ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の2016-17年秋冬コレクションが発表された。「commons&sense(コモンズアンドセンス)」とともに作り上げたビジュアルは、モノトーンでまとめ、これまでとは一線をひいた大人なイメージ。‟ヨーロッパを意識した”と坂部三樹郎が語るウェアも同様に、モードな雰囲気へシフトしている。コレクションの基盤となったのは、メンズアウター。がっつりと落ちたショルダー、長すぎるほどのアーム、大胆にとった身幅…ビッグシルエットのそれらを華奢な女性が纏う。そのミスマッチの水面下で、アウターを下地として取り入れるという、固定概念の崩壊が自然に成されている。レイヤードは枠に縛られず、自由気ままに。ロングコートの上から、たっぷりのフリルベストやラメ入りフレアスカートをレイヤードしたり、ブルゾンに、パフスリーブのようなアームカバーと大振りのネックレスをデコレーションしたり…。男性らしさの上にフェミニティをぶつけて、相反するものの間に豊かなコンビネーションを創り出していく。強さを感じさせるものには、とことん甘さを加えて。ベルベットのワイドパンツやMA-1にはリボン型のエンブロイダリーを飾った。モチーフは、テープを使った立体刺繍の下に、刺繍をさらに配して、2層構造に。デニム地のベストは、真っ白なレースフリルと花のパッチワークを施して、とびきりガーリーに仕立てた。
2016年04月07日乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華さん。彼女がリスペクトするデザイナーにミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナーの坂部三樹郎さんと、ジェニー ファックス(Jenny Fax)デザイナーのシュエ・ジェンファンさんのアトリエに伊藤さんが潜入。伊藤さんが子供の頃から習っていたというバレエをテーマにした今回のコラボレーションについてトリプルトーク。■小さい頃は写真が嫌いで「何で笑わなくちゃいけないの」って思ってた(伊藤)ーー今回は伊藤さんが実際に習っていたバレエをテーマに服作りをされていると伺いました。どのようにコラボレーションされたのですか?ジェンファン:何回か万理華さんと打ち合わせをしましたね。最初に万理華さんと打ち合わせをした時に、記憶に残っているバレエの衣装について聞いたので、後日その衣装で撮った写真を万理華さんから借りました。伊藤:ジェンファンさんの作品は、テーマが「少女の記憶」だから、今回も実際に私がバレエの発表会の時の写真や、バレエの演目を日記みたいにメモした紙をお渡ししました。それに、そのメモに日付を入れた方がいいというジェンファンさんからもリクエストにもすごく納得出来ました。ジェンファン:このバレエの衣装を着ている小さい頃の伊藤さんの写真や、演目のメモはトートッグに使いたいなと思っています。ーーところで、小さい頃の伊藤さんはどんな子供だったんですか?伊藤:うーん、わがままで、天邪鬼でこだわりが強くて…。あとは、写真を撮られるのがすごく嫌いでしたね。カメラに映ることが嫌いだったから、昔の写真で笑っているのがない。何で笑わなくちゃいけないんだって思ってました(笑)。ジェンファンさんは、どんな子供時代でしたか?ジェンファン:私は、兄と私、双子の妹の4人兄弟で、そんなにお金もなかったから、欲しい服も買えなかった。それに、反抗期も結構あって30歳まで反抗期だったかな(笑)基本、嫌いなものが多いんですよ。坂部:反抗期30歳までだったんでしょ。今、 36歳だから大丈夫じゃん(笑)ジェンファン:でも、子供の頃お金がなかったからこそ、今のクリエーションに繋がっている部分はあります。坂部:ジェンファンのクリエーションは、基本過去の記憶から作るタイプ。だから、今のトレンドとかはまったく考えないんです。だから、幼少期の出来事や記憶がすごく大事。ジェンファン:大人になってファッションの仕事をしている大人のジェンファンの中にも、子供の頃のジェンファンがいて、意地悪だったりいじめだったり悪いことをしている感覚があります。例えば、ショーの時にモデルの子に意地悪をして、衣装にパンツしか渡さないとか。そういう感じのいじめをいつもやっちゃいます。伊藤:私も性格が悪いなって思う時ありますよ、いじめっこっていうか。でも、ネガティブな思いを作品という形で、ポジティブに可愛く表現出来るってすごいなと思います。■乃木坂46に入って、いつも自分にしかない武器を探してる(伊藤)ーー「自分にしかない武器を探したい」という伊藤さんの言葉が印象的でした伊藤:やっぱり「自分にしかない武器になる何かを探したい」っていう気持ちはいつもあります。乃木坂46に入った頃もあったし、今もあります。アイドルの仕事は楽しいし、満足しているけど、乃木坂46は今37人いるんですね。今でこそ、グループ自体の認知度は上がってきているけれど、結成当時はそれこそ「自分の得意なことはこれです!」っていうキーワードがないと、誰にもくいついてきてもらえなかったんです。ーーだからこそ、ファッションが好きだっていうことを発信し続けてきたんですね。伊藤:最近になってやっと、私がファッションやクリエイティブなものが好きだっていうことを伝えることが出来てきた気がします。でも、ここまで4年かかりました。自分の好きなことを発信出来るブログの存在は大きかったですね。乃木坂46のブログが開設された頃から、ずっと自分の私服をアップしたり、自分の武器はこれだ!と思えることを発信する場なので。ーー今回のコラボレーションをどんな視点で見てもらいたいですか?坂部:アイドルである乃木坂46のイメージよりも、伊藤さん本人のイメージから連想するもので服作りしていけたらと思っています。逆に言えば、ファンの人達が持っている典型的な伊藤さんのイメージを僕達が超えることは出来ないんです。だから、僕達は本人とお会いした時の印象や雰囲気を大切にしたもの作りをしたいですね。僕がファッションの中で一番大事だと考えているのは、フレッシュさ。フレッシュであることが、ファッションがアートや建築などと最も異なる点だからです。そして、フレッシュさというのは、生き物にしか存在しないものですよね。だから、僕達は“いけているファッション”で、“いけている人を作らなくちゃいけない”んですね。いつも着る本人がもっと新鮮になって、生命力に溢れるためにはどうしたらいいのか考えています。今回もそこを見せたいですね。ーークリエイティブなものに惹かれるという伊藤さんですが、憧れているアーティストの方はいますか?伊藤:本当に多趣味な上に、飽きっぽいので何かこれ一つっていう好きなものはないんです。「これ」って一つ選ぶことは出来ないけど、いつもアンテナをはっています。坂部:多趣味なのって、ファッションデザイナーに本当に向いているんだよ。ファッションはアートと違って新しいものを生み出すタームが早いから、どんどん更新することが出来る人の方が上手くんです。だから、アイドルもあって、ファッションもある。どっちもあること、両方あることがいいんじゃいかな。前編「乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華×坂部三樹郎・ジェンファン「アイドルってファッションと似てる」--1/2【INTERVIEW】」に戻る。【イベント情報】乃木坂46とイセタンガールが、女の子のお稽古をテーマにコラボレーション。白石麻衣(料理)、西野七瀬(アート)、生田絵梨花(ピアノ)、桜井玲香(ピアノ)、若月佑美(バレエ)、伊藤万理華(バレエ)とそれそれのリアルなお稽古体験をファッションアイテムで表現。彼女達のリアルな声が採用されたファッションアイテムに注目したい。タイトル:乃木坂46×イセタン ガール「おけいこガール」期間:16年3月2日~8日場所:伊勢丹新宿店本館2階=イセタン ガール
2016年02月25日乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華さん。彼女がリスペクトするデザイナー、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナーの坂部三樹郎さんと、ジェニー ファックス(Jenny Fax)デザイナーのシュエ・ジェンファンさんのアトリエに伊藤さんが潜入。「ファッションの魅力とは何なのか?」「アイドルとファッションの共通項」などファッション談義を繰り広げる。伊藤さんが二人のアトリエを訪問するのには理由がある。3月2日から8日まで、乃木坂46とイセタンガールがコラボレーションし女の子のお稽古をテーマにしたイベント「おけいこガール」が開催される。その中で、伊藤さんも幼い頃から乃木坂46に入るまで習っていたバレエをテーマに、MIKIO SAKABEとJenny Faxとコラボレーションすることになったのだ。■コラボ相手に運命を感じました!(伊藤)伊藤:私自身、坂部さんとジェンファンさんとコラボレーション出来ること自体に驚いてます。私は乃木坂46というアイドルが職業だけど、アイドルがあまりやらないような新しいコラボが出来るのがすごく嬉しいです。そのコラボ相手が、坂部さんやジェンファンさんなのは運命的だなって思いました!坂部:パルコミュージアムで13年秋に開催した「絶命展」や、その後の「絶・絶命展」にも来てくれていたって聞いて、一気に親近感が湧きました。伊藤:ちょうどその頃位からかな?乃木坂46もファッション的に攻めていたんだと思います。坂部:でも乃木坂46は、bodysong.やNORIKONAKAZATOの中里周子やリトゥンアフターワーズの山縣良和が関わっている作品があったり、気になる存在ではありました。AKB48に対して乃木坂46は、おそらく正統派という位置付けなんだろうなと思ってて。でも、意外と衣装やミュージックビデオでもツイストしている部分があって、メンバーそれぞれに、いろんな方向性や可能性があるんだという印象が残っていました。そのひっかりがストンと落ちないからこそ、気になる存在だったのが乃木坂46です。伊藤:今回の伊勢丹とのコラボレーションで嬉しかったのは、衣装でデザイナーの方とご一緒するのではなく、販売するお洋服でデザイナーの方とコラボレーション出来たこと。乃木坂46にとっても、こういった形でのコラボレーションですごく良かったなと思っています。■乃木坂46に受かったのは奇跡だと思ってる(伊藤)坂部:そもそも、どうして乃木坂46に入ることになったの?伊藤:正直にいうとアイドルを目指していた訳じゃなかったんです。ただ今は、アイドルのお仕事もすごく楽しいんですけど。実は、乃木坂46はアイドル志望の子は少なかったと思います。坂部:えっ、それどういうこと?まったく意味がわからないんだけど。伊藤:なんでみんなが乃木坂46に出会ったかというとAKB48の公式ライバルを作るってことに惹かれたからなんだと思います。今でも、オーディションに受かったのは奇跡的だと思ってますけど(笑)私も一期生のオーディションで入る時、「新しいチームだし、なんだか楽しそうだな」っていう気持ちで乃木坂46に入りました。私自身、ずっと外れたものが好きだったし。坂部:王道に対する違う何かが乃木坂46っていうことだね。伊藤:乃木坂46のコンセプトは最初から決まっていた訳ではなかったと思います。だから、乃木坂46はいろんなことにチャレンジ出来るんだと思っています。「こういうメンバーが揃ったから清楚なイメージだね」とか。その積み重ねが、だんだん乃木坂46のスタイルになっていったんだと思ってます。■アイドルって、ちょっとファッションに似てる(坂部)坂部:アイドルって、ちょっとファッションに似ているんです。ファッションは洋服が見られるけど、人間そのものが見られるのがアイドル。人間としての魅力がその子にあるのはもちろんだけど、アイドル像もその時代ごとに変わっていきますよね。だから、「アイドルはこう」っていい切れるものはなくて、時代と共に崩れつつ進化していく。だからこそ、今の日本のアイドルカルチャーがあるのかなと。みんながイメージするアイドルが出てくるんじゃなくて、新しい人間が世に出来ていくような感覚がファッションとすごく似ているなと思います。ーー確かに正統派のアイドルっていうアイドルよりも、まだ見たことのなかったタイプのアイドルが次々に出てきていますね。坂部:ファッションショーでも、洋服がいいだけだと盛り上がりに欠けてしまうんです。そこに見たことのない人がモデルとして存在することで盛り上がる。やっぱり、人は人を見た時に一番熱狂するんですよね。だから、ファッションにおいても「次世代に生きる人の姿」をクリエーションで見せていかなくてはと思っています。だから、「人としての像を考える」という意味では、ファッションもアイドルも連動しているんです。伊藤:乃木坂46も関わるスタッフさんがクリエイティブなものが好きな人が集まっているから、曲もいわゆるアイドルっぽくない楽曲だったり、ミュージックビデオの撮り方にもすごく拘っているんですよね。結果として、それが乃木坂46の武器になっていると思っています。そういうクリエーターさんたちと乃木坂46の取組みの一つに「ファッション」というカテゴリーもあるというイメージでいます。■ファッションに出会ったのは、自分の武器を探していたから(伊藤)伊藤:坂部さんが山縣さんとディレクションされた「絶命展」、実は何度も見に行ってるんです。最初に見たのは高校3年生の時でした。その頃は乃木坂46に受かっていたし、自分の武器を探したくて、ファッションや趣味にすごく意欲的だった時期なんです。だから、展覧会も自分で調べて積極的に見ていました。そんな中で、そのタイトルとビジュアルが気になって「絶命展」を渋谷のパルコに友達と見に行きました。坂部:よく「絶命展」を見つけたね。伊藤:その頃の自分って、グループの中で自分がどうしたらいいか本当に悩んでいて。そんな中で出会った「絶命展」だったから、見つけられてラッキーだったと今でも思っています。「絶命展」では生身の人間を展示していたりとか、正直本当に意味がわからなくて。「これを説明して」っていわれても説明出来ないものしかなくて…。でも、そういうもの求めていた自分の思いと展示が合致して、勝手に舞い上がっていました。すごく理想的なものを見つけた!と思ったんです。ーーアイドルに求められるもの、期待されるものに対して、自分の何を見せていくかすごく悩む気持ちわかります。普通の女の子よりも、周囲からの期待が大きいというか、たくさんの目がある中で前に立たなくてはいけないから。伊藤:だから、その模索していた時期に「絶命展」を見られて良かったんです。その頃から、ファッションをはじめ、自分の好きなものを発信する場としてなくてはならない存在であるブログの内容が濃くなってきたんですよね。だから、「絶命展」に出会えてお礼をいいたいです。後編、乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華×坂部三樹郎・ジェンファン「少女の記憶とファッション」に続く。
2016年02月25日パルコは、若手デザイナー集団「東京ニューエイジ」が開催するファッションショー「東京ニューエイジ2016年S/Sコレクション メルセデスベンツファッションウィーク東京 公式スケジュール」を支援すると発表した。開催日時は10月12日 15:30~。開場は東京都・渋谷ヒカリエのヒカリエホールB。このたび開催される「東京ニューエイジ2016年S/Sコレクション メルセデスベンツファッションウィーク東京 公式スケジュール」は、「writtenafterwards」の山縣良和氏と「MIKIOSAKABE」の坂部三樹郎氏というふたりのデザイナーがプロデュースしたプロジェクト「東京ニューエイジ」が開催するもの。同プロジェクトは「日本の若手デザイナーの発掘と支援をし、世界で活躍する可能性のある若手デザイナーを日本から輩出していくための場所」になることを目的として作られ、ファッション業界のネットワーク提供や若手デザイナー同士の交流の場を設け、ファッションショーや展覧会、インスタレーションなどを開催している。今回の参加ブランドは、AKIKO AOKI/青木明子、KEISUKEYOSHIDA/吉田圭佑、kotohayokozawa/横澤琴葉、RYOTAMURAKAMI/村上亮太・村上千明、SoshiOtsuki/大月壮士。なお、東京ニューエイジをプロデュースした坂部三樹郎氏と山縣良和氏は、「次世代のデザイナーを全身全霊で信じて、奇跡を起こせるような発信の場がいまの日本には必要だと考えています。日本にはとても魅力的でユニークな 若い才能あるデザイナーがたくさんいます。ただそこにみんなで共有できる場がなかっただけだと思います。世界中の人を魅了する次世代の人間像を発信できる場にしていきたいです。」とコメントしている。一方、東京ニューエイジのメンバーは、「ファッションは人と出会った時に、心に直接なにかを伝える力があります。実際、私たち自身も様々なファッションと触れ合いながら様々な感情になってきました。次世代の発表の場としてはじまった東京ニューエイジが、 一人でも多くの方にファッションを体感していただける場となるよう頑張ります。」と述べている。
2015年09月17日文化人から愛された街、東京・神田で、アートプロジェクト「TRANS ARTS TOKYO 2015」が開催される。会期は10月9日から11月3日まで。2012年から始まり、今年で4回目となるこのアートプロジェクトは、東京・神田の“暫定的な”都市空間を舞台に、地域と文化の未来を試行することがテーマ。既存のビルや空間で、クロスジャンルなアートが楽しめることが魅力だ。今年は、旧東京電機大学跡地を拠点としつつ、より街に広がりコミュニティに根ざす様々なプロジェクトを進める。神田町かど発の「五十一八クリエイティブ・プロジェクト」は、神田錦町と神田小川町の境界を靖国通りに平行して東西に走 る“五十(ごとう)通り”と“一八(いっぱち)通り”沿いの周辺地域と、様々なジャンルのクリエイターの連携による継続的なアートプロジェクト。既存のビルや駐車場、店舗などで、クリエイターたちの展示やイベントを行う。また「アート縁日」では、神田最古の映画館と言われる南明座があった駐車場で、野外上映やアート屋台、東京芸大制作の山車の展示、LIVEパフォーマンスなどが行われ、クリエイターたちとともに縁日を楽しめる。写真家・池田晶紀による「池田晶紀ポートレイトプロジェクト2015」では、五十通りの人々に焦点を当て、このまちで生きる人々を撮影。モデルとなった人が“生きる場所”での展示を行う。その他、リトゥンアフターワーズのデザイナー山縣良和が創立し、現在はファッションデザイナー坂部三樹郎とともにディレクターをつとめる「ここのがっこう」の在校生、修了生による既成概念を揺さぶるファッション展「cocoten2015 by coconogacco」や、日本最大級のクラフトビールイベント「大江戸ビール祭り2015」、プロレスやインラインスケートなどのスポーツ体験ができる「神田スポーツ祭り2015」、旧東京電機大学跡地でキャンプをする「アーバンキャンプトーキョーホテル2015」なども開催。都市が持つ多様性を活用したクロスジャンルなアートが楽しめるTRANS ARTS TOKYO 2015で、新しい東京のクリエイティビティや魅力を体験しよう。【イベント情報】TRANS ARTS TOKYO 2015会期:10月9日~11月3日※プログラムによって開催日は異なる。会場(住所):五十通りエリア(東京都千代田区神田錦町2・3丁目、神田小川町3丁目)旧東京電機大学跡地(東京都千代田区神田錦町2-2 )NPC神田小川町パーキング(東京都千代田区神田小川町3-9-2)ワテラス(東京都千代田区神田淡路町2-101)アーツ千代田 3331(東京都千代田区神田6-11-14)カフェ&和酒 N3331マーチエキュート神田万世橋(東京都千代田区神田須田町1-25-4)
2015年09月08日東京都・渋谷のパルコミュージアムにて、亜洲中西屋(ASHU)が企画製作を行い、ファッションデザイナーの山縣良和氏(writtenafterwards)と坂部三樹郎氏(mikio sakabe)がプロデュースする展覧会「絶・絶命展~ファッションとの遭遇」が開催される。開催日程は3月19日~3月30日、開館時間は10:00 ~ 21:00(入場は閉場の30分前まで/最終日は18:00閉場)。入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料。同展は、第32回毎日ファッション大賞特別賞を受賞した企画展「絶命展~ファッションの秘境」の続編となるもの。プロデュースを行う山縣氏の「リトゥンアフターワーズ」および坂部氏の「ミキオサカベ」のほか、ジェニーファックス(ブランド)、中里周子氏、村上亮太氏、山下琴菜氏、青木明子氏、横澤琴葉氏、吉田圭佑氏、大月壮士氏、ダニエル・サンワルド氏(フォトグラファー)などが参加する。また、プロデューサーを務める山懸氏と坂部氏は、同展の開催に際し、「ファッションは生きものです。そして絶命することにより新たな生命となり次の時代の希望となります。その希望の光を創り出すヒントとなった絶命展を「絶する(=断ち切る)」ことで、僕たちはより大きな、より純粋な光を見てみたいと思いました。絶・絶命展はファッションの生命エネルギーそのものを体感する展覧会です」とのコメントを寄せている。なお、2013年10月に開催された「絶命展」は、多くの若手ファッションデザイナーが参加し、生身のモデルによる「生の日」、マネキンによる「死の日」の演出など、ほとんど毎日変化し続ける展示内容が話題となった。
2015年01月29日東京・渋谷のパルコミュージアムで「絶・絶命展―ファッションとの遭遇」が開催される。期間は3月19日から30日まで。この展覧会は13年に開催された「絶命展―ファッションと秘境」の続編に当たるもの。同展では生身のモデルによる“生の日”、マネキンによる“死の日”など、毎日変化する展示が話題となり、会場には連日多くの観客が詰めかけた。毎日ファッション大賞特別賞を受賞するなど、業界でも高い評価を受けている。「絶・絶命展―ファッションとの遭遇」は、「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」の山縣良和と、「ミキオサカベ」の坂部三樹郎がプロデュースを担当。更に、青木朋子、大月壮士、中里周子、村上亮太、山下琴菜、横澤琴葉、吉田圭佑、ダニエル・サンワルドなどの新鋭デザイナー、及びアーティストが参加を表明している。展覧会の開催にあたり、山縣良和は「ファッションは生きものです。そして絶命することにより新たな生命となり次の時代の希望となります。その希望の光を作り出すヒントとなった絶命展を『絶する(=断ち切る)』ことで、僕達はより大きな、より純粋な光を見てみたいと思いました。絶・絶命展はファッションの生命エネルギーそのものを体感する展覧会です」とコメントしている。【イベント情報】絶・絶命展―ファッションとの遭遇会場:パルコミュージアム住所:東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷パルコパート1 3階会期:3月19日から30日時間:10:00から21:00(最終日は18:00まで。入館は閉館の30分前まで)料金:一般500円学生400円休館日:月曜日(4月28日と5月5日は開館)、5月7日
2015年01月27日“ファッション”とは、一体何を指し示す言葉なのか。この答えは十人十色、いや、百人百様だろう。これまでの“ファッション”これからの“ファッション”の世界に生きる人達に、“ファッションって何だろう?”とシンプルな問いを投げ掛けてみたい。初回、この問いに答えるのは、デザイナー山縣良和。1980年鳥取県に生まれ、2005年にはセントラル・セント・マーチンズ美術大学ファッションデザイン学科ウィメンズウエアコースを首席で卒業。ジョン・ガリアーノのアシスタントを務めた後帰国し、2007年4月自身のブランド「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」を立ち上げた。2013年には坂部三樹郎と共に「絶命展」をプロデュース。デザイナーとしての活動の他、ファッション表現を学ぶ場として「ここの学校」を主宰している。ファッションの包含する範囲の広さを示すような、特異なクリエーションを行うデザイナーの1人。ランウエイや雑誌の中にあるファッションの華やかな一面ではない、新たなファッションの在り方をみせる山縣にとってのファッションとは、何だろうか。――初めて“ファッション”という存在を意識したのはいつ?初めは、自分を着飾るというところから興味を持ちました。中学生の頃です。異性が気になるような感覚と同じで、少しずつファッションを意識し初めました。ファッションについて深く考えるようになったのは、鷲田清一さんの本を読んだ時です。こんなにファッションは深いんだと感じて、これだったら自分が一生仕事に出来るかもと思いました。そこからどんどんのめり込んでいったんです。――ファッションには、日常的に身に着けられる洋服(リアルクローズ)と、クリエーションとしての洋服があり、そこには乖離があります。そのバランスをどうとられますか。バランスよく設定するのは苦手で、ここ何年かはクリエーションに特化した部分で勝負してきました。でも、徐々に自分なりの両立の仕方ができるのでは、と思い始めているのが今。リアルな部分での服にも挑戦していきたいと思っています。――なにかリアルクローズを作りはじめるきっかけがあったのでしょうか。2012年に「七福神」というショーをしました。時間も掛けましたし、精神的にもすごく集中してつくったショーで、出来るのに出してこなかったもやもやした自分を出し切りました。そのショーのお陰で、いろんな人間関係が生まれ、自分の中でも視点が広がったり、納得がいった部分がありました。だから、今ならもう少し精神的にもバランスをとってリアルな服づくりができるかなと。――山縣さんが手掛けるのは、世の中の人が思うファッション像に疑問を投げ掛けるようなクリエーションです。そのような問いを続けるのはなぜでしょう。世間で無しでしょと言われているものに対して、本当にそうなのかと考えてしまう。そういう部分を表現したい欲求があるし、題材にしたくなる。それが、自分の物づくりのエネルギーにもなっています。――その、エネルギーはどこからくるのですか。最初は自分のコンプレックスで、劣等感やバカにされたくないという思いだったと思います。それは最初のスイッチで、軽いアクセル。そこからは、のめり込んだら止まらないという僕の特徴なのか、どんどんファッションの深さと特異性に引き込まれました。そこからはファッションなめんなよ!みたいな気持ちが出てきたり(笑)。ファッションってこれだけ素敵なんだとすごく言いたくなって、それがエネルギーになっていますね。2/2に続く。
2014年03月14日昨年3月誕生した、伊勢丹新宿店本館2階「TOKYO解放区」は1周年を記念して、“ジェンダーレス”をテーマに「ミキオサカベ(MIKIOSAKABE)」をクローズアップしたイベント「un-gender@TOKYO解放区 by MIKIOSAKABE」を3月5日から18日まで開催する。男性がフェミニンな服に身を包み、女性がマニッシュな装いをするなど美の基準が多様化するこの時代に、「人間としての魅力を表現するファッション」をテーマに、ジェンダーにとらわれない自由な価値観や、性差を超えた美しさを提案するという。秋葉原のオタクや原宿のロリータなど、サブカルチャー要素を取り入れながら、いち早くジェンダーレスなコレクションを展開してきた「MIKIOSAKABE」。イベントでは、14SSコレクションをフルラインアップで紹介する他、伊勢丹別注アイテムを用意。更に、14AWのプレラインが、伊勢丹完全別注で登場する。同ブランドがプレシーズンアイテムを発表するのは今回が初。また、イベントに先駆けて5人組バンド「サグ(SuG)」のフロントマン・武瑠(タケル)をモデルに迎え、写真家・森栄喜が“ジェンダーレス”を表現したメインビジュアルが発表されている。会場では、コサージュ雑貨などがそろう他、漫画家・中村明日美子の作品『同級生』とのコラボレーションラインや中村の作品、森の写真集なども展示・販売される。3月8日16時から17時には、デザイナー・坂部三樹郎と“もふくちゃん”こと福嶋麻衣子によるトークイベントを開催。日本におけるジェンダーレスとボーイズラブ(通称BL)、アートとサブカルチャーの関連性をテーマにトークが展開される。(c)model:武瑠(SuG)、 photo:森 栄喜、hair/make:SHISEIDO、Styling:MIKIOSAKABE(all garments by MIKIOSAKABE)
2014年03月02日