台風や秋の長雨などの影響で、秋口から野菜の価格が高騰中です。それでも家族の健康を考えると、食卓にはできるだけ野菜たっぷりのメニューを並ばせたいと思うのがママ心ではないでしょうか。今回は、野菜が高い時期や、そもそも野菜があまり出回らない端境期(はざかいき)でも、野菜不足にならないように我が家が実践している工夫をお伝えします。■安定供給&栄養価たっぷり! スプラウト野菜たちブロッコリーやレッドキャベツのスプラウトや豆苗、アルファルファといった植物の「芽」は、からだにうれしい栄養がたっぷりつまっていることで知られています。これらは季節問わず、安定価格で供給されるので、野菜があまり出回らないときの強い味方でもあります。スプラウト野菜はサラダでいただくのはもちろん、おひたしやチャーハン、お味噌汁の具にしても◎です。ちなみに、豆苗は根元を少し残して使い、トレイなどに入れてスポンジの部分を水で浸しておくと、また新しい芽がにょきにょきと生えてきます。1パック買えば2~3回食べられてエコなうえ、ちょっとしたキッチングリーンとしても楽しめて一石二鳥。新しい芽がぐんぐん成長する様子を子どもと観察すれば、食育にもなりそうです。■時短にもなる! 冷凍・缶詰野菜冷凍のいんげんや枝豆、ほうれん草、ブロッコリーなども、野菜不足の時期に上手に取り入れていきたい食材です。下ごしらえ済みのものがほとんどなので、必要なぶんだけ解凍して和え物にしたり、凍ったまま炒めものに入れたりと、調理時間の短縮になる点でも重宝します。また、トマトやアスパラなどの缶詰も、生鮮野菜が手に入りにくいときのお助け食材です。なかでもトマトは、栄養価が高くどんな料理にも使いやすいため、我が家ではオールシーズン大活躍。トマト煮込みやミートソース、カレー、スープ、鍋、変わったところでは餃子のタネなど、いろいろなメニューに応用できます。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、輸入の缶詰より紙パック詰のトマトのほうが、安心かもしれません。 ■先人の知恵を拝借! 昔ながらの保存食切り干し大根や干ししいたけなどの乾物野菜、保存が効く漬物といった、昔の人々の知恵がつまった野菜の保存食も、比較的安定した価格でスーパーに並んでいますので、もう1品野菜メニューを足したいときにぴったりです。乾物の戻し水にもうまみと栄養が溶け出していますので、煮物の出汁などに活用を。漬物の塩分が気になるなら、少量の塩を溶かした塩水に漬物を浸して、塩抜きするのもひとつの方法です。■野菜のうまみも栄養も余さずいただく! ベジブロス貴重な生鮮野菜は、できるだけむだなく使い切りたいものです。そこで、野菜の皮やヘタ、芯などふだんは食べない部分を使って、野菜の栄養価を余すところなくいただける出汁「ベジブロス」をつくってみませんか。つくりかたはとてもシンプルです。きれいに洗ったにんじんや玉ねぎ、大根の皮、ネギの青い部分、ピーマンの種など、調理のときに出る野菜くずを大きめの鍋に入れ、お酒を少量加えた水で20分程度煮て、ざるでこせばできあがり。にんにくやショウガなど、香味野菜を入れるとうまみがアップします。つくったベジブロスはいつもの出汁のかわりとして使えます。スープや鍋はもちろん、味噌汁に加えるといつもと違う味わいに。使いきれないときは冷凍保存も可能です。手に入れやすく、栄養価の豊富な野菜を活用して、生鮮野菜が高いシーズンを上手に乗り切りたいですね。
2016年11月27日家族みんなの健康が気になるけれど、野菜嫌いの子どもに毎日、たくさんの野菜を食べさせるのは大変なこと。そして自分も常に野菜不足かも…。野菜ジュースだけじゃなく、毎日の食事からもっと野菜をとりたいですよね。それなら野菜パウダーを活用してみてはいかがでしょう?時間をかけて野菜を乾燥させ、粉砕する一般的な野菜パウダーだと、加工途中の加熱や時間の経過で酸化しやすく、ビタミンなどの成分が減ってしまいがち。ですが、最新の瞬間乾燥粉砕法だとあっという間に乾燥→粉砕するため、成分変化も少ないといいます。その新技術で作られたのが「九州ベジパウダー」の野菜パウダー。色も香りも味も原料そのもので驚くほどおいしいと、いま話題の食品です。■原料は新鮮で安全な”九州産野菜”だけミネラル豊富な肥沃な大地と豊かな水に恵まれた九州は栄養価の高い野菜の宝庫です。「野菜パウダー」に使用しているのは熊本、宮崎、佐賀産の野菜。収穫したての新鮮なうちに粉砕し、野菜の栄養そのままにパウダー状に加工します。ラインアップは、にんじん、かぼちゃ、ほうれんそう、たまねぎの4種類。色もカラフルなままです。●熊本県産にんじん阿蘇の外輪山山麓に広がる大地と豊富な水に恵まれた熊本菊池産のにんじんは、鮮やかなオレンジ色。強い甘みが特徴で子どもも大好き! 美容と健康にうれしいβ-カロテンを高濃度に含み、ママにとっても魅力大。アスリートにも人気が高いそうです。●熊本県産万次郎かぼちゃ阿蘇外輪山の麓で伸び育った生命力の強い「万次郎」という品種のかぼちゃ。ラグビーボールのようなちょっと変わった外観のこのかぼちゃは、熊本で昔から愛され続け、いまでは特産品となっています。カロテンやビタミンなどの栄養素がぎっしり詰まった濃い黄色と糖度の高さが特徴。●宮崎県産ほうれんそう暖かい太陽の光をたっぷり浴びて育った、宮崎県産の元気なほうれん草はポリフェノール類の含有量が非常に高く、美容にも期待大! 風味がよく鮮やかで濃い緑色はドリンクに加えても、お菓子やパンに練り込んでもおいしい色に仕上がります。●佐賀県産たまねぎたまねぎの日本三大産地のひとつ、佐賀県白石地区は、有明海に面したミネラル豊富な土地。このパウダーは香ばしく強い甘味が特徴。さまざまな料理に加えてうまみとコクをプラスできる、ママの力強いみかたですね。パウダー状なので手軽だし使い方もとても簡単。例えば、そのままスープに加えたり離乳食に混ぜたりできるし、ジュースやスムージーなどの飲み物、ドレッシングに加えたり。また、2gの個包装になっているスティックタイプを買えば、持ち歩きやすいのでお弁当や外食の時にさっと振りかけて使えるのもいいですね。子どもと一緒にクッキーやパンケーキを作る時に生地に混ぜてカラフルなおやつを作れば楽しいし、野菜嫌いの子でも積極的に食べてくれそう。そんな「野菜パウダー」の、具体的な活用術を4つご紹介します。■飲み物にプラス最も簡単な方法はミネラルウォーターや牛乳に混ぜてそのまま飲む! 甘みもおいしさもそのままいただけるシンプルな方法です。スープやみそ汁、スムージーにプラスしても。野菜嫌いのパパには晩酌の焼酎割りに加えるのもおすすめ。■調味料にプラスマヨネーズやオイルにプラスするだけで、おいしく栄養たっぷりのディップやドレッシングに。■料理にプラスご飯に加えて握ればカラフルなおにぎりに、おかゆにプラスするだけでコクも栄養もアップ!■おやつにプラス野菜嫌いの子どもなら、おやつにプラスするのも手。アイスクリームに振りかければカラフルなソースに。ワッフルやパンケーキ、クッキーの材料に加えてもOK。気軽においしく食べられる野菜パウダーを活用すれば、毎日の食事をよりおいしく栄養価の高いものにできる。赤ちゃんから大人まで、家族みんなで健康な食生活を目指しましょう!協力: 九州ベジパウダー
2016年10月26日インスタで見るオシャレ朝食。おうちであんな風にオシャレでヘルシーな朝ごはんができたら良いですよね、でも、忙しい朝の時間は、手の込んだメニューをつくるのは難しいですよね。ゆっくりと朝食を用意できないという方もいます。今回は、忙しくてもおしゃれに朝食がとれる、ハンドメイド野菜ジュースの作り方についてまとめてみました。■野菜ジュースが朝食によい理由野菜ジュースは、生野菜よりも栄養成分の吸収率が高いことが特徴です。体に必要なビタミン、食物繊維、ミネラルを生野菜から摂ろうとすると、大量に食べないといけないことに・・・。でも、野菜ジュースであればお手軽においしく、かつスピーディに栄養が補給できます。特に朝は胃腸が空っぽの状態なので、そこで野菜ジュースを飲めばより効率よく栄養を補うことができるのです。また、体にそのとき必要な栄養素によって使う材料を変えたりすることで、さらに健康的に楽しむことができます。■おしゃれ朝食ダイエット!リンゴとセロリリンゴとセロリには、食物繊維がたっぷりと含まれており、腸内環境を整えお通じをよくする働きがあります。リンゴとセロリの野菜ジュースの材料は、リンゴ4分の1個、セロリを5分の1本、小松菜1本、レモン汁、はちみつ適量、水60ml、氷8個です。作り方はすべての材料をジューサーやミキサーに入れ、1分間程度回すだけです。野菜の原型がなくなったら、コップに移し替えます。体の冷えが気になる場合は氷を抜いて、代わりに水を100ml加えるようにしましょう。■おしゃれ女子必見!グリーンスムージーおしゃれ女子のトレンド、グリーンスムージーは自宅でも簡単に作ることができます。用意する材料は、オレンジ2個、バナナ1本、キウイ1個、ほうれん草4分の1パック、水200mlです。これらを全てジューサーやミキサーにかけて、大きめのカップにジュースを移し替えたら完成です。グリーンスムージーは野菜だけではなく、フルーツ由来の糖分も摂取できるので、朝からヘルシーかつ元気な1日を送るためのエネルギーもばっちりですね。■美肌効果あり!レンコン野菜ジュース緑の葉物野菜を使うことが多い野菜ジュースですが、もちろんそれだけではありません。たとえば、レンコン野菜ジュース。根菜であるにんじんとレンコンを使用します。レンコンは食物繊維やビタミンCが豊富な野菜。にんじんには、ビタミンAが豊富に含まれており、美肌にもいいのです。材料は、レンコン50g、にんじん50g、レモン4分の1個、はちみつ適量です。作り方は、まずミキサーまたはジューサーにれんこんとニンジンを入れ、1分間ミキサーします。次に、レモン、はちみつを入れて、再び30秒間ミキサーし、コップに移し替えたら完成です。お好みで生姜をトッピングしても、美味しく飲むことができます。■野菜ジュースを毎朝の新習慣に!ハンドメイド野菜ジュースなら、簡単に体に必要な栄養を効率よく補給できます。ステキなボトルややグラスに入れてインスタに投稿すれば、おしゃれな朝も演出できちゃいます。1日のスタートに野菜ジュースを取り入れて、健康朝活を始めましょう。(ツナ缶/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年09月11日毎日の献立を考えるときの、ママの願いは「子どもにはバランスよく野菜も食べてほしい」ということ。だけど子どもは、野菜を見ると食べてくれないし、バレないように細かくみじん切りするは面倒ですよね。そんなときは、手軽に野菜の素材そのままを摂取可能な野菜フレークがおすすめ。野菜が苦手な子どもにもバレずに食べさせることができます。■赤ちゃんのときから野菜好きに!?離乳食がはじまって、すりおろしたリンゴや人参を混ぜられるようになったら、野菜フレークの出番です!野菜フレークは100%素材のまま、ふんわりとしたフレーク状に加工したもの。添加物や着色料などの心配もなく、安心して子どもの食事に使えます。ゆで野菜やすりおろしたものを、あらかじめ用意しておくのもいいですが、野菜フレークは「そのとき必要な分だけサッと使える」ものなので作りおきの手間もいりません。水に溶かしてから使ってもいいですし、おかゆに直接足してみてもいいでしょう。水分と野菜フレークの割合を調節するだけで、サラサラからトロっとした離乳食まで、楽に調理ができます。子どもが少し大きくなったら、牛乳ととうもろこしの野菜フレークを使ったコーンスープもオススメです。■汁物の隠し味にも便利カレーやシチューなどの水を多く使う料理には、野菜フレークで野菜をひとつプラスしてみましょう。たとえば、人参の野菜フレークを使うと、煮込んでいるお湯の色が変わるくらいで、人参の味が強くでるわけではありません。だから、人参が苦手な子でも、みじん切りにするよりも食べてくれるようになります。味噌汁のときには、かぼちゃの野菜フレークをサッとプラスしてみて。かぼちゃのフレークは味噌汁と色が似ているので、混ぜても気になりにくいです。しかも、味にほんのり甘みがでるので、隠し味にピッタリ。大人でも野菜不足になりがちですから、「野菜が少ないかな~?」と思う日は、味噌汁に足してみるのがいいでしょう。最近では、いろいろな会社から粉末タイプの野菜が摂れる商品が出ています。野菜フレークと粉末タイプのものを組み合わせていけば、家族の健康をもっと気遣っていけそうです。「子どもにはすくすく育ってもらいたい」。そんな願いを込めて、料理にサッと野菜をプラスできる野菜フレーク。時短にもなるし、忙しいママをサポートしてくれそうです。
2016年08月31日夏野菜のひとつである、キュウリ。主成分の90%は水分というみずみずしいキュウリは、暑い時に身体を冷やしてくれる働きがあるため、夏バテや食欲がない時などにもさっぱりいただける優秀食材です。そんなキュウリにラー油としょうゆを和えるだけで絶品おかずに大変身。なにか一品足りない時にも、手軽に作れるおすすめの副菜です。■たたきキュウリ調理時間 15分 1人分29kcalレシピ制作:Eレシピ<材料 2 人分 >キュウリ 1本ラー油 適量しょうゆ 小さじ2 <下準備>キュウリは両端を切り落とし、すりこ木で軽くたたき、食べやすい大きさに分ける。<作り方>1、キュウリにラー油としょうゆを加えて和え、器に盛る。包丁は使わず、すりこ木でたたいて、割れ目のところをちぎるようにして分けていきます。大きさにばらつきがあると均等に味がしみ込まないため、大体の大きさは揃えておきましょう。キュウリはビタミン類、葉酸、食物繊維、ミネラルなどの栄養素をバランス良く含んでいます。汗で身体の水分や塩分が失われやすい暑い時期の、水分・塩分補給にうってつけのレシピです。
2016年08月29日暑い夏は、火を使った料理はなるべくしたくないですよね。今回ご紹介するパスタソースは、切ったトマトをボールの中で調味料と混ぜるだけなので、ソースを作るときに火を使いません。さらに、パスタを茹でるときにも火を使わないコツがあります。私は沸騰した湯の中にパスタを入れてひと混ぜしたら、ふたをして火を止めてしまいます。数分後、パスタ同士がくっついてしまっている場合もあるので、さっとふたを開けてひと混ぜ。そしてふたをして、また放置。そうすると、時間がくれば…ちゃんと茹で上がってるんです。パスタメニューは手軽なので、夏休みのお昼ご飯として作りやすいのですが、10分くらいパスタを茹でないといけないのが難点。 でも、この方法なら、夏でも気軽にパスタを作れます。■フレッシュトマトのパスタレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 2人分>スパゲッティ 160gトマト 1.5個(小さめなら2個)<調味料> おろしにんにく 少々 はちみつ 小さじ1 塩・こしょう 適量 オリーブ油 大さじ2 <作り方>1、トマトは1cm角の角切りにする。2、ボウルに1のトマト、おろしにんにく、はちみつ、塩・こしょうを入れて混ぜ合わせる(塩は少し強めがおいしい)。3、オリーブ油を少しずつ入れ、混ぜ合わせる。オリーブ油とトマトの汁が混じり合って、とろりとしたらOK。4、1%の塩を入れて沸かした湯に、スパゲッティを入れ、ふたをして火を止める。 スパゲッティ同士がくっつかないように、時々ふたを開けて混ぜながら、表示時間になるまで放置する。5、茹であがったら冷水にとり、水気を切る。6、器にスパゲッティを盛り、ソースをかける。ちなみに、以前このパスタを作るときに、にんにくを入れ忘れてしまいました。すると「あれ? あまりおいしくない?」というようなぼんやりした味に。そのとき以来、にんにくの威力はすごいなあと、思うように。栄養面でも、にんにくは魅力的です。独特のあの臭い成分は、体のエネルギーを生み出すビタミンB1の働きを助けて、疲労回復や夏バテ予防に役立つといわれています。にんにくを食べるとスタミナがつくといわれるのは、このため。猛暑日続きで疲れがたまりやすい体には、にんにくを取り入れたメニューがおすすめですよ。
2016年08月19日山形県には、「だし」という郷土料理があります。夏野菜をたっぷり使ったさわやかな味わいで、夏バテ気味でも食べやすいのが特徴です。最近では都心のスーパーでも市販品が見られるようになりましたが、簡単に作れるので挑戦してみませんか?野菜を切ってめんつゆと混ぜるだけだしは細かく切った野菜を醤油ベースのタレに漬けたもので、即席漬けの一種ともいわれます。ナスやキュウリと、みょうがやシソなどの香味野菜を使うのが一般的。味付けは家庭によって異なりますが、めんつゆを使えば手軽に作ることができます。まずはナスとキュウリをカットし、30分ほど塩水につけてアク抜きをしましょう。大きさの目安は0.5~1センチ角くらい。ゴロッとした食感を楽しみたいなら大きめに、薬味などに使う場合は小さくカットしたほうがいいでしょう。アクが抜けたらしっかり水を切り、細かく切ったみょうがとシソを混ぜます。野菜の量はお好みでOK。ボウルやタッパーのサイズに合わせて調整しましょう。続いてめんつゆを注ぎます。野菜から水分が出るので、薄めずに使うのがポイント。めんつゆの分量は野菜がひたひたにはならない程度、キュウリとナスを1本ずつ使うなら、40~50ccくらいが適量。最後に納豆昆布(がごめ昆布)をひとつまみ加え、冷蔵庫で1時間ほど寝かせれば完成です。納豆昆布が生み出すネバネバが特徴的。さらにオクラをプラスして食感を楽しむレシピもあります。冷蔵庫で2、3日は保存できますが、容器から取り出すたびに空気にふれて傷んでしまうので、その日に食べる分だけを作った方がいいでしょう。洋風メニューにもアレンジ可能このだしは、ごはんのお供にぴったり。納豆との相性もよく、ネバネバの相乗効果により、スタミナアップが期待できます。豆腐にトッピングしたり、そうめんのつゆに入れたり、薬味代わりにも使えます。その場合は、ネギやしょうがをプラスするのがおすすめ。豚肉の冷しゃぶにのせてもおいしくいただけます。少し酸味が出てきたら、パスタの具に活用してみては? 豚肉やツナなどと一緒に炒めれば、この酸味がアクセントに。ネバネバは健在で、めんにもよくからみます。だしは蒸し暑くなる盆地で生まれた料理。体を冷やす作用がある夏野菜と、食欲を増進させる香味野菜を組み合わせることで、夏の暑さを乗り切っていたのでしょう。この知恵を借りて、夏バテ知らずの日々を送りたいものですね。
2016年08月19日ビールのお供としておなじみの「枝豆」。栄養バランスに優れているのに低カロリー、塩ゆでしてそのまま食べてももちろんおいしいのですが、今回パスタとコラボさせたメニューをご紹介します。さまざまな食材を使ったソースは、食べると口いっぱいに旨みが広がります。夏パスタの新定番として、ぜひレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。■枝豆パスタ調理時間 40分 1人分492kcalレシピ制作:E・レシピ<材料 4人分>スパゲティー 280~320g 塩 28~32g鶏ささ身 2~3本 白ワイン 大さじ1 塩コショウ 少々枝豆 1袋(正味120g)木綿豆腐 1/4丁玉ネギ 1/2個バター 10gサラダ油 小さじ2水 200ml牛乳 400ml固形スープの素 2個塩コショウ 少々<水溶き片栗> 片栗粉 大さじ1 水 大さじ3 <下準備>・鶏ささ身は筋を引いて耐熱容器に並べ、白ワインを振る。塩コショウをしてふんわりラップをかけ、電子レンジで2~2分30秒加熱し、そのままおいて余熱で中まで火を通す。粗熱が取れたら細く裂く。電子レンジは600Wを使用しています。・枝豆は水洗いして塩をもみ込み、たっぷりの熱湯に塩ごと枝豆を入れてゆで、サヤから出して薄皮も取っておく。サヤから出した豆が120g位あったらOKです。・玉ネギは横薄切りにする。・<水溶き片栗>の材料を混ぜ合わせる。<作り方>1、鍋にバター、サラダ油を中火で熱して玉ネギを炒め、しんなりしたら水、固形スープの素を加える。 2、固形スープの素が煮溶けたら、枝豆、牛乳、豆腐と共にミキサーでかくはんし、深めのフライパンに入れる。塩コショウで味を調える。3、中火にかけて混ぜながら、フツフツしてきたら<水溶き片栗>を加え、少しトロミがついてきたら弱火にしてしっかり混ぜる。4、たっぷりの熱湯に塩を入れ、スパゲティを加える。袋の時間より1分短めにゆでてザルに上げ、ゆで汁をきる。5、(3)に(4)と鶏ささ身を加えてザッとからめ、器に盛る。枝豆はタンパク質やビタミン類、ミネラル、食物繊維、鉄分など含んだ栄養豊富な食材。枝豆に含まれるイソフラボンには、更年期障害による症状や閉経後の骨粗しょう症、乳がんなどの女性特有疾患の発症を抑制する働きがあるといわれています。また妊娠に欠かせない栄養素のひとつである葉酸も豊富。ホウレン草や小松菜よりも多くの鉄分を含むため、妊娠を考えている女性や妊娠中の女性にもぴったり。ビールのお供だけにするには、もったいない食材といえそうです。
2016年08月15日夏の定番メニュー、ラタトゥイユ。もう定番すぎるので、みなさんご家庭の作り方があるかとは思いますが、私のポイントとしては、ピーマンはヘタと種をとらず、そのまま入れること。ピーマンのヘタや種は、煮込むと気にならずに食べられるので、私は和食の煮物でピーマンを使うときも、丸ごと使っています。多少、種のプチプチ感は残りますが、何人かの人に食べてもらったところ、気にならないと言ってもらえたので、おそらく大丈夫。丸ごと使えば、手間が省けるし、栄養が詰まった種の栄養もとれるので、一石二鳥です。そしてラタトゥイユの一番いいところは、アレンジが効くこと。たくさん作れば、スープやパスタソースなどにリメイクできるので、働くママの味方メニューだと思っています。私はまずは普通に食べ、後日ミネストローネにリメイク、そして最後はパスタにのせていただくのが定番です。■ラタトゥイユレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料> ※作りやすい分量/アレンジできるよう多めの分量ですトマト缶 1缶(約400g)なす 2本にんじん 1本ピーマン 2個たまねぎ 1個にんにく 1かけオリーブ油 大さじ2塩 小さじ1、1/2~味をみて調整砂糖 小さじ1あれば、ローリエ 1、2枚<作り方>1、なす、にんじん、ピーマン、たまねぎは1.5cm角に切る。にんにくは薄切りにする。2、オリーブ油を引いた鍋に、にんにくを入れて火にかけ、香りが出たら1を加えて軽く炒める。3、トマト缶とローリエを入れ、ふたをして野菜がやわらかくなるまで煮込む。4、ふたを開け、混ぜながら軽くトマト缶の水分を飛ばし、塩と砂糖で味を調える。※ピーマンは丸ごと(ヘタと種も)切って入れましょう。栄養がアップします。 ラタトゥイユをミネストローネにアレンジする場合は、こちらをご参考に。お肉は使い勝手と食べごたえを考えて、鶏ささみを使っていますが、もも肉やベーコンなどでもOKです。■ラタトゥイユをリメイク ミネストローネ<材料 2人分>ご紹介したラタトゥイユ 240g鶏ささみ 2本水 1カップ塩・こしょう 少々<作り方>1、ささみに塩・こしょうをし、1.5cm角に切る。2、鍋に水と1、ラタトゥイユを入れ、火にかける。3、ささみに火が通ったら、塩・こしょうで味を調える。私のレシピの分量だと、だいたい2人で3食分の量になっています。ですので、1食で1人、1日の1/3量の野菜がとれる計算に。夏に野菜不足を感じたときは、栄養面でも力強いお助けメニューになりますよ。
2016年08月14日夏野菜の王様とも言えるナス。煮てよし、焼いてよし、漬けてよし… と大活躍なナスですが、特に油との相性がよいので、揚げ料理がおすすめ。素揚げしたのち、ダシ汁に浸して冷やす揚げ浸しは、懐かしい夏の「おふくろの味」。大根おろしを加えて、さらにさっぱりと。夕食の1時間ほど前にさっと準備して冷やしておけば、副菜として完璧です。■冷やし揚げナス調理時間15分+冷やす時間 157Kcalレシピ制作:料理講師、料理家 西川綾<材料 2人分> ナス 3本<漬けダレ> だし汁 100ml しょうゆ 大さじ1 みりん 大さじ1大根 4cmショウガ(すりおろし) 適量揚げ油 適量 <作り方>1、ナスはガクを切り取って縦半分に切り、さらに縦に浅く切り込みを4~5本入れる。2、(1)を170℃の揚げ油でしんなりするまで揚げる。3、鍋に<漬けダレ>の材料を合わせてひと煮たちさせる。(2)、すりおろした大根を加え、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。4、器に(3)を盛り、ショウガを添える。揚げものの場合は、ナスは切ったら水に浸けず、すぐに揚げるようにします。
2016年08月03日ネバネバのなかに栄養素と美容効果を隠しもつ、オクラ。旬の今、少しずつでも頻繁に取り入れたい夏野菜のひとつです。食物繊維が豊富で、整腸作用のある大根おろしに加えれば、風邪予防にもつながる最強コンピに! 大根おろしと合わさることでオクラの粘りもさっぱりといただけます。しっかり焼き色がつくまで焼いたさつま揚げに、たっぷりと乗せれば、夏の夕食の副菜やビールのおつまみに、ぴったりの一品になります。■焼きさつま揚げのオクラおろしのせ調理時間15分 138Kcalレシピ制作:料理家 Tomozou<材料 2人分>さつま揚げ 4枚<オクラおろし> オクラ 6本 大根おろし 1/2カップ ポン酢しょうゆ 大さじ2 レモン汁 小さじ2ショウガ(すりおろし) 少々 <作り方>1、オクラは分量外の塩で表面をこすり、繊毛を取って水洗いし、薄切りにする。その他の<オクラおろし>の材料と和える。2、さつま揚げはひとくち大に切り、トースターの天板に並べ、焼き色がつくまで焼き、器に盛る。3、(1)の<オクラおろし>をさつま揚げに盛り、てっぺんにショウガをのせる。「オクラおろし」は、さつま揚げのほかにも、冷奴に乗せたり、さっと焼いた牛肉や茹でた豚肉にポン酢と一緒にかけてもよく合います。
2016年07月31日夏には行列のできるお店が各地にたくさん登場し、話題になることが多いかき氷。今年の夏に注目したいのは、フレーバーやスタイルが個性的なかき氷です。野菜や果物がたっぷりのかき氷など、普通のかき氷とはちょっと違った新しいタイプのかき氷を食べてみたくありませんか?野菜そのまま!? オーガニックシェイブアイスPhoto by john masters organics高品質なオーガニック製品が人気の「ジョンマスターオーガニック」。表参道の旗艦店には、ジョンマスターオーガニックのカフェが併設されています。そのカフェで夏の間だけ食べられるのが、「オーガニックシェイブアイス」。オーガニックの野菜や果物をそのまま凍らせてかき氷にしたものなので、野菜や果物の栄養が凝縮されています。フレーバーは下記の3種類となっています。トロピカルグリーンPhoto by Pinterestキュウリをシロップに漬け込み凍らした一品。キウイとレモンをトッピング。フレッシュトマトPhoto by Pinterest無農薬トマトを凍らせて作ったかき氷。トップにもカットトマトがたっぷり。アサイーボールPhoto by Pinterestアサイーやブルーベリー、ストロベリー、アーモンドミルクをミックスしたかき氷に、オーガニックヨーグルトやグラノーラをトッピング。水や氷は一切使われていないので、野菜や果物の味をそのまま楽しめます。素材そのままの味が凝縮されていると実際に食べた方にも好評のようです。スムージーのかき氷といった感じですね。健康&美容効果も高いのでヘルシー志向の女性におすすめのかき氷です。野菜と果物なので、暑くて食欲がないときの食事代わりとしても食べられますよ。住所:東京都渋谷区神宮前5-1-6 イルパラッツィーノ表参道 1F ジョンマスターオーガニック トーキョー価格:各税込918円期間:7月1日から9月30日までフルーツたっぷり!果実を食べるかき氷Photo by MAISON DE REEFUR代官山にある梨花さんディレクションの人気アパレルショップ、「メゾンドリーファー」。そのショップの2階にあるカフェ、「グルグル リーファー」では、「果実を食べるかき氷」が夏季限定で食べられます。「純氷」を使用した氷は、口に入れた瞬間に「ふわっ」と口の中でとけてしまいます。「果実を食べるかき氷」という商品名の通り、フルーツがたっぷりのったかき氷になっています。Photo by Pinterestフレーバーは、果実の王様、宮崎マンゴーがたっぷりとのった濃厚なかき氷の「宮崎マンゴーレアチーズ」と、しっかりと果実感を残したブルーベリーコンポートとジュレがかかった「ブルーベリーレアチーズ」の2種類です。どちらも氷の下には練乳レアチーズが敷き詰められているので、氷だけでは物足りないという人にもすすめです。レアチーズとフルーツソースを絡めても美味しくいただけます。果物の産地や、蜜にもとことんこだわった果実たっぷりのかき氷が美味しそう!住所:東京都渋谷区猿楽町24−7 代官山プラザビル 2F価格:各税込750円期間:夏季限定ホテルで食べる夏スイーツ!涼菓の重The Strings by IC Tokyoさん(@strings_ic)が投稿した写真 – 2016 6月 6 1:51午前 PDTストリングスホテル東京インターコンチネンタルの26階にあるレストラン&バー「ザ・ダイニング ルーム」では、季節をテーマにしたアフタヌーンティープランが人気今年の夏のテーマは「涼菓の重」。アフタヌーンティーセットの内容は、ライムのタルトやココナッツのスコーン、パッションフルーツのマカロンなど夏らしいスイーツが詰まった3段重に、マラクジャシャーベットのかき氷も。マラクジャとはパッションフルーツのこと。南国フルーツ味のシャーベットをベースに鹿の子豆やココナッツアイスが添えられ、仕上げにはカイピリーニャ風トロピカルシロップをかかていただきます。ホテルで食べるちょっと贅沢な大人のかき氷。暑い夏はホテルで優雅な気分に浸り、美味しいかき氷で涼むのもいいですね。住所:東京都港区港南2-16-1品川イーストワンタワー26階価格:4,000円(税・サービス料別)期間:6月1日(水)~9月11日(日)まで夏は、ひんやり冷たいかき氷が食べたくなりますよね。体を冷やしてくれるので熱中症予防にも。かき氷もいろんなスタイルのものが登場して、どんどん進化しています。美容が気になるときはヘルシーなかき氷、ちょっと贅沢したいときはホテルのリッチなかき氷と使い分けてみてはどうでしょうか?夏の楽しみ方が広がりそうです。
2016年07月27日夏野菜料理の定番とも言える「ラタトゥイユ」。たくさんの野菜を一度に摂取できるのはもちろんのこと、冷やしてもおいしいので、持ち寄りパーティーなどでも大活躍するレシピです。そんな万能なラタトゥイユの主役はトマト。トマト缶で作るラタトゥイユも、もちろんおいしいのですが、旬の時期だからこそ、トマトをまるごと、ふんだんに使ってつくっちゃいましょう!■旬の野菜をたっぷり! トマト缶を使わないラタトゥイユのレシピ<材料>・トマト 4~5個・ズッキーニ 1本・なす 2本・生しいたけ 4つ・ピーマン 3~4個・玉ねぎ 1/2個・鶏胸肉 1枚・にんにく 1片・トマトペースト 大さじ3・しょう油 小さじ2・オリーブオイル 大さじ1・塩、こしょう 適量 <作り方>1.玉ねぎとにんにくを、みじん切りにする2.ズッキーニ、なす、しいたけ、ピーマン、胸肉は、やや大きめの一口大にカットする。3.トマトを、やや小さめの一口大にカットする(トマトを湯むきしてから使う場合は、ほかの野菜と同じ大きさで)4.鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火にかける。5.にんにくの香りがたってきたら、玉ねぎと塩をひとつまみ入れて、玉ねぎが半透明になるまで、よく炒める。6.5にカットした鶏胸肉を入れて、肉の色が変わり始めたら、トマト以外の残りの野菜を入れ、全体に火がいきわたるようにざっくりと混ぜる。7.6にトマトを入れて、塩2つまみを全体にまぶしたら、鍋にふたをして、中弱火で30分間煮る8.具材からたくさんの水分が出ていることを確認したら、トマトペーストを入れて、やさしくなじませる。9.ふたをして、さらに弱火で15分間ほど煮込む。10.9にしょう油をまわしかけ、塩、こしょうで味を整えたら出来上がり。 ■さらにおいしく作るためのワンポイントトマトをほかの野菜より小さくカットしたのは、口にしたときにトマトの皮があまり気にならないようにするためです。皮があっても、とくに問題はありませんが、より手間をかけるのであれば、事前に湯むきをしてから使用しましょう。今回のレシピでは赤ピーマンを使用しましたが、パプリカでも代用できます。その際は黄色いパプリカを使うと、より華やかな彩りになるでしょう。
2016年07月25日ズッキーニ、ナス、カボチャ……。夏野菜がぐんぐんおいしくなる季節。この時期、週に一度はつくってしまうのが、夏野菜をふんだんに使った冷製パスタ。暑さで食欲がない日でも、冷たいパスタならするする喉を通ります。なるべく細めのカペリーニなどの麺を選ぶのがポイント。トマトソースともよくからまって、おいしさUP。朝、出かける前にソースを作って冷やしておけば、帰宅後にさっと作れるのも嬉しいレシピです。夏野菜の冷製パスタ調理時間40分 1人分388Kcalレシピ制作:管理栄養士、料理家 杉本亜希子<材料 4人分>ズッキーニ 1本ナス 1本カボチャ 1/8個玉ネギ 1/4個水煮トマト(缶) 1缶(1缶400g入り)ベーコン 2枚バジル(ドライ) 大さじ1塩 少々粗びき黒コショウ 少々レモン汁 大さじ1オリーブ油 大さじ1スパゲティー(カペリーニ) 280~320g 塩 28~32g<下準備>・ズッキーニは両端を切り落とし、縦半分に切って幅1cmに切る。・ナスはヘタを切り落として縦半分に切り、幅1cmに切る。・カボチャは種とワタを取り、1.5cm角に切る。・玉ネギは1cm角にする。・ベーコンは長さ1cmに切る。・水煮トマトがホールの場合は、つぶしておく。<作り方>1、鍋にオリーブ油を弱火で熱し、玉ネギがしんなりするまで炒め、さらにベーコンを炒める。脂が出てきたらナス、カボチャ、ズッキーニを加えて炒め合わせる。2、全体にしんなりしたら、塩、粗びき黒コショウ、水煮トマトを加える。煮たったら蓋をして弱火にし、15~20分煮て火を止め、粗熱が取れたらバジルとレモン汁を加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておく。3、たっぷりの熱湯に塩を入れスパゲティをゆでる。スパゲティは指定時間より1分長めにゆでてザルに上げ、流水で手早く洗って氷水に放つ。全体に混ぜながら冷やし、ザルに上げてしっかり水気をきる。4、(3)のスパゲティと(2)をからめて器に盛り、分量外のオリーブ油をかける。新鮮な生トマトや生バジルがあれば、さらにフレッシュな香りと味わいに。カペリーニの替わりに素麺を使った「パスタ風」アレンジもおすすめです。
2016年07月20日こんにちは、ママライターの広瀬まおです。夏の野菜といえば、トマト。真っ赤でツヤツヤした実をスーパーや八百屋さんで見かけるようになると、「おっ、夏だな」と季節の訪れを感じますね。実はこのトマト、すーごく有能だって知ってました?今回は、意外と知らないトマトの基礎知識についてお話ししていきます。最後には夏におすすめのトマトレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてください!●意外と知らない? トマトの歴史日本にトマトがいつやってきたのか、知っていますか?トマトという名前からして、日本古来からのものではなさそうですね。一説によると、トマトが日本に伝えられたのは17世紀半ば だそうです。日本では江戸時代真っ只中。当時は“唐柿”と呼ばれていました。最初は物珍しさから、観賞用として輸入されたようです。食べられ始めたのは明治になってから。意外と近年の食べ物ですね。●トマトにはダイエット効果がある!?そして最も近い時代、2012年には京都大学にある河田教授のグループがとある発見をして話題になりました。それは……“トマトに含まれる成分に中性脂肪の値を下げる効果がある” こと。つまり、トマトにダイエット効果が期待できるとされたのです。テレビで放送されるやいなや、店頭からトマトや関連商品が消える騒ぎになりました。●ダイエットにも美容にも使える優等生、トマトの効能トマトに含まれるリコピンという成分には、先に述べたように中性脂肪の値を下げる効果があります。しかし、それだけじゃないんです!なんと悪玉コレステロールを減少させたり、アンチエイジングにも効果が期待できる とか。それならトマトを食べるしかないじゃない!と思いますよね(笑)。リコピンの効果が現れる摂取量は15mgと言われています。ちなみにトマト100gに含まれるリコピンは3mg程度なので、生のトマトだと2~3個食べることになります。『カゴメ株式会社』が行った実験によると、朝・昼・夜にトマトを摂取したところ、最もリコピンの摂取率が良い時間帯は朝だったそうです。「朝から生のトマトをそんなに食べられない~!」って悩みますよね。ご安心ください、トマトジュースなら200mlでリコピンを十分摂取できる そうです。●夏にオススメのトマトレシピ最後にトマトを使った定番レシピをご紹介します。わが家では、夏には畑で収穫したトマトをタライの氷水にきゅうりと共に入れ、キンキンに冷やしたものがおやつです(笑)。旬の野菜、というのは素のままで十分おいしいですよね。●まずは定番! カプレーゼ【材料】・モッツアレラチーズ・トマト・オリーブオイル・バジル・黒コショウ(1)半分に切ったトマトを5mm程度の分厚さにスライスする(2)同様に切ったモッツアレラチーズと交互に皿に並べ、オリーブオイルをかける(3)バジル、黒コショウを散らしてできあがり※オリーブオイルの匂いが苦手な方はサラダ油でも。エクストラバージンではなく、ピュアオリーブオイルを使うと、香りがきつくありません 。●真っ赤なトマトパスタ(2人前)【材料】・トマト……大2個・パスタ……160~200g・ツナ缶……1缶・しそ……4枚ほど・オリーブオイル……大さじ5・にんにく……チューブで2cmほど・コンソメキューブ……1個(細かくして入れる)・砂糖……大さじ1・しょうゆ……大さじ3【調理の手順】(1)フライパンを熱し、オリーブオイルを入れニンニクを香りが出るまで炒める(2)ツナを入れ、角切りにしたトマト、調味料を入れて軽く炒める(3)ボウルに入れ、荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やす(1時間以上)(4)パスタをゆで、ゆであがったら冷水で熱を取る(5)水を切ったパスタを(3)に入れて混ぜる(6)彩りで刻んだしそをのせてできあがり!※パスタを茹でるときにしめじや玉ねぎなどの野菜を入れてもおいしい です。【参考リンク】・トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見 | 京都大学()・朝にトマトを摂ると機能性成分“リコピン”が効率的に吸収されることを確認 | カゴメ株式会社()●ライター/広瀬まお(コピーライター)
2016年07月17日私たちの体のほとんどは、水分でできています。暑い夏は、熱中症対策にもマメな水分補給を心がけたいですよね。どうせ飲むなら、栄養と美容も補給できたら一石二鳥だと思いませんか?そんなワガママを叶えてくれる、夏野菜を使ったデトックスウォーターをご紹介。夏に負けない肌をゲットして!デトックスウォーターとはデトックスウォーターは、フルーツや野菜のもつ水溶性ビタミンや食物繊維などの栄養素が水に溶け出すことで、美容や健康効果が期待できるそう。たとえば水溶性食物繊維で腸が活発になったり、カリウムでむくみがとれてすっきりBODYになったり……。作り方はミネラルウォーターにお好みの果物や野菜を切って入れるだけと楽ちんだから、毎日続けられるはず!野菜やフルーツは、国産無農薬のものを使ってくださいね。もしない場合は、野菜洗浄剤でよく洗う、もしくはボウルにたっぷりと水を入れて小さじ1の重曹を入れて洗う方法もあります。デトックスウォーターは水にそのままの成分が溶け出すので、農薬が溶け出した水を飲まないよう、ここだけは要注意です。みずみずしい美肌&むくみ解消!きゅうり&カルダモンが主役のレシピPhoto by Sayaka Mikami夏野菜の定番・きゅうりはカリウムが豊富なので、むくみやすい女性にぴったり。ビタミンCたっぷりのライムとレモン、消化を助ける効果があるとされるミントを加え、さっぱりとした味わいに仕上げます。カルダモンは、きゅうりの青臭さを少なくするだけでなく、免疫力アップ&アンチエイジング効果も期待できるのだとか。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、消化を促進させるスパイスとして使われているそうです。《材料》ミネラルウォーター・・・1000mlきゅうり・・・1本ライム・・・1/2個レモン・・・1/2個ミントの葉・・・2枝分カルダモン(ホール)・・・1粒《作り方》1.きゅうりは洗ってピーラーで縦にスライス。ライムとレモンも洗い、1.5mmほどうすく輪切りにします。カルダモンはさやから中身を取り出します。2.容器に1と洗ったミントの葉を入れ、ミネラルウォーターを注ぎ、冷蔵庫で最低でも2時間ほど置けば完成!抗酸化パワー抜群!パプリカ&ゴジベリーが主役のレシピPhoto by Sayaka Mikamiパプリカの香りと甘酸っぱいプラムが絶妙にマッチするデトックスウォーターです。美肌野菜の代名詞パプリカは、色によって栄養価がそれぞれ異なります。黄は、シミやソバカスを防いで美白効果のあるビタミンCが豊富で、肌の老化を防いでくれるそう。赤は、抗酸化作用があるカプサイシンという赤い色素の成分が豊富。新陳代謝を活発にする効果や疲労回復効果もあるのだとか。オレンジには、赤と黄の両方の成分が含まれていて、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEなども豊富です。初夏〜夏が旬のプラムは食物繊維もカリウムも豊富なので、すっきりボディを目指している方におすすめの果物。肌にいいビタミンや鉄分も含まれています。疲労回復や風邪の解熱にも効果的だとか。さらにビタミンCを加えるため、イタリアンパセリもプラスしました。このレシピでカギとなるのが、スーパーフードとして人気急上昇中のゴジベリー。”クコの実”と呼ばれることも多いです。ビタミンがバランスよく含まれていて、肌や髪のアンチエイジング効果があるそう。内臓の健康にもよい成分が含まれているため、薬膳料理のデザートにも使われています。中国では3000年以上前から漢方薬としても使われていた、歴史ある薬用果実なんです!《材料》ミネラルウォーター・・・1000ml赤・黄・オレンジパプリカ・・・各1/4個プラム・・・4個イタリアンパセリ・・・1本ゴジベリー(クコの実)・・・小さじ1《作り方》1.パプリカは洗って1.5mmほどうすく輪切りにスライス。輪切りは繊維をたち切るので、香りがたちます。プラムも洗い、くし型切りにカットして種は取り除きます。2.容器に1と洗ったイタリアンパセリの葉とゴジベリーを入れ、水を注ぎ、冷蔵庫で最低2時間ほど置けば完成!美肌&ダイエット!ゴーヤー&チアシードが主役のレシピPhoto by Sayaka Mikamiほろ苦いゴーヤーに、甘いパイナップルとすっきりミントを加えた爽やかなレシピです。主役のゴーヤーは、食物繊維、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウムなどが豊富。なんとビタミンCはトマトの5倍もあるのだとか!しかも消化促進や疲労回復など、夏バテ防止効果もあるそうなので、この時季にぴったり。南の島の野菜ということで、酵素がたっぷりのパイナップルもチョイスしました。食物繊維が豊富で腸内環境を整え、肝臓の働きをよくする効果もあるそうなので、夏バテ防止・二日酔いにもよさそうです。抗酸化作用のあるビタミンCも多く含まれていますよ。スーパーフードとして人気を集めているチアシードには、必須アミノ酸を含むタンパク質や、食物繊維、カルシウム、ビタミン、ミネラルなどが多く、小さじ1入れるだけでもグッと栄養価がアップします。さらに、体内でつくることができないオメガ3脂肪酸も含まれています。脳の活性化、ダイエット、美肌、免疫力アップにもよい効果もあるのだとか。腸内環境を整える効果もあるそうなので、便秘に悩んでいる方はぜひ。今回は、水を含むと10〜14倍に膨らむ”ホワイトチアシード”を使ったため、ふつうのチアシードよりも満腹感が抜群です。《材料》ミネラルウォーター・・・500mlゴーヤー・・・1/4本パイナップル・・・1/4個ミントの葉・・・3枚ホワイトチアシード・・・大さじ1/2《作り方》1.ゴーヤーは洗って1.5mmほどにスライスし、ワタと種を取り除きます。洗ったパイナップルは皮を切り、一口大にカットします。2.容器に1と洗ったミントの葉とホワイトチアシードを入れ、水を注ぎ、冷蔵庫で最低2時間ほど置けば完成!苦みと青臭さが苦手な方は、2時間たったらすぐにゴーヤーだけ取り除いてくださいね。いかがでしたか?暑い夏に、みなさまが快適に美チャージできますように!参考『ハーブ&スパイス辞典』伊藤進吾、シャンカールノグチ/誠文堂新光社(Top画像&レシピ作成:三神さやか)
2016年07月13日独特の粘り気のある「オクラ」は、おいしい夏野菜のひとつ。あのオクラ特有のぬめりは食物繊維の一種で、腸を元気に保ってくれるほか、免疫を強化してくれる効果もあるため、夏バテ防止にもよいとされています。オクラとだし汁をミキサーにかければ、ネバネバ感も楽しいオリジナルの素麺タレが完成。梅干しやミョウガを加えて、さっぱりとどうぞ!オクラのねばり素麺調理時間15分+冷やす時間 1人分336Kcalレシピ制作:フードコーディネーター 増田知子<材料 2人分>オクラ 8本だし汁 500ml<調味料> みりん 大さじ1.5 塩 少々 しょうゆ 大さじ1.5素麺 3束梅干し 2個ミョウガ(粗みじん切り) 2個分白ゴマ 適量<作り方>1、オクラはまな板に並べて分量外の塩を振り、手のひらで転がしながら繊毛を取るようにする(板ずり)。2、たっぷりの熱湯に塩ごと加えてゆで、水に取って粗熱が取れたら水気を拭き取り、ヘタを切り落として長さを3等分に切る。3、だし汁と<調味料>の材料を耐熱ボウルに入れ、電子レンジで1~2分加熱し、塩が溶けたら粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。4、ミキサーに(2)と(3)を入れ、オクラの粒が残っている位までかくはんする。ヒント! かくはんし過ぎるとねばりが強くなるので気を付けてください。5、素麺は表示時間通りにゆでて冷水に放ち、粗熱を取って氷水でしっかり冷やし、ザルに上げて水気をきる。6、器に(5)を入れて(4)を注ぎ、梅干しをのせてミョウガと白ゴマを散らす。コツ・ポイント 電子レンジは600Wを使用しています。素麺以外にも、ひやむぎ、うどん、そばなどの付けダレに。麦飯や白いご飯にとろろのようにかけてもおいしく頂けます!
2016年07月11日普段から、出来るだけ野菜を摂るようにしているけど、なかなか身体に良いものを摂りいれることができない…と思っているあなた!手軽で簡単に野菜を摂りいれることができる“野菜パウダー”が味方になってくれます。野菜パウダーとは出典:みのるONLINEより生野菜を乾燥させて水分で飛ばし、それをパウダーにしたもの。栄養が豊富パウダーにすることで、野菜本来の食物繊維やビタミンなどは豊富なまま、簡単に食事に摂り入れることができます。調理が簡単なのでお母さんの味方毎日献立を考えなければいけない世のお母さんからしてみれば、料理をする際に生ゴミが出ないのも嬉しいですし、野菜嫌いの子供にも勧めることができます。賞味期限が長いパウダーにすることで、本来の野菜よりも賞味期限を延ばすこともできます。いつも野菜を買っても使い切れない、という方も、野菜パウダーなら野菜が傷む心配が不要!野菜パウダーを使用したレシピではここで、野菜パウダーを使ったどんなレシピがあるのか見てみましょう。白米にお寿司を作るとき、すし酢に野菜パウダーを混ぜれば、見た目もお洒落ですね。この写真のように、それぞれ味を変えれば、選ぶ楽しさもあります。出典:cookpadより少量しかオカズを入れられないお弁当にも、栄養のある野菜パウダーをいれることで栄養不足を解消!見た目も鮮やかでいいですね。ケーキやクッキーにダイエット中でもたまには甘い物が食べたくなるもの。そんな時にも野菜パウダーは活躍してくれます。見た目もカラフルでお洒落♪パンに2つの野菜パウダーを加えてみましょう。クオリティの高いマーブル模様のパンも簡単に作れちゃいます。最近流行のちぎりパン。色付けにも活用できますね。スープや牛乳のドリンクに他にも、牛乳やスムージー、スープに混ぜて飲むこともオススメ。夏は冷たいスープにするのもいいですね。出典:cookpadより野菜パウダーで野菜不足を解消!少量で様々なアレンジができる野菜パウダー。栄養不足だと感じている方は、ぜひ普段の食事に摂り入れてみてください。大人だけではなく、離乳食として使うことができるものもあるようなので、子育てママさんにオススメなのはもちろん、一人暮らしでコンビニ食が多いという方、オカズが茶色系に偏ってしまう方などなど、とにかく様々な方にオススメです。野菜を効率よく摂って、身体の内側から美人になりましょう。
2016年07月10日こんにちは!ライターのNANARUKAです。もうすぐ夏本番。夏野菜も出そろい、子どもには夏バテ防止のために「今からできるだけ多くの野菜を摂らせてあげたい」と思っているママさんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、野菜嫌いのお子さんにもおすすめできるミックスジュースをご紹介します。カロテンやビタミンC、Eなどが豊富なチンゲンサイやブロッコリー、ピーマン、免疫力アップが期待できるにんじん、食物繊維たっぷりのさつまいもなどをベースにした野菜嫌いの子どもにも飲みやすいレシピ を集めました。スーパーなどでも手に入りやすい旬の野菜やフルーツを使っているので、ぜひ試してみてください!※以下で紹介する各材料はコップ1杯分、約200ccの分量です。●チンゲンサイ・パイナップル・りんごジュースビタミン、ミネラル豊富 なチンゲンサイをフルーツと組み合わせることで飲みやすく仕上がるドリンク。野菜嫌いのお子さんにぜひ!【材料】・チンゲンサイ……2分の1株・パイナップル(正味)……100g・りんご……2分の1個【作り方】(1)チンゲンサイ、パイナップルは適宜カットする(2)りんごは皮をむいて芯を除き、適宜カットする(3)すべてをジューサーにかける●ブロッコリー・オレンジ・牛乳ドリンクビタミンとタンパク質 の組み合わせで栄養バランスに優れた1杯。こちらも野菜嫌いのお子さんにおすすめです。【材料】・ブロッコリー……3房・みかん……1個・牛乳……3分の2カップ・はちみつ……大さじ1【作り方】(1)みかんは皮をむき、適宜カットする(2)(1)とブロッコリーをジューサーにかける(3)(2)に牛乳とはちみつを加えて混ぜ合わせる●にんじん・オレンジ・りんごジュースにんじんの臭みをフルーツで解消した子どもにも飲みやすい1杯。風邪予防にも効果アリ !【材料】・にんじん……2分の1本・オレンジ……2分の1個・りんご……2分の1個【作り方】(1)にんじんは皮をむき、適宜カットする(2)オレンジは皮をむいて種を除き、適宜カットする(3)りんごは皮をむいて芯を除き、適宜カットする(4)すべてをジューサーにかける●ほうれん草・さつまいも・牛乳ドリンク鉄、ビタミンC、ビタミンB群、食物繊維、カルシウムも取れて栄養バランス抜群 !おやつにも最適な1杯。【材料】・ほうれん草……4分の1株・さつまいも……30g・牛乳……2分の1カップ・はちみつ……小さじ1【作り方】(1)ほうれん草は根元を除いてサッとゆで、2cmの長さにカットする(2)さつまいもは洗ってラップに包み、電子レンジで1分ほど加熱し、2cm角にカットする(3)すべてをミキサーにかける●ピーマン・キウイ・牛乳ドリンク子どもの苦手野菜代表のピーマンもこれなら大丈夫!青臭さを消してくれる魔法の組み合わせです。【材料】・ピーマン……1個・キウイ……1個・牛乳……3分の2カップ・はちみつ……大さじ1【作り方】(1)ピーマンはヘタと種を除き、適宜カットする(2)キウイは皮をむき、適宜カットする(3)(1)と(2)をジューサーにかける(4)(3)に牛乳、はちみつを加えて混ぜ合わせる●アボカド・バナナ・牛乳ドリンクビタミン、ミネラル豊富なアボカドに糖質とタンパク質をプラス した、朝食にもなる1杯。【材料】・アボカド……3分の1個・バナナ……2分の1本・牛乳……3分の2カップ・レモン汁……小さじ1・はちみつ……小さじ1【作り方】(1)アボカドは皮と種を除き、2cm角にカットする(2)バナナは皮をむき、2cm幅の輪切りにする(3)すべてをミキサーにかける----------試してみたいドリンクはありましたか?手に入りにくいフルーツは100%ジュースで代用したり、子どもの好みに合わせて割合を変えてもOK。オリジナルの組み合わせで新しいおいしさを発見するのも楽しいでしょう。ここに紹介したレシピは、食欲が減退しがちなこれからの季節、頑張るママさんたちの栄養補給にも適しています。ぜひ、親子でお気に入りの1杯を見つけてみてください。【参考文献】・『果物・野菜ですぐできる! おうちで生ジュース-フレッシュ304レシピ』川野妙子・著●ライター/NANARUKA(フリーライター)
2016年07月09日いつの頃からか夏の風物詩的レシピとしておなじみになった山形県の郷土料理「だし」。今ではスーパーで調理済みのものが売られていたりもしますが、ありあわせの材料で簡単に作れるものなので、家庭で、お好みの味にアレンジしながら作ってみましょう。今回ご紹介する「だし」は、わりあいとさっぱりめ。本場山形では、オクラ以外に昆布や納豆昆布、めかぶなどを入れ、粘り気たっぷりに作ることも多いので、ネバネバ派の方はぜひそちらにもチャレンジを!冷奴のほか、温かいご飯にかけたり、素麺などのつけダレに加えても◎な、万能おかずです。山形のだしのせ冷奴調理時間10分+漬ける時間レシピ制作:フードコーディネーター 山下 和美<材料 作りやすい量>ナス 1本キュウリ 1本オクラ 4本ミョウガ 1個大葉 5枚ショウガ 1/2片薄口しょうゆ 大さじ2顆粒だしの素 小さじ1豆腐 1/2丁<下準備>・ナスはヘタを切り落とし、5mm角に切る。水にさらしてザルに上げ、水気をきる。・キュウリは端を切り落とし、5mm角に切る。・オクラは分量外の塩で板ずりし、熱湯でサッとゆでる。色が鮮やかになったら水に取り、粗熱が取れたら水気をきる。ヘタを切り落として長さ2~3mmの輪切りにする。・ミョウガは粗みじん切りにする。・大葉は軸を切り落として細切りにし、水に放って水気を絞る。・ショウガは皮をむいてせん切りにする。<作り方>1、ボウルに薄口しょうゆ、顆粒だしの素を入れて混ぜ溶かし、ナス、キュウリ、オクラ、ミョウガ、大葉、ショウガを加えて混ぜ合わせる。2、冷蔵庫で1時間ほど冷やし、器に盛った豆腐にお好みの量をのせる。密閉容器に入れて、冷蔵庫で2~3日保存可能です。一度にたっぷり多めに作っておいてもよいですね!
2016年07月09日夏には欠かせないカレー味。いつもの具材とルウで作るカレーに飽きたら、ルウを使わずスパイスだけでさっぱりと「食べるスープ」はいかがでしょう?合わせるのは、鶏肉とミックスビーンズ、そしてココナッツミルク。ココナッツとスパイスの風味が、骨付き肉と豆から出るダシにマッチして、コクのあるスープに。スープカレーなら食欲のない日にもさらさらっと食べられるので、軽めの夕食にも。鶏肉と豆のココナッツカレースープ調理時間25分レシピ制作: E・レシピ<材料 2~3人分>鶏手羽元 4本玉ネギ 1/2個ズッキーニ 1/2本ミックスビーンズ(缶) 1/2~1缶(1缶110g入り)<スープ> ココナッツミルク 200ml 水 150ml塩 少々カレー粉 大さじ1ターメリック 小さじ1サラダ油 小さじ2チリパウダー 少々<下準備>・鶏手羽元は、身の部分の骨と骨の間に切り込みを入れる。・玉ネギは1cm角に切る。・ズッキーニは乱切りにする。<作り方>1、鍋にサラダ油を熱して鶏手羽元を入れ、脂が出てきたら玉ネギとズッキーニを加える。2、しんなりしたら<スープ>の材料を加えて強火にし、煮たったらミックスビーンズを加える。3、再び煮たったら塩、カレー粉、ターメリックを加え、1~2分煮る。器に注ぎ、チリパウダーを振る。タンパク質、炭水化物、食物繊維などの栄養が豊富な豆類。手軽に使える缶入りやパック詰めのミックスビーンズでも栄養分はそのまま。常備してどんどん取り入れるようにしましょう。豆類は腹持ちし、しっかり野菜も摂れるので、朝食メニューとしてもおすすめです。
2016年07月04日野菜を知り尽くしたレストラン東京都練馬区にある、日本野菜ソムリエ協会認定レストラン「野菜ソムリエの店Legume」は新メニューとして「1日の半分の野菜を取れるコールドプレスジュース」を発売すると発表した。低速回転で野菜や果物を絞って作るコールドプレスジュースは、じっくりと材料をすりつぶすために熱がおきにくく、栄養素の破壊を最小限に抑えることができる。素材そのものの酵素や栄養素を摂取できるとして流行のドリンクだ。旬の野菜をおいしく味わうこの話題のコールドプレスジュースを、野菜ソムリエでフードコーディネータである同店のオーナーが新メニューとして開発。季節ごとに栄養価の高い旬の野菜を使用し、口当たりの良い味わいでおいしさも追求。野菜が得意でない人にも飲みやすい1杯を作り出した。野菜のプロが作るこだわりのドリンクは税抜680円。グラス4杯分のお持ち帰りメニューも、税抜1,380円で注文できる。コールドプレスジュースはスムージーなどと違い調理に時間がかかるため、事前予約のみでの提供となるのでご注意を。(画像はプレスリリースより)【参考】※野菜ソムリエの店Legumeプレスリリース※野菜ソムリエの店Legume
2016年06月28日夏野菜が続々と出回るようになってきました。トマトにパプリカなど太陽を浴びて育ったカラフルな野菜からは、見た目にも元気をもらえます。そんな夏野菜のパワーを、手軽に余すところなくいただけるラタトゥイユ。通常は鍋で煮込みますが、素材と調味料をあえてレンジにかけるこのレシピなら、あっという間に作れて忙しい夜の副菜にもぴったり。冷蔵庫で2~3日は日持ちがするので、たっぷり作って、翌日以降の味が染み込んだ状態も楽しみましょう!レンジでラタトゥイユ調理時間 15分 1人分113 Kcalレシピ制作:家庭料理研究家 近藤 瞳<材料 2人分>サヤインゲン 4本赤パプリカ 1個玉ネギ 1/4個プチトマト 8個ナス 1本オリーブ油 小さじ1<調味料> ケチャップ 大さじ1.5 砂糖 小さじ1 ハーブソルト 小さじ1/2 コショウ 少々<作り方>1、サヤインゲンは軸を切り落として長さ2cmに切る。赤パプリカはヘタと種を除き、2cm角に切る。2、玉ネギは2cm角に切る。プチトマト、ナスはヘタを除き、2cm角に切る。3、耐熱容器に、(1)、(2)、オリーブ油を入れて全体を混ぜる。<調味料>の材料を加えて、均一に混ぜる。4、電子レンジで4分加熱して、一旦全体を混ぜ合わせる。再び4分加熱して全体を混ぜ合わせ、器に盛る。作りたても美味しいですが、冷蔵庫で冷やした状態でも美味しくいただけます。お弁当のおかずや、冷製パスタやそうめんのトッピングにもオススメです!
2016年06月15日暑くなってくると、おいしさを増してくるのが、夏野菜の代表格・ナス。ぷりっぷりのみずみずしいナスと、相性のよいベーコンを重ねて、チーズをトッピング。そのままオーブンで焼けば、子供からお年寄りまで大好きな夏味のグラタンができあがり!熱が加わりとろっと溶けたナスの甘味と、カリカリベーコンの旨味がベストマッチ。このままで副菜として、また具材を増やせばメインのおかずとしても満足のいくひと品に。ナスとベーコンの重ね焼き調理時間 15分 213 Kcal<材料 2人分>ナス 2本塩コショウ 少々オリーブ油 大さじ1ベーコン 3枚ピザ用ソース(市販品) 大さじ3~4ピザ用チーズ 30~40gドライパセリ 適量<下準備>・ナスはヘタを切り落とし、幅5mmの斜め切りにし、塩コショウ、オリーブ油をからめる。・ベーコンは幅4cmに切る。・オーブンを220℃に予熱しておく。<作り方>1、耐熱容器にナスの半量を重ならないように並べ、ベーコンも同様に重ねる。さらに残りのナスを重ね、ピザソースをかけて220℃に予熱しておいたオーブンで6~7分焼く。2、ピザ用チーズをのせてオーブンに入れ、チーズが溶けるまで焼き、ドライパセリを振る。コツ・ポイント ・ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより、温度差や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。ピーマンやパプリカ、缶詰のコーンを加えれば、色味も華やかに。しめじなどキノコともよく合います。
2016年06月09日ヘルシーな野菜好きの女性たちの間では、プチ野菜づくりがブーム。庭でガーデニングもいいけれど、都会暮らしなら、キッチンや室内でも十分楽しめるカップ野菜もおススメ。とくに夏に向けて今は、ベビーリーフなどの種まきにもちょうどいい季節。カップのアレンジも、子供の絵を描いたり、シールを貼ったり、いろいろ工夫すれば子供と一緒に野菜の成長を楽しむ食育にもなります。さっそく身近なカップを使って挑戦してみました。プチ野菜のつくりかたまず、用意するのはこちらの材料。<材料>1)適当な大きさのカップ2)カップの蓋またはサランラップ3)穴あけ用のキリやハサミ(眉カットバサミもおススメ)4)スコップ5)土6)野菜の種 1)のカップは、中型サイズの紙コップやペットボトルなど、身近なものをリサイクルして使ってもいいでしょう。今回はカフェラテ用カップをリサイクルして使ってみました。なぜかというとコーヒー用のリサイクルカップは、蓋つきなので便利。種まき後の保湿効果を保つのに蓋が役立ちます。通常の紙コップの場合は、ラップで蓋をしてもいいですね。 <作り方>1. まず、紙コップの底に小さな穴を開けます。水を通す程度の小さな穴でOK。2. カップの底に粗めの土を入れ、その上に栽培用の土を盛ります。3. 底の穴から水が出るくらい、十分に土を湿らせます。4. 種をまきます。ひとつまみ程度を密集しないようにパラパラ土にふりかけます。5. 種の上に土をかけ、水をやります。種が動かないように、霧吹きなどで湿らせましょう。6. 土の表面が乾燥しないよう、蓋をかぶせるか、ラップでカップの口を覆います。7. 土の表面が乾燥したら水やり。発芽したら蓋を外して日当たりのよい場所に置きます。8. 葉っぱが育ってきたら、密集し過ぎないよう、間引きしてやります。9. 野菜の種類によって、25日~1カ月程度で収穫! いただきます!カップ野菜に適しているのは、室内でも育つ丈夫な品種。ベビーリーフなどは園芸店でもキッチン栽培用の種があるなど人気です。またお茶にしたらおいしいミントも丈夫な品種だそうです。ラディッシュなどの根菜類は、見た目はかわいいですが、カップの容量が小さいためおススメできません。カップ野菜で注意すべきは、種まきのあと、土を乾燥させないこと。これによって発芽率も変わってくるようです。ですから最初は蓋をしたり、ラップでふさいだりして、保湿に注意することが大切です。また、子供と一緒に野菜の成長を楽しみたいなら、紙コップに絵を描いたり、シールを貼ったりして、オリジナルのカップ野菜アレンジを楽しみましょう。普段、食卓で口にしている野菜が、どんなふうに育っていくのか、子供と一緒に観察することで、食育にもなります。「親子でつくる野菜CUPカフェ」開催!横浜で6月1、2日に開かれる開港祭では、「エコキッズランド」と題した環境教育のテーマランドで、子どもと一緒にカップ野菜づくりを楽しむワークショップも開催されます。「普段何気なく食べている野菜も、種や、芽が出る様子を観察しながら育てることで、愛着がわいて、子供たちももっと野菜好きになるはず。会場では、野菜クイズや、漫才コンビ“世界事情”のエコ漫才レポートなども楽しめます。ぜひ一緒に、カップ野菜づくりを楽しみませんか?」そう語るのは、主催である一般社団法人スマート・ウィメンズ・コミュニティの東みちよさん。開港祭の会場ではグルメ屋台や、コンサート、花火などお祭り気分を盛り上げるプログラムもいろいろ。週末のおでかけ予定に加えてみてはいかがでしょう。「親子でつくる野菜CUPカフェ」日時:2016年6月1日、2日 10:00~17:00場所:臨港パーク内「エコキッズランド」 神奈川県横浜市西区, 西区みなとみらい1丁目1−1主催:たねまるしぇ(一般社団法人スマート・ウィメンズ・コミュニティ)横浜開港祭2016 主催:横浜開港祭協議会(横浜市、横浜商工会議所、(公財)横浜観光コンベンション・ビューロー、(一社)横浜青年会議所)
2016年05月30日野菜1種類だけでも見た目よし、味よしのパスタがつくれるのをご存知ですか?アボカドだけでつくるパスタはもはや定番ですが、彩りがさわやかで夏らしい印象のパプリカだけでも、とても美味しくできるんです。材料が少ないから下準備がとても楽で、残業後でもつくりやすく、知っていると重宝しますよ。さっそくつくってみましょう!パプリカのぺペロンチーノ風Photo by Otonaka Saraじっくり炒めたパプリカは甘くてうまみがたっぷりで、パスタに絡んでとても美味しくいただけますよ。【材料】パプリカ・・・1個パスタ・・・100gにんにくチューブ・・・小さじ1/2オリーブオイル・・・大さじ1コンソメスープの素(顆粒タイプ)・・・大さじ1塩・・・少々黒胡椒・・・少々【作り方】1.鍋に1リットルの水と大さじ1の塩(共に分量外)を入れて、パスタを茹でるお湯を沸かします。Photo by Otonaka Sara2.パプリカの3/4個をみじん切りに、残りを薄切りにします。お湯が沸いたらパスタを表示時間より2分短く茹で始めます。パプリカはみじん切りと薄切りにすることで、火が通りやすくなり時短につながるだけでなく、パスタに絡みやすくなりますよ!また、2つの形にカットすることで食感が豊かになり、手抜き感がなくなるのもポイントです。3.フライパンにオリーブオイル、にんにくチューブを入れて弱火にかけ、香りが立ってきたらみじん切りにしたパプリカ、塩・黒胡椒を加えて弱めの中火で炒めます。水分が出てくるので、水分を飛ばしながら炒めて。4.3のパプリカの水分が飛んだところで薄切りにしたパプリカ、コンソメスープの素を加えて全体がしんなりするまでさらに炒めます。5.2分短めに茹でたパスタを4に入れて、茹で汁大さじ2を加えて全体に味が絡むように素早く混ぜながら炒め、皿に盛り黒胡椒をかけます。プラスアルファでもっとおいしく!食べる際に鰹節を少々加えると、一気に和風の味に!辛いのがお好きな方は、鷹の爪を1つ輪切りにして一緒に炒めれば、ピリッとした辛さで味にメリハリが出ておいしいですよ。食材はパプリカ1個だけなのに明るい色味が華やかで、手抜き感がないのもうれしいですよね。ぜひお試しください!(トップ画像・レシピ制作:Otonaka Sara)
2016年05月28日スーパーで野菜を買ってきたら、とりあえずそのまま冷蔵庫に入れたりしていませんか? 冷やすのは植物の成長を遅らせ、傷みにくくするためですが、中には室温の方がむしろ長持ちする野菜もあります。それぞれに合う保存法のポイントは、「出身地」と「成長」と「組み合わせ」。植物にも、暑がりや寒がりがあるのです。■南国出身寒がり野菜は、冷蔵庫が苦手野菜は、出身地の環境に合わせて保存するのが基本です。熱帯、亜熱帯出身のナスやサトイモ、カボチャ、キュウリ、ジャガイモは暖かさに慣れた、いわば寒がり野菜。冬場の冷蔵庫は苦手です。夏の暑い時期は野菜室に、涼しい季節になったら風通しのいい冷暗所に置きましょう。同じ南国出身でも、ゴーヤやズッキーニは収穫後、水分が抜けやすいのでラップやポリ袋でくるみ野菜室に入れます。逆に、大根や白菜、長ネギは寒さに比較的強い暑がり野菜です。大根を日当たりの良いところに置いておくと、すぐにしなびてしまいますね。また、育ち方も参考になります。長ネギやほうれん草、ブロッコリー、白菜など縦に育つ野菜は、縦置き保存が原則です。寝かせて置くと、縦に成長しようと余分なエネルギーを使うため、傷みやすくなるといわれます。■収穫後も、呼吸と成長を続ける収穫しても呼吸、成長(≒老化)を続ける野菜たち。成長を止めることが、鮮度を保つことにつながります。大根や人参は、茎と根の栄養をもとに葉が成長しますから、買ってきたらすぐ葉の部分を切り分けましょう。白菜やキャベツ、レタスは、芯に成長点があるので、爪楊枝を2、3本刺しこんでおくと成長を妨げ、傷みにくくなります。逆に、そのまま追熟させる野菜もあります。青みのあるトマトは、室温に置いておくと甘味が増しますし、サツマイモやカボチャも収穫後、でんぷんが糖に変わるまで数週間待った方がおいしくなります。野菜のみずみずしさを保つためには、水分を逃がさないことも大切です。アスパラガスや、水菜、小松菜などの葉物野菜は水で湿らせたキッチンペーパーでくるんでから野菜室に縦置きしましょう。■組み合わせを利用して、保存する植物が成長するときに出すエチレンガスは、発芽を妨げることが知られています。ジャガイモの箱に、エチレンガスを豊富に出すリンゴを一緒に入れておくと、ジャガイモの発芽を防ぐのです。ちなみに、人参の箱にリンゴを一緒に入れておくと、人参の苦みが増してしまうといいます。■カットした野菜は、冷やして冷蔵庫へカットした野菜は、種類にかかわらず、切り口にラップをして冷蔵庫に入れましょう。その際、カボチャは中の種とワタを取ること、ピーマンもヘタの部分から傷んでくるので、種とヘタを取ります。保存法に迷ったときはやはり野菜室が便利ですが、重いものを上から重ねないように気を付けましょう。野菜が生き物であることを意識して、苦しくならないように整理するのが大切です。
2016年05月08日抗酸化作用があるリコピンをたっぷり含んだ真っ赤なトマト。美容や健康に気をつかう女性は、積極的に献立に取りいれたい食材です。そこでおすすめなのが、「トマトのホイル焼き」。半分に切ったトマトにチーズやベーコンを乗せて焼くだけで、とろ~りとろける絶品料理に。夕飯のおかずとしてはもちろん、即席でできるおつまみや、BBQでのオシャレな前菜としてなど、いろんな場面で活躍すること間違いなしのレシピです。トマトのホイル焼き調理時間 15分 1人分193 Kcalレシピ制作: E・レシピ<材料 2人分>トマト(大) 1個 塩コショウ 少々ベーコン 2枚スライスチーズ(溶けるタイプ) 2枚ドライパセリ 適量クラッカー 適量<下準備>・トマトのヘタをくり抜き、横半分に切る。・ベーコンは細切りにする。・スライスチーズは半分に切る。<作り方>1、アルミホイルにトマトをおき、塩コショウを振ってベーコン、スライスチーズをのせる。さらにドライパセリを振り、アルミホイルでふんわり包み込む。2、トースターで10~15分焼き、ホイルを開けてさらにチーズに焼き色がつくまで焼く。器にのせ、クラッカーを添える。トッピングのベーコンがなければハムやツナでもおいしくできます。お好きな具材を乗せてオリジナルのレシピを探求してみるのもいいですね。
2016年04月21日野菜を育てたことはありますか? スーパーや八百屋で買うだけでなく、自分で育てて食べてみるのも楽しいものですよ。そこで、初心者のあなたにでも手軽に栽培できる野菜を紹介します。■サラダにも使える「バジル」香りがよくてピザやパスタ、サラダなどに大活躍のバジル。種まきの時期は4月から6月頃までが適しています。日光を好むので、プランターや育苗ポットは日当たりのよい場所を確保してあげましょう。発芽して本葉が出てくるまでは土が乾かないように水をたっぷりあげます。他の野菜と比べて虫がつくことは少ないですし、生命力が強く、水やりさえ忘れなければよく育ちます。■しっかりとした味の「ミニトマト」手軽に実ものが収穫できる人気野菜なのがミニトマト。育てるには深型のプランターを使いましょう。ミニトマトは根を深く広く伸ばすため、小さめのプランターではすぐに窮屈になってしまうからです。また、ミニトマトは大きく上に伸びていくため、茎を支える支柱が必要です。園芸ショップやホームセンターなどで売っている、朝顔用の支柱を使いましょう。支柱の輪に茎を巻きつけながら伸ばしてあげることで、ベランダのような狭いスペースでもよく伸び、たくさんの実を収穫することができます。茎がある程度伸びてきたら、茎と支柱をつなぎ止めるために麻ひもでくくってあげましょう。■すぐに育てるなら「ベビーリーフ」品種にもよりますが、どんなシーズンでも栽培ができるのがベビーリーフです。栽培する期間も短いので、「野菜をなるべくすぐに育てて食べてみたい」という人におすすめです。種まきをする際は「ばらまき」という方法を取ります。これは、たっぷりと水やりをしてある土の上にまんべんなく種をばらまくというものです。偏りが発生すると芽が混み合ってしまうので、土の上に均等に広がるように調整してあげましょう。種まきができたら、表面にぱらぱらと土をかぶせます。発芽から30日もすれば大きくなるので、収穫してサラダとして食べるのがおすすめです。■繰り返し収穫できる「万能ネギ」焼きもの、炒めもの、あえものなど、どんな料理に入れてもよいアクセントになってくれるのが万能ネギです。発芽率が高いので、プランターや育苗ポットに種をまいて、薄く土をかけるだけで育ってくれます。葉が伸びてきたら根元から数cmを残し、上部をカットして収穫しましょう。カットした部分から再び葉が伸びてくるので、収穫を繰り返すことができます。あなた自身で育てた野菜は、おいしさもひとしお。園芸は趣味としても楽しいので、ぜひ自宅のベランダで野菜を育ててみてはいかがですか?
2016年04月15日「子どもが野菜を食べてくれない」と悩むママは少なくありません。どうすれば野菜嫌いを克服することができるのでしょうか。「キッズ野菜ソムリエ育成プロジェクト」認定講師で野菜ソムリエの香月りささんに、子どもの野菜嫌いの原因と対策を聞きました。どうして子どもは野菜が嫌いなの?香月さんによると、「子どもの野菜嫌いにはちゃんと理由がある」とのことです。「味覚の基本は甘味、塩味、旨味、酸味、苦味の五味ですが、赤ちゃんは生まれて初めて口にする母乳の甘味を<エネルギー源>と認識します。離乳食が始まってから覚える塩味は、体液のバランスを取るミネラルで体に必要なものと認識。だしの旨味は体に不可欠なアミノ酸の味です。ところが、野菜に含まれるクエン酸=酸味は、味覚が未発達の子どもは本能的に腐敗の味と認識、苦みも毒の味と認識してしまいます」なるほど、乳幼児は本能的に野菜を苦手だと感じるのですね。ただし、野菜をおいしいと感じる経験を積むにつれて、あるいは成長期の体が欲することにより、小学校高学年頃には自然に野菜を食べられるようになることが多いそうです。また、味そのものではなく、実は食感が嫌いだったということも珍しくないそうですよ。意外に大事な野菜の切り方香月さんは「食卓に出して食べてもらえなかったら、まずは切り方を変えてみてください」と言います。切り方を変えるだけで食べてくれることも珍しくないそうです。ママたちがやりがちなのが、細かく切って何かに混ぜ込んでごまかすこと。でも、「それだけはやめてくださいね。親子の信頼関係がくずれるだけで根本的な解決にはなりません」と香月さん。「むしろ、大きな状態でドンと出す方が良い場合もあります。たとえば千切りキャベツ。食感が苦手な子が多いので、葉っぱを渡して自分でちぎって食べると食べやすくなる子もいます。また、トマトは串切りにするとゼリー状の種の部分の食感が嫌われやすいので、いちょう切りがおすすめです」子どもを野菜好きにする5つの方法香月さんに、子どもが野菜に親しみを持ち好きになる方法を紹介してもらいました。(1)食べ比べをさせる:色も形もバラエティ豊かなミニトマトがおススメ。(2)家庭菜園で一緒に育てる:ピーマンは比較的成功しやすいです。(3)一緒に買い物をして野菜を選ばせる:たとえばニンジンは軸の太さに個体差があり、軸が細いものは甘みがあります。ピーマンのヘタも五角形と六角形があり、六角形の方が苦みは少なく食べやすいです。スーパーで、「おいしいのを選んでね」とお願いすると子どもは喜びます。(4)お手伝いをさせる:皮をむいてもらう、型抜きをさせるなど、少しでもお手伝いをすると子どもは素材への親しみを持ちます。(5)楽しく食べる:子どもが残した野菜を、親が怒りながら食べるのはダメ。ときには、「おいしいからママがもらうね!」といった演出も必要です。食育の基本は家庭、たまにはプロにゆだねても食育は毎日の家庭での心がけが大事なのですね。とはいえ、現代の親は忙しいので外部の食育プログラムの需要も高まっているそうです。日本野菜ソムリエ協会でも、子どもたちが楽しみながら野菜や果物について学び、同年代の子どもたちに伝える<キッズ野菜ソムリエ>の育成を行っています。こうしたプログラムを利用したり、同年代の子と楽しめるキッズ料理教室などに参加させたりすることで、子どもが野菜に興味を持ってくれるといいですね。最近、料理教室は男の子にも人気だそうです。香月さんの話を聞き、「子どもの野菜嫌いには理由がある」ということがわかりました。そう思うと、「とにかく野菜を食べさせなくては!」というプレッシャーから解放されて、気持ちが少し楽になりますね。生きることに直結する食のこと、親子で楽しく関わっていきたいと思いました。香月りささんブログ取材協力:日本野菜ソムリエ協会キッズ野菜ソムリエ育成プロジェクト<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年04月14日