建築家・坂口恭平が書いた“0円生活“の記事に触発され、堤幸彦監督が撮りあげた新作『MY HOUSE』が26日(土)から公開される。監督の地元・名古屋で全編モノクロの映像で撮影された本作は、監督が長年、温め続けてきた企画だという。堤監督はなぜ、この企画にこだわり続けたのか? 公開前に話を聞いた。その他の写真本作は、都会の片隅で移動可能な組み立て式の家に住み、アルミ缶を拾い集め換金、不要になったモノを生活に取り入れ暮らす鈴本さんと、同居人のスミちゃんを主軸に、エリートコースを歩む中学生・ショータと、人嫌いで潔癖症の主婦・トモコらのドラマを描いていく。『トリック』や『SPEC』『20世紀少年』など、数々のヒット作をおくり出してきた堤監督は「給料3万円のADから始めて40本近い映画を撮れたことは大変に幸せなこと」とこれまでを振り返るも「自分の本音を封印して、究極のサービス業として映画をやってきました。でも、自分で気になることをキチンとやるべきだと思った」という。本作では、路上生活者の物語が中心に置かれたことで、都市の孤独や消費社会の歪みが描かれる。しかし、それは本作の主題ではない。「今から思えば、自分の名前を隠して撮るべきだったと思いますね。社会に対して何か言ってやるとかそういう不遜なことはないんです」。では堤監督はなぜ、路上生活者を主人公にした作品にこだわり続けたのか? それを解くキーワードは“不安”だ。「主人公の鈴本さんは、社会ではなく自分が決めたルールを生きているわけだから最大の自由を得られるかわりに、剥き出しの暴力や権力に向き合わざるをえないリスクを負う。これは都市で生きることの不安と向き合った結果だと思う」と分析する堤監督は、つねに自身のキャリアの中で“不安”と向き合い、不安と戦う人々に魅了されてきた。「不安は人生そのものですよね。職業監督として糧を経て、家族や会社を食べさせることはできているけど、まだ作品を残したという満足感はないんです。それが僕のコンプレックスで、不安の核です。早く『これが僕の映画です』といえるものにたどり着きたいというのが正直なところですね」。そのキャリアの中で “自身の不安”が創作上、大きな役割をはたしてきた堤監督にとって、自由もリスクも受け入れて不安と向き合う路上生活者の姿は、何としても描きたかった題材ではないだろうか。「“確固たる人生”というものに本当にコンプレックスを覚えますね。その人が路上生活者だろうが政治家だろうが、ロックミュージシャンだろうが、確信をもって生きているに対して自分はなす術もないということは作品に動揺として出ていると思う。その意味でこの映画は、注意深く僕の映画を観てくれた人にはそれほどの不思議はない映画だと思いますし、個人的にはこの映画は棺桶に入れてもいいかなぁ、と思いますね(笑)」。『MY HOUSE』5月26日(土) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年05月25日堤幸彦監督の最新作『MY HOUSE』が5月8日(火)、早稲田大学の小野記念講堂で上映され、堤監督と映画の原作となった「TOKYO 0円ハウス 0円生活」(河出文庫刊)、「隅田川のエジソン」(幻冬舎文庫刊)を手がけた坂口恭平が学生たちの質問に答えた。堤監督の出身地でもある名古屋を舞台に、空き缶集めをしながら公園に作った“家”で暮らす人々と、それとは対照的な清潔な“邸宅”に暮らす一家の姿を描写。交差するはずのなかった全く立場の違う人々の人生がある事件をきっかけに交わっていく。そもそも原作書籍の基となったのは週刊誌「AERA」に掲載された記事で、監督はそれを読んで坂口さんと連絡を取ったが、坂口さんによると「最初に連絡をくれたのが堤さんだった」という。『20世紀少年』や『SPEC』シリーズなど、大人気漫画の実写化やTVドラマと連動した大規模な作品を数多く手掛けてきた堤監督だが「社会問題にもずっと興味はあり、頭の半分くらいを占めていた。11月には57歳になりますが、やらないと死ねないと思った。中年を過ぎて死ぬための準備をしないといけない。棺桶に入れる作品を作りたいと思った」と“決意”を明かす。映画に登場する路上生活者・鈴本について監督は「自分のルールで自由を、生活のスタイルを作り出しているけど、そのリスクとして暴力や権力、自然災害と向き合っている」と語る。モデルとなったのは坂口さんの著書に登場する、隅田川沿いで自ら建てた家で暮らす鈴木さんという路上生活者だが、坂口さんは彼を「師匠」として仰ぐ。「僕が鈴木さんに『鈴木さんは幸せなの?』って聞いたら『メチャクチャ幸福だと心から言いたい』と言ってた。自分で自分を幸福だと言う人に僕は初めて会った。彼らを『経済的な弱者』と呼ぶ人がいるけど、“経済”という言葉の元は“経世済民”で『世を直し人を救う』という意味。それは鈴木さんがやってること。すごく経済的に高度なことをやってるんです」と自らの意志で路上生活者として暮らす彼の“強さ”を説いた。一方、映画の中に登場する鈴本にどこか人生を諦観している印象を抱き、世の無情さや哀しみを感じたという女子学生が涙ながらに「生きていく上で諦めるということが必要なのか?」と問いかけ、坂口さんが思わずもらい泣きする一幕も。堤監督は「あなたが『自分にはこういう強さと目的がある』と分かっているのであれば、諦める必要など全くない。(モデルとなった)鈴木さんはリスクを背負いながらも自分でこの暮らしを選んでる。この事実を僕は映像にしました。(映画の中で)表情には出さない“強さ”がそこにあるんです」と語りかけ、坂口さんも「僕も生きることを全く諦めてない!」と力強いエールを送った。坂口さんは自らを「新政府の初代内閣総理大臣」と称しており、この日も「45歳までに総理になる。絶対になります!」と宣言。自由奔放な発言を繰り返す坂口さんを見て堤監督も「いいな、自由で」と羨ましそうに漏らし「若干、言ってることが分からないこともありますが(笑)、強さを感じます。70年代に会ってたら同志になってたかもしれない」と20歳近く年下の“革命児”に最大限の称賛を贈った。この日は客席に、鈴本を演じたいとうたかおの姿も。名古屋を拠点にフォークシンガーとして活動を続けているいとうさんは、この上映会のために上京したそうで、本作を鑑賞するのはこの日で4回目となったが「観るたびに違うものが見えてくる」と語り、学生たちに向けて「僕は幸せに暮らしています」と“幸福”を強調。劇中「ルイ・ヴィトン」の店の前を自転車で通過する描写があるが、実はいとうさんの身内でこの店に勤めている方がいるそうで、監督から「このシーンだけは『やりたくない』って言ってた。とっても人間らしい方です」と明かされ、苦笑いを浮かべていた。『MY HOUSE』は5月26日(土)より公開。■関連作品:MY HOUSE 2012年5月26日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011「MY HOUSE」製作委員会■関連記事:堤幸彦監督&原作者・坂口恭平ティーチイン付き『MY HOUSE』試写会に10組20名様ご招待
2012年05月08日卓越したお笑いのセンスと息の合った掛け合いが幅広い人気を集めている「関ジャニ∞」の7人が初主演するヒーロー・エンタテインメントムービー『エイトレンジャー』がこの夏公開される。このほど本作の脇を固める個性的なキャストの面々が明らかとなり、ヒロインである女刑事役を人気タレントのベッキー、そして悪の総統役を東山紀之が演じることが決定した。舞台は2035年の日本。関ジャニ∞と舘ひろしが演じる伝説のヒーロー“エイトレンジャー”が荒廃しきった八萬市(エイトシティー)の人々を守るべく、悪の組織と戦う姿を描いたヒーロー・アクション。現在公開中の『劇場版 SPEC~天~』など数多くのヒット作を送り出す堤幸彦監督がメガホンを握る。今回、ベッキーさんが演じるのはエイトレンジャーと共に平和のために闘う熱血女刑事、鬼頭桃子。いつもの元気なイメージを封印して影のあるシリアスな表情や、街のチンピラやテロリストたちをなぎ倒すアクションが見せ場であるが、自身の役について「笑顔のシーンが1個もなく、ずっと真顔、もしくは怒っている顔。それが自分の中ですごく新鮮でしたし、ずっとそういう役をやりたかったので本当に嬉しかったです。映画を観た方は『ベッキーこわっ!』って思うかもしれないですけど(笑)」と明かす。関ジャニ∞のジャニーズ事務所の大先輩にあたる東山さんは、町を牛耳る“ダーク・クルセイド”の総統に!後輩たちのためにひと肌脱ぎ、東山さん自身初となる悪役に挑戦する。この新たなる挑戦に本人も「非常にやりがいを感じます。『レオン』のゲイリー・オールドマンの悪の凄み…彼のような雰囲気を出せたらと思います。いままで感じたことのない、このゾクゾクした不思議な感覚を悪の総統としておもいっきり作品にぶつけてやろうと思っています」と興奮のコメントを寄せている。このほかにも蓮佛美沙子、竹中直人、田山涼成、石橋蓮司、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)と若手からベテランまで個性豊かなキャスト陣の参加も決まっており、どんな掛け合いを見せてくれるのか楽しみなところ。『エイトレンジャー』は7月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:エイトレンジャー 2012年7月28日より全国東宝系にて公開
2012年04月11日関西出身のジャニーズグループ、関ジャニ∞のデビュー8周年を記念した主演映画『エイトレンジャー』の新キャストが発表され、エイトレンジャーと対立する悪の総統役を東山紀之、刑事役をタレントのベッキーが演じることがわかった。その他の写真本作は、かつては平和だった近未来都市・八萬市(エイトシティー)を舞台に、テロリストによって支配され荒廃してしまった街の平和と未来を取り戻すために立ち上がったヒーローたちが奮闘する物語。劇場版は『TRICK』『SPEC』の堤幸彦監督がCGを駆使してエイトレンジャーの活躍を描く。ベッキーが演じるのは、腐敗した警察機構に憤りを感じ、エイトレンジャーとともに闘う刑事の鬼頭桃子役で、笑顔を一切見せない正義感の強い女性のため、テレビで普段見せる明るく元気なキャラクターを完全に封印したという。ベッキーは、「自分の中ですごく新鮮でしたし、ずっとそういう役をやりたかったので本当に嬉しかったです。映画を観た方は「ベッキーこわっ!」って思うかもしれないですけど(笑)」と話しており、初めて挑戦したアクションについて「爽快、痛快です」と撮影を楽しんでいる様子。また、関ジャニ∞の先輩でもある東山は、長い俳優人生で初めての悪役に挑戦。八萬市を牛耳るテロリスト集団“ダーククルセイド”の総統を演じ、エイトレンジャーと対峙する役どころだ。東山は、「今回の作品で『レオン』の時のゲイリー・オールドマンの悪の凄み、彼のような雰囲気を出せたらと思います」と意気込みを話し、後輩との共演に「負けてられない」と気合いが入っているようだ。豪華キャストとの共演にも注目したい本作は、エイトレンジャー率いる伝説のヒーロー役を演じる舘ひろしをはじめ、東山、ベッキー、蓮佛美沙子、竹中直人、田山涼成、石橋蓮司、上島竜兵と、個性豊かな面々が参加。関ジャニ∞とどのような絡みを見せるのか、期待が高まる。『エイトレンジャー』7月28日(土)より全国東宝系ロードショー
2012年04月11日「ぴあ」調査による4月7日公開の映画・満足度ランキングは、戸田恵梨香&加瀬亮主演の『劇場版 SPEC~天~』がトップに輝いた。2位に今年度米アカデミー賞で作品賞など5部門を獲得した『アーティスト』が、3位に世界各地にある米軍基地の実態に迫るドキュメンタリー『誰も知らない基地のこと』が入った。上位作品の写真1位の『SPEC…』は、警視庁公安部の特別捜査官がSPECと呼ばれる特殊能力を持った犯罪者と対決する物語。出口調査では「SPECを持った敵側の攻撃が奇想天外でおもしろい」「戸田恵梨香と加瀬亮の掛け合いも、新キャストもストーリーも、ドラマから観ているファンにはたまらない」「小ネタをはさむ堤幸彦監督の演出がおもしろく、ドラマ版よりもさらに笑えた」「映画には新たな設定が加わり、SPECの世界観がさらに広がった」など、ドラマファンや10代、20代を中心に熱い支持を集めた。また「続編が観たい!」「まだ続いてほしい」との声が多くあがった。2位の『アーティスト』は、映画がサイレントからトーキへと移行する時代のハリウッドを舞台に、モノクロ&サイレントで描く恋物語。アンケート調査では「台詞がない中で男女の仕草ひとつひとつに感情がこもっていて素晴らしい表現力だった」、「説明過多な現代の映画とくらべて観ている者にゆだねる本作は、すごく贅沢な作品だと思う」、「とても懐かしく涙なしには観られない映画だった」など、幅広い世代から好評だった。(本ランキングは、2012年4月7日(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年04月09日人気ドラマの劇場版となる『劇場版 SPEC~天~』が4月7日(土)に公開を迎え、主演の戸田恵梨香、加瀬亮を始め、竜雷太、神木隆之介、浅野ゆう子、福田沙紀、椎名桔平に堤幸彦監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。また、人気海外ドラマ「HEROES」のキャストとしておなじみのマシ・オカのプロデュースにより、本作のハリウッドでの連続ドラマ化の企画が進行していることも明らかになった。“SPEC”と呼ばれる特殊能力を持つ人間により引き起こされる犯罪の真相を究明する「警視庁内の公安部公安第五課 未詳事件特別対策課(通称:未詳)」の当麻(戸田さん)&瀬文(加瀬さん)の最強コンビがスクリーンで復活。SPECを持つ者たちと彼らを抹殺しようとする組織の戦いはついに最終局面を迎える。映画を観終わったばかりの観客の大歓声に迎えられた戸田さんは「2年も当麻に携わることができて幸せでした」と満面の笑み。連続ドラマの「起」に先日放送されたスペシャルドラマ「翔(=承)」と今回の劇場版「天(=転)」にと来て、起承転結の「結」を期待する声も聞こえるが、戸田さんは「このまま盛り上げて『結』に行けたら。みなさんが盛り上げてくれれば可能性はあると思います」とさらに期待を煽っていた。加瀬さんは「こんなに長く同じ役を演じたのは初めての経験。役も作品も成長し、観てくださるお客さんもどんどん増えていって嬉しく思います」と晴れ晴れとした表情で語った。撮影中はもちろんのこと、全国を巡るキャンペーンでもずっと戸田さんと行動を共にしてきたが、当麻と戸田さんの重なる部分を尋ねられ「福岡からの帰りの飛行機が一緒で、2人とも疲れて寝てたんですが、戸田さんは起きてすぐに弁当を平らげててすごいなぁと思った」と暴露。戸田さんは「普通じゃないですか!」と抗議しつつ「こないだも餃子を3人前食べて、朝起きたら結構臭くて反省しました(笑)」と劇中の当麻そのものの生態を自己申告し、会場の笑いを誘っていた。ちなみにファンの間でアンケートを取ったところ、神木さん演じる一(にのまえ)が持つ、時の流れをコントロールするSPECが最も高い人気を集めたという。もしもこのSPECを使えたら?という質問に神木さんは「桜の季節なので、桜が散る瞬間に時を止めて眺めたい」と風流な答えで会場を沸かせた。戸田さんは「意外にロマンチストですね」とニヤニヤ。加瀬さんは、神木さんとの共演シーンではピタリと動きを止めていないといけないなどかなり苦労が多かったそうで、神木さんの見事な答えに対し八つ当たり気味に「何か腹が立ちますね」とつぶやき会場は笑いに包まれた。そして重大発表として司会者から、本作のハリウッドリメイクが進行中であることが明かされると客席からはどよめきが。堤監督は「このメンバーは出られないの?どうかひとつ、私だけは…」とアピール。戸田さんも「何で(キャストが)私たちじゃないのか不思議です」と不満げだったが「世界に認められて出ていくというのは嬉しい。どういう風に見られるのか興味深いですね」と期待を口にした。当麻&瀬文役を誰が演じるのかなども気になるところだが、加瀬さんは「アーノルド・シュワルツェネッガーみたいな筋肉のある人がいい」と意外なマッチョ願望を明かすと監督からすかさず「全然、違うじゃん」とツッコミが入り、再び会場は笑いに包まれた。『劇場版 SPEC~天~』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:俳優・加瀬亮を形づくるピース、新たなるピース、変わらず愛し続けるもの雨にも負けず風にも負けず、SPEC祭り決行!戸田&加瀬も「高まる~~~」!?当麻&瀬文が復活!『劇場版 SPEC~天~』特製スノードームを2名様プレゼント戸田恵梨香の「この映画は餃子の映画かも」発言に加瀬亮がすかさずツッコミ!加瀬亮&戸田恵梨香がドレスアップしたお互いにツッコミ合い!
2012年04月09日警視庁公安部の特別捜査官が、特殊能力(=SPEC)を有する犯人に立ち向かう『劇場版 SPEC~天~』。連続ドラマに続いて主演を務めた戸田恵梨香と加瀬亮が、スペシャル版「SPEC~翔~」、今作の劇場版を経て“進化”を遂げた世界観について当事者としての想いを語った。本作は、通常捜査で解決できない特殊事件専門の部署、通称“未詳(ミショウ)”所属の特別捜査官、当麻紗綾(戸田)と瀬文焚流(加瀬)が、スペックホルダーと呼ばれる特殊能力をもつものたちと死闘を繰り広げる人気ドラマの劇場版。「ドラマでは当麻たちがどこへ向かって行くかわたしたちも予測できなかったけれど、“天”まで来てなるほどと思いました(笑)」と戸田が語るように、今作ではミイラ化殺人事件を発端に、国家権力とスペックホルダーの戦争の狭間で揺れ動く当麻と瀬文のパーソナルなドラマにも肉迫。「ドラマの完結編として“翔”がありますが、“天”はより広い層に向けている印象を受けました」と加瀬が補足する通り、すべての謎を明かすとともにスクリーンサイズの大舞台も用意されているのだ。当麻と瀬文は“キレキャラ”コンビとして人気を集め、戸田と加瀬の熱演でさらに魅力的なキャラクターに育て上げた。今作では監督の堤幸彦が現場で繰り出す小ネタの波状攻撃に加えて、当麻と瀬文の背景まで深く掘り下げられ、それまで築き上げた当麻と瀬文が崩れ落ちそうな局面もあったという。「言われたことを素直に聞いていると、たぶん当麻はブレブレだったと思います(笑)。とにかく彼女を守るということに徹していました」(戸田)、「基本的なドラマや感情線は戸田さんに託していて、そこに届けたいものが入っていたので、当麻さえブレなければ大丈夫だと思っていました(笑)。だから瀬文は熱射病に罹っているということにして、“天”ではイジられ役にまわっていましたね(笑)」(加瀬)。格段にスケールアップした映画の世界で、超えてはいけないラインを死守しようとする、俳優としての役割と責任さえ感じる。「演じている時によく理解できないことが起こっても、続けなくてはいけないことがあります。そういう時は“コノヤロー!”じゃないけれど、似たような気持ちになったこともあります(笑)」(加瀬)。“ミショウ”は怪奇な世界と対峙する仕事で、それがパーソナルな心情とリンクして不思議な体験に昇華した。「自由な発想ができる空間を得た現場でしたが、その分難しくて。いまだに一言で語れない作品です」(戸田)。『劇場版 SPEC~天~』4月7日(土)より、全国東宝系にてロードショー
2012年04月06日“穏やかそうな人”“やさしそうな人”“知的そうな人”、加瀬亮はそんなやわらかな印象を抱かせる人だ。その印象からは想像しにくい『インスタント沼』のエキセントリックなパンク青年、『アウトレイジ』のヤクザ役、『硫黄島からの手紙』の陸軍上等兵役のような役もこなすけれど、やはり繊細な役を演じることに長けた俳優というイメージは強い。だからこそ、ドラマシリーズ「SPEC」の瀬文焚流(せぶみたける)役──元警視庁特殊部隊(SIT)で、強くて、ちょっと強面で、声が低くて、坊主頭で、体育会系で…というキャラクターを演じる加瀬亮は意外であり新鮮だった。しかも、映画にこだわって歩んできた彼にとっては、TVドラマの主演も特別な選択だったに違いない。けれど、その意外さは加瀬亮を形成するジグソーパズルの1ピースとして自然とはまった。加瀬亮を形成する多くは映画のピース、そこに加わったドラマのピース、いま現在の加瀬亮がどう彩られているのかを探ってみた。昔もいまもあまりテレビを見ないという加瀬さん。好き嫌いではなく「育ってきた環境」によるものだと自身の過去を紐解く。「学生時代は部活に熱中していたので、テレビはあまり見ていなかったんです。映画との大きな違いは、テレビが“言葉”の世界だとすると、映画は“絵”の世界、台詞がわからないまま観ても伝わってくるのが映画だと思っていて。観る環境にしても、映画館のなかで集中して観るのと、日常の一部として見るのとは違いますよね…」。テレビが言葉、映画は絵という表現はとても加瀬さんらしく、自分の感受性を重ね合わせることのできる映画が好きだからこそ、映画俳優としていまを生きている。語尾の余韻にはそんな想いが潜んでいるのではないかと想像させる。映画の魅力に気づいたのは22歳の頃。2本の外国映画との出会いがきっかけだった。「エドワード・ヤン監督の『枯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』(’92)と、ジョン・カサヴェテス監督の『こわれゆく女』(’74)を薦められて見たのがきっかけと言えばきっかけです。知り合いの家に行ったらその映画のポスターが貼ってあって。それまで見たことのない(世界観が描かれている)ものだった。部屋を見るかぎり、彼はその作品に熱中していて、映画についていろいろ話をしてくれるんだけれど、こっちは全然とんちんかんで。それで、『見てみれば?』ってビデオを貸してくれたんです」。カサヴェテスは商業的なハリウッド映画ではなく、作家性の高いインディペンデント映画を確立した人物。加瀬さんが「自分が心を寄せて観てきたのは、どちらかというと日陰の世界」と口にするのは、そこに原点があるからなのかもしれない。「僕のなかでテレビは華やかな世界。いままでやってきた単館系の映画は日陰の世界というか、何となくそういう感じが自分のなかにあるんです。いまはこうやってテレビ(ドラマ)に出させてもらうようになりましたけど、どこかまだ、お邪魔させてもらっているという感覚はあります。もちろん認知してもらういい機会にはなったと思いますが。昔から思っているのは、良いことの裏には必ず悪いことがくっついているもの。だから何とも言えないなって。ただ、映画(の世界)にいる方が僕は生活しやすいです(笑)」。ハリウッド進出も果たし、60本以上の映画にその名を刻み、日本映画界を牽引する俳優として一目置かれているにもかかわらず、この謙虚さ。それも俳優・加瀬亮のピースの一部だ。また、少し前の『永遠の僕たち』のインタビューでは、自分自身の性格を「飽き症」だと口にしていた。けれど、根本的なもの、“心惹かれる”もの、“好き”なものは変わることはなく、むしろこだわりを持っている。デジタル化が進む現代で「ビデオテープが好き」というのも、そのひとつ。「(こういう世界で生きているのに)こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、いまもDVDよりビデオで見る方が好きだったりするんです。古い映画をデジタルリマスターできれいな映像でというのも分かるんですけど、映画によってはあのザラついた感じで見た方がしっくりきます。ただ、ビデオはかさばるので徐々にDVDになってきましたけど(笑)。基本的にはビデオテープやカセットテープとかが好きです」。だからこそ聞きたい。映画の世界にどっぷりと身を投じてきた彼が、ドラマ「SPEC」の主演を引き受けた理由、何に興味を持ったのかを──。「『SPEC』で僕が気に入っているのは、キャラクターも作品の態度もすべてが生意気なこと(笑)。テレビは特にそうだと思うんですが、たったひとつのクレームも恐れて(気にかけて)ものづくりをしている気がします。そのなかで『SPEC』は言っちゃいけないことを平気で言ったりするし、とにかく生意気なのがいい。いまはいろいろなことがクリーン(きれいごと)になりすぎちゃって、もちろんそうなって良かったこともあるとは思うんですけど、育ってきた時代なのか環境なのか、クリーンなものは信用できないっていうか。それは、僕の性格ともつながると思います(笑)。広く、きれいだとか、泣けただとか、そういうのはまず疑いますね。これすごく良い話なんですよ!ってマネージャーが持ってきてもまず疑いますから(笑)」。そのフィルターを見事通り抜けたのが「SPEC」であり、堤幸彦監督と一度仕事がしてみたかったという純粋な願いも彼を動かした。「SPEC」に興味を持った理由についてこう言葉を足す。「堤監督は、大人の事情も分かっているし、本質みたいなものも分かっているけど、それをユーモア感覚でちゃかせると思うんです。そのちゃかせる感じというのは、とてもいいなと思うんですよね。今回の劇場版では、『ちゃかす』を通り越して暴走していますけど(笑)」。ドラマ、スペシャルドラマを経て『劇場版 SPEC~天~』へ、表現の場を広げてきたこのシリーズは、加瀬さんの既存イメージを変えただけでなく、俳優としての演技の幅も広げた。そして、『劇場版 SPEC~天~』の撮影を終えたいま、瀬文焚流を演じて良かったと思うその面白さを「強い役は楽しい」と、一瞬目を輝かせ確かめるように続ける。「なんだかんだ言って瀬文は強い、ケンカも強い。いままではケンカの弱い役や、弱さとか繊細さのあるキャラクターを演じることが多かったです。ムカついたら『うぉおおー!』って相手をぶん殴る瀬文は演じていて楽しかったですね。自分がこの役をやっている時点で、さっきのちゃかしていることにつながると思いますし。こういう役は『SPEC』だからこそ出来ることだと思います。でも、いつの日か体をムキムキに鍛えてスクリーンに登場してみたいとも思いますね(笑)」。22歳のときに映画の世界に引き込まれ、その後は映画に寄り添いながら自分の選んだ道をひたすら歩き続け、30代半ばのいまは俳優としてその可能性を次々と試している。映画への変わらぬ愛を抱きしめたまま──。そんな彼に最後に投げかけたのは「役のためならどこまでできる?」という役者魂を問うもの。一呼吸おいて返ってきたのは「台本を読んだときに、それにどれだけ感動するか、どれだけ気持ちが反応するかであって、自分の意識とは関係ないんです。読んだときに頭や身体が勝手に反応する部分次第です。そういうときは、たぶんどこまでもいけるんじゃないかと思います」という、冒頭に記した“感性”につながるものだった。当時エドワード・ヤンやジョン・カサヴェテスから受けたものをいまも追い求めている、探し続けている。加瀬亮が魅力的なのは、感性を大切に生きているからに違いない。今後どういうピースを増やし、どんな絵を完成させるのか、興味はふくらむばかりだ。(photo:Shunichi Sato/text:Rie Shintani)■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:雨にも負けず風にも負けず、SPEC祭り決行!戸田&加瀬も「高まる~~~」!?当麻&瀬文が復活!『劇場版 SPEC~天~』特製スノードームを2名様プレゼント戸田恵梨香の「この映画は餃子の映画かも」発言に加瀬亮がすかさずツッコミ!加瀬亮&戸田恵梨香がドレスアップしたお互いにツッコミ合い!ファンなら必食!戸田恵梨香も太鼓判の“SPEC餃子”が食べられるチャンス
2012年04月05日戸田恵梨香と加瀬亮がW主演する『劇場版SPEC~天~』の公開を記念したファンイベント「春に翔天!SPEC祭り~全国大会~」が4月3日(火)、東京・赤坂BLITZにて開催された。当日は、暴風雨が関東を直撃する大荒れの天気だったが、雨にも負けず風にも負けず、熱心なファン1,000人が集結。イベントに参加した戸田さん、加瀬さん、そして堤幸彦監督を驚かせた。なんと駆けつけたファンは左腕に三角巾を着けた“当麻スタイル”で会場を埋め尽くし、「こんなに物好きがいるなんて…。バカな子が集まってしまった(笑)。みんなドMなんですね」(当麻を演じる戸田さん)。加瀬さんは当麻と共闘し、ときに振り回される同僚・瀬文を演じており「怖いです。何だかイライラしてきました」と1,000人の“当麻”を目の当たりに、ぼう然自失だった。一般常識の範ちゅうを超えた不可解な事件を捜査するため、公安部が設置した「未詳事件特別対策室係(通称・ミショウ)」。そこに所属するIQ201の変人、当麻紗綾(戸田さん)と、警察特殊部隊ことSIT出身の瀬文焚流(加瀬さん)が、“SPEC”と呼ばれる特殊能力を持った犯罪者に挑んでいく。数多くの謎を残したまま終了した人気TVドラマが、スペシャルドラマ「SPEC~翔~」(4月3日DVD&Blu-ray発売)、『劇場版 SPEC~天~』(4月7日公開)で新たな局面を迎える。最初は呆気にとられていた戸田さんも「ファンのみなさんと一緒に成長した作品。映画公開まで一丸になって頑張っていければ」と作品を大きなムーブメントへと押し上げたファンに感謝の意。公開を間近に控えた『劇場版 SPEC~天~』は「『SPEC』の新たな魅力を体感してもらえる」と自信のアピールを見せた。一方の加瀬さんも「こんなに盛り上がっていると、もう宣伝しなくていいんじゃない?って思いますけど(笑)、ぜひ最後まで応援してもらえれば」とメッセージ。気合いを込めた『劇場版 SPEC~天~』公開を前に、ファンと接した戸田さん&加瀬さんもきっと「高まる~~~!」と心の中で叫んだに違いない“祭り”となった。『劇場版 SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:当麻&瀬文が復活!『劇場版 SPEC~天~』特製スノードームを2名様プレゼント戸田恵梨香の「この映画は餃子の映画かも」発言に加瀬亮がすかさずツッコミ!加瀬亮&戸田恵梨香がドレスアップしたお互いにツッコミ合い!ファンなら必食!戸田恵梨香も太鼓判の“SPEC餃子”が食べられるチャンスヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開
2012年04月03日人気連続ドラマの続編として4月1日(日)にスペシャルドラマが放送され、4月7日(土)より劇場版が公開される『劇場版 SPEC~天~』に主演する戸田恵梨香と加瀬亮が、3月30日(金)、映画の中に登場する流しそうめんならぬ“流し餃子”に挑戦した。スペシャルドラマ「SPEC~翔~」では昨年10月から12月に放送された連続ドラマの最後に残された謎が明かされ、『劇場版 SPEC~天~』ではスペックホルダーと非スペックホルダーの最終決戦が描き出される。ドラマ版のときから戸田さん演じる当麻紗綾の大好物として登場してきたのが“餃子”。この日のイベントが行われた赤坂サカスでは先日より劇中の味噌餃子を再現した「SPEC 中部日本餃子のCBS 赤坂サカス店」が期間限定でオープン。すでに6千食超を売り上げるなど人気を博している。映画の中ではこの餃子がさらに進化する形で“流し餃子”として登場。この日は、劇中の9メートルのセットのおよそ5倍となる43メートルの流しセットが組まれた。巨大セットを前に戸田さんが「この映画は餃子の映画なのかもしれませんね」と言うと、すかさず加瀬さんから「餃子の映画ではありません(苦笑)!」とツッコミが…。そう言う加瀬さんもSPEC餃子については「ソースとマスタードで食べるのはクセになる味です」とお気に入りの様子。ちなみに映画の中での流し餃子のシーンは一見、ギャグのように見えて、実は連続ドラマで死んだはずの宿敵で、時の流れを操るという最強のスペックを持つ一(にのまえ/神木隆之介)が登場し、当麻と語り合うという重要なシーン。時を止めるスペックを映像で表現するため、“タイムスライス”と呼ばれる撮影が行われたが、戸田さんは「すごく時間がかかる撮影なんですが、魅力的な緊張感のあるシーンに仕上がっていると思います」と満足そうにふり返った。そしていよいよ流し餃子本番。大階段の上から熱湯と共に流された餃子はおよそ30秒で戸田さんと加瀬さんの元へ。戸田さんは、猛スピードで流れる餃子を一度は取りこぼしそうになるも見事にキャッチ!会場は拍手に包まれた。「SPEC~翔~」は4月1日(日)21:30より放送。『劇場版 SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:加瀬亮&戸田恵梨香がドレスアップしたお互いにツッコミ合い!ファンなら必食!戸田恵梨香も太鼓判の“SPEC餃子”が食べられるチャンスヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」
2012年03月30日『劇場版 SPEC~天~』の完成披露会見が21日に都内で行なわれ、主演の戸田恵梨香と加瀬亮、福田沙紀、神木隆之介、椎名桔平ら出演者と堤幸彦監督が登壇した。その他写真本作は、不可解な事件を扱う警視庁公安部の未詳事件特別対策係、通称:未詳(みしょう)の捜査官である当麻紗綾(とうまさや・戸田)と瀬文焚流(せぶみたける・加瀬)が、“SPEC”と呼ばれる特殊能力を悪用する犯人に立ち向かう物語。会見には、シリーズ初参加となる栗山千明、伊藤淳史、浅野ゆう子も駆けつけ、総勢9人のキャストが勢揃い。ドラマ版に続いての参加となる椎名は「破天荒なキャラクターが勢揃いした奇抜なストーリーに、これ以上どうやってエンターテイメント性を足していくのかと思ったが、さすが堤監督の無茶ぶりはすごい!」とコメント。「作品を赤字にしないSPECがほしい」と発言した堤監督は、本作を“人類の進化”をテーマにしたような映画だと説明し「みんなが同じ概念ではなく、観る人と1対1の作品」とPRした。加瀬は「ドラマの頃から『SPEC』はたいへん生意気な作品で、愛着を持ってやってきました。今回は映画という形でより多くの方に観ていただければ」。戸田は「映画『天』は、きっと点と点を繋げるまたひとつの点なんだろうと解釈しています。今までの謎が解決され、また新たな謎が生まれる。新しい魅了がひとつ加わった作品になった」と笑顔を見せた。『劇場版 SPEC~天~』4月7日(土)全国東宝系公開
2012年03月21日映画『劇場版 SPEC~天~』の完成披露試写会が3月21日(水)に都内で行われ、映画上映前に行われた記者会見に戸田恵梨香、加瀬亮、栗山千明、浅野ゆう子、伊藤淳史、竜雷太、神木隆之介、福田沙紀、椎名桔平ら主要キャスト9名と堤幸彦監督が出席した。2010年10月よりTBS系にて放送され話題となった連続ドラマの続編で、4月1日(日)に放送となるスペシャルドラマを挟んでの待望の劇場版となる。“スペック”と呼ばれる特殊能力者たちを巡る攻防、死んだはずの一(にのまえ)との宿命の対決が描かれる。劇中では左腕に三角巾を巻き化粧っ気のない姿が印象的な戸田さんだが、この日はシックな黒いドレスで登場。この日の午前中から一緒に取材を受けていた加瀬さんは、「最初に出てきたとき見違えるようでビックリしました」とその変身ぶりに驚いた様子。戸田さんは「加瀬さんに『おぉっ!』と言われ、その反応を見て私も『おぉっ!』となりました」とニッコリ。さらに仕返しとばかり、ジャケットでキメた加瀬さんについて「加瀬さんの今日の衣裳もビックリですよ。いつもは部屋着で来たのかという感じのユルい衣裳なので、今日は襟がついてて『おぉっ!』って思いました」と語り、仲の良い様子を伺わせた。だが、撮影はかなり大変だったようで、ドラマからの続投となった椎名さんも「堤監督のムチャぶりはすごかったです」とふり返るほど。加瀬さんは「神木くんが(特殊能力で)時間を止めるたびに僕らはずっと止まってなくちゃいけなくて、その中を自由に動き回る神木くんを見てたら『あぁ、時を止める能力っていいなぁ』と思いました」と過酷な撮影の一端を明かした。福田さんは自分が欲しい“スペック”を尋ねられると、「加瀬さんにイジられてもうまい具合に返せる能力がほしい」と現場での加瀬さんによる“イジメ”を告白。戸田さんからの「イジメてたんですか?」という厳しい叱責に、加瀬さんは「すいませんでした(笑)」と平謝りだった。浅野さんは若い頃から堤監督と一緒に仕事をしてきたが、今回の映画に関しては「『通行人Aの役でいいから出してほしい』とささやき続けてこの役をいただきました」と明かす。神木さんや伊藤さんと一緒の撮影のシーンが多かったが、現場では同じく50代の堤監督と、自分たちの世代にしか分からない話題で盛り上がったそうで「監督の時代に逆行する能力はすごいです」とユーモアたっぷりに堤監督を絶賛!堤監督もキャスト陣の中でスペックを持っていそうな人物として浅野さんの名を挙げ「いつまでも変わらぬお姿の秘密が知りたい」と語るなど、ぞっこんの様子だった。スペシャルドラマ「SPEC~翔~」はTBS系にて4月1日(日)21:30より放送。『劇場版 SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:ファンなら必食!戸田恵梨香も太鼓判の“SPEC餃子”が食べられるチャンスヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間
2012年03月21日人気ドラマを映画化した『劇場版 SPEC~天~』の公開記念イベントが6日に都内で開催され、主演の戸田恵梨香、加瀬亮と、植田博樹プロデューサーが登壇した。記念イベントの模様本作は、不可解な事件を扱う警視庁公安部の未詳事件特別対策係、通称:未詳(みしょう)の捜査官である当麻紗綾(とうまさや・戸田)と瀬文焚流(せぶみたける・加瀬)が、SPECと呼ばれる特殊能力を悪用する犯人に立ち向かう物語。TVドラマから引き続き『ケイゾク』や『TRICK〈トリック〉』の堤幸彦が監督を務める。植田プロデューサーによると映画はまだ編集段階で、ふたりは堤監督から呼び出されてはギャグを言わされているという。戸田は「監督にはギャグしか演出されなかったような…このドラマはどこへ向かっているのかと思った」と話し、加瀬は「優秀な役者だと思われたいので、わかったふりをしていた」と無茶ぶりをする監督に苦労したことを打ち明けた。会見では本作を盛り上げる“春に翔天!SPEC 祭り”の概要も発表された。4月1日(日)に放送されるスペシャルドラマ『SPEC~翔~』を皮切りに、公開までの1週間さまざまなイベントが行われ、主人公・当麻の大好物である“餃子”を販売する“餃子ワゴン”が札幌、名古屋などを巡回する。加瀬は「“翔”ではただのギャグでも“天”を観たらそれが伏線になっている。連続ドラマを応援してくれた方たちに届けたい」とPR。戸田は「前代未聞、最大の敵も現れるスケールの大きい作品。愛情とパワーを持って作ったので、カッコイイ仕上がりになると思う」と胸を張った。『劇場版SPEC~天~』4月7日(土)全国東宝系公開
2012年03月06日戸田恵梨香と加瀬亮がW主演する『劇場版SPEC~天~』(堤幸彦監督)の公開を記念し、“SPECばかうまっ!オリジナル餃子”を販売する専用ワゴン車が名古屋・大阪・札幌・福岡を巡回することに!その出発式が3月6日(火)に都内で開催され、戸田さんと加瀬さんが揃って出席した。一般常識の範ちゅうを超えた不可解な事件を捜査するため、公安部が設置した「未詳事件特別対策室係(通称・ミショウ)」。そこに所属するIQ201の変人、当麻紗綾(戸田さん)と、警察特殊部隊ことSIT出身の瀬文焚流(加瀬さん)が、“SPEC”と呼ばれる特殊能力を持った犯罪者に挑んでいく。数多くの謎を残したまま終了した人気TVドラマが、スペシャルドラマ「SPEC~翔~」(4月1日放送/TBS系)、『劇場版SPEC~天~』(4月7日公開)で新たな局面を迎える。ドラマファンならご承知の通り、戸田さん演じる当麻は餃子が大好物。常に口がニンニク臭く、瀬文から「今度、臭かったら承知しない」とキレられる場面もしばしばだ。そんな餃子がついに一般発売されることになった。関東では珍しいみそ風味の具が特徴で、実は名古屋生まれの堤監督のお母様による秘伝レシピがベースになっているのだとか。ウスターソースとマスタードを合わせた特製ダレで食べるのが“当麻流”で、この日、実際に試食した取材関係者からも「みそ味で、においも気にならない」、「マスタードが不思議とまろやかな味にしてくれる」など絶賛の声が相次いだ。もちろん、戸田さんも「とてもおいしい。みそ味だから、お子さんでもたくさん食べられると思う。きっと全国のみなさんに愛されるはず」と太鼓判。加瀬さんはドラマ撮影中、1度しか食べる機会がなかったと言い「先ほど食べさせていただいた。正直、朝から餃子かと思いましたけど(笑)、食べやすくておいしいですね」と満足そうな表情だった。この春は餃子ワゴンの走行を始め、東京・赤坂サカスに「SPEC中部日本餃子のCBC赤坂サカス店」、「SPEC~起・翔・天~スペシャルギャラリー」が期間限定オープンしたり、赤坂BLITZでファンイベント「春に翔天!SPEC祭り~全国大会~」(4月3日)が開催されるなど、『劇場版SPEC~天~』公開に向けてさまざまなイベントが目白押し。文字通り、どんな仕掛けでファンを“翔天”させてくれるか、目が離せなくなりそうだ。『劇場版SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:ヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間戸田恵梨香&加瀬亮の『SPEC』映画版に栗山千明が参戦で三角関係勃発?
2012年03月06日関西出身の7人組で構成されたジャニーズグループ、関ジャニ∞のデビュー8周年を記念し、自身らのコンサートで上演してきた戦隊もの企画『エイトレンジャー』が7月に映画化されることが決定した。『エイトレンジャー』は、かつては平和だった近未来都市・エイトシティーを舞台に、悪の組織によって支配され荒廃してしまった街の平和と未来を取り戻すために立ち上がった7人のヒーローたちが奮闘する物語。2005年のコンサートで初上演されてから7年。ファンの間で絶大な人気を誇る企画で、劇場版ではこれまでの企画をベースに、『TRICK』『SPEC』の堤幸彦監督がCGを駆使してエイトレンジャーの活躍を描く。また、エイトレンジャーとともに闘う伝説のヒーロー“キャプテン・シルバー”にはベテラン俳優の舘ひろしが決定し、関ジャニ∞との初コラボレーションが実現した。本作は、シュールな笑いやコメディの要素を描きながら、“もし近未来の日本が最悪な状況をむかえたら”というシリアスなテーマも盛り込まれており、エイトレンジャーのリーダー“ブラック”を演じる横山裕は、「“絆”がテーマの映画ですので、今の時代に合っていると思います。僕らのコンセプトとして『ふざけるのも一生懸命に』というのがあるので、そのあたりも見どころになるのではないかと思います」とコメントを寄せている。ジャニーズグループのメンバー全員が映画に出演するのは、2007年の嵐主演作『黄色い涙』以来5年ぶり。関ジャニ∞が初主演を飾る映画『エイトレンジャー』は7月28日(土)より全国公開される。『エイトレンジャー』7月28日(土)より全国東宝系ロードショー
2012年03月05日映画『おかえり、はやぶさ』の親子試写会が3月4日(日)に都内劇場で開催され、上映後の舞台挨拶に主演の藤原竜也を始め、杏、前田旺志郎(まえだまえだ)、田中直樹(ココリコ)、カンニング竹山、本木克英監督が登壇した。小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されたイオンエンジンに携わる若きエンジニアを中心に、はやぶさの帰還までの7年のドラマを通して家族の絆を描き出す。この日、藤原さんらはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究者たちが着ることが出来るブルースーツで登場。本木監督は「はやぶさの映画は3本公開されますが、これが一番との評判ですし、そう自負しています」と自信をうかがわせた。藤原さんはJAXAのブルースーツについて「旺志郎とペアっていうのはイヤですね」と隣りの旺志郎くんをイジりつつ「杏ちゃんが着ると、さすがの着こなしって感じですね」と同じ服ながらも裾を少し上げてオレンジ色のスニーカーと合わせた杏さんの着こなしを絶賛。杏さんは「憧れのスーツに身を包めて感動しています。動きやすいし機能的ですね」と撮影でも着ていない本物のJAXAのスーツに感激しきりだった。ひとりだけ、遅れての登場となった竹山さんは、臼田の観測所の職員役ということでブルースーツではなく薄い色の作業着での登場となったが「何で後から出てくることになったのか意味が分からない…」と首をかしげつつ「若干、上下の色が違いますが僕が一番似合ってます」と主張。撮影でも藤原さんらと一緒になることはなかったそうで「今日ここに来てもチームワーク感とかは全くないですね。映画観てて、僕もそこ(管制室)にいたかったなとちょっと寂しくなりました」とこぼし会場の笑いを誘っていた。まもなく映画公開、そしてホワイトデーも近いということで、この日は藤原さんから杏さんに「はやぶさ」をかたどったクッキーが手渡された。藤原さんは「暑い中での2か月の撮影で、多くの男性に囲まれながらも嫌な顔一つせずに撮影をこなす杏ちゃんにみんな癒されてました」と感謝の弁。杏さんは嬉しそうにクッキーを受け取り「いろんな世代の人がいましたが、みんな10代の少年のようで楽しかったです」と笑みを浮かべていた。『おかえり、はやぶさ』は3月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:藤原竜也、卒業を控えた中学生に「たくさん恋愛して!」とエール全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」亀梨&杏&鈴木福で「妖怪人間ベム」実写化!「怪物くん」に続く異色のドラマ化決定竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2012年03月05日「TRICK」シリーズに『20世紀少年』、『BECK』など数多くのヒット作を生み出し、日本エンタメ界を背負って立つ奇才・堤幸彦監督。人気コミックの映像化からオリジナル作品まで、常に革新的な表現にチャレンジしてきた彼が、これまでと全く異なるアプローチで撮影した映画『MY HOUSE』が5月26日(土)より公開される。その内容とは…?謎の多い本作のビジュアルがこのほど解禁となった。先日アカデミー賞で最多5部門の栄冠に輝いた『アーティスト』がきっかけとなり、いま映画界の中で注目を集めているモノクロ作品。3DCGを始め映像技術が発達し、様々な映像表現が可能となっている中でかえってその新鮮な魅力が再発見されたわけだが、この潮流を先取りするように、堤監督はこれまでの情報量の多い画や音楽でエンターテインメント性を高めるという自身の作風を封印し、今回モノクロ映画に挑んだ。堤監督が本作で描くのは、コストゼロの家を提唱し各界から注目を集める、建築家で作家の坂口恭平の「ホームレス生活」。2007年、某雑誌に掲載されていた坂口氏の生活に関する記事を読み、既成概念を打ち破る彼の生き方に触発された堤監督は、構想5年の末、故郷・名古屋でメガホンを取った。坂口氏の著した原作を基に、都会の片隅でアルミ缶やビニールシート、電池、木材やタバコを拾い、可動式の「家」を作り、そこで豊かに暮らす主人公の姿を通して、物にあふれた暮らしの中で本当に必要なものとは何なのか?を問う。今年は本作以外にも『劇場版SPEC~天~』の公開を控えるなど、年に1本以上の映画を監督するだけでなく、TVドラマに舞台とハイペースで多くのエンターテインメント作品を送り出している堤監督だが、彼が本作を機に提唱する新たな“映画”の形とは…?『MY HOUSE』は5月26日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:劇場版SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間戸田恵梨香&加瀬亮の『SPEC』映画版に栗山千明が参戦で三角関係勃発?戸田恵梨香&加瀬亮「SPEC」映画化決定!スペシャルドラマと合わせて謎が明らかに
2012年02月29日映画『おかえり、はやぶさ』の公開を記念して2月28日(火)、東京・千代田区の神田一橋中学校にて、卒業を控えた3年生を対象にした宇宙体感型授業が行われ、サプライズで主演の藤原竜也が出席した。7年の時を経て奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトに携わった研究者たちの姿を描く本作。藤原さんはイオンエンジンに関わる若きエンジニアを演じている。今回の授業はJAXA(宇宙航空研究開発機構)と文部科学省が共同で開催したもので、JAXAの研究者に加え、奥村展三文科省副大臣も出席。実際にロケットが発射される際の音の大きさを体験する音響実験や、宇宙ステーションの構造、宇宙飛行士たちのトイレの使用方法や食事、掃除の様子などを紹介する講義が行われた。ロケットの燃料には液体酸素と液体水素が使用されるが、教室では実際に液体酸素、液体水素を燃焼させる実験も行われた。最初の数回はまさかの失敗…。それでも劇中の“はやぶさ”のように、失敗の原因を突き詰め、最後に見事に成功させると教室は拍手に包まれた。そして、スペシャルゲストとして藤原さんが登場。事前に知らされていなかった生徒たちは驚いた様子で拍手と歓声を送った。久々に学校を訪れたという藤原さんは「学校ってこんなに寒かったっけ?懐かしい感じがして興奮してます」と挨拶。140名近くの生徒たちを前に「15歳と話す機会が普段ないのでどう話したらいいのか…(笑)」と戸惑いも見せた。自身が15歳の頃については「サッカーしか知らなくて、学校には給食を食べに来ているようなものでした。あるとき、ふと演劇の世界に拾われて引っ張られて行きました。どこにチャンスがあるか分からないものですね」とふり返った。まもなく卒業を迎える生徒たちに向けて「人との出会いが僕を変えたと思います。たくさんの恋愛をして、挫折をして、多くの人と出会ってください」とエールを送った。『おかえり、はやぶさ』は3月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」亀梨&杏&鈴木福で「妖怪人間ベム」実写化!「怪物くん」に続く異色のドラマ化決定竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2012年02月28日1982年にシングル『私の16才』でデビューを飾り、今年で30周年を迎える小泉今日子。これを記念し、デビュー日にあたる3月21日(水)にベスト盤『Kyon30~なんてったって30年!~』が発売される。ジャケットの画像を見る今回のベストには、小泉今日子に縁のある著名人30名が選曲した30曲を収録。また、160ページに及ぶ雑誌スタイルのブックレットとして書店でも販売を行う。ブックレットの中身には、選者のコメントと全曲の歌詞、30周年のお祝いメッセージが懐かしい写真とともに綴られており、さらにファン、スタッフ、友人から寄せられたメッセージも掲載される。表紙&巻頭では、デビュー時からレコーディングしてきたビクタースタジオで撮り下ろしロケを敢行。そのほか「髪型で振り返る小泉今日子30年ヒストリー」なども盛り込まれた豪華仕様となっている。■30名の選曲者(50音順)蒼井優/浦沢直樹/大根仁/大森南朋/川勝正幸/川上未映子/宮藤官九郎/ケラリーノ・サンドロヴィッチ/小林武史/斉藤和義/スチャダラパー/高橋盾/高見沢俊彦(THE ALFEE)/田中裕二(爆笑問題)/土屋アンナ/堤幸彦/TOKYO No.1 SOUL SET/とんねるず/長澤まさみ/永瀬正敏/蜷川実花/平井堅/藤井隆/藤原ヒロシ/細野晴臣/マツコ・デラックス/YOU/横山剣(クレイジーケンバンド)/よしもとばなな/リリー・フランキー■小泉今日子/『Kyon30 ~なんてったって30年!~』初回生産限定盤CD2枚組+ブックレット3900円※Kyon30は「キョンサンジュウ」と読みます。収録曲<CD disc 1>01. 私の16才02. まっ赤な女の子03. 半分少女04. 艶姿ナミダ娘05. 渚のはいから人魚06. The Stardust Memory07. 魔女08. なんてったってアイドル09. 夜明けのMEW10. 木枯しに抱かれて11. 水のルージュ12. 連れてってファンタァジェン13. 快盗ルビイ14. Fade Out15. CDJ<CD disc 2>01. 学園天国02. この涙の谷間03. 見逃してくれよ!04. あたしのロリポップ05. No No No06. 丘を越えて07. あなたに会えてよかった08. 優しい雨09. やつらの足音のバラード10. My Sweet Home11. 月ひとしずく12. for my life13. Innocent Love14. 小泉今日子はブギウギブギ15. 虹が消えるまで
2012年02月06日2010年にTBSで放送され、話題を呼んだ戸田恵梨香×加瀬亮主演のサスペンスドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿」。その映画版『SPEC~天~』の公開前に今春放送されるスペシャルドラマで、連続ドラマと映画版を繋ぐ「SPEC~翔~」が放送前に早くもブルーレイ&DVDとなって発売されることが決定した。「TRICK」、「ケイゾク」など一世を風靡した刑事ドラマを手がけてきた人気監督、堤幸彦が戸田恵梨香、加瀬亮を主演に迎え、通常の能力を超越した特殊能力「SPEC」を持った犯罪者による未解決事件に立ち向かう刑事たちの姿を描いたサスペンスドラマ。放送後、公式ツイッターやホームページには、続編を望む熱い声が多く寄せられ、これに応える形で映画化、スペシャルドラマの放送が決定した。スペシャルドラマ「~翔~」では、ドラマの最終回で放送された当麻(戸田恵梨香)、瀬文(加瀬亮)、地居(城田優)の激闘から1年後を描き、最終回の謎が明らかに。さらに映画版では、当麻と瀬文のもとに舞い込んできた「ミイラ死体殺人事件」を軸に、やがて国家を揺るがしていく大事件に挑む2人の闘いが描かれる。スペシャルゲストに伊藤淳史、栗山千明、三浦貴大、でんでん、浅野ゆう子ら個性派俳優が勢ぞろいしているのも見どころ。このスペシャルドラマの詳細は一切伏せられたままだが、ここで明らかになるのは果たして?なお、今回発売されるDVD&ブルーレイには、本編に加えてTVドラマ版のダイジェスト映像や貴重なメイキング映像など、ファン垂涎の特典映像も収録されている。「SPEC~翔~」警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿ディレクターズカット版DVD&ブルーレイは4月4日(水)より発売、映画『SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。「SPEC~翔~」警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿ディレクターズカット版[DVD]価格:4,725円(税込)「SPEC~翔~」警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿ディレクターズカット版[Blu-ray]価格:5,775円(税込)発売日:4月4日(水)発売元:TBS/販売元:TCエンタテインメント株式会社© TBS■関連作品:SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間戸田恵梨香&加瀬亮の『SPEC』映画版に栗山千明が参戦で三角関係勃発?戸田恵梨香&加瀬亮「SPEC」映画化決定!スペシャルドラマと合わせて謎が明らかに
2012年01月26日映画『おかえり、はやぶさ』の完成披露試写会が1月23日(月)に開催され、主演の藤原竜也を始め、杏、前田旺志郎(まえだまえだ)、三浦友和と本木克英監督が舞台挨拶に登壇した。小惑星・イトカワのサンプル採取という偉業を達成し、奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトに携わった研究者たちのドラマを描き出す本作。藤原さんは、イオンエンジンを専門とするエンジニアを演じたが「去年の夏に2か月かけて撮影しました。三浦さんと親子をやらせてもらえるということで興奮しました」と笑顔で述懐。杏さんは「3Dですが、ヒューマンドラマも“立体的”に描かれています」とアピールした。旺志郎くんは藤原さん、杏さんとの共演について「藤原さんは普段は優しいけど、たまにムチャぶりしたり、悪さをして来てイケズなところがあります。杏さんは会った瞬間『足長っ!』ってびっくりしました」と語り、会場を笑いに包んだ。本作は、昨年より次々と公開されている「はやぶさ」関連の映画のトリを飾ることになるが、三浦さんは「竹内結子さん(『はやぶさ/HAYABUSA』)、渡辺謙さん(『はやぶさ 遥かなる帰還』)とありますが、そちらもぜひ観てください」とライバル作品をおススメする余裕を見せる一方で、「こちらは3Dですから!」としっかり自身の出演作もアピールした。キャスト陣はもしも宇宙旅行に行ったら何をしたいか?と尋ねられたが、実際に来年から始まる個人の宇宙旅行の値段が1,500万円で、無重力の空間にいられるのはわずか4分間と聞かされると、「だったら行かないな…」(藤原さん)、「もう少し格安パックになったら…」(杏さん)、「無理やん」(旺志郎くん)と一気にトーンダウン。三浦さんは「日本の俳優のスケールなんてこんなものですよ…」と寂しそうに語り会場の笑いを誘っていた。この日はJAXAではやぶさプロジェクトにも携わった的川泰宣名誉教授も来場。はやぶさなどの宇宙プロジェクトについて「家族の強い支えがないと続けられない仕事」と説明し、「この映画はその点を念入りに描いてくれて嬉しかったです」と称賛を贈った。『おかえり、はやぶさ』は3月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:亀梨&杏&鈴木福で「妖怪人間ベム」実写化!「怪物くん」に続く異色のドラマ化決定竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2012年01月23日第1位は、女子のバイブルとも言えるあのドラマ!最近は、日本のドラマが海外でリメイクされるという話題、聞くことも増えましたよね。では、日本で海外ドラマをリメイクするとしたら、どのドラマがよいでしょうか?20代の女性519名にアンケートしました!>>男性編も見るQ.日本でもリメイクしてほしい海外ドラマを教えてください(複数回答)1位『SEX and the CITY』11.0%2位『フルハウス(米国)』7.6%3位『冬のソナタ』7.2%4位『ゴシップガール』5.3%5位『X-ファイル』4.7%■『SEX and the CITY』……・「恋愛観に共感できる部分がたくさんあるので、日本版もぜひつくってほしい。主役は天海祐希がいい」(26歳/医療・福祉/事務系専門職)・「藤原紀香、米倉涼子、篠原涼子など豪華女優による日本版を見てみたい」(27歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「日本人の恋愛観で見てみたい。主演のキャリーは米倉涼子のイメージ」(27歳/通信/秘書・アシスタント職)・「東京を舞台に、奔放な女性の恋愛ドラマを見たい」(22歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「海外ドラマだからこそ、あり得そうな話だけど、日本でリメイクしたらどうなるのか見てみたい」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)■『フルハウス(米国)』……・「面白くていつも見ていたので、ミシェルは絶対、芦田愛菜ちゃんがいいです!」(23歳/学校・教育関連)・「好きでずっと見ていたドラマだから。ジェシー=織田裕二のイメージ」(22歳/小売店/販売職・サービス系)・「子どものころから見ていてとても面白く優しい気持ちになれる」(25歳/商社・卸/事務系専門職)■『冬のソナタ』……・「ヨン様がやっていた役は向井理にやってほしい」(23歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「韓国ドラマはあり得ないことがたくさん起こるので、日本バージョンは現実にあり得る設定でリメイクしてほしい」(24歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「冬ソナにはまったから、ぜひ日本でもリメイクしてほしい。主演は、三浦春馬と志田未来がいい」(29歳/商社・卸/技術職)■『ゴシップガール』……・「毎回登場人物たちのファッションを楽しみにしていた。日本ではあまりファッションを前面に押し出すようなドラマはなかったと思うので。主役には、北川景子さんなどはぴったりだと思う」(24歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「再現はかなり困難だと思うが、面白そうだから。セリーナ役は佐々木希がいい!」(23歳/小売店/販売職・サービス系)・「岡田将生くんがネイトを演じるのを見たい」(24歳/そのほか/事務系専門職)■『X-ファイル』……・「あの独特な雰囲気が日本でリメイクされたらどんなふうになるかちょっと気になる。向井理に主役を演じてほしいですね」(28歳/不動産/秘書・アシスタント職)・「堤幸彦監督に日本版を作ってもらいたい」(27歳/食品・飲料/営業職)・「とても面白かったから。主役には中谷美紀と渡部篤郎がいいと思う」(28歳/建設・土木/クリエイティブ職)総評第1位には、女性に大人気だったドラマ『SEX and the CITY』がランクイン!確かに、日本版ができればさらに共感度がアップしそうですよね!主役の候補に挙がったのは、天海祐希さん、藤原紀香さん、米倉涼子さん、篠原涼子さんなど。日本人離れしたプロポーションとたたずまいの女性が、このドラマにはぴったりのようです。ファッションチェックも楽しそうですね!第4位にランクインした『ゴシップガール』も、同じく、登場人物のファッションが気になるドラマ。北川景子さん、佐々木希さんなど、ファッショナブルなイメージの女優さんが候補として挙がりました。第2位は、『フルハウス(米国)』。「ミシェルは絶対、芦田愛菜ちゃんがいいです!」というコメントに、「賛成!」という方も多いのではないでしょうか。そして、男性編と同じく第3位にランクインしたのが、『冬のソナタ』。三浦春馬さんと志田未来さんのコンビが候補に挙がりましたが、確かに似合いそうですね!実現したら、高視聴率間違いなし!?調査時期:2011年10月8日~10月22日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性519名(そのほかと回答した168名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】海外ドラマを見るのを途中で止めてしまう理由【ランキング女性編】最終回まで見て後悔しない!満足度の高かった海外連続ドラマ【コブタメ】映画や音楽ニュース、試写会プレゼントへの応募はコブタメで!!完全版(画像などあり)を見る
2011年12月05日7年の旅を経て2010年に奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」に携わった人々のドラマを描いた映画『はやぶさ遥かなる帰還』が来年2月に公開となる。これに先駆けて11月22日(火)、「はやぶさ」プロジェクトに携わった“チームはやぶさ”の関係者が再集結。映画に主演し“映画プロジェクトマネージャー”を務める渡辺謙も駆けつけ、集まったおよそ200名の関係者の功績を称えると共に感謝の思いを伝えた。およそ60億キロの旅路を経て2010年6月に帰還した「はやぶさ」。映画はJAXAのプロジェクトマネージャーとしてチームを引っ張った川口淳一郎氏をモデルにした主人公で、渡辺さん演じる山口を中心にメンバーたちの奮闘が描かれるが、実際に100を超える企業や研究機関がプロジェクトに携わってきた。渡辺さんは、この日のために1,200万円を投じて用意された等身大の「はやぶさ」をバックに、集まった200人近くの関係者の方をふり返り「日本が迷走を続ける中で、こんなに素晴らしい人々が日本を支え、推進してくださっているんだということを伝えたい」と力説。映画ではなく実際のプロジェクトに携わった面々が“再集結”するという今回のイベントについては「(映画製作)当初のリサーチをしていた段階から考えていました。“はやぶさ”そのものももちろんすごいですが、それを支えた研究者、技術者の力がなければ(プロジェクトの成功は)あり得なかった」と改めてその偉業を称えた。渡辺さんの横に並んだ川口教授は「(メンバーと)再会できて嬉しいです。(映画が)本当にできるとは思ってませんでした。閉塞感に包まれている日本に自信と希望を与えられれば」と映画に期待を寄せる。この日、完成前の映像を鑑賞し「ショックだったことがあって、15分ほどの間に2回も(渡辺さんが)かりんとうを食べていました。確かに私はかりんとうが大好きなんですが(笑)」と語り、笑いを誘った。奇しくもこの日、宇宙飛行士の古川聡さんが日本人最長となる167日間もの国際宇宙ステーション滞在を終えて、無事に地球に帰還を果たした。当初は11月中旬の帰還予定がずれてこの日となったこともあって、渡辺さんは「運命的なものを感じます。無事ご帰還されて良かったです」とニッコリ。「この映画を通して新しい航海を始めるような気持ちです」と今後に向けた意気込みを明かした。映画は編集作業が終わり、これからCGの製作や音入れなどの作業に入る。「はやぶさは、7年間の航海の中で様々な困難に遭遇しましたが、手が届かない状態で苦労の末に帰還しました。いま、様々な困難を前に足がすくんでしまうという方も多いでしょうが、あきらめずに前に進めば必ず何かが待っていると思う」と映画が伝えるメッセージを訴えた。完成から公開までの間に各地で試写会も開かれるが「大船渡などの被災地の方々にまず観てもらいたい」と被災地での上映を約束した。ちなみに本日は“いい夫婦の日”。妻で女優の南果歩からは本作に関して「『また楽しそうなことやってるね』と言われました」と渡辺さん。「2人とも仕事を持っているので、お互いが、互いらしく輝けるようにサポートできれば」と照れくさそうに夫婦のあり方を語った。『はやぶさ遥かなる帰還』は2012年2月11日(土・祝)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:渡辺謙主演『はやぶさ遥かなる帰還』の最新TVスポット映像が到着!女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年11月22日渡辺謙主演、豪華キャストを迎え小惑星探査機「はやぶさ」の激動の7年間の大航行を映画化した『はやぶさ遥かなる帰還』。「はやぶさ」を題材にした映画作品の公開が続く中、日本独自の最新映像技術とスケール感をもって“リアル”にこだわった本作のTVスポット映像がシネマカフェに到着した。ハリウッドでの活躍めざましい名優・渡辺謙が、主演のみならず自ら製作から公開までプロジェクト・マネージャーを務める、渾身の一作。奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」の歴史的偉業に秘められた科学者・技術者たちの7年間が、「はやぶさ」の宇宙航行の姿とともに壮大なスケールで描かれる。数々の「はやぶさ」映画が作られる中、本作が最大の売りのひとつとしているのが、深宇宙の大航行を表現するVFX(視覚効果)である。このVFXを手がけたのは、『ウォーターワールド』(’95)、『エアフォース・ワン』(’97)といったハリウッドの大作を手がけてきたVFXスーパーバイザー・野口光一氏。本作のVFXを制作するにあたり、野口さん率いる制作チームは“より人間の自然の見た目”に近づけることに心血を注ぎ、あえてハリウッドの制作スタイルとは逆行する“日本独自の最新スタイル”に辿り着く。JAXAの協力のもと、1/1スケールの「はやぶさ」モックアップを制作。最新の宇宙技術で使用されている素材を使い、細かい質感までデジタルに頼り過ぎることなく自分たちの手で綿密なキャプチャーリングを重ねていき、限りなく実物に近い「はやぶさ」を作り上げていった。今回到着した映像では、その渾身の「はやぶさ」が地球をバックに深宇宙を旅する注目のVFXカットが一部お目見えに。これに加え、渡辺さんや江口洋介ら男たちの熱い人間ドラマの様子が伝わってくる。中でも強いインパクトを残すのは、冒頭で渡辺さん演じるプロジェクト・リーダーが発する「The long journey has just begun(長い旅の始まりです)」という力強い言葉。果たして、その旅路とはいかなるものだったのか?そして、その先に男たちが見出したものとは?まずはこちらの映像で本作の世界観を味わってみて。『はやぶさ遥かなる帰還』は2012年2月11日(土)より全国にて公開。※こちらのTVスポット映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!渡辺謙が主催の『はやぶさ』打ち上げパーティで江口洋介ら豪華共演陣が明らかに!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年11月08日昨年、日本中を感動させた小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡を20世紀フォックスが映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』が10月1日(土)、全国で公開初日を迎え、主演を務める竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、鶴見辰吾、堤幸彦監督が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで舞台挨拶を行った。この日は同作が2012年3月、ロサンゼルスなど全米10都市以上で公開されるという嬉しいニュースも発表に!竹内さんは「すごいことですよね。まだ実感が湧かない部分もありますが、とても光栄なこと」と感激した様子。堤監督は「日本人の誇りというべき、この感動的なストーリーを世界中の方々に観ていただければ嬉しいです」と感無量の面持ちだ。数々のピンチを乗り越えながら、2010年に奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」。その7年間に及ぶ壮大なプロジェクトに携わったスタッフたちの挑戦と苦闘が、竹内さん演じる宇宙科学研究所(現JAXA)の若き女性研究者・水沢恵の視点から描かれる。撮影中は「実は様々な障害もあった」(竹内さん)と言い、登壇者はみな、本作の“発進”と言える公開初日に感慨しきりだった。主人公の上司を演じた西田さんは「去年地球に帰還したはやぶさに本当に力をもらいました。私たちは映画を通して追体験させていただき、改めて日本人の誇りとも言えるこの偉業を、そしてはやぶさの感動をたくさんの方々に伝えていければと思っております」。はやぶさ開発チームを演じたキャスト陣も「(自身が演じた理学博士の)齋藤潤先生ができなかったとおっしゃられていた心の叫びを、私が映画の中で体現させていただきました」(高嶋さん)、「衣裳、セット、仕草、顔、髪型に至るまで、ビデオや資料を繰り返し見て、完全コピーを目指しました」(佐野さん)、「たくさんの方々に少しでも感動を届けられればと思います」(鶴見さん)と作品にかける思いは格別だ。自称“文系”の堤監督は「正直、不安もあったのですが、竹内さんが『私も文系なので』とおっしゃったので、じゃあゼロからやりましょうと。JAXAの方々にお会いしたら、本当にお茶目でおもしろい、そして普通の人ばかり。そういった方々が世界的な偉業を達成したという点に深く感動しました」とコメント。竹内さんは「苦しいときに、はやぶさの存在を思い出し、何とも言えないエネルギーをいただいた。私にとっては主演できたことが大きな財産」と胸を張る。自身も“文系”ながら、宇宙に関する専門用語が満載のせりふをこなし、新たな一面を披露しているだけに、ついに訪れた公開初日に満面の笑みだった。『はやぶさ/HAYABUSA』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:感動のドラマが詰まった『はやぶさ』の新画像が到着!満天の星空に映る正体は?竹内結子インタビュー一人の人間として向き合ったプロジェクト、好きという気持ち竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」
2011年10月03日宇宙探査機“はやぶさ”の偉業に迫った感動作『はやぶさ/HAYABUSA』が、10月1日(土)から公開になるのを前に、地球から約400km上空の国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」(以下、<きぼう>)で世界初の試みとなる宇宙試写会を実施。試写会の様子と古川氏のコメントの映像が届いた。その他の写真本作を鑑賞した宇宙飛行士の古川聡氏は、「堤監督の演出でさまざまなものがリアルに再現されていたのには、とても驚きました。私が宇宙で仕事をすることを目指して12年間訓練を続けていた同時期に、はやぶさも7年間かけて目的をやり遂げたことはとても勇気づけられました。私が目指していた国際宇宙ステーションで、そのはやぶさの映画を観られたことをとても感慨深く思います」とコメント。また、「はやぶさプロジェクトではひとりひとりがそれぞれにできることを行い、日本中の企業が力を合わせて困難を乗り越えてきました。いま東日本大震災のあとの被災地では、多くの方が困難とたたかっておられます。私はいまこそ、このはやぶさ精神を世界に見せるときなのではないかと思います。被災地のみなさんとともに、一緒に頑張りましょう!」と語った。本作は、宇宙探査機“はやぶさ”の偉業に迫る感動の一本。竹内結子をヒロインに、女性研究者の視点を通して、宇宙科学研究所の面々の7年間にわたる奮闘を追いかける。『20世紀少年』の堤幸彦監督が、実在の人物たちをモデルに、ユニークな熱気で実話を再現している。『はやぶさ/HAYABUSA』10月1日(土)より全国ロードショー
2011年09月28日映画『はやぶさ/HAYABUSA』の試写会が9月5日(月)、都内で開催され、主演の竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾、堤幸彦監督が登壇。さらに、劇中の登場人物のモデルとなった的川泰宣(JAXA)、川口淳一郎(JAXA)、國中均(JAXA)、斉藤潤(JAXA関係者)も来場した。7年間60億キロにおよぶ長い旅路の果てにミッションを完了し、人々に深い感動を与えた小惑星探査機“はやぶさ”。その帰還を信じ、全てを捧げたプロジェクトチームの面々のドラマを描き出す。当初、試写会には天皇皇后両陛下がご臨席される予定だったが、野田新内閣の副大臣の任命式の公務と重なったため、欠席されることとなった。竹内さんは「うまく行かないときや、どうしようと悩んだときに、いま目の前にやるべきことがあることは幸せなんだと感じられる。『いまはつらいかもしれないけど、続けていけばいつか何か大きな結果に繋がるかもしれないんだ』と感じられる作品になっていると思います」と言葉に力を込める。西田さんは「映画はフィクションではありますが、このスクリーンで起こっていることは全て事実。先生方の代わりに役者が演じているだけで、全て本物です」と語り、「ちょっと元気を失った日本に元気をくれる作品。あの快挙の裏には先生方の努力と熱い思いがあったんです」と改めてプロジェクトに従事した関係者に賛辞を贈った。その西田さんが演じた的場のモデルである的川教授は「長年、西田さんのファンだったのでもったいない気持ち。でも体型は同じですね」とユーモアたっぷりに語っていた。山本さんは「こういう専門用語は喋ったことがなかったので、言っている意味が分からなかったけど、撮影の最後の日には、自分が7年間、はやぶさ君を見守っていたような気持ちになりました」と感慨深げ。鶴見さんは「久々に竹内さんを見たらキレイなのでドッキリしちゃいました(笑)」と鼻の下を伸ばしていたが、映画については「自分で観て涙を流しそうになってしまった」とのこと。高嶋さんも「どうぞお楽しみください」と少ない言葉に作品への自信をうかがわせる。佐野さんは監督から、モデルとなった川口教授の「完全コピーで行くと言われた」と明かしたが、川口教授は「みなさんに似ていると言われ、自分が佐野さんの役を演じているかのように勘違いしそうになります」と佐野さんによる自身の“コピー”に太鼓判を押していた。最後に竹内さんは「この映画に出てくる3人に1人はメガネをかけているので、メガネフェチにどハマりする作品です!ぜひおすすめしてください」と珍アピール。笑顔で舞台挨拶を締めくくった。『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国より公開。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年09月05日5月より撮影が行われてきた映画『はやぶさ遥かなる帰還』がこのほど無事クランクアップ。これを記念して8月22日(月)、本作の主演を務めると共に“プロジェクトマネージャー”を兼任する渡辺謙の企画・主催による打ち上げパーティが東京・代官山のレストラン「XEX DAIKANYAMA」にて開催され、この場で江口洋介、吉岡秀隆、夏川結衣、小澤征悦、石橋蓮司、中村ゆり、藤竜也ら共演陣が正式に発表された。7年間60億キロにわたる長き旅路を経て、奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトに携わった人々のドラマを映画化した本作。渡辺さんの主演はすでに発表されていたが、江口さんをはじめとする豪華共演陣が正式に明らかになり、ダイジェスト映像が報道陣に公開された。渡辺さんはこの日、自ら先頭に立って報道陣や来客の応対を行い、司会まで兼任して共演陣一人一人へのインタビューも行った。江口さんは、渡辺さん演じる山口と時にぶつかり合いながらもイオンエンジン担当としてプロジェクト成功のために奮闘する藤中を演じている。「あきらめない思いが伝わってくる脚本でした。いい映画、壮大なスケールになっています」と力を込めた。民間からプロジェクトに参加している森内を演じた吉岡さんは、渡辺さんとの共演について「緊張しました」とふり返り、「謙さんから差し入れでいただいたヤクルトを飲んだら元気が出ました」と笑顔を見せた。石橋さんはJAXAの幹部・大下に扮したが専門用語が多い作品だけに「謙ちゃんと対立している役ってのは分かるんですが、何を言っているのかは自分でも分かりません!」と苦笑い。研究所の学生・松本役の中村さんは、偉大な先輩俳優たちとの共演に「『すごい映画だな』と緊張してお腹が痛くなりました」とのこと。さらに「本読みのときから謙さんが一人一人とガッチリ握手をしてらして、男くさくて熱くて、その時点で感動してました」と述懐した。カプセル担当の鎌田を演じた小澤さんも渡辺さんの熱さにメロメロになったひとり。「謙さんとのシーンがやりたくてこの映画に参加しました」と感慨深げだった。夏川さんは新聞記者の井上を演じており、普段、取材される側からする側に。撮影には本物の記者が参加していたが、夏川さんは集まった報道陣を見やり「撮影に参加された記者の方を見ながら勉強しました」とニッコリ。藤さんは山口の盟友とも言える存在で、広報担当の丸川を演じているが、この日は丸川のモデルとなった的川泰宣氏も来場。「的川さんを見て、『少年がいる』と思いました。だから少年をやるつもりで演じました」とふり返った。この日は的川さんに加え、本作の原作「小惑星探査機 はやぶさの大冒険」(マガジンハウス刊)を手掛けた山根一眞氏も来場し撮影の終了を祝福。メガホンを握った瀧本智行監督は「監督としてプレッシャーを感じると共に、至福の時間でした」と撮影を述懐。現在は編集およびVFX作業に没頭しているが「“はやぶさ”というこの作品のもうひとりの主役をどう輝かせるか?頭を悩ませています」と明かし、完成に向けての意気込みを語った。この日出席した面々に加え、民間からこのプロジェクトに参加している会社の社長役で山崎努も出演。この日、公開されたダイジェストでは、研究員たちがプロジェクト成功に向けて、喧々諤々の議論を繰り広げるシーンや、山口がマスコミから厳しい追及をされるシーンが映し出された。カプセル回収のシーンの撮影はオーストラリアで敢行。壮大なスケールの作品として完成が待たれる。『はやぶさ遥かなる帰還』は2012年2月11日(土・祝)より全国にて公開。■関連作品:はやぶさ遥かなる帰還 2012年2月11日より全国にて公開。© 2012「はやぶさ」製作委員会■関連記事:竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年08月23日戸田恵梨香と加瀬亮のW主演で話題を呼んだTBSドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿〜」が映画化されることが決定。映画公開前にスペシャルドラマが放送されることも明らかになった。大ブームを巻き起こした「ケイゾク」(TBS)のスタッフが再集結し、昨年10月から12月にかけて連続ドラマとして放送され、熱狂的な支持者を生み出した本作。未解決事件の捜査強化のために公安部に設けられた未詳事件特別対策係、通称“ミショウ”に配属された2人の刑事が、未来予知や千里眼など“SPEC(スペック)”と呼ばれる特殊超能力を駆使して未解決事件の真犯人を追い詰めていく姿を描く。IQ201を誇り、異常な記憶力に動体視力、洞察力を備えたKYなドS女の捜査官・当麻紗綾を戸田さん、元警視庁特殊部隊(SIT)のエリートながらも誤射事件をきっかけにミショウに飛ばされてきた瀬文焚流(せぶみたける)を加瀬さんが演じる。多大に問題を抱えつつも実力は飛び抜けている2人が、ケンカしながらもSPECを持った犯罪者に立ち向かっていく姿が支持を集め、放送終了後もTBSや番組の公式サイトやTwitterには続編を望む声が数多く寄せられていた。こうした声を受けて、スペシャルドラマと映画の製作が決定!まずスペシャルドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿〜翔」(放送日未定)が放送されたのち、映画『SPEC〜天』(仮題)が公開される。スペシャルドラマ「SPEC〜翔」で描かれるのは連続ドラマ最終回から1年後の世界。目の療養で休職していた瀬文がミショウに復帰した数日後、白昼の街中でマシンガンによる殺人事件が勃発する。唯一の生存者である女子高生・望(谷村美月)は「犯人が瞬間移動で逃げた」と証言。当麻はスペックホルダーを奪い合う抗争が街中で堂々と行われたと分析するが…。このドラマを通じて連続ドラマの最終回に残された謎――「野々村(竜雷太)は何を見たのか?」、「最後に犯人の地居(城田優)を倒したのは誰か?」、「津田(椎名桔平)のラストシーンの意味」などがすべて明らかになる。連続ドラマに続いてメガホンを握るのは堤幸彦。本作のプロデューサーを務めるTBSの植田博樹氏は、続編製作の決定について、視聴者、キャスト、スタッフへの感謝の言葉と共に、映画に関して「当麻と瀬文のコンビネーション、スペックホルダーはじめ、独特の怪キャラクターというエンターテイメントと、進化論、人種論、政治論、宗教論、歴史論みたいな硬派のテーマが混在している『堤ワールド』の真髄です。俳優の力、技術の力に“ノリ”が加わって、独特の世界観になっている。昔、松田優作さんの『探偵物語』のようなかっこよくて笑えてオリジナリティがあって、という作品に憧れたのですが、『SPEC』は種類は違うが、そういうかっこよさがある作品だと思うし、そこを表現したいです」と意気込みを語る。当麻役で新たな境地を切り拓いた戸田さんは、続編製作決定について「映画化が決まって、とても嬉しいです。『SPEC』で当麻の役に出会い、実際に演じてみて、役者として自分が変わることができましたし、いままでにない女優『戸田恵梨香』を見せれた作品なので、堤監督やスタッフのみなさんに感謝しています。今回の映画で、さらにパワーアップした『SPEC』と、当麻が見せられると思います。楽しみにしていてください」と気合十分。連続ドラマの場で新たな一面を見せた加瀬さんも「映画になるとは、最初は思ってもみませんでしたが、たくさんの方が連続ドラマを観て、応援してくれて、『SPEC』を愛してくれたことが、今回の映画化に繋がったと思います」と喜びを語り、戸田さんとの再会については「会うのが約半年ぶりで、最初はまだ大人しいな、と思ってましたが、今日の撮影現場で笑い上戸なところが見られて、『あ、戻ってきたな』と感じました(笑)」と当麻&瀬文のコンビ復活を実感した様子。連続ドラマ以上の暴れっぷりを期待したい。スペシャルドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿〜翔」は放送日未定。映画『SPEC〜天』(仮題)は2012年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:SPEC〜天 (仮題) 2012年春、全国東宝系にて公開
2011年07月08日小栗旬&岡田将生を主演に迎えての映画化が発表されている『宇宙兄弟』に麻生久美子と堤真一が出演することが明らかになった。原作は現在も「モーニング」(講談社刊)に連載中で、小学館漫画賞と講談社漫画賞のW受賞という「20世紀少年」以来の快挙(※同年W受賞は史上初)を成し遂げ、累計400万部を突破した人気漫画。幼い頃に宇宙飛行士になると誓い、約束通りに宇宙飛行士となった弟と、会社をクビになり無職となった兄。だが、弟からの一通のメールをきっかけに、兄も再び宇宙を目指し始める!そんな兄弟と仲間たちの奮闘が人間味たっぷりに描かれる。麻生さんが演じるのは、小栗さん扮する六太(ムッタ)と共に宇宙飛行士を目指す才女・伊東せりか。幼い頃のムッタと日々人(ひびと/岡田さん)を知るJAXA職員で宇宙飛行士選抜試験官のひとりでもある星加正に堤さんが扮する。今後、公開される作品だけでも『日輪の遺産』に『ロック 〜わんこの島〜』、『モテキ』、『ガール』に『幸運の壺 Good Fotune』といま、日本で最も多忙な女優のひとりである麻生さん。「私は原作の大ファンなので、正直、嬉しさと戸惑いがありました。でも、ほんの少しでもせりかさんの人生を歩きたいと参加させて頂くことになりました。不安もありますが、才能ある監督のもとでお仕事できること、とても嬉しく思っています」と出演への喜びを語り、堤さんも「このような希望あふれた作品に関われることを非常に嬉しく思っています。私が演じる星加は、かつて宇宙飛行士を志したが叶わず、宇宙を目指す者を支える立場として、再び夢をもつ人物です。宇宙に興味のある方もない方も、わくわくする気持ちや、“夢”を感じていただける映画になると思います」と意気込みと期待を明かす。ほかにムッタのライバルであり親友でもある真壁ケンジを、ミュージカル界のスター、井上芳雄が演じ、溝口大和、古谷やすし、福田直人といった、同じく彼らと共に宇宙飛行士を目指す仲間に新井浩文、濱田岳、塩見三省が扮する。JAXAからの全面協力を得て撮影も中盤に差し掛かっており、7月中にはクランクアップの予定。小栗さん、岡田さんはもちろん、麻生さんの宇宙服姿は…?新たな仲間を得て、ますます期待と注目を集めそうだ。『宇宙兄弟』は2012年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:宇宙兄弟 2012年春、全国東宝系にて公開■関連記事:“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2011年06月23日