演技アプローチにポン監督が唸る場面もあった。役者に関しては、ポン監督は「広瀬すずが好きだ」という話も。是枝監督からそのことを振られたポン監督は、『海街diary』での広瀬すずの、作品全体における存在感を絶賛。『三度目の殺人』での成長ぶりにも驚いたと明かすと、是枝監督も将来とても楽しみな女優と評し、「広瀬さんは耳がとてもいいので、きっと外国語もできる。ぜひポン監督の作品での彼女も見てみたい」と希望を口にした。ほかにも是枝監督の子役演出や、互いに脚本も手掛けるふたりの執筆スタイル、『パラサイト~』のセットについて、是枝監督の自伝から絵コンテにまつわる話、外国で映画を撮ることなど、多くを語ったふたり。特に終始、ポン監督からの是枝監督へのリスペクトが印象的で、ポン監督ならではの是枝作品への深い洞察を知ることができる。東アジアを引っ張るふたりの鬼才の濃い対談を聞けるまたとないチャンスだ。「特集・是枝裕和×ポン・ジュノ」と題し、オリジナル番組「日韓から『家族』を描く是枝裕和×ポン・ジュノ」、そして両監督の代表作『万引き家族』(監督:是枝裕和)、『母なる照明』(監督:ポン・ジュノ)を日本映画専門チャンネルにて、10月12日21時より3作品一挙放送される。
2019年10月11日5月に開催された第72回カンヌ国際映画祭にて最高賞のパルム・ドールを受賞したポン・ジュノ監督最新作『PARASITE』(英題)が、『パラサイト 半地下の家族』として2020年1月、日本公開となることが決定した。“半地下”住宅で暮らす貧しい一家の長男が、IT企業を経営する超裕福な一家の家庭教師になったことから、次第に想像を遥かに超える悲喜劇へと展開していく本作。ポン・ジュノ監督は相反する2つの家族を軸に、いま、韓国や日本をはじめ世界中が直面している貧富格差を痛烈に批判しつつ、コミカルさやサスペンス感など交え、圧倒的エンターテインメント性を持たせた物語展開で描き切った。主演は、同監督と『スノーピアサー』『グエムル 漢江の怪物』『殺人の追憶』に続く4度目のタッグとなる名優ソン・ガンホ。共演には『最後まで行く』『ソニはご機嫌ななめ』イ・ソンギュン、『後宮の秘密』チョ・ヨジョン、「オクジャ/okja」『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクら実力派の面々が脇を固めている。世界中で大ヒット!“ネタバレ厳禁 ”の想像を超える展開を各国メディア大絶賛カンヌ国際映画祭では、Q・タランティーノ、P・アルモドバル、J・ジャームッシュ監督らの並みいる話題作を抑え、審査員満場一致で韓国映画として史上初となるパルム・ドールに輝いた。そのカンヌでの熱狂をそのままに、韓国では1,000万人突破、フランスは150万人超え目前と公開が始まった世界各国でも動員記録を塗り替える盛り上がりをみせている。「ネタバレをしたくないので詳細は言わないが、『この独創的な物語を“体験する”ことがどんなに最高か』すべての人に伝えたい」(VANITY FAIR)、「最高傑作132分間観客の心を掴んで一瞬も離さない」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と、本作のツイストの効いた想像を絶する展開を各国メディアも大絶賛。アメリカをはじめ公開を控える各国での期待値も高まっている。ストーリー全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2019年08月07日ミスタードーナツの地域限定ドーナツ「ポン・デ&オールドファッション」「ポン・デ&イーストドーナツ」が、2019年7月5日(金)より中国・四国地域にて期間限定で発売される。定番人気ドーナツ「ポン・デ・リング」とオールドファッション生地、もしくはイースト生地のドーナツをそれぞれ半分にカットして組み合わせた同商品は、2017年に「夢のドーナツ」シリーズの限定商品として販売されていたドーナツ。現在はモスバーガーとミスタードーナツの合同店舗である「MOSDO!」2店舗限定で販売されているが、今回は広島での「MOSDO!」ファンミーティング開催を記念し、中国・四国地域限定で復活する運びとなった。「ポン・デ&オールドファッション」は、モチモチ食感のポン・デ・リング生地とサクサク食感のオールドファッション生地を同時に楽しめるドーナツ。半分にカットしたそれぞれのドーナツの間にホイップクリームをサンド、仕上げにチョコレートでデコレーションした一品だ。一方、ふんわりとした食感のイースト生地を合わせたのが「ポン・デ&イーストドーナツ」。こちらも「ポン・デ&オールドファッション」と同様にそれぞれのドーナツを半分にカットして、間にホイップクリームをサンド。デコレーションには甘酸っぱいストロベリーチョコを合わせている。【商品情報】ミスタードーナツ「ポン・デ&オールドファッション」「ポン・デ&イーストドーナツ」発売日:2019年7月5日(金) 中国・四国地域限定で発売※広島県内では7月4日(木)より先行発売販売店舗:ミスタードーナツ中国・四国地域80店舗価格:各140円(税込)
2019年07月06日ポン・ジュノ監督手掛ける映画『パラサイト 半地下の家族』が、第72回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞。2020年1月10日(金)より順次公開される。なおTOHO シネマズ日比谷・TOHO シネマズ梅田では、2019年12月27日(金)より先行上映をスタート。ポン・ジュノ監督10年ぶりとなる韓国映画、韓国史上初のパルムドール受賞!『殺人の追憶』『母なる証明』『グエムル -漢江の怪物-』など、数々の作品を手掛けてきた韓国の若き巨匠ポン・ジュノ。近年は『スノーピアサー』「オクジャ/okja」といった国際的作品を手掛けてきた彼だが、今回満を持して10年ぶりとなる韓国映画『パラサイト 半地下の家族』を完成させた。審査員満場一致の決定で、韓国映画初となるパルムドール受賞となる快挙を遂げた。また第77回ゴールデン・グローブ賞においては、監督賞(ポン・ジュノ)、脚本賞(ポン・ジュノ)、外国語映画賞の3部門にノミネート。これはは『グ リーン・ディスティニー』『ROMA/ローマ』に並ぶ、外国語映画として史上最多ノミネートの快挙となる。相反する2つの家族の“出会い”によって生まれるストーリーそんな国内外で注目を集めている本作は、相反する2つの家族の出会いによって生まれるストーリー。物語の始まりは、全員失業中“半地下”住宅で暮らす貧しいキム一家が、パク家へ赴くところからスタート。キム家の長男ギウは、ひょんなことからIT企業を経営する超裕福なパク家へ家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続くようにして妹ギジョンも豪邸に足を踏み入れるのだが…。この相反する2つの家族の出会い次第により、物語は想像を遥かに超える悲喜劇へと加速していく。主演に、ポン・ジュノ監督の常連 ソン・ガンホ主演を務めるのは、韓国の名優ソン・ガンホ。ポン・ジュノ監督とは、『スノーピアサー』『グエムル -漢江の怪物-』『殺人の追憶』に続く4度目のタッグとなる。また主演の脇を固めるキャストには、『最後まで行く』『ソニはご機嫌ななめ』のイ・ソンギュン、『後宮の秘密』のチョ・ヨジョン、「オクジャ/okja」『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクら、実力派の面々が揃う。各メディア界からも称賛の声なおポン・ジュノ監督は、パルムドール受賞について「私は映画が本当に好きで、12歳の頃から映画狂の青年でした。そしてまさか監督になるなんて…!本当に何にせよ、今夜この手で、私にとって大きな賞を頂けるなんて思っていませんでした。本当にありがとうございました!」と喜びのコメント。各国のメディアの批評家からも称賛の声が多数寄せられている。【詳細】『パラサイト 半地下の家族』公開日:2020年1月10日(金)先行公開日:2019年12月27日(金)TOHO シネマズ日比谷、TOHO シネマズ梅田限定※先行公開期間は、特別興行の為、1900円均一。ムビチケ使用不可。 詳細は公式HPに掲載。出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン監督:ポン・ジュノ配給:ビターズ・エンド2019年/韓国/132 分/PG-12/2.35:1英題:PARASITE原題:GISAENGCHUNG
2019年05月30日第72回カンヌ国際映画祭にてポン・ジュノ監督最新作『PARASITE』(英題)が最高賞パルムドールを受賞。審査員満場一致の決定で、韓国映画としては初受賞という歴史的快挙を達成し、日本での公開も決定した。物語は、全員失業中の一家の長男が、家族の期待を一身に背負い、IT企業を経営する裕福な一家のもとへ家庭教師の面接を受けるところから始まる。この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと加速していく――。『殺人の追憶』『母なる証明』などの傑作を手掛けてきた、世界が称賛する若き巨匠ポン・ジュノ監督の最新作となる本作。主演を務めるのは、『スノーピアサー』『グエムル -漢江の怪物-』『殺人の追憶』に続く4度目のタッグとなる名優ソン・ガンホ。共演には『最後まで行く』『ソニはご機嫌ななめ』のイ・ソンギュン、『後宮の秘密』のチョ・ヨジョン、Netfilx映画『オクジャ/okja』『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクら各世代の実力派の面々が脇を固める。これまで鋭い視点で社会を切り取り、ときに独自のユーモアを交えながら、人間の内面を炙り出してきたポン・ジュノ監督は、『母なる証明』以降、『スノーピアサー』『オクジャ/okja』と国際的作品を手掛けてきたが、ジャンルにとわられない唯一無二の作風にさらに磨きをかけ、満を持して10年ぶりとなる韓国映画を完成させた。5月21日(現地時間)に行われた公式上映は、上映中に何度も拍手や歓声が起こるなど異例ともいえる熱狂的な盛り上がりに。また、会場には『オクジャ/okja』などに出演するティルダ・スウィントンが、娘で女優のオーナー・スウィントン・バーンを連れて来場。上映後には、約10分間にも及ぶスタンディングオーベーションと鳴りやまない拍手が巻き起こり、ポン・ジュノ監督はじめキャスト陣も喜びを噛み締めていた。その後、「Screen International」誌が掲載する各メディアの批評家による採点「星取表」では、4点満点中3.5点という高得点を叩きだし、Q・タランティーノ、P・アルモドバル、J・ジャームッシュら名匠たちの並みいる話題作を抑え最後まで首位をキープ。各メディアも、「今年の映画祭で最高の1本。劇場で素晴らしい映画を観た時に感じる気分」(英・BBC)、「一度見たら忘れられない社会風刺。今年のカンヌのベスト映画。監督の才能は恐ろしいほどに素晴らしい」(米・ASSOCIATED PRESS)、「ポン・ジュノ監督の最高傑作だ。怒りに満ち、最高に面白く、痛々しく、苦く甘い資本主義における共存について描いている。彼がこれまで描いてきたすべての要素が集約されている」(米・INDIEWIRE)と絶賛を贈っていた。審査員長A・G・イニャリトゥ監督ら満場一致!「ローカルな映画でありながら、非常に国際的」本映画祭コンペ部門の審査員長を務めたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは記者会見で、「私たちは予想のつかない展開を体験しました」と満場一致で最高賞に決定したポン・ジュノ監督の手腕を高く評価。「ユーモラスで優しく、何かを決めつけることなく現実の問題に直結していました。ローカルな映画でありながら、非常に国際的であり、“映画とは何か”という本質の理解によって、素晴らしく効果的に生み出されていました。私たちは観た瞬間からこの映画に魅了され、観た後も自分たちの中でどんどんと育っていきました」と、満場一致の理由を明かした。喜びのポン・ジュノ監督「この作品はとても特別な冒険でした」また、ポン・ジュノ監督も「まさかパルムドールをもらえるなんて思ってもみませんでした。本当に光栄です」とコメント。「私はフランス映画から多くの影響を受けて来ました。特に2人の監督、アンリー=ジョルジュ・クルゾーとクロード・シャブロルに感謝したいと思います」と言葉を続け、「この作品はとても特別な冒険でした。全てのアーティストに感謝したいと思います。そして何よりもこの作品は素晴らしい俳優がいなかったら取れなかったと思います。彼らに感謝します。私は映画が本当に好きで、12歳の頃から映画狂の青年でした。そしてまさか監督になるなんて…!本当に何にせよ、今夜この手で、私にとって大きな賞を頂けるなんて思っていませんでした。本当にありがとうございました!」と喜びいっぱいに語った。ポン・ジュノ監督は『グエムル -漢江の怪物-』(’06)が監督週間、『TOKYO!〈シェイキング東京〉』(’08)と続く『母なる証明』(’09)がある視点部門に正式出品、2017年にはNetfilx映画『オクジャ/okja』がコンペティション部門に出品され高い評価と共に物議を醸したが、今回、ついに同映画祭初受賞を果たした。『PARASITE』(英題)は日本公開も決定している。(text:cinemacafe.net)
2019年05月26日土肥桜早咲きで有名な土肥桜は、例年1月中旬に見頃を迎え、満開になると木全体が鮮やかで美しい特徴的な濃いピンク色に。2019年1月20日(日)〜2月3日(日)の間は 「土肥桜まつり」が開催され、数多くのイベントが催されます。土肥桜まつり・期間 2019年1月20日(日)~2月3日(日)松原公園(土肥桜まつり会場)●住所 静岡県伊豆市土肥2657-6●TEL 0558-98-1212(伊豆市観光協会土肥支部)●時間 10:00~15:00 ※土肥桜まつり開催時間●料金 入場無料●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約50分、「土肥温泉」下車、徒歩すぐ万福寺の土肥桜「万福寺(まんぷくじ)」にある樹齢約50年の大木に咲く土肥桜は、荘厳な雰囲気を漂わせ、ほかの桜とは一味違った風情を楽しむことができます。万福寺●住所 静岡県伊豆市土肥135●TEL 0558-98-0533●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約48分、「大薮」下車、徒歩約1分夜桜ライトアップ(土肥金山)「土肥金山」の庭園でも土肥桜が咲き誇ります。また、2019年1月19日(土)〜2月3日(日)までの期間限定で、土肥桜がライトアップ。冬の澄んだ空気のなかで楽しむ夜桜は、春の桜とはまた違った趣を感じられます。夜桜見学は期間中入場無料。夜桜ライトアップ(土肥金山)●住所 静岡県伊豆市土肥2726●TEL 0558-98-0800●時間 18:00~20:30(最終入場20:00)●土肥桜ライトアップ期間2019年1月19日(土)~2月3日(日)●休み 毎年12月に4日間の休みあり(要問合せ)*2018年は12月11日(火)〜14日(金)●料金 無料●アクセス 「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約52分、「土肥金山」下車すぐ「土肥金山」は佐渡金山に次ぐ金の生産量を誇った伊豆最大の金山です。 現在は250kgの世界一の巨大金塊や観光坑道の見学、温泉砂金取り体験が楽しめる、金のテーマパークとして大人気。土肥金山(テーマパーク)●住所 静岡県伊豆市土肥2726● TEL 0558-98-0800●時間 9:00~17:00(最終入場16:30)●休み 毎年12月に4日間の休みあり(要問合わせ)*2018年は12月11日(火)〜14日(金)●入場料 大人(中学生以上)860円/子ども(小学生以上)430円/幼児無料●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約52分、「土肥金山」下車すぐ花時計(松原公園)直径31mと世界一の大きさを誇る松原公園の花時計。花の町・土肥の象徴として約5,000本の四季折々の花々で彩られています。松原公園は土肥桜まつりの会場となっており、松原公園芝生広場を中心に桜を楽しむことができます。おまつりの期間中はお茶のサービス・スタンプラリー・地場産品直売などのイベントも開催予定。松原公園からの夕陽「松原公園」は伊豆の西海岸に位置し、駿河湾に沈む夕陽を一望できます。天気のよい日には南アルプスと駿河湾と夕陽が織りなす絶景が。公園内には足湯や手湯があり、土肥散策の休憩・癒やしの場としても最適です。「松原公園」からほど近くの「土肥海水浴場」の砂浜(波打ち際)では桜貝が拾えることも!?春色の桜貝を思い出に持ち帰ってはいかがでしょうか。恋人岬のラブコールベル“恋愛パワースポット”といわれる「恋人岬」。展望台に設けられたラブコールベルは、想い人の名前を呼びながら3回鳴らすと愛が叶うといわれています。1回目の鐘鳴らしは「自分の身を清めるため」、2回目の鐘鳴らしは「相手の心を呼ぶため」、3回目の鐘鳴らしは「2人の愛を海に誓うため」。想いを込めて鐘を3回鳴らしてみ ませんか。愛を誓った2人にはステラハウスで 「恋人宣誓証明書」発行も行っています。ここまで来れば「ゴール」はすぐそこ!?恋人岬ラブコールベル●住所 静岡県伊豆市小下田●TEL 0558-99-0270●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約67分、「恋人岬」下車、徒歩約10分恋人岬 ステラハウスのプリン伊豆産の特濃伊豆モーモーミルクと、中伊豆産たまごを黄身だけを2つ半使用した「恋人岬の君だけプリン」。濃厚でなめらかな味わいは絶品です。カラメルシロップは別添えなので、最初はかけずに食べ、あとはお好みで召し上がれ。西伊豆・土肥の「恋人岬」に訪れるカップルは、お互いの愛を確かめ合いながら食べてみてはいかがでしょうか。君だけプリン378円伊豆産のたまごと牛乳を使用した口どけなめらかなプリン。とても濃厚な味わいに、食べたお客さんは、みんな「濃い~」と驚きます。また、お土産にもオススメで、6個入りのケースもたまご形にするなど、遊び心満載。おみやげにもらった人は、びっくり。話題になること間違いなしです。恋人岬ステラハウス●住所 静岡県伊豆市小下田242-1●TEL 0558-99-0270●時間9:00~17:00●休み無休●料金君だけプリン378円ほか●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約67分、「恋人岬」下車、徒歩約3分恋人岬と富士「恋人岬」は、700mほどの富士見遊歩道の先端に位置し、駿河湾越しに御前崎から富士山までを望むことができます。遊歩道入り口の「ステラハウス」でハートの絵馬に誓いの言葉を書き、絵馬掛け所にふたりで一緒に結び付ければ恋愛成就間違いなし。恋人岬の歴史村娘「およね」と漁師「福太郎」の恋愛話が元となっています。2人は山を隔てて恋愛をしており、毎日会うのは難しい状況でした。「およね」が毎日神社で結ばれるようお願いしていると、ある日、神様から2つの鐘を授かりました。その鐘を「福太郎」に1つ渡し、毎日「恋人岬」の沖を通る際に、3回鐘を鳴らしあうことで愛を確かめました。そのことが評判になり、村人たちに祝福され、めでたく2人は結ばれることとなりました。恋人岬●住所 静岡県伊豆市小下田242-1●TEL 0558-99-0270春の訪れと出会いに。早咲きの土肥桜や散策にぴったりの松原 公園・恋人岬など観て、巡って、楽しんで。 早春の静岡県・伊豆市に足を運んでみては いかがでしょうか。
2019年01月07日土屋太鳳主演で描く“バスケ×友情×恋”の青春物語『春待つ僕ら』。この度、バスケシーンも映し出された本予告編とポスタービジュアルが公開された。今回到着した予告編では、土屋さん演じるなかなかクラスに馴染めないひとりぼっちの春野美月が、浅倉永久(北村匠海)、若宮恭介(磯村勇斗)、多田竜二(杉野遥亮)、宮本瑠衣(稲葉友)のバスケ部男子4人と出会い、最初は自分とは正反対の4人をチャラいと決めつけていたが、彼らの素顔を知り次第に心を開いていく様子が伺える。また、北村さん、磯村さん、杉野さん、稲葉さんら、バスケットボール経験者たちが魅せる白熱の試合シーン、彼らの前に立ちはだかる天才バスケ選手・神山亜哉(小関裕太)の華麗なダンクシュートは必見だ。併せて到着したポスタービジュアルには、真っ直ぐな眼差しを向ける6人のそれぞれのカットと、春を感じる爽やかな笑顔の彼らが描かれている。バスケ×友情×恋。ひとりの女の子と、校内の人気者男子バスケ部たちの青春を描く本作に引き続き注目してみて。『春待つ僕ら』は12月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:春待つ僕ら 2018年12月14日より全国にて公開©あなしん/講談社 ©2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
2018年10月19日女優の土屋太鳳が3日、都内で行われた「LAVA」新CM発表会に出席した。全国に390店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」を展開するLAVA Internationalは、9月4日より土屋太鳳を起用した新CM『ラバちゃん登場』篇を全国で放映スタート。同社の新キャラクターである"ラバちゃん"とともに、土屋がホットヨガと軽やかで柔軟性のあるダンスを披露している。同社のイメージキャラクターに選ばれた土屋は「本当にすごくうれしいです。ヨガは心も身体も健康になるし、ヨガは朝ドラの時からやっていました。好きなヨガに関わることができて本当に幸せです」と笑顔を見せ、この日も登場した新キャラクターのラバちゃんと臨んだ新CMは「ヨガだけじゃなく、色んなフォーメーションのダンスをやりました。ラバちゃんに癒やされつつも、チーム意識みたいなものがあったと思います」と満足げ。同CMの収録では、同社のホットヨガを体験したそうで、この日はそのヨガを参考にした土屋のオリジナルヨガを披露することに。「サニー太鳳ポーズ」、そして「ハッピー太鳳ポーズ」と命名した2つのヨガポーズを披露して「ヨガは勉強中なので恥ずかしかったんですが、LAVAさんのヨガの良さが伝わったらいいなと思いながらやらせてもらいました。気持ちよかったです」と身体の柔らかいところをアピールした。また、「誰にも負けないものは?」という質問には「寝起きの良さです。これは誰にも負けないと思いますよ。どんなに睡眠時間が短くても、パッと起きてみんなに『おはよう!』と言える感じの寝起きの良さなんです!小さい頃から早起きの習慣があったので、合宿とかでも一番早く起きて『おはよう!』と言うタイプです」と明かしていた。
2018年09月04日ミスタードーナツから「マンゴーホイップドーナツ」が2018年6月20日(水)から期間限定で発売される。「マンゴーホイップドーナツ」は、甘酸っぱいマンゴーホイップと、ミスタードーナツ人気のドーナツ生地を掛け合わせたスイーツ。展開されるのは2種類だ。「ポン・デ・マンゴー」は、もちもち食感のポン・デ・リング生地を半分にカットして、甘酸っぱいマンゴーホイップをたっぷりとサンド。仕上げにシュガーをまぶして、優しい甘さを加えた。一方「マンゴーホイップ」は、イースト生地を半分にカットし、マンゴーホイップをサンドした。ふんわりとしたドーナツ生地とホイップクリームの相性は抜群だ。【詳細】ミスタードーナツ「マンゴーホイップドーナツ」発売期間:2018年6月20日(水)~7月下旬※順次発売終了予定取り扱い店舗:ミスタードーナツ全店・ポン・デ・マンゴー 140円(税込)・マンゴーホイップ 140円(税込)【問い合わせ先】ミスタードーナツお客さまセンターTEL:0120-112-020
2018年06月22日