俳優の篠原涼子とお笑いタレントのバカリズムがW主演するフジテレビ系金9ドラマ『イップス』(毎週金曜後9:00)第3話(26日放送)のゲストとして塚本高史が出演することが19日、決定した。3年半ぶりとなる同局連続ドラマで、二世議員役に扮(ふん)する。本作は小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)と、事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事・森野徹(バカリズム)という互いにイップスを抱えた2人が、事件を解決していくミステリーコメディー。絶不調なバディが補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていく。塚本が演じる尾花健一郎(おばな・けんいちろう)は、元衆議院議員・尾花総一郎(おばな・そういちろう)の息子。父亡き後は地盤を引き継ぎ、数年前に都議会議員に当選したいわゆる二世議員。爽やかで端正なルックスながら、もっともらしい顔で中身のないことを言ってしまったり、コメントがお花畑過ぎるため世間からは“フラワー健一郎”というニックネームで呼ばれる。SNS上では“アホすぎ二世、親父が天国で泣いてる”などとたたかれてはいるものの、自身は父親のような偉大な政治家を目指している。しかし先代から秘書として尾花家を支えている第一秘書の田所万作(たどころ・まんさく/平田満)からは期待されておらず、健一郎はネクタイの色すら自分では選べない日々を送っていた。そんなある日、田所と言い合いになってしまった健一郎は部屋に飾られていた民芸品のナイフを手に取り、田所を刺殺してしまう。深作欣二監督の映画『バトル・ロワイアル』(2000年)をはじめ、『木更津キャッツアイ』(2002年、TBS系) 、『結婚できない男』シリーズ(2006年ほか、カンテレ・フジテレビ系) などの話題作に多数出演した塚本。近年も『刑事7人』(2023年、テレビ朝日系)、『トリリオンゲーム』(2023年、TBS系)をはじめ、映画では『THE3名様』(2022年)、『TELL ME-hideと見た景色-』(2022年)などとドラマ・映画作品で幅広い役を演じている。なおフジテレビ連続ドラマ作品への出演は『ルパンの娘』(2020年)へのサプライズ出演以来、3年半ぶりとなる。■塚本高史コメント――『イップス』の撮影現場はどうだったか?「撮影にもしっかりと集中しつつ、篠原(涼子)さんとバカリズムさんと和気あいあいとした雰囲気で撮影できました。3人でのシーンも多かったのでいろいろなお話もできて楽しかったです。自分が撮影に入る2話までの現場で、お二人がすごく良い空気感を作ってくれていたんだと感じました。実は篠原さんとはかなり前ですがCM撮影でご一緒したことがあるので、“お久しぶりです!”というところから始まって。バカリズムさんのことも常々すごい方とは思っていたのですが、俳優と芸人さんとしての顔のふり幅を間近で見ることができました」――今回演じた役について。「今回演じたのは“当たり前のことを得意げな顔で話すけど、でもどこか憎めない二世議員”。政治家としては頑張りたいけど、少し天然な部分を出すことを意識していました。テンポのいい掛け合いや、たくさんのせりふも楽しみながら演じることができましたね。今まで自分が演じてきたような犯人像だと、何か特別な過去を抱えていたり、実は裏があるような人物を演じてきたのですが、今回は本当に裏表のないストレートさを出さないといけない。塚本高史(としてのイメージ)を消すことは少し難しかったです。でもその健気な健一郎を全うできたら自分を選んでいただいた意味があると思うので。全力で演じさせていただきました」――撮影を通じて感じた『イップス』の見どころ。「今回の僕の役やストーリーはもちろん、イップスの症状を抱えてしまった人がどう克服していくか、というところはやはり見どころになると思います。ミコと森野が助け合って高め合いながら最後にどう克服するのか、自分自身も視聴者として楽しみにしていきたいです」
2024年04月19日高知県競馬組合は25日、所属する塚本雄大騎手(目迫大輔厩舎所属)がレース中に落馬し、その後亡くなったと公式サイトで発表した。25歳。公式サイトでは「令和6年3月24日(日)[令和5年度第19回高知競馬第1日]第10競走第3コーナーにおいて、4番コスモシーウルフ号が他の馬とは関係なく躓(つまず)き、騎乗する塚本雄大騎手(目迫大輔きゅう舎所属25歳)がバランスを崩し落馬しました」と説明。「直ちに救急車で高知市内の病院に搬送され、治療を行いましたが、同日死亡が確認されました。謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」と記した。
2024年03月25日KADOKAWAは3月14日、俳優の中村倫也さんによる書籍『THE やんごとなき雑炊』を発売します。同書は、料理好きとして知られる人気俳優・中村倫也さんの「初の料理本」。中村さんが「雑炊」を作りながら「雑談」をし、その調理過程からイマジネーションしてショートエッセイを執筆する「雑炊×雑談×俳優」を実現させた雑誌の連載企画「中村倫也のやんごとなき雑炊」を書籍化しました。一般的な「雑炊」の想像をはるかに超えるスペシャルな20の雑炊レシピと、調理中にふいに出てきた中村さんの言葉の数々、その折々に綴ってきたエッセイが楽しめる一冊です。「簡単でおいしい!」に加え、「中村倫也の生き方の工夫や考え方」までも知ることができます。収録している雑炊レシピは、「中国の、田舎町の、怖い先輩雑炊」「あの波に消えた、ビーチボールは。」「泳げ!たまごごい雑炊」など。中村さんは書籍化にあたり、下記のようなコメントを寄せています。「ものづくりをする上で、制約を大切にしている。これは私が定められた枠組みの中で求められる発想力にこそ創造性を感じるタイプだからだ。何でもアリと言われると、逆に物足りない。工夫が必要な環境でこそ「人間」が見えてくる。そんな期待を込めての”雑炊”縛り。なんとも絶妙な枠組みだ。囲いの中で、どんな料理が生み出されるのか。どんな言葉が溢れ出るのか。頭と心だけでなく、舌でも楽しめる書籍。ぜひ手に取っていただければ幸いです」■書誌情報書名:THE やんごとなき雑炊著者:中村倫也監修協力:タカハシユキ定価:1,870円※全国の対象書店、Amazon.co.jp、楽天ブックス、セブンネット、HMV&BOOKS onlineでは、それぞれ購入特典付き(フォルサ)
2024年01月23日最新作『ほかげ』の公開を記念し、塚本晋也監督の長編中編全作品が一挙上映される特集上映が決定した。『鉄男』(89)でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也。製作、監督、脚本、撮影、照明、美術、編集など全てに関与して作りあげる作品は国内、海外で数多くの賞を受賞、長年に渡り自主制作でオリジナリティ溢れる作品を発表し続ける功績を認められ、2019年にはドイツで開催される世界最大の日本映画祭「第19回ニッポン・コネクション」にてニッポン名誉賞、ニューヨークで開催される北米最大の日本映画祭「第13回 Japan Cuts~ジャパン・カッツ!」にて、第8回 CUT AVOVE(カット・アバブ)賞を受賞した。現在、上映中の最新作『ほかげ』は、戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』(14)、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』(18)、本作ではその流れを汲み、戦争を民衆の目線で描き、戦争に近づく現代の世相に問う内容となっている。この度、『ほかげ』の公開を記念して、塚本晋也監督の長編中編16作品を全網羅する特集上映が1月6日(土)~26日(金)に渡り、ユーロスペースで開催される。塚本監督が、「今は少なくなったフィルムによる上映で、生まれた時のままの生の姿で見ていただく映画もたくさん」と語る通り、多くの作品はフィルムで上映される。中でも『鉄男 THE BULLET MAN』は【8Kリマスター2K特別版】の高精細・高解像リマスターによる特別版で劇場初上映となる。鉄の質感・重量感が増し、映像における攻撃性をより強調、没入感・臨場感が増した、新たな体験を提供。劇場の大きなスクリーンで生の塚本映画を体感いただける貴重な機会となる。また、塚本監督は「ものすごくせっかちな性格と、ものすごくのんびりな性格が合わさってこういう作品数になりました。その変遷を見ていただけたら、と思います」と観客へメッセージを寄せた。塚本晋也監督 コメント全文『ほかげ』に至るまで、自分の作品の短編、テレビ用のドラマを除く全ての長編、中編を上映します。今は少なくなったフィルムによる上映で、生まれた時のままの生の姿で見ていただく映画もたくさん。この上映のために新しく素材を作り直した映画、特別に作ってまだ劇場では上映していなかった作品など、力をこめて特集上映します。ものすごくせっかちな性格と、ものすごくのんびりな性格が合わさってこういう作品数になりました。その変遷を見ていただけたら、と思います。上映作品一覧:『電柱小僧の冒険』『電柱小僧の冒険』(87)背中に電柱の生えた少年が近未来で鉄の吸血鬼軍団と戦う、異色ヒーロー・ファンタジー。88年度のぴあフィルムフェスティバルアワードでグランプリを獲得。出演:仙波成明 叶岡伸 タグチトモロヲ 藤原京 塚本晋也上映日:1月6日(土)17:00/1月7日(日)21:00『鉄男』『鉄男』(89)ひとりのサラリーマンが、ある朝目覚めてから急速に鋼鉄化していく。ローマ国際ファンタスティック映画祭’89グランプリ受賞。出演:田口トモロヲ 藤原京 叶岡伸 六平直政 石橋蓮司 塚本晋也上映日:1月8日(月)17:00/1月9日(火)21:00/1月10日(水)17:00『ヒルコ妖怪ハンター』『ヒルコ妖怪ハンター』(90)諸星大二郎原作。シリーズ〈妖怪ハンター〉の中から「黒い探究者」「赤い唇」を映画化。変わり者の考古学者と、彼の甥である中学生の少年が、古墳から蘇った妖怪ヒルコと呪われた土地で対決するホラー冒険少年活劇。出演:沢田研二 工藤正貴 上野めぐみ 竹中直人 室田日出男上映日:1月11日(木)21:00/1月12日(金)17:00/1月13日(土)21:00『鉄男 II BODY HAMMER』『鉄男 II BODY HAMMER』(92)『鉄男』の続編ではない新しいバージョンの鉄男。『鉄男』と『鉄男II』は、世界中に熱狂的に広がり、日本の自主映画が海外へ進出するきっかけとなった。出演:田口トモロヲ 叶岡伸 塚本晋也 金守珍上映日:1月14日(日)17:00/1月15日(月)21:00/1月16日(火)17:00『東京フィスト』『東京フィスト』(95)保険会社のセールスマン義春は、かつての友人拓司と再会する。義春の恋人ひずるは、ボクサーの拓司に急接近し、血と汗のバトルトライアングルが始まる。サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン東京グランプリ受賞。出演:塚本晋也 藤井かほり 塚本耕司 輪島功一 竹中直人上映日:1月17日(水)21:00/1月18日(木)17:00/1月19日(金)21:00『バレット・バレエ』『バレット・バレエ』(98)拳銃自殺で恋人をなくした合田は、不良グループの千里と出会う。死に傾斜する千里に不思議なシンパシーを感じながら、青白い戦争の渦に入っていく。塚本作品がヴェネチア映画祭に招かれた最初の作品。出演:塚本晋也 真野きりな 中村達也 井筒和幸 鈴木京香 井川比佐志上映日:1月20日(土)17:00/1月21日(日)21:00/1月22日(月)17:00『双生児』『双生児』(99)江戸川乱歩原作。明治末期。医師の地位も名誉も手にした大雪雄の目の前に、自分と全く同じ顔をした男、捨吉が現れ、雪雄はその存在を脅かされていく。衣装の北村道子など先鋭的なデザインで明治時代をパンキッシュに描く。出演:本木雅弘 りょう 藤村志保 筒井康隆 麿赤兒 浅野忠信上映日:1月23日(火)21:00/1月24日(水)17:00『六月の蛇』『六月の蛇』(02)電話相談室で働くりん子は、自殺を思いとどまらせた道郎に自慰行為を盗撮され、赤裸々な姿で町を歩くよう強要される。雨に濡れる都会の片隅で孤独な慟哭が響く。ヴェネチア映画祭’02コントロコレンテ部門審査員特別大賞受賞。出演:黒沢あすか 神足裕司 塚本晋也 寺島進 鈴木一功 不和万作上映日:1月25日(木)21:00/1月26日(金)17:00/1月26日(金)21:00『ヴィタール』『ヴィタール』(04)大学の医学部で解剖実習をする博史は、自分の前にいる遺体が、かつての恋人と知って愕然とする。博史は入学前に交通事故で記憶をなくしていた。肉体と記憶の壮大な物語。出演:浅野忠信 柄本奈美 KIKI 串田和美 りりィ 國村隼 岸辺一徳上映日:1月24日(水)21:00/1月25日(木)17:00『HAZE』『HAZE』(05)男が目覚めると、体を動かすこともできないコンクリートの密室に閉じ込められていた。どうしてこんな所に。様々な閉所地獄を潜り抜けるうち、都会で生きる孤独が浮かび上がる。壮絶な脱獄劇。出演:塚本晋也 藤井かほり上映日:1月22日(月)21:00/1月23日(火)17:00『悪夢探偵』『悪夢探偵』(06)被害者はいずれもベッドの上で眠ったまま、自らを切り刻み血まみれの姿をしていた。他人の夢に入ることのできる青年・影沼京一が、重い腰を上げ事件解決に挑む。シリーズ第一弾。出演:松田龍平 hitomi 大杉漣 原田芳雄 安藤政信上映日:1月18日(木)21:00/1月19日(金)17:00『悪夢探偵 2』(08)シリーズ2作目。なぜ影沼京一が悪夢探偵となったのか、その秘密に迫る“序章”ともいうべき物語。自分を取り囲む世界全てを恐れていた母の思いに触れるため、やがて、重い腰を上げる悪夢探偵の活躍を描く。出演:松田龍平 三浦由衣 韓英恵 光石研 市川実和子上映日:1月20日(土)21:00/1月21日(日)17:00『鉄男 THE BULLET MAN【8K リマスター2K 特別版】』『鉄男 THE BULLET MAN【8K リマスター2K 特別版】』(09)『鉄男』から20年。主役にアメリカ人俳優を据え、大都市・東京を舞台に、男の体が新たな謎を秘め鋼鉄と化す。高精細・高解像リマスターによる特別版、劇場初上映。出演:エリック・ボシック 桃生亜希子 中村優子 ステファン・サラザン 塚本晋也上映日:1月15日(月)17:00/1月16日(火)21:00/1月17日(水)17:00『KOTOKO』『KOTOKO』(11)全てのものが2つに見える琴子は、不穏な世から一人息子を守ろうとするあまり、精神のバランスを崩していく。第68回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門グランプリ受賞。出演:Cocco 塚本晋也上映日:1月12日(金)21:00/1月13日(土)17:00/1月14日(日)21:00『野火』『野火』(14)大岡昇平原作。第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵は結核を患い、部隊を追い出されて彷徨う。第70回毎日映画コンクールで監督賞、男優主演賞W受賞。第89回キネマ旬報ベスト・テン2位。出演:塚本晋也 リリー・フランキー 中村達也 森優作上映日:1月9日(火)17:00/1月10日(水)21:00/1月11日(木)17:00『斬、』『斬、』(18)一本の刀を過剰に見つめる若い浪人の話。長い間温めてきた塚本監督の初時代劇。様式的な殺陣でなく、恐ろしい痛みを感じさせる刀の力を追求し、現代という時代を照射させた。出演:池松壮亮 蒼井優 中村達也 前田隆成 塚本晋也上映日:1月6日(土)21:00/1月7日(日)17:00/1月8日(月)21:00塚本晋也監督特集上映は、2024年1月6日(土)~1月26日(金)ユーロスペースにて開催。『ほかげ』はユーロスペースほか全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほかげ 2023年11月25日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
2023年12月21日『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』のゲスト声優が発表され、中村倫也と賀来賢人が映画オリジナルキャラクターを演じることが分かった。10月からはTVアニメSeason2の放送スタートが決定するなど常に盛り上がりを見せる大人気マンガ作品『SPY×FAMILY』(遠藤達哉・著)。そんな原作を映画化した本作は、父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、母・ヨル、未来予知犬・ボンドから成る仮初めの家族・フォージャー家が初めて家族全員で旅行に行くことから物語が動き出す完全新作オリジナルエピソードだ。この度、声の出演が発表された中村倫也と賀来賢人が演じるのは、アーニャの前に立ちはだかる映画オリジナルキャラクター、ドミトリとルカ。東西平和の転覆を目論む軍情報部の特別偵察連隊の一員で、大きな秘密が隠されたチョコレートを食べてしまった アーニャの前に立ちはだかる敵役コンビだ。 中村さん・賀来さんともに原作・アニメのファンだという。ドミトリ小心者で何かと占いに頼りがちなドミトリを演じた中村さんは「お話を頂いたときはとても嬉しかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので『なぜ私に・・・?』とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役二人組と聞いて楽しみなりました」とコメント。ルカ恰幅のいい体型でツッコミ担当のルカを演じた賀来さんは「まさか自分にオファーが来るなんて……という思いと同時に、錚々たるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなと嬉しく感じました」とオファーを受けた時の気持ちを語った。アフレコは実際に2人で掛け合いをしながら行われた。「最後までずっと手探り状態。俳優という仕事を20年近く続けてきて、右も左もわからないという状況はなかなかない事なので、その奮闘がとても楽しく、貴重な経験になりました(中村さん)」、「最後まで不安でいっぱいでした。勉強させていただいたと共に、ベストは尽くさせていただいたつもりです(賀来さん)」と声優業の難しさを感じたとともに、今作への参加から学んだことも多かった様子。実生活でも仲が良い2人の掛け合いはユーモアにあふれていて、スタッフ陣大絶賛のままアフレコは終了。アフレコに同席した遠藤先生も「(中村さんと賀来さんは)仲の良いお二人だそうで、収録中のやりとりもコントみたいでとても楽しかったです。アドリブでの2人の掛け合いも息ぴったりで面白かったし、演技の勢いで台本と違うセリフを言ってしまったシーンも笑えたのでそのままOKになったり。ぼんやりだったルカとドミトリというキャラクターの肉付けをして頂けたなと感じます。お二人とも以前からスパイファミリーを読んでくださっていたそうで、とても嬉しかったです」とコメントを寄せた。■中村倫也 コメント(ドミトリ役)原作もアニメもファンだったので、お話を頂いたときはとても嬉しかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので「なぜ私に…?」とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役二人組と聞いて楽しみになりました。アニメのアフレコは、普段自分たちが演じる時とは全くと言っていいくらい違う表現の筋肉を使います。「こういう時はどうしたら良いのか」という方法も分からなかったですし、アイディアが浮かんでやってみたとしても、それがちゃんと出来ているのかも分からない状況だったので、最後までずっと手探り状態でした。俳優という仕事を20年近く続けてきて、右も左もわからないという状況はなかなかない事なので、その奮闘がとても楽しく、貴重な経験になりました。アフレコ中はスタッフさんたちに沢山ほめていただきました(笑)。公開時期が12月末ということで、日本ではちょうどクリスマス時期ですね。お子さんや、『SPY×FAMILY』を好きな方たちが観に来るのにピッタリの作品だと思います。この年末は、この作品が日本中を染め上げてくれると思います。お楽しみに。■賀来賢人 コメント(ルカ役)原作を読んで「こんなに面白い漫画があるんだ!」と思って、読んだ瞬間に色々な友達に薦めるくらい好きな作品だったので、まさか自分にオファーが来るなんて……という思いと同時に、錚々たるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなと嬉しく感じました。アフレコをしている時、沢山の方に褒めては頂いたのですが、それを鵜呑みにしていいのかどうかわからないくらい最後まで不安でいっぱいでした。勉強させていただいたと共に、ベストは尽くさせていただいたつもりです。台本を読んだ時、世代も年齢も性別も問わない、完璧な台本だと思いました。『SPY×FAMILY』をずっと好きな人が観て楽しんでもらえるのは勿論ですが、初めて観るという方にも楽しんでもらえる内容になっていると思います。映画版ならではのスケール感で、まさに『SPY×FAMILY』全部乗せのような感じなので最高の劇場版が出来ると思います。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は12月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版 SPY×FAMILY CODE: White 2023年12月22日より全国にて公開©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会©遠藤達哉/集英社
2023年09月12日塚本晋也監督作『ほかげ』がヴェネチア国際映画祭にて上映され、森山未來、塚尾桜雅、塚本監督が登壇した。新鮮で革新的な作品で構成されるオリゾンティ・コンペティション部門に出品されている本作。塚本監督作品がヴェネチア国際映画祭に選出されるのは、『斬、』以来5年ぶりで、9月5日(現地時間)に、レッドカーペット、公式上映、記者会見、フォトコールが行われ、ワールドプレミアを迎えた。今回、現地には、塚本監督をはじめ、物語の狂言回しとなる戦争孤児を演じた塚尾桜雄、片腕が動かない謎の男役の森山未來が参加している。本編の終盤、エンドロールに差し掛かるやいなや、早くも場内からは惜しみない拍手と歓声が巻き起こり、劇場を埋め尽くした観客たちから、約8分間のスタンディングオベーションが巻き起こった。熱気に包まれた会場と超満員の観客からは同作への評価の高さがうかがえた。上映後には、観客とのQ&Aの場が設けられ、塚本監督は「まずは、ありがとうございました!grazie!」と感無量の表情で挨拶。作品について尋ねられると、「今回の『ほかげ』は、実際に戦争に行った人だけではなく、戦争のせいで恐ろしい目に遭った一般の人たちの目を通した物語です。僕自身は歳を取ったので召集されることはないでしょうが、もし今後、戦争に行くとなったら若い人たちです。そういったことが起きないようにという願いを込めて制作しました」と思いを語った。森山さんは、「塚本監督の映画はどれも力強い作品だと感銘を受けていたので、今回、作品に参加させていただけるということを光栄に思っています」と初の塚本作品、そして、本作でヴェネチア国際映画祭に参加できたことへの感謝の意を表し、大きな拍手を浴びた。また、初めての海外映画祭への参加となった塚尾さんは「「Mi chiamo OGA. Ho 8 anni. Piacere!(僕の名前は桜雅です。8歳です。はじめまして!)」と、一生懸命覚えたというイタリア語での挨拶を披露し、会場を沸かせる一幕も。上映を終え、塚本監督は「実は、『ほかげ』は僕自身がとっても好きな映画にできたんです。また、今回、このような大きなスクリーンで上映できて嬉しかったですし、お客さまが皆、息を詰め、集中して観てくださっていて、観終わった後に、祈りの思いが伝わったという感触を非常に強く感じられました。とても嬉しいです」と喜んだ。そして、森山さんは、「ヨーロッパの映画祭に参加したのは僕自身初めて。ヴェネチア国際映画祭という場所にこの作品で来られて、本当に光栄です。監督の込めた祈りやエネルギーがこれからどういう風に観客に届いていくのだろうと楽しみでもあります」と語り、塚尾さんは「自分が出ている映画を多くの方が観てくれていると思うと、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです!」と一生懸命に伝えてくれた。ヴェネチア国際映画祭には9度目の参加の塚本監督だが、今回、初めて観客からのQ&Aの場に立ち会い、「お客さまが的確で実感のこもった質問をしてくれたので、想像以上に大事なことを伝えられた気がします。今の世の中の不安とか、戦争に近付いてきているということを伝えられたし、皆さんが真剣に聞いてくださったので、とても良い時間になりました」とふり返った。『ほかげ』は11月25(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほかげ 2023年11月25日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
2023年09月06日塚本晋也監督最新作『ほかげ』から、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。本作は主演に趣里、共演に森山未來らを迎えた『野火』塚本晋也監督の最新作。第80回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品が決定している。この度解禁となった予告編は、盗んだ食べ物を持って居酒屋にやってきた孤児に「ここは、あんたの来る所じゃないんだよ」と吐き捨てる女のセリフから始まる。次第に心を寄せていくふたりの様子が窺えるが…。また、ポスタービジュアルでは、半焼けの居酒屋で暮らす女と、片腕が動かない謎の男の姿が配され、空襲で家族を失った子どものまっすぐな眼差しが印象的。予告編とともに印象的なのは、浮かび上がる『ほかげ』のタイトルと、「戦争が、終わったんだ」というキャッチコピー。塚本監督は本作について、「火と、その揺れに合わせて姿を変える影。その影の中に生きる人々を見つめ、耳をすませます。終戦企画と銘打って準備撮影を進めた『ほかげ』。世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画になります」とコメントを寄せている。人間の中に潜む暴力、分かち難く絡む死と生を描いてきた塚本監督が終戦直後の闇市を舞台に、絶望と闇を抱えたまま混沌の中で生きる人々の姿をどのように描くのか。関心が高まるところだ。『ほかげ』は11月25日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ほかげ 2023年11月25日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
2023年08月09日俳優の中村倫也が2日、東京・日本橋の日本橋高島屋で行われた「野生動物と暮らしてみたら展」プレス発表会に出席した。J:COMグループのイベント会社であるエニーとKADOKAWAは、展覧会「野生動物と暮らしてみたら展」を日本橋高島屋(8月2~14日)、柏高島屋(8月16日~9月4日)、京都高島屋(9月14~25日)で開催。従来の動物を題材にしたイベントとは趣を変え、「野生動物と一緒に暮らしている」仮想空間を日常生活の中で体験することで、あらためて野生動物たちの生態や特性、一緒に暮らす難しさなどを学べる展覧会となっている。スペシャルサポーターの中村倫也は無類の動物好きで知られており、展覧会では世界最小の猫・サビイロネコをリクエスト。「小さくて可愛いんですが、めっちゃ狩りが上手いんです。そのギャップにキュンとしますね」とサビイロネコの好きな理由を説明し、「今回は展示がいっぱいありますが、最小の猫が隠れているので、見てくださった方に小さい猫を探して欲しいです。柏や京都では東京と違う場所に隠れているので制覇して欲しいと思います」と随所でサビイロネコが隠れているという。続けて「何も考えなくていいと思いますよ。キャッっと言って楽しんでもらえることが一番です。知ってもらえば興味を持ってもらえると思いますので、そういう契機になればと思います」と気軽に楽しめる展覧会とアピールした。年少の頃から動物が大好きだという中村は、最近も動物の妄想をしているそうで、「ここを見て回りましたが、大きく口の空いたカバに歯磨きをしたいと思いました。カバに歯があるのか分かりませんが、一緒に暮らしたら(歯磨きを)しなければいけないでしょうね」と妄想は膨らむばかり。今一番見てみたい野生動物については「サビイロネコとカモノハシです。カモノハシはオーストラリアでしか見られないという情報があるので、そういうのは見てみたいですね。自分から触れると犯罪になるので向こうから触ってもらうために微妙に位置を変えたりして寄って来て欲しいです。慕ってくる後輩も寄って来て欲しいですね(笑)」と笑いを誘っていた。
2023年08月02日中村倫也、ユースケ・サンタマリアが出演、ホテルのスイートルームで繰り広げられる英国発の舞台「OUT OF ORDER」が11月より上演決定。2人と演出のマギーのコメントが到着した。舞台は、ロンドンのウェストミンスター・ホテルのスイートルーム。保守党の副大臣リチャード(ユースケ・サンタマリア)は、緊急事態が起きたと秘書のジョージ(中村倫也)を呼びつける。慌てて駆けつけたジョージにリチャードは言う。「今、政府は存亡の危機にある。お前が問題を解決しろ」ーー。突如、リチャードの無茶ブリに巻き込まれるジョージ。2人の前には、リチャードの不倫相手のジェーン、部屋に転がる謎の死体、ホテルの格式にこだわる支配人、気の利かないウェイター、新人のメイド、リチャードの妻・パメラ、ジェーンの夫・ロニーと、予期せぬ訪問者たちが次々と現れ、事態はさらに悪化していく。果たして、ジョージは加速する危機を解決できるのか?心配性の母と介護士のグラディスが待つ家に帰れるのか?ジョージの奮闘とリチャードのその場しのぎ…この2人から目が離せない。「久しぶりにコメディに出演することをとても楽しみにしています」と中村さんは、「普段はあまり、汗はかかないほうなんですが、今回はかなり汗だくになって、舞台上を動き回っていそうです。ユースケさんはじめ、みなさんとの計算された掛け合いも見ものです」とコメント。「マギーさんの演出作品には、20代前半に出演したことがあるんですが、またこうしてご一緒できることに、ワクワクしています」と期待を寄せる。中村倫也ユースケさんは、「わたし史上、めちゃくちゃしゃべる舞台です。ほんとにこれでもかってくらい!」と話し「中村倫也くんとは、きちんと組むのは初めてなので、とても楽しみ!演出家としてのマギーも初めてですが、これは面白くならないわけがない!と、今はまだ、夢と希望にあふれてます、、、(笑)」と意気込む。ユースケ・サンタマリア演出は、俳優としても映画やドラマに出演、話題作の作・演出など多岐にわたり活躍するマギー。マギーさん本人からも「倫也くん×ユースケさん×英国喜劇×俺、このケミストリーに俺が一番ワクワクしている。皆が真剣で、真剣だから空回って、真剣だから可笑しくて、愛らしい。誰もふざけてないのにずっと笑える、そんなコメディを真剣に創りたい。もちろんこのメンバーだ、稽古場からワチャワチャとみんなで大笑いしながら創るだろう。全てはお客様にガハハと笑ってもらうために」と自信と期待を表現した。そのほかのキャスト、公演日程、劇場、チケットお取り扱いなどの詳細情報については後日発表される。「OUT OF ORDER」は11・12月、東京、鳥栖、兵庫、仙台、愛知、大阪にて上演。(シネマカフェ編集部)
2023年07月16日中村倫也、ユースケ・サンタマリアが出演する舞台『OUT OF ORDER』が、11月より東京、鳥栖、兵庫、仙台、愛知、大阪にて上演されることが決定した。本作は、ロンドンのウェストミンスター・ホテルのスイートルームで保守党の副大臣リチャードと秘書のジョージが、次々と巻き起こるピンチの連続に奮闘する、レイ・クーニーによるコメディだ。演出は、俳優としても映画やドラマに出演、話題作の作・演出など多岐にわたり活躍するマギーが手掛ける。秘書のジョージを演じる中村は、コメントで「普段はあまり、汗はかかないほうなんですが、今回はかなり汗だくになって、舞台上を動き回っていそうです。ユースケさんはじめ、みなさんとの計算された掛け合いも見ものですし、マギーさんの演出作品には、20代前半に出演したことがあるんですが、またこうしてご一緒できることに、ワクワクしています」と期待を寄せる。副大臣リチャードを演じるユースケは、「わたし史上、めちゃくちゃしゃべる舞台です。ほんとにこれでもかってくらい!中村倫也くんとは、きちんと組むのは初めてなので、とても楽しみ!演出家としてのマギーも初めてですが、これは面白くならないわけがない!と、今はまだ、夢と希望にあふれてます……(笑)」と意気込んだ。マギー本人からも「倫也くん×ユースケさん×英国喜劇×俺、このケミストリーに俺が一番ワクワクしている。皆が真剣で、真剣だから空回って、真剣だから可笑しくて、愛らしい。誰もふざけてないのにずっと笑える、そんなコメディを真剣に創りたい。もちろんこのメンバーだ、稽古場からワチャワチャとみんなで大笑いしながら創るだろう。全てはお客様にガハハと笑ってもらうために」と期待を露わにした。その他キャスト、公演日程、劇場、チケットなどの詳細は、後日発表される。<キャスト・スタッフ コメント全文>■ジョージ役:中村倫也久しぶりにコメディに出演することをとても楽しみにしています。普段はあまり、汗はかかないほうなんですが、今回はかなり汗だくになって、舞台上を動き回っていそうです。ユースケさんはじめ、みなさんとの計算された掛け合いも見ものですし、マギーさんの演出作品には、20代前半に出演したことがあるんですが、またこうしてご一緒できることに、ワクワクしています。とにかく、チケット代以上に、楽しんでいただける作品になればいいなと思っています。見終わったあとも、その余韻に浸ってもらえるような……。劇場でお待ちしています。■リチャード役:ユースケ・サンタマリアわたし史上、めちゃくちゃしゃべる舞台です。ほんとにこれでもかってくらい!でもそれが魅力的な作品なんです。実は、共演者の皆さんをあまり知らない状況で、オファーをお受けしまして、いざキャストが出揃ったら、とても魅力的なひとたちが集まっていて、これはいいチームになるなと確信しました。中村倫也くんとは、きちんと組むのは初めてなので、とても楽しみ!演出家としてのマギーも初めてですが、これは面白くならないわけがない!と、今はまだ、夢と希望にあふれてます……(笑)ご期待ください!■演出:マギー倫也くんとは14年前、堤真一さん主演で俺が演出した『バンデラスの憂鬱な珈琲』以来の再会となる。当時、まだ“これからの若手”だった倫也くんが、今や誰もが認める実力と人気を兼ね備えたスターとなり、こうして主演作品で共に創作出来るのは感慨深い。かたやユースケさんとは、お互いがまだ“これからの若手”だった頃からの旧知の仲、同じ舞台に何度も立ったことがあるが、演出家と役者としての創作は初めてだ。倫也くん×ユースケさん×英国喜劇×俺、このケミストリーに俺が一番ワクワクしている。二人の脇を固めるキャストも個性溢れる最強のメンバーが揃った。皆が真剣で、真剣だから空回って、真剣だから可笑しくて、愛らしい。誰もふざけてないのにずっと笑える、そんなコメディを真剣に創りたい。もちろんこのメンバーだ、稽古場からワチャワチャとみんなで大笑いしながら創るだろう。全てはお客様にガハハと笑ってもらうために。<公演情報>『OUT OF ORDER』11月・12月 東京、鳥栖、兵庫、仙台、愛知、大阪で上演原作:レイ・クーニー演出:マギー出演:中村倫也、ユースケ・サンタマリア ほか公式HP:
2023年07月15日塚本晋也監督最新作『ほかげ』が、11月25日(土)より全国公開することが決定した。『鉄男』(89)でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也監督。戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』(14)、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』(18)。本作ではその流れを汲み、戦争を民衆の目線で描き、戦争に近づく現代の世相に問う。本作について塚本監督は、「終戦企画と銘打って準備撮影を進めた『ほかげ』。世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画になります」とコメントを寄せている。趣里主演は、2023年後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに抜擢され、活躍が期待されている俳優、趣里。孤独と喪失を纏いながらも、期せずして出会った戦争孤児との関係にほのかな光を見出す様を繊細かつ大胆に演じ、戦争に翻弄されたひとりの女を見事に表現した。森山未來片腕が動かない謎の男を演じるのは、映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者である森山未來。飄々としながらも奥底に蠢く怒りや悲しみを、唯一無二の存在感で体現している。■塚本晋也監督 コメント『ほかげ』は、『野火』『斬、』の流れを汲む作品になります。研ぎ澄まされた感性の趣里さんと森山未來さん、そして新しい才能と魅力的な俳優さんたちが、終戦直後の火と影の世界を生きてくださったー。終戦企画と銘打って準備撮影を進めた「ほかげ」。世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画になります。■趣里 コメント憧れの塚本組。一生忘れられない経験をさせていただきました。最高のキャスト、スタッフさん、そして塚本監督と映画作りが出来たことが本当に幸せです。たくさんの心に留めておかなければならないことを教えていただきました。一瞬一瞬の感覚が愛おしく、悲しく、今でも忘れられません。「ほかげ」どうか皆さまに届きますように。■森山未来 コメント戦後の騒乱をさまよう報われない魂たち。そんな生きた亡霊たちを執拗に追い続けるまなざし。荒廃した世界で必死に生き延びようともがく主人公の無垢な瞳を通して見える世界は、塚本監督のまなざしそのものであり、あるいは、あなたの目に映る、私たちが生きるこの世界に対する視座でもあるのかもしれません。このような素晴らしい作品に関わらせていただけたことを、心から嬉しく思っております。『ほかげ』は11月25日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月12日2023年3月25日に、水卜麻美(みうら・あさみ)アナウンサーとの結婚を発表した俳優の中村倫也さん。同年5月16日、バラエティ番組『バナナサンド』(TBS系)に出演し、婚姻届にまつわるエピソードを明かしました。登場から「ハッピーな人」と紹介され、共演者から「おめでとう」と祝福された中村さん。番組内で、婚姻届の証人となった人物が明かされ、スタジオでは驚きの声があがりました。中村倫也『婚姻届の証人』をお願いしたのは…?2人の婚姻届の証人となったのは、同日スタジオにもいた、お笑いコンビ『バナナマン』の日村勇紀さん!中村さんは、日村さんに証人をお願いし、署名の前日に「こういうのを書いてもらうので、よろしくお願いします」と婚姻届の写真を送っていたそうです。日村さんからは「OKOK」といわれ、安心していた中村さんですが…。「こういうのを書いてもらうので、よろしくお願いします」って(婚姻届を)写真とって送って、(日村さんが)「OKOK、もう何回目かだから大丈夫だよ」って。で、(当日)いざ行ったら「ごめん本籍が分かんねえ」っていいだして、「前日送ったろうよ!」って。バナナサンドーより引用婚姻届に署名する当日、日村さんは「本籍が分からない」といいだしたのです!中村さんは、当時の様子を振り返り、日村さんに「前日送ったろうよ!」とつっこみを入れ、笑いを誘いました。意外な交友関係とエピソードに、ネットではさまざまなコメントが寄せられています。・日村さんが証人だったんだ!すごいなあ。・素敵なつながり。・仲がよくてうらやましい!妻・水卜アナに向けて…?気持ちを込めて歌う場面も同番組で、ハモリにつられないようにメロディーを歌う『ハモリ我慢ゲーム』に挑戦した中村さん。前回の出演時には失敗したそうで、リベンジとなりました。1曲目に歌った、福山雅治さんの『Squall』のイントロが流れると、共演者から「おめでとう!」「水卜ちゃん、みてるよ!」と祝福されるあたたかい一幕も。2曲目に歌った、斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』で見事成功すると、中村さんは喜びながら「気持ちがこもっていたのかもしれないですね」とコメント。また、曲中の『愛してる』という歌詞について、「水卜ちゃんに対してでしょ」という問いかけには「はい」と答え、幸せそうな笑顔を見せていました。ハモリを我慢しながら、気持ちを込めて歌いあげた中村さん。新婚生活でも、水卜アナと2人で素敵なハーモニーを奏でていくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年05月22日「ファミリー劇場」が独断と偏見でピックアップした5月の気になる俳優は、高橋一生と中村倫也。今月は、2人が出演したドラマを特集放送する。主演作『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の公開が控える高橋さんのラインアップは、玉木宏主演のサスペンスドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」。双子の兄弟が、両親を死に追いやった男に復讐する物語となっており、高橋さんは双子の弟を演じている。「竜の道 二つの顔の復讐者」同じく、主演作『宇宙人のあいつ』の公開が控える中村さんのラインアップは、菅田将暉主演の青春群像ドラマ「コントが始まる」と、未解決事件の真相を追求していく「特命捜査対策室」の活躍を描く「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」。「コントが始まる」解散を決めたお笑いトリオ「マクベス」と、ワケあり姉妹の人生が交差する「コントが始まる」では、「マクベス」の所属事務所のマネージャー・楠木を演じた。「絶対零度~未解決事件特命捜査~」の続編となる「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」では、事件のカギを握る大学院生役で登場する。「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」「竜の道 二つの顔の復讐者」は5月21日(日)20時45分~、28日(日)22時20分~ファミリー劇場にて放送(一挙放送)。「コントが始まる」は5月7日(日)19時50分~ファミリー劇場にて放送(一挙放送)。「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~」は5月21日(日)11時~ファミリー劇場にて放送(一挙放送)。(cinemacafe.net)
2023年05月02日中村倫也が主演を務める映画『宇宙人のあいつ』の本編映像が公開された。本作で中村が演じるのは、真田家四兄妹の次男・日出男として家族になりすましてきた訳アリな宇宙人。そのほかしっかり者の長女・想乃役で伊藤沙莉、真田家の親代わりの長男・夢二役で日村勇紀(バナナマン)、頼りない三男・詩文役で柄本時生が出演する。このたび公開されたのは、宇宙人の日出男が宇宙人パワーを披露する3シーンを収めた本編映像。いずれも日出男の可愛さが詰まった内容となっている。なお伊藤によるVフリコメント映像も収められている。映画『宇宙人のあいつ』本編映像<作品情報>映画『宇宙人のあいつ』5月19日(金) 公開映画『宇宙人のあいつ』メインビジュアル (C)映画「宇宙人のあいつ」製作委員会公式サイト:映画「宇宙人のあいつ」製作委員会
2023年04月26日主演は中村倫也、それが宇宙人の役。シリアスなSF? とんでもない、日本ではなかなかめずらしいSFコメディ。エイリアン・コメディと配給会社はよんでいる。その名も『宇宙人のあいつ』。決してあなたの人生を変えたりしない、でも理屈ぬきに楽しめる──そんな映画、5月19日(金) に公開です。『宇宙人のあいつ』スーパーマンは惑星クリプトンから、ウルトラマンはM78星雲からやってきた。中村倫也扮する“宇宙人のあいつ”は、そんな無名の星からではない。やってきたのは、ずばり土星。なんというメジャーな星。ありえない、とかありえるという前に、あまりにゆるい設定。そのゆるさがこの映画の魅力である。この宇宙人、空をとんだり、活動が3分間だったり、すごいパワーを持っているわけではない。正義の味方でもない。あ、Wi-Fi機能を持っているというのはメリット大か。あとは、ちょっとイケメンで、つとめている焼肉屋では彼目当てのお客もいる。変わったところでは、写真に写らない、という特性もある。なぜか、という説明は特にない。本当の名前は「トロ・ピカル」(・を入れていいのか、わからないが)という。23年前に地球に来てからは、焼肉屋を営む真田家の次男になりすまし、真田日出男と名乗っている。「YOUは何しに地球へ?」ときけば、地球人の生態を調査しに、だ。植物探査が目的だったE.T.に近い。暴力的でないプレデターというか。実は隠された重要なミッションを持っている。超人的な能力こそ大してないが、いたって好青年(宇宙人にこういっていいのかわからないが)。彼が悩んでいるのは、いよいよ地球を去る日が近づいていること。それは、実の家族のように暮らしてきた兄妹たちとの別れを意味する。しかも、肝心のミッションもまだできていないのだ。残された日数はあと3日──。仲のいい真田家の4兄妹。これが絶妙のキャスティングだ。まず長男・夢二はバナナマンの日村勇紀。両親亡きあと、3人の親代わりとして一家を支えている。目下婚活中。BOOWY、ブルーハーツを学生の頃からこよなく愛している(ちなみに、この映画の主題歌を歌っているのは氣志團!)。日出男の妹、長女・想乃は、ツッコミの演技をさせたらピカいちの伊藤沙莉。産廃処理の仕事をしているが、男女関係である悩みをかかえている。いつもながらのさばけたかわいい芸風というか、ぶっとばされて尻餅ついてオオマタ開きとか、体をはってがんばっている。そして三男・詩文は、柄本時生。このひと、やっぱり末弟を演じると似合っています。ガソリンスタンドで働く、気の弱いおひとよしだが、兄妹思い。たしかにこんな家族がいたら幸せだろうな。監督は『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』の飯塚健。脚本は彼のオリジナルだ。妻夫木聡が長男役を演じた、『若者たち2014』という昭和の名作をリブートした5人兄妹のドラマがあった。あれと同様、この映画でも食事のシーンがかなりおかしい。飯塚監督は「大切に描きたいと思ったのは家族がごはんを食べるシーン。 朝ごはんがしっかりしている家はいい家だと思っていて、私自身憧れがあったのも大きな理由です」という。両親の遺影に朝の挨拶をして、どんぶりにいれた納豆を兄妹でまわし、全員に行き渡ったところで、あとは黙々と食べる。食べ方が下手で、がっついて見えるのは末っ子。この朝食中に「真田サミット」とよばれるイベントがある。兄妹の相談ごとや、発表はここで行われるのだ。ある朝の「真田サミット」。日出男がついに、土星人であることをカミングアウトし……。「映画を観ながら、馬鹿じゃないの、とポロっと言っちゃうような(笑)、そして油断しているとときどきホロっとする映画」、飯塚監督はそう語る。今年の米アカデミー賞作品『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』もそうだったけれど、馬鹿じゃないの、といわれそうなことを一所懸命に映画にすること、それから家族の愛がテーマ、というのは時代の雰囲気かもしれない。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)映画「宇宙人のあいつ」製作委員会
2023年04月24日中村倫也が主演を務める映画『宇宙人のあいつ』のメイキング映像が公開された。本作で中村が演じるのは、真田家四兄妹の次男・日出男として家族になりすましてきた訳アリな宇宙人。そのほかしっかり者の長女・想乃役で伊藤沙莉、真田家の親代わりの長男・夢二役で日村勇紀(バナナマン)、頼りない三男・詩文役で柄本時生が出演する。このたび公開されたのは、4人の仲の良さを感じられる4つのメイキング映像。真田家恒例の朝食シーンでは、撮影スタッフからカメラを向けられるとキャストたちがピースで応えるなど、和気あいあいとした雰囲気が伝わる内容となっている。また真田家4人で出かけた高知城でのシーンは、撮影の合間に集中する中村の横で仲良くダンスする伊藤と柄本、そして日村の姿に注目してほしい。さらに、真面目におバカなノリを楽しんでいる雰囲気が伝わる宇宙人ポーズ誕生の裏側を捉えた場面や、真田家が営んでいる「ヤキニクサナダ」のオリジナルTシャツを着て記念写真を撮影するシーンも見ることができる。映画『宇宙人のあいつ』メイキング映像①映画『宇宙人のあいつ』メイキング映像②映画『宇宙人のあいつ』メイキング映像③映画『宇宙人のあいつ』メイキング映像④<作品情報>映画『宇宙人のあいつ』5月19日(金) 公開映画『宇宙人のあいつ』メインビジュアル (C)映画「宇宙人のあいつ」製作委員会公式サイト:映画「宇宙人のあいつ」製作委員会
2023年04月20日《柄にもなく、少し形式ばった報告となり恥ずかしいのですが、この度、わたくし中村倫也は、水卜麻美さんと結婚いたしました》3月25日、俳優・中村倫也(36)がTwitterを更新し、日本テレビの水卜麻美アナウンサー(35)との電撃結婚を発表した。2人の出会いは4年前だったという。「’19年の4月から5月にかけて行われた日本テレビのキャンペーン『ゴールデンまなびウィーク』で2人は共演しています。翌年の’20年、中村さんは水卜アナの出演していた情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)にゲスト出演。その際にメークルームで見た水卜アナの印象について『すっぴんがけっこうかわいいなって思って』と語っていました」(テレビ局関係者)だが、それ以降も2人の交際はまったく報じられなかった。「同じ事務所に所属している松坂桃李さん(34)や菅田将暉さん(30)が次々に結婚した後、中村さんは友人に『年下の俳優たちに先を越されちゃったから、焦るなぁ』ともらしていたのです。いまとなっては、はたしてその言葉が本音だったかどうかは判断つきかねますね……」(中村を知る芸能関係者)“大食いキャラ”としても知られる水卜アナ。中村は前述の『スッキリ』出演時にこうも語っていた。「いっぱい食べてるの見てみたいです。『次はコレだ。次はコレだ』ってどんどん与えて3倍ぐらいにしたいなって」だが水卜アナの“口”には意外な一面もあるという。彼女の古くからの仕事関係者によれば、「“女子アナ”というと、華やかな生活を送っているイメージがあると思いますが、水卜さんは浮ついたところがなく、仕事へのプロ意識も高いです。もちろんスタッフや共演者とのコミュニケーションは積極的にとっていますが、実は自分のプライベートの話はいっさいしないタイプなのです。口が堅いのを通り越して“鉄壁”という印象で、そういった一面にも中村さんは惹かれたのだと思います」結婚発表翌々日の3月27日、水卜が総合司会を務めている『ZIP!』に中村がサプライズで登場。「いろいろな人がお祝いしてくださって、水卜さんがどれだけの人に愛されてきたのかと実感しました」などと語った。また極楽とんぼの加藤浩次(53)は同日、「スッキリ」で「(交際は)2年くらい前からって言ってたかな。よくバレなかったね」と、2人の結婚を祝福した。“愛されキャラ”でもある水卜アナと交際を始めたころ、中村も自分の性格を振り返るようになったようだ。本誌のインタビューで次のように“変心願望”を明かしていたのだ。《生まれ変わったらなりたいものの1つに、“惚れっぽくなりたい”っていうのがあるんです》(’21年6月15日号)このときの告白には、恋人に対して、もっとストレートに愛情表現ができるようになりたいという気持ちが込められていたのか。カメレオン俳優とも評されている中村。“惚れない男”を陥落させた水卜アナとの結婚で、さらに俳優としての幅が広がっていくことだろう。
2023年03月28日2023年3月25日に結婚を発表し、多くの人を驚かせた、俳優の中村倫也さんとアナウンサーの水卜麻美(みうら・あさみ)さん。この日、同時にSNSを更新した2人は、結婚を報告し「今後もお互いを支え合いながら、仕事を通してたくさんの人に笑顔を届けていきたい」と思いを明かしました。中村さんと水卜さんは、仕事は違えど、穏やかな人柄で親しまれているのは同じ。好感度の高い2人の結婚に、関係者を含む多くの人から祝福の声が上がっています。結婚発表の中村倫也&水卜麻美、番組で突然共演!同月27日、水卜アナが総合司会を務める情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)が、結婚報告後初となるオンエア。番組では、水卜アナと中村さんの『歩み』を振り返るVTRを流し、水卜アナは少し恥ずかしそうな様子で共演者から祝福を受けました。そんな中、挨拶のため同番組をスタジオ内で見ていた中村さんが、急きょ番組に出演することに!これには水卜さんも困惑して、スタジオから逃げようとしてしまいました。番組撮影の様子を見て、「水卜さんがどれだけ愛されているかを実感した」と感想を述べた、中村さん。出演者から「水卜さんの好きなところを、改めて教えてください」という質問を受けると、水卜さんにある指示を出しました。あー、じゃあ、ちょっと手を広げてもらっていいですか?この絶妙に短い腕が…。ZIP!ーより引用なんと、中村さんが挙げた『水卜さんの好きなところ』は…絶妙な腕の短さ!突然の指示通りに両腕を広げた水卜さんを見ると、ちょっぴりしみじみとした様子で腕を見て、盛大なボケをかましたのです!きっと、水卜さんは返答に期待をしていたのでしょう。中村さんに手でツッコミを入れると、「なんだよそれ!もっと、いいことをいいなさいよ!」と笑いながら異論を唱えたのでした。番組内で繰り広げられた『初めての夫婦喧嘩』もとい『夫婦漫才』は、朝から多くの視聴者を笑顔にしてくれたようです!・ニッコニコでツッコミを入れる水卜アナがたまらん!・こういう夫婦に憧れる!やり取りがかわいすぎるのよ…。・見事なボケとツッコミだ…!朝からニヤニヤが止まらない。結婚を明かした際、水卜アナについて「生活に彩りと安心をもたらしてくれる、春風のような方」と表した、中村さん。水卜さんにとっての中村さんも、同じような存在なのでしょう。今後も、笑顔の絶えない温かい家庭を築いてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年03月27日俳優の中村倫也と日本テレビの水卜麻美アナウンサーが25日、結婚したことを発表した。2人は連名で、「突然のご報告となりますが、この度、私たち、中村倫也と水卜麻美は結婚いたしました。未熟な二人ではありますが、皆さまに笑顔になっていただける仕事ができますよう、支え合いながら、地に足をつけ精進して参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」とコメントを発表した。中村は公式ホームページでも「この度、わたくし中村倫也は、水卜麻美さんと結婚いたしました」と報告。「生活に彩りと安心をもたらしてくれる、春風のような方です」と紹介した上で、「今後はより一層仕事に集中し、しかし時にはきちんと休みながら、作品を通して皆様の人生に彩りを届けられるよう誠実に努めて参ります。変わらず見守っていただけたら嬉しいです」とメッセージを寄せた。交際のきっかけは、共通の知人を通して中村から水卜アナにアプローチしたという。中村は2020年に情報番組『スッキリ』にVTR出演した際、水卜アナとメイクルームで会ったエピソードを明かし、「すっぴんが結構かわいいなって思って」と話していた。水卜アナは4月から総合司会を務める情報番組『ZIP!』が1時間拡大してリニューアルするタイミングで、私生活も新たなスタートを切ることになった。
2023年03月25日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン「ルマンド」の新WEB CM「ひとくちルマンド抹茶ラテ 気になる味」編が10日より公開される。CMでは、新しい「ひとくちルマンド抹茶ラテ」を初めて食べるカフェ・ド・ルマンドのマスター(中村)の様子を描く。ホワイトチョコをイメージさせる白い空間に、抹茶チョコをイメージさせる抹茶カラーの衣装で登場する中村は、気に なる味の新商品を食べて渾身のひと言「ホワイチャ」を発する。2023年冬にスタジオで行われた撮影では、ふんわりとしたライティングの白い空間で抹茶カラーの衣装に身を包んだ中村がカメラの前に立ち、「ホワイチャ」の一言もオリジナリティ溢れる様々なパターンを見せる。音楽は前回のルマンドシリーズのCMに引き続き、注目のピアニスト・角野隼斗さんがルマンドのために書き下ろしたオリジナル楽曲「La valse a tout le monde(愛称:ルマンドワルツ)」を使用。ルマンドシリーズの公式ブランドサイトでは、新Web CMのほか、新ラジオCM、CM撮影の模様やスペシャルインタビューを収録したメイキングムービーなどを公開する。さらに3月14日(火)からは「#ハッピーホワイチャデーキャンペーン」も実施予定。ブルボン(BOURBON)【公式】Twitterアカウント(@Bourbon_JP)をフォローし、もらって嬉しいルマンドシリーズの商品を選んでツイートすると、マスターからのひと言コメント動画が届く。さらに抽選で30名様に「ひとくちルマンド詰合せ」も当たる。○中村倫也 インタビュー・3月14日から「ひとくちルマンド抹茶ラテ」のプレゼントキャンペーンがはじまりますが、今までプレゼントされて嬉しかったものはありますか?最近もらって嬉しかったのは出汁ですね。あれはいくらあっても困らない。それをちょっとしたギフトでいただけたので、大人だなと思って、真似しようと思いました(笑)。大人のプレゼントって出汁なんだなと思いましたね。あと真逆ですけど、自分がもらって嬉しいのが動物とかの置き物。僕の家のトイレに棚があるんですけど、なんか動物園みたいになっているんです。・CMでは新商品の味を印象的なひと言で表現いただきましたが、中村さんご自身のことをひと言で表すとしたら何ですか?「ゴンス」……。やっぱり気づくと語尾に「ゴンス」ってつくじゃないですか。いつからか椅子から立つときに「ヨッコイショ!」って言ってたりとかね。なんか一人でちょっとお鍋を触っちゃうときとか「あっ、あぶね」みたいな。それと一緒で「ゴンス」。たまに出ません?僕出るんですよ。...これでOKで「ゴンス」?・最後に、「ひとくちルマンド抹茶ラテ」のCMをご覧になる皆さまにひと言お願いします!今回「ひとくちルマンド抹茶ラテ」のCMに出演させていただきました。2層のチョコのおいしさを「ホワイチャ」と表現しました。そんなCMでございます。皆さんもぜひ「ホワイチャ」、手にとって食べていただき、夕暮れの街並みで「ホワイチャ」とつぶやいていただければと思います。
2023年03月10日シス・カンパニー公演『ケンジトシ』に出演する、中村倫也さんにお話を聞きました。フィクションの中で描かれる新たな宮沢賢治像を築いてゆく。「最初に台本を読んだときは、もうワケわかんなすぎて。それでやろうって思ったんですよ。何も作品の輪郭が見えないし触れない。でも遠くの方に、何かブラックホールのようなちっちゃいものがある気がする。だから稽古が始まるのをずっと楽しみにしてたんです」その作品というのが舞台『ケンジトシ』。いわゆる宮沢賢治とその妹のトシの物語だけれど、中村倫也さんがそんなふうに言うのもごもっとも。二人を題材にしながら、そこに元帝国軍人で満州事変の首謀者であり、賢治と同じ法華経信者でもあった石原莞爾と思しき人物が登場し、その第三者の目線から二人の辿った道や彼らの傾倒した法華経、そして信念が語られていくフィクションだ。「今、稽古に入ってみて、やっぱりブラックホールみたいなものがあるんだなとは思っていて。ただ、それが明確に言葉にできるものではなく、どこか割れないシャボン玉を飛ばしているような感じです。描かれているのが明確なひとつではなくて。宗教観とか死生観みたいなことがベースにありながら、そこに過去と現在、テクノロジーと土着のものから見上げる理想とか、個としてどう生きるかとか、そういった目には見えないいろんなテーマが内包されているんだと思うんです。それって詩と一緒で、すべての意味を理解できなくてもよくて、やっている僕らとか、見ているお客さんの中に何かスッと入ってくるものがある。そういう作品になる気がしています」これまで多くの作品で描かれてきたケンジを演じるにあたっては、「美化されたものじゃない人をやりたいとは思っています」と話す。「言葉を選ばずに言うと、あまりに死後語られすぎている人だけに、面倒くさいです(笑)。ただケンジって、表現者として透明度の高い人ではあるけれど、身近な人からしたらちょっと困った人だったと思うんです。いつまでも親にお金をもらって生活してるわけですし。天才とは違う形で見せられたらいいですね」トシを演じるのは、これまでドラマでも共演経験のある黒木華さん。「怒られてもいいからやっちゃえ、みたいなところがある二人だと思うんですよ。僕なんかは、つねにどこかに遊び心というか、自由さを持ちたいタイプ。若いときは早く安心したくて、製作側の求めるものに合わせていこうとしがちですけど、ある程度までくると、安全パイと、それとは真逆なものとの両方を出したくなるんですよね。どこまで一緒にふざけられるかわからないですけれど、山裾が広い方が山って高くなるわけで、チャレンジして見えてくるものもあるし、その経験から厚みが出たり、より深くなったりもすると思うんです。だから稽古場では、怒られてもいいやっていう精神でいろんなことをやりたいですね」そんな面白がり精神の人だからこそ、「ワケわかんない」から「やろう」の発想に結びついたのだろう。「ある程度経験を積むと、戯曲や台本を読めば、完成の様子が見える度合いって高くなるんです。でもきっとそれだけじゃ退屈なんでしょうね。振り返れば大変な山ばっか登ってんなと思ったりしますけど、結局それが好きなんだと思います」シス・カンパニー公演『ケンジトシ』岩手県花巻を、ある男が調査のために訪れていた。彼がケンジを捜していると声をかけたのは、ケンジ(中村)の妹・トシ(黒木)。その男・イシワラ(山崎)の目的は…。2月7日(火)~28日(火)三軒茶屋・シアタートラム作/北村想演出/栗山民也出演/中村倫也、黒木華、山崎一、田中俊介ほか全席指定9000円ほか(当日券あり)シス・カンパニー TEL:03・5423・5906(平日11:00~19:00)大阪公演あり。なかむら・ともや1986年12月24日生まれ、東京都出身。最近の主な出演作に映画『ハケンアニメ!』、ドラマ『石子と羽男』、ミュージカル『ルードヴィヒ』などがある。続きの本『蓑唄』が発売中。※『anan』2023年2月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・北澤“momo”寿志(band)ヘア&メイク・Emiyインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年02月06日今秋、東京・大阪・金沢・仙台で上演された中村倫也主演ミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」が、全国11館の映画館で上映されることが決定した。残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが――。本作は、2018年末~2019年にかけて、韓国で初演されたミュージカル。チュ・ジョンファの新作として注目された本作は、天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描く。中村倫也が青年期のルードヴィヒを、木下晴香が芯の強いマリーを演じ、実写映画『アラジン』プレミアム吹替版でアラジン&ヒロインのジャスミンを担当した2人が再タッグを組んだ。また、福士誠治が壮年期のルードヴィヒ、カールなど様々な役を演じ、訳詞は森雪之丞、河原雅彦が日本版の上演台本・演出を手掛けた。連日満員御礼となった同舞台が、映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、映画館の大スクリーンで上映が決定。前売券(カード・オンライン)は、12月9日(金)より一般発売が行われる。「MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARD MUSICAL COMPANY MUSIC BY SOO HYUN HUH BOOK BY JUNG HWA CHOO」は2023年2月24日(金)~3月9日(木)新宿ピカデリー、2月24日(金)~3月2日(木)MOVIX さいたま、なんばパークスシネマほかにて上映。(cinemacafe.net)
2022年11月30日火曜ドラマ「君の花になる」6話より塚本高史と前田公輝の出演が決定。本田翼演じるあす花の元同僚であり、高橋文哉演じる弾にとっては母校の教師役となり、物語を大きく動かすことが分かった。高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA 、山下幸輝の7人からなる劇中発の期間限定ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」。本日放送された「君の花になる」第5話では、「8LOOM」のデビュー曲である「Come Again」がなんと配信ランキング1位に。その結果をあす花(本田翼)へ伝えに行こうと急ぐ弾(高橋文哉)だったが、向かう途中で奈緒(志田彩良)に突然抱きつかれ、その瞬間をあす花に目撃されてしまう…。「8LOOM」がトップアーティストへの第一歩を進みはじめる中、あす花と弾の今後の関係性の変化にも注目が集まっている。11月22日(火)放送の第6話からあす花の元同僚で、弾にとっては母校の教師役として塚本高史と前田公輝の出演が決定した。塚本さんが演じるのはどことなく図々しさのある豊高創(とよだか・はじめ)。豊高は、弾が高校時代に花巻エンターテインメントに入るのを最後まで反対していた人物。教師だった頃のあす花とも因縁がありそうで…。これまで数々のTBSドラマに出演している塚本さんだが、TBSの連続テレビドラマへの出演は、金曜ドラマ「俺の家の話」(2021年)以来、約1年半ぶりとなる。また、先の朝ドラ「ちむどんどん」の好演も記憶に新しく、映画『HiGH&LOW THE WORST X』などで活躍する前田さんが演じるのは、物腰の柔らかい池谷幸次郎(いけたに・こうじろう)。教師を辞めたあす花のことを気にかけていて、あす花と弾に再会したことで2人の関係に大きく影響を及ぼすことになる。前田さんのTBSの連続テレビドラマは金曜ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(2020年)以来、約2年半ぶりの出演となる。そして、第6話の劇中歌として登場する「8LOOM」の新曲「HIKARI」が、現実世界でも4thシングルとして配信リリースされることが決定。ジャケット写真も公開された。様々な困難を乗り越え着実に成長する「8LOOM」を引っ張る弾だからこそ書くことのできた、優しく大きく包み込んでくれるミディアムチューン。第6話では、あす花に過去と向き合わなければならない試練が訪れ、「8LOOM」にも脱退メンバーとの再会で新たな亀裂が生まれる。また、本日23時からTBSの公式YouTubeチャンネル「YouTuboo」で、「8LOOM」の3rdシングル「Melody」のパフォーマンスビデオがプレミア公開される。同楽曲は、現実世界のLINE MUSICのソングTop100のデイリーランキングで1位を獲得(11月9日付)し、MVもグループ史上最速となる公開から3日で100万回再生を突破。本パフォーマンスビデオは、この100万回再生を記念して公開される。第6話あらすじデビュー曲が3年越しで大ヒットするという快挙が話題となった「8LOOM」に、メディアからの出演オファーが殺到。あす花は勢いに乗るメンバーたちを応援する一方、奈緒に抱きつかれた弾を見て、モヤモヤする自分の気持ちに少しずつ気づく…。弾が多忙になり2人のすれ違い生活が始まるが、「落ち着いたら、ちゃんとするから」という弾の言葉に、さらなる複雑な思いを抱くあす花。そんな中、弾の母校で新曲のPRも兼ねた凱旋ライブが決定。元メンバーをライブに誘う有起哉(綱啓永)に、栄治(八村倫太郎)が猛反発!? 畳みかけるように寮でとある事件が起こり、メンバーの間に新たな亀裂が生まれる。火曜ドラマ「君の花になる」は毎週火曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年11月15日俳優の中村倫也が28日、都内で行われたミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano』公開ゲネプロ&開幕直前取材会に、木下晴香、福士誠治、上演台本・演出の河原雅彦氏とともに参加した。本作は2018年末~2019年にかけて韓国で初演されたミュージカル。天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだベートーベンの生涯を、彼がつづった音楽とオリジナル楽曲で描く。青年期のルードヴィヒを中村が演じ、マリ―役を木下、もう1人のルードヴィヒなどを福士が演じる。中村は、演じる役について「音楽が大好きで、夢を持って、夢に破れかけて、また夢を持って、波乱に満ちた……魂を注いでいる人なんだなということを日々感じながらやっています」と述べ、「そこまでの情熱は普段僕がリアルに道を歩いているような状態ではとても表現できないエネルギーなので、自分を奮い立たせながら、誰もが知るベートーベンが残した思いやものを、少しでも説得力を持ってできるように頑張ろうかなと思っています」と意気込んだ。また、「歌う曲が15曲あるんですけど、どれも本当に素晴らしい」と言い、さらに「いい意味でも悪い意味でも異常な人しか出てこないので、単純にそれを面白がっていただいてもいいですし、いい部分は刺激を受けていただいて、悪い部分はそういうこともあるかもねってちょっとだけ寄り添って見てもらえる舞台。気が付いたら舞台が終わっていて、ぼーっとしながら帰る舞台になるんじゃないかなと思います。見るぞ! と思って、少しでも何かを浴びていただけたらと思います」と語った。座長ぶりについては、「今回座長らしいことあんましてないんですよね。みんな真面目で、放っておいてもやるタイプの役者が多くて。自分の役がやること多いし疲れる役なので、毎日毎日それを一生懸命やっていただけで、まだ誰にも何もおごってないですし」と謙遜気味。福士は「そんなことないですよ。ちゃんと背中を見ていますよ」と言い、木下も「ものすごく視野が広く、いろんな角度から作品のことを見ていらっしゃるんだろうなと感じる。お芝居を見ていてすごいなって思いますが、すごいなで終わらず、引っ張り上げてくださるような、憧れで終わらない感覚がありました」と刺激を受けているようだった。中村とは7年ぶりのタッグとなった河原氏は、中村について「長い付き合いになりますが、いい意味で変わらないです」と言い、「倫也とやる時は圧倒的にすごいものを作ると決めていて、今回もいい稽古が積めました」と自信をのぞかせた。ゲネプロでは、中村が歌を交えてベートーベンの苦悩や情熱を表現。音楽への情熱あふれるベートーベンを熱演した。同舞台は、10月29日~11月13日に東京芸術劇場プレイハウス、11月16日~21日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日・26日に金沢・赤羽ホール、11月29日・30日に仙台・電力ホールにて上演。
2022年10月29日西島秀俊さんと中村倫也さんが『仮面ライダーBLACK SUN』に主演。白石和彌監督のもと、ライダーに挑戦、思いを語ってくれた。――子供のころ、仮面ライダーシリーズは、何に親しんでいましたか?西島秀俊:僕は『仮面ライダーアマゾン』か『~ストロンガー』をオンエアで見ていました。1号~V3も再放送で見てたと思います。中村倫也:僕は『仮面ライダーBLACK』と『~BLACK RX』を見ていた記憶があります。母が仮面ライダー1号のドンピシャ世代で、ビデオ屋で1号からV3まで、『ウルトラマン』も1号からセブンまでをレンタルして兄と家族みんなで見てましたね。西島:それは英才教育だね(笑)。中村:はい。平成ライダーが始まって、若手の登竜門みたいになったころ、僕も役者の仕事をしていたんですが、仮面ライダーのオーディションに行けと事務所に一度も言われたことがない。「こいつは違う」と思われていたんでしょうね(笑)。――それがいまようやく、初ライダーに。西島さんは出演を以前から希望されていたそうですね。西島:近年のライダーを見て、面白いなと思っていました。正義と悪だけではない、世相を盛り込んだ物語になっている。仮面ライダーシリーズが好きなんですというお話を何かのタイミングでしていたら、今回お声をかけていただき驚きました。――仮面ライダーシリーズは50年の歴史があります。伝統あるシリーズのリブート作品への参加は、どんなスタンスで臨んだのですか?西島:みんなが見て育ってきたシリーズですよね。50年の歴史のなかでも金字塔といわれる『~BLACK』をリブートするわけですから、当然リスペクトを持って、良いところはきちんと踏襲する思いでいました。今作は18+にはなりましたけど、のちの子供たちに何かを伝えられたらという思いはありました。中村:僕は以前、『アラジン』の実写映画の日本語吹き替えをやらせていただいたとき、自分も小さいころディズニーのアニメに夢中になったキラキラした記憶があったことを思い出したんです。そんな思いを今の子供たちにも届けようと使命感を持ってやりました。白石監督だし、中身は大人向けだけれど、今回もあのときと似たような感覚でした。ただ、撮影現場では、ほかの作品同様、フラットな気持ちで臨みましたね。――白石監督の演出はいかがでしたか?西島:僕はご一緒するのは初めてでしたが、すごくきちんとした方でした。作品のインパクトが強烈だから、ギャップも(笑)。また、とても正統派な演出をされると思いました。ただ、今回は特撮監督の田口さんもいらっしゃいましたし、普段の撮影とはかなり違うよね?中村:そうですね。僕は『孤狼の血』に参加させていただきましたけど、いつもきっちりと、スタッフ全体の動きを把握した上で判断も速いし、秩序立った現場なんですが、初めての特撮で監督の戸惑うレアな姿が(笑)。でも、すぐに元の風通しのいい白石組に戻っていましたね。――本作は分断や差別など、実社会に通じるテーマが盛り込まれています。脚本を読まれてどんな感想を?西島:世の中の問題を作品内で描くというのは、特撮が歴史的に持っている特徴で素晴らしいところだと思います。今作には厳しい描写もあったので、特撮でこれはどうなのだろう?とご相談したこともありました。そのとき監督は「映画というものはこういう側面も描くべき」と強い信念と覚悟を持っていらっしゃったので、最終的には納得しました。中村:特撮ものやライダーの歴史にリスペクトを置いた上で、ジャンルでいうと圧倒的に「人間ドラマ」。「仮面ライダーがいる世界観」ではなく、’70年代の社会運動もうまく組み込んでいたり、僕たちのいるあくまで「現実世界」を主軸に、「そこに怪人がいる」という世界線なんだなと思いました。西島:その通りだね。中村:でもその世界を成立させるには、怪人の造型やCG、僕らの芝居も説得力がないと根本から崩れるので、気が抜けませんでした。――お二人は、2年前の『サイレント・トーキョー』以来の共演ですね。西島:その間もスタジオが隣で会ったりしていたよね?中村:はい。ちょいちょい(笑)。僕はもう、(西島さんとの共演は)嬉しさしかなかったです。「圧倒的嬉しい俳優」として現場にいました。西島:あははは。中村:ただ、役柄的にはそんなことを微塵も感じさせてはいけない間柄。物語にエッジと波乱を起こす役にしっかり臨みつつ、あとは嬉しいなあって(目尻を下げふにゃふにゃに)。西島:倫也くんとは昔から共演していて、キャリアをどんどん積んで、人としても俳優としても厚みを増しているのを肌で感じていました。僕も共演は嬉しかった。倫也くんは役についてすごく考えていて、毎回何かしら、驚きを提供してくれるんです。信彦(中村さんの役)は純粋さが真ん中にある人物で、それを大切にしたいとは話していたけれど、倫也くん自身の持っている純粋さが表れているんだろうなと思います。シャイだからそういう面を見せないようにするけれど。中村:センパイ、バラさないでください!そういう俳優を目指していたので嬉しいですね。もう辞めてもいいです。西島さんのお言葉を聞いて、いま引退の決意を……(笑)。――それは困ります!信彦は純粋さを軸に。それに対して、西島さんは光太郎役についてどんな思いを?西島:この物語では皆がそれぞれ大義を持って戦います。でも大義によって手段を選ばなくなる瞬間がある。光太郎はそれに嫌気が差して、戦わない決意をした。もっと自分の大切な人など、個人的なもののために戦いを始める。僕もそういう人間でありたいと思うので、シンパシーを覚えました。――視聴者は光太郎のそういう姿勢に寄り添えるのかもしれませんね。西島:でも、どのキャラクターも間違っていないし、どのキャラクターも間違っているんですよ。人間も怪人も誰にも感情移入できる。中村:そうですね。西島:台本を読んで、この物語はこのキャラクターに寄り添っているんだろうなと一見見えるキャラクターも、見終わると、その道もどこか間違っているところがあると感じる。正解がひとつじゃないふうに描かれているところが、白石監督のすごいところだなと思いました。にしじま・ひでとし(写真左)1971年3月29日生まれ、東京都出身。出演作に『きのう何食べた?』シリーズなど。『ドライブ・マイ・カー』で全米批評家協会賞主演男優賞受賞。なかむら・ともや(写真右)1986年12月24日生まれ、東京都出身。最近の出演作に映画『ハケンアニメ!』(’22)など。10月29日よりMUSICAL『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』に主演。シャツ¥48,400(ラキネス)ニット¥57,200(ボーディ) 共にアルファ PR TEL:03・5413・3546パンツ¥19,800(スティル バイ ハンド/スタイルデパートメント TEL:03・5784・5430)シューズ¥66,000(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)『仮面ライダーBLACK SUN』人気シリーズ『仮面ライダーBLACK』を、白石和彌監督が新たな視点でリブート。コンセプトビジュアルは『シン・ゴジラ』の樋口真嗣、『ウルトラマン』シリーズの田口清隆が特撮監督。西島秀俊はブラックサンを、中村倫也はシャドームーンを演じる。2022年、怪人が登場して約50年。日本では人間と怪人の対立が激しくなっていた。南光太郎(西島)はそんな世相を無視していたが、あるとき、調和の世界を訴える少女と出会う。10月28日Prime Videoにて世界独占配信。©石森プロ・東映©「仮面ライダーBLACK SUN」PROJECT※『anan』2022年10月26日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・カワサキ タカフミ(西島さん)小林 新(UM/中村さん)ヘア&メイク・亀田 雅(西島さん)Emiy(中村さん)インタビュー、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年10月22日俳優の中村倫也が主演を務める映画『水曜日が消えた』(20)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。「映像作家100人 2019」に選ばれ、長編作品初監督となる吉野耕平氏がメガホンを取った同作。幼い頃の交通事故をきっかけに、身体の中で“7人の人格”が曜日ごとに入れ替わる主人公を中村が演じている。性格も個性も異なる7人の人格の中で、いちばん地味で退屈な存在の“火曜日”は、ほかの曜日から何かと雑用を押しつけられている。そんな単調な1日を終え、1週間後に備えて眠りについた“火曜日”だったが、目を覚ますと周囲の様子がいつもと違い、今日が水曜日だということに気がつく。水曜日を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に驚きと恐怖に変わっていく。曜日ごとに人格が入れ替わるという複雑なキャラクターを演じた中村に加え、共演には“7人の僕”全員を知る元同級生・一ノ瀬役に石橋菜津美、物語の鍵を握る図書館司書・瑞野役に深川麻衣、少年時代から“7人の僕”を見守る医師・安藤役にきたろう、安藤の教え子で“7人の僕”を見守る新任医師・新木役に中島歩、「月曜日」の友人・高橋にゲスの極み乙女のベーシスト・休日課長など、個性的なキャストが顔を揃えている。
2022年09月29日上演台本・演出に鬼才・河原雅彦、主演に中村倫也を迎えて上演されるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』日本版がいよいよ始動! 日本でも上演が重ねられ、おなじみとなった韓国発のミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』を手掛ける作・演出家チュ・ジョンファの新作として、2018年末~2019年に韓国で上演、話題を呼んだ本作は、天才作曲家・ベートーベンの生涯をドラマチックに描いた創作ミュージカル。「いつか本格ミュージカルをやりたい」という想いを抱いていた河原と、その想いを受け止め青年ルードヴィヒ役として主演を務める中村。7年ぶりのタッグはどんなチャレンジになるのか……?世界を広げてくれた人の新しい挑戦「やるっきゃない」中村によると、河原から本作の話を聞いたのは2019年だという。「過去のメールのやり取りを遡ったところ、2019年の2月には今作のやりとりを河原さんとしておりました。会うたびに次何やる? という会話はしていましたが、まさか7年も経っていたとは。びっくりですね。僕も河原さんも割とふざけたミュージカルをやる事が多かったと思うので(苦笑)。“真面目なミュージカル”という言い方が正しいのかわからないですが、チャレンジしていけたらなと思います」その「真面目なミュージカルをやりたい」という河原の想いを中村は「パンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした(上演決定時のコメントより)」と驚きとともに受け止めつつ、「俺を指名してくれるんだ! というのはうれしかった」と感慨深げに語る。「河原さんには2009年[真心一座 身も心も]※の公演に呼んでいただいて、それを観た演劇界の方々が声をかけてくれるようになって一気に世界が広がったんです。俳優として活躍の機会を得られず鬱屈していた若手時代、演劇というのは自分が生きていく支えになりました。河原さんはその道を切り拓いてくれた人。そんな人が新しいことにチャレンジするとき、『一緒にやろうぜ』となったらしんどそうでも何でもやるっきゃないなと」※真心一座 身も心も:座長・村岡希美、座付き作家・千葉雅子(猫のホテル)、座付き演出家・河原雅彦、“にぎやかし”坂田聡による演劇ユニット。中村は2009年上演の『流れ姉妹 たつことかつこ~獣たちの夜』にゲスト出演。ちなみに中村の連ドラ初主演作となった2007年放送の深夜ドラマ『ハリ系』(日本テレビ系)は、河原のテレビドラマ初監督作でもある。転機となった作品を共にしてきた河原の印象を中村は「すべてのものを面白がる人。懐が深く、包容力がある方なんじゃないかと思います」と語る。これまで舞台『ぼっちゃま』(2011)、『八犬伝』(2012)、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』(2015)と、一筋縄ではいかない作品に起用されてきたが、今回の“真面目なミュージカル”ではどんなことが求められると感じているのだろうか。「『八犬伝』では尾上(寛之)君と阿部(サダヲ)さんがなぜか和太鼓で戦っていたり。“威力”ということを河原さんはよく言っていました。今作について会話した時も“支配力”と言っていて、そういったことが今回自分に求められることなんだろうなと。ただ、稽古に入ったら疲れるだろうなとは思っています(苦笑)」「中村がんばってるな」で終わらないような作品づくりを本作でルードヴィヒの人生に大きな影響を与える女性・マリーを演じる木下晴香とは、2019年公開の実写版『アラジン』で、主人公・アラジン&ヒロイン・ジャスミンの吹替を担当した間柄。ふたりが歌う「ホール・ニュー・ワールド」でその歌声のすばらしさに心を奪われた方も多いはず。「めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます」という、上演決定時の河原のコメントに密かに胸を踊らせてしまうところだが、ミュージカル経験豊富な木下は久々の本格ミュージカル出演となる中村にとっても心強い存在のよう。「歌番組でご一緒するたびに『イヤモニが気持ち悪いけどどうしたらいいの?』とか色々聞いたりしていました。ミュージカルの現場については僕や河原さんよりずっと詳しいと思うので『こういう時どうしてるの?』とか、みんなが晴香に聞きに行くんじゃないかと。なので僕が率先して聞きに行こうかなと思っています」そして、「もう一人のルードヴィヒ」を演じる福士誠治とは同じ作品に出演したことはあるものの、本格的に組むのは今回が初めてとなる。「ご自身で芝居を創られていたり、音楽もやられていて“熱い人”というイメージ。今回主演ですけど、誠治君がきっと兄貴肌でいてくれるから、僕が主演らしいことはしなくていいなと思う(笑)。とはいえ韓国の俳優さん本当にすごいな!と思うくらい、歌も芝居もトップクラスにしんどい、俳優として熱量を放出しなければいけない大変な芝居ですから、『中村がんばってるな』で終わらないような作品づくりをしなければと思っています」昨年の劇団☆新感線41周年興行『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』では安倍晴明を演じた中村。今回のベートーベンしかり、誰もが知る歴史上の人物を演じることへのプレッシャーはないのだろうか。「全然気にしてないです。だって会ったことないですから。過去の偉人の人物像はだいたいデフォルメして伝えられていると思っているので。映像作品とかで時代物をやるときに、所作指導などを受けているときも『絶対、畳のフチ踏んでたって!』とか思ったりして(笑)。だから、舞台で晴明をやったときも何も考えてなかった。ベートーベンも、顔も生涯も残した作品も知っているけど、あまり気にしていないです。漫画の実写版なんかを演る時もあまり気にしない。有名人をどう演じるか考えるよりも、ここに集まったメンツで良いものを作った方がいいじゃん。という感じですので、やりながら探していけたらと思います」観終わった人の顔をみたい最終回に向けて物語も佳境に入ったドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』、10月に配信を控える『仮面ライダーBLACK SUN』も話題沸騰中と、映画やドラマ、舞台など幅広いフィールドでいまや役者として第一線を走り続ける中村だが、じっくりと役に向き合い、約1か月間の稽古でトライ&エラーを繰り返して本番に臨む「舞台」というものが「自分には一番合っているなと以前から感じている」と言う。「結局のところ好きな場所なんだなと感じます。映像をやっていてさみしいのは、観終わった人の顔をみたいなと思うところ。舞台は本番を迎えて、舞台上でまず観客に向けて一方通行で描いて、それを観た方がどんな感想を抱くのか、どんな拍手をしてくれるのかを受け止める。ものづくりとしても人間としても健全な気がします。ただ、映像と違って一枚絵。すべてがバレてしまうので、細部に至るまで、立ち姿ひとつとっても、よりしっかりと役としてそこに立っていないといけない。その辺の怖さみたいなものはありますけど」10月、中村がどんなベートーベン像を私たちにみせてくれるのか、期待が高まる。取材・文:ぴあ編集部撮影:You Ishiiヘア&メイク/松田陵(Y’sC)スタイリスト/戸倉祥仁(holy.)★中村倫也さんと共演の福士誠治さんの対談インタビューは コチラ()ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★中村倫也さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』【東京公演】2022年10月29日(土)~11月13日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス【大阪公演】11月16日(水) 〜21日(月)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【石川公演】11月25日(金)・26日(土)会場:赤羽ホール【宮城公演】11月29日(火)・30日(水)会場:電力ホール公式サイト:
2022年09月16日中村倫也主演舞台「MUSICAL『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』」のメインビジュアルが完成した。残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが――。本作は、「SMOKE」「インタビュー」「BLUE RAIN」の作・演出家チュ・ジョンファの新作で、韓国で初演された作品。ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いていく。中村倫也(青年ルードヴィヒ役)主演の中村さんが、青年期のルードヴィヒ役を務めるほか、木下晴香、木暮真一郎、高畑遼大・大廣アンナ(Wキャスト)、福士誠治が出演。「八犬伝」や「ライチ☆光クラブ」の河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。木下晴香(マリー役)公開されたメインビジュアルは、楽譜が舞う中、ルードヴィヒが佇む雰囲気のある一枚となっており、また、ルードヴィヒにとって大切な存在として描かれる自立した女性、マリー役の木下さん、もう一人のルードヴィヒや青年役の福士さんのビジュアルも公開された。福士誠治(もう一人のルードヴィヒや青年役)なお本作は、東京公演を皮切りに、大阪、金沢、仙台でも上演を予定している。「MUSICAL『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』」は2022年10月29日(土)~ 11月13日(日)東京芸術劇場プレイハウス、11月16日(水) ~21日(月)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日(金)・26日(土) 金沢・赤羽ホール、11月29日(火)・30日(水) 仙台・電力ホールにて上演。(cinemacafe.net)
2022年07月29日戦後70年にあたる2015年に初公開され、これまで7年連続で毎夏かかさず上映を重ねてきた塚本晋也監督の『野火』。今年も終戦記念日を中心に、渋谷・ユーロスペースほか全国にてアンコール上映を行うことが決定した。本作は塚本監督が構想から20年の歳月をかけ完成させ、2014年にヴェネチア映画祭メインコンペティション部門出品、翌年に全国83館で劇場公開された。その後も、製作当初から「『野火』を毎年終戦記念日に上映されるような映画にしたい」という塚本監督の思いに共感した劇場にて、毎年アンコール上映を重ねてきた。現在のウクライナの情勢により戦禍がSNS等でも目に触れる日々が続いている今、塚本監督のライフワークとなりつつある『野火』の上映は、戦争と平和について考える機会となり、ますます重要になってきている。舞台は第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを余儀なくされる。しかし負傷兵だらけで食料も困窮している最中、少ない食料しか持ち合わせていない田村は早々に追い出され、ふたたび戻った部隊からも入隊を拒否される。そしてはてしない原野を彷徨うことになるのだった。空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら、田村が見たものは……。初年度からの劇場・自主上映含む総観客数はおよそ9万7000人にのぼる。公開から8年目となる戦後77年の今年も渋谷・ユーロスペースを中心に全国34館の劇場で上映が決定。各劇場の上映予定、併映予定等実施の詳細は劇場HP、『野火』オフィシャルサイト・SNSにて随時発表される。またアンコール上映に先駆けて、7月5日(火)の20:30より30名限定で、『野火』のメイキングである「塚本晋也解説『野火』20年の軌跡」の無料オンライン上映会を塚本監督のQ&A付で実施。申込み受付は「Peatix」にて、6月28日(火)20:00 より開始となる。<塚本晋也監督・コメント>実際の戦争が激しさを増し、様々な思いが様々な形で渦巻く時代となりました。戦争に近づかないためにできることー。そのことを考えるとき、まず、この『野火』を観ていただきたいと思います。そして考えるきっかけにしていただけたらと思います。最初の上映からまる7年を経過した8年目の『野火』。共感してくださった劇場さんが、今年もこんなにたくさん上映をしてくださいます。改めて感謝と驚きを感じています。劇場での体験は、特別なものになると確信します。今年もよろしくお願いいたします。塚本晋也【塚本晋也監督Q&A付き『野火』メイキング無料オンライン上映会】2022年7月5日(火) 20:30~20:30~ イベント開始20:35〜 塚本監督挨拶20:40〜21:40『野火』メイキング「塚本晋也解説『野火』20年の軌跡」上映 (60分)21:40〜22:30 塚本監督によるQ&A・お申し込み受付2022年6月28日(火) 20:00より先着限定30名※電子チケットサービス「Peatix」より『野火』7月よりアンコール上映
2022年06月24日『鉄男』『野火』などを手掛けてきた塚本晋也監督が、『斬、』以来4年ぶりとなる新作映画を始動。スタッフと出演者を募集している。物語は、終戦直後を生きる人々の姿を描く。同監督の『野火』『斬、』の流れを汲む作品となる。【塚本晋也監督メッセージ】新作を始動します。小さな映画ですが、今の時代に投げかける大切な作品にしたいと思います。スタッフは、一部大きな撮影がありますが、全体、少数精鋭で、静かに丁寧にものづくりのできる仲間を募集します。キャストの若い復員兵は、いわゆる軍人タイプの人でなく、柔らかな印象の方がありがたいです。多様な演技をお願いすることになります。どうぞ、よろしくお願いします。【募集するスタッフ】1.制作スタッフ(現場を円滑に進めるために、現場を周囲から支える仕事)2.技術スタッフ(撮影まわり。冷静で几帳面な人を望む)3.美術スタッフ(映画に映る人物、風景以外の全ての大道具、小道具を指す。工作をしたり物集めを協力できる人)4.衣装スタッフ(衣装を集める、あるいは作ることに力を貸せる人)1~4、期間、条件などは話し合いで決定。短い撮影なので何らかの経験のある方がありがたいとのことだが、通常の撮影方式と異なるので、経験者未経験者不問。撮影は7月なかばあたりから8月いっぱいの2~3週間ほど。9月に一部を回す可能性もあり。撮影の前の期間から、条件を話し合った上での参加となる(参加部門によって日程も変わるので、5月から9月までの都合も要連絡。また募集する要項も状況によって変動する可能性あり、ご容赦いただきたいとのこと)【募集するキャスト】1.若い復員兵。メインキャストの一人。7月の中盤から7月いっぱいまでの数日と、8月中盤か9月のいずれかの日にもう1日スタッフ、キャストとも履歴書に、顔写真(キャストは全身写真も)、協力できる期間(あるいはNGの期間)、どの仕事を希望するか、参加動機と連絡先(メールアドレス必須)などを記入。送り先は以下。〈履歴書の送り先〉170-0001東京都豊島区西巣鴨1-12-6シャリエ西巣鴨805「海獣シアター塚本晋也『終戦企画」」※5月12日(木)消印締め切り質問等は履歴書に記入してほしいとのこと。提出から2週間以内にメールにて返信した人に面接をする。塚本晋也のTwitterでも状況を伝えていく。塚本晋也Twitter:
2022年04月25日