黒沢清、諏訪敦彦、塚本晋也、山戸結希などなど、これまでプロの映画監督になったのは160名以上。「映画の新しい才能の発見と育成」をテーマに、現在日本映画界の第一線で活躍する映画監督を多数見出している映画祭<第43回ぴあフィルムフェスティバル>(※以下PFF)の開催が9月11日(土) にスタートした。開催を告げるオープニング上映作品に選ばれたのは、PFFスカラシップ最新作『裸足で鳴らしてみせろ』。初のお披露目となる完成上映に、工藤梨穂監督、出演者の佐々木詩音、諏訪珠理、伊藤歌歩が来場した。PFFスカラシップ作品は、「PFFアワード」の受賞監督からオリジナル企画を募り、毎年1名を選出。PFFが作品の企画、製作、劇場公開までトータルでプロデュースする。これまで、園子温、橋口亮輔、矢口史靖、李相日、荻上直子、内田けんじ、石井裕也ら、錚々たる監督たちの商業映画デビュー作を世に送り出してきた。このPFFスカラシップ作品の新たな権利を手にしたのは、PFFアワード2018でグランプリを獲得した『オーファンズ・ブルース』の工藤梨穂監督。工藤梨穂 監督まず上映前、舞台挨拶に立った工藤監督は「このような大変な状況の中、これだけ多くの方にお越しいただいて幸せです。ご来場ありがとうございます」と観客に感謝の気持ちを伝えた。同じく登壇した佐々木は、「最初にお話をいただいたとき、自分には荷が重すぎると断ろうかと思った。現場に入ると、プレッシャーもすごくあったが、自分と役が一致していくような感覚を初めて体験しました。自分にとってとても大切な作品。みなさんの心のどこかに届けばいいなと思います」と語り、諏訪も同調するように「撮影中、(役を演じているときは)暗闇の中を走っているようだった。でも、工藤監督が考え込んだりしているときの背中をみたら、いろいろな責任を背負っているように見え、俺はこんなところで弱気になっちゃいけないと踏ん張ることができた。なので(佐々木さんと同じく)僕にとっても大切な作品になって、これだけ多くの人がこれからみてくださって、今日は本当に幸せです」も感無量といった様子。伊藤も「台本を読んだ時点から、『これはすごい作品になる!』と思いました。この作品がおもしろくなくなったら、わたしたちの責任だと思うぐらいでした。みんなで魂削り合ってという瞬間がたくさんありました。みなさんの感想が気になっています。今日楽しんでいってください」と喜びの言葉が並んだ。伊藤歌歩さんその後、世界初の作品のお披露目となり、上映後はアフタートークへ。再び、工藤監督、佐々木、諏訪が登壇し、撮影時の思い出や、工藤監督が脚本を書く際にずっとリピートしていた曲のことなどの舞台裏のエピソードが明かされた。これを撮るためにいままでの人生があったんじゃないか『裸足で鳴らしてみせろ』は、佐々木演じるナオミと、諏訪演じるマキが、「自分の代わりに世界を見てきてほしい」というマキの養母で盲目のミドリに、世界各地の音を届けようとする物語。ミドリに音を届ける過程で、次第にひかれあうようになった二人の関係の行方が丹念に描かれるが、とりわけ佐々木と諏訪の魂も身体も丸ごとぶつかりあうような演技が強く印象に残る。実際、佐々木、諏訪ともにそうとう役にのめりこんだようで、なかなか役が抜けなかったことをそれぞれ告白。佐々木が「いままで何本か映画に出演してきたが、初めて実人生ともうひとつ別の(ナオミという人物)の人生を歩んだような感覚がある。演じてこういう感覚になったのははじめてのこと」と語れば、諏訪も「撮影は昨年の10月で、作品が完成して2月にはじめて作品をみたときは、まだ役が抜けきっていなかった。そのときはまだマキと自分を切り離して考えることができなかった。撮影が終了後は、マキロスに陥って、寂しかった。今日も佐々木さんに会うとナオミの匂いがして、なんかドキドキします」と明かした。佐々木詩音さんこの二人の演技に対し、工藤監督は「大げさかもしれないけど、これを撮るためにいままでの人生があったんじゃないか。そう思えるすごい芝居を二人はみせてくれたと思っています。そういういましか撮れない場に立ち合えた」と二人に感謝するとともに彼らの演技を絶賛した。トークは40分を超え、最後に佐々木「撮影後は、ほんとうに燃え尽きて、もうこれ以上何もできないと思ったけど、今日多くの方にみていただいて、改めてこの作品をいろいろな人に届けるまでが自分の責任だと思った。これからいろいろな人に作品を届けたい」諏訪「こうして作品を見る時間を共有できて、忘れられない1日になりました」工藤「完成から約半年、今日までPFFという場で観ていただけることをずっと想像して心待ちにしていました。一方で初めての観客の方々に、この映画どう映るのかという恐怖もありました。でも、今日、ほんとうにこのように多くの方にみていただいてとてもうれしいです」とそれぞれに言葉を寄せ、会は無事終了した。諏訪珠理さんなお、同映画祭は昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大予防を徹底した上で、9月25日(土) まで東京・京橋の国立映画アーカイブで開催される。メイン・プログラムで、第1回から続く世界でも稀な自主映画のコンペティション「PFFアワード2021」は、489本の応募作から18作品が入選。平均年齢25.4歳という若手映画作家たちが、グランプリほか各賞を競いあう。最終審査員を務めるのは、俳優の池松壮亮、最新作『かそけきサンカヨウ』が公開間近の今泉力哉監督、今年『あのこは貴族』が公開された岨手由貴子監督、芥川賞受賞作家の監督の『寝ても覚めても』(18) の原作者である柴崎友香、脚本家の高田亮の5名。24日(金) に各賞は発表される。そのほか、カンヌ、ベルリンをはじめ、今世界の映画祭で脚光を浴びるタイの新鋭、ナワポン・タムロンラタナリット監督をフィーチャーした世界初の大特集『ナワポン・タムロンラタナリット監督特集~タイからの新しい風』、沖田修一監督、松居大悟監督らが大ファンを公言する今は亡き森田芳光監督の傑作を語り尽くす『森田芳光70祭~伝えたい、モリタを~』、一昨年から始まり好評を呼ぶ、ピーター・バラカン氏が作品の選定からナビゲーター&トークまでを務める『映画と音楽シリーズ「ブラック&ブラック」』、映画監督の石井岳龍や音楽家の長嶌寛幸らを講師に招いた『PFFスペシャル講座』など、本映画祭でなければ実現しないオリジナルな企画・特集が目白押し。新たな映画との出会い場となっている。また、「PFFアワード2021」の入選作品18本に関してはオンライン配信が本日からスタート。会場になかなか足を運びずらい方などは、こちらで新たな映画の才能に出会ってほしい。取材・文:水上賢治<開催情報>「第43回ぴあフィルムフェスティバル」日程:2021年9月11日(土) ~25(土) まで開場:国立映画アーカイブ公式サイト:
2021年09月11日ソニーグループが立ち上げた「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエイター、製作スタッフ、俳優の継続的な創作活動を支援するために立ち上げた映画製作プロジェクト『DIVOC-12』より、本ポスターと追加キャストが解禁された。この度解禁された本ポスターは、『DIVOC-12』に集まった12本の作品同様に、色と太さが全く違う12本の線が描かれ、そこに12の物語を彩る、豪華俳優陣が堂々集結したビジュアルに仕上がっている。そしてそこに添えられた「お楽しみはこれからだ!」のコピーが意味するとおり、誰も観たことがない新しいエンターテインメントの形である本作に期待せずにはいられない。また本ポスターの解禁に併せて、各作品の脇を固める豪華追加キャストも明らかになった。藤井道人監督作品『名もなき一篇・アンナ』で横浜流星演じる喪失感を抱えたまま生きる男の前に現れた女性・アンナを演じるのは、2014年に国営中国中央テレビのオーディション番組「来吧!灰姑娘」でグランプリを獲得、活動拠点を日本に置きSNSでも話題のロン・モンロウ。上田慎一郎監督作品『ユメミの半生』でミニシアターの支配人を演じるのは、『鉄男』でローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞、俳優としても活躍する映画監督・塚本晋也。そして『カメラを止めるな!』でタッグを組んだ濱津隆之が、松本穂香演じるユメミの父親を演じる。ほかの作品にも渋川清彦、松浦祐也、円井わん、渡辺いっけいなど個性溢れるキャストが勢揃いしており、彼らがどんな表情を見せてくれるのか、期待が高まる。『DIVOC-12』は10月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年10月1日より全国にて公開©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.
2021年08月24日「12年間『Going! Sports&News』にレギュラー出演する上田晋也さんは、ロンドン、ソチ、リオ、平昌五輪と夏冬4大会連続で現地取材。今回の東京五輪でもスペシャルサポーターとして活躍が期待されましたが、7月24日にコロナ陽性が判明して出演できなくなりました。困り果てた日テレの窮地を救ってくれたのは、『Going~』で共演する亀梨和也さん(35)だったんです」(日本テレビ関係者)日本テレビは東京五輪期間中、特別中継態勢を組み放映。明石家さんま(66)、上田晋也(51)、有働由美子(52)、吉田沙保里(38)という“最強の布陣”で臨んだ。しかし、五輪開幕と同時に上田の新型コロナ感染が発覚――。「もともと亀梨さんは今回の五輪中継のメインメンバーではありませんでした。ただ、野球を中心に各界のアスリートとも親交が深い亀梨さんを局内で推す声があり、各競技会場に足を運び、アスリートの生の声を拾ってくる“現場レポーター”として五輪中継に参加していたんです」(前出・日本テレビ関係者)小学6年生時、軟式野球の世界大会にも出場した実力を持つ亀梨。本誌も、7月27日、横浜スタジアムで行われた米国とのソフトボール決勝戦で、意欲的に取材に臨む亀梨の姿を目撃している。待ち時間、彼は柔軟体操で体をほぐし、スタッフの緊張も和らげていた。前出の日本テレビ関係者は言う。「特に8月1日の出来事が忘れられません。日本テレビは朝から深夜までずっと五輪中継でした。重点的に放送を予定していた競技で予想外に日本人選手が敗退し、“目玉”がなく困り果てていたのです。唯一の期待はマスターズを制した松山英樹選手が出場する男子ゴルフの最終ラウンド。局としては、炎天下のゴルフレポートをタレントの方にはなかなか頼めない。でも亀梨さんは自ら志願して、全18ホール同行取材してくれたんです」残念ながら松山はメダル獲得とはならなかったが……。「この亀梨さんの金メダル級の“奮闘”に現場の士気が高まったのは事実。『亀梨さんとは末永くご一緒したい』と話すスポーツ局の関係者も多かったです」(別の日本テレビ関係者)8月9日、上田は日本テレビの五輪特番にVTR出演し、「オリンピック初日にコロナ発症しまして、関連番組すべて出られなくなりまして、日テレさんに“あいつ使えねーな”って言われているオリンピックキャスター上田晋也でございます」と苦笑いしていたが、亀梨の見事な“代役”ぶりに真っ青!?
2021年08月18日17日間にわたり開催された東京五輪が8月8日に閉幕。日本は史上最多の金メダル27個を獲得し、大きな盛り上がりをみせた。しかし、同時に新型コロナウイルスの感染拡大も過去最大規模で進んでいる。8月5日には東京都で過去最多となる5042人の新規感染者を記録。そして、芸能界もその“波”の危険にさらされている。7月25日にはくりぃむしちゅー・上田晋也(51)、8日には沢村一樹(54)の感染が判明。さらに9日にはHKT48のメンバー5人の感染が発表され、約2週間で報じられているだけでも30人近くの芸能人が感染している状況だ。なかでも1日に感染が判明した野々村真(57)は、当初、自宅療養していたものの、体調が悪化し現在は入院していることを9日に所属事務所が発表。深刻な状況にある野々村の病状を、8月9日に妻・野々村俊恵さん(57)が『バイキングMORE』(フジテレビ系)で告白。「肺が真っ白で、『重度の肺炎です』と(言われた)。私達もそこまでひどくなっているとは思ってなかったので(心配です)」と、不安げな面持ちで語っていた。これまでとは比較にならない強い感染力を持ち、関東ではすでに約9割を占めていると言われているインド由来のデルタ株。今までの感染対策では防ぎきれないことを指摘する声があがるなか、芸能人の“主戦場”であるテレビ局の感染対策を疑問視する声も少なからずあがっている。《芸能人のコロナ感染、アクリル板立てた程度で不織布マスクもしないでスタジオ収録してたらそりゃ感染するわ》《芸能界やメディアはいい加減感染対策を見直したらどうよ。別にマスクしてテレビに出てもいいと思うよ》実際にあるテレビ関係者はこう語る。「テレビ収録の現場において、コロナ対策がなし崩し的に緩んでいる印象です。昨年の第一波の際は、リモート収録を増やし、スタジオで収録する場合は出演者間の距離をかなり空けるなど徹底した対策が取られていました。外でロケするなんてもってのほかでした。しかし現在は、リモート収録も減り、徐々に出演者の距離も近づき、一部の番組では外ロケも当たり前のように復活しています。室内でマスクも装着せずに、収録をしていてはデルタ株に感染するのも無理はありません」テレビ局は果たしてこの“緊急事態”をどう乗り越えていくのだろうかーー。
2021年08月10日塚本晋也が監督した映画『ヒルコ / 妖怪ハンター』の2Kレストア版Blu-rayが7月21日に発売となった。それに伴い、新旧版を比較した映像も公開されている。『鉄男』や『野火』などの映画監督としてのみならず、俳優としてNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』などTVドラマ、映画、CMでも活躍する塚本晋也。彼の初期監督作、映画『ヒルコ / 妖怪ハンター』が、初公開から30年目となる今年、レストア&リマスターされ生まれ変わった。本作は塚本の監督2作目となる、特撮エンタテインメント・アドベンチャーホラー。ベテランから新進気鋭の特撮スタッフが集結し、ミニチュアワーク、人形アニメ、マットアート、ハイビジョン合成など当時の特撮技術の総力を注いだ作品である。原作は漫画家デビュー20年目であった諸星大二郎の『黒い探求者』と『赤い唇』の短編2作品。塚本晋也監督が「どうしてもお願いしたかった」という沢田研二を主演に「大好きな諸星大二郎の漫画」を映像化。当時、ソロデビュー20年目の沢田研二が原作キャラと異なるドジでトボけた稗田を演じ俳優としての厚みを見せ、竹中直人や余貴美子、室田日出男ら豪華キャストも集結したことも話題となった。本作は、オリジナルネガから高解像度スキャニングし、撮影カメラマン立ち会いのもとでグレーディングを施した最新マスターをデジタル化したもの。山や道や空や太陽や樹々、光も闇も見事に再現した。解禁された映像は、レストアによる美しさと精緻さが一目瞭然な新旧比較(2Kレストア版Blu-rayと旧版DVDの比較)した内容となっている。自然の風景や主演沢田研二の美貌、クリーチャーの皮膚感など、すべてが明瞭となっている。■リリース情報『ヒルコ / 妖怪ハンター』2Kレストア版Blu-ray発売中価格:4,180円(税込)本編約90分+特典映像約17分<映像特典>塚本晋也監督インタビュー織田尚(特殊メイク・特殊造型)インタビューヒルコの組立から操縦まで劇場予告編<静止画特典>フォトギャラリーイメージボードプロフィール公式サイト:
2021年07月21日中村倫也主演で “幸せを運ぶ珈琲物語”を描いたドラマ「珈琲いかがでしょう」から、公式ビジュアルBOOKが発売されることになった。原作ファンから「主人公が中村倫也にしか見えない」とネットで話題となっていた、コナリミサトによる名作漫画が原作。4月に放送が開始されると、初回放送(第1話)の見逃し配信の再生数が196万回を突破(※1)、テレビ東京の番組の1週間の再生数として過去最高を記録(※2)している。舞台は移動珈琲車。中村倫也演じる珈琲店店主・青山一は行く先々で、1杯1杯丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れる。そして、そこに集まってくる、傷ついたり、悩んだりしている人々をさりげない言葉で癒していく、優しくもほろ苦い珈琲青春群像劇。公式ビジュアルBOOKは、そんなドラマの魅力を詰め込んだ1冊。写真とセリフで振り返る名シーンや、中村さんをはじめとする出演者インタビュー、荻上直子監督、原作者コナリミサトのインタビューを掲載。珈琲レシピも紹介され、「珈琲いかがでしょう」の世界観によりひたれそうだ。「珈琲いかがでしょう」は毎週(月)23時6分~テレビ東京ほかにて放送中。地上波放送終了後、Paravi・ひかりTVにて配信。「珈琲いかがでしょう」公式ビジュアルBOOKは5月24日(月)より発売。定価:1,540円(税込)※1.「ネットもテレ東」「TVer」などでの1週間の合計再生数※2.テレビ東京の歴代番組において(text:cinemacafe.net)
2021年04月26日大泉洋主演×吉田大八監督のタッグで贈る映画『騙し絵の牙』より、俳優だけでなく監督としても活動する池田エライザ、斎藤工、塚本晋也が吉田監督の撮影現場をふり返るコメントが到着。新たな場面写真も公開された。モデルや女優として活躍し、映画『夏、至るころ』の企画・原案・監督も務めた池田さんは、監督の現場での印象について「すごく紳士的でスマート」と言い、「『あともう少しこういうエッセンスを足して欲しい』とおっしゃるので、答えだけ渡されるわけではなく、『こうやってみてはどうだろう』と提案していただけるので、チャレンジングな感じが楽しいです」と語る。一方、『blank13』や移動映画館プロジェクト「cinema bird」など、多岐に渡る活動を行う斎藤さんは、外資ファンド代表役として本作に出演。「吉田大八というフィルムメーカーの大ファンとして、その一部になれたことがとても光栄です」と思いを述べ、吉田組は「すごくロジカルな繊細でとても大胆な現場」だったそうで、「僕の場合は、現場の空気感やノリみたいなものを、生モノだからといって優先して撮っていってしまうのですが、それってどこか無責任でもあって、準備したものと出来上がりの差が多く有るんですね。でも大八監督はその差はほとんど無いんじゃないかっていうくらい職人的な現場だと思います。さらに重箱の隅をつつくような内容じゃないところが面白いというか、とてもユーモアに富んでいて、遊びの利いた内容の裏側の緻密さというところにプロフェッショナルさを感じます」と監督の演出をふり返る。映画については「日本映画の強さが集合していると思いました。言葉です。日本語という言葉で展開していくものの緻密さみたいなもの。日本語で構成された秀逸な一枚の騙し絵というか。味付けがソースでもケチャップでもなく、醤油ベースであるという(笑)。今の時代だからこそ、より意味を持っていると思います」と話している。『鉄男』『KOTOKO』『野火』『斬、』など海外でも高い評価を得ている塚本さんは「吉田監督の映画だから出演させていただきたいというのは勿論あったんですけれど、自分の役がどうかの前に、脚本全体が面白かったので、とにかくこの映画に参加したいという思いがありました」と脚本が気に入ったそうで、今作では高野(松岡茉優)の父で本屋の主を演じているが「役も共感がすごくあって。僕が、本に頬ずりするほどの“本フェチ”といってもいいくらいの本好きなものですから、紙の質感がある本が、段々売れ行きが悪くなって、ネットの世界にどんどん移行していく、本が置き去りになっていくことに、心配とか、不安とか、懸念みたいなものがあったので、そのことを一本のドラマの中で解決していくような映画に思えました」と明かす。また「他の監督に呼んでいただいた時は、監督目線で全然行かない」という塚本さん。「『自分だったらこうするのになと思わないんですか?』と訊かれるんですが、全くそういう風には思わなくて、監督の個性を浴びに行くのが楽しみなんです。吉田監督は自分の中に一貫した強いビジョンがあって、そのことに良い意味で頑固で崩さないこだわりの強さを感じました。最初に脚本を読んだ時に、感情を豊かに分かりやすく出す演技モリモリ感で読んでいたんですけれど、(現場では)自分のシーンも意外に『あっさりやって』という感じだったんです(笑)。そのあっさりの中の日常のリアリティの雰囲気の中に情感をかもし出していくということが分かったので、そのことになるべく応えようとしていました」と吉田組での日々を回顧している。『騙し絵の牙』は3月26日(金)より全国にて公開。※塚本晋也の「塚」は正しくは旧字(cinemacafe.net)■関連作品:騙し絵の牙 2021年3月26日より全国にて公開©2020「騙し絵の牙」製作委員会
2021年03月20日長瀬智也主演、西田敏行、戸田恵梨香、桐谷健太ら共演の「俺の家の話」の9話が3月19日放送。ゲストで登場したムロツヨシと塚本高史にタイムラインが盛り上がるなか、“奇跡のラスト”にも「コメディと哀愁と感動のバランスが凄い」などの反応が集まっている。長瀬さんとともに「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」「うぬぼれ刑事」など数々の名作を生み出してきた宮藤官九郎によるオリジナルストーリーとなる本作。能楽の人間国宝の息子として生まれた主人公・観山寿一を長瀬さんが演じ、寿一の父の寿三郎に西田さん、寿一と恋人関係となった志田さくらに戸田さん、寿一の異母兄弟だと判明した寿限無に桐谷さん、観山家の次男・踊介に永山絢斗、長女の長田舞に江口のりこ、舞の1人息子・長田大州に道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、寿一の別れた妻・ユカに平岩紙、舞の夫でラッパーのO.S.Dに秋山竜次、ケアマネージャーの末広涼一に荒川良々、寿一の息子・秀生に羽村仁成(ジャニーズJr.)。井之脇海、三宅弘城、長州力らも出演。寿三郎に反抗し家を出てプロレスの道に進んだ寿一が、25年ぶりに実家に戻り兄妹たちと再会。そこには寿三郎の“婚約者”だというヘルパーのさくらもおり、当初は“後妻業”だと反発する兄妹だったが踊介がさくらに恋してしまい、一方、さくらは寿三郎の介護をしながら覆面レスラー“スーパー世阿弥マシン”としてプロレスに復帰した寿一に想いを抱いてしまう。そんな日々のなか、徐々に寿三郎の病状は悪化、要介護状態となり、前回のラストでグループホームに入居する…というのがこれまでの物語。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。それから半年後、寿限無が「自分には能しかないと気づいた」と観山家に帰ってくる。寿一は寿限無を寿三郎のいるグループホームへ連れていく。寿一はさんたまプロレスのレスラーたちとともにホームを慰問、スーパー世阿弥マシンとなって寿三郎を持ち上げる。一方、さくらは能とプロレスに夢中な寿一に不満を覚え、観山家に行かなくなっていた。さくらは寿一に「家族に囲まれて笑ってる寿一さんが好きでした。皆さんを戻してください」と告げる…というのが9話のストーリー。さらに観山家に“お家騒動”が勃発。分家の当主、観山万寿が寿一の観山流継承に異議を唱え、観山家に乗り込んでくる。この万寿を演じたのがムロさん。放送前には戸田さんのスタッフアカウントでムロさんとのツーショットも公開。この後22時~は「俺の家の話」第9話の放送です!ムロさんと是非ご覧下さい!#俺の家の話 #長瀬智也 #戸田恵梨香 #西田敏行 #桐谷健太 #永山絢斗 #江口のりこ #ムロツヨシ #俺家 #TBS pic.twitter.com/rienLOa2Jr— Erika Toda Staff (@erikatodastaff) March 19, 2021SNSには「戸田さんとムロさんといえば大恋愛を思い出します」「ムロさん今日はキツイのね。大恋愛とは違う」など、戸田さんとの共演作「大恋愛」を思い出した視聴者からのコメントが続々。その後寿三郎が脳梗塞を発症。家族会議が行われるなか、寿一が連れてきた葬儀屋の鬼塚役で塚本高史も登場。こちらにも「きゃ~!塚本高史出た~!」「めちゃくちゃうれしかったです!」と喜びの声が上がる。そして寿三郎を家族や門弟らが取り囲み、容体を見守るなか、スーパー世阿弥マシンとなった寿一はさんたまプロレスの「肝っ玉、しこったま、さんたま」をコール。すると寿三郎の手がゆっくりと上がり…。奇跡のラストにも「クドカンドラマはいつもコメディと哀愁と感動のバランスが凄い」「すっごい面白いのにちゃんと感動あるのほんと好き」「泣いたり笑ったり忙しいw」などSNSに感動の声が溢れている。(笠緒)
2021年03月19日長瀬智也×宮藤官九郎のタッグで贈る現在放送中のドラマ「俺の家の話」の第9話(3月19日放送)に、ムロツヨシと塚本高史が出演することが分かった。本作は、ピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退、名家の大黒柱として次々と一家に降りかかる困難に立ち向かうホームドラマ。長瀬さんとのドラマ共演は「うぬぼれ刑事」以来、11年ぶりとなるムロさんが今回演じるのは、観山流の分家当主・観山万寿。寿一(長瀬さん)が観山流を継承することに異議を唱え、寿一と真っ向から対立。丁々発止のやり取りでお家騒動を巻き起こす、今回の物語のキーパーソンだ。ムロさんは「少し前になりますが、この作品のとあるシーンのロケをしている現場にたまたま遭遇し、久しぶりに長瀬さん、戸田さん、西田さんにご挨拶させていただき、その時に出たい! 出たい! と話しておりました。今回このように出演させていただき、長瀬さんから『本当に来てくれたんだ』と言ってもらいうれしかったです」と出演を熱望していたと明かし、「この作品を初回の放送から見続けており最後がどうなるか、私自身も本当に楽しみでなりません。そして、長瀬さんと一緒にお芝居させていただいたこと、この作品に参加させていただいたことに感謝しております」とコメント。また、多くの宮藤作品に出演している塚本さんは、今回、三代目葬儀屋・鬼塚として出演。長瀬さんとは「タイガー&ドラゴン」以来、実に16年ぶりの共演だが、長瀬さんとの息の合った芝居は未だ健在。「お会いして一瞬で距離が縮まり、すんなりと現場に入れてうれしかったです。収録の合間、モニターで演技の映像をチェックさせていただいた時も、自分と2ショットで映っている長瀬さんの姿を見て感慨深かったです」と長瀬さんとの再共演を喜ぶ。鬼塚は、シリアスなシーンでの緩衝材であり、物語のスパイスとなる役どころ。「第6話の阿部サダヲさん、第8話の佐藤隆太さんに続き、いよいよ第9話で、最後の象徴的なシーンに関わる三代目葬儀屋・鬼塚として出演致します! 楽しんで観ていただけたらうれしいです」と視聴者へ呼びかけている。第9話あらすじ妹弟が去り、寿三郎(西田敏行)がグループホームへ入所し、観山家に残った寿一は、ひたすら稽古に励んでいた。そこへ、半年前に家を出た寿限無(桐谷健太)が突然帰宅。寿一は寿三郎のいるグループホームへと出かける。スーパー世阿弥マシンに扮した寿一をはじめ、慰問に来たさんたまプロレスのレスラーたちを見たお年寄りは歓声を上げる。そして、その中には寿三郎の姿もあり、寿限無は泣き笑うような気持ちでそれを見つめるのだった。一方、寿一と結婚を誓い合ったはずのさくら(戸田恵梨香)は、この2週間ほど観山家には行かなかった。能とプロレスが頭の大部分を占め、手を出してこない寿一に不満を覚えていたのだ。同じ頃、踊介(永山絢斗)は週刊誌の記者からある記事を見せられていた。そこには、グループホームの中庭で運動している寿三郎の姿が…。「俺の家の話」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年03月12日深田恭子主演、瀬戸康史、橋本環奈ら出演の「ルパンの娘」最終話が12月3日放送。進化した杏の“Lの呼吸”に、塚本高史と倉科カナの登場。藤岡弘と瀬戸さんの“ライダー共演”にまさかの「映画化決定」など見どころだらけの最終回に視聴者が歓喜している。泥棒一家“Lの一族”の娘として家族の誰よりも盗みの才能を持つものの泥棒家業を継ぐことを拒み、普通の人生を歩もうとする三雲華と、瀬戸さん演じる代々警察一家の息子・桜庭和馬との決して許されない恋愛を描いたラブコメディーとなる本作。今シーズンでは“Lの一族”に復讐を誓い正体に迫ろうとする北条美雲に、華と和馬の娘・杏といった新キャラも登場、新たな物語が描かれてきた。“Lの一族”華の父・尊に渡部篤郎、母・悦子に小沢真珠、兄・渉に栗原類、祖母・マツにどんぐり、杏に小畑乃々。華の幼なじみの円城寺輝に大貫勇輔。北条美雲に橋本環奈といったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。華が“Lの一族”だと知り激しいショックを受ける杏だが、盗賊団に捕われ絶体絶命のピンチとなった華たちを救ったのも杏だった。白いコスチュームに身を包み、6話で話題となった“Lの呼吸”の新バージョン“弐ノ型”で盗賊団を瞬殺…「弐ノ型やりおって笑い止まらん」「杏ちゃん弐の型習得してた」「杏ちゃんの能力が次々と開花してゆく」など、“Lの呼吸”に再びSNSが沸きあがる。また美雲の部屋の隣で痴話ゲンカを繰り広げ続けてきたカップルを、塚本高史と倉科カナが演じていたことも判明。「塚本高史と倉科カナだなんて誰が予想するよ?とことんこっちの上をいくよね」「うるさい隣人がまさか倉科カナと塚本高史だったとは」「脇役にすげー役者使いすぎ!!笑」「シークレットゲストにしたまま初回から最終回まで持ってくとか贅沢」など、まさかの配役に驚く視聴者も多数。盗賊団と戦う華たちを助けるため和馬が祖父・和一(藤岡さん)とバイクに2人乗りで駆けつけるシーンにも「ダブル仮面ライダーがバイクで2ケツする豪華なシーン」「それはもう完全に仮面ライダーでは?」といった反応も。そしてラストで明かされた映画化の発表に「スクリーンで円城寺さんに会える!」「うれしい!!!楽しみ」「映画化にびっくりしすぎて予告頭に何も入ってこんかった」など歓喜の声も上がっている。(笠緒)
2020年12月04日『CURE』『トウキョウソナタ』の黒沢清監督が、世界三大映画祭のひとつであるヴェネチア国際映画祭において銀獅子賞(監督賞)を獲得した『スパイの妻(劇場版)』(16日より公開中)。太平洋戦争前夜を背景に、ひと組の夫婦を通して歴史の闇に切り込んだ本作で主演を務めるのが蒼井優だ。スパイの嫌疑をかけられる夫を高橋一生が演じ、『ロマンスドール』に続いての夫婦役となった。映画デビュー作『リリイ・シュシュのすべて』(01)から20年目を迎えている現在、邦画界を背負って立つ存在となった蒼井。本作へ取り組んだ感想や黒沢監督の印象にはじまり、女優として、また大人の女性として抱える、これから先への思いを訪ねると、「眉間にシワを寄せるのではなく、笑いジワでしわくちゃになりたい」と、自然体の笑顔で蒼井らしい答えを返した。○■今に繋がる作品だから出演を決めた――『スパイの妻(劇場版)』は、センシティブな題材も扱っている時代ものです。オファーを受けることに迷いはなかったのでしょうか?歴史としての何かを暴くとか、いいとか悪いとかを扱ったのではないというか、そこで止まっていない作品なんです。そういうことがゴールなら、やりたいと思えませんでした。台本を読んだときに、夫婦の話を通じて、自分たちの今と未来に繋がっていて、生きていくことへの「幸せとは何なのか」を考えさせてくれる作品だと感じたので、出られたのだと思います。――いろいろな方向に感情を揺さぶられました。最初は、どういう作品なのか全く想像がつきませんでした。セリフ回しにしても、私はとても好きなのですが、「今、この感じをやるんだ」と。企画が成立していること自体が奇跡だと思いました。きっと黒沢監督だからだろうなと。ものすごく有難い企画をいただいたと思いましたが、同時に、「(蒼井演じる)聡子はこういうキャラクターなんだ」という確証も、「この映画のここが面白いんだ」という確信もないまま、必死で撮影していました。「こんなに面白い作品だったんだ」と感じたのは、出来上がってからです。もちろん面白くないと思っていたわけじゃないです(笑)。○■印象に残る、現代劇とは違うセリフ回し――全く違う世界観ではありますが、セリフ回しという意味で、山田洋次作品が浮かびました。語尾まで大事に話すというところが、山田作品とリンクしているのかなと思いました。現代劇って語尾を捨てていくんです。言葉の立ち上がりも遅いし。ニュアンスで語ることが多くて「なんか」とか「あの」とかでだいたい表現できる。話している内容が本心ではなくて、本心が出るのはちゃんと台本にあるのかアドリブなのか分からないようなセリフだったりする。けれど、今回のセリフ回しのようなものは、言っていることが大事。――あの感じは黒沢監督と相談して?そうです。監督が少し違和感のある感じにしたいとおっしゃっていました。「とても難しいと思いますけど、頑張ってください」と最初に言われました(笑)。――蒼井さんだから成立しえたのだと、とても感嘆しました。でもやりすぎてしまうときもあって、そうしたときは監督に「違いますよ」と言われてました(笑)。――黒沢監督はどんな方ですか?特徴的だなと思うのは、カメラワークがなんとなく決まっていることです。監督のなかには、役者から生まれるものを撮っていく方が結構いらして、それも私は好きですが、黒沢監督の場合は映像表現がまず先にある。役者に「こう動いてほしい」「こう撮りたい」とリクエストして、その中身を埋めるのは役者の作業だと。そこが特徴的だし、私が黒沢さんの好きなところのひとつです。○■聡子として、浮遊していた――1940年の神戸が舞台でした。あの街並みや家の中に立たれた感覚は?ふわっふわしてました。なんだか実感がないというか。――これまでにも戦争ものには出られていますが、それらはもっとはっきりと戦時下を意識させるものでした。そうですね。モンペを履いてたり。聡子はとても恵まれた生活をしていました。国際情勢も知っているような知らないようなくらいの知識で生きてきて、傍には尊敬できて信頼している旦那さんがいる。後半、聡子が「やっと今生きてる感じがする」と言いますが、特に前半は浮遊しているような感覚で生きていたのだと思います。ふわふわと。――甥っ子の文雄(坂東龍汰)も、優作(高橋一生)が作り上げた「恵まれた環境にいることを叔母さんは知らない」といったことを口にしていました。聡子は後半になって初めて地に足がついた?はい。やっと地に足をつけて物事を考えざるをえなくなった。そして着けたと思ったらそこは沼で、ずぶずぶと落ちていくような、潜っていくような場所だった。撮影中は、街並みも、何かまともに見られませんでした。すごく俯瞰から見ているような感覚と、潜ってみているような感覚とで。――聡子への確証がなかったと最初にお話されましたが、聡子とリンクしてたんですね。そうですね。意外とちゃんとやってたんですね(笑)。○■「何が幸せなのか」、鑑賞後に話し合ってほしい――物語が進むにつれ、聡子は、内部がどんどん激しくなっていきます。共感しましたか?今回は聡子のなかに入って想像しようとすればするほど、しんどかったんです。頭で理解しようとすると、私はそれやらないなみたいなことを結構やる人ですし、何より、背負っているものとか、触れているものとか、突きつけられているものが、あまりにも想像を絶しているので。アイスを食べて幸せだなと思っているような自分には、到底抱えきれないような人生。だから理性で見るのはやめようと思いました。聡子は時に極端な行動に出たりすることもありますが、そこは理解できました。彼女なりの筋を通した結果だなと。――完成した作品をご覧になって感じたことを教えてください。受け取り手によって、捉え方がどうとでもなる作品だと思います。観終わってから、誰かとぜひ話し合ってほしいと思いました。「何が幸せなのか」とか。自分の生活にちょっと置き換えて考えてほしいです。ただ聡子に関しては、どうしても直視できないんですよね。今度映画に出ることがあったら、ああしようこうしようとか反省点が出てきて落ち込むので、半目で見るくらいです。――反省点が出てきてしまう? それはどの作品でもですか?毎回です。○■笑いジワで目じりがしわくちゃになっていきたい――映画デビューから20年目になりました。これから先へ抱えている思いを教えてください。20年目ですか。はあ~(苦笑)。昔より、すごくいろいろと考えるようになりましたね。もっともっと喜びだけに溢れた映画作りができないものかと自分を恥ずかしく思ったり、情けなく思ったりしています。たとえば塚本晋也監督(『斬、』)みたいに映画の現場にいられたらすごく幸せだなと思うんです。――それはどういうところが?すっごく楽しそうなんですよ。どれだけ大変な現場でも。早朝から「今日は内臓が出るシーンを撮りますよ。ここをバッて切ったら、ここにピピピって内臓が出ますから」みたいなことをとても楽しそうに話していて。なんてステキな人なんだと(笑)。どうしても責任や不安といったものにがんじがらめになりがちですが、そうならずに楽しく撮影していけたらと思っています。――大人の女性として目指したいところはありますか?友人たちと、笑い転げながら、そのまま歳を重ねていきたいなと思います。――では公私ともに「笑顔」がテーマでしょうか。そうですね。これまでどこか「一生懸命」を目指しているところがありましたが、でも人生は楽しいほうが絶対いいですよね。眉間にしわを寄せてまでやらなきゃいけないことって、何かあるのかなと思うようになってきて。もちろんちゃらんぽらんに生きるのはダメですけど、眉間にしわを寄せるくらいなら、笑いジワで目じりがしわくちゃになっていったほうがいいなと思っています。(C)2020NHK,NEP,Incline,C&I
2020年10月18日9月12日から26日まで、東京・国立映画アーカイブにて開催された「第42回ぴあフィルムフェスティバル」(オンライン・プログラムは10月31日まで開催中)。9月25日には、映画祭のメインプログラムである自主映画のコンペティション「PFFアワード2020」の表彰式が行われ、各賞が決定した。この度、最終審査員を務めた大森立嗣(映画監督・俳優)、齊藤工(俳優・映画監督)、樋口泰人(プロデューサー)、平松麻(画家)、古厩智之(映画監督)のコメント映像が公開された。「PFFアワード」は、1977年から続く自主映画のコンペティション。新人監督の登竜門として、これまでに、犬童一心、黒沢清、園子温、塚本晋也、佐藤信介、荻上直子、石井裕也監督など140名を超えるプロの映画監督を輩出した。近年、「PFF アワード」入選をきっかけに注目を集め劇場公開された以下の作品は、全国の劇場で多くの映画ファンによって楽しまれた。『アボカドの固さ』(監督:城真也)、『あみこ』(監督:山中瑶子)、『オーファンズ・ブルース』(監督:工藤梨穂)、『おばけ』(監督:中尾広道)、『赤色彗星倶楽部』(監督:武井佑吏)、『沈没家族』(監督:加納 土)、『わたしたちの家』(監督:清原 惟)ほか。※作品名50音順本映像では、新しい映画に出会った喜びを語る審査員の情熱溢れるメッセージがそれぞれに語られている。審査員が観た「PFFアワード2020」の入選全17作品は、現在オンライン配信中。【配信プラットフォーム】(1)DOKUSO映画館(国内最大級のインディーズ映画配信サイト)(2)uP!!!(エンタメ情報サイト)
2020年10月12日綾野剛と星野源がW主演する「MIU404」の7話が8月7日オンエア。“コスプレイヤー弁護士”役で出演したりょうの“スーツ姿”と“アイドル姿”に視聴者から驚きの声が続出。また「King Gnu」井口理の演技にも「ナチュラル」「いい味」など注目が集まっている。初動捜査で活躍する機動捜査隊、そのなかに警視庁が働き方改革の一環で作ったという設定の、架空の「第4機動捜査隊」に配属された2人の刑事の活躍を描く本作。綾野さんが機動力と運動神経はピカイチだが機捜経験がなく刑事の常識にも欠ける伊吹藍役で、星野さんが常に先回り思考で道理を見極める理性的な刑事の志摩一未役として出演。2人のほか、父親が警察庁刑事局長という九重世人に岡田健史。九重とバディを組むベテラン機捜隊員・陣馬耕平に橋本じゅん。彼らの上司となる機捜隊長・桔梗ゆづる役で麻生久美子といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。トランクルームで男性の遺体が発見、所轄は自殺だと考えるが、ただの自殺とは思えない2人はほかのトランクルームの利用者であるジュリ(りょう)、家出少女のスゥ(原菜乃華)とモア(長見玲亜)を聴取する。さらにトランクルームに違法に住んでいる男・倉田(塚本晋也)が見つかる。そんななか伊吹は遺体が指名手配犯であることを思い出す。一方結婚が決まった長男の両家顔合わせに出席するため会場に向かっていた陣馬は、その道中、偶然指名手配犯と遭遇、急遽後を追う…というストーリーが展開。ネコが好きなコスプレイヤーにして弁護士としての顔を持つジュリ…。コスプレイベントに行こうとして事件に巻き込まれ、倉田を聴取する伊吹に本名を明かすことを拒みながらも強気な姿勢を見せるジュリ。実は弁護士で、身分を明かすとスーツ姿に着替え再登場。さらにラストでは「BABYMETAL」ファンの少女2人を従え、即席ライブを披露する。「コスプレで猫抱いて弁護士でりょう…要素が多すぎる」「テレビつけたらりょうがベビメタやってるんだけど何が!?」「りょうさん主役のスピンオフが見たい」など、SNSではりょうさんのコスプレ弁護士ぶりに驚きと興奮の声が続々と寄せられる。またフードデリバリーのクルー役で出演した「King Gnu」井口さんにも「井口くん、演技がナチュラル。予想以上に上手」「井口くん、なかなかええ味出してる」など、演技のクオリティの高さに注目が集まっている。(笠緒)
2020年08月08日現在放送中の綾野剛&星野源が機捜バディでW主演しているドラマ「MIU404」の8月7日(金)放送第7話にりょう、塚本晋也、井口理(King Gnu)がゲスト出演することが決定した。第7話は、伊吹(綾野さん)と志摩(星野さん)がトランクルーム内に男性の遺体があると通報があり、初動捜査に駆けつけ、ほかのトランクルームの利用者に事情聴取をすると、ある出来事が判明する…という内容。りょうさんが演じるのは、トランクルームの利用者のひとり、コスプレイヤーのジュリ。妖艶な衣装を身に纏い、謎多き人物を演じる。「これまで演じたことがない役柄」と語るりょうさんは「男と女、善人と悪人、現実と空想。いとも簡単に振り分けられてしまうこの世の中では、社会の片隅で否応無しに、選択を迫られ追い詰められる人たちがいます。社会に埋もれて生きている役柄は大変難しいものでしたが、皆様の心の底にある『少し分かるかも』という共感力とともに、ジュリという人間の悲哀や複雑さや可愛らしさに萌えていただけたらと思います」とコメント。また、俳優・映画監督としても活躍する塚本さんは、トランクルームに住んでいる男・倉田靖典を演じる。ジュリと同じくトランクルームを借りているひとりだが、伊吹と志摩が聴取を行うと、死体で発見された男と関係があると判明…。塚本さんは「僕の監督作品で俳優デビューしたりょうさんとの共演も久しぶりでうれしかった。サプライズのゲスト井口理さんにも口元が緩んでしまいます」と出演をふり返っている。「King Gnu」のボーカル兼キーボードを担当している井口さんは、伊吹と志摩に自転車でメロンパンを配達するデリバリー配達員・飛田役で地上波ドラマ初出演。以前から綾野さんとは仲良しだという井口さんは「『お芝居をやりたい』と相談していたんです。『そんなにやりたいなら(撮影を)見に来たら』と誘っていただいて、第1話のカーアクションのシーンを見学しに行きました。そのときは勉強したいという気持ちだけで見学していて、まさか出演のお話をいただけるとは思っていなかったので、単純にうれしかったですし、面白いことになったとワクワクしましたね」と出演の経緯を明かす。第7話については「今回は僕が演じた飛田の役も含めてコミカルなところがあります。出前の配達員で、単純作業が好きなところは僕にも通じるところがあって、すごく緊張したけれど自然に演じられたと思うので、ぜひ見ていただければと思います」とメッセージを寄せた。そのほか、原菜乃華、長見玲亜、瀧川英次が出演。様々な問題を抱え、トランクルームに集う人々の物語を描く。第7話「現在地」あらすじトランクルーム内に男性の遺体があると通報があり、初動捜査に駆けつけた伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)。現場で目にしたのは、トランクルームの中で猫砂の山に埋まり、微笑むような穏やかな顔をしている死体。一見、自殺のように見える状況だが、ただの自殺とは思えない2人は、ほかのトランクルームの利用者であるジュリ(りょう)と、家出少女のスゥ(原菜乃華)とモア(長見玲亜)の聴取を行うことに。さらに、トランクルームに違法に住んでいる男・倉田(塚本晋也)の証言で、死亡した男についてある事実が分かる。一方、結婚が決まった長男の両家顔合わせに出席するため会場に向かっていた陣馬(橋本じゅん)は、その道中で偶然にも指名手配犯と遭遇し、急遽後を追うことに――。「MIU404」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2020年07月31日蒼井優主演映画『スパイの妻』が、第77回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが決定。蒼井さんと共演の高橋一生、そして黒沢清監督からコメントが到着した。9月2日(現地時間)よりイタリアで開催される、世界三大映画祭のひとつ「ヴェネチア国際映画祭」。今回、本作が出品される映画祭のメインであるコンペティション部門には、毎年各国の実績ある監督たちが名を連ねている。近年では、『ジョーカー』『ROMA/ローマ』『女王陛下のお気に入り』『シェイプ・オブ・ウォーター』などが主要賞を獲得している。また、これまでも数々の国際映画祭で受賞を重ねてきた黒沢監督は、役所広司ら出演『叫』や、蒼井さんも出演した「贖罪」に続き、3度目の出品。コンペティション部門に選ばれるのは、本作が初。黒沢監督は「嬉しい、と同時にたいへん緊張しています。1940年代の日本を生きた夫婦の姿が海外の人の目にどう映るのか、今は予想もつきません」と現在の心境を語っている。主演の蒼井さんは、塚本晋也監督作『斬、』以来、2年ぶりのコンペ出品。「今回は残念ながら現地に伺うことが叶いませんが、会場の皆様にお会いできなくても、想いは通じると信じています。誰かの明日へつながる1本になればと心から祈っております」とコメント。そして出演作が世界三大映画祭に出品されるのは今回が初となる、蒼井さんと夫婦役を演じた高橋さんは、「この時代にこの作品で、このキャストスタッフの下、黒沢組に参加出来た事が夢のようですが、その上にまた、ヴェネチア国際映画祭に参加するという嬉しい知らせを頂きました。より多くの方々に観ていただければと思います」と語った。なお、コンペティション部門の映画祭公式の対象賞は、最高賞の金獅子賞、監督賞にあたる銀獅子賞、審査員大賞、男優賞、女優賞、マルチェロ・マストロヤンニ賞、脚本賞など。現地時間9月2日から12日まで行われ、受賞結果は映画祭最終日に発表予定となっている。『スパイの妻』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年07月28日俳優・中村倫也の素顔にせまる「その素顔が知りたい。俳優・中村倫也」が5月14日(木)深夜に日本テレビでオンエア。中村さんの最新作『水曜日が消えた』の撮影現場に「zero」が密着、デビューからこれまでの日々と最新作の舞台裏などを紹介する。2005年に映画『七人の弔』で俳優デビューした中村さん。舞台初主演作となった「ヒストリーボーイズ」で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。そのころを契機に大河ドラマ「軍師官兵衛」や『ピース オブ ケイク』、『3月のライオン』『孤狼の血』などで注目を集めるように。「ホリデイラブ」「崖っぷちホテル!」などを経て2019年1月クールの「初めて恋をした日に読む話」で演じた高校教師役、7月クールの「凪のお暇」で演じた自由すぎるイベントオーガナイザー役も好評で、この春クールの「美食探偵 明智五郎」では主演を務めるなど、いま最も熱い俳優の1人となった中村さん。今回は中村さんの映画最新作となる『水曜日が消えた』の撮影現場に「zero」が密着。2005年に俳優デビューしてから15年を経てブレークしたいま、中村さんが何を思い、何を感じているのか。またデビュー当時の赤裸々な思いなど、下積み時代の苦労なども語る。また『水曜日が消えた』で演じる、曜日ごとに入れ替わる7つの人格をもつ難役に挑む姿から、俳優・中村倫也の過去と現在に迫っていく。『水曜日が消えた』は、1人の人間の内側で曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”。ほかの“曜日”とは直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない1人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語――。同じ肉体のなかで7つの人格が入れ替わるという役柄の僕を中村さんが演じ、石橋菜津美、中島歩、休日課長、深川麻衣、きたろうらが脇をかためる。『水曜日が消えた』は近日公開。「その素顔が知りたい。俳優・中村倫也」が5月14日(木)深夜25時29分~日本テレビで放送。(笠緒)■関連作品:水曜日が消えた 近日公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年05月14日10日夜、他界された大林宣彦監督へ哀悼の気持ちをこめ、公私ともに親交があった方々の追悼文を掲載させていただきます。大林監督のご冥福を心よりお祈りいたします。(ぴあ編集部)塚本 晋也(映画監督・俳優)大学生のころ、「『HOUSE/ハウス』という面白い映画があるぞ!」と自主映画仲間と映画談義に花を咲かせました。その後、大好きな『転校生』、『時をかける少女』(ラスト、倒れていた原田知世さんが立ち上がって歌い出す瞬間の驚きとときめき)など好きな映画はたくさんありますが、大林監督とお話するようになったのは、実は2015年に発表した『野火』以降になります。ですから大林監督を慕って行動を共にされていた監督さんたちとも違い、僕には雲の上の人のようにずっと遠くに感じられていました。学生のころうらやましく見ていた自主制作からプロデビューする監督さんたちの、さらにその先をいく存在だったのです。『野火』の上映で、全国のミニシアターからミニシアターへ行脚していたおり、大林監督の故郷にある映画館シネマ尾道で、僕の『野火』と大林監督の『野のなななのか』を上映し、対談をさせていただく大きな機会を得ました。大林監督は、そのすべての映画に戦争というテーマを隠し味としてこめていたと仰いましたが、3.11以降、『この空の花ー長岡花火物語』からははっきりと戦争がモチーフになっていき、その後『野のなななのか』、『花筐』へと続いてゆきます。対談の前に大きなスクリーンで観た『野のなななのか』は、戦争で亡くなった人たちと今この世で生きている自分たちが地続きに感じられる優しい目線で描かれている作品でした。全編が繰り返し歌われる詩のようで、感情が揺さぶられ続けました。そしてこの連作で、年齢や病をものともせず、作品はますますパワフルに溢れ出したのです。対談ではたくさんの大切なことをお話しくださいましたが、衝撃だったのは、大林監督は「僕(大林監督)は戦後の監督で、塚本君は戦前の監督」という視点。また、正義という概念は時代によって変わるので、必要なのは自分を俯瞰してみる正気の目線だ-。という教え。残念ながら自分たち人間は、状況によっては悪魔に変身することができる生き物だと知ってしまったので、そういう状況を作り出さないようひとりひとりが正気の目を持ち続けることが最も大切という思いに至りました。また『斬、』という新作の上映と舞台挨拶でやはりシネマ尾道にうかがったとき、大林監督が新作を撮影されているということを知り陣中見舞いにうかがったこともあります。撮影中にお邪魔するのもいかがなものかとはばかられたのですが、そうっと覗かせてもらうことにしました。そのとき監督はだいぶ小さくなられていましたが、静かに、着実に撮影を進めていらっしゃいました。撮影現場にいることが一番の薬だったのでしょう。そして自分がひょっこり現れたことをたいへんに喜んでくださいました。その後高崎映画祭の授賞式でもご一緒できる機会があったのですが、セレモニーの間どこにいらっしゃるか分からなく、自分の登壇の直前、舞台袖に待機すると車椅子の方が目に入り、その瞬間も大林監督だとはすぐには思わず、通り過ぎて壇上に出てようやく監督だとわかったのです。舞台袖ですべての進行をご覧になっていたのです。しかし目にしても気づかないほど小さくなられていたのでした。僕もゲストを大勢連れていったものですからそのあと直接お話しする機会を逸してしまい、ずっと気になっていました。あのときシネマ尾道さんの計らいで撮影現場にうかがっておいて本当によかったです。しかし高崎映画祭の壇上に出た大林監督は、本当に病気なのかと思うほどしっかりとして、たくさんの貴重なお話をみなさんにしてくださいました。実は新作の『海辺の映画館―キネマの玉手箱』は、試写やDVDでなく、町の映画館で一観客として観させていただくのを楽しみにしていたので、初日を今かと今かと待っていたのですが、まさに公開予定日に旅立たれてしまいました。映画はお客さんに届いて完成するものと思っていらしたはずですので、そこまではがんばろうとされていたのではないでしょうか。コロナの終息が見えない中亡くなられてしまったと思うと、映画の感想をお届けできなかったことが悔やまれてなりません。亡くなられる数日前に、自分の名前も上げてくださり、「君たちが映画をつないで平和な世の中に・・・」と途切れ途切れお話しをしたという奥様の恭子さんのコメントを読みました。高崎でお話しできなくごめんなさい。やっぱりどんな形ででも新作を観てしまうべきだったといろいろ悔やみましたが、今となってはいかんともしようがありません。大林さんはずっと平和のことを考え、その思いを映画に込め、語っていらっしゃいました。『海辺の映画館―キネマの玉手箱』はとてつもなくパワフルな映画と各所から耳に入ってきます。もう少ししたら、最高の場所、映画館で堪能させていただきますからね、大林監督。ほんとうにありがとうございました。大林監督の遺作となった『海辺の映画館-キネマの玉手箱』から (C)2020「海辺の映画館-キネマの玉手箱」製作委員会/PSC塚本 晋也(つかもと・しんや)1960年東京生まれ。映画監督/俳優。日本大学芸術学部卒業後、『電柱小僧の冒険』(1987)でPFFグランプリを受賞。『鉄男』(1989)でローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞するなど、国際的な映画祭での評価も高く、ヴェネツィア国際映画祭では審査員も務めた。自作の『野火』(2015)、『斬、』(2018)や、マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙 -サイレンス-』(2016)などに、俳優としても出演している。
2020年04月16日中村倫也が1人7役で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている“7人の僕”を演じる『水曜日が消えた』。今回、この中村倫也は一体、何曜日?と気にならずにはいられない新場面写真が解禁となった。“7人の僕”のうち最も地味でつまらない、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく本作。今回新たに解禁された場面写真では、中村さん演じる“火曜日の僕”と、彼を取り巻く登場人物たちの1コマが切り取られている。元同級生・一ノ瀬(石橋菜津美)と体育座りで佇んだり、司書の瑞野(深川麻衣)と図書館のカウンターで何かを見つめたり、あるいは友人・高橋(休日課長)の隣でコントラバスを弾く姿からは普通の青年としての“僕”の日常が垣間見える。しかし、その一方で、医師の安藤(きたろう)と新木(中島歩)の前で線に沿って真っ直ぐに歩こうとする姿は何かの検査を受けているようであり、“僕”に“何かが”起こっていることを明示している。穏やかな表情の写真から一変し、携帯を見つめて驚いたり、紙が舞い散る中で唖然としている様子は、“火曜日の僕”が否応なしに何かに巻き込まれていく様子も。今回明らかになった“僕”が本当に“火曜日の僕”なのか、推理するのも楽しみ方のひとつだろう。また、3月14日(土)より公式HP限定で、中村さんの手書きタイトル入りのビジュアルムビチケの発売も決定。“7人の僕”のイラストが施されたオリジナルチケットホルダーが特典になっている。『水曜日が消えた』は5月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:水曜日が消えた 2020年5月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年02月28日俳優の中村倫也が出演するニキビ治療啓発Web動画『ニキビは肌のラビリンス』が17日、公開された。この動画では、暇すぎる気分屋の探偵役に中村倫也、しっかり者の助手役に遠藤健慎を起用。2人が「何度も同じような場所にできるニキビの謎」に挑む様子が描かれている。予告編やダイジェスト動画などのほか、撮影の裏側をおさめたメイキング&インタビュー動画も公開された。中村は「本業でも滅多にないテンションで、追跡している場面ですかね(笑)。一生懸命”コメド”っていうものを追いかけているんですけれど、演劇やっているのかっていうくらいのテンションでお送りさせていただいています。ドラマでも映画でもあまりないテイストになっていると思うので、それに注目してほしいですね」と見どころをアピール。「ニキビに悩まれている方、多いと思います。もちろん、この動画をみて勉強していただいたり、また、僕らと一緒にWEBの方でも楽しいことしながら、ニキビのことを知ることができるコンテンツがあるみたいなので、そちらの方も楽しんでいただきたいです。どうしてもやっぱり、専門的なことは、自分で判断できないと思うので、是非悩まれている方は皮膚科のお医者さんに診てもらって、良い治療をしていただければと思います」とメッセージを送っている。
2020年02月17日累計発行部数50万部突破を誇るミステリー小説『罪の声』の著者・塩田武士が、あの大泉洋を主人公に当て書きし、2018年本屋大賞にランクインするなど、世間の注目を集めたベストセラー小説『騙し絵の牙』が実写映画化。もちろん大泉洋を主演に迎え、6月19日(金)より全国ロードショーされる本作の特報映像が公開し、あわせて場面写真も公開された。本作の監督は、『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』などの吉田大八。国民的俳優と日本アカデミー賞監督の最強タッグで、邦画界最高峰のエンタテインメント作品が誕生。舞台となるのは、大手出版社・薫風社。かねてからの出版不況に加え、創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡って権力争いが勃発する。その中で、専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌『トリニティ』の変わり者編集長・速水(大泉)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされることになる。しかし、一見頼りないこの男、実は笑顔の裏にはとんでもない“牙”を秘めているのだ。公開された特報映像では、大泉、松岡茉優、佐藤のほか、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼ら日本を代表する超豪華俳優陣の姿が次々と映し出され、重厚感のある映像になっている。廃刊の危機が迫る編集部で、速水は雑誌を立て直そうと奮闘する一方、國村演じる超大御所作家や、佐藤演じる改革派の専務・東松らからは「戦争だな」「狸黙らせろよ」などと、なんとも不穏な雰囲気。さまざまな陰謀が渦巻く様子がうかがえる。一体どんな裏切りや逆転劇が繰り広げられるのか。超豪華な“クセモノ”キャストたちが展開する、仁義なき騙し合いバトルを予感させる映像だ。またあわせて公開されたのは、大泉演じる速水の姿を収めた場面写真。一癖も二癖もありそうな表情から、大泉がどんな演技を見せてくれるのかに期待が高まる。さらに、デスクや資料が乱雑に積まれ、使い込んだ様子のホワイトボードのあるオフィスからも、リアルな編集部の空気感が伝わってくるものとなっている。『騙し絵の牙』6月19日(金)より全国公開
2020年01月23日「姫島・御幣島・塚本」の3駅周辺ってどんなエリア?今回ご紹介するのは、梅田から淀川を渡り、西にいったところにある「姫島・御幣島(みてじま)・塚本」の3駅に囲まれたエリアです。神崎川と淀川に挟まれたこの一帯は、それぞれ別の路線が走っています。JR阪神本線「姫島駅」、JR東西線「御幣島駅」、JR東海道線「塚本駅」、といった具合です。 大阪の中心部である梅田駅までのアクセスもそれぞれ数駅で着いてしまうほどの距離であるにも関わらず、とても住みやすく、懐かしい街並みが広がっていて、下町らしさも残っています。ひとり暮らしの方や、ファミリーの方が多く、学生がそこまで多くないこともあって、落ち着きのあるエリアです。 どこの駅も淀川まではすぐ近く。淀川花火大会の時は近くまで行って花火を見ることもできます。また、通勤時には毎日雄大な淀川の景色を眺めることができるのも、このエリアで暮らす特権といえそうです。この周辺のお部屋の特徴は、お部屋のスペックや立地の割に、比較的家賃が安価なところ。古い建物が多いのでリノベーション物件も多いですよ。 おすすめ物件はこちら広いロフトを活用して暮らす(1K/21.11㎡/6万円)小さな階段がいくつもあって、空間にメリハリのあるこちらのお部屋。ロフトへの階段も幅があって、はしごと違い安定感がある造りとなっています。 ロフトはゆったりとしていて、なんと6.2畳もあるんです!最高にリラックスできる、自分だけのお城を作りましょう。奥にはハンガーラックもあり、荷物も十分置けますよ。 水回りの設備も充実しています。独立洗面台やシステムキッチン。それから浴室乾燥機も!天気が悪いときも洗濯物を室内で干せるって、うれしいですよね。 この部屋の詳細を見る*コンパクトな間取りだけど、収納力はすごい!(1K/30㎡/6.7万円)室内が白×ダークブラウンで統一されていて、洋室の一面にはグレーのクロスが貼られた、落ち着いた印象のお部屋。フルリノベーションされているので、築年数の割にとってもキレイなのが特徴です。 お部屋にはバルコニーがないのですが、インナーテラスがついています。日当たりも良いため、十分洗濯物は乾きそう。洗濯パンも同じ場所に設置されているので、洗濯が終わったらすぐ干せるのも便利です。 収納スペースもこれだけの大容量!かなり広いので、普段使用しないものや洋服などはすべてこの中へ。コンパクトなお部屋ながら、快適に過ごすことができそうです。 この部屋の詳細を見る*明るさに、ほっとする(ワンルーム/42.1㎡/9.2万円)goodroomのオリジナルリノベーション「TOMOS」でデザインされた、広々ワンルーム。床面には、明るく柔らかい印象のバーチ材がふんだんに使用されています。素足で歩きたくなる部屋、いいですね。 こちらのお部屋は2面採光。光がたくさん入るお部屋です。角部屋なので、すべての窓を開ければ風通しも抜群。観葉植物を育てたり、ベランダガーデニングにチャレンジしたり……。いろいろ試したくなりますね。 クローゼットは扉がない、オープンタイプ!気になる方は、上部につけられたパイプに、厚手のシンプルな生成りの布などをかけてもいいですね。ナチュラルな素材であればきっと合いますよ。 キッチンも、汚れが付きにくい人口大理石を使用しました。3口ガスコンロ、広々シンク。もう、文句なし! この部屋の詳細を見る*※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 *大阪のお部屋まとめをもっと見る *出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年12月12日第11回TAMA映画賞授賞式が11月17日(日)、中央大学多摩キャンバスクレセントホールにて開催され、最優秀女優賞を受賞した蒼井優と前田敦子が登壇。蒼井さんは結婚、前田さんは出産と2019年、新たなスタートを切ったが、女優業に向けての熱い思いを吐露した。■蒼井さん「新しい一歩を踏み出す時期にこういう賞をいただけたことは光栄」TAMA映画賞は、明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。蒼井さんは『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』において、多岐にわたる役柄を演じ分け、観客の脳裏に鮮烈に焼き付けたという評価で最優秀女優賞を受賞した。どの作品も非常に勉強になった現場だと語った蒼井さんだったが、なかでも「塚本晋也監督とご一緒した『斬、』の現場では、ものづくりの美しさを身体の底から体感させてただきました」とかけがえのない経験ができたことに感謝を述べていた。さらに蒼井さんは、塚本監督から得たことを胸に映画作りに励んでいくことを誓うと「新しい一歩を踏み出す時期に、こういう賞をいただけたことは非常に光栄でした。ある種の叱咤激励だと思って、これからも真面目に取り組みたいです」と今後の更なる飛躍を誓っていた。また『長いお別れ』で共演した名優・山崎努さんとの現場も味わい深いものであったと述べると「ご共演してまた好きになっちゃいました」と笑顔を見せる。続けて「画面に映らないようなシーンでも、アドリブを入れるんです。あれだけのキャリアを持つ方でも、常に挑戦する姿を目の当たりにすると、自分ももっと大胆に挑戦しなければいけないなと学ばせていただきました」と語っていた。■前田さん「映画の世界には夢が詰まっている」一方の前田さんは、主演を務めた『旅のおわり世界のはじまり』で演じた女性像が、前田さんの女優としての資質・魅力にシンクロして、稀有な存在感を放ったということでの受賞となった。2019年を振り返った前田さんは「これまでで一番映画に参加させていただいた年」と定義づけると「やっぱり映画の世界は夢が詰まっていると感じました。やればやるほどワクワクするんです」としみじみ語る。さらに前田さんは「映画の世界にいる方々のひさむきさが尊敬できるんです」と述べると「まだどういうペースでやっていけるのかは決めてはいませんが、またガッツリと映画の世界に携われる日がくるといいなと思っています」と未来に思いを馳せると「これからもしっかりと毎日ひたむきに過ごしていきたいです」と抱負を語っていた。第11回TAMA映画賞受賞作品、受賞者●『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)●『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)●新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)●藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)●山崎努 (『長いお別れ』)●井浦新 (『嵐電』『こはく』『赤い雪 Red Snow』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)●蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)●前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)●山戸結希監督 (『ホットギミックガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)●奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)●成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)●清水尋也 (『ホットギミックガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)●岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)●シム・ウンギョン (『新聞記者』)(text:cinemacafe.net)
2019年11月17日第76回ヴェネチア国際映画祭(8月28日~9月7日)にて初めての開催となる「ジャパン・フォーカス」が開幕。選出された『楽園』『人間失格太宰治と3人の女たち』『カツベン!』『蜜蜂と遠雷』の関係者が現地時間9月2日に行われた合同記者会見に出席し、『楽園』からは村上虹郎と二宮直彦プロデューサーが参加した。今回が初開催となるプレス・業界関係者向けの日本映画特集上映&交流イベント「ジャパン・フォーカス」。記者会見の場には各国から多くのメディアが集まり、本イベントに対する現地の期待の高さが感じられた。「日本を代表するキャスト陣が魂と心を削りながら演じてくれた」映画『楽園』からは、杉咲花演じる紡に思いを寄せる幼なじみ・野上広呂を演じた村上さんと二宮プロデューサーの両名が記者会見に出席。村上さんは「映画祭は色々な人と出会える、ご縁のある場所だと思っていて、僕もデビュー作で海外の映画祭に行かせていただき、様々な映画監督や俳優さんと出会えて、今もそのご縁が続いているのがありがたい」と語り、「こういった海外の映画祭で日本という国、そして日本映画の良さをもっともっと伝えて行きたい」と由緒あるヴェネチア国際映画祭への参加を真摯にコメント。二宮プロデューサーは「全世界共通だと思いますが、映画が完成するのは小さな奇跡の連続だと思っています」と前置きしながら、「『楽園』が完成したのは2つの奇跡がありました。一つは瀬々(敬久)監督の脚本。この脚本無くしてはこの企画は成立しませんでした。そしてもう一つは、主演の綾野(剛)さんやここにいる村上さんを始めとした、日本を代表するキャスト陣が魂と心を削りながら演じてくれたことです」と世界に向けて堂々と作品をアピールした。ヴェネチアは「日本と密接にある映画祭」蜷川監督と2ショット取材もまた、合同記者会見と同日に行われたレッドカーペットセレモニーには、「ジャパン・フォーカス」に選出された蜷川実花監督ら各作品の面々が登場すると会場は拍手喝采。レッドカーペットを囲うようメディアが溢れかえっており、様々な言語が飛び交い国境を越えた映画の祭典を盛り上げていた。レッドカーペットを歩いた村上さんは各国のメディアからのリクエストに丁寧に答え、ときには蜷川監督と2ショットでの取材に応じる姿も。村上さんは「今回は是枝裕和監督、塚本晋也監督、オダギリジョーさんなど日本映画界の先輩方が数多く来ており、改めて日本と密接にある映画祭だと感じました」と映画人としてヴェネチアの地に降り立った喜びを噛みしめていた。世界三大映画祭の一つで歴史あるヴェネチア国際映画祭にて、日本映画の最新話題作を集めた上映会の催しは今回が初めてであり、イタリアの映画業界並びに欧州で日本映画のプレゼンスをより高めることが期待されている。なお、日本での公開に先立ち、『楽園』は現地時間9月3日17時より公式上映される。『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年10月18日より全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会カツベン! 2019年12月13日より全国にて公開©2019「カツベン!」製作委員会蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会人間失格 太宰治と3人の女たち 2019年9月13日より全国にて公開© 2019「人間失格」製作委員会
2019年09月03日9月7日(土)より開幕する、“第41回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)”。この度、本映画祭のコンペティション部門である“PFF アワード2019”の、最終審査員として、斎藤工をはじめとする5名の審査員が発表された。映画祭のメインプログラムであるコンペティション部門“PFF アワード”は、若手映画監督の登竜門として、これまでに、犬童一心、黒沢清、園子温、橋口亮輔、塚本晋也、矢口史靖、李相日、荻上直子、石井裕也、山戸結希など、120名を超えるプロの映画監督を輩出してきた。本年は495本もの応募から入選を果たした18作品が、映画祭でグランプリを競い合う。グランプリは賞金100万円も与えられる。この18作品を審査する最終審査員は、先述したように、俳優で映画監督の斎藤、『孤狼の血』『凪待ち』の監督である白石和彌、映画プロデューサーの西川朝子、写真家の野村佐紀子、『オーバー・フェンス』『ハード・コア』の監督である山下敦弘が務めることとなった。この審査員は映画監督を含むクリエイターで構成され、毎年違う顔ぶれだ。賞は数時間にわたる討議の末に決定し、9月20日(金)の表彰式にて、最終審査員がグランプリ他各賞を発表する。【入選作品データ】・入選本数:18本・年齢平均:27.1歳最年少:21歳最年長:39歳・男女比男性(12本):66.7%女性(6本):33.3%・上映時間平均:42.2分最短:7分最長:113分・『アボカドの固さ』96 分監督:城真也(25歳/東京都出身/会社員)・『雨のやむとき』28分監督:山口優衣(22 歳/千葉県出身/日本大学藝術学部)・『OLD DAYS』54分監督:末松暢茂(36歳/東京都出身/俳優)・『おばけ』64分監督:中尾広道(39歳/大阪府出身/派遣社員)・『温泉旅行記(霧島・黒川・嬉野)』24分監督:佐藤奏太(27歳/新潟県出身/会社員)・『きえてたまるか』29分監督:清水啓吾(23歳/島根県出身/大阪大学基礎工学部)・『くじらの湯』7分監督:キヤマミズキ(26歳/大阪府出身/東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻)・『散歩する植物』30分監督:金子由里奈 (23歳/東京都出身/立命館大学映像学部)・『自転車は秋の底』34分監督:逵真平(27歳/東京都出身/フリーランス)・『スーパーミキンコリニスタ』101分監督:草場尚也(27歳/長崎県出身/会社員)・『そんなこと考えるの馬鹿』45分監督:田村将章(23歳/滋賀県出身/立命館大学映像学部)・『東京少女』8分監督:橋本根大(24歳/群馬県出身/東京ビジュアルアーツ)・『何度でも忘れよう』10分監督:しばたたかひろ(26歳/愛知県出身/東京藝術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻)・『泥濘む』(ぬかるむ)25 分監督:加藤紗希(29歳/愛知県出身/振付師・俳優)・『ビューティフル、グッバイ』113分監督:今村瑛一(31歳/愛知県出身/自営業)・『フォルナーリャの聖泉』26分監督:桑山篤(32歳/福岡県出身/自営業)・『めぐみ』34分監督:道岡円香(21歳/広島県出身/早稲田大学人間科学部)・『ワンダラー』31分監督:小林瑛美(26歳/東京都出身/映画美学校フィクションコース)■映画祭“第41回ぴあフィルムフェスティバル”開催概要会期:9月7日(土)から21日(土)まで※月曜休館会場:国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋 3-7-6)【関連リンク】 公式サイト()
2019年08月28日世界を挑発し続ける鬼才ギャスパー・ノエ監督の最新作『CLIMAX クライマックス』から、次第に狂気が満ちていく予告編が解禁。さらにギャスパー・ノエと親交の深い、『斬、』『野火』の塚本晋也監督から絶賛のコメントが到着した。第71回カンヌ国際映画祭「監督週間」で初上映されると、賛否両論が真っ二つに分かれた中で<芸術映画賞>受賞を果たした本作。『カノン』『アレックス』『エンター・ザ・ボイド』『LOVE3D』など作品数は多くはないものの、新作を発表するたびにその実験的な試みと過激描写で世界中を挑発してきたギャスパー・ノエが、3年ぶりに放つ最新作。この度解禁となった予告編では、雪が降る山奥の廃墟のパーティーで“何か”が入ったサングリアを飲んだダンサーたちが、次々と歓喜の舞から狂乱へと変貌していく様子が映し出されている。冒頭の「成功するために何でもする覚悟はある?」という意味深なインタビュー内容は、彼らにこれから起こる狂乱の一夜を連想させる。叫びだす者、排水管に抱きつく者、笑いながら自傷行為をする者…、逃げ出せない空間で次第に満ちていく狂気。フレンチ・ディスコのレジェンド、セローンによる70年代のエレクトロミュージック「Supernature」 に乗せ、とても人間業とは思えない奇怪なダンスが入り混じり、堕ちていく者たちの視点で縦横無尽に反転するカメラに、視覚と聴覚が激しく弄ばれる中毒性のある予告編となっている。併せて解禁となった第2弾ポスタービジュアルには、トランス状態に堕ちてしまったダンサーたちが、何かを求め踊り狂う姿が。別々の方向に向いた視線と伸ばした手は、彼らが巻き起こす収拾がつかない地獄絵図を予感させ、心理的恐怖と好奇心をかき立てられる何とも異様なビジュアルとなっている。「五感と肉体をフルに使わされる映画だ」ギャスパーがまたやってくれた。タイトル通りクライマックスに向かって振り切れている。恐怖を感じる。逃げ出したいくらいに。しかし、ギャスパーの完璧な映像感覚と音響感覚はいつも厳格で精密、卑俗と高尚が激突し、片時も目が離せない。そして背景にはギャスパーのいたずらっぽく笑う顔がいつも見え隠れする。海外に映画を持っていくようになったとき初めて会った監督が、ギャスパーだ。あれから30年近く経つのに、いつもギャスパーは、純粋で自由だ。その自由さを見て、自分もまた、まだまだやってやる。と励まされるのだ。クライマックス。五感と肉体をフルに使わされる映画だ。―塚本晋也(映画監督)『CLIMAX クライマックス』は11月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月08日映画『HiGH&LOW THE WORST』に塚本高史と小沢仁志の出演が決定。2人のビジュアルも到着した。本作は、「HiGH&LOW」シリーズと高橋ヒロシの不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」とのクロスオーバー作品。『タイヨウのうた』「ホリデイラブ」「刑事7人」などに出演する塚本さんが今作で演じるのは、「クローズ」の“県南の5人組”のひとりで、中学生の頃は3つの中学を支配し、トレードマークはサングラスで当時は髪を緑に染めていたことから「緑の破壊屋」と恐れられる過去を持つ原作でも人気キャラクター“パルコ”こと春山孝一。また、鬼邪高校定時制の関虎太郎(一ノ瀬ワタル)の父で、村山(山田裕貴)をアルバイトとして雇う関雅虎を小沢さんが演じる。建設現場で出会うパルコと関雅虎の2人は、村山に大きな影響を与える役どころとなっており、見逃せないシーンも盛りだくさんだ。さらに、鳳仙学園を統率する志尊淳扮する上田佐智雄を支える四天王、小田島有剣(塩野瑛久)、沢村正次(葵揚)、仁川英明(小柳心)、志田健三(荒井敦史)の頭文字を並べると“小沢仁志”に!通称として広く知れ渡っている設定も今回明らかになった。この4人を紹介する映画冒頭シーンは注目だ。そのほか、鬼邪高校があるSWORD地区と鳳仙学園がある戸亜留市で、ある騒動を巻き起こす兄弟役で市川知宏と落合モトキが。鳳仙学園トップ、上田佐智雄の妹・唯役を箭内夢菜が演じることも決定した。『HiGH&LOW THE WORST』は10月4日(金)より全国にて公開。※高橋ヒロシの「高」ははしごだか(cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST 2019年10月4日より全国にて公開Ⓒ2019「HiGH&LOW」製作委員会
2019年07月30日俳優の塚本高史が、映画『HiGH&LOW THE WORST』(10月4日公開)に出演することが30日、明らかになった。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。現在、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』(日本テレビ 毎週水曜24:59~)が放送されている。塚本が演じるのは、漫画『クローズ』”県南の5人組”の1人で、人気キャラクターのパルコこと春山孝一。中学生の頃は3つの中学を支配し、トレードマークはサングラスで当時は髪を緑に染めていたことから「緑の破壊屋」と恐れられる過去を持つ。さらに、鬼邪高校定時制・関虎太郎(一ノ瀬ワタル)の父で、村山(山田裕貴)をアルバイトとして雇う関雅虎役で小沢仁志も出演。建設現場で出会うパルコと関雅虎の2人は、村山に大きな影響を与える。鳳仙学園を統率する上田佐智雄(志尊淳)を支える四天王である、小田島有剣(塩野瑛久)、沢村正次(葵揚)、仁川英明(小柳心)、志田健三(荒井敦史)の4人の頭文字を並べると「小沢仁志」となり、通称として広く知れ渡っている、という設定も明らかになった。また、鬼邪高校があるSWORD地区と、鳳仙学園がある戸亜留市である騒動を巻き起こす兄弟の役どころで、市川知宏と落合モトキの出演も決定。鳳仙学園トップ・上田佐智雄の妹、上田唯役で箭内夢菜も出演する。(C)2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2019年07月30日彼はいったい、いつ休んでいるのだろうか…そう思わずにはいられないほど、人気作に立て続けに出演している中村倫也さん。ただ、ここまでの道のりは決して平坦ではなく、悩み続けた日々も。足踏み状態から前進するための、中村さん流の突破口の見つけ方。中村倫也さんの快進撃が止まらない。昨年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で演じた、ゆるふわ男子・マアくんで幅広い女性の心を捉え、昨年のYahoo!検索大賞を俳優部門で受賞。今年に入ってからも、主演した舞台『クラッシャー女中』のチケットが即完売。オーディションで選ばれ吹き替えを担当した映画『アラジン』は、観客動員記録を伸ばし続けている。しかし、以前のインタビューでは、自ら「デビューして10年くらいは売れなかった」と語っていたりも。そんな中村さんが思うブレイクスルーポイントとはどこだったのだろう。「自分のなかで、ここだって言えるような具体的なものはないんです。ただ、もともと頭でっかちなタイプで、20代前半の頃は悩んでは立ち止まり、悩んでは立ち止まりを繰り返していました。考えて考えて結論を出して動いてみるんだけどダメで、また考えてって。堂々巡りでしたね」当時のそんな中村さんを受け止めてくれていたのは、古田新太さんや堤真一さんといった、舞台や映像など、さまざまな現場を渡り歩いてきた実力派の先輩俳優たち。「相談というより、『聞いてくださいよ~』っていう会話の流れで、その時にあれこれ思っていることを一方的に投げていた感じです。僕が実際にそうなんですけれど、後輩とかから『相談があるんです』ってストレートに来られた場合、スーパー真面目に聞かなきゃいけなくなるじゃないですか。たとえば先輩方に聞いてもらって、向こうから『アホか』っていう反応が返ってくれば、この感覚はアホなのかって気づけるんですけれど、真剣に相談されたら、きっとそうは返せないですよね。先輩たちからはよく、『そんなことは、まだ考えなくっていいんだよ』って言われてましたね」具体的にどんな話を?と尋ねると「日本の少子化とか、政治経済とか」と、いったんはぐらかしてから、少し間を置いて、「表現者としての感覚の話ですよ。しょうもないんで、具体的には言わないですけれど…(笑)」と。中村さんの前に立ちはだかる大きな壁となっていたのは、プライドと自意識。その突破口は、「自分の才能のなさを認めること」だった。「自分には他の人とは違う何かがあるはずだって、子供っぽい思いと馬鹿な野心と夢を持っていたんです。でも、いくらやっても全然注目されないわけですから、自分でも薄々は気づくんです。自分が本当に“持っている人”だとしたら、最初っから周りが放っておかなかったってことは。でも、認めるのが怖くて、そんなはずはないって必死に思い込もうとしていたんですよね。だって、認めたら身にまとっている鎧がなくなって、裸の自分が晒されてしまうから。でも、認めないと先に進めないんだって20代後半に気づいてからは、ダメな自分とちゃんと向き合って呑み込んで、咀嚼して栄養にしていまがあるんです」何でもないことのように、さらりとした口調で語るけれど、その心境に至るまでの過程では、回り道もしながら苦しんだよう。「しばらくは、自分から目を背けるために、飲み会とかに行っていたんです。でも、いつまでもこうしていても意味がないし、きっちりと落とし前をつけないことには前に進めないって肚を決めて、目の前に机をガンッて置いて、自分と対話する時間を設けたんです。それこそ、1週間くらいはろくに外にも出ずに、暗い部屋にずっと籠もって自分と向き合っていた気がします。すごく体力がいる作業だったし、鎧を脱ぎ捨てた姿に馴染むまでには、しばらくぎこちなさもありましたけれど、楽にはなりましたよね」そこからは、どんな仕事に対しても、これまでのキャリアや実績に驕ることも寄りかかることもなく、毎回、真っさらな姿勢で臨むようにしてきた。自分の心構えが変わると、自然と周りから向けられる視線も変化してきたそう。「僕が幼稚園の時に友達と砂の山を作って遊んでいたら、その友達のお兄ちゃんが来て、『もっと大きい山を作ろうよ』って、僕らが作った砂の山を足で踏んだんです。なんでそんなことするんだろうって思ったけれど、小さな山を一回踏んで、広い土台を作って、その上に砂を積んでいったら、すごく大きな山ができた。それと似てる気がするんですよね。若い頃にいろいろ試行錯誤をしながら積んだ山を、一回踏んで潰して、再スタートじゃないけれど、そこからまた積み直している感じ。もしかしたら、またどこかで一回踏み潰さなきゃいけない時期がくるのかもしれませんけど(笑)」なかむら・ともや1986年12月24日生まれ。東京都出身。出演しているドラマ『凪(なぎ)のお暇(いとま)』は、毎週金曜夜10時から、TBS系にて放送中。中村さんは、主人公・凪(黒木華さん)の謎の隣人・安良城ゴンを演じている。ブルゾン¥32,000シャツ¥25,000パンツ¥29,000(以上CULLNI/Sian PR TEL:03・6662・5525)その他はスタイリスト私物※『anan』2019年7月31日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・戸倉祥仁(holy.)ヘア&メイク・Emiy取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月28日新人監督の登竜門といわれる「第41回ぴあフィルムフェスティバル」にて、約4か月に及ぶ審査を経て決定した、コンペティション部門『PFF アワード 2019』の入選作品が、この度発表された。『PFF アワード』は、1977年にスタートした世界最大の自主映画のコンペティション。これまでに黒沢清、園子温、塚本晋也、矢口史靖、佐藤信介、李相日、荻上直子、タナダユキ、石井裕也、山戸結希など、現在120名を超えるプロの映画監督を送り出してきた。昨年から今年にかけては、『PFF アワード 2017』入選をきっかけに、注目を集め劇場公開された『わたしたちの家』(清原惟監督)、『あみこ』(山中瑶子監督)、『赤色彗星倶楽部』(武井佑吏監督)、『沈没家族 劇場版』(加納土監督)が劇場公開された。また、グランプリ作品『オーファンズ・ブ ルース』(工藤梨穂監督)が現在公開されており、続々と新しい監督が劇場作品デビューを果たしている。495本の応募作品の中から入選した『PFF アワード 2019』18本の入選作品は以下の通り。『アボカドの固さ』96分 監督:城 真也 (25歳/東京都出身/会社員)『雨のやむとき』28分 監督:山口優衣(22歳/千葉県出身/日本大学 藝術学部)『OLD DAYS』54分 監督:末松暢茂 (36歳/東京都出身/俳優)『おばけ』60分 監督:中尾広道 (39歳/大阪府出身/派遣社員)『温泉旅行記(霧島・黒川・嬉野)』24分 監督:佐藤奏太 (27歳/新潟県出身/会社員)『きえてたまるか』29分 監督:清水啓吾 (23歳/島根県出身/大阪大学 基礎工学部)『くじらの湯』7分 監督:キヤマミズキ(26歳/大阪府出身/東京藝術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻)『散歩する植物』35分 監督:金子由里奈 (23歳/東京都出身/立命館大学 映画部)『自転車は秋の底』34分 監督:逵真平 (27歳/東京都出身/フリーランス)『スーパーミキンコリニスタ』101分 監督:草場尚也 (27歳/⻑崎県出身/会社員)『そんなこと考えるの馬鹿』45分 監督:田村将章 (23歳/滋賀県出身/立命館大学 映像学部)『東京少女』8分 監督:橋本根大 (24歳/群馬県出身/東京ビジュアルアーツ)『何度でも忘れよう』10分 監督:しばたたかひろ(26歳/愛知県出身/東京藝術大学大学院 映像研究科アニメーション専攻)『泥濘む』25分 監督:加藤紗希 (29歳/愛知県出身/振付師・俳優)『ビューティフル、グッバイ』113分 監督:今村瑛一 (31歳/愛知県出身/自営業)『フォルナーリャの聖泉』26分 監督:桑山篤 (32歳/福岡県出身/自営業)『めぐみ』34分 監督:道岡円香 (21歳/広島県出身/早稲田大学 人間科学部)『ワンダラー』31分 監督:小林瑛美 (26歳/東京都出身/映画美学校 フィクションコース)※作品名 50音順。上映時間、年齢、職業(学校名)は応募時のもの。映画祭『第41回ぴあフィルムフェスティバル』開催概要【会期】2019年9月7日(土)から21日(土)まで※月曜休館【会場】国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋 3-7-6)【公式サイト】
2019年07月01日お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也が、15日深夜に放送されたニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜 25:00~)に出演し、失礼な発言をしても謝らない理由を明かした。オードリーの若林正恭が「上田さん、強めにゲストの人にツッコんだりするじゃないですか。今まで怒っちゃった人はいるんですか?」と質問すると、上田は「直接言われたことはないけども、マネージャーやプロデューサーが、『ちょっとあの人に対して、当たりがきつかったみたいだね。なんか怒ってたよ』みたいなのは聞いたことはある」と語った。続けて「たまに後輩の芸人でもいるんだけども、俺が一番嫌いと言っても過言じゃないのが…」と切り出し、「本番中に失礼なことを言いました。で、本番終わった後に、『さっきは失礼なことを言いまして、申し訳ございませんでした』って謝りに来る後輩いるだろ? ああいう後輩が一番嫌いなの。俺、そういう後輩は許せないのよ」と明かした。その理由を「ずるいと思うんだよ。『お前さ、(謝ることで)常識的な良いやつっていう評価までもらおうとするのかい』って思うわけ。先輩をいじって笑いをとるっていうのは、『こいつ失礼なやつだ』って思われてもいいという覚悟をせんかいって、俺は思う」と説明した。そのため、「だから俺は、たしかに先輩に失礼なことを言うけども、先輩が怒っても絶対に謝らないってことだけは決めている」という上田。「目上の人に『あんた、何言ってんだ』とか『あんた、もう帰っていいよ』とか、俺は本当に失礼なことをいっぱい言っている。そんなの、常識的には、俺が間違えているに決まっている」としたうえで、「決まってるんだけども、『すみません。俺らは常識よりも、目先の笑いを優先しちゃう人間ですから』って。そういう意味では、かっこいい言い方になるかもしれないけど、俺は地獄に落ちる覚悟もしてるのよ」と話していた。
2019年06月16日