2017年を代表する“主役級映画”といえば、日本のみならず世界的にも大ヒットとなった『美女と野獣』や『ラ・ラ・ランド』。“極上の「映画と音楽」があれば、また明日も頑張れる…”。決して大げさではなく、そんなふうに背中を押してくれた2017年を彩ったミュージカル映画と、2018年に注目の作品をピックアップした。■ミュージカル映画に陶酔した1年!2017年公開作の振り返り『美女と野獣』が2017年国内NO.1ヒット2017年はミュージカル映画が大豊作だった。エマ・ワトソンが主演を務めた『美女と野獣』は、なんと国内興行収入は推定125億円!今年100億円超えとなったのは本作のみで、間違いなく2017年公開作品の中でNO.1のヒット作だ。エマやダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、ユアン・マクレガーら英語版のキャストはもちろんのこと、日本語吹替版声優のベル役の昆夏美、野獣役の山崎育三郎を始め、岩崎宏美、吉原光夫、村井國夫といった顔ぶれの豪華さ、その“本気度”も話題となった。さらに、大海原の多面的な美しさの描写と「どこまでも ~How Far I’ll Go」をはじめとする楽曲が全編を彩ったディズニー・アニメーション『モアナと伝説の海』は興収51.5億円を売り上げ、どこまでもキュートで“人間くさい”動物たちが自分の居場所を取り戻すミュージカル・アニメーション『SING/シング』も51億円を超えた。第89回アカデミー賞を席捲した『ラ・ラ・ランド』が日本でも大ヒットそして、ロサンゼルスを舞台に、女優志望のミア(エマ・ストーン)とジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)の恋模様を新旧ミュージカル映画や往年の名作へのオマージュたっぷりに描いた『ラ・ラ・ランド』は、興収43億円超えの大ヒット。第89回アカデミー賞で監督賞、主演女優賞、作曲賞、主題歌賞など最多6部門を獲得した映画賞レースの主役的作品が、日本でこれほどの大ヒットとなるのは珍しいこと。『英国王のスピーチ』でも最終興収18.2億円なので、『ラ・ラ・ランド』は大快挙といえる。いずれの作品も、“何度でも観たい、聴きたい、酔いしれたい”というリピーターたちが劇場に押し寄せたことが大きい。なお、『美女と野獣』や『ラ・ラ・ランド』は、生演奏オーケストラで映画を鑑賞する「シネマ・コンサート」も大好評を博した。■2017年ミュージカル映画、大ヒットのワケを徹底分析!アニメーション編――ディズニー・アニメーション最強スタッフが集結した『美女と野獣』『モアナと伝説の海』『美女と野獣』は、『ドリームガールズ』『シカゴ』(脚本)など傑作ミュージカル映画を手がけてきたビル・コンドン監督と、アニメ版に続いて音楽を担当したアラン・メンケンの手により実写化が実現し、成功を収めた。さらに、そのメンケンが過去に音楽を担当し、アカデミー賞主題歌賞を獲得したディズニー・アニメの名作『アラジン』『リトル・マーメイド』で監督を務めた最強コンビ、ロン・クレメンツ&ジョン・マスカーが、今年は『モアナと伝説の海』という名作を世に贈り出した。――『SING/シング』はハリウッド俳優陣が60曲以上のヒットソングを披露そんな中、『ミニオンズ』『ペット』のイルミネーション・スタジオによる『SING/シング』は、『リトル・ランボーズ』のガース・ジェニングスが監督・脚本を手がけ、マシュー・マコノヒー(吹替:内村光良)、スカーレット・ヨハンソン(同:長澤まさみ)、タロン・エガートン(同:スキマスイッチ・大橋卓弥)、リース・ウィザースプーン(同:坂本真綾)ら、バラエティ豊かなキャストたちがシナトラからテイラー・スウィフトまで60曲以上の多彩な楽曲を歌い、動物たちの個性を後押しした。また、昨年度アカデミー賞授賞式のオープニング、ジャスティン・ティンバーレイクが会場を一気に盛り上げたパフォーマンスを憶えている人は多いだろう。その楽曲「Can’t Stop the Feeling」は、『カンフー・パンダ』『シュレック』のドリームワークス・アニメーションによるミュージカル・アドベンチャー『トロールズ』(ブルーレイ&DVD発売中)の主題歌。ジャスティンが主人公の声と音楽の製作総指揮を手がけ、『ピッチ・パーフェクト』アナ・ケンドリック、『(500日)のサマー』ズーイー・デシャネルなど俳優やシンガーが、ポップで楽しいオリジナル曲やカバー曲を歌い、全米で大ヒット。『SING/シング』と同様、続編が決まっている。ドラマ編――フレンチ・ミュージカルのオマージュが詰まった『ラ・ラ・ランド』『ジュリーと恋と靴工場』さらに、デイミアン・チャゼル監督が『ラ・ラ・ランド』の参考にしたという『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』を彷彿とさせるフレンチ・ポップミュージカル『ジュリーと恋と靴工場』も、日本に上陸した。職なし、金なし、彼氏なしのジュリーが高級靴ブランドの下請け工場で成長していく姿が、現代への風刺を利かせながら真っ赤な靴をはじめとするカラフルな世界観で描かれていた。――映像と音楽がピッタリシンクロした『ベイビー・ドライバー』さらに2017年を振り返るうえで忘れてはならないのが、『ショーン・オブ・ザ・デッド』などのエドガー・ライト監督が、音楽と映像の完全シンクロで生み出した予測不能のクライム・ラブ・アクション『ベイビー・ドライバー』だ。オープニングシーンからとにかく圧巻で、タイトルロールの後、コーヒーを買いに行くベイビー(アンセル・エルゴート)の軽妙なステップも、壁の落書きさえも、全てが曲と歌詞にシンクロしているので要注目。リリー・ジェームズ演じるデボラとの恋、ジョン・ハムらおじさまたちの怪演も見逃せない。■2018年も心躍るミュージカル映画が続々『グレイテスト・ショーマン』――ヒュー・ジャックマン&ザック・エフロンも帰ってきた!『レ・ミゼラブル』で世界中を泣かせたヒュー・ジャックマンが『ラ・ラ・ランド』の音楽チームとタッグを組んだ、オリジナル作品『グレイテスト・ショーマン』で来年ミュージカル映画にカムバック。19世紀半ばに「ショービジネス」という概念を生み出し、庶民に娯楽をもたらした実在の人物P.T.バーナムを演じるヒューは、誰もが聴き惚れる歌声とキレキレのダンスを披露。第75回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門作品賞、主演男優賞、主題歌賞(「This Is Me」)にノミネートされている。2006年~大ヒットした海外ドラマ「ハイスクール・ミュージカル」で世に出たザック・エフロンにとっても久々のミュージカルで、特にヒューとの“対決”デュエット、空中ブランコ乗りを演じるゼンデイヤとの宙を舞うデュエットは必見(2018年2月16日公開)。共同脚本には、『美女と野獣』のビル・コンドンが参加。新鋭のマイケル・グレイシー監督が「『雨に唄えば』や『ウエスト・サイド物語』、『サウンド・オブ・ミュージック』のように“題名を聞くと歌が浮かぶ”作品にしたい」と語るように、耳にした瞬間から夢中になる楽曲を担当したのは、『ラ・ラ・ランド』の「Audition」でアカデミー賞を獲得し、本年度トニー賞6部門受賞のブロードウェイ・ミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポール。まだ30代前半の2人は、ブロードウェイの裏側を描いた海外ドラマ「SMASH/スマッシュ」や、「THE FLASH/フラッシュ」×「SUPERGIRL/スーパーガール」のミュージカル・クロスオーバー・エピソード、さらに上記の『トロールズ』にも楽曲を提供しており、ディズニーの実写ミュージカル「白雪姫」にも起用されている超注目コンビなのだ。『アナと雪の女王/家族の思い出』――『アナ雪』公開から4年。最新作は『リメンバー・ミー』と同時上映音楽がカギを握るディズニー/ピクサー最新作の『リメンバー・ミー』(3月16日公開)と、同時上映の『アナと雪の女王/家族の思い出』は、アナとエルサ、オラフなど人気のキャラクターたちが再登場し、アナとエルサがアレンデール王国で一緒に迎えるクリスマスが描かれるという。初めて2人が一緒に歌う「When We’re Together」ほか新曲が4作も披露される。『Mamma Mia! Here We Go Again』(原題)――10年ぶり、エーゲ海の島に「ABBA」が誘う『マンマ・ミーア!』続編2008年、結婚式を控えたソフィ(アマンダ・セイフライド)が顔も見たことのない父親とバージンロードを歩くため、母ドナ(メリル・ストリープ)が当時交際していた3人の父親候補の中から実の父親を見つけだそうと奮闘する様子を、「ダンシング・クイーン」「マンマ・ミーア」など「ABBA」の大ヒットナンバーが彩った『マンマ・ミーア!』。あれから10年、続編の『Mamma Mia! Here We Go Again』(原題/全米公開7月20日)では、若き日のドナと3人の父親候補との出会いが描かれる前日譚と、結婚式の後日譚が描かれるという。アマンダ、メリル以外にもピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ドミニク・クーパーなどのキャストが再結集。『ベイビー・ドライバー』でもキュートな歌声を聴かせたリリー・ジェームズが、若き日のドナに!父親候補それぞれの若き日を演じるのは、『戦火の馬』ジェレミー・アーヴァイン(ピアース演じるサム)は、『レ・ミゼラブル』ほか『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出演しているヒュー・スキナー(コリン演じるハリー)、『マリアンヌ』のジョシュ・ディラン(ステラン演じるビル)。さらに、アンディ・ガルシアが加わるほか、アマンダ演じるソフィの祖母、つまりメリル演じるドナの母親としてシェールが出演。彼女がミュージカル映画に出演するのは、あの『バーレスク』以来7年ぶり、メリルとの共演は実に35年ぶりとか。『マリーゴールド・ホテル』シリーズの脚本家オル・パーカーがメガホンを取る。『Mary Poppins Returns』(原題)あの『メリー・ポピンズ』がリターンズ!エミリー・ブラント×『イントゥ・ザ・ウッズ』製作陣1964年に映画化され、いまもなお人気を博す『メリー・ポピンズ』の続編『Mary Poppins Returns』(原題/全米公開12月25日)も楽しみな1本。かつてジュリー・アンドリュースが演じた“空飛ぶナニー”メリー・ポピンズ役にはエミリー・ブラント。ロブ・マーシャル監督をはじめ、ディズニー『イントゥ・ザ・ウッズ』の製作チームと再タッグを組む。すっかり大人になったバンクス家のジェーンとマイケルのもとに、メリー・ポピンズが再び帰ってくる物語だという。そのほか、新キャラクターの“ランプライター”ジャック役に「ハミルトン」や『モアナと伝説の海』のリン=マニュエル・ミランダ。ジェーンには『ベロニカとの記憶』「ニュースルーム」のエミリー・モーティマー、3人の子持ちになったマイケルには『パディントン2』のベン・ウィショー。加えて、メリルやコリン、ジュリー・ウォルターズ、さらにオリジナル作品でバート役を演じていたディック・ヴァン・ダイク、アニメ版『美女と野獣』のポット夫人や「ジェシカおばさんの事件簿」のアンジェラ・ランズベリーといった、新旧の豪華キャストが明らかになっている。『ピッチ・パーフェクト3』(原題)――大人になった!?アカペラサークル「ベラーズ」とお別れ『ピッチ・パーフェクト』最終章現在、全米で公開中の『ピッチ・パーフェクト3』(原題)にも注目。2012年、DJを目指す主人公ベッカ(アナ・ケンドリック)が、女子だけの大学アカペラチーム「バーデン・ベラーズ」で個性的すぎる仲間たちに揉まれながら、ライバルとの対決や恋をへて成長していく青春ストーリーと、圧巻のアカペラシーンで想定外の大ヒットとなった『ピッチ・パーフェクト』。日本でも2015年に1作目、2作目が連続公開され、話題を呼んだ。製作と出演、そして2作目では監督も務めたのが女優のエリザベス・バンクス。脚本をNetflixドラマ「ガールボス」のケイ・キャノンが務めている。前作で大学最後のパフォーマンスを世界制覇という有終の美で飾った「バーデン・ベラーズ」。卒業した彼女たちは再集結し、それぞれが自分を取り戻すために「USO」(米陸軍慰問団)のヨーロッパツアーへと向かうことに。『イントゥ・ザ・ウッズ』でシンデレラを演じた歌ウマ女優アナ・ケンドリックに、本シリーズでブレイクしたレベル・ウィルソン、シンガーとしても人気のヘイリー・スタインフェルドらお馴染みのメンバーに、今回は『ジョン・ウィック:チャプター2』「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のルビー・ローズがライバルバンドのボーカル役で参戦、「ザ・クラウン」のジョン・リスゴーも出演する。2018年は名作ミュージカル映画の続編が続々公開。なお、2019年にはガイ・リッチー監督による実写『アラジン』がミュージカル映画となってお目見えする。次々待機する21世紀のミュージカル映画に、楽しみは尽きない!(text:cinemacafe.net)■関連作品:SING/シング 2017年3月17日より全国にて公開。(C) Universal Studios.ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年12月30日音楽家の坂本龍一が、第30回東京国際映画祭のSAMURAI(サムライ)賞に選出され1日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた授賞式に出席した。第27回東京国際映画祭より新設されたSAMURAI賞は、比類なき感性で"サムライ"のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える賞。今年は、『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、映画音楽家としても世界で名を馳せる坂本龍一が選出された。同映画祭の久松猛朗フェスティバル・ディレクターからトロフィーを受け取った坂本は、「刀の絵が描いてある」と"刀"デザインを発見。「映画に関わった最初の作品『戦場のメリークリスマス』では、役者として刀で居合いをするシーンがあり、撮影の前に居合道場に通って刀の使い方を習ったのを思い出しました」と懐かしそうに話した。また、「撮影現場でも刀を振り回して刀が曲がっちゃったり」と続け、「こういうのを持つと切りたくなっちゃうんですよね、人間って」と、やんちゃにトロフィーを刀のようにして振り回す動きも。「そんな思い出が頭をよぎって思わず振り回したくなっちゃった」と笑い、「侍という名に私がふさわしいか、大いに疑問がありますが、ありがとうございます」とネーミングと自身のギャップにやや戸惑いつつ、受賞を喜んだ。授賞式に続いて、特別招待作品として出品された坂本龍一のドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』(11月4日公開)の舞台挨拶も行われ、坂本とスティーブン・ノムラ・シブル監督が出席した。なお、SAMURAI賞の第1回受賞者は北野武とティム・バートン、第2回受賞者は山田洋次とジョン・ウー。第3回受賞者はマーティン・スコセッシと黒沢清となっている。
2017年11月01日第30回東京国際映画祭において、音楽家の坂本龍一が時代を切り拓いていた映画人に贈られる「SAMURAI賞」を受賞。11月1日(水)に授賞式が行われ、坂本さんは映画『戦場のメリークリスマス』撮影時の思い出などを語った。今年で4回目を迎えるSAMURAI賞。大島渚監督作で、音楽のみならず、俳優としてビートたけし、デヴィッド・ボウイらと共演を果たした『戦場のメリークリスマス』、アカデミー賞受賞の『ラストエンペラー』、また近年では山田洋次監督作品『母と暮せば』、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント:蘇えりし者』、李相日監督作品『怒り』など、そのキャリアにおいて数々の映画音楽に携わってきた坂本さんに贈られた。■坂本龍一、『戦場のメリークリスマス』撮影時をふり返り「当時はそんな意識も高くなくて…」侍の刀をイメージしたトロフィー受け取った坂本さんは、自らに突き刺すようなしぐさを見せるなど、壇上でも茶目っ気たっぷり。「思い起こすと『戦場のメリークリスマス』では、役者として居合いをするシーンがあり、撮影前に道場に通って、文字通りの付け焼刃で刀を振り回すのを習いました。現場でも、みんな軍人の役で刀を持ってるんですが、振り回して曲がっちゃったり…(笑)。こういうのを持つと、振り回したくなっちゃうんですよ。危ないですね、人間って(笑)。いまでこそ森林保全の運動とかやってますけど、当時はそんな意識も高くなくて、撮影が行われた南太平洋の島の木をバッサバッサと切ってました(笑)」と明かし、会場は爆笑に包まれた。坂本龍一/第30回東京国際映画祭■5年にわたるドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』について言及この日は授賞式に加えて、坂本さんに密着し、その活動を5年にわたって追いかけたドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』の上映も行われた。坂本さんは「僕は、自分の素顔をさらけ出すとか、そういう趣味はないんです。ではなぜ撮影を承諾したのか?ひとえに監督の人柄、人間性に惹かれて、任せてもいいかなと思ったから」と同席した本作のスティーブン・ノムラ・シブル監督を称賛する。坂本龍一&スティーブン・ノムラ・シブル監督/第30回東京国際映画祭5年におよんだ撮影について「当初、監督も何か『こういうものに…』という計画があったと思うけど、だんだん収拾がつかなくなっていきました(笑)。そのうち僕が病気(※2014年7月に中咽頭癌の罹患を発表。その後、1年にわたって治療、療養を行なった)になって『やった!』と思ったでしょ(笑)。『これでドラマチックになる!』と。思ったに違いないです(笑)。計画通りじゃなく、起こることを追ってるうちにこうなって、気がついたら5年経っていました」とふり返った。坂本龍一にとって“映画音楽”とは?大島渚、ベルトルッチ、ペドロ・アルモドバル、イニャリトゥなど、これまで錚々たる名匠たちと仕事をしてきた坂本さん。改めて「坂本さんにとっての映画音楽とは?」と問われると「難しい質問だな…(苦笑)」と思案しつつ「映画にはルールはない。自分の仕事を否定するみたいですが、必ずしも映画に音楽は必要なくて、あってもなくてもいいと思っています。映画が(音楽を)必要とするかどうか?映画が主人公であり、作っているうちに、必要とされる場所、いい場所に必要とされる“音”があれば、映画音楽の役割として、最高に幸せなケースだと思います」と語った。『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日坂本龍一のライブパフォーマンスを収録した映画『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』が、2018年1月27日(土)に全国劇場公開される。監督はドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』と同様にスティーブン・ノムラ・シブルが務める。幻のライブパフォーマンスを収録『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』には、2017年4月にニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーで行われた限定ライブの様子が収められている。2日間にわたって行われた限定ライブは、各日100人ずつしか見ることのできなかった“幻の”パフォーマンスだ。「非同期的な音」を表現限定ライブは、8年ぶりに発売されたオリジナルアルバム「async」を記念して行われた。これまで映画音楽やテクノといった“同期”を前提とする楽曲を手掛けてきた坂本龍一が、「async」で表現するのは「非同期的な音楽」。通常は音を組み合わせ、調和させて音楽を形成していくが、「音」そのものを中心に据え“非同期的な”音楽を作り上げていく。ライブでは、「アンドレイ・タルコフスキー監督の架空の映画音楽を書く」というコンセプトの下、ピアノやガラス板を使って、感じるがままに「非同期的な音楽」が演奏された。「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくなかった」という鮮烈なキャッチコピーで締めくくられる予告編からは、ライブならではの緊張感と、観客も坂本龍一本人も「音」そのものと集中して向き合う様子が見てとれる。ドキュメンタリーと連続でプレミア上映も2017年11月3日(金・祝)には、2017年11月公開の『Ryuichi Sakamoto: CODA』と2本連続でプレミア上映される。坂本龍一の人物像とパフォーマンスを一度に体感することが出来る機会となっている。作品情報『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』公開日:2018年1月27日(土)角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国の劇場料金:全国共通観賞券 2,200円(税込)、当日窓口料金 2,500円(税込)均一(各種割引・招待券不可)チケット販売:チケットぴあ、イープラスオンラインチケット予約 ※11月4日(土)10:00から発売原題:RYUICHI SAKAMOTO: asyncAT THE PARK AVENUE ARMORY監督:スティーブン・ノムラ・シブル『Ryuichi Sakamoto: CODA』出演:坂本龍一配給:ライブ・ビューイング・ジャパン©KAB America Inc./SKMTDOC, LLC■プレミア上映上映作品:Ryuichi Sakamoto: CODA』『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』※2作品連続上映(途中休憩なし)日時:2017年11月3日(金・祝) 19:00場所:角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、大阪ステーションシティシネマほか料金:5,000円均一※来場者には当日のみの限定オリジナルチケットホルダーをプレゼントチケット販売:チケットぴあ
2017年10月27日ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャーといったヒットメーカーを輩出した伝説的なシリーズ『エイリアン』の創造主、リドリー・スコットが自らメガホンをとり、これまで謎のベールに覆われてきた“エイリアン誕生の秘密”が解き明かされる『エイリアン:コヴェナント』。この度、本作の日本語吹き替え版に、坂本真綾、宮本充、置鮎龍太郎、田中敦子が出演することが明らかになった。今回発表となった日本語吹き替え声優陣は、「黒執事」シエル・ファントムハイヴ役などのアニメ作品はもちろん、ナタリー・ポートマンの吹き替えや歌手として幅広く活躍する坂本さん。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」中川圭一役や、イーサン・ホーク、エイドリアン・ブロディなどの吹き替えを多く担当する宮本さん。「SLAM DUNK」三井寿役や「テニスの王子様」手塚国光役、「トリコ」トリコ役の置鮎さん。そして、ニコール・キッドマン、ケイト・ベッキンセールらを始め、数々の海外作品で吹き替えを担当する田中さんと豪華な面々。まず坂本さんが今作で演じるのは、“戦うヒロイン”、キャサリン・ウォーターストン扮するダニエルズ。コヴェナント号の船長・ジェイコブの妻で、人類移住計画の責任者という役どころだ。演じた坂本さんは、「最初は少しおっとりとした、柔らかい印象のダニエルズ。でも物語の展開とともにどんどん逞しい女性に進化していきます」と役について話し、「他人にひけらかさない本当の強さ、そして生命力に溢れた瞳。同じ女性から見てもとても美しくて、表情から目が離せませんでした」とその魅力を語る。また、マイケル・ファスベンダー演じるコヴェナント号のクルーたちに仕えるために造られた“アンドロイド”のウォルター役を宮本さん。コヴェナント号の副官、ビリー・クラダップ演じるオラム役を置鮎さん。ローレライ・キング演じる、宇宙船内に侵入したエイリアンの位置も正確に教えてくれる“AI”のマザー役を田中さんが演じる。宮本さんは「ウォルターとデヴィッド。外見の全く同じ2人の声を演じ分けるのに苦心しました。声質も同じ、違うのは内面。その内面の違いを声で表現するのが難しく、でも、やりがいがありました」と2役を演じ分けたことを明かし、どちらかというと、人間に近い感情を持つデヴィッドの方が演じやすかったと言う宮本さんは「2人で話す場面は最初はどうなることかと思いましたが、演じて行く内に、2人の違いを意識しなくても、自然とそれぞれの役に入って行くことが出来ました」とコメント。「思い起こせば、“夜更かししても良いから、一緒にTVで映画を見よう”と、父が小学生の私に声をかけた第2弾が、『エイリアン』1作目だった」とシリーズを観始めたきっかけを語るのは置鮎さん。以来、シリーズはどこかのタイミングで観なければいけない、と使命感に駆られているそう。また田中さんも、「『エイリアン』から30年。食い入るように観続けたこのシリーズに未知の扉が開かれました。それはとても深い闇に包まれた脅威の世界です。是非みなさんも本作で新たな恐怖を体感してみてください」と呼びかけた。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月31日第69回カンヌ国際映画祭を筆頭に世界156か国から買い付けオファーが殺到、各国で圧倒的な大ヒットを果たし、アメリカでのリメイクも決定している『新感染 ファイナル・エクスプレス』。このほど本作の日本語吹き替え版に、中村悠一、坂本真綾、前野智昭ら豪華声優陣が出演することが決定。あわせて吹き替え版の予告編も到着した。この度、本作の日本語吹き替えを務めることが決定したのは、TVアニメ「おそ松さん」カラ松役や「曇天に笑う」曇天火役をはじめ、『キャプテンアメリカ』でキャプテンアメリカ/スティーブ・ロジャース役の吹き替えを担当する中村さん。「黒執事」シエル・ファントムハイヴ役やナタリー・ポートマンを始めとする吹き替え、さらに歌手としても活躍する坂本さん。「名探偵コナン」シリーズの毛利小五郎役、キーファー・サザーランドやジョージ・クルーニーの吹き替えでお馴染みの小山力也。『アメイジング・スパイダーマン』『ハンガー・ゲーム』シリーズなどで吹き替えを担当した前野さん。「フレッシュプリキュア!」「WORKING!!」の喜多村英梨、俳優としても活躍し、ブルース・ウィリスやハリソン・フォードの吹き替えを担当する内田直哉。中村さんが担当するのは、コン・ユ演じる主人公、多忙で幼い娘との関係が希薄になっているファンドマネージャーのソグ役。感染列車に偶然乗り合わせた乗客という役どころだ。また、絶体絶命の極限状況の中でも手を取り合い、妊娠中にも関わらず誰よりも生きることを諦めないソンギョン役(チョン・ユミ)を坂本さん。ソンギョンの夫で筋肉ムキムキのビジュアルながらも、妻・ソンギョンの前では世界一優しくなるサンファ役(マ・ドンソク)を小山さん。野球部員の高校生・ヨングク役(チェ・ウシク)を前野さん。ヨングクの恋人で野球部の応援団長・ジニ役(アン・ソヒ)を喜多村さん。生き残るためなら手段を選ばないヨンソク役(キム・ウィソン)を内田さんが演じる。到着した吹き替え版予告編では、感染者たちが襲ってくる様子や爆発など、とにかくパニックな状態が伝わってくる。中村さんは「ホラー映画のままで終わらないストーリー。恐怖の中で成長していく主人公や人間ドラマを楽しんでほしいです」と見どころを明かし、坂本さんは「集団の中では、恐怖や偏見や怒り、あらゆるものが一瞬で感染して、蔓延してしまう。結局人間がいちばん怖い!」と極論を述べる。また、本作について「衝撃の展開の連続で結末が予想できません」と語ったのは前野さん。「最後までハラハラドキドキを味わって頂けると思います」と話し、内田さんは「とにかく怖い!人間の性(サガ)自分が吹き替えて言うのも何だが何てヤナ奴だ!だが1番人間らしいかも(笑)」と意味深な発言。さらに、喜多村さんは「吹き替えで参加できて光栄です!!長編での劇場吹き替えも初挑戦でこんなに濃厚な役柄を演じられて素晴らしい経験をさせて頂きまして、本当にありがとうございます!!」と感謝を語り、小山さんは「グワッとエグくて、ズドンと強烈で、カアッと熱くて、ウルルッと感動する!そしてビビっと衝撃を受ける!そんな映画に、貴方も感染してみませんかあっ!!」と熱いコメントを寄せている。そのほか、家中宏(乗務員役)、宮内敦士(ホームレス役)、川澄綾子(感染者の女役)、飛田展男(運転手役)らの参加も決定した。『新感染 ファイナル・エクスプレス』は9月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月18日世界的音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画が、この度、8月30日(現地時間)にイタリア・ベネチアで開幕する「第74回ベネチア国際映画祭」のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることが発表。あわせて映画の正式タイトルが『Ryuichi Sakamoto: CODA』に決定し、11月4日(土)より公開されることが明らかになった。坂本さんは、1978年「千のナイフ」でソロデビューし、細野晴臣、高橋幸宏の3人でイエロー・マジック・オーケストラ「YMO」を結成し世界的人気に。80年代には『戦場のメリークリスマス』『ラストエンペラー』に出演しその音楽も手掛け、多くの賞を受賞。以後、作曲家、演奏家、音楽プロデューサーとして幅広いジャンルで活動。90年代後半になると、社会問題・環境問題に意識を向けるようになり、その変化は音楽表現にも表れるように。そして2014年、中咽頭がんと診断され、1年近くに及ぶ闘病を経て復帰。今春には8年ぶりのオリジナルアルバム「async」をリリースした。本作は、2012年から5年間という長期間に渡る本人への密着取材によって実現。さらに膨大なアーカイブ素材が映画を彩っている。震災以降の坂本さんの音楽表現の変化に興味をもち、密着取材を始めたのは、本作が劇場版映画初監督となるスティーブン・ノムラ・シブル。坂本さん自身が「全てさらけだした」という本作は、過去の旅路をふり返りながら、新たな楽曲が誕生するまでの“坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー”となっている。坂本さんにとって本映画祭は、2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭。今回は自身の出演作品が、日本での公開に先駆けてワールドプレミアを果たすことになった。『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日(土)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月27日今年8年ぶりにソロアルバム「async」を発表した音楽家の坂本龍一が、6月3日(土)今夜放送の「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」に出演、「動的平衡」の概念を提示、生命の謎を探求する生物学者の福岡伸一と活動拠点のニューヨークで語り合う。東京藝術大学に在学していた頃からスタジオ・ミュージシャンとして活動、細野晴臣、高橋幸宏らと結成したテクノポップユニット「YMO」として発表した「ライディーン」や「君に、胸キュン。」などが大ヒット、『戦場のメリークリスマス』では音楽を手がけただけでなく俳優として作品にも出演、日本人初の英国アカデミー賞作曲賞を受賞。その後1987年公開の『ラストエンペラー』では日本人初のアカデミー作曲賞を受賞したほか、世界的な音楽賞を数多く受賞。その音楽性が国内のみならず世界で高く評価された坂本さん。2014年に中咽頭がんを公表、1年近くにおよぶ闘病生活を経て山田洋次監督作『母と暮せば』、第88回アカデミー賞で3部門の受賞に輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を同時期に手がけて復帰。昨年は芥川賞作家・吉田修一と鬼才・李相日監督、そして渡辺謙をはじめとする超豪華キャストが競演を果たした映画『怒り』の音楽を担当したのも記憶に新しい。一方、分子生物学の見地から「生命とは動的平衡にある流れである」という「動的平衡」の概念を提唱した福岡さんは、BSE問題で独自の見解を発表、生物学界だけでなく社会全体から大きな注目を集め、2007年の「生物と無生物のあいだ」がベストセラーとなった。今回は坂本さんがコンサートを行ったホールと福岡さんが研究活動を続けるロックフェラー大学で、秩序や論理の限界を知ったうえで自然を見つめ直すことの重要性と、音楽と生物学の意外な共通点についてトークを繰り広げる。最新アルバムで街の雑音などの“ノイズ”を取り込んで既製の音楽像と異なる音楽の形を提案した坂本さんと、「動的平衡」について考察するなかで論理を越えた自然の力の大きさに魅せられてきた福岡さんの2人の語り合いから見えてくるものとは!?「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」は6月3日(土)22時~NHKEテレで放送。(笠緒)
2017年06月03日映画のアカデミー賞、音楽のグラミー賞に並ぶ、演劇、ミュージカルの世界における世界最高峰のトニー賞。この度、「V6」の坂本昌行が、WOWOWにて放送される「第71回トニー賞授賞式」のスペシャルゲストとして出演することが明らかになった。6月11日(現地時間)にアメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される「第71回トニー賞授賞式」。アメリカ演劇界で最も権威のある賞とされており、該当期間中にニューヨークのブロード ウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、まさに1年のブロードウェイを総括するアウォード。今回、スペシャル・ゲストの坂本さんはNYを訪れ、ブロードウェイにて今年のトニー賞を賑わす最新のミュージカルを観劇しレポート。その模様は、トニー賞授賞式の事前番組「トニー賞がやってくる!#2」「坂本昌行 ブロードウェイ・リポート トニー賞直前SP in NY」にて無料放送。また、12日(日本時間)授賞式当日は、日本のスタジオに生出演し、番組での歌唱も予定されている。なお、案内役は宮本亜門と八嶋智人、スペシャル・サポーターは井上芳雄が務める。「毎年、この時期になるとそわそわします」といつもトニー賞授賞式はテレビで見ていたと話す坂本さん。「今年はなんとその番組にゲストとして初参加させていただきます。出演者のお三方とともに楽しみたいと思います」と心待ちにしていると語っている。「トニー賞がやってくる!#2」(無料放送)は5月27日(土)9時50分~「坂本昌行 ブロードウェイ・リポート トニー賞直前SP in NY」(無料放送)は6月3日(土)19時~「生中継!第71回トニー賞授賞式」(2か国語・同時通訳) は6月12日(月)8時~「第71回トニー賞授賞式」(字幕版)は6月17日(土)19時~※すべてWOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月12日『ミニオンズ』のスタジオによる最新映画『SING/シング』公開記念舞台挨拶が3月18日(土)、TOHOシネマズ スカラ座にて行われ、ゲストに内村光良、長澤まさみ、斎藤司(「トレンディエンジェル」)をはじめとした、日本語吹き替え版を務めた面々がずらりと勢揃いした。斎藤さんは、共演した宮野真守と意気投合したようで、2人とも「まもは」、「つーちゃんは」と呼び合い、最終的には、「これからマモンディエンジェルとして、M-1を取りたいと思います」と、とんでもない野望を掲げていた。『SING/シング』は、動物だけが暮らす、どこか人間世界と似た世界での物語。取り壊し寸前の劇場支配人バスター・ムーン(コアラ:内村さん)が、かつての輝きを取り戻すため世界最高の歌のオーディションを企画する。集まった個性豊かな動物たちは、人生を変えるチャンスをつかむため、オーディションにすべてを懸けるのだが、予期せぬ大騒動が巻き起こる。長澤さんは、そんな斎藤さんの一挙手一投足がツボに入っている様子で、「何でそんな格好つけているんですか?ここ(舞台挨拶)に来る前から格好つけてる(笑)」と笑った。すると、斎藤さんは、「格好よく見えているんでしょ?好きだって言えばいいのに。すみません、うちのまさみが」と暴走し、長澤さんは言葉にもならず、さらなる爆笑を見せた。劇中の「格好いいキャラクター」を尋ねられた坂本真綾は、「コアラの…、名前何でしたっけ?ごめんなさい!内村さんがやっているのは知っているんですけど…」と、主人公のバスター・ムーンの名前を忘れてしまうというハプニング!すると、内村さんは優しく「コアラのマーチでいいですよ(笑)」と笑いに変えながらも、これから叶えたい夢について聞かれると、「役名がバスター・ムーンだと知ってもらいたいです」と、再度役名をアピールしていた。公開記念舞台挨拶には、そのほか、大橋卓弥(「スキマスイッチ」)、山寺宏一、大地真央、日本版楽曲プロデュースを務めた蔦谷好位置も出席した。『SING/シング』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:SING/シング 2017年3月17日より全国にて公開。(C) Universal Studios.
2017年03月18日いよいよ明日公開となるユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメントが贈る最新作『SING/シング』。この度、先日より解禁されている日本語版吹き替えの特別映像に続き、今回は「トレンディエンジェル」の斎藤司演じるブタのグンターと声優・坂本真綾演じるブタのロジータが、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」に乗せて見事なパフォーマンスを披露する本番ステージシーンの一部抜粋映像が到着した。舞台は、動物だけが暮らすどこか人間世界と似た世界――。本作は、取り壊し寸前の劇場支配人バスター(コアラ)が、かつての栄光を取り戻すため世界最高の歌のオーディションを開催し、そこに集まった動物たちの姿を描く物語だ。マシュー・マコノヒーら豪華スターが夢の共演を果たし、ビヨンセ、レディー・ガガら誰もがどこかで耳にしたことのあるヒットソングや名曲が劇中で使用されるなど、世界中から注目を集めるこの話題作。中でも、特別に全編吹き替え版の制作が許されたのは日本のみということで、本作にたくさん登場するキャラクターに声を吹き込むキャストも超豪華。コアラのバスター役の内村光良ほか、長澤まさみ、「スキマスイッチ」大橋卓弥、MISIA、宮野真守、山寺宏一らが参加し、抜群の歌唱力を見せつけているのも注目だ。これまでも、本作から選りすぐりの歌唱シーンが映し出された映像が解禁されてきたが、今回また新たに歌ウマで“いい声芸人”として知られる斎藤さん演じるグンターと、先日解禁されたケイティ・ペリーの「ファイヤーワーク」でも高い歌唱力を見せつけた坂本さんが演じるロジータの映像が到着。本番のステージ上で、普段の自分の日常を再現するかのように洗濯物をとりこみながら歌うロジータの姿から始まる本映像。そして、グンターが洗濯機の中から登場すると会場からは大きな笑い声が上がり、その様子に不安になるバスターだが、そんな不安を吹き飛ばすかのように軽快なサウンドに乗せて2人は息の合ったダンスパフォーマンスを披露!見事な歌声と素晴らしい英語の発音にも注目のシーンとなっている。本シーンについて斎藤さんは、「日本語の歌詞に直せる歌は良かったんですけれども、英語のまま歌うこの曲は発音がやっぱり難しくて、“shake it off”とか、なかなか上手く出来てないですよね」とふり返り、また坂本さんも「アフレコ収録の場に英語の発音を指導してくださる先生がついてくださっていたのですが、難しくてなかなかOKが出ず苦労しました(苦笑)」と2人共英語歌詞には苦戦していたようだ。そんな意外にも互いに苦労したと言うこのシーン、続く展開ではさらなる見事なパフォーマンスを披露。ぜひ劇場でその続きを確認して欲しい。『SING/シング』は3月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:SING/シング 2017年3月17日より全国にて公開。(C) Universal Studios.
2017年03月16日豪華キャストが日本語吹き替え版を務めることで話題のユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメント最新作『SING/シング』。先日から公開されている谷山紀章、坂本真綾の特別映像に続き、この度、人気声優の宮野真守のインタビュー特別映像が到着し、エディ(ヒツジ)役だけでなく、カタツムリのレイ役も演じていることが分かった。本作は、動物だけが暮らす、どこか人間世界と似た世界を舞台に、取り壊し寸前の劇場支配人バスター(コアラ)が、かつての栄光を取り戻すため世界最高の歌のオーディションを開催し、そこに集まった動物たちの姿を描く物語。マシュー・マコノヒーら豪華スターが夢の共演を果たし、ビヨンセ、レディー・ガガら誰もがどこかで耳にしたことのあるヒットソングや名曲が劇中で使用されるなど、世界中から注目を集める話題作だ。「DEATH NOTE」「機動戦士ガンダム00」「うたの☆プリンスさまっ♪」「亜人」など代表作をいくつも持つ大人気声優の宮野さん。本作で彼が演じているのは、内村光良演じるバスターの大親友で、裕福な家庭で育ったドラ息子・エディ(ヒツジ)役。到着した映像には、それだけではなく、カタツムリのレイ役としてクリストファー・クロスの「風立ちぬ」で美声披露している。台湾公演も行うなど、普段アーティストとしても大々的に活躍している宮野さんの実力が垣間見られるワンシーンとなっている。続いて、宮野さんがずっと大好きで憧れだったという主人公・バスターを演じた内村さんとの共演シーンもお披露目。オンボロ劇場の支配人のバスターが劇場を立て直すために、親友のエディに提案したのは“歌のオーディション”。しかし、これまでのバスターの失敗を傍で見守ってきたエディは、不安にかられる…。どこかクスッと笑える宮野さんのコミカルな演技と宮野さん待望の内村さんとの共演は要注目だ。また、『怪盗グルー』シリーズや『ロラックスおじさんの秘密の種』『ペット』と、これまで数々のイルミネーション作品に出演し、幅広い役柄を演じてきた宮野さん。インタビュー内では、イルミネーション作品の魅力について「“楽しい”が詰まっていて、ハチャメチャでドタバタなコメディの中に必ず心に残るあったかいものがあって、観終わったときに『なんだこの多幸感!』って幸せな気持ちになるところがイルミネーションの良さだと思います」と語り、エディについては「親友としてバスターの傍にいて、なんだかんだで支えようとするエディの姿はすごくあたたかいと思います。それだけじゃなくて、彼はボンボンなので(笑)、いまの世の中でやる気が出ないな…というひとたちにはエディ見て、奮い立つものがあればいいなと思います!」とコメント。そして宮野さんの“人生の一曲”について問われると、「運命的という訳でもではないのですか、10代の切ない恋愛をしていたときに聴いていた曲がMISIAさんの『キスして抱きしめて』でした(笑)。その曲を聴くといまでも切なくなりますね」と過去の恋愛エピソードを告白!最後には「あの名曲やこの名曲だったりがふんだんに盛り込まれているし、その中に心に残るあたたかいものが感じられる映画になっています。最高に楽しんで、最高に笑った後にちょっと涙して、そんな瞬間を僕もみなさんと一緒に味わいたいなと思っているのでぜひ映画館でご覧ください!」と笑顔でメッセージを寄せている。『SING/シング』は3月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:SING/シング 2017年3月17日より全国にて公開。(C) Universal Studios.
2017年03月15日「ウッチャンナンチャン」の内村光良がコアラ役を務めるほか、長澤まさみ、「トレンディエンジェル」斎藤司、MISIA、山寺宏一、宮野真守ら豪華キャスト陣が出演することで話題の『SING/シング』。この度、先日の谷山紀章の映像に続き、声優・坂本真綾の歌唱シーン&インタビュー映像が到着した。動物だけが暮らす、どこか人間世界と似た世界――。取り壊し寸前の劇場支配人バスター(コアラ)は、かつての栄光を取り戻すため世界最高の歌のオーディションを開催することに。主要候補は6名。極度のアガリ症のシャイなティーンエイジャーのミーナ(ゾウ)、ギャングファミリーを抜け出し歌手を夢見るジョニー(ゴリラ)、我が道を貫くパンクロックなティーンエイジャーのアッシュ(ヤマアラシ)、25匹の子ブタたちの育児に追われる主婦のロジータ(ブタ)、貪欲で高慢な自己チューのマイク(ハツカネズミ)、常にパーティー気分の陽気なグンター(ブタ)。人生を変えるチャンスを掴むため、彼らはオーディションに参加する――!『ミニオンズ』『ペット』と立て続けに大ヒット作を生み出すユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメントが贈るアニメーション映画最新作『SING/シング』が、ついに今月17日(金)より日本公開となる。第74回ゴールデングローブ賞2部門にノミネートした本作は、マシュー・マコノヒー、 リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、トリー・ケリーといった豪華スターが夢の共演を果たし、歌声を披露することで世界中から注目を集めており、さらに本編で流れる楽曲には、フランク・シナトラ、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダーなど、そうそうたるアーティストたちのヒットソングや名曲がたくさん使用されているのも見どころの一つだ。すでに、全世界で続々と公開されている本作は、世界各国で初登場1位を獲得するなど大ヒット。中でもここ日本は、特別に全編吹き替え版の制作が許された唯一の国。先日行われたジャパンプレミアには、そんな豪華吹き替えキャストたちが登場し、会場は大盛り上がりになっていた。そして今回は、その豪華吹き替えキャストの中から、女優や歌手としても大活躍している実力派声優、坂本さんの特別映像が到着!本作で坂本さんが演じているのは、25匹の子を持つ母親であるロジータ(ブタ)役。専業主婦ロジータは、母親でも妻でもない”自分”を取り戻すためにバスターが開催する歌のコンテストに挑むことを決意、のちに「トレンディエンジェル」斎藤さんが演じるグンター(ブタ)のパートナーにもなる役柄。映像では、審査員であるバスターとミス・クローリーを目の前に、緊張した面持ちでケイティ・ペリーの「ファイヤーワーク」を熱唱したシーンが収録。その伸び伸びとした歌声は、バスターも好印象の様子。英語歌詞であるにも関わらず、見事な発音と高い歌唱力で歌い上げる坂本さん。ぜひスクリーンでも確認したい、要注目なシーン。8歳で子役デビューし、声優として25年以上も第一線で活躍。近年では、女優としての活動も本格化し、ミュージカル「レ・ミゼラブル」ではエポニーヌ役を演じるなど、マルチな才能を発揮し続けている坂本さん。映像のインタビュー内では、出演オファーを受けたときのことについて「テイラー・スウィフトの『シェイク・イット・オフ』と聞いて、元々すごく好きで普段から聴いている曲だったので嬉しいなと思ったのが第一印象でした。あと、デュエットする役の方が斎藤さんだと伺って、すごい楽しみだなぁと思って、ぜひ!と思いました(笑)」と明かす。また本作の物語にちなんで、坂本さんの“人生が変わったステージ”について問われると、自身が菊田一夫演劇賞を受賞したミュージカル・ロマンス「ダディ・ロング・レッグズ -足ながおじさんより-」のオーディションを受けたときのことに触れ、「外国の演出家の前で日本語のお芝居をするところを観てもらうオーディションだったんですが、日本語で分かってもらえるのかなと思いつつ一生懸命演じたら、演出家の方がボロボロ泣いてくださって、それで合格の運びになって…言葉じゃなくて気持ちって繋がるんだなって嬉しくなったし、自分のお芝居を信じて頑張ろうと思えました」と貴重なエピソードも告白。そして最後には「懐かしい曲も出てくるし、最新の楽曲も出てくるので、きっとどこかには必ずみんなお気に入りの曲が出てくると思います。楽しくなっちゃったら劇場でも歌っちゃっていいんじゃないかなと思います!ぜひ観てください!」とコメントした。『SING/シング』は3月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:SING/シング 2017年3月17日より全国にて公開。(C) Universal Studios.
2017年03月14日「坂本龍一 | 設置音楽展」が、東京・神宮前にあるワタリウム美術館で開催される。期間は、2017年4月4日(火)から5月28日(日)まで。「坂本龍一 | 設置音楽展」は、8年ぶりの新作アルバム『async』の世界を音と映像、インスタレーションで多角的に紹介するもの。このニューアルバムは「あまりに好きすぎて、 誰にも聴かせたくない」という坂本本人の思いをそのままに、リリース以前の試聴やサンプル盤の配布が一切行われていなかった。ワタリウム美術館では、その音の全貌が明らかになる数日後の4月4日より、独自のインスタレーションを展開する。≪会場 2F - drowning - (仮)≫では、坂本龍一の「整った環境で音楽に向き合ってもらえたら」という思いと、新アルバムが「映像喚起力の強い音響作品である」という点から、坂本龍一が最も信頼するムジークエレクトロニクガイサイン製スピーカーにて、アルバム全曲の5.1ch サラウンドを再生するインスタレーション空間を創造。さらに、長年のコラボレーターである高谷史郎(空間構成・映像)の手を借りて空間を提供する。≪会場 3F - volume - (仮)≫では、映像・音響をzakkubalanのもと、ソロアルバム制作時に多くの時間を過ごした空間を映像で抽象的に捉え、その空間が持つ環境音とアルバム楽曲の中の音素材を混ぜたシンプルな映像とで構成するインスタレーション空間を展開する。≪会場 4F - path - (仮)≫は、バイオグラフィカルなアイテムの展示や、音楽と映像の視聴ブースで、世界的に注目されるタイ出身の映画監督・映像作家のアピチャッポン・ウィーラセタクンがアルバム『async』からイメージした映像を上映。さらに、ファンとの双方向交流のための「COMMUNICATION WALL」を設置した開かれた空間となっている。来場者から坂本への質問や、作品への感想など書き込み、坂本からその質問への回答や、あらたな問いを掲示する壁を設置。他にも、複数のターンテーブル+ヘッドフォンを設置し、新アルバムも含め、坂本のソロの作品のほとんどをアナログ盤で揃え、来場者が自由に視聴するブースを整える。また、過去の映像作品なども視聴可能だ。新作制作過程にインスピレーションを与えた書籍、モノ、写真、メモ、譜面なども展示予定なので、新アルバムを待ち望む坂本ファンには、必見のイベントになるだろう。【展覧会情報】「坂本龍一 | 設置音楽展」会期:2017年4月4日(火)~5月28日(日)会場:ワタリウム美術館入場料館料:大人 1,000円/学生[25歳以下] 500円/ペア券割引:大人2人 1,600円住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6【音源情報】坂本龍一 / asyncCD:RZCM-86314 3,780円(税込)/発売中アナログ盤:RZJM-86312~3 7,020円(税込) /2017年5月17日発売収録曲:01. andata アンダータ02. disintegration ディスインテグレーション03. solari ソラリ04. ZURE ズレ05. walker ウォーカー06. stakra スタークラ07. ubi ユビ08. fullmoon フルムーン09. async アシンク10. tri トゥリ11. Life, Life ライフ、ライフ12. honj ホンジ13. ff エフエフ14. garden ガーデンアナログ盤ボーナストラック15. water state 2 ウォーター・ステート2
2017年03月11日字幕版ではマシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、日本語吹き替え版では内村光良、山寺宏一、坂本真綾、宮野真守らが個性豊かな動物たちに扮する『SING/シング』。このほど、ヤマアラシのパンクロック少女・アッシュの吹き替えを務める長澤まさみが、本作唯一のオリジナルソング「セット・イット・オール・フリー」を熱唱する本編映像が到着した。動物だけが暮らす、どこか人間世界と似た世界――取り壊し寸前の劇場支配人バスター・ムーン(コアラ)は、かつての栄光を取り戻すため歌のオーディションを開催することに。人生を変えるチャンスを掴むため、個性豊かな動物たちがオーディションに参加する!すでに世界各国で大ヒット中の本作は、ここ日本でのみ特別に全編吹き替え版の制作が実現。長澤さんが演じるのは、コアラの劇場支配人バスター(内村さん)が開催した歌のオーディションにパンクロッカーの彼氏と一緒に応募したものの、1人だけ合格してしまったことをきっかけに、浮気をされてしまう…というアッシュ。傷心しながらも迎えた本番のステージで披露するのが、この「セット・イット・オール・フリー」!失恋を乗り越えようとするアッシュの想いが綴られた、力強い歌詞と爽快サウンドが合わさったロックナンバーで、新旧さまざまな名曲・ヒット曲が使用されている本作の中で、唯一のオリジナル曲。字幕オリジナル版では、自身でもバンド活動を行うスカーレット・ヨハンソンが見事な歌声を披露しているが、長澤さんも、日本語歌詞監修のいしわたり淳治が手掛けた歌詞に乗せ、堂々たる歌声を披露!長澤さんは、このシーンをふり返り「あまりシャウトするような歌を普段歌わないので、挑戦だったのですが、思いっきり演じてなんとか形になったかなと思います。彼女自身が自分の殻を破って曲を作り上げるというストーリーになっているので、それに自分も気持ちが乗れたかなと思いました」と語り、劇中のアッシュの変化にも影響を受けた様子。また、注目してほしいポイントについて、「アッシュのそのときの気持ちを歌っている歌なので、ただ1つの“歌”という感じではなくて、“セリフ”として見ている人の心に届いたらいいなと思いました」と語っている。本作では、それぞれ人生を変えるチャンスを掴むため、オーディションを受ける動物たちの姿が描かれているが、長澤さん自身も事務所のオーディションのときに、自己アピールとして歌を歌ったという。「別に得意ではなかったんですが…そこでまんまと音程を外してしまって歌うことの難しさを知りました。そのときの恥ずかしかったなという想いがあったので、歌を上手くなりたいと思い、なんとなく歌ったりしていたら、こういうお仕事をいただけるようになって。苦手なことは克服できるんだなと自分も身をもって感じましたね」と明かす。『君の名は。』など声優としても活躍し評価も高く、ドラマ「若者たち2014」でリサ・ローブの「Stay」をギター弾き語りで歌い、話題になった長澤さん。本作のアッシュを演じる上で歌唱力と演技力を兼ね備えた人材が必要とされた中、日本語吹き替え版の音楽プロデューサーを務めている蔦谷好位置もキャラクター、歌声共に長澤さんを第一候補で挙げ、制作チームの意見も合致した形で実現した、このキャスティング。その堂々たる歌声を、ここからも確かめてみて。『SING/シング』は3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SING/シング 2017年3月17日より全国にて公開。(C) Universal Studios.
2017年03月04日字幕版ではマシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、日本語吹替え版では内村光良、山寺宏一、坂本真綾、宮野真守らが個性豊かな動物たちに扮する『SING/シング』。このほど、ヤマアラシのパンクロック少女・アッシュの吹き替えを務める長澤まさみが、本作唯一のオリジナルソング「セット・イット・オール・フリー」を熱唱する本編映像が到着した。動物だけが暮らす、どこか人間世界と似た世界――取り壊し寸前の劇場支配人バスター・ムーン(コアラ)は、かつての栄光を取り戻すため歌のオーディションを開催することに。人生を変えるチャンスを掴むため、個性豊かな動物たちがオーディションに参加する!すでに世界各国で大ヒット中の本作は、ここ日本でのみ特別に全編吹き替え版の制作が実現。長澤さんが演じるのは、コアラの劇場支配人バスター(内村さん)が開催した歌のオーディションにパンクロッカーの彼氏と一緒に応募したものの、1人だけ合格してしまったことをきっかけに、浮気をされてしまう…というアッシュ。傷心しながらも迎えた本番のステージで披露するのが、この「セット・イット・オール・フリー」!失恋を乗り越えようとするアッシュの想いが綴られた、力強い歌詞と爽快サウンドが合わさったロックナンバーで、新旧さまざまな名曲・ヒット曲が使用されている本作の中で、唯一のオリジナル曲。字幕オリジナル版では、自身でもバンド活動を行うスカーレット・ヨハンソンが見事な歌声を披露しているが、長澤さんも、日本語歌詞監修のいしわたり淳治が手掛けた歌詞に乗せ、堂々たる歌声を披露!長澤さんは、このシーンをふり返り「あまりシャウトするような歌を普段歌わないので、挑戦だったのですが、思いっきり演じてなんとか形になったかなと思います。彼女自身が自分の殻を破って曲を作り上げるというストーリーになっているので、それに自分も気持ちが乗れたかなと思いました」と語り、劇中のアッシュの変化にも影響を受けた様子。また、注目してほしいポイントについて、「アッシュのそのときの気持ちを歌っている歌なので、ただ1つの“歌”という感じではなくて、“セリフ”として見ている人の心に届いたらいいなと思いました」と語っている。本作では、それぞれ人生を変えるチャンスを掴むため、オーディションを受ける動物たちの姿が描かれているが、長澤さん自身も事務所のオーディションのときに、自己アピールとして歌を歌ったという。「別に得意ではなかったんですが…そこでまんまと音程を外してしまって歌うことの難しさを知りました。そのときの恥ずかしかったなという想いがあったので、歌を上手くなりたいと思い、なんとなく歌ったりしていたら、こういうお仕事をいただけるようになって。苦手なことは克服できるんだなと自分も身をもって感じましたね」と明かす。『君の名は。』など声優としても活躍し評価も高く、ドラマ「若者たち2014」でリサ・ローブの「Stay」をギター弾き語りで歌い、話題になった長澤さん。本作のアッシュを演じる上で歌唱力と演技力を兼ね備えた人材が必要とされた中、日本語吹き替え版の音楽プロデューサーを務めている蔦谷好位置もキャラクター、歌声共に長澤さんを第一候補で挙げ、制作チームの意見も合致した形で実現した、このキャスティング。その堂々たる歌声を、ここからも確かめてみて。なお、本映像は、3月4日(土)に地上波初放送される『アナと雪の女王』内でもオンエア(22時過ぎ)される予定というから、大きな注目を集めそうだ。『SING/シング』は3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SING/シング 2017年3月17日より全国にて公開。(C) Universal Studios.
2017年03月04日エマ・ロバーツ、リア・ミシェルなど、人気セレブスターがリッチでビッチな女子大生を演じ、日本でも注目度上昇中の海外ドラマ「スクリーム・クイーンズ」。主人公のシャネルたちが、今度はナースになって帰ってくる「スクリーム・クイーンズ シーズン2」が、早くも6月3日(土)よりリリースされることが決定、その予告映像が解禁となった。「スクリーム・クイーンズ」は、名門大学の女子社交クラブを舞台に、次々と起こる殺人事件の犯人捜しと、蹴落とし合い(?)がハイテンションで繰り広げられるエンターテインメント・ミステリー。「glee/グリー」「アメリカン・ホラー・ストーリー」「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」などのライアン・マーフィーが製作総指揮と脚本を手がけ、エマが演じた毒舌満載でビッチな主人公シャネルとともに、彼女たちのキュートなファッションや急展開のストーリーは全米で大人気となった。シーズン2で舞台となるのは、病院で巻き起こる連続殺人事件。今度の殺人鬼、“緑の怪物”はいったい誰?ナース服に着替え、おしゃれ度も毒舌もパワーアップした彼女たちの犯人探しが再び始まる。シーズン2も引き続き、オシャレで可愛いファッションが満載、有名ハイブランドからファスト・ファッションまで、絶妙にミックスされたワードローブは必見だ。また、本シーズンからは、「フルハウス」「フラーハウス」の“ジェシーおじさん”でお馴染みのジョン・ステイモスや『トワイライト』シリーズのジェイコブ役テイラー・ロートナーなど、新レギュラーメンバーも豪華に。日本語吹き替え版も、「ルパン三世」3代目・峰不二子で知られる沢城みゆき、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の坂本真綾、「ひぐらしのなく頃に」の中原麻衣をはじめとした豪華声優が集結し、本作を盛り上げる。さらに、ジョン・ステイモスの吹替は、「フルハウス」と同じ堀内賢雄が担当しているので “ジェシーおじさん”との再会も楽しみ。このたび解禁された予告映像では、ナースキャップ風のスパンコールがあしらわれたピンクのカチューシャ、ファーボールが付いたミュールを身に着ける瞬間が映し出されている。そして病院の廊下を颯爽と闊歩するのは、ミニスカのナース風衣装を纏ったエマ・ロバーツ、ビリー・ロードにアブゲイル・ブレスリン。無表情でカメラに近づいてくる彼女たちとの距離が縮まり、シャネルたちに再び会える!とドキドキする映像となっている。威風堂々とした彼女たちの姿からは、前作よりもさらに強い刺激を予感させる予告映像。さらにオシャレに、さらに過激にパワーアップしたエンタテイメント・ミステリーに、引き続き注目していて。「スクリーム・クイーンズシーズン2」は5月3日(水)よりデジタル先行配信開始、6月3日(土)よりDVDリリース。「スクリーム・クイーンズシーズン1」はDVD発売&レンタル中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年03月04日音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』が、2017年11月4日(土)に角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。5年にわたる楽曲制作に密着『Ryuichi Sakamoto: CODA』 は、2012年から5年の長期間に渡る本人への密着取材、そして膨大なアーカイブ素材から実現している。2014年患った大病を経て、過去の旅路を振り返りながら新たな楽曲が誕生するまで、坂本龍一の音楽的探求に正面から向き合った作品だ。2017年3月には、8年ぶりとなるオリジナル・アルバム「async」がリリースされたが、カメラはその楽曲制作の現場にも密着。アルバム制作の様子の一部始終を捉えた本作は、坂本龍一の最終楽章の始まりとしてスクリーン上で奏でられる。また、第74回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることが決定。坂本龍一本人も2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭で、日本での公開に先駆けてワールドプレミアを果たすことになった。坂本のこれまでの音楽的探究作中では、過去の坂本龍一の音への探求の描写が、積み重なるコラージュのように現在の坂本の作曲プロセスと交差。その一部始終を捉えた映像がスクリーンに映し出される。坂本龍一は、1978年に『千のナイフ』でソロデビューし、同年に細野晴臣、高橋幸宏とイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成。散解後も、音楽・映画・出版・広告などメディアを越え活動してきた。1984年には、自ら出演し音楽を担当した『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞、映画『ラストエンペラー』の音楽で米アカデミー賞ほかを受賞し、活動の中心を欧米に移行させた。こうして彼の革新的なサウンドを追求する姿勢は、世界的評価を得てきた。そして、世界に衝撃が走った2001年9月11日、米同時多発テロ。彼は、ニューヨークの自宅近くで起きた圧倒的な暴力、それが生み出す世界の不均衡と非対称を感じつつも、人間の暴力性の生物学的なルーツを追い求め、音楽の原点を探究したのだ。3.11以後には、宮城県名取市で被災ピアノと出会った坂本。自然の猛威によって水に溺れたピアノの音を聞いて、坂本は「痛々しくてその鍵盤に触れるのも辛かった」と語っていた。しかし、今ではその壊れたピアノの音色がとても心地良く感じるという。時と共にその被災ピアノの「自然の調律」の音は、サンプリングを通じて作曲プロセスの一部となり、新たな表現へと生まれ変わる。初公開となる秘蔵フィルム含む予告編予告編では、坂本の音楽的変化のきっかけにもなった、津波をかぶったピアノとの出会いのシーン、予期せぬガン告知を受けた後にこぼれた本音や闘病生活、様々な場所でを集め、それが坂本の紡ぎ出すとひとつになる様子など、“坂本龍一の今”が捉えられている。さらに、『ラストエンペラー』製作当時に坂本さん自身が撮った本邦初公開となる秘蔵フィルム、本編に盛り込まれている貴重な映像の一部も盛り込まれた。代表作にして、映画音楽家としての出発点でもある『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」の美しい旋律も印象的だ。【作品詳細】『Ryuichi Sakamoto: CODA』公開日:2017年11月4日(土) 角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開監督/プロデューサー:スティーブン・ノムラ・シブル出演:坂本龍一配給:KADOKAWA
2017年03月03日人気漫画家・いくえみ綾の「プリンシパル」を、黒島結菜と「ジャニーズWEST」の小瀧望のW主演で実写化する『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』。この度、本作の新たなキャストとして、話題作に立て続けに出演する若手俳優・高杉真宙の出演が決定。2人に続く本作の重要人物、桜井和央役で参加する。両親の離婚、母親の再婚相手とはギクシャク、そして入学したばかりの女子校では些細なことでハブられてしまった住友糸真。実の父親を頼りに東京から北海道・札幌へと引っ越しを決意する。新たな学校で彼女を待っていたのは学校で1、2位を争うタイプが真逆のモテ男子・舘林弦と桜井和央だった。女子の間では「弦と和央はみんなのもの」というルールがあり、もし抜け駆けしようとするものがいればハブの対象になってしまう。そんなことを知りつつも、なぜか糸真と弦、和央との距離が縮まっていく…。両親のこともあり恋愛には興味がなくなっていたのに、恋に落ちそう!このままでは折角、心機一転で新しい環境に飛び込んだにも関わらず同じことが繰り返されてしまう。果たして、糸真は恋の主役を勝ち取ることができるのか!?原作は、「潔く柔く」で第33回講談社漫画賞少女部門を受賞し、現在も「G線上のあなたと私」「そろえてちょうだい?」など多数の作品を連載中のいくえみ氏の累計120万部を突破した大人気コミック「プリンシパル」。監督は、『小川の辺』『起終点駅 ターミナル』の篠原哲雄、また『青空エール』の持地佑季子が脚本を手掛ける。自分の居場所が見つからず素直になれない等身大の女子高生・住友糸真役を黒島さん、ワイルドでぶっきら棒なモテ男子・舘林弦役を小瀧さんが演じることが発表され、話題を集めている本作だが、今回新たに弦と幼なじみで弦とは真逆の性格、いつも笑顔で誰にでも優しく皆から慕われている王子様気質のモテ男子・桜井和央役を高杉さんが演じることが決定。和央は、あまりの綺麗な顔に弦からは女の子と思われていたというエピソードも。転校してきたばかりの糸真ともあっという間に距離を縮め、早くも恋の予感…。『半次郎』で映画デビューし、『PとJK』や『ReLIFE リライフ』『トリガール!』と話題作への出演が続く高杉さん。出演にあたり、漫画好きの高杉さんはすぐに原作を読んだそう。自分が演じるということを抜きにしても惹かれるキャラクターだと和央について話し、「一見誰にでも優しく、誰にも好かれる人ですが、実は高いプライドを秘めていて男っぽく、執着心といえるほど真っ直ぐな意思を持つキャラクターだと思っています」とコメント。また「自分は漫画が好きで原作のファンでもあるので、いろいろなご意見もあるだろうなとも思います。ただ、桜井和央という人物に息を吹き込めるよう、愛を持って演じたいと思います。高杉真宙だから演じられる桜井和央にしたいと思います」と意気込みを見せた。原作者のいくえみ氏は高杉さんについて、「なかなか王子様的な人はいないだろうと思っていたのですが高杉さんにはまさしくピンときた感じ」と話し、「原作とイメージがそのままだったのと、実際に現場でお会いしたら和央そのままだったのでとても驚きました。点数で言うと、和央の再現度は120点!」と太鼓判を押している。『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月28日先日、グラミー賞にもノミネートされた世界的音楽家・坂本龍一に、2012年から5年間に渡り密着取材を行ったドキュメンタリー映画『RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT』(仮題)が、11月に公開されることになった。3.11以後、宮城県名取市で被災ピアノと出会った坂本さん。自然の猛威によって水に溺れたピアノの音を聞き「痛々しくてその鍵盤に触れるのも辛かった」とふり返る彼は、いまはその壊れたピアノの音色がとても心地良く感じると語っている。時と共にその被災ピアノの「自然の調律」の音は、サンプリングを通じて坂本さんの作曲プロセスの一部になり、新たな表現へと生まれ変わっていく。そして、過去の音への探求の描写が、積み重なるコラージュのように、現在の作曲プロセスと見事に交差していく――。坂本さんといえば、どこか脆い幻想のようなバブルの時代、「YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)」の一員として日本のエレクトロニクスやテクノロジーを象徴するポップアイコンとなった。そして『戦場のメリークリスマス』、『ラストエンペラー』に出演、その映画音楽をも手がけ、前者では英国アカデミー賞、後者では米国アカデミー賞をそれぞれ受賞した。2001年9月11日、ニューヨークの自宅近くで起きた米同時多発テロによる圧倒的な暴力、それが生み出す世界の不均衡と非対称を感じつつ、人間の暴力性の生物学的なルーツを追い求め、音楽の原点をも探すことになった坂本さん。また、震災から3年を経た2014年3月11日には、自ら防護服を着用し福島第一原発を囲む特別警戒区を訪れ、無人の地と化した集落の残像の音にも触れる。テクノロジーに頼る現代人の営みが、自然環境を蝕み、人間の“生き場所”をも奪ってしまうことへの悲しみが、本作内における作曲プロセスの根底を流れていくかのよう。さらに、2014年7月には中咽頭がんを公表。1年近くにおよぶ闘病生活を経て、山田洋次監督作『母と暮せば』、第88回アカデミー賞で3部門の受賞に輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を同時期に手がけて復帰。まもなく3月には、8年ぶりとなるオリジナル・アルバム(タイトル未定)がリリースされる。カメラは、5年におよぶ密着の最終楽章として、楽曲制作の現場にも潜入し、その最新アルバム制作の様子の一部始終を捉える。併せて、幼少からの膨大なアーカイブ素材も劇中を彩る。大病を経て、新たな楽曲が誕生するまでの音楽家・坂本龍一の音楽的探求を、正面から描いた本作。坂本さんは、「官邸前のデモや、東北ユースオーケストラとのコンサート、がんがわかって映画制作のスケジュールに大きな変更が余儀なくされても、僕の側にはいつもカメラがあった。(監督の)スティーブンは僕に何を見たんだろう?プライベートスタジオも、自宅のピアノ室も、全てさらけ出した。こんな映画に坂本の私生活を覗くという以上の意味はあるんだろうか?果たして映画として“見れる”作品となっているんだろうか?いま、僕は完成が待ち遠しい」とコメント。一方、スティーブン・ノムラ・シブル監督は「震災後、坂本龍一さんの音楽表現がどのように変わるのか、新たにどのような曲を書かれるのか、もしそこまで密着可能であれば、何かカタルシスが生じるのではないかとの思いが、この映画を作り始めるきっかけ」とコメント。「映画を通じて、映像と共に音楽や音の魅力を表現できればと、いまも願っております。是非皆さまに劇場で音楽的カタルシスを体験していただきたく思います」と期待を込めている。『RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT』(仮題)は11月、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が16日、都内で行われたアニメーション映画『SING/シング』(3月17日公開)の日本語吹替版 完成報告会見に出席。人生が変わった瞬間について、「23歳でハゲてきた時」と打ち明けた。斎藤は、本作の物語にちなんで「人生が変わったと思う瞬間」を尋ねられると、「M-1とか言いたいとこなんですけど、23歳でハゲてきた時ですね」と告白。「あのときに人生と頭皮が切り開けました。間違いなくあれだと思います。『早熟』とか『頭だけ親不孝』とか言われて、親父より先にごめんなさいと。でも新しい人生が生まれた」と爆笑を誘った。ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテイメントが贈る同作は、ハリウッドスターが豪華共演を果たし歌声を披露することで注目を集めているミュージック・エンターテイメント。大切な劇場を立て直すために主人公のバスター・ムーン(コアラ)が"歌のオーディション"の開催を決意し、たくさんの動物たちが人生を変えるチャンスをつかむために集結する。斎藤は、ダンスと歌の名手であるブタのグンター役でハリウッド映画の声優に初挑戦。「監督からうまいうまいと褒めちぎられ、気付けば8時間の収録の予定が2時間で終わるという、天才ぶりを発揮しました」と得意げに話し、「将来スーパースターになりたい。今回確実にコネクションをつくれるかなと自負している。これが夢への一歩」と語った。アフレコでは自身のギャグ「ペ!」も入れ込んだ斎藤は、「『ぺ!』を入れてくださいと言われて、1回アメリカの方から『ぺ!』ってなんだって戻されたみたいなんですけど、ゴリ押ししていただいた」と説明。主人公バスター・ムーン役を務めたウッチャンナンチャンの内村光良も「すごい特別サービス」と笑い、「あのキャラクターは斎藤くんのために作られた気がする。斎藤くんがモデルなのかなと思うくらいのキャラ」と太鼓判を押した。会見には、斎藤、内村のほか、長澤まさみ、大地真央、山寺宏一、坂本真綾、宮野真守が出席した。
2017年02月16日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良が16日、都内で行われたアニメーション映画『SING/シング』(3月17日公開)の日本語吹替版 完成報告会見に出席。先日発表された「理想の上司」アンケート(明治安田生命調べ)で1位に輝いたことについて、「周りの方がすごく優秀な方が集まっているので」と話した。内村は「なんか恐縮です。理想の上司というわりには、今日も緊張して朝から下痢をしていて、慌てて正露丸をのんでいるという感じなんですけど」と笑いを誘い、「周りの方がすごく優秀な方が集まっているので、そう思われるんじゃないかな。今回も助けられている」と謙遜。理想のリーダー像について、「高倉健さんが好きなんで、黙って背中で教えるみたいな感じが好きですね」と明かした。ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテイメントが贈る本作は、ハリウッドスターが豪華共演を果たし歌声を披露することで注目を集めているミュージック・エンターテイメント。大切な劇場を立て直すために主人公のバスター・ムーン(コアラ)が"歌のオーディション"の開催を決意し、たくさんの動物たちが人生を変えるチャンスをつかむために集結する。内村は、主人公バスター・ムーン役でハリウッド映画の吹き替えに初挑戦。「初めてで、吹替えの日は毎日修行みたいで、本当に声優さんというのは違うなと実感しながら…でもすごく勉強になった時間でした」と振り返り、「私は、弱者が一致団結して喝采を浴びていく物語が好き。最後みんなが団結していくところは圧巻だと思います。ぜひご覧になっていただきたい」とアピールした。会見には、内村のほか、長澤まさみ、斎藤司(トレンディエンジェル)、大地真央、山寺宏一、坂本真綾、宮野真守が出席した。
2017年02月16日長編ミュージカルアニメ『SING/シング』日本語吹き替え版の完成報告会見が2月16日(木)、都内で行われ、主演を務める内村光良ら、豪華なキャストが勢ぞろいした。倒産寸前の劇場を立て直すために、コアラの支配人バスター・ムーンが開催したオーディションで、無名のシンガーたちが夢を追いかける。会見にはバスター・ムーン役の内村さんをはじめ、長澤まさみ(ヤマアラシのアッシュ役)、「トレンディエンジェル」斎藤司(ブタのグンター役)、大地真央(ヒツジのナナ・ヌードルマン役)、 山寺宏一(ネズミのマイク役)、坂本真綾(ブタのロジータ役)、宮野真守(ヒツジのエディ役)が出席した。ハリウッド映画の吹き替えに初挑戦した内村さんは、「アフレコは毎日が修業のようでした。新鮮さだけを売りに頑張りました!」と初々しいコメント。劇中ではカーリー・レイ・ジェプセンの大ヒット曲「コール・ミー・メイ・ビー」を歌うシーンもあり、「恥ずかしいですね…。これが全国の映画館で上映されるかと思うと、手に汗をかいてしまう」と照れ笑いを浮かべていた。先日発表された「理想の上司」ランキングで、初の男性部門1位に輝いたが、「周りにすごく優秀な人たちがいてくれるおかげで、そう思ってもらえるだけ。今朝も緊張で、ゲリになってしまって…」と恐縮しきりだった。また、歌って踊れるブタを演じた斎藤さんは、「相当うまくて、アフレコも8時間の予定が2時間で終わってしまった。天才ぶりを発揮しました」と自画自賛。アフレコでは、スタッフの要請で持ちギャグである「ペ!」を盛り込んだと言うが、「(チェックのため)アメリカに送ったら、『ペ!』ってなんだってことになってしまったらしく(笑)。なんとか日本のスタッフさんが、ゴリ押ししてくださった」と秘話を明かしていた。『SING/シング』は3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SING/シング 2017年3月17日より全国にて公開。(C) Universal Studios.
2017年02月16日お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良、女優の長澤まさみらが16日、都内で行われたアニメーション映画『SING/シング』(3月17日公開)の日本語吹替版 完成報告会見に出席。内村が長澤の歌声を「すごいうまい」と絶賛した。ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテイメントが贈る同作は、ハリウッドスターが豪華共演を果たし歌声を披露することで注目を集めているミュージック・エンターテイメント。大切な劇場を立て直すために主人公のバスター・ムーン(コアラ)が"歌のオーディション"の開催を決意し、たくさんの動物たちが人生を変えるチャンスをつかむために集結する。長澤は、自分の歌声を信じオーディションを受けに来たロックミュージシャンのアッシュ(ヤマアラシ)役でハリウッド映画の声優に初挑戦。歌声も披露しているが、「すごくプレッシャーだった」と打ち明け、「思いっきり演じられればいいなと思って自分もパンクにロックにきめてみました」と話した。会見では、長澤が主人公バスター・ムーン役の内村と共にカーリー・レイ・ジェプセンの大ヒット曲「コール・ミー・メイ・ビー」を歌うシーンが紹介され、長澤は「恥ずかしいですね」と照れ笑い。内村も「恥ずかしい。これが全国の映画館で流れると思うと手に汗か…」と笑い、「まさみちゃんうまいですから。私は素人という感じ。(長澤が)泣きながら(同曲を)歌うところがあるんですけど、めちゃくちゃおもしろいです。すごいうまいです」と長澤の歌声を絶賛した。また、長澤は「発音の先生に厳しく指導してもらって、なかなかOKが出なくて…。ちゃんと言葉として聞き取れないとダメだというジャッジが厳しかった。あんまり思い出したくないくらい大変でした」とアフレコの苦労も告白。「声を伸ばすところは大きい声で歌わないといけなかったので大変でした。頑張って大きい声を出しました」と振り返り、「ちょうど舞台でミュージカルをやっていたりして、1年前くらいからボイストレーニングに通っていたのでよかったなと思いました」と笑った。会見には内村、長澤のほか、斎藤司(トレンディエンジェル)、大地真央、山寺宏一、坂本真綾、宮野真守も出席した。
2017年02月16日声優・女優の平野綾が10日、都内で行われたブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト!ローマで起こったおかしな出来事<<江戸版>>』の公開稽古に、共演の片岡愛之助、内博貴、ダイアモンド・ユカイ、上山竜治、ルー大柴、徳井優、松田美由紀、高橋ジョージ、演出の宮本亜門とともに登場した。同作は『ウエストサイド物語』『スウィーニー・トッド』などの作品で知られる作曲家スティーヴン・ソンドハイムによる初期のヒット作を、ソンドハイム直々の許可を得て江戸版として上演する。愛之助演じる丁稚の丁吉が、自由の身になるために薬問屋の息子・比呂(内)と女郎のお美津(平野)の仲を取り持とうとすることから起こる騒動を描く。宮本がキャスト陣について「エロおやじだらけなんだけど、本当にすごい」と言ったことから、誰が一番”エロおやじ”なのかが話題に。出演者陣の視線が高橋に向くと、2016年にタレント・三船美佳と離婚したばかりの高橋は「一番禁欲してんだから俺!」と弁解した。宮本が「普段は知らないよ!」と苦笑すると、高橋は「役柄がエロいってこと!? 役だもん、役作りだよ」と説明。平野に「ねえ、綾ちゃん。ねえ?」と同意を求めると、平野が「は、はい」としどろもどろに慌てながら答えた。平野は周囲から「涙目になってるけど大丈夫?」と心配され、高橋は「目が怖いんだよ」と非難される事態となった。公開稽古では、「コメディ・トゥナイト/Comedy Tonight」「私の自慢/Lovely」「自由は素敵/Free」の3曲を披露。女郎役の平野は、コミカルな動きをつけながら、内演じる比呂との恋の予感をロマンチックに歌い上げた。
2017年02月10日昨年10月、日本でも公開されたナタリー・ ポートマン主演作で製作にも名を連ねた『ジェーン』。この度、本作のBlu-ray&DVDの発売が4月5日(水)に決定し、合わせて日本語吹き替え版のキャストとして人気声優の坂本真綾や森川智之らが担当することが明らかになった。アメリカ西部で夫と娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン(ナタリー・ポートマン)。しかしある日、夫が撃たれ、逃げ帰って来たことでその平穏は奪われてしまう。相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続け、全てを奪い去るビショップ(ユアン・マクレガー)の恐ろしさを知るジェーンは、瀕死の夫と愛する娘を守るため、わらにもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人・ダン(ジョエル・エドガートン)に助けを求める。迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去、そして人生の真実。 運命に抗い、戦うことを決意したジェーン。彼女はいま、愛のために銃を取る――。『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、新作『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』でも再度同賞にノミネートされ注目を集めているナタリーがプロデュースし、主人公ジェーンも務めた本作は、命に翻弄されながらも家族のために生きる、勇気ある女性の姿を描き出す物語。またジェーンの宿敵役には、『スター・ウォーズ』シリーズエピソード1~3で共演経験のあるユアン・マクレガー、ジェーンのかつての恋人役を『ブラック・スキャンダル』に出演し、『ザ・ギフト』の監督・脚本など製作側にも活動の場を広げるジョエル・エドガートンが演じている。そして今回、Blu-ray&DVD発売決定に伴い、吹き替えを担当する豪華声優陣が決定!ナタリー演じる主人公ジェーン役には、かつて『スター・ウォーズ』シリーズや『ブラック・スワン』などでナタリーの声を演じてきた坂本さん、ユアン演じるジェーンの宿敵ジョン・ビショップ役には、同じく『スター・ウォーズ』シリーズなどでユアンの声を演じた森川さんが担当。坂本さんは、「西部劇という埃っぽい舞台の中でも変わらず凛とした美しさのナタリー・ポートマン。彼女自身も母親になり、本作ではジェーンの“母”としての強さが表現されていたので、そこに力強く寄り添えたら、と思い吹き替えを演じました」と役作りについて語り、「恋をしている若い頃から、苦労を重ね“母”として周りを圧倒していくまで、主人公ジェーンが変貌していく姿を楽しんで演じたので、ぜひその変化を感じていただけたら」とメッセージ。また、ユアンが臨むその新境地をどう演じているのかなと考えながら、痛いところをつくやっかいなキャラクターを意識して演じたと言う森川さんは、「ユアンの悪役姿、とてもはまっているので、その姿をぜひ楽しんでもらいたいですね」とコメントを寄せた。さらに、ジョエル演じるジェーンのかつての恋人ダン・フロスト役を、本作の監督であるギャヴィン・オコナー監督が手掛ける『ウォーリアー』でもジョエルの吹き替え務めた咲野俊介が担当する。なお、Blu-ray&DVDの特典映像には、撮影の舞台裏&キャストインタビューや、海外版&日本版予告編などが収録予定となっている。『ジェーン』Blu-ray&DVDは4月5日(水)よりリリース。※レンタル同時スタート(cinemacafe.net)
2017年02月07日女優の長澤まさみが、ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテイメントによる新作アニメーション映画『SING/シング』(3月17日公開)でハリウッド映画の声優に初挑戦していることがこのほど、明らかになった。このたび、主人公バスター・ムーン役の内村光良に続く第2弾吹替え版キャストが発表された。長澤は、自分の歌声を信じオーディションを受けに来たロックミュージシャンのヤマアラシのアッシュ役を担当。字幕版ではアカデミー賞受賞女優のスカーレット・ヨハンソンが歌う本作のオリジナルソング「セット・イット・オール・フリー」の歌唱アフレコにも挑戦している。長澤は「この映画は、世代を超えて名曲やヒットソングがたくさん盛り込まれているので、世代を超えて楽しめるところが魅力の一つです」と作品をアピール。「アッシュ自身が自分の殻を破って曲を作り上げるという内容になっているので、それに自分も気持ちが乗れたかなと思いました。たくさんのキャラクターの想いがつまっていて、そして一生懸命前に突き進んでいく姿を、たくさんの楽曲とともに笑いながら楽しんでもらえたらと思います」と話している。また、ダンスと歌の名手であるブタのグンターには、歌がうまいと話題の斎藤司(トレンディエンジェル)。ハリウッド映画の声優初挑戦の斎藤が、レディー・ガガの代表曲「バッド・ロマンス」などを歌い上げる。そして、隠れた才能を持ち、バラ―ドを歌ったら右に出るものはいないゴリラのジョニー役はスキマスイッチの大橋卓弥が務め、サム・スミスの名曲「ステイ・ウィズ・ミー」などの歌唱に挑戦。かつての栄光の時代に人気を博した歌姫のナナ役には、ハリウッドのアニメーション映画の声優初挑戦となる女優の大地真央が決定した。斎藤は「僕も生まれたときモーツァルトがかかってたんで、音(オト)なしでは生きられない、斎藤にぴったりの映画だと思いましたし、とにかく音に埋もれたいっていう方には、最高です」と作品を絶賛し、大橋は「音楽は必ず、みんなで楽しめる、そして共感できるものだと思います。曲数の多さが『SING/シング』に関してはすごいですし、しかも大ヒット曲ばかりなので、普通のお芝居もあり、音楽もあり、二方面で楽しめる作品だと思います」とコメント。大地は「元気をもらえて、忘れていたものを思い出させてくれる、そんなすてきな映画を、臨場感あふれる劇場で楽しんでいただきたい」と呼びかけている。そのほか、声優界から人気と実力を兼ね備えたキャストが集結し、山寺宏一は、ムーディボイスが強みのジャズミュージシャンで、とんでもないトラブルを引き寄せてしまうネズミのマイク役を担当。一大決心しオーディションを受け、本当の自分を見つけるきっかけとなる仲間たちと出会うブタのロジータ役の声は坂本真綾が演じる。そして田中真弓は、内村演じる劇場支配人バスター・ムーンの秘書ミス・クローリー役、宮野真守は、バスターの大親友でアドバイザーのような存在である羊のエディの声を演じ、水樹奈々は、アッシュと同じヤマアラシのベティ役として参加。谷山紀章は、長澤演じるアッシュの相方であるヤマアラシのランス役の声を演じるだけでなく、本作オリジナルソングを披露する。(C)Universal Studios.
2017年01月30日アイドルグループ・V6の年上ユニット20th Century(トニセン)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が21日、主演舞台TWENTIETH TRIANGLE TOUR『戸惑いの惑星』公開ゲネプロに登場した。2016年11月29日に、女優・白石美帆との結婚を発表した長野。メンバーの井ノ原は2007年に女優の瀬戸朝香と結婚しており、トニセンの中で唯一独身の坂本は「誰か助けて!」と悲鳴をあげた。坂本は「やっぱり、井ノ原が結婚して長野が結婚して、報告を聞くと僕も幸せになるので、この幸せを皆さんにも味わってもらえる報告ができるように」と今後の希望を述べた。また井ノ原は、長野から結婚報告を受けた坂本の様子を「もはや管理人みたいな感じだったよ」と表現した。井ノ原が目を閉じて深く頷く坂本の姿を再現し「『報告受けました』みたいな感じで」と思い返すと、坂本は「次の理事会にかけます」と苦笑した。周囲からいじられた坂本は「いいんですいいんです、僕には相方がいますから! (TOKIOの)城島茂という」と開き直った様子に。「(城島と)いつまでも、手をつないで歩いていきます」と宣言すると、井ノ原は「2人で戸惑いながら頑張りましょう」とエールを贈った。同作は生きることに惑う3人の男たちが、胸深くしまい込んでいた「本当の自分」と再会するための心の旅路を描く。トニセンの楽曲を使用するがミュージカルではなく、”Play with Music”という新たなジャンルとして公演を行う。東京公演は東京グローブ座で1月21日~2月14日、福岡公演はキャナルシティ劇場で2月18日~19日、大阪公演はシアター・ドラマシティで2月24日~26日。
2017年01月21日現在フジテレビ・ノイタミナほかにて放送中のTVアニメ「舟を編む」。この度、本作の朗読劇が上演されることが決定した。「まじめもいいけど、もう少し空気を読めってコト」「西岡さんの仰る『空気』は【呼吸する】ものではなく、【場の状況、雰囲気】を表す際に用いる『空気』ですね…」。口下手なのに営業部員の馬締光也と、一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然街中で出会う。中型国語辞典「大渡海」の刊行計画を進める出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、自身の定年を間近に控えて後継者探しに躍起になっていた。そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに…。「人をつなぐ―言葉を編む」。伝わらない言葉。伝えられない想い。これは、そんな不器用な人間たちの物語――。本作は、累計発行部数128万部を記録し、2012年本屋大賞受賞した三浦しをんによる同名小説。2013年には実写化もされており、今回のアニメ化も豪華声優陣が集結するなど人気を博している。今回の朗読劇には、放送中のTVアニメで主人公・馬締光也役を務める櫻井孝宏、西岡正志役の神谷浩史、林香具矢役の坂本真綾、岸辺みどり役の日笠陽子ら、豪華キャスト陣が出演!本公演は、来年発売されるTVアニメのBlu-ray&DVD完全生産限定版の上巻に封入される、「鑑賞ご招待応募券」に記載の方法で応募し、当選した人を無料招待するという形となっている。なお、発売される本作のBlu-ray&DVD完全生産限定版上巻には、応募券のほかにもキャラクター原案・雲田はるこ描き下ろし上下巻収納三方背ボックスや、キャラクターデザイン・青山浩行描き下ろしディスクケース、16P豪華ブックレット(黒柳監督×シリーズ構成佐藤氏対談インタビュー掲載)と特典盛りだくさんの内容だ。朗読劇「舟を編む」は2017年7月2日(日)イイノホール(東京)にて上演。「舟を編む」Blu-ray&DVD上巻は2017年1月25日(水)、下巻は3月22日(水)より発売。アニメ「舟を編む」はフジテレビノイタミナほかにて放送中。(cinemacafe.net)
2016年12月16日アイドルグループ・V6の坂本昌行が、舞台『君が人生の時』主演を務めることが22日、わかった。同作は1939年、ニューヨークにて初演されたウィリアム・サローヤン作の舞台。ニューヨーク劇評家賞とピュリッツァー賞を受賞(本人は辞退)した。日本の近代演劇に大きな影響を与えた海外戯曲を新たに翻訳する、新国立劇場主催の「JAPAN MEETS...―現代劇の系譜をひもとく―」シリーズの第11弾となる。演出は同劇場の演劇芸術監督・宮田慶子、翻訳は渡辺千鶴が務める。宮田は「サローヤンの『君が人生の時』を初めて読んだのは、20代後半だったと思う。正直に白状すると、そのときは『何も理解できなかった』というのが事実だ」と述懐する。「人生の機微も陰影もわからない若造なんかには、とても理解できない『ホン』なのだ」と説明しながら、「歳を重ねるうちに、だんだんと『気になるホン』になっていった。そしてついに『やりたいホン』になり、そして、自分で手がける幸運な機会に巡り会えた」と、思い入れを語った。さらに宮田は「人間をいとおしみ、生きる喜びをつむぐことによって、不幸な時代への警鐘を鳴らす作者の想いは、知性 と誇りを切実に求めている。音楽やダンスも絡みながら、世界の縮図のような『美しい』時間が作れたら……と思う」と、作品の方向性を示した。主演の坂本は、サンフランシスコの波止場の外れにある場末の酒場を舞台に、若く美しい放浪者・ジョーを演じる。坂本は「初めて台本に目を通した時は、理解出来ない自分がいました。では、今はもう理解してるかと問われると困ってしまうのですが」と、作品の難しさに触れた。坂本は「それだけ登場人物たちの微妙な心の揺れや葛藤など、繊細なお芝居が要求される作品だと感じました」とコメントを寄せ、「心強い役者の皆さんそして演出家の宮田慶子さんと一緒に、また新たな『君が人生の時』をお客様にお届け出来たらと思います」と意気込みを語った。同作は東京・新国立劇場 中劇場で、2017年6月13日~7月2日に上演される。他、野々すみ花、丸山智己、橋本淳、下総源太朗、沢田冬樹、中山祐一朗、石橋徹郎、枝元 萌、瀬戸さお、渋谷はるか、RON×II、かみむら周平、林田航平、野坂弘、二木咲子、永澤洋、寺内淳志、坂川慶成、永田涼、一柳みる、篠塚勝、原金太郎、木場勝己が出演する。
2016年11月22日