高齢化が進む日本で、将来的に避けることのできない医療費負担増の流れ。病院へのかかり方、薬のもらい方のちょっとした心がけで、いまからコストカットを習慣にしよう。「医療費は、ちょっとした心がけや習慣で節約できます。病院の選び方、薬局の利用法など、基本的な知識をもっていれば、ムダな出費が抑えられるのです」こう語るのは、医療費に詳しいファイナンシャルプランナーの小沢美奈子さん。8月31日、厚生労働省が発表した’20年度の医療費総額は42.2兆円。医療費が日本の財政を圧迫する状況が続いている。国はこの危機的状況から、75歳以上で収入などの条件を満たす人の医療費自己負担を、来年度中に1割から2割に引き上げることを決めた。だが、その効果は限定的ともいわれており、このままのペースで行けば、現役世代の保険料のさらなる引き上げは避けられないとも……。近い将来を見据え、今のうちから医療費を減らすワザを身につけておくことが、必要不可欠な時代なのだ。そこで小沢さんに、医療費で損をしないための賢い節約ワザを教えてもらいました。まずは、病院編からスタート!【ワザ1】かかりつけ医をつくる「医療費の面で、病院選びはとても重要。まずは初診料の負担を軽減するために、かかりつけ医を見つけておくことをおすすめします」(小沢さん・以下同)現在、医療機関を受診する際の初診料は、2,880円(3割負担の場合、860円)。再診料は730円(同220円)かかる。「たとえば、最初に診てもらったお医者さんの診断が納得いかないということで別の病院で診てもらうと、また新たに初診料がかかります。ふだんからかかりつけの病院や診療所を1つ決めておけば、初診料のムダを軽減できます」■かかりつけ医に紹介状を書いてもらう【ワザ2】“いきなり大病院”は避ける大きな病院のほうが安心だからなどという理由から、初診から大病院を受診すると、これが医療費の大幅な増加を招く。「診療所などからの紹介状なしで、ベッド数200床以上の病院を受診する場合、初診料とは別に『選定療養費』という特別料金がかかります。初診では5,000円以上(歯科は3,000円以上)、再診では2,500円以上(歯科は1,500円以上)、それぞれの病院が定めた金額を支払わなければいけません」ちなみに、この特別料金は健康保険適用外であるため、全額自己負担に。だが、この特別料金がかからないで済む方法がある。「かかりつけ医に紹介状を書いてもらうのです。詳しい検査や高度な医療が必要なときは、かかりつけ医が大病院や専門医を紹介してくれます。紹介状を書いてもらうには、『診療情報提供料』と呼ばれる料金が2,500円(3割負担の場合、750円)かかりますが、この紹介状があれば大病院を受診する際に上乗せされる特別料金はかからないため、かなりの節約となります」【ワザ3】緊急時以外の時間外受診はやめる「診療時間外に医療機関を受診すると、原則として通常の診療費用に加え、時間外加算が適用となり医療費が割り増しされます。時間外加算は『時間外』『休日』『深夜』の3種類。初診、再診によって加算額は異なります」たとえば、「時間外」(平日6時〜8時、18時〜22時。土曜日6時〜8時、12時〜22時)では、初診が850円(3割負担の場合、260円)。再診が650円(同200円)。「休日」(日曜、祝日、年末年始)は、初診が2,500円(3割負担の場合、750円)、再診が1,900円(同570円)。「深夜」(22時〜6時)は、初診が4,800円(3割負担の場合、1,440円)、再診が4,200円(同1,260円)も加算される。「緊急時でなければ、できる限り診療時間内に受診しましょう」【ワザ4】「限度額適用認定証」を事前申請健康保険で医療費が3割負担になっても、手術や入院ともなると自己負担額は高額となる。このようなとき、経済的に大きな助けとなるのが「高額療養費制度」だ。「この制度は1カ月に支払う自己負担額の上限を設け、一定の金額(自己負担限度額)を超えると、その超えた分が後から払い戻されるというもの。1カ月の限度額は年齢や所得によって異なります」たとえば、69歳以下で年収約370万〜約770万円の人の限度額は、「8万100円+(医療費−26万7,000円)×1%」。仮に1カ月の医療費が100万円だった場合の自己負担限度額は、8万7,430円。3割負担で30万円かかることを考えると、かなりの節約となる。ただし、一時的とはいえ、高額な費用を立て替えるのは負担が大きい。そこで、自己負担限度額を超える分を支払い時に立て替えなくても済む方法がある。それが「限度額適用認定証」だ。「まとまった医療費を用意できない場合などを想定し、あらかじめ入手しておくと助かるのが、『限度額適用認定証』です。これはその人の所得水準を証明するもので、医療費の支払い時に健康保険証とともに病院の窓口へ提示すれば、窓口での支払いが高額療養費制度の自己負担限度額までで済みます」この認定証は、加入している公的医療保険(国民健康保険など)に申請すれば発行してもらえる。次はお薬の節約術を紹介!■「お薬手帳」持参で1回あたり約40円お得!【ワザ5】「お薬手帳」は必ず持参する「薬局で薬を調剤してもらう際には、『薬剤服用歴管理指導料』がかかるのですが、お薬手帳を持参するとこの料金が安くなります。原則、3カ月以内に同じ薬局に再度処方せんを持参した場合、お薬手帳ありだと430円、なしだと570円かかるので、3割負担の場合、約40円安くなります」【ワザ6】“薬の一包化”をやめる「一包化」とは、薬の種類や数を間違えないために、複数の薬を1回分ずつまとめて袋に分けて入れるサービスのこと。「1〜42日分までは7日分ごとに340円(3割負担の場合、100円)ずつ加算され、43日分以上は一律2,400円(同720円)となります。薬の飲み忘れや飲み誤りを防ぐための便利なサービスですが、自分で薬の種類や数を管理できる人は、一包化を断ることで薬代を安く抑えることができます」【ワザ7】複数の処方せんは1つの薬局に集約’20年度の調剤報酬改定で、同一患者から異なる医療機関の処方せんを1つの薬局が複数受け付けた場合、2枚目以降の調剤基本料を減額するという規定が新設された。「たとえば、A病院とB病院の処方せんを1つの薬局に持っていった場合、これまでは調剤基本料(160〜420円)×2の算定でしたが、改定によって2枚目のB病院の調剤基本料は20%オフとなり、3割負担で10〜30円安くなります」一つひとつはわずかでも、長期的に見ると大きな金額に。さらなる医療費負担増が訪れたときに慌てないよう、いまから実践しよう。(注)3割負担の場合の金額は1の位を四捨五入して算出。
2021年09月09日アイドルグループ・KAT-TUNの上田竜也が主演を務める、パルコ・プロデュース2021 『Birdland』が9日に初日を迎え、キャストが開幕前のコメントを寄せた。同作はイギリスを代表する劇作家サイモン・スティーヴンスの戯曲で、2014年にキャリー・クラックネルの演出により、イギリス・ロイヤルコート劇場で世界初演を迎えた。世界的な人気の絶頂にあるロックスター・ポール(上田)だが、世界ツアー最後の一週間、終わりに近づくにつれ精神が不安定になっていく。富や名声によって変えられ、観衆に“スター”として消費されていく一人のロックスターの物語を描く。上田のほか、安達祐実、玉置玲央、佐津川愛美、目次立樹、池津祥子、岡田義徳が出演する。上田は孤高のロックスター・ポールを繊細に演じ、実力派俳優たちはポールをとり巻く人々を何役も演じ分ける。ピアノの生演奏や映像を駆使した演出で重層的でスタイリッシュな舞台を繰り広げる。東京公演はPARCO劇場にて9月9日~10月3日、愛知公演は刈谷市総合文化センターにて10月9日、京都公演は京都劇場にて10月15日~18日、福岡公演は久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて10月30日~31日。○演出・松居大悟 コメント遠いけど近くて、暗いけど明るい。吐息まで届きそうな気がする。今まで客席で笑ったり泣いたり衝撃を受けたりしたPARCO劇場に入って、Birdlandを初めて浮かべた時に、なんとなくそう感じて。お、いいぞ、なかなかどうして匂ってくるような鋭さがあるぞと、不安を塗り潰す高揚感がありました。本日より、舞台『Birdland』開幕します。何年もこの戯曲を準備して、1ヶ月間マスクで稽古して、劇場で照明や音響と組み合わせて。新PARCO劇場になって初めてピンスポットを使ってないんです。それは別に主張することじゃないか。無理やり答えを出さずに、答えを出さないという答えを確かめ合える座組です。9年前に青山円形劇場で演出した時に「彼にはまだ円形劇場は早い」と言われたことは忘れられないけれど、あの時以来の海外戯曲。でも今、劇を届ける自信があるのは、あの時よりも周りの顔つきが見られているから。マスクで顔わからないけど。まだ実感は追いついてないけど。ゴジゲン的には、目次がどう立ち向かうのかもポイントです!戯曲の危うさ、小劇場の泥臭さ、スタッフによる繊細さによって、面白い作品ができていると思っています。無事に幕をあけて、最後まで無事に走り抜けて、見にきた人も全員無事であってほしいです。"生きたい"と思う劇です、なにより生きていてください。劇場のガイドラインに則って、健康にお越しくださいませ!○上田竜也 コメント誰も体調を崩すことなく無事に本番を迎えられるということに、まず喜びを感じております。そして今は、この作品がどんな風に感じてもらえるのかすごく気になっています。相手、観客に訴えかける作品なので、一人一人の捉え方は違うでしょうし、それぞれどういう風に思い、何を感じて帰られるのかということがとても楽しみで、幕が上がるのを待っています。コロナ禍でいろいろな判断がなされる中、それでも足を運んで来てくださる方々には本当に感謝しています。その分、楽しみにしていただいた期待以上のものをお見せできるよう、キャスト・スタッフ一丸となって作品に魂を込めていきますので、是非さまざまな感情を持って帰っていただけたらと思います。○安達祐実 コメント演出家の松居さんは「自分の言うことだけが正解ではない」といつもおっしゃっていて、皆さんの意見を受け入れ、一緒に考えながら作っていく方。こうした稽古過程は今までの舞台では経験がなかったので、すごく面白かったですし、連帯感を築くこともできて、すごくいい稽古だったと感じています。皆さんが役を作っていく過程を間近で見れて「こういう風になるんだな、舞台ってこうやって出来上がっていくんだな」と、ひしひしと感じることができ、とても素敵な時間でした。本番が始まっても変化していく作品だと思うので、実際にお客さんの前で演じてみたとき、どういう風に受け取ってもらえるのか、とても楽しみですし、お客様も観た回によって感じ方は違うかもしれない。(一度観ても)決め込まないで、ドライアイスの煙みたいに、あっちに行ったりこっちに行ったり動いていく様子を、一緒に楽しんでもらえたらと思っています。○玉置玲央 コメントまず、このような状況下で初日を迎えられることを大変嬉しく思います。演劇というのは演者とお客様が同じ空間、時間を共にして初めて成立するものです。勇気を出して劇場に足を運んでくださるあなたと、目に見えない『何か』を共有することが出来るのは本当に嬉しいです。大千穐楽まで座組一同、誰一人欠けることなく無事に走り切り、一人でも多くのお客様とその『何か』を共有出来るように、誠心誠意やらせていただきます。○佐津川愛美 コメント今回は、皆さんが数役演じたり、劇中では転換もあったりなど、チームワークがすごく大事な作品で、稽古で試行錯誤しながら詰めていきました。本番でさらにチームワークを高めていきたいので、皆で楽しみながら出来たらいいなと思います。この作品は、主人公であるポールの人間性、人間らしい部分が描かれています。一人の人の人生ということもそうですし、周りの気持ちだったりが繊細に描かれている作品ですので、観客の皆さんも一緒にこの世界に入ってもらえたら、更に楽しんで頂けると思います。あとは、怪我無く健康に舞台に立てることを目標にやってきたので、千秋楽まで無事に完走できたらと願っています。○目次立樹 コメントこの最高のチームで、がっぷり四つに向き合い、日々この『Birdland』を高めてきました!世界各国で上演し続けられているこの人気作品が、僕らの手によってどんな風に仕上がったのか、ぜひみなさんに見届けていただきたいです!舞台でありながら、さらに生々しく訴えかける、刺激的なステージをお届けします!応援なにとぞよろしくお願いします!○池津祥子 コメントもうすぐ皆様に劇場でお会い出来るのが何より嬉しいです!演出の松居さんが「僕達のBirdlandを作りましょう」と挨拶して始まった約一ヶ月の稽古。人見知り気味なキャスト陣が徐々に距離を縮めながら、熱い想いをぶつけ合って創り上げた作品になったと思います。そしてこれからはお客様の前で本番を重ねて変化していくであろう『Birdland』を私も目一杯楽しみたいと思います。PARCO劇場でお待ちしております!○岡田義徳 コメント僕にとって思い出深いPARCO劇場でのお芝居です。劇場が新しくなってからは初めてのPARCO劇場での舞台で、それがこの作品で良かったなと本当に思っています。どう伝わるかっていうのは、観に来た人の数だけあると感じる作品なので、これという答えはないかもしれませんが、「何かこういうことが言いたかったんだろうな」とそれぞれに感じ取って帰ってもらえたら嬉しいです。撮影:引地信彦
2021年09月09日映画『鳩の撃退法』 (8月27日公開)主演の藤原竜也が13日、埼玉県・メットライフドームで行われた「西武ライオンズ vs 東北楽天ゴールデンイーグルス戦」のセレモニアルピッチイベントに登場した。同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。埼玉県秩父市出身で幼少の頃からライオンズファンであることを公言している藤原は、プロ野球の試合前イベントに出演するのは初。あいにくの雨天により、投球練習無しでのぶっつけ本番という男気全開で臨んだ。場内アナウンスで呼び出されると、3塁ベンチから球団の公式マスコット:レオとライナを引き連れ、少し緊張した面持ちで登場。観客たちからの盛大な拍手で出迎えられた。マウンドに立った感想を聞かれると、「最高です。ここ近年で一番ハッピーです。念願が叶いました」と憧れの地に立てた気持ちを込めて、興奮気味に挨拶。今回は西武ライオンズと映画のコラボポスターが実現した企画の一環で実施されたイベントが開催され、映画の見どころを聞かれると「小説家役の僕が書いて、同時進行で物語が進んでいく。とにかく謎解きが面白い作品なので、ぜひ衝撃のラストにも注目してほしいです!」と力強く作品をアピールした。いよいよ投球の時間となり、映画のタイトルにちなんで「鳩」のコスチュームに身を包んだ公式マスコットのレオがバッターを務める。藤原はゆっくりとしたフォームで投げると、ボールは高めの放物線を描き、見事ノーバンで成功。会場からの温かな拍手に見送られ、マウンドを後にした。終了後のマスコミ向けの囲み会見で、投球した感想を聞かれると「届くか届かないかが問題ではなくて、憧れの地に立てたこと自体が嬉しかった。映画の宣伝を忘れてしまうほどで、個人的に遊びに来たような感覚でした(笑)。幼少期に通っていた場所なので。さらに自分の作品を知っていただく機会にもなって、よかったです」と歓びを表す。さらに「人生を間違えた。やっぱり目指すところは野球選手でしたね。役者じゃないなと思いました(笑)」と、藤原節でマスコミの笑いを誘った。球場の雰囲気について「本当に温かく迎え入れてくれた。長年ファンでいてよかったと思いました。やっぱり西武ライオンズですね」と、電車を乗り継いで足を運んでいたほどの“ライオンズ愛”を改めて強めたことを語った。(C)SEIBU Lions
2021年08月13日8月27日(金)に公開される藤原竜也主演『鳩の撃退法』より、 埼玉西武ライオンズとのコラボポスターのビジュアルが公開された。それ伴い、主演・藤原竜也のセレモニアルピッチ登板も決定している。原作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午の数ある傑作のなかでも最高到達点との呼び声高いエンタテインメント小説。物語の主人公は、かつて直木賞も受賞した天才小説家の津田伸一。彼はとあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えない。鳥飼は津田の話を頼りに小説が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。主演は唯一無二の怪優・藤原竜也。数々の名役を演じてきた藤原が挑んだのは藤原史上、最も謎めいた元直木賞作家・津田伸一だ。そんな津田に翻弄される担当編集者・鳥飼なほみを演じるのが土屋太鳳である。さらに風間俊介、西野七瀬、豊川悦司ら豪華キャストが集結。監督はTVドラマ『赤めだか』でギャラクシー賞ほかドラマ界の賞を総なめするなど、映画だけではなくTVドラマ・バラエティ・ミュージックビデオとジャンルを問わず、マルチに活躍するタカハタ秀太が務める。解禁されたたビジュアルは本作のタイトルにちなんで「鷹の撃退法」&「鷲の撃退法」と記されている。埼玉西武ライオンズのライバル球団である 福岡ソフトバンクホークス=鷹、そして 東北楽天ゴールデンイーグルス=鷲に勝つ…という作品の宣伝担当の強いライオンズ愛から企画実現に至った。さらに本作の主演を務める藤原竜也自身も埼玉県出身、小さい頃からライオンズを応援している生粋のライオンズファンということで、まさに本作にぴったりのコラボといえるだろう。そして藤原竜也演じる天才作家・津田伸一と同じように、大胆不敵な笑みを浮かべる智将・辻発彦監督をはじめ、圧倒的な守備力でチームをけん引し続ける源田壮亮選手、今シーズン開幕から絶好調で、39試合連続無失点を達成し、日本記録を塗り替えた平良海馬選手など錚々たるメンバーが顔を揃えた。また主演の藤原竜也が8月13日(金)、埼玉西武ライオンズと東北楽天ゴールデンイーグルスの試合(メットライフドーム)でセレモニアルピッチの登板。どんなセレモニーになるかも乞うご期待だ。なおコラボポスターは8月2日(月)から、西武線沿線の駅や電車内中吊にて展開予定となっている。<宣伝担当・コメント>私自身、小中高と10年間、白球を追いかける野球人生を送ってきました。そして生まれも育ちも埼玉、小さい頃からライオンズを応援し続けておりまして、ぶっちゃけ、映画よりも野球の方が好きなのでこのコラボが決まってとても嬉しいです。クライマックスシリーズでは悔しい思いをし、好きだった選手はみんなFA移籍…因縁深きソフトバンクとイーグルスをライオンズの選手のみなさんに撃退してもらいたいです!あっ、映画「鳩の撃退法」もお忘れなく!『鳩の撃退法』8月27日(金)公開
2021年08月01日映画『鳩の撃退法』 (8月27日公開)の完成披露イベントが12日に都内で行われ、藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、タカハタ秀太監督が登場した。同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。役作りについて聞かれると、西野は藤原とのシーンについて「私がけっこう緊張していたので、監督が距離感をもうちょっと(縮めて)ってこと『ハグすれば』『お姫様抱っこをしてみれば』みたいな感じで。無理やり物理的に距離を近づけて、ほぐしてもらったみたいなところはありました」と明かす。効果については「なんか照れちゃいました」という西野だが、「照れてたけど、気持ちは確かに……それまで緊張してたのはゆるってなった」と振り返り、監督も「縮まったと思いますよ、確実に」と太鼓判を押した。また、作品に絡めて謎を感じた体験について聞かれると、西野は「昔住んでたおうちで、たまに夜、窓を開けたまま寝てたんですけど、窓を開けたときだけずっとチーンという音が……」と、仏具の鈴の音が聞こえていたという。「いつもうるさいなと思って閉めてたんですけど、隣に家はないんですよ、別に」と、本当に怖い話を披露。「いろいろあった部屋で……寮だったんです。だから知ってる子が住んでたんですけど、ずっと走っている足音とか聞こえてて。でもよく考えたら、『今日、この子は仕事でいないなあ』とか」と、さらに出てくるエピソードに共演者たちは驚くが、西野は「あんま怖くなかったんですけど、謎は解けてないですね」と精神の強さを見せていた。
2021年07月12日お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也が14日、東京・渋谷区で催された「第5回 みんなが選ぶ TSUTAYAコミック大賞」の授賞式におかずクラブ(ゆいP、オカリナ)、鬼越トマホークの坂井良多とともに出席。新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者と判定されて本イベントに出席できなかった相方・屋敷裕政について「闇スロットに入っていくところを撮られて……」とボケて謝罪した。屋敷は、本イベントに出席予定だったものの、濃厚接触者と判定されて自宅待機することに。嶋佐はツイッターで、PCR検査を受けて陰性だと報告した。嶋佐は、ステージに登場するや否や、深々とお辞儀。神妙な面持ちで「うちの相方の屋敷が、出席させていただく予定だったのですが、闇スロットに入っていくところを撮られて……。こんな時期にもかかわらず、闇スロット店を入っていくところをすっぱ抜かれて……。反省しております」とボケて、報道陣の笑いを誘った。また、選出された各作品に興味を示して「相方が自宅にいないといけなくなったので、仕事がバレた(バラシになった)。時間がちょっとできたので読みたい」と自虐を交えつつ話した。「みんなが選ぶ TSUTAYAコミック大賞」は、次にヒットするであろう“ネクストブレイク”コミック作品を読者投票のみで決める漫画賞。授賞式では、読者のツイッター投票で選ばれた受賞作品上位10タイトルの発表が行われ、2位に「怪獣8号」、1位に「僕の心のヤバイやつ」が選出された。
2021年06月14日俳優の藤原竜也が主演を務める、映画『鳩の撃退法』(8月27日公開)の第2弾キャストが16日、明らかになった。同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。この度、第2弾キャストが明らかに。解禁の2日前に映画公式SNSでは 結末を見守るバーテンダーや 鳩と接触した床屋 など気になる登場人物の肩書だけが記されたカードが公開され、誰がどの役を演じるのか話題となっていた。今回解禁となったキャストは計11名で、結末を見守るバーテンダー・加奈子を坂井真紀、巻き込まれた慈善家・堀之内を濱田岳、鳩と接触した床屋・まえだをリリー・フランキーが演じる。ほか、佐津川愛美、桜井ユキ、柿澤勇人、駿河太郎、浜野謙太、岩松了、村上淳、ミッキー・カーチスと豪華実力派キャストが集結した。
2021年05月16日4歳のわが子を抱き、妻と歩いていたのは藤原竜也(38)だった。服装こそスニーカー、頭にサングラスという休日スタイルではあるが、目つきが鋭い。油断なく四方八方に目を配り、家族を守ろうとするその姿は、あたかもSP(セキュリティポリス)のようだった。デビューから24年、今年5月には39歳を迎える藤原だが、いまもハードなアクションをこなし続けている。テレビ局関係者はこう語る。「現在公開中の主演映画『太陽は動かない』ではスパイ組織のエージェントを演じており、高さ10mの橋の上から飛び降りるなど激しいアクションも見どころになっています。高所恐怖症だという藤原にとっては、かなり過酷な撮影でした。また3月まで放送されていた主演連ドラ『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』は、いわゆる学園モノでした。しかし、生徒を守るために半グレ集団と闘ったりと、毎回のようにアクションシーンがありました」コロナ禍ということもあり、感染対策などで条件が厳しいロケが続くなか、藤原の活力となっているのが“家族の食卓”だ。■結婚8年でも冷めない夫婦生活彼自身はインタビューで次のように語っている。《休日はその日食べたいと思ったものを選ぶようにしています。とくに新型コロナウイルス感染症によるステイホーム期間中は、「今日の夕飯はなにを食べよう?」と家族で考えるのが楽しくて。おいしいものを食べるだけで、確実に疲れが解消されますし、精神的にもとてもいいですよね》(『家の光』3月号)藤原が家庭を持ったのは約8年前のこと。「’13年5月に、その年内に結婚することを発表しました。お相手は4歳年上の一般女性で、9年の交際を経ての決断でした。そして’16年6月に第1子が誕生しています」(芸能関係者)映画『カイジ』では缶ビールを頬に押しつけ、「キンキンに冷えてやがる!」と叫ぶ演技も印象的だった藤原。しかし結婚8年目を迎えている夫婦関係のほうは、まったく冷えていないようだ。本誌が一家を目撃したのは4月上旬。この日は、妻が知人宅らしき家に用事があったようだが、彼女を目的地に送り届け、その後、子供の相手を務めていたのは藤原だった。「’19年夏には、ハワイでのバカンスも目撃されています。その際も、奥さんが買い物中は、藤原さんがお子さんと遊んでいたそうです」(前出・芸能関係者)“休日は日ごろの恩返しを”、それが藤原の“家族の平和を守る”ためのルールなのだろう。「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月23日俳優の藤原竜也が主演を務める、映画『鳩の撃退法』(8月27日公開)のエイプリルフールビジュアルが1日に公開された。同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。エイプリルフールビジュアルでは、鳩の姿が全面に出され、同作が「鳩と人間の長きにわたるベランダの闘争を描いた、バトルエンターテインメント」として登場。自宅のベランダに勝手に巣を作る鳩、騒音をまき散らす鳩、単純に目が怖くて可愛くないなど、人類が長年悩まされ続けてきた鳩による攻撃に人類が立ち向かっていく様を日本映画史上最大のスケールとアクションで描いた……という紹介がされている。主演の藤原は数多の鳩を撃退してきた伝説の鳩撃退師・津田伸一となり、鳩の謎を長年追い続けるジャーナリスト・鳥飼なほみを土屋太鳳 、ある日愛する妻を鳩に奪われた男・幸地秀吉を風間俊介、実は鳩好きの女・沼本を西野七瀬、鳩が人間界に送り込んだ刺客・倉田健次郎を豊川悦司がそれぞれ熱演。鳩と人類の長きにわたる因縁に隠された衝撃の過去、世界征服を目論む鳩の陰謀、人類は鳩に勝利しベランダの支配を取り戻すことができるのか? そして鳩の世界征服は阻止できるのか? といった、エイプリルフールならではの内容となった。
2021年04月01日『仮面ライダーゼロワン』のヒロイン・イズ役で注目を集めたモデルで女優の鶴嶋乃愛が30日、東京・豊洲Pitで行われたイベント「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2021 PREMIUM」に出演した。「WEGO」ステージのラストを飾った鶴嶋は、春らしいシースルーの透け感たっぷりの白ワンピース姿で登場。デコルテや二の腕など、ほんのり肌見せしつつ、ランウェイを歩いた。同イベントは、十代のやってみたい、みてみたい、触れてみたいを実現させる体験型ティーンズフェス。十代に人気の出演者が勢ぞろいし、ファッションショーやアーティストによるライブパフォーマンスなどを展開する。撮影:加藤千雅
2021年03月30日「KAT-TUN」上田竜也が新ドラマ「ネメシス」に出演することが決定。広瀬すずと櫻井翔が演じるアンナと風真のいるチームネメシスの新メンバーとなり、“アニキ”と慕う櫻井さんと初共演を果たす。本作は、櫻井さん演じるポンコツ探偵と、広瀬さん演じる天才すぎる助手が、超難解な事件を次々解決していく極上のミステリー・エンターテインメント。今回、上田さんが演じるのは、依頼されたものは何でも作ってしまう、超職人気質な謎の道具屋・星憲章。横浜にある映画館「ジャック&ベティ」の地下にある星の仕事場に行くためには、顔認証に静脈認証、さらには合言葉を言わなければならない。そして、星に依頼をするためには、ある鉄の掟を守らなければならない。それは、“レアな駅弁を持参すること”。レアであればあるほど、面会時間は長くなる――という癖が強すぎるキャラクターだ。また、チームネメシスの道具屋という役どころで、どうやら風真とは昔からの顔馴染みのようだが、星は風真のことを完全に信用していない様子。初見のアンナに対しては「信用出来ない。なんか面白いことやって」と、信用ポイントは面白いかどうか…というこれまた謎ルールがある。さらに2話以降も、アンナと風真の凸凹推理をサポートする超便利な道具を作り出し活躍する。上田さんは「探偵ものでありながら、コミカルなシーンもあったり、いろんな要素が含まれていて脚本が面白い」と本作について語り、「星くんのキャラクターは、気難しい感じでいくのか、オタクっぽい要素を出した方がいいのか、様々なパターンを思い浮かべることができて楽しみでした。駅弁に物凄い執着があったりするところも興味深いキャラクターで、シーンシーンで演じることを楽しめるように心がけました」と今回の役柄についてコメント。共演の広瀬さんと櫻井さんについては「広瀬さんと櫻井さんとの掛け合いは、とても安心感があって、初日とは思えないほど自然に入りこむことができましたし、2人のテンションも身近に感じられて楽しめましたし、キャラクターの可愛らしさも出ていて、とてもいいコンビだと思いました」と印象を明かしている。「ネメシス」は4月、毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月30日実力派として、多くの映画監督からラブコールを受ける俳優・若葉竜也さん。大衆演劇の家系に生まれ、選択する間もない1歳3か月という若さで初舞台を踏み、以後芝居の世界で生き続ける彼だが、「役者以外の道で生きていきたい」と思っていた時期も長かったという。言葉ではえも言えない、複雑な人間らしさを役を通して体現し続ける、彼の素顔に迫った。ものづくりの現場に居心地の悪さは必要。――現在31歳の若葉さんですが、30代に入って、ポジティブな変化はありますか?30を過ぎてから、考え方がよりシンプルになりました。20代は悩んでいると考えている感じがして、自分はこれに対して考えているんだという安心感を得るために悩んでいる時間もあったんですけど、今はその必要は全くないと思ってるし、もっとシンプルな戦い方でいいやと思っています。後輩に話していたことが意外と自分に突き刺さることがあって、ますます自分自身に冷静な目を向けられるようになったのかもしれない。――ずっと離れたかった芸能界に戻ってきてから少しは居心地はよくなってきましたか?居心地は常に悪いですね。湿ったパンツをはいている感じです。でも居心地よくしたら面白くなくなっちゃうのかなというか、居心地悪いくらいがちょうどいい気もして。居心地がいいと思えるのは、やっぱり、気心知れた友達と休みにごはんを食べたりしているときくらい。僕はわりとプライベートな友達との時間を死守したいと思っていて、そのために仕事をしている感覚が強いんです。人生で一番楽しい場所ですし、優先順位で言ったら、そこがどう考えても一番です。なので、50代、60代になってもそれができていれば満足かなと。仕事は僕にとっては、会社に行ってるのと同じ感覚なんですよね。「朝何時にここに来てください」と言われたから行って、一生懸命仕事して帰ってくるだけ。「もっと上を目指すべきだ」とか言われたりもするんですけど、上って何よ。と(笑)。上とか下とかどうでもいいよって。一生懸命働いて、ごはん食べて、疲れたなぁって、また働く。それだけでいいです。向上心がないとカテゴライズされればそれまでですけど。――プライベートと仕事はハッキリ分けているんですね。でも、はたからは楽しそうに仕事されているように見えますが。「楽しそう」とか「いま楽しいでしょう?」とかよく言われますね。でも、僕らがただ好きだから、楽しいからという理由でものづくりを始めたら、たぶん超つまらないものになってしまうと思うんです。誰かが観たときに心が動くものをつくるのであれば、趣味だったり、部活感覚でやっちゃいけないという思いがすごく強くて。その上で苦痛が伴ったとしても、そのくらいは受けとめなきゃいけないという感覚はあります。――今回の撮影ではかなりセクシーな表情を見せてくれましたが、若葉さんは色気のある人ってどんな人だと思います?もしそう見えたのだとしたら、スタッフがそうつくってくれたからだと思いますけど、色気って、得体の知れないものですよね。例えば、志村けんさんや北野武さんみたいに、ずっと一途に何かをやり続けている人は、色っぽいのかもと思います。色気を受け取るセンサーも、みんな違うものを持っているんでしょうけどね。プロのスタッフが集まれば、形骸的な色気は誰でも纏えると思ってます。わかば・りゅうや1989年6月10日生まれ、東京都出身。作品によって違った表情を見せる幅広い演技力で数多くの作品に出演。2016年、第8回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。’20年後期放送の『おちょやん』でNHK連続テレビ小説に初出演。’21年の出演作に、今泉力哉監督 映画『あの頃。』(公開中)、松居大悟監督 映画『くれなずめ』(4月29日公開)がある。『街の上で』で若葉さんが演じるのは主人公の荒川青。下北沢の古着屋で働き、たまにライブを観たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったりしながら、生活圏は狭く、下北沢を出ることはない。そんな彼のもとに、自主映画への出演依頼という非日常的な出来事が舞い込む。4月9日(金)より全国ロードショー。ジャケット¥60,000(Azuma./Sakas PR TEL:03・6447・2762)シャツ¥32,000パンツ¥32,000(共にmando/STUDIO FABWORK TEL:03・6438・9575)※『anan』2021年3月31日号より。写真・NAE.JAYスタイリスト・タケダトシオ(MILD.Inc)ヘア&メイク・FUJIU JIMIインタビュー、文・小川知子(by anan編集部)
2021年03月26日遠くのファンタジーではなく、この人はちゃんと存在している。どんな役柄を演じてもそう思わせる、ブレることのない確かな存在感を持つのが俳優・若葉竜也だ。大衆演劇の家系に生まれ、選択する間もない1歳3か月という若さで初舞台を踏み、以後芝居の世界で生き続ける彼だが、「役者以外の道で生きていきたい」と思っていた時期も長かったとか。そんな彼が今やNHK連続テレビ小説『おちょやん』の助監督・小暮真治役で視聴者を“小暮沼”へと誘い、映画『街の上で』で初主演を果たす。『愛がなんだ』『有村架純の撮休』『あの頃。』とタッグが続く今泉力哉監督との関係についても聞いた。――一度は役者から離れたいとあがいていたという若葉さんが、この道で生きていこうと思うきっかけってあったのでしょうか。役者以外だったら何でもいいとは思っていたんですけど、25歳くらいのときに物理的にほかの道が途絶えていっているのを感じて。例えばボクサーや棋士でも、プロになるまでの年齢制限があるじゃないですか。やりたいものはいくつかあって、バンドもやってたんですが、メンバーが就職してしまって、続けるのは無理だなと思ったし、専門学校に通うことも考えましたけど、それも大変だしお金もないし。それで、一番飯の食える確率が高いのは昔からやっていた、このものをつくる仕事だなと思ったんです。だから、諦めに近いかたちだったと思います。でも、その頃から仕事に対する姿勢は変わりましたね。――NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演されてから、世間の注目度も今まで以上にアップしたと思いますが、それを肌で感じることはありますか?僕自身はあまり実感がなくて。単純に、『おちょやん』という企画が面白いと思ったし、女優さんとして杉咲花さんにとても興味があって、ご一緒したいと思ったのでお受けしたのですが、蓋を開けてみたら反響がこれだけ大きいので、なるほどな、そりゃみんな出たいと思うよなと。でも、一回も顔バレしてないんです。この間、丸亀製麺でうどんを食べていたときも、目の前に座っていた奥さまたちが『おちょやん』の話をしていて、バレるのかなと思っていたら、全くで(笑)。ま、だから実感はないですね。――『街の上で』で4度目のタッグとなる今泉監督作品の魅力を、若葉さんはどう捉えていますか?主人公が最後まで一切成長しないところがすごく好きです。特に『街の上で』は何も起きない映画で、それでも130分間観せ続けられるものになったんじゃないかなと。もしこの作品がうまくいけば、映画業界全体がいい変わり方をしていってくれるんじゃないかと僕は思ったりしているんです。――明確な答えを提示したがる業界への問いかけになりそうですよね。以前インタビューで、「ブレてる人が好み」とおっしゃっていましたが、今泉作品に出てくる人たちも人間らしくブレてますよね。やっぱり、主人公が成長を遂げる物語は観ていて爽快だし、そういう映画が好きな人もいると思うけれど、僕にとってはどこか夢物語というか、自分とは全く違う生き物の話のように感じてしまう。人はそんなに簡単に変わらないと思ってしまうところがあるので。そんな中でも今泉さんが描く人間は直線的に泣いたり怒鳴ったりしないですよね。人の目を気にせず泣いたり怒鳴ったりできる人間って、強いと僕は思うんです。でも、現実だと泣きたくても泣けないし、怒りたくても怒り方がわからないことのほうが大半で。そういう弱さや凡庸さを自分も体現したいし、今泉さんの世界観であればそれが実現できる気がするというか。――感情もですが、まっすぐにうまくはいかない恋愛の描かれ方も、リアリティがありますよね。今泉さんの描く恋愛って、必ず不均一が起きている。思いが必ずしも50:50じゃない。でも人間の恋愛とか思いなんて均一にならないものでしょ?と、ある種冷酷に投げかけていて、僕もそれが本当なんじゃないかと思ってるんです。お互い同じ比率で思い合っている多くの恋愛映画に対するアンチテーゼな気もするんですよね。――映画の中で、「友達のまま恋愛関係になれたらいいのに」というシーンが出てきますが、若葉さんは共感しますか?友達のまま恋愛関係になるって、成立はすると思うんです。あとは照れをどう対処するかの問題だと思っていて、それまで「お前さぁ」と喋っていたのに、どのタイミングで手をつなぐの?って困るじゃないですか。僕の場合は、そこで、ちょっと怖いなと思ってしまいそう。手をつなぐという行為もどこか恋愛に酔っている自分がいるからできることのような気がするので、友達関係だと照れが勝っちゃってまず無理ですね(笑)。――現場の今泉監督は、冷徹な面もあるとか。すごく冷徹だと思いますね。「今のいいシーンだったね!」とみんなで盛り上がることに対してすごく不安を抱いていると思うし、内輪ノリで絶対OKを出したりしないので。みんなが盛り上がったカットって、映画館で観たときに興醒めするシーンになっていたりするんですよ。なので、僕も現場での客観性はすごく意識しています。映画は、現場にいる僕らが観るものではなくて、他者が観るものなので、その意識は忘れてはいけないなと思っています。――若葉さんと今泉監督は少し似ているのかもしれないですね。今泉さんは「似ている」と言うんですけど、僕はあんなに駄目じゃないです(笑)。でもあの駄目さがキュートだなと思ってしまう自分もいるんですけどね。『街の上で』は古着屋さんを舞台に真夏に撮影していたんですけど、長袖を着ていた今泉さんが、暑いからと売り物のTシャツを着ようとしたんです。「あとでちゃんとお金を払うから」って。「駄目でしょ。それじゃ、コンビニで支払い前に商品食べ始めちゃう迷惑系のYouTuberと一緒になっちゃうから」って止めましたけど(笑)。――ご自身は、そういう破天荒さはあまりないタイプですか?僕は、本当に月並みだと思います。小さい頃からわりと大人の世界で過ごしてきているので、自分が子どもということを理解していましたし、子どもならどこまでなら許されるかもわかっていたので。昔から、あまり可愛くない子だったかもしれないです。わかば・りゅうや1989年6月10日生まれ、東京都出身。作品によって違った表情を見せる幅広い演技力で数多くの作品に出演。2016年、第8回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。’20年後期放送の『おちょやん』でNHK連続テレビ小説に初出演。’21年の出演作に、今泉力哉監督 映画『あの頃。』(公開中)、松居大悟監督 映画『くれなずめ』(4月29日公開)がある。『街の上で』で若葉さんが演じるのは主人公の荒川青。下北沢の古着屋で働き、たまにライブを観たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったりしながら、生活圏は狭く、下北沢を出ることはない。そんな彼のもとに、自主映画への出演依頼という非日常的な出来事が舞い込む。4月9日(金)より全国ロードショー。ジャケット¥60,000(Azuma./Sakas PR TEL:03・6447・2762)シャツ¥32,000パンツ¥32,000(共にmando/STUDIO FABWORK TEL:03・6438・9575)※『anan』2021年3月31日号より。写真・NAE.JAYスタイリスト・タケダトシオ(MILD.Inc)ヘア&メイク・FUJIU JIMIインタビュー、文・小川知子(by anan編集部)
2021年03月25日映画『太陽は動かない』の公開記念舞台あいさつが21日、都内で行われ、藤原竜也、竹内涼真、羽住英⼀郎監督、赤ペン瀧川が出席した。人気小説家・吉田修一のサスペンス小説『太陽は動かない』を、羽住英⼀郎監督が実写映画化した本作。心臓に小型爆弾を埋め込まれた2人の男(藤原竜也、竹内涼真)に死の危機が迫るという極限のノンストップサスペンス劇を描く。公開から17日が経過し、周囲の評判も上々だという藤原と竹内。藤原は「半年にも及ぶ長期ロケで毎シーンがクライマックスのような撮影だったので、佐藤浩市さんも含めて多くの人から大変だったろうと言われました」と明かし、竹内も「今やっているドラマの共演者の方も空き時間に見に行ってくれたりして、『すごく良かった』と言ってくれました。頑張ったかいがあったなという感じです」と笑顔を見せていた。この日は久しぶりに本作を見たという登壇者たち。藤原が「半年間ブルガリアから始まって撮影しましたが、ヨハンくんや市原、浩市さんらみんなと会って久しぶりに話し合いたいという感情が湧いてきました。大変な環境でみんなの気持ちが一つになった感じはしますね」と満足そうで、竹内も「改めてすごく格好良い映画だなと思いましたし、1年前に観たのと違う形で色んな魅力を見つけられたので良かったと思います」と鑑賞する度に新たな魅力を発見するという。当初は昨年5月に公開予定だった本作だが、新型コロナウイルス感染拡大によって今月に順延。その影響でプロモーション活動も数多くこなしてきた藤原は「宣伝し続けてきたのでもうしません(笑)。もうしないって決めました。コロナの影響で1年延期しましたが、竹内と2年間宣伝してきたのでもう伝えることがありません。出し尽くしました」と降参状態で、竹内も「本当に出し尽くしたのでもっとこの映画の魅力を伝えてくださるゲストをお呼びしています」と紹介して赤ペン瀧川が登場。「普段の仕事は、映画を見に行ってくださいとこれから観る方に向けてのネタがほとんどなので、上映後は経験がないんです」と不安を見せつつ、原作者・吉田修一の作品に込めた思いなどを熱弁した。その姿に感動したという藤原は「皆さんいかがでしたか?」と観客に問いかけると溢れんばかりの拍手が。幾度となく赤ペン瀧川と仕事をしているという竹内も「今回もすごいと思いました。いや~うれしいですね。これだけ魅力を語ってくれると」と改めて瀧川の凄さを目の当たりにして目を丸くしていた。
2021年03月22日女優の井桁弘恵、鶴嶋乃愛が7日、大阪・京セラドーム大阪で開催されたファッションイベント「KANSAI COLLECTION(関西コレクション) 2021 SPRING & SUMMER」に出演した。2人は2019年9月から2020年8月までテレビ朝日系で放送された特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』で共演。井桁は刃唯阿/仮面ライダーバルキリー役、鶴嶋は秘書型AIアシスタントのイズをそれぞれ演じていた。この日の14時過ぎに約1年ぶりに開幕した関西コレクション。ファッションブランド「F i.n.t」のステージから始まり、トップバッターは藤田ニコルが務めた。井桁と鶴嶋も同じく「F i.n.t」のアイテムに身を包み、軽やかにランウェイを歩いた。井桁は白×ネイビーのマリンボーダーのトップスにロングスカート。鶴嶋は麦わら帽子を被り、足元はフラットシューズ、胸元の大きなリボンが存在感を放つワンピース姿で登場し、2人ともレトロガーリーなファッションを披露した。「KANSAI COLLECTION(関西コレクション)」は2011年2月に大阪で誕生した日本最大級のファッションイベント。20回目となる今回は「つきぬけろ。」をテーマに、ファッションショーやアーティストライブなどを開催する。なお、昨年3月に開催予定だった「KANSAI COLLECTION 2020 SPRING & SUMMER」が新型コロナウイルスの感染拡大によって中止となり、今回の開催は約1年半ぶりとなる。
2021年03月07日藤原竜也と竹内涼真が最強バディを組む、吉田修一のサスペンス小説を実写化した映画『太陽は動かない』が、ついに本日3月5日(金)より公開がスタート。この度、藤原さんのインタビューと本編が収録された映像が到着した。世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから、映像化は不可能と言われた原作。しかし今回、日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1か月にも及ぶ海外ロケを敢行、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や列車を貸し切って首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーン撮影など、超異例づくしの大規模な撮影を行い、映画化した。本作のイベントにおいて藤原さんは、自身の苦手なシチュエーションを「高所・水中・閉所」と語っており、本作では「そのすべての要素があった」と厳しい撮影の日々を語っていた。今回公開された映像は、そんな中でも特に大変な撮影だったという“沈みゆく船内での水攻めシーン”の本編映像と、船内での撮影秘話を語る特別インタビューが収められている。大型貨物船の倉庫で手足を縛られ動けない相棒・田岡(竹内さん)ところへ、鷹野(藤原さん)が救出に向かうこのシーン。天井からは滝のように水が流れ、みるみるうちに水かさが上がっていくそんな極限の状況で田岡は「こんな生活おしまいにしたかったんだよ!」と訴えかけるが、鷹野は「それでも生きろ!」と力強く声をかけ、決死の救出を試みる。そんな極限のシーンのあとに続くインタビューでは、「久々に堪えましたね。堪えましたけども、終わった後の達成感や爽快感はありましたね」と過酷な撮影をふり返っている。映画『太陽は動かない』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月05日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の本編&特別インタビューが8日、公開された。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。かねてより藤原は自身の苦手なシチュエーションを「高所・水中・閉所」と語っており、本作では「そのすべての要素があった」と厳しい撮影の日々を振り返っていた。そしてこの度、中でも特に大変な撮影だったと語る「沈みゆく船内での水攻めシーン」の本編映像と、藤原竜也が船内での撮影秘話を語る特別インタビュー映像が公開された。本編映像では、田岡が大型貨物船の倉庫で手足を縛られ動けないところへ鷹野が救出に向かうが、船は徐々に傾きはじめ、天井から滝のように水が流れ、みるみるうちに水かさが上がっていく。度重なる極限の状況に心身ともに追い詰められた田岡は、「こんな生活おしまいにしたかったんだよ!」と、悲痛な表情で諦めかける。それを見た鷹野は「それでも生きろ!」と相棒であり、後輩である田岡に力強く声をかけ、決死の覚悟で救出を試みる。インタビュー映像では、当時の船内での撮影について、「船の中のセットでしたが、火花も散って、水の流れも速くて冷たくて、足もつかない。その中で潜りながらも田岡の腕に巻かれたチェーンだとかをほどかなければいけない。ハンマーや斧を探してはこれじゃないあれじゃないと何度もやる訳ですけれど、久々に堪えました。堪えましたが、終わった後の達成感や爽快感はありましたね」と、これまでの撮影の中でも特に大変だったことを振り返った。
2021年03月05日俳優の藤原竜也が、映画『鳩の撃退法』(8月27日)で主演を務めることが25日、明らかになった。同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。数々の名役を演じてきた藤原は今回、藤原史上最も謎めいた元直木賞作家・津田伸一を演じる。そんな津田に翻弄される担当編集者・鳥飼なほみを土屋太鳳、ある日突然家族と共に姿を消したバーのマスター・幸地秀吉を約5年ぶりの映画出演となる俳優・風間俊介、津田の行きつけのコーヒーショップ店員・沼本を西野七瀬、彼らが暮らす地方都市の裏社会を仕切る男・倉田健次郎役を豊川悦司がそれぞれ演じる。監督はドラマ『赤めだか』(15年)でギャラクシー賞ほかドラマ界の賞を総なめするなど、映画だけではなくTVドラマ・バラエティ・ミュージックビデオとジャンルを問わず、マルチに活躍するタカハタ秀太が務める。今回特報映像&第1弾ポスタービジュアルも公開。特報映像は、いるはずのない2人目の藤原竜也がこちら側に語りかける意味深な冒頭から始まり、姿を消した家族、積まれた札束など謎だらけに。第1弾ポスタービジュアルはまるで本物の小説のようなデザイン。藤原竜也演じる津田伸一が意味深な眼差しでこちらを見つめる、現実と虚構が入り混じるミステリアスな仕上がりとなっている。○原作者:佐藤正午 コメントあちこちに仕掛けがあって、決して単純ではないはずなのに、ストーリーの流れに気持ちよく乗せられてしまう。この映画を見ていると、ウソとホントの境界線がだんだんと消えていって、「どこでもドア」のように、両方の世界を登場人物が自在に行ったり来たりする。見終わってそれが自然に思えるのは、小説でいえばキモの文体、この映画の俳優陣の魅力に拠る所が大きいのではないでしょうか。これでおまけに本が売れれば、原作者としても文句のつけようがありません。○藤原竜也 コメント撮影中はどんな映画になるのだろうと想像もつきませんでしたが、完成した映像を観たとき、「こうやって表現するのか!」とタカハタ監督の手腕に驚くと同時に、演じていた僕自身も主人公・津田が仕掛ける【現実と小説】が入り混じる世界観に引き込まれました。タカハタ組の優秀なスタッフ、豪華な共演者の皆さま、そして全編通してロケをさせていただいた富山県の皆さまに心から感謝したいと思います。今作で演じるのは【天才小説家】という役柄になりますが、僕の執筆する小説が観客の皆さまを『鳩の撃退法』の世界に引き込み、巻き込んでいけるか、とても楽しみです。○土屋太鳳 コメントこの動揺と興味と感動は鳥飼なほみとしての感情なのか、それとも津田さんを演じる藤原竜也さんの演技を凝視出来る土屋太鳳としての感情なのか……佐藤正午先生の原作に翻弄された感覚のまま、痛快に突っ走った撮影の日々でした。藤原竜也さんには16歳の時に撮影所の片隅でご挨拶したことがあり、数年後「這い上がってきたなぁ」とおっしゃっていただきましたが、さらに這い上がって、やっと直接、演技をご一緒出来ました。感動です!○風間俊介 コメント『物語』という概念を、根底から覆すような作品です。 誰かが頭の中で思い描く『物語』、現実にあった出来事を語り継ぐ『物語』。 この映画は、そのどちらか、将又、そのどちらでも無いのか。 答えは、出演した僕にも分かりません。 僕が演じた役は、そこにいるのか、もしくは、小説家の頭の中の存在か。 人々が遥か昔から愛してきた『物語』という概念を揺さぶる『鳩の撃退法』 是非、劇場でご覧ください。○西野七瀬 コメントクランクインの日、とても緊張していました。現場に入ってみると、キャスト・スタッフの皆さんが温かく迎えてくださり、シーンを重ねるごとにどんどん現場が楽しくなっていき、今回こうして沼本として皆さんとご一緒させていただけたことが嬉しかったです。全編富山ロケで、あるときは私自身山脈に癒されながら撮影したこともあったりして、そういった空気感もスクリーンから伝わったらいいなと思っています。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。○豊川悦司 コメント「本通り裏の男」というシビれるような役をもらって、イカした毛皮のコートを羽織り、雪降る富山の夜を闊歩した。もう充分にカッコよくて、涙がチョチョ切れた。「ワル」を演じるのは喜びだ。これほど面白いストーリーの中では特にね。○タカハタ秀太監督 コメント担当編集者「津田さん、書いちゃいけないことを書いてるんじゃ?」津田「小説家が書いちゃいけないことって何だ?」恐らく書いてはいけないことを書いている小説家・津田伸一。それは、ある家族の失踪事件を解決するサスペンスなどではない。小説家は結末を変える。しかしそれが嘘か現実か、決めるのは皆さんです。そして、小説家は何故『鳩の撃退法』というタイトルを思いついたのか、そこも考えてみてください。
2021年02月25日完全オーダーメイドだから続けられる株式会社エキスパートラインの運営するオンラインパーソナルヨガ専門サイト「YOGATIVE~ヨガティブ~」が、昨年比会員数9倍増となったことを明らかにした。同社は、コロナ禍での巣ごもり需要で、ユーザーが増加したことが背景としているが、自宅でできるヨガレッスンには無料動画やグループレッスンという選択肢もある。そんな中で、会員数増加の要因として、個別にインストラクターと相互コミュニケーションを図れるという点が大きいようだ。完全オーダーメイドのヨガレッスンによって、体を動かしリアルタイムで人と関わるとこが、外出自粛のストレス軽減に繋がっている。初回50分体験レッスンを特別価格で「YOGATIVE~ヨガティブ~」の特徴の一つは、オンラインのため場所も選ばず移動や支度の時間を短縮できるこことだ。スマートフォン、パソコンでレッスンを受けることができ、予約も簡単で時間の制約が少ない。さらに、パーソナルレッスンのため自宅からグループレッスンに参加するのは抵抗があるという人も、始めやすく専用カルテを元に個別指導が受けられるため、成果を実感しやすい。オンライン制でコストを抑えたことで、パーソナルレッスンは高いというイメージ払拭したことも、人気の理由だ。現在、初回50分体験レッスンを980円(税込)にて提供している。(画像はプレスリリースより)【参考】※YOGATIVE~ヨガティブ~公式サイト
2021年02月23日映画『太陽は動かない』より、藤原竜也と竹内涼真が演じるバディが所属する秘密組織「AN通信」の最強メンバーを紹介する特別映像が到着した。「AN通信」は、表向きは小さなニュース配信会社を装っているが、世界を股にかけ、国政や企業の裏で重要機密情報を入手し売買する、優秀なエージェントが所属する組織。24時間ごとの定期連絡を怠ると、体に埋め込まれたあるものが起動し、解除の申請をしないと5分以内で死んでしまうという常に命の危険と隣合わせな職場だ。映像では、そんな「AN通信」のメンバー4人を迫力のある映像とともに紹介。藤原さん演じる冷静沈着なエージェント・鷹野一彦、竹内さん演じる優しさを持つ若手エージェントで鷹野と最強バディを組む田岡亮一、さらに佐藤浩市演じる鷹野たちの上司で司令塔の風間武、市原隼人演じる裏組織に拉致された同僚エージェントの山下竜二がスピーディーに映し出されていく。「死にたければ死ね。生きたければ働け」という鷹野のセリフからも振り切れた職場環境の一端が覗けるようだ。藤原さんは佐藤さんとの共演について「個人的に学ぶことは山ほどありましたね。本当に芝居が上手い先輩たちとの共演は、いい意味で楽なんです。演じていて面白いし刺激も受けますし、非常に得難い経験をさせていただきました」と貴重な体験だった様子。また、市原さんについては「ブルガリアで市原(隼人)くんと一緒にワイヤーで吊られている時、市原くんから“竜也くん、高い所はダメですか?”と聞かれて、“何で?”と聞き返したら、“上に行ったとたんにブルブル震えるの、やめてもらっていいですか?”と言われました(笑)」と撮影中の裏エピソードを明かしている。映画『太陽は動かない』は3月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年02月20日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の特別映像が12日、公開された。同作は吉田修一による同名小説の実写映画化作。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。この度、藤原竜也演じる鷹野と、竹内涼真演じる田岡が初めて出会う”最強バディ”誕生の瞬間をとらえた、本編では描かれない2人が初めて出会うシーンの特別映像が解禁となった。本作で初共演を果たす藤原と竹内は、同じ事務所の先輩後輩という関係でありながら、劇中でも「AN通信」という組織の先輩後輩である。映像ではAN通信の司令塔である風間(佐藤浩市)が、鷹野に「お前もそろそろ人を育てる時期だ」と告げるシーンからスタート。そこに突然訪ねてきた田岡に、鷹野は「どうしてすぐに訪ねて来ず、帰宅の瞬間を偵察していたのか」と真意を問う。「先輩が無能な人間だと俺も困るんで」と敢えてけしかけるように振る舞う田岡に対して、鷹野は「その時マンションの前には誰がいた?」と尋ね、田岡にマウンティングをとる。先日実施された「絶体絶命!爆弾解除イベント」でも「本当に大変なアクションシーンの連続でしたけど、涼真は若さと勢いと自信を持って、いろんなことにチャレンジするから、僕はそれに引っ張ってもらいました」と、過酷な撮影の連続だった本作をバディである竹内がいてくれたからこそ乗り越えられたと振り返った藤原。羽住監督も「日々身体をはった過酷な撮影の連続だったので、やはり二人一緒だからこそ頑張れるという状況だったと思います。それにより極限状況下での二人のバディ感が自然と滲み出てきたと思います」と極限状態の撮影がふたりの自然なバディ感を作り上げたと語っており、まさにこのバディなくして『太陽は動かない』は完成しなかったといえる。
2021年02月12日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)のアクションシーンについてのコメントが27日、公開された。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。世界を股にかけ暗躍するエージェントたちの活躍を描いた原作のスケール感を実現するために、日本国内での撮影に加え、東欧・ブルガリアにて約1カ月にも及ぶ海外ロケを敢行。数々のハリウッド超大作を手掛けたブルガリアの制作会社の協力のもと、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて実際に終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、日本では実現不可能ともいえる大規模な撮影を行っている。ほとんど藤原、竹内はじめキャストがノースタントで挑んだアクションについて、大瀧亮プロデューサーは「前提として羽住組のアクションは出来ることなら極力吹き替えにせずご本人にお願いするというスタイルでして、それでいてブルガリアは日本では出来ないシーンの撮影がいとも簡単にさせてもらえるので、ご本人たちにとってはとてもプレッシャーを与えていたと思います(笑)。高所恐怖症の藤原さんも10mを超える高さの橋の上から飛び降りたり、市原隼人さん演じる山下を抱きかかえながらアパートの上層階からワイヤーに吊られながら芝居をしたりと……主演としての逞しさと牽引力を感じさせていただきました」と説明。本格アクションに初挑戦だった竹内は、実際に走行する列車の中で敵エージェントとの格闘シーンにも挑戦し、大瀧プロデューサーは「竹内さんは意外にも本格的なアクションは初めてだったので見せ場となる列車内でのアクションに向けて非常に緊張もされていましたが、鍛え上げてくださった肉体のおかげもあり重戦車のようなパワーとそれでいてしなやかなアクションを体現してくださいました。見た目にはなかなか伝わりにくいかもしれませんが、実際に動いている列車の中でのアクションなので体が左右に振られたり、足元が覚束ないという枷を背負いながらやってらっしゃるということを認識した上で観るとその凄さが伝わると思います」と絶賛する。安全のためにワイヤーは装着しているものの、全身が走行中の列車の外に出るくだりもあり、スタッフ全員が息をのむ中、体当たりでアクションに挑み本作の見せ場の一つを完成させた。こういった状況について、羽住英一郎監督は「この映画はブルガリアの撮影からクランクインだったのですが、日本国内でかなり長期間アクション練習をしてきたものの、長いフライトを経てブルガリアに降り立ったキャスト達を、いきなり異国スタッフとのハードな撮影の日々に放り込んで、文字通り体当たりでこなしていくしかない状況に追い込めたのは、ヒリヒリした世界観的を描く上で凄く良かったと思います」と振り返る。大瀧プロデューサーは「このブルガリアロケが『太陽は動かない』の全体のクランクインの地で、1カ月間肉体的にも精神的にも苦楽を共にされた藤原さんと竹内さんだったので俳優の先輩後輩としての垣根を超えた仲間としても鷹野・田岡の役柄の関係値も一気に深まったと思いますし、その後数か月続く日本での撮影のベースとなるテンションが築けた点でとても有意義な撮影になったと思います」と語る。過酷な時間を過ごすことで生まれた、最強バディの息の合った掛け合いにも注目となっている。
2021年01月27日主演する新ドラマ「青のSP-学校内警察・嶋田隆平-」が1月12日(火)今夜放送を控える藤原竜也が、WOWOWで新レギュラー番組「藤原竜也の番組 フジタツ猪突猛進撃!!」をスタートさせることが分かった。藤原さんの意外とまだ世間には知られていない、素の部分を余すところなく、惜しげもなく、無駄にさらけ出す本番組。毎回豪華ゲストを迎え、そのゲストが得意とするスポーツやこだわりの趣味など、様々な“勝負”に猪突猛進する予定だという。忖度無し、容赦なし、ハプニング上等のリアルドキュメンタリー感満載の本番組。「意気込みも何もまだ企画内容すら聞いていないので正直困惑しています」と心境を明かした藤原さんは、「とにかくこのコロナ禍で日本はもちろん世界中が暗くなっているので、一人でも多くの方に『元気になってほしい』という気持ちでいます」とコメントしている。「藤原竜也の番組 フジタツ猪突猛進撃!!」は2月15日より毎週月曜日21時30分~WOWOWプライムにて放送(全6回/第1回無料放送)。※放送終了後、WOWOWオンデマンドにてアーカイブ配信あり(cinemacafe.net)
2021年01月12日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の特別映像が8日、公開された。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。今回公開されたのは、藤原史上最も極限状態に追い詰められる同作から、心臓の爆弾が爆発へのカウントダウンを開始する絶体絶命のシーンを捉えた特別映像。敵対する裏組織のリーダー、ジミー・オハラ(横田栄司)に捕らえられた鷹野の心臓の爆弾が爆発へ向けてカウントダウンを開始する緊迫の瞬間が収められた。鎖で吊るされ、爆弾解除の申請を出来るはずもない状況で、拷問を受け苦悶の表情を浮かべる鷹野。極限状態のなか、無常にも心臓の爆弾は、爆発までの時を刻むことを止めない。刻一刻と迫る爆発の危機に手に汗握る展開となっている。さらに映像では、高層ビルの屋上での鬼気迫る肉弾戦や、乗っているヘリコプターが撃墜、水中での決死の脱出劇など鷹野と田岡に降りかかる絶体絶命のシーンがふんだんに盛り込まれた。
2021年01月08日主演・藤原竜也が学校内警察“スクールポリス”として校内外で起こる様々な問題に立ち向かう学園エンターテインメントドラマ「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」。この度、1月からの放送に先駆けて、本編映像を盛り込んだ予告映像がWeb先行公開された。赤嶺中学3年1組の担任で国語教師の浅村涼子(真木よう子)は、夜の繁華街の見回り中、同級生から集団で金を奪った中学生を注意するが、自らがナイフを突きつけられ窮地に。そこへ警察官が現れ、生徒たちを恐喝と暴行の罪で現行犯逮捕、所轄の少年係刑事・三枝弘樹(山田裕貴)に引き渡す。翌日、学校では文科省の承認を得て試験導入される学校内警察官、通称スクールポリスの初登校を迎えようとしていた。涼子をはじめ、水野楓(山口紗弥加)や阿部裕亮(音尾琢真)たち教師が不安を覚える中、校長(高橋克実)に紹介されたのは、昨晩の男・嶋田隆平(藤原竜也)だった。3年1組では、一ノ瀬悟(石井正則)による数学の授業が行われていたが、授業態度を注意された真田一樹(中川翼)が逆上、駆けつけた隆平に器物損壊と暴行罪で逮捕される。さらに、この逮捕劇がクラスの何者かによってSNSで拡散。一方で、校内のあるうわさを耳にして…。今回公開された映像では、藤原さん演じる嶋田隆平が「(校内で法律に触れる行為をした生徒も、)遠慮なく警察に突き出します」と言い放つシーンからスタート。時に暴力的な方法で事件解決に挑む嶋田のアクションも見どころのひとつとなっており、本映像でもその様子を垣間見ることができる。ラストカットでは、警察官とは思えない暴言を吐く一幕も。藤原さんのほかにも、教師役の真木よう子、山口紗弥加、泉澤祐希、音尾琢真、校長役の高橋克実、嶋田の後輩刑事役の山田裕貴ら共演者の姿も映し出されている。「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」は2021年1月12日より毎週火曜日21時~カンテレ・フジ系にて放送。(cinemacafe.net)
2020年12月11日夢を諦めた/諦められない人たちへ。実話の“世紀の一戦”を元に作られた、将棋を媒体とした青春ドキュメント『AWAKE』。出演する若葉竜也さんにお話を伺いました。棋士とAI将棋ソフトの対局を巡る実話がベース。プロを目指すも夢半ばで散り、ソフト開発者として再生する英一を吉沢亮さん、英一に刺激を与える若き天才棋士・陸を若葉さんが演じます。――台詞も動きも少ない棋士役は、演じるのが難しかったのでは?運やまぐれではなく、実力だけで勝ち負けが決まる世界で生きている棋士から漂う勝負師の緊張感は、勝ち負けのない俳優の世界で生きている僕の想像力だけでは、とうてい体現できないと感じました。自分の拙い想像力や感情だけで演じると役者の独りよがりになってしまう。それは絶対にやりたくなかった僕にとって偉大な存在だったのは、将棋指導の栗尾軍馬でした。栗尾は僕の幼なじみで、天才棋士という役に説得力を持たせるのに最も大切な所作である「指し手」も彼に徹底的に教わったんです。頭で考えなくても手が自然に動くように、常にポケットに歩の駒を入れて、時間があれば練習していました。自己満足的な役作りやアプローチは排除して、棋士の立ち居振る舞いを徹底的に体に落とし込みました。――もともと将棋はお好きなんですか?“歩は前に進む”くらいしかルールを知らないんです…。作品に入る前にやってみたんですけど、陸が戦っている盤上の勝負はレベルが高すぎて、諦めました(笑)。――この作品に参加したかった理由は?題材こそ将棋ですが、本質的には人と人とが関わり合いながら、成長したり挫折したり、普遍的なことを描いているところですね。それと、(山田篤宏)監督の商業デビュー作品ということにも惹かれました。――山田監督の演出はいかがでしたか。信頼してもらい、自由にやらせてもらえました。これはあくまで僕の想像ですけど、監督は陸よりも吉沢(亮)くんが演じた英一に思いを寄せているように感じました。監督自身と重なる部分があるのかな?と。――その英一は途中でプロの夢を諦めざるを得なかった一方で、才能ある陸は、将棋道を究めていきます。1歳で初舞台を踏み、ここまで俳優を続けている若葉さんの歩みは、陸と重なる部分があるのでは?たしかに小さい頃から大衆演劇をやってきましたが、ずっと役者以外の仕事をやりたかったんです。役者以外なら、何でもよかった。でも、ある時気づいたんですよ。それまで放射状に広がっていた役者以外の可能性が、年齢とともにどんどん消えているって。ある種、挫折を感じながら役者になった珍しい例かと(笑)。昔からやってきたし、生活していける可能性が一番高いと思える職業が、役者だった。リアリストなんですよ、僕。だからこそ、プロとして、監督の表現したいことを全力で体現しているつもりです。じゃないと役者なんて、すぐに仕事がなくなっちゃいますから(笑)。――将棋に親しみが薄い読者も観たくなるポイントを教えてください。この映画は将棋が一ミリもわからない人でも楽しめますが、強いて言うなら、吉沢くんのゾクッとするような美しくて冷たい目線。吉沢くんって、本当に綺麗で、顔合わせをした日の帰り、栗尾と2人で「すごい男前だった」「肌もキレイだった」って話してましたから(笑)。対局を重ねて成長する高純度な青春ドラマ。同世代で圧倒的に強い陸に、英一は負けを受け入れることを教わる。陸も、かつては英一に負けたことでより強くなった。やがて二人は棋士とプログラム開発者として対局。そんな切磋琢磨し合えるライバル関係が尊く美しい。©2019「AWAKE」フィルムパートナーズわかば・りゅうや1989年6月10日生まれ、東京都出身。NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演。来春公開の主演映画『街の上で』など待機作多数。コート¥55,000(タクタク/スタジオファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥25,000(ジョン メイソン スミス/HEMT PR TEL:03・6721・0882)パンツはスタイリスト私物『AWAKE』プロの夢に破れた英一は、コンピューター将棋のプログラミングに情熱を注ぐ。やがて、〈AWAKE〉と名付けた自作のプログラムで、かつてのライバル、陸と対戦することに。12/25より新宿武蔵野館ほか全国公開。※『anan』2020年12月9日号より。写真・佐藤航嗣(UM)スタイリスト・タケダトシオ(MILD)ヘア&メイク・FUJIU JIMI取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年12月02日映画『太陽は動かない』(2021年3月5日公開)のスペシャル生配信イベントが26日に行われ、藤原竜也、竹内涼真が登場した。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。ブルガリアで撮影が行われ、韓国のみならずハリウッド進出も果たした人気女優のハン・ヒョジュ、そして同じく韓国映画・ドラマ界で一躍スターダムを駆け上がってきたピョン・ヨハンが出演するなどグローバルな作品となった同作。藤原の宿敵を演じたヨハンだが、藤原は「すごいアクションで、それぞれ日本と韓国で稽古して、ブルガリアで手を合わせて、あとは『撮影だけだ』といって、みんなで飯に行っちゃったんだよね。みんなで仲良くしようとしてよくおもてなしをして、『明日からがんばろうな』って、翌日セット入ったらなんかざわついてるわけ。『ヨハンどうした?』と聞くと、『兄さんのこと蹴れない……あんないい人の顔は蹴れない』」と衝撃の展開を明かす。藤原が「ちょっとおもてなししちゃったから。もてなしすぎて、『稽古してるから、全然いいから!』と言っても『兄さんは無理……』って。朝8時に撮影が止まった」と苦笑すると、竹内も「僕はホテルにいて、現場が押してるって情報だけ入ってきて。何があったんだろう? って」と爆笑。藤原は「向こうも気を使ってくれたんですよね。監督も折れて、ブルガリアでオリンピックに出るような体操選手がいるから、顔を蹴るカットだけ、その人にやってもらおうと言って」と意外な展開に。さらに藤原は「その体操選手が3回転半回し蹴りとか、バク宙してパンパンパン! とか、ずっとリハーサルをやってる。1時間くらい。そろそろ行かないとまずいからって本番行ったら、足が上がらなくなっちゃったの!」とまさかの練習のしすぎが仇となったという。「『すいません』じゃないんだけど! こっち1時間待ってんだけど! って」と振り返った。また初共演となった2人だが、竹内は「事務所の先輩で、僕は若手で、威圧されたり指導されんのかなと思ってて……でもブルガリアで会ったらそんなこと忘れて、気付いたら一緒に頑張ってた」と述懐。藤原は「もう、年齢とか先輩後輩とか関係ないよね、こういう作品は。すごく辛いから、1人だったら乗り越えてない。仕事だからもしかしたら乗り越えられるかもしれないけど、田岡(竹内)が隣で橋に飛び込んでビルから転がり落ちて、2人だったからできたかな。よりどころという思いがあった」と感謝していた。
2020年11月26日この秋予定されていた「ベートーヴェン生誕250周年&アイザック・スターン生誕100周年に捧ぐ〜」という素敵なサブタイトルが付けられた五嶋みどりのこのコンサートは、コロナ禍によって残念ながら中止となってしまった。今や“世界のミドリ”となった五嶋みどりの“今”を聴く絶好のチャンスだっただけに残念至極。その彼女の名を一躍有名にしたのが、奇しくも今年没後30年を迎えた指揮者&作曲者のレナード・バーンスタインとの共演だった。20世紀のアメリカ音楽界を支えてきたスターンとバーンスタインは、数多くの若手音楽家に手を差し伸べ、育ててきたことでも有名だ。五嶋みどりこそはその代表格。ベートーヴェンの名作を通じてスターンやバーンスタインへの感謝の思いを綴る姿は、まさに“特別”の言葉がふさわしい。その五嶋みどりによる最新アルバム、ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」の録音セッション映像がアップされた。ファンならずともこれは垂涎!■アルバム情報『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ロマンス(2曲)(UHQCD)』2020.10.14 発売¥2,800+税WPCS-13834<収録内容>ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品611.第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ2.第2楽章:ラルゲット3.第3楽章:ロンド(カデンツァ(全3楽章):フリッツ・クライスラー)4.ベートーヴェン:ロマンス(ヴァイオリンと管弦楽のための)ト長調作品405.ベートーヴェン:ロマンス(ヴァイオリンと管弦楽のための)ヘ長調作品50五嶋みどり(ヴァイオリン)ルツェルン祝祭弦楽合奏団ダニエル・ドッズ(リーダー)詳細は以下参照●五嶋みどり
2020年10月31日藤原竜也と鈴木亮平のW主演で昨年秋に上演された舞台「渦が森団地の眠れない子たち」のDVDが12月16日(水)にリリースされることが決定した。佐山鉄志(藤原竜也)と田口圭一郎(鈴木亮平)は、同じ団地に住む小学生。圭一郎が低学年で団地に越してきて以来、鉄志とは親友。しかし、ある事件をきっかけに2人は対立し、次第に団地の王座をかけて争うように…。「消えていくなら朝」で第6回ハヤカワ悲劇喜劇賞を受賞し注目を集める劇作家で演出家の蓬莱竜太が作・演出を務め、藤原さんと鈴木さんの同級生コンビが“小学生”役でW主演し話題となった本作。2人の芝居合戦、蓬莱さんによるただ楽しい日常だけではない、世界の縮図ともいえる子どもたちの視点から見た世界が圧倒的なリアリティで描かれ、“団地大河ドラマ”ともいうべき見応えのある群像劇が繰り広げられた。昨年10月から11月にかけて、東京・国立劇場を皮切りに、佐賀や大阪、名古屋、広島、仙台にて全36公演行われた本舞台。今回のDVDリリースでは、本編137分に加え、特典20分を収録。映像特典の内容は、藤原さん、鈴木さん、蓬莱さんによる3ショットインタビューとなっている。舞台「渦が森団地の眠れない子たち」DVDは12月16日(水)リリース。(cinemacafe.net)
2020年10月09日●「自分の個性って何だろう」と悩んだ時期も8月30日に最終回を迎えた特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日)のヒロイン・イズ役で注目を集めた“のあにゃん”こと鶴嶋乃愛。女性ファッション誌『Popteen』の専属モデルとして2016年6月号より活躍し、今年7月31日発売の9月号をもって同誌を卒業した。新たなスタートを切った鶴嶋にインタビューし、『Popteen』での思い出や自身の成長、今後の活動について話を聞いた。――『Popteen』を卒業されましたが、今の心境をお聞かせください。約4年間『Popteen』にいたので、寂しい気持ちももちろんありますが、『Popteen』でやれることを全部やり切ったという思いが強いので、『Popteen』で学んだたくさんのことを生かして頑張っていきたいと思っています。――特に印象に残っている『Popteen』での思い出を教えてください。思い出はすごくあります! 『Popteen』の手売りをしたり、すっぴんでアジ釣りをしたり、キャンプをしたり、いろいろなバトルをしたり、ほかの雑誌では経験できないようなことをたくさんやらせていただきました。そのときは過酷だなと思いましたが、もう二度とそういうことはできないんだろうなと思うと、ちょっと寂しくなります。――鍛えられましたか?相当鍛えられました(笑)――一番過酷だった撮影は何でしょうか?アジ釣りですね。日が照っている中、ひたすらアジを待つという。初めて釣りに挑戦したんですけど、途中、眠くなってしまって寝ていました(笑)。私は一番釣れませんでしたが、楽しかったです。――この4年間でどのように成長できたと感じていますか?お仕事の基本的なことはもちろん、どのお仕事にも通用する気持ちの持ち方、メンタル面がすごく鍛えられました。また、自分のことは自分が一番信じてあげないといけない、自分が一番理解してあげないといけないということも学びました。――自分としっかり向き合われてきたんですね。自分のことについて考える時間がすごく増えました。『Popteen』では自己プロデュースが重要視され、「自分の個性って何だろう」と悩んだ時期もあったので、その分、自分が自分のことを理解して、やりたいことを積極的に言うようにしていました。自分からアピールしないと伝わらないというのは、『Popteen』で学びました。――模索していく中で見つけた“自分らしさ”を教えください。『Popteen』在籍中に、メイクの仕方やファッションなど、3、4回くらい変わり、それを経て今があります。またこれからも変わっていくと思います。――今はすっかり、黒髪ロング&前髪パッツンがトレードマークですよね。そうですね。高校1、2年生のときは明るめの茶髪だったので、自分のやりたいことが徐々に見つかっていったという感じです。――このスタイルが似合うなと、ビビッときた瞬間があったのでしょうか。以前は前髪を薄くしていたんです。シースルーバングが流行っていて、雑誌の企画とかでもシースルーバングが多くなってきたときに、私も前髪を薄くして。でも、自分としては前髪を多くしたくなり、周りがやっていないことをやるのは勇気がいるし、似合うか心配もありましたが、いざ前髪を増やしてそれを貫いたら、「今のほうがいい」とか「すごくよくなったね」と言ってもらえて、自分のやりたいことを信じてやり続けることは大事なんだなと思いましたし、自信につながりました!――これからも黒髪ロング&前髪パッツンは続けていこうと思っていますか?お仕事で何かない限りは続けたいなと思っています!――美容に関して日々気をつけていることも教えてください。あんまり思いつめすぎると逆にダメになってしまうので、程よく自分を甘やかすというのを大事にしています。私は食べられないものが多く、偏食ですが、食べられるものが少ないからこそ、食べたいものがあったら量を調節して食べるとか、やりたいことは全部するようにしています。肌や髪は日々の積み重ねが大事だと思いますが、特に私は髪の毛が長くて傷みやすいので、月に何回かサロンに行くようにしています。●ファンの愛に感謝「ずっと一緒に同じ夢を見ていたい」――『Popteen』のモデルの方々はSNSを活用した発信にも力を入れられています。それは卒業後も生かせそうですよね!?ファンの方々とのコミュニケーションはどの雑誌のモデルさんよりも多く、ファンの方との絆がすごいんです。団結力というか。私はずっと、ファンの方と一緒に成長していると思っていますし、だからこそ、『Popteen』で学んだ発信力は今後も生かしていけたらと思っています!――今後の活動について、どのように思い描いていますか?ずっと続けてきたモデルの仕事もしっかりやっていきたいですし、去年からお芝居もやらせていただいているので、女優さんもモデルさんも両方同じくらい頑張りたいと思っています。そして、ファンの方とコミュニケーションがとれる場もちゃんと作っていけたら、一番理想だなと思います。――女優とモデルの二刀流ということですが、それぞれ具体的な目標はありますか?何年後はこうなっていたいと具体的に理想像を描いていますが、秘密にしています(笑)。昔から常に先を見据えて行動していて、『Popteen』に入ったときも、これくらいに卒業したいって最初から決めていました。明確な将来のビジョンを思い浮かべながら日々を過ごすようにしています。――とても気になりますが、今後の活躍を期待しているファンの方にメッセージをお願いします!いつも応援してくれている私のファンの方々は、私より私の情報を早く知ってくれているというか、「のあちゃんこれ出るの?」「のあちゃんこれ出てたよ」とすぐ報告してくれて、とても愛が深いです。私はファンの方々がいないと生きていけないので、本当にいつも感謝していますし、これからもずっと一緒に同じ夢を見ていたいなと思っています。大好きです!――9月5日には「第31回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 AUTUMN/WINTER ONLINE」(TGC)にご出演予定で、ファンの方たちも楽しみにされていると思います。無観客開催となりオンラインで配信されますが、楽しみにしていることを教えてください。オンラインでみなさん見てくださると思うので、いつもとは違う形にはなってしまいますが、おうちにいる方々を楽しませられるようにしたいなと思っています。しかも、無観客での開催は2回目で、2回目だからこそできることが何かあると思うので、頑張りたいです。――初の無観客開催となった前回のTGCはいかがでしたか?そのときはすごくしっかりしたリハーサルをやっている気分でしたが、観客のみなさんの存在の大きさが改めてわかりました。寂しい気持ちもありますが、今は体が第一なので、おうちにいるみなさんを楽しませられたらいいなという思いでいっぱいです。――会場での歓声はありませんが、その分、SNSでたくさんの声が寄せられていましたよね!そうですね! ファンの方からスクショが送られてきたり、オンラインで見てくださっている方がすごく多かったのでうれしかったです。――ランウェイを歩くときに心がけていることはありますか?考えすぎると緊張してしまうので、何も考えないようにしています。先に歩かれているモデルさんたちをモニターで見て、今から私これに出るんだと思うと緊張してしまいますが、私は見ているだけで出ないと思うと緊張せずに歩けます。――最後に、今回のTGCへの意気込みをお願いします。TGCに出演させていただいてけっこう経ちますが、前回より成長した姿をお見せするというのを毎回目標にしています。今回も「前回より成長したね」とみなさんに言ってもらえるような姿をお見せできたらいいなと思っているので、ぜひ楽しみにしていてください!■鶴嶋乃愛(つるしま・のあ)2001年5月24日生まれ、高知県出身。2013年よりファッション誌のモデルとして活躍。2016年6月号より『Popteen』の専属モデルに就任、“のあにゃん”の愛称で親しまれ、同誌を代表する人気モデルに。そして、2020年9月号をもって同誌を卒業した。また、テレビ朝日系『仮面ライダーゼロワン』(2019年9月1日~2020年8月30日)のヒロイン・イズ役として女優デビュー。『劇場版 仮面ライダーゼロワン』(2020年12月18日公開)にも出演する。
2020年09月05日