あっという間に7月に突入!今年もいよいよ、暑くて熱い季節がやって参りました。夏クールでは毎年ラブストーリーがヒットしている印象がありますが…今回の注目作は!?ドラマニアな筆者おすすめのドラマを、ジャンル別にご紹介していきましょう。■懐かしの名作「時をかける少女」が復活アラサー女子の大好物、北川みゆきの人気コミックもまずは、6月末から土9「時をかける少女」。1965年の発表以降、度々映画やアニメなど映像化が成されてきた筒井康隆の同名小説が、満を持して連続ドラマ枠にやってきます。これまで映像化では2時間程にまとめられていた本作が、連ドラとして一話毎にどう展開されていくのか…非常に気になりますね!黒島結菜×菊池風磨×竹内涼真が魅せる青春恋物語は、子どもから大人までは幅広い世代が楽しめる一作と言えるでしょう。原作もので言えば、火10「せいせいするほど、愛してる」も忘れてはなりません。アラサー女子から絶大な支持を集める漫画家・北川みゆきの同名コミック。ハラハラドキドキ…エロティックな展開を武井咲×滝沢秀明がどう演じてくれるのか。ジュエリーメーカーの広報部を舞台に物語が進行するということで、実際のティファニーと全面コラボしている点にも注目してみてください。■北川景子が家を売り、藤原竜也が叫ぶ!その裏には、大御所脚本家の熟練技がキラリまた7月クールは、ドラマの裏に潜む大御所脚本家の存在にも大注目。水10「家売るオンナ」では、新婚ホヤホヤ・幸せオーラ満載の北川景子が、独特な人生哲学を持つスーパー営業ウーマンに。住宅売買競争が白熱している2016年の東京を舞台に、家を売って売って売りまくります。本作で筆をとるのは、「セカンドバージン」の大石静。同僚営業マン役の工藤阿須加&千葉雄大にもきっと何か深い過去があるのではないかと予感させてくれるほか、各話でどんなラブストーリーを堪能させてくれるのか…期待が高まりますね。さらに、脚本家・秦建日子が最も得意とする先の読めない衝撃サスペンスが土10に登場。「そして、誰もいなくなった」というタイトルからも想像できますように、『デスノート』の怪演でおなじみ藤原竜也が叫びまくりますよ~(笑)。容姿端麗で頭脳明晰…苦労を知らない主人公が、ある日突然他人に人生を乗っ取られてしまったら!?手に汗に握る展開、その先の先を読んで、主人公よりも先に犯人を見つけてみてはいかがでしょうか。■ヒットの予感がプンプン!?堤幸彦との強力タッグ、イケメン3兄弟も忘れずに最後に、過去のヒット傾向からも注目のドラマをご紹介しておきましょう。まずは、向井理×堤幸彦が初タッグを組んだミステリードラマ・金10「神の舌を持つ男」です。温泉地という珍しい場所を舞台に、コミカルタッチの推理劇を繰り広げる本作。「ひと舐めすれば、ピタリと当たる」というキャッチコピー…事件に関する様々なものを“舐める”というその予告を見るだけで、「ケイゾク」や「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」に似たテイストをプンプン感じますよね。堤作品には、過去作品のオマージュが散りばめられていることが多々あるので、マニア必見です。そして、桐谷美玲主演の月9「好きな人がいること」。夏のビーチを舞台に繰り広げるラブコメディということで、同枠でヒットした「ビーチボーズ」や「SUMMER NUDE」を彷彿とさせる本作も見逃せません。仕事をクビになった主人公は、ひょんなことから海辺のレストランで住み込みのバイトをすることに。なんとそこに住んでいたのが、今をときめく若手実力派俳優、山崎賢人×三浦翔平×野村周平の3兄弟というから、さぁ大変(笑)。自分の好みに合わせたイケメンを応援できるので、週の始まりにもってこいの癒しタイムをお楽しみあれ~。以上、もう間もなくスタートする夏ドラマの注目ピックアップでした。是非、初回チェックの参考にご覧いただければと思います。(text:Yuki Watanabe)
2016年07月09日向井理が“絶対舌感”で事件を解決する青年を演じるTBS系金曜ドラマ「神の舌を持つ男」が7月8日(金)今夜より放送開始する。脚本・櫻井武晴、演出・堤幸彦、プロデューサー・植田博樹という最強タッグが手がける本作。物語は全国の秘湯と呼ばれる温泉地を舞台に、ひょんなことから知り合った向井さん演じる朝永蘭丸(ともながらんまる)が、木村文乃演じる2時間サスペンスドラママニアのウザカワ女・甕棺墓光(かめかんぼひかる)、佐藤二朗演じる宮沢寛治(みやざわかんじ)と出会い、一台のボロ車に乗って温泉宿で寝食を共にしながら、謎の温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて日本全国を旅するコミカルミステリー。堤氏が構想に20年を費やしたという企画となり、堤氏と向井さんは連続ドラマ初タッグとなるほか、向井さんと木村さんも連続ドラマ初共演となる。また向井さん、木村さん、佐藤さんのほか片平なぎさ、火野正平、宅麻伸らが出演。そのほか2時間サスペンスドラマの女王が続々登場するということで、こちらにも期待。さらに主題歌には“演歌の女王”坂本冬美の「女は抱かれて鮎になる」を起用。金曜ドラマ枠で演歌が主題歌となるのは“異例”で、坂本さんはドラマにも出演するのでお楽しみに。また向井さん演じる蘭丸は舌に乗せたものをガスクロマトグラフィーばりに分析する能力“絶対舌感”を持つ青年という設定。劇中の舌を出すシーンについて「抵抗しかないですね」と言いつつも「そういうことはすべて受け入れました。身を削ってやった自信もあります」と制作発表会見で語っていた向井さん。その演技にも注目。第1話では蘭丸ら3人が栃木県奥日光にある秘湯「湯西川温泉」にたどり着き、宿に到着するとミヤビが男と立ち去っていくところに遭遇。慌てて後を追おうとするが、ガス欠のボロ車はうんともすんとも言わず立ち往生。落胆する蘭丸をよそに、寛治は宿の女将・美鈴(片平なぎさ)に、「三助として“垢すり”“湯かけ”“肩もみ”をするから1泊させてくれないか?」と無茶な申し入れ。蘭丸は“伝説の三助”といわれる「大津のヘースケ」・朝永平助(火野正平)の孫で弟子だったのだ。そこへ、近くの川で死体が発見されたと温泉組合長の石原(大河内浩)が駆け込んできて…というストーリーが展開する。向井さんが「これまで堤さんとは、朗読劇、映画、舞台とご一緒させて頂いたのですが、今回初めて連続ドラマをやるので、今までの集大成ともいえます。今回の作品は僕が一番好きな“堤幸彦ワールド”が満載です」と語るほど堤ワールド満載の本作。ぜひその神髄を味わって。「神の舌を持つ男」は7月8日(金)22時~TBS系でスタート(初回は15分拡大)。(笠緒)
2016年07月08日シンガーソングライターの松任谷由実が、歌舞伎役者の中村勘九郎が主演する映画『真田十勇士』(9月22日公開)に書き下ろしの新曲「残火(のこりび)」を提供し初の時代劇主題歌を務めることが7日、明らかになった。合わせて、同曲を収めた予告映像が公開された。原作は、2014年に日本テレビ開局60年特別公演として上演された同名舞台。同作の演出も手がけた堤幸彦監督がメガホンを取りマキノノゾミ氏が脚本を執筆して、歴史を変える大うそで真田幸村(加藤雅也)を天下一に仕立て上げる猿飛佐助(勘九郎)の計画を描く。勘九郎のほか、佐助と共に十勇士を支える霧隠才蔵役の松坂桃李、2人の幼なじみのくノ一・火垂役の大島優子も出演する。松任谷は、「うっそうとした心の戦のただ中で、激しい雨を待つような、それが唯一の希望の火、誰かに会いたい!という強烈な願いを歌にしました」と主題歌への思いを告白。「監督、役者さんたち、そしてはるか時を超えた歴史上の人物たちにも共鳴してもらえると思っています」と自信を見せている。この松任谷の楽曲提供を受けて、堤監督は「『ありがとうございます!!』の一言」と感謝。1973年から松任谷の楽曲を愛聴していたことから、「『いつもそこにある心のオアシス』だったので、光栄というかもったいないというか」と感慨を示し、「まさに盆暮れ正月いっぺんに来たような気持ちです。恐悦至極に存じます」と恐縮して見せる。デモ段階の主題歌を聴いた際は「『…素晴らしい』とうなってしまいました」と感激。また、松任谷自身についても「撮影現場にも足を運んでいただき、さまざまな資料もお目通しいただき、とても深く作品のタッチやテーマをつかんでいただいている」と絶賛した。予告編では、その主題歌「残火」を初披露。幸村と十勇士たちが最後の戦いに臨む心境をより克明に映し出している。冒頭では、「どうしよ…」と"腰抜け"の表情を見せる幸村だが、終盤になると、勇ましく十勇士を率いる武将に変貌を遂げ、「目指すは家康の首、ただ一つだ!」と歴史的な戦いへと挑んでいく。さらに、十勇士が地を駆ける背後では爆破が起こり、数百のエキストラを引き連れて馬と並走。下半身を炎に包まれながらも敵陣に蹴りを入れていく佐助たちの猛烈なアクションの一端も垣間見ることができる。(C)2016『真田十勇士』製作委員会
2016年07月07日奇才・堤幸彦監督が、いま最も注目を集める名将・真田信繁(幸村)と、彼を支えた十勇士を題材に世に放つ『真田十勇士』。舞台との同時公開という世紀のビッグプロジェクトとなる本作の主題歌に、松任谷由実書き下ろしの主題歌「残火」が起用されることが明らかとなり、圧巻のアクションシーン満載の予告編と本ポスターとともに解禁となった。本作の舞台は、関ヶ原の戦いから14年たった戦国の世。天下の名将と名高い武将のはずが、実は“腰抜け男”であった真田幸村(加藤雅也)を本物の立派な武将に仕立てるため、抜け忍・猿飛佐助(中村勘九郎)が個性豊かな仲間たちと大博打に打って出る、という大胆なストーリーを展開する。堤監督が人気脚本家・マキノノゾミとタッグを組み、2014年に上演したスペクタクル超大作舞台「真田十勇士」をもとに映画化に挑んだ本作。今年、本作の公開と同時期に舞台が再演されることも決定し、映画と舞台を同時期に公開・上演するという、映画界・演劇界にとって史上初の画期的な試みが、“世紀のビッグプロジェクト”としてエンターテインメント界でも話題を呼んでいる。主演の中村勘九郎に、松坂桃李、永山絢斗、大島優子ら若手俳優、加藤雅也や大竹しのぶといった実力派俳優ら華やかな顔ぶれが並ぶ本作に、より一層の華を添えるのが、今回解禁された予告編映像にも使用されている松任谷由実書き下ろしの主題歌「残火(のこりび)」だ。日本の“Queen of POP”として、その名を轟かせる松任谷さんは、これまでスタジオジブリの『魔女の宅急便』『風立ちぬ』への楽曲提供(荒井由実作品として)や、実写邦画『ねらわれた学園』や『私をスキーに連れてって』、さらには『リトルプリンス 星の王子さまと私』では自身初の洋画作品に主題歌を書き下ろすなど、数多くの名作を彩ってきた。今回は40年以上になるキャリアの中で、時代劇の主題歌を手掛けるのは初めてとなる。本作への楽曲提供について、松任谷さんは「鬱蒼とした心の戦さの只中で、激しい雨を待つような、それが唯一の希望の火、誰かに会いたい! という強烈な願いを歌にしました。監督、役者さんたち、そして遥か時を超えた歴史上の人物たちにも共鳴してもらえると思っています」とその想いを語った。また、堤監督は主題歌が決定した際の心境を「ありがとうございます!!の一言です。1973年から聞かせていただいていて、『いつもそこにある心のオアシス』だったので、光栄というかもったいないというか。まさに盆暮れ正月いっぺんに来たような気持ちです。恐悦至極に存じます」とコメント。楽曲について「最初にデモ音源をいただいた時に『…素晴らしい』とうなってしまいました。撮影現場にも足を運んでいただき、様々な資料もお目通しいただき、とても深く作品のタッチやテーマを掴んでいただいていると感じました」と感動を露わにすると同時に、「波瀾万丈、あっと驚くストーリー、最高のキャスティング、圧倒的VFX、巨大なセット…いま、できることを全てやり尽くした活劇ですが、松任谷さんの曲が加わることで上映が終わるまで、さらにゴージャスで贅沢な時間になったと思います」と本作の世界観を担う名曲に、より一層の作品への自信をのぞかせている。戦国の世に生きる、個性的で愛すべき十勇士たち、彼らに支えられ成長する幸村の姿を描く本作。胸を打つ人間ドラマと、華麗なアクションシーン、そして耳にする者の心に深く染み入る松任谷さんの歌声を、まずはこちらの予告編映像から体感してみて。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日女優の木村文乃が4日、都内で行われたTBS系ドラマ『神の舌を持つ男』(7月8日スタート/毎週金曜22:00~)の制作発表に、主演の向井理、佐藤二朗、堤幸彦監督、脚本の櫻井武晴、主題歌を担当する坂本冬美とともに出席した。『SPEC』『TRICK』の堤幸彦が構想に20年を費やし、原案・監督を務める同ドラマは、向井、木村、佐藤演じるひょんなことから知り合った3人の男女が、全国各地の温泉場を舞台に繰り広げるコミカルミステリー。木村が演じる甕棺墓光(かめかんぼひかる)は、2時間サスペンスドラママニアの"ウザカワ女"だ。木村は「お話をいただいたときに『なぜ私なんだろう』って思った。撮影しながらも私である理由を探したんですけど、やっぱりわからないまま」と言うも、「堤監督のむちゃぶりに耐え続けた結果、自分でいろいろやらないと気が済まないになってきた」と堤ワールドに染まった様子。「ほかの作品の撮影に支障があるんじゃないかと不安」と笑った。その上で、「作風もわからないけどクスクス笑ってしまうような不思議な世界観になっている」と作品の魅力を伝え、「お酒を片手にゲラゲラ笑える作品だと思うので、楽しんでいただけたら」とアピールした。また、演じる墓光について「スカートだろうが浴衣だろうがヤンキー座りだし、行儀悪いし。寝相もすごい。イビキ、舌打ち、暴言…」と説明し、「お嫁にいけたらいいなって思うくらい、いろいろやらせていただいた」と苦笑。慣れない言葉遣いや行動に「難しい」と苦戦したようだが、堤監督は「映画でご一緒したときに本質を見抜いていて、狙い通り」と語った。
2016年07月04日俳優の向井理が4日、都内で行われた主演を務めるTBS系ドラマ『神の舌を持つ男』(7月8日スタート/毎週金曜22:00~)の制作発表に、共演の木村文乃、佐藤二朗、堤幸彦監督、脚本の櫻井武晴とともに出席。主題歌を担当する坂本冬美もサプライズで登場した。『SPEC』『TRICK』の堤幸彦が構想に20年を費やし、原案・監督を務める同ドラマは、ひょんなことから知り合った3人の男女が、全国各地の温泉場を舞台に繰り広げるコミカルミステリー。舌にのせたものを分析する能力"絶対舌感"を持つのび太のような主人公・朝永蘭丸(ともながらんまる)を向井が、2時間サスペンスドラママニアのウザカワ女・甕棺墓光(かめかんぼひかる)を木村が、暴走しがちな2人を鋭い突っ込みでまとめる宮沢寛治(みやざわかんじ)を佐藤が演じる。主演の向井は「得体の知れない作品の制作発表にお集まりいただき…」と冒頭で笑いを誘い、作品について「わけがわからないところから始まって、長い間やってきましたがやっぱりわからない」とコメント。そう言いながらも、「堤さんの世界観が形になっていく瞬間を目の当たりにした。期待値の高い作品」と自信をのぞかせた。演じる蘭丸については「よくわからないキャラクター。あまり世間慣れしていないことや、探求心だけで生きているところ突き詰めたら、精神年齢が低い子に」と説明。「でも、愛らしい感じになったかな」と笑うと、堤監督も「かわいい。これは予想していませんでした。かわいさという武器をこの男は持ってきた」と太鼓判を押した。舌をペロッと出すシーンに抵抗はなかったか聞かれると、向井は「抵抗しかない。台本を読んだときははらわたが…」と本音を漏らし、「衣装合わせでふんどしが置いてある光景もシュールでしたし…」と回顧。「そういうことを正面から受けていたら立ち直れないので受け入れるようにした」と言い、「精神的に強くなった」と語った。また、「オールロケということで体力的には3本の指に入る…1本の指に入るような過酷な撮影でした」と明かした。佐藤も「向井さんとともにほぼ毎週ふんどし姿になります」とふんどしについて触れ、「ほとんど無駄な肉のついてない向井さんと、無駄な肉しかついてない年相応の怠惰な…」とコメント。一部の層には響くのではないかと期待を示した。
2016年07月04日TBS系ドラマ「神の舌を持つ男」制作発表会見が4日(月)に都内で行われ、主演の向井理、共演の木村文乃、佐藤二朗、堤幸彦(監督)、櫻井武晴(脚本)、主題歌を担当する坂本冬美が登壇した。ひょんなことから知り合った3人の男女が、一台のボロ車に乗り温泉宿で寝食を共にしながら、謎の温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて日本全国を旅するコミカルミステリー。舌に乗せたものを分析する能力“絶対舌感”で事件の謎解きをする青年・朝永蘭丸役を向井さん、2時間サスペンスドラママニアのウザカワ女・甕棺墓(かめかんぼ)光役を木村さん、暴走しがちな2人を鋭い突っ込みでまとめる宮沢寛治役を佐藤さんが演じる。冒頭、「本日は、得体の知れない作品の会見にお越しいただき有り難うございます」とあいさつする向井さんは,「最初に話を聞いた時、なんだこれは?と思いましたが、撮影がはじまってもやっぱりわかりません」とぶっちゃけ。撮影はオールロケのため、「体力的には今までやって来た作品の中で1本の指に入るくらい大変なものでした」と過酷さも訴えた。劇中、舌をペロッと出すシーンがあるのだが、それについては「抵抗しかないですね。台本を読んで、ちょっと腸(はらわた)が…それ以上は言えませんけど」と胸中をほのめかすと、「衣装合わせでふんどしが1枚置いてある光景もシュールです」と苦笑い。しかし、「いろいろ正面から受けていたら立ち直れないので、そういうことはすべて受け入れました。精神的に強くなれました」と笑顔も見せると、徐々に作り上げられる独特の世界観に感服し、「期待値の高い作品ですし、身を削ってやった自信もあります」と胸を張った。木村さんはオファーを受けた際、「なぜ、わたしなんだろう」と思ったそうで、いまもなおその謎は解明していないことを打ち明けつつ、「ヤンキー座りで行儀が悪く、イビキ、舌打ち、暴言がすごく難しいなと思いました」と女性らしい一面をのぞかせるも、向井さんは「アテ書きでしょ?」とツッコみ。堤さんも「映画『イニシエーションラブ』で都会的な女性役を演じてもらいましたけど、本質は見抜いたので狙い通りです」としたり顔を見せて笑いを誘った。30年近く考えていた企画が結実するとあってご機嫌の堤さんは「みなさんにご迷惑をおかけしていますがその成果が表れると思います」と自信をみなぎらせると、「奇跡のパワーを楽しみにしてください」とアピールした。金曜ドラマ「神の舌を持つ男」(毎週金曜よる10時~10時54分)はTBSにて7月8日スタート(初回は15分拡大)(text:cinemacafe.net)
2016年07月04日女優・綾瀬はるか(31)と俳優・堤真一(51)が、映画『プリンセス トヨトミ』(11年)でメガホンをとった鈴木雅之監督と再タッグを組み、映画『本能寺ホテル』(2017年公開)でW主演を務めることが24日、明らかになった。本作は完全オリジナルストーリーで、舞台に選ばれたのは、現代の京都。結婚という人生の岐路に立つ主人公・繭子は、ふとしたきっかけで戦国時代へとつながる謎のホテル"本能寺ホテル"に宿泊することになり、天下統一を目前にした織田信長と出会うが、やがて彼女は、その日が"本能寺の変"の前日であることに気づいてしまう。信長が本能寺の変を事前に知らされていたらどうなるのか、そして現代の女性・繭子は信長を救えるのかといった物語を描く歴史ミステリーとなっている。綾瀬が演じるのは、勤めていた会社が倒産し、彼氏・吉岡の両親の祝賀パーティーへ京都にやってきた繭子。堤は、秀吉の中国攻めの援軍に向かうために本能寺に滞在中、未来から来た繭子に出会う信長役を務める。メガホンを取る鈴木雅之監督や脚本を執筆する相沢友子氏をはじめ、スタッフ陣も興行収入16.2億円を記録した『プリンセス トヨトミ』の面々が再集結。キャストには新たに、濱田岳、平山浩行、風間杜夫らの姿もある。「これまでも何度かご一緒した堤さんや鈴木監督はじめみなさんと、作品を作れるということでとても楽しい夏になりそうです!」と喜ぶ綾瀬。本作を「繭子が、鳴かぬなら殺してしまえホトトギス…あの織田信長と奇想天外なやりとりをするのが見どころ」と紹介しながら、「キャスト、スタッフみんなで、笑っていただける作品をお届けできるよう頑張ります!」とアピールしている。一方の堤も「再び『プリンセス トヨトミ』のスタッフが集まり、新作映画を作ることができてうれしく思います」と、その再会に歓喜。初めて信長を演じることについては、「プレッシャーも感じます」としながらも、「今までにない新しい信長を作っていきたい」と意気込み、「誰もが知る歴史の謎に迫るミステリー映画を、この最高のスタッフとキャストで盛り上げていきたい」と力強く口にする。土屋健プロデューサーは、『プリンセス トヨトミ』チームで「『もう一度映画を作りたい』という思いから、企画がスタートしました」と製作背景を説明。また、「チームが再結集するということで、綾瀬はるかさん、堤真一さんにも出演に快諾を頂き、ストーリーを作りあげました」とも明かし、「綾瀬さんに当て書きとも言えるチャーミングな現代の女の子が、堤さん演じる織田信長に会い…何が起こるか、今からワクワク」「堤さん演じる織田信長は今まで見たこともないぐらいすてきな信長になると思います」と期待を寄せた。映画は、7月上旬から8月下旬までの撮影を予定。場所も物語に沿って、全編を京都で行う。(C)2017「本能寺ホテル」製作委員会
2016年06月24日2011年、大阪城を真っ赤に染め上げ大きな話題を生み、興行収入16.2億円の大ヒットを記録した映画『プリンセス トヨトミ』。今回は、綾瀬はるかと堤真一の強力タッグほか、その製作・出演チームが再集結し、完全オリジナルストーリーで新作映画『本能寺のホテル』を製作することが決定した。これまでの人生、何の疑いもなく流れに任せ日々を過ごしてきた倉本繭子(綾瀬はるか)。勤めていた会社が倒産し、あての無い生活を送っていたところ、彼氏・吉岡恭一(平山浩行)から、「それなら、結婚しよう」とプロポーズをされる。そんないい話はないと周りからも薦められ、流されるままに婚約。そんな時、恭一の両親の金婚式の祝賀パーティに出席するため京都を訪れる。しかし予約していたはずのホテルは繭子の手違いで泊まることが出来ず、途方に暮れた繭子がたどり着いたのは、路地裏にひっそりと佇む”本能寺ホテル”だった。「ようこそ、本能寺ホテルへ」。出迎えた支配人(風間杜夫)に導かれるように、繭子は不思議な世界へと迷い込む。そして、突如、彼女の前に現れたのは天下統一を目前とした名将…織田信長(堤真一)。繭子は自身も訳のわからぬまま“本能寺ホテル”と1582年の本能寺を行き来しながら、信長と信長に仕える小姓・森蘭丸(濱田岳)との交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく。やがて繭子は1582年の迷い込んだその日が、“本能寺の変”が起きる前日であることに気づき――。誰もが知る「本能寺の変」を、事前に信長が知っていたらどうなっていたか?現代の女性(繭子)が、もしも本能寺の変の前日にタイムスリップしたら、どうなるのか?果たして信長を救えるのか? 本作は、現代の女の子と天下統一目前の信長が繰り広げる、時代を超える奇想天外なストーリー。また、監督には『HERO』『プリンセス トヨトミ』などを手掛ける鈴木雅之。大ヒット作品を次々に作り出してきた名監督が、“日本史上最大の謎”を劇中で描く。そして、キャストも『プリンセス トヨトミ』の強力タッグが復活した。 ヒロイン・繭子役には、『プリンセス トヨトミ』では鳥居忠子役を好演し、『海街dialy』『高台家の人々』などの話題作が続く綾瀬さん。そして『プリンセス トヨトミ』では松平元を熱演した堤さんが、自身初の織田信長役に挑戦する。今回の決定に綾瀬さんは「これまでも何度かご一緒した堤さんや鈴木監督はじめみなさんと、作品を作れるということでとても楽しい夏になりそうです!」と喜びを語り、「私が今回演じさせて頂きます繭子が、鳴かぬなら殺してしまえホトトギス…あの織田信長と奇想天外なやりとりをするのが見どころです。キャスト、スタッフみんなで、笑って頂ける作品をお届けできるよう頑張ります!」と意気込んだ。一方、連続テレビ小説「マッサン」や『日本のいちばん長い日』などに出演し、シリアスからコミカルまで多彩なキャラクターを演じ分ける堤さんは、「いまから作品の完成が楽しみ」と話し、また初挑戦の信長役については「プレッシャーも感じますが、いままでにない新しい信長を作っていきたいと思います」と気合十分に語っていた。さらに、織田信長に仕える小姓・森蘭丸役には、「HERO」や現在公開中の話題作『ヒメアノ~ル』など、ドラマに映画に引っ張りだこの濱田岳。濱田さんは「“蘭丸、お前かよ”とガッカリからスタートしているはずなので、あとは上がるだけだと思っております」と自虐しつつも、撮影への強い意欲をみせていた。またそのほか、繭子の婚約者・吉岡恭一役に平山浩行、思わせぶりな言動をする本能寺ホテル支配人役に風間杜夫が出演する。なお本作は、全編京都にて撮影予定しており、7月上旬にクランクイン、8月下旬にクランクアップを予定しているという。『本能寺ホテル』は2017年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年06月24日NHK大河ドラマ「真田丸」の人気と共に“真田イヤー”と言われる今年、あの超大作『真田十勇士』が帰ってくる。2014年、“大坂の陣”400年に製作された、主演・中村勘九郎、演出・堤幸彦のスペクタクル時代劇だ。今回は7月に小説が出版、9月には映画が全国公開、そして舞台が関西で10月に上演されるというスペシャルプロジェクトで再登場。舞台「真田十勇士」チケット情報忍びの里を抜けた猿飛佐助が真田幸村と出会い、世間で噂の英雄と実像との違いに悩む彼に「嘘も突き通せば真実になる!」と押しかけ臣下に。かつての忍びの仲間・霧隠才蔵ら十勇士を集め、幸村を本物の天下の名将に仕立て上げることに…。脚本は演劇界の重鎮・マキノノゾミ。壮大な世界観と厚みのある人間ドラマに豪華キャストを配し、堤のド派手な演出で痛快娯楽アクション時代劇を作り上げた。今回は、主演の勘九郎、幸村の加藤雅也ら継続メンバーに、篠田麻里子、浅野ゆう子、山口馬木也らが新たに参加する。前作と映画で槍の使い手・由利鎌之助役だった加藤和樹は、今回の舞台では、前回松坂桃李が演じた霧隠才蔵役で出演。ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』大阪公演で主演中の加藤に話を聞いた。「再演と聞いて、同じ由利鎌之助だと思っていたのに、『才蔵で』と言われて『えっ!?いやいや、それは…』って。びっくりでした、ほんとに(笑)」。堤や勘九郎の期待を背負い「勘九郎さんの相棒を務めるわけですから、必死で喰らいついていきます。そして、桃李くんの意志でもある、見ていて惚れ惚れするような才蔵を。桃李くんの才蔵を楽しみにしていた人たちにも、僕で良かったと言われる才蔵を作り上げたいですね」と意気込む。作品は、プロジェクションマッピングを効果的に用いるなど、エンターテインメントを駆使した堤の演出も話題だ。忍者ならではの奇想天外なアクションの中、加藤はフライングにも初挑戦。「高いところは大好きです(笑)。アクションもカッコ良くキメたい」。また、佐助と才蔵の幼馴染の女忍び・火垂(ほたる)との愛も描かれる。火垂には、グループ卒業後初舞台となる篠田麻里子。「惚れられつつ、命を狙われつつ…ちょっと危険な関係の中での愛情関係も見えたらいいなと」。中でも最大の見どころは合戦シーン。「夏の陣は、もうずうっと走りっぱなしで。手に汗握る壮絶な立ち回りが生で観られます。初演を観た人も初めて観る人も、絶対に笑って泣ける作品。今回、同じ作品を映画と舞台で同時期に観られるって、贅沢ですよね。お客さんの期待度も上がってる分、その期待をもっといい意味で裏切るようなものにしなきゃいけないと思っています」。アーティストデビュー10周年の加藤に、大きな挑戦が待っている。公演は、9月11日(日)から10月3日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場、10月8日(土)から10日(月・祝)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 ホール、10月14日(金)から23日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年06月21日向井理主演で贈る新ドラマ「神の舌を持つ男」。この度、ドラマの主題歌に“演歌の女王”坂本冬美の「女は抱かれて鮎になる」が起用されることが決定した。舌に乗せたものをガスクロマトグラフィーばりに分析する能力“絶対舌感”を持つ男・朝永蘭丸(向井理)は、ひょんなことから知り合った流浪の古物骨董屋・甕棺墓光(木村文乃)、正体不明の宮沢寛治(佐藤二朗)と共に1台のボロ車に乗って謎の温泉芸者“ミヤビ”を探し、旅に出る。3人が辿り着いたのは、栃木県奥日光にある秘湯「湯西川温泉」。平家の落人伝説が伝わる風情溢れる温泉地だ。一同が宿に到着すると、ミヤビが男と立ち去っていくところに遭遇。慌てて後を追おうとするが、ガス欠のボロ車はうんともすんとも言わず立ち往生してしまう。落胆する蘭丸をよそに、寛治は宿の女将・美鈴(片平なぎさ)に、「三助として“垢すり”“湯かけ”“肩もみ”をするから1泊させてくれないか?」と無茶な申し入れをする。蘭丸は“伝説の三助”といわれる「大津のヘースケ」・朝永平助(火野正平)の孫で、弟子だったのだ。そこへ、近くの川で死体が発見されたと温泉組合長の石原(大河内浩)が駆け込んできて…。ドラマは、全国の秘湯と呼ばれる温泉地を舞台に、ひょんなことから知り合った3人の男女が、1台のボロ車に乗って温泉宿で寝食を共にしながら、謎の温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて日本全国を旅するコミカルミステリー。監督の堤幸彦が構想に20年を費やしたという作品で、思わずくすりと笑ってしまうギャグが満載。キャストには、主人公朝永蘭丸役の向井さんや甕棺墓光役の木村文乃、宮沢寛治役の佐藤二朗をメインキャストに、片平なぎさ、火野正平、宅麻伸らが脇を固めている。そんな堤ワールド炸裂のドラマ主題歌を、坂本さんが担当することがこのほど決定。さらに、主題歌だけでなく、坂本さんのドラマ出演も決定! すでにその撮影が千葉県大多喜町で行われたようだ。金曜ドラマ枠で演歌が主題歌となるのは非常に珍しく、資料が残っている1990年以降では初。今回は堤監督の「ど真ん中の演歌をやっていただきたい」という要望に応え、「女は抱かれて鮎になる」が完成した。今回のオファーに坂本さんは「まさかの堤監督から主題歌のご指名を頂いて夢のようです。ましてや主演は向井理さんですよ! 本当に光栄なことです。でもなぜ私だったのでしょう(笑)」と大喜び。そしてドラマ出演に関しては「思いきり楽しんでやりました。今年芸能生活30周年なのですが、1番のサプライズで、これ以上のものはもう暮れまで出てこないと思います」とコメントした。また楽曲を聴いた向井さんは「温泉を巡るドラマにふさわしい曲で、聞いていると各地の撮影場所を想い出すように情景が浮かんできます」と絶賛。「一言で表すことが難しいドラマですが、坂本さんの曲を聞くことで、ドラマの世界観がはっきりします。これまで撮影してきた映像とのコラボレーションが楽しみです」と放送を心待ちにしていると話した。「神の舌を持つ男」は7月8日(金)22時~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年06月16日歌舞伎役者・中村勘九郎が主演を務める映画『真田十勇士』(9月22日公開)のメイキングを収めた特別映像が9日、公開された。原作は、2014年に日本テレビ開局60年特別公演として上演された同名舞台。同作の演出も手がけた堤幸彦監督がメガホンを取り、歴史を変える大うそで真田幸村(加藤雅也)を天下一に仕立て上げる猿飛佐助(勘九郎)の計画を描く。勘九郎のほか、佐助と共に十勇士を支える霧隠才蔵役の松坂桃李、2人の幼なじみのくノ一・火垂役の大島優子も出演する。特別映像内で、勘九郎は本作が「まさか映画になるとは思わなかったんですけど、素直にうれしかったですね」と歓喜。続けて、「結構ハードな舞台だったので、死ぬ思いでやっていたものが報われたのかなって」との感慨と共に撮影に挑んだことを明かしている。一方の松坂は「笑って感動して『オワッ!』ってなって、『ゾクッ!』となり、あっという間に時が過ぎる時代劇作品もなかなか無いんじゃないか」と自信。加えて、大島も「色んなものを含めてすごくパワーのある作品」とした上で、「これ全部つながったらどれだけヘビーなんだろう」と完成に心を躍らせている様子だ。そんな撮影は、大阪城など国内映画史上最大規模とも言われるスケールのセットを組んで敢行。これには、堤監督も「端から端まで全部見渡すことができないくらい」大きいと圧巻の光景に驚きまでも語っている。3カ月かけて制作された、真田軍の出城では、200人以上のエキストラを集め"大坂の冬の陣"が撮影されたという。さらに映像には、勘九郎、松坂、大島の3人がアクロバティックな殺陣を披露している様子も。ワイヤーアクションに挑む大島の姿と、勘九郎との怒涛のバトルシーンも垣間見ることができる。(C)2016『真田十勇士』製作委員会
2016年06月09日中村勘九郎、松坂桃李、大島優子ら豪華キャストが出演し、日本エンタメ史上、類を見ない大規模プロジェクトの最終形として、いよいよ“出陣”する映画『真田十勇士』。熱い注目を集める本作のメイキング特別映像が解禁、広大なロケセットや躍動感あふれるアクションシーンが披露された。時は戦国、関が原の戦いから14年の歳月が流れ、徳川家康は天下統一を目前にしていた。徳川と豊臣の対立が深まる中、次々と大坂城に入城する豊臣方の武将たち、その中に一際、異彩を放つ一団がいた。天下の名将として名高い真田幸村を筆頭とした真田十勇士の面々。ついに、大坂冬の陣、夏の陣の火ぶたが切って落とされる!大河ドラマをはじめ、“真田イヤー”として盛り上がる2016年。本作は、2014年に上演され、今年再演も決定しているスペクタクル超大作舞台「真田十勇士」を、同作品の出演者を中心に、同じく演出を手がけた奇才・堤幸彦監督が映画化するという一大プロジェクト。このほど解禁されたメイキング映像からは、堤監督ですら「端から端まで全部見渡すことができないくらい大きく」、「ロケも広大な敷地を借りて」撮影されたことが明かされる。3か月かけて制作された真田軍の出城・真田丸には、200人以上のエキストラが集められ、<大坂の冬の陣>の撮影が行われた。映像では、勘九郎さん、松坂さん、大島さんらが登場。勘九郎さんと松坂さんがキレッキレのアクションシーンを披露したかと思えば、大島さんがワイヤーアクションに挑むなど、躍動感あふれる怒涛のアクションの連続に圧倒される。実は“腰抜け”な主人・真田幸村(加藤雅也)を天下一の武将に仕立て上げる“真田十勇士”の中心的存在・猿飛佐助に扮する勘九郎さんは、舞台版に続く主演に「まさか映画になるとは思わなかったんですけど、素直に嬉しかったですね。結構ハードな舞台だったので、死ぬ思いでやっていたものが報われたのかなって」と感慨深げにコメント。容姿端麗&寡黙でクールな実力派忍者・霧隠才蔵を演じる松坂さんは、「笑って感動して、オワッ!てなって、ゾクッ!となり、あっという間に時が過ぎる時代劇作品もなかなかないんじゃないかな」と撮影当時の手ごたえを語る。また、堤監督作品3作目にして、本格時代劇初出演の大島さんは、2人の幼なじみである女忍び・ほたる役について「アクションとか演出がダイナックとか派手なだけじゃなくて、色んなものを含めて凄くパワーのある作品だと思ったから、これ全部つながったらどれだけヘビーなんだろうと思ったんですけど」と映画完成に心を躍らせている様子だ。「盆暮れ正月がいっぺんにきたようなそんな作品にしたいと思っています」と堤監督が語る、超ド級エンターテイメント・ムービー。まずはこちらのメイキング映像から、圧倒的なアクションシーンと熱いドラマを覗いてみて。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月09日“真田イヤー”と言われる今年、舞台『真田十勇士』がパワーアップして帰ってくる。さらに公演と同時期に映画公開と出版化されることも決定、【映画×舞台×小説】という、まさに最高のメディアミックスが実現。日本映画界、演劇界、出版界、しいてはエンタテインメント界にとってスペシャルなプロジェクトが始動する。舞台「真田十勇士」チケット情報舞台は2014年の初演と同じく、演出(監督)を堤幸彦が手がけ、脚本を演劇界の重鎮マキノノゾミが担当。壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描ききる。そして主人公・猿飛佐助を演じるのは、初演に引き続き同時期公開の映画でも同役を務める中村勘九郎。歌舞伎に留まらず、映画・ドラマ・CM など幅広い分野への挑戦を続けている勘九郎。本公演でも抜群の存在感でパワーアップした佐助を演じるに違いない。佐助とともに『真田十勇士』を支える霧隠才蔵には加藤和樹が登板。初演と映画版では由利鎌之助を演じた加藤和樹が新たな相棒役として挑む。実は腰抜けの武将であったという真田幸村には、初演・映画版同様、加藤雅也。佐助と才蔵の幼馴染で女忍びとしてふたりを翻弄する火垂を、グループ卒業後初舞台となる篠田麻里子が務め、豊臣秀吉の妻・淀殿を浅野ゆう子が演じるなど、再演も魅力的なメンバーが揃った。その他、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、青木健、石垣佑磨など、舞台初演・映画版より継続して出演のメンバーに加え、荒井敦史、望月歩は映画版より引き続き、さらに、栗山航、丸山敦史、山口馬木也らの新規参戦が決定!この秋、かつてない豪華メンバーでお届けするスペクタクルな舞台『真田十勇士』をお見逃しなく!公演は、9月11日(日)から10月3日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場、10月8日(土)から10月10日(月・祝)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 ホール、10月14日(金)から10月23日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて上演。東京・神奈川公演は6月4日(土)より、関西公演は6月12日(日)より、チケット一般発売開始。なお、チケットぴあでは、5月13日(金)11:00まで関西公演のいち早プレリザーブ(ぴあプレミアム会員限定)を実施中。さらに、5月16日(月)11:00まで東京・神奈川公演、5月17日(火)11:00まで関西公演のプレリザーブ(先行抽選)の受付実施中。
2016年05月11日全国の秘湯と呼ばれる温泉地を舞台に繰り広げるコミカルミステリー「神の舌を持つ男」が、7月期のTBS金曜ドラマ枠にて放送されることが決定。主演に向井理、共演には木村文乃、佐藤二朗らが出演することも分かった。舞台は全国の秘湯と呼ばれる温泉地。ひょんなことから知り合った3人の男女が、一台のボロ車に乗って温泉宿で寝食を共にしながら、謎の温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて日本全国を旅するコミカルミステリー。脚本・櫻井武晴、演出・堤幸彦、プロデューサー・植田博樹といった最強タッグが手掛ける今回のドラマ。本作は、堤氏が構想に20年を費やした念願の作品で、ギャグ・パロディ・オマージュ満載の堤ワールドが炸裂している。主人公の朝永蘭丸役には、現在放送中の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」にも出演している向井さん。今回演じるのは、ちょっとダサくて世間知らずだがなんだか憎めず可愛らしい、「ドラえもん」ののび太のような男だという。舌に乗せたものをガスクロマトグラフィーばりに分析する能力を持つ蘭丸は、行く先々でなぜか必ず巻き込まれてしまう事件の謎解きをするという。演出の堤氏とは、これまで舞台や映画、単発ドラマなどで共にしているが、意外にも連続ドラマでのタッグは今回が初。そんな向井さんは「今までの集大成ともいえます。すべての作品に堤ワールドがありますが、今回の作品は僕が一番好きな“堤幸彦ワールド”が満載なので、こんなに堤さんの匂いがいっぱいするドラマに呼んでもらって本当にうれしいです。初めてお仕事するような気持ちでやらせてもらっています」と喜びを露わにしていた。「蘭丸は、想像力をかきたてるキャラクター。自由にやらせてもらってます。いろんなふり幅がある人物だと思うのですが、可愛らしいところもあるので、その辺はあざとく狙っていきたいなと(笑)」とも話していた。そして共演には、2時間サスペンスドラママニアのウザカワ女・甕棺墓光(かめかんぼひかる)役に、昨年の「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」での熱演が記憶に新しい木村さん。暴走しがちな2人を鋭い突っ込みでまとめる唯一まともな人格者(?)の宮沢寛治役には佐藤さんが出演している。これまた意外にも、向井さんとは今回が連ドラ初共演となった木村さんは、「向井理さんの地に足ついたお芝居と佐藤二朗さんの冷静かつ的確な突っ込みで、つつましさのカケラもない言動や何も顧みない自分勝手さ満載の甕棺墓光が少しはまともになるかと思いきや、堤監督の無茶ぶ…ご指導により、ますますおかしな人へと変貌しながら撮影している毎日です」と新たな木村さんが垣間見えそうな発言。また佐藤さんは「堤さんは僕を映像の世界に招いてくれた、扉を開けてくれた人でして、その人のもと、この作品に関われるのは、なにか運命的なものを感じます」と語り、実は、向井さんが無名時代に共演しており、古い付き合いだという。さらに佐藤さんは、「芝居も考え方も素晴らしく、大いに刺激を受けております。それどころか僕は理に頼り切っていて、それはもう、のび太がドラえもんに頼りきるくらい頼りきっていて、たまにホントに『ドラえも~ん、助けてくれよ~』と口にしてしまうくらい頼りきっております」と向井さんとの仲の良さも伺えるようだ。毎回様々な事件や、濃いゲストが登場するという本作。この3人のかけ合いはもちろん、繰り広げられる“堤ワールド”に期待していて。「神の舌を持つ男」は7月、毎週金曜日TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年04月28日俳優の向井理が、7月スタートのTBS金曜ドラマ『神の舌を持つ男』(毎週金曜22:00~)で主演を務めることが27日、明らかになった。演出の堤幸彦監督と連続ドラマ初タッグ、女優の木村文乃とは連続ドラマ初共演となる。堤監督が構想に20年を費やした同ドラマは、全国の秘湯と呼ばれる温泉地を舞台とするコミカルミステリー。ひょんなことから知り合った3人の男女が、1台のボロ車に乗って温泉宿で寝食を共にしながら、謎の温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて日本全国を旅するストーリーで、"堤ワールド"が炸裂したギャグ、パロディ、オマージュ満載の作品だという。脚本は櫻井武晴、プロデューサーは植田博樹。撮影は、3月上旬にクランクインし、現在オールロケで好調に進んでいる。向井が演じるのは、『ドラえもん』に出てくるのび太のような男・朝永蘭丸(ともながらんまる)。舌に乗せたものをガスクロマトグラフィーばりに分析する能力を持ち、行く先々で巻き込まれてしまう事件の謎解きをする。そして、2時間サスペンスドラママニアのウザカワ女・甕棺墓光(かめかんぼひかる)役に木村文乃、暴走しがちな2人を鋭い突っ込みでまとめる人格者(?)・宮沢寛治(みやざわかんじ)役に佐藤二朗が決定した。向井は、これまでも堤監督と映画や舞台でタッグを組んでいるが、連続ドラマは初めて。「今までの集大成ともいえます」とし、「今回の作品は僕が一番好きな"堤幸彦ワールド"が満載なので、こんなに堤さんの匂いがいっぱいするドラマに呼んでもらって本当にうれしいです」と喜んでいる。演じる蘭丸については「想像力をかきたてるキャラクター」「いろんなふり幅がある人物」と説明。「可愛らしいところもあるので、その辺はあざとく狙っていきたいなと(笑)」と意気込む。木村は「向井理さんの地に足ついたお芝居と佐藤二朗さんの冷静かつ的確な突っ込みで、自分勝手さ満載の甕棺墓光が少しはマトモになるかと思いきや、堤監督の無茶ぶ・・・ご指導により、ますますおかしな人へと変貌しながら撮影している毎日です」とコメント。そして、「お話毎に変わる統一性皆無の衣装と、普段の私からは想像もできないハイテンションさ、コメディの中にしっかりと人間を描いているドラマになっています」とアピールする。佐藤は「堤さんは僕を映像の世界に招いてくれた人。その人のもと、この作品に関われるのは、運命的なものを感じます」としみじみ。また、「理とも古い付き合いで、彼が全くの無名時代に共演したりしております」と話し、ひと回り年齢が違う向井の芝居や考え方に刺激を受けているほか、「のび太がドラえもんに頼りきるくらい…たまにホントに『ドラえも~ん、助けてくれよ~』と口にしてしまうくらい頼りきっております」と笑いを交えて告白。さらに、「他にない、異色中の異色の作品になると思います」と自信を見せている。(C)TBS
2016年04月28日堤真一、寺島しのぶ、井上芳雄、浦井健治らの華も実力も兼ね備えた俳優陣たちが出演する舞台『アルカディア』が4月6日(水)、Bunkamuraシアターコクーンにて開幕する。舞台『アルカディア』チケット情報物語は、英国の貴族の屋敷を舞台に、「19世紀初頭」と「現代」のふたつの時代が、時には交互に、時には複雑に交錯し合いながら進行する。一見何の関連もなさそうなふたつの世界が、「ある謎の追究」を巡り、時空の隔たりを感じさせないほど絶妙にリンクし合いながら躍動する。そんな名作戯曲に挑戦する出演者から最終通し稽古後のコメントが到着。堤真一膨大な台詞の多くは、哲学的であったり数学的な言葉なので、高尚で重苦しい文芸作品のように思われがちです。ところが、実はそういう学術的な言葉は本筋ではなく、軽やかでユーモラスに、登場人物たちの恋愛熱や研究への情熱が 200 年の時空を駆け巡ります。学術的な話が多いので、確かに台詞を喋る役者は大変(笑)。でも、そこで描かれている人間たちの姿をハッキリとお見せできれば、お客様により一層楽しんでいただけるはず。まずはその「人間ドラマ」に集中したいと思っています。寺島しのぶここに登場する人物は皆、研究なり恋愛なり、一つのことに「熱」を傾けている人たちです。私が演じる「ハンナ」も、19世紀の詩人バイロンの研究にエネルギーを燃やしていて、研究以外には全く無頓着。でも自分の研究への愛と情熱は誰にも負けない。そんな「熱」が伝えられれば、素晴らしい舞台になると思っています。栗山さんが、「これは愛の話」と仰っていたように、劇中には色々な形の愛があり、ハンナもその中で成長していきます。劇中に生まれる変化を演じられるのは、とても楽しいことですね。井上芳雄ストッパードの伝説的な作品で、それを栗山民也さんの演出で、堤真一さん、寺島しのぶさんをはじめとする憧れの役者さんたちとご一緒できる!それだけで、台本を読む前に即答で出演を決めました。栗山さんの舵取りで、皆さんと一緒に掘り下げて行った稽古は、謎解きの面白さと演劇の喜びに溢れた現場でした。間違いなく、「日本最高峰のメンバーが集結した舞台」と言っても過言ではないです!ぜひ多くの方々に観に来ていただきたいですね。浦井健治稽古初日の本読み後、思わずため息をつきながら、机に突っ伏してしまったんです(笑)。学術的な台詞が多いし、意味もよくわからないし……。それが、立ち稽古が進むにつれ、どんどん見えてくる景色も広がって、この戯曲の凄さや面白さを発見する毎日でした。栗山さんや皆さんとご一緒できる現場は、僕にはかけがえのない時間。そこから生まれる「熱」をお客様に感じていただけたら嬉しいですね。4月30日(土)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演後、5月4日(水・祝)より森ノ宮ピロティホール(大阪府)へと舞台を移す。
2016年04月06日元AKB48で女優の篠田麻里子が、舞台『真田十勇士』に出演することが30日、発表された。篠田は2013年のAKB48卒業後、初舞台となる。主役の十勇士・猿飛佐助を演じるのは歌舞伎俳優の中村勘九郎。同じく十勇士の霧隠才蔵役には、4月からミュージカル『1789』で主演を務めるなど、様々な舞台で活躍する加藤和樹が決定した。篠田は2人を翻弄する女忍び・火垂を演じる。同作は映画監督の堤幸彦が演出、劇作家のマキノノゾミが脚本を担当し、2014年に中村勘九郎&松坂桃李のコンビで初演。同キャスト・同スタッフでの映画版も2016年に公開される。映画版『真田十勇士』で火垂役を演じるのが、元AKB48で篠田とともに活躍した大島優子で、篠田と大島は同じ役を演じることになる。舞台版ではほかに、真田幸村役の加藤雅也、豊臣秀吉の妻・淀殿役の浅野ゆう子が出演する。更に、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、荒井敦史、栗山航、望月歩、青木健、丸山敦史、石垣佑磨、山口馬木也らが舞台を彩る。東京公演は新国立劇場 中劇場で9月11日~10月3日、横浜公演はKAAT 神奈川芸術劇場で10月8日~10日、関西公演は兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールで10月14日~23日。映画公開と舞台公演にあわせ、2016年夏に小説版の発売も予定している。
2016年03月30日舞台と映画が同時期に開幕・公開という史上初のメディアミックスが実現する中村勘九郎主演「真田十勇士」。この度、篠田麻里子、浅野ゆう子、加藤和樹、加藤雅也らが出演することが決定し、舞台版のキャストの全貌が明らかになった。豊臣・徳川の最後の決戦「大坂の陣」から400年となる2014年、日本テレビ開局60年特別舞台として大ヒットを記録した「真田十勇士」が、“真田イヤー”と言われる2016年、舞台公演と同時期に映画公開と出版化されることも決定し、「映画×舞台×小説」という、史上初の画期的な試みが話題となっている。9月11日(日)の新国立劇場を皮切りに上演される本舞台は、2014年の初演と同じく堤幸彦が演出を手がけ、脚本は演劇界の重鎮・マキノノゾミが担当し、壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描く。主人公・猿飛佐助を演じるのは、初演から引き続き、中村さんが本舞台そして映画でも好演する。そして今回新たに発表されたキャストには、「真田十勇士」を支える霧隠才蔵役に、初演と映画版では由利鎌之助役を演じた加藤和樹が、卓抜した運動神経とアクション力を武器に、新たな相棒役として挑戦。また、映画版では大島優子が演じる佐助と才蔵の幼馴染みで女忍びとして2人を翻弄する火垂役を、「AKB48」卒業後初舞台となる篠田さんが、豊臣秀吉の妻・淀殿役に浅野さんがキャスティングされた。さらに、真田幸村役には、初演、映画版同様加藤雅也が続投するほか、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、青木健、石垣佑磨など、舞台初演・映画版より継続して出演のメンバーに加え、荒井敦史、望月歩は映画版より引き続き、さらに、栗山航、丸山敦史、山口馬木也らの新キャストが顔を揃えた。舞台「真田十勇士」は9月11日(日)より東京・新国立劇場にて、10月8日(土)より横浜・KAAT 神奈川芸術劇場にて、関西・10月14日(金)より兵庫県立芸術文化センターにて公演。映画『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月30日歌舞伎俳優の中村勘九郎が主演を務める映画『真田十勇士』(9月22日公開)の初の映像となる特報が25日、公開された。原作は、2014年に日本テレビ開局60年特別公演として上演された同名舞台。同作の演出も手がけた堤幸彦監督がメガホンを取り、歴史を変える大うそで真田幸村(加藤雅也)を天下一の武将に仕立て上げる猿飛佐助(勘九郎)の計画を描く。勘九郎のほか、佐助と共に十勇士を支える霧隠才蔵役の松坂桃李、2人の幼なじみのくノ一・火垂役の大島優子も出演。松平健や大竹しのぶといった豪華キャストも登場する。特報では、佐助が火まみれになりながら立ち向かう姿やアクロバティックな殺陣を披露。「実は腰抜け」で「ヘタレすぎる」幸村を武将に仕立てるべく、戦場で大暴れしていく。さらに広野を駆ける馬と兵士、激しい爆発などこれまで時代劇ではあまり見られなかったスケールでの合戦の描写や怒涛のアクションが映し出されており、わずかな時間だが忍服姿の火垂も捉えられている。(C)2016『真田十勇士』製作委員会
2016年03月25日“真田イヤー”となる2016年、映画×舞台×小説という、かつてないメディアミックスの一大プロジェクトとして話題を呼んでいる『真田十勇士』。このほど、主人公・猿飛佐助を演じる中村勘九郎がアクロバティックな殺陣を披露する映画の初映像が解禁となった。関が原の戦いから10年。天下統一を目の前にした徳川家康と「豊臣の世を再び!」と復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世で、「智謀知略天下に並ぶ者なし!」の名将として、世間から尊敬を集めていた男、真田幸村(加藤雅也)。だが、実は幸村、その男前な容貌と奇跡的に起こるラッキーの連続によって、天下の名将に祭り上げられていただけの、ただの“腰抜け男”だった!?その実像と虚像のギャップに悩んでいたとき、抜け忍・猿飛佐助(中村勘九郎)と運命的に出会う。何かドデカいことを成し遂げたいと思っていた佐助は、「オイラの嘘で、あんたを本物の天下一の武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」と、仲間たちを集めることに…。2014年の舞台版と同様、奇才・堤幸彦監督がメガホンをとる本作。主人公・猿飛佐助には、歌舞伎の舞台公演に留まらず、映画・ドラマ・CMなど幅広い分野への挑戦を続ける中村さん。本作で演じる猿飛佐助は、おとぼけなキャラクターながらも実は策士であり、真田幸村を天下一の武将に仕立て上げる【真田十勇士】の中心的存在となる。さらに、端麗で頭も切れ、【真田十勇士】を佐助とともに支えていく寡黙でクールな実力派忍者・霧隠才蔵には、松坂桃李。佐助と才蔵の幼馴染で、才蔵に対して密かな感情を抱きながらも、女忍びとして彼らの命を狙う“くのいち”火垂には、本格時代劇初出演の大島優子。さらに十勇士役には、永山絢斗(根津甚八)、加藤和樹(由利鎌之助)、高橋光臣(筧十蔵)、駿河太郎(三好清海)、村井良大(海野六郎)、荒井敦史(三好伊三)、望月歩(真田大助)、青木健(望月六郎)と、注目の人気若手俳優が集結。そして、真田幸村には加藤雅也、家康に松平健、淀殿に大竹しのぶというオールスターキャストで、真田イヤーを盛り上げる。解禁された予告編は、「天下の名将と名高い真田幸村が実は腰抜けの武将であった」という発想で展開する本作らしく、ダメダメ感全開の加藤さん演じる幸村の映像からスタート。そこに、中村さん演じる佐助が登場し、火まみれになりながら立ち向かう姿やアクロバティックな殺陣を披露!さらに、広野を駆け回る馬と兵士たち、激しい爆発と、日本映画史上類を見ないスケールの大きさ、バトルにつぐバトルで怒涛のアクションシーンが映し出されていく。もちろん堤作品だけに、型破りなエンターテインメントでもありつつ、監督らしいユーモアもたっぷり盛り込まれるはず。まずはこちらの映像から、ぶっ飛んだ真田ワールドを楽しんでみて。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月25日中村勘九郎、松坂桃李らが出演する映画『真田十勇士』の特報映像が公開になった。実は腰抜け男の真田幸村を、猿飛佐助ら十勇士が天下一の武将に仕立て上げるべく奮闘する物語で、このほど公開になった映像ではスケールの大きなアクションが次々に登場している。『真田十勇士』特報映像真田幸村といえば、戦国の世で高く評価される名将だが、本作に登場する幸村は、運が良いだけで実は腰抜けの男。しかし、猿飛佐助、霧隠才蔵らは“ハッタリ”と“大嘘”で幸村を天下一の武将にするべく、大坂の陣に挑む。勘九郎が主人公・佐助を、松坂が才蔵を演じるほか、大島優子、伊武雅刀、佐藤二朗、加藤雅也、大竹しのぶらが出演。堤幸彦が監督を務め、映画公開時には堤監督が演出を手がける舞台も上演される。このほど公開になった特報映像には迫力のある合戦シーンが描かれ、勘九郎演じる佐助が炎に包まれるシーンや、松坂の鋭い表情を捉えたカットも登場。スケールの大きい大作になっていることが伺える。『真田十勇士』9月22日(祝・木)全国ロードショー
2016年03月25日女性キャストすべてが水着姿で登場する学園ミュージカル「DMM.yell presents 舞台『熱いぞ!猫ヶ谷!!』」が、3月16日に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて開幕。同日昼にはマスコミ向けの公開ゲネプロが行われ、約20名の女子たちが自慢のボディを披露し、関係者を魅了した。舞台『熱いぞ!猫ヶ谷!!』チケット情報本作は、『ヤングマガジン』(講談社)で2009年から2011年まで連載し、テレビドラマ化もされた克・亜樹の人気コミックが原作の舞台。総合演出・堤幸彦、演出・佐藤徹也、脚本・なるせゆうせいを迎え、新感覚ミュージカルとして生まれ変わった。物語は、条例により「男性はアロハシャツ、女性は水着着用」で生活している日本一暑い街、埼玉県猫ヶ谷市が舞台。この街の高校に転向してきた伊吹冬斗(輝山立)が、生徒会長の押切貴澄(片岡沙耶)や久下柿子(藤井瑛実加)らとともに、悪徳市長から街を守ろうと奮闘するゆるふわハレンチ青春ラブコメディだ。コミュニケーションアプリ「DMM.yell」で行われたオーディションを勝ち抜いたキャストたちは、雑誌のグラビアで活躍するアイドルも含むメンバーだけあって、スタイルは抜群。原作コミックを忠実に再現したビキニやスクール水着などを身に付けたキャストが、客席が囲む円形ステージに一堂に揃い、笑顔で元気よく歌い踊る姿は圧巻。ステージだけでなく会場全体が舞台になっていて、座席によって見え方が違うのも見どころだ。さらに上演後には、出演者たちによるお見送りもあり、至れり尽くせりの内容になっている。男性にとっては目のやり場に困る公演だが、そこには主催元も配慮。座席には、猫ヶ谷市マスコット“あつニャン”のアイマスクが用意され、これを装着すればどんな表情で観劇していても周囲に気取られる心配はないとのこと。最後まで心置きなくミュージカルを楽しむことができる。『熱いぞ!猫ヶ谷!!』は同劇場にて3月20日(日)まで上演。チケット発売中。
2016年03月18日女性キャストすべてが水着姿で登場する学園ミュージカル「DMM.yell presents 舞台『熱いぞ!猫ヶ谷!!』」が、3月16日に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて開幕。同日昼にはマスコミ向けの公開ゲネプロが行われ、約20名の女子たちが自慢のボディを披露し、関係者を魅了した。舞台『熱いぞ!猫ヶ谷!!』チケット情報本作は、『ヤングマガジン』(講談社)で2009年から2011年まで連載し、テレビドラマ化もされた克・亜樹の人気コミックが原作の舞台。総合演出・堤幸彦、演出・佐藤徹也、脚本・なるせゆうせいを迎え、新感覚ミュージカルとして生まれ変わった。物語は、条例により「男性はアロハシャツ、女性は水着着用」で生活している日本一暑い街、埼玉県猫ヶ谷市が舞台。この街の高校に転向してきた伊吹冬斗(輝山立)が、生徒会長の押切貴澄(片岡沙耶)や久下柿子(藤井瑛実加)らとともに、悪徳市長から街を守ろうと奮闘するゆるふわハレンチ青春ラブコメディだ。コミュニケーションアプリ「DMM.yell」で行われたオーディションを勝ち抜いたキャストたちは、雑誌のグラビアで活躍するアイドルも含むメンバーだけあって、スタイルは抜群。原作コミックを忠実に再現したビキニやスクール水着などを身に付けたキャストが、客席が囲む円形ステージに一堂に揃い、笑顔で元気よく歌い踊る姿は圧巻。ステージだけでなく会場全体が舞台になっていて、座席によって見え方が違うのも見どころだ。さらに上演後には、出演者たちによるお見送りもあり、至れり尽くせりの内容になっている。男性にとっては目のやり場に困る公演だが、そこには主催元も配慮。座席には、猫ヶ谷市マスコット“あつニャン”のアイマスクが用意され、これを装着すればどんな表情で観劇していても周囲に気取られる心配はないとのこと。最後まで心置きなくミュージカルを楽しむことができる。『熱いぞ!猫ヶ谷!!』は同劇場にて3月20日(日)まで上演。チケット発売中。
2016年03月18日9月22日公開の映画『真田十勇士』のクランクアップ報告記者会見が17日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の中村勘九郎をはじめ、松坂桃李、大島優子、加藤雅也、大竹しのぶ、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、青木健、堤幸彦監督が出席した。本作は、2014年に上映された堤幸彦演出、中村勘九郎主演の舞台『真田十勇士』の劇場版で、戦国末期を駆け抜けた真田幸村と彼を支える真田十勇士の活躍を描く。また、本作の公開と同時期に堤監督演出による舞台が上映されることも発表された。約2カ月半の撮影が終わり、この日行われた会見には劇中で着用した甲冑姿のキャスト陣と堤監督が勢揃い。主演の中村は「2年前に舞台がありまして、その舞台公演中に堤監督とキャストの皆さんと『映画にしてくださいよ』と冗談で言ったら、本当になってさすが監督だと思いました」と堤監督を褒めながら「撮影は本当に過酷なものでした。時代劇や戦国ものということである程度は覚悟していましたが、予想以上に大変で心の中も格好良い俳優陣の皆様と頼れるスタッフさんの皆様のお陰で無事撮影できました。ロケ地も広大で夢のような2カ月間でした」とやりきった様子。霧隠才蔵役の松坂桃李は「監督からは『馬と並行に走ってください』とか『忍者なので腕を振らないで走って下さい』とか言われ、何を言っているんだろう? と(笑)。不可能を可能にする監督だと思いましたね」と話していた。女忍として中村扮する猿飛佐助と霧隠才蔵の命を狙う火垂を演じたのが、大島優子。「男臭い現場だと思いましたね(笑)。女性は2人しかいなかったので、1人になると心細かったりしましたが、皆さんが舞台からやっていたので、すごく仲が良かったし現場の雰囲気も良かったです」と話し、堤監督について「すごい方だと思っています。細かな所まで行き届いていて、迫力のあるものをお届けするパワーを秘めている方。今回もご一緒できてうれしかったです」と絶賛するも、「ワイヤーを使って、木を走って昇らせるんです。監督は何でもやらせるから(笑)」と堤監督の無茶ぶりに苦笑い。そんな大島を堤監督は「完璧でしたよ。木を縦に走る女優はあなただけ!」と手放しで褒めていた。映画『真田十勇士』は、9月22日より全国公開。
2016年03月18日“真田イヤー”の2016年、映画公開に合わせ、同時期の舞台上演が決定した一大プロジェクト『真田十勇士』のクランクアップ会見が3月17日(木)、都内で行われ、中村勘九郎(猿飛佐助)、松坂桃李(霧隠才蔵)、大島優子(女忍び・火垂)、堤幸彦監督らが出席した。口八丁手八丁の佐助が仲間たち=十勇士と協力し、実はヘタレだった武将・真田幸村を“真の名武将”に仕立て上げようと奮闘するアクション時代劇。映画の公開&舞台の上演(14年に上演された同名舞台の再演)を9月、同時期に実施する。映画と舞台の演出を手がける堤監督は、「盆、暮れ、正月が一緒に来た豪華さ。日本映画ができることをすべて詰め込んだ作品であり、舞台は舞台で2年前の上演を超えなくては。どちらも最高峰を目指している」と血気盛んに宣言。「プレッシャーも感じる」と本音をもらしつつ、「ただいま、鋭意編集中。もてるパワーを叩きつける」と自らを鼓舞していた。14年の舞台に続いて、佐助を演じる勘九郎さんは、「2年前、冗談で『映画になればいいのに』と言っていたが、まさか実現するなんて」と感無量。映画の主演は約7年ぶりで「戦国時代劇ということで、相当な覚悟で臨んだが、それ以上に夢のような現場だった。大きな誇りになりました」と映画の完成を心待ちにしていた。同じく2年前の舞台と同じ役柄に挑む松坂さんは、「まるで少年マンガを地で行く撮影だった」と映画ならではの現場をふり返り、「堤監督から馬と並走してくれと言われたときは、さすがに『この人、何言ってるんだろう』って(笑)。しかも、忍者だから腕もふっちゃいけなくて…」と“ムチャぶり”も暴露。また、くノ一役で本格的な時代劇に初チャレンジした大島さんは、「監督はいちいちスゴイんですよ!」と再タッグを機に、“堤組”のスケールの大きさに感嘆していた。会見には加藤雅也(真田幸村)、大竹しのぶ(淀殿)、永山絢斗(根津甚八)、加藤和樹(由利鎌之助)、高橋光臣(筧十蔵)、石垣佑磨(徳川軍の忍び・仙九郎)、駿河太郎(三好清海)、村井良大(海野六郎)、荒井敦史(三好伊三)、青木健(望月六郎)が出席した。『真田十勇士』は9月22日(祝・木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月17日映画公開に合わせ、同時期の舞台上演が話題を集める大型時代劇『真田十勇士』のクランクアップ会見が3月17日に、都内で行われ、中村勘九郎(猿飛佐助役)、松坂桃李(霧隠才蔵役)、大島優子(女忍び・火垂役)をはじめ、加藤雅也、大竹しのぶ、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、青木健、堤幸彦監督が出席した。その他の画像ドデカいことを成し遂げたいと願う佐助が、仲間たちとともに「オイラの嘘で、あんたを本物の天下一の武将に仕立ててみせる」と世間から名武将だと勘違いされた真田幸村を盛り立てる、というアクション時代劇。14年に上演された舞台をもとに、NHK大河ドラマ『真田丸』が放送中の“真田イヤー”である今年、映画化&舞台の再演を同時期に行うビッグプロジェクトが幕を開ける。映画&舞台で演出を手がける堤監督は、「とにかく面白いものに仕上げなくては、というプレッシャーを感じつつ、現在は鋭意編集中です」と進捗を報告。「自分で見ていても、面白いしハマってしまう。最高峰の映画を目指すのはもちろん、舞台も2年前を超えないといけない。もてるすべてのパワーを叩きつけるつもり」と自らを鼓舞し、「日本映画ができる、あらゆることを詰め込んだ。盆、暮れ、正月が一緒に来た作品」と本作の“出陣”に気合いを入れた。佐助役で、約7年ぶりの映画主演を果たす勘九郎は、「2年前の舞台でも同じ役を演じ、『いつか映画にならないかな』と冗談で言っていたら、実現してしまった。まるで夢みたいだし、自分にとっても誇りになった」と早くも強い手応えを示した。松坂は14年版の舞台に続き、クールな忍び・才蔵を演じ「まるで少年マンガを地で行くようなアクションの連続。監督から『馬と並走してくれ』と言われたときは、『何言ってるんだろう?』と思った」と笑いを交え、アクションシーンの壮絶さを暴露。女くノ一役で、本格的な時代劇に初出演した大島は、「何度かご一緒しているが、堤監督はいちいちスゴイ!」と壮大な堤ワールドに驚きを新たにしていた。『真田十勇士』9月22日(祝・木)全国ロードショー!取材・文・写真:内田 涼
2016年03月17日昨年の1、2月に放送され大きな反響を呼んだ「岩井俊二のMOVIEラボ」のシーズン2の放送が決定。進行役の千原ジュニアをはじめ、堤幸彦、是枝裕和、長澤まさみといったゲストが登場する。最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』の公開を控える映画監督の岩井俊二が主宰を務める本番組。シーズン2の今回は、1回の放送ごとにそれぞれ「走る」「闘う」「恋をする」「嘘をつく」のテーマを設け、古今東西の映画から名シーンをセレクト。ゲストとともに、そのシーンがどうように撮影され、監督たちがどんなことを表現しようとしたのかを探求する。第1回及び第2回のゲストには、昨年『天空の蜂』を手がけた映画監督の堤監督とアクション・コーディネーターの諸鍛冶裕太が登場。第3回及び第4回のゲストには、第39回日本アカデミー賞で作品賞ほか最多12部門受賞『海街diary』の是枝監督と、同作で優秀助演女優賞を受賞した長澤さんが登場する。撮影の裏話はもちろん、岩井監督とどのような対話が繰り広げられるのかに期待がかかる。また、会場にはプロの映像クリエイターを目指す若者が聴講生として参加。「1分スマホ映画ロードーショー」として、彼らにスマホを使った1分間のミニ映画を制作してもらい、その優秀作品を講師陣が講評していく。新しい才能に対して、監督たちがどんなコメントするのかが楽しみだ。「岩井俊二のMOVIEラボ」のシーズン2は、2月4日(木)よりEテレにて毎週木曜日23時から全4回放送。(text:cinemacafe.net)
2016年01月22日スクリーンを中心に、強烈な個性で存在感を放ち続ける高良健吾。昨年、念願だった呉美保監督とタッグを組んだ『きみはいい子』は国内外で高い評価を獲得し、デビュー10年余の節目を迎えた高良さんにとっても「いい作品に会えた」と自負できる作品となった。児童虐待をテーマに、2013年本屋大賞でトップ10入りを果たした中脇初枝氏の同名短編小説集から、3つのエピソードを抽出し映画化。高良さんはまじめだが、問題に真正面から向き合えず、肝心な場面で一歩を踏み出せない新米の小学校教師・岡野を演じている。「人と向き合う瞬間の大切さを改めて実感した作品ですね。そうすることで何かが始まる…。その上でやはりデビュー10年目で、この作品に出演できたのは大きな意味がありますね」。ただしデビュー10年という気負いは一切なかったという。「(演じた)岡野にとって、僕がデビュー10周年なんてこと、関係ないですからね。演技へのアプローチや向き合い方は、毎回違います。見てくださった方から『今回は、いつもと違うね』と言ってもらう機会が多い作品であったのも事実で…。きっと、この映画がもつ力強さが、これまでの僕とは違う雰囲気に見せているのかもしれません」と本作への特別な思い入れを明かす。昨年は本作に加えて、『悼む人』(堤幸彦監督)にも主演し、死を見つめ“悼む”放浪を続ける青年を熱演した。あえて重厚な作品にトライする理由を聞くと、「自分では意識していなくて…。僕らの仕事はあくまで作品に“選んでもらう”立場」。ただ、以前は「自分に向いていない」と感じる仕事を断ってしまったことも。キャリアを重ね「いまは逆に、苦手なことに挑みたいし、やるからには結果を残したい」と仕事への意識は大きく変わった。そんな現在の高良さんが、俳優という仕事に求めるものは何だろうか?「難しいですね…。でも、いまは『ワケがわかんないけど、すごく面白そうなもの』にすごく惹かれるんですよ。俳優として、一観客として『自分をどこに連れて行ってくれるんだろう?』とワクワク感を味わいたいのかもしれません。わかりやすいもの、安心できるものが人気を集める時代ですが、その人の意識をガラリと変えてしまう強い作品があってもいいと思います」。高良さん自身に強いインスピレーションを与えた作品のひとつが、2002年から放送されたテレビドラマ版「私立探偵 濱マイク」。映画監督の林海象が生み出した、永瀬正敏主演の探偵シリーズで、ドラマ版には行定勲、青山真治、石井聰亙、中島哲也、アレックス・コックスらエッジの効いた演出家が集結。「当時は中学生だったので、内容はよく理解できなかったけれど『なんか、すごいな』と。いま思うと、僕の原点ですね」と楽しそうに語る。映画俳優というイメージが強い高良さんだが、当の本人は「映画であれ、ドラマであれ、カメラの前で演じることに変わらない。作品を見てもらえるのが一番の喜び。もちろん、高良健吾=映画というイメージは嬉しいです。いまはその固定観念をあえて壊してみるとどうかな?と」。その言葉通り、1月クールの“フジ月9”「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で民放連続ドラマ初主演に挑む。さらなる転機で、輝きは増すばかりだ。ヘアメイク:高桑里圭(竹下本舗)スタイリスト:澤田石和寛衣裳協力:NEIGHBORHOOD(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2016年01月12日人気コミックやベストセラー小説、人気ドラマの映画化が相次いだ2015年。その中でも、産科医やピアニスト、刑事、探偵、青年将校から、果ては狂気のテロリストまで、「あ、この作品にも出ている!」と引っ張りだこだったイケメン俳優たちがいる。いま、もっとも多忙な俳優の1人にして、名だたる映画監督たちからご指名を受けるのが、綾野剛だろう。つい先日まで、(意外にも)初の連続ドラマ単独主演を務めた「コウノドリ」では、謎のピアニストでありながら、真摯に命と向き合う愛情深い産科医という極端な役柄を演じてみせたばかり。あらゆるジャンルの作品に出演し、役に没頭しながらも、それぞれの映画・ドラマの中でしっかりと自分の色を出す個性派ぶりを発揮しているのが魅力だ。2015年は、そんな綾野さんに代表されるような、オリジナルの魅力を持つ“マイペース”なイケメン俳優たちが数多く活躍した。■綾野剛&松坂桃李、幅広い役柄を演じた1年まず、『ソレダケ/that’s it』『新宿スワン』『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』『ピース オブ ケイク』『天空の蜂』と、実に5本の映画に出演した綾野さん。和久井健の人気漫画を鬼才・園子温が映画化した『新宿スワン』では、金髪&天然パーマ姿で歌舞伎町でスカウトマンとして生きる主人公・白鳥龍彦を熱演。堤幸彦監督の『天空の蜂』では、タイトなスケジュールの中、巨大ヘリで原発を狙うテロリストを見事に演じ切り、改めてその演技力と身体能力の高さをも見せつけた。一方、ジョージ朝倉による伝説的コミックスを原作にした、甘く切ない“紆余曲折だらけ”の恋愛映画『ピース オブ ケイク』(田口トモロヲ監督)では、ヒロインの志乃(多部未華子)が恋に落ちる“ヒゲ店”こと、ヒゲの店長・京志郎を軽妙に演じた。独特の色気を放つ、優し過ぎることが罪な“ヒゲ店”には、クラッと来た人も多いはず。2016年は、『凶悪』の白石和彌監督のもと主演を務める『日本で一番悪い奴ら』ほか、黒木華主演・岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』、佐藤浩市主演・瀬々敬久監督『64-ロクヨン-』、渡辺謙主演・李相日監督『怒り』といった話題作が控えている。『ピース オブ ケイク』といえば、オカマ役を演じてファンの間に衝撃(笑撃?)が走ったのが、松坂桃李だ。1月公開の『マエストロ!』でヴァイオリンに初挑戦し、幕を開けた2015年は、『エイプリルフールズ』『日本のいちばん長い日』『ピース オブ ケイク』、さらに『図書館戦争 THE LAST MISSION』『劇場版 MOZU』と立て続けに6作に出演した松坂さん。『図書館戦争』では手塚光(福士蒼汰)の兄で図書隊を解散させようとするクールなエリート、かと思えば『劇場版MOZU』では日本映画でもまれにみる、スタイリッシュでマッドなアクションを百舌(池松壮亮)と繰り広げた。元・戦隊“レッド”出身、これまでは王子様的な役柄が多かったが、それぞれの作品での振り切れ方はいずれもハンパではなかった。これらに共通するのは、おそらく松坂さん自身の真面目さや誠実さが、たとえ悪役といえども、スクリーンから見えてくることだろう。木村文乃、菜々緒と共演したドラマ「サイレーン」でも、最後まで視聴者を惹きつけてはなさない主人公を魅力的に演じ、話題となった松坂さん。2016年は『人生の約束』『パディントン』(日本語吹き替え)ほか、生田斗真主演・大友啓史監督の『秘密』、舞台と映画の一大プロジェクトとなる堤監督の『真田十勇士』に出演する。■2015年のブレイク俳優もマイペース派がずらり夏の“月9”ドラマ「恋仲」でブレイクした野村周平は、裸になっちゃう“ヘタレ”バンドマンの『日々ロック』の余韻を残しつつ幕を開けた2015年、『愛を積むひと』『ビリギャル』という良作で印象に残る演技を披露し、『台風のノルダ』ではアニメの声優にも挑戦、不器用で繊細な青年役を演じる姿がハマッた。特に「恋仲」では、好きな人のためにどんどん“ダークサイド”に堕ちていく彼の様子に、ヤキモキした人も多いことだろう。2016年は、長瀬智也主演の“水10”ドラマ「フラジャイル」、最旬の若手が勢ぞろいする『ライチ☆光クラブ』や広瀬すず共演『ちはやふる』、賀来賢人とW主演の『森山中教習所』などが控えている。さらに、“塩顔男子”の「メンズノンノ」モデル・坂口健太郎も大活躍。『海街diary』で話題となり、桐谷美玲を若手筆頭株の山崎賢人と取り合い、スマッシュヒットを記録した『ヒロイン失格』で、“想いはひと筋”の学校イチのイケメンを好演したことでブレイク。続く『俺物語!!』では、“どう見ても高校生に見えないイカツイ顔面&屈強な肉体”の超個性派・剛田猛男(鈴木亮平)との対比ぶりが笑いを呼んだ。今後、新“月9”の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」に参加が決まっており、4月4日スタートの「ととねえちゃん」ではついに“朝ドラ”デビュー。“学者肌で植物が大好きな青年”という役柄は、メガネがよく似合い、読書好きな文化系男子の自身に近い役柄となりそうで、さらなる人気を獲得しそう。朝ドラといえば、土屋太鳳&山崎賢人と共演した「まれ」から再ブレイクした柳楽優弥。『誰も知らない』で一躍時の人となってから10年あまり、紆余曲折ありながらも、その演技に奥行きを身につけた柳楽さん。「まれ」で、寝起きに「おはよう」とささやかれた土屋さん演じる希が「キュ~ン」となってしまったことも話題となった。その後は『合葬』で“幕末男子”を演じ、『ピンクとグレー』から始まる2016年には一転、『ディストラクション・ベイビーズ』で破壊的な若者を演じるなど、ますます目が離せない存在だ。また、「探偵の探偵」で日本のドラマ初出演、その後、現在放送中の「あさが来た」で、ヒロイン・あさ(波瑠)に大きな影響を与える実業家・五代友厚で話題沸騰中なのが、DEAN FUJIOKA(ディーン・フジオカ)。イケメンで語学に堪能、ブローバルな視点を持つ五代はまさにディーンさんそのもので、あさとは禁断の恋愛関係となるのかと思いきや、同じ志を持つ人間同士の結びつきを感じさせている。福島県生まれ、モデルとしてキャリアをスタートさせ、香港、台湾などで映画・ドラマに出演してきた彼は、定住地を持たないという意味の“ノマド”俳優として注目を集めた。全米で放送され、準レギュラーを務めた「荒野のピンカートン探偵社」のDVDリリースが1月よりスタート、新ドラマ「ダメな私に恋してください」ではドSな元ヤンで元上司という役で深田恭子とかかわるというから見逃せない。イケメンなのにどんな役柄も演じ切り、オリジナルの光を放ち続ける彼らに、2016年も注目していて。(text:cinemacafe.net)
2015年12月31日