7月7日、元モーニング娘。のタレント・藤本美貴(38)がインスタグラムを更新。6月21日にがんのため亡くなった振付師の夏まゆみさん(享年61)への追悼のメッセージを投稿した。《夏先生の訃報が届き、今年の3月にYouTubeでご一緒したばかりで今度飲みに行こう!と話していたので…とても驚いています…夏先生とは20年前のデビューからとてもお世話になりました。(中略)ご病気の事は知らなかったのでとてもびっくりと急な訃報だったので…とても寂しいです…本当に感謝の気持ちでいっぱいです。心からご冥福をお祈りいたします》夏さんはモーニング娘。をはじめ、数多くのアイドルグループの楽曲で振付を担当していた。藤本は教え子の一人で、デビューのときから20年来の付き合いだという。そうした縁もあり、夏さんは藤本のYouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ」に2度出演している。22年9月の初登場回では、藤本のアイドル時代の思い出を語り合う対談を行っていた。動画によると、夏さんにとって数々の教え子のなかでも藤本は特別な存在だったという。対談で夏さんは次のように語っていた。「藤本はソロだったから、全然怒る必要がなくて。マンツーマンでやってたからちゃんと向き合っている気がして。(藤本がモーニング娘。に加入した後のレッスンでも)あえて藤本を名指しで言わなくても、藤本はわかってるなっていう安心感があった」当時、夏さんはモーニング娘。や藤本以外にも、ハロー!プロジェクトのすべてのグループの振り付けを担当していたという。「ほかの振付師の先生がいなかったので、全部やってたんだよ。午前中にタンポポ(の振りを)付けて、午後の早めにモーニング娘。やって、最後にミニモニ。やってみたいな」その結果、仕事量は増え、多忙を極めたという。「5日で8時間しか寝れてなかったの。月に30曲とか付けてたわけ。最高記録が37曲で。曲が上がるのがちょっと遅れてきても、リリース日が決まっているので(曲を)もらった1時間後に振り付けするっていうのがあった」夏さんは動画の最後で、そんな努力が報われた瞬間も語っていた。「この間ね、生きていてすごい嬉しいことがあって。某テレビ歌番組で『恋愛レボリューション21』が“嫉妬するほどすごい振り付け”1位になってた。今の時代の私よりも若い振付師たちが選んでるのね。20年以上前の曲が入ってきてるっていうのが本当嬉しかった」夏さんが身を削って生み出した振り付けは、今後も多くの人々に踊り続けられていくだろう。
2023年07月08日タレントの藤本美貴さんが、2023年7月7日にInstagramを更新。同年6月21日に亡くなった、振付師の夏まゆみさんとのツーショット写真を投稿し、追悼しました。 この投稿をInstagramで見る 藤本美貴(@mikittyfujimoto)がシェアした投稿 藤本美貴「『今度飲みに行こう!』と話していたので…」夏さんは、藤本さんが在籍していたアイドルグループ『モーニング娘。』の振り付けを担当しており、グループ卒業後も交流が続いていたとのこと。同年3月には、藤本さんのYouTubeチャンネルに夏さんが出演し、「今度飲みに行こう!」と話していたばかりだったといいます。藤本さんは、「とても驚いています…」と胸の内を明かし、夏さんの人柄についてこうつづりました。とてもパワフルで優しい方でした。すごく大好きな方です。ダンスや表現の仕方はもちろん、人としてとても尊敬できる夏先生…ご病気の事は知らなかったのでとてもびっくりと急な訃報だったので…とても寂しいです…mikittyfujimotoーより引用同年3月に共演した時にも、夏さんの病気については知らなかったという藤本さん。突然の訃報に、ショックは大きかったことでしょう。投稿を見たファンからも、悲しみの声が多く寄せられています。・数か月前に、YouTubeでの共演を見ていてお元気そうだったので、本当にびっくりしました。・ミキティーと夏先生の関係がすごく好きだった。・ミキティーさんと楽しくお話しする夏先生が思い出されます…。残念です。藤本さんにとって、ダンスの技術はもちろん、人としても尊敬できる存在だったという夏さん。ファンのコメントからも、2人の素敵な関係性がうかがえます。夏さんはこれからも天国で、藤本さんの活躍をあたたかく見守っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年07月07日2023年7月6日、振付師の夏まゆみさんが亡くなっていたことが分かりました。61歳でした。サンケイスポーツによると、夏さんは同年6月21日に、がんのため亡くなっていたとのことです。夏さんは1962年3月23日生まれで、イギリスやアメリカなどでダンスを学び、ダンスグループ『FUN-KEY HEARTS』のメンバーとして活躍しました。振付師としては、お笑いタレントで構成されたユニット『吉本印天然素材』や、1998年に行われた長野オリンピック閉会式の公式テーマソング、そしてアイドルユニットの『モーニング娘。』や『AKB48』などの指導を手がけました。訃報に接し、ネット上では「驚きすぎて、呆然としてしまった…」「素晴らしい振付師で尊敬していました」などの声が寄せられています。夏まゆみさんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年07月06日2022年の夏、スタバで一番売れているドリンクは何でしょうか?元スタバ店員のまゆみさんが、最新人気ランキングをご紹介します!爆売れが止まりません!「夏の最新人気ドリンク」ランキングスタバと言えば?と聞かれたらみなさんは何をまず思い浮かべますか。フラペ、と答える人はかなり多いでしょう。フラペは年中人気の商品ですが、夏は特に売れ行きがいいよう。そこで、元スタバ店員のまゆみさんが、独自リサーチをもとにフラペの最新人気ランキングをご紹介します。まゆみさんコーヒー系からフルーツがメインのもの、期間限定の新作まで、スタバのフラペは常時バラエティ豊富なラインナップが揃っています。みなさんそれぞれに推しがあると思いますが、多くの人に愛されているものって気になりますよね。今回は、シーズナル商品を除く定番フラペのなかから、トップ3をお伝えします。顔ぶれを見てみると、個人的にはやっぱり…!と納得できるものばかり。それぞれの激推しカスタマイズもチェックしてくださいね。第3位抹茶 クリーム フラペチーノ®¥525~第3位にランクインしたのは、香り高い抹茶パウダーをミルクと氷でブレンドしたこちら。現在、期間限定で販売されているダブル抹茶ティーラテが大人気ということもあり、抹茶は老若男女に愛されていると感じます。お子さんのオーダーも多いと聞いていますね。抹茶の爽やかさだけでなく、ミルクのコクも味わえるのがおいしさのポイントと言えるでしょう。カスタマイズは抹茶パウダーに甘みが入っているので、「バニラシロップ抜き」にしても。よりスッキリとした味わいに仕上がります。さらに、ミルクを「無脂肪や低脂肪ミルクに変更」すると、かなりヘルシーになりますよ。少し甘みを加えたいなら、「チョコレートソースがけ」がおすすめです。おすすめカスタマイズバニラシロップ抜きミルクを無脂肪または低脂肪ミルクに変更チョコレートソースがけ(すべて無料)第2位キャラメル フラペチーノ® ¥510~激戦の末、2位に躍進したのはキャラメルフラペ。コーヒー、ミルク、氷に、程よく香るキャラメルシロップとたっぷりのホイップがアクセントのロングセラーですね。キャラメルに目がない私としては、スタバのオリジナルキャラメルソースは香りも甘みもかなり好み。ですのでカスタマイズは「キャラメルソース多め」がおすすめです。今日は自分に甘々!と決め込んで潔くたっぷりかけてもらってください。また、ミルクを「豆乳に変更」にしてもおいしいですよ。キャラメルと豆乳が好相性というのがよくわかると思います。おすすめカスタマイズキャラメルソース多め(無料)ミルクを豆乳に変更(¥55)第1位ダーク モカ チップ フラペチーノ® ¥525~そして、数あるフラペを制して堂々の1位に君臨したのは、チョコ×コーヒーの黄金コンビが主役のこちらでした!コーヒー、ミルク、氷からなるフラペにはチョコレートチップがブレンドされています。人気のヒミツはずばり、ダークチョコレートパウダー。これのおかげで、甘みだけじゃなく程よい苦みも味わえるとあってとても飲みやすいんです。ですから、酷暑の今夏も多くのファンを虜にし、衰え知らずの勢いで首位をキープしていると言えるでしょう。カスタマイズは「チョコチップ、ダークパウダー増量」を。無料で倍量まで増やせますよ。また、コーヒーが苦手な人は、コーヒー抜きでそれ以外は同じ内容の別メニュー「ダーク モカ チップ クリーム フラペチーノ® 」があるので、そちらをオーダーしてくださいね。おすすめカスタマイズチョコチップ、ダークパウダー増量(どちらも無料)以上、元スタバ店員による「爆売れが止まりません!夏の最新人気ドリンクランキング」でした。暑さはまだまだ続きます。ひと口飲むだけで幸せを感じられるフラペで、今年の夏も楽しく過ごしましょう。次回も乞うご期待。まゆみさんスタバが好きすぎるあまり、数年間スタバ店舗でのキャスト(店員)経験あり。離れてもなお、現役キャストへのリサーチは怠らず、新作は必ずチェック。新たなカスタマイズも日々模索中。好きなスタバドリンクは、キャラメル系の甘いもの。座右の銘は「No スタバ, No Life」。文・田中亜子※公式HPの店内税込み価格を記載しています。※販売期間は予定であり店舗により異なる場合があります。※期間限定商品は販売予定期間内でも店舗により品切れとなる場合がありますが、販売期間内であれば材料入荷次第で販売を再開することもあります。※混雑時の入店は避け、入店時はソーシャルディスタンスを心がけましょう。文・田中亜子
2022年07月09日フードロス削減に向けての取り組みが話題のスタバで、この夏人気が集中しているドリンクとフードがあるのだそう。元スタバ店員のまゆみさんが人気のヒミツと、巷でバズり中!?のおすすめカスタマイズをご紹介します!この夏めちゃ売れてます…!最近急上昇の大人気ドリンクフードロス削減のため「閉店前にフード価格20%オフ」を全店舗で実施することが決まり、より注目されているスタバ。実はほかにも話題沸騰のトピックスがあるんです。それは、あるドリンクとスイーツに人気が集中していること(店舗によります)。元スタバ店員のまゆみさんが、詳しく解説します!まゆみさんフードロス削減に向けての試みは、お客さまにとって結果的にお得につながることにはなりますが、スタバ側にとっては、この取り組みにご賛同いただける方はぜひご協力をお願い致します、というスタンスなんです。お買い上げありがとうございます!という感謝の気持ちでお待ちしておりますので、ぜひ利用してくださいね。では、いま飛ぶように売れている注目ドリンクとフードに移りましょう。ドリンクは、固定ファンも多いスイーツ感覚でいただけるフラペです。今回は、いま巷で話題の「甘みを取る」カスタマイズをご紹介しますね。暑い日もゴクゴク飲めるすっきりフラペに変身しますよ。フードは、先月発売したばかりの期間限定ケーキです。ボリューミィだけど優しい甘みなのでペロリといただけます。もっと詳しくご説明しましょう。まずは、そのケーキから…!バナナのアーモンドミルクケーキ¥4847月14日に季節のおすすめ商品として発売以降、売れ行きがぐんぐん上がっているこちら。ハチミツ入りのアーモンドミルクホイップと、バナナ果肉にバナナフィリング、ハチミツを加えた生地の2層構造で、アーモンド特有の味わいを楽しめるホイップと、バナナの風味豊かな生地がベストマッチ。トッピングされたドライバナナが楽しいアクセントとなっています。食べ応えがありながらもマイルドな甘さなので、暑い時期でもいただきやすいですよ。サイズが大きめなので、おやつに限らず朝食にもおすすめです。そして、話題のフラペは…!エスプレッソ アフォガート フラペチーノ®¥583~バニラアイスにエスプレッソをかけたイタリアのデザート、アフォガードそのもの、と言っていいほど、スイーツ感満載のフラペです。ほろ苦、ほろ甘を同時に楽しめるので多くのお客さまから支持を得ていますが、この夏は特によく売れているそう。そのままいただくのがもちろんおいしいですが、暑い日にスッキリ、サッパリをお好みであれば、次のカスタマイズがおすすめです。おすすめカスタマイズブラウンシュガーなしホワイトモカシロップなし or 少なめ(どちらも無料)これらをすることで、濃厚なミルクとエスプレッソのみのシンプルな味になります。厳しい残暑にうってつけの一杯、試す価値ありですよ!以上、元スタバ店員による「この夏めちゃ売れてます…!最近急上昇の大人気ドリンク」でした。残り僅かな夏を思い切り楽しみましょう!次回もお楽しみに。文・田中亜子※すべてイートイン時の税込み価格です。※販売期間は予定であり店舗により異なる場合があります。※期間限定商品は販売予定期間内でも店舗により品切れとなる場合がありますが、販売期間内であれば材料入荷次第で販売を再開することもあります。※混雑時の入店は避け、入店時はソーシャルディスタンスを心がけましょう。文・田中亜子
2021年08月21日梅雨が明けて、ついに夏の到来です。そこで元スタバ店員のまゆみさんが、いま大人気のゴクゴク飲みたいドリンクと、元気になるフード、合わせて3種類をご紹介。どれも夏にぴったりの逸品です。さっそくチェックして。えっ?と驚く売れ行きです!スタバ夏の大人気神ドリンク、フード強烈な日差しに、少し歩いただけでも額にうっすらと滲む汗。冷たいドリンクをゴクゴク飲みたい季節となりましたね。そこで、元スタバ店員のまゆみさんが、いま大人気の夏向けドリンクとフードを合わせて3種類ご紹介します!まゆみさんドリンクは、ドリップやコールドブリューよりも、飲みやすいと大評判のコーヒービバレッジです。ヒントは、ラテ系ではありません。ほかにコーヒー類はある?と思う方もいるかもしれませんが、はい、あるんです(笑)。しかも、オーダーがかなり増えていると聞いています。後ほど、より爽やかになるおすすめカスタマイズと合わせて詳しくご説明しますね。フードはスイーツ1種とサンド1種で、これらの共通点は、“元気をチャージできるもの” 。特にスイーツは、7月14日に発売されたばかりの新作です。初日から店1番の売れ筋になったという声も聞くほどの実力の持ち主です(店舗によります)。また、サンドはスタミナ満点でボリューミー。朝食やランチに、夏を乗り切るのにまさにぴったりな逸品と言えます。ではさっそく、そのサンドからまいりましょう!あらびきソーセージ&スクランブルエッグ イングリッシュマフィン¥418ソーセージパティ、スクランブルエッグ、チェダーチーズをサンドしたマフィンが人気上昇中。パティの程よいスパイシーさとしっかりした塩味に、チーズと玉子のコクが絶妙に絡み合い、食がどんどん進むおいしさです。温めていただくのも高ポイントですが、さらに特筆したいのはマフィン生地。最高のもちもち食感を楽しめるんです。お肉のスタミナと、食感による癒しを同時に得られるこちら、食べずに夏を過ごすにはもったいないレベルです。ぜひお召し上がりください。続いては、初日から爆売れの…。ピーチタルト¥506トップに踊り出るほど人気のヒミツは、みんなが大好きピーチが主役であるのに加えて、ゴロゴロとカットされた大きめサイズにもあるよう。そのおかげで、瑞々しい果肉をたっぷりと堪能できます。また、タルトカップにはチーズムース、ホイップ、ラズベリーとレモンのソースがイン。全体的にさっぱりとした甘さで、まさに夏のスイーツにぴったりです。タルト生地のサクサク食感も楽しいですよ。最後は、どのコーヒーよりもゴクゴク飲めちゃう!?カフェ アメリカーノ¥341~驚きの売れ行きを見せているのがこちら。これまで年配層の方が多いイメージでしたが、若い方々の注文も増加傾向。気温上昇とともにかなり支持を集めているそう。浅煎りのコーヒー豆で淹れたアメリカンに名前は似ていますが、全くの別もの。アメリカーノとは、お水やお湯で薄めたエスプレッソのことを言います。スタバでは、特別にろ過したウォーターを使用していて、なんといっても、スッキリとしたのど越しが大きな特徴。だから、暑い時期に最適なんですね。ホッとひと息入れたいとき、シャキッとさせたい気分転換にもどうぞ。おすすめカスタマイズは、柑橘類の香りを楽しめる「バレンシアシロップ追加」はいかがでしょう。リゾート地へ訪れたかのような爽やかさを感じられるはず。ぜひお試しくださいね。おすすめカスタマイズバレンシアシロップ追加¥55以上、元スタバ店員による「えっ?と驚く売れ行きです!夏の大人気神ドリンクとフード」でした。この夏も元気が一番!健やかに過ごしましょう。次回もお楽しみに。文・田中亜子※すべてイートイン時の税込み価格です。※販売期間は予定であり店舗により異なる場合があります。※期間限定商品は販売予定期間内でも店舗により品切れとなる場合がありますが、販売期間内であれば材料入荷次第で販売を再開することもあります。※混雑時の入店は避け、入店時はソーシャルディスタンスを心がけましょう。文・田中亜子
2021年07月17日玉木宏と高橋一生が、親の復讐を果たそうとする兄弟を演じる「竜の道 二つの顔の復讐者」の4話が8月18日放送。今回は松本まりか演じるまゆみと松本穂香演じる美佐、2人の“対決”と、美佐を巡る竜一と竜二の想いに多くの視聴者が想いを馳せている。養父母を自殺に追いやった運送会社社長に復讐を誓う双子の兄弟の姿を描いた、作家・白川道による未完の同名原作をオリジナル展開で結末までドラマ化する本作。整形し顔も名前も変え、さらに海外逃亡を経てコンサル会社社長として帰国、復讐を誓う運送会社・キリシマ急便に食い込もうとする竜一を玉木宏が、竜一の双子の弟で運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚となり、キリシマ急便の社長の娘に近づいていく竜二を高橋一生がそれぞれ演じる。また2人とは血のつながりのない妹で、小学校教師の道に進んだ吉江美佐を松本穂香が、竜一と竜二が復讐を誓う運送会社・キリシマ急便の社長・霧島源平には遠藤憲一、源平の跡取り息子の晃に細田善彦、娘で竜二と接近していくまゆみに松本まりか、竜一がブラジルから日本に連れてきた遠山凛子に奈緒、竜一に心酔し復讐のことを知りながらついていく砂川に今野浩喜。竜一と源平両方とつながるヤクザの会長・曽根村始に西郷輝彦といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美佐はまゆみからホームパーティーに招待される。そこで竜二がまゆみとの結婚を望んでいることを知った美佐は、自分が血のつながりのない妹だと明かす。するとまゆみの表情がこわばり、それから美佐の周囲にホストが現れ嫌がらせを始めるように。美佐がホストたちの店に行くとそこにはまゆみの姿が。まゆみから竜二が金目当てで自分に近づいたと言われた美佐は、自らの過去を調べ始め両親の死の真実を知る…というのが今回のストーリー。美佐を拉致し「誰からも愛されて、まっすぐ育ってきましたみたいな顔して、私の前をうろつかないでくれる」と言い放つまゆみに、「それは誰からも愛されないからまっすぐ育たなかったと言ってるの?」と切り返す美佐。「美佐はおしとやかで弱そうにみえて本当は芯の強い人」「まゆみお嬢様、悪女なの分かるんだけど、実は愛されるのを求めてるんじゃないか?と思わせる感じ」「美佐VSまゆみが激熱」と対照的な2人の姿に視聴者から様々な反応が。その後、美佐は竜一が差し向けた曽根村の手下によって助けられるが、竜一の正体を知らない美佐は彼のことが気になっていく。そんな美佐の様子を複雑な様子で見守る竜二…。「美佐ちゃん、竜一のこと気になっちゃってる??よね!」「美佐を巡って双子と三角関係になったらやだなぁ……辛すぎる」「竜一、竜二、美佐それぞれの思いが切なく、辛い」など、美佐を巡る竜一と竜二の関係性にも多くの視聴者が想いを巡らせている。(笠緒)
2020年08月18日人気若手俳優の志尊淳が主演を務める新ドラマ「ドルメンX」が、3月10日(土)より4週連続で放送されることが決定。志尊さんのほかにも、浅香航大、小越勇輝、玉城ティナ、堀井新太、桐山漣ら注目の若手キャストが出演。さらに、連続ドラマに15年後の新撮シーンを追加した劇場版の公開も決定した。本作は、高木ユーナの「ドルメンX」(小学館「ビッグコミックス」刊)の実写化。イケメン4人とドルヲタ女子の5人の宇宙人が、「トップアイドルになったら、地球侵略できんじゃね?」と本気でトップアイドルを目指す、笑いあり、涙あり、スポ根系アイドル青春コメディーだ。■志尊淳、侵略チームのリーダとしてアイドル目指す!振付は夏まゆみ先生『先輩と彼女』『覆面系ノイズ』などに出演し、4月放送スタートの連続テレビ小説「半分、青い。」にも出演が決定している志尊淳。今作で彼が演じるのは隊長。その名の通り、宇宙人で侵略チームのリーダー。一見クールだが、ピュアでがむしゃらな性格でやや鈍感な面も持つキャラクターだ。本作のテーマに最初はとても衝撃を受けたと言う志尊さん。「ただのファンタジーではなく、普段なかなか気づけないような人間の温かみや優しさも感じることができる作品だと思いました」と本作の印象を明かし、「宇宙人らしいテンポやギャグ要素も満載ですが、ふとしたところに名言もあるので、是非注目してほしいです。また、アイドルとしてのダンスや歌唱の場面もあり、ダンスを夏まゆみ先生に監修して頂きました」と見どころもアピール。■宇宙人メンバーに人気若手俳優ずらり!また宇宙人メンバーには、明るくてお人よし、いつもまっすぐな隊長に内心コンプレックスを抱いているイチイ役を、『悪の教典』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の浅香航大。メンバーの中で自分が一番と思っており、プライドが高く、イチイが大好きなニイ役を「弱虫ペダル」の小越勇輝。ネットヲタク気味のインテリ系、サイ役を「ブラックリベンジ」や連続テレビ小説「マッサン」の堀井新太、そしてアイドルヲタクで本気のアイドル精神をメンバーに叩き込むヨイ役を、モデルで『暗黒女子』などにも出演する玉城ティナが演じる。浅香さんは、「久しぶりにすごい量の汗をかきました。おかげで痩せました(笑)短い準備期間でしたが、それぞれがダンスの練習等に必死に励み、自然と繋がっていった気がします。いまでは本当の仲間だと思えます」とふり返り、小越さんは「宇宙人がトップアイドルを目指すという突拍子もない話かもしれませんが、人の気持ちを知っていき成長し、強くなっていく彼らの姿に熱さや笑い、感動できる作品だと思います。楽しんで頂けたら嬉しいです!」とメッセージ。堀井さんも「なんだかスポ根情熱物語のような展開でもあり、笑って、泣けて、僕ら宇宙人を(ドルメンXを)応援したくなるような作品になっていると自負しております!」と語り、玉城さんは「このドラマはキャラクターもそれぞれ濃いですし素直に笑えるシーンもたくさんあるのですがセリフや感情の動き方にも注目してほしいなあと思います!忘れずヨイちゃんのハートピンにも」とコメントしている。■桐山漣&徳井義実が地球人として参戦加えて、この5人と友情を育む地球人、2.5次元ミュージカルのスター・実光修吾役に「仮面ライダーW」『曇天に笑う』の桐山漣。ひょんなことから宇宙人たちを拾ってしまう芸能事務所社長・羽多野役に、「チュートリアル」徳井義実が決定。自身の役柄について「地球人として宇宙人たちに努力することの必要さや人間の美しさを教えていく、彼らに影響を与えていく役柄です」と説明した桐山さんは、「修吾と出逢ったことで、宇宙人である彼らがどう変わっていくか見守っていただけたら幸いです」と呼びかけ、「ぶっとんだ設定のなんだか変なドラマ」と語る徳井さんは、「台本をもらって、はじめのうちはなんだかおかしなドラマだなぁと思って読み進めましたが、知らないうちに感動してました」と感動要素も入っていると明かしている。■ストーリーある惑星から地球にやってきたイケメン宇宙人、隊長(志尊淳)・イチイ(浅香航大)・ニイ(小越勇輝)・サイ(堀井新太)と、アイドルヲタク女子のヨイ(玉城ティナ)。彼らの使命は、緑と水が豊富な惑星・地球を「汚さず、戦争もせず、地球人に気づかれることなく侵略」すること。しかし、そんな夢みたいな方法が簡単に思いつくはずもなく、何の進展もないまま2か月が過ぎてしまっていた…。そんなある日、ヨイの誘いで気分転換に男性アイドルグループのライブを見学に行くことに。そこで、ヨイとともに熱狂する女性ファンの歓声に飲み込まれながら、熱いパフォーマンスを繰り広げるアイドルの姿を目の当たりにし、圧倒される隊長たち。隊長「なんだよこの熱さ、なんだよ、このキラキラ…」そして、ある途方もないアイデアが浮かんだ。それは…「地球一のアイドルになって地球人の心を掴み、地球を侵略!」こうして無謀とも言えるアイドルへの道が始まった――。自分たちは顔がいいからすぐに人気アイドルになれると高をくくっている隊長たちに対し、覚悟がないヤツがトップアイドルになれるわけないと断言するヨイ。そこで、自分たちの実力を知ることも兼ねて、まず手始めに「ジャノン・スーパーボーイコンテスト」に応募することに。結果、ニイが特別賞を受賞し健闘するものの、隊長たちの期待とは程遠い結果に…。地球人の手強さを思い知り、本気でやらないとトップアイドルになることは不可能だと痛感する。翌日、イチイがコンテスト会場で出会った芸能事務所社長・羽多野(徳井義実)のもとに出向き、アイドルにしてほしいと頼み込む5人。はじめは相手にしていなかった羽多野も、次第に5人の気迫に押され…「ドルメンX。歌って踊れて喋れて演技ができる。なんでもこなせるメンズアイドル。おまえらのグループ名、どうや?」。男たちの友情×アイドル×スポ根。これまでになかった、笑いあり!涙あり!青春アイドルコメディーが幕を開ける!!「ドルメンX」は3月10日(土)~3月31日(土)24時55分~日本テレビにて放送(全4話 ※関東ローカル)。映画は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月13日多くの人の支持を集めることが人気のバロメーターである一方、常に評価の目にさらされ、時には辛辣な言葉も浴びる宿命を負う芸能人。それぞれの職業観の中で、どのような言葉を支えにして苦境を切り抜け、仕事と向き合っているのか。連載「わたしの金言」は、芸能界に携わる人々が心の拠り所としている言葉を聞く。第5回は、AKB48、モーニング娘。、ジャニーズなど300組以上の振り付け指導にあたってきたコリオグラファーの第一人者・夏まゆみ(55)。『エースと呼ばれる人は何をしているのか』(14)、『教え子が成長するリーダーは何をしているのか』(17)などの著書にもある通り、教え子との向き合い方を追求し続け、伝える言葉の影響力について誰よりも敏感に捉えてきた人物だ。私がいちばん変わったのは、吉本印天然素材を指導していた頃。言うことを聞いてくれないヤンチャな子ばかりで困っていた時、当時プロデューサー兼マネージャーの方から「夏先生、セクシーやから」と言われました。これが私の金言です(笑)。それを聞いた直後、「えっ? わたし!? 言うこと聞いてくれないのは、私のせいなの?」と理解ができませんでした。それまで、「指導」は教えられる側が従ってくれる前提ではじめるものだと思っていました。その方も、芸人さんたちのヤンチャぶりを目の当たりにしても、あまり注意してくれませんでした。ある日、その方にねぎらいの意味で飲みに誘われ、そこで言われたのが「夏先生、セクシーやから」。そこでやっと、「自分が変わらないといけないんだ」と気づいたんです。これは今振り返ってみても、指導者として大きな出来事だったと思います。教える環境は誰も整えてくれない。指導者はそこを整え、自らを変えていく。その上で、振付を指導する。指導環境、その空間をも演出する。「先生」としてお膳立てをしていただいた上で指導にあたることもありますが、吉本印天然素材はそうじゃなかった。二度と「セクシー」と言われないように、私は「男」になることを決意しました。『ASAYAN』(テレビ東京系・1995年~2002年)以後、それが私の指導者としての怖いイメージへとつながっていったのだと思います。変化のゴールや答えはありませんが、これまで、たくさんの壁や逆境を乗り越えて成長してきました。そして、これからも乗り越えていきたい。あまりに成長しすぎて仙人にならないように(笑)、変化していけたらなと思います。■プロフィール夏まゆみダンスプロデューサー、指導者。1962年、神奈川県生まれ。1980年に渡英以降、南米、北米、欧州、アジア、ミクロネシア諸国を訪れ、オールジャンルのダンスを学ぶ。1993年には、日本人で初めてソロダンサーとして、ニューヨークのアポロシアターに出演。1998年、冬季長野オリンピック閉会式の振り付けを考案、指揮した。NHK紅白歌合戦では、20年以上にわたってステージングを歴任。コリオグラファーの第一人者として、これまで吉本印天然素材、ジャニーズ、モーニング娘。、宝塚歌劇団、AKB48、マッスルミュージカルなど、300組以上を指導。2014年に出版した『エースと呼ばれる人は何をしているのか』(サンマーク出版)は、6万部を超えるヒットを記録した。
2017年09月29日●20代の頃に「新人類世代」と言われて私は「キレる17歳世代」と言われて育った。同世代による少年凶悪犯が、この言葉を生み出すきっかけとなったらしい。その後も時代背景をもとにした「~世代」は数多く考案され、中でもドラマ化までされた「ゆとり世代」は広く世間に認知された世代名だったのではないか。AKB48、モーニング娘。、ジャニーズ、吉本印天然素材など300組以上の振り付けを指導してきたコリオグラファーの第一人者・夏まゆみ(55)が今年6月に著書『教え子が成長するリーダーは何をしているのか』(サンマーク出版)を出版した。6万部を突破した2014年の前著『エースと呼ばれる人は何をしているのか』以後に講演依頼が増え、そこで質問されることの多くが「部下の指導」についてだったという。きっと「~世代」のことについて触れているに違いない。本を手に取った時はそう思ったが、年齢間のギャップについては触れつつも、どのページを開いても「~世代」の文字を見つけることはできなかった。テレビやネットではこの「ゆとり世代」のみならず、「最近の若者」の傾向が論じられることも度々目にする。しかし、夏まゆみは「指導者側の悩みは少し別のところにあるのでは?」という大きな問いかけと共に、リーダーとしてのあるべき姿を分かりやすく解説している。注目を集める人物に会いに行き、その人柄と言葉に触れるインタビュー連載「話題の人」の第2回。夏まゆみの「リーダー論」、そして「世代を言い訳にしない理由」とは。○「血液型」「世代」で相手を考えない――出版後の反響はいかがですか? 教え子を成長へと導く上で、「人を育てる上での言葉の使い方」「優秀なリーダーとして認められるための大原則」が分かりやすくまとめられていました。自分が言いたい言葉ではなく、「自信を与える言葉」「道を示す言葉」の"成長言葉"の重要性が説いてありました。本当にさまざまで、「タイムリーな内容ですごく助けになりました」とおっしゃる方もいれば、「とても言葉を大事にしていらっしゃるんですね」という方も。確かに言葉は大事なんですが、要は「指導者としてどうあるべきか」なんです。実は第2章がいちばん大切で、そこには「成長言葉」を生み出す大原則が書いてあります。「関係づくり」「環境づくり」と「観察力」が何よりも重要であることを、分かりやすく多くの方に伝えるために具体例を示すという意味で、教え子に対してのいろいろな言葉を挙げています。親しい友人からは「こんな良い上司はいない」という感想もありました(笑)。それから、上司に渡したくても渡せないという人も。すでに指導者になった方だけでなく、これからリーダーになり得る少し若い層の方にも読んで欲しいです。――2014年に著書『エースと呼ばれる人は何をしているのか』を出版してから講演依頼が増えたそうですね。前著はタイトル通り、「エース」についての内容です。何よりも驚いたのは、依頼された講演では「エースになる方法」ではなく、「エースを育てる方法」について求められることが多かったんです。特に企業のマネージメントを担う方や、人事部の方からのオファーがほとんどでした。驚いたと同時に、それだけ悩んでいらっしゃる方が多くいることも知りました。――それが今回の著書につながったと聞きました。それまで、周囲で育成に悩む人を感じることは?私の「厳しい指導者像」をどこかで知ってくださった方もいらっしゃって(笑)、ある飲食店に行った時にそこのシェフから「店員がすぐに辞めてしまうんですよ……」と打ち明けられたこともありました。エステサロンでは、お化粧品を販売している美容部員の方から「すぐに泣いて辞めてしまう」と相談されたことも。上司からは「怒って教えてはダメ」と言われ、上司と部下の板挟みで悩む方も多いようです。「今の若者は打たれ弱い」とかおっしゃる方は多いですが、「世代」のせいにしてはいけないのかなと思います。――ご自身でいろいろな世代の方を指導されてきたからこその結論ですね。時代や世代のせいにするのはよくないと思います。私たちが20代の頃も「新人類」と言われた記憶があります。やっぱりいつの時代でもその時代の若者を「世代」に当てはめようとするんですね。この『教え子が成長するリーダーは何をしているのか』を通してそういう点も変えていけたらいいですね。――自分は「キレる世代」と言われて育ちました。この本には、「~世代」とは一度も書かれていませんね。きっと時代背景を表した言葉なのでしょうが、私は統計学のようなもので教え子を片付けたくない。基本的には一対一のやりとりなので、血液型のような考え方や世代別の傾向で相手のことを考えないようにしています。●"飲みニケーション"の盲点――一方で育成や指導に答えが見つからない時、そういう括りに逃げてしまいたくなる気持ちも理解できます。そうですね。私もそこに逃げたくなる時はあります。世の中のニュースやテレビ番組もそうですが、世代ごとにネーミングすると分かりやすく、面白くなる。ただ、それは人の成長につながったり、それぞれの在るべき姿につながるとは思えないので、世代で考えることは避けています。もちろん私自身、年齢のギャップを感じることはあります。でも、そんな彼らをどうやって成長させるかをまずは考えます。――そういう考えもですが、「指導」に関してはずっと自問自答されてきたんですか? 今回のような本を手に取ったり、誰かのアドバイスを求めたりすることはなかったのでしょうか。全くありませんでした。これまでの自分の仕事が「開拓者」のような役割が多かったからだと思います。道がないところに道を作っていくのはかなりハードです。しかも、そこに名前が残らないと、誰が作ったのか分からない道をいろいろな人が歩くことになってしまうので、きちんと名前も残していきたい。でも、開拓者であることは決して嫌いではなくて、どうやら人が作った道を楽々と歩きたくないタイプみたいです(笑)。分かりやすく言うと、自分の中に「逆境スイッチ」みたいなものがあって、つらければつらいほど大きなスイッチが入ります。これはきっと、自分の大きな「使命感」からくるものです。以前、別のインタビューで自身の職業を聞かれ、私は「立ち上げ屋」と答えたんですが、「人を育てる仕事」に携わっていたいと思っています。○飲みに行きたくない理由は「私も同じ」――社会人になる前、管理職とは「偉い人」だと漠然と思っていました。今回の著書では、部下との関係づくりがうまくいかない原因の多くがリーダー側にあって、「リーダーが部下を格下と見なしているせいで関係が深まらない」「上下関係をそのまま人間関係に持ちこもうとすると、なかなかうまくいかない」と指摘されています。ここに気づいたのは、どのようなきっかけだったんですか?OLを経験したこともあるんですが、今でも周りを見渡すとそう感じます。「格下」と見なしている人、結構いると思いませんか? そこから信頼関係は生まれませんし、何よりも信頼関係ができていない状態のやりとりは、寂しくないのかなと。互いの関係がどんどん希薄化してもったいない。組織や仕事としての上下関係はあってしかるべきだけど、「人として」は一緒、対等なんだと私は思いたい。Vリーグの監督さんたちにご講演をさせて頂いた時、互いの距離感や世間で言われているセクハラという言葉に戸惑っておられました。そこも関係性がしっかりしていたら、セクハラにはならない。たとえば上司と部下の関係において、上司が課題についてのやり直しを指示した場合、信頼関係があれば部下は「なぜダメだったのか」と前向きに考えます。それがないと、「パワハラだ!」と逃げるしかなくなってしまいます。――その話にもつながりますが、上司と部下のお酒の交流についてはどのようなお考えですか? "飲みニケーション"とも言われています。あってもいいとは思いますが、それが全てではないとも感じます。上司側は、部下のことについて社内だけでは分からないことを知ろうとしているわけですよね。これが部下側も「知ろう」とする思いがあればいいのですが、それを部下側が求めてなかったりもする。そんな中でお酒によって距離を縮めようとするのは、正しいとは思えません。本来、指導者にとって大切なことは、距離を保って観察すること。お酒で交流することは絶対ダメということではなくて、それで安易に距離を縮めようとすることに私は不安を感じます。『教え子が成長するリーダーは何をしているのか』にも書きましたが、「お腹痛いの?」とか「調子どう?」とか簡単な言葉で声を掛けて反応をうかがったり、飲みに誘っても必ず観察したり、そこは絶対に怠ったらダメです。飲みに誘ったときはお互いをさらけ出して交流をはかることもよいと思いますが、飲みに行ったことで部下のことを分かったつもりになったり、信頼関係ができたと勘違いしたりすることはとても危険です。――ご自身でそのような経験があったんですか?劇団に所属している頃、先輩から飲みに誘われたら全員が参加していました。それは、飲みの場で座長が演技についてのダメ出しをしてくれるから。私たちはそこにダメ出しを求めていたんです。その後、自分が振付師になって、ある演出家から飲みに誘われた時に「行きたくないな」と思ってしまうことがありました。振付の打ち合わせをやるんだったら、お酒がなくてもできますよね。その時に私が「行きたくない」と思った気持ちは、別に今の若い世代の方々に限った話ではなくて、私も同じなんですよね。「最近の若者は飲みに行かない」と言われる原因は、そこに目的や必要性、興味を見出せないからなんじゃないかな。●高橋みなみが覚醒したワケ――今回、この本を通してすべてにおいて「謙虚」であることが起点になっているような気がしました。「謙虚さ」については、どう思われますか?人はいくつになっても謙虚であるべきだと思います。残念ながら謙虚じゃない人もたくさん見てきましたが、やっぱり人として素敵じゃないし、傾聴力を持っていない人の方が多いように思います。たとえばダンスの世界だと、自分に自信を持ったままの生徒はそれ以上、絶対に伸びません。実は、20代前半で劇団に入った時の私がそうでした……。周りの子たちと比べても、自分には「センスがある」と思い込んでいました。ある時、一人の後輩が入団してきました。その子はとても努力家で謙虚でしたが、ダンスは下手だった。だから、その後輩の存在をまったく気にしていませんでした。でも、ある時ふと見たら、ダンスがすごく上達していたんです。自分の価値観が揺さぶられるほどの衝撃でした。もちろん、センスがある人が人一倍努力すればさらに上達するわけですが、その後輩から学んだのは「努力はセンスに勝ることがある」ということ。そこから必死に練習しました。○高橋みなみの成長秘話「15分の自由時間」――第4章では、「努力は報われると思うか」のアンケートで「そう思う」が30代以下のわずか十数%だったことにも触れられていました。一方、夏さんの教え子の一人、高橋みなみさんは「努力は必ず報われる」と常々おっしゃっていましたね。そのことについては、ちょっと責任を感じています。彼女の発する言葉ですし、私がとやかく言うことではないかもしれませんが、彼女たちを指導していた時、私はそれを言い続けてきたので、彼女のその言葉を聞くたびに、もうそろそろ別の考えでもいいんだよと解放してあげたくなります。――高橋さんはこの本の実例として何度も登場します。部下の育成においてもっとも重要なのは、先ほどの大原則を踏まえた上での「成長言葉」。AKB48メンバー全員に向けてのダメ出しを真っ先に自分のことと置き換えられる思考は、「成長言葉の申し子」と言ってもいいような気もしました。彼女はなぜここまで成長することができたのでしょうか?要因はたくさんありますが、すべてを自分のこととして捉えていたことが大きかったと思います。私が全体に伝える「成長言葉」と、一人ひとりに伝える「成長言葉」を分けていても、彼女にとっては全部が自分のこと。普通、全員に向けられた言葉は、自分が当てはまらなかったら「私のことじゃないんだ。よかった」などと気にもかけませんよね。彼女は、自分以外の人が叱られている時も、そこから何かを学び取って自分の成長につなげようとする意識がある子です。そしてもうひとつ。恥をかくことを恐れない。課題を与えた際、それに取り組む姿勢において、いろいろなタイプがありますが、彼女は陰で努力しつつ、人前でも練習を怠らなかった。人前でできない自分をさらけ出し、努力し続けるその姿を目の当たりにして、他のメンバーも、納得しないはずはない。私はダンスのレッスン中、「15分の自由時間」を与えることがあります。あえて、「休憩」とは言わず。もちろん休憩もしていいんですが、自分ができないことに向き合う時間に当てることもできる。そこで高橋は、ずっと人前で練習していました。陰の努力を積み重ねてうまくなった子は、モーニング(娘。)含めてたくさんいます。でも、彼女の場合は人前でやって信頼を得ていった。だから、総監督にもなることができたんだと思います。――頭では分かっていても、なかなかできないことですよね。芸能界は特殊な業界です。「自分がどうなりたいか」と明確な目標を掲げて入ってくる人もいれば、たまたま受かって入る子もいます。残り続ける人たちには、「強い意志と覚悟」があるのではないでしょうか。○なぜ本にまとめるのか?――あとがきには、ご自身で培ってきたものをこうして言語化することについてのメリットが書かれていました。今後の活動において、どのように生きてくると考えていますか?編集の方に感謝するところなんですが、私は誰からも教わらず、無意識に独自の方法で指導にあたってきました。学生時代はリーダー的なポジションになることも多かったですが、それも無意識のこと。23歳の時に演者としてこの業界に入って、24歳で振付指導をする機会をいただきました。そして、幸か不幸か、私が教える人たちはみんなダンス未経験の人たちだったんですよね。その時に言葉が必要になってきて、自分が考えて何かを伝えないといけない状況へと追い込まれたわけです。それがずっと続いて、自分が気づかないうちに養われたものがありました。私はいつの間にか、「人を読む」ようになってしまったんです。これがお仕事上ではすごく役に立ちました。最近でも若い子を指導する機会に、「相手を読む」ことで掛ける言葉を変えています。あるテレビ番組で、「どうして教え子の気持ちが分かるんですか?」と聞かれ、私としては自然とやっていたことだったので「見ればわかるでしょ」と言ったところ、なぜ分かったのかを番組上説明したいとスタッフの方に言われました。そんなことが本当に増えました。自分が感じ取ってきたこと、自然と行ってきたことを言葉にするのは、頭をかきむしるぐらい大変なこと。人を育てる職業に就いているのにその方法論を分かりやすく伝えることができなければ、人を育てる人間として失格です。そういう番組や今回の『教え子が成長するリーダーは何をしているのか』もそうですが、自分が培ってきたものを言葉にすることはとても大切なことだと思っています。■プロフィール夏まゆみダンスプロデューサー、指導者。1962年、神奈川県生まれ。1980年に渡英以降、南米、北米、欧州、アジア、ミクロネシア諸国を訪れ、オールジャンルのダンスを学ぶ。1993年には、日本人で初めてソロダンサーとして、ニューヨークのアポロシアターに出演。1998年、冬季長野オリンピック閉会式の振り付けを考案、指揮した。NHK紅白歌合戦では、20年以上にわたってステージングを歴任。コリオグラファーの第一人者として、これまで吉本印天然素材、ジャニーズ、モーニング娘。、宝塚歌劇団、AKB48、マッスルミュージカルなど、300組以上を指導。2014年に出版した『エースと呼ばれる人は何をしているのか』(サンマーク出版)は、6万部を超えるヒットを記録した。
2017年09月13日町田慎吾主演の方南ぐみ企画公演『伊賀の花嫁』が、2017年1月13日(金)に開幕する。“これぞ喜劇”と銘打たれた本作は、忍者の末裔の「婚活物語」を描いたオムニバス作品だ。【チケット情報はこちら】忍者の末裔・伊賀三四郎を演じる町田慎吾、同じく末裔で三四郎の幼馴染・服部すみれを演じる片山陽加に話を聞いた。「新年の最初の舞台が喜劇っていうのはすごくワクワクしますね。笑って新しい年を始めるっていう。まだ本読みに参加しただけなのですが、濃い人ばかりなんですよ。面白くなると思います」と町田。片山も「先輩方はしょっぱなからものすごく濃いキャラで(笑)、すごく勉強させていただいてます」と話すキャスト陣は、年齢もジャンルも国籍もさまざまで濃厚。初共演だが、互いに舞台で観たことがあるというふたり。その時の印象を町田は「歌も踊りもある作品だったのですが、なんでもできて。舞台上ですごく大きく見えたんですけど、実際にお会いしたら僕よりちっちゃかった(笑)。すごいなと思いましたね」。片山は「とてもパワフルな方だと思いました。いつかご一緒できたらと思っていたのですごく嬉しくて。すみれは三四郎より気の強い女の子なんじゃないかなと思っているので、負けないようにがんばりたいです」抱腹絶倒の喜劇になりそうだが、主演を務める町田は「面白い台詞も、そいつが本気で喋ってるからピントがずれてて面白い。だから今作で三四郎として物語の芯をやらせていただく自分は、まっすぐいればいいんだろうなと思っています。周りが面白い方ばかりですし」。振付の夏まゆみは、片山にとって邂逅。「AKB48でのデビューのときに夏先生に教えていただきました。そのときに言われた『目からビーム、毛穴からオーラ』という言葉が今でも忘れられなくて。来年はデビュー10周年の年で、こうしてまた夏先生とお仕事をさせていただけるのはなにかの縁だし、運命も感じています」。「楽しんでやっている雰囲気が、観に来てくださるみなさまにも伝わったらいいなと思います。劇中である方がアイドルヲタの役をされるんですけど、本当にものすごいので、ぜひアイドル好きの方にも観ていただきたいです。ここにホンモノがいたっていう(笑)。2017年の初笑いに来ていただきたいです」(片山)「幅広い年代の方が楽しんでいただける作品になると思います。個性的な方が揃っているので、絶対に面白い作品になると思っています。皆さんも仕事が始まってる頃だと思うので、観に来て笑って、今年もがんばろうと思っていただけたら」(町田)公演は2017年1月13日(金)から1月22日(日)まで、東京・博品館劇場にて。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2016年12月28日元モーニング娘。でタレントの矢口真里(33)が、6日深夜に放送されたテレビ東京系バラエティ番組『これ、もう時効だよね?~今だから聞いちゃいますけど…~』(24:12~25:00)で、モー娘。時代に初代リーダーの中澤裕子と振付師の夏まゆみ氏に怒られすぎて円形脱毛症になったことを明かした。2期メンバーとして1998年に加入した矢口は、「中澤さんと夏先生がいるだけで体が拒否反応を起こし、円形脱毛症がボコボコボコって3つできた」と告白。「夏先生はスタジオに入るだけで空気が変わる。姉さん(中澤)は終始機嫌が悪く、呼び出されてむちゃくちゃ怒られ、すごい怖かった」と当時を振り返った。今回、矢口が2人に「円形脱毛症になるほどなんで私を怒ったんですか?」ということを聞くため、当時ダンスレッスンを行っていたスタジオで3人で再会。矢口は、2人が原因で円形脱毛症になったことを打ち明けた。中澤は「あの時は解散の方がいいのにと思った。(オリジナルメンバーの)5人だけじゃダメなんだ…新しい子が入ってくるってどういう意味? だったらここで終わってくれたらいいのに」とメンバーの追加が受け入れられなかった思いを告白し、「それで一回、壁を作った」と説明。一方、夏氏は、テレビの収録で気合が入りすぎていたことと、矢口に成長してほしいという親心からだったと説明した。
2016年06月07日