木南晴夏が主演を務める「セクシー田中さん」の1話が10月22日に放送。原作の世界を丁寧に描いているドラマに「原作好きだから楽しみにしていたけど、ドラマも良かった」や「涙が零れた」の声が上がっている。「砂時計」や「Piece」など人気作品を多数執筆している漫画家の芦原妃名子の同名漫画が原作の本作は、正反対なタイプの2人の女性が出会いポジティブな化学反応を起こしていく物語。昼間は地味なOLだが夜はベリーダンサーとして活躍する主人公・田中さんを木南晴夏、田中さんの同僚で生きづらさを感じている愛され女子・倉橋朱里を生見愛瑠、女性に対して偏見まみれのサラリーマン・笙野浩介を毎熊克哉、朱里の大学時代の友人・仲原進吾を川村壱馬が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。田中京子(木南晴夏)は、仕事は完璧だが地味なアラフォーOL。友達も恋人もできたことがなく、社内では変人扱いされていた。しかし彼女の同僚の派遣OL・倉橋朱里(生見愛瑠)は、田中さんの雰囲気がどこか変わったことに気が付く。そんな朱里は若くて可愛いことにしか自分の市場価値はないと焦り、そこから抜け出すこともできずに、合コンに明け暮れていた。しかし、合コンで出会った商社マンの笙野浩介(毎熊克哉)からは「絶対遊んでる」とレッテルを張られ、大学時代の友人・仲原進吾(川村壱馬)からは「友達」という言葉を盾に便利に扱われてしまう。そんなある日、モヤモヤした思いを抱えたまま立ち寄ったペルシャンレストランで、朱里はエキゾチックなベリーダンサー・Saliに一目惚れ。すっかり彼女の踊りに魅了された朱里だが、実はSaliの正体は、田中さんで――というのが1話の展開。Saliの正体を知った朱里は、田中さんのギャップにますます引き込まれていく。そんな彼女に最初は会社で正体をバラされるのではないかと心配していた田中さんも、いつしか彼女の存在に慣れ、逆にいないことが気になるように。また、ベリーダンサーとして活動する田中さんのかっこよさに背中を押してもらった朱里は、3年前に一度だけ肉体関係を持つも友人という言葉で便利に扱われてきた進吾に、ついに自分の気持ちをぶつけ、友人関係を解消。そんな進吾との関係を断ち切った朱里が田中さんのダンスを見ながらヒラリークリントンの演説を思い出し涙を流すシーンでは、「ヒラリークリントンの演説はもちろん芦原先生が原作に描いているのだけど、ドラマのめるるさんの演技が素晴らしかった」や「涙の流し方も本当に自然で感情が伝わってくる」など生見愛瑠の演技に対し絶賛の声が上がっている。また一見正反対のタイプに見えながらも、お互いの存在がプラスになる田中さんと朱里の関係に、SNSでは「2人のヒロインの関係が好き」や「誰かにどう見られるかなんて関係なくって、自分がやりたいことをやることで、どんどん背筋が伸びていく田中さんとそれを追っかける中で自分を見つけていく朱里ちゃんの関係性が大好きなの!!」の声が。またドラマを視聴した原作ファンからは、「原作好きで何回も読んでて、話もセリフも全部知ってるのに「曲がった背筋を伸ばそうと思ったんです」で涙が零れた」や「原作も読んでるけど、ドラマはメッセージがストレートで良い」「すごく原作大切にしつつ実写のための改変も入れててバランスいいですね」など、原作を大切にしたドラマ作りに評価の声が上がっている。主演を務める木南晴夏の演技にも「地味なアラフォーOLとベリーダンサーのギャップにビックリ」や「何がいいって木南晴夏が最高なんだわ」「木南さんのベリーダンスも綺麗すぎるし1時間あっっという間だったー」など絶賛の声が上がっている本作。次週はどんな展開が待ち受けるのか、期待が高まる。【第2話あらすじ】会社では地味なOLながら、ベリーダンサーという裏の顔を持つ田中さん(木南晴夏)のファンになった朱里(生見愛瑠)は、田中さんと同じベリーダンス教室に通うことを決意する。しかしMiki先生(高橋メアリージュン)の指導でレッスンを開始するも、田中さんのようにセクシーに踊るまでの道のりはかなり遠そう。そんなある日、以前スーパーで偶然知り合った田中さんからペルシャ料理店「Sabalan」のフェセンジュンが絶品、と聞いた笙野(毎熊克哉)が店にやって来る。しかしセクシーなダンサーの正体が田中さんだと気づいた笙野は、ドレス姿の田中さんに「おばさん」「痛々しい」と無神経な言葉を投げつける。それに対し田中さんは気にしない素振りを見せるが、朱里は笙野への復讐を誓い――。「セクシー田中さん」は毎週日曜22時30分~日テレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月23日9月下旬、都内の高級住宅街で異例の残暑のなか、ベージュのコートに身を包みドラマの撮影をしている女性が。女優の木南晴夏(38)だ。時刻は23時半を回っていたが、まだ撮影が終わる気配は無い。しかし木南は疲れを見せずに撮影現場を盛り立てていたーー。この日、木南が撮影していたドラマは10月スタートのドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)。同作は、“地味で友達も恋人もいないアラフォーOLの田中さんは、実は超セクシーなベリーダンサーだった”という内容のコメディ作品だ。8月1日に各メディアに寄せられたコメントで、ベリーダンスを体験してみて、「とにかく先生がよくおっしゃるのが、『踊っているときは、自分が世界で一番いい女だと思え!』と。ベリーダンサーの方たちは皆さん『全人類を虜にしてやろう!』というくらいの自信満々な気持ちで踊るんだそうです」と語り、さらに「今後はこのドラマをきっかけに『セクシー』を目指そうかな。目指すは『セクシー木南さん』(笑)。」と明かしていた。「ベリーダンサーを演じるに際して、現在身体づくりに励んでいるそうです。9月5日に発売された『週刊文春』の原色美女図鑑では、引き締まったお腹を披露していました。役の影響か、今回の現場では普段から、セクシーなオーラが洩れているといいます」(芸能関係者)『セクシー田中さん』で木南はゴールデン・プライム帯ドラマで初めて主演を務める。’04年に女優デビューして以降、名バイプレイヤーとして活躍してきた彼女に転機が。「`18年に玉木宏さん(43)と結婚し、’20年には第一子が産まれています。子供のため仕事を休むことにした時には、『このまま世間から忘れられちゃうんじゃないか』と不安になったそうです。しかし実際に家族に支えられながら、子育てをしていくうちに、『私の人生、仕事しかないと思っていたけれど、案外そうでもなかった』と気が付いたそうです。この経験により肩の力が抜けたことが、現在の好調に繋がっているのでしょう」(芸能関係者)深夜のコート姿にも、木南のリラックスした座長オーラが滲み出ていたーー。
2023年10月04日2023年の夏ドラマは、「この先、一体どうなるの…!?」と予想が加速する作品が多かったように思われます。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が「勝手にベスト3」を選んでご紹介!3か月の総括として、特に気になった作品について振り返っていきましょう。第1位:一週間も待てない…!伏線回収の爽快感が癖になる「VIVANT」今期、最も“想定外”な展開を魅せてくれたのは、やはりこの「VIVANT」でしょう。主演に堺雅人さんを迎え、阿部寛さん、二階堂ふみさん、二宮和也さん、松坂桃李さん、役所広司さんら日本を代表する豪華俳優陣が満を持して日曜劇場に登場した本作。日本のテレビドラマとしては異例のスケールの海外ロケや爆破シーンなど、まるでジェットコースターのような衝撃展開が大きな話題を集めました。中でも、日本の公安警察×国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う特殊部隊・別班×国際的なテロ組織・テントの三つ巴の戦いが非常に見応えがあり、まさしく作品のテーマでもある「敵か味方か、味方か敵か」――毎話、意外過ぎる裏切り者たちが、目まぐるしく視聴者を楽しませてくれましたね。それぞれが胸に抱く正義には、並々ならない事情があり…。どの立場をとっても、秘められた切ないストーリーが胸を打ちました。加えてSNS上では、黒幕を見つけようと、登場人物たちの生い立ちやスマホ画面などを読み解く考察班が続々登場。事細かに鋭い推理が飛び交っていたのも印象的です。日本で放送される日曜劇場にも関わらず、モンゴル語会話を字幕で見るという不思議な感覚も本作の魅力のひとつ。間違いなく、新しいジャンルのドラマが日本に降り立ったと言えるでしょう。第2位:1度切りの人生、どう生きる?予想を超えたドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」主人公の化学教師・九条里奈(松岡茉優)が卒業式の日、「自分のクラスの誰か」に突き落とされ、命を落としてしまう衝撃の展開からスタートしたこちらのドラマ。目を覚ますと、再び一年前の教卓に立っていて――目の前にいるのは、自分を殺害したとされる“30人の容疑者生徒”たちでした。逆行もののセオリーとして、「自分が二度目の人生を送っている」ことは伏せるのが一般的ですが、里奈は積極的に過去の経験を暴露して未来を変えていく姿が斬新でした。物語の前半戦、「もしかして、あなたも二度目…?」と、生徒の鵜久森叶(芦田愛菜)と力を合わせるのですが…。一度切りの人生、運命はなかなか変えられないと痛感する苦しい展開が、いまもなお胸を締めつけています。高校三年生という、人生の岐路を迎える若者たちの葛藤。本作は、2019年に放送された「3年A組」のプロデューサー×監督による完全オリジナル脚本で、同じ世界線を彷彿とさせる点も多いのですが、「たった数年でも、彼・彼女たちの悩みの種類は時代と共に広がっていくのだな」とハッとさせられる点も多かったように思われますね。ただの犯人探しではなく、“どうして”起こったのかを“知る”ことが大切。里奈が懸命に生きる二度目の教師人生は、まさに必見です…!第3位:想像以上に刺さる!新感覚ラブストーリー「こっち向いてよ向井くん」上辺の会話からは見えない本当の気持ちにフォーカスした、共感度MAXの同名コミックス(ねむようこ作)がついに実写ドラマ化。元カノと別れて以来、10年間に渡り“恋愛迷子”だった主人公の向井くん(赤楚衛二)は、見た目も良く、性格も優しく、仕事もできる男。重い腰を上げた彼の前に、様々なタイプの恋人候補が現れるのですが…。ロマンチストというか、とことん相手の気持ちを読み違えてしまう体質につき、肝心なところで恋の矢印がすれ違ってしまうヤキモキ度合いがめちゃくちゃ面白くて!「好きって何?」「恋愛ってどう始めるんだっけ?」「結婚って必要…?」視聴する度、シビアな現実×本音がズバッと胸に刺さるのが印象的でした。取り分け、そんな向井くんに意見するのが、波留さん演じる坂井戸洸稀です。「“女の子”なんて人格はないの。人それぞれ」「自分の中にはない価値観を“悪”だと決めつけることこそ不毛」など、時には厳しい意見で向井くんを導いていき――忌憚なく、あれこれ議論し合ううちにどんどん2人の仲が深まっていく様子が、見ていてキュンキュンしましたね。気がつくと、いつの間にか洸稀の固く閉ざされた心も、向井くんの真っ直ぐさに解かれていって…。決して王道ではない、紆余曲折ありまくりの恋愛模様が斬新な一作だったと思います。以上、夏ドラマの「勝手にベスト3」いかがだったでしょうか。あなたのお気に入りと、ぜひ見比べてみてくださいね。(YUKI)
2023年09月20日夏ドラマがそれぞれ佳境を迎える中、シネマカフェでは8月29日~9月9日まで、<2023年好きな夏ドラマ&キャラクターは?>と題したアンケートを実施。先日の“好きな夏ドラマ”ランキングに続き、今回は“好きな夏ドラマのキャラクター”編を1位から順に発表!1位:副島力也(田中圭)「ブラックポストマン」苦しみを抱えた子どもが手紙を出すと、救いの手が差し伸べられるという特別なポストが、ある事件をきっかけに活動を終えてから10年。ホスピスで働く主人公が、あることをきっかけに元職場のあさひの郵便局へ戻ってくるところから展開されるサスペンスドラマ「ブラックポストマン」。副島力也は、困っている人を放っておけない、つい首を突っ込んで厄介ごとに巻き込まれてしまう、陽気で落語好きな郵便配達人。警察や司法が手を出さない事件の被害者を救うため、加害者を制裁するダークヒーローという裏の顔を持つ。今回シネマカフェが実施した読者アンケートでは、「悩みながらも子供達を助ける姿がとてもすてきです」、「普段のメガネかけた郵便局員から、ヒーローにメガネ外して変身した時のギャップにやられました」、「ダークヒーローなのは裏の顔、と思いきや表の顔にも裏でのキリリとしたところが表れているのが、これまでの田中圭さん演じる主人公になかった新たな一面でとても素敵」、「力也の顔の表情がすばらしく、セリフ無くても伝わる」と田中さんの演技を絶賛する声が集まった。「ブラックポストマン」第6話市長の佐伯敏治(杉本哲太)の元に向かった副島力也(田中圭)が遭遇したのは、あまりにも意外な人物…。草薙桃(志田未来)に対し、力也は10年前の真実を語り始める。一方、独自に捜査を続ける祖父江ひなた(高橋メアリージュン)は、連続殺人の最初の被害者・弓坂みどり(片山萌美)の周辺に隠されていた、ある手がかりにたどり着く――。放送日:9月22日(金)20時~テレビ東京にて2位:半田清舟(杉野遥亮)「ばらかもん」五島列島を舞台に、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家が、五島列島で出会った島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していく「ばらかもん」。半田清舟は、物語の主人公で、プライドの高い書道家。書道界の家元の後継ぎで、若き新鋭として名を馳せ、世間にもてはやされてきたが、ある挫折をきっかけに、五島列島で暮らし始め、慣れない田舎でのひとり暮らしに翻弄される。しかし、そんな戸惑いも島民たちに助けられ、少しずつ成長し、新たな書の境地を拓いていく。シネマカフェ読者も、「大人気なくて、でも島の人に愛されて、書道に一直線。素直に物事を吸収できるからどんどん島に馴染んでいく様が可愛らしいキャラクターです。杉野遥亮さん本人の人の良さや真っ直ぐな性格が半田清舟にそのまま出ている気がします」、「ポンコツでドジっ子な半田先生が可愛い!筆をもった姿がカッコいい!そのギャップにやられます!」、「真面目すぎるほど真面目で真っ直ぐで。人の愛を素直に受け止め自分を変えようとしていく姿に感動します」、「真面目で堅物、不器用な清舟が徐々に島の人たちと打ち解けて弱音を吐いたり、柔軟な対応ができるようになってきて、人として成長していく様子がわかりやすく可愛らしく愛おしい」とそんな愛されキャラに魅了された様子。「ばらかもん」最終話半田清舟(杉野遥亮)が、五島列島に来て1年が経とうとしていた。書道教室も少しずつ軌道に乗ってきていたある日、琴石なる(宮崎莉里沙)は父・優一郎(岡田義徳)から送られてきたスマホを見つめていた。七ツ岳郷に売り出し中の若手アイドルゆな(椛島光)と、カメラマン・アキオ(今井悠貴)が、とある企画の取材でやってきていた。田舎の温かさをテーマにした撮影で、泊めてくれる村人を探していた2人は、偶然通りかかった清舟に泊めて欲しいと頼みこみ…。放送日:9月20日(水)22時~フジテレビ系にて3位:佐々木修(萩原利久)「真夏のシンデレラ」海辺で一緒に生まれ育った女友達と、東京で親の期待に応えて一流大学に入学し、優等生な日々を送る男友達が出会ったことから始まる、真夏の海を舞台にした男女8人の恋愛群像劇。佐々木修は、大手建築会社に務める健人(間宮祥太朗)の高校時代からの友人であり、一流大学の学友で、人が傷つくことを平気で言えてしまうタイプの臨床研修医。愛梨(吉川愛)との恋で変わっていく姿も注目どころ。その成長を温かく見守リながら視聴している人が多いようで、読者からは「最初は毒舌?空気読めない感じだったのに、恋愛を通して自分を直し、かわいくなっていってるから!」、「序盤はノンデリカシーで暴言を吐く問題児だったのが友達との絆や好きな人ができた事で初めて人の心を考えるようになりその成長過程が見事に表現されていたから」、「ふとした仕草にかわいさが織り交ぜられてる。彼に恋するというより、恋してる彼を応援したくなる」、「人の気持ちを考えることなく傷つけることも平気で言っていたのに、恋をして少しずつ人の気持ちをわかろうとしていているところがいい」といったコメントが届いた。「真夏のシンデレラ」Blu-ray&DVD-BOX2024年2月14日(水) リリース第4位~第10位は以下の通り。●4位:向井悟(赤楚衛二)「こっち向いてよ向井くん」恋愛迷子たちを描く本作の主人公。雰囲気も性格も良く、仕事もできて、周囲にも好かれているいい男だが、10年間彼女なし。久しぶりの恋にチャレンジするも、どうにも恋愛に発展しない…。◆読者の声・「あの絶妙な可愛さとキャラクターは赤楚衛二にしかできない!」・「みるみる成長していく姿に思わず応援したくなります」・「色々残念だけど憎めない、浮ついてはいるけど素直に周りの価値観に耳を傾け、少しずつ成長していく愛すべき人物」●5位:九条蓮(松下洸平)「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」1年後の死を避けるべく、命がけで生徒に向きあう主人公の教師・九条里奈(松岡茉優)の夫。2周目の人生であることを打ち明けられ、里奈に優しく寄り添う。◆読者の声・「言葉に重みがあって主人公を支えている。これからどんな風に活躍?するのか目が離せない。味方なのか犯人なのかが読めなくてワクワクする」・「全体的に重いシーンが多いドラマなので蓮が出てくる事でまた違ったスパイスや癒しとなり上質なドラマになっていると思います」・「ドラマの内容がいじめとか見るのが辛い場面が多い中で、九条蓮と莉奈の夫婦の会話が唯一の癒しです。特に洸平さんのセリフがなくても妻を思う優しさが溢れた演技には心奪われます」第10話(9月23日放送)1年前、突如与えられた2周目の人生。生徒に突き落とされた自らの死の未来を変えるため、“何でもする”覚悟を決めた九条(松岡茉優)は、ただひたすらに駆け抜けた。この世界を「変えよう」と。その思いに、これまで無自覚に人を傷つけ、無自覚に我慢をし、無自覚に見過ごしてきた3年D組の生徒たちも一人、また一人とその「本気」を解放してきた。そして再び迎える、“あの卒業式の日”…。九条は1年前と同じ場所で、“あの人物”と対峙する。果たして九条の前に現れるのは誰なのか?その「運命」の結末は!?「変わらない」と諦める貴方へ…、九条が贈る最後の授業—— 。言葉の1つ1つを貴方に目掛けて懸命に送り出す、魂込めた最終回。●6位:三馬太郎(中村倫也)「ハヤブサ消防団」豊かな自然が広がる長閑な集落に移住してきたミステリ作家の主人公。そこで不気味な事件に遭遇し、消防団の仲間たちと共に謎に迫っていく。◆読者の声・「おっとりした優しい一面とミステリー作家ならではの鋭い推理をする一面が、中村倫也さんの驚くほど細やかで自然な演技で表現されて、とても魅力的」・「いつも騒がしい消防団の面々に 太郎くんが時々、小声でツッコミをいれるところ、クスッと笑える。担当編集者の中山田さんとのかけ合いもツボ。三馬太郎役、中村倫也さんにピッタリ」・「普段は頼りない感じだが、推理をする時はとてもカッコよく、そのギャップがいい」●7位:仁科蒼真(小関裕太)「癒やしのお隣さんには秘密がある」恋愛とは無縁な会社員・蓬田藤子の隣に引っ越してくる超ハイスペックな男。ひょんなことから藤子と癒やしのベランダタイムが日課となるが、実は、藤子のストーカーで…。◆読者の声・「今までとは全然違う役柄を怪演されてて、とても素晴らしい」・「怖くて気持ち悪いけど、なぜか応援したくなります」・「どんどん作品の世界に惹き込まれます!」第12話(9月22日放送)藤子(田辺桃子)は、仁科(小関裕太)からストーカーをするきっかけとなった4年前の話を聞く。前へ進むために会ったのに、仁科への想いを再確認してしまい、ますます気持ちの整理がつかなくなる――。●8位:湊晃(草川拓弥)「みなと商事コインランドリー2」コインランドリーをのんびりと営む、シンの恋人。シンのペースに乗せられっぱなしだが、甘やかな日々を過ごしていたとき、新たな試練が訪れる。◆読者の声・「S1から見たかった湊晃が全ている!甘々の湊、求める湊、愛に狂い苦しみ泣く湊!S2 満点です」・「シーズン1よりも成長して、自分の気持ちを素直に伝えられるようになってシンとの関係性がより深まっていっているところが好き」・「かわいいし人懐っこいし、恋人のシンの想いが強すぎるのに素直になれないところ、愛おしすぎます」第12話(9月20日放送)シン(西垣匠)は、風邪をひいた湊(草川拓弥)を看病するも、少し気まずい雰囲気に。帰り際、シンからあるものを差し出され、思わず本音をぶつけたことから口論になってしまい――。●9位:御殿場倒理(松村北斗)「ノッキンオン・ロックドドア」数々の難事件に挑んでいく、トリック=不可能(HOW)専門探偵。巻き毛&黒のタートルネックが特徴で、人の気持ちが理解できず、傍若無人な言動を繰り出す変人。◆読者の声・「原作より突き抜けてて面白いから好き」・「一見でまわりのことなど考えずに行動するようなキャラクターだが、ところどころに人間味もあってとても魅力的」第9話(9月23日放送)不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)&不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)、そして2人の元ゼミ仲間である警視庁捜査一課刑事・穿地決(石橋静河)が集う探偵事務所に突然、招かれざる客が現れた。それは…6年前に突然姿をくらましたもう1人のゼミ仲間で、事件のトリックを犯人に指南し、W探偵の頭を悩ませてきた天才犯罪コンサルタント・糸切美影(早乙女太一)! しかも、美影はW探偵に、とんでもない依頼をする…。●10位:坂井戸洸稀(波瑠)「こっち向いてよ向井くん」向井くんの義弟が営むスパイス&バー「パイレオ」の常連で、向井くんの恋の相談相手。◆読者の声・「客観的視点で恋愛感情を分析し、自らも揺るぎない価値観を持ちながら、相手に寄り添うセリフや姿勢が良かった」・「もう洸稀さんの向井くんへの辛口アドバイスの切れ味がすごくドラマを引っ張っています」【シネマカフェ読者アンケート/好きな夏ドラマのキャラクターTOP10】1位:副島力也「ブラックポストマン」2位:半田清舟「ばらかもん」3位:佐々木修「真夏のシンデレラ」4位:向井悟「こっち向いてよ向井くん」5位:九条蓮「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」6位:三馬太郎「ハヤブサ消防団」7位:仁科蒼真「癒やしのお隣さんには秘密がある」8位:湊晃「みなと商事コインランドリー2」9位:御殿場倒理「ノッキンオン・ロックドドア」10位:坂井戸洸稀「こっち向いてよ向井くん」※2023年7月期に放送されている“夏ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(シネマカフェ編集部)
2023年09月19日1998年の夏に放送された反町隆史主演ドラマ「GTO」が、26年ぶりに新作スペシャルドラマとして復活することが決定した。藤沢とおるによる同名漫画のドラマ化「GTO」。元暴走族の高校教師・鬼塚英吉が、破天荒な行動で生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。放送当時、大掛かりなロケーションや予想を裏切るストーリー展開、反町さんの情熱的で力強い演技が話題を呼び、全12話の平均視聴率(世帯)は関東地区で28.5%、最終回は35.7%(ビデオリサーチ調べ)の高視聴率を記録した。そして今回のスペシャルドラマでも、鬼塚が問題だらけの高校に教師として赴任し、悩みを抱えた生徒たちに鬼塚流の熱血授業を繰り広げる。撮影初日を迎え、反町さんは「実は、これまでにも何度か『GTO』やりませんか?というお話をいただいたりもしたのですが、今このタイミングで復活することに意味があると思い、今回は自分から声をかけさせていただきました。前回の放送から25年経ち、私自身2人の子どもを育てた今、果たしてどんな鬼塚を演じられるのだろう、そして、現代ならではの問題や悩みを抱えた令和の高校生と鬼塚の生きざまがどのような化学反応を起こして、視聴者に何を伝えることができるのだろう、と興味を持ったからです」と制作の経緯を明かす。内容については「メッセージ性の強いものになっていると思います」と言い、「教師は、生徒に尊敬される存在であるべきだと思っているので、生徒の見本になるような教師を演じられたらと思います。自分が学生の頃より教師と生徒の間に少し距離感があるのかなと感じていて、時代関係なく、教師と生徒の関係で大切なことは何かをズバリ伝えられたらと思っています。自分が考える鬼塚像と学生生活で1番大切だと思うことを、実はセリフの中に入れさせていただいたので、視聴者の方に少しでも響いたら嬉しいです」と意気込みを語っている。カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」は2024年春、カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年09月15日豪華俳優の演技が光る今期の夏ドラマ。多くの視聴者を夢中にさせている今クールもいよいよクライマックス、さらに期待度を高めている作品があるようだ。そこで本誌は、夏ドラマで「最終回まで見たい作品」についてアンケートを行った(8月18日~8月21日)。第3位は『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系)。裁判で出された結論が実現されない場合に、それを強制的に執行する仕事=「執行官」をテーマにしたお仕事ドラマである。執行官を演じる織田裕二(55)と、伊藤沙莉(29)演じる、犬が大好きでひょんなことから執行補助者として働くことになった2人がタッグを組み、債務者に立ち向かっていく姿を描く。毎話犬が多く出てくるため《丁度いいドラマ。日常的にある人間模様》(50代男性/会社員)と暗くなりがちなシーンも見やすいという声が。また、執行官という馴染みが薄い人も多いテーマだが《織田裕二さんが好きなので、また演技が見られて嬉しい》(30代女性/パート)《伊藤沙莉さんと織田裕二さんのコンビが新鮮で面白い》(40代女性/パート)などキャストの好演に多くの視聴者が惹き込まれたようだ。第2位となったのは中村倫也が主演を務める『ハヤブサ消防団』(TBS系)。原作は『半沢直樹』『下町ロケット』などで有名な池井戸潤の同名作品。自然豊かな集落を舞台に越してきたミステリー作家が消防団に加入し集落の謎に迫っていく異色の物語で、地元の消防団員を生瀬勝久(62)、橋下じゅん(59)、満島真之介(34)などが演じている。原作や出演キャストへの期待を裏切らない展開に、《やはり池井戸作品は面白い!役者も傍に至るまで名優揃いで見応え有り》(40代女性/パート)と絶賛の声が。中村の入隊する消防団にも個性的な俳優陣が揃っており《ベテラン俳優がとにかく面白い!編集も工夫されていて、毎週続きが気になる》(20代女性/会社員)と、安定した面白さが視聴者を離さない。そして栄えある1位となったのは『VIVANT』(TBS系)。大手企業に勤める主人公が、多額の誤送金をきっかけに国際的な事件に巻き込まれながら、自身や謎の組織に迫っていく物語。堺雅人(49)や阿部寛(59)、二階堂ふみ(28)などの出演者情報のみが事前に開示され、物語の情報は一切明かされなかった。第1話から放送された海外のシーンは実際にモンゴルや砂漠で撮影され、制作費は1話1億円ともいわれる大作だ。事前の情報は少なかったが、視聴者の掴みは良く《映画並みのスケール、展開も早く出演者も超豪華》(40代女性/パート)とその見ごたえは抜群。海外での迫力ある収録をドラマで楽しめることに《いままでにないストーリーにハラハラドキドキ》(60代女性/会社員)《先の読めないストーリー展開とモンゴルの景色。毎回のどんでん返しは、リアルタイムで見たくなる》(40代女性/会社員)など、視聴者の心をつかんでいるようだ。惜しまれつつも最終回を迎える夏ドラマ。より多くの視聴者を最後まで楽しませるのは、いったいどの作品だろうか。最終結果はこちら。【夏ドラマの中で、「最終回まで見たい」作品は?】(複数回答可)1位:『VIVANT』15.49%2位:『ハヤブサ消防団』12.68%3位:『シッコウ!!~犬と私と執行官~』9.86%4位:『ばらかもん』8.45%4位:『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』8.45%4位:『CODE-償いの代償-』8.45%
2023年08月25日甲子園の汗と涙が光る夏。猛暑や大雨に見舞われ、外出を避けた人も多かったのではないだろうか。夏の在宅時間を熱くしたドラマも多いなか、視聴者をがっかりさせてしまった作品もあるようだ。そこで本誌は、夏ドラマで「見るのをやめた作品」についてアンケートを行った(8月18日~8月21日)。残念ながら視聴者の期待に応えきれなかったのは、どの作品だろうか……。同率第2位となったのは『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)と『トリリオンゲーム』(TBS系)の2作品。『こっち向いてよ向井くん』で、赤楚衛二(29)が演じるのは、33歳10年彼女無し、恋愛の仕方を忘れてしまった男子・向井くん。久しぶりに恋をしようと意気込むもすれ違い、自分の勘違いや正義を顧みる日々を送っていく。結婚や恋愛だけが人生の幸せではないこの時代に、家族や友人、生田絵梨花(26)演じる元恋人との関わりの中で、恋愛のゴールとはなにかを探していく新しいラブストーリーだ。恋愛をしようと試みるも幾度も失敗していく主人公の姿に、《展開が読めてしまってやめました》(40代女性/会社員)と離脱する人が。また赤楚の恋愛ドラマらしい演技やシチュエーションを期待していた視聴者も多く、《本質的なストーリーが全然進まず、面白みが感じられなくなってしまった》(40代女性/会社員)と落胆の声も寄せられた。『トリリオンゲーム』は、欲望のためには手段を選ばない優れた話術の持ち主・ハルと、パソコンスキルに秀でているがコミュニケーションが苦手な男・ガクがタッグを組んでゼロから起業、1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぐという夢に向かって猪突猛進していく破天荒物語である。正反対な二人のハルを目黒蓮(26)、ガクを佐野勇斗(25)が演じている。目黒蓮出演の過去作品の評価が良かっただけに《テンポがよくてストーリーも面白いけど、目黒くんの演技がわざとらしすぎてちょっと見ていられない》(30代女性/会社員)とハッタリをかます演技に辛口な評価も。対照的な二人の役柄に《俳優さんの組み合わせはとても面白いはずなのに、それぞれの役どころのセリフも、わざとらしく感じてしまう》(40代女性/会社員)と、演者の良さを生かし切れていないと感じる視聴者もいたようだ。そして1位となってしまったのは、月9『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)。夏の海を舞台に男女8人の恋愛模様を描く月9王道のラブストーリーである。海の町で生まれ育ちサップのインストラクターとして働く主人公を森七菜(21)が、一流大学を卒業し大手建築会社に勤める優等生を間宮祥太朗(30)が演じるほか、神尾楓珠(24)、吉川愛(23)などの若手俳優が出演している。美男美女の恋愛感情が交差する展開に《青春すぎた》(20代女性/無職)《キラキラすぎて学生が見るドラマには適していると思った》(20代女性/会社員)など眩しすぎると感じる視聴者が続出。一方で、学歴や収入の格差が描かれる場面も多く《それぞれのキャラクターの設定等が不自然》(30代女性/会社員)《設定や台詞も古臭くてツッコミどころ満載》(30代女性/パート)とがっかりしてしまったという意見もあった。夏とともに終わりに近づく今期のドラマ。いったいどの作品が最後まで視聴者をつなぎとめられるのか……。最終結果はこちら。【夏ドラマの中で、「視聴するのを途中で辞めた」作品は?】(複数回答可)1位:『真夏のシンデレラ』15.3%2位:『こっち向いてよ向井くん』9.7%2位:『トリリオンゲーム』9.7%4位:『VIVANT』8.3%5位:『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』6.9%5位:『ハヤブサ消防団』6.9%
2023年08月25日制作費が1話1億円と報じられている『VIVANT』や若手演技派俳優が集結する『最高の教師1年後、私は生徒に■された』など、見どころ満載な夏ドラマ。本誌でアルバイトする20代大学生や50代ベテラン記者が世代を超えて語り尽くしました♪題して、「女性による女性のため“2023夏ドラマ”座談会」ーー “どん底主人公”の成長ストーリーに共感!30代編集A(以下、A):7月スタートの夏ドラマも中盤に突入しました。視聴率では、日曜劇場『VIVANT』(TBS系・日曜21時〜)が首位を独走中ですが、いかがですか?30代記者S(以下、S):海外ロケパートのスケールが大きくて圧倒されました。砂漠のシーンは画がすごすぎて、CGかな?って目を疑っちゃった。A:公安捜査官の阿部寛(59)がいきなりパトカーを何台も壊しちゃったり、海外のアクションドラマ好きから見ても、すごいお金をかけて作っているのがわかります。20代大学生N(以下、N):私は最初、映画みたいだなあと思いました。集中して見ないと内容がわからなくなっちゃうし、ながら見はできないですね(笑)。S:確かに、役所広司(67)や二階堂ふみ(28)とか、映画に出ている俳優が多くて、めちゃくちゃ豪華ですね。さすが日曜劇場。50代記者H(以下、H):堺雅人(49)の過去や違う人格の彼など、伏線がいろいろちりばめられているので、今後どう回収されていくのか楽しみです。S:伏線といえば、中村倫也(36)の『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系・木曜21時〜)も死人は出るし、放火事件もあり、ミステリとして面白く見られます。H:中村倫也がハマり役だと思いました。キャラの濃い人たちに振り回されている感じも似合っているよね(笑)。N:編集者役の山本耕史(46)が好きで。中村倫也とのやりとりがクスッとしちゃう。S:小説家として落ち目の中村倫也とか、今期は人生に迷っている人の話が多いですよ。『最高の教師1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系・土曜22時〜)の松岡茉優(28)、『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』(TBS系・火曜22時〜)の福原遥(24)や深田恭子(40)もそうですし。A:本当ですね。『ばらかもん』(フジテレビ系・水曜22時〜)の杉野遥亮(27)、『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系・水曜22時〜)の赤楚衛二(29)、『転職の魔王様』(フジテレビ系・月曜22時〜)の小芝風花(26)、と人生につまずいている人ばかり。S:松岡茉優は、自分の「死」の未来を変えようと、2周目の人生は生徒と向き合っていくと決意した教師役。彼女自身は28歳ですが、30代のようなすごみがありますよね。A:加藤清史郎(22)がいじめっ子のリーダーという配役が意外でしたけど、ビックリするくらい怖くて。1話は芦田愛菜(19)、2話は映画『君たちはどう生きるか』で主人公の声優を務めたことでも話題の山時聡真(18)、とスポットライトが当たる生徒が変わるので、次は誰のどんな演技が見られるのか毎回楽しみです。■人生に迷っているヒロインが刺さるH:『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』は、18歳で妊娠した大学生と40歳のキャリアウーマン、それぞれの世代の悩みや葛藤を描いているので、女性の共感を呼んでいますね。A:30歳の私は、両方の気持ちがわかるので、とにかく感情移入しまくってます(笑)。18歳のときは子どもができてしまったらどうしようと思っていましたが、いまは子どもができなかったらどうしようという不安があります。仕事も結婚も出産も諦めたくないし。S:刺さりまくって、つらいよね(笑)。N:私は、福原遥が子役時代から見ていて一緒に育ってきたようなものなので、同級生を見ているような気持ちですね。彼女のキャラクターもあってか、無計画に子どもを作って! と非難される感じがないのが救いです。H:『こっち向いてよ向井くん』も赤楚衛二がかわいすぎる。あのルックスで恋愛下手っていうギャップがたまらないじゃない(笑)。S:恋愛の仕方を忘れているところとか、32歳の独身だったらあるなあって思うし、私自身、思い当たるふしがありすぎて、グサグサきています(笑)。N:『転職の魔王様』は、自分の就活を思い出します。成田凌(29)が小芝風花や転職エージェントに来た求職者に辛辣な言葉を投げかけるたびに胸が痛いけど、実は正論ですよね。S「転職限界年齢は35歳」とか、シビアな話だけどリアルだと思いました。あと、杉野遥亮の『ばらかもん』は、小学生のなるちゃんとの掛け合いがほほ笑ましい。「謝るって大切だよね」とか、なるちゃんの言葉に気づかされる杉野遥亮が、少し子どもっぽいけれど、真っすぐなところがピッタリだなあって。H:組み合わせの面白さで言うと、『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』(テレビ朝日系・火曜21時〜)の伊藤沙莉(29)と織田裕二(55)のコンビもいいバランス。執行官という仕事をしっかり見せつつ、執行を受ける側の人たちの人間ドラマも見応えあります。A:織田裕二に負けない伊藤沙莉の存在感はさすが。セクシーキャラを封印している中島健人(29)にも注目です。ところで、Z世代から見て、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系・月曜21時〜)はどうですか?N:間宮祥太朗(30)、水上恒司(24)、と出ている人がみんなカッコいいので、眼福感は半端ないです。神尾楓珠(24)が雨にぬれているだけでOKじゃないですか(笑)。S:好きでもないのに森七菜(21)にいきなりキスしちゃうとか、ちょっとクズ男なところもたまらないです(笑)。N:あと、『トリリオンゲーム』(TBS系・金曜22時〜)の目黒蓮(26)と佐野勇斗(25)もカッコいいです。テンポがいいし、毎回、どんでん返しがあるので、飽きずに集中して見ちゃいます。H:チャラ男で世界一のワガママな目黒蓮って、これまで演じてきた役と全然違うキャラクターで新鮮だなあ。S:そこは正直、ちょっと不安だったんですよ。目黒本人の真面目で誠実なイメージともかけ離れているし。でも、心配する必要はなかったです。目黒蓮の新たな魅力を発見! って感じです。A:人生に挫折した人が奮闘する姿に生きるヒントや活力をもらえる。そんな楽しみ方ができる作品がそろいましたね。【本誌記者たちのBEST3】50代記者H:1位『VIVANT』/2位『ハヤブサ消防団』/3位『最高の教師1年後、私は生徒に■された』30代記者S:1位『こっち向いてよ向井くん』/2位『VIVANT』-/3位『転職の魔王様』30代編集A:1位『最高の教師1年後、私は生徒に■された』/2位『VIVANT』-/3位『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』20代大学生N:1位『最高の教師1年後、私は生徒に■された』/2位『ばらかもん』/3位『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』
2023年08月18日7月4日に伊藤沙莉主演の『シッコウ!!~犬と私と執行官~』が放送され、いよいよ夏ドラマが本格的にスタートした。そこで本誌は、女性500人に「秋ドラマで期待している作品」についてアンケートを実施。期待する理由についても回答を得た。《芦田愛菜ちゃんがでるから》と話題性十分の生徒役が注目を集める『最高の教師1年後、私は生徒に■された』(主演:松岡茉優日本テレビ系土曜22時〜)が5位。ショッキングなタイトルも話題となっている。4位には、《久しぶりに織田裕二さんのドラマが見られるのでとても楽しみです。伊藤さんとのコンビも見てみたい》など、“主演じゃない織田裕二”に期待が集まる『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(主演:伊藤沙莉テレビ朝日系火曜21時〜)がランクイン。■3位は第9弾を迎えた人気刑事ドラマ『刑事7人』3位は東山紀之(56)主演の『刑事7人』。2015年から継続的に放送されている人気シリーズのシーズン9は、異例の6月スタートながらも初回世代平均視聴率10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調なスタートを切っている。《ジャニーズWEST小瀧望くんが出ているので、前シリーズから見始めました。他の刑事ものに比べて騒がしくなく、特に今回は起きる事件もすべて深そうで楽しいです》というように、安定感のある物語だけでなく新しいキャストの登用も好評のよう。6話にはSixTONESの田中樹がゲスト出演し話題となっている。■2位は“これぞ王道の月9”と話題の『真夏のシンデレラ』1位とわずか2票差の2位になった『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系 月曜21時〜、7月10日スタート)は、真夏の海を舞台とした男女8人の恋愛群像劇。2023年の夏ドラマ人気を2分するほどの勢いだった。その理由は、「このドラマの企画のテーマが“月9×恋愛×群像劇×オリジナル作品”とお聞きした時、こんなにも王道要素が詰まったド真ん中ストレートな作品に関われることに、新しい好奇心が刺激されました」と制作発表会見で主演の間宮祥太朗が語った通りの王道さ。アンケートにも《王道な感じがするけどあえてそんなのが見たい》《久しぶりにラブストーリー》と支持するコメントが寄せられた。王道と言いながら“月9”でラブストーリーが放送されるのは久しぶりのこと。「実は’17年の『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)以降、月9の枠で恋愛ドラマは放送されていません。’16年に『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』や、『ラブソング』、『好きな人がいること』(全てフジテレビ系)の3つのラブストーリーが放送されましたが、すべて平均視聴率が一桁台と不調でした。さらに’17年の『当然ですが、明日結婚します』では、平均視聴率6.7%を記録していました。しかし、多くの視聴者にとって月9には恋愛ドラマのイメージが根強く、6年ぶりの恋愛もの復活に、フジテレビは気合が入っていることでしょう。キャスティングされているのは、人気若手俳優ばかりです」(芸能関係者/女性自身)《森七菜さんが出演しており、予告で爽やかな印象を受けたから》《出演者がいいから。久しぶりの恋愛ドラマだから》というように、主演の森七菜と間宮祥太朗、久しぶりのドラマ出演となる神尾楓珠、吉川愛、萩原利久、白濱亜嵐など、まさに今が旬なキャスティングも好評だった。■1位に輝いたのは堺雅人主演の超大作『VIVANT』5日開かれた会見でTBSの佐々木卓社長が「大変期待している、大作。中身は全く教えてもらっていないので、どういうストーリーになるかも微塵も話できない、どういう話がわかりません」と明かした通り、徹底的な秘密主義を貫いている『VIVANT』が期待度ランキングの1位を獲得。わかっていることは堺雅人や阿部寛、役所広司をはじめとした日曜劇場主演クラスの豪華俳優が集結していること、日本のドラマとしては異例の長期モンゴルロケを行ったこと、『半沢直樹』、『下町ロケット』を手がけた福沢克雄が演出だけでなく原作も手掛けていることくらい。中でも《堺雅人さんと阿部寛さんが出るので楽しみ》というように、堺雅人と阿部寛の共演に対する期待が高い。堺と阿倍のライバル関係について、女性自身も報じていた。「2人の共演は多くはありませんが、最初に注目されたのは14年前に公開された映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』です。主演は竹内結子さんと阿部さんでしたが、天才外科医を演じた堺さんが、この作品で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、主役を“食う”形になったのです。『日曜劇場』でいえば、阿部さんの主演は『新参者』『ドラゴン桜』など5回、堺さんは今作の『VIVANT』で3回目。しかし平均視聴率では堺さんの『半沢直樹』のほうが高く、まさに“ライバル関係”といえます」(テレビ局関係者/女性自身)最近流行りの“考察”すら許さないほど、ほぼすべてが謎な今作。7月16日の初回が待ち遠しい。今回の調査では、超大作と言える日曜劇場の『VIVANT』と、予想以上の支持を集めた王道月9ドラマ『真夏のシンデレラ』が2強となった。視聴者の期待に応えるのはどの作品?最終結果はこちら。1位86票『VIVANT(ヴィヴァン)』2位84票『真夏のシンデレラ』3位38票『刑事7人』4位37票『シッコウ!!~犬と私と執行官~』5位34票『最高の教師1年後、私は生徒に■された』6位30票『ウソ婚』(主演:菊池風磨フジテレビ系火曜23時〜)7位28票『CODE-願いの代償-』(主演:坂口健太郎日本テレビ系日曜22時30分〜)8位25票『こっち向いてよ向井くん』(主演:赤楚衛二日本テレビ系水曜22時〜)9位24票『トリリオンゲーム』(主演:目黒蓮TBS系金曜22時〜)10位21票『ギフテッド Season1』(主演:増田貴久フジテレビ系土曜23時40分〜)【調査概要】実施期間:2023年7月3〜4日調査対象:15歳以上の女性500人調査方法:WEBでのアンケート『WEB女性自身』調べ(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)
2023年07月06日日毎に暑さが増し、ぐったりしがちなこの季節。もう間もなくスタートする夏ドラマで、爽快に気分を上げてみるのはいかがでしょうか。今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が、注目の夏ドラマを一挙ご紹介。おすすめ情報を先取りしていきます。超豪華共演が実現!盛り上がること間違いなしの注目作「真夏のシンデレラ」まずは、日曜劇場に堺雅人さんが3年ぶりの登場。満を持して放送を迎える注目作「VIVANT」をご紹介。阿部寛さん、二階堂ふみさん、松坂桃李さん、役所広司さんら日本を代表する俳優陣が豪華共演を果たすことでも話題の本作は、「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズなど、数多くの大ヒットドラマを世に送り出してきた福澤克雄監督が紡ぐ完全オリジナルのアドベンチャードラマとなっています。予告動画をはじめ、詳しい情報はまだ未解禁というのも、非常に気になるところ。敵か味方か、味方か敵か――意味深なキャッチコピーの真意をぜひ、放送で確かめてみてください。また、若手実力派勢が一同に顔を揃える月9「真夏のシンデレラ」にも期待が高まります。ダブル主演となる森七菜さん×間宮祥太朗さんを筆頭に、神尾楓珠さん、吉川愛さん、萩原利久さん、白濱亜嵐さん、仁村紗和さん、水上恒司さんら令和を代表するメンバーが展開する男女8人の恋愛群像劇は、まさにこの夏を盛り上げること間違いなしの一作と言えるでしょう。通常なら交わるはずのない、住む世界の異なる男女が真夏の海で運命的に出会い、複雑に交錯した感情や本音をぶつけ合いながら成長していく物語。彼・彼女らの豪華共演が、一体どんな化学反応を見せてくれるのか。いまからとても楽しみですね。話題の俳優陣で人気漫画を続々実写化!今期のおすすめはこの3つ「こっち向いてよ向井くん」ねむようこさんが手掛けるあの人気コミックが、ついに実写化――赤楚衛二さんを主演に迎え、「こっち向いてよ向井くん」が水曜10時枠で放送されます。雰囲気よし、性格よし、仕事もできる“いい男”向井くん。10年前の恋以来、忘れられない元カノの残像にもがいていた彼が、ついに一念発起。しかし、なかなか思うようにいかず…。その姿が切実なのに笑えてしまう、不器用だからこそ胸を打つ、恋愛迷子たちのラブストーリーとなっています。果たして、久しぶりの恋の行方は…?「ばらかもん」加えて今期は、同・水曜10時枠対決に杉野遥亮さんが主演をつとめる「ばらかもん」が登場。ヨシノサツキさんが描く人気漫画を原作とする本作は、日本一美しい海を擁するとも言われる長崎・五島列島を舞台に、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家が、出会った島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディーです。日本を元気にする感動が詰まった注目の一作をお楽しみに。さらにもう一作、原作・稲垣理一郎さん、作画・池上遼一さんの同名コミックを映像化する「トリリオンゲーム」(金曜10時枠)にも触れておきましょう。“世界一のワガママ男”のハル(目黒蓮)と、“真面目で不器用なエンジニア”のガク(佐野勇斗)という正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル=通称・トリリオンダラーを稼いで、この世の全てを手に入れようと成り上がる姿を描いた前代未聞のノンストップ・エンターテインメント。出る杭が打たれる日本社会の中で戦う挑戦者、ふたりの背中をとくとご堪能ください。最強バディ×お仕事ドラマにも期待大!あなたはどっちの作品が気になる?「ハヤブサ消防団」豊かな自然が広がる長閑な集落を舞台に、これまでの作品とは一線を画す池井戸潤さんの新機軸ホラーミステリー「ハヤブサ消防団」が木曜9時枠に登場します。物語は、スランプ気味の作家・三馬太郎(中村倫也)が亡き父の故郷、山間の“ハヤブサ地区”に移住するところから始まり…。都会のストレスから解放され、穏やかな生活が送れるかと思いきや、地元の消防団に加入したのを機に、太郎は連続放火騒動に巻き込まれ――集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に立ち向かう羽目に。物語の鍵を握るヒロイン、映像ディレクターの立木彩役に川口春奈さんの出演が決定。一体、どんなタッグを見せてくれのか。注目が集まります。また、お仕事もののバディとしてもうひとつご紹介しておきたいのが、火曜9時枠にて放送される「シッコウ!! ~犬と私と執行官~」です。国家公務員なのに、情け容赦なく、強制執行によって財産、金品、不動産などを差し押さえたり、没収したりする執行官の世界に飛び込んだ主人公(伊藤沙莉)が、“犬担当”の執行補助者として様々な事件や人々に関わっていく中で、その人たちの人生のリスタートを目撃していくポップで痛快なコメディー。織田裕二さんとまさかの凸凹バディを結成…!?さらにはセクシー封印の中島健人さんも参戦するとあって、先の見えない展開にワクワクが止まりません。以上、いかがでしたか?気になる作品は、ぜひ初回放送からチェックしてみてくださいね。(YUKI)
2023年07月01日この夏、フジテレビにて放送予定のドラマ「この素晴らしき世界」。この度、主演を務める鈴木京香が、体調不良により降板することが決定した。本作は、スーパーマーケットでパートとして働く平凡な生活を送る主婦・浜岡妙子が、ひょんなことから芸能界で活躍する大女優・若菜絹代になりすまし、二重生活を強いられてしまう、完全オリジナルのなりすましコメディ。鈴木さんのほかには、木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツが出演することが決定している。なお、今後の対応に関しては、現在検討中だという。「この素晴らしき世界」は7月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年05月11日マキアージュ(MAQuillAGE)の2023年春夏コスメとして、「ドラマティックアイカラー」「ドラマティックエッセンスマスカラ (ロング&カール)」の限定色が登場。2023年3月21日(火)より数量限定で販売される。フルーツカラーの「ドラマティックアイカラー」マキアージュの人気アイメイクから、爽やかなシーズンに似合う"フルーツカラー”の限定色が到着。まず"好きな色・質感”をセレクトできる定番アイシャドウ「ドラマティックアイカラー」には、ジューシーな発色の限定4色が仲間入り。単体ではもちろん、既存のブラウンを組み合わせることで、自然に大きく魅惑的な目元を演出してくれる。アイカラーは全て別売りのカスタマイズケースにセットできるので、あなただけの"運命のパレット”をぜひ作ってみて。「ドラマティックアイカラー」限定カラー紹介OR452ビタミンオレンジをイメージ。みずみずしい果肉のようにきらめくビビッドオレンジ。YE253フレッシュレモンをイメージ。みずみずしい果肉のようにきらめくライトイエロー。GR154キウィシュガーをイメージ。太陽の光を浴びたようなブリリアントグリーン。PK451フランボワーズソースをイメージ。熟れた果実のようなジューシーピンク。まつエク級のロング&カールな仕上がりを叶え「ドラマティックエッセンスマスカラ (ロング&カール)」からは、つややかで深みのあるフルーツカラー3色が限定登場。クリアな発色が特徴で、重ねる度にカラーフィルムのように鮮やかな美しさをもたらしてくれる。またウォータープルーフなのに、まつ毛に負担をかけずお湯と洗顔料でオフできる嬉しい処方もポイントだ。RS551アメリカンチェリーに着想した、つややかで深みのあるディープローズ。OR552アプリコットオレンジを連想させる、つややかで深みのあるディープオレンジ。GR553グリーンアップルのように、つややかで深みのあるディープグリーン。詳細・マキアージュ ドラマティックアイカラー 限定4色 各900円・マキアージュ ドラマティックエッセンスマスカラ(ロング&カール) L 限定3色 各2,900円発売日:2023 年3月21日(火)数量限定発売【問い合わせ】マキアージュお客さま窓口TEL:0120-456-226(フリーダイヤル)
2023年02月12日リーディングドラマ『終わった人』が、2023年夏に上演されることが決定した。『終わった人』は、内館牧子による同名小説が原作で、2018年には映画化もされた。今回の舞台版では、50歳で窓際部署に飛ばされ、そのまま定年退職を迎えた主人公・田代壮介を中井貴一、そして愛人にしようとするがどこまでいっても“メシだけオヤジ”を卒業させてくれない久里、すべてを見通している娘・道子、カッコイイバーのマダム・美砂子、さらに妻の千草を全てキムラ緑子が演じる。台本・演出は笹部博司が手がける。本作は8月23日(水) に亀戸文化センター カメリアホールでプレビュー公演を上演。その後、8月31日(木) から9月3日(日) に草月ホールで上演されるほか、全国7カ所でツアー公演が予定されている。■中井貴一 コメント私の同級生たちも、年齢的に「終わった人」の門口にさしかかっています(笑)。それに反し、俳優という仕事は幸か不幸か「終わった人」になるかならないかは自己判断。故に、ここからが、大きな人生へのチャレンジになる様な気もしています。そのチャレンジの初めとして、リタイアというアメリカ的な発想が苦手な同胞たちに、共感と可笑しみを与えられる様、朗読させて頂きます。■キムラ緑子 コメント台本読んで、泣けてきました。どの人も正直で、本音と本音がぶつかってる。それが生で面白いんです。リーディングってあまり生っぽくならない方がいいのかな、と勝手に思っていましたけど、この台本はそうではない気もしています。愛情があるから、ぶつかりあい、なんとかしたいと思う。誰にでも何かしらを思い浮かべて共感できるのではないかしら。この面白い(切ない?)脚本をそのまま、お伝えするために後は稽古でジタバタするのみです(笑)。いろんなことを想像していただくために、届く言葉でしゃべりたいと思っています。■内館牧子 コメント小説『終わった人』を書いた時、どれほど多くの読者から言われたかわからない。「あの主人公は、自分がモデルだろう」友人知人はもとより、全国津々浦々の会ったこともない方々からも言われたのだから驚いた。モデルはまったくいない。私が創り上げた主人公である。ただ、これほど多くの方々が自分に重ねたということは、定年後の男たちの心理、情況がいかに現役時代と違うかを物語っている。どんな職種であれ、第一線で働いてきた男たちが、定年と同時に「終わった人」になる。すでに下の世代が会社を、組織を動かしている。まだまだ能力も技術もあるのに「お引き取り下さい」になるのだ。かけられる言葉も「お元気そう」とか「若々しい」とか「お変わりないなァ」とかジイサン仕様になる。こんな「終わった人」の悲哀とあがきを中井貴一さんが、そしてそんな夫と関係なく自分の人生を組み立てていく妻をキムラ緑子さんが演じる。原作者としてワクワクする。楽しみでたまらない。そして全国津々浦々の「終わった人」たちは観て、「やっぱりモデルは自分だ」と思うだろう。大成功というものである。<公演情報>リーディングドラマ『終わった人』原作:内館牧子『終わった人』(講談社文庫)出演:中井貴一 キムラ緑子台本・演出:笹部博司【プレビュー公演】8月23日(水) 亀戸文化センター カメリアホール【東京公演】8月31日(木) ~9月3日(日) 草月ホール※その他、全国7か所ツアー予定公演HP:
2023年02月01日この夏は、「続きが気になる」「早く一週間経って欲しい」と、つい気持ちが前のめりになってしまう“癖になる”ドラマ作品が多かったように思われます。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が選んだ「勝手にベスト3」をご紹介。その魅力を、ふり返っていきましょう。第1位:体験しなきゃ損新感覚ミステリアスコメディー「初恋の悪魔」放っておくと解決しなそうな事件を、総務課職員の馬淵(仲野太賀)×停職処分中の刑事・鹿浜(林遣都)×会計課職員の小鳥(柄本佑)×生活安全課の摘木(松岡茉優)ら4人の不思議なタッグで衝撃の真実へと導いていく摩訶不思議なドラマ「初恋の悪魔」。回を追う毎に、それぞれが心に抱える問題が少しずつ浮彫りになり…。三歩進んでは二歩下がるようなもどかしい展開が、「さすが坂元裕二さんの脚本」というもどかしさを存分に楽しませてくれました。癖の強いキャラクターたちは、いずれも“初めてできた本当の友達”という初々しい絆を深めていくのですが、馬淵と鹿浜が、摘木の中にある2つの人格と、それぞれ恋に落ちてしまう展開がとにかく切なくて…!恋と友情の狭間で揺れ動くどちらともつかない“もやっと感”は、本作品でしか体験できない貴重な感情と言えそうです。「人の悲しみって、喜びを知ってしまったことから始まるものなんだ」という鹿浜の台詞が、胸に刺さっていまも疼いています。誰かを想うことで、失うものがある――究極のジレンマをぜひ、あなたも体感してみてはいかがでしょうか。第2位:アスリートの舞台裏を描く「オールドルーキー」綾野剛さん演じる主人公の新町亮太郎は、現役を引退したサッカー元日本代表。本作は、愛する娘や妻(榮倉奈々)が自分をもう一度誇りに思えるように、“スポーツマネージメント”というセカンドキャリアへ一歩踏み出す男の背中を描いた、笑えて泣ける極上のヒューマンドラマです。毎話様々なアスリートにスポットを当て、栄光の裏にある葛藤や苦悩を丁寧に――またそれらを注目の若手俳優勢が果敢に演じた点も、「次週はどんなスポーツを、誰が演じるのか」楽しみな要素のひとつでしたね。脚本を手掛けたのが、「HERO」の福田靖さんなのですが、マネージメント会社・ビクトリーの同僚たちのチームワークが非常にバランスが良いのも見どころ。個人的には、ツンデレ感満載の梅屋敷(増田貴久)が、気になる女性を毎回同じレストランの同じ席、同じメニューとドリンクで口説こうとしている辺りが最高に面白かったです。「夢が終わり、人生が始まる」というキャッチコピーの通り、必ずしも順風満帆とはいかない毎日に、ひとつ、優しい活力を与えてくれる一作となっています。第3位:テンポの良いやり取り!卓越した信頼関係が癖になる「石子と羽男」「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」は、ワケあって司法試験に落ち続ける崖っぷちの東大卒パラリーガル・石子(有村架純)と、特殊な才能を武器に司法試験一発合格を果たした高卒の弁護士・羽男(中村倫也)がタッグを組む、異色のリーガル・エンターテインメント。扱う事件はどれも身近で等身大のものが多く、見ると思わず「人に話したくなる」非常に学び多き作品だったように思われます。どんな時も、依頼者と同じ目線で寄り添う二人の姿に心温まる物語に仕上がっていました。また中でも、毎話テンポの良いノリツッコミを繰り返す石子と羽男の関係がとても斬新で面白く、あまりにツーカーな仲なので、恋愛に発展するのかと思いきや――石子は意外にも、事件で再会した高校時代の後輩(赤楚衛二)との交際を選択。羽男は二人を応援する形で、名コンビは卓越した信頼関係へと絆を深めていくのでした。三人でハグをするシーンなんかは、まさにその象徴だったのではないでしょうか。「些細なことで、人生は変わる」石子の言葉が、視聴者それぞれの悩み、胸の内に刺さること必須!また近いうちに彼らの最強タッグが見たくなる、まさに“癖になる”ドラマでしたね。以上、あなたのお気に入りは、どの作品でしたか?次回の【ドラマニア】では、秋クールのおすすめをご紹介予定です。お楽しみに。(YUKI)
2022年09月25日シネマカフェでは「好きな夏ドラマ&キャラクターは?」と題して、読者アンケートを実施。先日の“好きなドラマ”の結果に続き、今回はキャラクター編を発表。身近な問題に立ち向かっていくコンビ“石子と羽男”(有村架純&中村倫也/「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」)や、熱いドラマを繰り広げるコンビ国生&馬場(町田啓太&佐野勇斗/「テッパチ!」)、大型犬のようなコーパイ・粋(玉森裕太/「NICE FLIGHT!」)、厨二病をこじらせているがどこか憎めない福田(大橋和也/「消しゴムをくれた女子を好きになった。」)、相手の感情を色として見ることができる心野(飯豊まりえ/「オクト- ~感情捜査官 心野朱梨~」)など、魅力あふれる人物たちが登場し、視聴者を楽しませた夏ドラマ。まずは、シネマカフェ読者が選んだ好きなキャラクター<第1位~第3位>までをご紹介。第1位:熱くて真っ直ぐな男・国生宙/「テッパチ!」今回一番多くの票を得たのは、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描いた「テッパチ!」から、町田啓太演じる主人公・国生宙。高校時代はラグビー部のエースとして注目される選手だったが、独りよがりなプレーでケガをし、孤立したまま引退。卒業後は定職に就かず、フラフラと気楽なその日暮らしの生活を送っていたが、ある日、ケンカが原因で警察沙汰になり、ある男から「お前にピッタリな仕事を紹介してやる!」と声を掛けられ、陸上自衛隊の候補生に。生半可な気持ちで入るも、大切な仲間と出会い、恋もして少しずつ成長していくキャラクター。アンケートでは、読者から「けんかっ早く情に厚く、涙もろくて素直。昭和のスポ根ドラマに出てくるような単細胞キャラにかわいらしさすら感じています」、「仲間を得てどんどん成長していく様子がとてもリアルに感じられました。町田啓太さんの演技力は素晴らしいなと思いました」、「熱くて真っ直ぐな役が町田啓太さんにはまっているから」、「宙くんのどんどん成長する姿がとてもカッコイイし、見ていて応援したくなるから」といった声が寄せられた。第2位:わんこ感がたまらん…愛され&癒やしキャラ・倉田粋/「NICE FLIGHT!」続いて第2位は、パイロットや航空管制官たちの仕事に向き合うプロフェッショナルな姿と、爽やかな恋愛模様を描く、空と空港を舞台にしたドラマ「NICE FLIGHT!」より、「Kis-My-Ft2」玉森裕太が演じる“ツイてるコーパイ”倉田粋。頼られると断れない、困っている人を見ると助けずにはいられない粋は、人との距離が近く、大型犬のような可愛さと頼もしさを兼ね備えているキャラクター。物語は、そんな粋の“ひと聞き惚れ”から始まる。読者からは「優しくて芯が通っている、誠実、仕事に対する情熱を持っている、と魅力的なのに、リアリティもある人物像」、「仕事も恋愛も色んなトラブルに合い、遠回りしながらも真面目に前に進む姿に感動しました。周りの人たちに愛されるストレートな性格で、感情のまま表情がころころ変わる粋くんに毎回癒されました」、「距離感が近い大型犬タイプの倉田粋。優しく誰からも応援される愛される粋です。夢に向かい真っ直ぐな心を持つ粋が大好きです」、「飛行機を操縦する姿は凛々しく、恋愛になると大型犬のような大きく包み込む愛に見惚れた」、「素敵だし、かわいいし、優しいし、男らしいところもあって、キュンをいっぱいくれる最高に魅力的」など、ほかにも多くの“癒やされた”“キュンキュンした”という感想が届いた。第3位:とにかくかわいい! 麻宮葵/「六本木クラス」そして第3位は、韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメイク版「六本木クラス」より、平手友梨奈演じるもうひとりのヒロイン・麻宮葵。竹内涼真演じる主人公・新に恋心を抱きながら、新が営む居酒屋を大きく成長させていくマネージャー。クールで自己中だが、IQ162の天才的頭脳を持つ人気インフルエンサーというキャラクターだ。アンケートでは「小悪魔で天使で、頭が良くて、一途で、とにかく目が離せないし、めちゃくちゃクールでカッコよいし、愛しい人には可愛らしい一面もあるし、魅力の塊です」、「ファッションも素敵だし仕草表情がとても可愛かったり綺麗だったりたまに見せる狂気的な感じが堪らなく目が釘付けになる」、「表情がコロコロ変わって、とにかく可愛い!!」と絶賛の声や、「梨泰院でもイソが好きでイソが出てきた辺りから話が面白くなり魅力的なキャラクターでしたが、日本版のイソ(葵ちゃん)は本家を上回る可愛さで心奪われました」とオリジナル版のファンからも多くのコメントが届いた。第4位~第10位は以下の通り。第4位:大庭蒼生/赤楚衛二「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」東大卒の崖っぷちパラリーガルと高卒の弁護士・羽男のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む「石子と羽男」より、第1話で依頼人として主人公たちと関わる、物語のキーパーソン・大庭蒼生。▽読者の声・「真面目で一生懸命でひたむきな姿がただただ愛おしい」・「ピュアでまっすぐで天然なのにあざとくないかわいさが応援したくなる」・「誠実でちょっと抜けてるところが可愛い」・「愛らしくて応援したくなるキャラクター。とにかく癒される。少ない出番でも毎回強く印象に残る」第5位:羽根岡佳男/中村倫也「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」同じく「石子と羽男」より、身近な珍トラブルに挑む、司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士、“羽男”こと羽根岡佳男。▽読者の声・「然りげ無い優しさと弱さと強さがある」・「派手な衣装や天才を演じるブランディングをしていて癖の強いキャラクター性と、実は自分に自信がないという弱みのギャップがいい」・「1人の人間の中に、見栄や滑稽さや優しさ、弱さなどがグラデーションのように詰まっている魅力的なキャラクター」・「コンプレックスを抱えた一人の人間の成長がとてもナチュラルかつ細やかに描写されていて、とてつもなく可愛らしくて愛らしい」第6位:鹿浜鈴之介/林遣都「初恋の悪魔」小洒落てこじれたミステリアスコメディ「初恋の悪魔」からは、警察署に勤めていても捜査権のない、訳ありメンバーのひとり、ヘマをして現在停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介。▽読者の声・「可愛いらしくて切なくてかっこよくて、誰よりも幸せになってもらいたいくらい感情移入してます」・「実は優しく実直な人が故で、愛すべきキャラクター」・「誤解されやすく生き方が不器用だけど、優しくてピュアな愛しいキャラ」・「かなり個性的なキャラクターなのに回を増すごとに愛おしさがどんどん募っていく」第7位:福山玄之介/間宮祥太朗「魔法のリノベ」“住宅リノベーション”をテーマに、依頼人が奥底に抱えている家や家族に対する問題という魔物に立ち向かう「魔法のリノベ」より、主人公が転職する工務店の長男、バツ2で7歳の息子を持つシングルファザーでもある福山玄之介。▽読者の声・「回を追う毎に成長する様が手に取るようにわかる。優しさに自信と強さが加わって行く様子が頼もしく、成長が楽しみ」・「最初は残念ハンサムかな、と思ったけれど、素直でどんどん成長してゆく玄之介さんが大好きになりました」・「他人を思いやり、礼儀正しいキャラクターに好感が持てる」第8位:石田硝子/有村架純「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」再び「「石子と羽男」より、羽男とトラブルに向き合う、4回司法試験に落ちた東大卒の崖っぷちパラリーガル、“石子”こと石田硝子。▽読者の声・「石子さんみたいな、物事の捉え方がしっかりとしていて芯のある女性が大好きです!」・「真っ直ぐな正義感に惚れています」・「まじめだけど無自覚なユーモアたっぷりで、羽男とのコンビも最高」・「凛としていて、芯がありしっかりしている。のに可愛いところが好き」第9位:宮部新/竹内涼真「六本木クラス」「六本木クラス」の主人公・宮部新。復讐を誓って絶対権力者に立ち向かうキャラクター。▽読者の声・「力強く復讐の目をしてる時と、純粋でかわいい時のギャップがあり、淡々とした中にもキャラクターが際立っている」・「信念を持ち、仲間を大切にして敵に立ち向かっていく姿が見ていて心打たれます。ハマり役です」・「静かに信念を貫く姿がとにかくかっこいい」第10位:新町亮太郎/綾野剛「オールドルーキー」福田靖脚本による完全オリジナルドラマ「オールドルーキー」より、主人公の新町亮太郎。サッカー以外のスキルや経験が何もない、突如引退でどん底に追い込まれた新町は、スポーツマネージメントという仕事に就き、奮闘していく。▽読者の声・「不器用で仲間に助けられながらも家族やアスリートを支えようと頑張ってる所が好き」・「アスリート目線で真摯に全力でマネジメントをしている姿が素敵」・「自分の意志ではなくセカンドキャリアを迎えることになった主人公があくまで明るく前向きポジティブに生きる姿に、同じ時期にセカンドキャリアを迎えた私自身が力を貰えた」【シネマカフェ読者アンケート/好きな夏ドラマのキャラクターTOP10】1位:国生宙/町田啓太「テッパチ!」2位:倉田粋/玉森裕太「NICE FLIGHT!」3位:麻宮葵/平手友梨奈「六本木クラス」4位:大庭蒼生/赤楚衛二「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」5位:羽根岡佳男/中村倫也「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」6位:鹿浜鈴之介/林遣都「初恋の悪魔」7位:福山玄之介/間宮祥太朗「魔法のリノベ」8位:石田硝子/有村架純「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」9位:宮部新/竹内涼真「六本木クラス」10位:新町亮太郎/綾野剛「オールドルーキー」※投票期間:8月31日(水)~9月7日(水)※2022年7月期に放送されている“夏ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2022年09月11日9月に突入し、7月からスタートした夏ドラマもいよいよクライマックスを迎える。今クールは演技派俳優陣がそろった作品が目立つが、視聴者の熱烈な支持を集めているのはどの作品なのか。そこで本誌は、夏ドラマで「最終回まで見たい作品」についてアンケートを行った(8月16日〜8月24日)。果たして、1位に輝いたのは?アンケートの結果、3位となったのは有村架純(29)と中村倫也(35)が主演を務める、『石子と羽男—そんなコトで訴えます?—』(TBS系)。有村演じる4回司法試験に落ちた東大卒パラリーガル・石子と、中村演じる1回で司法試験に合格した高卒弁護士・羽男の“石羽”コンビが珍トラブルに挑むリーガルドラマ。法律事務所の元アルバイトで石子の交際相手である大庭を、赤楚衛二(28)が演じている。《有村架純と中村倫也、2人の掛け合いがいい》(40代女性/パート)《赤楚衛二さん演じる“大庭蒼生くん”が魅力的なので最後まで見届けたいです》(40代女性/会社員)と主演の2人の会話のテンポや赤楚の演技が好評。また本作は昨年のドラマ『最愛』を手掛けた新井順子がプロデュース、塚原あゆ子が演出を務めたほか、脚本はNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』を手掛けた西田征史が務めるなど制作陣も実力派揃い。《法律は明るくないが、一話ずつ世の中の問題が組み込まれており勉強になる》(50代女性/会社員)《制作陣と脚本家や演出家、演者が心の機微を表現するのが上手く感動する》(40代女性/パート)と、現代の社会問題と法律をエンターテインメントとしてわかりやすく昇華した演出が視聴者の心をつかんでいるようだ。続いて2位にランクインしたのは、陸上自衛隊員らの青春ドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)。やけっぱちな気持ちで自衛隊に入隊した主人公を町田啓太(32)が、仲間の青年たちを佐野勇斗(24)や佐藤寛太(26)が演じ、“テッパチ”(自衛官にとって身を守る鉄帽)をかぶるにふさわしい一人前の自衛官を目指し奮闘していく。防衛省全面協力のもと実際の車両やヘリコプターを使用するなど、リアリティーを追求した作品である。《主演である町田啓太さんの、作品と役に対するストイックな姿勢に感服します》(50代女性/医療従事者)《キャストの皆さんが、陸上自衛隊をしっかり理解して熱演している》(40代女性/公務員)と、出演者の過酷な訓練シーンの撮影に向けた体づくりや、自衛隊員という役柄との向き合い方を称えるコメントが。《町田さん演じるやけっぱちな青年の、自衛隊としての目覚め、仲間との絆、成長していく姿がリアルで応援したくなります》(40代女性/会社員)《どん底だった人生を自衛隊として集まり、一人一人が大きく成長する、そんな個人の成長が自分にも勇気を与えてくれている気がする》(10代以下女性/学生)と、熱い直球のストーリーと登場人物の成長への感動の声が多く集まった。そして栄えある1位に選ばれたのは『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(読売テレビ・日本テレビ系)。戦国武将のクローンとして世に放たれた武将たちが、15歳の高校生になって学園のトップ・天下統一を目指して戦を繰り広げる漫画原作の青春ドラマで、織田信長役をKing & Princeの永瀬廉(23)が務めている。信長としのぎを削る有名武将たちには、伊達政宗役の三浦翔平(34)、武田信玄役の満島真之介(33)、黒田官兵衛役の濱田岳(34)ら実力派が顔をそろえた。《脚本が面白いと思いました。歴史上の人物を同じ学園の生徒にして誰がいちばんかという今まで観たことも感じたこともない新しい感覚のドラマだと思います》(40代女性/パート)と斬新なストーリーが受けているよう。また、《永瀬廉さんの今までにないコミカルな演技が面白い。確かな実力派俳優さんたちの中に混ざっても引けを取らない》(50代女性/会社員)《ぶっ飛んだ内容だが、演技派の俳優陣がやってるから面白い》(60代女性/会社員)など、突飛な設定に説得力を持たせる出演陣の演技にも絶賛の声が上がった。さらに《キャストの演技は納得な上で、原作とは少し違っているけれどいい意味で先が読めなくて面白い》(50代女性/専業主婦)と原作ファンも楽しませているようだ。出演者の演技に注目が集まる今期のドラマ。最終回に向けて、戦いはますます激しくなりそうだ。最終結果はこちら。【夏ドラマの中で、見るのを続けている作品は?】(複数回答可)1位『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』:37.2%2位『テッパチ!』:26.3%3位『石子と羽男—そんなコトで訴えます?—』:22.3%4位『魔法のリノベ』:13.1%5位『六本木クラス』:12.4%
2022年09月01日記録的な暑さとともに始まった今年の夏ドラマもいよいよ後半戦。今期は自衛隊や公正取引委員会など、バラエティーに富んだ題材が話題となっていたが、なかには視聴者が途中で見なくなってしまった作品も。そこで本誌は、夏ドラマで「見るのをやめた作品」についてアンケートを行った(8月16日~8月24日)。惜しくもクライマックス突入前に多くの視聴者が見るのを辞めてしまった作品は……?アンケートの結果、同率で2位にランクインしたのは『ユニコーンに乗って』(TBS系)『テッパチ!』(フジテレビ系)『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系)。原作のない完全オリジナルの3作品が並んだ。『ユニコーンに乗って』は教育系スタートアップ企業が舞台。永野芽郁(22)が若き女性CEO役で主演し、彼女に想いを寄せるビジネスパートナーを杉野遥亮(26)、48歳で地方銀行から転職してきたおじさん部下を西島秀俊(51)が演じている。仕事と恋、夢に向かって生きる大人の青春ドラマである。アンケートでは、《展開がのんびりとしていて刺激や感動するところが少ないので飽きる》(40代女性/パート)、《ストーリーの先が読める感じがしたし、ありふれてると思った》(60代女性/会社員)など、物語の斬新さに物足りなさを感じている声が多かった。また、スタートアップ企業の若きCEOが主役ということから《ITに重きを置いたドラマかと思ったが結局、恋愛系に発展していった》(20代男性/公務員)《あまりにも上手く行きすぎて現実的ではなくて、恋愛なのかお仕事なのかどちらが伝えたいのかわからかった》(40代女性/会社員)と、本格お仕事ドラマを期待していた層の関心を維持できなかったようだった。同じく2位となった『テッパチ!』は実際に陸上自衛隊で活躍する機材を使用するなど、防衛省全面協力のもと撮影された、青年たちの成長と熱い思いを描いた群像劇。町田啓太(32)演じる、やけっぱちになっていた主人公や青年たちが、“テッパチ”(自衛官にとって身を守る鉄帽)をかぶるにふさわしい一人前の自衛官を目指し、奮闘していくストーリーである。防衛省協力ということでリアルな自衛隊の描写が期待されていただけに、《自衛隊の専門的な事を期待していたがそうでもなかった》(50代女性/専業主婦)《自衛隊の扱いが実際と異なると思った》(40代女性/会社員)という声が。加えて、《自衛隊のドラマで期待したが、シャワーシーンが長く不自然》(50代女性/会社員)などの意見が出るなど、自衛隊という舞台でのエンタメ要素に疑問を抱く視聴者が作品から離れてしまったようだ。同率3作品目は『家庭教師のトラコ』。本作は橋本愛(26)が演じる主人公の家庭教師・トラコが生活レベルの全く違う三人の子供とその家庭を救うストーリー。トラコがそれぞれの家庭で違う人格の人物になりきり、子供たちに「正しいお金の使い方」を問う中で家族の在り方を模索する“個別指導式ホームドラマ”である。現代社会を舞台に各家庭の深刻な問題を扱う作品だが、《お金の使い方というテーマに興味があり見始めましたが、強引過ぎたり無理やり過ぎないかなと思った》(40代女性/会社員)《突拍子のない展開について行けない》(40代男性/会社員)など、少々突飛な展開に戸惑う視聴者も。《主人公のコスプレとキャラ変が苦手》(40代女性/会社員)《主役の話し方が好きではなかった》(60代女性/会社員)など主人公・トラコの特徴的なキャラクターも好みが分かれてしまったのかもしれない。上記3作品を上回り、最も見るのを辞めてしまった視聴者が多かったのは、『六本木クラス』(テレビ朝日系)。日本でも大きな話題となった韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版で、六本木を舞台に忠実にリメイクされた。大手飲食チェーンの会長とその息子に父親を奪われた、竹内涼真(29)演じる主人公が、六本木で店を開き成功させるため仲間と共に奮闘するストーリー。天才インフルエンサーで主人公の店のマネージャーを平手友梨奈(21)、対立するライバル企業で働く主人公の同級生で初恋の相手を新木優子(28)が演じている。『梨泰院クラス』の評価が高かったからこそ《韓国ドラマに寄せようとして、日本では不自然に感じるシーンが多々あった》(30代女性/会社員)《本家に比べて明らかに格落ち》(50代女性/会社員)など、原作と比較した厳しい声が。また既に『梨泰院クラス』を見たことのある人からは《原作とほぼ同じ構成のため、わざわざ見なくてもいいと思った》(20代女性/会社員)《『梨泰院クラス』を観たので物語の展開がわかりきっており、パロディに見える》(20代女性/会社員)など、新鮮味に欠けるという意見も。人気作で高まった視聴者からの期待に応えるのは、容易なことではなかったようだ。夏ドラマも最終回が近づいているが、多くの視聴者が見続けるのはいったいどの作品なのか。最終結果はこちら。【夏ドラマの中で、途中で見るのをやめた作品は?(複数回答可)】1位『六本木クラス』:16.8%2位『ユニコーンに乗って』:16.1%2位『テッパチ!』:16.1%2位『家庭教師のトラコ』:16.1%5位『オールドルーキー』:13.9%
2022年08月28日今年の夏ドラマはジャニーズが大活躍!そこで、ジャニーズ夏ドラマの注目ポイントを『ジャニーズは努力が9割』の著者・霜田明寛さんに聞きました♪「なんと言っても、なにわ男子の活躍がすごいですよね。メンバー7人中5人が今期のドラマに出演。しかも、『消し好き』では大橋さんが三枚目の主人公を、『パパムス』では長尾さんが主人公の憧れの先輩という二枚目の役を演じていて、グループとしての振り幅の広さにも感心させられます。『彼女、お借りします』の大西さんも注目。過去に童貞役を演じた、櫻井翔さんや二宮和也さんのあとに続くような俳優になってほしいですね」■大橋和也(25)『消しゴムをくれた女子を好きになった。』日本テレビ系・月曜深夜0時59分~「中学生を演じられるのがすごい。歌うシーンで歌唱力を封印していたのも印象的でした」(霜田さん・以下同)■長尾謙杜(20)『パパとムスメの7日間』TBS系・火曜深夜0時58分~「サッカー部のエースで学校イチの人気者という王道の役どころを爽やかに演じています」■大西流星(21)『彼女、お借りします』テレビ朝日系・関西は日曜23時55分~、関東は土曜深夜2時30分~「ピュアな男子大学生がハマリ役。女のコの前であたふたしている様子もかわいいんです!」Jr.たちも健闘!■HiHi Jets&美 少年『トモダチゲームR4』テレビ朝日系・土曜23時~「両グループから選抜メンバーが出演しています。実際のキャラと違う役も演じられるのはさすがですね」なにわ男子がジャニーズ王道の役を演じているのに対して、先輩たちは新境地に挑戦している、と霜田さん言う。「僕の今期イチオシは『純愛ディソナンス』。中島さん演じる心に闇を抱えた主人公から目が離せません。重岡さんの『雪女と蟹を食う』も、映画で見たいくらいの作品ですし、佐藤さんの怯えた表情や永瀬さんのド派手な衣装など、今後も楽しみです!」■中島裕翔(29)『純愛ディソナンス』フジテレビ系・木曜22時~「禁断の恋という話題性だけでなく、心の機微を丁寧に演じる姿を見てほしい!」■重岡大毅(29)『雪女と蟹を食う』テレビ東京・金曜深夜0時12分~「挑戦的なシーンも多いですが、演技派の重岡さんだからこそできる役柄だと思います」■永瀬廉(23)『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』日本テレビ系・日曜22時30分~「同級生役の俳優陣との絡みに注目。同期入所の西畑大吾さんとの共演も感慨深いです」■佐藤勝利(25)『赤いナースコール』テレビ東京系・月曜23時6分~「ホラーは顔がアップになりやすいので顔立ちのきれいな佐藤さんにぴったりな題材です」【PROFILE】霜田明寛Webマガジン「チェリー」編集長。ジャニーズJr.オーディション受験経験も!
2022年08月16日これまであまり知られてこなかった職業が多くクローズアップされている今年の夏ドラマ。そんな夏ドラマを本誌きってのドラマ好き女性記者たちが解説!題して、「ドラマ好き女性記者たちによる、女性のための2022年夏ドラマ座談会」。最後まで見るべき作品は?20代編集K(以下、K):今期、いちばん高かった初回視聴率は、『競争の番人』(フジテレビ系・月曜21時〜)の11.8%。連ドラで初めて公正取引委員会を舞台にしています。40代記者H(以下、H):どんな仕事をしているのか、初めて知ることも多くて。こんなに大量の資料を読まなきゃならない仕事だとは(笑)。30代記者S(以下、S):立入り検査の実態とか、意外な裏話も面白いです。K:元刑事の新人職員役の杏(36)は、生真面目さがハマっていますね。姉御肌の主査役の小池栄子(41)もいい味を出していて、チームワークが光るドラマです。60代記者N(以下、N):坂口健太郎(31)も天才肌の審査官役がピッタリ。見たものを写真のように記憶できるという設定が、『石子と羽男−そんなコトで訴えます?−』(TBS系・金曜22時〜)の中村倫也(35)と同じなのも興味深い。抜群の記憶力が生かされるシーンは見どころの一つよね。K:中村倫也が演じるマチベン(町の弁護士)と、パラリーガル役の有村架純(29)の会話のテンポがいいんですよね。子犬のような赤楚衛二(28)もかわいい!S:日常生活で誰にでも起こりうる訴訟を解決していく話なので身近に感じられます。カフェで無断で携帯を充電したら窃盗罪になるなんてビックリ!K:綾野剛(40)が元プロサッカー選手を演じる『オールドルーキー』(TBS系・日曜21時〜)は、セカンドキャリアを描きつつ、スポーツマネジメントの世界をリアルに見せていますよね。ゲストも豪華です。N:綾野ファンとしては、へなちょこな感じがすっごく新鮮(笑)。榮倉奈々(34)は、悩める夫を明るく支える妻役が最近多いですね。H:セカンドキャリアといえば、『ユニコーンに乗って』(TBS系・火曜22時〜)の西島秀俊(51)も、永野芽郁(22)がCEOを務めるスタートアップ企業に転職してきた元銀行員を演じています。若い世代の仕事のやり方を謙虚に受け入れて、新しい人生を楽しむ姿が素敵だなあって。S:イケメン枠の杉野遥亮(26)がいるのに、西島さんのほうに目が行ってしまうのは私だけかな?N:私もそうなの!やっぱり演技に厚みがあるから。でも、杉野くんの目の演技もすごいなあって。永野芽郁を好きって気持ちがあふれていて、おばちゃん、抱きしめたくなる!(笑)S:陸上自衛隊を描く『テッパチ!』(フジテレビ系・水曜22時〜)の北村一輝(53)もイケオジですよ。若手に引けを取らない鍛えた体もすごい!H:自衛官候補生役の町田啓太(32)のシャワーシーンもやたら多くて。佐藤寛太(26)との筋肉対決とか、興奮した!K:おじさんの活躍だと、『魔法のリノベ』(カンテレ・フジテレビ系・月曜22時〜)の原田泰造(52)も気になります。波瑠(31)が勤める工務店のライバル会社の部長を演じていますけど、悪い人の役もうまいですよね。あの張り付いたような笑みが怖くて怖くて(笑)。H:家のリノベーションがテーマなので、自分の家と照らし合わせて見ちゃう。それぞれの家庭が抱える問題も、現代のリアルな家族像をきちんと捉えているよね。■職業系でも異色なドラマなのはS:林遣都(31)と仲野太賀(29)がW主演する『初恋の悪魔』(日本テレビ系・土曜22時〜)は警察署が舞台ですけど、刑事ではなく、総務課や会計課の職員にスポットを当てています。H:捜査権のない人たちが事件を解明するところが新しいのよ。林遣都の役もかなりの変人だけど、柄本佑(35)と松岡茉優(27)もクセが強くて。K:坂元裕二脚本とあって、演技派4人の会話劇は全員警察の『カルテット』って感じ。染みるセリフも多いです。N:毎話、太賀の兄の死にまつわる大きな謎も描かれていて。いくつも伏線が張り巡らされているところが、考察好きにはたまらないのよ。S:私は、『六本木クラス』(テレビ朝日系・木曜21時〜)が好きです。竹内涼真(29)が演じる主人公が高校を退学になるわ、父親はひき逃げされるわ、刑務所行きになるわ。そんなに不幸を背負わせるのか!?って思いました(笑)。H:再現度も高いよね。大手外食企業会長の香川照之(56)に、竹内涼真がどう立ち向かっていくのか楽しみです。K:制服フェチとしては、『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系・金曜23時15分〜※一部地域を除く)でパイロットを演じる玉森裕太(32)に萌えます。清潔感のある制服がよく似合うんですよ。H:中村アン(34)演じる管制官に、声だけで恋するって展開は好み。機長役の吉瀬美智子(47)も凜としていて素敵です。N:航空整備士役の尾上右近(30)もカッコよすぎる!顔も雰囲気も、めっちゃタイプです。H:職業系でも異色なのは、『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系・水曜22時〜)。橋本愛(26)が演じる家庭教師が謎だらけで、気になる。『家政婦のミタ』とか、遊川和彦脚本の作品は変人が多いよね(笑)。N:子役の加藤柚凪ちゃん(7)がかわいいのよね。大人顔負けの演技力で感心しちゃう。K:橋本愛の、子どもに合わせて服装も話し方も変える演じ分けもお見事。今期はお仕事ドラマが多いですが、バリエーション豊かなのが面白いですね。【本誌記者が選ぶ、最後まで見るべき作品TOP3】30代記者S・1位:石子と羽男/2位:魔法のリノベ/3位:六本木クラス40代記者H・1位:初恋の悪魔/2位:ユニコーンに乗って/3位:石子と羽男60代記者N・1位:ユニコーンに乗って/2位:六本木クラス/3位:オールドルーキー
2022年08月06日この夏のカンテレ・フジテレビ系月10ドラマは、波瑠主演、共演に間宮祥太朗を迎えた「魔法のリノベ」を放送する。本作は、“住宅リノベーション”をテーマに、依頼人が奥底に抱えている家や家族に対する問題という魔物に立ち向かう主人公たちが、毎話、五感と機転と根性を駆使したリノベ提案という魔法で、スカッと華麗に解決していく人生リノベーションお仕事ドラマ。原作は星崎真紀の同名漫画、脚本は劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠が手掛ける。波瑠さんが演じるのは、大手リフォーム会社のエースだったが、ワケあって男だらけの福山家が営む「まるふく工務店」に転職してきた真行寺小梅。特殊な能力や個性的な性格を持つヒロインではなく、真面目に仕事に取りくみながらも、食べることも、寝ることも、趣味の山歩きも、友人と愚痴を言い合う時間も好きという役どころ。そんな小梅とタッグを組むのが、間宮さん演じる脱サラして家業の「まるふく工務店」で営業職として働き始める福山玄之介。人の良さから来る押しの弱さで成約はゼロ、女性にも振り回されがちで、現在バツ2で7歳の息子を持つシングルファザー。「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」、「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」に続き、3回目の共演となる2人は、「間宮さんは、派手でやんちゃなイメージを勝手に持っていたのですが、以前ドラマでご一緒した際、とても男気があって、落ち着いていて、すごく誠実に作品に向き合う方で、ものすごく頼りにしています」(波瑠さん)、「波瑠さんとは以前に共演させていただいて、お互いに信頼と尊敬を持って一緒にシーンを作れたなと思える存在。すごくしっかりしていて、ストイックに自分を追い込んでいく役者さんだなと思います。きっと興味がそんなにないだろう僕の話も話題を広げてくれますし、話しやすくてとても信頼しています」(間宮さん)とコメント。また、波瑠さんは「リノベーションという魔法をかければ、お客様が淡く抱いた夢を叶えるお手伝いができるという点でも、ものすごく希望溢れる作品になる気がしています。毎回ゲストの方と本当のお客様に向き合うつもりでコミュニケーション取りながら、小梅を演じていけたらなと思います」と意気込み、間宮さんは「僕が演じる玄之介は、沢山の困難に、打たれても打たれても完全には折れない“強さ”があります。ただ、その核となるものに逃げずに向き合えているかというとそうでもなく…そういった未熟な部分が、波瑠さん演じる小梅との出会いでどう変化していくのか。お互いに足りないものを補い合う、絶妙な営業バディ感を見せていけたら」と話している。元エースと成績0点という凸凹営業コンビでありながら、自分自身の人生にリノベが必要なこじらせコンビが繰り広げる、夫婦漫才のような会話劇に注目だ。「魔法のリノベ」は7月、毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月25日10月から始まった秋ドラマもいよいよ大詰め。東京オリンピックなどの影響もあり苦戦した夏ドラマに比べ、秋ドラマの世帯視聴率は全体的には堅調。恋愛ものやサスペンス、医療ものなどジャンルも幅広く、「豊作」の呼び声も高いクールだ。しかし、クライマックスを迎え、視聴者の満足度にも開きが出てきた。そこで本誌は、秋ドラマで「見るのをやめた作品」「見るのを続けている作品」についてアンケートを行った(11月30日~12月7日)。まずは「見るのをやめた作品」について。一度は視聴者が見たものの、定着しなかった作品とは……。■「話が複雑」「暗い」が離れていく要因に?同率2位となったのが、『アバランチ』と『日本沈没―希望のひと―』。『アバランチ』は今秋から新たに始まったフジテレビ“月10枠”最初の作品。綾野剛(39)演じる主人公は、警察が裁かない悪を裁く謎のアウトロー集団「アバランチ」に所属している元公安…という設定だ。番宣は一切ななく、ハードボイルドな作風を放送前から貫いていた。監督は映画『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』などで知られる藤井道人氏で、映画のような質感とアクションが話題になっていたが《話が難しくて脱落してしまった》(30代女性/パート)とアウトロー集団や内閣官房が絡み合うストーリーに集中力が切れてしまった人が多かった。また、《シリアスな作風だったので期待していたが、初回のラストで制裁しない展開に拍子抜け》(30代女性/自由業・自営業)と、演出と脚本のギャップに戸惑う意見も見られた。『日本沈没―希望のひと―』は73年に刊行された『日本沈没』を原作に、現代アレンジを大きく加えた作品。主演は小栗旬(38)、共演には杏(35)、松山ケンイチ(36)、香川照之(56)など日曜劇場らしい豪華な顔ぶれが並んだ。未曾有の災害危機に立ち向かう官僚たちの姿を描く作品だが、《地震を表す映像が苦手、過去の震災を思い出してしまう》(30代女性/医療関係者)《暗くて怖い》(20代女性/医療関係者)など昨今の災害を連想し脱落してしまったというコメントが続出。《昔のドラマのイメージの方が良かった、CGも安っぽいし軽い感じがする》(50代男性/自由業・自営業)といった、過去の映像化作品との比較をする意見もあった。そして不名誉にも1位となってしまったのが、月9『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』。19年4月に放送された、窪田正孝(33)演じる天才放射線技師の活躍を描いた医療ドラマの続編だ。人気作のシーズン2ということでファンも多いはずだが、《続きなので期待していたが、新鮮味がなく面白くなかった》(40代女性/会社員)など、物足りなさを感じる視聴者が続出。医療ドラマの続編として、今期はほかに『ドクターX』も放送されているが、こちらは新たな“敵”として野村萬斎が登場。こうしたインパクトある新要素に欠けると、期待値が高いぶん飽きられてしまうのかもしれない。また、《本田翼ちゃん好きだけど演技がひとり下手すぎる》(40代女性/会社員)という辛辣な意見も寄せられた。最終結果はこちら。【秋ドラマの中で、途中で見るのをやめた作品は?】(複数回答可)1位:『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』20.4%2位:『アバランチ』15.1%2位:『日本沈没―希望のひと―』:15.1%4位:『顔だけ先生』14.0%5位:『SUPER RICH』12.9%■“ラブストーリー”がTOP3に!一方で、視聴者が見るのを続けている作品とは?TOP3を見ていこう。第3位は、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』。杉咲花(24)演じる、勝ち気だが恋に臆病な「弱視」の盲学校生と、杉野遥亮(26)演じる不器用だが純粋なヤンキーのラブストーリーだ。《杉野遥亮のキャラがヤンキーなのにちゃんとしていて見ていて気分が良い》などキャラクターを評価する声が多かった。さらに、盲目の漫談家・濱田祐太郎(32)を案内人として解説コーナーを入れるなどして、丁寧に「弱視」のリアルを描いているところも《きゅんきゅんしながら白杖を持っている人の気持ちも知ることができて、人の成長を感じながら自分の人生にも生かせそうなことがたくさんある》《どう声を掛けたらいいのかなど本当にためになることが多い》と好評だ。第2位は、『婚姻届に判を捺しただけですが』。清野菜名(27)と坂口健太郎(30)演じる偽装結婚カップルがひとつ屋根の下で距離を縮めていく過程を描く、“不意キュン”ラブコメディ。《坂口健太郎がかっこいい上に清野菜名のキャラが明るくていい》と主人公カップルの魅力に惹かれている視聴者が多く、《2人の気持ちが近づいてきてるのが見ていてキュンとする》《2人がハッピーエンドで終わるのを見届けたい》と今後の展開への期待値も高かった。「ネクタイ引き寄せキス」「身長差ハグ」といったわかりやすいキュンシーンが用意されているのも盛り上がっている要因だろう。そして、ドラマ好きから熱いコメントを集めた第1位は、『最愛』。15年前の失踪事件と現在の殺人事件がつながっていく、完全オリジナルのサスペンスラブストーリーだ。事件の参考人になってしまう主人公の女社長(吉高由里子・33)、主人公の初恋相手でもあり事件を追う刑事(松下洸平・34)、主人公をあらゆる手段で守ろうとする弁護士(井浦新・47)が軸となる物語だが、中盤では事件の“裏側”が明かされる。しかしその後さらなる事件が発生。《考察など楽しく、事件の真相が気になる》(30代女性/パート)と巧みな脚本で視聴者を魅了している。また、《吉高由里子さんが、こんなに素晴らしい女優さんだと初めて認識して大ファンになりました。可愛いし、綺麗だし、強くて弱くて、色々な表情を見せてもらっています》(40代女性/会社員)《このドラマを切っ掛けに、松下洸平さんが好きになりました》(40代女性/アルバイト)など、キャストの演技も好評だった。《最愛の監督が良いものをつくる。TBSのドラマはさすがだと思う。心をえぐられる》(40代女性/専業主婦)と『MIU404』『アンナチュラル』などを手掛けた塚原あゆ子監督への絶賛の声も上がった。【秋ドラマの中で、見るのを続けている作品は?】(複数回答可)1位:『最愛』41.9%2位:『婚姻届に判を捺しただけですが』40.9%3位:『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』37.6%4位:『ラジエーションハウス』33.3%5位:『アバランチ』31.2%5位:『日本沈没―希望のひと―』31.2%最終回が近づくなか、ラストまで視聴者を満足させるのはどの作品だろうか?
2021年12月12日「8月初旬のことです。NHKから送られてきた台本を見ると、夏菜さんの名前がなくなっていたんです。準備稿、改訂稿まではあったのですが……」(ドラマ関係者)ドラマにバラエティにと大活躍の女優・夏菜(32)。そんな彼女が出演予定のNHKドラマを“電撃降板”していたというのだ。「そのドラマはアウトドアでの撮影がメインの連続ドラマ。お盆明けから、首都圏近郊で数日間のロケを予定していました。ですが、ロケの直前に夏菜さんが“ドタキャン”。重要な役柄なのに、降板理由は特に説明されませんでした」(前出・ドラマ関係者)また、このドラマ関係者は、「撮影前に全員PCR検査をし、陽性者はなし。新型コロナでの降板は考えられない」と断言する。’12年の『純と愛』で朝ドラヒロインに大抜擢された夏菜。BSプレミアムの音楽番組『The Covers』で’14年3月から2年間、MCを担当するなどNHKとの縁は深い。私生活では夏菜は今年1月16日にIT企業社長と結婚。同月31日にはゲームイベントの会見で、「コロナが収束したらハネムーンに行きたい」と、早速ノロケていた。公私ともに順調なはずの夏菜。『FRIDAY』9月3日号では、夏菜が8月10日、都内で行われた民放ドラマの撮影に笑顔で参加している様子が報じられている。お世話になっているはずのNHKドラマを突如降板した背景には、何があったのだろうか――。「実は夏菜さん、妊娠が判明したんです。まもなく発表されるそうです」(芸能関係者)なんとオメデタ!■ドラマの代役は別の朝ドラヒロインに「今回は長時間にわたっての野外ロケがあり、母体に影響が及ぶ可能性を考慮して、大事をとって降板となったようです」(前出・芸能関係者)夏菜は本誌の2月23日号のインタビューで「4年後はどうしていると思う?」との質問に《子どもは産んでいると思う》と断言。さらに、《子どもができたら鬼母になりそう(笑)。私、3人きょうだいの長女で、2人の弟の面倒を見てきました。母よりも厳しくしたし、叱ったし、いま、愛犬のこむぎのしつけも厳しい(笑)》と語り、ママになる“イメトレ”もすでに完了しているようだった。「新婚早々の子宝を夏菜さん夫妻は非常に喜んでいるそうです。またNHKドラマの代役は、別の朝ドラヒロインに決定しています。夏菜さんも感謝しているそうです」(前出・芸能関係者)バラエティ番組で磨いたトーク力で、出産後は女優業に加えて、ママタレとしても活躍の幅を広げそうだ。
2021年09月13日シネマカフェでは、8月に「2021年好きな夏ドラマ&キャラクターは?」と題して読者アンケートを実施した。今年の夏ドラマは、登場人物全員キャラが濃い「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」をはじめ、取調官・真壁有希子を含めた“キントリ”メンバー、 訳ありの“ナイト・ドクター”たち、ヒーロー感がすごい“TOKYO MER”など個性豊かなキャラクターが多く登場し、視聴者を楽しませている。そこで今回、先日の好きな夏ドラマランキングに続き、好きな夏ドラマのキャラクターランキングを発表。まずは、<第1位~第3位>をご紹介。第1位:長谷部宗介(中島健人)「彼女はキレイだった」第1位は、“好きな夏ドラマランキング”でも首位を獲得した、韓ドラリメイクドラマ「彼女はキレイだった」より主演のひとり、「Sexy Zone」の中島健人が演じる長谷部宗介が、最も多くの票を集めた。宗介は、世界30か国で発売されるファッション誌「ザ・モスト」日本版の副編集長兼クリエイティブディレクター。不愛想でクールな合理主義者で、仕事はできるが編集部員にも厳しいため、反発を招くこともしばしば。子どもの頃は、太っていていじめられっ子だったが、いまではその面影もなくエリートに成長。幼いときに初めて友達になってくれた愛のことを大切な存在と考えており、帰国後、16年ぶりに初恋の相手・愛と会う約束をするが…。シネマカフェ読者からは、宗介に対してこんな意見が。「喜怒哀楽の表情が、シーンごとに見事に表されています。心の動きが表情でわかる演技が素晴らしいです!」「ギャップがたまらない 初めから何でも出来る優秀な人間だったわけではなく努力して今の宗介になった 厳しさと優しさと不器用なところ かっこいいのにキュート 大好きな人には直球なところもたまらない」「初めはキツい感じが、徐々に憎めないところが出てきたり。好きな人に対して、真っ直ぐなところが良いです」など、ギャップ萌えした視聴者が多数。第2位:藤聖子(戸田恵梨香)「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」続く第2位は、人気漫画原作の交番エンターテインメント「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」より、戸田恵梨香が演じる元エース刑事で現在は交番勤務の藤聖子がランクイン。ひよっこ警察官・川合(永野芽郁)とペアを組み、指導にあたる藤。本作は、この凸凹交番女子ペアを通して、身近なようで意外と知らないお巡りさんの笑いあり涙ありのリアルな日常が明らかになる。藤は、警察官として極めて優秀、サバサバした性格だが、実は寂しがり屋で川合の部屋に入り浸ることも。藤の交番への異動理由は、パワハラだというが…?徐々に明かされていく藤の過去にも注目。アンケートでは、読者から「キリッと凛とした部分と、女子会時や川合ちゃんに接する時の柔らかい雰囲気にキュンとします」「勤務中は強くてクールでカッコいい中にも女性らしい柔らかさがある。また、装備点検で笛を吹くシーンや、鼻で息をせずに刑事部屋に入ってヘリウムガスを吸ったみたいな声で話すシーンなど、コミカルな一面も良い。源との、互いに相手をこけおろしつつも理解し合っている関係性もいい感じ」「圧倒的存在感」「自分の職務に強い責任感を持っているところに魅力を感じる。後輩に対しても優しく指導力がある」といったコメントが。第3位:深町尚哉(神宮寺勇太)「准教授・高槻彰良の推察」第3位は、「准教授・高槻彰良の推察Season1」より、「King & Prince」神宮寺勇太が演じる深町尚哉がランクイン。本作は、異能を持った准教授と、孤独を抱えた少年の目線を通じて“人とつながること”の大切さを描く民俗学ミステリー。尚哉は、大学准教授・高槻(伊野尾慧)とバディを組むことになる地味な大学生。怪異を経験し、“嘘”が分かるようになってしまったために“孤独”を抱える青年という役どころ。読者アンケートでは「人に失望しているはずなのに困っている人を放っておけない優しさが魅力です。 ドラマの中でどう成長していくのか楽しみです」「原作ファンですがハマり役でした。深町尚哉のまんまでびっくりです」「原作のキャラクターそのまま」「原作から飛び出てきたような完成度だから」と、原作ファンからも納得の声が集まっている。そして第4位から第10位には、喜多見幸太(鈴木亮平)、深澤新(岸優太)、成瀬暁人(田中圭)ら医師たち、主人公を振り回す高校生・片岡壱成(眞栄田郷敦)、藤のペアっ子・川合麻依(永野芽郁)らがランクイン。こちらは、読者の声と共に一挙に発表!第4位:佐藤愛(小芝風花「彼女はキレイだった」)「彼女はキレイだった」最終話・「愛ちゃんの発言や行動は尊敬するし、応援したくもなる、魅力的な人物です」・「性格がいい!」・「不器用だけど一生懸命で推せます」第5位:喜多見幸太(鈴木亮平「TOKYO MER~走る緊急救命室~」)「TOKYO MER~走る緊急救命室~」最終話・「毎回大きな危機に直面しながら、チームワークと信頼で解決していく。現実の問題に対する理想の立ち向かい方に心が洗われています」・「こんなドクターがいたらいいなと思う」・「穏やかな口調で的確な指示を出し、周りを引っ張るだけでなくちゃんと信頼を寄せてくれる、理想的なリーダー」第6位:深澤新(岸優太「Night Doctor」)・「思わず応援したくなる様な愛されキャラ」・「救命医として後ろ向きで役に立てずにいたのが、段々変わって行く姿が良い」・「勇気を振り絞って物事に立ち向かう姿に感動した」第7位:樋口拓也(赤楚衛二「彼女はキレイだった」)「彼女はキレイだった」最終話・「一見軽そうなのだけど、でも外見だけでなく、人のことをちゃんと見て判断できる人で、優しい」・「ちょっとふざけた陽キャな笑顔と恋に一途なせつな顔とのギャップよ…」・「優しさが滲み出ていて安心感があって、好感がもてる」第8位:成瀬暁人(田中圭「Night Doctor」)「Night Doctor」最終話・「成瀬先生の存在感でピリッと画面がしまる。クールでかっこいいドクターはよくあるキャラクターだけど人間くさいところまで表現していて惹かれる」・「優秀でクールなのに、周りのこともちゃんと見て気付いてあげるところ、途中から後輩を育てていくところ、どこをとっても魅力的」第9位:片岡壱成(眞栄田郷敦「プロミス・シンデレラ」)「プロミス・シンデレラ」・「年上の早梅に好意を持って嫉妬していた壱成が、大人になるため成長しようとしているところ」・「だんだん変わっていく様子が、とても楽しみ。大人ぶってるのに、ホントは子供で。そしてカッコいい」・「ツンツンしていて素直になれないところがかわいい」第10位:川合麻依(永野芽郁「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」)「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」・「可愛すぎてたまらない。警官としての成長も楽しみ」・「くるくる変わる表情がとてもチャーミング」・「1人の警察官として成長してゆく姿が、微笑ましくて可愛い」▼シネマカフェ読者アンケート/好きなキャラクターTOP101位:長谷部宗介/中島健人「彼女はキレイだった」2位:藤聖子/戸田恵梨香「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」3位:深町尚哉/神宮寺勇太「准教授・高槻彰良の推察」4位:佐藤愛/小芝風花「彼女はキレイだった」5位:喜多見幸太/鈴木亮平「TOKYO MER~走る緊急救命室~」6位:深澤新/岸優太「Night Doctor」7位:樋口拓也/赤楚衛二「彼女はキレイだった」8位:成瀬暁人/田中圭「Night Doctor」9位:片岡壱成/眞栄田郷敦「プロミス・シンデレラ」10位:川合麻依/永野芽郁「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」投票期間:8月16日(月)~8月30日(月)23:59※8月13日時点で、初回放送がすでに始まった作品を対象としてラインナップしています。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2021年09月11日最終話に向けて、多くの作品がラストスパートを掛けている夏ドラマ。シネマカフェでは先月8月、「2021年好きな夏ドラマ&キャラクターは?」と題して、読者アンケートを実施。今回そのうち、“好きな夏ドラマ”を読者のコメントと共にランキングにしてご紹介。7月ごろから順次放送された今年の夏ドラマは、初回からスピード感がすごい「TOKYO MER~走る緊急救命室~」や「ボイスII 110緊急指令室」。青春群像医療ドラマ「Night Doctor」。「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」。人気シリーズ「緊急取調室」(第4シーズン)など、魅力的な作品ばかり。そんな中でまずは、シネマカフェ読者が選ぶ好きな夏ドラマ<第1位~第3位>を発表!第1位「彼女はキレイだった」「彼女はキレイだった」第10話より今期見事、第1位に選ばれたのは、中島健人(「Sexy Zone」)と小芝風花が初共演でW主演した、パク・ソジュン主演の韓国ドラマのリメイク版「彼女はキレイだった」。本作は、冴えない太っちょの少年からエリートになった長谷部宗介(中島さん)と、優等生の美少女から無職の大ピンチ女子になった佐藤愛(小芝さん)の“すれ違う初恋”の行方を描く胸キュンラブストーリー。主演2人のほかにも、赤楚衛二や佐久間由衣が登場し、“四角関係”を繰り広げる。今回シネマカフェ読者からは、本作について「キュンキュンしたり切なかったり笑えたり泣けたり、恋だけじゃなく友情に仕事に感情が忙しくて本当に面白い」「きゅんきゅんと面白いのバランスが最高」「内容が面白い。登場人物がみんな魅力的」といった意見が。さらには「原作の韓国ドラマとキャラクターが大好きなので」「韓国版ファンです。日本版も面白いです」「韓国ドラマ原作で、結末もストーリーも分かってるのに日本版として無駄なシーンがなくテンポ良く大事なエピソードが積み重なりハマって見ています」「原作をリスペクトしつつも日本のラブコメディにしっかりなっているところが最高です!」と、原作ファンにも好評の様子。第2位/医師として、人として成長していく…リアルでユーモラスな「Night Doctor」「ナイト・ドクター」第11話より続いて第2位は、波瑠が月9初主演を務める青春群像医療ドラマ「Night Doctor」がランクイン。本作は、救急医療の“働き方改革”として試験的に結成された、夜間勤務だけを専門に行う医療チーム「ナイト・ドクター」を描く完全オリジナルドラマ。波瑠さん演じる医師として強い信念を持つ朝倉美月をはじめ、自分にも他人にも厳しいストイックな成瀬暁人(田中圭)、病気がちの妹の面倒をひとりで見ている深澤新(岸優太/King & Prince)、チームのムードメーカー的存在・桜庭瞬(北村匠海)、高飛車だが頭の回転が早く責任感も兼ね備えている高岡幸保(岡崎紗絵)、そして指導医・本郷亨(沢村一樹)ら、年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちが集結。“青春群像医療ドラマ”ということで、夜は病院で医師たちが命に真摯に向き合っていく姿を描き、一方で仕事が終われば、ひとりの人間として、家族や恋人、そして自分自身の悩みや問題に直面する姿も描かれ、長い時間を共に過ごしながら絆を深め合い、医師として、人として成長していく姿を映し出していく。そんな医療ドラマだけでない、日常も多く描かれる本作について、読者からは「医療ドラマなので危機迫る場面もあるけど合間合間にほっこりしたりクスッと笑える場面もたくさんあって飽きずに楽しく見られる。 内容もとても深い」「今までありそうでなかった題材で、それぞれ環境や考え方が違う医師が同じ場所に集まり、少しずつ成長してく様が惹きつけられます」「今までにない医療ドラマで見入っちゃいます!医師のプライベートの時間の人間らしさがいいです」「医療のシーンだけでなく日常も描いてるところが自分たちの日常とも少し重なる部分もあり見ていて楽しい」といったコメントが寄せられている。第3位/毎話ハラハラドキドキ、スピーディーで緊迫感がすごい「TOKYO MER」第3位には、第2位に続き医療モノとなる「TOKYO MER~走る緊急救命室~」がランクイン。本作は、救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」が、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す、本格救命医療ドラマ。主演の鈴木亮平をはじめ、賀来賢人、中条あやみ、菜々緒、小手伸也、佐野勇斗、フォンチーが“MER”のメンバーに、そしてMERの創設者で東京都知事役として石田ゆり子が出演。MERの活躍やチームの絆が強くなっていく様子、彼らを“潰そう”と暗躍する人々、チーフ・喜多見(鈴木さん)とレスキュー隊・千住(要潤)とのコンビネーション、音羽(賀来さん)のツンデレっぷりなど、見どころ満載の本作。これまで、トンネル崩落事故、停電した病院、二酸化炭素噴出事故など、様々な現場で命を救ってきたMERに課されたミッションは、“一人も死者を出さないこと”だったが、しかし…。読者からは「規模は非常に大きく、ストーリーは興味深いものであり、何が正しく何が間違っているかが非常に明確です。 喜多見チーフは間違いなく良いリーダーです」「毎回ハラハラドキドキして目が離せない」「毎回大変な事態に対処しながら、最後には解決。今、現実にほしい理想的な展開に心が救われます」「のめり込んで観ています 毎回スピード感が凄くて、CMに入ってやっと息が出来る感じです また、医療従事者に対して尊敬と感謝の気持ちを再認識させてくれる、素晴らしいドラマだと思います」「毎週ハラハラ・ドキドキ。 家族で楽しんでいます。 人命救助をされている方々をリスペクトしている番組のコンセプトが好きです」と毎回、息もつかせぬ展開に多くの声が寄せられた。第4位~第10位はこちら!第4位「准教授・高槻彰良の推察Season1」「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧と「King & Prince」神宮寺勇太が、“完全記憶能力”を持つ准教授と“嘘が分かる”大学生を演じる、小説を原作とした民俗学ミステリー。10月からはWOWOWにてSeason2がスタートする。▽読者の声・「映画のような美しい映像と音楽に登場人物が原作イメージのままハマっていて大好きなドラマです。ミステリアスで美しい高槻先生と孤独を背負いつつ仔犬のように愛らしい深町くんのバディが最高」・「1話完結で見やすい。ちょっと怖くて夏ドラマって感じがする」第5位「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」永野芽郁がひよっこ警察官、戸田恵梨香が元エース刑事という最強ペアを演じる、交番エンターテインメント。個性的なキャラクターが大集結した本作は、放送中&終了後もSNSが賑わい、“通常点検”にはじまり、“救命講習”、“パンティ論争”などなど、爆笑必至のシーンが特に話題に。▽読者の声・「キャストが豪華の上、笑いあり、そして涙あり…見応えのある作品です」・「コメディ調な中にも大切なメッセージを感じるシーンもあり、バディの連帯感も見ていて心地よい」・「内容もキャストも最高で楽しすぎる」第6位「プロミス・シンデレラ」夫から一方的に離婚を告げられ、無一文、無職、宿無しの人生崖っぷちアラサーバツイチ女性・桂木早梅(二階堂ふみ)が、お金持ちの男子高校生・片岡壱成(眞栄田郷敦)に目をつけられ、お金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”を繰り広げていくラブコメディ。岩田剛典扮する壱成の兄・成吾との三角関係や、松井玲奈扮する菊乃のかき乱しっぷりも話題。▽読者の声・「いつも展開がドキドキワクワクで面白い。胸キュンも止まらない」・「キュンキュンする」・「岩田剛典さんの闇の演技と眞栄田郷敦さんのかわいい演技の落差が激しくてクセになる」第7位「ボクの殺意が恋をした」身体能力100点、ルックス100点、しかし殺しの才能0点…という、中川大志演じる最高に“間が悪い”殺し屋・男虎柊が、標的を殺すどころか恋しちゃう、殺意と恋が入り混じるスリリング・ラブコメディ。柊の育ての親には藤木直人、暗殺ターゲットで本作のヒロインを新木優子が演じている。▽読者の声・「コメディーかと思いきや、シリアスもあり、サスペンスもあり、ラブもあり、宝石箱みたいなドラマ」・「非現実的世界ではあるけれど、サスペンスでもあり、ラブコメもあるという、まるでジェットコースターのように見ている側をいろいろな感情で楽しませてくれる」第8位「#家族募集します」重岡大毅(ジャニーズWEST)、木村文乃、岸井ゆきのが子を持つ親を演じ、ひとつ屋根の下で子育てをしながら、共に過ごし、家族になっていく姿を描く、新時代のホームドラマ。“家族とは何か”、“家族といる時間の大切さ”を、マギーのオリジナルストーリーでハートフルに描く。▽読者の声・「一番ほっこりするドラマ。良質で目が離せない」・「笑えて泣けて心がほっこりあたたかくなる素敵なドラマで、セリフひとつひとつに魂が込められていて見ていてでっかい愛に包まれてます。人それぞれ抱えてる物があってひとりで頑張ってきたけど誰かに頼ってもいいんだって思えて毎回号泣感動してます」第9位「緊急取調室」第4シリーズ天海祐希主演の人気シリーズ「緊急取調室」が、ついに第4シーズンへ。妥協を許さないプロの取調官・真壁有希子ら、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班」(キントリ)のメンバーが、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本作。毎回ゲストの登場にも注目が集まる。▽読者の声・「全シリーズ観ていて、とても面白い作品だから。観ていて引き込まれるし、とても感動する」・「犯人を逮捕して終わりではなくその後の取調べが舞台となっていて毎話、個性豊かな実力派の役者さんが被疑者として登場し繰り広げられる言葉の銃撃戦が圧巻」第10位「ボイスII 110緊急指令室」唐沢寿明、真木よう子、増田貴久(NEWS)らが共演する、迫りくる凶悪犯罪者から音を手掛かりに制限時間内に被害者を助ける緊急指令室「ECU」を舞台にした、タイムリミットサスペンスドラマ第2弾。初回から衝撃的な幕開けを迎え、“白塗りの男”を追いながら、次々と起こる事件に立ち向かっていく。▽読者の声・「毎回見終わるまでずっとハラハラハラハラ…。先が読めない予想を遥かに上回るとても面白いドラマ」・「前作も見ていたのですが、毎回、ハラハラドキドキしてあっという間の1時間です」なお、好きなキャラクターランキングは後日発表いたします。▼シネマカフェ読者アンケート/好きな夏ドラマTOP101位:彼女はキレイだった2位:Night Doctor3位:TOKYO MER~走る緊急救命室~4位:准教授・高槻彰良の推察Season15位:ハコヅメ~たたかう!交番女子~6位:プロミス・シンデレラ7位:ボクの殺意が恋をした8位:#家族募集します9位:緊急取調室 第4シリーズ10位:ボイスII 110緊急指令室投票期間:8月16日(月)~8月30日(月)23:59※8月13日時点で、初回放送がすでに始まった作品を対象としてラインナップしています。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2021年09月09日今年の夏ドラマは、イケメン同士の恋愛バトルがアツい!編集部屈指のドラマウオッチャー、40代記者Hと20代編集Kがそれぞれの「推し」へ応援演説。果たして、最終回にヒロインのハートを射止めるのは――?■『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系・火曜21時~)/一途な思い対決……どちらが先に届く?〈これまでのSTORY〉無職の残念女子・佐藤愛(小芝風花)は、初恋の相手・宗介(中島健人)と再会の約束をするが、彼に幻滅されることを恐れ、親友に代役を頼む。その後、愛が働くことになったファッション誌『ザ・モスト』の編集部に、宗介が副編集長として就任!驚いた愛は、自分が彼の幼なじみだと気づかれないよう行動するのだが……。【 長谷部宗介役中島健人(27)】SPEC:NY帰りのエリート編集者/初恋を思い続けるピュアな男/クールで毒舌だけど、実は優しい。「過去の思い出に浸り、仕事中は冷たかった宗介が、愛の仕事ぶりを見て現在の彼女に気持ちが向いていく過程がいいんです。愛にケーキを買ってきたのにスルーされたり、少し空回り気味なのもかわいい(笑)。それでいて、火事現場にいた愛を心配のあまり雨の中抱きしめるシーンは美しかった……!クライマックスは、恋を自覚した宗介の胸キュンシーンの畳みかけに期待。ケンティーが演じるので、Sexyぶりを遺憾なく発揮してくれるはず!」(編集K)【 樋口拓也役赤楚衛二(27)】SPEC:明るく、爽やかな編集者/悩める愛のよきアドバイザー/恋は直球勝負!「顔も性格もよくて、仕事もできる樋口クン。白い靴下にローファーをはく愛を『(マイケル・)ジャクソン!』と呼んでいつも楽しい気分にさせてくれる、素敵な先輩です。また、恋愛は一途で、相手にストレートに思いをぶつける男らしい一面も。『もっとジャクソンの中に俺がいればいいのに』と告白したときの本気顔ったら、切ないわ、キュンキュンだわ……、もうたまらん!(笑)この健気なアプローチが愛に届くといいなあ♪」(記者H)■『ボクの殺意が恋をした』(読売テレビ・日本テレビ系・日曜22時半~)/この恋、常に危険と隣り合わせ!〈これまでのSTORY〉伝説の殺し屋だった育ての親が殺され、復讐のため殺し屋稼業を引き継いだ柊(中川大志)。犯人と思われる漫画家・鳴宮美月(新木優子)に近づき、殺害の機会を狙っていたが、実は彼女が初恋の相手・葉山葵で、美月に頼まれ、本人のフリをしていたことが判明した。【 男虎柊役中川大志(23)】SPEC:ターゲットを殺せない新人殺し屋/顔の偏差値と身体能力は高い/初恋の人を“守る”意志は強い「強い使命感から、必死に葵を守る姿にドキドキ。毒を飲んでしまった葵に口づけで薬を飲ませるシーンに悶えました(笑)。いちばん好きな人を殺さないといけない……と涙を流し葛藤する表情にもキュン。柊の最終決断が気になります」(編集K)【 八乙女流星役鈴木伸之(28)】SPEC:殺し屋界のエース“デス・プリンス”/表向きは世界でも活躍する人気モデル/クールと思いきや、恋には一途「葵の命を狙うシーンでは毎回舞いを披露するなどツッコミどころ満載だけど、カッコいいから許せちゃう(笑)。葵への愛に気づいてからは一変、『俺が守る!』とヒーロー宣言。顔も腕も互角な柊との勝負の行方が楽しみ!」(記者H)■『推しの王子様』(フジテレビ系・木曜22時?)/年上と年下の壁ドンバトル!〈これまでのSTORY〉乙女ゲームの制作会社社長・日高泉美(比嘉愛未)は、自分の“推し”キャラクター・ケント様とそっくりのフリーター・航(渡邊圭祐)と出会う。イケメンだけど無作法で無教養な航を理想の男性に育てるべく、泉美は彼を自分の会社で雇うことに。【 五十嵐航役渡邊圭祐(27)】SPEC:金なし、教養なしのアルバイト/推しそっくりの 美しい容姿/無骨だけど、根はまっすぐ「ドアを開けてのエスコートや、電話の受け答えなど、泉美が教えたことをどんどん吸収していく成長ぶりが愛おしくて泣けてきます。年下ならではの、たどたどしくも不器用な愛情が、泉美をリアルな恋愛に引っ張ってくれるはず!」(編集K)【 光井倫久役ディーン・フジオカ(41)】SPEC:副社長兼トップクリエイター/スマートな言動でつねに紳士的/笑顔の裏に秘めた恋心が熱い「ライバルの航が相手でも、冷静にアドバイスをしてくれる非の打ちどころがない男。だからこそ、嫉妬の感情をあらわにした場面は逆にギャップ萌え。壁ドンが爽やかに見えちゃった(笑)。今後のミッチーの逆襲、ウエルカムです!」(記者H)夏ドラ恋の争奪戦。あなたはどっち派?
2021年08月28日7月から始まった夏ドラマも、後半戦を折り返しクライマックスが見えてきた。今年の夏ドラマは東京オリンピックという強大な裏番組があったために視聴率も苦戦しているようだ。視聴者の集中力を切れさせてしまった作品がある一方で、五輪編成による放送休止などを経ても視聴者を離さない作品もある。そこで本誌は、夏ドラマで「見るのをやめた作品」「見るのを続けている作品」についてアンケートを行った(8月21~25日)。■ファンタジー設定で脱落する視聴者が続出まずは「見るのをやめた作品」について。一度は視聴者が見たものの、定着しなかった作品とは……。【夏ドラマの中で、途中で見るのをやめた作品は?(複数回答可)】1位『ボクの殺意が恋をした』:23.2%2位『推しの王子様』:20.7%3位『ハコヅメ ~たたかう!交番女子~』:14.6%4位『ナイト・ドクター』:12.2%4位『#家族募集します』:12.2%不名誉にも第1位となってしまったのが、中川大志(23)主演の『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)。“最高に間が悪い殺し屋”である主人公が、暗殺ターゲットである人気漫画家に恋をしてしまうというラブコメディだ。《殺しとか、設定が感情移入出来そうになかった》(50代女性/専業主婦)、《主人公がコミカル演技すぎて、ファンタジー感が拭えず、集中出来なかった》(40代女性/会社員)など、ファンタジックな設定に置いてかれてしまったという意見が続出。さらには、《初めから殺意など感じずただの恋愛ドラマで飽きた》(50代女性/経営者・役員)と展開に予想がついてしまい、脱落した視聴者もいたようだ。第2位の『推しの王子様』(フジテレビ系)にも、同様の傾向が。こちらは、比嘉愛未(35)演じる乙女ゲーム会社の女社長が、自分の“推し”そっくりのフリーターと出会い、自分好みの男性として「育成」していくというストーリー。《現実から離れすぎている部分が少し理解出来なくて面白さが感じられなかった》(30代女性/専業主婦)など、女社長が若者を拾う設定が敬遠されてしまった模様。さらには《元々、アニメを見ないので、興味が湧かなかった》(40代女性/専業主婦)との意見も。オタクコンテンツとドラマ視聴者は相性が悪いのかもしれない。続いて、第3位には戸田恵梨香(33)と永野芽郁(21)のW主演ドラマ『ハコヅメ ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)がランクイン。派出所を舞台にした警察ドラマだが、主演の永野芽郁が新型コロナに感染。2週にわたって特別編を放送したが、《2週続けて同じ内容の回が放送されたのをキッカケに、違う番組を見るようになってしまった》(20代女性・アルバイト)とやはり少なからず影響はあったようだ。■根強い医療ドラマの「安定感」一方で、視聴者が見るのを続けている作品は、「安定」と言われている医療ドラマの一騎打ちとなった。【夏ドラマの中で、見るのを続けている作品は?(複数回答可)】1位『TOKYO MER~走る緊急救命室~』:41.5%2位『ナイト・ドクター』:40.2%3位『彼女はキレイだった』:36.6%4位『ハコヅメ ~たたかう!交番女子~』:33.5%5位『プロミス・シンデレラ』:28.0%接戦を勝ち抜き第1位に輝いたのは鈴木亮平(38)主演の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)。救命救急のプロフェッショナルチームが危険な事故や災害、事件現場に駆け付け“死者ゼロ”を目指す医療ドラマだ。大規模な爆発が起こるなど、緊迫したストーリー展開で視聴者を魅了。《毎回感情移入してしまう。引き込まれる》(30代女性/会社員)《ヒーローものをみている爽快感がある》(50代女性/専業主婦)と映画のような世界観を絶賛する声が多く寄せられた。また、《菜々緒さんの役柄がとてもいい。石田ゆり子さんに癒されて月曜日から頑張ろう!と思う》(40代女性/会社員)といった女優陣への好感度の高さも、理由として挙がった。第2位は波瑠(30)主演の『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)。こちらは、夜間救急を専門とする医師たちが、患者の命と己の人生に向き合う“青春群像医療ドラマ”だ。《悩みながら医療に携わり、改革していこうとする姿に感銘を受けるから》(50代女性/会社員)《医療ドラマにしては内容が複雑過ぎず、観ていて面白い》(20代女性/アルバイト)など、医療体制の問題に切り込んだリアルさと、キャラクターたちの等身大の姿が視聴者の心をつかんでいるようだ。第3位には中島健人(27)と小芝風花(24)のW主演ドラマ『彼女はキレイだった』(関西テレビ)がランクイン。毒舌エリート編集者と、その幼なじみで今は残念女子となってしまった“元美少女”の初恋の行方を描くラブコメディ。全16話からなる韓国ドラマの日本版だが、《きちんと日本仕様になっていて、話数も短いながらうまくまとめてあって納得できる展開で面白い》(40代女性/専業主婦)と評判は上々。《中島健人くんも表情で微妙な気持ちを表現してて上手》(50代女性/専業主婦)《赤楚くんに一目惚れした》(20代女性/会社員)など、キャスト目当てのコメントも目立った。来月最終回を迎える夏ドラマ。果たして最後まで視聴者を夢中にさせるのはどの作品なのか――。
2021年08月26日今期の夏ドラマは異例のロケットスタート。そんな作品の中から、スタッフと本誌がイケメンをピックアップ!ストーリーもさることながら彼らの姿にドキドキしましょう♪■『Night Doctor』フジテレビ系にて月曜21時〜働き方改革により深刻な人手不足が叫ばれる医療界。夜間救急専門の「ナイト・ドクター」として集められた若き5人の医師たちが絆を強め合い、医師として成長していく姿を描く。田中圭(36):「あさひ海浜病院」救命救急センターナイト・ドクター成瀬暁人役北村匠海(23):「あさひ海浜病院」救命救急センターナイト・ドクター桜庭 瞬役岸優太(25)King&Prince:「あさひ海浜病院」救命救急センターナイト・ドクター深澤 新役〈本誌のドキドキポイント〉奮闘する医療現場で主演の波瑠との恋はある?ヘタレからの著しい成長ぶりが母性本能をくすぐる深澤、人懐っこい笑顔の裏に隠された秘密が気になる桜庭、そして、クールだけど実は面倒見のいい成瀬。この3人のなかに、朝倉美月(波瑠)と恋に発展する人はいるのか!?〈本誌の推しイケメン〉櫻井海音(20):救命救急センター看護師新村風太役端正なルックスで人気急上昇の櫻井。ミュージシャン・Kaitoとして活動するほか、朝ドラ『エール』(NHK)で俳優デビュー。連ドラ初レギュラーとなる今作では、先輩看護師(野呂佳代)との掛け合いが面白いと評判!■『ボクの殺意が恋をした』読売テレビ・日本テレビ系にて日曜22時30分〜育ての親である“伝説の殺し屋”が何者かに殺され、復讐のために殺し屋になる主人公。暗殺ターゲットの女に近づくが、自らの間の悪さが災いして殺せない。しかも、その女に恋してしまって……。〈ドラマPが語るドキドキポイント〉殺したいのに助けてしまう??「最高に間が悪い殺し屋を演じる主演の中川大志さん。暗殺ターゲットのヒロイン(新木優子)を殺したいのに、思わずカッコよく助けてしまうシーンには、ドキドキとキュンが詰め込まれています!」(中間利彦プロデューサー)〈ドラマPの推しメン〉中川大志(23):ルーキー殺し屋男虎 柊役■『推しの王子様』7月15日スタート(初回15分拡大)フジテレビ系にて木曜22時〜理想の“推し”(好きなゲームのキャラクター)と容姿がソックリの男性に遭遇した36歳のヒロイン。イケメンだけど無作法で無気力なその彼を自分の理想の男性に育てるために奮闘する。渡邊圭祐(27):残念なイケメン五十嵐航役ディーン・フジオカ(40):ゲームの制作会社「ペガサス・インク」副社長でトップクリエーター光井倫久役〈本誌のドキドキポイント〉男性版マイ・フェア・レディ!?役者としてめざましい活躍の渡邊が“マイ・フェア・レディ”に挑戦。さえない青年から素敵なジェントルマンに成長を遂げる姿は間違いなくカッコいい!日高泉美(比嘉愛未)をめぐるおディーン様との恋のライバル対決も楽しみ。〈本誌の推しメン〉瀬戸利樹(25):「ペガサス・インク」プランナー有栖川遼役/藤原大祐(17):中華料理店・アルバイト藤井 蓮役真面目で恋におくてな有栖川を演じる瀬戸と、同じく“仮面ライダー”出身の渡邊の共演に注目。有栖川を主人公に描くスピンオフも必見だ。また、プロミュージシャンを夢見る少年を演じる藤原の歌声も期待大。■ドラマ25『サ道2021』7月9日スタートテレビ東京ほかにて金曜24時52分〜’19年7月期で放送され、サウナブームを巻き起こした『サ道』の新シリーズ。前シリーズに続き、主人公のナカタアツロウ(原田泰造)たちサウナー3人のサウナ談議が繰り広げられる。〈本誌のドキドキポイント〉だいたい全裸です「サウナで蒸される姿がイケメンだった」という理由で付けられたこのあだ名。人気俳優のほぼ全裸が毎回見られると女性人気も高し!磯村は実生活でもサウナーに。〈本誌の推しメン〉磯村勇斗(28):サウナ&カプセルホテル「北欧」に集うサウナーイケメン蒸し男役■金曜ナイトドラマ『漂着者』7月23日スタートテレビ朝日系にて金曜23時15分〜※一部地域を除くとある地方の海岸に漂着した正体不明の男が、SNSで注目を集め、次第に人々からあがめられる存在になっていく。秋元康が企画・原作を手がけたSNS時代の光と闇を描く衝撃作。斎藤工(39):謎の漂着者ヘミングウェイ役〈ドラマPが語るドキドキポイント〉何を考えているかわからないから引きつけられる!「斎藤さん演じるヘミングウェイは終始何を考えているのか、どこを見ているのかわからない、謎めいたキャラクターで、斎藤さん自身のミステリアスさとあいまって、引きつけられると思います」(飯田サヤカプロデューサー)〈ドラマPの推しメン〉戸塚純貴(28):新潟県警刑事部捜査一課・刑事野間健太役「イマドキの若者らしい刑事を演じる戸塚さん。まだ少年のようないたずら好きな表情がとてもチャーミングで、緊迫した物語のなかでホッとする部分になっています」(飯田サヤカプロデューサー)■サタドラ『女の戦争〜バチェラー殺人事件〜』テレビ東京系にて土曜23時25分〜※一部地域を除く総資産3千億円の御曹司をめぐり、妻の座を狙う7人の女性たちのドロドロの戦いと人間模様が描かれる愛憎サスペンス・コメディ。バチェラー役の古川は今作でテレビドラマ初主演。〈宣伝担当が語るドキドキポイント〉たまに見せる笑顔に注目!「主人公の鳴戸哲也は全くスキのないカッコよさで、性格まで優しい。まさに王子様のような人間離れした存在です。演じる古川さんのたまに見せる笑顔がチャーミングです!」〈宣伝担当の推しメン〉古川雄大(33):御曹司バチェラー鳴戸哲也役■金曜ドラマ『#家族募集します』7月9日スタート(初回15分拡大)TBS系にて金曜22時〜一つ屋根の下で同居することになったシングルファーザー&マザーと子どもたち。独身男も含めた性格も価値観もバラバラな7人が共に生活しながら“家族”になっていく姿を描くホームドラマ。重岡大毅(28)ジャニーズWEST:絵本出版社「エッグプラント」の社員でシングルファーザー赤城俊平役〈本誌のドキドキポイント〉子役との絡みが気になる!爽やかな好青年から“クズ”まで幅広いキャラクターを演じてきた重岡。父親役に初挑戦となる今作では、5歳の息子とのほほ笑ましいやりとりや、子育ての悲喜こもごもを多彩な表情で見せてくれるだろう。〈本誌の推しメン〉金子大地(24):本郷坂第一小学校・教師中里隆志役/福山翔大(26):はづき保育園・保育士佐山圭太役小学校教師でシングルマザーの桃田礼(木村文乃)に憧れを抱く教師役の金子と、俊平の息子・陽(佐藤遙灯)が通う保育園の保育士役、福山。次世代スター候補がどんな先生姿を見せるか期待が高まる!
2021年07月09日7月のTBS新火曜ドラマは、二階堂ふみが主演する新感覚ラブコメディ「プロミス・シンデレラ」を放送することが決定。TBSのドラマに主演するのは今回が初となる。本作は、夫から一方的に離婚を告げられ、無一文、無職、宿無しになった人生崖っぷちのアラサーバツイチ女性が、お金持ちで性格のすこぶる悪い男子高校生に目をつけられ、お金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”を繰り広げていく物語。最悪の出会いを果たした2人が、互いの利害関係からゲームという形を通して、やがて強く惹かれ合っていく斬新で壮大なラブストーリーとなっている本作。連続テレビ小説「エール」で演じた主人公の妻役が記憶に新しい二階堂さんが演じるのは、男子高校生がサイコロを転がして出たお題を、自身の信念を貫くやり方でクリアしていく崖っぷち主人公・桂木早梅。本作は「マンガワン」にて連載中の同名漫画が原作となっており、オファー前から本作を読んでいたという二階堂さんは「とあるお仕事の現場で、楽屋に戻ると原作本が置いてあって、『私の好きな漫画だ!』と言ったら、マネージャーさんから、実はドラマのお話が来ているんですと(笑)。両手をあげて喜んだ記憶があります」とふり返り、「私が演じる主人公の早梅は、まっすぐな強さの中に弱さも持ち合わせていて、そのギャップがとても魅力的なキャラクターです。主人公とは実年齢が同じということもあって、これからの人生をどう生きていくのかという悩みや葛藤など、 等身大で演じることができればと思いますし、キャストやスタッフの方々と一緒にこのドラマを素晴らしいものにできたらと思っています」と意気込む。そして原作者の橘オレコは「脚本を読ませていただき、自分の描いた漫画がここまで面白くなるのかと感動しています」と絶賛し、「ワクワクしながら一視聴者として放送日を心待ちにしています!」と放送に期待を寄せた。新火曜ドラマ「プロミス・シンデレラ」は7月、毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年05月09日WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』が奈緒と磯村勇斗のW主演で2021年夏に放送開始となる。今作はスパイや探偵とはまた違った新しい職業「演じ屋」が活躍する“なりきりエンタテインメント”で。主人公のひとり、トモキは結婚式前日に痴漢の冤罪で仕事も婚約者も失ってしまう。彼は死を決意し、ビルの屋上から飛び降りようとしたその瞬間、女性が悲鳴を上げながら逃げてくるのを目撃。女性は刃物を持った男に襲われてしまい、さらにその場に居合わせたトモキまでもが刺されてしまった……と思いきや、それらは全て演出。「演じ屋」のアイカとその依頼主による演技だったのだ。巻き込まれてしまったトモキは、アイカから「演じ屋」なる職業の存在を聞かされる。そこでトモキは自分を痴漢の冤罪に追い込んだ犯人たちに復讐するため、「演じ屋」であるアイカを雇うのだった。魅力的なキャラクターが「演じ屋」の仲間たちと和気あいあいとじゃれあいながらも、家庭内暴力や飲酒運転など日本が抱える社会問題に切り込む、ちょっと硬派なストーリー展開からも目が離せない。アイカ役には、本作がWOWOW初出演にして初主演となる奈緒。『演じ屋』の世界に魅了されていくトモキ役・磯村勇斗もまた本作がWOWOWを含め連続ドラマ初主演となる。脚本と監督を務めるのは『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』のテレビドラマ版、映画版などを手掛けてきた野口照夫。2000年代初頭にインディーズ作品として『演じ屋』を制作し、約20年ぶりに新しい『演じ屋』を生み出すこととなった。監督自身も「ゼロからまったく新しい『演じ屋』を作る」と意気込んでおり、過去作のファンはもちろんのこと、まだ見ていない人も楽しめる内容になるだろう。また番組公式Instagramもオープン。貴重なオフショットやメイキングなど、ここでしか見ることのできない写真や動画が定期的に投稿されるという。こちらもぜひフォローしてほしい。奈緒・コメント――『演じ屋』への主演が決まって前作『演じ屋reDESIGN』の撮影が終わってからも、ずっと『演じ屋』の皆さんと再会できる日を信じていました。主演をやらせていただくというのは身の引き締まる思いです。信頼する野口監督をはじめ気の置けないスタッフキャストの皆さんと共に最後まで駆け抜けたいです。――脚本を読んでの感想人の弱さや綺麗なだけではない部分、アイカの言葉を借りると「悪党」も沢山出てきます。その中でキラリと光る登場人物のやさしさを汲みとった本だと思いました。『演じ屋』ならではのブラックユーモアも愛らしく健在で、何回読んでもおもしろいと思いました。――演じるアイカの魅力アイカさんはとても情に熱く優しい人だと思います。人の醜い部分に沢山触れてきたことで、達観している部分と子供のようにピュアな部分を併せ持っているアイカだからこそ、揺れ動く姿がとても人間らしく魅力的に感じます。――トモキを演じる磯村さんの印象磯村さんとご一緒できると聞いたときは本当に嬉しかったです。映画で拝見してとても素敵な役者さんだと思っていたので「演じ屋に強力な仲間が加わるぞ」と、心の中でガッツポーズをしていました。現場では全体をみて下さっていますし、和やかな空気を作ってくださっていて心強いです。――演じてみたい“人物”、“職業”、“シチュエーション”自身としては、家族のお話が好きなのでお芝居を通していろんな形の家族に加わってみたいです。もし自分が"演じ屋"だったら…『ローマの休日』の王女・アンに「私が代わりに寝たふりでもなんでもしておくから、もうちょっと遊んで来て!」と言いたいです。――視聴者へのメッセージ『演じ屋』は皆様の応援を受け、それぞれの時間を経て新しい仲間も共に帰ってきました!ファンの皆様にも、はじめましての皆様にも更にパワーアップした『演じ屋』を楽しんでいただけますように。磯村勇斗・コメント――『演じ屋』への主演が決まってお話をいただき初めてプロットを読んだ時『演じ屋』という題材が面白いと思いました。言ってしまえば俳優の仕事もまさしく『演じ屋』なので。ストーリーに自分が共鳴する部分もあり、この「トモキ」という役を演じてみたいと思いました。奈緒さんと共に主演を務めますが、主演という肩書きには囚われずに「トモキ」としてこの作品に責任を持って向き合い、キャストやスタッフの皆さんと、この作品を創っていきたいと思います。――脚本を読んでの感想演じ屋に限らず、僕自身もそうですがどこか日常でも「演じている時」があるなと。それは仕事中であったり、友達や家族の前であったり・・・。誰しも何か1枚フィルターを通して人と接しているのではないかと感じます。演じる事で何かを守ったり、仕事を円滑に進めたりと様々な理由があると思いますが、今回の作品で演じ屋達が直面する問題は社会に広がる闇の部分。そこに切り込んでいく様子が斬新で、緊張感のあるシーンもあれば微笑ましいシーンもあり、誰に感情移入するかで物語の見方が大きく変わると思います。そして「居場所」というのものが、生きる上での生命線になっているんだなと感じ、僕自身も今の「居場所」はどこなのかを考えてしまいました。――演じるトモキの魅力素直に感情を表す人物だと思いました。人の言葉を素直に受け入れるし、自身が感じたものはそのままストレートに表現するので、分かりやすい性格だと思います。そして、出会う人達に寄り添う優しい一面もありながら、決断を下すべきところはしっかりと下す。強い芯を持っているところがトモキの魅力だと思います。あと演じ屋からいじられる姿は弟的な可愛さもあるのではないかと思いました。――アイカを演じる奈緒さんの印象奈緒さんとは今回初めての共演ですが、以前番組で女優を志した理由や、芝居に対して真摯に向き合っている姿を拝見して、一本芯の通った女優さんだなという印象でした。現場に入ってからもその姿勢を感じますし、笑顔が素敵な愛嬌のある方なので、これからの撮影が楽しみです。――演じてみたい“人物”や“職業”、“シチュエーション”スパイ。あらゆる権力やお金を牛耳っている人物の懐に入り情報を得る。そして必要であれば武力ではなく頭脳を使って精神的に追い込んでいく手法を使い制裁していく。そんなシチュエーションでスパイを演じてみたい。映画の見過ぎかもしれませんが、絶対に出会うことのないスパイという、そもそもが演じ屋である職業を演じてみたいです。――視聴者へのメッセージ誰もが知らず知らずに何かを演じて生きているかも知れない。時には演じなければならないこともあるかも知れない。そして、演じる事で誰かを救えるときがあるかも知れない。それは悲しい事でもあり楽しい事でもあると思います。変わった職業かも知れませんが、演じ屋を通して自分の生き方を見つめ直すきっかけになればいいなと思います。野口照夫監督・コメント――『演じ屋』のドラマ化が決まって2001年に10万円足らずのなけなしのお金で制作したインディーズ作品が『演じ屋』でした。あれから20年が経ち『演じ屋』がWOWOWさんでドラマ化が決まったと聞いて、誰よりも驚いているのは自分だと思います。今の時代ならではのアプローチで、ゼロからまったく新しい『演じ屋』を作ろうと思いました。――『演じ屋』という作品の魅力物語は嘘から始まるとよく言いますが、職業そのものが嘘で成り立っている「演じ屋」稼業の面々が、悪意の嘘によって苦しむ人たちを、優しい嘘の力で救っていく。そんな嘘に満ち溢れた物語が『演じ屋』の一つの魅力ではないかと思っています。また、シリアスとコミカルのバランスの妙も『演じ屋』の魅力かもしれません。――アイカを演じる奈緒さんの印象奈緒さんが演じる主人公のアイカはちょっと掴みどころがなく、まわりを翻弄する謎めいたキャラクターです。性格的にも、ビジュアル面でもこれまでの奈緒さんとはまた一味違った魅力を感じていただけると思います。役柄と奈緒さんの自然体の演技があいまって非常に魅力的なキャラクターが完成していると手応えを感じています。――トモキを演じる磯村さんの印象演技力もさることながら、作品に取り組む真摯な姿勢、シナリオを深く読み込む力にただただ感心させられます。監督を手がけた経験もあってか、作品を俯瞰で見る視点も養われているので、全体のバランスを考えながら現場に臨んでいる姿は、連続ドラマ初主演とは思えない安心感を感じています。――視聴者へのメッセージ「演じ屋」に依頼を持ち込むのは、人に陥れられ人生に絶望する者や、誰からも手を差し伸べられず孤独に苦しむ者たち。社会の隙間に埋もれ、光が当たらずにもがく人々を「演じ屋」の面々が、人生の共演者となり、どのように救い出していくのか。ちょっと変わった正義の味方たちが織りなすせつない復讐劇をご覧下さい。WOWOWオリジナルドラマ『演じ屋』2021年夏、WOWOWプライムにて放送・配信スタート(第1話無料放送)特設サイト:
2021年03月19日夏菜主演、オトコに酷いフラれ方をしたオンナを救うため、“オンナの正義”を守るヒーローが大活躍する恋愛復讐ドラマ「スイートリベンジ」が「FOD」にて配信されることが決定した。本作は、原案・澤田賢一、漫画・柏屋コッコによる「FOD」発のオリジナルコミックの実写化。主人公のマリコは、普段は冴えない地味な女性だが、「株式会社スイートリベンジ」の社長という別の顔も持つ。この会社の稼業は、オトコに酷いフラれ方をしたオンナから依頼を受け、“同じ痛み”をオトコに与えて復讐すること。マリコは独自の研究から導き出した方法で、ターゲットのオトコを自分に惚れさせ骨抜きにし、その後、自分に惚れたオトコを完膚なきまでにふる、“落とし屋”だ。このマリコを演じるのが、主演の夏菜さん。落とし屋の仕事となると、ターゲットのオトコの好みに合わせて、キャリアウーマンや社長令嬢、サブカル女子など、服装から喋り方、性格まで、毎回様々なタイプのオンナに華麗に七変化する“恋愛の達人”を熱演する。「マリコ役を夏菜さんに是非やって頂きたい。と言って頂いて、その熱量がとても嬉しく、是非その気持ちに応えたい。挑戦させてもらおう!と思いました」と出演決定時をふり返った夏菜さんは、「本当にマリコが存在してくれたらいいのになぁ。と、私はコミックを読んでそう思ったそんな風に思ってもらえるマリコを演じられたらと思います」と意気込む。そして「普段はきのこ頭、きのこTシャツで、ジャージを着ているマリコの変身シーンにもご注目ください!恋愛に破れた全ての人たちに観ていただきたいです!」と力強くアピールした。<ストーリー>主人公はオトコを研究材料としてしか見ていない、風変わりなオンナ・マリコ。彼女にとってオトコとは“モルモット”であり、恋愛とは“実験”なのである。そんな彼女には、もうひとつの顔がある。それが「株式会社スイートリベンジ」の社長・マリコ。この会社の稼業は、オトコに酷いフラれ方をし、身も心もボロボロになったオンナから依頼を受け、“同じ痛み”をオトコに与えて復讐すること。マリコは独自の研究から導き出した方法で、まずは、ターゲットのオトコを自分に惚れさせ骨抜きにする。その後、自分に惚れたオトコを完膚なきまでにふる。そう、オトコを恋に落としてから、容赦なく地獄に落とすのだ。研究の延長線上として始めた“落とし屋”だが、マリコの研究は、はからずとも、世の女性を助けている。マリコの武器は、膨大な数のオトコから得た研究結果を元にした、オトコを落とすための数々の落としテクニック。毎回現れるターゲットのオトコによって、攻略パターンも彼女の姿も七変化。マリコの手にかかれば、恋に落ちないオトコなどいない。「スイートリベンジ」は3月22日(月)25時5分~1話・2話・3話配信開始、4話以降毎週月曜日24時最新話配信。3月22日(月)25時5分~1話・2話を地上波放送。(cinemacafe.net)
2021年02月17日