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シンガーソングライター・堂本剛が、1月14日(火)25時からの生放送『.ENDRECHERI./堂本剛のオールナイトニッポン』でパーソナリティを務めることを発表した。昨年は全国ツアー『.ENDRECHERI. LIVE TOUR 2024「RE」』を開催。12月には新曲「Machi….」をリリース、2025年は2月にバレンタインイベントの開催が決定しているほか、ミニ・アルバム『END RE』のリリースも予定されるなど様々な活動が話題を呼んでいるシンガーソングライター・堂本剛が『オールナイトニッポン』のパーソナリティを担当。.ENDRECHERI.からファンクを軸にしたジャンルレスな音楽を発言し続けている堂本剛がどんな2時間の生放送を作りあげるのか。番組は、1月14日(火)25時から生放送。<番組概要>ニッポン放送『.ENDRECHERI./堂本剛のオールナイトニッポン』1月14日(火) 25:00~27:00 (1月15日(水) 午前1:00〜3:00)■パーソナリティ .ENDRECHERI./堂本剛■メールアドレス end@allnightnippon.com■番組公式X @Ann_Since1967■番組ハッシュタグ #堂本剛ANNこの番組はradikoのタイムフリー機能で放送1週間後まで聴取可能
2025年01月07日日経BPの月刊誌『日経エンタテインメント!』で堂本光一が2013年から連載してきたコラム「エンタテイナーの条件」が、約8年分を再編集して書籍化されることが発表された。書籍は2巻構成となり、第2巻『エンタテイナーの条件2』と、第3巻『エンタテイナーの条件3』が2025年2月22日に同時発行される。コラムは大きく「舞台制作」に関するものと、「音楽活動」「エンタメと社会」にまつわるものに分類。前者は第2巻にあたる「エンタテイナーの条件2」に44本を収録。後者は第3巻の「エンタテイナーの条件3」に46本収録されている。編集部だけが撮った舞台裏写真をはじめ、毎号掲載されてきたグラビアショットのハイライトなど、写真ページも各巻70ページを超える大ボリューム。グラビアから選ばれたフォトカードセット(各巻で別絵柄の3枚組)も付いた盛りだくさんな内容だ。「エンタテイナーの条件2」では、25年間上演してきた舞台『Endless SHOCK』の作り方について、「和太鼓」「イリュージョン」「音作り」など、テーマごとにポイントを解説。同作は通算上演回数2128回という「国内演劇における単独主演記録」を更新して24年11月、その長い歴史に幕を下ろしたが、堂本の言葉からは、なぜマンネリにならなかったかが分かる。また、佐藤勝利、渡辺翔太、森本慎太郎、多くのジュニアといった、近年増えている後輩との仕事を通して得た気づきも。「エンタテイナーの条件3」は、KinKi Kidsやソロでの音楽活動を通しての出会いや発見、戸惑い、反省点など。数々の困難に対する“思考のポジティブ変換”は、ビジネスシーンで参考になる発想も多く、編集部に届く声には「職場の対人関係やモチベーションアップに役に立った」というものが少なくないという。堂本は、働き方改革といった社会問題と作品づくりの相性の悪さなどについても具体的に吐露。1エンタメ人として抱く葛藤を冷静かつ率直な視点で明かしている。さらに、吉田拓郎、少年隊、長瀬智也ら、自身にとってかけがえのない人物に対する思いも。「時の経過と共に、僕自身の価値観や考えも変わった」という堂本。そうした心境の変化も合わせ、貴重な活動記録となっている。
2024年12月24日俳優でありアーティストの堂本光一が3日、自身のInstagramを更新した。【画像】堂本光一がSHOCK2024を乗り越えた大家族の集合写真を投稿投稿では「FNS歌謡祭2024 第一夜」に「SHOCKカンパニー」として出演することを報告し、主要キャストが勢揃いすることを告知した。豪華な4ショットも掲載。特別演出による一夜限りのパフォーマンスに注目が集まっている。今回の出演には、ライバル役の上田竜也、中山優馬、佐藤勝利、さらにオーナー役の前田美波里、島田歌穂といった豪華メンバーが名を連ねている。堂本光一を中心に「Endless SHOCK」の世界観がテレビで再現される貴重な機会となりそうである。ファンからは「これ以上の組み合わせはない!」「テレビ越しでもSHOCKの魂を感じたい」「光一さんの世界観が最高すぎる!」と期待の声が殺到中。一夜限りの奇跡の舞台がどんな感動を生むのか、放送への関心が高まるばかりである。 この投稿をInstagramで見る Koichi Domoto(@koichi.domoto_kd_51)がシェアした投稿 ファンからは「これ以上の組み合わせはない!」「テレビ越しでもSHOCKの魂を感じたい」「光一さんの世界観が最高すぎる!」と期待の声が殺到中。一夜限りの奇跡の舞台がどんな感動を生むのか、放送への関心が高まるばかりである。
2024年12月04日堂本光一が作・構成・演出・主演を務めるミュージカル『Endless SHOCK』が11月29日、東京・帝国劇場で大千穐楽を迎えた。2000年、堂本が当時21歳の時に始まった『SHOCK』シリーズは24年間で全2128回上演、全日程即日完売。今年5月には『放浪記』の森光子が保持していた記録を上回り、堂本が日本演劇界の「単独主演記録1位」に輝いた。しかしながら本シリーズは、帝国劇場建替えに伴う休館とともに今年の上演をもって終了が決定。日本演劇史に残るメガヒットミュージカルは、帝国劇場に足を運んだファンのみならず、全国47都道府県100館7万人がライブビューイングで見守る中、24年の幕を下ろした。24年間“究極体”を演じ続ける苦難鳴りやまない熱い拍手の中始まったカーテンコールでは、この日のキャストに加え、春の帝国劇場公演、夏の大阪・福岡公演に出演していたキャストも大集結。まず堂本が「2000年、当時の自分は21歳でただの若造でしたが、帝劇という場所に立たせていただき、24年間毎年この景色を見せていただけたこと、心より感謝を申し上げたいです」と御礼を。続けて集まった共演者たちに「最後の最後にこうして集まってくれたことを嬉しく思います」と笑顔を向ける。<光ちゃん お疲れ様でした!>と垂れ幕に書かれたくす玉を割り、今年の上演回数142公演にちなんだ142本の赤いバラの花束を贈呈されるセレモニーでも目に涙はなく、終始清々しい笑顔の堂本。その表情からは、自分の届けたステージに対する自信と満足が見てとれる。『SHOCK』はNY・ブロードウェイを舞台に、主人公コウイチを中心とする若きエンターテイナーたちが成功を目指す中で友情や恋、嫉妬や葛藤を交錯させていく物語。コウイチはその名のとおり堂本を彷彿とさせる役であるが、その分本人は苦悩も多くあった様子。「24年間、コウイチという、ステージに立つ人間としての究極形を描いてきた。時を経てコウイチにも弱い部分がたくさんあるというところを芝居で描くようにしていったのですが、でもやっぱり、彼は究極体なんです。その究極体を演じるという、辛い24年でした。……だって俺、全然究極じゃないんだもん!」と堂本。しかしながら「自分自身が役に負けないでステージに立つために何ができるか。自分には技術はそんなにはない。その分できることは“気持ち”しかないんです。その気持ちをずっと維持し続けるというのは、これは頑張りました!」と胸を張り、これには場内からも大きな大きな拍手が。カーテンコールでは、共演者からも挨拶が。ライバル役を演じた上田竜也は「『SHOCK』はエンターテインメントについてすごく考える場所だった。特にコロナ禍で公演が中止になり、エンターテインメントとは何だろう、お客さんやファンの方に喜んでもらえることって何だろうともう一度深く考えさせられた。そして今、この場所に立っていられることに感謝したい」としみじみと語り、同じくライバル役を今年4・5月の帝劇公演と9月の博多座公演で務めた佐藤勝利は「本当に『SHOCK』にエンタメのすべてを教わり、光一くんの背中を見て育ち、光一くんの背中を追いかけた。『SHOCK』に育てていただきました。そういう後輩がたくさんいると思う。今日で『Endless SHOCK』はラストですが、その思いはずっと響き続けるし、そういう意味で『Endless SHOCK』は終わらないと思う。光一くんから教わったものを大事にこれからも進んでいきたい」と感謝を述べ、「光一くんに何と言うのが正解かなと思いましたが、お祝いの言葉で僕は締めたい。光一くん、本当におめでとうございます」と伝えた。それぞれの“SHOCK愛”と“光一愛”『SHOCK』を支え、また『SHOCK』がグループ結成のきっかけとなったふぉ~ゆ~は、いつものようにじゃれ合って場を和ませながら、口々に“SHOCK愛”と“光一愛”を。「19歳から出演し、今38歳。人生の半分以上関わっています。この『SHOCK』がなかったらふぉ~ゆ~は生まれていなかったので、僕たちにとって大事な作品で、やっぱり寂しいです」(越岡裕貴)、「オープニングから思い出だらけで、今日は本当に嫌でした……。光一くんは“千秋楽だろうが初日だろうが関係なくいつも通り”と言いますが、今日はちょっと無理でした。でも光一くんも良くない! 6回転フライングの前に「ああ、最後の6回転フライングか……」って言いましたよね、そんな姿を後輩が見たらどんな気持ちになるか! 劇中のセリフの一つひとつが『SHOCK』の歴史と重なるようでした。僕の人生の中で『Endless SHOCK』は間違いなくトップチャート一位です!」(福田悠太)、「思い返すとたくさんの思い出がある。光一くんと見た景色を思い返して幸せだったなと思うし、自分の原点だなと思いました。僕らは光一くんが笑っているのがめちゃくちゃ好きなんですよ。光一くんの背中を特等席で見ることができていつも本当に幸せでした」(辰巳雄大)、「開演前の“気合い入れ”から涙腺(が崩壊するの)をこらえていました……。でも全ての終わりは全ての始まり。このあと僕はまた始まります!」(松崎祐介)。パーカッショニストで2005年から本作に出演している石川直も「20代でアメリカから帰ってきた、ドラムを叩くだけの野郎をこんな場所に呼んでいただいて、しかも長年使っていただいた。帝国劇場という素晴らしい場所でパフォーマンスできたこと、多くの方に見ていただけたこと、とても光栄でした」と感謝を語る。リカ役をWキャストで演じた綺崎愛理も「光一さんを今後も追いかけていきたいし、ここで経験させていただいたすべてのことに感謝します」と話した。また同じくリカ役の中村麗乃が「『SHOCK』は私の夢をふたつ叶えてくれた、とても大事な作品。(その夢とは)今の帝国劇場に立つということと、憧れていた女優さんが演じられていた役をやりたいという思いがあったので……」と話したところで、堂本が「神田沙也加さんのことだよね。リカ役をやってくれていたからね」と優しく合いの手を。中村は涙をこらえながら「どう言葉にしていいのかわかりませんが……本当にありがとうございます」と話した。2024年公演皆勤賞の松尾龍は「『この場所から始まったんだいつか必ず夢をかなえよう』という歌詞が自分にハマってしまって毎日(泣きそうになって)ヤバいんです。今日はあまり聞かないようにしました」と思い入れを語り、17歳の松浦銀志は様々な先輩に謝辞を述べながら感極まって言葉を詰まらせる。また、この日のステージには立っていなかったが今年の『SHOCK』に出演していたメンバーも、「寂しさと、(堂本には)今すぐにでも人間ドックに行ってください、身体を休めてほしいという気持ちと……。でも本当に貴重な経験をさせていただいた。僕の心に残り続けると思います」(原嘉孝)、「皆さんに何かを届けることの姿勢を、本当に一から勉強させていただいた。今後の光一くんの“動向”に注目したい、楽しみにしています」(寺西拓人)、「今日初めて、自分が出ていたシーンを舞台袖から見ました。スタッフさんやアンサンブルさんが1シーン終わるごとに歓声をあげていて、みんなが『SHOCK』を愛している気持ちが溢れていた。袖で泣きました。僕も大好きな作品です。明日からも(脳内で)ひとり『SHOCK』を続けていきたいです」(林翔太)、「カンパニーの一員としてステージに立てたことを光栄に思います。あと僕、帝国劇場に立ったことがなくて、今日(このカーテンコール)が初めてです(笑)、ありがとうございます」(室龍太)、「僕は先に博多公演で終わりましたが、東京公演が終わるまで終わった感じがしないなと思ったら、今日になってもまだ終わった気がしない。また出たいなという気持ちが沸き上がっちゃう。この作品をすごく愛していたんだなと実感しています」(高田翔)と、それぞれ挨拶をした。『SHOCK』はずっと生き続けていくオーナー役を演じた島田歌穂は「素晴らしい記録を成し遂げた作品の最後の3年間に携わらせていただいたことは人生の宝物です。命を削りながらその背中を見せてくださった光一さんの姿は生涯忘れません」と思いを語る。前田美波里は「2013年に母親役で出演し、その後オーナー役を演じました。本当に色々な思い出があります。今日は泣くまいと思っていましたがラストショーで日舞を踊りながら涙が止まらなくなってしまった。この作品がなくなってしまうことはものすごく!寂しい。多くの皆さんに感動していただけるこの作品に、11年出演させていただいたことは、人生の宝物です。光一さんありがとうございました。どうぞこの作品を超えるいい作品をまた作ってください」とファンの心を代弁するかのようなリクエストを。その言葉を受けるかのように、堂本も「本当に思い残すことは何もないし、全部やりきった。だけど『SHOCK』においてはまだ何かやれることもあるから、何らかの形を考えていけたら」と今後の展開を匂わすコメントを。「ずっと積み重ねてきた公演なので、これを超える作品をポンと作るのはなかなか大変。(帝劇がなくなるから)SHOCK専用劇場でも作ってやれればいいけれど……誰か融資してくれるかな!?」と冗談めかして語るも、何らかの形で続けたい意志はあるようで「今のメンバーで(スピンオフの)『Endless SHOCK -Eternal-』も観たい、大阪公演に出ていた(中山)優馬の『-Eternal-』も観たい。まだまだ本当はやれることがある。自分がコウイチ役を演じることはもうないかもしれませんが、もちろん誰かに受け継いでもらえたら嬉しい」と話す。重ねて、「自分としてはエンタメを卒業するわけではないので、ここから次のキャリアでも、皆さんに喜んでいただけるものを発信していきたい。それは楽しみにしていて欲しい。それにしても舞台は儚いものですね。その時観たものが終わると、それは自分の記憶で留めておくしかない。それが舞台の良さでもあります。でも『-Eternal-』に「思い続ければきっとそこにいるんじゃないか」というセリフがありますが、コウイチという人物も、この『SHOCK』のカンパニーも、ストーリーも、今日観た皆さんの心の中にあって、思い続けてもらえる作品になってくれたら、『SHOCK』はずっと生き続けていくと思うので、ぜひ、思い浮かべてもらえたら嬉しいです。これだけの作品に成長させてくださったことを、心より感謝申し上げたいです」と堂本が伝え、1時間超のカーテンコールは終了となった。共演者たちに胴上げされる堂本光一カーテンコールの幕が下りたあと、鳴りやまぬ拍手にこたえキャストたちが再度登場。共演者たちが堂本を讃えるように胴上げをした。「『SHOCK』がこれだけ愛されるものになるとは自分も想像していませんでした。自分にとってはエンターテインメントはとても大事なもの。人の命を救うこともある、と言われたことも。それをしっかり受け止めて、これからも発信させていきたい。これからも僕を支えてくれたら」と堂本。24年続いた『SHOCK』は堂本の清々しい笑顔とともにピリオドを打ったが、寂しさだけでなく、幸せな温かさと、「この先」への期待も残していった。「永遠」であってほしい堂本光一囲み取材レポート公演終了後、堂本による囲み取材も行われた。以下、その一問一答。――改めて今の気持ちは。少し泣きましたか?いや! 全然泣いてないです。お芝居で涙を流すというのはありましたが。泣いてほしかったですか(笑)? それよりも本当にやり切った気持ち。背負ったものを下ろせるのかなと思ったのですが……。「ああ、下ろせた」と思ったんですよ。思ったのですが、余計にもっと重たいものがのしかかったような気もします。――それは何ですか?わからない(笑)。客席を見ていても、ありがたいことに僕が作るエンターテインメントをみんなが欲してくださっているような空気を感じました。共演者の方からもそんな空気があったので。荷を下ろそうとしたら余計のしかかってきたなって。――“光一さんの動向”とおっしゃっていましたね。でも『SHOCK』は幕を下ろしましたが、自分は舞台に立つことをやめるわけでもないし、いつも通り活動していきますので。――新しい作品の構想は。まだそこまでには至っていないです。――『SHOCK』の後継者は……。現れないですかね……。僕も『SHOCK』を見たい! それは夢でもあります。自分で積み上げて作ってきたものを、自分じゃないにしても表から見るっていうのは夢です。そうなるといいなと思いますけど。――ただ、光一さん以上のフライングをする人はいないのでは。まあ、現れないでしょうね(笑)。冗談です。記録にしても何にしても、破られるためにある。僕としても破ってほしい。でも世の中には素敵なエンターテインメントがたくさんあるので、『SHOCK』を観て、ミュージカルというエンタメに興味を持ったという方も中にはいらっしゃるでしょうし、そういう方がいるというのは自分としてはとても嬉しい。自分も色々なことにチャレンジしていきたいし、お客さまがあれだけ幸せな顔をしてくれるエンタメは、舞台以外にないんじゃないかな。そう思えるくらい素敵な空間なんです。それを今後も続けていけたらなという思いはあります。――『SHOCK』の専用劇場を作りたいという言葉もありましたが。アハハ(笑)! わからないですけど。帝劇が改装に入っていなかったら、多分来年もやっていた……やらせていただきたいと思っていたはず。でも帝劇が休館すると聞いた数年前から、自分の中では「だったら2024年がラストになるな」と思っていました。だから突然決めたわけじゃないですし、色々な思いを積み上げた中で今があるので、本当に「やり遂げた」という気持ちです。専用劇場があったらねー……。1日2回公演がなければ毎日でもできるのですが(笑)。――『SHOCK』のセリフの中で好きなものを教えてください。『-Eternal-』の方にあるセリフですが、実は本編の方もその思いは大事で、ずっと宿っているようなセリフがある。それは「思い続ければ、いつでもそこにいる」。これは色んな場面に当てはめることができると思うんです。いなくなってしまった人を思うこともあるだろうし、こういう舞台にも言える。舞台って儚いもので、生で観たものは自分の思いとして記憶させておかなければいけない。でもその“思い”が人を強くするのだとも思います。「Show must go on」などショービジネスの世界で大事な台詞もありますが、実はそこよりもこの「思い続ければ、いつでもそこにいる」、そういうものを常に大事にしてきました。その“思い”がないと、舞台は成り立たない。共演者、スタッフ、思いの繋がりなんですよね。そしてお客さまがたくさんの思いを客席からステージに届けてくれる。思いの集合体が舞台の世界。これは人生にも当てはめることができるのかなと思っています。――24年間で印象に残っているシーンは。ありすぎちゃって……。自分は『SHOCK』ですべてを経験させていただいたと思っているんです。僕は今45歳ですが、これから先、『SHOCK』で経験した以上にもっと刺激的なことや多くのことが人生で起こるのだろうかと考えると、多分ないと思うんです。……あるかもしれないけど(笑)。あってはならない事故もありました。天災もあったし、地震もあった。コロナ禍もあった。色々なことが『SHOCK』の期間中にあった。その都度、エンターテインメントを届けるためにはどうしたらいいのかと考えてきました。逆にこれ以上のことはもう起こってくれるな、と思います。だけど、ここで学んだことは今後の人生で絶対に生きてくる。誇らしげにいうのもおかしいことかもしれませんが、自分の体調や都合で一度もストップさせなかったんですよ。怪我やしんどいこともたくさんありました。今の時代では幕を開けないことがあるのも当然(という意識に変化してきている)だし、今だったら止められちゃうようなこともありましたが、強行突破でもやれたことが、自分は幸せでした。すべてを経験させていただきました。――最後に、光一さんにとって『SHOCK』とは。いや、難しいな……。『SHOCK』は……今後にも期待を込めて「永遠」であってほしいです。永遠にさせなきゃな。自分も努力しなきゃいけないと思いますが、自分が立つ・立たないにしても、これからも永遠にこの思いは持ちながら生き続けることになると思います。取材・文・撮影:平野祥恵<公演情報>『Endless SHOCK』作・構成・演出・主演:堂本光一【東京4・5月公演】※『Endless SHOCK』『Endless SHOCK Eternal』同時上演2024年4月11日(木)~5月31日(金) ※公演終了会場:帝国劇場出演:佐藤勝利越岡裕貴、松崎祐介、高田翔、寺西拓人、松尾龍、尾崎龍星、石川直、中村麗乃前田美波里・島田歌穂(Wキャスト)【大阪公演】2024年7月26日(金)〜8月18日(日) ※公演終了会場:梅田芸術劇場メインホール出演:中山優馬林翔太、室龍太、高田翔、原嘉孝、松尾龍、尾崎龍星、綺咲愛里島田歌穂【福岡公演】2024年9月1日(日)~9月29日(日) ※公演終了会場:博多座出演:佐藤勝利福田悠太、辰巳雄大、室龍太、高田翔、松尾龍、尾崎龍星、綺咲愛里前田美波里【東京11月公演】2024年11月8日(金)~11月29日(金)※公演終了会場:帝国劇場出演:上田竜也福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、松尾龍、松浦銀志、石川直、綺咲愛里・中村麗乃(Wキャスト)前田美波里
2024年12月02日KinKi Kidsの堂本光一が1日に自身のインスタグラムを更新した。【画像】なかやまきんに君、オールナイトニッポン0 10周年武道館ライブに出演でファンも大喜び「私は階段の上。皆階段の後ろで各々スタンバイ準備する様をいつも見ていました。開幕直前のルーティンも皆それぞれ、自分はいつも今日はできるのか?乗り越えられるのか?怯えていました。」と、自身が主演、演出を務めるSHOCK出演者の心境を語った。堂本が撮影した集合写真では全員が思い思いのポーズをとり、和気あいあいとした雰囲気が伝わる。「全員が同じ時間に目標を定め準備をして動き、容赦なく幕が上がり幕が上がればストーリーの中で全員が生きている。この感覚が舞台にしかないたまらない瞬間です。」と出演者目線での舞台の魅力を語り、締めくくった。 この投稿をInstagramで見る Koichi Domoto(@koichi.domoto_kd_51)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいね!が寄せられている。
2024年12月02日堂本光一が作・構成・演出・主演を務める『Endless SHOCK』。エンターテインメントに命を懸ける若者たちの情熱と青春、エンターテインメントの華やかさと厳しさを描いた伝統の舞台が、11月8日、東京・日比谷の帝国劇場で開幕した。2000年11月の初演(『MILLENNIUM SHOCK』)以来、堂本光一の国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けてきた「SHOCK」シリーズは2024年がラストイヤー。4月と5月に帝国劇場で本編とスピンオフの『Endless SHOCK Eternal』を、7月と8月に大阪・梅田芸術劇場、9月に福岡・博多座で本編を上演。そして、来年2月に改装に入る現帝国劇場で、24年もの大ロングランとなった「SHOCK」はついに幕を閉じる。オーケストラピットのコンダクターが、指揮棒を振ると「Overture」がスタート。そして幕が上がると全キャストによる「CONTINUE -prologue-」に。華やかできらびやかなステージで、夢はずっと続くのだ、果てしない道の向こうにもきっと行けるのだと高らかに歌い踊るこのオープニングで、いよいよ「SHOCK」の世界にいざなわれる。舞台はニューヨーク、オフブロードウェイ。小さな劇場ながらも人気公演を牽引する若きスター、コウイチ(堂本光一)は仲間たちと日々、夢を追いかけている。「NEW HORIZON」に乗せて、名物のひとつであるフライング(美しい!)や、宙に浮く赤い車を使った派手な演出など、華やかな“ショー”が大成功で終わると、早速、カンパニーの仲間たちは次の公演に向けて高揚感を抑えられない。久々に全員揃っての出演となったふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)の抜群の安定感と安心感、バレエをベースにしたダンスで魅了する松尾龍(SpeciaL)の優雅さ、急遽、出演が決まった松浦銀志(Go!Go!kids)の初々しさと清らかさ。そして誰が演じるかでガラリと雰囲気が変わるライバル役は、強さと雄々しさをまとった上田竜也(KAT-TUN)。のちに取り返しのつかない悲劇を引き起こす、熱く燃えたぎった激情は上田ならではのものだろう。この日のヒロイン・リカを演じる綺咲愛里は可憐でありながら、どこか凛とした魅力を、リカの母であり、コウイチたちの劇場のオーナーは「SHOCK」には欠かせない前田美波里はさすがの貫禄だ。あるとき、コウイチにオンブロードウェイへの誘いが来るが、これをきっかけにカンパニーに亀裂が生じてしまう。中でもタツヤは本番中のトラブルをきっかけに、コウイチの剣をわざと真剣にすり替え、“Show must go on”(何があってもショーは続けなくてはならない)を信念としているコウイチを挑発する――。この1幕のクライマックスでは、壮絶な殺陣と、鬼気迫るコウイチと、動揺と焦燥が渦巻くタツヤの一騎打ち、そして「SHOCK」名物、堂本の階段落ちと、息を飲む圧巻シーンの連続だ。2幕ではタツヤの後悔と苦悩、コウイチが教えてくれたエンターテインメントの神髄を噛みしめる仲間たちによるストーリーが展開しつつ、堂本と上田が魅せるショーが中心に。堂本は腕の筋肉で支える布を使用したフライングや、2階に降り立つフライングではハシゴを使用し、度肝を抜くパフォーマンス。体幹の良さを感じさせる多種多様なフライングで、帝国劇場の宙をこんなにも自在に美しく舞えるのは堂本光一だけだろう。上田も扇子や傘といった和テイストを用い、セクシーさと力強さが融合したパフォーマンス。和太鼓パフォーマンスでは、堂本と上田が互いの顔を見ながら、ハイタッチのごとくバチを合わせてから、太鼓をたたき始める。時折笑顔があふれるなど、楽しそうなふたりに胸がアツくなる。こうしてコウイチとタツヤのわだかまりが解け、1度はバラバラになったカンパニーも再びひとつになる。コウイチは仲間がいたからこそ走り続けられたこと、人はひとりでは生きていけないこと、そして“Show must go on”の精神を改めて確かめるように、カンパニー全体で「CONTINUE」を歌って大団円を迎えた。カーテンコールでは、堂本がコレオグラファ―として本シリーズの振付をしたトラヴィス・ペイン、ステイシー・ウォーカーがアメリカから駆け付けていることを明かし、「おふたりから振付をもらうことによって、この作品を上演すること、このステージに立つことについて自信をもらった」と謝意を述べた。ライフワークとも言える「SHOCK」は、今回が現帝国劇場での最後の公演となるものの、“Show must go on”の堂本光一だからこそ、これからもエンターテインメントを追求し続けるだろう。取材・文:熊谷真由子撮影:平野祥恵★『Endless SHOCK』開幕会見レポートは こちら()<公演情報>『Endless SHOCK』作・構成・演出・主演:堂本光一【東京11月公演】2024年11月8日(金)~11月29日(金)会場:帝国劇場出演:上田竜也福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、松尾龍、松浦銀志、石川直、綺咲愛里・中村麗乃(Wキャスト)前田美波里※11月公演に出演を予定していた尾崎龍星は、体調不良のため休演。代わって松浦銀志が出演。【東京4・5月公演】※『Endless SHOCK』『Endless SHOCK Eternal』同時上演2024年4月11日(木)~5月31日(金) ※公演終了会場:帝国劇場出演:佐藤勝利越岡裕貴、松崎祐介、高田翔、寺西拓人、松尾龍、尾崎龍星、石川直、中村麗乃前田美波里・島田歌穂(Wキャスト)【大阪公演】2024年7月26日(金)〜8月18日(日) ※公演終了会場:梅田芸術劇場メインホール出演:中山優馬林翔太、室龍太、高田翔、原嘉孝、松尾龍、尾崎龍星、綺咲愛里島田歌穂【福岡公演】2024年9月1日(日)~9月29日(日) ※公演終了会場:博多座出演:佐藤勝利福田悠太、辰巳雄大、室龍太、高田翔、松尾龍、尾崎龍星、綺咲愛里前田美波里公式サイト
2024年11月14日堂本光一が主演と作・構成・演出を手がける『Endless SHOCK』のファイナル公演が11月8日、東京・帝国劇場で開幕した。堂本が21歳より24年間毎年上演し続けて、全日程即日完売してきた大人気のオリジナルミュージカル。同日、ゲネプロ(最終舞台稽古)と会見が行われた。4月から始まった2024年ツアーもついにファイナル公演を迎える2000年11月の『MILLENNIUM SHOCK』から始まった『SHOCK』シリーズは、NYを舞台に、エンターテイナーのコウイチとその仲間たちが“Show must go on”という言葉の意味を問い続け駆け抜ける姿を描く物語。2005年には『Endless SHOCK』というタイトルになり、脚本・演出にも堂本が関与。このシリーズで堂本が積み上げている代役なし・単独主演記録2100回という数字は、国内演劇においてダントツの一位だ。だが『SHOCK』がホームグラウンドとして使用してきた帝国劇場が来年2月より建替えのため休館になることもあり、当シリーズも今年の公演をもって幕を閉じることが決定。4・5月の同所から始まった今期ツアーも、この11月の帝国劇場公演がラストとなる。『Endless SHOCK』ファイナル公演ゲネプロのカーテンコールにて行われた開幕記念会見より堂本も「地方公演を経て帝劇に戻ってきました。地方公演をやっている最中は、まだ最後ということをまったく意識できずにいたし、それで良かったのだと思いますが、帝劇に戻ってきたら、稽古をしていても『この稽古場も最後なんだ』、小屋入りしてからも『この場当たりも最後なんだ』と、一つひとつ、ひしひしと最後を感じてきています」と少々しんみり。とはいえ「僕にとっては、初日も中日も千秋楽も関係ない。いつも通り、ひとつの公演にかけていく。その時にしか観られない方のために全力を尽くしていきたい」という、堂本らしい言葉も。前田美波里一方でまわりの人々は“ラスト公演”を意識しているようで「やっぱり(最後の)11月が来てしまったんですね……。切ない思いでいっぱいです」話すのは共演の前田美波里。堂本との共演で思い出深いことを問われ「一緒に踊れること。この年齢になっても、こんな素敵な王子さまと毎日踊れるんですよ!」と笑顔で語ったところで、堂本から「もうすぐ僕、46歳なのに王子ですか? 早く王様になりたいです(笑)」との返しが。しかし前田は「王様は、『SHOCK』を卒業してからにしてください、まだ王子でいて、私のために!」とリクエスト。カンパニーのあたたかい雰囲気も垣間見られた瞬間だった。前田美波里から「まだ王子でいて」と懇願される堂本光一帝劇ファイナル公演で堂本光一演じる主演の幼なじみであり、ライバルとなっていく役を務める上田竜也(左)前田美波里演じるオーナーの娘リカ役をWキャストで演じる中村麗乃(左/乃木坂46)と綺咲愛里(右)作品が掲げる“Show must go on”というテーマも、震災やコロナ禍なども経て、24年の間で大きく意味合いが変わっていった。改めてこの言葉の意義を問われると、堂本は「時代とともに、この言葉も受け取る側にとって変わっていく部分もたくさんあった。ストーリーの中で、ライバル役のタツヤが『コウイチは消えることを知りながらも走り続けている』と言います。何のために走り続けるのか。『SHOCK』も今月で最後ですが、たぶん千秋楽まで「もっとこうしよう、もっと良くしていこう」とやっていくのだと思う。それは何のためなのか……、やっぱり幕が開いたらそこにお客さまがいる。振り返ればこんなにも素晴らしい仲間たちがいて、オーケストラピットには素晴らしい音楽家の皆さんがいて、袖にはたくさんのスタッフがいる。その皆さんのために頑張ろうということが、すべてなんじゃないかなと思います」と話した。さらに『SHOCK』には欠かせない振付師のトラヴィス・ペイン、ステイシー・ウォーカーも来日していることも明かし、「ふたりは、自分がステージに立つことへの自信をくれた人たち。そんなふたりが最後だということで来てくださったのがとても嬉しい」と笑顔で話していた。公演は11月29日(金)まで、帝国劇場にて。取材・文・撮影:平野祥恵<公演情報>『Endless SHOCK』作・構成・演出・主演:堂本光一【東京11月公演】2024年11月8日(金)~11月29日(金)会場:帝国劇場出演:上田竜也福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、松尾龍、松浦銀志、石川直、綺崎愛理・中村麗乃(Wキャスト)前田美波里※11月公演に出演を予定していた尾崎龍星は、体調不良のため休演。代わって松浦銀志が出演。【東京4・5月公演】※『Endless SHOCK』『Endless SHOCK Eternal』同時上演2024年4月11日(木)~5月31日(金)※公演終了会場:帝国劇場出演:佐藤勝利越岡裕貴、松崎祐介、高田翔、寺西拓人、松尾龍、尾崎龍星、石川直、中村麗乃前田美波里・島田歌穂(Wキャスト)【大阪公演】2024年7月26日(金)〜8月18日(日)※公演終了会場:梅田芸術劇場メインホール出演:中山優馬林翔太、室龍太、高田翔、原嘉孝、松尾龍、尾崎龍星、綺崎愛理島田歌穂【福岡公演】2024年9月1日(日)~9月29日(日)※公演終了会場:博多座出演:佐藤勝利福田悠太、辰巳雄大、室龍太、高田翔、松尾龍、尾崎龍星、綺崎愛理前田美波里公式サイト:
2024年11月11日KinKi Kidsの堂本光一が1日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】堂本光一の愛犬パン『虹の橋を渡りました』「自分にはなんの縁もないけどハロウィンですな上田竜也のイベントは盛り上がったかなーストーリーテラーで映像出演でしたが大丈夫だったかしら」と綴り、1枚の写真を投稿した。縁は無いといいつつ、きっちりコスプレをしている姿が可愛らしい。 この投稿をInstagramで見る Koichi Domoto(@koichi.domoto_kd_51)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2024年11月02日堂本剛主演『まる』より本編映像が解禁された。堂本が美大卒でありながらアートで身を立てられず、現代美術家のアシスタントをしている沢田を演じる本作。荻上直子が監督・脚本を務め、平凡な日常が、ある日を境に奇想天外な出来事に巻き込まれていく様を描く。この度解禁されたのは、堂本の“受け”の演技が見どころの2シーン。綾野剛のアドリブに、森崎ウィンのツッコミが光る本編映像となっている。解禁された一つ目のシーンは、堂本演じる沢田が綾野演じる横山に半ば強引に食事に誘われ居酒屋のカウンターで会話をするシーン。隣人同士のふたりが「人の役に立つ」ということに関して話すこのシーンでは、「人の役に立たなければならない」という強迫観念にとらわれ、自己実現できていない自分に葛藤する横山と、「役に立たないとダメなんですかね?」と疑問を投げかける淡々とした沢田との対比が印象的だ。実はこのシーンの「オレ口笛吹けないしね」は、綾野の本読みの時のアドリブから生まれたシーン。普段はあまり積極的にアドリブを採用しない荻上監督の心を掴み、「本番でもぜひ言ってください」とお願いされたという。このセリフを受けた堂本の細かい表情にも注目だ。さらに解禁されたもうワンシーンでは、正体不明のアーティスト「さわだ」として騒がれ始めた沢田が、コンビニでのアルバイトをしている最中に、「一緒に写真を撮ってほしい」と女子高生2人組から突撃を受ける。“推し”を目の前にしたかのように嬉しそうにはしゃぐ女子高生と突然の出来事に戸惑う沢田。そして森崎演じるモーが「何、今の?」とこの状況にツッコミを入れる。自分のあずかり知らぬところで一躍有名になった沢田。奇妙な出来事に巻き込まれていく沢田の表情がどこか可笑しさを感じさせるワンシーンとなっている。また、11月1日(金)からは堂本と荻上監督による副音声上映も決定。映画の舞台裏やキャストの印象など、ここでしか聞けないエピソードが満載だ。さらに公開3週目となる11月1日(金)~11月7日(木)までの上映で来場者特典として、本編上映後に「劇場限定 特別映像(special making)」が上映されることも決定している。『まる』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:まる 2024年10月18日より公開© 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年10月30日2024年10月20日放送のトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した、俳優の綾野剛さん、アイドルグループ『KinKi Kids』の堂本剛さん、監督の荻上直子さん。綾野さんと堂本さんは、荻上さんが監督した映画『まる』で初共演だったといいます。初タッグの3人ですが、息の合ったトークを展開しました。綾野剛が考える自分らしさとは初め、堂本さんは綾野さんを見て「綾野剛って生きてるんや」と思ったのだそうです。その言葉に対し、綾野さんは「まるまるお返しします」とお互いの第一印象をトーク。俳優として、何役もこなす綾野さんと、音楽、バラエティなど俳優以外の仕事もする堂本さんは、似た部分と異なる部分があるようです。自分らしさを貫くと孤独になるという堂本さんは、生き方についてこのように話します。本来の自分っていうまま、人生生きていくってある種、孤独になることでもあると思うんですよ、でもそれが結果、自分らしく立ち戻れる気がするから僕は極力スイッチ切っちゃってるんですよね。おそらく。どんだけ上げてもブレーカーみたいに落ちちゃうんですよ。ボクらの時代ーより引用そんな堂本さんを見た荻上さんは「すごい純粋な人だと思った」といいます。堂本さんが、綾野さんに「うまくいかなかった時期はある?」と聞くと、綾野さんは「自分主観で考えるとうまくいっている気がまったくしていない」というのです。そして、綾野さんはこのように話しました。自分らしさってなんだろうって(考えて)、年間で自分を生きている時間よりも役を生きている時間が長いので、そういうこと感じたところいっぱいありましたし。でも僕はただただ役者という仕事が大好きでずっと片思い中みたいな感じで自分らしさとか、本来の自分っていうのを探す旅よりも自分じゃない誰からしさを探す旅がとても幸せで魅力的だと感じて。今関わってる人たちの『らしさ』を、見つける喜びというか幸せというか。多分僕しか感じてない、(堂本)剛さんのらしさ、荻上さんらしさ。僕が感じているもの。そういう一つひとつを見つけていくのが、結果自分らしいということなのかもしれない。だから関わっていく人たち、グルーヴを作っていく人たちのことを愛おしいというか、その感覚をすごく大事にしていますね。ボクらの時代ーより引用役者という仕事を愛している綾野さんだからこその、『自分らしさ』に対する考え方を披露していました。堂本さんと綾野さんの考え方が一致したのが、頭の回転を速くする方法。堂本さんは「『頭を冷やす』という文字通り、保冷剤とかで頭を冷やすとマジで回転が速くなるんですよ」と、話します。それに対して綾野さんは「めっちゃ一緒」と話し、「『アイスノン』を買いました」と、頭を冷やすために保冷まくらを購入し、回転を速くするようにしていることを明かしていました。【ネットの声】・内容が濃かった。自分らしさの考え方が、とても共感できた。・モノを作る人の考え方が分かって面白かったです!・堂本さんと綾野さんは、すごく感覚が似ている2人なんだろうな…。あなたが考える『自分らしさ』とは、どういうものでしょうか。もし、頭の回転が遅くなって考えが思いつかない時は、冷やしてみると何か思い浮かぶかもしれませんよ…![文・構成/grape編集部]
2024年10月24日堂本剛主演、荻上直子監督・脚本の『まる』よりランクアップ写真と映像が解禁された。堂本剛が1997年の『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来27年ぶり映画単独主演を果たす本作。共演には綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィンら豪華キャストが集結し、奇想天外な物語が展開される。この度、堂本と綾野のクランクアップ写真が解禁。“剛さん”、“綾ちゃん”と呼び合い仲を深めていることが話題となっている、主人公・沢田を演じた堂本剛と、その沢田の隣人で売れない漫画家・横山を演じた綾野剛。解禁された写真では堂本と綾野ふたりがそれぞれクランクアップをむかえ、笑顔を見せている。綾野剛のクランクアップさらに解禁された映像では、堂本と綾野それぞれがお互いのクランクアップに駆けつけた様子も明らかに。綾野のクランクアップ時には「時間潰すの大変だったけど…」と照れ笑いをしながら、撮影終了時間まで待って綾野を労いに現れた堂本。そんな堂本の姿を見て「マジか…」と驚きつつも喜びを隠しきれない様子の綾野の姿も捉えられている。一方、堂本のクランクアップ時には数日前にアップしていた綾野が駆けつけて熱いハグをするふたりの姿が。思いがけないサプライズに「これはもうオールアップにしないとダメでしょ(笑)」とツッコミを入れつつも笑顔がこぼれる堂本だった。さらに、荻上監督からは堂本自身が描いた「さわだの〇」をもらい、大事に抱えながら「たくさんの愛をありがとうございました!」と感謝を述べていた。受け身な主人公を演じた堂本は、綾野がいたからこそ沢田を掴むことができたと語っているが、綾野自身も念願だった堂本との共演が大切な時間だったよう。悩みながらも沢田を演じ切った堂本を近くで見ていた綾野は、「一番難しい言葉を選択している剛さんを目の当たりにして僕自身も救われた気分になりました。相手に言葉を投げる、ではなくて届けようとしている姿勢をずっと近くで見させていただいて、とても近いところで体温を感じられて嬉しかったですね」と、堂本の役に向き合う姿勢に感銘を受けたことを明かしている。27年ぶりの単独主演作について堂本は「僕は本当に・・・・・・好きな作品になりました。なぜなら、観た人それぞれにいろいろな解釈を与える作品でもあるな、と思うからです」と本作の魅力を語る。綾野も「皆さんのイマジナリーとこの『まる』っていう作品が合わさったときにはじめて完成されるようにこの作品はできているはずなので、ぜひ作品を愛でてあげながら自分のことも感じながら観ていただけたら幸いです」と公開に期待を寄せる方々に向けてコメントしている。『まる』は10月18日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:まる 2024年10月18日より公開© 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年10月17日堂本剛が27年ぶりに映画単独主演を務める『まる』のクランクアップ写真と映像が公開された。堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなす毎日に慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた◯(まる)を発端に、日常が◯に浸食され始める奇想天外な物語だ。公開された写真では、沢田を演じた堂本と、その沢田の隣人で売れない漫画家・横山を演じた綾野剛がそれぞれ笑顔を見せている。また映像では、堂本と綾野それぞれがお互いのクランクアップに駆けつけた様子も明らかとなっている。綾野のクランクアップ時には「時間潰すの大変だったけど……」と照れ笑いをしながら、撮影終了時間まで待って綾野を労いに現れた堂本。そんな堂本の姿を見て「マジか……」と驚きつつも喜びを隠しきれない様子の綾野剛の姿も捉えられている。一方、堂本のクランクアップ時には数日前にアップしていた綾野が駆けつけて熱いハグをするふたりの姿が。思いがけないサプライズに「これはもうオールアップにしないとダメでしょ(笑)」とツッコミを入れつつも笑顔がこぼれる堂本だった。さらに、荻上監督からは堂本自身が描いた「さわだの〇」をもらい、大事に抱えながら「たくさんの愛をありがとうございました!」と堂本らしい言葉で感謝を述べていた。先日行われた完成報告イベントでは、堂本が明かした“クランクアップの日がバレンタインデーだったため、綾野からチョコレートケーキをもらった”というエピソードも話題となっていた“剛剛コンビ”。ふたりが、沢田と横山を演じることを通していかに心を通わせたかが分かるひとコマとなっている。受け身な主人公に初挑戦した堂本は、綾野がいたからこそ沢田を掴むことができたと語っているが、綾野自身も念願だった堂本との共演が大切な時間だったという。悩みながらも沢田を演じ切った堂本を近くで見ていた綾野は「一番難しい言葉を選択している剛さんを目の当たりにして僕自身も救われた気分になりました。相手に言葉を投げる、ではなくて届けようとしている姿勢をずっと近くで見させていただいて、とても近いところで体温を感じられて嬉しかったですね」と、堂本の役に向き合う姿勢に感銘を受けたことを明かしている。堂本は「僕は本当に……好きな作品になりました。なぜなら、観た人それぞれにいろいろな解釈を与える作品でもあるな、と思うからです」と本作の魅力を語る。綾野も「皆さんのイマジナリーとこの『まる』っていう作品が合わさったときにはじめて完成されるようにこの作品はできているはずなので、ぜひ作品を愛でてあげながら自分のことも感じながら観ていただけたら幸いです」と公開に期待を寄せるファンに向けてコメントした。映画『まる』クランクアップ映像<作品情報>映画『まる』10月18日(金) 公開公式サイト: Asmik Ace, Inc.
2024年10月17日堂本剛が27年ぶりの単独主演を務めることで話題の映画『まる』が10月18日に公開される。同作は監督・脚本を荻上直子監督が務めたオリジナル作。近年では音楽活動が中心となっていた堂本だが、監督と企画プロデューサーにより約2年前からの熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至ったという。堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田で、映画は彼の日常が〇に浸食され始める奇想天外な物語に。今回は堂本にインタビューし、沢田のように人生に迷った経験や、また“まる”というモチーフに感じることなどについても話を聞いた。○堂本剛主演映画『まる』は「逃げるなよ」と言ってくるくらいの強い作品――今回堂本さんに当て書きで作られた沢田という役を演じるのが、難しかったというお話を伺っています。どんなふうに人物を捉えられていたんですか?仕事する環境や社会の価値観に影響を受け、実は本来の自分じゃない自分を生きている。これに何の疑問も持たない人と、「これでいいのかな」と疑問を持つ人がいる。本当に自分が生きたい人生なのかさえわからなくて「生活のために仕事をしているのかな」「何してんのやろう」と考えてしまう、みたいな。沢田という人間は、そういう疑問を人一倍強く持っていた人なんです。しかし疑問を持つことを諦めて、毎日をこなすようになってしまった。心の奥底には、自分の中に「こう生きたい」という答えがある人でもあるんですが、蓋をしてしまっているような……周りでドタバタ劇が繰り広げられていても、沢田は受け身に徹している感じでしたので、難しかったんですよね。僕は、この作品を観た方には、「本当に自分の現在地に納得しているのか」ということを逃げずに考えて欲しいなと思っています。けっこう柔らかい映画ですけど、「逃げるなよ」と言ってくるくらいの強い作品でもあるんじゃないかな、と。荻上さんも現場では柔らかくしてはりますけど、芯がめちゃめちゃ強い人だし、そういうメッセージもあるような気がする。誰もが自分からは逃げられないから、逃げずに自分のいまと向き合う力を与えてくれる作品になっているんじゃないかなと思っています。――「涙を流すシーンが難しかった」とも伺っています。ただ「泣き方がかわいすぎる!」ともびっくりしました。本当ですか!? かわいかった? あれ、そうでした? おかしいな(笑)――目もキラキラしてました。キラキラしてました!? 僕は、ああいう泣き方です(笑)。沢田が泣くシーンは、すべての荷物を下ろした感覚で。壁にもたれた姿勢なんですが、隣の部屋の横山(綾野剛)の背中にもたれて、親友に向けるような感覚で話をしていました。セリフも相まって、一気にめまぐるしく感情が動いた時に、沢田の左斜め上に、過去に自分が描きたくて描いた絵が飾られていて、それを見た瞬間に我慢できなくて泣いちゃう、というストーリーを僕の中で作っていたんですよ。だから、純真無垢な頃の自分を思い起こして泣いていました。個人的な感情で言えば、僕自身が幼少の頃、毎年七夕の日に奈良に出る天の川に向かって「織姫様と彦星様が会えますように」と、手を合わせていた時の気持ちにまで遡って涙するような感覚が必要なシーンでした。沢田の現在地だけの涙だと、ちょっと説明がつかないシーンで、そうやって純粋な自分に遡るイメージを持って泣いていました。今回は、たっぷりと時空間を旅しながら泣くということを表現したかったので。――それで自然とかわいい泣き方に……。そうかもしれません(笑)。何テイクも撮影するシーンでもないし、1テイクで決めるだろうと思っていたから、気持ちを持っていって。ここ数年は、歌っていても感情的になって泣いてしまうことが多いので、今回もお芝居の中で泣くことに関しては大丈夫でした。昔は寝ていなかったし、泣きたくても「疲れすぎて泣けない」みたいなこともありました。悔しいことがあって、家に帰って泣きたいけど、疲れが勝って泣くことすらもめんどくさい、みたいな。そういう時に泣きの芝居があるとしんどかったですけど、目薬は使いたくなかったですし、泣きの芝居では常にちゃんと感情をもって泣きました。台本も頭の中に入れて現場に行くということは、昔から変えずにやっています。目がキラキラしていたのは、多分、照明の位置じゃないですか?(笑)○人生で迷わされた時「期待に応えるために苦しんだ」――今作は「自分から逃げずに向き合う力を与えてくれる作品になった」というお話でしたが、堂本さんご自身が人生に迷う時のことを教えてください。人間なのでいろいろありますし、個人的には、迷ったというより、迷わされたことの方が多かったです。「自分はこう生きていきたい」という誰もが持っている感情と、求めていただくものとの間に距離が生じることによって、苦しくなってしまった。だから、「期待に応えるために苦しんだ」ということが大きいです。よく喩えで言ってるんですけど、僕の身長は165cmくらいなので、170cmを求められても、応えられないじゃないですか。普通だったら「応えられないから、無理です」で終われるんだろうけど、無理だと理解していても応えようとしてしまったから、しんどかったんだと思います。――今は、そこからは自由になっている感覚なんですね。今はもう、全くそういう時間を過ごしていないので。「無理なものは無理だな」と。――堂本さんは、自分の音楽をやるために企画書を作ったりもされていると伺っているんですが、自身で切り拓いていこうという意識は強かったのでしょうか?「切り拓く」というとちょっと大げさで、そうしないと自分のやりたいことが叶えられなかっただけなんです。人を説得するだけで物事が始まるのであれば、理解してもらうためのプレゼンをするというだけです。人というものは、勝手な決めつけや思い込みと共に生きているものでもあるので、それをまず取り除いて真意を伝えたら、「そういうことだったらいいよ」とわかってもらえる。前の会社でも、僕は全て承諾を得て活動をしてきましたし、「自分でできるのであればいいよ」とも言われていたので、個人の活動については17~8年前からほぼ1人でやっています。プロデュースも自分ですし、映像、グラフィック、ファッション、音楽……全部自分でやっていたので、今、僕はフィールドを変えましたけど、感覚的にはあまり何も変わっていないです。――堂本さんが「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」として活動されて、横浜などの特設会場でライブをされていた頃から、ということでしょうか?あの時も、死闘を繰り広げてましたから(笑)。今とは違う闘いをいっぱいしていて、大変やったけど、めっちゃ楽しかった時期なんです。今も楽しいけど、あの時の楽しさは特別すぎて。今はもう、ああいう形でやろうと思うと、インフラから作らないといけないし、よりコストも見える立場だから、興行としてなかなか成立できないです。あの時は叶えられていたから、すごいことをやらせていただいていたんだと、改めて理解できることがたくさんあります。すごく幸せだったんだな、と。僕も、当時参加していたミュージシャンも、未だにみんな幸せそうに懐かしそうに語るので、そういう1ページが人生の中にあることが「めっちゃ幸せやな」と、いつも感謝の気持ちでいっぱいなんです。――ありがとうございます。改めて、今回の“まる”というモチーフにはどのようなことを感じられていますか?僕の中では、“まる”というものに、平和などの意味合いを強く感じています。物事を収めたり、つなげたりする時に重要な図形だなと思いますし、脚本の中にある「まるは世界を救う」という言葉も、あながち嘘でもないな、と。人が“まる”に吸い寄せられ興味を掻き立てられるというのは、深い潜在意識みたいなものからきているところもあるでしょうからね。それこそ、僕らはコロナの時代を経験して……今もなおそれは続き、地球の人全体でコロナというものを意識したにもかかわらず、丸くまとまらなかったことって、いっぱいあるなと思います。丸くまとまれる、チャンスだったのに。でも、それぞれの考えで別々の方向に行ってしまうのもまた、人で。この映画『まる』の現場は一丸となって進んでいたけど、そういう時間を体験すればするほど、現実に対して寂しくもなったりもします。これからもまたパンデミックは来るかもしれないですし、同じところに戻ってしまうという“まる”もあるので、深い。平和的な“まる”が理想だけど、悲しい“まる”もあるなあと思ったりします。だから、この『まる』の中に出てくる人や起こる出来事が、いろんな人の胸を打ち、平和な“まる”と繋がっていけばいいなと思っています。■堂本剛1979年4月10日生まれ、奈良県出身。2002年に個人のクリエイティブプロジェクト・ENDLICHERI(エンドリケリー)を展開し、2022年には、ファンク専門の米音楽メディア「Funkatopia」が選ぶ「2021年のファンクアルバムベスト20」に『GO TO FUNK』が選出され話題となる。2024年には全国7都市を回る全国ツアーを開催。
2024年10月16日10月18日公開の映画『まる』の先行上映イベントが14日、都内で行われ、KinKi Kidsの堂本剛、森崎ウィン、おいでやす小田、荻上直子監督が出席した。熱烈なオファーを受けた堂本剛が、27年ぶりに映画単独主演を果たした本作。美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田を堂本が演じており、日常が○に浸食され始める奇想天外な物語を描く。公開を間近に控え、最速の試写会が行われたこの日のイベントには、通常の舞台袖からではなく、サプライズとして会場の後方から登壇した堂本。「サプライズ登場は好きじゃないですね。お客さんが入ってくる段階で立っていたかったです。サプライズ登場とかあまりしないですから、めちゃくちゃ珍しいですよ」としつつ、「サプライズ登場に慣れてない人生ですが、ちゃん全うできたと思っている次第でございます。楽しんでいただければと思います」と観客にあいさつした。森崎とは初共演となった堂本は「僕は元々役者さんとお話することがあまり多くないので。役作りされてたらあれかなと思うので話しかけることは本当に少ないんです」と撮影時のスタイルを明かすも「好青年。このままの好青年で物静かというか、そんな印象ですね。話しやすかったですよ」と森崎の印象を。一方の森崎は「正直芝居の現場は怖いのかな? って勝手に想像していましたが、会話してくれましたし温かい人でした」と堂本の気遣いに感謝した。この日のイベントでMCを務めたおいでやす小田。劇中、堂本と同級生の設定で出演している。荻上監督が「すごいガチガチに緊張されてましたね」と指摘するも、堂本は「その緊張されている感じが僕は味になっていたかなと思います。こういう人もいるよね? とリアリティーが逆に出ていましたよ。すごくこなれた感じでバーっと喋られてもね。変なリアルさがあって良かったです」と称賛。堂本から褒められたおいでやす小田は「同級生という設定がSNSで発表された時、堂本さんと小田が同級生なんてあり得ないだろ! みたいな。世代が違うだろと書かれていたんですが、一個違いや!」とぶち切れ、「おかしくないんですよ。(自分の顔を強調して)46歳ってこんなもんやで。堂本さんが変なだけで、異常に若いだけ!」と笑いを誘った。最後に代表して堂本があいさつ。「映画のタイトル通り、丸投げな形で見どころは皆さんが決める映画だと思っています。それぐらい人生それぞれの色にフィットしていく映画だと思います。気づけば◯の中に囲まれ、その◯から抜け脱せるのか抜け出せないのか、色んなことを自問自答する作品になっていると思うので、心して見ていただければと思います」と観客に強く訴えていた。映画『まる』は、10月18日全国公開。
2024年10月15日監督・脚本を荻上直子が務める『まる』よりメイキング&オフショットが解禁された。堂本剛が1997年の『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来27年ぶりに映画単独主演を果たす本作は、堂本演じる主人公・沢田が、「〇」を描いたことをきっかけに不思議な事態に巻き込まれていくという奇想天外な物語。この度解禁されたのは、貴重なメイキングとオフショット。撮影直前の真剣な様子を捉えたメイキング写真から、和気あいあいと合間時間を過ごすオフショットまで、新たに9点が到着した。主人公・沢田は堂本のあて書きだったこともあり、毎シーン本番でカメラを回す前に必ずしっかりと話す時間を取ってから撮影に臨んでいたという堂本と荻上監督。そして、話し合いをしていたのはふたりだけではない。堂本は現場の様子について「綾野(剛)くんをはじめ、皆さんが『こうなんじゃないかな、こういう解釈もあるんじゃないかな、きっとこういう想いがあるから、こういうセリフを言ってるんじゃないかな』って、監督が『ヨーイ、はいッ』って本番の掛け声を言う直前まで悩んでいる、あの感じが楽しくて」と語る。さらに堂本が「特に難しかった」と語る、映画終盤に沢田の感情が溢れ出すシーンについて、「そこにピークを持っていくつもりで取り組んでいって。実際、気持ちの持っていき方が大変ではあったんですけど、監督やプロデューサーさんをはじめ制作チームのみなさんがすごく親身になって、思いを伝えてくださったので、自分ができうる限り、全霊でお応えしようという思いで挑んでいったという感じでしたね」と、演じた当時の想いを明かしている。また、綾野剛や森崎ウィンと談笑する姿や撮影の合間に古代魚の水槽を掃除する堂本とそれを見守る綾野の姿を捉えたオフショットからは、真摯に丁寧に撮影に取り組み共演を通して信頼関係を築いた、現場のあたたかい雰囲気が伝わってくる。そして、先日の完成報告イベントで森崎が目撃談を紹介していた“ロケ地のコンビニにあったクレーンゲームにハマる堂本”を捉えた貴重な写真も。荻上監督曰く“可愛くない”人形をゲットして満面の笑みを浮かべていたそうだ。『まる』は10月18日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:まる 2024年10月18日より公開© 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年10月13日『川っぺりムコリッタ』『波紋』と立て続けに新作を発表している荻上直子監督が、堂本剛を主演に迎えた新作『まる』を完成させた。本作は、自分の人生を自身で制御できなくなってしまった主人公が数奇な体験をするさまを描いた作品で、荻上監督は「この映画は観る人によって捉え方が違うし、面白いと思うポイントも変わってくると思う」と語る。キャリアの初期作『バーバー吉野』の時点から荻上作品は強烈な個性を放っていた。日常的な風景の中で繰り広げられる寓意に満ちたドラマ、独特のテンポと語り口、セリフを介しない場面のインパクトの強さ……最新作『まる』にもそのすべてがあるが、本プロジェクトは堂本剛の存在がすべての始まりだったという。「やはり堂本さんの存在がすべてのはじまりでした。ずっと前から堂本さんの“生きづらそうにしている姿”にひきつけられていて、ずっと興味のある存在でした。今回の作品に出演していただけることになって、堂本さんの過去のインタビュー記事を読んだのですけど、“若い頃はとにかく忙しくて、これが自分のやりたいことなのか、そうではないのかもわからなくなってくるほど働き続けて、自分が自分なのかわからなくなってしまった。その後、音楽を見つけたことで、自分を取り戻していった”と書いてあって、この映画では“自分というものがわからなくなってしまう人”の話を描こうと思ったんです」本作で堂本が演じる男・沢田は、美大を卒業したあと、著名な現代美術家のアシスタントとして働いている。自分の作品や世界を追求することもなく、毎朝、同じ時間に起きて、自転車で職場に通い、他人のビジョンを実現させるために働き、時間になったら帰宅する。同じことの繰り返し。しかし、ある日、沢田は通勤途中に事故に遭い腕を負傷し、職を失う。沢田は帰宅し、部屋にいたアリに導かれるように「︎〇(まる)」を描く。沢田が描いた「まる」はやがていつの間にか人手に渡り、社会に広がっていく。ギャラリーに展示され、SNSで拡散され、沢田は自分のまったく預かり知らないところで「まる」が広がっていくのを見守るしかない。やがて彼の生活のいたる場所に「まる」が侵食してくる。本作は奇妙な寓話のように見える。偶然に描いたものが自分の手を離れてひとり歩きし、やがて自分がその存在に振り回されてしまう。これは本当に自分の描いたものなのか?自分とは一体、何なのか?沢田を演じた堂本は多くを語らず、明確に意思を表明することもしないが、その瞬間の感情がしっかりと伝わってくる見事な演技を見せる。「本当に才能のある人だと思いました。役に対して真摯に向き合っていて、役になりきろうと努力しているのが見えました。私は脚本を書きながら自分でも理解していない部分がたくさんあるんです。無意識で書いている部分もあるから。撮影する際、それをシーンごとに、カメラが回る前にひとつずつ話し合いました。そのすり合わせの時間がしっかりと持てたので、とても充実した撮影でした。この作品はとても丁寧に作り上げることができたから、お互いに信頼しあって一緒に映画をつくることができたと思っています」驚くべきは堂本の俳優としての“身体能力の高さ”だ。ちょっとした歩行やしぐさ、相手との距離の取り方が絶妙で、フレームの中に立っているだけで観客を魅了する。「そうなんですよね。歩いている姿ももちろんなんですけど、劇中で描く「まる」も本当にうまくて。練習してうまく描けた、という設定ではないので、本番でいきなり描いてもらったんですけど、一発目に描いたのが一番よくて、その「まる」がその後の映画を引っ張っていくんですけど、何の練習もしてなくて、しかも左手で、カメラがまわっている本番で……本当にうまくて、やっぱりこの人は生まれ持って何かを持っている人なんだと思いました」この映画は最初から“世の中がすべて終わったあと”というイメージがありました興味深いのは、現実のような、夢のような物語が描かれるにも関わらず、本作は“空想”ではなく、現実の社会に起こっている出来事や、そこで交わされる言説に深くコミットしていることだ。繰り返すが、この映画は“寓話”ではあるが、完全なファンタジーではない。「この映画は最初から“世の中がすべて終わったあと”というイメージがありました。出てくる人はみんな孤独で、寄り添ってくれる人は誰もいない。だから作りながら少し寓話的なものになるな、という意識はあったかもしれません。この映画の中には“価値”という言葉が出てくるんですけど、映画というものも究極の究極を言ってしまうとこの社会にはなくても良いものかもしれないですし、社会の中で“生産性の低い人”と発言する人がいると、その言葉に対して強い疑問があります。子供の頃から『将来は人の役に立つ人間になりたい』と言わされてしまう環境とか、人の役に立たないといけないと思わされてしまう状況も。それは偏りすぎているのではないかと。この映画では自分と周囲の関係性を描きたかったですし、こういうテーマを提示することが映画をつくることの醍醐味でもあったりするので、そこは逃げずに勝負しないと!(笑)と思ってます。私は映画を作りたくて作りたくてしょうがない人間なので、そこはどの作品でも全面に出していかないとダメだと思っています」本作は、観れば観るほど不思議な世界と不思議な物語を描いている。しかし、じっくり観ていくと沢田の物語、彼が描いた「まる」が広がっていく過程、「まる」を広めている人間、「まる」のブームに嫉妬する者、便乗しようとする者……そのすべてが私たちが生きる現実の“映し絵”のように見えてくる。すべてが終わった世界で、寄り添う者が誰もいない者たちが集う世界があるとして、あなたはこの世界のどこにいるだろうか?「堂本さんもおっしゃっていたんですけど、この映画は観る人によって捉え方が違うし、面白いと思うポイントも変わってくると思うんです。堂本さんが『不安を感じている若者にもちゃんと伝わってほしい』と言っていたんですけど、私もそう思っています。いまはみんな不安じゃないですか。私もそうですけど、誰もがみんな不安で、だけどこの映画を観ていただいて、沢田に寄り添ってもらえるといいなと思っています」映画『まる』10月18日(金) 公開(C)2024 Asmik Ace, Inc.
2024年10月11日堂本剛が27年ぶりに映画単独主演を務める『まる』の場面写真が公開された。堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなす毎日に慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める奇想天外な物語だ。共演には綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本明、小林聡美といったキャストたちが集結。監督は『波紋』で第33回日本映画批評家大賞・監督賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得る荻上直子が務める。このたび公開されたのは、森崎演じるミャンマー出身のコンビニ店員・モーと沢田を捉えた場面写真2点。沢田がひょんなことから働くことになったコンビニで、沢田に仕事を教え共に働くモーは、コンビニを訪れた客からイントネーションをからかわれる等の差別を受けても、いつも明るく前向きで、沢田も次第に心を開いていく。森崎はミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日。その後中学2年生の時にスカウトされ芸能活動を開始した。俳優としてドラマや映画、舞台で活躍し、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレーヤー1』で主要キャストに抜擢されるなど、日本だけではなく海外でも活動の場を広げている。そんな森崎が自身のルーツに紐づく役柄で、沢田に影響を与えていくことになる。先日行われた完成報告イベントで森崎は、堂本との共演について「お芝居の現場では(ご一緒するのが)初めてだったので戸惑いや緊張がありましたが、特別なにか言葉をかけて現場をギュッとするわけではなく、(堂本さんの)存在感自体が現場を大きく包み込んでくださって、コンビニにいるのがすごく居心地良かったです」と語っていた。また、2018年より母国ミャンマーで観光大使を務め、現地でもドラマの主演やCMに数多く出演し圧倒的な知名度を誇る森崎は、「ミャンマー人としてミャンマー人を演じられたのは感慨深く、この作品に出会わせていただいたことに感謝しています」とクランクアップ時に語っており、自身にとっても思い入れのある役柄となったようだ。<作品情報>映画『まる』10月18日(金) 公開公式サイト: Asmik Ace, Inc.
2024年10月07日Kinki Kidsの堂本光一が1日までに自身のインスタグラムを更新した。【画像】堂本光一 主演舞台の最終公演を報告 超大物歌手と元女優の妻が訪れ話題に...!「博多座ありがとうございました!#真似してはいけません」と綴り、1枚の写真を投稿した。写真には階段から落ちている堂本が映し出されている。堂本が手がけるミュージカル「Endless SHOCK」の代名詞ともいえる階段落ちショットがファンの中で話題になっている。 この投稿をInstagramで見る Koichi Domoto(@koichi.domoto_kd_51)がシェアした投稿 この投稿には9万件を超えるいいねが寄せられている。
2024年10月02日堂本剛が27年ぶり映画単独主演を務めた『まる』の主題歌が堂本剛の「街(movie ver.)」に決定。映像も解禁された。『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』などの荻上直子が監督と脚本を務める本作。現代美術家のアシスタントをしている男・沢田(堂本剛)が、自身で描いた◯(まる)にとらわれていく姿を描く奇想天外な物語だ。本作では、主演のほか「.ENDRECHERI./堂本剛」として初の映画音楽も担当する堂本。主題歌に決定したのは、堂本が作詞・作曲を手掛け、2002年に発表した「街」を本作のために再レコーディングした「街(movie ver.)」。山田雅子プロデューサーは、『まる』という物語を「もし、堂本剛がスーパースターじゃなかったら?というパラレルワールドともとれるもの」としたうえで、主題歌について「剛さんが辛かった時期の心情が投影された楽曲が、20年以上たった今≪沢田≫という剛さんのあて書きだが剛さんではない、ある男の人生の物語を締めくくる楽曲として新たな存在感を獲得する…、元の楽曲が素晴らしくないとそうそうできることではありません」と語る。また、オファーの経緯として、荻上監督が堂本と向き合い沢田というキャラクターを立体化させていく過程で、山田プロデューサーから荻上監督に主題歌を「街」にしてはどうかと相談を持ち掛けたという。すると、監督から「実は脚本を書きながら聞いていたのが『街』でした」という奇跡的な返事が返ってきたといい、まさに必然ともいえる決定であったことが明かされた。本作での主題歌の起用について堂本は「『街』という楽曲を沢田が歌っていると錯覚するような着地の仕方をした気がするので、歌えて幸せだったなと思っています」と語っている。この度解禁された主題歌発表映像は、「街(movie ver.)」のメロディとともに、主題歌レコーディング・劇伴制作の様子をとらえた映像や撮影のメイキング映像が映し出される。中には、堂本がピアノを弾く姿や綾野剛、森崎ウィンらと談笑する場面など、貴重な映像が盛りだくさん。なお、「街(movie ver.)」は現状リリースの予定はなく、フルで聴けるのは映画本編内のみとなっているため、エンドロールまで見逃せない。【コメント】●主演:堂本剛楽曲そのものは僕自身が人のことが好きじゃなかった時期に書いた曲で、傷つけられたり傷ついたりもするけれど、自分の中にある痛みを忘れたくないなという想いが宿っているんです。若い頃の自分の燃えたぎる闘いの痕跡と言いますか、痛みを忘れてしまうと人を傷つけてしまうかもしれないから、見失わないようにという強い心を歌っている曲なんですよ。だから、歌うたびに若いときの自分と対話することになるんですけど、その構図って『まる』という作品と一緒なんですよね。そうやって自分と向き合ってみて……当時からすごく変わったかと言うと、そんなに変わっているわけでもなくて。そこも沢田と重なるんです。たまたま描いた『◯』で脚光を浴びていきますけど、『いや、こういうことじゃないのにな』と思って、描きたい絵を描くことで自分にとっての幸せ、喜びを実感するようになっていったのと、すごく似ているんですよね。『街』という楽曲も歌うたび、若いながらに自分自身であろうとした頃に戻っていけるからこそ、今回の映画のためだけのバージョンを歌う意味があると思ったので、考えるよりも感性的なものを大事にする、といったゾーンの中で歌唱させていただいて。ラストを自分の歌で締めさせてもらえるという、とてもぜいたくな作品になりましたし、『街』という楽曲を沢田が歌っていると錯覚するような着地の仕方をした気がするので、歌えて幸せだったなと思っています。『まる』は10月18日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:まる 2024年10月18日より公開© 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年09月26日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が主演を務める、映画『まる』(10月18日公開)の主題歌が26日、明らかになった。同作は監督・脚本を荻上直子監督が務めたオリジナル作。近年では音楽活動が中心となっていた堂本が、監督と企画プロデューサーから約2年間の熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至ったという。○映画『まる』主題歌が「街(movie ver.)」に先日、主演・堂本剛が、「.ENDRECHERI./堂本剛」として映画音楽を担当することが明らかになったが、さらに主題歌が、堂本剛が作詞・作曲を手掛け、2002年に発表した「街」を本作のために再レコーディングした「街(movie ver.)」に決定し、主題歌発表映像が解禁された。「堂本剛」名義で発表した1stシングル「街」が、自身の27年ぶりの単独主演作で主題歌となることで、映画への期待がさらに高まる。この度解禁された主題歌発表映像は、「街(movie ver.)」のメロディとともに、主題歌レコーディング・劇伴制作の様子をとらえた映像や撮影のメイキング映像が映し出される。中には、堂本がピアノを弾く姿や、綾野剛・森崎ウィンらと談笑する場面など、貴重な映像が。同曲は現状リリースの予定はなく、フルで聴けるのは映画本編内のみとなっている。○堂本剛 コメント楽曲そのものは僕自身が人のことが好きじゃなかった時期に書いた曲で、傷つけられたり傷ついたりもするけれど、自分の中にある痛みを忘れたくないなという想いが宿っているんです。若い頃の自分の燃えたぎる闘いの痕跡と言いますか、痛みを忘れてしまうと人を傷つけてしまうかもしれないから、見失わないようにという強い心を歌っている曲なんですよ。だから、歌うたびに若いときの自分と対話することになるんですけど、その構図って『まる』という作品と一緒なんですよね。そうやって自分と向き合ってみて……当時からすごく変わったかと言うと、そんなに変わっているわけでもなくて。そこも沢田と重なるんです。たまたま描いた『○』で脚光を浴びていきますけど、『いや、こういうことじゃないのにな』と思って、描きたい絵を描くことで自分にとっての幸せ、喜びを実感するようになっていったのと、すごく似ているんですよね。『街』という楽曲も歌うたび、若いながらに自分自身であろうとした頃に戻っていけるからこそ、今回の映画のためだけのバージョンを歌う意味があると思ったので、考えるよりも感性的なものを大事にする、といったゾーンの中で歌唱させていただいて。ラストを自分の歌で締めさせてもらえるという、とてもぜいたくな作品になりましたし、『街』という楽曲を沢田が歌っていると錯覚するような着地の仕方をした気がするので、歌えて幸せだったなと思っています。○山田雅子プロデューサー(アスミック・エース) コメント今回、荻上監督と堂本剛さんのコラボが実現するのであれば、演出家と主演俳優という決められた役割にとどまらせたくないなという、プロデューサー目線での欲がありました。映画を主戦場としてきた荻上監督と、今はお芝居から少し距離をおき、音楽をメインに活躍している堂本剛さん…それぞれ強い世界観を持ったお二人がタッグを組んで、それぞれの作家性で新しい地平を切り開くことはできまいか。ミュージシャンの剛さんに映画音楽をお願いすることは必然、主演のオファーと同時に相談させていただきました。そして、普段ほぼあて書きをしない荻上監督が、ずっと気になっていたという存在の剛さんと向き合い、お互いを人間同士として理解し合い、沢田というキャラクターを立体化させていく過程で、主題歌は剛さんの代表的な楽曲でもある『街』はどうだろうか、と荻上監督に相談したところ…「実は脚本を書きながら聞いていたのが『街』でした」というお返事。ここだけの話、荻上監督は主題歌に積極的なタイプの作家ではないのが分かってはいたので、その前向きな返答に驚きました。とはいえ、剛さんが最もしんどかったであろう時期にかかれた、思い入れのあるソロデビュー曲を主題歌として使わせていただけるだろうか。私としては、だからこそ、という気持ちが強くありました。このタイミングで荻上監督と堂本剛という2人のアーティストが引き寄せ合い、27年ぶりの単独主演作品が実現した。その物語は、もし、堂本剛がスーパースターじゃなかったら?というパラレルワールドともとれるもの。剛さんが辛かった時期の心情が投影された楽曲が、20年以上たった今≪沢田≫という剛さんのあて書きだが剛さんではない、ある男の人生の物語を締めくくる楽曲として新たな存在感を獲得する…、元の楽曲が素晴らしくないとそうそうできることではありません。この提案に剛さん自ら「それなら45歳の今の自分の声で新録したい」と言っていただき、今回の、映画館でしかフルで聞けない幻の主題歌『街(movie ver.)』が誕生しました。その説得力は凄まじく、主人公がこの先どう生きていくのか、物語が終わった…。(まる)…の先を想像させてくれる、物語の一部として確かに存在している、そんな唯一無二の主題歌になっていると思います。【編集部MEMO】映画『まる』あらすじ美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。(C) 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年09月26日俳優の綾野剛が、18日に都内で行われた映画『まる』(10月18日公開)の完成報告イベントに堂本剛、、小林聡美、吉岡里帆、森崎ウィン、荻上直子監督とともに登場した。同作は、監督・脚本を荻上直子監督が務めたオリジナル作。美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田(堂本)は、独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。○堂本剛&綾野剛、互いにクランクアップに駆け付ける「気づいたら…」今作で初共演ながらも“剛さん”“綾ちゃん”と呼び合う仲だという堂本と綾野。クランクアップ時にも互いに現場に駆け付けたそうで、綾野は「僕のクランクアップのときに剛さんが来てくださって、それがとてつもなく嬉しかったんです。気づいたら、剛さんのクランクアップに僕もいましたね」と振り返る。クランクアップに綾野が来ていることに気づいていなかったという堂本。「クランクアップのときって、主演を務めさせていただくときは1人で迎えることがやっぱり多かった。その日はなんとも言えない非常にきれいな夕日を見た後に(クランクアップを迎えて)遠くから『剛さ~~ん!』って綾ちゃんが走ってきたんです。素敵なシーンでしたね~、このシーンを撮りたいぐらいきれいなシーンでした」と回顧した。さらに続けて「花束と、あとケーキをいただきまして……おいしくいただきました。ありがとうございます」と改めて綾野に感謝。ケーキを渡したことについて綾野は照れ笑いを浮かべながら「バレンタインデーだったので……」とタジタジに。堂本も「チョコレートのケーキいただきました。ありがとうございます」と笑顔を見せていた。
2024年09月18日映画『まる』(10月18日公開)の完成報告イベントが18日に都内で行われ、堂本剛、綾野剛、小林聡美、吉岡里帆、森崎ウィン、荻上直子監督が登場した。同作は、監督・脚本を荻上直子監督が務めたオリジナル作。美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田(堂本)は、独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。○綾野剛、堂本剛と初共演で感じた“実家感”「こたつに入ってずっと話しているような……」今作で初共演となった堂本と綾野。綾野は堂本との共演について「とても温かかったです。個人的に剛さんと一緒にお仕事ができることがご褒美のような時間でしたし、なにより他者に対する愛情といいますか、体温を届けてくれる方。現場ではお互いにぬくぬくしてしまって、こたつに入ってずっと話しているような“実家感”があった(笑)」と振り返る。これには堂本もうなずきながら「ありましたね。スケジュールがタイトな日もありましたけど、のんびりしゃべってました」と同意していた。また、堂本と綾野はMCから名前の漢字が同じであることに触れられると「あ、そうなんです」「一緒です」と笑顔。綾野から“剛さん”と呼ばれているという堂本は、綾野の呼び方について聞かれると「多分、彼がずっと呼ばれていないであろう、これからも呼ばれないかもしれない(呼び方を)いろいろ考えた結果、“綾ちゃん”って呼んでます……」と明かす。これに綾野は「綾ちゃん、剛さんで通ってます。綾ちゃんって呼ばれてます……ご年配のスタッフさんに呼ばれるくらい(笑) すごく嬉しかったですし、温かくなりますね」と照れたように笑顔を見せていた。
2024年09月18日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が主演を務める、映画『まる』(10月18日公開)の場面写真が3日、公開された。○沢田(堂本剛)が“〇”を描きあげ、“〇”に向き合い、“〇”におさまる映画『まる』場面写真今回公開されたのは、沢田が“〇”を描き上げ、自身が描いた“〇”に向き合い、そして“〇”におさまっている様子の場面写真。約2年前からのオファーを経て、初となる完全アテ書きで、沢田というキャラクターをつくりあげてきた荻上監督は「プロデューサーから『誰に興味があって、誰と一緒に映画を作りたいか』と聞かれるたび、堂本さんのお名前を常々挙げていました」と語るほど以前から堂本とのタッグを熱望していたという。「20代後半で帰国して、30 代で映画監督デビューしたのですが、なかなかうまくいかなくて、『ああ、もう嫌だ』と悩んだ時期がありまして。そんな時にたまたまテレビに出ている堂本さんを拝見して、『あれ……私よりもっとツラそうな人がいる』と、すごく興味がわいてしまったんですね。以来、とても気になってはいたものの、お芝居からしばらく離れていらっしゃったので、映画に出てもらえることはないだろうと思っていました。ところが『そうでもないらしい』という話がプロデューサーから入り、『えぇっ、そしたらもう、すぐに脚本を書きます』と取り組み始めて、『まる』はスタートしました」と堂本との出会いを語り、『まる』のはじまりを明かした。そこで監督は堂本の過去のインタビューからヒントを探し始め、“自分が分からなくなってしまう人のお話”を物語の根幹に置くことに。「不条理的な要素が結構あるし、自分が何者なのか分からなくなってしまうという部分は、書くのがとても難しくて。でも、そういう経験って誰しもあると思いますし、それこそ堂本さんのインタビューからたくさんヒントをいただきながら、シナリオを練り上げていったという感じでした」と監督が語るように、沢田は堂本の言葉からつくり上げられ荻上監督のユニークな視点から整えられたキャラクターとなっており、今回解禁された写真のように堂本と、“〇”というモチーフがぴったりとハマる世界観は本作の見どころのひとつとなっている。(C)2024 Asmik Ace, Inc.【編集部MEMO】映画『まる』ストーリー…美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。
2024年09月03日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が主演を務める、映画『まる』(10月18日公開)の場面写真が12日、公開された。同作は監督・脚本を荻上直子監督が務めたオリジナル作。近年では音楽活動が中心となっていた堂本が、監督と企画プロデューサーから約2年間の熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至ったという。○映画『まる』堂本剛ら場面写真9枚公開この度、本作より場面写真一挙公開。今回解禁された場面写真では、沢田(堂本剛)が現代美術家のアシスタントとして働く日常から、段々と○(まる)にとらわれていく様子が捉えられている。自宅で飼う古代魚の様子を伺い、自転車で仕事場に向かい、現代美術家のアシスタントとして絵を描く沢田の日常。そうやって淡々と日々をやり過ごす沢田に、同じ職場で働く矢島(吉岡里帆)は、どこか遠慮しながらも何かを訴えかけるような鋭い目線を投げかけている。そんな日常が一変し、「さわだ」の○が社会現象となっていくが、その正体を知らないアパートの隣人で売れない漫画家・横山(綾野剛)は自分と「同類」だと思い込んで沢田に近づいていく。居酒屋のカウンターに横並びで座る2人の関係性は、〇の影響で次第に変化していく。腕を怪我しコンビニでアルバイトを始めた沢田とともに働くコンビニ店員・モー(森崎ウィン)が、横山と対峙する沢田を心配そうに見つめるカットや、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子(小林聡美)が沢田を諭している様子、〇を突き付ける高校の同級生・吉村(おいでやす小田)など、沢田を取り巻く人々との関わりで物語が動き出す様子が明らかに。そして、広い屋上で様々な大きさ、色の○を描く沢田をとらえた1枚は、〇にとらわれた沢田の行き着く先が気になる写真となっている。【編集部MEMO】映画『まる』あらすじ美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。(C) 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年08月12日堂本剛が27年ぶりに映画単独主演を果たす荻上直子作『まる』より場面写真が解禁された。美大卒だがアートで身を立てられず、売れない現代美術家のアシスタントをしている男・沢田を堂本剛が演じる本作。ある日、通勤途中の事故で腕を怪我し職を失い、部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた◯(まる)が発端となり、日常が◯に浸食され始める…という奇想天外な物語だ。共演には綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、柄本明、小林聡美らが名を連ねる。さらに今回、主演・堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として映画音楽も担当。「.ENDRECHERI.」と「堂本剛」のWネームで、初の映画音楽にチャレンジしている。この度解禁された場面写真では、堂本演じる沢田が現代美術家のアシスタントとして働く日常から、段々と◯(まる)にとらわれていく様子が捉えられている。自宅で飼う古代魚の様子を伺い、自転車で仕事場に向かい、現代美術家のアシスタントとして絵を描く沢田の日常。そうやって淡々と日々をやり過ごす沢田に、沢田と同じ職場で働く矢島(吉岡)は、どこか遠慮しながらも何かを訴えかけるような鋭い目線を投げかけている。そんな日常が一変し、「さわだ」の◯が社会現象となっていくが、その正体を知らない、沢田のアパートの隣人で売れない漫画家・横山(綾野)は、自分と「同類」だと思い込んでいる沢田に近づいていく。居酒屋のカウンターに横並びで座るふたりの関係性は、◯の影響でどのように変化していくのか。さらに、腕を怪我しコンビニでアルバイトを始めた沢田とともに働く、コンビニ店員・モー(森崎)が横山と対峙する沢田を心配そうに見つめるカットや、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子(小林)が沢田を諭している様子、◯を突き付ける、沢田の高校の同級生・吉村(おいでやす小田)など、沢田を取り巻く人々との関わりで物語が動き出す様子が明らかに。そして、広い屋上で様々な大きさ、色の◯を描く沢田。◯にとらわれた沢田の行き着く先が、気になる一枚だ。個性豊かなキャラクターたちに巻き込まれ、転がり出した運命の先で沢田は一体何を見つけるのか?本作の不思議な魅力が垣間見える場面写真の数々となっている。『まる』は10月18日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:まる 2024年10月18日より公開© 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年08月12日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が主演を務める、映画『まる』(10月18日公開)の本ビジュアル&本予告映像が1日、公開された。同作は監督・脚本を荻上直子監督が務めたオリジナル作。近年では音楽活動が中心となっていた堂本が、監督と企画プロデューサーから約2年間の熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至ったという。○映画『まる』本ビジュアル&本予告映像本ビジュアルは、堂本剛演じる沢田が段々と○(まる)にとらわれていくことを示唆するかのように、大きな○にすっぽりと納まる。その周りには、沢田のアパートの隣人で売れない漫画家・横山(綾野剛)、沢田と同じく現代美術家のアシスタントとして働く矢島(吉岡里帆)、コンビニ店員・モー(森崎ウィン)、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子(小林聡美)らが“丸まった”姿でこちらを見据える。ティザービジュアルに引き続きデザイナー・大島依提亜が手掛け、今にもぐるぐる回り出しそうな不思議な浮遊感ただようビジュアルとなっている。併せて解禁となった本予告は、主人公・沢田が雨の坂道で自転車事故に遭い、商売道具である右腕を怪我する場面から幕を開ける。絵を描けなくなった沢田は、モーのいるコンビニでアルバイトを始め、1匹の蟻に導かれるように○を描くと、突然訪ねてきた怪しげなアートディーラー・土屋(早乙女太一)から「一枚につき100万円ご用意させていただきます」と宣言される。突然の出来事に困惑する沢田をよそに、「さわだ」の○は知らぬ間に拡散され、ついには社会現象に。突然誰もが知る存在となった「さわだ」は、段々と○にとらわれ始めていく。同時に「さわだ」の偽物まで大量発生。本作の不思議な魅力が目一杯詰まった内容となっている。今回は主演の堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として映画音楽を担当することも明らかに。「.ENDRECHERI.」と「堂本剛」のWネームで、初の映画音楽にチャレンジしている。8月2日からは第1弾ムビチケカードの発売が決定。絵柄には沢田を正面から捉えたティザービジュアル(キャラクターVer.)が使用されている。前売り特典として、ムビチケオンライン限定で、ティザービジュアルを使用した【スマホ壁紙】のオリジナル特典が付いてくる。映画の公開にあわせて、公式本「映画『まる』ビジュアルブック」(10月18日発売/集英社)の発売も決定。映画の名場面やオフショットがたっぷり掲載されており、堂本が作品についての想いをじっくり語った、約3万字に及ぶスーパーロングインタビューも収録されている。【編集部MEMO】映画『まる』あらすじ美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。(C) 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年08月01日堂本剛27年ぶりの映画主演作『まる』が10月18日(金)に公開決定。堂本さん演じる主人公・沢田を取り巻くキャラクターとして、戸塚純貴、おいでやす小田、濱田マリ、早乙女太一、片桐はいり、吉田鋼太郎、柄本明の出演が決定した。先日、主人公・沢田を取り巻くキャラクター第1弾として、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美の出演が発表されると、SNS上では「沢田を取り巻く4名の重要キャラクターが豪華すぎる!!」「とっても面白そうかつ考えさせられそう」と、主演・堂本さんと初共演となる豪華キャストや、個性的なキャラクターで展開されるストーリーへの期待が高まっていた。そして今回解禁となったのも実力と個性を兼ね備えた豪華キャスト。堂本さん演じる主人公・沢田と同じく現代美術家の新人アシスタントとして働く田中を演じるのは戸塚純貴。連続テレビ小説「虎に翼」で演じる轟役も話題沸騰、数々の作品で存在感を見せる戸塚さんが新人ながらもなぜかふてぶてしい沢田さんの後輩を演じる。戸塚純貴沢田の高校の同級生・吉村を演じるのは、近年TVドラマでも活躍を見せるおいでやす小田。堂本さんと実年齢も同い年(7月12日現在)の小田さんが演じる吉村は、日常が◯(まる)によって侵食されていく沢田と再会し、下心で近づこうとするが…。沢田の住むアパートの大家を演じるのは、NHK連続テレビ小説に複数回出演し、その好演で知られる濱田マリ。本作でも沢田、そして綾野さん演じる横山の住むアパートの大家として濱田さんならではの存在感を魅せる。怪しげなアートディーラー・土屋を演じるのは早乙女太一。早乙女さん自身、幼い頃からアートへの強い興味を持ち、近年は有名画家との共同制作作品展を開催するなど、まさにハマり役。妖艶な雰囲気を持つ早乙女さんが演じるアートディーラーも物語のキーパーソンとなっていく。沢田がよく作品を持ち込む古道具屋の店主を演じるのは片桐はいり。『かもめ食堂』以来、荻上直子監督とのタッグは18年ぶり。本作では独特の存在感を放ち、見る者を不思議な世界へと誘う。さらに、沢田がアシスタントをする人気現代美術家・秋元洋治を吉田鋼太郎が演じる。作品ごとに全く異なる顔を見せる吉田さんが演じる秋元は、沢田とどんな掛け合いを見せるのか。また、突如現れる謎の人物・先生を演じるのは柄本明。ただそこにいるだけで物語に深みを持たせる唯一無二の俳優・柄本さんが演じる謎に包まれた先生が、沢田とどのように関わっていくこととなるのか期待が高まる。『まる』は10月18日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:まる 2024年10月公開予定© 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年07月12日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が主演を務める、映画『まる』(2024年10月公開)の新キャストが27日、明らかになった。今回公開されたのは、主人公・沢田(堂本)を取り巻く重要キャラクターを演じる新キャスト。沢田のアパートの隣人で売れない漫画家・横山を演じるのは、映画『カラオケ行こ!』(24)、Netflix『幽☆遊☆白書』の出演が記憶に新しい綾野剛。堂本とは初共演となり、綾野自身が「ご一緒したかった」と語る。そして、沢田と同じく現代美術家のアシスタントとして働く矢島を演じるのは、映画『ハケンアニメ!』(22)、Netflix『忍びの家 House of Ninjas』などに出演した吉岡里帆。沢田が腕をケガしてしまった事故がきっかけで道が別れることになる。さらに、ミャンマー出身のコンビニ店員・モーを演じるのは森崎ウィン。日本だけではなく海外でも活躍の場を広げる森崎が自身のルーツに紐づく役柄で、沢田に影響を与えていく。そして、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子役で小林聡美も出演。『かもめ食堂』(06)、『めがね』(07)、日本テレビ系『2クール』(08)以来16年ぶりの荻上直子監督出演となり、上品さの中にどこか胡散くさい雰囲気を漂わせる若草を演じている。コメントは以下の通り。○■綾野剛ひとつひとつ祈りを大切に紡ぐ堂本剛さん。ひとつひとつ心の襞を大事に編む荻上直子監督。その無限のキャンバスに全部署の丹精が織り込まれていく。とっても変梃で健やかで、鮮やかで眩しくて。たまらなく愛おしい“まる”が誕生しました。○■吉岡里帆荻上組、念願の初参加です。昔から監督の作品のファンで、以前荻上さん脚本の作品に参加させて頂いたこともあり、大変嬉しいお誘いでした。監督の作品から感じる丸くて優しい抱擁して貰えるような世界はある種憧れの場所でした。しかし、ここに来て今作の"まる"は新しい荻上作品の風がビュンビュンと吹いているように思います! タイトルとは裏腹にまるく収まろう、まるく関わり合おう、まるく落ち着こう、そういった事とは正反対の"まる"からの脱却、逸脱、と良い意味の裏切りを秘めた作品です。荻上監督のパンキッシュな一面に触れることが出来たのが貴重な体験で楽しかったですし、堂本剛さんとの共演も静かにワクワクとする時間でした。何か収まり良い所から抜け出したいと思っている方にこの作品をぜひ見て頂きたいです。○■森崎ウィン荻上監督と堂本剛さんの紡ぐ物語の中で、自分のルーツでもあるミャンマー人青年として生きる事ができ、嬉しい限りです。国を超え遠い地で営む生活。夢や希望だけでは生きていけない現実を目の当たりにしながらも、生きる喜びを味わう。人生に丸をつけるその日まで、どうやって過ごすか、問われているような撮影の日々でした。僕自身も、演じたミャンマー人青年と共に、福徳円満で円満具足な日々に憧れたのかもしれません。是非、劇場でご体験くださいませ。○■小林聡美16年ぶりに荻上監督作品に参加させていただきました。演じたのは、物事に意味や価値を求め、狂騒的になっていく私たちの姿を象徴するような、ギャラリーオーナーです。苦み走っています。周りに惑わされず、自分を信じること、表現することは、とても難しいこと。でも、ときには惑わされたり、痛手を負ってもいい。そんな、「まる」という言葉の哲学的な世界観を突き抜けたあたりを、楽しんでいただければと思います。【編集部MEMO】映画『まる』ストーリー…美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。
2024年06月27日映画『フェラーリ』の先行上映会イベントが6月24日に都内映画館で開催され、“宣伝コメンダトーレ”に就任した堂本光一が登壇した。本作は、F1界の“帝王”と呼ばれたエンツォ・フェラーリの情熱と狂気を圧倒的熱量で描く衝撃の実話。『フォードvsフェラーリ』で製作総指揮を務めたマイケル・マンが監督、錚々たる巨匠たちから引く手あまたの演技派アダム・ドライバーが主演を務める。「コメンダトーレ」とは、主人公のフェラーリが従業員やドライバー、仲間たちから呼ばれていた愛称で、「社長」「騎士団長」という意味がある。そんな「宣伝コメンダトーレ」に就任したフェラーリ好きの堂本は、“コメンダトーレ”という称号に「滅相も無い!荷が重いという気持ちと嬉しい気持ちと」と恐縮しつつも「でも自分が魅力を話すことで『フェラーリ』の素晴らしさが伝わればいいなと思います」と意気込んでいた。この日の会場は満員御礼。劇場を見回すと堂本ファンも多く「(本作の凄さについて)たぶん、お前らにはわからん!」と堂本が毒舌を吐くと、何故かファンは大喜びの拍手喝采。これには堂本も「拍手じゃないよ!だってフェラーリに興味ないだろう?」と大笑いだった。先んじて本作を鑑賞した堂本は「ワクワクして見たけれど、想像とは違った内容で驚いた。フェラーリというと、煌びやかでレースにも強くて……という世界観をイメージしがちだけれど、決してそれだけではないことを実話として描いている。見たらビックリするはず」と重厚なストーリーに度肝を抜かれた様子だった。また、堂本がコメンダトーレとして出演した本作の15秒テレビCMも上映。堂本は「ホンマに感想を言っているだけ……」と苦笑いしつつも、「アダム・ドライバーがエンツォ・フェラーリに似ているし、役者の皆さんが素晴らしくてマイケル・マン監督が描きたかったことも色々な角度から見られる。車の美しさもさることながら、人間模様を大事にした映画」と宣伝コメンダトーレとしての映画見どころをアピールした。堂本自身はフェラーリ430スクーデリアを所有しているが「鉄板剥き出しでエンジンの振動も響くし、乗るには気合のいる車です。乗るたびに“お前、乗れんのか?”と試されているようで、でもそれが心地よい。どちらかと言うと僕はM気質なので」と熱弁。フェラーリの特色として「レースに勝つために乗用車を売っている会社」だとし、「そんなことをしているのはフェラーリのみ。だから僕も頑張って乗っている。わけのわからないところがしょっちゅう壊れたりするけれど、それでもいい。F1でフェラーリが勝つと“俺の資金がそこにいってるやん!”と、そんな気持ちになれるから」とMならではのマインドでフェラーリへの愛を語っていた。劇中でフェラーリは全てを投げうってレースに挑むなど、仕事・勝負にその「情熱」を捧げている。これにちなんで「情熱を捧げていること」を聞かれた堂本は、作・構成・演出・主演を担当する舞台『Endless SHOCK』を挙げて「そこに命を捧げてきたのは間違いない」と自負。今年終幕が決まっているが「いつも通りやるのが大事。いつも通り稽古に情熱を注いで、本番もいつも通りやる。でもいつも通りは難しい。ミスは毎日起こるのでどこをどう修正していくのか、そこが大事」と実感を込めていた。本作には、フェラーリの波乱と激動の1年、彼にとってのまさに「転換期」が描かれている。これにちなんで、自身のキャリアにおいてのターニングポイントを聞かれると「この仕事を始めたこともそうだし、デビューしたことも、帝劇に初めて立ったこともそう。ある意味、帝劇ラストイヤーでやっている今もターニングポイントなのかもしれない」とエンターテイナーとしての心境を吐露していた。最後に堂本は、宣伝コメンダトーレとして「人間的な部分も描かれていて、そんな部分も含めて情熱を捧げる事などに視点を置いて見るのもいい。車の素晴らしさ、美しさ、音の良さも伝わるだろうし、レースシーンでフェラーリが連なって走る場面はとにかくシビれます」とアピール。「そこでシビれない人は僕とは共感できません!それこそ圧巻!衝撃シーンもあるので楽しんで」と最後の最後まで圧倒的熱量のフェラーリ愛を放っていた。<作品情報>映画『フェラーリ』7月5日(金) 公開公式サイト: MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2024年06月25日7月5日公開の映画『フェラーリ』の先行上映会イベントが24日、都内で行われ、KinKi Kidsの堂本光一が登場した。元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者エンツォ・フェラーリ。本作では1957年の59歳だった彼の波乱と激動の1年を巨匠マイケル・マンが演技派アダム・ドライバー主演で描く。公開を間近に控えたこの日、上映前に宣伝アンバサダーならぬ宣伝コメンダトーレに就任した堂本光一が登壇。大のフェラーリ好きな堂本だけに「滅相もないという思いだったんですけど、少年の頃からフェラーリが大好きなので公私混同と言ってもいいですかね。お話をいただいた時に荷が重いという気持ちとうれしい気持ち、自分がお話することでフェラーリの素晴らしさが伝わればという思いでこのお話をいただきました」と笑顔を見せた。続けて、客席を埋めた自身のファンに「どれぐらい自分のファンの方なのか分かりませんが、多分お前らには分からん(笑)!!」と指摘すると客席から拍手が。それには「拍手じゃないの!」とたしなめつつ、「常にレースでも強くてきらびやかな世界をイメージされると思いますが、決してそれだけではありません。実話として描かれているので、皆さんビックリするんじゃないかなと。そういったものを築いてきた上で今があるんだよと学んでもらえると思うし、そういった礎があるから今のフェラーリがあると学んでいただければと思います」とフェラーリの凄さをファンに訴えた。フェラーリの430スクーデリアを所有しているという堂本。「乗るには気合がいる車。スクーデリアはサーキット走行が出来る乗用車なので、座った瞬間に『お前乗れるのか?』と聞かれている感じがして、それが心地良いんです。気合がいるのは確かで、訳分からないところが壊れたりしますが、それでも良いんです」と熱く語った。また、エンツォ・フェラーリの車に対する情熱を描いた本作にちなみ、「どんなことに情熱を注いでいる?」というMCの質問に「今年に限って言えば、ずっとやっている舞台があるので、そこにはもう命を捧げてきたのは間違いなくありますね」と2000年11月の初演以来、ステージに経ち続けている主演ミュージカル『SHOCK』シリーズに触れて「より気合が入るってことはないですよ。今までも限界を越えてきた状態だったので、それより気合を入れてやってしまうと本当に死んでしまいます。いつも通りやることが大事なのかなって最近は思ってます」と自然体を強調しながら、「ミスは毎日起きるし、そこをどうやって自分の中で修正していくのかが大事なことですよね」とさらなる向上心も。さらに、エンツォ・フェラーリのターニングポイントでもある1957年を描いた本作にちなみ、自身のターニングポイントを問われた堂本は「振り返ればたくさんあると思うんですよ。人生のターニングポイントって。この仕事を始めたこともそうだし、デビューしたこともそう、帝劇に最初に立ったこともそう、ある意味では今の帝劇ラストイヤーもターニングポイント。ターニングポイントはたくさんあると思います」と回答していた。映画『フェラーリ』は、7月5日より全国公開。
2024年06月25日