土肥桜早咲きで有名な土肥桜は、例年1月中旬に見頃を迎え、満開になると木全体が鮮やかで美しい特徴的な濃いピンク色に。2019年1月20日(日)〜2月3日(日)の間は 「土肥桜まつり」が開催され、数多くのイベントが催されます。土肥桜まつり・期間 2019年1月20日(日)~2月3日(日)松原公園(土肥桜まつり会場)●住所 静岡県伊豆市土肥2657-6●TEL 0558-98-1212(伊豆市観光協会土肥支部)●時間 10:00~15:00 ※土肥桜まつり開催時間●料金 入場無料●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約50分、「土肥温泉」下車、徒歩すぐ万福寺の土肥桜「万福寺(まんぷくじ)」にある樹齢約50年の大木に咲く土肥桜は、荘厳な雰囲気を漂わせ、ほかの桜とは一味違った風情を楽しむことができます。万福寺●住所 静岡県伊豆市土肥135●TEL 0558-98-0533●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約48分、「大薮」下車、徒歩約1分夜桜ライトアップ(土肥金山)「土肥金山」の庭園でも土肥桜が咲き誇ります。また、2019年1月19日(土)〜2月3日(日)までの期間限定で、土肥桜がライトアップ。冬の澄んだ空気のなかで楽しむ夜桜は、春の桜とはまた違った趣を感じられます。夜桜見学は期間中入場無料。夜桜ライトアップ(土肥金山)●住所 静岡県伊豆市土肥2726●TEL 0558-98-0800●時間 18:00~20:30(最終入場20:00)●土肥桜ライトアップ期間2019年1月19日(土)~2月3日(日)●休み 毎年12月に4日間の休みあり(要問合せ)*2018年は12月11日(火)〜14日(金)●料金 無料●アクセス 「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約52分、「土肥金山」下車すぐ「土肥金山」は佐渡金山に次ぐ金の生産量を誇った伊豆最大の金山です。 現在は250kgの世界一の巨大金塊や観光坑道の見学、温泉砂金取り体験が楽しめる、金のテーマパークとして大人気。土肥金山(テーマパーク)●住所 静岡県伊豆市土肥2726● TEL 0558-98-0800●時間 9:00~17:00(最終入場16:30)●休み 毎年12月に4日間の休みあり(要問合わせ)*2018年は12月11日(火)〜14日(金)●入場料 大人(中学生以上)860円/子ども(小学生以上)430円/幼児無料●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約52分、「土肥金山」下車すぐ花時計(松原公園)直径31mと世界一の大きさを誇る松原公園の花時計。花の町・土肥の象徴として約5,000本の四季折々の花々で彩られています。松原公園は土肥桜まつりの会場となっており、松原公園芝生広場を中心に桜を楽しむことができます。おまつりの期間中はお茶のサービス・スタンプラリー・地場産品直売などのイベントも開催予定。松原公園からの夕陽「松原公園」は伊豆の西海岸に位置し、駿河湾に沈む夕陽を一望できます。天気のよい日には南アルプスと駿河湾と夕陽が織りなす絶景が。公園内には足湯や手湯があり、土肥散策の休憩・癒やしの場としても最適です。「松原公園」からほど近くの「土肥海水浴場」の砂浜(波打ち際)では桜貝が拾えることも!?春色の桜貝を思い出に持ち帰ってはいかがでしょうか。恋人岬のラブコールベル“恋愛パワースポット”といわれる「恋人岬」。展望台に設けられたラブコールベルは、想い人の名前を呼びながら3回鳴らすと愛が叶うといわれています。1回目の鐘鳴らしは「自分の身を清めるため」、2回目の鐘鳴らしは「相手の心を呼ぶため」、3回目の鐘鳴らしは「2人の愛を海に誓うため」。想いを込めて鐘を3回鳴らしてみ ませんか。愛を誓った2人にはステラハウスで 「恋人宣誓証明書」発行も行っています。ここまで来れば「ゴール」はすぐそこ!?恋人岬ラブコールベル●住所 静岡県伊豆市小下田●TEL 0558-99-0270●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約67分、「恋人岬」下車、徒歩約10分恋人岬 ステラハウスのプリン伊豆産の特濃伊豆モーモーミルクと、中伊豆産たまごを黄身だけを2つ半使用した「恋人岬の君だけプリン」。濃厚でなめらかな味わいは絶品です。カラメルシロップは別添えなので、最初はかけずに食べ、あとはお好みで召し上がれ。西伊豆・土肥の「恋人岬」に訪れるカップルは、お互いの愛を確かめ合いながら食べてみてはいかがでしょうか。君だけプリン378円伊豆産のたまごと牛乳を使用した口どけなめらかなプリン。とても濃厚な味わいに、食べたお客さんは、みんな「濃い~」と驚きます。また、お土産にもオススメで、6個入りのケースもたまご形にするなど、遊び心満載。おみやげにもらった人は、びっくり。話題になること間違いなしです。恋人岬ステラハウス●住所 静岡県伊豆市小下田242-1●TEL 0558-99-0270●時間9:00~17:00●休み無休●料金君だけプリン378円ほか●アクセス「修善寺駅」4番乗り場より東海バス松崎行き約67分、「恋人岬」下車、徒歩約3分恋人岬と富士「恋人岬」は、700mほどの富士見遊歩道の先端に位置し、駿河湾越しに御前崎から富士山までを望むことができます。遊歩道入り口の「ステラハウス」でハートの絵馬に誓いの言葉を書き、絵馬掛け所にふたりで一緒に結び付ければ恋愛成就間違いなし。恋人岬の歴史村娘「およね」と漁師「福太郎」の恋愛話が元となっています。2人は山を隔てて恋愛をしており、毎日会うのは難しい状況でした。「およね」が毎日神社で結ばれるようお願いしていると、ある日、神様から2つの鐘を授かりました。その鐘を「福太郎」に1つ渡し、毎日「恋人岬」の沖を通る際に、3回鐘を鳴らしあうことで愛を確かめました。そのことが評判になり、村人たちに祝福され、めでたく2人は結ばれることとなりました。恋人岬●住所 静岡県伊豆市小下田242-1●TEL 0558-99-0270春の訪れと出会いに。早咲きの土肥桜や散策にぴったりの松原 公園・恋人岬など観て、巡って、楽しんで。 早春の静岡県・伊豆市に足を運んでみては いかがでしょうか。
2019年01月07日こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。わたくしごとで恐縮ですが、筆者の義理の両親つまり妻の父親と母親は、それぞれ間もなく91歳、88歳の誕生日を迎えようとしています。二人とも全然“無病息災”でここまで来たわけでなく、義父は働き盛りのころ『バセドウ病』を患いましたし、今は脳梗塞の後遺症で言葉が不自由です。義母の方も長いこと『心筋症』や『関節リウマチ』を患っており、体の状態そのものはガタガタだと言った方が適当でしょう。それなのに、二人とも至って元気で普通に暮らしています。あまり病気をしなかった筆者の実の両親が最期はあっさりと病に命を奪われて他界したのとは対照的です。岡山市で内科・リハビリテーション科の診療所を開業する医師の土肥博道先生は、“多病息災 ”という概念の提唱者でもありますが、『人間は病気になっても年を取ってきても、今を生き積極的に脳や身体を使ってさえいれば、誰でも百寿者(百歳以上の人のこと)になることは可能だ』とおっしゃっています。今回は長寿の人たちや病気でも元気な人たちの人生から“多病息災の生き方 ”を学んでみたいと思います。●脳が委縮しても認知症の症状が出ない人、進行癌が広範囲に転移しても百寿者になった人土肥博道先生が院長を務めている『さとう内科』のホームページには、二人の百寿者の生涯について興味深い記述がなされています。一人目は認知症研究者の間では有名な人なのですが、アメリカの修道女で福祉活動家でもあった『シスター・メアリー』です。ミネソタ大学の予防医学研究グループが678名の修道女を対象として実施した研究で、101歳で亡くなったシスター・メアリーの脳は委縮が強く、βアミロイドの沈着が見られ、典型的なアルツハイマー病患者の脳だったそうです。にもかかわらず、シスター・メアリーは亡くなる直前まで正常な認知機能と運動能力を保ち、認知症の症状が全くなかったとのこと。土肥先生はこのシスター・メアリーの例から、『たとえアルツハイマー病の病変が多数存在し明らかにアルツハイマー病に罹患していると認められる状態であっても、シスター・メアリーのように積極的に脳を使っていると認知症の症状がでないことがある 』と断じています。シスター・メアリーは84歳まで現役の数学教師として教鞭をとり、晩年も福祉活動家として熱心に仕事をしていたということでした。二人目はかつてわが国の最高齢者であった116歳の女性です。最期は癌で亡くなったその女性を死後に解剖してみたところ、癌は肝臓や腹腔内にまでひろがり、きわめて広範囲に転移していたそうです。それなのに彼女は116歳で亡くなるそのときまでずっと元気だったとのこと。土肥先生はこの女性の例をあげて、『多病息災という生き方・心の持ち方で暮らせば、たとえ進行癌があったにしても癌の症状が表面に出ないことがあり得る 』と述べておられます。●多病息災の生き方とはどのようなものかそれでは、土肥博道先生がおっしゃる“多病息災”の生き方とは、どのようなものなのでしょうか。土肥先生が旧姓の“佐藤”博道というお名前だったころの著書に、『多病息災にくらす健康生活術』という本があります。その中で先生は、筆者なりに要約するなら次のような主旨のことをおっしゃっています。“健康だけが価値をもつかのように考えるのは間違いである。とくに超高齢化社会を迎えつつあるこれからの時代、加齢に伴って免疫力が低下した高齢者が人口のうちの多数を占めるというのに、「無病息災」でいこうなどと考えるのは非現実的。1つも病気がない状態を目指すのではなく、7つも8つも病気があって、なおかつ治りにくいと言われるような病気もあるのに、そんなことに気を取られないで病気と上手く付き合いながら生きていくことが大切である。誰かの役に立ち、自分が夢中になれる仕事や趣味に没頭しながら今を生きる 。このような姿勢で生きてさえいればシスター・メアリーらのようにアルツハイマー病になっても癌になっても、普通の生活ができるのである。これを「多病息災」の生き方と言う”●周りを見まわしてみれば“多病息災”で生きている人は意外と多い冒頭の話に戻りますが、筆者の義理の両親は二人とも“多病”であるにもかかわらず、“息災”(無事であること)で、いよいよ百寿者に近づこうとしています。でも筆者の義理の父母だけでなく、周りを見まわしてみると“多病息災”で生きている人はけっこう多いのではないでしょうか。わが国を代表する俳優さんで白血病や胃癌を患いながら、まるで「そんなことは大したことではない」と言うかのように精力的に国内外で活躍されているかたがいます。この役者さんは筆者と同い年でもあるためその生き方はとても励みになります。英国の天体物理学者であるスティーヴン・ホーキング博士は、まだ学生であった1960年代に『筋萎縮性側索硬化症(ALS)』を発症しました。この病気では進行に伴って全身のいたるところの筋肉が動かなくなりますので、1つの病気で人を“多病”にしてしまいます。人工呼吸器を使用しなければ発症して数年から5年程度で死に至る病気の患者でありながら、博士は74歳になる現在でも画期的な研究を続け、現代宇宙論に多大な影響を与えています。あたかも研究を続けるためには難病に気を取られている時間はない とでも言いたげに見えます。それから、なにも有名人に限らず、みなさんの身近にも多病息災の人がいませんか?筆者の知人で「今回は○○癌だ」「前回は△△癌だった」「その前は□□癌をやったよ」などと、気にかける様子もなく笑い飛ばしている企業経営者の人がいます。間もなく60代を迎えようとしていますが、彼なども“多病息災”の生き方を実践している人なのでしょう。----------おわりに、土肥博道先生が院長を務めるさとう内科のホームページから、多病息災について記した素敵な文章を引用しておきます。**********『(医者になった)最初のころは病気の予防が最も大事だと思っていましたが、次第に、病気になったら病気でもいいんだと思うようになりました。(中略)やはり、人間の一生は「生老病死」から逃れることはできないんだということに気がつきました。人間は年とともに、みんな多病息災で生きていくしかないのです。大切なことはできれば病気にならないようにすること、もし病気になったら病気を受け入れること、そして病気の進行を緩くすることです。そのために養生があり、医療があります』**********還暦が近づいてきた筆者としては妻ともども、土肥先生のこの言葉を噛みしめて生きていきたいものだと思っています。【参考文献】・『多病息災にくらす健康生活術ー病気も老いも仲良くつきあう22章』佐藤博道・著【参考リンク】・がん・生活習慣病・老化予防のための生活術 百寿者に学ぶ | さとう内科()●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年11月01日2018年に「明治維新150年」を迎えるにあたり、かつて「薩長土肥」と呼ばれた鹿児島県・山口県・高知県・佐賀県の4県は8月31日、「平成の薩長土肥連合」を締結した。この「平成の薩長土肥連合」は、各県が誇る幕末・維新期の街並みや遺産、文化、食を生かし、各県の観光連盟・コンベンション協会が共同して、広域観光周遊ルートの形成や相互送客体制の構築、国内外からの観光客を呼び込むなどの観光施策の一貫となっている。もともとは山口県と鹿児島県が観光施策として「薩長連合」を締結していたが、山口県の提案で今回の「薩長土肥連合」に拡大したという。具体的な事業展開としては、薩長土肥の観光素材集を作成し、旅行エージェントのヒアリングによるテーマ・ルートの構築、4県合同説明会の実施、そして、周遊クルーズ誘致等商品造成に向けた売り込みなどを予定している。この周遊クルーズは特にインバウンドも意識しており、「近年では第2、第3のディスティネーションになることが重要視されています。その意味ではこの4県は田舎であり、かつ、『明治維新』という共通の物語もあります。あえて旅行したい観光地にぴったりといえるでしょう」と山口県の村岡嗣政知事もコメントしている。2018年の明治維新150年に向けたスケジュールとしては、2015年は締結式にはじまり、各施策の準備とともに薩長土肥スタンプラリーを実施する。2016年にはJR西日本の広報誌やANAの機内誌への露出とともに修学旅行の誘致を行い、2017年には薩長土肥のモニターツアーなどを予定している。
2015年09月01日