Text:斉藤貴志MYTH & ROIDがゲストを迎えて主催するツーマンライブシリーズ『NEXUS vol.2』。関東シリーズとしてHEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3では、男女4人組ロックバンドAooo(アウー)との対バンとなった。昨年の『vol.1』からでも、最も音楽の色合いが異なる競演となったステージをレポートする。Aoooは石野理子(vo)、すりぃ(g)、やまもとひかる(b)、ツミキ(ds)という個々に活躍していたメンバー4人で、2023年に結成された男女4人組のロックバンド。全員が作詞・作曲を手掛け、昨年10月に1stアルバム『Aooo』 をリリース。バンド名はメンバーの血液型に由来するという。Aooo軽く手を振ってステージに現れた石野は、最初からお立ち台に上がって、初のオリジナル曲だった「アパシー」でスタート。タイトなバンドサウンドにクールで抜けのいいボーカルが心地いい。うねりを上げるすりぃのギターから「Casablanca」になだれ込み、スピード感が爽快。ツミキの躍動的なドラミングに石野はロングトーンも響かせ、歌声に熱が帯びていった。石野理子(vo)「青い煙」はシズル感のあるメロディに<ドラマチックな瞬間に臆病にならないで>などジュブナイルな歌詞で清々しい。作曲したベースのやまもとひかるは軽快なスラップを織り交ぜながらコーラスでも彩り、観客から手拍子が起こった。やまもとひかる(b)チケットはソールドアウトでギッシリのフロアを前に、石野が「たくさん曲を持ってきたので、私たちの魅力を存分に浴びて帰っていただけたら」と話す。「皆さん、最後までついてこれますか?」と呼び掛けると「オーッ!」と歓声が返された。石野がミニキーボードでリフを弾くゴキゲンなポップチューン「ネオワビシイ」では、曲中で「恒例にしようとしている」(すりぃ)というコール&レスポンスタイムが始まる。「都会の合図は」の3回繰り返しから「ネオワビシイ!」と一体になって楽しんでいた。すりぃ(g)「新曲をやります」と披露した「BAQN」は攻撃的なロックナンバーで、サビの四つ打ちビートでアガる。4人それぞれ名うてのソングライターでもあるだけに、ライブで曲のバリエーションの豊かさも映えていた。この日はバレンタインデーの翌日とあって、MCでは石野が思い出を語り始める。「好きな人がいて、チョコレートを渡そうと思ったんです。向こうの気持ちはわからない。でも、仲良くはずっとしていただいていて。気持ちを伝える勇気はなく、『いつもありがとう。これからもよろしく』と手紙を付けて渡しました」そして、「そんな春の空気をまとった曲を、ひかるちゃんと作りました。私の恋の行方がどうなったのかも、詞を聴いていただけると楽しめるかと思います」と、「フラジャイル・ナイト」へ。石野が腕を上げて流麗に歌いながら、切なさが漂うラブソング。高音にファルセットも交え琴線を揺らした。すりぃのギターにワウのエフェクトを掛けて浮遊感を醸し出す「黄昏メモリーロード」などを続け、クールダウンしたあと、接点が見られなかったMYTH & ROIDとの関係の話に。すりぃは「面識はないけど、音楽を始めたきっかけが『けいおん!』で……」と明かす。その『けいおん!』のテーマ曲などを手掛けていたのがMYTH & ROIDの Tom-H@ck。一緒の楽屋で「感動がありました」とのことだった。ツミキもボーカルのKIHOWとは「昔めっちゃ遊んでた」と言い、仲間で一緒に年越しをしたこともあるそう。しかし、「7、8年ぶりに会って人見知りが出てもうて」との様子で、「昔はたぶんタメ口だったっスよね」などと言っていたことが、石野たちから暴露された。ツミキ(ds)このツーマンに招かれたのは、ミスドのふたりがAoooの曲を聴いていたかららしく、やまもとは「『何で呼んでくれたの?』と思ったけど、私もカラオケで歌っていたのでうれしかった」と喜んでいた。ステージはラップで始まるダンサブルな「MORE」や、手拍子を煽ったファンキーな「イエロートイ」で沸き、終盤の「水中少女」からは石野もギターを弾いて、ドライブ感を上げていく。石野の涼し気ながら温もりのあるボーカルが、正調なバンドサウンドと相まって生み出す、さわやかな世界。ラストの「サラダボウル」では石野、やまもと、すりぃと揃ってお立ち台に乗って、フロアも「ハイ!ハイ!」と拳を突き上げる。ツミキの打ち出すソリッドなビートに疾走感が高まった。駆け抜けていくようなスパートに、最後は石野が台から両手を広げて飛び降り、フィニッシュをキメた。Aoooインターバルを経て、ステージの幕が再び上がると、暗転された中でライトが明滅。ドラムのシンバルが打ち鳴らされ、シルエットになっていたKIHOWが「I am very, very crazy, very」と「VORACITY」を爆発的に歌い出すと、フロアがドッと沸いて、一瞬でMYTH & ROIDの世界に引き込んでいった。金髪にベールなどを着重ねた派手な衣装のKIHOWは、続く「ACHE in PULSE」では左手を上げて体を揺らしながら、グイグイ迫るように歌う。「みんな跳んで!」と叫び、「エオ、エオ、エオ」の合唱も起こる。Tom-H@ckは重心を落とし、ギターをかき鳴らす。轟音のようなカッティングに乗った「RESIST-IST」では、KIHOWの英語詞のハイトーンが波状的に突き刺さった。Tom-H@ck(g)続く「HYDRA」からは空気が一変。ピアノの旋律から<破滅さえ厭わないで>と始まり、静けさと激しさが交錯する中で、寂寥感を帯びたシャウトが轟く。まるで荘厳な叙事詩を思わせた。「shadowgraph」はささやくように歌いながら、張り詰めた緊迫感が漂う。間奏では重みのあるギターフレーズが奏でられ、KIHOWのボーカルのトーンも重々しく変わる。歌詞にある<光と影夢と現の狭間>が現出された。MYTH & ROIDさらに壮大なバラード「Endless Embrace」は、目を閉じながら伸びやかに歌い上げる。美しくも寂寞とした世界が広がっていくよう。ディストーションの掛かったギターからピアノのアウトロで曲が終わって、ハッとした。気づけば幻想に浸っていたような3曲だった。MCに入ると、KIHOWが「このツーマンが発表されてから、『MYTH & ROIDとAoooに何の関係性が?』みたいな声をチラホラ聞きまして(笑)」と切り出す。Tom-H@ckは「Aoooさんの楽曲をずっと好きで聴いているんですけど、やっと気づきました。全然毛色が違うんですよ」と笑いを誘う。「僕たちの黒と紫と青が似合うようなダークな雰囲気を楽しんでいただけたら」と、Aoooファンへのアピールも。MYTH & ROID今回のツーマンの経緯は、「すりぃさんが『けいおん!』を観て音楽を始めたと噂が耳に入って、その繋がりで実現しました」と説明。KIHOWもAoooのステージで話が出た通りツミキと知り合いだったが、「(Aoooの)ツミキさんとそのツミキさんが私の中で一致してなかった」とのこと。Aoooもツミキ個人の曲も知っていながら、同一人物と認識してなかったそう。再会に「久しぶりすぎて『敬語でしゃべってた?』と苦笑いで始まって(笑)、何とか仲良くしてきました」と語った。ライブに戻ると、『Re:ゼロから始める異世界生活』1期のEDテーマだった「STYX HELIX」に、放送中の3期のEDテーマ「NOX LUX」と続ける。「NOX LUX」はハイテンポの加速感がゾクゾクさせて、KIHOWのシャープなボーカルも圧巻で息を呑む。ラスサビは自らクラップしながら歌い、観客も手拍子を送り、新たなキラーチューンとなっているようだ。KIHOW(vo)MYTH & ROIDはファンを「Myrror(ミラー)」と称しているが、その理由を改めてKIHOWが説く。「私たちは活動10周年ですけど、日本国内でワンマンを始めたのは2年前から。そこでみんなが楽しんでいる顔が忘れられなくて、私もみんなから輝きをもらいたいと。輝く自分たちを見て、みんなももっと楽しく生活できるのかなとも思いました。そんな人たちと一緒にいたくて(鏡=mirrorとかけて)Myrrorと名付けたんです」今回のツーマンでは、Aoooファンも全員Myrrorにしようと臨んだとも。「今からの曲で、きっと兼業してくださるでしょう」と最後のブロックに入る。Tom-H@ck(g)キャッチーなメロディで押せ押せの「Paradisus-Paradoxum」からスリリングな「L.L.L」と定番のアゲ曲を連発。Tom-H@ckは体を激しく振り、渾身のギタープレイを見せる。KIHOWはお立ち台に上がって、シャウトしながら「もっと声を出して!」「後ろも!」と煽り、何度も耳に手を当てたり、手招きのポーズをして、フロアからの声を求めていく。観客も「オイ!オイ!」と拳を突き上げて呼応。会場に熱気が渦巻いた。さらに声を張り上げて「行けますか?行けますか?」と繰り返し、恒例の「We’re shouting」「Oh Yeah、Oh Yeah、Oh Yeah」のコール&レスポンスからの「TIT FOR TAT」。この夜、非日常的な神秘感を生み出すミスドのファンと、日常の中の清々しさが輝くAoooのファンの割合がどうだったのかわからないが、会場は紛れもなく一体となって盛り上がっていた。KIHOW(vo)ラストのゴシック調の「JINGO JUNGLE」では、KIHOWも観客も手を挙げて飛び跳ねる。「AH RA LA OH LA」と呪文フレーズの大合唱に「ウォウ、ウォウ、ウォウ」のコール。KIHOWは「最高っ!」と叫び、自らも逆に煽られたようにジャンプを続け、ライブはカオスのような熱気の中でエンディングとなった。汗だくのTom-H@ckと共に深々とお辞儀をして、KIHOWは少し息を切らせながら「今年の夏は全国12カ所のツアーがあります。ファイナルは今までで一番大きいZepp Shinjuku」と告知。「またすぐお会いできるのを楽しみにしてます」と呼び掛け、大きな拍手を浴びた。Aoooのメンバーを呼び込んで軽いトークから、満員の観客にも「皆さんが一緒に声を出して飛び跳ねて楽しんでくださったので、本当に楽しく演奏することができました」とお礼。2組での写真撮影をして、最後に改めて「夏にお会いしましょう」とステージを後にした。MYTH & ROID<公演情報>MYTH & ROID Two-man Live Series『NEXUS vol.2』2025年2月15日HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3セットリストAooo1. アパシー2. Casablanca3. 青い煙4. ネオワビシイ5. BAQN6. Fortune7. フラジャイル・ナイト8. ネロリ9. 黄昏メモリーロード10. MORE11. イエロートイ12. 水中少女13. リピート14. サラダボウルMYTH & ROID1. VORACITY2. ACHE in PULSE3. RESIST-IST4. HYDRA5. shadowgraph6. Endless Embrace7. STYX HELIX8. NOX LUX9. Paradisus-Paradoxum10. L.L.L11. TIT FOR TAT12. JINGO JUNGLE<ライブ情報>MYTH & ROID One Man Live 2025 Summer Tour “Loved all long"5月18日(日)神奈川・F.A.D YOKOHAMA開場17:00 / 開演17:305月25日(日)静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA開場17:00 / 開演17:305月31日(土)長野・NAGANO CLUB JUNK BOX開場17:30 / 開演18:006月1日(日)埼玉・HEAVEN’S ROCK KUMAGAYA VJ-1開場17:00 / 開演17:306月7日(土)福岡・FUKUOKA INSA開場17:30 / 開演18:006月8日(日)岡山・YEBISU YA PRO開場17:00 / 開演17:306月13日(金)北海道・SPiCE SAPPORO開場18:30 / 開演19:006月21日(土)愛知・名古屋 Electric Lady Land開場17:30 / 開演18:006月28日(土)茨城・水戸 LIGHT HOUSE開場17:30 / 開演18:007月5日(土)宮城・仙台 ROCKATERIA開場17:30 / 開演18:007月12日(土)大阪・OSAKA MUSE開場17:30 / 開演18:007月27日(日)東京・Zepp Shinjuku開場16:30 / 開演17:30【チケット料金】東京公演以外:前売6,900円(税込) 、特典付前売8,000円(税込)東京公演:前売8,000円(税込)、特典付前売9,100円(税込)※別途1ドリンク代が必要3月2日(日)23:59まで先行受付実施中()■MYTH & ROID公式サイト
2025年02月26日『花束みたいな恋をした』の脚本家坂元裕二と『ラストマイル』の塚原あゆ子監督が組み、松たか子と松村北斗が共演するという、最強の布陣で作られた映画『ファーストキス1ST KISS』が2月7日(金)、全国公開される。「私はその日、15年前の夫に恋をした。」という意味深なキャッチフレーズ、ちょっぴりファンタジックな展開、きら星のようなセリフの数々……。未来に確実に語りつがれる、ラブストーリーの傑作がまた、誕生した。『ファーストキス1ST KISS』松たか子と松村北斗、ふたりは夫婦の役。なんだけど、“年の差婚”かというと、そうではない。意味深なキャッチのとおり、妻が“15年前”の夫に、“もう一度恋をする”お話、なのである。ちょっとややこしいが、これが肝心。ドラマは、カンナ(松たか子)が、15年連れ添った夫・駈〈かける〉(松村北斗)を列車事故で失ってしまうところから始まる。夫婦仲は、心身ともにすれ違いの連続、離婚話が進んでいたさなかのできごとだった。突然の駈の他界に、心の整理がつかないカンナだったが、舞台美術の仕事を長く休むわけにはいかず、現場に向かうと、あるアクシデントで15年前の夏にタイムトラベルしてしまう。着いたところは、ふたりが初めて出会う高原のホテル。しかもその直前の日だった──。若き日の駈は、古生学という珍しい学問の道をめざす研究者のたまご。 なんだか浮世離れしていて、かなりまじめで、誠実。高原のホテルには、そこで行われる催しのスタッフとして来ていた。そんな20代の彼と、タイムトラベルしてきた40代のカンナが、ひょんなことから言葉を交わすことになる。カンナは思う。「私は、やっぱりこの人のことが好きだ」。でもこの人は、15年後に死んでしまう。なんとしても事故死から彼を救わなければ!タイムトラベルの力を駆使したカンナの奔走がはじまる。……そんなお話。それにしても、すでに量産されていてあまり目新しさを感じない“タイムトラベルもの”とは、意表をつかれる。映画のシナリオは、「小さな本当」の積み重ねがあって、「大きな嘘」が成り立つ、とよくいわれる。その大きな嘘の最たるものが“タイムトラベル”だ。しかし、この映画の場合は、逆に、「小さな本当」を見せるために、“タイムトラベル”という「大きな嘘」をつくっている。日々の生活のなかで、経験したり、感じている“本当”が、タイムトラベルという非日常で展開されるシーンのなかにたくさん散りばめられていて、そのたびに「いやこういうことあるな、たしかに」とうなずいてしまう。坂元裕二の脚本は、小物、食べ物まで含めて、まさに細部がいのち、なのだ。『怪物』で2023年にカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞したとき、坂元は「正直、これから何が書けるのかは見えておりません」と語っていたが、受賞後第一作となる最新オリジナル劇場映画が、このタイムトラベルを使ったラブストーリーになるなんて、ファンは想像しなかっただろう。しかも、監督は『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』と、大ヒット作が続く塚原あゆ子、撮影は公開中の『敵』でモノクロ映像に挑戦した四宮秀俊、音楽も『竜とそばかすの姫』で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した岩崎太整と、豪華なスタッフ。役者も納得の顔が並ぶ。『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』など坂元脚本のTVドラマ4本に出演した松たか子。SixTONESの松村北斗は『夜明けのすべて』で映画賞を席巻中。助演も、吉岡里帆、森七菜、竹原ピストル、神野三鈴、そしてリリー・フランキーと申し分ない。カンナと駈の時空を超えた恋のゆくえを、「恋愛感情と靴下の片方はいつかなくなります」なんてセリフが連発される坂元ワールドにどっぷりつかりながら観ていると、いろいろな刺激が脳裏を駆け巡る。餃子とかトウモロコシとか、妙に食べたくなったりもする。そうこうしているうちに、この映画には、他人だったふたりが一緒に生きていくとき必要な、とても大切なことが込められているのだと気づく。もちろん、感じ方は人それぞれ。デートムービーとしても、長年連れ添ったご夫婦や、ともだち同士で観ても、終わった後、あれこれ語り合いたくなる作品だけれど、これから結婚しようと考えているひとが、こっそりひとりで観るのもかなりよいかと思います。そんな映画です。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)2025「1ST KISS」製作委員会
2025年01月27日東武ワールドスクウェアでは、ハーレーダビッドソン塚原とのコラボレーション企画として、当園初となる園内でのバイクイベント「ハーレーダビッドソン塚原 in 東武ワールドスクウェア TWS WORLD PHOTO TOURING 2024」を2024年10月26日(土)・27日(日)に開催します。イベント詳細URL: ハーレーダビッドソン塚原ロゴ「東武ワールドスクウェア」ロゴ園内各ゾーンに実車の「ハーレーダビッドソン」を展示し、まるで“ハーレーで世界旅行”をしているような写真が撮れる、展示物とハーレーとのフォトセッションや、実車にまたがりエンジンをかけて行う「ジャンプスタート体験」では、実際の乗車に近い疑似体験と、ハーレーダビッドソンならではの“エンジンサウンド”を体感できます。また、手書きの技術を間近で見られるピンストライパーの実演販売や、“イベント記念特別プライス”でのハーレーグッズ販売に加え、日本初の完全浮遊型スタチューパフォーマー「アストロノーツ」さんによるショーや、ジャグリングやマジックで皆さまを盛り上げるパフォーマー「デビットラムゼイ」さんが来園し、イベントを盛上げるほか、ハーレーダビッドソンオリジナルデザインのアパレルなどが当たる抽選会を開催いたします。さらに、各日10名様限定の「プレミアムチケット」を購入された方には、園内にご自身自慢のバイクを乗入れ、バイク撮影の経験豊富なプロフォトグラファーによるプレミアム撮影会に参加いただけます。ハーレーオーナーはもちろん!普段バイクに乗らない方も、是非、この機会に東武ワールドスクウェアでハーレーダビッドソンの魅力を体感してください。1 実施日時2024年10月26日(土)10:00~17:0027日(日)10:00~16:00※営業時間は9:00~17:00(最終入園16:00)2 実施内容(1) 園内展示物ゾーンでの実車の展示実車のハーレーダビッドソンを展示し、ハーレーにまたがりまるでバイクで世界旅行しているような記念撮影ができます。展示物ゾーン:(1) 現代日本(2) アメリカ(3) ヨーロッパ(4) エジプト展示台数 :5台園内イメージ1園内イメージ2※画像はイメージです(2) ウェルカムスクウェアでの実車の展示エントランス手前のウェルカムスクウェアにも実車を展示するほか、実物のハーレーにエンジンをかけ、定点による疑似走行体験ができる「ジャンプスタート」を実施します。さらに、26日午前中だけの特別展示として、栃木県警によるハーレーを含む白バイの展示をいたします。場所 :ウェルカムスクウェアハーレー展示台数:5台(ジャンプスタート1台含む)白バイの展示 :10月26日(土)午前中のみ(3) 「ハーレーダビッドソン」オリジナルグッズの販売ハーレーのアパレルやその他のグッズ販売を実施します。さらに、手書きの技術を間近で見られるピンストライパー実演もいたします。※バイクパーツの販売はございません。場所:ウェルカムスクウェア(4) ハーレーグッズなどが当たる!特別抽選会ウェルカムスクウェアで抽選会の実施をいたします。抽選時間には、TV出演や豪華海外客船のメインステージでも活躍している「デビットラムゼイ」さんによるトークとショーで、参加の皆様にお楽しみいただける抽選会となります。東武ワールドスクウェアグッズやハーレーダビッドソン塚原によるハーレーのオリジナルグッズなどをご用意してお待ちしております。場所:ウェルカムスクウェア時間:15:00開始 ※途中参加はできません。提供景品一例(5) パフォーマンスショー1. 浮遊型スタチュー「アストロノーツ」月面着陸をした宇宙飛行士をモデルにしたスタチューとなり、両足が浮く無重力パフォーマンスをします。※スタチューとは、マネキンのように静止した状態や、突然動き出したりをお楽しみいただくパフォーマンスです。実施日:10月26日(土)2. マジカル・バラエティ・エンターティナー「デビットラムゼイ」豪華客船のメインステージを中心に活躍中のパフォーマーによるジャグリングやマジックをお楽しみいただきます。実施日:10月26日(土)・27日(日)デビットラムゼイアストロノーツ(6) プレミアム撮影会付き「World photo touringチケット」の販売購入した方限定の特別プランとして、園内のアメリカゾーンまたはエジプトゾーンに、ご自身のバイクを乗入れて撮影ができるデジタルチケットを販売します。多数のバイク撮影を行っているプロフォトグラファー「三浦孝明」氏による撮影で、プロならではの魅力的な写真をご提供いたします。※乗入れは指定ゾーンのみ、園内全てをバイクで回れるわけではありません。販売料金:12,000円(大人の入園券込み)※1日10台限定(先着順)、デジタルチケットのみの販売です。内容 :入園+プレミアム撮影会※指定時間での参加となりますので、詳細をご確認の上、ご購入下さい。詳細はこちら 三浦孝明氏作品1三浦孝明氏作品2■施設概要名称 : 東武ワールドスクウェア所在地 : 〒321-2593 栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年10月22日満島ひかり、岡田将生共演の『ラストマイル』の副音声上映が決定。監督の塚原あゆ子、脚本の野木亜紀子、プロデューサーの新井順子が製作裏話を語るという。11月のブラックフライデー前夜から発生した連続爆破事件を、人気ドラマ「アンナチュラル」(18)、「MIU404」(20)と世界観を共有するシェアード・ユニバースとして描く本作。公開35日間で観客動員数324万人、興行収入46.3億円を突破するロングヒットを記録している。この度上映が決定した副音声上映は10月4日(金)から10月31日(木)までの期間限定で、スマートフォンアプリ「HELLO! MOVIE」を使用し、映画館で副音声を楽しむことができる。ファン垂涎の製作裏話や撮影秘話が満載で、映画をより深く楽しむことができる内容となっている。詳細は公式サイトや公式SNSで確認を。『ラストマイル』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ラストマイル 2024年8月23日より全国東宝系にて公開©2024「ラストマイル」製作委員会
2024年10月01日Text:斉藤貴志10月スタートのTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活3rd season』で、1st season以来のテーマ曲を担当するMYTH & ROID(ミスアンドロイド)。『Autumn Tour “take my hand”』が渋谷Star loungeでスタートした。東京でのツアー初日は初めてで、ソールドアウト。新曲も初披露されて沸きに沸くステージとなった。開演前、「もう一歩前へお詰めください」とのアナウンスが繰り返される。オールスタンディングのフロアはギッシリ超満員。ギターを携えたTom-H@ck、続いてボーカルのKIHOWが軽く手を上げてステージに現れると、冒頭からシャウトする「L.L.L.」で幕を開けた。前傾姿勢でアクセル全開のKIHOWに、体を振りながらプレイするTom-H@ck。至近距離の観客も「オイ!オイ!」と拳を突き上げて、瞬時に会場いっぱいに熱気がほとばしった。ハイトーンの英語フレーズをノーブレスでたたみ込んでフィニッシュすると、間髪入れずに「Future is Mine」へ。背筋を伸ばしたKIHOWはミックスボイスを駆使しながらメリハリをつけて、パンチの効いたボーカルを聞かせる。間奏ではTom-H@ckが華麗な速弾きを披露。我が道を進む強い意志が描かれたアッパーチューンに、感情の波動が見えるようだった。きらびやかな電子音に乗せた英語の台詞から繋げられた「ACHE in PULSE」は、重低音の響きにゾクゾク。サビ前にKIHOWが「跳んでー!」と叫び、自らも跳ねながら歌うと、観客も拳を振ってジャンプ。「エオ、エオ、エオ、エ」の大合唱も盛り上がって、KIHOWは両手を上げてガンガン迫り、最後は大きな拍手が起きた。「私たちについてきてください!」とひと言入れて、定番曲に連作のコンセプトミニアルバム『AZUL』、『VERDE』からの楽曲も織り交ぜていく。ストーリーの中に組み込まれていたナンバーが、また別の色合いを帯びていた。MCでは「take my hand(私の手を取って)」というツアータイトルに込められた思いが、KIHOWから語られた。「前回のツアーで“私のことを信じてほしい”という気持ちを、Myrror(ファン)のみんなに対して強く抱くようになって。デビューしたときから、そういった思いは持っていましたけど、今思うと祈りに近いもの。今の気持ちは“本当に私に委ねてよ。身を任せたらいいところに行ける”。そんな気概を証明するためにつけたタイトルです」そして、体調不良で2カ月ほど療養していたTom-H@ckに「復帰おめでとうございます」と振る。「8キロくらい痩せました」と言いながら、「ツアーはたくさん楽しんでほしいと思って、気合いを入れて来ました」と、すっかり本調子のようだった。押せ押せでアゲていた中で、「私たちの唯一の良心(笑)。いったん落ち着いていただけたら」とソフトなタッチの曲のブロックに。さらに「次は懐かしい曲を2曲続けてお届けします。どちらもライブで初披露です」と引きつける。浮遊感のあるイントロからの「雪を聴く夜」は、2017年発売の1stアルバム『eYe’s』の収録曲。ノスタルジーと神秘感が交錯するミディアムバラードを、KIHOWは1点を見つめるようにして朗々と歌い上げた。続けてアカペラから歌い出した「the first ending」は、2015年発売の1stシングル「L.L.L.」のカップリング。スローナンバーに切ない情感がこもって、観客たちが聴き入っていた。そして、ステージは後半へ。「今回のツアーに来てくださった皆さんは、次のブロックでやる曲を特に楽しみにしてくださっているかと思います」と、2016年に放送されたアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』のタイアップ曲を3連発。「Paradisus-Paradoxum」は激しいドラミングに乗ったKIHOWが、スタンドマイクに片手を乗せたり、拳を突き上げたり、両手を下ろしたりしながら、毅然と歌っていく。起伏のある楽曲にファルセットを響かせて加速。Tom-H@ckも体の横に構えたギターを激しくかき鳴らし、駆け抜けていった。「theater D」はズシリと重みのあるサウンドに、どこか不穏なメロディ。クールな表情でシャープなボーカルが突き刺さる。フロアは「オイ!オイ!」とより大きなコールで盛り上がりながら、まさに異世界感が醸し出される。ユニットの代表曲にもなった「STYX HELIX」では、ピアノの旋律から幻想感がより高まる。繊細でスタイリッシュな音楽の流れに身を任せると、心地良いような翻弄されているような。悲しみとも希望ともつかずに胸が震えるのは、「感情の最果て」を掲げるMYTH & ROIDが意図するところなのだろうか。10月から始まる『Re:ゼロ』の3rd seasonでは、MYTH & ROIDがエンディングテーマを担当する。タイトルは「NOX LUX」。MCでKIHOWが語り出した。「相反する光と闇、折り重なる絆を歌った楽曲です。過去のMYTH & ROIDの『Re:ゼロ』の楽曲と親和性が保たれるように、そして、新たな私たちを見せられるように作りました」1st seasonの曲たちは、KIHOWの加入前に発表されたものだった。「とても愛おしく思っていて、大切に歌い続けてきました。「NOX LUX」が完成したら、他の『Re:ゼロ』の楽曲の音が変わって聞こえるようになったんです。ずっと抱き締めていた相手の顔が初めて見えたような感覚。そんな経験をして、「NOX LUX」には今まで私の中だけで起きていた闘いも滲んでいるかと思います。Myrrorのみんなも含め、私たちを新しい扉の前に連れていってくれる楽曲。そんな未来を見逃さないように、ついてきてくださいね」拍手を受けて初披露された「NOX LUX」は、流れるようなピアノをフィーチャーした速いテンポで、エモーショナルなメロディ。終始ハイトーンで疾走して、聴いているだけで鼓動が高鳴っていく。凛々しいボーカルに唸るギターソロも入って、力強さも垣間見せた。お立ち台に上がったKIHOWが「Myrror、行ける?」と煽ると、ステージはさらに攻撃的に展開していく。フロアに向かって前のめるKIHOWに、Tom-H@ckがターンをしながらギターを弾いたりと、互いに勢いをつけ合うよう。激しいサウンドの渦の中で、意識が飛ぶほどの高揚感を味わえた。「ラスト2曲!声出せる?」と煽ると、恒例の「We’re shouting」「Oh Yeah、Oh Yeah、Oh Yeah」のコール&レスポンスを繰り返す。「行けるんですか?」「もう1回!」と煽るKIHOWは、いつものライブ以上にエキサイトしているように見えた。そのまま「TIT FOR TAT」になだれ込むと、会場は最高潮にヒートアップ。曲に入っても、お立ち台で腕を掲げて煽り続けるKIHOWに、観客も「オイ!オイ!」と応えていく。Tom-H@ckはネックを抱きかかえるようにしてギターを弾く。「Oh Yeah、Oh Yeah、Oh Yeah」が何度も会場に響いた。ラストの「JINGO JUNGLE」では、冒頭の呪文めいた「AH RA LA OH LA」から大合唱になった。しなやかに体を揺らしながら最後まで攻めまくるKIHOWに、観客も拳を上げて一斉にジャンプし、フロアが揺れた。比喩でなく、本当に一瞬地震かと思うような揺れが起きた。KIHOWも頭を振りながらジャンプ。ゴシックロック調のナンバーに熱気がさらに渦巻く。「oh-oh-oh」のコールも随所に入り、ステージもフロアも相乗効果でレッドゾーンまで振り切って、フィナーレとなった。Tom-H@ckが「これからもMYTH & ROIDは大きい舞台に行こうと思います。最後までついてきてください」と、KIHOWの最初のMCと同じ挨拶で締めてステージを去ったあと、会場のスクリーンでは「NOX LUX」のロングサイズMVを限定公開。そして横浜1000CLUBでの追加公演も発表された。神曲を揃えて全国を回るMYTH & ROID。『Re:ゼロ』と共に、さらなる高みへ駆け上がっていきそうだ。<公演情報>『MYTH & ROID One Man Live 2024 Autumn Tour “take my hand”』9月8日(日) 東京・渋谷Star lounge<次回ツアースケジュール>『MYTH & ROID One Man Live 2024 Autumn Tour “take my hand”』10月5日(土) 栃木・HEAVEN’S ROCK宇都宮 VJ-210月12日(土) 宮城・仙台MACANA10月19日(土) 茨城・水戸LIGHT GOUSE10月26日(土) 愛知・ElectricLadyLand11月2日(土) 大阪・OSAKA MUSE【追加公演】11月30日(土) 神奈川・1000CLUB【チケット情報】前売:6,500円(税込)前売(11月30日 神奈川公演のみ):8,000円(税込)※オールスタンディング / 整理番号あり※ドリンク代別途必要チケット一般発売中()ツアー特設サイト:<リリース情報>デジタル・シングル「NOX LUX」10月10日(木) 0:00配信リリース※TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season』EDテーマMYTH & ROID公式サイト:
2024年09月20日坂元裕二脚本、塚原あゆ子監督による『1ST KISSファーストキス』の製作が決定。松たか子と松村北斗(SixTONES)が初共演する。結婚して15年目、事故で夫が死んだ。夫とは長く倦怠期で、不仲なままだった。残された妻は第二の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルする術を手に入れる。戻った過去には、彼女と出会う直前の夫の姿があった。若き日の夫を見て、愛を再確認した妻は、夫の15年後の事故死を回避しようとするが…。松たか子が主人公の妻・カンナを、松村北斗が若き日の夫を演じる。坂元裕二は「Mother」「Woman」「カルテット」など数々の名作ドラマを手掛けてきた脚本家。今作は『怪物』でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞して以来の最新オリジナル劇場映画となる。監督は『コーヒーが冷めないうちに』で映画監督デビューし、『わたしの幸せな結婚』で大ヒットを記録した塚原あゆ子が務める。この度ティザー映像も解禁。「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」など坂元作品に出演経験がある松と、注目を集める若手俳優である松村、初共演となる2人の掛け合いに期待が高まる。「夫婦とは?」「家族とは?」「愛する人と歩む人生とは?」人生で誰もが直面する、答えのない深くてシンプルな疑問。それらの意味を問いかける心揺さぶるオリジナルのラブストーリーとなっている。【硯カンナ役・松たか子 コメント】坂元さんの脚本に出会うのは4回目ですが、映画は初めてで、坂元さんの、(やっぱりこれを言いたいな)という思いに少しだけ気付くことができたような気がします。パワフルだけど細やかな塚原監督とは初めてのお仕事でした。現場では常に支えて導いていただきました。松村北斗さんともはじめましてでしたが、揺れているようで、最後の最後は、場面のなかに「えいっ!」と飛び込むことのできる勇敢な人だなぁと思いました。彼のおかげでカンナとして居ることができました。感謝しています。そして、あんな人やこんな人も...。魅力的なキャスト・スタッフと過ごせて、要するにカンナは、私は、とっても幸せ者だったということです。是非、公開を楽しみにお待ちください。【硯駈役・松村北斗 コメント】坂元裕二さんの作品や書籍にどれほど影響を受けてきたのか分かりません。そんな坂元さんの脚本で塚原あゆ子さんが監督をされる作品に参加できることは人生の誇りです。あまりに素敵すぎる作品に怖気付きながらも、坂元さん作品の常連である松たか子さんのサポートのおかげで毎日ヘトヘトになるまで作品と向き合うことが出来ました。いつ見ても、いつ思い出しても素晴らしい素敵な物語です。公開を楽しみにしていてください。【坂元裕二(脚本)コメント】一生の思い出になる映画を作りましょうと話し合って、はじまった作品です。お互いにちょっと飽きてしまった中年夫婦。その妻が時を越えて、若い頃の夫に恋をする物語です。それって浮気?それとも夫婦愛?夫婦のお話なのにタイトルがファーストキスってどういうこと?そんな矛盾した感情にどきどきしながら観ていただけたらなと思って脚本を書きました。最高のキャストとお仕事出来る喜びと、塚原監督の無尽蔵のエネルギーとアイデアに出会って、自分自身完成した映画を観る日が楽しみで仕方ありません。今恋の真っ最中って人、恋は憧れって人、そんなこともあったねと遠い目になるって人にも、笑顔いっぱいで楽しんでいただける映画になると思います。どうか期待のハードルを最大まで上げてお待ちください!【塚原あゆ子(監督)コメント】出会って、恋愛し、結婚して、家族になって。重ねていく時間には何が存在するのでしょう。いつか1人になった時、空いたソファーの半分に何が出来るのでしょうか。全ての人に深く刺さる、壮大で素晴らしい台本です。坂元裕二さんの優しい世界に生き生きと存在する松たか子さんと松村北斗さんを、どうぞ、お楽しみに。『1ST KISSファーストキス』は2025年2月7日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年08月12日石原さとみ主演の「Destiny」が6月4日放送回でフィナーレを迎えた。安藤政信が演じた貴志に「黒幕だと思ってましたごめんなさい」「疑ってごめんね」など視聴者から謝罪の声が続出。ラストシーンの奏の表情にも多くの反応が寄せられている。“20年の時をかけるサスペンス×ラブストーリー”が繰り広げられてきた本作。父を死に追いやった20年前の汚職事件の真相に迫ろうとする西村奏に石原さん。ガンを患っている奏のかつての恋人・野木真樹に亀梨和也。自宅に放火され入院していたが意識を取り戻した真樹の父・野木浩一郎に仲村トオル。奏の元婚約者で真樹の主治医でもある奥田貴志に安藤政信。奏、真樹らとは大学時代からの友人で今は弁護士の梅田祐希に矢本悠馬。奏、真樹らの友人で今は祐希の妻となった森知美に宮澤エマ。奏の行動を議員秘書に報告していた横浜地方検察庁中央支部事務官・加地卓也に曽田陵介。奏、加地らの上司、大畑節子に高畑淳子といったキャストが出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。野木邸放火の真犯人は東元総理の秘書・秋葉洋二(川島潤哉)だった…!「教えてください、真実を」と、意識を取り戻した浩一郎に20年前の環境エネルギー汚職と野木邸放火事件の繋がりを問い質す奏。浩一郎の口から語られたのは、元総理・東忠男(伊武雅刀)が息子の東正太郎議員(馬場徹)を無罪にするため、捏造したメールを検察につかませ、それを浩一郎に追及させ無罪を勝ち取ったというものだった。浩一郎は判決後に自分が忠男に踊らされていたことを知るがその後、奏の父・辻英介(佐々木蔵之介)の死を知ることになる…。そして奏と浩一郎が接触した頃、秋葉が再び浩一郎のもとに現れ、さらに秋葉は加地を使って奏の行動を監視していた…。秋葉が逮捕され奏は彼を取り調べる。秋葉が使っていたガラケーが証拠となって忠男も逮捕され、英介の名誉も回復される。一方、真樹の手術は無事終了。前回「僕はあなたを生かすことも殺すこともできる」と口にしていた貴志だったが、感謝する奏に「医師としての務めを果たしただけ」と言葉を送り、彼女のもとから去っていく。視聴者からは「貴志、ほんまのほんまにただただ良いやつだった…」「絶対なんかあると思ったけどそんなことなかった疑ってごめんね」などの投稿が。演じたのが安藤さんだったこともあり「結構ずっと安藤政信が黒幕だと思ってましたごめんなさい」「安藤政信がただの不憫な婚約者で終わっていいのか??」などといった声も多数寄せられる。そして終盤、真樹に「さよなら」といったんは別れを告げ歩き出した奏。“振り向いてはいけない…”と自らに言い聞かせる奏だが、我慢できずに振り向くと真樹もまた振り向いて奏を見つめていた…。ラストシーンの振り向いた奏の表情にも「最後の石原さとみちゃんの笑顔綺麗で可愛すぎ」「振り返った石原さとみの顔が美しすぎるだろぉぉぉ!」といった感想が送られていた。(笠緒)
2024年06月05日石原さとみ主演の「Destiny」第8話が5月28日放送。再び治療を受けるため貴志と対峙する真樹…その際貴志が真樹に対し放った“言葉”に「医者としてかなり怖いこと言う」「ちょっと怖いな」などの声が上がっている。石原さんが3年ぶりに連続ドラマ復帰を果たした本作は、「Dr.コトー診療所」の吉田紀子が脚本を手がける“20年の時をかけるサスペンス×ラブストーリー”。キャストは検事となって真樹の取り調べを担当する西村奏に石原さん。実家に火を放ったとして身柄を拘束されたが実は祐希をかばっていた野木真樹に亀梨和也。野木邸で火災が発生したあと現場から走り去る姿がドライブレコーダーに記録されていた梅田祐希に矢本悠馬。奏、真樹らとは大学時代からの友人である祐希の妻・森知美に宮澤エマ。かつて奏の父を自死に追い込み、現在は火災で意識を失っている真樹の父・野木浩一郎に仲村トオル。奏の真樹への想いを知る別れを決めた婚約者の奥田貴志に安藤政信。奏の行動を監視していた横浜地方検察庁中央支部事務官・加地卓也に曽田陵介。奏の上司で横浜地方検察庁中央支部の支部長・大畑節子に高畑淳子といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。真樹が祐希をかばって逮捕されたことが判明。祐希は奏に浩一郎から仕事を紹介してもらえることになったが、その後連絡がなく焦って自宅に押しかけるも「来客中」と言われてしまう。その後、野木邸から火の手が上がってるのを発見したという。実は祐希が野木邸を訪ねた際、邸内には先に浩一郎を訪ねていた真樹がいた。奏の父・辻英介(佐々木蔵之介)の死について「これ以上この件には首を突っ込むな」と真樹に告げる浩一郎の姿に、「野木浩一郎は実は真樹を守ろうとしてるの?」「真樹パパは悪い人じゃなくてこの件に関わると危険だから遠ざけたかった?」「きっと危険な件なんだろなぁ 親として息子に関わって欲しくなかったのかな」などといった声が上がる。その後真樹は釈放されることに。奏から病院で治療を受けるよう言われた真樹は貴志のもとへ。「すぐに手術したほうがいい」と話す貴志に対し、彼の婚約者である奏と共に逃げた自分をなぜ救おうとするのか?と問いかける真樹。医師として治療を優先する、手術する場合自分が執刀すると語る貴志に、真樹は「あなたに命を預けるってことか」と返す。すると貴志は「僕はあなたを生かすことも殺すこともできる」と口にする…。婚約者を“奪った”相手に対し医師としての使命を優先すると話す貴志に「先生プロすぎるよ…泣いちゃう…」「貴志…ホントにガチの良い人なのかな…」といった声が上がる一方、「医者としてかなり怖いこと言う貴志」「僕が命を預かるってちょっと怖いなww」といったコメントも送られている。【最終回あらすじ】ニュースを見ていた奏は英介が自死に追い込まれた20年前の「環境エネルギー汚職事件」で無罪となった東正太郎(馬場徹)が民事党総裁となったことを知るが、彼の後ろに野木邸放火事件の現場で目撃され、宅配業者の置き配証明写真に写り込んでいた人物がいることを発見。その男が正太郎の父・東元総理の秘書・秋葉洋二(川島潤哉)だと確認した奏は浩一郎の元へ。そして浩一郎はとうとう重い口を開く…。「Destiny」は毎週火曜21時からテレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2024年05月29日アニメ作家、塚原重義が原作・脚本・監督を務める劇場長編アニメーション『クラユカバ』が、第27回ファンタジア国際映画祭にて、長編アニメーション部門の観客賞・金賞を受賞した。探偵業を営む荘太郎に舞い込んだのは、自身の暮らす扇町を騒がす奇怪な集団失踪事件の解明。目撃者はいない。目的も分からない。しかし、被害者に共通したのは現場に残された“不気味な轍”…手がかりを求めて訪れたのは、奈落に巣食う地下迷宮“クラガリ”。そこに、現れた銀髪の少女との出会いをキッカケに事態は大きく動き出す。2018年・2020年にかけて実施した2回のクラウドファンディング企画にて累計1,570万364円の支援を集めた本作は、探偵業を営む荘太郎が、町で起こる奇怪な“集団失踪事件”の解明に挑む姿が描かれた痛快探偵活劇。荘太郎を演じるのは令和4年度花形演芸大賞・大賞を受賞し、“最もチケットが取れない講談師”と言われる六代目神田伯山。監督を務めた塚原重義は、2002年頃よりアニメーションの自主制作を始め、近年はオリジナルの短編作品を発表しつつ、「SEKAI NO OWARI」ライブのステージデザイン協力など、映像以外の世界観構築も手掛けている。本作が初の長編アニメーション監督作品となり、事件の真相はもちろん、塚原監督が作り出すノスタルジーを感じるフィルムも必見だ。ファンタジア国際映画祭はカナダ・モントリオールで1996年から開催されている北米最大のジャンル映画祭。ジャンル映画の中でも特にアジア映画に強みを発揮しており、なかでもアニメーション部門は、日本の名監督であった、故・今敏の名前から由来してグランプリが今敏賞と名付けられていることでも知られている。なお本年の長編アニメーション部門には『THE FIRST SLAM DUNK』(原作・監督・脚本:井上雄彦)、『SAND LAND』(原作:鳥山明)など、日本でも話題を集めた作品が選出されている。観客賞は、映画祭参加者からの投票により決定される賞で、本作は映画祭開催中2回の上映が行われ、各回ともに満席となっていた。上映後に行われた塚原監督登壇のトークセッションでは、観客から多くの歓声が上がった。<塚原重義監督コメント>本作がワールドプレミアの場でこのような素晴らしい賞をいただけたこと、そして何より文化圏の異なる地の方々に楽しんでいただけたことが大変光栄です。これを今後の糧としていきたいです。本作は現在、国内上映に向けて進行中。今後の展開にも注目だ。(シネマカフェ編集部)
2023年08月16日『井筒』観世 喜之・『船橋』観世 喜正・『文荷』野村 萬斎・『松風』桑田 貴志深川能舞台『桑田貴志 能まつり「松風」』が2023年6月17日 (土)に二十五世観世左近記念観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 銀座で、能を鑑賞桑田貴志 能まつり第十三回は能楽屈指の人気曲「松風」【番組】仕舞『井筒』/観世 喜之、『船橋』/観世 喜正狂言『文荷』/野村 萬斎能『松風』/桑田 貴志「熊野、松風に米の飯」と言われるほど「松風」は屈指の人気曲。何度見てもおもしろい、能「熊野」「松風」をどんなお惣菜にも合い、飽きが来ないコメに例えた言葉です。在原行平と須磨の浦で出会った、松風との悲恋の物語。1200年続くラブストーリーに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。前半、旅の僧の前に若い海女の姉妹が現れ、汐を汲む所作を見せます。この段落は後に歌舞伎や日本舞踊の「汐汲(しおくみ)」など様々な芸能に取り入れられるほど、よく出来た名場面です。能の中程、旅の僧に在原行平との恋を語るうちに松風は恋慕の念が押し寄せてきます。行平の形見の烏帽子と舞装束を取り出して情感的に抱きしめたかと思うと、やがてそれを身にまとって狂おしく舞います。この舞が後半の見せ場です。男性の衣装を着て舞うということは男装の舞です。日本の芸能には、白拍子舞など男装の舞というジャンルはたくさんあります。現代でも宝塚歌劇団にそのスタイルは受け継がれています。男性である桑田が女性の松風を演じる。そしてその松風は男装の舞を舞う。この二重の変身によって作り出される艶やかな雰囲気が、この能の最大の見せ場です。仕舞は、観世喜之師の「井筒」と観世喜正師の「船橋」です。どちらも恋物語を描いた舞です。「井筒」は在原業平を思う紀有常の娘の懐旧の舞で、幼馴染が結ばれる純愛物語です。「船橋」は、親に反対されたことによって非業の死を遂げた男女の情熱的な舞。能版「ロミオとジュリエット」です。狂言は当代を代表する人気狂言師の野村萬斎師が「文荷」を演じて下さいます。「文荷」は恋文(ラブレター)を巡るやり取りが見せ場です。萬斎師は能楽堂以外にもTVドラマや映画などでも大活躍していることで知られます。活動の数々で培った経験から萬斎師は現代的な視点をもつ狂言師と言われ、比類なきものとして高い評価を得ています。無上の狂言「文荷」を、存分にお楽しみください。桑田貴志プロフィール観世流能楽師シテ方桑田貴志1971年生。観世喜之に師事。(公社) 能楽協会会員。重要無形文化財総合認定保持者。観世九皐会、緑泉会をはじめ、多くの舞台に出演し、新作、海外公演にも多数携わる。「道成寺」・「望月」・「安宅」を披く。下町・深川に「深川能舞台」を構え、江戸三大祭の一つである「深川八幡祭り」にて「能奉納」を行うなど、演能活動、能楽普及活動に努める。2010年より自主公演「能まつり」を主催。謡曲仕舞教室「茉莉会」主宰。能楽入門講座「能楽サロン」主宰。明治大学能楽研究部師範。シンガポールの演劇学校「Intercultural Theatre Institute」能楽講師公式ホームページ 深川能舞台チャンネル 「松風」見どころ紹介 - YouTube公演概要深川能舞台『桑田貴志 能まつり「松風」』公演期間:2023年6月17日 (土)会場:二十五世観世左近記念観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)■出演者桑田貴志観世喜之観世喜正野村萬斎■公演スケジュールご挨拶 14:00仕舞14:10狂言14:25休憩14:50能15:05※開場は、開演の60分前です。■チケット料金S席(正面):7,500円、A席(脇正面・一部中正面):6,500円自由席(中正面):5,500円、学生席(中正面):3,000円(全席指定・税込)※学生席は26歳未満・要学生証、未就学児入場不可<カンフェティ限定>1, 000円割引!S席 7,500円 → カンフェティS席 6,500円!(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月30日※やや怖い話なので、苦手な方はご注意ください■前回のあらすじ結婚しても貴志の嫉妬は落ち着くどころか、ちょっと異常なのではないかと思うことが増えてきて…ある日のこと…私は久しぶりにデパートに買い物に出かけたのですが、うっかりスマホを家に忘れていたのです 優しかった貴志はキレやすい性格を隠していたのでしょうか……次の日、うちに遊びにきた友人にスマホを見せました 私は怯えながら、貴志の帰りを待ちました… 機嫌がよかった貴志は、昼間の話をした瞬間豹変しました…。その後も2時間以上責め立てられて、私はもう疲れきってしまいました…次回…家の中で事件が…原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ もづこ
2020年09月08日※やや怖い話なので、苦手な方はご注意ください貴志と出会ったのは私が働いていた病院でした貴志は心配しすぎだなぁ…と思っていたある日のこと結婚しても貴志の嫉妬は落ち着くどころか、ちょっと異常なのではないかと思うことが増えてきました… 結婚前になぜ気づかなかったんだろうと今は思いますが…あの頃の私は結婚することに浮かれていました…次回…ついに貴志の存在が恐怖に変わる瞬間が…!原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ もづこ
2020年09月07日大森南朋主演で韓国で大ヒットしたドラマを日本を舞台にリメイクした骨太法医学サスペンス「サインー柚木貴志の事件ー」が7月11日から放送開始。飯豊まりえ、高杉真宙、横山涼ら“特撮出身”俳優が多数共演していることにネットで大きな反響が巻き起こっている。韓国で2011年に放送され大ヒットしたドラマ「サイン」の日本版となる本作。“死因不明社会”と言われる日本の現状を打破すべく設立された「日本法医学研究院」の解剖医で、権力に屈することなく真実と正義を追求する愚直なまでに真っ直ぐな法医学者・柚木貴志を大森さんが演じる。「日本法医学研究院」の新人解剖医で柚木に“弟子入り”を志願する中園景に飯豊まりえ、女性初の捜査一課長を目指す野心家の警視庁捜査一課管理官・和泉千聖に松雪泰子、千聖の部下で生意気だがなぜか憎めない性格の刑事・高橋紀理人に高杉真宙、「日本法医学研究院」院長の座を狙い権力側に寄り添う危険な法医学教授・伊達明義に仲村トオル、「日本法医学研究院」の院長で柚木の恩人でもある兵藤邦昭に西田敏行といった配役。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は国民的人気歌手・北見永士(横山さん)がライブ会場の控室で死亡、日本法医学研究院に遺体が搬送され兵藤の指名で柚木が解剖することになる。しかし解剖直前、伊達が突然現れ警察庁の依頼を受けたという理由で自分が北見を解剖することになったと告げる。その決定に納得いかない柚木は北見の遺体を保管庫から盗み出し、景を巻き込んで無許可で解剖を開始。死因を窒息死、しかも「100%他殺」と断言する。だがそこに北見のスタイリストが自首したとの一報が。しかもスタイリストは毒殺だと自供し、伊達も微量な青酸カリが検出されたことを根拠に毒物が死因だと発表。さらに伊達は兵藤を日本法医学研究院から追い出し自らが院長の座に。柚木は研究院を追われ医大に異動させられてしまう…という物語だった。飯豊さんが「獣電戦隊キョウリュウジャー」に、高杉さんが「仮面ライダー鎧武」に出演しているだけでなく、殺害された北見役の横山さんも「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」に出演していることもあり特撮ファンからの反応が多数。「いきなり咲也(パトレン2号)が死んで、セラ(ジュウオウシャーク)が第一発見者で、光実(仮面ライダー龍玄)が捜査一課の刑事、弥生(キョウリュウバイオレット)が新人解剖医ということにザワつくニチアサ民…さすがテレ朝」「殺された役の人が見覚えのあるなあと思ったらパトレン2号の人だった」「ネタとしてしか考えらえない特撮脳が刺激されまくり」「1話、特撮ヒーローてんこ盛り」などといった声が多数投稿されている。「サインー柚木貴志の事件ー」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2019年07月12日2018年9月3日、日本体操協会の塚原光男副会長と妻の千恵子女子本部長が、『週刊文春』(文藝春秋社)に掲載された自身の記事が不適切として、東京地裁に「掲載禁止の仮処分命令の申し立て」を行ったことが話題になりました。このような出版物の掲載禁止要求は極めて異例で、対応が注目されましたが、東京地裁は5日に「差し止めの要件を充足しない」として却下しています。犯罪行為や不貞など、掲載された内容が真実ならば致し方ない部分もありますが、事実と異なる場合はやはり掲載を差し止めたいもの。そのようなことは可能なのか。また、過去に事例はあるのか。パロス法律事務所の櫻町直樹弁護士に見解をお伺いしました。 ■差し止めは可能なのか?櫻町弁護士:「名誉毀損にあたる記事が公表されそうなときに、これを一般の目に触れないようにするための法的手段としては、今回のような「出版物(週刊誌等)への記事掲載差し止め」という形のほか、出版(製本)差し止め、頒布(販売、配布)差し止めといった形があります。このような「事前の」差し止めが認められるかについてのリーディングケースとしては、最高裁昭和61年6月11日判決(民集40巻4号872頁)があります。この最高裁昭和61年判決は、「人の品性、徳行、名声、信用等の人格的価値について社会から受ける客観的評価である名誉を違法に侵害された者は、損害賠償(民法七一〇条)又は名誉回復のための処分(同法七二三条)を求めることができるほか、人格権としての名誉権に基づき、加害者に対し、現に行われている侵害行為を排除し、又は将来生ずべき侵害を予防するため、侵害行為の差し止めを求めることができるものと解するのが相当」として、「人格権としての名誉権に基づく差止請求」を肯定しました(なお、この裁判自体は、差し止めの可否が直接的に争われたものではなく、雑誌出版差止めを裁判所が認めたことは違法だとして、雑誌の発行会社が国などに対して損害賠償を求めたものです)。ただし、こうした事前差し止めは、表現が一般に伝わる前に制限してしまうものであり、「表現の自由」(憲法21条)に対する重大な制約であることから、差し止めが認められるべきかどうかについては、慎重に判断しなければならないとされています。 ■裁判所の判断は…櫻町弁護士:「この点について上記最高裁昭和61年判決は、「表現行為に対する事前抑制は、新聞、雑誌その他の出版物や放送等の表現物がその自由市場に出る前に抑止してその内容を読者ないし聴視者の側に到達させる途を閉ざし又はその到達を遅らせてその意義を失わせ、公の批判の機会を減少させるものであり、また、事前抑制たることの性質上、予測に基づくものとならざるをえないこと等から事後制裁の場合よりも広汎にわたり易く、濫用の虞があるうえ、実際上の抑止的効果が事後制裁の場合より大きいと考えられるのであつて、表現行為に対する事前抑制は、表現の自由を保障し検閲を禁止する憲法二一条の趣旨に照らし、厳格かつ明確な要件のもとにおいてのみ許容されうる」として、「厳格かつ明確な要件」を満たす場合にのみ、差止請求が認められるとしました。そして、その「厳格かつ明確な要件」について、具体的には「表現内容が真実でなく、又はそれが専ら公益を図る目的のものでないことが明白であつて、かつ、被害者が重大にして著しく回復困難な損害を被る虞があるときは、当該表現行為はその価値が被害者の名誉に劣後することが明らかであるうえ、有効適切な救済方法としての差し止めの必要性も肯定されるから、かかる実体的要件を具備するときに限つて、例外的に事前差し止めが許されるものというべき」としています。今回、文春オンラインの記事によれば、「塚原氏側の代理人弁護士から東京地裁に「掲載禁止の仮処分命令の申し立て」、事実上の出版の事前差し止め請求がなされた。」とありますが、名誉権に基づく差止請求であったのかどうかは不明です(ただし、当該記事が、塚原氏らのパワーハラスメント等について取り上げたものであったとすれば、記事の内容が名誉毀損にあたるとして、名誉権に基づく差止請求として申し立てたものと推測されます)。東京地裁は、この仮処分申請を「差し止めの要件を充足しない」として却下したということですから、差止めが認められる要件を充足していなかったため、裁判所は塚原氏らの差止請求を認めなかったということになりますが、東京地裁が、最高裁昭和61年判決の示した厳格かつ明確な要件、すなわち、「表現内容が真実でなく、又はそれが専ら公益を図る目的のものでないことが明白であつて、かつ、被害者が重大にして著しく回復困難な損害を被る虞があるとき」という要件を用いたとすれば、この要件をクリアするハードルは非常に高いといえます。仮処分の申立てが認められるかどうかも重要ですが、申立てをすること(そして、それを公表すること)によって文春側を牽制するという意図もあったのかもしれませんね」 ■書いたもの勝ちにはならない「表現の自由」に配慮し慎重に判断する必要はあるものの、「厳格かつ明確な要件」を満たしている場合には、出版物の差し止めが認められることもあるようです。「書いたもの勝ち」にならない法律も、しっかりと用意されているのですね。*取材協力弁護士:櫻町直樹(パロス法律事務所。弁護士として仕事をしていく上でのモットーとしているのは、英国の経済学者アルフレッド・マーシャルが語った、「冷静な思考力(頭脳)を持ち、しかし温かい心を兼ね備えて(cool heads but warm hearts)」です。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)塚原夫妻が『週刊文春』に「掲載差し止め」を要求するも却下認められたことはあるの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。塚原夫妻が『週刊文春』に「掲載差し止め」を要求するも却下認められたことはあるの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年10月09日実写版『鋼の錬金術師』も待機する女優の夏菜が、「AbemaTV」と朝日放送による初の共同制作ドラマ「ハケンのキャバ嬢・彩華」で5年振りの連続ドラマ主演!女優人生史上最もセクシーな衣装に身を包み、10年ぶりのキャバ嬢役に挑む。本作は、主人公の御倉花が、昼間のひぐらし信用金庫の融資室受付という、冴えないOLから一転、夜になると源氏名・一条彩華となり、お客やホステスのトラブルを解決する“伝説のキャバ嬢”としてクラブ「セ・ラ・ヴィ」を舞台に大活躍する物語。一条彩華/御倉花役を夏菜さんが務め、花に好意(?)を持っているひぐらし信用金庫の同僚・志田亮介役には朝ドラ「とと姉ちゃん」や映画『一週間フレンズ。』の上杉柊平、クラブ「セ・ラ・ヴィ」の黒服・塚原貴志役にドラマ「俺の空~刑事編~」「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」の庄野崎謙、謎の易者役にはお笑い芸人のほんこん、彩華の正体を知る唯一の人物であり、クラブ「セ・ラ・ヴィ」の店長・城金貴輪役に“クセの強い悪役”を数々演じてきた木下ほうかなど、個性豊かなキャスト陣が集結、夜の街に蔓延る悪を成敗していく。今回、夏菜さんは、女優人生史上いまだかつて着たことがないというほどの、大胆に胸元と背中が大きく開いたセクシー衣装に身を包み、キャバクラ嬢役を熱演。キャバクラ嬢役は「10年前くらいに一度演じたことがあるんですが、今回演じてみて、すごく楽しいです」と夏菜さん。「いままではちょっとドジな役柄を演じることが多かったので、新たな一面を見ていただけるのではないかと思っています」と語る。また、キャバ嬢役を演じるにあたり、「姿勢や手先の動きなど“仕草”に気をつけていました。“表情”は苦労した点で、面白さもありつつ、かっこよさも伝えたかったので、そこが一番難しかったかもしれない」と役づくりを明かす。個性派キャストが顔を揃える中、「笑いを堪えるのが日々大変な現場だったのですが、毎回キャバ嬢ならではの“ゲーム”で相手を倒していくので、スカッと気持ちよくなっていただけると思います。特に日々のうっ憤がある人は、くだらなくてすごく面白いので、ぜひ見ていただきたいです」と期待を込めてコメント。本ドラマは、毎週、インターネットテレビ局「AbemaTV」が地上波におよそ1週間先行する形で放送。「AbemaTV」が1週間地上波に先駆けて放送を行うのは、今回が初めての取り組みとなる。「AbemaTV」では地上波では非公開となるシーンも放送するほか、Twitter連携機能によりコメントやドラマシーン動画を切り出した投稿も可能。また、キャストたちが自身のSNS上に撮影秘話や撮影現場のオフショットを投稿する際、ハッシュタグ「#ende」をつけており、「#ende」はドラマ本編で重要なキーワードとして登場するという。AbemaTV×ABC共同制作ドラマ「ハケンのキャバ嬢・彩華」は、10月9日(月・祝)より毎週月曜22時~AbemaTV・AbemaSPECIALにて、10月15日(日)より初回深夜1時30分~、毎週日曜0時40分~(時間変更の場合あり)テレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月19日