映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が28日に都内で行われ、北川景子、芳根京子、堤幸彦監督が登場した。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。撮影を通して仲良くなったという2人。芳根は「本当に毎日連絡を取らせてもらってるんですけど、北川さんも連ドラ撮影中でスケジュールが大変な中『きょんちゃんが頑張ってると思ったら頑張れる』と言っていただいて、すごく嬉しい。好きな人と一緒に頑張るのって素敵だなと日々感じています」と感謝する。北川も「自分も久々の連ドラでこんなに大変だったけなとか、家庭との両立とかに心が折れそうな時に連絡をくれたりして『私も頑張ってます』と言われると、『こんなかわいいきょんちゃんが頑張ってるんだから私も頑張ろう』って、一緒に頑張ってるような気がして勇気をもらってます」と互いに励まし合う様子を見せ、堤監督も「なんていい話なんだ」と感動していた。またこの日は芳根の24歳の誕生日で、北川からサプライズで花束のプレゼントも。「初めて出会ったときはデビューして2年目とかで右も左もわからないという感じだったのに、本当に会わない間にたくさんの大変なお仕事を乗り越えられて立派な女優さんになって、私は逆にお芝居のことだったり学ばせてもらってるなと思いました」とメッセージを送る。さらに「プライベートでも仲良くさせていただいて、これからも本当に楽しみ。がんばりすぎないでやってください」という北川の言葉に芳根は涙。「こんなはずじゃなかった。どうしよう、泣いちゃった」と気遣う北川ももらい泣きしそうになっており、芳根は改めて「すごく幸せな誕生日だなあと思って」と心境を吐露する。「こういうご時世でなかなか人とも会えなくて、友達とも会えないなと思ってたところを舞台挨拶が入って。素敵な24歳の始まりだなと思ってたんですけど、まさかこのように北川さんから嬉しい言葉をいただけるなんて、本当にありがとうございました」と喜んでいた。
2021年02月28日大倉崇裕の小説「死神さん」が、田中圭主演、堤幸彦がメイン監督を務め、「Hulu」でドラマ化されることが決定。この秋、配信されることも分かった。田中さんが演じるのは、警視庁内にある謎の部署でたったひとり、無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事・儀藤堅忍。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直し、真犯人を検挙していく人物で、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされることに。組織内では「死神」とあだ名され、かつて類を見ない破天荒ダークヒーローだ。1話完結型となっている本作。メイン監督を務める堤監督と田中さんは、映画『包帯クラブ』以来、実に14年ぶり。主演と監督として向き合うのは、今回が初めて。「前回『包帯クラブ』でご一緒したときは、とにかく堤監督からのムチャぶりがすごかった思い出があります」とふり返った田中さんは、「実は、去年の年末に監督と久々にお会いしたのですが、そこで監督がとても熱くこの作品の話をして、僕が演じる儀藤に関しても肩をぶん回して話してくれたんです。それを受け、僕はどうしようかな、と。家でも台本を読みながら『このシーン、例えば発声の仕方はどうしようかな』と考えていて、奥さんに『こうしたいんだけど、どう思う?』と相談したんです。そうしたら『あなたは考えながらやると、大したことがないから、感じるままにやった方が絶対いい』と言われて…(笑)。確かにそうだと思ったので、ヘンに考え込まず、現場で作っていこうかなと思っています」と明かし、「監督が思う儀藤像と、僕が思う儀藤像と、実際やってみる儀藤像と、実際撮ってみる儀藤像もたぶんバラバラなので、それが早い段階でひとつになったら、とても楽しいんだろうなって。今からワクワクしています!」と心境を語った。一方、堤監督は「どこに心があるのか(笑)完全には理解できない、不思議な佇まいがあるんです。監督の負けだと感じるような、打ち崩させない何かがあるので、『包帯クラブ』でご一緒してから今まで、ずーっと隠し玉みたいに思っていた存在でした」と田中さんについて話し、「この人の存在感の芯の部分に勝ちたいし、今回は“やっぱり田中くんは田中くんだなぁ”と思うような演出はしたくない。《見たことのない姿》やポーズ、仕草も作って流行らせたいです」と意欲をみなぎらせている。また公開された写真では、人差し指を立てたポーズで写っており、この意味も今後明らかになっていくという。Huluオリジナル「死神さん」は秋、Huluにて配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2021年02月25日田中圭が主演するHuluオリジナルドラマ『死神さん』が2021年秋に配信されることが決定した。田中が演じる主人公・儀藤堅忍(ぎどうけんにん)は、警視庁内にある謎の部署でたったひとり、無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事。警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直して、事件を180度転換させ、真犯人を検挙していく男。それゆえ、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされることに……。こういった背景から組織内で「死神」とあだ名され、感謝も愛されもしない状況の中、誰とも群れない儀藤は相棒を常に変えながら、闇に葬られた真相をあぶり出していく。事件が変われば、相棒も変わる。1話完結型で田中が自身のイメージを180度覆して生み出す“かつて類を見ない破天荒ダークヒーロー”の活躍から目が離せない。本作のメイン監督を務めるのは堤幸彦。堤と田中がタッグを組むのは2007年公開の映画『包帯クラブ』以来、実に14年ぶり。さらに主演と監督として向き合うのは今回が初となる。はたして、14年ぶりの真剣勝負でどの様な作品が生まれるのだろうか。その衝撃のビジュアルや口癖、決めゼリフとはどうなるのだろうか。今回解禁された写真で、田中が取っている人差し指を立てたポーズの意味も、今後明らかになるだろう。続報に期待だ。田中圭・コメント前回『包帯クラブ』でご一緒したときは、とにかく堤監督からのムチャぶりがすごかった思い出があります。当時、オーディションにも参加者の相手役として関わったのですが、監督がわざとなのか、僕を試したのか、飽きたのか分からないですけど、いろんな人のモノマネでセリフを言わされたんです(笑)。撮影現場でも「ちょっと、ここでこうしてみよう」というムチャぶりがあったので、今回も楽しみ半分、怖いです(笑)。実は、去年の年末に監督と久々にお会いしたのですが、そこで監督がとても熱くこの作品の話をして、僕が演じる儀藤に関しても肩をぶん回して話してくれたんです。それを受け、僕はどうしようかな、と。家でも台本を読みながら「このシーン、例えば発声の仕方はどうしようかな」と考えていて、奥さんに「こうしたいんだけど、どう思う?」と相談したんです。そうしたら「あなたは考えながらやると、大したことがないから、感じるままにやった方が絶対いい」と言われて……(笑)。確かにそうだと思ったので、ヘンに考え込まず、現場で作っていこうかなと思っています。しかも、監督が思う儀藤像と、僕が思う儀藤像と、実際やってみる儀藤像と、実際撮ってみる儀藤像もたぶんバラバラなので、それが早い段階でひとつになったら、とても楽しいんだろうなって。今からワクワクしています!儀藤は分かりやすく言えば“変わってる人”。刑事としての一面もあるけど、刑事じゃない部分もある難しい役ではあるんですけど、誰が相棒になるかによって生まれる儀藤もあると思うし、演じるのが楽しみです。もし今回も監督のモノマネ・ムチャぶりで遊べるようなシーンがあるなら、やりますよ(笑)。兎にも角にも…刑事モノとしてはシビれて、エンタメとしては笑ってもらえて、見終わった後に何か分からない爽快感を皆さんに与えられる「最高に面白いドラマ」にしますので!ぜひ楽しみにしていてください。堤幸彦・コメント田中くんには、どこに心があるのか(笑)、完全には理解できない、不思議な佇まいがあるんです。監督の負けだと感じるような、打ち崩させない何かがあるので『包帯クラブ』でご一緒してから今まで、ずーっと隠し玉みたいに思っていた存在でした。「包帯クラブ」のオーディションや現場でも何かとムチャぶりをしましたが、実はいろいろ試してもらうことで、本当のところを知りたかったんです。当時もそれだけ面白がった、今まさに旬の田中くんとまたご一緒できるということで期待もしていますし、今回はいよいよ勝負かな、と! この人の存在感の芯の部分に勝ちたいし、今回は“やっぱり田中くんは田中くんだなぁ”と思うような演出はしたくない。見たことのない姿やポーズ、仕草も作って流行らせたいです。今のところ予定はないですが、田中くんがどうしてもやりたいと言うなら、モノマネもリクエストしたいと思います(笑)。ちなみに今回、田中くんは何も考えずに現場へいらっしゃるということですけど、それは正解なんです。というのも、儀藤は自分の中ですべて考えて、筋書きが出来上がっているけれど、そこをほぼ見せない。刑事ではありますが、飄々としていて、正義なのか悪なのかもあまり判然としない中で、真犯人を暴き出していく「なんとも不思議な、堅くて柔らかいキャラクター」なんです。『死神さん』はそんな挙動不審なキャラクターがダークに活躍する物語。周りの人間も一言で言えば、ヘンな人ばっかり!刑事モノとしてもなかなかない、ぜいたくな設定ですし、これは今までにやったことのないドラマになるな、と!作り手としてもそんな予感がありますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。■番組情報Huluオリジナル『死神さん』2021年秋から、Huluで配信スタート予定(全6話)
2021年02月25日4月7日より舞台『魔界転生』が上演される。2月24日、天草四郎役を演じる小池徹平と演出を手がける堤幸彦が由縁の地である島原・天草を巡り、慰霊・鎮魂の祈りを捧げた。『魔界転生』は、1967年(昭和42年)に『おぼろ忍法帖』として単行本化された、山田風太郎の人気伝奇小説で、壮大なスケール、雄大な歴史ロマン、そして、奇抜かつ摩訶不思議な展開、時空を超えたアクションエンタテインメント作。1981年の映画化以降、舞台、漫画・アニメ、ゲームなど、数多くのジャンルでリメイクされている。本公演は、10万人の動員を記録し、大ヒットとなった初演から2年4カ月ぶりの待望の再演となる。演出を再び堤が手がけ、脚本は演劇界の重鎮・マキノノゾミが担当。ド派手なアクション、変幻自在なフライング、LEDによる映像効果を駆使し、令和版の新しい『魔界転生』を創り上げる。魔界から蘇った剣豪に果敢に立ち向かう主演の柳生十兵衛役は、テレビドラマ『遺留捜査』、舞台『Q』などで抜群の演技力と存在感を魅せる上川隆也が続投。また、十兵衛たちに立ちはだかる最大の強敵・天草四郎役は、『キンキーブーツ』や『キレイ』など、話題作に次々と出演し、舞台での活躍も目覚ましい小池が演じる。そのほか、藤原紀香、村井良大、木村達成、田村心、岐洲匠、宇野結也、財木琢磨、山口馬木也、渡辺大、浅野ゆう子、松平健らがキャストに名を連ねた。小池と堤は、作品にゆかりのある九州の地を来訪。最初に訪れたのは、島原の乱の主戦場となった世界遺産でもある原城跡(長崎県南島原市)。原城落城そして天草四郎没後383年にあたる2021年、天草四郎のものと伝わる墓前で、慰霊・鎮魂の祈りを捧げ、舞台の成功を祈願した。その後、一行は、天草四郎の生まれ故郷である熊本県天草市へ移動。天草キリシタン館や天草四郎公園、天草四郎ミュージアムなどを巡った。島原、天草を訪れたふたりのコメントは以下の通り。天草四郎役:小池徹平「(「島原の乱」は)実際にどんなものだったのか、どれくらい激しい戦いだったのかなって思いますし、原城跡に来ることによって、ああこういう所だったんだ、っていう想像が、はるかに膨れ上がった気がします。舞台で表現するにあたっては、今日は非常に大事な一日になったのではないかと思います。天草四郎を演じる者として本当に光栄です」「コロナ禍で舞台が中止になるということも経験していますし、この状況の中で、初日の幕を開けるまでがどれだけ大変なのか、そこに向けて今は気を付けるべきことがすごく多くある思います。最後まで気を抜かずに、やらせていただくつもりですし、何より今、こうやって(実際に天草四郎が立った)この場所に来られているので、確実に一歩ずつ、初日に向けて歩みを進めているんだっていう実感もすごく沸いています」演出:堤幸彦「この空気、太陽、海の風、におい、鳥のざわめき、この時期ですと、そろそろ桃や桜も芽吹き始める、自然の力みたいなのものを感じますし、383年前もきっと同じだったと思います。そこで、天草四郎を筆頭に数万の一揆軍が、ここで世界を揺るがすと言ってもいいくらいの決起をした、この平和な空気の中でそれが行われたっていうことが、舞台を作っていく上で重要なスタートポイントになるんじゃないかなと思っています」「(コロナ禍は)舞台を表現していくためには非常に否定的な条件、状態ではありますけれど、その中でも知恵を振り絞り、エンターテイメントの力を皆さんにお見せしたいです。前回は人間のマンパワーでもって舞台を大きく動かしていくステージでしたが、今回は、例えば多面的に動き回るLEDの映像や、かなりハイテクな舞台にすることにより、人と人との接触を少しでも減らしていったり、今の時代に適応する、変化した令和版での再演という風に考えています」『魔界転生』原作:山田風太郎(角川文庫刊)演出:堤幸彦脚本:マキノノゾミ出演:上川隆也、小池徹平、藤原紀香、村井良大、木村達成、田村心、岐洲匠、宇野結也、財木琢磨、山口馬木也、渡辺大、浅野ゆう子、松平健ほか愛知公演:2021年4月7日(水)~11日(日)刈谷市総合文化センター福岡公演:2021年4月16日(金)~28日(水)博多座東京公演:2021年5月4日(火)~28日(金)明治座大阪公演:2021年6月2日(水)~10日(木)新歌舞伎座愛知公演:チケット発売中福岡公演:チケット一般発売3月13日(土)~東京公演:チケット一般発売3月13日(土)~大阪公演:チケット一般発売4月3日(土)~企画・製作:日本テレビ
2021年02月24日北川景子がMV初出演したUruの「ファーストラヴ」MVに、窪塚洋介の息子・窪塚愛流が参加していたことが分かった。「ファーストラヴ」は、Uruさん渾身の書き下ろし楽曲で、現在公開中の映画『ファーストラヴ』の主題歌となっている楽曲。先日公開されたMVは、北川さん出演×堤幸彦原案・監督による完全撮り下ろし。由紀(北川さん)がひとり思い悩んでいた中学生の頃を回想するという、映画の後日談ともいえるアザーストーリーとなっている。本編同様、菊地麻衣演じる中学生時代の由紀がふと顔を上げると、通りすがりの男の子がこちらを振り返り見つめる。若き日の我聞を彷彿とさせる彼の笑顔に、硬くこわばっていた由紀の表情も思わずほころぶ。思春期の淡い記憶と現在が交錯する、エモーショナルな映像だ。本映像に登場するこの男の子こそが、映画では由紀の夫・我聞を演じている窪塚洋介さんの息子で、俳優・モデルの窪塚愛流さん。MV初出演という窪塚愛流さんは「初めてこの曲を聴いたときに気持ちが揺さぶられ、心を何かにつかまれるようで感動しました。ミュージックビデオに出たいという夢が実現できてとても嬉しいです」と参加を喜び、「(堤監督からは)ひとつひとつ丁寧に指導していただき、父とは真壁我聞という役がどんな人生を送ってきたのかを話して、『楽しんで』と言って送り出してもらい撮影に臨みました」と充実した撮影だったようだ。『ファーストラヴ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2021年02月15日2月13日、14日の全国映画動員ランキングは、菅田将暉と有村架純が主演した『花束みたいな恋をした』が公開3週目も首位をキープした。TVアニメ『名探偵コナン』に登場する謎めいた“赤井一家”に焦点を当てた特別総集編『名探偵コナン 緋色の不在証明』は初登場2位に。公開18週目に入った『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は先週2位から3位になった。堤幸彦監督が島本理生の同名小説を北川景子主演で映画化した『ファーストラヴ』は初登場4位に。公開2週目の『樹海村』は先週3位から5位に。西川美和監督が、役所広司の主演で佐木隆三の小説『身分帳』を原案に描く人間ドラマ『すばらしき世界』は初登場6位につけている。そのほか公開6週目の『銀魂 THE FINAL』、公開8週目の『映画 えんとつ町のプペル』と『劇場版ポケットモンスター ココ』も引き続きTOP10入りしている。次週は『愛と闇の物語』『あの頃。』『痛くない死に方』『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』『世界で一番しあわせな食堂』『ライアー×ライアー』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『花束みたいな恋をした』2位『名探偵コナン 緋色の不在証明』3位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』4位『ファーストラヴ』5位『樹海村』6位『すばらしき世界』7位『銀魂 THE FINAL』8位『映画 えんとつ町のプペル』9位『劇場版ポケットモンスター ココ』10位『ヤクザと家族 The Family』
2021年02月15日北川景子が堤幸彦監督と初タッグ、島本理生による直木賞受賞のサスペンス・ミステリーを映画化した『ファーストラヴ』。タイトルに象徴される、“人が最初に受けるべき愛”についての根源を探る物語である本作から、各キャラクターたちの“愛”に思いを馳せたくなる場面写真を入手した。SNSには、鑑賞者から「人に愛されるってなんだろうって考えさせられる」「様々な人にとっての“ファーストラヴ”の形に涙する」「ラストにタイトルの意味がグっとのしかかってくる深みある映画でした」と、本作が問いかけるテーマへの余韻をかみしめながら様々な感想が飛び交っている。公認心理師の真壁由紀(北川景子)は、心の問題を抱えている人やその周囲の人に対して、心理状態の観察・分析、また解決に向かうための相談・助言・援助を行うことを職務としながらも自分自身も複雑な過去を持ち、誰にも話したことのなかった心の傷を持つ女性。そんな彼女にとって、夫の真壁我聞(窪塚洋介)は常に優しく包み込み、温かく見守る存在であるが、我聞は妻だけではなく弟・庵野迦葉(中村倫也)に対しても変わらぬ愛情を持つ。世界中の戦地を巡り写真に収めてきた我聞が、個展に訪れた弟・迦葉と肩を組みながら写真を見る表情からは、2人の強い絆、そしてタイトル『ファーストラヴ』に象徴される“最初の愛”についても考えさせられる。迦葉もまた、誰にも打ち明けていない複雑な生い立ちを持つが、心の奥底に隠したある記憶を抱える由紀と深く共鳴。我聞も知らない過去を共有する由紀と迦葉は、お互いにとってどのような存在だったのか、2人が並んで腰を掛ける姿からは事件を通して互いの関係に変化が生じたことを窺わせる。一方、父親殺しの容疑者・聖山環菜(芳根京子)は、父親を刺殺するという衝撃的な事件の容疑者ながら、ストーリーが進むにつれ、愛する人に傷つけられた過去が明らかになっていく。由紀や迦葉と接見を重ね心の傷と向き合うことで、真意を見せず心に蓋をしていた環菜が、これほど清々しい表情で空を見上げるとは…。物語の結末が気になるばかりだ。家族、旧知の間柄、真摯に向き合う事件の関係者...それぞれの“愛”がスクリーンに映し出される本作。あなたは鑑賞後に、誰に会いたくなるだろうか。『ファーストラヴ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2021年02月14日現在公開中の北川景子主演映画『ファーストラヴ』より、北川さんと中村倫也が激しく口論をする本編映像の一部が到着した。膨大なカットを撮り切るための“カット割り”が毎回用意される堤幸彦監督の現場。しかし、「これは(カットを)割れない」と、ほぼワンカットのいわゆる長回しでいくことを決断したシーンが本作には3つあるという。その内のひとつのシーンが、今回到着した映像に登場する、法律事務所で主人公・由紀(北川さん)と敏腕弁護士・迦葉(中村さん)が激しく口論をするシーン。裁判での主張を巡り、意見の食い違いからヒートアップし、互いの感情が絡み合っていく、緊迫した場面だ。当初、本シーンも細かくカットを割る予定で準備が行われていたそうだが、堤監督は「自分の思い描いていたカットワークではどんなに手練手管を尽くしても勝てない!と。数十分のリハーサルでそれを目の当たりにしたんです」と語り、オフィスクレッシェンドの小林誠一郎プロデューサーは「監督の現場で最初に段取りをやってから、あのような決断をするのは本当に珍しいことでした」と証言。役者たちの気迫が監督に長回しを決断させたという。また、同い年の北川さんと中村さんは、本作が初共演。共に事件の真相を追うバディとも言える役柄であり、義理の姉弟であり、2人だけが共有する過去も持つという複雑な関係性。北川さんは「中村さんとは同い年なのですが、お芝居面ではとても引っ張ってくださいました」と明かし、中村さんは「北川さんと向き合ってセリフを交わしていく中での”気付き”、そこで芽生えた感情などは役にそのまま投影しようと、いろんなものを拾い集めていく作業でした」とお互いについて語っている。『ファーストラヴ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2021年02月13日北川景子主演、堤幸彦監督の映画『ファーストラヴ』公開を記念した初日舞台挨拶に、北川さんをはじめ、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、さらに“容疑者・環菜”の人生にもっとも深い影響を与えている両親という重要な役どころを演じた木村佳乃、板尾創路、そして堤監督が登壇。全国314劇場へライブビューイングの同時生中継も行われ、カメラに大きく手を振りながら中村さんが「全国ー!」とざっくり呼びかけて笑いを誘うなど、観客とこの作品とようやく共有できる喜びに一同が笑顔を見せた。初めての観客前での舞台挨拶とあって、北川さんは「久しぶりにお客様の前で、そしてこの映画で舞台挨拶ができて、本当に嬉しいです。今日幕が開いて、皆さまの感じたいように受け取っていただけたら、それ以上嬉しいことはない」と感慨深げ。「いろんな”愛”の物語なのですが、皆さんとこの作品を作ることが出来て、主演をやらせていただけたことで本当にたくさんの愛をいただきました。たくさんの人に届いたら良いなと思います」と語ると、中村さんも「久しぶりにお客様に会えましたし、幕が開いたんだなと実感しています」と感無量の様子でコメントした。中村倫也、木村佳乃&板尾創路のネタバレを全力阻止!?なかでも木村さんは、「本当は優しい普通のお母さんを演じたいんですが、鬼のような母を演じて…(笑)」と話し始める。「監督とご一緒したかったのでなんとか食らいついて…演じてる間、本当に心が痛くて苦しかったんです。(娘役の芳根さんが)かわいそうで、本当だったら『ウチの子はやってません!』ってやりたかったんですけど…」と、上映後の舞台挨拶とはいえ勢い余った様子に、同じ所属事務所の中村さんから「先輩、ネタバレ気を付けてください!(笑)」と鋭い静止が入る一幕も。また、「元気ですかっ!」との窪塚さんの呼びかけに、板尾さんは「元気ですね」と応じつつ「2019年に撮った作品で、寝かしてちょうど見ごろになってます。あのトイレが××××××…なぜ裁判で××××…」とこちらもネタバレ全開の勢いに、またも中村さんが「全部言いますね!(笑)」としっかり止めに入って会場を沸かせた。芳根京子「環菜も北川さん演じる由紀から愛をいただいた」「ファーストラヴ」のタイトルに秘められた真実をめぐり、“愛”の意味を問いかける作品とあって、北川さんは「つい最近、(木村)佳乃さんから『景子ちゃん大丈夫?疲れてない?』とお電話をいただいて、その声が凄く優しくて少し泣いてしまった。その電話のあと頑張ろうと思えました」と明かす。すると木村さんは「どうしよう内緒にしてた話が…恥ずかしい…汗かいちゃいました…」と動揺していると、なんと突如、窪塚さんのポケットで携帯電話が鳴りだすハプニングが発生し、会場が盛り上がった。続けて中村さんはエンドロールの背景で流れる映像について、「ある日、台本にない十数行のセリフをポンと渡されて…ゾっとしたんですけど、迦葉の普段働いている姿、本編で描かれていない姿を救い上げてくれるところに監督の愛を感じました」と撮影中のエピソードを明かす。さらに芳根さんが「私自身北川さんから愛をいただいて、環菜も北川さん演じる由紀から愛をいただいた。あの時期ちょっと悩んでいたりもしていて、私の心を“景さん”が癒してくれた」と語ると、隣にいた中村さんから熱視線が…。芳根さんが「中村さんが北川さんのこと“景ちゃん”って呼んでるのがうらやましくて、私も“景さん”って呼ばせてもらってます!」と対抗心を燃やすと、中村さんは「(芳根さんは北川さんのことが)好きすぎるんですよ!」と、芳根さんの“北川愛”の大きさにあらためて驚いた様子。そして窪塚さんは「堤監督と12年ぶりに一緒に仕事をさせていただいて、当時あった情熱、現場に向かう心意気みたいなものがより燃え盛ってて、北川さんや中村さんのお芝居も愛が無かったらやっていけないことだと思う。それを支えてくれる製作や現場のスタッフ、配給のために動いてくれているスタッフの皆さんの愛もあってこうして呼んでもらって話させてもらえるのが本当にありがたい。今この場所で愛を感じてます」と、照れながらも熱いコメントを表した。最後に改めて、堤監督が「この作品は心の奥にある闇や影のその先にほっこり明るいものがあると信じて作っていた。仕上げは大変な時期と重なりましたが、たくさんの皆さんのご意見、スタッフの力、この素晴らしいキャストの皆さんの力で、自信をもってお届けできる作品だと信じております。全身全霊という言葉がぴったりの作品」と力を込めてコメント。北川さんも「長い間宣伝活動もしてきて、ここが見所です、といろいろお話もしてきたんですけど、今日幕が開いて、皆さまの感じたいように感じて受け取っていただけたらそれ以上嬉しいことはないと思っています。届かなかった、受け取れるはずだった、すれ違った、いろんな”愛”の物語なのですが、私は皆さんとこの作品を作ることが出来て、主演をやらせていただけたことで本当にたくさんの愛をいただき感謝の気持ちでいっぱい」と締めくくり、タイトルに相応しい“愛”にあふれた初日舞台挨拶となった。『ファーストラヴ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2021年02月12日映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、北川景子、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、板尾創路、木村佳乃、堤幸彦監督が登場した。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。光沢のある肩出しのドレスで華やかに登場した北川。作品に関わって愛を感じた出来事について聞かれると、「作品のプロモーションで色々な愛を感じたんですが、プライベートで佳乃さんとよく連絡を取らせていただいてるんですけど、つい最近『景子ちゃん大丈夫? 疲れてない?』とお電話をいただいて、その声が優しくて泣きそうになった、というかちょっと泣いたんです」と告白。「その電話のあと頑張ろうと思えて、本当に優しいなと思いました」と感謝した。木村は自分の話題になると思っていなかったのか「どうしよう、内緒にしてた話が恥ずかしい! 私の野太い低い声が!」と動揺する。「まだお子さんも小さいですし、絶対大変だろうなと思って。出しゃばったまねして汗かいちゃいました」と額を拭った。また芳根は「北川さんからたくさん愛をいただいて」と北川に感謝。その様子に中村は「好きすぎるんですよ、芳根さんが北川さんのことを。北川さんが口を開くとパッと見て、うなずきながら静かに聞いてる」とつっこむ。芳根が「中村さんが北川さんのこと"景ちゃん"と呼んでるのがうらやましくて、"景さん"と呼ばせていただいています」と明かすと、中村は「怖い怖い怖い怖い! 譲るよ、じゃあ」と苦笑していた。
2021年02月11日映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、北川景子、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、板尾創路、木村佳乃、堤幸彦監督が登場した。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。全国の映画館とライブビューイングで中継されているということで、「全国〜!」とざっくり呼びかけた中村。最初の挨拶では、感染対策で観客が声を出せないにも関わらず「元気ですかっ!」とアントニオ猪木のものまねで呼びかけ、拍手でのアンサーをもらう。「公開初日ですけど、あんまり僕ら実感がなくて。でもこうしてお客さんに久しぶりに会えましたし、幕が開いたんだなと、今感じています」と感謝しつつ、「これから観に来る方々には、ハンカチのご用意をぜひ、していただいたら。やっぱり花粉症がね、もう来てますから」とボケを挟み、北川は「そっちなんだ」と苦笑した。それを見ていた窪塚は自分の番になると「板尾さ〜ん!」と中継先ではなく隣の板尾に呼びかけ、「元気ですか!」とこちらも猪木。「中村くんに対抗意識を燃やしてしまいましたけども」と明かしつつ、「本日は最高の晴天で、お日柄も良く、とっても青空です。この映画で撮影することができた青空も今日みたいな日だったと記憶しています。最高の建国記念日にしましょう!」と意気込んだ。そんな窪塚だが、トークの途中で電話が鳴ってしまうハプニングも。恥ずかしそうにポケットからスマートフォンを取り出し音を止めると、板尾が「素人か、お前!」とつっこんでいた。また、トークでは「作品に携わって愛を感じたこと」について聞かれ、中村は「エンドロールのところでも芝居が繰り広げられるんですけど、ある日監督から十何行くらいある台詞を渡されて」と振り返る。「台本にはなくてぞっとしたんですけど、増やした理由が『迦葉の働いている部分をすくい上げたい』ということだと聞いて、そう思ってくださったことに愛を感じました」と感謝を示していた。
2021年02月11日北川景子が自身の主演映画『ファーストラヴ』の主題歌となっている、Uruの「ファーストラヴ」ミュージックビデオに出演。映画から生まれたストーリーを堤幸彦監督が描き出し、北川さんにとってもミュージックビデオ初出演となった。今回公開された映像は、映画『ファーストラヴ』の後日談ともいえるストーリー。映画の主人公・真壁由紀を北川さんが演じ、堤幸彦が原案、監督を務め、楽曲の持つ切なくも温かいバラードの世界を、圧倒的な演者の力と幻想的な映像美で映画と同じスタッフによって作り上げた特別なミュージックビデオとなった。撮影を終えた北川さんは「ミュージックビデオはずっとやってみたいと思っていたんですが、何故か今まで機会がなくて。初めてが私が主演させていただいた映画の主題歌で、なおかつUruさんの楽曲で本当に嬉しかったです」と喜びを語り、「堤監督とは映画の撮影から1年以上空いていたんですが、久しぶりと言う感じもなく、現場に来て堤組のスタッフさんとお会いしたら映画の撮影の時に戻ったような感覚があって、すぐに役に入る事が出来ました」とふり返る。そして改めて楽曲について、「メロディの切なさとUruさんの声の柔らかさや深さが包み込んでくれて、聴いていると悲しいや辛いというよりも、心が浄化され、晴れやかな気持ちになる温かい曲だと感じました。楽曲が映画の内容に寄り添ってくださっていたので、楽曲を丁寧に自分が表現できれば映画の世界観とも自然とつながって来ると思い、映画の役柄を思い出しながらもUruさんのミュージックビデオだという事を意識して演じました」とコメントしている。Uruさんにとって通算10枚目となるシングル「ファーストラヴ」は、同曲を表題曲に、映画の挿入歌「無機質」を収録。カップリングには現在ストリーミングチャートを席捲中の優里「ドライフラワー」をピアノアレンジでカバーしたヴァージョンで収録、さらに最新シングル「Break」をバラードアレンジにしたセルフカバーが収録される。『ファーストラヴ』は2月11日(木・祝)より全国にて公開。Uruのシングル「ファーストラヴ」は各配信・サブスクリプションサイトにて先行配信中、2月10日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2021年02月08日女優の北川景子が、自身の主演映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の主題歌である、Uru「ファーストラヴ」のMVに出演していることが8日に明らかになった。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。今回公開された映像は、映画『ファーストラヴ』の後日談ともいえるアナザーストーリーで、映画の主人公・真壁由紀を北川が演じ、堤幸彦が原案・監督を務めた。楽曲の持つ切なくも温かいバラードの世界を、映画と同じスタッフが再構築した特別な映像となっており、北川がミュージックビデオに出演するのは今回が初となる。Uruにとって通算10枚目となるシングル「ファーストラヴ」は、「ファーストラヴ」を表題曲に、同作の挿入歌「無機質」を収録。カップリングには現在ストリーミングチャートを席捲中の優里「ドライフラワー」をピアノアレンジでカバーしたヴァージョン、さらに最新シングル「Break」をバラードアレンジにしたセルフカバーが収録される。初回盤には、昨年開催された“Uru Online Live 2020「あなたと私」”より、「今 逢いに行く」「あなたがいることで」2曲のライブ映像と、昨年10月にリリースされた両A面シングル「Break」「振り子」のミュージックビデオがブルーレイディスクで付属する。○北川景子 コメントミュージックビデオはずっとやってみたいと思っていたんですが、何故か今まで機会がなくて。初めてが私が主演させていただいた映画の主題歌で、なおかつUruさんの楽曲で本当に嬉しかったです。堤監督とは映画の撮影から1年以上空いていたんですが、久しぶりと言う感じもなく、現場に来て堤組のスタッフさんとお会いしたら映画の撮影の時に戻ったような感覚があって、すぐに役に入る事が出来ました。「ファーストラヴ」は、メロディの切なさとUruさんの声の柔らかさや深さが包み込んでくれて、聴いていると悲しいや辛いというよりも、心が浄化され、晴れやかな気持ちになる温かい曲だと感じました。楽曲が映画の内容に寄り添ってくださっていたので、楽曲を丁寧に自分が表現できれば映画の世界観とも自然とつながって来ると思い、映画の役柄を思い出しながらもUruさんのミュージックビデオだという事を意識して演じました。
2021年02月08日北川景子と中村倫也が明治30年(1897年)以来124年ぶりとなった2月2日の節分に、映画『ファーストラヴ』の“除災招福”を祈願を行った。この日、東京・神田明神に登場した北川さんと中村さん。いよいよ目前に迫った公開への想いを新たに笑顔を見せ、北川さんは「2019年に撮影をしてようやく来週公開を迎えられるので、どきどきしています」と語る。「久しぶりに主演をさせていただいた作品で、初めて堤幸彦監督とご一緒したり、共演の中村さんや窪塚(洋介)さんも初めてでがっつりやらせていただいて、いろいろ刺激的で新鮮でした」とふり返り、「皆さんにこの作品がどういう風に届くのか気になって仕方がないです。この期間にたくさんの方に支えられて感謝しかありません。いろんな方の想いが詰まっているので、たくさんの方に届けられたらいいなと思っています」と気の引き締まる表情で挨拶。中村さんは「ここ神田明神は、都内有数のパワースポットで知られておりまして、縁結びや商売繁盛を…」とナレーション風に話し始め会場をなごませながら、「今回の作品はとても難しかったです。その分チームワークの偉大さを感じた作品になりました。堤監督のもと、胸を張れるものが出来上がったので、観ていただいて損はさせないぞ、という気持ちです」と続けた。「一発勝負でした」北川景子も“幸せだったころ”のシーンがお気に入りこの前日に、シンガー・Uruによる挿入歌「無機質」に乗せて本編映像の一部が解禁されたことに話が及ぶと、北川さん演じる由紀の長い髪を、中村さん演じる迦葉が切るシーンなどが大きな話題となっており、「髪を切るところ好きです、さわやかで甘酸っぱいけど官能的で。髪を切りながら、景ちゃんがこっちを向くのを子供が床屋に行って前を向かされるように(頭をくいっと)直したら笑ったんですよね。日本映画史に残る名シーンになったんじゃないかな(笑)」と冗談めかしながら胸を張る中村さん。すると、北川さんも「1回しかできない一発勝負でしたね。過去のシーンは唯一楽しい幸せだったころで、髪を切った後に2人でバスに乗る短いシーンなんですが、今まで孤独だったけどちょっと心を開いて安心しているのがすごくいいシーンです」と、その一連がお気に入りであることを明かした。「ドンとしている」「オーラが違った」お互いの印象明かす北川さん中村さんは本作が初共演。そして同い年という関係性で、互いに刺激を受けたことを問われると、まず。北川さんは「動じないところ」と、中村さんについてきっぱり断言。「監督が、こういう風にやってみて、とプランを変えられたりするときもすぐに涼しい感じで出来る。宣伝もいろいろ一緒にやらせていただいて、私はバラエティもイベントもぎりぎりまで台本読んだり緊張してるんですけど、全然そういうところを見ない」と打ち明ける。「『楽しんでやればいい』っていう感じでドンとしているんです。それを見てると私も安心できるので、同い年だけどお兄さんっぽい感じがします」と話すと、中村さんは「紅白歌合戦に出たときは緊張しました(笑)。宣伝をしようと集まってくださっているので(こういうイベントは)あんまり緊張しないですね」と返して会場を沸かせた。一方、中村さんは北川さんについて「最初の回想シーンの撮影のときは、人見知りでおとなしいのかな?と思ったけど、現代に入ると別人だったので役作りがすごい。オーラが違ったの!」と本当に驚いたよう。「景ちゃん自身は現場にいると別人。リハーサルで僕は『やってみて探ろう』みたいな性格なんですけど、景ちゃんと芳根さんは最初から構えたミットにバーンとくる感じ。それがプロだなと」と明かし、北川さんは「中村さんは、肩の力を抜く、抜きどころをちゃんとわかっていて、そういう感じで器用にやりたい」と羨望の眼差しを送っていた。そしてイベント当日が、明治30年(1897年)以来124年ぶりに2月2日の節分という珍しい暦にあたっていることから、それぞれが除災招福の”福は内”にちなんだ「今年招き入れたいこと」を問われることに。北川さんが「昨年はコロナがあって不安な生活だった。今年は、ハッピーに心配事なく暮らしたい。気兼ねなく映画館に来ていただける環境になって、この作品を観ていただきたい、というのが切実な願いです」と力を込めると、中村さんも「本当に同じことを言おうと思っていました。そういう環境が早く来たらいいな」と息の合うところを見せつつも、「でも被ったので変えて、お金持ちになりたい!お金を招き入れたいです!(笑)」と語り、会場を盛り上げていた。『ファーストラヴ』は2月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2021年02月03日映画『ファーストラヴ』の公開を控え2月2日の節分に、東京・神田の神田明神にて除災招福を祈願してのイベントが開催され、主演の北川景子、中村倫也がそろって来場した。島本理生の直木賞受賞作品を堤幸彦が映画化。父親を刺殺した女子大生の容疑者の犯行動機について取材し面会を重ねていく中で、公認心理師の真壁由紀が自身のある記憶と向き合っていくさまを描く。この日のイベントの前日に解禁となった本編映像には、由紀とその夫の弟である迦葉(中村)の大学時代の様子が収められており、迦葉が由紀の長い髪を優しく切るシーンが映し出される。中村自身、このシーンは特にお気に入りのようで『すごく爽やかで甘酸っぱいけど官能的だと思います。日本映画史に残る名シーンになったんじゃないかと……と言うと言い過ぎですけど(笑)』と思い入れと自信をのぞかせる。特に髪を切っている最中に由紀が迦葉の方に顔を向けてしまうところが好きらしく「景ちゃんが、小学生みたいにこっちを向くので、『前向いて』って……」と北川を“景ちゃん”と呼びつつ、撮影の思い出を口にし、仲の良い様子をうかがわせる。そんな中村と北川は同い年。本作で初共演を果たしたが、北川は中村を「動じない」と評し「監督が急にプランを変えて『こうしてみて』と言っても、涼しい顔で『わかりました』という感じですぐにできるんですよ。宣伝でバラエティに出るときも、私は緊張して直前まで台本を読んでるけど、(中村は)全然見ないで『別に楽しんでやればいいや』という感じでドーンとしてる。同い年だけどお兄さんっぽくて、見てると安心できます」と語る。一方、中村は、大学時代と現代のシーンで北川が役に入り込み「全く別人になっていた」と証言。さらにドライと呼ばれるリハーサルに臨む姿勢についても「僕はやってみて探ろうという感じだけど、景ちゃんと芳根(京子)さんは、ミットを構えてるところに最初からバーンっと来る。プロなんです」と称賛する。北川は「(中村は)抜きどころがわかってる。私もこういう感じで器用にやりたい……」と羨望の眼差しを向けるが、中村は北川の性格を踏まえて「無理だよ。(北川は)真面目だもん。俺は少しでも楽をしようって思って生きてるから」と飄々と語る。中村に緊張せずにいつもリラックスしていられるコツを尋ねると「イチロー選手は『ひざを抜く』と言ってました」となぜか突然イチローのコメントを引用しつつ「イチロー選手がそうおっしゃってたので、それはほぼ僕が言ったのと同じですね」と謎の論理で北川を煙に巻いていた。この日は招福イベントということで、招き入れたいものは?という問いに北川は「昨年がコロナとかもあって、不安な中で生活していたので、今年は全体的にハッピーに心配事なく暮らしたいです。映画館もお客さんに来ていただける環境を整えるので、ぜひ見に来ていただきたいというのが切実な思いです」と語る。そんな北川のコメントに、中村は同調しつつ「かぶったので買えます。お金持ちになりたいですね。私腹を肥やしたい!」と我欲全開のコメントで笑いを誘っていた。取材・文・写真=黒豆直樹『ファーストラヴ』2月11日(金)公開
2021年02月02日北川景子が主演を務めた映画『ファーストラヴ』が、2月11日(木・祝)に全国公開される。この度、シンガー・Uruが提供した挿入歌『無機質』にのせて主人公・由紀(北川)と弁護士・迦葉(中村倫也)の“閉じ込めた愛の記憶”が映し出された本編映像が初公開となった。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の真壁由紀を演じるのが北川だ。原作のキャラクター設定に合わせ自らの発案で大胆にも髪の毛を30cm以上カットしたことでも話題となっている。さらに由紀の義理の弟で、由紀とともに、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に中村。父親殺しの容疑者・聖山環菜には芳根京子。そして由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞に窪塚洋介。その他、木村佳乃、板尾創路、高岡早紀などの演技派から、石田法嗣、清原翔といった気鋭の若手まで豪華な顔ぶれが集う。監督は『十二人の死にたい子どもたち』をはじめ『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。北川と初タッグを組む。さらに脚本は、『八日目の蝉』(NHK)や『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手がける。公開された映像は、大学生時代に中村倫也演じる迦葉が北川景子演じる由紀の髪を優しく切るシーンからスタート。この場面は由紀と迦葉の距離が一気に近づいていく非常に重要だ。続いてふたりは海辺の街を共に歩き、迦葉が差し出した手を由紀は戸惑いながらも握り返し海へ向かう。沈む夕日を見ながら、由紀はそっと迦葉の横顔を見つめ何かを想う。ふたりしか知らない回想に『無機質』が優しく寄り添う。本作の謎を紐解く上で重要であると同時に、男女の心の機微が見事に描かいた場面と言えるだろう。果たして由紀は迦葉の横顔に何を見たのか、このシーンが物語の中でどう活きていくるのか、その答えは是非劇場で確かめてほしい。またUruは本作の主題歌『ファーストラヴ』も書き下ろしている。ひとつの作品で本人作詞・作曲で主題歌と挿入歌の2曲を手掛けるのは初のこと。彼女は『無機質』について「この曲の持つ孤独感と温かさを映画の人物や世界観に中和しながら作りました。感じたことや書きたいこと、心の動きを、不器用さに合わせて直接的な表現を避けて書きましたが、主題歌の『ファーストラヴ』と自然に一対になる挿入歌になってくれたような気がしています。映画の背景で、そのシーンに寄り添う曲になってくれたら嬉しいです」とコメントしている。『ファーストラヴ』2月11日(木・祝)全国公開
2021年02月01日北川景子が主演を務めた映画『ファーストラヴ』が、2月11日(木・祝)に全国公開される。この度、本作のためにシンガー・Uruが書き下ろした主題歌「ファーストラヴ」の映画特別映像がGYAO!で公開された。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の真壁由紀を演じるのが北川。原作のキャラクター設定に合わせ自らの発案で大胆にも髪の毛を30cm以上カットしたことでも話題となっている。さらに由紀の義理の弟で、由紀とともに、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に中村倫也。父親殺しの容疑者・聖山環菜には芳根京子。そして由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞に窪塚洋介。その他、木村佳乃、板尾創路、高岡早紀などの演技派から、石田法嗣、清原翔といった気鋭の若手まで豪華な顔ぶれが集う。監督は『十二人の死にたい子どもたち』をはじめ『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。北川と初タッグを組む。さらに脚本は、『八日目の蝉』(NHK)や『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手がける。公開された特別映像は、北川景子や中村倫也、芳根京子、窪塚洋介をはじめとした実力派俳優陣による迫真の熱演が、Uruの美しい歌声と混ざり合ったものとなっている。初めて明かされるシーンも多数収録。映像の終盤“初めて愛を知りました”という歌詞と共に展開する由紀と迦葉の笑顔の意味とは?映画本編への期待の高まる映像に仕上がった。Uruはドラマ『テセウスの船」の「あなたがいることで」や映画『罪の声』の「振り子」を、主題歌としてそれぞれ手掛け、包み込む様な歌声と神秘的な存在感で注目を集めているシンガー。本作のために書き下ろした主題歌については「悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、愛とはなんなのか、この物語のタイトルになった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です」とコメント。さらに「曲のタイトルも映画と同じく『ファーストラヴ』にさせて頂きましたが、タイトルを考えるにあたりこれ以外のタイトルが見つからないほどに、私もこの映画に心を重ねました。映画に捧げる大切な1曲です」と明かした。『ファーストラヴ』というタイトルに秘められた事件の真相、そしてあなたの愛された記憶を刺激する禁断のサスペンス・ミステリーの結末に引き続き期待したい。『ファーストラヴ』特別映像:『ファーストラヴ』2月11日(木・祝)全国公開
2021年01月28日主演・北川景子、監督・堤幸彦の初タッグにより島本理生の傑作サスペンスミステリーを映画化した『ファーストラヴ』の完成報告イベントが開催。きらびやかなイルミネーションを背にした豪華なレッドカーペットには、北川さんや、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、堤監督が登場。舞台挨拶の模様が生配信された。舞台挨拶では、まず北川さんが「髪の毛を切ったことを、皆さんからすごく体当たりですね、と言っていただけるんですが、大切で思い入れのある役、そしてこの作品で切ることができて、むしろご縁をいただいたという気持ちです」と撮影をふり返ってコメント。「堤組に入るのが夢だったので参加できただけで嬉しく、本物の公認心理師の方が見てもちゃんと勉強しているなと思っていただけるようにしたいと、勉強しました」と話した。役柄との共通点を聞かれた中村さんは「共通点は、顔、身長、髪質とか特に共通していたかな…有能な弁護士に…(笑)。弁護士としても、(北川さん演じる)由紀との過去がある人物としても、言葉にしない言葉をたくさん持っている役かなと思っていたので、人と会話していても少し違うことを考えていたりとか、そういう彩りを意識していました」と語る。芳根さんは「いま主題歌を聞いただけで締め付けられる想いで、それほど入り込ませてもらえたなと思う。楽しみに待っていただけたら嬉しいです」とシンガー・Uruが本作のために書き下ろした主題歌「ファーストラヴ」に乗せたレッドカーペットを思い起こすと、北川さんも「泣きそうになったよね、わかる」とそれぞれ胸がいっぱいのよう。窪塚さんは堤監督とのタッグは12年ぶり。「お会いして『窪塚くん、何もしないでほしいんだ』と言われたときに、最後の仕事なんじゃないか、何も求められていないんだ、と自問自答をして(笑)」と窪塚さん。「だけど実は、この役は戦地や地球の最果てに行っていたカメラマンで、その土地で出会った人々の笑顔と、日本で自分の隣にいる人々の笑顔を見た上で、さまざまな経験を経て、今はしがない写真館をやっている。つまり一周回って何もする必要がない役なんだ、と話していただいた。僕は『寺に行ってきます』と(笑)。何もしないことをできていたのか、そんなところも見ていただけたら」と会場を沸かせた。“同い年”北川景子&中村倫也にとって窪塚洋介はカリスマそして登場人物の人間関係が複雑に絡み合う本作とあって、キャスト同士それぞれの共演シーンに話が及ぶことに。初共演となった北川さんと中村さんは同い年ということで、「同い年の役者さんとの共演があまり経験が無くて、勝手にクランクイン前からフランクでいっていいのかな、と緊張しないで会えました。見てきた作品も一緒で同級生って感じがすごくしました」と北川さん。すると中村さんも「話しててもあのときのあれが通じる感じ」と共感している様子で、さらに「それこそ窪塚さんが(自分たちにとって)カリスマ、緊張するね、と話していた」と明かすと、窪塚さんが「直接言ってそういうの!無視されてるのかと思った(笑)」と突っ込む一幕も。北川景子&芳根京子、感情を爆発させる共演シーンふり返るまた、北川さんと芳根さんは、以前から連絡先を交換しており、コロナ禍以前はプライベートでも食事に行く間柄だそう。「北川さんとのお芝居で段取りからボロボロ泣いてしまって」と芳根さんが明かし、「実際に北川さんを目の前にすると涙があふれる。心臓の音が自分でも聞こえてたんですが、マイクでも拾っていて編集でも聞こえていたらしいんです。北川さんとご一緒できたから、この作品を乗り越えられたと思っています」と感謝を伝える。すると北川さんは「芳根京子さんという女優さんはすごいです。何回やっても涙がたくさん出るし、力加減もう少ししていいよと思うくらい、あざを作ったり冷やしたりしながらこの役に全力」と太鼓判。「もともとそうやって感情を爆発させる人だと思っていたので、彼女が爆発させることが出来れば絶対にいいシーンになると思い、私が受け止めようと思ってやっていた」とふり返ると、堤監督も「かくいう北川さんもすごかったんです、2人とも“涙の魔術師”でした」と絶賛を贈った。窪塚洋介「言葉のセンスも顔も良くておもしろくて、そりゃ惚れるわ」中村さんは窪塚さんと兄弟役に。「オファーをいただいたときに、お兄さんの役が窪塚さんと聞いて、断ろうかなと思ったくらい恐れ多いというか」と話し始めたところ、「やっぱり嫌われてるんじゃないですか?(笑)」と鋭く切り込み会場を沸かせる窪塚さん。さらに、「お芝居をさせてもらって、いまも隣にいさせてもらって、自分の一ファンというフワフワした感じを出さないようにしてるんです。あんまり左が見れない…(笑)。とても光栄でした!」と中村さんが語ると、一方の窪塚さんも「僕の撮影初日、中村くんと北川さんと一緒で、正直驚愕したというか、全部わかってやっている、眉毛のピクとかまばたきどこでやってるかも覚えているなこの人、というくらいすべてコントロールの中にある。ケツをたたかれるような、役者って面白いけど怖い、負けたくないな、と思ってしまった」とそのときの気持ちを吐露。「でも堤さんから『何もするな』というお題が出ている(笑)。堤さんやこのお2人に委ねさせてもらった。言葉のセンスも顔も良くておもしろくて、そりゃ惚れるわと。でも(自分が演じた)我聞という役はそんなことをいう役じゃないので、いま僕は我聞を壊さないように必死です!」と返し、中村さんは感激の様子で「いま酔っぱらっちゃいました。ソワソワしますね、うれしはずかし」と照れ隠ししながらも互いの信頼関係をのぞかせた。タイトル『ファーストラヴ』、キャストの見解は?この日は、イベントに来られなかった一般の方から募集した質問に答えることになり、“「ファーストラヴ」というタイトルをどのように意識していましたか?”とSNSでも憶測が飛び交い話題になっているテーマについて問われた一同。北川さんは「演じた由紀にとってファーストラヴは何だったのかな、と常に考えながらだったんですが、これは迦葉(中村さん)のことだったんじゃないか、我聞さん(窪塚さん)だったのか、環菜(芳根さん)が心を開いてくれたことなのか、いろいろ考えたんですがこれって答えが出ないまま。終わった後も、分からなくて良いと思ったり、こういうことかな、やっぱりわからない、と思う時もあって。ご覧になった方がどう思うのかも知りたいです」と自身の思いを回答。中村さんは「ご覧になった方にいろんなファーストラヴがあると思う。一言でいうのも難しいのでたとえを考えていたんですが、「苔玉」のお皿があって水を張って土が水を吸って苔が出てくる、そのお皿みたいなものかなと」と独特の例えで説明し、芳根さんは「環菜にはずっと絡みついているもので、忘れることは無くて、撮影が終わった今も分からない、ということは”分からない”っていう答えでいいんだな、という新しい発見をもらった。経験したうえで分からないのもアリ、と思わされたくらい分からないんです」と語る。そして窪塚さんは「僕も我聞も、世の中の大半の方もそうだと思うけど、家族や母から最初に受ける愛をファーストラヴとして受けられた人はとても幸せで、それは当たり前じゃなくて受け取れなかった人たちもたくさんいる。そういう人のためのファーストラヴになれるように生きていけることが素敵だと思う。人にやさしくする気持ちを少しでも循環させられたら良い世の中になるんじゃないかなと思いました」と力説、堤監督も「甘さと切なさ、喜びと苦しみは隣りあわせだと思う。対局の面を併せ持つものを、この映画のベースとして、入れ込んでいきました」とじっくりと語った。そしてイベントの最後には、北川さんが「脚本を読んだときに、人にはみんな大なり小なり悩みや苦しいことトラウマや過去が絶対あるんだなと思い、そういう重みに折り合いをつけて必死に生きていると思うと、私もこれでいいんだな、それでいいんだよ、と言ってもらえたような気がして軽くなった」と改めて語り、「何も気にせず映画館に来てください、と言えないことが心苦しいですが、一生懸命、皆さんに届くように作った作品です。由紀が環菜へかけた言葉が一筋の光になったように、この映画をご覧になったことで苦しい状況でもちょっとだけ進んでみようかな、と思っていただけたら良いなと思っています」と力を込めてアピールし、イベントは幕を閉じた。『ファーストラヴ』は2月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2021年01月13日映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の完成報告イベントが12日に都内で行われ、北川景子、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、堤幸彦監督が登場した。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。昨年に第一子を出産した後も抜群のスタイルが話題となっている北川だが、この日はボディラインのわかる肩出しのドレスで登場し、腰の細さも際立つ。髪を切って挑んだ同作について「みなさんに『体当たりですね』と言っていただけるんですけど、ずっと切りたいなという気持ちはあって、せっかく切るんだったら大切な何か、これという思い入れのあることで切りたいと思っていたので、本当にご縁をいただいたなと思っています」と心境を明かした。初共演の中村については「あまり緊張しないで、会えました。同級生という感じがしました」と印象を語り、芳根とはコロナ前は一緒にご飯にも行っていたという仲の良いチームに。中村は北川について「もっとつんけんしてるのかと思っていたら、オープンなマインドを持っている方で、すごい真面目ですし、ストイックですし、仕事とか求められることに対しての意識が高い。それが本当に素敵で、僕と真逆だなと思いましたね」と絶賛。「僕はすぐさぼっちゃうんですけど、本当に爪の垢を煎じて飲みたいです。あとで爪ください」とおねだりしていた。
2021年01月12日第159回直木賞を受賞し、累計発行部数30万部を超える島本理生のサスペンス小説を映画化した『ファーストラヴ』の完成報告イベントが1月12日、都内で行われ、主演を務める北川景子をはじめ、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、堤幸彦監督が出席した。アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な事件を軸に、予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された秘密を描く。北川は、動機なき殺人事件の真相に迫る、公認心理師の真壁由紀を演じ、原作の設定に合わせる形で、自らの提案で髪の毛を30cm以上カットしたことも話題に。当の本人は「よく体当たりと言っていただくが、実際にはずっと切りたいと思っていた」といい、「せっかく切るなら、大切や役どころ、思い入れのあるお仕事でと思っていた。堤組に参加するのが夢だったので、舞い上がった」と本作への強い思いを明かしていた。その上で「脚本を読み、人は誰しも大なり小なり、悩みや苦しみ、忘れられない過去があると思えた」そうで、「皆その重荷と折り合いをつけながら、必死に生きている。それでいいんだと言ってもらえたようで、私自身も気持ちが軽くなった」と作品のメッセージ性にも強く共感。「ぜひ劇場にお越しくださいと言いにくい状況ですが、皆さんの心に届くよう一生懸命つくった作品」だとアピールにも熱がこもった。由紀の義弟で、由紀とともに、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉を演じた中村は「言葉にしない言葉をたくさん持っている男」と役柄を分析。初共演を果たした北川とは同い年で、共通の話題で意気投合したといい「私たちの世代にとって、窪塚さんはカリスマ!」(北川)、「僕のお兄さん役が窪塚さんと聞いて、最初はオファーを断ろうと思ったほど。いちファンとしての“フワフワ感”が出ないよう意識したが、もちろんとても光栄でした」(中村)と共演した窪塚へのリスペクトを披露した。そんな2人の言葉を受けて、窪塚は「言ってよ!嫌われているのかと思った」と当初感じた距離感に言及。由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞を演じ「北川さん、中村君とご一緒して『えっ、こんなに(演技が)できるの?』って正直驚がくした。まゆ毛のぴくっとする動きや瞬きまで、すべてをコントロールしていて…。役者って面白いけど、負けたくないというか、ケツを叩かれているようだった」と振り返ると、中村は「酔っぱらっちゃった」と尊敬する先輩からの言葉に心酔していた。取材・文・写真=内田涼『ファーストラヴ』2021年2月11日(木・祝)全国公開
2021年01月12日映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の完成報告イベントが12日に都内で行われ、北川景子、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、堤幸彦監督が登場した。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。窪塚は「12年ぶりの堤監督との再会で、お会いした時に『もう何もしないでくれ』と言われ、『最後の仕事なんじゃないかな』って。何も求められてないんだ、と思った」と苦笑する。監督から「一周回って何も必要がない役なんだ」という説明を受け、窪塚は「その時に言ったのは『寺に行ってきます』ということでした。これが何もしないということができたかどうかを、スクリーンを通して見ていただけたらと思います」とメッセージを送った。そんな窪塚に対し、同い年の北川と中村は「窪塚さんがカリスマという話をずっと2人でしてて」(北川)、「緊張するねって」(中村)と、敬意を抱いていたという。兄弟役となった中村は「最初にオファーをいただいたときに、お兄んの役が窪塚さんだと聞いて、断ろうかなと思ったくらい。恐れ多いというか、一ファンというふわふわした感じを出さないように、重力を人の倍くらいにしている感じで生きてるんですよ」と中村節。「あんまり僕、左見れないでしょ、今日。緊張しちゃうんですよ。とても光栄でした。がっつりいっしょにやりたいなという思いと、でもがっつり一緒になったらきっとヘラヘラしちゃうなっていう思いと」と心境を吐露した。窪塚は中村について「初日のシーンから、正直、驚愕したというか。『こんなにできんの?』というと偉そうなんですけど、『全部わかってやってんだ』と。当たり前なのかもしれないけど、眉毛のピクッとか、まばたきをどこでやってるのかも覚えてるんだろうなというくらい、すべての芝居が自分のコントロールの中にあって、驚愕したんです。同じシーンの度に驚かされた」と絶賛。「北川さんにしても中村くんにしても、ケツを叩かれるような。『役者って面白いけど怖いな、なんか負けたくねえな』と思ってしまって。だけど、堤さんからは『何もするな』というお題も出ているから、堤さんと2人に、委ねるしかないと思ってやりました」と振り返った。さらに窪塚は「めちゃくちゃ頭いいし、今日一緒に取材を受けて、言葉の選び方だったりセンスも良くて、顔も良くて、面白くて、そりゃ惚れるわ、女は! と思いました」と中村をベタ褒め。中村は「今、酔っぱらっちゃいました。ソワソワしますね。嬉し恥ずかしOh My Heartですよ。今ちょっと浮いてます。死ぬのかな? 俺」と最大級の喜びを表し、窪塚は「本音なんで!」と念を押していた。
2021年01月12日寒さ厳しい時期なのに、会いたい人になかなか会えない2021年の年始めには、唯一無二のオリジナルドラマ「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」や、話題の恋愛リアリティーショー「恋愛ドラマな恋がしたい」、最旬の人を追うドキュメンタリー「MILLENNIAL/ミレニアル」など、“濃厚”すぎて熱くなる「ABEMA」のオリジナルコンテンツがおすすめ!キャラ&セリフが濃い!「頼田朝日の方程式。-最凶の授業-」まさかの衝撃的なラストに「斬新なハッピーエンド」「感情迷子」といった声が寄せられた「先生を消す方程式。」。そのスピンオフとなる本作は、主演・山田裕貴扮する頼田朝日という教師のキャラクターがとにかくクセが強く、濃厚。本編「先生を消す方程式。」では田中圭演じる義澤経男先生の「嫌いじゃないです」というセリフが話題となったが、本作では頼田による「わかるよね? わかるよねえ?」と圧強めに畳みかける姿や、「あー、うずくなーーー!」「by GTA(グレート・ティーチャー・朝日)」といった名(迷?)セリフなどが次々飛び出した。ほかにも、毎話展開される頼田独自の見解による、ある種人間くさい“濃厚な方程式”も注目を集めた。「正義―力=無力/正義+力=武力」「正義=信念+不正」といった危険な持論、「生きる=希望?そんなわけねえだろーー!」と言い放つシーンでは思わずゾッとするほど。その勢いと一見筋の通った(?)話術に思わず納得してしまいそうになるから、さらに危ない。また、頼田を演じる山田さんがセリフを多少噛んだり、空気が微妙になったとしてもそのまま撮影が続行され、生々しさを引き立てている。本編「先生を消す方程式。」は2021年1月18日(月)まで「ABEMA」にて見逃し配信。「頼田朝日の方程式。」は「ABEMAプレミアム」にて全話一挙配信中。恋愛が濃い!「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~」若手俳優が、毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら本当の恋をしていく様を追いかける本シリーズ。番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、選ばれた男女1組だけ。最新作「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~」では、“ベッドの上で起こる男女の恋物語”というテーマ設定。若手俳優たちが、史上最難関となる “全話ベッドシーン”を演じる中で生まれる葛藤、嫉妬、駆け引きなど、むき出しのリアルな感情までも目の当たりにできる点が見どころだ。さらに、今回初となる共同生活がカギとなり、同じ家で彼らが過ごすリアルな様子も話題となった。特に大反響を呼んだのが、俳優たちが今シーズン第3作目の恋愛ドラマの主役を決めるオーディションに挑んだ第3話。「恋人としての距離感と雰囲気がとても出ている」と先生から評され、見事主役のカップルに選ばれたのはコージ&さちかのペア。主役を取られた悔しさや嫉妬、そしてすれ違うそれぞれの思いに、残りの全員は涙、涙。ひとり男泣きする者も…。そんな中、オーディションで選ばれたコージ&さちかは本番シーン前に、リアルな“密室超濃厚キス”!これにはスタジオで見守っていた渡辺直美も「心臓超バクバクいってる」と話すなど驚愕。無事ドラマの撮影を終えた後も、「Perfume」のあ~ちゃんが「今まで見た中で1番リアルだった」と驚きの表情を浮かべていた。「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~」は全話「ABEMAプレミアム」にて全話一挙配信中。素の姿が濃い!「MILLENNIAL/ミレニアル」これまで若者の夢や恋を応援してきた「ABEMA」が、若者の背中を押し、応援する新たな番組ジャンルとして、開局史上初のドキュメンタリー「MILLENNIAL/ミレニアル」を始動した。その名の通り“ミレニアル世代”の視聴者に向け、“ミレニアル世代”の多様な生き様や価値観を追いかけて届ける“ミレニアル世代”に特化したドキュメンタリー番組だ。コンセプトは「時代をつくるのは、私たちだ」。「わたし」には視聴者も含まれ、自分たちと同じような年齢の人たちの”発展途上”や、トップランナーたちが悩みもがき、ひたむきに頑張る姿をみて何かを感じてほしい、“人生のバイブル的”存在になれる番組にしたいという「ABEMA」の思いがある。番組で密着するのは、岡田健史、YOSHI、永久メイ、kemioさん、莉子といった、各界を代表する“ミレニアル世代”。ナレーターもミレニアル世代の飯豊まりえが務めている。「稀有な役者」と堤幸彦監督(『望み』)が表現する俳優の岡田さん。一見、順風満帆なスター街道を走ってきたかのように見える彼が、人知れず抱える苦悩や葛藤を吐露する場面や、岡田さんが野球の練習に情熱を捧げた長崎県の母校を訪ね、岡田さんの恩師への取材も敢行し、彼を形作るそのバックボーンに迫っていく。岡田健史回は「ABEMAビデオ」にて無料配信中。YOSHI・永久メイ回はそれぞれ「ABEMAビデオ」にて1月3日(日)23時59分まで無料配信後、1月4日0時以降は「ABEMAプレミアム」にて配信。(text:cinemacafe.net)
2021年01月03日北川景子と堤幸彦監督がタッグを組み、島本理生の小説を映画化した禁断のサスペンスミステリー『ファーストラヴ』。この度、公開に先駆けて、北川さんと芳根京子のメイキング映像が到着した。今回のメイキング映像では、会うたびに供述が二転三転し、感情の起伏が激しい父親殺しの容疑者・環菜役の芳根さんと、公認心理師としてその本心を読み解き、事件の真相を明らかにしようとする由紀役の北川さんのコメント、さらに、環菜の過去の記憶を由紀が初めて紐解く面会室シーンの撮影現場の様子が映し出されている。ガラス1枚を隔てただけの面会室での緊迫のシーンの撮影。堤監督が丁寧に言葉と感情を共有しながらつけていく演出を受ける2人の表情が印象的に映る。そして、思わず息をこぼす北川さんの姿からは、大きなプレッシャーと覚悟をもって臨んでいたことが感じられる。そんな撮影をふり返り、北川さんは「全く初めましての女優さんではなく、芳根さんだったことはすごく良かった」と話し、「毎回100パーセントでぶつかってきてくれた。だから自分も、お芝居だけどうそじゃない本当の感情が出てきた」とコメント。一方の芳根さんは、過去の共演をふり返りながら「爪痕を残すではないが、こういう風に成長したんだなって思ってもらえたらいいな、というのが一つの目標だった」と明かしている。なお、今回のメイキング映像に続き、公式Instagramでは北川さんと中村倫也、北川さんと窪塚洋介のメイキングも公開決定。中村さん演じる迦葉が由紀と環菜は似ていると示唆するシーンや、我聞を演じた窪塚さんが料理するシーンの撮影風景、お互いの印象を語る場面も収められている。『ファーストラヴ』は2021年2月11日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2020年12月25日2021年2月11日(木・祝)に全国公開される映画『ファーストラヴ』のメイキング映像が公開された。本作は累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなり、“稀代の問題作”とも称された島本理生の第159回直木賞受賞サスペンスミステリーが原作。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の真壁由紀を北川景子が演じる。原作のキャラクター設定に合わせ自らの発案で大胆にも髪の毛を30cm以上カットしたことでも話題だ。さらに由紀の義理の弟で、由紀とともに事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に中村倫也。父親殺しの容疑者・聖山環菜には芳根京子。そして由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞に窪塚洋介。その他、木村佳乃、板尾創路、高岡早紀などの演技派から、石田法嗣、清原翔といった気鋭の若手まで豪華な顔ぶれが集う。監督は『十二人の死にたい子どもたち』をはじめ『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。北川景子と初タッグを組む。さらに脚本は、『八日目の蝉』(NHK)や『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手がける。リリースされたメイキング映像は事件のカギを握る環菜の過去の記憶を由紀が初めて紐解く面会室シーンの撮影現場の様子と、解き放たれた2人が互いの印象を語る模様を収めたもの。ガラス1枚を隔てただけの面会室で、初めて事件のカギを握る環菜の過去の記憶を由紀が紐解く緊迫の場面とあって、堤監督が丁寧に言葉と感情を共有しながら指示を受ける2人の対照的な表情や、思わず息をこぼしながら「重い…」とこぼす北川の姿。それぞれが大きなプレッシャーと覚悟をもって臨んでいたことが窺えた。北川はこの撮影を思い返しながら「全く初めましての女優さんではなく、芳根さんだったことはすごく良かった。すごく体当たりで、段取りから本気で泣くし、たくさん手も足も面会室にぶつけながら毎回100パーセントでぶつかってきてくれた。だから自分も、お芝居だけど嘘じゃない本当の感情が出てきた」と共に撮影を乗り越えた芳根への感謝を明かす。一方の芳根も「以前北川さんとはご一緒させてもらっていて、だけどそんなに絡むシーンがあったわけではない。今回すごくうれしくて、爪痕を残すではないが、こういう風に成長したんだなって思ってもらえたらいいな、というのが一つの目標だった」と信頼を寄せる北川だからこその熱演を振り返る。さらに公式Instagramでは北川×中村、北川×窪塚のメイキングも公開されることが決定。中村演じる事件の真相に迫る敏腕弁護士・迦葉が由紀と環菜は似ていると示唆するシーンや、由紀の夫・我聞を演じた窪塚が料理に挑戦するシーンの撮影風景、そして北川と中村、窪塚がお互いの印象を語るコメントも収められている。『ファーストラヴ』2021年2月11日(木・祝)公開
2020年12月25日北川景子×堤幸彦監督の初タッグで、直木賞受賞の島本理生のベストセラーサスペンス小説を映画化する『ファーストラヴ』。この度、国家資格“公認心理師”役に挑んだ北川さんの徹底した役へのアプローチと、心の機微を丁寧に演じ分けた様子がうかがえる場面写真が解禁となった。本作で、心の問題を抱えている人などに、専門的知識をもって心理状態の観察・分析、また解決に向かうための相談・助言・援助を行うことを職務とする国家資格“公認心理師”という職業に挑むことになった北川さん。「この作品のためにデビュー以来初めてショートにしましたが、髪を切ったことでより由紀という役に近づけたような気がしています」と語り、原作のイメージから自ら発案をした大胆なショートカットに触れる。その姿も相まって、対面の相談でも電話越しでも真摯に相談者と向き合い、丁寧に相手の心を感じとろうとする姿が見え、心理師としての説得力を感じさせる。一方、面会室で容疑者・環菜(芳根京子)と向かい合う緊迫のシーンでは頬に涙をつたわせながら、力強くもどこか弱さもにじませる繊細さも。“心理師”の職務を超え自分の感情があらわになる瞬間を演じきっており、それぞれの場面でまったく違った顔を見せる、多彩で確かな表現に唸るばかり。また、堤監督は北川さんとの撮影を、「北川さんとは早い段階から”同じ船に乗っている感”がありました。いろいろな意見やアイディアも出してくれましたが、すべてが”言ってもらってありがたい”というタイプの発言ばかりでした」とふり返り、「理論的に演技プランを練ってくる人なんですが、アウトプットの能力も抜群に高い。素晴らしい主役だったと思います」と絶賛。初のタッグにして確実に築かれている信頼関係がうかがえる。全身全霊をかたむけた、北川さんの女優としての矜持をも感じさせる役柄に注目だ。『ファーストラヴ』は2021年2月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2020年12月23日累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなり、“稀代の問題作”とも称された島本理生の第159回直木賞受賞サスペンス・ミステリーを映画化する『ファーストラヴ』が、2021年2月11日(木・祝)に全国公開される。この度、明かされていく過去の心の傷と向き合いながら真実にたどり着こうとする、本作の登場人物を熱演したキャストたちの場面写真が公開された。主演を務めるのは北川景子。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の真壁由紀(まかべゆき)を演じる。原作のキャラクター設定に合わせ自らの発案で大胆にも髪の毛を30cm以上カットしたことでも話題になった。さらに由紀の義理の弟で、由紀とともに、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉(あんのかしょう)に中村倫也。父親殺しの容疑者・聖山環菜(ひじりやまかんな)には芳根京子。そして由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞(まかべがもん)に窪塚洋介。その他、木村佳乃、板尾創路、高岡早紀などの演技派から、石田法嗣、清原翔といった気鋭の若手まで豪華な顔ぶれが集う。監督は『十二人の死にたい子どもたち』をはじめ『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。北川景子と初タッグを組む。さらに脚本は、『八日目の蝉』(NHK)や『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手がける。この度公開された場面写真は、事件の真相を探るべく取材を進める公認心理師・由紀と敏腕弁護士・迦葉、面会室で容疑者・環菜と対峙し感情の昂りを見せる由紀の表情、由紀や迦葉の肩を優しく抱き支える我聞、法廷に立つ迦葉と環菜を捉えたカットなど全10点。さらに仲睦まじくバスに揺られる由紀と迦葉、一堂に会する由紀と迦葉と我聞の姿など、複雑な関係性も示唆されている。二転三転する環菜の証言に翻弄される由紀と迦葉、絡み合う人物模様、徐々に明らかになる過去の記憶、やがてたどり着く真実に期待が高まる。『ファーストラヴ』2021年2月11日(木・祝)全国公開
2020年12月11日2021年4月から2年4カ月ぶりの再演が決定している舞台『魔界転生』。この度、第2弾となるキャスト7名が発表された。10万人の動員を記録し、大ヒットとなった初演から2年4カ月、演出を再び堤幸彦が手掛け、脚本はマキノノゾミが担当。ド派手なアクション、変幻自在なフライング、LEDによる映像効果を駆使し、演劇と映像の融合による画期的な演出により、感動の人間ドラマ、魅惑のエンタテインメント時代劇が繰り広げられる。主役の柳生十兵衛を演じる上川隆也、最大の敵・天草四郎役を演じる小池徹平に続き、新たに、天草四郎の姉・お品役に藤原紀香、『真田十勇士』の生き残り・根津甚八役に村井良大、十兵衛の弟・柳生又十郎役に木村達成、軍学者・由比正雪役と刀鍛冶・叢雲常陸役に山口馬木也、二刀流の剣豪・宮本武蔵役に渡辺大、黄泉の世界から蘇った淀殿役に浅野ゆう子、十兵衛の父・柳生宗矩役を松平健がそれぞれ演じる。このうち、藤原と渡辺は『魔界転生』には初めての出演となり、村井、木村、山口、浅野、松平は、初演に引き続き、同じ役を演じる。藤原演じるお品は物語のカギを握る存在、渡辺演じる武蔵は執念深く十兵衛を狙う猛者、初参加の2人が摩訶不思議な作品世界にいかに挑むのか、期待と注目が集まる。なお、渡辺はこの『魔界転生』が初舞台となる。また、愛知公演、福岡公演、東京公演、大阪公演の日程も決定。情報発表にあわせて7名のキャストより下記のコメントが寄せられた。藤原紀香「魔界転生」という心を揺さぶられるエキサイティングな時代劇作品で、上川さんをはじめ素敵なキャストの方々、堤幸彦監督、そして脚本家のマキノノゾミさんとご一緒させていただきます事とても楽しみです。前回よりさらに進化した舞台になるとのこと、そして新しい〝お品〟を描いてくださると聞き どんな演出になるのか心待ちにしています。こんな時代だからこそ、雄大なロマンが溢れ 魂を奪われるような世界観の娯楽が必要だと思います。この歴史絵巻のような素晴らしい作品に参加出来ますこと心より感謝申し上げます。村井良大「魔界転生」で再度、根津甚八を演じる事ができて、とても幸せです!この役、大好きなんです。原作では根津甚八は登場しませんが、真田十勇士の生き残りがもしも天草四郎の時代に生き残っていたら?という設定になっており、淀殿との関係にも是非注目して観ていただければと思います。演出・堤幸彦さんによる映像やアクション、笑い、そして涙。壮大なエンターテインメント作品を是非劇場でお楽しみください!木村達成柳生又十郎を演じさせていただきます木村達成です。またこの役を演じることができてとても嬉しく思います。時に真面目で時におっちょこちょいな又十郎が今回の再演でどう変わるのか、堤さんの演出や、共演者の皆さまと絡め合いながらまた又十郎を作れるなんて、楽しみで仕方ありません!!山口馬木也初演では、由比正雪と叢雲常陸、私が2つの役を演じていると思っていただけなかったことが、少し残念だったり(笑)、役者冥利に尽きましたが、再演では、常陸という100歳近いお爺さんをもっと極めて、ラストシーンの感動に繋がるよう、心して刀を打ちたいと思います。正雪は軍学者としての誇りも持っていますし、愛嬌のある悪党として印象に残るよう演じたいです。渡辺大人生初めての舞台で宮本武蔵という大役をいただき、とても緊張しつつワクワクしています。初めての二刀流、そして上川隆也さんや松平健さんとの立ち回りもあるので、負けないように頑張りたいと思います。演出家の堤さんは僕がまだ中学生で仕事をする前、映画の現場を見学した時にお会いして以来です。ご一緒に仕事をさせていただくのは初めてなので、沢山しごいてもらって初日を迎えたいと思います。浅野ゆう子新たな装いでお届けする「魔界転生」この度もお声がけいただきましたことに幸せを感じております。パワフルで華麗な上川さんと松平さんの殺陣をまた観られることもとても楽しみです。そして私がいただきました淀殿も、更にパワーアップしてお届け出来ますよう努めさせて頂きたいと思います。松平健前回大変ご好評を頂きました「魔界転生」の舞台が再演の運びとなり、また出演できますことを嬉しく思います。手の込んだ演出、豪華な出演陣とともに、今回はさらにパワーアップしたステージをお届けしますので、ぜひ劇場にお運びください。『魔界転生』原作:山田風太郎(角川文庫刊)脚本:マキノノゾミ演出:堤 幸彦出演:上川隆也、小池徹平、藤原紀香、村井良大、木村達成、山口馬木也、渡辺大、浅野ゆう子、松平健ほか愛知公演:2021年4月7日(水)~11日(日) 刈谷市総合文化センター福岡公演:2021年4月16日(金)~28日(水) 博多座東京公演:2021年5月4日(火・祝)~28日(金) 明治座大阪公演:2021年6月2日(水)~10日(木) 新歌舞伎座
2020年12月11日累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなり、“稀代の問題作”とも称されたサスペンス・ミステリーを映画化した『ファーストラヴ』が、2021年2月11日(木)に全国公開される。この度、本作の主題歌・挿入歌が、シンガーUruが書き下ろした「ファーストラヴ」と「無機質」に決定。さらに「ファーストラヴ」が彩る予告編と本ビジュアルもあわせて発表され、主演・北川景子らから主題歌と本作についてのコメントが寄せられた。「動機はそちらで見つけてください」……アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の原作小説は、予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは2018年に発表されるや多くの話題を呼び、第159回直木賞を受賞。北川は、女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀(まかべゆき)を演じる。原作のキャラクター設定に合わせ、自らの発案で大胆にも髪の毛を30cm以上カットしたことでも話題になった。さらに由紀の義理の弟で、由紀とともに事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉(あんのかしょう)に中村倫也。父親殺しの容疑者・聖山環菜(ひじりやまかんな)には芳根京子。そして由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞(まかべがもん)に窪塚洋介。その他、木村佳乃、板尾創路、高岡早紀などの演技派から、石田法嗣、清原翔といった気鋭の若手まで豪華な顔ぶれが集った。監督は、スタイリッシュなサスペンスでなどファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。北川とは初タッグとなる。さらに脚本は、『八日目の蝉』(NHK)や『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手掛がける。主題歌・挿入歌を手がけるUruは、ドラマ『テセウスの船』の「あなたがいることで」や、映画『罪の声』の「振り子」を手がけ、聞く人を包み込むような歌声と、神秘的な存在感で注目を集める。実写映画主題歌としては4作目の提供となり、さらに劇中挿入歌でも新作「無機質」を提供した。Uruは映画を観て、「これ以外のタイトルが見つからないほどに映画に心を重ねた楽曲」と語る「ファーストラヴ」を書き下ろし、楽曲について「悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、愛とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です」と語っている。主題歌について北川は「Uruさんの歌声で心の澱が流れていくような、浄化されていくような、そんな不思議な気持ちを皆様にもぜひ感じていただきたい」、堤監督は「誰もが持つ、自分では気付けない心の深いところに溜まった澱を、優しく救い上げ、浄化してくれるUruさんの歌声に、ぜひ包み込まれてください」、とそれぞれコメント。そして、主題歌「ファーストラヴ」が彩る本予告映像も公開。映像では、豪華キャスト陣の凄みのある熱演に注目。芳根京子演じる環菜の狂気に満ち時に激昂する様子が描かれ、北川演じる由紀、中村演じる迦葉が翻弄され、時に平常心を失い互いに声を張り上げる様子も描かれる。Uru、北川、堤監督のコメント全文は、以下の通り■Uruコメント映画を拝見し、たくさん涙が溢れ、心のずっと奥の方にしまっていた何かが疼くような感覚がありました。主題歌にさせて頂いた『ファーストラヴ』は、深い傷を負って、今までずっとその記憶や経験に囚われて生きてきた人物が、誰かによって少しずつ心を解いていくようなイメージで書きました。悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です。曲のタイトルも映画と同じく『ファーストラヴ』にさせて頂きましたが、タイトルを考えるにあたりこれ以外のタイトルが見つからないほどに、私もこの映画に心を重ねました。映画『ファーストラヴ』に捧げる大切な一曲です。挿入歌の『無機質』は、この曲の持つ孤独感と温かさを映画の人物や世界観に中和しながら作りました。感じたことや書きたいこと、心の動きを、不器用さに合わせて直接的な表現を避けて書きましたが、主題歌の『ファーストラヴ』と自然に一対になる挿入歌になってくれたような気がしています。映画の背景で、そのシーンに寄り添う曲になってくれたら嬉しいです。■北川景子この作品はそれぞれのキャラクターの心情を細かく、生々しく描いているシーンが多いので、そこにかかる主題歌・挿入歌はとても大切なものになると思っていました。ですからUruさんが主題歌を担当してくださると聞いた時はとても嬉しかったです。主題歌の「ファーストラヴ」は、この作品の登場人物たちがそれぞれに抱えた心の傷を優しく解いてくれるような、温かい楽曲です。優しく澄んだUruさんの歌声に包まれ、そして、歌詞の「あなたと出逢い初めて愛を知りました」の部分が真っ直ぐ胸に刺さり、試写で聞いた時は涙しました。私が演じた真壁由紀は、心に深い傷、トラウマを抱えながらも、そのことを打ち明けることができず常に自分を奮い立たせながら生きている女性ですが、そんな由紀が劇中で初めて自分はずっと誰かに愛されていたのだということに気付く瞬間があります。人は誰でも必ず悩みや苦しみを抱えていて、それを誰にも打ち明けることもできずに、自分の中で折り合いをつけることがいつしか当たり前になっていく生き物だと思います。私もまたそういう一人ですが、この作品に出会いそういう生き方でも良いではないか、また、自分が気づいていないだけで、見方を変えれば目に映る世界は明るいのかもしれないと、心が軽くなりました。どなたにも共感できる部分がある作品だと思っています。Uruさんの歌声で心の澱が流れていくような、浄化されて行くような、そんな不思議な気持ちを皆様にもぜひ感じていただきたいです。■堤幸彦監督数年前にUruさんの楽曲と出会い、その絶対的な透明感と優しさの中に強い芯を秘めた歌声に衝撃を受け、本作が決まった時から是非お願いしたいと思っていました。現場でもUruさんの曲を編集に入れながら撮影していたのですが、登場人物の心情がより深化し、期待は確信に変わりました。主題歌の「ファーストラヴ」を聞いた感想は、沁みる、の一言。誰もが持つ、自分では気付けない心の深いところに溜まった澱を、優しく救い上げ、浄化してくれるUruさんの歌声に、ぜひ包み込まれてください。『ファーストラヴ』2021年2月11日(木)全国公開
2020年11月09日女優の北川景子が主演を務める、映画『ファーストラヴ』(2021年2月公開)の本予告が9日、公開された。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。今回解禁された映像では、豪華キャスト陣の凄みのある熱演が見て取れる。環菜の狂気に満ち時に激昂する様子が描かれ、由紀、迦葉(中村倫也)が翻弄され、時に平常心を失い互いに声を張り上げる様子も描かれた。さらに、環菜の過去に触れたことで由紀が心の奥底にしまい込んだ愛の記憶が揺らぎ出し、物語は予想のつかない展開となっていく。北川は、予告映像に対して「人は誰でも必ず悩みや苦しみを抱えていて、それを誰にも打ち明けることもできずに、自分の中で折り合いをつけることがいつしか当たり前になっていく生き物だと思います」「どなたにも共感できる部分がある作品だと思っています」と語った。主題歌・挿入歌を手掛けるのはドラマ『テセウスの船』の「あなたがいることで」や映画『罪の声』の「振り子」を手掛け、聞く人を包み込むような歌声と、神秘的な存在感で注目を集めるシンガー・Uru。1つの作品で主題歌と挿入歌の2曲を手掛けるのは初となり、実写映画主題歌としては4作目の提供となる。Uruは映画を見て「これ以外のタイトルが見つからないほどに映画に心を重ねた楽曲」と語る「ファーストラヴ」を書き下ろし、楽曲について「悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です」と語った。さらに劇中挿入歌でも新作「無機質」を提供した。主題歌について、主演の北川は「Uruさんの歌声で心の澱が流れていくような、浄化されて行くような、そんな不思議な気持ちを皆様にもぜひ感じていただきたい」、堤幸彦監督は「誰もが持つ、自分では気付けない心の深いところに溜まった澱を、優しく救い上げ、浄化してくれるUruさんの歌声に、ぜひ包み込まれてください」とそれぞれコメントを寄せた。予告編と合わせて、物語のキーパーソン4人の表情も印象的な本ビジュアルも解禁。環菜の世界が由紀と迦葉そして我聞(窪塚洋介)に侵食するイメージで制作されたビジュアルとなっている。
2020年11月09日第159回直木賞を受賞した島本理生のベストセラーサスペンス小説を、主演・北川景子×堤幸彦監督のタッグで映画化する『ファーストラヴ』。この度、本作の主題歌&挿入歌がシンガーUruの書き下ろし楽曲「ファーストラヴ」と「無機質」に決定したことが分かった。これまで、「中学聖日記」「テセウスの船」『罪の声』などに楽曲を提供してきたUruさん。ひとつの作品で主題歌と挿入歌の2曲を手掛けるのは今作が初めてとなり、映画主題歌としては4作目となる。映画を鑑賞して「たくさん涙が溢れ、心のずっと奥の方にしまっていた何かが疼くような感覚がありました」と感想を語ったUruさんは、「『ファーストラヴ』は、深い傷を負って、今までずっとその記憶や経験に囚われて生きてきた人物が、誰かによって少しずつ心を解いていくようなイメージで書きました。悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、『愛』とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です」と主題歌についてコメント。挿入歌の「無機質」については「感じたことや書きたいこと、心の動きを、不器用さに合わせて直接的な表現を避けて書きましたが、主題歌の『ファーストラヴ』と自然に一対になる挿入歌になってくれたような気がしています」と語っている。また主演の北川さんは「主題歌のファーストラヴは、この作品の登場人物たちがそれぞれに抱えた心の傷を優しく解いてくれるような、温かい楽曲です。優しく澄んだUruさんの歌声に包まれ、そして、歌詞の『あなたと出逢い初めて愛を知りました』の部分が真っ直ぐ胸に刺さり、試写で聞いた時は涙しました」と明かし、「Uruさんの歌声で心の澱が流れていくような、浄化されて行くような、そんな不思議な気持ちを皆様にもぜひ感じていただきたいです」と話している。また、主題歌が挿入された本予告編も到着。芳根京子演じる狂気漂う環菜の激昂する姿や、それに翻弄されていく由紀(北川さん)、迦葉(中村倫也)。また、環菜の過去に触れたことで、由紀が心の奥底にしまい込んだ愛の記憶が揺らぎ出す…。演技派俳優が魅せる凄みのある熱演が堪能できる、スピード感溢れる映像となっている。そしてさらに、物語のキーパーソンたちの印象的な表情が切り取られた本ビジュアルも到着。容疑者・環菜の世界が、由紀と迦葉、そして我聞(窪塚洋介)に侵食するイメージで制作されている。コメントUru映画を拝見し、たくさん涙が溢れ、心のずっと奥の方にしまっていた何かが疼くような感覚がありました。主題歌にさせて頂いた『ファーストラヴ』は、深い傷を負って、今までずっとその記憶や経験に囚われて生きてきた人物が、誰かによって少しずつ心を解いていくようなイメージで書きました。悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です。曲のタイトルも映画と同じく『ファーストラヴ』にさせて頂きましたが、タイトルを考えるにあたりこれ以外のタイトルが見つからないほどに、私もこの映画に心を重ねました。映画『ファーストラヴ』に捧げる大切な一曲です。挿入歌の『無機質』は、この曲の持つ孤独感と温かさを映画の人物や世界観に中和しながら作りました。感じたことや書きたいこと、心の動きを、不器用さに合わせて直接的な表現を避けて書きましたが、主題歌の『ファーストラヴ』と自然に一対になる挿入歌になってくれたような気がしています。映画の背景で、そのシーンに寄り添う曲になってくれたら嬉しいです。北川景子この作品はそれぞれのキャラクターの心情を細かく、生々しく描いているシーンが多いので、そこにかかる主題歌・挿入歌はとても大切なものになると思っていました。ですからUruさんが主題歌を担当してくださると聞いた時はとても嬉しかったです。主題歌のファーストラヴは、この作品の登場人物たちがそれぞれに抱えた心の傷を優しく解いてくれるような、温かい楽曲です。優しく澄んだUruさんの歌声に包まれ、そして、歌詞の「あなたと出逢い初めて愛を知りました」の部分が真っ直ぐ胸に刺さり、試写で聞いた時は涙しました。私が演じた真壁由紀は、心に深い傷、トラウマを抱えながらも、そのことを打ち明けることができず常に自分を奮い立たせながら生きている女性ですが、そんな由紀が劇中で初めて自分はずっと誰かに愛されていたのだということに気付く瞬間があります。人は誰でも必ず悩みや苦しみを抱えていて、それを誰にも打ち明けることもできずに、自分の中で折り合いをつけることがいつしか当たり前になっていく生き物だと思います。私もまたそういう一人ですが、この作品に出会いそういう生き方でも良いではないか、また、自分が気づいていないだけで、見方を変えれば目に映る世界は明るいのかもしれないと、心が軽くなりました。どなたにも共感できる部分がある作品だと思っています。Uruさんの歌声で心の澱が流れていくような、浄化されて行くような、そんな不思議な気持ちを皆様にもぜひ感じていただきたいです。堤幸彦監督数年前にUruさんの楽曲と出会い、その絶対的な透明感と優しさの中に強い芯を秘めた歌声に衝撃を受け、本作が決まった時から是非お願いしたいと思っていました。現場でもUruさんの曲を編集に入れながら撮影していたのですが、登場人物の心情がより深化し、期待は確信に変わりました。主題歌の「ファーストラヴ」を聞いた感想は、沁みる、の一言。誰もが持つ、自分では気付けない心の深いところに溜まった澱を、優しく救い上げ、浄化してくれるUruさんの歌声に、ぜひ包み込まれてください。『ファーストラヴ』は2021年2月11日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2020年11月09日